諸国民のリヴァイアサン_

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11.07.2024 Views

身拴 の 行 為 によっては、そのとがを 減匬 じることも 罰脖 を 避 けることもできないと 教卝 えた。 神卡 に 対 する 悔繛 い 改匳 めと、キリストに 対 する 信勼 仰纝 以匆 外勭 に、 罪 人 を 救 うことができるものはない。 キリストの 恵 みを 買挍 うことはできない。それは、 無叄 償 で 与拜 えられる 賜 物匵 である。 彼 は 人 々 に、 免僧 罪 符绍 を 買挍 ったりしないで、 十厝 字捐 架繳 につけられた 贖 い 主勢 を 信勼 仰纝 をもって 見 つめること を 勧僊 めた。 彼 は、 自 分 が 難挚 行 や 苦 行 によって 救 いを 得千 ようとしたが 得千 られなかった 苦 い 経 験挧 を 語指 り、 自 分 を 見 ないでキリストを 信勼 じることによって 平匊 和匄 と 喜 びを 得千 たことを、 聴傏 衆 にはっ きり 述掃 べたのである。 テッツェルが 売匉 買挍 と 不勘 敬肭 慶兒 な 主勢 張挗 を 続勸 けたので、ルターはこのは なはだしい 悪捰 弊晅 に 対 して、もっと 効捓 果卵 的 な 抗 議 をする 決 心升 をした。まもなく、その 機務 会 が やって 来勵 た。ウィッテンベルクの 城拝 教卝 会 には 多匭 くの 遺 物匵 があって、 祝腛 祭脫 日 には 一 般 に 公勗 開 され、その 時 に 教卝 会 に 出 席 して 告卪 白换 をする 者 はみな、 罪 が 完 全 に 赦费 されるのであった。そ のようなわけで、そういう 祝腛 祭脫 日 には、 人 々がたくさん 集厦 まってきた。 祝腛 祭脫 日 のうちで 最勞 も 重匤 要勥 なものの 1 つで、 力 型捗 節儊 というのが 近卐 づついていた。その 前 日 、ルターは、すでに 教卝 会 へと 進勺 んで 行 く 群儈 衆 に 加匎 わって、 免僧 罪 符绍 の 教卝 義拣 に 反卬 対 する 95 か 条厬 の 提卖 題匑 を 書危 いた 紙 を 扉晲 にはった。 彼 は、この 提卖 題匑 に 反卬 対 するすべての 人 に 対 して、 翌背 日 大 学 において 喜 んで 答掬 弁 することを 宣傪 言匟 した。 彼 の 提卖 題匑 は 広南 く 一 般 の 注挅 目 をひいた。 人 々はそれを 何挬 度 も 読傊 み、 各厰 方 面卥 に 伝捱 えた。 大 学 や 町 全 体 に、 大 きな 興掰 奮绝 が 起招 こった。これらの 論厱 題匑 は、 罪 を 赦费 し、その 罰脖 を 免僧 除揄 する 力 が、 法 王掣 にも 他 のどんな 人 にも 与拜 えられていないことを 爪 していた。そうしたたくらみ 全 体 が、もともとまやかしごと—— 人 々の 迷偧 信勼 に 乗拳 じて 金 を 巻僲 き 上 げるための 策北 略傎 ——であ って、その 偽兖 りの 主勢 張挗 に 信勼 頼 するすべての 名匷 を 滅脛 ぼそうとするサタンの 計匧 略傎 であった。 論厱 題匑 はまた、キリストの 福厹 音 は 教卝 会 の 最勞 も 価卒 値捛 のある 宝肮 であること、そしてそこにあらわさ れた 神卡 の 恵 みは、 悔繛 い 改匳 めと 信勼 仰纝 とによって 求卍 めるすべての 者 に、 惜斶 しみなくうえられる ものであることを 明 示単 していた。 ルターの 論厱 題匑 は 討挎 論厱 を 呼 びかけた。しかしだれもその 挑儘 戦勛 に 応厸 じなかった。 彼 が 提卖 出 した 問勬 題匑 は、 数包 口卶 のうちにドイツ 全 国 に 広南 まり、 数包 週 間 のうちには 全 キリスト 教卝 国 に 伝捱 え られた。 教卝 会 内 で 一 般 に 行 われていた 罪 悪捰 を 見 て、それを 嘆昍 いていたが、その 進勺 行 をどう やって 止厙 めるかを 知半 らなかった 多匭 くのローマ 教卝 徒傣 たちは、 論厱 題匑 を 読傊 んて 非 常拤 に 喜 び、そこ に 神卡 の 声拨 を 認卉 めた。 彼 らは、 法 王掣 庁厘 から 発 する 堕秐 落叉 の 潮脞 流及 を 阻縝 止厙 するために、 神卡 が 恵 み 深捫 いみ 手 をのべられたと 感厤 じた。 諸 侯 や 長 官厑 たちも、 自 己偻 の 決 定 に 対 しては 他 のだれの 訴挰 え をも 入 れないような 尊胛 大 な 権勻 力 が 阻縝 止厙 されることを、ひそかに 喜 んだ。 ところが、 罪 を 愛 する 迷偧 信勼 的 な 群儈 衆 は、 彼 らの 恐傁 怖繍 を 和匄 らげていた 詭 弁 が 一 掃线 されて 戦勛 標 した。 悪捰 賢繞 い 聖脩 職厯 者 たちは、 犯 罪 を 是肔 認卉 する 彼 らの 仕捸 事 が 妨绋 害县 され、 彼 らの 利匏 益捍 が 危捦 険叁 にひんしたのを 見 て、 大 いに 怒腹 り、その 欺繏 瞞 を 擁繗 護厽 するために 立 ち 上 がった。 改匳 革挙 者 は 82

手 きびしい 告卪 発 にあった。ある 者 たちは、ルターが 軽 率厾 に 衝胓 動 的 な 行 動 を 起招 こしたと 言匟 っ て 非 難挚 した。 他 の 者 たちは、 彼 を 借 越掳 であると 非 難挚 し、 彼 は 神卡 に 導拗 かれているのではなく て、 高 慢纁 とでしゃばりから 行 動 したと 言匟 った。ルターは 答掬 えて 言匟 った。「だ れでも、 新 しい 急双 見 を 発 表勖 する 時 には、いかにも 高 慢纁 に 見 え、 論厱 争拫 をひき 起招 こすかのように 非 難挚 され るのを 知半 らない 人 があろうか。……なぜ、キリストとすべての 殉程 教卝 者 たちは 殺掮 されたのか? それは、 彼 らが、その 時 代 の 知半 恵 を 高 慢纁 にも 軽 べつするように 見 え、まず 昔繕 からの 神卡 託 を 謙旎 そんに 聞挈 くことをせずに、 自 分 たちの 新 しい 説拿 を 主勢 張挗 したからであろ。」 また、 彼 は、 面卥 った。「わたしのすろことは、 人 間 の 思卩 慮傼 分 別厌 ではなくて、 神卡 の 勧僊 告卪 に 基匼 づいて 行 われる。この 働掴 きが 神卡 のものであれば、だれがそれを 止厙 め 得千 ようか。もしそ れが 神卡 のものでないならば、だれがそれを 押 し 進勺 め 得千 ようか。わたしの 意勪 志 、 彼 らの 意勪 志 、 われわれの 意勪 志 ではない。 天拦 にいます、 聖脩 なる 父 よ、それは、あなたの 意勪 志 でありま す。」 13 ルターは 聖脩 霊绳 に 動 かされて 彼 の 働掴 きを 開 始卿 したのであったが、それを 推掙 進勺 するために は 激 しく 闘 わなければならなかった。 敵育 の 非 難挚 、 彼 の 目 的 に 対 する 誤儶 解卆 、 彼 の 品厍 性勯 や 動 機務 に 対 する 正匁 で 悪捰 意勪 に 満掫 ちた 非 難挚 などが、 洪斬 水匍 のように 彼 を 襲脁 い、 彼 はそれに 悩肘 まされ た。 彼 は、 教卝 会 においても 学 校厛 においても、 人 々の 指匦 導拗 者 たちは 喜 んで 彼 と 一 致 して 改匳 革挙 のために 努 力 するものと 確卾 信勼 していた。 高 い 地 位匱 の 人 々から 受匃 けた 激 励繭 の 言匟 葉挺 が、 彼 に 喜 びと 希傩 望捬 を 与拜 えた。すでに 彼 は、 教卝 会 の 輝脮 かしい 夜 明 けを 予匨 見 していたのである。それ だのに、 激 励繭 は 非 難挚 と 有卻 罪 の 宣傪 告卪 に 変厭 わった。 教卝 会 と 国 家匝 の 両厥 方 の 高 官厑 たちの 多匭 くは、 彼 の 主勢 張挗 の 真卢 実 であることを 確卾 信勼 したけれども、これらの 真卢 理 を 受匃 け 入 れるならば 大 変厭 化 が 起招 こることに、すぐに 気勴 づいたのである。 人 々を 啓繡 蒙稢 し 改匳 革挙 することは、 事 実 上 、ローマ の 権勻 力 をくつがえすことであって、その 金 庫 に 流及 れ 込匸 んでいる 幾继 千収 の 流及 れを 止厙 め、 法 王掣 制勧 の 指匦 者 たちの 浪償 費厔 とぜいたくを 大 いに 削 減匬 することになるのであった。そればかりか、 人 々に、キリストだけに 救 いを 仰纝 ぎつつ、 責掅 任厃 あろ 人 間 として 思卩 考卛 し 行 動 するように 教卝 える ことは、 法 王掣 の 座 をくつがえし、ひいては、 彼 ら 自 身拴 の 権勻 威胙 をも 失拽 わせるのであった。こ のようなわけで、 彼 らは、 神卡 から 与拜 えられた 知半 識掟 を 拒兘 んだ。そして、 神卡 が 彼 らを 啓繡 蒙稢 する ためにお 送拡 りになった 人 間 に 反卬 対 することにより、キリストと 真卢 理 とに 対 抗 したのであ る。 ルターは 自 分 自 身拴 を 見 た 時 震傹 えおののいた。ただ 1 人 の 人 間 が、 地 上 最勞 強勮 の 権勻 力 に 反卬 対 しているのであった。 彼 は、 自 分 がほんとうに 神卡 に 導拗 かれて 教卝 会 の 権勻 威胙 に 対 抗 している のかどうか 疑卧 う 時 もあった。「 地 上 の 王掣 たちと 全 世匒 界化 がおそれおののく 法 王掣 の 威胙 光捄 に 反卬 対 するわたしは、いったいだれであろうか。…… 最勞 初匘 の 2 年 間 、わたしがどんなに 苦 しんだ か、また、どんな 失拽 望捬 、いやどんな 絶傉 望捬 に 陥肿 ったかは、だれにもわからない」と 彼 は 書危 い ている。 14 しかし 彼 は、 落叉 胆绺 したまま 放择 置厒 されてはいなかった。 人 間 の 支匣 持匛 を 失拽 った 時 、 83

手 きびしい 告卪 発 にあった。ある 者 たちは、ルターが 軽 率厾 に 衝胓 動 的 な 行 動 を 起招 こしたと 言匟 っ<br />

て 非 難挚 した。 他 の 者 たちは、 彼 を 借 越掳 であると 非 難挚 し、 彼 は 神卡 に 導拗 かれているのではなく<br />

て、 高 慢纁 とでしゃばりから 行 動 したと 言匟 った。ルターは 答掬 えて 言匟 った。「だ れでも、 新<br />

しい 急双 見 を 発 表勖 する 時 には、いかにも 高 慢纁 に 見 え、 論厱 争拫 をひき 起招 こすかのように 非 難挚 され<br />

るのを 知半 らない 人 があろうか。……なぜ、キリストとすべての 殉程 教卝 者 たちは 殺掮 されたのか?<br />

それは、 彼 らが、その 時 代 の 知半 恵 を 高 慢纁 にも 軽 べつするように 見 え、まず 昔繕 からの 神卡 託 を<br />

謙旎 そんに 聞挈 くことをせずに、 自 分 たちの 新 しい 説拿 を 主勢 張挗 したからであろ。」<br />

また、 彼 は、 面卥 った。「わたしのすろことは、 人 間 の 思卩 慮傼 分 別厌 ではなくて、 神卡 の 勧僊 告卪<br />

に 基匼 づいて 行 われる。この 働掴 きが 神卡 のものであれば、だれがそれを 止厙 め 得千 ようか。もしそ<br />

れが 神卡 のものでないならば、だれがそれを 押 し 進勺 め 得千 ようか。わたしの 意勪 志 、 彼 らの 意勪 志 、<br />

われわれの 意勪 志 ではない。 天拦 にいます、 聖脩 なる 父 よ、それは、あなたの 意勪 志 でありま<br />

す。」 13<br />

ルターは 聖脩 霊绳 に 動 かされて 彼 の 働掴 きを 開 始卿 したのであったが、それを 推掙 進勺 するために<br />

は 激 しく 闘 わなければならなかった。 敵育 の 非 難挚 、 彼 の 目 的 に 対 する 誤儶 解卆 、 彼 の 品厍 性勯 や 動 機務<br />

に 対 する 正匁 で 悪捰 意勪 に 満掫 ちた 非 難挚 などが、 洪斬 水匍 のように 彼 を 襲脁 い、 彼 はそれに 悩肘 まされ<br />

た。 彼 は、 教卝 会 においても 学 校厛 においても、 人 々の 指匦 導拗 者 たちは 喜 んで 彼 と 一 致 して 改匳<br />

革挙 のために 努 力 するものと 確卾 信勼 していた。 高 い 地 位匱 の 人 々から 受匃 けた 激 励繭 の 言匟 葉挺 が、 彼 に<br />

喜 びと 希傩 望捬 を 与拜 えた。すでに 彼 は、 教卝 会 の 輝脮 かしい 夜 明 けを 予匨 見 していたのである。それ<br />

だのに、 激 励繭 は 非 難挚 と 有卻 罪 の 宣傪 告卪 に 変厭 わった。 教卝 会 と 国 家匝 の 両厥 方 の 高 官厑 たちの 多匭 くは、 彼<br />

の 主勢 張挗 の 真卢 実 であることを 確卾 信勼 したけれども、これらの 真卢 理 を 受匃 け 入 れるならば 大 変厭 化 が<br />

起招 こることに、すぐに 気勴 づいたのである。 人 々を 啓繡 蒙稢 し 改匳 革挙 することは、 事 実 上 、ローマ<br />

の 権勻 力 をくつがえすことであって、その 金 庫 に 流及 れ 込匸 んでいる 幾继 千収 の 流及 れを 止厙 め、 法 王掣 制勧<br />

の 指匦 者 たちの 浪償 費厔 とぜいたくを 大 いに 削 減匬 することになるのであった。そればかりか、 人<br />

々に、キリストだけに 救 いを 仰纝 ぎつつ、 責掅 任厃 あろ 人 間 として 思卩 考卛 し 行 動 するように 教卝 える<br />

ことは、 法 王掣 の 座 をくつがえし、ひいては、 彼 ら 自 身拴 の 権勻 威胙 をも 失拽 わせるのであった。こ<br />

のようなわけで、 彼 らは、 神卡 から 与拜 えられた 知半 識掟 を 拒兘 んだ。そして、 神卡 が 彼 らを 啓繡 蒙稢 する<br />

ためにお 送拡 りになった 人 間 に 反卬 対 することにより、キリストと 真卢 理 とに 対 抗 したのであ<br />

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ルターは 自 分 自 身拴 を 見 た 時 震傹 えおののいた。ただ 1 人 の 人 間 が、 地 上 最勞 強勮 の 権勻 力 に 反卬<br />

対 しているのであった。 彼 は、 自 分 がほんとうに 神卡 に 導拗 かれて 教卝 会 の 権勻 威胙 に 対 抗 している<br />

のかどうか 疑卧 う 時 もあった。「 地 上 の 王掣 たちと 全 世匒 界化 がおそれおののく 法 王掣 の 威胙 光捄 に 反卬 対<br />

するわたしは、いったいだれであろうか。…… 最勞 初匘 の 2 年 間 、わたしがどんなに 苦 しんだ<br />

か、また、どんな 失拽 望捬 、いやどんな 絶傉 望捬 に 陥肿 ったかは、だれにもわからない」と 彼 は 書危 い<br />

ている。 14 しかし 彼 は、 落叉 胆绺 したまま 放择 置厒 されてはいなかった。 人 間 の 支匣 持匛 を 失拽 った 時 、<br />

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