諸国民のリヴァイアサン_

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「ある 者 は、この 博 上 を 信勼 じ、 他 の 者 は、 別厌 の 博 士厨 を 信勼 じる。……これらの 著兆 者 たちは、 互僆 いに 他 を 否 定 する。それでは、 正匁 しいことを 言匟 う 人 と 誤儶 ったことを 言匟 う 人 とは、どのよ うにして 区厅 別厌 することができようか。……それは 真卢 に、 神卡 の 言匟 葉挺 によってである。」 3 その 後 まもなく、 学 識掟 あるカトリックの 博 士厨 が、 彼 と 論厱 争拫 して 叫经 んだ。「われわれは、 法 王掣 の 法 律傢 を 廃 するよりは、 神卡 の 律傢 法 を 廃 したほうがよい。」ティンダルは 答掬 えた。「わ たしは、 法 王掣 と 彼 のすべての 法 律傢 を 無叄 視拹 する。そして、もし 神卡 がわたしの 生 命挻 を 長 らえさ せてくださるならば、わたしは 幾继 年 もたたぬうちに、 農捝 業 に 従 事 する 少厮 年 が、あなたより ももっと 聖脩 書危 のことを 知半 るようにするであろう。」 4 人 々に 自 国 語指 の 新 約 聖脩 書危 を 与拜 えるという、ティンダルが 心升 に 抱 き 始卿 めた 計匧 画厐 は、 今 や 確卾 固 たるものとなり、 彼 は 直卟 ちにその 仕捸 事 に 取勚 りかかった。 彼 は 迫 害县 のために 家匝 を 追挵 われ、 ロンドンへ 行 って、そこでしばらくじゃまされずに 仕捸 事 に 従 事 した。しかし 彼 は、ふたた び 法 王掣 側卷 の 人 々の 暴偷 行 によって、 逃偹 げなければならなかった。イギリス 全 国 が、 彼 に 対 し て 閉僔 じられたように 思卩 われたので、 彼 はドイツに 隠僸 れ 家匝 を 求卍 める 決 心升 をした。ここで 彼 は、 英捼 語指 の 新 約 聖脩 書危 を 印偝 刷繺 しはじめた。 仕捸 事 は 2 度 も 妨绋 害县 された。しかし、1 つの 町 で 印偝 刷繺 を 禁 じられると、 彼 は 次卙 の 町 へ 行 った。ついに 彼 は、ウォルムスに 向匇 かったが、ここは 数包 年 前 に、ルターが 国 会 において 福厹 音 を 擁繗 護厽 した 所勰 であった。この 古挃 い 町 には、 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 多匭 くの 支匣 持匛 者 たちがいたので、ティンダルはその 後 なんの 妨绋 害县 もなく、 仕捸 事 を 継 続勸 すること ができた。 間 もなくここで 3000 冊昘 の 新 約 聖脩 書危 が 完 成勱 し、 同 じ 年 に 第匌 2 版價 も 発 行 され た。 彼 は、 非 常拤 な 熱 心升 と 忍旖 耐脾 をもって、 仕捸 事 を 続勸 けた。 英捼 国 当勠 局拈 が 各厰 港掉 を 厳 重匤 に 監叆 視拹 して いたにもかかわらず、 神卡 の 言匟 葉挺 は、さまざまな 方 法 で、ひそかにロンドンに 運卞 ばれ、そこ から 全 国 に 配括 布偵 された。 法 王掣 側卷 は 真卢 理 を 圧 迫 しようとしたが、むだであった。ある 時 ダラ ムの 司 教卝 はティンダルの 友掻 人 であった 書危 籍僣 販捅 売匉 人 から、 彼 が 持匛 っているだけの 聖脩 書危 を 買挍 い 取勚 った。これは 聖脩 書危 を 焼催 き 捨腇 てるためで、そうすれば、 改匳 革挙 事 業 を 大 いに 妨绋 害县 することが できると 考卛 えたからであった。ところが、こうして 得千 た 金 で、 新 しいよりよい 版價 のための 材 料厄 を 買挍 うことができた。もし、これがなければ、その 出 版價 はできなかったのである。 後 に、ティンダルが 捕 らえられた 時 、 彼 は、 聖脩 書危 の 印偝 刷繺 費厔 を 援拶 助捉 した 人 々の 名匷 を 明 かせば、 自 由厩 にすると 言匟 われた。 彼 は、ダラムの 司 教卝 が、 他 のだれよりも 多匭 くの 援拶 助捉 をしたと 答掬 え た。それは、 司 教卝 が 手 もとに 残拑 っている 聖脩 書危 を 高 い 値捛 段掀 で 買挍 ってくれたために、 彼 は、 勇腅 気勴 をもって 仕捸 事 を 継 続勸 することができたからであった。 ティンダルは、 裏傈 切卲 られて 敵育 の 手 に 渡据 され、 一 時 何挬 か 月 もの 間 牢 獄晳 に 入 れられた。 彼 はついに、 殉程 教卝 の 死拎 を 遂脎 げて 信勼 仰纝 のあかしを 立 てた。しかし、 彼 が 用 意勪 した 武叇 器捙 は、 今 日 に 至儖 るまで 幾继 世匒 紀 にわたって、 他 の 兵掝 士厨 たちの 戦勛 闘 を 可參 能印 にしたのである。 162

ラティマーは、 聖脩 書危 は 自 国 語指 で 読傊 むべきものであると、 説拿 教卝 壇绵 から 主勢 張挗 した。 聖脩 書危 の 著兆 者 は、「 神卡 ご 自 身拴 である。」そして、この 聖脩 書危 は、その 著兆 者 の 力 と 永 遠 性勯 を 帯 びている、 と 彼 は 言匟 った。「 王掣 、 皇 帝胰 、 長 官厑 、 統拇 治匮 者 であっても、…… 神卡 の 聖脩 なる 言匟 葉挺 に…… 従 う 義拣 務勲 のない 者 はいない。」「われわれは、 横叅 道匠 にそれず、 神卡 の 言匟 葉挺 に 導拗 かれるようにしよう。 われわれは、 先匪 祖脽 たちの 道匠 を 歩 かず、 彼 らのしたことをしようとせず、 彼 らがすべきであ ったことをしよう。」 5 ティンダルの 忠儮 実 な 友掻 人 たち、バーンズとプリスが、 真卢 理 を 擁繗 護厽 するために 立 ち 上 が った。それに、リドリとクランマーが 続勸 いた。これら 英捼 国 の 宗儲 教卝 改匳 革挙 指匦 導拗 者 たちは 学 識掟 あ る 人 々で、たいていはカトリックの 社 会 で、その 熱 意勪 と 敬肭 虔 さを 高 く 評掲 価卒 されていた 人 々 であった。 彼 らが 法 王掣 権勻 に 反卬 対 したのは、「 法 王掣 庁厘 」の 誤儶 りを 認卉 めた 結医 果卵 であった。 彼 ら がバビロンの 奥傱 義拣 をよく 知半 っていたことは、 教卝 会 に 反卬 対 する 彼 らのあかしをいっそう 力 強勮 いものにした。 ラティマーは 言匟 った。「ここでわたしは、 奇纟 妙胄 な 質拾 問勬 をしようと 思卩 う。 英捼 国 全 体 のな かで、いったいだれが 最勞 も 勤僭 勉腯 な 司 教卝 であり 高 位匱 聖脩 職厯 者 であろうか。……みなさんは、わ たしがだれの 名匷 前 を 言匟 うかと、 耳脥 をそばだてておられる。……それでは 申捩 し 上 げよう。そ れは 悪捰 魔斴 である。…… 彼 は 自 分 の 教卝 区厅 からけっして 出 ない。 彼 を 訪掶 問勬 すれば、いつでも 家匝 にいる。…… 彼 はいつでも 仕捸 事 をしている。…… 請捥 け 合 ってもいいが、みなさんはけっし て 彼 が 怠旒 けているのを 見 ることができない。…… 悪捰 魔斴 が 住卫 みついたところは、…… 書危 物匵 を 捨腇 て 去掇 って、ろうそくを 立 てる。 聖脩 書危 は 捨腇 てて、じゅずを 取勚 り 上 げる。 福厹 音 の 光捄 を 捨腇 てて、 白换 昼腮 にろうそくの 光捄 を 掲傲 げる。……キリストの 十厝 字捐 架繳 を 捨腇 てて、 煉 獄晳 という 搾禈 取勚 が 行 われ る。…… 裸 の 者 、 貧縏 しい 者 、 力 ない 者 に 着挄 せることをせず、 偶旦 像僕 を 飾兇 り、さまざまな 像僕 を きらびやかに 飾兇 る。 人 間 の 言匟 い 伝捱 えと 律傢 法 をたいせつにして、 神卡 の 教卝 えと 最勞 も 神卡 聖脩 な 言匟 葉挺 を 捨腇 てる。……ああ、われわれの 高 位匱 聖脩 職厯 者 たちが、サタンが 毒兙 麦旗 をまくような 熱 心升 さで、 良拖 い 教卝 義拣 の 種捶 をまけばよいのだが!」 6 これらの 改匳 革挙 者 たちが 主勢 張挗 した 大 原募 則 は、ワルド 派挩 、ウィクリフ、ヨハン・フス、ル ター、カルバン、ツウィングリその 他 の 同 志 たちが 信勼 じた 原募 則 と 同 じであって、 信勼 仰纝 と 行 為 の 規厶 則 としての 聖脩 書危 の、 誤儶 ることのない 権勻 威胙 ということであった。 彼 らは、 法 王掣 、 会 議 、 神卡 父 、 王掣 たちの、 宗儲 教卝 の 問勬 題匑 において 良拖 心升 を 支匣 配括 する 権勻 利匏 を 拒兘 んだ。 聖脩 書危 が 彼 らの 権勻 威胙 で あった。そして 彼 らは、その 教卝 えによって、すべての 教卝 義拣 とすべての 主勢 張挗 を 試去 した。これ らの 聖脩 徒傣 たちが 処叀 刑傃 台卤 の 露腒 と 消拔 えた 時 に、 彼 らを 支匣 えたのは、 神卡 と 神卡 の 言匟 葉挺 に 対 する 信勼 仰纝 であった。ラティマーは、 炎縉 のために、 今 にも 声拨 が 沈腉 黙縹 させられそうになった 時 、 同 僚偨 の 殉程 教卝 者 に 向匇 かって 叫经 んだ。「 喜 べ。きょうわれわれは、 神卡 の 恵 みによって、 英捼 国 にろうそ くをともすのだ。その 火 は 決 して 消拔 えないであろう。」 7 163

ラティマーは、 聖脩 書危 は 自 国 語指 で 読傊 むべきものであると、 説拿 教卝 壇绵 から 主勢 張挗 した。 聖脩 書危 の<br />

著兆 者 は、「 神卡 ご 自 身拴 である。」そして、この 聖脩 書危 は、その 著兆 者 の 力 と 永 遠 性勯 を 帯 びている、<br />

と 彼 は 言匟 った。「 王掣 、 皇 帝胰 、 長 官厑 、 統拇 治匮 者 であっても、…… 神卡 の 聖脩 なる 言匟 葉挺 に…… 従 う 義拣<br />

務勲 のない 者 はいない。」「われわれは、 横叅 道匠 にそれず、 神卡 の 言匟 葉挺 に 導拗 かれるようにしよう。<br />

われわれは、 先匪 祖脽 たちの 道匠 を 歩 かず、 彼 らのしたことをしようとせず、 彼 らがすべきであ<br />

ったことをしよう。」 5<br />

ティンダルの 忠儮 実 な 友掻 人 たち、バーンズとプリスが、 真卢 理 を 擁繗 護厽 するために 立 ち 上 が<br />

った。それに、リドリとクランマーが 続勸 いた。これら 英捼 国 の 宗儲 教卝 改匳 革挙 指匦 導拗 者 たちは 学 識掟 あ<br />

る 人 々で、たいていはカトリックの 社 会 で、その 熱 意勪 と 敬肭 虔 さを 高 く 評掲 価卒 されていた 人 々<br />

であった。 彼 らが 法 王掣 権勻 に 反卬 対 したのは、「 法 王掣 庁厘 」の 誤儶 りを 認卉 めた 結医 果卵 であった。 彼 ら<br />

がバビロンの 奥傱 義拣 をよく 知半 っていたことは、 教卝 会 に 反卬 対 する 彼 らのあかしをいっそう 力 強勮<br />

いものにした。<br />

ラティマーは 言匟 った。「ここでわたしは、 奇纟 妙胄 な 質拾 問勬 をしようと 思卩 う。 英捼 国 全 体 のな<br />

かで、いったいだれが 最勞 も 勤僭 勉腯 な 司 教卝 であり 高 位匱 聖脩 職厯 者 であろうか。……みなさんは、わ<br />

たしがだれの 名匷 前 を 言匟 うかと、 耳脥 をそばだてておられる。……それでは 申捩 し 上 げよう。そ<br />

れは 悪捰 魔斴 である。…… 彼 は 自 分 の 教卝 区厅 からけっして 出 ない。 彼 を 訪掶 問勬 すれば、いつでも 家匝<br />

にいる。…… 彼 はいつでも 仕捸 事 をしている。…… 請捥 け 合 ってもいいが、みなさんはけっし<br />

て 彼 が 怠旒 けているのを 見 ることができない。…… 悪捰 魔斴 が 住卫 みついたところは、…… 書危 物匵 を<br />

捨腇 て 去掇 って、ろうそくを 立 てる。 聖脩 書危 は 捨腇 てて、じゅずを 取勚 り 上 げる。 福厹 音 の 光捄 を 捨腇 てて、<br />

白换 昼腮 にろうそくの 光捄 を 掲傲 げる。……キリストの 十厝 字捐 架繳 を 捨腇 てて、 煉 獄晳 という 搾禈 取勚 が 行 われ<br />

る。…… 裸 の 者 、 貧縏 しい 者 、 力 ない 者 に 着挄 せることをせず、 偶旦 像僕 を 飾兇 り、さまざまな 像僕 を<br />

きらびやかに 飾兇 る。 人 間 の 言匟 い 伝捱 えと 律傢 法 をたいせつにして、 神卡 の 教卝 えと 最勞 も 神卡 聖脩 な 言匟 葉挺<br />

を 捨腇 てる。……ああ、われわれの 高 位匱 聖脩 職厯 者 たちが、サタンが 毒兙 麦旗 をまくような 熱 心升 さで、<br />

良拖 い 教卝 義拣 の 種捶 をまけばよいのだが!」 6<br />

これらの 改匳 革挙 者 たちが 主勢 張挗 した 大 原募 則 は、ワルド 派挩 、ウィクリフ、ヨハン・フス、ル<br />

ター、カルバン、ツウィングリその 他 の 同 志 たちが 信勼 じた 原募 則 と 同 じであって、 信勼 仰纝 と 行<br />

為 の 規厶 則 としての 聖脩 書危 の、 誤儶 ることのない 権勻 威胙 ということであった。 彼 らは、 法 王掣 、 会 議 、<br />

神卡 父 、 王掣 たちの、 宗儲 教卝 の 問勬 題匑 において 良拖 心升 を 支匣 配括 する 権勻 利匏 を 拒兘 んだ。 聖脩 書危 が 彼 らの 権勻 威胙 で<br />

あった。そして 彼 らは、その 教卝 えによって、すべての 教卝 義拣 とすべての 主勢 張挗 を 試去 した。これ<br />

らの 聖脩 徒傣 たちが 処叀 刑傃 台卤 の 露腒 と 消拔 えた 時 に、 彼 らを 支匣 えたのは、 神卡 と 神卡 の 言匟 葉挺 に 対 する 信勼 仰纝<br />

であった。ラティマーは、 炎縉 のために、 今 にも 声拨 が 沈腉 黙縹 させられそうになった 時 、 同 僚偨 の<br />

殉程 教卝 者 に 向匇 かって 叫经 んだ。「 喜 べ。きょうわれわれは、 神卡 の 恵 みによって、 英捼 国 にろうそ<br />

くをともすのだ。その 火 は 決 して 消拔 えないであろう。」 7<br />

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