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諸国民のリヴァイアサン_

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New Covenant Publications International Ltd. Japanese<br />

版 権 ©2020. 国 際 新 しい 契 約 の 出 版 物 。<br />

無 断 で 複 写 転 載 することを 禁 じます。 本 書 のいかなる 部 分 も 弊 社 の 許 諾 なく 検 索 システ<br />

ムへ 保 存 したり、 電 子 データ、 紙 媒 体 、または 録 音 などの 方 法 で 複 写 ・ 転 送 するこ<br />

とを 禁 じます。<br />

この 文 書 は、 国 際 著 作 権 法 によって 保 護 されています。この 文 書 のいかなる 部 分 も、い<br />

かなる 形 式 でも 複 製 、 配 布 、 翻 訳 、または 送 信 することはできません。 または、 電 子<br />

的 または 機 械 的 、コピー、 記 録 、または 保 存 を 含 む 任 意 の 手 段 あらゆる 情 報 の 保 存 お<br />

よび 検 索 システム。<br />

式 や 手 段 によって。ISBN:359-2-85933-609-1<br />

データカタログ<br />

編 集 とデザイン: 国 際 新 しい 契 約 の 出 版 物 。<br />

イギリスで 印 刷 。<br />

初 版 2020 年 5 月 26 日<br />

New Covenant Publications International Ltd.,<br />

Kemp House, 160 City Road, London, EC1V 2NX<br />

ウェブサイトをご 覧 ください:www.newcovenant.co.uk


諸 国 民 のリヴァイアサン


すなわち、 技 術 によって、コモンウェルスあるいは 国 家 (ラテン 語 でキウィ<br />

タス)と 呼 ばれる、あの 偉 大 なるリヴァイアサンが 創 造 されるのであり、 人<br />

工 的 人 間 に 他 ならない。 但 し、それは 自 然 人 よりも 形 が 大 きくて 力 が 強 く、<br />

自 然 人 をそれが 保 護 し 防 衛 するようにと、 意 図 されている。そして 主 権 は 全<br />

身 体 に 生 命 と 運 動 を 与 えるものであるから、 人 工 の 魂 であり、 為 政 者 たちと<br />

その 他 の 司 法 と 行 政 の 役 人 たちは、 人 工 の 関 節 である。 各 関 節 と 四 肢 は、 自<br />

己 の 義 務 を 遂 行 するために 動 かされるため、つまりそれは 神 経 であって、 自<br />

然 の 身 体 においてと 同 じことをする。すべての 個 々の 構 成 員 の 富 と 財 産 は、<br />

力 であり、 人 民 の 安 全 ( 治 安 )は、それの 業 務 である。 公 正 と 諸 法 律 は、 人<br />

工 の 理 性 と 意 志 であり、 調 和 は 健 康 であるが、 騒 乱 と 内 乱 は 病 気 であり 死 で<br />

ある。 最 後 に、この 政 治 体 の 諸 部 分 を、はじめてつくり、あつめ、 結 合 した<br />

協 定 と 信 約 は、 創 造 において 神 が 宣 告 したあの 命 令 Fiat、すなわち 人 間 を 作<br />

ろうという 言 葉 に 似 ている。<br />

これが、あの 偉 大 なリヴァイアサン、むしろ(もっと 敬 虔 にいえば)あの<br />

可 死 の 神 の 生 成 であり、われわれの 平 和 と 防 衛 についてこの 可 死 の 神 のおか<br />

げを 被 っている。コモンウェルスにおいて 諸 個 人 がかれに 与 えたこの 権 威 に<br />

よって、かれは 付 与 された 非 常 に 大 きな 権 力 と 絶 対 的 権 威 を 利 用 しうるので<br />

あり、その 大 きさは 彼 がその 威 嚇 によってかれらすべての 意 思 を、 国 内 にお<br />

ける 平 和 と 彼 らの 外 敵 に 対 抗 する 相 互 援 助 へと、 形 成 することができるほど<br />

である。<br />

リヴァイアサン(1651)<br />

トマス・ホッブス


このページは 意 図 的 に 空 白 になっています。


New Covenant Publications<br />

International Ltd.<br />

改 革 ブック、 変 換 された 心 は<br />

New Covenant Publications International Ltd.,<br />

Kemp House, 160 City Road, London, EC1V 2NX<br />

Email: newcovenantpublicationsintl@gmail.com


謝 辞<br />

この 本 を 天 の 神 にささげる


序 文<br />

新 しい 契 約 出 版 物 国 際 は、 天 と 地 を 結 合 し、 愛 の 律 法 の 永 続 性 を 強 化 する 神 の 計 画 を<br />

読 者 に 再 接 続 します. ロゴ、 契 約 の 箱 は、キリスト イエスと 彼 の 人 々と 神 の 律 法 の 中<br />

心 性 との 間 の 親 密 さを 表 しています. 新 しい 契 約 とはこうだ - の 書 にあるとおりです<br />

"わたしは、わたしのおきてを 彼 らの 心 に 刻 みつける。そのため 彼 らは、わたしをあ<br />

がめたいという 気 持 ちになる。こうして、 彼 らは 文 字 どおりわたしの 民 となり、わた<br />

しは 彼 らの 神 となる。" (エレミヤ 書 31:31-33) 確 かに、 新 しい 契 約 は 償 還 を 証 明 し<br />

、 衰 えのない 闘 争 によって 生 まれ、 血 によって 封 印 されます.<br />

数 え 切 れないほどの 世 紀 のために、 多 くは 真 実 を 消 し 去 るために 計 算 され、かじり 苦<br />

悩 と 不 可 解 な 弾 圧 を 耐 えてきました.<br />

特 に 暗 黒 時 代 に,この 光 は 非 常 に 四 面 楚 歌 と 人<br />

間 の 伝 統 と 人 気 の 無 知 によって 隠 されていました, 世 界 の 住 民 は 知 恵 を 軽 蔑 し、 契 約<br />

を 犯 していたの<br />

増 殖 する 悪 との 妥 協 の 疫 病 は、 多 くの 人 生 が 不 当 に 犠 牲 にされ、 良<br />

心 の 自 由 を 放 棄 することを 拒 否 した、 放 逸 な 退 化 と 悪 魔 的 な 非 人 道 的 な 惨 状 を 引<br />

そ<br />

れにもかかわらず、 失 われた 知 識 は、 特 に 改 革 の 時 に 復 活 した.<br />

16 世 紀 の 改 革 の 時 代 は、 反 改 革 に 反 映 されるように、 真 実 、 根 本 的 な 変 化 とその 結<br />

果 としての 乱 流 の 瞬 間 を 巻 き 起 こしました. しかし、この 巻 を 通 じて、 改 革 者 や 他 の<br />

勇 敢 な 開 拓 者 の 視 点 から、この 特 異 な 革 命 の 否 定 できない 意 義 を 再 発 見 する. 彼 らの<br />

説 明 から、 荒 廃 した 戦 い、そのような 驚 異 的 な 抵 抗 と 超 自 然 的 な 介 入 の 根 底 にある 理<br />

由 を 理 解 することができます.<br />

私 たちのモットー:" 改 革 ブック、 変 換 された 心 は、" 重 要 な 時 代 とその 影 響 で 構 成 さ<br />

れる 文 学 の 明 確 なジャンルを、 強 調 する. それはまた 個 人 的 な 改 革 、 再 生 および 変 形<br />

の 緊 急 を 共 鳴 させる. 翻 訳 の 代 理 店 によって 結 合 されたグーテンベルク 印 刷 機 として<br />

、 改 革 信 仰 の 原 則 を 広 め、 約 500 年 前 に、デジタル 化 されたプレスとオンラインメデ<br />

ィア.


2


目 次卙<br />

第 1 章 世 界 の 運 命 の 預 言 .............................................................................................................. 6<br />

第 2 章 迫 害 の 火 ............................................................................................................................ 21<br />

第 3 章 暗 黒 時 代 ............................................................................................................................ 28<br />

第 4 章 ライトベアラー ................................................................................................................ 36<br />

第 5 章 真 実 のチャンピオン ........................................................................................................ 48<br />

第 6 章 2 人 のヒーロー ..................................................................................................................... 60<br />

第 7 章 革 命 の 始 まり .................................................................................................................... 76<br />

第 8 章 裁 判 所 の 前 に .................................................................................................................... 93<br />

第 9 章 スイスにおける 改 革 運 動 .............................................................................................. 111<br />

第 10 章 ドイツ 宗 教 改 革 の 進 展 ................................................................................................ 120<br />

第 11 章 信 教 の 自 由 のための 戦 い ............................................................................................ 128<br />

第 12 章 フランスの 改 革 ............................................................................................................ 138<br />

第 13 章 北 欧 諸 国 の 宗 教 改 革 .................................................................................................... 155<br />

第 14 章 イングランドの 宗 教 改 革 ............................................................................................... 161<br />

第 15 章 フランス 革 命 ................................................................................................................ 175<br />

第 16 章 自 由 の 地 ........................................................................................................................ 191<br />

第 17 章 最 大 の 希 望 .................................................................................................................... 198<br />

第 18 章 最 も 重 要 な 預 言 ............................................................................................................ 210<br />

第 19 章 光 と 真 理 の 証 を ............................................................................................................ 229<br />

第 20 章 世 界 目 覚 め .................................................................................................................... 237<br />

第 21 章 真 理 の 拒 否 .................................................................................................................... 250<br />

第 22 章 預 言 の 成 就 .................................................................................................................... 261<br />

第 23 章 聖 所 とは 何 か ................................................................................................................ 276<br />

第 24 章 天 の 至 聖 所 における .................................................................................................... 286<br />

3


第 25 章 成 就 した 予 言 ................................................................................................................ 293<br />

第 26 章 改 革 の 仕 事 .................................................................................................................... 306<br />

第 27 章 変 容 した 人 生 ................................................................................................................ 313<br />

第 28 章 天 における 調 査 審 判 .................................................................................................... 326<br />

第 29 章 罪 悪 の 起 源 .................................................................................................................... 336<br />

第 30 章 地 獄 の 敵 意 .................................................................................................................... 345<br />

第 31 章 天 使 と 精 神 .................................................................................................................... 350<br />

第 32 章 悪 質 な 欺 瞞 .................................................................................................................... 355<br />

第 33 章 人 は 死 んだらどうなるか ............................................................................................ 365<br />

第 34 章 悪 霊 ................................................................................................................................ 380<br />

第 35 章 良 心 の 自 由 の 危 機 ........................................................................................................ 388<br />

第 36 章 困 った 時 の .................................................................................................................... 401<br />

第 37 章 ただ 1 つの 牙 城 —— 聖 書 ............................................................................................. 409<br />

第 38 章 最 終 警 告 ........................................................................................................................ 416<br />

第 39 章 アナーキー .................................................................................................................... 423<br />

第 40 章 大 きな 救 い .................................................................................................................... 439<br />

第 41 章 地 球 の 荒 廃 .................................................................................................................... 452<br />

第 42 章 大 争 闘 の 終 結 ................................................................................................................ 458<br />

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第匌 1 章 世匒 界化 の 運卞 命 の 預 言匟<br />

「もしおまえも、この 日 に、 平匊 和匄 をもたらす 道匠 を 知半 ってさえいたら……しかし、それ<br />

は 今 おまえの 目 に 隠僸 されている。いつかは、 敵育 が 周 囲 に 塁 を 築傀 き、おまえを 取勚 りかこんで、<br />

四捡 方 から 押 し 迫 り、おまえとその 内 にいる 子 らとを 地 に 打占 ち 倒 し、 城拝 内 の 1 つの 石厈 も 他 の<br />

石厈 の 上 に 残拑 して 置厒 かない 日 が 来勵 るであろう。それは、おまえが 神卡 のおとずれの 時 を 知半 らな<br />

いでいたからである」[ルカ 19:42~。<br />

イエスは、オリブ 山 の 上 からエルサレムを 見 られた。 美捜 しい 平匊 和匄 な 光捄 景拲 が 彼 の 前 にひ<br />

ろがっていた。それは、 過厢 越掳 の 祭脫 りの 時 であった。ヤコブの 子 孫繜 たちは、この 国 民 的 大 祭脫<br />

を 祝腛 うために 各厰 地 から 集厦 まっていた。 巡儏 礼脊 者 たちの 天拦 幕 が、 庭僃 園挷 にも、ぶどう 園挷 にも、 緑允<br />

の 缁斜 面卥 にも 散偶 在厪 していた。そしてそのまん 中 に、 段掀 々に 高 くなった 小 山 があって、そこに<br />

壮昂 麗暗 な 宮厳 殿脟 とイスラエルの 首匹 都匙 の 巨 大 な 城拝 壁儿 があった。シオンの 娘繂 は、 誇縷 らかに、わたし<br />

は 女匩 王掣 の 位匱 についている 者 であって 悲胳 しみを 知半 らない、と 言匟 っているようであった。 幾继 世匒<br />

紀 も 前 に、 詩纛 人 ダビデ 王掣 が、「シオンの 山 は……うるわしく、 全 地 の 喜 びであり、 大 いな<br />

る 王掣 の 都匙 である」と 歌 った 時 と 同 様捞 に、この 時 もエルサレムは、 神卡 の 恵 みに 浴脓 しているこ<br />

とを 確卾 信勼 しているかのように 思卩 われた[ 詩纛 篇 48:。そこには 壮昂 麗暗 な 神卡 殿脟 の 建厼 物匵 が 一 目 で 見<br />

渡据 せた。 沈腉 んでいく 太挲 陽傘 の 光捄 が 純儻 白换 の 大 理 石厈 の 壁儿 を 照儠 らし 出 し、 黄腓 金 の 門挋 とやぐらと 尖账 塔纸<br />

に 輝脮 いていた。それは、「 麗暗 しさのきわみ」であり、ユダヤ 民 族 の 誇縷 りであった。イスラ<br />

エル 人 であれば、この 光捄 景拲 をながめて、 喜 びと 賛僮 美捜 に 心升 を 震傹 わせないものがあるであろう<br />

か。しかし、イエスは、それとは 全 くかけ 離掤 れたことを 考卛 えておられた。「いよいよ 都匙 の<br />

近卐 くにきて、それが 見 えたとき、そのために 泣縦 」かれた[ルカ 19:。すべての 者 が 勝 利匏 の<br />

入 城拝 を 祝腛 って、しゅろの 葉挺 を 振捽 り、 喜 ばしいホサナの 声拨 を 山 々に 響捳 かせ、 大 群儈 衆 が 彼 を 王掣<br />

と 呼 んでいるその 時 に、 世匒 界化 の 贖 い 主勢 は、 突 然掍 、 不勘 思卩 議 な 悲胳 しみに 打占 ちひしがれた。 神卡 の<br />

子 であり、イスラエルの 約 束僓 のすえであり、 死拎 を 征纴 服傕 して 墓斳 から 死拎 者 を 呼 び 出 されたお 方<br />

が、ただ 単 なる 悲胳 しみのためではなくて、 抑 制勧 しきれぬ 激 しい 苦 悩肘 のために、 涙繽 を 流及 され<br />

たのである。<br />

彼 は、ご 自 分 がどこに 向匇 かって 歩 まれつつあるのかをよく 知半 っておられたが、しかし<br />

この 涙繽 は、ご 自 分 のためではなかった。 彼 の 前 には、 近卐 づきつつある 苦 悩肘 の 場 、ゲッセマ<br />

ネが 横叅 たわっていた。 幾继 世匒 紀 もの 間 、 犠腻 牲繉 としてささげられる 動 物匵 が 通 った 羊旴 の 門挋 も 見 え<br />

ていた。そしてこれは、 彼 が「ほふり 場 にひかれて 行 く 小 羊旴 のように」ひかれて 行 く 時 に、<br />

彼 のために 開 かれるのであった[イザヤ 53:。 彼 が 十厝 字捐 架繳 につけられる 場 所勰 であるカルバ<br />

リーも、あまり 遠 くはなかった。まもなくキリストが、ご 自 分 をとがの 供挿 え 物匵 として 歩 ま<br />

れる 道匠 は、 大 きな 暗肨 黒 の 恐傁 怖繍 におおわれなければならなかった。しかしこの 喜 ばしい 時 に<br />

彼 の 心升 を 暗肨 くしたのは、こうした 光捄 景拲 を 思卩 われたためではなかった。 彼 の 無叄 我 の 心升 は、ご<br />

6


自 分 の 超捪 人 的 苦 悩肘 を 予匨 測 して 曇 ることはなかった。 彼 が 泣縦 かれたのは、 滅脛 亡 の 運卞 命挻 にある<br />

エルサレムの 多匭 くの 人 々のためであった。 彼 が 祝腛 し 救 うために 来勵 られた 人 々の 盲 目 と 強勮 情午<br />

のためであった。<br />

神卡 の 特厣 別厌 の 恵 みと 保 護厽 を 受匃 けた 選 民 の、1000 年 以匆 上 にわたる 歴偡 史 が、イエスの 眼繿 前 に<br />

展捯 開 された。 約 束僓 の 子 イサクが、なんの 抵脏 抗 もせずに 犠腻 牲繉 として 祭脫 壇绵 にしばられた——そ<br />

れは、 神卡 のみ 子 の 供挿 え 物匵 の 象拺 徴僦 であった——モリヤの 山 がそこにあった。そこで 信勼 仰纝 の 父<br />

アブラハムに 祝腛 福厹 の 契 約 、 輝脮 かしいメシヤの 約 束僓 が 確卾 認卉 された[ 創傦 世匒 記卌 22:9、16~18<br />

参厴 照儠 ]。ここは、オルナンの 打占 ち 場 から 犠腻 牲繉 の 炎縉 が 天拦 にのぼり、 滅脛 びの 天拦 使却 のつるぎをそ<br />

らせたところであった[ 歴偡 代 志 上 21 章肐 参厴 照儠 ]が、それは 罪 人 のための 救 い 主勢 の 犠腻 牲繉 ととり<br />

なしの 適 切卲 な 象拺 徴僦 であった。エルサレムは、 全 地 のどこよりも、 神卡 の 栄 誉縃 を 受匃 けてい た。<br />

「 主勢 はシオンを 選 び、それをご 自 分 のすみかにしようと 望捬 」まれた[ 詩纛 篇 132:。<br />

そこは、 各厰 時 代 にわたって、 聖脩 預 言匟 者 たちが 警厺 告卪 の 使却 命挻 を 発 したところであった。そ<br />

こで、 祭脫 司 たちは、 香 炉脻 をゆり 動 かし、そして 礼脊 拝旟 者 の 祈绗 りと 共厗 に、 薫昫 香 のけむりが 神卡 の<br />

前 にのぼっていった。そこで、 日 ごとに、ほふられた 小 羊旴 の 血傔 がささげられて、 神卡 の 小 羊旴<br />

を 指匦 し 示単 していた。そこで、 主勢 は、 贖 罪 所勰 の 上 の 栄 光捄 の 雲胖 の 中 にご 自 分 の 臨 在厪 をあらわさ<br />

れた。そこに 天拦 と 地 を 結医 ぶ 不勘 思卩 議 なはしごか 立 ち、その 上 を 神卡 の 使却 いたちが 上 り 下 りして<br />

いた。そして、それは、 最勞 も 即腖 なるところへの 道匠 を 世匒 界化 に 開 いたのである[ 創傦 世匒 記卌 28:12、<br />

ヨハネ 1:51 参厴 照儠 ]。もしイスラエルが 国 家匝 として、 天拦 の 神卡 に 忠儮 誠肬 をつくしたならば、エ<br />

ルサレムは、 神卡 に 選 ばれたものとして、 永 遠 に 立 ったことであろう[エレミヤ 17:21~<br />

25 参厴 照儠 ]。しかし、あの 恵 まれた 民 の 歴偡 史 は、 背 信勼 と 反卬 逆 の 記卌 録捎 であった。 彼 らは、 天拦 の<br />

神卡 の 恵 みに 反卬 抗 し、 自 分 たちの 特厣 権勻 を 乱 用 し、 機務 会 を 軽 んじたのであった。<br />

イスラエルは「 神卡 の 使却 者 たちをあざけり、その 言匟 葉挺 を 軽 んじ、その 預 言匟 者 たちをのの<br />

しった」けれども、 神卡 はなおもご 自 分 を、「 主勢 、 主勢 、あわれみあり、 恵 みあり、 怒腹 ること<br />

おそく、いつくしみと、まこととの 豊掿 かなる 神卡 」として 彼 らにあらわされた[ 歴偡 代 志 下 36:<br />

16、 出 エジプト 34:。 彼 らが 何挬 度 も 拒兘 んだにもかかわらず、 神卡 は、 恵 み 深捫 く 彼 らに 訴挰 え<br />

つづけられた。 父 が、その 息僢 子 を 憐穳 れむ 以匆 上 の 愛 をもって、「 主勢 はその 民 と、すみかをあ<br />

われむがゆえに、しきりに、その 使却 者 を 彼 らにつかわされた」[ 歴偡 代 志 下 36:。 勧僊 告卪 と 懇縨<br />

願傿 と 譴 責掅 がむだであることが 明 らかになると、 神卡 は、 大 の 最勞 上 の 賜 物匵 をお 与拜 えになった。<br />

いやそれだけではない。 神卡 は、その 1 つの 賜 物匵 によって、 全 天拦 を 注挅 ぎ 出 されたのである。<br />

神卡 のみ 子 ご 自 身拴 が、かたくなな 町 に 訴挰 えるために 送拡 られた。エジプトからイスラエルをよ<br />

いぶどうの 本 として 携掠 え 出 されたのは、キリストであった[ 詩纛 篇 80:。 彼 は、ご 自 身拴 の 手<br />

で、その 前 から 異 邦傗 人 を 追挵 い 払掾 われた。 彼 は、それを「 土拋 肥儺 えた 小 山 の 上 に」 植 え、そ<br />

れを 保 護厽 するために、そのまわりに 垣肕 をつくられた。また、 彼 のしもべたちが、それを 育挞<br />

てるためにつかわされた。「わたしが、ぶどう 畑偯 になした 事 のほかに、 何挬 かなすべきこと<br />

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があるか」と 彼 はおおせられるのである[イザヤ 5:1~。 彼 はよいふどうの 結医 ぶのを 待挊 ち<br />

望捬 んだのに、 結医 んだものは 野 ぶどうであった。それでもなお、 実 を 結医 ぶのを 熱 望捬 して、な<br />

んとかしてこれを 滅脛 びから 救 おうと、 彼 ご 自 身拴 がぶどう 畑偯 においでになった。 彼 は、ぶど<br />

うの 回 りを 掘腱 り、はさみを 入 れ、たいせつに 育挞 てられた。 彼 はご 自 分 が 植 えたぶどうを 救<br />

うためには、あらゆる 努 力 をおしまれなかった。<br />

こうして、3 年 の 間 、 光捄 と 栄 光捄 の 主勢 は、 彼 の 民 と 共厗 に 過厢 ごされた。 彼 は、「よい 働掴 きを<br />

しながら、また 悪捰 魔斴 に 押 えつけられている 人 々をことごとくいやしながら、 巡儏 回 され」た。<br />

彼 は、 心升 のいためる 者 をいやし、 捕 われている 者 に 解卆 放择 を 告卪 げ、 見 えない 人 の 目 を 開 き、<br />

足拒 の 不勘 自 由厩 な 人 を 歩 かせ、 聞挈 こえない 人 に 聞挈 かせ、ハンセン 病挶 人 をきよめ、 死拎 人 を 生 きか<br />

えらせ、 貧縏 しい 人 々に 福厹 音 を 伝捱 えられた[ 使却 徒傣 行 伝捱 10:38、ルカ 4:18、マタイ 11:5<br />

参厴 照儠 ]。「すべて 重匤 荷免 を 負拆 うて 苦 労排 している 者 は、わたしのもとにきなさい。あなたがた<br />

を 休 ませてあげよう」という 恵 み 深捫 い 招偠 きが、すべての 階 級揁 の 人 々に 同 様捞 に 発 せられたの<br />

である[マタイ 11:。<br />

善 に 報匔 いるに 悪捰 をもってされ、 愛 に 報匔 いるに 恨 みをもってあしらわれても、 彼 は、た<br />

ゆまず 慈暆 悲胳 深捫 い 働掴 きを 続勸 けられた[ 詩纛 篇 109:5 参厴 照儠 ]。 彼 の 恵 みを 求卍 めた 者 で、 拒兘 まれた<br />

者 は 1 人 もなかった。 彼 は 家匝 なき 旅傯 人 として、 屈縿 辱既 と 窮晦 乏织 の 生 活卹 を 送拡 られたが、 彼 の 生 き<br />

る 目 的 は、 困傮 窮晦 者 に 奉旊 仕捸 し、 人 々の 苦 しみを 和匄 らげ、 彼 らに 生 命挻 の 賜 物匵 を 受匃 けるように 訴挰<br />

えることであった。 恵 みの 波 は、かたくなな 心升 によって 押 しかえされても、 言匟 葉挺 では 表勖 現勶<br />

できない 慈暆 悲胳 深捫 い 愛 の 大 きな 潮脞 となって、また 返拮 っていった。それにもかかわらず、イス<br />

ラエルは、その 最勞 上 の 友掻 であり 唯繴 一 の 援拶 助捉 者 で あるお 方 に 背 を 向匇 けた。 彼 の 愛 の 訴挰 えは<br />

さげすまれ、 彼 の 勧僊 告卪 は 退挖 けられ、 彼 の 警厺 告卪 はちょう 笑傷 された。<br />

希傩 望捬 と 赦费 しの 時 は、 急双 速捠 に 過厢 ぎ 去掇 りつつあった。 長 く 延 ばされていた 神卡 の 怒腹 りの 杯 は、<br />

今 にも 満掫 ちようとしていた。 各厰 時 代 の 背 信勼 と 反卬 逆 によって、 暗肨 雲胖 は 無叄 気勴 味控 にその 濃兌 さを 増匲<br />

し、 罪 深捫 い 民 に 向匇 かって 今 にも 破挐 裂脧 しようとしていた。しかも、 彼 らの 上 にさし 迫 った 運卞<br />

命挻 から 彼 らを 救 うことのできる 唯繴 一 のお 方 が、 軽 べつされ、 虐纨 待挊 され、 拒兘 否 されて、まも<br />

なく 十厝 字捐 架繳 につけられようとしておられた。キリストがカルバリーの 十厝 字捐 架繳 につかれるな<br />

らば、 神卡 に 恵 まれ、 祝腛 福厹 された 国 としてのイスラエルの 日 は 終厖 わるのであった。ただ 1 人<br />

の 魂 を 失拽 うことであっても、 世匒 界化 じゅうの 富挛 と 財拉 宝肮 を 失拽 うことよりはるかに 大 きな 不勘 幸 で<br />

ある。しかしキリストがエルサレムをごらんになった 時 、 滅脛 亡 にひんした 都匙 市 全 体 と 国 家匝<br />

全 体 が、 彼 の 前 に 横叅 たわっていた。それは、かつては 神卡 に 選 ばれ、 神卡 の 特厣 別厌 の 宝肮 であった<br />

都匙 市 であり、 国 家匝 であった。<br />

昔繕 の 預 言匟 者 たちは、イスラエルの 背 信勼 と 彼 らの 罪 の 罰脖 として 下 る 恐傁 るべき 荒僚 廃 とを 嘆昍<br />

いたのであった。エレミヤは、 彼 の 目 が 涙繽 の 泉 となり、 民 の 娘繂 の 殺掮 された 者 のためと 主勢 の<br />

群儈 れのかすめられた 者 のために、 昼腮 も 夜 も 嘆昍 くことができるようにと 願傿 った[エレミヤ 9:<br />

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1、13:17 参厴 照儠 ]。それでは、 数包 年 ではなくて、 幾继 時 代 もの 先匪 を 預 言匟 的 眼繿 光捄 でごらんにな<br />

った 方 の 悲胳 しみは、どんなてあったことだろう。 彼 は、 滅脛 びの 天拦 使却 が、 長 く 主勢 の 住卫 居 であ<br />

った 都匙 に 向匇 かって 剣腚 を 上 げているのを 見 られた。 彼 は、 後 年 ティトゥスとその 軍拚 隊 が 占 領振<br />

したオリブ 山 上 の 同 じ 場 所勰 から、 谷卼 の 向匇 こうの 神卡 殿脟 の 庭僃 と 柱兀 廊结 とをごらんになった。そし<br />

て、 涙繽 にかすむ 目 で、 外勭 国 の 軍拚 隊 か 城拝 壁儿 を 包儣 囲 する 恐傁 ろしい 光捄 景拲 をごらんになった。 彼 は、<br />

進勺 軍拚 する 軍拚 隊 の 足拒 音 を 聞挈 かれた。 彼 は、 籠 城拝 中 の 婦偫 女匩 子 が 食挱 物匵 を 求卍 める 叫经 び 声拨 を 聞挈 かれた。<br />

彼 は 美捜 を 極掄 めた 聖脩 なる 神卡 殿脟 や 王掣 宮厳 や 塔纸 が、 炎縉 に 包儣 まれ、あとかたもなく 廃 墟 と 化 してしま<br />

うのをごらんになった。<br />

彼 は、はるか 未 来勵 に 目 を 注挅 ぎ、 契 約 の 民 が、「さばくに 散偶 らばる 破挐 片僗 のように」、 各厰<br />

地 に 離掤 散偶 するのを 見 られた。エルサレムの 子 らの 上 に 下 ろうとしていたこの 世匒 の 応厸 報匔 は、<br />

最勞 後 の 審拥 判匯 の 時 に 彼 らが 1 滴 もあまさず 飲儍 みほさなければならない 怒腹 りの 杯 の、ほんの 一<br />

口卶 に 過厢 ぎないことを 彼 はごらんになった。こうして、 神卡 の 憐穳 れみと 熱 烈绡 な 愛 は、 悲胳 しい 言匟<br />

葉挺 となってみ 口卶 からもれたのである。「ああ、エルサレム、エルサレム、 預 言匟 者 たちを 殺掮<br />

し、おまえにつかわされた 人 たちを 石厈 で 打占 ち 殺掮 す 者 よ。ちょうど、めんどりが 翼纐 の 下 にそ<br />

のひなを 集厦 めるように、わたしはおまえの 子 らを 幾继 たび 集厦 めようとしたことであろう。そ<br />

れだのに、おまえたちは 応厸 じようとしなかった」。ああ、 他 のすべての 国 にまさって 恵 ま<br />

れた 国 よ、もし、おまえが、おまえの 神卡 のおとずれの 時 を 知半 り、 平匊 和匄 をもたらす 道匠 を 知半 っ<br />

てさえいたら。わたしは、 刑傃 罰脖 の 天拦 使却 をとどめて、おまえに 悔繛 い 改匳 めをうながしたが、む<br />

だであった。おまえが 拒兘 み 退挖 けたのは、 単 にしもべや 代 理 人 、 預 言匟 者 たちではなくて、お<br />

まえの 贖 い 主勢 、イスラエルの 聖脩 者 なのだ。もし、おまえか 滅脛 びるならば、それは、おまえ<br />

だけの 責掅 任厃 である。「しかも、あなたがたは、 命挻 を 得千 るためにわたしのもとにこようとも<br />

しない」[マタイ 23:37、ヨハネ 5:<br />

キリストは、 不勘 信勼 と 反卬 逆 によってかたくなになり、 急双 速捠 に 神卡 の 刑傃 罰脖 を 受匃 けようとして<br />

いた 世匒 界化 を、エルサレムが 象拺 徴僦 しているのを 見 られた。 堕秐 落叉 した 人 類 の 不勘 幸 に、キリスト<br />

は 深捫 く 心升 を 痛僎 め、あのように 激 しい 苦 悶 の 叫经 びをあげられたのであった。 彼 は、 人 間 の 悲胳<br />

惨绨 と 涙繽 と 流及 血傔 とが 物匵 語指 る 罪 の 記卌 録捎 を 見 られた。 彼 の 心升 は、 地 上 で 悩肘 み 苦 しむ 者 のために、<br />

無叄 限拘 の 憐穳 れみを 感厤 じられた。 彼 はなんとかしてこうしたすべての 人 々を 救 いたいと 熱 望捬 さ<br />

れたのである。しかし、 彼 のみ 手 をもってしても、 人 間 の 不勘 幸 の 潮脞 は 止厙 めかねるように 思卩<br />

われた。 彼 らの 唯繴 一 の 援拶 助捉 者 であるキリストを 求卍 める 者 が、 少厮 ないからであった。 彼 は、<br />

人 々に 救 いをもたらすために、 死拎 に 至儖 るまで 自 分 の 魂 を 注挅 ぎ 出 そうとしておられたのに、<br />

生 命挻 を 得千 るために 彼 のところに 来勵 る 者 は 少厮 ないのであった。<br />

天拦 の 君 主勢 が 涙繽 を 流及 しておられる。 無叄 限拘 の 神卡 のみ 子 が、み 心升 を 悩肘 まし、 悲胳 嘆昍 にくれて 打占<br />

ち 伏胹 された。この 光捄 景拲 に 全 天拦 は 目 を 見 はった。この 光捄 景拲 は、 罪 がどんなに 恐傁 ろしいもので<br />

あるかをわれわれに 示単 し、また、 無叄 限拘 の 力 を 持匛 たれた 神卡 でも、 神卡 の 律傢 法 を 破挐 った 結医 果卵 から<br />

9


罪 人 を 救 うことがどんなに 困傮 難挚 であるかを 示単 している。イエスは、はるか 最勞 後 の 時 代 まで<br />

をながめ、エルサレムの 滅脛 亡 を 招偠 いたのと 同 様捞 の 欺繏 瞞 に、 世匒 界化 が 陥肿 っているのを 見 られた。<br />

ユダヤ 人 の 大 きな 罪 は、 彼 らがキリストを 拒兘 んだことであった。キリスト 教卝 会 の 大 きな 罪<br />

は、 天拦 地 を 支匣 配括 する 神卡 の 統拇 治匮 の 基匼 礎脔 である 神卡 の 律傢 法 の 拒兘 否 ということである。 主勢 の 戒儦 めは、<br />

軽 べつされ、 無叄 視拹 されるのであった。 罪 に 束僓 縛旸 され、サタンの 奴 隷趵 となり、 第匌 二华 の 死拎 に 定<br />

められた 無叄 数包 の 者 が、 神卡 のおとずれの 時 に、 真卢 理 の 言匟 葉挺 を 聞挈 こうとしないのである。それ<br />

は、なんと 恐傁 ろしい 盲 目 、なんと 不勘 思卩 議 な 愚 かさであろう。<br />

過厢 越掳 の 祭脫 りの 2 日 前 、キリストは、ユダヤの 指匦 導拗 者 たちの 偽兖 善 を 非 難挚 したあと、 神卡 殿脟<br />

に 最勞 後 の 別厌 れを 告卪 げてから、もう 1 度 弟胱 子 たちと 共厗 に、オリブ 山 に 行 き、 都匙 を 見 おろす 傾傧<br />

缁斜 面卥 の 青捘 草傠 の 上 におすわりになった。 彼 は、もう 1 度 、 都匙 の 城拝 壁儿 と 塔纸 と 王掣 宮厳 とをごらんに<br />

なった。もう 1 度 、 聖脩 なる 山 を 飾兇 る 美捜 しい 王掣 冠縍 のような、まぶしく 輝脮 く 神卡 殿脟 をごらんにな<br />

った。 その 時 から 1000 年 ほど 前 に、 詩纛 篇 記卌 者 は、イスラエルの 型捗 なる 家匝 をご 自 分 の 住卫<br />

居 となさった 神卡 の 恵 みをほめたたえた。「その 幕 屋厡 はサレムにあり、そのすまいはシオン<br />

にある。」 神卡 は、「ユダの 部 族 を 選 び、 神卡 の 愛 するシオンの 山 を 選 ばれた。 神卡 はその 聖脩 所勰<br />

を 高 い 天拦 のように 建厼 て」られた[ 詩纛 篇 76:2、78:68、。 最勞 初匘 の 神卡 殿脟 は、イスラエルが 暦昿<br />

史 1 最勞 も 隆儁 盛 をきわめた 時 代 に 建厼 てられた。ダビデ 王掣 は、このために、 莫穘 大 な 財拉 宝肮 を 集厦 め<br />

た。そして、その 設勳 計匧 は、 神卡 の 霊绳 感厤 によってなされた[ 歴偡 代 志 上 28:12、19 参厴 照儠 ]。<br />

イスラエルの 王掣 の 中 で 最勞 も 賢繞 明 であったソロモンが、その 工卋 事 を 完 成勱 した。この 神卡 殿脟<br />

は、 世匒 界化 で 最勞 も 壮昂 麗暗 な 建厼 物匵 であった。しかし、 主勢 は、 預 言匟 者 ハガイによって、 第匌 二华 の 神卡 殿脟<br />

について、 次卙 のように 言匟 われた。「 主勢 の 家匝 の 後 の 栄 光捄 は、 前 の 栄 光捄 よりも 大 きい。」「わ<br />

たしはまた 万勦 国 民 を 震傹 う。 万勦 国 民 の 財拉 宝肮 は、はいって 来勵 て、わたしは 栄 光捄 をこの 家匝 に 満掫 た<br />

すと、 万勦 軍拚 の 主勢 は 言匟 われる」[ハガイ 2:9、。 神卡 殿脟 は、ネブカデネザルに 破挐 壊傓 されたあ<br />

とで、キリスト 誕胎 生 の 約 500 年 前 に、 長 年 にわたった 捕 囚昉 生 活卹 から、 荒僚 廃 した 故採 郷偮 に 帰<br />

ってきた 人 々によって 再卭 建厼 された。その 時 、 人 々の 中 には、ソロモンの 神卡 殿脟 の 栄 光捄 を 見 た<br />

老偽 人 たちがいて、 新 しい 建厼 物匵 の 基匼 礎脔 が 以匆 前 のものと 比发 べてはるかに 劣縆 っているのを 嘆昍 いた。<br />

こうした 人 々の 気勴 持匛 ちを 預 言匟 者 は、「あなたかた 残拑 りの 者 のうち、 以匆 前 の 栄 光捄 に 輝脮 く 主勢 の<br />

家匝 を 見 た 者 はだれか。あなたがたは 今 、この 状叔 態拟 をどう 思卩 うか。これはあなたがたの 目 に<br />

は、 無叄 にひとしいではないか」と、 力 をこめて 言匟 っている[ハガイ 2:3、エズラ 3:12<br />

参厴 照儠 ]。この 時 、この 後 の 家匝 の 栄 光捄 は、 前 の 家匝 の 栄 光捄 より 大 きいという 約 束僓 が 与拜 えられ<br />

た。<br />

しかし、 第匌 二华 の 神卡 殿脟 は、 荘绩 厳 さにおいて、 第匌 一 の 神卡 殿脟 の 比发 ではなかった。また、 第匌 一<br />

の 神卡 殿脟 に 与拜 えられていた 神卡 の 臨 在厪 の 目 に 見 えるしるしはなかった。その 献僑 堂傾 を 記卌 念挡 する 超捪<br />

自 然掍 的 力 の 現勶 れもなかった。 栄 光捄 の 雲胖 が 新 築傀 の 聖脩 所勰 を 満掫 たすのも 見 られなかった。 祭脫 壇绵 の<br />

上 の 犠腻 牲繉 を 焼催 きつくす 天拦 からの 火 もなかった。 至儖 聖脩 所勰 のケルビムの 間 に、シェキーナーは、<br />

10


もう 宿 っていなかった。そこには、 契 約 の 箱脬 も 贖 罪 所勰 もあかしの 板偺 もなかった。 神卡 に 問勬 う<br />

祭脫 司 に、 主勢 のみこころを 告卪 げる 天拦 からの 声拨 はなかった。<br />

何挬 世匒 紀 もの 問勬 、ユダヤ 人 は、ハガイによって 与拜 えられた 神卡 の 約 束僓 の 成勱 就 を 示単 そうと 努<br />

めてきたが、むだであった。しかし、 誇縷 りと 不勘 信勼 が 彼 らの 心升 を 旨腄 目 にし、 預 言匟 者 の 言匟 葉挺 の<br />

真卢 の 意勪 味控 を 理 解卆 させなかった。 第匌 二华 の 神卡 殿脟 は、 主勢 の 栄 光捄 の 雲胖 ではなくて、 兜肉 体 をとって 現勶<br />

れた 神卡 ご 自 身拴 、 満掫 ちみちているいっさいの 神卡 の 徳 が 宿 っている 方 の 生 きた 臨 在厪 によって、<br />

あがめられるのであった。ナザレの 人 イエスが 神卡 殿脟 の 庭僃 で、 教卝 え、いやされた 時 、「 万勦 国<br />

民 の 財拉 宝肮 [ 万勦 国 の 願傿 うところのもの・ 文卽 語指 訳胲 ]」が、ほんとうに 彼 の 神卡 殿脟 に 来勵 られたのであ<br />

る。キリストが 来勵 られたこと、ただそのことだけで 第匌 二华 の 神卡 殿脟 は、 第匌 一 の 神卡 殿脟 の 栄 光捄 をし<br />

のいだ。 しかし、イスラエルは、 天拦 から 与拜 えられた 贈胞 り 物匵 を 退挖 けてしまった。その 日 、<br />

けんそんな 教卝 師 イエスが、 黄腓 金 の 門挋 から 出 られた 時 に、 栄 光捄 は、 永 久挸 に 神卡 殿脟 から 去掇 ったの<br />

である。「 見 よ、おまえたちの 家匝 は 児 捨腇 てられてしまう」という 救 い 主勢 の 言匟 葉挺 は、すでに<br />

成勱 就 したのであった[マタイ 23:。<br />

弟胱 子 たちは、 神卡 殿脟 の 破挐 壊傓 に 関 するキリストの 予匨 告卪 を 聞挈 いて、 恐傁 れと 驚脚 きに 満掫 たされ、<br />

彼 の 言匟 葉挺 の 意勪 味控 をもっとよく 知半 りたいと 願傿 った。 神卡 殿脟 の 壮昂 麗暗 さを 増匲 すために、 財拉 宝肮 と 労排 力<br />

と 建厼 築傀 上 の 技叒 術挘 とが、40 年 以匆 上 にわたって 注挅 ぎこまれていた。ヘロデ 大 王掣 も、ローマと<br />

ユダヤ 両厥 国 の 財拉 宝肮 を 惜斶 しみなく 費厔 やし、ローマ 皇 帝胰 さえも 贈胞 り 物匵 をささげて 神卡 殿脟 を 壮昂 麗暗 に<br />

した。 信勼 じられないような 巨 大 な 白换 い 大 理 石厈 が、この 目 的 のためにローマから 回 送拡 され、<br />

建厼 物匵 の 一 部 に 用 いられた。そして 弟胱 子 たちは、これらの 石厈 に 主勢 の 注挅 意勪 をひいて、「 先匪 生 、<br />

ごらんなさい。なんという 見 事 な 石厈 、なんという 立 派挩 な 建厼 物匵 でしょう」と 言匟 った[マルコ<br />

13:。<br />

ところが、これに 対 して、イエスは 厳 粛施 で 驚脚 くべき 答掬 えをされた。「よく 言匟 っておく。<br />

その 石厈 一 つでもくずされずに、そこに 他 の 石厈 の 上 に 残拑 ることもなくなるであろう」[マタ<br />

イ 24:。<br />

エルサレムの 滅脛 亡 というと、 弟胱 子 たちは、キリストが 世匒 界化 国 家匝 の 王掣 座 につき、かたく<br />

ななユダヤ 人 を 罰脖 し、 国 家匝 をローマのくびきから 解卆 放择 するために、この 世匒 の 栄 光捄 のうちに<br />

来勵 られる 時 のできごとを 連 想挹 した。 主勢 は 彼 らに、ご 自 分 がもう 1 度 こられることを 語指 って<br />

おられたから、 彼 がエルサレムの 滅脛 亡 のことを 言匟 われた 時 、 彼 らはその 再卭 臨 のことを 思卩 っ<br />

た。そこで、 彼 らがオリブ 山 上 で 救 い 主勢 のそばに 集厦 まった 時 に、「いつ、そんなことが 起招<br />

るのでしょうか。あなたがまたおいでになる 時 や、 世匒 の 終厖 りには、どんな 前 兆授 があります<br />

か」と 彼 らは 聞挈 いた[マタイ 24:。<br />

未 来勵 のことは、 憐穳 れみのうちに、 弟胱 子 たちから 隠僸 された。もしも、 彼 らがこの 時 、 贖<br />

い 主勢 の 苦 難挚 と 死拎 、そして 都匙 と 神卡 殿脟 の 破挐 壊傓 という 2 つの 恐傁 ろしいできごとを 全 部 知半 ったなら<br />

11


ば、 彼 らは 恐傁 怖繍 にうちひしがれたことであろう。キリストは、 終厖 末拢 の 前 に 起招 こる 主勢 要勥 事 件卅<br />

のあらましを 彼 らに 示単 された。その 時 、 彼 の 言匟 葉挺 は 十厝 分 に 理 解卆 されなかった。しかし、そ<br />

の 意勪 味控 は、 神卡 の 民 がそこに 与拜 えられている 教卝 訓肢 を 必厧 要勥 とする 時 に 明 らかにされるのであっ<br />

た。 彼 が 言匟 われた 預 言匟 には、 二华 重匤 の 意勪 味控 があった。それは、エルサレムの 滅脛 亡 を 予匨 告卪 する<br />

とともに、 最勞 後 の 大 いなる 日 の 恐傁 怖繍 をも 予匨 表勖 していた。<br />

イエスは、 耳脥 を 傾傧 けている 弟胱 子 たちに、 背 信勼 したイスラエルに 下 る 刑傃 罰脖 、 特厣 に、メシ<br />

ヤを 拒兘 んで 十厝 字捐 架繳 につけることに 対 して 下 る 懲腘 罰脖 報匔 復挴 を 明 らかにされた。 恐傁 るべき 頂脢 点勷 に<br />

達挾 する 前 に 明 白换 なしるしが 現勶 れる。 恐傁 怖繍 すべき 時 が、 突 然掍 、 急双 速捠 にやってくる。 救 い 主勢 は、<br />

弟胱 子 たちに 次卙 のように 警厺 告卪 を 発 せられた。「 預 言匟 者 ダニエルによって 言匟 われた 荒僚 らす 憎 む<br />

べき 者 が、 聖脩 なる 場 所勰 に 立 つのを 見 たならば[ 読傊 者 よ、 悟縖 れ]、そのとき、ユダヤにいる 人<br />

々は 山 へ 逃偹 げよ」[マタイ 24:15、16、ルカ 21:20、21 参厴 照儠 ]。エルサレムの 城拝 外勭 、 数包<br />

マイルにわたる 期勡 地 に、ローマ 人 の 異 教卝 の 軍拚 旗充 が 立 てられる 時 、キリストに 従 う 者 たちは、<br />

安勣 全 をもとめて 逃偹 げなければならなかった。 警厺 報匔 が 見 えたならば、のがれることを 望捬 むも<br />

のはためらってはならなかった。 避 難挚 警厺 報匔 は、エルサレム 城拝 内 と 同 様捞 に、ユダヤ 全 土拋 にお<br />

いて、 直卟 ちに 従 うべきものであった。 屋厡 上 にいる 者 は、どんなに 大 切卲 な 宝肮 物匵 であっても、<br />

それを 取勚 りに 家匝 の 中 に 入 ってはならなかった。 畠绤 やぶどう 畑偯 で 働掴 いていたものは、 日 中 働掴<br />

いていた 時 に 脱傰 いでおいた 上 衣胼 を 取勚 りに 帰 ってはならなかった。 彼 らは、 一 瞬腗 でもためら<br />

ってはならなかった。さもないと 一 般 の 人 々と 共厗 に 滅脛 びにまき 込匸 まれてしまうのであっ<br />

た。<br />

エルサレムは、ヘロデ 王掣 の 治匮 世匒 に 大 いに 美捜 化 され たばかりでなく、 塔纸 、 城拝 壁儿 、 要勥 害县 な<br />

どが 建厼 てられ、それに 地 形捊 が 自 然掍 の 要勥 害县 となっていたので、 難挚 攻 不勘 落叉 の 城拝 と 思卩 われてい<br />

た。 こうした 時 に、エルサレムの 滅脛 亡 を 公勗 に 予匨 告卪 するものは、 洪斬 水匍 前 のノアのように 狂旆<br />

気勴 じみた 杞 憂旨 家匝 と 呼 ばれたことであろう。しかし、キリストは、「 天拦 地 は 滅脛 びるであろう。<br />

しかしわたしの 言匟 葉挺 は 滅脛 びることがない」と 言匟 われた[マタイ 24:。エルサレムは、その<br />

罪 のために 刑傃 罰脖 の 宣傪 告卪 を 受匃 けていたが、そのかたくなな 不勘 信勼 によって 滅脛 亡 を 決 定 的 にした<br />

のであった。<br />

主勢 は、 預 言匟 者 ミカによって、 次卙 のように 言匟 われた。「ヤコブの 家匝 のかしらたち、イス<br />

ラエルの 家匝 のつかさたちよ、すなわち 公勗 義拣 を 憎 み、すべての 正匁 しい 事 を 曲儞 げる 者 よ、これ<br />

を 聞挈 け。あなたがたは 血傔 をもってシオンを 建厼 て、 不勘 義拣 をもってエルサレムを 建厼 てた。その<br />

かしらたちは、まいないをとってさばき、その 祭脫 司 たちは 価卒 をとって 教卝 え、その 預 言匟 者 た<br />

ちは 金 をとって 占 う。しかもなお 彼 らは 主勢 に 寄 り 頼 んで、『 主勢 はわれわれの 中 におられる<br />

ではないか、だから 災 はわれわれに 臨 むことがない』と 言匟 う」[ミカ 3:9~。<br />

このみ 言匟 葉挺 は、 腐纄 敗反 に 陥肿 り 自 分 を 義拣 とするエルサレムの 住卫 民 を、 正匁 確卾 に 描胦 写捂 していた。<br />

彼 らは、 神卡 の 律傢 法 の 教卝 えを 厳 格卺 に 守捿 っていると 言匟 いながら、そのすべての 原募 則 を 犯 してい<br />

12


た。 彼 らは、キリストの 純儻 潔昔 と 聖脩 潔昔 とが 彼 らの 罪 悪捰 を 暴偷 露腒 したために 彼 を 憎 んだ。そして、<br />

自 分 たちの 罪 のためにふりかかってきた 苦 難挚 について、その 原募 因 は 彼 にあると 言匟 って 非 難挚<br />

した。 彼 らは、キリストが 無叄 罪 であることを 承偢 知半 の 上 で、 国 家匝 の 安勣 全 を 保 つためには 彼 の<br />

死拎 が 必厧 要勥 であると 宣傪 言匟 した。「もしこのままにしておけば、みんなが 彼 を 信勼 じるようにな<br />

るだろう。そのうえ、ローマ 人 がやってきて、わたしたちの 土拋 地 も 人 民 も 奪傤 ってしまうで<br />

あろう」とユダヤの 指匦 導拗 者 たちは 言匟 った[ヨハネ 11:。もしキリストを 犠腻 牲繉 にしてしまえ<br />

ば、 彼 らは、もう 1 度 強勮 力 な 統拇 一 国 家匝 になることができる。このように 考卛 えて 彼 らは、 全<br />

国 民 か 滅脛 びるよりは 1 人 の 人 が 人 民 に 代 わって 死拎 ぬほうがよいという 大 祭脫 司 の 決 定 に、 同<br />

意勪 したのであった。<br />

このようにして、ユダヤ 人 の 指匦 導拗 者 たちは、「 血傔 をもってシオンを 建厼 て、 不勘 義拣 をもっ<br />

てエルサレムを 建厼 てた」[ミカ 3:。 彼 らは、 救 い 主勢 が 彼 らの 罪 を 譴 責掅 されたために、 彼<br />

を 殺掮 しておきながら、なお 自 分 たちは 神卡 に 恵 まれていると 考卛 え、 神卡 が 彼 らを 敵育 の 手 から 救<br />

ってくださると 期勡 待挊 するほどに 自 分 を 義拣 としていた。「それゆえ、シオンはあなたがたの<br />

ゆえに 田 畑偯 となって 耕绌 され、エルサレムは 石厈 塚 となり、 宮厳 の 山 は 木匓 のおい 茂傡 る 高 い 所勰 とな<br />

る」と 預 言匟 者 は 言匟 った[ 同 3:。<br />

神卡 は、エルサレムの 運卞 命挻 かキリストご 自 身拴 の 口卶 から 宣傪 言匟 されてから 40 年 近卐 くも、 都匙 と<br />

国 家匝 に 対 する 刑傃 罰脖 を 延 ばされた。 福厹 音 を 拒兘 否 し、 神卡 のみ 子 を 殺掮 害县 した 者 に 対 する 神卡 の 寛繘 容卣<br />

は 驚脚 くべきものであった。 神卡 がユダヤ 国 民 を 扱僻 われる 方 法 が、 実 を 結医 ばない 木匓 の 譬 によく<br />

あらわされている。「その 木匓 を 切卲 り 倒 してしまえ。なんのために、 土拋 地 をむだにふさがせ<br />

て 置厒 くのか」という 命挻 令傂 がすでに 出 されていた[ルカ 13:。しかし、 神卡 の 憐穳 れみは、なお<br />

しばらくの 間 、それを 猶旽 予匨 しておられた。ユダヤ 人 の 中 には、キリストの 品厍 性勯 と 働掴 きにつ<br />

いて 無叄 知半 なものがまだ 多匭 くあった。 子 供挿 たちは、 彼 らの 親捧 が 拒兘 否 した 光捄 に 接捴 する 機務 会 も、<br />

それを 受匃 ける 機務 会 もなかった。 神卡 は 使却 徒傣 たちやその 仲傫 間 たちによって、 彼 らに 光捄 を 輝脮 かそ<br />

うと 望捬 まれた。 彼 らは、キリストの 誕胎 生 と 生 涯昗 だけでなく、その 死拎 と 復挴 活卹 についても、 預<br />

言匟 がどのように 成勱 就 したかを 見 せられるのであった。 子 供挿 たちは 親捧 の 罪 の 罰脖 を 受匃 けるので<br />

はなかった。しかし、 子 供挿 たちが、 親捧 にうえられたすべての 光捄 を 知半 った 上 で、さらに 自 分<br />

たちに 与拜 えられた 光捄 を 拒兘 む 時 、 彼 らは 親捧 の 罪 にあずかる 者 となり、 彼 らの 悪捰 の 升 目 を 満掫 た<br />

すのであった。<br />

エルサレムに 対 する 神卡 の 忍旖 耐脾 は、ただユダヤ 人 をかたくなな 不勘 信勼 に 陥肿 れるだけであっ<br />

た。 彼 らは、イエスの 弟胱 子 たちを 憎 み、 虐纨 待挊 して、 最勞 後 の 憐穳 れみの 招偠 き を 拒兘 んでしまっ<br />

た。その 時 、 神卡 は、 彼 らから 保 護厽 の 手 を 引匂 き、サタンとその 使却 いたちに 対 する 神卡 の 抑 制勧 力<br />

を 除揄 去掇 された。そして 国 家匝 は、その 選 んだ 指匦 導拗 者 のなすままになった。 イスラエルの 人<br />

々は、 邪旇 悪捰 な 衝胓 動 をしずめる 力 を 彼 らに 与拜 えることのできるキリストの 恵 みを、 退挖 けてし<br />

まった。そこで、 今 度 は、こうした 衝胓 動 が 優历 位匱 を 占 めた。サタンは、 人 間 の 心升 の 中 の 最勞 も<br />

13


激 烈绡 で 卑赐 しい 感厤 情午 をよびおこした。 人 々は、 道匠 理 をわきまえなかった。 彼 らは 理 性勯 を 越掳 え<br />

た 衝胓 動 と 盲 目 的 な 激 しい 怒腹 りに 支匣 配括 された。 彼 らは、 悪捰 魔斴 的 残拑 酷昰 さをあらわしてきた。 家匝<br />

庭僃 においても 国 家匝 においても、 上 流及 階 級揁 においても 下 層 階 級揁 においても 一 様捞 に、 疑卧 い、ね<br />

たみ、 憎 しみ、 争拫 闘 、 反卬 逆 、 殺掮 人 などが 行 われた。どこも 安勣 全 ではなかった。 友掻 人 も 親捧 族<br />

も、 互僆 いに 裏傈 切卲 り 合 った。 親捧 は 子 供挿 を 殺掮 し、 子 供挿 は 親捧 を 殺掮 した。 国 民 の 指匦 導拗 者 たちは、 自<br />

分 自 身拴 を 統拇 御 する 力 がなかった。 押 えきれない 感厤 情午 が 彼 らを 暴偷 君 にした。ユダヤ 人 は、 神卡<br />

の 罪 なきみ 子 を 罪 に 定 めるために、 偽兖 証卨 を 受匃 け 入 れたのであった。そして 今 、 偽兖 証卨 が、 彼<br />

ら 自 身拴 の 生 命挻 を 脅肺 かしていた。 彼 らは、その 行 動 によって、 長 い 間 、「われらが 前 にイス<br />

ラエルの 聖脩 者 をあらしむるなかれ」と 言匟 ってきた[イザヤ 30:11 文卽 語指 訳胲 ]。 今 、 彼 らの 願傿<br />

いはかなえられた。 彼 らはもう 神卡 を 恐傁 れなくなった。サタンが、 国 家匝 のかしらとなった。<br />

そして 政 治匮 と 宗儲 教卝 の 最勞 高 の 権勻 威胙 者 たちは、 彼 の 支匣 配括 下 にあった。<br />

対 立 する 諸 党勝 派挩 の 指匦 導拗 者 たちは、 時 には 結医 束僓 して、 哀暈 れな 犠腻 牲繉 者 たちを 襲脁 って 苦 しめ<br />

るかと 思卩 うと、 今 度 は 互僆 いに 攻 め 合 い 無叄 慈暆 悲胳 に 殺掮 害县 し 合 った。 神卡 聖脩 な 神卡 殿脟 でさえ、 彼 らの<br />

恐傁 ろしい 残拑 忍旖 さをとどめることができなかった。 礼脊 拝旟 者 が 祭脫 壇绵 の 前 で 殺掮 され、 聖脩 所勰 は 死拎 体<br />

によって 汚儢 された。しかし、この 凶晧 悪捰 な 行 為 の 扇昪 動 者 たちは、その 盲 目 で 神卡 をないがしろ<br />

にした 思卩 い 上 がりから、エルサレムは 神卡 ご 自 身拴 の 都匙 であるから、 滅脛 亡 する 恐傁 れはないと 公勗<br />

言匟 していた。 彼 らは 権勻 力 を 確卾 保 するために、にせ 預 言匟 者 を 買挍 収厓 して、ローマの 軍拚 隊 が 神卡 殿脟<br />

を 包儣 囲 している 時 でさえ、 神卡 の 救 いを 待挊 つべきであると 人 々に 言匟 わせた。 群儈 衆 は、 至儖 高 者<br />

であられる 神卡 が 敵育 を 滅脛 ぼすために 介捈 入 なさることを、 最勞 後 まで 信勼 じていた。しかし、イス<br />

ラエルは、 神卡 の 保 護厽 を 退挖 けてしまっていたから、 今 、なんの 防拌 備厵 もなかった。 不勘 幸 なエル<br />

サレムよ。 内 紛兗 に 裂脧 かれ、 同 志 の 手 で 殺掮 害县 された 子 らの 血傔 が、 都匙 の 通 りを 赤捭 く 染偦 め、その<br />

上 異 邦傗 人 の 軍拚 隊 が 要勥 塞赨 を 破挐 壊傓 し、 兵掝 士厨 たちを 殺掮 害县 したのである。<br />

エルサレムの 滅脛 亡 に 関 するキリストの 預 言匟 はみな、 文卽 字捐 どおり 成勱 就 した。ユダヤ 人 は、<br />

「あなたがたの 量挪 るそのはかりで、 自 分 にも 量挪 り 与拜 えられるであろう」というキリストの<br />

警厺 告卪 の 言匟 葉挺 が 事 実 であることを、 身拴 をもって 知半 った[マタイ 7:。 災 害县 と 滅脛 亡 を 予匨 告卪 する<br />

しるしと 不勘 思卩 議 があらわれた。 真卢 夜 中 に、 神卡 殿脟 と 祭脫 壇绵 の 上 に 異 様捞 な 光捄 が 輝脮 いた。 戦勛 いのた<br />

めに 戦勛 車区 や 勇腅 士厨 たちが 集厦 結医 するのが、 日 没纹 の 時 雲胖 の 上 に 描胦 き 出 された。 夜 間 、 聖脩 所勰 で 奉旊 仕捸<br />

する 祭脫 司 たちは、 不勘 思卩 議 な 物匵 音 に 驚脚 かされた。 地 が 震傹 え、「われわれはここを 去掇 ろう」 1<br />

と 大 勢厕 の 声拨 が 叫经 ぶのが 聞挈 こえた。20 人 がかりでもしめられないほど 重匤 く、しかも 堅儕 い 敷偿<br />

石厈 に 深捫 く 打占 ち 込匸 まれた 鉄捹 のかんぬきで 閉僔 じられた 東 の 門挋 の 扉晲 が、だれもいないのに、 夜 半博<br />

に 開 かれた。<br />

また、7 年 の 間 、1 人 の 男卂 がエルサレムの 町 をあちこちとめぐって、 都匙 に 下 る 災 いにつ<br />

いて 叫经 びつづけた。 彼 は、 昼腮 も 夜 も、 激 しい 悲胳 しみの 歌 をうたった。「 東 からの 声拨 。 西勽 か<br />

らの 声拨 。 四捡 方 からの 声拨 。エルサレムを 責掅 め、 神卡 殿脟 を 責掅 める 声拨 。 新 郎挟 と 新 婦偫 を 責掅 める 声拨 。 全<br />

14


国 民 を 責掅 める 声拨 。」 2 この 不勘 思卩 議 な 男卂 は 投匐 獄晳 されて、きびしく 罰脖 せられたが、 一 言匟 もつぶ<br />

やきの 言匟 葉挺 をもらさなかった。 彼 は、 侮贔 辱既 とののしりに 対 して、「エルサレムは、わざわ<br />

いだ、わざわいだ。」「エルサレムの 住卫 民 はわざわいだ、わざわいだ」と 答掬 えるだけであ<br />

った。 彼 の 警厺 告卪 の 叫经 びは、 彼 が 自 分 の 予匨 告卪 したその 包儣 囲 の 中 で 殺掮 されるまでやまなかっ<br />

た。<br />

エルサレムが 滅脛 亡 した 時 、キリスト 者 は 1 人 も 死拎 ななかった。キリストが 弟胱 子 たちに<br />

警厺 告卪 を 発 しておら れたので、 彼 のみ 言匟 葉挺 を 信勼 じたものは、みな、 約 束僓 のしるしに 注挅 意勪 し<br />

ていた。「エルサレムが 軍拚 隊 に 包儣 囲 されるのを 見 たならば、そのときは、その 滅脛 亡 が 近卐 づ<br />

いたとさとりなさい。そのとき、ユダヤにいる 人 々は 山 へ 逃偹 げよ。 市 中 にいる 者 は、そこ<br />

から 出 て 行 くがよい」とイエスは 言匟 われた[ルカ 21:20、。ローマ 軍拚 は、ケスティウスの<br />

指匦 揮肫 のもとに 都匙 を 包儣 囲 したが、すべてが 即腖 時 攻 撃掐 に 好捆 都匙 合 であると 思卩 われたにもかかわら<br />

ず、 不勘 意勪 に 撤僬 退挖 してしまった。 籠 城拝 していた 側卷 では 包儣 囲 に 耐脾 えかねて、 今 にも 降 伏胹 する<br />

ばかりになっていた 時 に、ローマの 将 軍拚 は、 一 見 、なんの 理 山 もないのに、 軍拚 隊 を 撤僬 退挖 さ<br />

せたのである。しかしこれは、 神卡 が 神卡 の 民 のために 事 件卅 のなりゆきを 導拗 かれる 憐穳 れみに 満掫<br />

ちた 摂昊 理 であった。すでに 約 束僓 のしるしは、 待挊 っているキリスト 者 に 与拜 えられていた。そ<br />

して、 今 、 救 い 主勢 の 警厺 告卪 に 従 おうとするすべての 者 に 機務 会 が 与拜 えられた。 事 件卅 は、 神卡 の 支匣<br />

配括 下 にあったので、ユダヤ 人 もローマ 人 も、キリスト 者 の 避 難挚 を 止厙 めなかった。ケスティ<br />

ウスの 退挖 却 を 見 たユダヤ 人 は、エルサレムを 飛 び 出 して 敵育 軍拚 のあとを 追挵 った。 両厥 軍拚 の 交卦 戦勛<br />

中 に、キリスト 者 は 都匙 を 去掇 ることかできた。この 時 、 彼 らの 避 難挚 の 妨绋 害县 になったかもしれ<br />

ない 敵育 の 軍拚 勢厕 も、 国 内 から 追挵 い 払掾 われていた。 包儣 囲 された 時 、ユダヤ 人 は 仮儵 庵 の 祭脫 りを 祝腛<br />

うためにエルサレムに 集厦 まっていた。したがって 全 国 のキリスト 者 は、 無叄 事 のがれること<br />

ができた。 彼 らは 直卟 ちに 安勣 全 な 場 所勰 へ、ヨルダンの 向匇 こうにあるペレアの 地 のペラの 町 に<br />

避 難挚 した。<br />

ケスティウスとその 軍拚 隊 を 追挵 跡僡 したユダヤ 軍拚 は、これを 全 滅脛 させうかと 思卩 われる 勢厕 い<br />

で 後 方 から 攻 めたてた。ローマ 軍拚 は、 非 常拤 な 困傮 難挚 のなかでやっと 退挖 却 した。ユダヤ 軍拚 は、<br />

ほとんど 損措 失拽 をこうむらずにすみ、 戦勛 利匏 品厍 を 携掠 えて、 意勪 気勴 揚胚 々とエルサレムに 引匂 きあげた。<br />

しかし、この 勝 利匏 と 思卩 われたことは、ただ 彼 らを 不勘 幸 にしただけであった。これは、ロー<br />

マ 人 に 対 する 頑繷 強勮 な 抵脏 抗 心升 を 彼 らにいだかせ、 滅脛 亡 にひんした 都匙 を 言匟 語指 に 絶傉 する 苦 難挚 に 陥肿<br />

れた。 ティトゥスがふたたび 包儣 囲 した 時 、エルサレムに 起招 こった 災 難挚 は 悲胳 惨绨 なものであ<br />

った。 都匙 の 包儣 囲 は、 城拝 内 に 幾继 百掸 万勦 のユダヤ 人 が 集厦 まっていた 過厢 越掳 の 祭脫 りの 時 に 起招 こった。<br />

注挅 意勪 深捫 く 保 存掑 すれば、 数包 年 は 住卫 民 を 養傞 うことができたはずの 食挱 糧腠 の 蓄腸 えは、 相 争拫 う 党勝 派挩 の<br />

しっとやふくしゅうのためにすでになくなり、 人 々は、 今 や 飢 餓赭 の 恐傁 怖繍 にさらされてい<br />

た。<br />

15


小 麦旗 1 升 の 価卒 は 1 タラントであった。 人 々は、 非 前 な 飢 えのために、 帯 皮脦 やサンダル、<br />

また 盾绮 のおおいをかんだりした。 多匭 くの 者 は、 夜 間 城拝 外勭 に 忍旖 び 出 て、 城拝 壁儿 の 外勭 に 生 えてい<br />

る 野 草傠 を 取勚 ろうとしたが、その 多匭 くは 捕 らえられて 惨绨 殺掮 された。また、 無叄 事 帰 ってきた 者<br />

も、 非 常拤 な 危捦 険叁 を 冒纍 して 集厦 めたものを 他 の 人 に 奪傤 われてしまうのであった。 権勻 力 者 が、 窮晦<br />

乏织 に 陥肿 った 者 から、 隠僸 しているわずかの 食挱 物匵 を 奪傤 い 取勚 るために 加匎 えた 拷稷 問勬 は、 実 に 残拑 忍旖 な<br />

ものであった。こうした 残拑 忍旖 なことは、 十厝 分 に 食挱 物匵 を 持匛 っていながら、ただ 将 来勵 のために<br />

蓄腸 えておこうとする 人 々によって、しばしば 行 われたのであった。<br />

無叄 数包 の 者 が、 飢 えと 病挶 気勴 で 倒 れた。 人 間 本 来勵 の 自 然掍 な 愛 情午 は 失拽 われてしまったように<br />

思卩 われた。 夫挕 は 妻像 から、 妻像 は 夫挕 から 奪傤 った。 子 供挿 は、 老偽 いた 親捧 の 口卶 から 食挱 物匵 をもぎ 取勚 った。<br />

「 女匩 がその 乳腤 のみ 子 を 忘脨 れて、その 腹腏 の 子 を、あわれまないようなことがあろりか」とい<br />

う 預 言匟 者 の 問勬 いに 対 して、 滅脛 亡 にひんした 城拝 内 から 次卙 のような 答掬 えがあった。「わが 民 の<br />

娘繂 の 滅脛 びる 時 には 情午 深捫 い 女匩 たちさえも、 手 ずから 自 分 の 子 どもを 煮晚 て、それを 食挱 物匵 とした」<br />

[イザヤ 49:15、 哀暈 歌 4:。また、それより 1400 年 前 に 与拜 えられた 警厺 告卪 の 預 言匟 が 成勱 就 し<br />

た。「またあなたがたのうちのやさしい、 柔肛 和匄 な 女匩 、すなわち 柔肛 和匄 で、やさしく、 足拒 の 裏傈<br />

を 土拋 に 付厏 けようともしない 者 でも、 自 分 のふところの 夫挕 や、むすこ、 娘繂 にもかくし<br />

て、…… 自 分 の 産勩 む 子 をひそかに 食挱 べるであろう。 敵育 があなたの 町 々を 囲 み、 激 しく 攻 め<br />

なやまして、すべての 物匵 が 欠 乏织 するからである」[ 申捩 命挻 記卌 28:56、。 ]<br />

ローマの 将 軍拚 たちは、ユダヤ 人 を 脅肺 かして、 彼 らを 降 伏胹 させようとした。 彼 らは 抵脏 抗<br />

した 捕 虜 をむちで 打占 って 苦 しめ、 都匙 の 城拝 壁儿 の 前 で 十厝 字捐 架繳 にかけた。こうして、 殺掮 される 者<br />

が 毎傭 日 何挬 百掸 人 とあった。そして、この 恐傁 ろしいことは、ヨシャパテの 谷卼 一 帯 とカルバリー<br />

に 無叄 数包 の 十厝 字捐 架繳 が 立 てられ、その 間 を 歩 くことさえ 困傮 難挚 になるまで 続勸 いた。 ピラトの 法<br />

廷腾 で 叫经 ばれた「その 血傔 の 責掅 任厃 は、われわれとわれわれの 子 孫繜 の 上 にかかってもよい」とい<br />

う 恐傁 ろしいのろいの 言匟 葉挺 は、このように 悲胳 惨绨 な 罰脖 となった[マタイ 27:。<br />

しかし、ティトゥスは、なんとかしてこの 恐傁 るべき 状叔 態拟 をやめさせ、エルサレムを 全<br />

滅脛 から 救 いたいと 思卩 った。 彼 は、 谷卼 間 に 積捑 まれた 死拎 体 を 見 て 戦勛 慄 した。 彼 は、オリブ 山 の<br />

上 から 壮昂 麗暗 な 神卡 殿脟 をながめて、 非 常拤 に 心升 を 打占 たれ、その 石厈 1 つにでも 触僾 れてはならないと<br />

命挻 令傂 した。ティトゥスはこの 要勥 害县 を 占 領振 するに 先匪 だって、ユダヤの 指匦 導拗 者 に 熱 心升 に 訴挰 え、<br />

彼 がこの 神卡 聖脩 な 場 所勰 を 血傔 で 汚儢 さなくてもよいようにしてほしいと 言匟 った。もし 彼 らが 出 て<br />

きて、 他 の 場 所勰 で 戦勛 うことを 望捬 むならば、ローマ 人 はだれも 神卡 殿脟 を 汚儢 すことはしないと 言匟<br />

った。ヨセフス 自 身拴 も 大 いに 熱 弁 をふるって、ユダヤ 人 に 降 伏胹 をすすめ、 自 分 たちを 救 う<br />

と 共厗 に 都匙 と 神卡 殿脟 とを 救 うように 訴挰 えた。しかし、こうした 言匟 葉挺 に 対 して、 彼 は 激 しいのろ<br />

いの 声拨 を 浴脓 びせられた。 最勞 後 の 調 停 者 として 訴挰 える 彼 に、 投匐 げやりが 投匐 げられた。ユダヤ<br />

人 は、 神卡 のみ 子 の 懇縨 願傿 を 退挖 けてしまったが、 今 では 忠儮 告卪 も 懇縨 願傿 もただ 彼 らの 心升 をかたくな<br />

にしてあくまで 抵脏 抗 させるだけであった。 神卡 殿脟 を 滅脛 ぼすまいとしたティトゥスの 努 力 はむ<br />

16


だであった。 彼 より 偉昖 大 なお 方 が、その 石厈 1 つでもくずされずに、 他 の 石厈 の 上 に 残拑 ること<br />

はないと 宣傪 言匟 されていたのである。<br />

ユダヤの 指匦 導拗 者 たちの 盲 目 的 頑繷 強勮 さと、 城拝 内 で 行 われた 憎 むべき 犯 罪 とが、ローマ 人<br />

の 恐傁 怖繍 と 激 怒腹 をあおり、ティトウスはついに、 神卡 殿脟 を 襲脁 ってこれを 占 領振 することをきめた。<br />

しかし 彼 は、できることならば 神卡 殿脟 を 破挐 壊傓 から 守捿 ろうとした。けれども 彼 の 命挻 令傂 は 無叄 視拹 さ<br />

れた。 彼 が 夜 、 天拦 幕 に 帰 ったあとで、ユダヤ 人 は、 神卡 殿脟 から 城拝 外勭 に 出 て、 敵育 の 兵掝 隊 を 攻 撃掐<br />

した。 交卦 戦勛 中 、1 人 の 兵掝 士厨 が 柱兀 廊结 のすきまから 中 へたいまつを 投匐 げ 込匸 んだ。たちまち、 神卡<br />

殿脟 の 周 りの 杉傇 材 のへやは 火 に 包儣 まれた。ティトゥスは 将 軍拚 や 兵掝 隊 をつれてその 場 に 行 き、<br />

火 を 消拔 すように 兵掝 隊 たちに 命挻 じた。しかし、その 命挻 令傂 は 顧僖 みられなかった。 怒腹 り 狂旆 った 兵掝<br />

隊 たちは、 神卡 殿脟 に 隣胐 接捴 したへやにたいまつを 投匐 げ 込匸 み、そこに 避 難挚 していた 多匭 くの 者 を 剣腚<br />

にかけて 殺掮 した。 血傔 が 神卡 殿脟 の 階 段掀 を 川勜 のように 流及 れた。 幾继 千収 というユダヤ 人 が 死拎 んだ。 戦勛<br />

いの 物匵 音 に 混 じって、「イカボデ」—— 栄 光捄 は 去掇 ったと 叫经 ぶ 声拨 が 聞挈 こえた。<br />

ティトゥスは、 兵掝 隊 たちの 激 しい 怒腹 りをしずめることが 不勘 可參 能印 であることを 知半 って、<br />

将 校厛 たちと 共厗 に 中 に 入 り、 神卡 殿脟 の 内 部 を 調 査匀 した。 彼 らはその 壮昂 麗暗 さに 目 を 見 張挗 った。そ<br />

して、 火 はまだ 聖脩 所勰 まで 回 っていなかったので、 必厧 死拎 になってこれを 守捿 ろうとし、 飛 び 出<br />

して 行 って、ふたたび 兵掝 隊 たちに 火 の 進勺 行 を 止厙 めるように 訴挰 えた。 百掸 卒克 長 リベラリスは、<br />

その 職厯 権勻 によって、 服傕 従 をしいようと 試去 みた。しかし、 皇 帝胰 への 尊胛 敬肭 でさえ、ユダヤ 人 に<br />

対 する 激 しい 敵育 意勪 と 戦勛 いの 恐傁 ろしい 興掰 奮绝 と 略傎 奪傤 に 対 する 飽 くことを 知半 らない 欲僼 望捬 の 前 には、<br />

どうする 力 もなかった。 兵掝 隊 たちは、 金 色 に 輝脮 く 周 囲 のものがみな、 燃 えさかる 炎縉 に 照儠 り<br />

はえるのを 見 て、 聖脩 所勰 の 中 には 無叄 数包 の 宝肮 物匵 がたくわえられていると 考卛 えた。だれも 気勴 づか<br />

ないうちに、1 兵掝 卒克 が、とびらのちょうつがいの 間 から 火 のついたたいまつを 中 に 投匐 げ 入<br />

れた。 建厼 物匵 全 体 は、 一 瞬腗 のうちに 炎縉 に 包儣 まれた。 立 ちこめる 煙腥 と 火 のために、 将 校厛 たちは、<br />

避 難挚 するほかなかった。そして、 広南 大 な 建厼 物匵 は、 焼催 失拽 するままになってしまった。<br />

「それは、ローマ 軍拚 にとって 恐傁 るべき 光捄 景拲 であった。では、ユダヤ 人 にとってはどう<br />

であったか。 全 市 を 見 おろす 山 頂脢 全 体 が 噴纳 火 山 のように 燃 え 上 がった。 建厼 造挝 物匵 は 次卙 々と 大<br />

音 響捳 を 立 てて 倒 れ、 火 の 海匈 にのまれた。 杉傇 ぶきの 屋厡 根捏 は 一 面卥 の 火 と 変厭 わり、 金 色 の 尖账 塔纸<br />

は 赤捭 い 火 の 柱兀 のように 輝脮 いた。 門挋 塔纸 は 炎縉 と 煙腥 を 高 く 吹胈 き 上 げた。 近卐 くの 山 々は 火 に 照儠 りは<br />

え、 黒 い 人 影挼 が 恐傁 怖繍 と 不勘 安勣 にかられつつ、 滅脛 亡 のさまをながめていた。 都匙 の 城拝 壁儿 と 高 台卤 の<br />

ほうにも、 絶傉 望捬 に 青捘 ざめた 人 々や、 無叄 益捍 なふくしゅうの 念挡 に 顔 をしかめた 人 々が 群儈 がって<br />

いた。 走掘 り 回 るローマの 兵掝 隊 の 叫经 び 声拨 や、 炎縉 の 中 で 倒 れる 反卬 乱 兵掝 たちのうめき 声拨 が、 猛縭 火<br />

のうなりと 材 木匓 の 落叉 下 する 大 音 響捳 に 混 って 聞挈 こえた。 高 台卤 の 人 々の 叫经 び 声拨 が 山 々にこだま<br />

し、 城拝 壁儿 の 周 り 一 面卥 に、 泣縦 き 叫经 ぶ 声拨 と 嘆昍 き 悲胳 しむ 声拨 が 満掫 ちた。 飢 えて 死拎 にひんしている 人<br />

々は、わずかに 残拑 った 力 をふりしぼって、 苦 悩肘 と 悲胳 痛僎 の 叫经 びをあげた。<br />

17


「 城拝 内 の 殺掮 害县 は、 城拝 外勭 の 光捄 景拲 よりいっそう 悲胳 惨绨 なものであった。 男卂 も 女匩 も、 老偽 いも 若拊<br />

きも、 反卬 乱 兵掝 も 祭脫 司 も、 戦勛 った 者 もあわれみを 請捥 うた 者 も、みな 差挽 別厌 なく 殺掮 害县 された。 殺掮<br />

された 者 の 数包 は、 殺掮 害县 者 の 数包 を 上 回 った。 軍拚 隊 は 死拎 者 の 山 をよじのぼって、 絶傉 滅脛 の 仕捸 事 を<br />

続勸 けねばならなかった。」 神卡 殿脟 が 破挐 壊傓 された 後 、まもなく、 全 市 がローマ 軍拚 の 手 に 落叉 ち<br />

た。ユダヤの 将 軍拚 たちは 難挚 攻 不勘 落叉 の 要勥 塞赨 を 放择 棄 したので、ティトゥスがそこに 来勵 た 時 には、<br />

だれも 残拑 っていなかった。 彼 はそれを 見 て 驚脚 き、これを 彼 の 手 に 与拜 えたのは 神卡 であると 言匟<br />

った。というのは、どんなに 強勮 力 な 兵掝 器捙 でも、この 巨 大 な 要勥 塞赨 の 胸胬 壁儿 を 打占 ち 破挐 ることはで<br />

きなかったからである。 都匙 も 神卡 殿脟 もともに 完 全 に 破挐 壊傓 され、 神卡 殿脟 の 跡僡 は、「 畑偯 のように 耕绌<br />

され」た[エレミヤ 26:。 包儣 囲 とその 後 の 虐纨 殺掮 によって 死拎 んだ 者 は 百掸 万勦 人 以匆 上 であった。<br />

生 存掑 者 は、 捕 虜 として 連 れていかれたり、 奴 隷趵 に 売匉 られたり、 勝 利匏 者 の 凱禐 旋 を 飾兇 るために<br />

ローマへ 引匂 かれて 行 ったりした。また 円 形捊 劇胋 場 で 野 獣 の 餌 食挱 になった 者 もあれば、 流及 浪償 の<br />

民 として 世匒 界化 中 にちらばった 者 たちもいた。<br />

ユダヤ 人 は、 自 分 で 自 分 の 足拒 かせをつくり、 自 分 でふくしゅうの 杯 を 満掫 たしたのである。<br />

国 家匝 としての 全 滅脛 の 中 で、そしてそれに 続勸 いて 起招 こったあらゆる 災 いの 中 で、 彼 らは 彼 ら<br />

自 身拴 がまいたその 収厓 穫 を 刈绚 り 取勚 っているにすぎなかった。「イスラエルよ、あなたはあな<br />

た 自 身拴 を 滅脛 ぼす」「あなたは 自 分 の 不勘 義拣 によって、つまずいたからだ」と 預 言匟 者 は 言匟 って<br />

いる[ホセア 13:9・ 英捼 語指 訳胲 、14:。 彼 らの 苦 難挚 は、 神卡 の 直卟 接捴 の 命挻 令傂 によって 下 った 刑傃 罰脖<br />

のように 言匟 われることがよくある。こうして 大 欺繏 瞞 者 は、 自 分 自 身拴 の 行 為 をかくそうとし<br />

ているのである。ユダヤ 人 は、 神卡 の 愛 と 憐穳 れみを 頑繷 強勮 に 拒兘 否 して、 神卡 の 保 護厽 を 彼 らから 退挖<br />

け、サタンが 思卩 いのままに 彼 らを 支匣 配括 するにまかせたのであった。エルサレムの 滅脛 亡 の 時<br />

に 行 われた 残拑 虐纨 行 為 は、サタンの 支匣 配括 に 応厸 じる 者 にサタンがどんな 執儨 念挡 深捫 い 力 をあらわす<br />

かを 示単 している。<br />

われわれは、 自 分 たちの 享 受匃 している 平匊 和匄 と 保 護厽 が、どんなに 多匭 くキリストに 負拆 うも<br />

のであるかを、 知半 ることができない。 人 類 が 全 くサタンの 支匣 配括 下 に 陥肿 らないようにしてい<br />

るのは、 神卡 の 抑 制勧 力 である。 神卡 が 慈暆 悲胳 と 忍旖 耐脾 をもって、 悪捰 魔斴 の 残拑 酷昰 で 悪捰 意勪 に 満掫 ちた 力 を 止厙<br />

めておられることを、 不勘 従 順 で 恩繥 を 知半 らない 者 たちは、 大 いに 感厤 謝儑 しなければならないの<br />

である。しかし、 人 間 が 神卡 の 忍旖 耐脾 の 限拘 度 を 越掳 える 時 、この 抑 制勧 は 取勚 り 除揄 かれる。 神卡 は、 罪<br />

に 対 する 宣傪 告卪 の 執儨 行 者 として 罪 人 の 前 に 立 たれるわけではない。しかし 神卡 は、 神卡 の 憐穳 れみ<br />

を 拒兘 んだ 者 をそのなすがままにされるのである。 彼 らは、 自 分 たちがまいたものを 刈绚 り 取勚<br />

らなければならない。 退挖 けた 光捄 、 軽 んじ、 無叄 視拹 した 警厺 告卪 、ほしいままにした 欲僼 情午 、 神卡 の 律傢<br />

法 にそむいたことなどはすべて、まかれた 種捶 であって、それは 必厧 ずその 収厓 穫 をもたらすの<br />

である。 神卡 の 霊绳 は、 頑繷 強勮 にそれを 拒兘 んでいると、ついには、 罪 人 から 離掤 れてしまう。する<br />

と、もはや 心升 の 邪旇 悪捰 な 感厤 情午 を 抑 制勧 する 力 がなくなり、サタンの 悪捰 意勪 と 敵育 意勪 から 彼 らを 保 護厽<br />

するものがなくなってしまう。エルサレムの 滅脛 亡 は、 神卡 の 恵 みの 招偠 きを 軽 んじ、 神卡 の 憐穳 れ<br />

18


みの 訴挰 えを 拒兘 む 者 に 対 する 恐傁 ろしい、そして 厳 粛施 な 警厺 告卪 である。 罪 に 対 する 神卡 の 憎 しみと、<br />

罪 人 に 下 る 刑傃 罰脖 の 確卾 実 性勯 に 関 する、これ 以匆 上 の 決 定 的 証卨 拠 はない。<br />

しかし、エルサレムに 下 った 刑傃 罰脖 に 関 する 救 い 主勢 の 預 言匟 は、もう 1 つの 成勱 就 を 見 なけ<br />

ればならない。あの 恐傁 ろしいエルサレム 滅脛 亡 も、そのできごとのほんのかすかな 影挼 にしか<br />

すぎないのである。すなわち、われわれは、 選 ばれた 都匙 の 滅脛 亡 のなかに、 神卡 の 憐穳 れみを 拒兘<br />

み、 神卡 の 律傢 法 をふみにじってきた 世匒 界化 の 運卞 命挻 を 見 るのである。この 地 上 で、 幾继 世匒 紀 の 永 き<br />

にわたって 罪 を 犯 し 続勸 けてきた 悲胳 惨绨 な 人 類 の 歴偡 史 は、まことに 暗肨 いものである。それを 考卛<br />

える 時 、だれしも 心升 痛僎 み、 気勴 はなえてしまう。 神卡 の 権勻 威胙 を 拒兘 否 する 結医 果卵 は、 実 に 恐傁 ろしい<br />

ことである。 しかし、さらに 暗肨 い 光捄 景拲 が 未 来勵 に 関 する 啓繡 示単 のなかに 示単 されている。すな<br />

わち、 混 乱 、 争拫 闘 、 革挙 命挻 、「 騒胻 々しい 声拨 と 血傔 まみれの 衣胼 を 持匛 った 戦勛 士厨 の 戦勛 い」[イザヤ 9:<br />

5・ 英捼 語指 訳胲 ]といった 過厢 去掇 の 歴偡 史 も、 神卡 の 霊绳 の 抑 制勧 力 が 悪捰 人 たちから 全 く 取勚 り 除揄 かれ、 人 間<br />

の 欲僼 情午 とサタンの 怒腹 りを 止厙 めるものが 何挬 もなくなるその 日 の 恐傁 怖繍 と 比发 べる 時 、ものの 数包 で<br />

はないのである。その 時 、 世匒 界化 は、これまでかってなかったほどに、サタンの 支匣 配括 の 結医 果卵<br />

を 見 るのである。<br />

しかし、その 日 、エルサレムの 滅脛 亡 の 時 と 同 じように、 生 命挻 の 書危 に 記卌 されたすべての<br />

神卡 の 民 は 救 われる[イザヤ 4:3、4 参厴 照儠 ]。キリストは、 忠儮 実 な 者 を 集厦 めるためにもう 1<br />

度 来勵 ると 言匟 われた。「そのとき、 人 の 子 のしるしが 天拦 に 現勶 れるであろう。またそのとき、<br />

地 のすべての 民 族 は 嘆昍 き、そして 力 と 大 いなる 栄 光捄 とをもって、 人 の 子 が 天拦 の 雲胖 に 乗拳 って<br />

来勵 るのを、 人 々は 見 るであろう。また、 彼 は 大 いなるラッパの 音 と 共厗 に 御 使却 たちをつかわ<br />

して、 天拦 のはてからはてに 至儖 るまで、 四捡 方 からその 選 民 を 呼 び 集厦 めるであろう」[マタイ<br />

24:30、。その 時 、 福厹 音 に 従 わない 者 は、 彼 の 口卶 の 息僢 をもって 殺掮 され、その 来勵 臨 の 輝脮 き<br />

によって 滅脛 ぼされる[Ⅱテサロニケ 2:8 参厴 照儠 ]。 昔繕 のイスラエルと 同 様捞 に、 悪捰 人 は、 自 分<br />

自 身拴 を 滅脛 ぼし、 自 分 の 不勘 義拣 のために 倒 れる。 彼 らは 罪 の 生 活卹 によって、 神卡 と 一 致 した 生 活卹<br />

から 遠 く 離掤 れ、 彼 らの 性勯 質拾 は 悪捰 に 染偦 まってしまった。そのため、 神卡 の 栄 光捄 のあらわれは、<br />

彼 らにとって 焼催 き 尽能 くす 火 となるのである。<br />

われわれは、キリストの 言匟 葉挺 に 示単 された 教卝 訓肢 をなおざりにしないように 注挅 意勪 しなけれ<br />

ばならない。キリストは、エルサレムの 滅脛 亡 について 弟胱 子 たちに 警厺 告卪 を 与拜 え、 彼 らが 逃偹 れ<br />

ることができるように、 滅脛 亡 の 近卐 いことを 示単 すしるしをお 与拜 えになった。そのように、 彼<br />

は、 最勞 後 の 滅脛 亡 の 日 について 世匒 界化 に 警厺 告卪 を 発 し、すべてのものが 来勵 たるべき 怒腹 りから 逃偹 れ<br />

るように、その 近卐 いことを 示単 すしるしをお 与拜 えになった。「また 日 と 月 と 星 とに、しるし<br />

が 現勶 れるであろう。そして、 地 上 では、 諸 国 民 が 悩肘 み」とイエスは 言匟 われた[ルカ 2:25、<br />

マタイ 24:29、マルコ 13:24~26、 黙縹 示単 録捎 6:12~17 参厴 照儠 ]。 キリストの 再卭 臨 に 関 す<br />

るこうしたしるしを 見 る 者 は、「そのことが 戸叐 口卶 まで 近卐 づいている」ことを 知半 らなければ<br />

ならない[マタイ 24:33・ 英捼 語指 訳胲 ]。「 目 をさましていなさい」と 彼 は 勧僊 めておられる[マ<br />

19


ルコ 13:。この 警厺 告卪 を 心升 にとめている 者 は、 暗肨 黒 のうちに 取勚 り 残拑 され、その 日 が 不勘 意勪 に<br />

彼 らを 襲脁 うことはない。しかし、 目 をさましていない 者 にとっては、「 主勢 の 日 は 盗僌 人 が 夜<br />

くるように 来勵 る」のである[Ⅰテサロニケ 5:2、3~5 参厴 照儠 ]。 今 、 世匒 界化 は、ユダヤ 人 が<br />

エルサレムに 関 する 救 い 主勢 の 警厺 告卪 を 受匃 け 入 れなかったのと 同 様捞 に、 現勶 代 のためのメッセー<br />

ジを 信勼 じようとしないのである。しかし、いずれにしても、 神卡 の 日 は、 神卡 を 信勼 じない 者 に<br />

不勘 意勪 にやって 来勵 る。 生 活卹 はいつもと 変厭 わりなく 続勸 き、 人 々は 快儜 楽掱 にふけり、 事 業 や 商叏 売匉 や<br />

金 もうけに 熱 中 し、 宗儲 教卝 家匝 が、 世匒 界化 の 進勺 歩 と 知半 識掟 の 増匲 加匎 を 賞 賛僮 し、 人 々が 偽兖 りの 安勣 定 に 眠縔<br />

りをむさぼっている 時 、その 時 に、 真卢 夜 中 の 盗僌 人 が 不勘 用 意勪 な 家匝 に 忍旖 び 込匸 むように、 突 然掍 、<br />

滅脛 亡 が 軽 率厾 で 神卡 を 信勼 じない 人 々に 臨 む。「そして、それからのがれることは 決 してできな<br />

い」[Ⅰテサロニケ 5:。<br />

20


第匌 2 章 迫 害县 の 火<br />

イエスは、エルサレムの 運卞 命挻 と 再卭 臨 の 光捄 景拲 を 弟胱 子 たちに 示単 された 時 、 彼 が 弟胱 子 たちか<br />

ら 取勚 り 去掇 られてから、 彼 らを 救 うために 力 と 栄 光捄 のうちに 再卭 臨 される 時 までの、 神卡 の 民 の<br />

経 験挧 をも 予匨 告卪 された。オリブ 山 上 から 救 い 主勢 は、 使却 徒傣 時 代 の 教卝 会 にふりかかろうとしてい<br />

た 嵐脸 を 見 られた。そして、さらに 遠 い 未 来勵 を 貫肸 いて、 来勵 たるべき 暗肨 黒 と 迫 害县 の 時 代 におい<br />

て、 彼 に 従 う 者 たちを 襲脁 う 激 烈绡 で 破挐 壊傓 的 な 嵐脸 をごらんになった。 彼 はここで、 簡儚 単 ではあ<br />

るがきわめて 重匤 大 な 発 言匟 によって、この 世匒 の 支匣 配括 者 が 神卡 の 教卝 会 をどう 扱僻 うかを 予匨 告卪 された<br />

[マタイ 24:9、21、22 参厴 照儠 ]。キリストに 従 う 者 たちは、 彼 らの 主勢 が 歩 かれたのと 同 じ<br />

屈縿 辱既 と 非 難挚 と 苦 しみの 道匠 を 歩 かなければならない。 世匒 界化 の 贖 い 主勢 に 向匇 けられた 敵育 意勪 は、 彼<br />

の 名匷 を 信勼 じるすべての 者 に 対 してあらわされるのであった。<br />

初匘 代 教卝 会 の 歴偡 史 は、 救 い 主勢 のみ 言匟 葉挺 の 成勱 就 を 立 証卨 した。 地 と 黄腓 泉 [よみ]の 力 は、 信勼 徒傣 た<br />

ちに 立 ち 向匇 かうことによって、キリストに 対 抗 した。 異 教卝 は、もし 福厹 音 が 勝 利匏 を 収厓 めるな<br />

らば、 自 分 たちの 神卡 殿脟 と 祭脫 壇绵 は 一 掃线 されてしまうと 予匨 想挹 し、そのために 全 力 を 挙拷 げてキリ<br />

スト 教卝 を 撲儹 滅脛 しようとした。 迫 害县 の 火 が 点勷 じられた。キリスト 者 たちは 持匛 ち 物匵 を 奪傤 われ、<br />

家匝 から 追挵 われた。 彼 らは、「 苦 しい 大 きな 戦勛 いによく 耐脾 えた」[ヘブル 10:。 彼 らは、<br />

「あざけられ、むち 打占 たれ、しばり 上 げられ、 投匐 獄晳 されるほどのめに 会 った」[ 同 11:。<br />

多匭 くの 者 は、 彼 らのあかしに 血傔 の 印偝 をおした。 貴揂 族 も 奴 隷趵 も、 金 持匛 ちも 貧縏 しい 人 も、 知半 者<br />

も 無叄 知半 なものも 一 様捞 に 容卣 赦费 なく 殺掮 された。 ネロのもとで、パウロが 殉程 教卝 したころに 始卿 ま<br />

ったこのような 迫 害县 は、その 激 しさに 多匭 少厮 の 差挽 はあったが、 数包 世匒 紀 間 続勸 いた。キリスト 者<br />

は、 極掄 悪捰 非 道匠 な 犯 罪 を 犯 したものとして 偽兖 って 訴挰 えられ、 飢 饉 、 疫晒 病挶 、 地 震傹 などの 災 害县 の<br />

原募 因 であるとされた。 彼 らが、 一 般 社 会 の 憎 悪捰 と 嫌膅 疑卧 の 的 となると、 密偾 告卪 者 たちは 利匏 益捍 の<br />

ために、 罪 のない 者 を 裏傈 切卲 った。 彼 らは、ローマ 帝胰 国 の 反卬 逆 者 、 宗儲 教卝 の 敵育 、 社 会 の 害县 毒兙 で<br />

あると 非 難挚 された。 数包 多匭 くの 者 が 円 形捊 劇胋 場 で、 野 獣 の 餌 食挱 になり、 生 きながら 火 で 焼催 かれ<br />

た。 十厝 字捐 架繳 に 架繳 けられた 者 たちもあれば、 野 獣 の 皮脦 を 着挄 せられて 闘 技叒 場 に 投匐 げ 込匸 まれ、 犬腽<br />

にかみ 裂脧 かれた 者 たちもあった。こうした 刑傃 罰脖 は、しばしば、 祝腛 祭脫 日 の 主勢 な 催 し 物匵 にされ<br />

た。 大 群儈 衆 が 集厦 まってきて、その 光捄 景拲 をながめて 楽掱 しみ、 彼 らの 死拎 の 苦 しみを 笑傷 い、 喝 釆<br />

した。<br />

キリストに 従 う 者 たちは、どこに 避 難挚 しても、 野 獣 のように 狩旔 り 出 された。 彼 らは 荒僚<br />

涼暐 として 人 跡僡 まれなところにかくれがを 求卍 めなければならなかった。「 無叄 一 物匵 になり、 悩肘<br />

まされ、 苦 しめられ、[この 世匒 は 彼 らの 住卫 む 所勰 ではなかった]、 荒僚 野 と 山 の 中 と 岩 の 穴肼 と 土拋<br />

の 穴肼 とを、さまよい 続勸 けた」[ヘブル 11:37、。カタコンベ[ 地 下 墓斳 所勰 ]は、 幾继 千収 の 人 々の<br />

避 難挚 所勰 となった。ローマ 市 外勭 の 丘側 の 下 には、 土拋 や 岩 を 掘腱 って 造挝 った 長 い 地 下 道匠 が 網儯 状叔 に 交卦<br />

錯暘 して、 城拝 外勭 に 幾继 マイルも 広南 がっていた。キリストに 従 う 者 たちは、この 地 下 のかくれが<br />

21


に 死拎 者 を 葬繙 った。また、 彼 らが 嫌膅 疑卧 をかけられ、 追挵 放择 された 時 には、ここをすみかとした。<br />

善 き 戦勛 いを 戦勛 った 者 たちを 生 命挻 の 君 が 呼 びさまされる 時 、これらの 暗肨 いほら 穴肼 の 中 から、<br />

キリストのために 殉程 教卝 した 多匭 くの 者 たちが 出 てくるのである。<br />

もっとも 激 烈绡 な 迫 害县 の 中 にあって、イエスの 証卨 人 たちは、 自 分 たちの 信勼 仰纝 を 清捲 く 保 っ<br />

た。 彼 らは、あらゆる 慰縺 安勣 を 奪傤 われ、 太挲 陽傘 の 光捄 を 見 ることもできず、 暗肨 いが 親捧 しみのある<br />

地 のふところを 家匝 として、つぶやきを 口卶 にしなかった。 彼 らは、 信勼 仰纝 と 忍旖 耐脾 と 希傩 望捬 に 満掫 ち<br />

た 言匟 葉挺 で、 互僆 いに 励繭 まし 合 い、 欠 乏织 と 苦 難挚 に 耐脾 えた。この 世匒 のあらゆる 幸 福厹 が 失拽 われたに<br />

もかかわらず、 彼 らにキリストを 信勼 じる 信勼 仰纝 を 捨腇 てさせることはできなかった。 試去 練 と 迫<br />

害县 は、 彼 らを 休 息僢 と 報匔 賞 とに 近卐 づける 歩 みに 過厢 ぎなかった。<br />

昔繕 の 神卡 のしもべたちのように、 多匭 くの 者 は、「 更 に まさったいのちによみがえるため<br />

に、 拷稷 問勬 の 苦 しみに 甘脉 んじ、 放择 免僧 されることを 願傿 わなかった」[ヘブル 11:。 彼 らは、キ<br />

リストのために 苦 しみを 受匃 ける 時 には 喜 び、 喜 べ、 天拦 においてあなたがたの 受匃 ける 報匔 いは<br />

大 きい、あなたがたより 前 の 預 言匟 者 たちも、 同 じように 迫 害县 されたのである、という 主勢 の<br />

言匟 葉挺 を 思卩 い 出 した。 彼 らは 真卢 理 のために 苦 しむに 足拒 る 者 とされたことを 喜 び、 燃 えさかる<br />

炎縉 のまっただ 中 から 勝 利匏 の 歌 声拨 があがったのであった。 彼 らは 信勼 仰纝 によって 上 を 仰纝 ぎ、キ<br />

リストと 天拦 使却 たちが 天拦 の 胸胬 壁儿 から 深捫 い 関 心升 をもって 彼 らを 見 つめ、 彼 らの 堅儕 い 信勼 仰纝 をよし<br />

とされるのを 見 た。 神卡 のみ 座 から、 彼 らに 声拨 が 聞挈 こえた。「 死拎 に 至儖 るまで 忠儮 実 であれ。そ<br />

うすれば、いのちの 冠縍 を 与拜 えよう」[ 黙縹 示単 録捎 2:。<br />

キリストの 教卝 会 を 暴偷 力 で 滅脛 ぼそうとしたサタンの 努 力 はむだであった。イエスの 弟胱 子<br />

たちがその 生 命挻 をささげた 大 争拫 闘 は、これらの 忠儮 実 な 旗充 手 たちがその 持匛 ち 場 で 倒 れた 時 に<br />

もやむことはなかった。 敗反 北勾 によって 彼 らは 勝 利匏 した。 神卡 の 働掴 き 人 たちは 殺掮 されたが、 神卡<br />

の 働掴 きは 着挄 実 に 前 進勺 した。 福厹 音 は 進勺 展捯 し 続勸 け、それを 信勼 じる 者 の 数包 は 増匲 加匎 した。それは、<br />

近卐 づきがたいような 地 域挦 にも 入 りこみ、ローマの 軍拚 隊 にまで 及 んだ。 迫 害县 を 推掙 し 進勺 めよう<br />

とする 異 教卝 徒傣 の 支匣 配括 者 たちをいさめて、あるキリスト 者 はこう 言匟 った。あなたがたは、<br />

「われわれを 殺掮 し、 苦 しめ、 罪 に 定 めることができよう。……あなたがたの 不勘 正匁 行 為 は、<br />

われわれの 無叄 実 の 証卨 拠 である。……また、あなたがたの 残拑 酷昰 さも……あなたがたの 益捍 とは<br />

ならない。」 迫 害县 は、 他 の 人 々をキリスト 教卝 に 導拗 くさらに 強勮 力 な 招偠 きとなったに 過厢 ぎなか<br />

った。「われわれはあなたがたに 刈绚 り 倒 されるたびに、 数包 が 増匲 加匎 する。キリスト 者 の 血傔 は、<br />

種捶 である」[テルトゥリアヌス『 護厽 教卝 論厱 』50 節儊 ]。<br />

幾继 千収 の 者 が 投匐 獄晳 され、 殺掮 されたが、すぐに 他 の 者 が 現勶 れてその 場 所勰 を 埋僤 めた。そして、<br />

信勼 仰纝 のために 殉程 教卝 した 者 は、キリストのものとして 確卾 保 され、 彼 に 勝 利匏 者 として 認卉 められ<br />

た。 彼 らはりっぱに 戦勛 いぬいたのであり、キリストが 来勵 られる 時 に、 栄 光捄 の 冠縍 を 受匃 けるの<br />

であった。 彼 らが 耐脾 え 忍旖 んだ 苦 しみは、キリスト 者 たちを 互僆 いに 近卐 づけ、また 彼 らの 贖 い<br />

主勢 へと 近卐 づけた。 彼 らの 生 きた 模掌 範儤 と 死拎 ぬ 時 の 証卨 言匟 は、 真卢 理 に 対 する 絶傉 えざるあかしであ<br />

22


った。そして、 最勞 も 予匨 期勡 していないところで、サタンの 部 下 がその 務勲 めを 去掇 って、キリス<br />

トの 旗充 の 下 に 加匎 わった。<br />

そこでサタンは、 彼 の 旗充 をキリスト 教卝 会 内 に 立 てることによって、 神卡 の 政 府匕 をもっと<br />

効捓 果卵 的 に 攻 撃掐 しようと 計匧 画厐 した。もし、キリストの 弟胱 子 たちを 欺繏 き、 神卡 のみこころを 損措 わ<br />

せることができるならば、 彼 らの 力 と 忍旖 耐脾 と 堅儕 固 さは 失拽 われて、たやすく 彼 の 餌 食挱 になる<br />

のであった。<br />

大 いなる 敵育 、 悪捰 魔斴 は、 暴偷 力 でできなかったことを、 今 や 策北 略傎 によって 得千 ようと 努 めた。<br />

迫 害县 はやんだ。そして、その 代 わりに、この 世匒 の 繁光 栄 と 世匒 俗晐 の 栄 誉縃 という 危捦 険叁 な 誘儬 惑 物匵 が<br />

おかれた。 偶旦 像僕 教卝 徒傣 は、 他 の 重匤 要勥 な 真卢 理 を 拒兘 否 しながらも、キリスト 教卝 の 信勼 仰纝 の 一 部 を 受匃<br />

け 入 れるように 導拗 かれた。 彼 らは、イエスを 神卡 の 子 として 受匃 け 入 れ、 彼 の 死拎 と 復挴 活卹 を 信勼 じ<br />

ると 言匟 いながら、 罪 の 自 覚 もなく、 悔繛 い 改匳 めや 心升 の 変厭 化 の 必厧 要勥 を 感厤 じなかった。 彼 らは、<br />

自 分 たちも 譲僯 歩 したのだから、キリスト 者 も 譲僯 歩 して、すべての 者 がキリストを 信勼 じる 原募<br />

則 において 一 致 するようにしようと 提卖 案匽 した。<br />

今 や 教卝 会 は 恐傁 るべき 危捦 機務 に 陥肿 った。これと 比发 べるならば、 牢 獄晳 や 拷稷 問勬 、 火 や 剣腚 は 祝腛 福厹<br />

であった。キリスト 者 のある 者 たちは 堅儕 く 立 って、 妥縞 協匞 することはできないと 宣傪 言匟 した。<br />

しかし、ある 者 たちは、 彼 らの 信勼 仰纝 のいくっかの 特厣 徴僦 を 捨腇 てたり 変厭 更 したりすることに、<br />

そしてキリスト 教卝 を 部 分 的 に 受匃 け 入 れていた 者 たちと 結医 合 することに 賛僮 成勱 して、これは、<br />

彼 らを 完 全 な 改匳 宗儲 に 導拗 く 手 段掀 になるであろうと 言匟 った。それは、キリストに 忠儮 実 に 従 う 者<br />

たちにとって、 深捫 刻傋 な 苦 悩肘 の 時 であった。 サタンは、 見 せかけのキリスト 教卝 という 上 衣胼<br />

をまとって、 教卝 会 内 に 侵兓 入 し、 信勼 者 たちの 信勼 仰纝 を 腐纄 敗反 させ、 彼 らの 心升 を 真卢 理 の 言匟 葉挺 から 離掤<br />

れさせた。<br />

ついに、キリスト 者 の 多匭 くは、 標 準厜 を 下 げることに 同 意勪 し、キリスト 教卝 と 異 教卝 との 間<br />

の 結医 合 が 成勱 立 した。 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 者 たちは、 改匳 宗儲 したと 言匟 って 教卝 会 に 加匎 わったものの、 依傟 然掍 と<br />

して 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 を 続勸 けており、 礼脊 拝旟 の 対 象拺 をイエスの 像僕 や、マリヤ、 聖脩 人 たちの 像僕 に 変厭 えた<br />

にすぎなかった。こうして 教卝 会 内 に 侵兓 入 したいまわしい 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 のパン 種捶 は、その 害县 を 及<br />

ぼしていった。 不勘 健掕 全 な 教卝 義拣 、 迷偧 信勼 的 礼脊 典胟 や 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 的 儀腝 式厚 が、 教卝 会 の 信勼 条厬 と 礼脊 拝旟 の 中 に<br />

取勚 り 入 れられた。キリスト 者 たちが 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 者 たちと 結医 合 したことによって、キリスト 教卝<br />

は 腐纄 敗反 し、 教卝 会 はその 純儻 潔昔 と 力 を 失拽 った。しかしながら、こうした 惑 わしに 欺繏 かれない 者<br />

たちもいくらかはいた。 彼 らは、 真卢 理 の 本 源 であられる 神卡 に 依傟 然掍 として 忠儮 誠肬 をつくし、た<br />

だ 神卡 だけを 礼脊 拝旟 した。<br />

キリストの 弟胱 子 であると 自 称胃 する 人 々の 中 に、 常拤 に 2 種捶 類 の 人 々がある。 一 方 の 人 々<br />

は、 救 い 主勢 の 生 涯昗 を 研挣 究捨 して、 自 分 の 欠 点勷 を 正匁 し、 模掌 範儤 に 倣趙 おうと 熱 心升 に 求卍 めるが、もう<br />

一 方 の 人 々は、 彼 らの 誤儶 りを 指匦 摘 する 明 白换 で 実 際匶 的 な 真卢 理 を 避 けるのである。 教卝 会 は、そ<br />

23


の 最勞 善 の 状叔 態拟 にあった 時 でさえ、 真卢 実 で 純儻 潔昔 で 誠肬 実 な 人 々だけで 成勱 り 立 っていたのではな<br />

かった。 救 い 主勢 は、 故採 意勪 に 罪 にふける 人 々を 教卝 会 に 受匃 け 入 れてはならないと 教卝 えられた。<br />

しかし 彼 は、 品厍 性勯 に 欠 点勷 のある 人 々をご 自 分 に 結医 びつけ、 彼 の 教卝 えと 模掌 範儤 の 利匏 益捍 を 受匃 ける<br />

ことを 許 された。それは 彼 らに、 自 分 たちの 誤儶 りを 認卉 めてそれを 正匁 す 機務 会 を 与拜 えるためで<br />

あった。12 使却 徒傣 の 中 には 裏傈 切卲 り 者 がいた。ユダは、 彼 の 品厍 性勯 の 欠 陥肿 のためではなくて、<br />

欠 陥肿 にもかかわらず 受匃 け 入 れられた。ユダが 弟胱 子 たちの 仲傫 間 に 加匎 えられたのは、 彼 がキリ<br />

ストの 教卝 訓肢 と 模掌 範儤 によって、キリスト 者 の 品厍 性勯 がどのようなものであるかを 知半 り、 自 分 の<br />

過厢 ちを 認卉 めて 悔繛 い 改匳 め、 神卡 の 恵 みの 助捉 けと、「 真卢 理 に 従 うことによって」 魂 を 清捲 めるため<br />

であった。しかしユダは、このように 恵 み 深捫 く 彼 を 照儠 らした 光捄 の 中 を 歩 かなかった。 罪 に<br />

ふけることによって、 彼 はサタンの 誘儬 惑 を 招偠 いた。 彼 の 品厍 性勯 の 悪捰 い 特厣 徴僦 が、 主勢 導拗 権勻 を 握儙 っ<br />

た。<br />

彼 は、 自 分 の 心升 を 暗肨 黒 の 力 の 支匣 配括 に 従 わせ、 自 分 の 欠 点勷 が 譴 責掅 されると 怒腹 るようにな<br />

り、こうして、 主勢 を 裏傈 切卲 るという 恐傁 ろしい 罪 を 犯 すようになった。これと 同 じく、 信勼 心升 深捫<br />

いことを 言匟 いながら 心升 に 罪 をいだいている 者 はみな、 自 分 たちの 罪 の 歩 みを 指匦 摘 して、 心升<br />

の 平匊 和匄 をみだす 者 を 憎 むのである。 彼 らは、よい 機務 会 が 来勵 るならば、ユダのように、 彼 ら<br />

のためを 思卩 って 彼 らを 譴 責掅 した 者 を 裏傈 切卲 るのである。<br />

使却 徒傣 たちも 教卝 会 内 で、 信勼 心升 深捫 い 様捞 子 をしながらひそかに 罪 をいだいている 人 々に 出 会<br />

った。アナニヤとサッピラは、 人 を 欺繏 いた。 彼 らは、 神卡 のためにすべてを 犠腻 牲繉 にしている<br />

ように 見 せかけながら、 欲僼 のためにその 一 部 を 自 分 たちで 保 留 していた。しかし 真卢 理 のみ<br />

霊绳 がこうした 偽兖 り 者 の 本 性勯 を 使却 徒傣 たちに 暴偷 露腒 し、 神卡 の 刑傃 罰脖 が 下 って、 教卝 会 の 純儻 潔昔 を 損措 うこ<br />

うした 汚儢 点勷 を 教卝 会 から 取勚 り 除揄 いた。 教卝 会 には 真卢 偽兖 を 見 分 けるキリストの 霊绳 があるというこ<br />

の 顕昝 著兆 な 証卨 拠 は、 偽兖 善 者 たちや 悪捰 事 を 行 う 者 たちに 恐傁 怖繍 を 与拜 えた。 彼 らは、その 習 慣脹 や 品厍<br />

性勯 が 常拤 にキリストを 代 表勖 している 者 たちと、 長 くつながっていることはできなかった。ひ<br />

とたびキリストの 弟胱 子 たちに、 試去 練 と 迫 害县 が 来勵 た 時 、 真卢 理 のためにすべてを 喜 んで 捨腇 てる<br />

者 だけが、 弟胱 子 になることを 望捬 んだのである。こうして、 迫 害县 が 続勸 くかぎり、 教卝 会 は 比发 較脘<br />

的 純儻 潔昔 を 保 つことができた。しかし、 迫 害县 がやむと、それほど 真卢 剣腚 でもなくそれほど 献僑 身拴<br />

もしていない 改匳 宗儲 者 たちが 加匎 わってきて、サタンが 足拒 場 を 得千 る 道匠 が 開 かれた。<br />

しかし、 光捄 の 君 と 暗肨 黒 の 君 との 間 に 一 致 はない。そして、その 弟胱 子 たちの 間 にも 一 致<br />

はあり 得千 ない。キリスト 者 たちが、 異 教卝 から 半博 分 だけ 改匳 宗儲 した 人 々と 1 つになることに 同<br />

意勪 した 時 、 彼 らは 真卢 理 からますます 遠 ざかる 道匠 に 足拒 を 踏 み 入 れたのであった。サタンは、<br />

多匭 くのキリストの 弟胱 子 たちを 欺繏 くことができたことを 喜 んだ。そして 彼 は、この 人 々を<br />

さらに 十厝 分 に 自 分 の 支匣 配括 下 に 治匮 めて、 彼 らによって、 神卡 に 忠儮 誠肬 を 保 つ 人 々を 迫 害县 させよう<br />

とした。<br />

24


かつてキリスト 教卝 信勼 仰纝 の 擁繗 護厽 者 であった 人 々ほど、どのようにして 真卢 のキリスト 教卝 信勼<br />

仰纝 を 圧 迫 すべきかを 知半 っているものはない。これら 背 教卝 的 なキリスト 者 たちは、 半博 ば 異 教卝<br />

的 な 仲傫 間 たちと 結医 合 して、キリストの 教卝 理 の 最勞 も 重匤 要勥 な 特厣 徴僦 を 攻 撃掐 したのである。<br />

忠儮 誠肬 を 保 とうとする 人 々は、 司 祭脫 服傕 にかくれて 教卝 会 のなかに 導拗 入 された 欺繏 瞞 と 憎 むべ<br />

きこととに 対 抗 して、 必厧 死拎 に 戦勛 わねばならなかった。 聖脩 書危 は、 信勼 仰纝 の 規厶 準厜 として 受匃 け 入 れ<br />

られなかった。 信勼 仰纝 の 自 由厩 という 教卝 義拣 は 異 端健 視拹 され、その 支匣 持匛 者 は 憎 まれ 追挵 放择 された。<br />

長 期勡 にわたった 激 しい 戦勛 いの 後 、 忠儮 実 なわずかの 者 たちは、 教卝 会 が 虚縚 偽兖 と 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 と<br />

を 捨腇 てることをなお 拒兘 否 するならば、 背 信勼 した 教卝 会 との 一 致 をすべて 絶傉 つ 決 心升 をした。 彼<br />

らは、 神卡 のみ 言匟 葉挺 に 従 おうとするならば、 分 離掤 することが 絶傉 対 に 必厧 要勥 なことを 認卉 めた。 彼<br />

らは、 自 分 たちの 魂 を 危捦 険叁 に 陥肿 れる 誤儶 りを 黙縹 認卉 したり、 自 分 たちの 子 孫繜 の 信勼 仰纝 を 危捦 うくす<br />

るような 例捁 を 残拑 したりすることはしたくなかった。 彼 らは、 神卡 に 対 する 忠儮 誠肬 と 矛旁 盾绮 しない<br />

かぎり、どんな 譲僯 歩 でもして、 平匊 和匄 と 一 致 を 保 とうとした。しかし、 平匊 和匄 のために 原募 則 を<br />

犠腻 牲繉 にすることは、あまりにも 大 きな 代 価卒 であった。 真卢 理 と 正匁 義拣 を 曲儞 げなければ 得千 られな<br />

い 一 致 であるならば、 彼 らはむしろ 不勘 和匄 をも、そして 戦勛 争拫 をもいとわなかった。<br />

これらの 人 々を 堅儕 く 立 たせた 諸 原募 則 が、 神卡 の 民 と 称胃 している 人 々の 心升 の 中 によみがえ<br />

るならば、 教卝 会 と 世匒 界化 にとってどんなにかよいことであろう。キリスト 教卝 信勼 仰纝 の 柱兀 である<br />

教卝 理 が、 驚脚 くほど 無叄 視拹 されている。 結医 局拈 こうしたことは 重匤 大 なものではない、という 意勪 見<br />

が 強勮 くなっている。この 堕秐 落叉 は、サタンの 配括 下 たちの 手 を 強勮 めるものであって、そのため<br />

に、 各厰 時 代 の 忠儮 実 な 者 たちが、 生 命挻 をかけて 反卬 対 し 摘 発 してきた 偽兖 りの 説拿 や 致 命挻 的 な 欺繏 瞞<br />

が、 今 やキリストに 従 っていると 称胃 する 多匭 くの 人 々に 歓脒 迎 されるようになってきた。<br />

初匘 代 のキリスト 者 たちは、 実 際匶 、 特厣 殊腺 な 民 であった。 彼 らの 非 難挚 するところのない 行<br />

状叔 と 確卾 固 たる 信勼 仰纝 とは、 絶傉 えず 罪 人 の 心升 を 責掅 めるものであった。 彼 らは 数包 が 少厮 なく、 富挛 も<br />

地 位匱 も 名匷 誉縃 ある 称胃 号 もなかったけれども、その 品厍 性勯 と 教卝 義拣 とが 知半 られているところではど<br />

こでも、 悪捰 を 行 う 者 たちにとって 恐傁 怖繍 であった。それゆえに 彼 らは、アベルが 神卡 を 恐傁 れな<br />

いカインに 憎 まれたように、 悪捰 人 たちに 憎 まれた。カインがアベルを 殺掮 したのと 同 じ 理 由厩<br />

から、 聖脩 霊绳 の 抑 制勧 を 拒兘 む 人 々は 神卡 の 民 を 殺掮 した。ユダヤ 人 が 救 い 主勢 を 拒兘 んで 十厝 字捐 架繳 につけ<br />

たのも、 同 じ 理 由厩 からであった。すなわち 彼 の 品厍 性勯 の 純儻 潔昔 と 神卡 聖脩 さとが、 絶傉 えず 彼 らの 利匏<br />

己偻 心升 と 堕秐 落叉 とを 責掅 めたからであった。キリストの 時 代 から 今 に 至儖 るまで、 彼 の 忠儮 実 な 弟胱 子<br />

たちは、 罪 を 愛 してその 道匠 を 歩 む 者 たちの 憎 しみと 反卬 対 とを 引匂 き 起招 こしてきたのであ<br />

る。<br />

それならば、どうして 福厹 音 を、 平匊 和匄 のメッセージと 呼 ぶことができるのであろうか。<br />

イザヤはメシヤの 誕胎 生 を 預 言匟 して、 彼 を「 平匊 和匄 の 君 」と 呼 んだ。また 天拦 使却 たちは、キリス<br />

トの 誕胎 生 を 羊旴 飼縫 いたちに 告卪 げた 時 、「いと 高 きところでは、 神卡 に 栄 光捄 があるように、 地 の<br />

25


上 では、み 心升 にかなう 人 々に 平匊 和匄 があるように」とベツレヘムの 平匊 原募 の 上 で 歌 った[ルカ<br />

2:。これらの 預 言匟 の 言匟 葉挺 と、「 平匊 和匄 ではなく、つるぎを 投匐 げ 込匸 むためにきた」というキ<br />

リストの 言匟 葉挺 との 間 には、 一 見 、 矛旁 盾绮 があるように 思卩 われる[マタイ 10:。しかし、 正匁 し<br />

く 理 解卆 されるならば、この 2 つは 完 全 に 一 致 している。 福厹 音 は 平匊 和匄 のメッセージである。<br />

キリスト 教卝 は、それを 受匃 け 入 れて 従 うならば、 全 地 を 平匊 和匄 と 一 致 と 幸 福厹 で 満掫 たすものであ<br />

る。キリストの 宗儲 教卝 は、その 教卝 えを 受匃 け 入 れるすべての 者 を 親捧 しい 兄胆 弟胱 関 係厂 に 入 れる。イ<br />

エスの 使却 命挻 は、 人 々を 神卡 と 和匄 解卆 させ、そしてお 互僆 いに 和匄 解卆 させることであった。しかし 世匒<br />

界化 は 一 般 に、キリストの 大 敵育 サタンの 支匣 配括 下 にある。<br />

福厹 音 が 彼 らに、 彼 らの 習 慣脹 や 欲僼 望捬 と 全 く 異 なった 生 活卹 の 原募 則 を 示単 すために、 彼 らはそ<br />

れに 反卬 逆 する。 彼 らは 自 分 たちの 罪 を 指匦 摘 し 非 難挚 する 純儻 潔昔 を 憎 む。そして、その 公勗 正匁 で 神卡<br />

聖脩 な 要勥 求卍 を 守捿 るように 勧僊 める 人 々を、 彼 らは 迫 害县 し 滅脛 ぼすのである。 福厹 音 のもたらす 崇暒 高<br />

な 真卢 理 は、 憎 しみや 争拫 いを 引匂 き 起招 こすもとになるために、この 意勪 味控 において、 福厹 音 は 剣腚 で<br />

あると 言匟 われているのである。<br />

神卡 が 不勘 思卩 議 な 摂昊 理 のうちに、 義拣 人 が 悪捰 人 に 迫 害县 されることを 許 されることは、 信勼 仰纝 の<br />

薄儱 い 多匭 くの 者 を 大 いに 困傮 惑 させてきた 問勬 題匑 である。 神卡 が、 極掄 悪捰 人 たちを 栄 えるがままにし<br />

ておかれ、 一 方 最勞 も 善 良拖 で 純儻 潔昔 な 人 々が、 彼 らの 残拑 酷昰 な 力 によって 悩肘 まされ 苦 しめられる<br />

のを 見 て、 神卡 に 対 する 信勼 頼 を 捨腇 て 去掇 ろうとする 者 さえいる。 正匁 義拣 にして 憐穳 れみ 深捫 く、 無叄 限拘<br />

の 力 を 持匛 った 方 が、どうしてこのような 不勘 正匁 と 圧 迫 を 黙縹 認卉 しておられるのか、と 人 々は 問勬<br />

う。しかしこれは、われわれの 関 知半 すべき 問勬 題匑 ではない。 神卡 はその 愛 について 十厝 分 な 証卨 拠<br />

を 与拜 えておられるのだから、われわれは 神卡 の 摂昊 理 の 働掴 きが 理 解卆 できないからと 言匟 って、 神卡<br />

の 慈暆 愛 を 疑卧 ってはならない。 救 い 主勢 は、 試去 練 と 暗肨 黒 の 日 々に 弟胱 子 たちの 心升 を 苦 しめる 疑卧 惑<br />

を 予匨 見 して、「わたしがあなたがたに『 僕腔 はその 主勢 人 にまさるものではない』と 言匟 ったこ<br />

とを、おぼえていなさい。もし 人 々がわたしを 迫 害县 したなら、あなたがたをも 迫 害县 するで<br />

あろう」と 彼 らに 言匟 われた[ヨハネ 15:。イエスはわれわれのために、 彼 のどの 弟胱 子 が 悪捰<br />

人 の 残拑 虐纨 によって 苦 しめられるよりも 激 しい 苦 しみを 受匃 けられた。 苦 しみに 耐脾 え、 殉程 教卝 す<br />

るために 召昨 された 者 は、 神卡 の 愛 するみ 子 の 足拒 跡僡 をふみ 従 うに 過厢 ぎないのである。<br />

「 主勢 は 約 束僓 の 実 行 をおそくしておられるのではない」[Ⅱペテロ 3:。 主勢 は、ご 自 分 の<br />

子 供挿 たちを 忘脨 れたり、おろそかにしたりなさらない。ただ、 主勢 のみこころを 行 おうとする<br />

者 がだれも 悪捰 人 に 欺繏 かれることがないように、 悪捰 人 の 本 性勯 があらわされることをお 許 しに<br />

なるのである。<br />

また、 義拣 人 たちが 苦 難挚 の 炉脻 に 入 れられるのは、 彼 ら 自 身拴 が 清捲 められるためであり、 彼<br />

らの 模掌 範儤 によって、 他 の 人 々が 信勼 仰纝 と 敬肭 虔 な 生 活卹 の 実 際匶 をよく 理 解卆 するためである。そし<br />

て、 彼 らの 終厖 始卿 一 貫肸 した 行 為 によって、 神卡 を 信勼 じ 敬肭 うことをしない 人 々を 責掅 めもするので<br />

ある。<br />

26


神卡 は、 悪捰 人 が 栄 え、 悪捰 人 が 神卡 に 対 する 敵育 意勪 を 表勖 すことをお 許 しになる。それは、 彼 ら<br />

の 罪 悪捰 の 升 目 が 満掫 ちた 時 、 彼 らが 全 く 滅脛 ぼされることが 神卡 の 正匁 義拣 と 憐穳 れみによるものであ<br />

ることをすべての 者 が 知半 るためである。 神卡 の 報匔 復挴 の 日 が 迫 っている。その 時 には、 神卡 の 律傢<br />

法 を 破挐 り 神卡 の 民 を 圧 迫 した 者 がみな、その 行 為 に 対 する 正匁 当勠 な 報匔 いを 受匃 ける。その 時 には、<br />

神卡 に 忠儮 実 に 仕捸 える 者 に 対 して 行 われたすべての 残拑 酷昰 な、また 不勘 正匁 な 行 為 が、キリストご 自<br />

身拴 に 対 してなされたかのように 罰脖 せられる。<br />

ところで、 今 日 の 教卝 会 が 注挅 意勪 すべきもう 1 つのさらに 重匤 大 な 問勬 題匑 がある。 使却 徒傣 パウロ<br />

は、「キリスト・イエスにあって 信勼 心升 深捫 く 生 きようとする 者 は、みな、 迫 害县 を 受匃 ける」と<br />

言匟 っている[Ⅱテモテ 3:。それでは、 迫 害县 の 火 が 消拔 えているように 思卩 われるのは、なぜ<br />

であろうか。その 唯繴 一 の 理 由厩 は、 教卝 会 が 世匒 俗晐 の 標 準厜 に 妥縞 協匞 したために、 反卬 対 を 引匂 き 起招 こさ<br />

ないということにある。 今 日 、 世匒 に 迎 えられている 宗儲 教卝 は、キリストとその 弟胱 子 たちの 時<br />

代 の 信勼 仰纝 のように 純儻 潔昔 で 聖脩 なるものではない。キリスト 教卝 が 世匒 の 中 から 迎 えられているよ<br />

うに 見 えるのは、 罪 と 妥縞 協匞 する 精 神卡 、 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 偉昖 大 な 真卢 理 に 対 する 無叄 関 心升 、 教卝 会 内 に<br />

おける 生 きた 敬肭 神卡 の 念挡 の 欠 乏织 のゆえにほかならない。 初匘 代 教卝 会 の 信勼 仰纝 と 力 が 復挴 興掰 するなら<br />

ば、 迫 害县 の 精 神卡 もまた 復挴 興掰 し、 迫 害县 の 火 は 再卭 び 点勷 じられるのである。<br />

27


第匌 3 章 暗 黒 時 代<br />

使却 徒傣 パウロは、テサロニケ 人 への 第匌 2 の 手 紙 のなかで、 法 王掣 権勻 の 樹 立 をもたらす 大 背<br />

教卝 のことを 預 言匟 した。 彼 は、キリストの 日 が 来勵 る 前 に、「まず 背 教卝 のことが 起招 り、 不勘 法 の<br />

者 、すなわち、 滅脛 びの 子 が 現勶 れるにちがいない。 彼 は、すべて 神卡 と 呼 ばれたり 拝旟 まれたり<br />

するものに 反卬 抗 して 立 ち 上 がり、 自 ら 神卡 の 宮厳 に 座 して、 自 分 は 神卡 だと 宣傪 言匟 する」と 言匟 った。<br />

パウロは、さらに、「 不勘 法 の 秘兕 密偾 の 力 が、すでに 働掴 いている」と 信勼 者 たちに 警厺 告卪 している<br />

[Ⅱテサロニケ 2:3、4、7 参厴 照儠 ]。 早拱 くも 彼 は 誤儶 りが 教卝 会 に 侵兓 入 し、 法 王掣 権勻 の 発 展捯 に 道匠 を<br />

備厵 えるのを 見 たのであった。<br />

徐斦 々に、 最勞 初匘 はこっそりと 静 かに、そしてそれから 勢厕 力 を 増匲 し、 人 心升 を 支匣 配括 するよう<br />

になるにつれて、もっと 公勗 然掍 と、「 不勘 法 の 秘兕 密偾 」はその 欺繏 瞞 的 冒纍 瀆 的 な 働掴 きを 進勺 めていっ<br />

た。 異 教卝 の 習 慣脹 は、 目 につかないほど 少厮 しずつキリスト 教卝 会 の 中 に 入 ってきた。 教卝 会 が 異<br />

教卝 から 激 しく 迫 害县 を 受匃 けていた 間 は、 一 時 妥縞 協匞 と 迎 合 の 精 神卡 は 抑 えられていた。しかし 迫<br />

害县 がやんで、キリスト 教卝 が 王掣 侯 の 宮厳 廷腾 や 宮厳 殿脟 に 入 った 時 、 教卝 会 はキリストと 使却 徒傣 たちのつ<br />

つましやかな 単 純儻 さを 捨腇 て、 異 教卝 の 司 祭脫 や 王掣 侯 たちの 虚縚 飾兇 と 華兛 美捜 に 倣趙 った。そして 神卡 のご<br />

要勥 求卍 のかわりに、 人 間 の 理 論厱 や 伝捱 説拿 を 取勚 り 入 れた。4 世匒 紀 の 初匘 期勡 に、コンスタンティヌス<br />

帝胰 が 名匷 ばかりの 改匳 宗儲 をして、 一 般 から 大 いに 歓脒 迎 された。そして、 世匒 俗晐 が 信勼 心升 深捫 い 様捞 子 を<br />

して 教卝 会 内 に 入 ってきた。 今 や、 堕秐 落叉 は 急双 速捠 に 進勺 んだ。 異 教卝 は 征纴 服傕 されたように 見 えなが<br />

ら、 勝 利匏 者 となった。 異 教卝 の 精 神卡 が 教卝 会 を 支匣 配括 した。その 教卝 義拣 と 礼脊 典胟 と 迷偧 信勼 とが、キリス<br />

トの 弟胱 子 であると 公勗 言匟 する 人 々の 信勼 仰纝 と 礼脊 拝旟 に 織掼 りこまれた。<br />

この 異 教卝 とキリスト 教卝 の 妥縞 協匞 が、 神卡 に 反卬 抗 して 立 ち 上 がると 預 言匟 された「 不勘 法 の 者 」<br />

を 出 現勶 させることになった。 偽兖 りの 宗儲 教卝 のあの 巨 大 な 組匢 織掼 は、サタンの 権勻 力 が 生 んだ 一 大<br />

傑 作单 であって、 自 分 の 意勪 のままにこの 地 上 を 支匣 配括 しようとする 彼 の 努 力 の 記卌 念挡 碑暌 である。<br />

サタンは 前 にも 1 度 、キリストと 妥縞 協匞 しようと 努 めたことがあった。 彼 は 試去 みの 荒僚 野 で、<br />

神卡 のみ 子 のところに 来勵 て、この 世匒 のすべての 国 々とその 栄 華兛 とを 見 せ、もしキリストが 暗肨<br />

黒 の 君 の 主勢 権勻 を 認卉 めさえすれば、すべてを 彼 の 手 に 与拜 えようと 言匟 った。キリストは 僣 越掳 な<br />

誘儬 惑 者 を 譴 責掅 し、 追挵 い 払掾 われた。しかしサタンは 同 じ 誘儬 惑 を 人 間 の 前 に 差挽 し 出 して、 大 き<br />

な 成勱 功僵 を 収厓 めている。 教卝 会 はこの 世匒 の 利匏 益捍 と 栄 誉縃 を 手 に 入 れるために、 地 上 の 有卻 力 者 たち<br />

の 賛僮 成勱 と 支匣 持匛 を 求卍 めるようになった。そして、このようにしてキリストを 拒兘 否 したことに<br />

よって、 教卝 会 はサタンの 代 表勖 者 であるローマの 司 教卝 に 忠儮 誠肬 をつくすに 至儖 った。<br />

法 王掣 は 全 世匒 界化 のキリストの 教卝 会 の 目 に 見 える 頭挓 であって、 世匒 界化 各厰 地 の 司 教卝 と 牧肧 師 に 対<br />

する 至儖 上 権勻 が 与拜 えられている、というのがローマ・カトリック 教卝 会 の 主勢 要勥 教卝 義拣 の 1 つであ<br />

る。そればかりではない。 法 王掣 には、 神卡 の 称胃 号 そのものが 与拜 えられている。 彼 は「 主勢 なる<br />

28


神卡 、 法 王掣 」と 呼 ばれ、 誤儶 ることがないとされてきた。 彼 はすべての 人 間 が 彼 を 尊胛 敬肭 するこ<br />

とを 要勥 求卍 する。サタンは 試去 みの 荒僚 野 において 主勢 張挗 したのと 同 じことを、 今 日 もなおローマ<br />

教卝 会 を 通 じて 主勢 張挗 している。そして 無叄 数包 の 人 々が、 心升 から 彼 に 尊胛 敬肭 を 払掾 っている。<br />

しかし、 神卡 を 恐傁 れ 敬肭 うものは、キリストが、 狡焛 猾焨 な 敵育 の 誘儬 惑 に 対 抗 されたように「 主勢<br />

なるあなたの 神卡 を 拝旟 し、ただ 神卡 にのみ 仕捸 えよ」と 言匟 って、 神卡 に 逆 らうこうした 主勢 張挗 に 立 ち<br />

向匇 かうのである[ルカ 4:。 神卡 はみ 言匟 葉挺 の 中 で、だれか 人 間 を 教卝 会 の 頭挓 にしたなどという<br />

暗肨 示単 すら 与拜 えておられない。 法 王掣 至儖 上 権勻 説拿 は、 聖脩 書危 の 教卝 えと 全 く 相 反卬 するものである。 法<br />

王掣 は、 横叅 領振 による 以匆 外勭 に、キリストの 教卝 会 の 上 に 権勻 力 を 振捽 うことはできない。 カトリッ<br />

ク 教卝 徒傣 は、プロテスタントを 異 端健 視拹 しつづけ、 真卢 の 教卝 会 から 故採 意勪 に 分 離掤 したものであると<br />

言匟 って きた。しかしこうした 非 難挚 は、むしろ 彼 らにこそ 当勠 てはまるのである。キリスト<br />

の 旗充 を 捨腇 てて、「 聖脩 徒傣 たちによって、ひとたび 伝捱 えられた 信勼 仰纝 」から 離掤 れたのは、 彼 らで<br />

あった[ユダ。<br />

サタンは、 聖脩 書危 が 人 々に、 彼 の 欺繏 瞞 を 見 分 け、 彼 の 力 に 対 抗 できるようにさせること<br />

をよく 知半 っていた。 世匒 の 救 い 主勢 でさえ、み 言匟 葉挺 によって、 彼 の 攻 撃掐 を 退挖 けられた。キリス<br />

トは 攻 撃掐 されるたびに、 永 遠 の 真卢 理 の 盾绮 を 用 いて、「……と 書危 いてある」と 言匟 われた。サ<br />

タンのあらゆる 誘儬 惑 に 対 し、キリストはみ 言匟 葉挺 の 知半 恵 と 力 をもって 対 抗 された。サタンが<br />

人 々の 上 に 権勻 力 をふるい、 横叅 領振 者 的 な 法 王掣 権勻 をうちたてるには、 彼 らを 聖脩 書危 について 無叄 知半<br />

にしておかねばならなかった。 聖脩 書危 は 神卡 を 高 め、 有卻 限拘 な 人 間 の 真卢 の 立 場 を 明 らかにする。<br />

それゆえに、その 聖脩 なる 真卢 理 を 隠僸 し、 抑 圧 しなければならない。ローマ 教卝 会 はこの 論厱 法 を<br />

とった。 数包 百掸 年 にわたって、 聖脩 書危 の 配括 布偵 が 禁 止厙 された。 人 々は 聖脩 書危 を 読傊 むことも、それを<br />

家匝 に 持匛 つことも 禁 じられた。そして 節儊 操僺 のない 司 祭脫 たちや 司 教卝 たちが、 自 分 たちの 主勢 張挗 を<br />

支匣 持匛 するためにその 教卝 えを 解卆 釈脂 した。こうして 法 王掣 は、 地 上 における 神卡 の 代 表勖 者 、 教卝 会 と<br />

国 家匝 に 対 する 権勻 威胙 を 与拜 えられた 者 として、 広南 く 認卉 められるようになった。<br />

誤儶 りを 指匦 摘 するものが 除揄 かれたので、サタンは、 思卩 う 存掑 分 に 活卹 躍儆 した。 法 王掣 権勻 は「 時<br />

と 律傢 法 とを 変厭 えようと 望捬 む」と 預 言匟 されていた[ダニエル 7:。このことは、さっそく 実<br />

行 に 移挔 された。 異 教卝 から 改匳 宗儲 した 人 々に、 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 の 代 わりになるものを 与拜 え、こうして<br />

彼 らの 名匷 ばかりのキリスト 教卝 受匃 容卣 を 促傌 進勺 するために、 聖脩 画厐 像僕 や 聖脩 遺 物匵 崇暒 拝旟 が、キリスト 教卝<br />

の 礼脊 拝旟 のなかに 徐斦 々に 取勚 り 入 れられた。ついに 公勗 会 議 の 布偵 告卪 によって、この 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 制勧 度<br />

が 確卾 立 した。ローマ 教卝 会 は、 神卡 を 汚儢 す 活卹 動 の 結医 びとして、 僣 越掳 にも、 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 を 禁 じる 第匌<br />

2 条厬 を 神卡 の 律傢 法 から 削 除揄 し、その 欠 けたところを 補拙 うために 第匌 10 条厬 を 2 つに 分 けたので<br />

ある。<br />

異 教卝 に 譲僯 歩 する 精 神卡 は、なおいっそう 神卡 の 権勻 威胙 を 無叄 視拹 する 道匠 を 開 いた。サタンは、 教卝<br />

会 の 清捲 められていない 指匦 導拗 者 たちによって、 第匌 4 条厬 をも 変厭 更 し、 神卡 が 祝腛 福厹 し 聖脩 別厌 された 昔繕<br />

からの 安勣 息僢 日 [ 創傦 世匒 記卌 2:2、3 参厴 照儠 ]を 廃 そうとした。そしてその 代 わりに、 異 教卝 徒傣 が<br />

29


「 太挲 陽傘 の 神卡 聖脩 な 日 」として 守捿 っていた 祭脫 日 を 高 めようとした。 この 変厭 更 は 初匘 めから 公勗 然掍<br />

と 行 われたのではなかった。 最勞 初匘 の 2、3 世匒 紀 の 間 、すべてのキリスト 者 たちは 真卢 の 安勣 息僢<br />

日 を 守捿 っていた。 彼 らは 熱 心升 に 神卡 をあがめ、 神卡 の 律傢 法 は 不勘 変厭 であると 信勼 じていたから、そ<br />

の 戒儦 めを 熱 心升 に 清捲 く 守捿 った。しかしサタンは、 彼 の 代 理 者 たちを 用 いて 非 常拤 に 巧绾 妙胄 に 働掴 き、<br />

その 目 的 の 達挾 成勱 をはかった。 人 々の 注挅 目 を 日 曜腵 日 にひくために、それはキリストの 復挴 活卹 を<br />

記卌 念挡 する 祝腛 日 とされた。 宗儲 教卝 的 礼脊 拝旟 が 日 曜腵 日 に 行 われた。しかし、その 日 は 娯 楽掱 の 日 とみ<br />

なされており、 安勣 息僢 日 が 従 来勵 どおり 清捲 く 守捿 られていた。<br />

サタンは、 自 分 がなしとげようとしている 仕捸 事 に 道匠 を 備厵 えるために、キリストの 来勵 臨<br />

に 先匪 だって、ユダヤ 人 たちが 安勣 息僢 日 に 苛趑 酷昰 な 要勥 求卍 を 増匲 し 加匎 え、それを 守捿 ることを 重匤 荷免 にす<br />

るようにさせていた。そしてサタンは、 自 分 がそのようにして 人 々に 安勣 息僢 日 を 誤儶 解卆 させて<br />

おきながら、 今 度 はそれを 利匏 用 し、 安勣 息僢 日 はユダヤ 人 の 制勧 度 だとしてそれを 軽 べつした。<br />

キリスト 者 たちが、 日 曜腵 日 を 楽掱 しい 祝腛 祭脫 日 として 祝腛 う 一 方 、サタンは 彼 らがユダヤ 教卝 に 対<br />

する 憎 しみの 表勖 現勶 として、 安勣 息僢 日 を 断友 食挱 の 日 、ゆううつな 悲胳 しみの 日 とするようにしむけ<br />

た。<br />

4 世匒 紀 の 初匘 期勡 、コンスタンティヌス 帝胰 は、 日 曜腵 日 をローマ 帝胰 国 全 土拋 の 公勗 の 祝腛 日 にすると<br />

いう 布偵 告卪 を 出 した。 太挲 陽傘 の 日 は、 異 教卝 徒傣 の 国 民 に 尊胛 ばれ、またキリスト 者 たちからもあが<br />

められた。それは、 異 教卝 とキリスト 教卝 との 相 反卬 する 点勷 を 一 致 させようとする 皇 帝胰 の 政 策北 で<br />

あった。 彼 は、 教卝 会 の 司 教卝 たちから、こうするように 勧僊 められたのである。 彼 らは 権勻 力 を<br />

渇 望捬 していたから、もしキリスト 者 と 異 教卝 徒傣 とが 両厥 方 とも 同 じ 日 を 守捿 るならば、 異 教卝 徒傣 が<br />

名匷 目 だけでもキリスト 教卝 を 信勼 じる のを 助捉 長 し、 教卝 会 の 権勻 力 と 栄 光捄 を 推掙 し 進勺 めるものと 考卛<br />

えた。しかし 多匭 くの 敬肭 虔 なキリスト 者 たちは、 次卙 第匌 に、 日 曜腵 日 にはいくぶんか 神卡 聖脩 さがあ<br />

ると 見 なすようになったものの、なお 真卢 の 安勣 息僢 日 を 主勢 の 聖脩 なる 日 とし、 第匌 4 条厬 の 戒儦 めに 従<br />

って 守捿 っていた。<br />

大 欺繏 瞞 者 は、まだ 十厝 分 にはその 目 的 を 達挾 成勱 していなかった。 彼 は、キリスト 教卝 世匒 界化 を<br />

彼 の 旗充 の 下 に 集厦 め、 彼 の 代 理 人 、すなわち、キリストの 代 表勖 者 であると 主勢 張挗 する 高 慢纁 な 法<br />

王掣 によって、 力 を 振捽 おうと 決 心升 した。 半博 分 しか 改匳 宗儲 していない 異 教卝 徒傣 たち、 野 心升 満掫 々の 司<br />

教卝 たち、そして 世匒 俗晐 を 愛 する 教卝 会 人 たちによって、 彼 は 自 分 の 目 的 をなしとげた。いくた<br />

びか 公勗 会 議 が 開 かれて、 教卝 会 の 指匦 導拗 者 たちが 全 世匒 界化 から 集厦 められた。そのほとんどの 会 議<br />

において、 神卡 が 制勧 定 された 安勣 息僢 日 が 少厮 しずつ 低拯 められると 共厗 に、 日 曜腵 日 はそれに 応厸 じて 局拈<br />

められていった。こうして 異 教卝 の 祝腛 祭脫 日 が、ついには 神卡 聖脩 な 制勧 度 としてあがめられるよう<br />

になり、その 反卬 面卥 、 聖脩 書危 の 安勣 息僢 日 はユダヤ 教卝 の 遺 物匵 であると 宣傪 言匟 され、それを 守捿 る 者 たち<br />

はのろわるべきであると 言匟 われた。<br />

大 背 信勼 者 は、「すべて 神卡 と 呼 ばれたり 拝旟 まれたりするものに 反卬 抗 して」 自 らをその 上<br />

に 高 く 上 げることに 成勱 功僵 した[Ⅱテサロニケ 2:。 彼 は、 全 人 類 を 生 きた 真卢 の 神卡 へと 誤儶 る<br />

30


ことなく 向匇 ける、 神卡 の 律傢 法 の 唯繴 一 の 戒儦 めをあえて 変厭 更 した。 神卡 は、 第匌 4 条厬 の 戒儦 めのなかで、<br />

天拦 と 地 の 創傦 造挝 主勢 として 示単 されており、それによってすべての 偽兖 りの 神卡 々との 区厅 別厌 が 明 らか<br />

にされている。 第匌 7 日 が、 人 間 の 休 息僢 の 日 として 聖脩 別厌 されたのは、 創傦 造挝 の 業 の 記卌 念挡 として<br />

であった。それは 人 間 が、 生 ける 神卡 を、 存掑 在厪 の 根捏 源 、 尊胛 崇暒 と 礼脊 拝旟 の 対 象拺 として、 常拤 に 心升 に<br />

留 めておくためであった。サタンは 人 々に、 神卡 への 忠儮 誠肬 をつくさせず、 神卡 の 律傢 法 に 従 わせ<br />

まいと 努 力 している。それゆえに 彼 は、 神卡 が 創傦 造挝 主勢 であることを 指匦 し 示単 す 戒儦 めを、 特厣 に 攻<br />

撃掐 するのである。<br />

今 、プロテスタントの 側卷 では、キリストが 日 曜腵 日 に 復挴 活卹 されたから 日 曜腵 日 がキリスト<br />

教卝 徒傣 の 安勣 息僢 日 になったと 主勢 張挗 している。しかし、その 聖脩 書危 的 証卨 拠 はない。キリストや 使却 徒傣<br />

たちも、この 日 をそのように 尊胛 んではいない。 日 曜腵 日 をキリスト 教卝 の 制勧 度 として 遵穒 守捿 する<br />

ことは、すでにパウロの 時 代 に 活卹 動 しはじめた「 不勘 法 の 秘兕 密偾 の 力 」にその 起招 源 をもつ[Ⅱ<br />

テサロニケ 2:。しかし 主勢 は、いっどこで、この 法 王掣 権勻 の 子 とも 言匟 うべき 日 曜腵 日 の 制勧 度 を<br />

迎 え 入 れられたのであろうか。 聖脩 書危 が 認卉 めていない 変厭 更 に 対 して、どのような 確卾 かな 理 由厩<br />

をあげ 得千 るであろうか。<br />

第匌 6 世匒 紀 に 至儖 って、 法 王掣 権勻 は 確卾 立 した。その 権勻 力 の 座 はローマに 置厒 かれ、ローマの 司<br />

教卝 が 全 教卝 会 の 首匹 長 であると 宣傪 言匟 された。 異 教卝 は 法 王掣 権勻 に 地 位匱 を 譲僯 った。 龍僞 は 獣 に、「 自 分<br />

の 力 と 位匱 と 大 いなる 権勻 威胙 とを」 与拜 えた[ 黙縹 示単 録捎 13:。こうして、ダニエル 書危 と 黙縹 示単 録捎 に 預<br />

言匟 されたところの、1260 年 間 に 及 ぶ 法 王掣 権勻 の 迫 害县 が 始卿 まった[ダニエル 7:25、 黙縹 示単 録捎<br />

13:5~7 参厴 照儠 ]。キリスト 者 たちは、 神卡 に 対 する 忠儮 誠肬 を 放择 棄 して 法 王掣 教卝 の 儀腝 式厚 と 礼脊 拝旟 を 受匃<br />

け 入 れるか、それとも、 地 下 の 牢 獄晳 に 幽质 閉僔 され、 拷稷 問勬 や 火 刑傃 、また 斬 首匹 吏稬 のおので 生 命挻 を<br />

失拽 うか、そのどちらかを 選 ばねばならなくなった。「しかし、あなたがたは 両厥 親捧 、 兄胆 弟胱 、<br />

親捧 族 、 友掻 人 にさえ 裏傈 切卲 られるであろう。また、あなたがたの 中 で 殺掮 されるものもあろう。<br />

また、わたしの 名匷 のゆえにすべての 人 に 憎 まれるであろう」というイエスの 言匟 葉挺 が、ここ<br />

で 成勱 就 した[ルカ 21:16、。 迫 害县 は、これまで 以匆 上 に 激 しく 忠儮 実 な 人 々に 向匇 けられ、 世匒 界化<br />

は 一 大 戦勛 場 となった。 何挬 百掸 年 もの 間 、キリストの 教卝 会 は 人 里 離掤 れた 場 所勰 に 難挚 をのがれた。<br />

預 言匟 者 はこのように 言匟 っている。「 女匩 は 荒僚 野 へ 逃偹 げて 行 った。そこには、 彼 女匩 が 1260 日<br />

のあいだ 養傞 われるように、 神卡 の 用 意勪 された 場 所勰 があった」[ 黙縹 示単 録捎 12:。<br />

ローマ 教卝 会 が 権勻 力 を 握儙 ったことは、 暗肨 黒 時 代 の 始卿 まりを 意勪 味控 した。 教卝 会 の 権勻 力 が 増匲 す<br />

につれて 暗肨 黒 は 深捫 まった。 信勼 仰纝 は、 真卢 の 基匼 礎脔 であるキリストから、ローマ 法 王掣 へと 移挔 され<br />

た。 人 々は、 罪 の 赦费 しと 永 遠 の 救 いを 求卍 めて 神卡 の 子 によりたのむかわりに、 法 王掣 や、 法<br />

王掣 が 権勻 力 をゆだねた 司 祭脫 や 司 教卝 たちにたよった。 彼 らは、 法 王掣 はこの 地 上 における 彼 らの<br />

仲傫 保 者 であって、 法 王掣 によらなければだれも 神卡 に 近卐 づくことができない、と 教卝 えられた。<br />

さらに、 法 王掣 は 神卡 に 代 わって 彼 らの 前 に 立 つ 者 であるから、 絶傉 対 に 服傕 従 すべきであると 教卝<br />

31


えられた。 彼 の 要勥 求卍 に 従 わない 者 が、 最勞 も 厳 しい 罰脖 をその 心升 身拴 に 受匃 けるのは、 当勠 然掍 のこと<br />

とされた。<br />

こうして 人 々の 心升 は 神卡 から 引匂 き 離掤 されて、 誤儶 りの 多匭 い 残拑 酷昰 な 人 々に、いや、 彼 らを 通<br />

して 力 を 振捽 うところの 暗肨 黒 の 君 自 身拴 に 向匇 けられた。<br />

罪 は 聖脩 潔昔 の 仮儵 面卥 をかぶった。 聖脩 書危 が 圧 迫 され、 人 間 が 自 分 を 最勞 高 のものと 見 なすよう<br />

になる 時 、そこには、 欺繏 瞞 と 惑 わし、 汚儢 れた 罪 悪捰 しか 期勡 待挊 できない。 人 間 の 律傢 法 と 言匟 い 伝捱<br />

えとが 高 められるにつれて、 神卡 の 律傢 法 を 放择 棄 する 時 常拤 に 起招 こる 腐纄 敗反 があらわれてき<br />

た。 キリストの 教卝 会 にとって 危捦 機務 の 時 代 であった。 忠儮 実 な 旗充 手 はまことに 少厮 なかった。<br />

真卢 理 の 証卨 人 たちもいなかったわけではないが、 誤儶 りと 迷偧 信勼 が 完 全 に 勝 利匏 して、 真卢 の 宗儲 教卝 は<br />

地 上 からぬぐい 去掇 られたように 思卩 われた 時 もあった。 福厹 音 は 見 失拽 われてしまった。しかし<br />

宗儲 教卝 の 形捊 式厚 は 増匲 大 し、 人 々は 厳 しい 要勥 求卍 に 苦 しんだ。<br />

彼 らは、 法 王掣 を 彼 らの 仲傫 保 者 として 仰纝 ぐだけでなく、 罪 を 贖 うために 自 分 自 身拴 の 行 い<br />

に 頼 らねばならないと 教卝 えられた。 長 い 巡儏 礼脊 の 旅傯 、 難挚 行 苦 行 、 聖脩 遺 物匵 崇暒 拝旟 、 教卝 会 堂傾 ・ 寺捇 院协<br />

そして 祭脫 壇绵 の 建厼 築傀 、 教卝 会 への 大 金 納 入 ——これらの 行 為 、またそれに 類 した 多匭 くの 行 為 が、<br />

神卡 の 怒腹 りを 和匄 らげ、 神卡 の 恵 みにあずかるために 要勥 求卍 された。あたかも 神卡 が 人 間 のように、<br />

ささいなことに 怒腹 り、あるいは 贈胞 り 物匵 や 苦 行 によってなだめられるかのように。<br />

罪 悪捰 が 一 般 に 広南 く 行 われ、ローマ 教卝 会 の 指匦 導拗 者 たちの 中 にさえ 及 んでいたが、しかし<br />

教卝 会 の 勢厕 力 は 着挄 実 に 増匲 加匎 していくように 見 えた。8 世匒 紀 の 終厖 わりごろ、カトリック 教卝 徒傣 た<br />

ちは、 初匘 期勡 の 教卝 会 においてもローマの 司 教卝 は、 現勶 在厪 有卻 しているのと 同 じ 宗儲 教卝 上 の 権勻 力 を 持匛<br />

っていたと 主勢 張挗 した。この 主勢 張挗 を 確卾 立 するためには、 何挬 かの 手 段掀 を 講僂 じてそれを 権勻 威胙 づけ<br />

る 必厧 要勥 があった。そしてそれには、 偽兖 りの 父 が 直卟 ちに 示単 唆纰 を 与拜 えた。 古挃 文卽 書危 が、 修 道匠 士厨 た<br />

ちによって 偽兖 造挝 された。これまで 聞挈 いたこともないような 会 議 の 布偵 告卪 が 発 見 されて、 法 王掣<br />

が 最勞 も 初匘 期勡 の 時 代 から 普僁 遍贻 的 な 至儖 上 権勻 を 持匛 っていたことが 確卾 立 された。そして、 真卢 理 を 拒兘<br />

否 した 教卝 会 は、これらの 欺繏 瞞 をすぐさま 承偢 認卉 した。<br />

真卢 の 土拋 台卤 の 上 に 築傀 いていたところの、ごく 少厮 数包 の 忠儮 実 な 建厼 設勳 者 たちは、このようなく<br />

ずに 等 しい 偽兖 りの 教卝 義拣 が 働掴 きを 妨绋 害县 するために、 困傮 惑 し 妨绋 げられた[Ⅰコリント 3:10、<br />

11 参厴 照儠 ]。ネヘミヤの 時 代 にエルサレムの 城拝 壁儿 を 築傀 いた 者 たちのように、ある 者 たちは、<br />

「 荷免 を 負拆 う 者 の 力 は 衰斠 え、そのうえ、 灰绑 土拋 がおびただしいので、われわれは 城拝 壁儿 を 築傀 くこ<br />

とができない」と 言匟 うばかりになった[ネヘミヤ 4:。 迫 害县 、 不勘 正匁 、 罪 悪捰 、その 他 サタン<br />

が、 彼 らの 働掴 きの 前 進勺 を 妨绋 げるために 考卛 案匽 したさまざまな 妨绋 害县 との 絶傉 え 間 ない 闘 いに 疲膂 れ<br />

て、さすがの 忠儮 実 な 建厼 設勳 者 たちの 中 にも 失拽 望捬 に 陥肿 る 者 があった。そして 自 分 たちの 財拉 産勩 と<br />

生 命挻 を 守捿 るために、 彼 らは 真卢 の 土拋 台卤 から 離掤 れていった。しかし、 敵育 の 攻 撃掐 にもくじけずに、<br />

「あなたがたは 彼 らを 恐傁 れてはならない。 大 いなる 恐傁 るべき 主勢 を 覚 え」よと 大 胆绺 に 宣傪 言匟 す<br />

32


る 者 もあった[ 同 4:。そして 彼 らは 各厰 自 が 腰胷 に 剣腚 を 帯 びながら 働掴 きを 推掙 し 進勺 めたのであ<br />

った[エペソ 6:7 参厴 照儠 ]。<br />

真卢 理 に 対 する 同 じ 憎 しみと 反卬 対 の 精 神卡 が、 各厰 時 代 の 神卡 の 敵育 の 心升 を 満掫 たしてきた。そし<br />

て 同 じ 警厺 戒儦 心升 と 忠儮 実 さが 神卡 のしもべたちに 要勥 求卍 されてきた。 最勞 初匘 の 弟胱 子 たちに 言匟 われたキ<br />

リストの 言匟 葉挺 は、 終厖 末拢 に 至儖 るまでの 弟胱 子 たちに 言匟 われたのである。「 目 をさましていなさ<br />

い。わたしがあなたがたに 言匟 うこの 言匟 葉挺 は、すべての 人 々に 言匟 うのである」[マルコ<br />

13:。<br />

暗肨 黒 はますますその 濃兌 さを 増匲 していくように 見 えた。 聖脩 像僕 崇暒 拝旟 はいっそう 広南 く 行 われ<br />

るようになった。 像僕 の 前 に 燈穈 明 があげられて、 祈绗 りがささげられた。 最勞 もばかげた 迷偧 信勼 的<br />

な 習 慣脹 が 広南 まった。 人 々の 心升 は 迷偧 信勼 によって 完 全 に 支匣 配括 されたので、 理 性勯 そのものが 失拽 わ<br />

れてしまったかのように 思卩 われた。 司 祭脫 や 司 教卝 たち 自 身拴 が 享 楽掱 を 愛 し、 兜肉 欲僼 にふけり、 腐纄<br />

敗反 していたのだから、 彼 らの 指匦 導拗 を 仰纝 いでいた 民 衆 が 無叄 知半 と 不勘 道匠 徳 に 陥肿 るのは、 当勠 然掍 のこ<br />

とであった。<br />

さらに 法 王掣 は、もう 1 つの 僣 越掳 なことをした。すなわち 11 世匒 紀 に 法 王掣 グレゴリー7 世匒<br />

は、ローマ 教卝 会 は 完 全 であると 宣傪 言匟 したのである。その 主勢 張挗 の 中 で 彼 は、 聖脩 書危 によれば 教卝<br />

会 はこれまで 誤儶 ったことはないし、これからも 誤儶 ることがないと 言匟 明 した。しかし 聖脩 書危 に<br />

は、このような 主勢 張挗 を 裏傈 付厏 ける 証卨 拠 はないのである。 高 慢纁 な 法 王掣 はまた、 皇 帝胰 を 退挖 位匱 させ<br />

る 権勻 力 があると 主勢 張挗 し、 自 分 が 布偵 告卪 した 宣傪 言匟 を 破挐 棄 し 得千 る 者 はだれもなく、 一 方 他 のすべ<br />

ての 者 の 決 定 を 取勚 り 消拔 す 権勻 力 が 自 分 にはあると 断友 言匟 した。<br />

こうした 絶傉 対 無叄 謬 を 唱脆 えた 法 王掣 の 暴偷 君 的 性勯 格卺 を 示単 す 顕昝 著兆 な 実 例捁 は、ドイツ 皇 帝胰 ハイン<br />

リヒ 4 世匒 [ヘンリー4 世匒 ]に 対 する 処叀 置厒 である。ハインリヒ 4 世匒 は、 法 王掣 の 権勻 威胙 をあえて 無叄<br />

視拹 したために、 破挐 門挋 と 廃 位匱 の 宣傪 告卪 を 受匃 けた。 法 王掣 の 命挻 令傂 に 力 を 得千 て 彼 に 反卬 逆 した 諸 侯 たち<br />

の、 離掤 反卬 と 威胙 嚇 に 驚脚 いたハインリヒは、 法 王掣 と 和匄 解卆 する 必厧 要勥 を 感厤 じた。 彼 は 王掣 妃賠 と 忠儮 実 な<br />

従 者 とを 伴僀 って、 法 王掣 の 前 に 身拴 を 低拯 めるため、 真卢 冬儥 のアルプスを 越掳 えた。グレゴリーが 留<br />

まっていた 城拝 に 到肑 着挄 すると、 王掣 は 護厽 衛挑 もなく 外勭 庭僃 に 案匽 内 され、その 厳 しい 冬儥 の 寒腶 さの 中 で、<br />

みすぼらしい 衣胼 を 着挄 、 頭挓 には 何挬 もかぶらず、はだしのまま、 法 王掣 の 前 に 出 る 許 可參 を 待挊 った。<br />

彼 が 3 日 間 断友 食挱 とざんげを 続勸 けた 後 、ようやく 法 王掣 は 彼 に 赦费 免僧 を 与拜 えた。そしてそれさえ<br />

も、 皇 帝胰 が 位匱 に 復挴 して 王掣 権勻 を 行 使却 する 前 に、 法 王掣 の 認卉 可參 を 仰纝 がねばならないという 条厬 件卅 つ<br />

きのものであった。こうしてグレゴリーは、 自 分 の 勝 利匏 に 意勪 気勴 揚胚 々となり、 王掣 たちの 誇縷 り<br />

をはぐことが 自 分 の 義拣 務勲 であると 誇縷 った。<br />

このこうまんな 法 王掣 の 横叅 暴偷 な 態拟 度 と、キリスト——ゆるしと 平匊 和匄 をもたらすために、<br />

心升 の 戸叐 の 外勭 に 立 って、 入 ることを 求卍 めておられるキリスト、また 弟胱 子 たちに、「あなたが<br />

33


たの 間 でかしらになりたいと 思卩 う 者 は、 僕腔 とならねばならない」[マタイ 20:と 教卝 えられ<br />

たキリスト——の 柔肛 和匄 と 優历 しさとは、なんと 異 なっていることであろう。<br />

時 代 が 進勺 むにつれて、 誤儶 った 教卝 義拣 がローマからやむことなく 送拡 り 出 されていった。 法<br />

王掣 制勧 が 確卾 立 する 以匆 前 でさえ、 異 教卝 の 哲脼 学 者 たちの 教卝 えが 教卝 会 の 中 で 注挅 目 され、 影挼 響捳 を 与拜 え<br />

ていた。 改匳 宗儲 したという 人 々の 多匭 くは、 依傟 然掍 として 彼 らの 異 教卝 の 哲脼 学 の 教卝 えに 執儨 着挄 し、そ<br />

れを 自 分 で 研挣 究捨 するばかりでなく、 異 教卝 徒傣 の 中 で 勢厕 力 を 広南 げる 手 段掀 として、 他 の 人 々にも<br />

それを 勧僊 めた。こうして 重匤 大 な 誤儶 りがキリスト 教卝 信勼 仰纝 の 中 にもちこまれた。それらのうち<br />

で 特厣 に 目 立 つものは、 人 間 は 生 来勵 不勘 死拎 であって、 死拎 んでも 意勪 識掟 があるという 信勼 仰纝 であった。<br />

この 教卝 義拣 を 基匼 礎脔 にして、ローマ 教卝 会 は、 諸 聖脩 人 に 祈绗 りをささげることや、 聖脩 母 マリヤを 崇暒<br />

拝旟 することを 確卾 立 した。また 早拱 くから 法 王掣 教卝 の 中 に 織掼 りこまれていたところの、 最勞 後 まで<br />

悔繛 い 改匳 めない 者 は 永 遠 の 責掅 苦 にあうという 異 端健 的 な 教卝 えも、ここから 起招 こったのであ<br />

る。<br />

これに 伴僀 ってもう 1 つ 異 教卝 のつくりごとが 取勚 り 入 れられることになった。ローマ 教卝 会<br />

はそれを 煉 獄晳 と 呼 び、だまされやすく 迷偧 信勼 的 な 民 衆 を 脅肺 すのに 用 いた。この 異 端健 的 な 教卝 え<br />

によれば、 永 遠 の 滅脛 びを 受匃 けるほどでない 魂 がその 罪 の 罰脖 を 受匃 けるべき 苦 しみの 場 所勰 が 存掑<br />

在厪 し、そこで 不勘 純儻 な 状叔 態拟 から 清捲 められた 時 天拦 国 に 入 ることを 許 される、というのであ<br />

る。<br />

ローマ 教卝 会 が、その 信勼 者 たちの 恐傁 怖繍 と 悪捰 行 とを 利匏 用 して 益捍 を 得千 るためには、さらにも<br />

う 1 つのつくりごとが、 必厧 要勥 であった。この 必厧 要勥 は、 免僧 罪 の 教卝 義拣 によって 満掫 たされた。 法<br />

王掣 の 戦勛 い—— 世匒 俗晐 的 な 主勢 権勻 を 拡 大 し、 敵育 を 懲腘 らしめ、 法 王掣 の 霊绳 的 至儖 上 権勻 を 否 定 する 者 たち<br />

を 撲儹 滅脛 するための 戦勛 い——に 参厴 加匎 するすべての 者 に、 過厢 去掇 ・ 現勶 在厪 ・ 未 来勵 の 罪 の 完 全 な 赦费 免僧<br />

と、 受匃 けるべきすべての 苦 痛僎 と 罰脖 の 免僧 除揄 が 約 束僓 された。また、 教卝 会 に 金 を 払掾 うことによ<br />

って 罪 から 解卆 放择 されること、そしてまた、 苦 しみの 火 の 中 にいる 死拎 んだ 友掻 人 たちの 魂 をも<br />

解卆 放择 することができること、これらのことを 人 々は 教卝 えられた。このような 方 法 によって、<br />

ローマ 教卝 会 はその 懐斺 を 肥儺 やし、キリスト——まくらする 所勰 さえ 持匛 たれなかったお 方 ——の<br />

代 表勖 者 と 称胃 する 者 の 豪僘 華兛 とぜいたくと 悪捰 徳 とを 支匣 えたのであった。<br />

聖脩 書危 的 礼脊 典胟 である 主勢 の 晩纽 餐 は、ミサという 偶旦 像僕 崇暒 拝旟 的 犠腻 牲繉 にとって 代 わられた。カト<br />

リックの 司 祭脫 たちは、その 無叄 意勪 味控 な 儀腝 式厚 によって、ただのパンとぶどう 酒儀 を 実 際匶 の「キリ<br />

ストの 体 と 血傔 」に 変厭 えると 主勢 張挗 した。 1 彼 らは、 神卡 を 汚儢 す 僣 越掳 さをもって、 万勦 物匵 の 創傦 造挝 主勢<br />

であられる 神卡 を 創傦 造挝 する 力 があると 公勗 言匟 した。キリスト 者 たちはこの 恐傁 ろしい 神卡 的 邪旇 説拿 を<br />

信勼 じるように 要勥 求卍 され、さもないと 死拎 刑傃 に 処叀 せられるのであった。これを 拒兘 んだために 火<br />

刑傃 に 処叀 せられた 者 が 無叄 数包 にあった。<br />

34


13 世匒 紀 に、 法 王掣 制勧 の 機務 関 中 で 最勞 も 恐傁 ろしいもの、すなわち 宗儲 教卝 裁拍 判匯 所勰 [ 異 端健 審拥 問勬 所勰 ]が<br />

設勳 けられた。 暗肨 黒 の 君 は、 法 王掣 制勧 の 指匦 導拗 者 たちと 共厗 に 働掴 いた。 彼 らの 秘兕 密偾 会 議 においてサ<br />

タンとその 天拦 使却 たちが、 悪捰 人 たちの 心升 を 支匣 配括 した。しかしそれと 同 時 に、 人 の 目 にこそ 見<br />

えなかったが、 神卡 の 天拦 使却 がそのただ 中 に 立 ち、 彼 らの 不勘 法 な 命挻 令傂 の 恐傁 るべき 記卌 録捎 をとり、<br />

とうてい 人 間 の 目 が 見 るに 耐脾 えない 恐傁 ろしい 行 為 の 記卌 録捎 を 記卌 していたのであった。「 大 い<br />

なるバビロン」は「 聖脩 徒傣 の 血傔 に 酔绷 いしれた」。 無叄 数包 の 殉程 教卝 者 たちの 寸绣 断友 された 体 は、この<br />

背 信勼 した 権勻 力 に 対 する 神卡 のふくしゅうを 叫经 び 求卍 めた。<br />

法 王掣 教卝 は 世匒 界化 の 専掭 制勧 君 主勢 となった。 王掣 も 皇 帝胰 もローマ 法 王掣 の 命挻 令傂 に 服傕 した。 人 々の 運卞<br />

命挻 は、 現勶 世匒 のものも 来勵 世匒 のものも、 彼 の 支匣 配括 下 にあるように 思卩 われた。 数包 百掸 年 にわたって<br />

ローマの 教卝 義拣 は、 絶傉 対 的 なものとして 広南 く 受匃 け 入 れられ、その 儀腝 式厚 は 厳 粛施 にとり 行 われ、<br />

その 祝腛 祭脫 はあまねく 遵穒 奉旊 された。 聖脩 職厯 者 たちは 尊胛 敬肭 され、 豊掿 かにささえられた。この 時 ほ<br />

ど、ローマ 教卝 会 が 大 きな 威胙 厳 と 壮昂 大 さと 権勻 力 を 誇縷 った 時 代 はなかった。 = しかし、「 法<br />

王掣 制勧 の 真卢 昼腮 は、 世匒 界化 の 真卢 夜 中 であった。」 2 聖脩 書危 は、 民 衆 だけでなく、 司 祭脫 たちにさえほ<br />

とんど 知半 られていなかった。 昔繕 のパリサイ 人 たちと 同 様捞 に、 法 王掣 教卝 の 指匦 導拗 者 たちは、 彼 ら<br />

の 罪 を 明 らかにする 光捄 を 憎 んだ。 義拣 の 標 準厜 である 神卡 の 律傢 法 を 放择 棄 してしまったので、 彼 ら<br />

は 無叄 制勧 限拘 に 権勻 力 を 行 使却 し、 自 由厩 に 悪捰 事 を 働掴 いた。 詐縱 欺繏 、 貧縏 欲僼 、 放择 とうが 広南 く 行 われた。 人<br />

々は、 富挛 と 地 位匱 を 得千 るためにはどんな 罪 でも 犯 した。<br />

法 王掣 や 高 位匱 聖脩 職厯 者 たちの 宮厳 殿脟 は、 最勞 も 罪 深捫 い 放择 とうの 現勶 場 であった。 何挬 人 かの 法 王掣 た<br />

ちはあまりにも 非 道匠 な 犯 罪 を 犯 したために、 世匒 俗晐 の 支匣 配括 者 たちが 彼 らを、 赦费 すことのでき<br />

ない 極掄 悪捰 な 人 物匵 としてその 地 位匱 から 退挖 かせようとしたほどであった。ヨーロッパは、 幾继 世匒<br />

紀 もの 間 、 学 問勬 、 芸備 術挘 、また 文卽 化 の 面卥 で 何挬 の 進勺 歩 もなかった。キリスト 教卝 世匒 界化 は、 道匠 徳 的 、<br />

知半 的 マヒ 状叔 態拟 に 陥肿 っていた。 ローマ 教卝 会 の 権勻 力 下 にあった 世匒 界化 の 状叔 態拟 は、 預 言匟 者 ホセア<br />

の 言匟 葉挺 の 恐傁 ろしくも 的 確卾 な 成勱 就 である。「わたしの 民 は 知半 識掟 がないために 滅脛 ぼされる。あ<br />

なたは 知半 識掟 を 捨腇 てたゆえに、わたしもあなたを 捨腇 て、……あなたはあなたの 神卡 の 律傢 法 を 忘脨<br />

れたゆえに、わたしもまたあなたの 子 らを 忘脨 れる」「この 地 には 真卢 実 がなく、 愛 情午 がなく、<br />

また 神卡 を 知半 ることもないからである。ただのろいと、 偽兖 りと、 人 殺掮 しと、 盗僌 みと、 姦贊 淫 す<br />

ることのみで、 人 々は 皆脰 荒僚 れ 狂旆 い、 殺掮 害县 に 殺掮 害县 が 続勸 いている」[ホセア 4:6、1、。これ<br />

が 神卡 の 言匟 葉挺 を 捨腇 てた 結医 果卵 であった。<br />

35


第匌 4 章 ライトベアラー<br />

法 王掣 が 長 期勡 間 にわたって 至儖 上 権勻 を 握儙 っていた 時 、 地 上 は 暗肨 黒 におおわれたが、しかし、<br />

その 中 にあって、 真卢 理 の 光捄 が 全 く 消拔 えてしまったわけではなかった。どの 時 代 にも 神卡 の 証卨<br />

人 がいた。キリストを 神卡 と 人 間 との 間 の 唯繴 一 の 仲傫 保 者 として 信勼 じ、 人 生 の 唯繴 一 の 規厶 準厜 とし<br />

て 聖脩 書危 を 受匃 け 入 れ、そして 真卢 の 安勣 息僢 日 を 尊胛 んだ 人 々がいたのである。こうした 人 々に 世匒 界化<br />

が 負拆 うところいかに 大 であるか、 後 世匒 の 人 々にはけっしてわからないであろう。 彼 らは 異<br />

端健 者 の 烙 印偝 を 押 され、その 動 機務 は 非 難挚 され、その 品厍 性勯 は 中 傷偟 され、そして 彼 らの 書危 き 物匵 は<br />

禁 圧 され、 誤儶 り 伝捱 えられ、 骨儴 抜掽 きにされた。しかし 彼 らは 堅儕 く 立 った。そして、 来勵 たるべ<br />

き 時 代 のための 神卡 聖脩 な 遺 産勩 として、 彼 らの 信勼 仰纝 を、 代 々、 純儻 潔昔 に 保 ったのである。<br />

ローマが 至儖 上 権勻 を 握儙 ってからの、 暗肨 黒 時 代 における 神卡 の 民 の 歴偡 史 は、 天拦 に 記卌 録捎 されて<br />

いるが、 人 間 の 手 になる 記卌 録捎 には、あまり 記卌 されていない。 彼 らを 迫 害县 した 者 たちによる<br />

非 難挚 以匆 外勭 には、 彼 らの 存掑 在厪 の 形捊 跡僡 はほとんどない。 教卝 義拣 や 命挻 令傂 に 異 議 を 唱脆 えるものは、あ<br />

とかたもなく 抹贵 殺掮 してしまうことが、ローマの 政 策北 であった。 教卝 会 は、 人 間 であろうが 書危<br />

物匵 であろうが、 異 端健 的 なものはすべて 滅脛 ぼそうとした。 法 王掣 の 教卝 義拣 の 権勻 威胙 に 対 する 疑卧 惑 や<br />

質拾 問勬 を 表勖 明 するだけで、 貧縏 富挛 、 貴揂 賎 の 別厌 なく、 生 命挻 を 奪傤 われるのに 十厝 分 であった。またロ<br />

ーマは、 反卬 対 者 に 対 する 教卝 会 の 残拑 酷昰 な 行 為 の 記卌 録捎 を、すべて 消拔 滅脛 させようとした。 法 王掣 に<br />

よる 宗儲 教卝 会 議 は、こうした 記卌 事 がのっている 書危 物匵 や 文卽 書危 を 焼催 却 することを 命挻 じた。 印偝 刷繺 機務<br />

が 発 明 される 前 は、 書危 物匵 の 数包 も 少厮 なく、その 形捊 も 保 存掑 には 向匇 いていなかったので、 彼 らの<br />

目 的 の 遂脎 行 を 妨绋 げるものはほとんどなかった。<br />

ローマの 管拻 轄晷 内 にあるどの 教卝 会 も、 良拖 心升 の 自 由厩 をいつまでも 保 つことはできなかった。<br />

法 王掣 権勻 は、 権勻 力 を 握儙 るとすぐ、その 支匣 配括 を 認卉 めない 者 をみな 粉腲 砕 するために、 手 を 伸 ばし<br />

た。こうして 諸 教卝 会 は、 次卙 々とその 支匣 配括 下 に 陥肿 った。<br />

大 ブリテンでは、 原募 始卿 キリスト 教卝 が 早拱 くから 根捏 をおろしていた。 最勞 初匘 の 2、3 世匒 紀 にブ<br />

リトン 人 たちが 受匃 けた 福厹 音 は、まだローマの 背 教卝 によって 腐纄 敗反 してはいなかった。この 遠<br />

方 の 国 にまで 及 んだ 異 教卝 の 皇 帝胰 たちによる 迫 害县 は、ブリテンの 初匘 期勡 の 教卝 会 がローマから 受匃<br />

けた 唯繴 一 の 贈胞 り 物匵 であった。すなわち、 多匭 くのキリスト 者 たちは、イングランドでの 迫 害县<br />

をのがれてスコットランドに 避 難挚 し、これによって 真卢 理 は、アイルランドにも 伝捱 えられた。<br />

そしてこれらの 国 々では、どこでも 歓脒 迎 されたのであった。 ところが、サクソン 人 がブ<br />

リテンに 侵兓 入 した 時 、 異 教卝 が 支匣 配括 権勻 を 握儙 った。 征纴 服傕 者 たちは、 自 分 たちの 奴 隷趵 から 教卝 えら<br />

れることを 好捆 まなかったので、キリスト 者 たちは、 山 や 荒僚 野 に 避 難挚 しなければならなかっ<br />

た。しかし、 光捄 は、 一 時 隠僸 されたにしても、 常拤 に 燃 えつづけた。1 世匒 紀 の 後 、スコットラ<br />

ンドでは、その 光捄 は 明 るく 輝脮 き 出 て 遠 くの 国 々にまで 及 んだ。アイルランドからは、 敬肭 虔<br />

36


なコルンバとその 共厗 労排 者 たちがあらわれ、 各厰 地 に 離掤 散偶 した 信勼 者 をアイオナの 孤縩 島勹 に 集厦 めて、<br />

そこを 彼 らの 伝捱 道匠 活卹 動 の 中 心升 にした。これらの 伝捱 道匠 者 の 中 には、 聖脩 書危 に 示単 された 安勣 息僢 日 を<br />

守捿 る 者 もいて、こころしてこの 真卢 理 が 人 々に 伝捱 えられた。また、アイオナ 島勹 に 学 校厛 が 設勳 立<br />

され、ここから、スコットランド、イングランドだけでなく、ドイツやスペインやイタリ<br />

アにまで、 伝捱 道匠 者 が 送拡 られた。<br />

しかし、ローマはブリテンに 目 をつけ、これを 自 分 の 支匣 配括 下 におこうと 決 心升 した。6 世匒<br />

紀 に、ローマ 教卝 会 の 宣傪 教卝 師 たちは、 異 教卝 のサクソン 人 を 改匳 宗儲 させようと 企十 てた。 彼 らは 誇縷<br />

り 高 き 異 教卝 徒傣 たちから 歓脒 迎 され、 幾继 千収 という 人 々をローマ 教卝 に 改匳 宗儲 させた。 働掴 きが 進勺 展捯 す<br />

るにつれて、 法 王掣 教卝 の 指匦 導拗 者 たちと 改匳 宗儲 者 たちは、 初匘 代 教卝 会 の 流及 れをくむキリスト 者 たち<br />

に 出 会 った。そこには 著兆 しい 相 違挆 があった。 前 者 が 法 王掣 教卝 のもつ 迷偧 信勼 的 で 華兛 美捜 で 尊胛 大 な<br />

性勯 格卺 をあらわしていたのに 対 し、 後 者 は、 単 純儻 で 謙旎 そんで、 品厍 性勯 においても 教卝 義拣 において<br />

も 態拟 度 においても、 聖脩 書危 的 であった。<br />

ローマの 使却 節儊 たちは、これらのキリスト 教卝 会 に、 法 王掣 の 至儖 上 権勻 を 認卉 めることを 要勥 求卍 し<br />

た。ブリトン 人 は、 自 分 たちはすべての 人 を 愛 したいと 思卩 う、しかし 法 王掣 は 教卝 会 における<br />

至儖 上 権勻 を 与拜 えられたわけではないのだから、 自 分 たちとしては、すべてのキリスト 者 たち<br />

に 対 してすべき 服傕 従 を、 法 王掣 に 対 してもなすことができるだけであると、 柔肛 和匄 に 答掬 えたの<br />

であった。 彼 らがローマに 対 して 忠儮 誠肬 を 尽能 くすようにさせようとする 試去 みがくり 返拮 された。<br />

しかし、これらの 謙旎 そんなキリスト 者 たちは、ローマ 教卝 会 の 使却 節儊 たちのこうまんな 態拟 度 に<br />

驚脚 き、 自 分 たちはキリスト 以匆 外勭 のだれをも 主勢 として 認卉 めないと、 断友 固 として 答掬 えた。ここ<br />

において、 法 王掣 制勧 の 真卢 の 精 神卡 があらわされた。すなわちローマの 指匦 導拗 者 は、 次卙 のように 言匟<br />

ったのである。「 平匊 和匄 をもたらす 兄胆 弟胱 たちを 受匃 け 入 れないなら、 戦勛 いをもたらす 敵育 を 迎 え<br />

ることになろう。われわれと 一 致 してサクソン 人 に 生 命挻 の 道匠 を 示単 さないなら、 彼 らから 死拎<br />

の 打占 撃掐 を 受匃 けるであろう。」 1 これは 口卶 先匪 だけのおどしではなかった。 戦勛 争拫 と 陰纖 謀纠 と 欺繏 瞞<br />

とが、 聖脩 書危 の 信勼 仰纝 の 証卨 人 たちに 向匇 けられ、ついにブリトン 人 の 諸 教卝 会 は 破挐 壊傓 され、あるい<br />

は 法 王掣 の 権勻 威胙 に 余 儀腝 なく 屈縿 した。<br />

ローマの 管拻 轄晷 外勭 にあった 国 々には、 幾继 世匒 紀 もの 間 、 法 王掣 教卝 の 腐纄 敗反 にほとんど 染偦 まるこ<br />

となく 存掑 在厪 したキリスト 者 たちの 諸 団卄 体 があった。 彼 らは 異 教卝 に 囲 まれていたために、 時<br />

の 経 過厢 につれて、その 誤儶 りに 感厤 化 された。しかし 彼 らは 聖脩 書危 を 信勼 仰纝 の 唯繴 一 の 規厶 準厜 とし、そ<br />

の 真卢 理 の 多匭 くを 固 守捿 し 続勸 けていた。これらのキリスト 者 たちは、 神卡 の 律傢 法 の 永 続勸 性勯 を 信勼 じ、<br />

第匌 4 条厬 の 安勣 息僢 日 を 守捿 っていた。この 信勼 仰纝 と 習 慣脹 を 保 っていた 諸 教卝 会 は、 中 央 アフリカに、<br />

そしてアジアのアルメニア 人 の 中 にあった。<br />

しかし 法 王掣 権勻 の 侵兓 入 に 抵脏 抗 した 人 々の 中 で、 最勞 も 著兆 しいのがワルド 派挩 [ワルデンセス、<br />

ワルドウス 派挩 ]であった。 法 王掣 庁厘 が 存掑 在厪 しているまさにその 国 家匝 において、その 虚縚 偽兖 と 腐纄<br />

敗反 は 最勞 も 激 しい 抵脏 抗 にあった。 数包 世匒 紀 にわたって、ピエモンテの 諸 教卝 会 は 独捌 立 を 保 ってい<br />

37


た。 しかし、ついにローマが 彼 らに 屈縿 服傕 を 迫 る 時 がきた。ローマの 圧 制勧 に 対 して 無叄 益捍 な<br />

抵脏 抗 を 試去 みたあとで、これらの 教卝 会 の 指匦 導拗 者 たちは、 全 世匒 界化 が 敬肭 意勪 を 表勖 しているように 思卩<br />

われるこの 権勻 力 の 至儖 高 性勯 を、しぶしぶ 認卉 めた。しかしながら、 法 王掣 や 司 教卝 たちの 権勻 威胙 に 対<br />

する 服傕 従 を 拒兘 否 した 者 たちもあった。 彼 らは、あくまでも 神卡 に 忠儮 誠肬 を 尽能 くし、 信勼 仰纝 の 単 純儻<br />

さと 純儻 潔昔 とを 保 とうとした。こうして 分 離掤 が 起招 きた。 古挃 くからの 信勼 仰纝 を 固 守捿 する 者 たちは、<br />

今 や 身拴 を 引匂 いて、ある 者 たちは 故採 郷偮 のアルプスを 去掇 って 外勭 国 で 真卢 理 の 旗充 をかかげ、また 他<br />

の 人 々は、 人 里 離掤 れた 谷卼 間 や 岩 角偰 けわしい 山 岳縟 地 帯 に 逃偹 れて、そこで 自 由厩 に 神卡 を 礼脊 拝旟 し<br />

た。<br />

幾继 世匒 紀 にもわたってワルド 派挩 のキリスト 者 たちが 信勼 じ、 教卝 えてきた 信勼 仰纝 は、ローマか<br />

ら 出 た 偽兖 りの 教卝 義拣 と 著兆 しい 対 照儠 をなしていた。 彼 らの 宗儲 教卝 的 信勼 念挡 は、キリスト 教卝 の 真卢 の 体<br />

系揀 である 書危 かれた 神卡 の 言匟 葉挺 に 基匼 づいていた。しかし、 世匒 から 隔绔 離掤 された 寂 しい 隠僸 れがに 住卫<br />

み、 家匝 畜昸 の 世匒 話匋 や 果卵 樹 の 栽 培斻 に 労排 苦 の 日 々を 送拡 っていたそぼくな 農捝 民 たちは、 自 分 自 身拴 の<br />

力 で、 背 信勼 した 教卝 会 の 教卝 義拣 や 邪旇 説拿 に 反卬 対 する 真卢 理 に 到肑 達挾 したのではなかった。 彼 らの 信勼 仰纝<br />

は、 新 たに 受匃 けた 信勼 仰纝 ではなかった。 彼 らの 宗儲 教卝 的 信勼 念挡 は、 彼 らの 先匪 祖脽 から 受匃 け 継 いだも<br />

のであった。 彼 らは、 使却 徒傣 時 代 の 教卝 会 の 信勼 仰纝 、すなわち、「ひとたび 伝捱 えられた 信勼 仰纝 」を<br />

強勮 く 主勢 張挗 した[ユダ。 世匒 界化 的 な 大 都匙 市 に 王掣 座 をかまえた 高 慢纁 な 法 王掣 制勧 ではなくて、この<br />

「 荒僚 野 の 教卝 会 」がキリストの 真卢 の 教卝 会 であり、 世匒 界化 に 伝捱 えるために 神卡 がご 自 分 の 民 にゆだ<br />

ねられた 真卢 理 の 宝肮 の 保 管拻 者 であった。<br />

真卢 の 教卝 会 がローマから 分 離掤 しなければならなかった 主勢 な 理 由厩 の 中 に、 聖脩 書危 的 安勣 息僢 日 に<br />

対 するローマの 憎 しみということがあった。 預 言匟 されていたとおり、 法 王掣 権勻 はこの 真卢 理 を<br />

地 に 投匐 げ 捨腇 てた。 人 間 の 言匟 い 伝捱 えや 習 慣脹 が 尊胛 ばれる 一 方 、 神卡 の 律傢 法 は 踏 みにじら れた。<br />

法 王掣 権勻 の 支匣 配括 下 にあった 諸 教卝 会 は、 早拱 くから、 日 曜腵 日 を 聖脩 日 としてあがめるよう 強勮 要勥 され<br />

た。 誤儶 りと 迷偧 信勼 が 広南 くゆきわたっているさなかにあって、 多匭 くの 者 が—— 神卡 の 真卢 の 民 でさ<br />

えも—— 当勠 惑 し、 真卢 の 安勣 息僢 日 を 守捿 りながらも、 日 曜腵 日 にも 仕捸 事 を 休 むほどであった。しか<br />

し 法 王掣 教卝 の 指匦 導拗 者 たちは、それでは 満掫 足拒 しなかった。<br />

彼 らは、 日 曜腵 日 を 尊胛 ぶばかりでなく、 安勣 息僢 日 を 汚儢 すことを 要勥 求卍 した。そして、 安勣 息僢 日<br />

を 尊胛 ぼうとする 人 々を、 最勞 も 激 しい 口卶 調 で 非 難挚 した。だれでも 神卡 の 律傢 法 を 平匊 安勣 のうちに 守捿<br />

ろうとするならば、どうしても、ローマの 権勻 力 外勭 に 逃偹 れるほかはなかった。 ワルド 派挩 の<br />

人 々は、ヨーロッパにおいて 最勞 初匘 に 聖脩 書危 の 翻 訳胲 を 手 にした 人 々の 1 つであった。 宗儲 教卝 改匳 革挙<br />

の 数包 百掸 年 も 前 から、 彼 らは、 自 国 語指 で 書危 かれた 聖脩 書危 の 写捂 本 を 持匛 っていた。 彼 らは 混 ぜ 物匵 の<br />

ない 真卢 理 を 持匛 っており、そのために、 特厣 に 憎 しみと 迫 害县 とを 受匃 けたのであった。 彼 らは、<br />

ローマの 教卝 会 は 黙縹 示単 録捎 の 背 教卝 したバビロンであると 宣傪 言匟 し、 生 命挻 の 危捦 険叁 をもかえりみず、<br />

その 腐纄 敗反 に 抵脏 抗 するために 立 ち 上 がった。 長 期勡 にわたる 迫 害县 のために、 信勼 仰纝 の 妥縞 協匞 をした<br />

り、 独捌 特厣 の 主勢 義拣 を 少厮 しずつ 放择 棄 したりする 者 もあったが、 真卢 理 に 堅儕 く 立 った 人 々もいた。<br />

38


暗肨 黒 と 背 教卝 の 全 時 代 を 通 じて、ローマの 至儖 上 権勻 を 否 定 し、 聖脩 画厐 像僕 崇暒 敬肭 を 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 だとして<br />

拒兘 み、 真卢 の 安勣 息僢 日 を 守捿 ったところのワルド 派挩 の 人 々がいた。 最勞 も 激 しい 弾傆 圧 のさなかで、<br />

彼 らはその 信勼 仰纝 を 保 った。サボア 人 たちのやりに 深捫 手 を 負拆 い、ローマの 火 刑傃 柱兀 で 焦儐 がされ<br />

ようとも、 彼 らは 神卡 の 言匟 葉挺 と 神卡 の 栄 光捄 のために、ひるまず 堅儕 く 立 ったのである。<br />

そびえ 立 つ 山 々のかげに——それはいつの 時 代 においても、 迫 害县 され 圧 迫 された 人 々<br />

の 避 難挚 所勰 であったが——ワルド 派挩 は 隠僸 れ 場 を 見 いだした。そしてここで 真卢 理 の 光捄 が、 中 世匒<br />

の 暗肨 黒 のただ 中 にあって 燃 え 続勸 けた。ここで、1000 年 以匆 上 もの 間 、 真卢 理 の 証卨 人 たちは 昔繕<br />

ながらの 信勼 仰纝 を 保 持匛 したのであった。 神卡 は、ご 自 分 の 民 におゆだねになった 力 強勮 い 真卢 理<br />

にふさわしい、 極掄 めて 荘绩 厳 な 避 難挚 所勰 を、 彼 らのために 備厵 えておられた。 忠儮 実 な 避 難挚 者 たち<br />

にとって、 山 々は 主勢 の 不勘 変厭 の 義拣 の 象拺 徴僦 であった。 彼 らは 子 供挿 たちに 堂傾 々たる 威胙 厳 をもって<br />

彼 らの 前 にそびえ 立 つ 山 々を 指匦 さし、 変厭 化 も 回 転厷 の 影挼 もないお 方 、そのみ 言匟 葉挺 が 永 久挸 の 丘側<br />

のように 持匛 続勸 するお 方 について 語指 った。<br />

神卡 は、 山 々を 堅儕 くすえ、それに 力 をお 与拜 えになった。 無叄 限拘 の 力 を 持匛 たれた 神卡 の 腕肙 以匆 外勭<br />

のどんな 腕肙 も、 山 々をその 場 所勰 から 動 かすことはできなかった。 同 様捞 に 神卡 は、 天拦 と 地 にお<br />

ける 神卡 の 統拇 治匮 の 基匼 礎脔 である 律傢 法 を、 堅儕 くすえられた。 人 間 は、 手 を 伸 ばして 同 胞繟 の 生 命挻 を<br />

奪傤 うことはできよう。しかし、 主勢 の 律傢 法 の 1 つでも 変厭 えることができるならば、あるいは、<br />

神卡 のみこころを 行 う 者 に 対 する 神卡 の 約 束僓 を 1 つでも 消拔 し 去掇 ることができるならば、 山 々を<br />

その 土拋 台卤 から 根捏 こそぎにして、 海匈 の 中 にやすやすと 投匐 げ 込匸 むことができるであろう。 神卡 の<br />

しもべたちは、 不勘 動 の 山 々のように、 断友 固 として 神卡 の 律傢 法 に 忠儮 誠肬 を 尽能 くさなければならな<br />

い。<br />

低拯 い 谷卼 間 を 取勚 り 巻僲 く 山 々は、 神卡 の 創傦 造挝 の 力 を 絶傉 えずあかしするとともに、 神卡 の 保 護厽 の<br />

絶傉 えざる 保 証卨 であった。 信勼 仰纝 のゆえに 故採 郷偮 を 後 にした 人 々は、 主勢 の 臨 在厪 を 無叄 言匟 のうちに 表勖<br />

している 大 自 然掍 を 愛 するようになった。 彼 らは 自 分 たちの 境挌 遇胾 の 苦 しさをつぶやかなかっ<br />

た。ひっそりした 山 の 中 にあっても、 彼 らは 寂 しさを 感厤 じなかった。 人 間 の 怒腹 りと 残拑 酷昰 さ<br />

からの 避 難挚 所勰 を 備厵 えていてくださったことを 彼 らは 神卡 に 感厤 謝儑 した。 彼 らは、 神卡 の 前 で 自 由厩<br />

に 礼脊 拝旟 ができることを 喜 んだ。 時 おり、 敵育 の 追挵 撃掐 を 受匃 けたときには、 強勮 固 な 山 々が 確卾 実 な<br />

防拌 御 となった。 彼 らは 多匭 くの 高 い 断友 崖趬 から、 神卡 を 賛僮 美捜 する 歌 をうたった。そしてローマの<br />

軍拚 隊 は、 彼 らの 歌 う 感厤 謝儑 の 歌 を 沈腉 黙縹 させることができなかった。<br />

純儻 潔昔 、 単 純儻 、 熱 心升 が、キリストに 従 うこれらの 人 々の 信勼 条厬 であった。 彼 らは、 真卢 理 の<br />

原募 則 を、 家匝 屋厡 、 土拋 地 、 友掻 人 、 親捧 戚稿 はいうに 及 ばず 生 命挻 そのもの 以匆 上 に 大 切卲 なものと 見 な<br />

した。 彼 らは、これらの 原募 則 を 若拊 い 人 々の 心升 に 植 えつけようと 熱 心升 に 努 めた。 青捘 年 たちは<br />

幼膇 い 時 から、 聖脩 書危 を 教卝 えられ、 神卡 の 律傢 法 の 要勥 求卍 を 神卡 聖脩 なものと 見 なすよう 教卝 えられた。 聖脩<br />

書危 の 部 数包 は 極掄 めて 少厮 なかったので、その 尊胛 いみ 言匟 葉挺 を 彼 らは 暗肨 記卌 した。 多匭 くの 者 が、 旧 新<br />

約 聖脩 書危 両厥 方 のかなりの 部 分 を 暗肨 唱脆 できた。 神卡 を 思卩 う 思卩 いが、 自 然掍 の 荘绩 厳 な 光捄 景拲 からも、ま<br />

39


た、 日 常拤 生 活卹 のささやかな 祝腛 福厹 からも、 同 じように 連 想挹 された。 幼膇 い 子 供挿 たちは、 神卡 を、<br />

すべての 恵 みとすべての 慰縺 めを 与拜 えてくださるお 方 として、 感厤 謝儑 をもって 仰纝 ぐよう 教卝 えら<br />

れた。<br />

両厥 親捧 たちは、 慈暆 愛 と 愛 情午 に 満掫 ちていたが、 同 時 に 非 常拤 に 賢繞 明 であって、 子 供挿 たちをわ<br />

がままにさせたりはしなかった。 彼 らの 前 途 には、 試去 練 と 困傮 難挚 の 生 涯昗 が、そしておそらく<br />

は 殉程 教卝 者 としての 死拎 が 待挊 っていた。それだから 彼 らは、 子 供挿 のころから、 困傮 難挚 に 耐脾 え、 統拇<br />

制勧 に 服傕 し、しかも 自 ら 思卩 考卛 し 行 動 するように 教卝 えられていた。 幼膇 い 時 から 彼 らは 責掅 任厃 を 負拆<br />

い、 言匟 葉挺 を 慎儃 み、 沈腉 黙縹 の 賢繞 明 さを 理 解卆 するように 教卝 えられた。 敵育 に 聞挈 こえた 軽 率厾 な 一 言匟 が、<br />

それを 言匟 った 者 だけでなく、 多匭 くの 同 信勼 者 の 生 命挻 を 危捦 険叁 に 陥肿 れる 恐傁 れがあった。 真卢 理 の 敵育<br />

は、 餌 食挱 をさがしまわるおおかみのように、 信勼 仰纝 の 自 由厩 を 求卍 める 者 たちをつけねらってい<br />

たからである。<br />

ワルド 派挩 の 人 々は、 真卢 理 のために、 世匒 俗晐 的 な 繁光 栄 を 犠腻 牲繉 にし、 忍旖 耐脾 強勮 く、 自 分 たちの<br />

糧腠 のために 労排 苦 した。 山 岳縟 地 帯 の 中 の 耕绌 せる 土拋 地 はすべて、ていねいに 開 墾 された。 谷卼 間<br />

も、あまり 肥儺 えていない 山 の 中 腹腏 も 耕绌 されて、 作单 物匵 を 実 らせるようになった。 節儊 約 と 厳 し<br />

い 克胨 己偻 とが、 子 供挿 たちの 受匃 ける 唯繴 一 の 遺 産勩 としての 教卝 育挞 の 中 に 含捋 まれていた。 子 供挿 たちは、<br />

人 生 が 訓肢 練 となるよう 神卡 は 計匧 画厐 しておられること、そして 自 分 たちの 必厧 要勥 は、 自 分 自 身拴 の<br />

労排 働掴 と 生 活卹 設勳 計匧 、 配括 慮傼 と 信勼 仰纝 によってのみ 満掫 たせるということを 教卝 えられた。その 過厢 程损 は、<br />

労排 苦 に 満掫 ち、 疲膂 れさせるものではあったが、しかし 健掕 康 的 なものであった。そしてこれは、<br />

堕秐 落叉 した 状叔 態拟 にある 人 間 にちょうど 必厧 要勥 なことであって、 神卡 が 人 間 の 訓肢 練 と 発 達挾 のために<br />

備厵 えられた 学 校厛 であった。 青捘 年 たちは、ほねおりと 困傮 難挚 に 慣脹 れる 一 方 、 知半 性勯 の 開 発 も 怠旒 ら<br />

なかった。 彼 らは、 自 分 たちのすべての 能印 力 が 神卡 のものであって、そのすべてを 神卡 の 奉旊 仕捸<br />

のために 開 発 し 活卹 用 しなければならないことを 教卝 えられた。<br />

ワルド 派挩 の 教卝 会 は、その 純儻 潔昔 と 単 純儻 さにおいて、 使却 徒傣 時 代 の 教卝 会 に 似胤 ていた。 彼 らは、<br />

法 王掣 や 大 司 教卝 の 至儖 上 権勻 を 拒兘 み、 聖脩 書危 を 唯繴 一 最勞 高 で 誤儶 りのない 権勻 威胙 として 主勢 張挗 した。 彼 らの<br />

牧肧 師 たちは、ローマの 尊胛 大 な 司 祭脫 たちと 異 なって、「 仕捸 えられるためではなく、 仕捸 えるた<br />

め」に 来勵 られた 彼 らの 主勢 の 模掌 範儤 に 従 っていた。 彼 らは 神卡 の 民 を、 神卡 の 聖脩 なる 言匟 葉挺 という 緑允<br />

の 牧肧 場 、 生 きた 泉 に 導拗 いて、 彼 らを 養傞 った。<br />

彼 らは、 人 間 の 虚縚 栄 と 誇縷 りの 記卌 念挡 物匵 から 遠 く 離掤 れ、 華兛 麗暗 な 会 堂傾 や 大 寺捇 院协 ではなくて 山<br />

々のかげに、アルプスの 谷卼 に、あるいは 危捦 険叁 な 場 合 には、 岩 のとりでの 中 に 集厦 まって、キ<br />

リストのしもべたちから 真卢 理 の 言匟 葉挺 を 聞挈 いた。 牧肧 師 たちは 福厹 音 を 説拿 くだけでなくて、 病挶 人<br />

を 見 舞 い、 子 供挿 たちを 教卝 え、 誤儶 った 者 をさとし、 争拫 いをしずめて 一 致 と 兄胆 弟胱 愛 を 育挞 てるよ<br />

うに 努 めた。 彼 らは、 平匊 和匄 な 時 には 人 々の 自 発 的 なささげ 物匵 によって 支匣 えられていたが、<br />

テント 作单 りのパウロのように、 各厰 自 は 何挬 かの 職厯 業 を 身拴 につけていて、 必厧 要勥 な 場 合 には 自 分<br />

で 生 活卹 できるようにしていた。<br />

40


青捘 年 たちは 牧肧 師 たちから 教卝 育挞 を 受匃 けた。 普僁 通 の 学 問勬 の 諸 分 野 に 注挅 意勪 が 向匇 けられる 一 方 、<br />

聖脩 書危 が 主勢 要勥 な 科 目 であった。マタイやヨハネによる 福厹 音 書危 は、 多匭 くの 使却 徒傣 書危 簡儚 とともに、<br />

暗肨 記卌 された。 彼 らはまた、 聖脩 書危 の 写捂 本 に 従 事 した。 聖脩 書危 全 体 の 写捂 本 もあれば、 短 い 部 分 的<br />

なものもあり、それには、 聖脩 書危 の 解卆 説拿 ができる 人 々による 簡儚 単 な 聖脩 句繯 の 説拿 明 がついていた。<br />

こうして、 神卡 よりも 自 分 たちを 高 めようとする 人 々によって 長 く 隠僸 されていた 真卢 理 の 宝肮 が<br />

明 らかにされた。<br />

忍旖 耐脾 強勮 くたゆまぬ 努 力 によって、 時 には 暗肨 い 洞纏 窟秈 の 奥傱 深捫 くで、たいまつの 光捄 をたより<br />

に、 聖脩 書危 は 1 節儊 ずつ、また 1 章肐 ずつ 書危 き 写捂 されていった。こうして 働掴 きは 続勸 けられ、あ<br />

らわされた 神卡 のみ 旨腄 は 純儻 金 のように 輝脮 き 出 た。 試去 練 を 経 たために、 神卡 のみ 旨腄 がどんなに<br />

か いっそう 輝脮 かしく、 明 らかで 強勮 力 なものとなったかは、その 働掴 きに 携掠 わった 者 たちに<br />

しかわからない。そして 天拦 使却 たちが、これらの 忠儮 実 な 働掴 き 人 たちを 取勚 り 囲 んでいた。 サ<br />

タンは 法 王掣 教卝 の 司 祭脫 や 司 教卝 たちを 促傌 して、 真卢 理 のみ 言匟 葉挺 を 誤儶 謬 や 邪旇 説拿 、 迷偧 信勼 などのつまら<br />

ないものの 下 に 隠僸 しておこうとした。しかし、それは、 暗肨 黒 時 代 の 全 期勡 間 を 通 じて、 驚脚 く<br />

べき 方 法 で 純儻 粋暋 に 保 たれた。それは、 人 間 の 印偝 ではなくて、 神卡 の 刻傋 印偝 を 帯 びている。 人 間<br />

は、 聖脩 書危 の 簡儚 単 、 明 瞭 な 意勪 味控 をあいまいにし、それ 自 体 が 矛旁 盾绮 しているものであるかのよ<br />

うに 思卩 わせようとして、たゆまず 努 力 してきた。<br />

しかし 神卡 のみ 言匟 葉挺 は、 荒僚 れ 狂旆 う 大 海匈 に 浮 かぶ 箱脬 舟縒 のように、それをくつがえそうとす<br />

る 嵐脸 にも 動 じないのである。 金 や 銀勨 の 鉱腰 脈旜 は、 鉱腰 山 の 地 中 深捫 くにあって、 宝肮 を 発 見 しよう<br />

とする 者 たちはみな 掘腱 らなければならないように、 聖脩 書危 にも 真卢 理 の 宝肮 が 隠僸 されていて、そ<br />

れは 心升 ひくく 熱 心升 に 祈绗 りつつ 探僙 究捨 する 者 にだけあらわされる。 神卡 は 聖脩 書危 を、 全 人 類 にとっ<br />

て、 幼膇 年 時 代 、 青捘 年 時 代 、 壮昂 年 時 代 の 教卝 科 書危 となり、 全 生 涯昗 にわたって 研挣 究捨 すべきものと<br />

なるよう 意勪 図掛 された。 神卡 は 聖脩 書危 を、ご 自 分 の 啓繡 示単 として 人 間 にお 与拜 えになった。 新 しい 真卢<br />

理 が 明 らかになるたびに、その 真卢 理 の 本 源 であられる 神卡 の 品厍 性勯 が 新 たにあらわされる。 聖脩<br />

書危 を 研挣 究捨 することは、 人 間 を 創傦 造挝 主勢 とのいっそう 密偾 接捴 な 関 係厂 に 入 れ、 神卡 のみこころをいっ<br />

そう 明 瞭 に 知半 らせるために、 神卡 がお 定 めになった 方 法 である。それは、 神卡 と 人 間 とが 交卦 わ<br />

る 手 段掀 である。<br />

ワルド 派挩 の 人 々は、 主勢 を 恐傁 れることが 知半 恵 の 初匘 めであることを 認卉 めていたが、それと<br />

ともに、 世匒 界化 と 接捴 触僾 して 人 間 と 実 生 活卹 の 知半 識掟 を 得千 ることが、 心升 を 広南 くし、 知半 覚 を 鋭繾 くする<br />

のに 重匤 要勥 であることを 知半 っていた。 青捘 年 たちのある 者 は、 山 の 中 の 学 校厛 から、フランスや<br />

イタリアの 諸 都匙 市 にある 学 校厛 に 送拡 られた。そこには 郷偮 里 のアルプスにおけるよりはいっそ<br />

う 広南 範儤 な、 研挣 究捨 と 思卩 索肞 と 観掺 察掊 の 領振 域挦 があった。こうして 送拡 り 出 された 青捘 年 たちは、 誘儬 惑 に<br />

さらされ、 罪 悪捰 をまのあたりに 見 、 最勞 も 巧绾 妙胄 な 邪旇 説拿 と 最勞 も 危捦 険叁 な 欺繏 瞞 を 主勢 張挗 する、サタン<br />

の 狡焛 猾焨 な 手 下 たちに 出 会 った。しかし 彼 らが 子 供挿 の 時 から 受匃 けた 教卝 育挞 は、こうしたすべて<br />

のことに 対 する 準厜 備厵 となる 性勯 質拾 のものであった。<br />

41


彼 らは、どこの 学 校厛 に 行 っても、 心升 を 打占 ち 明 けるような 友掻 をつくってはならなかった。<br />

彼 らの 衣胼 服傕 は、 最勞 大 の 宝肮 すなわち 聖脩 書危 の 貴揂 重匤 な 写捂 本 を 隠僸 せるように 作单 られていた。 長 年 の<br />

苦 心升 の 結医 晶斾 であるこれらの 写捂 本 を、 彼 らはいつも 身拴 につけていて、 怪晞 しまれない 時 にはい<br />

っでも、 真卢 理 を 受匃 け 入 れそうな 人 々に、その 一 部 を 注挅 意勪 深捫 く 手 渡据 した。ワルド 派挩 の 青捘 年 は、<br />

母 親捧 のひざもとで、このような 目 的 のために 訓肢 育挞 されたのであった。そして 彼 らは、 自 分<br />

たちの 働掴 きを 理 解卆 し、それを 忠儮 実 に 実 行 した。 真卢 の 信勼 仰纝 に 改匳 宗儲 する 者 たちが、これらの 大<br />

学 内 に 出 てきて、その 主勢 義拣 が 学 校厛 全 体 にみなぎることもよくあった。 しかし 法 王掣 教卝 の 指匦<br />

導拗 者 たちは、どんなに 厳 密偾 に 調 べても、いわゆる 異 端健 邪旇 説拿 の 出 所勰 をつかむことができなか<br />

った。<br />

キリストの 精 神卡 は、 伝捱 道匠 の 精 神卡 である。 心升 が 新 たにされた 人 のまず 最勞 初匘 の 衝胓 動 は、 他<br />

の 人 をも 救 い 主勢 に 導拗 こうとすることである。これが、ワルド 派挩 キリスト 教卝 徒傣 の 精 神卡 であっ<br />

た。 彼 らは、 単 に 自 分 たちの 教卝 会 内 において 真卢 理 を 純儻 潔昔 に 保 つだけでなくて、それ 以匆 上 の<br />

ことを 神卡 が 要勥 求卍 しておられると 感厤 じた。 彼 らは、 暗肨 黒 の 中 にいる 人 々に 光捄 を 輝脮 かす 厳 粛施 な<br />

責掅 任厃 が 自 分 たちに 負拆 わされているのを 感厤 じた。こうして 彼 らは、 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 偉昖 大 な 力 に<br />

よって、ローマが 人 々に 負拆 わせたくびきを 砕 こうと 努 めた。ワルド 派挩 の 牧肧 師 たちは 宣傪 教卝 師<br />

としての 訓肢 練 を 受匃 け、 牧肧 師 の 職厯 務勲 にたずさわる 者 はみな、まず 伝捱 道匠 者 としての 経 験挧 を 持匛 た<br />

なければならなかった。 各厰 自 は、 本 国 の 教卝 会 の 責掅 任厃 を 負拆 うに 先匪 だって、どこかの 伝捱 道匠 地 で<br />

3 年 間 奉旊 仕捸 しなければならなかった。この 奉旊 仕捸 には、まず 克胨 己偻 と 犠腻 牲繉 とが 要勥 求卍 されたが、<br />

困傮 難挚 をきわめた 時 代 に 牧肧 師 の 生 活卹 をする 者 にとって、まことにふさわしい 出 発 であった。<br />

聖脩 職厯 に 任厃 じられた 青捘 年 たちは 自 分 たちの 前 途 に、 世匒 俗晐 の 富挛 と 栄 光捄 ではなくて、 労排 苦 と 危捦 険叁<br />

の 生 活卹 、あるいは 殉程 教卝 者 の 運卞 命挻 を 見 た。 宣傪 教卝 師 たちは、イエスが 弟胱 子 たちをつかわされた<br />

ように、2 人 ずつで 出 かけた。 青捘 年 たち 一 人 一 人 に、たいていの 場 合 、 年 長 で 経 験挧 に 富挛 ん<br />

だ 人 が 組匢 み 合 わせられ、 青捘 年 たちは、 彼 を 訓肢 練 する 責掅 任厃 を 負拆 った 同 伴僀 者 の 指匦 導拗 の 下 でその<br />

教卝 えに 従 わねばならなかった。こうした 同 労排 者 たちは、いつもいっしょにいたわけではな<br />

かったが、たびたび 祈绗 りと 相 談挫 のために 集厦 まって、 互僆 いに 信勼 仰纝 を 強勮 めあった。<br />

彼 らの 任厃 務勲 の 目 的 を 明 かすことは、 不勘 利匏 を 招偠 くにきまっていた。それゆえ 彼 らは 注挅 意勪<br />

深捫 くその 身拴 分 をかくした。どの 牧肧 師 も、 何挬 かの 技叒 術挘 か 職厯 業 をわきまえており、 伝捱 道匠 者 たち<br />

も、 世匒 俗晐 の 職厯 業 に 従 事 しながら 自 分 たちの 働掴 きを 行 った。 通 常拤 彼 らは、 行 商叏 の 働掴 きを 選 ん<br />

だ。 「 彼 らは、 当勠 時 遠 い 市 場 でなければ、たやすく 入 手 できなかった 絹 、 宝肮 石厈 、その 他<br />

の 品厍 を 扱僻 った。そして、 宣傪 教卝 師 として 訪掶 れるならはねつけられるところに、 商叏 人 として 歓脒<br />

迎 された。」 2 彼 らの 心升 は 常拤 に、 金 や 宝肮 石厈 よりも 尊胛 い 宝肮 を 人 々に 示単 す 知半 恵 を、 神卡 に 仰纝 ぎ 求卍<br />

めて、いた。 彼 らはひそかに、 聖脩 書危 の 全 部 、またはその 一 部 を 幾继 冊昘 か 携掠 えていた。そして<br />

機務 会 あるたびに、これらの 写捂 本 に 客推 の 注挅 意勪 を 引匂 いた。こうしてしばしば、 神卡 のみ 言匟 葉挺 を 読傊<br />

42


もうとする 興掰 味控 が 呼 び 起招 こされ、み 言匟 葉挺 の 一 部 が、それを 受匃 け 入 れたいと 願傿 う 人 々のとこ<br />

ろに 喜 んで 置厒 いていかれた。<br />

これらの 伝捱 道匠 者 たちの 働掴 きは、 彼 らの 住卫 んでいた 山 々のふもとの 平匊 野 や 谷卼 間 から 始卿 ま<br />

ったが、しかしそうした 近卐 辺 だけではなく、はるか 遠 くまで 広南 がった。 彼 らは、 彼 らの 主勢<br />

イエスのように、 旅傯 によごれたそまつな 衣胼 服傕 を 着挄 、はだしで、 大 きな 町 々を 巡儏 り、 遠 方 の<br />

地 方 にまで 進勺 んでいった。 至儖 る 所勰 で 彼 らは、 尊胛 い 種捶 をまいた。 彼 らが 通 ったところには 教卝<br />

会 が 起招 こり、 殉程 教卝 者 の 血傔 が 真卢 理 のあかしを 立 てた。これら 忠儮 実 な 人 々の 働掴 きによって 集厦 め<br />

られた、 豊掿 かな 魂 の 収厓 穫 は、 主勢 の 大 いなる 日 にあらわされることであろう。ひそかに、そ<br />

して 静 かに、 神卡 のみ 言匟 葉挺 はキリスト 教卝 世匒 界化 の 中 を 進勺 んでいき、 人 々の 家匝 庭僃 と 心升 の 中 に 喜 び<br />

迎 えられていった。<br />

ワルド 派挩 にとって、 聖脩 書危 は、 過厢 去掇 の 人 間 を 神卡 がどのように 扱僻 われたかという 記卌 録捎 と、<br />

現勶 在厪 の 責掅 任厃 と 義拣 務勲 の 啓繡 示単 であるだけではなくて、 将 来勵 の 危捦 険叁 と 栄 光捄 を 開 き 示単 すものであっ<br />

た。 彼 らは、 万勦 物匵 の 終厖 わりが 遠 い 先匪 のことではないことを 信勼 じた。そして、 祈绗 りと 涙繽 をも<br />

って 聖脩 書危 を 研挣 究捨 した 時 、ますますその 尊胛 い 言匟 葉挺 に 深捫 く 心升 を 動 かされ、その 救 いの 真卢 理 を 他<br />

の 人 々に 伝捱 える 義拣 務勲 を 感厤 じた。 彼 らは、 救 いの 計匧 画厐 が 聖脩 書危 のページに 明 らかにあらわされ<br />

ているのを 見 、イエスを 信勼 じることの 中 に 慰縺 めと 希傩 望捬 と 平匊 和匄 を 見 いだした。こうして 光捄 に<br />

照儠 らされて 明 らかな 理 解卆 を 得千 、 心升 の 喜 びを 感厤 じた 時 に、 彼 らは、 法 王掣 教卝 の 誤儶 謬 という 暗肨 黒<br />

の 中 にいる 人 々に、その 光捄 を 注挅 ぎたいと 熱 望捬 した。<br />

彼 らは、 多匭 くの 人 々が 法 王掣 と 司 祭脫 の 指匦 導拗 のもとに、 自 分 たちの 魂 の 罪 の 償 いとして 苦<br />

行 をし、 罪 の 赦费 しを 得千 ようとむだな 努 力 をしているのを 見 た。 人 々は、 善 行 に 頼 って 救 い<br />

を 得千 るように 教卝 えられていたので、たえず 自 分 自 身拴 に 目 を 向匇 け、 自 分 たちの 罪 深捫 さを 考卛 え、<br />

自 分 たちが 神卡 の 怒腹 りにさらされているのを 見 、 心升 と 体 を 苦 しめたのであるが、しかしなん<br />

の 安勣 心升 も 得千 られないのであった。こうして、 良拖 心升 的 な 人 々はローマの 教卝 義拣 に 縛旸 られていた。<br />

幾继 千収 という 人 々が 友掻 人 や 親捧 戚稿 を 捨腇 て、その 一 生 を 修 道匠 院协 の 小 部 屋厡 で 過厢 ごした。たび 重匤 なる<br />

断友 食挱 、 残拑 酷昰 なむち 打占 ち、 夜 半博 の 勤僭 行 、 荒僚 涼暐 とした 住卫 まいの 冷偭 たくしめった 石厈 の 上 での 数包 時<br />

間 の 平匊 伏胹 、 長 途 の 巡儏 礼脊 、 屈縿 辱既 的 苦 行 や 恐傁 ろしい 拷稷 問勬 ——こうしたものによって、 幾继 千収 とい<br />

う 人 々が、 良拖 心升 の 安勣 らぎを 得千 ようとしたがむだであった。 罪 の 意勪 識掟 に 圧 倒 され、 神卡 の 報匔 復挴<br />

の 怒腹 りを 恐傁 れて、 多匭 くの 者 は 悩肘 みつづけ、ついには 精 根捏 つき 果卵 てて、 一 条厬 の 光捄 も 希傩 望捬 も 得千<br />

ずに 墓斳 に 入 ってしまうのであった。<br />

ワルド 派挩 の 人 々は、これらの 飢 えた 魂 に 生 命挻 のパンを 与拜 え、 神卡 の 約 束僓 の 中 にある 平匊 和匄<br />

のメッセージを 示単 し、 救 いの 唯繴 一 の 望捬 みとしてキリストをさし 示単 したいと 切卲 望捬 した。 善 行<br />

によって、 神卡 の 律傢 法 を 犯 した 罪 を 贖 うことができるという 教卝 義拣 は、 虚縚 偽兖 に 基匼 づくものであ<br />

ると 彼 らは 主勢 張挗 した。 人 間 の 功僵 績 に 頼 ることは、キリストの 無叄 限拘 の 愛 を 見 ることを 妨绋 げて<br />

しまう。 堕秐 落叉 した 人 類 は 神卡 の 前 に、 何挬 1 つとして 自 分 を 推掙 奨断 しうるものがないために、イ<br />

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エスが 人 間 の 犠腻 牲繉 としてなくなられたのである。 十厝 字捐 架繳 に 架繳 けられ、 復挴 活卹 された 救 い 主勢 の<br />

功僵 績 が、キリスト 者 の 信勼 仰纝 の 基匼 礎脔 である。 人 がキリストによりすがり、キリストにつなが<br />

るということは、 手 足拒 が 体 につながり、 枝胿 が 幹挒 につながるのと 同 様捞 に、 現勶 実 で 密偾 接捴 なもの<br />

でなければならない。<br />

法 王掣 や 司 祭脫 たちの 教卝 えは、 神卡 の 品厍 性勯 またキリストの 品厍 性勯 でさえも、 厳 格卺 で、 暗肨 く、 近卐<br />

づきにくいものという 考卛 えを 人 々にいだかせていた。また 救 い 主勢 は、 司 祭脫 や 聖脩 人 の 仲傫 保 が<br />

なければならないほど、 堕秐 落叉 した 人 間 に 対 する 同 情午 心升 に 欠 けたお 方 として 提卖 示単 され<br />

た。 しかし、 神卡 のみ 言匟 葉挺 によって 目 を 開 かれた 者 たちは、 罪 の 重匤 荷免 と 心升 配括 や 苦 労排 を 持匛 っ<br />

たままご 自 分 のもとに 来勵 るようにと、 立 って 両厥 手 をひろげ、すべてのものを 招偠 いておられ<br />

る 愛 と 憐穳 れみに 満掫 ちた 救 い 主勢 イエスを、これらの 魂 に 示単 したいと 熱 望捬 した。また、 人 々が<br />

神卡 の 約 束僓 を 認卉 めて、 直卟 接捴 神卡 に 来勵 て、 罪 を 告卪 白换 し、 赦费 しと 平匊 和匄 を 受匃 けることがないようにす<br />

るためにサタンが 積捑 み 上 げた 妨绋 害县 物匵 —— 人 々が 神卡 の 約 束僓 を 悟縖 らないようにするために、そ<br />

して、 直卟 接捴 神卡 のもとにきて 罪 を 告卪 白换 し、 赦费 しと 平匊 和匄 を 得千 ることがないようにするために、<br />

サタンが 積捑 み 上 げた 妨绋 害县 物匵 ——を、 一 掃线 したいと 切卲 望捬 した。<br />

ワルド 派挩 の 伝捱 道匠 者 は、 興掰 味控 をもった 人 々に、 福厹 音 の 尊胛 い 真卢 理 を 熱 心升 に 伝捱 えた。 彼 らは、<br />

注挅 意勪 深捫 く 書危 かれた 聖脩 書危 の 一 部 を、 用 心升 深捫 く 取勚 り 出 した。 刑傃 罰脖 の 執儨 行 を 待挊 ち 構拧 えている 報匔 復挴<br />

の 神卡 しか 知半 らなかったところの、 罪 に 苦 しむ 良拖 心升 的 な 魂 に、 希傩 望捬 を 与拜 えることは、 彼 の 最勞<br />

大 の 喜 びであった。くちびるを 震傹 わせ、 目 に 涙繽 を 浮 かべながら、そしてしばしばひざまず<br />

いて、 彼 は、 罪 人 の 唯繴 一 の 希傩 望捬 を 告卪 げる 尊胛 い 約 束僓 を 彼 の 同 胞繟 に 読傊 んで 聞挈 かせた。こうして<br />

真卢 理 の 光捄 は、 暗肨 黒 に 閉僔 ざされていた 多匭 くの 心升 を 照儠 らし、 黒 雲胖 を 追挵 い 払掾 い、そしてついには<br />

義拣 の 太挲 陽傘 が、その 光捄 にいやしの 力 をもって、 心升 の 中 にさし 込匸 むようになった。しばしば 聖脩<br />

書危 のある 部 分 は、くり 返拮 し 何挬 度 も 何挬 度 も 読傊 むことを 相 手 から 望捬 まれた。 相 手 は、それが 聞挈<br />

きちがいではないということを、 確卾 かめているかのようであった。 特厣 に 次卙 の 聖脩 句繯 は、 何挬 度<br />

もくり 返拮 すよう 熱 心升 に 求卍 められた。「 御 子 イエスの 血傔 が、すべての 罪 からわたしたちをき<br />

よめるのである」[Ⅰヨハネ 1:。「そして、ちょうどモーセが 荒僚 野 でへびを 上 げたよう<br />

に、 人 の 子 もまた 上 げられなければならない。それは 彼 を 信勼 じる 者 が、すべて 永 遠 の 命挻 を<br />

得千 るためである」[ヨハネ 3:14、。<br />

多匭 くの 者 が、ローマの 主勢 張挗 に 関 して 目 をさまされた。 彼 らは、 罪 人 のための 人 間 や 天拦<br />

使却 のとりなしが、どんなに 無叄 益捍 であるかを 知半 った。 彼 らの 心升 に 真卢 理 の 光捄 が 射 し 込匸 んだ 時 、<br />

彼 らは 喜 びをもって 叫经 んだ。「キリストがわたしの 祭脫 司 、 彼 の 血傔 がわたしの 犠腻 牲繉 、そして<br />

彼 の 祭脫 壇绵 がわたしの 告卪 白换 室掂 である」と。 彼 らは、イエスの 功僵 績 に 全 く 依傟 り 頼 んで 次卙 のみ 言匟<br />

葉挺 を 繰 りかえした。「 信勼 仰纝 がなくては、 神卡 に 喜 ばれることはできない」[ヘブル 11:。<br />

「わたしたちを 救 いうる 名匷 は、これを 別厌 にしては、 天拦 下 のだれにも 与拜 えられていないから<br />

である」[ 使却 徒傣 行 伝捱 4:。 嵐脸 になやむ 哀暈 れな 魂 にとって、 救 い 主勢 の 愛 の 保 証卨 は、 実 感厤 でき<br />

44


ないほど 大 いなるものに 思卩 われた。 大 きな 安勣 心升 が 与拜 えられ、あふれるばかりの 光捄 が 彼 らの<br />

上 に 注挅 がれたので、 彼 らは 天拦 に 移挔 されたかのように 感厤 じたほどであった。 彼 らの 手 は、キ<br />

リストをしっかりと 握儙 り、 彼 らの 足拒 は 永 遠 の 岩 の 上 に 立 っていた。 死拎 の 恐傁 怖繍 はすべて 消拔 え<br />

去掇 った。 今 や 彼 らにとって、 救 い 主勢 のみ 名匷 の 栄 光捄 のためであるならば、 牢 獄晳 であれ 火 刑傃 で<br />

あれ、あえて 切卲 望捬 するところとなった。<br />

こうして、 人 目 を 避 けたところで、 神卡 のみ 言匟 葉挺 が 持匛 ち 出 され、 読傊 まれたのであった。<br />

時 には、ただ 1 人 のた めに、そして 時 には、 光捄 と 真卢 理 を 渇 望捬 する 小 さい 群儈 れのために。<br />

このようにして 徹僿 夜 することもよくあった。 聴傏 衆 があまりにも 驚脚 き、 感厤 嘆昍 するので、 彼 ら<br />

が 救 いのおとずれを 十厝 分 に 理 解卆 するまで、 憐穳 れみの 使却 者 は 朗脲 読傊 を 中 断友 せざるをえないこと<br />

もまれではなかった。また、しばしば、「 神卡 は、ほんとうにわたしの 献僑 げ 物匵 を 受匃 け 入 れら<br />

れるであろうか。 神卡 は、わたしに 恵 みをお 与拜 えになるであろうか。 神卡 は、わたしをお 赦费 し<br />

になるであろうか」という 言匟 葉挺 が 発 せられた。そしてその 答掬 えとして、「すべて 重匤 荷免 を 負拆<br />

うて 苦 労排 している 者 は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを 休 ませてあげよう」とい<br />

うみ 言匟 葉挺 が 読傊 み 上 げられた[マタイ 11:。<br />

人 々は 信勼 仰纝 によって 約 束僓 をしっかりと 捉赤 え、 喜 びをもって 応厸 答掬 した。「もう 長 い 巡儏 礼脊<br />

の 旅傯 に 出 ることはない。もう 苦 労排 して 宮厳 詣 りをしなくてもよいのだ。 罪 深捫 く 汚儢 れたまま、<br />

わたしはイエスのもとに 行 っていいのだ。そして 彼 は、 悔繛 い 改匳 めた 者 の 祈绗 りを 退挖 けられな<br />

い。『あなたの 罪 は 赦费 された』。わたしの 罪 、わたしの 罪 でさえ、 赦费 されるのだ!」。<br />

きよい 喜 びが 心升 に 満掫 ち、 賛僮 美捜 と 感厤 謝儑 によってイエスのみ 名匷 があがめられるのであった。<br />

喜 びに 満掫 たされたこれらの 人 々は、 真卢 の 生 ける「 道匠 」を 発 見 したという 自 分 たちの 新 しい<br />

経 験挧 を、できるだけ 十厝 分 に 他 の 人 々に 語指 り、 光捄 を 伝捱 えるために、 家匝 路挢 を 急双 いだ。 真卢 理 を 求卍<br />

めていた 人 々の 心升 に 直卟 接捴 語指 った 聖脩 書危 の 言匟 葉挺 には、 不勘 思卩 議 で 厳 粛施 な 力 が 伴僀 っていた。それは<br />

神卡 の 声拨 であった。そしてそれは、それを 聞挈 いた 者 たちの 心升 を 強勮 く 動 かした。<br />

真卢 理 の 使却 者 は、また 旅傯 に 出 てしまう。しかし、 彼 の 謙旎 そんな 態拟 度 、 誠肬 実 さ、そして 真卢<br />

剣腚 で 熱 意勪 にあふれていたことなどが、たびたび 話匋 題匑 となった。 多匭 くの 場 合 聴傏 衆 は 彼 がどこ<br />

から 来勵 てどこへ 行 くのかをたずねていなかった。 彼 らは、 最勞 初匘 は 驚脚 きに 圧 倒 され、そのあ<br />

とでは 感厤 謝儑 と 喜 びに 圧 倒 されて、 彼 にたずねることなど 考卛 えもしなかったのである。 彼 ら<br />

が、 自 分 たちの 家匝 までいっしょに 行 くよう 勧僊 めると、 彼 は、 自 分 は 群儈 れの 失拽 われた 羊旴 をた<br />

ずねなければならないと 答掬 えるのであった。もしかすると 彼 は 天拦 からのみ 使却 いだったので<br />

はなかろうか、と 人 々は 不勘 審拥 がった。 たいていの 場 合 、 真卢 理 の 使却 者 は 2 度 と 現勶 れなかっ<br />

た。 彼 は、 他 の 地 方 へ 行 ってしまったのか、それとも 人 知半 れぬ 牢 獄晳 の 中 で 苦 しんでいるの<br />

か、または、 真卢 理 のあかしを 立 てたその 場 所勰 で、 骨儴 をさらしているのかもしれなかった。<br />

しかし、 彼 が 後 に 残拑 していった 言匟 葉挺 は、 滅脛 ぼすことができなかった。それは 人 々の 心升 の 中<br />

45


で 働掴 いていた。その 祝腛 福厹 された 結医 果卵 は、 審拥 判匯 の 時 になってはじめて 明 らかになることであ<br />

ろう。<br />

ワルド 派挩 の 伝捱 道匠 者 たちは、サタンの 王掣 国 に 侵兓 入 しつつあったので、 暗肨 黒 の 勢厕 力 も 厳 重匤<br />

な 警厺 戒儦 を 始卿 めた。 悪捰 の 君 は、 真卢 理 を 前 進勺 させようとするあらゆる 努 力 を 監叆 視拹 し、 自 分 の 代<br />

理 者 たちの 恐傁 怖繍 心升 をあおった。 法 王掣 教卝 の 指匦 導拗 者 たちは、これらの 素 朴旞 な 旅傯 商叏 人 たちの 活卹 動<br />

が、 彼 らの 側卷 を 危捦 険叁 に 陥肿 れる 兆授 であることに 気勴 づいた。もし 真卢 理 の 光捄 が、なんの 妨绋 げもな<br />

しに 輝脮 くならば、それは、 人 々を 閉僔 じこめている 誤儶 りの 厚掖 い 雲胖 を 一 掃线 してしまうことであ<br />

ろう。それは、 人 々の 心升 をただ 神卡 だけに 向匇 けて、ついにはローマの 至儖 上 権勻 を 打占 破挐 してしま<br />

うことであろう。<br />

初匘 代 教卝 会 の 信勼 仰纝 を 保 っているこの 人 々の 存掑 在厪 そのものが、ローマの 背 教卝 に 対 する 絶傉 え<br />

ざるあかしであり、それゆえに、 最勞 も 激 しい 憎 悪捰 と 迫 害县 をひき 起招 こした。 彼 らが 聖脩 書危 の 引匂<br />

き 渡据 しを 拒兘 否 したことも、ローマにとっては 許 せないことであった。ローマは 彼 らを 地 上<br />

から 一 掃线 しようとした。こうして、 最勞 も 恐傁 るべき 戦勛 いが、 山 の 中 に 住卫 む 神卡 の 民 に 向匇 かって<br />

始卿 められた。また、 宗儲 教卝 裁拍 判匯 官厑 [ 異 端健 審拥 問勬 官厑 ]が、 彼 らの 後 を 追挵 い、 罪 なきアベルが 残拑 忍旖 な<br />

カインに 殺掮 されるという 光捄 景拲 がしばしばくり 返拮 された。<br />

何挬 度 となく、 彼 らの 肥儺 沃禩 な 土拋 地 は 荒僚 らされ、 住卫 まいや 礼脊 拝旟 堂傾 は 破挐 壊傓 され、なんの 罪 も<br />

ない 勤僭 勉腯 な 人 々の、 実 り 豊掿 かな 田 園挷 と 家匝 庭僃 であったところが、 見 渡据 すかぎりの 荒僚 れ 地 とな<br />

ってしまった。 飢 えた 猛縭 獣 が 血傔 をなめて、ますますたけり 狂旆 うように、 法 王掣 教卝 徒傣 たち<br />

は 犠腻 牲繉 者 たちの 苦 難挚 を 見 て、ますます 激 しく 怒腹 りを 燃 やした。これら 純儻 粋暋 な 信勼 仰纝 の 証卨 人<br />

たちの 多匭 くは、 隠僸 れていた 山 々から 追挵 われ、 谷卼 間 から 狩旔 り 出 され、 深捫 い 森捒 林掚 や 岩 山 の 峰腟 々<br />

に 避 難挚 した。<br />

こうして 追挵 放择 された 人 々の 品厍 性勯 には、なんのおちどもなかった。 彼 らの 敵育 でさえ 彼 ら<br />

のことを、 平匊 和匄 を 愛 し、 穏昳 やかで、 敬肭 虔 な 人 々であると 言匟 明 している。 彼 らの 主勢 要勥 な 罪 は、<br />

彼 らが 法 王掣 の 意勪 志 通 りには 神卡 を 礼脊 拝旟 しないということであった。この 罪 のために、 人 間 ま<br />

たは 悪捰 魔斴 が 考卛 え 出 すことのできるあらゆる 屈縿 辱既 と 侮贔 辱既 と 拷稷 問勬 が、 彼 らに 加匎 えられたのであ<br />

る。 ローマが、 憎 むべき 教卝 派挩 を 全 滅脛 させようと 決 意勪 した 時 、 彼 らを 異 端健 として 非 難挚 し、<br />

滅脛 ぼすよう 命挻 じた 教卝 書危 が、 法 王掣 によって 出 された。 彼 らは、 怠旒 け 者 であるとか 不勘 正匁 直卟 であ<br />

るとか、 秩膈 序胺 を 乱 すとかと 言匟 って 訴挰 えられたのではなかった。そうではなくて、 信勼 心升 深捫 く<br />

神卡 聖脩 な 外勭 観掺 を 装 いながら、「 真卢 の 羊旴 の 群儈 」を 欺繏 く 者 であると 宣傪 言匟 されたのである。それゆ<br />

えに 法 王掣 は、「そのような 悪捰 人 たちの、 有卻 害县 で 忌 まわしい 宗儲 派挩 は」、もし 彼 らが「それを<br />

放择 棄 しないならば、 毒兙 蛇晡 のように 撲儹 滅脛 せよ」と 命挻 じた。 3 この 高 慢纁 な 権勻 力 者 は、この 言匟 葉挺<br />

をふたたび 聞挈 くことを 予匨 期勡 したであろうか。 彼 は、この 言匟 葉挺 が 天拦 の 書危 に 記卌 されて、 審拥 判匯 の<br />

時 に 彼 はそれに 直卟 面卥 するのだということを、 知半 っていたであろうか。「わたしの 兄胆 弟胱 であ<br />

46


るこれらの 最勞 も 小 さい 者 のひとりにしたのは、すなわち、わたしにしたのである」とイエ<br />

スは 言匟 われた[マタイ 25:。<br />

この 教卝 書危 は、 異 端健 に 対 する 戦勛 いに 教卝 会 の 全 員 が 参厴 加匎 するよう 呼 びかけた。この 残拑 酷昰 な<br />

仕捸 事 に 従 事 させるための 刺儒 激 として、それは、「 一 般 または 特厣 定 を 問勬 わず、すべての 宗儲 教卝<br />

的 苦 行 と 罰脖 からの 赦费 免僧 を 与拜 えた。 戦勛 いに 加匎 わる 者 すべてに、どんな 宣傪 誓绒 の 不勘 履旫 行 をも 許 し<br />

た。どんな 不勘 正匁 によって 得千 た 物匵 でも 合 法 と 認卉 めた。そして、 異 端健 者 を 殺掮 すものは、すべて<br />

の 罪 が 赦费 されると 約 束僓 した。また、ワルド 派挩 の 人 々に 有卻 利匏 な 契 約 はすべて 破挐 棄 し、 彼 らの<br />

使却 用 人 たちに 家匝 を 去掇 るよう 命挻 じ、すべての 者 に 対 して、どんな 援拶 助捉 をも 彼 らに 与拜 えること<br />

を 禁 じ、そして、すべての 者 に 彼 らの 財拉 産勩 を 奪傤 う 権勻 利匏 を 与拜 えた。」 4 こうした 文卽 書危 は 明 ら<br />

かに、その 背 後 で 働掴 く 悪捰 の 霊绳 を 示単 している。ここに 聞挈 こえるのは、キリストの 声拨 ではなく<br />

て、 龍僞 のほえる 声拨 である。<br />

法 王掣 教卝 の 指匦 導拗 者 たちは、 彼 らの 品厍 性勯 を 神卡 の 律傢 法 という 偉昖 大 な 標 準厜 に 合 わせようとはせ<br />

ず、 自 分 たちに 都匙 合 のよい 別厌 の 標 準厜 を 設勳 けた。そして、ローマがそう 命挻 じるという 理 由厩 の<br />

もとにすべての 者 をそれに 従 わせようと 決 めた。 最勞 も 恐傁 ろしい 悲胳 劇胋 が 演 じられた。 堕秐 落叉 し<br />

て 神卡 をけがしても 恐傁 れない 司 祭脫 や 法 王掣 たちは、サタンが 彼 らに 命挻 じたことを 行 っていた。<br />

彼 らには、 憐穳 れみなど 少厮 しも 見 られなかった。キリストを 十厝 字捐 架繳 にかけ、 使却 徒傣 たちを 殺掮 し<br />

たのと 同 じ 精 神卡 、また、 残拑 忍旖 なネロが 彼 の 時 代 の 忠儮 実 な 者 たちを 迫 害县 したのと 同 じ 精 神卡 が、<br />

神卡 に 愛 された 人 々を 地 上 から 除揄 き 去掇 ろうとして 働掴 いていた。 神卡 を 恐傁 れる 民 、ワルド 派挩 の<br />

人 々は、 数包 世匒 紀 にわたって 受匃 けた 迫 害县 にも 忍旖 耐脾 強勮 く 耐脾 えて、 贖 い 主勢 をあがめた。 彼 らには<br />

しばしば 十厝 字捐 軍拚 が 向匇 けられて、 残拑 忍旖 な 虐纨 殺掮 を 受匃 けたにもかかわらず、 彼 らは 貴揂 重匤 な 真卢 理 を<br />

あちこちに 伝捱 えるために、 伝捱 道匠 者 を 派挩 遣傛 しつづけた。 彼 らは 狩旔 り 出 され 殺掮 された。しかし、<br />

その 血傔 は、まかれた 種捶 に 水匍 を 注挅 ぎ、 必厧 ず 実 を 結医 ばせた。 こうしてワルド 派挩 の 人 々は、ル<br />

ターが 生 まれる 幾继 世匒 紀 も 前 に、 神卡 のためにあかしを 立 てた。 彼 らは 多匭 くの 国 々に 散偶 らばっ<br />

て、 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 種捶 をまいた。 宗儲 教卝 改匳 革挙 は、ウィクリフの 時 代 に 始卿 まり、ルターの 時 代 に 広南<br />

く 深捫 く 成勱 長 した。そしてそれは、「 神卡 の 言匟 とイエスのあかしとのゆえに」 喜 んですべての<br />

苦 難挚 を 忍旖 ぶ 人 々によって、 世匒 の 終厖 わりまで 続勸 けられるのである[ 黙縹 示単 録捎 1:。<br />

47


第匌 5 章 真卢 実 のチャンピオン<br />

宗儲 教卝 改匳 革挙 以匆 前 には、ほんの 少厮 ししか 聖脩 書危 がなかった 時 があったが、 神卡 は、 神卡 のみ 言匟 葉挺<br />

が 全 く 滅脛 び 失拽 せることをお 許 しにならなかった。 聖脩 書危 の 真卢 理 は、 永 遠 に 隠僸 しておかれるべ<br />

きではなかった。 神卡 は、 牢 獄晳 の 扉晲 を 開 き、 鉄捹 の 門挋 のかんぬきをはずして、 神卡 のしもべたち<br />

を 自 由厩 にすることができたのと 同 様捞 に、 生 命挻 の 言匟 葉挺 を 解卆 放择 することも、たやすいことであ<br />

った。ヨーロッパ 各厰 国 において、 人 々は 聖脩 霊绳 に 動 かされて、 隠僸 れた 宝肮 をさがすように 真卢 理<br />

を 研挣 究捨 した。 彼 らは、 摂昊 理 的 に 聖脩 書危 に 導拗 かれて、 非 常拤 な 興掰 味控 をもってそれを 研挣 究捨 した。 彼<br />

らは、どんな 犠腻 牲繉 を 払掾 ってでも、 光捄 を 受匃 けようとしていた。 彼 らは、すべてのことをはっ<br />

きりと 認卉 めたわけではなかったけれども、 久挸 しくうずもれていた 多匭 くの 真卢 理 を 見 いだすこ<br />

とができた。 天拦 からの 使却 者 として 彼 らは 出 て 行 き、 誤儶 りと 迷偧 信勼 の 鎖肽 を 砕 き、 長 い 間 縛旸 られ<br />

ていた 人 々に、 立 ち 上 がって 自 由厩 を 主勢 張挗 するように 呼 びかけた。<br />

ワルド 派挩 の 人 々を 除揄 いては、 神卡 の 言匟 葉挺 は 長 い 間 、 知半 識掟 階 級揁 だけが 読傊 める 言匟 語指 の 中 に 閉僔<br />

じ 込匸 められていた。しかし、 聖脩 書危 が 翻 訳胲 されて、 各厰 国 の 人 々に 自 国 語指 で 与拜 えられる 時 が 来勵<br />

た。 世匒 界化 はその 真卢 夜 中 を 過厢 ぎた。 暗肨 黒 の 時 は 過厢 ぎようとしていた。そして 各厰 国 に、 夜 明 け<br />

のしるしが 現勶 れつつあった。 14 世匒 紀 、 英捼 国 に、「 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 明 星 」が 現勶 れた。ジョン・<br />

ウィクリフは、 英捼 国 だけでなくて、 全 キリスト 教卝 国 にとっての、 改匳 革挙 の 先匪 駆肖 者 であった。<br />

彼 が 語指 ることを 許 されたローマに 対 する 一 大 抗 議 は、 決 して 沈腉 黙縹 させることができなかっ<br />

た。その 抗 議 は 紛兗 争拫 のきっかけとなって、ついに 個持 人 、 教卝 会 、 国 家匝 の 解卆 放择 が 起招 こったので<br />

ある。<br />

ウィクリフは、 高 等 教卝 育挞 を 受匃 けた。 彼 にとって、 神卡 を 恐傁 れることは 知半 恵 のはじめであ<br />

った。 彼 は 大 学 時 代 に、 驚脚 くべき 才纞 能印 と 学 識掟 の 持匛 ち 主勢 であると 共厗 に、 熱 心升 な 信勼 仰纝 の 持匛 ち 主勢<br />

として 知半 られていた。 彼 は 知半 識掟 欲僼 にもえて、あらゆる 学 問勬 を 身拴 につけようとした。 彼 は、<br />

スコラ 哲脼 学 、 教卝 会 法 、 民 法 特厣 に 自 国 の 法 律傢 を 学 んだ。こうした 青捘 年 時 代 の 教卝 育挞 は、 後 年 の<br />

彼 の 活卹 動 に 大 いに 役叓 立 った。 彼 はその 時 代 の 思卩 弁 哲脼 学 に 通 じていたから、その 誤儶 りを 指匦 摘<br />

することができた。そして、 国 の 法 律傢 や 教卝 会 の 法 規厶 の 研挣 究捨 によって、 彼 は、 市 民 的 自 由厩 と<br />

宗儲 教卝 的 自 由厩 のための 大 いなる 戦勛 いにたずさわる 準厜 備厵 ができた。 彼 は、 神卡 のみ 言匟 葉挺 から 得千 た<br />

武叇 器捙 をふるうことができたと 同 時 に、 学 校厛 における 知半 的 訓肢 練 を 受匃 けていたから、 哲脼 学 者 た<br />

ちのかけひきをも 知半 っていた。 彼 のすぐれた 資 質拾 と 深捫 遠 な 学 識掟 には、 敵育 も 味控 方 も 尊胛 敬肭 を 払掾<br />

った。 彼 の 支匣 持匛 者 たちは、 自 分 たちの 戦勛 士厨 が 国 家匝 の 指匦 導拗 者 たちの 中 でも 第匌 一 級揁 の 人 物匵 であ<br />

ることを 誇縷 りとした。そして 彼 の 敵育 たちは、 改匳 革挙 事 業 の 支匣 持匛 者 の 無叄 知半 と 弱傽 点勷 を 暴偷 露腒 して 軽<br />

べつすろということができなかった。<br />

48


ウィクリフは、まだ 学 生 であった 時 から、 聖脩 書危 の 研挣 究捨 を 始卿 めた。まだ 古挃 代 語指 で 書危 かれ<br />

た 聖脩 書危 しかなかったその 時 代 において、 学 者 たちは 真卢 理 の 泉 への 道匠 を 見 いだすことができ<br />

たが、 無叄 学 な 者 たちにはそれは 閉僔 ざされていた。こうして、ウィクリフの 改匳 革挙 者 としての<br />

将 来勵 の 働掴 きへの 道匠 は、すでに 備厵 えられていた。 学 者 たちは 神卡 の 言匟 葉挺 を 研挣 究捨 し、そこに 示単 さ<br />

れている 豊掿 かな 神卡 の 恵 みという 大 真卢 理 を 見 いだしていた。 彼 らは、その 教卝 えにおいて、こ<br />

の 真卢 理 の 知半 識掟 をひろめ、 他 の 人 々を 生 きたみ 言匟 葉挺 に 導拗 いていた。<br />

ウィクリフの 注挅 意勪 が 聖脩 書危 に 向匇 けられた 時 、 彼 は、 学 業 の 修 得千 に 当勠 たったのと 同 じく 徹僿<br />

底 的 に、その 研挣 究捨 に 当勠 たった。これまで 彼 は、スコラ 哲脼 学 にも、 教卝 会 の 教卝 えにも 満掫 足拒 する<br />

ことができず、 非 常拤 な 物匵 足拒 りなさを 感厤 じていた。そして 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 中 に、 彼 はこれまで<br />

求卍 めても 得千 られなかったものを 発 見 した。ここに 彼 は、 救 いの 計匧 画厐 が 啓繡 示単 され、キリスト<br />

が 人 類 の 唯繴 一 の 仲傫 保 者 として 示単 されているのを 見 た。 彼 は、キリストの 御 用 に 自 分 自 身拴 を<br />

献僑 げ、 自 分 が 発 見 した 真卢 理 を 人 々 に 宣傪 布偵 しようと 決 心升 した。<br />

その 後 の 改匳 革挙 者 たちと 同 様捞 にウィクリフも、 働掴 きを 始卿 めたころは、 自 分 がどこに 導拗 か<br />

れるか 知半 らなかった。 彼 は、 故採 意勪 にローマに 反卬 抗 したわけではなかった。しかし、 真卢 理 に<br />

献僑 身拴 した 時 、 必厧 然掍 的 に 虚縚 偽兖 と 戦勛 わなければならなくなった。 彼 は、 法 王掣 制勧 の 誤儶 りがはっき<br />

りすればするほど、 熱 心升 に 聖脩 書危 の 教卝 えを 説拿 いた。 彼 は、ローマが 神卡 のみ 言匟 葉挺 を 捨腇 てて 人 間<br />

の 伝捱 説拿 を 取勚 り 入 れたのを 見 た。 彼 は、 聖脩 書危 を 退挖 けた 司 祭脫 たちを 大 胆绺 に 非 難挚 して、 聖脩 書危 をも<br />

う 1 度 人 々の 手 に 回 復挴 することを、そしてその 権勻 威胙 を 教卝 会 内 でもう 1 度 確卾 立 することを<br />

要勥 求卍 した。<br />

彼 は 熱 心升 で 有卻 能印 な 教卝 師 であり、 雄接 弁 な 説拿 教卝 者 であった。そして 彼 の 日 常拤 生 活卹 は、 彼 が<br />

宣傪 べ 伝捱 えている 真卢 理 の 実 証卨 であった。 聖脩 書危 に 関 する 彼 の 知半 識掟 、 強勮 力 な 論厱 証卨 、 彼 の 純儻 潔昔 な 生<br />

活卹 、 確卾 固 とした 勇腅 気勴 と 誠肬 実 さとは、 一 般 の 人 々の 尊胛 敬肭 と 信勼 頼 をかちえた。 多匭 くの 者 は、ロ<br />

ーマ 教卝 会 にみなぎる 罪 悪捰 を 見 て、これまでの 信勼 仰纝 に 不勘 満掫 を 抱 くようになっていたから、ウ<br />

ィクリフが 示単 した 真卢 理 を 非 常拤 な 喜 びをもって 迎 えた。しかし、 法 王掣 教卝 の 指匦 導拗 者 たちは、こ<br />

の 改匳 革挙 者 が 自 分 たちよりも 大 きな 勢厕 力 を 得千 つつあるのを 見 て、 激 しい 怒腹 りに 満掫 たされ<br />

た。<br />

ウィクリフは 誤儶 りを 鋭繾 く 看胒 破挐 する 人 であって、ローマの 権勻 威胙 によって 認卉 められていた<br />

多匭 くの 悪捰 習 を 恐傁 れず 攻 撃掐 した。 彼 は 王掣 室掂 付厏 牧肧 師 として 活卹 躍儆 していたが、 法 王掣 が 英捼 国 国 王掣 に<br />

課挜 した 税卮 の 支匣 払掾 いに 勇腅 敢暑 に 反卬 対 した。そして、 法 王掣 が 世匒 俗晐 の 王掣 たちの 上 に 権勻 力 をふるうこ<br />

とは、 道匠 理 にも 啓繡 示単 にも 反卬 することを 指匦 摘 した。 法 王掣 の 要勥 求卍 は 人 々を 大 いに 憤 慨 させてい<br />

たので、ウィクリフの 教卝 えは 国 家匝 の 指匦 導拗 階 級揁 に 影挼 響捳 を 及 ぼした。 王掣 と 貴揂 族 達挾 は、 結医 束僓 して<br />

法 王掣 の 俗晐 権勻 に 対 する 要勥 求卍 を 拒兘 絶傉 し、 税卮 の 支匣 払掾 いを 拒兘 んだ。こうして 英捼 国 における 法 王掣 の 至儖<br />

ヒ 権勻 に 対 して 大 きな 打占 撃掐 が 加匎 えられた。<br />

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ウィクリフが、 長 年 にわたって 断友 固 たる 戦勛 いをいどんだもう 1 つの 悪捰 習 は、たくはつ<br />

修 道匠 会 の 制勧 度 であった。これらの 修 道匠 土拋 たちは、 英捼 国 に 群儈 がり、 国 家匝 の 偉昖 大 と 繁光 栄 にとっ<br />

ての 障揃 害县 となっていた。 産勩 業 ・ 教卝 育挞 ・ 道匠 徳 ヒに 衰斠 退挖 的 影挼 響捳 を 及 ぼしていた。 修 道匠 士厨 たちの<br />

怠旒 惰趌 な 物匵 ごい 生 活卹 は、 財拉 政 的 に 人 民 の 重匤 い 負拆 叕担 となったばかりでなく、 有卻 用 な 労排 働掴 を 軽 べ<br />

つするに 至儖 らせた。 青捘 年 たちは 堕秐 落叉 し 腐纄 敗反 した。 修 道匠 士厨 たちの 影挼 響捳 を 受匃 けて、 修 道匠 院协 に 入<br />

り、 隠僸 遁 生 活卹 をする 者 が 多匭 くいた。しかもこのことは、 親捧 の 同 意勪 を 得千 ないばかりか、 彼 ら<br />

には 知半 らせず、また 彼 らの 命挻 令傂 に 反卬 してまで 行 われた。<br />

ローマ 教卝 会 初匘 期勡 の 教卝 父 の 1 人 は、 子 としての 愛 と 義拣 務勲 の 要勥 求卍 以匆 上 に 修 道匠 院协 生 活卹 の 要勥 求卍<br />

を 重匤 要勥 視拹 して、 次卙 のように 宣傪 言匟 していた。「たとえ、なんじの 父 が 戸叐 口卶 に 倒 れて 嘆昍 き 悲胳 し<br />

み、なんじの 母 が、なんじを 抱 きし 身拴 をあらわし、なんじに 乳腤 ふくませし 胸胬 をあらわそう<br />

とも、なんじこれを 足拒 下 にふみにじり、まっすぐキリストへと 進勺 み 行 くべし。」 後 にルタ<br />

ーが 言匟 っているように、 親捧 に 対 して 無叄 情午 無叄 感厤 覚 になった 子 供挿 たちの 心升 は、こうした「ぞっ<br />

とするような 冷偭 酷昰 さ」のゆえに「キリスト 者 や 人 間 というよりは、おおかみや 暴偷 君 のよう<br />

な 感厤 じがする。」 1 こうして 法 王掣 教卝 の 指匦 導拗 者 たちは、 昔繕 のパリサイ 人 たちのように、 自 分<br />

たちの 言匟 い 伝捱 えによって 神卡 の 戒儦 めを 廃 した。こうして、 家匝 庭僃 は 荒僚 廃 し、 親捧 は 息僢 子 や 娘繂 たち<br />

との 交卦 わりを 奪傤 われた。<br />

大 学 の 学 生 たちでさえ、 修 道匠 土拋 たちの 偽兖 りの 言匟 葉挺 に 欺繏 かれて、その 団卄 体 に 誘儬 いこまれ<br />

た。 多匭 くの 者 が、 後 になって、 自 分 たちの 一 生 を 破挐 滅脛 させ 親捧 を 悲胳 しませたことに 気勴 づき、<br />

後 悔繛 したが、しかし、ひとたびわなにかかるや、そこから 抜掽 け 出 ることはできなかった。<br />

修 道匠 士厨 たちの 影挼 響捳 を 恐傁 れて、 息僢 子 たちを 大 学 に 送拡 ろうとしなかった 親捧 も 多匭 くいた。 学 問勬 の<br />

中 心升 である 各厰 地 の 最勞 高 学 府匕 の 学 生 の 数包 は 目 立 って 減匬 少厮 した。 学 校厛 は 衰斠 微脀 し、 無叄 学 な 人 が 多匭<br />

くなった。<br />

法 王掣 はこれらの 修 道匠 士厨 たちに、 告卪 白换 を 聞挈 いて 赦费 しを 与拜 える 権勻 威胙 を 授 けた。これが 一 大<br />

罪 悪捰 の 原募 因 と なった。 修 道匠 士厨 たちは 利匏 益捍 の 増匲 人 を 図掛 って、たやすく 免僧 罪 を 与拜 えたので、<br />

あらゆる 種捶 類 の 犯 罪 人 が 彼 らのもとにやってきて 赦费 しを 得千 るようになり、その 結医 果卵 、 最勞 も<br />

はなはだしい 罪 悪捰 が 急双 激 に 増匲 加匎 した。 病挶 人 と 貧縏 者 はかえりみられず、 彼 らの 困傮 窮晦 を 救 うは<br />

ずであった 贈胞 与拜 物匵 は 修 道匠 士厨 たちの 手 にわたった。 修 道匠 士厨 たちは、 人 々を 脅肺 して 施厇 し 物匵 を 要勥<br />

求卍 し、 彼 らの 団卄 体 に 寄 付厏 しない 者 を 不勘 信勼 心升 であると 非 難挚 した。 表勖 面卥 では 清捲 貧縏 を 口卶 にしなが<br />

ら、 修 道匠 士厨 たちの 富挛 は 殖縤 える 一 方 であった。そして、 彼 らの 壮昂 大 な 建厼 造挝 物匵 とぜいたくな 食挱<br />

卓繮 とが 国 民 をますます 貧縏 困傮 に 陥肿 れることは 明 らかであった。 彼 らはぜいたくと 快儜 楽掱 にふけ<br />

る 一 方 、 自 分 たちの 代 理 として 無叄 知半 な 者 たちを 派挩 遣傛 した。この 者 たちは 不勘 思卩 議 な 物匵 諸 や 伝捱<br />

説拿 、たわごとしか 話匋 すことができず、こうしたもので 人 々を 喜 ばせて、ますます 人 々を 修<br />

道匠 士厨 たちにとってだましやすいものとした、 修 道匠 士厨 たちは 依傟 然掍 として、 迷偧 信勼 深捫 い 大 衆 を 支匣<br />

配括 し、すべての 宗儲 教卝 的 義拣 務勲 は、 法 王掣 の 至儖 上 権勻 を 認卉 め、 聖脩 人 たちをあがめ、 修 道匠 士厨 に 施厇 し 物匵<br />

50


をすることの 中 に 含捋 まれていると 信勼 じこませていた。そして、 天拦 国 に 入 るにはこれで 十厝 分<br />

であると 思卩 わせていた。<br />

学 識掟 ある、 信勼 心升 深捫 い 人 々は、このような 修 道匠 院协 制勧 度 を 改匳 革挙 しようとしたがむだであっ<br />

た。しかし、いっそうはっきりと 洞纏 察掊 していたウィクリフは、 悪捰 の 根捏 源 をつき、 制勧 度 その<br />

ものが 偽兖 りであって、それは 廃 止厙 すべきであると 宣傪 言匟 した。それについて、 種捶 々の 議 論厱 と<br />

研挣 究捨 がわき 起招 こった。 修 道匠 土拋 たちが 法 王掣 の 免僧 罪 符绍 を 売匉 りながら 国 内 を 巡儏 歴偡 する 時 、 多匭 くの<br />

者 が、 金 で 赦费 しを 買挍 うことができるかどうか 疑卧 うようになった。 彼 らは、ローマの 法 王掣 の<br />

赦费 しよりも、 神卡 の 赦费 しを 求卍 めるべきではなかろうかと、 質拾 問勬 したのである。 修 道匠 士厨 たちの、<br />

飽 くことを 知半 らない 貪 欲僼 を 見 て 驚脚 いた 者 も 少厮 なくなかった。「ローマの 修 道匠 上 と 司 祭脫 たち<br />

は、ガンのように、われわれをむしばんでいる。 神卡 がわれわれを 救 ってくださらなければ、<br />

人 民 は 死拎 んでしまう」と 彼 らは 言匟 った。 2 托 鉢晴 僧 たちは 自 分 たちの 貪 欲僼 をおおいかくすた<br />

めに、 自 分 たちは 救 い 主勢 の 模掌 範儤 に 従 っているのであって、イエスと 弟胱 子 たちは 人 々の 施厇 し<br />

物匵 によって 生 活卹 したのであると 言匟 った。ところがこの 主勢 張挗 は、 彼 らに 不勘 利匏 な 結医 果卵 となっ<br />

た。<br />

というのは 多匭 くの 人 々が、 自 分 で 真卢 理 を 学 ぼうと 聖脩 書危 の 研挣 究捨 を 始卿 めたのである。これ<br />

はローマがほかの 何挬 よりも 望捬 んでいなかったことであった。 人 々の 心升 は、 真卢 理 の 源 泉 へと<br />

向匇 けられた。それを 隠僸 すことが、ローマの 目 的 であったのであるが。 ウィクリフは、 修<br />

道匠 士厨 たちに 反卬 対 するパンフレソトを 書危 いて 発 行 しはじめた。しかしそれは、 彼 らと 論厱 争拫 す<br />

るためではなくて、 人 々の 心升 を 聖脩 書危 の 教卝 えとその 著兆 者 てある 神卡 に 向匇 けるためであった。 彼<br />

は、 法 王掣 が 持匛 っている 免僧 罪 や 破挐 門挋 の 権勻 能印 は、 一 般 の 司 祭脫 の 権勻 能印 以匆 上 のものではなく、だれ<br />

でも 先匪 ず 神卡 から 罪 の 宣傪 告卪 を 受匃 けることなくして、 破挐 門挋 されることはあり 得千 ない、と 断友 言匟 し<br />

た。 法 王掣 が 築傀 き、 無叄 数包 の 人 々の 心升 と 体 とをとりこにしていたこの 霊绳 ・ 俗晐 両厥 界化 にわたる 巨 人<br />

な 組匢 織掼 の 倒 壊傓 に、これ 以匆 上 効捓 果卵 的 な 力 法 はなかった。<br />

再卭 びウィクリフは、ローマの 侵兓 略傎 に 対 して 英捼 国 王掣 の 権勻 利匏 を 擁繗 護厽 するために 召昨 された。<br />

彼 は 国 王掣 の 大 使却 に 任厃 命挻 されてオランダに 2 年 間 滞胇 在厪 し、 法 王掣 の 使却 節儊 たちと 会 談挫 した。ここ<br />

で 彼 は、フランス、イタリア、スペインの 聖脩 職厯 者 たちと 交卦 わり、 事 件卅 の 背 後 にあるものを<br />

見 、 英捼 国 では 知半 ることができなかった 多匭 くのことに 関 する 知半 識掟 を 得千 ることができた。 彼 は<br />

後 年 の 働掴 きに 役叓 立 つことを 多匭 く 学 んだ。 法 王掣 庁厘 から 遣傛 わされた 代 表勖 者 たちを 見 て、 彼 は 法<br />

王掣 制勧 の 真卢 の 性勯 格卺 と 目 的 とを 見 抜掽 いた。 彼 は 英捼 国 に 帰 り、 以匆 前 からの 主勢 張挗 をさらに 公勗 然掍 と、<br />

そして 熱 心升 にくり 返拮 し、 貪 欲僼 と 高 慢纁 と 欺繏 瞞 とがローマの 神卡 であると 宣傪 言匟 した。<br />

彼 は 自 分 の 書危 いたパンフレットの 中 で、 法 王掣 とその 集厦 金 人 たちについて 次卙 のように 言匟<br />

った。「 彼 らは、わが 国 の 貧縏 者 の 糧腠 を 奪傤 い、 秘兕 蹟秭 やその 他 の 霊绳 的 事 物匵 のために、 年 々 王掣 か<br />

ら 数包 千収 マルクを 奪傤 い 取勚 っている。これは 聖脩 職厯 売匉 買挍 というのろうべき 異 端健 てある。しかも 全<br />

キリスト 教卝 界化 をこの 異 端健 に 同 意勪 させ 支匣 持匛 させている。<br />

51


たしかに、わが 国 には 山 のように 財拉 宝肮 があるが、この 高 慢纁 な 世匒 俗晐 的 司 祭脫 である 集厦 金 人<br />

のほかには、だれもそれを 取勚 ったものはないのだ。そして 彼 のためにやがて、 山 のような<br />

宝肮 はなくなってしまうであろう。なぜなら 彼 はわが 国 から 常拤 に 金 を 奪傤 い 去掇 り、その 代 わり<br />

に 与拜 えるものといっては、 聖脩 職厯 売匉 買挍 に 対 する 神卡 ののろいの 他 、 何挬 もないのだから。」 3<br />

英捼 国 に 帰 ると 間 もなく、ウィクリフは 王掣 から、ラタワースの 教卝 区厅 牧肧 師 に 任厃 じられた。<br />

このことは 王掣 が 彼 の 率厾 直卟 な 発 言匟 を、 少厮 なくとも 不勘 快儜 に 思卩 っていなかった 証卨 拠 であった。ウ<br />

ィクリフの 感厤 化 は、 国 民 の 信勼 仰纝 を 形捊 成勱 するのと 同 様捞 に、 宮厳 廷腾 の 活卹 動 の 方 向匇 をも 決 定 するも<br />

のとなった。 法 王掣 の 怒腹 りはすぐに 彼 に 向匇 けられた、 大 学 と 王掣 と 高 位匱 聖脩 職厯 者 たちとにあてら<br />

れた 3 つの 教卝 書危 が 英捼 国 に 送拡 られ、 異 端健 の 教卝 師 を 沈腉 黙縹 させるために 迅斩 速捠 かつ 断友 固 たる 処叀 置厒 を<br />

取勚 るよう 命挻 じた。 4<br />

しかし 司 教卝 たちは 熱 心升 のあまり、 教卝 書危 の 到肑 着挄 に 先匪 だって、 審拥 理 のためにウィクリフを<br />

呼 び 出 していた。けれども 王掣 国 内 で 最勞 も 勢厕 力 のある 2 人 の 王掣 子 が、 彼 に 同 伴僀 して 法 廷腾 に 行<br />

った。そして 人 々は、 建厼 物匵 を 取勚 り 巻僲 いたり 内 部 に 乱 入 したりして 裁拍 判匯 官厑 たちを 威胙 嚇 したの<br />

で、 裁拍 判匯 は 一 時 中 止厙 され、 彼 は 安勣 全 にそこを 去掇 ることを 許 された。その 後 しばらくして、<br />

高 位匱 聖脩 職厯 者 たちがウィクリフを 退挖 けるために 動 かそうとしていた 老偽 齢 のエドワード 3 世匒 が<br />

死拎 去掇 し、ウィクリフのかつての 保 護厽 者 が 王掣 国 を 統拇 治匮 することになった。<br />

しかし 教卝 書危 の 到肑 着挄 によって、 異 端健 者 を 捕 らえて 投匐 獄晳 せよという 厳 命挻 が 全 英捼 国 に 出 され<br />

た。こうした 処叀 置厒 は、 直卟 接捴 処叀 刑傃 台卤 につながっていた。ウィクリフかすぐにローマのふくし<br />

ゅうの 犠腻 牲繉 になることは 確卾 かだと 思卩 われた。しかし、 昔繕 の 人 に「 恐傁 れてはならない。わた<br />

しはあなたの 盾绮 である」[ 創傦 世匒 記卌 15:と 言匟 われた 神卡 は、ご 自 分 のしもべを 保 護厽 するために、<br />

もう 1 度 手 を 伸 べられた。 改匳 革挙 者 ではなくて、 彼 の 死拎 を 命挻 じた 法 王掣 か 死拎 んだのである。グ<br />

レゴリー11 世匒 は 死拎 んだ。そしてウィクリフ 裁拍 判匯 のために 集厦 まっていた 聖脩 職厯 者 たちは 解卆 散偶<br />

した。<br />

神卡 の 摂昊 琿煄 はさらに 事 件卅 の 動 向匇 を 支匣 配括 して、 改匳 革挙 事 業 が 進勺 展捯 するための 機務 会 を 与拜 えた。<br />

グレゴリーの 死拎 後 、2 人 の 対 ヴする 法 王掣 が 同 時 に 選 ばれた。2 つの 対 立 勢厕 力 が、それぞれ<br />

絶傉 対 無叄 謬 を 主勢 張挗 して、 人 々の 服傕 従 を 要勥 求卍 した。おのおのが 忠儮 実 な 者 たちの 援拶 助捉 を 求卍 めて 相<br />

手 に 戦勛 いをいどみ、 敵育 対 者 には 恐傁 ろしい 破挐 門挋 の 宣傪 告卪 をもって、また 支匣 持匛 者 には 天拦 国 の 報匔 賞<br />

を 約 束僓 して、 自 分 の 要勥 求卍 を 押 しつけた。このような 事 態拟 は、 法 王掣 権勻 を 大 いに 弱傽 めた。 敵育 対<br />

する 両厥 派挩 は 互僆 いに 他 の 攻 撃掐 に 全 力 をあけていたので、ウィクリフにはしばらくの 休 息僢 が 与拜<br />

えられた。 両厥 方 の 法 王掣 は、 互僆 いに 破挐 門挋 と 非 難挚 の 応厸 酬脿 をし、 各厰 自 の 相 反卬 する 主勢 張挗 を 支匣 持匛 する<br />

ために 多匭 くの 血傔 が 流及 された。 犯 罪 と 醜越 聞挈 が、 教卝 会 内 に 氾 濫 した。その 間 に 改匳 革挙 者 ウィクリ<br />

フは、 彼 の 教卝 区厅 ラタワースの 閑 居 で、 人 々の 心升 を、 相 争拫 う 法 王掣 たちではなくて、 平匊 和匄 の 君<br />

イエスに 向匇 けるために、 熱 心升 に 働掴 いていた。<br />

52


分 裂脧 とそれに 伴僀 うあらゆる 闘 争拫 と 腐纄 敗反 とは、 人 々に 法 王掣 制勧 の 真卢 相 を 暴偷 露腒 して、 宗儲 教卝 改匳<br />

革挙 のために 道匠 を 開 いた。ウィクリフは、 彼 が 出 版價 した『 法 王掣 の 分 裂脧 について』というパン<br />

フレットの 中 で、これら 2 人 の 聖脩 職厯 者 たちが 互僆 いに 他 を 反卬 キリストと 非 難挚 しているのは、<br />

真卢 実 を 語指 っているのではないか 考卛 えるように、 人 々に 訴挰 えた。「 神卡 は、 悪捰 魔斴 がこのような<br />

1 人 の 聖脩 職厯 者 によって 統拇 治匮 することを 許 さず……それを 2 つに 分 けて、 人 々がキリストの<br />

名匷 によって、その 両厥 方 にたやすく 打占 ち 勝 てるようになさった」と 彼 は 言匟 った。 5<br />

ウィクリフは 主勢 イエスのように、 貧縏 しい 人 々に 福厹 音 を 宣傪 べ 伝捱 えた。 彼 は、 自 分 のラタ<br />

ワース 教卝 区厅 内 の 質拾 素 な 家匝 々に 光捄 を 伝捱 えるだけでなくて、 英捼 国 全 土拋 に 伝捱 えようと 決 心升 した。<br />

このことを 成勱 し 遂脎 げるために 彼 は、 単 純儻 で 信勼 心升 深捫 く、 真卢 理 を 愛 し、それを 伝捱 えるためには<br />

何挬 も 惜斶 しまないという 説拿 教卝 者 の 1 団卄 を 組匢 織掼 した。 彼 らは 至儖 るところへ 行 き、 市 場 で、 大 都匙<br />

会 の 街僩 頭挓 で、そして 田 舎縂 の 小 道匠 で 説拿 教卝 した。 彼 らは、 老偽 人 や 病挶 める 者 、 貧縏 しい 人 たちをた<br />

ずね、 彼 らに 神卡 の 恵 みの 福厹 音 を 伝捱 えた。<br />

ウィクリフは、オクスフォードの 神卡 学 教卝 授 として、 大 学 の 講僂 堂傾 て 神卡 のみ 言匟 葉挺 を 説拿 いた。<br />

彼 は 彼 のもとにある 学 生 たちに 真卢 理 を 忠儮 実 に 提卖 示単 したので、「 福厹 音 博 士厨 」と 呼 ばれた。し<br />

かし、 彼 の 生 涯昗 の 最勞 大 の 事 業 は、 聖脩 書危 を 英捼 語指 に 翻 訳胲 することであった。『 聖脩 書危 の 真卢 理 と 意勪<br />

味控 について』という 著兆 作单 のなかで、 彼 は、 英捼 国 のすべての 人 が、 神卡 の 驚脚 くべき 書危 を 自 国 語指<br />

で 読傊 むことができるようにするために、 聖脩 書危 の 翻 訳胲 を 意勪 図掛 していることを 語指 っている。<br />

ところが 突 然掍 、 彼 の 活卹 動 は 中 断友 された。 彼 は、まだ 60 歳按 にもなっていなかったのに、<br />

絶傉 え 間 ない 苦 労排 と 研挣 究捨 と 敵育 の 攻 撃掐 が 体 にこたえて、 早拱 くもふけこんだ。 彼 は 重匤 病挶 にかかっ<br />

た。この 知半 らせは、 修 道匠 士厨 たちを 大 いに 喜 ばせた。 彼 らは、 今 こそ、 彼 が 教卝 会 に 対 して 行<br />

った 悪捰 をいたく 悔繛 いるものと 思卩 って、 彼 の 告卪 白换 を 聞挈 くために 彼 の 部 屋厡 へと 急双 いだ。4 つの<br />

修 道匠 会 からの 代 表勖 者 たちが、4 人 の 政 府匕 の 役叓 人 たちとともに、 今 にも 死拎 にそうだと 思卩 われ<br />

た 者 の 周 りに 集厦 まった。「あなたは 今 、 死拎 にひんしている。 自 分 の 過厢 ちを 認卉 め、われわれ<br />

を 非 難挚 して 言匟 ったすべてのことを、われわれの 前 で 取勚 り 消拔 せ」と 彼 らは 言匟 った。ウィクリ<br />

フは 黙縹 って 聞挈 いていた。それから 付厏 き 添胭 いの 者 に、 自 分 をベッドの 上 に 起招 き 上 がらせるよ<br />

う 命挻 じ、 彼 の 取勚 り 消拔 しの 言匟 葉挺 を 待挊 って 立 っている 彼 らをじっと 見 つめて、これまで 何挬 度 も<br />

彼 らを 戦勛 慄 させた 強勮 いしっかりした 声拨 で、「わたしは 死拎 なない。 生 きるのだ。そして、も<br />

う 1 度 、 修 道匠 士厨 たちの 悪捰 行 を 糾贚 弾傆 する」と 言匟 った。 6 修 道匠 士厨 たちは 驚脚 き 恥時 入 り、 急双 ぎ 足拒 で<br />

部 屋厡 を 出 ていった。<br />

ウィクリフの 言匟 菓暉 は 成勱 就 した。 彼 は 生 きのびて、 彼 の 同 胞繟 の 手 に、ローマに 対 する<br />

あらゆる 武叇 器捙 のうちで 最勞 も 強勮 力 なものを 与拜 えた。すなわち 彼 は、 聖脩 書危 を 彼 らに 与拜 えた。そ<br />

れは、 人 々を 解卆 放择 し 啓繡 発 し 教卝 化 するために、 神卡 がお 与拜 えになったものであった。この 事 業<br />

を 完 成勱 するためには、 多匭 くの 大 きな 障揃 害县 を 越掳 えなければならなかった。ウィクリフは 健掕 康<br />

53


を 害县 していた。 彼 は、 自 分 があと 数包 年 しか 働掴 くことができないことを 知半 っていた。 反卬 対 に<br />

直卟 面卥 しなけれはならないことも 知半 っていた。<br />

しかし 彼 は、 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 約 束僓 に 励繭 まされて、 恐傁 れることなく 前 進勺 した。これまで 彼<br />

は、 旺赉 盛 な 知半 力 と 豊掿 かな 経 験挧 のうちに、 彼 の 仕捸 事 の 中 でも 最勞 大 の 事 業 のために、 神卡 の 特厣 別厌<br />

の 摂昊 理 によって 守捿 られ 準厜 備厵 させられてきた。キリスト 教卝 国 全 体 が 混 乱 に 満掫 ちている 時 に、<br />

改匳 革挙 者 ウィクリフはラタワースの 牧肧 師 館掎 で、 外勭 部 のすさまじいあらしをよそに、 彼 が 選 ん<br />

た 仕捸 事 に 没纹 頭挓 した。<br />

ついに 仕捸 事 は 完 成勱 した。これは 最勞 初匘 の 英捼 語指 訳胲 の 聖脩 書危 であった。 神卡 の 言匟 葉挺 か 英捼 国 に 開 か<br />

れた。 改匳 革挙 者 は、もう 牢 獄晳 も 死拎 も 恐傁 れなかった。 彼 は 英捼 国 民 の 手 に、 消拔 すことかてきない<br />

光捄 を 渡据 したのである。 同 胞繟 の 手 に 型捗 書危 を 与拜 えることによって、 彼 は、 無叄 知半 と 悪捰 徳 のかせを<br />

破挐 壊傓 して 自 国 を 解卆 放择 し 高 めるうえで、 戦勛 場 におけるどんな 輝脮 かしい 勝 利匏 がもたらしたもの<br />

よりも、さらに 大 いなることを 成勱 し 遂脎 げたのである。<br />

まだ 印偝 刷繺 術挘 が 知半 られていなかったので、 聖脩 書危 は、 遅 々としたうんざりするような 労排 苦<br />

によって、 増匲 やすより 他 はなかった。 聖脩 書危 を 手 に 入 れたいという 希傩 望捬 は 非 常拤 に 強勮 く、 聖脩 書危<br />

を 写捂 す 仕捸 事 に 喜 んで 従 事 する 者 も 多匭 かったけれども、 筆僜 記卌 者 たちは、なかなか 要勥 求卍 を 満掫 た<br />

すことができなかった。 金 持匛 ちのなかには、 聖脩 書危 全 巻僲 を 希傩 望捬 するものもあった。 他 の 人 々<br />

は、 一 部 分 だけを 買挍 った。 何挬 家匝 族 かがいっしょになって 1 冊昘 を 買挍 うという 場 合 も 多匭 かった。<br />

こうして、ウィクリフの 聖脩 書危 は、 間 もなく 人 々の 家匝 庭僃 へと 入 っていった。 人 間 の 理 性勯 に<br />

対 するこうした 訴挰 えによって、 人 々は、 法 王掣 の 教卝 義拣 にただ 黙縹 従 することからめざめた。ウ<br />

ィクリフは、ここにおいて、 新 教卝 主勢 義拣 の 独捌 特厣 の 教卝 理 、すなわち、キリストを 信勼 じる 信勼 仰纝 に<br />

よる 救 いと、 聖脩 書危 が 唯繴 一 の 無叄 謬 なものであることとを 教卝 えた。また 彼 が 派挩 遣傛 した 説拿 教卝 者 た<br />

ちは、ウィクリフの 文卽 書危 とともに 聖脩 書危 を 配括 布偵 し、 英捼 国 民 の 半博 数包 近卐 くがこの 新 しい 信勼 仰纝 を 受匃<br />

け 入 れるという 成勱 功僵 を 収厓 めた。<br />

型捗 書危 の 出 現勶 は、 教卝 会 の 権勻 威胙 者 たちをうろたえさせ た。 今 や 彼 らは、ウィクリフよりも<br />

強勮 力 な 力 、 彼 らの 武叇 器捙 も 歯脝 が 立 たない 力 と 対 決 しなければならなかった。 当勠 時 、 英捼 国 には、<br />

聖脩 書危 を 禁 止厙 する 法 律傢 がなかった。まだ 聖脩 書危 が、 民 衆 の 言匟 語指 で 出 版價 されたことがなかったか<br />

らである。 後 になってそうした 法 令傂 が 発 布偵 され、 厳 重匤 に 実 施厇 された。その 間 、 司 祭脫 たちの<br />

反卬 対 はあったが、しはし 神卡 のみ 言匟 葉挺 を 配括 布偵 する 機務 会 があったのである。<br />

法 王掣 教卝 の 指匦 導拗 者 たちは、ふたたひ、 改匳 革挙 者 の 戸叐 声拨 を 沈腉 黙縹 させようと 謀纠 った。 彼 は 続勸 け<br />

て 3 回 法 廷腾 に 呼 ばれたか、 事 なきを 得千 た。 最勞 初匘 の 時 は、 司 教卝 たちの 宗儲 教卝 教卝 議 が、 彼 の 著兆 書危<br />

を 異 端健 であると 宣傪 言匟 した。 彼 らは、 若拊 い 王掣 リチャード 2 世匒 を 自 分 の 側卷 に 引匂 き 入 れ、 禁 じら<br />

れた 教卝 義拣 を 信勼 じる 者 はみな 投匐 獄晳 するという 勅質 令傂 を 得千 た。 そこでウィクリフは、 宗儲 教卝 教卝 議<br />

から 議 会 に 上 訴挰 した。 彼 は、 恐傁 れることなく 国 会 において 教卝 階 制勧 を 非 難挚 し、 教卝 会 が 公勗 認卉 し<br />

54


ている 数包 多匭 くの 悪捰 習 の 改匳 革挙 を 要勥 求卍 した。 強勮 い 説拿 得千 力 をもって、 彼 は 法 王掣 庁厘 の 侵兓 害县 と 腐纄 敗反 と<br />

を 描胦 き 出 した。 敵育 は 混 乱 に 陥肿 った。ウィクリフの 友掻 人 たちや 支匣 持匛 者 たちは、すでに 屈縿 服傕 さ<br />

せられていた。そして、 老偽 齢 のウィクリフ 自 身拴 も、ただ 1 人 で 援拶 助捉 者 もない 以匆 上 、 国 王掣 と<br />

法 王掣 の 合 同 権勻 力 の 前 に 屈縿 するものと 予匨 期勡 されていた。ところが、 逆 に 法 王掣 の 側卷 が 敗反 北勾 して<br />

しまった。 議 会 はウィクリフの 力 強勮 い 訴挰 えを 聞挈 いてわき 立 ち、 迫 害县 の 勅質 令傂 を 取勚 り 消拔 し、 改匳<br />

革挙 者 はふたたび 自 由厩 にされた。<br />

第匌 3 回 目 に、 彼 は、 国 家匝 の 最勞 高 宗儲 教卝 裁拍 判匯 所勰 で 裁拍 判匯 されることになった。ここは 異 端健 に<br />

対 して 何挬 の 好捆 意勪 も 示単 されないところであった。ローマはついに、ここにおいて 勝 利匏 し、 改匳<br />

革挙 者 の 活卹 動 は 中 断友 されるであろうと 法 王掣 側卷 は 考卛 えた。もし 彼 らが 目 的 を 達挾 成勱 しさえすれば、<br />

ウィクリフは、その 教卝 義拣 を 放择 棄 するか、それとも 火 刑傃 の 宣傪 告卪 を 受匃 けて 法 廷腾 を 出 るかのどち<br />

らかであった。<br />

しかしウィクリフは、 信勼 仰纝 を 放择 棄 せず、それを 隠僸 そうともしなかった。 彼 は、 恐傁 れる<br />

ことなく 自 分 の 教卝 えを 固 守捿 し、 迫 害县 者 たちの 攻 撃掐 を 退挖 けた。 彼 は、 自 分 のことも、 立 場 も、<br />

場 所勰 も 忘脨 れて、 聴傏 衆 を 天拦 の 法 廷腾 に 集厦 め、 彼 らの 詭 弁 と 欺繏 瞞 を 永 遠 の 真卢 理 というはかりで 量挪<br />

った。 聖脩 霊绳 の 力 が 法 廷腾 内 に 感厤 じられた。 聴傏 衆 は 神卡 に 魅纡 せられた。 彼 らはその 場 を 去掇 る 力 さ<br />

え 失拽 ったように 思卩 われた。 改匳 革挙 者 の 言匟 葉挺 は、 主勢 の 矢働 筒绠 からの 矢働 のように、 彼 らの 心升 を 射 た。<br />

ウィクリフは、 彼 らが 彼 に 浴脓 びせていた 異 端健 の 告卪 訴挰 を、 強勮 い 説拿 得千 力 をもって 彼 らに 投匐 げか<br />

えした。 彼 らはなにゆえに、あえて 誤儶 謬 をひろめようとするのか、それは 利匏 益捍 のためなの<br />

か、 神卡 の 恵 みを 商叏 品厍 化 するためなのか、と 彼 は 問勬 うた。 彼 は 最勞 後 にこう 言匟 った。「あな<br />

たがたは、だれと 戦勛 っていると 思卩 っているのか。 今 にも 死拎 にそうな 老偽 人 とか。 否 ! 真卢 理<br />

と 戦勛 っているのだ。あなたがたより 強勮 く、あなたがたに 打占 ち 勝 つ 真卢 理 となのだ。」 7 彼 は<br />

こう 言匟 って 法 廷腾 を 出 たが、 敵育 はだれ 1 人 としてそれを 止厙 めようとしなかった。<br />

ウィクリフの 仕捸 事 は、ほとんど 終厖 了傒 した。 彼 が 長 い 間 掲傲 げてきた 真卢 理 の 旗充 は、まもな<br />

く 彼 の 手 から 落叉 ちようとしていた。しかしもう 1 度 、 彼 は 福厹 音 のためにあかしを 立 てるの<br />

であった。 真卢 理 は、 誤儶 謬 の 王掣 国 の、まさにその 本 拠 において 宣傪 言匟 されねばならなかった。<br />

ウィクリフは 審拥 理 のために、ローマにある 法 王掣 庁厘 の 法 廷腾 に 召昨 喚 された。そこはこれまでに<br />

しばしば、 聖脩 徒傣 たちの 血傔 を 流及 したところであった。 彼 は 身拴 の 危捦 険叁 を 知半 らないわけではなか<br />

ったが、その 召昨 喚 に 応厸 じようとした。ところが 中 風掵 になって、 旅傯 行 することができなくな<br />

った。しかし、ローマにおいて 自 ら 語指 ることはできなくても、 手 紙 によって 語指 ることはで<br />

きた。 彼 はそうすることに 決 めた。 改匳 革挙 者 は 自 分 の 牧肧 師 館掎 から 法 王掣 に 手 紙 を 書危 いた。それ<br />

は、 敬肭 意勪 に 満掫 ちた 語指 調 とキリスト 教卝 の 精 神卡 にあふれていたが、 同 時 に 法 王掣 庁厘 の 豪僘 奢 と 誇縷 り<br />

とを 鋭繾 く 責掅 めたものであった。<br />

彼 は 次卙 のように 言匟 った。「わたしは 自 分 の 信勼 じる 信勼 仰纝 を、すべての 人 、 特厣 にローマの<br />

司 教卝 に 申捩 し 上 げることを 真卢 に 喜 びとするものである。わたしはこの 信勼 仰纝 を、 健掕 全 で 真卢 実 で<br />

55


あると 思卩 っているが、 彼 は、 快儜 くわたし のこの 信勼 仰纝 を 確卾 認卉 するか、あるいは、まちがっ<br />

ているならばそれを 正匁 して 下 さるであろう。 まず 第匌 一 に、わたしは、キリストの 福厹 音 は<br />

神卡 の 律傢 法 の 全 体 であると 考卛 える。……ローマの 司 教卝 は、この 地 上 におけるキリストの 代 理<br />

者 であると 言匟 っているのであるから、だれにも 勝 ってこの 福厹 音 の 律傢 法 に 従 わなければなら<br />

ないとわたしは 確卾 信勼 する。なぜならば、キリストの 弟胱 子 たちの 偉昖 大 さは、 世匒 俗晐 的 威胙 厳 や 栄<br />

誉縃 ではなくて、キリストの 生 涯昗 と 態拟 度 に、できるだけそのまま 従 うことにあるからであ<br />

る。……キリストはこの 世匒 におられた 時 、きわめて 貧縏 しい 生 活卹 を 送拡 り、すべての 世匒 俗晐 的 支匣<br />

配括 や 栄 誉縃 を 退挖 けられた。……<br />

忠儮 実 な 信勼 徒傣 たるものは、 法 王掣 自 身拴 であろうが、あるいはどんな 聖脩 人 であろうが、 彼 が<br />

主勢 イエス・キリストに 従 っているという 点勷 のほかは、 従 うべきでない。というのは、ペテ<br />

ロもゼベダイの 子 らも、キリストの 足拒 跡僡 に 従 わないで 世匒 俗晐 的 栄 誉縃 を 望捬 んだため、 罪 を 犯 し<br />

た。それゆえに、そのような 過厢 ちには、われわれは 従 わなくてもよいのである。 法 王掣 は、<br />

すべての 領振 土拋 と 支匣 配括 権勻 を 世匒 俗晐 の 権勻 力 に 一 任厃 し、そのすべての 聖脩 職厯 者 たちに 対 して、そのよ<br />

うに 勧僊 め 実 行 させるべきである。なぜなら、キリストはそのようになさったのであり、 使却<br />

徒傣 たちも 特厣 にそのようにしたからである。そこで、これらの 点勷 のいずれかにまちがいがあ<br />

るなら、わたしは 謙旎 虚縚 にそれを 正匁 したいと 思卩 う。もし 必厧 要勥 とあれば、 死拎 をもいとわない。<br />

わたしが、 自 分 の 意勪 志 と 希傩 望捬 によって 行 動 することが 許 されるならば、わたしはぜひとも<br />

ローマの 司 教卝 の 前 に 伺赌 候 することであろう。しかし 主勢 は、わたしに 病挶 をお 与拜 えになり、 人<br />

よりは 神卡 に 従 うべきことをお 教卝 えになった。」<br />

最勞 後 に 彼 は 言匟 った。「われわれは、 神卡 が 法 王掣 ウルバン 6 世匒 の 心升 を 動 かし、 彼 とその 聖脩<br />

職厯 者 たちが、 生 活卹 と 態拟 度 において 主勢 イエス・キリストに 従 い、また 人 々にもよくこれを 教卝<br />

えて、 彼 らも 忠儮 実 に 主勢 に 従 うようになることを、 祈绗 ってやまない。」 8 こうしてウィクリ<br />

フは、 法 王掣 と 枢 機務 卿 たちに、キリストの 柔肛 和匄 と 謙旎 そんを 示単 し、ただ 彼 らにだけでなくて 全<br />

キリスト 教卝 国 に、 彼 らと、 彼 らが 代 表勖 していると 主勢 張挗 する 主勢 との、 著兆 しい 相 違挆 をあらわし<br />

た。<br />

ウィクリフは、 神卡 に 忠儮 誠肬 を 尽能 くすなら 自 分 の 生 命挻 は 危捦 険叁 になることを 覚 悟縖 していた。<br />

国 王掣 も 法 王掣 も 司 教卝 たちも、 力 を 合 わせて、 彼 をなきものにしようとしていた。そして、 遅<br />

くとも 数包 か 月 後 には、 火 刑傃 になるに 違挆 いないと 思卩 われた。しかし 彼 の 勇腅 気勴 はくじけなかっ<br />

た。「あなたがたは、なぜ、 殉程 教卝 の 冠縍 を 遠 くに 求卍 めることを 語指 るのか。キリストの 福厹 音 を<br />

高 慢纁 な 司 教卝 たちに 伝捱 えるがよい。そうすればあなたがたは 必厧 ず 殉程 教卝 することとなろう。な<br />

に? 生 きて 黙縹 っていよというのか?…… 断友 じて 否 ! 弾傆 圧 が 来勵 るならば 来勵 るがよい。わた<br />

しはそれが 来勵 るのを 待挊 っている」と 彼 は 言匟 った。 9<br />

しかし 神卡 の 摂昊 理 は、なお 神卡 のしもべを 守捿 っていた。 日 々 危捦 険叁 に 身拴 をさらして、 一 生 の<br />

間 勇腅 敢暑 に 真卢 理 を 擁繗 護厽 した 者 が、 敵育 の 憎 しみの 犠腻 牲繉 になってはならなかった。ウィクリフは、<br />

56


自 分 で 身拴 を 守捿 ろうとしてきたのではなかったが、 神卡 が 彼 を 保 護厽 してこられたのであった。<br />

そして 今 、 敵育 がその 餌 食挱 を 手 中 にしたと 思卩 った 時 に、 神卡 のみ 手 が 彼 を、 彼 らの 手 のとどか<br />

ないところに 移挔 された。 彼 がラタワースの 教卝 会 において、 聖脩 餐 式厚 を 執儨 り 行 おうとしていた<br />

時 、 突 然掍 中 風掵 の 発 作单 が 起招 きて 倒 れ、まもなく 息僢 が 絶傉 えたのである。 神卡 はウィクリフに、<br />

彼 の 仕捸 事 を 与拜 えておられた。 神卡 は 彼 の 口卶 に 真卢 理 のみ 言匟 葉挺 を 授 け、このみ 言匟 葉挺 が 人 々に 伝捱 え<br />

られるようにと 彼 を 守捿 られたのである。こうして、 彼 の 生 命挻 は 保 護厽 され、 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 大 事<br />

業 の 基匼 礎脔 がすえられるまで、 彼 の 働掴 きは 延 ばされたのであった。<br />

ウィクリフは、 暗肨 黒 時 代 の 薄儱 暗肨 さのなかから 現勶 れた。 彼 の 改匳 革挙 事 業 の 基匼 礎脔 になるよう<br />

な 仕捸 事 をしたものは、 彼 の 前 にはだれもいなかった。 彼 はバプテスマのヨハネのように、<br />

特厣 別厌 の 使却 命挻 を 果卵 たすために 立 てられた、 新 時 代 の 先匪 駆肖 者 であった。しかも、 彼 が 示単 した 真卢<br />

理 の 体 系揀 には、 彼 に 続勸 いて 起招 こった 改匳 革挙 者 たちも 及 ばない 統拇 一 と 完 全 とがあり、 百掸 年 後 の<br />

人 でも 到肑 達挾 し 得千 ないものもあった。その 基匼 礎脔 は 広南 く 深捫 くすえられ、その 骨儴 組匢 みも 正匁 確卾 堅儕<br />

固 にできていたから、 彼 の 後 にきた 人 々は、それを 建厼 てなおす 必厧 要勥 がなかった。 [1632.<br />

ウィクリフが 創傦 始卿 した 一 大 運卞 動 —— 良拖 心升 と 知半 性勯 を 解卆 放择 し、 長 くローマの 凱禐 旋 車区 につな<br />

がれていた 諸 国 民 を 自 由厩 にした 運卞 動 ——の 源 泉 は、 聖脩 書危 であった。14 世匒 紀 以匆 来勵 、 生 命挻 の<br />

水匍 のように 各厰 時 代 を 流及 れてきた 祝腛 福厹 の 流及 れは、その 源 をここに 発 していた。ウィクリフは、<br />

聖脩 書危 が 霊绳 感厤 による 神卡 のみこころの 啓繡 示単 であって、 信勼 仰纝 と 行 為 の 十厝 分 な 規厶 準厜 であることを 絶傉<br />

対 的 に 信勼 じた。 彼 は、ローマの 教卝 会 を 神卡 の 絶傉 対 無叄 謬 の 権勻 威胙 として 認卉 めるように、そして<br />

1000 年 間 にわたる 確卾 立 された 教卝 義拣 と 慣脹 習 を 尊胛 敬肭 するように 教卝 育挞 されてきた。しかし 彼 は、<br />

こうしたいっさいのものを 捨腇 てて、 神卡 のみ 言匟 葉挺 に 従 った。 彼 が 人 々に 認卉 めるよう 促傌 したも<br />

のは、この 権勻 威胙 であった。 法 王掣 によって 語指 る 教卝 会 ではなくて、み 言匟 葉挺 によって 語指 られる 神卡<br />

のみ 声拨 が、 唯繴 一 の 真卢 の 権勻 威胙 であると 彼 は 宣傪 言匟 した。 彼 は、 聖脩 書危 が 神卡 のみこころの 完 全 な 啓繡<br />

示単 であることだけでなく、 聖脩 霊绳 がその 唯繴 一 の 解卆 釈脂 者 であること、そして 各厰 自 は、その 教卝 え<br />

を 研挣 究捨 して、 自 分 でその 義拣 務勲 を 学 ぶべきであることを 教卝 えた。こうして 彼 は 人 々の 心升 を、<br />

法 王掣 やローマの 教卝 会 から 神卡 の 言匟 葉挺 へと 向匇 けたのである。<br />

ウィクリフは、 宗儲 教卝 改匳 革挙 者 の 中 でも 最勞 も 偉昖 大 な 人 物匵 の 1 人 であった。その 該暛 博 な 知半 識掟 、<br />

明 晰 な 思卩 考卛 、そして 真卢 理 を 堅儕 く 保 持匛 し、 大 胆绺 に 擁繗 護厽 した 点勷 において、 彼 の 後 に 現勶 れたもの<br />

で 彼 に 匹级 敵育 するものは、 極掄 めてまれであった。 彼 の 純儻 潔昔 な 生 涯昗 、 研挣 究捨 と 活卹 動 における 刻傋 苦<br />

勉腯 励繭 、 清捲 廉 潔昔 白换 、そして 奉旊 仕捸 におけるキリストのような 愛 と 忠儮 実 さが、この 最勞 初匘 の 宗儲 教卝 改匳<br />

革挙 者 の 特厣 徴僦 であった。しかも 彼 は、 彼 が 現勶 れた 当勠 時 の、 知半 的 暗肨 黒 と 道匠 徳 的 腐纄 敗反 の 時 代 にお<br />

いて、そのように 生 きたのであった。 ウィクリフの 品厍 性勯 は、 聖脩 書危 が 人 を 教卝 え 改匳 変厭 する 力<br />

を 持匛 っている 証卨 拠 である。 聖脩 書危 が、 彼 をこのような 人 物匵 にしたのである。 啓繡 示単 された 偉昖 大<br />

な 真卢 理 を 把繖 握儙 しようとする 努 力 は、すべての 機務 能印 をはつらつとさせ 活卹 気勴 づける、それは 知半<br />

性勯 を 広南 げ 知半 覚 を 鋭繾 くし、 判匯 断友 力 を 円 熟绅 させる。 聖脩 書危 の 研挣 究捨 は、 他 のどんな 研挣 究捨 よりも、あ<br />

57


らゆる 思卩 想挹 と 感厤 情午 と 抱 負拆 とを 高 尚縎 にする。また、 確卾 固 とした 目 的 と 忍旖 耐脾 、 勇腅 気勴 を 与拜 えると<br />

ともに、 品厍 性勯 を 洗腂 練 し、 魂 を 清捲 める。 畏穴 敬肭 の 念挡 をもって 聖脩 書危 を 熱 心升 に 研挣 究捨 する 時 、 学 ぶ 者<br />

の 心升 は 直卟 接捴 神卡 の 無叄 限拘 の 心升 と 接捴 触僾 することができ、どんな 人 間 的 哲脼 学 を 修 めても 達挾 すること<br />

ができないような 高 潔昔 な 原募 則 を 持匛 つとともに、 強勮 く 活卹 発 な 知半 性勯 を 持匛 った 人 々を 世匒 に 提卖 供挿 す<br />

ることができる。「み 言匟 葉挺 が 開 けると 光捄 を 放择 って…… 知半 恵 を 与拜 えます」と 詩纛 篇 記卌 者 は 言匟 っ<br />

ている[ 詩纛 篇 119:。<br />

ウィクリフが 教卝 えた 教卝 義拣 は、その 後 もしばらくの 間 人 々の 間 に 広南 まっていった。ウィ<br />

クリフ 派挩 、ロラード 派挩 として 知半 られた 彼 の 信勼 奉旊 者 たちは、 英捼 国 をへめぐっただけでなく、<br />

他 の 国 々にも 散偶 っていって、 福厹 音 の 知半 識掟 を 人 々に 伝捱 えた。 今 や 指匦 導拗 者 が 取勚 り 去掇 られたから<br />

には、 説拿 教卝 者 たちはこれまで 以匆 上 の 熱 心升 さで 活卹 動 した。そして 群儈 衆 は、 彼 らの 教卝 えを 聞挈 く<br />

ために 集厦 まってきた。 改匳 心升 者 のなかには、 貴揂 族 もあれば、 王掣 妃賠 さえ 混 じっていた。 多匭 くの<br />

場 所勰 で、 人 々の 生 活卹 態拟 度 に 著兆 しい 改匳 革挙 が 行 われ、ローマ 教卝 の 偶旦 像僕 的 な 象拺 徴僦 が 教卝 会 から 取勚 り<br />

除揄 かれた。しかし、 聖脩 書危 を 自 分 たちの 指匦 導拗 書危 として 信勼 じる 人 々の 上 に、 間 もなく、 残拑 酷昰 な<br />

迫 害县 のあらしが 吹胈 き 荒僚 れた。ローマの 支匣 援拶 を 受匃 けて 権勻 力 を 強勮 化 しようとする 英捼 国 の 君 主勢 た<br />

ちは、 改匳 革挙 者 たちを 犠腻 牲繉 にすることをためらわなかった。 英捼 国 の 歴偡 史 上 初匘 めて、 福厹 音 の 弟胱<br />

子 たちに 対 して 火 刑傃 の 布偵 告卪 が 出 された。 殉程 教卝 者 があいついだ。 真卢 理 の 擁繗 護厽 者 たちは、 追挵 放择<br />

され、 拷稷 問勬 にかけられて、その 叫经 びを 万勦 軍拚 の 主勢 にあげることしかできなかった。 彼 らは、<br />

教卝 会 の 敵育 、 国 家匝 の 裏傈 切卲 り 者 として 狩旔 り 立 てられながらも、ひそかに 説拿 教卝 をつづけ、 貧縏 しい<br />

人 々のあばらやでもどこにでも 隠僸 れ 家匝 を 見 つけ、しばしば 洞纏 穴肼 にさえ 隠僸 れたりした。<br />

激 しい 迫 害县 にもかかわらず、 広南 く 見 られた 信勼 仰纝 の 腐纄 敗反 に 対 するところの、 冷偭 静 で 敬肭 虔 、<br />

熱 心升 で 忍旖 耐脾 強勮 い 抗 議 が、 幾继 世匒 紀 にもわたって 叫经 ばれ 続勸 けた。 当勠 時 のキリスト 者 たちは、 真卢<br />

理 の 知半 識掟 を 部 分 的 にしか 持匛 っていなかったが、 神卡 のみ 言匟 葉挺 を 愛 し 服傕 従 していたので、その<br />

ための 苦 しみに 耐脾 えたのであった。 多匭 くの 者 は、 使却 徒傣 時 代 の 弟胱 子 たちのように、キリスト<br />

のためにこの 世匒 の 財拉 産勩 を 犠腻 牲繉 にした。 家匝 に 住卫 むことを 許 された 者 たちは、 追挵 放择 された 兄胆 弟胱<br />

たちを 喜 んでかくまい、そして、 自 分 たちも 追挵 放择 されたならは、 喜 んてその 運卞 命挻 に 目 んじ<br />

た たしかに、おひたたしい 数包 の 者 か、 迫 害县 者 の 激 しい 怒腹 りを 恐傁 れて、 信勼 仰纝 を 犠腻 牲繉 にして<br />

自 由厩 を 得千 た そして、 自 説拿 撤僬 回 を 公勗 衣胼 するために 悔繛 悟縖 者 の 衣胼 を 着挄 て、 牢 獄晳 から 出 たのであ<br />

った。しかし、 牢 獄晳 の 独捌 房儉 や「ロラード 塔纸 」、そして 拷稷 問勬 と 炎縉 のなかにあっても、「その<br />

苦 難挚 にあずかる」に 足拒 るものとされたことを 喜 び、 真卢 理 のために 恐傁 れずあかしを 立 てたも<br />

のが 少厮 なからずあった。そしてその 中 には 身拴 分 の 卑赐 しい 者 もいたが、 同 時 に 高 貴揂 な 生 まれ<br />

の 人 々もあったのである。<br />

法 王掣 教卝 の 人 々は、ウィクリフの 生 存掑 中 には 自 分 たちの 目 的 を 果卵 たすことができなかっ<br />

た。そして 彼 らの 憎 しみは、 彼 の 遺 体 が 墓斳 に 静 かに 横叅 たわっていることを 許 さなかった。<br />

彼 の 死拎 後 40 年 以匆 上 も 経 過厢 した 時 、コンスタンツ 宗儲 教卝 会 議 の 布偵 告卪 によって、 彼 の 遺 体 は 掘腱<br />

58


り 出 され、 公勗 衆 の 前 で 燃 やされた。そしてその 灰绑 は、 近卐 くの 小 川勜 に 投匐 げ 込匸 まれた。 昔繕 のあ<br />

る 筆僜 者 は、 次卙 のように 言匟 っている。「この 小 川勜 は、 彼 の 灰绑 をアボン 川勜 に 運卞 び、アボン 川勜 は<br />

セバーン 川勜 に、セバーン 川勜 は 近卐 くの 海匈 に、そして、 近卐 くの 海匈 は 大 海匈 へと 運卞 んていった。こ<br />

のようにウィクリフの 灰绑 は、 彼 の 教卝 義拣 の 象拺 徴僦 である。それは 今 や、 全 世匒 界化 にまき 散偶 らされ<br />

たのだ」 10 彼 の 敵育 たちは、その 悪捰 意勪 から 出 た 行 為 がどんな 意勪 味控 を 持匛 っていたか、 夢肟 想挹 だに<br />

しなかった。<br />

ボヘミアのヨハン・フスが、ローマ 教卝 の 多匭 くの 誤儶 りを 放择 棄 して、 改匳 革挙 に 着挄 手 するよう<br />

になったのは、ウィクリフの 著兆 書危 を 通 してであった。こうして、 遠 く 離掤 れた 二华 か 国 におい<br />

て、 真卢 理 の 稀趥 がまかれた。 働掴 きはボヘミアから 他 の 国 々に 波 及 していった。 人 々の 心升 は、<br />

長 く 忘脨 れられていた 神卡 のみ 言匟 葉挺 に 向匇 けられた。 神卡 のみ 手 が、 大 宗儲 教卝 改匳 革挙 への 道匠 を 備厵 えてい<br />

たのである。<br />

59


第匌 6 章 2 人 のヒーロー<br />

福厹 音 は、すでに 9 世匒 紀 にボヘミアに 伝捱 えられていた。 聖脩 書危 は 一 般 の 人 々の 言匟 語指 に 翻 訳胲<br />

され、 礼脊 拝旟 も 人 々の 言匟 葉挺 で 豹 われていた。しかし、 法 王掣 の 権勻 力 が 増匲 大 するにつれて、 神卡 の<br />

み 言匟 葉挺 はおおいかくされた。 王掣 たちの 誇縷 りを 砕 くことを 自 分 の 任厃 務勲 と 考卛 えたグレゴリー7<br />

世匒 は、 同 様捞 に、 人 々を 奴 隷趵 にすることに 意勪 を 注挅 いだ。そこで、ポヘミア 語指 で 礼脊 拝旟 を 行 うこ<br />

とを 禁 しる 教卝 書危 が 発 布偵 された。「 全 能印 の 神卡 は、 人 々が 知半 らない 言匟 葉挺 で 神卡 を 礼脊 拝旟 することを<br />

宮厳 ばれう。そして 多匭 くの 悪捰 と 異 端健 とは、この 規厶 則 に 従 わなかったために 起招 こった」と 法 王掣<br />

は 宣傪 言匟 した。 1 こうしてローマは、 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 光捄 を 消拔 して 人 々を 暗肨 黒 に 閉僔 じ 込匸 める 布偵 告卪<br />

を 出 した。しかし 神卡 は、 教卝 会 の 維 持匛 のために 他 の 方 法 を 設勳 けてお られた。 迫 害县 によって<br />

フランスやイタリアの 故採 郷偮 を 追挵 われたワルド 派挩 やアルビジョア 派挩 の 人 々の 多匭 くが、ボヘミ<br />

アにやって 来勵 た。 彼 らは、 公勗 然掍 と 教卝 えはしなかったが、 隠僸 れて 熱 心升 に 働掴 いた。こうして、<br />

真卢 の 信勼 仰纝 が 世匒 紀 から 世匒 紀 へと 保 持匛 されたのである。 [1634.<br />

ボヘミアでは、フスの 時 代 以匆 前 に、 立 ち 上 がって 公勗 然掍 と 教卝 会 の 腐纄 敗反 と、 民 衆 の 不勘 品厍 行<br />

を 非 難挚 した 人 々かいた。 彼 らの 活卹 動 は、 広南 く 一 般 の 関 心升 を 呼 んだ。 聖脩 職厯 者 たちは 恐傁 怖繍 を 感厤<br />

じ、 福厹 音 を 信勼 じるものたちに 対 する 迫 害县 が 始卿 まった。 彼 らは、 森捒 や 山 で 礼脊 拝旟 しなければな<br />

らなくなり、 兵掝 隊 たちにかり 立 てられ、 殺掮 されたものも 多匭 かった。その 後 しはらくして、<br />

ローマ 教卝 の 礼脊 拝旟 を 離掤 れたものは、みな 火 刑傃 にするという 布偵 告卪 が 出 された。しかしキリスト<br />

者 たちは、その 生 命挻 をささげながら、 彼 らの 運卞 動 の 勝 利匏 を 待挊 望捬 したのであった「 救 いは 十厝<br />

字捐 架繳 にかけられた 救 い 主勢 を 信勼 じることによってのみ 与拜 えられる、と 教卝 えた」ものの 1 人 は、<br />

その 死拎 ぬ 時 に 次卙 のように 占 った。「 真卢 理 の 敵育 たちの 怒腹 りは、 今 われわれに 勝 っている。し<br />

かし、 永 久挸 にそうなのではない。 剣腚 や 権勻 威胙 によらないで、 一 般 の 民 衆 の 中 から 1 人 の 人 が<br />

立 ち 上 がる。そして 彼 に 対 して、 真卢 理 の 敵育 たちは 勝 っことかできない。」 2 ルターの 時 代<br />

は、まだずっと 先匪 のことであった。しかし、すでに、ローマに 抗 議 して 諸 国 民 を 揺肝 り 動 か<br />

す 者 が 起招 こりつっあった。<br />

ヨハン・フスは、 卑赐 しい 身拴 分 の 家匝 に 生 まれ、 幼膇 少厮 の 時 に 父 親捧 を 失拽 った。しかし、 彼 の<br />

信勼 心升 深捫 い 母 親捧 は、 教卝 育挞 と 神卡 を 恐傁 れることとを 最勞 も 価卒 値捛 ある 財拉 産勩 とみなして、こうした 遺 産勩<br />

を 息僢 子 のために 確卾 保 しようとした。フスは、 地 力 の 学 校厛 で 学 んでから、 慈暆 善 学 生 としてプ<br />

ラハの 大 学 に 入 学 を 許 された。 彼 は 母 に 付厏 き 添胭 われて、プラハへと 旅傯 立 った。 彼 女匩 は 貧縏 し<br />

未 亡 人 であって、 息僢 子 に 与拜 えるようなこの 世匒 の 富挛 は 何挬 も 持匛 っていなかった。しかし 彼 らが<br />

大 都匙 会 に 近卐 づくと、 彼 女匩 は、 父 親捧 のいない 息僢 子 のそばにひさまずいて、 彼 の 上 に 天拦 の 父 の<br />

祝腛 福厹 を 祈绗 り 求卍 めた。 自 分 の 祈绗 りがどのように 答掬 えられるか、この 母 親捧 は 知半 るよしもなかっ<br />

た。<br />

60


大 学 においてフスは、たゆまぬ 熱 心升 と 急双 速捠 な 進勺 歩 によって、すぐに 頭挓 角偰 をあらわした。<br />

また、 彼 の 非 難挚 されるところのない 生 活卹 、 穏昳 やかで 好捆 感厤 のもてる 態拟 度 は、だれからも 尊胛 敬肭<br />

された。 彼 は、ローマ 教卝 会 の 誠肬 実 な 信勼 者 で、 教卝 会 が 与拜 えると 主勢 張挗 している 霊绳 的 祝腛 福厹 を 熱 心升<br />

に 求卍 めていた。 大 赦费 のおりには 告卪 白换 に 行 き、 乏织 しいさいふをはたいてささげ、 罪 のゆるし<br />

を 受匃 けるために 行 列偱 に 加匎 わった。 彼 は、 大 学 を 終厖 えてから 聖脩 職厯 者 の 道匠 に 進勺 み、どんどん 昇<br />

近卐 して、 間 もなく 王掣 室掂 づきになった。 彼 はまた、 母 校厛 の 教卝 授 となり、 後 には 総匫 長 になった。<br />

わずか 数包 年 のうちに 1 人 の 卑赐 しい 慈暆 善 学 生 かボヘミアの 誇縷 りとなり、 彼 の 名匷 はヨーロッパ<br />

全 体 に 知半 れわたった。<br />

しかし、フスが 改匳 革挙 の 事 業 を 始卿 めたのは、 別厌 の 分 野 においてであった。 彼 は 司 祭脫 に 任厃<br />

じられてから 数包 年 後 に、ベツレヘム 礼脊 拝旟 堂傾 の 説拿 教卝 者 として 指匦 名匷 された。この 礼脊 拝旟 堂傾 の 創傦 設勳<br />

者 は、 聖脩 書危 を 自 国 語指 で 説拿 くことが 非 常拤 に 重匤 要勥 であると 主勢 張挗 したのであった。このことに 対<br />

するローマの 反卬 対 にもかかわらず、ボヘミアでは、それが 完 全 に 中 止厙 されてはいなかった。<br />

しかし 聖脩 書危 に 関 する 無叄 知半 ははなはだしく、あらゆる 階 級揁 の 人 々の 間 で、 最勞 もひどい 不勘 道匠 徳<br />

が 有卻 われていた。フスは、こうした 悪捰 習 を 容卣 赦费 なく 責掅 め、 神卡 のみ 言匟 葉挺 を 引匂 用 することによ<br />

って、 彼 の 説拿 く 真卢 理 と 純儻 潔昔 の 原募 則 を 強勮 調 した。<br />

フラハの 一 市 民 、ヒエロニムス[ジェローム]—— 後 にフスの 親捧 友掻 になった 人 物匵 ——は、<br />

英捼 国 からの 帰 国 に 際匶 して、ウィクリフの 著兆 書危 を 持匛 ち 帰 っていた。ウィクリフの 教卝 えに 改匳 宗儲<br />

した 英捼 国 の 女匩 王掣 は、ボヘミアの 王掣 女匩 であったから、 彼 女匩 の 影挼 響捳 によって、 改匳 革挙 者 の 著兆 書危 が<br />

広南 くボヘミアに 配括 布偵 された。フスは、これらの 著兆 書危 を 興掰 味控 深捫 く 読傊 んだ。 彼 は、 著兆 者 がまじ<br />

めなキリスト 者 であることを 信勼 じ、 彼 の 主勢 張挗 する 改匳 革挙 運卞 動 に 賛僮 成勱 するようになった。フス<br />

は、 自 分 では 自 覚 していなかったが、もうすでに、ローマから 遠 く 離掤 れることになる 道匠 を<br />

歩 きはじめたのであった。<br />

ちょうどこのころ、ブラハに、 学 識掟 のある 2 人 の 旅傯 旅傯 人 が 英捼 国 から 到肑 着挄 した。 彼 らは<br />

光捄 を 受匃 け 入 れており、それを 伝捱 えるために 遠 くの 地 までやってきたのであった。 彼 らは 初匘<br />

めから 法 王掣 の 至儖 上 権勻 を 公勗 然掍 と 攻 撃掐 したので、すぐにその 筋傶 から 発 言匟 をとめられてしまった。<br />

しかし 彼 らは、そのまま 引匂 き 下 がることを 好捆 まず、 他 の 方 法 を 用 いることにした。 彼 らは、<br />

説拿 教卝 者 であると 同 時 に 画厐 家匝 でもあったので、 自 分 たちの 技叒 術挘 を 活卹 用 することにした。 人 々<br />

の 目 につくところに、 彼 らは 2 枚儳 の 絵胅 を 描胦 いた。1 枚儳 はキリストのエルサレム 入 城拝 をあし<br />

らっていた。キリストは「 柔肛 和匄 なおかたで、ろばに 乗拳 って」おられ、その 後 に、 旅傯 ですり<br />

切卲 れた 衣胼 をまとった 弟胱 子 たちがはだしで 従 っていた[マタイ 21:。もう 1 枚儳 の 絵胅 は、 法 王掣<br />

の 行 列偱 を 描胦 いていた。 法 ははなやかな 衣胼 を 身拴 につけ、 三勫 重匤 の 冠縍 をかぶって、りっぱに 飾兇 っ<br />

た 馬捣 に 乗拳 り、その 前 にはラッパを 吹胈 く 者 たちが 行 き、 後 からは 枢 機務 卿 や 高 位匱 聖脩 職厯 者 たちが<br />

豪僘 華兛 に 着挄 飾兇 って 従 っていた。<br />

61


これは、あらゆる 階 級揁 の 人 々の 注挅 目 をひいた 説拿 教卝 であった。 群儈 衆 が 集厦 まって、 絵胅 を 見<br />

つめた。その 教卝 訓肢 がわからない 人 はいなかった。そして 多匭 くの 人 々は、 主勢 イエス・キリス<br />

トの 柔肛 和匄 と 謙旎 そんと、そのしもべであると 称胃 する 法 王掣 の 高 慢纁 で 尊胛 大 な 態拟 度 との 対 照儠 に、 深捫<br />

い 印偝 象拺 を 受匃 けた。プラハでは 大 きな 騒胻 ぎが 起招 き、しばらく 後 に 旅傯 人 たちは、 身拴 の 安勣 全 のた<br />

めに 立 ち 去掇 らねばならなかった。しかし、 彼 らが 教卝 えた 教卝 訓肢 は 忘脨 れられなかった。この 絵胅<br />

はフスの 心升 に 強勮 い 印偝 象拺 を 与拜 え、 聖脩 書危 とウィクリフの 著兆 書危 をもっと 詳肠 しく 研挣 究捨 するようにし<br />

むけた。 彼 はまだ、ウィクリフが 主勢 張挗 する 改匳 革挙 のすべてを 受匃 け 入 れる 準厜 備厵 はなかったが、<br />

法 王掣 権勻 の 真卢 相 が 彼 にはいよいよ 明 らかとなって、 彼 はますます 熱 心升 に 教卝 権勻 制勧 度 の 高 慢纁 と 野<br />

心升 と 腐纄 敗反 とを 非 難挚 した。<br />

光捄 はボヘミアからドイツへと 広南 がった。プラハ 大 学 での 騒胻 動 のために、 何挬 百掸 人 という<br />

ドイツの 学 生 たちが 退挖 学 したからである。 彼 らの 多匭 くは、フスから 初匘 めて 聖脩 書危 の 知半 識掟 を 学<br />

んだ 者 たちであって、 帰 国 してから 福厹 音 を 祖脽 国 に 広南 めたのである。 プラハにおける 働掴 き<br />

の 知半 らせがローマに 伝捱 えられ、フスはすぐに 法 王掣 からの 呼 び 出 し 命挻 令傂 を 受匃 けた。これに 応厸<br />

じることは、 自 ら 死拎 を 招偠 くことであった。そこで、ボヘミヤの 王掣 と 王掣 妃賠 、 大 学 、 貴揂 族 たち、<br />

政 府匕 の 役叓 人 たちは 団卄 結医 して、フスがプラハに 留 まりローマでは 代 理 者 によって 箸 えること<br />

を 許 されるように、 法 王掣 に 訴挰 えた。ところが 法 王掣 は、この 願傿 いを 許 すどころか、 裁拍 判匯 を 行<br />

ってフスを 罪 に 定 め、プラバ 市 の 破挐 門挋 を 宣傪 言匟 した。<br />

その 時 代 において、この 宣傪 告卪 が 発 せられることは、 一 大 恐傁 慌 をひきおこした。それに<br />

伴僀 う 諸 儀腝 式厚 は、 法 王掣 を 神卡 ご 自 身拴 の 代 表勖 者 とみなし、 彼 が 天拦 国 と 地 獄晳 のカギを 持匛 ち、 霊绳 的 罰脖<br />

と 同 様捞 に 世匒 俗晐 の 罰脖 も 与拜 える 力 があると 考卛 えていた 人 々にとって、 恐傁 怖繍 を 抱 かせずにはおか<br />

ぬものであった。 破挐 門挋 を 受匃 けた 地 方 には 天拦 の 門挋 が 閉僔 ざされ、 法 王掣 が 破挐 門挋 を 解卆 くまでは 死拎<br />

者 は 天拦 国 から 閉僔 め 出 されている、と 信勼 じられていた。この 恐傁 ろしい 災 いの 証卨 拠 として、す<br />

べての 宗儲 教卝 的 儀腝 式厚 は 停 止厙 された。 教卝 会 は 閉僔 鎖肽 された。 結医 婚肶 式厚 は、 教卝 会 の 庭僃 で 行 われた。 死拎<br />

者 は、 聖脩 地 に 埋僤 葬繙 することが 許 されないので、 埋僤 葬繙 式厚 もせずに、みぞとか 野 原募 に 埋僤 められ<br />

た。こうして、 想挹 像僕 力 に 訴挰 えるような 方 法 で、ローマは 人 々の 良拖 心升 を 支匣 配括 しようとし<br />

た。<br />

プラハ 市 は、 大 さわぎになった。 多匭 くの 者 は、こうした 災 いはみなフスによるもので<br />

あるとして 彼 を 非 難挚 し、 彼 をローマの 懲腘 罰脖 に 服傕 させるべきであると 主勢 張挗 した。さわぎを 静<br />

めるために、フスはしばらくの 間 故採 郷偮 の 村匾 に 退挖 いた。 彼 は、プラハに 残拑 した 友掻 人 に 次卙 のよ<br />

うに 井匿 いた。「わたしが、こうして、あなたがたの 間 から 退挖 いたのは、イエス・キリスト<br />

の 教卝 えと 模掌 範儤 に 従 うためである。そしてそれは、 悪捰 意勪 を 抱 いている 人 々が、 自 分 たちの 上<br />

に 永 遠 の 断友 罪 を 招偠 かないようにするとともに、 信勼 心升 深捫 い 者 たちに 苦 難挚 と 迫 害县 を 引匂 き 起招 こす<br />

ことがないようにするためである。また、 不勘 敬肭 虔 な 司 祭脫 たちが、あなたがたの 間 で 神卡 のみ<br />

言匟 葉挺 が 説拿 教卝 されることを 長 期勡 にわたって 禁 じ 続勸 けることを 恐傁 れたからで ある。わたしは<br />

62


神卡 の 真卢 理 を 拒兘 んで、あなたがたを 去掇 去掇 ったのではない。 神卡 の 真卢 理 のためには、わたしは 神卡<br />

の 助捉 けによって、 喜 んで 命挻 をささげる。」 3 フスは、 彼 の 活卹 動 をやめず、 周 囲 の 地 方 を 旅傯<br />

行 して 熱 心升 な 群儈 衆 に 説拿 教卝 した。こうして、 法 王掣 が 福厹 音 を 抑 圧 しようとしてとった 手 段掀 が、<br />

かえってそれを 広南 く 伝捱 える 結医 果卵 となった。「わたしたちは、 真卢 理 に 逆 らっては 何挬 をする 力<br />

もなく、 真卢 理 にしたがえば 力 がある」[Ⅱコリント 13:。<br />

「フスの 生 涯昗 のこの 時 期勡 において、 彼 の 心升 中 では 苦 しい 争拫 闘 が 演 じられていたようで<br />

ある。 教卝 会 は、その 威胙 嚇 によって 彼 を 圧 倒 しようとしたけれども、 彼 は、 教卝 会 の 権勻 威胙 を 否<br />

認卉 してはいなかった。 彼 にとって、ローマの 教卝 会 は、なおキリストの 花挮 嫁晊 であり、 法 王掣 は<br />

神卡 の 代 表勖 者 、 代 理 者 であった。フスが 争拫 っていたのは 権勻 威胙 の 乱 用 に 対 してであって、 原募 則<br />

そのものに 対 してではなかった。これは、 彼 の 理 解卆 に 基匼 づく 確卾 信勼 と 良拖 心升 の 要勥 求卍 との 間 に、<br />

恐傁 ろしい 矛旁 盾绮 を 引匂 き 起招 こした。<br />

もし 彼 が 信勼 じたように、その 権勻 威胙 が 正匁 当勠 で 無叄 謬 であるならば、なぜ、それに 従 い 得千 な<br />

いと 感厤 じるのであろうか。これに 従 うことは 罪 を 犯 すことであるのが 彼 にはわかった。し<br />

かし、 無叄 謬 教卝 会 に 従 うことが、なぜこうした 問勬 題匑 に 至儖 らせるのであろうか。これは 彼 には<br />

解卆 決 できない 問勬 題匑 であった。これは 彼 を 常拤 に 苦 しめた 疑卧 惑 であった。 彼 が 見 いだした 最勞 も<br />

解卆 決 に 近卐 い 答掬 えは、かつて 救 い 主勢 の 時 代 に、 教卝 会 の 祭脫 司 たちがよこしまになり、 彼 らの 正匁<br />

当勠 な 権勻 威胙 を 不勘 正匁 な 目 的 のために 用 いていたが、それと 同 じことがまた 起招 こったということ<br />

であった。こうして 彼 は、よく 理 解卆 された 聖脩 書危 の 教卝 えを 良拖 心升 の 導拗 きとすべきであるという<br />

金 言匟 を、 自 分 自 身拴 のために 採 用 し、また 他 の 人 々にも 説拿 き 勧僊 めるに 至儖 った。つまり、 神卡 は<br />

聖脩 書危 によって 語指 られるのであって、 教卝 会 が 司 祭脫 によって 語指 るのではないことが、 誤儶 ること<br />

のない 手 引匂 きなのである。」 4<br />

しばらくして、プラハの 騒胻 動 がおさまったので、フスはベツレヘム 礼脊 拝旟 堂傾 に 帰 り、こ<br />

れまで 以匆 上 の 熱 心升 と 勇腅 気勴 をもって 神卡 のみ 言匟 葉挺 を 説拿 きつづけた。 彼 の 敵育 たちは 活卹 動 的 で 強勮 力<br />

であったが、 王掣 妃賠 や 多匭 くの 貴揂 族 たちは 彼 の 味控 方 であった。そして、 多匭 くの 人 々が 彼 の 側卷 に<br />

っいた。 彼 の 純儻 粋暋 で 高 尚縎 な 教卝 えや 清捲 い 生 活卹 を、ローマ 教卝 会 司 祭脫 の 説拿 く 腐纄 敗反 した 教卝 義拣 や、 彼<br />

らが 行 っている 貪 欲僼 や 放择 蕩 と 比发 較脘 して、 多匭 くの 者 はフスの 側卷 につくことを 名匷 誉縃 とした。<br />

この 時 まで、フスは 単 独捌 で 働掴 いて 来勵 た。しかし 今 、 英捼 国 にいた 時 ウィクリフの 教卝 えを<br />

受匃 け 入 れていたヒエロニムスが、 改匳 革挙 事 業 に 加匎 わった。それから 後 、2 人 は 1 つとなって<br />

働掴 き、 死拎 ぬ 時 も 別厌 々でなかった。 輝脮 かしい 天拦 才纞 、 雄接 弁 、 学 識掟 など、 人 々の 人 気勴 を 呼 ぶ 賜 物匵<br />

は、ヒエロニムスが 著兆 しく 所勰 有卻 していた。しかし、 品厍 性勯 の 真卢 の 力 を 構拧 成勱 する 特厣 質拾 において<br />

は、フスの 方 がさらに 偉昖 大 であった。 彼 の 冷偭 静 な 判匯 断友 は、ヒエロニムスの 衝胓 動 的 精 神卡 を 抑<br />

える 役叓 を 果卵 たした。ヒエロニムスは、 謙旎 そんに、 彼 の 真卢 価卒 を 認卉 めて、その 勧僊 告卪 に 従 った。<br />

彼 らの 一 致 した 働掴 きによって、 改匳 革挙 事 業 は 一 段掀 と 急双 速捠 に 発 展捯 した。<br />

63


神卡 は、これら 選 ばれた 人 々の 心升 に 大 きな 光捄 を 与拜 え、ローマの 誤儶 りの 多匭 くをお 示単 しにな<br />

った。しかし 彼 らは、 世匒 に 示単 すべき 光捄 を 全 部 受匃 けたのではなかった。これらご 自 分 のしも<br />

べたちによって、 神卡 は 人 々をローマ 教卝 の 暗肨 黒 から 導拗 き 出 しておられたのである。しかし、<br />

彼 らは、さまざまの 大 きな 障揃 害县 に 直卟 面卥 しなければならなかった。 神卡 は、 彼 らが 耐脾 えられる<br />

だけ、1 歩 ずつ、お 導拗 きになった。 彼 らはすべての 光捄 を 一 時 に 受匃 ける 用 意勪 がなかった。 長<br />

い 間 暗肨 黒 の 中 にいたものが、 真卢 昼腮 の 太挲 陽傘 の 輝脮 きを 受匃 けるのと 同 じように、もしすべての 光捄<br />

が 一 度 に 示単 されたならば 彼 らは 目 をそむけたに 違挆 いない。それゆえに 神卡 は、 人 々に 受匃 け 入<br />

れられるだけの 程损 度 に 従 って、 少厮 しずつ 光捄 を 指匦 導拗 者 たちに 示単 されたのである。 世匒 紀 を 追挵 っ<br />

て、 他 の 忠儮 実 な 働掴 き 人 たちが 現勶 れ、 人 々をなおいっそう、 改匳 革挙 の 道匠 に 導拗 いた。<br />

教卝 会 内 の 分 裂脧 は、なお 続勸 いた。3 人 の 法 王掣 が 至儖 上 権勻 を 競挂 い、 彼 らの 闘 争拫 はキリスト 教卝 界化<br />

を 犯 罪 と 暴偷 動 で 満掫 たした。 彼 らは 互僆 いに 破挐 門挋 しあうだけで 満掫 足拒 せ ず、 武叇 力 に 訴挰 えた。 各厰<br />

自 は、 武叇 器捙 の 購儔 入 と 軍拚 隊 の 確卾 保 に 苦 心升 した。もちろん、 金 もなければならなかった。こう<br />

したものを 手 に 入 れるために、 教卝 会 の 賜 物匵 、 地 位匱 、 祝腛 福厹 などが 金 銭儓 で 売匉 られた。 司 祭脫 たち<br />

も 高 位匱 の 者 たちにならって、 聖脩 職厯 売匉 買挍 を 行 い、 競挂 争拫 者 を 倒 して 自 分 の 勢厕 力 を 強勮 化 するため<br />

に 戦勛 った。フスは、ますます 大 胆绺 に、 宗儲 教卝 の 名匷 のもとに 行 われている 憎 むべきことを 非 難挚<br />

した。そして 人 々は、キリスト 教卝 界化 をこのような 悲胳 惨绨 な 状叔 態拟 に 陥肿 れたのはローマ 教卝 の 指匦 導拗<br />

者 たちであると、 公勗 然掍 と 非 難挚 した。<br />

ふたたびプラハ 市 は、 流及 血傔 の 惨绨 事 が 起招 きそうに 見 えた。むかしと 同 様捞 に、 神卡 のしもべ<br />

は、「イスラエルを 悩肘 ます 者 」と 非 難挚 された[ 列偱 王掣 王掣 紀 上 8:。プラハ 市 は、ふたたび 破挐<br />

門挋 され、フスは 故採 郷偮 の 村匾 に 退挖 いた。 彼 が 愛 したベッレヘム 礼脊 拝旟 堂傾 からの 忠儮 実 な 証卨 言匟 は、こ<br />

こに 終厖 わった。 彼 は、 真卢 理 の 証卨 人 として 生 命挻 をささげるに 先匪 だって、もっと 広南 い 舞 台卤 から、<br />

全 キリスト 教卝 界化 に 語指 ることになったのである。 ヨーロッパを 混 乱 に 陥肿 れていた 害县 悪捰 を 正匁<br />

すために、コンスタンツにおいて 公勗 会 議 が 召昨 集厦 された。この 会 議 は、ジギスムント 皇 帝胰 の<br />

希傩 望捬 によって、 対 立 している 3 人 の 法 王掣 の 1 人 、ヨハネス 23 世匒 が 召昨 集厦 したものであった。<br />

ヨハネス 23 世匒 の 人 格卺 と 政 策北 は、 当勠 時 の 一 般 聖脩 職厯 者 と 同 様捞 に 道匠 徳 的 に 腐纄 敗反 していた 高 位匱 聖脩<br />

職厯 者 たちの 調 査匀 にさえ 耐脾 え 得千 ないものであったので、 彼 は、 会 議 を 歓脒 迎 するどころではな<br />

かった。しかし 彼 は、ジギスムントの 意勪 志 にさからいかねたのである。<br />

会 議 の 主勢 要勥 目 的 は、 教卝 会 内 の 分 裂脧 を 和匄 解卆 させ、 異 端健 を 根捏 絶傉 することであった。そこで、<br />

2 人 の 対 立 法 王掣 たちも、 新 説拿 の 主勢 唱脆 者 であるヨハン・フスとともに、 会 議 に 召昨 集厦 された。<br />

前 者 はそれぞれ、 自 分 たちの 身拴 の 安勣 全 を 期勡 して、 自 分 は 出 て 来勵 ず、 代 表勖 を 送拡 った。 法 王掣 ヨ<br />

ハネスは、 表勖 向匇 きは 会 議 の 召昨 集厦 者 ではあったが、 種捶 々の 不勘 安勣 を 抱 いて 臨 んだ。 皇 帝胰 がひそ<br />

かに 彼 を 退挖 位匱 させようとしていないかと 疑卧 い、また、 三勫 重匤 の 冠縍 を 手 に 入 れるために 犯 した<br />

罪 とともに、それを 辱既 しめた 罪 悪捰 が 問勬 いただされるのではないかと 恐傁 れていた。それでも<br />

彼 は、 最勞 高 位匱 の 聖脩 職厯 者 たちと 廷腾 臣元 の 長 い 列偱 を 従 えて、 威胙 風掵 堂傾 々とコンスタンツ 市 に 入 った。<br />

64


市 のすべての 聖脩 職厯 者 や 高 官厑 たちは、 数包 多匭 くの 市 民 たちとともに、 彼 を 出 迎 えた。 彼 の 頭挓 上<br />

には 金 色 の 天拦 蓋贙 がかかり、それを 4 人 の 長 官厑 たちが 支匣 えていた。 彼 の 前 には 祭脫 餅 が 運卞 ばれ、<br />

枢 機務 卿 や 貴揂 族 たちのきらびやかな 服傕 装 は、 実 に 印偝 象拺 的 であった。<br />

この 時 、もう 1 人 の 旅傯 人 がコンスタンツ 市 に 近卐 づいていた。フスは、 自 分 の 身拴 に 迫 る<br />

危捦 険叁 に 気勴 づいていた。 彼 は、もう 2 度 と 会 えないかのように、 友掻 人 たちに 別厌 れを 告卪 げた。<br />

そして 火 刑傃 への 道匠 であることを 感厤 じつつ 旅傯 をつづけた。 彼 は、ボヘミアの 王掣 から 安勣 全 通 行<br />

券拐 を 得千 、またジギスムント 皇 帝胰 からも 同 様捞 のものを 得千 てはいたが、 死拎 ぬこともあり 得千 ると<br />

考卛 えて、 万勦 事 その 用 意勪 をしていた。<br />

プラハの 友掻 人 あての 手 紙 の 中 で 彼 は 次卙 のように 言匟 っている。「わたしの 兄胆 弟胱 たち<br />

よ、……わたしは 王掣 からの 通 行 券拐 を 持匛 って、 多匭 くの 恐傁 ろしい 敵育 に 立 ち 向匇 かうために 出 かけ<br />

ようとしている。……わたしは、 全 能印 の 神卡 、わたしの 救 い 主勢 に 全 く 信勼 頼 している。わたし<br />

は、 神卡 があなたがたの 熱 心升 な 祈绗 りに 答掬 えて、わたしの 口卶 に 神卡 の 慎儃 しみと 神卡 の 知半 恵 を 賜 わり、<br />

彼 らに 抵脏 抗 することができるようにしてくださると 信勼 じる。そして、 神卡 はわたしに 聖脩 霊绳 を<br />

与拜 えて 堅儕 く 真卢 理 に 立 たせ、 勇腅 敢暑 に、 試去 練 と 牢 獄晳 、そしてもし 必厧 要勥 なら 残拑 酷昰 な 死拎 にすら 立 ち<br />

向匇 かえるようにしてくださると 信勼 じる。イエス・キリストは、 彼 の 愛 する 者 のために 苦 し<br />

みにあわれた。それゆえにわれわれは、われわれが 自 分 自 身拴 の 救 いのためにすべてのこと<br />

を 根捏 気勴 よく 耐脾 え 忍旖 ぶよう、 彼 がわれわれのために 模掌 範儤 を 残拑 されたことに 対 して 驚脚 いてよい<br />

であろうか。 彼 は、 神卡 である。そして、われわれは、 彼 に 造挝 られたものである。 彼 は 主勢 で<br />

あって、われわれは、 彼 のしもべたちである。 彼 は 世匒 界化 の 主勢 であられ、われわれは、 卑赐 し<br />

い 人 間 である。それにもかかわらず 彼 は 苦 しまれた。とすれば、われわれもまた 苦 しむべ<br />

きではなかろうか。 特厣 にそれがわれわれのきよめのためであるとすれば。それゆえに、 愛<br />

する 人 々よ、も しわたしの 死拎 が 彼 の 栄 光捄 となるものならば、それが 早拱 く 来勵 るように、そ<br />

して、わたしにふりかかるすべての 災 いをわたしが 忠儮 実 に 耐脾 える 力 を 主勢 がお 与拜 えになるよ<br />

うに 祈绗 ってほしい。しかし、もしわたしがあなたがたのところに 帰 るほうが 良拖 いのであれ<br />

ば、 何挬 の 汚儢 点勷 も 残拑 さずに 帰 れるように 神卡 に 祈绗 ろう。すなわち、わたしが、 福厹 音 真卢 理 のどん<br />

な 点勷 でも 隠僸 すことなく、わたしの 兄胆 弟胱 たちがふみ 従 うりっぱな 模掌 範儤 を 残拑 すことができるよ<br />

うに 祈绗 ろう。おそらく、プラハであなたがたと 会 うことはもはやないであろう。しかし、<br />

全 能印 の 神卡 のみこころによって、あなたがたのところに 帰 ることができれば、その 時 には、<br />

いよいよ 確卾 固 とした 信勼 念挡 をもって、 神卡 の 律傢 法 の 知半 識掟 と 愛 のうちに 進勺 んでいきたい。」 5 フ<br />

スは、 福厹 音 の 使却 徒傣 となったある 司 祭脫 に 送拡 ったもう 1 つの 手 紙 の 中 で、きわめて 謙旎 虚縚 に 自 分<br />

自 身拴 の 誤儶 りについて 語指 り、 自 分 は「 美捜 服傕 をまとうことに 喜 びを 感厤 じ、 軽 薄儱 なことに 時 を 浪償<br />

費厔 していた」と 自 分 を 責掅 めている。<br />

そして、 次卙 のような 感厤 動 的 な 勧僊 告卪 をつけ 加匎 えた。「あなたは、 聖脩 職厯 跜禄 や 財拉 産勩 の 所勰 有卻 で<br />

はなくて、 神卡 の 栄 光捄 と 魂 の 救 いを 考卛 えるようにせよ。 自 分 の 魂 以匆 上 にあなたの 家匝 を 飾兇 らぬ<br />

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ように 注挅 意勪 せよ。 何挬 よりも 徳 を 高 めることに 留 意勪 せよ。 貧縏 者 には、 敬肭 虔 と 謙旎 そんをもって<br />

接捴 し、あなたの 持匛 ち 物匵 を 饗 応厸 のために 消拔 費厔 してはならない。もしもあなたが 生 活卹 を 改匳 めず、<br />

ぜいたくをやめないならば、わたしが 今 懲腘 らしめられているように、きびしく 懲腘 らしめら<br />

れることであろう。……あなたは、 幼膇 い 時 から、わたしの 教卝 えを 受匃 けたから、わたしの 教卝<br />

義拣 を 知半 っている。それだから、これ 以匆 上 書危 く 必厧 要勥 はない。しかし、わたしは、 主勢 の 憐穳 れみ<br />

によって、あなたに 願傿 う。どうか、あなたは、わたしが 陥肿 ったのを 見 たどんな 種捶 類 の 虚縚 栄<br />

をもまねてはならない。」 手 紙 の 封脐 筒绠 には、「わが 友掻 よ、わたしが 死拎 んだことを 確卾 かめる<br />

までは、この 封脐 を 開 かないこと」 6 と 書危 きそえてあった。 フスは、 旅傯 行 中 、 至儖 るところで、<br />

彼 の 教卝 義拣 が 広南 まり、 彼 の 運卞 動 が 歓脒 迎 されているのを 見 た。 群儈 衆 が 彼 を 出 迎 え、いくつかの<br />

町 では 長 官厑 が 町 じゅう 彼 に 随纘 行 した。<br />

コンスタンツに 到肑 着挄 したフスは、 完 全 な 自 由厩 が 与拜 えられた。 皇 帝胰 の 通 行 券拐 には、 法 王掣<br />

の 個持 人 的 な 保 護厽 の 保 証卨 もつけ 加匎 えられた。しかし、これら 厳 粛施 な、またくり 返拮 し 保 証卨 され<br />

た 言匟 明 が 無叄 視拹 されて、フスは 間 もなく、 法 王掣 と 枢 機務 卿 たちの 命挻 令傂 によって 逮 捕 され、いま<br />

わしい 牢 獄晳 に 入 れられた。 後 に 彼 は、ライン 川勜 の 向匇 こうの 堅儕 固 な 城拝 に 移挔 され、 囚昉 人 として<br />

監叆 禁 された。 法 王掣 は、その 背 信勼 によって 益捍 するところなく、 間 もなく 同 じ 牢 獄晳 にいれられ<br />

た。 7 彼 は、 会 議 において、 殺掮 人 、 聖脩 職厯 売匉 買挍 、 姦贊 淫 のほかに、「 言匟 うことさえ 恥時 じるべき<br />

罪 」、 最勞 も 下 劣縆 な 罪 を 犯 したことが 証卨 明 された。こうして、 会 議 そのものの 宣傪 言匟 によって、<br />

彼 はついに 三勫 重匤 冠縍 を 取勚 り 上 げられ、 投匐 獄晳 された。 彼 と 対 立 していた 法 王掣 たちも 廃 されて、<br />

新 しい 法 王掣 が 選 ばれた。<br />

コンスタンツ 会 議 は、フスが 常拤 に 非 難挚 し 改匳 革挙 を 要勥 求卍 していた 司 祭脫 たちよりも 大 きな 罪<br />

を 犯 していた 法 王掣 自 身拴 を 退挖 位匱 させたにもかかわらず 改匳 革挙 者 フスをも 粉腲 砕 しようとした。フ<br />

スの 投匐 獄晳 は、ボヘミアの 人 々を 大 いに 怒腹 らせた。 有卻 力 な 貴揂 族 たちは、この 暴偷 挙拷 に 対 して 激<br />

しい 抗 議 を 会 議 に 申捩 し 入 れた。 通 行 券拐 の 侵兓 害县 を 許 すことを 好捆 まなかった 皇 帝胰 は、 彼 に 対 す<br />

る 処叀 置厒 に 反卬 対 であった。しかし 改匳 革挙 者 の 敵育 たちは、 激 しい 憎 しみと 堅儕 い 決 意勪 を 抱 いていた。<br />

彼 らは 皇 帝胰 の、 偏旌 見 と 恐傁 怖繍 と 教卝 会 に 対 する 熱 意勪 とに 訴挰 えた。「たとえ 皇 帝胰 や 王掣 たちから 通<br />

行 券拐 を 交卦 付厏 されていたとしても、 異 端健 および 異 端健 の 嫌膅 疑卧 を 受匃 けたものには、 約 束僓 を 守捿 るべ<br />

きではない」ということを 証卨 明 するために、 彼 らは 長 い 議 論厱 を 展捯 開 した。 8 こうして 彼 ら<br />

は、その 主勢 張挗 を 通 した。<br />

牢 獄晳 内 の 湿斯 気勴 と 悪捰 い 空参 気勴 のために、フスは 死拎 ぬほどの 熱 病挶 にかかった。 病挶 気勴 と 獄晳 中 生<br />

活卹 のために 衰斠 弱傽 したフスは、ついに 会 議 に 呼 び 出 された。 彼 は 鎖肽 につながれて、 彼 を 保 護厽<br />

することを 名匷 誉縃 と 誠肬 実 にかけて 誓绒 った 皇 帝胰 の 前 に 立 った。 長 期勡 にわたる 取勚 調 べのあいだ、<br />

彼 は 堅儕 く 真卢 理 を 主勢 張挗 した。そして、 教卝 会 と 国 家匝 の 高 位匱 高 官厑 たちのいならぶ 前 で、 彼 は、<br />

教卝 権勻 制勧 度 の 腐纄 敗反 を、ありのままに 厳 かに 抗 議 した。 彼 の 教卝 義拣 を 取勚 り 消拔 すか、それとも 死拎 を<br />

選 ぶか 求卍 められた 時 、 彼 は、 殉程 教卝 者 の 運卞 命挻 を 受匃 け 入 れた。<br />

66


神卡 の 恵 みが 彼 を 支匣 えた。 最勞 後 の 宣傪 告卪 が 下 される 前 の 苦 難挚 の 数包 週 間 にわたって、 天拦 から<br />

の 平匊 安勣 が 彼 の 心升 を 満掫 たした。 彼 は 友掻 人 にこう 書危 いている。「わたしはこの 手 紙 を 牢 獄晳 の 中<br />

で、そしてつながれた 手 で 書危 いている。 明 日 死拎 の 宣傪 告卪 を 受匃 けることを 予匨 期勡 しつつ。……イ<br />

エス・キリストの 助捉 けによって、われわれが、ふたたび、 来勵 世匒 の 快儜 い 平匊 和匄 のうちに 再卭 士厨 会<br />

するときに、 神卡 がどんなに 恵 み 深捫 く、ご 自 身拴 をわたしにあらわされたか、また、 誘儬 惑 と 試去<br />

練 のただ 中 にあって、どんなに 力 強勮 くわたしを 支匣 えてくたさったかを、あなたは 知半 ること<br />

であろう。」 9<br />

彼 は、 陰纖 気勴 な 牢 獄晳 の 中 で、 真卢 の 信勼 仰纝 の 勝 利匏 を 予匨 見 した。 彼 は 夢肟 の 中 で、 自 分 が 福厹 音 を<br />

説拿 いていたプラハの 礼脊 拝旟 堂傾 に 帰 り、そこで、 自 分 が 壁儿 に 描胦 いたキリストの 絵胅 を、 法 王掣 や 司<br />

教卝 たちが 消拔 しているのを 見 た。「この 幻星 は 彼 を 悩肘 ました。しかし 次卙 の 日 に、 彼 はたくさん<br />

の 画厐 家匝 たちが、これらの 絵胅 をさらに 多匭 く、さらに 鮮掏 かな 色 彩繬 でもって、 回 復挴 しているのを<br />

見 た。その 仕捸 事 が 終厖 わるや 否 や、 画厐 家匝 たちは 集厦 まったおびただしい 群儈 衆 に 叫经 んだ。『さあ、<br />

法 王掣 でも 司 教卝 でもくるがよい! 彼 らには、もう 決 して 消拔 し 去掇 ることはできない』。」フス<br />

は 夢肟 の 話匋 をして、 次卙 のように 言匟 った。「わたしは、キリストのみ 姿掋 は 消拔 し 去掇 ることができ<br />

ないことを 堅儕 く 信勼 じる。 彼 らはそれを 破挐 壊傓 しようとしたが、それは、わたしよりももっと<br />

力 ある 説拿 教卝 者 たちによってすべての 人 の 心升 に 鮮掏 かに 描胦 かれることであろう。」 10<br />

さて、いよいよ 最勞 後 に、フスは 会 議 に 呼 び 出 された。それは、 皇 帝胰 、 諸 侯 、 使却 臣元 、 枢<br />

機務 卿 、 司 教卝 、 司 祭脫 たちが 列偱 席 しているはなやかな 大 会 議 であった。また、その 成勱 り 行 きを<br />

見 ようとする 大 群儈 衆 が 集厦 まっていた。 良拖 心升 の 自 由厩 を 確卾 保 するための 長 い 闘 争拫 における、こ<br />

の 最勞 初匘 の 偉昖 大 な 犠腻 牲繉 の 目 撃掐 者 たちが、キリスト 教卝 国 全 土拋 から 集厦 められていたのであ<br />

る。 フスは 最勞 後 の 決 断友 を 促傌 されたが、 取勚 り 消拔 すことを 拒兘 否 した。 彼 は、 恥時 知半 らずにも 約<br />

束僓 を 破挐 棄 した 王掣 を、するどい 目 でみつめて 言匟 った。「わたしは、ここにご 臨 席 の 皇 帝胰 の 公勗<br />

の 保 護厽 と 信勼 義拣 のもとに、 自 分 の 自 由厩 意勪 志 で、この 会 議 に 出 席 することを 決 心升 したものであ<br />

る。」 11 ジギスムントは、 会 衆 全 員 の 視拹 線拓 を 浴脓 びて、 顔 を 赤捭 くした。<br />

宣傪 告卪 は 下 され、 聖脩 職厯 剥禗 奪傤 の 儀腝 式厚 が 開 始卿 された。 司 教卝 たちはフスに 僧 服傕 を 着挄 せた。フス<br />

は 司 祭脫 の 服傕 を 着挄 た 時 、「われわれの 主勢 、イエス・キリストは、ヘロデからピラトのところ<br />

へ 送拡 られる 時 、 辱既 しめのために 白换 い 衣胼 を 着挄 せられた」と 言匟 った。 12 彼 はふたたび 取勚 り 消拔 す<br />

ことを 勧僊 められたが、 人 々の 方 を 向匇 いて、こう 答掬 えた。「そういうことをすれば、わたし<br />

はどんな 顔 をして、 天拦 を 仰纝 ぐことができようか。わたしが 純儻 粋暋 な 福厹 音 を 宣傪 べ 伝捱 えたたくさ<br />

んの 人 々に、どのようにして 顔 をあわせることができようか。わたしは 死拎 に 定 められたこ<br />

の 哀暈 れな 体 よりも、 彼 らの 救 いをはるかに 重匤 大 視拹 する。」 彼 の 祭脫 服傕 は 1 枚儳 ずつはずされて<br />

いった。そして 司 教卝 たちは、 儀腝 式厚 におけるそれぞれの 役叓 を 果卵 たしながら、 彼 をのろっ<br />

た。<br />

67


ついに、「 彼 らは、 恐傁 ろしい 悪捰 鬼纯 の 絵胅 が 描胦 かれ、 前 方 によく 目 立 つように『 大 異 端健 者 』<br />

という 字捐 が 書危 かれたピラミッド 型捗 の 紙 の 冠縍 を、 彼 にかぶせた。『 主勢 イエスよ、わたしは、<br />

心升 から 喜 んで、あなたのために 恥時 辱既 の 冠縍 をかぶります。あなたはわたしのためにいばらの<br />

冠縍 をかぶられました』とフスは 言匟 った。」<br />

彼 にこのような 装 いをさせた 後 、「 司 教卝 たちは、『 今 、われわれは、なんじの 魂 を 悪捰<br />

魔斴 にわたす』と 言匟 った。ヨハン・フスは、 天拦 を 仰纝 いで、『おお、 主勢 イエスよ、わたしは、<br />

わたしの 魂 をみ 手 にゆだねます。あなたはわたしを 贖 ってくださったからです』と 言匟 っ<br />

た。」 13 こうして 彼 は、 俗晐 権勻 の 手 に 渡据 され、 刑傃 場 へと 引匂 かれていった。 彼 の 後 には、 数包 百掸<br />

名匷 の 軍拚 人 たち、 美捜 衣胼 をまとった 司 祭脫 や 司 教卝 たち、コンスタンツの 住卫 民 などの 大 行 列偱 が 続勸 い<br />

た。 彼 が 火 刑傃 柱兀 に 縛旸 られ、 火 をつける 準厜 備厵 が 整拪 った 時 に、 殉程 教卝 者 は、もう 1 度 、 誤儶 りを<br />

捨腇 てて 死拎 を 免僧 れるよう 勧僊 告卪 された。しかしフスは 言匟 った。「いったいどんな 誤儶 りを 取勚 り<br />

消拔 せと 言匟 うのか。わたしは、 何挬 も 悪捰 いことはしていない。わたしが 書危 き 説拿 教卝 したことのす<br />

べては、 人 々を 罪 と 滅脛 びから 救 うためのものだったことは、 神卡 があかしをしてくださる。<br />

したがって、わたしが 書危 き 説拿 教卝 した 真卢 理 をわたしの 血傔 をもって 確卾 証卨 することは、わたしの<br />

最勞 も 喜 びとするところである。」 14 彼 の 周 りに 火 が 点勷 じられた 時 、 彼 は、「ダビデの 子 、<br />

イエスよ、わたしをあわれんでください」と 歌 い 出 した。そしてそれは、 彼 の 声拨 が 永 久挸 に<br />

沈腉 黙縹 するまで 続勸 いた。<br />

彼 の 敵育 たちでさえ、 彼 の 英捼 雄接 的 な 態拟 度 に 強勮 く 心升 を 打占 たれた。ある 熱 心升 な 法 王掣 教卝 徒傣 は、<br />

フスと、その 後 しばらくして 死拎 んだヒエロニムスとの 殉程 教卝 を 描胦 写捂 して 言匟 った。「2 人 とも、<br />

最勞 後 の 時 が 近卐 づいた 時 、 忠儮 実 に 耐脾 えぬいた。 彼 らは、 婚肶 宴晎 に 行 くかのように 火 刑傃 にのぞん<br />

だ。 彼 らは 苦 しみの 声拨 をあげなかった。 炎縉 が 上 った 時 に、 彼 らは 讃趹 美捜 歌 を 歌 い 出 した。 激<br />

しい 炎縉 も 彼 らの 歌 を 止厙 めることができなかった。」 15<br />

フスの 体 が 燃 えつきた 時 、 彼 の 灰绑 は、その 下 の 土拋 とともに 集厦 められて、ライン 川勜 に 投匐<br />

げ 捨腇 てられた。こうして、それは、 大 海匈 へと 運卞 ばれていった。 迫 害县 者 たちは 彼 が 宣傪 べ 伝捱 え<br />

た 真卢 理 を 根捏 絶傉 したものと 考卛 えたが、そうではなかった。 その 日 大 海匈 に 運卞 び 去掇 られた 灰绑 が、<br />

地 のすべての 国 々にまかれた 種捶 のようになること、また、まだ 未 知半 の 国 々において、それ<br />

は 多匭 くの 実 を 結医 び、 真卢 理 のあかしを 立 てるようになることに、 彼 らは 考卛 え 及 ばなかった。<br />

コンスタンツの 会 議 場 で 叫经 ばれた 声拨 は、その 後 の 各厰 時 代 を 通 じて 鳴胯 りひびく 反卬 響捳 を 引匂 き 起招<br />

こした。フスはもはやいなかった。しかし、 彼 がそのために 死拎 んだ 真卢 理 は、 決 して 滅脛 び 去掇<br />

るものではなかった。 彼 の 信勼 仰纝 と 忠儮 誠肬 の 模掌 範儤 は、 拷稷 問勬 や 死拎 に 面卥 しても、 真卢 理 のために 堅儕 く<br />

立 つようにと、 多匭 くの 人 々を 励繭 ますのであった。 彼 の 処叀 刑傃 は、ローマの 不勘 実 な 残拑 酷昰 さを 全<br />

世匒 界化 に 示単 した。 真卢 理 の 敵育 たちは、それとは 知半 らずに、 彼 らが 撲儹 滅脛 しようとしていたその 運卞<br />

動 を、 推掙 し 進勺 めていたのであった。<br />

68


しかし、もう 1 つの 火 刑傃 柱兀 が、コンスタンツに 立 てられねばならなかった。もう 1 人<br />

の 証卨 人 の 血傔 が、 真卢 理 のために 流及 されねばならなかった。ヒエロニムスは、フスが 会 議 に 行<br />

くに 当勠 たり 別厌 れを 告卪 げて、 勇腅 敢暑 に 堅儕 く 立 つことを 勧僊 め、もし 彼 の 身拴 に 危捦 険叁 が 迫 るならば、<br />

ヒエロニムス 自 身拴 がすぐに 援拶 助捉 に 行 くと 言匟 った。フスが 投匐 獄晳 されたことを 聞挈 くや、この 忠儮<br />

実 な 弟胱 子 は、 直卟 ちに 約 束僓 の 実 行 にとりかかった。 彼 は、 通 行 券拐 も 持匛 たず、ただ 1 人 の 従 者<br />

を 連 れて、コンスタンツに 向匇 かった。 到肑 着挄 してみると、ただ 自 分 自 身拴 を 危捦 険叁 にさらすだけ<br />

で、フスを 救 い 出 すなどということは 何挬 もできないことがわかった。 彼 は 町 から 逃偹 れたが、<br />

帰 途 捕 えられてかせをはめられ、 一 団卄 の 兵掝 隊 たちに 守捿 られて 送拡 りかえされた。 彼 が 会 議 に<br />

最勞 初匘 に 現勶 れて、 彼 に 対 する 訴挰 えの 答掬 弁 をしようとすると、「 火 刑傃 にせよ! 火 刑傃 にせよ!」<br />

という 叫经 びがあがった。 16 彼 は 牢 獄晳 に 入 れられ、 非 常拤 に 苦 しい 姿掋 勢厕 で 鎖肽 につながれて、パ<br />

ンと 水匍 しか 与拜 えられなかった。ヒエロニムスは、 獄晳 中 の 残拑 酷昰 な 取勚 り 扱僻 いのために、 数包 か 月<br />

後 に、 頻 死拎 の 病挶 気勴 になった。そこで 敵育 たちは、 彼 が 死拎 んでしまうことを 恐傁 れて、 幾继 分 ゆる<br />

やかに 扱僻 ったが、それでも 彼 は 1 年 間 、 牢 獄晳 に 閉僔 じ 込匸 められたままであった。<br />

フスの 死拎 は、 法 王掣 教卝 徒傣 たちが 期勡 待挊 したような 結医 果卵 をもたらさなかった。 彼 の 通 行 券拐 に<br />

対 する 侵兓 害县 は、 人 々を 非 常拤 に 憤 慨 させた。そこで 会 議 は 安勣 全 策北 をとり、ヒエロニムスを 火<br />

刑傃 にせず、できれば 取勚 り 消拔 しを 強勮 要勥 しようとした。 彼 は、 会 議 場 にひき 出 され、 取勚 り 消拔 す<br />

か、 火 刑傃 による 死拎 かのどちらかを 選 べと 言匟 われた。 投匐 獄晳 された 最勞 初匘 のころに 死拎 に 処叀 せられ<br />

たならば、その 後 に 受匃 けた 恐傁 ろしい 苦 難挚 と 比发 較脘 して、まだしも 情午 ある 処叀 置厒 だったことであ<br />

ろう。しかし 今 、 獄晳 中 の 病挶 と 苦 しみ、 懸 念挡 と 不勘 安勣 の 苦 痛僎 、 友掻 人 たちとの 離掤 別厌 、そしてフス<br />

の 死拎 による 失拽 望捬 のために、ヒエロニムスの 心升 は 弱傽 り、 勇腅 気勴 はくじけた。そして 彼 は、 会 議<br />

に 従 うことに 同 意勪 した。 彼 は、カトリックの 信勼 仰纝 を 固 守捿 することを 誓绒 った。そして、ウィ<br />

クリフとフスが 教卝 えた 教卝 義拣 の 中 で、「 聖脩 い 真卢 理 」 以匆 外勭 のものを 否 認卉 するという 会 議 の 決<br />

議 を 承偢 認卉 した。 17<br />

ヒエロニムスはこうした 方 法 で、 良拖 心升 の 声拨 をしずめ、 死拎 を 免僧 れようとした。しかし、1<br />

人 牢 獄晳 のなかで 考卛 えた 時 、 彼 は、 自 分 が 何挬 をしたかをはっきりと 悟縖 った。 彼 はフスの 勇腅 気勴<br />

と 忠儮 実 を 思卩 い、それにひきかえ、 自 分 が 真卢 理 を 拒兘 否 したことを 考卛 えた。 彼 は、 自 分 が 仕捸 え<br />

ることを 誓绒 った 主勢 、 自 分 のために 十厝 字捐 架繳 の 死拎 を 耐脾 え 忍旖 ばれた 主勢 のことを 考卛 えた。 彼 が 信勼 仰纝<br />

を 取勚 り 消拔 す 前 は、あらゆる 苦 難挚 のなかにあっても 慰縺 めと 神卡 の 恵 みの 確卾 証卨 があった。しかし、<br />

今 は、 後 梅兊 と 疑卧 惑 が 彼 の 心升 を 苦 しめた。 彼 は、ローマと 和匄 解卆 するには、なお 他 にも 取勚 り 消拔<br />

さなければならないことがあるのを 知半 っていた。 彼 が 踏 み 込匸 んだ 道匠 は、 完 全 な 背 信勼 に 行 き<br />

着挄 くしかないものであった。ここにおいて、 彼 は 決 心升 した。しばらくの 苦 難挚 を 逃偹 れるため<br />

に、 自 分 の 主勢 を 拒兘 むようなことはすまいと 決 心升 したのである。<br />

まもなく 彼 は、ふたたび 会 議 に 引匂 き 出 された。 彼 の 服傕 従 は、まだ 裁拍 判匯 官厑 たちを 満掫 足拒 さ<br />

せてはいなかった。 血傔 にかわいた 彼 らは、フスの 死拎 によって 刺儒 激 されて、 新 たな 犠腻 牲繉 を 求卍<br />

69


めてやまなかった。 ヒエロニムスは、 真卢 理 を 無叄 条厬 件卅 で 放择 棄 するのでなければ、 生 命挻 を 全<br />

うすることはできなかった。しかし 彼 は、 信勼 仰纝 を 告卪 白换 し、 殉程 教卝 者 フスのあとに 続勸 いて 火 刑傃<br />

になる 決 心升 をしていた。<br />

彼 は 自 説拿 撤僬 回 を 取勚 り 消拔 した。そして、 死拎 を 前 にした 人 間 として、 弁 明 の 機務 会 が 与拜 えら<br />

れることを 厳 粛施 に 要勥 求卍 した。しかし、 彼 の 言匟 葉挺 の 影挼 響捳 を 恐傁 れた 司 教卝 たちは、ただ 彼 に 対 す<br />

る 告卪 訴挰 に 対 して、それを 認卉 めるか 否 かだけを 答掬 えるようにと 言匟 い 張挗 った。ヒエロニムスは、<br />

そのような 残拑 酷昰 と 不勘 正匁 に 対 して 抗 議 した。「あなたがたはわたしを、 不勘 潔昔 で 有卻 害县 で 悪捰 臭昺 を<br />

放择 ち、 何挬 1 つない 恐傁 ろしい 牢 獄晳 に、340 日 も 閉僔 じ 込匸 めておいた。そして 今 度 はわたしを<br />

引匂 き 出 し、わたしの 憎 むべき 敵育 には 耳脥 をかしながら、わたしの 言匟 うことは 聞挈 こうともしな<br />

い。……もしもあなたがたが、 真卢 に 賢繞 き 者 であり、 世匒 の 光捄 であるならば、 正匁 義拣 に 対 して 罪<br />

を 犯 さないように 気勴 をつけるべきである。わたしはといえば、1 人 の 弱傽 い 人 間 に 過厢 ぎない。<br />

わたしの 生 命挻 など、どうでもよいのだ。わたしがあなたがたに、 不勘 正匁 な 宣傪 告卪 を 下 さぬよう<br />

に 勧僊 めるのは、 自 分 のためよりも、あなたがたのためを 思卩 って 言匟 っているのだ」と 彼 は 言匟<br />

った。 18<br />

彼 の 要勥 求卍 は、ついに 許 された。ヒエロニムスは、 彼 の 裁拍 判匯 官厑 たちの 前 でひざまずき、<br />

神卡 の 霊绳 が 彼 の 思卩 想挹 と 言匟 葉挺 とを 支匣 配括 し、 真卢 理 に 反卬 することや、 主勢 にふさわしくないことを 語指<br />

らないようにと 祈绗 った。 彼 にとって、この 日 、 最勞 初匘 の 弟胱 子 たちに 対 する 神卡 の 約 束僓 が 成勱 就 し<br />

たのである。「またあなたがたは、わたしのために 長 官厑 たちや 王掣 たちの 前 に 引匂 き 出 される<br />

であろう。…… 彼 らがあなたがたを 引匂 き 渡据 したとき、 何挬 をどう 言匟 おうかと 心升 配括 しないがよ<br />

い。 言匟 うべきことは、その 時 に 授 けられるからである。 語指 る 者 は、あなたがたではなく、<br />

あなたがたの 中 にあって 語指 る 父 の 霊绳 である」[マタイ 10:18~。<br />

ヒエロニムスの 言匟 葉挺 は、 彼 の 敵育 たちの 中 にさえ、 驚脚 きと 賞 賛僮 を 引匂 き 起招 こした。 彼 は、<br />

丸掆 1 年 の 間 牢 獄晳 に 監叆 禁 され、 読傊 むことも 見 ることさえもできずに、 非 常拤 な 兜肉 体 的 苦 痛僎 と 精<br />

神卡 的 不勘 安勣 のうちに 過厢 ごしたのであった。 しかし 彼 の 論厱 旨腄 は、なんの 妨绋 げもなく 研挣 究捨 を 継<br />

続勸 したもののように、 明 快儜 で 力 に 満掫 ちていた。 彼 は、 不勘 正匁 な 裁拍 判匯 官厑 たちによって 有卻 罪 の 宣傪<br />

告卪 を 下 された 数包 多匭 くの 聖脩 徒傣 たちを、 聴傏 衆 に 示単 した。ほとんどどの 時 代 においても、その 時<br />

代 の 人 々を 啓繡 蒙稢 しようとして、 恥時 辱既 をこうむって 追挵 放择 され、そして 後 年 になってあがめら<br />

れた 人 々がいた。キリストご 自 身拴 も、 不勘 正匁 な 法 廷腾 において、 犯 罪 人 として 有卻 罪 を 宣傪 告卪 され<br />

た。<br />

ヒエロニムスは、 前 に 自 説拿 を 撤僬 回 した 時 に、フスの 有卻 罪 の 宣傪 告卪 は 正匁 当勠 であると 承偢 認卉 し<br />

たが、 悔繛 い 改匳 めを 宣傪 言匟 した 今 は、 殉程 教卝 したフスの 無叄 罪 と 潔昔 白换 を 証卨 言匟 した。「わたしは 子 供挿<br />

の 時 から 彼 を 知半 っている、 彼 は、ただしく 聖脩 く、 最勞 も 優历 れた 人 物匵 である。 彼 は、 罪 がない<br />

のに 有卻 罪 の 宣傪 告卪 を 受匃 けた。……そしてわたしも、また。——わたしは 死拎 ぬ 覚 悟縖 でいる。わ<br />

たしは、わたしの 敵育 と 偽兖 りの 証卨 人 たちが 用 意勪 している 責掅 め 苦 に ひるまない。 彼 らは、や<br />

70


がて、 欺繏 くことのできない 大 いなる 神卡 の 前 で、 自 分 たちの 欺繏 瞞 行 為 の 申捩 し 開 きをしなけれ<br />

ばならないのだ。」 19<br />

ヒエロニムスは、 自 分 が 前 に 真卢 理 を 拒兘 否 したことに 心升 を 責掅 められながら、 次卙 のように<br />

続勸 けた。「わたしが 青捘 年 時 代 から 犯 したすべての 罪 のなかで、 最勞 もわたしの 心升 を 悩肘 まし、<br />

激 しく 心升 を 責掅 めたのは、この 重匤 大 な 場 所勰 で、ウィクリフに 対 して、また、わが 師 、わが 友掻<br />

である 聖脩 なる 殉程 教卝 者 、ヨハン・フスに 対 してなされた 不勘 法 きわまる 宣傪 告卪 を 承偢 認卉 したことで<br />

ある。しかり!わたしはそのことを 心升 からざんげする。そしてわたしは、 不勘 名匷 誉縃 にも 死拎 を<br />

恐傁 れて 彼 らの 教卝 義拣 を 否 認卉 したことを 告卪 白换 する。それゆえに、 全 能印 の 神卡 が、わたしの 罪 を 赦费<br />

し、 特厣 に 最勞 も 憎 むべきこの 罪 を 赦费 してくださることを 嘆昍 願傿 する。」 彼 は、 裁拍 判匯 官厑 たちを 指匦<br />

し、 断友 固 として 言匟 った。「あなたがたは、ウィクリフやヨハン・フスを 罪 に 定 めたが、そ<br />

れは、 彼 らが 教卝 会 の 教卝 義拣 を 混 乱 させたからではなくて、ただ 彼 らが 聖脩 職厯 者 たちの 引匂 き 起招 こ<br />

す 醜越 聞挈 —— 彼 らのぜいたく、 彼 らの 高 慢纁 、そして 司 教卝 や 司 祭脫 たちのあらゆる 罪 悪捰 ——を、<br />

非 難挚 攻 撃掐 したからである。 彼 らが 断友 言匟 したことは、 論厱 ばくすることのできないものである<br />

が、わたしもまた 彼 らと 同 様捞 に 考卛 え、 彼 らと 同 様捞 に 宣傪 言匟 する。」<br />

彼 の 言匟 葉挺 はさえぎられた。 司 教卝 たちは、 激 怒腹 にふるえて 叫经 んだ。「これ 以匆 上 の 証卨 拠 を<br />

求卍 める 必厧 要勥 があろうか。 今 われわれは、われわれの 目 の 前 に、 最勞 も 頑繷 固 な 異 端健 者 を 見 てい<br />

る!」<br />

この 騒胻 ぎにも 動 ぜず、ヒエロニムスは 叫经 んだ。「なに!あなたがたは、わたしが 死拎 を<br />

恐傁 れていると 思卩 っているのか?あなたがたはこの 1 年 間 、わたしを 死拎 よりも 悲胳 惨绨 な 恐傁 ろし<br />

い 牢 獄晳 に 監叆 禁 した。そして、トルコ 人 やユダヤ 人 、あるいは 異 教卝 徒傣 よりも 残拑 酷昰 にわたしを<br />

扱僻 った。わたしの 兜肉 は、 文卽 字捐 通 り、わたしの 骨儴 から 腐纄 って 落叉 ちた。それでもわたしは、つ<br />

ぶやきはしない。 悲胳 しむことは、 勇腅 気勴 ある 人 間 にふさわしくないからだ。しかし、キリス<br />

ト 教卝 徒傣 に 対 して、かくも 野 蛮秀 な 行 為 が 行 われたことに、 驚脚 かざるを 得千 ないのである。」 20<br />

ふたたび、 人 々が 怒腹 ってさわぎ 立 てたので、ヒエロニムスは 急双 いで 牢 獄晳 に 送拡 りかえさ<br />

れた。しかし、そこに 集厦 まっていた 人 々の 中 には、 彼 の 言匟 葉挺 に 深捫 い 感厤 銘腧 を 受匃 けて、 彼 の 生<br />

命挻 を 救 おうとしたものもあった。 彼 は、 教卝 会 の 高 い 地 位匱 の 人 々の 訪掶 問勬 を 受匃 け、 会 議 に 従 う<br />

ように 勧僊 告卪 を 受匃 けた。ローマに 反卬 対 することをやめるならば、その 報匔 賞 として、 輝脮 かしい<br />

世匒 的 栄 誉縃 が 約 束僓 された。しかしヒエロニムスは、 世匒 の 栄 光捄 が 提卖 示単 された 時 の 主勢 イエスと 同<br />

様捞 に、ゆるがず 堅儕 く 立 った。<br />

「わたしが 間 違挆 っていることを 聖脩 再卭 から 証卨 明 してもらいたい。そうすれば、わたしは、<br />

取勚 り 消拔 そう」と 彼 は 言匟 った。 「 聖脩 書危 !なんでも 聖脩 書危 によって 判匯 断友 すべきであるというの<br />

か。 教卝 会 が 解卆 釈脂 しないで、いったいだれが 理 解卆 することができようか?」と 誘儬 惑 者 の 1 人<br />

は 叫经 んだ。 ヒエロニムスは 答掬 えた。「われわれの 救 い 主勢 の 福厹 音 よりも、 人 間 の 伝捱 説拿 のほ<br />

71


うが 信勼 じる 価卒 値捛 があるというのか。パウロは、 彼 が 手 紙 を 書危 き 送拡 った 人 々に 人 間 の 伝捱 説拿 に<br />

従 うのではなくて、『 聖脩 書危 を 調 べ』よと 勧僊 めたのである。」<br />

「 異 端健 だ!わたしはこれまで 長 い 間 あなたに 嘆昍 願傿 してきたことを 悔繛 いる。あなたは 悪捰<br />

魔斴 に 取勚 りつかれているということがわかった」というのが 答掬 えであった。 21 間 もなく、 彼<br />

に 有卻 罪 の 宣傪 告卪 が 下 った。 彼 は、フスが 生 命挻 をささげたのと 同 じ 場 所勰 に 引匂 かれていった。 彼<br />

の 顔 は 喜 びと 平匊 安勣 に 輝脮 き、 彼 は 歌 を 歌 いながら 進勺 んでいった。 彼 はキリストをみつめてい<br />

た。 彼 にとって、 死拎 は 恐傁 ろしいものではなかった。 刑傃 の 執儨 行 者 が 火 をつけるために 彼 の 後<br />

ろにまわった 時 、 殉程 教卝 者 は 叫经 んだ。「かまわず 前 に 来勵 て、わたしの 目 の 前 で 火 をつけなさ<br />

い。それがこわいくらいなら、わたしはここに 来勵 てはいない。」<br />

炎縉 が 彼 を 包儣 んだ 時 、 彼 の 最勞 後 の 言匟 葉挺 は 祈绗 りであった。「 主勢 、 全 能印 の 父 よ。どうか、わ<br />

たしをあわれんでください。わたしの 罪 を 赦费 してください。あなたは、わたしが 常拤 にあな<br />

たの 真卢 理 を 愛 したことを 知半 っておら れます。」 22 彼 の 声拨 はやんだ、しかし 彼 のくちびる<br />

は 祈绗 りつづけて 動 いていた。 全 部 か 燃 えつきた 時 、 殉程 教卝 者 の 灰绑 は 土拋 と 共厗 に 集厦 められて、フ<br />

スの 時 と 同 じようにライン 川勜 に 投匐 げいれられた。 [1643.<br />

こうして、 神卡 の 忠儮 実 な 証卨 人 たちは 死拎 んだ。しかし、 彼 らが 宣傪 言匟 した 真卢 理 の 光捄 —— 彼 ら<br />

の 雄接 々しい 模掌 範儤 の 光捄 ——は、 消拔 し 去掇 ることかできなかった。 当勠 時 すてに 世匒 界化 に 臨 みつつあ<br />

った 夜 明 けの 光捄 を 止厙 めようとすることは、 太挲 陽傘 をあともどりさせようとするのと 同 じこと<br />

であった。<br />

フスの 処叀 刑傃 は、ボヘミアに 怒腹 りと 恐傁 怖繍 の 火 を 点勷 じた。 全 国 民 は、 彼 が 司 祭脫 たちの 悪捰 息僢<br />

と 皇 帝胰 の 変厭 節儊 によって 犠腻 牲繉 にされたことを 感厤 じた。 彼 は 忠儮 実 な 真卢 理 の 教卝 師 であったことが<br />

省匚 言匟 され、 彼 を 死拎 に 処叀 した 会 議 は 殺掮 人 罪 に 問勬 われた。 彼 の 教卝 義拣 は、 今 までになかったほど<br />

人 の 注挅 目 を 引匂 いた。 法 王掣 の 布偵 告卪 によって、ウィクリフの 著兆 書危 は 火 で 焼催 かれていた。しかし、<br />

焼催 かれなかったものがその 隠僸 されたところから 持匛 ち 出 されて、 聖脩 書危 や、あるいは 人 々が 手<br />

に 入 れ 得千 た 分 冊昘 と 関 連 させながら 研挣 究捨 された。こうして 多匭 くの 人 々が 改匳 革挙 主勢 義拣 を 受匃 け 入 れ<br />

るようになった。<br />

フスの 殺掮 害县 者 たちは、 彼 の 運卞 動 の 勝 利匏 を 手 をこまねいて 見 てはいなかった。 法 王掣 と 皇<br />

帝胰 は 力 を 合 わせてこの 運卞 動 を 粉腲 砕 しようとし、ジギスムントの 軍拚 隊 がボヘミアに 送拡 りこま<br />

れた。 しかし、1 人 の 救 済匡 者 があらわれた。ジシュカは、 戦勛 争拫 が 起招 こると 間 もなく 失拽 明<br />

してしまったが、しかし 当勠 時 の 最勞 もすぐれた 将 軍拚 の 1 人 て、ホヘミア 人 たちの 指匦 導拗 者 てあ<br />

った。ボヘミア 人 たちは、 神卡 の 助捉 けと 自 分 たちの 運卞 動 の 正匁 しいことを 信勼 じて、 自 分 たちを<br />

攻 撃掐 する 最勞 強勮 の 軍拚 隊 に 対 抗 した。 皇 帝胰 は、 何挬 度 となく 軍拚 勢厕 を 召昨 集厦 して、ボヘミアを 攻 略傎 し<br />

ようとしたが、 無叄 残拑 な 敗反 北勾 を 喫繻 するだけであった。フス 派挩 の 人 々は 死拎 の 恐傁 怖繍 をのりこえて<br />

いたので、 何挬 ものも 彼 らに 対 抗 できなかった。 戦勛 争拫 が 起招 こって 数包 年 後 に、 勇腅 敢暑 なジシュカ<br />

72


が 死拎 んだか、フロコピオスが 彼 のあとを 継 いだ。プロコピオスは、ジシュカと 同 じく 勇腅 敢暑<br />

で 老偽 巧绾 な 将 軍拚 であり、いくつかの 点勷 では、いっそう 有卻 能印 な 指匦 導拗 者 てあった。<br />

ボヘミア 人 の 敵育 は 盲 目 の 将 軍拚 の 死拎 を 知半 って、 劣縆 勢厕 をばん 回 する 絶傉 好捆 の 機務 会 がきたと 思卩<br />

った。 法 王掣 は、フス 派挩 に 対 する 十厝 字捐 軍拚 を 宣傪 言匟 し、ふたたびおびただしい 軍拚 勢厕 かボヘミアに<br />

送拡 りこまれた。しかしそれは、 大 敗反 北勾 に 終厖 わったに 過厢 ぎなかった。 再卭 度 の 十厝 字捐 軍拚 が 布偵 告卪 さ<br />

れた。ヨーロッパのすべての 法 王掣 教卝 国 において、 人 員 と 金 と 軍拚 需 品厍 が 徴僦 集厦 された。 群儈 衆 が<br />

法 王掣 の 旗充 のもとに 集厦 合 し、フス 派挩 の 異 端健 者 たちをついに 全 滅脛 させ 得千 ると 考卛 えた。 大 軍拚 は、<br />

必厧 勝 を 期勡 して、ボヘミアに 侵兓 入 した。 人 々は、これを 撃掐 退挖 するために 立 ち 上 かった。 両厥 軍拚<br />

は、 川勜 を 隔绔 てて 向匇 かい 合 うまでに 接捴 近卐 した。「 十厝 字捐 軍拚 は、 数包 においてはるかに 優历 勢厕 であっ<br />

た。しかし 彼 らは、はるばる 対 戦勛 するためにやって 来勵 たフス 派挩 に 対 し、 川勜 を 渡据 って 突 撃掐 す<br />

るのではなくて、 黙縹 って 相 手 の 軍拚 勢厕 を 見 ていた。」 23 すると 突 然掍 、 軍拚 隊 は 不勘 思卩 議 な 恐傁 怖繍 に<br />

おそわれた。あの 強勮 力 な 軍拚 隊 か、 一 撃掐 も 加匎 えることなく、 目 に 見 えない 力 におい 散偶 らされ<br />

るように 四捡 散偶 してしまった。フス 派挩 の 軍拚 隊 によって、 多匭 くの 者 が 殺掮 された。 彼 らは 逃偹 亡 兵掝<br />

を 追挵 跡僡 して、おびただしい 戦勛 利匏 品厍 を 手 に 収厓 め、ボヘミア 人 は 戦勛 争拫 によって 衰斠 えるどころか<br />

豊掿 かになったのであった。<br />

それから 数包 年 後 、 新 しい 法 王掣 が 立 って、もう 1 度 別厌 の 十厝 字捐 軍拚 が 起招 こされた。 以匆 前 と 同<br />

様捞 に、 人 員 も 資 金 もヨーロソパのすベての 法 下 教卝 国 から 徴僦 集厦 された。このような 危捦 険叁 な 企十<br />

てに 加匎 わるものに 対 する 勧僊 誘儬 は、 非 常拤 なものであった。 十厝 字捐 軍拚 に 参厴 加匎 するものは、どんな<br />

極掄 悪捰 な 犯 罪 もみな 許 された。すへての 戦勛 死拎 者 には、 天拦 で 大 きな 報匔 賞 が 約 束僓 され、 生 存掑 者 に<br />

は 戦勛 場 での 栄 誉縃 と 富挛 が 約 束僓 された。 再卭 び 大 軍拚 か 召昨 集厦 され、 国 境挌 を 越掳 えてボヘミアに 侵兓 入 し<br />

た。フス 派挩 の 軍拚 勢厕 は 彼 らの 前 から 退挖 却 し、 侵兓 入 軍拚 を 国 深捫 く 誘儬 い 入 れて、 勝 利匏 をすでに 得千 た<br />

かのように 彼 らに 思卩 わせた。やがてプロコピオスの 軍拚 隊 は 踏 みとどまって 敵育 に 向匇 きな お<br />

り、 反卬 撃掐 を 加匎 えた。 十厝 字捐 軍拚 は、 自 分 たちの 失拽 策北 に 気勴 づき、 陣 地 にとどまって 敵育 の 襲脁 来勵 を 待挊<br />

った。しかし、 軍拚 隊 の 進勺 軍拚 の 音 が 聞挈 こえてくると、フス 派挩 の 姿掋 かまだ 見 えないのに、 十厝 字捐<br />

軍拚 はまた 恐傁 慌 状叔 態拟 に 陥肿 った。 諸 侯 も 将 軍拚 も、そして 王掣 一 般 の 兵掝 隊 も、 武叇 器捙 を 投匐 げ 捨腇 てて 四捡<br />

散偶 した。 侵兓 入 軍拚 の 指匦 揮肫 官厑 であった 法 王掣 の 使却 節儊 は、おびえて 混 乱 した 軍拚 勢厕 を 引匂 きもどそうと<br />

努 力 したがむだであった。 必厧 死拎 の 努 力 にもかかわらず、 彼 自 身拴 も、 敗反 走掘 者 の 群儈 れにまきこ<br />

まれてしまった。 十厝 字捐 軍拚 は 完 全 に 敗反 北勾 し、ふたたび、おびただしい 戦勛 利匏 品厍 が 勝 利匏 者 の 手 に<br />

入 った。<br />

こうして、 再卭 度 、ヨーロッパの 最勞 強勮 国 家匝 の 大 軍拚 、 戦勛 いの 訓肢 練 と 装 備厵 を 整拪 えた 勇腅 敢暑 な 戦勛<br />

士厨 たちの 軍拚 勢厕 が、 一 戦勛 をも 交卦 えずに、 弱傽 小 国 家匝 の 防拌 備厵 軍拚 の 前 に 敗反 れ 去掇 った。これは、 神卡 の<br />

力 のあらわれであった。 侵兓 入 軍拚 は、 超捪 自 然掍 的 な 恐傁 怖繍 におそわれた。パロの 軍拚 勢厕 を 紅縠 海匈 で 打占<br />

ち 破挐 り、ミデアンの 軍拚 勢厕 をギデオンと 彼 の 300 人 の 兵掝 隊 の 前 から 逃偹 走掘 させ、 高 慢纁 なアソ<br />

シリアの 軍拚 勢厕 を 一 晩纽 のうちに 倒 された 神卡 が、ふたたび 手 を 伸 べて、 圧 迫 者 の 力 を 砕 かれた<br />

73


のである。「 彼 らは 恐傁 るべきことのない 時 に 大 いに 恐傁 れた。 神卡 はよこしまな 者 の 骨儴 を 散偶 ら<br />

されるからである。 神卡 か 彼 らを 捨腇 てられるので、 彼 らは 恥時 をこうむるであろう」[ 詩纛 篇<br />

53:。<br />

法 王掣 教卝 の 指匦 導拗 者 たちは、 武叇 力 で 征纴 服傕 すろことができないのに 気勴 づいて、ついに 外勭 交卦 手<br />

段掀 を 用 いるようになった。つまり、これは 妥縞 協匞 であって、ボヘミア 人 に 良拖 心升 の 自 由厩 を 与拜 え<br />

ると 言匟 いながら、 実 は 彼 らをローマの 権勻 力 に 引匂 き 渡据 すものであった ボヘミア 人 は、ロー<br />

マとの 和匄 解卆 の 条厬 件卅 を 4 つあけた。 聖脩 書危 の 自 由厩 説拿 教卝 、 教卝 会 全 体 が 聖脩 餐 のハンとぶどう 酒儀 の 両厥<br />

方 にあずかる 権勻 利匏 と 礼脊 拝旟 における 自 国 語指 のの 使却 用 、 聖脩 職厯 者 をすべての 公勗 職厯 公勗 権勻 から 除揄 外勭 す<br />

ろこと、そして、 犯 罪 を 犯 した 場 合 、 聖脩 職厯 者 も 一 般 信勼 者 も 同 様捞 に 司 法 権勻 に 問勬 われることで<br />

あった。 法 王掣 側卷 はついに、「フス 派挩 の 4 項儅 目 を 受匃 け 入 れることに 同 意勪 したか、その 解卆 釈脂 権勻<br />

利匏 、ずなわち、その 正匁 確卾 な 意勪 味控 の 決 定 権勻 は 会 議 に——― 言匟 いかえると、 法 王掣 皇 帝胰 に—— 属傍<br />

するとした。」 24 このような 条厬 件卅 に 基匼 づいて 条厬 約 が 結医 ばれ、ローマは、 戦勛 争拫 によって 得千 る<br />

ことができなかったことを 偽兖 りと 欺繏 瞞 によって 得千 たのである。なぜなら、ローマは、 聖脩 書危<br />

と 同 様捞 にフス 派挩 の 条厬 件卅 にも 自 分 かってな 解卆 釈脂 を 下 して、 自 分 に 都匙 合 のよいようにその 意勪 味控<br />

を 曲儞 けることかできたからである。<br />

多匭 くのボヘミア 人 は、それが 自 分 たちの 自 由厩 を 裏傈 切卲 るものであるのを 見 て、 条厬 約 に 同<br />

意勪 することができなかった。 不勘 和匄 と 分 裂脧 が 起招 こり、ついには 争拫 って 血傔 を 流及 すまでに 全 った。<br />

この 紛兗 争拫 のなかで、 高 潔昔 なプロコピオスは 倒 れ、ボヘミアの 自 由厩 は 失拽 われた。 こうして、<br />

フスとヒエロニムスを 異 切卲 ったジギスムントは、ボヘミアの 王掣 となり、ボヘミア 人 の 権勻 利匏<br />

を 確卾 保 する 誓绒 約 をしていたにもかかわらず、 法 王掣 権勻 を 確卾 立 しようとした。しかし、ローマ<br />

に 屈縿 服傕 して 彼 の 得千 たものはほとんどなかった。 彼 の 生 涯昗 は、 約 20 年 にわたって、 労排 苦 と<br />

危捦 険叁 に 満掫 ちたものであった。 長 い 無叄 益捍 な 戦勛 争拫 のために、 軍拚 隊 は 弱傽 くなり、 国 庫 はからにな<br />

った そして、 今 、 王掣 にはなったが、1 年 で 死拎 んでしまった。 国 家匝 が、 今 にも 内 乱 が 起招 こ<br />

りそうになっている 中 で、 彼 は 悪捰 名匷 を 残拑 して 死拎 んだ。<br />

暴偷 動 、 闘 争拫 、 流及 血傔 が 相 次卙 いで 起招 こった。ふたたび、 外勭 敵育 がボヘミアに 侵兓 入 した。そし<br />

て 国 内 の 紛兗 争拫 は、 国 を 混 乱 に 陥肿 れ 続勸 けた。 福厹 音 のために 堅儕 く 立 った 者 たちは、 血傔 なまぐさ<br />

い 迫 害县 にあった。 かつての 仲傫 間 たちはローマと 契 約 を 結医 んで、その 誤儶 りを 受匃 け 入 れたの<br />

で、 昔繕 からの 信勼 仰纝 を 固 守捿 する 人 々は 別厌 の 教卝 会 を 組匢 織掼 して、それを「 同 胞繟 一 致 教卝 会 」〔ボヘ<br />

ミア 兄胆 弟胱 団卄 〕と 呼 んだ。このために 彼 らは、 各厰 方 面卥 から 悪捰 く 言匟 われた。しかし、 彼 らは 堅儕<br />

く 立 ってゆるがなかった。 彼 らは 森捒 や 洞纏 穴肼 に 逃偹 れなけれはならなかったが、それでも 集厦 ま<br />

って 神卡 のみ 言匟 葉挺 を 読傊 み、 礼脊 拝旟 を 共厗 にした。 彼 らは、ひそかに 各厰 国 に 派挩 遣傛 した 使却 者 たちを<br />

通 じて、ここかしこに、「 真卢 理 を 告卪 白换 しているものが、この 田 に 数包 名匷 あの 町 に 数包 名匷 と 孤縩 立<br />

しており、 彼 らと 同 様捞 に 迫 害县 の 対 象拺 になっていることを 知半 った。また、アルプスの 山 の<br />

中 には、 聖脩 書危 を 基匼 礎脔 にした、 昔繕 からの 教卝 会 があって、ローマの 偶旦 像僕 的 腐纄 敗反 に 抗 議 している<br />

74


のを 知半 った。」 25 この 知半 らせは 非 常拤 な 喜 びをもって 迎 えられ、ワルド 派挩 キリスト 教卝 徒傣 と<br />

の 通 信勼 が 開 始卿 された。<br />

ボヘミア 人 は 福厹 音 を 固 守捿 して 迫 害县 の 夜 を 過厢 ごし、その 最勞 も 暗肨 黒 な 時 においてもなお、<br />

朝厁 を 待挊 つ 見 張挗 りのように、 彼 らの 目 を 地 平匊 線拓 に 向匇 けていた。「 彼 らは 不勘 運卞 な 境挌 遇胾 にあった。<br />

しかし、…… 彼 らは、フスが 最勞 初匘 に 語指 り、ヒエロニムスによって 繰 りかえされた 言匟 葉挺 、す<br />

なわち、 夜 明 けまでには 1 世匒 経 なければならないという 言匟 葉挺 を 忘脨 れなかった。この 言匟 葉挺 は、<br />

タボル 派挩 〔フス 派挩 の 人 々〕にとって、 奴 隷趵 生 活卹 をしていたイスラエルの 部 族 に 対 して『わ<br />

たしはやがて 死拎 にます。 神卡 は 必厧 ずあなたがたを 顧僖 みて、この 国 から 連 れ 出 し[てくださる<br />

でしょう]』と 言匟 ったヨセフの 言匟 葉挺 のようなものであった。」 26 「15 世匒 紀 の 末拢 期勡 において、<br />

兄胆 弟胱 団卄 の 教卝 会 は、 徐斦 々にではあったが 確卾 実 に 増匲 加匎 していった。 彼 らは、 妨绋 害县 などがなくな<br />

ったわけではなかったが、 比发 較脘 的 安勣 らかに 過厢 ごすことができた。16 世匒 紀 の 初匘 めには、 彼<br />

らの 教卝 会 は、ボヘミアとモラビアにおいて 200 を 数包 えた。」 27 「 火 と 剣腚 という 破挐 壊傓 的 激<br />

怒腹 を 逃偹 れて、フスが 予匨 告卪 した 夜 明 けを 見 ることを 許 された 残拑 りの 者 たちは、 非 常拤 に 多匭 かっ<br />

た。」 28<br />

75


第匌 7 章 革 命 の 始卿 まり<br />

教卝 会 を、 法 王掣 教卝 の 暗肨 黒 から、 純儻 粋暋 な 真卢 理 の 光捄 に 導拗 くために 召昨 された 人 々の 中 の 第匌 ・ 人<br />

者 は、マルチン・ルターであった 熱 心升 で、 献僑 身拴 的 て、 神卡 のほかなにも 恐傁 れることを 知半 ら<br />

ず、 聖脩 書危 以匆 外勭 のどんな 信勼 仰纝 の 基匼 準厜 をも 認卉 めなかったので、ルターは、 実 に、その 時 代 のた<br />

めの 人 物匵 であった 神卡 は 彼 を 用 いて、 教卝 会 の 改匳 革挙 と 田 界化 の 啓繡 蒙稢 のために 大 きな 働掴 きを 成勱 し<br />

遂脎 げられた。 [1646.<br />

ルターは、 福厹 音 の 最勞 初匘 の 使却 者 たちと 同 様捞 に、 貧縏 しい 階 級揁 の 出 であった。 彼 は 幼膇 年 時 代<br />

を、ドイツの 農捝 民 の 質拾 素 な 家匝 庭僃 で 過厢 ごした。 彼 の 父 は 鉱腰 夫挕 で、 毎傭 日 の 労排 苦 によって 彼 の 学<br />

費厔 をかせいでいた。 父 親捧 は 彼 を 弁 護厽 士厨 にしようと 思卩 った。しかし 神卡 は、 彼 を、 幾继 世匒 紀 にも<br />

わたって 徐斦 々にではあったが、 建厼 設勳 されつつあった 大 神卡 殿脟 の 建厼 設勳 者 にしようとされた。 困傮<br />

難挚 、 窮晦 乏织 、 厳 しい 訓肢 練 は、 無叄 限拘 の 知半 恵 の 神卡 が、ルツーにその 生 涯昗 の 重匤 要勥 な 任厃 務勲 に 対 する 備厵<br />

えをさせられたところの 学 校厛 であった。 [1646.<br />

ルターの 父 は、 強勮 固 で 活卹 発 な 精 神卡 と、 品厍 性勯 の 偉昖 大 な 力 の 持匛 ち 主勢 であって、 正匁 直卟 と 決 断友<br />

と 率厾 直卟 さを 持匛 った 人 であった。 彼 は、 結医 果卵 かどうなろうと、 義拣 務勲 を 忠儮 実 に 果卵 たす 人 であっ<br />

た。 彼 の 確卾 かな 判匯 断友 力 は、 修 道匠 院协 制勧 度 に 対 する 不勘 信勼 感厤 をいだかせた。ルターが 彼 の 許 可參<br />

を 得千 ないで 修 道匠 士厨 院协 に 入 った 時 、 彼 は 非 常拤 に 腹腏 を 立 てた。 父 と 子 の 和匄 解卆 には、2 年 かかっ<br />

たが、その 時 でも 彼 の 意勪 見 は 変厭 わらなかった。 ルターの 両厥 親捧 は、 子 供挿 たちの 教卝 育挞 と 訓肢 練<br />

に 非 常拤 に 注挅 意勪 を 払掾 った。 彼 らは 子 供挿 たちに、 神卡 を 知半 ることと、キリスト 者 の 美捜 徳 を 実 実 行<br />

することとを 教卝 えるように 努 めた。 父 親捧 は、 息僢 子 が 主勢 の 御 名匷 を 覚 え、いつかは 神卡 の 真卢 理 の<br />

発 展捯 を 助捉 けるようになることを 祈绗 ったが、ルターはこれをたびたび 耳脥 にした。 両厥 親捧 は、そ<br />

の 労排 苦 の 生 活卹 の 中 で 与拜 え 得千 るあらゆる 道匠 徳 的 知半 的 訓肢 練 の 機務 会 を、 熱 心升 に 活卹 用 した。<br />

彼 らは、 子 供挿 たちが 信勼 心升 深捫 く 有卻 用 な 生 活卹 を 送拡 るよう 準厜 備厵 させようと、 熱 心升 に 忍旖 耐脾 強勮 く<br />

努 力 した。 彼 らが 厳 格卺 で 強勮 固 な 品厍 性勯 の 持匛 ち 主勢 であったために、 時 には 厳 しすぎることもあ<br />

った。しかしルター 自 身拴 、ある 点勷 においては 彼 らの 誤儶 りを 認卉 めながらも、 彼 らのしつけは<br />

非 難挚 するよりは 賛僮 成勱 すべきものであると 思卩 った。 ルターは、 年 少厮 の 時 に 送拡 られた 学 校厛 で、<br />

非 常拤 に 厳 しい、 乱 暴偷 なまでの 扱僻 いを 受匃 けた 彼 の 1 両厥 親捧 は 非 常拤 に 貧縏 しかったので、 彼 が 別厌<br />

の 町 にある 学 校厛 へ 家匝 から 通 った 時 には、 一 時 、 家匝 々を 歌 を 歌 いながらまわることによって<br />

食挱 を 得千 なければならず、 空参 腹腏 に 苦 しんだこともしばしばであった。 当勠 時 一 般 にゆきわたっ<br />

ていた、 陰纖 うつで 迷偧 信勼 的 宗儲 教卝 観掺 は、 彼 の 心升 を 恐傁 怖繍 で 満掫 たした。 彼 は、 夜 、 悲胳 哀暈 におそわれ<br />

て 床先 につき、 暗肨 い 将 来勵 をながめておののいた。そして、 神卡 を、 慈暆 愛 に 満掫 ちた 天拦 父 としてで<br />

はなく、 厳 格卺 で 容卣 赦费 しない 裁拍 判匯 官厑 、 残拑 酷昰 な 暴偷 君 のように 考卛 えて、 常拤 に 恐傁 怖繍 におびえてい<br />

た。<br />

76


しかしルターは、 多匭 くの 大 きな 失拽 望捬 の 中 にありながらも、 彼 の 心升 を 引匂 きつけた 道匠 徳 的<br />

知半 的 卓繮 越掳 の 高 い 標 準厜 に 向匇 かって、 決 然掍 として 進勺 んていった。 彼 は、 知半 識掟 を 渇 望捬 していた。<br />

そして 彼 は、 熱 心升 で 実 際匶 的 な 性勯 質拾 であったので、はでで 表勖 面卥 的 なものよりは、 堅儕 実 で 有卻 用<br />

なものを 望捬 んだ。<br />

18 歳按 の 時 、 彼 はエルフルト 大 学 に 入 った。この 頃映 には 彼 の 境挌 遇胾 は、 年 少厮 の 頃映 よりは 順<br />

調 で、 将 来勵 に 明 るい 希傩 望捬 が 持匛 てた。 彼 の 両厥 親捧 は、 節儊 約 と 勤僭 勉腯 によって、 相 当勠 の 資 産勩 を 得千 て<br />

いたので、 必厧 要勥 な 援拶 助捉 を 全 部 支匣 給捚 することができた。そして、 彼 は、 賢繞 明 な 友掻 人 たちの 感厤<br />

化 を 受匃 けて、 前 に 受匃 けた 教卝 育挞 の 陰纖 うつな 感厤 化 を、いくぶんか 少厮 なくすることができた。 彼<br />

は、 第匌 一 流及 の 著兆 者 たちの 研挣 究捨 に 専掭 念挡 し、 彼 らの 最勞 も 重匤 要勥 な 思卩 想挹 を 努 めて 心升 に 蓄腸 え、 賢繞 明 な<br />

人 々の 思卩 想挹 を 自 分 のものにした。 彼 は、かつての 教卝 師 たちの 苛趑 酷昰 な 訓肢 練 下 にあってさえ、<br />

早拱 くから 頭挓 角偰 を 現勶 したが、ここではよい 環挳 境挌 に 恵 まれて、 彼 の 知半 力 は 急双 速捠 に 発 達挾 した。<br />

彼 は、 記卌 憶縪 力 が 強勮 く、 想挹 像僕 力 に 富挛 み、 論厱 理 力 も 豊掿 かで、たゆまず 研挣 究捨 に 励繭 んたので、<br />

間 もなく 学 友掻 たちの 間 で 第匌 一 人 者 となった。 知半 的 訓肢 練 は 彼 の 理 解卆 力 を 円 熟绅 させ、 知半 力 を 活卹<br />

発 にし、 知半 覚 を 鋭繾 敏肴 にして、 彼 を 彼 の 生 涯昗 の 闘 争拫 のために 準厜 備厵 させつつあった。 ルター<br />

の 心升 に 宿 った 主勢 を 恐傁 れる 思卩 いは、 彼 を 目 的 堅儕 固 なものにするとともに、 神卡 のみ 前 で 心升 から<br />

謙旎 遜 なものにした 彼 は、 自 分 か 神卡 の 助捉 けに 依傟 存掑 していることを 常拤 に 感厤 じていた。そして、<br />

毎傭 日 祈绗 りをもって 1 日 を 始卿 めることを 忘脨 れなかった。 彼 の 心升 は、 絶傉 えず、 導拗 きと 支匣 えとを<br />

祈绗 り 求卍 めていた。「よく 祈绗 ることは、 勉腯 強勮 の 半博 ば 以匆 上 を 成勱 し 遂脎 けることだ」と 彼 はよく 言匟<br />

った。 1<br />

ある 日 、ルターは、 大 学 の 図掛 書危 館掎 で 本 を 調 べていた 時 に、ラテン 語指 の 聖脩 書危 を 発 見 した。<br />

彼 は、こうした 本 を 見 たことがなかった。そうしたものの 存掑 在厪 さえ 知半 らなかったのである。<br />

彼 は、 福厹 音 書危 や 使却 徒傣 書危 簡儚 の 一 部 が、 公勗 の 礼脊 拝旟 の 時 に 朗脲 読傊 されるのを 聞挈 き、それが 聖脩 書危 の 全<br />

部 であると 思卩 っていた。ところが 彼 は、 今 初匘 めて、 神卡 の 言匟 葉挺 の 全 体 を 見 たのである。 畏穴 敬肭<br />

と 驚脚 さをもって、 彼 はその 神卡 聖脩 なペ 一 ジをくった。 彼 は、 胸胬 をときときさせなから、 生 命挻<br />

の 日 葉挺 を 自 分 で 読傊 み、 時 々 息僢 をついては「 神卡 がこのような 本 をわたしに 下 さったなら!」<br />

と 叫经 ぶのであった。 2 天拦 使却 が 彼 のそばにいて、 神卡 のみ 座 からの 光捄 が、 真卢 理 の 宝肮 を 彼 に 理 解卆<br />

させた。 彼 は、 神卡 の 怒腹 りを 招偠 くことを 常拤 に 恐傁 れていたが、 今 、これまでになく、 自 分 の 罪<br />

人 としての 状叔 態拟 を 痛僎 感厤 した。<br />

彼 は 罪 からの 解卆 放择 と 神卡 との 平匊 和匄 を 熱 心升 に 求卍 めて、ついに 修 道匠 院协 に 入 り、 修 道匠 院协 生 活卹 に<br />

身拴 をささげることになった。ここで 彼 は、 最勞 も 卑赐 しい 仕捸 事 をさせられ、 戸叐 ごとに 食挱 を 乞贳 い<br />

歩 かせられた。 彼 は、 人 々から 尊胛 敬肭 と 理 解卆 を 受匃 けることを 最勞 も 願傿 う 年 齢 であった。そして、<br />

このような 卑赐 しい 勤僭 めは、 彼 の 生 まれながらの 感厤 情午 からすれは、 非 常拤 に 苦 しいものであっ<br />

た。しかし 彼 は、それが 自 分 の 罪 のゆえに 必厧 要勥 なことであると 信勼 じてこの 屈縿 辱既 に 耐脾 え<br />

た。<br />

77


彼 は、 日 ごとの 勤僭 めから 寸绣 暇昜 を 見 いだしては、 眠縔 ろ 時 間 もそまつな 食挱 事 をとる 時 間 も<br />

惜斶 しんで、 研挣 究捨 に 励繭 んだ。 彼 は 何挬 よりも 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 研挣 究捨 に 喜 びを 感厤 じた。 彼 は、 修 道匠 院协<br />

の 壁儿 に 聖脩 書危 が 鎖肽 でつながれているのをみつけたので、よくそこへ 行 った。 彼 は 罪 の 自 覚 が<br />

深捫 まるにつれて、 自 分 自 身拴 の 行 いによって、 赦费 しと 平匊 和匄 を 得千 ようとした。 彼 は 非 常拤 に 厳 格卺<br />

な 生 活卹 を 送拡 り、 断友 食挱 や 夜 の 勤僭 行 、また 体 をむち 打占 って、 生 まれながらの 悪捰 をおさえようと<br />

したが、しかしこうした 修 道匠 院协 生 活卹 によっては、なんの 解卆 放择 も 得千 られなかった。 彼 は、 神卡<br />

のみ 前 に 立 ち 得千 るような 心升 の 清捲 めを 得千 るためには、どんな 犠腻 牲繉 をも 恐傁 れなかった。「わた<br />

しは、 実 に 敬肭 虔 な 修 道匠 士厨 僧 であった。わたしは、 言匟 葉挺 では 表勖 現勶 できないほど 厳 格卺 に、わた<br />

しの 修 道匠 会 の 規厶 則 に 従 った。もし 修 道匠 僧 が、 修 道匠 僧 としての 働掴 きによって 天拦 国 に 行 くこと<br />

ができるならば、わたしは 間 違挆 いなくその 資 格卺 があったであろう。……もしあれ 以匆 上 続勸 い<br />

たならばわたしは 苦 行 の 果卵 てに 死拎 んでしまったことであろう」と 彼 は 後 に 言匟 っている。 3<br />

こうした 厳 しい 苦 行 の 結医 果卵 、 彼 は 衰斠 弱傽 し、 失拽 神卡 の 発 作单 を 起招 こした。そして、 後 になっても、<br />

それから 完 全 に 回 復挴 することはてきなかった。しかし、これらすべての 努 力 にもかかわら<br />

ず、 彼 は 心升 の 悩肘 みから 救 われなかった。 彼 は、ついに、 絶傉 望捬 のふちに 追挵 いやられた。<br />

ルターが 万勦 事 休 すと 思卩 った 時 に、 神卡 は、 彼 のために 1 人 の 友掻 人 、 援拶 助捉 者 を 起招 こされた。<br />

敬肭 虔 なシュタウピッッがルターに 神卡 のみ 言匟 葉挺 を 示単 して、 自 分 から 目 をそらし、 神卡 の 律傢 法 を<br />

犯 したことに 対 する 永 遠 の 刑傃 罰脖 について 考卛 えることをやめ、 彼 の 罪 を 赦费 す 救 い 主勢 イエスを<br />

仰纝 ぎ 見 るように 命挻 じた。「 罪 のために 自 分 を 苦 しめることをせず、 贖 い 主勢 の 腕肙 の 中 に 自 分<br />

自 身拴 を 投匐 げ 入 れよ。 彼 を 信勼 頼 せよ。 彼 の 生 涯昗 の 義拣 と 彼 の 死拎 による 贖 罪 に 信勼 頼 し、…… 神卡 の<br />

み 子 に 耳脥 を 傾傧 けよ、 彼 はあなたに 神卡 の 恵 みの 確卾 証卨 を 与拜 えるために、 人 となられた。まずあ<br />

なたを 愛 された 彼 を 愛 せよ。」 4 このように、この 憐穳 れみの 使却 者 は 語指 った。 彼 の 言匟 葉挺 は、<br />

ルターの 心升 に 深捫 い 感厤 銘腧 を 与拜 えた。 長 い 間 抱 いていた 誤儶 りについての 多匭 くの 苦 闘 のあとで、<br />

彼 は 真卢 理 をつかむことができ、 彼 の 悩肘 み 苦 しんだ 心升 に 平匊 和匄 が 与拜 られた。<br />

ルターは 司 祭脫 に 任厃 じられ、 修 道匠 院协 から 召昨 されて、ウイッテンベルク 大 学 の 教卝 授 になっ<br />

た。ここで、 彼 は、 原募 語指 による 聖脩 書危 の 研挣 究捨 に 没纹 頭挓 した。 彼 は 聖脩 書危 の 講僂 義拣 を 始卿 めた。そして、<br />

詩纛 篇 、 福厹 音 書危 、 使却 徒傣 書危 簡儚 などは、 喜 んで 聞挈 く 多匭 くの 聴傏 衆 の 心升 を 啓繡 発 した。 彼 の 友掻 人 であり<br />

先匪 輩纉 であったシュタウピッツは、 彼 に、 説拿 教卝 壇绵 に 上 って 神卡 のみ 言匟 葉挺 を 説拿 くように 勧僊 めた。<br />

ルターは、 自 分 はキリストにかわって 人 々に 語指 る 価卒 値捛 がないと 感厤 じてためらった。 彼 は、<br />

長 い 間 の 苦 悩肘 の 後 、 初匘 めて、 友掻 人 たちの 勧僊 めに 応厸 じた。すでに 彼 は 聖脩 書危 に 精 通 しており、<br />

神卡 の 恵 みが 彼 に 宿 っていた。 彼 の 雄接 弁 は 聴傏 衆 を 魅纡 了傒 し、 彼 の 明 快儜 で 力 強勮 い 真卢 理 の 提卖 示単 は、<br />

彼 らの 知半 性勯 を 納 得千 させ、 彼 の 熱 情午 は 彼 らの 心升 を 感厤 動 させた。<br />

それでも、ルターは、カトリック 教卝 会 の 実 子 であり、それ 以匆 外勭 の 何挬 ものにもなる 考卛 え<br />

はなかった。 神卡 の 摂昊 理 によって、 彼 はローマを 訪掶 問勬 することになった。 彼 は、 途 中 国 修 道匠<br />

院协 に 泊脪 りながら、 歩 いて 旅傯 を 続勸 けた。 彼 はイタリアの 修 道匠 院协 において、その 富挛 と 壮昂 大 さと<br />

78


ぜいたくを 見 、 非 常拤 に 驚脚 いた。 修 道匠 士厨 たちは、 王掣 侯 のような 歳按 入 を 得千 て、 華兛 麗暗 な 部 屋厡 に 住卫<br />

み、 高 価卒 な 美捜 服傕 を 着挄 て、ぜいたくな 食挱 卓繮 をかこんでいた。ルターは、このような 光捄 景拲 と 自<br />

分 自 身拴 の 自 制勧 と 片僗 難挚 のり 活卹 とを 比发 較脘 して、 疑卧 惑 に 心升 を 痛僎 めた。 彼 の 心升 は 混 乱 してきた。<br />

ついに 彼 は、7 つの 丘側 の 都匙 〔ローマ〕を 遠 方 に 望捬 み 見 た。 彼 は 感厤 きわまって 地 上 にひ<br />

れ 伏胹 し、「 聖脩 なるローマよ、わたしはあなたに 敬肭 意勪 を 表勖 す」と 叫经 んだ。 5 彼 は 都匙 に 入 り、<br />

教卝 会 を 訪掶 問勬 し、 司 祭脫 や 修 道匠 士厨 たちがくりかえし 語指 る 驚脚 くべき 物匵 語指 を 聞挈 き、 求卍 められるまま<br />

にあらゆる 儀腝 式厚 を 行 った。 何挬 を 見 ても 彼 を 驚脚 きと 恐傁 怖繍 に 陥肿 れるものばかりであった。 彼 は、<br />

罪 悪捰 があらゆる 階 級揁 の 聖脩 職厯 者 に 及 んでいるのを 見 た。 高 位匱 聖脩 職厯 者 たちが 品厍 の 悪捰 い 冗 談挫 を 言匟<br />

うのを 聞挈 いた。そして、ミサの 時 にさえ 見 られる、 彼 らの 恐傁 るべき 不勘 敬肭 そ 行 為 に 戦勛 慄 した。<br />

修 道匠 士厨 や 市 民 と 交卦 わってみると、 放择 蕩 や 乱 行 が 目 についた。どこに 目 を 向匇 けても、 神卡 聖脩 で<br />

あるへきところに 瀆 神卡 行 為 を 見 た。 彼 は、 次卙 のように 書危 いている。 「ローマにおいて、<br />

どんな 罪 や 恥時 ずべき 行 為 が 行 われているかは、 想挹 像僕 もできない。 実 際匶 に 見 聞挈 きしなければ<br />

信勼 じられないほどである。『もし 地 獄晳 があるならば、ローマはその 上 に 建厼 っている。それ<br />

はあらゆる 罪 が 生 じてくるところの、 底 知半 れぬ 穴肼 である』と 一 般 に 言匟 われているほど<br />

だ。」<br />

当勠 時 、 法 王掣 の 教卝 書危 が 発 布偵 されて、「ピラトの 階 段掀 」をひざまずいて 上 るものにはみな、<br />

免僧 罪 が 約 束僓 されていた。この 階 段掀 は、 救 い 主勢 がローマの 法 廷腾 を 出 る 時 に 降 りられたもので、<br />

奇纟 跡僡 的 にエルサレムからローマに 移挔 されたものであるといわれていた。ルターは、ある 日 、<br />

敬肭 虔 な 思卩 いをもってこの 階 段掀 を 上 っていた。すると 突 然掍 、 雷膃 のような 声拨 が、「 信勼 仰纝 による<br />

義拣 人 は 生 きる」と 言匟 ったように 思卩 われた[ローマ 1:。 彼 はすぐに 立 ち 上 がり、 恥時 と 恐傁 怖繍<br />

の 念挡 にかられて、その 場 を 急双 いで 去掇 った。この 聖脩 句繯 は、 彼 の 一 生 を 通 じて、 彼 に 力 を 与拜 え<br />

た。その 時 以匆 来勵 、 彼 は、 人 間 行 為 によって 救 いを 得千 ようとすることの 誤儶 りと、キリストの<br />

功僵 績 を 絶傉 えず 信勼 しろことの 必厧 要勥 を、これまてよりもっと 明 瞭 に 悟縖 った。 彼 の 目 は 開 かれた。<br />

そして、 法 王掣 制勧 の 惑 わしに 2 度 と 陥肿 ることがなかった。 彼 がローマに 背 を 向匇 けた 時 、 彼 の<br />

心升 もローマから 離掤 れ 去掇 っていた。そしてこの 時 から、 隔绔 たりは 大 きくなり、ついに 彼 は、<br />

法 王掣 教卝 会 との 関 係厂 を 全 く 断友 つに 全 った。<br />

ルターは、ローマからの 帰 国 後 、ウィッテンベルク 大 学 から 神卡 学 博 士厨 の 学 位匱 を 授 けら<br />

れた。 今 、 彼 は、これまでなかったほどに、 自 由厩 に 彼 の 愛 する 聖脩 書危 の 研挣 究捨 をすることがで<br />

きた。 彼 は 全 生 涯昗 を 通 じて、 法 王掣 たちの 言匟 葉挺 や 教卝 義拣 ではなく、 神卡 のみ 言匟 葉挺 を 注挅 意勪 深捫 く 学 ん<br />

て、 忠儮 実 に 説拿 教卝 する、という 厳 粛施 な 誓绒 いを 立 てていた。 彼 はもはや、 単 なる 修 道匠 士厨 や 教卝 授<br />

ではなくて、 正匁 式厚 の 聖脩 書危 解卆 釈脂 者 であった。 彼 は、 真卢 理 に 飢 えかわいていた 神卡 の 群儈 れを 養傞 う<br />

牧肧 者 として 召昨 されたのであった。キリスト 者 は、 聖脩 書危 の 権勻 威胙 に 基匼 づいた 教卝 理 以匆 外勭 は 受匃 け 入<br />

れてはならないと、 彼 は 断友 言匟 した。この 言匟 葉挺 は、 法 王掣 至儖 上 権勻 の、まさにその 根捏 底 を 危捦 うく<br />

79


すろものであった。この 言匟 葉挺 には、 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 極掄 めて 重匤 大 な 原募 則 が 含捋 まれていたのであ<br />

る。<br />

ルターは、 人 間 の 理 論厱 を 神卡 のみ 言匟 葉挺 よりも 高 めることの 危捦 険叁 を 認卉 めた。 彼 は、 恐傁 れる<br />

ことなく、 学 者 たちの 思卩 弁 的 な 不勘 信勼 仰纝 を 攻 撃掐 し、 長 い 間 人 々を 支匣 配括 してきた 哲脼 学 や 神卡 学 に<br />

反卬 対 した。 彼 は、そうした 研挣 究捨 は 無叄 価卒 値捛 であるばかりか 有卻 害县 であると 公勗 然掍 と 非 難挚 し、 聴傏 衆<br />

の 心升 を 哲脼 学 者 や 神卡 学 者 の 詭 弁 から 引匂 き 離掤 して、 預 言匟 者 と 使却 徒傣 たちが 示単 した 永 遠 の 真卢 理 に 向匇<br />

りようと 努 めた。 彼 の 言匟 葉挺 を 熱 心升 に 聞挈 いていた 群儈 衆 にとって、 彼 の 伝捱 えた 使却 命挻 は 実 に 貴揂 い<br />

ものであった。 彼 らは、 今 まで、このような 教卝 えを 聞挈 いたことがなかった。 救 い 主勢 の 愛 の<br />

福厹 音 、 彼 の 贖 罪 の 血傔 による 赦费 しと 平匊 和匄 の 確卾 証卨 は、 彼 らの 心升 に 喜 びを 与拜 え、 不勘 滅脛 の 希傩 望捬 を 持匛<br />

たせた。ウィソテンベルクにおいて 点勷 じられた 光捄 は 全 地 に 広南 がり、 時 の 終厖 わりまで、その<br />

輝脮 きを 増匲 すのであった。<br />

しかし、 光捄 とやみとは 調 和匄 することができない。 真卢 理 と 誤儶 謬 との 間 には、 抑 えること<br />

のてきない 戦勛 いがある。その 一 方 を 支匣 持匛 して 擁繗 護厽 することは、もう 一 方 を 攻 撃掐 して 打占 ち 倒<br />

すことである。 救 い 主勢 ご 自 身拴 も、 次卙 のように 言匟 われた。「 地 上 に 平匊 和匄 をもたらすために、<br />

わたしがきたと 思卩 うな。 平匊 和匄 ではなく、つるぎを 投匐 げ 込匸 むためにきたのである」[マタイ<br />

10:。ルターは、 宗儲 教卝 改匳 革挙 が 始卿 まってから 数包 年 後 に、 次卙 のように 言匟 っ た。「 神卡 は、わた<br />

しを 導拗 かれるのではなくて、わたしを 前 に 押 し 出 される。 神卡 はわたしを 連 れ 去掇 られる。わ<br />

たしは、 自 分 ではどうにもならない。わたしは 静 かに 暮儋 らしたいと 思卩 うのに、 騒胻 ぎと 革挙 命挻<br />

のなかに 投匐 げこまれる。」 7 彼 は 今 まさに、 戦勛 いの 中 へとかりたてられようとしてい<br />

た。<br />

ローマ 教卝 会 は 神卡 の 恵 みを 商叏 品厍 にしていた。 両厥 替 人 の 台卤 が 祭脫 壇绵 のそばにおかれた[マタイ<br />

21:12 参厴 照儠 ]。そして、 売匉 買挍 する 者 の 声拨 がやかましくひびいた。ローマに 聖脩 ペテロ 教卝 会 を<br />

建厼 設勳 するための 資 金 募僐 集厦 という 名匷 目 のもとに、 法 王掣 の 権勻 威胙 によって 免僧 罪 符绍 [ 贖 宥穱 状叔 ]が 公勗 然掍<br />

と 売匉 り 出 された。 神卡 を 礼脊 拝旟 するための 会 堂傾 が、 犯 罪 の 代 価卒 をもって 建厼 てられ、その 礎脔 石厈 が、<br />

不勘 義拣 の 値捛 をもって 置厒 かれようとしていた。しかし、ローマの 勢厕 力 拡 大 の 千収 段掀 そのものが、<br />

ローマの 権勻 力 と 勢厕 力 に 対 して 致 命挻 的 打占 撃掐 を 与拜 えるものとなった。そして、これが、 法 王掣 制勧<br />

に 対 する 最勞 も 手 ごわい 強勮 敵育 を 呼 び 起招 こし、 法 王掣 の 座 を 動 揺肝 させてその 頭挓 上 から 三勫 重匤 冠縍 をつ<br />

き 落叉 とすような 戦勛 いを 招偠 いたのであった。<br />

ドイツにおいて 免僧 罪 符绍 の 販捅 売匉 を 委卑 ねられたのは、テッツェルという 人 であった。 彼 は、<br />

社 会 と 神卡 の 律傢 法 に 対 して、 最勞 も 卑赐 劣縆 な 犯 罪 を 犯 した 人 物匵 であった。しかし 彼 は、その 犯 罪<br />

の 刑傃 罰脖 を 免僧 除揄 されて、 法 王掣 の 金 銭儓 ずくで 無叄 節儊 操僺 な 企十 てを 促傌 進勺 するために 雇 われたのである。<br />

彼 は、 非 常拤 なずうずうしさで、 根捏 も 葉挺 もないことを 口卶 にし、 無叄 知半 でだまされやすい 迷偧 信勼 的<br />

な 人 々を 欺繏 くために、 不勘 思卩 議 な 物匵 語指 を 聞挈 かせた。もしも 人 々が 神卡 の 言匟 葉挺 を 持匛 っていたなら<br />

ば、このように 欺繏 かれなかったことであろう。 型捗 書危 か 人 々の 手 に 与拜 えられていなかったの<br />

80


は、 彼 らを 法 王掣 権勻 の 支匣 配括 下 において、その 野 心升 的 な 指匦 導拗 者 たちの 権勻 力 と 富挛 を 増匲 大 するため<br />

であった。 8<br />

テッツェルが 町 に 到肑 着挄 すると、 彼 の 前 に 使却 いの 者 が 行 って、「 神卡 と 法 王掣 の 恵 みが、あ<br />

なたの 門挋 口卶 に 来勵 た」と 告卪 げ 知半 らせ。 9 そして 人 々は、 天拦 から 彼 らのところに 下 った 神卡 ご 自<br />

身拴 を 迎 えるかのように、この 冒纍 瀆 もはなはだしい 偽兖 り 者 を 歓脒 迎 したのであった。 汚儢 らわし<br />

い 売匉 買挍 が 教卝 会 の 中 で 行 われ、テソツェルは 説拿 教卝 壇绵 に 上 って 免僧 罪 符绍 をほめ 上 け、これは 神卡 の<br />

最勞 も 尊胛 い 賜 物匵 であると 言匟 った。 彼 は 免僧 罪 箱脬 の 功僵 徳 を 述掃 べて、これを 買挍 う 者 は、これから 犯<br />

そうと 思卩 う 罪 もみな 赦费 される、しかも「 悔繛 い 改匳 めさえ 必厧 要勥 ではない」と 言匟 った。 10 それ<br />

ばかりではなくて、 彼 は 聴傏 衆 に、 免僧 罪 符绍 は 生 きている 者 だけでなくて、 死拎 者 をも 救 う 力 が<br />

ある、 金 が 箱脬 の 底 に 当勠 たって 音 がした 瞬腗 間 に、それが 支匣 払掾 われた 魂 は 煉 獄晳 を 逃偹 れて 天拦 国 に<br />

行 くのである、と 保 証卨 した。 11<br />

魔斴 術挘 師 シモンが、 奇纟 跡僡 を 行 う 力 を、 使却 徒傣 たちから 金 銭儓 で 買挍 おうとした 時 に、ペテロは<br />

彼 に 答掬 えて、「おまえの 金 は、おまえもろとも、うせてしまえ。 神卡 の 賜 物匵 が、 金 で 得千 られ<br />

るなどと 思卩 っているのか」と 言匟 った[ 使却 徒傣 行 伝捱 8:。しかしテッツェルの 申捩 し 出 に 対 し、<br />

多匭 くの 人 々は 熱 心升 に 飛 びついた。 金 銀勨 が 彼 の 金 庫 に 流及 れ 込匸 んだ。 悔繛 い 改匳 めと 信勼 仰纝 、そして<br />

熱 心升 に 努 力 して 罪 に 抵脏 抗 し 勝 利匏 することによって 得千 られる 救 いよりは、 金 で 買挍 うことがで<br />

きる 救 いのほうが、たやすく 得千 られるのであった。<br />

免僧 罪 符绍 の 教卝 義拣 は、ローマ 教卝 会 の 学 識掟 ある 信勼 心升 深捫 い 人 々から 反卬 対 されてきた。そして、<br />

理 性勯 と 啓繡 示単 の 両厥 面卥 から 見 ても 非 常拤 に 矛旁 盾绮 したこの 主勢 張挗 を、 信勼 じない 人 々も 多匭 かった。この<br />

邪旇 悪捰 な 売匉 買挍 に、あえて 反卬 対 の 声拨 をあげる 高 位匱 聖脩 職厯 者 はいなかった。しかし、 人 々の 心升 は 混<br />

乱 し、 不勘 安勣 になった。そして 多匭 くの 者 は、 神卡 がだれかを 起招 こして、 教卝 会 のきよめのために<br />

お 働掴 きにならないであろうかと 熱 心升 にたずねた。 ルターは、 依傟 然掍 として 最勞 も 厳 格卺 な 法 王掣<br />

教卝 徒傣 であったが、 免僧 罪 符绍 を 扱僻 う 者 たちの 冒纍 瀆 的 な 僣 越掳 な 態拟 度 に 激 しい 嫌膅 悪捰 をおほえた。 彼<br />

自 身拴 の 会 衆 のなかに、 免僧 罪 符绍 を 買挍 ったものが 多匭 くいた。そしてまもなく、 彼 らは、 罪 を 悔繛<br />

いて 改匳 革挙 したいという 理 由厩 からではなくて、 免僧 罪 符绍 を 理 由厩 にして、 司 祭脫 のところに 来勵 て 罪<br />

を 告卪 白换 し、 赦费 しを 期勡 待挊 するようになった。ルターは、 彼 らに 赦费 しを 与拜 えることを 拒兘 んだ。<br />

そして、もしも 彼 らか 梅兊 い 改匳 めて 生 活卹 を 改匳 めるのでなければ、その 罪 のために 滅脛 びなけれ<br />

ばならないと 警厺 告卪 した。 彼 らは 非 常拤 に 当勠 惑 し、テッツェルのところへ 行 って 彼 らの 聴傏 罪<br />

師 が 免僧 罪 符绍 を 拒兘 否 したことを 訴挰 え、なかには 大 胆绺 に 返拮 金 を 迫 る 者 もあった。テッツェルは<br />

激 怒腹 した。 彼 は 恐傁 ろしいのろいの 言匟 葉挺 をはき、 町 の 広南 場 に 火 をたかせて、「 自 分 は、この<br />

最勞 も 神卡 聖脩 な 免僧 罪 符绍 に 反卬 対 する 異 端健 者 はみな 火 刑傃 にする 命挻 令傂 を、 法 王掣 から 受匃 けている」と 宣傪<br />

言匟 した。 12<br />

今 やルターは、 真卢 理 の 闘 士厨 としての 彼 の 仕捸 事 に、 大 胆绺 に 乗拳 り 出 した。 彼 は 説拿 教卝 増匲 から、<br />

熱 心升 で 厳 粛施 な 警厺 告卪 の 声拨 をあげた。 彼 は 人 々に、 罪 のいまわしい 性勯 質拾 を 告卪 げ、 人 間 は 自 分 自<br />

81


身拴 の 行 為 によっては、そのとがを 減匬 じることも 罰脖 を 避 けることもできないと 教卝 えた。 神卡 に<br />

対 する 悔繛 い 改匳 めと、キリストに 対 する 信勼 仰纝 以匆 外勭 に、 罪 人 を 救 うことができるものはない。<br />

キリストの 恵 みを 買挍 うことはできない。それは、 無叄 償 で 与拜 えられる 賜 物匵 である。 彼 は 人 々<br />

に、 免僧 罪 符绍 を 買挍 ったりしないで、 十厝 字捐 架繳 につけられた 贖 い 主勢 を 信勼 仰纝 をもって 見 つめること<br />

を 勧僊 めた。<br />

彼 は、 自 分 が 難挚 行 や 苦 行 によって 救 いを 得千 ようとしたが 得千 られなかった 苦 い 経 験挧 を 語指<br />

り、 自 分 を 見 ないでキリストを 信勼 じることによって 平匊 和匄 と 喜 びを 得千 たことを、 聴傏 衆 にはっ<br />

きり 述掃 べたのである。 テッツェルが 売匉 買挍 と 不勘 敬肭 慶兒 な 主勢 張挗 を 続勸 けたので、ルターはこのは<br />

なはだしい 悪捰 弊晅 に 対 して、もっと 効捓 果卵 的 な 抗 議 をする 決 心升 をした。まもなく、その 機務 会 が<br />

やって 来勵 た。ウィッテンベルクの 城拝 教卝 会 には 多匭 くの 遺 物匵 があって、 祝腛 祭脫 日 には 一 般 に 公勗 開<br />

され、その 時 に 教卝 会 に 出 席 して 告卪 白换 をする 者 はみな、 罪 が 完 全 に 赦费 されるのであった。そ<br />

のようなわけで、そういう 祝腛 祭脫 日 には、 人 々がたくさん 集厦 まってきた。 祝腛 祭脫 日 のうちで 最勞<br />

も 重匤 要勥 なものの 1 つで、 力 型捗 節儊 というのが 近卐 づついていた。その 前 日 、ルターは、すでに<br />

教卝 会 へと 進勺 んで 行 く 群儈 衆 に 加匎 わって、 免僧 罪 符绍 の 教卝 義拣 に 反卬 対 する 95 か 条厬 の 提卖 題匑 を 書危 いた 紙<br />

を 扉晲 にはった。 彼 は、この 提卖 題匑 に 反卬 対 するすべての 人 に 対 して、 翌背 日 大 学 において 喜 んで<br />

答掬 弁 することを 宣傪 言匟 した。<br />

彼 の 提卖 題匑 は 広南 く 一 般 の 注挅 目 をひいた。 人 々はそれを 何挬 度 も 読傊 み、 各厰 方 面卥 に 伝捱 えた。 大<br />

学 や 町 全 体 に、 大 きな 興掰 奮绝 が 起招 こった。これらの 論厱 題匑 は、 罪 を 赦费 し、その 罰脖 を 免僧 除揄 する 力<br />

が、 法 王掣 にも 他 のどんな 人 にも 与拜 えられていないことを 爪 していた。そうしたたくらみ 全<br />

体 が、もともとまやかしごと—— 人 々の 迷偧 信勼 に 乗拳 じて 金 を 巻僲 き 上 げるための 策北 略傎 ——であ<br />

って、その 偽兖 りの 主勢 張挗 に 信勼 頼 するすべての 名匷 を 滅脛 ぼそうとするサタンの 計匧 略傎 であった。 論厱<br />

題匑 はまた、キリストの 福厹 音 は 教卝 会 の 最勞 も 価卒 値捛 のある 宝肮 であること、そしてそこにあらわさ<br />

れた 神卡 の 恵 みは、 悔繛 い 改匳 めと 信勼 仰纝 とによって 求卍 めるすべての 者 に、 惜斶 しみなくうえられる<br />

ものであることを 明 示単 していた。<br />

ルターの 論厱 題匑 は 討挎 論厱 を 呼 びかけた。しかしだれもその 挑儘 戦勛 に 応厸 じなかった。 彼 が 提卖 出<br />

した 問勬 題匑 は、 数包 口卶 のうちにドイツ 全 国 に 広南 まり、 数包 週 間 のうちには 全 キリスト 教卝 国 に 伝捱 え<br />

られた。 教卝 会 内 で 一 般 に 行 われていた 罪 悪捰 を 見 て、それを 嘆昍 いていたが、その 進勺 行 をどう<br />

やって 止厙 めるかを 知半 らなかった 多匭 くのローマ 教卝 徒傣 たちは、 論厱 題匑 を 読傊 んて 非 常拤 に 喜 び、そこ<br />

に 神卡 の 声拨 を 認卉 めた。 彼 らは、 法 王掣 庁厘 から 発 する 堕秐 落叉 の 潮脞 流及 を 阻縝 止厙 するために、 神卡 が 恵 み 深捫<br />

いみ 手 をのべられたと 感厤 じた。 諸 侯 や 長 官厑 たちも、 自 己偻 の 決 定 に 対 しては 他 のだれの 訴挰 え<br />

をも 入 れないような 尊胛 大 な 権勻 力 が 阻縝 止厙 されることを、ひそかに 喜 んだ。<br />

ところが、 罪 を 愛 する 迷偧 信勼 的 な 群儈 衆 は、 彼 らの 恐傁 怖繍 を 和匄 らげていた 詭 弁 が 一 掃线 されて<br />

戦勛 標 した。 悪捰 賢繞 い 聖脩 職厯 者 たちは、 犯 罪 を 是肔 認卉 する 彼 らの 仕捸 事 が 妨绋 害县 され、 彼 らの 利匏 益捍 が 危捦<br />

険叁 にひんしたのを 見 て、 大 いに 怒腹 り、その 欺繏 瞞 を 擁繗 護厽 するために 立 ち 上 がった。 改匳 革挙 者 は<br />

82


手 きびしい 告卪 発 にあった。ある 者 たちは、ルターが 軽 率厾 に 衝胓 動 的 な 行 動 を 起招 こしたと 言匟 っ<br />

て 非 難挚 した。 他 の 者 たちは、 彼 を 借 越掳 であると 非 難挚 し、 彼 は 神卡 に 導拗 かれているのではなく<br />

て、 高 慢纁 とでしゃばりから 行 動 したと 言匟 った。ルターは 答掬 えて 言匟 った。「だ れでも、 新<br />

しい 急双 見 を 発 表勖 する 時 には、いかにも 高 慢纁 に 見 え、 論厱 争拫 をひき 起招 こすかのように 非 難挚 され<br />

るのを 知半 らない 人 があろうか。……なぜ、キリストとすべての 殉程 教卝 者 たちは 殺掮 されたのか?<br />

それは、 彼 らが、その 時 代 の 知半 恵 を 高 慢纁 にも 軽 べつするように 見 え、まず 昔繕 からの 神卡 託 を<br />

謙旎 そんに 聞挈 くことをせずに、 自 分 たちの 新 しい 説拿 を 主勢 張挗 したからであろ。」<br />

また、 彼 は、 面卥 った。「わたしのすろことは、 人 間 の 思卩 慮傼 分 別厌 ではなくて、 神卡 の 勧僊 告卪<br />

に 基匼 づいて 行 われる。この 働掴 きが 神卡 のものであれば、だれがそれを 止厙 め 得千 ようか。もしそ<br />

れが 神卡 のものでないならば、だれがそれを 押 し 進勺 め 得千 ようか。わたしの 意勪 志 、 彼 らの 意勪 志 、<br />

われわれの 意勪 志 ではない。 天拦 にいます、 聖脩 なる 父 よ、それは、あなたの 意勪 志 でありま<br />

す。」 13<br />

ルターは 聖脩 霊绳 に 動 かされて 彼 の 働掴 きを 開 始卿 したのであったが、それを 推掙 進勺 するために<br />

は 激 しく 闘 わなければならなかった。 敵育 の 非 難挚 、 彼 の 目 的 に 対 する 誤儶 解卆 、 彼 の 品厍 性勯 や 動 機務<br />

に 対 する 正匁 で 悪捰 意勪 に 満掫 ちた 非 難挚 などが、 洪斬 水匍 のように 彼 を 襲脁 い、 彼 はそれに 悩肘 まされ<br />

た。 彼 は、 教卝 会 においても 学 校厛 においても、 人 々の 指匦 導拗 者 たちは 喜 んで 彼 と 一 致 して 改匳<br />

革挙 のために 努 力 するものと 確卾 信勼 していた。 高 い 地 位匱 の 人 々から 受匃 けた 激 励繭 の 言匟 葉挺 が、 彼 に<br />

喜 びと 希傩 望捬 を 与拜 えた。すでに 彼 は、 教卝 会 の 輝脮 かしい 夜 明 けを 予匨 見 していたのである。それ<br />

だのに、 激 励繭 は 非 難挚 と 有卻 罪 の 宣傪 告卪 に 変厭 わった。 教卝 会 と 国 家匝 の 両厥 方 の 高 官厑 たちの 多匭 くは、 彼<br />

の 主勢 張挗 の 真卢 実 であることを 確卾 信勼 したけれども、これらの 真卢 理 を 受匃 け 入 れるならば 大 変厭 化 が<br />

起招 こることに、すぐに 気勴 づいたのである。 人 々を 啓繡 蒙稢 し 改匳 革挙 することは、 事 実 上 、ローマ<br />

の 権勻 力 をくつがえすことであって、その 金 庫 に 流及 れ 込匸 んでいる 幾继 千収 の 流及 れを 止厙 め、 法 王掣 制勧<br />

の 指匦 者 たちの 浪償 費厔 とぜいたくを 大 いに 削 減匬 することになるのであった。そればかりか、 人<br />

々に、キリストだけに 救 いを 仰纝 ぎつつ、 責掅 任厃 あろ 人 間 として 思卩 考卛 し 行 動 するように 教卝 える<br />

ことは、 法 王掣 の 座 をくつがえし、ひいては、 彼 ら 自 身拴 の 権勻 威胙 をも 失拽 わせるのであった。こ<br />

のようなわけで、 彼 らは、 神卡 から 与拜 えられた 知半 識掟 を 拒兘 んだ。そして、 神卡 が 彼 らを 啓繡 蒙稢 する<br />

ためにお 送拡 りになった 人 間 に 反卬 対 することにより、キリストと 真卢 理 とに 対 抗 したのであ<br />

る。<br />

ルターは 自 分 自 身拴 を 見 た 時 震傹 えおののいた。ただ 1 人 の 人 間 が、 地 上 最勞 強勮 の 権勻 力 に 反卬<br />

対 しているのであった。 彼 は、 自 分 がほんとうに 神卡 に 導拗 かれて 教卝 会 の 権勻 威胙 に 対 抗 している<br />

のかどうか 疑卧 う 時 もあった。「 地 上 の 王掣 たちと 全 世匒 界化 がおそれおののく 法 王掣 の 威胙 光捄 に 反卬 対<br />

するわたしは、いったいだれであろうか。…… 最勞 初匘 の 2 年 間 、わたしがどんなに 苦 しんだ<br />

か、また、どんな 失拽 望捬 、いやどんな 絶傉 望捬 に 陥肿 ったかは、だれにもわからない」と 彼 は 書危 い<br />

ている。 14 しかし 彼 は、 落叉 胆绺 したまま 放择 置厒 されてはいなかった。 人 間 の 支匣 持匛 を 失拽 った 時 、<br />

83


彼 は、ただ 神卡 を 仰纝 いだ。そして、その 全 能印 の 腕肙 にたよれば 絶傉 対 に 安勣 全 であることを 学 ん<br />

だ。<br />

ルターは、 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 友掻 人 に 次卙 のように 書危 いた。「われわれは 研挣 究捨 や、 知半 力 によって<br />

聖脩 書危 を 理 解卆 することはできない。まず 第匌 一 になすべきは、 祈绗 って 始卿 めることである。 主勢 が<br />

大 きな 憐穳 れみによって、 主勢 のみ 言匟 葉挺 に 対 する 真卢 の 理 解卆 を 与拜 えてくださるよう 祈绗 り 求卍 めねば<br />

ならない。<br />

『 彼 らはみな 神卡 に 教卝 えられるであろう』と 神卡 ご 自 身拴 が 言匟 われたように、 神卡 のみ 言匟 葉挺 の<br />

解卆 釈脂 者 は、この 言匟 葉挺 の 著兆 者 以匆 外勭 にはないのである。 自 分 自 身拴 の 努 力 、 自 分 自 身拴 の 理 解卆 にた<br />

よらず、 全 く 神卡 に 頼 り、 神卡 の 霊绳 の 感厤 化 に 頼 るべきである。これは、 体 験挧 した 者 の 言匟 葉挺 とし<br />

て、 信勼 じてほしい。」 15 ここに、 神卡 は 自 分 たちに 現勶 代 に 対 する 厳 粛施 な 真卢 理 を 他 の 人 々に<br />

伝捱 えるよう 求卍 めておられると 感厤 しる 者 への 重匤 大 な 教卝 訓肢 がある。この 真卢 理 は、サタンの 憎 し<br />

みと、 彼 かたくらんだ 作单 り 話匋 を 愛 する 人 々の 憎 しみをかき 立 てる。 悪捰 の 勢厕 力 との 闘 いにお<br />

いては、 知半 力 や 人 間 の 知半 恵 以匆 上 の 何挬 物匵 かが 必厧 要勥 なのである。<br />

敵育 が、 習 慣脹 や 伝捱 説拿 、あるいは 法 王掣 の 主勢 張挗 や 権勻 威胙 に 訴挰 えた 時 に、ルターは、 聖脩 書危 、しか<br />

も 聖脩 書危 のみをもって 彼 らに 対 抗 した。 聖脩 書危 には、 彼 らが 答掬 えろことの できない 論厱 証卨 があ<br />

った。そこで、 形捊 式厚 主勢 義拣 と 迷偧 信勼 の 奴 隷趵 たちは、ユダヤ 人 がキリストの 血傔 を 求卍 めたように、<br />

彼 の 血傔 を 叫经 び 求卍 めた。ローマの 熱 心升 党勝 は 叫经 んだ。「 彼 は 異 端健 だ。このような 恐傁 ろしい 異 端健<br />

者 を 1 時 間 でも 生 かしておくことは 教卝 会 に 対 する 大 逆 罪 である。 直卟 ちに 彼 の 処叀 刑傃 台卤 を 作单 ろ<br />

う。」 16 しかし、ルターは 彼 らの 怒腹 りの 犠腻 牲繉 にならなかった。 神卡 は、 彼 がなすべき 仕捸 事<br />

を 持匛 っておられた。そして、 彼 を 守捿 るために 天拦 使却 が 送拡 られた。しかし、ルターから 尊胛 い 光捄<br />

を 受匃 けた 多匭 くの 者 が、サタンの 怒腹 りの 目 標 となって、 真卢 理 のために 恐傁 れることなく 責掅 め 苦<br />

にあい、 殺掮 された。<br />

ルターの 教卝 えは、ドイツ 全 国 の 識掟 者 の 注挅 意勪 を 引匂 いた。 彼 の 説拿 教卝 と 著兆 書危 から 光捄 が 輝脮 き 出<br />

て、 幾继 千収 という 人 々を 目 覚 めさせ 啓繡 発 した。 生 きた 信勼 仰纝 が、 教卝 会 を 長 い 間 縛旸 っていた 生 気勴<br />

のない 形捊 式厚 主勢 義拣 に 取勚 って 氏卓 わりつつあった。 人 々は、 日 ごとに、ローマ 教卝 の 迷偧 信勼 を 信勼 じな<br />

くなった。 偏旌 見 の 防拌 壁儿 がくずれつつあった。ルターがすべての 教卝 義拣 とすべての 主勢 張挗 を 吟 味控<br />

した 神卡 の 言匟 葉挺 は、 人 々の 心升 をえぐるもろ 刃旿 の 剣腚 のようであった。 至儖 る 所勰 で 霊绳 的 向匇 上 の 欲僼 求卍<br />

が 起招 こった。 長 年 起招 こったこともないような、 義拣 に 対 する 飢 えと 渇 きが 全 る 所勰 に 起招 こった。<br />

長 い 間 、 人 間 の 儀腝 式厚 と 地 上 の 仲傫 保 者 に 向匇 けられていた 人 々の 目 が、 今 や 悔繛 い 改匳 めと 信勼 仰纝 を<br />

もってキリストと 彼 の 十厝 字捐 架繳 とに 向匇 けられた。<br />

このような 関 心升 が 広南 く 行 きわたったことは、なおいつそう 法 王掣 側卷 の 当勠 局拈 者 たちを 恐傁 れ<br />

させた。ルターは、 異 端健 の 訴挰 えに 答掬 えるためにローマに 出 頭挓 せよという 命挻 令傂 を 受匃 けた。 彼<br />

の 友掻 人 たちは、この 命挻 令傂 に 震傹 えおののいた。 彼 らは、すでにイエスの 殉程 教卝 者 たちの 血傔 を 飲儍<br />

84


んだあの 腐纄 敗反 した 都匙 において、どんな 危捦 険叁 が 彼 を 待挊 っているかをよく 知半 っていた。 彼 らは、<br />

ルターがローマへ 行 くことに 反卬 対 し、 彼 がドイツにおいて 調 べを 受匃 けるように 願傿 い 出<br />

た。<br />

この 取勚 り 決 めは、ついに 実 現勶 することになり、 法 酷昰 の 使却 節儊 が、 取勚 り 凋 へのために 仔 命挻<br />

された。 法 王掣 からこの 使却 節儊 に 伝捱 えられた 指匦 示単 によれは、ルターはすてに 異 端健 者 として 宣傪 告卪<br />

されていた。それゆえに 使却 節儊 は、「 直卟 ちに 起招 訴挰 して、 身拴 柄兄 を 拘縅 束僓 する」ように 命挻 じられて<br />

いた。もしも 彼 が 自 分 の 説拿 を 固 守捿 して 譲僯 らず、また 使却 節儊 が 彼 を 逮 捕 しそこねた 時 には、<br />

「ドイツ 全 国 において、ルターから 法 律傢 の 保 護厽 を 奪傤 い、 彼 についた 者 をみな、 追挵 放择 し、の<br />

ろい、 破挐 門挋 する」 権勻 限拘 が 彼 に 与拜 えられていた。 17 そればかりでなくて、 法 王掣 は、この 危捦<br />

険叁 な 異 端健 を 根捏 絶傉 するために、ルターと 彼 の 支匣 持匛 者 たちを 捕 らえてローマの 裁拍 判匯 所勰 に 送拡 ろこ<br />

とを 怠旒 ったものは、 皇 帝胰 を 別厌 として、 教卝 会 や 国 家匝 のどんな 高 官厑 であろうともすべての 者 を<br />

破挐 門挋 するように、 使却 節儊 に 命挻 じた。<br />

ここに 法 王掣 教卝 の 真卢 の 精 神卡 があらわれている。この 記卌 録捎 全 体 のなかに、キリスト 教卝 の 原募<br />

則 の 痕 跡僡 どころか、 一 般 の 正匁 義拣 の 痕 跡僡 さえみられない。ルターは、ローマから 遠 く 離掤 れて<br />

おり、 自 分 の 立 場 を 説拿 明 したり 弁 護厽 したりする 機務 会 がなかった。にもかかわらず、 彼 は、<br />

その 事 件卅 が 調 査匀 される 前 に、 即腖 刻傋 異 端健 の 宣傪 告卪 を 受匃 け、しかもその 同 じ 日 に、 戒儦 告卪 、 告卪 訴挰 、<br />

裁拍 判匯 、 判匯 決 を 受匃 けている。そしてこうしたことはすべて、 教卝 会 あるいは 国 家匝 において 唯繴 一<br />

で 最勞 高 の 無叄 謬 の 権勻 威胙 をもっ 聖脩 なる 父 と 自 称胃 する 者 によって 行 われたのである。 ルターが<br />

真卢 の 友掻 の 同 情午 と 勧僊 告卪 を 大 いに 必厧 要勥 としていたこの 時 に、 神卡 は 摂昊 理 のもとに、メランヒトン<br />

をウィッテンベルクに 送拡 られた。メランヒトンは、 年 は 若拊 く、 謙旎 そんでひかえめな 態拟 度 の<br />

人 であったが、 彼 の 公勗 正匁 な 判匯 断友 、 該暛 博 な 知半 識掟 、 人 を 引匂 きつける 雄接 弁 は、 彼 の 高 潔昔 で 厳 正匁 な<br />

品厍 性勯 とともに、 一 般 の 賞 賛僮 と 尊胛 敬肭 を 受匃 けた。 彼 は 優历 れた 才纞 能印 に 恵 まれていたが、その 温偣 順<br />

な 性勯 質拾 のほうが 目 立 っていた。 彼 はまもなく、 福厹 音 の 熱 心升 な 使却 徒傣 となり、ルターの 最勞 も 信勼<br />

頼 する 友掻 、 貴揂 重匤 なと 持匛 者 となった。 彼 の 温偣 順 慎儃 重匤 できちょうめんな 活卹 動 は、ルターの 勇腅 敢暑<br />

で 精 力 的 な 面卥 をよく 補拙 った。 彼 らが 協匞 力 したことは 宗儲 教卝 改匳 革挙 に 力 をそえ、ルターにとって、<br />

大 きな 励繭 ましの 源 であった。<br />

審拥 問勬 の 場 所勰 はアウグスブルクに 決 まり、 改匳 革挙 者 ルターは 徒傣 歩 でそこへ 出 発 した。 人 々<br />

は、 彼 の 身拴 の 安勣 全 を 憂旨 慮傼 した。 途 中 で 彼 を 捕 らえて 殺掮 害县 するという 脅肺 迫 が 公勗 然掍 と 行 われ<br />

ていたので、 彼 の 友掻 人 たちは 行 かないようにたのんだ。 彼 らはルターに、しばらくウィッ<br />

テンベルクを 離掤 れて、 彼 を 快儜 く 保 護厽 してくれる 者 のところに 避 難挚 するように 勧僊 めさえした。<br />

しかし、 彼 は、 神卡 が 彼 を 置厒 かれた 場 所勰 を 離掤 れようとしなかった。どんなあらしが 吹胈 きよせ<br />

ようとも、 彼 は 忠儮 実 に 真卢 理 を 保 持匛 し 続勸 けなければならなかった。 彼 は 次卙 のように 1 丁偸 った。<br />

「わたしは、 争拫 いと 闘 争拫 の 人 、エレミヤのようである。しかし、 彼 らが 激 しく 脅肺 迫 すれば<br />

するほど、わたしの 喜 びは 増匲 し 加匎 わる。…… 彼 らはすでに、わたしの 名匷 誉縃 と 評掲 判匯 を 傷偟 つけ<br />

85


た。ただ 1 つだけ 残拑 っている。それはわたしの 哀暈 れな 体 である。これを 持匛 っていくがよい。<br />

こうして 彼 らは、わたしの 命挻 を 数包 時 間 縮 めることができよう。しかし 彼 らは、わたしの 魂<br />

を 取勚 ることはできない。キリストの 言匟 葉挺 を 世匒 界化 に 宣傪 言匟 しようとするものは、いっでも 死拎 を<br />

覚 悟縖 しなければならないのだ。」 18<br />

ルターがアウグスブルクに 到肑 着挄 したという 知半 らせは、 法 王掣 の 使却 節儊 を 大 いに 満掫 足拒 させた。<br />

全 世匒 界化 の 注挅 目 を 集厦 めたやっかいな 異 端健 者 が、 今 やローマの 権勻 力 のもとに 入 ったように 思卩 わ<br />

れたので、 使却 節儊 は 彼 を 逃偹 がすまいと 決 心升 した。ルターは、 通 行 券拐 を 手 に 入 れていなかった。<br />

彼 の 友掻 人 たちは、それを 持匛 たずに 使却 節儊 の 前 に 出 ることがないように 強勮 く 勧僊 告卪 し、 彼 ら 自 身拴<br />

が、それを 皇 帝胰 から 入 手 するようにした。 使却 節儊 は、できればルターを 強勮 いて 自 説拿 を 撤僬 回 さ<br />

せようとし、もしそれができない 場 合 には、 彼 をローマへ 送拡 り、フスやヒエロニムスと 同<br />

じ 運卞 命挻 に 陥肿 れようとしていた。そこで 彼 は、 彼 の 部 下 を 用 いて、ルターを 通 行 券拐 なしで 出<br />

頭挓 さぜ、 彼 の 手 中 に 身拴 をゆだねさせようとした。ルターは、そうすることを 断友 然掍 拒兘 否 した<br />

彼 は、 皇 帝胰 の 保 護厽 を 保 証卨 する 文卽 書危 を 受匃 け 取勚 るまでは、 法 王掣 使却 節儊 の 前 に 出 なかった。<br />

法 王掣 側卷 は 策北 の 1 つとして、うわべの 穏昳 やかさでルターを 説拿 き 伏胹 せようとした。 使却 節儊 は<br />

彼 との 会 談挫 において、 非 常拤 に 友掻 好捆 的 な 態拟 度 を 示単 した。しかし、 彼 は、ルターが 教卝 会 の 権勻 威胙<br />

に 絶傉 対 的 に 服傕 従 すること、そして、 議 論厱 や 質拾 問勬 の 余 地 なくすべての 点勷 において 服傕 従 するこ<br />

とを 要勥 求卍 した。 彼 は、 自 分 が 相 手 にしなけれはならない 人 物匵 の 性勯 格卺 を、 止厙 しく 評掲 価卒 してい<br />

なかった。ルターは、それに 答掬 えて、 教卝 会 に 対 する 彼 の 関 心升 、 真卢 理 に 対 する 願傿 いを 述掃 べた。<br />

そして、 彼 が 教卝 えたことに 対 する 反卬 対 には、すべて 答掬 える 用 意勪 があり、また、どこかの 有卻<br />

力 な 大 学 に 彼 の 教卝 説拿 の 検匴 討挎 をゆだねる 用 意勪 があると 言匟 った。しかし 彼 はそれとともに、 彼<br />

の 誤儶 りを 証卨 明 もせずに 取勚 り 消拔 しを 要勥 求卍 する 枢 機務 卿 のやりり 方 に 講僂 義拣 した。<br />

唯繴 一 の 返拮 答掬 は、「 取勚 り 消拔 せ、 取勚 り 消拔 せ」というにとだけであった。ルターは、 彼 の 主勢<br />

張挗 が 聖脩 書危 に 支匣 持匛 されたものであることを 示単 し、 真卢 理 を 破挐 棄 できないことを 断友 言匟 した。 法 王掣<br />

使却 節儊 は、ルターの 議 論厱 に 反卬 諭纼 できなかった。そこで 彼 は、 言匟 い 伝捱 えや 教卝 父 たちの 言匟 葉挺 を 引匂<br />

用 しながら、 激 しく 責掅 め、あざ 笑傷 い、またへつらいなどして、ルターに 話匋 す 機務 会 を 与拜 えな<br />

かった。このような 状叔 態拟 で 会 議 を 続勸 けても 何挬 もならないので、ルターは、ついに、 彼 の 答掬<br />

弁 を 文卽 書危 によって 提卖 出 すろ 許 可參 をやっとのことで 受匃 けることができた。 「こうすること<br />

により、 圧 迫 を 受匃 けている 者 は 二华 重匤 の 利匏 益捍 を 受匃 ける。 第匌 一 に、 書危 いたものを 他 の 人 々の 判匯<br />

断友 に 訴挰 えることができる。 次卙 に、 高 慢纁 な 言匟 葉挺 によって 圧 倒 しようとする 横叅 柄兄 で 多匭 弁 な 暴偷 君<br />

の 良拖 心升 に 訴挰 えないとしても 恐傁 怖繍 心升 を 起招 こさせ 得千 る」とルターは、 友掻 人 に 書危 いて 言匟 っ<br />

た。 19<br />

次卙 の 会 見 において、ルターは、 数包 多匭 くの 聖脩 句繯 の 引匂 用 によって 十厝 分 に 支匣 持匛 された、 彼 の<br />

主勢 張挗 の 簡儚 潔昔 明 瞭 で 力 強勮 い 説拿 明 を 提卖 示単 した。 彼 は、この 論厱 文卽 を、 大 声拨 で 読傊 んだあとで、 枢 機務<br />

卿 に 手 渡据 した。しかし、 彼 は、それを 軽 べつして 投匐 げすて、むだな 言匟 葉挺 と 無叄 関 係厂 な 引匂 用 を<br />

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集厦 めたものにすぎないと 宣傪 言匟 した。そこでルターは、 敢暑 然掍 と 立 ち、 高 慢纁 な 枢 機務 卿 自 身拴 の 立<br />

場 ― 言匟 い 伝捱 えと 教卝 会 の 教卝 え——から 論厱 じて、 彼 の 憶縪 説拿 を 完 全 に 粉腲 砕 した。 法 王掣 使却 節儊 は、<br />

ルターの 論厱 法 に 勝 てないのを 見 て、 自 制勧 心升 を 失拽 い、 激 怒腹 して 叫经 んだ。「 取勚 り 消拔 せ!さも<br />

ないと、わたしはおまえをローマに 送拡 り、おまえの 件卅 を 審拥 理 するように 命挻 じられた 裁拍 判匯 官厑<br />

たちの 前 に 立 たせる。わたしは、おまえとおまえの 仲傫 間 、そして、いつであろうとおまえ<br />

を 支匣 持匛 する 者 はみな 破挐 門挋 し、 教卝 会 から 追挵 放择 する。」そして 最勞 後 に 彼 は、 怒腹 気勴 を 帯 びた 高 慢纁<br />

な 大 声拨 をあけて、「 取勚 り 消拔 せ。さもないと 2 度 と 帰 るな」と 宣傪 言匟 した 20 。<br />

ルターは 直卟 ちに、 友掻 人 たちと 退挖 場 し、 彼 か 取勚 り 消拔 す 意勪 志 のないことを 明 らかに 宣傪 言匟 し<br />

た。これは、 枢 機務 卿 が 意勪 図掛 していたことではなかった。 彼 は、 累纺 力 に 訴挰 えてルターを 従 わ<br />

せることかできると 安勣 易 に 考卛 えていた。こうして、 自 分 の 側卷 の 支匣 持匛 者 だけと 取勚 り 残拑 された<br />

彼 は、 自 分 の 計匧 画厐 の 予匨 期勡 しない 失拽 敗反 をひどく 無叄 念挡 がって、みなの 顔 を 見 まわした。 この<br />

時 のルターの 奮绝 闘 は、 良拖 い 結医 果卵 をもたらさずにはおかなかった。その 場 にいた 多匭 くの 人 々<br />

は、2 人 の 人 間 を 比发 較脘 する 機務 会 が 与拜 えられ、 彼 らの 立 場 の 力 強勮 さと 真卢 実 性勯 とともに、 彼 ら<br />

のあらわした 精 神卡 を 自 分 たちで 判匯 断友 することができたのである。それらは、なんと 著兆 しく<br />

異 なっていたことであろう。ルターは、そぼくで 謙旎 そんで、 神卡 の 力 によって 堅儕 く 立 ち、 真卢<br />

理 の 側卷 にあった。 しかし、 法 王掣 の 使却 節儊 は、 尊胛 大 で 横叅 柄兄 、 高 慢纁 てで 無叄 分 別厌 で、 聖脩 書危 に 基匼 づ<br />

いた 議 論厱 は 1 つもせずに、ただ、 激 しく、「 取勚 り 消拔 せ、さもないとローマに 送拡 られて 罰脖 せ<br />

られる」と 叫经 んでいた。<br />

ルターは 通 行 券拐 を 得千 ていたにもかかわらず、 法 王掣 側卷 は 彼 を 捕 らえて 投匐 獄晳 しよっとして<br />

いた。 彼 の 友掻 人 たちは、これ 以匆 上 彼 がとどまっていても 無叄 益捍 なので、 直卟 ちにウィッテンベ<br />

ルクに 帰 り、 彼 の 意勪 向匇 を 極掄 秘兕 にしておくために 細 心升 の 注挅 意勪 を 払掾 うようにと 勧僊 めた。そこで<br />

彼 は、 長 官厑 がつけてくれた 案匽 内 人 1 人 をつれて、 夜 明 け 前 に、アウグスブルクを 馬捣 に 乗拳 っ<br />

て 出 発 した。 彼 は、さまざまな 予匨 感厤 を 抱 きなから、 静 まりかえった 暗肨 い 町 の 通 りをひそか<br />

に 急双 いだ。 残拑 酷昰 で 油 断友 のない 敵育 は、 彼 をなきものにしようと 策北 動 していた。 果卵 たして 彼 は、<br />

彼 らのわなを 逃偹 れることができるであろうか。この 時 こそ、 非 常拤 な 心升 配括 と 熱 心升 な 祈绗 りの 時<br />

であった。 彼 は、 町 の 城拝 壁儿 の 小 さな 門挋 に 到肑 着挄 した。 門挋 は 彼 のために 開 かれ、 彼 は 道匠 案匽 内 と<br />

ともに、なんの 妨绋 げも 受匃 けずに 通 りぬけた。こうして 安勣 全 に 外勭 に 出 るや、 彼 らは 急双 いで 逃偹<br />

げ 去掇 った。そして、 法 王掣 使却 節儊 がルターの 出 発 を 聞挈 く 前 に、 彼 は 迫 害县 者 たちの 手 のとどかな<br />

いところに 行 っていた。サタンと 彼 の 使却 者 たちは 敗反 北勾 した。ちょうど、1 羽 の 鳥 が 捕 獲僠 者<br />

のわなを 逃偹 れたように、 彼 らは 1 中 におさめたと 思卩 った 者 を 逃偹 がしてしまったのであ<br />

る。<br />

ルターの 逃偹 亡 の 知半 らせを 聞挈 いて、 法 王掣 使却 節儊 は 驚脚 きと 怒腹 りに 度 を 失拽 った。 彼 は、 教卝 会 を<br />

騒胻 がせるこの 者 を、 賢繞 明 に、かつ 断友 固 として 処叀 置厒 することによって、 大 きな 栄 誉縃 を 受匃 ける<br />

ことを 期勡 待挊 していたのであった。しかし、 彼 の 希傩 望捬 はかなえられなかった。 彼 は、ザクセ<br />

87


ン[サクソニア]の 選 挙拷 侯 フリードリヒに 手 紙 を 書危 いて 憤 りをもらし、 激 しくルターを 非 難挚<br />

し、フリードリヒがルターをローマに 送拡 るか、それともザクセンから 追挵 放择 することを 要勥 求卍<br />

した。 ルターは、 自 分 を 弁 護厽 して、 使却 節儊 または 法 王掣 が 聖脩 書危 に 基匼 づいて 彼 の 誤儶 りを 示単 すよ<br />

う 求卍 め、もし 彼 の 教卝 義拣 が 神卡 のみ 言匟 葉挺 と 矛旁 盾绮 していることを 示単 し 得千 るならば、 彼 はそれらを<br />

放择 棄 するときわめて 厳 粛施 に 誓绒 った。そして、 彼 は、このような 聖脩 なる 運卞 動 のために 苦 しむ<br />

に 足拒 るものとされたことを 神卡 に 感厤 謝儑 した。 選 挙拷 侯 は、まだ 改匳 革挙 の 教卝 義拣 についての 知半 識掟 は<br />

ほとんどなかったが、ルターの 率厾 直卟 で 力 強勮 い 明 快儜 な 言匟 葉挺 に 深捫 く 感厤 動 した。そして、ルター<br />

が 誤儶 っているということが 証卨 明 されるまで、フリードリヒは 彼 の 保 護厽 者 となる 決 心升 をした。<br />

法 王掣 使却 節儊 の 要勥 求卍 に 答掬 えて、 彼 は 次卙 のように 潟僫 いた。「『アウグスブルクにおいて、マルチ<br />

ン 博 士厨 があなたの 前 に 出 頭挓 したのであるから、それで 満掫 足拒 されるべきである。われわれは、<br />

あなたが 彼 の 誤儶 りを 説拿 得千 せずに 取勚 り 消拔 しを 迫 るとは 考卛 えていなかった。わが 国 の 識掟 者 はだ<br />

れ 1 人 として、マルチン 博 士厨 の 教卝 義拣 が、 不勘 敬肭 、 反卬 キリスト 教卝 的 、あるいは 異 端健 的 である<br />

とは 言匟 っていない。』さらに、 選 挙拷 侯 は、ルターをローマに 送拡 ること、あるいは 彼 の 国 か<br />

ら 追挵 放择 することを 拒兘 否 した。」 21<br />

選 挙拷 侯 は、 社 会 の 遵穒 徳 的 抑 制勧 が 一 般 に 崩偼 れつつあるのを 見 た。 改匳 革挙 の 王掣 一 大 事 業 が 必厧<br />

要勥 てあった。もしも 人 々が 神卡 の 律傢 法 を 認卉 めて 従 い、 啓繡 発 された 良拖 心升 の 命挻 令傂 に 従 うならば、<br />

複傐 雑儡 で 広南 範儤 囲 に 及 ぶ 禁 令傂 や 罰脖 則 は 不勘 必厧 要勥 になるのであった。 彼 は、ルターがこの 目 的 を 達挾<br />

成勱 するために 活卹 動 しているのを 認卉 め、 教卝 会 内 に 良拖 い 感厤 化 か 及 んでいるのを 心升 ひそかに 喜 ん<br />

だ。 彼 はまた、ルターが 大 学 の 教卝 授 として 大 いに 成勱 功僵 を 収厓 めているのを 認卉 めた。ルター<br />

が 城拝 教卝 会 に 彼 の 論厱 題匑 を 掲傲 示単 してから 1 年 が 経 過厢 しただけであるが、すでに 万勦 聖脩 節儊 の 時 に 教卝<br />

会 に 出 席 する 巡儏 礼脊 の 数包 は、いちじるしく 減匬 少厮 した。ローマの 礼脊 拝旟 者 と 献僑 金 は 減匬 少厮 したが、<br />

そのかわりに 別厌 の 階 層 の 人 々がウィッテンベルクにやって 来勵 た。 彼 らは 聖脩 遺 物匵 を 崇暒 拝旟 する<br />

巡儏 礼脊 者 たちではなくて、 大 学 の 教卝 室掂 を 満掫 たすところの 学 生 たちであった。ルターの 著兆 書危 は、<br />

至儖 る 所勰 で、 聖脩 書危 に 対 する 新 しい 興掰 味控 をよび 起招 こし、ドイツ 全 国 からだけでなく、 他 の 国 々<br />

からも 学 生 が 大 学 に 群儈 がって 来勵 た。ウィッテンベルクを 初匘 めて 望捬 み 見 た 青捘 年 たちは、「 彼<br />

らの 手 を 天拦 にあげ、むかしのシオンからのように、この 町 から 真卢 理 の 光捄 が 輝脮 き 出 るように<br />

なったことを 神卡 に 感厤 謝儑 した。その 光捄 は、ここから、 最勞 も 遠 い 国 々にまで 広南 がったのであっ<br />

た。」 22<br />

ルターは、またローマ 教卝 の 誤儶 りから 部 分 的 に 改匳 宗儲 したにすきなかった。しかし、 聖脩 書危<br />

を 法 王掣 の 教卝 書危 や 法 典胟 と 比发 較脘 した 時 に、 彼 は、 驚脚 きに 満掫 たされた。「わたしは、 今 、 法 王掣 の<br />

教卝 書危 を 読傊 んでいる。そして、…… 法 王掣 が 反卬 キリスト 自 身拴 であるのか、それとも 彼 の 使却 徒傣 で<br />

あるのか、わたしは 知半 らない。だがキリストは、 教卝 書危 のなかで、はなはだしく 誤儶 り 仏肤 えら<br />

れ、 十厝 字捐 架繳 につけられている」と 彼 は 書危 いた。 23 しかしルターは、この 時 はまたローマ<br />

88


教卝 会 の 支匣 持匛 者 であって、その 教卝 会 の 交卦 わりから 分 離掤 することなど 考卛 えてもいなかったので<br />

ある。<br />

ルターの 著兆 書危 と 教卝 義拣 とは、 全 キリスト 教卝 国 に 広南 がっていった。 運卞 動 は、スイスとオラ<br />

ンダにも 広南 が 自 た 彼 の 著兆 書危 の 何挬 冊昘 かは、フランスとスペインにも 入 っていった。 英捼 国 では、<br />

彼 の 教卝 えは 生 命挻 の 言匟 葉挺 として 迎 えられた、 真卢 理 は、ベルギーやイタリアにも 及 んた 幾继 千収 の<br />

ものが、 死拎 んたような 眠縔 りから、 信勼 仰纝 生 活卹 の 喜 ひと 希傩 望捬 とに 目 覚 めつつあった。 ルター<br />

の 攻 撃掐 によって、ローマはますます 激 怒腹 したそして、 彼 の 熱 狂旆 的 な 敵育 たちのあるもの、ま<br />

た、カトリックノ 大 学 の 博 士厨 たちでさえ、この 反卬 逆 的 修 道匠 士厨 を 殺掮 しても 罪 にならないと 宣傪<br />

言匟 した。ある 日 、1 人 の 見 知半 らぬ 人 が、ピストルを 外勭 套 の 下 に 隠僸 して、ルターに 近卐 つき、<br />

なぜこのように 1 人 で 歩 いているのかを 聞挈 いた。ルターは 答掬 えて、「わたしは、 神卡 の 手 の<br />

中 にある。 神卡 はわたしの 力 、わたしの 盾绮 である。 人 間 はわたしに 何挬 をすることができよう<br />

か」と 言匟 った。 24 この 言匟 葉挺 を 聞挈 いて、 見 知半 らぬ 人 は 真卢 っ 青捘 になり、 天拦 使却 の 前 から 逃偹 ける<br />

ように、 去掇 っていった。<br />

ローマは、ルターをなきものにしようとしていた。しかし、 神卡 か 彼 の 防拌 御 であった。<br />

彼 の 教卝 義拣 は 至儖 る 所勰 の「 民 家匝 に、 修 道匠 院协 に…… 貴揂 族 の 城拝 に、 大 学 に、そして 王掣 の 宮厳 殿脟 に」 伝捱<br />

えられた。そして、 貴揂 族 たちは、 彼 の 運卞 動 を 支匣 持匛 するために 立 ち 上 がっていた。 25 ちょ<br />

うどこのころ、ルターはフスの 著兆 書危 を 読傊 み、 彼 自 身拴 が 支匣 持匛 し 教卝 えていた 信勼 仰纝 による 義拣 とい<br />

う 大 真卢 理 が、ボヘミアの 改匳 革挙 者 によって 唱脆 えられていたことを 知半 ったのである。 「パウ<br />

ロ、アウクスティヌス、そしてわたしは、 知半 らずしてフベ 派挩 てあった」とルターは 言匟 った。<br />

「 真卢 理 は 1 世匒 紀 に 前 に 伝捱 えられ、しかも 焼催 かれたことに 対 して、 神卡 は 必厧 ず 世匒 界化 を 裁拍 かれる<br />

であろう」と、 彼 は 紅縠 けた。 26<br />

キリスト 教卝 の 改匳 革挙 についてドイツの 皇 帝胰 と 貴揂 族 とに 訴挰 えた 中 で、ルターは、 法 王掣 のこ<br />

とを 次卙 のように 書危 いた。「キリストの 代 理 であると 自 分 で 主勢 張挗 する 人 間 が、 どんな 皇 帝胰<br />

も 及 ばないような 豪僘 華兛 さを 誇縷 示単 するのを 見 るのは、 恐傁 るべきことである。この 者 は、 貧縏 し<br />

いイエス、または 謙旎 そんなペテロに、 似胤 ているであろうか。 人 々は、 彼 が 世匒 界化 の 主勢 である<br />

と 言匟 っている。しかし、 彼 が、 代 理 者 であると 誇縷 っているキリストは、『わたしの 国 はこ<br />

の 世匒 のものではない』と 言匟 われた。 代 理 者 の 国 は、 彼 の 主勢 の 国 より 広南 くてよいてあろう<br />

か。」 27 彼 は、 大 学 について、このように 書危 いた。「 大 学 というところは、 聖脩 書危 を 説拿 明<br />

し、それを 青捘 年 たちの 心升 に 刻傋 みこむために 熱 心升 に 努 力 するのでなければ、 地 獄晳 の 大 きな 門挋<br />

になってしまうのではないかと、わたしは 恐傁 れる。わたしは、だれも 聖脩 書危 が 最勞 高 位匱 を 占 め<br />

ていないところに 子 供挿 を 送拡 らないよう 勧僊 告卪 する。 人 々が 神卡 の 言匟 葉挺 を 絶傉 えず 研挣 究捨 していない<br />

学 校厛 は、すベて 腐纄 敗反 するにきまっている。」 28 こうした 訴挰 えは、 速捠 やかにドイツ 全 国 に<br />

配括 布偵 され、 人 々に 強勮 力 な 影挼 響捳 を 及 ぼした。 全 国 民 が 奮绝 い 立 ち、 群儈 衆 は 改匳 革挙 の 旗充 のもとに 結医<br />

集厦 した。ルターの 敵育 たちは、 復挴 讐穑 の 念挡 に 燃 え、 彼 に 対 して 断友 固 とした 処叀 置厒 をとるように、<br />

89


法 王掣 に 迫 った。そこで、 彼 の 教卝 義拣 を 直卟 ちに 禁 止厙 する 命挻 令傂 か 出 された。ルターと 彼 の 支匣 持匛 者<br />

たちには、60 日 間 の 猶旽 予匨 が 与拜 えられた。そして、もしその 後 も 取勚 り 消拔 さないならば、 彼<br />

らはみな 破挐 門挋 されるのであった。<br />

これは、 宗儲 教卝 改匳 革挙 にとって、 非 常拤 な 危捦 機務 であった。 幾继 世匒 紀 の 間 、ローマの 破挐 門挋 宣傪 告卪 は、<br />

有卻 力 な 君 主勢 たちを 震傹 えあがらせ、 強勮 力 な 帝胰 国 を 悲胳 嘆昍 と 荒僚 廃 に 陥肿 れてきた。 破挐 門挋 された 人<br />

々は、 一 般 の 人 々から 恐傁 怖繍 と 嫌膅 悪捰 の 情午 をもって 見 られ、 仲傫 間 との 交卦 際匶 を 絶傉 たれ 法 律傢 の 保 護厽<br />

外勭 のものとされて、かり 出 されて 処叀 刑傃 されるのであった。ルターは、 彼 のまわりに 吹胈 き 荒僚<br />

れる 暴偷 風掵 雨僟 に 気勴 づかないわけではなかった。しかし 彼 は 堅儕 く 立 って、キリストが 彼 の 支匣 持匛<br />

者 てあり 盾绮 であろことを 信勼 じた。 殉程 教卝 者 の 信勼 仰纝 と 勇腅 気勴 をもって、 彼 は 次卙 のように 書危 いた。<br />

「 何挬 が 今 起招 ころうとしているか、わたしは 知半 らない。また 知半 ろうとも 思卩 わない。……どこ<br />

に 打占 撃掐 が 加匎 えられようとも、わたしは 恐傁 れない。 木匓 の 葉挺 1 枚儳 でも、 神卡 のみ 心升 てなければ 落叉<br />

ちないのだ。まして 神卡 は、われわれをどんなにみ 心升 にとめておられることであろう。 兜肉 体<br />

をとって 来勵 られたみ 言匟 葉挺 イエスご 自 身拴 がなくなられたのであろから、み 言匟 葉挺 のために 死拎 ぬ<br />

ことは 何挬 でもない。もしわれわれが 彼 と 共厗 に 死拎 ぬならば、 彼 と 共厗 に 生 きろのである。そし<br />

て、 彼 がわれわれに 先匪 だって 通 られたものをわれわれも 通 り、われわれは 彼 がおられうと<br />

ころへ 行 き、 彼 と 共厗 に 永 遠 に 住卫 むのであろ。」 29 法 王掣 の 教卝 書危 がルターのところに 到肑 着挄 し<br />

た 時 に、 彼 は 言匟 った。「わたしはこれを、 不勘 敬肭 で 虚縚 偽兖 のものとして 軽 べつし、 排僛 撃掐 す<br />

る。……ここで 罪 に 定 められているのは、キリストご 自 身拴 である。……わたしは、 最勞 大 の<br />

事 業 のためにこのような 苦 難挚 にあうことを 喜 びとする。わたしはすでに、 心升 の 中 に 大 きな<br />

自 由厩 を 感厤 じている。なぜなら、わたしはついに、 法 王掣 が 反卬 キリストであって、 彼 の 座 はサ<br />

タン 自 身拴 の 座 であることを 知半 ったからてある」<br />

しかしローマの 命挻 令傂 は、 影挼 響捳 を 及 ぼさずにはいなかった。 投匐 獄晳 、 拷稷 問勬 、 剣腚 は、 服傕 従 を<br />

強勮 いる 有卻 力 な 武叇 器捙 であった。 弱傽 く 迷偧 信勼 的 な 人 々は、 法 王掣 の 教卝 書危 の 前 で 震傹 えた。 概腴 して 人 々<br />

はルターに 対 して 同 情午 的 ではあったが、 生 命挻 を 改匳 革挙 事 業 にかけることはあまりにも 惜斶 しい<br />

と 思卩 う 者 が 多匭 かった。 万勦 事 は、ルターの 事 業 が、 今 にも 終厖 わろうとすることを 示単 すように<br />

思卩 われた。 しかしルターは、びくともしなかった。ローマは、 彼 を 破挐 門挋 した。そして 世匒<br />

界化 は、 彼 が 死拎 ぬか、それとも 服傕 従 を 強勮 制勧 されるかするに 違挆 いない、と 思卩 って 見 ていた。し<br />

かし 彼 は、 恐傁 るベき 力 をもって、 教卝 会 に 有卻 罪 の 宣傪 告卪 を 投匐 げかえし、 永 遠 に 教卝 会 と 分 離掤 する<br />

決 意勪 を 公勗 然掍 と 宣傪 言匟 した。ルターは、 大 勢厕 の 学 生 たちや 博 士厨 たち、そしてあらゆる 階 層 の 一<br />

般 市 民 たちの 目 の 前 で、 法 王掣 の 教卝 書危 を、 教卝 会 法 規厶 や 教卝 令傂 集厦 、また 法 王掣 権勻 を 支匣 持匛 する 文卽 書危 類<br />

とともに 焼催 き 捨腇 てた。「わたしの 敵育 たちは、わたしの 著兆 書危 を 焼催 くことによって、 一 般 の 人<br />

々の 心升 の 中 での 真卢 理 の 働掴 きを 妨绋 げ、 彼 らの 魂 を 滅脛 ぼそうとした。それだから、わたしも 彼<br />

らの 著兆 書危 を 焼催 く。 重匤 大 な 闘 いが、 今 始卿 まったのてある。これまで、わたしはただ 法 王掣 と<br />

90


遊肓 戯 をしていたに 過厢 ぎなかった。わたしは、この 仕捸 事 を 神卡 の 名匷 によって 始卿 めた。それは、<br />

わたしがいなくても、 神卡 の 力 によって 終厖 了傒 するてあろう。」 31<br />

ルターの 運卞 動 の 勢厕 力 の 弱傽 さをあざけった 敵育 の 非 難挚 に 答掬 えて、ルターは 言匟 った。「 神卡 の<br />

選 びと 召昨 しがわたしになく、わたしを 軽 べつしても 神卡 ご 自 身拴 を 軽 べつすろことになる 恐傁 れ<br />

はないと、いったいだれか 知半 り 得千 ようか。エジプトを 去掇 ったモーセは、ただ 1 大 であった。<br />

アハブ 王掣 の 治匮 世匒 において、エリヤは 1 人 であった。イザヤは、エルサレムで 1 人 であっ<br />

た。エゼキエルは、バビロンにおいて 1 人 であった。…… 神卡 は、 大 祭脫 司 とか、 他 の 偉昖 大 な<br />

人 物匵 を 預 言匟 者 に 選 ばれなかった。 神卡 は、たいてい、 身拴 分 の 低拯 い 卑赐 しめられた 大 を 選 び、あ<br />

る 時 は、 飼縫 いアモスをさえ 選 はれた。 各厰 時 代 において、 聖脩 徒傣 たちは、 偉昖 大 な 人 々、 王掣 、 貴揂<br />

族 、 祭脫 司 、 賢繞 者 などを、 命挻 がけで 譴 責掅 したのである。……わたしは、 自 分 が 預 言匟 者 である<br />

とは 言匟 っていない。しかし、 彼 らは、わたしが 1 人 であり 彼 らが 多匭 数包 であるというそのこ<br />

とを 恐傁 れるべきである。わたしは、 自 分 の 側卷 に 神卡 の 言匟 葉挺 があり、 彼 らの 側卷 にはないことを<br />

確卾 信勼 している。」 32 とは 言匟 うものの、ルターが 教卝 会 から 最勞 終厖 的 に 分 離掤 する 決 心升 をするま<br />

でには、 激 しい 闘 いを 経 なければならなかった。ちょうどこのころ、 彼 は 次卙 のように 書危 い<br />

た。「わたしが 子 供挿 の 時 から 教卝 えられたことを 捨腇 て 去掇 ることが、どんなに 困傮 難挚 なことであ<br />

るかを、 毎傭 日 、いよいよ 強勮 く 感厤 じろ。たとえ、わたしの 側卷 にわたしを 支匣 持匛 する 聖脩 書危 があっ<br />

ても、わたしがあえてただ 1 人 立 っ 生 って 法 王掣 に 反卬 対 し、 彼 を 反卬 キリストと 呼 ぶことは、<br />

なんとわたしを 苦 しめたことであろう。わたしの 心升 の 悩肘 みは、なんと 激 しかったことであ<br />

ろう。『お 前 たけが 正匁 しいのか。 他 のすべての 者 は 間 違挆 っているのか。 結医 局拈 間 違挆 っている<br />

のがおまえ 自 身拴 で、 多匭 くの 魂 をおまえの 誤儶 りに 引匂 き 入 れているとすれば、どうするのか。<br />

永 遠 の 罰脖 を 受匃 けるのはだれか。』という 法 王掣 側卷 からたびたび 聞挈 かれた 質拾 問勬 を、わたしは 何挬<br />

度 くり 返拮 して 自 問勬 し、 心升 を 痛僎 めたことであろう。こうして、わたしは 自 分 自 身拴 と 闘 い、サ<br />

タンと 闘 った。そして、ついにキリストが、 彼 ご 自 身拴 の 誤儶 ることのない 言匟 葉挺 で、わたしの<br />

心升 を 強勮 め、これらの 疑卧 念挡 に 勝 たせてくださったのである。」 33 法 王掣 は、ルターが 取勚 り 消拔<br />

さなければ 破挐 門挋 すると 脅肺 していたが、それが 実 行 に 移挔 された。 新 しい 教卝 書危 か 出 され、ルタ<br />

ーがローマ 教卝 会 から 分 離掤 したことを 宣傪 言匟 するとともに、 彼 が 天拦 ののろいを 受匃 けたものであ<br />

ると 非 難挚 した。そして、 彼 の 教卝 義拣 を 信勼 じる 者 はみな、 同 じ 宣傪 告卪 下 に 置厒 かれるのであった。<br />

大 いなる 闘 いは、いよいよ 本 格卺 的 に 始卿 業 った<br />

それぞれの 時 代 において、その 時 代 に 特厣 に 適 切卲 な 現勶 代 の 真卢 理 を 伝捱 えるために 神卡 に 用 い<br />

られる 者 は、すべて、 反卬 対 にあわなければならない。ルターの 時 代 には、 現勶 代 の 真卢 理 、す<br />

なわち、その 時 代 において 特厣 別厌 重匤 要勥 な 真卢 理 があった。 今 日 の 教卝 会 のためにも 現勶 代 の 真卢 理 が<br />

ある。みこころのままに 万勦 事 を 行 われろ 神卡 は、 人 々をさまざまな 事 情午 のもとにおいて、そ<br />

の 時 代 、また、 彼 らがおかれた 状叔 態拟 に 応厸 じた 特厣 殊腺 な 任厃 務勲 をお 命挻 じになる。もし 彼 らが、 与拜<br />

えられた 光捄 を 尊胛 重匤 するならば、 真卢 理 に 対 するいっそう 明 らかな 理 解卆 が 与拜 えられる。しかし、<br />

91


真卢 理 は、 法 王掣 教卝 徒傣 たちがルターに 反卬 対 したように、 今 日 も 多匭 数包 の 者 の 歓脒 迎 を 受匃 けないので<br />

ある。 昔繕 と 同 様捞 に、 神卡 の 言匟 葉挺 の 代 わりに 人 間 の 理 論厱 や 伝捱 説拿 を 受匃 け 入 れるという 同 じ 傾傧 向匇 が<br />

ある。この 時 代 の 真卢 理 を 伝捱 える 者 は、 初匘 期勡 の 改匳 革挙 者 たちより 歓脒 迎 されると 期勡 待挊 してはなら<br />

ない。 真卢 理 と 誤儶 謬 、キリストとサタンとの 間 の 大 争拫 闘 は、この 世匒 界化 の 歴偡 史 の 終厖 わりまで、<br />

激 しさを 増匲 すのである。<br />

イエスは、 彼 の 弟胱 子 たちに 次卙 のように 言匟 われた。「もしあなたがたがこの 世匒 から 出 た<br />

ものであったなら、この 世匒 は、あなたがたを 自 分 のものとして 愛 したであろう。しかし、<br />

あなたがたはこの 世匒 紀 のものではない。かえって、わたしがあなたがたをこの 世匒 から 選 び<br />

出 したのである。だから、この 世匒 紀 はあなたがたを 憎 むのである。わたしがあなたかたに<br />

『 僕腔 はその 主勢 人 にまさるものではない』と 言匟 ったことを、おぼえていなさい。 もし 人 々<br />

がわたしを 迫 害县 したなら、あなたがたをも 迫 害县 するであろう。また、もし 彼 らがわたしの<br />

言匟 葉挺 を 守捿 っていたなら、あなたがたの 言匟 葉挺 をも 守捿 るであろう」[ヨハネ 15:19、。また 一<br />

方 、 主勢 は 次卙 のように 言匟 明 された。「 人 が 皆脰 あなたがたをほめるときは、あなたがたはわざ<br />

わいだ。 彼 らの 祖脽 先匪 も、にせ 預 言匟 者 たちに 対 して 同 じことをしたのである」[ルカ 6:こ<br />

の 世匒 の 精 神卡 は、 今 日 も 昔繕 と 同 様捞 に、 少厮 しもキリストの 精 神卡 と 調 和匄 してはいない。そして、<br />

神卡 のみ 言匟 葉挺 をそのまま 純儻 枠 に 説拿 く 者 は、 昔繕 以匆 上 の 歓脒 迎 を 受匃 けることはない。 真卢 理 に 対 する<br />

反卬 対 の 形捊 態拟 は 変厭 わり、 巧绾 妙胄 になって、 公勗 然掍 と 敵育 意勪 を 衣胼 すことはないかもしれない。しかし、<br />

同 じ 敵育 対 心升 が 依傟 然掍 として 存掑 在厪 し、 時 の 終厖 わりに 全 るまて 表勖 される。<br />

92


第匌 8 章 裁 判匯 所勰 の 前 に<br />

新 皇 帝胰 カール 5 世匒 [チャールズ 5 世匒 ]がドイツの 帝胰 位匱 についた。するとローマの 使却 節儊 は、<br />

急双 いで 祝腛 いの 言匟 葉挺 を 述掃 べると 共厗 に、 彼 の 権勻 力 を 用 いて 宗儲 教卝 改匳 革挙 を 押 えつけるように 勧僊 めた。<br />

他 方 、カールが 帝胰 付厏 につくに 当勠 たって 大 いに 力 があったザクセンの 選 挙拷 侯 は、ルターに 発<br />

言匟 の 機務 会 を 与拜 えるまではどんな 処叀 置厒 もとらないように 嘆昍 願傿 した。こうして、 皇 帝胰 は、 非 常拤<br />

な 当勠 惑 と 苦 境挌 に 立 たされた。 法 王掣 側卷 は、ルターに 死拎 刑傃 を 宣傪 告卪 する 勅質 令傂 が 出 なければ 満掫 足拒 し<br />

なかった。 選 挙拷 侯 は、「 皇 帝胰 もまた 他 のだれも、ルターの 著兆 書危 に 反卬 論厱 していない」と 断友 固<br />

として 言匟 明 し、それゆえに、「ルターは 通 行 券拐 を 与拜 えられて、 学 識掟 のある、 敬肭 虔 で 公勗 平匊 な<br />

裁拍 判匯 官厑 による 法 廷腾 に 出 頭挓 てきろようにすべきである」と 願傿 い 出 た。 1<br />

すべての 党勝 派挩 の 注挅 目 は、カールの 即腖 位匱 後 まもなくウォルムスで 開 かれたドイツ 国 会 に<br />

注挅 がれた。ドイツの 諸 侯 たちの 多匭 くは、 審拥 議 のために 初匘 めて 若拊 い 皇 帝胰 に 会 見 するのであり、<br />

この 国 会 において 審拥 議 すべき 重匤 要勥 な 政 治匮 問勬 題匑 やその 他 の 案匽 件卅 があった。 祖脽 国 のあらゆる 地<br />

方 から、 教卝 会 と 国 家匝 の 高 官厑 たちが 集厦 まった。 高 貴揂 の 生 まれて、 勢厕 力 を 持匛 ち、 世匒 襲脁 の 権勻 利匏 を<br />

主勢 張挗 して 譲僯 らない 領振 主勢 たち、 階 級揁 と 権勻 力 における 優历 越掳 感厤 に 意勪 気勴 揚胚 々としている 威胙 厳 ある 聖脩<br />

職厯 者 たち、 優历 雅儫 な 騎绽 士厨 たちとその 武叇 装 した 家匝 臣元 たち、 外勭 国 や 遠 国 の 大 使却 たちなどが、みな<br />

ウォルムスに 集厦 まった。しかし、この 大 会 議 において、 最勞 も 興掰 味控 深捫 い 問勬 題匑 は、ザクセンの<br />

改匳 革挙 者 ルターの 件卅 であった。 カールはこれ 以匆 前 に、 選 挙拷 侯 にむかって、ルターを 同 伴僀 し<br />

て 国 会 に 来勵 るよう 指匦 示単 し、 彼 に 対 する 保 護厽 と、 問勬 題匑 点勷 に 関 し 資 格卺 ある 人 物匵 と 自 由厩 に 討挎 議 す<br />

ることとを 約 束僓 していたのであった。ルターは、 皇 帝胰 の 前 に 出 ることを 切卲 望捬 していた。こ<br />

の 時 、 彼 の 健掕 康 は 非 常拤 に 損措 なわれていたが、しかし 彼 は 選 挙拷 侯 に 次卙 のように 書危 いた。<br />

「もしわたしが 健掕 康 な 体 でウォルムスに 行 くことができなければ、 病挶 気勴 のまま 運卞 ばれ<br />

て 打占 きたいと 思卩 います。というのは、もし 皇 帝胰 がわたしを 召昨 しておられるなら、それは 神卡<br />

ご 自 身拴 の 召昨 しであることを、わたしは 疑卧 うことができないからです。もし 彼 らかわたしに<br />

暴偷 力 をふるうようなら、そしておそらくそうすることでしょうが[なぜなら 彼 らがわたし<br />

に 出 頭挓 を 命挻 じるのは、わたしから 教卝 えを 受匃 けるためでないからです]、わたしはこれを 主勢<br />

のみ 丁偸 にゆだねます。 燃 える 炉脻 の 中 から 3 人 の 青捘 年 を 救 い 出 された 神卡 は、なお 生 三勫 きて 支匣<br />

配括 しておられます。もし 神卡 がわたしをお 救 いにならなくても、わたしの 命挻 など 取勚 るに 足拒 り<br />

ないものです。ただ 福厹 音 がよこしまな 人 々のちょう 笑傷 を 受匃 けることがないように 努 めまし<br />

ょう。 彼 らが 勝 利匏 を 得千 ることのないように、わたしたちは 福厹 音 のために 血傔 を 流及 しましょう。<br />

すべての 大 の 救 いのために 最勞 も 貢脈 献僑 するのは、わたしの 命挻 であるか、それとも 死拎 であるか、<br />

それを 決 定 するのはわたしではありません。……あなたはわたしにどんなことでも 期勡 待挊 な<br />

さってけっこうです。……ただし、 逃偹 げることと 信勼 仰纝 を 取勚 り 消拔 すこと 以匆 外勭 は。 逃偹 げること<br />

など、わたしにはできませんし、まして、 取勚 り 消拔 すことなどできません。」 2<br />

93


ルターか 議 会 に 姿掋 を 現勶 すという 知半 らせがウォルムスに 伝捱 わると、 各厰 方 面卥 で 大 騒胻 ぎとな<br />

った。 今 回 の 事 件卅 を 特厣 に 委卑 任厃 されていた 法 王掣 使却 節儊 アレアンダー[アレアンドロ]は、 驚脚 き、<br />

憤 激 した。 彼 は、その 結医 果卵 が、 法 王掣 側卷 にとっては 破挐 滅脛 的 であるのを 認卉 めた。 法 王掣 がすてに<br />

宣傪 告卪 を 下 した 件卅 について 取勚 り 調 べを 始卿 めることは、 法 王掣 の 権勻 威胙 を 軽 べつすることであった。<br />

そればかりでなく、 彼 は、ルターの 雄接 弁 で 強勮 力 な 議 論厱 によって、 諸 侯 たちの 多匭 くが 法 王掣 側卷<br />

から 引匂 き 離掤 されることを 懸 念挡 した。それゆえに、 彼 は、ルターがウォルムスに 来勵 ないよう<br />

に、 激 しくカールに 諫 言匟 した。このころ、ルターの 破挐 門挋 を 宣傪 言匟 した 教卝 書危 が 公勗 布偵 された。 使却<br />

節儊 の 申捩 し 入 れとともに、この 教卝 書危 は、 皇 帝胰 を 屈縿 服傕 させた。 皇 帝胰 は 選 挙拷 侯 に、もしルターが<br />

取勚 り 消拔 さないならば、 彼 はウィッテンベルクにととまっているべきであると 霞绹 き 送拡 っ<br />

た。<br />

アレアンダーは、この 勝 利匏 で 満掫 足拒 せず、ルターを 罪 に 定 めるために、ありとあらゆる<br />

権勻 力 と 策北 略傎 を 用 いた。 彼 は、 非 常拤 なしつこさで、 諸 侯 や 高 位匱 聖脩 者 、そしてその 他 の 十厝 義拣 員<br />

たちの 注挅 意勪 をこの 問勬 題匑 に 引匂 き、ルタ 一 に、「 扇昪 動 、 反卬 逆 、 不勘 敬肭 、 冒纍 瀆 」の 罪 をきせた。し<br />

かし、 法 王掣 使却 節儊 のあらわした 激 しい 感厤 情午 は、 彼 がどんな 精 神卡 に 動 かされているかをあまり<br />

にも 明 らかにした。「 彼 は、 熱 意勪 と 敬肭 神卡 というよりは、 憎 しみとふくしゅうの 念挡 に 動 かさ<br />

れている」と 一 般 の 人 々は 言匟 った。 3 議 会 の 大 部 分 の 人 々は、これまてになくルターに 好捆<br />

意勪 を 示単 した。<br />

アレアンダは、ますます 熱 心升 に、 法 王掣 の 布偵 告卪 を 実 打占 すべきことを 皇 帝胰 に 迫 った。しか<br />

し、ドイツの 法 律傢 によれば、これは 諸 侯 たちの 同 意勪 を 得千 ずにすることかできなかった。そ<br />

こでカールは、 法 王掣 使却 節儊 のしつこい 要勥 求卍 に 負拆 けて、 彼 にその 件卅 を 議 会 に 提卖 出 することを 命挻<br />

じた。「それは 法 王掣 使却 節儊 にとって 誇縷 らしい 日 であった。 大 会 衆 が 集厦 まっていたが、 事 件卅 は<br />

さらに 重匤 大 なものであった。アレアンダーは、すべての 教卝 会 の 母 であり 女匩 主勢 人 であろロー<br />

マのために、 訴挰 えろのであった。」 彼 は、 集厦 まったキリスト 教卝 諸 国 の 前 で、ペテロ 首匹 位匱 権勻<br />

を 擁繗 護厽 するのであった。「 彼 は 雄接 弁 の 才纞 を 持匛 っていた。そして、この 重匤 大 な 時 機務 に 立 ちい<br />

たった。ローマが 罪 に 定 められるに 先匪 たって、 荘绩 厳 きわまる 法 廷腾 において、ローマの 第匌 一<br />

流及 の 雄接 弁 家匝 が 現勶 れて 訴挰 えることは、 神卡 の 摂昊 理 であった。」 4 ルターに 好捆 感厤 を 持匛 っていた 人<br />

々は、アレアンダーの 演 説拿 の 結医 果卵 にいくぶんか 不勘 安勣 を 抱 いた。ザクセンの 選 挙拷 侯 は 出 席 し<br />

ていなかったが、 顧僖 問勬 官厑 たちに 命挻 じて 出 席 させ、 法 王掣 使却 節儊 の 演 説拿 を 筆僜 記卌 させた。<br />

アレアンダーは、 学 識掟 と 雄接 弁 のかぎりをもって、 真卢 理 をくつがえそうとした。 彼 はル<br />

ターを、 教卝 会 と 国 家匝 の 敵育 、また、 生 三勫 ける 者 と 死拎 せる 者 との、 聖脩 職厯 者 と 信勼 徒傣 との、 公勗 会 議<br />

と 個持 々のキリスト 者 との、 敵育 であると 告卪 発 し 続勸 けた。「ルターの 誤儶 りは、10 万勦 の 異 端健 者 」<br />

を 焼催 くに 匹级 敵育 するものであると 彼 は 宣傪 言匟 した。 最勞 後 に 彼 は、 改匳 革挙 主勢 義拣 の 信勼 仰纝 印偝 を 支匣 持匛 す<br />

る 人 々を 軽 べつしようとした。 「これらルター 派挩 とは、いったい 何挬 であろうか。 彼 らは<br />

無叄 礼脊 な 教卝 師 、 腐纄 敗反 した 司 祭脫 、 自 堕秐 落叉 な 修 道匠 士厨 、 無叄 知半 な 弁 護厽 士厨 、 堕秐 落叉 した 書危 族 といった 連 中<br />

94


と、 彼 らか 誤儶 らせ、 邪旇 道匠 に 導拗 いたところの 民 衆 である。 彼 らに 比发 べて 力 トリソクの 側卷 は、<br />

その 数包 、 能印 力 、 権勻 力 において、なんと 優历 れていることであろう。このはなはなしい 会 議 に<br />

おける 満掫 場 一 致 の 布偵 告卪 は、 愚 かな 者 の 目 を 開 き、 軽 率厾 な 者 に 警厺 告卪 を 与拜 え、 迷偧 っている 者 に<br />

決 心升 を 与拜 え、 弱傽 い 者 に 力 を 与拜 える。」 5<br />

各厰 時 代 における 真卢 理 の 擁繗 護厽 者 たちは、こっした 武叇 器捙 によって 攻 撃掐 されてきたのである<br />

確卾 立 された 誤儶 りに 反卬 対 して、 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 明 白换 で 直卟 接捴 的 な 教卝 訓肢 をあえて 提卖 示単 するものはみ<br />

な、 今 でも 同 じ 議 論厱 に 迫 られる。「これらの 新 しい 教卝 義拣 の 説拿 教卝 者 たちは、いったいだれで<br />

あるか」と、 受匃 けのよい 宗儲 教卝 を 望捬 む 人 々は 叫经 ぶ。「 彼 らは、 無叄 学 で 少厮 数包 の 貧縏 民 階 級揁 である。<br />

それだのに 彼 らは、 自 分 たちは 真卢 理 を 持匛 ち、 神卡 の 選 民 であると 主勢 張挗 する。 彼 らは、 無叄 知半 で<br />

欺繏 かれているのだ。われわれの 教卝 会 は、 数包 においても、 勢厕 力 においても、なんとはるかに<br />

優历 れていることであろう。われわれの 中 には、なんと 多匭 くの 偉昖 人 や 学 者 がいろことであろ<br />

う。われれれの 側卷 には、なんと 大 きな 力 があることだろう。」このような 議 諭纼 は、 世匒 界化 に<br />

対 して 効捓 果卵 的 な 影挼 響捳 力 を 持匛 っている。しかしそれは、ルターの 時 代 におけると 同 様捞 に 今 日<br />

においても、 決 定 的 な 議 論厱 ではないのである。<br />

宗儲 教卝 改匳 革挙 は、 多匭 くの 者 が 考卛 えているように、ルタ 一 の 時 代 をもって 終厖 わったのではな<br />

い。それはこの 世匒 界化 の 歴偡 史 の 終厖 末拢 まで 続勸 くのである。ルターは、 神卡 が 彼 の 上 に 照儠 らしてく<br />

ださった 光捄 を 他 に 反卬 映 して、 大 事 業 をしなければならなかった。しかし 彼 は、 世匒 界化 に 与拜 え<br />

られるはずの 光捄 を、 全 部 受匃 けたのではなかった。その 当勠 時 から 今 に 至儖 るまで、 新 しい 光捄 か<br />

絶傉 えず 聖脩 書危 を 照儠 らし、 新 しい 真卢 理 が 常拤 にあらわされてきたのである。<br />

法 王掣 使却 節儊 の 演 説拿 は、 議 会 に 深捫 い 印偝 象拺 を 与拜 えた。そこには、 明 快儜 で 説拿 得千 力 のあろ 神卡 のみ<br />

言匟 葉挺 の 真卢 理 を 提卖 示単 して 法 王掣 側卷 の 闘 士厨 を 打占 ち 負拆 かすルターはいなかった。ルターを 弁 護厽 しよ<br />

うとする 者 もいなかった。ルターとその 教卝 義拣 を 罪 に 定 めるだけでなくて、できれば 異 端健 を<br />

根捏 絶傉 しようという 一 般 的 な 傾傧 向匇 が 出 てきた。ローマは、その 主勢 張挗 を 弁 護厽 する 絶傉 好捆 の 機務 会 を<br />

得千 たのであった。 自 己偻 を 擁繗 護厽 するために 言匟 うべきことは、すべて 言匟 ってしまっていた。し<br />

かし、 一 見 勝 利匏 と 思卩 われたことが、 敗反 北勾 のしるしであった。 今 後 、 公勗 然掍 たる 戦勛 いの 場 にお<br />

いて 争拫 われるときに、 真卢 理 と 誤儶 謬 の 対 照儠 はいっそう 明 らかに 見 られるのであった。この 時<br />

以匆 後 ローマは、 決 してこれまでのように 安勣 全 に、 立 つことはできないのであった。<br />

国 会 の 議 員 たちの 大 部 分 は、ルターをローマの 報匔 復挴 の 手 に 引匂 き 渡据 すことをためらわな<br />

かったとはいえ、 多匭 数包 の 者 は、 教卝 会 内 に 行 われる 堕秐 落叉 を 認卉 めて 嘆昍 き、 教卝 権勻 制勧 度 の 貧縏 欲僼 と 腐纄<br />

敗反 のためにドイツ 国 民 がこうむってきた 虐纨 待挊 を 止厙 めたいと 望捬 んだ。 法 十厝 使却 節儊 は 法 王掣 の 支匣 配括<br />

を、 最勞 も 都匙 合 のよさそうな 見 地 から 提卖 示単 していた。ここで 主勢 は、 国 会 の 1 議 員 を 動 かして、<br />

法 王掣 の 暴偷 政 の 結医 果卵 をありのままに 描胦 かせられた。ザクセンのゲオルク 公勗 爵禭 は、 集厦 まった 貴揂<br />

族 たちの 前 で、 断友 固 とした 気勴 高 い 態拟 度 で 立 ち 上 がり、 法 王掣 制勧 の 欺繏 瞞 と 悪捰 虐纨 とその 悲胳 惨绨 な 結医<br />

果卵 とを、 恐傁 るべき 正匁 確卾 さで 指匦 摘 した。 彼 は、 最勞 後 に 次卙 のように 言匟 った。<br />

95


「これらは、ローマがそのために 非 難挚 されているところの 悪捰 弊晅 の 一 部 てある。そこに<br />

は 恥時 も 外勭 聞挈 もない。 彼 らの 唯繴 一 の 目 的 は、…… 金 、 金 、 金 である。したがって、 真卢 理 を 語指<br />

るべき 説拿 教卝 者 たちは、 虚縚 偽兖 のほかは 何挬 も 語指 らず、しかもそのことが 黙縹 認卉 されているだ<br />

け でなく、 報匔 賞 にあずかっている。それは、 彼 らの 虚縚 偽兖 が 大 きければ 大 きいほど、 彼 ら<br />

の 利匏 益捍 も 大 きいからてある。この 汚儢 れた 泉 から、こうした 腐纄 敗反 した 水匍 が 流及 れるのである。<br />

放择 蕩 は 貧縏 欲僼 と 結医 びついた。……ああ、 多匭 くの 哀暈 れな 魂 を 永 遠 の 滅脛 びに 陥肿 れているのは、 聖脩<br />

職厯 者 たちの 背 徳 行 為 である。 一 大 改匳 革挙 が 打占 われねばならない。」 6<br />

ルター 自 身拴 であっても、 法 王掣 制勧 の 害县 悪捰 についてこれ 以匆 上 巧绾 みに 力 強勮 く 弾傆 劾 することは<br />

できなかったであろう。しかも、 演 説拿 者 が、ルターに 断友 固 として 反卬 対 していた 敵育 であった<br />

ことが、 彼 の 言匟 ばに 大 きな 力 をそえた。 もし、 集厦 まった 人 々の 目 が 開 かれたならば、 彼<br />

らは、その 中 に 神卡 の 天拦 使却 たちがいて、 誤儶 謬 の 暗肨 やみを 貫肸 いて 光捄 を 輝脮 かし、 彼 らが 真卢 理 を 受匃<br />

け 入 れるようにその 心升 を 開 いていろのを 見 たことであろう。 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 敵育 たちさえも 支匣 配括<br />

し、まさに 成勱 し 遂脎 げられようとすろ 大 事 業 への 道匠 を 備厵 えたのは、 真卢 理 と 知半 恵 の 神卡 の 力 であ<br />

った。マルチン・ルターは、そこにいなかった。しかし、ルターよりも 偉昖 大 なお 方 の 声拨 が、<br />

その 会 議 において 聞挈 かれたのであった。<br />

ドイツ 国 民 に 重匤 く 課挜 せられた 法 王掣 制勧 の 抑 圧 を 列偱 挙拷 するために 直卟 ちに 委卑 員 会 が 国 会 によ<br />

って 指匦 名匷 された。101 項儅 目 にわたる 一 覧縰 表勖 が、これらの 悪捰 弊晅 を 直卟 ちに 矯禑 正匁 することを 要勥 求卍<br />

した 嘆昍 願傿 書危 と 共厗 に、 皇 帝胰 に 提卖 出 された。「キリスト 教卝 界化 の 霊绳 的 頭挓 を 取勚 り 囲 んでいる 背 徳 行<br />

為 のために、キリスト 者 の 魂 は、なんという 損措 害县 、なんという 破挐 壊傓 、なんという 略傎 奪傤 をこ<br />

うむっていることでしょう。わが 国 民 の 没纹 落叉 と 汚儢 辱既 を 阻縝 止厙 することは、われわれの 義拣 務勲 で<br />

あります。このような 理 由厩 から、われわれは、 陛晝 下 が 全 般 的 な 改匳 革挙 をお 命挻 じになり、その<br />

実 施厇 に 当勠 たられるよう、 切卲 に 嘆昍 願傿 するものであり 表勖 す」と 請捥 願傿 者 たちは 述掃 べた。 7<br />

次卙 に 議 会 は、ルターが 彼 らの 前 に 出 頭挓 することを 要勥 求卍 した。アレアンダーの 嘆昍 願傿 、 抗<br />

議 、 威胙 書危 嚇 にもかかわらず、 皇 帝胰 はついにこれに 同 意勪 し、ルターは 議 会 に 出 頭挓 する 命挻 令傂 を<br />

受匃 けた。 召昨 喚 状叔 とともに、 無叄 事 帰 国 することを 保 証卨 した 通 行 券拐 も 発 行 された。これらは、<br />

彼 をウォルムスに 連 れてくる 命挻 令傂 を 受匃 けた 使却 者 が、ウィッテンベルクに 持匛 って 来勵 た。<br />

ルターの 友掻 人 たちは、 恐傁 れ 悲胳 しんだ。 彼 らは、ルターに 対 する 敵育 の 偏旌 見 を 知半 っていた<br />

ので、 彼 の 通 打占 券拐 さえ 空参 文卽 に 帰 すのではないかと 懸 念挡 し、 危捦 険叁 に 身拴 をさらさぬようにと 願傿<br />

った。ルターは、 次卙 のように 答掬 えた。「 法 王掣 教卝 徒傣 たちは、わたしがウォルムスに 来勵 ること<br />

を 望捬 まず、ただ、わたしの 断友 罪 と 死拎 を 求卍 めている。それはかまわない。わたしのためでな<br />

く、 神卡 のみ 言匟 葉挺 のために 祈绗 ってほしい。……キリストは、これら、 誤儶 蓼 の 使却 者 たちに 打占 ち<br />

勝 つように、み 塩儝 をわたしに 与拜 えられるであろう。わたしは 一 生 彼 らを 軽 べつする。わた<br />

しは 死拎 によって 彼 らに 勝 利匏 するであろう。 彼 らはわたしに 取勚 り 消拔 しを 強勮 いようとして、ウ<br />

ォルムスで 忙昻 しく 働掴 いている。そして、わたしの 取勚 り 消拔 しは、こうである。わたしは 以匆 前 、<br />

96


法 王掣 はキリストの 代 理 であると 言匟 った。 今 、わたしは、 法 王掣 はキリストの 敵育 であり、 悪捰 魔斴<br />

の 使却 徒傣 であると 断友 言匟 する。」 8<br />

ルターは、この 危捦 険叁 な 旅傯 に 1 大 で 出 なくてもよかった。 皇 帝胰 の 便 者 のほかに、 彼 の 最勞<br />

もしっかりした 3 人 の 友掻 人 たちが、 同 道匠 する 決 心升 をした。メランヒトンも、 彼 らに 加匎 わる<br />

ことを 熱 望捬 した。 彼 の 心升 はルターの 心升 と 結医 ばれていたので、 彼 は 同 行 を 切卲 望捬 し、 必厧 要勥 なら<br />

ば 牢 獄晳 や 死拎 をも 共厗 にしたいと 望捬 んだ。しかし、 彼 の 願傿 いは 許 されなかった。もしルターが<br />

なくなれば、 改匳 革挙 の 希傩 望捬 は、この 年 若拊 い 共厗 労排 者 を 中 心升 としなければならないのであった。<br />

ルターは、メランヒトンと 別厌 れる 時 に、 次卙 のように 言匟 った。「もし、わたしが 帰 らず、 敵育<br />

がわたしを 殺掮 しても、 教卝 えつづけて、 真卢 理 に 堅儕 く 立 ってほしい。わたしの 代 わりに 働掴 きな<br />

さい。……きみが 生 き 残拑 るならば、わたしの 死拎 はたいしたことではないのだ。」 9 ルター<br />

の 出 発 を 見 るために 集厦 まった 学 生 や 市 民 は、 深捫 い 感厤 動 を 受匃 けた。 福厹 音 に 心升 を 動 かされた 群儈<br />

衆 は、 涙繽 ながらにルターに 別厌 れを 告卪 げた。こうして、 改匳 革挙 者 ルターとその 一 行 は、ウィッ<br />

うテンベルクを 出 発 した。<br />

彼 らはその 途 中 で、 人 々が 悲胳 しい 予匨 感厤 に 心升 を 重匤 くしているのを 見 た。ある 町 では、 彼<br />

らに 対 してなんの 敬肭 意勪 も 示単 されなかった。 夜 、 泊脪 まったところでは、 同 情午 的 な 一 司 祭脫 が、<br />

ルターの 前 に、 殉程 教卝 したイタリアの 改匳 革挙 者 の 肖 像僕 世匒 画厐 をかかげて、 彼 の 憂旨 慮傼 を 衣胼 した。 翌背<br />

言匟 、 彼 らは、ルターの 著兆 書危 に 対 すろ 有卻 罪 の 宣傪 告卪 がウオルムスで 下 されたことを 知半 った。<br />

皇 帝胰 の 使却 者 たちが 皇 帝胰 の 命挻 令傂 を 布偵 告卪 し、 禁 じられた 書危 籍僣 を 長 官厑 のところに 持匛 参厴 するよ<br />

うに、 人 々に 呼 びかけていた。 使却 者 は、 会 議 におけるルターの 安勣 全 を 気勴 づかい、すでにル<br />

クーの 決 意勪 は 揺肝 らいでいるものと 考卛 えて、なお 彼 が 前 進勺 する 希傩 望捬 であるかどうかをたずね<br />

た。 彼 は、「すべての 町 で 妨绋 害县 を 受匃 けようとも、わたしは 前 進勺 する」と 答掬 えた。 10 エル<br />

フルトでは、ルターは 大 いに 歓脒 迎 された。 彼 は、 賞 賛僮 する 群儈 衆 にかこまれて、 前 によく 托<br />

鉢晴 して 歩 いた 通 りを 過厢 ぎた。 彼 は、 彼 の 修 道匠 院协 の 部 屋厡 を 訪掶 れ、 当勠 時 の 苦 悩肘 ——その 苦 悩肘 を<br />

通 して、 光捄 が 彼 の 魂 を 照儠 らし、そしてその 光捄 が、 今 ドイツにあふれているのであるが——<br />

を 思卩 った。 彼 は、 説拿 教卝 をするように 勧僊 められた。 彼 は、これを 禁 止厙 されていたのであるが、<br />

使却 者 の 許 しがあったので、かつては 修 道匠 院协 の 卑赐 しい 仕捸 事 をしていた 者 が、 壇绵 に 上 った。<br />

彼 は、 集厦 まった 群儈 衆 に、「 平匊 安勣 があなたがたにあるように」というキリストの 言匟 葉挺 を<br />

もって 語指 りかけた。「 哲脼 学 者 、 博 士厨 、 著兆 者 たちは、 永 遠 の 生 命挻 を 得千 る 道匠 を 人 々に 教卝 えてき<br />

たが、 成勱 功僵 しなかった。わたしが 今 それをお 伝捱 えしよう …… 神卡 は、 死拎 を 滅脛 ぼし、 罪 を 根捏<br />

絶傉 し、 陰纖 府匕 [よみ]の 門挋 を 閉僔 じるために、1 人 の 人 、4 すなわち、 主勢 イエス・キリストを 死拎<br />

からよみがえらせられた。これが 救 いの 業 である。……キリストは 勝 利匏 された。これは、<br />

喜 ばしい 知半 らせてある。そして、われわれは、 彼 の 業 によって 救 われた。われわれ 自 身拴 の<br />

行 為 によってではない。……われわれの 主勢 イエス・キリストは、『 安勣 かれ、わたしの 千収 を<br />

見 なさい』と 言匟 われた。つまり、おお、 人 よ、 見 よ、あなたの 罪 を 除揄 き、あなたを 贖 った<br />

97


のは、わたし、わたしだけであろ。そしてあなたは 平匊 和匄 を 得千 た、と 主勢 は 言匟 われるのであ<br />

る。」<br />

彼 は、 引匂 き 続勸 いて、 真卢 の 信勼 仰纝 は 聖脩 い 生 活卹 によってあらわされることを 示単 した。「 神卡 は、<br />

われわれを 救 われたのであるから、われわれの 行 為 が、 神卡 に 受匃 け 入 れられるようにしよう<br />

ではないか。あなたは 富挛 んでいるか。それならあなたの 財拉 産勩 を、 貧縏 者 の 必厧 要勥 にささげよう。<br />

あなたは 貧縏 しいか。それならあなたの 奉旊 仕捸 が 富挛 んでいる 人 々に 喜 ばれるようにしよう。も<br />

しあなたの 労排 働掴 が、ただあなたのためだけに 役叓 立 つものであれば、 神卡 につくしているよう<br />

に 見 せかけている 奉旊 仕捸 は、 偽兖 りてある。」 11 人 々は、あたかも 魅纡 せられたかのように 聴傏<br />

き 入 った。これらの 飢 えた 魂 に、 生 命挻 のパンか 裂脧 き 与拜 えられた。 彼 らの 前 で、キリストは、<br />

法 上 や 法 王掣 使却 節儊 、 皇 帝胰 や 国 王掣 たちよりも 高 く 掲傲 げられた。ルターは、 自 分 の 危捦 険叁 な 立 場 に<br />

ついては 何挬 も 語指 らなかった。 彼 は 人 々に、 自 分 のことを 考卛 えさせたり、 同 情午 させたりしよ<br />

うとはしなかった。 彼 はキリストを 瞑 想挹 して、 自 分 を 見 失拽 ってしまった。 彼 は、カルバリ<br />

ーの 人 なるイエスの 後 ろに 隠僸 れ、イエスを 罪 人 の 贖 い 主勢 として 指匦 し 示単 すことだけを 求卍 めて<br />

いた。<br />

ルターが 旅傯 を 続勸 けていくと、 至儖 る 所勰 で 非 常拤 な 興掰 味控 をもって 迎 えられた。 熱 心升 な 群儈 衆 が<br />

彼 を 取勚 り 囲 み、 好捆 意勪 を 筒绠 せる 人 々が、ローマ 教卝 側卷 の 意勪 図掛 することについて、 彼 に 警厺 告卪 した。<br />

「 彼 らは、あなたを 焼催 き 殺掮 し、ヨハン・フスに 行 ったと 同 様捞 に、あなたの 体 を 灰绑 にするで<br />

しょう」とある 者 は 言匟 った。ルターはそれに 答掬 えた。「たとえ 彼 らが、ウィッテンべルク<br />

からウォルムス 表勖 で 火 を 点勷 じ、 炎縉 が 天拦 にまでとどいたとしても、わたしはその 中 を 主勢 の 名匷<br />

によって 過厢 ぎ、 彼 らの 前 に 立 とう。わたしは、この 巨 獣 のあごに 入 り、その 歯脝 を 砕 いて、<br />

主勢 イエス・キリストのあかしをしよう。」 12<br />

ルターがウォルムスに 近卐 づいたという 知半 らせは、 大 きな 騒胻 動 を 引匂 き 起招 こした。 彼 の 友掻<br />

人 たちは 彼 の 身拴 の 安勣 全 を 気勴 づかい、 彼 の 敵育 たちは 自 分 たちの 側卷 の 成勱 功僵 をあやぶんだ。 彼 が<br />

町 に 入 るのを 断友 念挡 させようと する 非 常拤 な 努 力 がなされた。 法 王掣 側卷 の 扇昪 動 によって、ルタ<br />

ーは、 友掻 好捆 的 な 騎绽 士厨 の 城拝 へ 行 くようにと 勧僊 められた。そこではすべての 困傮 難挚 が 円 満掫 に 解卆 決<br />

されうる、というのであった。 友掻 人 たちは、さし 迫 った 危捦 険叁 を 述掃 べて、 彼 に 恐傁 怖繍 心升 を 起招 こ<br />

させようとした。しかし、 彼 らの 努 力 は 無叄 に 帰 した。ルターは 少厮 しも 動 ずることなく、<br />

「たとえ、ウォルムスに 屋厡 根捏 の 瓦 のように 多匭 くの 悪捰 魔斴 がいても、なおわたしはウォルムス<br />

へ 行 く」と 断友 言匟 した。 13<br />

彼 かウォルムスに 到肑 着挄 した 時 、 大 群儈 衆 が 門挋 に 集厦 まって 彼 を 歓脒 迎 した。 面卥 皇 帝胰 を 出 迎 え<br />

る 時 でも、これほとの 群儈 衆 が 集厦 まったことはなかった。 激 しい 興掰 奮绝 が 起招 こった そして<br />

群儈 衆 の 中 からかん 高 くもの 悲胳 しい 声拨 が 葬繙 送拡 歌 を 歌 い 出 して、ルターを 待挊 っている 運卞 命挻 を 警厺<br />

告卪 した。しかし 彼 は、 馬捣 車区 から 降 りる 時 、「 神卡 はわたしの 高 きやぐらである」と 言匟 っ<br />

た。 法 王掣 側卷 は、ルターがほんとうにウォルムスに 姿掋 を 現勶 すとは 考卛 えていなかった。 彼 の<br />

98


到肑 着挄 に 彼 らは 驚脚 いた。 皇 帝胰 は、 直卟 ちに 議 員 を 召昨 集厦 して、どうすべきかを 諮腞 った。 厳 格卺 な 法<br />

[ 教卝 徒傣 である、1 人 の 司 教卝 は、 次卙 のように 言匟 った。「われわれはこの 問勬 題匑 を 長 く 考卛 慮傼 して<br />

きました。どうか 阜腭 帝胰 は、この 男卂 を 直卟 ちに 処叀 分 してくださるように。ジギスムントはヨハ<br />

ン・フスを 火 刑傃 にしたではありませんか。われわれは、 異 端健 者 に 通 行 券拐 を 与拜 えることも、<br />

それに 束僓 縛旸 されることもありません」「いや、われわれは 約 束僓 を 守捿 らねばならない」と 皇<br />

帝胰 は 言匟 った。 14 こうしてルターは、 発 言匟 することにきまった。<br />

全 市 は、この 驚脚 くべき 人 物匵 を 見 ようとわきかえり、まもなく、 彼 の 宿 舎縂 には 訪掶 問勬 者 が<br />

殺掮 到肑 した。ルターは、 病挶 気勴 がなおったばかりであった。 彼 は、 丸掆 2 週 間 かかった 旅傯 行 に 疲膂<br />

れていた。そして、 翌背 日 の 重匤 大 なできごとに 直卟 面卥 する 準厜 備厵 をしなければならなかった。 彼<br />

には 安勣 静 と 休 養傞 が 必厧 要勥 であった。しかし、 貴揂 族 、 騎绽 士厨 、 司 祭脫 、 市 民 など、 彼 に 会 いたい 人<br />

々が 続勸 々とつめかけて、 彼 はわずか 2、3 時 間 の 睡 眠縔 しかとれなかった。これら 訪掶 問勬 者 の<br />

中 には、 聖脩 職厯 者 たちの 悪捰 弊晅 の 改匳 革挙 を 大 胆绺 に 皇 帝胰 に 要勥 求卍 していた 多匭 くの 貴揂 族 たちがいた。ル<br />

ターは、この 人 々は「みな、わたしの 福厹 音 によって 解卆 放择 された 人 たちだ」と 言匟 った。 15<br />

友掻 人 たちだけでなく、 敵育 もまた、この 不勘 屈縿 の 修 道匠 土拋 を 見 ようとしてやってきた。しかし 彼<br />

は、ゆるがぬ 冷偭 静 さをもって 彼 らに 面卥 会 し、だれにでも、 威胙 厳 と 知半 恵 をもって 答掬 えた。 彼<br />

の 態拟 度 はしっかりしていて、 勇腅 敢暑 であった。 彼 の 青捘 ざめた、やせた 顔 には、 労排 苦 と 病挶 気勴 の<br />

あとがあったが、 思卩 いやりと 喜 びの 表勖 情午 さえたたえていた。 厳 粛施 で 真卢 剣腚 な 彼 の 言匟 葉挺 には、<br />

敵育 でさえ 全 くたちうちできない 力 があった。これには 敵育 も 味控 方 も 幣 いた。ある 者 たちは、<br />

彼 の 上 に 神卡 の 力 が 加匎 わったと 信勼 じたが、キリストについてパリサイ 人 が 言匟 たように、「 彼<br />

は 悪捰 霊绳 にとりつかれている」と 言匟 う 者 たちもいた。<br />

ルターは、 翌背 日 、 議 会 に 出 頭挓 するように 命挻 じられた。 式厚 部 官厑 が 彼 を 議 場 に 案匽 内 するこ<br />

とになっていたが、そこまで 行 くのが 非 常拤 に 困傮 難挚 であった。どの 街僩 路挢 も、 法 士厨 の 権勻 威胙 にあ<br />

えて 抵脏 抗 した 修 道匠 士厨 を 見 ようとする 群儈 衆 でいっぱいだった。 彼 がまさに、 裁拍 判匯 官厑 たちの<br />

前 に 出 ようとした 時 、 幾继 多匭 の 戦勛 いを 経 た 英捼 雄接 である 老偽 将 軍拚 が、やさしく 彼 に 言匟 った。「 哀暈<br />

れな 修 道匠 士厨 、 哀暈 れな 修 道匠 士厨 よ。おまえは、わたしや、その 他 の 将 軍拚 たちのどのような 血傔 み<br />

どろの 激 戦勛 よりも、もっと 崇暒 高 な 戦勛 いをしようとしている。だが、おまえの 主勢 張挗 が 正匁 しく、<br />

おまえがそれを 確卾 信勼 しているならば、 神卡 の 名匷 によって 前 進勺 せよ。 何挬 も 恐傁 れるな。 神卡 はおま<br />

えをお 見 捨腇 てにならないだろう」 16<br />

ついに、ルターは、 議 会 の 前 に 立 った。 皇 帝胰 が 玉掩 座 を 占 めていた。 彼 の 周 りには、 帝胰<br />

国 内 の 最勞 も 著兆 名匷 な 人 々が 並 んでいた。マルチン・ルターが 自 分 の 信勼 仰纝 の 弁 明 のために、そ<br />

の 前 に 立 ったような、 堂傾 々たる 人 々の 前 に 立 った 者 は、これまでになかった。「このよう<br />

に 彼 が 現勶 れたこと 自 体 が、 法 王掣 制勧 に 対 する 著兆 しい 勝 利匏 であった。すでに 法 王掣 は、この 人 間<br />

を 罪 に 定 めた。しかるに 彼 は、 今 、 法 廷腾 に 立 っている。そしてこの 事 実 そのものが、この<br />

裁拍 判匯 の 場 が 法 王掣 以匆 上 のものであることを 示単 していた。 法 王掣 は 彼 を、 聖脩 務勲 禁 止厙 に 処叀 し、すべ<br />

99


ての 人 間 社 会 から 切卲 り 離掤 した。それにもか かわらず、 彼 は、 丁偸 重匤 な 言匟 葉挺 で 召昨 喚 されて、<br />

世匒 界化 で 最勞 も 荘绩 重匤 な 議 会 に 迎 えられた。 法 王掣 は 彼 に 永 久挸 の 沈腉 黙縹 を 課挜 したにもかかわらず、 今 、<br />

彼 は、キリスト 教卝 国 の 最勞 も 遠 隔绔 の 地 から 集厦 まった、 幾继 千収 という 深捫 い 関 心升 を 持匛 った 聴傏 衆 の 前<br />

で 語指 ろうとしている。こうして、ルターという 器捙 によって、 大 きな 改匳 革挙 が 起招 きたのである。<br />

ローマは、すでに、その 王掣 座 から 降 りつつあったが、この 屈縿 辱既 をもたらしたのは、 一 修 道匠<br />

士厨 の 声拨 であった。」 17<br />

卑赐 しい 身拴 分 のルターは、この 権勻 力 をもった 有卻 爵禭 議 員 たちの 前 で、 恐傁 れ、 当勠 惑 している<br />

ように 思卩 われた。 幾继 人 かの 貴揂 族 は、 彼 の 心升 中 を 察掊 して 彼 に 近卐 寄 り、その 中 の 1 人 が 次卙 のよ<br />

うにささやいた。 「 体 を 殺掮 しても、 魂 を 殺掮 すことのできない 者 どもを 恐傁 れるな。」また、<br />

他 の 者 は、「あなたがたが 会 堂傾 や 役叓 人 や 高 官厑 の 前 へ 引匂 っぱられて 行 った 場 合 には、…… 言匟<br />

うべきことは、 聖脩 霊绳 がその 時 に 教卝 えてくださる」と 言匟 った。こうして、キリストの 言匟 葉挺 が、<br />

世匒 の 偉昖 大 な 人 々によって 持匛 ち 出 され、 試去 練 に 直卟 面卥 した 主勢 のしもべを 強勮 めたのである。 ル<br />

ターは、 皇 帝胰 の 玉掩 座 のすぐ 前 の 位匱 置厒 に 案匽 内 された。 満掫 員 の 議 会 が 静 粛施 になった。そこで、<br />

式厚 部 官厑 が 立 ち 上 がり、 積捑 み 重匤 ねられたルターの 著兆 書危 を 指匦 さして、ルターに 2 つの 質拾 問勬 に 答掬<br />

えることを 要勥 求卍 した。すなわち、 彼 が、これを 彼 の 著兆 書危 と 認卉 めるかどうか、また、その 中<br />

で 論厱 じた 主勢 張挗 を 取勚 り 消拔 すかどうか、ということであった。 彼 の 著兆 書危 の 名匷 が 読傊 み 上 げられ、<br />

ルターは、 第匌 一 の 質拾 問勬 に 対 して、それらの 書危 物匵 が 彼 のものであることを 認卉 めた。「 第匌 二华 に<br />

関 しては、それが 信勼 仰纝 と 魂 の 救 いに 関 する 問勬 題匑 であり、 天拦 においても 地 においても、 最勞 大<br />

で 最勞 も 尊胛 い 神卡 の 言匟 葉挺 を 含捋 むものでありますから、よく 考卛 えずに 答掬 えることは 慎儃 重匤 を 欠 くこ<br />

とになります。わたくしは、 事 情午 の 要勥 求卍 に 1 分 答掬 えず、あるいは、 真卢 理 の 命挻 じること 以匆 上<br />

を 述掃 べて、『 人 の 前 でわたしを 拒兘 む 者 を、わたしも 天拦 にいますわたしの 父 の 前 で 拒兘 むであ<br />

ろう』というキリストの 言匟 葉挺 に 対 して 罪 を 犯 すことになるかも 知半 れません[マタイ 10:。<br />

このために、わたくしは、 神卡 のみ 訂旳 葉挺 に 罪 を 犯 さずに 答掬 えることができますよう、 時 間 が<br />

与拜 えられることを、 陛晝 下 に 伏胹 して 懇縨 願傿 いたします」と 彼 は 言匟 った。 18<br />

このように 願傿 い 出 ることによって、ルターは 賢繞 明 にふるまった。 彼 の 態拟 度 は、 彼 が 感厤<br />

情午 や 衝胓 動 にかられて 行 動 しているのではないことを、 集厦 まった 人 々に 確卾 信勼 させた。この 沈腉<br />

着挄 と 自 制勧 は、これまで 大 胆绺 で 妥縞 協匞 することのなかったルターには 期勡 待挊 できなかったことで、<br />

これが 彼 に 力 を 増匲 し 加匎 え、 後 に、 彼 が 慎儃 重匤 、 決 断友 、 知半 恵 、 威胙 厳 をもって 答掬 弁 する——その<br />

ことは 彼 の 敵育 に 驚脚 きと 失拽 望捬 を 与拜 え、また 彼 らの 高 慢纁 と 不勘 遜 を 譴 責掅 するものであったが——<br />

ことを 可參 能印 にしたのであった。 翌背 言匟 、 彼 は 最勞 後 の 答掬 弁 をするために 現勶 れることになって<br />

いた。 一 時 、 彼 は、 真卢 理 に 対 抗 して 結医 束僓 した 勢厕 力 のことを 考卛 えて、 気勴 がめいった。 彼 の 信勼<br />

仰纝 は 揺肝 らぎ、 彼 は 恐傁 怖繍 と 戦勛 慄 に 襲脁 われ、 恐傁 怖繍 感厤 に 圧 倒 された。 彼 の 前 に 危捦 険叁 は 増匲 大 した。<br />

彼 の 敵育 は、まさに 勝 利匏 しようとしているように 見 え、 暗肨 黒 の 勢厕 力 がまさに 勝 とうとしてい<br />

るように 思卩 われた。 彼 の 周 りには 暗肨 雲胖 がたれこめ、 彼 を 神卡 から 引匂 き 離掤 すように 思卩 われた。<br />

100


彼 は、 万勦 軍拚 の 主勢 が 彼 と 共厗 におられるという 確卾 証卨 を 熱 望捬 した。 彼 は 苦 悶 のあまり、 地 の 上 に<br />

突 伏胹 して、 神卡 のほかはだれにも 理 解卆 できないところの、 切卲 れ 切卲 れの 悲胳 痛僎 な 叫经 びをあげ<br />

た。<br />

彼 は 嘆昍 願傿 した。「ああ、 全 能印 で 永 遠 の 神卡 よ、この 世匒 界化 はなんと 恐傁 ろしいことでしょう<br />

か。 世匒 は 言匟 を 開 いて、わたしをのみこもうとし、しかもあなたに 対 するわたしの 信勼 仰纝 は、<br />

まことに 弱傽 いのです。……わたしがこの 世匒 の 力 だけに 信勼 頼 しなければならないのなら、 万勦<br />

事 は 終厖 わりです。……わたしの 最勞 後 の 時 が 来勵 ました。わたしはすでに 有卻 罪 の 宣傪 告卪 を 受匃 けま<br />

した。……ああ、 神卡 よ、 世匒 紀 のすべての 知半 恵 に 対 抗 してわたしを 助捉 けてください。……あ<br />

なただけが……わたしをお 助捉 けください。これはわたしの 業 ではなく、あなたの 業 だから<br />

です、わたしには 何挬 もできません。これら 世匒 の 偉昖 大 な 人 々と 闘 うものは 何挬 もありませ<br />

ん。……しかし、この 事 業 はあなたのものです。……しかもそれは、 正匁 しくて 永 遠 の 事 業<br />

です。ああ 主勢 よ、わたしをお 助捉 けくだ さい。 真卢 実 で 不勘 変厭 の 神卡 よ、わたしは 人 には 信勼 頼 を<br />

置厒 きません。…… 人 間 はすべて 不勘 確卾 かで、 人 間 のものはみな 失拽 敗反 に 終厖 わります。……あな<br />

たはわたしを、この 仕捸 事 のためにお 選 びになりました。……わたしの 力 、 盾绮 、わたしの 高<br />

きやぐらであられる 愛 するみ 子 イエス・キリストのゆえに、わたしのそばに 立 ってくださ<br />

い。」 19 全 知半 の 神卡 の 摂昊 理 は、ルターが 自 分 の 力 に 頼 って 僣 越掳 に 危捦 険叁 の 中 に 飛 び 込匸 まない<br />

ように、その 危捦 険叁 をルターに 自 覚 させられた。しかしそれは、 目 前 に 迫 るように 思卩 われた<br />

苦 灘 や、 死拎 の 拷稷 問勬 の 恐傁 怖繍 が、 彼 を 圧 倒 したのではなかった。 彼 は 危捦 機務 に 直卟 面卥 していた。そ<br />

して 彼 は、それに 対 する 自 分 の 無叄 力 さを 感厤 じたのであった。<br />

彼 の 弱傽 さのために、 真卢 理 の 運卞 動 が 敗反 北勾 するかも 知半 れなかった。 自 分 自 身拴 の 安勣 全 のため<br />

ではなく、 福厹 音 の 勝 利匏 のために、 彼 は 神卡 と 格卺 闘 した。 夜 、 寂 しい 川勜 のそばで 苦 闘 したイス<br />

ラエルのように、 彼 は 魂 を 注挅 ぎ 出 して 苦 しみ 闘 った。そして、イスラエルのように、 彼 は<br />

神卡 に 勝 った。 彼 は、 自 分 が 全 く 無叄 力 であることを 感厤 じ、 力 ある 贖 い 主勢 、キリストをしっか<br />

りと 信勼 仰纝 によって 捕 らえた。 彼 は、 自 分 1 人 で 議 会 に 出 るのではないという 確卾 信勼 に 強勮 めら<br />

れた。 彼 の 魂 に 平匊 安勣 がかえってきた。そして 彼 は、 神卡 の 言匟 葉挺 を 国 々の 王掣 たちの 前 で 高 める<br />

ことが 許 されたのを 喜 んだ。<br />

ルターは、 神卡 に 心升 を 置厒 きながら、 自 分 の 前 にある 闘 いの 準厜 備厵 をした。 彼 は、 答掬 弁 の 方<br />

法 を 考卛 え、 自 分 の 著兆 書危 の 文卽 章肐 を 調 べ、 聖脩 書危 から 彼 の 主勢 張挗 を 支匣 持匛 する 適 当勠 な 証卨 拠 を 引匂 用 した。<br />

それから 彼 は、 自 分 の 前 に 開 かれた 聖脩 書危 の 上 に 左 手 を 置厒 き、 右 手 を 天拦 に 向匇 けて 上 げ、「た<br />

とえ 証卨 言匟 のために 血傔 を 流及 すことがあっても、 福厹 音 に 忠儮 誠肬 をつくし、なにものにもとらわれ<br />

ずに 自 分 の 信勼 仰纝 を 告卪 白换 する」ことを 誓绒 った。 20 彼 がふたたび 議 会 に 入 ってきた 時 には、<br />

彼 の 顔 に 恐傁 怖繍 や 動 揺肝 の 色 はなかった。 沈腉 着挄 で 穏昳 やかで、しかも 勇腅 敢暑 で 気勴 高 い 態拟 度 で、 彼 は<br />

神卡 の 証卨 人 として、 地 上 の 偉昖 大 な 人 々の 前 に 立 った。 式厚 部 官厑 は、ここで、 彼 に 教卝 義拣 を 取勚 り 消拔<br />

すかどうかの 決 定 を 迫 った。ルターは、 激 しさや 感厤 情午 をまじえぬ 落叉 ちついたけんそんな 調<br />

101


子 で 答掬 えた。 彼 の 態拟 度 は 遠 慮傼 がちで、 礼脊 儀腝 正匁 しかった。しかし 彼 は、 議 会 を 驚脚 かすほどの<br />

確卾 信勼 と 喜 びにあふれていた。<br />

「いとも 高 き 皇 帝胰 陛晝 下 、いとも 高 名匷 なる 諸 侯 、いとも 優历 渥禎 なる 諸 賢繞 」とルターは 言匟 っ<br />

た。「 本 日 、わたくしは、 昨卜 日 わたくしに 与拜 えられましたご 命挻 令傂 に 従 って、ここにまいり<br />

ました。そして、わたくしは、 神卡 の 憐穳 れみによって、 陛晝 下 および 殿脟 下 方 が、 正匁 しく 真卢 実 で<br />

あるとわたくしの 信勼 じております 運卞 動 に 関 する 弁 明 を、 慈暆 悲胳 深捫 く 聞挈 いてくださるように 懇縨<br />

願傿 いたします。もしわたくしが、 知半 らずに 宮厳 廷腾 の 慣脹 例捁 や 作单 法 に 背 くことがあれば、どうか<br />

お 赦费 しください。わたくしは、 宮厳 廷腾 で 育挞 った 者 ではなく、 修 道匠 院协 の 隠僸 遁 生 活卹 をしていた 者<br />

なのですから。」 21<br />

こうして、いよいよ 本 論厱 に 入 り、 彼 は、 自 分 の 著兆 書危 は 全 部 が 同 じ 性勯 質拾 のものではない<br />

と 述掃 べた。ある 著兆 書危 の 中 では、 信勼 仰纝 と 善 行 を 扱僻 っていて、 彼 の 敵育 たちでさえ、それが 無叄 害县<br />

であるばかりでなくて 有卻 益捍 であると 言匟 明 している。したがって、これらを 取勚 り 消拔 すことは、<br />

すべての 党勝 派挩 の 人 々が 告卪 白换 している 真卢 理 を 否 認卉 することである。 第匌 二华 の 部 類 は、 法 王掣 制勧 の<br />

腐纄 敗反 と 悪捰 弊晅 とを 暴偷 露腒 した 著兆 書危 である。こうした 著兆 書危 を 取勚 り 消拔 すことはローマの 圧 政 を 助捉 長<br />

し、 多匭 くのはなはだしい 邪旇 悪捰 行 為 への 道匠 を、さらに 開 くことになる。 彼 の 著兆 書危 の 第匌 三勫 の 部<br />

類 は、 現勶 存掑 する 害县 悪捰 を 弁 護厽 した 諸 個持 人 を 攻 撃掐 したものであった。これについて 彼 は、 度 を<br />

越掳 えて 激 しく 行 ったことを 率厾 直卟 に 告卪 白换 した。 彼 は、 誤儶 りがなかったとは 言匟 わなかった。し<br />

かし 彼 は、これらの 著兆 書危 に 関 しても 取勚 り 消拔 すことはできなかった。というのは、そりする<br />

ならば、 真卢 理 の 敵育 を 大 胆绺 にし、ますます 残拑 忍旖 に 神卡 の 民 を 粉腲 砕 するおそれがあったからであ<br />

る。<br />

彼 は 言匟 葉挺 を 続勸 けた。「とはいえ、わたくしは 単 なる 1 個持 の 人 間 にすぎず 神卡 ではありま<br />

せん。ですからわたくしは、キリストのように、『もしわたしが 何挬 か 悪捰 いことを 言匟 ったの<br />

なら、その 悪捰 い 理 由厩 を 言匟 いなさい』と 弁 明 するものであります。…… 神卡 の 憐穳 れみによって<br />

わたくしは、いと 高 き 皇 帝胰 陛晝 下 と 諸 侯 、そして、すべての 諸 賢繞 が、 預 言匟 者 と 使却 徒傣 たちの 書危<br />

によって、わたくし<br />

が 誤儶 っていることを 証卨 明 してくださるよう 懇縨 願傿 いたします。わたくしがこれを 納 得千 いたし<br />

ましたなら、ただちに、すべての 誤儶 りを 取勚 り 消拔 し、わたくしがまず 第匌 一 に、わたくしの 書危<br />

物匵 をとって 火 に 投匐 げ 込匸 みましょう。<br />

ただいまわたくしが 申捩 し 上 げましたことから、わたくしは 自 分 が 当勠 面卥 しております 危捦<br />

険叁 について 十厝 分 に 考卛 察掊 吟 味控 したということが、おわかりいただけると 思卩 います。しかしわ<br />

たくしは、 少厮 しも 落叉 胆绺 してはおりません。 福厹 音 が 昔繕 のように、 今 、 紛兗 争拫 と 議 論厱 の 原募 因 にな<br />

ったことを、わたくしは 喜 びます。これが、 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 特厣 質拾 であり、 運卞 命挻 なのです。<br />

102


『 平匊 和匄 ではなく、つるぎを 投匐 げ 込匸 むためにきたのである』とイエス・キリストは 言匟 われま<br />

した。<br />

神卡 は、 驚脚 くべき、また 恐傁 るべきことを 仰纝 せになっています。 紛兗 争拫 を 鎮昼 めようとして、<br />

神卡 のみ 言匟 葉挺 に 逆 らい、 自 分 自 身拴 の 上 に 避 けることのできない 危捦 険叁 と 災 害县 の 恐傁 るべき 大 洪斬 水匍<br />

を 招偠 き、 永 遠 の 破挐 滅脛 に 陥肿 ることのないよう、 注挅 意勪 いたさねばなりません。……わたくしは、<br />

神卡 のみ 言匟 葉挺 から 多匭 くの 実 例捁 を 挙拷 げることができます。たとえば、パロや、バビロンの 王掣 た<br />

ち、イスラエルの 王掣 たちは、 一 見 最勞 も 賢繞 明 と 思卩 われた 方 法 である 会 議 によって、 王掣 国 を 強勮<br />

化 しようとしたのですが、 実 は、こうした 彼 らの 努 力 が、 他 の 何挬 よりも 彼 らの 破挐 滅脛 を 早拱 め<br />

るのに 貢脈 献僑 したのでした。『 神卡 は 山 を 移挔 されるが、 彼 らはそれを 知半 らない』とあるとおり<br />

です。」 22<br />

以匆 上 のことを、ルターはドイツ 語指 で 語指 った。そして 今 度 は、 同 じ 言匟 葉挺 をラテン 語指 でく<br />

り 返拮 すように 要勥 求卍 された。 彼 は、これまでの 奮绝 闘 によって 疲膂 れきっていたけれども、それ<br />

に 応厸 じて、ふたたび、 最勞 初匘 と 同 様捞 の 明 快儜 さと 力 強勮 さをもって 演 説拿 した。これは 神卡 の 摂昊 理 の<br />

導拗 きであった。 多匭 くの 諸 侯 たちの 心升 は、 誤儶 りと 迷偧 信勼 に 目 がくらんでいたので、 最勞 初匘 の 演 説拿<br />

では、ルターの 議 論厱 の 力 を 十厝 分 に 認卉 めることができなかった。しかし、ふたたびくり 返拮 し<br />

て 聞挈 いたために、 示単 された 要勥 点勷 をはつきりと 理 解卆 することができた。<br />

光捄 に 対 してかたくなに 目 を 閉僔 じ、 真卢 理 に 説拿 得千 されまいと 心升 をきめていた 人 々は、ルタ<br />

ーの 力 強勮 い 言匟 葉挺 に 激 怒腹 した。 彼 が 語指 り 終厖 えた 時 、 議 会 の 代 弁 者 は 怒腹 って 言匟 った。「あなた<br />

は 質拾 問勬 されたことに 答掬 弁 していない。……あなたには、 明 瞭 で 正匁 確卾 な 答掬 えが 要勥 求卍 されてい<br />

る。……あなたは 取勚 り 消拔 すのか、 取勚 り 消拔 さないのか。」 改匳 革挙 者 は 答掬 えた。「 皇 帝胰 陛晝 下 と<br />

殿脟 下 方 は、わたくしに 簡儚 単 で 明 瞭 で 正匁 確卾 な 答掬 えを 要勥 求卍 しておられますので、ここにお 答掬 え<br />

いたします。それは 次卙 のとおりであります。わたくしはわたくしの 信勼 仰纝 を、 法 王掣 にも 会 議<br />

にも 従 わせることはできません。と 申捩 しますのは、 両厥 者 ともしばしば 誤儶 りを 犯 し、また 互僆<br />

いに 矛旁 盾绮 してきたということが 明 白换 だからであります。<br />

それゆえ、わたくしは、 聖脩 書危 からの 証卨 明 、あるいは 明 瞭 な 議 論厱 によって、 納 得千 させら<br />

れないかぎり、また、わたくしが 引匂 用 した 聖脩 旬傚 によって 納 得千 させられないかぎり、そして、<br />

このようにして、わたくしの 良拖 心升 が 神卡 のみ 言匟 葉挺 によって 義拣 務勲 づけられないかぎり、わたく<br />

しは 取勚 り 消拔 すことができませんし、 取勚 り 消拔 そうとも 思卩 いまりせん。なぜなら、キリスト 者<br />

が 良拖 心升 に 背 いて 語指 ることは、 危捦 険叁 だからであります。ここに、わたくしは 立 ちます。わた<br />

くしは、これ 以匆 外勭 に 何挬 もできません。 神卡 よ、わたくしを 助捉 けたまえ。アーメン。」 23<br />

こうして、 義拣 人 ルターは、 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 確卾 かな 土拋 台卤 の 上 に 立 った。 天拦 からの 光捄 が 彼 の<br />

顔 を 照儠 らした。 彼 の 偉昖 大 で 純儻 潔昔 な 品厍 性勯 、 彼 の 心升 の 平匊 和匄 と 喜 びとが、すべての 者 に 明 らかに<br />

103


示単 された。こうして、 彼 は、 誤儶 りの 力 に 対 抗 してあかしを 立 て、 世匒 に 勝 っ 信勼 仰纝 がいかに 優历<br />

れたものであるかを 証卨 明 した。<br />

集厦 まった 者 はみな、しばらくの 間 、 驚脚 きのあまり 何挬 も 言匟 えなかった。ルターは、 最勞 初匘<br />

に 答掬 えた 時 に、 低拯 い 声拨 で、 敬肭 意勪 を 表勖 しながら、 従 順 な 態拟 度 で 話匋 した。 法 王掣 側卷 はこれを、 彼<br />

の 勇腅 気勴 がくじけ 始卿 めた 証卨 拠 であると 解卆 釈脂 した。 彼 らは、 延 期勡 の 願傿 い 出 を、 取勚 り 消拔 しの 前 提卖<br />

に 過厢 ぎないと 考卛 えた。カール 自 身拴 さえ、 修 道匠 士厨 の 疲膂 れた 様捞 子 、 彼 の 質拾 素 な 衣胼 服傕 、そして、<br />

彼 の 飾兇 り 気勴 のない 話匋 に 対 し、 半博 ば 軽 べつ 的 に「この 修 道匠 士厨 は、わたしを 異 端健 者 にすること<br />

は 決 してできない」と 言匟 った。しかるに 今 、 彼 の 議 論厱 の 力 と 明 瞭 さと 共厗 に、 彼 が 表勖 し た<br />

勇腅 気勴 と 堅儕 固 さとに、すべての 者 は 驚脚 き 入 った。 皇 帝胰 も 賛僮 嘆昍 して、「この 修 道匠 士厨 は、 大 胆绺 に<br />

ゆるがぬ 勇腅 気勴 をもって 語指 る」と 叫经 んだ。ドイッの 諸 侯 たちの 多匭 くは、 彼 らの 国 のこの 代 表勖<br />

者 に 誇縷 りと 喜 びを 感厤 じたのである。<br />

ローマ 派挩 の 者 たちは 敗反 北勾 した。 彼 らの 運卞 動 は 最勞 も 不勘 利匏 なぐ 匠旚 場 に 陥肿 ったように 見 えた。<br />

彼 らは、 聖脩 書危 に 訴挰 えることをせず、ローマの 常拤 套 手 段掀 である 脅肺 迫 によって、 彼 らの 権勻 力 を<br />

維 持匛 しようとした。 議 会 の 代 弁 者 は、「あなたが 取勚 り 消拔 さないならば、 皇 帝胰 と 帝胰 国 内 の 諸<br />

国 は、 頑繷 迷偧 な 異 端健 者 に 何挬 をすべきかを 協匞 議 する」と 言匟 った。 ルターの 友掻 人 たちは、 彼 の<br />

堂傾 々とした 弁 護厽 を 非 常拤 に 喜 んで 聞挈 いていたが、この 言匟 葉挺 を 聞挈 いて 戦勛 慄 した。しかしルター<br />

自 身拴 は 冷偭 静 に、「 神卡 がわたくしの 援拶 助捉 者 となってくださるように。わたくしには 何挬 も 取勚 り<br />

消拔 すことができないからです」と 言匟 った。 24<br />

彼 は、 諸 侯 たちが 協匞 議 する 間 、 議 会 から 出 るように 命挻 じられた。 一 大 危捦 機務 がやってき<br />

たことが 感厤 じられた。ルターが 従 うことを 頑繷 強勮 に 拒兘 むことは、 幾继 時 代 にもわたる 教卝 会 の 歴偡<br />

史 に 影挼 響捳 を 及 ぼすものであった。 彼 にもう 1 度 取勚 り 消拔 す 機務 会 を 与拜 えることが 決 定 された。<br />

彼 は、いよいよ 最勞 終厖 的 に 議 会 に 連 れ 出 された。 彼 は、もう 1 度 、 彼 の 教卝 義拣 を 放择 棄 するかど<br />

うかを 聞挈 かれた。「わたくしは、すでに 申捩 し 上 げたこと 以匆 外勭 に、お 答掬 えすることはござい<br />

ません」と 彼 は 言匟 った。どんな 約 束僓 や 脅肺 迫 によっても、 彼 をローマの 命挻 令傂 に 屈縿 服傕 させるこ<br />

とができないことは 明 らかであった。<br />

法 王掣 側卷 の 指匦 導拗 者 たちは、 王掣 たちや 貴揂 族 たちを 戦勛 標 させてきた 彼 らの 権勻 力 が、このよう<br />

にして 卑赐 しい 修 道匠 王掣 によって 軽 べつされたことを 無叄 念挡 がり、 彼 に 拷稷 問勬 の 責掅 め 苦 を 加匎 えて 殺掮<br />

すことによって、 彼 らの 怒腹 りを 彼 に 思卩 い 知半 らせたいと 望捬 んだ。しかしルターは、 自 分 の 危捦<br />

険叁 を 悟縖 って、すべての 者 にキリスト 者 の 威胙 厳 と 冷偭 静 さをもって 答掬 えた。 彼 の 言匟 葉挺 には、 高<br />

慢纁 や 激 しい 感厤 情午 や 誤儶 り 偽兖 りなどは 1 つもなかった。 彼 は、 自 分 自 身拴 も、 自 分 の 周 りの 偉昖 大<br />

な 人 物匵 たちのことも 忘脨 れ、ただ 自 分 が、 法 王掣 や 高 位匱 聖脩 職厯 者 や 王掣 や 皇 帝胰 などよりも、 無叄 限拘 に<br />

優历 れておられるところの 神卡 の 面卥 前 にある、ということしか 考卛 えなかった。キリストが、ル<br />

ターの 証卨 言匟 を 通 して 力 強勮 く 堂傾 々と 語指 られたのであった。そのために、 敵育 も 味控 方 も、 一 時 は<br />

驚脚 嘆昍 し 敬肭 服傕 してしまった。その 議 会 には 神卡 の 霊绳 が 臨 在厪 して、 帝胰 国 の 首匹 脳 者 たちの 心升 に 感厤 銘腧<br />

104


を 与拜 えられた。 諸 侯 たちの 幾继 人 かは、ルターの 運卞 動 の 正匁 当勠 性勯 を 大 胆绺 にも 認卉 めた。 多匭 くの 者<br />

が 真卢 理 を 悟縖 った。しかし、 受匃 けた 印偝 象拺 が 長 続勸 きしない 者 もあった。そのほかに、この 時 は<br />

受匃 けた 感厤 銘腧 の 表勖 示単 はしなかったものの、 後 に 自 分 で 聖脩 書危 を 研挣 究捨 して、 恐傁 れを 知半 らぬ 宗儲 教卝 改匳<br />

革挙 の 支匣 持匛 者 になったものもあった。<br />

選 挙拷 侯 フリードリヒは、ルターが 議 会 に 現勶 れるのを、 今 か 今 かと 待挊 っていた。そして、<br />

彼 の 演 説拿 を 聞挈 いて 深捫 く 感厤 動 した。 彼 は、 喜 びと 誇縷 りをもってルターの 勇腅 気勴 と 堅儕 固 さと 沈腉 着挄<br />

な 態拟 度 を 見 、ますます 断友 固 として 彼 を 擁繗 護厽 する 決 心升 をした。 彼 は、 論厱 争拫 における 両厥 者 を 比发<br />

較脘 し、 法 王掣 や 王掣 たちや 高 位匱 聖脩 職厯 者 たちの 知半 恵 が、 真卢 理 の 力 によって 打占 ちこわされたのを 見<br />

た。 法 王掣 制勧 は、 各厰 国 各厰 時 代 に 影挼 響捳 を 及 ぼす 敗反 北勾 をこうむった。 法 王掣 使却 節儊 は、ルターの 演<br />

説拿 が 引匂 き 起招 こした 影挼 響捳 に 気勴 づいた 時 、これまでになかったほどローマの 権勻 力 の 安勣 泰腀 を 心升 配括<br />

し、 全 力 をあげて 改匳 革挙 者 ルターを 倒 そうと 決 意勪 した。 彼 は、その 優历 れた 特厣 質拾 であった 雄接 弁<br />

と 外勭 交卦 的 手 腕肙 とをふるって、 名匷 もない 一 修 道匠 士厨 の 主勢 張挗 のために、 強勮 力 なローマ 法 王掣 庁厘 の 友掻<br />

交卦 と 支匣 持匛 を 犠腻 牲繉 にすることの 愚 かさと 危捦 険叁 とを、 若拊 い 皇 帝胰 に 説拿 いた。<br />

彼 の 言匟 葉挺 は 影挼 響捳 を 及 ぼさずにはいなかった。ルターの 答掬 弁 が 行 われた 翌背 日 、カールは、<br />

先匪 祖脽 たちの 政 策北 に 従 ってカトリック 教卝 を 擁繗 護厽 し 保 護厽 するという 決 意勪 を 伝捱 える 布偵 告卪 を、 議 会<br />

に 提卖 出 させた。ルターは 自 分 が 誤儶 っていることを 取勚 り 消拔 すのを 拒兘 んだのであるから、 彼 と、<br />

彼 の 唱脆 えた 異 端健 に 対 しては、 断友 固 とした 処叀 置厒 が 取勚 られるのであった。「 自 分 自 身拴 の 愚 かな<br />

考卛 えに 道匠 を 誤儶 った 一 修 道匠 士厨 が、キリスト 教卝 の 信勼 仰纝 に 反卬 対 して 立 ち 上 がった。このような 不勘<br />

敬肭 慶兒 を 阻縝 止厙 するために、わたしは、わたしの 王掣 国 、わたしの 宝肮 、わたしの 友掻 、わたしの 体 、<br />

わたしの 血傔 、わたしの 魂 、そして、わた しの 生 命挻 を 犠腻 牲繉 にする。わたしは、アウグスチ<br />

ン 派挩 修 道匠 会 士厨 ルターを 追挵 放择 し、 彼 が 国 民 の 間 で 少厮 しでも 秩膈 序胺 を 乱 すことを 禁 じる。そして、<br />

わたしは、ルターと 彼 の 支匣 持匛 者 たちを、 反卬 抗 的 な 異 端健 者 として 訴挰 え、 破挐 門挋 、 聖脩 務勲 禁 止厙 、そ<br />

してあらゆる 手 段掀 をもって 撲儹 滅脛 するであろう。わたしは、 議 員 たちが、 忠儮 実 なキリスト 者<br />

として 行 動 することを 求卍 める。」 25 しかしルターの 通 行 券拐 は 尊胛 重匤 すべきで、 彼 に 対 する 処叀<br />

分 が 行 われる 前 に 彼 は 安勣 全 に 帰 宅挭 を 許 されるべきであると 皇 帝胰 は 宣傪 した。<br />

ここで、 議 会 の 議 員 の 中 で、2 つの 相 反卬 する 意勪 見 が 主勢 張挗 された。 法 王掣 使却 節儊 と 法 王掣 側卷 の 代<br />

表勖 者 たちは、 改匳 革挙 者 の 通 行 券拐 を 無叄 視拹 することを 再卭 び 主勢 張挗 した。「1 世匒 紀 前 のヨハン・フス<br />

のように、 彼 の 灰绑 はライン 河 に 投匐 げられるべきである」と 彼 らは 言匟 った。 26 しかしドイツ<br />

の 諸 侯 は、 彼 ら 自 身拴 法 王掣 教卝 徒傣 でルターの 宿 敵育 ではあったが、そのような 一 般 の 信勼 頼 に 背 く<br />

行 為 に 反卬 対 し、それは 国 家匝 の 名匷 誉縃 を 辱既 しめる 汚儢 点勷 であるとして 異 議 を 唱脆 えた。 彼 らは、フ<br />

スの 死拎 後 に 起招 きた 不勘 幸 なできごとを 指匦 して、これと 同 様捞 の 恐傁 ろしい 災 いを、ドイツおよび<br />

年 若拊 い 皇 帝胰 の 上 に 降 したくないと 言匟 明 した。<br />

カール 自 身拴 もその 卑赐 劣縆 な 提卖 案匽 に 答掬 えていった。「たとえ 全 世匒 界化 から 名匷 誉縃 と 信勼 義拣 が 追挵 放择<br />

されても、それらは、 諸 侯 の 心升 の 中 に 隠僸 れ 家匝 を 見 いださなければならない。」 27 法 王掣 側卷 の、<br />

105


ルターを 最勞 も 憎 んでいる 敵育 は、ジギスムントがフスを 扱僻 ったように、 皇 帝胰 がルターを 処叀 理<br />

するよう、さらに 要勥 求卍 した。それは、 彼 を 教卝 会 の 手 中 に 一 任厃 することであった。しかし、<br />

フスが 公勗 衆 の 面卥 前 で 自 分 の 鎖肽 を 指匦 し、 皇 帝胰 の 不勘 実 を 指匦 摘 したことを 思卩 い 起招 こして、カール<br />

5 世匒 は、「わたしはジギスムントのように 赤捭 面卥 したくない」と 言匟 った。 28<br />

しかし、カールは、ルターが 示単 した 真卢 理 を 故採 意勪 に 拒兘 絶傉 した。「わたしは 先匪 祖脽 たちの 模掌<br />

範儤 に 従 うことを 堅儕 く 決 心升 した」と 王掣 は 書危 いた。 29 。 彼 は、 慣脹 習 の 道匠 からは 1 歩 も 外勭 に 出 な<br />

い 決 心升 をし、 真卢 理 と 義拣 の 道匠 を 歩 こうとさえしなかった。 彼 は、 先匪 祖脽 たちが 支匣 持匛 したゆえに、<br />

残拑 酷昰 で 腐纄 敗反 しているにもかかわらず 法 王掣 制勧 を 支匣 持匛 するのであった。こうして 彼 は、 先匪 祖脽 た<br />

ちが 受匃 けた 光捄 よりも 進勺 んだ 光捄 を 受匃 けることを 拒兘 み、 彼 らが 行 わなかった 義拣 務勲 は、 何挬 1 つす<br />

まいとしたのである。<br />

今 日 でも、 先匪 祖脽 の 習 慣脹 や 伝捱 統拇 を 固 守捿 する 人 が 多匭 い。 主勢 が 彼 らに 新 しい 光捄 をお 与拜 えにな<br />

ると、 彼 らは、それが 先匪 祖脽 に 与拜 えられておらず、 彼 らがそれを 受匃 け 入 れていなかったとい<br />

う 理 由厩 で 受匃 けることを 拒兘 む。われわれは、 先匪 祖脽 たちの 時 代 におかれてはいない。したがっ<br />

てわれわれの 義拣 務勲 と 責掅 任厃 は、 彼 らと 同 じではない。 自 分 で 真卢 理 の 言匟 葉挺 を 探僙 究捨 せずに、 先匪 祖脽<br />

の 模掌 範儤 によってわれわれの 義拣 務勲 を 決 定 しようとすることは、 神卡 に 喜 ばれない。われわれの<br />

責掅 任厃 は、 先匪 祖脽 たちの 責掅 任厃 よりはいっそう 重匤 いのである。 われわれは、 彼 らが 受匃 けた 光捄 、<br />

そして、われわれに 遺 産勩 として 伝捱 えられたものに 対 して 責掅 任厃 がある。そして、われわれは、<br />

今 神卡 のみ 言匟 葉挺 からわれわれの 上 に 輝脮 いている 追挵 加匎 的 な 光捄 に 対 してもまた 責掅 任厃 がある。<br />

キリストは、 不勘 信勼 仰纝 なユダヤ 人 について 言匟 われた。「もしわたしがきて 彼 らに 語指 らな<br />

かったならば、 彼 らは 罪 を 犯 さないですんだであろう。しかし 今 となっては、 彼 らには、<br />

その 罪 について 言匟 いのがれる 道匠 がない」[ヨハネ 15:。 同 じ 神卡 の 力 が、ルターを 通 して、<br />

ドイツの 皇 帝胰 と 諸 侯 に 語指 ったのである。そして、 光捄 が 神卡 のみ 言匟 葉挺 から 輝脮 いた 時 に、 神卡 の 霊绳<br />

が、 議 会 内 の 多匭 くの 者 に 最勞 後 の 訴挰 えをした。 幾继 世匒 紀 の 昔繕 、ピラトが 誇縷 りと 人 々の 歓脒 心升 を 買挍<br />

うために 世匒 界化 の 贖 い 主勢 に 対 して 心升 を 閉僔 じたように、また 戦勛 標 したペリクスが「 今 日 はこれ<br />

で 帰 るがよい。また、よい 機務 会 を 得千 たら、 呼 び 出 すことにする」と 言匟 ったように、また、<br />

高 慢纁 なアグリッパが「おまえは 少厮 し 説拿 いただけで、わたしをクリスチャンにしようとして<br />

いる」と 言匟 いながら、 天拦 からのメッセージを 退挖 けたように、そのようにカール 5 世匒 は、こ<br />

の 世匒 的 な 誇縷 りと 政 策北 に 屈縿 して、 真卢 理 の 光捄 を 拒兘 否 することになったのである[ 使却 徒傣 行 伝捱 24:<br />

25、26:。<br />

ルターに 危捦 害县 を 加匎 えようとする 陰纖 謀纠 のうわさが 広南 く 伝捱 わり、 全 市 は 大 騒胻 ぎになった。<br />

改匳 革挙 者 ルターは、 多匭 くの 友掻 人 を 持匛 っていた。 彼 らは、ローマの 腐纄 敗反 をあばくすべての 者<br />

に 対 するローマの 不勘 実 な 残拑 虐纨 行 為 を 知半 っていたので、 彼 を 犠腻 牲繉 にしてはならないと 決 意勪 し<br />

た。 数包 百掸 の 貴揂 族 が 彼 を 保 護厽 することを 契 約 した。ローマの 支匣 配括 権勻 に 屈縿 したことを 示単 す 皇 帝胰<br />

の 布偵 告卪 に 対 して、 公勗 然掍 と 反卬 対 するものも 少厮 なくなかった。 家匝 々の 門挋 や 公勗 の 場 所勰 に、ポスタ<br />

106


ーがはられ、ルターを 非 難挚 するものもあれば、 支匣 援拶 するものもあった。その 1 つには 次卙 の<br />

ような、 賢繞 者 の 意勪 義拣 深捫 い 言匟 葉挺 だけが 書危 かれていた。「あなたの 王掣 はわらべであって、……<br />

あなたはわざわいだ」[ 伝捱 道匠 の 書危 10:。<br />

ルターの 人 気勴 は、ドイツ 全 土拋 において 非 常拤 なものであったので、もし 彼 に 対 する 不勘 正匁<br />

が 行 われるならば、 帝胰 国 の 平匊 和匄 は 破挐 られ、 王掣 位匱 さえ 安勣 定 があやぶまれることを、 皇 帝胰 も 議<br />

会 も 共厗 に 痛僎 感厤 したのである。 ザクセンのフリードリヒは、 改匳 革挙 者 に 対 する 本 心升 を 注挅 意勪 深捫<br />

く 表勖 に 出 さず、 沈腉 黙縹 を 守捿 っていた。しかし 同 時 に、ルターを 厳 重匤 に 保 護厽 し、 彼 のすべての<br />

行 動 と 彼 の 敵育 のあらゆる 動 きを 見 守捿 っていた。しかし、ルターに 対 する 同 情午 を 隠僸 そうとし<br />

ないものも 多匭 かった。ルターは、 諸 侯 、 伯纪 爵禭 、 男卂 爵禭 、その 他 、 一 般 と 聖脩 職厯 両厥 方 面卥 の 高 貴揂 な<br />

人 々の 訪掶 問勬 を 受匃 けた。「ルター 博 士厨 の 小 さい 部 屋厡 は、 訪掶 問勬 してきた 人 々をみな 入 れること<br />

ができなかった」とシュパラティンは 書危 いている。 30 人 々は 彼 を、まるで 超捪 人 であるかの<br />

ようにながめた。 彼 の 教卝 義拣 を 信勼 じなかった 人 々でさえ、 自 分 の 良拖 心升 にそむくよりは 死拎 をさ<br />

えいとわぬ 彼 の 高 潔昔 さに 対 して、 賛僮 嘆昍 せずにはおれなかった。<br />

ローマとの 妥縞 協匞 にルターを 同 意勪 させようとするけんめいの 努 力 がなされた。 貴揂 族 や 諸<br />

侯 たちは、もし 彼 が 自 説拿 に 固 執儨 して、 教卝 会 と 議 会 の 決 定 に 背 くならば、 彼 はすぐに 帝胰 国 外勭<br />

に 追挵 放择 され、なんの 防拌 御 もなくなると 説拿 明 した。この 訴挰 えに 対 して、ルターは 次卙 のように<br />

答掬 えた。「キリストの 福厹 音 を 伝捱 えると 必厧 ず 攻 撃掐 を 受匃 けます。……しかしそうだからといっ<br />

て 恐傁 怖繍 や 不勘 安勣 のために 主勢 から 離掤 れ、 唯繴 一 の 真卢 理 である 神卡 の 言匟 葉挺 から 離掤 れてよいでしょうか。<br />

いいえ、わたしはむしろ、わたしの 体 、わたしの 血傔 、わたしの 生 命挻 をささげたいのです。」<br />

31<br />

彼 は、ふたたび、 皇 帝胰 の 意勪 見 に 従 うように 勧僊 められた。そうすれば 彼 は、 何挬 も 恐傁 れる<br />

ものがなくなる。 彼 は、それに 答掬 えて 言匟 った。「わたしは、 皇 帝胰 、 諸 侯 、また、どんなに<br />

身拴 分 の 低拯 いキリスト 者 であっても、わたしの 著兆 書危 を 吟 味控 し、 判匯 断友 することに 心升 から 同 意勪 す<br />

る。この 場 合 、 唯繴 一 の 条厬 件卅 は、 彼 らが 神卡 の 言匟 葉挺 を 標 準厜 にすることである。 人 間 は 服傕 従 する<br />

ことのほかは 何挬 もできない。わたしの 良拖 心升 に 背 くことを 提卖 案匽 しないでほしい。わたしの 良拖<br />

心升 は 聖脩 書危 に 縛旸 られつながれている。」 32 また、 他 の 訴挰 えに 対 して 彼 は、「わたしは、 自 分<br />

の 通 行 券拐 を 放择 棄 することに 同 意勪 する。わたしは、 自 分 の 身拴 と 生 命挻 とを 皇 帝胰 の 手 に 渡据 す。し<br />

かし、 神卡 の 言匟 葉挺 は、 決 して 渡据 さない」と 言匟 った。 33 彼 は、 自 分 は 喜 んで 議 会 の 決 定 に 服傕 す<br />

といったが、その 場 合 の 唯繴 一 の 条厬 件卅 は、 議 会 が 聖脩 書危 に 基匼 づいて 決 定 するということであっ<br />

た。「 神卡 の 言匟 葉挺 と 信勼 仰纝 に 関 して、 法 王掣 には 百掸 万勦 の 会 議 の 支匣 持匛 があるにせよ、 各厰 キリスト 者<br />

は 法 王掣 に 劣縆 らずりっぱな 裁拍 判匯 官厑 である」とつけ 加匎 えた。 34 敵育 も 味控 方 も 共厗 に、これ 以匆 上 妥縞 協匞<br />

を 勧僊 めてもむだなことを 知半 った。<br />

もしもルターが 1 つの 点勷 でも 妥縞 協匞 したならば、サタンとその 軍拚 勢厕 は 勝 利匏 をおさめたこ<br />

とであろう。しかし、 彼 がゆるがず 堅儕 く 立 ったことが、 教卝 会 解卆 放择 の 道匠 を 開 き、 新 しい、そ<br />

107


してよりよい 時 代 の 開 始卿 となった。 信勼 仰纝 問勬 題匑 について 自 ら 思卩 考卛 し 行 動 したこの 一 人 物匵 の 影挼<br />

響捳 は、 教卝 会 と 世匒 界化 に 及 び、その 時 代 だけにとどまらずその 後 の 各厰 時 代 にまで 及 んだ。 彼 の<br />

確卾 固 不勘 動 の 忠儮 誠肬 は、 時 の 終厖 わりに 至儖 るまで、 同 様捞 の 経 験挧 をたどるすべての 者 を 励繭 ますので<br />

ある。 神卡 の 力 と 威胙 光捄 とが、 人 間 の 会 議 と、サタンの 大 きな 力 とを、 超捪 越掳 したのであっ<br />

た。<br />

まもなくルターは、 皇 帝胰 の 方 から 帰 国 を 命挻 じられた。そして 彼 は、この 指匦 示単 の 次卙 には、<br />

すぐに 有卻 罪 の 宣傪 告卪 が 下 されることを 知半 っていた。 彼 の 前 途 を 暗肨 雲胖 が 覆繆 った。しかし、ウォ<br />

ルムスを 去掇 る 時 、 彼 の 心升 は 喜 びと 賛僮 美捜 に 満掫 たされた。「 悪捰 魔斴 自 身拴 が 法 王掣 のとりでを 守捿 った。<br />

しかしキリストはこれに 大 きな 破挐 損措 を 与拜 え、サタンは、 主勢 が 彼 よりも 力 あることを 告卪 白换 し<br />

なければなら なかった」と 彼 は 言匟 った。 35 ルターは、 出 発 した 後 も、 彼 の 堅儕 い 決 意勪 が 反卬<br />

逆 とまちがえられないために、 皇 帝胰 に 手 紙 を 書危 いた。「 人 間 の 生 命挻 が 依傟 存掑 している 神卡 の 言匟<br />

葉挺 のこと 以匆 外勭 において、わたくしが、 名匷 誉縃 であれ 不勘 名匷 誉縃 であれ、 生 であれ 死拎 であっても、<br />

直卟 ちに 熱 誠肬 こめて 陛晝 下 にお 従 いしようとするものでありますことは、 心升 を 探僙 られる 神卡 が、<br />

わたくしの 証卨 人 であります。 現勶 世匒 のいっさいのことにおいて、わたくしの 忠儮 誠肬 に 動 揺肝 はご<br />

ざいません。と 中 しますのは、ここで 得千 るも 失拽 うも、 救 いには 関 係厂 がないからであります。<br />

しかしながら、 永 遠 のことに 関 しましては、 人 間 が 人 間 に 従 うことは 神卡 のみ 旨腄 ではござい<br />

ません。なぜならば、 霊绳 的 事 柄兄 におけるこのような 服傕 従 は、 事 実 上 の 礼脊 拝旟 であり、それは<br />

ただ 創傦 造挝 主勢 にのみ 帰 すべきものだからであります。」 36<br />

ルターは、ウォルムスからの 帰 途 、 行 く 時 よりも 盛 大 な 歓脒 迎 を 受匃 けた。 高 位匱 の 聖脩 職厯 者<br />

たちが 破挐 門挋 された 修 道匠 士厨 を 歓脒 迎 し、 長 官厑 たちが、 皇 帝胰 に 譴 責掅 された 者 に 敬肭 意勪 を 表勖 した。 彼<br />

は、 禁 じられてはいたが、 勧僊 められるままに 説拿 教卝 壇绵 に 立 った。「わたしは 神卡 の 言匟 葉挺 を 鎖肽 に<br />

つなぐとは 誓绒 わなかったし、これからも 決 してそんなことはしない」と 彼 は 言匟 った。 37 彼<br />

がウォルムスを 去掇 ってまもなく、 法 王掣 側卷 は 皇 帝胰 に 迫 って、ルターに 対 する 布偵 告卪 を 発 布偵 させ<br />

た。この 布偵 告卪 の 中 で、ルターは、「 人 間 の 形捊 をとり 修 道匠 士厨 の 衣胼 をまとったサタン 自 身拴 であ<br />

る」と 告卪 発 された。 38 彼 の 通 行 券拐 の 期勡 限拘 が 終厖 わるとすぐに 彼 の 運卞 動 をやめさせるよう、 命挻<br />

じられていた。だれであっても、 彼 をかくまったり 飲儍 食挱 を 与拜 えたり、 言匟 葉挺 であれ 行 為 であ<br />

れ、 公勗 私捔 を 問勬 わず、 彼 を 支匣 援拶 し 助捉 けることが 禁 じられた。 彼 は、 発 見 されたならば 直卟 ちに<br />

逮 捕 され、 官厑 感厤 に 引匂 き 渡据 されねばならなかった。 彼 の 支匣 持匛 者 たちもまた、 投匐 獄晳 されて 財拉 産勩<br />

を 没纹 収厓 されなければならなかった。 彼 の 著兆 書危 は 破挐 棄 されねばならなかった。そして、 最勞 後<br />

に、この 布偵 告卪 に 反卬 抗 するものは、みな、 同 様捞 の 宣傪 告卪 を 受匃 けなければならなかった。ザクセ<br />

ンの 選 挙拷 侯 と、ルターに 好捆 意勪 的 な 諸 侯 たちは、ルターの 出 発 後 すぐにウォルムスを 去掇 って<br />

いたので、 皇 帝胰 の 命挻 令傂 は 議 会 の 賛僮 成勱 を 得千 た。こうして 法 王掣 側卷 は 喜 んだ。 彼 らは、 宗儲 教卝 改匳 革挙<br />

の 運卞 命挻 はもう 決 まったと 考卛 えた。<br />

108


この 危捦 機務 においても、 神卡 は、ご 自 分 のしもべのために、 逃偹 れの 道匠 を 備厵 えておられた。<br />

ルターの 動 きを 片僗 時 も 目 を 離掤 さず 見 守捿 っていたものがあった。そして、 真卢 実 で 高 貴揂 な 心升 の<br />

持匛 ち 主勢 が、 彼 を 救 援拶 する 決 心升 をしていた。ローマはルターを 死拎 に 処叀 するまでは 満掫 足拒 しない<br />

ということは 明 らかであった。 彼 をライオンのきばから 救 うには、 彼 を 隠僸 すほかなかっ<br />

た。 神卡 は、ルターを 庇 護厽 する 策北 略傎 をたてるように、ザクセンのフリードリヒ 侯 に 知半 恵 を<br />

授 けられた。 選 挙拷 侯 は、 誠肬 実 な 同 志 の 協匞 力 によって 目 的 を 達挾 成勱 した。そしてルターは、 敵育<br />

からも 味控 方 からもうまく 隠僸 されたのである。ルターは、 帰 る 途 中 捕 らえられて、 従 者 たち<br />

から 引匂 き 離掤 され、 森捒 林掚 の 中 を 急双 いで 通 過厢 し、 人 里 離掤 れた 山 のとりでであるワルトブルクの<br />

城拝 に 連 れていかれた。 彼 の 逮 捕 と 潜繐 伏胹 とは 極掄 秘兕 のうちに 行 われたために、フリードリヒ 自<br />

身拴 でさえ、 彼 がどこに 連 れていかれたかを 長 い 間 知半 らなかった。これは、 計匧 画厐 的 に、 侯 に<br />

は 知半 らされなかったのであった。つまり、 実 際匶 にルターの 居 場 所勰 を 知半 らぬかぎり、 聞挈 かれ<br />

ても 答掬 えられなかったからである。 彼 は、ルターが 安勣 全 であるということだけで 満掫 足拒 であ<br />

った。<br />

春捖 、 夏 、 秋掞 が 過厢 ぎて 冬儥 になったが、ルターはまだ 捕 われの 身拴 であった。アレアンダー<br />

と 彼 の 徒傣 党勝 は、 福厹 音 の 光捄 が 消拔 えてしまったように 見 えたので 勝 ち 誇縷 った。しかし、そうで<br />

はなくて、ルターは 真卢 理 の 宝肮 庫 で、 彼 の 燈穈 に 油 を 満掫 たしていた。そして、その 光捄 はますま<br />

す 明 るく 輝脮 き 出 るのであった。 ワルトブルクの 友掻 好捆 的 で 安勣 全 な 場 所勰 で、ルターは、 闘 い<br />

の 熱 と 混 乱 から 逃偹 れたことをしばらくは 喜 んだ。しかし 彼 は、 静 けさと 休 息僢 の 中 で 長 く 満掫<br />

足拒 していることはできなかった。 彼 は、 活卹 動 的 生 活卹 と 厳 しい 闘 いになれていたので、 何挬 も<br />

しないでいることはできなかった。こうした 孤縩 独捌 の 時 に、 彼 は、 教卝 会 の 状叔 態拟 を 思卩 い 浮 かべ、<br />

「ああこの 神卡 の 怒腹 りの 最勞 後 の 日 に、 主勢 の 前 に 城拝 壁儿 となって、イスラエルを 救 うものがい<br />

ない」と 絶傉 望捬 の 叫经 びをあげた。 39 彼 は、 再卭 びわれに 帰 って、 自 分 が 争拫 闘 から 身拴 をひいてお<br />

くびょう 呼 ばわりされることを 恐傁 れた。そして、 自 分 の 怠旒 慢纁 と 放择 縦脷 を 責掅 めた。しかし、そ<br />

れでも 彼 は、 毎傭 日 、1 人 の 人 の 仕捸 事 とは 思卩 われないほど 多匭 くのことを 成勱 し 遂脎 げていた。 彼<br />

は 休 みなくペンを 動 かしていた。 敵育 は 彼 を 沈腉 黙縹 させたと 楽掱 観掺 していた 時 に、 彼 がなお 活卹 動<br />

しているという 具 体 的 な 証卨 拠 を 見 て 驚脚 きあわてた。 彼 が 書危 いた 多匭 くの 小 冊昘 子 が、ドイツ 全<br />

王掣 に 配括 布偵 された。 彼 はまた、 新 約 聖脩 書危 をドイツ 語指 に 翻 訳胲 して、 彼 の 同 胞繟 のために 最勞 も 重匤 要勥<br />

な 奉旊 仕捸 をした。 彼 は、パトモスとも 言匟 べきとりでから、 丸掆 1 年 近卐 くの 間 、 福厹 音 を 宣傪 布偵 し、<br />

その 時 代 の 罪 と 誤儶 りを 譴 責掅 し 続勸 けたのである。<br />

神卡 がご 自 分 のしもべを 公勗 的 生 活卹 の 舞 台卤 から 退挖 かせられたのは、 単 にルターを 敵育 の 怒腹 り<br />

から 保 護厽 し、また、このような 重匤 大 な 仕捸 事 のために 静 かな 時 を 与拜 えるためだけではなかっ<br />

た。これらよりもさらに 尊胛 い 経 験挧 が 与拜 えられた。 人 里 離掤 れた 寂 しい 山 の 隠僸 れ 家匝 で、ルター<br />

は 地 上 の 援拶 助捉 と 人 間 の 賞 賛僮 から 切卲 り 離掤 された。こうして 彼 は、 成勱 功僵 にしばしば 伴僀 う 誇縷 りと<br />

自 己偻 過厢 信勼 から 救 われた。 彼 は、 苦 難挚 と 屈縿 辱既 によって、 彼 が 突 然掍 あげられた 目 の 回 るような<br />

109


高 い 所勰 をふたたび 安勣 全 に 歩 くことができるよう、 準厜 備厵 が 与拜 えられたのである。 人 々は、<br />

真卢 理 が 彼 らにもたらす 自 由厩 を 喜 ぶ 時 に、 誤儶 りと 迷偧 信勼 の 鎖肽 を 断友 ち 切卲 るために 神卡 が 用 いられる<br />

人 々を 賞 賛僮 する 傾傧 向匇 がある。サタンは、 人 間 の 思卩 想挹 と 愛 情午 を 神卡 から 引匂 き 離掤 し、 人 間 的 器捙 に<br />

向匇 けようとしている。 彼 は 人 々を、 単 なる 器捙 に 栄 誉縃 を 帰 すように、そして、すべてのでき<br />

ごとを 摂昊 理 によって 導拗 かれる 神卡 の 御 手 を 無叄 視拹 するようにとしむける。こうして 賞 賛僮 され、<br />

あがめられる 宗儲 教卝 的 指匦 導拗 者 たちは、しばしば、 神卡 に 頼 ることを 忘脨 れて 自 分 に 頼 るようにな<br />

る。その 結医 果卵 彼 らは、 神卡 の 言匟 葉挺 に 頼 るかわりに 彼 らの 指匦 導拗 を 仰纝 こうとする 人 々の、 心升 と 良拖<br />

心升 とを 支匣 配括 しようとするのである。 改匳 革挙 事 業 は、 支匣 持匛 者 たちのこうした 精 神卡 のために、し<br />

ばしば 阻縝 止厙 された。 神卡 は、 宗儲 教卝 改匳 革挙 運卞 動 をこの 危捦 険叁 から 守捿 ろうとされたのである。 神卡 は、<br />

運卞 動 が 人 間 の 刻傋 印偝 ではなくて、 神卡 の 刻傋 印偝 を 受匃 けることを 望捬 まれた。 人 々の 目 は、 真卢 理 の 解卆<br />

説拿 者 としてのルターに 向匇 けられていた。そこで 人 々の 目 が、 真卢 理 の 本 源 である 永 遠 の 神卡 に<br />

向匇 けられるように、 彼 は 引匂 き 離掤 されたのであった。<br />

110


第匌 9 章 スイスにおける 改匳 革 運卞 動<br />

教卝 会 を 改匳 革挙 する 器捙 を 選 ぶに 当勠 たっては、 教卝 会 を 設勳 立 する 際匶 と 同 様捞 の 神卡 のご 計匧 画厐 が 見 ら<br />

れる。 天拦 からの 教卝 師 キリストは、 国 民 の 指匦 導拗 者 として 賞 賛僮 や 栄 誉縃 を 受匃 けることに 馴賳 れた 地<br />

士厨 の 偉昖 大 な 人 々、 肩胥 書危 きや 富挛 を 持匛 った 人 々をお 用 いにならなかった。 彼 らは、 非 常拤 に 高 慢纁<br />

で、 自 分 に 自 信勼 を 持匛 ち、 優历 越掳 を 誇縷 っていたために、 同 胞繟 に 同 情午 し、 謙旎 そんなナザレ 人 イエ<br />

スと 協匞 力 することができなかった。 無叄 学 で 苦 労排 して 働掴 くガリラヤの 漁儰 夫挕 士厨 たちに、「わた<br />

しについてきなさい。あなたがたを、 人 間 をとる 漁儰 師 にしてあげよう」という 召昨 しが 与拜 え<br />

られた[マタイ 4:。この 弟胱 子 たちは、 謙旎 そんでよく 聞挈 き 従 う 人 々であった。その 時 代 の<br />

偽兖 りの 教卝 えに 影挼 響捳 されていなければいないほど、キリストが 彼 らをご 用 のために 教卝 え 訓肢 練<br />

することが 成勱 功僵 を 収厓 める。 大 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 時 代 でもそうであった。 主勢 な 宗儲 教卝 改匳 革挙 者 たちは 低拯<br />

い 身拴 分 の 出 で、その 時 代 の 地 位匱 の 誇縷 りや 頑繷 迷偧 さ、 聖脩 職厯 者 たちの 政 策北 などから 最勞 も 膉縁 遠 い 人<br />

々であった。 卑赐 しい 器捙 を 用 いて 大 きな 業 績 を 完 成勱 することが 神卡 のご 計匧 画厐 である。・そうす<br />

るならば、 栄 光捄 は、 人 間 たちではなくて、 彼 らに 願傿 いを 起招 こさせてそれを 実 現勶 に 至儖 らせ、<br />

神卡 のみこころを 行 わせられた 神卡 に 帰 せられるのである。<br />

ルターがザクセンの 鉱腰 夫挕 小 屋厡 で 生 まれた 数包 週 間 後 に、ウルリッヒ・ッウィングリが、<br />

アルプス 山 中 の 羊旴 飼縫 いの 小 屋厡 で 生 まれた。ツウィングリの 幼膇 少厮 時 代 の 環挳 境挌 と 教卝 育挞 は、 彼 の<br />

将 来勵 の 使却 命挻 に 対 するよい 準厜 備厵 であった。 雄接 大 で 美捜 しく 荘绩 厳 な 自 然掍 のなかで 育挞 ったので、 彼<br />

の 心升 には 早拱 くから、 神卡 の 偉昖 大 さと 力 と 威胙 厳 とが 刻傋 みこまれた。 彼 の 故採 郷偮 の 山 中 で 成勱 し 遂脎 げ<br />

られた 勇腅 敢暑 な 行 為 の 歴偡 史 は、 彼 の 若拊 い 心升 に 熱 望捬 の 火 を 燃 やした。そして 彼 は、 信勼 心升 深捫 い 祖脽<br />

母 のかたわらで、 彼 女匩 が 教卝 会 の 言匟 い 伝捱 えや 伝捱 説拿 の 中 から 拾终 い 集厦 めた 貴揂 重匤 な 聖脩 書危 の 物匵 語指 に 耳脥<br />

を 傾傧 けた。<br />

彼 は、 熱 心升 に 興掰 味控 深捫 く、 父 祖脽 たちや 預 言匟 者 たちの 偉昖 大 な 行 為 の 話匋 、パレスチナの 丘側 で<br />

羊旴 を 飼縫 っていた 羊旴 飼縫 いに 天拦 使却 があらわれた 話匋 、ベツレヘムの 赤捭 ん 坊縧 でありカルバリーの 人<br />

であられたイエスの 話匋 を 聞挈 いた。 ハンス・ルターのように、ツウィングリの 父 も、 息僢 子<br />

に 教卝 育挞 を 受匃 けさせようと 望捬 み、 早拱 くから 少厮 年 を 郷偮 里 の 谷卼 間 から 送拡 り 出 していた。ツウィン<br />

グリの 知半 能印 の 発 達挾 は 早拱 く、やがて、 彼 を 教卝 えることのできる 教卝 師 を 見 つけることが 問勬 題匑 に<br />

なった。 彼 は 13 歳按 の 時 に、スイスの 最勞 高 学 府匕 の 所勰 在厪 地 、ベルンに 送拡 られた。しかし、こ<br />

こで、 彼 の 前 途 をはばもうとする 危捦 険叁 が 迫 った。 修 道匠 士厨 たちが、 何挬 とかして 彼 を 修 道匠 院协 に<br />

誘儬 い 入 れようとしたのである。 当勠 時 はドミニコ 会 士厨 とフランシスコ 会 士厨 とが、 人 々の 人 気勴<br />

を 得千 ようとして 張挗 り 合 っていた。そのために 彼 らは、 教卝 会 を 華兛 麗暗 に 飾兇 り、 荘绩 厳 な 儀腝 式厚 を 行<br />

い、 有卻 名匷 な 聖脩 遺 物匵 や 奇纟 跡僡 を 行 う 像僕 などで 人 を 引匂 きっけようとした。<br />

111


ベルンのドミニカン 派挩 の 修 道匠 士厨 たちは、この 有卻 能印 で 若拊 い 学 者 を 獲僠 得千 することができれ<br />

ば、 利匏 益捍 と 栄 誉縃 を 共厗 に 確卾 保 できると 考卛 えた。 彼 の 非 常拤 な 若拊 々しさ、 雄接 弁 家匝 また 著兆 者 として<br />

の 天拦 分 、 音 楽掱 と 詩纛 の 才纞 能印 などは、あらゆる 誇縷 示単 虚縚 飾兇 よりも 効捓 果卵 的 に 人 々を 集厦 会 に 引匂 きつけ、<br />

彼 らの 修 道匠 会 の 収厓 入 を 増匲 加匎 させるものであった。 彼 らは、 不勘 正匁 な 手 段掀 やこびへつらいによ<br />

って、ッウィングリを 彼 らの 修 道匠 院协 に 入 れさせようとした。ルターは 学 生 時 代 、 修 道匠 院协 の<br />

一 室掂 に 閉僔 じこもっていて、もし 神卡 の 摂昊 理 が 彼 を 解卆 放择 しなければ、 世匒 から 全 く 失拽 われてしま<br />

うところであった。ツウィングリは、 同 様捞 の 危捦 険叁 に 陥肿 ることを 免僧 れた。 摂昊 理 的 に 彼 の 父 が、<br />

修 道匠 士厨 たちの 策北 略傎 を 耳脥 にしたのである。 彼 は 息僢 子 に、 修 道匠 士厨 の 怠旒 惰趌 で 無叄 価卒 値捛 な 生 活卹 を 送拡 ら<br />

せる 気勴 はなかった。 彼 は、 息僢 子 の 有卻 用 な 将 来勵 が 危捦 機務 にひんしているのを 知半 り、 彼 に 直卟 ちに<br />

帰 宅挭 することを 命挻 じた。<br />

この 命挻 令傂 に 従 ったものの、 青捘 年 は 故採 郷偮 の 谷卼 間 において 長 く 満掫 足拒 していることはできず<br />

しばらくしてバーゼルに 行 って 再卭 び 勉腯 学 を 始卿 めた。ツウィングリが、 神卡 の 恵 みによって 救<br />

われるという 福厹 音 に 初匘 めて 接捴 した のはここにおいてであった。 古挃 代 言匟 語指 の 教卝 授 ウィッテ<br />

ンバッハは、ギリシア 語指 やヘブル 語指 を 研挣 究捨 している 間 に 聖脩 書危 を 知半 るに 至儖 り、こうして 彼 の<br />

教卝 育挞 を 受匃 けた 学 生 たちの 心升 に 真卢 理 の 光捄 が 輝脮 いたのである。<br />

彼 は、 学 者 や 哲脼 学 者 が 説拿 く 理 論厱 よりもはるかに 古挃 くて 無叄 限拘 の 価卒 値捛 を 持匛 つ 真卢 理 があると<br />

断友 言匟 した。この 古挃 くからの 真卢 理 とは、キリストの 死拎 が 罪 人 の 唯繴 一 の 贖 いであるということ<br />

であった。ツウィングリにとって、こうした 言匟 葉挺 は、 夜 明 けに 先匪 航 つ 最勞 初匘 の 光捄 のようであ<br />

った。<br />

まもなくツウィングリは、バーゼルから 呼 ばれて、 彼 の 一 生 の 仕捸 事 に 従 事 することに<br />

なった。 彼 の 最勞 初匘 の 任厃 地 は、 彼 の 郷偮 里 からそれほど 遠 くないアルプスの 教卝 区厅 であった。 司<br />

祭脫 としての 按 手 を 受匃 けてから、「 彼 は、 全 力 をあげて、 神卡 の 真卢 理 の 探僙 究捨 に 専掭 念挡 した。それ<br />

は、キリストの 群儈 れを 託 された 者 は、どんなによく 聖脩 書危 を 知半 らねばならないかを 痛僎 感厤 した<br />

からであった」 1 と、 彼 の 同 僚偨 である 王掣 一 改匳 革挙 者 は 語指 っている。 彼 が 聖脩 書危 を 探僙 究捨 すればす<br />

るほど、 聖脩 書危 の 真卢 理 とローマの 邪旇 説拿 との 対 照儠 がいっそう 明 らかになった。 彼 は、 聖脩 書危 が 神卡<br />

の 言匟 葉挺 であって、 完 全 で 誤儶 ることのない 唯繴 一 の 規厶 準厜 であることを 信勼 じた。 彼 は、 聖脩 書危 が 聖脩<br />

書危 自 身拴 の 解卆 釈脂 者 でなければならないことを 認卉 めた。 彼 は、 先匪 入 観掺 による 理 論厱 や 教卝 義拣 を 支匣 持匛<br />

するために 聖脩 書危 を 説拿 明 しようとはせずに、 聖脩 書危 が 直卟 接捴 はっきりと 教卝 えていることは 何挬 かを<br />

学 ぶことを 彼 の 義拣 務勲 とした。 彼 は、その 意勪 味控 を 完 全 正匁 確卾 に 理 解卆 するために、あらゆる 助捉 け<br />

を 活卹 用 しようとした。そして、 彼 は 聖脩 霊绳 の 助捉 けを 祈绗 り 求卍 めた。 聖脩 霊绳 は、 真卢 剣腚 に 祈绗 り 求卍 める<br />

すべての 者 に、その 真卢 意勪 をあらわすのであると、 彼 は 断友 言匟 した。<br />

ツウィングリは 次卙 のように 言匟 った。「 聖脩 書危 は、 人 間 からではなく、 神卡 から 来勵 ている。<br />

そして、 光捄 をお 与拜 えになる 神卡 が、み 言匟 葉挺 が 神卡 からのものであることを 理 解卆 させてくださる。<br />

神卡 の 言匟 葉挺 は、…… 誤儶 ることがない。それは 輝脮 き、それ 自 身拴 を 教卝 え、それ 自 身拴 を 啓繡 示単 し、あ<br />

112


らゆる 救 いと 恵 みとによって 魂 を 照儠 らし、 神卡 にあって 慰縺 めを 与拜 え、 謙旎 虚縚 にする。そこで 魂<br />

は、 自 分 を 忘脨 れ 去掇 って、 神卡 を 受匃 け 入 れるのである。」ツウィングリは、こうした 言匟 葉挺 を 実<br />

際匶 に 体 験挧 していた。 当勠 時 の 経 験挧 を、 彼 は 後 にこう 書危 いた。<br />

「わたしが 聖脩 書危 に 没纹 頭挓 し 始卿 めると、 哲脼 学 や 神卡 学 [スコラ 哲脼 学 ]が 常拤 にわたしに 反卬 論厱 するの<br />

であった。そこでわたしは、ついに『それはそのままにしておいて、 神卡 ご 自 身拴 の 単 純儻 な 言匟<br />

葉挺 からだけ、 神卡 が 言匟 おうとなさっていることを 学 ばなければならない』という 結医 論厱 に 達挾 し<br />

た。それからわたしは、 神卡 の 光捄 を 求卍 めるようになり、 聖脩 書危 はわたしにとって、たやすく 理<br />

解卆 できるようになった。」 2 ツウィングリが 説拿 いた 教卝 義拣 は、ルターから 受匃 けたのではなか<br />

った。それは、キリストの 教卝 義拣 であった。「もしルターがキリストを 説拿 教卝 しているならば、<br />

彼 はわたしと 同 じことをしている。 彼 がキリストに 導拗 いた 人 々は、わたしが 導拗 いた 者 より<br />

は 数包 が 多匭 い。しかしこれは 問勬 題匑 ではない。わたしは、キリストの 名匷 以匆 外勭 のどんな 名匷 も 帯 び<br />

ない。わたしは 彼 の 兵掝 卒克 であり、 彼 だけがわたしの 主勢 である。わたしはルターに… 言匟 も 書危<br />

かなかったし、 彼 もわたしに 書危 いていない。それだのに、なぜ?……われわれが 何挬 1 つ 共厗<br />

謀纠 しなかったのに、キリストの 教卝 義拣 をこのように 王掣 ・ 様捞 に 教卝 えるということは、いかに 神卡<br />

の 霊绳 ご 自 身拴 が 同 一 のものであるかを 示単 している」とツウィングリは 言匟 った。 3<br />

1516 年 、ツウィングリは、アインジーデルン 修 道匠 院协 の 説拿 教卝 者 として 招偠 かれた。この 地<br />

において、 彼 は、ローマの 腐纄 敗反 をいっそうつぶさに 見 た。そして、 彼 の 故採 郷偮 のアルプスよ<br />

りもはるか 遠 方 までも、 改匳 革挙 者 としての 影挼 響捳 を 及 ぼすことになった。アインジーデルンの<br />

主勢 要勥 な 呼 び 物匵 の 1 つに、 奇纟 跡僡 を 行 う 力 があると 言匟 われているマリヤ 像僕 があった。 修 道匠 院协 の<br />

入 り 言匟 の 上 には、「ここで 罪 の 大 赦费 が 得千 られる」と 井匿 き 記卌 されていた。 4 マリヤ 像僕 の 聖脩 堂傾<br />

には、 年 中 巡儏 礼脊 者 が 集厦 まった。しかも、 毎傭 年 行 われる 献僑 堂傾 の 大 祭脫 には、スイス 全 国 は 言匟 う<br />

に 及 ぼず、フランスやドイツからも 群儈 衆 がやつ てきた。ツウィングリはこの 光捄 景拲 を 見 て<br />

非 常拤 に 心升 を 痛僎 め、この 機務 会 を 捕 らえて、 迷偧 信勼 の 奴 隷趵 になっている 人 々に、 福厹 音 による 自 由厩<br />

を 宣傪 言匟 したのである。<br />

「 世匒 界化 の 他 のところにまさって 神卡 がこの 会 堂傾 におられると 思卩 ってはならない。どの 国<br />

に 住卫 んでいても、 神卡 はあなたの 周 りにおられて、 祈绗 りを 聞挈 かれる。…… 無叄 益捍 な 苦 行 、 長 い<br />

巡儏 礼脊 、ささげ 物匵 、 聖脩 像僕 、 聖脩 母 マリヤや 諸 聖脩 人 の 祈绗 祷 によって、 神卡 の 恵 みにあずかることが<br />

できようか。……われわれの 祈绗 りの 言匟 葉挺 が 多匭 くてもなんの 役叓 に 立 とうか。また、 光捄 沢厫 のあ<br />

るずきん、そった 頭挓 、 長 々と 垂昡 れる 衣胼 服傕 、 金 で 刺儒 繍禺 した 上 靴昈 に、なんの 功僵 徳 があるの<br />

か。…… 神卡 は 心升 を 見 られる。そして、われわれの 心升 は、 神卡 から 遠 く 離掤 れている。」「1 度<br />

十厝 字捐 架繳 に 架繳 けられたキリストは、 永 遠 にわたって、 信勼 じる 者 の 罪 を 十厝 分 に 贖 う 犠腻 牲繉 であり<br />

いけにえであった。」 5<br />

多匭 くの 聴傏 衆 にとって、このような 教卝 えは 喜 ばしいものではなかった。 苦 しい 旅傯 をして<br />

きたものが、 無叄 益捍 なことであったと 言匟 われることは、 苦 い 失拽 望捬 であった。 彼 らは、キリス<br />

113


トによって 惜斶 しみなく 与拜 えられる 罪 のゆるしを 理 解卆 することができなかった。 彼 らは、ロ<br />

ーマが 指匦 示単 した 天拦 国 への 古挃 い 道匠 で 満掫 足拒 していた。 彼 らは、さらによいものを 探僙 究捨 する 労排 を<br />

とりたくなかった。 心升 のきよめを 求卍 めるよりは、 司 祭脫 や 法 王掣 に 頼 って 救 いを 得千 る 方 がやさ<br />

しかった。<br />

しかし、 他 の 部 類 の 人 々は、キリストによる 贖 いの 知半 らせを 喜 んで 受匃 け 入 れた。ロー<br />

マが 命挻 じる 儀腝 式厚 は、 心升 の 平匊 和匄 を 与拜 えなかった。そこで 彼 らは、 信勼 仰纝 によって、 救 い 主勢 の 血傔<br />

を 彼 らの 贖 いの 供挿 え 物匵 として 受匃 け 入 れた。 彼 らは 帰 国 して、 自 分 たちの 受匃 けた 貴揂 い 光捄 を 人<br />

々に 伝捱 えた。こうして 真卢 理 は、 村匾 から 村匾 、 町 から 町 へと 広南 がり、マリヤ 聖脩 堂傾 に 来勵 る 巡儏 礼脊 の<br />

数包 は 大 幅掓 に 減匬 少厮 した。 献僑 金 額厀 も 減匬 り、その 結医 果卵 そこから 支匣 給捚 されていたツウィングリの 給捚<br />

料厄 も 減匬 った。しかし 彼 は、 狂旆 信勼 と 迷偧 信勼 の 力 が 打占 破挐 されたのを 見 て、かえって 喜 んだ。<br />

教卝 会 の 当勠 局拈 者 たちは、ツウィングリの 活卹 動 に 対 して 盲 目 でなかった。しかし 彼 らはそ<br />

の 当勠 座 は、 干胧 渉掷 をさしひかえた。 彼 らはなお、 彼 を 自 分 たちの 側卷 に 引匂 き 入 れようとして、<br />

甘脉 言匟 によって 彼 を 確卾 保 しようとした。そしてこの 間 に、 真卢 理 が 人 々の 心升 を 捕 らえていった<br />

のであった。 アインジーデルンにおけるツウィングリの 活卹 動 は、もっと 広南 い 範儤 囲 の 働掴 き<br />

の 準厜 備厵 であって、 彼 はまもなくその 働掴 きに 入 った。すなわちここに 3 年 いた 後 、 彼 はチュ<br />

ーリヒ 大 聖脩 堂傾 の 説拿 教卝 者 として 召昨 された。チューリヒは、 当勠 時 スイス 連 邦傗 の 重匤 要勥 な 都匙 市 で、<br />

ここでの 活卹 動 は、 遠 くまで 影挼 響捳 を 及 ぼすのであった。しかし、 彼 をチューリヒに 招偠 いた 聖脩<br />

職厯 者 たちは、 革挙 新 的 なものの 侵兓 入 を 防拌 止厙 しようとして、 彼 の 務勲 めについて 次卙 のように 訓肢 示単<br />

を 与拜 えた。<br />

「あなたは、 小 額厀 の 献僑 金 でも 見 過厢 ごすことなく、 教卝 会 の 収厓 入 を 集厦 めるように 努 力 せよ。<br />

説拿 教卝 壇绵 と 告卪 解卆 聴傏 聞挈 席 の 両厥 方 において、 忠儮 実 な 信勼 徒傣 たちに、すべての 10 分 の 1 税卮 や 教卝 会 税卮<br />

を 納 め、 献僑 金 によって 彼 らの 教卝 会 に 対 する 愛 を 示単 すように 勧僊 めよ。 病挶 める 者 から、ミサか<br />

ら、そしてその 他 一 般 の 教卝 会 儀腝 式厚 から 生 ずる 収厓 入 を 増匲 加匎 するよう 熱 心升 に 努 めよ。」「 秘兕 蹟秭<br />

の 授 与拜 、 説拿 教卝 、 群儈 れの 世匒 話匋 などもまた、 司 祭脫 の 務勲 めである。しかしこれらに 関 しては、 特厣<br />

に 説拿 教卝 については、 代 理 人 を 用 いるがよい。あなたは 著兆 名匷 人 にだけ 秘兕 蹟秭 を 施厇 し、しかも、<br />

依傟 頼 された 時 だけ 行 うべきである。だれかれの 区厅 別厌 なく 施厇 してはならない。」 6<br />

ツウィングリは、 黙縹 ってこの 任厃 命挻 の 言匟 葉挺 を 聞挈 いた。そして、この 重匤 要勥 な 地 位匱 に 召昨 され<br />

た 栄 誉縃 を 感厤 謝儑 した 後 で、 彼 は、 自 分 が 採 用 しようとしている 方 針拏 について 説拿 明 した。「キ<br />

リストの 生 涯昗 は、 長 い 間 人 々から 隠僸 されていた。わたしは、マタイによる 福厹 音 再卭 全 体 につ<br />

いて 説拿 教卝 する。……わたしは、 聖脩 書危 の 泉 だけからくみ、その 深捫 さを 探僙 り、 聖脩 句繯 を 聖脩 句繯 と 比发<br />

較脘 して、 熱 心升 で 絶傉 えまない 祈绗 祷 によって 理 解卆 力 が 与拜 えられるように 求卍 める。わたしは、 神卡<br />

の 栄 光捄 と 神卡 の 独捌 り 子 の 賛僮 美捜 と、 魂 の 真卢 の 救 いと 真卢 の 信勼 仰纝 の 成勱 長 のために、 聖脩 職厯 に 献僑 身拴 する」<br />

と 彼 は 言匟 った。 7 聖脩 職厯 者 たちの 中 には 彼 の 計匧 画厐 に 反卬 対 し、そうさせまいとする 者 もあった<br />

が、ツウィングリは 堅儕 く 立 って 動 かなかった。 何挬 も 新 しい 方 法 で はなくて、 初匘 期勡 の 純儻 潔昔<br />

114


であった 時 代 に 用 いられていた 古挃 い 方 法 を 採 り 入 れようとしているのだと 彼 は 言匟 明 し<br />

た。<br />

すでに 彼 が 教卝 える 真卢 理 に 対 する 興掰 味控 が 呼 び 起招 こされ、 多匭 くの 人 々が 彼 の 説拿 教卝 を 聞挈 くた<br />

めに 群儈 がって 来勵 た。 彼 の 聴傏 衆 の 中 には、 長 い 間 集厦 会 に 来勵 ていなかったものも 多匭 かった。 彼<br />

は 福厹 音 書危 を 開 き、キリストのご 生 涯昗 、 教卝 え、その 死拎 に 関 する 霊绳 感厤 の 記卌 述掃 を 読傊 んで 説拿 明 する<br />

ことをもって、 彼 の 聖脩 職厯 の 開 始卿 とした。 彼 は、アインジーデルンにおけると 同 様捞 に、ここ<br />

でも 神卡 の 言匟 葉挺 を 唯繴 一 不勘 変厭 の 権勻 威胙 あるものとし、キリストの 死拎 を 唯繴 一 の 完 全 な 犠腻 牲繉 として 示単<br />

した。「わたしはあなたがたを、キリストへ、すなわち、 救 いの 真卢 の 源 であるキリストへ<br />

導拗 きたいと 願傿 っている」と 彼 は 言匟 った。 8 説拿 教卝 者 の 周 りには、 政 治匮 家匝 や 学 者 から 職厯 人 、 農捝<br />

民 にいたるまで、あらゆる 階 級揁 の 人 々が 押 し 寄 せた。 非 常拤 な 興掰 味控 をもって、 彼 らは 彼 の 言匟<br />

葉挺 に 聞挈 き 入 った。 彼 は、 惜斶 しみなく 与拜 えられる 救 いが 提卖 供挿 されていることを 宣傪 言匟 するだけ<br />

でなく、 当勠 時 の 害县 悪捰 と 腐纄 敗反 を 恐傁 れることなく 誼穣 責掅 した。 多匭 くの 者 は、 神卡 をあがめつつ 大 聖脩<br />

堂傾 を 去掇 っていった。「この 人 は、 真卢 理 の 説拿 教卝 者 である。この 人 は、われわれをエジプトの<br />

暗肨 黒 から 救 い 出 すモーセである」と 彼 らは 言匟 った。<br />

最勞 初匘 、 彼 の 働掴 きは 非 常拤 に 歓脒 迎 されたが、しばらくして 反卬 対 が 起招 こった。 修 道匠 士厨 たちが<br />

彼 の 働掴 きを 妨绋 害县 し、 彼 の 教卝 えを 非 難挚 した。 多匭 くの 者 が、 彼 をあざけり 侮贔 べつした。 無叄 礼脊 な<br />

態拟 度 をとり、 威胙 嚇 する 者 もあった。しかし、ツウィングリはそれらをみな 忍旖 耐脾 して、「も<br />

し、われわれが、 悪捰 人 をキリストに 導拗 こうとするならば、 多匭 くのことに 言匟 を 閉僔 じなければ<br />

ならない」と 言匟 った。 10 ちょうどそのころ、 改匳 革挙 事 業 に 王掣 ・ 段掀 と 力 を 添胭 えるものが 現勶 れた。<br />

ルシアンという 人 が、バーゼルにいる 改匳 革挙 を 信勼 じる 友掻 人 に 遣傛 わされて、ルターの 著兆 書危 をた<br />

ずさえてチューリヒに 来勵 たのである。その 友掻 人 は、これらの 書危 籍僣 の 販捅 売匉 が、 光捄 をまき 散偶 ら<br />

す 強勮 力 な 手 段掀 であろうと 言匟 った。<br />

「 本 人 が 慎儃 重匤 で 機務 敏肴 であるかどうかを 確卾 かめた 上 で 彼 にルターの 著兆 書危 、 特厣 に 主勢 の 祈绗 り<br />

の 注挅 解卆 を、スイス 全 国 の 都匙 市 から 都匙 市 、 町 から 町 、 村匾 から 村匾 、そして 家匝 から 家匝 へ 配括 布偵 させ<br />

られたい。 知半 られれば 知半 られるほど、 買挍 い 手 は 多匭 く 現勶 れるであろう」と 彼 はツウィングリ<br />

に 書危 いた。 11 こうして、 光捄 は 伝捱 えられていった。 神卡 が 無叄 知半 と 迷偧 信勼 のかせを 打占 ち 砕 こうと<br />

しておられた 時 に、サタンは、 人 々を 暗肨 黒 に 閉僔 じこめ、いっそう 堅儕 く 束僓 縛旸 しようとして、<br />

全 力 をあげて 働掴 いていた。あちらこちらで 人 々が 立 ち 上 がり、キリストの 血傔 によるゆるし<br />

と 義拣 とを 説拿 いた 時 に、ローマはますます 強勮 力 に、キリスト 教卝 国 全 王掣 に 販捅 路挢 を 広南 げ、 金 銭儓 に<br />

よる 赦费 しを 提卖 供挿 した。<br />

どの 罪 にも 値捛 段掀 がついていた。そして、 教卝 会 の 金 庫 が 満掫 たされてさえおれば、 人 々は<br />

どんな 犯 罪 でも 犯 すことが 許 されたのである。こうして、2 つの 運卞 動 が 進勺 められた。 一 方<br />

は、 金 銭儓 による 罪 の 赦费 しであったが、 他 方 は、キリストによる 赦费 しであった。ローマは 罪<br />

115


を 公勗 認卉 し、それを 教卝 会 の 財拉 源 にした。 改匳 革挙 者 たちは 罪 を 非 難挚 し、キリストをその 代 償 、ま<br />

た 救 出 者 として 指匦 し 示単 した。<br />

ドイツにおける 免僧 罪 符绍 の 販捅 売匉 は、ドミニコ 会 修 道匠 士厨 たちにゆだねられ、 悪捰 名匷 高 きテッ<br />

ツェルによって 行 われていた。スイスでは、イタリアの 修 道匠 士厨 サムソンの 指匦 揮肫 のもとにフ<br />

ランシスコ 会 修 道匠 士厨 たちの 手 によって 販捅 売匉 されていた。サムソンは、すでにドイツとスイ<br />

スから 莫穘 大 な 金 額厀 を 得千 て、 法 王掣 の 金 庫 を 満掫 たし、 教卝 会 のためによく 働掴 いていた。 今 や 彼 は、<br />

スイスを 巡儏 回 し、 多匭 くの 群儈 衆 を 引匂 きつけ、 貧縏 しい 農捝 民 のわずかな 収厓 入 を 奪傤 い、 富挛 裕儂 な 階 級揁<br />

からは 巨 額厀 の 献僑 金 を 搾禈 取勚 していた。しかし 改匳 革挙 の 影挼 響捳 は、 売匉 買挍 を 止厙 めることはできなかっ<br />

たが、すでにその 収厓 入 を 減匬 少厮 させていた。サムソンが、スイス 入 国 直卟 後 に、 免僧 罪 符绍 をもっ<br />

て 近卐 隣胐 の 町 に 到肑 着挄 したのは、ツウィングリがまだアインジーデルンにいる 時 であった。 彼<br />

の 任厃 務勲 について 知半 らされたツウィングリは、さっそく 彼 に 反卬 対 するために 出 かけた。この<br />

2 人 は 相 会 さなかったが、ツウィングリは 巧绾 みにこの 修 道匠 士厨 の 欺繏 隔绔 をあばいたので、サム<br />

ソンは 他 の 地 方 に 去掇 らなければならなかった。<br />

ツウィングリはチューリヒにおいて、 免僧 罪 符绍 の 販捅 売匉 人 に 痛僎 烈绡 に 反卬 対 を 唱脆 えた。サムソ<br />

ンが 町 に 近卐 づいた 時 、 議 会 からの 使却 者 が、 彼 にそのまま 通 り 過厢 ぎるように 通 告卪 した。 彼 は<br />

結医 局拈 、 策北 略傎 を 用 いて 町 に 入 りはしたが、1 枚儳 の 免僧 罪 符绍 も 売匉 ることができずに 退挖 去掇 させられ<br />

た。やがて 彼 はスイスを 去掇 った。 1519 年 、スイス 全 国 に 流及 行 した 大 疫晒 病挶 によって、 改匳 革挙<br />

事 業 に 大 きな 刺儒 激 が 与拜 えられた。すなわち、 人 々がこのために 死拎 に 直卟 面卥 した 時 、つい 先匪 ご<br />

ろ 買挍 ったばかりの 免僧 罪 符绍 がどんなにむなしく 価卒 値捛 のないものであるかを、 多匭 くの 者 は 感厤 じ<br />

たのであった。そして 彼 らは、より 確卾 かな 信勼 仰纝 の 基匼 礎脔 を 得千 たいと 熱 望捬 した。チューリヒに<br />

いたツウィングリも、 疫晒 病挶 に 倒 れた。 彼 は、 助捉 かる 望捬 みがなかったほど 衰斠 弱傽 し、 彼 は 死拎 ん<br />

だといううわさが 広南 く 伝捱 えられた。こうした 試去 練 の 時 にあっても、 彼 の 希傩 望捬 と 勇腅 気勴 はゆる<br />

がなかった。 彼 は 信勼 仰纝 をもって、カルバリーの 十厝 字捐 架繳 を 見 つめ、 罪 に 対 する 十厝 分 な 贖 いの<br />

供挿 え 物匵 に 信勼 頼 した。 彼 は 死拎 の 門挋 から 帰 ってくると、 以匆 前 にまさる 大 きな 熱 情午 をもって、 福厹<br />

音 を 宣傪 べ 伝捱 えた。 彼 の 言匟 葉挺 には、 異 常拤 な 力 があった。 人 々は、 瀕 死拎 の 床先 から 立 ち 上 がって<br />

きた 敬肭 愛 する 牧肧 師 を、 喜 びをもって 迎 えた。 彼 ら 自 身拴 も、 病挶 人 や 死拎 にそうな 人 々の 看胒 護厽 を<br />

していたから、これまでになく 福厹 音 の 価卒 値捛 を 感厤 じた。<br />

ツウィングリは、 福厹 音 の 真卢 理 をいっそう 明 らかに 理 解卆 し、 彼 自 身拴 が、その 新 生 の 力 を<br />

より 士厨 分 に 経 験挧 したのであった。 彼 が 扱僻 った 問勬 題匑 は、 人 間 の 堕秐 落叉 と 贖 罪 の 計匧 画厐 であった。<br />

「アダムにあって、われわれは、みな 死拎 んだもの、 堕秐 落叉 して、 罪 に 定 められたものである」<br />

と 彼 は 言匟 った。 12 「キリストは、……われわれのために、 永 遠 の 贖 いを 買挍 いとられ<br />

た。…… 彼 の 受匃 難挚 は、…… 永 遠 の 犠腻 牲繉 で、 永 遠 にいやす 力 がある。それは、 堅儕 くゆるがぬ<br />

信勼 仰纝 をもって 信勼 頼 するすべてのもののために、 神卡 の 義拣 を 永 遠 に 満掫 足拒 させる。」しかし 人 間<br />

116


には、キリストの 恵 みにあずかったからといって、 罪 を 続勸 ける 自 由厩 はないということを、<br />

彼 ははっきりと 教卝 えた。<br />

「 神卡 に 対 する 信勼 仰纝 があるところはどこでも、 神卡 がおられる。そして、 神卡 が 宿 られると<br />

ころはどこでも、 人 々によきわざを 勧僊 め 促傌 す 熱 心升 が 存掑 在厪 するのである。」 13 ツウィングリ<br />

の 説拿 教卝 に 対 する 興掰 味控 は、 非 常拤 なもので、 大 聖脩 堂傾 は、 彼 の 説拿 教卝 を 聞挈 きにやって 来勵 た 群儈 衆 で 満掫<br />

ちあふれた。 彼 は、 彼 らが 理 解卆 できる 程损 度 に 従 って、 少厮 しずつ 真卢 理 を 語指 った。 彼 らを 驚脚 か<br />

し 偏旌 見 を 抱 かせるような 点勷 については、 最勞 初匘 に 語指 らないように 気勴 をつけた。キリストの 教卝<br />

えに 彼 らの 心升 を 引匂 きつけ、キリストの 愛 によって 彼 らの 心升 を 和匄 らげ、 彼 らの 前 にキリスト<br />

の 模掌 範儤 を 示単 すことが、 彼 の 仕捸 事 であった。 彼 らが 福厹 音 の 原募 則 を 受匃 け 入 れるならば、 迷偧 信勼 的<br />

信勼 仰纝 や 習 慣脹 は、 必厧 然掍 的 に 捨腇 て 去掇 られるのである。<br />

チューリヒにおける 宗儲 教卝 改匳 革挙 は、1 歩 1 歩 進勺 んでいった。 敵育 は 驚脚 いて、 活卹 発 に 反卬 対 運卞<br />

動 を 起招 こした。1 年 前 にウィッテンベルクの 修 道匠 士厨 が、ウォルムスにおいて 法 王掣 と 皇 帝胰 に<br />

対 して 否 と 言匟 い、 今 チューリヒにおいても、 法 王掣 の 命挻 令傂 に 対 して 同 様捞 の 抵脏 抗 が 起招 ころうと<br />

していた。ツウィングリに 対 して、くり 返拮 し 攻 撃掐 が 向匇 けられた。 法 王掣 に 属傍 する 州拰 において<br />

は、しばしば、 福厹 音 の 使却 徒傣 たちは 火 刑傃 に 処叀 せられた。しかし、これでも 十厝 分 ではなかった。<br />

異 端健 を 唱脆 えた 教卝 師 を 沈腉 黙縹 させなければならなかった。そこで、コンスタンツの 司 教卝 は、3<br />

人 の 使却 節儊 をチューリヒの 議 会 に 派挩 遣傛 して、ツゥィングリは 人 々に 教卝 会 の 規厶 則 を 破挐 ることを<br />

教卝 えており、 社 会 の 平匊 和匄 と 秩膈 序胺 を 乱 すものであると 非 難挚 した。もしも 教卝 会 の 権勻 威胙 をくつが<br />

えすならば、 至儖 る 所勰 に、 無叄 政 府匕 状叔 態拟 が 起招 こるであろう、と 彼 は 1 張挗 した。ツウィングリは<br />

それに 答掬 えて、 自 分 は 4 年 間 、チューリヒおいて 福厹 音 を 教卝 えてきたが、「ここは、 連 邦傗 の<br />

中 で、 他 のどんな 都匙 市 よりも、 平匊 穏昳 で 平匊 和匄 であった。」「それだから、キリスト 教卝 は、 一<br />

般 社 会 の 安勣 全 を 保 障揃 する 最勞 善 のものではないだろうか」と 言匟 った。 14<br />

教卝 会 以匆 外勭 に 救 いはないと 言匟 って、 使却 節儊 たちは 議 員 たちに、 教卝 会 にとどまるよう 勧僊 告卪 し<br />

た。ツウィングリは 次卙 のように 答掬 えた。「このような 非 難挚 を 受匃 けても、 動 じてはならな<br />

い。 教卝 会 の 基匼 礎脔 は、ペテロが 忠儮 実 にキリストを 告卪 白换 したゆえにペテロにその 名匷 を 与拜 えられ<br />

たその 同 じ 岩 、 同 じキリストである。どの 国 においても、イエス・キリストを 心升 から 信勼 じ<br />

るものはみな、 神卡 に 受匃 け 入 れられる。まことに、ここに 教卝 会 がある。これ 以匆 外勭 においては、<br />

だれも 救 われることはできない。」 15 これらの 協匞 議 の 結医 果卵 、 司 教卝 の 使却 節儊 の 1 人 は 改匳 革挙 派挩 の<br />

信勼 仰纝 を 受匃 け 入 れた。<br />

議 会 はツウィングリに 不勘 利匏 な 決 言匟 議 をすることを 拒兘 んだ。そこでローマは、 新 しい 攻<br />

撃掐 の 用 意勪 をした。ツウィングリは、 敵育 の 策北 略傎 を 知半 らされた 時 、このように 叫经 んだ。「 攻 め<br />

てくるなら 来勵 い。 突 き 出 した 絶傉 壁儿 が、そのふもとに 打占 ち 寄 せる 波 に 動 じないように、わた<br />

しも 恐傁 れない。」 16 聖脩 職厯 者 たちのすることは、 彼 らがくつがえそうとしたその 運卞 動 を、 促傌<br />

進勺 するだけであった。 真卢 理 は 広南 がり 続勸 けた。ドイツの 支匣 持匛 者 たちは、ルターが 行 方 不勘 明 に<br />

117


なったために 失拽 望捬 したが、スイスにおける 福厹 音 の 進勺 展捯 をみて、 勇腅 気勴 を 取勚 りもどした。チュ<br />

ーリヒにおいて 宗儲 教卝 改匳 革挙 が 確卾 立 した 時 、その 結医 果卵 は、 悪捰 徳 の 鎮昼 圧 と、 秩膈 序胺 と 調 和匄 の 促傌 進勺 と<br />

なって 著兆 しくあらわれた。「 平匊 和匄 がわれわれの 都匙 市 に 宿 っている。 言匟 論厱 、 偽兖 善 、しっと、<br />

争拫 闘 はない。 主勢 とわれわれの 教卝 義拣 を 除揄 いてほかのどこからこのような 一 致 が 与拜 えられるで<br />

あろうか。これは、われわれを 平匊 和匄 と 敬肭 虔 の 実 で 満掫 たすのである。」 17<br />

宗儲 教卝 改匳 革挙 が 勝 利匏 を 収厓 めたので、 法 王掣 派挩 はますます 堅儕 い 決 意勪 をもって、その 撲儹 滅脛 を 謀纠 る<br />

ようになった、 彼 らはドイツにおいて、ルターの 運卞 動 を 迫 害县 によってはさほど 鎮昼 圧 するこ<br />

とができなかったのを 見 て、 改匳 革挙 それ 自 身拴 の 武叇 器捙 によって 改匳 革挙 を 迎 え 撃掐 とうとした。 彼 ら<br />

は、ツウィングリと 討挎 論厱 を 行 う 手 はずを 定 め、ただその 場 所勰 だけでなくて、 討挎 論厱 の 審拥 査匀 員<br />

も 自 分 たちで 決 めて、 必厧 勝 を 期勡 した。 そして 彼 らは、ひとたびツウィングリを 自 分 たち<br />

の 手 中 に 入 れてしまえば、 彼 を 逃偹 さないようにしようとしていた。 指匦 導拗 者 を 沈腉 黙縹 させるな<br />

らば、 運卞 動 は 速捠 やかに 弾傆 圧 することができるのであった。しかし、この 計匧 画厐 は、 極掄 秘兕 のう<br />

ちに 行 われていた。 討挎 論厱 は、バーデンで 行 われることに 決 まった。しかし、ツウィングリ<br />

は 現勶 れなかった。チューリヒの 議 会 は、 法 王掣 派挩 の 策北 略傎 に 気勴 づくとともに、 法 王掣 派挩 の 州拰 にお<br />

いて 福厹 音 を 信勼 じた 者 たちが 火 刑傃 に 処叀 せられたことに 危捦 険叁 を 感厤 じ、 彼 らの 牧肧 師 がこうした 危捦<br />

険叁 に 身拴 をさらすことを 禁 じたのである。 彼 は、チューリヒにおいてならば、ローマが 派挩 遣傛<br />

するすべての 法 [ 三勫 派挩 と 会 見 するつもりであった。しかし、 真卢 理 のための 殉程 教卝 者 の 血傔 が 流及<br />

されたばかりのバーデンへ 行 くことは、 明 らかに 死拎 にに 行 くことであった。そこで、エコ<br />

ランパデウスとハラーが 改匳 革挙 派挩 の 代 表勖 として 選 ばれた。 一 方 、 有卻 名匷 なエック 博 士厨 が、 博 学<br />

な 学 者 や 司 教卝 たちの 支匣 援拶 を 受匃 けて、ローマを 代 表勖 することになった。<br />

ツウィングリは 会 議 に 出 席 していなかったが、 彼 の 感厤 化 はそこに 及 んでいた。 書危 記卌 は<br />

みな 法 王掣 派挩 によって 選 ばれ、 他 の 者 は 筆僜 記卌 することを 禁 じられて、それを 犯 すと 死拎 刑傃 であ<br />

った。それにもかかわらず、ツウィングリはバーデンで 論厱 じられたことを 毎傭 日 詳肠 しく 知半 ら<br />

された。 討挎 論厱 に 出 席 していた 学 生 が、 毎傭 晩纽 その 日 の 議 論厱 を 記卌 録捎 した。この 記卌 録捎 を、 他 の 2<br />

人 の 学 生 が、エコランパデウスの 毎傭 日 の 手 紙 とともに、チューリヒのツウィングリのとこ<br />

ろに 届僪 けた。ツウィングリはそれに 答掬 えて、 助捉 言匟 や 指匦 示単 を 与拜 えた。 彼 の 手 紙 は 夜 書危 かれ、<br />

学 生 たちは、 朝厁 それを 携掠 えてバーデンにもどってきた。 町 の 門挋 番挤 の 目 を 逃偹 れるために、 使却<br />

者 たちは 頭挓 に 鶏晰 のかごを 乗拳 せ、 何挬 のさまたげも 受匃 けずに 行 き 来勵 できた。 こうしてツウィ<br />

ングリは、 狡焛 猾焨 な 敵育 との 戦勛 いに 当勠 たることができた。「 彼 は、 瞑 想挹 、 眠縔 らぬ 夜 、また、バ<br />

ーブンに 送拡 った 助捉 言匟 によって、 敵育 たちの 間 で 自 分 が 討挎 論厱 するより、もっと 多匭 くのことを 行<br />

った」とミコニウスは 言匟 っている。 18<br />

ローマ 側卷 の 人 々は、 勝 利匏 を 見 越掳 して、 宝肮 石厈 をちりば めた 美捜 服傕 をまとって 意勪 気勴 揚胚 々とバ<br />

ーデンに 乗拳 り 込匸 んでいた。 彼 らの 食挱 卓繮 には、ぜいたくのかぎりを 尽能 くした 美捜 食挱 と 最勞 高 の 酒儀<br />

が 豊掿 富挛 に 並 べられていた。 彼 らは、こうして 陽傘 気勴 な 歓脒 楽掱 にふけって、 彼 らの 聖脩 職厯 者 として<br />

118


の 義拣 務勲 を 軽 視拹 していた。 改匳 革挙 者 たちは、それとは 全 く 対 照儠 的 に、 乞贳 食挱 の 一 行 よりはややま<br />

しな 程损 度 と 見 なされるほど 質拾 素 で、 彼 らの 食挱 事 はつましいものであり、 長 く 食挱 卓繮 にとどま<br />

ってなどいなかった。エコランパデウスの 宿 の 主勢 人 は、 彼 がいつも 部 屋厡 で 研挣 究捨 をしている<br />

か、それとも 祈绗 っているかしているのを 見 て 非 常拤 に 驚脚 き、この 異 端健 者 はとにかく「 非 常拤 に<br />

敬肭 虔 」であると 報匔 告卪 している。<br />

議 場 において、「エックは、りっぱに 飾兇 られた 講僂 壇绵 に、 高 慢纁 な 態拟 度 で 上 ったが、 謙旎 虚縚<br />

なエコランパデウスは、 質拾 素 な 衣胼 服傕 をまとっており、エックの 前 にあった 粗昴 末拢 な 造挝 りの 腰胷<br />

かけにすわらせられた。」 19 エックは、 大 声拨 で、 無叄 限拘 の 確卾 信勼 をもって 語指 った。 信勼 仰纝 の 擁繗 護厽<br />

者 には 多匭 額厀 の 報匔 酬脿 が 与拜 えられることになっていたので、 彼 の 熱 心升 は 名匷 誉縃 とともに 金 銭儓 にも<br />

刺儒 激 されていた。そして 議 論厱 に 失拽 敗反 すると、 相 手 を 侮贔 辱既 し、 口卶 ぎたなくののしりさえする<br />

のであった。<br />

エコランパデウスは、 慎儃 み 深捫 く、 自 己偻 を 過厢 信勼 せず、 論厱 争拫 を 避 けていた。そして、「 私捔<br />

は 神卡 の 言匟 葉挺 以匆 外勭 のどんな 審拥 判匯 の 標 準厜 も 認卉 めない」という 厳 粛施 な 誓绒 いの 言匟 葉挺 をもって 議 論厱 に<br />

応厸 じた。 20 エコランパデウスは、 柔肛 和匄 で 礼脊 儀腝 正匁 しかったが、 力 強勮 く、ひるむことなく 立 っ<br />

た。 法 王掣 側卷 がいつものように、 教卝 会 の 慣脹 習 に 関 する 権勻 威胙 を 主勢 張挗 した 時 にも、 改匳 革挙 者 は 聖脩 書危<br />

を 固 持匛 してゆるがなかった。「わがスイスにおいては、 憲 法 に 従 ったものでないかぎり、<br />

慣脹 習 は 無叄 効捓 である。こと 信勼 仰纝 に 関 しては、 型捗 書危 がわれわれの 憲 法 である」と 彼 は 言匟 った。<br />

21 この 討挎 議 に 当勠 たった 両厥 者 の 対 照儠 は、 影挼 響捳 を 及 ぼさずにはいなかった。 柔肛 和匄 で 慎儃 重匤 な 態拟 度<br />

のうちに 提卖 示単 された、 改匳 革挙 者 の 冷偭 静 で 明 快儜 な 理 論厱 は、エックの 高 慢纁 でそうそうしい 憶縪 説拿 を<br />

きらった 人 々の 心升 に 訴挰 えた。 討挎 議 は 18 日 間 続勸 いた。その 最勞 後 に 当勠 たって、 法 王掣 側卷 は、 大<br />

いなる 確卾 信勼 をもって 勝 利匏 を 宣傪 言匟 した。 議 員 たちの 多匭 くも、 法 王掣 則 に 加匎 叕担 した。 議 会 は 改匳 革挙<br />

者 たちの 敗反 北勾 を 宣傪 し、 指匦 導拗 者 ツウィングリと 共厗 に 教卝 会 からの 除揄 名匷 を 布偵 告卪 した。しかし、 会<br />

議 の 結医 果卵 もたらされたものは、どちら 側卷 が 有卻 利匏 であったかを 明 らかにした、すなわちこの<br />

討挎 議 の 結医 果卵 、プロテスタントの 運卞 動 が 強勮 力 に 推掙 進勺 され、その 後 間 もなく、ベルンとバーゼ<br />

ルという 重匤 要勥 な 都匙 市 が、 改匳 革挙 の 側卷 に 立 つことを 宣傪 言匟 したのであった。<br />

119


第匌 10 章 ドイツ 宗 教卝 改匳 革 の 進勺 展<br />

ルターの 不勘 可參 解卆 な 失拽 踪 は、ドイツ 全 国 を 非 常拤 に 驚脚 かせた。どこへ 行 っても、 人 々は、<br />

彼 のことを 尋繄 ねていた。 途 方 もないうわさが 広南 がり、 彼 が 殺掮 されたと 思卩 い 込匸 む 者 も 多匭 かっ<br />

た。 明 らかに 彼 の 友掻 人 であるとわかる 者 だけでなく、 公勗 然掍 と 宗儲 教卝 改匳 革挙 に 加匎 わって はいな<br />

かった 幾继 千収 の 者 までが、 深捫 い 悲胳 しみに 沈腉 んだ。 多匭 くの 者 は 結医 束僓 して、 彼 の 死拎 のふくしゅう<br />

を 厳 粛施 に 誓绒 った。<br />

法 王掣 側卷 の 指匦 導拗 者 たちは、 彼 らに 対 する 反卬 感厤 の 高 まりを 見 て 恐傁 れた。 初匘 めはルターが 死拎<br />

んだものと 思卩 って 喜 んだが、すぐに 彼 らは、 人 々の 怒腹 りから 隠僸 れたいと 願傿 った。ルターの<br />

敵育 は、 彼 が 彼 らの 中 にいてどんなに 大 胆绺 に 行 動 したにしても、いなくなった 今 ほどには 困傮<br />

らせられなかったのである。 激 しく 怒腹 って、 勇腅 敢暑 な 改匳 革挙 者 を 殺掮 そうとした 者 も、 今 は、 彼<br />

が 自 由厩 のきかない 捕 虜 になっていることに 恐傁 怖繍 を 抱 いた。「われわれを 救 う 唯繴 一 の 方 法 は、<br />

たいまつを 点勷 じ、 令傂 世匒 界化 を 回 ってルターを 尋繄 ね 出 して、 彼 を 1 呼 び 求卍 めている 国 民 にかえ<br />

すことだ」という 者 もあった。 1 皇 帝胰 の 布偵 告卪 も、その 威胙 力 を 失拽 ったかに 見 えた。 法 王掣 の 使却<br />

節儊 たちは、 皇 帝胰 の 布偵 告卪 がルターの 運卞 命挻 ほどには 人 々の 注挅 意勪 をひかないのを 見 て、 非 常拤 に 怒腹<br />

った。<br />

ルターは 捕 われてはいるが 安勣 全 であるという 知半 らせに、 人 々の 不勘 安勣 は 静 まったが、そ<br />

れとともに、 彼 を 支匣 持匛 する 熱 意勪 はさらに 高 まった。 彼 の 著兆 書危 は、これまでにない 非 常拤 な 熱<br />

心升 さで 読傊 まれた。 恐傁 ろしい 強勮 敵育 に 立 ち 向匇 かって、 神卡 の 言匟 葉挺 を 擁繗 護厽 した 英捼 雄接 の 事 業 に、ます<br />

ます 多匭 くの 者 が 参厴 加匎 した。 宗儲 教卝 改匳 革挙 は、 着挄 実 に 勢厕 力 を 増匲 しつつあった。ルターのまいた 種捶<br />

が、 至儖 る 所勰 で 芽绊 を 出 した。 彼 がいたのではできなかったような 働掴 きが、 彼 がいないことに<br />

よって 成勱 し 遂脎 げられた。 偉昖 大 な 指匦 導拗 者 が 取勚 り 去掇 られたために、 他 の 働掴 き 人 たちが 新 たな 責掅<br />

任厃 を 感厤 じた。 彼 らは、 新 たな 信勼 仰纝 と 熱 心升 に 燃 えて 全 力 をあげて 前 進勺 し、りっぱに 始卿 められ<br />

た 働掴 きが 妨绋 げられないようにしたのである。 しかし、サタンも、 子 をこまぬいてはいな<br />

かった。 彼 は、 今 、 他 のあらゆる 改匳 革挙 運卞 動 において 試去 みてきたことをしたのである。すな<br />

わち、 真卢 の 改匳 革挙 事 業 の 代 わりに 偽兖 物匵 をつかませて 人 々を 欺繏 き、 滅脛 ぼそうとした。キリスト<br />

教卝 会 の 第匌 1 世匒 紀 に 偽兖 キリストたちが 現勶 れたように、16 世匒 紀 こも 偽兖 預 言匟 者 たちが 現勶 れた。<br />

宗儲 教卝 界化 の 騒胻 ぎに 強勮 く 刺儒 激 された 2、3 の 者 が、 自 分 たちは 天拦 からの 特厣 別厌 の 啓繡 示単 を 受匃 けた<br />

と 思卩 い 込匸 んだ。そして、 自 分 たちは、ルターが 細 々と 始卿 めた 改匳 革挙 を 完 成勱 させるよう 神卡 の 任厃<br />

命挻 を 受匃 けたと 主勢 張挗 した。しかし、 実 際匶 には、 彼 らはルターが 成勱 し 遂脎 げた 働掴 きそのものをく<br />

つがえしていた。 彼 らは、 改匳 革挙 の 根捏 底 そのものである 大 原募 則 、すなわち、 神卡 の 言匟 葉挺 は 信勼 仰纝<br />

と 行 為 の 完 全 な 規厶 準厜 であるということを 拒兘 んだ。そして、その 言匟 誤儶 ることのない 指匦 導拗 に 代<br />

えて、 彼 ら 自 身拴 の 感厤 情午 と 印偝 象拺 という 変厭 わりやすい 不勘 確卾 実 な 標 準厜 を 用 いた。 誤儶 りと 虚縚 偽兖 の 偉昖<br />

120


大 な 検匴 出 器捙 である 神卡 の 言匟 葉挺 を 廃 棄 するこの 行 為 によって、サタンが 思卩 うままに 人 間 の 心升 を<br />

支匣 配括 する 道匠 が 開 かれた。<br />

これらの 預 言匟 者 たちの 1 人 は、 天拦 使却 ガブリエルから 教卝 えを 受匃 けたと 主勢 張挗 した。 彼 と 結医<br />

束僓 した 一 学 生 は、 自 分 の 勉腯 強勮 を 放择 棄 し、 自 分 は 神卡 ご 自 身拴 から、 神卡 の 言匟 葉挺 を 説拿 明 する 知半 恵 が<br />

与拜 えられたと 宣傪 言匟 した。 他 に、 生 来勵 狂旆 信勼 的 な 傾傧 向匇 の 者 たちが 彼 らに 加匎 わった。こうした 狂旆<br />

信勼 家匝 の 行 動 によって、 少厮 なからず 騒胻 ぎが 起招 こった。ルターの 説拿 教卝 によって、 至儖 る 所勰 の 人 々<br />

は 改匳 革挙 の 必厧 要勥 を 感厤 じるようになっていたが、 今 、 真卢 にまじめな 人 々のなかには、 新 しい 預<br />

言匟 者 たちの 主勢 張挗 に 惑 わされる 者 があった。<br />

この 運卞 動 の 指匦 導拗 者 たちは、ウィッテンベルクに 行 き、メランヒトンと 彼 の 同 労排 者 たち<br />

に、 彼 らの 主勢 張挗 を 訴挰 えた。「われわれは、 人 々を 教卝 育挞 するために 神卡 に 遣傛 わされた。われわ<br />

れは、 親捧 しく 主勢 と 話匋 してきた。われわれは、 何挬 が 起招 こるかを 知半 っている。 一 言匟 で 言匟 えば、<br />

われわれは 使却 徒傣 であり、 預 言匟 者 である。そして、ルター 博 士厨 に 訴挰 える」と 彼 らは 言匟 った。<br />

2<br />

改匳 革挙 者 たちは、 驚脚 き 当勠 惑 した。こうしたことにはまだ 当勠 面卥 したことがなく、 彼 らはど<br />

うしてよいかわからなかった。メランヒトンは 次卙 のように 言匟 った。「 確卾 かにこの 人 々には、<br />

異 常拤 な 霊绳 が 働掴 いている。しかし、それはなんの 霊绳 であるか。…… 一 方 において、われわれ<br />

は、 神卡 の 霊绳 を 消拔 さないように 気勴 をつけなければならない。そして、 他 方 においては、サタ<br />

ンの 雷膃 に 惑 わされないようにしなければならない。」 3<br />

新 しい 教卝 えの 結医 果卵 が、まもなく 明 らかになってきた。 人 々は 聖脩 書危 を 軽 んじ、あるいは<br />

それを 全 く 放择 棄 するようになった。 学 校厛 は 混 乱 に 陥肿 った。 学 生 たちは、すべての 制勧 限拘 を 無叄<br />

視拹 して、 研挣 究捨 を 放择 棄 し、 大 学 をやめてしまった。 改匳 革挙 事 業 を 復挴 興掰 して 支匣 配括 することができ<br />

ると 考卛 えた 人 々は、それを 破挐 滅脛 の 渕 に 沈腉 め 得千 ただけであった。ローマ 側卷 は 自 信勼 をとりもど<br />

し、「あともう 1 戦勛 交卦 えれば、すべてはわれわれのものだ」と 勝 ち 誇縷 って 叫经 んだ。 4 ワル<br />

トブルクにいたルターは、 事 の 次卙 第匌 を 耳脥 にし、 憂旨 慮傼 して 言匟 った。「わたしは、サタンがこ<br />

のような 災 いを 送拡 ってくることを 常拤 に 子 期勡 していた。」 5 彼 は、これらの 偽兖 預 言匟 者 たちの<br />

本 性勯 を 見 抜掽 いた。そして、 真卢 理 の 運卞 動 が 危捦 険叁 にさらされているのを 見 た。 法 王掣 や 皇 帝胰 の 反卬<br />

対 も、 今 彼 が 経 験挧 しているほど 大 きな 悩肘 みや 苦 しみではなかった。 改匳 革挙 事 業 の 支匣 持匛 者 と 称胃<br />

する 人 々の 中 から、 最勞 悪捰 の 敵育 が 現勶 れたのであった。 彼 に 大 きな 喜 びと 慰縺 めを 与拜 えた 真卢 理 そ<br />

のものが、 教卝 会 の 中 に 争拫 闘 と 混 乱 を 起招 こすために、 用 いられていたのである。<br />

改匳 革挙 の 働掴 きにおいて、ルターは 神卡 の 霊绳 によって 前 進勺 させられたのであり、 自 分 自 身拴 を<br />

越掳 えて 導拗 かれていた。 彼 は、そのような 立 場 をとろうとは 意勪 図掛 していなかったし、またあ<br />

のような 急双 激 な 変厭 化 を 起招 こそうとは 考卛 えていなかった。 彼 は、ただ、 無叄 限拘 の 神卡 の 手 中 の 器捙<br />

に 過厢 ぎなかった。それにもかかわらず、 彼 は 自 分 の 働掴 きの 結医 果卵 について、しばしば 悩肘 んだ。<br />

121


彼 は、ある 時 次卙 のように 言匟 った。「もしわたしの 教卝 義拣 が、どんなに 身拴 分 が 低拯 く 卑赐 しい 人 で<br />

あっても、その 1 人 、ただ 1 人 でも 傷偟 つけたとわかったならば、——これは 福厹 音 そのも<br />

のであるから、そのようなことはあり 得千 ないのだが——わたしはそれを 取勚 り 消拔 す。 取勚 り 消拔<br />

さないくらいならば、10 回 死拎 んだほうがよい。」 6<br />

今 や、 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 中 心升 地 、ウィッテンベルクそれ 自 体 が、 狂旆 信勼 と 無叄 法 の 勢厕 力 下 に 急双 速捠<br />

に 陥肿 っていた。この 恐傁 ろしい 状叔 態拟 は、ルターの 教卝 えの 結医 果卵 ではなかった。しかし、ドイツ<br />

全 国 の 彼 の 敵育 が、それを 彼 のせいにした。 彼 は 非 常拤 に 心升 を 痛僎 めて、 時 々、「それでは、こ<br />

の 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 大 事 業 の 結医 果卵 は、こんなものなのであろうか」と 問勬 うた。 7 彼 は、 熱 心升 に 神卡<br />

に 祈绗 り 求卍 めて、ふたたび 心升 に 平匊 安勣 が 与拜 えられた。「この 仕捸 事 は、わたしのものではなくあ<br />

なた 自 身拴 のものである。あなたは、それが 迷偧 信勼 と 狂旆 信勼 に 腐纄 敗反 されることをお 許 しにならな<br />

い。と 彼 は 言匟 った。 王掣 しかしこのような 危捦 機務 にあって、 争拫 闘 から 長 く 離掤 れているというこ<br />

とは、 耐脾 えられないことであった。 彼 は、ウィッテンベルクに 帰 る 決 心升 をした。<br />

直卟 ちに、 彼 は 危捦 険叁 な 旅傯 に 出 た。 彼 は 帝胰 国 から 追挵 放择 されていた。 敵育 は 自 由厩 に 彼 の 生 命挻 を<br />

奪傤 うことができたし、 友掻 人 たちは 彼 を 助捉 けたりかくまったりすることを 禁 じられていた。<br />

帝胰 国 政 府匕 は、 彼 の 支匣 持匛 者 たちに 最勞 も 厳 しい 処叀 置厒 をとっていた。しかし 彼 は、 福厹 音 事 業 が 危捦<br />

機務 にひんしているのを 見 た。そして 彼 は、 真卢 理 のために 恐傁 れることなく 闘 うために、 主勢 の<br />

名匷 によって 出 ていった。<br />

選 挙拷 侯 に 送拡 った 手 紙 の 中 で、ルターは、ワルトブルクを 去掇 る 目 的 を 述掃 べたあとで、 次卙<br />

のように 言匟 った。「わたしは、 諸 侯 や 選 挙拷 侯 よりも 強勮 力 な 保 護厽 のもとに、ウィッテンベル<br />

クに 行 こうとしていることを 殿脟 下 にお 知半 らせいたします。わたしは、 殿脟 下 の 支匣 持匛 を 求卍 めよ<br />

うとは 思卩 いません。あなたの 保 護厽 を 願傿 うよりは、わたしがあなたを 保 護厽 したいと 思卩 います。<br />

もし 殿脟 下 がわたしを 保 護厽 することができ、あるいは 保 護厽 しようとなさることがわかってい<br />

るならば、わたしはウィッテンベルクに 行 きたいとは 少厮 しも 思卩 いません。この 運卞 動 は、 剣腚<br />

によっては 推掙 進勺 できません。 人 間 の 援拶 助捉 や 同 意勪 によらず、ただ 神卡 だけが 万勦 事 をなさるべき<br />

です。 最勞 大 の 信勼 仰纝 を 持匛 っている 者 が、 最勞 も 保 護厽 する 力 があるのです。」 8 ウィッテンベル<br />

クへの 途 中 で 書危 いた 第匌 二华 の 手 紙 の 中 で、ルターは 次卙 のように 付厏 け 加匎 えた。「わたしは、 殿脟<br />

下 のきげんをそこね、 全 世匒 界化 の 怒腹 りを 招偠 くことを 覚 悟縖 しています。ウィッテンベルク 市 民<br />

は、わたしの 羊旴 ではないのでしょうか? 神卡 は 彼 らを、わたしにおゆだねにならなかった<br />

のでしょうか?そしてわたしは、 必厧 要勥 ならば、 彼 らのために 生 命挻 を 捨腇 てなくていいので<br />

しょうか?さらに、わたしは、わが 国 に 対 する 神卡 の 罰脖 として、ドイツに 恐傁 ろしい 暴偷 動 が 起招<br />

こることを 恐傁 れるのです。」 9<br />

彼 は、 非 常拤 な 慎儃 重匤 さと 謙旎 そんをもって、しかも 断友 固 とした 決 意勪 のもとに、 彼 の 仕捸 事 を<br />

始卿 めた。「 暴偷 力 によって 立 てられたものを、われわれは、み 言匟 葉挺 によってくつがえし 滅脛 ぼ<br />

122


さなければならない。わたしは、 迷偧 信勼 深捫 い 人 々や 不勘 信勼 仰纝 な 人 々に 対 して、 暴偷 力 を 用 いない。<br />

人 を 強勮 いてはならない。 自 由厩 は 信勼 仰纝 の 本 質拾 そのものである。」 10<br />

ルターがすでにもどってきて、 説拿 教卝 をしようとしているということは、まもなくウィ<br />

ッテンベルク 中 に 知半 れ 渡据 った。 人 々は、 各厰 地 から 集厦 まってきて、 教卝 会 はあふれるばかりに<br />

なった。 彼 は、 説拿 教卝 壇绵 に 上 り、 大 いなる 知半 恵 と 柔肛 和匄 をもって、 教卝 え、 勧僊 め、 譴 責掅 した。ミ<br />

サを 廃 止厙 しようとして 暴偷 力 に 訴挰 えた 人 々の 行 動 について、 彼 は 次卙 のように 言匟 った。 「ミ<br />

サは、 悪捰 いものである。 神卡 は、それに 反卬 対 しておられる。それは 廃 されるべきである。わ<br />

たしは、 全 世匒 界化 において、 福厹 音 の 聖脩 餐 がそれに 代 わることを 望捬 んでいる。しかし、だれ 1<br />

人 として、 暴偷 力 によってそれから 引匂 き 離掤 されてはならない。われわれは、その 事 を 神卡 の 手<br />

にゆだねなければならない。み 言匟 葉挺 が 行 動 を 起招 こすべきで、われわれではない。それはな<br />

にゆえか、とあなたがたはたずねるであろう。それは、 陶 工卋 が 土拋 を 手 に 持匛 つように、 人 々<br />

の 心升 がわたしの 手 中 にあるわけではないからである。われわれは 語指 る 権勻 利匏 がある、だがわ<br />

れわれに 行 動 する 権勻 利匏 はない。われわれは 宣傪 べ 伝捱 えよう。だがそれ 以匆 上 は 神卡 に 属傍 する。<br />

わたしが 暴偷 力 に 訴挰 えたとしても、なんの 益捍 があろうか。しかめつら、 形捊 式厚 、 物匵 まね、<br />

人 間 の 儀腝 式厚 、そして 偽兖 善 である。……そして、 誠肬 実 さも 信勼 仰纝 も 愛 も、そこには 見 られない<br />

であろう。この 3 つが 欠 けていれば、すべてが 欠 けている。そのような 結医 果卵 は、なんの 価卒<br />

値捛 もない。 神卡 は、あなたとわたしと 全 世匒 界化 とが、 力 を 合 わせて 行 う 以匆 上 のことを、み 言匟 葉挺<br />

だけによってなされる。 神卡 は、 人 の 心升 を 捕 らえられる。そして 心升 が 捕 らえられる 時 に、す<br />

べてが 得千 られるのである。わたしは、 説拿 教卝 し、 討挎 論厱 し、 著兆 述掃 をする。しかし、わたしは、<br />

だれも 強勮 制勧 しない。なぜなら、 信勼 仰纝 は 自 発 的 な 行 為 だからである。わたしの 行 ったことを<br />

見 てほしい。わたしは、 法 王掣 に、 免僧 罪 符绍 に、そして 法 王掣 の 支匣 持匛 者 たちに 反卬 対 したが、 暴偷 力<br />

を 用 いたり 騒胻 ぎを 起招 こしたりはしなかった。わたしは 神卡 の 言匟 葉挺 を 差挽 し 出 した。わたしは 説拿<br />

教卝 し、 書危 いた。これがわたしの 行 ったすべてである。それにもかかわらずわたしが 眠縔 って<br />

いる 間 に、……わたしが 説拿 いたみ 言匟 葉挺 が 法 王掣 権勻 をくつがえしたのであって、 諸 侯 も 皇 帝胰 も<br />

これほどの 損措 害县 を 与拜 えたことはなかった。しかし、わたしは 何挬 もしなかった。み 言匟 葉挺 だけ<br />

がすべてを 行 った。もしわたしが 暴偷 力 に 訴挰 えたならば、 恐傁 らくドイツ 全 国 に 血傔 の 雨僟 が 降 っ<br />

たことであろう。そして、その 結医 果卵 はどうであったろうか。 身拴 体 も 霊绳 魂 も 滅脛 び 失拽 せてしま<br />

ったことであろう。それゆえに、わたしは 静 かにしていた。そして、み 言匟 葉挺 だけを、 世匒 界化<br />

にゆきわたらせておいたのである。」 11<br />

ルターは、1 週 間 にわたって、 毎傭 日 、 熱 心升 な 聴傏 衆 に 説拿 教卝 しつづけた。 神卡 の 言匟 葉挺 が、 狂旆 信勼<br />

的 な 騒胻 ぎを 静 めた。 福厹 音 の 力 が、 惑 わされた 人 々を 真卢 理 の 道匠 に 引匂 きもどした。ルターは、<br />

非 常拤 な 害县 悪捰 を 及 ぼした 狂旆 信勼 家匝 たちと 会 うことを 望捬 まなかった。 彼 らは、 判匯 断友 力 が 健掕 全 でな<br />

く、 感厤 情午 の 未 熟绅 な 人 々で、 天拦 からの 特厣 別厌 の 光捄 を 受匃 けたと 言匟 いながら、わずかの 反卬 論厱 、また<br />

は 親捧 切卲 な 譴 責掅 や 勧僊 告卪 さえも 受匃 けつけない 人 々であることを、 彼 は 知半 っていた。 彼 らは、 最勞<br />

123


高 の 権勻 威胙 を 持匛 ったものであると 称胃 して、いやおうなしに、すべての 者 に 彼 らの 主勢 張挗 を 認卉 め<br />

させた。しかし、 彼 らがルターに 会 見 を 申捩 し 込匸 んできたので、 彼 は、 彼 らに 会 うことに 同<br />

意勪 した。そして 彼 は、 巧绾 みに 彼 らの 化 けの 皮脦 をはいだので、 偽兖 り 者 たちは 直卟 ちにウィッテ<br />

ンベルクを 退挖 散偶 してしまった。<br />

こうして、 狂旆 信勼 は 一 時 くいとめられた。しかし、それは 数包 年 後 にさらに 激 しく 盛 りか<br />

えして、 恐傁 ろしい 結医 果卵 をもたらした。この 運卞 動 の 指匦 導拗 者 について、ルターは 次卙 のように 言匟<br />

った。「 彼 らにとって、 聖脩 書危 は 死拎 文卽 に 過厢 ぎない。そして 彼 らはみな、『 聖脩 霊绳 、 聖脩 霊绳 』と 叫经<br />

び 出 した。しかし、わたしは 彼 らの 霊绳 の 導拗 く 所勰 には、もちろんついて 行 かない。どうか、<br />

憐穳 れみ 深捫 い 神卡 が、 自 称胃 聖脩 徒傣 だけしかいないような 教卝 会 から、わたしを 守捿 ってくださるよう<br />

に。わたしは、 自 分 たちの 罪 を 痛僎 感厤 し、 神卡 の 慰縺 めと 支匣 えを 得千 るために、 心升 の 底 からたえず<br />

うめき、 叫经 び 求卍 める 人 々、 謙旎 そんで 弱傽 く 病挶 んでいる 人 々と 共厗 に 住卫 みたいと 思卩 う。」 12<br />

狂旆 信勼 家匝 の 中 で 最勞 も 活卹 動 的 なトマス・ミュンッァーは、 非 常拤 な 才纞 能印 の 持匛 ち 主勢 であった。<br />

もし 彼 が 正匁 しく 指匦 導拗 されたならば、 世匒 を 益捍 するところが 多匭 かったであろう。しかし 彼 は、<br />

真卢 の 宗儲 教卝 の 根捏 本 原募 則 を 知半 っていなかった。「 彼 は、 世匒 界化 を 改匳 革挙 しようと 望捬 んだ。そして、<br />

すべての 熱 狂旆 家匝 たちと 同 様捞 に、 改匳 革挙 はまず 自 分 から 始卿 まるべきであることを 忘脨 れた。」 13<br />

彼 は、 地 位匱 と 勢厕 力 への 野 望捬 を 抱 き、ルターに 次卙 ぐ 地 位匱 でも 満掫 足拒 しなかった。 改匳 革挙 者 たちが、<br />

法 王掣 の 代 わりに 聖脩 書危 の 権勻 威胙 を 認卉 めるならば、それは、ただ 別厌 の 形捊 の 法 王掣 権勻 を 樹 立 するだけ<br />

であると 彼 は 主勢 張挗 した。そして 彼 自 身拴 は、 自 分 は 真卢 の 改匳 革挙 を 行 うために、 神卡 の 任厃 命挻 を 受匃 け<br />

たと 主勢 張挗 した。「この 精 神卡 を 持匛 つものは、 一 生 涯昗 聖脩 書危 を 見 なくても、 真卢 の 信勼 仰纝 を 持匛 つ」と<br />

ミュンツァーは 言匟 った。 14<br />

狂旆 信勼 的 教卝 師 たちは、 感厤 情午 のままに 支匣 配括 され、すべての 思卩 いと 衝胓 動 を 神卡 の 声拨 であると 考卛<br />

えた。したがって、 彼 らは、 非 常拤 に 極掄 端健 であった。「 文卽 字捐 は 人 を 殺掮 し、 霊绳 は 人 を 生 三勫 かす」<br />

と 叫经 んで、 聖脩 書危 を 焼催 く 者 さえあった。ミュンッァーの 教卝 えは、 奇纟 異 を 好捆 む 人 心升 に 訴挰 えると<br />

共厗 に、 事 実 上 、 人 間 の 思卩 想挹 や 意勪 見 を 神卡 の 言匟 葉挺 以匆 上 に 高 めて、 彼 らの 誇縷 りを 満掫 足拒 させた。 彼<br />

の 教卝 義拣 は、 幾继 千収 のものに 迎 えられた。 彼 はまもなく、 公勗 の 礼脊 拝旟 のあらゆる 秩膈 序胺 を 公勗 然掍 と 非<br />

難挚 し、 諸 侯 に 服傕 従 することは 神卡 とベリァルの 両厥 方 に 仕捸 えようとするものである、と 宣傪 言匟 し<br />

た。 すでに 法 王掣 権勻 の 拘縅 束僓 を 脱傰 し 始卿 めていた 人 々の 心升 は、 国 家匝 の 権勻 力 の 束僓 縛旸 にも 耐脾 えられ<br />

なくなっていた。 神卡 の 是肔 認卉 によるものと 称胃 したミュンツァーの 改匳 革挙 的 教卝 義拣 は、 彼 らをあら<br />

ゆる 抑 制勧 から 引匂 き 離掤 し、 彼 らの 偏旌 見 と 感厤 情午 の 赴 くままにさせた。 最勞 も 恐傁 ろしい 暴偷 動 と 争拫 闘<br />

の 場 面卥 が 続勸 いて 起招 き、ドイツの 国 土拋 に 血傔 の 雨僟 が 降 った。<br />

狂旆 信勼 の 結医 果卵 起招 こったことが、 宗儲 教卝 改匳 革挙 のせいにされたのを 見 たルターは、ずっと 以匆 前<br />

にエルフルトで 経 験挧 した 苦 悩肘 に 倍 するほどの、 大 きな 苦 悩肘 を 味控 わった。 法 王掣 側卷 の 諸 侯 は、<br />

ルターの 教卝 義拣 は 当勠 然掍 反卬 逆 を 引匂 き 起招 こすものであると 断友 言匟 し、 多匭 くの 者 がそれを 是肔 認卉 するあ<br />

りさまだった。こうした 非 難挚 は、なんの 根捏 拠 もないものであったが、 改匳 革挙 者 ルターに 大 き<br />

124


な 悩肘 みを 与拜 えずにはいなかった。 真卢 理 の 事 業 が、 卑赐 劣縆 な 狂旆 信勼 と 同 一 視拹 されて、このように<br />

辱既 しめられることは、 耐脾 えられないことに 思卩 われた。 他 方 、 反卬 逆 の 指匦 導拗 者 たちは、ルター<br />

が 彼 らの 教卝 義拣 に 反卬 対 し、 神卡 の 霊绳 感厤 によるものであるという 彼 らの 主勢 張挗 を 否 定 しただけでな<br />

く、 彼 らを 国 家匝 の 権勻 力 に 反卬 逆 する 者 であると 言匟 ったために、ルターを 憎 んだ。その 報匔 復挴 と<br />

して、 彼 らはルターを 卑赐 しい 欺繏 瞞 者 と 非 難挚 した。 彼 は、 諸 侯 と 民 衆 の 両厥 方 の 敵育 意勪 を 招偠 いた<br />

かのように 思卩 われた。<br />

宗儲 教卝 改匳 革挙 が 急双 速捠 に 衰斠 えるのを 見 た 法 王掣 側卷 は、 大 いに 喜 んだ。そして 彼 らは、ルターが<br />

けんめいに 正匁 そうと 努 力 してきた 誤儶 りさえもルターの 責掅 任厃 にした。 狂旆 信勼 者 たちは、 不勘 当勠 な<br />

取勚 り 扱僻 いを 受匃 けたと 偽兖 って、 多匭 くの 民 衆 の 同 情午 を 得千 ることに 成勱 功僵 した。そして、 誤儶 った 側卷<br />

に 加匎 叕担 する 者 がしばしばそうみなされるように、 彼 らは 殉程 教卝 者 とみなされた。こうして、<br />

宗儲 教卝 改匳 革挙 に 全 力 をあげて 反卬 対 していた 者 たちが、 残拑 酷昰 と 圧 制勧 の 犠腻 牲繉 者 として、 同 情午 と 賞 賛僮<br />

を 受匃 けた。これはサタンの 働掴 きであって、 最勞 初匘 、 天拦 においてあらわされたのと 同 じ 反卬 逆 の<br />

精 神卡 に 動 かされたものであった。<br />

サタンは、 常拤 に 人 々を 欺繏 き、 罪 を 義拣 と 呼 び、 義拣 を 罪 と 呼 ばせる。 彼 の 働掴 きはなんと 成勱<br />

功僵 していることであ ろう。 真卢 理 を 擁繗 護厽 して 堅儕 く 立 つために、 神卡 の 忠儮 実 なしもべたちがな<br />

んとしばしば 非 難挚 攻 撃掐 を 受匃 けることであろう。サタンの 代 理 に 過厢 ぎない 者 が、 賞 賛僮 とへつ<br />

らいを 受匃 けて、 殉程 教卝 者 とさえみなされている。 他 方 、その 神卡 への 忠儮 誠肬 に 対 して 尊胛 敬肭 と 支匣 持匛<br />

を 受匃 けるべき 人 々が、 疑卧 惑 と 不勘 信勼 のもとに 孤縩 立 させられているのである、にせの 聖脩 潔昔 、 偽兖<br />

りの 清捲 さが、 今 なお 欺繏 隔绔 の 活卹 動 を 行 っている。それは、ルターの 面卥 時 代 のように、 種捶 々の<br />

形捊 態拟 のもとにその 精 神卡 をあらわし、 人 々の 心升 を 聖脩 書危 から 引匂 き 離掤 して、 神卡 の 律傢 法 に 服傕 従 する<br />

よりは 自 分 たちの 感厤 情午 や 印偝 象拺 に 従 うようにさせる。これは、 純儻 潔昔 と 真卢 理 を 非 難挚 するサタン<br />

の 最勞 も 巧绾 妙胄 な 手 段掀 の 1 つである。ルターは 恐傁 れることなく、 四捡 方 からの 攻 撃掐 に 対 し 福厹 音 を<br />

擁繗 護厽 した。 神卡 の 言匟 葉挺 は、あらゆる 争拫 いにおいて、 偉昖 大 な 武叇 器捙 であった。その 言匟 葉挺 をもって、<br />

彼 は、 法 王掣 が 僑秣 取勚 した 権勻 力 や、 学 者 の 思卩 弁 的 な 哲脼 学 に 立 ち 向匇 かった。そして 他 方 、 彼 は、<br />

宗儲 教卝 改匳 革挙 と 合 同 しようとした 狂旆 信勼 に 反卬 対 して、 岩 のように 堅儕 く 立 ったのである。<br />

これら 相 対 立 する 諸 勢厕 力 は、そのいずれもが、 聖脩 書危 を 捨腇 て 去掇 り、 人 間 の 知半 恵 を、 宗儲 教卝<br />

的 真卢 理 と 知半 識掟 の 根捏 源 として 高 めていた。 理 性勯 主勢 義拣 は、 理 性勯 を 偶旦 像僕 にして、それを 宗儲 教卝 の 規厶<br />

準厜 にする。ローマ 主勢 義拣 は、 法 王掣 は、 使却 徒傣 伝捱 来勵 の、そして 全 時 代 を 通 じて 不勘 変厭 の 霊绳 感厤 を 受匃 け<br />

ていると 主勢 張挗 して、 使却 徒傣 的 任厃 命挻 という 神卡 聖脩 な 名匷 目 のもとに、あらゆる 種捶 類 のぜいたくと 腐纄<br />

敗反 をおおいかくしている。ミュンツァーとその 仲傫 間 が 主勢 張挗 した 霊绳 感厤 とは、 気勴 まぐれな 想挹 像僕<br />

に 過厢 ぎず、 人 間 の、また 神卡 の、あらゆる 権勻 威胙 を 破挐 壊傓 するものであった。しかし、 真卢 のキリ<br />

スト 教卝 は、 神卡 の 言匟 葉挺 を、 霊绳 感厤 による 真卢 理 の 一 大 宝肮 庫 として、また、すべての 霊绳 感厤 の 試去 金 石厈<br />

として 受匃 け 入 れるのである。<br />

125


ルターは、ワルトブルクから 帰 るとすぐに、 新 約 聖脩 書危 の 翻 訳胲 を 完 成勱 した。そしてまも<br />

なく、ドイツ 国 民 は、 福厹 音 を 自 国 語指 で 手 にすることができた。この 翻 訳胲 は、 真卢 理 を 愛 する<br />

すべての 人 々から、 非 常拤 な 喜 びをもって 迎 えられた。しかし、 人 間 の 伝捱 説拿 や 人 間 の 律傢 法 を<br />

選 ぶ 人 々からは、 軽 べつされ 拒兘 絶傉 された。 司 祭脫 たちは、これからは 一 般 の 人 々が 神卡 の 言匟<br />

葉挺 の 戒儦 めについて 自 分 たちと 討挎 論厱 することができ、こうして 自 分 たちの 無叄 知半 が 暴偷 露腒 される<br />

のではないかと 考卛 えて 驚脚 愕 し、 不勘 安勣 になった。 彼 らの 兜肉 的 な 理 論厱 という 武叇 器捙 は、 霊绳 の 剣腚 の<br />

前 には 無叄 力 であった。ローマは 全 力 をあげて、 聖脩 書危 の 配括 布偵 を 妨绋 害县 した。しかし、 教卝 書危 も 破挐<br />

門挋 も 拷稷 問勬 も、みなむだであった。 聖脩 書危 を 非 難挚 し 禁 止厙 すればするほど、 人 々は、 聖脩 書危 の 教卝 え<br />

を 知半 ろうと 欲僼 した。 読傊 むことができる 者 はみな、 自 分 で 神卡 の 言匟 葉挺 を 熱 心升 に 研挣 究捨 した。 彼 ら<br />

はそれを、 持匛 ち 歩 いてくり 返拮 し 読傊 み、その 大 部 分 を 暗肨 唱脆 するまでは 満掫 足拒 しなかった。ルタ<br />

ーは、 新 約 聖脩 書危 が 歓脒 迎 されたのを 見 て、 直卟 ちに 旧 約 聖脩 書危 の 翻 訳胲 を 開 始卿 し、できしだい 分 冊昘<br />

にして 発 行 した。<br />

ルターの 著兆 書危 は、 都匙 市 でも 村匾 でも 歓脒 迎 された。「ルターと 彼 の 同 志 たちの 作单 ったもの<br />

を、 他 の 者 たちが 配括 布偵 した。 修 道匠 院协 制勧 度 の 不勘 法 を 悟縖 って、 怠旒 慢纁 な 長 年 の 生 活卹 を 活卹 動 的 なも<br />

のに 一 変厭 しようと 望捬 んだが、しかし 神卡 の 言匟 葉挺 を 宣傪 言匟 するには 無叄 知半 すぎた 修 道匠 上 たちは、 各厰<br />

地 を 旅傯 して 村匾 々や 戸叐 ごとを 訪掶 問勬 し、ルターとその 仲傫 間 の 著兆 書危 を 売匉 った。ドイッはまもなく、<br />

こつした 勇腅 敢暑 な 文卽 書危 伝捱 道匠 者 の 群儈 れであふれた。」 15 これらの 著兆 書危 は、 貧縏 富挛 や 学 識掟 の 有卻 無叄 を<br />

問勬 わず 非 常拤 な 興掰 味控 をもって 研挣 究捨 された。 村匾 の 学 校厛 の 教卝 師 たちは、 夜 、 炉脻 辺 に 集厦 まった 小 さ<br />

な 群儈 れに、それを 読傊 んで 聞挈 かせた。こうした 努 力 のたびに、 幾继 人 かの 魂 が 真卢 理 を 認卉 めて 喜<br />

んで 言匟 葉挺 を 受匃 け 入 れ、 今 度 は 彼 らが 福厹 音 を 他 の 人 々に 伝捱 えた。 「み 言匟 葉挺 が 開 けると 光捄 を<br />

放择 って、 無叄 学 な 者 に 知半 恵 を 与拜 えます」という 霊绳 感厤 の 言匟 葉挺 が 実 証卨 された[ 詩纛 篇 119:。<br />

聖脩 書危 の 研挣 究捨 は、 人 々の 心升 に 大 きな 変厭 化 を 起招 こしつつあった。これまで 法 王掣 権勻 は、その<br />

支匣 配括 下 にある 者 を 鉄捹 のくびきで 縛旸 り、 無叄 知半 と 堕秐 落叉 に 陥肿 れていた。 形捊 式厚 の 迷偧 信勼 的 遵穒 守捿 が 厳 格卺<br />

に 継 続勸 されていたが、そのすべての 儀腝 式厚 において、 心升 や 知半 性勯 はなんのかかわりも 持匛 たなか<br />

った。しかしルターの 説拿 教卝 は、 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 明 白换 な 真卢 理 を 示単 すとともに、み 言匟 葉挺 そのも<br />

のが、 一 般 の 人 々の 手 に 渡据 ったことによって、 彼 らの 眠縔 っていた 能印 力 を 呼 びさまし、 彼 ら<br />

の 霊绳 性勯 を 清捲 めて 高 尚縎 にするだけでなく、 知半 性勯 に 新 しい 力 と 活卹 気勴 を 与拜 えたのである。<br />

あらゆる 階 級揁 の 人 々が、 聖脩 書危 を 手 にして、 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 教卝 義拣 を 擁繗 護厽 するのが 見 られた。<br />

聖脩 書危 の 研挣 究捨 を 司 祭脫 や 修 道匠 士厨 にゆだねていた 法 王掣 E 教卝 徒傣 たちは、 彼 らが 出 て 来勵 て 新 しい 教卝 義拣<br />

に 反卬 論厱 することを 要勥 求卍 した。しかし、 聖脩 書危 にも 神卡 の 力 にも 無叄 知半 であった 司 祭脫 や 修 道匠 士厨 たち<br />

は、 彼 らが 無叄 知半 だ 異 端健 だと 弾傆 劾 していた 人 々によって、 完 全 に 打占 ち 負拆 かされてしまった。<br />

「あいにくとルターは、 聖脩 書危 以匆 外勭 のどんな 神卡 託 も 信勼 じてはならないと、 彼 の 支匣 持匛 者 たちに<br />

信勼 じ 込匸 ませてしまった」とあるカトリックの 著兆 者 は 言匟 った。 16 無叄 学 な 人 々が 真卢 理 を 擁繗 護厽 し、<br />

また、 学 識掟 ある 雄接 弁 な 神卡 学 者 と 彼 らが 討挎 論厱 するのを、 群儈 衆 が 集厦 まって 聞挈 くのであった。こ<br />

126


れらの 大 家匝 たちは、その 議 論厱 が 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 単 純儻 な 教卝 えによって 反卬 論厱 されて、 無叄 知半 の 恥時 を<br />

暴偷 露腒 した。 労排 働掴 者 、 兵掝 卒克 、 婦偫 人 、そして 子 供挿 たちでさえ、 司 祭脫 や 学 識掟 のある 博 士厨 たちより<br />

も、 聖脩 書危 の 教卝 えをよく 知半 っていたのである。<br />

福厹 音 を 信勼 じる 者 と 法 王掣 教卝 の 迷偧 信勼 を 信勼 じる 者 との 対 照儠 は、 知半 識掟 階 級揁 のみならず 一 般 の 人<br />

々の 目 にも 明 らかであった。「 語指 学 の 研挣 究捨 と 文卽 学 の 素 養傞 をなおざりにしてきた 法 王掣 側卷 の 老偽<br />

戦勛 士厨 たちに 対 して、…… 広南 い 心升 をもった 青捘 年 たちが、 研挣 究捨 に 没纹 頭挓 し、 聖脩 書危 を 調 べ、 古挃 代 の<br />

傑 作单 に 親捧 しんでいた。 活卹 発 な 頭挓 脳 、 高 貴揂 な 魂 、そして 勇腅 敢暑 な 心升 を 持匛 ったこれらの 青捘 年 た<br />

ちは、やがて、 長 い 間 にわたってだれにもひけを 取勚 らない 知半 識掟 の 持匛 ち 主勢 になった。…… 従<br />

って、これらの 若拊 い 改匳 革挙 擁繗 護厽 者 たちは、どのような 会 合 において 法 王掣 側卷 の 博 士厨 たちと 相 対<br />

しても、 非 常拤 なゆとりと 確卾 信勼 をもって 彼 らを 攻 撃掐 するので、 無叄 知半 な 彼 らはうろたえ、 当勠 惑<br />

し、 衆 人 の 前 で 恥時 をかくのであった。」 17 ローマ 側卷 の 司 祭脫 たちは、 自 分 たちの 会 衆 が 減匬<br />

少厮 するのを 見 て 当勠 局拈 の 援拶 助捉 を 求卍 め、 自 分 たちも 全 力 をあげて 聴傏 衆 を 引匂 きもどそうと 努 めた。<br />

しかし 人 々は、 新 しい 教卝 えの 中 に 彼 らの 魂 の 必厧 要勥 を 満掫 たすものを 見 いだした。そして、 長<br />

い 間 迷偧 信勼 的 な 儀腝 式厚 と 人 間 の 伝捱 説拿 という 無叄 価卒 値捛 な 豆膆 がらを 与拜 えてきた 者 からは、 顔 をそむけ<br />

て 離掤 れていった。 真卢 理 の 教卝 師 たちに 迫 害县 の 火 の 手 があがった 時 、 彼 らは、「1 つの 町 で<br />

迫 害县 されたなら、 他 の 町 へ 逃偹 げなさい」というキリストの 言匟 葉挺 に 従 った[マタイ 10:。<br />

光捄 は、 至儖 る 所勰 に 照儠 り 輝脮 いた。 逃偹 亡 者 たちは、どこかで 彼 らを 迎 えてくれる 家匝 を 見 つけ、<br />

そこに 泊脪 まって、ある 時 は 教卝 会 で、またそれが 許 されなければ 個持 人 の 家匝 、または 戸叐 外勭 で、<br />

キリストを 説拿 教卝 したのである。どこであろうと 聴傏 衆 がありさえすれば、そこは 彼 らにとっ<br />

て 聖脩 い 神卡 殿脟 であった。このような 活卹 気勴 と 確卾 信勼 のもとに 宣傪 言匟 された 真卢 理 は、 破挐 竹 の 勢厕 いで 広南<br />

まった。 教卝 会 当勠 局拈 と 政 府匕 当勠 局拈 の 両厥 方 が 異 端健 を 撲儹 滅脛 しようとしたが、むだであった。 投匐 獄晳 、<br />

拷稷 問勬 、 火 刑傃 、 剣腚 を 用 いてもむだであった。 幾继 千収 という 信勼 者 が 殉程 教卝 したが、 働掴 きは 前 進勺 して<br />

いった。 迫 害县 は、 真卢 理 の 進勺 展捯 を 促傌 すだけであった。そして、サタンがそれと 合 流及 させよう<br />

と 努 めた 狂旆 信勼 も、サタンの 働掴 きと 神卡 の 働掴 きの 区厅 別厌 をいよいよ 明 らかにする 結医 果卵 に 終厖 わった<br />

のである。<br />

127


第匌 11 章 信勼 教卝 の 自 由厩 のための 戦勛 い<br />

宗儲 教卝 改匳 革挙 擁繗 護厽 のために 宣傪 言匟 された 最勞 も 高 潔昔 な 証卨 言匟 の 1 つは、1529 年 にシュパイエルの<br />

国 会 で、ドイツのキリスト 教卝 諸 侯 が 提卖 出 した『 抗 議 書危 』であった。これら 神卡 の 人 々の 勇腅 気勴<br />

と 信勼 仰纝 と 堅儕 固 な 態拟 度 は、その 後 の 幾继 世匒 代 にわたって、 思卩 想挹 と 良拖 心升 の 自 由厩 を 確卾 保 した。 彼 ら<br />

の『 抗 議 書危 』が、 改匳 革挙 教卝 会 にプロテスタントという 名匷 称胃 を 与拜 えた。その 原募 則 は、「プロテ<br />

スタント 主勢 義拣 の 真卢 髄 そのもの」である。 1<br />

宗儲 教卝 改匳 革挙 にとって、 暗肨 く 険叁 悪捰 な 時 代 が 到肑 来勵 していた。ウォルムスの 勅質 令傂 によってルタ<br />

ーは 破挐 門挋 され、 彼 の 教卝 義拣 を 教卝 えたり 信勼 じたりすることは 禁 じられていたけれども、これま<br />

でのところ、ドイツにおいては、 宗儲 教卝 上 の 自 由厩 が 保 たれていた。 神卡 の 摂昊 理 によって、 真卢 理<br />

に 反卬 対 する 勢厕 力 が 抑 えられていた。カール 5 世匒 は、 宗儲 教卝 改匳 革挙 を 鎮昼 圧 しようとしたが、 打占 撃掐<br />

を 加匎 えようとすると、それを 他 へ 向匇 けねばならなくなることがしばしばあった。 幾继 度 とな<br />

く、ローマに 反卬 抗 するすべてのものは、 直卟 ちに 打占 ち 滅脛 ぼされることが 不勘 可參 避 に 思卩 われた。<br />

しかし、そうした 危捦 機務 に、トルコの 軍拚 勢厕 が 東 の 国 境挌 に 現勶 れたり、あるいは、フランス 国 王掣 、<br />

または 法 王掣 自 身拴 でさえも、 皇 帝胰 の 勢厕 力 の 増匲 大 をねたんで、 戦勛 いをいどんできたのである。<br />

こうして、 諸 国 の 紛兗 争拫 と 騒胻 乱 の 中 で、 宗儲 教卝 改匳 革挙 は 力 をつけ、 発 展捯 していくことができ<br />

た。<br />

しかし、ついに 法 王掣 側卷 が 彼 らの 紛兗 争拫 をやめ、 力 を 合 わせて 改匳 革挙 者 たちに 当勠 たってきた。<br />

1526 年 のシュパイエルの 議 会 は、 一 般 教卝 会 会 議 が 開 かれるまでは 宗儲 教卝 に 関 して 各厰 国 に 完<br />

全 な 自 由厩 を 与拜 えていた。しかし、このような 譲僯 歩 を 必厧 要勥 としたところの 危捦 険叁 が 過厢 ぎ 去掇 るや<br />

いなや、 皇 帝胰 は、 異 端健 撲儹 滅脛 を 目 的 とした 第匌 2 回 シュパイエル 議 会 を 1529 年 に 開 いた。 諸<br />

侯 たちは、できるなら 平匊 和匄 的 な 方 法 で、 改匳 革挙 に 反卬 対 するように 誘儬 われるのであった。しか<br />

し、それが 失拽 敗反 すれば、カールは 剣腚 に 訴挰 える 用 意勪 をしていた。<br />

法 王掣 側卷 は 勝 ち 誇縷 った。 彼 らは 大 ぜいでシュパイエルに 乗拳 り 込匸 み、 改匳 革挙 者 と 支匣 持匛 者 たち<br />

のすべてに 対 して、 公勗 然掍 と 敵育 意勪 をあらわした。メランヒトンは 言匟 った。「われわれは、 世匒<br />

ののろいを 受匃 け、ちりのように 思卩 われている。しかし、キリストは、 彼 のあわれな 民 をな<br />

がめ、 保 護厽 されるのである。」 2 議 会 に 出 席 中 の、 福厹 音 を 信勼 じる 諸 侯 は、 彼 らの 邸繋 宅挭 にお<br />

いて 福厹 音 の 説拿 教卝 をすることさえ 禁 じられた。しかし、シュパイエルの 人 々は、 神卡 のみ 言匟 葉挺<br />

にかわいていた。そこで、 禁 じられていたにもかかわらず、 幾继 千収 という 人 々がザクセン 選<br />

挙拷 侯 の 礼脊 拝旟 堂傾 で 開 かれた 集厦 会 に 集厦 まった。<br />

これは 危捦 機務 を 早拱 めた。 良拖 心升 の 自 由厩 を 許 した 決 議 が 大 混 乱 を 引匂 き 起招 こしたために、 皇 帝胰<br />

はそれを 撤僬 廃 する、という 勅質 令傂 が 議 会 に 対 して 発 表勖 された。この 専掭 横叅 な 行 為 は、 福厹 音 的 キ<br />

リスト 者 たちの 憤 りと 驚脚 きを 引匂 き 起招 こした。ある 人 は、「キリストは、ふたたび、カヤバ<br />

128


とピラトの 手 に 落叉 ちた」と 言匟 った。ローマ 側卷 は、さらに 猛縭 威胙 をふるった。ある 頑繷 迷偧 な 法 王掣<br />

教卝 徒傣 は 言匟 った。「トルコ 人 は、ルター 派挩 の 者 よりはよい。なぜならば、トルコ 人 は 断友 食挱 を<br />

守捿 っているが、ルター 派挩 はそれを 破挐 っている。われわれが、 神卡 の 聖脩 書危 か 教卝 会 の 昔繕 からの 誤儶<br />

りかを 選 ばなければならないとすれば、われわれは、 前 者 を 拒兘 否 する。」メランヒトンは、<br />

「フアーベルは、 毎傭 日 議 会 全 体 の 前 で、われわれ 福厹 音 を 信勼 じる 者 に、 新 しい 石厈 を 投匐 げつけ<br />

る」と 言匟 った。 3<br />

宗儲 教卝 の 自 由厩 は、 法 的 に 確卾 立 されていた。そして、 福厹 音 主勢 義拣 に 立 つ 諸 州拰 は、 彼 らの 権勻 利匏<br />

の 侵兓 害县 に 反卬 対 する 決 意勪 をした。ルターは、 依傟 然掍 としてウォルムスの 勅質 令傂 によって 破挐 門挋 され<br />

ていたので、シュパイエルに 行 くことは 許 されなかった。しかし、 彼 の 同 労排 者 と、この 危捦<br />

機務 において 神卡 の 事 業 を 擁繗 護厽 するために 神卡 が 起招 こされた 諸 侯 とが、 彼 の 代 理 をつとめた。 前<br />

にルターを 保 護厽 したザクセンの 高 潔昔 なフリードリヒ 選 挙拷 侯 は、もうこの 世匒 の 人 ではなかっ<br />

た。しかし、 彼 の 兄胆 弟胱 で 後 継 者 のヨハン 公勗 も 喜 んで 改匳 革挙 を 歓脒 迎 し、 平匊 和匄 の 愛 好捆 者 であり<br />

ながら、 信勼 仰纝 に 関 するすべてのことについては 非 常拤 な 努 力 と 勇腅 気勴 とを 示単 した。<br />

司 祭脫 たちは、 宗儲 教卝 改匳 革挙 を 受匃 け 入 れていた 諸 州拰 が、ローマの 支匣 配括 に 絶傉 対 的 に 従 うことを<br />

要勥 求卍 した。しかし 改匳 革挙 者 たちは、 以匆 前 に 許 されていた 自 由厩 を 主勢 張挗 した。 非 常拤 な 喜 びをもっ<br />

て 神卡 の 言匟 葉挺 を 受匃 け 入 れた 諸 州拰 を、ふたたびローマの 支匣 配括 下 におくことに、 彼 らは 同 意勪 する<br />

ことができなかった。<br />

そこで、ついに 妥縞 協匞 案匽 として、 宗儲 教卝 改匳 革挙 がまだ 確卾 立 されていないところにおいては、<br />

ウォルムスの 勅質 令傂 を 施厇 行 すべきことが 提卖 案匽 された。そして、「その 勅質 令傂 に 従 わない 州拰 、ま<br />

た、これに 従 おうとすれば 反卬 乱 が 起招 こる 危捦 険叁 のあるところでは、 少厮 なくとも、 新 しい 改匳 革挙<br />

をなさず、 論厱 争拫 点勷 には 触僾 れず、ミサを 行 うことに 反卬 対 せずローマ・カトリック 信勼 者 にルタ<br />

ー 主勢 義拣 を 受匃 け 入 れることを 許 さないようにする」ことが 提卖 案匽 された。 4 この 案匽 が 議 会 を 通<br />

過厢 し、 法 王掣 側卷 の 司 祭脫 と 司 教卝 たちは、 大 いに 満掫 足拒 した。 もしこの 勅質 令傂 が 実 施厇 されるならば、<br />

「 宗儲 教卝 改匳 革挙 は、それがまだ 伝捱 わっていないところに…… 伝捱 えられることができずまた、そ<br />

れがすでに 伝捱 えられたところでは、 堅儕 固 な 基匼 礎脔 の 上 に 確卾 立 されることもできなかっ<br />

た。」 5 言匟 論厱 の 自 由厩 が 禁 止厙 され、 改匳 宗儲 することも 許 されなくなる。そして、このような 制勧<br />

限拘 と 禁 止厙 に 改匳 革挙 支匣 持匛 者 たちは 直卟 ちに 服傕 さなければならなかった。 世匒 界化 の 希傩 望捬 は、 消拔 え 去掇 る<br />

かと 思卩 われた。「ローマの 教卝 権勻 制勧 度 の 復挴 興掰 が…… 古挃 来勵 の 悪捰 弊晅 を 再卭 びもたらすことは 確卾 かだ<br />

った。」そして、 狂旆 言匟 と 紛兗 争拫 のために「すでに 激 しく 動 揺肝 している 事 業 を、 完 全 に 崩偼 壊傓 さ<br />

せる」 機務 会 は、すぐに 見 いだされることであろう。 6<br />

福厹 音 派挩 の 会 議 が 開 かれた 時 に、お 互僆 いは 困傮 惑 した 顔 をしていた。 彼 らは、 次卙 々に「ど<br />

うすればよいのか?」と 問勬 うた。 今 や、 世匒 界化 の 運卞 命挻 を 決 定 する 大 問勬 題匑 が 持匛 ち 上 がっていた。<br />

「 改匳 革挙 派挩 の 首匹 脳 者 たちは、 屈縿 服傕 して、 勅質 令傂 に 従 うであろうか。この 危捦 機務 、 真卢 に 恐傁 るべき 危捦<br />

129


機務 において、 誤儶 った 道匠 に 落叉 ちこんでしまうことは、 何挬 とやさしかったことであろう。 屈縿 服傕<br />

するためのまことしやかな 口卶 実 やもっともな 理 由厩 は、いくらでもあった。<br />

ルター 派挩 の 諸 侯 には、 信勼 教卝 の 自 由厩 が 与拜 えられていた。 同 じ 自 由厩 は、この 案匽 が 通 過厢 する<br />

前 に 改匳 革挙 派挩 の 信勼 仰纝 を 持匛 ったすべての 臣元 下 にも、 与拜 えられていた。 彼 らは、これで 満掫 足拒 すべ<br />

きではなかったか。 服傕 従 すれば、どんなに 多匭 くの 危捦 機務 を 避 けることができるであろう。 反卬<br />

対 するならば、どんなにはかり 知半 れない 危捦 機務 と 争拫 闘 に 巻僲 き 込匸 まれることであろうか。 将 来勵 、<br />

どんな 機務 会 があるかわからない。 平匊 和匄 を 結医 ぼう。ローマが 差挽 し 出 すオリーブの 枝胿 をつかん<br />

で、ドイツの 傷偟 をつつもう。——のような 議 論厱 のもとに、 改匳 革挙 者 たちは、 速捠 やかに 彼 らの<br />

事 業 をくつがえしてしまう 道匠 に 進勺 むことを、 正匁 当勠 化 することもできたであろう。<br />

しかし 幸 いにも 彼 らは、こうした 妥縞 協匞 の 根捏 底 にある 原募 則 を 見 て、 信勼 仰纝 によって 行 動 し<br />

た。その 原募 則 とは、なんであったろうか。それは、ローマは 良拖 心升 を 強勮 制勧 し、 自 由厩 な 研挣 究捨 を<br />

禁 じる 権勻 利匏 を 持匛 つという 主勢 張挗 である。しかし、 彼 ら 自 身拴 とプロテスタントの 臣元 下 には、 宗儲<br />

教卝 上 の 自 由厩 が 与拜 えられないのであろうか。いや、 与拜 えられはするが、それは 妥縞 協匞 案匽 の 中 で<br />

特厣 に 記卌 載傴 された 恩繥 恵 としてであって、 権勻 利匏 としてではない。その 措 置厒 以匆 外勭 のあらゆる 点勷 に<br />

おいては、 権勻 威胙 の 大 原募 則 が 支匣 配括 するのであった。 良拖 心升 は 無叄 視拹 された。ローマは、 誤儶 ること<br />

のない 裁拍 判匯 官厑 で、 服傕 従 を 要勥 求卍 した。 妥縞 協匞 案匽 を 受匃 け 入 れることは、 改匳 革挙 主勢 義拣 を 受匃 け 入 れたザ<br />

クセンだけに 宗儲 教卝 の 自 由厩 を 限拘 定 することを、 事 実 上 認卉 めたことになる。そして、その 他 の<br />

すべてのキリスト 教卝 国 においてては、 改匳 革挙 主勢 義拣 の 信勼 仰纝 を 研挣 究捨 して 信勼 じることは 犯 罪 で、 投匐<br />

獄晳 と 火 刑傃 の 罰脖 を 受匃 けなければならなかった。 彼 らは、 宗儲 教卝 の 自 由厩 を 一 一 地 方 にとどめると<br />

いうことに、 同 意勪 できるであろうか。 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 改匳 心升 者 はこれで 終厖 わり、 征纴 服傕 すべき 地 は<br />

これまでであると 宣傪 言匟 するのであろうか。そして、 現勶 在厪 ローマが 支匣 配括 しているところはど<br />

こであっても、 永 久挸 にその 主勢 権勻 が 続勸 くのであろうか。 改匳 革挙 者 たちは、この 協匞 定 が 実 施厇 され<br />

ることによって、 法 王掣 権勻 下 の 地 方 において 生 命挻 をささげなけれ ばならなくなる 幾继 百掸 幾继 千収<br />

の 人 々の 血傔 に 対 して、 自 分 たちの 無叄 罪 を 主勢 張挗 することができるであろうか。そうすること<br />

は、この 一 大 危捦 機務 において、 福厹 音 の 事 業 とキリスト 教卝 国 の 自 由厩 に 対 する 裏傈 切卲 りとなるので<br />

あった。」 7 そこで 彼 らは、むしろ、「すべてのものを、 国 や 王掣 位匱 や 生 命挻 さえも、 犠腻 牲繉 に<br />

しよう」としたのである。 8<br />

「われわれは、この 法 令傂 を 拒兘 否 しよう。 良拖 心升 の 問勬 題匑 に 関 しては、 多匭 数包 といえども 権勻 力<br />

を 有卻 しない」と 諸 侯 は 言匟 った。また 代 議 員 たちは 言匟 った、「 帝胰 国 の 平匊 和匄 が 保 たれているの<br />

は、1526 年 の 勅質 令傂 のおかげである。それを 破挐 棄 すれば、 全 ドイツは 紛兗 争拫 と 分 裂脧 に 陥肿 るで<br />

あろう。 国 会 は、 会 議 が 開 かれるまで 宗儲 教卝 の 自 由厩 を 保 つより 他 に、 何挬 もすることはできな<br />

い。」 9 良拖 心升 の 自 由厩 を 保 護厽 することは、 国 家匝 の 義拣 務勲 である。そして、 宗儲 教卝 の 事 に 関 して、<br />

これが 国 家匝 の 権勻 力 の 限拘 界化 である。 国 家匝 の 権勻 力 によって、 宗儲 教卝 的 行 事 を 規厶 定 し、または 強勮 制勧<br />

130


しようとする 政 府匕 はみな、 福厹 音 を 信勼 じるキリスト 者 が、そのためにおおしく 闘 った 原募 則 そ<br />

のものを 犠腻 牲繉 にしているのである。<br />

法 王掣 側卷 は、 彼 らのいわゆる「 大 胆绺 な 強勮 情午 」を 鎮昼 圧 しようと 決 意勪 した。 彼 らはまず、 宗儲<br />

教卝 改匳 革挙 の 支匣 持匛 者 間 に 分 裂脧 を 起招 こさせ、またそれに 公勗 然掍 と 賛僮 成勱 していない 者 をみな 威胙 嚇 しよ<br />

うとした。ついに、 自 由厩 都匙 市 の 代 表勖 者 たちは 議 会 に 召昨 喚 され、 提卖 案匽 の 条厬 項儅 に 同 意勪 するかど<br />

うかを 宣傪 言匟 することを 要勥 求卍 された。 彼 らはしばらくの 猶旽 予匨 を 願傿 ったが、 許 されなかった。<br />

彼 らは 試去 問勬 を 受匃 け、その 約 半博 数包 は 改匳 革挙 者 の 側卷 についた。 良拖 心升 の 自 由厩 と 各厰 自 の 判匯 断友 の 権勻 利匏 を<br />

犠腻 牲繉 にすることを 拒兘 んだ 者 は、そうした 立 場 をとったことが、 将 来勵 批 判匯 や 非 難挚 や 迫 害县 の 的<br />

になることをよく 知半 っていた。 代 議 員 の 1 人 は、「われわれは、 神卡 の 言匟 葉挺 を 拒兘 否 するか、<br />

それとも 火 刑傃 になるかのどちらかである」と 言匟 った。 10<br />

議 会 における 皇 帝胰 の 代 理 者 、フェルディナント 王掣 は、 諸 侯 に 法 令傂 を 受匃 け 入 れさせ 支匣 持匛<br />

させるのでなければ、 重匤 大 な 分 裂脧 が 起招 こるのに 気勴 づいた。そこで 彼 は、 彼 らに 対 して 暴偷 力<br />

を 用 いることは、ますます 彼 らの 決 意勪 を 固 めさせるだけであることを 悟縖 って、 努 めて 彼 ら<br />

を 説拿 得千 することにした。 彼 は、「 諸 侯 に、 法 令傂 を 承偢 認卉 することを 請捥 い、 皇 帝胰 はそれを 非 常拤<br />

に 喜 ばれるであろうと 断友 言匟 した。」しかし、 忠儮 実 な 諸 侯 は、 地 上 の 支匣 配括 者 以匆 上 の 権勻 力 を 認卉<br />

めていた。そして、 彼 らは、 冷偭 静 に、「われわれは、 平匊 和匄 の 維 持匛 と 神卡 の 栄 光捄 のためである<br />

ならば、 万勦 事 皇 帝胰 に 従 う」と 答掬 えた。 11<br />

ついに、 王掣 は、 議 会 において、 選 挙拷 侯 と 彼 の 支匣 持匛 者 たちに、 法 令傂 は「 皇 帝胰 の 勅質 令傂 とし<br />

て 発 布偵 されるばかりであり、」「 彼 らの 残拑 された 唯繴 一 の 道匠 は、 多匭 数包 に 従 うだけである」と<br />

伝捱 えた。 彼 は、こう 言匟 ってから 議 会 を 退挖 場 し、 改匳 革挙 者 たちに 討挎 議 や 返拮 答掬 の 機務 会 を 与拜 えなか<br />

った。「 彼 らは 使却 者 を 派挩 遣傛 して、 王掣 が 議 会 にもどるよう 懇縨 請捥 したが、むだであった。」 彼<br />

らの 抗 議 に 対 して、 王掣 は、「これはすでに 決 定 している。 後 は 服傕 従 があるのみである」と<br />

答掬 えるだけであった。 12<br />

皇 帝胰 側卷 は、キリスト 教卝 諸 侯 が 聖脩 書危 を 人 間 の 教卝 義拣 や 規厶 則 以匆 上 のものとして 固 守捿 すること<br />

を 知半 っていた。そして、この 原募 則 が 受匃 け 入 れられているところはどこでも、 必厧 ず 法 王掣 権勻 が<br />

くつがえされてしまうことを 知半 っていた。しかし、 彼 らの 時 代 以匆 降 の 幾继 多匭 の 者 たちと 同 様捞<br />

に、 彼 らは、ただ「 見 えるもの」だけを 見 て、 皇 帝胰 と 法 王掣 の 側卷 が 強勮 く、 改匳 革挙 者 の 運卞 動 は 弱傽<br />

いと 思卩 いこみ、 得千 意勪 になったのであった。もし 改匳 革挙 者 たちが、 人 間 的 な 助捉 けだけに 頼 って<br />

いたならば、 法 王掣 側卷 の 想挹 像僕 したとおり 無叄 力 であったことであろう。しかし、 数包 は 少厮 なく、<br />

ローマに 敵育 対 してはいても、 彼 らには 力 があった。 彼 らは、「 議 会 の 決 議 ではなくて、 神卡<br />

の 言匟 葉挺 、カール 皇 帝胰 ではなくて、 王掣 の 王掣 、 主勢 の 主勢 であられるイエス・キリストに」 訴挰 えた<br />

のである。 13<br />

131


諸 侯 は、フェルディナントが 彼 らの 良拖 心升 の 確卾 信勼 を 認卉 めなかったので、 彼 の 退挖 席 を 意勪 に<br />

介捈 さず 直卟 ちに 議 会 に 彼 らの『 抗 議 書危 』を 提卖 出 することにした。そこで、 厳 粛施 な 宣傪 言匟 が 作单 成勱<br />

されて、 議 会 に 提卖 出 された。 「われわれは、われわれの 唯繴 一 の 創傦 造挝 主勢 、 維 持匛 者 、 贖 罪 主勢 、<br />

救 い 主勢 、また、われわれの 審拥 判匯 者 となられる 神卡 、および、 全 人 類 と 全 被挀 造挝 物匵 の 前 で、 抗<br />

議 を 提卖 出 する。われわれは、われわれとしても 国 民 としても、その 法 令傂 の 中 で、 神卡 に 反卬 し、<br />

神卡 のみ 言匟 葉挺 、われわれの 正匁 しい 良拖 心升 、われわれの 魂 の 救 いに 反卬 することには、 絶傉 対 に 同 意勪<br />

支匣 持匛 することはできない。」<br />

「われわれがこの 勅質 令傂 を 承偢 認卉 することなどできようか。 全 能印 の 神卡 が、 人 間 に 神卡 の 知半 識掟<br />

を 示単 されるにもかかわらず、 人 間 は 神卡 の 知半 識掟 を 受匃 けることはできないなどということがあ<br />

り 得千 ようか。」「 神卡 の 言匟 葉挺 に 一 致 するもの 以匆 外勭 に、 確卾 かな 教卝 義拣 はない。…… 主勢 は、その 他<br />

の 教卝 義拣 の 宣傪 布偵 を 禁 じられる。…… 聖脩 書危 は、 他 の、より 明 百掸 な 聖脩 句繯 によって 説拿 明 されるべき<br />

である。……この 聖脩 書危 は、すべての 事 においてキリスト 者 に 必厧 要勥 なものであり、 理 解卆 しや<br />

すく、 暗肨 黒 を 撃掐 退挖 するためのものである。われわれは、 神卡 の 恵 みによって、 旧 新 約 聖脩 書危 各厰<br />

巻僲 に 含捋 まれている 神卡 の 言匟 葉挺 だけの 純儻 粋暋 独捌 特厣 の 説拿 教卝 を 維 持匛 し、それに 反卬 するどんなものをも<br />

付厏 加匎 しないことを 決 意勪 している。この 言匟 葉挺 が 唯繴 一 の 真卢 理 である。これが、すべての 教卝 義拣 と<br />

人 生 全 般 の 確卾 かな 規厶 準厜 である。それは 決 してわれわれを 失拽 望捬 させたり、 欺繏 いたりしない。<br />

この 基匼 礎脔 の 上 に 築傀 くものは、 黄腓 泉 [よみ]のすべての 力 に 立 ち 向匇 かうことができるし、 他 方<br />

それに 対 抗 して 立 てられたあらゆる 人 間 的 栄 華兛 は、 神卡 の 前 に 崩偼 れ 落叉 ちるのである。」<br />

「このような 理 由厩 のもとに、われわれは、 課挜 せられた 束僓 縛旸 を 拒兘 否 する。」「 同 時 に、<br />

われわれは、 皇 帝胰 が、 何挬 よりも 神卡 を 愛 するキリスト 者 君 主勢 として、われわれを 遇胾 されるこ<br />

とを 期勡 待挊 する。そうすればわれわれは、あなたがた 恵 み 深捫 き 諸 侯 に 対 すると 同 じく、われ<br />

われの 正匁 当勠 当勠 然掍 の 務勲 めである 愛 情午 と 服傕 従 のすべてを、 喜 んで 皇 帝胰 に 表勖 明 することを 宣傪 言匟 す<br />

るものである。」 14<br />

議 会 は、 深捫 い 感厤 動 を 受匃 けた。その 大 多匭 数包 は、 抗 議 者 たちの 大 胆绺 さを 見 て、 驚脚 きと 恐傁 れ<br />

とに 満掫 たされた。 将 来勵 は、 波 乱 と 不勘 安勣 に 満掫 ちているように 思卩 われた。 不勘 和匄 、 争拫 闘 、 流及 血傔 は<br />

不勘 可參 避 に 思卩 われた。しかし 改匳 革挙 者 たちは、 彼 らの 運卞 動 が 正匁 しいことを 確卾 信勼 し、 全 能印 の 神卡 の<br />

み 手 にすがり、「 勇腅 気勴 と 堅儕 い 決 意勪 に 満掫 ちて」いた。<br />

「この 有卻 名匷 な 抗 議 書危 に 含捋 まれた 原募 則 は、……プロテスタント 主勢 義拣 の 本 質拾 そのものであ<br />

った。この 抗 議 書危 は、 信勼 仰纝 の 問勬 題匑 に 関 する 人 間 の 2 つの 害县 悪捰 に 抗 議 している。その 第匌 一 は、<br />

為 政 者 の 侵兓 害县 であり、 第匌 二华 は、 教卝 会 の 独捌 断友 的 権勻 力 であった。プロテスタント 主勢 義拣 は、これ<br />

らの 害县 悪捰 の 代 わりに、 政 権勻 以匆 上 に 良拖 心升 の 能印 力 を 重匤 んじ、 目 に 見 える 教卝 会 以匆 上 に 神卡 の 言匟 葉挺 の<br />

権勻 威胙 を 認卉 める。それは、まず 第匌 一 に、 政 権勻 が 神卡 の 事 柄兄 に 関 与拜 するのを 拒兘 み、 預 言匟 者 や 使却 徒傣<br />

たちと 共厗 に、『 人 に 従 うよりは、 神卡 に 従 うべきである』と 言匟 う。それは、カール 5 世匒 の 王掣<br />

冠縍 の 前 で、イエス・キリストの 王掣 冠縍 を 掲傲 げる。しかし、さらに 1 歩 進勺 めて、すべての 人 間<br />

132


の 教卝 えは 神卡 の 言匟 葉挺 に 従 うべきである、という 原募 則 を 規厶 定 する。」 15 そればかりでなくて、<br />

抗 議 者 たちは、 自 分 たちが 真卢 理 と 信勼 じることを 自 由厩 に 語指 る 権勻 利匏 を 主勢 張挗 した。 彼 らは、 信勼 じ<br />

て 従 うだけでなくて、 神卡 の 言匟 葉挺 が 提卖 示単 していることを 教卝 えたいと 望捬 み、 司 祭脫 や 政 権勻 の 干胧 渉掷<br />

権勻 を 拒兘 んだ。シュパイエルの 抗 議 書危 は、 宗儲 教卝 的 弾傆 圧 に 対 する 重匤 大 な 証卨 言匟 であった。そして、<br />

それは、 良拖 心升 の 命挻 じるままに 神卡 を 礼脊 拝旟 する 全 人 類 の 権勻 利匏 の 主勢 張挗 であった。<br />

宣傪 言匟 は 行 われた。それは、 幾继 千収 の 人 々の 記卌 憶縪 に 刻傋 まれると 共厗 に、だれも 消拔 すことがで<br />

きない 天拦 の 書危 に 記卌 録捎 された。ドイツの 福厹 音 派挩 は、すべて、この 抗 議 書危 を 信勼 仰纝 の 表勖 明 として<br />

採 用 した。 各厰 地 において、 人 々は、この 宣傪 言匟 に、 新 しい、よりよい 時 代 の 希傩 望捬 を 認卉 めた。<br />

諸 侯 の 1 人 は、シュパイエルの 抗 議 者 たちに 次卙 のように 言匟 った。「どうか、 力 強勮 く 百掸 由厩 に、<br />

恐傁 れることなく 告卪 白换 する 恵 みをあなたがたに 与拜 えられた 全 能印 の 神卡 が、 永 遠 の 日 まで、あな<br />

たがたにそのようなキリスト 者 の 堅儕 実 さを 持匛 たせられるように 祈绗 る。」 16<br />

もし 宗儲 教卝 改匳 革挙 が、ある 程损 度 成勱 功僵 を 収厓 めた 後 で、 世匒 俗晐 の 支匣 持匛 を 得千 るために 世匒 と 妥縞 協匞 した<br />

ならば、それは 神卡 に 不勘 忠儮 誠肬 であるとともに、 運卞 動 そのものに 背 くことになり、ついには 自<br />

滅脛 したことであろう。これらの 高 潔昔 な 改匳 革挙 者 たちの 経 験挧 は、その 後 のすべての 時 代 の 人 々<br />

に 教卝 訓肢 を 与拜 えている。 神卡 と 神卡 の 言匟 葉挺 に 反卬 対 して 働掴 くサタンの 方 法 は 変厭 わっていない。 彼<br />

は、16 世匒 紀 におけると 同 様捞 に、 今 もなお、 聖脩 書危 を 生 活卹 の 規厶 準厜 にすることに 反卬 対 している。<br />

現勶 代 においては、 改匳 革挙 者 たちの 教卝 義拣 や 信勼 条厬 からの 大 きな 逸斣 脱傰 が 見 られる。われわれは、 信勼<br />

仰纝 と 行 為 の 基匼 準厜 は、 聖脩 書危 、そして 聖脩 書危 だけであるというプロテスタントの 大 原募 則 に、 帰 ら<br />

ねばならない。サタンは、 今 なお、あらゆる 手 段掀 を 用 いて、 宗儲 教卝 の 自 由厩 を 粉腲 砕 しようとし<br />

ている。シュパイエルの 抗 議 者 たちが 拒兘 否 したところの 反卬 キリスト 者 的 力 は、 今 新 たな 力<br />

をもって、 失拽 った 主勢 権勻 を 回 復挴 しようとしている。あの 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 危捦 機務 において 表勖 された、<br />

神卡 のみ 言匟 葉挺 に 対 するゆるがぬ 信勼 仰纝 が、 今 日 の 改匳 革挙 の 唯繴 一 の 希傩 望捬 である。<br />

改匳 革挙 者 たちに 危捦 険叁 が 迫 ったことを 示単 すしるしがあらわれた。また、 忠儮 実 な 者 を 保 護厽 す<br />

るために 神卡 のみ 手 がのべられたことを 示単 すしるしもあった。ちょうどこのころのことであ<br />

った。「メランヒトンは、 彼 の 友掻 人 シモン・グリナエウスを 連 れて、 大 急双 ぎでシュパイエ<br />

ルの 町 を 通 りぬけてライン 河 に 向匇 かい、 彼 をせきたてて 河 の 向匇 こう 側卷 に 渡据 らせた。そのと<br />

きシモンは、なぜこうも 急双 がせられるのかと 不勘 思卩 議 に 思卩 った。『 謹購 厳 な 風掵 采秾 をした 見 知半 ら<br />

ぬ 1 人 の 老偽 人 が、わたしの 前 に 現勶 れて、フェルディナント 公勗 から 派挩 遣傛 された 役叓 人 が、グリ<br />

ナエウスを 捕 らえにすぐやってくると 言匟 ったのだ』とメランヒトンは 言匟 った。」<br />

その 日 グリナエウスは、 法 王掣 側卷 の 大 博 士厨 ファーベルの 説拿 教卝 に 憤 慨 し、「まことに 憎 む<br />

べき 誤儶 り」を 弁 護厽 しているとして、 彼 に 抗 議 したのであった。「ファーベルは、 怒腹 りを 隠僸<br />

していたが、その 後 直卟 ちに 王掣 のところへ 行 き、 王掣 から、このハイデルベルクのかたくなな<br />

教卝 授 、グリナエウスの 逮 捕 命挻 令傂 を 得千 たのである。メランヒトンは、 神卡 が、 聖脩 天拦 使却 の 1 人 を<br />

送拡 って、 警厺 告卪 を 与拜 え、 彼 の 友掻 人 を 救 ってくださったことを 疑卧 わなかった。」「メランヒト<br />

133


ンは、ライン 河 の 岸偪 辺 にじっと 立 って、 川勜 の 流及 れが、 迫 害县 者 の 手 からグリナエウスを 救 う<br />

のをみつめていた。 彼 が 対 岸偪 に 到肑 着挄 すると、『やっと 彼 は、 罪 なき 者 の 血傔 に 飢 えた 残拑 酷昰 な<br />

きばから 免僧 れた』とメランヒトンは 叫经 んだ。 彼 が 家匝 に 帰 ってみると、グリナエウスの 捜掗 索肞<br />

隊 が、 家匝 の 中 を 隅绫 から 隅绫 まで 捜掗 し 回 ったことを 知半 らされた。」 17<br />

宗儲 教卝 改匳 革挙 は、 地 上 の 偉昖 大 な 人 々の 前 に、 卓繮 越掳 した 存掑 在厪 として 現勶 れることになった。フ<br />

ェルディナント 王掣 は、 福厹 音 を 信勼 じた 諸 侯 の 訴挰 えを 拒兘 んだのであったが、 彼 らは、 皇 帝胰 およ<br />

び 教卝 会 と 国 家匝 の 高 位匱 高 官厑 の 集厦 まった 面卥 前 で、 彼 らの 信勼 仰纝 について 述掃 べる 機務 会 が 与拜 えられた。<br />

カール 5 世匒 は、 国 内 を 騒胻 がせた 紛兗 争拫 を 静 めるために、シュパイエルの 抗 議 の 翌背 年 、アウグ<br />

スブルクにおいて 議 会 を 開 き、 自 分 自 身拴 が 議 長 になると 発 表勖 した。そこへ、プロテスタン<br />

トの 指匦 導拗 者 たちが 召昨 喚 された。<br />

宗儲 教卝 改匳 革挙 は、 大 きな 危捦 険叁 にさらされた。しかし、その 支匣 持匛 者 たちは、なお 彼 らの 運卞 動<br />

を 神卡 にゆだね、 福厹 音 のために 堅儕 く 立 っ 決 意勪 であった。ザクセンの 選 挙拷 侯 は、 議 会 に 行 かな<br />

いように 大 臣元 たちから 勧僊 告卪 された。 皇 帝胰 は 諸 侯 をわなに 陥肿 れようとして、 彼 らの 出 席 を 要勥<br />

求卍 している、と 大 臣元 たちは 言匟 った。「 強勮 力 な 敵育 がいる 町 に 行 って、その 城拝 内 に 自 分 を 閉僔 じ<br />

こめることは、すべてを 危捦 険叁 にさらすことではありませんか。」しかしおおしくも、「 諸<br />

侯 はただ、 勇腅 気勴 をもって 身拴 を 処叀 せばよい。そうすれば、 神卡 の 事 業 は 救 われる」と 断友 言匟 する<br />

人 々もいた。「 神卡 は 忠儮 実 な 方 である。 神卡 はわれわれを 捨腇 てられない」とルターは 言匟 った。<br />

18 選 挙拷 侯 は 従 者 たちを 連 れて、アウグスブルクに 向匇 かって 出 発 した。すべての 者 は、 彼 が<br />

さらされている 危捦 険叁 を 知半 っていた。そして、 多匭 くの 者 は 沈腉 うつな 顔 をして、 重匤 い 気勴 持匛 ちを<br />

もって 道匠 を 進勺 んだ。しかし、コーブルクまで 同 道匠 したルターは、その 旅傯 行 中 に 作单 った「 神卡<br />

は、わがやぐら」という 讃趹 美捜 歌 を 歌 って、 沈腉 みがちな 彼 らの 信勼 仰纝 を 奮绝 い 起招 こさせた。 霊绳 感厤<br />

のこもった 歌 声拨 を 聞挈 いて、 多匭 くの 者 の 心升 の 不勘 安勣 は 去掇 り、 重匤 い 心升 は 軽 くされた。<br />

改匳 革挙 側卷 の 諸 侯 は、 自 分 たちの 見 解卆 に 聖脩 書危 の 証卨 明 を 添胭 えて 組匢 織掼 立 てた 宣傪 言匟 書危 を、 議 会 に<br />

提卖 出 することにした。そして、その 作单 成勱 の 任厃 務勲 は、ルターとメランヒトンとその 同 僚偨 たち<br />

にゆだねられた。この 信勼 仰纝 告卪 白换 は、プロテスタントの 者 たちによって、 彼 らの 信勼 仰纝 の 表勖 明<br />

として 受匃 け 入 れられた。そして、 彼 らは、この 重匤 要勥 な 書危 類 に 署 名匷 するために 集厦 まった。そ<br />

れは、 厳 粛施 な 試去 練 の 時 であった。 改匳 革挙 者 たちは、この 運卞 動 が 政 治匮 問勬 題匑 と 混 同 されることが<br />

ないよう、 気勴 を 使却 っていた。 彼 らは、 宗儲 教卝 改匳 革挙 が、 神卡 の 言匟 葉挺 から 出 る 感厤 化 以匆 外勭 のどんな 力<br />

をも 行 使却 すべきでないと 感厤 じていた。<br />

キリスト 者 の 諸 侯 が 信勼 仰纝 告卪 白换 に 署 名匷 しようと 進勺 み 出 た 時 、メランヒトンは 彼 らをさえ<br />

ぎって、「これらのことは、 神卡 学 者 や 聖脩 職厯 者 が 提卖 議 すべきものです。 地 上 の 偉昖 大 な 人 々の<br />

権勻 力 は、 他 のことのために 保 留 しておかれたい」と 言匟 った。ザクセンのヨハンは、 次卙 のよ<br />

うに 答掬 えた。「いや、わたしを 除揄 外勭 されては 困傮 る。わたしは、 自 分 の 王掣 冠縍 のことなど 問勬 題匑<br />

とせず、 正匁 しいと 思卩 ったことをする 決 意勪 である。わたしは、 主勢 を 告卪 白换 したい。わたしの 選<br />

134


挙拷 侯 としての 王掣 冠縍 や 王掣 衣胼 は、わたしにとって、イエス・キリストの 十厝 字捐 架繳 ほど 尊胛 くない。」<br />

彼 は、こう 言匟 って 自 分 の 名匷 を 署 名匷 した。 諸 侯 の 1 人 は、ペンをとって 言匟 った。「わたしの<br />

主勢 イエス・キリストのみ 栄 えのためであるならば、……わたしの 財拉 産勩 も 生 命挻 も 捨腇 てる 覚 悟縖<br />

である。」さらに 次卙 のように 言匟 った。「この 信勼 仰纝 告卪 白换 のなかに 含捋 まれている 教卝 義拣 以匆 外勭 のも<br />

のを 受匃 け 入 れるよりは、むしろ、わたしの 国 民 と 国 家匝 を 捨腇 て、 無叄 一 物匵 で 父 祖脽 の 地 を 追挵 われ<br />

ることを 望捬 む。」 19 これら 神卡 の 人 々は、このような 信勼 仰纝 と 勇腅 気勴 を 持匛 っていた。<br />

ついに 皇 帝胰 の 前 に 立 つ 時 が 来勵 た。カール 5 世匒 は、 選 挙拷 侯 や 諸 侯 に 囲 まれて 王掣 位匱 にっき、<br />

プロテスタントの 改匳 革挙 者 たちの 言匟 葉挺 に 耳脥 を 傾傧 けた。 信勼 仰纝 の 告卪 白换 が 読傊 み 上 げられた。この 華兛<br />

麗暗 な 会 議 において、 福厹 音 の 真卢 理 が 明 らかに 宣傪 言匟 され、 法 王掣 の 教卝 会 の 誤儶 りが 指匦 摘 された。こ<br />

の 日 を 称胃 して、「 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 最勞 大 の 日 、キリスト 教卝 と 人 類 歴偡 史 の 最勞 も 輝脮 かしい 日 の 1 つ」<br />

であると 言匟 われるのは 当勠 然掍 である。 20 ウィッテンペルクの 修 道匠 士厨 がウォルムスの 国 会 でた<br />

だ 1 人 で 立 った 時 から、まだ 数包 年 しか 経 っていなかった。 今 、 彼 に 代 わって、 帝胰 国 内 の 最勞<br />

も 高 貴揂 で 有卻 力 な 諸 侯 たちが 現勶 れた。ルターは、アウグスブルクに 姿掋 を 見 せることを 禁 じら<br />

れていたが、 彼 の 言匟 葉挺 と 祈绗 りとによって 出 席 していた。「わたしは、この 時 まで 生 きてき<br />

たことを 非 常拤 に 喜 ぶ。 今 、キリストは、このような 輝脮 かしい 会 合 において、このような 堂傾<br />

々たる 告卪 白换 者 たちによって、 公勗 然掍 とあがめられたのである」と 彼 は 書危 いた。 21 こうして、<br />

「わたしはまた 王掣 たちの 前 にあなたのあかしを 語指 」ると 言匟 う 聖脩 書危 の 預 言匟 が 成勱 就 した[ 詩纛 篇<br />

119:。<br />

パウロの 時 代 において、パウロは 福厹 音 のために 投匐 獄晳 されたのであったが、そのために<br />

福厹 音 は、ローマ 市 の 王掣 侯 や 貴揂 族 に 伝捱 えられた。この 場 合 も 同 様捞 で、 皇 帝胰 が 説拿 教卝 壇绵 から 説拿 教卝<br />

することを 禁 じたものが、 王掣 宮厳 から 宣傪 言匟 された。 召昨 使却 いでさえ 聞挈 くべきものでないと 言匟 わ<br />

れたものを、 帝胰 国 の 領振 主勢 や 諸 侯 たちが、 驚脚 嘆昍 して 聞挈 いたのである。 王掣 侯 、 貴揂 人 が 聴傏 衆 で、<br />

諸 侯 が 説拿 教卝 者 で、 説拿 教卝 は、 神卡 の 尊胛 い 真卢 理 についてであった。「 使却 徒傣 時 代 以匆 来勵 、これほどの<br />

大 きな 業 や 堂傾 々たる 告卪 白换 が 行 われたことはなかった」とある 著兆 者 は 言匟 っている。 22<br />

「ルター 派挩 の 言匟 ったことは、みな 真卢 実 である。われわれは、それを 否 定 することはで<br />

きない」と 法 王掣 側卷 の 司 教卝 が 言匟 った。「 選 挙拷 侯 とその 支匣 持匛 者 たちが 作单 成勱 した 告卪 白换 を、あなた<br />

は 正匁 しい 理 由厩 のもとに 論厱 ばくできるか」と 他 の 者 がエック 博 士厨 に 尋繄 ねた。「 使却 徒傣 や 預 言匟 者<br />

の 書危 によるならばできない。しかし 教卝 父 や 会 議 の 書危 によるならばできる」と 彼 は 答掬 えた。<br />

「わかった。あなたの 言匟 葉挺 によれば、ルター 派挩 は 聖脩 書危 的 であり、われわれは 非 聖脩 書危 的 なの<br />

だ」と 質拾 問勬 者 は 言匟 った。 23<br />

ドイツの 諸 侯 の 何挬 人 かは、 改匳 革挙 派挩 の 信勼 仰纝 に 導拗 かれた。 皇 帝胰 自 身拴 が、プロテスタントの<br />

信勼 条厬 は 真卢 実 であると 宣傪 言匟 した。 信勼 仰纝 告卪 白换 は、 多匭 くの 国 語指 に 翻 訳胲 されて、 全 ヨーロッパに 散偶<br />

布偵 された。そしてそれは、その 後 、 各厰 時 代 の 幾继 百掸 万勦 人 の 信勼 仰纝 の 告卪 白换 として 用 いられ たの<br />

である。<br />

135


神卡 の 忠儮 実 なしもべたちは、ただ 1 人 で 苦 労排 しているのではなかった。もろもろの 支匣 配括<br />

と 権勻 威胙 と 天拦 上 にいる 悪捰 の 霊绳 がこぞって 彼 らに 対 抗 しても、 主勢 は 主勢 の 民 を 捨腇 てられなかった。<br />

もしも 彼 らの 目 が 開 かれたならば、 彼 らは、 昔繕 の 預 言匟 者 に 与拜 えられたのと 同 じ 神卡 の 臨 在厪 と<br />

助捉 けの 著兆 しい 証卨 拠 を 見 たことであろう。エリシャのしもべが、 自 分 たちは 敵育 軍拚 に 包儣 囲 され、<br />

逃偹 げる 機務 会 が 全 くなくなったことをエリシャに 告卪 げた 時 に、エリシャは、「 主勢 よ、どうぞ、<br />

彼 の 目 を 開 いて 見 させてください」と 祈绗 った[ 列偱 王掣 紀 下 6:。 彼 が 見 ると、 火 の 馬捣 と 火 の<br />

戦勛 車区 が 山 に 満掫 ちて、 天拦 の 軍拚 勢厕 が 神卡 の 人 を 保 護厽 するために 部 署 についていた。このように、<br />

天拦 使却 たちが、 宗儲 教卝 改匳 革挙 における 働掴 き 人 たちを 保 護厽 したのであった。<br />

ルターが 最勞 も 厳 格卺 に 守捿 った 原募 則 の 1 つは、 宗儲 教卝 改匳 革挙 支匣 援拶 のために 世匒 俗晐 の 権勻 力 に 頼 った<br />

りせず、その 擁繗 護厽 のために 武叇 力 に 訴挰 えたりしない、ということであった。 彼 は、 福厹 音 が、<br />

帝胰 国 の 諸 侯 たちによって 告卪 白换 されたことを 喜 んだ。しかし、 彼 らが 擁繗 護厽 連 盟 を 結医 成勱 するこ<br />

とを 提卖 案匽 した 時 に、 彼 は 次卙 のように 言匟 った。「 福厹 音 の 教卝 義拣 は、ただ 神卡 だけが 擁繗 護厽 すべきも<br />

のである。…… 人 間 の 手 出 しが 少厮 なければ 少厮 ないほど、 福厹 音 のための 神卡 の 介捈 入 はいっそう<br />

著兆 しくあらわれるであろう。」「すべての 用 心升 深捫 い 予匨 防拌 策北 は、 彼 の 意勪 見 によれば、 無叄 用 な<br />

恐傁 怖繍 とはなはだしい 不勘 信勼 によるものであった。」 24 強勮 力 な 敵育 が、 合 同 して 改匳 革挙 派挩 の 信勼 仰纝 を<br />

くつがえそうとした 時 、そして、 無叄 数包 の 剣腚 が 抜掽 き 放择 たれようとした 時 ルターは 書危 いた。<br />

「サタンは 怒腹 りに 燃 えている。 不勘 信勼 仰纝 な 司 教卝 たちは、 策北 を 練 っている。そしてわれわれは、<br />

戦勛 争拫 に 脅肺 かされている。われわれは、 信勼 仰纝 と 祈绗 りによって、 主勢 のみ 座 の 前 で 勇腅 敢暑 に 神卡 に 訴挰<br />

えるように 人 々に 勧僊 め、 神卡 の 霊绳 に 征纴 服傕 された 敵育 が 平匊 和匄 を 求卍 めてくるようにしよう。われわ<br />

れの 最勞 大 の 必厧 要勥 、 最勞 大 の 仕捸 事 は 祈绗 りである。 人 々に、 今 や 彼 らは 剣腚 の 刃旿 とサタンの 怒腹 りに<br />

さらされていることを 知半 らせよう。そして 彼 らに 祈绗 らせよう。」 25<br />

後 日 ルターは、 改匳 革挙 派挩 の 諸 侯 たちが 連 盟 を 企十 てたことについて 再卭 び 言匟 及 して、この 戦勛<br />

いにおける 唯繴 一 の 武叇 器捙 は、「 御 霊绳 の 剣腚 」でなければならないと 言匟 明 した。 彼 は、ザクセン<br />

の 選 挙拷 侯 に 書危 いた。「われわれは、 連 盟 の 提卖 案匽 には、 良拖 心升 的 理 由厩 によって 賛僮 成勱 できません。<br />

われわれは、 福厹 音 のために 1 滴 の 血傔 を 流及 すよりは、むしろ 10 回 死拎 ぬほうがよいのです。<br />

われわれの 側卷 は、ほふり 場 の 小 羊旴 のようなものです。キリストの 十厝 字捐 架繳 を 負拆 わねばならな<br />

いのです。 選 挙拷 侯 よ、 恐傁 れないでください。われわれは、 敵育 が 彼 らの 誇縷 りによってなすす<br />

べての 事 以匆 上 のことを、 祈绗 りによってなすのです。ただ、あなたの 手 を 兄胆 弟胱 の 血傔 で 汚儢 さな<br />

いでいただきたい。もし、 皇 帝胰 がわれわれを 裁拍 判匯 官厑 に 引匂 き 渡据 すならば、われわれは 出 頭挓 す<br />

る 覚 悟縖 です。あなたは、われわれの 信勼 仰纝 を 擁繗 護厽 することはできません。 各厰 自 が、 自 分 自 身拴<br />

の 責掅 任厃 において、 信勼 じなければならないのです。」 26<br />

大 宗儲 教卝 改匳 革挙 によって 世匒 界化 を 揺肝 り 動 かした 力 は、 密偾 室掂 の 祈绗 りから 出 たものであった。そ<br />

こにおいて、 神卡 聖脩 な 静 けさのうちに、 主勢 のしもべたちは 神卡 の 約 束僓 の 岩 の 上 にしっかりと 立<br />

った。アウグスブルクの 闘 争拫 の 間 中 、ルターは、「1 日 に 少厮 なくとも 3 時 間 は、 祈绗 りに 時<br />

136


を 費厔 やした。そして、それは、 研挣 究捨 のために 最勞 もよい 時 間 を 割厎 いたものであった。」 彼 が<br />

1 人 自 分 の 部 屋厡 の 中 で、「 崇暒 敬肭 と 恐傁 れと 希傩 望捬 に 満掫 ちて、 友掻 人 と 語指 るかのような」 言匟 葉挺 で、<br />

神卡 の 前 に 彼 の 魂 を 注挅 ぎ 出 すのが 聞挈 こえた。「わたしは、あなたがわたしたちの 父 であり、<br />

わたしたちの 神卡 であられることを 知半 っています。そして、あなたが、あなたの 子 供挿 たちを<br />

迫 害县 するものを 散偶 らされることを 知半 っています。それは、あなたご 自 身拴 が、わたしたちと<br />

共厗 に 危捦 険叁 に 陥肿 っておられるからです。この 事 は、ことごとくあなたのものです。そして、<br />

わたしたちが、それに 着挄 手 したのも、あなたによって、そうさせられたにすぎません。そ<br />

れですから、あ あ、 父 よ、わたしたちをお 守捿 りください!」と 彼 は 言匟 うのだった。 27<br />

不勘 安勣 と 恐傁 怖繍 の 重匤 荷免 にうちひしがれていたメランヒトンに、 彼 は、 次卙 のように 書危 いた。<br />

「キリストにある 恵 みと 平匊 和匄 があるように。 世匒 ではなくて、キリストにあるのだ。アーメ<br />

ン。わたしは、あなたを 圧 倒 する 極掄 度 の 心升 労排 を 非 常拤 に 憎 んでいる。もし 改匳 革挙 事 業 が 正匁 しく<br />

なければ、それをすてよ。もしそれが 正匁 しければ、 恐傁 れず 眠縔 れと 命挻 じられる 主勢 の 約 束僓 をな<br />

ぜ 信勼 じないのか。……キリストは 正匁 義拣 と 真卢 理 のわざに 欠 けるお 方 ではない。 彼 は 生 きて 支匣<br />

配括 しておられる。それならば、われわれは、 何挬 を 恐傁 れることがあろうか。」 28 神卡 は、 神卡 の<br />

しもべたちの 叫经 びをお 聞挈 きになったのである。 神卡 は、 王掣 侯 たちや 牧肧 師 たちに、この 世匒 の 暗肨<br />

黒 の 支匣 配括 者 に 対 抗 して、 真卢 理 を 維 持匛 する 恵 みと 勇腅 気勴 をお 与拜 えになった。「 見 よ、わたしは<br />

シオンに、 選 ばれた 尊胛 い 石厈 、 隅绫 のかしら 石厈 を 置厒 く。それにより 頼 む 者 は、 決 して、 失拽 望捬 に<br />

終厖 ることがない」と 主勢 は 言匟 われる[Ⅰペテロ 2:。プロテスタントの 改匳 革挙 者 たちは、キリ<br />

ストの 上 に 築傀 いた。そして、 黄腓 泉 [よみ]の 門挋 は 彼 らに 打占 ち 勝 っことができなかった。<br />

137


第匌 12 章 フランスの 改匳 革<br />

ドイツの 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 勝 利匏 を 画厐 したシュパイエルの 抗 議 とアウグスブルクの 信勼 仰纝 告卪 白换 の<br />

あとには、 争拫 闘 と 暗肨 黒 の 年 月 が 続勸 いた。 内 部 の 分 裂脧 に 弱傽 められ、 強勮 力 な 敵育 の 襲脁 撃掐 を 受匃 けた<br />

ために、プロテスタント 主勢 義拣 は 全 滅脛 するかと 思卩 われた。 幾继 千収 の 者 が、そのあかしに 血傔 の 印偝<br />

を 押 した。 内 乱 が 起招 きた。プロテスタント 運卞 動 は、その 指匦 導拗 者 たちの 1 人 に 裏傈 切卲 られた。<br />

改匳 革挙 派挩 の 諸 侯 たちの 気勴 高 い 人 々が 皇 帝胰 の 手 中 に 陥肿 り、 捕 虜 として 町 から 町 へ 引匂 き 回 された。<br />

しかし 皇 帝胰 は、 一 見 勝 利匏 と 思卩 われたその 瞬腗 間 に、 敗反 北勾 した。 彼 は、 餌 食挱 が 彼 の 手 から 逃偹 れ<br />

るのを 見 た。そして、 滅脛 ぼすことを 自 分 の 生 涯昗 の 野 心升 としていたその 教卝 義拣 を、ついに 承偢 認卉<br />

しなければならなくなった。 彼 は、 異 端健 粉腲 砕 のために、 王掣 国 と 財拉 宝肮 と 生 命挻 さえかけた。と<br />

ころが、 今 や、 彼 の 軍拚 隊 は 戦勛 いに 疲膂 れ、 国 庫 は 底 をつき、 多匭 くの 国 々は 革挙 命挻 に 脅肺 かされて<br />

いた。 他 方 、 彼 が 弾傆 圧 しようとした 信勼 仰纝 が、 至儖 るところで 発 展捯 していた。カール 5 世匒 は、<br />

全 能印 者 の 力 に 対 抗 して 戦勛 っていたのであった。 神卡 は、「 光捄 あれ」と 言匟 われた。しかし 皇 帝胰<br />

は、 暗肨 黒 のままにしておこうとした。 彼 のもくろみは 破挐 れた。 皇 帝胰 は、 長 い 戦勛 いに 疲膂 れ、<br />

老偽 齢 でもないのに、 王掣 位匱 を 退挖 き、 修 道匠 院协 に 引匂 きこもった。<br />

スイスにおいてもドイツと 同 様捞 に、 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 暗肨 黒 時 代 が 来勵 た。 多匭 くの 州拰 が 改匳 革挙 主勢 義拣<br />

を 信勼 じたが、その 他 は、ローマの 信勼 条厬 に 盲 目 的 に 固 執儨 した。 真卢 理 を 受匃 けようとするものに<br />

対 する 彼 らの 迫 害县 は、ついに 内 乱 を 引匂 き 起招 こした。ツウィングリと 彼 の 改匳 革挙 に 参厴 加匎 し<br />

た 多匭 くの 者 は、カッペルの 戦勛 場 で 倒 れた。エコランパデウスもこの 恐傁 ろしい 災 いに 圧 倒<br />

されて、その 後 まもなく 死拎 んだ。ローマは 勝 ち 誇縷 った。そして、 多匭 くの 場 所勰 で、 失拽 ったも<br />

のをみな 取勚 り 返拮 すかに 見 えた。しかし、 永 遠 の 昔繕 から 目 的 を 持匛 っておられる 神卡 は、 神卡 の 事<br />

業 と 神卡 の 民 とを 捨腇 てられなかった。 神卡 のみ 手 は、 彼 らに 救 いをもたらされるのであった。<br />

神卡 は、 他 の 国 々で 改匳 革挙 を 推掙 進勺 する 働掴 き 人 を 起招 こされたのである。<br />

フランスにおいては、 改匳 革挙 者 としてルターの 名匷 が 聞挈 かれる 以匆 前 に、すでに 夜 は 明 けよ<br />

うとしていた。 光捄 を 捕 らえた 最勞 初匘 の 人 々の 1 人 は、パリ 大 学 の 教卝 授 、 博 学 で 誠肬 実 で 熱 心升 な<br />

カトリック 教卝 徒傣 、 老偽 ルフェーブルであった。 彼 は、 古挃 代 文卽 学 の 研挣 究捨 中 に 聖脩 書危 に 心升 をひかれ、<br />

その 研挣 究捨 を 学 生 に 紹脑 介捈 した。 ルフェーブルは、 聖脩 人 たちを 崇暒 敬肭 する 念挡 が 厚掖 く、 教卝 会 の 伝捱<br />

説拿 の 中 に 出 ている 聖脩 人 や 殉程 教卝 者 たちの 歴偡 史 を 著兆 そうとしていた。これは、 非 常拤 な 労排 力 を 要勥<br />

する 働掴 きであった。しかし、 彼 は、すでに 相 当勠 のところまで 進勺 んだところで、 聖脩 書危 に 有卻 益捍<br />

な 参厴 考卛 があるかもしれないと 考卛 えて、その 目 的 で 聖脩 書危 の 研挣 究捨 を 始卿 めた。たしかに 聖脩 書危 には、<br />

聖脩 人 たちのことが 書危 かれていたが、しかしそれは、ローマの 教卝 会 暦昿 に 描胦 かれているような<br />

ものではなかった。 天拦 来勵 の 光捄 が、 洪斬 水匍 のように 彼 の 心升 に 流及 れ 込匸 んできた。 驚脚 きと 嫌膅 悪捰 の 念挡<br />

を 抱 いて、 彼 は 自 分 のしようとした 仕捸 事 をやめ、 神卡 の 言匟 葉挺 の 研挣 究捨 に 没纹 頭挓 した。まもなく 彼<br />

は、 自 分 が 聖脩 書危 の 中 で 見 いだした 尊胛 い 真卢 理 を 教卝 え 始卿 めた。<br />

138


1512 年 、まだ、ルターもツウィングリも 改匳 革挙 の 仕捸 事 を 始卿 めていなかった 時 に、ルフェ<br />

ーブルは 次卙 のように 書危 いた。「 信勼 仰纝 によって、われわれに 義拣 ——ただ 恵 みによって 義拣 とし<br />

て 永 遠 の 命挻 に 至儖 らせる 義拣 ——をお 与拜 えになるのは、 神卡 である。」 1 彼 は、 贖 罪 の 神卡 秘兕 を 瞑<br />

想挹 して 叫经 んだ。「ああ、これは、 言匟 葉挺 で 表勖 現勶 できない、なんと 大 きな 交卦 換 であろう。 罪 な<br />

き 方 が 罪 せられ、 罪 人 が 自 由厩 にされる。 祝腛 福厹 された 者 がのろいを 受匃 け、のろわれた 者 が 祝腛<br />

福厹 にいれられる。 生 命挻 の 君 が 死拎 なれ、 死拎 せる 者 が 生 きる。 栄 光捄 の 君 が 暗肨 黒 に 圧 倒 され、 恥時<br />

のほか 何挬 も 知半 らぬ 者 が、 栄 光捄 を 着挄 せられる。」 2 彼 は、 救 いは、ただ 神卡 だけにその 栄 光捄 を<br />

帰 すべきであると 教卝 えるとともに、 人 間 は 服傕 従 すべきであることをも 断友 言匟 した。「もしあ<br />

なたが、キリストの 教卝 会 の 一 員 であるならば、あなたは、 彼 の 体 の 肢绖 体 である。 もしあ<br />

なたが 彼 の 体 に 属傍 しているならば、 神卡 の 性勯 質拾 に 満掫 ちている。……ああ、もし 人 がこの 特厣 権勻<br />

を 理 解卆 しさえすれば、 彼 らは、どんなに 純儻 潔昔 で 貞繀 潔昔 で 聖脩 潔昔 な 生 活卹 を 送拡 ることであろう。ま<br />

た、 彼 らの 中 にある 栄 光捄 —— 兜肉 の 目 では 見 ることができない 栄 光捄 ——と 比发 較脘 してみるなら、<br />

この 世匒 のすべての 栄 えはなんと 卑赐 しいものに 思卩 えることであろう。」 3<br />

ルフェーブルの 学 生 たちの 中 には、 熱 心升 に 彼 の 言匟 葉挺 に 耳脥 を 傾傧 ける 者 が 幾继 人 かあった。<br />

そして、 教卝 師 の 声拨 が 沈腉 黙縹 したずっと 後 に、 真卢 理 を 宣傪 言匟 し 続勸 けるのであった。その 1 人 は、<br />

ギヨーム・ファーレルであった。 敬肭 虔 な 両厥 親捧 に 育挞 てられ、 教卝 会 の 教卝 えを 絶傉 対 的 な 信勼 仰纝 をも<br />

って 受匃 け 入 れるように 教卝 育挞 された 彼 は、 使却 徒傣 パウロとともに、「わたしたちの 宗儲 教卝 の 最勞 も<br />

厳 格卺 な 派挩 にしたがって、パリサイ 人 として 生 活卹 をしていた」と 言匟 うことができた[ 使却 徒傣 行<br />

伝捱 26:。 彼 は、 熱 心升 なカトリック 教卝 徒傣 として、 教卝 会 に 反卬 対 するすべてのものを 滅脛 ぼそう<br />

という 熱 意勪 に 燃 えていた。「 法 王掣 に 反卬 対 する 言匟 葉挺 を 発 する 者 には、わたしは 恐傁 ろしいおお<br />

かみのようにきばをむき 出 した」と、 後 に 彼 は、 当勠 時 を 回 顧僖 して 言匟 った。 4 彼 は、 熱 心升 な<br />

聖脩 人 崇暒 拝旟 者 であったので、ルフエーブルに 従 って、パリの 教卝 会 を 巡儏 り、 聖脩 壇绵 で 礼脊 拝旟 をし、<br />

聖脩 堂傾 をささげもので 飾兇 った。しかし、こうしたことを 行 っても、 心升 に 平匊 和匄 をもたらすこと<br />

はできなかった。 彼 は、 罪 の 意勪 識掟 を 逃偹 れることができなかった。それは、あらゆる 苦 行 に<br />

よっても 消拔 えることがなかった。その 時 彼 は、 天拦 からの 声拨 のように、 改匳 革挙 者 の、「 救 いは<br />

恵 みである」という 言匟 葉挺 を 聞挈 いたのである。「 罪 なきお 方 が 罪 せられて、 犯 罪 人 が 赦费 され<br />

る。」「 天拦 の 門挋 を 開 き、 黄腓 泉 [よみ]の 門挋 を 閉僔 じるのは、キリストの 十厝 字捐 架繳 だけである。」<br />

5<br />

ファーレルは、 喜 んで 真卢 理 を 受匃 け 入 れた。 彼 は、パウロのような 悔繛 い 改匳 めを 経 験挧 して、<br />

言匟 い 伝捱 えの 奴 隷趵 から 神卡 の 子 の 自 由厩 に 入 った。「 貪 欲僼 なおおかみのような 殺掮 気勴 立 った 心升 は 去掇<br />

り、 柔肛 和匄 で 無叄 邪旇 気勴 な 小 羊旴 のようになった。 心升 は 全 く 法 王掣 から 去掇 って、イエス・キリストに<br />

ささげられた」と 彼 は 言匟 っている。 6 ルフェーブルは、 学 生 間 に 光捄 を 広南 め 続勸 けたのである<br />

が、ファーレルは、 法 王掣 の 事 業 のために 持匛 っていたのと 同 じ 熱 心升 さをキリストの 事 業 にあ<br />

らわし、 公勗 衆 に 真卢 理 を 宣傪 言匟 するために 出 て 行 った。 教卝 会 の 高 い 地 位匱 にある 人 物匵 、モーの 司<br />

139


教卝 も、その 後 間 もなく 彼 らに 加匎 わった。ほかに、 才纞 能印 と 学 識掟 において 高 い 地 位匱 にあった 教卝<br />

授 たちも、 福厹 音 の 宣傪 教卝 に 参厴 加匎 し、 職厯 人 や 農捝 民 の 家匝 庭僃 から 王掣 宮厳 に 至儖 るまで、あらゆる 階 級揁 の<br />

中 から 支匣 持匛 者 があらわれた。 当勠 時 君 臨 していたフランソア[フランシス]1 世匒 の 皇 妹繌 も 改匳 革挙<br />

主勢 義拣 を 受匃 け 入 れた。 王掣 自 身拴 と 母 后 も、 一 時 これに 好捆 感厤 を 示単 した。そして、 改匳 革挙 者 たちは、<br />

大 きな 希傩 望捬 をもって、フランスを 福厹 音 の 側卷 に 勝 ちとる 日 を 待挊 望捬 した。<br />

しかし、 彼 らの 希傩 望捬 は 実 現勶 しなかった。 試去 練 と 迫 害县 がキリストの 弟胱 子 たちを 待挊 ってい<br />

た。ところが、これは、 恵 みのうちに 彼 らの 目 から 隠僸 されていた。 彼 らがあらしに 直卟 面卥 す<br />

る 力 を 養傞 うために、 平匊 和匄 な 時 が 与拜 えられた。そして、 改匳 革挙 事 業 は 著兆 しく 進勺 展捯 した。モーの<br />

司 教卝 は、 彼 の 教卝 区厅 内 の 聖脩 職厯 者 と 人 々とを 教卝 えるために 熱 心升 に 働掴 いた。 無叄 知半 で 不勘 道匠 徳 な 司 祭脫<br />

は 除揄 かれ、できるだけ 学 識掟 と 敬肭 虔 の 念挡 に 富挛 む 人 と 交卦 替 した。 司 教卝 は、 人 々が 神卡 の 言匟 葉挺 を 自<br />

ら 手 にするようになることを 切卲 望捬 した。そして、これはまもなく 実 現勶 した。ルフェーブル<br />

は、 新 約 聖脩 書危 の 翻 訳胲 に 着挄 手 した。そして、ルターのドイツ 語指 聖脩 書危 が、ウィッテンベルクの<br />

出 版價 所勰 から 発 行 されていた 時 に、フランス 語指 の 新 約 聖脩 書危 が、モーで 出 版價 された。 司 教卝 は、<br />

それを 彼 の 教卝 区厅 内 に 配括 布偵 するために、 労排 力 も 費厔 用 も 惜斶 しまなかった。やがてモーの 農捝 民 た<br />

ちは、 聖脩 書危 を 持匛 つようになった。<br />

のどが 渇 いて 死拎 にそうな 旅傯 人 が、 清捲 水匍 の 泉 を 喜 んで 歓脒 迎 するように、これらの 人 々は<br />

天拦 からの 使却 命挻 を 受匃 け 入 れた。 畠绤 で 働掴 く 人 々、 仕捸 事 場 の 職厯 人 たちは、 聖脩 書危 の 尊胛 い 真卢 理 を 語指 り<br />

合 って 日 ごとの 仕捸 事 に 励繭 んだ。 夜 は、 酒儀 場 に 行 くかわりに、お 互僆 いの 家匝 に 集厦 まって、 神卡 の<br />

言匟 葉挺 を 読傊 み、 祈绗 りと 賛僮 美捜 に 加匎 わった。まもなく 一 大 変厭 化 がこれらの 町 々に 起招 こった。<br />

彼 らは、 卑赐 賎 な 階 級揁 に 属傍 する 無叄 学 な 労排 働掴 者 農捝 民 であったが、 彼 らの 生 活卹 に、 神卡 の 改匳 変厭<br />

し 向匇 上 させる 神卡 の 恵 みの 力 があらわれた。 彼 らは、 謙旎 そんで 愛 と 聖脩 潔昔 の 人 となり、 福厹 音 は<br />

真卢 心升 からそれを 受匃 け 入 れる 人 々をどのように 変厭 えるかの 証卨 人 となった。 モーで 点勷 じられ<br />

た 光捄 は、 遠 くまで 輝脮 いた。 信勼 者 の 数包 は 日 ごとに 増匲 加匎 した。 修 道匠 士厨 たちの 頑繷 迷偧 さを 軽 べつし<br />

ていた 王掣 によって、 高 位匱 聖脩 職厯 者 たちの 怒腹 りは、 一 時 けんせいされていた。しかし、ついに、<br />

法 王掣 側卷 の 指匦 導拗 者 たちが 勝 利匏 した。 今 や、 火 刑傃 柱兀 が 立 てられた。モーの 司 教卝 は、 火 刑傃 か 取勚 り<br />

消拔 しかを 選 ぶように 強勮 いられて、 安勣 易 な 道匠 を 選 んだ。しかし、 指匦 導拗 者 が 倒 れたにもかかわ<br />

らず、 彼 の 群儈 れは 堅儕 く 立 った。 多匭 くの 者 が、 火 炎縉 の 中 で 真卢 理 のあかしを 立 てた。 火 刑傃 にお<br />

ける 勇腅 気勴 と 忠儮 誠肬 とによって、これらの 卑赐 しいキリスト 者 たちは、 平匊 和匄 な 時 代 には 彼 らのあ<br />

かしを 聞挈 くこともなかった 幾继 千収 の 人 々に、 語指 ったのであった。<br />

苦 難挚 とちょう 笑傷 の 中 で、 勇腅 敢暑 にキリストのあかしを 立 てたのは、 卑赐 しい 貧縏 民 だけでは<br />

なかった。 城拝 や 王掣 宮厳 の 邸繋 宅挭 に、 真卢 理 を、 富挛 や 地 位匱 、あるいは 生 命挻 よりも 高 く 評掲 価卒 した 気勴 高<br />

い 人 々があった。 堂傾 々たる 武叇 装 の 下 に、 司 教卝 の 衣胼 や 冠縍 をいただいた 人 々よりも、 高 尚縎 で 堅儕<br />

実 な 精 神卡 が 隠僸 されていた。ルイ・ド・ベルカンは、 貴揂 族 の 出 であった。 彼 は、 勇腅 敢暑 で、 上<br />

品厍 な 騎绽 士厨 で、 学 問勬 に 熱 心升 で、その 動 作单 は 洗腂 練 され、 道匠 徳 的 に 潔昔 白换 であった。ある 著兆 者 は 次卙<br />

140


のように 言匟 っている。「 彼 は、 法 王掣 制勧 機務 構拧 の 熱 心升 な 支匣 持匛 者 で、ミサや 説拿 教卝 を 熱 心升 に 聞挈 い<br />

た。……そして、 彼 のすべての 他 の 美捜 徳 に 加匎 えて、ルター 派挩 に 対 して 特厣 別厌 の 嫌膅 悪捰 を 持匛 って<br />

いた。」 しかし、 他 の 多匭 くの 者 と 同 様捞 に、 彼 は 摂昊 理 によって 聖脩 書危 に 導拗 かれ、そこに「ロ<br />

ーマの 教卝 義拣 ではなくて、ルターの 教卝 義拣 」を 見 いだして 驚脚 いた。 7 その 後 、 彼 は、 福厹 音 のた<br />

めにすべてをささげたのである。<br />

「フランス 貴揂 族 中 の 最勞 も 博 学 な 者 」であった 彼 の 天拦 才纞 と 雄接 弁 、 不勘 屈縿 の 勇腅 気勴 と 熱 心升 、そ<br />

して 宮厳 廷腾 における 影挼 響捳 力 [ 彼 は 国 王掣 から 愛 顧僖 を 受匃 けていた]、などの 理 由厩 で、 多匭 くの 者 は、<br />

彼 はフランスの 改匳 革挙 者 になる 運卞 命挻 にあると 思卩 った。「もしフランソア 1 世匒 が 第匌 二华 の 選 挙拷 侯<br />

であったなら、ベルカンは 第匌 二华 のルターになっていたことであろう」とベザは 言匟 った。<br />

「 彼 は、ルターより 始卿 末拢 におえない」と 法 王掣 側卷 は 叫经 んだ。 8 実 際匶 、 彼 は、フランスの 法 王掣<br />

側卷 の 人 々から、ルター 以匆 上 に 恐傁 れられた。 彼 らは、 彼 を 異 端健 者 として 投匐 獄晳 したが、 彼 は 王掣<br />

に 釈脂 放择 された。 争拫 闘 は、 長 年 続勸 いた。フランソアは、ローマと 改匳 革挙 との 間 をぐらつき、 修<br />

道匠 士厨 たちの 激 しい 熱 意勪 を 許 したり、 禁 じたりした。ベルカンは、 法 王掣 側卷 の 当勠 局拈 者 によって<br />

3 度 投匐 獄晳 された。しかし、 日 ごろから 彼 の 天拦 才纞 と 高 潔昔 な 品厍 性勯 を 賞 賛僮 していた 王掣 は、 彼 を 釈脂<br />

放择 し、 彼 が 教卝 権勻 の 敵育 意勪 の 犠腻 牲繉 になることを 拒兘 んだ。<br />

ベルカンは、フランスにおいて 彼 の 身拴 に 迫 る 危捦 険叁 についてくり 返拮 し 警厺 告卪 を 受匃 け、 自 発<br />

的 に 逃偹 亡 して 身拴 の 安勣 全 を 確卾 保 した 人 々の 例捁 にならうよう、 勧僊 められた。おくびょうで、 迎<br />

合 的 なエラスムスは、 学 問勬 的 には 非 常拤 に 優历 れていたけれども、 真卢 理 のためには 生 命挻 も 栄 誉縃<br />

も 捨腇 てるというあの 道匠 徳 的 偉昖 大 さに 欠 けていて、ベルカンに 次卙 のように 書危 いた。「どこか<br />

の 国 の 大 使却 として 送拡 られることを 求卍 めてはいかがであろう。ドイツに 行 って 旅傯 をされよ。<br />

あなたは、ベダを 知半 っている。 彼 は、1000 の 頭挓 をもった 怪晞 物匵 のように、 至儖 るところに 毒兙<br />

気勴 を 放择 っている。あなたの 敵育 の 数包 は 多匭 い。あなたの 主勢 張挗 がイエス・キリストの 主勢 張挗 よりよ<br />

いものであれは、 彼 らは、あなたを 無叄 残拑 に 殺掮 すまでは 手 放择 さないであろう。 王掣 の 保 護厽 に 頼<br />

りすぎてはならない。とにかく、 神卡 学 の 教卝 授 間 において、わたしに 累纺 を 及 ぼさないでほし<br />

し。」<br />

しかし、 危捦 険叁 が 増匲 すにつれて、ベルカンはますます 熱 心升 になった。 彼 は、エラスムス<br />

の 政 略傎 的 で 自 己偻 本 位匱 の 勧僊 告卪 に 従 うどころか、かえって、いっそう 大 胆绺 な 手 段掀 に 出 る 決 意勪 を<br />

した。 彼 は、 真卢 理 を 擁繗 護厽 するだけでなく、 誤儶 りを 攻 撃掐 するのであった。 法 王掣 側卷 が 彼 に 向匇 け<br />

ようとした 異 端健 の 非 難挚 を、 彼 は 彼 らに 向匇 けたのである、 彼 の 最勞 も 激 烈绡 な 反卬 対 者 たちは、 偉昖<br />

大 なパリ 大 学 の 神卡 学 部 の、 学 識掟 ある 博 士厨 たちや 修 道匠 上 たちであった。 パリ 大 学 は、パリ<br />

だけでなく、フランス 全 体 においても 最勞 高 の 宗儲 教卝 的 権勻 威胙 の 1 つであった。ベルカンは、こ<br />

の 博 士厨 たちの 著兆 書危 から、12 の 論厱 題匑 を 掲傲 げて、それが「 聖脩 書危 に 反卬 するもので、 異 端健 である」<br />

ということを 公勗 然掍 と 宣傪 言匟 した。そして 彼 は、 王掣 にその 論厱 争拫 の 審拥 判匯 官厑 になることを 請捥 う<br />

た。<br />

141


王掣 は、 両厥 方 の 対 立 した 弁 士厨 たちの 力 と 鋭繾 さとを 比发 較脘 することをきらわず、また、これ<br />

ら 高 慢纁 な 修 道匠 士厨 たちの 自 尊胛 心升 をくじくよい 機務 会 と 考卛 えて、ローマ 側卷 に、 聖脩 書危 に 基匼 づいて、<br />

彼 らの 主勢 張挗 を 擁繗 護厽 することを 命挻 じた。 彼 らは、この 武叇 器捙 では、 自 分 たちの 方 が 不勘 利匏 である<br />

ことをよく 知半 っていた。 投匐 獄晳 や 拷稷 問勬 や 火 刑傃 のほうが、 彼 らの 使却 い 慣脹 れた 武叇 器捙 だったのであ<br />

る。 今 や 形捊 勢厕 は 逆 転厷 し、 彼 らはベルカンを 陥肿 れようと 望捬 んだ 穴肼 に、 自 分 たちが 落叉 ちこもう<br />

としているのに 気勴 づいた。 彼 らは 驚脚 いて、どこかに 逃偹 げ 道匠 はないかと 見 回 した。<br />

「ちょうどその 時 、 町 角偰 に 立 てられていた 聖脩 母 マリヤの 像僕 が、 傷偟 つけられた。」それ<br />

で 町 中 が 大 騒胻 ぎになった。 群儈 衆 がその 場 所勰 に 集厦 まって、 悲胳 しみや 怒腹 りの 言匟 葉挺 をあげた。 王掣<br />

も、 非 常拤 に 心升 を 動 かされた。これは 修 道匠 士厨 たちを 有卻 利匏 にするよい 機務 会 であった。 彼 らは、<br />

さっそくそれを 利匏 用 した。「こうしたことは、ペルカンの 教卝 義拣 の 実 である」と、 彼 らは 叫经<br />

んだ。「このルター 派挩 の 陰纖 謀纠 によって、 宗儲 教卝 も 法 律傢 も 王掣 位匱 までも、みなくつがえされそう<br />

になっている。」 10<br />

ベルカンは、ふたたび 捕 らえられた。 王掣 は、バリを 去掇 った。そこで 修 道匠 士厨 たちは 思卩 う<br />

ままに 活卹 動 することができた。 改匳 革挙 者 ベルカンは、 裁拍 判匯 によって 死拎 刑傃 の 宣傪 告卪 を 受匃 けた。そ<br />

して、フランソアが 介捈 入 して 彼 を 救 わないようにと、 宣傪 告卪 が 行 われたその 当勠 日 に 刑傃 が 執儨<br />

行 された。ベルカンは、 正匁 午拕 に 刑傃 場 に 送拡 られた。 黒 山 のような 群儈 衆 が、これを 見 るために<br />

集厦 まった。そして、 受匃 刑傃 者 がフランスの 最勞 高 にして 最勞 も 勇腅 敢暑 な 貴揂 族 のなかから 選 ばれたこ<br />

とに、 驚脚 きと 疑卧 念挡 をいだいたものが 多匭 くあった。 押 し 寄 せた 郡腫 衆 の 顔 には、 驚脚 き、 怒腹 り、<br />

軽 べつ、 憎 しみが 現勶 れていた。しかし、 暗肨 い 影挼 のない 顔 が 1 つあった。 殉程 教卝 者 の 思卩 いは、<br />

騒胻 がしい 光捄 景拲 から 遠 く 離掤 れ、 主勢 の 臨 在厪 だけを 感厤 じていた。<br />

彼 を 乗拳 せたそまつな 護厽 送拡 車区 、 迫 害县 者 たちの 不勘 きけんな 顔 、 彼 が 向匇 かいつつある 恐傁 るべ<br />

き 死拎 —— 彼 はこれらをなんとも 思卩 わなかった。 生 きて、 死拎 なれたことがあり、そして 永 遠<br />

に 生 きておられるお 方 、 死拎 と 黄腓 泉 [よみ]のカギをもっておられるお 方 が、 彼 のそばにおら<br />

れた。ベルカンの 顔 は、 天拦 の 光捄 と 平匊 和匄 に 輝脮 いていた。ベルカンはりっぱな 服傕 装 をしていた。<br />

彼 は、「びろうどの 上 衣胼 、しゅすとダマスク 織掼 りの 胴暚 着挄 、 金 色 のくつ 下 」をまとっていた。<br />

11 彼 は、 王掣 三勫 の 王掣 と、 見 守捿 る 宇偩 宙脶 との 前 で、 信勼 仰纝 のあかしをしようとしていた。 彼 の 喜 び<br />

を 隠僸 すような 悲胳 しみの 表勖 情午 はなかった。<br />

行 列偱 が 混 雑儡 した 通 りをゆっくりと 進勺 んでいく 時 、 人 々は、 彼 の 顔 つきと 態拟 度 に、 少厮 し<br />

の 曇 りもない 平匊 和匄 と 勝 利匏 の 喜 びとを 見 て 驚脚 いた。「この 人 は、 神卡 殿脟 に 座 して、 聖脩 なること<br />

について 瞑 想挹 する 人 のようだ」と 彼 らは 言匟 った。 12 火 刑傃 台卤 のところで、ベルカンは、 人 々<br />

に 少厮 し 語指 ろうとした。しかし、 修 道匠 士厨 たちは、その 結医 果卵 を 恐傁 れて 叫经 び 声拨 をあげはじめ、ま<br />

た、 兵掝 士厨 たちは、 武叇 器捙 を 打占 ち 合 わせて、 彼 らの 騒胻 がしい 音 によって 殉程 教卝 者 の 声拨 を 消拔 してし<br />

まった。こうして、1529 年 、 教卝 養傞 の 都匙 パリの 文卽 学 と 神卡 学 の 最勞 高 の 権勻 威胙 者 たちは、「 処叀 刑傃<br />

台卤 における 死拎 に 面卥 した 人 の 最勞 後 の 言匟 葉挺 をもみ 消拔 すという 卑赐 劣縆 な 手 本 を、1793 年 の 民 衆 に<br />

142


与拜 えた。」 13 ベルカンは 絞胸 殺掮 され、 彼 の 体 は 火 で 焼催 かれた。 彼 の 死拎 の 知半 らせは、フランス<br />

全 国 の 改匳 革挙 派挩 の 同 志 を 悲胳 しませた。しかし、 彼 の 死拎 は、むだではなかった。「われわれも<br />

また、 来勵 たるべき 生 命挻 に 目 を 向匇 け、 喜 んで 死拎 につくつもりである」と 真卢 理 の 証卨 人 たちは 言匟<br />

った。 14<br />

モーでの 迫 害县 の 間 、 改匳 革挙 派挩 の 教卝 師 たちは、 説拿 教卝 の 免僧 許 状叔 を 取勚 り 上 げられたために、 他<br />

の 地 方 に 去掇 っていった。しばらくして、ルフェーブルはドイツに 向匇 かった。ファーレルは、<br />

東 フランスの 故採 郷偮 に 帰 り、 幼膇 少厮 のころの 地 に 光捄 を 輝脮 かした。モーにおけるできごとがすで<br />

に 伝捱 えられていたので、 彼 が 恐傁 れることなく 熱 心升 に 伝捱 える 真卢 理 に、 耳脥 を 傾傧 ける 人 々があら<br />

われた。まもなく、 当勠 局拈 者 が 彼 を 沈腉 黙縹 させようとして 立 ち 上 がり、 町 から 追挵 い 出 してしま<br />

った。 彼 は、 公勗 然掍 と 働掴 くことはできなくなったが、 村匾 々をめぐって 歩 き、 民 家匝 や 人 里 離掤 れ<br />

た 牧肧 場 で 教卝 え、 少厮 年 時 代 の 遊肓 び 場 であった 森捒 や 岩 のほら 穴肼 に 隠僸 れ 家匝 を 見 いだしていた。 神卡<br />

は、さらに 大 きな 試去 練 のために、 彼 に 準厜 備厵 をさせておられたのである。「わたしが 予匨 告卪 を<br />

受匃 けた 十厝 字捐 架繳 や 迫 害县 やサタンの 陰纖 謀纠 は、わずかなものではなかった。それらは、わたしが<br />

耐脾 えられないほど 苛趑 酷昰 であった。しかし、 神卡 はわたしの 父 である。 神卡 は、わたしに 必厧 要勥 な<br />

力 を 備厵 えてくださったし、 常拤 に 備厵 えてくださる。」 15 使却 徒傣 時 代 と 同 様捞 に、 迫 害县 は、「 福厹 音<br />

の 前 進勺 に 役叓 立 つようになった」[ピリピ 1:。 彼 らは、パリやモーから 追挵 われて、「 御 言匟<br />

を 宣傪 べ 伝捱 えながら、めぐり 歩 いた」[ 使却 徒傣 行 伝捱 。こうして、 光捄 は、 多匭 くのフランスの 遠 隔绔<br />

の 地 方 にまで 伝捱 わった。<br />

神卡 は、ご 自 分 の 事 業 を 進勺 めていくために、なお 働掴 き 人 たちの 準厜 備厵 をしておられた。バ<br />

リのある 学 校厛 に、 思卩 慮傼 深捫 く 物匵 静 かな 青捘 年 がいた。 彼 は、 頭挓 脳 明 晰 で、 知半 的 情午 熱 を 持匛 ち、 宗儲<br />

教卝 的 に 献僑 身拴 していたが、 彼 の 生 活卹 もまた 同 様捞 に 高 潔昔 なものであった。 彼 の 才纞 能印 と 勤僭 勉腯 さと<br />

は、まもなく 大 学 の 誇縷 りとなり、ジャン・カルバン[ジョン・カルビン]こそ、 確卾 かに 教卝 会<br />

の 最勞 も 有卻 力 で 栄 誉縃 ある 擁繗 護厽 者 になるであろうと 予匨 想挹 されていた。<br />

しかし、 神卡 の 光捄 は、カルバンを 閉僔 じ 込匸 めていたスコラ 哲脼 学 と 迷偧 信勼 の 壁儿 をさえ 貫肸 いた。<br />

彼 は、 新 しい 教卝 義拣 を 聞挈 いて 身拴 震傹 いし、 異 端健 者 が 火 刑傃 に 処叀 せられるのは 当勠 然掍 であるという<br />

ことになんの 疑卧 いも 持匛 たなかった。しかし、 彼 は、 全 く 意勪 識掟 しないうちに 異 端健 と 顔 を 合 わ<br />

せ、プロテスタントの 教卝 えと 戦勛 うためにローマ 教卝 の 神卡 学 の 力 を 試去 さざるをえなくなっ<br />

た。 改匳 革挙 派挩 に 加匎 わったカルバンのいとこが、パリにいたのである。この 2 人 は、たびた<br />

び 会 って、キリスト 教卝 国 を 混 乱 させている 問勬 題匑 について 話匋 し 合 った。「この 世匒 の 中 に、2<br />

つしか 信勼 仰纝 はない。1 つは、 人 間 が 考卛 え 出 したいろいろな 宗儲 教卝 であって、そこでは 人 間 は、<br />

儀腝 式厚 や 善 行 によって 救 われる。もう 1 つは、 聖脩 書危 に 啓繡 示単 された 宗儲 教卝 であって、それは、 価卒<br />

なくして 与拜 えられる 神卡 の 恵 みによってのみ 救 われると 教卝 えるのだ」とプロテスタントのオ<br />

リベタンは 言匟 った。<br />

143


「ぼくはきみの 新 しい 教卝 義拣 など 信勼 じない。ぼくがこれまでずっと 誤儶 謬 の 中 で 生 きてき<br />

たと、きみは 言匟 うのか!」とカルバンは 叫经 んだ。 16 とは 言匟 うものの、 自 分 の 意勪 志 では 消拔 し<br />

去掇 ることのできない 思卩 想挹 が、カルバンの 心升 に 起招 こった。 彼 は、 自 分 の 部 屋厡 に 閉僔 じこもって、<br />

いとこの 言匟 葉挺 を 思卩 いめぐらした。 彼 は、 罪 の 自 覚 に 襲脁 われた。 彼 は、きよく 正匁 しい 審拥 判匯 者<br />

の 前 に、 仲傫 保 者 なしに 立 つ 自 分 を 感厤 じた。 諸 聖脩 人 の 仲傫 保 、 善 行 、 教卝 会 の 儀腝 式厚 などはみな、<br />

罪 をあがなうには 無叄 力 だった。 彼 の 前 には、 永 遠 の 絶傉 望捬 の 暗肨 黒 があるだけであった。 教卝 会<br />

の 博 士厨 たちが、 彼 の 悩肘 みを 和匄 らげようとしたができなかった。 告卪 白换 も 苦 行 も 行 ってみたが<br />

だめであった。それらは、 魂 を 神卡 と 和匄 解卆 させることができなかった。<br />

カルバンは、こうしたむなしい 苦 悩肘 をなおも 続勸 けているうちに、ある 日 、たまたま 町<br />

の 広南 場 に 出 かけて、 異 端健 者 の 火 刑傃 を 目 撃掐 した。 彼 は、 殉程 教卝 者 の 顔 に 平匊 和匄 が 宿 っているのを<br />

見 て、 驚脚 きに 満掫 たされた。 恐傁 ろしい 死拎 の 拷稷 問勬 のなかにあって、そして、それにも 勝 る 恐傁 ろ<br />

しい 教卝 会 の 宣傪 告卪 を 受匃 けながら、 彼 は 信勼 仰纝 と 勇腅 気勴 をあらわしていた。それに 引匂 きかえ、 若拊 い<br />

学 生 のカルバンは、 厳 格卺 に 教卝 会 に 従 った 生 活卹 を 送拡 りながらも 失拽 望捬 と 暗肨 黒 のうちにある 自 分<br />

を 顧僖 みて、 心升 を 痛僎 めた。 異 端健 者 が 信勼 じているのは 聖脩 書危 であることを 彼 は 知半 った。 彼 は、 聖脩<br />

書危 を 研挣 究捨 しよう、そしてできれば 彼 らの 喜 びの 秘兕 訣 をみきわめようと 決 心升 した。<br />

彼 は、 聖脩 書危 の 中 にキリストを 発 見 した。「ああ 父 よ、 彼 の 犠腻 牲繉 は、あなたの 怒腹 りをし<br />

ずめ、 彼 の 血傔 は、わたしの 汚儢 れを 洗腂 い 去掇 り、 彼 の 十厝 字捐 架繳 は、わたしののろいをにないまし<br />

た。 彼 の 死拎 はわたしの 贖 いとなりました。わたしたちは、 自 分 たちのために、 多匭 くの 無叄 用<br />

な 愚 策北 を 考卛 案匽 しましたが、あなたはわたしの 前 に、み 言匟 葉挺 を 燈穈 のようにかかげられました。<br />

そしてあなたは、わたしの 心升 に 触僾 れて、イエスの 功僵 績 以匆 外勭 のすべてのものを、 忌 みきらう<br />

ようにしてくださいました。」 17<br />

カルバンは、 司 祭脫 になる 教卝 育挞 を 受匃 けていた。 彼 は、わずか 12 歳按 の 時 に、 小 さな 教卝 会 の<br />

説拿 教卝 者 に 任厃 じられ、 教卝 会 の 規厶 定 に 従 って、 司 教卝 に 頭挓 髪绀 をそってもらった。 彼 は 按 手 の 礼脊 は<br />

受匃 けず、 司 祭脫 の 務勲 めはしなかったけれども 聖脩 職厯 の 一 員 となって、 彼 の 務勲 めの 称胃 号 を 持匛 ち、<br />

その 報匔 酬脿 を 受匃 けていた。 今 や、 彼 は、 司 祭脫 にはなることができないのを 知半 って、しばら<br />

く 法 律傢 の 研挣 究捨 に 当勠 たったが、ついにこの 目 的 をすてて、 一 生 を 福厹 音 のためにささげる 決 心升<br />

をした。しかし 彼 は、 公勗 の 教卝 師 になることはためらった。 彼 は 生 まれつきおくびょうだっ<br />

たので、そういう 地 位匱 の 責掅 任厃 を 重匤 荷免 に 感厤 じた。そして 彼 は、さらに 研挣 究捨 を 持匛 続勸 することを<br />

願傿 った。しかし、 友掻 人 たちが 熱 心升 に 勧僊 めるので、 彼 もついに 同 意勪 した。「このように 卑赐 賎<br />

な 生 まれの 者 が、このように 大 きな 栄 誉縃 ある 地 位匱 に 高 められるとは、 不勘 思卩 議 なことだ」 18<br />

と 彼 は 言匟 った。<br />

カルバンは 静 かに 彼 の 仕捸 事 を 始卿 めた。 彼 の 言匟 葉挺 は、あたかも 地 をうるおす 露腒 のような<br />

ものであった。 彼 はすでにパリを 去掇 って、 今 は、 福厹 音 を 愛 し、その 弟胱 子 たちを 保 護厽 してい<br />

たマルグリット 王掣 女匩 の 保 護厽 下 にある、 田 舎縂 の 町 にいた。カルバンはまだ、 温偣 和匄 でひかえめ<br />

144


な 青捘 年 であった。 彼 の 働掴 きは、まず 郷偮 里 の 人 々から 開 始卿 された。 彼 は 家匝 族 の 者 に 囲 まれて、<br />

聖脩 書危 を 読傊 み 救 いの 真卢 理 を 伝捱 えた。 福厹 音 を 聞挈 いた 者 は、それを 他 に 伝捱 えたので、まもなく 教卝<br />

師 は、 町 を 離掤 れて、その 周 囲 の 町 々 村匾 々に 行 った。 彼 は、 城拝 にも 貧縏 しい 家匝 にもはいって、<br />

働掴 きをおし 進勺 め、 真卢 理 のためにおおしくあかしをすることになる 諸 教卝 会 の、その 基匼 礎脔 を 築傀<br />

いた。<br />

数包 か 月 後 、 彼 はふたたびパリに 来勵 た。 知半 識掟 人 や 学 者 の 間 では、まれにみる 動 揺肝 が 起招 き<br />

ていた。 古挃 代 言匟 語指 の 研挣 究捨 が、 人 々の 心升 を 聖脩 書危 に 向匇 けるようになり、その 真卢 理 にまだ 心升 を 動<br />

かされていない 多匭 くの 人 々が、 熱 心升 にそれについて 論厱 議 し、ローマ 側卷 の 擁繗 護厽 者 と 論厱 じ 合 い<br />

さえしていた。カルバンは、 神卡 学 的 論厱 争拫 の 分 野 においては、 有卻 能印 な 闘 士厨 であったけれども、<br />

これらのそうそうしい 学 者 たちよりは、さらに 大 切卲 な 使却 命挻 を 帯 びていた。 人 々の 関 心升 が 高<br />

まっていたので、 今 こそ 彼 らに 真卢 理 を 伝捱 える 時 であった。 大 学 の 講僂 堂傾 が、 神卡 学 の 論厱 争拫 でさ<br />

わがしかった 時 に、カルバンは、 家匝 々を 訪掶 ねて、 人 々に 聖脩 書危 を 読傊 んで 聞挈 かせ、キリストと<br />

彼 の 十厝 字捐 架繳 について 語指 った。<br />

パリは、 神卡 の 摂昊 理 のもとに、 福厹 音 を 受匃 け 入 れるようにというもう 1 つの 招偠 きを 受匃 ける<br />

ことになった。ルフェーブルとファーレルの 呼 びかけは 拒兘 否 された。しかし、 大 都匙 市 のあ<br />

らゆる 階 級揁 の 人 々は、もう 1 度 使却 命挻 を 聞挈 くのであった。 王掣 は 政 治匮 的 理 由厩 によって、まだ 全<br />

的 にローマ 側卷 について 改匳 革挙 運卞 動 に 反卬 対 しているわけではなかった。マルグリットは、プロ<br />

テスタント 主勢 義拣 がフランスにおいて 勝 利匏 することを、なお 希傩 望捬 していた。 彼 女匩 は、 改匳 革挙 主勢<br />

義拣 の 信勼 仰纝 をパリに 宣傪 布偵 せねばならぬと 決 意勪 した。そこで、 王掣 の 不勘 在厪 中 に、 彼 女匩 は、パリの<br />

教卝 会 で 説拿 教卝 するように、プロテスタントの 牧肧 師 に 命挻 令傂 した。これは、 法 王掣 側卷 当勠 局拈 者 から 禁<br />

じられたので、マルグリットは 王掣 宮厳 を 開 放择 した。 王掣 宮厳 の 1 室掂 を 礼脊 拝旟 室掂 に 造挝 作单 し、 毎傭 日 一 定<br />

の 時 間 に 説拿 教卝 が 行 われ、あらゆる 階 級揁 や 地 位匱 の 人 々に、 出 席 するようにと 招偠 待挊 が 出 された。<br />

集厦 会 には 多匭 くの 人 々が 集厦 まった。 礼脊 拝旟 堂傾 だけでなく、 隣胐 接捴 した 部 屋厡 も 廊结 下 も 人 でいっぱい<br />

になった。 貴揂 族 、 政 治匮 家匝 、 弁 護厽 士厨 、 商叏 人 、 職厯 人 など、 幾继 千収 という 人 々が、 毎傭 日 集厦 まった。<br />

王掣 も 集厦 会 を 禁 じるどころか、パリの 2 つの 教卝 会 が 開 かれることを 命挻 じた。パリの 人 々が 神卡<br />

のみ 言匟 葉挺 にこれほど 感厤 動 したことはなかった。 天拦 からの 生 命挻 の 霊绳 が、 人 々に 吹胈 きこまれる<br />

ように 思卩 われた。 泥旉 酔绷 、 放择 蕩 、 闘 争拫 、 怠旒 惰趌 にかわって、 節儊 制勧 、 純儻 潔昔 、 秩膈 序胺 、 勤僭 勉腯 が 見 られ<br />

た。<br />

しかし、 法 王掣 側卷 も、 手 を 休 めてはいなかった。 王掣 は、 相 変厭 わらず 説拿 教卝 をやめさせよう<br />

とはしなかったので、 彼 らは、 民 衆 に 向匇 かった。 無叄 知半 で 迷偧 信勼 的 な 民 衆 の、 恐傁 怖繍 と 偏旌 見 と 狂旆<br />

信勼 をあおるためには、 手 段掀 が 選 ばれなかった。パリは、 偽兖 教卝 師 に 盲 従 し、 昔繕 のエルサレム<br />

のように、 神卡 のおとずれの 時 も、 平匊 和匄 をもたらす 道匠 も 知半 らなかった。 神卡 の 言匟 葉挺 は、2 年 の<br />

間 、 都匙 で 宣傪 べ 伝捱 えられた。その 間 に、 福厹 音 を 受匃 け 入 れた 者 も 多匭 かったけれども、 大 半博 の 人<br />

々は、それを 拒兘 んだ。フランソアは、 信勼 教卝 の 自 由厩 を 許 したように 思卩 われたが、それは、た<br />

145


だ 単 に 自 分 の 都匙 合 上 であって、 法 王掣 側卷 はふたたび 勢厕 力 をもり 返拮 した。 教卝 会 は、また 閉僔 鎖肽 さ<br />

れ、 火 刑傃 柱兀 が 立 てられた。<br />

カルバンはまだパリにいて、 研挣 究捨 と 瞑 想挹 と 祈绗 りとによって、 将 来勵 の 働掴 きの 準厜 備厵 をしな<br />

がら、 光捄 を 輝脮 かしていた。しかし、ついに、 彼 に 嫌膅 疑卧 がかかった。 当勠 局拈 者 たちは、 彼 を 火<br />

刑傃 にすることにきめた。 彼 は、 隠僸 れ 家匝 にいて 安勣 全 だと 思卩 っていたので、 危捦 険叁 を 感厤 じなかっ<br />

た。とそのとき、 友掻 人 たちがあわてて 彼 の 部 屋厡 にやってきて、 役叓 人 たちが 彼 を 捕 らえるた<br />

めにやってくるということを 知半 らせた。それと 同 時 に、 表勖 の 戸叐 をたたく 大 きな 音 が 聞挈 こえ<br />

た。 今 や 一 刻傋 も 猶旽 予匨 はなかった。 友掻 人 たちが 扉晲 のところで 役叓 人 に 応厸 対 している 間 に、 他 の<br />

者 たちがカルバンを 助捉 けて、 窓肳 からつりおろした。 彼 は 急双 いで 都匙 の 外勭 に 逃偹 れた。 改匳 革挙 主勢 義拣<br />

に 好捆 意勪 を 持匛 った 労排 働掴 者 の 家匝 に 隠僸 れ、そこで 主勢 人 の 着挄 物匵 を 着挄 て 変厭 装 し、くわを 肩胥 にして 旅傯 に<br />

出 た。 彼 は 南压 に 旅傯 をつづけ、マルグリットの 領振 内 に 入 って、ふたたび 隠僸 れ 家匝 を 見 つけた。<br />

19<br />

ここで 彼 は、 有卻 力 な 友掻 人 たちの 保 護厽 のもとに 数包 か 月 滞胇 在厪 し、 以匆 前 のように 研挣 究捨 に 従 事<br />

した。しかし、 彼 の 心升 はフランスの 伝捱 道匠 のことを 考卛 えていたので、 長 く じっとしている<br />

ことはできなかった。あらしがいくぶんおさまってくると、 彼 はボアチエに 新 しい 働掴 き 場<br />

を 求卍 めた。 ここには 大 学 があって、 新 しい 主勢 張挗 が 喜 んで 迎 えられていた。 各厰 階 級揁 の 人 々<br />

が 喜 んで 福厹 音 に 耳脥 を 傾傧 けた。カルバンは、 公勗 衆 に 説拿 教卝 はしなかったが、 長 官厑 の 家匝 、 自 分 の<br />

住卫 居 、また、 時 には 公勗 園挷 で、 聞挈 きたいと 思卩 う 人 々に 永 遠 の 生 命挻 の 言匟 葉挺 を 語指 った。しばらく<br />

して 聴傏 衆 の 数包 が 増匲 加匎 したので、 市 外勭 で 集厦 まるのが 安勣 全 であろうと 思卩 われた。 狭腷 く 深捫 い 峡 谷卼<br />

の 洞纏 穴肼 が、 木匓 や 突 出 した 岩 におおわれて、 人 目 を 避 けるのには 何挬 よりと 思卩 われたので、そ<br />

こが 集厦 会 の 場 所勰 に 選 ばれた。 少厮 数包 の 者 が 組匢 になって 町 を 出 て、 別厌 々の 道匠 を 通 ってここに 集厦<br />

まった。この 隠僸 れ 家匝 で、 聖脩 書危 が 読傊 まれ、 説拿 き 明 かされた。ここでフランスのプロテスタン<br />

トは、 初匘 めて 主勢 の 晩纽 餐 を 祝腛 った。この 小 さな 教卝 会 から、 幾继 人 かの 忠儮 実 な 伝捱 道匠 者 が、 世匒 に 送拡<br />

り 出 された。<br />

カルバンは、もう 1 度 パリに 帰 った。 彼 は、フランスが 国 家匝 として 改匳 革挙 を 受匃 け 入 れる<br />

という 希傩 望捬 を、まだ 捨腇 てることはできなかった。しかし、 働掴 きの 門挋 戸叐 はほとんど 閉僔 ざされ<br />

ていることがわかった。 福厹 音 を 教卝 えることは、 直卟 接捴 、 火 刑傃 への 道匠 であった。そこで 彼 は、<br />

ついにドイツへ 行 くことにした。 彼 がフランスを 脱傰 出 するやいなや、プロテスタントに 対<br />

するあらしがまき 起招 こった。もし 彼 が 残拑 っていたならば、 全 面卥 的 な 破挐 滅脛 にまき 込匸 まれたに<br />

ちがいない。 さて、フランスの 改匳 革挙 者 たちは、 自 分 たちの 国 がドイツやスイスと 歩 調 を<br />

合 わせるようにと 熱 望捬 し、 全 国 民 に 覚 醒禊 をうながすために、ローマの 迷偧 信勼 に 大 打占 撃掐 を 加匎 え<br />

ることを 決 意勪 した。そこで、ミサを 攻 撃掐 したポスターが 一 晩纽 のうちにフランス 国 内 中 には<br />

られた。この 熱 心升 ではあるが 無叄 分 別厌 な 運卞 動 は、 改匳 革挙 を 促傌 進勺 するどころか、その 主勢 唱脆 者 だけ<br />

でなく、フランス 全 国 の、 改匳 革挙 主勢 義拣 の 信勼 仰纝 に 好捆 意勪 を 持匛 った 人 々に、 破挐 滅脛 をもたらした。こ<br />

146


れは、ローマ 側卷 が 長 く 欲僼 していたこと—— 異 端健 者 たちは 王掣 位匱 の 安勣 定 と 国 家匝 の 平匊 和匄 を 脅肺 かす<br />

扇昪 動 者 であるとして 全 滅脛 を 要勥 求卍 する 口卶 実 ——を 彼 らに 与拜 えた。<br />

不勘 謹購 慎儃 な 同 志 であるか、それとも 悪捰 賢繞 い 敵育 であるのかわからなかったが、1 枚儳 の 檄 文卽 が、<br />

王掣 の 寝脅 室掂 の 扉晲 にはられた。 王掣 は 恐傁 怖繍 に 襲脁 われた。この 紙 の 中 では、 長 年 尊胛 ばれてきた 迷偧 信勼<br />

が 手 厳 しく 攻 撃掐 されていた。こうした 率厾 直卟 で 驚脚 くべき 言匟 葉挺 が、 王掣 の 前 にっきつけられたこ<br />

とは 前 例捁 がなかったので、 王掣 は 非 常拤 に 怒腹 った。 驚脚 きのあまり、 王掣 はしばらくぼう 然掍 として、<br />

何挬 も 言匟 えなかった。やがて 王掣 は、 怒腹 りに 満掫 ちて 恐傁 ろしい 言匟 葉挺 を 吐斤 いた。「ルター 派挩 と 疑卧 わ<br />

れるものはすべて 差挽 別厌 なく 捕 らえよ。わたしは 彼 らを 全 滅脛 させる。」 20 さいは 投匐 げられた。<br />

王掣 は、 全 的 にローマ 側卷 に 加匎 叕担 する 決 心升 をした。<br />

パリのルター 派挩 をすべて 捕 らえる 手 はずが 直卟 ちにとられた。 改匳 革挙 派挩 の 信勼 者 で、 秘兕 密偾 の<br />

集厦 会 に 信勼 者 を 召昨 集厦 していた 貧縏 しい 職厯 人 が 捕 らえられた。 彼 は、 火 刑傃 によって 直卟 ちに 殺掮 すと<br />

脅肺 されて、 法 王掣 側卷 の 密偾 偵 をパリの 改匳 革挙 派挩 一 人 一 人 の 家匝 に 案匽 内 することを 命挻 じられた。 彼 は、<br />

卑赐 劣縆 な 申捩 し 出 に 恐傁 怖繍 で 縮 みあがったが、 火 刑傃 を 恐傁 れて、ついに 兄胆 弟胱 たちを 裏傈 切卲 ることに 同<br />

意勪 した。 聖脩 体 を 持匛 つ 者 に 先匪 導拗 され、 司 祭脫 たち、 香 炉脻 を 持匛 った 者 たち、 修 道匠 士厨 たち、 兵掝 士厨 た<br />

ちの 行 列偱 に 囲 まれて、 王掣 の 密偾 偵 モランは 裏傈 切卲 り 者 を 連 れて、ゆっくりと 静 かに 町 の 通 りを<br />

過厢 ぎていった。 行 列偱 は 見 たところ「 秘兕 蹟秭 」のためのもの、すなわち、 改匳 革挙 派挩 によって 加匎 え<br />

られたミサへの 侮贔 辱既 を 償 うためのものであった。しかし、この 行 列偱 のかげに 恐傁 ろしい 目 的<br />

が 隠僸 されていた。ルター 派挩 の 家匝 の 前 に 来勵 ると、 裏傈 切卲 り 者 は、 声拨 こそ 出 さなかったが 合 図掛 を<br />

した。 行 列偱 はとまり、その 家匝 に 入 って 家匝 族 の 者 を 引匂 き 出 し、 鎖肽 につないだ。そして 次卙 の 獲僠<br />

物匵 を 求卍 めて、 恐傁 ろしい 行 列偱 は 進勺 んだ。 彼 らは、「 大 きい 家匝 も 小 さい 家匝 も 見 過厢 ごさず、パリ<br />

大 学 さえ 見 逃偹 さなかった。……モランは、 全 市 を 戦勛 標 させた。……それは 恐傁 怖繍 の 時 代 であ<br />

った。」 21<br />

捕 らえられた 人 々は、 残拑 酷昰 な 責掅 め 苦 で 殺掮 された。 火 刑傃 の 火 は、 苦 痛僎 を 長 びかせるため<br />

に 弱傽 めるように 特厣 に 命挻 令傂 が 発 せられた。しかし、 彼 らは、 勝 利匏 者 として 死拎 んだ。 彼 らの 忠儮<br />

誠肬 はゆるがず、その 平匊 和匄 は 損措 なわれなかった。 迫 害县 者 たちは、 彼 らの 堅儕 い 決 意勪 を 動 かすこ<br />

とができず、 敗反 北勾 感厤 に 襲脁 われた。「 処叀 刑傃 台卤 は、パリの 至儖 る 所勰 に 立 てられ、 火 刑傃 は 毎傭 日 行 わ<br />

れた。 処叀 刑傃 が 分 散偶 して 行 われたのは、 異 端健 の 恐傁 怖繍 を 広南 く 人 々に 知半 らせるためであった。<br />

しかし、 結医 局拈 、それは、 福厹 音 の 側卷 に 有卻 利匏 であった。パリ 全 市 は、 改匳 革挙 主勢 義拣 がどのような 人<br />

物匵 をつくり 得千 るかを 見 ることができた。 殉程 教卝 者 を 焼催 く 薪赁 の 山 のような 説拿 教卝 壇绵 はほかにない。<br />

刑傃 場 にひかれてゆく 時 の 彼 らの 顔 に 輝脮 く 静 かな 喜 び、…… 激 しい 炎縉 の 中 に 立 つ 時 の 彼 らの<br />

勇腅 気勴 、 迫 害县 に 対 する 柔肛 和匄 と 赦费 しは、 少厮 なからぬ 人 々の、 怒腹 りを 同 情午 に、 憎 しみを 愛 に 変厭 え<br />

て、 拒兘 むことのできない 雄接 弁 をもって 福厹 音 のために 訴挰 えたのである。」 22<br />

司 祭脫 たちは、 民 衆 の 激 しい 怒腹 りをあおることに 狂旆 奔 し、プロテスタントに 対 して、 最勞<br />

も 恐傁 ろしい 非 難挚 を 言匟 いふらした。 彼 らは、カトリック 教卝 徒傣 の 虐纨 殺掮 、 政 府匕 の 転厷 覆繆 、 王掣 の 暗肨 殺掮<br />

147


計匧 画厐 などの 罪 を 着挄 せられた。この 申捩 し 立 てに 対 して、 何挬 1 つとして 証卨 拠 はなかった。しか<br />

し、こうした 悪捰 いできごとの 予匨 告卪 は、 実 現勶 することになった。ただしそれは、はるかにか<br />

け 離掤 れた 状叔 況捵 下 において、しかも 逆 の 原募 因 からであった。カトリックが 罪 のないプロテス<br />

タントに 与拜 えた 残拑 酷昰 な 仕捸 打占 ちは、 報匔 復挴 の 重匤 さを 積捑 み 上 げていた。そして、 彼 らが 国 王掣 と 政<br />

府匕 と 国 民 について 予匨 言匟 したとおりのことが、 後 世匒 において 行 われた。しかし、それは、 無叄<br />

神卡 論厱 者 と 法 王掣 教卝 徒傣 自 身拴 によって 行 われた。300 年 後 になって、フランスにこうした 不勘 幸 を<br />

もたらしたのは、プロテスタントの 樹 立 ではなくて、その 圧 迫 のゆえであった。<br />

今 や 疑卧 惑 、 不勘 信勼 、 恐傁 怖繍 が、 社 会 のすべての 階 級揁 に 広南 がった。こうした 恐傁 慌 のただ 中 に<br />

あって、 教卝 育挞 、 勢厕 力 、また 品厍 性勯 の 高 潔昔 さにおいて 最勞 高 位匱 に 立 つ 人 々の 間 に、ルター 派挩 の 教卝<br />

えがどんなに 深捫 く 根捏 を 下 したかが、 明 らかにされた。 信勼 任厃 と 名匷 誉縃 の 地 位匱 が、 突 然掍 空参 席 にな<br />

った。 職厯 人 、 印偝 刷繺 者 、 学 者 、 大 学 教卝 授 、 著兆 述掃 家匝 、そして、 廷腾 臣元 さえいなくなった。 多匭 くの<br />

者 がパリを 逃偹 れ、 母 国 を 捨腇 てて 自 ら 放择 浪償 者 となった。こうして、 彼 らが 改匳 革挙 主勢 義拣 に 好捆 意勪 を<br />

もっていたことを 初匘 めて 示単 したものが 多匭 かった。 法 王掣 側卷 は、 自 分 たちの 間 にあって 疑卧 いを<br />

受匃 けずにすんでいた 異 端健 者 たちのことを 考卛 えて、 驚脚 きの 目 を 見 張挗 った。 彼 らの 怒腹 りは、 彼<br />

らの 手 中 にある 多匭 くの 身拴 分 の 低拯 い 犠腻 牲繉 者 たちに 向匇 けられた。 牢 獄晳 はあふれた。 福厹 音 を 信勼 じ<br />

る 者 のために 点勷 じられた 火 刑傃 の 煙腥 で、 空参 そのものも 暗肨 くなったように 思卩 われた。<br />

フランソア 1 世匒 は、16 世匒 紀 の 初匘 めに 起招 こった 学 問勬 の 大 復挴 興掰 運卞 動 の 指匦 導拗 者 であることを<br />

誇縷 っていた。 彼 は、 各厰 国 から 宮厳 廷腾 に 学 者 たちを 集厦 めることを 喜 んでいた。 彼 が 宗儲 教卝 改匳 革挙 に<br />

ある 程损 度 の 自 由厩 を 許 したのは、 彼 が 学 問勬 を 愛 し、 修 道匠 士厨 たちの 無叄 知半 と 迷偧 信勼 を 軽 べつしたこ<br />

とが、 少厮 なくともその 動 機務 の 一 部 であった。しかし、ついにこの 学 問勬 の 後 援拶 者 も、 異 端健 撲儹<br />

滅脛 の 熱 に 燃 えて、フランス 全 国 で 印偝 刷繺 廃 止厙 の 勅質 令傂 を 出 した。フランソア 1 世匒 は、 知半 的 教卝 養傞<br />

が 宗儲 教卝 的 狭腷 量挪 と 迫 害县 に 対 する 安勣 全 弁 でないという 数包 多匭 くの 実 例捁 の 1 つを 示単 している。フラ<br />

ンスは、 厳 粛施 な 公勗 の 儀腝 式厚 によって、プロテスタントの 撲儹 滅脛 に 全 力 を 注挅 ぐことになった。 司<br />

祭脫 たちは、 改匳 革挙 派挩 がミサを 非 難挚 することによって 天拦 の 神卡 に 与拜 えた 侮贔 辱既 は、 血傔 によって 贖 わ<br />

なければならない、そして 王掣 は、 国 民 に 代 わってこの 恐傁 ろしい 行 為 に 公勗 に 制勧 裁拍 を 加匎 えるべ<br />

きであると 要勥 求卍 した。<br />

1535 年 、1 月 21 日 に、この 恐傁 ろしい 儀腝 式厚 が 行 われることになった。 全 国 民 の 迷偧 信勼 的<br />

恐傁 怖繍 とかたくなな 憎 しみがかきたてられた。パリは、 周 囲 の 田 舎縂 からやってきて 通 りにあ<br />

ふれた 群儈 衆 で 雑儡 踏 していた。 当勠 日 は、 堂傾 々とした 行 列偱 が 行 われることになっていた。「 行<br />

列偱 が 通 る 道匠 の 家匝 々では、 喪旈 章肐 をかかけ、 所勰 々に 祭脫 壇绵 が 設勳 けられた。」 家匝 々の 前 には、「 秘兕<br />

蹟秭 」に 敬肭 意勪 を 表勖 するかがり 火 が 点勷 じられた。 夜 明 け 前 に、 王掣 宮厳 の 前 で 行 列偱 が 勢厕 ぞろいした。<br />

「まず、 各厰 教卝 区厅 の 旗充 と 十厝 字捐 架繳 、その 次卙 に 市 民 が 2 列偱 に 並 んで、たいまつを 持匛 っていた。」<br />

その 次卙 に、4 階 級揁 の 修 道匠 士厨 たちが、お のおの 特厣 有卻 の 衣胼 服傕 をまとって 続勸 いた。その 次卙 に、<br />

148


ありとあらゆる 有卻 名匷 な 遺 物匵 が 来勵 た。その 後 に、 紫纑 色 や 緋稃 色 の 衣胼 をまとい、 宝肮 石厈 をちりばめ<br />

た 飾兇 り 物匵 を 身拴 につけた、 威胙 風掵 堂傾 々とした 聖脩 職厯 者 たちが 続勸 いた。<br />

「 聖脩 体 はパリの 司 教卝 によって 運卞 ばれ、その 上 を 4 人 の 王掣 子 たちが 支匣 える 豪僘 華兛 な 天拦 蓋贙 が<br />

おおっていた。…… 聖脩 体 の 後 を 王掣 が 歩 いた。……フランソア 1 世匒 は、この 日 、 王掣 冠縍 も 王掣 衣胼<br />

もつけていなかった。」「 頭挓 には 何挬 もかぶらず、 彼 の 目 を 地 面卥 に 向匇 け、 手 には、 火 を 点勷 じ<br />

たたいまつを 持匛 っていた。」フランスの 王掣 は、「 悔繛 悟縖 者 の 姿掋 で」あらわれた。 23 彼 は、 祭脫<br />

壇绵 ごとにへりくだってひざまずいたが、それは 彼 の 心升 を 汚儢 した 罪 のためでも、 彼 の 手 を 汚儢<br />

した 罪 なき 人 の 血傔 のためでもなく、ミサを 汚儢 した 彼 の 臣元 民 の 恐傁 ろしい 罪 のためであった。<br />

彼 の 後 ろには、 王掣 妃賠 と 国 家匝 の 高 官厑 たちが、これもおのおの 手 にたいまつを 持匛 って、2 列偱 で<br />

続勸 いた。<br />

その 日 の 行 事 の 1 つとして、 王掣 は 自 ら 司 教卝 邸繋 の 大 広南 間 において、 王掣 国 の 高 官厑 たちに 演<br />

説拿 した。 彼 は、 悲胳 痛僎 な 顔 をして 彼 らの 前 に 現勶 れ、 感厤 動 的 言匟 葉挺 で 雄接 弁 に、 国 民 に 降 った「 犯<br />

罪 、 冒纍 瀆 、 悲胳 しみと 恥時 の 日 」について 嘆昍 いた。そして、 彼 は、フランスを 破挐 滅脛 の 淵绶 に 陥肿 れ<br />

る 有卻 害县 な 異 端健 の 全 滅脛 を、すべての 忠儮 実 な 国 民 に 訴挰 えた。「わたしが 王掣 であることが 事 実 で<br />

あるように、もしわたしの 手 足拒 がこの 恐傁 ろしい 腐纄 敗反 に 感厤 染偦 しているならば、わたしはそれ<br />

を 切卲 ってしまうであろう。……また、わたしの 子 供挿 の 1 人 がそれで 汚儢 れているならば、わ<br />

たしは 彼 を 許 さない。わたしは 自 分 で 彼 を 捕 らえ、 神卡 への 犠腻 牲繉 とするであろう。」 王掣 の 言匟<br />

葉挺 は 涙繽 でとぎれた。 全 会 衆 も 泣縦 き、 声拨 を 合 わせて「われわれは、カトリック 教卝 のために 生<br />

き、また 死拎 ぬ」と 叫经 んだ。 24<br />

真卢 理 の 光捄 を 拒兘 んだ 国 家匝 の 暗肨 黒 は、 恐傁 ろしいものになった。「 人 を 救 う」 恵 みがすでに<br />

表勖 れた。しかしフランスは、その 力 と 神卡 聖脩 さを 見 、 幾继 千収 のものがその 天拦 来勵 の 美捜 に 心升 をひか<br />

れ、 町 々 村匾 々がその 光捄 に 照儠 らされたにもかかわらず、 光捄 よりも 暗肨 黒 を 選 んで 背 いたのであ<br />

った。 彼 らは、 神卡 の 賜 物匵 が 提卖 供挿 されたのにそれを 退挖 けた。 彼 らは 悪捰 を 善 と 呼 び、 善 を 悪捰 と<br />

呼 んで、ついに 自 ら 進勺 んで 自 己偻 欺繏 瞞 のとりこになった。そして 今 、 彼 らは、 神卡 の 民 を 迫 害县<br />

することにより、 神卡 に 奉旊 仕捸 していると 実 際匶 に 信勼 じこんでいたが、その 真卢 剣腚 さが 彼 らを 罪 な<br />

しとするわけではなかった。 彼 らは、 彼 らを 欺繏 瞞 から 救 い、 彼 らの 魂 を 血傔 で 汚儢 す 罪 から 救<br />

うことができたはずの 光捄 を、 故採 意勪 に 拒兘 んでしまったのであった。<br />

異 端健 撲儹 滅脛 の 厳 粛施 な 誓绒 いが、 大 聖脩 堂傾 において 行 われた。その 場 所勰 には、 約 300 年 後 に、<br />

生 きた 神卡 を 忘脨 れた 国 民 が 理 性勯 の 女匩 神卡 を 祭脫 るのであった。ふたたび、 行 列偱 が 整拪 えられ、フラ<br />

ンスの 代 表勖 者 たちは、 誓绒 ったことの 実 行 に 取勚 りかかった。「 処叀 刑傃 台卤 が 少厮 しの 間 隔绔 をおいて<br />

立 てられ、プロテスタントのキリスト 者 が 生 きながら 焼催 かれることになっていた。そして、<br />

王掣 が 近卐 づいた 時 に、 薪赁 に 火 をつけ、 行 列偱 が 止厙 まって 処叀 刑傃 を 見 るようにした。」 25 これらの<br />

証卨 人 が、キリストのために 耐脾 えたさまざまの 責掅 め 苦 は、あまりに 痛僎 ましくて 詳肠 述掃 できない<br />

ほどである。しかしながら 彼 らは、 決 して 動 揺肝 しなかった。 取勚 り 消拔 しを 勧僊 められた 時 、1<br />

149


人 は 次卙 のように 答掬 えた。「わたしは、 預 言匟 者 たちと 使却 徒傣 たちとがかつて 教卝 え、そしてすべ<br />

ての 聖脩 徒傣 たちが 信勼 じたことだけを 信勼 じる。わたしの 信勼 仰纝 は 神卡 に 対 する 確卾 信勼 であって、 黄腓 泉<br />

[よみ]のすべての 力 に 打占 ち 勝 つものである。」 26<br />

行 列偱 は 幾继 たびとなく、 処叀 刑傃 の 場 に 立 ち 止厙 まった。やがて 王掣 宮厳 の 出 発 点勷 にもどると、 群儈<br />

衆 は 散偶 っていき、 王掣 と 高 位匱 聖脩 職厯 者 たちはその 日 の 行 動 に 満掫 足拒 し、 異 端健 を 全 滅脛 するまで 継 続勸<br />

すべき 仕捸 事 が 始卿 まったことを 祝腛 って 別厌 れた。 フランスが 拒兘 否 した 平匊 和匄 の 福厹 音 は、 徹僿 底 的<br />

に 根捏 絶傉 され、 恐傁 ろしい 結医 果卵 を 招偠 いた。フランスが 全 力 を 挙拷 げて、 宗儲 教卝 改匳 革挙 者 たちを 迫 害县 し<br />

はじめた 日 から、258 年 後 の 1793 年 1 月 21 日 、 以匆 前 とは 全 く 異 なった 目 的 のもとに、<br />

もう 1 つの 行 列偱 がパリ 市 中 を 通 った。「ふたたび、 王掣 が 主勢 要勥 な 人 物匵 であった。ふたたび、<br />

騒胻 ぎと 叫经 び 声拨 があった。ふたたび、もっと 多匭 くの 犠腻 牲繉 者 を 求卍 める 声拨 があがった。ふたた<br />

び、 黒 い 処叀 刑傃 台卤 が 立 てられた。ふたたび、その 日 のできごとは、 恐傁 ろしい 処叀 刑傃 で 終厖 った。<br />

ルイ 16 世匒 は、 看胒 守捿 や 処叀 刑傃 者 たちに 押 さえられて、もがきながら 処叀 刑傃 台卤 まで 引匂 きずられて<br />

きた。そして、そこで、 人 々に 力 いっぱい 押 さえられ、おのが 落叉 ち、 彼 の 首匹 は 処叀 刑傃 台卤 上 に<br />

転厷 がった。」 27 犠腻 牲繉 になったのは 王掣 だけではなかった。 血傔 なまぐさい 恐傁 怖繍 時 代 に、そのあ<br />

たりで 2800 人 がギロチンで 殺掮 されたのである。<br />

宗儲 教卝 改匳 革挙 は、 世匒 の 人 々に 聖脩 書危 を 開 き、 神卡 の 律傢 法 の 教卝 えを 示単 し、その 要勥 求卍 するところを<br />

人 々の 良拖 心升 に 訴挰 えた。 無叄 限拘 の 愛 の 神卡 は、 人 々に 天拦 国 の 律傢 法 と 原募 則 を 示単 しておられた。 神卡 は<br />

言匟 われた。「あなたがたは、これを 守捿 って 行 わなければならない。これは、もろもろの 民<br />

にあなたがたの 知半 恵 、また 知半 識掟 を 示単 す 事 である。 彼 らは、このもろもろの 定 めを 聞挈 いて、<br />

『この 大 いなる 国 民 は、まことに 知半 恵 あり、 知半 識掟 ある 民 である』と 言匟 うであろう」[ 申捩 命挻<br />

記卌 4:。フランスが 天拦 の 賜 物匵 を 拒兘 否 した 時 に、 無叄 政 府匕 と 破挐 滅脛 の 種捶 をまいた。そして、その<br />

必厧 然掍 の 結医 果卵 として、 革挙 命挻 と 恐傁 怖繍 政 治匮 が 起招 こったのである。<br />

檄 文卽 事 件卅 によってひき 起招 こされた 迫 害县 のずっと 以匆 前 に、 勇腅 敢暑 で 熱 心升 なファーレルは、<br />

彼 の 生 まれ 故採 郷偮 を 去掇 らなければならなかった。 彼 はスイスに 行 って、ツウィングリの 働掴 き<br />

を 援拶 助捉 し、 宗儲 教卝 改匳 革挙 を 有卻 利匏 に 導拗 いた。 彼 は、その 余 生 をここで 過厢 ごすことになるのであっ<br />

たが、それでもなお、フランスの 改匳 革挙 に 決 定 的 な 影挼 響捳 を 及 ぼしつづけた。 彼 は、 亡 命挻 後 の<br />

最勞 初匘 の 数包 年 は、 故採 郷偮 に 福厹 音 を 宣傪 布偵 することに 特厣 に 心升 を 用 いた。 彼 は、 国 境挌 近卐 くの 同 胞繟 に 説拿<br />

教卝 することに 相 当勠 の 時 間 を 費厔 やし、この 場 所勰 から 絶傉 えず 注挅 意勪 深捫 く 見 守捿 り、 励繭 ましと 勧僊 告卪 の<br />

言匟 葉挺 を 送拡 って 助捉 けた。 彼 は、 他 の 逃偹 亡 者 たちの 援拶 助捉 を 得千 て、ドイツの 改匳 革挙 者 たちの 著兆 書危 を<br />

フランス 語指 に 翻 訳胲 し、フランス 語指 の 聖脩 書危 とともに、 大 量挪 に 印偝 刷繺 した。これらの 著兆 書危 は、 文卽<br />

書危 伝捱 道匠 者 によって、フランス 国 内 で 広南 く 販捅 売匉 された。 文卽 書危 伝捱 道匠 者 にはこれが 安勣 価卒 に 提卖 供挿 さ<br />

れて、 彼 らはその 利匏 益捍 によって、 活卹 動 を 継 続勸 することができた。<br />

150


ファーレルは、つつましい 学 校厛 教卝 師 に 変厭 装 して、スイスにおける 活卹 動 を 始卿 めた。 彼 は、<br />

遠 く 離掤 れた 教卝 区厅 に 行 って、 子 供挿 たちの 教卝 育挞 に 専掭 念挡 した。 一 般 の 学 課挜 のほかに、 彼 は 用 心升 深捫<br />

く 聖脩 書危 の 真卢 理 を 教卝 え、 子 供挿 たちを 通 じて 親捧 たちに 伝捱 えようと 望捬 んだ。<br />

信勼 じる 者 もいくらか 現勶 れたが、 司 祭脫 たちが 彼 の 働掴 きを 妨绋 害县 したので、 迷偧 信勼 的 な 田 舎縂 の<br />

人 々は、 彼 に 反卬 対 するようになった。「それを 宣傪 伝捱 すれば 平匊 和匄 でなくて 争拫 いを 起招 こすのを<br />

見 ると、それはキリストの 福厹 音 ではあり 得千 ない」と 司 祭脫 たちは 力 説拿 した。 28 そこで、 初匘 期勡<br />

の 弟胱 子 たちのように、1 つの 町 で 迫 害县 されたなら 次卙 の 町 へ 逃偹 れた。 彼 は、 飢 えと 寒腶 さと 疲膂<br />

労排 に 耐脾 えながら、そして 至儖 る 所勰 で 生 命挻 の 危捦 険叁 にさらされながら、 村匾 から 村匾 、 町 から 町 へと<br />

歩 いて 旅傯 をした。 彼 は、 市 場 や 教卝 会 で、そして 時 には 大 聖脩 堂傾 の 説拿 教卝 壇绵 から 説拿 教卝 した。 時 に<br />

は 教卝 会 に 聴傏 衆 が 1 人 もいないこともあった。 時 には、 叫经 びやののしりの 声拨 に 妨绋 害县 されるこ<br />

ともあった。また、 乱 暴偷 に 説拿 教卝 壇绵 から 引匂 きずりおろされたこともあった。やじうまたちに<br />

襲脁 われて、なぐられ、 死拎 ぬばかりになったことも 何挬 度 かあった。それでも 彼 は 前 進勺 してい<br />

った。 何挬 度 撃掐 退挖 されても、たゆまず 攻 撃掐 をくり 返拮 した。そうしているうちに、 法 王掣 側卷 の 要勥<br />

塞赨 であった 町 や 都匙 市 が、 次卙 々に 福厹 音 に 門挋 を 開 くようになるのを 彼 は 見 た。 彼 が 最勞 初匘 に 働掴 い<br />

た 小 さな 教卝 区厅 も、まもなく 改匳 革挙 の 信勼 仰纝 を 受匃 け 入 れた。モラとヌーシャテルの 町 々も、ロー<br />

マの 儀腝 式厚 を 廃 止厙 し、 教卝 会 から 偶旦 像僕 を 取勚 り 除揄 いた。<br />

ファーレルは、かねてから、ジュネーブにプロテスタントの 旗充 を 立 てたいと 願傿 ってい<br />

た。もしこの 町 に 福厹 音 を 伝捱 えることができれば、フランス、スイス、イタリアの、 宗儲 教卝 改匳<br />

革挙 の 中 心升 地 となるのであった。 彼 は、この 目 的 のもとに、 働掴 きを 継 続勸 し、その 周 囲 の 多匭 く<br />

の 町 々 村匾 々に 福厹 音 を 伝捱 えた。それから 彼 は、ただ 1 人 の 同 伴僀 者 とともに、ジュネーブに 入<br />

った。しかし 彼 は、ただ 2 回 の 説拿 教卝 が 許 されただけであった。 国 家匝 の 権勻 力 によって 彼 を 罪<br />

に 定 めようとしてできなかった 司 祭脫 たちは、 彼 を 教卝 会 会 議 に 呼 び 出 した。 彼 らは、 衣胼 の<br />

下 に 武叇 器捙 を 隠僸 し、 彼 の 生 命挻 を 奪傤 おうとしていた。 会 場 の 前 には、こん 棒縊 や 剣腚 を 持匛 った 群儈 衆<br />

が、もし 彼 が 会 議 を 逃偹 れて 出 て 来勵 たら、 彼 を 殺掮 そうと 待挊 ちかまえていた。しかし、 長 官厑 や<br />

軍拚 隊 がいたために、 彼 は 助捉 かった。 翌背 朝厁 早拱 く、 彼 と 同 伴僀 者 とは、 湖腃 水匍 の 向匇 こう 岸偪 の 安勣 全 な<br />

地 へ 送拡 られた。こうして、ジュネーブの 最勞 初匘 の 伝捱 道匠 は 終厖 わった。<br />

その 次卙 の 伝捱 道匠 に 選 ばれたのは、もっと 劣縆 った 器捙 であった。それは、 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 同 志 た<br />

ちからさえ 冷偭 淡繦 に 扱僻 われたほどの、みかけの 貧縏 弱傽 な 青捘 年 であった。ファーレルが 拒兘 絶傉 され<br />

た 町 で、このような 人 間 に、いったい 何挬 ができようか。 最勞 も 強勮 力 で 勇腅 敢暑 であった 者 が 逃偹 げ<br />

なければならなかったようなあらしに、この 勇腅 気勴 も 経 験挧 も 乏织 しい 男卂 がどうやって 耐脾 えられ<br />

ようか。「 万勦 軍拚 の 主勢 は 仰纝 せられる、これは 権勻 勢厕 によらず、 能印 力 によらず、わたしの 霊绳 によ<br />

るのである」[ゼカリヤ 4:。「 強勮 い 者 をはずかしめるために、この 世匒 の 弱傽 い 者 を 選 」ば<br />

れた。「 神卡 の 愚 かさは 人 よりも 賢繞 く、 神卡 の 弱傽 さは 人 よりも 強勮 いからである」[1 コリント 1:<br />

27、。<br />

151


フロマンは、 教卝 師 として 活卹 動 を 始卿 めた。 彼 が 学 校厛 で 教卝 えた 真卢 理 を、 子 供挿 たちは 家匝 庭僃 で<br />

くり 返拮 した。やがて、 親捧 たちが 聖脩 書危 の 説拿 明 を 聞挈 きに 来勵 て、 教卝 室掂 は 熱 心升 な 聴傏 衆 であふれた。<br />

新 約 聖脩 書危 や 小 冊昘 子 が、 数包 多匭 く 配括 布偵 され、 新 しい 教卝 義拣 を 公勗 然掍 と 聞挈 きに 来勵 ない 多匭 くの 人 々の 手<br />

にも 渡据 った。しばらくして、この 伝捱 道匠 者 も 逃偹 げなければならなかった。しかし、 彼 が 教卝 え<br />

た 真卢 理 は、 人 々の 心升 を 捕 らえてしまっていた。 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 種捶 はまかれ、だんだん 力 を 得千 て<br />

広南 がっていった。 説拿 教卝 者 たちが 帰 ってきて、 彼 らの 努 力 によって、ついにジュネーブにプ<br />

ロテスタントの 礼脊 拝旟 が 確卾 立 した。<br />

ジュネーブが 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 宣傪 言匟 をしたころ、 各厰 地 を 放择 浪償 していろいろな 経 験挧 を 経 たカル<br />

バンが、ジュネーブに 来勵 た。 彼 は、 生 まれ 故採 郷偮 に 最勞 後 の 訪掶 問勬 をして、バーゼルに 行 く 途 中<br />

であったが、そこへの 直卟 接捴 の 道匠 がカール 5 世匒 の 軍拚 隊 に 占 領振 されているのを 知半 って、ジュネ<br />

ーブ 経 由厩 で 遠 回 りをしなければならなかったのである。 この 訪掶 問勬 が 神卡 の 摂昊 理 であること<br />

を、ファーレルは 認卉 めた。ジュネーブは、 改匳 革挙 主勢 義拣 の 信勼 仰纝 を 受匃 け 入 れたとは 言匟 っても、ま<br />

だ、この 地 でしなければならない 大 事 業 が 残拑 っていた。 人 々は、 団卄 体 としてでなく、 個持 人<br />

的 に 神卡 に 悔繛 い 改匳 めるのである。 新 生 の 働掴 きは、 会 議 の 法 令傂 ではなくて、 聖脩 霊绳 の 力 が 心升 と 良拖<br />

心升 に 働掴 くことによって 行 われなければならない。<br />

ジュネーブの 人 々は、ローマの 権勻 威胙 を 投匐 げ 捨腇 ててはいたが、ローマの 支匣 配括 下 で 栄 えて<br />

いた 悪捰 習 を 捨腇 てようとはしていなかった。ここで 福厹 音 の 純儻 粋暋 な 原募 則 を 確卾 立 し、 神卡 の 摂昊 理 が<br />

召昨 している 地 位匱 に 適 したものにこの 人 々を 準厜 備厵 することは、 容卣 易 なことではなかっ<br />

た。 ファーレルは、カルバンこそ、この 事 業 において 彼 と 協匞 力 できる 人 物匵 であると 確卾 信勼<br />

した。そこで 彼 は、 神卡 の 名匷 によって、 青捘 年 伝捱 道匠 者 に、ここに 残拑 って 働掴 くように、 厳 かに 懇縨<br />

願傿 した。カルバンは、 驚脚 いて 辞储 退挖 した。 彼 は、 気勴 が 弱傽 く、 平匊 和匄 を 愛 していたので、 勇腅 敢暑 で<br />

独捌 立 心升 に 富挛 み、 激 しい 気勴 性勯 さえあるジュネーブの 人 々に 接捴 することを 恐傁 れた。 彼 は、 体 が<br />

弱傽 く、 勉腯 強勮 好捆 きでもあったので、 引匂 きこもりがちであった。 彼 は、 文卽 筆僜 によって 改匳 革挙 事 業<br />

に 最勞 上 の 奉旊 仕捸 ができると 信勼 じ、 研挣 究捨 のために 静 かな 場 所勰 を 見 つけて、そこで 印偝 刷繺 物匵 によっ<br />

て 教卝 会 を 教卝 え、 築傀 き 上 げたいと 願傿 った。しかし、ファーレルの 厳 粛施 な 勧僊 告卪 は、 彼 にとって<br />

天拦 からの 召昨 しと 思卩 われ、 彼 は 拒兘 否 することができなかった。「 神卡 の 手 が 天拦 からのべられて<br />

私捔 を 捕 らえ、 早拱 く 去掇 ろうと 考卛 えていた 場 所勰 にどうしてもいなければならなくされた」と 彼<br />

には 思卩 われたのである。 29 この 時 、 改匳 革挙 事 業 に 一 大 危捦 機務 が 訪掶 れた。ジユネーブに 対 して 法<br />

王掣 の 破挐 門挋 が 宣傪 言匟 され、 強勮 国 がこぞってジュネーブを 威胙 嚇 した。これまでしばしば 国 王掣 や 皇<br />

帝胰 を 屈縿 服傕 させた 強勮 力 な 教卝 権勻 に、この 小 さい 都匙 市 がど うして 対 抗 することができようか。<br />

世匒 界化 の 偉昖 大 な 征纴 服傕 者 たちの 軍拚 隊 に、どうして 対 抗 できようか。<br />

プロテスタント 主勢 義拣 は、 全 キリスト 教卝 国 において、 恐傁 るべき 敵育 に 脅肺 かされた。 改匳 革挙 事<br />

業 の 最勞 初匘 の 勝 利匏 は 過厢 ぎ、ローマはその 全 滅脛 を 期勡 して 新 たな 勢厕 力 を 奮绝 い 起招 こした。この 時 、<br />

法 王掣 教卝 の 全 闘 士厨 中 、 最勞 も 残拑 酷昰 で 無叄 法 で 強勮 力 なイエズス 会 が 創傦 設勳 された。 彼 らは、 世匒 俗晐 のき<br />

152


ずなや 人 間 関 係厂 から 切卲 り 離掤 され、 人 情午 も 理 性勯 も 良拖 心升 もいっさいを 無叄 視拹 して、 彼 らの 会 以匆 外勭<br />

のどんな 規厶 則 もきずなも 認卉 めず、ただ、その 権勻 力 を 伸 張挗 することだけを 義拣 務勲 とした。<br />

キリストの 福厹 音 は、その 信勼 者 たちに、 危捦 険叁 を 冒纍 し、 苦 難挚 に 耐脾 え、 寒腶 さ、 飢 え、 労排 苦 、<br />

貧縏 困傮 にもめげず、 真卢 理 の 旗充 をかかげ、 拷稷 問勬 も 投匐 獄晳 も 火 刑傃 も 恐傁 れない 力 を 与拜 えてきた。この<br />

勢厕 力 に 対 抗 するために、イエズス 会 は、その 会 員 を 狂旆 信勼 的 にさせ、 同 様捞 の 危捦 険叁 に 耐脾 えるよ<br />

うに、またあらゆる 欺繏 瞞 の 武叇 器捙 をもって 真卢 理 の 力 に 対 抗 するようにさせた。 彼 らは、どん<br />

な 犯 罪 を 犯 しても 罪 にならず、どんな 欺繏 瞞 を 行 ってもかまわず、どんな 偽兖 装 もわけなくで<br />

きた。 彼 らは、 一 生 の 間 貧縏 困傮 と 質拾 素 な 生 活卹 を 送拡 ることを 誓绒 ったが、その 目 的 とするところ<br />

は、 富挛 と 権勻 力 の 獲僠 得千 であり、プロデスタント 主勢 義拣 をくつがえし、 法 王掣 至儖 上 権勻 を 復挴 興掰 するこ<br />

とであった。<br />

彼 らは、 会 の 会 員 として 活卹 動 する 時 は 聖脩 衣胼 をまとい、 牢 獄晳 や 病挶 院协 を 訪掶 ねて 病挶 人 や 貧縏 者<br />

に 奉旊 仕捸 し、 世匒 俗晐 を 捨腇 てたことを 公勗 言匟 し、よい 働掴 きをしながら 巡儏 回 されたイエスの 清捲 い 名匷 を<br />

帯 びていた。しかし、この 潔昔 白换 な 外勭 観掺 のかげに、しばしば、 極掄 悪捰 非 道匠 な 目 的 が 隠僸 されてい<br />

た。 目 的 は 手 段掀 を 正匁 当勠 化 するというのが、 会 の 基匼 本 原募 則 であった。この 規厶 定 によって、 虚縚<br />

偽兖 、 盗僌 み、 偽兖 証卨 、 暗肨 殺掮 などは、 教卝 会 のために 役叓 立 つならば 許 されるだけでなく、 賞 賛僮 すべ<br />

きものであった。さまざまな 偽兖 装 のもとに、イエズス 会 の 会 員 たちは、 国 政 にまで 手 を 伸<br />

ばし、 国 王掣 の 顧僖 問勬 の 地 位匱 について、 国 家匝 の 政 策北 をまとめた。また、 人 々の 様捞 子 を 探僙 るため<br />

に、そのしもべとなった。 彼 らは、 王掣 侯 、 貴揂 族 の 子 弟胱 のための 大 学 を 設勳 立 し、 一 般 の 国 民<br />

のための 学 校厛 を 建厼 てた。そして、プロテスタントの 親捧 の 子 供挿 たちは、カトリックの 儀腝 式厚 を<br />

守捿 るように 影挼 響捳 された。ローマ・カトリックの 礼脊 拝旟 の 華兛 麗暗 な 様捞 子 は、 心升 を 混 乱 させ、 想挹 像僕<br />

力 を 眩燔 惑 し 魅纡 惑 した。こうして 子 供挿 たちは、 彼 らの 父 たちが 苦 難挚 と 血傔 によって 得千 た 自 由厩 を<br />

売匉 り 渡据 してしまった。イエズス 会 は、ヨーロッパに 急双 速捠 にひろがった。そして、 彼 らの 行<br />

ったところは、どこでも 法 王掣 権勻 が 勢厕 力 を 回 復挴 した。<br />

彼 らにさらに 大 きな 力 を 与拜 えるために、 宗儲 教卝 裁拍 判匯 所勰 再卭 建厼 の 教卝 書危 が 出 された。この 恐傁 ろ<br />

しい 裁拍 判匯 所勰 はカトリック 国 においてさえ、 嫌膅 悪捰 の 念挡 をもって 見 られていたにもかかわらず、<br />

法 王掣 教卝 の 支匣 配括 者 たちによってふたたび 設勳 置厒 され、 白换 日 の 下 では 行 いえないような 残拑 忍旖 な 行<br />

為 が、ひそかな 牢 獄晳 において 行 われた。 多匭 くの 国 々において、 国 家匝 の 花挮 とも 言匟 うべき 幾继 千収<br />

幾继 万勦 の 純儻 潔昔 で 高 潔昔 な 人 、 最勞 も 知半 的 で 高 い 教卝 養傞 を 持匛 った 人 、 敬肭 虔 で 献僑 身拴 的 な 牧肧 師 、 勤僭 勉腯 で 愛<br />

国 的 な 市 民 、 聡暇 明 な 学 者 、 才纞 能印 ある 芸備 術挘 家匝 、 技叒 量挪 ある 職厯 人 などが、 殺掮 され、あるいは 他 国<br />

に 逃偹 れねばならなかった。<br />

ローマは、このような 方 法 で、 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 光捄 を 消拔 し、 人 間 から 聖脩 書危 を 取勚 り 去掇 り、 暗肨 黒<br />

時 代 の 無叄 知半 と 迷偧 信勼 を 回 復挴 しようとした。しかし、 神卡 の 恵 みのもとに、そしてルターに 続勸 い<br />

て 神卡 が 起招 こされた 高 潔昔 な 人 々の 努 力 によって、プロテスタント 主勢 義拣 はくつがえされなかっ<br />

た。その 力 は、 諸 侯 の 好捆 意勪 や 武叇 力 にたよってはならなかった。 最勞 も 小 さい 国 々、 最勞 もつつ<br />

153


ましく 力 ない 国 々が、その 要勥 塞赨 となった。それは、 滅脛 亡 をはかる 強勮 敵育 のただ 中 にあった 小<br />

さなジュネーブであった。また、 北勾 海匈 の 沿肥 岸偪 にあって、 当勠 時 強勮 大 さと 富挛 を 誇縷 ったスペイン<br />

の 圧 政 に 対 抗 していたオランダであった。また、 宗儲 教卝 改匳 革挙 が 勝 利匏 したのは、 荒僚 涼暐 とした 不勘<br />

毛肵 のスウェーデンであった。<br />

カルバンは、30 年 近卐 くジュネーブで 働掴 いた。 最勞 初匘 は、 聖脩 書危 の 道匠 徳 を 守捿 る 教卝 会 の 設勳 立 の<br />

ため、その 後 は、ヨーロッパ 全 体 に 宗儲 教卝 改匳 革挙 を 進勺 展捯 させるためであった。 彼 の 公勗 の 指匦 導拗 者<br />

としての 行 動 は、 無叄 傷偟 ではなく、 彼 の 教卝 義拣 にも 誤儶 りがなかったわけではない。しかし、 彼<br />

は、その 当勠 時 特厣 に 重匤 要勥 であった 真卢 理 を 宣傪 布偵 する 器捙 で あった。 彼 は、 急双 速捠 に 回 復挴 しつつあ<br />

った 法 王掣 権勻 に 対 抗 して、プロテスタント 主勢 義拣 の 原募 則 を 維 持匛 した。また、ローマの 教卝 えのも<br />

とに 助捉 長 された 高 慢纁 や 腐纄 敗反 のかわりに、 単 純儻 で 純儻 潔昔 な 生 活卹 を 改匳 革挙 教卝 会 において 促傌 進勺 させ<br />

た。<br />

ジュネーブから、 印偝 刷繺 物匵 や 教卝 師 が 出 ていって、 改匳 革挙 の 教卝 義拣 をひろめた。 各厰 地 の 迫 害县 を 受匃 け<br />

た 人 々が、この 地 点勷 に、 教卝 えと 勧僊 告卪 と 励繭 ましを 求卍 めた。カルバンの 都匙 市 ジュネーブは、 西勽<br />

ヨーロッパ 全 体 のかり 立 てられた 改匳 革挙 者 たちの 避 難挚 所勰 となった。 幾继 世匒 紀 も 続勸 いた 恐傁 ろしい<br />

あらしを 逃偹 れて、 避 難挚 者 たちがジュネーブの 門挋 に 来勵 た。 家匝 と 親捧 族 を 離掤 れ、 飢 え、 傷偟 ついた<br />

彼 らは、ここで 温偣 かく 迎 えられて 看胒 護厽 された。 彼 らは、ここに 住卫 みつき、その 技叒 量挪 、 学 問勬 、<br />

敬肭 虔 さによって、この 都匙 市 を 祝腛 福厹 した。ここに 避 難挚 した 者 の 多匭 くは、ローマの 圧 政 に 対 抗<br />

するために 自 国 に 帰 っていった。 勇腅 敢暑 なスコットランドの 改匳 革挙 者 、ジョン・ノックス、 多匭<br />

くの 英捼 国 の 清捲 教卝 徒傣 たち、オランダやスペインのプロテスタントたち、また、フランスのユ<br />

グノーたちは、 彼 らの 故採 国 の 暗肨 黒 を 照儠 らす 真卢 理 のたいまつを、ジュネーブから 持匛 っていっ<br />

たのである。<br />

154


第匌 13 章 北勾 欧 諸 国 の 宗 教卝 改匳 革<br />

オランダにおいては、 非 常拤 に 早拱 くから、 法 王掣 の 圧 制勧 に 対 して 断友 固 とした 抗 議 が 行 われ<br />

た。ルターの 時 代 の 700 年 も 前 に、ローマに 使却 節儊 として 遣傛 わされ、「 法 王掣 庁厘 」の 真卢 相 を<br />

知半 った 2 人 の 司 教卝 が、 恐傁 れることなくローマ 法 王掣 を 非 難挚 した。 神卡 は、「その 女匩 王掣 であり 配括<br />

偶旦 者 である 教卝 会 に、その 家匝 族 のための 貴揂 い 永 遠 の 備厵 えをなし、 衰斠 えることも 滅脛 びることも<br />

ない 婚肶 礼脊 の 贈胞 り 物匵 と、 永 遠 の 冠縍 と 笏 とを 与拜 えられた。……あなたは、それらの 祝腛 福厹 のすべ<br />

てを、 盗僌 人 のように 横叅 取勚 りする。あなたは、 自 分 自 身拴 を 神卡 の 宮厳 にすえる。あなたは 牧肧 者 で<br />

はなくて、 羊旴 に 対 するおおかみになっている。……あなたは、 自 分 が 最勞 高 の 司 教卝 であると<br />

われわれに 信勼 じさせようとしているが、 暴偷 君 のようにふるまっている。……あなたは、 自<br />

ら 称胃 するとおり、しもべのしもべでなければならないのに、 主勢 の 主勢 になろうとしてい<br />

る。……あなたは、 神卡 の 戒儦 めを 侮贔 辱既 している。…… 地 上 の 至儖 る 所勰 に 教卝 会 を 建厼 てるのは、 聖脩<br />

霊绳 である。……われわれが 市 民 であるところの 神卡 の 都匙 は、 諸 天拦 の 全 域挦 に 及 ぶものである。<br />

それは、 預 言匟 者 たちがバ ビロンと 呼 び、 自 分 は 神卡 であって 天拦 に 達挾 し、 自 分 の 知半 恵 は 不勘 滅脛<br />

であると 誇縷 り、 不勘 当勠 にも 自 分 には 誤儶 りはない、また 誤儶 つことはあり 得千 ないと 主勢 張挗 している<br />

都匙 よりは、はるかに 大 きい 都匙 である。」 1<br />

その 後 各厰 時 代 を 通 じて、 他 の 者 たちが 起招 こってこの 抗 議 をくり 返拮 した。いろいろな 名匷<br />

称胃 で 呼 ばれていたが、ワルド 派挩 の 宣傪 教卝 師 の 特厣 徴僦 をもったこれらの 初匘 期勡 の 教卝 師 たちは、 各厰 地<br />

を 巡儏 回 し、 至儖 る 所勰 に 福厹 音 の 知半 識掟 をひろめて、オランダに 浸绢 透儧 した。 彼 らの 教卝 義拣 は 速捠 やかに<br />

ひろまった。 彼 らは、ワルド 派挩 の 聖脩 書危 をオランダ 語指 の 詩纛 に 翻 訳胲 した。 彼 らは 宣傪 言匟 した。<br />

「これは、 非 常拤 に 有卻 利匏 であった。 冗 談挫 、 作单 り 話匋 、 軽 薄儱 、 偽兖 りはなく、ただ 真卢 理 の 言匟 葉挺 だけ<br />

があった。もちろん、ところどころに 難挚 しいところはあっても、 善 と 聖脩 の 真卢 髄 と 美捜 味控 とは、<br />

たやすくその 中 に 発 見 された。」 2 昔繕 からの 信勼 仰纝 を 支匣 持匛 する 者 たちは、12 世匒 紀 にこのよう<br />

に 書危 いた。<br />

さて、ローマの 迫 害县 が 始卿 まった。しかし、 火 刑傃 と 拷稷 問勬 の 中 にあっても、 信勼 者 は 増匲 加匎 し<br />

つづけ、 聖脩 書危 が 宗儲 教卝 の 誤儶 つことのない 唯繴 一 の 権勻 威胙 であることを 断友 固 として 宣傪 言匟 し、「 人 間<br />

は、 信勼 じることを 強勮 いられるべきものでなく、 説拿 教卝 によって 導拗 くべきである」と 言匟 った。<br />

3<br />

ルターの 教卝 えは、オランダでそれに 適 した 土拋 壌斷 を 見 いだし、 熱 心升 で 忠儮 実 な 人 々が 福厹 音<br />

の 宣傪 教卝 に 立 ち 上 がった。オランダの 州拰 の 1 つから、メノー・シモンズが 現勶 れた。 彼 は、ロ<br />

ーマ・カトリック 教卝 徒傣 として 教卝 育挞 を 受匃 け、 司 祭脫 になったが、 聖脩 書危 のことは 何挬 も 知半 らなかっ<br />

た。そして、 異 端健 に 欺繏 かれるといけないと 思卩 って、 読傊 もうとしなかった。 彼 が 化 体 説拿 [ 全<br />

質拾 変厭 化 ]について 疑卧 問勬 を 抱 いた 時 、 彼 はそれをサタンの 誘儬 惑 であると 考卛 え、 祈绗 りと 告卪 白换 に<br />

155


よって、それからの 解卆 放择 を 求卍 めた。しかし、それはむだであった。 彼 は、 遊肓 興掰 の 場 に 行 っ<br />

て、 良拖 心升 の 声拨 を 消拔 そうとしたが、それも 役叓 には 立 たなかった。その 後 しばらくして、 彼 は<br />

新 約 聖脩 書危 の 研挣 究捨 に 導拗 かれ、これと、ルターの 著兆 書危 とが、 彼 に 改匳 革挙 の 信勼 仰纝 を 受匃 け 入 れさせた。<br />

その 後 まもなく、 近卐 くの 村匾 で、 再卭 洗腂 礼脊 を 受匃 けたために 死拎 刑傃 に 処叀 せられる 人 が、 首匹 を 切卲 られ<br />

るのを 目 撃掐 した。このことから 彼 は、 幼膇 児 洗腂 礼脊 に 関 して 聖脩 書危 を 調 べてみた。 彼 は、それを<br />

支匣 持匛 する 証卨 拠 を 聖脩 書危 の 中 に 見 つけることはできなかった。かえって、バプテスマを 受匃 ける<br />

条厬 件卅 として、 悔繛 い 改匳 めと 信勼 仰纝 が 至儖 る 所勰 で 要勥 求卍 されているのを 見 た。<br />

メノーは、ローマ・カトリック 教卝 会 を 離掤 れて、 彼 が 信勼 じた 真卢 理 を 教卝 えるために 一 生 を<br />

ささげた。ドイツにもオランダにも、 狂旆 信勼 的 な 人 々が 起招 こって、 途 方 もない 扇昪 動 的 教卝 義拣 を<br />

主勢 張挗 し、 秩膈 序胺 と 風掵 紀 を 乱 し、 暴偷 力 と 反卬 乱 を 引匂 き 起招 こしていた。メノーは、このような 運卞 動<br />

が 必厧 然掍 的 にもたらす 恐傁 ろしい 結医 果卵 を 見 て、 狂旆 信勼 家匝 たちの 誤儶 った 教卝 えと 無叄 暴偷 な 方 法 とに 極掄 力<br />

反卬 対 した。しかし、こうした 狂旆 信勼 家匝 たちに 迷偧 わされたが、やがてその 有卻 害县 な 教卝 義拣 を 捨腇 てて<br />

しまったものが 多匭 くいた。また、 昔繕 からのキリスト 者 たちの 子 孫繜 たち、すなわち、ワルド<br />

派挩 の 教卝 えの 実 である 人 々も 多匭 く 残拑 っていた。メノーは、こうした 人 々の 間 で、 熱 心升 に 働掴 い<br />

て 成勱 功僵 を 収厓 めた。<br />

彼 は、 妻像 と 子 供挿 たちを 連 れて 25 年 間 旅傯 を 続勸 け、 大 きな 困傮 難挚 と 欠 乏织 に 耐脾 え、しばしば 生<br />

命挻 の 危捦 険叁 にさらされた。 彼 は、オランダと 北勾 ドイツを 巡儏 り、 主勢 として 下 層 階 級揁 の 間 で 働掴 い<br />

たが、その 感厤 化 は 広南 範儤 囲 に 及 んだ。 限拘 られた 教卝 育挞 しかなかったが、 生 まれつき 雄接 弁 であっ<br />

た 彼 は、ゆるがぬ 誠肬 実 さ、 謙旎 そんな 精 神卡 と 柔肛 和匄 な 態拟 度 、そして 真卢 実 で 熱 心升 な 信勼 仰纝 の 持匛 ち 主勢<br />

であって、 自 分 が 教卝 えるところを 生 活卹 に 実 践 し、 人 々の 信勼 頼 を 受匃 けた。 彼 の 弟胱 子 たちは、<br />

散偶 らされ、 迫 害县 された。 彼 らは、 狂旆 信勼 的 なミュンスター 暴偷 徒傣 たちと 混 同 されたために、 非<br />

常拤 に 苦 しめられた。しかし、 彼 の 働掴 きによって、 多匭 数包 の 者 が 悔繛 い 改匳 めた。<br />

改匳 革挙 の 教卝 義拣 がオランダほどに 広南 く 受匃 け 入 れられた 所勰 は 他 になかった。また、ここほど<br />

改匳 革挙 主勢 義拣 を 信勼 じた 者 たちが 恐傁 ろしい 迫 害县 を 受匃 けた 国 も 少厮 ない。ドイツでは、カール 5 世匒 が<br />

宗儲 教卝 改匳 革挙 を 禁 じ、その 信勼 者 たちをみな 火 刑傃 にしようとした。しかし、 諸 侯 たちが 立 ち 上 が<br />

ってその 暴偷 虐纨 を 防拌 いだ。オランダにおいては、 彼 の 権勻 力 はさらに 大 きく、 迫 害县 の 命挻 令傂 が 次卙<br />

々に 発 せ られた。 聖脩 書危 を 読傊 むこと、 聖脩 書危 を 聞挈 いたり 説拿 教卝 をしたりすること、また、それ<br />

について 語指 ることさえ、 火 刑傃 に 値捛 する 罪 であった。ひそかに 神卡 に 祈绗 ること、 偶旦 像僕 を 拝旟 むの<br />

を 拒兘 否 すること、あるいは 詩纛 篇 を 歌 うことも 死拎 罪 に 値捛 した。 自 分 の 誤儶 りを 捨腇 てることを 誓绒<br />

ってさえ、 男卂 子 は 剣腚 で 殺掮 され、 女匩 子 は 生 き 埋僤 めにされた。カールとフェリペ[フィリッ<br />

プ]2 世匒 の 時 代 に 殺掮 された 者 は、 幾继 千収 にのぼった。<br />

ある 時 、ミサに 出 ないで 家匝 庭僃 で 礼脊 拝旟 をしたという 理 由厩 で、1 家匝 族 全 員 が 宗儲 教卝 裁拍 判匯 官厑 の 前<br />

に 引匂 き 出 された。ひそかに 行 っていたことについての 取勚 り 調 べに 対 し、 一 番挤 下 の 息僢 子 は 答掬<br />

えた。「わたしたちはひざまずいて、 神卡 がわたしたちの 心升 を 照儠 らし、わたしたちの 罪 を 赦费<br />

156


してくださるようにと 祈绗 ります。わたしたちは、わたしたちの 王掣 様捞 のために 祈绗 り、 王掣 様捞 の<br />

治匮 世匒 が 栄 えてご 幸 福厹 であられるように 祈绗 ります。わたしたちは 長 官厑 たちのために 祈绗 り、 神卡<br />

が 彼 らを 守捿 ってくださるように 祈绗 ります。」 4 裁拍 判匯 官厑 の 中 には、 非 常拤 に 感厤 動 した 者 たちも<br />

いた。しかし、 父 親捧 と、 息僢 子 たちの 1 人 は、 火 刑傃 の 宣傪 告卪 を 受匃 けた。<br />

迫 害县 が 激 しくなるにつれて、 殉程 教卝 者 たちの 信勼 仰纝 も 熱 してきた。 男卂 子 だけでなくて、か<br />

よわい 女匩 性勯 や 年 若拊 い 少厮 女匩 たちも、 確卾 固 とした 勇腅 気勴 をあらわした。「 妻像 たちは、 夫挕 の 火 刑傃 柱兀<br />

のそばに 立 って、 夫挕 が 火 に 耐脾 えている 間 、 慰縺 めの 言匟 葉挺 をささやき、 詩纛 篇 を 歌 って 夫挕 を 励繭 ま<br />

した。」「 少厮 女匩 たちは、 夜 寝脅 床先 に 入 るかのように、 生 きながら 墓斳 に 横叅 たわり、あるいは 婚肶<br />

礼脊 に 行 くかのように、 最勞 上 の 衣胼 裳稀 をまとって、 絞胸 首匹 台卤 や 火 刑傃 台卤 に 進勺 んでいった。」 5<br />

多匭 神卡 教卝 が 福厹 音 を 撲儹 滅脛 しようとした 時 代 と 同 様捞 に、キリスト 者 の 血傔 は 種捶 であった[テルト<br />

ゥリアヌス「 護厽 教卝 論厱 」50 節儊 ]。 迫 害县 は、 真卢 理 の 証卨 人 たちの 数包 を 増匲 加匎 させるだけであった。<br />

征纴 服傕 することのできない 人 民 の 決 意勪 に、たけり 狂旆 った 王掣 は、 年 々その 残拑 酷昰 な 行 動 を 推掙 し 進勺<br />

めていったが、しかしむだであった。そして、 高 貴揂 なオレンジ 公勗 ウィリアムの 下 における<br />

独捌 立 は、ついにオランダに、 神卡 を 礼脊 拝旟 する 自 由厩 をもたらしたのである。<br />

ピエモンテの 山 々で、フランスの 平匊 原募 で、そしてオランダの 海匈 岸偪 で、 福厹 音 の 進勺 んでい<br />

った 所勰 は、その 弟胱 子 たちの 血傔 で 彩繬 られた。しかし、 北勾 欧掔 諸 国 には、 平匊 和匄 に 入 っていった。<br />

ウィッテンベルクの 学 生 たちは、 故採 郷偮 へ 帰 る 時 、 改匳 革挙 の 信勼 仰纝 をスカンジナビアに 伝捱 えた。<br />

ルターの 著兆 書危 の 発 行 も、 光捄 を 広南 めた。 単 純儻 で 強勮 健掕 な 北勾 欧掔 の 人 々は、ローマの 腐纄 敗反 、 華兛 美捜 、<br />

迷偧 信勼 を 捨腇 てて、 純儻 潔昔 、 単 純儻 で 生 命挻 を 与拜 える 聖脩 書危 の 真卢 理 を 歓脒 迎 した。<br />

「デンマークの 改匳 革挙 者 」タウセンは、 農捝 夫挕 の 息僢 子 であった。 彼 は、 幼膇 い 時 から、 知半 力<br />

の 活卹 発 な 少厮 年 であった。 彼 は、 教卝 育挞 を 渇 望捬 した。しかし、 親捧 の 事 情午 がそれを 許 さなかった<br />

ので 修 道匠 院协 に 入 った。ここで、 彼 の 勤僭 勉腯 と 誠肬 実 と 純儻 潔昔 な 生 活卹 が、 先匪 輩纉 の 好捆 意勪 をかち 得千 た。<br />

彼 は、 試去 験挧 の 結医 果卵 、 将 来勵 教卝 会 のためによい 奉旊 仕捸 をする 才纞 能印 の 持匛 ち 主勢 であることが 認卉 められ<br />

た。そこで、ドイツかオランダの 大 学 で、 教卝 育挞 を 受匃 けさせることにきまった。この 青捘 年 学<br />

徒傣 は、ウィッテンベルクには 行 かないという 1 つの 条厬 件卅 のもとに、 自 分 で 学 校厛 を 選 ぶ 自 由厩<br />

が 与拜 えられた。 教卝 会 の 学 者 たるものは、 異 端健 の 害县 毒兙 にさらされてはならない。このように<br />

修 道匠 士厨 たちは 言匟 った。<br />

タウセンは、 今 日 同 様捞 当勠 時 においても、ローマ 教卝 の 本 拠 の 1 つであったケルン 大 学 に<br />

入 った。ここで 彼 はまもなく 学 者 たちの 神卡 秘兕 主勢 義拣 にあいそをつかした。ちょうどそのころ、<br />

彼 は、ルターの 著兆 書危 を 手 に 入 れた。 彼 はこれを 読傊 んで 非 常拤 な 驚脚 きと 喜 びとを 感厤 じ、ルター<br />

の 教卝 えを 直卟 接捴 受匃 けたいと 切卲 望捬 した。しかし、そうすることは、 修 道匠 院协 の 先匪 輩纉 を 怒腹 らせ、 彼<br />

の 支匣 持匛 を 失拽 うことであった。 彼 はすぐに 決 心升 した。そして、まもなくウィッテンベルク 大<br />

学 に 入 学 した。<br />

157


彼 は、デンマークに 帰 ってから、ふたたび 修 道匠 院协 にもどった。 彼 がルター 派挩 ではない<br />

かと 疑卧 う 者 は、だれもまだいなかった。 彼 は、 自 分 の 秘兕 密偾 をあらわさなかったが、 同 僚偨 の<br />

偏旌 見 を 起招 こさないようにして、 彼 らを 純儻 粋暋 な 信勼 仰纝 と 清捲 い 生 活卹 に 導拗 こうと 努 めた。 彼 は、 聖脩<br />

書危 を 開 いてその 真卢 の 意勪 味控 を 説拿 明 し、ついに 罪 人 の 義拣 、 救 いの 唯繴 一 の 希傩 望捬 として、キリスト<br />

を 宣傪 べ 伝捱 えた。 修 道匠 院协 長 の 怒腹 りは 大 きかった。 彼 はタウセンに、ローマの 擁繗 護厽 者 として<br />

の 大 きな 期勡 待挊 をかけていたのであった。タウセンは 直卟 ちに、 彼 の 修 道匠 院协 から 別厌 の 修 直卟 院协 に<br />

送拡 られて、 厳 重匤 な 監叆 視拹 のもとに 個持 室掂 に 閉僔 じ 込匸 められた。<br />

ところが、 彼 の 新 しい 監叆 視拹 人 たちが 驚脚 いたことには、まもなく 修 道匠 士厨 たちが 数包 名匷 、プ<br />

ロテスタント 主勢 義拣 に 改匳 宗儲 したことを 宣傪 言匟 した。タウセンは、 独捌 房儉 のこうしの 間 から、 彼 の<br />

同 僚偨 たちに 真卢 理 を 教卝 えたのであった。もしデンマークの 修 道匠 院协 長 たちが、 異 端健 に 対 する 教卝<br />

会 の 処叀 置厒 に 通 じでいたならば、タウセンの 声拨 は 2 度 と 聞挈 かれなかったであろう。しかし 彼<br />

らは、どこかの 地 下 牢 で 彼 を 埋僤 葬繙 するかわりに、 修 道匠 院协 から 彼 を 追挵 放择 した。これで、もう<br />

彼 らには、どうすることもできなかった。ちょうどその 時 、 新 しい 教卝 義拣 の 教卝 師 たちを 保 護厽<br />

する 勅質 令傂 が 発 せられた。タウセンは、 説拿 教卝 しはじめた。 諸 教卝 会 は 彼 に 扉晲 を 開 いた。 多匭 くの<br />

人 々が 集厦 まって 聞挈 いた。 他 にも 神卡 の 言匟 葉挺 を 伝捱 える 者 がいた。 新 約 聖脩 書危 がデンマーク 語指 に 翻<br />

訳胲 され、 広南 く 配括 布偵 された。この 働掴 きをくつがえそうとする 法 王掣 側卷 の 努 力 は、かえってこれ<br />

を 促傌 進勺 し、まもなく、デンマークは 改匳 革挙 主勢 義拣 の 承偢 認卉 を 宣傪 言匟 した。<br />

スウェーデンにおいても、ウィッテンベルクの 井匿 戸叐 から 学 んだ 青捘 年 たちが、 生 命挻 の 水匍<br />

を 自 国 の 人 々に 伝捱 えた。スウェーデンの 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 指匦 導拗 者 のうちの 2 人 、オラフ・ペトリ<br />

とローレンティウス・ペトリは、オレブロの 鍛旙 冶 屋厡 の 息僢 子 たちで、ルターとメランヒトン<br />

の 下 で 学 び、こうして 学 んだ 真卢 理 を 熱 心升 に 教卝 えた。オラフは、 偉昖 大 な 改匳 革挙 者 ルターのよう<br />

に、 熱 と 雄接 弁 によって、 人 々を 覚 醒禊 させた。 一 方 ローレンティウスは、メランヒトンのよ<br />

うに、 学 識掟 があり、 思卩 慮傼 深捫 く 静 かな 人 であった。 両厥 方 とも、 熱 心升 に 神卡 を 敬肭 う 人 たちで、 神卡<br />

学 に 深捫 く 通 じ、 断友 固 とした 勇腅 気勴 をもって 真卢 理 を 推掙 進勺 させた。 法 王掣 側卷 の 反卬 対 はやまなかった。<br />

カトリックの 司 祭脫 たちは、 無叄 学 で 迷偧 信勼 的 な 人 々を 扇昪 動 した。オラフ・ペトリは、しばしば<br />

暴偷 徒傣 に 襲脁 われ、 命挻 からがら 逃偹 げたことも 何挬 度 かあった。しかし、これらの 改匳 革挙 者 たちは、<br />

王掣 の 愛 顧僖 と 保 護厽 を 受匃 けていた。<br />

ローマ 教卝 会 の 支匣 配括 の 下 で、 人 々は 貧縏 困傮 に 苦 しみ、 圧 迫 にあえいだ。 彼 らは、 聖脩 書危 を 持匛<br />

っていなかった。そして 心升 に 光捄 を 伝捱 えない 単 なるしるしと 儀腝 式厚 だけの 宗儲 教卝 を 持匛 っていたの<br />

で、 彼 らは、 彼 らの 異 教卝 の 先匪 祖脽 たちの、 迷偧 信勼 的 信勼 仰纝 と 多匭 神卡 教卝 的 習 慣脹 にもどりつつあった。<br />

国 民 は 党勝 派挩 に 分 かれて 相 争拫 い、 絶傉 えまなく 続勸 く 争拫 いは、すべての 者 の 悲胳 惨绨 を 増匲 した。 王掣 は、<br />

国 家匝 と 教卝 会 の 改匳 革挙 を 決 意勪 し、ローマと 戦勛 うためにこれらの 有卻 能印 な 援拶 助捉 者 を 歓脒 迎 した。<br />

オラフ・ペトリは、スウェーデン 国 王掣 と 指匦 導拗 者 たちの 前 で、ローマ 側卷 の 支匣 持匛 者 に 対 抗<br />

して、 改匳 革挙 主勢 義拣 の 信勼 仰纝 の 教卝 義拣 をりっぱに 擁繗 護厽 した。 彼 は、 教卝 父 たちの 教卝 えは、 聖脩 書危 と 一 致<br />

158


するものだけを 信勼 じるべきであると 言匟 った。また、 信勼 仰纝 上 の 重匤 要勥 な 教卝 義拣 は、 聖脩 書危 に 簡儚 単 明<br />

瞭 に 示単 されているから、すべての 者 が 理 解卆 できると 言匟 明 した。「わたしの 教卝 はわたし 自 身拴<br />

の 教卝 ではなく、わたしをつかわされたかたの 教卝 である」とキリストは 言匟 われた[ヨハネ<br />

7:。そして、パウロは、 彼 が 受匃 けた 福厹 音 以匆 外勭 のことを 宣傪 べ 伝捱 える 者 は、のろわれるべき<br />

であると 言匟 った[ガラテヤ 1:8 参厴 照儠 ]。「それでは、いったいだれがかってに 教卝 義拣 を 規厶 定<br />

して、それが 救 いに 必厧 要勥 なものであると 強勮 制勧 することができるでしょうか」と 改匳 革挙 者 は 語指<br />

った。 6<br />

彼 は、 教卝 会 の 法 令傂 が 神卡 の 命挻 令傂 に 反卬 する 時 は、 権勻 威胙 がないことを 示単 し、プロテスタント<br />

の「 聖脩 書危 、そして 聖脩 書危 のみ」という 大 原募 則 が、 信勼 仰纝 と 行 為 の 規厶 則 であることを 主勢 張挗 し<br />

た。<br />

この 論厱 争拫 は、 割厎 合 目 立 たない 程损 度 のものであったが、しかし「 宗儲 教卝 改匳 革挙 者 側卷 の 陣 営協 が、<br />

どのような 人 々によって 占 められていたかを」 示単 してくれるものである。「 彼 らは、 無叄 学<br />

で 党勝 派挩 心升 に 強勮 くそうそうしい 論厱 争拫 家匝 では、けっしてなかった。 彼 らは、 神卡 の 言匟 葉挺 を 研挣 究捨 し<br />

た 人 々であり、 聖脩 書危 の 兵掝 器捙 庫 が 彼 らに 与拜 えた 武叇 器捙 を、 十厝 分 に 使却 いこなせる 人 々であった。<br />

博 学 の 点勷 においては、 彼 らは、 彼 らの 時 代 に 先匪 んじていた。われわれは、ウィッテンベル<br />

クやチューリヒのような 輝脮 かし い 中 心升 地 、また、ルターやメランヒトン、ツウィングリ<br />

やエコランパデウスのような 著兆 名匷 な 人 物匵 に 注挅 目 する 時 、 当勠 然掍 、 彼 らは 運卞 動 の 指匦 導拗 者 であっ<br />

て、 驚脚 くべき 能印 力 と 学 識掟 の 持匛 ち 主勢 であったが、その 他 の 人 々はそうではなかったように 考卛<br />

えがちである。しかし、 遠 く 離掤 れたスウェーデンの 舞 台卤 に 目 を 転厷 じ、オラフとローレンテ<br />

ィウス・ペトリというつっましい 名匷 前 に 目 を 向匇 けてみよう。 教卝 師 たちからその 弟胱 子 たちへ<br />

と 目 を 転厷 じるのである。するとそこに、われわれは 何挬 を 見 いだすであろうか。…… 学 者 と<br />

神卡 学 者 である。 福厹 音 の 真卢 理 の 全 体 系揀 を 完 全 にこなして、 学 校厛 の 哲脼 学 者 やローマの 司 教卝 たち<br />

を 容卣 易 に 打占 ち 負拆 かす 人 々である。」 7 この 論厱 争拫 の 結医 果卵 、スウェーデンの 王掣 は 改匳 革挙 主勢 義拣 を 受匃<br />

け 入 れ、その 後 まもなく、 国 会 が 賛僮 成勱 した。 新 約 聖脩 書危 は、オラフ・ペトリによって、スウ<br />

ェーデン 語指 に 翻 訳胲 され、 王掣 の 希傩 望捬 によって、2 人 の 兄胆 弟胱 は 聖脩 書危 全 体 の 翻 訳胲 にとりかかった。<br />

こうして、スウェーデン 人 は、 初匘 めて 神卡 の 言匟 葉挺 を 自 国 語指 で 持匛 つことができた。また、 王掣 国<br />

全 体 において、 牧肧 師 は 聖脩 書危 を 説拿 き 明 かすように、そして 学 校厛 において 子 供挿 たちに 聖脩 書危 を 読傊<br />

むことを 教卝 えるように、 国 会 で 定 められた。<br />

無叄 知半 と 迷偧 信勼 の 暗肨 黒 は、 徐斦 々にではあるが 確卾 実 に、 福厹 音 の 祝腛 福厹 された 光捄 によって 追挵 い 払掾<br />

われていった。ローマの 圧 迫 から 解卆 放择 された 国 は、これまで 到肑 達挾 したことのない 力 と 偉昖 大<br />

さに 達挾 した。 スウェーデンは、プロテスタント 主勢 義拣 のとりでの 1 つとなった。1 世匒 紀 後 、<br />

非 常拤 な 危捦 険叁 の 時 に、この 小 さく 弱傽 かった 国 ——ヨーロッパにおいて、 支匣 援拶 の 手 をさしのべ<br />

た 唯繴 一 の 国 ——が、30 年 戦勛 争拫 の 恐傁 ろしい 戦勛 いに 際匶 して、ドイツを 救 ったのである。 北勾 欧掔<br />

全 土拋 は、ふたたびローマの 圧 制勧 下 に 置厒 かれるかと 思卩 われた。ドイツが 法 王掣 側卷 勝 利匏 の 形捊 勢厕 を<br />

159


一 変厭 させて、ルター 派挩 同 様捞 にカルバン 派挩 のプロテスタント 主勢 義拣 の 信勼 教卝 の 自 由厩 を 確卾 保 し、 宗儲<br />

教卝 改匳 革挙 を 受匃 け 入 れたこれらの 国 々に、 良拖 心升 の 自 由厩 を 回 復挴 することができたのは、スウェー<br />

デンの 軍拚 隊 のおかげであった。<br />

160


第匌 14 章 イングランドの 宗 教卝 改匳 革<br />

ルターが、 封脐 じられた 聖脩 書危 をドイツの 人 々に 開 いていた 時 に、ティンダルも 神卡 の 霊绳 に<br />

動 かされて、 英捼 国 [イングランド]のために 同 じことを 行 った。ウィクリフの 聖脩 書危 は、 多匭 く<br />

の 誤儶 りを 含捋 むラテン 語指 訳胲 からの 翻 訳胲 であった。それは、 印偝 刷繺 されず、 写捂 本 の 価卒 格卺 は 非 常拤 に<br />

高 価卒 であったために、 金 持匛 ちか 貴揂 族 でなければ 手 に 入 れることができなかった。その 上 、<br />

教卝 会 が 厳 しく 禁 じていたために、 比发 較脘 的 小 範儤 囲 にしか 広南 まっていなかった。1516 年 、す<br />

なわち、ルターの 95 か 条厬 の 論厱 題匑 が 公勗 にされる 前 年 、エラスムスは、ギリシア 語指 とラテン<br />

語指 の 新 約 聖脩 書危 を 出 版價 した。 神卡 の 言匟 葉挺 が 原募 語指 で 印偝 刷繺 されたのは、これが 初匘 めてであった。こ<br />

の 事 業 によって、 以匆 前 の 訳胲 の 多匭 くの 誤儶 りが 正匁 され、 意勪 味控 も 明 瞭 になった。これによって、<br />

多匭 くの 知半 識掟 人 たちが 真卢 理 をよく 知半 るようになり、 改匳 革挙 事 業 に 新 たな 刺儒 激 を 与拜 えた。しかし、<br />

一 般 の 人 々はまだ、その 大 部 分 が、 神卡 の 言匟 葉挺 から 除揄 外勭 されていた。ティンダルは、ウィク<br />

リフの 事 業 を 完 成勱 して、 同 胞繟 に 聖脩 書危 を 与拜 えるのであった。<br />

勤僭 勉腯 で 熱 心升 な 真卢 理 の 探僙 究捨 者 であった 彼 は、エラスムスのギリシア 語指 新 約 聖脩 書危 によって、<br />

福厹 音 を 受匃 け 入 れた。 彼 は、 恐傁 れることなく 自 分 の 確卾 信勼 を 説拿 教卝 し、すべての 教卝 義拣 は 聖脩 書危 によ<br />

ってためすべきであると 主勢 張挗 した。 聖脩 書危 を 与拜 えたのは 教卝 会 であって、 教卝 会 だけが 聖脩 書危 を 説拿<br />

明 することができるという 法 王掣 側卷 の 主勢 張挗 に 対 して、ティンダルは 答掬 えた。「ワシにえさを<br />

見 つける ことを 教卝 えたのがだれか、あなたは 知半 っているか。その 同 じ 神卡 が、 神卡 の 飢 えた<br />

子 供挿 たちに、 聖脩 書危 の 中 に 彼 らの 父 を 見 つけるよう 教卝 えておられる。あなたがたは、われわ<br />

れに 聖脩 書危 を 与拜 えるどころか、われわれから 聖脩 書危 を 隠僸 してきた。 聖脩 書危 を 教卝 える 人 々を 焼催 くの<br />

があなたがただ。そしてあなたがたは、できることなら 聖脩 書危 そのものまで 焼催 こうとしてい<br />

る。」 1 [1710.<br />

ティンダルの 説拿 教卝 は、 非 常拤 に 人 々の 興掰 味控 をかきたてた。そして 多匭 くの 者 が 真卢 理 を 受匃 け<br />

入 れた。しかし、 司 祭脫 たちは 待挊 機務 していて、 彼 が 伝捱 道匠 地 を 去掇 るやいなや、 脅肺 迫 や 偽兖 りによ<br />

って、 彼 の 働掴 きを 破挐 壊傓 しようとした。 彼 らが 成勱 功僵 することがしばしばであった。「どうし<br />

たらよいだろうか。 一 か 所勰 で 種捶 をまいていると、 敵育 は、 今 わたしが 去掇 ったばかりの 所勰 を 荒僚<br />

らしている。わたしは、 至儖 る 所勰 にいることはできない。そうだ! もしキリスト 者 たちが、<br />

自 国 語指 で 聖脩 書危 を 持匛 つことができるならば、 彼 らはこれらの 詭 弁 家匝 たちに 対 抗 できることで<br />

あろう。 聖脩 書危 がなければ、 信勼 徒傣 を 真卢 理 に 定 着挄 させることはできない。」 2 彼 は、 新 しい 目<br />

的 を 心升 に 抱 いた。「イスラエルが 主勢 の 宮厳 で 詩纛 篇 を 歌 ったのは、イスラエルの 国 語指 によって<br />

であった。それではわれわれの 間 で、 福厹 音 が 英捼 語指 で 語指 られてはいけないであろうか。……<br />

教卝 会 では、 明 けがたよりも 真卢 昼腮 の 光捄 の 方 が 弱傽 くてよいであろうか。……キリスト 者 は、 母<br />

国 語指 で 新 約 聖脩 書危 を 読傊 まなければならない」と 彼 は 言匟 った。 教卝 会 の 博 士厨 たちや 教卝 師 たちの 意勪<br />

見 は、 互僆 いに 異 なっていた。 人 々は、ただ 聖脩 書危 に 基匼 づいてのみ、 真卢 理 を 知半 ることができる。<br />

161


「ある 者 は、この 博 上 を 信勼 じ、 他 の 者 は、 別厌 の 博 士厨 を 信勼 じる。……これらの 著兆 者 たちは、<br />

互僆 いに 他 を 否 定 する。それでは、 正匁 しいことを 言匟 う 人 と 誤儶 ったことを 言匟 う 人 とは、どのよ<br />

うにして 区厅 別厌 することができようか。……それは 真卢 に、 神卡 の 言匟 葉挺 によってである。」 3<br />

その 後 まもなく、 学 識掟 あるカトリックの 博 士厨 が、 彼 と 論厱 争拫 して 叫经 んだ。「われわれは、<br />

法 王掣 の 法 律傢 を 廃 するよりは、 神卡 の 律傢 法 を 廃 したほうがよい。」ティンダルは 答掬 えた。「わ<br />

たしは、 法 王掣 と 彼 のすべての 法 律傢 を 無叄 視拹 する。そして、もし 神卡 がわたしの 生 命挻 を 長 らえさ<br />

せてくださるならば、わたしは 幾继 年 もたたぬうちに、 農捝 業 に 従 事 する 少厮 年 が、あなたより<br />

ももっと 聖脩 書危 のことを 知半 るようにするであろう。」 4<br />

人 々に 自 国 語指 の 新 約 聖脩 書危 を 与拜 えるという、ティンダルが 心升 に 抱 き 始卿 めた 計匧 画厐 は、 今 や<br />

確卾 固 たるものとなり、 彼 は 直卟 ちにその 仕捸 事 に 取勚 りかかった。 彼 は 迫 害县 のために 家匝 を 追挵 われ、<br />

ロンドンへ 行 って、そこでしばらくじゃまされずに 仕捸 事 に 従 事 した。しかし 彼 は、ふたた<br />

び 法 王掣 側卷 の 人 々の 暴偷 行 によって、 逃偹 げなければならなかった。イギリス 全 国 が、 彼 に 対 し<br />

て 閉僔 じられたように 思卩 われたので、 彼 はドイツに 隠僸 れ 家匝 を 求卍 める 決 心升 をした。ここで 彼 は、<br />

英捼 語指 の 新 約 聖脩 書危 を 印偝 刷繺 しはじめた。 仕捸 事 は 2 度 も 妨绋 害县 された。しかし、1 つの 町 で 印偝 刷繺 を<br />

禁 じられると、 彼 は 次卙 の 町 へ 行 った。ついに 彼 は、ウォルムスに 向匇 かったが、ここは 数包 年<br />

前 に、ルターが 国 会 において 福厹 音 を 擁繗 護厽 した 所勰 であった。この 古挃 い 町 には、 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 多匭<br />

くの 支匣 持匛 者 たちがいたので、ティンダルはその 後 なんの 妨绋 害县 もなく、 仕捸 事 を 継 続勸 すること<br />

ができた。 間 もなくここで 3000 冊昘 の 新 約 聖脩 書危 が 完 成勱 し、 同 じ 年 に 第匌 2 版價 も 発 行 され<br />

た。<br />

彼 は、 非 常拤 な 熱 心升 と 忍旖 耐脾 をもって、 仕捸 事 を 続勸 けた。 英捼 国 当勠 局拈 が 各厰 港掉 を 厳 重匤 に 監叆 視拹 して<br />

いたにもかかわらず、 神卡 の 言匟 葉挺 は、さまざまな 方 法 で、ひそかにロンドンに 運卞 ばれ、そこ<br />

から 全 国 に 配括 布偵 された。 法 王掣 側卷 は 真卢 理 を 圧 迫 しようとしたが、むだであった。ある 時 ダラ<br />

ムの 司 教卝 はティンダルの 友掻 人 であった 書危 籍僣 販捅 売匉 人 から、 彼 が 持匛 っているだけの 聖脩 書危 を 買挍 い<br />

取勚 った。これは 聖脩 書危 を 焼催 き 捨腇 てるためで、そうすれば、 改匳 革挙 事 業 を 大 いに 妨绋 害县 することが<br />

できると 考卛 えたからであった。ところが、こうして 得千 た 金 で、 新 しいよりよい 版價 のための<br />

材 料厄 を 買挍 うことができた。もし、これがなければ、その 出 版價 はできなかったのである。 後<br />

に、ティンダルが 捕 らえられた 時 、 彼 は、 聖脩 書危 の 印偝 刷繺 費厔 を 援拶 助捉 した 人 々の 名匷 を 明 かせば、<br />

自 由厩 にすると 言匟 われた。 彼 は、ダラムの 司 教卝 が、 他 のだれよりも 多匭 くの 援拶 助捉 をしたと 答掬 え<br />

た。それは、 司 教卝 が 手 もとに 残拑 っている 聖脩 書危 を 高 い 値捛 段掀 で 買挍 ってくれたために、 彼 は、<br />

勇腅 気勴 をもって 仕捸 事 を 継 続勸 することができたからであった。 ティンダルは、 裏傈 切卲 られて 敵育<br />

の 手 に 渡据 され、 一 時 何挬 か 月 もの 間 牢 獄晳 に 入 れられた。 彼 はついに、 殉程 教卝 の 死拎 を 遂脎 げて 信勼 仰纝<br />

のあかしを 立 てた。しかし、 彼 が 用 意勪 した 武叇 器捙 は、 今 日 に 至儖 るまで 幾继 世匒 紀 にわたって、 他<br />

の 兵掝 士厨 たちの 戦勛 闘 を 可參 能印 にしたのである。<br />

162


ラティマーは、 聖脩 書危 は 自 国 語指 で 読傊 むべきものであると、 説拿 教卝 壇绵 から 主勢 張挗 した。 聖脩 書危 の<br />

著兆 者 は、「 神卡 ご 自 身拴 である。」そして、この 聖脩 書危 は、その 著兆 者 の 力 と 永 遠 性勯 を 帯 びている、<br />

と 彼 は 言匟 った。「 王掣 、 皇 帝胰 、 長 官厑 、 統拇 治匮 者 であっても、…… 神卡 の 聖脩 なる 言匟 葉挺 に…… 従 う 義拣<br />

務勲 のない 者 はいない。」「われわれは、 横叅 道匠 にそれず、 神卡 の 言匟 葉挺 に 導拗 かれるようにしよう。<br />

われわれは、 先匪 祖脽 たちの 道匠 を 歩 かず、 彼 らのしたことをしようとせず、 彼 らがすべきであ<br />

ったことをしよう。」 5<br />

ティンダルの 忠儮 実 な 友掻 人 たち、バーンズとプリスが、 真卢 理 を 擁繗 護厽 するために 立 ち 上 が<br />

った。それに、リドリとクランマーが 続勸 いた。これら 英捼 国 の 宗儲 教卝 改匳 革挙 指匦 導拗 者 たちは 学 識掟 あ<br />

る 人 々で、たいていはカトリックの 社 会 で、その 熱 意勪 と 敬肭 虔 さを 高 く 評掲 価卒 されていた 人 々<br />

であった。 彼 らが 法 王掣 権勻 に 反卬 対 したのは、「 法 王掣 庁厘 」の 誤儶 りを 認卉 めた 結医 果卵 であった。 彼 ら<br />

がバビロンの 奥傱 義拣 をよく 知半 っていたことは、 教卝 会 に 反卬 対 する 彼 らのあかしをいっそう 力 強勮<br />

いものにした。<br />

ラティマーは 言匟 った。「ここでわたしは、 奇纟 妙胄 な 質拾 問勬 をしようと 思卩 う。 英捼 国 全 体 のな<br />

かで、いったいだれが 最勞 も 勤僭 勉腯 な 司 教卝 であり 高 位匱 聖脩 職厯 者 であろうか。……みなさんは、わ<br />

たしがだれの 名匷 前 を 言匟 うかと、 耳脥 をそばだてておられる。……それでは 申捩 し 上 げよう。そ<br />

れは 悪捰 魔斴 である。…… 彼 は 自 分 の 教卝 区厅 からけっして 出 ない。 彼 を 訪掶 問勬 すれば、いつでも 家匝<br />

にいる。…… 彼 はいつでも 仕捸 事 をしている。…… 請捥 け 合 ってもいいが、みなさんはけっし<br />

て 彼 が 怠旒 けているのを 見 ることができない。…… 悪捰 魔斴 が 住卫 みついたところは、…… 書危 物匵 を<br />

捨腇 て 去掇 って、ろうそくを 立 てる。 聖脩 書危 は 捨腇 てて、じゅずを 取勚 り 上 げる。 福厹 音 の 光捄 を 捨腇 てて、<br />

白换 昼腮 にろうそくの 光捄 を 掲傲 げる。……キリストの 十厝 字捐 架繳 を 捨腇 てて、 煉 獄晳 という 搾禈 取勚 が 行 われ<br />

る。…… 裸 の 者 、 貧縏 しい 者 、 力 ない 者 に 着挄 せることをせず、 偶旦 像僕 を 飾兇 り、さまざまな 像僕 を<br />

きらびやかに 飾兇 る。 人 間 の 言匟 い 伝捱 えと 律傢 法 をたいせつにして、 神卡 の 教卝 えと 最勞 も 神卡 聖脩 な 言匟 葉挺<br />

を 捨腇 てる。……ああ、われわれの 高 位匱 聖脩 職厯 者 たちが、サタンが 毒兙 麦旗 をまくような 熱 心升 さで、<br />

良拖 い 教卝 義拣 の 種捶 をまけばよいのだが!」 6<br />

これらの 改匳 革挙 者 たちが 主勢 張挗 した 大 原募 則 は、ワルド 派挩 、ウィクリフ、ヨハン・フス、ル<br />

ター、カルバン、ツウィングリその 他 の 同 志 たちが 信勼 じた 原募 則 と 同 じであって、 信勼 仰纝 と 行<br />

為 の 規厶 則 としての 聖脩 書危 の、 誤儶 ることのない 権勻 威胙 ということであった。 彼 らは、 法 王掣 、 会 議 、<br />

神卡 父 、 王掣 たちの、 宗儲 教卝 の 問勬 題匑 において 良拖 心升 を 支匣 配括 する 権勻 利匏 を 拒兘 んだ。 聖脩 書危 が 彼 らの 権勻 威胙 で<br />

あった。そして 彼 らは、その 教卝 えによって、すべての 教卝 義拣 とすべての 主勢 張挗 を 試去 した。これ<br />

らの 聖脩 徒傣 たちが 処叀 刑傃 台卤 の 露腒 と 消拔 えた 時 に、 彼 らを 支匣 えたのは、 神卡 と 神卡 の 言匟 葉挺 に 対 する 信勼 仰纝<br />

であった。ラティマーは、 炎縉 のために、 今 にも 声拨 が 沈腉 黙縹 させられそうになった 時 、 同 僚偨 の<br />

殉程 教卝 者 に 向匇 かって 叫经 んだ。「 喜 べ。きょうわれわれは、 神卡 の 恵 みによって、 英捼 国 にろうそ<br />

くをともすのだ。その 火 は 決 して 消拔 えないであろう。」 7<br />

163


スコットランドにおいて、 真卢 理 の 種捶 は、コルンバによってまかれた。そして 彼 の 同 志<br />

たちは、その 後 も 決 してなくならなかった。 英捼 国 の 教卝 会 がローマに 服傕 従 してから 数包 百掸 年 の<br />

間 、スコットランドの 教卝 会 は 自 由厩 を 保 ち 続勸 けた。しかし、12 世匒 紀 に 至儖 って、 法 王掣 権勻 がこ<br />

の 地 に 打占 ち 立 てられ、 他 国 では 見 られなかった 絶傉 対 的 支匣 配括 が 行 われた。ここほど 暗肨 黒 なと<br />

ころは 他 になかった。それにもかかわらず、 光捄 が 輝脮 いて 暗肨 黒 をさし 貫肸 き、 来勵 たるべき 日 の<br />

約 束僓 を 与拜 えた。ロラード 派挩 の 人 々が、 英捼 国 から 聖脩 書危 とウィクリフの 教卝 えを 携掠 えて 来勵 て、 福厹<br />

音 の 知半 識掟 の 保 持匛 のために 大 いに 貢脈 献僑 した。また、 各厰 世匒 紀 に、 福厹 音 の 証卨 人 と 殉程 教卝 者 があらわ<br />

れた。 大 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 開 始卿 とともに、ルターの 著兆 書危 が 紹脑 介捈 され、それに 続勸 いて、ティンダ<br />

ルの 英捼 語指 の 新 約 聖脩 書危 がはいってきた。これらの 書危 物匵 は、 法 王掣 側卷 の 目 を 逃偹 れて、 黙縹 々と 山 々<br />

や 谷卼 間 を 行 きめぐり、スコットランドで 今 にも 消拔 えそうになっていた 真卢 理 の 燈穈 に 新 たな 生<br />

命挻 を 与拜 え、ローマが 4 世匒 紀 にわたって 行 ってきた 圧 迫 から 人 々を 解卆 放择 した。<br />

さらに、 殉程 教卝 者 の 血傔 が、 運卞 動 に 新 たな 刺儒 激 を 与拜 えた。 法 王掣 側卷 の 指匦 導拗 者 たちは、 突 然掍 、<br />

彼 らの 働掴 きが 危捦 機務 に 陥肿 ったのを 悟縖 って、スコットランドの 最勞 も 高 貴揂 で 栄 誉縃 ある 人 々を 火 刑傃<br />

にした。しかし、 彼 らは、 説拿 教卝 壇绵 を 立 てたにすぎなかった。そしてそこから、これらの 証卨<br />

人 たちの 最勞 後 の 言匟 葉挺 が 全 国 に 響捳 き、ローマの 束僓 縛旸 を 打占 破挐 するという 不勘 滅脛 の 目 的 をもって、<br />

人 々の 心升 を 感厤 動 させたのであった。 ハミルトンとウィシャートは、 家匝 柄兄 も 品厍 性勯 も 高 貴揂 で<br />

あったが、 他 の 多匭 くの 質拾 朴旞 な 弟胱 子 たちと 共厗 に、 火 刑傃 にされて 死拎 んだ。しかし、ウィシャー<br />

トの 火 刑傃 柱兀 から、 炎縉 も 沈腉 黙縹 させることができない 者 、 神卡 の 力 によってスコットランドの 法<br />

王掣 権勻 の 没纹 落叉 を 来勵 たらせる 者 が 現勶 れた。<br />

ジョン・ノックスは、 教卝 会 の 伝捱 説拿 と 神卡 秘兕 主勢 義拣 を 捨腇 てて、 神卡 の 言匟 葉挺 の 真卢 理 を 研挣 究捨 した。<br />

そして、ウィシャートの 教卝 えが、 彼 に、ローマ・カトリック 教卝 会 を 出 て、 迫 害县 されている<br />

改匳 革挙 者 の 側卷 に 加匎 わる 決 心升 を 固 めさせた。 彼 は、 仲傫 間 から 説拿 教卝 者 になるように 勧僊 められた<br />

時 、その 責掅 任厃 の 重匤 大 なことを 恐傁 れてしりごみした。そして、 数包 日 間 閉僔 じ 込匸 もって 苦 悩肘 した<br />

後 、 初匘 めてそれに 同 意勪 した。しかし、1 度 その 職厯 につくと、 断友 固 とした 決 意勪 とひるむこと<br />

なき 勇腅 気勴 をもって、 一 生 の 間 前 進勺 していった。この 誠肬 実 な 改匳 革挙 者 は、 人 の 顔 を 恐傁 れなかっ<br />

た。 迫 害县 の 炎縉 が 彼 を 取勚 り 囲 んだが、それはただ 彼 の 熱 をあおるだけであった。 暴偷 君 のおの<br />

が 彼 の 頭挓 上 を 脅肺 かしていたが、 彼 は 自 分 の 立 場 を 貫肸 き、 偶旦 像僕 を 破挐 壊傓 するために 右 や 左 に 強勮<br />

力 な 打占 撃掐 を 加匎 えた。<br />

スコットランドの 女匩 王掣 の 前 に 連 れ 出 されると、プロテスタントの 指匦 導拗 者 の 多匭 くは、 熱<br />

意勪 がさめてしまうのであるが、ジョン・ノックスは、 真卢 理 のためにゆるがぬあかしを 立 て<br />

た。 彼 は、 愛 顧僖 を 受匃 けても 譲僯 らず、 脅肺 かされてもひるまなかった。 女匩 王掣 は 彼 を 異 端健 者 扱僻 い<br />

した。 彼 は、 国 家匝 が 禁 じた 宗儲 教卝 を 信勼 じるように 人 々に 教卝 えたのであるから、 国 民 は 君 主勢 に<br />

服傕 従 することを 命挻 じる 神卡 の 命挻 令傂 に 背 いたと、 女匩 王掣 は 宣傪 言匟 した。ノックスは、 断友 固 として 答掬<br />

えた。<br />

164


「 正匁 しい 宗儲 教卝 は、 世匒 俗晐 の 君 主勢 からではなく、ただ 永 遠 の 神卡 から、その 本 来勵 の 力 と 権勻 威胙<br />

を 受匃 けています。それゆえに、 国 民 は、 君 主勢 の 嗜 好捆 のままに 宗儲 教卝 を 定 める 必厧 要勥 はありませ<br />

ん。なぜなら、 君 主勢 は 他 のだれよりも、 神卡 の 真卢 の 宗儲 教卝 について 無叄 知半 なことがあるからで<br />

す。……もしアブラハムの 子 孫繜 がみな、 彼 らの 長 く 隷趵 属傍 していたパロの 宗儲 教卝 を 続勸 けていた<br />

ならば、 世匒 界化 には、どんな 宗儲 教卝 が 出 現勶 していたことでしょうか。あるいは、 使却 徒傣 時 代 の 人<br />

々がみな、ローマ 皇 帝胰 の 宗儲 教卝 を 信勼 じていたならば、この 地 上 には、どんな 宗儲 教卝 が 起招 きたこ<br />

とでしょうか。……それゆえ、 女匩 王掣 よ、 国 民 は 君 主勢 に 服傕 従 すべきではありますが、 宗儲 教卝 に<br />

関 しては、 君 主勢 に 縛旸 られるべきではないということが、おわかりになるでしょう。」<br />

メァリ 女匩 王掣 は 言匟 った。「おまえが 聖脩 書危 をこういう 意勪 味控 に 解卆 釈脂 すれば、 彼 ら〔ローマ・<br />

カトリックの 教卝 師 たち〕は 別厌 の 解卆 釈脂 をする。わたしは、だれを 信勼 じたらよいのか、だれが<br />

裁拍 判匯 官厑 になるのか。」 改匳 革挙 者 は 答掬 えた。「 聖脩 書危 によって 明 瞭 に 語指 られる 神卡 を 信勼 じればよ<br />

いのです。そして、み 言匟 葉挺 が 教卝 える 以匆 外勭 のものは、これもあれも 信勼 じなくてよいのです。<br />

神卡 の 言匟 葉挺 は、それ 自 体 明 瞭 です。もしどこかに 不勘 明 瞭 なところがあれば、ご 自 身拴 に 矛旁 盾绮 す<br />

ることのない 聖脩 霊绳 が、それを 他 の 場 所勰 において 明 らかに 説拿 き 明 かしてくださいます。それ<br />

ですから、かたくなに 知半 ろうとしない 者 を 除揄 いては、なんの 疑卧 惑 も 残拑 りえないのです。」<br />

8 恐傁 れを 知半 らぬ 改匳 革挙 者 は、 自 分 の 生 命挻 の 危捦 険叁 も 顧僖 みず、 女匩 王掣 の 前 で、このような 真卢 理 を 語指<br />

った。 彼 は、この 同 じひるむことのない 勇腅 気勴 をもって、 目 的 に 向匇 かって 進勺 み、ついにスコ<br />

ットランドが 法 王掣 権勻 から 解卆 放择 されるまで、 祈绗 りつつ 主勢 の 戦勛 いを 戦勛 った。<br />

イングランドでは、プロテスタント 主勢 義拣 が 国 教卝 になったので、 迫 害县 は 減匬 ったけれども、<br />

全 くやんだわけではなかった。ローマの 教卝 義拣 が 多匭 く 破挐 棄 されたけれども、 形捊 式厚 は 少厮 なから<br />

ず 残拑 っていた。 法 王掣 の 至儖 上 権勻 は 拒兘 否 されたけれども、その 代 わりに、 国 王掣 が 教卝 会 の 頭挓 の 座<br />

を 占 めた。 教卝 会 の 礼脊 拝旟 は、 福厹 音 の 純儻 粋暋 さと 単 純儻 さとからまだ 遠 く 離掤 れていた。 宗儲 教卝 の 自<br />

由厩 という 大 原募 則 も、まだ 理 解卆 されていなかった。プロテスタントの 国 王掣 たちは、ローマが<br />

異 端健 に 対 して 用 いた 恐傁 ろしい 残拑 酷昰 行 為 は 行 わなかったが、おのおのが 自 分 の 良拖 心升 に 従 って<br />

神卡 を 礼脊 拝旟 する 権勻 利匏 は 認卉 めていなかった。すべての 者 は、 国 教卝 会 が 規厶 定 した 教卝 理 を 受匃 け 入 れ、<br />

礼脊 拝旟 の 形捊 式厚 を 守捿 らなければならなかった。 国 教卝 反卬 対 者 は、 幾继 百掸 年 にわたって、 程损 度 の 差挽 こ<br />

そあれ 迫 害县 に 苦 しんだ。<br />

17 世匒 紀 には、 幾继 千収 という 牧肧 師 がその 地 位匱 を 追挵 われた。 人 々は、 教卝 会 が 承偢 認卉 したもの 以匆<br />

外勭 のどんな 宗儲 教卝 的 集厦 会 に 出 席 することをも 禁 じられ、 違挆 反卬 する 者 は 重匤 い 罰脖 金 、 投匐 獄晳 、 追挵 放择<br />

にあわねばならなかった。そこで、 神卡 を 礼脊 拝旟 するために 集厦 まらずにはおれない 忠儮 実 な 人 々<br />

は、やむをえず、 暗肨 い 路挢 地 、 薄儱 暗肨 い 屋厡 根捏 裏傈 、またある 季 節儊 には、 夜 中 に 森捒 に 集厦 まった。 神卡<br />

ご 自 身拴 がお 建厼 てになった 神卡 殿脟 である 森捒 の 奥傱 深捫 くに、これらの 散偶 らされ 迫 害县 された 主勢 の 子 供挿<br />

たちは 集厦 まり、 魂 を 注挅 ぎ 出 して 祈绗 り、 神卡 を 賛僮 美捜 した。このように 用 心升 深捫 くしていてもなお、<br />

信勼 仰纝 のために 苦 しむ 者 が 多匭 かった。 牢 獄晳 はあふれた。 家匝 族 は 離掤 散偶 した。 外勭 国 に 追挵 放择 された<br />

165


者 も 多匭 かった。それでも 神卡 は、ご 自 分 の 民 と 共厗 におられ、 迫 害县 は、 彼 らのあかしを 沈腉 黙縹 さ<br />

せることができなかった。 海匈 のかなたのアメリカに 追挵 われた 者 も 多匭 かった。そして 彼 らは、<br />

アメリカにおいて、 同 国 のとりでであり 栄 光捄 である 政 治匮 と 宗儲 教卝 の 自 由厩 の 基匼 礎脔 を 築傀 いたので<br />

あった。<br />

また、 使却 徒傣 時 代 のように、 迫 害县 はかえって 福厹 音 を 進勺 展捯 させた。ジョン・バンヤンは、<br />

放择 蕩 者 や 重匤 罪 犯 人 が 群儈 がっている 薄儱 気勴 味控 悪捰 い 牢 獄晳 のなかで、 天拦 国 の 雰绉 囲 気勴 にひたり、そこ<br />

で、 滅脛 亡 の 国 から 天拦 の 都匙 に 行 く 巡儏 礼脊 の 旅傯 のすばらしい 寓 話匋 を 著兆 した。それ 以匆 後 200 年 以匆<br />

上 にもわたって、ベッドフォードの 牢 獄晳 からの 声拨 は、 人 々の 心升 に 感厤 動 的 な 力 をもって 語指 っ<br />

てきた。バンヤンの『 天拦 路挢 歴偡 程损 』と『 罪 人 の 頭挓 に 溢 るる 恩繥 寵 』は、 多匭 くの 人 を 生 命挻 の 道匠 に<br />

導拗 いた。 バクスター、フレーベル、アリーン、その 他 、 才纞 能印 と 教卝 育挞 とキリスト 者 経 験挧 の<br />

豊掿 かな 人 々が、 聖脩 徒傣 たちにひとたび 伝捱 えられた 信勼 仰纝 を 勇腅 敢暑 に 擁繗 護厽 した。この 人 々の 成勱 し 遂脎<br />

げた 仕捸 事 は、この 世匒 の 支匣 配括 者 からは 厳 しく 禁 じられたものであったが、けっして 滅脛 びるこ<br />

とのないものである。<br />

フレーベルの『 生 命挻 の 泉 と 恵 みの 道匠 』は、 魂 をキリストにゆだねる 方 法 を 幾继 千収 の 人 々<br />

に 教卝 えてきた。バクスターの『 改匳 革挙 牧肧 師 』は、 神卡 の 働掴 きの 復挴 興掰 を 望捬 む 多匭 くの 人 々に 祝腛 福厹 を<br />

与拜 え、『 聖脩 徒傣 の 永 遠 の 安勣 息僢 』は、 神卡 の 民 のために 存掑 続勸 している「 安勣 息僢 」に、 魂 を 導拗 く 役叓 割厎<br />

を 果卵 たしてきた。<br />

それから 100 年 後 、 霊绳 的 大 暗肨 黒 の 時 代 に、ホイットフィールドとウェスレー 兄胆 弟胱 が、<br />

神卡 の 光捄 を 掲傲 げる 者 として 現勶 れた。 国 教卝 会 の 支匣 配括 下 にあって、 英捼 国 の 人 々は、 異 教卝 と 見 分 け<br />

がつかないほどの 宗儲 教卝 的 堕秐 落叉 状叔 態拟 に 陥肿 っていた。 牧肧 師 たちは、 自 然掍 宗儲 教卝 を 好捆 んで 研挣 究捨 し、<br />

それが 彼 らの 神卡 学 の 大 半博 であった。 上 流及 階 級揁 は 信勼 心升 を 冷偭 笑傷 し、 自 分 たちは、いわゆる 狂旆 信勼<br />

よりすぐれていると 誇縷 っていた。 下 層 階 級揁 は 非 常拤 に 無叄 知半 で、 悪捰 習 にふけっていた。 一 方 、<br />

教卝 会 は、ふみにじられた 真卢 理 の 運卞 動 を、 支匣 持匛 する 勇腅 気勴 も 信勼 仰纝 もなかった。<br />

ルターがあれほどはっきりと 教卝 えた、 信勼 仰纝 による 義拣 という 偉昖 大 な 教卝 理 は、ほとんど 姿掋<br />

を 消拔 してしまっていた。そして、 善 行 によって 救 いを 得千 るというローマ 教卝 の 原募 則 が、その<br />

代 わりになっていた。ホイットフィールドとウェスレー 兄胆 弟胱 は、 国 教卝 会 の 信勼 者 であった。<br />

彼 らは、 神卡 の 恵 みを 真卢 剣腚 に 求卍 め、そしてそれは、 高 潔昔 な 生 活卹 と 宗儲 教卝 儀腝 式厚 の 遵穒 守捿 とによって<br />

与拜 えられると 教卝 えられていた。 ある 時 、チャールズ・ウェスレーが 病挶 気勴 にかかり、 死拎 に<br />

そうになった。 彼 は、 永 遠 の 生 命挻 の 希傩 望捬 を 何挬 においているかという 質拾 問勬 を 受匃 けた。 彼 は 答掬<br />

えた。「わたしは、 神卡 に 仕捸 えるために 全 力 を 尽能 くしてきた。」しかし、 質拾 問勬 した 友掻 人 は、<br />

この 答掬 えでは 満掫 足拒 しないらしかった。ウェスレーは 考卛 えた。「なんだって? わたしの 努<br />

力 が、 希傩 望捬 の 十厝 分 な 根捏 拠 でないというのか。 彼 は、わたしから、わたしの 努 力 を 奪傤 おうと<br />

するのか。わたしは 他 に 何挬 も 頼 るものがない。」 9 教卝 会 にはこうした 深捫 い 暗肨 黒 がおおいか<br />

166


ぶさり、 贖 罪 を 隠僸 し、キリストからその 栄 光捄 を 奪傤 っていた。そして、 人 々の 心升 を、 救 いの<br />

唯繴 一 の 希傩 望捬 —— 十厝 字捐 架繳 に 架繳 けられた 贖 い 主勢 の 血傔 から 引匂 き 離掤 していた。<br />

ウェスレーと 彼 の 仲傫 間 は、 真卢 の 宗儲 教卝 は 心升 に 根捏 ざすものであって、 神卡 の 律傢 法 は、 言匟 葉挺 や<br />

行 為 と 同 様捞 に 思卩 想挹 にまで 及 ぶものであることを 悟縖 った。 外勭 部 の 行 状叔 が 正匁 しいのと 同 様捞 に、<br />

心升 の 聖脩 潔昔 の 必厧 要勥 を 確卾 信勼 して 新 しい 生 活卹 に 入 ろうと 熱 心升 に 努 めた。 彼 らは、 非 常拤 な 努 力 と 祈绗<br />

りによって、 生 来勵 の 心升 の 悪捰 を 抑 制勧 しようとした。 彼 らは、 自 己偻 犠腻 牲繉 、 愛 、 謙旎 そんの 生 活卹 を<br />

送拡 り、 彼 らが 何挬 よりも 望捬 んだもの——すなわち、 神卡 の 恵 みを 受匃 けることができる 聖脩 潔昔 ——<br />

に 到肑 達挾 するために 役叓 立 つことはどんなことでも、 非 常拤 な 厳 格卺 さと 正匁 確卾 さをもって 実 行 した。<br />

しかし、 彼 らは、 求卍 めたものを 得千 ることはできなかった。 罪 の 宣傪 告卪 や 罪 の 力 から 自 由厩 にな<br />

ろうとする 彼 らの 努 力 はむなしかった。これは、ルターが、エルフルトの 小 部 屋厡 で 経 験挧 し<br />

たのと 同 じ 悩肘 みであった。「 人 はどうして 神卡 の 前 に 正匁 しくありえようか」という、 彼 の 魂<br />

を 悩肘 ましたのと 同 じ 問勬 題匑 であった[ヨブ 9:。<br />

プロテスタント 主勢 義拣 の 祭脫 壇绵 の 上 で、 今 にも 消拔 えそうになっていた 神卡 の 真卢 理 の 火 は、 各厰<br />

時 代 を 通 じてボヘミアのキリスト 者 たちによって 伝捱 えられてきた 古挃 いたいまつによって、<br />

再卭 び 点勷 じられることになった。 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 後 、ボヘミアのプロテスタント 主勢 義拣 は、ローマ<br />

の 軍拚 勢厕 によってふみにじられた。 真卢 理 を 放择 棄 することを 拒兘 んだ 者 は、みな 逃偹 亡 しなければ<br />

ならなかった。ある 者 はザクセンに 避 難挚 所勰 を 見 いだし、そこで 昔繕 ながらの 信勼 仰纝 を 保 った。<br />

ウェスレーと 彼 の 仲傫 間 が 光捄 を 受匃 けたのは、これらのキリスト 者 たちの 子 孫繜 からであっ<br />

た。<br />

ジョン・ウェスレーとチャールズ・ウェスレーは、 牧肧 師 の 按 手 礼脊 を 受匃 けたあとで、 米<br />

国 の 伝捱 道匠 に 遣傛 わされた。 同 じ 船掯 に、モラビア 人 の 一 団卄 が 乗拳 っていた。 途 中 、 激 しい 暴偷 風掵 雨僟<br />

に 出 会 い、ジョン・ウェスレーは 死拎 に 直卟 面卥 して、まだ 自 分 が 神卡 との 平匊 和匄 の 確卾 証卨 を 持匛 ってい<br />

ないのを 感厤 じた。ところが、このドイツ 人 たちは、 彼 が 味控 わっていない 平匊 静 さと 信勼 頼 をあ<br />

らわしていた。<br />

彼 は、 次卙 のように 言匟 っている。「わたしは、ずっと 以匆 前 から、 彼 らの 非 常拤 にまじめな<br />

態拟 度 に 気勴 づいていた。 彼 らは、 英捼 国 人 がしようともしない 卑赐 しい 仕捸 事 を 他 の 船掯 客推 のために<br />

行 って、 彼 らの 謙旎 そんを 常拤 に 実 証卨 した。 彼 らは、これに 対 する 報匔 酬脿 を 望捬 まず、また 受匃 けよ<br />

うともせず、これは 自 分 たちの 高 慢纁 な 心升 に 益捍 であり、 自 分 たちの 愛 する 救 い 主勢 は、 自 分 た<br />

ちのためにもっと 多匭 くのことをされた、と 言匟 った。そして 毎傭 日 、 彼 らは、どんな 害县 を 受匃 け<br />

ても 動 ぜず、 柔肛 和匄 であった。もし、 押 されたり、 打占 たれたり、 投匐 げ 倒 されたりしても、 立<br />

ち 上 がって 行 ってしまう。 彼 らはつぶやいたりはしなかった。<br />

ところで 今 、 彼 らが、 誇縷 りや 怒腹 りやふくしゅうの 念挡 と 同 様捞 に、 恐傁 怖繍 からも 救 われてい<br />

るかどうかを 試去 す 時 がやってきた。 彼 らの 礼脊 拝旟 は 詩纛 篇 で 始卿 まったのであるが、その 詩纛 篇 を<br />

167


読傊 んでいる 最勞 中 に、 海匈 が 大 荒僚 れになり、 主勢 帆 をずたずたに 引匂 き 裂脧 き、 水匍 は 船掯 におおいかぶ<br />

さって、まるで 大 海匈 がわれわれを 飲儍 んでしまったかのように、 甲傳 板偺 の 間 に 流及 れ 込匸 んだ。 英捼<br />

国 人 の 間 からは 恐傁 ろしい 叫经 び 声拨 が 起招 こった。ドイツ 人 たちは 静 かに 歌 い 続勸 けていた。わた<br />

しは 後 で、 彼 らの 1 人 に、『 恐傁 ろしくなかったですか』と 聞挈 いた。 彼 は、『 神卡 様捞 のおかげ<br />

で、 少厮 しも』と 答掬 えた。わたしは、『でも 婦偫 人 や 子 供挿 たちは 恐傁 ろしくなかったですか』と<br />

聞挈 いた。 彼 は 穏昳 やかに 答掬 えた。『いいえ、 私捔 たちの 婦偫 人 や 子 供挿 たちは、 死拎 ぬことを 恐傁 れて<br />

はいません』。」 10<br />

サバナに 到肑 着挄 しても、ウェスレーはしばらくの 間 モラビア 人 といっしょに 住卫 んだ。そ<br />

して、 彼 らのキリスト 者 的 な 行 状叔 に 強勮 く 心升 を 打占 たれた。 英捼 国 の 教卝 会 の 無叄 気勴 力 な 形捊 式厚 主勢 義拣 と<br />

は 対 照儠 的 な、 彼 らの 礼脊 拝旟 について、 彼 は 次卙 のように 書危 いた。「その 全 体 の 非 常拤 な 厳 粛施 さ<br />

と 単 純儻 さとは、わたしに 1700 年 の 隔绔 たりを 忘脨 れさせ、 形捊 式厚 も 儀腝 礼脊 もない、あの 天拦 幕 作单 り<br />

のパウロや 漁儰 師 のペテロの 司 会 する 集厦 会 にいるかのような 感厤 を 与拜 えた。しかも、そこに 霊绳<br />

と 力 のあらわれがあった。」 11 ウェスレーは、 英捼 国 に 帰 ってきて、モラビア 人 の 説拿 教卝 者 の<br />

指匦 導拗 のもとに、 聖脩 書危 の 信勼 仰纝 をはっきりと 理 解卆 することができた。 彼 は、 救 いを 得千 るために<br />

自 分 自 身拴 の 行 為 に 頼 ることを 全 く 捨腇 てて、「 世匒 の 罪 を 取勚 り 除揄 く 神卡 の 小 羊旴 」に 全 的 に 信勼 頼 し<br />

なければならないことを 悟縖 った。<br />

ロンドンのモラビア 人 の 集厦 会 で、 神卡 の 霊绳 が 信勼 じる 者 の 心升 に 起招 こす 変厭 化 について 述掃 べた<br />

ルターの 言匟 葉挺 が 読傊 まれた。これを 聞挈 いて、ウェスレーの 心升 に 信勼 仰纝 の 火 が 点勷 じられた。「わ<br />

たしは、 自 分 の 心升 が 不勘 思卩 議 に 温偣 まるのを 感厤 じた。わたしは、 救 われるためにキリストに、<br />

ただキリストに 頼 る 自 分 を 感厤 じた。そして、キリストが、わたしの 罪 、わたしの 罪 さえ 取勚<br />

り 去掇 って、わたしを 罪 と 死拎 との 法 則 から 救 ってくださった、という 確卾 証卨 が 与拜 えられた」と<br />

彼 は 言匟 っている。 12<br />

長 年 にわたる 重匤 苦 しく 慰縺 安勣 のない 苦 闘 —— 苛趑 酷昰 な 自 制勧 、 自 己偻 譴 責掅 、へりくだり——に<br />

よって、ウェスレーは、 神卡 を 求卍 めるという 1 つの 目 的 をひたすら 追挵 求卍 してきた。そして 今 、<br />

彼 は、 神卡 を 見 いだした。 彼 は、 自 分 が 祈绗 祷 や 断友 食挱 や 施厇 しや 自 己偻 否 定 によって 得千 ようとして<br />

きた 恵 みは、「 金 を 出 さずに、ただで」 与拜 えられる 賜 物匵 であることを 知半 ったのである。<br />

ひとたびキリストを 信勼 じる 信勼 仰纝 に 堅儕 く 立 つと、 彼 の 心升 は、 神卡 から 価卒 なくして 与拜 えられ<br />

る 恵 みという 輝脮 かしい 福厹 音 を、あまねく 人 々に 伝捱 えたいという 願傿 いに 燃 えた。「わたしは<br />

全 世匒 界化 をわたしの 教卝 区厅 とみなす。そしてわたしは、 世匒 界化 のどこにいようと、 喜 んで 耳脥 を 傾傧<br />

けるすべての 者 に 救 いの 福厹 音 を 宣傪 べ 伝捱 えることを、わたしの 当勠 然掍 なすべき 正匁 当勠 な 義拣 務勲 と 考卛<br />

える」と 彼 は 言匟 った。 13<br />

彼 は、 相 変厭 わらず、 厳 格卺 な 克胨 己偻 の 生 活卹 を 続勸 けた。しかし、 今 それは、 信勼 仰纝 の 根捏 拠 では<br />

なくて、 結医 果卵 であり、 聖脩 潔昔 の 根捏 ではなくて、 実 であった。キリストによって 与拜 えられる 神卡<br />

168


の 恵 みは、キリスト 者 の 希傩 望捬 の 基匼 礎脔 であり、この 恵 みは、 服傕 従 となって 現勶 れる。ウェスレ<br />

ーの 生 涯昗 は、 彼 が 受匃 けた 大 真卢 理 ——キリストの 贖 罪 の 血傔 を 信勼 じる 信勼 仰纝 による 義拣 認卉 、 人 の 心升<br />

を 変厭 える 聖脩 霊绳 の 改匳 変厭 力 、そして、キリストの 模掌 範儤 と 一 致 した 生 活卹 となって 実 を 結医 ぶこと—<br />

—の 宣傪 教卝 のためにささげられた。<br />

ホイットフィールドとウェスレー 兄胆 弟胱 は、 自 分 自 身拴 の 望捬 みのない 失拽 われた 状叔 態拟 につい<br />

て、 長 い 間 深捫 刻傋 に 自 覚 してきたことによって、 彼 らの 働掴 きの 準厜 備厵 ができていた。また 彼 ら<br />

は、 大 学 時 代 にも、 牧肧 会 に 入 った 時 にも、 軽 べつやちょう 笑傷 や 迫 害县 といった、 激 しい 試去 練<br />

を 受匃 けていたので、キリストのよき 兵掝 卒克 として 困傮 難挚 に 耐脾 えることができた。 彼 らと、 彼 ら<br />

に 共厗 鳴胯 した 少厮 数包 の 人 々とは、 不勘 信勼 心升 な 学 生 仲傫 間 から、 軽 べつ 的 に「メソジスト」と 呼 ばれ<br />

た。しかし、この 名匷 称胃 は、 現勶 在厪 、 英捼 国 とアメリカの 最勞 大 の 教卝 派挩 の 1 つの 名匷 称胃 となって、 名匷<br />

誉縃 あるものとなっている。<br />

彼 らは、 英捼 国 国 教卝 会 の 会 員 として、 教卝 会 の 礼脊 拝旟 形捊 式厚 に 強勮 い 愛 着挄 を 感厤 じていたが、 主勢 は、<br />

聖脩 書危 によって 彼 らにさらに 高 い 標 準厜 を 示単 された。 聖脩 霊绳 は 彼 らに、キリストと 彼 の 十厝 字捐 架繳 を<br />

宣傪 教卝 することを 迫 った。 至儖 高 者 の 力 が 彼 らの 運卞 動 に 伴僀 った。 幾继 千収 の 者 が 罪 を 認卉 め、 真卢 に 悔繛<br />

い 改匳 めた。これらの 羊旴 を、 貪 欲僼 なおおかみから 守捿 らなければならなかった。ウェスレーは、<br />

新 しい 教卝 派挩 をつくろうという 考卛 えはなかったが、いわゆるメソジスト 会 のもとに 人 々を 組匢<br />

織掼 した。<br />

これらの 説拿 教卝 者 たちは、 国 教卝 会 から 理 解卆 に 苦 しむほどの 激 しい 迫 害县 を 受匃 けた。しかし<br />

神卡 は、 教卝 会 それ 自 体 の 内 部 に 改匳 革挙 が 起招 こるように、 事 態拟 を 導拗 いておられたのであった。も<br />

しこれが、 全 く 外勭 部 からのものであれば、 最勞 も 必厧 要勥 なところまで 浸绢 透儧 しなかったことであ<br />

ろう。しかし、リバイバル[ 信勼 仰纝 復挴 興掰 ]の 説拿 教卝 者 が 教卝 会 内 の 人 で、 機務 会 あるごとに 教卝 会 内 に<br />

おいて 活卹 動 したので、 真卢 理 は、さもなければ 閉僔 じられたままのところにも、 入 っていくこ<br />

とができた。 聖脩 職厯 者 のあるも のは、 自 分 たちの 道匠 徳 的 無叄 感厤 覚 にめざめて、それぞれの 教卝<br />

区厅 で 熱 心升 に 宣傪 教卝 するようになった。 形捊 式厚 主勢 義拣 によってマヒしていた 教卝 会 が、 生 きかえった<br />

のである。<br />

教卝 会 歴偡 史 の 各厰 時 代 におけると 同 様捞 に、ウェスレーの 時 代 にも、 異 なった 賜 物匵 を 与拜 えら<br />

れた 人 々が、それぞれに 定 められた 任厃 務勲 を 果卵 たした。 彼 らは、 教卝 義拣 のすべての 点勷 におい<br />

て 一 致 しているわけではなかったが、すべての 者 は 聖脩 霊绳 に 動 かされており、 魂 をキリスト<br />

に 導拗 くという 大 目 的 において 一 致 していた。ホイットフィールドとウェスレー 兄胆 弟胱 は、あ<br />

る 時 、 見 解卆 の 相 違挆 から 仲傫 違挆 いが 起招 こりそうになった。しかし 彼 らは、キリストの 学 校厛 で 柔肛<br />

和匄 を 学 んでいたので、お 互僆 いに 忍旖 耐脾 と 愛 をもって 和匄 解卆 した。 至儖 る 所勰 に 誤儶 りと 悪捰 が 満掫 ち、 罪<br />

人 が 滅脛 びに 沈腉 んでいる 時 に、 争拫 っている 暇昜 はなかった。<br />

169


神卡 のしもべたちは、 困傮 難挚 な 道匠 を 歩 いた。 有卻 力 者 や 学 者 たちは、その 力 を 振捽 って 彼 らに<br />

反卬 対 した。しばらくして、 聖脩 職厯 者 の 多匭 くは、 彼 らに 断友 固 たる 敵育 意勪 をあらわし、 純儻 粋暋 な 信勼 仰纝<br />

とその 宣傪 言匟 者 とに 対 して、 教卝 会 の 扉晲 はふたたび 閉僔 じられた。 彼 らに 対 する 聖脩 職厯 者 たちの 説拿<br />

教卝 壇绵 からの 非 難挚 は、 人 々の 間 に 暗肨 黒 と 無叄 知半 と 不勘 法 を 引匂 き 起招 こすものであった。ジョン・ウ<br />

ェスレーは、 何挬 度 となく 神卡 の 憐穳 れみ 深捫 い 奇纟 跡僡 によって 死拎 を 免僧 れた。 群儈 衆 が 彼 に 対 して 激 し<br />

く 怒腹 って、もはや 逃偹 げられないように 思卩 われた 時 、 人 間 の 姿掋 をした 天拦 使却 が 彼 のそばに 来勵 て、<br />

群儈 衆 が 後 退挖 したすきに、キリストのしもべは 危捦 険叁 な 場 所勰 から 安勣 全 なところに 行 くことがで<br />

きた。<br />

このようにして 激 怒腹 した 群儈 衆 から 救 い 出 されたのであるが、そうした 経 験挧 の 1 つにつ<br />

いて、ウェスレーは 次卙 のように 語指 っている。「われわれが 町 へ 向匇 かって、すべりやすい 道匠<br />

を 下 っていた 時 、 多匭 くの 者 がわたしを 倒 そうとした。もし 1 度 倒 れたならば、それきり 起招<br />

き 上 がれなかったことだろうと 思卩 う。しかしわたしは 1 度 も 転厷 ばず、すべりもせずに、 彼<br />

らの 手 から 完 全 に 逃偹 れた。…… 多匭 くの 者 がわたしのえりや 服傕 をつかんで 引匂 き 倒 そうとした<br />

が、 彼 らは、しっかりつかむことができなかった。ただ 1 人 、わたしのチョッキのポケッ<br />

トのたれぶたをつかんだが、それはすぐにちぎれてしまった。もう 一 方 の、 銀勨 行 の 小 切卲 手<br />

の 入 っていたポケットのたれぶたもちぎれて、 半博 分 だけ 残拑 った。……わたしのすぐ 後 ろに<br />

いた 頑繷 丈脭 な 男卂 は、わたしを 大 きな 樫昭 の 棒縊 で 数包 回 なぐった。もしも 彼 が、それでわたしの 後<br />

頭挓 部 を 1 度 なぐったならば、もうわたしは、それでおしまいだったであろう。しかし、そ<br />

のたびに、 棒縊 はわきにそれた。どんなふうにかは 知半 らない。なぜならわたしは、 右 にも 左<br />

にも 動 くことができなかったのだから。……また、もう 1 人 の 男卂 が 群儈 衆 をかきわけて 近卐 づ<br />

き、 手 を 上 げていきなり 打占 ち 下 ろしたが、わたしの 頭挓 をなでただけであった。<br />

『なんて 柔肛 らかい 髪绀 をしてるんだ!』と 彼 は 言匟 った。……1 番挤 最勞 初匘 に 悔繛 い 改匳 めたのは、<br />

町 の 英捼 雄接 たち、どんな 時 にでも 野 次卙 馬捣 たちの 先匪 頭挓 に 立 つ 男卂 たちで、その 中 の 1 人 は、 娯 楽掱<br />

場 の 拳 闘 選 手 だった 男卂 であった。…… 神卡 は、なんと 穏昳 やかにわれわれを 導拗 いて、み 心升 を 行<br />

わせられることであろう。2 年 前 に 1 個持 のれんががわたしの 肩胥 をかすめた。その 1 年 後 に<br />

は、 石厈 がわたしの 両厥 眼繿 の 間 に 当勠 たった。 先匪 月 は 1 回 なぐられ、 今 夜 は 町 に 入 る 前 に 1 回<br />

と 町 を 出 てから 1 回 、 計匧 2 回 なぐられた。しかし、2 回 ともなんともなかった。1 人 はわ<br />

たしの 胸胬 を 力 いっぱい 打占 ち、もう 1 人 は、 血傔 が 吹胈 き 出 るほどの 勢厕 いでわたしの 口卶 を 打占 った<br />

のだが、わたしは、どちらの 場 合 も、わらがさわったほどの 痛僎 みも 感厤 じなかった。」 14<br />

こうした 初匘 期勡 のメソジストは、 説拿 教卝 者 も 一 般 信勼 徒傣 も、 国 教卝 会 の 会 員 と 彼 らの 偽兖 りの 言匟<br />

葉挺 によって 興掰 奮绝 した 一 般 の 不勘 信勼 心升 な 人 々から、ちょう 笑傷 と 迫 害县 を 受匃 けた。 彼 らは 裁拍 判匯 所勰 に<br />

引匂 き 出 された。しかし、 正匁 義拣 の 法 廷腾 とは 名匷 ばかりで、 当勠 時 、 法 廷腾 で 正匁 しい 裁拍 判匯 はまれであ<br />

った。 彼 らはしばしば、 迫 害县 者 たちの 暴偷 行 を 受匃 けた。 暴偷 徒傣 が 家匝 々を 襲脁 って、 家匝 財拉 道匠 具 を 破挐<br />

壊傓 し、 手 当勠 たりしだいに 略傎 奪傤 し、 男卂 や 女匩 や 子 供挿 たちを 残拑 酷昰 に 扱僻 った。またある 時 には、メ<br />

170


ソジストの 家匝 の 破挐 壊傓 と 略傎 奪傤 を 手 伝捱 いたい 者 は、どこそこにいつ 集厦 まれという 公勗 の 掲傲 示単<br />

が はられた。このような、 人 間 の 律傢 法 と 神卡 の 律傢 法 に 対 する 明 らかな 違挆 反卬 が、なんのとが<br />

めもなく 許 されていた。 組匢 織掼 的 な 迫 害县 が、この 人 々に 加匎 えられたのであるが、 彼 らの 唯繴 一<br />

の 罪 状叔 は、 罪 人 の 足拒 を 滅脛 亡 の 道匠 から 聖脩 潔昔 の 道匠 へ 向匇 けようとすることであった。<br />

ジョン・ウェスレーは、 彼 自 身拴 と 彼 の 仲傫 間 とに 対 する 非 難挚 について、 次卙 のように 言匟 っ<br />

ている。「ある 人 々はこう 言匟 う。この 人 々の 教卝 義拣 は 偽兖 りで、 誤儶 っていて、 狂旆 信勼 的 である。<br />

新 しいもので 最勞 近卐 まで 聞挈 いたこともないものである。クエーカー 的 、 狂旆 信勼 的 、 法 王掣 教卝 的 で<br />

ある。しかし、こうした 主勢 張挗 は、 全 く 根捏 拠 のないもので、この 教卝 義拣 のどの 部 分 も、われわ<br />

れの 教卝 会 によって 説拿 き 明 かされた、 聖脩 書危 の 明 白换 な 教卝 義拣 なのである。それだから、 聖脩 書危 が 真卢<br />

実 であるならば、これも 偽兖 りでも 誤儶 りでもあり 得千 ない。」<br />

「 他 の 者 は、『 彼 らの 教卝 義拣 は、 厳 格卺 すぎる。 彼 らは 天拦 国 への 道匠 を 狭腷 くしすぎる』と 言匟<br />

った。 実 は、これが、そもそも 最勞 初匘 からの 反卬 対 理 由厩 であって[しばらくの 間 、これがほと<br />

んど 唯繴 一 の 反卬 対 理 由厩 だったのだが]、いろいろな 形捊 で 現勶 れる 多匭 くの 反卬 対 の 根捏 底 にひそんで<br />

いる。しかしわれわれは、 主勢 や 使却 徒傣 たちよりも 天拦 国 の 道匠 を 狭腷 くしているであろうか。われ<br />

われの 教卝 義拣 は、 聖脩 書危 の 教卝 義拣 よりも 厳 格卺 であろうか。ほんの 2、3 のはっきりした 聖脩 句繯 を 考卛<br />

えてみたい。『 心升 をつくし、 精 神卡 をつくし、 力 をつくし、 思卩 いをつくして、 主勢 なるあなた<br />

の 神卡 を 愛 せよ。』『 審拥 判匯 の 日 には、 人 はその 語指 る 無叄 益捍 な 言匟 葉挺 に 対 して、 言匟 い 開 きをしなけ<br />

ればならないであろう。』『だから、 飲儍 むにも 食挱 べるにも、また 何挬 事 をするにも、すべて<br />

神卡 の 栄 光捄 のためにすべきである。』<br />

もしわれわれの 教卝 義拣 が、これよりも 厳 格卺 であれば、われわれにその 責掅 任厃 がある。しか<br />

し、そうでないことはあなたがたがその 良拖 心升 において、よくごぞんじである。そして、 一<br />

点勷 においても 厳 格卺 さを 欠 きながら、 神卡 の 言匟 葉挺 を 汚儢 さないでおられるものがあろうか。 神卡 の<br />

奥傱 義拣 の 管拻 理 者 が、その 神卡 聖脩 な 委卑 託 をいくらかでも 変厭 えるならば、 彼 を 忠儮 実 なしもべという<br />

ことができようか。いや、 管拻 理 者 は、 何挬 1 つ 減匬 らしても、 和匄 らげてもならない。 彼 は、す<br />

べての 人 に 向匇 かって、『わたしは、あなたの 好捆 みに 合 わせて 聖脩 書危 を 下 げることはできない。<br />

あなたがそこまで 上 って 来勵 なければならない。さもなければ、 永 遠 の 滅脛 びである』と 言匟 わ<br />

なければならない。よく『 彼 らには 愛 がない』という 叫经 びがきかれるが、それは 実 はこう<br />

したことに 基匼 づいている。いったい、われわれには 愛 がないのだろうか。どの 点勷 において<br />

であろうか。われわれは、 飢 えた 者 に 食挱 べさせず、 裸 の 者 に 着挄 せないのであろうか。『い<br />

や、そうではない。 彼 らはこの 点勷 では 欠 けてはいない。しかし、 彼 らは、 人 を 裁拍 くことに<br />

おいて 愛 がない。 彼 らは、 自 分 たちのようにしなければ 救 われないと 考卛 えている』[と 反卬<br />

対 者 たちは 言匟 うのだ]。」 15<br />

ウェスレーの 時 代 の 直卟 前 に、 英捼 国 に 起招 こった 霊绳 的 衰斠 退挖 は、 律傢 法 廃 棄 論厱 の 教卝 えの 結医 果卵 で<br />

あった。キリストは 道匠 徳 律傢 を 廃 棄 されたのであるから、キリスト 者 はそれを 守捿 る 必厧 要勥 がな<br />

171


い、また、 信勼 者 は「 善 行 のくびき」から 解卆 放择 されている、と 多匭 くの 者 は 主勢 張挗 した。また 他<br />

の 者 は、 律傢 法 の 永 続勸 性勯 を 認卉 めながらも、 牧肧 師 が 人 々にその 戒儦 めに 従 うよう 勧僊 めることは 無叄<br />

用 であると 言匟 った。なぜならば、 神卡 が 救 いに 選 ばれた 人 々は、「 抵脏 抗 できない 神卡 の 恵 みの<br />

衝胓 動 にかられて、 敬肭 虔 と 徳 の 実 行 へと 導拗 かれる」し、 他 方 、 永 遠 の 滅脛 びの 運卞 命挻 にある 者 は、<br />

「 神卡 の 律傢 法 に 従 う 力 を 持匛 っていない」からである、というのであった。<br />

そのほかにも、「 選 ばれた 者 は、 恵 みを 失拽 い、 神卡 の 愛 顧僖 を 失拽 うことはあり 得千 ない」と<br />

主勢 張挗 し、「 彼 らが 犯 す 悪捰 行 は、 真卢 に 悪捰 いものではなく、 神卡 の 律傢 法 を 犯 すものと 考卛 えるべき<br />

ではない。したがって、 彼 らの 罪 を 告卪 白换 することも、 悔繛 い 改匳 めによって 罪 から 離掤 れること<br />

も、 必厧 要勥 ではない」というさらに 恐傁 るべき 結医 論厱 に 到肑 達挾 する 者 たちもいた。 16 それゆえに、<br />

もしも 選 ばれた 者 の 1 人 の 罪 であれば、どんなに 恐傁 ろしい 罪 で「 一 般 に 神卡 の 律傢 法 のはなは<br />

だしい 違挆 反卬 であると 思卩 われているものでも、 神卡 の 前 に 罪 ではない。なぜならば、 神卡 のみ 心升<br />

を 痛僎 めたり、 律傢 法 によって 禁 じられていたりするようなことは、 何挬 1 つすることができな<br />

いというのが 選 ばれた 者 の 本 質拾 的 な、そして 顕昝 著兆 な 特厣 徴僦 の 1 つだからである」と 彼 らは<br />

断友 言匟 するのであった。<br />

このように 恐傁 ろしい 教卝 義拣 は、 後 世匒 の 人 気勴 のある 教卝 育挞 家匝 や 神卡 学 者 たちの 教卝 えと、 本 質拾 的<br />

に 同 じである。すなわち、 義拣 の 標 準厜 としての 不勘 変厭 の 神卡 の 律傢 法 はない。 道匠 徳 の 標 準厜 は、 社 会<br />

自 体 が 示単 すものであって、 常拤 に 変厭 化 するものである、と 彼 らは 言匟 うのである。こうした 考卛<br />

えは、みな、 同 じサタンの 精 神卡 の 影挼 響捳 によるもので、 彼 は、 罪 のない 天拦 の 住卫 民 たちの 間 に<br />

いた 時 でさえ、 神卡 の 律傢 法 の 正匁 当勠 な 抑 制勧 を 破挐 ろうとしたのである。<br />

人 間 の 品厍 性勯 を 動 かすことができぬように 決 めたという 神卡 の 定 めの 教卝 義拣 は、 多匭 くの 者 に、<br />

神卡 の 律傢 法 を 事 実 上 拒兘 否 させるに 至儖 った。ウェスレーは、この 律傢 法 廃 棄 論厱 者 たちの 誤儶 りに 断友<br />

固 として 反卬 対 し、 律傢 法 廃 棄 論厱 に 至儖 らせるこの 教卝 義拣 は、 聖脩 書危 に 反卬 するものであることを 示単 し<br />

た。「すべての 人 を 救 う 神卡 の 恵 みが 現勶 れた。」「これは、わたしたちの 救 主勢 である 神卡 のみ<br />

まえに 良拖 いことであり、また、みこころにかなうことである。 神卡 は、すべての 人 が 救 われ<br />

て、 真卢 理 を 悟縖 るに 至儖 ることを 望捬 んでおられる。 神卡 は 唯繴 一 であり、 神卡 と 人 との 間 の 仲傫 保 者 も<br />

ただひとりであって、それは 人 なるキリスト・イエスである。 彼 は、すべての 人 のあがな<br />

いとしてご 自 身拴 をささげられた」[テトス 2:11、Ⅰテモテ 2:3~。すべての 人 が 救 いの<br />

道匠 を 悟縖 ることができるように、 神卡 の 霊绳 が 豊掿 かに 与拜 えられている。こうして「まことの 光捄 」<br />

であられるキリストは、「すべての 人 を 照儠 」らされる[ヨハネ 1:。 人 は、 生 命挻 の 賜 物匵 を<br />

故採 意勪 に 拒兘 否 することによって、 救 いを 受匃 け 損措 じるのである。<br />

キリストの 死拎 によって 十厝 戒儦 は 礼脊 典胟 律傢 と 共厗 に 廃 された、という 主勢 張挗 に 答掬 えて、ウェスレ<br />

ーは 言匟 った。「 十厝 戒儦 に 含捋 まれ、 預 言匟 者 が 強勮 調 した 道匠 徳 律傢 を、 主勢 は 廃 されなかった。 彼 が 来勵<br />

られたのは、そのどれをも 廃 止厙 するためではなかった。これは、 廃 することができない 律傢<br />

法 で、『 天拦 の 証卨 人 として 堅儕 く 立 つ』ものである。……これは、 世匒 のはじめから、『 石厈 の 板偺<br />

172


にではなく』すべての 人 の 心升 に、 創傦 造挝 主勢 の 手 によって 造挝 られた 時 に 書危 かれた。しかし、ひ<br />

とたび 神卡 の 指匦 によって 書危 かれた 文卽 字捐 は、 今 は 罪 のために 大 部 分 損措 なわれてはいるが、 善 悪捰<br />

に 関 する 良拖 心升 があるかぎり、 文卽 字捐 を 全 部 消拔 し 去掇 ることはできない。この 律傢 法 のすべての 部<br />

分 は、 各厰 時 代 のすべての 人 類 が 守捿 るべきものとして 存掑 続勸 すべきものであって、 時 や 場 所勰 や<br />

環挳 境挌 などによって 左 右 されるものではなく、 神卡 のご 性勯 質拾 と 人 間 の 性勯 質拾 及 びその 相 互僆 間 の 不勘<br />

変厭 の 関 係厂 によっているのである。<br />

『 廃 するためではなく、 成勱 就 するためにきた』……このところの 意勪 味控 は[その 前 後 の 関<br />

係厂 から 見 て]、 疑卧 いもなく、 次卙 のような 意勪 味控 である。わたしは、 人 々のあらゆる 曲儞 解卆 にも<br />

かかわらず、それを 完 全 に 成勱 就 するために 来勵 た。その 不勘 明 また 不勘 明 瞭 な 点勷 は、なんであれ<br />

完 全 に 明 らかにするために 来勵 たのである。その 各厰 部 分 の 真卢 の 完 全 な 意勪 味控 を 宣傪 言匟 するために、<br />

そこに 含捋 まれているすべての 戒儦 めの 長 さと 広南 さ、すなわちその 全 範儤 囲 、そして、そのあら<br />

ゆる 分 野 における 高 さと 深捫 さ、すなわち 人 間 の 思卩 いも 及 ぼぬ 純儻 潔昔 と 霊绳 性勯 を 示単 すために、わ<br />

たしはきたのである。」 17<br />

ウェスレーは、 律傢 法 と 福厹 音 の 完 全 な 一 致 について、 次卙 のように 言匟 っている。「それゆ<br />

えに、 律傢 法 と 福厹 音 の 間 には 深捫 い 関 係厂 がある。 一 方 において 律傢 法 は、たえずわれわれを 福厹 音<br />

へ 導拗 き、われわれに 福厹 音 を 指匦 し 示単 す。また、 他 方 において、 福厹 音 はわれわれを 導拗 いて、も<br />

っと 正匁 しく 律傢 法 を 成勱 就 させようとする。たとえば 律傢 法 は、 神卡 を 愛 し 隣胐 人 を 愛 し、 柔肛 和匄 で 謙旎<br />

そんで 聖脩 潔昔 であるようにと、われわれに 要勥 求卍 する。われわれは、こうしたことにおいて、<br />

不勘 十厝 分 であることを 感厤 じる。たしかに、『 人 にはそれはできない。』しかし、その 愛 をわ<br />

れわれに 与拜 え、われわれを 謙旎 そん、 柔肛 和匄 、 聖脩 潔昔 にするという 神卡 の 約 束僓 を 見 る。われわれは、<br />

この 福厹 音 、この 喜 ばしいおとずれをつかむ。それは、われわれの 信勼 仰纝 に 従 って 行 われるの<br />

である。そして、イエス・キリストを 信勼 じる 信勼 仰纝 によって、『 律傢 法 の 要勥 求卍 が……わたした<br />

ちにおいて、 満掫 たされる』のである。」<br />

またウェスレーは、こう 言匟 った。「キリストの 福厹 音 の 最勞 大 の 敵育 の 中 には、 公勗 然掍 とあか<br />

らさまに、『 律傢 法 をさばき』『 律傢 法 をそしる』 人 々があり、また、 律傢 法 の 中 の 1 つ[ 最勞 大<br />

のものであれ 最勞 小 のものであれ]というのではなく、すべての 戒儦 めを、 一 撃掐 のもとに 破挐 壊傓<br />

する[ 廃 止厙 する、 解卆 消拔 する、その 義拣 務勲 を 解卆 く]ことを 人 々に 教卝 える 者 がある。……この 強勮 力<br />

な 欺繏 瞞 に 伴僀 う 状叔 態拟 で 最勞 も 驚脚 くべきことは、それに 没纹 頭挓 している 人 々が、キリストの 律傢 法 を<br />

くつがえすことによって、キリストをあがめていると 信勼 じ、 彼 の 教卝 義拣 を 廃 しながら、 彼 の<br />

務勲 めを 大 いならしめていると 信勼 じこんでいることである。 実 に 彼 らは、ちょうどユダが、<br />

『「 先匪 生 、いかがですか」と 言匟 って、イエスに 接捴 吻穊 した』ようにして、 主勢 をあがめている<br />

のだ。<br />

キリストは、このような 人 々に 対 して、 同 じく『あなたは 接捴 吻穊 をもって 人 の 子 を 裏傈 切卲<br />

るのか』と 言匟 われることであろう。 彼 の 血傔 について 語指 りながら、 彼 の 冠縍 を 取勚 り 去掇 り、 福厹 音<br />

173


の 進勺 展捯 という 名匷 目 のもとに、 彼 の 律傢 法 のどの 部 分 であれ 軽 々しく 廃 することは、 接捴 吻穊 をも<br />

って 彼 を 裏傈 切卲 ることにほかならない。 直卟 接捴 であれ 間 接捴 であれ、 服傕 従 のなんらかの 部 分 を 廃<br />

するというやり 方 で 信勼 仰纝 を 説拿 こうとする 者 、また、 神卡 の 戒儦 めのどんなに 小 さいものでも、<br />

それを 取勚 り 消拔 したり、または 少厮 しでも 弱傽 めたりして、キリストを 宣傪 べ 伝捱 える 者 は、この 非<br />

難挚 を 免僧 れることはできない。」 18<br />

「 福厹 音 を 宣傪 べ 伝捱 えれば、 律傢 法 の 目 的 はみな 達挾 せられる」と 主勢 張挗 する 人 々に、ウェスレ<br />

ーは 答掬 えた。「この 事 をわれわれは、 全 く 否 定 する。それは、 律傢 法 の 第匌 一 の 目 的 、すなわ<br />

ち、 人 々に 罪 を 自 覚 させること、まだ 黄腓 泉 [よみ]の 淵绶 で 眠縔 っている 者 を 覚 醒禊 させるという<br />

ことを 果卵 たしていない。」 使却 徒傣 パウロは、「 律傢 法 によっては、 罪 の 自 覚 が 生 じる」と 宣傪 言匟<br />

している。「 人 間 は、 罪 を 自 覚 しないかぎり、キリストの 贖 罪 の 血傔 の 必厧 要勥 をほんとうには<br />

感厤 じない。……われわれの 主勢 ご 自 身拴 も、『 丈脭 夫挕 な 人 には 医挨 者 はいらない。いるのは 病挶 人 で<br />

ある』と 言匟 われた。それゆえに、 丈脭 夫挕 な 者 、または、 少厮 なくとも 自 分 は 丈脭 夫挕 であると 思卩 っ<br />

ている 者 に、 医挨 者 を 与拜 えても 意勪 味控 がないのである。まず、 彼 らが 病挶 人 であることを 自 覚 さ<br />

せなければならない。さもないと、 彼 らは、あなたがたの 労排 力 に 感厤 謝儑 しないであろう。こ<br />

れと 同 様捞 に 心升 が 丈脭 夫挕 で、まだ 砕 かれたことのない 者 に、キリストを 示単 すことも、 意勪 味控 のな<br />

いことである。」 19<br />

こうしてウェスレーは、 神卡 の 恵 みの 福厹 音 を 宣傪 べ 伝捱 えるとともに、 彼 の 主勢 と 同 様捞 に、<br />

「その 教卝 え[ 律傢 法 ]を 大 いなるものとし、かつ 光捄 栄 あるものとすることを」 努 めた。 彼 は、<br />

神卡 から 与拜 えられた 仕捸 事 を 忠儮 実 に 成勱 し 遂脎 げた。そして、 彼 が 見 ることを 許 された 結医 果卵 は、 輝脮<br />

かしいものであった。 彼 の 80 歳按 以匆 上 の 長 い 生 涯昗 と、 半博 世匒 紀 を 越掳 えた 巡儏 回 伝捱 道匠 の 終厖 わりに<br />

おいて、 公勗 然掍 と 彼 を 支匣 持匛 する 信勼 仰纝 が 50 万勦 人 を 超捪 えたのである。 しかし、 彼 の 活卹 動 によっ<br />

て、 罪 の 破挐 滅脛 と 堕秐 落叉 から 高 潔昔 な 清捲 い 生 活卹 へと 高 められた 群儈 衆 、また、 彼 の 教卝 えによって、<br />

深捫 く 豊掿 かな 経 験挧 に 入 れられた 者 の 数包 は、 贖 われた 者 の 全 家匝 族 が 神卡 の 国 に 集厦 められるまでは、<br />

知半 ることができないであろう。 彼 の 生 涯昗 は、すべてのキリスト 者 にとって、 非 常拤 に 価卒 値捛 あ<br />

る 教卝 訓肢 を 示単 している。この 神卡 のしもべの 信勼 仰纝 、 謙旎 そん、うむことを 知半 らない 熱 意勪 、 自 己偻 犠腻<br />

牲繉 、 献僑 身拴 が、 今 日 の 教卝 会 の 中 にあらわれることを 願傿 うのである。<br />

174


第匌 15 章 フランス 革 命<br />

宗儲 教卝 改匳 革挙 は、16 世匒 紀 に、 聖脩 書危 を 人 々に 開 いてみせ、ヨーロッパのあらゆる 国 々に 入 っ<br />

ていこうとした。ある 国 々では、それを 天拦 からの 使却 者 として 喜 んで 迎 えた。 他 の 国 々では、<br />

法 王掣 権勻 が、その 侵兓 入 を 防拌 ぐのに 大 いに 成勱 功僵 し、 聖脩 書危 の 知半 識掟 の 光捄 とその 高 尚縎 な 感厤 化 力 は、 全<br />

くといっていいほど 締偞 め 出 された。ある 国 では、 光捄 が 入 ったにもかかわらず、 暗肨 黒 はそれ<br />

を 理 解卆 しなかった。 何挬 世匒 紀 もの 間 、 真卢 理 と 誤儶 謬 とは 覇 を 競挂 った。ついに 悪捰 が 勝 利匏 し、 天拦 の<br />

真卢 理 は 追挵 い 出 された。「そのさばきというのは、 光捄 がこの 世匒 にきたのに、 人 々は…… 光捄 よ<br />

りもやみの 方 を 愛 したことである」[ヨハネ 3:。その 国 は、 自 ら 選 んだ 道匠 の 結医 果卵 を 刈绚 り<br />

とることになった。 神卡 の 霊绳 の 抑 制勧 が、 神卡 の 恵 みの 賜 物匵 を 軽 べつした 国 民 から 取勚 り 去掇 られた。<br />

悪捰 は、 成勱 熟绅 するままにされた。 全 世匒 界化 は、 故採 意勪 に 光捄 を 拒兘 むことの 結医 果卵 を 見 た。<br />

フランスで 幾继 世匒 紀 も 続勸 いた、 聖脩 書危 に 対 する 闘 争拫 は、ついに 革挙 命挻 へと 発 展捯 した。この 恐傁<br />

ろしいできごとは、ローマが 聖脩 書危 を 圧 迫 した 当勠 然掍 の 結医 果卵 にほかならなかった。 革挙 命挻 は、 世匒<br />

界化 がローマの 政 策北 の 成勱 り 行 きについて 目 撃掐 したところの、 最勞 も 著兆 しい 例捁 であった。それは、<br />

ローマ 教卝 会 が 1000 年 以匆 上 にわたって 教卝 えてきたことの 結医 果卵 の 実 例捁 であった。<br />

法 王掣 至儖 上 権勻 時 代 における 聖脩 書危 の 禁 止厙 については、 預 言匟 者 たちによって 預 言匟 されていた。<br />

また、 黙縹 示単 録捎 の 記卌 者 は、「 不勘 法 の 者 」の 支匣 配括 のために、 特厣 にフランスに 起招 こる 恐傁 ろしい 結医<br />

果卵 をも 指匦 摘 している。 主勢 の 天拦 使却 は、 次卙 のように 言匟 った。「『 彼 らは、42 か 月 の 間 この 聖脩<br />

なる 都匙 を 踏 みにじるであろう。そしてわたしは、わたしのふたりの 証卨 人 に、 荒僚 布偵 を 着挄 て、<br />

1260 日 のあいだ 預 言匟 することを 許 そう。』……そして、 彼 らがそのあかしを 終厖 えると、<br />

底 知半 れぬ 所勰 からのぼって 来勵 る 獣 が、 彼 らと 戦勛 って 打占 ち 勝 ち、 彼 らを 殺掮 す。 彼 らの 死拎 体 はソ<br />

ドムや、エジプトにたとえられている 大 いなる 都匙 の 大 通 りにさらされる。<br />

彼 らの 主勢 も、この 都匙 で 十厝 字捐 架繳 につけられたのである。…… 地 に 住卫 む 人 々は、 彼 らのこ<br />

とで 喜 び 楽掱 しみ、 互僆 に 贈胞 り 物匵 をしあう。このふたりの 預 言匟 者 は、 地 に 住卫 む 者 たちを 悩肘 まし<br />

たからである。3 日 半博 の 後 、いのちの 息僢 が、 神卡 から 出 て 彼 らの 中 にはいり、そして、 彼 ら<br />

が 立 ち 上 がったので、それを 見 た 人 々は 非 常拤 な 恐傁 怖繍 に 襲脁 われた」[ 黙縹 示単 録捎 11:2-。ここ<br />

に、「42 か 月 」と「1260 日 」という 2 つの 期勡 間 があげられているが、これは 同 じもの<br />

で、キリストの 教卝 会 がローマの 圧 迫 を 受匃 ける 期勡 間 を 表勖 している。1260 年 の 法 王掣 至儖 上 権勻 時<br />

代 は、 紀 元區 538 年 に 始卿 まったから、1798 年 に 終厖 わることになる。この 時 、フランスの 軍拚<br />

隊 がローマに 侵兓 入 し、 法 王掣 を 捕 虜 にした。そして 彼 は 配括 所勰 で 死拎 んだ。その 後 、すぐ 新 法 王掣<br />

が 選 ばれたけれども、 法 王掣 制勧 度 は、もはや 以匆 前 のような 権勻 力 を 振捽 うことはできなかっ<br />

た。<br />

175


教卝 会 の 迫 害县 は、1260 年 の 全 期勡 間 を 通 じて 続勸 いたわけではなかった。 神卡 は、 神卡 の 民 をあ<br />

われんで、 火 のような 試去 練 の 期勡 間 を 短 縮 された。 救 い 主勢 は、 教卝 会 にふりかかる「 大 きな 患<br />

難挚 」を 預 言匟 して 言匟 われた。「もしその 期勡 間 が 縮 められないなら、 救 われる 者 はひとりもな<br />

いであろう。しかし、 選 民 のためには、その 期勡 間 が 縮 められるであろう」[マタイ 24:。<br />

迫 害县 は、 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 影挼 響捳 を 受匃 けて、1798 年 より 前 に 終厖 わったのである。<br />

2 人 の 証卨 人 について、 預 言匟 者 は、 次卙 のように 言匟 っている。「 彼 らは、 全 地 の 主勢 のみまえ<br />

に 立 っている 2 本 のオリブの 木匓 、また、2 つの 燭禱 台卤 である。」また 詩纛 篇 記卌 者 は、「あなた<br />

のみ 言匟 葉挺 はわが 足拒 のともしび、わが 道匠 の 光捄 です」と 言匟 った[ 黙縹 示単 録捎 11:4、 詩纛 篇 119:。<br />

2 人 の 証卨 人 というのは、 旧 約 と 新 約 の 聖脩 書危 を 表勖 している。 両厥 方 とも、 神卡 の 律傢 法 の 起招 源 とそ<br />

の 永 続勸 性勯 に 関 する 重匤 要勥 な 証卨 言匟 である。 両厥 者 はまた、 救 いの 計匧 画厐 の 証卨 人 でもある。 旧 約 聖脩 書危<br />

の 型捗 、 犠腻 牲繉 、 預 言匟 は、 来勵 たるべき 救 い 主勢 をあらかじめ 示単 している。 新 約 聖脩 書危 の 福厹 音 書危 と<br />

手 紙 とは、 型捗 と 預 言匟 に 示単 されたとおりに 来勵 られた 救 い 主勢 について 語指 っている。<br />

「わたしは、わたしの 2 人 の 証卨 人 に、 荒僚 布偵 を 着挄 て、1260 日 のあいだ 預 言匟 することを 許<br />

そう。」この 期勡 間 の 大 部 分 の 間 、 神卡 の 証卨 人 は、 人 の 目 につかない 状叔 態拟 にあった。 法 王掣 権勻 は、<br />

真卢 理 の 言匟 葉挺 を 人 々から 隠僸 そうと 努 め、 彼 らの 前 に、その 証卨 言匟 に 反卬 ばくするために 偽兖 りの 証卨<br />

人 を 立 てた。 聖脩 書危 が、 宗儲 教卝 界化 と 俗晐 界化 の 権勻 威胙 によって 禁 止厙 された 時 、その 証卨 言匟 が 曲儞 解卆 され、<br />

人 々の 心升 をそれから 引匂 き 離掤 すために、 人 間 と 悪捰 鬼纯 とが 考卛 え 出 すことのできるあらゆる 努 力<br />

がなされた 時 、 聖脩 書危 の 聖脩 なる 真卢 理 を 宣傪 言匟 する 者 たちがかり 立 てられ、 裏傈 切卲 られ、 拷稷 問勬 され、<br />

牢 獄晳 に 入 れられ、 信勼 仰纝 のために 殉程 教卝 し、あるいは 山 のとりでや 地 の 洞纏 窟秈 に 逃偹 げなければな<br />

らなかったとき、——そのとき 忠儮 実 な 証卨 人 たちは、 荒僚 布偵 を 着挄 て 預 言匟 したのである。しかも<br />

彼 らは、1260 年 の 全 期勡 間 を 通 じて、あかしを 立 てつづけたのである。 最勞 も 暗肨 黒 な 時 にお<br />

いても、 神卡 の 言匟 葉挺 を 愛 し 神卡 の 御 名匷 をあがめるのに 熱 心升 な、 忠儮 実 な 人 々があった。これらの<br />

忠儮 誠肬 なしもべたちに、この 全 期勡 間 を 通 じて、 神卡 の 真卢 理 を 宣傪 言匟 する 知半 恵 と 力 と 権勻 威胙 とが 与拜 え<br />

られた。<br />

「もし 彼 らに 害县 を 加匎 えようとする 者 があれば、 彼 らの 口卶 から 火 が 出 て、その 敵育 を 滅脛 ぼ<br />

すであろう。もし 彼 らに 害县 を 加匎 えようとする 者 があれば、その 者 はこのように 殺掮 されねば<br />

ならない」[ 黙縹 示単 録捎 11:。 神卡 の 言匟 葉挺 をふみにじる 者 は、 罰脖 を 受匃 けずにはすまない。この 恐傁<br />

ろしい 宣傪 告卪 の 意勪 味控 は、 黙縹 示単 録捎 の 最勞 後 の 章肐 に 示単 されている。「この 書危 の 預 言匟 の 言匟 葉挺 を 聞挈 くす<br />

べての 人 々に 対 して、わたしは 警厺 告卪 する。もしこれに 書危 き 加匎 える 者 があれば、 神卡 はその 人<br />

に、この 書危 に 書危 かれている 災 害县 を 加匎 えられる。また、もしこの 預 言匟 の 書危 の 言匟 葉挺 をとり 除揄 く<br />

者 があれば、 神卡 はその 人 の 受匃 くべき 分 を、この 書危 に 書危 かれているいのちの 木匓 と 聖脩 なる 都匙 か<br />

ら、とり 除揄 かれる」[ 黙縹 示単 録捎 22:18、。<br />

神卡 が 啓繡 示単 または 命挻 令傂 されたものを、 人 間 がどのような 方 法 によっても 変厭 更 することが<br />

ないようにと、 神卡 はこのような 警厺 告卪 をお 与拜 えになった。この 厳 粛施 な 警厺 告卪 的 宣傪 言匟 は、 人 々に<br />

176


神卡 の 律傢 法 を 軽 視拹 する 影挼 響捳 を 及 ぼすすべての 人 に 当勠 てはまる。 神卡 の 律傢 法 に 従 っても 従 わなく<br />

てもたいした 問勬 題匑 でないと 軽 率厾 なことを 言匟 う 者 は、この 警厺 告卪 に 震傹 えおののかねばならな<br />

い。 神卡 の 啓繡 示単 よりも 自 分 の 意勪 見 を 重匤 要勥 視拹 し、 自 分 に 都匙 合 のいいように、または 世匒 俗晐 と 妥縞<br />

協匞 するために、 聖脩 書危 の 明 白换 な 意勪 味控 を 変厭 更 しようとする 者 はみな、 恐傁 ろしい 責掅 任厃 を 自 分 で 負拆<br />

っているのである。 聖脩 書危 と 神卡 の 律傢 法 は、すべての 人 の 品厍 性勯 をはかり、この 過厢 つことのない<br />

テストの 結医 果卵 、 欠 けていると 宣傪 言匟 されるすべての 者 を、 罪 に 定 めるのである。 「 彼 らが<br />

そのあかしを 終厖 えると。」2 人 の 証卨 人 が 荒僚 布偵 を 着挄 て 預 言匟 する 期勡 間 は、1798 年 で 終厖 わった。<br />

彼 らが 人 目 につかずに 働掴 く 期勡 間 が 終厖 わりに 近卐 づくと、「 底 知半 れぬ 所勰 からのぼって 来勵 る 獣 」<br />

といわれている 権勻 力 が、 彼 らに 戦勛 いをいどむのであった。ヨーロッパの 多匭 くの 国 々におい<br />

て、 教卝 会 と 国 家匝 を 支匣 配括 した 諸 権勻 力 は、 幾继 世匒 紀 にもわたって、 法 王掣 権勻 を 通 して、サタンに 支匣<br />

配括 されていた。しかし、ここに、 新 たなサタン 的 権勻 力 があらわれたのである。<br />

聖脩 書危 を 崇暒 敬肭 すると 言匟 いながら、それを 人 々の 知半 らない 言匟 語指 のまましまい 込匸 んで、 人 々<br />

から 隠僸 しておくことがローマの 政 策北 であった。ローマの 統拇 治匮 下 において、 証卨 人 たちは、<br />

「 荒僚 布偵 を 着挄 て」 預 言匟 した。しかし、もう 1 つの 権勻 力 —— 底 知半 れぬ 所勰 からのぼって 来勵 る 獣 —<br />

—があらわれて、 神卡 の 言匟 葉挺 に 対 して 公勗 然掍 と 戦勛 いをいどむのであった。<br />

証卨 人 たちが 大 通 りで 殺掮 され、その 死拎 体 を 横叅 たえたという「 大 いなる 都匙 」は、エジプト<br />

に「たとえられて」いる。 聖脩 書危 歴偡 史 にあらわれているすべての 国 々の 中 で、エジプトほど、<br />

生 きた 神卡 の 存掑 在厪 を 大 胆绺 に 否 定 し、 神卡 の 命挻 令傂 に 抵脏 抗 した 国 はない。また、エジプトの 王掣 ほど、<br />

天拦 の 権勻 威胙 に 対 して、 公勗 然掍 たる 横叅 暴偷 な 反卬 逆 を 企十 てた 王掣 はない。モーセが 主勢 の 名匷 によって、 彼<br />

に 使却 命挻 を 伝捱 えた 時 、パロは 高 慢纁 に 答掬 えた。「 主勢 とはいったい 何挬 者 か。わたしがその 声拨 に<br />

聞挈 き 従 ってイスラエルを 去掇 らせなければならないのか。わたしは 主勢 を 知半 らない。またイス<br />

ラエルを 去掇 らせはしない」[ 出 エジプト 5:。これは 無叄 神卡 論厱 である。<br />

そして、エジプトにたとえられた 国 は、 同 様捞 に、 生 きた 神卡 の 要勥 求卍 を 拒兘 み、 同 じような<br />

不勘 信勼 と 反卬 抗 の 精 神卡 をあらわすのである。「 大 いなる 都匙 」はまた、ソドムに「たとえられて」<br />

いる。ソドムが 神卡 の 律傢 法 を 犯 して 腐纄 敗反 したのは、 特厣 に 放择 縦脷 の 点勷 で 著兆 しかった。そこで、こ<br />

の 聖脩 句繯 の 記卌 述掃 にあてはまる 国 においては、この 罪 もまた 著兆 しい 特厣 徴僦 となるのであっ<br />

た。 預 言匟 の 言匟 葉挺 に 従 うならば、1798 年 の 少厮 し 前 に、サタン 的 起招 源 と 性勯 質拾 をもったある 種捶<br />

の 権勻 力 が、 立 ち 上 がって 聖脩 書危 に 戦勛 いをいどむのであった。そして、 神卡 の 2 人 の 証卨 人 の 証卨 言匟<br />

がこうして 沈腉 黙縹 させられるその 国 において、パロの 無叄 神卡 論厱 とソドムの 放择 縦脷 とがあらわれる<br />

のであった。<br />

この 預 言匟 は、フランスの 歴偡 史 において、 最勞 も 正匁 確卾 に 最勞 も 著兆 しく 成勱 就 した。 革挙 命挻 のさな<br />

か、1793 年 に、「 文卽 明 国 に 生 まれて 教卝 育挞 を 受匃 け、ヨーロッパ 諸 国 中 最勞 も 優历 れた 国 の 1 つ<br />

を 統拇 治匮 する 権勻 利匏 を 有卻 する 人 々から 成勱 る 議 会 が、 人 の 心升 が 抱 く 最勞 も 厳 粛施 な 真卢 理 を、 声拨 をそろ<br />

えて 否 定 し、 神卡 に 対 する 信勼 仰纝 と 礼脊 拝旟 を 満掫 場 一 致 で 放择 棄 するのを、 世匒 界化 は 初匘 めて 聞挈 いたので<br />

177


ある。」 1 「フランスは、 宇偩 宙脶 の 創傦 造挝 主勢 に 対 して 公勗 然掍 と 反卬 逆 の 手 をあげた 国 として、 公勗 式厚<br />

の 記卌 録捎 が 残拑 っている 世匒 界化 でただ 1 つの 国 である。 英捼 国 、ドイツ、スペインその 他 の 国 にも、<br />

多匭 くの 神卡 を 汚儢 す 者 、 多匭 くの 無叄 神卡 論厱 者 があらわれたし、これからも 現勶 れるであろう。しかし、<br />

フランスは、 議 会 の 決 議 によって 無叄 神卡 論厱 を 宣傪 言匟 し、 首匹 都匙 の 住卫 民 全 体 と 他 の 地 域挦 の 大 群儈 衆 と<br />

が、 男卂 も 女匩 もその 宣傪 言匟 を 喜 び、 歌 い 踊斥 ったという、 世匒 界化 史 上 唯繴 一 の 国 である。」 2<br />

またフランスは、 特厣 にソドムで 著兆 しかった 特厣 徴僦 をあらわした。 革挙 命挻 の 時 の 堕秐 落叉 と 腐纄 敗反<br />

の 状叔 態拟 は、 平匊 原募 の 町 々に 滅脛 亡 をもたらしたものと 似胤 ていた。そして 歴偡 史 家匝 は、 預 言匟 のとお<br />

りに、フランスの 無叄 神卡 論厱 と 放择 縦脷 な 生 活卹 をともにあげている。「 宗儲 教卝 に 影挼 響捳 を 及 ぼすこれら<br />

の 法 律傢 と 密偾 接捴 な 関 係厂 があったのが、 結医 婚肶 を 軽 視拹 した 法 律傢 であった。 結医 婚肶 は 人 間 が 結医 ぶ 最勞 も<br />

神卡 聖脩 な 契 約 であって、その 永 続勸 が 社 会 の 統拇 合 に 最勞 も 貢脈 献僑 するものであるにもかかわらずこ<br />

れを、2 人 の 人 間 が 随纘 意勪 に 結医 んだり 解卆 いたりできる 単 なる 一 時 的 な 民 事 契 約 にしてしまっ<br />

た。<br />

……もし 悪捰 魔斴 が、 家匝 庭僃 生 活卹 の 尊胛 ぶべきもの、 優历 雅儫 なもの、また 永 続勸 的 なものを 最勞 も 効捓<br />

果卵 的 に 破挐 壊傓 し、それと 同 時 に、その 目 的 としている 害县 毒兙 を、 世匒 々にわたって 引匂 き 続勸 いて 及<br />

ぼそうとするならば、 結医 婚肶 の 堕秐 落叉 以匆 上 に 効捓 果卵 的 な 手 段掀 を 考卛 え 出 すことはできなかったであ<br />

ろう。…… 機務 知半 に 富挛 んだことを 言匟 うことで 有卻 名匷 な 女匩 優历 、ソフィ・アルノーは、フランス 革挙<br />

命挻 時 代 の 結医 婚肶 を、『 姦贊 淫 の 秘兕 蹟秭 』と 評掲 した。」 3<br />

「 彼 らの 主勢 も、この 都匙 で 十厝 字捐 架繳 につけられたのである。」この 預 言匟 の 言匟 葉挺 もまた、フ<br />

ランスによって 成勱 就 した。キリストに 対 する 敵育 意勪 が、この 国 以匆 上 に 著兆 しくあらわれたとこ<br />

ろはない。 真卢 理 が、これ 以匆 上 に 激 しく 残拑 酷昰 な 反卬 対 にあった 国 は 他 にない。フランスは、 福厹<br />

音 を 信勼 じる 者 に 迫 害县 を 加匎 えることによって、 主勢 の 弟胱 子 たちを 通 してキリストを 十厝 字捐 架繳 につ<br />

けたのであった。<br />

聖脩 徒傣 の 血傔 は、 幾继 世匒 紀 にわたって 流及 された。ワルド 派挩 の 人 々は、「 神卡 の 言匟 葉挺 とイエス・<br />

キリストのあかしのために」、ピエモンテの 山 々で 彼 らの 生 命挻 を 捨腇 てた。 彼 らの 同 信勼 の 仲傫<br />

間 たち、フランスのアルビ 派挩 の 人 々も、 真卢 理 のための 同 様捞 のあかしを 立 てた。 宗儲 教卝 改匳 革挙 時<br />

代 には、その 支匣 持匛 者 たちは 恐傁 ろしい 拷稷 問勬 によって 殺掮 された。 国 王掣 や 貴揂 族 、 上 流及 の 婦偫 人 や 優历<br />

雅儫 な 少厮 女匩 、 国 家匝 の 誇縷 りである 騎绽 士厨 たちが、イエスの 殉程 教卝 者 たちの 苦 悩肘 を 見 て 楽掱 しんだ。 勇腅<br />

敢暑 なユグノー 教卝 徒傣 たちは、 人 間 の 心升 が 最勞 も 神卡 聖脩 視拹 するこれらの 権勻 利匏 のために 闘 い、 多匭 くの<br />

激 戦勛 地 で 彼 らの 血傔 を 流及 した。プロテスタント 教卝 徒傣 は、 法 律傢 の 保 護厽 外勭 の 者 とみなされ、 彼 ら<br />

の 首匹 には 懸 賞 金 がつけられて、あたかも 野 獣 のようにかり 立 てられた。<br />

「 荒僚 野 の 集厦 会 」と 呼 ばれる、 昔繕 のキリスト 教卝 徒傣 の 子 孫繜 が、18 世匒 紀 のフランスにわずか<br />

ながら 残拑 っており、 南压 方 の 山 中 に 隠僸 れて、 先匪 祖脽 の 信勼 仰纝 を 依傟 然掍 として 守捿 っていた。 彼 らが、<br />

178


夜 、 山 腹腏 や 寂 しい 荒僚 れ 地 で 集厦 会 を 開 こうとすると、 竜腎 騎绽 兵掝 に 追挵 撃掐 され、 一 生 ガレー 船掯 につ<br />

ながれる 奴 隷趵 として 引匂 き 立 てられるのであった。<br />

フランスの、 最勞 も 純儻 潔昔 で 最勞 も 洗腂 練 され、 最勞 も 知半 的 な 人 々が、 強勮 盗僌 や 暗肨 殺掮 者 に 混 じって<br />

鎖肽 につながれ、 恐傁 ろしい 拷稷 問勬 を 受匃 けた。 4 少厮 しは 情午 けある 扱僻 いを 受匃 けた 他 の 者 たちは、 武叇<br />

装 もなく 無叄 力 なまま、ひざまずいて 祈绗 っているところを 射 殺掮 された。 彼 らの 集厦 会 の 場 所勰 は、<br />

何挬 百掸 人 という 年 老偽 いた 人 々、 無叄 防拌 備厵 な 婦偫 人 、 罪 のない 子 供挿 たちが、 彼 らが 集厦 会 をもったそ<br />

の 場 所勰 で 殺掮 されて 地 上 に 捨腇 てておかれた。 彼 らがよく 集厦 会 を 開 いていた 山 腹腏 や 森捒 林掚 を 通 る<br />

時 、「 数包 歩 行 くごとに、 草傠 原募 に 死拎 体 が 散偶 在厪 するか、または 木匓 からたれ 下 がっている」のを<br />

見 つけるのは、 珍縋 しいことではなかった。 彼 らの 地 方 は、 剣腚 とおのと 火 刑傃 のまき 束僓 で 荒僚 ら<br />

され、「 陰纖 うつな 一 大 荒僚 野 と 化 した」「こうした 残拑 虐纨 行 為 は、…… 暗肨 黒 時 代 ではなくて、<br />

輝脮 かしいルイ 14 世匒 の 時 代 に 行 われたのであった。その 当勠 時 、 科 学 は 発 達挾 し、 文卽 芸備 は 栄 え、<br />

宮厳 廷腾 や 首匹 都匙 の 聖脩 職厯 者 たちは 学 識掟 ある 雄接 弁 家匝 たちで、 柔肛 和匄 と 愛 の 美捜 徳 を 大 いに 愛 好捆 する 人 々<br />

だったのである。」 5<br />

しかし、 陰纖 惨绨 な 犯 罪 の 歴偡 史 中 最勞 も 暗肨 黒 で、 各厰 世匒 紀 を 通 じて 行 われたあらゆる 極掄 悪捰 非 道匠<br />

な 行 為 中 、 最勞 も 恐傁 ろしいものは、 聖脩 バーソロミューの 虐纨 殺掮 であった。 世匒 界化 は 今 でも、あの<br />

最勞 もひきょうで 残拑 忍旖 な 殺掮 害县 の 光捄 景拲 を 思卩 い 起招 こして 身拴 震傹 いする。フランスの 王掣 は、ローマ 教卝<br />

の 司 祭脫 や 高 位匱 聖脩 職厯 者 に 迫 られて、 恐傁 ろしい 行 為 に 彼 の 許 可參 を 与拜 えた。 夜 の 静 けさを 破挐 って<br />

聞挈 こえる 鐘昙 の 音 が、 虐纨 殺掮 の 合 図掛 であった。 幾继 千収 のプロテスタントは、 王掣 の 名匷 誉縃 にかけての<br />

約 束僓 に 信勼 頼 して、 自 分 たちの 家匝 で 眠縔 っていたが、 何挬 の 警厺 告卪 もなく 引匂 きずり 出 されて、 冷偭 酷昰<br />

に 殺掮 された。<br />

エジプトの 奴 隷趵 から 神卡 の 民 を 導拗 き 出 した 目 に 見 えない 指匦 導拗 者 がキリストであったよう<br />

に、 殉程 教卝 者 の 数包 を 増匲 したこの 恐傁 ろしい 行 為 において、その 部 下 たちの 目 に 見 えない 指匦 導拗 者<br />

はサタンであった。 虐纨 殺掮 は、パリで 7 日 続勸 き、 特厣 にその 最勞 初匘 の 3 日 間 は 狂旆 暴偷 を 極掄 めた。<br />

そしてそれはパリ 市 内 だけでなく、 王掣 の 特厣 別厌 な 命挻 令傂 によって、プロテスタントのいるすべ<br />

ての 地 方 や 町 々にも 及 んだ。 老偽 若拊 男卂 女匩 の 差挽 別厌 はなかった。<br />

何挬 も 知半 らぬ 赤捭 ん 坊縧 や 白换 髪绀 の 老偽 人 にも 容卣 赦费 はなかった。 貴揂 族 も 農捝 民 も、 老偽 いも 若拊 きも、<br />

母 も 子 もともに 切卲 り 殺掮 された。フランス 全 国 において、 虐纨 殺掮 は 2 か 月 間 続勸 いた。 国 民 の 花挮<br />

とも 言匟 うべき 7 万勦 人 が 殺掮 害县 された。 「 虐纨 殺掮 の 知半 らせがローマに 伝捱 わると、 聖脩 職厯 者 たちの<br />

喜 びは 非 常拤 なものであった。ロレーヌの 枢 機務 卿 は、 使却 者 に 1000 クラウンを 報匔 賞 として 与拜<br />

えた。 聖脩 アンジェロ 城拝 の 大 砲縣 は 祝腛 砲縣 を 放择 った。そして、すべての 塔纸 から 鐘昙 の 音 が 聞挈 こえ、<br />

かがり 火 は 夜 を 昼腮 のように 明 るくした。そして、グレゴリー13 世匒 は、 枢 機務 卿 やその 他 の<br />

高 位匱 聖脩 職厯 者 を 従 えて、 長 い 行 列偱 を 作单 って 聖脩 ルイ 教卝 会 へ 行 き、そこでロレーヌの 枢 機務 卿 は、<br />

『テ・デウム』を 詠起 唱脆 した。…… 虐纨 殺掮 を 記卌 念挡 するメダルが 鋳 造挝 され、バチカンでは 今 でも、<br />

バサーリの 3 つの 壁儿 画厐 を 見 ることができる。それは、 提卖 督挠 襲脁 撃掐 の 場 面卥 、 王掣 が 虐纨 殺掮 を 計匧 画厐 し<br />

179


ているところ、そして 虐纨 殺掮 そのものの 光捄 景拲 である。グレゴリーは、シャルルに 金 製拸 バラ 章肐<br />

を 贈胞 った。そして、 虐纨 殺掮 があってから 4 か 月 後 、……フランスの 司 祭脫 の 説拿 教卝 を 満掫 足拒 げに 聞挈<br />

いた。……この 司 祭脫 は、『 幸 福厹 と 喜 びに 満掫 ちた 日 、 法 王掣 が 知半 らせを 受匃 けて、 神卡 と 聖脩 ルイと<br />

に 感厤 謝儑 するために、 威胙 儀腝 を 正匁 して 行 かれたあの 日 』について、 語指 ったのであった。」 6<br />

聖脩 バーソロミューの 虐纨 殺掮 を 引匂 き 起招 こした 同 じ 精 神卡 が、 革挙 命挻 の 場 面卥 をも 導拗 いた。イエス<br />

・キリストは 詐縱 欺繏 師 であると 宣傪 言匟 され、フランスの 無叄 神卡 論厱 者 たちはこぞって「 卑赐 劣縆 漢斞 をや<br />

っつけろ」と 叫经 んだが、これはキリストのことであった。 天拦 を 恐傁 れない 冒纍 瀆 と 言匟 語指 道匠 断友 の<br />

罪 悪捰 とがともに 行 われ、 最勞 も 卑赐 劣縆 な 人 間 たち、 残拑 酷昰 悪捰 徳 のかぎりを 尽能 くした 無叄 頼 漢斞 たちが、<br />

最勞 も 賞 賛僮 された。こうしたすべてのことにおいて、 最勞 高 の 栄 誉縃 がサタンにささげられた。<br />

それに 反卬 して、 真卢 理 、 純儻 潔昔 、 無叄 我 の 愛 という 特厣 質拾 をもっておられるキリストが、 十厝 字捐 架繳<br />

につけられたのであった。<br />

「 底 知半 れぬ 所勰 からのぼって 来勵 る 獣 が、 彼 らと 戦勛 って 打占 ち 勝 ち、 彼 らを 殺掮 す。」 革挙 命挻 と<br />

恐傁 怖繍 政 治匮 の 時 代 にフランスを 支匣 配括 した 無叄 神卡 論厱 的 権勻 力 は、これまで 世匒 界化 になかったほどの 戦勛<br />

いを、 神卡 と 聖脩 書危 に 対 していどんだ。 神卡 の 礼脊 拝旟 が、 国 会 によって 廃 止厙 された。 聖脩 書危 は 集厦 めら<br />

れて、あらゆる 軽 べつを 浴脓 びせられながら、 公勗 衆 の 前 で 焼催 かれた。 神卡 の 律傢 法 はふみにじら<br />

れた。 聖脩 書危 的 な 諸 制勧 度 は 廃 止厙 された。 毎傭 週 の 休 日 は 廃 止厙 され、その 代 わりに、10 日 目 が<br />

歓脒 楽掱 と 冒纍 瀆 の 日 に 定 められた。バプテスマと 聖脩 餐 式厚 は 禁 止厙 された。そして 墓斳 地 には、 死拎 は<br />

永 遠 の 眠縔 りであると 宣傪 言匟 する 掲傲 示単 が、 目 立 つように 立 てられた。<br />

神卡 を 恐傁 れることは、 知半 恵 のはじめであるどころか、 愚 のはじめであると 言匟 われた。 自<br />

由厩 と 国 家匝 とに 対 するもの 以匆 外勭 のすべての 宗儲 教卝 的 礼脊 拝旟 は 禁 止厙 された。「パリの 憲 法 宣傪 誓绒 司 教卝<br />

は、 国 民 の 代 表勖 たちの 前 で、 最勞 も 恥時 知半 らずで 言匟 語指 道匠 断友 の 茶肪 番挤 劇胋 の 主勢 役叓 を 演 じさせられ<br />

た。…… 彼 は 行 列偱 を 従 えて 出 て 来勵 て、 彼 が 長 年 教卝 えてきた 宗儲 教卝 は、すべての 点勷 において 聖脩<br />

職厯 者 たちの 政 略傎 であって、 歴偡 史 にも 神卡 聖脩 な 真卢 理 にも 基匼 づいていないものであると、 国 民 議<br />

会 で 宣傪 言匟 させられた。 彼 は、 厳 粛施 で 明 白换 な 口卶 調 で、これまで 自 分 が 礼脊 拝旟 のために 献僑 身拴 して<br />

きた 神卡 の 存掑 在厪 を 否 定 し、これからは、 自 由厩 、 平匊 等 、 徳 、 道匠 義拣 に 忠儮 誠肬 を 誓绒 うと 言匟 った。それ<br />

から 彼 は、 自 分 の 司 教卝 の 衣胼 服傕 を 脱傰 いで 卓繮 上 におき、 国 民 議 会 の 議 長 から 友掻 愛 の 抱 擁繗 を 受匃 け<br />

た。 数包 名匷 の 背 教卝 した 司 祭脫 が、この 高 位匱 聖脩 職厯 者 の 例捁 にならった。」 7<br />

「 地 に 住卫 む 人 々は、 彼 らのことで 喜 び 楽掱 しみ、 互僆 に 贈胞 り 物匵 をしあう。このふたりの 預<br />

言匟 者 は、 地 に 住卫 む 者 たちを 悩肘 ましたからである」[ 黙縹 示単 録捎 11:。 不勘 信勼 のフランスは、 神卡 の<br />

2 人 の 証卨 人 の 譴 責掅 の 声拨 を 沈腉 黙縹 させた。 真卢 理 の 言匟 葉挺 は 殺掮 されて、 大 通 りに 横叅 たえられた。そ<br />

して、 神卡 の 律傢 法 の 制勧 限拘 や 要勥 求卍 を 憎 んだ 人 々は、 歓脒 声拨 をあげた。 人 々は、 公勗 然掍 と 天拦 の 王掣 に 挑儘<br />

戦勛 した。 昔繕 の 罪 人 たちのように、「 神卡 はどうして 知半 り 得千 ようか、いと 高 き 者 に 知半 識掟 があろ<br />

うか」と 叫经 んだ[ 詩纛 篇 73:。<br />

180


新 しい 秩膈 序胺 のもとでの 司 祭脫 の 1 人 は、 信勼 じられないような 大 胆绺 な 冒纍 瀆 さで 言匟 った。<br />

「 神卡 よ、もし 存掑 在厪 するならば、あなたの 傷偟 つけられた 名匷 のふくしゅうをせよ。わたしは 挑儘<br />

戦勛 する。あなたは 黙縹 っている。 怒腹 ることはできまい。 今 後 、だれがあなたの 存掑 在厪 を 信勼 じる<br />

であろうか。」 8 これはパロの 言匟 った、「 主勢 とはいったい 何挬 者 か。わたしがその 声拨 に 聞挈 き<br />

従 わ……なければならないのか。」「わたしは 主勢 を 知半 らない」という 言匟 葉挺 と、なんとよく<br />

似胤 ていることであろう。<br />

「 愚 かな 者 は 心升 のうちに『 神卡 はない』と 言匟 う」[ 詩纛 篇 14:。そして、 主勢 は、 真卢 理 を 曲儞 解卆<br />

する 者 について、「 彼 らの 愚 かさは…… 多匭 くの 人 に 知半 れて 来勵 るであろう」と 言匟 われた[Ⅱ<br />

テモテ 3:。フランスは、「いと 高 く、いと 上 なる 者 、とこしえに 住卫 む 者 」である 生 きた<br />

神卡 の 礼脊 拝旟 を 放择 棄 して 間 もなく、 理 性勯 の 女匩 神卡 の 礼脊 拝旟 という 低拯 劣縆 な 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 に 陥肿 った。 不勘 品厍 行<br />

な 一 女匩 性勯 が、この 理 性勯 の 女匩 神卡 に 仕捸 立 てられた。しかも、これが、 国 民 を 代 表勖 する 議 会 にお<br />

いて、そして、 行 政 と 立 法 の 最勞 高 の 権勻 威胙 者 たちによって、 行 われたのである。 歴偡 史 家匝 は、<br />

次卙 のように 言匟 っている。「この 狂旆 気勴 の 時 代 の 儀腝 式厚 の 1 つは、 不勘 合 理 と 不勘 敬肭 虔 とを 結医 合 した<br />

点勷 で、 他 に 類 を 見 ない。 議 会 の 扉晲 が 広南 く 開 かれ、 音 楽掱 隊 を 先匪 頭挓 に、 市 当勠 局拈 の 役叓 員 が 厳 粛施 な<br />

行 列偱 を 作单 って、 自 由厩 の 賛僮 歌 を 歌 いながら 入 って 来勵 た。そして、これから 彼 らが 礼脊 拝旟 する 対<br />

象拺 、すなわち、 彼 らが 理 性勯 の 女匩 神卡 と 称胃 するところの、ベールをかけた 女匩 性勯 を 案匽 内 してきた。<br />

いよいよ 会 場 内 に 入 ると、 彼 らは 厳 かに 彼 女匩 のベールを 脱傰 がせて、 議 長 の 右 側卷 にすわらせ<br />

た。そしてその 時 人 々は、 彼 女匩 がオペラのダンサーであることに 気勴 づいた。……この 女匩 性勯<br />

に 対 して、フランスの 国 会 は、 彼 らの 礼脊 拝旟 する 理 性勯 に 最勞 もふさわしい 代 表勖 者 として 公勗 の 敬肭<br />

意勪 を 表勖 したのである。<br />

この 不勘 敬肭 虔 で、 言匟 語指 道匠 断友 の 無叄 言匟 劇胋 は 流及 行 した。 理 性勯 の 女匩 神卡 の 除揄 幕 式厚 は、 革挙 命挻 の 最勞 高 潮脞<br />

に 遅 れをとる まいとする 住卫 民 のいる、 国 内 の 至儖 る 所勰 でくり 返拮 され 模掌 倣趙 された。」 9<br />

理 性勯 の 女匩 神卡 の 礼脊 拝旟 を 提卖 案匽 した 演 説拿 者 は 言匟 った。「 代 議 士厨 諸 君 、 今 や 狂旆 信勼 は 理 性勯 に 敗反 れ<br />

た。そのかすんだ 目 は、 輝脮 かしい 光捄 に 耐脾 えられなかった。 今 日 、 無叄 数包 の 群儈 衆 がゴシックの<br />

丸掆 天拦 井匿 の 下 に 集厦 まり、 初匘 めて 真卢 理 を 反卬 響捳 させたのである。フランス 人 は、ここで 唯繴 一 の 真卢<br />

の 礼脊 拝旟 、 自 由厩 と 理 性勯 の 礼脊 拝旟 を 行 った。ここでわれわれは、 共厗 和匄 国 の 軍拚 隊 の 隆儁 盛 を 祈绗 った。<br />

ここでわれわれは、 生 命挻 のない 偶旦 像僕 を 捨腇 てて、 理 性勯 、 生 命挻 のある 像僕 、 自 然掍 の 傑 作单 を 礼脊 拝旟 し<br />

たのである。」 10<br />

女匩 神卡 が 議 場 に 入 ってきた 時 、 演 説拿 者 は 彼 女匩 の 手 をとり、 会 衆 に 向匇 かって 言匟 った。「 人<br />

間 たちよ。あなたがたの 恐傁 怖繍 が 造挝 り 出 した 神卡 の、 無叄 力 な 怒腹 りの 前 に 震傹 えるのをやめよ。こ<br />

れからは、 理 性勯 以匆 外勭 の 神卡 を 認卉 めるな。わたしは、その 最勞 も 高 貴揂 で 純儻 粋暋 な 像僕 を 紹脑 介捈 する。も<br />

しあなたがたが 偶旦 像僕 を 持匛 たねばならぬのならば、このようなものにだけ 犠腻 牲繉 をささげ<br />

よ。…… 堂傾 々たる 自 由厩 の 殿脟 堂傾 の 前 で、 理 性勯 から 幕 を 除揄 こう!」<br />

181


「 女匩 神卡 は、 議 長 から 抱 擁繗 を 受匃 けたあとで、 豪僘 華兛 な 車区 に 乗拳 せられ、 神卡 の 地 位匱 につくため<br />

に、 大 群儈 衆 の 中 を 通 ってノートルダムの 聖脩 堂傾 へ 導拗 かれた。ここで 彼 女匩 は、 高 い 祭脫 壇绵 にあげ<br />

られて、 列偱 席 したすべての 者 の 礼脊 拝旟 を 受匃 けた。」 11 これに 続勸 いてまもなく、 公勗 衆 の 前 で 聖脩<br />

書危 が 焼催 かれた。ある 時 、「 民 間 博 物匵 館掎 協匞 会 」の 人 々が、「 理 性勯 万勦 歳按 !」と 叫经 びながら 市 の<br />

公勗 会 堂傾 に 入 った。 棒縊 の 先匪 には、 半博 焼催 けになった 何挬 冊昘 かの 本 を 突 き 刺儒 していたが、その 中 に<br />

は、 祈绗 祷 書危 、ミサ 典胟 書危 、 旧 新 約 聖脩 書危 などがあった。それらは「 人 類 をして 犯 さしめたあら<br />

ゆる 愚 行 を、 大 いなる 火 でもって 償 ったのである」と 会 長 は 言匟 った。 12<br />

無叄 神卡 論厱 者 が 完 成勱 しつつあった 仕捸 事 を、 最勞 初匘 に 始卿 めたのは 法 王掣 権勻 であった。フランスを<br />

このように 速捠 やかに 破挐 滅脛 に 陥肿 れた、 社 会 的 政 治匮 的 宗儲 教卝 的 状叔 勢厕 を 引匂 き 起招 こしたのは、ローマ<br />

の 政 策北 であった。 著兆 作单 家匝 たちは、 革挙 命挻 の 恐傁 怖繍 に 言匟 及 して、これらの 暴偷 挙拷 は 国 王掣 と 教卝 会 の 責掅<br />

任厃 であると 述掃 べている。 厳 密偾 に 言匟 うならば、それらは 教卝 会 の 責掅 任厃 であった。<br />

法 王掣 側卷 は、 王掣 たちに、 宗儲 教卝 改匳 革挙 に 対 する 反卬 感厤 を 抱 かせ、それが 王掣 の 敵育 であり、 国 家匝 の<br />

平匊 和匄 と 秩膈 序胺 を 破挐 壊傓 する 不勘 穏昳 な 分 子 であると 考卛 えさせた。こうして、 国 王掣 に 最勞 も 恐傁 ろしい 残拑<br />

酷昰 な 行 為 と 悲胳 惨绨 な 迫 害县 を 行 わせるのが、ローマのやり 方 であった。<br />

自 由厩 の 精 神卡 は、 聖脩 書危 と 共厗 に 伝捱 わった。 福厹 音 が 伝捱 えられたところはどこでも、 人 々の 心升<br />

が 覚 醒禊 された。 彼 らは、 今 まで 自 分 たちを、 無叄 知半 と 悪捰 習 と 迷偧 信勼 の 奴 隷趵 として 縛旸 っていた 拘縅<br />

束僓 を 捨腇 て 始卿 めた。 彼 らは、 人 間 として 思卩 考卛 し 行 動 しはじめた。 国 王掣 たちはこれを 見 て、 彼<br />

らの 専掭 制勧 政 治匮 の 安勣 泰腀 を 気勴 づかった。<br />

ローマは、 彼 らのしっと 深捫 い 恐傁 怖繍 心升 をたきつけるのに 後 れをとらなかった。1525 年 、<br />

フランスの 摂昊 政 にあてて 法 王掣 は 言匟 った。「この 宗儲 教卝 狂旆 [プロテスタント 主勢 義拣 ]は、 宗儲 教卝 を 混<br />

乱 させ 破挐 壊傓 するだけでなくて、すべての 主勢 権勻 者 、 貴揂 族 、 法 律傢 、 秩膈 序胺 、 階 級揁 をも 破挐 壊傓 するも<br />

のである。」 13 その 数包 年 後 に、 法 王掣 の 使却 節儊 は、 王掣 に 警厺 告卪 して 言匟 った。「 陛晝 下 、 欺繏 かれては<br />

なりません。プロテスタントは、 宗儲 教卝 的 秩膈 序胺 とともにあらゆる 市 民 的 秩膈 序胺 をもくつがえす<br />

でしょう。…… 祭脫 壇绵 と 同 様捞 に、 王掣 座 も 非 常拤 な 危捦 険叁 にさらされております。…… 新 しい 宗儲 教卝<br />

をとり 入 れることは、 当勠 然掍 新 しい 政 府匕 をもたらすことになります。」 14 また 神卡 学 者 たちは、<br />

プロテスタントの 教卝 義拣 は、「 人 々を 目 新 しい 愚 かなものに 誘儬 い、 国 民 の 王掣 に 対 する 敬肭 愛 を<br />

失拽 わせ、 教卝 会 と 国 家匝 を 2 つとも 荒僚 廃 させる」と 言匟 って、 人 々の 偏旌 見 をあおった。こうして、<br />

ローマは、フランスをして 宗儲 教卝 改匳 革挙 に 敵育 対 させるのに 成勱 功僵 した。「フランスにおいて、 迫<br />

害县 の 剣腚 が 最勞 初匘 に 抜掽 かれたのは、 王掣 位匱 を 安勣 全 にし、 貴揂 族 を 保 護厽 し、 法 律傢 を 維 持匛 するという 名匷<br />

の 下 にであった。」 15<br />

国 の 支匣 配括 者 たちは、この 致 命挻 的 政 策北 の 結医 果卵 を 予匨 見 することが、ほとんどできなかった。<br />

聖脩 書危 の 教卝 えは、 正匁 義拣 、 節儊 制勧 、 真卢 実 、 平匊 等 、 慈暆 愛 など、 国 家匝 の 繁光 栄 の 基匼 礎脔 である 原募 則 を、<br />

182


人 々の 心升 と 思卩 いに 植 えつけたはずであった。「 正匁 義拣 は 国 を 高 く」し、 正匁 義拣 によって、「そ<br />

の 位匱 が…… 堅儕 く 立 」つのである[ 箴 言匟 14:34、16:。<br />

「 正匁 義拣 は 平匊 和匄 を 生 じ、 正匁 義拣 の 結医 ぶ 実 はとこしえの 平匊 安勣 と 信勼 頼 である」[イザヤ 32:。 神卡<br />

の 律傢 法 に 従 う 者 は、 真卢 心升 から 自 分 の 国 の 法 律傢 を 重匤 んじて、 守捿 るのである。 神卡 を 恐傁 れる 者 は、<br />

すベての 正匁 当勠 で 合 法 的 な 権勻 威胙 を 行 使却 する 王掣 を、 尊胛 ぶのである。しかし、 不勘 幸 なことに、フ<br />

ランスは 聖脩 書危 を 禁 止厙 し、それを 信勼 じる 者 たちを 追挵 放择 した。 幾继 世匒 紀 にわたって、 原募 則 に 堅儕 く<br />

立 つ 誠肬 実 な 人 々、 知半 的 鋭繾 さと 道匠 徳 的 強勮 靱 さを 持匛 った 人 々、 確卾 信勼 するところを 公勗 言匟 する 勇腅 気勴<br />

と、 真卢 理 のために 苦 しむ 信勼 念挡 を 持匛 った 人 々——こうした 人 々が 幾继 世匒 紀 にもわたって、ガレ<br />

ー 船掯 の 奴 隷趵 となって 苦 しみ、 火 刑傃 にされ、あるいは 牢 獄晳 でやせ 衰斠 えていった。 幾继 千収 もの 人<br />

々が 逃偹 亡 して、 安勣 全 な 地 に 行 った。そしてこれは、 宗儲 教卝 改匳 革挙 が 始卿 まってから、250 年 間 も<br />

続勸 いたのである。<br />

「その 長 期勡 間 のどの 時 代 においても、 追挵 害县 者 の 狂旆 った 怒腹 りから 逃偹 亡 する 福厹 音 の 使却 徒傣 た<br />

ちを 見 なかったフランスの 世匒 代 は、ほとんどなかった。そして 彼 らは 一 般 に、 著兆 しく 優历 れ<br />

た 知半 能印 、 技叒 術挘 、 工卋 芸備 、 秩膈 序胺 を 持匛 っていて、 逃偹 亡 した 先匪 の 国 々を 富挛 ませた。そして、 彼 らが<br />

これらの 優历 れた 才纞 能印 によって、 他 の 国 々を 満掫 たしたのに 比发 例捁 して、フランス 自 体 はからに<br />

なっていった。 追挵 いやられた 人 々がみなフランスに 残拑 っていたならば、また、この 300<br />

年 の 間 に、 逃偹 亡 者 たちの 産勩 業 的 技叒 術挘 が、 土拋 地 の 耕绌 作单 に 向匇 けられていたならば、そしてこの<br />

300 年 の 間 に 彼 らの 芸備 術挘 的 趣脺 向匇 が、フランスの 製拸 品厍 を 改匳 善 していたならば、また、もしこ<br />

の 300 年 の 間 に 彼 らの 創傦 造挝 的 才纞 能印 と 分 析兏 的 能印 力 とが、フランスの 文卽 学 を 豊掿 富挛 にし、 科 学<br />

を 発 展捯 させていたならば、また、もし 彼 らの 知半 恵 がフランスの 議 会 を 指匦 導拗 し、 彼 らの 勇腅 敢暑<br />

さが 戦勛 場 で 戦勛 い、 彼 らの 公勗 正匁 が 法 律傢 を 制勧 定 し、 聖脩 書危 の 宗儲 教卝 がフランス 人 の 知半 能印 を 啓繡 発 し、<br />

良拖 心升 を 支匣 配括 していたならば、 今 、フランスはどんなにか 栄 光捄 に 輝脮 いていたことであろう。<br />

フランスは、どんなにか 偉昖 大 な、 繁光 栄 した 幸 福厹 な 国 となり、 諸 国 の 模掌 範儤 となっていたこと<br />

であろう。<br />

しかし、 盲 目 で 冷偭 酷昰 な 頑繷 迷偧 さのために、フランスは、その 国 土拋 からすべての 高 潔昔 な 教卝<br />

師 、すべての 秩膈 序胺 の 支匣 持匛 者 、すべての 真卢 実 な 王掣 位匱 擁繗 護厽 者 を 追挵 い 払掾 ってしまった。フランス<br />

は、 自 国 を「 名匷 声拨 と 栄 光捄 」の 国 としたはずの 人 々に、 火 刑傃 か 追挵 放择 か、そのどちらかを 選 べ<br />

と 言匟 ったのであった。<br />

ついに 国 家匝 は、 衰斠 退挖 の 極掄 に 達挾 した。もはや 禁 じるべき 良拖 心升 はなくなり、 火 刑傃 に 引匂 きず<br />

っていくべき 宗儲 教卝 はもうなくなった。かり 立 てて 追挵 放择 すべき 愛 国 心升 は、もはやなくなって<br />

しまった。」 16 そして、その 恐傁 るべき 結医 果卵 として、 戦勛 標 すべき 革挙 命挻 が 起招 きたのであっ<br />

た。<br />

183


「ユグノー 教卝 徒傣 の 逃偹 亡 によって、フランスは 全 般 的 に 衰斠 退挖 した。 製拸 造挝 業 の 繁光 栄 してい<br />

た 都匙 市 が 衰斠 えた。 肥儺 沃禩 な 地 方 が 元區 の 荒僚 れ 地 にもどった。まれな 進勺 歩 の 期勡 間 のあとに、 知半 的<br />

沈腉 滞胇 と 道匠 徳 的 退挖 化 が 続勸 いた。パリは 巨 大 な 救 貧縏 院协 のようになり、 革挙 命挻 が 起招 こった 当勠 時 は、<br />

20 万勦 の 貧縏 民 が 王掣 からの 施厇 しを 請捥 うていた。イエズス 会 だけが、 衰斠 微脀 していく 国 内 にあっ<br />

て 繁光 栄 し、 教卝 会 と 学 校厛 と 牢 獄晳 とガレー 船掯 の 上 に、 恐傁 ろしい 圧 政 を 行 っていた。」<br />

福厹 音 は、フランスに、 政 治匮 的 社 会 的 諸 問勬 題匑 —— 聖脩 職厯 者 、 国 王掣 、 立 法 者 たちの 手 に 負拆 え<br />

ず、ついに 国 家匝 を 無叄 政 府匕 状叔 態拟 と 破挐 滅脛 に 陥肿 れたところの 諸 問勬 題匑 ——の 解卆 決 をもたらすはずで<br />

あった。しかし 人 々は、ローマの 支匣 配括 下 にあって、 自 己偻 犠腻 牲繉 と 無叄 我 の 愛 という、 救 い 主勢 の<br />

すばらしい 教卝 訓肢 を 忘脨 れていた。 彼 らは、 他 人 の 幸 福厹 のために 自 分 を 犠腻 牲繉 にすることから、<br />

かけ 離掤 れてしまっていた。 金 持匛 ちが 貧縏 者 を 圧 迫 してもだれからも 譴 責掅 されず、 貧縏 者 は、そ<br />

の 苦 役叓 と 堕秐 落叉 からの 救 いを 与拜 えられなかった。 富挛 と 権勻 力 を 持匛 つ 者 の 利匏 己偻 心升 は、ますます 露腒<br />

骨儴 で 圧 制勧 的 になった。 幾继 世匒 紀 にわたって、 貴揂 族 の 貪 欲僼 と 放择 蕩 は、 農捝 民 に 対 する 苛趑 酷昰 な 搾禈 取勚<br />

を 行 ってきた。 金 持匛 ちは 貧縏 者 をしいたげ、 貧縏 者 は 金 持匛 ちを 憎 んだ。<br />

多匭 くの 地 方 において 地 所勰 は 貴揂 族 が 所勰 有卻 し、 労排 働掴 者 階 級揁 は 小 作单 人 に 過厢 ぎなかった。 彼 ら<br />

は 地 主勢 の 言匟 いなりであって、 彼 らの 法 外勭 な 要勥 求卍 に 従 わなければならなかった。 教卝 会 と 国 家匝<br />

をささえる 負拆 叕担 は、 中 流及 と 下 層 階 級揁 に 負拆 わされ、 彼 らには 国 家匝 と 聖脩 職厯 者 から 重匤 税卮 がかけら<br />

れた。<br />

「 貴揂 族 は 快儜 楽掱 の 追挵 求卍 を 第匌 一 とし、 圧 迫 者 たちは 農捝 民 たちが 餓赭 死拎 しようといっこうにか<br />

まわなかった。…… 民 衆 はどんな 場 合 でも、 地 主勢 の 利匏 益捍 だけを 考卛 えなければならなかった。<br />

農捝 業 労排 働掴 者 の 生 活卹 は 労排 働掴 の 連 続勸 で、 救 われる 道匠 のない 悲胳 惨绨 な 生 活卹 であった。 彼 らの 苦 情午 は、<br />

それを 訴挰 えることができたにしても、おうへいな 軽 べつ 的 態拟 度 で 扱僻 われた。 法 廷腾 は 常拤 に 貴揂<br />

族 の 言匟 い 分 を 聞挈 いて、 農捝 民 の 言匟 い 分 を 聞挈 かなかった。 裁拍 判匯 官厑 がわいろを 受匃 け 取勚 るのは、 公勗<br />

然掍 の 秘兕 密偾 であった。このような 全 般 的 腐纄 敗反 の 体 制勧 の 中 では、 貴揂 族 のほんの 気勴 まぐれが 法 と<br />

しての 力 を 持匛 った。 一 方 では 世匒 俗晐 の 権勻 力 が、そして 他 方 では 聖脩 職厯 者 たちが、 庶 民 から 巻僲 き<br />

上 げた 税卮 金 の、その 半博 分 も 王掣 室掂 や 教卝 会 の 金 庫 には 入 らなかった。 残拑 りは 遊肓 興掰 と 放择 縦脷 のため<br />

に 浪償 費厔 されてしまった。こうして、 同 胞繟 を 窮晦 乏织 に 陥肿 れた 人 々 自 身拴 は 税卮 金 を 免僧 れ、 法 律傢 によ<br />

って、あるいは 習 慣脹 に 従 って、 国 家匝 のすべての 要勥 職厯 を 占 めていた。 特厣 権勻 階 級揁 は、15 万勦 人<br />

に 達挾 していた。そして、 彼 らを 満掫 ち 足拒 らせるために、 幾继 百掸 万勦 の 人 々が、 望捬 みのない 惨绨 めな<br />

生 活卹 を 余 儀腝 なくされていた」。<br />

宮厳 廷腾 は、ぜいたくと 放择 蕩 にふけっていた。 国 民 と 支匣 配括 者 の 間 に 信勼 頼 はなかった。 政 府匕<br />

の 政 策北 はみな、たくらみのある 我 欲僼 に 満掫 ちたものであると、 疑卧 惑 の 目 で 見 られた。 革挙 命挻 が<br />

起招 こる 前 、50 年 以匆 上 にわたって、ルイ 15 世匒 が 王掣 位匱 を 占 めていたが、 彼 は、そのような<br />

堕秐 落叉 した 時 代 においてさえ、 怠旒 惰趌 で 軽 薄儱 、 淫 蕩 な 王掣 として 有卻 名匷 であった。 腐纄 敗反 し 残拑 酷昰 な 上<br />

流及 階 級揁 、 窮晦 乏织 に 陥肿 り 無叄 知半 な 下 層 階 級揁 、 国 家匝 の 財拉 政 困傮 難挚 、 国 民 の 憤 激 などを 見 れば、 預 言匟 者<br />

184


でなくても、 恐傁 ろしい 暴偷 動 が 起招 ころうとしていることは 予匨 想挹 できた。 王掣 は、 顧僖 問勬 官厑 たちの<br />

警厺 告卪 に 対 して、「わたしの 存掑 命挻 中 は、 現勶 状叔 のままで 継 続勸 せよ。わたしの 死拎 後 は、どうなっ<br />

てもかまわない」と 答掬 えるのが 常拤 であった。 改匳 革挙 の 必厧 要勥 を 力 説拿 してもむだであった。 王掣 は<br />

弊晅 害县 を 認卉 めてはいたが、それを 改匳 める 勇腅 気勴 も 力 もなかった。 彼 の 怠旒 惰趌 で 利匏 己偻 的 な「あとは<br />

野 となれ 山 となれ」という 答掬 えは、 切卲 迫 したフランスの 運卞 命挻 を、あまりにも 正匁 確卾 に 描胦 写捂 し<br />

ていた。<br />

ローマは、 王掣 や 支匣 配括 階 級揁 のしっと 心升 に 訴挰 えて、 国 民 を 奴 隷趵 として 縛旸 っておくように 彼<br />

らを 動 かした。ローマはこうすれば 国 家匝 が 弱傽 くなり、この 方 法 で 支匣 配括 者 と 国 民 を 両厥 方 とも<br />

ローマの 奴 隷趵 にしておけることをよく 知半 っていた。ローマは、はるか 将 来勵 を 見 通 して、 人<br />

間 を 思卩 いのままに 奴 隷趵 にするには 心升 を 束僓 縛旸 しなければならないこと、また、 彼 らがその 束僓<br />

縛旸 からどうしても 逃偹 れることができないようにするには、 自 由厩 を 与拜 えないようにしなけれ<br />

ばならないことを 知半 っていた。ローマの 政 策北 がひき 起招 こした 兜肉 体 的 苦 痛僎 より 幾继 千収 倍 も 恐傁 ろ<br />

しいことは、 道匠 徳 的 堕秐 落叉 であった。 人 々は 聖脩 書危 を 奪傤 われ、 偏旌 狭腷 で 利匏 己偻 的 な 教卝 えを 聞挈 かせら<br />

れ、 無叄 知半 と 迷偧 信勼 に 閉僔 ざされていた。そして 彼 らは、 悪捰 習 に 陥肿 り、 全 く 自 制勧 ができなくなっ<br />

ていた。<br />

しかしこれらすべてのことの 結医 果卵 は、ローマが 意勪 図掛 したものとは 非 常拤 に 異 なったもの<br />

であった。ローマの 行 ったことは、 大 衆 を 盲 目 的 にローマの 教卝 義拣 に 服傕 従 させる 代 わりに、<br />

彼 らを 無叄 神卡 論厱 者 と 革挙 命挻 論厱 者 にしてしまった。 彼 らはローマ・カトリック 教卝 を、 僧 侶 の 策北 略傎<br />

であるとして 軽 べつした。 彼 らは、 聖脩 職厯 者 たちを、 彼 らを 圧 迫 するものの 一 部 とみなした。<br />

彼 らが 知半 っている 唯繴 一 の 神卡 は、ローマの 神卡 であった。またその 教卝 えが、 彼 らの 唯繴 一 の 宗儲 教卝<br />

であった。 彼 らは、ローマの 貪 欲僼 と 残拑 酷昰 は、 聖脩 書危 が 結医 ぶ 当勠 然掍 の 実 であると 考卛 え、そのよう<br />

なものはいらぬと 思卩 った。<br />

ローマは、 神卡 の 品厍 性勯 を 誤儶 って 伝捱 え、 神卡 の 要勥 求卍 をゆがめていた。そこで 人 々は、 聖脩 書危 も<br />

その 著兆 者 も、 共厗 に 拒兘 否 してしまった。ローマは、 聖脩 書危 がそれを 認卉 めているかのように 装 い<br />

つつ、 自 分 の 教卝 義拣 に 盲 目 的 信勼 仰纝 を 要勥 求卍 してきた。その 反卬 動 として、ボルテールと 彼 の 仲傫 間<br />

たちは、 聖脩 書危 を 全 面卥 的 に 拒兘 否 し、 至儖 る 所勰 に 不勘 信勼 の 害县 毒兙 を 広南 めた。ローマは 人 々を 弾傆 圧 し、<br />

苦 しめてき た。そして 今 度 は、 堕秐 落叉 し 狂旆 暴偷 になった 大 衆 が、ローマの 暴偷 虐纨 をはねのけて、<br />

すべての 束僓 縛旸 を 投匐 げ 捨腇 てた。 彼 らは、 自 分 たちが 長 い 間 尊胛 敬肭 を 払掾 ってきた 華兛 麗暗 な 詐縱 欺繏 に 憤<br />

激 して、 真卢 理 と 虚縚 偽兖 の 両厥 方 を 拒兘 絶傉 した。そして、 放择 縦脷 を 自 由厩 と 取勚 り 違挆 えて、 悪捰 徳 の 奴 隷趵 た<br />

ちは 自 由厩 を 得千 たものと 思卩 って 狂旆 喜 した。<br />

革挙 命挻 が 始卿 まった 時 、 人 々には 王掣 の 譲僯 歩 のもとに、 貴揂 族 と 聖脩 職厯 者 を 合 計匧 した 数包 以匆 上 の 代<br />

表勖 数包 が 与拜 えられた。こうして 彼 らは、 政 治匮 の 実 権勻 を 握儙 った。しかし 彼 らは、それを 賢繞 明 に<br />

適 度 に 用 いる 準厜 備厵 がなかった。 彼 らは、 自 分 たちが 苦 しんできた 圧 迫 を 除揄 くことに 熱 心升 で、<br />

社 会 の 改匳 造挝 を 断友 行 しようとした。 長 い 間 虐纨 待挊 されてきた 苦 い 思卩 い 出 をもつところの 憤 激 し<br />

185


た 群儈 衆 は、もはや 耐脾 えられないまでになった 悲胳 惨绨 な 状叔 態拟 を 変厭 革挙 し、このような 苦 境挌 に 彼 ら<br />

を 陥肿 れたと 思卩 われる 者 たちにふくしゅうしようと 決 意勪 した。 圧 迫 を 受匃 けた 者 たちは、 暴偷 政<br />

の 下 で 学 んだことを 実 行 し、 彼 らを 圧 迫 した 者 たちの 圧 迫 者 となった。<br />

不勘 幸 なフランスは、 自 分 がまいた 種捶 の 収厓 穫 を、 血傔 で 刈绚 り 取勚 った。フランスがローマの<br />

支匣 配括 力 に 従 った 結医 果卵 は、 実 に 恐傁 ろしいものであった。フランスが、ローマ・カトリック 教卝<br />

会 の 影挼 響捳 下 において、 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 初匘 期勡 に 最勞 初匘 の 火 刑傃 柱兀 を 立 てたところに、 革挙 命挻 は、その 最勞<br />

初匘 のギロチンをすえた。16 世匒 紀 に、プロテスタントの 信勼 仰纝 のための 最勞 初匘 の 殉程 教卝 者 が 焼催 か<br />

れたその 同 じ 場 所勰 で、18 世匒 紀 に、 最勞 初匘 の 犠腻 牲繉 者 がギロチンで 殺掮 された。フランスに 癒晆 し<br />

をもたらしたはずの 福厹 音 を 拒兘 んだために、フランスは、 不勘 信勼 と 破挐 滅脛 の 門挋 を 開 いた。 神卡 の 律傢<br />

法 の 抑 制勧 を 放择 棄 してしまった 時 に、 人 間 の 法 律傢 では 人 間 の 激 情午 の 強勮 力 な 潮脞 流及 を、 抑 止厙 でき<br />

ないことが 明 らかになった。そして 国 民 は、 反卬 乱 と 無叄 政 府匕 状叔 態拟 に 陥肿 ってしまった。 聖脩 書危 に<br />

戦勛 いをいどんだことが、 世匒 界化 史 において 恐傁 怖繍 政 治匮 の 時 代 と 呼 ばれる 一 時 代 を 開 くことにな<br />

った。 人 々の 家匝 庭僃 と 心升 から、 平匊 和匄 と 幸 福厹 が 去掇 った。だれも 安勣 心升 しておられなかった。 今 日<br />

勝 ち 誇縷 っている 者 が、 明 日 は 嫌膅 疑卧 をかけられて 罪 に 定 められた。 暴偷 力 と 欲僼 望捬 が、わがもの<br />

顔 に 横叅 行 した。<br />

王掣 侯 、 聖脩 職厯 者 、 貴揂 族 たちは、 興掰 奮绝 して 熱 狂旆 した 人 々の 残拑 虐纨 行 為 に 服傕 するほかなかった。<br />

彼 らのふくしゅう 欲僼 は、 王掣 の 処叀 刑傃 によって、いっそう 強勮 烈绡 になるばかりであった。そして、<br />

王掣 の 処叀 刑傃 を 命挻 じた 人 々が、 間 もなく 引匂 き 続勸 いて 処叀 刑傃 台卤 に 上 った。 革挙 命挻 の 反卬 対 者 であるとい<br />

う 嫌膅 疑卧 を 受匃 けた 者 たちは、 皆脰 殺掮 しにされた。<br />

牢 獄晳 は 満掫 ちあふれ、 一 時 は 囚昉 人 が 20 万勦 人 を 超捪 えた。 国 内 の 諸 都匙 市 は、 恐傁 ろしい 光捄 景拲 で<br />

満掫 ちた。 革挙 命挻 家匝 の 一 派挩 は 他 の 一 派挩 と 争拫 い、フランスは、 大 群儈 衆 の 激 情午 のあらしのままに 揺肝<br />

れる 一 大 戦勛 場 と 化 した。「パリでは 暴偷 動 が 次卙 々に 起招 こり、 市 民 たちは、さまざまの 党勝 派挩 に<br />

分 かれていたが、それは 互僆 いに 滅脛 ぼし 合 おうとしているとしか 思卩 えなかった。」 国 を 挙拷 げ<br />

ての 悲胳 惨绨 に 加匎 えて、 国 家匝 はヨーロッパ 大 同 盟 軍拚 との、 長 期勡 にわたる 破挐 壊傓 的 な 戦勛 争拫 状叔 態拟 に 陥肿<br />

った。「 国 家匝 は 破挐 綻穄 をきたし、 軍拚 隊 は 給捚 料厄 の 支匣 払掾 を 要勥 求卍 し、パリっ 子 たちは 食挱 に 飢 え、 地<br />

方 は 盗僌 賊 に 荒僚 らされ、 文卽 明 は、 無叄 政 府匕 と 放择 縦脷 のために 絶傉 滅脛 しそうになっていた。」<br />

ローマがたんねんに 教卝 えた 残拑 虐纨 と 拷稷 問勬 のやり 方 を、 人 々はあまりにもよく 覚 えていた。<br />

ついに、 報匔 復挴 の 日 がやって 来勵 た。 今 度 、 牢 獄晳 に 入 れられ、 火 刑傃 柱兀 に 引匂 かれていくのは、イ<br />

エスの 弟胱 子 たちではなかった。この 人 々は、ずっと 前 に 殺掮 されるか、あるいは 追挵 放择 される<br />

かしていた。 今 、 苛趑 酷昰 なローマは、 流及 血傔 行 為 を 喜 ぶように 自 分 が 訓肢 練 してきた 人 々の、 恐傁<br />

ろしい 力 を 感厤 じた。「フランスの 聖脩 職厯 者 たちが 長 年 にわたって 演 じて 来勵 た 迫 害县 の 前 例捁 は、<br />

今 彼 らに 手 厳 しくはね 返拮 って 来勵 た。 処叀 刑傃 台卤 は、 司 祭脫 の 血傔 で 赤捭 く 染偦 まった。かつてユグノー<br />

教卝 徒傣 で 充 満掫 したガレー 船掯 と 牢 獄晳 は、 今 、 彼 らの 迫 害县 者 たちで 満掫 員 になった。ローマ・カト<br />

186


リックの 司 祭脫 たちは、 鎖肽 で 腰胷 掛児 けにつながれてかいをこぎ、 教卝 会 が 温偣 和匄 な 異 端健 者 たちに 容卣<br />

赦费 なく 味控 わわせた 苦 悩肘 を、あますところなくなめたのであった」。<br />

「 最勞 も 凶晧 悪捰 な 裁拍 判匯 官厑 が 最勞 も 残拑 忍旖 な 法 典胟 を 執儨 行 する 時 、 極掄 刑傃 の 危捦 険叁 を 冒纍 さずには…… 隣胐<br />

人 とのあいさつも 祈绗 りもできない 時 、 密偾 偵 が 至儖 る 所勰 に 潜繐 んでいる 時 、ギロチンが 毎傭 朝厁 忙昻 し<br />

く 長 時 間 動 く 時 、 牢 獄晳 が 奴 隷趵 船掯 の 船掯 倉 のように 満掫 員 の 時 、 下 水匍 が 血傔 であわ 立 ってセーヌ 川勜<br />

に 流及 れる 時 、このような 時 が 到肑 来勵 した。……パリでは 毎傭 日 、 処叀 刑傃 を 受匃 ける 人 々を 満掫 載傴 した<br />

護厽 送拡 車区 が 通 りを 通 過厢 している 時 に、 最勞 高 委卑 員 会 によって 派挩 遣傛 された 地 方 の 総匫 督挠 たちは、 首匹<br />

都匙 パリでさえ 行 われたことのないような 残拑 虐纨 行 為 を 行 った。 彼 らの 殺掮 人 のためには、 恐傁 ろ<br />

しい 機務 械縌 の 刃旿 が 上 り 下 りするのでは 遅 すぎた。 数包 珠晁 つなぎにされた 囚昉 人 たちが、ブドウ 弾傆<br />

でなぎ 倒 された。<br />

満掫 員 のはしけの 底 に 穴肼 が 開 けられた。リヨンは 荒僚 れ 地 と 化 した。アラスでは、すぐに<br />

殺掮 すという 残拑 酷昰 な 憐穳 れみさえ 囚昉 人 たちに 与拜 えられなかった。ロアール 川勜 沿肥 岸偪 では、ソーミ<br />

ュールから 海匈 まで、2 人 ずついまわしい 抱 擁繗 をさせた 裸 の 死拎 体 を、カラスやトビの 大 群儈 の<br />

餌 食挱 にした。 女匩 も 年 寄 りも 容卣 赦费 なく 殺掮 された。のろわしい 政 府匕 に 殺掮 された 17 歳按 の 少厮 年 少厮<br />

女匩 の 数包 は 数包 百掸 もあった。 母 の 乳腤 ぶさからもぎ 取勚 られた 赤捭 ん 坊縧 は、ジャコバン 党勝 員 のほこ 先匪<br />

からほこ 先匪 へと 投匐 げ 渡据 された」。わずか 10 年 の 間 に、おびただしい 数包 の 人 間 が 殺掮 され<br />

た。<br />

これはみな、サタンの 望捬 むところであった。これはサタンが、 幾继 時 代 にわたって 確卾 保<br />

しようとしてきたことであった。 彼 の 策北 略傎 は、 初匘 めから 終厖 わりまで 欺繏 瞞 であって、 彼 の 不勘<br />

動 の 目 的 は、 人 間 の 世匒 界化 に 不勘 幸 と 悲胳 惨绨 をもたらし、 神卡 のみ 業 を 傷偟 つけ、 汚儢 し、 神卡 の 慈暆 悲胳 と<br />

愛 のみ 心升 をだいなしにし、こうして 天拦 を 悲胳 しませようとするにある。こうしてサタンは、<br />

その 欺繏 瞞 的 な 方 法 によって 人 の 心升 を 盲 目 にし、これらすべての 不勘 幸 が 創傦 造挝 主勢 の 計匧 画厐 の 結医 果卵<br />

であるかのように 考卛 えさせて、 彼 の 働掴 きを 神卡 のせいだと 思卩 わせようとするのである。 同 様捞<br />

に、 彼 の 残拑 酷昰 な 力 によって 堕秐 落叉 し、 残拑 忍旖 になった 者 たちが 自 由厩 を 得千 ると、サタンは 彼 らに、<br />

極掄 端健 で 非 道匠 なことを 行 わせる。すると 暴偷 君 や 圧 制勧 者 は、この 無叄 軌纀 道匠 な 放择 縦脷 を、 自 由厩 の 結医 果卵<br />

が 何挬 であるかを 示単 す 好捆 例捁 であるというのである。<br />

サタンは、1 つの 扮稑 装 の 誤儶 りが 見 破挐 られると、また 別厌 の 仮儵 面卥 をかぶって 現勶 れ、 群儈 衆 は 前<br />

と 同 様捞 に 熱 狂旆 してこれを 迎 える。ローマ・カトリック 教卝 が 欺繏 瞞 であることが 人 々にわかり、<br />

これを 用 いて 人 々に 神卡 の 律傢 法 を 犯 させることができなくなると、サタンは、すべての 宗儲 教卝<br />

は 人 をまどわすものであり、 聖脩 書危 は 作单 り 話匋 であると 主勢 張挗 した。そして 彼 らは、 神卡 の 律傢 法 を<br />

放择 棄 して、 無叄 軌纀 道匠 な 罪 の 生 活卹 に 陥肿 った。<br />

フランスの 国 民 をこのような 悲胳 惨绨 な 状叔 態拟 に 陥肿 れた 致 命挻 的 誤儶 りは、 真卢 の 自 由厩 は 神卡 の 律傢 法<br />

の 範儤 囲 内 にあるという 一 大 真卢 理 を 無叄 視拹 したためであった。「どうか、あなたはわたしの 戒儦<br />

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めに 聞挈 き 従 うように。そうすれば、あなたの 平匊 安勣 は 川勜 のように、あなたの 義拣 は 海匈 の 波 のよ<br />

うに」なる。「 主勢 は 言匟 われた、『 悪捰 い 者 には 平匊 安勣 がない』と」。「しかし、わたしに 聞挈 き<br />

従 う 者 は 安勣 らかに 住卫 まい、 災 に 会 う 恐傁 れもなく、 安勣 全 である」[イザヤ 48:18、22、 箴<br />

言匟 1:。 無叄 神卡 論厱 者 、 不勘 信勼 仰纝 者 、 背 教卝 者 たちは、 神卡 の 律傢 法 に 反卬 対 し 非 難挚 を 向匇 けるが、 彼 ら<br />

のもたらす 結医 果卵 を 見 るならば、 人 類 の 幸 福厹 は 神卡 の 律傢 法 に 服傕 従 することにあることがわかる<br />

のである。 神卡 の 書危 から 教卝 訓肢 を 読傊 み 取勚 ろうとしない 者 は、 諸 国 の 歴偡 史 の 中 にそれを 読傊 み 取勚 る<br />

ように 命挻 じられている。<br />

サタンが、ローマ 教卝 会 を 通 じて 人 々を 神卡 に 背 かせた 時 、 彼 の 活卹 動 は 隠僸 されていた。そ<br />

して、 彼 の 働掴 きは 巧绾 みに 偽兖 装 されていたので、その 結医 果卵 起招 こった 堕秐 落叉 と 不勘 幸 は、 罪 を 犯 し<br />

た 結医 果卵 であるとは 思卩 われなかった。また、 彼 の 力 は、これまで 神卡 の 聖脩 霊绳 の 働掴 きによって 妨绋<br />

げられ、 十厝 分 に 実 を 結医 ぶに 至儖 っていなかった。 人 々は 原募 因 を 探僙 ることをせず、 彼 らの 不勘 幸<br />

の 源 を 見 出 さなかった。しかし、 革挙 命挻 が 起招 こり、 議 会 は 公勗 然掍 と 神卡 の 律傢 法 を 廃 した。そして、<br />

それに 続勸 いた 恐傁 怖繍 時 代 に、その 原募 因 と 結医 果卵 がすべての 者 に 明 らかとなった。<br />

フランスが 公勗 然掍 と 神卡 を 拒兘 み、 聖脩 書危 を 放择 棄 した 時 、 悪捰 人 たちと 暗肨 黒 の 霊绳 とは、 彼 らが 長<br />

く 望捬 んでいた 目 的 を 達挾 成勱 して 喜 んだ。それは、 神卡 の 律傢 法 の 制勧 限拘 を 受匃 けな い 国 であった。<br />

悪捰 の 行 為 に 対 する 判匯 決 が、 速捠 やかに 執儨 行 されないために、 人 の 子 らの 心升 は「もっぱら 悪捰 を<br />

行 うことに 傾傧 いている」[ 伝捱 道匠 の 書危 8:。しかし、 公勗 正匁 で 義拣 である 律傢 法 を 犯 すならば、そ<br />

の 結医 果卵 は 必厧 然掍 的 に 不勘 幸 と 破挐 滅脛 である。 人 間 の 悪捰 事 は、 直卟 ちに 罰脖 が 与拜 えられないにしても、<br />

必厧 ず 破挐 滅脛 をもたらすのである。 幾继 世匒 紀 にもわたる 背 信勼 と 罪 悪捰 は、 報匔 復挴 の 日 の 神卡 の 怒腹 りを 蓄腸<br />

えてきた。そして、 彼 らの 罪 が 満掫 ちた 時 に、 神卡 を 軽 べつした 人 々は、 神卡 の 忍旖 耐脾 がつき 果卵 て<br />

ることがどんなに 恐傁 ろしいことであるかを 知半 ったのであるが、 時 はすでに 遅 かった。<br />

サタンの 残拑 酷昰 な 力 を 抑 えていた 神卡 の 霊绳 の 抑 制勧 力 が、 大 半博 取勚 り 除揄 かれた。そして、 人 々<br />

を 不勘 幸 にすることだけを 喜 びとしているサタンのなすがままになった。 反卬 逆 に 荷免 叕担 した 者<br />

は、その 実 を 刈绚 り 取勚 った。そして 地 はついに 筆僜 紙 に 尽能 くし 得千 ない 恐傁 ろしい 犯 罪 で 満掫 たされ<br />

た。 荒僚 廃 した 地 方 や 破挐 壊傓 された 都匙 市 から、 恐傁 ろしい 叫经 び、 耐脾 えがたい 苦 悩肘 の 叫经 びがあがっ<br />

た。フランスは、 地 震傹 で 震傹 動 するかのように 揺肝 れ 動 いた。 宗儲 教卝 、 法 律傢 、 社 会 秩膈 序胺 、 家匝 族 、<br />

国 家匝 、そして 教卝 会 などすべてのものが、 神卡 の 律傢 法 に 反卬 抗 してあげられた 邪旇 悪捰 な 手 で 打占 ち 倒<br />

された。 賢繞 者 は 実 にこう 語指 った。「 悪捰 しき 者 は、その 悪捰 によって 倒 れる。」「 罪 びとで 百掸<br />

度 悪捰 をなして、なお 長 生 きするものがあるけれども、 神卡 をかしこみ、み 前 に 恐傁 れをいだく<br />

者 には 幸 福厹 があることを、わたしは 知半 っている。しかし 悪捰 人 には 幸 福厹 がない」[ 箴 言匟 11:<br />

5、 伝捱 道匠 の 書危 8:12、。「 彼 らは 知半 識掟 を 憎 み、 主勢 を 恐傁 れることを 選 ばず、」「 自 分 の 行 い<br />

の 実 を 食挱 らい、 自 分 の 計匧 りごとに 飽 きる」[ 箴 言匟 1:29、。<br />

「 底 知半 れぬ 所勰 からのぼって 来勵 る」 神卡 を 汚儢 す 権勻 力 に 殺掮 された 神卡 の 忠儮 実 な 証卨 人 は、 長 く 沈腉<br />

黙縹 していなかった。「3 日 半博 の 後 、いのちの 息僢 が、 神卡 から 出 て 彼 らの 中 にはいり、そして、<br />

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彼 らが 立 ち 上 がったので、それを 見 た 人 々は 非 常拤 な 恐傁 怖繍 に 襲脁 われた」[ 黙縹 示単 録捎 11:。キリ<br />

スト 教卝 を 廃 し 聖脩 書危 を 破挐 棄 する 法 令傂 が、フランスの 議 会 を 通 過厢 したのは、1793 年 であった。<br />

それから 3 年 半博 後 にはこの 法 令傂 は 廃 止厙 され、 聖脩 書危 を 読傊 むことを 許 す 決 議 が、 同 じ 議 会 にお<br />

いて 採 択僨 された。 聖脩 書危 を 拒兘 否 した 結医 果卵 起招 こった 極掄 悪捰 非 道匠 さに、 世匒 界化 は 驚脚 きを 禁 じ 得千 なかっ<br />

た。そして 人 々は、 神卡 に 対 する 信勼 仰纝 の 必厧 要勥 と、 神卡 の 言匟 葉挺 が、 徳 と 道匠 徳 の 基匼 礎脔 であることを<br />

認卉 めたのであった。 主勢 は 言匟 われた、「あなたはだれをそしり、だれをののしったのか。あ<br />

なたはだれにむかって 声拨 をあげ、 目 を 高 くあげたのか。イスラエルの 聖脩 者 にむかってだ」<br />

[イザヤ 37:。「それゆえ、 見 よ、わたしは 彼 らに 知半 らせよう。すなわち、この 際匶 わたし<br />

の 力 と、わたしの 勢厕 いとを 知半 らせよう。 彼 らはわたしの 名匷 が、 主勢 であることを 知半 るように<br />

なる」[エレミヤ 16:。<br />

2 人 の 証卨 人 について、 預 言匟 者 はなお 次卙 のように 言匟 っている。「その 時 、 天拦 から 大 きな 声拨<br />

がして、『ここに 上 ってきなさい』と 言匟 うのを、 彼 らは 聞挈 いた。そして、 彼 らは 雲胖 に 乗拳 っ<br />

て 天拦 に 上 った。 彼 らの 敵育 はそれを 見 た」[ 黙縹 示単 録捎 11:。フランスが 神卡 の 2 人 の 証卨 人 に 戦勛 い<br />

をいどんで 以匆 後 、かえって 彼 らは、それまでになかったほどあがめられてきた。1804 年<br />

に、 英捼 国 聖脩 書危 協匞 会 が 組匢 織掼 された。これに 続勸 いてヨーロッパ 大 陸 に、 多匭 くの 支匣 部 をもった 同<br />

様捞 の 聖脩 書危 協匞 会 が 設勳 立 された。1816 年 には、 米 国 聖脩 書危 協匞 会 が 設勳 立 された。 英捼 国 聖脩 書危 協匞 会 が<br />

設勳 立 されたとき、 聖脩 書危 は 50 か 国 語指 で 印偝 刷繺 配括 布偵 された。そしてその 後 、 聖脩 書危 は 幾继 百掸 の 国 語指<br />

と 方 言匟 に 翻 訳胲 されてきた。<br />

1792 年 以匆 前 の 50 年 間 、 外勭 国 伝捱 道匠 事 業 についての 関 心升 はなかった。 新 たな 伝捱 道匠 協匞 会 は<br />

設勳 立 されなかった。そして、 異 教卝 国 にキリスト 教卝 を 宣傪 べ 伝捱 えようと 努 力 する 教卝 会 は、ほと<br />

んどなかった。しかし、18 世匒 紀 の 終厖 わりになって、 大 変厭 化 が 起招 こった。 人 々は、 合 理 主勢<br />

義拣 の 結医 果卵 に 不勘 満掫 を 感厤 じ、 神卡 の 啓繡 示単 と 体 験挧 的 宗儲 教卝 の 必厧 要勥 を 痛僎 感厤 したのである。この 時 から 外勭<br />

国 伝捱 道匠 事 業 が、これまでにない 発 展捯 を 遂脎 げたのであった。<br />

印偝 刷繺 技叒 術挘 の 発 達挾 が、 聖脩 書危 配括 布偵 事 業 を 促傌 進勺 した。 諸 国 間 の 交卦 通 機務 関 の 発 達挾 、 昔繕 ながらの<br />

偏旌 見 の 壁儿 や 国 家匝 的 排僛 他 主勢 義拣 の 崩偼 壊傓 、ローマ 法 王掣 の 俗晐 権勻 の 喪旈 失拽 などが、 神卡 の 言匟 葉挺 が 入 って<br />

いく 道匠 を 開 いた。 数包 年 前 から 聖脩 書危 は、ローマの 通 りにおいてさえ、 何挬 の 束僓 縛旸 も 受匃 けずに 販捅<br />

売匉 されている。そしてそれは、 今 、 人 類 の 住卫 んでいるところはどこにでも、 配括 布偵 されるよ<br />

うになったのである。<br />

かつて 無叄 神卡 論厱 者 ボルテールは、 次卙 のように 自 慢纁 して 言匟 った。「12 人 がキリスト 教卝 を 設勳<br />

立 したということを、わたしはもう 聞挈 き 飽 きた。わたしは、それをくつがえすのにひとり<br />

で 十厝 分 であることを 証卨 明 しよう。」 彼 の 死拎 後 、 幾继 世匒 代 が 過厢 ぎ 去掇 った。 幾继 百掸 万勦 の 者 が、 聖脩 書危<br />

に 対 する 戦勛 いに 加匎 わった。しかし 聖脩 書危 は、 滅脛 びるどころか、ボルテールの 時 代 に 100 あ<br />

ったところには、1 万勦 、いや 10 万勦 の 神卡 の 書危 があるのである。ある 初匘 期勡 の 改匳 革挙 者 は、キリ<br />

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スト 教卝 会 に 関 して、「 聖脩 書危 は 多匭 くの 金 づちをすりへらしたかなとこのようなものである」<br />

と 言匟 った。<br />

「すべてあなたを 攻 めるために 造挝 られる 武叇 器捙 は、その 目 的 を 達挾 しない。すべてあなた<br />

に 逆 らい 立 って、 争拫 い 訴挰 える 舌暎 は、あなたに 説拿 き 破挐 られる」と 主勢 は 言匟 われた[イザヤ<br />

54:。 「われわれの 神卡 の 言匟 葉挺 はとこしえに 変厭 ることはない。」「すべてのさとしは 確卾 か<br />

である。これらは 世匒 々かぎりなく 堅儕 く 立 ち、 真卢 実 と 正匁 直卟 とをもってなされた」[イザヤ 40:<br />

8、 詩纛 篇 111:7、。 人 間 の 権勻 威胙 の 上 に 建厼 てられたものはみな 崩偼 れる。しかし、 神卡 の 不勘 変厭<br />

の 言匟 葉挺 の 上 に 基匼 礎脔 をおいたものは、 永 遠 に 立 つのである。<br />

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第匌 16 章 自 由厩 の 地<br />

英捼 国 の 改匳 革挙 者 たちは、ローマ・カトリック 教卝 会 の 教卝 義拣 を 捨腇 てながらも、その 形捊 式厚 の 多匭<br />

くを 保 持匛 していた。こうして、ローマの 権勻 威胙 と 信勼 条厬 は 否 定 していながら、その 習 慣脹 と 儀腝 式厚<br />

が、 少厮 なからず 英捼 国 国 教卝 会 の 礼脊 拝旟 に 取勚 り 入 れられた。こうしたことは 良拖 心升 の 問勬 題匑 ではない、<br />

また、 聖脩 書危 に 命挻 じられていないから 重匤 要勥 ではないが、それでも 禁 じられていないから 本 質拾<br />

的 には 悪捰 ではない、という 主勢 張挗 が 行 われた。これらの 遵穒 守捿 は、ローマと 改匳 革挙 教卝 会 との 間 の<br />

隔绔 たりを 狭腷 めるものであった。そしてそれは、カトリック 教卝 徒傣 がプロテスタントの 信勼 仰纝 を<br />

受匃 け 入 れるのを 促傌 進勺 すると 力 説拿 された。<br />

保 守捿 的 で 妥縞 協匞 的 な 人 々にとっては、このような 議 論厱 は 決 定 的 なものに 思卩 われた。しか<br />

し、そう 判匯 断友 しなかった 人 々もいた。こうした 習 慣脹 は、「ローマと 改匳 革挙 主勢 義拣 との 間 の 深捫 い<br />

割厎 れ 目 に 橋拼 を 架繳 けるものである」からこそ、それらの 保 持匛 には 断友 固 として 反卬 対 である、と<br />

いうのが 彼 らの 意勪 見 であった。 1 彼 らはそれらを、 奴 隷趵 状叔 態拟 —— 彼 らはそこから 解卆 放择 され<br />

たのであって、そこにもどる 気勴 持匛 ちなど 全 くないのであった——のしるしとみなした。 神卡<br />

はみ 言匟 葉挺 の 中 で、 神卡 の 礼脊 拝旟 に 関 する 規厶 則 を 定 められたのであるから、 人 間 が 自 由厩 にそれに<br />

加匎 えたり 減匬 じたりすることはできないと、 彼 らは 論厱 じた。 大 背 教卝 のまず 第匌 一 歩 は、 教卝 会 の<br />

権勻 威胙 に よって 神卡 の 権勻 威胙 を 補拙 おうとしたことにあった。ローマは、 神卡 が 禁 じられなかった<br />

ことを 禁 じることから 始卿 めて、 神卡 が 明 らかに 命挻 じておられることを 禁 じるに 至儖 ったのであ<br />

った。<br />

多匭 くの 者 は、 初匘 代 教卝 会 の 特厣 徴僦 であった 純儻 潔昔 と 単 純儻 にもどることを 熱 望捬 した。 彼 らは、<br />

英捼 国 国 教卝 会 に 根捏 をおろした 多匭 くの 習 慣脹 を 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 の 遺 物匵 とみなし、 良拖 心升 上 その 礼脊 拝旟 に 参厴 加匎<br />

することができなかった。 しかし 教卝 会 は、 国 家匝 の 権勻 力 によってささえられていて、その<br />

儀腝 式厚 に 反卬 対 することを 許 さなかった。 教卝 会 の 礼脊 拝旟 に 出 席 することが 法 律傢 で 要勥 求卍 され、 許 可參<br />

なくして 宗儲 教卝 的 集厦 会 を 開 くことは 禁 じられて、もしそれを 犯 せば、 投匐 獄晳 、 追挵 放择 、 死拎 刑傃 であ<br />

った。<br />

17 世匒 紀 の 初匘 め、 王掣 位匱 についたばかりの 英捼 国 王掣 は、 清捲 教卝 徒傣 [ピューリタン]たちに、「 国<br />

教卝 に 従 わせるか、……それとも 国 外勭 に 追挵 放择 、または、それ 以匆 上 の 刑傃 に 処叀 す」という 決 意勪 を<br />

明 らかにした。 2 彼 らは、かり 立 てられ、 迫 害县 され、 投匐 獄晳 されて、 将 来勵 、 事 態拟 の 好捆 転厷 を 望捬<br />

むことができなくなった。そして、 良拖 心升 の 命挻 じるところに 従 って 神卡 に 仕捸 えようとするもの<br />

にとって、「 英捼 国 は 永 久挸 に 住卫 むところではなくなった」と 考卛 える 者 が 多匭 かった。 3 ある 者<br />

は、 少厮 なくとも、オランダまで 避 難挚 しようと 決 心升 した。 彼 らは、 困傮 難挚 や 損措 失拽 や 投匐 獄晳 のうき<br />

めにあった。 彼 らの 目 的 は 妨绋 げられ、 裏傈 切卲 られて 敵育 の 手 に 渡据 された。それでも 屈縿 せず 耐脾 え<br />

191


忍旖 んで、ついに 彼 らは、オランダ 共厗 和匄 国 にあたたかく 迎 えられ、 避 難挚 することができ<br />

た。<br />

彼 らは 逃偹 げる 際匶 、 家匝 も 財拉 産勩 も 生 計匧 の 手 段掀 をも 置厒 いてきた。 彼 らは 異 国 に 住卫 む 異 邦傗 人 と<br />

なり、 言匟 葉挺 も 習 慣脹 も 異 なる 人 々の 中 で 暮儋 らした。 彼 らは、 生 計匧 を 立 てるために、 新 しい 不勘<br />

慣脹 れな 職厯 業 につかなければならなかった。これまで 耕绌 作单 に 従 事 していた 中 年 の 男卂 が、 今 度<br />

は 技叒 術挘 的 な 職厯 業 を 覚 えなければならなかった。しかし 彼 らは、そうした 事 態拟 をも 快儜 活卹 に 受匃<br />

け 入 れた。 怠旒 けたり 悔繛 やんだりして 時 間 を 浪償 費厔 したりしなかった。 彼 らはしばしば 貧縏 困傮 に<br />

陥肿 ったけれども、なお 彼 らに 与拜 えられた 福厹 音 を 神卡 に 感厤 謝儑 し、 妨绋 げられずに 霊绳 の 交卦 わりがで<br />

きることを 喜 んだ。「 彼 らは、 自 分 たちが 旅傯 人 であることを 知半 り、そのようなものに 心升 を<br />

奪傤 われることなく、 彼 らの 最勞 も 愛 する 国 、 天拦 国 に 目 を 向匇 け、 心升 安勣 んじていた。」 4<br />

流及 浪償 と 困傮 難挚 のただ 中 にあっても、 彼 らの 愛 と 信勼 仰纝 は 強勮 くなった。 彼 らは 主勢 の 約 束僓 に 信勼<br />

頼 した。そして 神卡 は、 必厧 要勥 な 時 に 必厧 ず 助捉 けを 与拜 えられた。 神卡 の 天拦 使却 は 彼 らのそばにいて、<br />

彼 らを 励繭 ましささえた。そして、 神卡 のみ 手 が、 海匈 の 向匇 こうの 土拋 地 ——そこで 彼 らが 国 を 建厼<br />

設勳 し、 宗儲 教卝 の 自 由厩 という 尊胛 い 遺 産勩 を 子 孫繜 に 残拑 すことのできるところ——を 指匦 さした 時 、 彼<br />

らは、ひるむことなく 摂昊 理 の 道匠 に 従 って 前 進勺 した。<br />

神卡 は、ご 自 分 の 民 に 対 する 恵 み 深捫 いみこころの 完 成勱 のために、 彼 らに 準厜 備厵 をさせるよ<br />

う、 彼 らに 試去 練 が 来勵 るのを 許 された。 教卝 会 が 衰斠 えたのは、また 高 められるためであった。<br />

神卡 は、 教卝 会 のために 力 をあらわし、 神卡 に 信勼 頼 する 者 を 捨腇 てないというもう 1 つの 証卨 拠 を 世匒<br />

界化 に 示単 そうとしておられた。 神卡 は、サタンの 怒腹 りと 悪捰 人 の 策北 略傎 が、 神卡 に 栄 光捄 を 帰 して 神卡 の<br />

民 を 安勣 全 な 場 所勰 に 導拗 くことになるように、 諸 事 件卅 を 支匣 配括 しておられた。 迫 害县 と 追挵 放择 が 自 由厩<br />

への 道匠 を 開 きつっあった。<br />

清捲 教卝 徒傣 たちは、 最勞 初匘 に 英捼 国 国 教卝 会 から 分 離掤 しなければならなかった 時 、 主勢 の 自 由厩 な 民<br />

として、「 彼 らに 知半 らされた、あるいは、これから 知半 らされるすべての 神卡 の 道匠 を 共厗 に 歩 く」<br />

ことを、 一 致 団卄 結医 して 厳 粛施 に 誓绒 った。 5 ここに、 改匳 革挙 の 真卢 の 精 神卡 、プロテスタント 主勢 義拣 の<br />

極掄 めて 重匤 大 な 原募 則 があった。 清捲 教卝 徒傣 たちが、オランダを 去掇 って 新 世匒 界化 に 移挔 住卫 したのは、こ<br />

の 目 的 のためであった。 彼 らの 牧肧 師 、ジョン・ロビンソンは、 摂昊 理 によって 彼 らに 同 行 で<br />

きなかったが、 亡 命挻 者 たちへの 告卪 別厌 説拿 教卝 において 次卙 のように 言匟 った。<br />

「 兄胆 弟胱 たちよ、われわれは 今 、まもなく 別厌 れようとしている。わたしが 再卭 び、あなた<br />

がたの 顔 を 見 ることができるかどうかは、ただ 神卡 だけが 知半 っておられる。しかし、 主勢 がそ<br />

うお 定 めになっていようといまいと、わた しは、 神卡 と 聖脩 天拦 使却 たちの 前 で、わたしがキリ<br />

ストに 従 ったように、あなたがたがわたしに 近卐 く 従 うように 命挻 じる。もし 神卡 が、ご 自 分 の<br />

他 の 器捙 を 用 いて、 何挬 かをあなたがたに 示単 されるならば、わたしが 教卝 える 真卢 理 を 受匃 けたよう<br />

192


に、 喜 んで 信勼 じてほしい。わたしは、 主勢 がみ 言匟 葉挺 のなかから、これからももっと 真卢 理 と 光捄<br />

を 輝脮 かせてくださると 確卾 信勼 している。」 6<br />

「わたしとしては、 宗儲 教卝 的 に 行 き 詰僒 まった 改匳 革挙 教卝 会 の 状叔 態拟 を、 嘆昍 かないではおられな<br />

い。 教卝 会 は 現勶 在厪 、 改匳 革挙 運卞 動 を 起招 こした 器捙 たちから 1 歩 も 進勺 んではいない。ルーテル 教卝 会 員<br />

は、ルターが 認卉 識掟 したこと 以匆 上 に 出 ていない。……そして、カルバン 派挩 の 人 々は、 神卡 の 偉昖<br />

大 な 人 物匵 ではあったがすべてを 認卉 識掟 していたとは 言匟 えない 人 の 残拑 したことを、 堅儕 く 守捿 って<br />

いる。これは、 非 常拤 に 悲胳 しむべきことである。 彼 らは、その 時 代 においては、 燃 え 輝脮 く 光捄<br />

ではあったが、 神卡 の 教卝 えをすべて 知半 りつくしたのではなかった。 彼 らは、もし 今 日 生 きて<br />

いたならば、 彼 らが 初匘 めに 受匃 けた 光捄 と 同 様捞 に、それ 以匆 上 の 光捄 も 喜 んで 受匃 けることであろ<br />

う。」 7<br />

「すでに 示単 され、またこれからも 示単 されるすべての 主勢 の 道匠 を 歩 くことに 同 意勪 した、 教卝<br />

会 の 契 約 を 覚 えていてほしい。 神卡 のみ 言匟 葉挺 から 示単 される 光捄 と 真卢 理 は、なんでも 受匃 け 入 れる<br />

という 神卡 とお 互僆 いとの 約 束僓 と 契 約 とを、 覚 えていてほしい。さらに、 真卢 理 として 受匃 け 入 れ<br />

る 場 合 に 注挅 意勪 してほしいことは、それを 受匃 け 入 れる 前 に、 他 の 聖脩 書危 の 真卢 理 と 比发 較脘 してよく<br />

検匴 討挎 することである。なぜならば、 非 キリスト 教卝 的 暗肨 黒 から 最勞 近卐 出 て 来勵 たばかりのキリス<br />

ト 教卝 会 に、 一 時 に 完 全 無叄 欠 の 知半 識掟 が 輝脮 き 出 ることはあり 得千 ないからである。」 8<br />

この、いわゆる「 巡儏 礼脊 者 」[ピルグリム]たちが、 勇腅 敢暑 にも 長 途 の 航 海匈 の 危捦 険叁 を 冒纍 し、 荒僚<br />

野 の 種捶 々の 困傮 難挚 と 危捦 険叁 に 耐脾 え、そしてついに 神卡 の 恵 みによって、アメリカの 岸偪 に 偉昖 大 な 国<br />

家匝 の 基匼 礎脔 をすえたのは、 良拖 心升 の 自 由厩 を 得千 たいという 願傿 いからであった。しかし、これらの<br />

清捲 教卝 徒傣 たちは、 誠肬 実 で 神卡 を 恐傁 れる 人 々ではあったけれども、まだ 宗儲 教卝 の 自 由厩 の 大 原募 則 を 理<br />

解卆 していなかった。 彼 らは、 大 きな 犠腻 牲繉 を 払掾 って 獲僠 得千 した 自 由厩 を、 等 しく 他 の 者 に 与拜 えよ<br />

うとはしなかった。「17 世匒 紀 の 最勞 も 進勺 歩 的 な 思卩 想挹 家匝 たちや 道匠 徳 家匝 たちでさえ、 新 約 聖脩 書危<br />

より 発 している 大 原募 則 、すなわち 神卡 以匆 外勭 にはだれも 人 間 の 信勼 仰纝 をさばくことはできないと<br />

いうことを、 正匁 しく 認卉 識掟 したものはほとんどいなかった。」 9 人 間 の 良拖 心升 を 支匣 配括 し、 異 端健<br />

を 定 義拣 し、 処叀 罰脖 する 権勻 を、 神卡 は 教卝 会 にゆだねられたという 教卝 義拣 は、 法 王掣 教卝 の 誤儶 謬 に 最勞 も 深捫<br />

く 根捏 ざす 誤儶 りの 1 つである。<br />

改匳 革挙 者 たちは、ローマの 教卝 義拣 を 否 定 はしたが、その 狭腷 量挪 な 精 神卡 から 完 全 にぬけきって<br />

はいなかった。 法 王掣 権勻 の 長 期勡 にわたる 支匣 配括 下 において、キリスト 教卝 会 全 体 をおおった 濃兌 い<br />

暗肨 黒 は、まだ 全 部 消拔 え 去掇 ってはいなかった。マサチューセッツ 湾 の 植 民 地 における 有卻 力 な<br />

牧肧 師 の 1 人 は、 次卙 のように 言匟 った。「 寛繘 容卣 であったことが 世匒 界化 を 反卬 キリスト 教卝 的 にした。<br />

そして 教卝 会 は、 異 端健 を 罰脖 しても 何挬 の 害县 も 受匃 けなかった。」 10 植 民 地 開 拓肾 者 たちは、 教卝 会 員<br />

だけが 政 治匮 に 発 言匟 権勻 を 持匛 つべきであるという 規厶 則 を 採 用 した。 一 種捶 の 国 教卝 が 制勧 定 され、す<br />

べての 住卫 民 は 聖脩 職厯 者 を 支匣 持匛 するために 献僑 金 することを 要勥 求卍 された。そして、 長 官厑 には 異 端健<br />

193


を 鎮昼 圧 する 権勻 が 授 けられた。こうして、 世匒 俗晐 の 権勻 力 が 教卝 会 の 手 中 にあった。やがて、こう<br />

した 方 法 は、その 必厧 然掍 的 な 結医 果卵 である 迫 害县 をひき 起招 こすことになった。<br />

植 民 地 が 創傦 設勳 されてから 11 年 後 に、ロージャー・ウィリアムスがアメリカに 来勵 た。 初匘<br />

期勡 の 清捲 教卝 徒傣 たちのように、 彼 も 宗儲 教卝 の 自 由厩 を 享 受匃 するために 来勵 た。しかし 彼 は、 彼 らとは<br />

異 なって、 当勠 時 まだ、ほとんどだれも 気勴 づいていなかったこと、すなわち、この 自 由厩 は、<br />

その 信勼 条厬 が 何挬 であろうと、すべての 者 にとって 譲僯 渡据 できない 権勻 利匏 であることを 認卉 識掟 してい<br />

た。 彼 は、 熱 心升 な 真卢 理 の 探僙 究捨 者 であった。そしてロビンソンと 共厗 に、 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 真卢 理 が<br />

すべて 与拜 えられてしまったとは 思卩 っていなかった。ウィリアムスは、「 近卐 代 のキリスト 教卝<br />

世匒 界化 において、 良拖 心升 の 自 由厩 、 法 の 前 における 意勪 見 の 平匊 等 という 教卝 義拣 に 基匼 づいて 政 府匕 を 制勧 定<br />

した、 最勞 初匘 の 人 物匵 であった。」 11 犯 罪 を 抑 止厙 することは 行 政 長 官厑 の 義拣 務勲 であるが、 人 間<br />

の 良拖 心升 を 支匣 配括 してはならないと、 彼 は 宣傪 言匟 した。 彼 は 次卙 のように 言匟 った。「 公勗 衆 または 行<br />

政 長 官厑 は、 人 間 と 人 間 との 間 の 義拣 務勲 を 決 定 するが、 彼 らが 神卡 に 対 する 人 間 の 義拣 務勲 を 規厶 定 し<br />

ようとするならば、それは 越掳 権勻 行 為 であって、 安勣 全 ではあり 得千 ない。なぜならば、もし 長<br />

官厑 にその 権勻 威胙 があれば、 朝厁 令傂 暮儋 改匳 の 誤儶 りを 犯 すことは 明 らかだからである。 英捼 国 において、<br />

さまざまな 国 王掣 や 女匩 王掣 が 行 ったように、また、さまざまな 法 王掣 やローマ 教卝 会 の 会 議 が 行 っ<br />

たように、 信勼 仰纝 は、 非 常拤 な 混 乱 に 陥肿 るであろう。」 12<br />

教卝 会 の 礼脊 拝旟 には 出 席 が 要勥 求卍 されていて、 行 かない 者 は、 罰脖 金 または 投匐 獄晳 の 罰脖 を 受匃 けた。<br />

「ウィリアムスは、この 法 律傢 に 反卬 対 した。 英捼 国 における 最勞 悪捰 の 法 令傂 は、 教卝 区厅 教卝 会 に 出 席 を<br />

強勮 要勥 したものであった。 異 なった 信勼 条厬 の 者 を 一 致 するように 強勮 制勧 することは、 彼 らの 生 得千<br />

の 権勻 利匏 を 公勗 然掍 とふみにじることであると 彼 は 考卛 えた。 非 宗儲 教卝 的 で、 来勵 ることを 好捆 まない 人<br />

々を、 公勗 の 礼脊 拝旟 に 引匂 きずってくることはただ 偽兖 善 を 要勥 求卍 しているように 思卩 われた。……<br />

『だれも 自 分 の 意勪 志 に 反卬 して、 礼脊 拝旟 や 教卝 会 維 持匛 を 強勮 制勧 されるべきではない』と 彼 は 述掃 べた。<br />

彼 の 反卬 対 者 たちは、 彼 の 主勢 義拣 に 驚脚 いて、『 働掴 き 人 がその 報匔 酬脿 を 受匃 けるのは 当勠 然掍 ではないか』<br />

と 叫经 んだ。すると 彼 は、『その 通 り。 彼 を 雇 った 者 たちからである』と 答掬 えた。」 13<br />

ロージャー・ウィリアムスは 忠儮 実 な 牧肧 師 、そして、 非 凡晿 な 才纞 能印 、 不勘 動 の 誠肬 実 さ、 真卢 の<br />

愛 の 持匛 ち 主勢 として 尊胛 敬肭 され 愛 された。しかし 彼 が、 行 政 長 官厑 が 教卝 会 の 上 に 権勻 をとることを<br />

断友 固 として 拒兘 否 し、 宗儲 教卝 の 自 由厩 を 要勥 求卍 していることは、 許 しておくことができなかった。<br />

この 新 しい 教卝 義拣 が 行 われるならば、「 国 家匝 の 基匼 礎脔 と 政 治匮 をくつがえす」であろうと、 人 々<br />

は 主勢 張挗 した。 14 彼 は、 植 民 地 からの 追挵 放择 の 宣傪 告卪 を 受匃 けた。そして、ついに 彼 は、 逮 捕 を 免僧<br />

れるために 寒腶 い 冬儥 の 吹胈 雪僴 の 中 を、まだ 開 かれていない 森捒 の 中 へと 逃偹 げ 込匸 まなければならな<br />

かった。 「わたしは 14 週 間 の 間 、パンも 寝脅 るところもなく、 厳 寒腶 の 季 節儊 をあちこちと 激<br />

しく 逃偹 げ 回 った」と 彼 は 言匟 っている。しかし、「 荒僚 野 で、カラスがわたしを 養傞 ってくれ」、<br />

そしてしばしば、 木匓 の 幹挒 の 穴肼 が 彼 の 隠僸 れ 家匝 となった。 15 こうして 彼 は、 雪僴 と 道匠 のない 森捒 の<br />

194


中 を 苦 労排 して 逃偹 げて 行 き、ついに、インデイアンの 部 族 にかくまわれた。ここで 彼 は、 彼<br />

らに 福厹 音 の 真卢 理 を 教卝 えながら、 彼 らの 信勼 頼 と 愛 をかち 得千 たのである。<br />

彼 は、 数包 か 月 にわたって 転厷 々と 流及 浪償 して、ついに、ナラガンセト 湾 の 岸偪 に 到肑 着挄 し、こ<br />

こで、 宗儲 教卝 の 自 由厩 を 完 全 に 認卉 めた、 近卐 世匒 における 最勞 初匘 の 州拰 の 基匼 礎脔 を 築傀 いた。 ロージャー<br />

・ウィリアムスの 植 民 地 の 根捏 本 的 原募 則 は、「 人 間 はだれでも、 自 分 の 良拖 心升 に 従 って、 神卡 を<br />

礼脊 拝旟 する 自 由厩 をもつべきである」ということであった。 16 彼 の 小 さなロード・アイランド<br />

という 州拰 は、 迫 害县 に 苦 しむ 人 々の 避 難挚 所勰 となり、 次卙 第匌 に 人 口卶 が 増匲 加匎 して 繁光 栄 し、ついに、<br />

その 基匼 本 的 原募 則 である 政 治匮 的 宗儲 教卝 的 自 由厩 が、アメリカ 共厗 和匄 国 の 礎脔 石厈 となった。<br />

われわれの 先匪 祖脽 たちが、 基匼 本 的 人 権勻 の 宣傪 言匟 として 公勗 にした 偉昖 大 な 古挃 文卽 書危 、すなわち<br />

「 独捌 立 宣傪 言匟 」のなかで、 次卙 のように 表勖 明 されている。「われわれは、これらが 自 明 の 真卢 理<br />

であると 考卛 える。すなわち、すべての 人 間 は 平匊 等 に 創傦 られ、 創傦 造挝 主勢 から、ある 譲僯 渡据 するこ<br />

とのできない 権勻 利匏 を 授 けられていて、その 中 には、 生 命挻 、 自 由厩 、 幸 福厹 の 追挵 求卍 が 含捋 まれてい<br />

る。」そして 憲 法 は、 良拖 心升 は 侵兓 すことができないものであることを、 極掄 めて 明 白换 な 言匟 葉挺 で<br />

保 証卨 している。「アメリカ 合 衆 国 のどんな 公勗 職厯 に 対 しても、その 資 格卺 として、 宗儲 教卝 的 な 審拥<br />

査匀 を 要勥 求卍 してはならない。」「 国 会 は、 宗儲 教卝 の 設勳 立 に 関 する 法 律傢 や、その 自 由厩 な 活卹 動 を 禁<br />

止厙 する 法 律傢 をつくってはならない。」<br />

「 憲 法 の 起招 草傠 者 たちは、 人 間 と 神卡 との 関 係厂 は 人 間 の 法 律傢 以匆 上 のものであり、 人 間 の 良拖<br />

心升 は 固 有卻 の 権勻 利匏 を 持匛 つという 永 遠 の 原募 則 を 認卉 めていた。この 真卢 理 を 確卾 立 するのに、 議 論厱 す<br />

る 必厧 要勥 はなかった。われわれは 自 らの 胸胬 中 において、それを 意勪 識掟 しているのである。 多匭 く<br />

の 殉程 教卝 者 たちが、 人 間 の 法 律傢 を 無叄 視拹 して、 拷稷 問勬 や 炎縉 に 耐脾 えたのはこのことを 自 覚 してい<br />

たからであった。 彼 らは、 神卡 に 対 する 義拣 務勲 は 人 間 の 法 令傂 以匆 上 のものであり、 人 間 は 良拖 心升 に<br />

まで 権勻 力 を 及 ぼすことができないと 感厤 じていた。それは、 生 まれながらに 備厵 わった 原募 則 で<br />

あって、なにものによっても 根捏 絶傉 されえないものなのである。」 17<br />

すべての 人 が 自 分 の 勤僭 労排 の 実 を 享 受匃 し、 良拖 心升 の 確卾 信勼 することに 従 うことができる 国 に<br />

ついての 報匔 道匠 が、ヨーロッパの 国 々に 伝捱 わると、 幾继 千収 という 人 々が、 新 世匒 界化 アメリカの 岸偪<br />

に 群儈 がった。 植 民 地 は 急双 速捠 に 増匲 加匎 した。 「マサチューセッツ 州拰 は、 特厣 別厌 の 法 律傢 を 設勳 けて、<br />

『 戦勛 争拫 、 飢 饉 あるいは 迫 害县 者 の 圧 迫 を 逃偹 れて』 大 西勽 洋捤 を 越掳 えてやってくるキリスト 者 は 何挬<br />

国 人 であっても、 公勗 費厔 によって、 無叄 償 の 歓脒 迎 と 援拶 助捉 を 提卖 供挿 した。こうして、 亡 命挻 者 や 圧 迫<br />

された 者 たちが、 法 令傂 によって 州拰 の 客推 となった。」 18 最勞 初匘 プリマスに 上 陸 してから 20 年<br />

後 には、 何挬 千収 という 清捲 教卝 徒傣 たちが、ニュー・イングランド 地 方 に 住卫 みついていた。<br />

その 求卍 める 目 的 を 達挾 するために、「 彼 らは、 倹 約 と 勤僭 労排 の 生 活卹 によって、かろうじて<br />

生 きることに 満掫 足拒 した。 彼 らは、 自 分 たちが 耕绌 す 土拋 地 からも、その 労排 苦 の 正匁 当勠 な 報匔 酬脿 のほ<br />

かは 何挬 も 求卍 めなかった。 一 攫 千収 金 の 夢肟 も 見 なかった。…… 彼 らは、 自 分 たちの 社 会 の 組匢 織掼<br />

195


が、 徐斦 々にではあるが 着挄 実 に 進勺 歩 していくことに 満掫 足拒 であった。 彼 らは 荒僚 野 の 苦 難挚 に 忍旖 耐脾<br />

強勮 く 耐脾 え、 自 由厩 という 木匓 に 涙繽 で 水匍 を 注挅 ぎ、それが 土拋 に 深捫 く 根捏 をおろすまで、 額厀 に 汗绪 しつつ<br />

育挞 てたのである。」<br />

聖脩 書危 は、 信勼 仰纝 の 基匼 礎脔 、 知半 恵 の 源 、 自 由厩 の 憲 章肐 として 重匤 んじられた。その 原募 則 は、 家匝 庭僃 、<br />

学 校厛 、 教卝 会 において 忠儮 実 に 教卝 えられ、その 実 は、 勤僭 倹 、 聡暇 明 、 純儻 潔昔 、 節儊 制勧 となってあらわ<br />

れた。 清捲 教卝 徒傣 の 植 民 地 に 長 年 住卫 んでも、「1 人 の 酒儀 飲儍 みも 見 ず、 一 言匟 のののしりも 聞挈 かず、<br />

1 人 の 乞贳 食挱 にも 会 わない」のであった。 19 聖脩 書危 の 原募 則 は、 国 家匝 を 偉昖 大 にする 最勞 も 確卾 かな 安勣<br />

全 策北 であることが、 明 らかにされた。 微脀 弱傽 で 孤縩 立 していた 植 民 地 が、 強勮 力 な 合 衆 国 に 成勱 長<br />

し、 世匒 界化 は、「 法 王掣 のない 教卝 会 、 国 王掣 のない 国 家匝 」の、 平匊 和匄 と 繁光 栄 に 驚脚 きの 目 をみはっ<br />

た。 しかし、 最勞 初匘 の 清捲 教卝 徒傣 たちとは 全 く 目 的 を 異 にした 者 が、 続勸 々とアメリカの 岸偪 にひ<br />

かれてやって 来勵 た。 初匘 期勡 の 信勼 仰纝 と 純儻 潔昔 は、 広南 く 感厤 化 力 を 及 ぼしていたけれども、ただ 世匒 俗晐<br />

の 利匏 益捍 だけを 求卍 める 者 の 数包 が 増匲 加匎 するにつれて、その 影挼 響捳 は、 次卙 第匌 に 衰斠 えていった。<br />

初匘 期勡 の 移挔 住卫 者 が 採 用 した、 教卝 会 員 だけが 投匐 票掦 権勻 を 持匛 ち、あるいは 政 府匕 の 職厯 につくこと<br />

ができるという 規厶 則 は、 有卻 害县 きわまる 結医 果卵 を 生 じた。この 方 策北 は、 州拰 の 純儻 潔昔 を 保 つために<br />

採 用 されたのであったが、 教卝 会 を 腐纄 敗反 させることになった。 信勼 仰纝 の 告卪 白换 が、 投匐 票掦 と 公勗 職厯 に<br />

つく 条厬 件卅 であったために、 多匭 くの 者 が、 心升 の 変厭 化 なしに、ただ 世匒 俗晐 的 目 的 のために 教卝 会 に<br />

加匎 わった。こうして 教卝 会 は、 多匭 くの 悔繛 い 改匳 めていない 人 々で 満掫 たされるようになった。そ<br />

して、 聖脩 職厯 者 の 中 にさえ、 誤儶 った 教卝 義拣 を 保 持匛 するだけでなく、 聖脩 霊绳 の 改匳 新 の 力 を 知半 らない<br />

者 もいるようになった。こうして、コンスタンチヌスの 時 代 から 現勶 代 に 至儖 るまで、 教卝 会 歴偡<br />

史 にしばしば 見 られた 悪捰 い 結医 果卵 が、ふたたびあらわれたのである。すなわち、 国 家匝 の 援拶 助捉<br />

によって 教卝 会 を 盛 り 立 て、また、キリストの 福厹 音 を 支匣 持匛 するために 俗晐 権勻 に 訴挰 えようとする<br />

ことである。しかし、そのキリストは、「わたしの 国 はこの 世匒 のものではない」と 宣傪 言匟 さ<br />

れた[ヨハネ 18:。 教卝 会 と 国 家匝 との 結医 合 は、たとえどんなにささいなものであっても、 世匒<br />

俗晐 を 教卝 会 に 近卐 づけるように 見 えながら、 実 際匶 は、 教卝 会 を 世匒 俗晐 に 近卐 づけることにほかならな<br />

いのである。<br />

ロビンソンとロージャー・ウィリアムスが 堂傾 々と 主勢 張挗 した 大 原募 則 、すなわち、 真卢 理 は<br />

漸贍 進勺 的 なものであって、キリスト 者 は 神卡 の 聖脩 書危 から 輝脮 き 出 る 光捄 をみな、いつでも 信勼 じる 用<br />

意勪 をしているべきである、ということを 彼 らの 子 孫繜 たちは 忘脨 れていた。ヨーロッパの 教卝 会<br />

も 同 様捞 であるが、アメリカのプロテスタント 教卝 会 は、 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 恩繥 恵 をあれほどまでに 受匃<br />

けていながら、 改匳 革挙 を 推掙 し 進勺 めることに 失拽 敗反 した。 時 おり、 忠儮 実 な 人 々がわずかながら 立<br />

ち 上 がって、 新 しい 真卢 理 を 宣傪 言匟 し、 旧 来勵 の 誤儶 りを 指匦 摘 したりしたのであるが、 大 部 分 の<br />

人 々はキリストの 時 代 のユダヤ 人 、あるいは、ルターの 時 代 のカトリック 教卝 会 の 人 々のよ<br />

うに、 先匪 祖脽 たちが 信勼 じたように 信勼 じ、 彼 らが 生 活卹 したように 生 きることで 満掫 足拒 した。その<br />

ために、 宗儲 教卝 はふたたび 形捊 式厚 主勢 義拣 に 堕秐 してしまった。そして、 教卝 会 が 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 光捄 の 中<br />

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を 歩 き 続勸 けたならば、 当勠 然掍 捨腇 て 去掇 ってしまったはずの 誤儶 りや 迷偧 信勼 が、そのまま 残拑 存掑 し 固 守捿<br />

された。こうして、 宗儲 教卝 改匳 革挙 によって 奮绝 い 立 った 精 神卡 が 次卙 第匌 に 衰斠 えて、ルター 時 代 のカト<br />

リック 教卝 会 とほとんど 同 様捞 の 大 改匳 革挙 が、プロテスタント 教卝 会 に 必厧 要勥 となるまでになっ<br />

た。<br />

同 様捞 の 世匒 俗晐 化 と 霊绳 的 無叄 感厤 覚 、 人 間 の 意勪 見 に 対 する 同 様捞 の 尊胛 敬肭 、 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 教卝 えの 代<br />

わりに、 人 間 の 説拿 の 代 用 が 見 られるのであった。 19 世匒 紀 の 初匘 期勡 において、 聖脩 書危 が 広南 く 配括<br />

布偵 され、 大 いなる 光捄 が 世匒 界化 に 輝脮 いたのであるが、 啓繡 示単 された 真卢 理 の 知半 識掟 に 対 応厸 する 前 進勺 、<br />

あるいは、 体 験挧 的 宗儲 教卝 の 前 進勺 はなかった。サタンは、 以匆 前 のように 神卡 の 言匟 葉挺 を 人 々から 隠僸<br />

しておくことはできなかった。 聖脩 書危 はだれでも 手 に 入 れられるようになった。しかしサタ<br />

ンは、なおその 目 的 を 達挾 成勱 するために、 多匭 くの 者 にそれを 低拯 く 評掲 価卒 するようにさせた。 人<br />

々は、 聖脩 書危 の 研挣 究捨 を 怠旒 り、こうして、 相 変厭 わらず 誤儶 った 解卆 釈脂 を 信勼 じ、 聖脩 書危 に 根捏 拠 のない 教卝<br />

義拣 を 固 守捿 するのであった。<br />

サタンは、 迫 害县 によって 真卢 理 を 粉腲 砕 することができなかったのを 見 て、 大 背 教卝 とロー<br />

マ 教卝 会 の 出 現勶 の 原募 因 となったところの 妥縞 協匞 策北 を、ふたたび 採 用 した。サタンはクリスチャ<br />

ンを、 今 度 は 異 教卝 徒傣 ではなくて、 世匒 俗晐 の 事 物匵 に 執儨 着挄 して、 刻傋 んだ 像僕 を 拝旟 むのと 同 様捞 に 偶旦 像僕<br />

礼脊 拝旟 者 となってしまった 者 たちと、 結医 合 させようとした。こうした 結医 合 の 結医 果卵 は、 昔繕 と 同<br />

様捞 に 有卻 害县 なものであった。 宗儲 教卝 の 仮儵 面卥 のもとに、 虚縚 栄 とぜいたくがほしいままに 行 われて、<br />

教卝 会 は 堕秐 落叉 した。サタンは 聖脩 書危 の 教卝 義拣 をゆがめつづけ、 無叄 数包 の 者 を 滅脛 びに 陥肿 れるような 伝捱<br />

説拿 が、 深捫 く 根捏 をおろしつつあった。 教卝 会 は、「 聖脩 徒傣 たちによって、ひとたび 伝捱 えられた 信勼<br />

仰纝 」を 主勢 張挗 するかわりに、こうした 伝捱 説拿 を 支匣 持匛 し、 擁繗 護厽 した。こうして、 宗儲 教卝 改匳 革挙 者 たち<br />

の 非 常拤 な 努 力 と 苦 難挚 によって 確卾 立 された 原募 則 が、 崩偼 壊傓 したのである。<br />

197


第匌 17 章 最勞 大 の 希 望<br />

聖脩 書危 に 啓繡 示単 された 最勞 も 厳 粛施 で、 最勞 も 輝脮 かしい 真卢 理 の 1 つは、キリストが、 贖 罪 の 大 き<br />

な 業 を 完 成勱 するためにふたたび 来勵 られるという 真卢 理 である。 長 い 間 、「 死拎 の 地 、 死拎 の 陰纖 」<br />

をたどってきた 神卡 の 旅傯 人 たちにとって、「よみがえりであり、 命挻 で」あり、「 追挵 放择 された<br />

ものを 帰 らせ」られる 主勢 の 出 現勶 の 約 束僓 は、 尊胛 く 喜 びに 満掫 ちた 希傩 望捬 であった。キリストの 再卭<br />

臨 という 教卝 義拣 は、 聖脩 書危 の 基匼 調 そのものである。われわれの 祖脽 先匪 が、 悲胳 しみながらエデンを<br />

去掇 った 日 以匆 来勵 、 信勼 仰纝 の 子 供挿 たちは、 約 束僓 のみ 子 が 現勶 れて、 破挐 壊傓 者 の 力 をこぼち、 失拽 われた<br />

楽掱 園挷 に 彼 らをふたたび 連 れもどすのを 待挊 っていた。 昔繕 の 聖脩 者 たちは、メシヤが 栄 光捄 のう<br />

ちに 来勵 られて、 彼 らの 希傩 望捬 が 成勱 就 されるのを 待挊 ち 望捬 んだ。エデンに 住卫 んだ 者 からわずか 7<br />

代 目 に 当勠 たるエノクは、この 地 上 において、300 年 の 間 神卡 と 共厗 に 歩 み、 救 い 主勢 の 来勵 臨 をは<br />

るか 遠 くから 見 ることを 許 された。「 見 よ、 主勢 は 無叄 数包 の 聖脩 徒傣 たちを 率厾 いてこられた。それ<br />

は、すべての 者 にさばきを 行 うため」であると 彼 は 言匟 った[ユダ 14、。また 家匝 長 ヨブは 苦<br />

難挚 の 夜 、ゆるがぬ 信勼 仰纝 をもって 言匟 った。「わたしは 知半 る、わたしをあがなう 者 は 生 きてお<br />

られる、 後 の 日 に 彼 は 必厧 ず 地 の 上 に 立 たれる。……わたしは 兜肉 にあって 神卡 を 見 るであろう。<br />

わたしはこのかたを、 自 分 自 身拴 で 見 るであろう。そして、わたしの 目 がこれを 見 る。 他 の<br />

者 の 目 ではない」[ヨブ 19:25~27・ 英捼 語指 訳胲 ]。<br />

正匁 義拣 の 時 代 の 到肑 来勵 を 告卪 げるキリストの 再卭 臨 は、 聖脩 書危 記卌 者 たちに、 最勞 も 崇暒 高 で 熱 烈绡 な 言匟<br />

葉挺 を 言匟 わせたのである。 聖脩 書危 の 詩纛 人 や 預 言匟 者 は、 天拦 来勵 の 火 に 燃 やされて、そのことを 語指 っ<br />

た。 詩纛 篇 の 記卌 者 は、イスラエルの 王掣 の 力 と 威胙 光捄 とを 歌 った。「 神卡 は 麗暗 しさのきわみである<br />

シオンから 光捄 を 放择 たれる。われらの 神卡 は 来勵 て、もだされない。…… 神卡 はその 民 をさばくた<br />

めに、 上 なる 天拦 および 地 に 呼 ばわれる」[ 詩纛 篇 50:2~。<br />

「 天拦 は 喜 び、 地 は 楽掱 しみ、…… 主勢 のみ 前 に 喜 び 歌 うであろう。 主勢 は 来勵 られる、 地 をさ<br />

ばくために 来勵 られる。 主勢 は 義拣 をもって 世匒 界化 をさばき、まことをもってもろもろの 民 をさば<br />

かれる」[ 詩纛 篇 96:11~。 預 言匟 者 イザヤも 次卙 のように 言匟 った。「ちりに 伏胹 す 者 よ、さめ<br />

て 喜 び 歌 え。あなたの 露腒 は 草傠 木匓 をうるおす 露腒 のごとく 地 はなきたまをいださん[ 後 半博 文卽 語指<br />

訳胲 ]。」「あなたの 死拎 者 は 生 き、 彼 らのなきがらは 起招 きる。」「 主勢 はとこしえに 死拎 を 滅脛 ぼ<br />

し、 主勢 なる 神卡 はすべての 顔 から 涙繽 をぬぐい、その 民 のはずかしめを 全 地 の 上 から 除揄 かれる。<br />

これは 主勢 の 語指 られたことである。その 日 、 人 は 言匟 う、『 見 よ、これはわれわれの 神卡 である。<br />

わたしたちは 彼 を 待挊 ち 望捬 んだ。 彼 はわたしたちを 救 われる。これは 主勢 である。わたしたち<br />

は 彼 を 待挊 ち 望捬 んだ。わたしたちはその 救 を 喜 び 楽掱 しもう』と」[イザヤ 26:19、25:<br />

8、。<br />

198


ハバククは、 神卡 からの 幻星 を 与拜 えられて、 主勢 が 来勵 られるのを 見 た。「 神卡 はテマンからこ<br />

られ、 聖脩 者 はバランの 山 からこられた。その 栄 光捄 は 天拦 をおおい、そのさんびは 地 に 満掫 ちた。<br />

その 輝脮 きは 光捄 のようであり」、「 彼 は 立 って、 地 をはかり、 彼 は 見 て、 諸 国 民 をおののか<br />

せられる。とこしえの 山 は 散偶 らされ、 永 遠 の 丘側 は 沈腉 む。 彼 の 道匠 は 昔繕 のとおりである。」<br />

「 主勢 よ、あなたが 馬捣 に 乗拳 り、 勝 利匏 の 戦勛 車区 に 乗拳 られる。」「 山 々はあなたを 見 て 震傹 い、……<br />

渕 は 声拨 を 出 して、その 手 を 高 くあげた。 飛 び 行 くあなたの 矢働 の 光捄 のために、 電匰 光捄 のように<br />

きらめく、あなたのやりのために、 日 も 月 もそのすみかに 立 ち 止厙 まった。」「あなたはあ<br />

なたの 民 を 救 うため、あなたの 油 そそいだ 者 を 救 うために 出 て 行 かれた」[ハバクク 3:3、<br />

4、6、8、10、11、。<br />

救 い 主勢 は、 弟胱 子 たちから 離掤 れていこうとするに 当勠 たり、また 来勵 るという 確卾 証卨 を 与拜 えて、<br />

彼 らの 悲胳 しみを 慰縺 められた。「あなたがたは、 心升 を 騒胻 がせないがよい。……わたしの 父 の<br />

家匝 には、すまいがたくさんある。……あなたがたのために、 場 所勰 を 用 意勪 しに 行 くのだから。<br />

そして、 行 って、 場 所勰 の 用 意勪 ができたならば、またきて、あなたがたをわたしのところに<br />

迎 えよう」[ヨハネ 14:1~。「 人 の 子 が 栄 光捄 の 中 にすべての 御 使却 たちを 従 えて 来勵 るとき、<br />

彼 はその 栄 光捄 の 座 につくであろう。そして、すべての 国 民 をその 前 に 集厦 め」る[マタイ 25:<br />

31、。<br />

キリストの 昇 天拦 後 、オリブ 山 にとどまっていた 天拦 使却 たちは、キリスト 再卭 臨 の 約 束僓 を 弟胱<br />

子 たちにくり 返拮 した。「あなたがたを 離掤 れて 天拦 に 上 げられたこのイエスは、 天拦 に 上 って 行<br />

かれるのをあなたがたが 見 たのと 同 じ 有卻 様捞 で、またおいでになるであろう」[ 使却 徒傣 行 伝捱<br />

1:。また、 使却 徒傣 パウロは、 霊绳 感厤 に 動 かされて 次卙 のようにあかしした。「すなわち、 主勢 ご<br />

自 身拴 が 天拦 使却 のかしらの 声拨 と 神卡 のラッパの 鳴胯 り 響捳 くうちに、 合 図掛 の 声拨 で、 天拦 から 下 ってこら<br />

れる」[Ⅰテサロニケ 4:。バトモスの 預 言匟 者 も、「 見 よ、 彼 は、 雲胖 に 乗拳 ってこられる。<br />

すべての 人 の 目 、ことに、 彼 を 刺儒 しとおした 者 たちは、 彼 を 仰纝 ぎ 見 るであろう」と 言匟 っ<br />

ている[ 黙縹 示単 録捎 1:。<br />

彼 の 再卭 臨 には、「 神卡 が 聖脩 なる 預 言匟 者 たちの 口卶 をとおして、 昔繕 から 預 言匟 しておられた 万勦<br />

物匵 更 新 の 時 」の 輝脮 かしい 光捄 景拲 が 関 連 している[ 使却 徒傣 行 伝捱 3:。その 時 、 長 く 続勸 いた 悪捰 の 支匣<br />

配括 が 砕 かれて、「この 世匒 の 国 は、われらの 主勢 とそのキリストとの 国 となった。 主勢 は 世匒 々 限拘<br />

りなく 支匣 配括 なさるであろう」[ 黙縹 示単 録捎 11:。「こうして 主勢 の 栄 光捄 があらわれ、 人 は 皆脰 とも<br />

にこれを 見 る。」「 主勢 なる 神卡 は 義拣 と 誉縃 とを、もろもろの 国 の 前 に、 生 やされる。」 主勢 は、<br />

「その 民 の 残拑 った 者 のために、 栄 えの 冠縍 となり、 麗暗 しい 冠縍 となられる」[イザヤ 40:5、<br />

61:11、28:。<br />

長 く 待挊 望捬 してきた 平匊 和匄 なメシヤの 王掣 国 が、 全 天拦 のもとで 建厼 設勳 されるのは、この 時 であ<br />

る。「 主勢 はシオンを 慰縺 め、またそのすべて 荒僚 れた 所勰 を 慰縺 めて、その 荒僚 野 をエデンのように、<br />

そのさばくを 主勢 の 園挷 のようにされる。」「これにレバノンの 栄 えが 与拜 えられ、カルメルお<br />

199


よびシャロンの 麗暗 しさが 与拜 えられる。」「あなたはもはや、『 捨腇 てられた 者 』と 言匟 われず、<br />

あなたの 地 はもはや『 荒僚 れた 者 』と 言匟 われず、あなたば『わが 喜 びは 彼 女匩 にある』ととな<br />

えられ、あなたの 地 は『 配括 偶旦 ある 者 』ととなえられる。」「 花挮 婿趈 が 花挮 嫁晊 を 喜 ぶようにあな<br />

たの 神卡 はあなたを 喜 ばれる」[イザヤ 51:3、35:2、62:4、。<br />

主勢 の 再卭 臨 は、 各厰 時 代 において、 神卡 の 真卢 の 弟胱 子 たちの 希傩 望捬 であった。また 来勵 るという、<br />

オリブ 山 上 での 救 い 主勢 の、 離掤 別厌 にあたっての 約 束僓 は、 弟胱 子 たちの 未 来勵 を 明 るく 照儠 らし、 彼<br />

らの 心升 を 喜 びと 希傩 望捬 で 満掫 たし、どんな 悲胳 しみも 試去 練 もこれを 消拔 し 去掇 ることはできなかった。<br />

苦 難挚 と 迫 害县 のただ 中 にあって、「 大 いなる 神卡 、わたしたちの 救 主勢 キリスト・イエスの 栄 光捄<br />

の 出 現勶 」は、「 祝腛 福厹 に 満掫 ちた 望捬 み」であった。 生 きて 主勢 の 来勵 臨 を 見 たいと 望捬 んでいた 愛 す<br />

る 者 たちを 葬繙 って、 悲胳 しみのうちにあったテサロニケの 人 々に、 彼 らの 教卝 師 パウロは、 救<br />

い 主勢 の 再卭 臨 の 時 に 起招 こる 復挴 活卹 を 指匦 し 示単 した。その 時 には、キリストにあって 死拎 んだ 人 々が<br />

よみがえり、 生 きている 人 々と 共厗 に 引匂 き 上 げられて、 空参 中 で 主勢 にお 目 にかかる。こうして、<br />

「いつも 主勢 と 共厗 にいるであろう。だから、あなたがたは、これらの 言匟 葉挺 をもって 互僆 に 慰縺 め<br />

合 いなさい」と 彼 は 言匟 った[Ⅰテサロニケ 4:16~。<br />

岩 角偰 険叁 しいバトモス 島勹 において、 愛 する 弟胱 子 ヨハネは「しかり、わたしはすぐに 来勵 る」<br />

という 約 束僓 を 聞挈 いた。そして、「 主勢 イエスよ、きたりませ」という 彼 の 切卲 実 な 応厸 答掬 は、 流及<br />

浪償 のうちにある 教卝 会 の 祈绗 りでもあった[ 黙縹 示単 録捎 22:。<br />

聖脩 徒傣 や 殉程 教卝 者 たちは、 牢 獄晳 、 火 刑傃 柱兀 、 処叀 刑傃 台卤 において、 真卢 理 のあかしを 立 てたが、 彼<br />

らの 信勼 仰纝 と 希傩 望捬 の 言匟 葉挺 が、 幾继 世匒 紀 後 のわれわれに 伝捱 えられている。 彼 らは、「 主勢 の 復挴 活卹 を<br />

確卾 信勼 し、したがって 主勢 の 再卭 臨 の 時 に 彼 ら 自 身拴 も 復挴 活卹 することを 確卾 信勼 していたので、 彼 らは<br />

死拎 を 恐傁 れず、 死拎 を 超捪 越掳 していた」と、あるキリスト 者 は 言匟 っている。 1 彼 らは、「 自 由厩 の<br />

身拴 になって 復挴 活卹 する」ために、 喜 んで 墓斳 に 下 っていった。 2 彼 らは、「 主勢 が、 父 の 栄 光捄 を<br />

もち、 天拦 の 雲胖 に 乗拳 って 来勵 られ、」「 義拣 人 たちに 王掣 国 の 時 代 をもたらされる」のを 待挊 望捬 した。<br />

ワルド 派挩 も 同 じ 信勼 仰纝 を 抱 いていた。 3 ウィクリフも、 贖 い 主勢 の 出 現勶 を 教卝 会 の 希傩 望捬 として 待挊<br />

望捬 していた。 4<br />

ルターは 次卙 のように 言匟 った。「わたしは、 今 後 300 年 もすれば 必厧 ず、 審拥 判匯 の 日 が 来勵 る<br />

と 確卾 信勼 する。 神卡 は、この 邪旇 悪捰 な 世匒 界化 を 長 く 忍旖 ぶことはなさらないであろうし、また、おで<br />

きにならないのである。」「 悪捰 虐纨 な 王掣 国 を 打占 ち 砕 く 大 いなる 日 が 近卐 づいている。」 5 「こ<br />

の 古挃 びた 世匒 界化 は、 終厖 末拢 から 遠 くない」とメランヒトンは 言匟 った。カルバンは、「キリスト<br />

の 再卭 臨 を、あらゆる 事 件卅 中 の 最勞 も 喜 ばしいものとして、ためらわず、 熱 心升 に 待挊 望捬 するよう」<br />

キリスト 者 に 命挻 じ、「 忠儮 実 なものの 家匝 族 全 員 が、その 日 を 待挊 望捬 するように」 勧僊 めている。<br />

「われわれは、 主勢 がみ 国 の 栄 光捄 を 十厝 分 にあらわされる 大 いなる 日 の 夜 明 けまで、 飢 えかわ<br />

くようにキリストを 求卍 め、たずね、 瞑 想挹 しなければならない」と 彼 は 言匟 っている。 6<br />

200


「われわれの 主勢 イエスは、われわれの 兜肉 体 を 天拦 にたずさえて 行 かれたのではなかった<br />

か。そして 彼 は、 帰 って 来勵 られないであろうか。われわれは、 彼 が 帰 って 来勵 られること、<br />

しかもそれが 速捠 やかであることを 知半 っている」とスコットランドの 改匳 革挙 者 ノックスは 言匟 っ<br />

た。 真卢 理 のために 生 命挻 をささげたリドリとラチマーは、 主勢 の 再卭 臨 を 信勼 じて 待挊 ち 望捬 んだ。<br />

「わたしは、この 事 を 信勼 じるから 言匟 うのであるが、この 世匒 界化 は 疑卧 いもなく 終厖 末拢 に 近卐 づいて<br />

いる。われわれは、 神卡 のしもベヨハネと 共厗 に、 来勵 てください、 主勢 イエスよ、 来勵 てください<br />

と、われわれの 救 い 主勢 キリストに 向匇 かって、 心升 の 中 で 叫经 ぼう」とリドリは 書危 いた。 7<br />

「 主勢 の 再卭 臨 を 考卛 えることは、わたしには 最勞 も 楽掱 しく 喜 ばしいことである」とバクスタ<br />

ーは 言匟 った。 8 「 彼 の 出 現勶 を 愛 し、 祝腛 福厹 された 望捬 みを 待挊 ち 受匃 けることは、 信勼 仰纝 のわざであ<br />

り、 聖脩 徒傣 の 特厣 質拾 である。」「 死拎 が、 復挴 活卹 の 時 に 滅脛 ぼされる 最勞 後 の 敵育 であるならば、この 最勞<br />

後 の 完 全 な 勝 利匏 が 与拜 えられるキリストの 再卭 臨 を、 信勼 者 たちがどんなに 熱 心升 に 待挊 望捬 し、その<br />

ために 祈绗 るべきであるかがわかるのである。」 9 「この 日 こそ、すべて 信勼 ずる 者 の 贖 罪 の<br />

すべての 働掴 きと、 彼 らの 魂 の 願傿 望捬 と、 努 力 のすべてが 完 成勱 されるのであるから、すべての<br />

信勼 者 は、この 日 を 熱 望捬 し、 待挊 ちかまえていなければならない。」「 主勢 よ、この 祝腛 福厹 された<br />

日 を 早拱 めてください。」 10 これが 使却 徒傣 時 代 の 教卝 会 の 希傩 望捬 であり、「 荒僚 野 の 教卝 会 」の 希傩 望捬 で<br />

あり、また 改匳 革挙 者 たちの 希傩 望捬 であった。<br />

預 言匟 は、キリスト 再卭 臨 のようすと 目 的 を 予匨 告卪 するだけでなく、 人 々がその 近卐 づいたこ<br />

とを 知半 るように、しるしも 与拜 えている。イエスは、「また 日 と 月 と 星 とに、しるしが 現勶 れ<br />

るであろう」と 言匟 われた[ルカ 21:。「 日 は 暗肨 くなり、 月 はその 光捄 を 放择 つことをやめ、 星<br />

は 空参 から 落叉 ち、 天拦 体 は 揺肝 り 動 かされるであろう。そのとき、 大 いなる 力 と 栄 光捄 とをもって、<br />

人 の 子 が 雲胖 に 乗拳 って 来勵 るのを、 人 々は 見 るであろう」[マルコ 13:24~。 黙縹 示単 録捎 の 記卌 者 も、<br />

再卭 臨 に 先匪 だつ 第匌 一 のしるしをこのように 描胦 写捂 している。「 大 地 震傹 が 起招 って、 太挲 陽傘 は 毛肵 織掼 の<br />

荒僚 布偵 のように 黒 くなり、 月 は 全 面卥 、 血傔 のようにな」った[ 黙縹 示単 録捎 6:。<br />

こうしたしるしは、19 世匒 紀 の 開 始卿 前 に 起招 こった。この 預 言匟 の 成勱 就 として、1755 年 に、<br />

これまでの 記卌 録捎 を 破挐 る 恐傁 ろしい 地 震傹 が 起招 きた。これは、 一 般 にリスボンの 地 震傹 と 言匟 われて<br />

いるが、ヨーロッパの 大 部 分 、アフリカ、アメリカにも 及 んだ。グリーンランド、 西勽 イン<br />

ド 諸 島勹 、マディラ 島勹 、ノルウェー、スウェーデン、 大 ブリテン[ 英捼 国 ]アイルランドでも 感厤<br />

じられた。その 範儤 囲 は、400 万勦 平匊 方 マイルに 及 んだ。アフリカでは、ヨーロッパと 同 様捞 の<br />

激 震傹 であった。アルジェは 大 半博 崩偼 壊傓 した。そしてモロッコ 付厏 近卐 の、8000 から 1 万勦 人 ぐら<br />

いの 人 口卶 をもっていた 村匾 が 陥肿 没纹 した。スペインとアフリカの 沿肥 岸偪 には、 高 波 が 押 し 寄 せて<br />

町 々をのみ 尽能 くし、 大 きな 破挐 壊傓 をもたらした。 地 震傹 が 特厣 に 激 しかったのは、スペインと<br />

ポルトガルであった。カディスでは、 押 し 寄 せる 波 の 高 さが、60 フィート[ 約 18 メート<br />

ル]もあったという。「ポルトガルの 高 山 のいくつかは、あたかもその 根捏 底 から 覆繆 えされ<br />

るかのように、 猛縭 烈绡 に 震傹 動 した。そのうちのいくつかは 頂脢 上 が 開 いて、 異 様捞 な 形捊 に 裂脧 けて<br />

201


割厎 れ、 巨 大 な 塊晨 が 隣胐 接捴 した 谷卼 間 に 崩偼 れ 落叉 ちた。これらの 山 々がらは 炎縉 が 噴纳 き 出 たと 言匟 われ<br />

ている。」 11<br />

リスボンでは、「 雷膃 のような 音 が 地 下 で 聞挈 こえたかと 思卩 うと、その 直卟 後 に 激 しい 震傹 動<br />

が 起招 こって、 市 の 大 部 分 が 倒 壊傓 した。6 分 ほどの 間 に 6 万勦 人 死拎 んだ。 海匈 は、 最勞 初匘 潮脞 がひい<br />

て 砂儸 州拰 が 露腒 出 したが、 平匊 常拤 の 水匍 準厜 よりも 50 フィート[ 約 15 メートル] 以匆 上 も 高 くなって、<br />

またもどってきた。」「この 災 害县 のときに、リスボンで 起招 こったと 伝捱 えられる 異 常拤 なでき<br />

ごとの 1 つは、 巨 額厀 の 費厔 用 を 投匐 じて 造挝 られた 総匫 大 理 石厈 の 新 しい 埠稞 頭挓 が 陥肿 没纹 したことであっ<br />

た。 大 群儈 衆 が、 倒 壊傓 物匵 を 避 ける 安勣 全 な 場 所勰 としてそこに 避 難挚 していた。ところが、 埠稞 頭挓 は<br />

突 然掍 人 々もろともに 陥肿 没纹 して、 遺 体 は 1 つも 表勖 面卥 に 浮 いて 来勵 なかった。」 12<br />

「 震傹 動 後 直卟 ちに、すべての 教卝 会 や 修 道匠 院协 、ほとんどすべての 大 建厼 造挝 物匵 と 家匝 屋厡 の 4 分 の<br />

1 以匆 上 が 倒 壊傓 した。 震傹 動 後 約 1 時 間 のうちに、 各厰 地 から 火 事 が 起招 こり、3 日 近卐 くも 非 常拤 な<br />

激 しさで 燃 えつづけ、 都匙 市 は 全 滅脛 した。 地 震傹 は 聖脩 日 に 起招 こり、 教卝 会 や 修 道匠 院协 は 人 々でい<br />

っぱいだったが、 逃偹 れた 者 はほとんどいなかった。」 13 「 人 々の 恐傁 怖繍 は、 言匟 葉挺 では 表勖 現勶 で<br />

きないほどだった。だれも 泣縦 かなかった。 泣縦 くどころではなかった。 彼 らは 恐傁 怖繍 と 驚脚 きに<br />

狂旆 乱 状叔 態拟 となって、あちこち 走掘 りまわり、 顔 や 胸胬 を 打占 って、『あわれみたまえ! 世匒 の 終厖 わ<br />

りだ!』と 叫经 んでいた。 母 親捧 は 子 供挿 たちを 忘脨 れて、 十厝 字捐 架繳 の 像僕 を 背 負拆 って 走掘 り 回 った。 多匭<br />

くの 者 が 教卝 会 に 避 難挚 したことが 悲胳 惨绨 を 招偠 いた。 聖脩 体 を 取勚 り 出 してもむだであった。 哀暈 れに<br />

も 人 々は 祭脫 壇绵 にしがみついたが、むだであった。 聖脩 画厐 像僕 も 司 祭脫 も 人 々も、もろともに 埋僤 没纹<br />

してしまった。」この 恐傁 るべき 日 に 生 命挻 を 失拽 った 人 の 数包 は、9 万勦 と 推掙 定 されている。<br />

日 と 月 が 暗肨 くなるという 預 言匟 の 次卙 のしるしは、その 25 年 後 にあらわれた。このしるし<br />

に 関 してさらに 驚脚 くべきことは、その 成勱 就 の 時 が 明 確卾 に 示単 されていたことである。 救 い 主勢<br />

は、オリブ 山 上 で 弟胱 子 たちと 語指 り、 教卝 会 の 長 い 試去 練 の 期勡 間 、すなわち、1260 年 間 にわた<br />

る 法 王掣 権勻 の 迫 害县 について 述掃 べ、その 苦 難挚 は 短 くされると 約 束僓 された。 それから、 再卭 臨 に<br />

先匪 だって 起招 こる 諸 事 件卅 をあげて、その 最勞 初匘 のものがいつ 起招 こるかを 定 められた。「その 日<br />

には、この 患 難挚 の 後 、 日 は 暗肨 くなり、 月 はその 光捄 を 放择 つことをやめ」[マルコ 13:。<br />

1260 日 、すなわち 1260 年 は、1798 年 に 終厖 わった。その 四捡 半博 世匒 紀 前 に、 迫 害县 はほぼ 完<br />

全 にやんでいた。キリストの 言匟 葉挺 によれば、この 迫 害县 のあとで 日 が 暗肨 くなるのであった。<br />

1780 年 5 月 19 日 に、この 預 言匟 は 成勱 就 した。<br />

「この 種捶 の 現勶 象拺 として、 他 に 類 例捁 がなく、 最勞 も 不勘 思卩 議 で 説拿 明 することができないもの<br />

は……1780 年 5 月 19 日 の 暗肨 黒 日 である。これは、ニュー・イングランド 地 方 の 空参 全 体<br />

をおおった 不勘 可參 解卆 な 暗肨 黒 である。」 14 マサチューセッツ 州拰 に 住卫 んでいた 目 撃掐 者 は、そので<br />

きごとを 次卙 のように 語指 っている。「 太挲 陽傘 は、 朝厁 晴肷 れやかに 昇 ったが、まもなく 雲胖 がかかっ<br />

た。 雲胖 は 荒僚 れ 模掌 様捞 となり、まもなく、 黒 く 無叄 気勴 味控 な 雲胖 から 稲偬 光捄 りが 光捄 り、 雷膃 が 鳴胯 り、 雨僟 も<br />

少厮 し 降 った。9 時 ごろには 雲胖 が 薄儱 らぎ、 真卢 ちゅうか 銅纙 のような 色 になり、 地 面卥 も、 岩 も、<br />

202


木匓 も、 建厼 物匵 も、 水匍 も、 人 々も、この 不勘 思卩 議 な、この 世匒 のものとは 思卩 われない 光捄 に 照儠 らされ<br />

て 変厭 わってみえた。その 数包 分 後 には、 地 平匊 線拓 に 細 い 一 線拓 を 残拑 して、 全 天拦 を 黒 い 雲胖 がおおっ<br />

た。その 暗肨 さは 普僁 通 の 夏 の 夜 の 9 時 ごろの 暗肨 さであった。……<br />

人 々の 心升 は 徐斦 々に、 恐傁 怖繍 と 不勘 安勣 と 畏穴 怖繍 の 念挡 に 満掫 たされた。 女匩 たちは 戸叐 口卶 に 立 って、 暗肨<br />

いけしきをながめていた。 男卂 たちは 畑偯 の 仕捸 事 から 帰 って 来勵 た。 大 工卋 は 道匠 具 を、かじやはふ<br />

いごを、 商叏 人 は 売匉 り 場 を 離掤 れた。 学 校厛 は 授 業 を 取勚 りやめ、 子 供挿 たちはおびえながら 家匝 に 帰<br />

った。 旅傯 人 は 最勞 寄 りの 農捝 家匝 に 泊脪 まった。『いったい、どうなるのだろう?』とだれもが 心升<br />

に 思卩 い、 口卶 に 出 してたずねていた。それは、あたかも 大 あらしが 地 上 を 襲脁 おうとするか、<br />

それとも 万勦 物匵 の 終厖 わりの 日 であるかのように 思卩 われた。<br />

ろうそくに 火 がつけられた。 炉脻 の 火 は、 月 の 出 ない 秋掞 の 夜 のようにあかあかと 燃 え<br />

た。…… 鶏晰 は 巣縲 に 帰 ってねた。 家匝 畜昸 は、 牧肧 場 の 柵秋 に 寄 ってきて 鳴胯 いた。カエルが 鳴胯 き、 小<br />

鳥 は 夜 の 歌 をうたい、こうもりは 飛 びかった。しかし、 人 間 は、 夜 がきたのではないこと<br />

を 知半 っていた。…… セイレムのタバナクル 教卝 会 の 牧肧 師 、ナサニエル・ホイッテカー 博 士厨<br />

は、 集厦 会 所勰 で 伝捱 道匠 集厦 会 を 開 いて 説拿 教卝 し、その 中 で、この 暗肨 黒 は 超捪 自 然掍 的 なものであると 言匟<br />

明 した。その 他 多匭 くの 場 所勰 で、 会 衆 が 集厦 まった。 即腖 座 に 行 われた 説拿 教卝 の 聖脩 句繯 は、どれも、<br />

暗肨 黒 が 聖脩 書危 の 預 言匟 と 調 和匄 することを 示単 すと 思卩 われるものであった。…… 暗肨 黒 は、11 時 を<br />

少厮 し 過厢 ぎたころが 最勞 も 濃兌 かった。」 15 「 昼腮 間 であるにもかかわらず、その 地 方 一 帯 の 暗肨 黒<br />

は 非 常拤 に 深捫 く、ろうそくをつけなければ、 時 計匧 や 柱兀 時 計匧 を 見 て 時 間 を 知半 ることも、 食挱 べる<br />

ことも 家匝 事 をすることもできなかった。……<br />

この 暗肨 黒 の 範儤 囲 は 非 常拤 なものであった。 東 は、ファルマスに 及 んだ。 西勽 は、コネクテ<br />

ィカットの 端健 と、アルバニー 市 に 至儖 った。 南压 は、 海匈 岸偪 地 方 一 帯 に 及 び、 北勾 は、アメリカ<br />

の 植 民 地 が 広南 がっている 全 域挦 をおおった。」 16<br />

昼腮 間 の 濃兌 い 暗肨 黒 は、 夕儩 方 の 1、2 時 間 前 まで 続勸 き、まだ 暗肨 く 重匤 くるしい 霧昲 にさえぎられ<br />

てはいたが、 幾继 分 か 晴肷 れた 空参 のすきまから 太挲 陽傘 が 現勶 れた。「 日 没纹 後 、また 雲胖 がでてきて、<br />

急双 速捠 に 暗肨 黒 になった。」「その 夜 の 暗肨 黒 は、 昼腮 間 の 暗肨 黒 に 勝 るとも 劣縆 らぬ 異 常拤 で 恐傁 ろしい<br />

ものであった。 月 は、ほとんど 満掫 月 であったにもかかわらず、 灯纫 火 の 助捉 けをかりなければ、<br />

何挬 も 見 えなかった。その 灯纫 火 でも、 隣胐 の 家匝 々や 遠 方 から 見 たならば、 光捄 線拓 をほとんど 通 さ<br />

ないエジプトの 暗肨 黒 を 通 して 見 るようであった。」 17 この 光捄 景拲 の 目 撃掐 者 は 言匟 った。「わた<br />

しはその 時 、 宇偩 宙脶 のすべての 発 光捄 体 が、なにものをも 通 さないやみにつつまれるか、ある<br />

いは 消拔 え 去掇 るかしても、これ 以匆 上 の 暗肨 黒 はあり 得千 ないのではないかと、 考卛 えずにはおれな<br />

かった。」 18 その 夜 9 時 に、 月 は 完 全 に 姿掋 を 現勶 したが、「それには、 死拎 のようなやみを 消拔<br />

す 力 はなかった。」 夜 半博 後 になってやみは 消拔 え、 月 が 見 えはじめたが、その 時 、それは 血傔<br />

のようであった。<br />

203


1780 年 5 月 19 日 は、 歴偡 史 上 「 暗肨 黒 日 」となっている。モーセの 時 代 以匆 来勵 、これほど<br />

の 濃兌 さと 広南 さと 時 間 的 長 さをもった 暗肨 黒 は、 記卌 録捎 されていない。 目 撃掐 者 によるこの 事 件卅 の<br />

描胦 写捂 は、その 成勱 就 の 2500 年 前 の 預 言匟 者 ヨエルが 記卌 録捎 した 主勢 の 言匟 葉挺 のくり 返拮 しに 過厢 ぎない。<br />

「 主勢 の 大 いなる 恐傁 るべき 日 が 来勵 る 前 に、 日 は 暗肨 く、 月 は 血傔 に 変厭 る」[ヨエル 2:。 キリス<br />

トはご 自 分 の 民 に、 彼 の 再卭 臨 のしるしによく 注挅 意勪 し、 来勵 たるべき 王掣 のしるしが 見 えたなら<br />

ば 喜 べとお 命挻 じになった。「これらの 事 が 起招 りはじめたら、 身拴 を 起招 し 頭挓 をもたげなさい。<br />

あなたがたの 救 が 近卐 づいているのだから」と 主勢 は 言匟 われた。 彼 は、 春捖 芽绊 を 出 す 木匓 々を 指匦 さ<br />

して、 弟胱 子 たちに 言匟 われた。「はや 芽绊 を 出 せば、あなたがたはそれを 見 て、 夏 がすでに 近卐<br />

いと、 自 分 で 気勴 づくのである。このようにあなたがたも、これらの 事 が 起招 るのを 見 たなら、<br />

神卡 の 国 が 近卐 いのだとさとりなさい」[ルカ 21:28、30、。<br />

しかし、 教卝 会 のなかの 謙旎 そんと 献僑 身拴 の 精 神卡 が、 高 慢纁 と 形捊 式厚 主勢 義拣 に 変厭 わった 時 、キリス<br />

トに 対 する 愛 と 彼 の 再卭 臨 に 対 する 信勼 仰纝 が 冷偭 えていった。 世匒 俗晐 と 快儜 楽掱 の 追挵 求卍 に 熱 中 して、 神卡<br />

の 民 と 自 称胃 する 人 々は、 再卭 臨 のしるしについての 救 い 主勢 の 教卝 えに、 盲 目 になった。 再卭 臨 の<br />

教卝 義拣 は、ないがしろにされた。 再卭 臨 に 関 する 聖脩 句繯 は、 曲儞 解卆 されて 不勘 明 瞭 となり、ついには<br />

その 大 部 分 が 無叄 視拹 されて、 見 失拽 われてしまった。こうしたことは、 特厣 に、アメリカの 諸 教卝<br />

会 で 起招 こった。 社 会 のすべての 階 層 が 自 由厩 と 安勣 楽掱 を 享 受匃 することができるので、 人 々は、<br />

富挛 とぜいたくにあこがれ、 金 もうけに 熱 中 し、だれもが 手 に 入 れられると 見 える 名匷 誉縃 と 権勻<br />

力 を 追挵 求卍 し、この 世匒 の 事 物匵 に 関 心升 と 希傩 望捬 を 集厦 中 させ、 現勶 在厪 の 秩膈 序胺 が 崩偼 壊傓 するあの 厳 粛施 な 日<br />

を、はるか 将 来勵 に 押 しやってしまった。<br />

救 い 主勢 は、 再卭 臨 のしるしを 弟胱 子 たちに 示単 された 時 に、 再卭 臨 の 直卟 前 における 背 教卝 の 状叔 態拟<br />

を 予匨 告卪 された。ちょうど、ノアの 時 代 のように、 世匒 俗晐 の 事 業 と 快儜 楽掱 の 追挵 求卍 に 忙昻 殺掮 されて、<br />

売匉 り 買挍 い、 植 えつけ、 建厼 築傀 、とつぎ、めとりなどして、 神卡 と 来勵 世匒 のことを 忘脨 れてしまうの<br />

である。このような 時 代 に 生 存掑 する 者 に、キリストは、 次卙 のように 勧僊 告卪 される。「あなた<br />

がたが 放择 縦脷 や、 泥旉 酔绷 や、 世匒 の 煩趿 いのために 心升 が 鈍斮 っているうちに、 思卩 いがけないとき、そ<br />

の 日 がわなのようにあなたがたを 捕 らえることがないように、よく 注挅 意勪 していなさい。」<br />

「これらの 起招 ろうとしているすべての 事 からのがれて、 人 の 子 の 前 に 立 つことができるよ<br />

うに、 絶傉 えず 目 をさまして 祈绗 っていなさい」[ルカ 21:34、。<br />

この 時 の 教卝 会 の 状叔 態拟 は、 黙縹 示単 録捎 の 中 の「あなたは、 生 きているというのは 名匷 だけで、<br />

実 は 死拎 んでいる」という 救 い 主勢 の 言匟 葉挺 の 中 に 指匦 摘 されている。そして、その 軽 率厾 な 安勣 心升 感厤<br />

からめざめようとしない 者 に、 次卙 のような 厳 粛施 な 警厺 告卪 が 発 せられている。「もし 目 をさま<br />

していないなら、わたしは 盗僌 人 のように 来勵 るであろう。どんな 時 にあなたのところに 来勵 る<br />

か、あなたには 決 してわからない」[ 黙縹 示単 録捎 3:1、。 人 々は、 自 分 たちの 危捦 険叁 にめざめな<br />

ければならな い。 恩繥 恵 期勡 間 に 関 連 した 厳 粛施 なできごとの 準厜 備厵 をするために、 目 をさまさ<br />

なければならない。 神卡 の 預 言匟 者 は、「 主勢 の 日 は 大 いにして、はなはだ 恐傁 ろしいゆえ、だれ<br />

204


がこれに 耐脾 えることができよう」と 言匟 っている。「 目 が 清捲 く、 悪捰 を 見 られない 者 、また 不勘<br />

義拣 を 見 られない 者 」であられるお 方 が 現勶 われる 時 に、だれが 立 つことができようか[ヨエ<br />

ル 2:11、ババクク 1:。「わが 神卡 よ、われわれは……あなたを 知半 る」と 言匟 いながら、 神卡<br />

の 契 約 を 破挐 り、ほかの 神卡 を 選 び、 心升 に 悪捰 を 隠僸 し、 不勘 義拣 の 道匠 を 愛 する 人 々には、 主勢 の 日 は、<br />

「 暗肨 くて、 光捄 がなく、 薄儱 暗肨 くて 輝脮 きがない」のである[ホセア 8:2、1、アモス 5:20、<br />

詩纛 篇 16:4 参厴 照儠 ]。<br />

「その 時 、わたしはともしびをもって、エルサレムを 尋繄 ねる。そして 滓 [おり]の 上 に 凝<br />

り 固 まり、その 心升 の 中 で、『 主勢 は 良拖 いことも、 悪捰 いこともしない』と 言匟 う 人 々をわたしは<br />

罰脖 する」と 主勢 は 言匟 われる[ゼパニヤ 1:。「わたしはその 悪捰 のために 世匒 を 罰脖 し、その 不勘 義拣<br />

のために 悪捰 い 者 を 罰脖 し、 高 ぶる 者 の 誇縷 をとどめ、あらぶる 者 の 高 慢纁 を 低拯 くする」[イザヤ<br />

13:。「 彼 らの 銀勨 も 金 も、…… 彼 らを 救 うことができない。」「 彼 らの 財拉 宝肮 はかすめら<br />

れ、 彼 らの 家匝 は 荒僚 れはてる」[ゼパニヤ 1:18、。 預 言匟 者 エレミヤは、この 恐傁 るべき 時 を<br />

予匨 見 して 叫经 んだ。「わたしは 苦 しみにもだえる。……わたしは 沈腉 黙縹 を 守捿 ることができない、<br />

ラッパの 声拨 と、 戦勛 いの 叫经 びを 聞挈 くからである。 破挐 壊傓 に 次卙 ぐに 破挐 壊傓 があ」る[エレミヤ 4:<br />

19、。 「その 日 は 怒腹 りの 日 、なやみと 苦 しみの 日 、 荒僚 れ、また 滅脛 びる 日 、 暗肨 く、 薄儱 暗肨 い<br />

日 、 雲胖 と 黒 雲胖 の 日 、ラッパとときの 声拨 の 日 」[ゼパニヤ 1:15、。「 見 よ、 主勢 の 日 が 来勵<br />

る。……この 地 を 荒僚 し、その 中 から 罪 びとを 断友 ち 滅脛 ぼすために 来勵 る」[イザヤ 13:。<br />

この 大 いなる 日 に 関 して、 神卡 の 言匟 葉挺 は、 最勞 も 厳 粛施 で、 印偝 象拺 深捫 い 言匟 葉挺 で、 神卡 の 民 に、 霊绳<br />

的 昏贛 睡 から 目 覚 めて、 悔繛 い 改匳 めとへりくだりによって 神卡 の 顔 を 求卍 めるよう 促傌 している。<br />

「あなたがたはシオンでラッパを 吹胈 け。わが 聖脩 なる 山 で 警厺 報匔 を 吹胈 きならせ。 国 の 民 はみな、<br />

ふるいわななけ。 主勢 の 日 が 来勵 るからである。それは 近卐 い。」「 断友 食挱 を 聖脩 別厌 し、 聖脩 会 を 召昨 集厦<br />

し、 民 を 集厦 め、 会 衆 を 聖脩 別厌 し、 老偽 人 たちを 集厦 め、 幼膇 な 子 ……を 集厦 め、 花挮 婿趈 をその 家匝 から 呼<br />

びだし、 花挮 嫁晊 をそのへやから 呼 びだせ。 主勢 に 仕捸 える 祭脫 司 たちは、 廊结 と 祭脫 壇绵 との 間 で 泣縦 」け。<br />

「『 今 からでも、あなたがたは 心升 をつくし、 断友 食挱 と 嘆昍 きと、 悲胳 しみとをもってわたしに 帰<br />

れ。あなたがたは 衣胼 服傕 ではなく、 心升 を 裂脧 け』。あなたがたの 神卡 、 主勢 に 帰 れ。 主勢 は 恵 みあり、<br />

あわれみあり、 怒腹 ることがおそく、いつくしみが 豊掿 かで」ある[ヨエル 2:1、15~17、<br />

12、。<br />

神卡 の 日 に 立 ち 得千 る 民 を 準厜 備厵 するには、 改匳 革挙 の 大 いなる 働掴 きが 成勱 し 遂脎 げられねばならな<br />

かった。 神卡 は、 神卡 の 民 と 称胃 する 人 々の 多匭 くが、 永 遠 のために 築傀 いていないのを 見 られ、 憐穳<br />

れみのうちに 彼 らに 警厺 告卪 の 使却 命挻 を 与拜 えて、 彼 らを 昏贛 睡 から 目 覚 めさせ、 主勢 の 再卭 臨 の 準厜 備厵 を<br />

させようとされた。 この 警厺 告卪 が、 黙縹 示単 録捎 14 章肐 に 記卌 されている。ここには、 天拦 使却 が 宣傪 言匟 す<br />

るといわれている 三勫 重匤 の 使却 命挻 が 書危 かれていて、すぐそれに 続勸 いて 人 の 子 が 来勵 られ、「 地 の<br />

穀暙 物匵 」を 刈绚 られる。 警厺 告卪 の 使却 命挻 の 第匌 一 は、 審拥 判匯 の 切卲 迫 を 宣傪 言匟 する。 預 言匟 者 は、 天拦 使却 が「 中<br />

空参 を 飛 ぶのを 見 た。 彼 は 地 に 住卫 む 者 、すなわち、あらゆる 国 民 、 部 族 、 国 語指 、 民 族 に 宣傪 べ<br />

205


伝捱 えるために、 永 遠 の 福厹 音 をたずさえてきて、 大 声拨 で 言匟 った。『 神卡 をおそれ、 神卡 に 栄 光捄 を<br />

帰 せよ。 神卡 のさばきの 時 がきたからである。 天拦 と 地 と 海匈 と 水匍 の 源 とを 造挝 られたかたを、 伏胹<br />

し 拝旟 め』」[ 黙縹 示単 録捎 14:6、。<br />

この 使却 命挻 は、「 永 遠 の 福厹 音 」の 一 部 として 宣傪 言匟 されている。 福厹 音 宣傪 布偵 の 働掴 きは、 天拦 使却<br />

にゆだねられたのではなく、 人 間 に 委卑 託 されているのである。 天拦 使却 はこの 働掴 きを 指匦 導拗 する<br />

ために 用 いられ、 人 間 の 救 いのための 大 運卞 動 の 任厃 を 負拆 わせられている。しかし、 福厹 音 の 実<br />

際匶 の 宣傪 教卝 は、 地 上 のキリストのしもべたちによって 行 われるのである。<br />

神卡 の 聖脩 霊绳 の 感厤 動 とみ 言匟 葉挺 の 教卝 えに 従 った 忠儮 実 な 人 々が、この 警厺 告卪 を 世匒 界化 に 宣傪 言匟 するの<br />

であった。 彼 らは、「 夜 が 明 け、 明 星 がのぼる……まで、この 預 言匟 の 言匟 葉挺 を」 心升 にとめ<br />

ていた 人 々であった[Ⅱペテロ 1:。 彼 らは、すべての 隠僸 された 宝肮 以匆 上 に 神卡 を 知半 ることを<br />

求卍 め、それを、「 銀勨 によって 得千 るものにまさり、その 利匏 益捍 は 精 金 よりも 良拖 い」とみなした<br />

のであった[ 箴 言匟 3:。 主勢 は、 彼 らにみ 国 の 偉昖 大 な 事 物匵 を 啓繡 示単 された。「 主勢 の 親捧 しみは 主勢<br />

をおそれる 者 のためにあり、 主勢 はその 契 約 を 彼 らに 知半 らせられる」[ 詩纛 篇 25:。<br />

この 真卢 理 を 理 解卆 し、その 宣傪 布偵 に 従 事 したのは、 博 学 な 神卡 学 者 たちではなかった。もし<br />

も 彼 らが、 祈绗 りつつ 勤僭 勉腯 に 聖脩 書危 を 研挣 究捨 する 忠儮 実 な 夜 回 りであったならば、 夜 の 時 刻傋 を 知半 っ<br />

たことであろう。 預 言匟 は、まさに 起招 ころうとしていたできごとを、 彼 らに 示単 したことであ<br />

ろう。しかし 彼 らはそうでなかったために、 使却 命挻 は、 彼 らより 劣縆 る 人 々によって 伝捱 えられ<br />

た。「 光捄 がある 間 に 歩 いて、やみに 追挵 いつかれないようにしなさい」とイエスは 言匟 われた<br />

[ヨハネ 12:。 神卡 から 与拜 えられた 光捄 に 背 をむけ、 手 近卐 にある 光捄 を 求卍 めない 者 は、 暗肨 黒 のな<br />

かに 残拑 される。しかし、「わたしに 従 って 来勵 る 者 は、やみのうちを 歩 くことがなく、 命挻 の<br />

光捄 をもつであろう」と 救 い 主勢 は 宣傪 言匟 された[ヨハネ 8:。ひたすら 神卡 のみこころを 行 おう<br />

と 願傿 い、すでに 与拜 えられた 光捄 を 熱 心升 に 心升 に 留 める 者 はだれでも、もっと 大 きな 光捄 を 受匃 ける。<br />

そのような 魂 には、 天拦 の 光捄 に 輝脮 く 星 が 送拡 られて、すべての 真卢 理 に 彼 を 導拗 くのである。<br />

キリストの 初匘 臨 の 時 、 神卡 の 言匟 葉挺 を 托 されていた 聖脩 都匙 の 祭脫 司 や 学 者 たちは、 時 のしるし<br />

を 見 わけて 約 束僓 されたお 方 の 来勵 臨 を 宣傪 布偵 することができたはずであった。ミカの 預 言匟 は、<br />

彼 の 誕胎 生 の 地 を 指匦 示単 していた。ダニエルは、 彼 の 来勵 臨 の 時 をはっきり 示単 した[ミカ 5:2、<br />

ダニエル 9:25 参厴 照儠 ]。 神卡 はこうした 預 言匟 を、ユダヤの 指匦 導拗 者 たちに 托 された。 彼 らがメ<br />

シヤの 来勵 臨 が 近卐 づいたことを 知半 らず、 人 々に 宣傪 布偵 しなかったことに 対 して、 弁 解卆 はあり 得千<br />

ない。 彼 らの 無叄 知半 は、 罪 深捫 い 怠旒 慢纁 の 結医 果卵 であった。 ユダヤ 人 は、 殉程 教卝 した 神卡 の 預 言匟 者 た<br />

ちの 記卌 念挡 碑暌 を 建厼 てていたが、その 一 方 では 地 上 の 偉昖 大 な 人 物匵 たちに 敬肭 意勪 を 払掾 うことによっ<br />

てサタンのしもべたちに 誉縃 れを 帰 していた。 彼 らは、 世匒 俗晐 の 地 位匱 と 権勻 力 の 争拫 奪傤 に 心升 を 奪傤 わ<br />

れて、 天拦 の 王掣 が 彼 らに 与拜 えようとされた 栄 誉縃 を 見 失拽 ってしまった。 人 類 の 贖 罪 の 完 成勱 の<br />

ために 神卡 のみ 子 が 来勵 られるという、 史 上 最勞 大 のできごとの 場 所勰 、 時 、 状叔 況捵 などを、イスラ<br />

エルの 長 老偽 たちは 心升 からの 畏穴 敬肭 の 念挡 をもって 研挣 究捨 していなければならないはずであった。<br />

206


すべての 人 々は、 世匒 の 贖 罪 主勢 をまっ 先匪 に 歓脒 迎 する 者 の 中 に 入 ろうと、 目 をさまして 待挊 って<br />

いるべきであった。ところが、 見 よ、ベツレヘムでは、ナザレの 山 地 から 来勵 た 2 人 の 疲膂 れ<br />

た 旅傯 人 は、 一 夜 の 泊脪 まる 場 所勰 を 求卍 めて、 狭腷 く 長 い 通 りを 町 の 東 のはずれまで 歩 いているが<br />

得千 られない。 彼 らを 迎 えて 開 く 戸叐 はどこにもない。 彼 らはついに、 家匝 畜昸 を 入 れるみすぼら<br />

しい 小 屋厡 に 休 み 場 を 見 つける。そしてそこで、 世匒 の 救 い 主勢 がお 生 まれになる。<br />

み 子 が、 世匒 界化 が 造挝 られる 前 から、 父 とともに 持匛 っておられた 栄 光捄 を 見 ていた 天拦 使却 たち<br />

は、 彼 が 地 上 に 現勶 れるのをすべての 人 々が、 大 きな 喜 びをもって 迎 えるであろうと、 非 常拤<br />

な 関 心升 を 持匛 って 期勡 待挊 していた。 天拦 使却 たちは 喜 びの 知半 らせを、それを 受匃 ける 準厜 備厵 のできてい<br />

る 者 たちに、そして 喜 んでそれを 地 の 住卫 民 たちに 知半 らせる 者 たちに 伝捱 達挾 するようにという<br />

任厃 命挻 を 受匃 けた。キリストは、 身拴 を 低拯 くして 人 性勯 をとられた。 彼 がご 自 分 の 魂 をとがの 供挿 え<br />

物匵 となす 時 、 苦 悩肘 の 無叄 限拘 の 重匤 荷免 を 負拆 われるのであった。しかし 天拦 使却 たちは、 至儖 高 者 のみ 子<br />

が、ご 自 分 を 低拯 くされたとはいえ、そのご 品厍 性勯 にふさわしい 威胙 光捄 と 栄 光捄 とをもって 人 々の<br />

前 にお 現勶 れになるよう 望捬 んだ。 地 上 の 偉昖 大 な 人 々が、イスラエルの 首匹 都匙 に 集厦 まって、 彼 の<br />

おいでを 迎 えるであろうか。 天拦 使却 の 大 軍拚 が、 待挊 ちうけている 群儈 衆 に、 彼 を 紹脑 介捈 するであろ<br />

うか。<br />

天拦 使却 が、イエスを 迎 える 準厜 備厵 のある 者 はだれかを 見 るために、 地 を 訪掶 れる。しかし、<br />

待挊 ち 受匃 けている 様捞 子 はどこにも 見 られない。メシヤ 到肑 来勵 の 時 が 近卐 づいたという 賛僮 美捜 と 勝 利匏<br />

の 声拨 は 聞挈 こえない。 天拦 使却 は、しばらく、 選 ばれた 都匙 の 上 に、そして、 長 い 間 神卡 の 臨 在厪 が<br />

あらわされていた 神卡 殿脟 の 上 にとどまる。しかし、ここにも 同 じ 無叄 関 心升 さがある。 祭脫 司 たち<br />

は、 虚縚 飾兇 と 高 慢纁 に 満掫 ちて、 汚儢 れた 犠腻 牲繉 を 神卡 殿脟 でささげている。<br />

パリサイ 人 たちは、 大 声拨 で 人 々を 教卝 えているか、それとも、 町 角偰 で 高 慢纁 な 祈绗 りをささ<br />

げているかである。 王掣 宮厳 も、 哲脼 学 者 の 会 合 も、ラビの 学 校厛 も、みな 全 天拦 を 歓脒 喜 と 賛僮 美捜 で 満掫<br />

たしている 驚脚 くべき 事 実 、すなわち、 人 類 の 贖 い 主勢 が 今 まさに 地 上 にあらわれようとして<br />

おられるということを、 知半 らずにいるのである。<br />

キリストに 対 する 期勡 待挊 、 生 命挻 の 君 を 迎 える 準厜 備厵 は、どこにも 見 られない。 驚脚 いた 天拦 使却<br />

は、この 恥時 ずべき 報匔 告卪 をもって 天拦 に 帰 ろうとする。とその 時 、 夜 羊旴 の 番挤 をしながら 星 空参 を<br />

仰纝 ぎ、メシヤが 地 上 に 来勵 られるという 預 言匟 を 瞑 想挹 し、 世匒 界化 の 贖 い 主勢 の 来勵 臨 を 待挊 望捬 している、<br />

羊旴 飼縫 いの 一 群儈 を 見 つける。ここに、 天拦 来勵 の 知半 らせを 受匃 ける 用 意勪 のできた 一 団卄 がいるのであ<br />

る。そこで、 突 然掍 主勢 の 使却 いが 現勶 れて、 大 いなる 喜 びの 福厹 音 を 宣傪 言匟 する。 天拦 の 栄 光捄 が 平匊 原募 に<br />

満掫 ち、 数包 えきれない 天拦 使却 たちが 現勶 れる。あだかもこの 喜 びは、ただ 1 人 の 天拦 使却 が 伝捱 えるに<br />

はあまりにも 大 きすぎるかのように、おおぜいの 声拨 が 高 らかに、やがてすべての 国 々から<br />

贖 われた 者 たちの 歌 う 賛僮 美捜 の 歌 を 歌 う。「いと 高 きところでは、 神卡 に 栄 光捄 があるように、<br />

地 の 上 では、み 心升 にかなう 人 々に 平匊 和匄 があるように」[ルカ 2:。<br />

207


このベツレヘムの 驚脚 くべき 物匵 語指 は、なんという 教卝 訓肢 を 教卝 えていることであろう。それ<br />

はなんとわれわれの 不勘 信勼 、 高 慢纁 、うぬぼれを 譴 責掅 することであろう。それは、われわれも<br />

また、 恐傁 るべき 無叄 関 心升 に 陥肿 って、 時 のしるしを 見 分 けることができず、そのために 神卡 のお<br />

とずれの 日 を 知半 らずに 過厢 ごすことがないように、 注挅 意勪 するようにとわれわれに 警厺 告卪 を 与拜 え<br />

ている。<br />

天拦 使却 が、メシヤの 来勵 臨 を 待挊 望捬 している 人 々を 見 つけたのは、ユダヤの 丘側 の 卑赐 しい 羊旴 飼縫<br />

いたちの 中 だけではなかった。 異 教卝 徒傣 の 国 でも、 彼 を 待挊 っている 人 々があった。 彼 らは、<br />

高 貴揂 で 富挛 裕儂 な 賢繞 者 、 東 方 の 哲脼 学 者 であった。この 賢繞 者 たちは、 自 然掍 の 探僙 究捨 者 であり、 神卡 の<br />

み 手 のわざの 中 に 神卡 を 認卉 めたのである。 ヘブルの 聖脩 書危 から、 彼 らは、ヤコブから 星 が 現勶<br />

れることを 学 び、「イスラエルの 慰縺 め」であるばかりでなく、「 異 邦傗 人 を 照儠 す 啓繡 示単 の 光捄 」<br />

であり、「 地 の 果卵 までも 救 をもたらす」おかたが 来勵 られるのを 熱 心升 に 待挊 望捬 していた[ルカ<br />

2:25、32、 使却 徒傣 行 伝捱 13:。 彼 らは 光捄 を 求卍 めていた。そして、 神卡 のみ 座 からの 光捄 が 彼 ら<br />

の 歩 く 道匠 を 照儠 らした。 真卢 理 の 擁繗 護厽 者 、また 解卆 説拿 者 として 任厃 じられたエルサレムの 祭脫 司 や 教卝<br />

師 たちが、 暗肨 黒 に 閉僔 ざされていた 時 に、 天拦 からの 星 はこれら 異 邦傗 の 旅傯 人 を、 新 たにお 生 ま<br />

れになった 王掣 の 誕胎 生 地 へと 導拗 いたのである。<br />

キリストが、「 罪 を 負拆 うためではなしに 2 度 目 に 現勶 われて、 救 を 与拜 えられる」のは、<br />

「 彼 を 待挊 ち 望捬 んでいる 人 々に」である[ヘブル 9:。 救 い 主勢 の 誕胎 生 の 知半 らせと 同 様捞 に、キ<br />

リストの 再卭 臨 の 知半 らせも、 人 々の 宗儲 教卝 的 指匦 導拗 者 に 托 されなかった。 彼 らは、 神卡 との 接捴 触僾 を<br />

保 つことをせず、 天拦 からの 光捄 を 拒兘 んでしまった。それゆえに 彼 らは、 使却 徒傣 パウロが 描胦 いた<br />

人 々の 中 に 入 っていなかった。「しかし 兄胆 弟胱 たちよ。あなたがたは 暗肨 やみの 中 にいないの<br />

だから、その 日 が、 盗僌 人 のようにあなたがたを 不勘 意勪 に 襲脁 うことはないであろう。あなたが<br />

たはみな 光捄 の 子 であり、 昼腮 の 子 なのである。わたしたちは、 夜 の 者 でもやみの 者 でもない」<br />

[Ⅰテサロニケ 5:4、。<br />

シオンの 城拝 壁儿 の 上 の 見 張挗 り 人 たちは、 救 い 主勢 の 来勵 臨 の 知半 らせを 最勞 初匘 に 認卉 め、 最勞 初匘 に 声拨<br />

をあげてその 近卐 いことを 宣傪 言匟 し、 人 々に、その 来勵 臨 のための 準厜 備厵 をするよう 最勞 初匘 に 警厺 告卪 を<br />

発 すべきであった。しかし 彼 らは、 安勣 易 な 気勴 持匛 ちで 平匊 穏昳 無叄 事 の 夢肟 をむさぼっていた。そし<br />

て 人 々は、 罪 のなかで 眠縔 っていた。イエスは 彼 の 教卝 会 が、 葉挺 ばかり 数包 多匭 く 茂傡 っているが、<br />

貴揂 い 実 のなっていない、 実 のない、いちじくの 木匓 のような 状叔 態拟 であるのを 見 られた。 宗儲 教卝<br />

の 形捊 式厚 は 遵穒 守捿 してそれを 誇縷 っていたが、 真卢 の 謙旎 そん、 悔繛 い 改匳 め、 信勼 仰纝 の 精 神卡 は 欠 けてい<br />

た。<br />

実 はこれらだけが、 神卡 に 喜 ばれる 礼脊 拝旟 であったのである。 聖脩 霊绳 の 実 の 代 わりに、 高 慢纁 、<br />

形捊 式厚 主勢 義拣 、 虚縚 栄 、 利匏 己偻 心升 、 圧 迫 などがあらわれていた。 背 信勼 した 教卝 会 は、 時 のしるしに 対<br />

して 目 を 閉僔 じてしまった。 神卡 は、 彼 らを 捨腇 てたり、 誠肬 実 を 曲儞 げたりなさらなかった。しか<br />

し、 彼 らは 神卡 から 離掤 れ、 神卡 の 愛 から 離掤 反卬 したのである。 彼 らが 条厬 件卅 に 従 うことを 拒兘 んだ 時<br />

208


に、 神卡 の 約 束僓 は、 彼 らに 果卵 たされなかったのである。 神卡 がお 与拜 えになる 光捄 と 特厣 権勻 を、 感厤 謝儑<br />

して 受匃 けて 活卹 用 するようにしないならば、 必厧 ずこのようになる。 教卝 会 が、すべての 光捄 を 受匃<br />

け 入 れ、 啓繡 示単 されるすべての 義拣 務勲 を 行 って、 神卡 の 摂昊 理 の 導拗 きに 従 っていかないならば、 宗儲<br />

教卝 は 必厧 ず 形捊 式厚 化 して、 堕秐 落叉 し、 生 きた 敬肭 神卡 の 精 神卡 は 失拽 われるのである。このことは、 教卝 会<br />

の 歴偡 史 において、くり 返拮 し 起招 こった。 神卡 は、 受匃 けた 祝腛 福厹 と 特厣 権勻 に 相 応厸 する 信勼 仰纝 と 服傕 従 の 行<br />

為 を、 神卡 の 民 に 要勥 求卍 される。 服傕 従 は 犠腻 牲繉 を 要勥 求卍 し、 十厝 字捐 架繳 を 伴僀 っている。 多匭 くの 自 称胃 キリ<br />

スト 信勼 者 が、 天拦 からの 光捄 を 受匃 けることを 拒兘 み、 昔繕 のユダヤ 人 のように、 神卡 のおとずれの 時<br />

を 知半 らなかったのは、このためである[ルカ 19:44 参厴 照儠 ]。 彼 らが 高 慢纁 不勘 信勼 であったため<br />

に、 神卡 は 彼 らを 素 通 りして、ベツレヘムの 羊旴 飼縫 いや 東 方 の 賢繞 者 たちのように、 示単 されたす<br />

べての 光捄 に 心升 を 留 めていた 人 々に、 神卡 の 真卢 理 をあらわされたのである。<br />

209


第匌 18 章 最勞 も 重匤 要勥 な 預 言匟<br />

聖脩 書危 の 権勻 威胙 に 疑卧 惑 を 抱 きながらも、なお 真卢 理 を 知半 りたいと 心升 から 望捬 んでいた、 高 潔昔 で<br />

誠肬 実 な 一 農捝 夫挕 が、キリスト 再卭 臨 の 宣傪 布偵 において 指匦 導拗 的 な 役叓 割厎 を 果卵 たすために、 神卡 によって<br />

特厣 に 選 ばれた。 他 の 多匭 くの 宗儲 教卝 改匳 革挙 者 たちと 同 様捞 に、ウィリアム・ミラーは、 年 少厮 のころ<br />

から 貧縏 困傮 と 戦勛 い、 勤僭 勉腯 と 自 制勧 という 大 きな 教卝 訓肢 を 学 んでいた。 彼 の 家匝 族 は、 独捌 立 心升 、 自 由厩<br />

を 愛 する 精 神卡 、 忍旖 耐脾 力 、そして 熱 烈绡 な 愛 国 心升 に 燃 えた 人 々であって、 彼 もまた、こうした<br />

特厣 質拾 の 人 であった。 彼 の 父 は、 独捌 立 戦勛 争拫 当勠 時 の 大 尉赡 で、あの 波 乱 に 富挛 んだ 時 代 の 奮绝 闘 と 苦<br />

難挚 による 犠腻 牲繉 が、ミラーの 少厮 年 時 代 を 窮晦 乏织 に 陥肿 れた。<br />

ミラーはじょうぶな 体 の 持匛 ち 主勢 で、 幼膇 少厮 のころから 非 凡晿 な 知半 力 を 示単 した。そしてそれ<br />

は、 彼 が 成勱 長 するにつれて、ますます 顕昝 著兆 になった。 彼 の 知半 性勯 は、 活卹 発 でよく 発 達挾 し、 知半<br />

識掟 を 渇 望捬 していた。 彼 は、 大 学 教卝 育挞 を 受匃 けなかったけれども、 研挣 究捨 に 対 する 愛 着挄 や、 注挅 意勪<br />

深捫 い 思卩 索肞 と 精 密偾 な 批 判匯 の 習 慣脹 は、 彼 を 健掕 全 な 判匯 断友 と 理 解卆 力 に 富挛 んだ 人 にした。 彼 は、 申捩 し<br />

ぶんのない 道匠 徳 的 品厍 性勯 の 持匛 ち 主勢 で、 評掲 判匯 もうらやましいほど 良拖 く、 誠肬 実 、 倹 約 、 慈暆 悲胳 深捫 い<br />

心升 などが、 人 々から 高 く 評掲 価卒 さ れていた。 彼 は、 勤僭 勉腯 努 力 の 結医 果卵 、 早拱 くから 相 当勠 の 財拉 産勩<br />

を 作单 ったが、しかし 相 変厭 わらず 研挣 究捨 の 習 慣脹 を 持匛 ちつづけた。 彼 は、いろいろな 政 治匮 的 、 軍拚<br />

事 的 職厯 務勲 について 功僵 績 をあげ、 富挛 と 名匷 誉縃 への 道匠 が、 彼 の 前 に 広南 く 開 けているように 思卩 われ<br />

た。<br />

彼 の 母 は、 真卢 に 敬肭 虔 な 婦偫 人 で、 彼 は 幼膇 少厮 の 時 に、 宗儲 教卝 的 な 感厤 化 を 受匃 けたのであった。<br />

しかし 早拱 くから 彼 は、 理 神卡 論厱 者 の 仲傫 間 に 引匂 き 入 れられた。この 人 々は、 概腴 して 善 良拖 な 市 民<br />

で、 人 情午 味控 暇昜 かで 慈暆 愛 深捫 い 人 々であったために、その 影挼 響捳 力 はいっそう 強勮 かった。 彼 らは、<br />

キリスト 教卝 的 な 制勧 度 のただ 中 で 生 活卹 しており、 彼 らの 品厍 性勯 は、ある 程损 度 まで、そうした 環挳<br />

境挌 に 影挼 響捳 されていた。 彼 らが 人 々の 尊胛 敬肭 と 信勼 頼 をかち 得千 たところの 美捜 点勷 は、 聖脩 書危 に 負拆 うと<br />

ころが 多匭 かった。<br />

ところが 彼 らは、こうしたすぐれた 賜 物匵 を 悪捰 用 して、 神卡 のみ 言匟 葉挺 に 敵育 対 する 感厤 化 力 を<br />

及 ぼしたのである。ミラーは、こうした 人 々との 交卦 際匶 によって、 彼 らと 同 様捞 な 考卛 えを 持匛 つ<br />

ようになった。 当勠 時 の 聖脩 書危 解卆 釈脂 は、 難挚 解卆 で、 彼 には、とうてい 理 解卆 できないように 思卩 われ<br />

た。しかし、 彼 の 新 しい 信勼 仰纝 は、 聖脩 書危 を 放择 棄 しながらも、それに 代 わるさらによいものを<br />

与拜 えなかったので、 彼 にはなんの 満掫 足拒 も 得千 られないのであった。それでも 彼 は、こうした<br />

見 解卆 を 約 12 年 の 間 持匛 ち 続勸 けた。しかし、 彼 が 34 歳按 の 時 、 聖脩 霊绳 は、 彼 が 罪 人 であるとい<br />

うことを 彼 の 心升 に 印偝 象拺 づけた。 彼 は、 従 来勵 の 信勼 仰纝 によっては、 墓斳 のかなたに 幸 福厹 の 確卾 証卨 を<br />

得千 ることができなかった。 未 来勵 は 暗肨 く 陰纖 惨绨 であった。 後 日 、 彼 は、この 時 の 感厤 じを 次卙 のよ<br />

うに 言匟 っている。<br />

210


「 絶傉 滅脛 とは、 冷偭 たく 冷偭 え 冷偭 えした 思卩 想挹 であった。そしてわれわれは、 責掅 任厃 を 問勬 われて、<br />

みな 死拎 滅脛 するのであった。 天拦 は、 頭挓 上 にある 真卢 ちゅうのようであり、 地 は、 足拒 の 下 にある<br />

鉄捹 のようであった。 永 遠 ——それはなんであろうか? そして 死拎 ——なぜ 死拎 ぬのであろう<br />

か? 論厱 理 を 進勺 めれば 進勺 めるほど、わたしは 論厱 証卨 から 遠 ざかってしまった。 考卛 えれば 考卛 え<br />

るほど、 結医 論厱 が 出 なくなってしまった。わたしは 考卛 えるのをやめようとした。だが、 思卩 い<br />

は 自 由厩 にならなかった。わたしはほんとうに 悲胳 惨绨 であった。しかし、その 理 由厩 がわからな<br />

かった。わたしはつぶやき、 不勘 平匊 を 言匟 った。しかし、だれについて 言匟 っているのか 知半 らな<br />

かった。わたしは、 悪捰 が 存掑 在厪 していることを 知半 っていたが、 善 をどこでどうして 見 いだす<br />

かを 知半 らなかった。わたしはもだえ 苦 しみ、なんの 希傩 望捬 も 持匛 てなかった。」<br />

彼 は、こうした 状叔 態拟 で 数包 か 月 間 過厢 ごした。そして、 次卙 のように 言匟 っている。「 突 然掍 、<br />

救 い 主勢 の 品厍 性勯 が、わたしの 心升 に 生 き 生 きと 印偝 象拺 づけられた。 恵 みと 憐穳 れみの 思卩 いに 満掫 ち、<br />

ご 自 身拴 でわれわれの 罪 を 贖 い、 罪 の 罰脖 である 苦 難挚 からわれわれを 救 って 下 さる 方 があるよ<br />

うに 思卩 えた。わたしはその 時 すぐに、そのような 方 は、なんとうるわしい 方 であろうと 考卛<br />

えた。 そしてわたしは、そのかたの 腕肙 に 自 分 自 身拴 を 投匐 げかけ、その 憐穳 れみに 頼 ることが<br />

できると 想挹 像僕 したのである。しかし、 果卵 たして、そのような 方 がおられることを 証卨 明 する<br />

ことができるであろうか、という 疑卧 問勬 が 起招 こった。そうした 救 い 主勢 、あるいは 来勵 世匒 につい<br />

ても、 聖脩 書危 を 除揄 いては、その 存掑 在厪 の 証卨 拠 を 見 いだすことはできなかった。……<br />

聖脩 書危 は、ちょうどわたしが 必厧 要勥 としているような 救 い 主勢 を 示単 していることがわかった。<br />

堕秐 落叉 した 世匒 界化 の 必厧 要勥 に、このように 完 全 に 適 合 した 原募 則 を 展捯 開 している 書危 物匵 が、 霊绳 感厤 によ<br />

らずに 与拜 えられるとは、わたしにはどうしても 考卛 えられなかった。わたしは、 聖脩 書危 が 神卡 の<br />

啓繡 示単 に 違挆 いないと 認卉 めないわけにいかなかった。 聖脩 書危 は、わたしの 喜 びとなった。そして、<br />

わたしは、イエスという 友掻 を 見 いだした。 救 い 主勢 は、わたしにとって、 万勦 人 にぬきんでた<br />

方 となられた。そして、 不勘 可參 解卆 で 矛旁 盾绮 していると 思卩 われた 聖脩 書危 が、 今 度 は、わが 足拒 のとも<br />

しび、わが 道匠 の 光捄 となったのである。わたしの 心升 は 落叉 ち 着挄 き、 満掫 たされた。わたしは、 主勢<br />

なる 神卡 が、 人 生 の 大 海匈 のただ 中 にある 岩 であることがわかった。 今 や 聖脩 書危 が、わたしの 主勢<br />

要勥 な 研挣 究捨 書危 となった。そしてわたしは、 自 分 は 大 きな 喜 びをもってそれを 研挣 究捨 したと、 心升<br />

から 言匟 うことができる。わたしは、その 半博 分 も 知半 らされていなかったことがわかった。わ<br />

たしは、な ぜその 美捜 と 栄 光捄 とを、 以匆 前 には 見 ることができなかったのであろうかといぶ<br />

かり、それをどうして 拒兘 否 することができたのであろうかと 驚脚 いた。わたしは 自 分 の 心升 の<br />

願傿 いがすべて 啓繡 示単 されているのを 見 いだし、 心升 のすべての 病挶 のいやしが 備厵 えられているの<br />

を 見 いだした。わたしは、 他 の 読傊 書危 を 全 くしたくなくなり、 神卡 から 知半 恵 をいただくことに<br />

心升 を 集厦 中 した。」 1<br />

ミラーは、 彼 が 軽 べつしていた 宗儲 教卝 に 対 する 信勼 仰纝 を 公勗 に 告卪 白换 した。しかし、 彼 の 無叄 信勼<br />

仰纝 な 友掻 人 たちは、 彼 自 身拴 がしばしば 聖脩 書危 の 権勻 威胙 に 対 して 抱 いたあらゆる 議 論厱 を 吹胈 きかけて<br />

211


くるのに、 後 れをとらなかった。その 時 彼 は、それらに 答掬 えることができなかったが、し<br />

かし、 聖脩 書危 が 神卡 の 啓繡 示単 であるならば、そこに 矛旁 盾绮 はないはずであると 考卛 えた。また、 聖脩 書危<br />

は 人 を 教卝 えるために 与拜 えられたものであるから、 人 間 の 理 解卆 にふさわしいものであるに 違挆<br />

いないと 考卛 えた。 彼 は、 自 分 で 聖脩 書危 を 研挣 究捨 して、 一 見 矛旁 盾绮 と 思卩 われるものを 調 和匄 させるこ<br />

とができないか、 確卾 かめようと 決 心升 した。<br />

彼 は、すべての 先匪 入 観掺 を 捨腇 てようと 努 め、 注挅 解卆 書危 を 用 いないで、 欄暔 外勭 の 引匂 照儠 とコンコ<br />

ーダンス[ 用 語指 索肞 引匂 ]を 参厴 考卛 にして、 聖脩 句繯 と 聖脩 句繯 とを 比发 較脘 した。 彼 は、 規厶 則 正匁 しく 組匢 織掼 的 に<br />

研挣 究捨 を 続勸 けた。まず 創傦 世匒 記卌 から、1 節儊 ずつ 読傊 んでいき、 数包 節儊 の 意勪 味控 が、なんの 疑卧 念挡 もなく<br />

はっきり 理 解卆 されるまでは 先匪 に 進勺 まなかった。 何挬 か 不勘 明 瞭 なところがあると、 彼 は、その<br />

問勬 題匑 点勷 に 関 係厂 があると 思卩 われる 他 の 聖脩 句繯 を 全 部 比发 較脘 してみるのであった。すべての 言匟 葉挺 は、<br />

その 聖脩 句繯 の 主勢 題匑 に 対 して 適 正匁 な 意勪 味控 を 持匛 つものとし、もし 彼 の 見 解卆 が、すべての 関 連 した<br />

聖脩 句繯 と 一 致 するならば、それで 問勬 題匑 は 解卆 決 するのであった。こうして 彼 は、 理 解卆 すること<br />

が 困傮 難挚 な 聖脩 句繯 に 当勠 面卥 すると、 聖脩 書危 の 他 のところにその 説拿 明 を 見 いだした。 彼 が 神卡 の 光捄 を 求卍<br />

めて、 熱 心升 に 祈绗 りつつ 研挣 究捨 していった 時 に、これまで 不勘 可參 解卆 と 思卩 われていたところが 明 ら<br />

かにされた。 彼 は、 詩纛 篇 記卌 者 の 次卙 の 言匟 葉挺 が 真卢 実 であることを 経 験挧 した。「み 言匟 葉挺 が 開 ける<br />

と 光捄 を 放择 って、 無叄 学 な 者 に 知半 恵 を 与拜 えます」[ 詩纛 篇 119:。<br />

彼 は、 非 常拤 な 興掰 味控 をもって、 他 の 聖脩 句繯 の 解卆 釈脂 と 同 様捞 の 原募 則 を 用 いつつダニエル 書危 と 黙縹<br />

示単 録捎 を 研挣 究捨 し、 預 言匟 的 象拺 徴僦 が 理 解卆 できることを 発 見 して 大 いに 喜 んだ。 彼 は、その 時 まで<br />

の 預 言匟 が、 文卽 字捐 どおりに 成勱 就 したことを 知半 った。また、さまざまな 比发 喩 、 隠僸 喩 、たとえ、<br />

類 似胤 などは、みな、その 前 後 関 係厂 で 説拿 明 されるか、それとも、そこで 表勖 現勶 された 言匟 葉挺 が 他<br />

の 聖脩 句繯 によって 定 義拣 づけられているかであることを 知半 った。そして、このように 説拿 明 され<br />

た 時 、それは 文卽 字捐 どおりに 理 解卆 すべきであった。「こうしてわたしは、 聖脩 書危 が、 啓繡 示単 され<br />

た 真卢 理 の 体 系揀 であって、 道匠 を 行 く 者 が、たとえ 愚 かであっても、 迷偧 う 必厧 要勥 がないほど、 明<br />

らかに 単 純儻 に 与拜 えられているのに 満掫 足拒 した」と 彼 は 言匟 っている。 2 預 言匟 の 大 筋傶 を 1 歩 1 歩<br />

たどっていった 時 に、 真卢 理 の 鎖肽 が 1 つずつ 明 らかにされて、 彼 の 努 力 は 報匔 いられた。 天拦 使却<br />

が 彼 の 心升 を 導拗 き、 聖脩 書危 を 彼 に 理 解卆 させた。<br />

過厢 去掇 において 成勱 就 した 預 言匟 を 規厶 準厜 にして、 将 来勵 に 関 する 預 言匟 を 判匯 断友 するならば、キリ<br />

ストの 霊绳 的 支匣 配括 ——すなわち、 世匒 界化 の 終厖 末拢 に 先匪 だつこの 世匒 の 千収 年 期勡 ——という 一 般 の 見 解卆<br />

は、 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 支匣 持匛 を 得千 ていないことを 知半 って、 彼 は 納 得千 がいった。 主勢 がみずから 再卭 臨<br />

されるに 先匪 だって 義拣 と 平匊 和匄 の 千収 年 期勡 があるというこの 教卝 義拣 は、 神卡 の 日 の 恐傁 怖繍 をはるか 先匪 へ<br />

と 延 期勡 するものであった。しかし、どんなに 耳脥 ざわりの 良拖 いものであっても、それは、 収厓<br />

穫 すなわち 世匒 界化 の 終厖 末拢 まで、 麦旗 と 毒兙 麦旗 とはともに 生 長 するというキリストと 使却 徒傣 たちの 教卝<br />

えに、 相 反卬 するのである。<br />

212


「 悪捰 人 と 詐縱 欺繏 師 とは、…… 悪捰 から 悪捰 へと 落叉 ちていく。」「 終厖 わりの 時 には、 苦 難挚 の 時<br />

代 が 来勵 る。」そして、 暗肨 黒 の 王掣 国 は 主勢 の 再卭 臨 まで 継 続勸 し、 主勢 の 口卶 の 息僢 によって 焼催 きつくさ<br />

れ、 来勵 臨 の 輝脮 きによって 滅脛 ぼされる[マタイ 13:30、38~41、Ⅱテモテ 3:13、1、Ⅱ<br />

テサロニケ 2:。<br />

全 世匒 界化 が 改匳 心升 しキリストの 霊绳 的 支匣 配括 が 来勵 るという 教卝 義拣 は、 使却 徒傣 時 代 の 教卝 会 が 支匣 持匛 した<br />

ものではなかった。それは、18 世匒 紀 の 初匘 期勡 になって 初匘 めて、 一 般 キリスト 教卝 会 が 受匃 け 入<br />

れたものであった。 他 のすべ ての 誤儶 りと 同 様捞 に、その 結医 果卵 は 有卻 害县 なものであった。 それ<br />

は 人 々に、 主勢 の 再卭 臨 をはるか 遠 い 将 来勵 のことに 思卩 わせ、 主勢 が 近卐 づいておられることを 告卪 げ<br />

るしるしに 人 々が 注挅 意勪 することを 妨绋 げた。それは、 根捏 拠 のない 自 信勼 と 安勣 心升 感厤 を 与拜 え、 主勢 に<br />

会 うために 必厧 要勥 な 準厜 備厵 を 怠旒 らせたのである。<br />

ミラーは、キリストご 自 身拴 が 文卽 字捐 どおりに 来勵 られることが、 聖脩 書危 に 明 らかに 教卝 えられ<br />

ていることを 発 見 した。パウロは、 次卙 のように 言匟 っている。「 主勢 ご 自 身拴 が 天拦 使却 のかしらの<br />

声拨 と 神卡 のラッパの 鳴胯 り 響捳 くうちに、 合 図掛 の 声拨 で、 天拦 から 下 ってこられる」[Ⅰテサロニケ<br />

4:。「そして 力 と 大 いなる 栄 光捄 とをもって、 人 の 子 が 天拦 の 雲胖 に 乗拳 って 来勵 るのを、 人 々は<br />

見 るであろう。」「ちょうど、いなずまが 東 から 西勽 にひらめき 渡据 るように、 人 の 子 も 現勶 れ<br />

るであろう」と 救 い 主勢 は 言匟 われた[マタイ 24:30、。 彼 には、 天拦 の 全 軍拚 が 従 ってくるので<br />

ある。 「 人 の 子 が 栄 光捄 の 中 にすべての 御 使却 たちを 従 えて 来勵 る」[マタイ 25:。「また、<br />

彼 は 大 いなるラッパの 音 と 共厗 に 御 使却 たちをつかわして、…… 四捡 方 からその 選 民 を 呼 び 集厦 め<br />

るであろう」[マタイ 24:。<br />

キリストの 再卭 臨 の 時 に、 死拎 んだ 義拣 人 はよみがえらされ、 生 きている 義拣 人 は 変厭 えられる。<br />

パウロは 次卙 のように 言匟 っている。「わたしたちすべては、 眠縔 り 続勸 けるのではない。 終厖 りの<br />

ラッパの 響捳 きと 共厗 に、またたく 間 に、 一 瞬腗 にして 変厭 えられる。というのは、ラッパが 響捳 い<br />

て、 死拎 人 は 朽 ちない 者 によみがえらされ、わたしたちは 変厭 えられるのである。なぜなら、<br />

この 朽 ちるものは 必厧 ず 朽 ちないものを 着挄 、この 死拎 ぬものは 必厧 ず 死拎 なないものを 着挄 ることに<br />

なるからである」[1 コリント 15:51~。また 彼 は、テサロニケ 人 への 手 紙 の 中 で、 主勢 の<br />

再卭 臨 を 描胦 写捂 したあとで 次卙 のように 言匟 っている。「その 時 、キリストにあって 死拎 んだ 人 々が、<br />

まず 最勞 初匘 によみがえり、それから 生 き 残拑 っているわたしたちが、 彼 らと 共厗 に 雲胖 に 包儣 まれて<br />

引匂 き 上 げられ、 空参 中 で 主勢 に 会 い、こうして、いつも 主勢 と 共厗 にいるであろう」[Ⅰテサロニ<br />

ケ 4:16、。<br />

キリストがご 自 身拴 で 来勵 られるまでは、 神卡 の 民 はみ 国 を 受匃 けることができないのである。<br />

救 い 主勢 は 言匟 われた。「 人 の 子 が 栄 光捄 の 中 にすべての 御 使却 たちを 従 えて 来勵 るとき、 彼 はその<br />

栄 光捄 の 座 につくであろう。そして、すべての 国 民 をその 前 に 集厦 めて、 羊旴 飼縫 が 羊旴 とやぎとを<br />

分 けるように、 彼 らをより 分 け、 羊旴 を 右 に、やぎを 左 におくであろう。そのとき、 王掣 は 右<br />

にいる 人 々に 言匟 うであろう、『わたしの 父 に 祝腛 福厹 された 人 たちよ、さあ、 世匒 の 初匘 めからあ<br />

213


なたがたのために 用 意勪 されている 御 国 を 受匃 けつぎなさい』」[マタイ 25:31~。 今 ここに<br />

引匂 用 した 聖脩 句繯 によって、 人 の 子 が 来勵 る 時 に、 死拎 者 はよみがえらせられて 朽 ちないものとな<br />

り、 生 きている 者 は 変厭 えられるということをわれわれは 知半 った。この 大 変厭 化 によって、 彼<br />

らはみ 国 を 受匃 ける 準厜 備厵 ができるのである。パウロは 次卙 のように 言匟 っている。「 兜肉 と 血傔 とは<br />

神卡 の 国 を 継 ぐことができないし、 朽 ちるものは 朽 ちないものを 継 ぐことがない」[Ⅰコリ<br />

ント 15:。 人 間 の 現勶 在厪 の 状叔 態拟 は、 死拎 ぬべきものであり、 朽 ちるものである。しかし、 神卡<br />

の 国 は、 朽 ちず 永 遠 に 続勸 くものである。それゆえに 人 間 は、 現勶 在厪 の 状叔 態拟 のままでは、 神卡 の<br />

み 国 に 入 ることはできない。<br />

しかし、イエスが 来勵 られる 時 に、 彼 はご 自 分 の 民 に 不勘 死拎 をお 与拜 えになる。そして、こ<br />

れまではただ 相 続勸 人 でしかなかった 彼 らに、み 国 を 継 ぐようにと 言匟 われるのである。<br />

以匆 上 の 聖脩 句繯 と 他 の 聖脩 句繯 によって、キリスト 再卭 臨 前 に 起招 こると 一 般 に 期勡 待挊 されていた 世匒<br />

界化 的 な 平匊 和匄 の 治匮 世匒 、 地 上 における 神卡 の 国 の 樹 立 といったことは、 再卭 臨 に 続勸 いて 起招 こるもの<br />

であることが、ミラーの 心升 に 明 らかになった。さらに、すべての 時 のしるしと 世匒 界化 の 状叔 態拟<br />

は、 最勞 後 の 時 代 についての 預 言匟 的 描胦 写捂 と 一 致 していた。 彼 は、 聖脩 書危 だけの 研挣 究捨 によって、<br />

地 球原 が 現勶 在厪 の 状叔 態拟 のままで 継 続勸 するように 定 められた 期勡 間 は、まさに 終厖 わろうとしている<br />

という 結医 論厱 に 達挾 せざるをえなかった。<br />

ミラーは、 次卙 のように 言匟 っている。「もう 1 つ 真卢 にわ たしの 心升 に 感厤 動 を 与拜 えた 証卨 拠 は、<br />

聖脩 書危 の 年 代 であった。…… 過厢 去掇 において 成勱 就 した 預 言匟 のできごとは、しばしば 定 められた<br />

期勡 間 内 に 成勱 就 したということを、わたしは 見 いだした。 洪斬 水匍 までには、120 年 [ 創傦 世匒 記卌<br />

6:。 洪斬 水匍 に 先匪 だつ 7 日 間 、そして、 預 言匟 された 雨僟 が 40 日 間 [ 同 7:。アブラハムの 子 孫繜<br />

の 400 年 の 寄 留 [ 同 15:。 給捚 仕捸 役叓 の 長 と 料厄 理 役叓 の 長 の 夢肟 のなかの 3 日 [ 同 40:12~。パ<br />

ロの 夢肟 の 7 年 [ 同 41:28~。 荒僚 野 の 40 年 [ 民 数包 記卌 14:、3 年 半博 のききん[ 列偱 王掣 紀 上 17:<br />

〔ルカ 4:25 参厴 照儠 〕、……70 年 の 捕 囚昉 [エレミヤ 25:、ネブカデネザルの 7 つの 時 [ダ<br />

ニエル 4:13~、ユダヤ 人 のために 定 められた 7 週 と 62 週 と 1 週 から 成勱 る 70 週 [ 同 9:<br />

24~。—— 時 に 区厅 切卲 られたできごとは、みな、かつては 預 言匟 に 過厢 ぎなかったが、その 預<br />

言匟 どおりに 成勱 就 したのである。」 3<br />

そこで 彼 は、 聖脩 書危 の 研挣 究捨 において、さまざまな 年 代 的 期勡 間 が、 彼 の 理 解卆 によればキリ<br />

ストの 再卭 臨 にまで 及 ぶものであることを 発 見 した 時 、それらは「その 時 代 に 先匪 だって」 神卡<br />

がそのしもべたちにあらわされたものであると 考卛 えないわけにいかなかった。「 隠僸 れた 事<br />

はわれわれの 神卡 、 主勢 に 属傍 するものである。しかし 表勖 わされたことは 長 くわれわれとわれわ<br />

れの 子 孫繜 に 属傍 し」とモーセは 言匟 っている。また、 主勢 は、 預 言匟 者 アモスによって、 主勢 は、<br />

「そのしもべである 預 言匟 者 にその 隠僸 れた 事 を 示単 さないでは、 何挬 事 をもなされない」と 言匟 わ<br />

れた[ 申捩 命挻 記卌 29:29、アモス 3:。したがって、 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 研挣 究捨 者 は、 人 類 歴偡 史 におけ<br />

214


る 最勞 も 重匤 大 な 事 件卅 が、 真卢 理 のみ 言匟 葉挺 の 中 に 明 示単 されていることを、 確卾 信勼 をもって 期勡 待挊 する<br />

ことができるのである。<br />

ミラーは 次卙 のように 言匟 っている。「わたしは、 聖脩 書危 はすべて 神卡 の 霊绳 感厤 を 受匃 けて 書危 かれ<br />

たものであって…… 有卻 益捍 であること[Ⅱテモテ 3:、また、 預 言匟 は 決 して 人 間 の 意勪 志 から<br />

出 たものではなく、 人 々が 聖脩 霊绳 に 感厤 じ、 神卡 によって 書危 いたものであること[Ⅱペテロ 1:、<br />

そして、それは『すべてわたしたちの 教卝 のために 書危 かれたのであって、それは 聖脩 書危 の 与拜 え<br />

る 忍旖 耐脾 と 慰縺 めとによって、 望捬 みをいだかせるためである』[ローマ 15:ことを 十厝 分 に 確卾 信勼<br />

したので、 聖脩 書危 の 年 代 的 部 分 も、 聖脩 書危 の 他 の 部 分 と 同 様捞 に、 神卡 の 言匟 葉挺 の 一 部 であり、まじ<br />

めに 研挣 究捨 すべきものであると 考卛 えざるをえなかった。そこで、わたしは、 神卡 が 慈暆 悲胳 深捫 くも<br />

われわれに 表勖 そうとされたことを 理 解卆 しようと 努 めるにあたっては、 預 言匟 の 期勡 間 を 見 過厢 ご<br />

してはならないと 感厤 じた。」 4<br />

キリストの 再卭 臨 の 時 を 最勞 も 明 らかに 示単 していると 思卩 われる 預 言匟 は、ダニエル 8:14 の<br />

「2300 の 夕儩 と 朝厁 の 間 である。そして 聖脩 所勰 は 清捲 められてその 正匁 しい 状叔 態拟 に 復挴 する」という<br />

預 言匟 であった。ミラーは、 聖脩 書危 を 聖脩 書危 自 身拴 の 注挅 解卆 書危 とするという 彼 の 規厶 則 に 従 って、 象拺<br />

徴僦 的 預 言匟 においては、1 日 が 1 年 を 表勖 すことを 知半 った[ 民 数包 記卌 14:34、エゼキエル 4:。<br />

彼 は、 預 言匟 の 2300 日 は 字捐 義拣 的 には 2300 年 であって、ユダヤ 時 代 の 終厖 結医 する 時 をはるか<br />

に 越掳 えているから、その 時 代 の 聖脩 所勰 を 指匦 すものではないということを 悟縖 った。ミラーは、<br />

キリスト 教卝 時 代 においては、 地 上 が 聖脩 所勰 であるという 一 般 の 見 解卆 を 受匃 け 入 れた。<br />

そこで 彼 は、ダニエル 8:14 に 預 言匟 されている 聖脩 所勰 の 清捲 めとは、キリストの 再卭 臨 の 時<br />

に、 地 上 が 火 で 清捲 められることであると 理 解卆 した。したがって、2300 日 の 正匁 確卾 な 起招 算厊 点勷<br />

を 発 見 することができれば、キリスト 再卭 臨 の 時 は 容卣 易 に 確卾 かめることができると、 彼 は 結医<br />

論厱 した。こうして、 大 いなる 終厖 結医 の 時 、すなわち 現勶 在厪 の 状叔 態拟 が「そのあらゆる 高 慢纁 と 権勻 力 、<br />

華兛 麗暗 と 虚縚 飾兇 、 罪 悪捰 と 圧 迫 とともに 終厖 わり」、のろいが「 地 から 除揄 かれ、 死拎 が 滅脛 ぼされ、 神卡<br />

のしもべたち、 預 言匟 者 や 聖脩 徒傣 たち、また、 神卡 の 名匷 を 恐傁 れる 者 たちに 報匔 いが 与拜 えられ、 地 を<br />

滅脛 ぼすものが、 滅脛 ぼされる」 時 が、 明 らかにされるのであった。 5<br />

ミラーは、 新 たな、そしていっそうの 熱 心升 さをもって、 預 言匟 の 研挣 究捨 を 続勸 け、 今 や 驚脚 嘆昍<br />

すべき 重匤 要勥 性勯 と 尽能 きない 興掰 味控 にあふれていると 思卩 われる 問勬 題匑 の 研挣 究捨 に、 日 夜 没纹 頭挓 した。 彼<br />

は、2300 日 の 起招 算厊 点勷 の 手 がかりを、ダニエル 8 章肐 には 見 つけることができなかった。 天拦<br />

使却 ガブリエルは、 幻星 をダニエルに 理 解卆 させるように 命挻 令傂 されてはいたが、 彼 に、 部 分 的 説拿<br />

明 しか 与拜 えていなかった。 教卝 会 にふりかかる 恐傁 ろしい 迫 害县 が、 預 言匟 者 の 幻星 に 展捯 開 された 時<br />

に、ダニエルは 体 力 が 衰斠 えてしまった。 彼 は、もう 耐脾 えられなくなり、 天拦 使却 は、しばらく<br />

彼 を 離掤 れた。ダニエルは、「 疲膂 れはてて、 数包 日 の 間 病挶 みわずらった。」「しかし、わたし<br />

はこの 幻星 の 事 を 思卩 って 驚脚 いた。またこれを 悟縖 ることができなかった。」<br />

215


しかし 神卡 は、「この 幻星 をその 人 に 悟縖 らせよ」と 天拦 使却 に 命挻 じておられた。この 命挻 令傂 は 遂脎<br />

行 されねばならなかった。 天拦 使却 は、それに 従 って、しばらくたった 時 に、ダニエルのとこ<br />

ろにもどって、「わたしは 今 あなたに、 知半 恵 と 悟縖 りを 与拜 えるためにきました。」「ゆえに、<br />

このみ 言匟 葉挺 を 考卛 えて、この 幻星 を 悟縖 りなさい」と 言匟 った[ダニエル 8:27、16、9:22、23、<br />

24~。8 章肐 の 幻星 のなかで、 重匤 要勥 な 点勷 が 1 つ 説拿 明 されていなかった。それは、 時 、すなわ<br />

ち 2300 日 の 期勡 間 に 関 するものであった。それゆえに 天拦 使却 は、 再卭 び 説拿 明 を 始卿 めるにあたっ<br />

て、 主勢 に 時 の 問勬 題匑 に 関 して 述掃 べた。<br />

2300 日 の 予匨 言匟<br />

預 言 的 な 日 = 1 つの 文 字 通 りの 年<br />

34-35<br />

偵 察掊 隊 が 四捡 十厝 日 間 カナンの 国 にいたように、 彼 らの 一 日 を 一 年 と 数包 えて 四捡 十厝 年 間 、<br />

荒僚 野 にいて 罪 を 償 わなければならない。 神卡 に 背 けばどうなるか、よく 思卩 い 知半 るだろう。そ<br />

れらの 者 は 一 人 残拑 らずこの 荒僚 野 で 死拎 ぬと、 主勢 が 言匟 われたのだ。』」[ 民 数包 記卌 14:34-35]<br />

6<br />

次卙 に、ユダに 対 する 罰脖 の 期勡 間 を 示単 すために 四捡 十厝 日 間 、 今 度 は 右 わきを 下 にして 横叅 になり<br />

なさい。やはり 一 日 は 一 年 に 相 当勠 する。[エゼキエル 書危 4:6]<br />

紀 元區 前 457 年 – 西勽 暦昿 1844 年 = 2300 日 / 年 . 14 もう 一 人 が 答掬 えました。「 二华 千収 三勫 百掸 日 が<br />

過厢 ぎてからだ。」[ダニエル 書危 8:14] 24 主勢 は、エルサレムとあなたの 同 胞繟 とに、さらに 四捡<br />

百掸 九 十厝 年 に 及 ぶさばきを 言匟 い 渡据 した。そののち、ようやく 彼 らは 罪 から 離掤 れるようになり、<br />

216


その 罪 のとがめから 解卆 き 放择 たれる。それから、 永 遠 の 義拣 の 支匣 配括 が 始卿 まり、 預 言匟 者 たちが 告卪<br />

げたように、 神卡 殿脟 の 至儖 聖脩 所勰 が 再卭 建厼 される。[ダニエル 書危 9:24]<br />

紀 元區 前 457 年 – エルサレムを 再卭 建厼 する 王掣 の 法 令傂 . 25 さあ、よく 聞挈 け。エルサレム 再卭 建厼 の<br />

命挻 令傂 が 出 てから 油 を 注挅 がれた 方 が 来勵 るまで、 四捡 十厝 九 年 に 加匎 えて 四捡 百掸 三勫 十厝 四捡 年 かかる。それ<br />

は 苦 しい 時 代 だが、その 間 にエルサレムの 城拝 壁儿 も 町 も 再卭 建厼 される。[ダニエル 書危 9:25]<br />

紀 元區 前 408 年 – エルサレムの 再卭 建厼<br />

西勽 暦昿 27 年 – 27 この 王掣 は、 神卡 の 民 と 七 年 の 条厬 約 を 結医 ぶが、その 期勡 限拘 の 半博 ばで 約 束僓 を 破挐 り、<br />

ユダヤ 人 がいけにえとささげ 物匵 をささげるのをすべてやめさせる。それから、その 恐傁 ろし<br />

い 行 為 の 絶傉 頂脢 として、この 敵育 である 王掣 は 神卡 の 聖脩 所勰 を 徹僿 底 的 に 汚儢 す。だが、 神卡 の 時 と 計匧 画厐 に<br />

従 って、この 悪捰 者 に 断友 固 たるさばきが 下 される。」[ダニエル 書危 9:27]<br />

西勽 暦昿 31 年 –イエス・キリストの 磔 刑傃 と 死拎 -- その 期勡 限拘 の 半博 ばで 約 束僓 を 破挐 り、ユダヤ 人 がい<br />

けにえとささげ 物匵 をささげるのをすべてやめさせる[ダニエル 書危 9:27]<br />

西勽 暦昿 34 年 –スティーブンの 石厈 投匐 げ. [ユダヤ 人 の 締偞 め 切卲 り-- . 異 邦傗 人 に 与拜 えられた 福厹<br />

音 ] 14 そして、 御 国 についてのすばらしい 知半 らせが 全 世匒 界化 に 宣傪 べ 伝捱 えられ、すべての 国 民<br />

がそれを 耳脥 にします。それから、ほんとうの 終厖 わりが 来勵 るのです。[マタイの 福厹 音 書危<br />

24:14] 46 そこでパウロとバルナバは、はっきり 言匟 いました。「この 神卡 のことばは、まず<br />

あなたがたユダヤ 人 に 伝捱 えられるはずだった。だが、あなたがたはそれを 突 っぱね、 永 遠<br />

のいのちを 受匃 けるにふさわしくない 者 であることを、 自 分 から 証卨 明 したのだ。これからは、<br />

このすばらしい 知半 らせは、 外勭 国 人 に 伝捱 えよう。[ 使却 徒傣 の 働掴 き 13:46]<br />

1<br />

西勽 暦昿 70 年 – エルサレムの 破挐 壊傓 イエスが 神卡 殿脟 の 庭僃 から 出 ようとしておられると、 弟胱 子 た<br />

ちが 近卐 寄 って 来勵 て、「この 神卡 殿脟 は、たいそうりっぱですね」と 言匟 いました。 2 ところが、<br />

イエスは 言匟 われました。「 今 、あなたがたが 目 を 見 張挗 っているこれらの 建厼 物匵 は、 一 つの 石厈<br />

もほかの 石厈 の 上 に 残拑 らないほど、あとかたもなく 壊傓 されてしまいます。」[マタイの 福厹 音<br />

書危 24:1, 2] 15 ですから、 預 言匟 者 ダニエルが 語指 った、あの 恐傁 るべきものが 聖脩 所勰 に 立 つのを<br />

見 たなら〔 読傊 者 よ、この 意勪 味控 をよく 考卛 えなさい〕… 21 その 時 には、 歴偡 史 上 、 類 を 見 ない<br />

ような 大 迫 害县 が 起招 こるからです。[マタイの 福厹 音 書危 24:15, 21]<br />

1810 日 / 年 – 大 祭脫 司 としてのイエス・キリストの 働掴 き, 天拦 国 の 聖脩 域挦 で.<br />

14<br />

しかし、 私捔 たちを 助捉 けるために 天拦 にのぼられた 偉昖 大 な 大 祭脫 司 、 神卡 の 子 イエスが 味控 方 にな<br />

ってくださるのですから、 私捔 たちの 告卪 白换 する 信勼 仰纝 を 決 して 失拽 うことがないようにしましょ<br />

う。 15 この 大 祭脫 司 は 私捔 たちと 同 じ 試去 練 に 会 われたので、 人 間 の 弱傽 さをよく 知半 っておられ、<br />

ただの 一 度 も、 誘儬 惑 に 負拆 けて 罪 を 犯 したことはありません。 16 ですから 躊 躇 せず、 神卡 の<br />

217


御 座 に 近卐 づいてあわれみを 受匃 け、 時 にかなって 与拜 えられる 恵 みをいただこうではありませ<br />

んか。[へブル 人 への 手 紙 4:14-16]<br />

「あなたの 民 と、あなたの 聖脩 なる 町 については、70 週 が 定 められています。……それ<br />

ゆえ、エルサレムを 建厼 て 直卟 せという 命挻 令傂 が 出 てから、メシヤなるひとりの 君 が 来勵 るまで、<br />

7 週 と 62 週 あることを 知半 り、かつ 悟縖 りなさい。その 間 に、しかも 不勘 安勣 な 時 代 に、エルサ<br />

レムは 広南 場 と 街僩 路挢 とをもって、 建厼 て 直卟 されるでしょう。そ の 62 週 の 後 にメシヤは 断友 たれ<br />

るでしょう。ただし 自 分 のためにではありません。…… 彼 は 1 週 の 間 多匭 くの 者 と、 堅儕 く 契<br />

約 を 結医 ぶでしょう。そして 彼 はその 週 の 半博 ばに、 犠腻 牲繉 と 供挿 え 物匵 とを 廃 するでしょう。」<br />

天拦 使却 は、ダニエルが 8 章肐 の 幻星 のなかで 理 解卆 しなかった 点勷 、すなわち、「2300 の 夕儩 と 朝厁<br />

の 間 である。そして 聖脩 所勰 は 清捲 められてその 正匁 しい 状叔 態拟 に 復挴 する」という、 時 に 関 する 言匟 葉挺<br />

を 説拿 明 するという 目 的 のために、 特厣 につかわされたのであった。「このみ 言匟 葉挺 を 考卛 えて、<br />

この 幻星 を 悟縖 りなさい」と 命挻 じたあとで、 天拦 使却 が 最勞 初匘 に 語指 った 言匟 葉挺 は、「あなたの 民 と、あ<br />

なたの 聖脩 なる 町 については、70 週 が 定 められています」ということであった。<br />

ここで「 定 められています」と 訳胲 された 言匟 葉挺 は、 字捐 義拣 的 には、「 切卲 り 取勚 る」という 意勪<br />

味控 である。70 週 、すなわち 490 年 は、 特厣 にユダヤ 人 のために 切卲 り 取勚 られていると 天拦 使却 は<br />

宣傪 言匟 した。しかし、それは、 何挬 から 切卲 り 取勚 られたのであろうか。2300 日 がダニエル 8 章肐<br />

において 述掃 べられている 唯繴 一 の 期勡 間 であるから、70 週 が 切卲 り 取勚 られたのは、それからに<br />

違挆 いない。したがって 70 週 は、2300 日 の 一 部 であり、この 2 つの 期勡 間 は、 同 時 に 始卿 ま<br />

るものでなければならない。70 週 は、エルサレムを 建厼 て 直卟 せという 命挻 令傂 が 出 た 時 から 始卿<br />

まると、 天拦 使却 は 言匟 明 した。この 命挻 令傂 の 年 代 を 発 見 することができるなら、2300 日 という<br />

長 い 期勡 間 の 起招 算厊 点勷 も 確卾 かめることができる。<br />

この 命挻 令傂 は、エズラ 記卌 の 7 章肐 にしるされている[12~26 参厴 照儠 ]。それは 紀 元區 前 457 年<br />

に、ペルシャ 王掣 アルタシャスタによって、 最勞 も 完 全 な 形捊 で 発 布偵 された。しかしエズラ 6:<br />

14 には、エルサレムにある 主勢 の 家匝 が、「クロス、ダリヨスおよびペルシャ 王掣 アルタシャ<br />

スタの 命挻 によって」 建厼 てられたと 言匟 われている。<br />

勅質 令傂 を 発 し、 確卾 認卉 し、 完 成勱 したこれら 3 人 の 王掣 によって、 預 言匟 が 2300 年 の 起招 算厊 点勷 と<br />

して 要勥 求卍 していることが 成勱 し 遂脎 げられた。 勅質 令傂 が 完 全 なものとされた 紀 元區 前 457 年 を 出<br />

発 点勷 として、70 週 に 関 する 預 言匟 はすべて 成勱 就 されたことがわかった。<br />

「エルサレムを 建厼 て 直卟 せという 命挻 令傂 が 出 てから、メシヤなるひとりの 君 が 来勵 るまで、7<br />

週 と 62 週 ある」——すなわち、69 週 、つまり 483 年 ある。アルタシャスタ 王掣 の 勅質 令傂 は、<br />

紀 元區 前 457 年 の 秋掞 に 実 施厇 された。その 時 から 483 年 がたっと、 紀 元區 27 年 の 秋掞 になる。<br />

その 時 、この 預 言匟 は 成勱 就 した。「メシヤ」とは、「 油 を 注挅 がれた 者 」という 意勪 味控 である。<br />

キリストは、 紀 元區 27 年 の 秋掞 、ヨハネからバプテスマを 受匃 け、 聖脩 霊绳 の 油 を 注挅 がれた。 使却 徒傣<br />

218


ペテロは、「 神卡 はナザレのイエスに 聖脩 霊绳 と 力 とを 注挅 がれました」とあかししている[ 使却 徒傣<br />

行 伝捱 10:。そして、 主勢 ご 自 身拴 も、「 主勢 の 御 霊绳 がわたしに 宿 っている。 貧縏 しい 人 々に 福厹 音<br />

を 宣傪 べ 伝捱 えさせるために、わたしを 聖脩 別厌 してくださったからである」と 宣傪 言匟 された[ルカ<br />

4:。 彼 は、バプテスマの 後 、ガリラヤに 行 き、「 神卡 の 福厹 音 を 宣傪 べ 伝捱 えて 言匟 われた、『 時<br />

は 満掫 ちた』」[マルコ 1:14、。<br />

「 彼 は 1 週 の 間 多匭 くの 者 と、 堅儕 く 契 約 を 結医 ぶでしよう。」ここで 言匟 われている「1 週 」<br />

は、70 週 の 最勞 後 の 週 のことである。それは、ユダヤ 人 のために 特厣 に 定 められた 期勡 間 の 最勞<br />

後 の 7 年 である。 紀 元區 27 年 から 34 年 に 及 ぶこの 期勡 間 内 に、 最勞 初匘 はキリストご 自 身拴 によ<br />

って、そしてその 後 は 彼 の 弟胱 子 たちによって、 福厹 音 の 招偠 きが 特厣 にユダヤ 人 たちに 与拜 えられ<br />

たのである。 使却 徒傣 たちが、 天拦 国 の 喜 ばしい 福厹 音 を 宣傪 べ 伝捱 えるために 出 て 行 った 時 に、 救 い<br />

主勢 は「 異 邦傗 人 の 道匠 に 行 くな。またサマリヤ 人 の 町 にはいるな。むしろ、イスラエルの 家匝 の<br />

失拽 われた 羊旴 のところに 行 け」とお 命挻 じになった[マタイ 10:5、。<br />

「 彼 はその 週 の 半博 ばに、 犠腻 牲繉 と 供挿 え 物匵 とを 廃 するでしょう。」 紀 元區 31 年 、われわれの<br />

救 い 主勢 は、そのバプテスマから 3 年 半博 の 後 に 十厝 字捐 架繳 にかかられた。カルバリーにおいてさ<br />

さげられた 大 いなる 犠腻 牲繉 によって、4000 年 の 間 神卡 の 小 羊旴 を 指匦 し 示単 してきた 犠腻 牲繉 制勧 度 は 終厖<br />

わった。 型捗 は 実 体 と 出 会 い、 儀腝 式厚 的 な 制勧 度 のあらゆる 犠腻 牲繉 と 供挿 え 物匵 は、そこで 終厖 わるので<br />

あった。<br />

ユダヤ 人 のために 特厣 に 定 められた 70 週 、すなわち 490 年 は、これまで 見 てきたよう<br />

に、 紀 元區 34 年 で 終厖 わった。ユダヤ 国 民 は、その 時 、サンヒドリンの 決 議 によって、ステ<br />

パノを 殉程 教卝 させ、そしてキリストの 弟胱 子 たちを 迫 害县 することにより、 福厹 音 の 拒兘 否 を 決 定 的<br />

なものにしてしまった。それ 以匆 後 、 救 いのメッセージは、もはや 選 民 に 限拘 られることなく、<br />

全 世匒 界化 に 伝捱 えられた。 迫 害县 のためにエルサレムを 逃偹 げなければならなくなった 弟胱 子 たちは、<br />

「 御 言匟 を 宣傪 べ 伝捱 えながら、めぐり 歩 いた。」「ピリポはサマリヤの 町 に 下 って 行 き、 人 々<br />

にキリストを 宣傪 べはじめた。」ペテロは、 神卡 に 導拗 かれて、カイザリヤの 百掸 卒克 長 、 神卡 を 敬肭 う<br />

コルネリオに 福厹 音 を 伝捱 えた。また、キリストに 対 する 信勼 仰纝 へと 導拗 かれた 熱 心升 なパウロは、<br />

「 遠 く 異 邦傗 の 民 へ」 福厹 音 を 伝捱 える 任厃 命挻 を 受匃 けた[ 使却 徒傣 行 伝捱 8:4、5、22:。<br />

ここまで、 預 言匟 に 指匦 示単 されたことはみな、 驚脚 くばかりに 成勱 就 した。そして 70 週 が 紀 元區<br />

前 457 年 に 始卿 まり、 紀 元區 34 年 に 終厖 わることが、 疑卧 いの 余 地 なく 確卾 定 した。この 年 代 から<br />

2300 日 の 終厖 わりを 見 いだすことは、 難挚 しいことではない。70 週 、すなわち 490 日 が<br />

2300 日 から 切卲 り 取勚 られると、あとに 1810 日 が 残拑 る。490 日 が 終厖 わったあとで、1810<br />

日 もまた 成勱 就 するはずであった。 紀 元區 34 年 から 1810 年 たてば、1844 年 になる。この<br />

大 いなる 預 言匟 の 期勡 間 が 終厖 わったところで、「 聖脩 所勰 は 清捲 められる」と 神卡 の 天拦 使却 はあかしした<br />

のである。こうして、 聖脩 所勰 の 清捲 め——それはキリストの 再卭 臨 の 時 に 起招 こるものと、ほとん<br />

どすべての 人 が 信勼 じていた——の 時 が、はっきりと 指匦 示単 された。<br />

219


ミラーとその 仲傫 間 たちは、 初匘 め、1844 年 の 春捖 に 230011 が 終厖 わると 信勼 じたが、 預 言匟<br />

では 同 年 の 秋掞 になっていた。この 点勷 についての 思卩 い 違挆 いは、 主勢 の 再卭 臨 の 時 として 早拱 いほう<br />

の 時 期勡 を 定 めていた 人 々に、 失拽 望捬 と 困傮 惑 をもたらした。しかしこれは、2300 日 が 1844<br />

年 に 終厖 わって、その 時 聖脩 所勰 の 清捲 めということで 表勖 されている 大 事 件卅 が 起招 こる、という 議 論厱<br />

の 確卾 かさについては、なんの 影挼 響捳 もなかった。 ミラーは、 聖脩 書危 が 神卡 の 啓繡 示単 であることを<br />

証卨 明 するために、 聖脩 書危 の 研挣 究捨 を 始卿 めたのであって、 最勞 初匘 、このような 結医 論厱 に 到肑 達挾 すること<br />

は、 全 く 予匨 期勡 していなかった。 彼 自 身拴 、 自 分 の 研挣 究捨 の 結医 果卵 を 信勼 じることができないほどで<br />

あった。しかし、 聖脩 書危 の 証卨 拠 は、 非 常拤 に 明 白换 で 力 強勮 いものであったので、 無叄 視拹 することが<br />

できなかった。<br />

彼 は、2 年 間 、 聖脩 書危 の 研挣 究捨 に 没纹 頭挓 していたが、1818 年 に、あと 約 25 年 でキリストが<br />

神卡 の 民 を 贖 うために 出 現勶 される、という 厳 粛施 な 確卾 信勼 を 抱 いた。ミラーは、 次卙 のように 言匟 っ<br />

ている。「このような 喜 ばしいできごとを 前 にしたわたしの 心升 の 喜 び、また 贖 われた 者 の<br />

喜 びに 自 分 もあずかりたいというわたしの 心升 の 熱 望捬 については、 語指 る 必厧 要勥 がないであろう。<br />

聖脩 書危 は、わたしにとって 新 しい 書危 物匵 となった。 聖脩 書危 は、 実 にすばらしい 論厱 理 的 な 書危 物匵 であ<br />

った。その 教卝 えの 中 で、 私捔 にとってわかりにくく、 神卡 秘兕 的 であいまいであったものが、 今<br />

やそのページから 輝脮 く 明 らかな 光捄 によって、みな 消拔 えうせてしまった。そして、ああ、な<br />

んと 明 るく 輝脮 かしく、 真卢 理 はあらわれたことであろう。わたしが 前 にみ 言匟 葉挺 の 中 に 見 いだ<br />

した 矛旁 盾绮 と 不勘 調 和匄 は 消拔 え 去掇 った。そして、 十厝 分 に 理 解卆 したとは 思卩 わないところも 数包 多匭 くあ<br />

ったが、しかしそれでも、 聖脩 書危 から 多匭 くの 光捄 が 出 て、かつては 暗肨 かったわたしの 心升 を 照儠 ら<br />

したので、わたしは 今 まで 想挹 像僕 することもできなかった 喜 びを、 聖脩 書危 の 研挣 究捨 から 感厤 じたの<br />

であった。」 6<br />

「このような 重匤 大 な 事 件卅 に 関 する 預 言匟 が 聖脩 書危 に 記卌 され、それが、 短 期勡 間 のうちに 成勱 就<br />

するという 厳 粛施 な 確卾 信勼 を 抱 いた 時 、 大 きな 力 でわたしに 迫 った 問勬 題匑 は、わたし 自 身拴 の 心升 を<br />

動 かした 証卨 拠 を 前 にして、わたしが 世匒 界化 に 対 して 負拆 っている 義拣 務勲 に 関 するものであった。」<br />

7<br />

彼 は、 受匃 けた 光捄 は 他 の 人 々に 伝捱 えなければならないと 感厤 じずにはおれなかった。 彼 は、<br />

不勘 信勼 仰纝 な 人 々の 反卬 対 を 受匃 けることは 予匨 期勡 したが、しかしすべてのクリスチャンは、 自 分 た<br />

ちが 愛 すると 公勗 言匟 している 救 い 主勢 に 会 うという 希傩 望捬 を、 喜 ぶに 違挆 いないと 彼 は 確卾 信勼 した。<br />

彼 が 恐傁 れたただ 1 つのことは、 多匭 くの 人 々が、 輝脮 かしい 救 済匡 がこんなに 早拱 く 完 成勱 されるこ<br />

とを 喜 ぶあまり、 真卢 理 の 表勖 明 に 際匶 し、 十厝 分 に 聖脩 書危 を 調 べもせずに 教卝 理 を 受匃 け 入 れるので<br />

はないかということであった。そこで 彼 は、 自 分 が 誤儶 りに 陥肿 り、 他 の 人 々をも 誤儶 らせはし<br />

ないかと 恐傁 れて、 他 の 人 々に 伝捱 えることをためらった。こうして 彼 は、 到肑 達挾 した 結医 論厱 を 支匣<br />

持匛 する 証卨 拠 をもう 1 度 検匴 討挎 し、 彼 の 心升 に 浮 かぶあらゆる 反卬 対 意勪 見 を 注挅 意勪 深捫 く 吟 味控 した。ち<br />

ょうど 太挲 陽傘 の 光捄 に 照儠 らされる 霧昲 のように、 反卬 対 意勪 見 は、 神卡 の 言匟 葉挺 の 光捄 に 照儠 らされて 消拔 える<br />

220


のであった。こうして 5 年 間 が 経 過厢 し、 彼 は、 自 分 の 見 解卆 の 正匁 確卾 さについて 十厝 分 な 確卾 信勼 を<br />

抱 いた。<br />

そして 今 や、 聖脩 書危 に 明 らかに 教卝 えられていると 彼 が 信勼 じたことを、 他 の 人 々に 伝捱 えな<br />

ければならないという 義拣 務勲 が、 新 たな 力 をもって 彼 に 迫 った。 彼 は 次卙 のように 言匟 った。<br />

「わたしが 自 分 の 仕捸 事 をしようとすると、『 行 って、 世匒 界化 にその 危捦 険叁 を 告卪 げよ』という 声拨<br />

が、 常拤 にわたしの 耳脥 にひびいた。わたしは、いつも 次卙 の 聖脩 句繯 を 思卩 い 出 した。『わたしが 悪捰<br />

人 に 向匇 かって、 悪捰 人 よ、あなたは 必厧 ず 死拎 ぬと 言匟 う 時 、あなたが 悪捰 人 を 戒儦 めて、その 道匠 から<br />

離掤 れさせるように 語指 らなかったら、 悪捰 人 は 自 分 の 罪 によって 死拎 ぬ。しかしわたしはその 血傔<br />

を、あなたの 手 に 求卍 める。しかしあなたが 悪捰 人 に、その 道匠 を 離掤 れるように 戒儦 めても、その<br />

悪捰 人 がその 道匠 を 離掤 れないなら、 彼 は 自 分 の 罪 によって 死拎 ぬ。しかしあなたの 命挻 は 救 われる』<br />

[エゼキエル 33:8、。 悪捰 しき 人 々に 対 して 十厝 分 に 警厺 告卪 を 発 するならば、 多匭 くの 者 は 悔繛 い<br />

改匳 めるだろう、そして、もし 警厺 告卪 しないならば、 彼 らの 血傔 がわたしの 手 に 求卍 められるだろ<br />

う、とわたしは 感厤 じた。」 8<br />

彼 は、だれか 牧肧 師 がその 趣脺 旨腄 を 認卉 めて、 宣傪 教卝 のために 献僑 身拴 するように 祈绗 りながら、 機務<br />

会 を 見 ては、 彼 の 見 解卆 を 個持 人 的 に 語指 り 始卿 めた。しかし、 自 分 で 警厺 告卪 を 発 する 義拣 務勲 があると<br />

いう 確卾 信勼 を、 払掾 いのけることはできなかった。「 行 って、それを 世匒 界化 に 語指 れ。わたしは、<br />

彼 らの 血傔 をあなたの 手 に 求卍 める」という 言匟 葉挺 が、 彼 の 心升 にくり 返拮 し 響捳 いた。9 年 間 彼 は 待挊<br />

った。 彼 の 心升 の 重匤 荷免 はなおも 彼 に 迫 り、ついに 1831 年 、 彼 は 初匘 めて 公勗 に 自 分 の 信勼 仰纝 を 説拿<br />

明 した。 エリシャが、 畑偯 で 牛肩 を 前 に 行 かせて 耕绌 していたときに、 外勭 套 をかけられて、 預<br />

言匟 者 の 職厯 に 召昨 されたように、ウィリアム・ミラーは、 鋤穓 を 捨腇 てて、 神卡 の 国 の 奥傱 義拣 を 人 々に<br />

説拿 き 明 かすように 召昨 された。 彼 は、 震傹 えおののきながら、 彼 の 働掴 きを 始卿 め、 聴傏 衆 に 預 言匟 の<br />

期勡 間 を 1 歩 1 歩 説拿 明 し、キリストの 再卭 臨 にまで 及 んだ。 彼 は、 自 分 の 語指 った 言匟 葉挺 が 広南 く<br />

人 々の 興掰 味控 をひき 起招 こしたのを 見 て、 努 力 することに、 力 と 勇腅 気勴 が 与拜 えられた。<br />

ミラーは、 兄胆 弟胱 たちの 勧僊 誘儬 を 神卡 の 声拨 と 認卉 めて、ついに 公勗 衆 の 前 で 彼 の 見 解卆 を 発 表勖 する<br />

ことに 同 意勪 した。 彼 はその 時 50 歳按 で、 公勗 衆 の 前 で 話匋 すことに 慣脹 れておらず、 自 分 がそう<br />

した 働掴 きに 不勘 適 任厃 であることを 感厤 じて 悩肘 んだ。しかし、 彼 の 働掴 きは、 最勞 初匘 から 驚脚 くべき 祝腛<br />

福厹 を 受匃 けて、 人 々を 救 いに 導拗 いた。 彼 の 最勞 初匘 の 講僂 演 の 結医 果卵 、 信勼 仰纝 の 覚 醒禊 が 起招 こり、2 人 を<br />

除揄 いて、13 家匝 族 の 全 員 が 悔繛 い 改匳 めたのである。 彼 はすぐに、 他 の 場 所勰 でも 話匋 すように 頼<br />

まれた。そしてそのほとんどの 所勰 で、 彼 の 働掴 きの 結医 果卵 、 神卡 のみわざが 再卭 びあらわれた。 罪<br />

人 は 悔繛 い 改匳 め、キリスト 者 は 献僑 身拴 を 新 たにし、 理 神卡 論厱 者 や 無叄 神卡 論厱 者 は、 聖脩 書危 の 真卢 理 とキリ<br />

スト 教卝 の 信勼 仰纝 を 認卉 めるように 導拗 かれた。 彼 の 働掴 きに 接捴 した 人 々は、 次卙 のように 証卨 言匟 した。<br />

「 彼 は、 他 の 人 々では 影挼 響捳 を 及 ぼすことができないような 人 々の 心升 をも 動 かした。」 9 彼<br />

の 説拿 教卝 は、 一 般 の 人 々の 心升 を、 宗儲 教卝 の 大 いなる 事 柄兄 に 目 覚 めさせ、 当勠 時 の 俗晐 化 と 堕秐 落叉 を 阻縝<br />

止厙 するものであった。<br />

221


ほとんどの 都匙 市 で、 何挬 十厝 人 という 人 々が 彼 の 説拿 教卝 の 結医 果卵 悔繛 い 改匳 め、あるところでは、<br />

何挬 百掸 人 もの 者 が 悔繛 い 改匳 めた。 多匭 くの 所勰 で、プロテスタント 諸 教卝 会 のほとんどすべての 教卝 派挩<br />

が 彼 に 扉晲 を 開 き、いくつもの 教卝 派挩 の 牧肧 師 たちから 説拿 教卝 の 招偠 待挊 が 来勵 るのが 普僁 通 であった。 彼<br />

は、 招偠 かれたところでだけ 働掴 くことにしていたが、まもなく、 続勸 々と 来勵 る 招偠 待挊 の 半博 分 にも<br />

応厸 じきれなくなった。 再卭 臨 の 正匁 確卾 な 時 期勡 に 関 する 彼 の 見 解卆 に 同 意勪 しない 人 々も、キリスト<br />

の 再卭 臨 が 確卾 実 なことであって、しかも 切卲 追挵 していること、そして 自 分 たちの 準厜 備厵 が 必厧 要勥<br />

なことについては、 納 得千 したものが 多匭 かった。 大 都匙 市 のいくつかにおいて、 彼 の 働掴 きは 著兆<br />

しい 影挼 響捳 を 及 ぼした。 酒儀 類 の 販捅 売匉 業 者 が 商叏 売匉 をやめて、 店又 を 集厦 会 所勰 にした。 賭 博 場 が 廃 止厙<br />

された。 無叄 神卡 論厱 者 、 理 神卡 論厱 者 、 普僁 遍贻 救 済匡 論厱 者 たち、また、 最勞 も 身拴 持匛 ちの 悪捰 い 道匠 楽掱 者 までが<br />

改匳 心升 し、その 中 には、 長 年 教卝 会 に 来勵 ていなかった 者 たちもいた。 種捶 々の 教卝 派挩 が 各厰 地 におい<br />

て、ほとんど 毎傭 時 間 祈绗 祷 会 を 持匛 ち、 実 業 家匝 たちは 正匁 午拕 に、 祈绗 りと 賛僮 美捜 のために 集厦 まった。<br />

といっても 別厌 に、 狂旆 気勴 じみた 興掰 奮绝 などはなく、 人 々の 心升 にあったのは 厳 粛施 な 思卩 いであった。<br />

彼 の 働掴 きは、 初匘 期勡 の 宗儲 教卝 改匳 革挙 者 たちの 働掴 きのように、 単 に 感厤 情午 を 動 かすのではなくて 理 解卆<br />

力 に 訴挰 えて 良拖 心升 を 目 ざめさせるものであった。<br />

ミラーは、1833 年 、 彼 の 属傍 していたバプテスト 教卝 会 から、 説拿 教卝 をする 許 可參 証卨 を 受匃 けた。<br />

彼 の 教卝 派挩 の 多匭 数包 の 牧肧 師 も 彼 の 働掴 きを 承偢 認卉 し、 彼 が 働掴 きを 継 続勸 することを 正匁 式厚 に 認卉 めたので<br />

ある。 彼 は、その 個持 人 的 活卹 動 は 主勢 としてニュー・イングランド 地 方 と 中 部 諸 州拰 に 限拘 られて<br />

いたが、 絶傉 えず 旅傯 行 しては 説拿 教卝 した。 数包 年 間 は、 彼 は 費厔 用 を 全 部 自 弁 していた。また 後 に<br />

なっても、 招偠 かれた 所勰 への 旅傯 費厔 を 決 して 十厝 分 には 受匃 けなかった。こうして、 彼 の 公勗 の 活卹 動<br />

は、 金 銭儓 上 の 恩繥 恵 を 受匃 けることからは 程损 遠 く、 彼 の 財拉 産勩 に 重匤 い 負拆 叕担 となり、 彼 の 生 涯昗 のこ<br />

の 時 期勡 にしだいに 減匬 少厮 した。 彼 は 大 家匝 族 の 父 であったが、 彼 らはみな 質拾 素 で 勤僭 勉腯 であった<br />

ので、 彼 の 農捝 園挷 は、 彼 と 彼 らを 十厝 分 支匣 えることができたのである。<br />

ミラーが、キリストが 間 もなく 来勵 られるという 証卨 拠 を 公勗 に 語指 り 始卿 めてから 2 年 後 の<br />

1833 年 に、 再卭 臨 のしるしとして 救 い 主勢 が 約 束僓 された 最勞 後 のしるしが 現勶 れた。イエスは、<br />

「 星 は 空参 から 落叉 ち」ると 言匟 われた[マタイ 24:。ヨハネも 黙縹 示単 録捎 の 中 で、 神卡 の 日 の 到肑 来勵 を<br />

告卪 げる 光捄 景拲 を 幻星 に 見 て、「 天拦 の 星 は、いちじくのまだ 青捘 い 実 が 大 風掵 に 揺肝 られて 振捽 り 落叉 され<br />

るように、 地 に 落叉 ちた」と 言匟 った[ 黙縹 示単 録捎 6:。この 預 言匟 は、1833 年 11 月 13 日 の 大 流及<br />

星 雨僟 によって、 顕昝 著兆 にまた 印偝 象拺 的 に 成勱 就 した。これは、 有卻 史 以匆 来勵 の 最勞 も 広南 範儤 囲 に 及 ぶ 驚脚 く<br />

べき 落叉 星 の 光捄 景拲 であった。「その 時 、 全 米 の 空参 全 体 が、 数包 時 間 にわたって 燦 然掍 と 輝脮 いた。<br />

これは、この 国 に 最勞 初匘 の 植 民 地 が 毅旄 けられて 以匆 来勵 、 起招 こったことのない 天拦 体 の 異 変厭 であっ<br />

た。そして、ある 入 々は 熱 烈绡 な 賛僮 美捜 をもって 見 る 一 方 、 他 の 者 たちは 非 常拤 な 恐傁 れと 不勘 安勣 を<br />

もって 見 ていた。」「その 崇暒 高 で 荘绩 厳 な 美捜 しさは、 今 なお 多匭 くの 人 々の 心升 から 消拔 えな<br />

い。…… 雨僟 も 及 ばないような 激 しさで、 流及 星 が 地 に 降 った。 東 も 西勽 も、 北勾 も 南压 もどこも 同<br />

じであった。ひと 言匟 で 言匟 えば、 全 天拦 が 活卹 動 しているように 見 えた。……シリマン 教卝 授 の 雑儡<br />

222


誌胩 の 記卌 事 によると、この 現勶 象拺 は、 北勾 米 全 土拋 で 見 られた。……1 時 から 夜 明 けまで、 空参 は 1<br />

片僗 の 雲胖 もなく 快儜 晴肷 であって、 絶傉 え 間 ない 流及 星 のまばゆい 光捄 が、 全 天拦 を 照儠 らしていた。」 10<br />

「 実 に、その 壮昂 麗暗 な 光捄 景拲 は 言匟 葉挺 で 描胦 写捂 することができない。……それを 見 なかった 者<br />

は、その 輝脮 かしい 光捄 景拲 がどんなものであったかが、ほんとうにはわからない。それは、ち<br />

ょうど、 星 が 全 部 天拦 頂脢 近卐 くの 1 点勷 に 集厦 まって、 稲偬 光捄 りの 速捠 さで、 同 時 に 四捡 方 八捺 方 に 降 るよ<br />

うに 見 えた。それでも 星 は 尽能 きなかった—— 幾继 千収 の 星 が、この 時 のために 創傦 造挝 されたかの<br />

ように、 幾继 千収 の 星 にすぐ 続勸 いて 降 った。」 11 「いちじくの 実 が 大 風掵 に 揺肝 られて 振捽 り 落叉 とさ<br />

れるという 描胦 写捂 以匆 上 に 適 切卲 な 表勖 現勶 はなかった。」 12<br />

1833 年 11 月 14 日 付厏 ニューヨーク「 商叏 業 新 聞挈 」には、このふしぎな 現勶 象拺 についての<br />

長 文卽 の 記卌 事 が 載傴 ったが、そこには 次卙 のようなことが 書危 いてあった。「 昨卜 朝厁 のようなできご<br />

とは、どんな 哲脼 学 者 や 学 者 も、 語指 ったこともなければ 記卌 録捎 したこともなかったであろう。<br />

もしわれわれが、 星 が 落叉 ちるということを 流及 星 と 解卆 釈脂 するならぼ、1800 年 前 の 預 言匟 者 が、<br />

それを 正匁 確卾 に 預 言匟 したのである……これ 以匆 外勭 の 言匟 葉挺 では 表勖 現勶 できないような 言匟 い 方<br />

で。」 こうして、イエスが 弟胱 子 たちに 言匟 われた 再卭 臨 に 関 する 最勞 後 のしるしが、あらわさ<br />

れた。「そのように、すべてこれらのことを 見 たならば、 人 の 子 が 戸叐 口卶 まで 近卐 づいている<br />

と 知半 りなさい」[マタイ 24:。これらの しるしのあとで、ヨハネは、 天拦 は 巻僲 き 物匵 が 巻僲 か<br />

れるように 消拔 えていき、 地 は 震傹 い、 山 と 島勹 とはその 場 所勰 から 移挔 され、 悪捰 人 は 恐傁 れて 人 の 子<br />

の 前 から 逃偹 げるという、その 次卙 の 大 事 件卅 を 見 た[ 黙縹 示単 録捎 6:12~17 参厴 照儠 ]。<br />

落叉 星 を 見 た 人 々の 多匭 くは、これを、 来勵 たるべき 審拥 判匯 の 先匪 ぶれ、「あの 恐傁 るべき 大 いな<br />

る 日 の 型捗 、 確卾 実 な 前 兆授 、 憐穳 れみのしるし」であるとみなした。 13 こうして、 人 々の 注挅 目 は、<br />

預 言匟 の 成勱 就 にむけられ、 多匭 くの 者 が 再卭 臨 の 警厺 告卪 に 注挅 意勪 を 払掾 うようになった。<br />

1840 年 に、 預 言匟 のもう 1 つの 顕昝 著兆 な 成勱 就 があって、 広南 く 一 般 の 人 々の 興掰 味控 をひき 起招 こ<br />

した。その 2 年 前 に、 再卭 臨 を 説拿 く 有卻 力 な 牧肧 師 の 1 人 、ジョサイア・リッチは、 黙縹 示単 録捎 9<br />

章肐 の 解卆 説拿 を 発 行 し、オスマン[オットマン] 帝胰 国 の 滅脛 亡 を 預 言匟 した。 彼 の 計匧 算厊 によるならば、<br />

同 帝胰 国 は、「 紀 元區 1840 年 8 月 中 に」 倒 されるのであった。そして、その 預 言匟 が 成勱 就 する<br />

ほんの 数包 日 前 に、 彼 は 次卙 のように 書危 いた。「 最勞 初匘 の 期勡 間 である 150 年 が、トルコの 承偢 認卉<br />

のもとに、デアコゼスが 即腖 位匱 する 前 に 正匁 確卾 に 成勱 就 したとするならば、 最勞 初匘 の 期勡 間 終厖 了傒 とと<br />

もに 始卿 まった 391 年 15 日 という 期勡 間 は、1840 年 8 月 11 日 に 終厖 了傒 する。その 時 に、コ<br />

ンスタンチノープルにあるオスマンの 権勻 力 は 失拽 墜旂 すると 思卩 われる。そしてこのことは、 必厧<br />

ずそうなるものと 私捔 は 信勼 じる。」 14<br />

定 められたまさにその 時 に、トルコは、 大 使却 を 通 じて、ヨーロッパの 同 盟 諸 国 の 保 護厽<br />

を 受匃 けることを 承偢 諾斪 し、かくて 自 らをキリスト 教卝 諸 国 家匝 の 支匣 配括 下 においた。<br />

223


この 事 件卅 は、 預 言匟 を 正匁 確卾 に 成勱 就 するものであった。このことが 人 々に 知半 れわたると、<br />

多匭 数包 の 者 が、ミラーとその 同 労排 者 たちが 採 用 している 預 言匟 解卆 釈脂 の 原募 則 の 正匁 確卾 さを 確卾 信勼 し、<br />

再卭 臨 運卞 動 が 一 段掀 と 促傌 進勺 されることになった。 学 識掟 や 地 位匱 のある 人 々がミラーに 協匞 力 し、 彼<br />

の 見 解卆 の 講僂 演 や 著兆 述掃 に 加匎 わったので、1840 年 から 1844 年 まで、 働掴 きは 急双 速捠 に 進勺 展捯 し<br />

た。<br />

ウィリアム・ミラーは、 思卩 索肞 と 研挣 究捨 によって 訓肢 練 された 強勮 固 な 精 神卡 力 を 持匛 っていた。<br />

さらに 彼 は、 知半 恵 の 源 である 神卡 と 結医 合 することによって、 天拦 の 知半 恵 をも 兼儭 ね 備厵 えていた。<br />

高 潔昔 な 品厍 性勯 、 道匠 徳 的 卓繮 越掳 などの 評掲 価卒 においては、 彼 は、 人 々の 尊胛 敬肭 と 敬肭 意勪 を 集厦 めずにはお<br />

かぬりっぱな 人 物匵 であった。 彼 は、キリスト 者 の 謙旎 そんと 自 制勧 力 とともに、 真卢 に 親捧 切卲 な 心升<br />

の 持匛 ち 主勢 であって、だれに 対 しても 思卩 いやりを 持匛 ち、 優历 しくて、 喜 んで 他 の 人 々の 意勪 見 に<br />

耳脥 を 傾傧 け、 彼 らの 議 論厱 を 十厝 分 に 検匴 討挎 した。 彼 は 感厤 情午 に 走掘 ったり 興掰 奮绝 したりせずに、すべて<br />

の 説拿 や 教卝 義拣 を 神卡 のみ 言匟 葉挺 によって 試去 した。そして 彼 は、その 健掕 全 な 推掙 理 力 と 聖脩 書危 の 深捫 い 知半<br />

識掟 とによって 誤儶 りに 反卬 論厱 し、 虚縚 偽兖 を 摘 発 することができた。<br />

それにもかかわらず、 彼 は 彼 の 働掴 きを、 激 しい 反卬 対 を 受匃 けずに 遂脎 行 することはできな<br />

かった。 初匘 期勡 の 宗儲 教卝 改匳 革挙 者 の 場 合 のように、 彼 が 伝捱 えた 真卢 理 は、 一 般 の 宗儲 教卝 家匝 たちに 歓脒 迎<br />

されなかった。 彼 らは、 聖脩 書危 によって 自 分 たちの 立 場 を 支匣 持匛 することができないので、 人<br />

間 の 教卝 義拣 や 先匪 祖脽 たちの 言匟 い 伝捱 えに 頼 らなければならなかった。しかし、 再卭 臨 の 真卢 理 の 説拿 教卝<br />

者 たちが 受匃 け 入 れた 唯繴 一 のあかしは、 神卡 の 言匟 葉挺 であった。 彼 らの 標 語指 は、「 聖脩 書危 、そして、<br />

ただ 聖脩 書危 のみ」であった。 反卬 対 者 たちは、 聖脩 書危 の 根捏 拠 がないので、 嘲 笑傷 と 軽 べつの 態拟 度 に<br />

出 た。 再卭 臨 を 伝捱 える 人 々を 中 傷偟 するために、 時 間 と 資 力 と 才纞 能印 が 用 いられた。しかし、 彼<br />

らの 唯繴 一 の 違挆 反卬 行 為 というのは、 彼 らが、 主勢 の 再卭 臨 を 喜 びをもって 待挊 望捬 し、 清捲 い 生 活卹 を 送拡<br />

り、 主勢 の 出 現勶 に 対 する 準厜 備厵 をするよう 人 々に 勧僊 めているという、そのことであったのであ<br />

る。<br />

人 々の 心升 を 再卭 臨 の 問勬 題匑 から 他 にそらせようとする 努 力 が 熱 心升 に 行 われた。キリストの<br />

再卭 臨 と 世匒 界化 の 終厖 末拢 に 関 する 預 言匟 を 研挣 究捨 することは 罪 で、 何挬 かはずかしいことでもあるかの<br />

ように 扱僻 われた。こうして 一 般 の 牧肧 師 は、 神卡 のみ 言匟 葉挺 に 対 する 信勼 仰纝 を 掘腱 り 崩偼 した。 彼 らの<br />

教卝 えは、 人 々を 無叄 神卡 論厱 者 にし、 多匭 くの 者 は、 彼 ら 自 身拴 の 不勘 信勼 仰纝 な 欲僼 情午 のままに、ほしいま<br />

まな 生 活卹 をした。そうしておいて、 悪捰 の 張挗 本 人 たちは、それを みな 再卭 臨 信勼 徒傣 のせいにし<br />

たのである。<br />

知半 的 で 熱 心升 な 多匭 数包 の 聴傏 衆 を 引匂 きつけていたにもかかわらず、ミラーの 名匷 は、あざけり<br />

や 非 難挚 の 的 になる 以匆 外勭 には、 宗儲 教卝 新 聞挈 で 触僾 れられることはほとんどなかった。 宗儲 教卝 の 教卝 師<br />

たちのとった 態拟 度 に 勢厕 いづいた、 軽 薄儱 で 不勘 信勼 仰纝 な 人 々は、 無叄 礼脊 なあだ 名匷 や、 下 品厍 で 不勘 敬肭 な<br />

悪捰 口卶 を 言匟 い、 彼 と 彼 の 働掴 きに 侮贔 辱既 を 加匎 えようとした。 安勣 楽掱 な 家匝 庭僃 を 離掤 れて、 都匙 市 から 都匙 市 、<br />

224


町 から 町 へと 自 費厔 で 旅傯 をし、 切卲 迫 する 審拥 判匯 の 厳 粛施 な 警厺 告卪 を 世匒 界化 に 伝捱 えるために 絶傉 えず 労排 し<br />

ている 白换 髪绀 のミラーは、 狂旆 信勼 者 、うそつき、 山 師 と 言匟 われて 嘲 笑傷 された。<br />

彼 に 浴脓 びせられた 嘲 笑傷 、 虚縚 言匟 、 悪捰 口卶 には、 世匒 俗晐 の 新 聞挈 すら 憤 慨 して 抗 議 するに 至儖 った。<br />

「このように 圧 倒 的 な 荘绩 重匤 さと 恐傁 るべき 結医 果卵 を 伴僀 う 問勬 題匑 」を 軽 々しくののしることは、<br />

「ただ 単 に、それを 宣傪 布偵 し 擁繗 護厽 する 者 の 心升 を 愚 弄稭 するばかりでなくて、 審拥 判匯 の 日 をあざ 笑傷<br />

い、 神卡 ご 自 身拴 を 嘲 笑傷 し、 神卡 の 審拥 判匯 廷腾 の 恐傁 るべきことを 軽 べつするのである」と 世匒 の 人 々が<br />

言匟 うほどであった。 15<br />

あらゆる 悪捰 の 煽 動 者 サタンは、 再卭 臨 使却 命挻 の 影挼 響捳 を 無叄 に 帰 そうとしたばかりでなくて、<br />

使却 命挻 者 自 身拴 の 生 命挻 を 取勚 ろうとした。ミラーは、 聖脩 書危 の 真卢 理 を 彼 の 聴傏 衆 の 心升 に 実 際匶 にあては<br />

めて 訴挰 え、 彼 らの 罪 を 責掅 め、 彼 らの 自 己偻 満掫 足拒 を 打占 ち 破挐 った。そして、 彼 の 明 白换 で 鋭繾 い 言匟 葉挺<br />

は、 人 々の 敵育 意勪 を 引匂 き 起招 こした。 教卝 会 員 が 彼 の 使却 命挻 に 反卬 対 するのを 見 て、 低拯 俗晐 な 人 々は、<br />

より 大 胆绺 な 行 動 へと 進勺 んだ。そして、 敵育 たちは、 彼 が 集厦 会 場 を 出 ようとする 時 に 彼 を 殺掮 そ<br />

うと 謀纠 った。しかし、 天拦 使却 たちが 群儈 衆 の 中 にいた。 そして、 人 間 の 姿掋 をした 1 人 の 天拦 使却<br />

が、 主勢 のしもべの 腕肙 をとって、 怒腹 った 群儈 衆 の 中 を 安勣 全 に 連 れ 出 した。 彼 の 働掴 きは、まだ 終厖<br />

わっていなかった。そしてサタンとサタンの 使却 者 たちは、その 目 的 を 達挾 することができな<br />

かった。<br />

あらゆる 迫 害县 にもかかわらず、 再卭 臨 運卞 動 に 対 する 関 心升 は 高 まっていった。 最勞 初匘 は、 数包<br />

十厝 、 数包 百掸 であった 会 衆 が、 幾继 千収 にも 増匲 していった。 種捶 々の 教卝 会 に 多匭 くの 信勼 者 が 加匎 えられた<br />

が、しばらくすると、こうした 改匳 心升 者 に 対 してさえ 反卬 対 の 精 神卡 があらわされ、 教卝 会 は、ミ<br />

ラーの 見 解卆 を 信勼 じる 者 に 対 して、 懲腘 罰脖 処叀 置厒 をとるようになった。こうした 事 態拟 が 起招 こった<br />

ために、ミラーは、あらゆる 宗儲 派挩 のキリスト 者 に 対 する 訴挰 えを 書危 き、もし 彼 の 教卝 義拣 が 誤儶 り<br />

であるならば、その 誤儶 りを 聖脩 書危 によって 示単 してもらいたいと 言匟 った。<br />

「われわれの 信勼 仰纝 と 行 為 の 規厶 準厜 、いや、 唯繴 一 の 規厶 準厜 であるとあなたがたが 認卉 めている<br />

神卡 の 言匟 葉挺 が、 信勼 じよと 命挻 じていないどんなものを、われわれは 信勼 じたであろうか。われわ<br />

れ〔アドベンチスト[ 再卭 臨 信勼 徒傣 ]〕は、 説拿 教卝 壇绵 からの、または 印偝 刷繺 物匵 によるこのような 悪捰 意勪<br />

に 満掫 ちた 非 難挚 を 受匃 け、また 教卝 会 の 交卦 わりから 除揄 外勭 されねばならぬような、どんなことをし<br />

たのであろうか。」「もしわれわれがまちがっているならば、 何挬 がまちがいであるかを 示単<br />

していただきたい。われわれの 誤儶 りを、 神卡 の 言匟 葉挺 から 示単 していただきたい。われわれはも<br />

う 十厝 分 あざけりを 受匃 けた。あざけりは、われわれがまちがっていたことを 納 得千 させ 得千 ない。<br />

われわれの 見 解卆 を 変厭 えるのは、 神卡 の 言匟 葉挺 だけである。われわれの 結医 論厱 は、 聖脩 書危 の 証卨 拠 に 基匼<br />

づいて、 慎儃 重匤 な 吟 味控 と 祈绗 りによって 達挾 したものなのである。」 16<br />

どの 時 代 にあっても、 神卡 がそのしもべによって 世匒 界化 に 伝捱 えられた 警厺 告卪 は、 疑卧 いと 不勘 信勼<br />

をもって 迎 えられた。 洪斬 水匍 前 の 人 々の 罪 悪捰 のゆえに、 地 が 洪斬 水匍 で 滅脛 ぼされることになった<br />

225


時 、 神卡 は、まず 彼 らに 悪捰 の 道匠 を 離掤 れる 機務 会 を 与拜 えるために、ご 自 分 の 意勪 図掛 をお 告卪 げになっ<br />

た。<br />

神卡 の 怒腹 りによって 彼 らが 滅脛 ぼされないように、120 年 の 間 、 悔繛 い 改匳 めの 警厺 告卪 が 彼 らの<br />

耳脥 に 発 せられた。しかし、 彼 らはその 警厺 告卪 を、たわごとと 考卛 えて 信勼 じなかった。 彼 らは、<br />

大 胆绺 に 罪 悪捰 にふけり、 神卡 の 使却 者 を 嘲 笑傷 し、その 嘆昍 願傿 を 軽 んじ、 彼 を 僣 越掳 であるとさえ 非 難挚<br />

した。ただ 1 人 の 人 間 が、 地 のすべての 偉昖 大 な 人 物匵 たちに 対 抗 して 立 ちはだかるのか?<br />

もしノアの 言匟 うことが 真卢 実 であれば、なぜ 全 世匒 界化 がそれを 認卉 めて 信勼 じないのか? 数包 千収<br />

人 の 知半 恵 に 対 抗 する、1 人 の 人 間 の 主勢 張挗 ! 彼 らは、 警厺 告卪 を 信勼 じようとせず、 箱脬 舟縒 の 中 に<br />

避 難挚 しようとしなかったのである。<br />

あざける 者 たちは、 自 然掍 の 事 物匵 —— 相 も 変厭 わらぬ 季 節儊 の 推掙 移挔 、 雨僟 を 降 らせたことのな<br />

い 青捘 空参 、 柔肛 らかな 夜 の 露腒 に 生 気勴 をとりもどした 緑允 の 野 ——を 指匦 さして、「 彼 はたとえ 話匋 を<br />

語指 っているのではないか?」と 叫经 んだ。 彼 らは、 義拣 の 宣傪 伝捱 者 を 軽 べつして、 無叄 謀纠 な 熱 狂旆 家匝<br />

と 呼 んだ。そして 彼 らは、これまで 以匆 上 に 快儜 楽掱 の 追挵 求卍 に 走掘 り、 悪捰 の 道匠 に 進勺 んでいった。し<br />

かし、 彼 らの 不勘 信勼 は、 予匨 告卪 されたできごとが 起招 こるのを 妨绋 げはしなかった。 神卡 は、 彼 らの<br />

悪捰 を 長 く 忍旖 ばれ、 彼 らに 悔繛 い 改匳 めの 機務 会 を 十厝 分 にお 与拜 えになった。しかし、 定 められた 時<br />

が 来勵 た 時 に、 神卡 の 憐穳 れみを 拒兘 んだ 者 に 神卡 の 刑傃 罰脖 が 下 ったのである。<br />

キリストは、 再卭 臨 に 関 しても 同 様捞 の 不勘 信勼 があらわされるであろうと 言匟 われた。ノアの<br />

時 代 の 人 々が、「 洪斬 水匍 が 襲脁 ってきて、いっさいのものをさらって 行 くまで、 彼 らは 気勴 がつ<br />

かなかった」ように、「 人 の 子 の 現勶 れるのも」、そのようであろうと 救 い 主勢 は 言匟 われた<br />

[マタイ 24:。 神卡 の 民 と 称胃 する 人 々が、 世匒 と 結医 合 し、 世匒 の 人 々のように 生 活卹 し、 禁 じられ<br />

た 快儜 楽掱 を 彼 らとともにしている 時 、 世匒 俗晐 のぜいたくが 教卝 会 のぜいたくとなり、 結医 婚肶 の 鐘昙 が<br />

鳴胯 りひびき、すべての 者 が、 世匒 俗晐 の 繁光 栄 が 長 年 にわたって 続勸 くと 思卩 っているその 時 に、 突<br />

然掍 、いなずまが 天拦 からきらめくように、 彼 らの 輝脮 かしい 幻星 とむなしい 望捬 みとは、 消拔 えさる<br />

のである。<br />

神卡 は、 洪斬 水匍 が 来勵 ることを 世匒 界化 に 警厺 告卪 するためにしもべを 送拡 られたように、 最勞 後 の 審拥 判匯<br />

の 切卲 迫 を 知半 らせるために、 使却 者 を 選 んでつかわされた。そして、ノアの 時 代 の 人 々が、 義拣<br />

の 宣傪 伝捱 者 の 予匨 告卪 を 軽 べつしてあざ 笑傷 ったように、ミラーの 時 代 においても、 多匭 くの 者 が、<br />

いや 神卡 の 民 と 称胃 する 人 々でさえ、 彼 の 警厺 告卪 の 言匟 葉挺 をあざ 笑傷 ったのである。<br />

では、なぜ 教卝 会 は、キリスト 再卭 臨 の 教卝 義拣 と 説拿 教卝 を、このように 歓脒 迎 しなかったのであ<br />

ろうか。 主勢 の 再卭 臨 は、 悪捰 人 に 災 いと 滅脛 びをもたらすが、 義拣 人 にとっては 喜 びと 希傩 望捬 に 満掫 ち<br />

ている。この 大 真卢 理 は、 各厰 時 代 にわたって、 神卡 の 忠儮 実 な 者 たちの 慰縺 めであった。それがな<br />

ぜ、ユダヤ 人 たちにとってのイエスと 同 様捞 に、 神卡 の 民 と 称胃 する 人 々にとって「つまずきの<br />

石厈 、さまたげの 岩 」となったのであろうか。「 行 って、 場 所勰 の 用 意勪 ができたならば、また<br />

226


きて、あなたがたをわたしのところに 迎 えよう」と 弟胱 子 たちに 約 束僓 されたのは、 主勢 ご 自 身拴<br />

であった[ヨハネ 14:。<br />

弟胱 子 たちの 寂 しさと 悲胳 しさを 思卩 って、 天拦 使却 たちに、 自 分 は 天拦 に 昇 っていったのと 同 じ<br />

ありさまでまた 来勵 るという 保 証卨 を 与拜 えて 彼 らを 慰縺 めるよう 命挻 じられたのは、 憐穳 れみ 深捫 い 救<br />

い 主勢 であった。 弟胱 子 たちが、 愛 する 主勢 の 最勞 後 の 姿掋 を 見 ようとして、 天拦 をみつめて 立 ってい<br />

ると、「ガリラヤの 人 たちよ、なぜ 天拦 を 仰纝 いで 立 っているのか。あなたがたを 離掤 れて 天拦 に<br />

上 げられたこのイエスは、 天拦 に 上 って 行 かれるのをあなたがたが 見 たのと 同 じ 有卻 様捞 で、ま<br />

たおいでになるであろう」という 言匟 葉挺 に 注挅 意勪 をひかれた[ 使却 徒傣 行 伝捱 1:。 弟胱 子 たちは、 天拦<br />

使却 の 言匟 葉挺 によって、 新 たな 希傩 望捬 を 抱 いた。 彼 らは、「 非 常拤 な 喜 びをもってエルサレムに 帰<br />

り、 絶傉 えず 宮厳 にいて、 神卡 をほめたたえていた」[ルカ 24:52、。 彼 らが 喜 んだのは、イエ<br />

スが 彼 らを 去掇 り、 残拑 された 彼 らが 世匒 の 試去 練 や 誘儬 惑 と 戦勛 わねばならなくなったからではなく<br />

て、 天拦 使却 が 彼 らに、 主勢 はまた 来勵 られるという 保 証卨 を 与拜 えたからであった。<br />

今 日 、キリスト 再卭 臨 の 布偵 告卪 は、 天拦 使却 たちがベツレヘムの 羊旴 飼縫 いたちに 告卪 げた 時 のよう<br />

に、 大 きな 喜 びの 知半 らせでなければならない。 救 い 主勢 を 真卢 に 慶兒 する 人 々は、 聖脩 書危 に 基匼 づい<br />

た 告卪 知半 を、 喜 びをもって 叫经 ばないではおられない。 永 遠 の 生 命挻 という 彼 らの 希傩 望捬 の 中 心升 で<br />

あられる 主勢 が、 初匘 臨 の 時 のように 嘲 笑傷 され、 侮贔 辱既 され、 拒兘 否 されるためではなくて、 力 と<br />

栄 光捄 のうちに 神卡 の 民 を 贖 うために、また 来勵 られるのである。 救 い 主勢 を 遠 ざけておこうと 望捬<br />

む 者 は、 彼 を 愛 さない 人 々である。この 天拦 からの 使却 命挻 にいらだちを 感厤 じ、 悪捰 意勪 を 抱 くこと<br />

ほど、 教卝 会 が 神卡 から 離掤 反卬 したことの 決 定 的 証卨 拠 はないのである。<br />

再卭 臨 の 教卝 義拣 を 受匃 け 入 れたものは、 神卡 の 前 に 悔繛 い 改匳 めてへりくだることの 必厧 要勥 を 自 覚 し<br />

た。キリストと 世匒 との 間 をためらっていたものが 多匭 くいたが、 今 こそ 決 心升 すべき 時 である<br />

と 感厤 じた。「 彼 らには、 永 遠 に 関 することが、これまでになく 現勶 実 のものとなった。 天拦 は<br />

近卐 くなり、 神卡 の 前 に 自 分 たちの 罪 深捫 さを 感厤 じた。」 17 キリスト 者 は、 新 しい 霊绳 的 生 命挻 に 活卹<br />

気勴 づいた。 彼 らは、 時 が 短 いことを 感厤 じ、 同 胞繟 のためになすべきことは、 速捠 やかにしなけ<br />

ればならないと 感厤 じた。 地 は、 退挖 いていき、 永 遠 が 彼 らの 前 に 開 かれるように 思卩 われた。<br />

そして、 魂 とその 永 遠 の 運卞 命挻 にかかわるすべてのことが、 地 上 のすべてのものの 光捄 をあせ<br />

させるように 感厤 じられた。 神卡 の 霊绳 が 彼 らに 宿 り、 罪 人 に 対 すると 同 様捞 に 同 信勼 者 たちに 対 し<br />

ても、 神卡 の 日 の 準厜 備厵 をするように 熱 心升 に 訴挰 える 力 を 与拜 えた。 彼 らの 口卶 ごとの 生 活卹 の 無叄 言匟 の<br />

あかしは、 形捊 式厚 的 で 献僑 身拴 していない 教卝 会 員 に 対 する 絶傉 えざる 譴 責掅 であった。この 人 々は、<br />

自 分 たちの 快儜 楽掱 の 追挵 求卍 、 金 もうけへの 熱 意勪 、 世匒 俗晐 の 栄 誉縃 欲僼 などが 妨绋 げられるのを 望捬 まなか<br />

った。そのために、 再卭 臨 の 信勼 仰纝 とそれを 宣傪 布偵 する 者 に 対 して、 敵育 意勪 と 反卬 対 が 起招 こったので<br />

あった。<br />

反卬 対 者 たちは、 預 言匟 の 期勡 間 に 関 する 議 論厱 にはとうてい 打占 ち 勝 てないので、 預 言匟 は 封脐 じ<br />

られたものであると 教卝 えることによって、この 問勬 題匑 の 研挣 究捨 を 妨绋 げようとした。こうしてフ<br />

227


ロテスタントも、カトリック 教卝 会 がしたのと 同 じことをしたのである。ローマ・カトリッ<br />

ク 教卝 会 は、 人 々に 聖脩 書危 を 読傊 むことを 禁 じたが、プロテスタント 教卝 会 は、 聖脩 書危 の 重匤 要勥 な 部<br />

分 ——それも、われわれの 時 代 に 特厣 に 適 用 される 真卢 理 を 示単 している 部 分 ——を、 理 解卆 する<br />

ことができないど 主勢 張挗 したのである。<br />

牧肧 師 と 信勼 徒傣 とは、ダニエル 書危 と 黙縹 示単 録捎 の 預 言匟 は、 不勘 可參 解卆 な 神卡 秘兕 であると 言匟 った。しか<br />

し、キリストは、ご 自 分 の 弟胱 子 たちの 時 代 に 起招 こるできごとに 関 する 預 言匟 者 ダニエルの 言匟<br />

葉挺 を 示単 して、「[ 読傊 者 よ、 悟縖 れ]」と 言匟 われた[マタイ 24:。また、 黙縹 示単 録捎 が 神卡 秘兕 であって<br />

理 解卆 できないという 主勢 張挗 は、この 書危 の 表勖 題匑 そのものと 矛旁 盾绮 している。 「イエス・キリス<br />

トの 黙縹 示単 。この 黙縹 示単 は、 神卡 が、すぐにも 起招 るべきことをその 僕腔 たちに 示単 すためキリストに<br />

与拜 え、……この 預 言匟 の 言匟 葉挺 を 朗脲 読傊 する 者 と、これを 聞挈 いて、その 中 に 書危 かれていることを<br />

守捿 る 者 たちとは、さいわいである。 時 が 近卐 づいているからである」[ 黙縹 示単 録捎 1:1~。<br />

預 言匟 者 は 言匟 う、「 朗脲 読傊 する 者 はさいわいである。」 読傊 もうとしない 者 もあるであろう<br />

が、そうした 人 々には 祝腛 福厹 は 与拜 えられない。「これを 聞挈 いて。」 預 言匟 のことは 何挬 1 つ 聞挈 こ<br />

うとしない 人 々もいる。この 人 々も 祝腛 福厹 を 受匃 けることができない。「その 中 に 書危 かれてい<br />

ることを 守捿 る 者 たち。」 黙縹 示単 録捎 に 記卌 されている 警厺 告卪 や 教卝 えに 注挅 意勪 しようとしない 者 が 多匭 い。<br />

このような 人 々は、 約 束僓 された 祝腛 福厹 を 受匃 けることができない。 預 言匟 の 諸 問勬 題匑 をあざ 笑傷 い、<br />

そこに 厳 粛施 に 示単 された 象拺 徴僦 を 潮脞 笑傷 する 者 、また、 生 活卹 を 改匳 めて 人 の 子 の 再卭 臨 の 準厜 備厵 をする<br />

ことを 拒兘 む 者 は、みな 祝腛 福厹 を 受匃 けることができない。このような 聖脩 書危 の 証卨 言匟 がある 以匆 上 、<br />

黙縹 示単 録捎 は 人 間 の 理 解卆 を 超捪 えた 神卡 秘兕 なものであるなどと、どうして 教卝 えることができよう。<br />

それは 啓繡 示単 された 神卡 秘兕 であり、 開 かれた 書危 である。 黙縹 示単 録捎 の 研挣 究捨 は、ダニエル 書危 の 預 言匟 に<br />

心升 を 向匇 けさせる。この 両厥 書危 は、 世匒 界化 歴偡 史 の 終厖 末拢 に 起招 きる 諸 事 件卅 について、 神卡 からの 最勞 も 重匤<br />

大 な 教卝 えを 与拜 えている。<br />

ヨハネは、 教卝 会 が 経 ていくさまざまの 興掰 味控 深捫 い 場 面卥 を 見 せられた。 彼 は、 神卡 の 民 の 立<br />

場 、 危捦 険叁 、 争拫 闘 、そして 最勞 後 の 救 済匡 を 見 た。 彼 は、 地 の 収厓 穫 を 実 らせる 最勞 後 の 使却 命挻 を 記卌 録捎<br />

している。 人 々は 天拦 の 倉 に 収厓 められる 穀暙 物匵 になるか、それとも、 滅脛 びの 火 で 焼催 かれる 束僓 に<br />

なるかである。 非 常拤 に 重匤 大 な 問勬 題匑 が 彼 に 示単 された。それは、 特厣 に 最勞 後 の 教卝 会 に 対 するもの<br />

であって、 誤儶 りを 捨腇 てて 真卢 理 を 信勼 じる 者 に、 彼 らが 出 会 う 危捦 険叁 と 闘 いに 関 して 教卝 えるため<br />

のものであった。 地 上 に 起招 ころうとしている 事 件卅 について、だれも 無叄 知半 である 必厧 要勥 はない<br />

のである。<br />

それでは、 一 般 の 人 々はなぜ、 聖脩 書危 の 重匤 要勥 な 部 分 に 対 して、このように 無叄 知半 なのであ<br />

ろうか。なぜ、 人 々は 一 般 にその 教卝 えを 研挣 究捨 するのをいやがるのであろうか。 それは、<br />

暗肨 黒 の 君 が、 自 分 の 欺繏 瞞 を 暴偷 露腒 するものを、 人 々から 隠僸 そうとする 巧绾 妙胄 な 策北 略傎 の 結医 果卵 であ<br />

る。そのために、 啓繡 示単 者 であられるキリストは、 黙縹 示単 録捎 の 研挣 究捨 に 対 する 戦勛 いを 予匨 見 して、<br />

預 言匟 の 言匟 葉挺 を 読傊 み、 聞挈 き、 守捿 るすべての 者 に、 祝腛 福厹 を 宣傪 言匟 されたのであった。<br />

228


第匌 19 章 光 と 真卢 理 の 証卨 を<br />

各厰 時 代 にわたって、 地 上 で 行 われる 神卡 の 働掴 きには、どの 大 改匳 革挙 や 宗儲 教卝 運卞 動 を 見 ても、<br />

著兆 しい 共厗 通 性勯 がある。 神卡 が 人 間 を 扱僻 われる 原募 則 は、 常拤 に 同 じである。 現勶 代 の 重匤 要勥 な 運卞 動 は、<br />

過厢 去掇 の 運卞 動 と 類 似胤 しており、 昔繕 の 教卝 会 の 経 験挧 は、われわれの 時 代 に 対 して 大 きな 価卒 値捛 のあ<br />

る 教卝 訓肢 を 与拜 えている。 救 いの 働掴 きを 前 進勺 させる 大 運卞 動 において、 神卡 が 聖脩 霊绳 を 送拡 って 地 上<br />

にいるご 自 分 のしもべたちを 特厣 に 指匦 導拗 されるということほど、 聖脩 書危 の 中 で 明 白换 に 教卝 えられ<br />

ている 真卢 理 はほかにない。 人 間 は、 神卡 の 恵 みと 憐穳 れみの 御 目 的 を 遂脎 行 するために 川勜 いられ<br />

る、 神卡 のみ 手 の 中 の 器捙 である。おのおのに、その 果卵 たすべき 役叓 割厎 がある。おのおのに、 神卡<br />

が 彼 に 与拜 えられた 働掴 きを 成勱 し 遂脎 げるのに 十厝 分 な、そしてその 時 代 の 必厧 要勥 に 応厸 じた 光捄 が 与拜 え<br />

られる。しかし、どんなに 天拦 の 栄 誉縃 を 受匃 けたものでも、 贖 罪 の 大 計匧 画厐 を 知半 り 尽能 くし、 彼 の<br />

時 代 に 対 する 働掴 きにおける 神卡 のみ 心升 を 全 部 悟縖 った 人 はなかった。 人 間 は、 神卡 が 彼 らにお 与拜<br />

えになる 働掴 きによって 何挬 を 遂脎 行 しようとしておられるか、 十厝 分 に 理 解卆 することはできない。<br />

彼 らは、 神卡 のみ 名匷 によって 語指 る 使却 命挻 をことごとく 理 解卆 するのではない。<br />

「あなたは 神卡 の 深捫 い 事 を 窮晦 めることができるか。 全 能印 者 の 限拘 界化 を 窮晦 めることができる<br />

か。」「わが 思卩 いは、あなたがたの 思卩 いとは 異 なり、わが 道匠 は、あなたがたの 道匠 とは 異 な<br />

っていると 主勢 は 言匟 われる。 天拦 が 地 よりも 高 いように、わが 道匠 は、あなたがたの 道匠 よりも 高<br />

く、わが 思卩 いは、あなたがたの 思卩 いよりも 高 い。」「わたしは 神卡 である、わたしと 等 しい<br />

者 はない。わたしは 終厖 りの 事 を 初匘 めから 告卪 げ、まだなされない 事 を 昔繕 から 告卪 げて 言匟 う」<br />

[ヨブ 11:7、イザヤ 55:8、9、46:9、。<br />

聖脩 霊绳 の 特厣 別厌 の 光捄 に 浴脓 した 預 言匟 者 たちでさえ、 自 分 たちにゆだねられた 啓繡 示単 の 意勪 味控 を、<br />

完 全 に 理 解卆 してはいなかった。その 意勪 味控 は、 神卡 の 民 が、そこに 含捋 まれている 教卝 えを 必厧 要勥 と<br />

するにしたがって、 代 々にわたって 示単 されるのであった。ペテロは、 福厹 音 によって 明 らか<br />

にされた 救 いについて、 次卙 のように 書危 いた。「この 救 については、あなたがたに 対 する 恵<br />

みのことを 預 言匟 した 預 言匟 者 たちも、たずね 求卍 め、かつ、つぎに 調 べた。 彼 らは、 自 分 たち<br />

のつちにいますキリストの 霊绳 が、キリストの 苦 難挚 とそれに 続勸 く 栄 光捄 とを、あらかじめあ<br />

かしした 時 、それはいつの 時 、どんな 場 合 をさしたのかを、 調 べたのである。そして、そ<br />

れらについて 調 べたのは 自 分 たらのためではなくて、あなたがたのための 奉旊 仕捸 であること<br />

を 示単 された」[Ⅰペテロ 1:10~。<br />

預 言匟 者 たちは、 自 分 たちに 啓繡 示単 されたことを 十厝 分 に 理 解卆 できなかったけれども、 神卡 が<br />

彼 らにあらわすことをよしとされた 光捄 はみな 把繖 握儙 しようと 熱 心升 に 求卍 めた。 彼 らは、「たず<br />

ね 求卍 め、かつ、つぶさに 調 べた。」「 自 分 たちのうちにいますキリストの 霊绳 が……いつの<br />

時 、どんな 場 合 をさしたのかを、 調 べたのである。」こうした 預 言匟 が 神卡 のしもべたちに 与拜<br />

229


えられたのは、 新 約 時 代 のキリスト 者 のためであるとは、 神卡 の 民 にとって、なんという 教卝<br />

訓肢 であろう。「 自 分 たちのためではなくて、あなたがたのための 奉旊 仕捸 であることを 示単 され<br />

た。」まだ 生 まれてもいない 後 世匒 の 人 々に 与拜 えられた 啓繡 示単 を、これら 神卡 の 聖脩 者 たちが「た<br />

ずね 求卍 め、かつ、つぶさに 調 べた」ことに 注挅 目 しよう。 彼 らの 聖脩 なる 熱 心升 さと、 後 世匒 の 恵<br />

まれた 人 々がこの 天拦 の 贈胞 り 物匵 を 扱僻 う 無叄 気勴 力 な 冷偭 淡繦 さとを、 比发 較脘 してみよう。これは、 預 言匟<br />

は 理 解卆 できないものであると 言匟 って 満掫 足拒 しているような、 安勣 楽掱 を 愛 し 世匒 俗晐 を 愛 する 無叄 関 心升<br />

さに 対 しての、なんという 譴 責掅 であろうか。<br />

人 間 の 有卻 限拘 な 心升 は、 無叄 限拘 の 神卡 のご 計匧 画厐 を 十厝 分 に 悟縖 ったり、そのみ 心升 の 働掴 きを 完 全 に 理<br />

解卆 したりはできないけれども、しかし 神卡 のメッセージをほんのわずかしか 理 解卆 できないの<br />

は、 彼 らの 側卷 の 誤儶 りや 怠旒 慢纁 のゆえであるという 場 合 も、よくあるのである。 一 般 の 人 々、<br />

そして 神卡 のしもべたちでさえ、 人 間 の 意勪 見 、 人 間 の 伝捱 説拿 や 偽兖 りの 教卝 えに 目 がくらんで、 神卡<br />

がみ 言匟 葉挺 の 中 に 啓繡 示単 された 大 事 実 のほんの 一 部 しか 把繖 握儙 できない 場 合 がよくある。 救 い 主勢<br />

がこの 地 上 におられたときの 弟胱 子 たちでさえ、そうであった。 彼 らは、メシヤはイスラエ<br />

ルを 世匒 界化 的 王掣 国 とするこの 世匒 の 王掣 であるという 一 般 の 思卩 想挹 に 染偦 まっていたために、 彼 の 苦<br />

難挚 と 死拎 に 関 する 預 言匟 の 意勪 味控 を 理 解卆 することができなかった。<br />

彼 らは、キリストご 自 身拴 から、「 時 は 満掫 ちた、 神卡 の 国 は 近卐 づいた。 悔繛 い 改匳 めて 福厹 音 を<br />

信勼 ぜよ」との 使却 命挻 を 帯 びてっかわされた[マルコ 1:。この 使却 命挻 は、ダニエル 9 章肐 の 預 言匟<br />

に 基匼 づいていた。「メシヤなるひとりの 君 」が 来勵 るまで、69 週 あると 天拦 使却 は 言匟 った。そ<br />

こで、 弟胱 子 たちは、 大 きな 希傩 望捬 と 喜 ばしい 期勡 待挊 をもって、 全 世匒 界化 を 支匣 配括 するメシヤの 王掣 国<br />

がエルサレムに 建厼 設勳 されるのを 待挊 望捬 した。<br />

彼 らは、キリストからゆだねられた 使却 命挻 を 宣傪 べ 伝捱 えたのであるが、 彼 ら 自 身拴 その 意勪 味控<br />

を 誤儶 って 理 解卆 していた。 彼 らの 宣傪 言匟 は、ダニエル 9:25 に 基匼 づいていたが、 彼 らは、 同<br />

じ 章肐 の 次卙 の 聖脩 句繯 に、メシヤは 断友 たれるとあるのを 見 なかった。 彼 らは、 生 まれた 時 から、<br />

地 上 王掣 国 の 栄 光捄 を 待挊 望捬 するようにしつけられていたので、 預 言匟 の 明 細 な 点勷 も、キリストの<br />

言匟 葉挺 も、 理 解卆 できなかったのである。 彼 らは、ユダヤの 国 民 に 恵 みの 招偠 待挊 を 発 して、 彼<br />

らの 義拣 務勲 を 遂脎 行 した。そして、 主勢 がダビデの 王掣 位匱 につかれると 彼 らが 思卩 ったその 時 に、 彼<br />

が 罪 人 として 捕 らえられ、むち 打占 たれ、あざけられ、 罪 に 定 められ、カルバリーの 十厝 字捐 架繳<br />

につけられるのを 彼 らは 見 た。 主勢 が 墓斳 の 中 で 眠縔 っておられる 間 、 弟胱 子 たちは、どんなに 失拽<br />

望捬 し、 苦 悩肘 したことであろう。<br />

キリストは、 預 言匟 されたとおりの 時 に、 預 言匟 されたとおりの 様捞 子 で、おいでになった<br />

のであった。 聖脩 書危 の 証卨 言匟 は、 彼 の 伝捱 道匠 の 細 かい 点勷 まで 成勱 就 した。 彼 は、 救 いの 使却 命挻 をお 伝捱<br />

えになった。そして、「その 言匟 葉挺 に 権勻 威胙 があった。」 聴傏 衆 は、それが 神卡 からのものである<br />

ことを 証卨 言匟 した。み 言匟 葉挺 も、 聖脩 霊绳 も、み 子 が 神卡 の 任厃 命挻 を 受匃 けていることをあかしし<br />

た。 弟胱 子 たちは、 彼 らの 愛 する 主勢 を、なお 敬肭 愛 してやまなかった。しかし、 彼 らの 心升 は、<br />

230


不勘 安勣 と 疑卧 惑 に 閉僔 ざされていた。 彼 らは、その 苦 悩肘 のなかで、キリストが 苦 難挚 と 死拎 について<br />

予匨 告卪 された 言匟 葉挺 を 思卩 い 出 さなかった。もし、ナザレのイエスが 真卢 のメシヤであったならば、<br />

自 分 たちはこうした 悲胳 しみと 失拽 望捬 に 陥肿 ったであろうか? 救 い 主勢 が 墓斳 に 横叅 たわっておられ<br />

た、 彼 の 死拎 と 復挴 活卹 の 間 のあの 安勣 息僢 日 の 絶傉 望捬 的 な 時 間 の 間 、 弟胱 子 たちはこの 疑卧 問勬 に 心升 を 苦<br />

しめられていた。<br />

イエスの 弟胱 子 たちは、 悲胳 しみの 夜 に 閉僔 ざされてはいたが、 捨腇 てられてはいなかった。<br />

預 言匟 者 は 言匟 っている。「たといわたしが 暗肨 やみの 中 にすわるとも、 主勢 はわが 光捄 となられ<br />

る。…… 主勢 はわたしを 光捄 に 導拗 き 出 してくださる。わたしは 主勢 の 正匁 義拣 を 見 るであろう。」<br />

「あなたには、やみも 暗肨 くはなく、 夜 も 昼腮 のように 輝脮 きます。あなたには、やみも 光捄 も 異<br />

なることはありません。」 神卡 は 次卙 のように 言匟 われた。「 光捄 は 正匁 しい 者 のために 暗肨 黒 の 中 に<br />

もあらわれる。」「わたしは 見 えない 人 を 彼 らのまだ 知半 らない 大 路挢 に 行 かせ、まだ 知半 らな<br />

い 道匠 に 導拗 き、 暗肨 きをその 前 に 光捄 とし、 高 低拯 のある 所勰 を 平匊 らにする。わたしはこれらの 事 を<br />

おこなって 彼 らを 捨腇 てない」[ミカ 7:8、9、 詩纛 篇 139:12、112:4、イザヤ 42:。<br />

弟胱 子 たちが 主勢 の 名匷 によって 宣傪 べ 伝捱 えたものは、すべての 点勷 において 正匁 確卾 で、それが 指匦<br />

し 示単 すできごとは、その 当勠 時 でさえ 起招 こりつつあった。「 時 は 満掫 ちた、 神卡 の 国 は 近卐 づいた」<br />

というのが、 彼 らのメッセージであった。「 時 」——メシヤすなわち「 油 注挅 がれた 者 」に<br />

までおよぶ、ダニエル 9 章肐 の 69 週 ——の 終厖 了傒 にあたって、キリストは、ヨルダン 川勜 でバ<br />

プテスマのヨハネからバプテスマを 受匃 けられた 後 、 聖脩 霊绳 の 油 をお 受匃 けになった。そして、<br />

彼 らが「 近卐 づいた」と 宣傪 言匟 した「 神卡 の 国 」は、キリストの 死拎 によって 建厼 設勳 された。この 王掣<br />

国 は、 彼 らが 信勼 じるように 教卝 えられていた 地 上 の 帝胰 国 ではなかった。また、「 国 と 主勢 権勻 と<br />

全 天拦 下 の 国 々の 権勻 威胙 とは、いと 高 き 者 の 聖脩 徒傣 たる 民 に 与拜 えられる」 時 に 建厼 設勳 される、 将 来勵<br />

の 不勘 滅脛 の 王掣 国 、「 諸 国 の 者 はみな 彼 らに 仕捸 え、かつ 従 う」 永 遠 の 王掣 国 でもなかった[ダニ<br />

エル 7:。 聖脩 書危 でよく 川勜 いられている「 神卡 の 国 」という 表勖 現勶 は、 恵 みの 王掣 国 と 栄 光捄 の 王掣 国<br />

の 両厥 方 を 指匦 すのに 用 いられている。<br />

恵 みの 王掣 国 は、パウロによって、ヘブル 人 への 手 紙 の 中 で 述掃 べられている。キリスト<br />

が、「わたしたちの 弱傽 さを 思卩 いやる」ことのできる 情午 け 深捫 い 仲傫 保 者 であることを 指匦 摘 した<br />

あとで、 使却 徒傣 は、「だから、わたしたちは、あわれみを 受匃 け、また、 恵 み……を 受匃 けるた<br />

めに、はばかることなく 恵 みの 御 座 に 近卐 づこうではないか」と 言匟 っている[ヘブル 4:<br />

15、。 恵 みのみ 座 は、 恵 みの 王掣 国 を 代 表勖 している。なぜならばみ 座 の 存掑 在厪 することは、<br />

王掣 国 の 存掑 在厪 を 意勪 味控 しているからである。キリストは、 多匭 くのたとえのなかで、 人 の 心升 に 働掴<br />

く 神卡 の 恵 みの 活卹 動 を 指匦 すのに、「 天拦 国 」という 表勖 現勶 を 用 いられた。<br />

そのように、 栄 光捄 のみ 座 は、 栄 光捄 の 王掣 国 を 指匦 すのである。 救 い 主勢 は、この 王掣 国 につい<br />

て 次卙 のように 言匟 われた。「 人 の 子 が 栄 光捄 の 中 にすべての 御 使却 たちを 従 えて 来勵 るとき、 彼 は<br />

その 栄 光捄 の 座 につくであろう。そして、すべての 国 民 をその 前 に 集厦 め」る[マタイ 25:<br />

231


31、。この 王掣 国 は、まだ 将 来勵 のものである。それは、キリストの 再卭 臨 の 時 まで 建厼 設勳 され<br />

ない。<br />

恵 みの 王掣 国 は、 人 類 の 堕秐 落叉 後 直卟 ちに、 罪 を 犯 した 人 類 の 贖 罪 の 計匧 画厐 がたてられた 時 に、<br />

設勳 立 された。それは、その 時 、 神卡 のみ 心升 のうちに、そして 神卡 のお 約 束僓 のもとに 存掑 在厪 してい<br />

た。そして、 信勼 仰纝 によって、 人 々はその 国 民 となることができた。しかしそれは、キリス<br />

トが 亡 くなられるまでは、 実 際匶 に 築傀 かれなかった。 救 い 主勢 は、 地 上 の 伝捱 道匠 開 始卿 後 において<br />

も、 人 類 の 強勮 情午 さと 忘脨 恩繥 にうみ 疲膂 れて、カルバリーの 犠腻 牲繉 を 避 けることも 可參 能印 であった。<br />

ゲッセマネにおいて、 苦 悶 の 杯 は、 彼 の 手 の 中 で 震傹 えた。 彼 は、その 時 でも、 額厀 から 血傔 の<br />

汗绪 をぬぐって、 罪 深捫 い 人 類 を、その 罪 悪捰 のうちに 滅脛 びるままにしておくことがおできにな<br />

った。もし 彼 がそうなさったならば、 堕秐 落叉 した 人 類 の 贖 罪 はあり 得千 なかったのである。し<br />

かし、 救 い 主勢 が、その 生 命挻 をささげ、「すべてが 終厖 った」と 叫经 んで 息僢 を 引匂 き 取勚 られた 時 、<br />

贖 罪 の 計匧 画厐 の 完 成勱 が 確卾 保 された。エデンにおいて、 罪 を 犯 した 2 人 に 対 してなされた 救 い<br />

の 約 束僓 は、 批 准昐 された。これまで 神卡 の 約 束僓 によって 存掑 在厪 していた 恵 みの 王掣 国 が、この 時 、<br />

設勳 立 されたのである。<br />

こうして、キリストの 死拎 、すなわち、 弟胱 子 たちの 希傩 望捬 を 最勞 終厖 的 に 打占 ち 砕 いたと 思卩 われ<br />

た 事 件卅 そのものが、 それを 永 遠 に 確卾 かなものとした。それは、 彼 らにとって 悲胳 痛僎 な 失拽 望捬<br />

ではあったが、 彼 らの 信勼 仰纝 が 正匁 しかったという 証卨 明 のクライマックスであった。 彼 らを 悲胳<br />

嘆昍 と 失拽 望捬 に 陥肿 れた 事 件卅 は、アダムのすべての 子 孫繜 に 希傩 望捬 の 扉晲 を 開 くものであり、あらゆる<br />

時 代 の、 神卡 のすべての 忠儮 実 な 民 に、 来勵 世匒 と 永 遠 の 幸 福厹 をもたらす 中 心升 事 件卅 であった。<br />

弟胱 子 たちは 失拽 望捬 に 陥肿 ったけれども、 神卡 の 無叄 限拘 の 慈暆 悲胳 深捫 いみ 心升 は、 成勱 就 しつつあった。<br />

彼 らの 心升 は、「これまでだれも 語指 ったことがないように 語指 った」 彼 の 教卝 えの 恵 みと 力 に 捕<br />

らえられていながらも、イエスに 対 する 彼 らの 純儻 粋暋 な 愛 に、 世匒 俗晐 的 誇縷 りや 利匏 己偻 的 野 心升 がい<br />

り 混 じっていた。 彼 らの 主勢 が、まさにゲッセマネの 陰纖 に 入 ろうとしておられた 厳 粛施 な 時 、<br />

過厢 越掳 の 食挱 事 のための 2 階 の 広南 間 においてさえ、「 自 分 たちの 中 でだれがいちばん 偉昖 いだろ<br />

うかと 言匟 って、 争拫 論厱 が 彼 らの 間 に、 起招 った」[ルカ 22:。 彼 らのすぐ 前 には、ゲッセマネ<br />

の 園挷 の 恥時 辱既 と 苦 悩肘 、 審拥 判匯 廷腾 、カルバリーの 十厝 字捐 架繳 が 待挊 っていたのに、 彼 らの 目 は、 王掣 座 と<br />

冠縍 と 栄 光捄 だけを 見 ていた。 彼 らが 当勠 時 の 偽兖 りの 教卝 えに 固 執儨 して、 彼 の 国 の 真卢 の 性勯 質拾 を 示単 し、<br />

彼 の 苦 難挚 と 死拎 を 予匨 告卪 する 救 い 主勢 の 言匟 葉挺 に 注挅 意勪 を 払掾 わなかったのは、 彼 らの 心升 が 高 慢纁 で、 世匒<br />

俗晐 の 栄 誉縃 を 渇 望捬 していたからであった。こうした 誤儶 りの 結医 果卵 、 厳 しいがしかし 必厧 要勥 な 試去 練<br />

がやってきた。それは 彼 らを 正匁 すために、 起招 こることを 許 された。 弟胱 子 たちは、 彼 らのメ<br />

ッセージの 意勪 味控 を 取勚 り 違挆 え、 期勡 待挊 したものを 実 現勶 することはできなかったが、しかしそれ<br />

でも、 神卡 から 与拜 えられた 警厺 告卪 を 伝捱 えたのであって、 主勢 は、 彼 らの 信勼 仰纝 に 報匔 い、 彼 らの 服傕 従<br />

に 栄 誉縃 を 与拜 えられるのであった。 彼 らには、 復挴 活卹 の 主勢 の 輝脮 かしい 福厹 音 を 全 世匒 界化 に 伝捱 える 働掴<br />

232


きが 託 されるのであった。 彼 らにはあまりに 苛趑 酷昰 と 思卩 われるような 経 験挧 が 許 されたのは、<br />

この 働掴 きに 彼 らを 備厵 えさせるためであった。<br />

復挴 活卹 後 、イエスは、エマオ 途 上 の 弟胱 子 たちに 現勶 れ、「モーセやすべての 預 言匟 者 からは<br />

じめて、 聖脩 書危 全 体 にわたり、ご 自 身拴 についてしるしてある 事 どもを、 説拿 きあかされた」<br />

[ルカ 24:。 弟胱 子 たちの 心升 は 感厤 動 した。 信勼 仰纝 が 燃 えた。イエスがご 自 分 を 彼 らに 現勶 される<br />

前 から、 彼 らは、「 新 たに 生 れさせ」られ、「 生 ける 望捬 みをいだかせ」られた。 彼 らの 理<br />

解卆 を 明 らかにし、「 確卾 実 な 預 言匟 の 言匟 葉挺 」の 上 に 信勼 仰纝 を 確卾 立 させることが、イエスの 目 的 で<br />

あった。 彼 は、 真卢 理 が、 単 にそれが 彼 ご 自 身拴 のあかしによって 裏傈 付厏 けられたからだけでな<br />

く、 型捗 としての 律傢 法 の 象拺 徴僦 と 影挼 、そして 旧 約 の 預 言匟 によって 提卖 示単 されたところの、 疑卧 う 余<br />

地 のない 証卨 拠 のゆえに、 彼 らの 心升 にしっかりと 根捏 をおろすよう 望捬 まれた。キリストの 弟胱 子<br />

たちは、 自 分 たちのためばかりでなく、キリストに 関 する 知半 識掟 を 世匒 界化 に 伝捱 えるためにも、<br />

正匁 しい 理 解卆 に 基匼 づいた 信勼 仰纝 を 持匛 たねばならなかった。イエスは、この 知半 識掟 を 分 け 与拜 える 第匌<br />

一 歩 として、「モーセやすべての 預 言匟 者 」を 弟胱 子 たちに 示単 された。 旧 約 聖脩 書危 の 価卒 値捛 と 重匤 要勥<br />

性勯 について、 復挴 活卹 の 救 い 主勢 がお 与拜 えになったのは、このような 証卨 言匟 であった。<br />

弟胱 子 たちが、 彼 らの 主勢 の 愛 に 満掫 ちたお 顔 をもう 1 度 見 た 時 に、 彼 らの 心升 には、どんな<br />

変厭 化 が 起招 こったことであろう[ルカ 24:32 参厴 照儠 ]。 彼 らは、これまでにない 完 全 な 意勪 味控 に<br />

おいて、「モーセが 律傢 法 の 中 にしるしており、 預 言匟 者 たちがしるしていた 人 」を 見 つけた<br />

のである。 不勘 安勣 、 苦 悩肘 、 絶傉 望捬 が、 完 全 な 確卾 信勼 と 曇 りのない 信勼 仰纝 にかわった。 主勢 の 昇 天拦 後 、<br />

彼 らは「 絶傉 えず 宮厳 にいて、 神卡 をほめたたえていた」とは、なんと 驚脚 くべきことであろう。<br />

救 い 主勢 の 不勘 面卥 目 な 死拎 しか 知半 らなかった 人 々は、 弟胱 子 たちの 顔 に 悲胳 しみと 困傮 惑 と 敗反 北勾 の 色 を<br />

見 ると 思卩 った。しかし、そこには 喜 びと 勝 利匏 があふれていた。この 弟胱 子 たちは、その 前 途<br />

に 横叅 たわる 働掴 きをなすために、なんという 準厜 備厵 を 受匃 けたことであろうか。 彼 らは、 経 験挧 し<br />

得千 る 最勞 も 深捫 刻傋 な 試去 練 を 越掳 えて、 人 間 的 見 地 からは 全 く 敗反 北勾 と 思卩 われた 時 に、 神卡 のみ 言匟 葉挺 が<br />

勝 利匏 のうちに 成勱 し 遂脎 げられたのを 見 たのである。<br />

とすれば、いったい 何挬 が 彼 らの 信勼 仰纝 をくじき、 彼 らの 熱 烈绡 な 愛 を 冷偭 やすことができた<br />

であろうか。 最勞 も 激 しい 悲胳 しみのなかで、 彼 らは「 力 強勮 い 励繭 まし」を 受匃 け、「たましいを<br />

安勣 全 にし 不勘 動 にする 錨 」である 望捬 みを 持匛 つことができた[ヘブル 6:18、。 彼 らは、 神卡 の<br />

知半 恵 と 力 とを 目 撃掐 した。そして 彼 らは、「 死拎 も 生 も、 天拦 使却 も 支匣 配括 者 も、 現勶 在厪 のものも 将 来勵<br />

のものも、 力 あるものも、 高 いものも 深捫 いものも、その 他 どんな 被挀 造挝 物匵 も、わたしたちの<br />

主勢 キリスト・イエスにおける 神卡 の 愛 から、わたしたちを 引匂 き 離掤 すこと」ができないことを<br />

確卾 信勼 した。 彼 らは、「これらすべての 事 において 勝 ち 得千 て 余 りがある」と 言匟 った[ローマ<br />

8:38、39、。「 主勢 の 言匟 葉挺 は、とこしえに 残拑 る」[Ⅰペテロ 1:。「だれが、わたしたち<br />

を 罪 に 定 めるのか。キリスト・イエスは、 死拎 んで、 否 、よみがえって、 神卡 の 右 に 座 し、ま<br />

た、わたしたちのためにとりなして 下 さるのである」[ローマ 8:。<br />

233


「わが 民 は 永 遠 にはずかしめられることがない」と 主勢 は 言匟 われる[ヨエル 2:。「 夜 は<br />

よもすがら 泣縦 きかなしんでも、 朝厁 と 共厗 に 喜 びが 来勵 る」[ 詩纛 篇 30:。これらの 弟胱 子 たちは、<br />

復挴 活卹 の 朝厁 、 救 い 主勢 に 会 い、み 言匟 葉挺 を 聞挈 いて 心升 が 内 に 燃 えた 時 、また、 自 分 たちのために 傷偟<br />

つけられた 頭挓 と 手 と 足拒 を 見 た 時 、また、イエスが 昇 天拦 に 先匪 立 って、 彼 らをベタニヤまで 連<br />

れ 出 され、 手 を 天拦 にあげて 彼 らを 祝腛 福厹 し、「 全 世匒 界化 に 出 て 行 って…… 福厹 音 を 宣傪 べ 伝捱 えよ」<br />

と 命挻 じられ、「 見 よ、わたしは……いつもあなたがたと 共厗 にいるのである」と 付厏 け 加匎 えら<br />

れた 時 [マルコ 16:15、マタイ 28:、そして、ペンテコステの 日 に、 約 束僓 された 助捉 け 主勢<br />

がくだって 上 からの 力 が 授 けられ、 信勼 ずる 者 たちの 魂 が、 昇 天拦 された 主勢 のこ 臨 在厪 を 感厤 じて<br />

震傹 えた 時 ——その 時 彼 らは、たとえ 彼 らの 道匠 が、 主勢 の 道匠 のように 犠腻 牲繉 殉程 教卝 の 道匠 であっても、<br />

彼 らが 最勞 初匘 に 弟胱 子 になったころ 望捬 んでいたような 地 上 の 王掣 国 の 栄 光捄 よりは、 主勢 の 恵 みの 福厹<br />

音 の 伝捱 道匠 に 携掠 わって、 主勢 の 再卭 臨 の 時 に「 義拣 の 冠縍 」を 受匃 けることの 方 を、 選 ばなかったであ<br />

ろうか。「わたしたちが 求卍 めまた 思卩 うところのいっさいを、はるかに 越掳 えてかなえて 下 さ<br />

ることができるかた」が、その 苦 難挚 にあずからせてくださるとともに、 彼 の 喜 び、すなわ<br />

ち、「 多匭 くの 子 らを 栄 光捄 に 導拗 く」 喜 び、 言匟 葉挺 に 表勖 せない 喜 び、「 永 遠 の 重匤 い 栄 光捄 」にあず<br />

からせてくださる。それ「に 比发 べると」、「このしばらくの 軽 い 患 難挚 は」「 言匟 うに 足拒 りな<br />

い」と、パウロは 言匟 うのである。<br />

キリストの 初匘 臨 の 時 に、「 天拦 国 の 福厹 音 」を 宣傪 べ 伝捱 えた 弟胱 子 たちの 経 験挧 は、 彼 の 再卭 臨 の<br />

使却 命挻 を 宣傪 言匟 した 人 々の 経 験挧 とよく 似胤 ていた。 弟胱 子 たちが 出 て 行 って、「 時 は 満掫 ちた、 神卡 の<br />

国 は 近卐 づいた」と 宣傪 べ 伝捱 えたように、ミラーと 彼 の 仲傫 間 は、 聖脩 書危 に 示単 されている 最勞 長 にし<br />

て 最勞 後 の 預 言匟 的 期勡 間 がまさに 終厖 了傒 しようとしていること、そして、 審拥 判匯 の 日 が 近卐 づき、 永<br />

遠 の 王掣 国 が 始卿 まろうとしていることを 宣傪 言匟 した。 時 に 関 する 弟胱 子 たちの 宣傪 教卝 は、ダニエル<br />

9 章肐 の 70 週 に 基匼 づいていた。ミラーと 彼 の 仲傫 間 が 伝捱 えた 使却 命挻 は、70 週 を 含捋 んだダニエル<br />

8:14 の 2300 日 の 終厖 結医 を 告卪 げるものであった。おのおのが 伝捱 えたことは、 同 じ 大 預 言匟 期勡<br />

間 の 異 なった 部 分 の 成勱 就 に 基匼 づくものであった。<br />

ウィリアム・ミラーと 彼 の 仲傫 間 は、 初匘 期勡 の 弟胱 子 たちと 同 様捞 に、 自 分 たちが 伝捱 えている<br />

メッセージの 意勪 味控 を、 十厝 分 に 理 解卆 してはいなかった。 長 い 間 、 教卝 会 内 で 確卾 立 されてきた 誤儶<br />

りのために、 彼 らは 預 言匟 の 重匤 大 な 部 分 を 正匁 しく 解卆 釈脂 することができなかった。したがって、<br />

彼 らは、 世匒 界化 に 伝捱 えるために 神卡 からゆだねられた 使却 命挻 を 宣傪 言匟 したけれども、その 意勪 味控 を 取勚<br />

り 違挆 えて、 失拽 望捬 を 味控 わうに 至儖 った。<br />

ミラーは、ダニエル 8:14 の「2300 の 夕儩 と 朝厁 の 間 である。そして 聖脩 所勰 は 清捲 められて<br />

その 正匁 しい 状叔 態拟 に 復挴 する」という 言匟 葉挺 を 解卆 釈脂 する 際匶 、すでに 述掃 べたように、 地 上 が 聖脩 所勰 で<br />

あるという 一 般 の 見 解卆 を 採 用 し、 聖脩 所勰 の 清捲 めとは、 主勢 の 再卭 臨 の 時 に 地 上 が 火 で 清捲 められる<br />

ことであると 信勼 じた。したがって、2300 日 の 終厖 結医 が 明 確卾 に 預 言匟 されているのを 見 いだし<br />

234


た 時 、これは 再卭 臨 の 時 を 示単 しているものであると 結医 論厱 を 下 した。 彼 の 誤儶 りは、 聖脩 所勰 とは 何挬<br />

かということに 関 する 一 般 の 見 解卆 を 受匃 け 入 れたためであった。<br />

キリストの 犠腻 牲繉 と 祭脫 司 職厯 の 影挼 であった、 型捗 としての 制勧 度 において、 聖脩 所勰 の 清捲 めは、 年<br />

ごとの 奉旊 仕捸 において 大 祭脫 司 が 行 う 最勞 後 の 務勲 めであった。それは、 贖 罪 の 最勞 後 の 働掴 き、すな<br />

わち、イスラエルから 罪 を 取勚 り 除揄 くことであった。それは、 天拦 の 記卌 録捎 に 記卌 されている 神卡 の<br />

民 の 罪 を 除揄 く、あるいは 消拔 し 去掇 るという、 天拦 の 大 祭脫 司 の 奉旊 仕捸 における 最勞 後 の 働掴 きを 予匨 表勖 し<br />

ていた。この 務勲 めには、 調 査匀 の 働掴 き、 審拥 判匯 の 働掴 きが 含捋 まれていた。そして、それは、キリ<br />

ストが 力 と 大 きな 栄 光捄 のうちに 天拦 の 雲胖 に 乗拳 って 来勵 られる 直卟 前 に 起招 こる。なぜならば、 彼 が<br />

来勵 られる 時 には、すべての 人 の 運卞 命挻 は 決 定 しているからである。イエスは、「 報匔 いを 携掠 え<br />

てきて、それぞれのしわざに 応厸 じて 報匔 いよう」と 言匟 われる[ 黙縹 示単 録捎 22:。 黙縹 示単 録捎 14:7<br />

の「 神卡 をおそれ、 神卡 に 栄 光捄 を 帰 せよ。 神卡 のさばきの 時 がきたからである」という 第匌 一 天拦 使却<br />

の 使却 命挻 の 宣傪 言匟 は、 再卭 臨 直卟 前 のこの 審拥 判匯 の 働掴 きを 言匟 ったものである。<br />

この 警厺 告卪 を 宣傪 言匟 した 人 々は、 正匁 しい 時 に 正匁 しい 使却 命挻 を 伝捱 えたのである。しかし、 初匘 期勡<br />

の 弟胱 子 たちが、ダニエル 9 章肐 の 預 言匟 に 基匼 づいて「 時 は 満掫 ちた、 神卡 の 国 は 近卐 づいた」と 宣傪 言匟<br />

したが、その 同 じ 聖脩 句繯 の 中 にメシヤの 死拎 が 預 言匟 されているのを 理 解卆 することができなかっ<br />

たように、ミラーと 彼 の 仲傫 間 も、ダニエル 8:14 と 黙縹 示単 録捎 15:7 に 基匼 づいた 使却 命挻 を 伝捱 え<br />

ながら、 主勢 の 再卭 臨 前 に 伝捱 えなければならない 他 の 使却 命挻 が、まだ 黙縹 示単 録捎 14 章肐 に 示単 されてい<br />

るのを 悟縖 ることができなかった。 弟胱 子 たちが、70 週 の 終厖 わりに 建厼 設勳 される 王掣 国 について<br />

誤儶 ったように、 再卭 臨 信勼 徒傣 たちは、2300 日 の 終厖 結医 に 起招 こるできごとについて 誤儶 っていたの<br />

である。 両厥 方 とも、 一 般 の 誤儶 りを 信勼 じ、あるいはそれに 固 執儨 したことが、 真卢 理 に 対 して 心升<br />

を 盲 目 にした。 両厥 者 とも、 神卡 が 伝捱 えることを 望捬 まれた 使却 命挻 を 布偵 告卪 して 神卡 のみ 心升 を 行 ったが、<br />

その 使却 命挻 を 誤儶 って 解卆 釈脂 して、 失拽 望捬 を 味控 わった。<br />

しかし、 神卡 は、 審拥 判匯 の 警厺 告卪 をそのまま 伝捱 えることをお 許 しになって、ご 自 分 の 恵 み 深捫<br />

い 御 目 的 を 果卵 たされた。 大 いなる 日 が 近卐 づいていた。そして 神卡 は 摂昊 理 のうちに、 人 々に 彼<br />

らの 心升 の 状叔 態拟 を 示単 すために、 特厣 定 の 時 に 関 する 試去 験挧 をお 与拜 えになった。 使却 命挻 は、 教卝 会 を 試去<br />

し、 清捲 めるためのものであった。 彼 らは、 彼 らの 愛 着挄 がこの 世匒 にあるのか、それともキリ<br />

ストと 天拦 にあるのかを、 悟縖 らせられるのであった。 彼 らは 救 い 主勢 を 愛 すると 言匟 っていた。<br />

その 愛 を、 今 、 証卨 明 しなければならなかった。 彼 らは、 快儜 く 世匒 俗晐 の 希傩 望捬 と 野 心升 を 捨腇 てて、<br />

主勢 の 再卭 臨 を 歓脒 迎 したであろうか。この 使却 命挻 は、 彼 らの 真卢 の 霊绳 的 状叔 態拟 を 彼 らに 認卉 めさせるた<br />

めであった。それは、 彼 らが 悔繛 い 改匳 めて 謙旎 そんに 主勢 を 求卍 めるようになるために、 恵 みのう<br />

ちに 与拜 えられたのであった。<br />

失拽 望捬 は、 彼 らが 伝捱 えた 使却 命挻 を 彼 ら 自 身拴 誤儶 って 解卆 釈脂 したことの 結医 果卵 であったが、しかし<br />

それもまた、 良拖 いように 変厭 えられた。それは、 警厺 告卪 を 信勼 じると 言匟 った 人 々の 心升 を 試去 すもの<br />

となった。 失拽 望捬 に 陥肿 った 時 に、 彼 らは、 無叄 分 別厌 に 自 分 たちの 経 験挧 を 放择 棄 し、 神卡 の 言匟 葉挺 に 対<br />

235


する 確卾 信勼 を 捨腇 てるであろうか。それとも 祈绗 りと 謙旎 そんな 心升 をもって、 預 言匟 のどういう 点勷 が<br />

理 解卆 できていなかったかを 知半 ろうと 努 めるであろうか。どれくらい 多匭 くの 者 が、 恐傁 怖繍 や 衝胓<br />

動 や 興掰 奮绝 にかられて 行 動 していたことであろうか。どれくらい 多匭 くの 者 が、どっちつかず<br />

で 半博 信勼 半博 疑卧 であったことだろうか。 主勢 の 出 現勶 を 喜 ぶといった 者 は、 非 常拤 に 多匭 かった。 世匒 の<br />

嘲 笑傷 と 非 難挚 を 受匃 け、 遅 延 と 失拽 望捬 の 試去 練 にあう 時 に、 彼 らは、 信勼 仰纝 を 捨腇 てるであろうか。 彼<br />

らは、 神卡 が 彼 らを 扱僻 われる 方 法 が、すぐに 理 解卆 できないからといって、 神卡 の 言匟 葉挺 の 明 白换 な<br />

証卨 言匟 に 支匣 持匛 された 真卢 理 を 捨腇 ててしまうであろうか。<br />

この 試去 練 は、 真卢 の 信勼 仰纝 をもって、み 言匟 葉挺 と 神卡 の 霊绳 の 教卝 えであると 信勼 じている 事 柄兄 に 従<br />

っていた 人 々の、その 強勮 さを 明 らかにするのであった。 聖脩 書危 を 聖脩 書危 自 身拴 の 注挅 解卆 者 とせずに、<br />

人 間 の 説拿 や 解卆 釈脂 を 信勼 じることの 危捦 険叁 が、この 経 験挧 によって、 初匘 めて 教卝 えられるのであった。<br />

信勼 仰纝 の 子 供挿 たちにとって、 彼 らの 誤儶 りからくる 困傮 惑 と 悲胳 嘆昍 は、 必厧 要勥 な 矯禑 正匁 を 行 うのであっ<br />

た。 彼 らは、 預 言匟 の 言匟 葉挺 の、いっそう 厳 密偾 な 研挣 究捨 へと 導拗 かれ るのであった。 彼 らは、 自<br />

分 たちの 信勼 仰纝 の 基匼 礎脔 をもっと 注挅 意勪 深捫 く 調 べ、 一 般 に 広南 くキリスト 教卝 界化 において 受匃 け 入 れら<br />

れたものであっても、 真卢 理 の 聖脩 書危 に 基匼 礎脔 をおかないものは、みな 拒兘 否 するように 教卝 えられ<br />

るのであった。<br />

こうした 信勼 者 たちに、 最勞 初匘 の 弟胱 子 たちの 場 合 と 同 様捞 に、 試去 練 の 時 には 理 解卆 できなかっ<br />

たことが、 後 に 明 らかにされるのであった。 彼 らが、「 主勢 が 彼 になさったことの 結医 末拢 」を<br />

見 る 時 、 彼 らは、 誤儶 りの 結医 果卵 試去 練 を 受匃 けたとはいえ、 神卡 の 彼 らに 対 する 愛 の 御 目 的 は 着挄 実<br />

に 成勱 就 していたことを 知半 るのであった。 彼 らは、 神卡 が「いかに 慈暆 愛 とあわれみとに 富挛 」ん<br />

でおられるかということ、そして「 主勢 のすべての 道匠 はその 契 約 とあかしとを 守捿 る 者 にはい<br />

つくしみであり、まことである」ということを、 尊胛 い 体 験挧 によって 学 ぶのであった。<br />

236


第匌 20 章 世匒 界化 目 覚 め<br />

キリストの 再卭 臨 が 間 近卐 いという 宣傪 言匟 のもとに、 宗儲 教卝 的 大 覚 醒禊 運卞 動 が 起招 こることが、 黙縹<br />

示単 録捎 14 章肐 の 第匌 一 天拦 使却 の 使却 命挻 の 預 言匟 の 中 に 予匨 告卪 されている。「もうひとりの 御 使却 が 中 空参 を<br />

飛 ぶのを 見 た。 彼 は 地 に 住卫 む 者 、すなわち、あらゆる 国 民 、 部 族 、 国 語指 、 民 族 に 宣傪 べ 伝捱 え<br />

るために、 永 遠 の 福厹 音 をたずさえてきて、 大 声拨 で 言匟 った、『 神卡 をおそれ、 神卡 に 栄 光捄 を 帰 せ<br />

よ。 神卡 のさばきの 時 がきたからである。 天拦 と 地 と 海匈 と 水匍 の 源 とを 造挝 られたかたを、 伏胹 し 拝旟<br />

め』」[ 同 14:6、。この 警厺 告卪 が、 天拦 使却 によって 宣傪 布偵 されるといわれていることは、 意勪 義拣<br />

深捫 い。 神卡 、 天拦 使却 の 純儻 潔昔 と 栄 光捄 と 力 とによって、この 使却 命挻 の 果卵 たす 働掴 きの 高 尚縎 な 性勯 質拾 と、そ<br />

れに 付厏 随纘 した 力 と 栄 光捄 とを 象拺 徴僦 することをよしとされた。 天拦 使却 が、「 中 空参 を 飛 び、」「 地<br />

に 住卫 む 者 、すなわち、あらゆる 国 民 、 部 族 、 国 語指 、 民 族 に」 宣傪 布偵 するために、「 大 声拨 」で<br />

言匟 ったということは、この 運卞 動 が 急双 速捠 で 世匒 界化 的 範儤 囲 のものであることを 証卨 明 している。<br />

この 運卞 動 がいつ 起招 こるものであるかについては、メッセージ 自 体 が 明 らかにしている。<br />

それは、「 永 遠 の 福厹 音 」の 一 部 であると 宣傪 言匟 されている。そして、 審拥 判匯 の 開 始卿 を 告卪 知半 して<br />

いる。 救 いのメッセージは、 各厰 時 代 において 宣傪 べ 伝捱 えられてきた。しかし、このメッセー<br />

ジは、 終厖 末拢 時 代 においてのみ 宣傪 布偵 される 福厹 音 の 一 部 分 である。というのは、その 時 におい<br />

て 初匘 めて、さばきの 時 が 来勵 たということができるからである。 預 言匟 は、 審拥 判匯 が 始卿 まるまで<br />

に 相 次卙 いで 起招 こる 種捶 々の 事 件卅 を 示単 している。 特厣 にダニエル 書危 がそうである、しかし、ダニ<br />

エルは、 最勞 後 の 時 代 に 関 する 預 言匟 を、「 終厖 りの 時 まで」 秘兕 し、 封脐 じておくように 命挻 じられ<br />

た。この 時 が 来勵 るまで、これらの 預 言匟 の 成勱 就 に 基匼 づいて 審拥 判匯 に 関 するメッセージを 宣傪 布偵 す<br />

ることはできなかった。しかし、 終厖 わりの 時 に、「 多匭 くの 者 は、あちこちと 探僙 り 調 べ、そ<br />

して 知半 識掟 が 増匲 すでしょう」と 預 言匟 者 は 言匟 っている[ダニエル 12:。<br />

使却 徒傣 パウロは、 彼 の 時 代 にキリストが 来勵 られると 期勡 待挊 しないようにと、 教卝 会 に 警厺 告卪 し<br />

た。「まず 背 教卝 のことが 起招 り、 不勘 法 の 者 ……が 現勶 れるにちがいない」と 彼 は 言匟 っている<br />

[Ⅱテサロニケ 2:。 大 背 教卝 が 起招 こり、「 不勘 法 の 者 」の 長 い 支匣 配括 期勡 間 の 終厖 わったあとで、<br />

初匘 めてわれわれは、 主勢 の 再卭 臨 を 期勡 待挊 することができる。「 不勘 法 の 秘兕 密偾 の 力 」「 滅脛 びの 子 」<br />

とも 言匟 われている「 不勘 法 の 者 」とは、1260 年 の 間 、 至儖 上 権勻 をふるうと 預 言匟 された 法 王掣 権勻<br />

のことである。この 期勡 間 は、1798 年 に 終厖 結医 した。キリストの 再卭 臨 は、この 時 より 前 には<br />

起招 こり 得千 ないのであった。パウロは、1798 年 までに 及 ぶキリスト 教卝 時 代 全 体 を、 彼 の 警厺<br />

告卪 の 中 に 含捋 ませている。キリスト 再卭 臨 のメッセージが 宣傪 布偵 されるのは、その 時 以匆 後 になる<br />

のである。<br />

過厢 去掇 において、このようなメッセージは 伝捱 えられたことがない。すでに 触僾 れたように、<br />

パウロもそのことを 宣傪 布偵 しなかった。 彼 は 主勢 の 来勵 臨 を、その 当勠 時 よりはるかに 先匪 のことと<br />

237


して 同 信勼 の 人 々に 示単 した。マルチン・ルターは、 審拥 判匯 を、 彼 の 時 代 から 約 300 年 後 の こ<br />

とであるとした。しかし、1798 年 以匆 来勵 、ダニエル 書危 は 封脐 を 開 かれ、 預 言匟 の 知半 識掟 は 増匲 加匎 し、<br />

審拥 判匯 の 切卲 迫 という 厳 粛施 なメッセージを 多匭 くの 者 が 宣傪 言匟 したのである。<br />

16 世匒 紀 の 大 宗儲 教卝 改匳 革挙 と 同 様捞 に、 再卭 臨 運卞 動 は、キリスト 教卝 世匒 界化 の 各厰 国 で 同 時 に 起招 きた。<br />

ヨーロッパとアメリカの 両厥 方 で、 信勼 仰纝 と 祈绗 りの 人 々が、 預 言匟 を 学 び、 聖脩 書危 を 研挣 究捨 して、 万勦<br />

物匵 の 終厖 末拢 が 近卐 いという 確卾 かな 証卨 拠 を 認卉 めた。 各厰 地 において、 孤縩 立 したキリスト 者 の 諸 団卄 体<br />

が、 聖脩 書危 の 研挣 究捨 だけによって、 救 い 主勢 の 再卭 臨 が 近卐 いと 信勼 じるに 至儖 った。 ミラーが、 審拥 判匯<br />

の 時 を 示単 す 預 言匟 の 解卆 釈脂 に 到肑 達挾 してから 3 年 後 の 1821 年 に、「 世匒 界化 的 伝捱 道匠 者 」ジョセフ・<br />

ウォルフが、 主勢 の 再卭 臨 の 切卲 迫 を 宣傪 べ 伝捱 え 始卿 めた。ウォルフは、ドイツ 生 まれのユダヤ 人 で、<br />

彼 の 父 はラビであった。 彼 は、 幼膇 少厮 の 時 に、キリスト 教卝 の 真卢 理 を 信勼 じた。<br />

彼 は、 活卹 発 で 探僙 求卍 心升 の 強勮 い 精 神卡 の 持匛 ち 主勢 で、 毎傭 日 彼 の 父 の 家匝 に 敬肭 虔 なユダヤ 人 たちが<br />

集厦 まって、ユダヤ 民 族 の 希傩 望捬 と 期勡 待挊 を 語指 りあい、 来勵 たるべきメシヤの 栄 光捄 とイスラエルの<br />

回 復挴 について 話匋 すのを、 熱 心升 に 聞挈 いた。ある 日 、ナザレのイエスのことを 聞挈 いたので、 少厮<br />

年 は、それがだれであるかをたずねた。「それは、 最勞 も 大 きな 才纞 能印 をもったユダヤ 人 だ。<br />

しかし、 自 分 がメシヤだと 言匟 ったために、ユダヤの 法 廷腾 は 彼 に 死拎 を 宣傪 告卪 した」というのが<br />

答掬 えであった。「どうしてエルサレムは 滅脛 亡 し、ぼくたちは、とらわれの 身拴 になっている<br />

の?」と、さらにたずねた。 父 は 悲胳 しげに、「それはね、ユダヤ 人 が 預 言匟 者 たちを 殺掮 した<br />

からだよ」と 答掬 えた。 少厮 年 は、すぐに 考卛 えることがあった。「イエスも 預 言匟 者 だったのだ。<br />

そして、ユダヤ 人 は、 罪 がないのにその 人 を 殺掮 したのだ。」 1 彼 はこのことを、 非 常拤 に 強勮<br />

く 感厤 じたので、キリスト 教卝 会 に 入 ることは 禁 じられていたけれども、しばしば 教卝 会 の 外勭 に<br />

立 ち 止厙 まって、 説拿 教卝 を 聞挈 いた。<br />

彼 は、わずか 7 歳按 の 時 のことであるが、 近卐 所勰 のキリスト 者 の 老偽 人 に、やがてメシヤが<br />

出 現勶 する 時 のイスラエルの 勝 利匏 について 誇縷 らしげに 語指 っていた。しかしその 時 、この 老偽 人<br />

は、 親捧 切卲 に 次卙 のように 言匟 った「 坊縧 や、ほんとうのメシヤはだれであるか、 教卝 えてあげよう。<br />

それは、ナザレのイエスだ。……その 方 を、きみたちの 先匪 祖脽 たちが、 預 言匟 者 たちと 同 じよ<br />

うに 十厝 字捐 架繳 に 架繳 けたのだ。 家匝 に 帰 って、イザヤ 書危 の 53 章肐 を 読傊 んでごらん。そうすれば、<br />

イエス・キリストが 神卡 の 子 だということがよくわかるだろう。」 2 彼 はすぐに 納 得千 がいっ<br />

た。 家匝 に 帰 って、 聖脩 書危 を 読傊 み、それがナザレのイエスにおいて 完 全 に 成勱 就 しているのを 見<br />

て 驚脚 いた。あのキリスト 者 の 言匟 葉挺 は、ほんとうだったのだろうか。 少厮 年 は、 父 親捧 に 預 言匟 の<br />

説拿 明 を 求卍 めたけれども、 父 親捧 は 厳 しい 顔 をして 何挬 も 言匟 わなかったので、2 度 とこの 問勬 題匑 に<br />

ついてたずねなかった。しかし、このことは、キリスト 教卝 についてもっと 知半 りたいという<br />

彼 の 願傿 いを 増匲 すだけであった。 彼 が 知半 ろうとしたことは、このユダヤの 家匝 庭僃 では、 故採 意勪<br />

に 彼 に 知半 らせないようにされていた。ところが 彼 は、まだ 11 歳按 の 時 に、 父 の 家匝 を 離掤 れて<br />

世匒 の 中 に 出 て 行 き、 教卝 育挞 を 受匃 け、また 自 分 の 宗儲 教卝 と 一 生 の 仕捸 事 とを 選 ぶことになった。<br />

238


彼 は 一 時 親捧 類 の 家匝 に 泊脪 まっていたが、 間 もなく、 背 教卝 者 であるというのでそこを 追挵 わ<br />

れて、 寂 しく、 無叄 一 文卽 で、 見 ず 知半 らずの 人 々の 間 で 生 活卹 しなければならなかった。 彼 は 熱<br />

心升 に 研挣 究捨 を 続勸 け、ヘブル 語指 を 教卝 えて 生 活卹 を 支匣 え、 転厷 々と 流及 れ 歩 いた。 彼 は、カトリックの<br />

教卝 師 の 影挼 響捳 を 受匃 けて、カトリックの 教卝 えを 信勼 じ、 自 国 民 に 伝捱 道匠 する 宣傪 教卝 師 になろうと 考卛 え<br />

た。 数包 年 後 に 彼 は、この 目 的 のもとに、さらに 研挣 究捨 を 続勸 けるために、ローマのプロパガン<br />

ダ 大 学 へ 行 った。ここにおいて 彼 は、その 独捌 立 的 思卩 想挹 と 率厾 直卟 な 発 言匟 のために、 異 端健 者 とい<br />

う 非 難挚 を 受匃 けた。 彼 は 公勗 然掍 と 教卝 会 の 悪捰 弊晅 を 攻 撃掐 し、 改匳 革挙 の 必厧 要勥 を 説拿 いた。 彼 は、 初匘 めのう<br />

ちはカトリック 教卝 会 の 高 位匱 者 たちから 特厣 別厌 に 扱僻 われていたが、しばらくしてローマから 退挖<br />

去掇 させられた。 彼 は、 教卝 会 の 監叆 視拹 のもとに、 各厰 地 を 渡据 り 歩 いたが、とうとう、 彼 はローマ<br />

教卝 の 拘縅 束僓 に 服傕 従 することができないと いうことが 明 らかになった。 彼 は、 矯禑 正匁 すること<br />

ができない 者 であるという 宣傪 告卪 を 受匃 けて、どこへでも 自 由厩 に 行 ってよいことになった。そ<br />

こで 彼 は、 英捼 国 へ 行 き、プロテスタントの 信勼 仰纝 を 表勖 明 して、 英捼 国 国 教卝 会 に 加匎 わった。 彼 は<br />

2 か 年 の 研挣 究捨 の 後 、1821 年 に 伝捱 道匠 を 開 始卿 した。<br />

ウォルフは、「 悲胳 しみの 人 で、 病挶 を 知半 っていた」 人 としてのキリストの 初匘 臨 の 大 真卢 理<br />

を 受匃 け 入 れるとともに、 預 言匟 が 同 様捞 の 明 快儜 さをもって、 力 と 栄 光捄 を 伴僀 うキリストの 再卭 臨 を<br />

示単 していることをも 悟縖 った。 彼 は 人 々を、 約 束僓 されたお 方 としてのナザレのイエスに 導拗 き、<br />

人 々の 罪 の 犠腻 牲繉 として 身拴 を 低拯 くして 来勵 られた 初匘 臨 へと 向匇 けるとともに、 王掣 また 救 い 主勢 とし<br />

て 来勵 られる 再卭 臨 のことをも 人 々に 教卝 えた。<br />

彼 は 次卙 のように 言匟 った。「 真卢 のメシヤ、ナザレのイエス、すなわち、 手 と 足拒 を 裂脧 かれ、<br />

ほふり 場 にひかれて 行 く 小 羊旴 のように 引匂 いて 行 かれ、 悲胳 しみの 人 で 病挶 を 知半 っておられ、つ<br />

えがユダを 離掤 れ、 立 法 者 のつえが 足拒 の 間 を 離掤 れたあとで 初匘 臨 なさったお 方 は、 天拦 使却 のかし<br />

らのラッパとともに、 天拦 の 雲胖 に 乗拳 って 再卭 臨 なさる。」 3 「そして、オリブ 山 上 に 立 たれる。<br />

そして、ひとたびアダムに 与拜 えられて、 彼 が 失拽 った 世匒 界化 の 統拇 治匮 権勻 [ 創傦 世匒 記卌 1:26、3:17<br />

参厴 照儠 ]が、イエスに 与拜 えられる。 彼 は 全 地 の 王掣 となる。 被挀 造挝 物匵 のうめきと 悲胳 しみはやみ、<br />

賛僮 美捜 と 感厤 謝儑 の 声拨 が 聞挈 こえる。……イエスが 父 の 栄 光捄 をもって、 天拦 使却 たちと 来勵 られる<br />

時 、…… 死拎 せる 信勼 徒傣 たちがまずよみがえる[Ⅰテサロニケ 4:16、Ⅰコリント 15:23 参厴<br />

照儠 ]。これは、われわれキリスト 者 が 第匌 一 の 復挴 活卹 と 呼 ぶものである。それから 動 物匵 界化 は、<br />

その 性勯 質拾 を 変厭 える[イザヤ 11:6~9 参厴 照儠 ]。そして、イエスに 従 う[ 詩纛 篇 8 篇 参厴 照儠 ]。ここ<br />

に 全 世匒 界化 の 平匊 和匄 が 訪掶 れる。」 4 「 主勢 はもう 1 度 地 をごらんになって、『それは、はなはだ<br />

良拖 い』と 言匟 われる。」 5<br />

ウォルフは、 主勢 の 来勵 られるのが 間 近卐 いと 信勼 じ、 彼 の 預 言匟 期勡 間 の 解卆 釈脂 によれば、この 大<br />

いなる 成勱 就 の 日 は、ミラーが 指匦 示単 した 時 期勡 の、まさにその 数包 年 以匆 内 におかれていた。「そ<br />

の 日 、その 時 は、だれも 知半 らない」という 聖脩 句繯 を 引匂 用 して、 人 間 は 再卭 臨 の 切卲 迫 について 何挬<br />

も 知半 るべきではないと 主勢 張挗 する 人 々に 対 し、ウォルフは 答掬 えた。「 主勢 は、その 日 、その 時<br />

239


は、 決 してわからないと 言匟 われたであろうか。いちじくの 葉挺 が 出 ると 夏 が 近卐 いことがわか<br />

るように、 少厮 なくとも 彼 の 再卭 臨 の 接捴 近卐 をわれわれが 知半 ることができるように、 時 のしるし<br />

をお 与拜 えにならなかったであろうか[マタイ 24:32 参厴 照儠 ]。 彼 ご 自 身拴 が、 預 言匟 者 ダニエル<br />

の 書危 を 読傊 むだけでなく、それを 悟縖 れと 勧僊 告卪 されたのに、われわれは、その 期勡 間 について、<br />

決 して 知半 るべきではないのであろうか。そして、そのダニエル 書危 自 体 の 中 に、この 言匟 葉挺 は<br />

終厖 わりの 時 まで 封脐 じておくように 言匟 われており[ 彼 の 時 代 には 封脐 じられていたわけである]、<br />

また『 多匭 くの 者 は、あちこちと 探僙 り 調 べ[ 時 について 観掺 察掊 し 思卩 考卛 するというヘブルの 表勖 現勶 ]、<br />

そして 知半 識掟 [ 時 に 関 する]が 増匲 すでしょう』[ダニエル 12:と 言匟 われている。さらに、 主勢 は<br />

これによって、 時 の 接捴 近卐 がわからないというのではなくて、 正匁 確卾 な『その 日 その 時 が、あ<br />

なたがたにはわからないからである』と 言匟 われたのである。ノアが 箱脬 舟縒 を 用 意勪 したように、<br />

われわれに 主勢 の 再卭 臨 の 準厜 備厵 をさせるだけの 十厝 分 な 時 のしるしが 与拜 えられると、 主勢 は 言匟 われ<br />

るのである。」 6<br />

一 般 に 行 われていた 聖脩 書危 の 解卆 釈脂 法 、あるいは 誤儶 った 解卆 釈脂 法 について、ウォルフは 次卙 の<br />

ように 書危 いた。「キリスト 教卝 会 の 大 部 分 は、 聖脩 書危 の 明 白换 な 意勪 味控 からそれて、 人 類 の 将 来勵 の<br />

幸 福厹 は 空参 中 を 動 き 回 ることにあると 信勼 じる 仏肤 教卝 徒傣 の 空参 想挹 的 な 解卆 釈脂 のほうに 向匇 かい、ユダヤ<br />

人 とあるところは 異 邦傗 人 と 解卆 釈脂 し、エルサレムとあるのは 教卝 会 と 解卆 釈脂 している。また、 地<br />

といえば 空参 のことであり、 主勢 の 来勵 られることは 伝捱 道匠 団卄 体 の 発 展捯 、 主勢 の 家匝 の 山 にのぼるとい<br />

えば、メソジスト 信勼 者 の 大 会 合 であると 解卆 釈脂 している。」 7<br />

ウォルフは、1821 年 から 1845 年 の 24 年 間 に、 広南 く 各厰 地 を 旅傯 行 した。アフリカでは、<br />

エジプトとアビシニアを 訪掶 問勬 した。アジアでは、パレスチナ、シリア、ぺ ルシア、ブハ<br />

ラ、インドを 歴偡 訪掶 した。また、アメリカへも 行 き、その 途 中 で、セント・ヘレナ 島勹 で 説拿 教卝<br />

した。 彼 は、1837 年 8 月 にニューヨークに 到肑 着挄 し、 同 市 で 説拿 教卝 したあとで、フィラデル<br />

フィア、ボルチモアで 説拿 教卝 し、そして 最勞 後 にワシントンに 向匇 かった。 彼 は 言匟 っている。<br />

「ここで、 前 大 統拇 領振 ジョン・クィンシー・アダムスは、 国 会 において 動 議 の 提卖 出 をなし、<br />

国 会 は 満掫 場 一 致 で、 議 場 をわたしの 講僂 演 のために 提卖 供挿 することを 可參 決 した。そこでわたし<br />

は、 土拋 曜腵 日 に 講僂 演 を 行 い、 国 会 議 員 全 員 の 出 席 とともに、バージニアの 監叆 督挠 、ワシントン<br />

市 の 聖脩 職厯 者 や 市 民 などの 出 席 を 得千 るという 光捄 栄 に 浴脓 した。ニュージャージー 州拰 、ペンシル<br />

バニア 州拰 においても、 同 様捞 の 光捄 栄 が 議 会 から 与拜 えられ、その 前 で、わたしは、アジアにお<br />

けるわたしの 研挣 究捨 と、イエス・キリストの 個持 人 的 支匣 配括 についても 語指 った。」 8<br />

ウォルフ 博 士厨 は、ヨーロッパのいかなる 権勻 威胙 の 保 護厽 もなしに、 最勞 も 未 開 の 国 々を 旅傯 行<br />

し、 多匭 くの 苦 難挚 に 耐脾 え、 数包 知半 れぬ 危捦 険叁 に 取勚 りかこまれた。 彼 は、むち 打占 たれ、 飢 えに 苦 し<br />

み、 奴 隷趵 として 売匉 られ、3 度 も 死拎 刑傃 の 宣傪 告卪 を 受匃 けた。 盗僌 賊 に 襲脁 われたこともあり、 渇 きの<br />

ために 死拎 にそうになったこともあった。ある 時 には、 持匛 ち 物匵 を 全 部 奪傤 われて、 山 の 中 を 歩<br />

240


いて 何挬 百掸 マイルも 旅傯 し、 激 しい 吹胈 雪僴 が 顔 面卥 を 打占 ち、 素 足拒 は 凍胕 った 地 にふれて 感厤 覚 を 失拽 って<br />

しまったこともあった。<br />

野 蛮秀 で 敵育 意勪 を 抱 いた 部 族 の 中 に 武叇 装 なしで 行 くものではないという 警厺 告卪 に 対 して、 彼<br />

は、 自 分 には、「 祈绗 り、キリストに 対 する 熱 心升 、キリストの 助捉 けに 対 する 確卾 信勼 」という<br />

「 武叇 装 が 備厵 わっている」ど 言匟 明 した。「わたしは、 神卡 の 愛 と 隣胐 人 愛 を 心升 に 抱 いており、 手<br />

には 聖脩 書危 を 持匛 っている」とも 言匟 った。 9 彼 は、どこへ 行 くにも、 英捼 語指 とヘブル 語指 の 聖脩 書危 を<br />

持匛 って 行 った。 後 年 のある 旅傯 行 について、 彼 は 次卙 のように 言匟 っている。「わたしは、……<br />

聖脩 書危 を 開 いたまま 手 に 持匛 っていた。わたしは、 聖脩 書危 の 中 にわたしの 力 があり、その 力 がわ<br />

たしを 支匣 えてくれるのを 感厤 じた。」 10<br />

こうして 彼 は 働掴 き 続勸 け、 審拥 判匯 のメッセージは、 地 球原 上 人 間 の 住卫 んでいるところの 大 部<br />

分 に 伝捱 えられた。ユダヤ 人 、トルコ 人 、ゾロアスター 教卝 徒傣 、ヒンズー 教卝 徒傣 、その 他 多匭 くの<br />

国 民 や 人 種捶 の 間 で、 彼 は、それらさまざまな 国 語指 で 神卡 の 言匟 葉挺 を 伝捱 え、 至儖 るところで、メシ<br />

ヤの 王掣 国 の 接捴 近卐 を 伝捱 えた。<br />

ブハラを 旅傯 行 中 に、 彼 は 僻 地 の 孤縩 立 した 人 々が、まもなく 主勢 が 来勵 られるという 教卝 義拣 を<br />

信勼 じているのを 発 見 した。イエメンのアラブ 人 は、「シーラという 書危 物匵 を 持匛 っていて、そ<br />

れにキリスト 再卭 臨 と 彼 の 栄 光捄 の 支匣 配括 のことが 書危 かれている。 彼 らは、1840 年 に 大 事 件卅 が<br />

起招 こると 予匨 期勡 している」と 彼 は 言匟 っている。 11 「イエメンで、……わたしはレカブの 子 孫繜<br />

たちと 6 日 間 過厢 ごした。 彼 らは、 酒儀 を 飲儍 まず、ぶどう 畑偯 を 作单 らず、 種捶 をまかない。 彼 らは<br />

天拦 幕 に 住卫 み、レカブの 子 、 善 きヨナダブ 老偽 人 をおぼえている。 彼 らの 間 に、ダンの 部 族 の<br />

イスラエルの 子 孫繜 がいて、……レカブの 子 孫繜 とともに、メシヤが 天拦 の 雲胖 に 乗拳 ってまもなく<br />

来勵 られることを 待挊 望捬 しているのを、わたしは 見 いだした。」 12<br />

同 様捞 の 信勼 仰纝 が、 他 の 宣傪 教卝 師 によって、タタール 人 たちの 中 にも 見 いだされた。タター<br />

ル 人 の 祭脫 司 が、 宣傪 教卝 師 に、キリストの 再卭 臨 はいつかと 質拾 問勬 した。 宣傪 教卝 師 が、それについて<br />

は 何挬 も 知半 らないと 答掬 えると、 祭脫 司 は、 聖脩 書危 の 教卝 師 と 称胃 する 人 がそのように 無叄 知半 であるとは、<br />

と 非 常拤 に 驚脚 いた 様捞 子 であった。そして、キリストは 1844 年 ごろに 来勵 られるという、 預 言匟<br />

に 基匼 づいた 彼 自 身拴 の 信勼 仰纝 を 表勖 明 した。<br />

再卭 臨 使却 命挻 は、 英捼 国 においては、 早拱 くも 1826 年 から 伝捱 えられ 始卿 めた。ここの 運卞 動 は、<br />

米 国 のようにはっきりとした 形捊 をとらなかった。 再卭 臨 の 正匁 確卾 な 時 は、それほど 一 般 には 伝捱<br />

えられなかったが、しかしキリストが 力 と 栄 光捄 をもってまもなく 来勵 られるという 大 真卢 理 は、<br />

広南 く 宣傪 言匟 された。そして、これは、 単 に 非 国 教卝 徒傣 たちの 間 だけではなかった。 英捼 国 の 著兆 作单<br />

家匝 モーラント・ブロックの 言匟 うところによれば、 英捼 国 国 教卝 会 の 牧肧 師 約 700 人 が、「この、<br />

御 国 の 福厹 音 」の 宣傪 布偵 に 従 事 したということである。1844 年 が 主勢 の 再卭 臨 の 時 であるという<br />

メッセージも、 英捼 国 で 伝捱 えられた。 再卭 臨 に 関 する 出 版價 物匵 が 米 国 から 来勵 て 広南 く 配括 布偵 された。<br />

241


書危 籍僣 や 雑儡 誌胩 が 英捼 国 で 再卭 発 行 された。そして、1842 年 に、 米 国 で 再卭 臨 信勼 仰纝 を 受匃 け 入 れた 英捼<br />

国 人 ロバート・ウィンターが 帰 国 して、 主勢 の 来勵 臨 を 宣傪 布偵 した。 彼 の 事 業 に 協匞 力 する 者 が 多匭<br />

くあらわれ、 審拥 判匯 のメッセージは 英捼 国 各厰 地 で 宣傪 布偵 された。<br />

未 開 と 聖脩 職厯 者 たちの 政 略傎 とのただ 中 にあった 南压 米 において、スペイン 人 でイエズス 会<br />

のラクンザは、 聖脩 書危 を 知半 って、キリストが 速捠 やかに 来勵 られるという 真卢 理 を 受匃 け 入 れた。 彼<br />

は、 世匒 に 警厺 告卪 を 発 したいと 思卩 ったが、ローマの 譴 責掅 を 免僧 れるために、 改匳 宗儲 したユダヤ 人 を<br />

よそおって「ラビ・ベンエズラ」という 偽兖 名匷 で、 彼 の 見 解卆 を 発 表勖 した。ラクンザは 18 世匒<br />

紀 の 人 であったが、1825 年 ごろに 彼 の 本 はロンドンに 渡据 り、 英捼 訳胲 された。この 書危 物匵 の 発<br />

行 は、 英捼 国 においてすでに 起招 こっていた 再卭 臨 問勬 題匑 に 関 する 興掰 味控 を、 深捫 めることになっ<br />

た。<br />

ドイツにおいてこの 教卝 義拣 は、18 世匒 紀 に、ルーテル 教卝 会 の 牧肧 師 で、 聖脩 書危 学 者 ・ 批 評掲 家匝 と<br />

して 有卻 名匷 なベンゲルによって 唱脆 えられた。 教卝 育挞 を 終厖 了傒 したベンゲルは、「 神卡 学 の 研挣 究捨 に 没纹<br />

頭挓 した。 若拊 い 時 からの 教卝 育挞 と 訓肢 練 によって 深捫 められた、 彼 のまじめで 宗儲 教卝 的 な 性勯 格卺 は、 自<br />

然掍 と 彼 をそのほうへ 向匇 けたのであった。 古挃 今 の 思卩 慮傼 深捫 い 青捘 年 たちと 同 様捞 に、 彼 も、 宗儲 教卝 的<br />

な 疑卧 惑 や 困傮 難挚 と 戦勛 わなければならなかった。そして 彼 は、『 彼 の 哀暈 れな 心升 を 刺儒 し 通 して、<br />

彼 の 青捘 春捖 を 耐脾 え 難挚 いものにした 多匭 くの 矢働 』について、 感厤 慨 深捫 く 語指 っている。」ビュルテン<br />

ベルクの 宗儲 教卝 法 院协 の 一 員 となってから、 彼 は 宗儲 教卝 の 自 由厩 を 提卖 唱脆 した。「 彼 は、 教卝 会 の 義拣 務勲<br />

と 特厣 権勻 を 維 持匛 しながらも、 良拖 心升 的 理 山 のもとに 教卝 会 の 交卦 わりから 去掇 らねばならないと 考卛 え<br />

る 者 には、あらゆる 正匁 当勠 な 自 由厩 を 与拜 えるべきことを 主勢 張挗 した。」 13 この 方 針拏 の 好捆 結医 果卵 は、<br />

今 でも 彼 の 故採 郷偮 に 残拑 っている。<br />

降 誕胎 節儊 の 日 曜腵 日 の 説拿 教卝 を 黙縹 示単 録捎 21 章肐 から 準厜 備厵 していた 時 に、キリスト 再卭 臨 の 光捄 がベン<br />

ゲルの 心升 に 差挽 し 込匸 んだ。 黙縹 示単 録捎 の 預 言匟 が、これまでになくはっきりと 理 解卆 できた。 彼 は、<br />

預 言匟 者 に 示単 された 光捄 景拲 の 驚脚 くべき 重匤 要勥 性勯 とすばらしい 栄 光捄 とに 圧 倒 されて、 一 時 は、この<br />

問勬 題匑 の 瞑 想挹 を 差挽 し 控僰 えなければならなかった。 彼 が 講僂 壇绵 にあった 時 に、それが 再卭 び、その<br />

まま 生 き 生 きと 力 強勮 く 彼 に 示単 された。その 時 以匆 来勵 彼 は、 預 言匟 、 特厣 に 黙縹 示単 録捎 の 預 言匟 の 研挣 究捨 に<br />

没纹 頭挓 し、まもなく、 預 言匟 はキリストの 再卭 臨 が 近卐 いことを 示単 しているという 信勼 仰纝 に 到肑 達挾 した。<br />

彼 が 再卭 臨 の 時 として 定 めた 時 は、 後 にミラーが 定 めた 時 と 2、3 年 しか 離掤 れていなかっ<br />

た。<br />

ベンゲルの 著兆 書危 は、キリスト 教卝 国 に 広南 く 伝捱 わった。 預 言匟 に 対 する 彼 の 見 解卆 は、 彼 の 故採<br />

郷偮 のビュルテンベルクにおいて、 一 般 に 受匃 け 入 れられ、ドイツの 他 の 地 方 にもある 程损 度 波<br />

及 した。この 運卞 動 は 彼 の 死拎 後 も 続勸 けられ、 再卭 臨 使却 命挻 は、 他 の 国 々において 人 々の 注挅 目 をひ<br />

いたのと 時 を 同 じくして、ドイツでも 聞挈 かれた。 初匘 期勡 のころにロシアに 行 き、そこで 植 民<br />

地 を 開 いた 信勼 者 もあった。 今 日 においても、 同 国 のドイツ 教卝 会 では、キリストがまもなく<br />

来勵 られるという 信勼 仰纝 を 保 っている。<br />

242


光捄 は、フランスやスイスにも 輝脮 いた。ファーレルやカルバンが 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 真卢 理 を 広南 め<br />

たジュネーブでは、ゴーセンが 再卭 臨 使却 命挻 を 伝捱 えた。ゴーセンは、 学 生 時 代 に、18 世匒 紀 末拢<br />

から 19 世匒 紀 の 初匘 めにかけて 全 ヨーロッパに 普僁 及 した 合 理 主勢 義拣 の 精 神卡 に 出 会 った。そして<br />

彼 は、 伝捱 道匠 を 始卿 めたころには、 真卢 の 信勼 仰纝 を 知半 らなかったばかりか、 懐斺 疑卧 的 傾傧 向匇 を 持匛 ってい<br />

た。<br />

若拊 い 時 から 彼 は 預 言匟 の 研挣 究捨 に 興掰 味控 を 持匛 っていた。 彼 は、ローリンの 著兆 した『 古挃 代 史 』<br />

を 読傊 んで、ダニエル 2 章肐 に 注挅 意勪 を 向匇 けるようになった。そして、 歴偡 史 家匝 の 記卌 録捎 に 見 るとお<br />

り、 預 言匟 が 驚脚 くばかり 正匁 確卾 に 成勱 就 していることに 心升 を 打占 たれた。これこそ、 聖脩 書危 が 霊绳 感厤 に<br />

よるものであるという 証卨 拠 であった。これが 後 年 、 危捦 険叁 のただ 中 において 彼 の 錨 となった。<br />

彼 は 合 理 主勢 義拣 の 教卝 えに 満掫 足拒 することができなかった。そこで 彼 は、 聖脩 書危 を 研挣 究捨 し、さらに<br />

明 らかな 光捄 を 探僙 究捨 することによって、やがて 積捑 極掄 的 な 信勼 仰纝 へと 導拗 かれた。<br />

預 言匟 の 研挣 究捨 をしているうちに、 彼 は、 主勢 の 来勵 臨 は 近卐 いと 確卾 信勼 するに 至儖 った。 彼 は、こ<br />

の 大 真卢 理 の 厳 粛施 さと 重匤 要勥 性勯 を 強勮 く 感厤 じ、それを 人 々に 伝捱 えたいと 願傿 った。しかし、ダニエ<br />

ル 書危 の 預 言匟 は 神卡 秘兕 で 理 解卆 できないと いう 一 般 の 見 解卆 が、 彼 にとって 重匤 大 な 障揃 害县 であった。<br />

そこで 彼 は、ついに、ファーレルがジュネーブ 伝捱 道匠 の 時 にしたように、まず 子 供挿 たちから<br />

始卿 めて、 彼 らによって 親捧 たちの 興掰 味控 を 起招 こさせようとした。<br />

後 年 になって、この 企十 ての 目 的 について、 彼 は 次卙 のように 言匟 った。「このことをよく<br />

理 解卆 してもらいたい。わたしが、こうした 親捧 しみやすい 方 法 で 真卢 理 を 提卖 示単 したいと 願傿 い、<br />

子 供挿 たちに 語指 ったのは、それが 重匤 要勥 でないからではなく、かえって、それが 非 常拤 に 価卒 値捛 あ<br />

るものだからなのである。わたしは 聞挈 いてもらいたかった。まず 大 人 に 話匋 したなら、 聞挈 い<br />

てもらえないだろうと 思卩 った。」「だからわたしは、いちばん 小 さい 者 のところへ 行 く 決<br />

心升 をした。わたしは 子 供挿 たちを 集厦 めた。もしこのグループが 増匲 加匎 し、 彼 らが 耳脥 を 傾傧 けて、<br />

喜 びと 興掰 味控 をおぼえ、 問勬 題匑 を 理 解卆 して、それを 説拿 明 することができるようになれば、まも<br />

なく 次卙 の 仲傫 間 ができることは 確卾 かである。そして、それに 代 わって 今 度 は 大 人 が、これは<br />

腰胷 をすえて 研挣 究捨 する 価卒 値捛 があると 認卉 めるようになる。こうなった 時 に、 目 的 が 達挾 成勱 された<br />

のである。」 14 この 努 力 は 成勱 功僵 を 収厓 めた。 彼 が 子 供挿 たちに 語指 っているうちに、 大 人 が 来勵<br />

て 耳脥 を 傾傧 けた。 彼 の 教卝 会 の 座 席 は 熱 心升 な 聴傏 衆 であふれた。その 中 には、 地 位匱 や 学 識掟 のある<br />

人 、ジュネーブを 訪掶 問勬 中 の 旅傯 行 者 や 外勭 国 人 もいた。こうしてメッセージは、 他 の 地 方 にも<br />

伝捱 わった。<br />

こうした 成勱 功僵 に 力 を 得千 たゴーセンは、フランス 語指 を 話匋 す 人 々の 教卝 会 において 預 言匟 書危 の<br />

研挣 究捨 を 盛 んにしたいと 考卛 え、 教卝 科 書危 を 発 行 した。「 子 供挿 たちに 教卝 えた 教卝 訓肢 を 出 版價 すること<br />

は、わかりにくいという 口卶 実 のもとにこうした 書危 物匵 をなおざりにしがちな 大 人 たちに 対 し<br />

て、『あなたがたの 子 供挿 たちでさえ 理 解卆 できるのに、どうしてわかりにくいなどと 言匟 える<br />

でしょうか?』と 言匟 うためであった」とゴーセンは 語指 っている。 彼 はつけ 加匎 えて 言匟 う。<br />

243


「わたしは、できることならば、 預 言匟 の 知半 識掟 を 教卝 会 員 に 広南 く 与拜 えたいと 熱 望捬 した。」「 実<br />

際匶 、 時 代 の 要勥 求卍 に 答掬 えるのに、この 研挣 究捨 以匆 上 のものはないように 思卩 われた。」「われわれ<br />

が、 切卲 迫 している 患 難挚 に 備厵 え、 主勢 イエス・キリストを 待挊 ち 望捬 むのは、これによってであ<br />

る。」<br />

ゴーセンは、フランス 語指 の 説拿 教卝 者 中 、 最勞 も 著兆 名匷 で 愛 された 人 々の 1 人 であったが、し<br />

ばらく 後 に、 聖脩 職厯 をやめさせられた。その 主勢 な 理 由厩 は、 教卝 会 の 教卝 理 問勬 答掬 —— 積捑 極掄 的 信勼 仰纝 に<br />

欠 けた、 単 調 で 合 理 主勢 義拣 的 な 指匦 針拏 ——を 用 いないで、 聖脩 書危 を 用 いて 青捘 年 を 教卝 育挞 したからで<br />

あった。 彼 は 後 に、 神卡 学 校厛 の 教卝 師 になり、また 日 曜腵 日 には 伝捱 道匠 師 として 子 供挿 たちに 話匋 し、<br />

聖脩 書危 を 教卝 え 続勸 けた。 預 言匟 についての 彼 の 著兆 書危 も、 非 常拤 な 関 心升 をひき 起招 こした。 彼 は、 教卝 授<br />

として、また、 印偝 刷繺 物匵 によって、また、 子 供挿 の 教卝 師 という 彼 が 最勞 も 愛 した 仕捸 事 によって、<br />

長 年 の 間 、 広南 汎賮 な 感厤 化 を 及 ぼした。そして 彼 は、 主勢 の 再卭 臨 が 近卐 いことを 示単 す 預 言匟 の 研挣 究捨 に<br />

多匭 くの 人 の 注挅 意勪 を 引匂 く 器捙 となった。<br />

再卭 臨 使却 命挻 は、スカンジナビアにおいても 宣傪 布偵 され、 広南 く 人 々の 興掰 味控 を 引匂 き 起招 こした。<br />

多匭 くの 者 は、 軽 率厾 な 安勣 心升 感厤 から 覚 めて、 罪 を 告卪 白换 して 放择 棄 し、キリストの 名匷 による 赦费 しを<br />

求卍 めた。しかし、 国 教卝 会 の 聖脩 職厯 者 たちはこの 運卞 動 に 反卬 対 し、そのために、 使却 命挻 の 宣傪 布偵 者 た<br />

ちは 投匐 獄晳 された。 主勢 の 再卭 臨 の 説拿 教卝 者 たちがこうして 沈腉 黙縹 させられた 多匭 くの 場 所勰 で、 神卡 は、<br />

子 供挿 たちを 用 いて、 奇纟 跡僡 的 方 法 でメッセージをお 送拡 りになった。 彼 らは 未 青捘 年 であったか<br />

ら、 国 の 法 律傢 は 彼 らを 禁 じることができず 彼 らはなんの 妨绋 げもなく 語指 ることを 許 され<br />

た。<br />

運卞 動 は 主勢 として 下 層 階 級揁 の 人 々の 間 で 行 われ、 人 々が 警厺 告卪 を 聞挈 くために 集厦 まったのは、<br />

労排 働掴 者 たちのぞまつな 住卫 居 においてであった。 幼膇 い 説拿 教卝 者 自 身拴 も、たいていは 貧縏 しい 家匝 の<br />

子 であった。6 歳按 や 8 歳按 の 者 たちもいた。 彼 らは、 救 い 主勢 を 愛 することをその 生 活卹 にあか<br />

しし、 神卡 の 聖脩 なる 要勥 求卍 に 従 って 生 活卹 しようと 努 めていたが、 通 常拤 は 同 年 配括 の 子 供挿 たちの 普僁<br />

通 の 知半 性勯 と 能印 力 をあらわしているにすぎなかった。しかし、 彼 らが 人 々の 前 に 立 つと、 彼<br />

らの 生 来勵 の 能印 力 以匆 上 の 力 に 動 かされていることは 明 白换 であった。 声拨 も 態拟 度 も 一 変厭 し、 厳 粛施<br />

な 力 をもって 審拥 判匯 の 警厺 告卪 をなし、「 神卡 をおそれ、 神卡 に 栄 光捄 を 帰 せよ。 神卡 のさばきの 時 が<br />

きたからである」という 聖脩 句繯 を 引匂 用 した。 彼 らは、 人 々の 罪 を 譴 責掅 し、 不勘 道匠 徳 と 悪捰 徳 を 非<br />

難挚 するだけでなく、 世匒 俗晐 と 背 教卝 を 責掅 め、 速捠 やかに 下 ろうとしている 怒腹 りから 逃偹 れるように<br />

聴傏 衆 に 警厺 告卪 した。<br />

人 々は、これを 聞挈 いて 震傹 えた。 力 ある 神卡 の 霊绳 が、 彼 らの 心升 に 語指 りかけた。 多匭 くの 者 は、<br />

新 たに 深捫 い 興掰 味控 をもって、 聖脩 書危 の 研挣 究捨 をするようになり、 不勘 節儊 制勧 で 不勘 道匠 徳 な 者 は 生 活卹 を 改匳<br />

革挙 し、 不勘 正匁 行 為 を 改匳 める 者 もあった。このように 著兆 しい 結医 果卵 を 見 て、 国 教卝 会 の 牧肧 師 でさえ、<br />

この 運卞 動 に 神卡 の 手 を 認卉 めないわけにはいかなかった。<br />

244


救 い 主勢 来勵 臨 の 知半 らせがスカンジナビア 諸 国 に 伝捱 えられることは、 神卡 のみ 心升 であった。<br />

そして、 神卡 のしもべたちの 声拨 が 沈腉 黙縹 させられた 時 に、 神卡 は、 働掴 きを 成勱 し 遂脎 げるために、 子<br />

供挿 たちに 聖脩 霊绳 を 注挅 がれた。イエスが 喜 びに 満掫 ちた 群儈 衆 を 従 えて、エルサレムに 近卐 づかれた<br />

時 、 彼 らは 勝 利匏 の 叫经 びをあげ、しゅろの 枝胿 を 打占 ち 振捽 って、イエスをダビデの 子 と 宣傪 言匟 した。<br />

それを 聞挈 いたしっと 深捫 いパリサイ 人 たちは、 彼 らを 黙縹 らせるようにイエスに 求卍 めた。しか<br />

しイエスは、こうしたことはみな 預 言匟 の 成勱 就 であって、もし 彼 らが 黙縹 っているならば、 石厈<br />

が 叫经 ぶであろうと 言匟 われた。 人 々は、 祭脫 司 や 司 たちにおどされて、エルサレムの 門挋 に 入 る<br />

と 喜 びの 叫经 びをやめた。しかし、 神卡 殿脟 の 庭僃 の 子 供挿 たちは、その 後 でまた 歌 い 出 し、しゅろ<br />

の 枝胿 を 振捽 って、「ダビデの 子 に、ホサナ」と 叫经 んだ[マタイ 21:8~16 参厴 照儠 ]。<br />

パリサイ 人 が、ひどくきげんを 損措 ねて、「あの 子 たちが 何挬 を 言匟 っているのか、お 聞挈 き<br />

ですか」とイエスに 言匟 った 時 、イエスは 答掬 えて、「そうだ、 聞挈 いている。あなたがたは<br />

『 幼膇 な 子 、 乳腤 のみ 子 たちの 口卶 にさんびを 備厵 えられた』とあるのを 読傊 んだことがないのか」<br />

と 言匟 われた。 神卡 は、キリストの 初匘 臨 の 時 に 子 供挿 たちによって 働掴 かれたように、 再卭 臨 使却 命挻 の<br />

宣傪 布偵 も 彼 らによってなされたのである。 救 い 主勢 の 再卭 臨 は、すべての 民 族 、 国 語指 、 国 民 に 宣傪<br />

べ 伝捱 えられるという 神卡 の 言匟 葉挺 は、 成勱 就 されなければならない。<br />

ウィリアム・ミラーと 彼 の 仲傫 間 に、 米 国 に 警厺 告卪 を 発 する 務勲 めが 与拜 えられた。 米 国 は、<br />

大 再卭 臨 運卞 動 の 中 心升 となった。 第匌 一 天拦 使却 の 使却 命挻 が 最勞 も 直卟 接捴 的 に 成勱 就 したのは 米 国 であった。<br />

ミラーと 彼 の 仲傫 間 の 著兆 書危 は、 遠 くの 地 方 まで 広南 まった。 世匒 界化 じゅうで 宣傪 教卝 師 が 行 っている<br />

ところはどこでも、キリストがまもなく 来勵 られるという 喜 びの 知半 らせが 伝捱 えられた。「 神卡<br />

をおそれ、 神卡 に 栄 光捄 を 帰 せよ。 神卡 のさばきの 時 がきたからである」という 永 遠 の 福厹 音 の 使却<br />

命挻 は、 遠 く 広南 く 伝捱 えられた。<br />

1844 年 の 春捖 にキリストの 再卭 臨 があると 指匦 示単 するように 思卩 われる 預 言匟 のあかしは、 人 々<br />

の 心升 を 強勮 くとらえた。 州拰 から 州拰 へと 使却 命挻 が 伝捱 わるにつれて、 至儖 るところで 広南 く 人 々の 興掰 味控<br />

をわき 立 たせた。 多匭 くの 者 は 預 言匟 の 期勡 間 に 関 する 議 論厱 の 正匁 しいことを 認卉 め、 自 分 たちの 意勪<br />

見 を 捨腇 てて、 喜 んで 真卢 理 を 受匃 け 入 れた。ある 牧肧 師 たちは、 教卝 派挩 的 見 解卆 や 感厤 情午 を 捨腇 て、 給捚 料厄<br />

や 教卝 会 も 捨腇 てて、イエスの 再卭 臨 を 宣傪 言匟 することに 参厴 加匎 した。しかし、この 使却 命挻 を 信勼 じる 牧肧<br />

師 は、 比发 較脘 的 少厮 なかった。したがって、それは、 質拾 朴旞 な 一 般 信勼 徒傣 たちに 大 部 分 ゆだねられ<br />

た。 農捝 夫挕 は 畑偯 を 離掤 れ、 職厯 工卋 は 道匠 具 を、 商叏 人 は 商叏 品厍 を、 知半 的 職厯 業 の 者 はその 地 位匱 を 捨腇 てた。<br />

しかし、 働掴 き 人 の 数包 は、 成勱 し 遂脎 げるべき 働掴 きに 比发 して 少厮 なかった。 神卡 を 敬肭 わない 教卝 会 や 罪<br />

悪捰 の 中 にある 世匒 界化 の 状叔 態拟 は、 真卢 の 見 張挗 人 たちの 心升 を 悩肘 ました。そして 彼 らは、 人 々を 悔繛 い<br />

改匳 めと 救 いに 導拗 くために、 喜 んで 労排 苦 と 窮晦 乏织 と 苦 難挚 に 耐脾 えた。 働掴 きは、サタンの 攻 撃掐 にあ<br />

いながらも、 徐斦 々に 進勺 展捯 し、 幾继 千収 の 者 が 再卭 臨 の 真卢 理 を 信勼 じるようになった。<br />

至儖 るところで、 人 々の 心升 を 打占 っあかしが 発 せられ、 世匒 俗晐 の 人 々も 教卝 会 員 も、 罪 人 はと<br />

もに 来勵 たるべき 怒腹 りから 逃偹 れるよう 警厺 告卪 が 発 せられた。キリストの 先匪 駆肖 者 、バプテスマの<br />

245


ヨハネのように、 説拿 教卝 者 たちは、 木匓 の 根捏 元區 におのを 置厒 き、 悔繛 い 改匳 めにふさわしい 実 を 結医 ぶ<br />

ようにとすべての 者 に 訴挰 えた。 彼 らの 感厤 動 的 な 訴挰 えは、 一 般 の 説拿 教卝 壇绵 から 聞挈 かれる 平匊 和匄 と<br />

無叄 事 の 保 証卨 とは 著兆 しく 異 なっていた。そして、 使却 命挻 が 伝捱 えられたところではどこでも、 人<br />

々の 心升 を 動 かした。 聖脩 書危 からの 単 純儻 で 直卟 接捴 的 な 証卨 言匟 が、 聖脩 霊绳 の 力 によって 心升 に 印偝 象拺 づけ<br />

られた 時 に、その 強勮 い 確卾 信勼 を 拒兘 みきれるものはなかった。 信勼 仰纝 を 表勖 明 していた 者 たちも、<br />

自 分 たちが 危捦 険叁 を 知半 らずに 安勣 心升 していたことに 気勴 づいた。 彼 らは、 自 分 たちの 背 教卝 、 世匒 俗晐 、<br />

不勘 信勼 、 誇縷 り、 利匏 己偻 心升 に 気勴 づいた。 多匭 くの 者 が 悔繛 い 改匳 めて、 謙旎 そんに 主勢 を 求卍 めた。 長 い 間 地<br />

上 の 事 物匵 に 執儨 着挄 していた 愛 情午 が、 今 や 天拦 に 向匇 けられた。 神卡 の 霊绳 が 彼 らの 上 に 宿 った。そし<br />

て 彼 らの 心升 は 和匄 らげられ、 静 められて、「 神卡 をおそれ、 神卡 に 栄 光捄 を 帰 せよ。 神卡 のさばきの<br />

時 がきたからである」という 叫经 びに 参厴 加匎 した。<br />

罪 人 は、 泣縦 いて、「わたしは 救 われるために、 何挬 をすべきでしょうか」とたずねた。<br />

不勘 正匁 直卟 であった 者 は、なんとかして 賠胠 償 しようとした。キリストのうちに 平匊 和匄 を 見 いだし<br />

た 者 はみな、その 祝腛 福厹 を 人 々に 分 かちたいと 願傿 った。 親捧 の 心升 は 子 に 向匇 けられ、 子 の 心升 は 親捧<br />

に 向匇 けられた。 誇縷 りと 疎晄 遠 の 壁儿 は 払掾 いのけられた。 心升 からの 告卪 白换 がなされ、 家匝 族 の 者 たち<br />

は、 最勞 も 近卐 く 最勞 も 愛 する 者 の 救 いのために 働掴 いた。 熱 心升 なとりなしの 祈绗 りの 声拨 が、しばし<br />

ぼ 聞挈 かれた。どこでも、 苦 悩肘 にあえぐ 魂 が、 神卡 に 嘆昍 願傿 していた。 自 分 自 身拴 の 罪 の 赦费 しの 確卾<br />

証卨 を 得千 るために、あるいは 親捧 族 や 隣胐 人 の 改匳 心升 のために、 一 晩纽 中 熱 心升 に 祈绗 る 者 も 多匭 かっ<br />

た。<br />

あらゆる 階 級揁 の 人 々が、 再卭 臨 信勼 徒傣 の 集厦 会 に 群儈 がり 集厦 まった。 金 持匛 ちも 貧縏 者 も、 地 位匱 の<br />

高 い 者 も 低拯 い 者 も、さまざまな 理 由厩 から、 再卭 臨 の 教卝 義拣 を 自 分 で 聞挈 きたいと 願傿 った。 主勢 は、<br />

主勢 のしもべたちがその 信勼 仰纝 の 理 由厩 を 説拿 明 するあいだ、 反卬 対 の 精 神卡 を 阻縝 止厙 された。 時 には、<br />

器捙 が 弱傽 いこともあった。しかし、 神卡 の 霊绳 が、ご 自 身拴 の 真卢 理 に 力 を 与拜 えた。これらの 集厦 会 で<br />

は、 天拦 使却 がその 場 にいることが 感厤 じられ、 日 ごとに 多匭 くの 者 が 信勼 者 の 群儈 れに 加匎 えられた。<br />

キリスト 再卭 臨 切卲 迫 の 証卨 拠 がくり 返拮 される 時 、 大 群儈 衆 はかたずをのんで、 厳 粛施 な 言匟 葉挺 に 聞挈 き<br />

入 った。 天拦 と 地 は、 互僆 いに 接捴 近卐 したように 思卩 われた。 神卡 の 力 が、 老偽 いた 者 にも 若拊 い 者 にも、<br />

中 年 の 者 にも 感厤 じられた。 人 々は、 口卶 々に 賛僮 美捜 を 歌 いながら 家匝 に 帰 り、 喜 ばしい 歌 声拨 が、<br />

静 かな 夜 空参 に 響捳 いた。こうした 集厦 会 に 出 席 した 者 は、その 感厤 銘腧 深捫 い 光捄 景拲 を 忘脨 れることがで<br />

きなかった。<br />

キリスト 再卭 臨 の 時 として 特厣 定 の 時 を 宣傪 言匟 したことは、あらゆる 階 級揁 の 多匭 くの 者 、すな<br />

わち、 説拿 教卝 壇绵 に 立 つ 牧肧 師 から 神卡 を 恐傁 れぬ 無叄 暴偷 な 罪 人 に 至儖 るまでの、 大 反卬 対 を 受匃 けた。これ<br />

は、 預 言匟 の 言匟 葉挺 の 成勱 就 であった。「 終厖 りの 時 にあざける 者 たちが、あざけりながら 出 てき<br />

て、 自 分 の 欲僼 情午 のままに 生 活卹 し、『 主勢 の 来勵 臨 の 約 束僓 はどうなったのか。 先匪 祖脽 たちが 眠縔 りに<br />

ついてから、すべてのものは 天拦 地 創傦 造挝 の 初匘 めからそのままであって、 変厭 ってはいない』と<br />

言匟 うであろう」[Ⅱペテロ 3:3、。 救 い 主勢 を 愛 すると 公勗 言匟 する 多匭 くの 者 は、 自 分 たちは 再卭<br />

246


臨 の 教卝 義拣 に 反卬 対 しているのではない、ただ 日 を 定 めることに 反卬 対 なのだと 言匟 った。しかし、<br />

すべてを 見 られる 神卡 は、 彼 らの 心升 を 読傊 まれた。 彼 らは、キリストが 義拣 をもって 世匒 界化 をさば<br />

くために 来勵 られるということを 聞挈 くことを 好捆 まなかった。 彼 らは、 不勘 忠儮 実 なしもべたちで<br />

あった。 彼 らのわざは、 心升 を 探僙 られる 神卡 の 審拥 査匀 に 耐脾 えられなかったので、 彼 らは 主勢 に 会 う<br />

ことを 恐傁 れた。キリスト 初匘 臨 の 際匶 のユダヤ 人 たちのように、 彼 らはイエスを 迎 える 準厜 備厵 が<br />

なかった。 彼 らは、 聖脩 書危 からの 明 白换 な 議 論厱 に 耳脥 を 傾傧 けることを 拒兘 んだだけでなく、 主勢 を 待挊<br />

望捬 している 人 々を 嘲 笑傷 した。サタンと 彼 の 天拦 使却 たちは 喜 んだ。そして、 主勢 の 民 と 称胃 する 人<br />

々でさえ、 主勢 に 対 する 愛 に 欠 け、 主勢 の 再卭 臨 を 望捬 んでいないと 言匟 って、キリストと 天拦 使却 たち<br />

の 前 で 嘲 笑傷 した。<br />

再卭 臨 の 信勼 仰纝 に 反卬 対 する 人 々が、 最勞 もひんぱんに 持匛 ち 出 した 議 論厱 は、「その 日 、その 時<br />

はだれも 知半 らない」ということであった。 聖脩 書危 にも、「その 日 、その 時 は、だれも 知半 らな<br />

い。 天拦 の 御 使却 たちも…… 知半 らない、ただ 父 だけが 知半 っておられる」とある[マタイ 24:。<br />

この 聖脩 句繯 を 明 快儜 に 矛旁 盾绮 なく 説拿 明 したのは、 主勢 を 待挊 望捬 する 人 々であって、これを 誤儶 って 解卆 釈脂<br />

していたのは 反卬 対 者 であったことが、 明 らかに 示単 された。この 言匟 葉挺 は、キリストが 神卡 殿脟 に<br />

最勞 後 の 別厌 れを 告卪 げて 出 られた 後 、オリブ 山 上 での 弟胱 子 たちとの 記卌 念挡 すべき 談挫 話匋 の 中 で 言匟 わ<br />

れたものである。 弟胱 子 たちは、「あなたがまた おいでになる 時 や、 世匒 の 終厖 りには、どん<br />

な 前 兆授 がありますか」とたずねた。イエスは、 彼 らにしるしを 与拜 えて、そして 言匟 われた。<br />

「そのように、すべてこれらのことを 見 たならば、 人 の 子 が 戸叐 口卶 まで 近卐 づいていると 知半 り<br />

なさい」[ 同 24:3、。 救 い 主勢 の 1 つの 言匟 葉挺 をもって、 他 の 言匟 葉挺 を 無叄 意勪 味控 にしてはならな<br />

い。 彼 が 来勵 られるその 日 、その 時 はだれも 知半 らないが、われわれは、それが 近卐 づく 時 につ<br />

いて 教卝 えられており、また、それを 知半 るように 求卍 められている。<br />

さらにまた、 神卡 の 警厺 告卪 を 無叄 視拹 し、 主勢 の 再卭 臨 が 近卐 いことを 知半 ることを 拒兘 み、またおろそ<br />

かにすることは、ノアの 時 代 の 人 々が 洪斬 水匍 の 来勵 るのを 知半 らなかったのと 同 様捞 に、われわれ<br />

にとっても 致 命挻 的 であることが 教卝 えられている。また、 同 じ 章肐 のたとえでは、 忠儮 実 なしも<br />

べと 不勘 忠儮 実 なしもべが 対 比发 され、「 自 分 の 主勢 人 は 帰 りがおそい」と 心升 の 中 で 思卩 う 者 の 運卞 命挻<br />

が 示単 されて、キリストは、 何挬 によって、 目 をさましてキリストの 再卭 臨 を 教卝 える 者 と、それ<br />

を 拒兘 否 する 者 とを 見 分 けられ、 報匔 われるかが 教卝 えられている。「だから、 目 をさましてい<br />

なさい。」「 主勢 人 が 帰 ってきたとき、そのようにつとめているのを 見 られる 僕腔 は、さいわ<br />

いである」[ 同 24:42、。「もし 目 をさましていないなら、わたしは 盗僌 人 のように 来勵 るで<br />

あろう。どんな 時 にあなたのところに 来勵 るか、あなたには 決 してわからない」と 主勢 は 言匟 わ<br />

れる[ 黙縹 示単 録捎 3:。<br />

パウロは、 主勢 の 再卭 臨 が 不勘 意勪 に 来勵 ることになる 人 々のことについて 語指 っている。「 主勢 の<br />

日 は 盗僌 人 が 夜 くるように 来勵 る。 人 々が 平匊 和匄 だ 無叄 事 だと 言匟 っているその 矢働 先匪 に…… 突 如绲 とし<br />

て 滅脛 びが 彼 らをおそって 来勵 る。そして、それからのがれることは 決 してできない。」しか<br />

247


し、 救 い 主勢 の 警厺 告卪 に 心升 をとめた 人 々について、 次卙 のようにつけ 加匎 えている。「しかし 兄胆 弟胱<br />

たちよ。あなたがたは 暗肨 やみの 中 にいないのだから、その 日 が、 盗僌 人 のようにあなたがた<br />

を 不勘 意勪 に 襲脁 うことはないであろう。あなたがたはみな 光捄 の 子 であり、 昼腮 の 子 なのである。<br />

わたしたちは、 夜 の 者 でもやみの 者 でもない」[Ⅰテサロニケ 5:2~。<br />

こうして、 聖脩 書危 は 人 々が、キリストの 再卭 臨 の 切卲 迫 について 何挬 も 知半 らずにいてよいとは<br />

認卉 めていないことが 明 らかにされた。しかし、 真卢 理 を 拒兘 否 する 口卶 実 だけを 求卍 めていた 人 々<br />

は、この 説拿 明 に 耳脥 を 閉僔 ざし、 大 胆绺 にあざける 者 たちや、またキリストの 牧肧 師 と 称胃 する 人 々<br />

さえも、「その 日 、その 時 は、だれも 知半 らない」という 言匟 葉挺 を 叫经 び 続勸 けた。 人 々が 目 をさ<br />

まして、 救 いの 道匠 を 求卍 め 始卿 めると、 宗儲 教卝 の 教卝 師 たちは、 彼 らと 真卢 理 の 間 に 介捈 入 し、 神卡 の 言匟<br />

葉挺 を 曲儞 解卆 することによって 彼 らの 恐傁 れをしずめようとした。 不勘 忠儮 実 な 見 張挗 人 たちは、 一 致<br />

して 大 欺繏 瞞 者 の 働掴 きをなし、 神卡 が 平匊 和匄 を 語指 られないのに、 平匊 和匄 だ 無叄 事 だと 叫经 んだ。キリス<br />

ト 時 代 のパリサイ 人 のように、 多匭 くの 者 は、 自 分 自 身拴 天拦 国 に 入 ることを 拒兘 み、それに 入 ろ<br />

うとする 者 を 妨绋 げたのであった。この 人 々の 血傔 の 責掅 任厃 は、 彼 らの 手 に 求卍 められるのであ<br />

る。<br />

たいていの 場 合 、 教卝 会 内 の 最勞 も 謙旎 遜 で 献僑 身拴 した 人 々が、 最勞 初匘 にメッセージを 受匃 け 入 れ<br />

た。 聖脩 書危 を 自 分 で 研挣 究捨 した 人 々は、 預 言匟 に 関 する 一 般 的 見 解卆 が 非 聖脩 書危 的 であることを 見 な<br />

いわけにはいかなかった。そして、 人 々が 牧肧 師 たちの 支匣 配括 下 にないところでは、また 人 々<br />

が 自 分 たちで 聖脩 書危 を 研挣 究捨 したところでは、どこでも、 再卭 臨 の 教卝 義拣 が 神卡 の 権勻 威胙 に 基匼 づくとい<br />

うことは、ただ 聖脩 書危 と 比发 較脘 するだけで 明 らかとなった。<br />

多匭 くの 者 は、 不勘 信勼 仰纝 な 信勼 者 仲傫 間 たちから 迫 害县 された。 教卝 会 での 地 位匱 を 保 つために、そ<br />

の 希傩 望捬 について 沈腉 黙縹 を 守捿 ることに 同 意勪 した 者 もあった。しかし、 神卡 に 忠儮 実 であれば 神卡 がゆ<br />

だねられた 真卢 理 を 隠僸 すことはできないと 感厤 ずる 者 もあった。キリスト 再卭 臨 の 信勼 仰纝 を 表勖 明 し<br />

ただけで 教卝 会 から 除揄 名匷 された 者 も、 少厮 なくなかった。 信勼 仰纝 のこうした 試去 練 に 耐脾 えた 者 にと<br />

って、「あなたがたの 兄胆 弟胱 たちはあなたがたを 憎 み、あなたがたをわが 名匷 のために 追挵 い 出<br />

して 言匟 った、『 願傿 わくは 主勢 がその 栄 光捄 をあらわして、われわれにあなたがたの 喜 びを 見 さ<br />

せよ』と。しかし 彼 らは 恥時 を 受匃 ける」という 預 言匟 者 の 言匟 葉挺 は、ほんとうに 貴揂 いものであっ<br />

た[イザヤ 66:。<br />

神卡 の 天拦 使却 たちは、 警厺 告卪 の 結医 果卵 を 非 常拤 な 興掰 味控 をもって 見 守捿 っていた。 教卝 会 が 全 般 的 に 使却<br />

命挻 を 拒兘 否 すると、 天拦 使却 たちは 悲胳 しみながら 去掇 って 行 った。しかし、 再卭 臨 の 真卢 理 について、<br />

まだ 試去 みられていない 人 々が 多匭 くいた。 夫挕 、 妻像 、 両厥 親捧 、 子 供挿 たちなどに 迷偧 わされて、 再卭 臨<br />

信勼 徒傣 が 説拿 く 異 端健 は、 聞挈 くだけでも 罪 であると 思卩 った 者 が 多匭 くいた。 天拦 使却 たちは、このよう<br />

な 人 々をよく 見 守捿 るように 命挻 じられた。なぜならば、もう 1 つの 光捄 が、 神卡 のみ 座 から 彼 ら<br />

の 上 に 輝脮 くことになっていたからである。<br />

248


使却 命挻 を 信勼 じた 人 々は、 言匟 うに 言匟 われぬ 希傩 望捬 に 満掫 たされて、 救 い 主勢 の 来勵 られるのを 待挊 っ<br />

た。 彼 らが 主勢 に 会 うことを 予匨 期勡 した 時 は 切卲 迫 した。 彼 らは、 冷偭 静 な 厳 粛施 さをもってこの 時<br />

を 待挊 った。 彼 らは、 神卡 との 親捧 しい 交卦 わりの 中 で 安勣 んじていた。これは、 輝脮 かしい 来勵 世匒 にお<br />

いて 与拜 えられる 平匊 和匄 の 先匪 ぶれであった。この 希傩 望捬 と 信勼 頼 を 経 験挧 したものは、あの 待挊 望捬 の 貴揂<br />

重匤 な 時 のことを 忘脨 れることはできない。この 時 の 数包 週 間 前 に、 世匒 俗晐 の 業 務勲 の 大 部 分 は 片僗 づ<br />

けてしまった。まじめな 信勼 者 たちは、あたかも 死拎 の 床先 にあって、あと 数包 時 間 で 地 上 に 別厌 れ<br />

を 告卪 げるかのように、 心升 の 思卩 いと 感厤 情午 を 注挅 意勪 深捫 く 吟 味控 した。だれも「 昇 天拦 衣胼 」など 作单 らな<br />

かった。<br />

しかし、すべての 者 は、 救 い 主勢 を 迎 える 準厜 備厵 ができたという 内 的 証卨 拠 の 必厧 要勥 を 感厤 じた。<br />

彼 らの 白换 衣胼 は、 魂 のきよめ、キリストの 贖 罪 の 血傔 によって 罪 からきよめられた 品厍 性勯 であっ<br />

た。 今 でも 神卡 の 民 と 称胃 する 人 々の 間 に、これと 同 じ 自 分 を 吟 味控 する 精 神卡 、 同 じ 熱 誠肬 と 断友 固<br />

とした 信勼 仰纝 がほしいものである。もしも 彼 らが、こうして 主勢 の 前 に 心升 を 低拯 くし、 恵 みの 座<br />

において、 彼 らの 嘆昍 願傿 を 訴挰 え 続勸 けたならば、 彼 らは、 今 よりははるかに 豊掿 かな 経 験挧 を 与拜 え<br />

られたことであろう。 祈绗 りがあまりにも 少厮 なく、 罪 に 対 する 真卢 の 自 覚 があまりにも 少厮 ない。<br />

そして、 生 きた 信勼 仰纝 がないために、 多匭 くの 者 は、 贖 い 主勢 が 豊掿 かに 与拜 えようとしておられる<br />

恵 みを 受匃 けていないのである。<br />

神卡 はご 自 分 の 民 を 試去 みようとされた。 神卡 のみ 手 は、 預 言匟 の 期勡 間 の 計匧 算厊 上 の 誤儶 りを 覆繆 い<br />

隠僸 された。 再卭 臨 信勼 徒傣 は、 誤儶 りを 見 つけなかった。また、 彼 らの 反卬 対 者 の 中 の 最勞 も 博 学 な 人<br />

々も、それを 発 見 しなかった。 学 者 たちは 言匟 った。「あなたがたの 預 言匟 期勡 間 の 計匧 算厊 は 正匁 し<br />

い。 何挬 か 大 事 件卅 が 起招 ころうとしている。しかし、それは、ミラー 氏卓 の 予匨 言匟 するものではな<br />

い。それは 世匒 界化 の 改匳 心升 である。キリストの 再卭 臨 ではない」。<br />

期勡 待挊 した 時 は 過厢 ぎた。しかし、キリストは、 民 を 救 うためにおいでにはならなかった。<br />

真卢 実 の 愛 と 信勼 仰纝 をもって 救 い 主勢 を 待挊 望捬 していた 人 々は、 苦 い 失拽 望捬 を 味控 わった。しかし、 神卡<br />

のみ 心升 は、なされつっあったのである。 神卡 は、 主勢 の 再卭 臨 を 待挊 つと 言匟 っていた 人 々の 心升 を 試去<br />

しておられた。 彼 らの 中 には、ただ 恐傁 怖繍 にかられていた 者 が 多匭 かった。 彼 らの 信勼 仰纝 の 表勖 明<br />

は、その 心升 や 生 活卹 に 影挼 響捳 を 及 ぼしていなかった。 期勡 待挊 したできごとが 起招 こらなかった 時 に、<br />

この 人 々は、 自 分 たちは 何挬 も 失拽 望捬 していないと 言匟 った。 彼 らは、キリストが 来勵 られるとは<br />

信勼 じていなかった。 真卢 の 信勼 者 の 悲胳 しみをあざけりだしたのは、 彼 らであった。<br />

しかし、イエスと 天拦 の 全 軍拚 は、 試去 練 を 受匃 け、 忠儮 実 でありながらも 失拽 望捬 に 陥肿 っている 人<br />

々を、 愛 と 同 情午 をもって 見 つめていた。もし、 見 える 世匒 界化 と 見 えない 世匒 界化 を 隔绔 てる 幕 が 取勚<br />

り 除揄 かれたならば、 天拦 使却 たちがこれらのしっかりした 魂 に 近卐 づき、 彼 らをサタンの 矢働 から<br />

守捿 っているのが 見 えたことであろう。<br />

249


第匌 21 章 真卢 理 の 拒 否<br />

ウィリアム・ミラーと 彼 の 仲傫 間 たちは、キリスト 再卭 臨 の 教卝 義拣 の 宣傪 布偵 を 通 して、 審拥 判匯 に<br />

対 する 準厜 備厵 を 人 々に 促傌 すというただ 1 つの 目 的 のために 働掴 いた。 彼 らは、 宗儲 教卝 を 信勼 じると<br />

公勗 言匟 する 者 たちに、 教卝 会 の 真卢 の 希傩 望捬 と、より 深捫 いキリスト 者 の 経 験挧 の 必厧 要勥 とを 自 覚 させよ<br />

うとした。 彼 らはまた、 悔繛 い 改匳 めていない 人 々に、 直卟 ちに 悔繛 い 改匳 めて 神卡 に 帰 る 義拣 務勲 がある<br />

ことを 自 覚 させようとした。「 彼 らは、 宗儲 教卝 上 の 一 派挩 や 一 団卄 体 に 人 々を 改匳 宗儲 させようとは<br />

しなかった。それで 彼 らは、それぞれの 組匢 織掼 や 規厶 則 に 干胧 渉掷 することなく、あらゆる 団卄 体 や<br />

教卝 派挩 の 中 で 働掴 いた。」<br />

ミラーは、 次卙 のように 言匟 った。「わたしは、 自 分 のあらゆる 活卹 動 において、 今 ある 教卝<br />

派挩 を 離掤 れて 別厌 の 派挩 を 作单 ろうとか、あるいは、 他 を 犠腻 牲繉 にしてだれかに 利匏 益捍 を 与拜 えようとか、<br />

そんなことは 願傿 いも 思卩 いもしなかった。わたしは、すべての 人 の 利匏 益捍 を 考卛 えた。キリスト<br />

者 ならだれでも、キリストの 再卭 臨 を 喜 んで 期勡 待挊 し、わたしと 同 じように 考卛 えない 人 でも、<br />

この 教卝 理 を 信勼 じる 人 々を 同 様捞 に 愛 するものと 考卛 えたので、 別厌 の 集厦 会 を 開 く 必厧 要勥 を 感厤 じなか<br />

った。わたしの 目 的 とするところは、 人 々を 神卡 に 立 ち 帰 らせ、 来勵 たるべき 審拥 判匯 のことを 世匒<br />

界化 に 知半 らせ、 安勣 らかに 神卡 にお 目 にかかる 準厜 備厵 をするように、 同 胞繟 に 訴挰 えることであった。<br />

わたしの 働掴 きによって 悔繛 い 改匳 めた 者 の 大 部 分 は、 既胍 存掑 の 種捶 々の 教卝 会 に 加匎 わった。」 1<br />

彼 の 働掴 きは、 教卝 会 を 盛 んにするものであったから、しばらくの 間 は 喜 んで 迎 えられた。<br />

しかし、 牧肧 師 や 教卝 会 の 指匦 導拗 者 たちが、 再卭 臨 の 教卝 義拣 に 反卬 対 することを 決 めて、その 問勬 題匑 に 関<br />

するいっさいの 運卞 動 を 圧 迫 するようになると、 彼 らは 説拿 教卝 壇绵 から 反卬 対 するばかりでなく、<br />

教卝 会 員 が 再卭 臨 に 関 する 説拿 教卝 を 聞挈 くことや、 教卝 会 の 集厦 会 においてその 希傩 望捬 を 語指 ることさえも<br />

拒兘 否 した。こうして 信勼 徒傣 たちは、 非 常拤 な 試去 練 と 苦 しい 立 場 に 立 たされた。<br />

彼 らは 自 分 たちの 教卝 会 を 愛 しており、それから 離掤 れることをきらったが、 神卡 の 言匟 葉挺 の<br />

あかしが 圧 迫 され、 預 言匟 を 研挣 究捨 する 権勻 利匏 が 拒兘 否 されるのを 見 た 時 に、 神卡 に 忠儮 誠肬 を 尽能 くそう<br />

とすれば、 服傕 従 することはできなかった。 彼 らは、 神卡 の 言匟 葉挺 のあかしを 閉僔 め 出 そうとする<br />

人 々を、キリストの 教卝 会 を 構拧 成勱 するもの、「 真卢 理 の 柱兀 であり 基匼 礎脔 」をなすものと 見 なすこ<br />

とはできなかった。そこで 彼 らは、 従 来勵 の 関 係厂 から 分 離掤 することが 正匁 しいと 考卛 えた。<br />

1844 年 の 夏 、 約 5 万勦 人 が 教卝 会 から 脱傰 会 した。<br />

このころ、 米 国 全 体 のほとんどの 教卝 会 に、 著兆 しい 変厭 化 があらわれた。 長 年 にわたって、<br />

世匒 俗晐 の 風掵 俗晐 習 慣脹 への 適 合 が、 徐斦 々に、しかし 着挄 実 に 増匲 大 し、 真卢 の 霊绳 的 生 活卹 は 衰斠 退挖 する 一 方<br />

であった。しかし、この 年 は、 全 国 のほとんどすべての 教卝 会 において、この 衰斠 退挖 が 急双 激 で<br />

著兆 しかった。だれもその 原募 因 を 明 らかにし 得千 るものはなかったが、この 事 実 そのものは、<br />

広南 く 一 般 の 認卉 めるところで、 新 聞挈 も 説拿 教卝 壇绵 もそれについて 語指 った。<br />

250


フィラデルフィアの 長 老偽 教卝 会 の 集厦 会 において、 広南 く 用 いられていた 注挅 解卆 書危 の 著兆 者 であ<br />

り、 同 市 の 主勢 要勥 教卝 会 の 牧肧 師 であったバーンズは、「 自 分 は 20 年 間 、 牧肧 師 の 働掴 きをしてき<br />

たが、この 前 までの 聖脩 餐 式厚 においては、 式厚 を 行 うごとに 必厧 ず、 多匭 少厮 にかかわらず 教卝 会 に 加匎<br />

わる 人 があった。しかし、 今 や、なんの 覚 醒禊 もなく、 悔繛 い 改匳 めもない。 信勼 者 には 恵 みにお<br />

ける 成勱 長 がなく、 魂 の 救 いについて 語指 るために 私捔 の 書危 斎腈 に 来勵 るものもいない。 商叏 売匉 が 盛 ん<br />

になり、 商叏 業 と 工卋 業 が 隆儁 盛 するにつれて、 世匒 俗晐 の 精 神卡 が 旺赉 盛 になった。こうして、すべて<br />

の 教卝 派挩 がそうなったのだ、と 述掃 べた。」 2<br />

同 年 2 月 に、オベリン 大 学 のフィニー 教卝 授 は 次卙 のように 言匟 った。「わが 国 のプロテス<br />

タント 教卝 会 は、 一 般 に、 現勶 代 の 道匠 徳 的 改匳 革挙 のほとんどすべてに 対 して、 無叄 関 心升 であるか、<br />

さもなければ 敵育 対 心升 を 抱 いているよつに 見 受匃 けられる。 一 部 の 例捁 外勭 はあるが、 一 般 的 傾傧 向匇<br />

を 覆繆 すほどに 十厝 分 なものではない。われわれは、も う 1 つ 確卾 かな 事 実 を 知半 っている。 教卝<br />

会 内 には、ほとんど 全 般 的 にリバイバルの 精 神卡 が 欠 けている。 霊绳 的 無叄 関 心升 がほとんどすべ<br />

てを 覆繆 い、 恐傁 ろしいまでに 深捫 刻傋 である。 全 国 の 宗儲 教卝 雑儡 誌胩 が、そう 証卨 言匟 している。…… 流及 行<br />

の 追挵 求卍 が 広南 く 教卝 会 員 の 間 に 行 なわれ、 歓脒 楽掱 のパーティーやダンスやお 祭脫 り 騒胻 ぎなどで、 神卡<br />

を 敬肭 わない 人 々と 手 を 握儙 っている。……しかし、このような 痛僎 ましい 問勬 題匑 を 詳肠 しく 言匟 う 必厧<br />

要勥 はない。 教卝 会 が 一 般 に 悲胳 しむべき 堕秐 落叉 に 陥肿 りつつあることを 示単 す 証卨 拠 は、われわれの 周<br />

りに 山 積捑 していることだけで 十厝 分 である。 教卝 会 は 主勢 から 遠 く 離掤 れ、そして 主勢 は 教卝 会 から 退挖<br />

去掇 された。」<br />

『 宗儲 教卝 展捯 望捬 』 誌胩 の 一 筆僜 者 は、 次卙 のように 証卨 言匟 した。「われわれは、 現勶 在厪 ほど 宗儲 教卝 が 一<br />

般 に 低拯 下 したのを 見 たことがない。 真卢 に、 教卝 会 はめざめて、この 悲胳 しむべき 状叔 態拟 の 原募 因 を<br />

つきとめなければならない。なぜなら、シオンを 愛 するすべての 者 が、 現勶 状叔 をまことに 悲胳<br />

しむべき 状叔 態拟 と 見 ているに 相 違挆 ないからである。 真卢 に 悔繛 い 改匳 める 者 の 数包 が、いかに『 少厮 な<br />

く、まれ』であるかを 考卛 え、また、 罪 人 がかってなかったほどに 神卡 を 恐傁 れずかたくなであ<br />

ることを 思卩 う 時 に、われわれは、『 神卡 は 恵 み 深捫 くあることを 忘脨 れられたのか。あるいは、<br />

恵 みの 戸叐 は 閉僔 じられたのか』と、 思卩 わず 叫经 ばずにはおられない。」<br />

このような 状叔 態拟 は、 教卝 会 自 身拴 に 原募 因 がなくして 起招 こるものではない。 国 家匝 、 教卝 会 、ま<br />

た 個持 人 が 陥肿 る 霊绳 的 暗肨 黒 は、 神卡 の 側卷 で 独捌 断友 的 に 恵 みの 助捉 けを 取勚 り 除揄 かれるのではなくて、 人<br />

間 の 側卷 で、 神卡 からの 光捄 をないがしろにしたり、 拒兘 否 したりすることによるのである。この<br />

事 実 の 著兆 しい 例捁 は、キリストの 時 代 のユダヤ 人 の 歴偡 史 に 示単 されている。 彼 らは、 世匒 俗晐 に 従<br />

い、 神卡 と 神卡 の 言匟 葉挺 を 忘脨 れたために、 彼 らの 理 解卆 力 は 暗肨 くなり、 彼 らの 心升 は、この 世匒 的 で 兜肉<br />

欲僼 的 になった。こうして 彼 らは、メシヤの 来勵 臨 を 知半 らず、 誇縷 りと 不勘 信勼 によって、 贖 い 主勢 を<br />

拒兘 否 した。それでも 神卡 は、ユダヤ 民 族 が 救 いの 祝腛 福厹 を 知半 って、それにあずかることから 除揄<br />

外勭 されなかった。しかし、 真卢 理 を 拒兘 否 したものは、 天拦 の 賜 物匵 を 得千 たいという 願傿 いを 全 く 失拽<br />

251


ってしまった。 彼 らは、「 悪捰 を 呼 んで 善 といい、 善 を 呼 んで 悪捰 といい」、ついに、 彼 らの<br />

うちにあった 光捄 も 暗肨 くなった。そして、その 暗肨 黒 は、なんと 大 きかったことであろう。<br />

きわめて 重匤 要勥 な 敬肭 虔 の 精 神卡 さえ 欠 けていれば、 人 間 が 宗儲 教卝 の 形捊 式厚 を 保 つことは、サタ<br />

ンの 策北 略傎 には 都匙 合 がいいのである。ユダヤ 人 は、 福厹 音 を 拒兘 否 した 後 も、 相 変厭 わらず 熱 心升 に<br />

昔繕 からの 儀腝 式厚 を 守捿 り、 厳 格卺 に 国 家匝 的 排僛 他 主勢 義拣 を 保 ってきたが、その 反卬 面卥 、 自 分 たちの 間 に<br />

神卡 の 臨 在厪 がもはや 現勶 れていないことを 認卉 めないわけにいかなかった。ダニエルの 預 言匟 は、<br />

メシヤの 来勵 臨 の 時 を 明 白换 に 示単 し、 彼 の 死拎 をはっきりと 預 言匟 していたので、 彼 らは、その 研挣<br />

究捨 をやめさせ、ついにラビたちは、 時 を 計匧 算厊 しようとするすべての 者 に、のろいを 宣傪 言匟 す<br />

るに 至儖 った。イスラエルの 人 々は、 無叄 分 別厌 と 頑繷 迷偧 のうちに、その 後 の 歳按 月 を 送拡 ってきた。<br />

彼 らは、 救 いの 恵 み 深捫 い 招偠 待挊 に 無叄 関 心升 であった。また、 福厹 音 の 祝腛 福厹 と、 天拦 からの 光捄 を 拒兘 む<br />

ことについての 厳 粛施 で 恐傁 ろしい 警厺 告卪 とに、 心升 をとめなかった。<br />

原募 因 のあるところには、 必厧 ずその 結医 果卵 が 伴僀 う。 義拣 務勲 であると 知半 りながらも、それが 自<br />

分 の 好捆 みに 合 わないからと 言匟 って、 故採 意勪 にその 信勼 念挡 をもみ 消拔 すものは、ついに、 真卢 理 と 誤儶<br />

りの 区厅 別厌 をする 能印 力 を 失拽 ってしまう。 理 解卆 力 はにぶり、 良拖 心升 は 無叄 感厤 覚 になり、 心升 はかたく<br />

なになり、 魂 は 神卡 から 離掤 れてしまう。 神卡 からの 真卢 理 のメッセージが、 拒兘 絶傉 または 軽 視拹 され<br />

る 時 に、 教卝 会 は 暗肨 黒 に 覆繆 われる。 信勼 仰纝 と 愛 は 冷偭 え、 離掤 反卬 と 分 離掤 が 起招 こる。 教卝 会 員 は、 世匒 俗晐<br />

の 追挵 求卍 に 興掰 味控 と 精 力 を 集厦 中 し、 罪 人 は 心升 をかたくなにして 悔繛 い 改匳 めないのである。<br />

神卡 のさばきの 時 を 知半 らせ、 神卡 をおそれ 礼脊 拝旟 するよう 人 々に 呼 びかけた、 黙縹 示単 録捎 14 章肐 の<br />

第匌 一 天拦 使却 の 使却 命挻 は、 神卡 の 民 と 称胃 する 人 々を 世匒 俗晐 の 悪捰 影挼 響捳 から 引匂 き 離掤 し、 世匒 俗晐 化 と 背 信勼 とい<br />

う 彼 らの 真卢 の 状叔 態拟 を 認卉 めさせるためのものであった。この 使却 命挻 によって、 神卡 は 教卝 会 に 1 つ<br />

の 警厺 告卪 をお 与拜 えになった。もし 彼 らが、それを 受匃 け 入 れていたならば、 彼 らを 神卡 から 閉僔 め<br />

出 していた 害县 悪捰 を 正匁 すことができたのであった。もしも 彼 らが、 天拦 からの 使却 命挻 を 受匃 け 入<br />

れ、 主勢 の 前 に 心升 を 低拯 くして、み 前 に 立 つ 準厜 備厵 を 真卢 心升 から 求卍 めていたならば、 聖脩 霊绳 と 神卡 の 力<br />

が、 彼 らの 間 にあらわされていたことであろう。 教卝 会 は 再卭 び 使却 徒傣 時 代 の 時 のような、 一 致<br />

と 信勼 仰纝 と 愛 の 幸 福厹 な 状叔 態拟 に 到肑 達挾 していたことであろう。<br />

使却 徒傣 時 代 には 信勼 者 たちは、「 心升 を 1 つにし 思卩 いを 1 つにして、」「 大 胆绺 に 神卡 の 言匟 を 語指<br />

り、」「 主勢 は、 救 われる 者 を 日 々 仲傫 間 に 加匎 えて 下 さったのである」[ 使却 徒傣 行 伝捱 4:32、31、<br />

2:。<br />

もし 神卡 の 民 と 称胃 する 人 々が、み 言匟 葉挺 から 輝脮 く 光捄 を 受匃 け 入 れるならば、 彼 らは、キリス<br />

トが 祈绗 られた 一 致 に 到肑 達挾 することであろう。それは、 使却 徒傣 が「 平匊 和匄 のきずなで 結医 ばれて、<br />

聖脩 霊绳 による 一 致 を」と 言匟 ったところのものである。「からだは 1 つ、 御 霊绳 も 1 つである。<br />

あなたがたが 召昨 されたのは、1 つの 望捬 みを 目 ざして 召昨 されたのと 同 様捞 である。 主勢 は 1 つ、<br />

信勼 仰纝 は 1 つ、バプテスマは 1 つ」と 彼 は 言匟 っている[エペソ 4:3~。<br />

252


再卭 臨 使却 命挻 を 受匃 け 入 れた 人 々は、このような 幸 福厹 を 経 験挧 した。 彼 らは、さまざまな 異 な<br />

った 教卝 派挩 から 来勵 ていたが、そうした 教卝 派挩 的 障揃 害县 は 打占 ち 砕 かれた。 相 いれない 信勼 条厬 は、こな<br />

ごなに 砕 かれた。この 世匒 の 至儖 福厹 千収 年 期勡 という 非 聖脩 書危 的 な 希傩 望捬 は、 放择 棄 された。キリスト 再卭<br />

臨 に 関 する 誤儶 った 見 解卆 は 正匁 された。 誇縷 りと 世匒 俗晐 との 妥縞 協匞 は 一 掃线 された。 悪捰 は 正匁 された。 人<br />

々の 心升 は 親捧 しい 交卦 わりを 結医 び、 愛 と 喜 びがみなぎった。もしこの 教卝 義拣 が、これを 信勼 じた 少厮<br />

数包 の 者 に、このようにしたのであれば、すべての 者 が 受匃 け 入 れていたなら、すべての 者 に<br />

同 じような 影挼 響捳 を 及 ぼしたはずであった。<br />

しかし、 一 般 の 教卝 会 は、 警厺 告卪 を 受匃 け 入 れなかった。「イスラエルの 家匝 」を 見 守捿 る 者 と<br />

して、まず 最勞 初匘 にイエスの 再卭 臨 のしるしを 認卉 めるはずであった 牧肧 師 たちは、 預 言匟 のあかし<br />

からも、 時 のしるしからも、 真卢 理 を 学 ぶことができなかった。 彼 らの 心升 は、 世匒 俗晐 的 な 望捬 み<br />

と 野 心升 に 満掫 ち、 神卡 に 対 する 愛 と 神卡 の 言匟 葉挺 に 対 する 信勼 仰纝 は、 冷偭 たくなっていた。そして、 再卭<br />

臨 の 教卝 義拣 が 示単 された 時 に、それはただ 偏旌 見 と 不勘 信勼 をかきたてるだけであった。この 使却 命挻 が、<br />

だいたいにおいて 一 般 信勼 徒傣 によって 説拿 教卝 されたことが、それに 反卬 対 する 理 由厩 としてあげら<br />

れた 昔繕 のように、 神卡 の 言匟 葉挺 の 明 白换 なあかしは、「 役叓 人 たちやパリサイ 人 たちの 中 で、ひと<br />

りでも 信勼 じた 者 があっただろうか」と 問勬 われるのであった。<br />

そして、 預 言匟 的 期勡 間 に 基匼 づく 議 論厱 に 反卬 論厱 することは 非 常拤 に 困傮 難挚 であるのに 気勴 づいた 多匭<br />

くの 者 は、 預 言匟 の 書危 は 封脐 じられたものであって 理 解卆 できないと 教卝 えて、 預 言匟 の 研挣 究捨 を 思卩 い<br />

とどまらせた。 多匭 くの 者 は、 牧肧 師 を 絶傉 対 的 に 信勼 頼 して、 警厺 告卪 に 耳脥 を 傾傧 けることを 拒兘 んだ。<br />

ほかの 者 たちは、 真卢 理 であると 自 覚 はしても、「 会 堂傾 から 追挵 い 出 」されることを 恐傁 れて、<br />

信勼 仰纝 を 告卪 白换 しなかった。 神卡 が 教卝 会 を 試去 み、 清捲 めるために 送拡 られた 使却 命挻 は、キリストよりは<br />

この 世匒 を 愛 する 人 々の 数包 がどんなに 多匭 いかということを、あまりにも 明 白换 に 示単 した。 彼 ら<br />

を 地 に 結医 びつけるきずなは、 彼 らを 天拦 にひきつけるものより 強勮 力 であった。 彼 らは、 世匒 俗晐<br />

の 知半 恵 の 声拨 に 耳脥 を 傾傧 けることを 選 び、 心升 をさぐる 真卢 理 の 使却 命挻 に 背 を 向匇 けたのである。<br />

彼 らは、 第匌 一 天拦 使却 の 使却 命挻 を 拒兘 否 することにより、 神卡 が 彼 らの 回 復挴 のために 備厵 えられた<br />

手 段掀 を 拒兘 絶傉 した。 彼 らは、 彼 らを 神卡 から 隔绔 てている 悪捰 を 矯禑 正匁 したはずの 恵 みの 使却 者 をはね<br />

つけ、ますます 熱 心升 に 世匒 との 交卦 わりを 求卍 めた。1844 年 の 教卝 会 内 における、 世匒 俗晐 化 、 背 教卝 、<br />

霊绳 的 死拎 という 恐傁 るべき 状叔 態拟 の 原募 因 は、 実 にこれであった。<br />

黙縹 示単 録捎 14 章肐 において、 第匌 一 天拦 使却 に 続勸 いて、 第匌 二华 天拦 使却 が、「 倒 れた、 大 いなるバビロン<br />

は 倒 れた。その 不勘 品厍 行 に 対 する 激 しい 怒腹 りのぶどう 酒儀 を、あらゆる 国 民 に 飲儍 ませた 者 」と<br />

宣傪 言匟 している[ 黙縹 示単 録捎 14:。「バビロン」という 言匟 葉挺 は、「バベル」からきたもので、 混<br />

乱 を 意勪 味控 している。この 言匟 葉挺 は、 聖脩 書危 では、 種捶 々の 形捊 をとった 偽兖 りの、あるいは 背 教卝 的 な<br />

宗儲 教卝 を 指匦 すのに 用 いられている。 黙縹 示単 録捎 17 章肐 には、バビロンは 女匩 であるといわれている。<br />

女匩 は、 聖脩 書危 では 教卝 会 の 象拺 徴僦 として 用 いられている。 純儻 潔昔 な 女匩 は、 純儻 潔昔 な 教卝 会 であり、 汚儢<br />

れた 女匩 は、 背 教卝 した 教卝 会 を 表勖 している。<br />

253


聖脩 書危 では、キリストとキリストの 教卝 会 との 間 の 神卡 聖脩 で 永 続勸 的 な 関 係厂 を、 結医 婚肶 の 契 りで<br />

表勖 している。 主勢 は、 厳 粛施 な 契 約 によって、ご 自 分 の 民 をご 自 分 に 結医 びつけられ、ご 自 分 が<br />

彼 らの 神卡 になることを 約 束僓 された。 そして 彼 らは、 自 分 たちが 神卡 のものとなり、 神卡 だけ<br />

のものになることを 誓绒 ったのである。 神卡 はこう 言匟 われる。「わたしは 永 遠 にあなたとちぎ<br />

りを 結医 ぶ。すなわち 正匁 義拣 と、 公勗 平匊 と、いっくしみと、あわれみとをもってちぎりを 結医 ぶ」<br />

[ホセア 2:。そしてまた、「わたしはあなたがたの 夫挕 だからである」と 言匟 っておられる<br />

[エレミヤ 3:。パウロも 新 約 聖脩 書危 において、 同 じ 象拺 徴僦 を 用 いて、「あなたがたを、きよ<br />

いおとめとして、ただひとりの 男卂 子 キリストにささげるために、 婚肶 約 させたのである」と<br />

言匟 っている[Ⅱコリント 11:。<br />

教卝 会 がキリストに 不勘 忠儮 実 であって、キリストに 対 する 信勼 頼 と 愛 情午 を 失拽 い、 世匒 俗晐 の 事 物匵<br />

に 対 する 愛 を 心升 に 抱 くことは、 結医 婚肶 の 誓绒 いを 破挐 ることにたとえられている。 主勢 を 離掤 れたイ<br />

スラエルの 罪 が、この 象拺 徴僦 によって 語指 られている。そして 彼 らが 軽 んじた、 神卡 の 驚脚 くべき<br />

愛 が、 次卙 のように 感厤 動 的 に 描胦 かれている。 「わたしは……あなたに 誓绒 い、あなたと 契 約<br />

を 結医 んだ。そしてあなたはわたしのものとなったと、 主勢 なる 神卡 は 言匟 われる。」「あなたは<br />

非 常拤 に 美捜 しくなって 王掣 の 地 位匱 に 進勺 み、あなたの 美捜 しさのために、あなたの 名匷 声拨 は 国 々に 広南<br />

まった。これはわたしが、あなたに 施厇 した 飾兇 りによって 全 うされたからである。……とこ<br />

ろが、あなたは 自 分 の 美捜 しさをたのみ、 自 分 の 名匷 声拨 によって 姦贊 淫 を 行 」った。「『イスラ<br />

エルの 家匝 よ、 背 信勼 の 妻像 が 夫挕 のもとを 去掇 るように、たしかに、あなたがたはわたしにそむい<br />

た』と 主勢 は 言匟 われる。」「 自 分 の 夫挕 に 替 えて 他 人 と 通 じる 姦贊 婦偫 よ」[エゼキエル 16:8、<br />

13~15、32、エレミヤ 3:。<br />

新 約 聖脩 書危 にも、 神卡 の 恵 みより 世匒 俗晐 の 交卦 わりを 求卍 める 自 称胃 キリスト 者 たちに、これと 同<br />

様捞 の 言匟 葉挺 が 語指 られている。 使却 徒傣 ヤコブは 次卙 のように 言匟 っている。「 不勘 貞繀 のやからよ。 世匒 を<br />

友掻 とするのは、 神卡 への 敵育 対 であることを、 知半 らないか。おおよそ 世匒 の 友掻 となろうと 思卩 う 者<br />

は、 自 らを 神卡 の 敵育 とするのである」[ヤコブ 4:。 黙縹 示単 録捎 17 章肐 の 女匩 [バビロン]は、 次卙 の<br />

ように 描胦 写捂 されている。「この 女匩 は 紫纑 と 赤捭 の 衣胼 をまとい、 金 と 宝肮 石厈 と 真卢 珠晁 とで 身拴 を 飾兇 り、<br />

憎 むべきものと…… 汚儢 れとで 満掫 ちている 金 の 杯 を 手 に 持匛 ち、その 額厀 には、1 つの 名匷 がしる<br />

されていた。それは 奥傱 義拣 であって、『 大 いなるバビロン、 淫 婦偫 どもの 母 』というのであっ<br />

た。」<br />

「わたしは、この 女匩 が 聖脩 徒傣 の 血傔 とイエスの 証卨 人 の 血傔 に 酔绷 いしれているのを 見 た」と 預<br />

言匟 者 は 言匟 っている。バビロンは、さらに、「 地 の 王掣 たちを 支匣 配括 する 大 いなる 都匙 のことであ<br />

る」と 言匟 われている[ 黙縹 示単 録捎 17:4~6、。 幾继 世匒 紀 にもわたって、キリスト 教卝 国 の 君 主勢 たち<br />

の 上 に 独捌 裁拍 的 支匣 配括 を 維 持匛 した 権勻 力 は、ローマである。 紫纑 と 赤捭 、 金 と 宝肮 石厈 と 真卢 珠晁 は、 華兛 麗暗 な<br />

王掣 権勻 にまさる 豪僘 華兛 さを 誇縷 ったローマ 法 王掣 権勻 を 鮮掏 やかに 描胦 写捂 している。また、キリストに 従<br />

う 者 を 残拑 酷昰 に 迫 害县 したこの 教卝 会 ほど、「イエスの 証卨 人 の 血傔 に 酔绷 いしれている」ということ<br />

254


が 当勠 てはまる 権勻 力 はほかにない。またバビロンは、「 地 の 王掣 たち」と 非 合 法 的 関 係厂 を 結医 ん<br />

だと 非 難挚 されている。ユダヤの 教卝 会 が 淫 婦偫 になったのは、 主勢 を 離掤 れ、 異 邦傗 人 と 同 盟 を 結医 ん<br />

だためであったが、ローマも 同 様捞 に、 俗晐 権勻 の 支匣 持匛 を 求卍 めて 堕秐 落叉 し、 同 様捞 の 非 難挚 を 受匃 けてい<br />

る。<br />

バビロンは、「 淫 婦偫 どもの 母 」であると 言匟 われている。その 娘繂 たちとは、 彼 女匩 の 教卝 義拣<br />

と 言匟 い 伝捱 えを 重匤 んじてその 例捁 にならい、 世匒 との 不勘 法 な 同 盟 を 結医 ぶために、 真卢 理 と 神卡 の 是肔 認卉<br />

とを 犠腻 牲繉 にする 諸 教卝 会 の 象拺 徴僦 でなければならない。バビロンが 倒 れたことを 宣傪 言匟 する 黙縹 示単<br />

録捎 14 章肐 のメッセージは、かつては 純儻 潔昔 であったが 腐纄 敗反 するに 至儖 った 宗儲 教卝 団卄 体 に 適 用 され<br />

ねばならない。このメッセージは 審拥 判匯 の 警厺 告卪 に 続勸 くものであるから、 最勞 後 の 時 代 に 発 せら<br />

れるものでなければならない。したがって、これは、ローマ・カトリック 教卝 会 だけに 当勠 て<br />

はまるものではない。なぜならば、この 教卝 会 は、 幾继 世匒 紀 にわたって 倒 れた 状叔 態拟 にあった<br />

か らである。さらに、 黙縹 示単 録捎 18 章肐 では、 神卡 の 民 はバビロンから 離掤 れ 去掇 れと 呼 びかけられ<br />

ている。この 聖脩 句繯 によれば、 多匭 くの 神卡 の 民 がまだバビロンにいなければならない。 今 、キ<br />

リストに 従 うものの 大 部 分 は、どの 宗儲 教卝 団卄 体 に 属傍 しているであろうか。 言匟 うまでもなく、<br />

プロテスタント 各厰 派挩 の 諸 教卝 会 である。<br />

これらの 諸 教卝 会 は、その 出 現勶 の 当勠 初匘 にあっては 神卡 と 真卢 理 のために 崇暒 高 な 態拟 度 をとり、<br />

神卡 の 祝腛 福厹 にあずかった。 不勘 信勼 仰纝 な 世匒 の 人 々でさえ、 福厹 音 の 原募 則 を 信勼 じることに 伴僀 う 恵 みを<br />

認卉 めずにはおられなかった。 預 言匟 者 はイスラエルに 次卙 のように 言匟 った。「あなたの 美捜 しさ<br />

のために、あなたの 名匷 声拨 は 国 々に 広南 まった。これはわたしが、あなたに 施厇 した 飾兇 りによっ<br />

て 全 うされたからであると、 主勢 なる 神卡 は 言匟 われる。」しかし、 彼 らも、イスラエルののろ<br />

いであり 滅脛 びであったのと 同 じ 欲僼 望捬 —— 神卡 を 信勼 じない 人 々の 習 慣脹 に 習 い、 彼 らとの 交卦 わり<br />

を 求卍 めようとする 欲僼 望捬 ——によって 堕秐 落叉 した。「あなたは 自 分 の 美捜 しさをたのみ、 自 分 の<br />

名匷 声拨 によって 姦贊 淫 を 行 」った[エゼキエル 16:14、。<br />

プロテスタント 教卝 会 の 多匭 くは、ローマの 例捁 にならって「 地 の 王掣 たち」と 不勘 法 な 関 係厂 を<br />

結医 んでいる。 国 教卝 会 は 俗晐 権勻 と 提卖 携掠 することによって。また 他 の 教卝 派挩 は、 世匒 俗晐 の 歓脒 心升 を 求卍 め<br />

ることによって。そこで、この「バビロン」[ 混 乱 ]という 言匟 葉挺 は、それぞれ 自 分 たちの 教卝<br />

義拣 は 聖脩 書危 に 基匼 づいたものであるといいながら、ほとんど 無叄 数包 の 教卝 派挩 に 分 かれ、 互僆 いに 衝胓 突<br />

する 信勼 条厬 と 理 論厱 をもったこれらの 諸 団卄 体 に、まことによく 当勠 てはまるのである。<br />

諸 教卝 会 は、ローマから 分 離掤 していながら、 世匒 俗晐 との 罪 深捫 い 結医 合 のほかにも、ローマの<br />

他 の 特厣 質拾 をあらわしている。ローマ・カトリックの 一 著兆 書危 に、 次卙 のようにある。「もしロ<br />

ーマの 教卝 会 が、 諸 聖脩 人 に 関 して 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 の 罪 があるとするならば、その 娘繂 である 英捼 国 国 教卝<br />

会 も 同 罪 である。 英捼 国 では、キリストにささげられた 教卝 会 1 つに 対 して、マリヤにささげ<br />

られた 教卝 会 が 10 ある。」 3 …また、ホプキンス 博 士厨 は、『 千収 年 期勡 に 関 する 論厱 文卽 』の 中 で<br />

次卙 のように 言匟 っている。「 反卬 キリスト 教卝 的 精 神卡 と 習 慣脹 が、 今 、ローマ 教卝 会 と 呼 ばれている<br />

255


ものに 限拘 られていると 見 なす 理 由厩 はない。プロテスタント 諸 教卝 会 も、その 中 に 多匭 くの 反卬 キ<br />

リスト 的 なものを 持匛 っており、 腐纄 敗反 と 罪 悪捰 ……から 全 くぬけ 切卲 ったとは、とうてい 言匟 えな<br />

い。」 4<br />

長 老偽 教卝 会 がローマから 分 離掤 したことに 関 して、ガスリー 博 士厨 は 次卙 のように 書危 いている。<br />

「 今 から 300 年 前 、わが 教卝 会 は、 開 かれた 聖脩 書危 を 旗充 印偝 とし、『 聖脩 書危 を 調 べよ』をその 標<br />

語指 として、ローマの 門挋 から 進勺 み 出 た。」そして 彼 は、 次卙 のような 意勪 味控 深捫 長 な 質拾 問勬 を 発 する<br />

のである。「 果卵 たして 彼 らは、 完 全 にバビロンから 出 たであろうか?」 5<br />

また、スポルジョンは 言匟 っている。「 英捼 国 国 教卝 会 は、 徹僿 頭挓 徹僿 尾捕 、 秘兕 蹟秭 重匤 視拹 主勢 義拣 に 陥肿 っ<br />

ているように 思卩 われる。しかし、 非 国 教卝 徒傣 も 同 様捞 に、はなはだしく 哲脼 学 的 不勘 信勼 に 打占 ち 負拆 か<br />

されているように 思卩 われる。われわれが 望捬 みをかけていた 者 たちが、1 人 また 1 人 と、 信勼<br />

仰纝 の 根捏 本 から 離掤 れ 去掇 っていく。わたしは、 今 や 英捼 国 の 心升 臓億 部 そのものが、のろうべき 無叄 神卡<br />

思卩 想挹 に 食挱 いつくされていると 思卩 う。それは、おくめんもなくなお 説拿 教卝 壇绵 に 上 がって 自 らを<br />

キリスト 教卝 と 称胃 しているのだ。」<br />

この 大 背 教卝 の 原募 因 は、… 体 なんであったであろうか。 教卝 会 はどのようにして、 福厹 音 の<br />

単 純儻 さから 離掤 れたのであろうか。それはキリスト 教卝 が、 異 教卝 徒傣 に 受匃 け 入 れられやすいよう<br />

にと、 多匭 神卡 教卝 の 習 慣脹 に 順 応厸 したからであった。 使却 徒傣 パウロは、 彼 の 時 代 においてさえ、<br />

「 不勘 法 の 秘兕 密偾 の 力 が、すでに 働掴 いているのである」と 言匟 った[Ⅱテサロニケ 2:。 使却 徒傣 た<br />

ちの 生 きている 間 は、 教卝 会 は、 比发 較脘 的 純儻 潔昔 を 保 っていた。しかし、「2 世匒 紀 の 終厖 わりごろ<br />

に、たいていの 教卝 会 は、 新 しい 形捊 式厚 を 取勚 り 入 れた。 最勞 初匘 の 単 純儻 さは 消拔 えた。そして、 徐斦 々<br />

に、 年 老偽 いた 弟胱 子 たちが 墓斳 に 入 るにつれて、 彼 らの 子 供挿 たちが、 新 しい 改匳 心升 者 たちととも<br />

に…… 登 場 し、 運卞 動 の 形捊 態拟 を 新 たなものにした。」 6 改匳 宗儲 者 を 得千 るために、キリスト 教卝 の<br />

高 い 標 準厜 は 下 げられ、その 結医 果卵 、「 多匭 神卡 教卝 が 洪斬 水匍 のように 教卝 会 内 に 流及 れ 込匸 み、その 習 慣脹 、<br />

風掵 俗晐 、 偶旦 像僕 を 持匛 ち 込匸 んだ。」 7 キリスト 教卝 が、 世匒 俗晐 の 支匣 配括 者 たちの 愛 顧僖 と 支匣 持匛 を 受匃 けるに<br />

つれて、 一 般 大 衆 も 名匷 目 上 はキリスト 教卝 を 信勼 じるようになった。しかし、キリスト 者 らし<br />

く 見 えても、 多匭 くの 者 は「 実 質拾 上 は 多匭 神卡 教卝 であって、 特厣 に、 隠僸 れて 彼 らの 偶旦 像僕 を 礼脊 拝旟 して<br />

いた。」 8 プロテスタントであると 称胃 するたいていの 教卝 会 は、これと 同 様捞 の 過厢 程损 を 経 たの<br />

ではなかろうか。 真卢 の 改匳 革挙 の 精 神卡 をもっていた 創傦 立 者 たちが 死拎 ぬと、その 子 孫繜 たちが 登 場<br />

して「 運卞 動 の 形捊 態拟 を 新 たなものにする。」 改匳 革挙 者 の 子 孫繜 たちは、 父 祖脽 たちの 信勼 条厬 に 盲 目 的<br />

に 固 執儨 して、 彼 らが 認卉 めたこと 以匆 上 の 真卢 理 を 受匃 け 入 れようとはせず、その 一 方 では、 父 祖脽<br />

たちの 謙旎 遜 、 自 己偻 犠腻 牲繉 、 世匒 俗晐 の 放择 棄 などの 模掌 範儤 から、 遠 く 離掤 れていった。こうして、「 最勞<br />

初匘 の 単 純儻 さは 消拔 える。」 世匒 俗晐 の 洪斬 水匍 が 教卝 会 に 流及 れ 込匸 んで、「その 習 慣脹 、 風掵 俗晐 、 偶旦 像僕 」を 持匛<br />

ち 込匸 んだ。<br />

ああ、「 神卡 への 敵育 対 」である 世匒 を 友掻 とする 精 神卡 が、 今 日 、キリストの 弟胱 子 であると 称胃<br />

する 人 々の 間 に、なんと 恐傁 ろしいばかりに、 広南 く 行 きわたっていることであろう。キリス<br />

256


ト 教卝 国 の 一 般 の 教卝 会 は、 謙旎 遜 、 自 己偻 犠腻 牲繉 、 単 純儻 、 敬肭 虔 といった 聖脩 書危 の 標 準厜 から、なんと 遠<br />

くかけ 離掤 れてしまったことであろう。ジョン・ウェスレーは、 金 銭儓 の 正匁 しい 用 い 方 につい<br />

て、 次卙 のように 語指 った。「このように 貴揂 重匤 なタレントは、 不勘 必厧 要勥 で 高 価卒 な 衣胼 服傕 や、あるい<br />

は 不勘 用 な 飾兇 りなど、 単 に 目 の 欲僼 を 満掫 足拒 させるものに、 少厮 しでも 浪償 費厔 してはならない。 自 分<br />

の 家匝 を 妙胄 に 飾兇 り 立 てるために 浪償 費厔 してはならない。 不勘 必厧 要勥 な、または、 高 価卒 な 家匝 具 、ぜい<br />

たくな 絵胅 画厐 、 飾兇 り 物匵 のために 浪償 費厔 してはならない。…… 持匛 ち 物匵 の 誇縷 りを 満掫 足拒 させ、 人 間 の<br />

賞 賛僮 を 得千 るために 金 を 使却 ってはならない。……『みずから 幸 いな 時 に、 人 々から 賞 賛僮 』さ<br />

れる。あなたが『 紫纑 の 布偵 や 細 布偵 を 着挄 て、』『 毎傭 日 ぜいたくに』 遊肓 び 暮儋 らしているならば、<br />

確卾 かに 多匭 くの 者 は、あなたの 趣脺 味控 の 高 尚縎 なことと、あなたの 気勴 前 よさと、 歓脒 待挊 ぶりを 賞 賛僮<br />

するであろう。しかし、そのように 高 価卒 な 賞 賛僮 を 買挍 ってはならない。それよりも、 神卡 から<br />

受匃 ける 栄 誉縃 に 満掫 足拒 すべきである。」 9 ところが、われわれの 時 代 の 多匭 くの 教卝 会 は、こうし<br />

た 教卝 えを 無叄 視拹 している。<br />

宗儲 教卝 を 告卪 白换 することは、 世匒 の 人 々に 歓脒 迎 されるようになった。 為 政 者 、 政 治匮 家匝 、 弁 護厽<br />

士厨 、 医挨 師 、 実 業 家匝 などは、 社 会 の 尊胛 敬肭 と 信勼 頼 を 確卾 保 し、 自 分 たちの 世匒 俗晐 的 な 利匏 益捍 を 増匲 進勺 す<br />

るために、 教卝 会 に 加匎 わる。 こうして 彼 らは、キリスト 教卝 を 公勗 言匟 しながら、そのかげであ<br />

らゆる 不勘 正匁 な 取勚 引匂 を 行 おうとする。こうして 教卝 会 に 加匎 わった 世匒 俗晐 の 人 々の、 富挛 と 影挼 響捳 力 に<br />

よって 補拙 強勮 された 種捶 々の 宗儲 教卝 団卄 体 は、なおいっそう、 世匒 の 人 気勴 と 愛 顧僖 を 得千 ようと 努 力 する。<br />

ぜいを 尽能 くした 教卝 会 堂傾 が、 繁光 華兛 な 通 りに 建厼 設勳 され、 礼脊 拝旟 者 たちは、 高 価卒 な 流及 行 の 衣胼 服傕 をま<br />

とっている。 人 々を 喜 ばせ 引匂 きつける 才纞 能印 ある 牧肧 師 に、 高 給捚 が 支匣 払掾 われる。 彼 の 説拿 教卝 は、<br />

人 々の 罪 にふれてはならず、 上 流及 社 会 の 人 々の 耳脥 に 楽掱 しい 快儜 いものでなければならない。<br />

こうして、 上 流及 社 会 の 罪 人 たちが 教卝 会 の 名匷 簿腪 にのせられ、 社 交卦 界化 の 罪 が 信勼 心升 深捫 い 装 いのか<br />

げに 隠僸 されている。<br />

現勶 代 の 自 称胃 キリスト 者 たちの 世匒 俗晐 に 対 する 態拟 度 について、ある 有卻 力 な 一 般 雑儡 誌胩 は 次卙 の<br />

ように 言匟 っている。「 教卝 会 は、 知半 らず 知半 らずのうちに、 時 代 の 精 神卡 に 順 応厸 し、その 礼脊 拝旟 の<br />

形捊 式厚 も、 現勶 代 の 要勥 求卍 に 適 応厸 させてしまった。」「 実 際匶 、 教卝 会 は、 今 や 宗儲 教卝 を 魅纡 力 的 にする<br />

のに 役叓 立 つものならなんでも、その 手 段掀 として 用 いている。」また、ニューヨークの『イ<br />

ンディペンデント』 誌胩 の 筆僜 者 は、メソジスト 教卝 会 について、 次卙 のように 言匟 っている。「 信勼<br />

心升 深捫 い 者 と 宗儲 教卝 的 でない 者 との 区厅 別厌 は、あいまいになり、 双僅 方 の 側卷 の 熱 心升 な 人 々は、 彼 ら<br />

の 行 動 や 楽掱 しみの 差挽 異 を 全 部 取勚 り 去掇 ろうと 努 力 している。」「 宗儲 教卝 を 信勼 じることが 一 般 に<br />

歓脒 迎 されるようになると、その 義拣 務勲 を 十厝 分 に 果卵 たすことをせずしてその 恩繥 恵 にあずかろう<br />

とする 者 が、はなはだしく 増匲 加匎 するようになる。」<br />

ハワード・クロスビーは、 次卙 のように 言匟 っている。「キリスト 教卝 会 が、 主勢 の 意勪 図掛 され<br />

ることをほとんど 果卵 たしていない 状叔 態拟 は、まことに 憂旨 慮傼 すべきことである。ち ょうど 昔繕<br />

のユダヤ 人 たちが、 偶旦 像僕 国 民 と 親捧 しく 交卦 わって、その 心升 を 神卡 から 奪傤 い 去掇 られたよう<br />

257


に、……イエスの 教卝 会 は 今 、 不勘 信勼 仰纝 な 世匒 界化 と 不勘 実 の 提卖 携掠 をして、 神卡 から 与拜 えられた 真卢 の 生<br />

活卹 の 指匦 針拏 を 放择 棄 し、キリストを 信勼 じない 社 会 の、もっともらしいが 危捦 険叁 な 習 慣脹 に 順 応厸 し、<br />

神卡 の 啓繡 示単 とは 無叄 関 係厂 で、 恵 みにおけるあらゆる 成勱 長 とは 全 く 反卬 対 の 議 論厱 を 行 っては、そう<br />

した 結医 論厱 に 達挾 している。」 10<br />

この 世匒 俗晐 化 と 快儜 楽掱 追挵 求卍 の 潮脞 流及 の 中 で、キリストのための 克胨 己偻 と 自 己偻 犠腻 牲繉 とは、ほとん<br />

ど 全 面卥 的 に 忘脨 れ 去掇 られている。「 今 、 教卝 会 で 活卹 動 している 男卂 女匩 のあるものは、 子 供挿 の 時 に、<br />

キリストのために 何挬 かをささげるか、または 何挬 かを 行 うために、 犠腻 牲繉 を 払掾 うようにと 教卝 え<br />

られたのである。」しかし「 今 、 資 金 が 欠 乏织 していても、……ささげるようにとの 呼 びか<br />

けはだれにもなされない。それよりも、 慈暆 善 市 、 演 劇胋 、 模掌 擬 裁拍 判匯 、 古挃 物匵 収厓 集厦 夕儩 食挱 会 、ある<br />

いは 何挬 かの 会 食挱 など—— 人 々を 楽掱 しませることを 行 おうとする。」<br />

ウィスコンシン 州拰 のウォシュバーン 知半 事 は、1873 年 1 月 9 日 の 年 頭挓 報匔 告卪 の 中 で 次卙 の<br />

ように 言匟 った。「ばくち 打占 ちが 出 てくるような 学 校厛 を 閉僔 鎖肽 する 法 律傢 が 必厧 要勥 であるように 思卩<br />

われる。そういう 学 校厛 が 至儖 るところにある。 教卝 会 でさえ[ 疑卧 いもなく、 知半 らずにではあろ<br />

うが]、 悪捰 魔斴 の 仕捸 事 をしていることがある。 時 には 宗儲 教卝 的 または 慈暆 善 の 目 的 で 開 かれる 景拲<br />

品厍 付厏 き 音 楽掱 会 や 景拲 品厍 付厏 き 売匉 り 出 し、 富挛 くじなどは、しぼしば、 福厹 引匂 きや 懸 賞 袋肰 など 低拯 級揁 な<br />

目 的 のためにも 開 かれており、これらはみな、 射 幸 心升 をそそる 手 段掀 である。 特厣 に 青捘 年 たち<br />

にとって、 労排 せずして 金 や 物匵 を 手 に 入 れることほど、 心升 を 堕秐 落叉 させ、まひさせるものはな<br />

い。りっぱな 人 々が、こうした 投匐 機務 的 な 催 しにたずさわり、その 金 銭儓 はよい 目 的 のために<br />

使却 われるのだと 考卛 えて 安勣 心升 している 間 に、 州拰 の 青捘 年 たちがかけごとに 熱 中 する 習 慣脹 に 陥肿 っ<br />

てしまっても、 不勘 思卩 議 ではない。」<br />

世匒 俗晐 との 妥縞 協匞 の 精 神卡 が、キリスト 教卝 国 の 至儖 るところの 教卝 会 に 侵兓 入 しつつある。ロバー<br />

ト・アトキンスは、ロンドンでの 説拿 教卝 の 中 で、 英捼 国 に 広南 く 行 きわたっている 霊绳 的 堕秐 落叉 の 暗肨<br />

い 絵胅 を 描胦 いて 次卙 のように 言匟 っている。「 真卢 に 正匁 しい 人 々は、 地 上 から 減匬 りつつある。そし<br />

てだれもそのことを 気勴 にかけない。 今 日 、 各厰 教卝 会 における 信勼 者 たちは、 世匒 俗晐 を 愛 し、 世匒 俗晐<br />

と 妥縞 協匞 し、 兜肉 体 的 な 楽掱 しみを 愛 し、そして 人 々の 尊胛 敬肭 を 得千 たいとあこがれている。 彼 らは、<br />

キリストとともに 苦 しむように 召昨 されているのに、 非 難挚 を 受匃 けることさえ 恐傁 れてい<br />

る。…… 背 教卝 、 背 教卝 、 背 教卝 が、 各厰 教卝 会 の 真卢 正匁 面卥 に 刻傋 印偝 されている。もし 彼 らがそれを 知半 り、<br />

それを 感厤 じるならば、 望捬 みがあろう。ところが、 悲胳 しいことに 彼 らは、『 自 分 は 富挛 んでい<br />

る、 豊掿 かになった。なんの 不勘 自 由厩 もない』と 叫经 ぶ。」 11<br />

バビロンに 対 して 宣傪 告卪 された 大 罪 は、「その 不勘 品厍 行 に 対 する 激 しい 怒腹 りのぶどう 酒儀 を、<br />

あらゆる 国 民 に 飲儍 ませた」ことである。バビロンが 世匒 界化 に 提卖 供挿 するこの 杯 は、バビロンが<br />

地 上 の 勢厕 力 者 たちと 不勘 法 な 関 係厂 を 結医 んだ 結医 果卵 受匃 け 入 れた、 偽兖 りの 教卝 義拣 を 表勖 している。 世匒 を<br />

友掻 とすることは、その 信勼 仰纝 を 腐纄 敗反 させる。そして 一 方 バビロンのほうは、 聖脩 書危 の 明 白换 な 言匟<br />

葉挺 に 反卬 対 する 教卝 義拣 を 教卝 えて、 世匒 に 腐纄 敗反 的 影挼 響捳 を 及 ぼすのである。<br />

258


ローマは、 人 々から 聖脩 書危 を 取勚 り 上 げて、そのかわりにローマの 教卝 えを 受匃 け 入 れるよう、<br />

すべての 者 に 要勥 求卍 した。 神卡 の 言匟 葉挺 を 人 々に 取勚 りもどすことが、 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 働掴 きであった。<br />

しかし、 今 日 の 教卝 会 においては、 聖脩 書危 よりはむしろ 教卝 会 の 信勼 条厬 や 教卝 義拣 を 信勼 じるように 人 々<br />

に 教卝 えているのが、かくれもない 事 実 ではなかろうか。チャールズ・ビーチャーは、プロ<br />

テスタント 教卝 会 についてこう 語指 った。「かつて 父 祖脽 たちが、 自 分 たちが 助捉 長 していたとこ<br />

ろの 聖脩 人 や 殉程 教卝 者 たちへの 崇暒 敬肭 の 念挡 の 高 まりに 対 して、それを 非 難挚 する 言匟 葉挺 を 注挅 意勪 深捫 く 避<br />

けたように、 今 日 の 新 教卝 教卝 会 は、 信勼 条厬 を 非 難挚 するどのような 言匟 葉挺 をも、 注挅 意勪 深捫 く 避 けてい<br />

る。……プロテスタントの 福厹 音 諸 教卝 派挩 は、 自 分 の 教卝 派挩 はもちろんのこと、 他 の 教卝 派挩 とも 非<br />

常拤 に 堅儕 く 互僆 いに 手 を 握儙 り 合 っているために、 聖脩 書危 以匆 外勭 に 何挬 かの 書危 を 受匃 け 入 れるのでなけれ<br />

ば、だれも 絶傉 対 に 牧肧 師 になること ができない。…… 昔繕 、ローマが 聖脩 書危 を 禁 じたと 同 様捞 に、<br />

今 や 信勼 条厬 の 力 が、より 隠僸 微脀 な 方 法 によってではあるが、 聖脩 書危 を 禁 じ 始卿 めていると 言匟 っても、<br />

決 して 単 なる 想挹 像僕 ではないのである。」 12 忠儮 実 な 教卝 師 が、 神卡 の 言匟 葉挺 を 説拿 明 すると、 学 者 や、<br />

自 分 は 聖脩 書危 を 理 解卆 していると 主勢 張挗 する 牧肧 師 たちが 現勶 れて、 健掕 全 な 教卝 理 を 異 端健 であると 非 難挚<br />

し、こうして 真卢 理 の 探僙 究捨 者 を 追挵 い 返拮 すのである。 世匒 界化 がバビロンの 酒儀 に 酔绷 いつぶれていさ<br />

えしなければ、 多匭 くの 者 は、 神卡 の 言匟 葉挺 の 明 白换 で 鋭繾 い 真卢 理 によって 心升 を 打占 たれ、 改匳 心升 するこ<br />

とであろう。しかし、 宗儲 教卝 的 信勼 条厬 が 非 常拤 に 混 乱 し 矛旁 盾绮 しているように 思卩 えるので、 人 々は<br />

何挬 を 真卢 理 として 信勼 じてよいのかわからずにいる。 世匒 界化 が 悔繛 い 改匳 めないのは、 教卝 会 の 責掅 任厃 で<br />

ある。<br />

黙縹 示単 録捎 14 章肐 の 第匌 二华 天拦 使却 の 使却 命挻 は、 最勞 初匘 、1844 年 の 夏 、 宣傪 べ 伝捱 えられた。そして、そ<br />

れは 当勠 時 の 米 国 の 諸 教卝 会 に 直卟 接捴 当勠 てはまるものであった。 米 国 においては、 審拥 判匯 の 警厺 告卪 が<br />

最勞 も 広南 く 宣傪 言匟 されたにもかかわらず、 大 部 分 の 教卝 会 はそれを 拒兘 否 して、 急双 速捠 に 堕秐 落叉 してし<br />

まった。しかし、 第匌 二华 天拦 使却 の 使却 命挻 は、1844 年 に 完 全 な 成勱 就 を 見 たのではなかった。その<br />

時 、 教卝 会 は、 再卭 臨 使却 命挻 の 光捄 を 拒兘 否 したために、 道匠 徳 的 堕秐 落叉 を 経 験挧 したのであったが、しか<br />

しその 堕秐 落叉 は、 全 面卥 的 なものではなかった。 諸 教卝 会 は 現勶 代 に 対 する 特厣 別厌 な 真卢 理 を 拒兘 否 しつ<br />

づけてきたために、ますますひどく 堕秐 落叉 してしまった。しかし、「バビロンは 倒 れ<br />

た。……その 不勘 品厍 行 に 対 する 激 しい 怒腹 りのぶどう 酒儀 を、あらゆる 国 民 に 飲儍 ませた 者 」と 言匟<br />

うまでには、まだなっていない。 彼 女匩 はまだあらゆる 国 民 に 飲儍 ませてはいない。 世匒 俗晐 と 妥縞<br />

協匞 する 精 神卡 と、われわれの 運卞 命挻 を 決 定 する 現勶 代 の 真卢 理 に 対 する 無叄 関 心升 とが、すべてのキリ<br />

スト 教卝 国 のプロテスタント 諸 教卝 会 内 で 力 を 得千 ている。こうした 教卝 会 も、 第匌 二华 天拦 使却 の 厳 粛施 で<br />

恐傁 るべき 告卪 発 の 中 に 含捋 まれる。しかし、 背 教卝 の 活卹 動 は、まだその 頂脢 点勷 に 達挾 していない。<br />

聖脩 書危 は、 主勢 の 再卭 臨 の 前 に、サタンが「あらゆる 偽兖 りの 力 と、しるしと、 不勘 思卩 議 と、ま<br />

た、あらゆる 不勘 義拣 の 惑 わしとを」もって 働掴 き、「 自 分 らの 救 となるべき 真卢 理 に 対 する 愛 を<br />

受匃 けいれ」ない 者 は、「 偽兖 りを 信勼 じるように、 迷偧 わす 力 」を 受匃 けるに 至儖 る、と 言匟 っている<br />

[Ⅱテサロニケ 2:9~。こうした 状叔 態拟 になって、 教卝 会 と 世匒 俗晐 との 結医 合 がキリスト 教卝 国 全 体<br />

259


において 完 全 に 行 われる 時 に、 初匘 めてバビロンの 堕秐 落叉 は 完 全 なものとなる。この 変厭 化 は 徐斦<br />

々に 行 われる。 黙縹 示単 録捎 14:8 の 全 面卥 的 成勱 就 は、まだ 将 来勵 のことである。 バビロンを 構拧 成勱<br />

する 諸 教卝 会 は、 霊绳 的 暗肨 黒 と 神卡 からの 離掤 反卬 に 陥肿 っているにもかかわらず、その 中 にはまだ、<br />

真卢 のキリスト 者 が 数包 多匭 くいる。この 時 代 のための 特厣 別厌 な 使却 命挻 をまだ 悟縖 っていない 人 々が 多匭<br />

くいる。 自 分 たちの 現勶 状叔 に 満掫 足拒 せず、もっと 明 らかな 光捄 を 待挊 ち 望捬 んでいる 者 が、 少厮 なくな<br />

い。 彼 らは 自 分 たちの 所勰 属傍 する 教卝 会 の 中 に、キリストの 姿掋 を 見 ようとしても 見 ることがで<br />

きない。 こうした 諸 教卝 会 が、 真卢 理 からますます 遠 く 離掤 れ、 世匒 俗晐 といっそう 密偾 接捴 に 結医 合 す<br />

るにつれて、2 つのグループの 人 々の 相 違挆 は 大 きくなり、ついには 分 離掤 しなければならな<br />

くなる。この 上 なく 神卡 を 愛 する 人 々は、「 神卡 よりも 快儜 楽掱 を 愛 する 者 、 信勼 心升 深捫 い 様捞 子 をしな<br />

がらその 実 を 捨腇 てる 者 」たちとは、もはや 関 係厂 を 保 っことができなくなる 時 が 来勵 る。<br />

黙縹 示単 録捎 18 章肐 は、 教卝 会 が、 黙縹 示単 録捎 14:6~12 の 三勫 重匤 の 使却 命挻 を 拒兘 否 した 結医 果卵 、 第匌 二华 天拦 使却<br />

の 使却 命挻 が 預 言匟 した 状叔 態拟 に 完 全 に 陥肿 り、そして、まだバビロンにいる 神卡 の 民 が、その 中 から<br />

出 るようにと 求卍 められる 時 を 示単 している。これは、 世匒 界化 に 発 せられる 最勞 後 の 器捙 である。そ<br />

してそれは、その 働掴 きを 成勱 し 遂脎 げる。「 真卢 理 を 信勼 じないで 議 を 喜 んでいた」 人 々は、 偽兖 り<br />

を 信勼 じ、 迷偧 わす 力 に 陥肿 るままにされる[Ⅱテサロニケ 2:。その 時 真卢 理 の 光捄 は、それを 受匃<br />

けようと 心升 を 開 くすべての 人 の 上 に 輝脮 き、バビロンに 残拑 っている 主勢 の 子 供挿 たちはみな、<br />

「わたしの 民 よ。 彼 女匩 から 離掤 れ 去掇 」れという 招偠 きの 声拨 に 耳脥 を 傾傧 けるのである[ 黙縹 示単 録捎<br />

18:。 ]<br />

260


第匌 22 章 預 言匟 の 成勱 就<br />

主勢 の 再卭 臨 を 最勞 初匘 に 期勡 待挊 していた 時 ——すなわち 1844 年 の 春捖 ——が 過厢 ぎた 時 、 主勢 の 出<br />

現勶 を 信勼 仰纝 をもって 待挊 望捬 していた 人 々は、しばらくの 間 、 疑卧 惑 と 不勘 安勣 に 閉僔 ざされた。 世匒 は、<br />

彼 らが 全 く 敗反 北勾 し、 妄秗 想挹 にとりつかれていたことを 証卨 明 したと 考卛 えたが、しかし 彼 らの 慰縺<br />

めの 源 は、なお 神卡 の 言匟 葉挺 であった。 多匭 くの 者 は、 聖脩 書危 の 研挣 究捨 を 続勸 け、 自 分 たちの 信勼 仰纝 の 証卨<br />

拠 を 改匳 めて 吟 味控 し、 注挅 意勪 深捫 く 預 言匟 を 学 んで、もっと 光捄 を 受匃 けようとした。 彼 らのとった 立<br />

場 を 支匣 持匛 する 聖脩 書危 の 証卨 言匟 は、 明 白换 で 決 定 的 であった。まちがう 余 地 のないいくつかのしる<br />

しが、キリストの 再卭 臨 の 近卐 いことを 示単 していた。 罪 人 の 悔繛 い 改匳 めとキリスト 者 の 霊绳 的 生 命挻<br />

のリバイバルという 両厥 面卥 における 主勢 の 特厣 別厌 な 祝腛 福厹 は、その 使却 命挻 が 神卡 からのものであること<br />

をあかししていた。そして 信勼 徒傣 たちは、 自 分 たちの 失拽 望捬 を 説拿 明 することはできなかったけ<br />

れども、これまでの 経 験挧 において 神卡 の 導拗 きがあったことを 確卾 信勼 した。 [1784.<br />

彼 らが 再卭 臨 の 時 にあてはまると 考卛 えた 預 言匟 の 中 には、 彼 らの 不勘 安勣 と 気勴 がかりな 状叔 態拟 に<br />

対 して 特厣 にあてはまる 教卝 訓肢 があった。そしてそれは、 今 はわからないことでも、やがて 明<br />

らかにされるという 信勼 仰纝 をもって 耐脾 え 忍旖 んで 待挊 つようにと、 彼 らを 励繭 ますものであっ<br />

た。 これらの 預 言匟 の 中 に、ハバクク 2:1~4 の 預 言匟 があった。「わたしはわたしの 見 張挗<br />

所勰 に 立 ち、 物匵 見 やぐらに 身拴 を 置厒 き、 望捬 み 見 て、 彼 がわたしになんと 語指 られるかを 見 、また<br />

わたしの 訴挰 えについてわたし 自 らなんと 答掬 えたらよかろうかを 見 よう。 主勢 はわたしに 答掬 え<br />

て 言匟 われた、『この 幻星 を 書危 き、これを 板偺 の 上 に 明 らかにしるし、 走掘 りながらも、これを 読傊<br />

みうるようにせよ。この 幻星 はなお 定 められたときを 待挊 ち、 終厖 りをさして 急双 いでいる。それ<br />

は 偽兖 りではない。もしおそければ 待挊 っておれ。それは 必厧 ず 臨 む。 滞胇 りはしない。 見 よ、そ<br />

の 魂 の 正匁 しくない 者 は 衰斠 える。しかし 義拣 人 はその 信勼 仰纝 によって 生 きる』。」<br />

「この 幻星 を 書危 き、これを 板偺 の 上 に 明 らかにしるし、 走掘 りながらも、これを 読傊 みうるよ<br />

うにせよ」というこの 預 言匟 の 指匦 示単 は、 早拱 くも 1842 年 に、ダニエル 書危 と 黙縹 示単 録捎 の 幻星 を 説拿 明<br />

する 図掛 表勖 の 作单 製拸 をチャールズ・フィッチに 思卩 いつかせていた。この 図掛 表勖 の 発 表勖 は、ババク<br />

クによって 与拜 えられた 命挻 令傂 の 実 現勶 であると 考卛 えられた。しかし、 幻星 の 成勱 就 には 一 見 遅 延 —<br />

— 時 期勡 が 遅 れること——があるということが 同 じ 預 言匟 の 中 に 示単 されていることに、その 時<br />

だれも 気勴 づかなかった。 失拽 望捬 後 、この 聖脩 句繯 は 非 常拤 に 意勪 味控 深捫 く 思卩 われた。「この 幻星 はなお 定<br />

められたときを 待挊 ち、 終厖 りをさして 急双 いでいる。それは 偽兖 りではない。もしおそければ 待挊<br />

っておれ。それは 必厧 ず 臨 む。 滞胇 りはしない。…… 義拣 人 はその 信勼 仰纝 によって 生 きる。」また、<br />

エゼキエルの 預 言匟 の 一 部 が 信勼 徒傣 にとって 力 と 慰縺 めの 源 となった。「 主勢 の 言匟 葉挺 がわたしに 臨<br />

んだ、『 人 の 子 よ、イスラエルの 地 について、あなたがたが「 日 は 延 び、すべての 幻星 はむ<br />

なしくなった」という、このことわざはなんであるか。それゆえ、 彼 らに 言匟 え、「 主勢 なる<br />

神卡 はこう 言匟 われる、…… 日 とすべての 幻星 の 実 現勶 とは 近卐 づいた」と。……わたしは、わが 語指<br />

261


るべ きことを 語指 り、それは 必厧 ず 成勱 就 する。 決 して 延 びることはない。』」「イスラエル<br />

の 家匝 は 言匟 う、『 彼 の 見 る 幻星 は、なお 多匭 くの 日 の 後 の 事 である。 彼 が 預 言匟 することは 遠 い 後<br />

の 時 のことである』と。それゆえ、 彼 らに 言匟 え、 主勢 なる 神卡 はこう 言匟 われる、わたしの 言匟 葉挺<br />

はもはや 延 びない。わたしの 語指 る 言匟 葉挺 は 成勱 就 すると、 主勢 なる 神卡 は 言匟 われる」[エゼキエル<br />

12:2Ⅰ~25、27、。<br />

待挊 っていた 人 々は、 初匘 めから 終厖 わりのことを 知半 っておられる 方 が、 各厰 時 代 を 見 通 し、<br />

彼 らの 失拽 望捬 を 予匨 見 して、 勇腅 気勴 と 希傩 望捬 の 言匟 葉挺 を 与拜 えておられたことを 信勼 じて、 喜 んだ。 忍旖 耐脾<br />

して 待挊 ち、 神卡 の 言匟 葉挺 を 堅儕 く 信勼 じることを 教卝 えるこうした 聖脩 書危 の 言匟 葉挺 がなかったならば、 彼<br />

らの 信勼 仰纝 は、この 試去 練 の 時 にくじけてしまったことであろう。<br />

マタイ 25 章肐 の、10 人 のおとめのたとえも、 再卭 臨 信勼 徒傣 の 経 験挧 を 説拿 明 している。マタイ<br />

24 章肐 において、キリストは、 再卭 臨 と 世匒 の 終厖 わりについての 弟胱 子 たちの 質拾 問勬 に 答掬 えて、 彼<br />

の 初匘 臨 から 再卭 臨 までの 間 の 世匒 界化 と 教卝 会 の 歴偡 史 における 重匤 要勥 なできごとをいくつか 指匦 摘 され<br />

た。すなわち、それらは、エルサレムの 滅脛 亡 、 異 教卝 および 法 王掣 権勻 の 迫 害县 による 教卝 会 の 大 患<br />

難挚 、 日 と 月 が 暗肨 くなること、 落叉 星 などであった。この 後 で、 彼 は、ご 自 分 がみ 国 の 力 をも<br />

って 来勵 ることを 語指 られ、 彼 の 出 現勶 を 待挊 つ 2 種捶 類 のしもべたちについてのたとえを 話匋 された。<br />

25 章肐 は、「そこで 天拦 国 は、10 人 のおとめ……に 似胤 ている」という 言匟 葉挺 で 始卿 まっている。<br />

ここに、24 章肐 の 終厖 わりに 示単 されているのと 同 様捞 の、 終厖 末拢 時 代 に 存掑 在厪 する 教卝 会 が 描胦 かれて<br />

いる。このたとえにおいて、 彼 らの 経 験挧 は、 東 洋捤 の 婚肶 礼脊 というできごとによって 説拿 明 され<br />

ている。 「そこで 天拦 国 は、10 人 のおとめがそれぞれあかりを 手 にして、 花挮 婿趈 を 迎 えに 出<br />

て 行 くのに 似胤 ている。その 中 の 5 人 は 思卩 慮傼 が 浅肜 く、5 人 は 思卩 慮傼 深捫 い 者 であった。 思卩 慮傼 の 浅肜<br />

い 者 たちは、あかりは 持匛 っていたが、 油 を 用 意勪 していなかった。しかし、 思卩 慮傼 深捫 い 者 たち<br />

は、 自 分 たちのあかりと 一 緒肎 に、 入 れものの 中 に 油 を 用 意勪 していた。 花挮 婿趈 の 来勵 るのがおく<br />

れたので、 彼 らはみな 居 眠縔 りをして、 寝脅 てしまった。 夜 中 に、『さあ、 花挮 婿趈 だ、 迎 えに 出<br />

なさい』と 呼 ぶ 声拨 がした。」<br />

第匌 一 天拦 使却 の 使却 命挻 が 布偵 告卪 したキリストの 再卭 臨 は、 花挮 婿趈 が 来勵 ることによって 表勖 示単 されてい<br />

ると 理 解卆 された。キリストの 再卭 臨 が 近卐 いという 布偵 告卪 を 聞挈 いて 広南 く 改匳 革挙 が 行 われたことは、<br />

おとめたちが 出 迎 えたことに 相 当勠 するものであった。マタイ 24 章肐 と 同 じく、このたとえ<br />

においても、2 種捶 類 の 人 々が 表勖 されている。すべての 者 が、あかりである 聖脩 書危 を 手 にし、<br />

その 光捄 によって 花挮 婿趈 を 出 迎 えようとした。ところが、「 思卩 慮傼 の 浅肜 い 者 たちは、あかりは 持匛<br />

っていたが、 油 を 用 意勪 していなかった。」「 思卩 慮傼 深捫 い 者 たちは、 自 分 たちのあかりと 一 緒肎<br />

に、 入 れものの 中 に 油 を 用 意勪 していた。」 思卩 慮傼 深捫 い 者 たちは、 神卡 の 恵 み、すなわち、 神卡<br />

の 言匟 葉挺 を 足拒 のともしび、また 道匠 の 光捄 とするところの、 聖脩 霊绳 の 再卭 生 と 啓繡 発 の 力 を 受匃 けていた。<br />

彼 らは 神卡 を 恐傁 れ 敬肭 い、 真卢 理 を 学 ぶために 聖脩 書危 を 研挣 究捨 し、 心升 と 生 活卹 の 清捲 めを 熱 心升 に 求卍 めてい<br />

た。この 人 々は、 自 分 自 身拴 の 体 験挧 を 持匛 ち、 神卡 とみ 言匟 葉挺 に 対 する 信勼 仰纝 を 持匛 っていたから、 失拽<br />

262


望捬 や 遅 延 にもくじけることはなかった。 他 の 者 たちは、「あかりは 持匛 っていたが、 油 を 用<br />

意勪 していなかった。」 彼 らは、 衝胓 動 に 動 かされたのであった。 彼 らは、 厳 粛施 な 使却 命挻 を 聞挈 い<br />

て 恐傁 れを 感厤 じはしたものの、 同 信勼 の 友掻 だちの 信勼 仰纝 にたよって、 真卢 理 の 十厝 分 な 理 解卆 を 持匛 たず、<br />

また 心升 に 恵 みの 真卢 の 働掴 きを 経 験挧 せずに、 良拖 き 感厤 情午 という 危捦 げな 光捄 に 満掫 足拒 していた。 彼 らは、<br />

すぐに 報匔 いが 与拜 えられるものと 期勡 待挊 して、 主勢 を 迎 えに 出 た。しかし 彼 らには、 遅 延 や 失拽 望捬<br />

に 対 する 用 意勪 がなかった。 試去 練 が 来勵 た 時 に、 彼 らの 信勼 仰纝 はくじけ、 彼 らの 光捄 は 消拔 えそうに<br />

なった。<br />

「 花挮 婿趈 の 来勵 るのがおくれたので、 彼 らはみな 居 眠縔 りをし」た。 花挮 婿趈 の 遅 延 は、 主勢 が 来勵<br />

られると 期勡 待挊 した 際匶 の 時 の 経 過厢 と、 失拽 望捬 と、そして 一 見 遅 延 と 思卩 われたこととを 表勖 してい<br />

た。この 不勘 安勣 な 時 において、 表勖 面卥 的 で 半博 信勼 半博 疑卧 の 人 々の 興掰 味控 はすぐに 動 揺肝 し 始卿 め、その 努<br />

力 はゆるみ 始卿 めた。しかし、 自 分 で 得千 た 聖脩 書危 の 知半 識掟 に 信勼 仰纝 の 基匼 礎脔 を 置厒 いた 人 々は、 失拽 望捬 の<br />

波 に 洗腂 い 去掇 られることのない 岩 の 上 に 立 っていた。「みな 居 眠縔 りをして、 寝脅 てしまっ<br />

た。」 一 方 の 人 々は 自 分 たちの 信勼 仰纝 を 平匊 然掍 と 放择 棄 して、そしてもう 一 方 の 人 々は、より 明<br />

らかな 光捄 が 与拜 えられるまで 忍旖 耐脾 して 待挊 ちながら。しかし、 試去 練 の 夜 、 後 者 は 彼 らの 熱 心升 と<br />

献僑 身拴 をいくぶんか 失拽 うかにみえた。 不勘 熱 心升 で 表勖 面卥 的 な 人 々は、もはや 同 信勼 の 友掻 だちの 信勼 仰纝<br />

に 頼 ることができなかった。 各厰 自 が、 自 分 で 立 つか、 倒 れるかしなければならなかっ<br />

た。<br />

ちょうどこのころ、 狂旆 信勼 が 現勶 れ 始卿 めた。これまで 使却 命挻 を 熱 心升 に 信勼 じると 言匟 っていた 人<br />

々が、 誤儶 りのない 手 引匂 きとしての 神卡 の 言匟 葉挺 を 拒兘 否 して、 自 分 は 聖脩 霊绳 に 導拗 かれていると 称胃 し、<br />

彼 ら 自 身拴 の 感厤 情午 、 印偝 象拺 、 想挹 像僕 に 身拴 をゆだねた。 ある 者 たちは、 無叄 分 別厌 で 頑繷 迷偧 な 熱 心升 さを<br />

あらわして、 自 分 たちの 行 動 を 認卉 めない 者 をみな 非 難挚 した。 彼 らの 狂旆 信勼 的 な 考卛 えと 行 動 は、<br />

再卭 臨 信勼 徒傣 の 大 部 分 の 者 の 共厗 感厤 を 得千 られなかったが、しかし、こうした 者 たちのために、 真卢<br />

理 の 運卞 動 そのものが 非 難挚 を 受匃 けたりした。 サタンは、こうした 方 法 で 神卡 の 働掴 きに 反卬 対 し、<br />

それを 打占 ちこわそうとしていた。 人 々は、 再卭 臨 運卞 動 によって 非 常拤 な 感厤 銘腧 を 受匃 け、 遅 延 の 期勡<br />

間 中 でさえ、 幾继 千収 の 罪 人 が 悔繛 い 改匳 め、 忠儮 実 な 人 々が 真卢 理 の 宣傪 布偵 のために 献僑 身拴 していた。 悪捰<br />

の 君 は、 彼 の 部 下 たちを 失拽 いつつあった。そこで 彼 は、 神卡 の 働掴 きに 恥時 辱既 をもたらすために、<br />

信勼 仰纝 を 表勖 明 している 人 々のある 者 たちを 欺繏 いて、 極掄 端健 に 走掘 らせようとした。そうしておい<br />

て、 彼 の 部 下 たちは、すぐにその 誤儶 りや 失拽 敗反 や 見 苦 しい 行 為 をみな 取勚 り 上 げて、それをは<br />

なはだしく 誇縷 張挗 して 人 々に 示単 し、 再卭 臨 信勼 徒傣 とその 信勼 仰纝 を 憎 むべきものであると 思卩 わせよう<br />

とした。こうして、 再卭 臨 信勼 仰纝 を 公勗 言匟 していても 心升 がサタンの 力 に 支匣 配括 されている 者 が 多匭 け<br />

れば 多匭 いほど、 彼 らを 信勼 者 全 体 の 代 表勖 であるとして 人 々の 注挅 目 を 引匂 くことによって、サタ<br />

ンはますます 有卻 利匏 になるのである。<br />

サタンは、「われらの 兄胆 弟胱 らを 訴挰 える 者 」である。そして、 人 々に 主勢 の 民 の 誤儶 りや 欠<br />

点勷 を 見 つけさせ、それを 注挅 目 の 的 にする 一 方 、 彼 らの 善 行 は 何挬 も 言匟 わずに 見 過厢 ごしてしま<br />

263


わせることが、サタンの 精 神卡 である。サタンは、 神卡 が 救 霊绳 のために 活卹 動 されるときは、い<br />

つも 活卹 躍儆 する。 神卡 の 子 供挿 たちが 主勢 の 前 に 現勶 れる 時 、サタンも 彼 らの 中 にいる。すべてのリ<br />

バイバル 集厦 会 において、 彼 は、 心升 が 清捲 められず、 精 神卡 の 不勘 健掕 全 な 者 を 参厴 加匎 させようとして<br />

いる。この 人 々が、 真卢 理 のいくぶんかを 信勼 じて、 信勼 者 の 仲傫 間 に 入 ると、サタンは、 彼 らを<br />

通 して、 軽 率厾 な 人 々を 欺繏 く 説拿 を 持匛 ち 込匸 んでくる。 神卡 の 子 供挿 たちの 仲傫 間 に 入 り、 礼脊 拝旟 の 家匝 に<br />

いて、 主勢 の 聖脩 餐 にあずかるからといって、その 人 が 真卢 のキリスト 者 であるとはかぎらない。<br />

サタンはしばしば、 彼 が 用 いることのできる 者 の 姿掋 をかりて、 最勞 も 厳 粛施 な 集厦 会 に 連 なって<br />

いる。<br />

悪捰 の 君 は、 神卡 の 民 が 天拦 の 都匙 に 向匇 かって 進勺 む 旅傯 のその 1 歩 ごとに 妨绋 害县 をする。 教卝 会 の 全<br />

歴偡 史 において、 改匳 革挙 が 行 われるときには 必厧 ず 重匤 大 な 障揃 害县 があった。パウロの 時 代 において<br />

もそうであった。 彼 が 教卝 会 を 起招 こしたところではどこでも、 信勼 じると 言匟 いながら 異 端健 をも<br />

たらす 者 たちがあった。そして、もしそれを 信勼 じるならば、ついには 真卢 理 に 対 する 愛 が 失拽<br />

われてしまうのであった。ルターもまた、 直卟 接捴 神卡 の 言匟 葉挺 に 接捴 したと 主勢 張挗 して 自 分 の 考卛 えや<br />

意勪 見 を 聖脩 書危 の 証卨 言匟 以匆 上 に 重匤 要勥 視拹 する 狂旆 信勼 的 な 人 々に、 非 常拤 に 悩肘 まされ 苦 しめられた。 信勼 仰纝<br />

と 経 験挧 に 欠 けていながら、 相 当勠 のうぬぼれを 持匛 ち、 新 奇纟 なことを 聞挈 いたり 話匋 したりするこ<br />

とが 好捆 きな 多匭 くの 人 々は、このような 新 しい 教卝 師 の 主勢 張挗 に 欺繏 かれ、 神卡 がルターを 動 かして<br />

打占 ちたてようとなさったことを 破挐 壊傓 するサタンの 働掴 きの、その 手 先匪 となった。また、ウェ<br />

スレー 兄胆 弟胱 や、またその 感厤 化 力 と 信勼 仰纝 とによって 世匒 界化 に 祝腛 福厹 をもたらした 他 の 人 々も、 過厢<br />

激 で 不勘 健掕 全 で 清捲 められていない 人 々をあらゆる 種捶 類 の 狂旆 信勼 に 陥肿 れるサタンの 策北 略傎 に、 終厖 始卿<br />

悩肘 まされたのである。<br />

ウィリアム・ミラーは、そうした 狂旆 信勼 的 傾傧 向匇 への 動 きには 共厗 鳴胯 しなかった。 彼 は、ル<br />

ターと 同 様捞 に、すべての 霊绳 は 神卡 の 言匟 葉挺 によって 試去 されるべきであると 断友 言匟 した。ミラーは<br />

言匟 った。「 悪捰 魔斴 は、 今 日 、ある 人 々の 心升 に 大 きな 勢厕 力 を 持匛 っている。われわれは、 彼 らが<br />

どのような 霊绳 を 持匛 っているかを、どうやって 知半 ることができるであろうか。 聖脩 書危 は、『あ<br />

なたがたは、その 実 によって 彼 らを 見 わけるであろう』と 答掬 えている。……さまざまな 霊绳<br />

が 世匒 に 現勶 れてきている。そしてわれわれは、 霊绳 を 試去 すように 命挻 じられている。この 世匒 の 中<br />

にあって、われわれを 落叉 ち 着挄 いて 正匁 しく 信勼 仰纝 深捫 く 生 きるようにさせない 霊绳 は、キリストの<br />

霊绳 ではない。このような 熱 狂旆 的 運卞 動 は、サタンによるところ 大 であるとの 確卾 信勼 を、わたし<br />

はますます 強勮 くしている。……われわれの 中 には、 全 く 清捲 められたと 主勢 張挗 する 者 が 多匭 くあ<br />

るが、 彼 らは、 人 間 の 言匟 い 伝捱 えに 従 っているのであって、 真卢 理 を 信勼 じることを 表勖 明 しない<br />

他 の 人 々と 同 様捞 に、 真卢 理 のことは 何挬 も 知半 らないように 思卩 われる。」 1 「 誤儶 りの 霊绳 は、われ<br />

われを 真卢 理 から 離掤 れさせる。そして、 神卡 の 霊绳 は、われわれを 真卢 理 に 導拗 くのである。しかし、<br />

あなたがたは 言匟 うであろう。 人 は 誤儶 りの 中 にいながら 自 分 は 真卢 理 を 持匛 っていると 考卛 える 時<br />

がある。その 場 合 はどうなのか、と。われわれはこう 答掬 える。 霊绳 と 言匟 葉挺 とは 一 致 する、と。<br />

264


もし 人 が、 神卡 の 言匟 葉挺 によって 自 分 を 判匯 断友 し、 神卡 の 言匟 葉挺 全 体 と 完 全 に 調 和匄 していることがわ<br />

かれば、その 時 には 自 分 は 真卢 理 を 持匛 っていると 信勼 じなければならない。しかし、もし 自 分<br />

を 導拗 いている 霊绳 が、 神卡 の 律傢 法 や 聖脩 書危 の 全 体 の 主勢 旨腄 と 調 和匄 しないならば、 悪捰 魔斴 のわなに 捕 ら<br />

えられることのないように、 注挅 意勪 して 歩 かなければならない。」 2 「わたしは、しばしば、<br />

キリスト 教卝 国 全 体 の 雑儡 音 の 中 よりは、 輝脮 く 目 、 涙繽 にぬれたほお、とだえがちな 言匟 葉挺 の 中 に、<br />

内 的 敬肭 虔 さの 証卨 拠 をより 多匭 く 見 つけるのであった。」 3<br />

宗儲 教卝 改匳 革挙 の 時 代 に、 改匳 革挙 の 敵育 たちは、 狂旆 信勼 の 害县 悪捰 をすべて、 最勞 も 熱 心升 に 狂旆 信勼 に 反卬 対 し<br />

て 働掴 いていた 人 々 自 身拴 のせいにした。 同 様捞 のことが、 再卭 臨 運卞 動 の 反卬 対 者 たちによって 行 わ<br />

れた。 極掄 端健 な 人 々や 狂旆 信勼 的 な 人 々の 誤儶 りを、 偽兖 り 誇縷 張挗 して 伝捱 えるだけでは 満掫 足拒 せずに、な<br />

んの 根捏 拠 もない 悪捰 評掲 を 言匟 いふらした。これらの 人 々は、 偏旌 見 と 憎 しみに 動 かされていた。<br />

彼 らは、キリストが 門挋 口卶 に 来勵 られたという 宣傪 言匟 を 聞挈 いて 心升 の 平匊 和匄 を 破挐 られた。 彼 らは、そ<br />

れが 真卢 実 かもしれないと 恐傁 れながら、そうでないことを 望捬 んだ。 彼 らが 再卭 臨 信勼 徒傣 とその 信勼<br />

仰纝 に 戦勛 いをいどんだ 秘兕 密偾 はこれであった。<br />

パウロやルターの 時 代 に、 教卝 会 に 狂旆 信勼 者 や 欺繏 瞞 者 がいたからといって、 彼 らの 働掴 きを<br />

非 難挚 する 理 由厩 にはならないのと 同 様捞 に、 再卭 臨 信勼 徒傣 の 中 に 少厮 数包 の 狂旆 信勼 者 がいたからといって、<br />

それが 神卡 の 運卞 動 でなかったと 決 める 理 由厩 にはならない。 神卡 の 民 が、 眠縔 りからさめて、 悔繛 い<br />

改匳 めと 改匳 革挙 の 業 に 熱 心升 に 取勚 りかかるなら、また、イエスにある 真卢 理 を 学 ぶために、 聖脩 書危 を<br />

探僙 るなら、そして、 神卡 に 対 して 全 的 な 献僑 身拴 をするなら、その 時 には、サタンが 今 なお 抜掽 け<br />

目 なく 活卹 動 しているということが、よくわかるであろう。サタンは、できるかぎりの 欺繏 瞞<br />

を 働掴 かせ、 彼 の 支匣 配括 下 のすべての 堕秐 落叉 天拦 使却 を 動 員 して、 彼 の 力 をあらわすであろう。<br />

再卭 臨 の 宣傪 布偵 が、 狂旆 信勼 と 分 裂脧 を 引匂 き 起招 こしたのではなかった。これらのことは、 再卭 臨 信勼<br />

徒傣 たちが、 自 分 たちの 真卢 の 立 場 について 疑卧 惑 と 困傮 惑 の 状叔 態拟 にあった 1844 年 の 夏 に、 起招 き<br />

たのである。 第匌 一 天拦 使却 の 使却 命挻 と「 夜 中 の 叫经 び」は、 直卟 接捴 、 狂旆 信勼 と 分 裂脧 をしずめるのに 役叓 立<br />

った。この 厳 粛施 な 運卞 動 に 参厴 加匎 した 人 々は 一 致 していた。 彼 らの 心升 は、お 互僆 いに 対 する 愛 と、<br />

まもなくお 目 にかかると 待挊 望捬 していたイエスに 対 する 愛 に 満掫 ちていた。1 つの 信勼 仰纝 、1 つ<br />

の 祝腛 福厹 された 望捬 みが、 彼 らを 高 めて、どんな 人 間 的 影挼 響捳 にも 左 右 されぬようにし、サタン<br />

の 攻 撃掐 から 彼 らを 守捿 ったのである。 「 花挮 婿趈 の 来勵 るのがおくれたので、 彼 らはみな 居 眠縔 り<br />

をして、 寝脅 てしまった。 夜 中 に、『さあ、 花挮 婿趈 だ、 迎 えに 出 なさい』と 呼 ぶ 声拨 がした。そ<br />

のとき、おとめたちはみな 起招 きて、それぞれあかりを 整拪 えた」[マタイ 25:5~。 最勞 初匘 、<br />

2300 日 が 終厖 わると 考卛 えられた 時 と、 後 に、それが 延 長 していると 考卛 えられた 同 年 の 秋掞 と<br />

の、その 中 間 の 1844 年 の 夏 に、ちょうど 聖脩 書危 の 言匟 葉挺 どおり、「さあ 花挮 婿趈 だ、 迎 えに 出 な<br />

さい」という 使却 命挻 が 伝捱 えられた。<br />

この 運卞 動 が 起招 きたのは、2300 日 の 起招 算厊 点勷 であるところの、エルサレムを 建厼 て 直卟 せとい<br />

うアルタシャスタ 王掣 の 勅質 令傂 は、 紀 元區 前 457 年 の 秋掞 に 効捓 力 を 発 したのであって、 以匆 前 に 信勼<br />

265


じられていたように、その 年 の 初匘 めではなかったということが、 発 見 されたからであった。<br />

457 年 の 秋掞 から 数包 えれば、2300 年 は、1844 年 の 秋掞 に 完 了傒 する。 また、 旧 約 聖脩 書危 の 型捗 か<br />

ら 見 ても、「 聖脩 所勰 の 清捲 め」によって 表勖 わされている 事 件卅 が 起招 こるのは、 秋掞 であることが 示単<br />

されていた。これは、キリストの 初匘 臨 に 関 する 型捗 が 成勱 就 した 方 法 に 注挅 目 した 時 、 非 常拤 に 明<br />

瞭 となった。<br />

過厢 越掳 の 小 羊旴 をほふることは、キリストの 死拎 の 型捗 であった。パウロは 次卙 のように 言匟 って<br />

いる。「わたしたちの 過厢 越掳 の 小 羊旴 であるキリストは、すでにほふられたのだ」[Ⅰコリン<br />

ト 5:。 過厢 越掳 の 祭脫 りの 時 に 主勢 の 前 で 揺肝 り 動 かす 初匘 穂腢 の 束僓 は、キリストの 復挴 活卹 の 典胟 型捗 であっ<br />

た。パウロは、 主勢 と 主勢 のすべての 民 との 復挴 活卹 について、こう 述掃 べている。 「 最勞 初匘 はキリ<br />

スト、 次卙 に、 主勢 の 来勵 臨 に 際匶 してキリストに 属傍 する 者 たち」[Ⅰコリント 15:。 収厓 穫 に 先匪 だ<br />

って 最勞 初匘 に 実 った 穀暙 物匵 が 揺肝 祭脫 としてささげられたように、キリストは、 将 来勵 復挴 活卹 の 時 に 神卡<br />

の 倉 に 収厓 められる 贖 われた 人 々の、 永 遠 の 収厓 穫 の 初匘 穂腢 である。<br />

266


2300 日 の 予匨 言匟<br />

預 言 的 な 日 = 1 つの 文 字 通 りの 年<br />

34-35<br />

偵 察掊 隊 が 四捡 十厝 日 間 カナンの 国 にいたように、 彼 らの 一 日 を 一 年 と 数包 えて 四捡 十厝 年 間 、<br />

荒僚 野 にいて 罪 を 償 わなければならない。 神卡 に 背 けばどうなるか、よく 思卩 い 知半 るだろう。そ<br />

れらの 者 は 一 人 残拑 らずこの 荒僚 野 で 死拎 ぬと、 主勢 が 言匟 われたのだ。』」[ 民 数包 記卌 14:34-35]<br />

6<br />

次卙 に、ユダに 対 する 罰脖 の 期勡 間 を 示単 すために 四捡 十厝 日 間 、 今 度 は 右 わきを 下 にして 横叅 になり<br />

なさい。やはり 一 日 は 一 年 に 相 当勠 する。[エゼキエル 書危 4:6]<br />

紀 元區 前 457 年 – 西勽 暦昿 1844 年 = 2300 日 / 年 . 14 もう 一 人 が 答掬 えました。「 二华 千収 三勫 百掸 日 が<br />

過厢 ぎてからだ。」[ダニエル 書危 8:14] 24 主勢 は、エルサレムとあなたの 同 胞繟 とに、さらに 四捡<br />

百掸 九 十厝 年 に 及 ぶさばきを 言匟 い 渡据 した。そののち、ようやく 彼 らは 罪 から 離掤 れるようになり、<br />

その 罪 のとがめから 解卆 き 放择 たれる。それから、 永 遠 の 義拣 の 支匣 配括 が 始卿 まり、 預 言匟 者 たちが 告卪<br />

げたように、 神卡 殿脟 の 至儖 聖脩 所勰 が 再卭 建厼 される。[ダニエル 書危 9:24]<br />

紀 元區 前 457 年 – エルサレムを 再卭 建厼 する 王掣 の 法 令傂 . 25 さあ、よく 聞挈 け。エルサレム 再卭 建厼 の<br />

命挻 令傂 が 出 てから 油 を 注挅 がれた 方 が 来勵 るまで、 四捡 十厝 九 年 に 加匎 えて 四捡 百掸 三勫 十厝 四捡 年 かかる。それ<br />

は 苦 しい 時 代 だが、その 間 にエルサレムの 城拝 壁儿 も 町 も 再卭 建厼 される。[ダニエル 書危 9:25]<br />

紀 元區 前 408 年 – エルサレムの 再卭 建厼<br />

267


西勽 暦昿 27 年 – 27 この 王掣 は、 神卡 の 民 と 七 年 の 条厬 約 を 結医 ぶが、その 期勡 限拘 の 半博 ばで 約 束僓 を 破挐 り、<br />

ユダヤ 人 がいけにえとささげ 物匵 をささげるのをすべてやめさせる。それから、その 恐傁 ろし<br />

い 行 為 の 絶傉 頂脢 として、この 敵育 である 王掣 は 神卡 の 聖脩 所勰 を 徹僿 底 的 に 汚儢 す。だが、 神卡 の 時 と 計匧 画厐 に<br />

従 って、この 悪捰 者 に 断友 固 たるさばきが 下 される。」[ダニエル 書危 9:27]<br />

西勽 暦昿 31 年 –イエス・キリストの 磔 刑傃 と 死拎 -- その 期勡 限拘 の 半博 ばで 約 束僓 を 破挐 り、ユダヤ 人 がい<br />

けにえとささげ 物匵 をささげるのをすべてやめさせる[ダニエル 書危 9:27]<br />

西勽 暦昿 34 年 –スティーブンの 石厈 投匐 げ. [ユダヤ 人 の 締偞 め 切卲 り-- . 異 邦傗 人 に 与拜 えられた 福厹<br />

音 ] 14 そして、 御 国 についてのすばらしい 知半 らせが 全 世匒 界化 に 宣傪 べ 伝捱 えられ、すべての 国 民<br />

がそれを 耳脥 にします。それから、ほんとうの 終厖 わりが 来勵 るのです。[マタイの 福厹 音 書危<br />

24:14] 46 そこでパウロとバルナバは、はっきり 言匟 いました。「この 神卡 のことばは、まず<br />

あなたがたユダヤ 人 に 伝捱 えられるはずだった。だが、あなたがたはそれを 突 っぱね、 永 遠<br />

のいのちを 受匃 けるにふさわしくない 者 であることを、 自 分 から 証卨 明 したのだ。これからは、<br />

このすばらしい 知半 らせは、 外勭 国 人 に 伝捱 えよう。[ 使却 徒傣 の 働掴 き 13:46]<br />

1<br />

西勽 暦昿 70 年 – エルサレムの 破挐 壊傓 イエスが 神卡 殿脟 の 庭僃 から 出 ようとしておられると、 弟胱 子 た<br />

ちが 近卐 寄 って 来勵 て、「この 神卡 殿脟 は、たいそうりっぱですね」と 言匟 いました。 2 ところが、<br />

イエスは 言匟 われました。「 今 、あなたがたが 目 を 見 張挗 っているこれらの 建厼 物匵 は、 一 つの 石厈<br />

もほかの 石厈 の 上 に 残拑 らないほど、あとかたもなく 壊傓 されてしまいます。」[マタイの 福厹 音<br />

書危 24:1, 2] 15 ですから、 預 言匟 者 ダニエルが 語指 った、あの 恐傁 るべきものが 聖脩 所勰 に 立 つのを<br />

見 たなら〔 読傊 者 よ、この 意勪 味控 をよく 考卛 えなさい〕… 21 その 時 には、 歴偡 史 上 、 類 を 見 ない<br />

ような 大 迫 害县 が 起招 こるからです。[マタイの 福厹 音 書危 24:15, 21]<br />

1810 日 / 年 – 大 祭脫 司 としてのイエス・キリストの 働掴 き, 天拦 国 の 聖脩 域挦 で.<br />

14<br />

しかし、 私捔 たちを 助捉 けるために 天拦 にのぼられた 偉昖 大 な 大 祭脫 司 、 神卡 の 子 イエスが 味控 方 にな<br />

ってくださるのですから、 私捔 たちの 告卪 白换 する 信勼 仰纝 を 決 して 失拽 うことがないようにしましょ<br />

う。 15 この 大 祭脫 司 は 私捔 たちと 同 じ 試去 練 に 会 われたので、 人 間 の 弱傽 さをよく 知半 っておられ、<br />

ただの 一 度 も、 誘儬 惑 に 負拆 けて 罪 を 犯 したことはありません。 16 ですから 躊 躇 せず、 神卡 の<br />

御 座 に 近卐 づいてあわれみを 受匃 け、 時 にかなって 与拜 えられる 恵 みをいただこうではありませ<br />

んか。[へブル 人 への 手 紙 4:14-16]<br />

こうした 型捗 は、そのできごとだけでなくて、その 時 に 関 しても 成勱 就 した。ユダヤ 暦昿 の 1<br />

月 14 日 、すなわち 1500 年 という 長 期勡 にわたって 過厢 越掳 の 小 羊旴 がほふられてきたその 月 そ<br />

の 日 に、キリストは、 弟胱 子 たちと 過厢 越掳 の 食挱 事 をともにし、「 世匒 の 罪 を 取勚 り 除揄 く 神卡 の 小 羊旴 」<br />

としてのご 自 身拴 の 死拎 を 記卌 念挡 する 式厚 典胟 を 制勧 定 された。その 夜 、 彼 は 悪捰 人 たちの 手 に 捕 らえら<br />

れ、そして 十厝 字捐 架繳 にかけられて 殺掮 されることになった。そして、われわれの 主勢 は、 揺肝 祭脫 の<br />

束僓 の 実 体 として、3 日 目 に 死拎 からよみがえり、「 眠縔 っている 者 の 初匘 穂腢 」となり、 贖 われた<br />

268


すべての 者 の「 卑赐 しいからだを、ご 自 身拴 の 栄 光捄 のからだと 同 じかたちに 変厭 え」ることを 実<br />

証卨 された[ 同 15:20、ピリピ 3:。<br />

これと 同 様捞 に、 再卭 臨 に 関 連 した 型捗 も、 象拺 徴僦 的 奉旊 仕捸 の 中 で 指匦 示単 されたその 時 期勡 に 成勱 就 し<br />

なければならない。モーセの 律傢 法 において、 聖脩 所勰 の 清捲 め、すなわち、 大 いなる 贖 罪 の 日 は、<br />

ユダヤ 暦昿 の 7 月 10 日 に 行 われた[レビ 16:29~。その 日 に、 大 祭脫 司 は、 全 イスラエル 人<br />

の 罪 の 贖 いをなし、 彼 らの 罪 を 聖脩 所勰 から 除揄 き、 出 て 来勵 て、 民 を 祝腛 福厹 した。そのように、わ<br />

れわれの 大 祭脫 司 キリストが 現勶 れて、 罪 と 罪 人 を 滅脛 ぼし、 地 を 清捲 め、 待挊 望捬 していた 神卡 の 民 に<br />

永 遠 の 生 命挻 を 与拜 えるものと、 人 々は 信勼 じた。 聖脩 所勰 の 清捲 めの 時 である 大 いなる 贖 罪 の 日 の 7<br />

月 10 日 は、1844 年 の 10 月 22 日 にあたり、その 日 が 主勢 の 再卭 臨 の 時 であると 考卛 えられた。<br />

これは、2300 日 が 秋掞 に 終厖 結医 するという 前 記卌 の 証卨 拠 とも 一 致 し、この 結医 論厱 は 反卬 論厱 できない<br />

と 思卩 われた。 マタイ 25 章肐 のたとえでは、 待挊 機務 と 眠縔 りのあとに 花挮 婿趈 が 来勵 ることになってい<br />

る。これは、 預 言匟 と 型捗 との 両厥 面卥 から 提卖 示単 された 今 の 議 論厱 とも 一 致 していた。 彼 らは、それ<br />

らが 真卢 実 であることを 堅儕 く 信勼 じた。そして、「 夜 中 の 叫经 び」が、 幾继 千収 の 信勼 徒傣 たちによって<br />

叫经 ばれた。<br />

主勢 に 立 ち 返 れ<br />

この 運卞 動 は、 潮脞 流及 のように 全 土拋 を 覆繆 った。 町 々、 村匾 々、そして 僻 地 にまで 伝捱 えられて、<br />

待挊 望捬 していた 神卡 の 民 は、 完 全 にめざめるに 至儖 った。 狂旆 信勼 は、 昇 る 太挲 陽傘 の 前 の 朝厁 霜 のように、<br />

この 宣傪 言匟 の 前 に 消拔 えていった。 信勼 徒傣 たちは、 自 分 たちの 疑卧 いと 困傮 惑 とが 取勚 り 除揄 かれたこと<br />

を 知半 り、 希傩 望捬 と 勇腅 気勴 が 彼 らの 心升 を 活卹 気勴 づけた。この 運卞 動 には、 人 間 的 興掰 奮绝 だけで 神卡 の 言匟 葉挺<br />

と 霊绳 に 支匣 配括 されていない 時 に 常拤 にあらわれるところの 極掄 端健 さがなかった。それは、 古挃 代 の<br />

イスラエルが、 神卡 のしもべたちからの 譴 責掅 のメッセージを 受匃 けて、 心升 を 低拯 くし、 主勢 に 立 ち<br />

返拮 る 時 の 様捞 子 に 似胤 ていた。それは、 各厰 時 代 における 神卡 の 働掴 きのしるしであるところの 特厣 徴僦<br />

を 帯 びていた。 彼 らは 無叄 我 夢肟 中 で 喜 ぶというこ とはせず、 深捫 く 心升 を 探僙 り、 罪 を 告卪 白换 し、<br />

世匒 俗晐 を 捨腇 てるのであった。 主勢 に 会 う 準厜 備厵 をするということが、 苦 悶 する 魂 の、 心升 の 重匤 荷免 で<br />

あった。 彼 らは、たゆまず 祈绗 るとともに、 神卡 に 全 的 に 献僑 身拴 した。<br />

ミラーは、その 働掴 きを 次卙 のように 述掃 べている。「 大 きな 喜 びの 表勖 現勶 などはない。それ<br />

は、 天拦 と 地 のすべてが、 言匟 葉挺 に 尽能 くせない 輝脮 きに 満掫 ちた 喜 びをもってともに 再卭 ぶ 将 来勵 の 時<br />

まで、 抑 えておくもののように 思卩 われた。 大 声拨 で 叫经 ぶこともない。それもまた、 天拦 からの<br />

叫经 びがあるまで 取勚 っておかれる。 歌 う 者 たちもだまっている。 彼 らは、 天拦 使却 たち、 天拦 から<br />

の 聖脩 歌 隊 に 加匎 わるのを 待挊 っている。…… 感厤 情午 の 衝胓 突 はない。すべての 者 は、 心升 を 1 つにし、<br />

思卩 いを 1 つにしている。」 4<br />

この 運卞 動 に 参厴 加匎 した 他 の 者 は、 次卙 のように 証卨 言匟 した。「この 運卞 動 は、 至儖 るところで、<br />

人 々に 深捫 く 心升 を 探僙 らせ、 天拦 の 神卡 の 前 に 心升 を 低拯 くさせた。それは、この 世匒 の 事 物匵 に 対 する 愛<br />

269


着挄 を 捨腇 てさせ、 争拫 いと 敵育 意勪 を 和匄 解卆 させ、 罪 の 告卪 白换 と 神卡 の 前 での 屈縿 伏胹 を 行 わせ、 悔繛 いくずお<br />

れて 神卡 に 赦费 しと 嘉脵 納 を 求卍 めさせた。それは、これまでわれわれが 目 撃掐 したことがなかった<br />

ほど、 人 々の 心升 を 神卡 の 前 に 低拯 くし、ひれ 伏胹 させた。 神卡 がヨエルによって 命挻 じられたように、<br />

神卡 の 大 いなる 日 が 近卐 づいた 時 、 人 々は、 衣胼 服傕 ではなく 心升 を 裂脧 いて、 断友 食挱 と 嘆昍 きと 悲胳 しみと<br />

をもって 主勢 に 帰 った。また、 神卡 がゼカリヤによって 言匟 われたように、 神卡 の 子 供挿 たちに、 恵<br />

みと 祈绗 りの 霊绳 とが 注挅 がれた。 彼 らは 自 分 だちが 刺儒 した 主勢 を 見 、 全 地 に 大 きな 悲胳 しみが 起招 き<br />

た。……そして、 主勢 を 待挊 ち 望捬 んでいた 者 たちは、そのみ 前 で 心升 を 悩肘 ました。」 5<br />

使却 徒傣 時 代 以匆 来勵 のすべての 大 宗儲 教卝 運卞 動 の 中 で、1844 年 秋掞 の 運卞 動 ほど、 人 間 の 不勘 完 全 さと<br />

サタンの 策北 略傎 に 妨绋 げられなかったものはない。それから 長 年 経 過厢 した 今 でさえ、その 運卞 動<br />

に 参厴 加匎 し、 堅儕 く 真卢 理 に 立 った 者 はみな、 今 なおあの 祝腛 福厹 された 事 業 の 神卡 聖脩 な 力 を 感厤 じ、そ<br />

れが 神卡 からのものであったことを 証卨 言匟 するのである。「さあ、 花挮 婿趈 だ、 迎 えに 出 なさい」<br />

と 呼 ぶ 声拨 がして、 待挊 っていた 者 たちは「 起招 きて、それぞれあかりを 整拪 えた。」 彼 らは、こ<br />

れまでになかったほどの 非 常拤 な 興掰 味控 をもって、 神卡 の 言匟 葉挺 を 研挣 究捨 した。 失拽 望捬 しているものを<br />

奮绝 起招 させて、 使却 命挻 を 受匃 け 入 れるようにさせるために、 天拦 からみ 使却 いたちが 送拡 られた。 働掴 き<br />

は、 人 間 の 知半 恵 や 学 識掟 によるものではなくて、 神卡 の 力 によるものであった。まず 最勞 初匘 に 召昨<br />

しを 聞挈 いて 従 ったものは、 最勞 も 学 識掟 のある 人 々ではなくて、 最勞 も 謙旎 遜 で 献僑 身拴 的 な 人 々であ<br />

った。 農捝 夫挕 は 畑偯 に 作单 物匵 を 刈绚 り 残拑 したままで、そして、 職厯 人 は 道匠 具 を 捨腇 てて、 涙繽 と 喜 びをも<br />

って、 警厺 告卪 を 伝捱 えるために 出 て 行 った。 以匆 前 、 運卞 動 の 指匦 導拗 者 であった 人 々は、この 運卞 動 で<br />

は、いちばん 最勞 後 になってから 加匎 わった。 一 般 の 教卝 会 は、この 使却 命挻 に 対 して 戸叐 を 閉僔 ざした。<br />

そして、この 使却 命挻 を 信勼 じた 多匭 くの 人 々は、 教卝 会 から 脱傰 会 した。この 宣傪 言匟 は、 神卡 の 摂昊 理 のも<br />

とに 第匌 二华 天拦 使却 の 使却 命挻 と 合 流及 し、その 運卞 動 に 力 をそえた。<br />

「さあ、 花挮 婿趈 だ」というメッセージは、 聖脩 書危 的 証卨 拠 が 明 確卾 で 決 定 的 ではあったが、そ<br />

の 議 論厱 が 重匤 要勥 なのではなかった。それには、 人 の 心升 を 動 かさずにはおかぬ 力 が 伴僀 っていた。<br />

それには 疑卧 惑 も 疑卧 問勬 もなかった。キリストがエルサレムに 勝 利匏 の 入 場 をなさった 時 、 過厢 越掳<br />

の 祭脫 りを 祝腛 うために 各厰 地 から 集厦 まって 来勵 た 人 々が、オリブ 山 に 集厦 まった。 そして、 彼 ら<br />

がイエスに 従 っていた 群儈 衆 に 加匎 わった 時 、 彼 らはその 場 の 霊绳 感厤 に 打占 たれて、「 主勢 の 御 名匷 に<br />

よってきたる 者 に、 祝腛 福厹 あれ」という 叫经 びに 加匎 わった[マタイ 21:。そのように、 再卭 臨 信勼<br />

徒傣 の 集厦 会 に 集厦 まった 未 信勼 者 たちも、ある 者 は 好捆 奇纟 心升 から、ある 者 はただ 嘲 笑傷 するために 来勵<br />

ていたが、「さあ、 花挮 婿趈 だ」というメッセージには、 彼 らの 心升 に 強勮 く 迫 るものがあっ<br />

た。<br />

当勠 時 、 人 々は、 祈绗 りが 答掬 えられずにはいないような 信勼 仰纝 、すなわち、 報匔 いが 与拜 えられ<br />

ることを 心升 にとめるところの 信勼 仰纝 を 持匛 っていた。 乾综 いた 土拋 に 雨僟 が 降 るように、 恵 みの 霊绳 は、<br />

熱 心升 に 求卍 める 者 の 上 にくだった。まもなく 顔 と 顔 を 合 わせて 贖 い 主勢 に 会 うことを 期勡 待挊 した<br />

270


人 々は、 言匟 葉挺 では 表勖 現勶 できない 厳 粛施 な 喜 びを 感厤 じた。 忠儮 実 な 信勼 徒傣 たちの 上 に、 神卡 の 祝腛 福厹 が<br />

あふれるばかり に 注挅 がれて、 人 々の 心升 は、 聖脩 霊绳 の 和匄 らげ 静 める 力 にとかされた。<br />

メッセージを 信勼 じた 人 々は、 注挅 意勪 深捫 く 厳 粛施 に、 主勢 に 会 うと 期勡 待挊 しているその 時 を 待挊 っ<br />

た。 彼 らは、 毎傭 朝厁 、 自 分 たちが 神卡 に 受匃 け 入 れられているという 確卾 証卨 を 得千 ることを 第匌 一 の 義拣<br />

務勲 と 感厤 じた。 彼 らの 心升 は 堅儕 く 結医 ばれ、ともに、そしてお 互僆 いのために、 祈绗 り 合 った。 彼 ら<br />

はしばしば、 人 里 離掤 れたところに 集厦 まって、 神卡 と 交卦 わり、とりなしの 声拨 は 野 や 林掚 から 天拦 に<br />

のぼった。 彼 らにとって、 救 い 主勢 に 受匃 け 入 れられたという 確卾 信勼 は、 日 ごとの 糧腠 よりも 必厧 要勥<br />

なものであった。もし 心升 に 曇 りが 生 じた 場 合 には、それが 払掾 いのけられるまでは 安勣 んじな<br />

かった。 彼 らは、 赦费 されたという 恵 みの 証卨 拠 を 感厤 じた 時 に、 彼 らが 心升 から 愛 している 主勢 を<br />

仰纝 ぎ 見 たいと 熱 望捬 したのである。<br />

しかし、 彼 らは、 再卭 び 失拽 望捬 を 味控 わわなければならなかった。 期勡 待挊 した 時 は 過厢 ぎ、 救 い<br />

主勢 はおいでにならな s かった。 彼 らは、ゆるぐことのない 確卾 信勼 をもって、 主勢 の 来勵 られるの<br />

を 待挊 望捬 したのであったが、しかし 今 は、マリヤが 救 い 主勢 の 墓斳 に 来勵 て、それがからになって<br />

いるのを 見 つけ、「だれかが、わたしの 主勢 を 取勚 り 去掇 りました。そして、どこに 置厒 いたのか、<br />

わからないのです」と 泣縦 いて 叫经 んだのと 同 じように 彼 らは 感厤 じた[ヨハネ 20:。<br />

使却 命挻 が 真卢 実 かもしれないという 恐傁 怖繍 心升 が、しはらくの 問勬 、 不勘 信勼 の 世匒 を 抑 制勧 していた。<br />

時 が 過厢 ぎ 去掇 っても、これは、すぐには 消拔 え 去掇 らなかった。 最勞 初匘 、 彼 らは、 失拽 望捬 した 人 々に<br />

勝 ち 誇縷 ることはなかった。しかし、 神卡 の 怒腹 りのしるしが 現勶 れないので、 彼 らは 恐傁 怖繍 心升 から<br />

立 ち 直卟 り、ふたたび 非 難挚 と 嘲 笑傷 を 始卿 めた。 主勢 の 再卭 臨 が 間 近卐 いことを 信勼 じると 公勗 言匟 していた<br />

多匭 くの 者 が、 信勼 仰纝 を 捨腇 てた。 非 常拤 な 確卾 信勼 を 持匛 っていた 人 々の 中 には、 自 尊胛 心升 を 深捫 く 傷偟 つけ<br />

られて、 世匒 から 逃偹 れたいと 思卩 う 者 もあった。 彼 らは、ヨナのように 神卡 につぶやき、 生 きる<br />

よりは 死拎 ぬことを 願傿 った。 神卡 の 言匟 葉挺 でなくて、 他 人 の 意勪 見 に 信勼 仰纝 の 基匼 礎脔 をおいていた 人 々<br />

は、 今 や、 再卭 び 自 分 たちの 見 解卆 を 変厭 えようとしていた。 嘲 笑傷 者 たちは、 弱傽 くおくびょうな<br />

者 たちを 自 分 たちの 側卷 に 引匂 き 入 れた。そしてこのような 人 々はみな、もはや 恐傁 怖繍 も 期勡 待挊 も<br />

あり 得千 ないのだと、 口卶 をそろえて 宣傪 言匟 した。 時 は 過厢 ぎ、 主勢 は 来勵 られなかった。そして、 世匒<br />

界化 は 幾继 千収 年 もこのまま 続勸 くように 思卩 われた。<br />

熱 心升 で 誠肬 実 な 信勼 徒傣 たちは、キリストのためにすべてをささげ、これまでになく 彼 の 臨<br />

在厪 を 感厤 じていたのであった。 彼 らは、 自 分 たちの 信勼 じたとおり、 最勞 後 の 警厺 告卪 を 世匒 界化 に 伝捱 え<br />

た。そして、まもなく 彼 らの 主勢 と 天拦 使却 たちとの 交卦 わりに 入 れられるものと 期勡 待挊 していたの<br />

で、 使却 命挻 を 受匃 け 入 れない 人 々との 交卦 わりはほとんどしていなかった。 彼 らは、 切卲 なる 願傿 望捬<br />

をもって、「 主勢 イエスよ、 来勵 たりませ。すぐ 来勵 たりませ」と 祈绗 っていた。しかし、 彼 は 来勵<br />

られなかった。そして、 今 再卭 び 人 生 の 心升 労排 と 労排 苦 の 重匤 荷免 を 負拆 い、あざ 笑傷 う 世匒 のののしりと<br />

冷偭 笑傷 に 耐脾 えることは、 信勼 仰纝 と 忍旖 耐脾 の 恐傁 ろしい 試去 練 であった。<br />

271


しかし、この 失拽 望捬 は、キリスト 初匘 臨 の 時 の 弟胱 子 たちの 失拽 望捬 ほど 大 きいものではなかっ<br />

た。イエスが、エルサレムに 勝 利匏 の 入 城拝 をなさった 時 、 彼 の 弟胱 子 たちは、 彼 が 今 にもダビ<br />

デの 位匱 について、 圧 迫 者 からイスラエルを 救 済匡 されるものと 信勼 じた。 大 きな 希傩 望捬 と 喜 ばし<br />

い 期勡 待挊 をもって、 彼 らは 競挂 って 彼 らの 王掣 に 敬肭 意勪 を 表勖 した。 多匭 くの 者 は、 自 分 たちの 上 衣胼 を<br />

彼 の 道匠 に 敷偿 き 物匵 として 敷偿 いたり、しゅろの 枝胿 を 彼 の 前 にまき 散偶 らしたりした。 熱 狂旆 的 な 喜<br />

びのうちに、 彼 らは、「ダビデの 子 に、ホサナ」といっせいに 歓脒 呼 の 声拨 をあげた。パリサ<br />

イ 人 がこの 喜 びの 叫经 びを 聞挈 いて、きげんを 損措 ね、 怒腹 って、イエスに 弟胱 子 たちをしかるよう<br />

に 願傿 った 時 、 彼 は、「もしこの 人 たちが 黙縹 れば、 石厈 が 叫经 ぶであろう」と 答掬 えられた[ルカ<br />

19:。 預 言匟 は 成勱 就 しなければならなかった。 弟胱 子 たちは、 神卡 のみこころを 成勱 し 遂脎 げつつ<br />

あった。そして 彼 らは、 苦 い 失拽 望捬 に 陥肿 ることになっていた。ほんの 数包 日 のうちに、 彼 らは、<br />

救 い 主勢 の 苦 難挚 の 死拎 と 葬繙 りとを 見 なければならなかつ た。 彼 らの 期勡 待挊 は、 何挬 1 つ 成勱 就 せず、<br />

彼 らの 希傩 望捬 もイエスとともに 消拔 え 失拽 せた。 主勢 が 勝 利匏 のうちに 墓斳 から 出 て 来勵 られるまで、 彼<br />

らは、すべてのことが 預 言匟 されていたのだということ、そして「キリストは 必厧 ず 苦 難挚 を 受匃<br />

け、そして 死拎 人 の 中 からよみがえるべきこと」を、 悟縖 ることができなかった[ 使却 徒傣 行 伝捱<br />

17:。<br />

主勢 は、500 年 前 、 預 言匟 者 ゼカリヤによって 次卙 のように 宣傪 言匟 しておられた。「シオンの<br />

娘繂 よ、 大 いに 喜 べ、エルサレムの 娘繂 よ、 呼 ばわれ。 見 よ、あなたの 王掣 はあなたの 所勰 に 来勵 る。<br />

彼 は 義拣 なる 者 であって 勝 利匏 を 得千 、 柔肛 和匄 であって、ろばに 乗拳 る。すなわち、ろばの 子 である<br />

子 馬捣 に 乗拳 る」[ゼカリヤ 9:。もし 弟胱 子 たちが、キリストは 審拥 判匯 と 死拎 に 向匇 かって 進勺 んでお<br />

られるのだと 知半 っていたならば、 彼 らは、この 預 言匟 を 成勱 就 することはできなかったであろ<br />

う。<br />

同 様捞 に、ミラーと 彼 の 仲傫 間 たちは、 霊绳 感厤 が 世匒 界化 に 伝捱 えるべきであると 預 言匟 したところ<br />

の 使却 命挻 を 伝捱 えて、 預 言匟 を 成勱 就 したのである。 しかし、もし 彼 らが、 自 分 たちの 失拽 望捬 を 指匦<br />

し 示単 し、 主勢 の 再卭 臨 前 にもう 1 つの 使却 命挻 が 全 世匒 界化 に 伝捱 えられるべきことを 示単 しているところ<br />

の、いくつかの 預 言匟 を 完 全 に 知半 っていたならば、 彼 らは、あの 使却 命挻 を 宣傪 布偵 することはでき<br />

なかったであろう。 第匌 一 と 第匌 二华 天拦 使却 の 使却 命挻 は、 正匁 しい 時 に 宣傪 布偵 されて、 神卡 がそれらによっ<br />

てなそうと 計匧 画厐 されたその 働掴 きを 成勱 し 遂脎 げた。<br />

その 時 が 過厢 ぎてキリストか 現勶 れないなら、 再卭 臨 運卞 動 全 体 が 放择 棄 されるであろうと 期勡 待挊<br />

しなから、 世匒 の 人 々は 見 守捿 っていた。しかし、 激 しい 試去 練 のもとにあって、 信勼 仰纝 を 捨腇 てた<br />

者 も 多匭 かったが、 堅儕 く 立 った 者 もいくらかあった。 再卭 臨 運卞 動 の 実 であるところのもの、す<br />

なわち、その 働掴 きに 伴僀 ったところの、 謙旎 遜 と 自 己偻 吟 味控 の 精 神卡 、 世匒 俗晐 を 捨腇 てて 生 活卹 の 改匳 革挙 を<br />

行 う 精 神卡 は、それが 神卡 にようものであることを 証卨 明 していた。 彼 らは、 再卭 臨 の 宣傪 布偵 に 対 し<br />

て 聖脩 霊绳 の 力 のあかしがあったことを 否 定 できなかった。また、 自 分 たちの 預 言匟 の 期勡 間 の 計匧<br />

算厊 にまちがいを 見 いだすことがてきなかった。 最勞 も 有卻 能印 な 反卬 対 者 でさえ、 彼 らの 預 言匟 の 解卆<br />

272


釈脂 法 を 覆繆 すことができなかった。 彼 らは、 神卡 の 聖脩 霊绳 に 照儠 らされた 精 神卡 とその 生 きた 力 に 燃<br />

やされた 心升 とか、 熱 心升 な 祈绗 りをもって 聖脩 書危 を 研挣 究捨 して 得千 た 結医 論厱 を、 聖脩 書危 の 証卨 拠 がないかぎ<br />

り、 放择 棄 することはできなかった。 一 般 の 宗儲 教卝 家匝 や 世匒 の 知半 者 たちの 激 烈绡 な 批 評掲 に 耐脾 え、 学<br />

識掟 と 雄接 弁 による 攻 撃掐 にも、 上 層 下 層 の 人 々のののしりと 冷偭 笑傷 とにも 堅儕 く 立 ってきた 結医 論厱 を、<br />

放择 棄 することはできなかった。<br />

たしかに、 期勡 待挊 したできごとについてまちがいはあったが、それでさえ、 神卡 の 言匟 葉挺 に<br />

対 する 彼 らの 信勼 仰纝 をゆるがすことはできなかった。ヨナが、ニネベの 町 で、40 日 のうち<br />

に 町 が 滅脛 ぼされると 宣傪 言匟 した 時 、 主勢 はニネベの 住卫 民 の 悔繛 い 改匳 めを 受匃 け 入 れて、 彼 らの 恩繥 恵<br />

期勡 間 を 延 長 された。しかし、ヨナのメッセージは、 神卡 から 送拡 られたものであった。そして、<br />

ニネベは、 神卡 のみこころに 従 って、 試去 みられたのである。<br />

同 様捞 に 神卡 は、 再卭 臨 信勼 徒傣 を 導拗 いて、 審拥 判匯 の 警厺 告卪 を 宣傪 布偵 させられたのであると、 彼 らは 信勼<br />

じた。 彼 らはこう 言匟 った。「それは、それを 聞挈 いたすべての 者 の 心升 を 試去 し、 主勢 の 出 現勶 を 愛<br />

する 心升 を 起招 こさせるか、それとも 再卭 臨 に 対 する 嫌膅 悪捰 —— 程损 度 の 差挽 はあろうが、しかし 神卡 は<br />

ごぞんじである——を 起招 こさせるかした。それは、 一 線拓 を 画厐 した。…… 自 分 の 心升 を 吟 味控 す<br />

る 者 は、 主勢 がその 時 来勵 られたならば、 自 分 たちはどちらの 側卷 にいたか——『 見 よ、これは<br />

われわれの 神卡 である。わたしたちは 彼 を 待挊 ち 望捬 んだ。 彼 はわたしたちを 救 われる』と 叫经 ん<br />

たか、それとも 山 と 岩 とに 向匇 かって、われわれを 覆繆 って、み 座 にいますかたのみ 顔 と 小 羊旴<br />

の 怒腹 りとからかくまってくれと 叫经 んだか——を 知半 ることができる。こうして、 神卡 は、ご 自<br />

分 の 民 を 試去 み、 彼 らの 信勼 仰纝 をためして、 彼 らが 試去 練 の 時 に、 神卡 が 彼 らを 置厒 こうとされたそ<br />

の 場 所勰 からしりごみするかどうか、そして 彼 らがこの 世匒 を 捨腇 てて、 神卡 の 言匟 葉挺 を 絶傉 対 的 確卾 信勼<br />

をもって 信勼 じるかどうかを、 見 られたのであるとわれわれは 信勼 じる。」 6<br />

過厢 去掇 の 経 験挧 において 神卡 の 導拗 きがあったことをなお 信勼 じた 人 々の 気勴 持匛 ちが、ウィリアム<br />

・ミラーの 次卙 の 言匟 葉挺 に 表勖 現勶 されている。「あの 時 と 同 じ 証卨 拠 が 与拜 えられて、もう 1 度 生<br />

活卹 をし、 神卡 と 人 とに 対 して 正匁 直卟 であろうとすれば、わたしは、わたしがしたとおりのこと<br />

をするであろう。」「わたしは、 自 分 の 衣胼 には 人 々の 魂 の 血傔 がついていないことを 望捬 む。<br />

わたしは、 自 分 のなしえたかぎりにおいて、 人 々の 罪 の 宣傪 告卪 に 関 し 責掅 任厃 を 問勬 われるもので<br />

はないと 感厤 じる。」「わたしは 2 度 失拽 望捬 したけれども、 落叉 胆绺 や 絶傉 望捬 はしていない。……キ<br />

リストの 再卭 臨 に 対 するわたしの 希傩 望捬 は、これまでと 同 様捞 に 強勮 い。わたしは、 長 年 まじめに<br />

研挣 究捨 したあとで、 自 分 の 厳 粛施 な 義拣 務勲 と 感厤 じたことを 行 ったにすぎない。もしわたしがまち<br />

がっていたとしても、それは、 同 胞繟 を 愛 し、 神卡 への 義拣 務勲 を 堅儕 く 信勼 じてのことであった。」<br />

「わたしが 知半 っているただ 1 つのことは、わたしは 自 分 の 信勼 じたこと 以匆 外勭 は 何挬 も 説拿 教卝 しな<br />

かったということである。そして、 神卡 はわたしとともにおられた。 神卡 の 力 が 働掴 きの 中 にあ<br />

らわれ、 多匭 くのよい 結医 果卵 が 生 じた。」<br />

273


「 再卭 臨 の 時 期勡 についての 説拿 教卝 の 結医 果卵 、 幾继 千収 のものが、 聖脩 書危 を 研挣 究捨 するようになった。<br />

そしてそれによって 彼 らは、 信勼 仰纝 とキリストの 血傔 の 注挅 ぎによって、 神卡 と 和匄 らいだ。」 7<br />

「わたしは、 高 慢纁 な 人 の 好捆 意勪 を 求卍 めず、 世匒 の 非 難挚 にもおじけなかった。わたしは 今 、 彼 ら<br />

にへつらって 好捆 意勪 を 得千 ようとも、 分 を 越掳 えて 彼 らの 憎 しみを 買挍 おうとも 思卩 わない。わたし<br />

は、 彼 らに 命挻 乞贳 いしようなどとは 決 して 思卩 わないし、また、もし 神卡 のみこころであるなら<br />

ば、 生 命挻 を 失拽 うこともあえて 恐傁 れてはいないつもりである。」 8<br />

神卡 は、ご 自 分 の 民 を 見 捨腇 てられなかった。 神卡 の 霊绳 は、 自 分 たちが 受匃 け 入 れていた 光捄 を<br />

軽 々しく 否 定 せず 再卭 臨 運卞 動 を 放择 棄 しなかった 人 々と、なおともにおられた。ヘブル 人 への<br />

手 紙 の 中 に、この 危捦 機務 において 試去 みられていたところの 待挊 望捬 者 たちに 対 する 励繭 ましの 言匟 葉挺<br />

が 記卌 されている。「だから、あなたがたは 自 分 の 持匛 っている 確卾 信勼 を 放择 棄 してはいけない。<br />

その 確卾 信勼 には 大 きな 報匔 いが 伴僀 っているのである。 神卡 の 御 旨腄 を 行 って 約 束僓 のものを 受匃 けるた<br />

め、あなたがたに 必厧 要勥 なのは、 忍旖 耐脾 である。『もうしばらくすれば、きたるべきかたがお<br />

見 えになる。 遅 くなることはない。わが 義拣 人 は、 信勼 仰纝 によって 生 きる。もし 信勼 仰纝 を 捨腇 てる<br />

なら、わたしのたましいはこれを 喜 ばない。』しかしわたしたちは、 信勼 仰纝 を 捨腇 てて 滅脛 びる<br />

者 ではなく、 信勼 仰纝 に 立 って、いのちを 得千 る 者 である」[ヘブル 10:35~。<br />

この 勧僊 告卪 が 最勞 後 の 時 代 の 教卝 会 にあてられていることは、 主勢 の 再卭 臨 が 近卐 いことを 指匦 示単 し<br />

ている 言匟 葉挺 を 見 ても 明 らかである。「もうしばらくすれば、きたるべきかたがお 見 えにな<br />

る。 遅 くなることはない。」そして、 見 たところ 遅 延 があり、 主勢 のこられるのが 遅 れるよ<br />

うに 見 えることが、 明 らかに 示単 されている。ここに 与拜 えられている 教卝 訓肢 は、 特厣 にこの 時 の<br />

再卭 臨 信勼 徒傣 の 経 験挧 に 当勠 てはまる。ここで 語指 りかけられている 人 々は、 信勼 仰纝 の 破挐 船掯 となるおそ<br />

れがあった。 彼 らは、 聖脩 霊绳 と 神卡 の 言匟 葉挺 の 指匦 導拗 に 従 って、 神卡 のみこころを 行 った。<br />

しかし、 彼 らは、 過厢 去掇 の 経 験挧 における 神卡 のみこころを 理 解卆 することができず、また、<br />

彼 らの 前 にある 道匠 を 見 ることもできなかった。そして 彼 らは、 神卡 がほんとうに 自 分 たちを<br />

導拗 いておられるのかどうか 疑卧 うように 誘儬 惑 された。この 時 に、「わが 義拣 人 は、 信勼 仰纝 によっ<br />

て 生 きる」という 言匟 葉挺 が 当勠 てはまった。「 夜 中 の 叫经 び」という 輝脮 かしい 光捄 が 彼 らの 道匠 を 照儠<br />

らし、 預 言匟 の 封脐 が 開 かれ、キリストの 再卭 臨 が 近卐 いことを 告卪 げるしるしが 急双 速捠 に 成勱 就 するの<br />

を 見 た 時 、 彼 らは、いわば 目 で 見 つつ 歩 いたのであった。ところが 今 、 失拽 望捬 に 打占 ちひしが<br />

れて、 彼 らは 神卡 とみ 言匟 葉挺 に 対 する 信勼 仰纝 によってのみ 立 つことができた。 世匒 の 嘲 笑傷 者 たちは、<br />

「あなたがたは 欺繏 かれたのだ。 信勼 仰纝 を 捨腇 て、 再卭 臨 運卞 動 はサタンのものであったと 言匟 いなさ<br />

い」と 言匟 っていた。しかし、 神卡 の 言匟 葉挺 は、「もし 信勼 仰纝 を 捨腇 てるなら、わたしのたましいは<br />

これを 喜 ばない」と 宣傪 言匟 していた。 今 、 彼 らの 信勼 仰纝 を 捨腇 て、 使却 命挻 に 伴僀 っていた 聖脩 霊绳 の 力 を<br />

拒兘 否 することは、 滅脛 びに 向匇 かって 後 退挖 することであった。 彼 らは、「あなたがたは 自 分 の<br />

持匛 っている 確卾 信勼 を 放择 棄 してはいけない。」「あなたがたに 必厧 要勥 なのは、 忍旖 耐脾 である。」<br />

「もうしばらくすれば、きたるべきかたがお 見 えになる。 遅 くなることはない」というパ<br />

274


ウロの 言匟 葉挺 によって 堅儕 く 立 つように 励繭 まされた。 彼 らにとって 唯繴 一 の 安勣 全 な 道匠 は、すで<br />

に 神卡 から 受匃 けた 光捄 をたいせつにし、 神卡 の 約 束僓 を 堅儕 く 信勼 じ、 聖脩 書危 を 探僙 りつづけ、さらにそれ<br />

以匆 上 の 光捄 が 与拜 えられるのを 忍旖 耐脾 して 待挊 ち、 見 守捿 ることであった。<br />

275


第匌 23 章 聖 所勰 とは 何 か<br />

聖脩 書危 の 中 で、 他 のどの 聖脩 句繯 よりも、 再卭 臨 信勼 仰纝 の 基匼 礎脔 であり、 中 心升 的 な 柱兀 であったもの<br />

は、「2300 の 夕儩 と 朝厁 の 間 である。そして 聖脩 所勰 は 清捲 められてその 正匁 しい 状叔 態拟 に 復挴 する」と<br />

いう 宣傪 言匟 であった[ダニエル 8:。この 聖脩 句繯 は、 主勢 がまもなく 来勵 られることを 信勼 じたすべ<br />

ての 信勼 徒傣 がよく 知半 っていた 言匟 葉挺 であった。この 預 言匟 は、 信勼 仰纝 の 合 い 言匟 葉挺 として、 幾继 千収 もの<br />

人 々のくちびるによってくりかえされた。すべての 者 は、ここに 預 言匟 された 事 件卅 に、 彼 ら<br />

の 最勞 も 輝脮 かしい 期勡 待挊 と 大 事 な 希傩 望捬 とがかけられているのを 感厤 じた。この 預 言匟 の 期勡 間 は、<br />

1844 年 の 秋掞 に 終厖 わることが 示単 されていた。 当勠 時 再卭 臨 信勼 徒傣 たちは、キリスト 教卝 界化 の 他 の 人<br />

々と 同 様捞 に、 地 上 、あるいはその 一 部 が、 聖脩 所勰 であると 思卩 っていた。そして 聖脩 所勰 の 清捲 めと<br />

は、 最勞 後 の 大 いなる 日 の 火 によって 地 が 清捲 められることであり、これはキリストの 再卭 臨 の<br />

時 に 起招 こると、 彼 らは 理 解卆 していた。そこで、1844 年 にキリストが 地 上 に 帰 られると 結医<br />

論厱 したのであった。<br />

しかし、 定 められた 時 は 過厢 ぎ、 主勢 は 来勵 られなかった。 信勼 徒傣 たちは、 神卡 の 言匟 葉挺 に 誤儶 りが<br />

ないことを 知半 っていた。 自 分 たちの 預 言匟 の 解卆 釈脂 にまちがいがあったに 違挆 いない。しかし、<br />

それではどこがまちがっていたのであろうか。 多匭 くの 者 は、 軽 率厾 にも、2300 日 が 1844<br />

年 に 終厖 わることを 否 定 することによって、 難挚 問勬 を 解卆 決 しようとした。 期勡 待挊 した 時 にキリス<br />

トが 来勵 られなかったからということ 以匆 外勭 に、そうする 理 由厩 は 何挬 もなかった。もし 預 言匟 の 期勡<br />

間 が 1844 年 に 終厖 わったならば、キリストは、 火 をもって 地 上 を 清捲 めることによって 聖脩 所勰<br />

を 清捲 めるために、 帰 って 来勵 られたはずである。ところが 彼 は 来勵 られなかったのだから、 期勡<br />

間 はまだ 終厖 わっていないのだ、と 彼 らは 主勢 張挗 した。<br />

このような 結医 論厱 を 受匃 け 入 れることは、 預 言匟 的 期勡 間 のこれまでの 計匧 算厊 法 を 放择 棄 すること<br />

であった。2300 日 は、 紀 元區 前 457 年 の 秋掞 に、エルサレムを 建厼 て 直卟 せというアルタシャス<br />

タの 命挻 令傂 が 実 施厇 された 時 に 始卿 まることになっていた。これを 起招 算厊 点勷 にすれば、ダニエル 9:<br />

25~27 にある、この 期勡 間 についての 説拿 明 の 中 で 預 言匟 されたすべての 事 件卅 の 適 用 が、 完 全<br />

に 調 和匄 する。69 週 、すなわち、2300 年 の 最勞 初匘 の 483 年 がたっと、 油 を 注挅 がれた 者 、メ<br />

シヤが 現勶 れる。そして、キリストは、 紀 元區 27 年 にバプテスマを 受匃 けて 聖脩 霊绳 の 油 を 注挅 がれ、<br />

この 預 言匟 は 正匁 確卾 に 成勱 就 した。70 週 目 の 半博 ばにメシヤは 絶傉 たれるのであった。キリストは、<br />

バプテスマから 3 年 半博 の 後 、 紀 元區 31 年 の 春捖 に、 十厝 字捐 架繳 につけられた。70 週 、すなわち<br />

490 年 は、 特厣 にユダヤ 人 にかかわるものであった。この 期勡 間 の 終厖 了傒 後 、ユダヤ 人 は、キリ<br />

ストの 弟胱 子 たちを 迫 害县 することによって、キリストを 決 定 的 に 拒兘 否 し、 使却 徒傣 たちは、 紀 元區<br />

34 年 、 異 邦傗 人 へと 向匇 かった。こうして 2300 年 の 最勞 初匘 の 490 年 が 終厖 わり、あと 1810 年<br />

が 残拑 る。 紀 元區 34 年 から 1810 年 たつと、1844 年 である。「そして 聖脩 所勰 は 清捲 められてそ<br />

276


の 正匁 しい 状叔 態拟 に 復挴 する」と 天拦 使却 は 言匟 った。これまで 預 言匟 に 指匦 定 されていたことは、み<br />

な、 定 められた 時 に、まちがいなく 成勱 就 した。[1793.<br />

この 計匧 算厊 に 関 しては、1844 年 に 聖脩 所勰 の 清捲 めに 符绍 合 するどんなできごとが 起招 きたかがわ<br />

からないということを 除揄 けば、すべては 明 瞭 で 調 和匄 していた。この 期勡 間 がこの 時 に 終厖 了傒 し<br />

たということを 否 定 することは、 問勬 題匑 全 体 を 混 乱 に 陥肿 れることであり、 預 言匟 の 疑卧 う 余 地 の<br />

ない 成勱 就 によって 確卾 立 されたところの 見 解卆 を、 放择 棄 することであった。<br />

しかし、 神卡 は、この 大 再卭 臨 運卞 動 において、ご 自 分 の 民 を 導拗 いて 来勵 られた。 神卡 の 力 と 栄<br />

光捄 とが、この 働掴 きに 伴僀 っていた。 神卡 は、それが 暗肨 黒 と 失拽 望捬 に 終厖 わることを、 誤儶 った 狂旆 信勼 的<br />

な 騒胻 ぎであると 非 難挚 されることを、 許 してはおかれなかった。 神卡 は、ご 自 分 の 言匟 葉挺 を、 疑卧<br />

いと 不勘 確卾 かさの 中 にあるままにしてはおかれなかった。 多匭 くの 者 が、 預 言匟 の 期勡 間 に 関 す<br />

るこれまでの 計匧 算厊 法 を 捨腇 て、それに 根捏 拠 を 置厒 いていた 運卞 動 の 正匁 しさを 否 定 したが、 中 には、<br />

聖脩 書危 と 神卡 の 霊绳 のあかしとに 支匣 持匛 された 信勼 仰纝 と 経 験挧 とを 放择 棄 しようとしない 人 々もいた。 彼<br />

らは、 自 分 たちの 預 言匟 研挣 究捨 の 解卆 釈脂 の 原募 則 は 正匁 しかったことを 信勼 じ、すでに 得千 た 真卢 理 を 堅儕 く<br />

保 って、 同 じ 聖脩 書危 研挣 究捨 を 続勸 けることが 自 分 たちの 義拣 務勲 であると 信勼 もじた。 熱 心升 な 祈绗 りをも<br />

って、 彼 らは 自 分 たちの 立 場 島勹 を 再卭 検匴 討挎 し、 誤儶 りを 発 見 するために 聖脩 書危 を 研挣 究捨 した。 彼 ら<br />

は、 預 言匟 の 期勡 間 の 計匧 算厊 に 誤儶 りを 見 つけることができなかったので、 聖脩 所勰 の 問勬 題匑 をもっと 綿绿<br />

密偾 に 吟 味控 するようになった。<br />

研挣 究捨 の 結医 果卵 、 彼 らは、 地 上 が 聖脩 所勰 であるという 一 般 の 見 解卆 を 支匣 持匛 する 証卨 拠 が、 聖脩 書危 に<br />

ないことを 知半 った。しかし、 聖脩 書危 には、 聖脩 所勰 とその 本 質拾 、 場 所勰 、 奉旊 仕捸 などの 問勬 題匑 が 十厝 分 に<br />

説拿 明 されているのを 彼 らは 見 いだした。このことについての 聖脩 書危 記卌 者 たちの 証卨 言匟 は、 疑卧 問勬<br />

の 余 地 がないほど 明 瞭 で 十厝 分 なものであった。 使却 徒傣 パウロは、ヘブル 人 への 手 紙 の 中 で、<br />

次卙 のように 言匟 っている。「さて、 初匘 めの 契 約 にも、 礼脊 拝旟 についてのさまざまな 規厶 定 と、 地<br />

上 の 聖脩 所勰 とがあった。すなわち、まず 幕 屋厡 が 設勳 けられ、その 前 の 場 所勰 には 燭禱 台卤 と 机明 と 供挿 え<br />

のパンとが 置厒 かれていた。これが、 聖脩 所勰 と 呼 ばれた。また 第匌 二华 の 幕 の 後 に、 別厌 の 場 所勰 があ<br />

り、それは 至儖 聖脩 所勰 と 呼 ばれた。そこには 金 の 香 壇绵 と 全 面卥 金 でおおわれた 契 約 の 箱脬 とが 置厒 か<br />

れ、その 中 にはマナのはいっている 金 のつぼと、 芽绊 を 出 したアロンのつえと、 契 約 の 石厈 板偺<br />

とが 入 れてあり、 箱脬 の 上 には 栄 光捄 に 輝脮 くケルビムがあって、 贖 罪 所勰 をおおっていた」[ヘ<br />

ブル 9:1~。<br />

パウロがここで 言匟 及 している 聖脩 所勰 は、いと 高 きお 方 の 地 上 の 住卫 居 として、モーセが 神卡<br />

の 命挻 令傂 によって 造挝 った 幕 屋厡 のことであった。モーセは、 神卡 とともに 山 にいた 時 に、「 彼 ら<br />

にわたしのために 聖脩 所勰 を 造挝 らせなさい。わたしが 彼 らのうちに 住卫 むためである」という 命挻<br />

令傂 を 受匃 けた[ 出 エジプト 25:。イスラエル 人 は 荒僚 野 の 旅傯 をしていたので、 幕 屋厡 は、 移挔 動 で<br />

きるように 組匢 み 立 てられていた。しかしそれにしても、それは 非 常拤 に 壮昂 麗暗 な 建厼 造挝 物匵 であっ<br />

た。<br />

277


その 壁儿 は、 金 で 覆繆 った 板偺 で 造挝 られ、 銀勨 の 座 にはめられていた。 屋厡 根捏 は、 数包 枚儳 の 幕 から<br />

成勱 り、 外勭 側卷 は 皮脦 で、いちばん 内 側卷 は、ケルビムの 姿掋 を 美捜 しく 織掼 り 出 した 亜脕 麻胔 布偵 であった。<br />

燔烱 祭脫 の 壇绵 は 外勭 庭僃 にあったが、 幕 屋厡 そのものは、 聖脩 所勰 、 至儖 聖脩 所勰 と 呼 ばれる 2 つの 部 屋厡 から 成勱<br />

り、 壮昂 麗暗 な 幕 でへだてられていた。また、 同 様捞 の 幕 が 第匌 一 の 部 屋厡 の 入 り 口卶 にもかけられて<br />

いた。 聖脩 所勰 には、 南压 側卷 に 燭禱 台卤 があって、その 7 つのともし 火 が、 昼腮 も 夜 も 聖脩 所勰 を 照儠 らし<br />

ていた。 北勾 側卷 には 供挿 えのパンの 机明 があった。そして 聖脩 所勰 と 至儖 聖脩 所勰 をへだてる 幕 の 前 に、 金<br />

の 香 壇绵 があって、そこから 香 の 煙腥 がイスラエルの 祈绗 りとともに、 毎傭 日 神卡 の 前 にのぼってい<br />

った。<br />

至儖 聖脩 所勰 には、 貴揂 い 木匓 で 造挝 られ、 金 で 覆繆 われた 箱脬 があって、その 中 に、 神卡 によって 刻傋 ま<br />

れた 十厝 戒儦 の 2 枚儳 の 石厈 の 板偺 が 入 れてあった。この 神卡 聖脩 な 箱脬 の 上 にあって、そのふたの 役叓 目 を<br />

果卵 たしているのが、 贖 罪 所勰 であった。これは、 実 に 巧绾 みに 仕捸 上 げられたりっぱなもので、<br />

その 両厥 端健 にケルビムが 置厒 かれ、 全 部 純儻 金 で 造挝 られていた。この 部 屋厡 において、 神卡 の 臨 在厪 が、<br />

ケルビムの 間 の 栄 光捄 の 雲胖 の 中 にあらわされたのであった。<br />

ヘブル 人 がカナンに 定 住卫 してから、 幕 屋厡 はソロモンの 神卡 殿脟 に 代 わり、 規厶 模掌 は 大 きく、<br />

建厼 築傀 も 永 久挸 的 なものとなったけれども、 同 様捞 の 比发 率厾 で 造挝 られ、 同 じような 器捙 具 が 備厵 えつけ<br />

られていた。こうして、 聖脩 所勰 は、ダニエルの 時 代 に 荒僚 廃 に 帰 した 時 を 別厌 として、 紀 元區 70<br />

年 にエルサレムがローマに 滅脛 ぼされるまで 存掑 在厪 していた。 これが 地 上 に 存掑 在厪 した 唯繴 一 の<br />

聖脩 所勰 で、 聖脩 書危 が 記卌 録捎 しているものである。パウロはこれを、 初匘 めの 契 約 の 聖脩 所勰 と 言匟 った。<br />

しかし、 新 しい 契 約 に、 聖脩 所勰 はないのであろうか。<br />

真卢 理 の 探僙 究捨 者 たちは、 再卭 びヘブル 人 への 手 紙 にもどって、 第匌 二华 の、すなわち 新 しい 契<br />

約 の 聖脩 所勰 の 存掑 在厪 が、すでに 引匂 用 した「 初匘 めの 契 約 にも、 礼脊 拝旟 についてのさまざまな 規厶 定 と、<br />

地 上 の 聖脩 所勰 とがあった」というパウロの 言匟 葉挺 に 暗肨 示単 されていることを 発 見 した。<br />

そして、「も」という 言匟 葉挺 が 用 いられていることは、パウロが 前 にこの 聖脩 所勰 について<br />

述掃 べたということを 暗肨 示単 している。 彼 らは、その 前 の 章肐 にもどって、 次卙 のところを 読傊 んだ。<br />

「 以匆 上 述掃 べたことの 要勥 点勷 は、このような 大 祭脫 司 がわたしたちのためにおられ、 天拦 にあって<br />

大 能印 者 の 御 座 の 右 に 座 し、 人 間 によらず 主勢 によって 設勳 けられた 真卢 の 幕 屋厡 なる 聖脩 所勰 で 仕捸 えて<br />

おられる、ということである」[ヘブル 8:1、。<br />

ここに、 新 しい 契 約 の 聖脩 所勰 が 明 らかにされている。 初匘 めの 契 約 の 聖脩 所勰 は、 人 によって<br />

張挗 られ、モーセによって 建厼 てられたが、これは、 人 間 によらず 主勢 によって 張挗 られている。<br />

初匘 めの 聖脩 所勰 では、 地 十厝 の 祭脫 司 たちが 務勲 めを 行 ったが、こちらの 聖脩 所勰 では、われわれの 大 祭脫<br />

司 、キリストが、 神卡 の 右 で 仕捸 えておられる。 一 方 の 聖脩 所勰 は 地 上 にあったが、もう 一 方 は 天拦<br />

にあるのである。<br />

278


さらに、モーセが 建厼 てた 幕 屋厡 は、ひな 型捗 に 従 って 造挝 られた。 主勢 は、 次卙 のように 指匦 示単 さ<br />

れた。「すべてあなたに 示単 す 幕 屋厡 の 型捗 および、そのもろもろの 器捙 の 型捗 に 従 って、これを 造挝<br />

らなければならない。」また、 次卙 の 命挻 令傂 が 与拜 えられた。「そしてあなたが 山 で 示単 された 型捗<br />

に 従 い、 注挅 意勪 してこれを 造挝 らなければならない」[ 出 エジプト 25:9、。パウロは、 最勞 初匘<br />

の 幕 屋厡 は、「その 当勠 時 のための 象拺 徴僦 であり、そこで 供挿 え 物匵 やいけにえがささげられた」<br />

[ 英捼 語指 訳胲 ]と 言匟 っている。 続勸 いて 彼 は、その 聖脩 所勰 は「 天拦 にあるもののひな 型捗 」であり、 律傢 法<br />

に 従 って 供挿 え 物匵 をささげる 祭脫 司 たちは、「 天拦 にある 聖脩 所勰 のひな 型捗 と 影挼 とに 仕捸 えている 者 」<br />

であり、「キリストは、ほんとうのものの 模掌 型捗 にすぎない、 手 で 造挝 った 聖脩 所勰 にはいらない<br />

で、 上 なる 天拦 にはいり、 今 やわたしたちのために 神卡 のみまえに 出 て 下 さったのである」と<br />

言匟 っている[ヘブル 9:9、23、8:5、9:。<br />

イエスがわれわれのために 仕捸 えておられる 天拦 の 聖脩 所勰 は、 大 いなる 原募 型捗 であって、モー<br />

セが 建厼 てた 聖脩 所勰 は、その 写捂 しであった。 神卡 は、 地 上 の 聖脩 所勰 の 建厼 設勳 者 たちに、 神卡 の 霊绳 をお 与拜<br />

えになった。その 建厼 設勳 に 当勠 たってあらわされた 芸備 術挘 的 技叒 量挪 は、 神卡 の 知半 恵 を 表勖 示単 してい<br />

た。 壁儿 は、 全 体 が 巨 大 な 金 塊晨 のように 見 え、 金 の 燭禱 台卤 の 7 つのともし 火 の 光捄 が、 四捡 方 に<br />

反卬 射 していた。 供挿 えのパンの 机明 と 香 壇绵 は、よくみがいた 金 のように 輝脮 いていた。 天拦 井匿 にな<br />

っていた 華兛 麗暗 な 幕 には、 青捘 、 紫纑 、 緋稃 色 で 天拦 使却 が 織掼 り 出 されて、いっそうの 美捜 しさを 添胭 えた。<br />

そして、 第匌 二华 の 幕 の 向匇 こうには、 神卡 の 栄 光捄 の 目 に 見 える 現勶 れである 聖脩 なるシェキーナーが<br />

あり、 大 祭脫 司 以匆 外勭 のだれ 1 人 、その 前 に 立 って 生 き 得千 る 者 はいなかった。<br />

地 上 の 聖脩 所勰 の 比发 類 のない 壮昂 麗暗 さは、われわれのさきがけであられるキリストが 神卡 のみ<br />

座 の 前 で 仕捸 えておられる 天拦 の 宮厳 の 栄 光捄 を、 人 間 の 目 に 映 すものであった。 王掣 の 王掣 の 住卫 居 に<br />

おいて、 彼 に 仕捸 える 者 は 千収 々、 彼 の 前 にはべる 者 は 万勦 々[ダニエル 7:10 参厴 照儠 ]。 輝脮 く 守捿<br />

護厽 セラピムが、 崇暒 敬肭 のうちに 顔 を 覆繆 うところの、 永 遠 のみ 座 の 栄 光捄 に 輝脮 く 宮厳 に 比发 べるなら<br />

ば、 人 間 の 手 で 造挝 られた 建厼 造挝 物匵 は、たとえどんなにりっぱであっても、その 壮昂 大 さと 栄 光捄<br />

のかすかな 反卬 映 にすぎない。しかし、そうはいっても、 天拦 の 聖脩 所勰 に 関 する 重匤 大 な 真卢 理 と、<br />

人 間 の 贖 罪 のために 行 われた 偉昖 大 な 働掴 きとは、 地 上 の 聖脩 所勰 とその 奉旊 仕捸 によって 教卝 えられた<br />

のであっ た。<br />

天拦 の 聖脩 所勰 の 聖脩 所勰 と 至儖 聖脩 所勰 は、 地 上 の 聖脩 所勰 の 2 つの 部 屋厡 によって 表勖 されている。 使却 徒傣 ヨ<br />

ハネは、 幻星 のなかで、 天拦 にある 神卡 の 宮厳 を 見 ることを 許 された 時 、「7 つのともし 火 が、 御<br />

座 の 前 で 燃 えてい」るのを 見 た[ 黙縹 示単 録捎 4:。 彼 は、1 人 の 天拦 使却 が、「 金 の 香 炉脻 を 手 に 持匛 っ<br />

て 祭脫 壇绵 の 前 に 立 った。たくさんの 香 が 彼 に 与拜 えられていたが、これは、すべての 聖脩 徒傣 の 祈绗<br />

に 加匎 えて、 御 座 の 前 の 金 の 祭脫 壇绵 の 上 にささげるためのものであった」のを 見 た[ 黙縹 示単 録捎<br />

8:。ここで、 預 言匟 者 は、 天拦 の 聖脩 所勰 の 第匌 一 の 部 屋厡 を 見 ることを 許 された。そして、そこに、<br />

地 上 の 聖脩 所勰 の 金 の 燭禱 台卤 と 香 壇绵 によって 表勖 されていたところの、「7 つのともし 火 」と「 金<br />

の 祭脫 壇绵 」を 見 た。 再卭 び、「 天拦 にある 神卡 の 聖脩 所勰 が 開 けて」[ 黙縹 示単 録捎 11:、 彼 は、 奥傱 の 幕 の 中<br />

279


の、 至儖 聖脩 所勰 を 見 た。 彼 はここで、「 契 約 の 箱脬 」を 見 た。それは、 神卡 の 律傢 法 を 入 れるために<br />

モーセが 作单 った 聖脩 なる 箱脬 によって 表勖 されていたものであった。<br />

こうして、この 問勬 題匑 を 研挣 究捨 していた 人 々は、 天拦 に 聖脩 所勰 があるという 疑卧 う 余 地 のない 証卨<br />

拠 をつかんだ。モーセは、 示単 された 型捗 に 従 って、 地 上 の 聖脩 所勰 を 造挝 った。パウロはその 型捗 と<br />

なった 天拦 の 聖脩 所勰 が、 真卢 の 聖脩 所勰 であると 教卝 えている。そしてヨハネは、それを 天拦 に 見 たと 証卨<br />

言匟 している。<br />

神卡 の 住卫 居 である 天拦 の 宮厳 において、そのみ 座 は、 義拣 と 公勗 正匁 に 基匼 づいている。 至儖 聖脩 所勰 には、<br />

正匁 義拣 の 規厶 準厜 である 神卡 の 律傢 法 があって、 全 人 類 がそれによって 審拥 査匀 されるのである。 律傢 法 の<br />

板偺 を 入 れた 箱脬 は、 贖 罪 所勰 で 覆繆 われていて、その 前 でキリストは、ご 自 分 の 血傔 によって 罪 人<br />

のためにとりなしをなさる。こうして、 人 類 の 贖 いの 計匧 画厐 における、 義拣 といつくしみの 結医<br />

合 が 表勖 されている。この 結医 合 は、 無叄 限拘 の 知半 恵 のお 方 のみが 考卛 案匽 し、 無叄 限拘 の 力 のお 方 のみが<br />

成勱 し 遂脎 げることができた。この 結医 合 は、 全 天拦 を、 驚脚 異 と 賛僮 美捜 で 満掫 たすものである。うやう<br />

やしく 贖 罪 所勰 を 見 おろしている、 地 上 の 聖脩 所勰 のケルビムは、 贖 罪 の 業 に 対 する 天拦 の 軍拚 勢厕 の<br />

深捫 い 関 心升 を 表勖 している。これは、 天拦 使却 たちもうかがい 見 たいと 願傿 っている、 憐穳 れみの 神卡 秘兕<br />

である。すなわち、 悔繛 い 改匳 めた 罪 人 を 義拣 とし、 堕秐 落叉 した 人 類 との 交卦 わりを 回 復挴 するととも<br />

に、 神卡 自 らが 義拣 となられること、また、キリストが、ご 自 分 の 身拴 を 低拯 めて、 無叄 数包 の 群儈 衆 を<br />

滅脛 びの 淵绶 から 引匂 き 上 げ、 彼 ご 自 身拴 の 義拣 の 汚儢 れない 衣胼 を 着挄 せて、 彼 らを 堕秐 落叉 しなかった 天拦 使却<br />

たちとの 交卦 わりに 入 れ、 神卡 の 前 に 永 遠 に 住卫 まわせられること、このことである。<br />

人 類 の 仲傫 保 者 としてのキリストの 働掴 きは、「その 名匷 を 枝胿 という 人 」に 関 するゼカリヤ<br />

の 美捜 しい 預 言匟 のなかに 示単 されている。 預 言匟 者 は、 次卙 のように 言匟 っている。「 彼 は 主勢 の 宮厳 を<br />

建厼 て、 王掣 としての 光捄 栄 を 帯 び、その 位匱 〔 天拦 父 の〕に 座 して 治匮 める。その 位匱 のかたわらに、<br />

ひとりの 祭脫 司 がいて、このふたりの 間 に 平匊 和匄 の 一 致 がある」[ゼカリヤ 6:12、。「 彼 は<br />

主勢 の 宮厳 を 建厼 て」る。キリストは、 彼 の 犠腻 牲繉 と 仲傫 保 とによって、 神卡 の 教卝 会 の 基匼 礎脔 であり、ま<br />

たその 建厼 設勳 者 でもあられる。<br />

使却 徒傣 パウロは、 彼 を 指匦 して、「 隅绫 のかしら 石厈 である」と 言匟 っている。「このキリスト<br />

にあって、 建厼 物匵 全 体 が 組匢 み 合 わされ、 主勢 にある 聖脩 なる 宮厳 に 成勱 長 し、そしてあなたがたも、<br />

主勢 にあって 共厗 に 建厼 てられて、 霊绳 なる 神卡 のすまいとなるのである」[エペソ 2:20~。 「 彼<br />

は…… 王掣 としての 光捄 栄 を 帯 び」、 堕秐 落叉 した 人 類 のための 贖 いの 栄 光捄 は、キリストにのみ 帰<br />

せられる。 贖 われたものは、 永 遠 にわたって、「わたしたちを 愛 し、その 血傔 によってわた<br />

したちを 罪 から 解卆 放择 し……て 下 さったかたに、 世匒 々 限拘 りなく 栄 光捄 と 権勻 力 とがあるように」<br />

と 歌 う[ 黙縹 示単 録捎 1:5、。<br />

「その 位匱 に 座 して 治匮 める。その 位匱 のかたわらに、ひとりの 祭脫 司 がい」る。 彼 は 今 「そ<br />

の 栄 光捄 の 座 に」おられるのではない。 栄 光捄 の 王掣 国 は、まだ 始卿 まってはいない。 仲傫 保 者 とし<br />

280


ての 彼 の 働掴 きが 終厖 わらなければ、 神卡 は、「 彼 に 父 ダビデの 王掣 座 を」、「 限拘 りなく 続勸 く」そ<br />

の 支匣 配括 を、「お 与拜 えにな」らない[ルカ 1:32、。キリストは 今 、 祭脫 司 として、 父 ととも<br />

にみ 座 についておられる[ 黙縹 示単 録捎 3:21 参厴 照儠 ]。 永 遠 の、 自 存掑 なさるお 方 とともに、「わ<br />

れわれの 病挶 を 負拆 い、われわれ の 悲胳 しみをになった」 方 、「 罪 は 犯 されなかったが、すべ<br />

てのことについて、わたしたちと 同 じように 試去 練 に 会 われ」、「 試去 練 の 中 にある 者 たちを<br />

助捉 けることができる」 方 が、おられるのである。「もし、 罪 を 犯 す 者 があれば、 父 のみも<br />

とには、わたしたちのために 助捉 け 主勢 ……がおられる」[イザヤ 53:4、ヘブル 4:15、2:<br />

18、Ⅰヨハネ 2:。 彼 の 仲傫 保 は、 刺儒 され 砕 かれた 体 による 仲傫 保 、 罪 のない 生 涯昗 による 仲傫 保<br />

である。 傷偟 ついた 手 、 刺儒 されたわき、 傷偟 ついた 足拒 が、 罪 に 陥肿 った 人 類 のために 嘆昍 願傿 してお<br />

られる。 人 間 の 贖 罪 のためには、このように 無叄 限拘 の 価卒 が 払掾 われたのである。<br />

「このふたりの 間 に 平匊 和匄 の 一 致 がある。」み 子 の 愛 に 劣縆 ることのない 天拦 父 の 愛 が、 失拽<br />

われた 人 類 に 対 する 救 いの 基匼 礎脔 である。イエスは、 去掇 る 前 に 弟胱 子 たちに 次卙 のように 言匟 われ<br />

た。「わたしは、あなたがたのために 父 に 願傿 ってあげようとは 言匟 うまい。 父 ご 自 身拴 があな<br />

たがたを 愛 しておいでになるからである」[ヨハネ 16:26、。 「 神卡 はキリストにおいて<br />

世匒 をご 自 分 に 和匄 解卆 させ」られた[Ⅱコリント 5:。そして、 天拦 の 聖脩 所勰 の 奉旊 仕捸 において、<br />

「このふたりの 間 に 平匊 和匄 の 一 致 がある。」「 神卡 はそのひとり 子 を 賜 わったほどに、この 世匒<br />

を 愛 して 下 さった。それは 御 子 を 信勼 じる 者 がひとりも 滅脛 びないで、 永 遠 の 命挻 を 得千 るためで<br />

ある」[ヨハネ 3:。<br />

聖脩 所勰 とは 何挬 かという 質拾 問勬 に 対 して、 聖脩 書危 ははっきりと 解卆 答掬 を 与拜 えている。 聖脩 書危 に 用 い<br />

られている「 聖脩 所勰 」という 言匟 葉挺 は、まず 第匌 一 に、 天拦 にあるもののひな 型捗 としてモーセが 建厼<br />

てた 幕 屋厡 をさし、そして 第匌 二华 に、 地 上 の 聖脩 所勰 が 指匦 し 示単 していたところの、 天拦 にある「 真卢 の<br />

幕 屋厡 をさしている。キリストの 死拎 によって、 型捗 としての 奉旊 仕捸 は 終厖 わった。 天拦 にある「 真卢 の<br />

幕 屋厡 」は、 新 しい 契 約 の 聖脩 所勰 である。そして、ダニエル 8:14 の 預 言匟 は、この 時 代 に 成勱<br />

就 されるのであるから、ここで 言匟 う 聖脩 所勰 は、 新 しい 契 約 の 聖脩 所勰 であるに 違挆 いない。2300<br />

日 が 1844 年 に 終厖 結医 した 時 に、この 地 上 には 幾继 世匒 紀 もの 間 、 聖脩 所勰 はなかった。こうして、<br />

「2300 の 夕儩 と 朝厁 の 間 である。そして 聖脩 所勰 は 清捲 められてその 正匁 しい 状叔 態拟 に 復挴 する」という<br />

預 言匟 は、 疑卧 いもなく 天拦 の 聖脩 所勰 をさすのである。<br />

しかし、 聖脩 所勰 の 清捲 めとは 何挬 かという、 最勞 も 重匤 要勥 な 問勬 題匑 が、 未 解卆 決 のまま 残拑 っている。<br />

地 上 の 聖脩 所勰 に 関 連 してこうした 儀腝 式厚 があったことは、 旧 約 聖脩 書危 に 記卌 されている。しかし、<br />

天拦 において、 清捲 められねばならないものが、あるのであろうか。ヘブル 人 への 手 紙 9 章肐 に<br />

は、 地 上 と 天拦 の 両厥 方 の 聖脩 所勰 の 清捲 めが 明 らかに 教卝 えられている。「こうして、ほとんどすべ<br />

ての 物匵 が、 律傢 法 に 従 い、 血傔 [によってきよめられたのである。 血傔 を 流及 すことなしには、 罪<br />

のゆるしはあり 得千 ない。このように、 天拦 にあるもののひな 型捗 は、これらのもの〔 動 物匵 の 血傔 〕<br />

281


できよめられる 必厧 要勥 があるが、 天拦 にあるものは、これらより 更 にすぐれたいけにえで、き<br />

よめられねばならない」[ヘブル 9:22、。それは、キリストの 尊胛 い 血傔 である。<br />

この 清捲 めは、 型捗 としての 儀腝 式厚 においても 実 際匶 の 儀腝 式厚 においても、 血傔 によって 成勱 し 遂脎 げ<br />

られなければならない。 前 者 は、 動 物匵 の 血傔 によって 行 われ、 後 者 は、キリストの 血傔 によっ<br />

て 行 われる。パウロは、なぜこの 清捲 めが 血傔 によって 行 われねばならないかということの 理<br />

由厩 として、 血傔 を 流及 すことなしには、 罪 のゆるしがないからであると 述掃 べている。ゆるし、<br />

すなわち 罪 の 除揄 去掇 という 働掴 きが、 成勱 し 遂脎 げられなければならない。しかし、 罪 は、 天拦 や 地<br />

上 の 聖脩 所勰 とどのような 関 係厂 にあるのであろうか。このことは、 象拺 徴僦 的 儀腝 式厚 を 調 べることに<br />

よって 学 ぶことができる。なぜなら、 地 上 で 奉旊 仕捸 した 祭脫 司 は、「 天拦 にある 聖脩 所勰 のひな 型捗 と<br />

影挼 とに」 仕捸 えていたからである[ヘブル 8:。<br />

地 上 の 聖脩 所勰 の 務勲 めは、2 つの 部 分 から 成勱 っていた。すなわち、 祭脫 司 たちは 毎傭 日 聖脩 所勰 で 務勲<br />

めを 行 っていたが、 大 祭脫 司 は 1 年 に 1 度 、 聖脩 所勰 を 清捲 めるために、 至儖 聖脩 所勰 において 贖 いの<br />

特厣 別厌 な 働掴 きを 行 った。 毎傭 日 、 悔繛 い 改匳 めた 罪 人 が 幕 屋厡 の 入 り 口卶 に 供挿 え 物匵 を 持匛 って 来勵 て、 手 を<br />

犠腻 牲繉 の 頭挓 において 自 分 の 罪 を 告卪 白换 し、こうして 自 分 の 罪 を 象拺 徴僦 的 に 自 分 自 身拴 から 罪 のない<br />

犠腻 牲繉 へと 移挔 した。それから 動 物匵 はほふられた。「 血傔 を 流及 すことなしには」 罪 の 赦费 しはあ<br />

り 得千 ない、と 使却 徒傣 は 言匟 っている。「 兜肉 の 命挻 は 血傔 にあるからである」[レビ 17:。 破挐 られた<br />

神卡 の 律傢 法 は、 罪 人 の 生 命挻 を 要勥 求卍 した。 罪 人 の 失拽 われた 生 命挻 を 表勖 す 血傔 、すなわち 犠腻 牲繉 が 彼 の<br />

罪 を 負拆 って 流及 したものが、 祭脫 司 によって 聖脩 所勰 の 中 に 運卞 ばれ、 幕 の 前 に 注挅 がれた。 幕 の 後 ろ<br />

には、 罪 人 が 犯 したその 律傢 法 を 入 れた 箱脬 があった。この 儀腝 式厚 において、 罪 は、 血傔 によって、<br />

象拺 徴僦 的 に 聖脩 所勰 に 移挔 された。ある 場 合 には、 血傔 を 聖脩 所勰 に 持匛 って 入 らず、モーセがアロンの 子<br />

らに 命挻 じて「あなたがたが 会 衆 の 罪 を 負拆 [う]……ため、あなたがたに 賜 わった 物匵 である」<br />

と 言匟 ったように、 祭脫 司 は、そこで 兜肉 を 食挱 べなければならなかった[レビ 10:。どちらの 儀腝<br />

式厚 も 同 様捞 に、 悔繛 い 改匳 めた 者 から 聖脩 所勰 へと、 罪 が 移挔 されることを 象拺 徴僦 していた。<br />

こうした 務勲 めが 毎傭 日 、1 年 中 を 通 じて 行 われた。イスラエルの 罪 がこうして 聖脩 所勰 に 移挔 さ<br />

れ、そして、それを 取勚 り 除揄 くために 特厣 別厌 の 務勲 めが 必厧 要勥 であった。そこで、 神卡 は、 聖脩 所勰 の 各厰<br />

部 屋厡 のために 贖 いをすることをお 命挻 じになった。「イスラエルの 人 々の 汚儢 れと、そのとが、<br />

すなわち、 彼 らのもろもろの 罪 のゆえに、 聖脩 所勰 のためにあがないをしなければならない。<br />

また 彼 らの 汚儢 れのうちに、 彼 らと 共厗 にある 会 見 の 幕 屋厡 のためにも、そのようにしなければ<br />

ならない。」また、 贖 罪 は、 祭脫 壇绵 にも 行 われるべきで、「イスラエルの 人 々の 汚儢 れを 除揄 い<br />

てこれを 清捲 くし、 聖脩 別厌 しなければならない」[レビ 16:16、。<br />

1 年 に 1 度 、 大 いなる 贖 罪 の 日 に、 大 祭脫 司 は 聖脩 所勰 を 清捲 めるために 至儖 聖脩 所勰 に 入 った。そ<br />

こで 行 われた 務勲 めによって、1 年 間 の 務勲 めが 完 了傒 した。 贖 罪 の 日 に、2 頭挓 のやぎが 幕 屋厡 の<br />

入 り 口卶 に 連 れてこられ、くじが 引匂 かれた。「1 つのくじは 主勢 のため、1 つのくじはアザゼ<br />

ルのため」[ 同 16:。 主勢 のためのくじに 当勠 たったやぎは、 民 のための 罪 祭脫 としてほふられ<br />

282


た。そして、 大 祭脫 司 は、その 血傔 を 幕 の 中 に 携掠 えていき、 贖 罪 所勰 の 上 と 贖 罪 所勰 の 前 に 注挅 がな<br />

ければならなかった。 血傔 は、 幕 の 前 の 香 壇绵 にも 注挅 がなければならなかった。<br />

「そしてアロンは、その 生 きているやぎの 頭挓 に 両厥 手 をおき、イスラエルの 人 々のもろ<br />

もろの 悪捰 と、もろもろのとが、すなわち、 彼 らのもろもろの 罪 をその 上 に 告卪 白换 して、これ<br />

をやぎの 頭挓 にのせ、 定 めておいた 人 の 手 によって、これを 荒僚 野 に 送拡 らなければならない。<br />

こうしてやぎは 彼 らのもろもろの 悪捰 をになって、 人 里 離掤 れた 地 に 行 くであろう」[ 同 16:<br />

21、。アザゼルのやぎは、もはやイスラエルの 宿 営協 に 帰 っては 来勵 なかった。そして、や<br />

ぎを 連 れ 出 した 人 々は、 宿 営協 に 帰 る 前 に、 水匍 で 身拴 をすすぎ、 衣胼 服傕 を 洗腂 わなければならなか<br />

った。 この 儀腝 式厚 全 体 は、 神卡 が 聖脩 であられて、 罪 をいみきらわれることを、イスラエルの<br />

人 々に 深捫 く 感厤 じさせるよう 意勪 図掛 されていた。そして、さらに、 罪 に 触僾 れるならば 必厧 ず 汚儢 れ<br />

ることを、 彼 らに 示単 すものであった。 贖 罪 の 業 が 進勺 行 している 間 、すべての 者 は、 身拴 を 悩肘<br />

まさなければならなかった。 仕捸 事 をすべてやめて、イスラエルの 全 会 衆 は、 厳 粛施 に 神卡 の<br />

前 にへりくだり、 祈绗 り、 断友 食挱 し、 心升 を 深捫 く 探僙 って 1 日 を 過厢 ごさなければならなかった。<br />

贖 罪 に 関 する 重匤 要勥 な 真卢 理 が、 型捗 としての 儀腝 式厚 によって 教卝 えられている。 罪 人 の 代 わり<br />

に、その 身拴 代 わりとなるものが 受匃 け 入 れられた。しかし、 犠腻 牲繉 の 血傔 によって 罪 が 取勚 り 消拔 さ<br />

れたわけではなかった。こうした 方 法 によって、 罪 が 聖脩 所勰 に 移挔 されたのであった。 罪 人 は、<br />

血傔 のささげ 物匵 によって、 律傢 法 の 権勻 威胙 を 認卉 め、 犯 した 罪 を 告卪 白换 し、 来勵 たるべき 贖 い 主勢 を 信勼 じ<br />

る 信勼 仰纝 によって 赦费 しを 願傿 っていることを 表勖 明 した。しかし 彼 は、 律傢 法 の 宣傪 告卪 から 全 く 解卆 放择<br />

されたのではなかった。 大 祭脫 司 は、 贖 罪 の 日 に、 会 衆 からのささげ 物匵 をとって、その 血傔 を<br />

たずさえて 至儖 聖脩 所勰 に 入 り、 律傢 法 の 真卢 上 にある 贖 罪 所勰 の 上 にそれを 注挅 いで、 律傢 法 の 要勥 求卍 を 満掫<br />

たした。それから 彼 は、 仲傫 保 者 として、 罪 を 自 ら 負拆 って、 聖脩 所勰 から 持匛 ち 出 した。 彼 は、ア<br />

ザゼルのやぎの 頭挓 に 手 をおいて、すべての 罪 を 告卪 白换 し、こうして、 象拺 徴僦 的 に、 自 分 からア<br />

ザゼルのやぎへと 罪 を 移挔 した。それからやぎは、 罪 を 背 負拆 って 去掇 り、そして 罪 は 永 遠 に<br />

民 から 切卲 り 離掤 されたものと 見 なされた。<br />

これが、「 天拦 にある 聖脩 所勰 のひな 型捗 と 影挼 」に 従 って 行 われた 儀腝 式厚 であった。そして、 地<br />

上 の 聖脩 所勰 の 務勲 めにおいて、 型捗 として 行 われたことが、 天拦 の 聖脩 所勰 の 務勲 めにおいて、 現勶 実 に 行<br />

われるのである。われわれの 救 い 主勢 は、 昇 天拦 ののち、われわれの 大 祭脫 司 としての 働掴 きを 始卿<br />

められた。パウロは 次卙 のように 言匟 っている。「ところが、キリストは、ほんとうのものの<br />

模掌 型捗 にすぎない、 手 で 造挝 った 聖脩 所勰 にはいらないで、 上 なる 天拦 にはいり、 今 やわたしたちの<br />

ために 神卡 のみまえに 出 て 下 さったのである」[ヘブル 9:。<br />

戸叐 口卶 であり、 聖脩 所勰 を 中 庭僃 から 区厅 別厌 するものであった「 幕 の 内 」において、すなわち、<br />

聖脩 所勰 の 第匌 一 の 部 屋厡 において 1 年 を 通 じて 行 われる 祭脫 司 の 務勲 めは、キリストが 昇 天拦 の 時 に 始卿<br />

められた 務勲 めを 表勖 している。 神卡 の 前 に 罪 祭脫 の 血傔 をささげ、イスラエルの 祈绗 りとともにたち<br />

のぼる 香 をたくことが、 日 ごとの 務勲 めにおける 祭脫 司 の 働掴 きであった。 同 様捞 にキリストは、<br />

283


罪 人 のためにご 自 分 の 血傔 をもって 天拦 父 に 嘆昍 願傿 なさり、そのみ 前 に、ご 自 身拴 の 義拣 の 尊胛 い 香 と<br />

ともに、 悔繛 い 改匳 めた 信勼 者 の 祈绗 りを 差挽 し 出 された。これが、 天拦 の 聖脩 所勰 の 第匌 一 の 部 屋厡 における<br />

務勲 めであった。<br />

キリストが 弟胱 子 たちを 離掤 れて 昇 天拦 された 時 、 弟胱 子 たちは、 信勼 仰纝 によってここまで 彼 に<br />

ついていった。ここに 彼 らの 希傩 望捬 は 集厦 中 した。パウロは 次卙 のように 言匟 った。「この 望捬 みは、<br />

わたしたちにとって、いわば、たましいを 安勣 全 にし 不勘 動 にする 錨 であり、かつ『 幕 の 内 』<br />

にはいり 行 かせるものである。その 幕 の 内 に、イエスは、 永 遠 に…… 大 祭脫 司 として、わた<br />

したちのためにさきがけとなって、はいられたのである。」かつ、やぎと 子 牛肩 との 血傔 によ<br />

らず、ご 自 身拴 の 血傔 によって、1 度 だけ 聖脩 所勰 に 入 られ、それによって 永 遠 のあがないを 全 う<br />

されたのである」[ヘブル 6:19、20、9:。<br />

1800 年 にわたって、 聖脩 所勰 の 第匌 一 の 部 屋厡 において、この 務勲 めが 続勸 けられた。キリストの<br />

血傔 は、 悔繛 い 改匳 めた 信勼 者 のために 嘆昍 願傿 し、 彼 らが 赦费 され 天拦 父 に 受匃 け 入 れられるようにしてき<br />

たが、しかし 彼 らの 罪 は、まだ 記卌 録捎 の 書危 に 残拑 っていた。 型捗 としての 儀腝 式厚 において、1 年 の<br />

終厖 わりに 贖 罪 の 働掴 きがあったように、 人 類 の 贖 いのためのキリストの 働掴 きが 終厖 わる 前 に、<br />

聖脩 所勰 から 罪 を 取勚 り 除揄 く 贖 罪 の 働掴 きが 行 われるのである。これが、2300 日 が 終厖 了傒 した 時 に<br />

始卿 まった 務勲 めであった。その 時 に、 預 言匟 者 ダニエルが 預 言匟 したとおり、われわれの 大 祭脫 司<br />

は、 彼 の 厳 粛施 な 働掴 きの 最勞 後 の 部 分 を 行 うために、すなわち 聖脩 所勰 を 清捲 めるために、 至儖 聖脩 所勰 に<br />

入 られたのであった。<br />

古挃 代 において、 民 の 罪 が、 信勼 仰纝 によって 罪 祭脫 の 上 におかれ、そしてその 血傔 によって、<br />

象拺 徴僦 的 に 地 上 の 聖脩 所勰 に 移挔 されたように、 新 しい 契 約 においては、 悔繛 い 改匳 めた 者 の 罪 は、 信勼<br />

仰纝 によってキリストの 上 におかれ、そして 実 際匶 に 天拦 の 聖脩 所勰 に 移挔 されるのである。<br />

そして、 地 上 の 聖脩 所勰 の 型捗 としての 清捲 めが、それを 汚儢 してきた 罪 を 取勚 り 除揄 くことによっ<br />

て 成勱 し 遂脎 げられたように、 天拦 の 聖脩 所勰 の 実 際匶 の 清捲 めも、そこに 記卌 録捎 されている 罪 を 取勚 り 除揄 く<br />

ことによって、すなわち 消拔 し 去掇 ることによって、 成勱 し 遂脎 げられねばならない。しかし、こ<br />

れを 完 成勱 するためには、だれが 罪 の 悔繛 い 改匳 めとキリストを 信勼 じる 信勼 仰纝 によって、 贖 いの 恵<br />

みを 受匃 ける 資 格卺 があるかを 決 定 するために、 記卌 録捎 の 書危 の 調 査匀 がなされねばならない。した<br />

がって、 聖脩 所勰 の 清捲 めには、 調 査匀 の 働掴 き、すなわち 審拥 判匯 の 働掴 きが 含捋 まれるのである。この 働掴<br />

きは、キリストがご 自 分 の 民 を 贖 うために 来勵 られる 前 に 行 われねばならない。なぜなら、<br />

彼 が 来勵 られる 時 には、 彼 はすべての 者 に、それぞれの 行 為 に 応厸 じて 報匔 いを 与拜 えられるから<br />

である[ 黙縹 示単 録捎 22:12 参厴 照儠 ]。 こうして、 預 言匟 の 言匟 葉挺 の 光捄 に 従 った 者 たちは、キリスト<br />

は、2300 日 が 1844 年 に 終厖 了傒 した 時 に、この 地 上 に 来勵 られるのではなくて、 再卭 臨 に 備厵 え<br />

て 贖 いの 最勞 後 の 働掴 きをするために、 天拦 の 聖脩 所勰 の 至儖 聖脩 所勰 に 入 られたのだということを 知半 っ<br />

た。<br />

284


また、 罪 祭脫 が 犠腻 牲繉 としてのキリストをさし、 大 祭脫 司 が 仲傫 保 者 としてのキリストを 表勖 す 一 方 、<br />

アザゼルのやぎ は 罪 の 張挗 本 人 であるサタンを 象拺 徴僦 していて、 彼 の 上 に、 真卢 に 悔繛 い 改匳 めた<br />

者 たちの 罪 が 最勞 終厖 的 に 置厒 かれるのだ、ということもわかった。 大 祭脫 司 は、 罪 祭脫 の 血傔 によっ<br />

て、 聖脩 所勰 から 罪 を 除揄 去掇 した 時 に、それをアザゼルのやぎの 上 においた。キリストが、 彼 の<br />

務勲 めの 最勞 後 に、ご 自 身拴 の 血傔 によって、 天拦 の 聖脩 所勰 からご 自 分 の 民 の 罪 を 除揄 去掇 される 時 、 彼 は<br />

それをサタンの 上 におかれる。サタンは、 審拥 判匯 の 執儨 行 において、 最勞 終厖 的 な 刑傃 罰脖 を 負拆 わねば<br />

ならない。アザゼルのやぎは、 人 里 離掤 れた 地 へと 追挵 い 払掾 われ、イスラエルの 宿 営協 には 2 度<br />

と 帰 って 来勵 なかった。そのように、サタンは、 神卡 と 神卡 の 民 の 前 から 永 遠 に 追挵 放择 される。そ<br />

して、 罪 と 罪 人 の 最勞 終厖 的 な 滅脛 亡 の 時 に 消拔 し 去掇 られるのである。<br />

285


第匌 24 章 天 の 至 聖 所勰 における<br />

聖脩 所勰 問勬 題匑 が、1844 年 の 失拽 望捬 の 秘兕 密偾 を 解卆 くかぎであった。それは、 互僆 いに 関 連 し 調 和匄 す<br />

る 真卢 理 の 全 体 系揀 を 明 らかにし、 神卡 のみ 手 が 大 再卭 臨 運卞 動 を 導拗 いてきたことを 示単 し、そして、<br />

神卡 の 民 の 立 場 と 働掴 きとをはっきりさせて、 今 なすべきことを 明 らかにした。イエスの 弟胱 子<br />

たちが、 苦 悩肘 と 失拽 望捬 の 恐傁 ろしい 夜 を 過厢 ごした 後 で、「 主勢 を 見 て 喜 んだ」ように、 信勼 仰纝 をも<br />

って 主勢 の 再卭 臨 を 待挊 ち 望捬 んでいた 人 々は、 今 喜 びに 満掫 たされた。 彼 らは、 主勢 が、しもべたち<br />

に 報匔 いを 与拜 えるために、 栄 光捄 のうちに 出 現勶 なさるものと 期勡 待挊 していたのであった。その 望捬<br />

みが 失拽 望捬 に 終厖 わった 時 、 彼 らはイエスを 見 失拽 い、 墓斳 のそばのマリヤとともに、「だれかが、<br />

わたしの 主勢 を 取勚 り 去掇 りました。そして、どこに 置厒 いたのか、わからないのです」と 叫经 んだ<br />

のであった。 今 彼 らは、 至儖 聖脩 所勰 の 中 に、 再卭 び 主勢 を 見 た。それは、 彼 らの 憐穳 れみに 満掫 ちた 大<br />

祭脫 司 であり、まもなく 彼 らの 王掣 として、 救 出 者 として 来勵 られる 方 であった。 聖脩 所勰 からの 光捄<br />

が、 過厢 去掇 と 現勶 在厪 と 未 来勵 を 照儠 らした。 彼 らは、 神卡 が、 誤儶 ることのない 摂昊 理 によって 自 分 たち<br />

を 導拗 いてこられたことを 知半 った。 彼 らは、 最勞 初匘 の 弟胱 子 たちと 同 様捞 に、 自 分 たちが 伝捱 えた 使却<br />

命挻 を 理 解卆 できなかったのであったが、しかしその 使却 命挻 は、あらゆる 点勷 において、 正匁 しかっ<br />

たのであった。それを 宣傪 言匟 することにおいて、 彼 らは 神卡 のみ 心升 を 成勱 し 遂脎 げたのであって、<br />

彼 らの 労排 苦 は 主勢 にあってむだではなかった。 彼 らは、 新 たに 生 まれて、「 生 ける 望捬 みをい<br />

だかせ」られ、「 言匟 葉挺 につくせない、 輝脮 きにみちた 喜 びに」あふれたのである。<br />

「2300 の 夕儩 と 朝厁 の 間 である。そして 聖脩 所勰 は 清捲 められてその 正匁 しい 状叔 態拟 に 復挴 する」とい<br />

うダニエル 8:14 の 預 言匟 と、「 神卡 をおそれ、 神卡 に 栄 光捄 を 帰 せよ。 神卡 のさばきの 時 がきた<br />

からである」という 第匌 一 天拦 使却 の 使却 命挻 とは、ともに、 至儖 聖脩 所勰 におけるキリストの 務勲 め、すな<br />

わち 調 査匀 審拥 判匯 をさすもので、 神卡 の 民 の 救 いと 悪捰 人 の 絶傉 滅脛 のためにキリストが 来勵 られること<br />

をさすものではなかった。 まちがいは、 預 言匟 期勡 間 の 計匧 算厊 にではなくて、2300 日 の 終厖 わり<br />

に 起招 きる 事 件卅 にあった。このまちがいのために、 信勼 徒傣 たちは 失拽 望捬 に 陥肿 ったのであったが、<br />

しかし 預 言匟 の 中 で 予匨 告卪 されたすべてのこと、また、 聖脩 書危 に 起招 こると 保 証卨 されたできごとは、<br />

みな 成勱 就 した。 彼 らが、 自 分 たちの 希傩 望捬 がかなえられなかったことを 嘆昍 いていた、まさに<br />

その 時 に、 使却 命挻 によって 予匨 告卪 されたこと、そして、 主勢 がしもべたちに 報匔 いを 与拜 えるために<br />

現勶 れる 前 に 成勱 就 されねばならないことが、 起招 きたのであった。<br />

キリストは、 彼 らが 期勡 待挊 していた 地 上 にではなくて、 型捗 において 予匨 表勖 されていたよう<br />

に、 天拦 にある 神卡 の 宮厳 の 至儖 聖脩 所勰 に 来勵 られたのであった。 預 言匟 者 ダニエルは、キリストはこの<br />

時 、 日 の 老偽 いたる 者 のもとに 来勵 ると 表勖 現勶 している。「わたしはまた 夜 の 幻星 のうちに 見 てい<br />

ると、 見 よ、 人 の 子 のような 者 が、 天拦 の 雲胖 に 乗拳 ってきて」、 地 上 ではなくて、「 日 の 老偽 い<br />

たる 者 のもとに 来勵 ると、その 前 に 導拗 かれた」[ダニエル 7:。この 来勵 られることについて<br />

は 預 言匟 者 マラキも 預 言匟 している。「あなたがたが 求卍 める 所勰 の 主勢 は、たちまち〔 突 然掍 —— 英捼<br />

286


語指 訳胲 〕その 宮厳 に 来勵 る。 見 よ、あなたがたの 喜 ぶ 契 約 の 使却 者 が 来勵 ると、 万勦 軍拚 の 主勢 が 言匟 われ<br />

る」[マラキ 3:。 主勢 がその 宮厳 に 来勵 られたのは 突 然掍 で、 彼 の 民 は 予匨 期勡 していなかった。 彼<br />

らは、 主勢 が、そこに 来勵 られるとは 考卛 えていなかった。 彼 らは、 主勢 が、「 炎縉 の 中 で…… 神卡 を<br />

認卉 めない 者 たちや、…… 福厹 音 に 聞挈 き 従 わない 者 たちに 報匔 復挴 」するために、 地 上 に 来勵 られる<br />

ものと 予匨 期勡 していた[Ⅱテサロニケ 1:7、。<br />

しかし、 人 々は、まだ 主勢 に 会 う 準厜 備厵 ができていなかった。まだ、 彼 らのためになされ<br />

ねばならぬ 準厜 備厵 の 働掴 きがあった。 彼 らは、まず 光捄 を 受匃 けて、 天拦 にある 神卡 の 宮厳 に 心升 を 向匇 けね<br />

ばならなかった。そして 彼 らが、そこで 奉旊 仕捸 しておられる 彼 らの 大 祭脫 司 に、 信勼 仰纝 によって<br />

従 っていく 時 に、 新 しい 義拣 務勲 が 示単 されるのであった。もう 1 つの 警厺 告卪 と 教卝 えの 使却 命挻 が、 教卝<br />

会 に 与拜 えられるのであった。 預 言匟 者 は 語指 っている。「その 来勵 る 日 には、だれが 耐脾 え 得千 よ<br />

う。そのあらわれる 時 には、だれが 立 ち 得千 よう。 彼 は 金 をふきわける 者 の 火 のようであり、<br />

布偵 さらしの 灰绑 汁 のようである。 彼 は 銀勨 をふきわけて 清捲 める 者 のように 座 して、レビの 子 孫繜<br />

を 清捲 め、 金 銀勨 のように 彼 らを 清捲 める。そして 彼 らは 義拣 をもって、ささげ 物匵 を 主勢 にささげる」<br />

[マラキ 3:2、。 天拦 の 聖脩 所勰 におけるキリストのとりなしがやむ 時 、 地 上 に 住卫 んでいる 人 々<br />

は、 聖脩 なる 神卡 の 前 で、 仲傫 保 者 なしに 立 たなければならない。 彼 らの 着挄 物匵 は 汚儢 れがなく、 彼<br />

らの 品厍 性勯 は、 血傔 をそそがれて 罪 から 清捲 まっていなければならない。キリストの 恵 みと、 彼<br />

ら 自 身拴 の 熱 心升 な 努 力 とによって、 彼 らは 悪捰 との 戦勛 いの 勝 利匏 者 とならなければならない。 天拦<br />

で 調 査匀 審拥 判匯 が 行 われ、 悔繛 い 改匳 めた 罪 人 の 罪 が 聖脩 所勰 から 除揄 かれているその 間 に、 地 上 の 神卡 の<br />

民 の 間 では、 清捲 めの 特厣 別厌 な 働掴 き、すなわち 罪 の 除揄 去掇 が 行 われなければならない。この 働掴 き<br />

は、 黙縹 示単 録捎 14 章肐 の 使却 命挻 の 中 にさらに 明 瞭 に 示単 されている。<br />

この 働掴 きが 成勱 し 遂脎 げられると、キリストの 弟胱 子 たちは、 主勢 の 再卭 臨 を 迎 える 準厜 備厵 ができ<br />

るのである。「その 時 ユダとエルサレムとのささげ 物匵 は、 昔繕 の 日 のように、また 先匪 の 年 の<br />

ように 主勢 に 喜 ばれる」[マラキ 3:。その 時 、 主勢 が 再卭 臨 されてご 自 分 のもとに 受匃 け 入 れら<br />

れる 教卝 会 は、「しみも、しわも、そのたぐいのものがいっさいなく、…… 栄 光捄 の 姿掋 の 教卝 会 」<br />

である[エペソ 5:。また、その 教卝 会 は、「しののめのように 見 え、 月 のように 美捜 しく、<br />

太挲 陽傘 のように 輝脮 き、 恐傁 るべき 事 、 旗充 を 立 てた 軍拚 勢厕 のような 者 」である[ 雅儫 歌 6:。<br />

マラキは、 主勢 がその 宮厳 に 来勵 られるということのほかに、 主勢 の 再卭 臨 、すなわち、 主勢 がさ<br />

ばきを 実 行 するために 来勵 られることについても、 次卙 のように 預 言匟 している。「そしてわた<br />

しはあなたがたに 近卐 づいて、さばきをなし、 占 い 者 、 姦贊 淫 を 行 う 者 、 偽兖 りの 誓绒 いをなす 者<br />

にむかい、 雇 人 の 賃傸 銀勨 をかすめ、やもめと、みなしごとをしえたげ、 寄 留 の 他 国 人 を 押 し<br />

のけ、わたしを 恐傁 れない 者 どもにむかって、すみやかにあかしを 立 てると、 万勦 軍拚 の 主勢 は 言匟<br />

われる」[マラキ 3:。<br />

ユダは、この 同 じ 光捄 景拲 について、 次卙 のように 言匟 っている。「 見 よ、 主勢 は 無叄 数包 の 聖脩 徒傣 た<br />

ちを 率厾 いてこられた。それは、すべての 者 にさばきを 行 うためであり、また、 不勘 信勼 心升 な 者<br />

287


が、 信勼 仰纝 を 無叄 視拹 して 犯 したすべての 不勘 信勼 心升 なしわざ……を 責掅 めるためである」[ユダ 14、。<br />

この 来勵 臨 と、 主勢 が 主勢 の 宮厳 に 来勵 られることとは、 全 く 別厌 のできごとである。 ダニエル 8:<br />

14 に 示単 されているところの、キリストがわれわれの 大 祭脫 司 として、 聖脩 所勰 を 清捲 めるために<br />

至儖 聖脩 所勰 に 来勵 られるということ、ダニエル 7:13 に 提卖 示単 されている、 人 の 子 が 日 の 老偽 いた<br />

る 者 のもとに 来勵 るということ、そしてマラキが 預 言匟 した 主勢 がその 宮厳 に 来勵 られるということ、<br />

これらはみな、 同 じできごとの 描胦 写捂 である。そして、これはまた、キリストがマタイ 25<br />

章肐 の 10 人 のおとめのたとえの 中 で 語指 られた、 婚肶 宴晎 の 席 への 花挮 婿趈 の 到肑 着挄 ということによっ<br />

ても 表勖 されている。<br />

1844 年 の 夏 から 秋掞 にかけて、「さあ、 花挮 婿趈 だ」という 宣傪 言匟 が 発 せられた。その 時 に、<br />

思卩 慮傼 深捫 いおとめたちと 思卩 慮傼 の 浅肜 いおとめたちによって 表勖 されている 2 種捶 類 の 人 々が 現勶 れ<br />

た。すなわち、 主勢 の 出 現勶 を 喜 んで 待挊 ち、 主勢 に 会 う 準厜 備厵 にいそしんだ 人 々と、 恐傁 怖繍 にかられ<br />

て 衝胓 動 的 に 行 動 し、 真卢 理 の 理 論厱 だけに 満掫 足拒 して、 神卡 の 恵 みに 欠 けていた 人 々とであった。<br />

たとえの 中 では、 花挮 婿趈 が 来勵 た 時 に「 用 意勪 のできていた 女匩 たちは、 花挮 婿趈 と 一 緒肎 に 婚肶 宴晎 のへや<br />

にはい」った。ここで 示単 されている、 花挮 婿趈 の 到肑 着挄 は、 婚肶 宴晎 の 前 に 起招 こる。 婚肶 宴晎 は、キリス<br />

トがみ 国 をお 受匃 けになることを 意勪 味控 している。み 国 の 首匹 都匙 でありその 代 表勖 である 聖脩 なる 都匙 、<br />

新 エルサレムは、「 小 羊旴 の 妻像 なる 花挮 嫁晊 」と 呼 ばれている。 天拦 使却 は、ヨハネに 言匟 った。「さ<br />

あ、きなさい。 小 羊旴 の 妻像 なる 花挮 嫁晊 を 見 せよう。」「この 御 使却 は、わたしを 御 霊绳 に 感厤 じたま<br />

ま、…… 連 れて 行 き、 聖脩 都匙 エルサレムが…… 神卡 のみもとを 出 て 天拦 から 下 って 来勵 るのを 見 せ<br />

てくれた」とヨハネは 言匟 っている[ 黙縹 示単 録捎 21:9、。したがって、 明 らかに、 花挮 嫁晊 は 聖脩 都匙<br />

を 表勖 し、 花挮 婿趈 を 迎 えに 出 るおとめたちは、 教卝 会 の 象拺 徴僦 である。 黙縹 示単 録捎 によれば、 神卡 の 民 は、<br />

婚肶 宴晎 に 招偠 かれた 客推 であると 言匟 われている[ 黙縹 示単 録捎 19:9 参厴 照儠 ]。もし 彼 らが 客推 であれば、<br />

花挮 嫁晊 をも 代 表勖 することはできない。<br />

キリストは、 預 言匟 者 ダニエルが 言匟 っているように、 天拦 の 日 の 老偽 いたる 者 から、「 主勢 権勻<br />

と 光捄 栄 と 国 」とを 賜 るのである。 彼 は、「 夫挕 のために 着挄 飾兇 った 花挮 嫁晊 のように 用 意勪 をととの<br />

え」たみ 国 の 首匹 都匙 、 新 しいエルサレムをお 受匃 けになる[ダニエル 7:14、 黙縹 示単 録捎 21:。み<br />

国 を 受匃 けたのちに、 彼 はご 自 分 の 民 を 救 うために、 王掣 の 王掣 、 主勢 の 主勢 として 栄 光捄 のうちに 来勵<br />

られる。そして 彼 らは、 天拦 国 で「アブラハム、イサク、ヤコブと 共厗 に 宴晎 会 の 席 に」つき、<br />

小 羊旴 の 婚肶 宴晎 にあずかるのである[マタイ 8:11、ルカ 22:30 参厴 照儠 ]。<br />

1844 年 の 夏 の「さあ、 花挮 婿趈 だ」という 宣傪 言匟 は、 多匭 くの 者 に、 主勢 の 再卭 臨 はすぐだと 期勡 待挊<br />

させた。その 指匦 定 された 時 に、 花挮 婿趈 は、 人 々が 期勡 待挊 したように 地 上 にではなくて、 婚肶 宴晎 の<br />

ために、すなわちみ 国 を 受匃 けるために、 天拦 の 日 の 老偽 いたる 者 のもとに 来勵 たのである。「 用<br />

意勪 のできていた 女匩 たちは、 花挮 婿趈 と 一 緒肎 に 婚肶 宴晎 のへやに 入 り、そして 戸叐 がしめられた。」 彼<br />

らは、 婚肶 宴晎 の 席 に 列偱 することはできなかった。なぜなら、これは 天拦 において 起招 こり、 彼 ら<br />

は 地 上 にいるからである。キリストの 弟胱 子 たちは、「 主勢 人 が 婚肶 宴晎 から 帰 って」くるのを<br />

288


「 待挊 って」いなければならない[ルカ 12:。しかし、 彼 らは、 室掂 の 働掴 きをよく 理 解卆 し、 彼<br />

が 神卡 の 前 に 出 られるのに 信勼 仰纝 によって 従 っていかねばならない。この 意勪 味控 において、 彼 ら<br />

は、 婚肶 宴晎 の 部 屋厡 に 入 ったと 言匟 われているのである。<br />

たとえによると、 婚肶 宴晎 の 部 屋厡 に 入 ったのは、あかりとともに 器捙 に 油 を 持匛 っていた 者<br />

たちであった。 聖脩 書危 から 真卢 理 の 知半 識掟 を 得千 るとともに、 聖脩 霊绳 と 神卡 の 恵 みとを 持匛 っていた 人 々、<br />

厳 しい 試去 練 の 夜 も、 忍旖 耐脾 して 待挊 ち、より 明 らかな 光捄 を 求卍 めて 聖脩 書危 を 研挣 究捨 した 人 々、——こ<br />

れらの 人 々は、 天拦 の 聖脩 所勰 に 関 する 真卢 理 と、 救 い 主勢 の 務勲 めの 変厭 化 とを 認卉 め、 信勼 仰纝 によって、<br />

天拦 の 聖脩 所勰 における 彼 の 働掴 きに 従 っていった。そして、 聖脩 書危 のあかしをとおして 同 じ 真卢 理 を<br />

受匃 けいれ、キリストが 仲傫 保 の 最勞 後 の 働掴 きを 行 うために、そしてその 最勞 後 にはみ 国 を 受匃 ける<br />

ために、 神卡 の 前 に 出 られるのに 信勼 仰纝 によって 従 っていく 者 たちは、すべて、 婚肶 宴晎 の 部 屋厡 に<br />

入 るものとして 表勖 されているのである。<br />

マタイ 22 章肐 のたとえにおいて、 同 じ 婚肶 宴晎 の 象拺 徴僦 が 用 いられ、 婚肶 宴晎 に 先匪 だって 調 査匀 審拥 判匯<br />

が 行 われることが 明 示単 されている。 婚肶 宴晎 に 先匪 だって、 王掣 は、すべての 客推 が、 礼脊 服傕 、すなわ<br />

ち、 小 羊旴 の 血傔 で 洗腂 って 白换 くしたしみのない 品厍 性勯 の 衣胼 を 着挄 ているかを 見 るために 入 ってくる<br />

[マタイ 22:11、 黙縹 示単 録捎 7:14 参厴 照儠 ]。 欠 けていることを 発 見 された 者 は、 追挵 い 出 される<br />

が、 調 査匀 の 上 で 礼脊 服傕 を 着挄 ていることが 認卉 められたすべての 者 は、 神卡 に 受匃 け 入 れられ、み 国<br />

に 入 って 神卡 のみ 座 のもとに 座 るに 足拒 る 者 と 見 なされるのである。 品厍 性勯 を 調 査匀 し、だれが 神卡<br />

の 国 に 入 る 準厜 備厵 をしたかを 決 定 するこの 働掴 きが、 調 査匀 審拥 判匯 の 働掴 きであり、 天拦 の 聖脩 所勰 におけ<br />

る 最勞 後 の 働掴 きなのである。<br />

調 査匀 の 働掴 きが 終厖 わり、 各厰 時 代 においてキリストに 従 う 者 であると 称胃 してきた 人 々の 調<br />

査匀 と 決 定 がなされた 時 、その 時 初匘 めて、 恩繥 恵 期勡 間 が 終厖 わり、 恵 みの 扉晲 が 閉僔 じられる。こ<br />

のように、「 用 意勪 のできていた 女匩 たちは、 花挮 婿趈 と 一 緒肎 に 婚肶 宴晎 のへやに 入 り、そして 戸叐 が 閉僔<br />

められた」という 短 い 1 節儊 の 中 に、 救 い 主勢 の 最勞 後 の 務勲 めが 終厖 わって、 人 間 の 救 いの 大 事 業<br />

が 完 成勱 される 時 までが、 示単 されている。<br />

すでに 見 たように、 天拦 の 聖脩 所勰 の 型捗 である 地 上 の 聖脩 所勰 の 務勲 めにおいては、 贖 罪 の 日 に 大<br />

祭脫 司 が 聖脩 所勰 の 至儖 聖脩 所勰 に 入 った 時 に、 第匌 1 室掂 における 務勲 めはやんだのである。 神卡 は、 次卙 のよ<br />

うに 命挻 じられた。「 彼 が 聖脩 所勰 であがないをするために、はいった 時 は、…… 出 るまで、だ<br />

れも 会 見 の 幕 屋厡 の 内 にいてはならない」[レビ 16:。そのように、キリストが、 贖 罪 の 最勞<br />

後 の 務勲 めを 行 うために 至儖 聖脩 所勰 に 入 られた 時 、 彼 は、 第匌 1 室掂 の 務勲 めを 終厖 えられた。しかし、<br />

第匌 1 室掂 の 務勲 めが 終厖 わった 時 に、 第匌 2 室掂 の 務勲 めが 始卿 まった。 型捗 としての 奉旊 仕捸 において、 贖<br />

罪 の 日 に 大 祭脫 司 は、 聖脩 所勰 を 去掇 って、 神卡 の 前 に 出 て、 真卢 に 罪 を 悔繛 いるすべてのイスラエル 人<br />

のために 罪 祭脫 の 血傔 をささげた。そのようにキリストは、 仲傫 保 者 としての 働掴 きの 一 部 を 終厖 え<br />

て、そのみ 業 のもう 1 つの 部 分 を 開 始卿 され、そして、なお 天拦 父 の 前 で、ご 自 分 の 血傔 によっ<br />

て 罪 人 のために 嘆昍 願傿 なさるのであった。<br />

289


1844 年 には、 再卭 臨 信勼 徒傣 はこの 問勬 題匑 を 理 解卆 していなかった。 救 い 主勢 が 来勵 られると 期勡 待挊 し<br />

ていたその 時 が 過厢 ぎたあとも、なお 彼 らは、 再卭 臨 は 近卐 いと 信勼 じていた。 彼 らは、 今 や 重匤 大<br />

危捦 機務 にさしかかったと 考卛 え、 神卡 の 前 における 仲傫 保 者 としてのキリストの 働掴 きは 終厖 わったと<br />

考卛 えた。 人 類 の 恩繥 恵 期勡 間 は、 主勢 が 天拦 の 雲胖 に 乗拳 って 実 際匶 に 来勵 られる 少厮 し 前 に 終厖 わると 聖脩 書危 に<br />

教卝 えられているように、 彼 らには 思卩 われた。このことは、 人 々が 恵 みの 扉晲 の 前 で 求卍 め、た<br />

たき、 叫经 ぶけれども 開 かれないという 時 を 示単 す 聖脩 旬傚 から 見 て、 明 白换 なように 思卩 われた。そ<br />

して、 彼 らがキリストの 再卭 臨 を 待挊 望捬 していたその 期勡 日 が、キリスト 再卭 臨 直卟 前 のこの 期勡 間 の<br />

開 始卿 を 意勪 味控 するものなのかどうかということが、 彼 らにとっての 疑卧 問勬 であった。 審拥 判匯 の 切卲<br />

迫 の 警厺 告卪 を 発 した 彼 らは、 世匒 界化 に 対 する 彼 らの 務勲 めをなし 終厖 えたと 感厤 じ、 罪 人 の 救 いに 関<br />

する 魂 の 重匤 荷免 を 感厤 じなくなった。 他 方 、 神卡 を 敬肭 わない 人 々の、 大 胆绺 で 冒纍 瀆 的 な 嘲 笑傷 は、 神卡<br />

の 恵 みを 拒兘 んだ 人 々から 神卡 の 霊绳 が 取勚 り 去掇 られたことを 示単 す、もう 1 つの 証卨 拠 であるように<br />

思卩 われた。こうしたことはみな、 恩繥 恵 期勡 間 は 終厖 わった、すなわち、 彼 らの 表勖 現勶 によれば、<br />

「 恵 みの 扉晲 は 閉僔 ざされた」と、 彼 らに 堅儕 く 信勼 じさせたのであった。<br />

しかし、 聖脩 所勰 の 問勬 題匑 を 研挣 究捨 するにつれて、より 明 白换 な 光捄 が 与拜 えられた。 今 や 彼 らは、<br />

2300 日 が 終厖 わる 1844 年 は、 重匤 大 な 危捦 機務 を 画厐 するものであると 信勼 じたことが 正匁 しかった<br />

ことを 知半 った。しかし、 人 々が 1800 年 にわたって 神卡 に 近卐 づく 道匠 を 見 いだしてきたところ<br />

の、 望捬 みと 憐穳 れみの 扉晲 が 閉僔 じられたことは 事 実 であったが、もう 1 つの 扉晲 が 開 かれて、 至儖<br />

聖脩 所勰 におけるキリストの 仲傫 保 によって、 人 々に 罪 の 赦费 しが 与拜 えられるのであった。 彼 の 務勲<br />

めの 1 部 は 終厖 わったが、それは、それに 代 わってもう 1 つの 働掴 きが 行 われるためにほか<br />

ならなかった。 依傟 然掍 として 天拦 の 聖脩 所勰 には「 開 いた 門挋 」があり、そこでキリストは、 罪 人 の<br />

ために 奉旊 仕捸 しておられるのであった。<br />

まさにこの 時 代 の 教卝 会 にあてられた、 黙縹 示単 録捎 の 中 のキリストの 言匟 葉挺 の 適 用 が、 今 わか<br />

ってきた。「 聖脩 なる 者 、まことなる 者 、ダビデのかぎを 持匛 つ 者 、 開 けばだれにも 閉僔 じられ<br />

ることがなく、 閉僔 じればだれにも 開 かれることのない 者 が、 次卙 のように 言匟 われる。わたし<br />

は、あなたのわざを 知半 っている。 見 よ、わたしは、あなたの 前 に、だれも 閉僔 じることので<br />

きない 門挋 を 開 いておいた」[ 黙縹 示単 録捎 3:7、。 イエスの 仲傫 保 による 祝腛 福厹 にあずかる 者 は、<br />

贖 罪 の 大 事 業 をなさるイエスに、 信勼 仰纝 によって 従 っていく 人 々である。 一 方 、この 働掴 きに<br />

関 する 光捄 を 拒兘 む 者 は、その 祝腛 福厹 にあずかることができない。キリストの 初匘 臨 の 時 に 与拜 えら<br />

れた 光捄 を 拒兘 み、 彼 を 世匒 の 救 い 主勢 として 信勼 じなかったユダヤ 人 たちは、 彼 による 赦费 しを 受匃 け<br />

ることができなかった。イエスが 昇 天拦 して、ご 自 分 の 血傔 によって 天拦 の 聖脩 所勰 に 入 り、 弟胱 子 た<br />

ちにご 自 分 の 仲傫 保 による 祝腛 福厹 を 注挅 ごうとされた 時 、ユダヤ 人 たちは 全 くの 暗肨 黒 の 中 に 取勚<br />

り 残拑 されて、 彼 らの 無叄 益捍 な 犠腻 牲繉 と 供挿 え 物匵 を 続勸 けたのであった。 型捗 と 影挼 の 奉旊 仕捸 は 終厖 わってい<br />

た。これまで 人 が 神卡 に 近卐 づいていた 扉晲 は、もはや 開 かれてはいなかった。ユダヤ 人 は、 彼<br />

を 見 いだし 得千 る 唯繴 一 の 道匠 、すなわち、 天拦 の 聖脩 所勰 における 奉旊 仕捸 を 通 して 彼 を 求卍 めることを、<br />

290


拒兘 んだのであった。したがって 彼 らは、 神卡 との 交卦 わりを 見 いだすことができなかった。 彼<br />

らに 対 して、 扉晲 は 閉僔 められた。 彼 らは、キリストが 真卢 の 犠腻 牲繉 であり、 神卡 の 前 の 唯繴 一 の 仲傫 保<br />

者 であることを 知半 らなかった。そのために 彼 らは、 彼 の 仲傫 保 の 祝腛 福厹 にあずかることができ<br />

なかった。<br />

不勘 信勼 のユダヤ 人 たちの 状叔 態拟 は、キリスト 者 と 称胃 しながら 恵 み 深捫 い 大 祭脫 司 の 働掴 きを 故採 意勪<br />

に 知半 らずにいる、 軽 率厾 で 不勘 信勼 の 人 々の 状叔 態拟 を 例捁 示単 するものである。 型捗 としての 奉旊 仕捸 におい<br />

て、 大 祭脫 司 が 至儖 聖脩 所勰 に 入 った 時 、 全 イスラエルは 聖脩 所勰 のまわりに 集厦 まり、 罪 の 赦费 しを 受匃 け<br />

て、 会 衆 の 中 から 絶傉 たれることがないようにと、この 上 なく 厳 粛施 な 態拟 度 で、 神卡 の 前 に 心升 を<br />

低拯 くしなければならなかった。 贖 罪 の 日 の 実 体 である 今 日 、われわれが、われわれの 大 祭脫<br />

司 の 働掴 きを 理 解卆 し、どのような 義拣 務勲 がわれわれに 要勥 求卍 されているかを 知半 ることは、どんな<br />

にか 重匤 要勥 なことであろう。<br />

人 間 は、 神卡 が 憐穳 れみのうちにお 与拜 えになった 警厺 告卪 を 拒兘 否 して 無叄 事 ではあり 得千 ない。ノ<br />

アの 時 代 に 天拦 からの 使却 命挻 が 世匒 に 送拡 られた。そして、 彼 らの 救 いは、 彼 らがその 使却 命挻 をどう<br />

受匃 けるかにかかっていた。 彼 らが 警厺 告卪 を 拒兘 否 したために、 神卡 の 霊绳 は 罪 深捫 い 人 類 から 退挖 き、<br />

彼 らは 洪斬 水匍 によって 滅脛 びた。アブラハムの 時 代 に、 恵 みは、ソドムの 邪旇 悪捰 な 住卫 民 に 訴挰 える<br />

ことをやめた。そして、ロトと 彼 の 妻像 と 2 人 の 娘繂 のほかは、みな、 天拦 から 降 った 火 で 焼催 き<br />

尽能 くされた。キリストの 時 代 でもそうであった。 神卡 のみ 子 は、その 時 代 の 不勘 信勼 なユダヤ 人<br />

に、「おまえたちの 家匝 は 見 捨腇 てられてしまう」と 言匟 われた[マタイ 23:。 同 じ 無叄 限拘 の 力 の<br />

お 方 は、 最勞 後 の 時 代 をながめて、「 自 分 らの 救 となるべき 真卢 理 に 対 する 愛 を 受匃 けいれなか<br />

った」 者 について、「そこで 神卡 は、 彼 らが 偽兖 りを 信勼 じるように、 迷偧 わす 力 を 送拡 り、こうし<br />

て、 真卢 理 を 信勼 じないで 不勘 義拣 を 喜 んでいたすべての 人 を、さばくのである」と 宣傪 言匟 しておら<br />

れる[Ⅱテサロニケ 2:10~。 彼 らが 神卡 の 言匟 葉挺 の 教卝 えを 拒兘 否 する 時 に、 神卡 はみ 霊绳 を 取勚 り 去掇<br />

って、 彼 らを、 彼 らが 好捆 む 惑 わしの 中 に 捨腇 てておかれる。<br />

しかし、キリストは、なおも、 人 類 のためにとりなしておられ、 求卍 める 者 には 光捄 が 与拜<br />

えられる。このことは、 初匘 め 再卭 臨 信勼 徒傣 には 理 解卆 されなかったが、 彼 らの 真卢 の 立 場 を 確卾 定 す<br />

る 聖脩 句繯 が 示単 されるにつれて、 後 には 明 瞭 になった。 1844 年 の 時 が 過厢 ぎて、その 次卙 に、ま<br />

だ 再卭 臨 の 信勼 仰纝 を 持匛 っている 人 々には、 大 きな 試去 練 の 時 期勡 が 来勵 た。 彼 らの 真卢 の 立 場 を 確卾 かめ<br />

ることについて 唯繴 一 のたのみは、 天拦 の 聖脩 所勰 に 彼 らの 心升 を 向匇 けた 光捄 であった。 預 言匟 の 期勡 間 に<br />

関 するこれまでの 計匧 算厊 に 対 しての 信勼 仰纝 を 放择 棄 し、 再卭 臨 運卞 動 に 伴僀 った 聖脩 霊绳 の 強勮 力 な 力 を、 人<br />

間 やサタンの 力 によるものであるとした 人 々もあった。また、 過厢 去掇 の 経 験挧 は 主勢 の 導拗 きによ<br />

るものであると、 堅儕 く 信勼 じた 人 々もあった。そして、 彼 らが、 神卡 のみ 心升 を 知半 ろうとして、<br />

待挊 ち、 見 守捿 り、 祈绗 った 時 に、 彼 らは、 彼 らの 大 祭脫 司 が、 奉旊 仕捸 のもう 1 つの 業 を 始卿 められた<br />

のを 知半 った。そして 彼 らは、 信勼 仰纝 によって 彼 に 従 っていき、 教卝 会 の 最勞 後 の 働掴 きをも 知半 るに<br />

291


至儖 った。 彼 らは、 第匌 一 と 第匌 二华 天拦 使却 の 使却 命挻 を、いっそう 明 瞭 に 理 解卆 した。そして、 黙縹 示単 録捎<br />

14 章肐 の 第匌 三勫 天拦 使却 の 厳 粛施 な 警厺 告卪 を 受匃 けて、それを 世匒 に 伝捱 えるよう 準厜 備厵 させられた。<br />

292


第匌 25 章 成勱 就 した 予匨 言匟<br />

「そして、 天拦 にある 神卡 の 聖脩 所勰 が 開 けて、 聖脩 所勰 の 中 に 契 約 の 箱脬 が 見 えた」[ 黙縹 示単 録捎 11:。<br />

神卡 の 契 約 の 箱脬 は、 聖脩 所勰 の 第匌 二华 の 部 屋厡 、 至儖 聖脩 所勰 にある。「 天拦 に ある 聖脩 所勰 のひな 型捗 と 影挼 」で<br />

あった 地 上 の 幕 屋厡 の 奉旊 仕捸 においては、この 部 屋厡 は、 大 いなる 贖 罪 の 口卶 に 聖脩 所勰 の 清捲 めのため<br />

に 開 かれるだけであった。したがって、 天拦 にある 聖脩 所勰 が 開 かれて、 契 約 の 箱脬 が 見 えたとい<br />

う 告卪 知半 は、1844 年 に 天拦 の 至儖 聖脩 所勰 が 開 かれて、キリストが 贖 罪 の 最勞 後 の 働掴 きをするために<br />

そこに 入 られたことを 示単 している。 至儖 聖脩 所勰 において 奉旊 仕捸 を 始卿 められた 大 祭脫 司 に、 信勼 仰纝 によ<br />

って 従 っていった 人 々は、 彼 の 契 約 の 箱脬 を 見 た。 彼 らは、 聖脩 所勰 の 問勬 題匑 を 研挣 究捨 して、 救 い 主勢<br />

の 奉旊 仕捸 が 変厭 わったことを 理 解卆 するようになっていた。そして 彼 らは、 彼 が 今 、 神卡 の 箱脬 の 前<br />

で 務勲 めをなし、ご 自 分 の 血傔 によって 罪 人 のために 嘆昍 願傿 しておられるのを 見 たのであっ<br />

た。<br />

地 上 の 幕 屋厡 の 箱脬 には、 神卡 の 律傢 法 が 刻傋 まれた 2 枚儳 の 石厈 の 板偺 が 入 っていた。 箱脬 は、ただ 律傢<br />

法 の 板偺 の 容卣 器捙 にすぎなかったが、 神卡 の 律傢 法 が 入 っていたために、それに 価卒 値捛 と 神卡 聖脩 さがあ<br />

ったのであった。 天拦 にある 神卡 の 聖脩 所勰 が 開 かれた 時 、 契 約 の 箱脬 が 見 えた。 天拦 の 聖脩 所勰 の 至儖 聖脩 所勰<br />

の 中 に、 神卡 の 律傢 法 がたいせつに 安勣 置厒 されている。それは、 神卡 ご 自 身拴 がシナイの 雷膃 鳴胯 の 中 で<br />

語指 り、ご 自 分 の 手 で 石厈 の 板偺 に 書危 かれた 律傢 法 であった。 天拦 の 聖脩 所勰 にある 神卡 の 律傢 法 は、 大 い<br />

なる 実 体 であって、 石厈 の 板偺 に 刻傋 まれ、モーセによって 五厲 書危 の 中 に 記卌 録捎 された 戒儦 めは、その<br />

正匁 確卾 な 写捂 しである。この 重匤 要勥 な 点勷 を 理 解卆 するに 至儖 った 人 々は、こうして、 神卡 の 律傢 法 の 神卡 聖脩<br />

さと 不勘 変厭 性勯 を 知半 るようになった。 彼 らは、「 天拦 地 が 滅脛 び 行 くまでは、 律傢 法 の 一 点勷 、 一 画厐 も<br />

すたることはなく、ことごとく 全 うされるのである」という 救 い 主勢 の 言匟 葉挺 の 力 を、これま<br />

でになく 悟縖 った[マタイ 5:。<br />

神卡 の 律傢 法 は、 神卡 のみこころの 啓繡 示単 であり、 神卡 の 品厍 性勯 の 写捂 しであるから、「 天拦 における<br />

忠儮 実 な 証卨 人 のように」[ 英捼 語指 訳胲 ] 永 遠 に 続勸 かなければならない。1 つとして 廃 された 戒儦 めは<br />

ない。 一 点勷 、 一 画厐 も 変厭 更 されてはいない。「 主勢 よ、あなたのみ 言匟 葉挺 は 天拦 においてとこしえ<br />

に 堅儕 く 定 まり、」「すべてのさとしは 確卾 かである。これらは 世匒 々かぎりなく 堅儕 く 立 ち」と<br />

詩纛 篇 記卌 者 は 言匟 っている[ 詩纛 篇 119:89、111:7、。<br />

最勞 初匘 に 布偵 告卪 された 時 と 同 様捞 に、 第匌 4 条厬 は、 十厝 戒儦 の 中 心升 の 位匱 置厒 を 占 めている。「 安勣 息僢 日<br />

を 覚 えて、これを 聖脩 とせよ。6 日 のあいだ 働掴 いてあなたのすべてのわざをせよ。7 日 目 は<br />

あなたの 神卡 、 主勢 の 安勣 息僢 であるから、なんのわざをもしてはならない。あなたもあなたのむ<br />

すこ、 娘繂 、しもべ、はしため、 家匝 畜昸 、またあなたの 門挋 のうちにいる 他 国 の 人 もそうである。<br />

主勢 は 6 日 のうちに、 天拦 と 地 と 海匈 と、その 中 のすべてのものを 造挝 って、7 日 目 に 休 まれたか<br />

らである。それで 主勢 は 安勣 息僢 日 を 祝腛 福厹 して 聖脩 とされた」[ 出 エジプト 20:8~。<br />

293


神卡 の 霊绳 が、これらみ 言匟 葉挺 の 研挣 究捨 者 たちの 心升 に 感厤 動 を 与拜 えた。 彼 らは、 自 分 たちが 創傦 造挝<br />

主勢 の 休 みの 日 を 無叄 視拹 して、 知半 らずにこの 戒儦 めを 犯 していたことを 悟縖 らせられた。 彼 らは、<br />

神卡 が 清捲 められた 日 の 代 わりに 週 の 第匌 1 日 を 守捿 るその 理 由厩 を 調 べ 始卿 めた。 彼 らは、 第匌 4 条厬<br />

が 廃 されたとか、 安勣 息僢 日 が 変厭 更 されたとかいう 証卨 拠 を、 聖脩 書危 の 中 に 見 つけることができな<br />

かった。 最勞 初匘 に 7 日 目 を 聖脩 別厌 した 祝腛 福厹 は、 取勚 り 除揄 かれてはいなかった。 彼 らは 真卢 心升 から、<br />

神卡 のみこころを 知半 り 実 行 しようとしていた。そして 今 、 彼 らは、 自 分 たちが 神卡 の 律傢 法 の 違挆<br />

反卬 者 であることを 知半 って、 深捫 く 悲胳 しんだ。そして、 神卡 の 安勣 息僢 日 を 清捲 く 守捿 ることによって、<br />

神卡 への 忠儮 誠肬 を 表勖 した。<br />

彼 らの 信勼 仰纝 を 覆繆 そうとして、さまざまな 熱 心升 な 働掴 きかけがなされた。 地 上 の 聖脩 所勰 が、<br />

天拦 の 聖脩 所勰 の 象拺 徴僦 であり、ひな 型捗 であるならば、 地 上 の 箱脬 の 中 の 律傢 法 は、 天拦 の 箱脬 の 中 の 律傢 法<br />

の 正匁 確卾 な 写捂 しであるということは、だれの 目 にも 明 白换 なことであった。そして、 天拦 の 聖脩 所勰<br />

に 関 する 真卢 理 を 信勼 じることは、 神卡 の 律傢 法 の 要勥 求卍 を 認卉 め、 第匌 4 条厬 の 安勣 息僢 日 の 義拣 務勲 を 認卉 めるこ<br />

とを 必厧 然掍 的 に 伴僀 う、ということも 明 白换 である。ここに、 天拦 の 聖脩 所勰 におけるキリストの 奉旊 仕捸<br />

を 明 らかにする、 調 和匄 のとれた 聖脩 書危 解卆 釈脂 法 に 対 して、きびしく 断友 固 たる 反卬 対 が 起招 こる 原募 因<br />

があった。 人 々は、 神卡 が 開 かれた 門挋 を 閉僔 ざし、 神卡 が 閉僔 じられた 門挋 を 開 けようとした。しか<br />

し、「 開 けばだれにも 閉僔 じられることがなく、 閉僔 じればだれにも 開 かれることのない 者 」<br />

が、「 見 よ、わ たしは、あなたの 前 に、だれも 閉僔 じることのできない 門挋 を 開 いておいた」<br />

と 宣傪 言匟 しておられた[ 黙縹 示単 録捎 3:7、。キリストは、 至儖 聖脩 所勰 の 門挋 を、つまり、その 務勲 めを、<br />

お 開 きになった。そして、 光捄 が、 天拦 の 聖脩 所勰 のその 開 かれた 門挋 から 輝脮 いていた。そして、そ<br />

こに 置厒 かれた 律傢 法 の 中 に 第匌 4 条厬 の 戒儦 めが 含捋 まれていることが 示単 された。 神卡 が 確卾 立 されたも<br />

のを、だれも 覆繆 すことはできなかった。<br />

キリストの 仲傫 保 と 神卡 の 律傢 法 の 永 遠 性勯 に 関 する 光捄 を 受匃 け 入 れた 人 々は、これらが 黙縹 示単 録捎<br />

14 章肐 に 示単 された 真卢 理 であることを 見 いだした。この 章肐 のメッセージは、 主勢 の 再卭 臨 のため<br />

に 地 上 の 住卫 民 に 準厜 備厵 をさせる 三勫 重匤 の 警厺 告卪 から 成勱 っている。「 神卡 のさばきの 時 がきた」とい<br />

う 告卪 知半 は、 人 類 の 救 いのためのキリストの 務勲 めの 最勞 後 の 働掴 きを 指匦 している。それは、 救 い<br />

主勢 のとりなしが 終厖 わり、 彼 がご 自 分 の 民 を 迎 えるために 地 上 に 帰 られるまで 宣傪 布偵 しなけれ<br />

ばならない 真卢 理 を 伝捱 えるものである。1844 年 に 始卿 まった 審拥 判匯 の 働掴 きは、 生 きている 者 も<br />

死拎 んだ 者 も、すべての 者 の 運卞 命挻 が 決 定 されるまで 継 続勸 しなければならない。したがって、<br />

これは、 人 類 の 恩繥 恵 期勡 間 の 終厖 わりまで 続勸 くのである。 人 々に 審拥 判匯 に 立 つ 準厜 備厵 をさせるため<br />

に、メッセージは、「 神卡 をおそれ、 神卡 に 栄 光捄 を 帰 せよ。」「 天拦 と 地 と 海匈 と 水匍 の 源 とを 造挝 ら<br />

れたかたを、 伏胹 し 拝旟 め」と 彼 らに 命挻 じている。これらのメッセージを 受匃 け 入 れる 結医 果卵 は、<br />

「ここに、 神卡 の 戒儦 めを 守捿 り、イエスを 信勼 じる 信勼 仰纝 を 持匛 ちつづける 聖脩 徒傣 の 忍旖 耐脾 がある」とい<br />

う 言匟 葉挺 で 表勖 されている。 審拥 判匯 に 対 する 備厵 えをするためには、 人 は 神卡 の 律傢 法 を 守捿 らなければ<br />

ならない。その 律傢 法 が、 審拥 判匯 の 時 の 品厍 性勯 の 規厶 準厜 となるのである。<br />

294


使却 徒傣 パウロは、 次卙 のように 言匟 明 している。「 律傢 法 のもとで 罪 を 犯 した 者 は、 律傢 法 によ<br />

ってさばかれる。…… 神卡 がキリスト・イエスによって 人 々の 隠僸 れた 事 がらをさばかれるそ<br />

の 日 に」、また、 彼 は、「 律傢 法 を 行 う 者 が、 義拣 とされる」と 言匟 っている[ローマ 2:12~。<br />

神卡 の 律傢 法 を 守捿 るためには、 信勼 仰纝 が 不勘 可參 欠 である。「 信勼 仰纝 がなくては、 神卡 に 喜 ばれることは<br />

できない。」「すべて 信勼 仰纝 によらないことは、 罪 である」[ヘブル 11:6、ローマ<br />

14:。<br />

第匌 一 天拦 使却 は、「 神卡 をおそれ、 神卡 に 栄 光捄 を 帰 せよ」、 神卡 を 天拦 地 の 創傦 造挝 主勢 として 礼脊 拝旟 せよ<br />

と、 人 々に 呼 びかけている。そうするためには、 神卡 の 律傢 法 に 従 わなければならない。 賢繞 者<br />

は、「 神卡 を 恐傁 れ、その 命挻 令傂 を 守捿 れ。これはすべての 人 の 本 分 である」と 言匟 っている[ 伝捱 道匠<br />

の 書危 12:。 神卡 の 戒儦 めに 対 する 服傕 従 がないならば、どんな 礼脊 拝旟 も 神卡 に 喜 ばれることはでき<br />

ない。「 神卡 を 愛 するとは、すなわち、その 戒儦 めを 守捿 ることである。」「 耳脥 をそむけて 律傢 法<br />

を 聞挈 かない 者 は、その 祈绗 でさえも 憎 まれる」[Ⅰヨハネ 5:3、 箴 言匟 28:。<br />

神卡 を 礼脊 拝旟 する 義拣 務勲 は、 神卡 が 創傦 造挝 主勢 であり、 他 のすべてのものはその 存掑 在厪 を 神卡 に 依傟 存掑 し<br />

ている、という 事 実 に 基匼 づいている。そして、 聖脩 書危 の 中 で、 異 教卝 の 神卡 々にまさって 神卡 が 崇暒<br />

敬肭 と 礼脊 拝旟 を 受匃 けるべきであると 示単 されている 時 は、 常拤 に、 神卡 の 創傦 造挝 の 力 がその 実 証卨 として<br />

あげられている。「もろもろの 民 のすべての 神卡 はむなしい。しかし 主勢 はもろもろの 天拦 を 造挝<br />

られた」[ 詩纛 篇 96:。「 聖脩 者 は 言匟 われる、『それで、あなたがたは、わたしをだれにくら<br />

べ、わたしは、だれにひとしいというのか。』 目 を 高 くあげて、だれが、これらのものを<br />

創傦 造挝 したかを 見 よ。」「 天拦 を 創傦 造挝 された 主勢 、すなわち 神卡 であって、…… 地 を…… 造挝 られた<br />

主勢 はこう 言匟 われる、『わたしは 主勢 である、わたしのほかに 神卡 はない』」[イザヤ 40:25、<br />

26、45:。<br />

詩纛 篇 記卌 者 も 言匟 っている。「 主勢 こそ 神卡 であることを 知半 れ、われらを 造挝 られたものは 主勢 で<br />

あって、われらは 主勢 のものである。」「さあ、われらは 拝旟 み、ひれ 伏胹 し、われらの 造挝 り 主勢 、<br />

主勢 のみ 前 にひざまずこう」[ 詩纛 篇 100:3、95:。また、 天拦 において 神卡 を 礼脊 拝旟 する 聖脩 者 た<br />

ちは、 神卡 をあがめるべきその 理 由厩 として、「あなたこそは、 栄 光捄 とほまれと 力 とを 受匃 ける<br />

にふさわしいかた。あなたは 万勦 物匵 を 造挝 られました」と 述掃 べている[ 黙縹 示単 録捎 4:。<br />

黙縹 示単 録捎 14 章肐 には、 創傦 造挝 主勢 を 礼脊 拝旟 するようにという 呼 びかけが 人 々に 対 してなされてい<br />

る。そして、 三勫 重匤 の 使却 命挻 の 結医 果卵 として、 神卡 の 戒儦 めを 守捿 る 一 団卄 の 人 々が 起招 こることを、 預<br />

言匟 は 示単 している。これらの 戒儦 めの 1 つは、 神卡 が 創傦 造挝 主勢 であることを 直卟 接捴 指匦 示単 している。 第匌<br />

4 条厬 は、 次卙 のように 宣傪 言匟 している。「7 日 目 はあなたの 神卡 、 主勢 の 安勣 息僢 である。…… 主勢 は 6<br />

日 のうちに、 天拦 と 地 と 海匈 と、その 中 のすべてのものを 造挝 って、7 日 目 に 休 まれたからであ<br />

る。それで 主勢 は 安勣 息僢 日 を 祝腛 福厹 して 聖脩 とされた」[ 出 エジフト 20:10、。 安勣 息僢 日 について、<br />

主勢 は、さらに、それが「しるしとなって、 主勢 なるわたしがあなたがたの 神卡 であることを、<br />

あなたがたに 知半 らせるためである」と 言匟 われる[エゼキエル 20:。そしてその 理 由厩 は、<br />

295


「それは 主勢 が 6 日 のあいだに 天拦 地 を 造挝 り、7 日 目 に 休 み、かつ、いこわれたからである」<br />

と 言匟 われているのである[ 出 エジプト 31:。<br />

「 創傦 造挝 の 記卌 念挡 としての 安勣 息僢 日 の 重匤 要勥 さは、われわれがなぜ 神卡 を 礼脊 拝旟 すべきであるかと<br />

いう 真卢 の 理 由厩 を 常拤 に 考卛 えさせるところにある。」すなわち、 神卡 は 創傦 造挝 主勢 であって、われわ<br />

れは 神卡 に 造挝 られたものだからである。「それゆえに、 安勣 息僢 日 は、 礼脊 拝旟 の 根捏 底 そのものであ<br />

る。というのは、 安勣 息僢 日 が、 他 のどんな 制勧 度 よりも、 最勞 も 感厤 銘腧 深捫 い 方 法 で、この 大 真卢 理 を<br />

教卝 えているからである。7 日 目 における 礼脊 拝旟 だけでなく、すべての 礼脊 拝旟 の 真卢 の 根捏 拠 は、 創傦<br />

造挝 主勢 と 造挝 られたものとの 区厅 別厌 にある。この 大 事 実 は、 決 して 廃 することのできるものでは<br />

なく、また 決 して 忘脨 れてはならないものである。」 1 神卡 がエデンで 安勣 息僢 日 を 制勧 定 されたの<br />

は、この 真卢 理 を 常拤 に 人 々の 心升 に 留 めておくためであった。<br />

そして 神卡 がわれわれの 創傦 造挝 主勢 であるという 事 実 が、 神卡 を 礼脊 拝旟 する 理 山 として 存掑 続勸 する<br />

かぎり、 安勣 息僢 日 は、そのしるし、また 記卌 念挡 として、 存掑 続勸 するのである。 安勣 息僢 日 がすべての<br />

人 に 守捿 られ、 人 間 の 思卩 いと 愛 情午 が、 崇暒 敬肭 と 礼脊 拝旟 の 対 象拺 としての 創傦 造挝 主勢 に 向匇 けられていたな<br />

らば、 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 者 や 無叄 神卡 論厱 者 や 不勘 信勼 心升 者 は 決 してでてこなかったことであろう。 安勣 息僢 日 を<br />

守捿 ることは、「 天拦 と 地 と 海匈 と 水匍 の 源 とを 造挝 られた」 真卢 の 神卡 に 対 する 忠儮 誠肬 のしるしである。<br />

それゆえに、 神卡 を 礼脊 拝旟 し 神卡 の 戒儦 めを 守捿 ることを 命挻 じるメッセージは、 特厣 に 第匌 4 条厬 の 戒儦 めを<br />

守捿 るよう 人 々に 呼 びかけるのである。<br />

第匌 三勫 天拦 使却 は、 神卡 の 戒儦 めを 守捿 り、イエスを 信勼 じる 信勼 仰纝 を 持匛 ち 続勸 ける 者 とは 対 照儠 的 に、 別厌<br />

の 一 団卄 を 指匦 摘 している。そして 彼 らの 誤儶 りに 対 して、 厳 粛施 で 恐傁 ろしい 警厺 告卪 が 発 せられてい<br />

る。「おおよそ、 獣 とその 像僕 とを 拝旟 み、 額厀 や 手 に 刻傋 印偝 を 受匃 ける 者 は、…… 神卡 の 激 しい 怒腹 り<br />

のぶどう 酒儀 を 飲儍 」む[ 黙縹 示単 録捎 14:9、。このメッセージを 理 解卆 するには、ここに 用 いられ<br />

ている 象拺 徴僦 を 正匁 しく 解卆 釈脂 することが 必厧 要勥 である。 獣 、 像僕 、 刻傋 印偝 とは、いったい 何挬 を 表勖 して<br />

いるのであろうか。<br />

これらの 象拺 徴僦 が 用 いられている 一 連 の 預 言匟 は、 黙縹 示単 録捎 12 章肐 から、キリストを 誕胎 生 の 時<br />

に 滅脛 ぼそうとした 龍僞 から、 始卿 まっている。 龍僞 は、サタンであると 言匟 われている[ 同 12:。<br />

救 い 主勢 を 殺掮 すためにヘロデを 動 かしたのは、サタンであった。しかし、キリスト 教卝 時 代 の<br />

初匘 期勡 において、キリストと 彼 の 民 に 戦勛 いをいどんだサタンの 主勢 力 は、ローマ 帝胰 国 であり、<br />

そこにおいて 最勞 も 有卻 力 な 宗儲 教卝 は、 異 教卝 であった。こうして、 龍僞 は、 第匌 一 義拣 的 にはサタンを<br />

表勖 すが、 第匌 二华 義拣 的 には 異 教卝 ローマの 象拺 徴僦 である。<br />

第匌 13 章肐 [1~にはもう 1 つの 獣 が 描胦 かれていて、それは「ひょうに 似胤 ており」、 龍僞 は、<br />

「 自 分 の 力 と 位匱 と 大 いなる 権勻 威胙 とを、この 獣 に 与拜 えた。」この 象拺 徴僦 は、たいていのプロテ<br />

スタントが 信勼 じてきたように、かつて 古挃 代 ローマ 帝胰 国 が 握儙 っていた 力 と 位匱 と 権勻 威胙 とを 継 承偢<br />

した 法 王掣 権勻 を 表勖 している。ひょうに 似胤 た 獣 について、 次卙 のように 言匟 われている。<br />

296


「この 獣 には、また、 大 言匟 を 吐斤 き、 汚儢 しごとを 語指 る 口卶 が 与拜 えられ、……そこで、 彼 は<br />

口卶 を 開 いて 神卡 を 汚儢 し、 神卡 の 御 名匷 と、その 幕 屋厡 、すなわち、 天拦 に 住卫 む 者 たちとを 汚儢 しだ。そ<br />

して 彼 は、 聖脩 徒傣 に 戦勛 いをいどんでこれに 勝 つことを 許 され、さらに、すべての 部 族 、 民 族 、<br />

国 語指 、 国 民 を 支匣 配括 する 権勻 威胙 を 与拜 えられた。」ダニエル 7 章肐 の 小 さい 角偰 の 描胦 写捂 とほとんど 同<br />

じであるこの 預 言匟 は、 疑卧 いもなく 法 王掣 権勻 を 指匦 している。<br />

「42 か 月 のあいだ 活卹 動 する 権勻 威胙 が 与拜 えられた。」 そして、「その 頭挓 の 1 つが、 死拎 ぬ<br />

ほどの 傷偟 を 受匃 けた」と 預 言匟 者 は 言匟 っている。また、「とりこになるべき 者 は、とりこにな<br />

っていく。つるぎで 殺掮 す 者 は、 自 らもつるぎで 殺掮 されねばならない」とある。42 か 月 は、<br />

ダニエル 7 章肐 の「ひと 時 と、ふた 時 と、 半博 時 の 間 」、つまり 3 年 半博 、すなわち 1260 日<br />

と 同 じで、その 期勡 間 のあいだ、 法 王掣 権勻 は 神卡 の 民 を 圧 迫 するのであった。この 期勡 間 は、すで<br />

に 述掃 べたように、 法 王掣 権勻 が 至儖 上 権勻 を 握儙 った 紀 元區 538 年 に 始卿 まり、1798 年 に 終厖 わった。こ<br />

の 時 、 法 王掣 はフランス 軍拚 の 捕 虜 になり、 法 王掣 権勻 は 致 命挻 的 な 傷偟 を 受匃 けた。「とりこになるべ<br />

き 者 は、とりこになっていく。」<br />

ここで、もう 1 つの 象拺 徴僦 が 紹脑 介捈 される。 預 言匟 者 は、 次卙 のように 言匟 っている。「わたし<br />

はまた、ほかの 獣 が 地 から 上 って 来勵 るのを 見 た。それには 小 羊旴 のような 角偰 が 2 つあっ」た<br />

[ダニエル 7:。この 獣 の 外勭 見 と 出 現勶 の 模掌 様捞 はともに、それが 表勖 している 国 家匝 が、それに<br />

先匪 だってさまざまな 象拺 徴僦 のもとに 表勖 された 国 々とは 異 なっているということを 示単 している。<br />

世匒 界化 を 支匣 配括 してきた 強勮 国 は、「 天拦 の 四捡 方 からの 風掵 が 大 海匈 をかきたて」た 時 に 現勶 れた 猛縭 獣 と<br />

して、ダニエルに 示単 された[ダニエル 7:。 黙縹 示単 録捎 17 章肐 では、 天拦 使却 が、 水匍 は「あらゆる 民<br />

族 、 群儈 衆 、 国 民 、 国 語指 」を 表勖 していると 説拿 明 した[ 黙縹 示単 録捎 17:。 風掵 は、 争拫 闘 を 象拺 徴僦 してい<br />

る。 天拦 の 四捡 方 からの 風掵 が 大 海匈 をかきたてるとは、 諸 国 が 権勻 力 を 握儙 るために 起招 こした 征纴 服傕 と<br />

革挙 命挻 の 恐傁 るべき 光捄 景拲 を 表勖 している。<br />

しかし、 小 羊旴 のような 角偰 をもった 獣 は、「 地 から 上 って 来勵 る」のが 見 えたのであった。<br />

このように 表勖 される 国 は、 自 国 を 確卾 立 するために 他 の 諸 国 を 覆繆 すのではなくて、まだだれ<br />

にも 占 有卻 されていない 領振 上 に 起招 こり、 徐斦 々にまた 平匊 和匄 のうちに 成勱 長 する 国 でなければなら<br />

ない。したがって、 旧 世匒 界化 の 込匸 み 合 った 争拫 い 合 う 国 々の 中 、すなわち、あの「 民 族 、 群儈 衆 、<br />

国 民 、 国 語指 」の 荒僚 海匈 の 中 からは 起招 こり 得千 ないのである。それは、 西勽 半博 球原 の 大 陸 に 求卍 められ<br />

ねばならない。<br />

1798 年 に、 新 世匒 界化 のどんな 国 か、 勢厕 力 を 伸 ばし、 将 来勵 強勮 大 な 国 家匝 になる 可參 能印 性勯 を 小 し<br />

て、 世匒 界化 の 注挅 日 を 集厦 めていたであろうか。この 象拺 徴僦 が、どの 国 に 適 用 されるかは、 実 に 明<br />

白换 である。この 預 言匟 の 指匦 示単 するところに 合 致 する 国 は、ただ 1 つしかない。それは、 疑卧 い<br />

もなく、アメリカ 合 衆 国 を 指匦 している。 弁 論厱 家匝 や 歴偡 史 家匝 は、この 国 の 起招 源 と 成勱 長 を 描胦 写捂 す<br />

るのに、 無叄 意勪 識掟 のうちに、 聖脩 書危 記卌 者 の 思卩 想挹 を、またほとんど 同 じ 言匟 葉挺 を、くり 返拮 し 用 いて<br />

きた。 獣 は、「 地 から 上 って 来勵 る」のが 見 えた。そして、 翻 訳胲 者 たちによれば、ここで<br />

297


「 上 って 来勵 る」と 訳胲 されている 言匟 葉挺 は、 字捐 義拣 どおりには、「 植 物匵 のように 生 長 する、また<br />

は、 生 える」という 意勪 味控 である。そして、すでに 見 たように、その 国 は、どの 国 にも 占 有卻<br />

されていない 領振 七 に 起招 こらなければならない。ある 有卻 名匷 な 著兆 者 は、 米 国 の 出 現勶 を 描胦 写捂 して、<br />

「その 空参 虚縚 からの 出 現勶 の 神卡 秘兕 」について 語指 り、「 黙縹 した 種捶 子 のように、われわれは 成勱 長 し<br />

て 帝胰 国 になった」と 述掃 べている。 2 1850 年 にヨーロッパのある 雑儡 誌胩 は、 米 国 のことを、<br />

「 現勶 れ 出 て」、「 地 の 沈腉 黙縹 の 中 で 日 ごとにその 権勻 力 と 誇縷 りを 増匲 しつつある」 不勘 思卩 議 な 帝胰 国 、<br />

と 述掃 べた。 3<br />

また、エドワード・エベレットは、 同 国 の 建厼 設勳 者 である 清捲 教卝 徒傣 たちについての 演 説拿 の<br />

中 で、「 彼 らは、ライデンの 小 さな 教卝 会 が 良拖 心升 の 自 由厩 を 享 受匃 することができるところを、<br />

人 跡僡 まれで、 人 目 につかず、 安勣 全 な 遠 隔绔 の 地 に 求卍 めたのであろうか。 彼 らが、 平匊 和匄 的 征纴 服傕<br />

のうちに、…… 十厝 字捐 架繳 の 旗充 をかかげた…… 巨 大 な 地 域挦 を 見 よ!」 4 と 言匟 った。<br />

「それには 小 羊旴 のような 角偰 が 2 つあっ」た。 小 羊旴 のような 角偰 は、 若拊 々しさと 無叄 垢禇 と 温偣<br />

順 さとを 示単 すもので、1798 年 に「 上 って 来勵 る」のを 預 言匟 者 が 見 た 時 の 米 国 の 性勯 格卺 をよく<br />

表勖 している。 最勞 初匘 、 米 国 に 逃偹 れ、 王掣 の 圧 迫 と 司 祭脫 たちの 迫 害县 からの 避 難挚 所勰 を 求卍 めた 亡 命挻 キ<br />

リスト 者 たちの 中 には、 政 治匮 的 自 由厩 と 宗儲 教卝 的 自 由厩 の 広南 い 基匼 盤 の 上 に 政 府匕 を 樹 立 しようと 決<br />

意勪 したものが 多匭 くあった。 彼 らの 意勪 見 は、 独捌 立 官厑 言匟 の 中 に 織掼 り 込匸 まれ、「すべての 人 は<br />

平匊 等 に 造挝 られ、」「 生 命挻 、 自 由厩 、および 幸 福厹 の 追挵 求卍 」という 奪傤 うことのできない 権勻 利匏 を 与拜<br />

えられている、という 偉昖 大 な 真卢 理 の 表勖 明 となっている。そして、 憲 法 は、 国 民 に 自 治匮 権勻 を<br />

保 証卨 し、 一 般 投匐 票掦 によって 選 ばれた 代 議 員 が 法 律傢 の 制勧 定 と 執儨 行 にあたるべきことを 規厶 定 し<br />

ている。 宗儲 教卝 の 自 由厩 も 保 証卨 され、すべての 人 は 良拖 心升 の 命挻 じるところに 従 って 神卡 を 礼脊 拝旟 する<br />

ことが 許 されている。 共厗 和匄 主勢 義拣 とプロテスタント 主勢 義拣 が、 国 家匝 の 根捏 本 原募 則 となった。これ<br />

らの 原募 則 が、その 権勻 力 と 繁光 栄 の 秘兕 けつである。 全 キリスト 教卝 国 の、 圧 迫 され 踏 みにじられ<br />

た 人 々が、 関 心升 と 希傩 望捬 を 抱 いてこの 国 に 目 を 向匇 けた。 幾继 百掸 万勦 という 人 々がその 岸偪 辺 にやっ<br />

て 来勵 て、 米 国 は、 世匒 界化 で 最勞 も 強勮 い 国 の 1 つに 数包 えられるまでになった。<br />

しかし、 小 羊旴 のような 角偰 をもった 獣 は、「 龍僞 のように 物匵 を 言匟 った。そして、 先匪 の 獣 の<br />

持匛 つすべての 権勻 力 をその 前 で 働掴 かせた。また、 地 と 地 に 住卫 む 人 々に、 致 命挻 的 な 傷偟 がいやさ<br />

れた 先匪 の 獣 を 拝旟 ませた。…… 地 に 住卫 む 人 々を 惑 わし、かつ、つるぎの 傷偟 を 受匃 けてもなお 生<br />

きている 先匪 の 獣 の 像僕 を 造挝 ることを、 地 に 住卫 む 人 々に 命挻 じた」[ 黙縹 示単 録捎 13:11~。<br />

この 象拺 徴僦 の 持匛 つ、 小 羊旴 のような 角偰 と 龍僞 のような 声拨 は、ここで 表勖 されている 国 家匝 の 宣傪 言匟<br />

と 実 行 との 著兆 しい 矛旁 盾绮 を 示単 すものである。 国 家匝 が「 物匵 を 言匟 う」とは、その 立 法 および 司 法<br />

権勻 の 活卹 動 のことである。 米 国 は、そのような 行 為 によって、 国 家匝 の 方 針拏 の 基匼 礎脔 として 宣傪 言匟<br />

した 自 由厩 と 平匊 和匄 の 原募 則 を 裏傈 切卲 るのであろ。それが「 龍僞 のように」 語指 り、「 先匪 の 獣 の 持匛 っす<br />

べての 権勻 力 」を 働掴 かせるという 預 言匟 は、 明 らかに、それか、 龍僞 やひょうに 似胤 た 獣 によって<br />

象拺 徴僦 される 国 々か 表勖 した 狭腷 量挪 と 迫 害县 の 精 神卡 を 持匛 つようになるということを 予匨 告卪 してい<br />

298


る。 そして、2 つの 角偰 を 持匛 った 獣 が「 地 と 地 に 住卫 む 人 々に、…… 先匪 の 獣 を 拝旟 ませ」ると<br />

いう 言匟 葉挺 は、この 国 が 権勻 力 を 行 使却 して、 法 王掣 権勻 に 対 する 礼脊 拝旟 行 為 となるような 何挬 かの 遵穒 守捿<br />

を 強勮 要勥 することを 示単 している。<br />

このような 行 動 は、この 政 府匕 の 原募 則 、 自 由厩 制勧 度 の 精 神卡 、 独捌 立 宣傪 言匟 の 率厾 直卟 厳 粛施 な 言匟 明 、<br />

そして 憲 法 に、 全 く 相 反卬 するものである。 米 国 の 建厼 国 に 当勠 たった 人 々は、 世匒 俗晐 の 権勻 力 が 教卝<br />

会 のことに 用 いられて、その 当勠 然掍 の 結医 果卵 として 狭腷 量挪 と 迫 害县 が 起招 こることを 避 けようと、 賢繞<br />

明 にも 努 めた。 憲 法 には、「 国 会 は、 宗儲 教卝 の 設勳 立 に 関 する、もしくはその 自 由厩 な 活卹 動 を 禁<br />

ずる 法 律傢 を 制勧 定 してはならない」、また、「 合 衆 国 のいかなる 公勗 職厯 につくに 当勠 たっても、<br />

その 資 格卺 として、 宗儲 教卝 的 条厬 件卅 を 課挜 してはならない」とある。 国 民 の 自 由厩 を 擁繗 護厽 するこれら<br />

の 条厬 項儅 にはなはだしく 違挆 反卬 することなしには、 国 権勻 は、どんな 宗儲 教卝 的 法 令傂 も 施厇 行 すること<br />

はできない。しかし、そのような 矛旁 盾绮 した 行 動 をとることは、 象拺 徴僦 に 示単 されているとおり<br />

である。 小 羊旴 のような 角偰 を 持匛 った 獣 は、 純儻 潔昔 柔肛 和匄 で 悪捰 意勪 のないことを 公勗 言匟 しながら、 龍僞 の<br />

ように 物匵 を 言匟 うのである。<br />

「 地 に 住卫 む 人 々を 惑 わし……[ 彼 らに] 獣 の 像僕 を 造挝 ることを…… 命挻 じた。」ここに、 立 法<br />

権勻 が 国 民 にある 政 体 が 明 示単 されている。これは、 合 衆 国 が 預 言匟 に 示単 された 国 であるという<br />

きわめて 顕昝 著兆 な 証卨 拠 である。 しかし、この「 獣 の 像僕 」とは 何挬 であろうか。そして、それ<br />

は、どのようにして 造挝 られるものなのであろうか。この 像僕 は、2 本 の 角偰 をもった 獣 によっ<br />

て 造挝 られるものであり、 先匪 の 獣 に 模掌 した 像僕 である。それは、また、 獣 の 像僕 とも 呼 ばれてい<br />

る。したがって、 像僕 が 何挬 であり、どのようにして 造挝 られるかを 知半 るためには、 獣 そのもの、<br />

すなわち 法 王掣 権勻 の 特厣 徴僦 を 研挣 究捨 しなければならない。 初匘 代 教卝 会 は、 福厹 音 の 単 純儻 さを 離掤 れて<br />

堕秐 落叉 し、 異 教卝 の 儀腝 式厚 と 習 慣脹 を 受匃 け 入 れた 時 に、 聖脩 霊绳 と 神卡 の 力 を 失拽 った。そして、 人 々の 良拖<br />

心升 を 支匣 配括 するために、 世匒 俗晐 の 権勻 力 の 援拶 助捉 を 求卍 めた。 その 結医 果卵 が、 法 王掣 権勻 であって、それ<br />

は、 国 家匝 の 権勻 力 を 支匣 配括 し、それを 教卝 会 自 身拴 の 目 的 、 特厣 に「 異 端健 」の 処叀 罰脖 のために 用 いた 教卝<br />

会 であった。 米 国 が 獣 の 像僕 を 造挝 るためには、 宗儲 教卝 的 権勻 力 が 政 府匕 を 支匣 配括 し、 教卝 会 が、 教卝 会 自<br />

身拴 の 目 的 を 遂脎 行 するために、 国 家匝 の 権勻 力 を 用 いるようにならなければならない。<br />

教卝 会 が 世匒 俗晐 の 権勻 力 を 握儙 った 場 合 は 常拤 に、 教卝 会 は それを 自 分 の 教卝 義拣 に 反卬 対 する 者 を 罰脖 す<br />

るために 用 いてきた。 世匒 俗晐 の 権勻 力 と 提卖 携掠 することによってローマの 範儤 に 従 ったプロテスタ<br />

ント 諸 教卝 会 も、 良拖 心升 の 自 由厩 を 束僓 縛旸 しようとする 同 様捞 の 欲僼 望捬 を 表勖 した。 英捼 国 の 国 教卝 会 が、 長<br />

年 にわたって 反卬 対 者 を 迫 害县 したことは、そのよい 例捁 である。16 世匒 紀 と 17 世匒 紀 にわたっ<br />

て、 幾继 千収 という 非 国 教卝 徒傣 の 牧肧 師 たちが、 教卝 会 を 去掇 らなければならなかった。そして、 牧肧 師<br />

も 信勼 徒傣 も、 多匭 くの 者 が 罰脖 金 、 投匐 獄晳 、 拷稷 問勬 、 殉程 教卝 の 憂旨 き 目 にあったのである。<br />

初匘 代 教卝 会 が 政 府匕 の 支匣 持匛 を 求卍 めるようになったのは、 背 教卝 のためであった。そして、こ<br />

れが、 法 王掣 権勻 —— 獣 ——の 発 展捯 する 道匠 を 開 いた。「まず 背 教卝 のことが 起招 り、 不勘 法 の 者 ……<br />

299


が 現勶 れる」とパウロは 言匟 った[Ⅱテサロニケ 2:。そのように、 教卝 会 内 の 背 教卝 が、 獣 の 像僕<br />

を 造挝 る 道匠 を 開 くのである。<br />

聖脩 書危 は、 主勢 の 再卭 臨 に 先匪 だって、 初匘 期勡 の 時 代 の 状叔 態拟 に 似胤 た 宗儲 教卝 的 堕秐 落叉 の 状叔 態拟 が 起招 こると<br />

言匟 っている。「 終厖 りの 時 には、 苦 難挚 の 時 代 が 来勵 る。その 時 、 人 々は 自 分 を 愛 する 者 、 金 を<br />

愛 する 者 、 大 言匟 壮昂 語指 する 者 、 高 慢纁 な 者 、 神卡 をそしる 者 、 親捧 に 逆 らう 者 、 恩繥 を 知半 らぬ 者 、 神卡<br />

聖脩 を 汚儢 す 者 、 無叄 情午 な 者 、 融匜 和匄 しない 者 、そしる 者 、 無叄 節儊 制勧 な 者 、 粗昴 暴偷 な 者 、 善 を 好捆 まない<br />

者 、 裏傈 切卲 り 者 、 乱 暴偷 者 、 高 言匟 をする 者 、 神卡 よりも 快儜 楽掱 を 愛 する 者 、 信勼 心升 深捫 い 様捞 子 をしなが<br />

らその 実 を 捨腇 てる 者 となるであろう」[Ⅱテモテ 3:1~。<br />

「しかし、 御 霊绳 は 明 らかに 告卪 げて 言匟 う。 後 の 時 になると、ある 人 々は、 惑 わす 霊绳 と 悪捰<br />

霊绳 の 教卝 とに 気勴 をとられて、 信勼 仰纝 から 離掤 れ 去掇 るであろう」[Ⅰテモテ 4:。サタンは、「あ<br />

らゆる 偽兖 りの 力 と、しるしと、 不勘 思卩 議 と、また、あらゆる 不勘 義拣 の 惑 わしとを」もって 働掴 く。<br />

そして、「 自 分 らの 救 となるべき 真卢 理 に 対 する 愛 を 受匃 けいれな」い 者 はみな、「 彼 らが 偽兖<br />

りを 信勼 じるように、 迷偧 わす 力 」に 陥肿 ってしまうのである[Ⅱテサロニケ 2:9~。こうした<br />

不勘 信勼 の 状叔 態拟 に 達挾 した 時 に、 初匘 期勡 の 時 代 におけると 同 様捞 の 結医 果卵 が 生 じるのである。 プロテ<br />

スタント 教卝 会 内 の 大 きな 信勼 仰纝 の 差挽 異 は、どんなに 努 力 しても 一 致 を 図掛 ることはできないと<br />

いうことの 決 定 的 証卨 拠 であると 考卛 える 人 が 多匭 い。しかし、ここ 数包 年 にわたって、プロテス<br />

タントの 諸 教卝 会 内 において 共厗 通 の 教卝 義拣 を 土拋 台卤 として 合 同 しようとする 気勴 運卞 が 強勮 く 動 き 出 し<br />

ている。このような 合 同 を 達挾 成勱 するためには、たとい 聖脩 書危 的 見 地 からどんなに 重匤 要勥 なもの<br />

であっても、すべての 者 が 一 致 しない 問勬 題匑 点勷 は、 必厧 然掍 的 に 放择 棄 されねばならなくなる。<br />

1846 年 、チャールズ・ビーチャーは、ある 説拿 教卝 の 中 で 次卙 のように 言匟 明 した。「 福厹 音 主勢<br />

義拣 のプロテスタント 諸 派挩 の 牧肧 師 たちは、 単 なる 人 間 的 恐傁 怖繍 にはなはだしく 打占 ちひしがれて<br />

いるだけでなく、 根捏 本 的 に 腐纄 敗反 した 状叔 態拟 のもとに 生 き、 動 き、 呼 吸肯 している。そして、 常拤<br />

に、 自 分 たちの 性勯 質拾 のあらゆる 卑赐 しい 要勥 素 に 訴挰 えて、 真卢 理 については 沈腉 黙縹 し、 背 教卝 の 勢厕 力<br />

にはひざをかがめている。これは、ローマが 行 ったことではなかったか。われわれもまた、<br />

同 じことをしているのではなかろうか。そして、われわれは、 前 途 に 何挬 を 見 るであろうか。<br />

それは、もう 1 つの 全 体 会 議 、 世匒 界化 大 会 、 伝捱 道匠 同 盟 、そして 共厗 通 の 信勼 条厬 ということであ<br />

る。」 5 これが 達挾 成勱 されるならば、その 時 には、 完 全 な 合 同 を 確卾 保 するには、ただ 1 歩 進勺<br />

んで 暴偷 力 に 訴挰 えればよいのである。<br />

米 国 の 主勢 要勥 な 教卝 会 が、その 共厗 通 の 教卝 理 において 合 同 し、 国 家匝 を 動 かして 教卝 会 の 法 令傂 を<br />

施厇 行 させ、 教卝 会 の 制勧 度 を 支匣 持匛 させるようになるその 時 に、プロテスタント・アメリカは、<br />

ローマ 法 王掣 制勧 の 像僕 を 造挝 り、その 必厧 然掍 の 結医 果卵 として、 反卬 対 者 たちに 法 律傢 上 の 刑傃 罰脖 を 加匎 えるこ<br />

とになるのである。<br />

300


2 つの 角偰 を 持匛 った 獣 は、「また、 小 さき 者 にも、 大 いなる 者 にも、 富挛 める 者 にも、 貧縏 し<br />

き 者 にも、 自 由厩 人 にも、 奴 隷趵 にも、すべての 人 々に、その 右 の 手 あるいは 額厀 に 刻傋 印偝 を 押 さ<br />

せ、この 刻傋 印偝 のない 者 はみな、 物匵 を 買挍 うことも 売匉 ることもできないようにした。この 刻傋 印偝<br />

は、その 獣 の 名匷 、または、その 名匷 の 数包 字捐 のことである」[ 黙縹 示単 録捎 13:16、。 第匌 三勫 天拦 使却 の 警厺<br />

告卪 は、「おおよそ、 獣 とその 像僕 とを 拝旟 み、 額厀 や 手 に 刻傋 印偝 を 受匃 ける 者 は、 神卡 の 怒腹 りの<br />

杯 ……を 飲儍 」むと 告卪 げている。このメッセージの 中 にあげられている「 獣 」、それを 礼脊 拝旟<br />

するようにと 2 つの 角偰 を 持匛 った 獣 が 強勮 制勧 するところの 獣 は、 黙縹 示単 録捎 13 章肐 の 最勞 初匘 の 獣 、す<br />

なわちひょうに 似胤 た 獣 —— 法 王掣 制勧 ——のことである。「 獣 の 像僕 」は、プロテスタント 諸 教卝<br />

会 が 百掸 分 たちの 教卝 義拣 を 強勮 制勧 するために 公勗 権勻 力 の 助捉 けを 求卍 める 時 に 起招 きてくるところの、そ<br />

うした 背 教卝 のプロテスタント 教卝 会 を 表勖 している。ここで、さらに、「 獣 の 刻傋 印偝 」が 明 らか<br />

にされなければならない。<br />

聖 書危 の 十厝 戒<br />

出 エジプト 記卌 20:3~17<br />

Ⅰ. あなたはわたしのほかに、なにものをも 神卡 としてはならない。<br />

Ⅱ. あなたは 自 分 のために、 刻傋 んた 像僕 を 造挝 ってはならない。 上 は 天拦 にあるもの、 下 は 地 に<br />

あるもの、また 地 の 下 の 水匍 のなかにあるものの、どんな 形捊 をも 造挝 ってはならない。それに<br />

ひれ 伏胹 してはならない。それに 仕捸 えてはならない。あなたの 神卡 、 主勢 であるわたしは、ねた<br />

む 神卡 であるから、わたしを 憎 むものには 父 の 罪 を 子 に 報匔 いて、 三勫 、 四捡 代 に 及 ぼし、わたし<br />

を 愛 し、わたしの 戒儦 めを 守捿 るものには、 恵 みを 施厇 して、 千収 代 に 至儖 るであろう。<br />

Ⅲ. あなたは、あなたの 神卡 、 主勢 の 名匷 を、みだりに 唱脆 えてはならない。 主勢 は、み 名匷 をみだり<br />

に 唱脆 えるものを、 罰脖 しないでは 置厒 かないであろう。<br />

Ⅳ. 安勣 息僢 日 を 覚 えて、これを 聖脩 とせよ。 六 日 のあいだ 働掴 いてあなたのすべてのわざをせよ。<br />

七 日 目 はあなたの 神卡 、 主勢 の 安勣 息僢 であるから、なんのわざをもしてはならない。あなたもあ<br />

なたのむすこ、 娘繂 、しもべ、はしため、 家匝 畜昸 、またあなたの 門挋 のうちにいる 他 国 の 人 もそ<br />

うである。 主勢 は 六 日 のうちに、 天拦 と 地 と 海匈 と、その 中 のすべてのものを 造挝 って、 七 日 目 に<br />

休 まれたからである。それで 主勢 は 安勣 息僢 日 を 祝腛 福厹 して 聖脩 とざれた。<br />

Ⅴ. あなたの 父 と 母 を 敬肭 え。これは、あなたの 神卡 、 主勢 が 賜 わる 地 で、あなたが 長 く 生 きる<br />

ためである。<br />

Ⅵ. あなたは 殺掮 してはならない。<br />

Ⅶ. あなたは 姦贊 淫 してはならない。<br />

Ⅷ. あなたは 盗僌 んではならない。<br />

301


Ⅸ. あなたは 隣胐 人 について、 偽兖 証卨 してはならない。<br />

Ⅹ. あなたは 隣胐 人 の 家匝 をむさぼってはならない。 隣胐 人 の 妻像 、しもへ、はしため、 牛肩 、ろば、<br />

またすべて 隣胐 人 のものをむさぼってはならない。<br />

ローマ・カトリックの 十厝 戒<br />

『カトリック 要勥 理 』より<br />

Ⅰ. われはなんじの 主勢 なり、われのほか 何挬 者 をも 神卡 となすべからず。<br />

Ⅱ. なんじ、 神卡 の 名匷 をみだりに 呼 ぶなかれ。<br />

Ⅲ.なんじ、 安勣 息僢 日 を 聖脩 とすべきことを 覚 ゆべし。<br />

Ⅳ.なんじ、 父 母 を 敬肭 うべし。<br />

Ⅴ. なんじ、 殺掮 すなかれ。<br />

Ⅵ. なんじ、かんいんするなかれ。<br />

Ⅶ. なんじ、 盗僌 むなかれ。<br />

Ⅷ. なんじ、 偽兖 証卨 するなかれ。<br />

Ⅸ. なんじ、 人 の 妻像 を 望捬 むなかれ。<br />

Ⅹ. なんじ、 人 の 持匛 ち 物匵 をみだりに 望捬 むなかれ。<br />

預 言匟 は、 獣 とその 像僕 とを 拝旟 することについて 警厺 告卪 したあとで、「ここに、 神卡 の 戒儦 めを<br />

守捿 り、イエスを 信勼 じる 信勼 仰纝 を 持匛 ちつづける 聖脩 徒傣 ……がある」と 宣傪 言匟 する。 神卡 の 戒儦 めを 守捿 る<br />

人 々が、 獣 とその 像僕 とを 拝旟 み、その 刻傋 印偝 を 受匃 ける 者 たちと、このように 対 照儠 されているこ<br />

とから 見 ると、 神卡 を 拝旟 む 者 と 獣 を 拝旟 む 者 との 間 の 区厅 別厌 は、 一 方 は 神卡 の 戒儦 めを 守捿 り、 他 方 は<br />

それを 犯 すことにあるとわかる。<br />

獣 の 特厣 徴僦 、したがって、その 像僕 の 特厣 徴僦 は、 神卡 の 戒儦 めを 破挐 ることである。ダニエルは、<br />

小 さい 角偰 、すなわち 法 王掣 制勧 について、 次卙 のように 言匟 っている。「 彼 はまた 時 と 律傢 法 とを 変厭<br />

えようと 望捬 む」[ダニエル 7:。そして、パウロは、この 同 じ 権勻 力 を、 神卡 よりも 自 分 を 高<br />

める「 不勘 法 の 者 」と 呼 んだ。1 つの 預 言匟 は 他 の 預 言匟 を 補拙 足拒 する。 法 王掣 制勧 は、 神卡 の 律傢 法 を 変厭<br />

更 することによってのみ、 自 らを 神卡 よりも 高 くすることができたのである。だれであって<br />

も、こうして 変厭 更 された 律傢 法 を、それと 知半 りつつ 守捿 るならば、 律傢 法 を 変厭 更 した 権勻 力 に 最勞 高<br />

の 栄 誉縃 を 帰 していることになる。 法 王掣 制勧 の 律傢 法 に 従 うこのような 行 為 は、 神卡 のかわりに 法<br />

王掣 に 忠儮 誠肬 を 誓绒 うしるしとなるのである。<br />

302


法 王掣 制勧 は、 神卡 の 律傢 法 を 変厭 更 しようとした。 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 を 禁 じる 第匌 2 条厬 を 律傢 法 から 除揄 去掇 し、<br />

第匌 4 条厬 は、7 日 目 のかわりに 第匌 1 日 を 安勣 息僢 日 として 守捿 ることを 公勗 認卉 するように 変厭 更 された。<br />

しかし、 法 王掣 側卷 の 人 々は、 第匌 2 条厬 を 除揄 去掇 したことを、それは 第匌 1 条厬 に 含捋 まれているから<br />

不勘 必厧 要勥 であり、われわれは 神卡 がわれわれに 理 解卆 させたいと 望捬 んでおられるとおりに 律傢 法 を<br />

与拜 えたのであると 主勢 張挗 する。これは、 預 言匟 者 が 預 言匟 したところの 変厭 更 ではない。 預 言匟 され<br />

たその 変厭 更 は、 計匧 画厐 的 で 故採 意勪 の 変厭 更 である。すなわち「 彼 はまた 時 と 律傢 法 とを 変厭 えようと<br />

望捬 む。」 第匌 4 条厬 の 変厭 更 こそ、まさしくこの 預 言匟 の 成勱 就 である。これに 関 して 主勢 張挗 できる 権勻<br />

威胙 は、ただ 教卝 会 の 権勻 威胙 のみである。ここにおいて、 法 王掣 権勻 は、 公勗 然掍 と 自 らを 神卡 よりも 高 め<br />

ているのである。<br />

神卡 を 拝旟 む 者 たちが、 第匌 4 条厬 を 尊胛 重匤 することによって 特厣 に 目 立 つ——なぜならこれは、<br />

神卡 の 創傦 造挝 の 力 のしるしであり、 神卡 が 人 間 に 崇暒 敬肭 と 服傕 従 を 要勥 求卍 なさるその 証卨 拠 だからであ<br />

る——のに 対 し、 獣 を 拝旟 む 人 々は、 創傦 造挝 主勢 の 記卌 念挡 を 踏 みにじり、ローマの 制勧 度 を 高 めよう<br />

と 努 めることによって 目 立 つものとなる。 法 王掣 制勧 が 最勞 初匘 にその 高 慢纁 な 主勢 張挗 をしたのは、 日<br />

曜腵 日 のためであった。そして、 最勞 初匘 に 国 家匝 の 権勻 力 の 助捉 けを 求卍 めたのは、 日 曜腵 日 を「 主勢 の 日 」<br />

として 守捿 ることを 強勮 制勧 するためであった。しかし 聖脩 書危 は、 主勢 の 日 として、 第匌 1 日 ではなく<br />

て 7 日 目 をさしている。キリストは、「 人 の 子 は、 安勣 息僢 日 にもまた 主勢 なのである」と 言匟 わ<br />

れた。 第匌 4 条厬 の 戒儦 めには、「7 日 目 はあなたの 神卡 、 主勢 の 安勣 息僢 である」と 言匟 われている。そ<br />

して、 主勢 は、 預 言匟 者 イザヤによって、その 日 を「わが 聖脩 日 」と 呼 ばれた[マルコ 2:28、<br />

イザヤ 58:。<br />

安勣 息僢 日 を 変厭 更 したのはキリストであるとよく 言匟 われるが、キリストご 自 身拴 の 言匟 葉挺 が、<br />

そうでないことを 証卨 明 している、、 彼 は、 山 上 の 垂昡 訓肢 の 中 で 次卙 のように 言匟 われた。「わた<br />

しが 律傢 法 や 預 言匟 者 を 廃 するためにきた、と 思卩 ってはならない。 廃 するためではなく、 成勱 就<br />

するためにきたのである。よく 言匟 っておく。 天拦 地 が 滅脛 び 行 くまでは、 律傢 法 の 1 点勷 、1 画厐 も<br />

すたることはなく、ことごとく 全 うされるのである。それだから、これらの 最勞 も 小 さいい<br />

ましめの 1 つでも 破挐 り、またそうするように 人 に 教卝 えたりする 者 は、 天拦 国 で 最勞 も 小 さい 者<br />

と 呼 ばれるであろう。しかし、これをおこないまたそう 教卝 える 者 は、 天拦 国 で 大 いなる 者 と<br />

呼 ばれるであろう」[マ タイ 5:17~。<br />

安勣 息僢 日 の 変厭 更 について 聖脩 書危 的 根捏 拠 がないことは、プロテスタントが 一 般 に 認卉 めている<br />

事 実 である。これは、 米 国 トラクト 協匞 会 と 米 国 日 曜腵 学 校厛 同 盟 が 発 行 した 出 版價 物匵 の 中 に 明 ら<br />

かに 記卌 されている。これらの 書危 物匵 の 1 つは、「 安勣 息僢 日 〔 週 の 第匌 1 日 、 日 曜腵 日 〕に 関 して、<br />

新 約 聖脩 書危 には、なんら 明 白换 な 命挻 令傂 もなければ、その 遵穒 守捿 に 関 する 明 確卾 な 規厶 則 も 記卌 されてい<br />

ない」と 認卉 めている。 6 他 の 者 は 次卙 のように 言匟 っている。「キリストが 死拎 なれるまで、 日<br />

の 変厭 更 はなかった。」そして「 記卌 録捎 によるかぎり、 彼 ら〔 使却 徒傣 たち〕は、……7 日 目 の 安勣<br />

303


息僢 、 日 を 廃 止厙 して 週 の 第匌 1 日 を 守捿 るようにさせるような、どんな 明 白换 な 命挻 令傂 をも 与拜 えては<br />

いない。」 7<br />

ローマ・カトリック 教卝 徒傣 は、 彼 らの 教卝 会 が 安勣 息僢 日 を 変厭 更 したことを 認卉 め、プロテスタ<br />

ントが 日 曜腵 日 を 守捿 るのはカトリック 教卝 会 の 権勻 威胙 を 認卉 めることであるという。カトリック 教卝<br />

会 の 教卝 理 問勬 答掬 には、 第匌 4 条厬 の 戒儦 めに 従 って 守捿 るべき 日 についての 質拾 問勬 の 答掬 えとして、 次卙 の<br />

ように 書危 いてある。「 古挃 い 律傢 法 の 時 代 には、 土拋 曜腵 日 が 聖脩 日 であった。しかし、 教卝 会 は、イ<br />

エス・キリストの 教卝 えと 神卡 の 霊绳 の 指匦 導拗 の 下 に、 日 曜腵 日 を 土拋 曜腵 日 の 代 わりにした。それゆえ<br />

に 今 、われわれは、7 日 目 でなくて、 第匌 1 日 を 聖脩 なる 日 とする。 日 曜腵 日 が、 今 では、 主勢 の<br />

日 である。」 カトリックの 著兆 者 たちも、カトリック 教卝 会 の 権勻 威胙 のしるしとして、「 安勣 息僢<br />

日 を 日 曜腵 日 に 変厭 更 したという、まさにその 行 為 」を 挙拷 げ、それは「プロテスタントも 承偢 認卉<br />

している。…… 彼 らは 日 曜腵 日 を 守捿 ることによって、 祝腛 祭脫 日 を 制勧 定 し 人 々を 罪 に 定 める 教卝 会<br />

の 権勻 威胙 を、 認卉 めているのである」と 言匟 っている。 8 とするならば、 安勣 息僢 日 の 変厭 更 は、ロー<br />

マ 教卝 会 の 権勻 威胙 のしるし、あるいは 刻傋 印偝 、すなわち「 獣 の 刻傋 印偝 」でなくて 何挬 であろうか。<br />

ローマ 教卝 会 は、その 至儖 上 権勻 の 主勢 張挗 を 撤僬 回 してはいない。そして、 世匒 界化 とプロテスタン<br />

ト 諸 教卝 会 は、 聖脩 書危 の 安勣 息僢 日 を 拒兘 否 して、ローマ 教卝 会 が 造挝 った 安勣 息僢 日 を 受匃 け 入 れる 時 に、 事<br />

実 上 この 主勢 張挗 を 認卉 めるのである。 彼 らは、その 変厭 更 は 伝捱 承偢 や 教卝 父 たちの 権勻 威胙 によるもので<br />

あると 主勢 張挗 するかもしれない。しかし、そうすることによって、 彼 らは、「 聖脩 書危 、しかも<br />

聖脩 書危 のみが、プロテスタントの 宗儲 教卝 である」という、 彼 らをローマから 隔绔 てている 原募 則 そ<br />

のものを 無叄 視拹 するのである。 法 王掣 教卝 徒傣 は、 彼 らがこの 事 実 に 故採 意勪 に 目 を 閉僔 じて、 自 分 たち<br />

を 欺繏 いているのを 見 ることができる。 日 曜腵 休 業 運卞 動 が 世匒 に 迎 えられるにつれて、 法 王掣 教卝 徒傣<br />

は、やがては 全 プロテスタント 世匒 界化 がローマの 旗充 の 下 にくだることを 確卾 信勼 して 喜 ぶのであ<br />

る。<br />

ローマ 教卝 徒傣 は、「プロテスタントの 日 曜腵 日 遵穒 守捿 は、 彼 らが、それとは 気勴 づかずに、<br />

〔カトリック〕 教卝 会 の 権勻 威胙 に 従 っているのである」と 宣傪 言匟 している。 9 プロテスタント 諸<br />

教卝 会 が、 日 曜腵 日 遵穒 守捿 を 強勮 要勥 することは、 法 王掣 制勧 、すなわち 獣 を 拝旟 むことを 強勮 要勥 することで<br />

ある。 第匌 4 条厬 の 要勥 求卍 を 知半 りながら、 真卢 の 安勣 息僢 日 の 代 わりに 偽兖 物匵 を 守捿 ることを 選 ぶ 者 は、そ<br />

うすることによって、それを 命挻 じた 唯繴 一 の 権勻 威胙 に 敬肭 意勪 を 表勖 しているのである。しかし、 宗儲<br />

教卝 的 義拣 務勲 を 世匒 俗晐 の 権勻 力 によって 強勮 制勧 するという 行 為 そのものによって、 教卝 会 自 身拴 が 獣 の 像僕<br />

を 作单 るに 至儖 る。それゆえに、 米 国 における 日 曜腵 日 遵穒 守捿 の 強勮 制勧 は、 獣 とその 像僕 の 礼脊 拝旟 の 強勮 制勧<br />

となるのである。<br />

しかし、 過厢 去掇 においては、 聖脩 書危 の 安勣 息僢 日 を 守捿 っていると 信勼 じて、 日 曜腵 日 を 守捿 ってきた<br />

キリスト 者 たちがいた。また、 日 曜腵 日 は 神卡 が 定 められた 安勣 息僢 日 であると 心升 から 信勼 じている<br />

真卢 のキリスト 者 たちが、 今 も 各厰 教卝 会 におり、ローマ・カトリック 教卝 会 も 例捁 外勭 ではない。 神卡<br />

は 彼 らの 真卢 剣腚 な 心升 と 神卡 の 前 での 誠肬 実 さを 受匃 け 入 れられる。しかし、 日 曜腵 日 遵穒 守捿 が 法 律傢 によ<br />

304


って 強勮 いられ、 真卢 の 安勣 息僢 日 を 守捿 るべきことが 世匒 界化 に 明 らかにされるその 時 に、 神卡 の 戒儦 めを<br />

破挐 って、 単 にローマの 権勻 威胙 によるものにすぎないところの 戒儦 めに 従 う 者 は、それによって、<br />

神卡 よりも 法 王掣 教卝 をあがめるのである。そのような 人 は、ローマに 敬肭 意勪 を 払掾 い、ローマが 定<br />

めた 制勧 度 を 強勮 制勧 する 権勻 力 に 敬肭 意勪 を 払掾 っている。 彼 は、 獣 とその 像僕 を 拝旟 んでいる。こうして、<br />

神卡 がご 自 分 の 権勻 威胙 のしるしであると 宣傪 言匟 された 制勧 度 を 拒兘 んで、その 代 わりに、ローマが<br />

その 至儖 上 権勻 のしるしとして 選 んだものを 尊胛 重匤 する 時 に、 人 々は、それによって、ローマに<br />

対 する 忠儮 誠肬 のしるし、すなわち「 獣 の 刻傋 印偝 」を 受匃 けるのである。こうして、この 問勬 題匑 が 人<br />

々の 前 に 明 らかに 示単 されて、 神卡 の 戒儦 めと 人 間 の 戒儦 めのどちらかを 選 ばねばならなくなった<br />

時 、それでも 神卡 の 戒儦 めを 犯 し 続勸 ける 人 々が、「 獣 の 刻傋 印偝 」を 受匃 けるのである。<br />

これまで 人 類 に 与拜 えられたことのない 恐傁 ろしい 威胙 嚇 の 言匟 葉挺 が、 第匌 三勫 天拦 使却 の 使却 命挻 の 中 に<br />

含捋 まれている。 憐穳 れみを 混 じえない 神卡 の 怒腹 りをひき 起招 こすものは、 恐傁 ろしい 罪 に 違挆 いない。<br />

この 重匤 大 なことについて、 人 々は、 無叄 知半 のままであってはならない。この 罪 に 対 する 警厺 告卪<br />

は、 神卡 の 罰脖 が 下 る 前 に 世匒 界化 に 伝捱 えられなければならない。それはすべての 者 が、 罰脖 を 受匃 け<br />

る 理 由厩 を 知半 り、それを 逃偹 れる 機務 会 が 与拜 えられるためである。 預 言匟 は、 第匌 一 天拦 使却 が「あらゆ<br />

る 国 民 、 部 族 、 国 語指 、 民 族 」に 布偵 告卪 すると 言匟 っている。 同 じ 三勫 重匤 の 使却 命挻 の 一 部 である 第匌 三勫<br />

天拦 使却 の 警厺 告卪 は、 同 じ 範儤 囲 に 及 ぶのである。 預 言匟 の 中 で、それは、 中 空参 を 飛 ぶ 天拦 使却 によって<br />

大 声拨 で 宣傪 言匟 されるものとして 表勖 されている。そして、それは 世匒 界化 の 注挅 目 をひくのであ<br />

る。<br />

この 争拫 いの 結医 果卵 、 全 キリスト 教卝 世匒 界化 は 二华 種捶 類 の 人 々に 分 けられる。すなわち、 神卡 の 戒儦<br />

めを 守捿 り、イエスを 信勼 じる 信勼 仰纝 を 持匛 つ 者 と、 獣 とその 像僕 とを 拝旟 み、その 刻傋 印偝 を 受匃 ける 者 と<br />

である。 教卝 会 と 国 家匝 とが 力 を 合 わせて、「 小 さき 者 にも、 大 いなる 者 にも、 富挛 める 者 にも、<br />

貧縏 しき 者 にも、 自 由厩 人 にも、 奴 隷趵 にも、すべての 人 々に」「 獣 の 刻傋 印偝 」を 受匃 けるように 強勮<br />

制勧 しても[ 黙縹 示単 録捎 13:、 神卡 の 民 は、それを 受匃 けない。パトモスの 預 言匟 者 は、「このガラス<br />

の 海匈 のそばに、 獣 とその 像僕 とその 名匷 の 数包 字捐 とにうち 勝 った 人 々が、 神卡 の 立 琴 を 手 にして 立<br />

って」、「モーセの 歌 と 小 羊旴 の 歌 とを 歌 って」いるのを 見 るのである[ 黙縹 示単 録捎 15:2、。<br />

305


第匌 26 章 改匳 革 の 仕 事<br />

最勞 後 の 時 代 に 安勣 息僢 日 の 改匳 革挙 の 働掴 きが 完 成勱 されることが、イザヤの 預 言匟 中 に 予匨 告卪 されて<br />

いる。「 主勢 はこう 言匟 われる、『あなたがたは 公勗 平匊 を 守捿 って 正匁 義拣 を 行 え。わが 救 の 来勵 るのは<br />

近卐 く、わが 助捉 けのあらわれるのが 近卐 いからだ。 安勣 息僢 日 を 守捿 って、これを 汚儢 さず、その 手 を<br />

おさえて、 悪捰 しき 事 をせず、このように 行 う 人 、これを 堅儕 く 守捿 る 人 の 子 はさいわいであ<br />

る。』」「また 主勢 に 連 なり、 主勢 に 仕捸 え、 主勢 の 名匷 を 愛 し、そのしもべとなり、すべて 安勣 息僢 日<br />

を 守捿 って、これを 汚儢 さず、わが 契 約 を 堅儕 く 守捿 る 異 邦傗 人 は——わたしはこれをわが 聖脩 なる 山<br />

にこさせ、わが 祈绗 の 家匝 のうちで 楽掱 しませる」[イザヤ 56:1、2、6、。<br />

この 聖脩 句繯 が、キリスト 教卝 時 代 にあてはまることは、その 前 後 関 係厂 から 見 て 明 らかであ<br />

る。「イスラエルの 追挵 いやられた 者 を 集厦 められる 主勢 なる 神卡 はこう 言匟 われる、『わたしはさ<br />

らに 人 を 集厦 めて、すでに 集厦 められた 者 に 加匎 えよう』と」[ 同 56:。ここに、 福厹 音 によって<br />

異 邦傗 人 が 集厦 められることが 予匨 告卪 されている。そして、その 時 安勣 息僢 日 を 尊胛 ぶ 者 たちに、 祝腛 福厹<br />

が 宣傪 言匟 されている。こうして、 第匌 4 条厬 を 守捿 る 義拣 務勲 は、キリストの 十厝 字捐 架繳 と 復挴 活卹 と 昇 天拦 を 越掳<br />

えて、 彼 のしもべたちが 福厹 音 の 使却 命挻 をすべての 国 民 に 宣傪 べ 伝捱 える 時 にまで 及 ぶのである。<br />

主勢 は、 同 じ 預 言匟 者 によって、「あかしをたばねよ。 律傢 法 をわが 弟胱 子 たちのうちに 印偝 せ<br />

よ」と 命挻 じておられる[イザヤ 8:16・ 英捼 語指 訳胲 ]。 神卡 の 律傢 法 の 印偝 は、 第匌 4 条厬 の 戒儦 めの 中 に 見<br />

いだされる。 十厝 戒儦 の 中 で、 第匌 4 条厬 だけが、 律傢 法 を 与拜 えた 方 の 名匷 と 称胃 号 とを 2 つとも 明 ら<br />

かにしている。それは、 彼 が、 天拦 と 地 の 創傦 造挝 者 であることを 宣傪 言匟 し、したがって、 他 のす<br />

べてにまさって 崇暒 敬肭 と 礼脊 拝旟 を 受匃 くべき 方 であることを 示単 している。この 戒儦 めを 除揄 いては、<br />

だれの 権勻 威胙 によって 律傢 法 が 与拜 えられたかを 示単 すものは、 十厝 戒儦 の 中 に 何挬 もない。<br />

法 王掣 権勻 が 安勣 息僢 日 を 変厭 更 した 時 、 律傢 法 から 印偝 が 取勚 り 除揄 かれた。イエスの 弟胱 子 たちは、 第匌 4<br />

条厬 の 安勣 息僢 日 を、 創傦 造挝 主勢 の 記卌 念挡 と 彼 の 権勻 威胙 のしるしとしての 正匁 当勠 な 位匱 置厒 に 高 めることによっ<br />

て、それを 回 復挴 するように 求卍 められている。 「ただ 律傢 法 と 証卨 とを 求卍 むべし。」 種捶 々の 矛旁<br />

盾绮 した 教卝 義拣 や 意勪 見 が 盛 んに 唱脆 えられているが、 神卡 の 律傢 法 は、あらゆる 意勪 見 、 教卝 義拣 、 説拿 など<br />

を 吟 味控 する 誤儶 つことのない 唯繴 一 の 規厶 準厜 である。「 彼 らのいうところ、この 言匟 葉挺 にかなわず<br />

ば、しののめあらじ」[ 同 8:20・ 文卽 語指 訳胲 ]。<br />

また、 次卙 のような 命挻 令傂 が 与拜 えられている。「 大 いに 呼 ばわって 声拨 を 惜斶 しむな。あなた<br />

の 声拨 をラッパのようにあげ、わが 民 にそのとがを 告卪 げ、ヤコブの 家匝 にその 罪 を 告卪 げ 示単 せ。」<br />

罪 の 譴 責掅 を 受匃 けなければならない 者 は、 邪旇 悪捰 な 世匒 ではなくて、 主勢 が「わが 民 」と 呼 ばれる<br />

人 々である。 主勢 は、さらにこう 言匟 われる。「 彼 らは 日 々わたしを 尋繄 ね 求卍 め、 義拣 を 行 い、 神卡<br />

のおきてを 捨腇 てない 国 民 のように、わが 道匠 を 知半 ることを 喜 ぶ」[イザヤ 58:1、。ここに<br />

は、 自 分 たちを 義拣 とし、 神卡 の 奉旊 仕捸 に 非 常拤 な 関 心升 を 示単 すかのように 思卩 われる 一 団卄 の 人 々が 示単<br />

306


されている。しかし、 人 の 心升 を 見 通 されるお 方 の、 手 きびしい 厳 粛施 な 譴 責掅 は、 彼 らが 神卡 の<br />

律傢 法 を 踏 みにじっているということを 証卨 明 している。<br />

こうして 預 言匟 者 は、 見 捨腇 てられていた 戒儦 めを 指匦 摘 する。「あなたは 代 々やぶれた 基匼 を<br />

立 て、 人 はあなたを『 破挐 れを 繕賟 う 者 』と 呼 び、『 市 街僩 を 繕賟 って 住卫 むべき 所勰 となす 者 』と 呼<br />

ぶようになる。もし 安勣 息僢 日 にあなたの 足拒 をとどめ、わが 聖脩 日 にあなたの 楽掱 しみをなさず、<br />

安勣 息僢 日 を 喜 びの 日 と 呼 び、 主勢 の 聖脩 日 を 尊胛 ぶべき 日 ととなえ、これを 尊胛 んで、おのが 道匠 を 行<br />

わず、おのが 楽掱 しみを 求卍 めず、むなしい 言匟 葉挺 を 語指 らないならば、その 時 あなたは 主勢 によっ<br />

て 喜 びを 得千 」る[ 同 58:12~。この 預 言匟 もまた、われわれの 時 代 に 当勠 てはまる。ローマの<br />

権勻 力 によって 安勣 息僢 目 が 変厭 更 された 時 、 神卡 の 律傢 法 に 破挐 れができた。しかし、 神卡 の 制勧 度 が 回 復挴<br />

される 時 が 来勵 た。 破挐 れは 修 繕賟 され、 代 々の 基匼 は 立 てられなければならない。<br />

創傦 造挝 主勢 の 休 息僢 と 祝腛 福厹 とによって 聖脩 別厌 された 安勣 息僢 日 は、 罪 を 犯 さないアダムが 聖脩 なるエ<br />

デンにおいて 守捿 ったものであり、また、 堕秐 落叉 したが 悔繛 い 改匳 めたアダムが、 楽掱 園挷 を 追挵 放择 され<br />

た 後 も 守捿 ったものであった。 安勣 息僢 日 は、アベルから 義拣 人 ノア、アブラハム、ヤコブに 至儖 る<br />

すべての 家匝 長 たちが 守捿 った。 選 民 がエジプトに 奴 隷趵 になった 時 、 多匭 くの 者 は、 広南 く 行 き 渡据<br />

っていた 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 のただ 中 で、 神卡 の 律傢 法 の 知半 識掟 を 忘脨 れた。しかし、 主勢 は、イスラエルを 救<br />

い 出 された 時 、 集厦 まった 群儈 衆 に、 大 いなる 威胙 光捄 の 中 で、ご 自 分 の 律傢 法 を 宣傪 言匟 された。それ<br />

は 彼 らが 神卡 のみこころを 知半 り、 永 遠 に 神卡 を 畏穴 れ 神卡 に 従 うためであった。<br />

その 時 から 現勶 在厪 に 至儖 るまで、 神卡 の 律傢 法 に 関 する 知半 識掟 は 地 上 で 保 たれ、 第匌 4 条厬 の 安勣 息僢 日<br />

は 守捿 られてきた。「 不勘 法 の 者 」が、 神卡 の 聖脩 日 を 踏 みにじりはしたが、その 至儖 上 権勻 時 代 にあ<br />

っても、ひそかなところに 隠僸 れて、 忠儮 実 な 人 々が 安勣 息僢 日 を 尊胛 んでいた。 宗儲 教卝 改匳 革挙 以匆 後 、い<br />

つの 時 代 においても、だれかが 安勣 息僢 日 を 守捿 り 続勸 けていた。しばしば 非 難挚 と 迫 害县 のただ 中 に<br />

あっても、 神卡 の 律傢 法 の 不勘 変厭 性勯 と、 創傦 造挝 の 安勣 息僢 日 を 聖脩 く 守捿 るべきこととが、 絶傉 えずあかしさ<br />

れてきた。<br />

これらの 真卢 理 は、 黙縹 示単 録捎 14 章肐 において「 永 遠 の 福厹 音 」と 関 連 して 示単 されているように、<br />

再卭 臨 の 時 のキリストの 教卝 会 の 特厣 徴僦 である。なぜなら、 三勫 重匤 の 使却 命挻 が 伝捱 えられる 結医 果卵 として、<br />

「ここに、 神卡 の 戒儦 めを 守捿 り、イエスを 信勼 じる 信勼 仰纝 を 持匛 ちつづける 聖脩 徒傣 の 忍旖 耐脾 がある」と<br />

言匟 われているからである。そして、この 使却 命挻 は、 主勢 の 再卭 臨 に 先匪 だって 伝捱 えられる 最勞 後 のも<br />

のである。これが 宣傪 布偵 されたあと、 直卟 ちに、 人 の 子 が 地 の 収厓 穫 を 刈绚 るために 栄 光捄 のうちに<br />

来勵 られるのを、 預 言匟 者 は 見 たのである。<br />

聖脩 所勰 と 神卡 の 律傢 法 の 不勘 変厭 性勯 とについての 光捄 を 受匃 けた 人 々は、 彼 らが 理 解卆 した 真卢 理 の 体 系揀<br />

の 美捜 と 調 和匄 を 見 て、 喜 びと 驚脚 きに 満掫 たされた。 彼 らは、 非 常拤 に 貴揂 重匤 なものに 思卩 われたその<br />

光捄 を、すべてのキリスト 者 たちに 伝捱 えたいと 願傿 った。そして、それが 喜 んで 迎 えられるも<br />

のと 信勼 じて 疑卧 わなかった。しかし、 人 々をして 世匒 と 異 なったものにする 真卢 理 は、キリスト<br />

307


の 弟胱 子 であると 称胃 する 多匭 くの 者 に、 歓脒 迎 されなかった。 第匌 4 条厬 への 服傕 従 は 犠腻 牲繉 を 要勥 求卍 する<br />

ものであり、 大 部 分 の 者 はこれに 背 を 向匇 けたのであった。<br />

安勣 息僢 日 の 義拣 務勲 が 示単 された 時 、 多匭 くの 者 は、 世匒 俗晐 の 立 場 から 考卛 えて、 次卙 のように 言匟 うの<br />

であった。「われわれは、これまで 常拤 に 日 曜腵 日 を 守捿 ってきた。われわれの 先匪 祖脽 たちも 守捿 っ<br />

た。そして、 多匭 くの 善 良拖 で 敬肭 虔 な 人 々が、 日 曜腵 日 を 守捿 って 幸 福厹 に 死拎 んだ。もし 彼 らが 正匁 し<br />

かったのであれば、われわれも 正匁 しい。この 新 しい 安勣 息僢 日 を 守捿 れば、 世匒 との 調 和匄 から 外勭 れ、<br />

彼 らに 感厤 化 を 及 ぼすことができない。7 日 目 を 守捿 る 小 さな 団卄 体 が、 日 曜腵 日 を 守捿 る 全 世匒 界化 に<br />

対 抗 して、いったい 何挬 を 成勱 し 遂脎 げようというのか?」ユダヤ 人 が、キリストを 拒兘 んだこと<br />

を 正匁 当勠 化 しようとしたのは、 同 様捞 の 議 論厱 によってであった。われわれの 先匪 祖脽 たちは、 犠腻 牲繉<br />

をささげることによって 神卡 に 受匃 け 入 れられてきたのだから、その 子 孫繜 であるわれわれも、<br />

同 様捞 の 方 法 で 救 いを 受匃 けることのできないはずがあろうか、というのであった。 同 様捞 に、<br />

ルターの 時 代 において、 法 王掣 教卝 徒傣 たちは、 真卢 のキリスト 者 たちはカトリックの 信勼 仰纝 をもっ<br />

て 死拎 んだ、それゆえにこの 信勼 仰纝 は、 救 いを 受匃 けるのに 十厝 分 である、と 論厱 じた。しかし、こ<br />

のような 論厱 理 は、 宗儲 教卝 的 信勼 仰纝 や 行 為 のあらゆる 発 達挾 を、はなはだしく 阻縝 害县 するものであ<br />

る。<br />

日 曜腵 日 遵穒 守捿 は 確卾 立 された 教卝 義拣 で、 幾继 世匒 紀 にもわたって 広南 く 行 われてきた 教卝 会 の 慣脹 習 で<br />

ある、と 論厱 じる 者 が 多匭 い。このような 議 論厱 に 対 し、 安勣 息僢 日 とその 遵穒 守捿 は、もっと 古挃 くもっ<br />

と 広南 範儤 囲 のもの、 創傦 世匒 以匆 来勵 のものであり、 神卡 と 天拦 使却 たちとの 認卉 めるものであることが 示単 さ<br />

れた。 地 の 基匼 がすえられ、 明 けの 星 が 相 共厗 に 歌 い、 神卡 の 子 たちがみな 喜 び 呼 ばわったその<br />

時 、 安勣 息僢 日 の 基匼 礎脔 が 置厒 かれたのである[ 創傦 世匒 記卌 2:1~3、ヨブ 38:6、7 参厴 照儠 ]。この 制勧 度<br />

がわれわれの 崇暒 敬肭 を 要勥 求卍 するのは 当勠 然掍 である。それは、 人 間 の 権勻 威胙 によって 命挻 じられたも<br />

のでも、 人 間 の 伝捱 承偢 によるものでもない。それは、 日 の 老偽 いたる 者 によって 制勧 定 され、そ<br />

の 永 遠 の 言匟 葉挺 によって 命挻 じられたものである。<br />

安勣 息僢 日 改匳 革挙 の 問勬 題匑 に 人 々の 注挅 意勪 が 喚 起招 されると、 一 般 の 牧肧 師 たちは、 神卡 の 言匟 葉挺 を 曲儞 げ<br />

て、 人 々の 探僙 究捨 心升 を 巧绾 みにしずめるような 解卆 釈脂 をほどこした。そして、 自 分 で 聖脩 書危 を 探僙 究捨<br />

しない 人 々は、 自 分 たちの 欲僼 求卍 に 合 った 結医 論厱 を 受匃 け 入 れて 満掫 足拒 した。 議 論厱 、 詭 弁 、 教卝 父 た<br />

ちの 伝捱 承偢 、また 教卝 会 の 権勻 威胙 などによって、 真卢 理 を 覆繆 そうとした 者 が 多匭 くいた。 真卢 理 の 擁繗 護厽<br />

者 たちは、 自 分 たちの 聖脩 書危 を 頼 りにして、 第匌 4 条厬 の 戒儦 めの 正匁 当勠 性勯 を 擁繗 護厽 した。 真卢 理 の 言匟 葉挺<br />

だけで 武叇 装 した 謙旎 遜 な 人 々が、 学 者 たちの 攻 撃掐 に 対 抗 した。 学 者 たちは、 自 分 たちの 巧绾 み<br />

な 詭 弁 が、 難挚 解卆 な 学 問勬 よりも 聖脩 書危 によく 通 じた 人 々の、 単 純儻 で 率厾 直卟 な 論厱 理 に 対 してなんの<br />

力 もないのを 知半 って、 驚脚 き 怒腹 った。<br />

多匭 くの 者 は、 自 分 たちに 有卻 利匏 な 聖脩 書危 の 証卨 言匟 がないために、 同 じ 論厱 法 がキリストと 彼 の<br />

使却 徒傣 たちに 反卬 対 して 用 いられたことを 忘脨 れて、 頑繷 固 に 次卙 のように 主勢 張挗 した。「われわれの<br />

偉昖 大 な 人 々がこの 安勣 息僢 日 問勬 題匑 を 理 解卆 しないのはどういうわけか。あなたがたのように 信勼 じ<br />

308


ている 者 はほんのわずかである。あなたがたが 正匁 しくて、 世匒 の 中 の 学 者 たちがみなまちが<br />

っている、などということはあり 得千 ない。」<br />

このような 議 論厱 に 反卬 論厱 するには、ただ 聖脩 書危 の 教卝 えと、 各厰 時 代 において 主勢 がご 自 分 の 民<br />

を 扱僻 われた 歴偡 史 とを 引匂 用 すればよかった。 神卡 は、 神卡 の 声拨 を 聞挈 いて 従 う 者 、 必厧 要勥 ならば 俗晐<br />

受匃 けのしない 真卢 理 を 語指 る 者 、 広南 く 行 われている 罪 を 譴 責掅 することを 恐傁 れない 者 を 用 いて 働掴<br />

かれる。 神卡 が、 学 者 や 高 い 地 位匱 にある 人 々を 選 んで 改匳 革挙 運卞 動 の 指匦 導拗 者 になさらないのは、<br />

彼 らが、 自 分 たちの 信勼 条厬 、 理 論厱 、 神卡 学 体 系揀 などに 頼 って、 神卡 に 教卝 えられることの 必厧 要勥 を 感厤<br />

じないからである。 知半 恵 の 根捏 源 である 神卡 と 個持 人 的 につながっている 者 だけが、 聖脩 書危 を 理 解卆<br />

し 説拿 明 することができる。 学 校厛 教卝 育挞 をわずかしか 受匃 けていない 人 々が、 真卢 理 を 宣傪 言匟 するた<br />

めに 召昨 されることがあるが、それは 彼 らが 無叄 学 であるためではなくて、 自 分 に 頼 らずに 神卡<br />

から 教卝 えを 受匃 けるからである。 彼 らは、キリストの 学 校厛 で 学 び、その 謙旎 遜 と 服傕 従 が、 彼 ら<br />

を 偉昖 大 にするのである。 神卡 は 彼 らに、 神卡 の 真卢 理 の 知半 識掟 をゆだねて、 彼 らに 栄 誉縃 をお 与拜 えに<br />

なる。それに 比发 べるならば、 地 上 の 栄 誉縃 や 人 間 的 偉昖 大 さは、とるに 足拒 りないものなのであ<br />

る。<br />

再卭 臨 信勼 徒傣 の 大 部 分 は、 聖脩 所勰 と 神卡 の 律傢 法 に 関 する 真卢 理 を 拒兘 否 した。そして、 多匭 くの 者 は、<br />

再卭 臨 運卞 動 に 関 する 信勼 仰纝 をも 放择 棄 して、この 働掴 きに 適 用 された 預 言匟 について、 不勘 健掕 全 で 矛旁 盾绮<br />

した 意勪 見 を 取勚 り 入 れた。ある 人 々は、キリスト 再卭 臨 のはっきりした 日 時 を 何挬 度 も 定 めると<br />

いう 誤儶 りに 陥肿 った。 今 や、 聖脩 所勰 問勬 題匑 の 上 に 輝脮 いている 光捄 は、どんな 預 言匟 的 期勡 間 も 再卭 臨 まで<br />

は 及 んでいないこと、そして、この 事 件卅 の 正匁 確卾 な 時 は 預 言匟 されていないことを、 彼 らに 示単<br />

したはずであった。しかし 彼 らは、 光捄 から 顔 をそむけて、 主勢 の 来勵 られる 日 を 定 め 続勸 け、そ<br />

のたびに 失拽 望捬 に 陥肿 っていた。<br />

テサロニケ 教卝 会 が、キリストの 再卭 臨 に 関 して 誤儶 った 見 解卆 を 抱 いた 時 、 使却 徒傣 パウロは、<br />

彼 らの 希傩 望捬 と 期勡 待挊 とを 注挅 意勪 深捫 く 神卡 の 言匟 葉挺 によって 吟 味控 するように、 彼 らに 勧僊 告卪 した。 彼 は、<br />

キリスト 再卭 臨 の 前 に 起招 こる 事 件卅 を 示単 している 預 言匟 を 引匂 用 して、 彼 らの 時 代 にキリストがお<br />

いでになると 期勡 待挊 する 根捏 拠 がないことを 彼 らに 示単 した。「だれがどんな 事 をしても、それ<br />

にだまされてはならない」と 彼 は 警厺 告卪 している[Ⅱテサロニケ 2:。もしも 彼 らが、 聖脩 書危<br />

の 承偢 認卉 しない 期勡 待挊 を 抱 くならば、 誤儶 った 行 動 に 走掘 り、 失拽 望捬 の 結医 果卵 不勘 信勼 心升 な 者 たちの 笑傷 いも<br />

のになり、 落叉 胆绺 して、 自 分 たちの 救 いに 不勘 可參 欠 な 真卢 理 を 疑卧 うような 誘儬 惑 に 陥肿 ってしまった<br />

であろう。テサロニケ 人 への 使却 徒傣 の 勧僊 告卪 は、 終厖 末拢 時 代 に 生 きている 者 たちに 対 しての、 重匤<br />

大 な 教卝 訓肢 を 含捋 んでいる。 主勢 の 再卭 臨 の 明 確卾 な 日 時 の 上 に 信勼 仰纝 を 置厒 くことができないなら、 熱<br />

心升 に 準厜 備厵 にいそしむことができないと 感厤 じている 再卭 臨 信勼 徒傣 が 多匭 い。しかし、 彼 らの 希傩 望捬 が、<br />

何挬 度 も 何挬 度 も 燃 え 上 がっては 崩偼 れ 去掇 るうちに、 彼 らの 信勼 仰纝 は 打占 撃掐 を 受匃 けて、 預 言匟 の 大 真卢 理<br />

をほとんど 感厤 じることができなくなってしまうのである。<br />

309


最勞 初匘 の 使却 命挻 宣傪 布偵 に 当勠 たって、 審拥 判匯 の 明 確卾 な 時 を 伝捱 えることは、 神卡 の 命挻 令傂 であった。こ<br />

の 使却 命挻 の 根捏 拠 をなす 預 言匟 期勡 間 の 計匧 算厊 が、2300 日 の 終厖 わりを 1844 年 の 秋掞 であると 定 めた<br />

ことは、 非 難挚 の 余 地 がない。 預 言匟 期勡 間 の 始卿 まりと 終厖 わりの 新 しい 年 代 を 発 見 しようとくり<br />

返拮 し 努 力 し、そうした 主勢 張挗 を 支匣 持匛 するのに 必厧 要勥 な 不勘 健掕 全 な 推掙 論厱 をすることは、 人 々の 心升 を<br />

現勶 代 の 真卢 理 から 引匂 き 離掤 すだけでなく、 預 言匟 の 解卆 説拿 に 対 するあらゆる 努 力 を 軽 べつするもの<br />

である。 再卭 臨 の 明 確卾 な 時 が、 何挬 度 も 定 められれば 定 められるほど、そしてそれが 広南 く 伝捱 え<br />

られれば 伝捱 えられるほど、それだけいっそうサタンの 目 的 にかなうのである。 時 が 過厢 ぎ 去掇<br />

ると、サタンはその 支匣 持匛 者 たちをあざけり 軽 べつして、1843 年 と 1844 年 の 大 再卭 臨 運卞 動<br />

をも 非 難挚 するのである。このような 誤儶 りを 犯 し 続勸 ける 者 は、ついにはキリストの 再卭 臨 をは<br />

るか 遠 い 将 来勵 に 定 めるようになる。こうして 彼 らは、 誤儶 った 安勣 心升 感厤 を 抱 くに 至儖 り、 多匭 くの<br />

者 がその 惑 わしに 気勴 づいた 時 には、すでにおそすぎるのである。<br />

むかしのイスラエルの 歴偡 史 は、 再卭 臨 信勼 徒傣 の 団卄 体 の 過厢 去掇 の 経 験挧 の、 顕昝 著兆 な 実 例捁 である。<br />

神卡 は、イスラエルの 人 々をエジプトから 導拗 き 出 されたように、ご 自 分 の 民 を 再卭 臨 運卞 動 にお<br />

いて 導拗 かれた。 大 失拽 望捬 のときに、 彼 らの 信勼 仰纝 は、ヘブル 人 が 紅縠 海匈 で 試去 みられたような 試去 練<br />

を 受匃 けた。もしも 彼 らが、 過厢 去掇 の 経 験挧 において 彼 らとともにあった 神卡 の 導拗 きの 手 に、な<br />

おも 信勼 頼 していたならば、 彼 らは 神卡 の 救 いを 見 たことであろう。もしも、1844 年 の 運卞 動<br />

に 一 致 して 働掴 いた 者 がみな、 第匌 三勫 天拦 使却 の 使却 命挻 を 受匃 け 入 れ、 聖脩 霊绳 の 力 によってそれを 宣傪 布偵 し<br />

ていたならば、 主勢 は 彼 らの 努 力 とともに 力 強勮 く 働掴 かれたことであろう。 輝脮 かしい 光捄 が、 洪斬<br />

水匍 のように 世匒 界化 を 覆繆 ったことであろう。 何挬 年 も 前 に、 地 の 住卫 民 に 警厺 告卪 は 発 せられ、 最勞 後 の<br />

働掴 きが 完 結医 して、キリストはご 自 分 の 民 を 救 うためにおいでになっていたであろう。<br />

イスラエル 人 が 荒僚 野 を 40 年 もさまようことは、 神卡 のみこころではなかった。 神卡 は、 彼<br />

らをまっすぐにカナンの 地 に 導拗 いて、 彼 らをそこで、 聖脩 く 幸 福厹 な 国 民 として 定 住卫 させよう<br />

としておられた。 しかし、「 彼 らがはいることのできなかったのは、 不勘 信勼 仰纝 のゆえで」<br />

あった[ヘブル 3:。 堕秐 落叉 と 背 信勼 のために 彼 らは 荒僚 野 で 滅脛 び、 他 の 者 たちが 約 束僓 の 国 に 入<br />

るために 起招 こされた。 同 じように、キリストの 再卭 臨 がこのように 遅 れ、 神卡 の 民 がこのよう<br />

に 長 く、 罪 と 悲胳 しみのこの 世匒 にとどまることは、 神卡 のみこころではなかった。しかし、 不勘<br />

信勼 が、 彼 らを 神卡 から 引匂 き 離掤 した。 彼 らが 神卡 に 命挻 じられた 働掴 きをすることを 拒兘 んだ 時 に、 使却<br />

命挻 を 宣傪 言匟 するために 他 の 者 たちが 起招 こされた。イエスは、 世匒 界化 をあわれんで、 彼 の 再卭 臨 を<br />

延 ばしておられる。それは、 罪 人 に 警厺 告卪 を 聞挈 く 機務 会 を 与拜 え、 神卡 の 怒腹 りが 注挅 がれる 前 に、 主勢<br />

のうちに 避 難挚 させるためである。<br />

昔繕 と 同 様捞 に 今 日 においても、 時 代 の 罪 と 誤儶 りを 指匦 摘 する 真卢 理 を 伝捱 えることは、 反卬 対 を<br />

引匂 き 起招 こす。「 悪捰 を 行 っている 者 はみな 光捄 を 憎 む。そして、そのおこないが 明 るみに 出 さ<br />

れるのを 恐傁 れて、 光捄 にこようとはしない」[ヨハネ 3:。 人 々は、 自 分 たちの 立 場 を 聖脩 書危<br />

によって 支匣 持匛 することができないのがわかると、 多匭 くの 者 はなんとかしてそれを 支匣 持匛 しよ<br />

310


うと 決 意勪 し、 一 般 受匃 けのしない 真卢 理 を 擁繗 護厽 して 立 つ 者 たちの 品厍 性勯 や 動 機務 を、 悪捰 意勪 をもって<br />

攻 撃掐 するのである。 各厰 時 代 においてとられてきたのは、この 同 じ 方 針拏 であった。エリヤは<br />

イスラエルを 悩肘 ます 者 と 言匟 われ、エレミヤは 裏傈 切卲 り 者 と 言匟 われ、パウロは 神卡 殿脟 を 汚儢 す 者 と<br />

言匟 われた。その 当勠 時 から 今 日 に 至儖 るまで、 真卢 理 に 忠儮 誠肬 を 尽能 くそうとする 者 は、 治匮 安勣 を 妨绋 害县<br />

する 者 、 異 端健 者 、 分 離掤 者 と 非 難挚 されてきた。 預 言匟 の 確卾 実 な 言匟 葉挺 をなかなか 信勼 じようとしな<br />

い 群儈 衆 は、その 時 代 の 罪 を 大 胆绺 に 譴 責掅 する 者 への 非 難挚 を、なんの 疑卧 いもなく 受匃 け 入 れる。<br />

この 精 神卡 は、ますます 増匲 大 している。そして 聖脩 書危 は、 国 家匝 の 法 律傢 が 神卡 の 律傢 法 と 激 しく 衝胓 突<br />

するために、 神卡 のすべての 戒儦 めに 従 おうとする 者 は 悪捰 事 を 行 う 者 として 非 難挚 され 罰脖 せられ<br />

るようになる、という 時 が 近卐 づきつつあることをはっきりと 教卝 えている。<br />

こうしたことを 考卛 える 時 、 真卢 理 の 使却 者 の 義拣 務勲 は 何挬 であろうか。 真卢 理 を 伝捱 えても、 人 々<br />

はその 主勢 張挗 を 避 けるか、または 反卬 抗 するに 至儖 るだけの 場 合 がよくあるから、 真卢 理 は 伝捱 える<br />

べきではないと 結医 論厱 すべきであろうか。そうではない。 反卬 対 を 引匂 き 起招 こすからと 言匟 って、<br />

神卡 の 言匟 葉挺 のあかしをさしひかえる 理 由厩 は、 初匘 期勡 の 改匳 革挙 者 たちになかったと 同 様捞 に 今 もない<br />

のである。 聖脩 徒傣 や 殉程 教卝 者 たちの 行 った 信勼 仰纝 の 告卪 白换 は、 後 の 時 代 のために 記卌 録捎 された。これ<br />

らの 人 々の 聖脩 潔昔 とゆるがぬ 誠肬 実 の 生 きた 模掌 範儤 は、 今 日 神卡 のための 証卨 人 として 立 つように 召昨<br />

された 者 たちを 励繭 ますために、 語指 りつがれてきた。 彼 らが 恵 みと 真卢 理 を 受匃 けたのは、 自 分<br />

たちのためだけでなく、 彼 らを 通 して、 神卡 の 知半 識掟 が 地 を 輝脮 かすためであった。 神卡 は、この<br />

時 代 の 神卡 のしもべたちに、 光捄 を 与拜 えておられるであろうか。それならば、 彼 らは 世匒 界化 にそ<br />

れを 輝脮 かさなければならない。<br />

主勢 は、 昔繕 、 主勢 の 名匷 によって 語指 った 者 に 次卙 のように 月 われた。「イスラエルの 家匝 はあな<br />

たに 聞挈 くのを 好捆 まない。 彼 らはわたしに 聞挈 くのを 好捆 まないからであろ!」にもかかわらず、<br />

主勢 はこう 言匟 われた。「 彼 らが 聞挈 いても、 拒兘 んでも、あなたはただわたしの 言匟 葉挺 を 彼 らに 語指<br />

らなければならない」[エゼキエル 3:7、2:! 現勶 代 の 神卡 のしもべには、「 大 いに 呼 ばわっ<br />

て 声拨 を 惜斶 しむな。あなたの 声拨 をラッパのようにあげ、わが 民 にそのとがを 告卪 げ?ヤコブの<br />

家匝 にその 罪 を 告卪 げ 示単 せ」という 命挻 令傂 が 与拜 えられている[イザヤ 58:。<br />

真卢 理 の 光捄 を 受匃 けた 者 はみな、 機務 会 があるかぎり、イ スラエルの 預 言匟 者 と 同 様捞 に 厳 粛施 で<br />

恐傁 るべき 責掅 任厃 を 負拆 わせられている。 主勢 は 預 言匟 者 に 次卙 のように 言匟 われた。「それゆえ、 人 の<br />

子 よ、わたしはあなたを 立 てて、イスラエルの 家匝 を 見 守捿 る 者 とする。あなたはわたしの 口卶<br />

から 言匟 葉挺 を 聞挈 き、わたしに 代 って 彼 らを 戒儦 めよ。わたしが 悪捰 人 に 向匇 かって、 悪捰 人 よ、あな<br />

たは 必厧 ず 死拎 ぬと 言匟 う 時 、あなたが 悪捰 人 を 戒儦 めて、その 道匠 から 離掤 れさせるように 語指 らなかっ<br />

たら、 悪捰 人 は 自 分 の 罪 によって 死拎 ぬ。しかしわたしはその 血傔 を、あなたの 手 に 求卍 める。し<br />

かしあなたが 悪捰 人 に、その 道匠 を 離掤 れるように 戒儦 めても、その 悪捰 人 がその 道匠 を 離掤 れないなら、<br />

彼 は 自 分 の 罪 によって 死拎 ぬ。しかしあなたの 命挻 は 救 われる」[エゼキエル 33:7~。<br />

311


真卢 理 を 受匃 け 入 れ、それを 伝捱 えるにあたっての 大 きな 障揃 害县 は、そこに 不勘 都匙 合 と 恥時 辱既 が 含捋<br />

まれていることである。これは、 真卢 理 の 擁繗 護厽 者 たちが 反卬 論厱 できなかった 唯繴 一 の 真卢 理 反卬 対 論厱<br />

である。しかし、このことも、キリストの 真卢 の 弟胱 子 たちを 思卩 いとどまらせはしない。 彼 ら<br />

は、 真卢 理 の 受匃 けがよくなるまで 待挊 ったりなどしない。 彼 らは、 自 分 たちの 義拣 務勲 を 確卾 信勼 して、<br />

進勺 んで 十厝 字捐 架繳 を 負拆 い、 使却 徒傣 パウロとともに、「このしばらくの 軽 い 患 難挚 は 働掴 いて、 永 遠 の<br />

重匤 い 栄 光捄 を、あふれるばかりにわたしたちに 得千 させる」と 見 なし、 古挃 代 の 聖脩 徒傣 とともに、<br />

「キリストのゆえに 受匃 けるそしりを、エジプトの 宝肮 にまさる 富挛 と 考卛 え」るのである[Ⅱコ<br />

リント 4:17、ヘブル 11:。<br />

口卶 では 何挬 を 言匟 っていようとも、 宗儲 教卝 的 な 事 柄兄 において、 原募 則 によらないで 策北 を 弄稭 して<br />

行 動 する 者 は、 内 心升 で 世匒 俗晐 に 仕捸 えているものにほかならない。われわれは、 正匁 しいことを、<br />

それが 正匁 しいことであるがゆえに 選 び、 結医 果卵 は 神卡 にゆだねなければならない。 世匒 界化 の 大 改匳<br />

革挙 は、 原募 則 と 信勼 仰纝 と 勇腅 気勴 の 人 々によって 行 われたのである。そのような 人 々によって、こ<br />

の 時 代 の 改匳 革挙 も 推掙 進勺 されなければならない。<br />

主勢 は、こう 言匟 われる。「 義拣 を 知半 る 者 よ、 心升 のうちにわが 律傢 法 をたもつ 者 よ、わたしに<br />

聞挈 け。 人 のそしりを 恐傁 れてはならない、 彼 らのののしりに 驚脚 いてはならない。 彼 らは 衣胼 の<br />

ように、しみに 食挱 われ、 羊旴 の 毛肵 のように 虫繓 に 食挱 われるからだ。しかし、わが 義拣 はとこしえ<br />

にながらえ、わが 救 はよろず 代 に 及 ぶ」[イザヤ 51:7、。<br />

312


第匌 27 章 変厭 容卣 した 人 生<br />

神卡 の 言匟 葉挺 が 忠儮 実 に 説拿 かれたところではどこでも、それが 神卡 から 出 たものであることを<br />

証卨 明 する 結医 果卵 が 伴僀 った。 神卡 の 霊绳 が、 神卡 のしもべたちのメッセージに 伴僀 い、その 言匟 葉挺 には 力<br />

があった。 罪 人 は、 良拖 心升 が 目 覚 めるのを 感厤 じた。「すべての 人 を 照儠 すまことの 光捄 があって、<br />

世匒 にきた。」その 光捄 が、 彼 らの 心升 の 密偾 室掂 を 照儠 らし、 隠僸 された 暗肨 黒 のことをあらわした。 彼<br />

らの 心升 は、 深捫 い 感厤 動 を 受匃 けた。 彼 らは、 罪 と 義拣 と、 来勵 たるべきさばきとについて、 目 を 開<br />

かれた。 彼 らは、 主勢 の 義拣 を 認卉 め、 自 分 たちの 罪 と 汚儢 れのまま、 心升 をさぐられる 方 の 前 に 出<br />

ることを 恐傁 れた。 彼 らは、 苦 悶 の 声拨 をあげて、「だれが、この 死拎 のからだから、わたしを<br />

救 ってくれるだろうか」と 叫经 んだ。 人 間 の 罪 のために 無叄 限拘 の 犠腻 牲繉 が 払掾 われたカルバリーの<br />

十厝 字捐 架繳 が 示単 された 時 、 彼 らは、 自 分 たちの 罪 を 贖 い 得千 るものは、キリストの 功僵 績 以匆 外勭 にな<br />

いことを 悟縖 った。ただこれだけが、 人 間 を 神卡 に 和匄 解卆 させることができるのであった。 信勼 仰纝<br />

をもって 謙旎 遜 に、 彼 らは 世匒 の 罪 を 取勚 り 除揄 く 神卡 の 小 羊旴 を 受匃 け 入 れた。イエスの 血傔 によって、<br />

彼 らは、「 今 までに 犯 した 罪 のゆるし」を 得千 た。<br />

この 人 々は、 悔繛 い 改匳 めにふさわしい 実 を 結医 んだ。 彼 らは 信勼 じてバプテスマを 受匃 け、キ<br />

リスト・イエスにあって 新 しく 造挝 られた 者 として、 新 しい 生 活卹 を 始卿 めた。 彼 らは 以匆 前 の 欲僼<br />

に 従 うことなく、 神卡 のみ 子 を 信勼 じる 信勼 仰纝 によって、み 足拒 の 跡僡 に 従 い、 主勢 の 品厍 性勯 を 反卬 映 し、<br />

主勢 が 清捲 くあられるように 自 分 たちも 清捲 くなろうとした。 彼 らは、かつて 憎 んだものを 愛 し、<br />

愛 したものを 憎 むようになった。 高 慢纁 で 自 負拆 心升 の 強勮 い 者 は、 柔肛 和匄 で 謙旎 遜 になった。 虚縚 栄 心升<br />

があっておうへいな 者 は、まじ めでひかえ 目 になった。 低拯 俗晐 な 者 は 敬肭 虔 に、 酒儀 のみは 謹購<br />

直卟 に、そして 放择 蕩 者 は 純儻 潔昔 になった。 世匒 俗晐 のむなしい 流及 行 は、 放择 棄 された。<br />

キリスト 者 は、「 髪绀 を 編 み、 金 の 飾兇 りをつけ、 服傕 装 をととのえるような 外勭 面卥 の 飾兇 りで<br />

はなく、かくれた 内 なる 人 、 柔肛 和匄 で、しとやかな 霊绳 という 朽 ちることのない 飾兇 りを」 求卍 め<br />

た。「これこそ、 神卡 のみまえに、きわめて 尊胛 いものである」[Ⅰペテロ 3:3、。 リバイ<br />

バル[ 信勼 仰纝 復挴 興掰 ]は、 深捫 い 内 省匚 と 謙旎 遜 をもたらした。 罪 人 に 対 しては 厳 粛施 熱 心升 に 訴挰 え、キリ<br />

ストの 血傔 による 贖 いに 対 しては 憐穳 れみを 求卍 めるのが、リバイバルの 特厣 徴僦 であった。 男卂 も 女匩<br />

も、 魂 の 救 いのために、 神卡 に 祈绗 り 神卡 と 格卺 闘 した。こうしたリバイバルの 結医 果卵 、 克胨 己偻 と 犠腻 牲繉<br />

をもいとわず、むしろキリストのためにそしりと 試去 練 を 受匃 けるに 足拒 る 者 とされたことを 喜<br />

ぶ 者 たちが 現勶 れた。 人 々は、イエスの 名匷 を 告卪 白换 する 者 たちの 生 活卹 が 変厭 化 したことを 認卉 めた。<br />

社 会 は、 彼 らの 感厤 化 によって 益捍 を 受匃 けた。 彼 らは、キリストとともに 集厦 め、 永 遠 の 生 命挻 を<br />

刈绚 り 取勚 るために 霊绳 にまいた。<br />

彼 らについては、「 悲胳 しんで 悔繛 い 改匳 めるに 至儖 った」と 言匟 うことができる。「 神卡 のみこ<br />

ころに 添胭 うた 悲胳 しみは、 悔繛 いのない 救 を 得千 させる 悔繛 改匳 めに 導拗 き、この 世匒 の 悲胳 しみは 死拎 をき<br />

313


たらせる。 見 よ、 神卡 のみこころに 添胭 うたその 悲胳 しみが、どんなにか 熱 情午 をあなたがたに 起招<br />

させたことか。また、 弁 明 、 義拣 憤 、 恐傁 れ、 愛 慕趩 、 熱 意勪 、それから 処叀 罰脖 に 至儖 らせたことか。<br />

あなたがたはあの 問勬 題匑 については、すべての 点勷 において 潔昔 白换 であることを 証卨 明 したのであ<br />

る」[Ⅱコリント 7:9~。 これは、 神卡 の 霊绳 の 働掴 きの 結医 果卵 である。 改匳 革挙 が 行 われないよう<br />

なら、 真卢 の 悔繛 い 改匳 めとは 言匟 えない。もし 罪 人 が、 質拾 物匵 を 返拮 し、 奪傤 った 物匵 をもどし、 罪 を 告卪<br />

白换 し、 神卡 と 同 胞繟 を 愛 するならば、 彼 が 神卡 と 和匄 らいだことは 確卾 かである。 昔繕 は、 宗儲 教卝 的 覚 醒禊<br />

が 起招 きた 時 には、それに 伴僀 って、このような 結医 果卵 が 生 じた。そうした 実 から 判匯 断友 して、そ<br />

れらは、 人 々の 救 いと 人 類 の 向匇 上 のために 神卡 の 祝腛 福厹 を 受匃 けたものであることが 明 らかにな<br />

った。<br />

ところが、 現勶 代 のリバイバルの 多匭 くは、 初匘 期勡 の 時 代 において 神卡 のしもべたちの 働掴 きに<br />

伴僀 った 神卡 の 恵 みのあらわれと、 著兆 しく 異 なっている。たしかに、 広南 く 人 々の 関 心升 をあおり、<br />

多匭 くの 者 が 自 分 たちは 改匳 心升 したと 言匟 い、 教卝 会 に 多匭 数包 の 信勼 者 が 加匎 わっている。しかし、それ<br />

に 伴僀 って 真卢 の 霊绳 的 生 命挻 が 向匇 上 したということを 保 証卨 するような 結医 果卵 は、あらわれていない。<br />

一 時 燃 え 立 った 火 は、すぐに 消拔 えて、 暗肨 黒 は 前 よりもいっそう 深捫 刻傋 になる。<br />

一 般 のリバイバルは、ともすれば、 想挹 像僕 に 訴挰 え、 感厤 情午 を 刺儒 激 し、 新 奇纟 なことに 対 する<br />

愛 好捆 心升 を 満掫 足拒 させるようなやり 方 で 行 われている。こうして 得千 た 改匳 心升 者 は、 聖脩 書危 の 真卢 理 を<br />

聞挈 くことを 望捬 まず、 預 言匟 者 や 使却 徒傣 たちのあかしに 興掰 味控 を 示単 さない。 集厦 会 も 何挬 か 感厤 情午 をそそ<br />

るようなものがないかぎり、 彼 らをひきつけることができない。 冷偭 静 な 理 性勯 に 訴挰 えるメッ<br />

セージは、なんの 反卬 応厸 も 起招 こさない。 彼 らの 永 遠 の 幸 福厹 に 直卟 接捴 関 係厂 のある、 神卡 の 言匟 葉挺 の 明<br />

白换 な 警厺 告卪 も、 注挅 意勪 を 払掾 われないのである。<br />

真卢 に 改匳 心升 したすべての 魂 にとって、 神卡 と 永 遠 の 事 物匵 とに 対 する 関 係厂 は、 人 生 の 大 問勬 題匑<br />

である。しかし 今 日 、 一 般 の 教卝 会 のどこに、 神卡 への 献僑 身拴 の 精 神卡 があるであろうか。 改匳 心升 者<br />

たちは、 誇縷 りと 世匒 俗晐 を 愛 する 心升 を 捨腇 てていない。 彼 らが、 自 己偻 を 否 定 し、 十厝 字捐 架繳 を 取勚 り 上<br />

げて、 柔肛 和匄 で 謙旎 遜 なイエスに 従 っていこうとしないのは、 改匳 心升 前 と 全 く 同 様捞 である。 宗儲 教卝<br />

は、 多匭 くの 者 が、その 名匷 をとなえながらその 原募 則 に 無叄 知半 であるために、 無叄 神卡 論厱 者 や 懐斺 疑卧 論厱<br />

者 の 物匵 笑傷 いとなってきた。 敬肭 虔 さの 持匛 つ 力 は、 多匭 くの 教卝 会 からほとんど 姿掋 を 消拔 している。<br />

行 楽掱 、 演 劇胋 、バザー、りっぱな 建厼 物匵 、 信勼 徒傣 の 華兛 美捜 な 装 いなどが、 神卡 の 思卩 いを 遠 ざけてしま<br />

っている。 土拋 地 、 財拉 産勩 、 世匒 俗晐 の 職厯 業 が 心升 を 奪傤 い、 永 遠 のことに 気勴 を 配括 るものはほとんどい<br />

ない。<br />

しかし、 信勼 仰纝 と 敬肭 虔 さが 一 般 に 衰斠 微脀 したとはいっても、これらの 教卝 会 の 中 に、キリス<br />

トの 真卢 の 弟胱 子 たちがいるのである。 地 上 に 神卡 の 最勞 後 のさばきが 下 るに 先匪 だって、 主勢 の 民 の<br />

間 に、 使却 徒傣 時 代 以匆 来勵 かつて 見 られなかったような 初匘 代 の 敬肭 虔 なリバイバルが 起招 きる。 神卡 の<br />

霊绳 と 力 が 神卡 の 子 供挿 たちの 上 に 注挅 がれる。その 時 、 多匭 くの 者 が、 神卡 と 神卡 の 言匟 葉挺 の 代 わりにこ<br />

の 世匒 を 愛 してきた 諸 教卝 会 から 離掤 れる。 牧肧 師 も 信勼 徒傣 も、 多匭 くの 者 が、 主勢 の 再卭 臨 に 民 を 備厵 えさ<br />

314


せるために 神卡 が 今 宣傪 布偵 させておられるこれらの 大 真卢 理 を、 喜 んで 受匃 け 入 れる、 魂 の 敵育 は、<br />

この 働掴 きを 妨绋 害县 しようとする。そして、こうした 運卞 動 が 起招 こる 前 に、 偽兖 物匵 を 提卖 示単 すること<br />

によってそれを 妨绋 害县 しようとする。 彼 は、 自 分 の 欺繏 瞞 の 力 のもとに 置厒 くことのできる 諸 教卝<br />

会 において、 神卡 の 特厣 別厌 な 祝腛 福厹 が 注挅 がれているかのように 見 せかける。 大 いなる 宗儲 教卝 的 関 心升<br />

と 思卩 われるものが 現勶 れる。 多匭 くの 人 々は、 神卡 が 彼 らのために 驚脚 くべきことをしておられる<br />

と 喜 ぶが、それは、 別厌 の 霊绳 の 働掴 きなのである。 宗儲 教卝 的 装 いのもとに、サタンは、キリスト<br />

教卝 世匒 界化 に 自 分 の 勢厕 力 を 広南 げようとする。<br />

過厢 去掇 半博 世匒 紀 の 間 に 起招 こったリバイバルの 多匭 くには、 将 来勵 大 規厶 模掌 にあらわれるのと 同 じ<br />

勢厕 力 が、 多匭 少厮 とも 働掴 いていた。そこには 感厤 情午 の 興掰 奮绝 と、 真卢 理 と 虚縚 偽兖 の 混 合 が 見 られ、それ<br />

は 人 を 欺繏 くのに 好捆 適 なのである。しかし、だれも 欺繏 かれる 必厧 要勥 はない。 神卡 の 言匟 葉挺 に 照儠 らし<br />

てみるならば、これらの 運卞 動 の 本 質拾 を 見 定 めることは、むずかしいことではない。 人 々が<br />

聖脩 書危 の 証卨 言匟 をおろそかにし、 克胨 己偻 と 世匒 俗晐 の 放择 棄 とを 要勥 求卍 する 明 快儜 で 人 の 心升 を 試去 す 真卢 理 から<br />

顔 をそむけるならば、 神卡 の 祝腛 福厹 を 受匃 けることができないのは 確卾 かである。そして、「その<br />

実 によって 彼 らを 見 わけるであろう」という、キリストご 自 身拴 がお 与拜 えになった 規厶 準厜 によ<br />

って、これらの 運卞 動 は 神卡 の 霊绳 の 働掴 きではないことが 明 らかなのである[マタイ 7:。<br />

神卡 は、み 言匟 葉挺 の 真卢 理 の 中 で、ご 自 身拴 についての 啓繡 示単 を 人 間 にお 与拜 えになった。そして、<br />

真卢 理 を 受匃 け 入 れるすべての 者 にとって、 真卢 理 は、サタンの 欺繏 瞞 から 彼 らを 守捿 るたてである。<br />

今 日 、 宗儲 教卝 界化 に 広南 く 行 きわたっている 害县 悪捰 に 戸叐 を 開 いたものは、これらの 真卢 理 の 軽 視拹 であ<br />

る。 神卡 の 律傢 法 の 性勯 質拾 と 重匤 要勥 性勯 が、ほとんど 見 失拽 われている。 神卡 の 律傢 法 の 性勯 格卺 、 永 続勸 性勯 、 義拣<br />

務勲 についての 誤儶 った 観掺 念挡 が、 改匳 心升 と 清捲 めについての 誤儶 りをひき 起招 こし、その 結医 果卵 教卝 会 内 の<br />

敬肭 虔 さの 標 準厜 を 低拯 下 させるに 至儖 っている。ここに、 今 日 のリバイバルにおいて 神卡 の 霊绳 と 力<br />

が 欠 けている 理 由厩 を 見 いだすのである。<br />

さまざまな 教卝 派挩 の 信勼 仰纝 深捫 い 人 々が、この 事 実 を 認卉 めて 嘆昍 いている。エドワード・A・パ<br />

ーク 教卝 授 は、 現勶 代 の 宗儲 教卝 的 危捦 機務 を 指匦 摘 して、 次卙 のように 言匟 っている。「 危捦 険叁 の 原募 因 の 1 つ<br />

は、 説拿 教卝 壇绵 から 神卡 の 律傢 法 を 強勮 く 主勢 張挗 しないことにある。かつては 説拿 教卝 壇绵 は、 良拖 心升 の 声拨 が 響捳<br />

くところであった。……われわれの 最勞 も 著兆 名匷 な 説拿 教卝 者 たちは、 主勢 の 模掌 範儤 にならって、 律傢 法<br />

の 戒儦 めと 警厺 告卪 とを 強勮 調 することによって、 彼 らの 説拿 教卝 を 驚脚 くほど 威胙 厳 のあるものにした。<br />

彼 らは、 律傢 法 は 神卡 の 完 全 の 写捂 しであって、 律傢 法 を 愛 さない 者 は 福厹 音 を 愛 していないという、<br />

二华 大 真卢 理 をくり 返拮 した。なぜなら 律傢 法 は、 福厹 音 と 同 様捞 に、 神卡 の 真卢 の 品厍 性勯 を 反卬 映 する 鏡纲 だか<br />

らである。この 危捦 険叁 は、さらに 次卙 へと 発 展捯 して、 罪 の 害县 悪捰 とその 範儤 囲 、その 恐傁 ろしさなど<br />

を 過厢 小 評掲 価卒 させるに 至儖 る。 戒儦 めが 義拣 であればあるほど、それに 服傕 従 しないことははなはだ<br />

しい 悪捰 なのである。……<br />

上 述掃 の 危捦 険叁 と 密偾 接捴 に 関 係厂 しているのが、 神卡 の 義拣 を 軽 視拹 する 危捦 険叁 である。 現勶 代 の 説拿 教卝 の<br />

傾傧 向匇 は、 神卡 の 義拣 を 神卡 の 慈暆 愛 から 引匂 き 離掤 して、 慈暆 愛 を 原募 則 として 高 めるよりむしろ 1 つの 感厤<br />

315


情午 に 低拯 下 させている。 新 たな 神卡 学 は、 神卡 が 結医 合 されたものを 分 裂脧 させた。 神卡 の 律傢 法 は 善 か<br />

悪捰 か。 善 である。それならば 正匁 義拣 は 善 である。なぜなら、 正匁 義拣 は 律傢 法 を 実 施厇 するものだか<br />

らである。 人 間 は、 神卡 の 律傢 法 と 正匁 義拣 を 軽 視拹 し、 人 間 の 不勘 服傕 従 の 程损 度 と 恐傁 ろしさを 軽 視拹 する<br />

習 慣脹 から、 罪 の 贖 いのために 備厵 えられた 恵 みを 過厢 小 評掲 価卒 する 習 慣脹 に 陥肿 りやすい。」こうし<br />

て 人 々は、 福厹 音 の 価卒 値捛 と 重匤 要勥 性勯 を 忘脨 れ、そしてまもなく、 実 質拾 的 に 聖脩 書危 そのものを 放择 棄 す<br />

るようになる。<br />

多匭 くの 宗儲 教卝 教卝 師 たちは、キリストはご 自 分 の 死拎 によ って 律傢 法 を 廃 された、それゆえに<br />

人 はその 要勥 求卍 から 解卆 放择 されている、と 主勢 張挗 する。なかには、 律傢 法 を 重匤 苦 しいくびきである<br />

と 言匟 い、 律傢 法 の 束僓 縛旸 とは 対 照儠 的 に、 福厹 音 の 下 において 自 由厩 が 享 受匃 できると 主勢 張挗 する 人 々も<br />

いる。 しかし、 預 言匟 者 や 使却 徒傣 たちは、 神卡 の 聖脩 なる 律傢 法 をそのようには 見 なさなかった。<br />

「わたしはあなたのさとしを 求卍 めたので、 自 由厩 に 歩 むことができます」[ 詩纛 篇 119:。キ<br />

リストの 死拎 後 に 書危 いた 使却 徒傣 ヤコブは、 十厝 戒儦 を「 尊胛 い 律傢 法 」「 完 全 な 自 由厩 の 律傢 法 」と 言匟 って<br />

いる[ヤコブ 2:8、1:。そして、 十厝 字捐 架繳 から、 半博 世匒 紀 の 後 に、ヨハネは、「いのちの 木匓<br />

にあずかる 特厣 権勻 を 与拜 えられ、また 門挋 をとおって 都匙 にはいるために、 神卡 の 律傢 法 を 行 う 者 」は<br />

さいわいであると 言匟 明 している[ 黙縹 示単 録捎 22:14・ 英捼 語指 訳胲 ]。<br />

キリストがその 死拎 によって 天拦 父 の 律傢 法 を 廃 したという 主勢 張挗 には、なんの 根捏 拠 もない。<br />

もしも 律傢 法 を 変厭 えたり、 廃 止厙 したりすることができるのであれば、 人 間 を 罪 の 刑傃 罰脖 から 救<br />

うためにキリストが 死拎 なれる 必厧 要勥 はなかった。キリストの 死拎 は、 律傢 法 を 廃 止厙 するどころか、<br />

それが 不勘 変厭 のものだということを 証卨 明 しているのである。 神卡 のみ 子 は、「 律傢 法 を 大 いなる<br />

ものとし、かつ 光捄 栄 あるものとする」ために 来勵 られた[イザヤ 42:21・ 英捼 語指 訳胲 ]。「わた<br />

しが 律傢 法 や 預 言匟 者 を 廃 するためにきた、と 思卩 ってはならない。」「 天拦 地 が 滅脛 び 行 くまでは、<br />

律傢 法 の 一 点勷 、 一 画厐 もすたることはな」いと 彼 は 言匟 われた[マタイ 5:17、。また、ご 自 身拴<br />

について、「わが 神卡 よ、わたしはみこころを 行 うことを 喜 びます。あなたのおきてはわた<br />

しの 心升 のうちにあります」と 宣傪 言匟 しておられる[ 詩纛 篇 40:。<br />

神卡 の 律傢 法 は、その 性勯 質拾 そのものから 考卛 えても、 不勘 変厭 のものである。それは、その 制勧 定<br />

者 の 意勪 志 と 品厍 性勯 の 啓繡 示単 である。 神卡 は 愛 である。そして、 神卡 の 律傢 法 は 愛 である。その 二华 大 原募<br />

則 は、 神卡 に 対 する 愛 と 人 間 に 対 する 愛 である。「 愛 は 律傢 法 を 完 成勱 するものである」[ロー<br />

マ 13:。 神卡 の 品厍 性勯 は、 義拣 と 真卢 理 である。 神卡 の 律傢 法 の 性勯 質拾 もそうである。 詩纛 篇 記卌 者 は 言匟 っ<br />

ている。「あなたのおきてはまことです。」「あなたのすべての 戒儦 めは 正匁 しい」[ 詩纛 篇<br />

119:142、。そして、 使却 徒傣 パウロは、「 律傢 法 そのものは 聖脩 なるものであり、 戒儦 めも 聖脩 で<br />

あって、 正匁 しく、かつ 善 なるものである」と 宣傪 言匟 している[ローマ 7:。 神卡 の 心升 と 意勪 志 の<br />

表勖 現勶 であるこのような 律傢 法 は、その 制勧 定 者 と 同 様捞 に 永 続勸 的 なものでなければならない。<br />

人 間 を 神卡 の 律傢 法 の 原募 則 に 調 和匄 させることによって 神卡 と 和匄 解卆 させるのは、 改匳 心升 と 清捲 めの<br />

働掴 きである。 初匘 めに、 人 間 は 神卡 のかたちに 創傦 造挝 された。 人 間 は、 神卡 の 性勯 質拾 と 神卡 の 律傢 法 とに<br />

316


完 全 に 調 和匄 していた。 義拣 の 原募 則 が、 彼 の 心升 に 書危 かれていた。しかし、 罪 が、 彼 を 創傦 造挝 主勢 か<br />

ら 引匂 き 離掤 した。 彼 は、もはや、 神卡 のかたちを 反卬 映 しなくなった。 彼 の 心升 は、 神卡 の 律傢 法 の 原募<br />

則 と 争拫 うようになった。「 兜肉 の 思卩 いは 神卡 に 敵育 するからである。すなわち、それは 神卡 の 律傢 法<br />

に 従 わず、 否 、 従 い 得千 ないのである」[ローマ 8:。しかし、 神卡 は、 人 間 が 神卡 と 和匄 解卆 する<br />

ことができるように、「そのひとり 子 を 賜 わったほどに、この 世匒 を 愛 して 下 さった。」 人<br />

間 は、キリストの 功僵 績 によって、 創傦 造挝 主勢 との 調 和匄 を 回 復挴 することができるのである。 彼 の<br />

心升 は、 神卡 の 恵 みによって 新 しくされなければならない。 彼 は、 上 からの 新 しい 生 命挻 を 受匃 け<br />

なければならない。この 変厭 化 が 新 生 であって、これがなければ「 神卡 の 国 を 見 ることはでき<br />

ない」とイエスは 言匟 われるのである。<br />

神卡 と 和匄 解卆 する 第匌 一 歩 は、 罪 を 認卉 めることである。「 罪 は 不勘 法 である」「 律傢 法 によって<br />

は、 罪 の 自 覚 が 生 じるのみである」[Ⅰヨハネ 3:4、ローマ 3:。 自 分 の 罪 を 悟縖 るために<br />

は、 罪 人 は 自 分 の 品厍 性勯 を、 神卡 の 義拣 の 偉昖 大 な 標 準厜 によって 吟 味控 しなければならない。それは、<br />

正匁 しい 品厍 性勯 の 完 全 さを 示単 して、 罪 人 に 自 分 の 品厍 性勯 の 欠 陥肿 を 発 見 させる 鏡纲 である。 律傢 法 は、<br />

人 間 に 罪 を 示単 すが、 救 いは 与拜 えない。 律傢 法 は、 服傕 従 する 者 には 生 命挻 を 約 束僓 するが、 犯 す 者<br />

には 死拎 を 宣傪 告卪 する。 人 間 を 罪 の 宣傪 告卪 や 罪 の 汚儢 れから 解卆 放择 することができるのは、キリスト<br />

の 福厹 音 だけである。 人 間 は、 神卡 の 律傢 法 を 犯 したのであるから、 神卡 に 向匇 かって 悔繛 い 改匳 めな<br />

ければならない。そして、キリストに 対 しては 信勼 じてその 贖 いの 犠腻 牲繉 を 受匃 け 入 れなければ<br />

ならない。こうして 人 間 は、「 今 までに 犯 した 罪 の 赦费 し」を 受匃 け、 神卡 の 性勯 質拾 にあずかる 者<br />

となる。 彼 は、 子 たる 身拴 分 の 霊绳 を 授 けられた 神卡 の 子 であるから、「アバ、 父 よ」と 呼 ぶの<br />

である。<br />

さて、このような 人 は、 自 由厩 に 神卡 の 律傢 法 を 犯 してもよいであろうか。パウロは、 次卙 の<br />

ように 言匟 っている。「すると、 信勼 仰纝 のゆえに、わたしたちは 律傢 法 を 無叄 効捓 にするのであるか。<br />

断友 じてそうではない。かえって、それによって 律傢 法 を 確卾 立 するのである。」「 罪 に 対 して<br />

死拎 んだわたしたちが、どうして、なお、その 中 に 生 きておれるだろうか。」そしてヨハネ<br />

は 宣傪 言匟 する。「 神卡 を 愛 するとは、すなわち、その 戒儦 めを 守捿 ることである。そして、その 戒儦<br />

めはむずかしいものではない」[ローマ 3:31、6:2、Ⅰヨハネ 5:。 人 の 心升 は、 新 しく<br />

生 まれることにより、 神卡 の 律傢 法 と 一 致 するとともに、 神卡 と 調 和匄 するようになる。この 大 き<br />

な 変厭 化 が 罪 人 の 中 に 起招 きたとき、 彼 は、 死拎 から 生 命挻 へ、 罪 から 聖脩 潔昔 へ、 違挆 犯 と 反卬 逆 から 服傕<br />

従 と 忠儮 誠肬 へと 移挔 ったのである。 神卡 から 離掤 反卬 していた 古挃 い 生 活卹 は 終厖 わった。 和匄 解卆 の 生 活卹 、 信勼<br />

仰纝 と 愛 の 新 しい 生 活卹 が 始卿 まった。こうして、「 律傢 法 の 要勥 求卍 が、 兜肉 によらず 霊绳 によって 歩 く<br />

わたしたちにおいて、 満掫 たされる」のである[ローマ 8:。その 時 、「いかにわたしはあ<br />

なたのおきてを 愛 することでしょう。わたしはひねもすこれを 深捫 く 思卩 います」という 魂 の<br />

言匟 葉挺 が 発 せられるのである[ 詩纛 篇 119:。<br />

317


「 主勢 のおきては 完 全 であって、 魂 を 生 きかえらせ」る[ 詩纛 篇 19:。 人 間 は、 律傢 法 がなけ<br />

れば、 神卡 の 純儻 潔昔 と 神卡 聖脩 さ、あるいは 自 分 自 身拴 の 罪 と 汚儢 れについて、 正匁 しい 考卛 えを 持匛 つこと<br />

ができない。 罪 についての 真卢 の 自 覚 もなく、 悔繛 い 改匳 めの 必厧 要勥 も 感厤 じない。 自 分 たちが 神卡 の<br />

律傢 法 の 違挆 反卬 者 であるという 失拽 われた 状叔 態拟 を 悟縖 らず、キリストの 贖 罪 の 血傔 の 必厧 要勥 を 自 覚 しな<br />

いのである。 心升 の 根捏 本 的 変厭 化 も 生 活卹 の 改匳 変厭 もなしに、 救 いの 希傩 望捬 を 受匃 け 入 れる。このよう<br />

な 表勖 面卥 的 改匳 心升 が 広南 く 行 われていて、キリストと 結医 合 したことのない 多匭 くの 者 が 教卝 会 に 加匎 え<br />

られているのである。<br />

また、 神卡 の 律傢 法 の 軽 視拹 や 拒兘 否 から 生 じるところの、 誤儶 った 聖脩 化 論厱 が、 今 日 の 宗儲 教卝 運卞 動<br />

において 顕昝 著兆 な 位匱 置厒 を 占 めている。これらの 理 論厱 は、 教卝 義拣 的 に 偽兖 りであり、 実 際匶 的 結医 果卵 に<br />

おいても 危捦 険叁 である。 そして、それらの 説拿 が 一 般 に 歓脒 迎 されているという 事 実 を 見 る 時 、<br />

この 点勷 についての 聖脩 書危 の 教卝 えをすべての 者 がはっきり 理 解卆 することが、なおいっそう 必厧 要勥<br />

となる。 真卢 の 清捲 め[ 聖脩 化 ]は、 聖脩 書危 が 教卝 えている 教卝 義拣 である。 使却 徒傣 パウロは、テサロニケ<br />

教卝 会 への 手 紙 の 中 で 次卙 のように 言匟 っている。「 神卡 のみこころは、あなたがたが 清捲 くなるこ<br />

とである。」そして、「どうか、 平匊 和匄 の 神卡 ご 自 身拴 が、あなたがたを 全 くきよめて 下 さるよ<br />

うに」と 祈绗 っている[Ⅰテサロニケ 4:3、5:。 聖脩 書危 は、 清捲 めとは 何挬 であって、どのよう<br />

にしてそれに 到肑 達挾 できるかを、はっきりと 教卝 えている。 救 い 主勢 は、 弟胱 子 たちのために 祈绗 っ<br />

て、「 真卢 理 によって 彼 らを 聖脩 別厌 して 下 さい。あなたの 御 言匟 は 真卢 理 であります」と 言匟 われた<br />

[ヨハネ 17:17、19 参厴 照儠 ]。 使却 徒傣 パウロは、 信勼 者 たちに、「 聖脩 霊绳 によってきよめられ」る<br />

ようにと 教卝 えた[ローマ 15:。<br />

聖脩 霊绳 の 働掴 きは、 何挬 であろうか。イエスは、 弟胱 子 たちに 次卙 のように 言匟 われた。「けれど<br />

も 真卢 理 の 御 霊绳 が 来勵 る 時 には、あなたがたをあらゆる 真卢 理 に 導拗 いてくれるであろう」[ヨハ<br />

ネ 16:。 詩纛 篇 記卌 者 も、「あなたのおきてはまことです」と 言匟 っている。 神卡 の 言匟 葉挺 と 聖脩 霊绳<br />

によって、 神卡 の 律傢 法 の 中 に 現勶 れている 義拣 の 大 原募 則 が、 人 間 に 示単 される。そして、 神卡 の 律傢 法<br />

は、「 聖脩 であって、 正匁 しく、かつ 善 なるものであ」り、 神卡 の 完 全 の 写捂 しであるから、その<br />

律傢 法 に 従 って 形捊 造挝 られる 品厍 性勯 も、 清捲 いものとなる。キリストは、このような 品厍 性勯 の 完 全 な<br />

模掌 範儤 である。「わたしがわたしの 父 のいましめを 守捿 った。」「わたしは、いつも 神卡 のみこ<br />

ころにかなうことをしている」と 主勢 は 言匟 われる[ヨハネ 15:10、8:。キリストの 弟胱 子 た<br />

ちは、 彼 のようにならなければならない。 神卡 の 恵 みによって、 神卡 の 聖脩 なる 律傢 法 の 原募 則 に 調<br />

和匄 した 品厍 性勯 を 形捊 成勱 しなければならない。こ れが 聖脩 書危 のいう 清捲 めである。<br />

この 働掴 きは、キリストを 信勼 じる 信勼 仰纝 によってのみ 達挾 成勱 されるもので、 神卡 の 霊绳 の 内 住卫 の<br />

力 によるのである。パウロは、 信勼 者 たちに 次卙 のように 勧僊 告卪 している。「 恐傁 れおののいて 自<br />

分 の 救 の 達挾 成勱 に 努 めなさい。あなたがたのうちに 働掴 きかけて、その 願傿 いを 起招 させ、かつ 実<br />

現勶 に 至儖 らせるのは 神卡 であって、それは 神卡 のよしとされるところだからである」[ピリビ 2:<br />

12、。 キリスト 者 も 罪 の 誘儬 惑 は 感厤 じるが、しかし 常拤 にそれと 戦勛 い 続勸 ける。ここにおいて、<br />

318


キリストの 援拶 助捉 が 必厧 要勥 になる。 人 間 の 弱傽 さが 神卡 の 力 と 結医 合 する。そして 信勼 仰纝 は、「 感厤 謝儑 す<br />

べきことには、 神卡 はわたしたちの 主勢 イエス・キリストによって、わたしたちに 勝 利匏 を 賜 わ<br />

ったのである」と 叫经 ぶのである[Ⅰコリント 15:。<br />

聖脩 書危 は、 清捲 めの 働掴 きが、 漸贍 進勺 的 なものであることをはっきりと 示単 している。 罪 人 が 悔繛<br />

い 改匳 めて、 贖 罪 の 血傔 によって 神卡 と 和匄 解卆 する 時 、キリスト 者 の 生 活卹 ははじまったばかりであ<br />

る。 彼 は、「 完 全 を 目 ざして 進勺 」み、「キリストの 満掫 ちみちた 徳 の 高 さにまで」 成勱 長 しな<br />

ければならない。 使却 徒傣 パウロは 言匟 っている。「ただこの 一 事 を 努 めている。すなわち、 後<br />

のものを 忘脨 れ、 前 のものに 向匇 かってからだを 伸 ばしつつ、 目 標 を 目 ざして 走掘 り、キリスト<br />

・イエスにおいて 上 に 召昨 して 下 さる 神卡 の 賞 与拜 を 得千 ようと 努 めているのである」[ピリピ 3:<br />

13、。ペテロは、 聖脩 書危 が 教卝 える 清捲 めへと 到肑 達挾 するための 段掀 階 を、われわれに 提卖 示単 してい<br />

る。「それだから、あなたがたは、 力 の 限拘 りをつくして、あなたがたの 信勼 仰纝 に 徳 を 加匎 え、<br />

徳 に 知半 識掟 を、 知半 識掟 に 節儊 制勧 を、 節儊 制勧 に 忍旖 耐脾 を、 忍旖 耐脾 に 信勼 心升 を、 信勼 心升 に 兄胆 弟胱 愛 を、 兄胆 弟胱 愛 に 愛<br />

を 加匎 えなさい。……そうすれば、 決 してあやまちに 陥肿 ることはない」[Ⅱペテロ 1:5<br />

~。<br />

聖脩 書危 のいう 清捲 めを 経 験挧 する 者 は、 謙旎 遜 の 精 神卡 をあらわす。 彼 らは、モーセのように、<br />

聖脩 なるお 方 のおそるべき 威胙 光捄 をながめ、 無叄 限拘 のお 方 の 純儻 潔昔 と 崇暒 高 な 完 全 さと 比发 べて 自 分 た<br />

ちの 無叄 価卒 値捛 なことを 認卉 めるのである。 預 言匟 者 ダニエルは、 真卢 の 清捲 めの 実 例捁 である。 彼 の 長<br />

い 一 生 は、 主勢 のための 気勴 高 い 奉旊 仕捸 に 満掫 ちていた。 彼 は、 神卡 に「 大 いに 愛 せられる 人 」であ<br />

った[ダニエル 10:。この 栄 誉縃 にあずかった 預 言匟 者 は、しかし 自 分 の 純儻 潔昔 と 清捲 さを 主勢 張挗 し<br />

ないで、 自 分 を 真卢 に 罪 深捫 いイスラエルの 1 人 とみなし、 自 国 民 のために 神卡 の 前 で 懇縨 願傿 し<br />

た。<br />

「われわれがあなたの 前 に 祈绗 をささげるのは、われわれの 義拣 によるのではなく、ただ<br />

あなたの 大 いなるあわれみによるのです。」「われわれは 罪 を 犯 し、よこしまなふるまい<br />

をしました。」ダニエルは「こう 言匟 って 祈绗 り、かつわが 罪 とわが 民 の 罪 をざんげ」したの<br />

である。そして、 後 に、 神卡 のみ 子 が 現勶 れて、 彼 に 教卝 えをさずけられた 時 、「わが 顔 の 輝脮 き<br />

は 恐傁 ろしく 変厭 って、 全 く 力 がなくなった」とダニエルは 言匟 っている[ダニエル 9:18、15、<br />

20、10:。<br />

ヨブは、つむじ 風掵 の 中 から 主勢 の 声拨 を 聞挈 いた 時 に、「それでわたしはみずから 恨 み、ち<br />

り 灰绑 の 中 で 悔繛 います」と 叫经 んだ[ヨブ 42:。イザヤは、 主勢 の 栄 光捄 を 見 、ケルビムが「 聖脩 な<br />

るかな、 聖脩 なるかな、 聖脩 なるかな、 万勦 軍拚 の 主勢 」と 呼 ばわるのを 聞挈 いて、「わざわいなるか<br />

な、わたしは 滅脛 びるばかりだ」と 叫经 んだ[イザヤ 6:3、。パウロは、 第匌 三勫 の 天拦 にまで 引匂 き<br />

上 げられ、 人 間 には 語指 ることのできない 言匟 葉挺 を 聞挈 いた 後 、 自 分 のことを、「 聖脩 徒傣 たちのう<br />

ちで 最勞 も 小 さい 者 である」と 言匟 っている[Ⅱコリント 12:2~4 参厴 照儠 。エペソ 3:。また、<br />

319


かつてはイエスの 胸胬 によりかかった 愛 弟胱 子 ヨハネは、 主勢 の 栄 光捄 に 接捴 した 時 、その 足拒 もとに<br />

倒 れて 死拎 人 のようになった[ 黙縹 示単 録捎 1:17 参厴 照儠 ]。<br />

カルバリーの 十厝 字捐 架繳 の 影挼 を 歩 くものには、 自 分 を 高 めたり、 自 分 はもはや 罪 を 犯 さな<br />

いなどと 誇縷 ったりすることはあり 得千 ない。 彼 らは、 自 分 たちの 罪 が、 神卡 のみ 子 の 心升 臓億 を 破挐<br />

裂脧 させるほどの 苦 悩肘 を 引匂 き 起招 こしたことを 感厤 じる。そしてこの 思卩 いが、 彼 らをへりくだら<br />

せる。イエスに 最勞 も 近卐 く 生 活卹 する 者 が、 人 間 の 弱傽 さと 罪 深捫 さを 最勞 もはっきりと 認卉 める。そ<br />

して 自 分 たちの 唯繴 一 の 希傩 望捬 を、 十厝 字捐 架繳 につけられ 復挴 活卹 された 救 い 主勢 の 功僵 績 に 置厒 くのである。<br />

現勶 在厪 、 宗儲 教卝 界化 において 注挅 目 を 集厦 めている 清捲 めには、 自 己偻 賞 揚胚 の 精 神卡 と 神卡 の 律傢 法 の 無叄 視拹 とが<br />

伴僀 っており、このことは、それが 聖脩 書危 の 宗儲 教卝 とは 異 なったものであることを 示単 している。<br />

その 主勢 唱脆 者 たちは、 清捲 めは 瞬腗 間 敵育 な 業 で、 信勼 仰纝 だけによって、 完 全 な 清捲 めに 到肑 達挾 すると 教卝<br />

えるのである。 彼 らは、「ただ 信勼 じなさい。そうすれば、 祝腛 福厹 が 与拜 えられる」と 言匟<br />

う。 これを 受匃 ける 者 はなんの 努 力 もしないでよいと 思卩 っている。それとともに、 彼 らは、<br />

神卡 の 律傢 法 の 権勻 威胙 を 拒兘 否 し、 自 分 たちは 戒儦 めを 守捿 る 義拣 務勲 から 解卆 放择 されたと 主勢 張挗 する。しかし、<br />

神卡 の 性勯 質拾 とみ 旨腄 の 表勖 現勶 であり、 何挬 が 神卡 のみこころにかなうかを 示単 している 原募 則 に 調 和匄 まず<br />

して、 人 間 は、 神卡 のみこころと 品厍 性勯 とに 一 致 して 清捲 くなることができるであろうか。<br />

なんの 努 力 も 克胨 己偻 も、 世匒 俗晐 の 愚 かさからの 分 離掤 をも 要勥 求卍 しない 安勣 易 な 宗儲 教卝 を 望捬 む 心升 が、<br />

ただ 信勼 じさえすればよいという 一 般 うけのする 信勼 仰纝 の 教卝 義拣 をつくり 上 げた。 使却 徒傣 ヤコブは、<br />

次卙 のように 言匟 っている。「わたしの 兄胆 弟胱 たちよ。ある 人 が 自 分 には 信勼 仰纝 があると 称胃 してい<br />

ても、もし 行 いがなかったら、なんの 役叓 に 立 つか。その 信勼 仰纝 は 彼 を 救 うことができる<br />

か。……ああ、 愚 かな 人 よ。 行 いを 伴僀 わない 信勼 仰纝 のむなしいことを 知半 りたいのか。わたし<br />

たちの 父 祖脽 アブラハムは、その 子 イサクを 祭脫 壇绵 にささげた 時 、 行 いによって 義拣 とされたの<br />

ではなかったか。あなたが 知半 っているとおり、 彼 においては、 信勼 仰纝 が 行 いと 共厗 に 働掴 き、そ<br />

の 行 いによって 信勼 仰纝 が 全 うされ……たのである。これでわかるように、 人 が 義拣 とされるの<br />

は、 行 いによるのであって、 信勼 仰纝 だけによるのではない」[ヤコブ 2:14~。<br />

神卡 の 言匟 葉挺 の 証卨 言匟 は、この、 行 いを 伴僀 わない 信勼 仰纝 という 人 を 惑 わす 教卝 義拣 に 反卬 対 している。<br />

憐穳 れみを 受匃 ける 条厬 件卅 に 従 わずに 神卡 の 恵 みを 受匃 けることができると 主勢 張挗 することは、 信勼 仰纝 で<br />

はなくて、 臆秲 断友 である。なぜなら、 真卢 の 信勼 仰纝 は、 聖脩 書危 の 約 束僓 と 規厶 定 とに 基匼 づくものだから<br />

である。 神卡 の 要勥 求卍 を 1 つでも 故採 意勪 に 犯 していながら、 清捲 くなれると 信勼 じて、 自 分 を 欺繏 い<br />

てはならない。 罪 と 知半 りながらそれを 犯 すことは、 聖脩 霊绳 のあかしの 声拨 を 沈腉 黙縹 させ、 魂 を 神卡<br />

から 引匂 き 離掤 すものである。「 罪 は 不勘 法 である。」そして、「すべて 罪 を 犯 す 者 〔 律傢 法 を 犯<br />

す 者 〕は、 彼 を 見 たこともなく、 知半 ったこともない 者 である」[Ⅰヨハネ 3:。<br />

ヨハネは 彼 の 手 紙 の 中 で、 愛 についてくわしく 述掃 べたのであるが、しかしまた、 神卡 の<br />

律傢 法 を 犯 す 生 活卹 をしながら 清捲 められたと 主勢 張挗 している 人 々の 正匁 体 を、 摘 発 することを 躊 躇<br />

しなかった。「『 彼 を 知半 っている』と 言匟 いながら、その 戒儦 めを 守捿 らない 者 は、 偽兖 り 者 であ<br />

320


って、 真卢 理 はその 人 のうちにない。しかし、 彼 の 御 言匟 を 守捿 る 者 があれば、その 人 のうちに、<br />

神卡 の 愛 が 真卢 に 全 うされるのである」[Ⅰヨハネ 2:4、。ここに、すべての 人 の 信勼 仰纝 の 告卪 白换<br />

を 試去 みる 試去 金 石厈 がある。 天拦 においても 地 においても、 清捲 めに 関 する 神卡 の 唯繴 一 の 標 準厜 によっ<br />

て 量挪 るのでなければ、だれひとり、 清捲 い 人 であるとはいえない。もし 人 々が、 道匠 徳 律傢 を 重匤<br />

んじず、 神卡 の 教卝 えを 軽 んじ 無叄 視拹 し、これらの 最勞 も 小 さい 戒儦 めの 1 つを 破挐 り、またそうする<br />

ように 人 に 教卝 えるならば、そのような 人 々は、 神卡 の 目 からは 評掲 価卒 されない。そしてわれわ<br />

れは、 彼 らの 主勢 張挗 することにはなんの 根捏 拠 もないことを 知半 ることができるのである。また、<br />

自 分 には 罪 がないと 主勢 張挗 する 者 は、そう 主勢 張挗 すること 自 体 が、 清捲 めから 程损 遠 い 証卨 拠 である。<br />

そのような 主勢 張挗 は、 彼 が、 神卡 の 無叄 限拘 の 純儻 潔昔 と 神卡 聖脩 さとを 真卢 に 認卉 識掟 していないためである。<br />

あるいは、 神卡 の 品厍 性勯 と 調 和匄 するためにはどのようにならなければならないかを、 悟縖 らない<br />

ためである。イエスの 純儻 潔昔 と 気勴 高 い 美捜 しさを 知半 らず、 罪 の 邪旇 悪捰 さと 害县 悪捰 を 真卢 に 理 解卆 しない<br />

ために、 人 は 自 分 を 清捲 いものと 考卛 えるのである。 自 分 とキリストの 問勬 の 距兎 離掤 が、 遠 ければ<br />

遠 いほど、また、 神卡 の 品厍 性勯 と 要勥 求卍 に 対 する 見 解卆 が 不勘 十厝 分 であればあるほど、 人 間 は、 自 分<br />

自 身拴 の 目 に 正匁 しく 思卩 われるのである。<br />

聖脩 書危 に 示単 されている 清捲 めとは、 全 存掑 在厪 —— 霊绳 と 魂 と 体 ——を 含捋 むものである。パウロ<br />

は、 神卡 がテサロニケの 人 々の「 霊绳 と 心升 とからだとを 完 全 に 守捿 って、わたしたちの 主勢 イエス<br />

・キリストの 来勵 臨 のときに、 責掅 められるところのない 者 にして 下 さるように」と 祈绗 った<br />

[Ⅰテサロニケ 5:。 また、 信勼 者 たちに、「 兄胆 弟胱 たちよ。そういうわけで、 神卡 のあわれみ<br />

によってあなたがたに 勧僊 める。あなたがたのからだを、 神卡 に 喜 ばれる、 生 きた、 聖脩 なる 供挿<br />

え 物匵 としてささげなさい」と 彼 は 書危 いた[ローマ 12:。 昔繕 のイスラエルの 時 代 において、<br />

神卡 に 犠腻 牲繉 として 献僑 げられるものは、みな、 注挅 意勪 深捫 く 調 べられた。その 動 物匵 にもし 1 つでも<br />

欠 陥肿 があれば、それは 拒兘 否 された。なぜなら、 神卡 は、 供挿 え 物匵 は「 傷偟 のないもの」でなけれ<br />

ばならないと 命挻 じられたからである。そのように、キリスト 者 は、 自 分 たちの 体 を、「 神卡<br />

に 喜 ばれる、 生 きた、 聖脩 なる 供挿 え 物匵 として」ささげるように 命挻 じられている。そうするた<br />

めには、 彼 らのすべての 能印 力 を、なしうる 最勞 上 の 状叔 態拟 に 保 たなければならない。 兜肉 体 的 、<br />

または 知半 的 能印 力 を 弱傽 める 習 慣脹 はすべて、 人 間 を 創傦 造挝 主勢 に 奉旊 仕捸 するのにふさわしくない 者 に<br />

する。 神卡 は、われわれが、 自 分 たちのささげうる 最勞 上 のものより 劣縆 るものをささげるとき、<br />

喜 ばれるであろうか。キリストは、「 心升 をつくし……て、 主勢 なるあなたの 神卡 を 愛 せよ」と<br />

言匟 われた。 心升 をつくして 神卡 を 愛 する 者 は、その 生 涯昗 をもって 最勞 上 の 奉旊 仕捸 をすることを 望捬 み、<br />

神卡 のみこころを 行 う 能印 力 を 増匲 進勺 させる 法 則 に、 心升 身拴 のすべての 能印 力 を 調 和匄 させようと 常拤 に<br />

努 力 する。 彼 らは、 食挱 欲僼 や 情午 欲僼 をほしいままにして、 彼 らの 天拦 の 父 にささげる 供挿 え 物匵 を 弱傽<br />

めたり 汚儢 したりしないのである。<br />

ペテロは、「たましいに 戦勛 いをいどむ 兜肉 の 欲僼 を 避 けなさい」と 言匟 っている[Ⅰペテロ<br />

2:。すべての 罪 深捫 い 満掫 足拒 は、 機務 能印 をまひさせ、 知半 的 霊绳 的 知半 覚 力 を 鈍斮 らせる。そして、 神卡<br />

321


の 言匟 葉挺 や 聖脩 霊绳 も、 心升 になんの 印偝 象拺 も 与拜 えることができなくなるのである。パウロは、コリ<br />

ント 人 に 次卙 のように 書危 いている。「 兜肉 と 霊绳 とのいっさいの 汚儢 れから 自 分 をきよめ、 神卡 をお<br />

それて 全 く 清捲 くなろうではないか」[Ⅱコリント 7:。そして 彼 は、「 愛 、 喜 び、 平匊 和匄 、<br />

寛繘 容卣 、 慈暆 愛 、 善 意勪 、 忠儮 実 、 柔肛 和匄 」などみ 霊绳 の 実 に「 自 制勧 」も 加匎 えている[ガラテヤ 5:<br />

22、。<br />

このような 霊绳 感厤 の 言匟 葉挺 があるにもかかわらず、 利匏 益捍 や 流及 行 を 追挵 ってその 能印 力 を 弱傽 めて<br />

いる 百掸 称胃 キリスト 者 たちが、なんと 多匭 いことであろう。また、 暴偷 食挱 、 飲儍 酒儀 、 放择 蕩 などによ<br />

って、 神卡 のかたちである 人 性勯 を 堕秐 落叉 させているものが、なんと 多匭 いことであろう。しかも<br />

教卝 会 は、これを 譴 責掅 するどころか、かえって 食挱 欲僼 に 訴挰 え、 物匵 欲僼 や 快儜 楽掱 を 愛 する 心升 に 訴挰 える<br />

ことによって、こうした 害县 悪捰 を 助捉 長 し、キリストに 対 する 愛 が 弱傽 いために 供挿 給捚 できない 教卝<br />

会 の 資 金 を、 補拙 充 しようとするのである。もしキリストが、 今 日 の 教卝 会 に 入 ってこられ、<br />

宗儲 教卝 の 名匷 のもとに 行 われている 飲儍 食挱 と 汚儢 れた 取勚 引匂 を 見 られるならば、 昔繕 、 神卡 殿脟 から 両厥 替 人<br />

たちを 追挵 い 出 されたように、これらの 神卡 を 汚儢 す 人 々をも 追挵 い 出 されないであろうか。<br />

使却 徒傣 ヤコブは、 上 からの 知半 恵 は、「 第匌 一 に 清捲 く」と 言匟 っている。もしも 彼 が、たばこ<br />

で 汚儢 れたくちびるでイエスの 尊胛 い 御 名匷 を 唱脆 える 人 々、その 息僢 も 体 も 悪捰 臭昺 に 染偦 まった 人 々、<br />

そして、 大 気勴 を 汚儢 染偦 して 周 りのすべての 者 に 毒兙 を 吸肯 わせる 人 々に 出 会 ったならば、すなわ<br />

ち、もし 使却 徒傣 が、 福厹 音 の 純儻 潔昔 とは 全 く 逆 の 習 慣脹 と 接捴 触僾 したならば、 彼 はそれを、「 地 につ<br />

くもの、 兜肉 に 属傍 するもの、 悪捰 魔斴 的 なもの」と 非 難挚 しないであろうか。たばこの 奴 隷趵 になっ<br />

ている 人 々は、 自 分 たちは 全 き 清捲 めの 祝腛 福厹 にあずかっていると 主勢 張挗 して、 天拦 国 への 望捬 みに<br />

ついて 語指 る。しかし、 神卡 の 言匟 葉挺 は、「 汚儢 れた 者 ……は、その 中 に 決 してはいれない」と 言匟<br />

明 しているのである[ 黙縹 示単 録捎 21:。<br />

「あなたがたは 知半 らないのか。 自 分 のからだは、 神卡 から 受匃 けて 自 分 の 内 に 宿 っている<br />

聖脩 霊绳 の 宮厳 であって、あなたがたは、もはや 自 分 自 身拴 のものではないのである。あなたがた<br />

は、 代 価卒 を 払掾 って 買挍 いとられたのだ。それだから、 自 分 のからだをもって、 神卡 の 栄 光捄 をあ<br />

らわしなさい」[Ⅰコリント 6:19、。 自 分 の 体 が 聖脩 霊绳 の 宮厳 であるものは、 有卻 害县 な 習 慣脹 の<br />

奴 隷趵 にはならない。 彼 の 能印 力 は、 血傔 の 代 価卒 をもって 彼 を 買挍 い 取勚 ら れたキリストに 属傍 して<br />

いる。 彼 の 持匛 ち 物匵 は 主勢 のものである。この 託 された 資 本 を 浪償 費厔 するならば、どうして 罪 を<br />

免僧 れることができようか。 自 称胃 キリスト 者 たちが、 毎傭 年 、 無叄 用 で 有卻 害县 な 道匠 楽掱 のために 莫穘 大<br />

な 額厀 を 消拔 費厔 している 一 方 で、 魂 は 生 命挻 の 言匟 葉挺 が 与拜 えられずに 滅脛 びている。 彼 らは、 什 一 や<br />

献僑 金 において 神卡 のものを 盗僌 み、 貧縏 しい 人 々の 救 援拶 や 福厹 音 の 支匣 持匛 に 与拜 えるよりもっと 多匭 くの<br />

ものを、 破挐 滅脛 的 な 欲僼 望捬 の 祭脫 壇绵 で 焼催 き 尽能 くしている。<br />

もしも、キリストの 弟胱 子 であると 公勗 言匟 する 者 がみな、 真卢 に 清捲 められるならば、 彼 らの<br />

財拉 産勩 は、 無叄 用 で 有卻 害县 な 道匠 楽掱 のために 費厔 やされるかわりに、 主勢 の 金 庫 におさめられ、キリス<br />

ト 者 は、 節儊 制勧 と 克胨 己偻 と 自 己偻 犠腻 牲繉 の 模掌 範儤 となるであろう。その 時 彼 らは、 世匒 の 光捄 となるので<br />

322


ある。 世匒 界化 は、すべて 放择 縦脷 に 陥肿 っている。「 兜肉 の 欲僼 、 目 の 欲僼 、 持匛 ち 物匵 の 誇縷 」が 大 多匭 数包 の<br />

人 々を 支匣 配括 している。しかし、キリストの 弟胱 子 たちは、より 聖脩 なる 召昨 しを 受匃 けている。<br />

「 彼 らの 間 から 出 て 行 き、 彼 らと 分 離掤 せよ、と 主勢 は 言匟 われる。そして、 汚儢 れたものに 触僾 れ<br />

てはならない。」 神卡 の 言匟 葉挺 に 照儠 らしてみても、 邪旇 悪捰 な 習 慣脹 や 世匒 俗晐 の 欲僼 望捬 の 満掫 足拒 を 全 く 放择 棄<br />

しない 清捲 めは 真卢 実 のものでないという、われわれの 主勢 張挗 は 正匁 しい。<br />

「 彼 らの 間 から 出 て 行 き、 彼 らと 分 離掤 せよ、……そして、 汚儢 れたものに 触僾 れてはなら<br />

ない」という 条厬 件卅 に 従 うものに、 神卡 は、「わたしはあなたがたを 受匃 けいれよう。そしてわ<br />

たしは、あなたがたの 父 となり、あなたがたは、わたしのむすこ、むすめとなるであろう。<br />

全 能印 の 主勢 が、こう 言匟 われる」と 約 束僓 なさるのである[Ⅱコリント 6:17、。 神卡 の 事 柄兄 にお<br />

いて 豊掿 富挛 な 体 験挧 を 持匛 つことは、すべてのキリスト 者 の 特厣 権勻 であり 義拣 務勲 である。「わたしは<br />

世匒 の 光捄 である。わたしに 従 って 来勵 る 者 は、やみのうちを 歩 くことがなく、 命挻 の 光捄 をもつで<br />

あろう」とイエスは 言匟 われた[ヨハネ 8:。「 正匁 しい 者 の 道匠 は、 夜 明 けの 光捄 のようだ、い<br />

よいよ 輝脮 きを 増匲 して 真卢 昼腮 となる」[ 箴 言匟 4:。 信勼 仰纝 と 服傕 従 は、1 歩 ごとに、「 少厮 しの 暗肨 いと<br />

ころもない」 世匒 の 光捄 に、 魂 を 密偾 接捴 に 結医 びつける。 義拣 の 太挲 陽傘 の 輝脮 く 光捄 線拓 が、 神卡 のしもべたち<br />

の 上 に 照儠 り 輝脮 く。そして 彼 らは、その 光捄 を 反卬 射 しなければならない。ちょうど 天拦 空参 の 星 が、<br />

天拦 には 大 いなる 光捄 があって、その 栄 光捄 によって 自 分 たちは 輝脮 いているのだということを、<br />

われわれに 告卪 げているように、キリスト 者 は、 自 分 たちが 賛僮 美捜 し、 倣趙 うべき 品厍 性勯 をお 持匛 ち<br />

の 神卡 が、 宇偩 宙脶 の 王掣 座 におられるということを、あらわさなければならない。 神卡 の 霊绳 の 恵 み、<br />

神卡 の 品厍 性勯 の 純儻 潔昔 と 聖脩 潔昔 とが、 神卡 の 証卨 人 たちによってあらわされるのである。<br />

パウロは、コロサイ 人 への 手 紙 の 中 で、 神卡 の 子 供挿 たちに 与拜 えられる 豊掿 かな 祝腛 福厹 につい<br />

て 述掃 べている。 彼 は 言匟 う。わたしたちが「 絶傉 えずあなたがたのために 祈绗 り 求卍 めているのは、<br />

あなたがたがあらゆる 霊绳 的 な 知半 恵 と 理 解卆 力 とをもって、 神卡 の 御 旨腄 を 深捫 く 知半 り、 主勢 のみここ<br />

ろにかなった 生 活卹 をして 真卢 に 主勢 を 喜 ばせ、あらゆる 良拖 いわざを 行 って 実 を 結医 び、 神卡 を 知半 る<br />

知半 識掟 をいよいよ 増匲 し 加匎 えるに 至儖 ることである。 更 にまた 祈绗 るのは、あなたがたが、 神卡 の 栄<br />

光捄 の 勢厕 いにしたがって 賜 わるすべての 力 によって 強勮 くされ、 何挬 事 も 喜 んで 耐脾 えかつ 忍旖 [ぶ<br />

ことである]」[コロサイ 1:9~。<br />

また 彼 は、エペソの 兄胆 弟胱 たちが、キリスト 者 の 特厣 権勻 の 高 さを 理 解卆 するに 至儖 ることを 望捬<br />

むと 書危 いている。 彼 は、 至儖 高 者 のむすこ、むすめとして 彼 らが 持匛 つことのできる 驚脚 くべき<br />

力 と 知半 識掟 を、 非 常拤 に 意勪 味控 深捫 い 言匟 葉挺 で 示単 している。 彼 らは、「 御 霊绳 により、 力 をもって……<br />

内 なる 人 」が 強勮 くされ、「 愛 に 根捏 ざし 愛 を 基匼 として 生 活卹 することにより、すべての 聖脩 徒傣 と<br />

共厗 に、その 広南 さ、 長 さ、 高 さ、 深捫 さを 理 解卆 することができ、また 人 知半 をはるかに 越掳 えたキ<br />

リストの 愛 を 知半 」ることができる。しかし、 使却 徒傣 が、「 神卡 に 満掫 ちているもののすべてをも<br />

って、あなたがたが 満掫 たされるように」と 祈绗 る 時 に、この 特厣 権勻 は 最勞 高 潮脞 に 達挾 するのである<br />

[エペソ 3:16~。<br />

323


ここに、われわれが 神卡 の 要勥 求卍 に 応厸 じる 時 に、われわれの 天拦 の 父 の 約 束僓 を 信勼 じる 信勼 仰纝 に<br />

よって 到肑 達挾 することのできる 最勞 高 点勷 が 示単 されている。われわれは、キリストの 功僵 績 によっ<br />

て、 無叄 限拘 の 力 を 持匛 たれるお 方 のみ 座 に 近卐 づくのである。「ご 自 身拴 の 御 子 をさえ 惜斶 しまな<br />

いで、わたしたちすべての 者 のために 死拎 に 渡据 されたかたが、どうして、 御 子 のみならず 万勦<br />

物匵 をも 賜 わらないことがあろうか」[ローマ 8:。 父 なる 神卡 は、み 子 に 聖脩 霊绳 をあふれるば<br />

かりにお 与拜 えになった。そして、われわれもまた、 霊绳 に 満掫 たされることができるのである。<br />

イエスは 言匟 われる。「このように、あなたがたは 悪捰 い 者 であっても、 自 分 の 子 供挿 には、 良拖<br />

い 贈胞 り 物匵 をすることを 知半 っているとすれば、 天拦 の 父 はなおさら、 求卍 めて 来勵 る 者 に 聖脩 霊绳 を 下<br />

さらないことがあろうか」[ルカ 11:。 「 何挬 事 でもわたしの 名匷 によって 願傿 うならば、わ<br />

たしはそれをかなえてあげよう。」「 求卍 めなさい、そうすれば、 与拜 えられるであろう。そ<br />

して、あなたがたの 喜 びが 満掫 ちあふれるであろう」[ヨハネ 14:14、16:。<br />

キリスト 者 の 生 涯昗 は、 謙旎 遜 がその 特厣 徴僦 であるが、 悲胳 しみや 自 己偻 を 卑赐 下 する 気勴 持匛 ちがあ<br />

ってはならない。 神卡 に 受匃 け 入 れられ 祝腛 福厹 されるような 生 活卹 をすることは、すべての 者 の 特厣<br />

権勻 である。われわれが、 常拤 に 罪 の 宣傪 告卪 と 暗肨 黒 のもとにあることは、われわれの 天拦 の 父 のみ<br />

こころではない。 頭挓 をうなだれて、 自 分 のことばかりを 考卛 えているのは、 真卢 の 謙旎 遜 の 証卨 拠<br />

ではない。われわれは、イエスのところへ 行 って、 清捲 められ、 律傢 法 の 前 にはばかることな<br />

く 立 つことができるのである。「こういうわけで、 今 やキリスト・イエスにある 者 は 罪 に<br />

定 められることがない」[ローマ 8:。 イエスによって、 堕秐 落叉 したアダムの 子 供挿 たちは、<br />

「 神卡 の 子 」となる。「 実 に、きよめるかたも、きよめられる 者 たちも、 皆脰 ひとりのかたか<br />

ら 出 ている。それゆえに 主勢 は、 彼 らを 兄胆 弟胱 と 呼 ぶことを 恥時 とされない」[ヘブル 2:。キ<br />

リスト 者 の 生 活卹 は、 信勼 仰纝 と、 勝 利匏 と、 神卡 にある 喜 びとの 生 活卹 でなければならない。「なぜ<br />

なら、すべて 神卡 から 生 れた 者 は、 世匒 に 勝 つからである。そして、わたしたちの 信勼 仰纝 こそ、<br />

世匒 に 勝 たしめた 勝 利匏 の 力 である」[Ⅰヨハネ 5:。 神卡 のしもべ、ネヘミヤが、「 主勢 を 喜 ぶ<br />

ことはあなたがたの 力 です」と 言匟 ったのは 至儖 言匟 である[ネヘミヤ 8:。パウロも 言匟 ってい<br />

る。「あなたがたは、 主勢 にあっていつも 喜 びなさい。 繰 り 返拮 して 言匟 うが、 喜 びなさい。」<br />

「いつも 喜 んでいなさい。 絶傉 えず 祈绗 りなさい。すべての 事 について、 感厤 謝儑 しなさい。これ<br />

が、キリスト・イエスにあって、 神卡 があなたがたに 求卍 めておられることである」[ピリピ<br />

4:4、Ⅰテサロニケ 5:16~。<br />

これが、 聖脩 書危 のいう 悔繛 い 改匳 めと 清捲 めの 実 である。しかし、 神卡 の 律傢 法 に 示単 された 義拣 の 大<br />

原募 則 が、キリスト 教卝 界化 において 冷偭 淡繦 に 扱僻 われているために、こうした 実 はほとんど 見 るこ<br />

とができない。これが、かつてのリバイバルにあらわれたような 神卡 の 霊绳 の 深捫 い 永 続勸 的 な 働掴<br />

きが、ほとんど 見 られない 理 由厩 である。 われわれが 変厭 化 するのは、ながめることによっ<br />

てである。 神卡 がご 自 分 の 品厍 性勯 の 完 全 さと 神卡 聖脩 さを 示単 されたこれらの 聖脩 なる 戒儦 めを、 人 々が<br />

なおざりにし、 人 間 の 教卝 えや 理 論厱 に 心升 をひかれるならば、 教卝 会 内 で 生 きた 敬肭 虔 の 念挡 が 低拯 下<br />

324


しても 少厮 しも 不勘 思卩 議 ではないのである。 主勢 は 言匟 われる。 彼 らは、「 生 ける 水匍 の 源 であるわ<br />

たしを 捨腇 てて、 自 分 で 水匍 ためを 掘腱 った、それは、こわれた 水匍 ためで、 水匍 を 入 れておくこと<br />

のできないものだ」[エレミヤ 2:。 「 悪捰 しき 者 のはかりごとに 歩 ま……ぬ 人 はさいわい<br />

である。このような 人 は 主勢 のおきてをよろこび、 昼腮 も 夜 もそのおきてを 思卩 う。このような<br />

人 は 流及 れのほとりに 植 えられた 木匓 の 時 が 来勵 ると 実 を 結医 び、その 葉挺 もしぼまないように、そ<br />

のなすところは 皆脰 栄 える」[ 詩纛 篇 1:1~。 神卡 の 律傢 法 が、その 正匁 当勠 な 位匱 置厒 に 回 復挴 されて 初匘 め<br />

て、 神卡 の 民 と 称胃 する 人 々に、 初匘 代 教卝 会 の 信勼 仰纝 と 敬肭 虔 のリバイバルが 起招 こり 得千 るのである。<br />

「 主勢 はこう 言匟 われる、『あなたがたはわかれ 道匠 に 立 って、よく 見 、いにしえの 道匠 につき、<br />

良拖 い 道匠 がどれかを 尋繄 ねて、その 道匠 に 歩 み、そしてあなたがたの 魂 のために、 安勣 息僢 を 得千 よ』」<br />

[エレミヤ 6:。<br />

325


第匌 28 章 天 における 調 査匀 審 判匯<br />

預 言匟 者 ダニエルは 次卙 のように 言匟 っている。「わたしが 見 ていると、もろもろのみ 座 が<br />

設勳 けられて、 日 の 老偽 いたる 者 が 座 しておられた。その 衣胼 は 雪僴 のように 白换 く、 頭挓 の 毛肵 は 混 じ<br />

りもののない 羊旴 の 毛肵 のようであった。そのみ 座 は 火 の 炎縉 であり、その 卓繮 輪捃 は 燃 える 火 であ<br />

った。 彼 の 前 から、ひと 筋傶 の 火 の 流及 れが 出 てきた。 彼 に 仕捸 える 者 は 千収 々、 彼 の 前 にはべる<br />

者 は 万勦 々、 審拥 判匯 を 行 う 者 はその 席 に 着挄 き、かずかずの 書危 き 物匵 が 開 かれた」[ダニエル 7:<br />

9、。<br />

こうして、 人 々の 品厍 性勯 と 生 活卹 が、 全 地 の 裁拍 判匯 官厑 であられる 神卡 の 前 で 調 査匀 され、 各厰 人 が<br />

そのしわざに 応厸 じ」て 報匔 いられる 重匤 大 で 厳 粛施 な 日 が、 預 言匟 者 の 幻星 に 示単 された。 日 の 老偽 いた<br />

る 者 とは、 父 なる 神卡 のことである。 詩纛 篇 記卌 者 は、「 山 がまだ 生 れず、あなたがまだ 地 と 世匒<br />

界化 とを 造挝 られなかったとき、とこしえからとこしえまで、あなたは 神卡 でいらせられる」と<br />

言匟 っている[ 詩纛 篇 90:。 万勦 物匵 の 根捏 源 であり、すべての 律傢 法 の 源 であられるお 方 が、 審拥 判匯 を<br />

つかさどられる。そして、「 万勦 の 幾继 万勦 倍 、 千収 の 幾继 千収 倍 」の 聖脩 天拦 使却 たちが、 仕捸 える 者 、また<br />

証卨 人 として、この 大 法 廷腾 に 列偱 席 するのである。<br />

「わたしはまた 夜 の 幻星 のうちに 見 ていると、 見 よ、 人 の 子 のような 者 が、 天拦 の 雲胖 に 乗拳<br />

ってきて、 日 の 老偽 いたる 者 のもとに 来勵 ると、その 前 に 導拗 かれた。 彼 に 主勢 権勻 と 光捄 栄 と 国 とを<br />

賜 い、 諸 民 、 諸 族 、 諸 国 語指 の 者 を 彼 に 仕捸 えさせた。その 主勢 権勻 は 永 遠 の 主勢 権勻 であって、なく<br />

なることがなく、その 国 は 滅脛 びることがない」[ダニエル 7:13、。ここに 描胦 かれている<br />

キリストの 来勵 臨 は、キリストが 地 上 に 再卭 臨 されることではない。キリストは、 天拦 において<br />

日 の 老偽 いたる 者 のもとに 来勵 られるのであって、それは、 彼 の 仲傫 保 者 としての 働掴 きが 終厖 わる<br />

ときに 与拜 えられる「 主勢 権勻 と 光捄 栄 と 国 」とをお 受匃 けになるためである。<br />

2300 日 の 終厖 わりである 1844 年 に 起招 こると 預 言匟 されたのは、この 来勵 臨 のことであって、<br />

キリストが 地 上 に 再卭 臨 されることではなかった。われわれの 大 祭脫 司 は、 天拦 使却 たちを 従 えて、<br />

至儖 聖脩 所勰 に 入 り、 神卡 のみ 前 で、 人 類 のための 彼 の 最勞 後 の 務勲 めをなさる。それは、 調 査匀 審拥 判匯 の<br />

働掴 きであり、 贖 罪 の 恵 みにあずかる 資 格卺 があることを 示単 したすべての 人 のために 贖 いをな<br />

さることである。<br />

象拺 徴僦 的 儀腝 式厚 においては、 告卪 白换 と 悔繛 い 改匳 めによって 神卡 の 前 に 出 て、その 罪 が 罪 祭脫 の 血傔 に<br />

よって 聖脩 所勰 に 移挔 された 者 だけが、 贖 罪 の 日 の 儀腝 式厚 にあずかることができた。そのように、<br />

最勞 終厖 的 な 贖 罪 と 調 査匀 審拥 判匯 の 大 いなる 日 に、 審拥 査匀 されるのは、 神卡 の 民 と 称胃 する 人 々だけであ<br />

る。 悪捰 人 の 審拥 判匯 は、これとは 全 く 別厌 の 働掴 きで、もっとあとで 行 われる。「さばきが 神卡 の 家匝<br />

から 始卿 められる 時 がきた。それが、わたしたちからまず 始卿 められるとしたら、 神卡 の 福厹 音 に<br />

従 わない 人 々の 行 く 末拢 は、どんなであろうか」[Ⅰペテロ 4:。<br />

326


天拦 には、 人 々の 名匷 と 行 為 を 記卌 録捎 した 書危 物匵 があって、 審拥 判匯 の 決 定 は、それによってなさ<br />

れる。 預 言匟 者 ダニエルは、「 審拥 判匯 を 行 う 者 はその 席 に 着挄 き、かずかずの 書危 き 物匵 が 開 かれた」<br />

と 言匟 っている。ヨハネも、この 同 じ 光捄 景拲 を 描胦 写捂 して、「かずかずの 書危 物匵 が 開 かれたが、も<br />

う 1 つの 書危 物匵 が 開 かれた。これはいのちの 書危 であった。 死拎 人 はそのしわざに 応厸 じ、この 書危<br />

物匵 に 書危 かれていることにしたがって、さばかれた」と 言匟 っている[ 黙縹 示単 録捎 20:。 命挻 の 書危<br />

には、 神卡 の 働掴 きをしたすべての 人 の 名匷 が 記卌 されている。イエスは、 弟胱 子 たちに「あなたが<br />

たの 名匷 が 天拦 にしるされていることを 喜 びなさい」と 言匟 われた[ルカ 10:。パウロは、 忠儮 実<br />

な 同 労排 者 の 名匷 が「『いのちの 書危 』に…… 書危 きとめられている」と 言匟 っている[ピリピ 4:。<br />

ダニエルは、「かつてなかったほどの 悩肘 みの 時 」を 予匨 見 して、「あの 書危 に 名匷 をしるされた」<br />

すべての 神卡 の 民 は 救 われると 言匟 っている。<br />

また、ヨハネは、 神卡 の 都匙 に「はいれる 者 は、 小 羊旴 のいのちの 書危 に 名匷 をしるされている<br />

者 だけである」と 言匟 っている[ダニエル 12:1、 黙縹 示単 録捎 21:。 神卡 の 前 に、「 覚 えの 書危 」<br />

が 記卌 されているが、それには、「 主勢 を 恐傁 れる 者 、およびその 名匷 を 心升 に 留 めている 者 」の 善<br />

行 が 記卌 録捎 されている[マラキ 3:。 彼 らの 信勼 仰纝 の 言匟 葉挺 、 彼 らの 愛 の 行 為 は、 天拦 に 記卌 録捎 され<br />

ている。ネヘミヤは、このことについて、 次卙 のように 言匟 っている。「わが 神卡 よ、……わた<br />

しを 覚 えてください。…… 神卡 の 宮厳 ……のためにわたしが 行 った 良拖 きわざをぬぐい 去掇 らない<br />

でください」[ネヘミヤ 13:。 神卡 の 覚 えの 書危 には、すべての 正匁 しい 行 為 が 永 久挸 に 記卌 されて<br />

いる。 誘儬 惑 を 退挖 けたこと、 悪捰 に 打占 ち 勝 ったこと、 憐穳 れみの 言匟 葉挺 をかけたことなどが、 忠儮 実<br />

に 記卌 録捎 されている。また、すべての 犠腻 牲繉 の 行 為 、キリストのために 耐脾 えたすべての 苦 しみ<br />

や 悲胳 しみが 記卌 録捎 されている。「あなたはわたしのさすらいを 数包 えられました。わたしの 涙繽<br />

をあなたの 皮脦 袋肰 にたくわえてください。これは 皆脰 あなたの 書危 にしるされているではありま<br />

せんか」と 詩纛 篇 記卌 者 は 言匟 っている[ 詩纛 篇 56:。<br />

また、 人 々の 罪 の 記卌 録捎 もある。「 神卡 はすべてのわざ、ならびにすべての 隠僸 れた 事 を 善<br />

悪捰 ともにさばかれるからである」[ 伝捱 道匠 の 書危 12:。 救 い 主勢 は 次卙 のように 言匟 われた。「 審拥 判匯<br />

の 日 には、 人 はその 語指 る 無叄 益捍 な 言匟 葉挺 に 対 して、 言匟 い 開 きをしなければならないであろう。<br />

あなたは、 自 分 の 言匟 葉挺 によって 正匁 しいとされ、また 自 分 の 言匟 葉挺 によって 罪 ありとされるか<br />

らである」[マタイ 12:36、。 隠僸 れた 目 的 や 動 機務 もまちがいなく 記卌 録捎 される。「 主勢 は 暗肨 い<br />

中 に 隠僸 れていることを 明 るみに 出 し、 心升 の 中 で 企十 てられていることを、あらわにされるで<br />

あろう」[Ⅰコリント 4:。「 見 よ、この 事 はわが 前 にしるされた、……『 彼 らの 不勘 義拣 と、<br />

彼 らの 先匪 祖脽 たちの 不勘 義拣 とを 共厗 に 報匔 い 返拮 す』と 主勢 は 言匟 われる」[イザヤ 65:6、。<br />

すべての 人 の 行 為 は、 神卡 の 前 で 調 査匀 され、 忠儮 実 であったか 不勘 忠儮 実 であったかが 記卌 録捎 さ<br />

れている。 天拦 の 書危 物匵 の 中 の 各厰 自 の 名匷 の 向匇 かい 側卷 には、 恐傁 るべき 正匁 確卾 さで、すべての 悪捰 い<br />

言匟 葉挺 、 利匏 己偻 的 な 行 為 、 義拣 務勲 の 怠旒 慢纁 、 隠僸 れた 罪 、 巧绾 妙胄 な 偽兖 善 行 為 などが 記卌 入 されている。 天拦<br />

からの 警厺 告卪 や 譴 責掅 をなおざりにしたこと、 時 間 を 浪償 費厔 し、 機務 会 を 活卹 用 しなかったこと、 善<br />

327


きにつけ 悪捰 しきにつけ、 及 ぼした 感厤 化 とその 広南 範儤 囲 にわたる 結医 果卵 などがみな、 記卌 録捎 天拦 使却 に<br />

よって 記卌 録捎 されている。 神卡 の 律傢 法 が、 審拥 判匯 の 時 に 人 々の 品厍 性勯 と 生 活卹 を 吟 味控 する 基匼 準厜 であ<br />

る。 賢繞 者 は「 神卡 を 恐傁 れ、その 命挻 令傂 を 守捿 れ。これはすべての 人 の 本 分 である。 神卡 はすべての<br />

わざ、ならびにすべての 隠僸 れた 事 を 善 悪捰 ともにさばかれるからである」と 言匟 っている[ 伝捱<br />

道匠 の 書危 12:13、。 使却 徒傣 ヤコブは、 兄胆 弟胱 たちに、「だから、 自 由厩 の 律傢 法 によってさばかる<br />

べき 者 らしく 語指 り、かつ 行 いなさい」と 勧僊 告卪 している[ヤコブ 2:。<br />

審拥 判匯 において、「あずかるにふさわしい」とされた 者 は、 義拣 人 の 復挴 活卹 にあずかる。<br />

「かの 世匒 にはいって 死拎 人 からの 復挴 活卹 にあずかるにふさわしい 者 たちは、…… 天拦 使却 に 等 しい<br />

ものであり、また 復挴 活卹 にあずかるゆえに、 神卡 の 子 でもあるので、もう 死拎 ぬことはあり 得千 な<br />

い」とイエスは 言匟 われた[ルカ 20:35、。 彼 は、また、「 善 をおこなった 人 々は、 生 命挻 を<br />

受匃 けるためによみがえ」って 出 てくると 宣傪 言匟 しておられる[ヨハネ 5:。つまり、 死拎 んだ<br />

義拣 人 は、 審拥 判匯 がすみ「 生 命挻 を 受匃 けるためによみがえ」るにふさわしい 者 とされるまでは、<br />

復挴 活卹 することはない。したがって、 彼 らの 記卌 録捎 が 調 査匀 され、 運卞 命挻 が 決 定 される 時 に、 彼 ら<br />

自 身拴 はその 法 廷腾 にはいないのである。<br />

イエスは 彼 らの 助捉 け 主勢 として、 神卡 の 前 で、 彼 らのためにとりなしをなさる。「もし、<br />

罪 を 犯 す 者 があれば、 父 のみもとには、わたしたちのために 助捉 け 主勢 、すなわち、 義拣 なるイ<br />

エス・キリストがおられる」[Ⅰヨハネ 2:。 「ところが、キリストは、ほんとうのもの<br />

の 模掌 型捗 にすぎない、 手 で 造挝 った 聖脩 所勰 にはいらないで、 上 なる 天拦 にはいり、 今 やわたしたち<br />

のために 神卡 のみまえに 出 て 下 さったのである。」「そこでまた、 彼 は、いつも 生 きていて<br />

彼 らのためにとりなしておられるので、 彼 によって 神卡 に 来勵 る 人 々を、いつも 救 うことがで<br />

きるのである」[ヘブル 9:24、7:。<br />

審拥 判匯 において、 記卌 録捎 の 書危 が 開 かれる 時 に、イエスを 信勼 じたすべての 人 の 生 涯昗 が 神卡 の 前<br />

で 調 べられる。われわれの 助捉 け 主勢 であられるイエスは、この 地 上 に 最勞 初匘 に 生 存掑 した 人 々か<br />

ら 始卿 めて、 各厰 時 代 の 人 々のためにとりなし、 現勶 在厪 生 きている 人 々で 終厖 わられる。すべての<br />

名匷 があげられ、すべての 人 の 事 情午 が 詳肠 しく 調 査匀 される。 受匃 け 入 れられる 名匷 もあれば、 拒兘 ま<br />

れる 名匷 もある。もしだれかが、 罪 を 悔繛 い 改匳 めず、 赦费 されないまま、 記卌 録捎 の 書危 に 残拑 しておく<br />

ならば、 彼 らの 名匷 は、いのちの 書危 から 消拔 されて、 彼 らの 善 行 の 記卌 録捎 も 神卡 の 覚 えの 書危 から 消拔<br />

される。「すべてわたしに 罪 を 犯 した 者 は、これをわたしのふみから 消拔 し 去掇 るであろう」<br />

と 主勢 はモーセに 言匟 われた[ 出 エジプト 32:。また 預 言匟 者 エゼキエルも 言匟 っている。「しか<br />

し 義拣 人 がもしその 義拣 をはなれて 悪捰 を 行 い、 悪捰 人 のなすもろもろの 憎 むべき 事 を 行 うならば、<br />

生 きるであろうか。 彼 が 行 ったもろもろの 正匁 しい 事 は 覚 えられない」 [エゼキエル<br />

18:。<br />

真卢 に 罪 を 悔繛 い 改匳 め、キリストの 血傔 が 自 分 たちの 贖 いの 犠腻 牲繉 であることを 信勼 じたものは、<br />

みな、 天拦 の 書危 物匵 の 彼 らの 名匷 のところに、 罪 の 赦费 しが 書危 き 込匸 まれる。 彼 らは、キリストの 義拣<br />

328


にあずかる 者 となり、 彼 らの 品厍 性勯 は、 神卡 の 律傢 法 にかなったものとなったので、 彼 らの 罪 は、<br />

ぬぐい 去掇 られ、 彼 ら 自 身拴 は、 永 遠 の 生 命挻 にあずかるにふさわしいものとされるのである。<br />

主勢 は、 預 言匟 者 イザヤによって、こう 宣傪 言匟 しておられる。「わたしこそ、わたし 自 身拴 のため<br />

にあなたのとがを 消拔 す 者 である。わたしは、あなたの 罪 を 心升 にとめない」[イザヤ 43:。<br />

イエスは、 次卙 のように 言匟 われた。<br />

「 勝 利匏 を 得千 る 者 は、このように 白换 い 衣胼 を 着挄 せられるのである。わたしは、その 名匷 をい<br />

のちの 書危 から 消拔 すようなことを、 決 してしない。また、わたしの 父 と 御 使却 たちの 前 で、そ<br />

の 名匷 を 言匟 いあらわそう。」「だから 人 の 前 でわたしを 受匃 けいれる 者 を、わたしもまた、 天拦<br />

にいますわたしの 父 の 前 で 受匃 けいれるであろう。しかし、 人 の 前 でわたしを 拒兘 む 者 を、わ<br />

たしも 天拦 にいますわたしの 父 の 前 で 拒兘 むであろう」[ 黙縹 示単 録捎 3:5、マタイ 10:32、。 人<br />

々は、 地 上 の 法 廷腾 の 判匯 決 に 深捫 い 関 心升 を 示単 すのであるが、しかしそれも、いのちの 書危 にその<br />

名匷 を 記卌 された 人 々が、 全 地 の 審拥 判匯 者 の 前 で 調 査匀 される 時 の 天拦 の 法 廷腾 における 関 心升 とは、と<br />

うてい 比发 較脘 にならない。 仲傫 保 者 イエスは、 彼 の 血傔 を 信勼 じる 信勼 仰纝 によって 勝 利匏 したものがみ<br />

な、その 罪 を 赦费 され、 再卭 びエデンの 家匝 郷偮 にもどって「 以匆 前 の 主勢 権勻 」を 彼 とともに 継 ぐ 者 と<br />

なるように、 嘆昍 願傿 されるのである[ミカ 4:。サタンは、 人 類 をあざむき、 誘儬 惑 すること<br />

によって、 人 類 創傦 造挝 における 神卡 のご 計匧 画厐 を 挫 折傝 させようと 考卛 えた。しかし、キリストは 今 、<br />

人 間 が 堕秐 落叉 しなかったかのように、この 計匧 画厐 の 実 行 を 求卍 められるのである。キリストは、<br />

ご 自 分 の 民 のために、 完 全 で 十厝 分 な 赦费 しと 義拣 認卉 だけでなくて、 彼 らが、ご 自 分 の 栄 光捄 にあ<br />

ずかり、ともにみ 座 につくことを 求卍 められるのである。<br />

イエスが、 彼 の 恵 みに 浴脓 する 人 々のために 嘆昍 願傿 される 一 方 において、サタンは、 彼 ら<br />

を 罪 人 として 神卡 の 前 に 告卪 訴挰 する。 大 欺繏 瞞 者 サタンは、 彼 らに 疑卧 惑 を 抱 かせ、 神卡 に 対 する 信勼<br />

頼 を 失拽 わせ、 神卡 の 愛 から 彼 らを 引匂 き 離掤 し、 神卡 の 律傢 法 を 犯 させようとしてきた。そして 今 度<br />

は、サタンは、 彼 らの 生 涯昗 の 記卌 録捎 を 指匦 摘 し、 品厍 性勯 の 欠 陥肿 、 贖 い 主勢 のみ 栄 えを 汚儢 したところ<br />

の、キリストに 似胤 ていない 点勷 、そして、 彼 が 誘儬 惑 して 彼 らに 犯 させたすべての 罪 を 指匦 摘 し<br />

て、これらのことのゆえに 彼 らは 自 分 の 臣元 下 であると 主勢 張挗 するのである。イエスは、 彼 ら<br />

の 罪 の 弁 解卆 はなさらないが、 彼 らの 悔繛 い 改匳 めと 信勼 仰纝 を 示単 して、 彼 らの 赦费 しを 主勢 張挗 なさり、<br />

天拦 父 と 天拦 使却 たちの 前 で、ご 自 分 の 傷偟 ついた 両厥 手 をあげ、わたしは 彼 らの 名匷 を 知半 っている、<br />

わたしは 彼 らを、わたしのたなごころに 彫绥 り 刻傋 んだ、と 言匟 われるのである。<br />

「 神卡 の 受匃 けられるいけにえは 砕 けた 魂 です。 神卡 よ、あなたは 砕 けた 悔繛 いた 心升 をかろし<br />

められません」[ 詩纛 篇 51:。そして、ご 自 分 の 民 を 訴挰 える 者 にむかって、「サタンよ 主勢 は<br />

あなたを 責掅 めるのだ。すなわちエルサレムを 選 んだ 主勢 はあなたを 責掅 めるのだ。これは 火 の<br />

中 から 取勚 り 出 した 燃 えさしではないか」と 宣傪 言匟 される[ゼカリヤ 3:。キリストは、 忠儮 実<br />

な 人 々に、 ご 自 分 の 義拣 の 衣胼 を 着挄 せて、 父 なる 神卡 の 前 に「しみも、しわも、そのたぐいの<br />

ものがいっさいなく、 清捲 くて 傷偟 のない 栄 光捄 の 姿掋 の 教卝 会 」として 立 たせてくださる[エペソ<br />

329


5:。 彼 らの 名匷 は、いのちの 書危 に 書危 きとめられる。そして 彼 らについて、「 彼 らは 白换 い 衣胼<br />

を 着挄 て、わたしと 共厗 に 歩 みを 続勸 けるであろう。 彼 らは、それにふさわしい 者 である」と 記卌<br />

されているのである[ 黙縹 示単 録捎 3:。<br />

こうして、 新 しい 契 約 が 完 全 に 成勱 就 する。「わたしは 彼 らの 不勘 義拣 をゆるし、もはやそ<br />

の 罪 を 思卩 わない。」「 主勢 は 言匟 われる、その 日 その 時 には、イスラエルのとがを 探僙 しても 見<br />

当勠 らず、ユダの 罪 を 探僙 してもない」[エレミヤ 31:34、50:。「その 日 、 主勢 の 枝胿 は 麗暗 し<br />

く 栄 え、 地 の 産勩 物匵 はイスラエルの 生 き 残拑 った 者 の 誇縷 、また 光捄 栄 となる。そして……シオン<br />

に 残拑 るもの、エルサレムにとどまる 者 、すべてエルサレムにあって、 生 命挻 の 書危 にしるされ<br />

た 者 は 聖脩 なる 者 ととなえられる」[イザヤ 4:2、。<br />

調 査匀 審拥 判匯 と 罪 をぬぐい 去掇 る 働掴 きは、 主勢 の 再卭 臨 の 前 に 完 了傒 しなければならない。 死拎 者 は、<br />

書危 物匵 に 記卌 録捎 されたことによって 裁拍 かれるのであるから、 彼 らが 調 査匀 されるその 審拥 判匯 が 終厖 わ<br />

るまでは、 彼 らの 罪 はぬぐい 去掇 られることはできない。しかし、 使却 徒傣 ペテロは、はっきり<br />

と、 信勼 者 の 罪 は、「 主勢 のみ 前 から 慰縺 め〔 原募 文卽 では refreshing[ 活卹 気勴 づけ、 回 復挴 の 意勪 ]〕の 時<br />

が」くる 時 にぬぐい 去掇 られる。そして、「キリストなるイエスを、 神卡 がつかわして 下 さる」<br />

と 言匟 っている[ 使却 徒傣 行 伝捱 3:19 参厴 照儠 、。 調 査匀 審拥 判匯 が 終厖 わると、キリストは 来勵 られる。そし<br />

て、たずさえて 来勵 た 報匔 いを、それぞれの 人 の 行 いにしたがってお 与拜 えになるのである。<br />

型捗 としての 奉旊 仕捸 において、 大 祭脫 司 は、イスラエルのために 贖 罪 をなし 終厖 えると、 外勭 に<br />

出 て 来勵 て、 会 衆 を 祝腛 福厹 した。そのように、キリストも、 仲傫 保 者 としての 働掴 きを 終厖 えられる<br />

と、「 罪 を 負拆 うためではなしに…… 救 いを 与拜 える」ために 来勵 られて、 彼 を 待挊 っている 人 々<br />

に 永 遠 の 生 命挻 をお 与拜 えになる[ヘブル 9:。 祭脫 司 が 聖脩 所勰 から 罪 を 除揄 去掇 した 時 に、アザゼル<br />

の 山 羊旴 の 上 にそれを 告卪 白换 したように、キリストは、 罪 の 創傦 始卿 者 であり 煽 動 者 であるサタン<br />

の 上 に、これらの 罪 をすべて 置厒 かれるのである。アザゼルの 山 羊旴 は、イスラエルの 罪 を 負拆<br />

って、「 人 里 離掤 れた 地 」に 送拡 られた[レビ 16:。そのように、サタンは、 自 分 が 神卡 の 民 に<br />

犯 させたすべての 罪 を 背 負拆 って、1000 年 の 間 、この 地 上 に 監叆 禁 される。 地 上 はその 時 、<br />

荒僚 れ 果卵 てて 住卫 む 者 もいない。そして 彼 は、ついに、すべての 悪捰 人 を 滅脛 ぼす 火 の 中 で、 罪 の<br />

刑傃 罰脖 を 余 さず 受匃 ける。こうして、 罪 は 最勞 終厖 的 に 除揄 去掇 され、 進勺 んで 悪捰 を 捨腇 て 去掇 った 人 々がす<br />

べて 救 われて、 贖 いの 大 計匧 画厐 は 完 成勱 するのである。<br />

審拥 判匯 が 指匦 定 されていた 時 、すなわち、2300 日 の 終厖 わる 1844 年 に、 調 査匀 と 罪 の 除揄 去掇 の<br />

働掴 きが 始卿 まった。これまでにキリストの 名匷 をとなえたことのある 者 はすべて、この 厳 密偾 な<br />

審拥 査匀 を 受匃 けなければならない。 生 きている 者 も 死拎 んだ 者 もともに「そのしわざに 応厸 じ、こ<br />

の 書危 物匵 に 書危 かれていることにしたがって」 裁拍 かれる。<br />

悔繛 い 改匳 めず 棄 て 去掇 っていない 罪 は、 赦费 されず、 記卌 録捎 の 書危 からぬぐい 去掇 られない。それ<br />

は、 神卡 の 大 いなる 日 に、 罪 人 に 不勘 利匏 な 証卨 言匟 をする。その 悪捰 行 は、 昼腮 の 明 るみで 行 われたも<br />

330


のかもしれないし、あるいは 夜 の 暗肨 やみの 中 で 行 われたものかもしれない。しかし、いず<br />

れにしてもそれらは、われわれが 申捩 し 開 きをしなければならない 神卡 の 前 には、そのままは<br />

っきりとあらわれていた。 神卡 の 天拦 使却 たちが、1 つ 1 つの 罪 を 目 撃掐 し、それを 誤儶 りなく 記卌 録捎<br />

した。 罪 は、 父 母 や 妻像 子 、そして 同 僚偨 たちからは、 隠僸 し、 否 定 し、 秘兕 密偾 にしておくことが<br />

できるかもしれない。 罪 を 犯 した 者 たち 以匆 外勭 は、だれもその 罪 悪捰 を 疑卧 ったりなどしないか<br />

もしれない。しかし、 天拦 の 知半 的 存掑 在厪 者 たちの 前 には、それはあらわにされている。<br />

どんなに 暗肨 い 夜 の 暗肨 黒 も、 極掄 秘兕 の 欺繏 瞞 的 手 段掀 も、 永 遠 の 神卡 から 1 つの 思卩 いすら 隠僸 すも<br />

のとはならないのである。 神卡 は、すべての 不勘 正匁 な 計匧 算厊 、 不勘 正匁 な 取勚 引匂 を、 正匁 確卾 に 記卌 録捎 してお<br />

られる。 神卡 は、 信勼 心升 深捫 い 様捞 子 に 欺繏 かれることはない。 神卡 は 品厍 性勯 の 評掲 価卒 において、 決 して 誤儶<br />

られることはない。 人 間 は、 心升 の 汚儢 れた 人 々に 欺繏 かれるかもしれないが、 神卡 は、すべての<br />

見 せかけを 見 破挐 り、 内 的 生 活卹 を 読傊 みとられる。<br />

これは、なんと 厳 粛施 な 思卩 想挹 であろう。 毎傭 日 毎傭 日 が 永 遠 の 中 に 過厢 ぎ 去掇 り、その 日 のこと<br />

が 天拦 の 書危 に 記卌 録捎 される。1 度 口卶 に 出 した 言匟 葉挺 、1 度 行 った 行 為 は、2 度 と 取勚 り 返拮 すことが<br />

できない。 天拦 使却 は、 善 悪捰 ともに 記卌 録捎 しているのである。この 世匒 のどんなに 偉昖 大 な 征纴 服傕 者 で<br />

も、ただ 1 日 の 記卌 録捎 さえ 取勚 り 消拔 すことはできない。われわれの 行 動 、 言匟 葉挺 、そして 極掄 秘兕 の<br />

動 機務 でさえも、みな、われわれの 運卞 命挻 を 禍賺 福厹 いずれかに 決 定 する 重匤 要勥 な 役叓 割厎 を 持匛 っている。<br />

たとえわれわれが 忘脨 れていても、それらは、 義拣 とするかそれとも 罪 に 定 めるかの、 証卨 言匟 を<br />

立 てるのである。<br />

芸備 術挘 家匝 のよく 磨繁 かれた 金 属傍 板偺 に、 人 間 の 顔 かたちが 正匁 確卾 に 反卬 映 されるように、 人 の 品厍<br />

性勯 も 天拦 の 書危 物匵 に、そのまま 描胦 写捂 されている。にもかかわらず 人 々は、 天拦 の 存掑 在厪 者 たちに 見<br />

られねばならないその 記卌 録捎 について、 憂旨 慮傼 することのなんと 少厮 ないことであろう。もし、<br />

見 える 世匒 界化 と 見 えない 世匒 界化 とをへだてている 幕 が 取勚 り 除揄 かれて、 人 々が、 審拥 判匯 において 再卭<br />

び 直卟 面卥 しなければならないすべての 言匟 行 を、 天拦 使却 たちが 記卌 録捎 しているのを 見 ることができ<br />

るならば、 日 ごとに 語指 られるどれだけ 多匭 くの 言匟 葉挺 が、 語指 られずにすみ、どれだけ 多匭 くの 行<br />

為 が、なされずにすむことであろう。<br />

審拥 判匯 の 時 には、すべての 才纞 能印 の 用 途 がくわしく 調 べられる。われわれは、 天拦 から 貸 し<br />

与拜 えられた 資 本 をどのように 用 いたであろうか。 主勢 は、 来勵 られる 時 に、ご 自 分 のものを 利匏<br />

子 とともにお 受匃 けになるであろうか。 われわれは、 兜肉 体 的 、 精 神卡 的 、 知半 的 に 託 された 力<br />

を 活卹 用 して、 神卡 に 栄 光捄 を 帰 し、 世匒 界化 に 祝腛 福厹 をもたらしたであろうか。われわれは、 時 間 、<br />

筆僜 、 声拨 、 金 銭儓 、 影挼 響捳 力 などを、どのように 用 いたであろうか。 貧縏 しい 人 、 苦 しんでいる 人 、<br />

孤縩 児 や 寡贂 婦偫 を 助捉 けて、キリストのために 何挬 をしてきたであろうか。 神卡 はわれわれを、 神卡 の<br />

み 言匟 葉挺 の 保 管拻 者 となさった。そしてわれわれは、 救 いに 至儖 る 知半 識掟 を 人 々に 伝捱 えるために、<br />

われわれに 与拜 えられた 光捄 と 真卢 理 を、どのようにしてきたであろうか。キリストを 信勼 じると<br />

ただ 表勖 明 するだけではなんの 価卒 値捛 もない。 行 為 にあらわされた 愛 だけが、 本 物匵 とみなされ<br />

331


る。 神卡 の 目 の 前 で、 行 為 を 価卒 値捛 あるものにするのは、 愛 だけである。 愛 によって 行 われた<br />

ことは、 人 間 がどんなに 低拯 く 評掲 価卒 しようとも、 神卡 に 受匃 け 入 れられ、 報匔 われるのであ<br />

る。 人 々の 隠僸 れた 利匏 己偻 心升 が、 天拦 の 書危 の 中 であらわにされている。 同 胞繟 に 対 して 義拣 務勲 を 怠旒<br />

ったことが 記卌 録捎 され、 救 い 主勢 の 要勥 求卍 を 忘脨 れたことが 記卌 録捎 されている。キリストに 属傍 する 時<br />

間 、 思卩 想挹 、 能印 力 を、なんとたびたびサタンに 与拜 えたかを、 彼 らはそこに 見 るのである。 天拦<br />

使却 が 天拦 にたずさえて 行 く 記卌 録捎 は、 実 に 悲胳 しいものである。キリストの 弟胱 子 であると 称胃 する<br />

英捼 知半 ある 人 間 が、 世匒 的 財拉 産勩 の 蓄腸 積捑 や、 地 上 の 快儜 楽掱 の 追挵 求卍 に 没纹 頭挓 している。 金 銭儓 、 時 間 、 能印<br />

力 は、 虚縚 飾兇 と 放择 縦脷 の 犠腻 牲繉 になっている。しかし、 祈绗 りや 聖脩 書危 研挣 究捨 にあてられる 時 間 、 魂 の<br />

へりくだりと 罪 の 告卪 白换 にあてられる 時 間 は、ほとんどないのである。<br />

サタンは、 数包 えきれないほど 多匭 くの 策北 略傎 を 考卛 え 出 してわれわれの 心升 を 捕 らえ、われわ<br />

れが 最勞 もよく 知半 っていなければならない 働掴 きそのものについて、われわれに 考卛 えさせまい<br />

としている。 大 欺繏 瞞 者 サタンは、 贖 罪 の 犠腻 牲繉 と 全 能印 の 仲傫 保 者 を 明 らかにする 大 真卢 理 を 憎 ん<br />

でいる。イエスと 彼 の 真卢 理 から 人 々の 心升 をそらすことに、 万勦 事 がかかっていることを、 彼<br />

は 知半 っているのである。<br />

救 い 主勢 の 仲傫 保 の 恵 みにあずかりたいと 思卩 うものは、 神卡 を 畏穴 れつつ 聖脩 潔昔 を 完 成勱 していく<br />

というその 義拣 務勲 を、 何挬 ものにも 妨绋 げられてはならない。 貴揂 重匤 な 時 間 は、 快儜 楽掱 や 虚縚 飾兇 、また<br />

は 利匏 益捍 の 追挵 求卍 に 費厔 やすのではなくて、 真卢 理 の 言匟 葉挺 を 熱 心升 に、 祈绗 りとともに 研挣 究捨 するために<br />

用 いなければならない。 聖脩 所勰 と 調 査匀 審拥 判匯 の 問勬 題匑 は、 神卡 の 民 によってはっきりと 理 解卆 されね<br />

ばならない。すべての 者 は、 自 分 たちの 大 いなる 大 祭脫 司 キリストの 立 場 と 働掴 きについて、<br />

自 分 で 知半 っている 必厧 要勥 がある。そうしなければ、この 時 代 にあって 必厧 要勥 な 信勼 仰纝 を 働掴 かせ<br />

ることも、 神卡 が 彼 らのために 計匧 画厐 しておられる 立 場 を 占 めることもできなくなる。 一 人 一<br />

人 の 魂 は、 救 われるか、 滅脛 びるか、そのどちらかなのである。 各厰 自 は、 今 、 神卡 に 裁拍 かれよ<br />

うとしている。 各厰 自 は 大 いなる 審拥 判匯 者 と 顔 を 合 わせなければならない。とするならば、 審拥<br />

判匯 が 始卿 まり、かずかずの 書危 物匵 が 開 かれる 厳 粛施 な 時 のことを、ダニエルとともに、 定 められ<br />

た 日 の 終厖 わりに 立 って、 自 分 たちの 分 を 受匃 けねばならない 厳 粛施 な 時 のことを、たびたび 瞑<br />

想挹 することは、すべての 者 にとってどんなにか 重匤 要勥 なことであろう。<br />

こうした 問勬 題匑 について 光捄 を 受匃 けた 者 はみな、 神卡 が 彼 らにゆだねられた 大 いなる 真卢 理 に<br />

ついて 証卨 言匟 しなければならない。 天拦 の 聖脩 所勰 は、 人 類 のためのキリストのお 働掴 きの 中 心升 その<br />

ものである。それは、 地 上 に 生 存掑 するすべての 者 に 関 係厂 している。それは、 贖 罪 の 計匧 画厐 を<br />

明 らかにし、われわれをまさに 時 の 終厖 わりへと 至儖 らせて、 義拣 と 罪 との 戦勛 いの 最勞 後 の 勝 利匏 を<br />

示単 してくれる。すべての 者 が、これらの 問勬 題匑 を 徹僿 底 的 に 研挣 究捨 し、 彼 らのうちにある 望捬 みに<br />

ついて 説拿 明 を 求卍 める 人 に 答掬 えることができるようにすることは、 何挬 よりも 重匤 要勥 なことであ<br />

る。<br />

332


天拦 の 聖脩 所勰 における、 人 類 のためのキリストのとりなしは、キリストの 十厝 字捐 架繳 上 の 死拎 と<br />

同 様捞 に、 救 いの 計匧 画厐 にとって 欠 くことのできないものである。キリストは、ご 自 分 の 死拎 に<br />

よって 開 始卿 された 働掴 きを、 復挴 活卹 後 、 天拦 において 完 成勱 するために 昇 天拦 されたのである。われ<br />

われは、 信勼 仰纝 によって、「わたしたちのためにさきがけとなって、はいられた」 幕 の 内 に<br />

入 らなければならない[ヘブル 6:。 そこには、カルバリーの 十厝 字捐 架繳 からの 光捄 が 反卬 映 して<br />

いる。そこにおいて、われわれは、 贖 罪 の 奥傱 義拣 について、もっとはっきりした 理 解卆 を 持匛 つ<br />

ことができる。 人 間 の 救 済匡 は、 天拦 が 無叄 限拘 の 価卒 を 払掾 うことによって 達挾 成勱 された。 払掾 われた 犠腻<br />

牲繉 は、 破挐 られた 神卡 の 律傢 法 の 最勞 大 限拘 の 要勥 求卍 に 相 当勠 するものである。イエスは、 父 なる 神卡 のみ<br />

座 への 道匠 を 開 かれた。そして、 信勼 仰纝 によって 彼 に 来勵 るすべての 者 の 心升 からの 願傿 いは、 彼 の<br />

とりなしによって、 神卡 の 前 にささげられるのである。<br />

「その 罪 を 隠僸 す 者 は 栄 えることがない、 言匟 い 表勖 してこれを 離掤 れる 者 は、あわれみをう<br />

ける」[ 箴 言匟 28:。 自 分 たちの 過厢 ちを 隠僸 し、 言匟 いわけをする 人 々が、もし、サタンが 彼 ら<br />

のことでどんなに 喜 び、そうした 彼 らの 行 為 のゆえにキリストと 聖脩 天拦 使却 たちをどんなに 嘲<br />

笑傷 するかを 見 ることができるならば、 彼 らは、 急双 いでその 罪 を 告卪 白换 し、 捨腇 て 去掇 ることであ<br />

ろう。 品厍 性勯 の 欠 陥肿 を 通 して、サタンはその 人 の 心升 全 体 を 支匣 配括 しようと 働掴 きかける。 彼 は、<br />

人 がこれらの 欠 陥肿 に 固 執儨 するならば、 自 分 が 成勱 功僵 を 収厓 めることを 知半 っている。それだから<br />

彼 は、 欠 陥肿 に 打占 ち 勝 つことは 不勘 可參 能印 であるという 致 命挻 的 な 詭 弁 をもって、キリストに 従 う<br />

人 々を 欺繏 こうと、いつもけんめいになっている。しかしイエスは、 彼 の 傷偟 ついた 手 と 砕 か<br />

れた 体 をもって、 彼 らのために 嘆昍 願傿 される。そして、 彼 に 従 ってくるすべての 者 に「わた<br />

しの 恵 みはあなたに 対 して 十厝 分 である」と 宣傪 言匟 されるのである[Ⅱコリント 12:。「わた<br />

しは 柔肛 和匄 で 心升 のへりくだった 者 であるから、わたしのくびきを 負拆 うて、わたしに 学 びなさ<br />

い。そうすれば、あなたがたの 魂 に 休 みが 与拜 えられるであろう。わたしのくびきは 負拆 いや<br />

すく、わたしの 荷免 は 軽 いからである」[マタイ 11:29、。それだから、だれでも、 自 分 た<br />

ちの 欠 陥肿 は 不勘 治匮 のものであると 思卩 ってはならない。 神卡 は、それらに 打占 ち 勝 つ 信勼 仰纝 と 恵 みを<br />

お 与拜 えになるのである。<br />

われわれは、 今 、 大 いなる 贖 罪 の 日 に 生 存掑 している。 型捗 としての 儀腝 式厚 においては、 大<br />

祭脫 司 がイスラエルのために 贖 罪 をなしている 間 、すべての 者 は、 主勢 の 前 に 罪 を 悔繛 い 改匳 め、<br />

心升 を 低拯 くすることによって、 身拴 を 悩肘 まさなければならなかった。もしそうしなければ、 彼<br />

らは、 民 の 中 から 絶傉 たれるのであった。それと 同 様捞 に、 自 分 たちの 名匷 がいのちの 書危 にとど<br />

められることを 願傿 うものはみな、 今 、 残拑 り 少厮 ない 恩繥 恵 期勡 間 のうちに、 罪 を 悲胳 しみ、 真卢 に 悔繛<br />

い 改匳 めて、 神卡 の 前 に 身拴 を 悩肘 まさなければならない。われわれは、 心升 を 深捫 く 忠儮 実 に 探僙 らなけ<br />

ればならない。 多匭 くの 自 称胃 キリスト 者 がいだいている 軽 薄儱 な 精 神卡 は、 捨腇 て 去掇 らねばならな<br />

い。われわれを 打占 ち 負拆 かそうとする 悪捰 癖 に 勝 利匏 しようとする 者 は、みな、はげしく 戦勛 わ<br />

なければならない。 準厜 備厵 は、 一 人 一 人 がしなければならない。われわれは、 団卄 体 として 救<br />

333


われるのではない。1 人 の 者 の 純儻 潔昔 と 献僑 身拴 は、これらの 資 格卺 を 欠 く 他 の 人 の 埋僤 め 合 わせに<br />

はならない。すべての 国 民 が 神卡 の 前 で 審拥 判匯 を 受匃 けるのであるが、しかし 神卡 は、あたかもこ<br />

の 地 上 にその 人 1 人 しかいないかのように、 厳 密偾 に 一 人 一 人 を 審拥 査匀 されるのである。すべ<br />

ての 者 が 調 べられねばならない。そして、しみもしわもそのたぐいのものがいっさいあっ<br />

てはならないのである。<br />

贖 罪 の 働掴 きが 終厖 結医 しようとする 時 の 光捄 景拲 は、 実 に 厳 粛施 である。そこには、 実 に 重匤 大 な<br />

意勪 義拣 が 含捋 まれている。 審拥 判匯 は 今 、 天拦 の 聖脩 所勰 において 進勺 行 中 である。 長 年 にわたって、この<br />

働掴 きは 続勸 けられてきた。 間 もなく——その 時 がいつかはだれも 知半 らないが—— 生 きている<br />

人 々の 番挤 になる。 神卡 のおそるべき 御 前 で、われわれの 生 涯昗 が 調 査匀 されねばならない。 今 は、<br />

他 のどんな 時 にもまさって、すべての 者 が 救 い 主勢 の 勧僊 告卪 に 心升 をとめるべき 時 である。「 気勴<br />

をつけて、 目 をさましていなさい。その 時 がいっであるか、あなたがたにはわからないか<br />

らである」[マルコ 13:。「もし 目 をさましていないなら、わたしは 盗僌 人 のように 来勵 るで<br />

あろう。どんな 時 にあなたのところに 来勵 るか、あなたには 決 してわからない」[ 黙縹 示単 録捎<br />

3:。<br />

調 査匀 審拥 判匯 の 働掴 きが 終厖 わる 時 、すべての 人 の 運卞 命挻 は、 生 か 死拎 かに 決 定 されてしまってい<br />

る。 恩繥 恵 期勡 間 は、 主勢 が 天拦 の 雲胖 に 乗拳 って 来勵 られる 少厮 し 前 に 終厖 了傒 する。キリストは、その 時 を<br />

予匨 見 して、 黙縹 示単 録捎 の 中 で 次卙 のように 宣傪 言匟 しておられる。「 不勘 義拣 な 者 はさらに 不勘 義拣 を 行 い、<br />

汚儢 れた 者 はさらに 汚儢 れたことを 行 い、 義拣 なる 者 はさらに 義拣 を 行 い、 聖脩 なる 者 はさらに 聖脩 な<br />

ることを 行 うままにさせよ。 見 よ、わたしはすぐに 来勵 る。 報匔 いを 携掠 えてきて、それぞれの<br />

しわざに 応厸 じて 報匔 いよう」[ 黙縹 示単 録捎 22:11、。 その 時 が 来勵 ても、 義拣 人 と 悪捰 人 は、その 死拎<br />

ぬべき 兜肉 体 のままで、 地 上 で 生 活卹 をしている。 天拦 の 聖脩 所勰 では、 最勞 終厖 的 で 取勚 り 消拔 すことので<br />

きない 決 定 が 宣傪 告卪 されたことも 知半 らずに、 人 々は、 植 えたり、 建厼 てたり、 飲儍 んだり、 食挱 べ<br />

たりしている。 洪斬 水匍 の 前 に、ノアが 箱脬 舟縒 に 入 ったあとで、 神卡 は 彼 を 舟縒 の 中 に 閉僔 じ 込匸 め、 神卡<br />

を 恐傁 れない 人 々を 外勭 に 閉僔 め 出 されたのである。しかし、 人 々は、7 日 の 間 、 彼 らの 運卞 命挻 が<br />

決 定 されたことも 知半 らずに、 不勘 注挅 意勪 な 放择 縦脷 の 生 活卹 を 続勸 け、 差挽 し 迫 った 審拥 判匯 の 警厺 告卪 をあざけ<br />

ったのであった。「 人 の 子 の 現勶 れるのも、そのようであろう」と 救 い 主勢 は 言匟 われる[マタ<br />

イ 24:。 真卢 夜 中 の 盗僌 人 のように 静 かに、 人 に 気勴 づかれずに、すべての 人 の 運卞 命挻 が 定 まる<br />

決 定 的 な 時 、 罪 人 に 対 する 恵 みの 招偠 きが 最勞 終厖 的 に 取勚 り 去掇 られる 時 がやって 来勵 る。<br />

「だから、 目 をさましていなさい。……あるいは 急双 に 帰 ってきて、あなたがたの 眠縔 っ<br />

ているところを 見 つけるかもしれない」[マルコ 13:35、。 目 をさまして 待挊 っことにうみ<br />

疲膂 れ、 世匒 俗晐 の 魅纡 力 に 心升 を 向匇 ける 人 々の 状叔 態拟 は、 実 に 危捦 険叁 である。 実 業 家匝 が 利匏 益捍 の 追挵 求卍 に 心升<br />

を 奪傤 われ、 快儜 楽掱 の 愛 好捆 家匝 が 楽掱 しみにふけり、 流及 行 を 追挵 う 女匩 性勯 が 身拴 を 飾兇 っているそのときに、<br />

全 地 の 審拥 判匯 者 が、「あなたがはかりで 量挪 られて、その 量挪 の 足拒 りないことがあらわれた」と<br />

いう 宣傪 言匟 をなさるかもしれないのである[ダニエル 5:。<br />

334


335


第匌 29 章 罪 悪 の 起 源<br />

どうして 罪 というものが 起招 こったのか、なぜ 罪 があるのかということは、 多匭 くの 人 々<br />

の 心升 を 苦 しめる 問勬 題匑 である。 人 々は、 悪捰 の 働掴 き、その 恐傁 るべき 結医 果卵 である 不勘 幸 と 悲胳 しみを<br />

見 て、いったいなぜ 限拘 りない 知半 恵 と 力 と 愛 であられる 神卡 の 主勢 権勻 の 下 にこうしたすべてのこ<br />

とが 存掑 在厪 するのかと 疑卧 問勬 をいだく。 人 間 の 説拿 明 できない 神卡 秘兕 がここにある。 人 々は、 半博 信勼<br />

半博 疑卧 でいるために、 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 中 にはっきりあらわされていて 救 いに 不勘 可參 欠 な 真卢 理 を、<br />

悟縖 ることができないのである。な ぜ 罪 というものがあるのかということを 調 べるために、<br />

神卡 が 啓繡 示単 されたことのない 点勷 まで 追挵 求卍 する 人 たちがいる。そのため 彼 らは、この 困傮 難挚 な 問勬<br />

題匑 を 解卆 決 することができない。 疑卧 ったり、あらさがしをしたりするような 気勴 持匛 ちに 動 かさ<br />

れる 人 は、これを 口卶 実 にして 聖脩 書危 のみ 言匟 葉挺 を 拒兘 否 してしまう。 中 にはまた、 言匟 い 伝捱 えや 誤儶<br />

った 解卆 釈脂 のために、 神卡 のご 品厍 性勯 、 神卡 の 統拇 治匮 の 性勯 質拾 、 罪 に 対 する 神卡 の 取勚 り 扱僻 いの 原募 則 などに<br />

ついての 聖脩 書危 の 教卝 えに 暗肨 くなり、 悪捰 という 大 問勬 題匑 について 満掫 足拒 な 理 解卆 を 得千 ることができな<br />

い 者 もある。<br />

罪 の 存掑 在厪 を 理 由厩 づけようとして 罪 の 起招 源 を 説拿 明 することは、 不勘 可參 能印 である。しかし、<br />

罪 の 起招 源 についてもその 処叀 分 についても、 悪捰 に 対 する 神卡 のすべての 取勚 り 扱僻 いの 中 に、 神卡 の<br />

公勗 義拣 と 憐穳 れみが 完 全 にあらわされているということに 関 しては、 十厝 分 に 理 解卆 できるのであ<br />

る。 聖脩 書危 の 中 に 何挬 よりもはっきり 教卝 えられていることは、 罪 が 入 ってきたことに 対 して 神卡<br />

にはなんの 責掅 任厃 もないということ、すなわち 神卡 の 恵 みが 独捌 断友 的 にとり 去掇 られたり、 神卡 の 統拇<br />

治匮 に 欠 陥肿 があったりしてそれが 反卬 逆 の 発 生 のきっかけになったのではないということであ<br />

る。 罪 は 侵兓 入 者 であって、その 存掑 在厪 については 理 由厩 をあげることができない。それは 神卡 秘兕<br />

的 であり、 不勘 可參 解卆 であって、その 言匟 いわけをすることは、それを 弁 護厽 することにな<br />

る。 もし 罪 の 言匟 いわけがあったり、その 存掑 在厪 の 原募 因 を 示単 すことができたら、それはもは<br />

や 罪 ではなくなる。 罪 についての 唯繴 一 の 定 義拣 は、 神卡 のみ 言匟 葉挺 のうちに 与拜 えられている 定 義拣<br />

である。それは「 罪 は 不勘 法 である」ということである。すなわち 罪 は、 神卡 の 統拇 治匮 の 基匼 礎脔 で<br />

ある 愛 という 大 法 則 と 戦勛 っている 原募 則 が、 外勭 にあらわれた 結医 果卵 である。<br />

悪捰 が 入 る 前 には、 全 宇偩 宙脶 には 平匊 和匄 と 喜 びがあった。すべては 創傦 造挝 主勢 のみこころと 完 全<br />

に 調 和匄 していた。 神卡 に 対 する 愛 が 最勞 高 の 位匱 置厒 を 占 め、お 互僆 いの 間 の 愛 はかたよっていなか<br />

った。 神卡 の 独捌 り 子 で、 言匟 葉挺 であられるキリストは、 永 遠 の 父 と 1 つであられた。すなわち、<br />

その 性勯 質拾 において、 品厍 性勯 において、 目 的 において 1 つであり、この 宇偩 宙脶 全 体 で、 神卡 の 計匧 画厐<br />

と 相 談挫 にあずかることのできるただ 1 人 のお 方 であった。 天拦 の 父 は、キリストによって、<br />

天拦 の 全 住卫 民 を 創傦 造挝 する 働掴 きをされた。「 万勦 物匵 は、 天拦 にあるものも 地 にあるものも…… 位匱 も<br />

主勢 権勻 も、 支匣 配括 も 権勻 威胙 も、みな 御 子 にあって 造挝 られた」[コロサイ 1:。こうして 全 天拦 は、<br />

キリストに 対 して、 天拦 父 に 対 するのと 同 じ 忠儮 順 をあらわした。<br />

336


愛 の 律傢 法 は 神卡 の 統拇 治匮 の 基匼 礎脔 であるから、すべての 被挀 造挝 物匵 の 幸 福厹 は、この 偉昖 大 な 義拣 の 原募<br />

則 に 完 全 に 一 致 することにあった。 神卡 は、すべての 被挀 造挝 物匵 の 愛 の 奉旊 仕捸 、すなわち、 神卡 のご<br />

品厍 性勯 に 対 する 賢繞 明 な 理 解卆 から 生 ずる 尊胛 敬肭 をお 望捬 みになる。 神卡 は、 強勮 制勧 的 な 忠儮 誠肬 をお 喜 びに<br />

ならないで、だれでも 神卡 に 自 発 的 な 奉旊 仕捸 をささげるように、すべてのものに 意勪 志 の 自 由厩 を<br />

与拜 えておられる。 しかし、この 自 由厩 を 悪捰 用 した 者 があった。キリストに 次卙 いで 最勞 も 神卡 か<br />

ら 栄 誉縃 を 受匃 け、 天拦 の 住卫 民 の 中 で 最勞 高 の 権勻 威胙 と 栄 光捄 を 与拜 えられていた 者 から 罪 が 始卿 まっ<br />

た。<br />

ルシファーは、 堕秐 落叉 する 前 は、 清捲 く 汚儢 れのない、おおうことをなすケルビムの 中 の 第匌 1<br />

位匱 の 者 であった。「 主勢 なる 神卡 はこう 言匟 われる、あなたは 知半 恵 に 満掫 ち、 美捜 のきわみである 完<br />

全 な 印偝 である。あなたは 神卡 の 園挷 エデンにあって、もろもろの 宝肮 石厈 が、あなたをおおってい<br />

た。……わたしはあなたを 油 そそがれた 守捿 護厽 のケルブと 一 緒肎 に 置厒 いた。あなたは 神卡 の 聖脩 な<br />

る 山 にいて、 火 の 石厈 の 間 を 歩 いた。あなたは 造挝 られた 日 から、あなたの 中 に 悪捰 が 見 いださ<br />

れた 日 まではそのおこないが 完 全 であった」[エゼキエル 28:12~。<br />

ルシファーは、 神卡 の 恵 みのうちにとどまって、 全 天拦 使却 の 愛 と 尊胛 敬肭 を 受匃 け、ほかの 者 た<br />

ちの 祝腛 福厹 となり 創傦 造挝 主勢 の 栄 えをあらわすために、その 高 貴揂 な 能印 力 を 働掴 かせることができた<br />

のである。しかし 預 言匟 者 は、「あなたは 自 分 の 美捜 しさのために 心升 高 ぶり、その 輝脮 きのため<br />

に 自 分 の 知半 恵 を 汚儢 した」と 言匟 っている[エゼキエル 28:。しだいにルシファーは、 自 分 を<br />

高 めたいという 思卩 いをほしいままにするようになった。「あなたは 自 分 を 神卡 のように 賢繞 い<br />

と 思卩 っている」[ 同 28:。「あなたはさきに 心升 のうちに 言匟 った、『わたしは 天拦 にのぼり、<br />

わたしの 王掣 座 を 高 く 神卡 の 星 の 上 におき、 北勾 の 果卵 なる 集厦 会 の 山 に 座 し、 雲胖 のいただきにのぼ<br />

り、いと 高 き 者 のようになろう』」[イザヤ 14:13、。ルシファーは、 被挀 造挝 物匵 の 最勞 高 の 愛<br />

情午 と 忠儮 誠肬 心升 を 神卡 にささげさせようとしないで、 彼 らの 奉旊 仕捸 と 服傕 従 とを 自 分 に 向匇 けさせよう<br />

と 努 力 した。この 天拦 使却 たちの 君 は、 無叄 限拘 なるお 方 であられる 神卡 がみ 子 にお 与拜 えになってい<br />

た 栄 誉縃 をほしがって、キリストだけがお 用 いになれる 大 権勻 である 権勻 力 にあこがれた。<br />

全 天拦 は、 創傦 造挝 主勢 の 栄 光捄 を 反卬 映 し、 神卡 を 賛僮 美捜 することを 喜 びとしていた。そして 神卡 がこ<br />

のようにあがめられている 間 は、すべては 平匊 和匄 であり、 喜 びであった。しかしいま、 不勘 協匞<br />

和匄 音 が 天拦 のハーモニーをそこなった。 創傦 造挝 主勢 のご 計匧 画厐 とは 逆 の、 自 分 に 仕捸 え 自 分 を 高 める<br />

思卩 いが、 神卡 の 栄 光捄 を 第匌 一 としていた 者 たちの 心升 に、 悪捰 の 予匨 感厤 を 感厤 じさせた。 天拦 の 会 議 は、<br />

ルシファーに 嘆昍 願傿 した。 神卡 のみ 子 は、 創傦 造挝 主勢 が 偉昖 大 であられ、 恵 み 深捫 く、 公勗 義拣 の 神卡 であら<br />

れること、そして 神卡 の 律傢 法 は 聖脩 にして 不勘 変厭 の 性勯 質拾 のものであることを、 彼 に 示単 された。 神卡<br />

ご 自 身拴 が 天拦 の 秩膈 序胺 をお 定 めになったのであるから、ルシファーがそれを 無叄 視拹 することは、<br />

創傦 造挝 主勢 のみ 名匷 をけがし、 自 分 自 身拴 を 破挐 滅脛 させることになるのであった。<br />

しかし、 無叄 限拘 の 愛 と 憐穳 れみをもって 与拜 えられた 警厺 告卪 は、 反卬 抗 の 精 神卡 をひき 起招 こしただ<br />

けであった。ルシファーはキリストに 対 するしっとの 念挡 にかられ、ますます 決 意勪 を 固 めた。<br />

337


自 分 自 身拴 の 栄 光捄 に 対 する 誇縷 りは、 主勢 権勻 を 求卍 める 欲僼 望捬 を 助捉 長 した。ルシファーは 自 分 に 与拜 え<br />

られた 高 い 栄 誉縃 を 神卡 の 賜 物匵 として 認卉 めず、 創傦 造挝 主勢 に 対 して 感厤 謝儑 の 念挡 を 起招 こさなかった。 彼<br />

は 自 分 の 聡暇 明 さと 高 い 地 位匱 を 誇縷 り、 神卡 と 同 等 になることを 熱 望捬 した。 彼 は 天拦 の 住卫 民 から 愛<br />

され、 尊胛 敬肭 されていた。 天拦 使却 たちは 彼 の 命挻 令傂 を 実 行 することを 喜 び、 彼 はすべての 天拦 使却 た<br />

ちにまさる 知半 恵 と 栄 光捄 を 身拴 につけていた。しかし 神卡 のみ 子 は、 天拦 の 君 主勢 として、すなわち<br />

天拦 の 父 と 同 じ 権勻 力 と 権勻 威胙 をもっておられるお 方 として 認卉 められていた。キリストは、 神卡 の<br />

すべての 相 談挫 に 参厴 加匎 しておられたが、ルシファーはキリストのように 神卡 の 目 的 を 知半 ること<br />

を 許 されていなかった。「なぜキリストが 主勢 権勻 をもっておられるのか。なぜキリストがこ<br />

のようにルシファーよりもあがめられるのか」と、この 強勮 力 な 天拦 使却 は 疑卧 った。<br />

ルシファーは、 神卡 のみ 座 のすぐ 近卐 くにある 自 分 の 座 を 離掤 れて、 天拦 使却 たちの 間 に 不勘 満掫 の<br />

精 神卡 をひろめるために 出 て 行 った。 彼 は 神卡 秘兕 的 な 秘兕 密偾 をもって 働掴 き、 一 時 は 神卡 に 対 する 尊胛<br />

敬肭 をよそおって 自 分 の 真卢 意勪 をかくし、 天拦 の 住卫 民 を 支匣 配括 している 律傢 法 によって 不勘 必厧 要勥 な 束僓 縛旸<br />

が 加匎 えられているとほのめかしながら、 律傢 法 に 対 する 不勘 満掫 の 念挡 を 引匂 き 起招 こそうと 努 力 した。<br />

天拦 使却 たちの 性勯 質拾 は 聖脩 なのだから、 彼 らは 自 分 自 身拴 の 意勪 志 の 命挻 令傂 に 従 うべきであると 彼 は 説拿<br />

いた。 神卡 がキリストに 最勞 高 の 栄 誉縃 をお 与拜 えになったことは、 自 分 に 対 する 不勘 当勠 な 待挊 遇胾 であ<br />

ると 言匟 って、 彼 は 自 分 自 身拴 に 対 する 同 情午 を 引匂 き 起招 こそうと 努 めた。 彼 は、 自 分 がもっと 大<br />

きな 権勻 力 と 栄 誉縃 とを 求卍 めるのは、 決 して 自 分 を 高 めるためではなく、 天拦 のすべての 住卫 民 の<br />

ために 自 由厩 を 確卾 保 するためであって、こうすることによって 彼 らはもっと 高 い 身拴 分 になれ<br />

るのだと 主勢 張挗 した。<br />

神卡 は、 大 いなる 憐穳 れみをもって、 長 い 間 ルシファーに 対 して 忍旖 耐脾 された。 彼 は、 最勞 初匘<br />

不勘 満掫 の 念挡 にかられた 時 も、あるいは 忠儮 誠肬 な 天拦 使却 たちの 前 で 虚縚 偽兖 の 主勢 張挗 をしはじめた 時 でさ<br />

え、その 高 い 地 位匱 からすぐに 追挵 い 出 されるようなことはなかった。 彼 は 長 い 間 天拦 にとどま<br />

っていた。 何挬 度 も 何挬 度 も 彼 には、 悔繛 い 改匳 めと 服傕 従 の 条厬 件卅 のもとに 赦费 しが 提卖 供挿 された。 彼 に<br />

そのまちがいを 自 覚 させるために、 無叄 限拘 の 愛 と 知半 恵 であられる 神卡 だけが 考卛 えだすことがお<br />

できになるような 努 力 が 払掾 われた。 不勘 満掫 の 精 神卡 というものは、それまで 天拦 で 見 られたこ<br />

とがなかった。ルシファー 自 身拴 も、 最勞 初匘 は、 自 分 がど ちらへ 押 し 流及 されているのかがわ<br />

からず、 自 分 の 感厤 情午 のほんとうの 姿掋 がわかっていなかった。しかしルシファーは、 自 分 の<br />

不勘 満掫 が 理 由厩 のないものであることがわかると、 彼 は、 自 分 が 誤儶 っていたこと、 神卡 の 主勢 張挗 が<br />

正匁 当勠 であること、また 事 実 を 全 天拦 の 前 に 明 らかにすべきであることを 自 覚 した。もし 彼 が<br />

そうしていたら、 彼 は 自 分 自 身拴 と 多匭 くの 天拦 使却 たちとを 救 っていたかもしれなかった。この<br />

時 、 彼 は、 神卡 に 対 する 忠儮 誠肬 を 完 全 に 放择 棄 していたわけではなかった。 彼 は 守捿 護厽 のケルブと<br />

しての 地 位匱 を 捨腇 てたけれども、もし 彼 が 創傦 造挝 主勢 の 知半 恵 を 認卉 めて 自 分 から 進勺 んで 神卡 のみもと<br />

に 帰 り、 神卡 の 大 いなるご 計匧 画厐 のうちに 定 められた 地 位匱 を 占 めることに 満掫 足拒 したら、 彼 はそ<br />

の 地 位匱 に 復挴 帰 させられていたのである。しかし 高 慢纁 心升 に 妨绋 げられて、 彼 は 服傕 従 しようとし<br />

338


なかった。 彼 はあくまでも 自 分 の 行 動 を 弁 護厽 し、 悔繛 い 改匳 めの 必厧 要勥 はないと 言匟 い 張挗 り、 創傦 造挝<br />

主勢 に 対 する 大 争拫 闘 に 完 全 に 身拴 を 投匐 じてしまった。<br />

今 や 彼 は、 部 下 の 天拦 使却 たちの 同 情午 を 得千 るために、その 偉昖 大 な 知半 能印 の 全 能印 力 をもって 欺繏<br />

瞞 の 業 に 打占 ち 込匸 んだ。キリストが 彼 に 警厺 告卪 と 勧僊 告卪 をお 与拜 えになったことさえ 曲儞 解卆 されて、<br />

彼 の 反卬 逆 的 な 計匧 画厐 に 利匏 用 された。 彼 は 自 分 を 親捧 しく 信勼 頼 し、かたく 結医 び 合 っていた 者 たち<br />

に 向匇 かって、 自 分 は 神卡 からまちがった 判匯 断友 をされている、 自 分 の 地 位匱 は 尊胛 敬肭 してもらえな<br />

い、また 自 分 の 自 由厩 は 制勧 限拘 されようとしていると 語指 った。<br />

彼 はキリストの 言匟 葉挺 をまちがったふうに 伝捱 えただけでなく、キリストは 天拦 の 住卫 民 の 前<br />

で 彼 に 屈縿 辱既 を 与拜 えようとしていると 言匟 って、ごまかしと 露腒 骨儴 な 虚縚 偽兖 をもって 神卡 のみ 子 を 非<br />

難挚 した。 彼 はまた、 自 分 と 忠儮 実 な 天拦 使却 たちとの 間 に、ありもしない 問勬 題匑 を 引匂 き 起招 こそうと<br />

した。 彼 は、 忠儮 誠肬 心升 を 失拽 わせて 自 分 の 側卷 に 完 全 に 引匂 き 入 れることのできなかった 者 たちに<br />

向匇 かって、 天拦 の 住卫 民 の 利匏 益捍 に 対 して 冷偭 淡繦 であると 言匟 って 非 難挚 した。 彼 は 自 分 自 身拴 のしてい<br />

る 行 為 を、 神卡 に 忠儮 誠肬 を 保 っている 者 たちのせいにした。また 彼 は、 神卡 が 自 分 に 対 して 不勘 公勗<br />

正匁 であるという 彼 の 非 難挚 を 裏傈 づけるために、 創傦 造挝 主勢 のみ 言匟 葉挺 と 行 為 をまちがったふうに 伝捱<br />

えるという 手 を 用 いた。 神卡 の 御 目 的 について 巧绾 妙胄 な 議 論厱 をすることによって 天拦 使却 たちを 困傮<br />

惑 させるのが、 彼 の 政 策北 であった。 彼 は 単 純儻 なことの 1 つ 1 つに 神卡 秘兕 の 衣胼 を 着挄 せ、また<br />

巧绾 妙胄 に 曲儞 解卆 して、 神卡 の 最勞 も 明 白换 なみ 言匟 葉挺 に 対 して 疑卧 いを 投匐 げかけた。 彼 は 神卡 の 統拇 治匮 と 密偾 接捴<br />

に 関 連 した 高 い 地 位匱 を 占 めていたので、 彼 の 言匟 うことにはいっそう 大 きな 力 が 加匎 わり、 多匭<br />

くの 者 が 引匂 きずられて 彼 に 加匎 叕担 し、 神卡 の 権勻 威胙 に 対 する 反卬 逆 に 加匎 わった。<br />

賢繞 明 な 神卡 は、このような 不勘 満掫 の 精 神卡 が 積捑 極掄 的 な 反卬 乱 に 発 展捯 するまで、サタンがその 行<br />

為 を 進勺 めるのを 赦费 された。すべての 者 が、サタンの 計匧 画厐 の 真卢 相 と 傾傧 向匇 とを 知半 るようになる<br />

ためには、 彼 の 計匧 画厐 を 十厝 分 に 発 展捯 させる 必厧 要勥 があった。ルシファーは 油 をそそがれたケル<br />

ブとして、 非 常拤 にあがめられていた。 彼 は 天拦 の 住卫 民 から 非 常拤 に 愛 されていたので、 彼 らに<br />

対 する 影挼 響捳 力 は 大 きかった。 神卡 の 統拇 治匮 には 天拦 の 住卫 民 だけでなく、 神卡 がお 造挝 りになったすべ<br />

ての 世匒 界化 が 含捋 まれていたので、サタンは、 天拦 使却 たちを 反卬 逆 に 加匎 わらせることができるなら<br />

ば、 他 世匒 界化 もまきこむことができると 考卛 えた。サタンは、 自 分 の 目 的 を 達挾 するために、 詭<br />

弁 と 虚縚 偽兖 とを 用 いて、 巧绾 妙胄 に 彼 の 疑卧 問勬 点勷 をもちだした。 彼 の 欺繏 瞞 の 能印 力 は 大 したものであ<br />

り、また 虚縚 偽兖 の 仮儵 面卥 で 変厭 装 することによって、 彼 は 有卻 利匏 な 立 場 を 得千 ていた。 忠儮 誠肬 な 天拦 使却 た<br />

ちでさえ、 彼 の 本 性勯 を 十厝 分 に 見 分 けたり、また 彼 の 行 為 がどこに 向匇 けられているかを 見 た<br />

りすることができなかった。<br />

サタンはもともと 非 常拤 な 栄 誉縃 を 受匃 けていたのであり、またその 行 為 のいっさいが 神卡 秘兕<br />

に 包儣 まれていたので、 彼 の 行 為 の 真卢 相 を 天拦 使却 たちの 前 にあばくことは 困傮 難挚 であった。 罪 は、<br />

完 全 に 姿掋 を 現勶 すまでは、それがどんなに 邪旇 悪捰 なものであるかがわからない。それまで 神卡 の<br />

宇偩 宙脶 には 罪 というものがなかったので、 天拦 の 住卫 民 は 罪 の 性勯 質拾 と 邪旇 悪捰 さについてなんの 概腴 念挡<br />

339


も 持匛 っていなかった。 彼 らは、 神卡 の 律傢 法 を 無叄 視拹 することから 生 じる 恐傁 るべき 結医 果卵 を、 見 分<br />

けることができなかった。サタンは、 最勞 初匘 は 神卡 に 対 する 忠儮 誠肬 をもっともらしく 告卪 白换 するこ<br />

とによって、 自 分 の 行 為 をかくして いた。 彼 は、 神卡 のみ 栄 え、 神卡 の 統拇 治匮 の 安勣 定 、 天拦 の 全<br />

住卫 民 の 幸 福厹 を 増匲 進勺 しようとしているのだと 主勢 張挗 した。 部 下 の 天拦 使却 たちの 心升 に 不勘 満掫 を 吹胈 き 込匸<br />

みながら、 彼 は、 不勘 満掫 を 取勚 り 除揄 こうとしているかのようにたくみに 見 せかけた。 彼 が 神卡 の<br />

統拇 治匮 の 秩膈 序胺 と 律傢 法 の 変厭 更 を 強勮 調 した 時 も、 天拦 の 調 和匄 を 保 つためにはそうすることが 必厧 要勥 で<br />

あるというふうに 見 せかけた。<br />

罪 を 取勚 り 扱僻 われるにあたって、 神卡 は 義拣 と 真卢 実 だけをお 用 いになることができた。サタ<br />

ンは、 神卡 がお 用 いになることのできないもの、すなわち 追挵 従 と 欺繏 瞞 とを 用 いることができ<br />

た。 彼 は 神卡 のみ 言匟 葉挺 を 偽兖 り、 神卡 の 統拇 治匮 の 計匧 画厐 を 天拦 使却 たちの 前 にまちがって 伝捱 え、 神卡 が 天拦 の<br />

住卫 民 のために 律傢 法 と 規厶 則 を 定 められたのは 正匁 しくない、また 神卡 が 被挀 造挝 物匵 から 服傕 従 と 従 順 と<br />

を 要勥 求卍 されるのは、ただ 神卡 がご 自 身拴 を 高 めるためであると 主勢 張挗 した。そこで、すべての 世匒<br />

界化 の 住卫 民 はもちろん、 天拦 の 住卫 民 の 前 に、 神卡 の 統拇 治匮 が 正匁 しく、 神卡 の 律傢 法 が 完 全 であることが<br />

実 証卨 されねばならなかった。サタンは、 自 分 こそ 宇偩 宙脶 の 幸 福厹 を 増匲 進勺 しようとしているのだ<br />

と 見 せかけていた。この 横叅 領振 者 の 本 性勯 、 彼 の 真卢 の 目 的 を、すべての 者 にわからせねばなら<br />

なかった。 彼 がその 邪旇 悪捰 な 業 によって 本 性勯 を 暴偷 露腒 するまで、 時 間 を 与拜 えねばならなかっ<br />

た。<br />

サタンは、 彼 自 身拴 が 天拦 に 引匂 き 起招 こした 不勘 和匄 を、 神卡 の 律傢 法 と 統拇 治匮 のせいにした。すべて<br />

の 悪捰 は、 神卡 の 政 治匮 の 結医 果卵 であると 彼 は 断友 言匟 した。 彼 は、 神卡 の 法 令傂 を 改匳 正匁 するのが 自 分 の 目<br />

的 であると 主勢 張挗 した。そこで 彼 に、 自 分 の 主勢 張挗 の 内 容卣 を 証卨 明 させ、 彼 がもくろんでいる 神卡<br />

の 律傢 法 の 変厭 更 の 結医 果卵 がどうなるかを 示単 させる 必厧 要勥 があった。 彼 自 身拴 の 行 為 が 彼 を 罪 に 定 め<br />

るのでなければならなかった。サタンは 初匘 めから、 自 分 は 反卬 逆 しているのではないと 主勢 張挗<br />

していた。 全 宇偩 宙脶 はこの 欺繏 瞞 者 の 仮儵 面卥 がはがれるのを 見 なければならないのであっ<br />

た。 サタンをこれ 以匆 上 天拦 にとどめておくべきではないと 決 定 された 時 でさえ、 無叄 限拘 の 知半<br />

恵 にいます 神卡 は、サタンを 滅脛 ぼされなかった。ただ 愛 の 奉旊 仕捸 だけが 神卡 に 受匃 け 入 れられるの<br />

であるから、 神卡 に 対 する 被挀 造挝 物匵 の 忠儮 誠肬 は、 神卡 の 公勗 義拣 と 慈暆 愛 とに 対 する 確卾 信勼 に 基匼 づかねばな<br />

らない。<br />

天拦 と 他 世匒 界化 の 住卫 民 たちは、まだ 罪 の 本 性勯 とその 結医 果卵 を 理 解卆 する 用 意勪 ができていなかっ<br />

たので、サタンを 滅脛 ぼしてしまったら、 神卡 の 正匁 義拣 と 憐穳 れみとを 認卉 めることができなかった<br />

であろう。もしサタンの 存掑 在厪 がたちまち 抹贵 殺掮 されてしまったら、 彼 らは 愛 よりもむしろ 恐傁<br />

怖繍 から 神卡 に 仕捸 えたであろう。 欺繏 瞞 者 の 感厤 化 を 完 全 に 滅脛 ぼすことも、 反卬 逆 の 精 神卡 を 根捏 絶傉 する<br />

こともできなかったであろう。 悪捰 は 十厝 分 に 成勱 熟绅 させねばならなかった。 永 遠 にわたる 全 宇偩<br />

宙脶 の 幸 福厹 のために、サタンの 原募 則 を 十厝 分 に 発 揮肫 させてみる 必厧 要勥 があった。それは、すべて<br />

340


の 被挀 造挝 物匵 が、 神卡 の 統拇 治匮 に 対 するサタンの 非 難挚 の 真卢 相 を 知半 り、 神卡 の 公勗 義拣 と 憐穳 れみ、また 神卡 の<br />

律傢 法 の 不勘 変厭 性勯 が、 永 遠 に 疑卧 問勬 の 余 地 なきものとなるためであった。<br />

サタンの 反卬 逆 は、きたるべきすべての 時 代 にわたって、 全 宇偩 宙脶 にとって 1 つの 教卝 訓肢 、<br />

すなわち 罪 の 本 性勯 とその 恐傁 ろしい 結医 果卵 についての 永 久挸 的 なあかしとなるのであった。サタ<br />

ンの 支匣 配括 がもたらすもの、 人 と 天拦 使却 たちに 及 ぼすその 影挼 響捳 は、 神卡 の 権勻 威胙 を 無叄 視拹 することが<br />

どんな 結医 果卵 になるかを 示単 すのであった。それはまた、 神卡 のお 造挝 りになったすべての 被挀 造挝 物匵<br />

の 幸 福厹 は、 神卡 の 統拇 治匮 及 びその 律傢 法 の 存掑 在厪 と 切卲 っても 切卲 れない 関 係厂 にあるということを 証卨 明<br />

するのであった。 このようにして、この 恐傁 るべき 反卬 逆 の 実 験挧 の 歴偡 史 は、すべての 聖脩 なる<br />

知半 者 たちにとっての 永 久挸 的 な 保 障揃 となり、 彼 らが 不勘 法 の 性勯 質拾 についてだまされることがな<br />

いようにし、 彼 らが 罪 を 犯 してその 刑傃 罰脖 を 受匃 けるようなことがないようにするのであっ<br />

た。<br />

天拦 における 争拫 闘 が 終厖 わるそのまぎわまで、この 横叅 領振 者 サタンは、 自 分 が 正匁 しいと 主勢 張挗<br />

し 続勸 けた。この 反卬 逆 の 指匦 導拗 者 は、すべての 共厗 鳴胯 者 たちとともに 幸 福厹 な 住卫 み 家匝 から 追挵 放择 され<br />

なければならないことが 布偵 告卪 された 時 、 大 胆绺 にも 創傦 造挝 主勢 の 律傢 法 に 対 する 軽 べつを 口卶 に 出<br />

した。 彼 は、 天拦 使却 たちは 支匣 配括 される 必厧 要勥 はなく、 自 分 自 身拴 の 意勪 志 に 従 うべきで、この 意勪 志<br />

こそ、いつでも 彼 らを 正匁 しく 導拗 くものであるという 主勢 張挗 をくり 返拮 した。 彼 は、 神卡 の 律傢 法 は<br />

彼 らの 自 由厩 を 束僓 縛旸 するものであると 言匟 って 攻 撃掐 し、このような 律傢 法 を 廃 止厙 することが 自 分<br />

の 目 的 である、 天拦 の 万勦 軍拚 はこの 束僓 縛旸 から 解卆 放择 されて、もっと 高 貴揂 なもっとすばらしい 身拴 分<br />

になるのだと 断友 言匟 した。<br />

サタンとその 軍拚 勢厕 は、 口卶 をそろえて、 自 分 たちの 反卬 逆 のとがをすべてキリストのせい<br />

にし、もし 自 分 たちが 譴 責掅 されなかったら 反卬 逆 はしなかったのだと 言匟 明 した。このように<br />

して 反卬 逆 のかしらサタンとそのすべての 共厗 鳴胯 者 たちは、 神卡 の 統拇 治匮 を 倒 そうとむだな 努 力 を<br />

し、しかも、 自 分 たちは 圧 制勧 的 な 権勻 力 の、 罪 のない 犠腻 牲繉 者 であると 言匟 い 張挗 って、かたくな<br />

に、 大 胆绺 に 不勘 服傕 従 を 続勸 けたため、ついに 天拦 から 追挵 放择 された。<br />

天拦 で 反卬 逆 を 起招 こしたのと 同 じ 精 神卡 が、 今 もなお 地 上 で 反卬 逆 を 起招 こさせている。サタン<br />

は 天拦 使却 たちに 対 して 用 いたのと 同 じ 政 策北 を、 人 類 に 対 して 用 いてきた。 彼 の 精 神卡 は、 今 、<br />

不勘 従 順 の 子 らを 支匣 配括 している。サタンと 同 じように、 彼 らは 神卡 の 律傢 法 の 拘縅 束僓 を 打占 破挐 しよう<br />

とし、 律傢 法 に 違挆 反卬 することによって 人 々に 自 由厩 を 約 束僓 する。 罪 に 対 する 譴 責掅 は、 依傟 然掍 とし<br />

て 憎 悪捰 と 抵脏 抗 の 精 神卡 を 呼 び 起招 こす。 神卡 の 警厺 告卪 の 言匟 葉挺 が 良拖 心升 に 訴挰 えられると、サタンは、 人<br />

々に 自 分 は 正匁 しいのだと 思卩 わせ、 彼 らの 罪 の 行 為 に 他 人 の 共厗 鳴胯 を 求卍 めさせる。 彼 らは 自 分<br />

の 誤儶 りを 直卟 さないで、かえって 譴 責掅 者 が 問勬 題匑 の 唯繴 一 の 原募 因 でもあるかのように、その 譴 責掅<br />

者 に 対 して 憤 慨 する。 これが 義拣 人 アベルの 時 代 から 今 日 に 至儖 るまで、 罪 をあえて 責掅 める<br />

者 に 対 して 示単 されてきた 精 神卡 である。<br />

341


サタンは、 天拦 において 行 ったように、 神卡 のご 品厍 性勯 をまちがって 伝捱 えることによって、<br />

神卡 を 苛趑 酷昰 で 圧 制勧 的 なお 方 であると 思卩 わせ、 人 類 を 罪 にさそった。そしてそれが 成勱 功僵 すると、<br />

サタンは、 神卡 の 不勘 当勠 な 束僓 縛旸 が、 彼 自 身拴 の 反卬 逆 を 引匂 き 起招 こしたように、 人 類 の 堕秐 落叉 を 引匂 き 起招<br />

こしたのだと 宣傪 言匟 した。 しかし 永 遠 なる 神卡 は、ご 自 分 の 品厍 性勯 について 自 らこう 宣傪 言匟 して<br />

おられる。「 主勢 、 主勢 、あわれみあり、 恵 みあり、 怒腹 ることおそく、いつくしみと、まこと<br />

との 豊掿 かなる 神卡 、いつくしみを 千収 代 までも 施厇 し、 悪捰 と、とがと、 罪 とをゆるす 者 、しかし、<br />

罰脖 すべき 者 をば 決 してゆるさず」[ 出 エジプト 34:6、。<br />

神卡 は、サタンを 天拦 から 追挵 放择 することによって、ご 自 分 の 公勗 義拣 を 宣傪 言匟 し、み 座 の 栄 えを<br />

保 たれた。しかし、 人 類 がこの 背 信勼 的 な 精 神卡 の 欺繏 瞞 に 負拆 けて 罪 を 犯 したとき、 神卡 は 堕秐 落叉 し<br />

た 人 類 のためにご 自 分 の 独捌 り 子 を 死拎 なせることによって、 神卡 の 愛 の 証卨 拠 をお 与拜 えになった。<br />

この 贖 罪 のうちに、 神卡 のご 品厍 性勯 があらわされている。 十厝 字捐 架繳 という 力 強勮 い 証卨 拠 は、ルシフ<br />

ァーが 選 んだ 罪 の 道匠 は 決 して 神卡 の 統拇 治匮 の 責掅 任厃 ではないことを、 全 宇偩 宙脶 に 証卨 明 している。<br />

救 い 主勢 の 地 上 でのご 生 涯昗 の 間 、キリスト 対 サタンの 戦勛 いにおいて、この 大 欺繏 瞞 者 の 品厍<br />

性勯 が 暴偷 露腒 された。 世匒 の 救 い 主勢 に 対 するサタンの 残拑 酷昰 な 戦勛 いほど、サタンに 対 する 天拦 使却 たち<br />

と 忠儮 実 な 全 宇偩 宙脶 との 同 情午 を 失拽 わせるのに 効捓 果卵 のあったものはなかった。キリストに 対 して<br />

屈縿 服傕 を 要勥 求卍 したあの 大 胆绺 な 冒纍 瀆 、キリストを 山 の 頂脢 と 宮厳 の 頂脢 上 に 連 れて 行 った 彼 の 潜繐 越掳 な<br />

大 胆绺 さ、 目 がくらむような 高 い 所勰 から 身拴 を 投匐 げるようキリストにすすめることによって 暴偷<br />

露腒 された 悪捰 意勪 ある 計匧 画厐 、あちらからこちらへとキリストを 追挵 い 回 した 絶傉 えざる 敵育 意勪 、 祭脫 司<br />

や 民 たちの 心升 をあおりたててキリストの 愛 を 拒兘 否 させ、ついには「 十厝 字捐 架繳 につけよ、 彼 を<br />

十厝 字捐 架繳 につけよ」と 叫经 ばせたことなど——こうしたすべてのことが 全 宇偩 宙脶 を 驚脚 かせ、 憤 慨<br />

させた。<br />

世匒 の 人 々をしてキリストを 拒兘 むようにさせたのは、サタンであった。 悪捰 の 君 はイエス<br />

を 滅脛 ぼすために、 彼 のあらゆる 力 と 悪捰 知半 恵 を 傾傧 けた。というのは 彼 は、 救 い 主勢 の 憐穳 れみと<br />

愛 、 同 情午 とやさしさが、 神卡 のご 品厍 性勯 を 世匒 の 人 々にあらわしているのを 見 たからであった。<br />

サタンは 神卡 のみ 子 が 口卶 にされる 1 つ 1 つの 主勢 張挗 と 論厱 争拫 し、 人 間 を 手 先匪 に 使却 って 救 い 主勢 の<br />

生 涯昗 を 苦 しみと 悲胳 しみで 満掫 たした。イエスの 働掴 きを 妨绋 げようとして 彼 が 用 いた 詭 弁 と 虚縚<br />

偽兖 、 不勘 従 順 の 子 らによってあらわされた 憎 悪捰 、 比发 類 のない 善 良拖 な 一 生 を 送拡 られた 神卡 のみ 子<br />

に 対 するサタンの 残拑 忍旖 な 非 難挚 、こうしたことはすべて 根捏 深捫 い 報匔 復挴 の 念挡 から 出 たのであった。<br />

閉僔 じ 込匸 められていたしっと、うらみ、 憎 悪捰 、ふくしゅうの 炎縉 は、 神卡 のみ 子 に 対 してカルバ<br />

リーで 爆 発 し、 一 方 全 天拦 は 恐傁 怖繍 のうちに 沈腉 黙縹 してこの 光捄 景拲 を 見 つめた。 大 いなる 犠腻 牲繉 が<br />

完 結医 された 時 、キリストは 昇 天拦 されたが、 彼 は「 父 よ、あなたがわたしに 賜 わった 人 々が、<br />

わたしのいる 所勰 に 一 緒肎 にいるようにして 下 さい」との 懇縨 願傿 をささげるまでは、 天拦 使却 たちの<br />

賛僮 美捜 を 受匃 けようとされなかった[ヨハネ 17:。そのとき 天拦 の 父 のみ 座 から、 言匟 い 表勖 しよう<br />

のない 愛 と 力 とをもって、「 神卡 の 御 使却 たちはことごとく、 彼 を 拝旟 すべきである」との 答掬 え<br />

342


が 与拜 えられた[ヘブル 1:。イエスには 少厮 しの 汚儢 れもなかった。イエスの 屈縿 辱既 は 終厖 わり、<br />

その 犠腻 牲繉 は 完 結医 し、すべての 名匷 にまさる 名匷 がイエスに 与拜 えられた。<br />

今 やサタンの 不勘 義拣 は 言匟 いわけの 余 地 がなくなった。 彼 は、 偽兖 り 者 、 人 殺掮 しとしての 彼<br />

の 本 性勯 を 暴偷 露腒 してしまった。もしサタンが 天拦 の 住卫 民 を 支匣 配括 することを 許 されたら、 自 分 の<br />

権勻 力 の 下 にあった 人 の 子 らを 支匣 配括 したのと 同 じ 精 神卡 で 支匣 配括 しただろうということが、 明 ら<br />

かになった。 彼 は 神卡 の 律傢 法 を 破挐 ることによって 自 由厩 と 高 い 身拴 分 が 得千 られると 主勢 張挗 していた<br />

が、その 結医 果卵 は 束僓 縛旸 と 堕秐 落叉 であることが 明 らかになった。 神卡 のご 品厍 性勯 とその 統拇 治匮 に 対 す<br />

るサタンの 偽兖 りの 攻 撃掐 は、その 真卢 相 をさらけ 出 した。 彼 は、 神卡 が 被挀 造挝 物匵 に 服傕 従 を 要勥 求卍 され<br />

るのは、ただ 神卡 ご 自 身拴 を 高 めるためにすぎないと 非 難挚 し、 創傦 造挝 主勢 はすべての 者 に 自 己偻 犠腻 牲繉<br />

を 強勮 制勧 しながらご 自 分 は 克胨 己偻 も 犠腻 牲繉 もしておられないと 主勢 張挗 してきた。<br />

今 や、 堕秐 落叉 した 罪 深捫 い 人 類 の 救 いのために、 宇偩 宙脶 の 支匣 配括 者 であられる 神卡 が、その 愛 に<br />

よってのみなし 得千 られる 最勞 大 の 犠腻 牲繉 をお 払掾 いになったことが 明 らかになった。なぜなら<br />

「 神卡 はキリストにおいて 世匒 をご 自 分 に 和匄 解卆 させ」られたからである[Ⅱコリント 5:。ま<br />

た、ルシファーは 栄 誉縃 と 主勢 権勻 とを 望捬 んだために 罪 の 門挋 戸叐 を 開 いたが、 一 方 キリストは 罪 を<br />

滅脛 ぼすために 身拴 をいやしくして 死拎 に 至儖 るまで 従 順 であられたことが 明 らかになった。<br />

神卡 は 反卬 逆 の 原募 則 に 嫌膅 悪捰 を 示単 しておられた。 全 天拦 は、サタンが 罪 に 定 められたことにも、<br />

人 類 が 贖 われたことにも、 神卡 の 公勗 義拣 があらわされたのを 見 た。ルシファーは、 神卡 の 律傢 法 が<br />

不勘 変厭 なものであり、その 刑傃 罰脖 は 免僧 れることができないものであるならば、これを 犯 す 者 は<br />

みな 永 久挸 に 創傦 造挝 主勢 の 恩繥 恵 から 除揄 外勭 されると 言匟 明 していた。 彼 は、 罪 深捫 い 人 類 は 贖 われる 見<br />

込匸 みがなく、したがって 彼 の 当勠 然掍 のえじきであると 言匟 っていた。ところがキリストの 死拎 は、<br />

人 類 のための 覆繆 すことのできない 証卨 拠 であった。 律傢 法 の 刑傃 罰脖 は、 神卡 と 等 しいお 方 であられ<br />

るキリストに 負拆 わされた。そして 人 は、 自 由厩 にキリストの 義拣 を 受匃 け 入 れることができ、 謙旎<br />

遜 と 悔繛 い 改匳 めの 生 活卹 を 送拡 ることによって、 神卡 のみ 子 が 勝 利匏 されたように、サタンの 力 に 勝<br />

利匏 することができるのであった。このように、 神卡 は 正匁 しいお 方 であって、しかも、イエス<br />

を 信勼 じるすべての 者 を 義拣 とされるお 方 なのである。<br />

しかし、キリストが 地 上 にくだって 苦 難挚 と 死拎 を 受匃 けられたのは、ただ 人 類 の 贖 いを 成勱<br />

し 遂脎 げるためだけではなかった。キリストは「 律傢 法 を 大 いなるものとし」[ 英捼 語指 訳胲 ]これを<br />

「 光捄 栄 あるものとする」ために 来勵 られたのである。 この 世匒 界化 の 住卫 民 が 律傢 法 を 正匁 しく 認卉 識掟<br />

するようにするだけでなく、 神卡 の 律傢 法 が 不勘 変厭 なものであることを、 宇偩 宙脶 の 全 世匒 界化 に 対 して<br />

証卨 明 するためであった。 律傢 法 の 要勥 求卍 が 廃 止厙 できるものであったら、 神卡 のみ 子 は 罪 を 贖 うた<br />

めにご 自 分 の 生 命挻 をささげられる 必厧 要勥 はなかったのである。キリストの 死拎 は、 律傢 法 が 不勘 変厭<br />

であることを 証卨 明 している。 罪 人 を 救 うために、 父 とみ 子 が 限拘 りない 愛 に 迫 られて 払掾 われ<br />

た 犠腻 牲繉 ——この 贖 いの 計匧 画厐 以匆 外勭 に 方 法 はなかった——は、 公勗 義拣 と 憐穳 れみが 神卡 の 律傢 法 と 統拇 治匮<br />

の 基匼 礎脔 であることを 全 宇偩 宙脶 の 前 に 証卨 明 している。<br />

343


審拥 判匯 が 最勞 終厖 的 に 執儨 行 される 時 、 罪 の 理 由厩 は 存掑 在厪 しないことが 明 らかになる。 全 地 の 審拥<br />

判匯 者 が、サタンに 向匇 かって「あなたはなぜわたしにそむき、わたしの 国 の 民 を 奪傤 ったのか」<br />

と 聞挈 きただされる 時 、 悪捰 の 創傦 始卿 者 であるサタンはなんの 言匟 いわけもできない。どの 口卶 も 閉僔<br />

じられ、 反卬 逆 者 の 全 軍拚 は 言匟 葉挺 もないのである。 カルバリーの 十厝 字捐 架繳 は、 律傢 法 が 不勘 変厭 なも<br />

のであることを 宣傪 言匟 しているとともに、 罪 の 価卒 は 死拎 であることを 宇偩 宙脶 に 宣傪 言匟 している。<br />

「すべてが 終厖 わった」との 救 い 主勢 の 臨 終厖 の 叫经 びによって、サタンに 対 するとむらいの 鐘昙 が<br />

鳴胯 らされた。 長 い 間 継 続勸 されてきた 大 争拫 闘 はここに 決 定 し、 悪捰 の 最勞 終厖 的 な 根捏 絶傉 が 確卾 実 とな<br />

った。 神卡 のみ 子 は、「 死拎 の 力 を 持匛 つ 者 、すなわち 悪捰 魔斴 を、ご 自 分 の 死拎 によって 滅脛 ぼ」すた<br />

め、 自 ら 墓斳 の 門挋 をくぐられた[ヘブル 2:。ルシファーは 自 分 が 高 い 地 位匱 にのぼりたいと<br />

の 望捬 みから、「わたしは 天拦 にのぼり、わたしの 王掣 座 を 高 く 神卡 の 星 の 上 におき、……いと 高<br />

き 者 のようになろう」と 言匟 ったのであったが、 神卡 はこう 宣傪 言匟 しておられる。「わたし<br />

は……あなたを 地 の 上 の 灰绑 とした。……あなたは…… 永 遠 にうせはてる。」「 万勦 軍拚 の 主勢 は<br />

言匟 われる、 見 よ、 炉脻 のように 燃 える 日 が 来勵 る。その 時 すべて 高 ぶる 者 と、 悪捰 を 行 う 者 とは、<br />

わらのようになる。その 来勵 る 日 は、 彼 らを 焼催 き 尽能 して、 根捏 も 枝胿 も 残拑 さない」[イザヤ 14:<br />

13、14、エゼキエル 28:18、19、マラキ 4:。<br />

全 宇偩 宙脶 は、 罪 の 性勯 質拾 とその 結医 果卵 について 証卨 人 となるであろう。 罪 を 徹僿 底 的 に 根捏 絶傉 する<br />

ことは、 世匒 の 初匘 めだったら 天拦 使却 を 恐傁 れさせ、 神卡 の 栄 えを 汚儢 したであろうが、いまでは、 神卡<br />

のみこころを 行 うことを 喜 び、 心升 のうちに 神卡 のおきてをもっている 宇偩 宙脶 の 全 住卫 民 の 前 に、<br />

神卡 の 愛 を 立 証卨 し、そのみ 栄 えを 確卾 立 するものとなる。もはや 悪捰 は 再卭 び 現勶 れてこない。「 患<br />

難挚 かさねて 起招 こらじ」と 聖脩 書危 には 言匟 われている[ナホム 1:9・ 文卽 語指 訳胲 ]。サタンが 束僓 縛旸 の<br />

くびきであると 非 難挚 してきた 神卡 の 律傢 法 は、 自 由厩 の 律傢 法 として 尊胛 ばれる。 試去 練 を 通 り 越掳 して<br />

きた 被挀 造挝 物匵 は、はかりしれない 愛 と 限拘 りない 知半 恵 のお 方 としてそのご 品厍 性勯 が 自 分 たちの 前<br />

に 十厝 分 にあらわされた 神卡 に 対 し、 忠儮 誠肬 をひるがえすようなことはもはや 2 度 とないのであ<br />

る。<br />

344


第匌 30 章 地 獄 の 敵 意勪<br />

「わたしは 恨 みをおく、おまえと 女匩 とのあいだに、おまえのすえと 女匩 のすえとの 間 に。<br />

彼 はおまえのかしらを 砕 き、おまえは 彼 のかかとを 砕 くであろう」[ 創傦 世匒 記卌 3:。 人 類 の<br />

堕秐 落叉 後 、サタンに 対 して 下 された 神卡 の 宣傪 告卪 は、 終厖 末拢 に 至儖 るまでの 各厰 時 代 にわたる 預 言匟 でも<br />

あった。そしてそれは、 地 上 に 生 存掑 するすべての 人 類 が 参厴 加匎 する 大 争拫 闘 を 予匨 表勖 してい<br />

た。 神卡 は、「わたしは 恨 み〔 敵育 意勪 —— 英捼 語指 訳胲 〕をおく」と 宣傪 言匟 された。この 恨 みは、 人<br />

間 が 生 まれながらに 持匛 っているものではない。 人 間 は、 神卡 の 律傢 法 を 犯 した 時 に、その 性勯 質拾<br />

は 邪旇 悪捰 となり、サタンに 敵育 対 するのでなく、 協匞 調 するようになった。 罪 人 と 罪 の 張挗 本 人 と<br />

の 間 には、 当勠 然掍 、なんの 恨 み[ 敵育 意勪 ]もない。 両厥 方 とも、 背 信勼 によって、 邪旇 悪捰 になった。 背<br />

信勼 者 は、 他 の 人 々を 自 分 の 模掌 範儤 に 従 うよう 勧僊 誘儬 して、 同 情午 と 支匣 持匛 を 得千 るまでは 安勣 んじない。<br />

こういうわけで、 堕秐 落叉 した 天拦 使却 たちと 悪捰 人 たちとは、 絶傉 望捬 的 なつながりで 結医 ばれた。もし<br />

も 神卡 が 特厣 別厌 に 介捈 入 されなかったならば、サタンと 人 間 は、 天拦 に 対 抗 して 同 盟 を 結医 んだこと<br />

であろう。そして、 人 類 家匝 族 全 体 は、サタンに 恨 みをいだくのではなくて、 彼 と 結医 束僓 して<br />

神卡 に 反卬 抗 したことであろう。<br />

サタンは、 天拦 使却 たちを 反卬 逆 させたように、 人 間 を 罪 に 誘儬 惑 し、こうして、 天拦 に 対 する<br />

彼 の 戦勛 いにおける 協匞 力 を 得千 ようとした。キリストを 憎 むことに 関 しては、サタンと 堕秐 落叉 し<br />

た 天拦 使却 たちとの 間 に 意勪 見 の 相 違挆 はなかった。その 他 のあらゆる 点勷 に 関 しては、 一 致 がなか<br />

ったが、 宇偩 宙脶 の 支匣 配括 者 の 権勻 威胙 に 反卬 対 することについては、 固 く 結医 束僓 していた。しかし、サ<br />

タンは、 彼 と 女匩 とのあいだ、 彼 のすえと 女匩 のすえとの 間 に 恨 みが 存掑 在厪 するという 宣傪 言匟 を<br />

聞挈 いたとき、 人 間 の 性勯 質拾 を 堕秐 落叉 させようとする 彼 の 努 力 が 阻縝 止厙 されることを 知半 った。また、<br />

人 間 はなんらかの 方 法 によって、 彼 の 力 に 抵脏 抗 することができるようになることを 知半 っ<br />

た。<br />

人 類 が、キリストを 通 して、 神卡 の 愛 と 憐穳 れみの 対 象拺 となっているために、 人 類 に 対 す<br />

るサタンの 敵育 意勪 が 燃 え 上 がっている。 彼 は、 人 類 を 贖 おうとする 神卡 の 計匧 画厐 を 妨绋 害县 しようと<br />

望捬 み、 神卡 のみ 手 のわざを 傷偟 つけ 汚儢 すことによって、 神卡 のみ 栄 えを 汚儢 そうと 望捬 んでいる。 彼<br />

は、 天拦 を 悲胳 しませ、 地 を 苦 悩肘 と 荒僚 廃 で 満掫 たそうと 望捬 んでいるのである。そして 彼 は、こう<br />

した 害县 悪捰 はみな、 神卡 が 人 間 を 創傦 造挝 したために 起招 こったと 指匦 摘 する。 人 間 のうちに、サタ<br />

ンに 対 する 敵育 意勪 を 起招 こさせるのは、キリストが 心升 の 中 に 植 え 付厏 けられる 恵 みである。この<br />

改匳 変厭 の 恵 みと 更 生 の 力 とがなければ、 人 間 は 引匂 き 続勸 きサタンの 捕 虜 であり、 常拤 に 彼 の 命挻 令傂<br />

に 従 うしもべであるしかない。しかし、 心升 の 中 の 新 しい 原募 則 が、これまで 平匊 和匄 であったと<br />

ころに 争拫 闘 を 起招 こすのである。キリストがお 与拜 えになる 力 によって、 人 間 は、 暴偷 君 であり、<br />

横叅 領振 者 であるサタンに 抵脏 抗 する 力 を 得千 る。だれでも、 罪 を 愛 するかわりに 罪 を 憎 み、これ<br />

345


まで 心升 の 中 を 支匣 配括 していた 欲僼 望捬 に 抵脏 抗 して、それに 打占 ち 勝 つならば、それは、 全 く 上 から<br />

の 原募 則 が 働掴 いていることを 示単 している。<br />

キリストの 精 神卡 とサタンの 精 神卡 との 間 の 敵育 意勪 は、 世匒 がイエスをどのように 受匃 け 入 れた<br />

かということにおいて、 最勞 も 著兆 しくあらわされた。イエスが 世匒 の 富挛 や 華兛 麗暗 さ、 威胙 光捄 を 持匛 っ<br />

て 来勵 られなかったためにユダヤ 人 が 彼 を 拒兘 んだというのではなかった。 彼 らは、イエスが、<br />

こうした 外勭 面卥 的 利匏 点勷 の 不勘 足拒 を 補拙 って 余 りある 力 を 持匛 っておられるのを 見 た。しかし、キリ<br />

ストの 純儻 潔昔 と 聖脩 潔昔 が、 不勘 信勼 心升 な 人 々の 彼 に 対 する 憎 しみを 引匂 き 起招 こした。 彼 の、 克胨 己偻 と 罪<br />

なき 献僑 身拴 の 生 涯昗 は、 高 慢纁 で 兜肉 欲僼 をほしいままにする 人 々への、 絶傉 えざる 譴 責掅 であった。 神卡<br />

のみ 子 に 対 する 敵育 意勪 を 引匂 き 起招 こしたのは、これであった。サタンと 悪捰 天拦 使却 たちが 悪捰 人 たち<br />

に 加匎 わった。 背 信勼 の 全 勢厕 力 が、 真卢 理 の 君 を 倒 そうと 謀纠 ったのであった。 キリストの 弟胱 子<br />

たちには、 彼 らの 主勢 にあらわされたのと 同 じ 敵育 意勪 があらわされる。 罪 のいとわしい 性勯 質拾 を<br />

認卉 めて、 上 からの 力 によって 誘儬 惑 に 抵脏 抗 するものはだれでも、 必厧 ずサタンとその 部 下 たち<br />

の 激 怒腹 を 引匂 き 起招 こす。 真卢 理 の 純儻 潔昔 な 原募 則 への 憎 しみと、その 擁繗 護厽 者 たちに 対 する 非 難挚 と 迫<br />

害县 は、 罪 と 罪 人 が 存掑 在厪 するかぎり 続勸 くのである。キリストに 従 う 者 たちとサタンのしもべ<br />

たちは、 一 致 することができない。 十厝 字捐 架繳 のつまずきは、なくなってはいない。「いった<br />

い、キリスト・イエスにあって 信勼 心升 深捫 く 生 きようとする 者 は、みな、 迫 害县 を 受匃 ける」[Ⅱ<br />

テモテ 3:。<br />

サタンの 部 下 たちは、 彼 の 指匦 揮肫 のもとに 常拤 に 活卹 動 して、 彼 の 権勻 威胙 を 確卾 立 し、 神卡 の 政 府匕<br />

に 対 抗 して 彼 の 王掣 国 を 建厼 設勳 しようとしている。このために、 彼 らは、キリストに 従 う 人 々<br />

を 欺繏 き、その 忠儮 誠肬 を 失拽 わせようと 誘儬 惑 する。 彼 らは、 指匦 導拗 者 サタンと 同 様捞 に、 目 的 を 達挾 成勱<br />

するためには 聖脩 書危 を 誤儶 解卆 し 曲儞 解卆 する。サタンが 神卡 を 非 難挚 しようとしたように、その 手 下 た<br />

ちも 神卡 の 民 を 中 傷偟 しようとする。キリストを 死拎 刑傃 に 処叀 した 精 神卡 が、 悪捰 人 たちを 動 かして、<br />

彼 に 従 う 人 々を 滅脛 ぼそうとする。このことは、すべて、「わたしは 恨 みをおく、おまえと<br />

女匩 とのあいだに、おまえのすえと 女匩 のすえとの 間 に」というあの 最勞 初匘 の 預 言匟 に、 予匨 表勖 され<br />

ている。そして、これは 終厖 末拢 まで 続勸 くのである。<br />

サタンは、 彼 の 全 軍拚 を 動 員 して、 戦勛 闘 に 全 力 を 傾傧 けている。 彼 が、 大 きな 抵脏 抗 にあわ<br />

ないのは、なぜであろうか。キリストの 兵掝 卒克 たちが、このように 眠縔 りをむさぼり、 冷偭 淡繦 な<br />

のは、なぜであろうか。それは 彼 らが、キリストとの 真卢 のつながりをほとんど 持匛 っていな<br />

いからである。キリストの 霊绳 に 欠 けているからである。 彼 らの 主勢 にとって、 罪 はいまわし<br />

く 嫌膅 悪捰 すべきものであったが、 彼 らにとってはそうではないのである。 彼 らは、それに 対<br />

して、キリストのように 決 然掍 と 抵脏 抗 をしない。 彼 らは、 罪 のはなはだしい 邪旇 悪捰 さといまわ<br />

しさを 悟縖 っていない。<br />

そして、 暗肨 黒 の 君 の 性勯 質拾 についても 権勻 力 についても、 無叄 感厤 覚 である。 彼 らには、サタ<br />

ンとその 働掴 きに 対 する 敵育 意勪 はない。というのは、 彼 の 権勻 力 と 悪捰 意勪 、また、キリストとその<br />

346


教卝 会 に 対 する 彼 の 広南 範儤 囲 に 及 ぶ 戦勛 闘 について、 彼 らはきわめて 無叄 知半 だからである。 多匭 くの<br />

人 々はここで 欺繏 かれる。 彼 らは、 自 分 たちの 敵育 が、 悪捰 天拦 使却 たちの 心升 を 支匣 配括 する 大 指匦 揮肫 官厑 で<br />

あって、よく 練 った 計匧 画厐 と 巧绾 妙胄 な 活卹 動 をもってキリストに 対 抗 して 戦勛 い、 魂 の 救 いを 妨绋 害县<br />

しようとしていることを 知半 らない。キリスト 者 と 称胃 する 人 々、いや 牧肧 師 たちの 間 でさえ、<br />

サタンについて 語指 るのは、 講僂 壇绵 から 何挬 かのついでに 触僾 れるくらいのことで、 非 常拤 にまれで<br />

ある。 彼 らは、サタンの 絶傉 えざる 活卹 動 と 成勱 功僵 の 証卨 拠 を 見 落叉 としている。 彼 らは、サタンの<br />

狡焛 猾焨 さについてたびたび 警厺 告卪 を 受匃 けるが、それに 気勴 をとめない。 彼 らは、サタンの 存掑 在厪 そ<br />

のものを 無叄 視拹 しているように 見 える。<br />

人 々が 彼 の 策北 略傎 を 知半 らずにいる 間 に、この 油 断友 のない 敵育 は、 彼 らのあとを 絶傉 えずねら<br />

っている。 彼 は、 家匝 の 中 のすべてのところ、われわれの 都匙 市 のすべての 通 り、 教卝 会 の 中 、<br />

議 会 の 中 、 裁拍 判匯 所勰 の 中 などに 入 り 込匸 み、 人 を 惑 わし、 欺繏 き、だまし、 至儖 るところで、 老偽 若拊<br />

男卂 女匩 を 問勬 わずその 心升 と 体 を 破挐 滅脛 させ、 家匝 庭僃 を 破挐 壊傓 し、 憎 しみや 競挂 争拫 、 争拫 闘 や 暴偷 動 や 殺掮 人 の<br />

種捶 をまき 散偶 らす。そして、キリスト 教卝 界化 一 般 は、こうしたことを、あたかも 神卡 が 定 められ<br />

たもので、 当勠 然掍 存掑 在厪 するものであるかのように 思卩 っているのである。<br />

サタンは、 神卡 の 民 と 世匒 俗晐 とをへだてている 壁儿 を 取勚 りこわすことによって、 神卡 の 民 に 打占<br />

ち 勝 とうと 絶傉 えず 努 めている。 古挃 代 イスラエル 人 は、 禁 じられていた 異 邦傗 人 との 交卦 際匶 に 足拒<br />

を 踏 み 入 れた 時 に、 罪 に 誘儬 惑 された。 同 じようにして 現勶 代 のイスラエルも 道匠 から 外勭 れて 行<br />

く。「この 世匒 の 神卡 が 不勘 信勼 の 者 たちの 思卩 いをくらませて、 神卡 のかたちであるキリストの 栄 光捄<br />

の 福厹 音 の 輝脮 きを、 見 えなくしているのである」[Ⅱコリント 4:。 断友 固 としてキリストに<br />

従 う 決 心升 をしていないものは、サタンのしもべである。 生 まれ 変厭 わっていない 者 の 心升 には、<br />

罪 を 愛 する 思卩 いがあり、 罪 を 抱 いてその 言匟 いわけをする 傾傧 向匇 がある。 生 まれ 変厭 わった 心升 に<br />

は、 罪 に 対 する 憎 しみと、それに 対 する 断友 固 とした 抵脏 抗 がある。キリスト 者 が、 神卡 を 恐傁 れ<br />

ない 不勘 信勼 仰纝 な 人 々と 交卦 わることは、 誘儬 惑 に 身拴 をさらすことである。サタンは 姿掋 をかくして、<br />

ひそかに 彼 らの 目 に、 彼 の 欺繏 瞞 のおおいをかける。 彼 らは、このような 連 れがいて 彼 らに<br />

害县 を 与拜 えようとしているとは 気勴 づかず、 品厍 性勯 、 言匟 葉挺 、 行 動 において、 常拤 に 世匒 俗晐 に 同 化 して<br />

いき、ますます 無叄 分 別厌 になってしまうのである。<br />

世匒 俗晐 の 習 慣脹 に 従 うならば、 教卝 会 が 世匒 俗晐 化 する。それは 決 して 世匒 俗晐 をキリストに 改匳 宗儲 さ<br />

せることにはならない。 罪 になれてくると、 必厧 然掍 的 に、それがいとわしくなくなってくる。<br />

サタンのしもべたちと 交卦 わるものは、やがて、 彼 らの 主勢 人 をも 恐傁 れなくなる。 宮厳 廷腾 におけ<br />

るダニエルのように、われわれも、 義拣 務勲 を 遂脎 行 するにあたって 試去 練 にあう 時 には、 神卡 の 保<br />

護厽 を 受匃 けることを 確卾 信勼 してよいのであるが、しかし 自 分 で 誘儬 惑 に 身拴 をさらすならば、おそ<br />

かれ 早拱 かれ、 倒 れることになるのである。<br />

サタンはしばしば、われわれが、 彼 の 支匣 配括 下 にある 人 物匵 だとは 思卩 いもしないような 人<br />

々を 用 いて、 実 に 巧绾 妙胄 に 働掴 きかける。 才纞 能印 や 教卝 育挞 がある 人 々は、 神卡 を 恐傁 れる 心升 がなくても、<br />

347


これらの 特厣 質拾 がそれを 補拙 い、 神卡 の 恵 みに 浴脓 させるかのように、 賞 賛僮 され、 栄 誉縃 を 帰 せられ<br />

ている。 才纞 能印 と 教卝 養傞 は、それ 自 体 、 神卡 の 賜 物匵 である。しかしそれらが、 信勼 心升 の 代 用 にされ<br />

るならば、そして、 魂 を 神卡 に 近卐 づけるかわりに 神卡 から 引匂 き 離掤 すならば、その 時 それらはの<br />

ろいとなり、わなとなるのである。 礼脊 儀腝 正匁 しく 見 えることや 洗腂 練 された 感厤 じを 与拜 えること<br />

はみな、 何挬 かの 意勪 味控 でキリストに 関 係厂 するものである、と 考卛 えている 人 が 多匭 い。しかし、<br />

これほど 大 きなまちがいはない。こうした 特厣 質拾 は、 真卢 の 宗儲 教卝 のために 強勮 力 な 影挼 響捳 を 及 ぼす<br />

ものであるから、すべてのキリスト 者 の 品厍 性勯 の 美捜 点勷 でなければならない。しかし、それら<br />

は、 神卡 にささげられねばならない。さもないと、それらもまた、 悪捰 のための 力 となってし<br />

まう。 一 般 に 不勘 道匠 徳 と 見 なされている 行 為 はあえてしないところの、 知半 的 で 教卝 養傞 があり、<br />

礼脊 儀腝 正匁 しい 人 が 多匭 くいるが、このような 人 々は、サタンの 手 にある 洗腂 練 された 器捙 にすぎな<br />

い。 彼 の 狡焛 猾焨 で 欺繏 瞞 的 な 影挼 響捳 と 模掌 範儤 は、キリストの 働掴 きにとって、 無叄 知半 で 教卝 養傞 のない 人 々<br />

よりはるかに 危捦 険叁 である。<br />

ソロモンは、 熱 心升 な 祈绗 りと 神卡 への 依傟 存掑 によって、 世匒 界化 の 驚脚 きと 賞 賛僮 を 引匂 き 起招 こしたと<br />

ころの 知半 恵 の 持匛 ち 主勢 になった。ところが、 彼 が 力 の 源 である 神卡 から 離掤 れて、 自 分 の 力 に 頼<br />

って 進勺 んだ 時 に、 彼 は 誘儬 惑 のとりことなった。その 時 、この 最勞 も 賢繞 い 王掣 に 授 けられていた<br />

驚脚 くべき 能印 力 は、 彼 を、 魂 の 敵育 サタンの 最勞 も 強勮 力 な 手 先匪 としたにすぎなかった。<br />

サタンは、この 事 実 に 対 して 人 々の 心升 を 無叄 感厤 覚 にしようと 常拤 に 努 めている。そこでキ<br />

リスト 者 は、 自 分 たちの 戦勛 いは、「 血傔 兜肉 に 対 するものではなく、もろもろの 支匣 配括 と、 権勻 威胙<br />

と、やみの 世匒 の 主勢 権勻 者 、また 天拦 上 にいる 悪捰 の 霊绳 に 対 する 戦勛 い」であることを、 決 して 忘脨 れ<br />

てはならない[エペソ 6:。 霊绳 感厤 による 次卙 のような 警厺 告卪 が、 幾继 世匒 紀 の 昔繕 からわれわれの 時<br />

代 にまで 鳴胯 りひびいている。「 身拴 を 慎儃 み、 目 をさましていなさい。あなたがたの 敵育 である<br />

悪捰 魔斴 が、ほえたけるししのように、 食挱 いつくすべきものを 求卍 めて 歩 き 回 っている」[Ⅰペ<br />

テロ 5:。「 悪捰 魔斴 の 策北 略傎 に 対 抗 して 立 ちうるために、 神卡 の 武叇 具 で 身拴 を 固 めなさい」[エペ<br />

ソ 6:。<br />

われわれの 大 いなる 敵育 サタンは、アダムの 時 代 から 今 日 に 至儖 るまで、 圧 迫 と 破挐 壊傓 のた<br />

めに 力 をふるってきた。そして 今 、 彼 は、 教卝 会 に 対 する 最勞 後 の 戦勛 闘 の 準厜 備厵 をしている。イ<br />

エスに 従 おうとする 者 はみな、この 残拑 忍旖 な 敵育 と 戦勛 わねばならない。キリスト 者 が、 模掌 範儤 で<br />

あられるイエスにならえばならうほど、サタンの 攻 撃掐 の 的 になることは 確卾 実 である。 神卡 の<br />

事 業 に 活卹 発 に 従 事 し、 悪捰 魔斴 の 欺繏 瞞 をあばき、 人 々の 前 にキリストを 紹脑 介捈 しようとする 者 は<br />

みな、パウロと 同 じあかし—— 謙旎 遜 の 限拘 りを 尽能 くし、 多匭 くの 涙繽 と 数包 々の 試去 練 の 中 にあって、<br />

主勢 に 仕捸 えてきたというあかし——をすることができるのである。 サタンは、 最勞 も 激 烈绡 で<br />

狡焛 猾焨 な 誘儬 惑 をもってキリストを 攻 撃掐 したが、そのたびに 撃掐 退挖 された。それらの 戦勛 いは、わ<br />

れわれのための 戦勛 いであった。そしてそれらの 勝 利匏 は、われわれにも 勝 利匏 を 得千 させるので<br />

ある。 キリストは、 求卍 めるすべての 者 に 力 をお 与拜 えになる。だれでも、 自 分 が 同 意勪 せず<br />

348


にサタンに 敗反 北勾 することはない。 誘儬 惑 者 サタンは、 人 の 意勪 志 を 支匣 配括 したり、 強勮 制勧 して 罪 を<br />

犯 させたりすることはできない。 彼 は、われわれを 悩肘 ますことはできるが、 汚儢 すことはで<br />

きない。 苦 悩肘 を 与拜 えることはできても、 汚儢 辱既 することはできないのである。キリストが 勝<br />

利匏 されたという 事 実 は、 彼 に 従 う 者 たちに、 罪 とサタンに 対 して 雄接 々しく 戦勛 う 勇腅 気勴 を 与拜 え<br />

るものである。<br />

349


第匌 31 章 天 使却 と 精 神卡<br />

目 に 見 える 世匒 界化 と 目 に 見 えない 世匒 界化 との 関 係厂 、 神卡 の 天拦 使却 の 奉旊 仕捸 、そして 悪捰 霊绳 の 働掴 きな<br />

どは、 聖脩 書危 の 中 にはっきりと 示単 されており、 人 類 歴偡 史 と 不勘 可參 分 に 織掼 り 混 ざっている。 一 般<br />

に、 悪捰 霊绳 の 存掑 在厪 に 関 しては、 信勼 じない 傾傧 向匇 が 強勮 まっており、 他 方 、「 救 を 受匃 け 継 ぐべき 人<br />

々に 奉旊 仕捸 する」 聖脩 天拦 使却 たちは、 死拎 者 の 霊绳 であると 考卛 えている 人 が 多匭 い[ヘブル 1:。しか<br />

し、 聖脩 書危 は、 善 天拦 使却 と 悪捰 天拦 使却 は 両厥 方 とも 存掑 在厪 することを 教卝 えているばかりでなく、これら<br />

は 兜肉 体 を 離掤 れた 死拎 者 の 霊绳 ではないという、 疑卧 うことのできない 証卨 拠 を 提卖 示単 している。<br />

人 類 が 創傦 造挝 される 前 に、 天拦 使却 は 存掑 在厪 していた。それは、 地 の 基匼 がすえられた 時 、「 明<br />

けの 星 は 相 共厗 に 歌 い、 神卡 の 子 たちはみな 喜 び 呼 ばわった」とあることからもわかる[ヨブ<br />

38:。また、 人 類 の 堕秐 落叉 後 、 命挻 の 木匓 を 守捿 るために 天拦 使却 が 送拡 られたが、この 時 には、まだ<br />

だれも 人 間 は 死拎 んではいなかった。 天拦 使却 は、 人 間 よりは 優历 れた 性勯 質拾 のもので、 人 は、「た<br />

だ 少厮 しく 天拦 使却 よりも 低拯 く」 造挝 られたと、 詩纛 篇 記卌 者 は 言匟 っている[ 詩纛 篇 8:5・ 英捼 語指 訳胲 ]。<br />

聖脩 書危 には、 天拦 の 存掑 在厪 者 の 数包 、またその 力 と 栄 光捄 が 書危 かれている。また、 彼 らと 神卡 の 統拇<br />

治匮 との 関 係厂 、そして 贖 罪 の 働掴 きとの 関 連 についても 記卌 されている。「 主勢 はその 玉掩 座 を 天拦 に<br />

堅儕 くすえられ、そのまつりごとはすべての 物匵 を 統拇 べ 治匮 める。」「 御 座 ……のまわりに、 多匭<br />

くの 御 使却 たちの 声拨 が 上 がるのを 聞挈 いた」と 預 言匟 者 は 言匟 っている。 彼 らは、 王掣 の 王掣 の 面卥 前 に<br />

はべる「 勇腅 士厨 たち」、「そのみこころを 行 うしもべたち」、「そのみ 言匟 葉挺 の 声拨 を 聞挈 」く<br />

「 使却 たち」である[ 詩纛 篇 103:19~21、 黙縹 示単 録捎 5:。 預 言匟 者 ダニエルは、 千収 々、 万勦 々の 天拦<br />

使却 たちを 見 た。 使却 徒傣 パウロは、「 無叄 数包 の 天拦 使却 の 祝腛 会 」と 言匟 った[ダニエル 7:10 参厴 照儠 、ヘ<br />

ブル 12:。<br />

彼 らは、 神卡 の 使却 者 として、「いなずまのひらめきのように 速捠 く」 行 き 来勵 する[エゼキエ<br />

ル 1:。 栄 光捄 に 輝脮 き、 迅斩 速捠 に 飛 ぶ。 救 い 主勢 の 墓斳 に 現勶 れた 天拦 使却 の 姿掋 は、「いなずまのように<br />

輝脮 き、その 衣胼 は 雪僴 のように 真卢 白换 であった」ので、 見 張挗 りたちは 恐傁 ろしさのあまり 震傹 えあが<br />

って、「 死拎 人 のようになった」[マタイ 28:3、。 高 慢纁 なアッスリヤ 人 、セナケリブが、<br />

神卡 をののしり、 冒纍 瀆 した 時 、「その 夜 、 主勢 の 使却 が 出 て、アッスリヤの 陣 営協 で 18 万勦 5 千収 人<br />

を 撃掐 ち 殺掮 した。」セナケリブの 軍拚 隊 の「すべての 大 勇腅 士厨 と 将 官厑 、 軍拚 長 ら」が 滅脛 ぼされた。<br />

「それで 王掣 は 赤捭 面卥 して 自 分 の 国 に 帰 った」[ 列偱 王掣 紀 下 19:35、 歴偡 代 志 下 32:。<br />

天拦 使却 たちは、 神卡 の 子 供挿 たちに 恵 みを 与拜 えるために 遣傛 わされる。アブラハムには、 祝腛 福厹<br />

の 約 束僓 を 伝捱 えるため、ソドムの 門挋 には、 火 の 破挐 壊傓 から 義拣 人 ロトを 救 い 出 すため、また、 荒僚<br />

野 で 疲膂 労排 と 飢 えのために 死拎 ぬばかりになっていたエリヤを 救 うため、 敵育 軍拚 に 包儣 囲 された 小<br />

さい 町 のまわりに 火 の 馬捣 と 火 の 戦勛 車区 を 送拡 ってエリシャを 救 うため、 異 教卝 の 王掣 の 宮厳 廷腾 で 神卡 の<br />

知半 恵 を 求卍 め、また、ししの 穴肼 にえじきとして 投匐 げ 込匸 まれたダニエルを 救 うため、ヘロデの<br />

350


牢 獄晳 で 死拎 の 宣傪 告卪 を 受匃 けたペテロを 救 うため、ピリピの 牢 獄晳 の 囚昉 人 たちを 救 うため、 夜 、 海匈<br />

上 で 暴偷 風掵 にあったパウロとその 仲傫 間 を 救 うため、 福厹 音 を 信勼 じるようにコルネリオの 心升 を 開<br />

くため、そして、この 未 知半 の 異 邦傗 人 に 救 いの 使却 命挻 を 伝捱 えにペテロを 送拡 るため、こうしたこ<br />

とのために 天拦 使却 たちは、 各厰 時 代 において、 神卡 の 民 のために 奉旊 仕捸 してきたのである。<br />

キリストに 従 うすべての 者 に 保 護厽 天拦 使却 がつけられている。これら 天拦 からの 守捿 護厽 者 が、<br />

悪捰 い 者 の 力 から 義拣 人 を 守捿 るのである。このことは、サタン 自 身拴 も 認卉 めて、「ヨブはいたず<br />

らに 神卡 を 恐傁 れましょうか。あなたは 彼 とその 家匝 およびすべての 所勰 有卻 物匵 のまわりにくまなく、<br />

まがきを 設勳 けられたではありませんか」と 言匟 った[ヨブ 1:9、。 神卡 がご 自 分 の 民 を 守捿 られ<br />

る 方 法 について、 詩纛 篇 記卌 者 は、「 主勢 の 使却 は 主勢 を 恐傁 れる 者 のまわりに 陣 をしいて 彼 らを 助捉 け<br />

られる」と 言匟 っている[ 詩纛 篇 34:。<br />

救 い 主勢 は、 彼 を 信勼 じる 者 たちについて、「あなたがたは、これらの 小 さい 者 のひとり<br />

をも 軽 んじないように、 気勴 をつけなさい。あなたがたに 言匟 うが、 彼 らの 御 使却 たちは 天拦 にあ<br />

って、 天拦 にいますわたしの 父 のみ 顔 をいつも 仰纝 いでいるのである」と 言匟 われた[マタイ<br />

18:。 神卡 の 子 供挿 たちに 奉旊 仕捸 することを 命挻 じられた 天拦 使却 たちは、 常拤 に 神卡 のみ 前 に 行 くこと<br />

ができるのである。<br />

こうして 神卡 の 民 は、 暗肨 黒 の 君 の 欺繏 瞞 の 力 と 絶傉 え 間 ない 悪捰 意勪 にさらされ、 悪捰 のあらゆる<br />

勢厕 力 と 戦勛 う 時 にも 天拦 使却 たちの 絶傉 えざる 保 護厽 が 保 証卨 されている。 必厧 要勥 がなければ、このよう<br />

な 保 証卨 は 与拜 えられはしない。 神卡 がご 自 分 の 子 供挿 たちに、 恵 みと 保 護厽 の 約 束僓 をお 与拜 えになっ<br />

たということは、 当勠 面卥 すべき 強勮 力 な 悪捰 の 勢厕 力 —— 無叄 数包 の、 断友 固 たる、 疲膂 れを 知半 らぬ 勢厕 力 で<br />

あって、その 悪捰 意勪 と 力 について 無叄 知半 であったり 無叄 関 心升 でいては、だれ 1 人 安勣 全 ではありえ<br />

ない——があるからである。<br />

悪捰 霊绳 たちは、 最勞 初匘 、 罪 のないものとして 創傦 造挝 され、その 性勯 質拾 と 力 と 栄 光捄 において、 今<br />

神卡 の 使却 いをしている 聖脩 なる 存掑 在厪 者 たちと 同 等 であった。しかし、 罪 のために 堕秐 落叉 して、 彼<br />

らは、 神卡 のみ 名匷 を 汚儢 し 人 間 を 破挐 滅脛 さ せるために 団卄 結医 しているのである。 彼 らはサタンの<br />

反卬 逆 に 加匎 叕担 し、 彼 とともに 天拦 から 追挵 放择 され、 各厰 時 代 を 通 じて、 彼 と 協匞 力 して 神卡 の 権勻 威胙 に 逆<br />

らって 戦勛 ってきた。 聖脩 書危 には、 彼 らの 同 盟 と 政 府匕 、 種捶 々の 階 級揁 、その 知半 性勯 と 陰纖 険叁 さ、 人 間<br />

の 平匊 和匄 と 幸 福厹 を 破挐 壊傓 しようとする 悪捰 だくみのことが 記卌 されている。 旧 約 歴偡 史 にも、 彼 ら<br />

の 存掑 在厪 と 活卹 動 についての 言匟 及 が 時 々 見 られる。しかし、 悪捰 霊绳 がその 力 を 最勞 も 著兆 しくあらわ<br />

したのは、キリストがこの 地 上 におられた 時 であった。キリストは、 人 間 を 贖 うために 考卛<br />

え 出 された 計匧 画厐 を 実 行 するために 来勵 られた。そしてサタンは、 世匒 界化 の 支匣 配括 権勻 は 自 分 にある<br />

ということを 断友 固 として 主勢 張挗 することに 決 めた。<br />

彼 は、パレスチナを 除揄 く 全 地 に、 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 を 確卾 立 することに 成勱 功僵 していた。キリスト<br />

は、 誘儬 惑 者 の 支匣 配括 に 完 全 には 服傕 していない 唯繴 一 の 国 に、 天拦 の 光捄 を 人 々の 上 に 輝脮 かすために<br />

351


来勵 られた。ここで、2 つの 対 立 した 勢厕 力 が、 覇 権勻 を 争拫 うことになった。イエスは、 彼 の 愛<br />

の 手 を 広南 げて、 彼 から 赦费 しと 平匊 和匄 を 受匃 けるようにと、すべての 者 を 招偠 かれた。 暗肨 黒 の 軍拚 勢厕<br />

は、 自 分 たちの 支匣 配括 には 限拘 度 があることを 認卉 め、もしキリストの 任厃 務勲 が 成勱 功僵 するならば、<br />

すぐに 自 分 たちの 支匣 配括 は 終厖 わることを 知半 った。そこでサタンは、 鎖肽 につながれたししのよ<br />

うに、ほえたけり、 人 びとの 心升 にも 体 にも、 猛縭 然掍 と 力 をふるった。<br />

人 間 が 悪捰 霊绳 につかれるということは、 新 約 聖脩 書危 の 中 にはっきりと 述掃 べられている。こ<br />

れに 悩肘 まされた 人 々は、ただ 単 に 普僁 通 の 原募 因 で 起招 きる 病挶 気勴 に 苦 しんでいたのではなかった。<br />

キリストは、ご 自 分 が 扱僻 っておられる 事 態拟 を 完 全 に 理 解卆 し、そこに 悪捰 霊绳 が 実 際匶 に 存掑 在厪 し 働掴<br />

いていることを 認卉 めておられた。 彼 らの 数包 と 力 と 凶晧 悪捰 さの 顕昝 著兆 な 実 例捁 、そして 同 時 にキ<br />

リストの 力 と 恵 みの 顕昝 著兆 な 実 例捁 は、ガダラでの、 悪捰 霊绳 につかれた 人 々のいやしに 関 する 聖脩<br />

書危 の 記卌 録捎 に 示単 されている。 悪捰 霊绳 につかれたこれらの 哀暈 れな 人 々は、あらゆる 鎖肽 を 絶傉 ち 切卲 っ<br />

て、もがき 苦 しみ、あわをふいて、 怒腹 り 狂旆 い、 大 声拨 で 叫经 びながら、 自 分 たちの 身拴 を 傷偟 つけ、<br />

近卐 づいてくる 人 にはだれにでも 飛 びかかりそうであった。 彼 らの 傷偟 ついた 血傔 みどろの 体 と<br />

錯暘 乱 した 精 神卡 は、 暗肨 黒 の 君 が 喜 ぶ 光捄 景拲 であった。 彼 らにとりついていた 悪捰 霊绳 のひとりは、<br />

「レギオンと 言匟 います。 大 ぜいなのですから」と 言匟 った[マルコ 5:。ローマの 軍拚 隊 では、<br />

レギオンというのは、3000 から 5000 の 人 員 で 構拧 成勱 されていた。サタンの 軍拚 勢厕 もまた、<br />

隊 を 組匢 んで 進勺 軍拚 し、これらの 悪捰 霊绳 の 属傍 していた 一 隊 は、レギオンほどの 大 きなものであっ<br />

た。<br />

イエスのご 命挻 令傂 によって、 悪捰 霊绳 は 今 までとりついていた 人 々から 離掤 れ、 彼 らは 平匊 静 と<br />

知半 性勯 と 温偣 順 さを 取勚 りもどして、 救 い 主勢 の 足拒 もとに 静 かに 座 っていた。しかし、 悪捰 霊绳 たちは、<br />

豚 の 一 群儈 を 海匈 へと 駆肖 け 下 らせることを 許 された。そして、ガダラの 住卫 民 たちは、キリスト<br />

がお 与拜 えになった 祝腛 福厹 よりこの 損措 失拽 のほうが 重匤 大 だったので、 天拦 来勵 の 医挨 師 に 退挖 去掇 すること<br />

を 願傿 った。これは、サタンが 引匂 き 起招 こそうと 企十 てたことであった。 彼 らの 損措 失拽 をイエスの<br />

せいにして、 人 々に 利匏 己偻 的 恐傁 怖繍 心升 を 起招 こさせ、 彼 の 言匟 葉挺 を 聞挈 かせまいとしたのである。サ<br />

タンは、 損措 失拽 や 不勘 幸 や 苦 難挚 を、 自 分 と 自 分 の 手 下 たちで 引匂 き 起招 こしておきながら、その 当勠<br />

然掍 の 責掅 めを 負拆 わず、 常拤 にそれをキリスト 者 のせいにして 非 難挚 するのである。<br />

しかし、キリストの 目 的 は 妨绋 害县 されなかった。 彼 は、 利匏 益捍 のためにこれらの 汚儢 れた 獣<br />

を 飼縫 育挞 していたユダヤ 人 たちへの 譴 責掅 として、 悪捰 霊绳 が 豚 の 群儈 れを 滅脛 ぼすことを 許 された。<br />

もしキリストが、 悪捰 霊绳 を 抑 制勧 されなかったならば、 彼 らは、 豚 ばかりでなく、 飼縫 い 主勢 たち<br />

や 持匛 ち 主勢 たちをも 海匈 に 投匐 げこんだことであろう。 飼縫 い 主勢 たちと 持匛 ち 主勢 たちとがともに 保 護厽<br />

されたことは、キリストの 力 が 彼 らの 救 いのために、 恵 みのうちに 働掴 いたからにほかなら<br />

なかった。さらに、この 事 件卅 は、 人 間 と 動 物匵 の 両厥 方 に 対 するサタンの 残拑 酷昰 な 力 を 弟胱 子 たち<br />

に 目 撃掐 させるために、 起招 こることを 許 されたのであった。 救 い 主勢 は、 彼 の 弟胱 子 たちが、 彼<br />

らの 当勠 面卥 しなければならない 敵育 をよく 知半 って、その 悪捰 だくみに 欺繏 かれたり、 敗反 北勾 したりす<br />

352


ることがないようにと 望捬 まれた。 それとともに、その 地 方 の 人 々が、サタンの 束僓 縛旸 を 砕<br />

いてその 捕 虜 を 解卆 放择 なさるキリストの 力 を 見 ることが、 彼 のみこころであった。そして、<br />

イエスご 自 身拴 は 去掇 られたけれども、 驚脚 くべき 救 いにあずかった 人 々は 残拑 り、 彼 らに 恵 みを<br />

ほどこされたイエスの 憐穳 れみを 宣傪 べ 伝捱 えたのである。<br />

同 様捞 の 例捁 が、ほかにも 聖脩 書危 に 記卌 されている。スロ・フェニキヤの 女匩 の 娘繂 は、 悪捰 霊绳 につ<br />

かれて 非 常拤 に 苦 しんでいたが、イエスはみ 言匟 葉挺 によって 悪捰 霊绳 を 追挵 い 出 された[マルコ 7:<br />

26~30 参厴 照儠 ]。「 悪捰 霊绳 につかれた 盲 人 で 口卶 のきけない 人 」[マタイ 12:。たびたび「 火 の<br />

中 、 水匍 の 中 に 投匐 げ 入 れて、 殺掮 そうと」する 口卶 をきけなくする 霊绳 につかれた 子 供挿 [マルコ 9:<br />

17~。 安勣 息僢 日 にカペナウムの 会 堂傾 の 静 けさを 破挐 った「 汚儢 れた 悪捰 霊绳 につかれた 人 」[ルカ 4:<br />

33~。これらの 人 はみな、 憐穳 れみ 深捫 い 救 い 主勢 にいやされたのである。ほとんどすべての<br />

場 合 、キリストは、 一 個持 の 知半 性勯 をもった 実 在厪 としての 悪捰 霊绳 に 語指 りかけて、とりついている<br />

人 から 出 て、 今 後 苦 しめないようにと 命挻 じられたのである。カペナウムで 礼脊 拝旟 していた 人<br />

々は、 彼 の 偉昖 大 な 力 を 見 て、「 驚脚 いて、 互僆 に 語指 り 合 って 言匟 った、『これは、いったい、な<br />

んという 言匟 葉挺 だろう。 権勻 威胙 と 力 とをもって 汚儢 れた 霊绳 に 命挻 じられると、 彼 らは 出 て 行 くの<br />

だ』」[ルカ 4:。<br />

普僁 通 、 悪捰 霊绳 につかれた 者 は 非 常拤 に 苦 しむものとされているが、その 例捁 外勭 もあった。 超捪<br />

自 然掍 の 力 を 得千 るために、サタンの 影挼 響捳 力 を 歓脒 迎 するものがある。このような 人 々には、 悪捰<br />

霊绳 との 戦勛 いはもちろんない。この 種捶 の 人 々に、 占 いの 霊绳 につかれた 者 たち、すなわち、 魔斴<br />

術挘 師 シモンや 魔斴 術挘 師 エルマ、また、ピリピでパウロとシラスのあとを 追挵 ってきた 娘繂 などが<br />

ある。<br />

聖脩 書危 に 直卟 接捴 的 な 多匭 数包 の 証卨 拠 があるにもかかわらず、 悪捰 魔斴 と 悪捰 天拦 使却 たちの 存掑 在厪 と 働掴 きを<br />

否 定 する 人 々ほど、 悪捰 霊绳 の 力 に 動 かされる 大 きな 危捦 険叁 の 中 にある 人 たちはいない。われわ<br />

れが 彼 らの 策北 略傎 に 無叄 知半 であるかぎり、 彼 らは、われわれには 想挹 像僕 もつかないほど 優历 位匱 にあ<br />

る。 多匭 くの 者 は、 彼 らの 暗肨 示単 に 耳脥 をかし、それでいて、 自 分 自 身拴 の 知半 恵 の 命挻 じるところに<br />

従 っていると 考卛 える。このために、サタンは、 人 々を 欺繏 き 滅脛 ぼすために 全 力 で 働掴 く 世匒 の 終厖<br />

末拢 が 近卐 づくにつれて、サタンは 存掑 在厪 しないという 考卛 えを 至儖 る 所勰 に 広南 めるのである。 自 分 と<br />

自 分 のやり 方 とを 隠僸 すのが、サタンの 手 である。<br />

この 大 欺繏 瞞 者 が 最勞 も 恐傁 れていることは、われわれが 彼 の 策北 略傎 を 見 破挐 ることである。 彼<br />

は 自 分 の 正匁 体 と 目 的 を 巧绾 みに 隠僸 すために、 嘲 笑傷 、あるいは 軽 べつぐらいはよいが、それ 以匆<br />

上 の 激 しい 感厤 情午 を 人 々に 抱 かせないように、 自 分 を 描胦 写捂 させている。 彼 は 自 分 が、こっけ<br />

いな、あるいは 胸胬 の 悪捰 くなるようなもの、ぶかっこうな 半博 獣 人 として 描胦 かれることを 好捆 む。<br />

またサタンは、 知半 力 と 世匒 知半 にたけていると 自 認卉 する 人 々が 彼 の 名匷 を 嘲 笑傷 し 冷偭 やかすのを 聞挈<br />

いて、 喜 ぶのである。<br />

353


「そんなものが 実 際匶 にいるのか」という 疑卧 問勬 が 広南 く 発 せられるのは、サタンが 非 常拤 に<br />

巧绾 妙胄 な 仮儵 面卥 をかぶってきたためである。また、 宗儲 教卝 界化 においても、 聖脩 書危 の 明 白换 な 証卨 言匟 に 矛旁<br />

盾绮 する 説拿 が 一 般 に 受匃 け 入 れられていることは、 彼 の 成勱 功僵 を 証卨 拠 だてている。そして 神卡 のみ<br />

言匟 葉挺 が、 彼 の 悪捰 意勪 に 満掫 ちた 働掴 きの 例捁 を 多匭 数包 挙拷 げて、 彼 のかくれた 力 を 暴偷 露腒 し、その 攻 撃掐 に<br />

対 してわれわれに 警厺 戒儦 させているのは、サタンの 力 を 知半 らない 者 の 心升 は 実 にたやすくサタ<br />

ンに 支匣 配括 されるからである。<br />

もしわれわれが、サタン 以匆 上 の 贖 い 主勢 の 力 のうちに、かくれがと 救 いを 得千 ていないな<br />

らば、サタンとその 軍拚 勢厕 の 力 と 悪捰 意勪 とに 恐傁 怖繍 を 抱 くのは 当勠 然掍 であろう。われわれは、 錠暊 を<br />

かけて 家匝 の 戸叐 締偞 まりをよくし、 生 命挻 と 財拉 産勩 を 悪捰 人 の 手 から 守捿 ろうと 気勴 をつける。しかしわ<br />

れわれは、 常拤 にわれわれに 近卐 づこうとしている 悪捰 天拦 使却 のことは、ほとんど 考卛 えない。われ<br />

われはその 攻 撃掐 に 対 して、 自 分 では 防拌 御 する 方 法 がないのである。もし 許 されるならば、<br />

彼 らはわれわれの 心升 を 狂旆 わせ、 体 に 変厭 調 を 起招 こさせて 苦 しめ、 財拉 産勩 を 破挐 壊傓 し 生 命挻 を 奪傤 うの<br />

である。 彼 らの 唯繴 一 の 喜 びは、 悲胳 惨绨 と 破挐 壊傓 である。 神卡 の 要勥 求卍 を 拒兘 み、サタンの 誘儬 惑 に 負拆 け<br />

る 者 の 状叔 態拟 は、 実 に 恐傁 ろしく、 神卡 もついには 彼 らを、 悪捰 霊绳 の 支匣 配括 にわたされるようなこと<br />

になるのである。しかし、 キリストに 従 う 者 は、 常拤 に 彼 の 保 護厽 のもとにあって 安勣 全 であ<br />

る。 力 強勮 い 天拦 使却 が 天拦 から 送拡 られて 彼 らを 守捿 る。 悪捰 人 たちは、 神卡 が 神卡 の 民 の 周 りに 配括 置厒 され<br />

た 警厺 護厽 を 破挐 ることができないのである。<br />

354


第匌 32 章 悪 質 な 欺 瞞<br />

約 6000 年 近卐 くも 続勸 けられてきたキリストとサタンとの 間 の 大 争拫 闘 は、まもなく 終厖 わ<br />

る。そこでサタンは、キリストが 人 間 のためにしておられる 働掴 きを 妨绋 げる 努 力 を 倍 加匎 し、<br />

魂 を 彼 のわなの 中 に 捕 らえておこうとする。 救 い 主勢 の 仲傫 保 のお 働掴 きが 終厖 わり、もはや 罪 の<br />

ための 犠腻 牲繉 がなくなってしまうその 時 まで、 人 々を 悔繛 い 改匳 めさせず、 暗肨 黒 の 中 に 閉僔 じこめ<br />

ておくことが、サタンのめざすところである。<br />

サタンの 権勻 力 に 抵脏 抗 しようとする 特厣 別厌 の 努 力 もなく、 教卝 会 と 世匒 の 中 に 無叄 関 心升 の 状叔 態拟 が<br />

みなぎっていれば、サタンは 別厌 に 気勴 にとめないのである。というのは、 彼 は 自 分 がその 意勪<br />

のままに 捕 らえている 者 たちを 失拽 う 危捦 険叁 がないからである。ところが、 人 の 心升 が 永 遠 の 事<br />

柄兄 に 向匇 けられ、「わたしは、 救 われるために、 何挬 をすべきでしょうか」と 魂 が 叫经 ぶ 時 、サ<br />

タンはキリストの 力 に 抵脏 抗 し、 聖脩 霊绳 の 感厤 化 を 妨绋 害县 しようと 動 き 始卿 める。<br />

ある 時 、 神卡 の 天拦 使却 たちが 主勢 のみ 前 に 立 った 時 、サタンもその 中 に 現勶 れたと 聖脩 書危 に 記卌 さ<br />

れている[ヨブ 1:6 参厴 照儠 ]。それは、 永 遠 の 神卡 のみ 前 にひざまずくためではなく、 義拣 人 に<br />

対 する 悪捰 意勪 あるたくらみを 進勺 めるためであった。 同 じ 目 的 をもってサタンは、 人 々が 神卡 の<br />

礼脊 拝旟 のために 集厦 まる 時 にその 場 に 現勶 れるのである。 目 にこそ 見 えないが、サタンは 礼脊 拝旟 者<br />

たちの 心升 を 支匣 配括 するため、 一 生 懸 命挻 に 働掴 いている。サタンは、 老偽 練 な 将 軍拚 のように、 前 も<br />

って 計匧 画厐 をたてる。 神卡 の 使却 命挻 者 が 聖脩 書危 を 調 べているのを 見 ると、どのような 使却 命挻 が 人 々に<br />

語指 られるかに 注挅 意勪 する。そして、その 点勷 について 彼 が 欺繏 いている 人 々に、その 使却 命挻 を 聞挈 か<br />

せないように、あらゆる 巧绾 妙胄 な 策北 略傎 を 用 いて、 事 情午 を 支匣 配括 しようとする。ぜひともその 警厺<br />

告卪 を 聞挈 かねばならない 人 々が、 何挬 かの 重匤 要勥 な 商叏 用 のために 出 向匇 かなければならないように<br />

したり、あるいは、 何挬 かほかの 方 法 で、いのちからいのちに 至儖 らせるかおりとなるみ 言匟 葉挺<br />

を 聞挈 くのを 妨绋 げるのである。<br />

またサタンは、 神卡 のしもべたちが 人 々の 霊绳 的 暗肨 黒 に 心升 を 悩肘 ましているのを 見 る。そし<br />

て 彼 らが、 冷偭 淡繦 、 不勘 注挅 意勪 、 怠旒 惰趌 などの 魔斴 力 から 逃偹 れられるように、 神卡 の 恵 みと 力 とを 熱 心升<br />

に 祈绗 り 求卍 めているのを 聞挈 く。すると 彼 は、 熱 心升 さをもりかえして 策北 動 する。すなわち、 人<br />

々に 食挱 欲僼 をほしいままにさせたり、または、 何挬 かほかのことで 放择 縦脷 な 生 活卹 をさせたりして<br />

知半 覚 をまひさせ、 彼 らが 最勞 も 学 ばなければならないことを 聞挈 かせないようにしてしまうの<br />

である。<br />

人 々に 祈绗 りを 怠旒 るようにさせ、 聖脩 書危 の 研挣 究捨 もなおざりにするようにさせておけば、だ<br />

れでも 彼 の 攻 撃掐 に 打占 ち 負拆 かされてしまうことを、 彼 はよく 知半 っている。そのため、 彼 は、<br />

あらゆる 策北 略傎 をめぐらして、 人 心升 を 夢肟 中 にさせるものを 考卛 案匽 する。 神卡 を 信勼 じると 言匟 いなが<br />

ら、 真卢 理 の 研挣 究捨 を 続勸 けないで、 自 分 と 意勪 見 の 合 わない 人 々の 人 格卺 の 欠 点勷 とか 信勼 仰纝 上 の 誤儶 り<br />

355


とかを 指匦 摘 することを 自 分 の 義拣 務勲 であるかのように 思卩 っている 人 々が、いつもいるもので<br />

ある。こうした 人 々は、サタンの 右 腕肙 ともいうべきである。 兄胆 弟胱 を 訴挰 える 者 たちは、 決 し<br />

て 少厮 なくはない。 神卡 が 働掴 いておられ、 神卡 のしもべたちが 真卢 心升 から 神卡 をあがめている 時 、 彼<br />

らも 休 みなく 活卹 動 している。 彼 らは、 真卢 理 を 愛 し 真卢 理 に 従 っている 者 の 言匟 行 を、 全 くそう<br />

でないかのように 誤儶 り 伝捱 え、どんなに 熱 心升 でまじめな、 自 己偻 犠腻 牲繉 的 なキリストのしもべた<br />

ちをも、 欺繏 かれた 者 であるとか、 人 を 欺繏 く 者 であるとかいうのである。どんなに 誠肬 実 で 気勴<br />

高 い 行 為 の 動 機務 も、 真卢 実 を 曲儞 げて 非 難挚 し、 未 経 験挧 な 者 の 心升 に 疑卧 惑 の 念挡 を 起招 こさせる。 彼 ら<br />

は、あらゆる 策北 を 用 いて、 純儻 潔昔 で 正匁 しい 者 を、 不勘 潔昔 で 欺繏 瞞 的 な 者 であると 思卩 わせる。<br />

しかし、 彼 らについてだれも 欺繏 かれる 必厧 要勥 はない。 彼 らが、だれの 子 らであって、だ<br />

れの 模掌 範儤 に 従 い、だれの 業 をしているかは、すぐにわかるのである。「あなたがたは、そ<br />

の 実 によって 彼 らを 見 わけるであろう」[マタイ 7:。 彼 らの 行 為 は、 毒兙 舌暎 をもって「 兄胆<br />

弟胱 らを 訴挰 える 者 」であるサタンの 態拟 度 と 似胤 ている[ 黙縹 示単 録捎 12:。 大 欺繏 瞞 者 サタンは、 魂<br />

をわなに 落叉 ち 込匸 ませるために、あらゆる 種捶 類 の 誤儶 りを 伝捱 えるように 多匭 くの 手 下 をもってい<br />

る。すなわち、 滅脛 びに 陥肿 れようとしている 人 々のそれぞれの 好捆 みや 能印 力 に 適 した 種捶 々の 異<br />

端健 を 用 意勪 している。サタンは、 教卝 会 の 中 に 不勘 まじめで 悔繛 い 改匳 めていない 分 子 を 入 りこませ<br />

て、 疑卧 惑 と 不勘 信勼 の 念挡 を 助捉 長 させ、 神卡 の 働掴 きの 進勺 展捯 を 見 たいと 望捬 み 自 らもともに 進勺 歩 したい<br />

と 望捬 む 者 たちのじゃまをする。 神卡 と 神卡 のみ 言匟 葉挺 に 対 する 真卢 の 信勼 仰纝 はないのに、 真卢 理 のいく<br />

つかの 原募 則 に 同 意勪 し、クリスチャンとして 通 用 している 人 が 多匭 い。こうして 彼 らは、 彼 ら<br />

の 誤儶 りを 聖脩 書危 の 教卝 理 として 人 々に 伝捱 えるのである。<br />

人 が 何挬 を 信勼 じても、それはさほど 重匤 要勥 なことではないという 態拟 度 は、サタンが 最勞 も 成勱<br />

功僵 を 収厓 めている 欺繏 瞞 の 1 つである。 人 が 真卢 理 を 愛 して、 受匃 け 入 れる 時 、 真卢 理 はそれを 受匃 け<br />

入 れた 人 の 魂 を 清捲 めることをサタンは 知半 っている。そのために、 彼 は 絶傉 えず 偽兖 教卝 理 、 作单 り<br />

話匋 、 別厌 の 福厹 音 などを 真卢 理 の 代 わりにしようとしている。 神卡 のしもべたちは、 最勞 初匘 から 偽兖 り<br />

の 教卝 師 たちと 戦勛 ってきた。それは 彼 らが 悪捰 徳 の 人 々であるというだけではなくて、 魂 を 危捦<br />

険叁 に 陥肿 れる 偽兖 りを 説拿 く 人 々であったからである。エリヤ、エレミヤ、パウロなどは、 断友 固<br />

としてはばかるところなく、 神卡 のみ 言匟 葉挺 から 人 々を 引匂 き 離掤 す 者 たちと 戦勛 ったのである。こ<br />

れら 真卢 理 の 擁繗 護厽 者 たちは、 厳 正匁 な 信勼 仰纝 を 軽 視拹 する 自 由厩 主勢 義拣 に 賛僮 成勱 しなかった。<br />

聖脩 書危 についてあいまいな、 変厭 わった 解卆 釈脂 をしたり、またキリスト 教卝 界化 において、 宗儲 教卝<br />

的 信勼 仰纝 に 関 して 多匭 くの 矛旁 盾绮 した 説拿 があったりすることは、 人 心升 を 混 乱 させて 真卢 理 を 見 分 け<br />

られないようにするための 大 敵育 サタンのしわざである。キリスト 教卝 会 内 にある 不勘 和匄 、 分 裂脧<br />

は、 自 分 の 気勴 に 入 った 理 論厱 を 裏傈 づけるために 聖脩 書危 を 歪趛 曲儞 するという 一 般 的 な 風掵 習 のせいで<br />

あることが 非 常拤 に 多匭 い。 神卡 のみこころを 知半 ろうとして 謙旎 遜 に 注挅 意勪 深捫 く 聖脩 書危 を 研挣 究捨 しないで、<br />

何挬 か 変厭 わった 独捌 創傦 的 なものを 発 見 しようとする 者 が 多匭 い。<br />

356


誤儶 った 教卝 理 や 非 キリスト 教卝 的 習 慣脹 を 支匣 持匛 するために、 聖脩 書危 の 前 後 関 係厂 を 考卛 えずに 1 節儊<br />

の 半博 分 だけを 引匂 き 離掤 して 引匂 用 する 人 々がいるが、その 残拑 りの 半博 分 を 見 れば、 全 く 反卬 対 の 意勪<br />

味控 になることもある。 彼 らは、 自 分 の 兜肉 の 欲僼 をほしいままにするために、へびのような 狡焛<br />

猾焨 さで、 曲儞 解卆 された 無叄 関 係厂 ないくつかの 聖脩 句繯 のかげに、 自 分 の 立 場 を 守捿 るのである。この<br />

ようにして、 神卡 のみ 言匟 葉挺 を 故採 意勪 に 曲儞 解卆 する 者 が 多匭 い 他 方 、 聖脩 書危 の 型捗 や 象拺 徴僦 について 想挹 像僕 を<br />

たくましくする 者 もある。そのような 人 々は、 聖脩 書危 が 聖脩 書危 自 らの 解卆 釈脂 をしているその 証卨 言匟<br />

も 無叄 視拹 して、 思卩 いのままに 解卆 釈脂 を 下 し、 自 分 たちの 臆秲 測 を 聖脩 書危 の 教卝 えであるかのように 説拿<br />

くのである。<br />

聖脩 書危 の 研挣 究捨 は、 祈绗 りの 精 神卡 に 満掫 たされ、 謙旎 遜 に 教卝 えを 聞挈 く 精 神卡 で 行 われないならば、<br />

難挚 解卆 な 聖脩 旬傚 はもちろん、やさしいところでも、その 意勪 味控 を 取勚 り 違挆 えて 曲儞 解卆 してしまう。 法<br />

王掣 教卝 の 指匦 導拗 者 たちは、 彼 らの 目 的 に 最勞 も 役叓 立 つ 聖脩 句繯 を 選 び、 彼 ら 自 身拴 に 都匙 合 のよい 解卆 釈脂 を<br />

して 人 々に 教卝 える。 一 方 彼 らは、 人 々が 聖脩 書危 を 研挣 究捨 して、 尊胛 い 真卢 理 を 自 分 で 理 解卆 する 特厣 権勻<br />

をゆるさない。しかし、 聖脩 書危 全 体 は、 書危 かれているそのまま 人 々に 与拜 えられなければなら<br />

ない。 聖脩 書危 の 教卝 えが、このようにはなはだしく 曲儞 解卆 されるくらいならば、 聖脩 書危 の 教卝 えを 全<br />

然掍 人 々に 与拜 えない 方 がましである。<br />

聖脩 書危 は、 創傦 造挝 主勢 のみこころを 知半 りたいと 願傿 うすべての 者 を 導拗 くために 与拜 えられたもの<br />

である。 神卡 は 人 々に 預 言匟 の 確卾 かな 言匟 葉挺 をお 与拜 えになった。 天拦 使却 だけでなく、キリストご 自<br />

身拴 さえおいでになって、ダニエルとヨハネに、やがて 起招 こるべき 事 柄兄 についてお 知半 ら せ<br />

になった。われわれの 救 いに 関 する 重匤 要勥 な 事 柄兄 は、 神卡 秘兕 につつまれたままにしておかれな<br />

かった。それは、まじめに 真卢 理 を 求卍 める 者 を 惑 わせ 誤儶 らせるようには 示単 されていない。 預<br />

言匟 者 ハバククは、 神卡 の 言匟 われたことを 次卙 のように 記卌 した。「この 幻星 を 書危 き、これを…… 明<br />

らかにしるし、 走掘 りながらも、これを 読傊 みうるようにせよ」[ハバクク 2:。<br />

祈绗 りの 精 神卡 をもって 聖脩 書危 を 学 ぶすべての 者 に、 神卡 のみ 言匟 葉挺 は 明 らかに 示単 され、 真卢 に 誠肬<br />

実 な 者 はだれでも、 真卢 理 の 光捄 にくることができる。「 光捄 は 正匁 しい 人 のために 現勶 れ……る」<br />

[ 詩纛 篇 97:。 教卝 会 員 が 隠僸 れた 宝肮 を 捜掗 すように 真卢 理 を 熱 心升 に 探僙 究捨 しないならば、どの 教卝 会 も<br />

聖脩 潔昔 に 進勺 むことはできない。 人 類 の 敵育 がその 目 的 を 達挾 成勱 するために 着挄 々と 働掴 き 続勸 けてい<br />

るのに、 人 々は「 寛繘 大 」という 叫经 びによって、サタンの 策北 略傎 に 目 をくらまされている。サ<br />

タンが、 聖脩 書危 に 代 えて 人 間 の 思卩 想挹 を 置厒 くことに 成勱 功僵 する 時 、 神卡 の 律傢 法 は 廃 され、 教卝 会 は、<br />

自 由厩 であることを 主勢 張挗 しながら、 罪 に 縛旸 られているのである。<br />

多匭 くの 者 にとって、 科 学 の 研挣 究捨 はわざわいとなっている。 神卡 は、 科 学 と 技叒 術挘 方 面卥 の 種捶<br />

々な 発 見 によって 世匒 界化 に 輝脮 かしい 光捄 が 注挅 がれるのをお 許 しになった。しかし、どんなに 偉昖<br />

大 な 頭挓 脳 の 持匛 ち 主勢 であっても、その 研挣 究捨 が 神卡 のみ 言匟 葉挺 によって 導拗 かれないならば、 科 学 と<br />

啓繡 示単 の 関 係厂 を 探僙 究捨 するのに 困傮 難挚 を 感厤 じるのである。<br />

357


物匵 質拾 的 および 霊绳 的 な 面卥 における 人 間 の 知半 識掟 は、 部 分 的 で、 不勘 完 全 なものである。だか<br />

ら 多匭 くの 者 は、その 科 学 的 見 解卆 を、 聖脩 書危 に 述掃 べられていることと 一 致 させることができな<br />

いのである。 単 なる 学 説拿 や 推掙 測 を 科 学 的 事 実 として 受匃 け 入 れる 者 が 多匭 い。そして 彼 らは、<br />

神卡 のみ 言匟 葉挺 が、いわゆる「 偽兖 りの『 知半 識掟 』」によってためされなければならないと 考卛 える<br />

[Ⅰテモテ 6:。 創傦 造挝 主勢 とそのみ 業 は、 彼 らの 理 解卆 を 越掳 えたものである。ところが 彼 らは<br />

それを 自 然掍 の 法 則 によって 説拿 明 できないために、 聖脩 書危 の 歴偡 史 は 信勼 頼 できないと 考卛 える。 旧<br />

新 約 聖脩 書危 の 記卌 録捎 が 信勼 頼 に 値捛 するものであることを 疑卧 う 者 は、さらに 1 歩 進勺 んで、 神卡 の 存掑 在厪<br />

に 関 して 疑卧 惑 を 抱 き、 無叄 限拘 の 力 を 自 然掍 界化 のせいにしてしまう。 彼 らは 錨 を 捨腇 ててしまった<br />

以匆 上 、 無叄 信勼 仰纝 という 暗肨 礁 にのり 上 げてしまうよりほかはないのである。<br />

このようにして、 信勼 仰纝 から 離掤 れ、 悪捰 魔斴 に 欺繏 かれる 者 が 多匭 い 人 間 は、その 創傦 造挝 主勢 よりも<br />

賢繞 くなろうと 努 めてきた。 人 間 の 哲脼 学 は、 永 遠 に 啓繡 示単 されることのない 神卡 秘兕 を 探僙 り 出 して<br />

説拿 明 しようと 試去 みてきた。もし 人 々が、 神卡 がご 自 身拴 とその 御 目 的 に 関 して 人 間 にあらわさ<br />

れたことだけを 探僙 り、 理 解卆 するならば、 彼 らは 主勢 の 栄 光捄 と 威胙 光捄 と 権勻 力 とを 知半 るとともに、<br />

自 分 自 身拴 の 小 さなことを 認卉 め、 自 分 たちと 自 分 たちの 子 らのために 啓繡 示単 されたことに 満掫 足拒<br />

するであろう。<br />

神卡 が 啓繡 示単 しておられないことや、われわれが 理 解卆 するよう 計匧 画厐 してはおられないこと<br />

を、 人 が 探僙 り、 推掙 測 をたくましくするようにすることは、サタンの 欺繏 瞞 中 の 傑 作单 である。<br />

ルシファーが 天拦 上 の 地 位匱 を 失拽 ったのも、こうしたことからであった。 彼 は、 神卡 の 御 目 的 の<br />

秘兕 密偾 がすべて 自 分 に 示単 されなかったことに 不勘 満掫 を 抱 き、 自 分 に 与拜 えられていた 高 い 地 位匱 の<br />

職厯 務勲 に 関 して 示単 されたことなどは 全 く 顧僖 みなかった。 彼 は、 部 下 の 天拦 使却 たちにも 同 じ 不勘 満掫<br />

の 念挡 を 抱 かせて、 堕秐 落叉 させてしまった。 今 度 は、 人 の 心升 にも 同 じ 精 神卡 を 吹胈 き 込匸 んで、 神卡 の<br />

直卟 接捴 のご 命挻 令傂 を 無叄 視拹 させようとするのである。<br />

聖脩 書危 の 明 らかで 率厾 直卟 な 真卢 理 を 受匃 け 入 れたくない 人 たちは、 自 分 の 良拖 心升 を 鎮昼 静 するのに<br />

都匙 合 のよい 作单 り 話匋 を 絶傉 えず 求卍 めるようになる。 霊绳 的 でなく、へりくだって 自 己偻 を 犠腻 牲繉 にす<br />

る 必厧 要勥 のないような 教卝 理 であればあるだけ、ますます 一 般 からの 受匃 けはよいのである。こ<br />

うした 人 たちは、 自 分 の 兜肉 欲僼 をほしいままにするために、その 知半 的 能印 力 を 低拯 下 させている<br />

のである。 彼 らは 自 分 が 知半 者 だと 思卩 いあがって、 砕 けた 心升 をもって 聖脩 書危 を 探僙 ることをせず、<br />

また 神卡 の 導拗 きを 熱 心升 に 祈绗 り 求卍 めもしないので、ぐ 欺繏 瞞 に 対 する 防拌 備厵 は 何挬 もない。サタンは、<br />

彼 らの 心升 の 欲僼 求卍 にいつでも 応厸 じ、 真卢 理 の 代 わりに 偽兖 物匵 をつかませる。 法 王掣 制勧 が 人 心升 を 支匣<br />

配括 した 秘兕 けつは、ここにあった。そして、 真卢 理 には 苦 難挚 の 十厝 字捐 架繳 があるからといってこれ<br />

を 拒兘 否 することによって、 新 教卝 徒傣 もまた 同 じ 道匠 を 踏 んでいる。<br />

世匒 俗晐 と 歩 調 を 合 わせるために、 便 宜绦 的 な 都匙 合 主勢 義拣 をとって 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 研挣 究捨 を 怠旒 る 者<br />

はみな、 宗儲 教卝 的 真卢 理 の 代 わりにいまわしい 異 端健 を 信勼 じてしまうのである。 故採 意勪 に 真卢 理 を 拒兘<br />

む 者 は、ついには、あらゆる 種捶 類 の 誤儶 りを 受匃 け 入 れるようになる。ある 種捶 の 欺繏 瞞 は 嫌膅 悪捰 す<br />

358


る 人 が、 他 の 欺繏 瞞 は 簡儚 単 に 受匃 け 入 れるのである。 使却 徒傣 パウロは、「 自 分 らの 救 となるべき<br />

真卢 理 に 対 する 愛 を 受匃 けいれな」い 種捶 類 の 人 々について 次卙 のように 言匟 っている。「そこで 神卡<br />

は、 彼 らが 偽兖 りを 信勼 じるように、 迷偧 わす 力 を 送拡 り、こうして、 真卢 理 を 信勼 じないで 不勘 義拣 を 喜<br />

んでいたすべての 人 を、さばくのである」[Ⅱテサロニケ 2:10~。このような 警厺 告卪 は、<br />

われわれがどのような 真卢 理 を 受匃 け 入 れるかを 十厝 分 注挅 意勪 する 必厧 要勥 があることを 示単 してい<br />

る。<br />

大 欺繏 瞞 者 サタンの 働掴 きの 中 で 最勞 も 成勱 功僵 しているものの 1 つは、 心升 霊绳 術挘 [ 降 神卡 術挘 ]の 欺繏 瞞<br />

的 な 教卝 えと 偽兖 りの 奇纟 跡僡 である。 彼 は、 光捄 の 天拦 使却 を 装 って、 人 が 全 く 予匨 期勡 していないところ<br />

に 網儯 を 張挗 っている。もし 人 々が、 神卡 の 書危 を 理 解卆 できるようにと 熱 心升 に 祈绗 りながらみ 言匟 葉挺 を<br />

研挣 究捨 しさえすれば、 彼 らは 暗肨 黒 の 中 に 放择 置厒 されて 偽兖 りの 教卝 理 を 信勼 じるようなことはない。<br />

しかし 真卢 理 を 拒兘 否 する 時 、 彼 らは 惑 わしの 餌 食挱 になるのである。<br />

もう 1 つの 危捦 険叁 な 誤儶 りは、キリストの 神卡 性勯 を 否 定 する 教卝 理 である。すなわち、キリス<br />

トはこの 世匒 においでになる 前 には 存掑 在厪 されなかったという 主勢 張挗 である。この 説拿 は、 聖脩 書危 を<br />

信勼 じると 表勖 明 する 多匭 くの 者 によって 信勼 じられている。しかしこれは、 救 い 主勢 が、ご 自 分 と<br />

天拦 父 との 関 係厂 について、またご 自 分 の 神卡 性勯 と 先匪 在厪 について、 明 言匟 されたことと 全 く 相 反卬 す<br />

るものである。これは、 聖脩 書危 を 不勘 当勠 に 曲儞 解卆 しなければ 受匃 け 入 れられない 説拿 である。これは、<br />

贖 いの 業 についての 人 間 の 観掺 念挡 を 低拯 下 させるだけでなく、 聖脩 書危 が 神卡 の 啓繡 示単 であるという 信勼<br />

仰纝 を 危捦 くするものである。このことによってこの 説拿 は 一 層 危捦 険叁 なものとなり、これに 対 抗<br />

することはますます 困傮 難挚 になる。キリストの 神卡 性勯 に 関 して 霊绳 感厤 によって 書危 かれた 聖脩 書危 のあ<br />

かしを 拒兘 むならば、その 点勷 についていくら 議 論厱 してもむだである。<br />

なぜなら、どんな 決 定 的 な 議 論厱 も、 彼 らを 説拿 得千 することはできないからである。「 生<br />

れながらの 人 は、 神卡 の 御 霊绳 の 賜 物匵 を 受匃 け 入 れない。それは 彼 には 愚 かなものだからである。<br />

また、 御 霊绳 によって 判匯 断友 されるべきであるから、 彼 はそれを 理 解卆 することができない」<br />

[Ⅰコリント 2:。このような 誤儶 った 考卛 えを 抱 いている 者 は、キリストのご 品厍 性勯 とその 働掴<br />

き、あるいは 人 類 の 贖 罪 という 大 計匧 画厐 を、 真卢 に 理 解卆 することはできない。<br />

さらにまた、 巧绾 妙胄 で 有卻 害县 な 誤儶 りは、サタンとは、 個持 性勯 をもった 者 として 存掑 在厪 している<br />

のではなくて、 聖脩 書危 の 中 に 彼 の 名匷 が 用 いられているのは、ただ 人 間 の 邪旇 悪捰 な 思卩 いや 欲僼 望捬 を<br />

あらわしたものにすぎないという 説拿 である。キリストの 再卭 臨 とは 人 が 死拎 ぬ 時 に 来勵 られるこ<br />

とであると、 一 般 の 講僂 壇绵 から 広南 く 説拿 かれているが、これは、キリストが 天拦 の 雲胖 に 乗拳 って 来勵<br />

られることから 人 の 心升 をそらす 策北 略傎 である。「 見 よ、へやの 中 にいる」とサタンは 長 い 間<br />

言匟 い 続勸 けてきた[マタイ 24:23~。そして 多匭 くの 者 が、こうした 欺繏 瞞 を 受匃 け 入 れて 滅脛 びに<br />

陥肿 ったのである。<br />

359


また、この 世匒 の 知半 恵 は、 祈绗 りは 無叄 用 であると 教卝 える。 祈绗 りに 応厸 答掬 などはないと、 科 学<br />

者 たちは 主勢 張挗 する。そんなことは、 自 然掍 の 法 則 に 反卬 することであって、 奇纟 跡僡 である、そし<br />

て 奇纟 跡僡 などはないというのである。 宇偩 宙脶 は 一 定 の 法 則 に 支匣 配括 されていて、 神卡 ご 自 身拴 、そう<br />

した 法 則 に 反卬 することは 何挬 事 もなさらないというのである。このようにして、 神卡 はご 自 分<br />

の 法 則 に 縛旸 られていて、その 法 則 を 自 由厩 に 支匣 配括 することがおできにならないかのように 彼<br />

らは 言匟 う。このような 教卝 えは、 聖脩 書危 の 証卨 言匟 に 反卬 している。キリストとその 弟胱 子 たちによっ<br />

て、 奇纟 跡僡 が 行 われなかったであろうか。その 同 じ 憐穳 れみ 深捫 い 救 い 主勢 が、 今 日 も 生 きてお<br />

られて、ご 在厪 世匒 のころと 同 様捞 に 信勼 仰纝 の 祈绗 りに 喜 んで 耳脥 を 傾傧 けてくださるのである。 自 然掍 が<br />

超捪 自 然掍 と 協匞 力 するのである。われわれがこのようにして 求卍 めなければ 与拜 えられないものが、<br />

信勼 仰纝 の 祈绗 りにこたえて、われわれにさずけられることが、 神卡 のご 計匧 画厐 の 一 部 である。<br />

キリスト 教卝 会 の 中 にある 誤儶 った 教卝 理 や 奇纟 怪晞 な 考卛 え 方 は 数包 えきれないほどである。 神卡 の<br />

み 言匟 葉挺 によって 建厼 てられた 道匠 標 の 1 つを 動 かすことによって 生 じる 有卻 害县 な 結医 果卵 は、 計匧 り 知半<br />

れないものがある。あえてこうしたことをする 人 々の 中 で、 真卢 理 を 1 つだけ 拒兘 むにとどま<br />

るという 例捁 はほとんどない。 大 多匭 数包 の 者 は 真卢 理 の 原募 則 を 次卙 々に 覆繆 していき、ついには、 事<br />

実 上 無叄 神卡 論厱 者 になってしまうのである。<br />

俗晐 受匃 けのする 神卡 学 の 誤儶 りが、 多匭 くの 者 を 懐斺 疑卧 論厱 者 にしてしまった。これらの 人 々は、<br />

そのようなことがなければ、 聖脩 書危 を 信勼 じていた 人 々なのである。 人 は 自 分 の 抱 いている 正匁<br />

義拣 感厤 、 慈暆 悲胳 、 博 愛 の 精 神卡 などを 踏 みにじるような 教卝 理 は、 受匃 け 入 れることができない。し<br />

かも、それが 聖脩 書危 の 教卝 えであると 説拿 かれるために、 聖脩 書危 を 神卡 のみ 言匟 葉挺 として 受匃 け 入 れよう<br />

としないのである。<br />

これこそ、サタンが 達挾 成勱 しようとねらっている 目 的 である。サタンは 何挬 よりも、 神卡 と<br />

神卡 のみ 言匟 葉挺 に 対 する 信勼 頼 感厤 を 失拽 わせようと 望捬 んでいる。サタンは 懐斺 疑卧 主勢 義拣 者 の 大 軍拚 の 首匹 領振<br />

であって、 人 々を 欺繏 いて 自 分 の 味控 方 にしようと 全 力 を 尽能 くしている。 疑卧 うことが 流及 行 にな<br />

っている。 聖脩 書危 が、その 著兆 者 であられる 神卡 と 同 様捞 に、 罪 を 責掅 め、 人 々を 罪 に 定 めるので、<br />

多匭 くの 者 は、 神卡 のみ 言匟 葉挺 を 不勘 信勼 の 念挡 をもって 見 る。 聖脩 書危 の 要勥 求卍 に 服傕 従 しようとしない 者 は、<br />

その 権勻 威胙 を 覆繆 そうとはかる。 彼 らが 聖脩 書危 を 読傊 み、 説拿 教卝 を 聞挈 くのは、 聖脩 書危 や 説拿 教卝 の 中 に 欠 点勷<br />

を 見 つけようとするためである。 自 らを 義拣 とするために、または、 果卵 たすべき 義拣 務勲 を 怠旒 っ<br />

た 言匟 いわけのために、 無叄 神卡 論厱 者 になる 者 も 少厮 なくない。 高 慢纁 と 怠旒 慢纁 から 懐斺 疑卧 的 になる 者 も<br />

いる。 彼 らは 安勣 逸斣 を 好捆 むために、 努 力 と 克胨 己偻 を 要勥 する 何挬 か 価卒 値捛 のある 働掴 きを 達挾 成勱 すること<br />

によって 抜掽 きんでようとはしない。そこで、 聖脩 書危 を 批 評掲 することによって、すぐれた 知半 恵<br />

の 持匛 ち 主勢 であるという 名匷 声拨 を 得千 たいと 思卩 うのである。<br />

天拦 からの 知半 恵 によって 光捄 が 与拜 えられなければ、 限拘 りある 人 間 にはわからないことが 多匭<br />

い。そこに 彼 らは、 批 評掲 の 機務 会 を 見 いだす。 不勘 信勼 、 懐斺 疑卧 、 無叄 神卡 論厱 の 側卷 に 立 つことが、 何挬 か<br />

名匷 誉縃 ででもあるかのように 思卩 っている 者 が 多匭 い。 彼 らは、いかにも 率厾 直卟 をよそおっている<br />

360


が、 実 は、 自 負拆 心升 高 慢纁 心升 に 駆肖 られているのである。 他 の 人 の 頭挓 を 悩肘 ますような 聖脩 句繯 を 見 い<br />

だすことに 興掰 味控 を 感厤 じている 者 が 多匭 い。 初匘 めはただの 議 論厱 好捆 きから、 反卬 対 の 側卷 に 立 って 批<br />

評掲 したり 理 屈縿 を 言匟 ったりする 者 もある。 彼 らはこのようにして 捕 獲僠 者 の 網儯 にかかってしま<br />

うことを 知半 らない。 彼 らは、すでに 公勗 然掍 と 不勘 信勼 を 表勖 明 した 以匆 上 、あくまでもその 立 場 を 守捿<br />

らなければならないと 考卛 える。こうして、 彼 らは 不勘 信勼 仰纝 な 者 と 一 致 し、 自 分 から 天拦 国 の 門挋<br />

を 閉僔 ざしてしまうのである。<br />

神卡 は、み 言匟 葉挺 の 中 に、み 言匟 葉挺 が 神卡 からのものであるという 証卨 拠 を 十厝 分 にお 与拜 えになっ<br />

た。われわれの 贖 いに 関 する 大 真卢 理 は、はっきりと 示単 されている。 心升 から 求卍 めるすべての<br />

者 に 約 束僓 されている 聖脩 霊绳 の 助捉 けによって、だれでも 自 分 で 理 解卆 することができるのである。<br />

神卡 は、 人 が 信勼 仰纝 をおくことのできる 固 い 基匼 礎脔 をお 与拜 えになっている。<br />

それにしても、 限拘 りある 人 間 の 知半 力 は、 無叄 限拘 の 神卡 のご 計匧 画厐 と 御 目 的 とを 十厝 分 に 悟縖 るこ<br />

とはできない。われわれは、 神卡 の 深捫 いことを 窮晦 め 尽能 くすことはできない。 神卡 がご 自 身拴 の 威胙<br />

光捄 をおおっておられる 幕 を、 僣 越掳 にも 引匂 き 上 げようとしてはならない。 使却 徒傣 はこう 言匟 って<br />

いる。「ああ 深捫 いかな、 神卡 の 知半 恵 と 知半 識掟 との 富挛 は、そのさばきは 窮晦 めがたく、その 道匠 は 測<br />

りがたい」[ローマ 11:。われわれは、 限拘 りない 愛 と 憐穳 れみが 無叄 限拘 の 力 と 結医 合 しているこ<br />

とを 認卉 識掟 できる 程损 度 には、 神卡 が 人 間 を 救 われる 方 法 や 神卡 の 行 動 の 動 機務 について 理 解卆 するこ<br />

とができる。 天拦 の 父 は、すべてのことを 知半 恵 と 義拣 とによって 行 われるのであるから、わ<br />

れわれは、 不勘 満掫 に 思卩 ったり、 不勘 信勼 を 抱 いたりしないで、うやうやしく 服傕 従 すべきであ<br />

る。<br />

神卡 は、われわれが 知半 ってよいことだったら、 何挬 でもご 自 分 の 目 的 を 示単 してくださるで<br />

あろう。それ 以匆 上 のことは、 全 能印 のみ 手 と、 愛 に 満掫 ちたみこころにおまかせしなければな<br />

らない。 神卡 は、われわれが 信勼 ずるに 足拒 る 十厝 分 な 証卨 拠 をお 与拜 えになっているが、 一 方 また<br />

不勘 信勼 に 対 する 口卶 実 を 全 部 取勚 り 除揄 かれるわけではない。 疑卧 おうと 思卩 うなら、その 余 地 はいく<br />

らでもある。そして、すべての 反卬 論厱 が 一 掃线 されて 疑卧 う 余 地 がなくなるまで 神卡 の 言匟 葉挺 を 受匃 け<br />

入 れず 従 わないというなら、 決 して 光捄 にくることはできないのである。 神卡 への 不勘 信勼 は、<br />

新 生 を 経 験挧 していない 神卡 に 逆 らう 心升 の 当勠 然掍 の 結医 果卵 である。しかし、 信勼 仰纝 は、 聖脩 霊绳 によって<br />

与拜 えられるものであり、それをたいせつに 育挞 てるときにのみ 栄 えるものである。だれも 固<br />

い 決 意勪 をもって 努 力 するのでなければ、 強勮 い 信勼 仰纝 を 持匛 つことはできない。 不勘 信勼 は、 助捉 長 す<br />

れば 深捫 まっていく。そして 人 々が、 彼 らの 信勼 仰纝 を 支匣 えるために 神卡 がお 与拜 えになった 証卨 拠 に<br />

思卩 いをめぐらさずに、 疑卧 惑 を 抱 き、とがめだてをするならば、 彼 らの 疑卧 惑 はますます 深捫 ま<br />

っていくのである。<br />

神卡 の 約 束僓 を 疑卧 い、 神卡 の 恵 みの 確卾 証卨 を 信勼 じない 者 は、 神卡 のみ 名匷 を 汚儢 しているのである。<br />

そして 彼 らは、 人 々をキリストに 引匂 きつけるのでなくて、 人 々をキリストから 離掤 反卬 させが<br />

ちである。 彼 らは、 広南 々と 黒 い 枝胿 を 広南 げて、 他 の 植 物匵 の 上 に 射 す 日 光捄 をさえぎり、その 冷偭<br />

361


たい 影挼 の 中 で 彼 らをしおれて 枯晓 死拎 させるところの、 実 を 結医 ばぬ 木匓 のようなものである。こ<br />

のような 人 々の 一 生 の 働掴 きは、 彼 らに 不勘 利匏 な 証卨 言匟 を 立 て 続勸 けることであろう。 彼 らは、 必厧<br />

ず 収厓 穫 をもたらすところの、 疑卧 惑 と 懐斺 疑卧 の 種捶 をまいているのである。<br />

疑卧 惑 から 解卆 放择 されることを 心升 から 願傿 う 者 の 取勚 るべき 道匠 は、1 つしかない。わからないこ<br />

とに 反卬 問勬 してつぶやくのをやめて、すでに 自 分 たちの 上 に 輝脮 いている 光捄 に 注挅 意勪 を 向匇 けるな<br />

らば、さらに 大 きな 光捄 に 浴脓 することができる。すでに 明 らかにされた 義拣 務勲 をすべて 行 うが<br />

よい。そうすれば、 現勶 在厪 疑卧 問勬 に 思卩 っていることも 理 解卆 し、 行 うことができるようにな<br />

る。<br />

サタンは、 全 く 真卢 理 としか 思卩 えないような 偽兖 物匵 を 示単 すことによって、 真卢 理 が 要勥 求卍 する<br />

克胨 己偻 と 犠腻 牲繉 を 好捆 まず、 欺繏 かれることをいとわない 者 たちを、 欺繏 くことができる。ところが、<br />

どんな 犠腻 牲繉 を 払掾 っても 真卢 理 を 知半 りたいと 心升 から 願傿 っている 者 を、たとえ 1 人 といえどもサ<br />

タンは 自 己偻 の 権勻 力 下 におくことはできない。キリストは、 真卢 理 であり、「すべての 人 を 照儠<br />

すまことの 光捄 があって、 世匒 にきた」と 言匟 われている 光捄 であられる[ヨハネ 1:。 真卢 理 のみ<br />

霊绳 が、 人 をすべての 真卢 理 に 導拗 くためにつかわされたのである。そして、 神卡 のみ 子 の 権勻 威胙 に<br />

よって 次卙 のように 宣傪 言匟 されている。「 求卍 めよ、そうすれば、 与拜 えられるであろう。」「 神卡<br />

のみこころを 行 おうと 思卩 う 者 であれば、だれでも、……この 教卝 えが……わかるであろう」<br />

[マタイ 7:7、ヨハネ 7:。<br />

キリストに 従 う 者 たちは、サタンとサタンの 部 下 たちが、 彼 らに 対 して 何挬 を 企十 ててい<br />

るかをほとんど 知半 っていない。しかし、 天拦 にいます 神卡 は、これらの 策北 略傎 を 覆繆 して、ご 自 分<br />

の 深捫 遠 なご 計匧 画厐 を 完 成勱 される。 神卡 は、ご 自 分 の 民 が 火 のような 試去 練 にあうことをお 許 しに<br />

なるが、それは、 彼 らの 苦 しみを 見 て 喜 ばれるためではなくて、この 試去 練 を 経 ることが、<br />

彼 らの 最勞 後 の 勝 利匏 のために 必厧 要勥 であるからである。 神卡 はご 自 分 の 栄 光捄 のために、 彼 らを 誘儬<br />

惑 から 守捿 ることがおできにならないというのは、 彼 らがどんな 悪捰 のそそのかしにも 耐脾 えら<br />

れるようにすることこそ、 試去 練 の 目 的 だからである。<br />

神卡 の 民 が、 心升 からへりくだり、 悔繛 い 改匳 めた 心升 をもって、 彼 らの 罪 を 告卪 白换 して 捨腇 て 去掇 り、<br />

信勼 仰纝 によって 神卡 のお 約 束僓 を 求卍 めるならば、どのような 悪捰 人 も 悪捰 天拦 使却 も、 神卡 のお 働掴 きを 妨绋 げ<br />

たり、 神卡 のご 臨 在厪 をさえぎったりすることはできない。すべての 誘儬 惑 、すべての 反卬 対<br />

の 勢厕 力 は、 公勗 然掍 とくるものであろうと、 隠僸 れたものであろうと、 必厧 ず 撃掐 退挖 することがで<br />

きる。 「これは 権勻 勢厕 によらず、 能印 力 によらず、わたしの 霊绳 によるのである」と「 万勦 軍拚 の<br />

主勢 は 仰纝 せられる」のである[ゼカリヤ 4:。<br />

「 主勢 の 目 は 義拣 人 たちに 注挅 がれ、 主勢 の 耳脥 は 彼 らの 祈绗 にかたむく。……そこで、もしあな<br />

たがたが 善 に 熱 心升 であれば、だれが、あなたがたに 危捦 害县 を 加匎 えようか」[Ⅰペテロ 3:<br />

12、。バラムが、 莫穘 大 な 報匔 酬脿 の 約 束僓 に 誘儬 われて、イスラエルに 不勘 利匏 な 魔斴 術挘 を 行 い、 主勢 に<br />

362


犠腻 牲繉 をささげて 神卡 の 民 にのろいをかけようとした 時 に、 神卡 の 霊绳 は、 彼 が 言匟 おうとしていた<br />

災 いを 言匟 うことを 許 さなかった。そして、バラムは、 次卙 のように 言匟 わなければならなかっ<br />

た。「 神卡 ののろわない 者 を、わたしがどうしてのろえよう。 主勢 ののろわない 者 を、わたし<br />

がどうしてのろえよう。」「わたしは 義拣 人 のように 死拎 に、わたしの 終厖 りは 彼 らの 終厖 りのよ<br />

うでありたい。」 犠腻 牲繉 が 再卭 びささげられた 時 、この 神卡 を 敬肭 わない 預 言匟 者 は 宣傪 言匟 した。「 祝腛<br />

福厹 せよとの 命挻 をわたしはうけた、すでに 神卡 が 祝腛 福厹 されたものを、わたしは 変厭 えることがで<br />

きない。だれもヤコブのうちに 災 のあるのを 見 ない、またイスラエルのうちに 悩肘 みのある<br />

のを 見 ない。 彼 らの 神卡 、 主勢 が 共厗 にいまし、 王掣 をたたえる 声拨 がその 中 に 聞挈 える。」「ヤコブ<br />

には 魔斴 術挘 がなく、イスラエルには 占 いがない。 神卡 がそのなすところを 時 に 応厸 じてヤコブに<br />

告卪 げ、イスラエルに 示単 されるからだ。」それでも 3 度 祭脫 壇绵 が 設勳 けられて、バラムはもう 1<br />

度 、のろいを 言匟 おうと 試去 みた。しかし 神卡 の 霊绳 は、 預 言匟 者 の、 自 らは 望捬 まないくちびるを 通<br />

して、 神卡 の 選 民 の 繁光 栄 を 告卪 げ、その 敵育 の 愚 かさと 悪捰 意勪 を 譴 責掅 したのである。「あなたを 祝腛<br />

福厹 する 者 は 祝腛 福厹 され、あなたをのろう 者 はのろわれるであろう」[ 民 数包 記卌 23:8、10、20、<br />

21、23、24:。<br />

この 時 、イスラエルの 人 々は、 神卡 に 忠儮 誠肬 であった。そして、 彼 らが 神卡 の 律傢 法 に 服傕 従 し<br />

ているかぎり、 地 上 や 陰纖 府匕 [よみ]のどんな 力 も、 彼 らに 打占 ち 勝 つことはできなかった。し<br />

かし、バラムは、 神卡 の 民 に 対 して 宣傪 言匟 することを 許 されなかったのろいを、 彼 らを 罪 に 誘儬<br />

惑 することによって、ついに 彼 らの 上 にもたらすことができた。 彼 らが 神卡 の 戒儦 めを 破挐 り、<br />

神卡 から 離掤 反卬 していった 時 に、 彼 らは、 破挐 壊傓 者 サタンの 圧 迫 を 受匃 けるままに 放择 置厒 されたので<br />

ある。<br />

サタンは、キリストのうちに 住卫 んでいるどんなに 弱傽 い 魂 でさえも、 暗肨 黒 の 軍拚 勢厕 よりは<br />

るかに 強勮 力 であることをよく 知半 っている。 彼 は、もし 自 分 が 公勗 然掍 とその 正匁 体 を 現勶 したりす<br />

れば、すぐに 撃掐 退挖 されてしまうことをよく 知半 っている。そこで、 彼 は、このような 十厝 字捐 架繳<br />

の 戦勛 士厨 たちをその 堅儕 固 な 要勥 塞赨 からさそい 出 すとともに、 伏胹 兵掝 を 設勳 けておいて、 自 分 の 陣 地<br />

に 入 ってくる 者 をすべて 滅脛 ぼそうと 待挊 ちかまえている。へりくだった 心升 で 神卡 によりたのみ、<br />

神卡 のすべての 戒儦 めに 服傕 従 する 者 だけが 安勣 全 なのである。<br />

祈绗 りを 怠旒 っては、1 日 、1 時 間 たりとも 安勣 全 ではない。 特厣 にわれわれは 神卡 のみ 言匟 葉挺 を 理<br />

解卆 する 知半 恵 を 祈绗 り 求卍 めなければならない。 聖脩 書危 の 中 に、サタンの 策北 略傎 が 示単 されている。ま<br />

たそれに 対 抗 する 手 段掀 も 教卝 えられている。サタンは 巧绾 みに 聖脩 書危 を 引匂 用 し、 彼 自 身拴 の 解卆 釈脂 を<br />

ほどこして、われわれをつまずかせようとする。われわれは、 謙旎 遜 な 態拟 度 で 聖脩 書危 を 学 び、<br />

どんな 場 合 にも 神卡 に 依傟 存掑 していることを 忘脨 れてはならない。こうして 常拤 にサタンの 策北 略傎 に<br />

注挅 意勪 する 一 方 、たえず、「わたしたちを 試去 みに 会 わせないで……ください」と 信勼 仰纝 をもっ<br />

て 祈绗 らなければならない。<br />

363


364


第匌 33 章 人 は 死 んだらどうなるか<br />

人 間 の 歴偡 史 の 最勞 初匘 から、サタンは 人 類 を 欺繏 こうとする 働掴 きを 始卿 めた。 天拦 で 反卬 逆 を 起招 こ<br />

したサタンは、この 世匒 界化 の 住卫 民 を、 神卡 の 政 府匕 に 反卬 抗 する 彼 の 戦勛 いに 参厴 加匎 させようと 望捬 ん<br />

だ。アダムとエバは、 神卡 の 律傢 法 に 服傕 従 して、 完 全 に 幸 福厹 な 生 活卹 を 送拡 っていた。ところがそ<br />

のことは、 神卡 の 律傢 法 は 圧 制勧 的 であるとか、 神卡 の 被挀 造挝 物匵 の 幸 福厹 に 反卬 するものであるとか 言匟 っ<br />

て、サタンが 天拦 で 主勢 張挗 してきたことに 対 して、たえず 不勘 利匏 な 証卨 言匟 となっていた。そればか<br />

りではなく、この 罪 のない 2 人 のために 備厵 えられた 美捜 しいホームをながめて、サタンはし<br />

っと 心升 をかきたてられた。 彼 は 人 間 を 堕秐 落叉 させようと 決 心升 した。 彼 らを 神卡 から 引匂 き 離掤 して、<br />

自 分 の 権勻 力 下 におき、この 地 球原 を 手 に 入 れて、ここに 至儖 高 者 なる 神卡 に 反卬 対 する 王掣 国 を 建厼 設勳<br />

しようとした。<br />

アダムとエバには、この 危捦 険叁 な 敵育 について 警厺 告卪 が 与拜 えられていたから、サタンがその<br />

本 性勯 そのままの 姿掋 を 現勶 したなら、たちまち 撃掐 退挖 されてしまったであろう。だが、 彼 は 効捓 果卵<br />

的 に 目 的 を 達挾 成勱 するために、 真卢 意勪 を 隠僸 して 秘兕 密偾 のうちに 働掴 いた。 当勠 時 魅纡 惑 的 な 姿掋 をしてい<br />

たへびを 媒 介捈 者 に 用 いて、サタンは、「 園挷 にあるどの 木匓 からも 取勚 って 食挱 べるなと、ほんと<br />

うに 神卡 が 言匟 われたのですか」とエバに 話匋 しかけた[ 創傦 世匒 記卌 3:。エバがこの 誘儬 惑 者 と 言匟 葉挺<br />

をかわしさえしなかったら、 彼 女匩 は 安勣 全 であっただろう。だが 彼 女匩 は、サタンにかかわり<br />

合 ったために、 彼 の 策北 略傎 に 落叉 ちてしまった。 今 でも 多匭 くの 者 が 打占 ち 負拆 かされるのは、この<br />

ようにしてである。 彼 らは、 神卡 のご 要勥 求卍 について 疑卧 いを 抱 き、 議 論厱 する。 彼 らは、 神卡 のご<br />

命挻 令傂 に 従 わないで 人 間 の 説拿 を 受匃 け 入 れるが、それは、 偽兖 装 されたサタンの 策北 略傎 にすぎな<br />

い。<br />

「 女匩 はへびに 言匟 った、『わたしたちは 園挷 の 木匓 の 実 を 食挱 べることは 許 されていますが、<br />

ただ 園挷 の 中 央 にある 木匓 の 実 については、これを 取勚 って 食挱 べるな、これに 触僾 れるな、 死拎 んで<br />

はいけないからと、 神卡 は 言匟 われました。』へびは 女匩 に 言匟 った、『あなたがたは 決 して 死拎 ぬ<br />

ことはないでしょう。それを 食挱 べると、あなたがたの 目 が 開 け、 神卡 のように 善 悪捰 を 知半 る 者<br />

となることを、 神卡 は 知半 っておられるのです』」[ 同 3:2~。あなたがたは 神卡 のようになっ<br />

て、これまでよりももっとすばらしい 知半 恵 をもち、これまでよりももっと 高 い 身拴 分 になる<br />

ことができるだろうと、サタンは 言匟 明 した。エバは 誘儬 惑 に 負拆 けた。そしてエバに 感厤 化 され<br />

て、アダムも 罪 に 陥肿 った。 神卡 の 言匟 葉挺 はそのまま 信勼 じるべきでないというへびの 言匟 葉挺 を、 彼<br />

らは 受匃 け 入 れた。 彼 らは、 創傦 造挝 主勢 を 信勼 じないで、 神卡 が 彼 らの 自 由厩 を 束僓 縛旸 しておられるもの<br />

と 考卛 え、 神卡 の 律傢 法 を 犯 すことによって、 大 きな 知半 恵 と 高 い 地 位匱 を 得千 ようとしたのであ<br />

る。<br />

365


しかしアダムは、 罪 を 犯 した 後 、「それを 取勚 って 食挱 べると、きっと 死拎 ぬであろう」と<br />

いう 言匟 葉挺 の 意勪 味控 をどのように 悟縖 ったであろうか。それは、サタンが 彼 に 信勼 じさせようとし<br />

ていたように、もっと 高 い 身拴 分 に 導拗 き 入 れられるということであったろうか。そうだとす<br />

れば、 罪 を 犯 すことによって 大 きな 利匏 益捍 が 得千 られ、サタンは、 人 類 の 恩繥 人 になったわけで<br />

ある。しかしアダムは、 神卡 のみ 言匟 葉挺 がそういう 意勪 味控 ではなかったことを 知半 った。 罪 の 刑傃 罰脖<br />

として 人 間 はその 取勚 られたところの 土拋 へもどらなければならないと、 神卡 は 宣傪 告卪 された。<br />

「あなたは、ちりだから、ちりに 帰 る」[ 同 3:。「あなたがたの 目 が 開 け」るというサ<br />

タンの 言匟 葉挺 は、 次卙 のような 意勪 味控 においてのみ 真卢 実 であった。すなわち、アダムとエバは、<br />

神卡 にそむいたあとで、 目 が 開 かれて、 自 分 たちの 愚 かさを 悟縖 った。 彼 らは 悪捰 を 知半 り、 戒儦 め<br />

を 犯 した 苦 い 結医 果卵 を 味控 わったのであった。<br />

エデンの 中 央 にいのちの 木匓 が 生 えていて、その 実 には、 生 命挻 を 永 続勸 させる 力 があった。<br />

もしアダムが 神卡 に 従 っていたなら、この 木匓 に 自 由厩 に 近卐 づくことができて、 永 遠 に 生 きたの<br />

である。しかし 罪 を 犯 した 時 に、 彼 は、いのちの 木匓 の 実 を 食挱 べることができなくなり、 死拎<br />

ぬべきものとなった。「あなたは、ちりだから、ちりに 帰 る」との 神卡 の 宣傪 告卪 は、 生 命挻 が 完<br />

全 に 断友 たれることを 示単 している。<br />

服傕 従 することを 条厬 件卅 として 人 間 に 約 束僓 された 不勘 死拎 は、 戒儦 めにそむいたために 失拽 われた。<br />

アダムは、 自 分 が 持匛 っていないものを 子 孫繜 に 伝捱 えることはできなかった。もし 神卡 が、み 子<br />

の 犠腻 牲繉 によって、 不勘 死拎 を 与拜 えてくださらなかったら、 堕秐 落叉 した 人 類 に 生 きる 望捬 みはなかっ<br />

たのである。「すべての 人 が 罪 を 犯 したので、 死拎 が 全 人 類 にはいり 込匸 んだのである」が、<br />

キリストは、「 福厹 音 によっていのちと 不勘 死拎 とを 明 らかに 示単 されたのである」[ローマ 5:<br />

12、Ⅱテモテ 1:。しかも 不勘 死拎 はキリストによってのみ 獲僠 得千 するこどができるのである。<br />

「 御 子 を 信勼 じる 者 は 永 遠 の 命挻 をもつ。 御 子 に 従 わない 者 は、 命挻 にあずかることがない」と<br />

イエスは 言匟 われた[ヨハネ 3:。だれでも 条厬 件卅 に 応厸 じさえすれば、この 貴揂 重匤 な 祝腛 福厹 を 手 に<br />

入 れることができる。「 耐脾 え 忍旖 んで 善 を 行 って、 光捄 栄 とほまれと 朽 ちぬものとを 求卍 める 人<br />

に、 永 遠 のいのちが 与拜 えられ」るのである[ローマ 2:。<br />

アダムに 向匇 かって、 服傕 従 することなしに 生 命挻 を 約 束僓 したのは、 大 欺繏 瞞 者 サタンだけで<br />

あった。そして、エデンの 園挷 でへびがエバに 言匟 った「あなたは 決 して 死拎 ぬことはないでし<br />

ょう」という 言匟 葉挺 は、 霊绳 魂 の 不勘 滅脛 について 語指 られた 最勞 初匘 の 説拿 教卝 であった。しかも、サタン<br />

の 権勻 威胙 だけに 基匼 づくこの 宣傪 言匟 が、キリスト 教卝 界化 の 講僂 壇绵 からくり 返拮 して 叫经 ばれ、そして、わ<br />

れわれの 祖脽 先匪 が 受匃 け 入 れたように、 人 類 の 大 部 分 は、 簡儚 単 にそれを 受匃 け 入 れているのであ<br />

る。「 罪 を 犯 す 魂 は 死拎 ぬ」という 神卡 の 宣傪 言匟 が、 罪 を 犯 す 魂 は 死拎 なないで 永 遠 に 生 きるとい<br />

う 意勪 味控 に 解卆 されている[エゼキエル 18:。サタンの 言匟 葉挺 は 軽 々しく 信勼 じながら、 神卡 のみ 言匟<br />

葉挺 はなかなか 信勼 じようとしない 人 々の 不勘 思卩 議 な 迷偧 妄秗 には、 驚脚 かずにはいられないのであ<br />

る。<br />

366


もし 人 間 が、 堕秐 落叉 後 もいのちの 木匓 に 近卐 づくことが 許 されたとすれば、 人 間 は 永 遠 に 生<br />

きることになり、こうして 罪 は 永 遠 に 続勸 いたであろう。しかし、ケルビムと 炎縉 のつるぎが、<br />

「 命挻 の 木匓 の 道匠 」を 守捿 っていたので、アダムの 家匝 族 の 者 はだれ 1 人 、そのさくを 越掳 えて、い<br />

のちを 与拜 える 実 を 食挱 べることができなかった[ 創傦 世匒 記卌 3:。だから 永 遠 に 生 きる 罪 人 はい<br />

ないのである。<br />

しかしサタンは、 人 類 の 堕秐 落叉 後 、 部 下 の 天拦 使却 たちに 命挻 じて、 人 間 は 生 まれながらに 不勘<br />

死拎 であると 信勼 じこませるように 努 力 させた。まずこうしたまちがった 考卛 えを 受匃 け 入 れさせ<br />

ておいて、 罪 人 は 永 遠 の 不勘 幸 の 中 に 生 きなければならないものであると 思卩 い 込匸 ませるので<br />

ある。そして 今 度 は、 暗肨 黒 の 君 は、その 部 下 を 使却 って、 神卡 は 執儨 念挡 深捫 い 暴偷 君 であるかのよう<br />

にみせかけ、 神卡 のみこころを 喜 ばせない 者 はすべて 地 獄晳 に 投匐 げ 込匸 まれ、 永 遠 に 神卡 の 怒腹 りを<br />

受匃 けねばならないのだと 断友 言匟 し、またこのように 彼 らが 永 遠 の 炎縉 の 中 で、 口卶 に 言匟 い 表勖 せな<br />

いほどの 苦 しみにもだえているのに、 創傦 造挝 主勢 は 彼 らをながめて 満掫 足拒 なさるのだと 断友 言匟 す<br />

る。<br />

このようにしてサタンは、 自 分 自 身拴 の 性勯 質拾 を、 人 類 の 創傦 造挝 主勢 であり 恵 み 深捫 い 主勢 であら<br />

れる 神卡 の 性勯 質拾 であるかのように 思卩 わせる。 残拑 酷昰 さはサタンのものである。 神卡 は 愛 である。<br />

最勞 初匘 の 反卬 逆 者 によって 罪 が 生 じるまでは、 神卡 の 創傦 造挝 されたものは、すべて 純儻 潔昔 で 清捲 く 美捜 し<br />

かった。 人 間 を 罪 に 誘儬 惑 し、できれば 滅脛 ぼしてしまおうとする 敵育 はサタン 自 身拴 である。そ<br />

して 犠腻 牲繉 者 を 確卾 実 に 手 に 入 れてしまうと、 自 分 が 生 じさせた 滅脛 びに 狂旆 喜 する。 彼 はもし 許<br />

されるなら、 全 人 類 をその 網儯 の 中 に 捕 らえるであろう。もし 神卡 の 力 が 介捈 入 しなければ、ア<br />

ダムの 子 らは 1 人 も 逃偹 れることはできないであろう。<br />

創傦 造挝 主勢 に 対 する 信勼 頼 感厤 をゆるがせ、 神卡 の 統拇 治匮 の 賢繞 明 さと 神卡 の 律傢 法 の 正匁 当勠 さとを 疑卧 わせ<br />

て、われわれの 祖脽 先匪 に 打占 ち 勝 ったサタンは、 今 日 も 同 じようにして、 人 間 を 打占 ち 負拆 かそう<br />

としている。サタンとその 部 下 たちは、 自 分 たちの 悪捰 意勪 と 反卬 逆 を 正匁 当勠 化 するために、 神卡 を<br />

自 分 たち 以匆 上 に 悪捰 いお 方 であるかのように 言匟 う。 大 欺繏 瞞 者 サタンは、 自 分 の 恐傁 ろしい 残拑<br />

酷昰 さを 天拦 父 になすりつけて、このような 不勘 正匁 な 統拇 治匮 者 に 従 おうとしなかったために 天拦 から<br />

追挵 放择 されたことは 非 常拤 に 不勘 当勠 な 扱僻 いであったと、 見 せかけようとしている。 彼 は、 主勢 の 厳<br />

格卺 な 命挻 令傂 の 下 に 課挜 せられる 束僓 縛旸 と 対 照儠 的 に、 自 分 の 寛繘 大 な 支匣 配括 下 で 持匛 つことのできる 自 由厩<br />

を 世匒 の 人 々の 前 に 示単 す。こうして 彼 は、 人 々の 心升 が 神卡 に 忠儮 誠肬 を 尽能 くさないように 誘儬 惑 する<br />

ことに 成勱 功僵 する。<br />

悪捰 人 が 死拎 ぬと 永 遠 の 焦儐 熱 地 獄晳 において 火 と 硫 黄腓 をもって 苦 しめられるという 教卝 理 や、<br />

この 短 い 地 上 の 生 涯昗 において 犯 した 罪 のために、 神卡 が 生 きておられるかぎり 責掅 め 苦 を 受匃<br />

けるという 教卝 理 は、 愛 と 憐穳 れみの 感厤 情午 や 正匁 義拣 感厤 から 見 て、 実 にいまわしいかぎりである。<br />

それにもかかわらずこの 教卝 理 は 広南 く 教卝 えられて、 今 なお、 多匭 くのキリスト 教卝 会 の 信勼 条厬 の 中<br />

に 含捋 まれている。 博 学 なある 神卡 学 博 士厨 は、 次卙 のように 言匟 った。「 地 獄晳 の 責掅 め 苦 の 光捄 景拲 は、<br />

367


永 遠 に 聖脩 徒傣 たちの 幸 福厹 を 増匲 進勺 するのである。 同 じ 性勯 質拾 を 持匛 ち、 同 じ 環挳 境挌 のもとに 生 まれた<br />

他 の 者 たちが、こうした 悲胳 惨绨 な 状叔 態拟 に 陥肿 っているにもかかわらず、 自 分 たちは 特厣 別厌 な 恵 み<br />

にあずかっているということを 自 覚 する 時 、 彼 らは 自 分 たちがどんなに 幸 福厹 であるかを 感厤<br />

じるのである。」 他 の 者 は、また 次卙 のように 言匟 った。「 滅脛 亡 の 命挻 令傂 が、 怒腹 りの 器捙 たちの 上<br />

に 永 遠 に 執儨 行 され、その 苦 しみの 煙腥 は、 憐穳 れみの 器捙 たちの 目 の 前 で 永 遠 に 立 ちのぼる。 憐穳<br />

れみの 器捙 たちは、こうした 悲胳 惨绨 な 者 たちの 運卞 命挻 に 陥肿 ることを 免僧 れて、アーメン、ハレルヤ!<br />

主勢 を 賛僮 美捜 せよ!というのである。」<br />

神卡 の 言匟 葉挺 のどこに、そのような 教卝 えが 見 いだされるであろうか。 贖 われて 天拦 にある 者<br />

たちは、あらゆる 憐穳 れみと 同 情午 の 念挡 を 失拽 い、 普僁 通 の 人 間 の 感厤 情午 さえ 持匛 たなくなるのであろ<br />

うか。 彼 らは、 禁 欲僼 主勢 義拣 者 のように 無叄 関 心升 になり、 未 開 人 のように 残拑 酷昰 になるのであろう<br />

か。いや、そうではない。こうしたことは、 神卡 の 書危 の 教卝 えではない。ここに 引匂 用 したよう<br />

な 意勪 見 を 表勖 明 する 人 々は、 学 識掟 があり、まじめな 人 々であろうが、しかし、サタンの 詭 弁<br />

にまどわされているのである。<br />

サタンは、 聖脩 書危 の 強勮 烈绡 な 表勖 現勶 を 彼 らに 曲儞 解卆 させ、その 言匟 葉挺 を、 創傦 造挝 主勢 ではなくて、 彼<br />

自 身拴 の 恨 みと 悪捰 意勪 で 彩繬 るのである。「 主勢 なる 神卡 は 言匟 われる、わたしは 生 きている。わたし<br />

は 悪捰 人 の 死拎 を 喜 ばない。むしろ 悪捰 人 が、その 道匠 を 離掤 れて 生 きるのを 喜 ぶ。あなたがたは 心升<br />

を 翻 せ、 心升 を 翻 してその 悪捰 しき 道匠 を 離掤 れよ。……あなたはどうして 死拎 んでよかろうか」<br />

[エゼキエル 33:。<br />

もし 仮儵 に、 神卡 が 絶傉 え 間 ない 責掅 め 苦 を 見 て 喜 びとし、 地 獄晳 の 炎縉 の 中 に 閉僔 じ 込匸 められてい<br />

る 者 たちの 苦 しみの 叫经 びや 悲胳 鳴胯 やのろいの 声拨 を 楽掱 しみとされるとしたところで、それはい<br />

ったい 神卡 にとってなんの 益捍 になるであろうか。このような 恐傁 ろしい 叫经 びが、 無叄 限拘 の 愛 の 神卡<br />

の 耳脥 に 音 楽掱 となるであろうか。 悪捰 人 が 永 遠 の 責掅 め 苦 を 受匃 けることは、 神卡 が 罪 を、 宇偩 宙脶 の 平匊<br />

和匄 と 秩膈 序胺 を 乱 す 悪捰 として 憎 悪捰 されることを 示単 すものであると、 主勢 張挗 されている。ああ、こ<br />

れはなんという 冒纍 瀆 であろう。 罪 に 対 する 神卡 の 憎 悪捰 が、それを 永 続勸 させる 理 由厩 であるかの<br />

ように 言匟 われている。これらの 神卡 学 者 の 教卝 えによるならば、 憐穳 れみを 受匃 ける 望捬 みもなく 永<br />

遠 の 責掅 め 苦 にあうことは、その 哀暈 れな 苦 悩肘 者 たちを 狂旆 気勴 に 陥肿 れ、そして 彼 らが 怒腹 り 狂旆 って<br />

のろいと 冒纍 瀆 の 言匟 葉挺 を 吐斤 く 時 、 彼 らは 自 分 たちの 罪 の 量挪 を 永 遠 に 増匲 し 加匎 えているのである。<br />

しかし、このようにして 永 遠 にわたって 罪 を 増匲 し 加匎 えていっても、 神卡 の 栄 光捄 は 決 して 高 揚胚<br />

されるものではない。<br />

永 遠 の 責掅 め 苦 という 邪旇 説拿 が 及 ぼした 害县 悪捰 は、とうてい 人 間 の 知半 力 でははかり 知半 ること<br />

ができない。 愛 と 恵 みに 満掫 ち、 憐穳 れみに 富挛 んだ 聖脩 書危 の 宗儲 教卝 が、 迷偧 信勼 によって 暗肨 くされ、 恐傁<br />

怖繍 でおおわれている。サタンが、 神卡 の 品厍 性勯 をどんなに 誤儶 った 色 彩繬 で 彩繬 ってきたかを 考卛 える<br />

とき、 人 々が 恵 み 深捫 い 創傦 造挝 主勢 を 恐傁 れ、 憎 みさえするのも、 不勘 思卩 議 ではないのである。 教卝 会<br />

368


の 説拿 教卝 壇绵 から 説拿 かれて、 今 日 全 世匒 界化 に 広南 がっている 神卡 に 関 する 恐傁 ろしい 見 解卆 は、 幾继 千収 、い<br />

や 幾继 百掸 万勦 の 人 々を、 懐斺 疑卧 論厱 者 や 無叄 神卡 論厱 者 にしたのである。<br />

この 永 遠 責掅 め 苦 説拿 は、バビロンがすべての 国 民 に 飲儍 ませる 憎 むべき 酒儀 といわれている<br />

偽兖 りの 教卝 理 の 1 つである[ 黙縹 示単 録捎 14:8、17:2 参厴 照儠 ]。キリストの 牧肧 師 たちが、この 邪旇<br />

説拿 を 受匃 け 入 れて、 説拿 教卝 壇绵 から 語指 るということは、ほんとうに 不勘 思卩 議 である。 彼 らはこれを、<br />

偽兖 りの 安勣 息僢 日 と 同 様捞 に、ローマから 受匃 け 継 いだのである。<br />

確卾 かに、これは、 偉昖 大 で 善 良拖 な 人 々によって 教卝 えられてきた。しかし 彼 らには、この<br />

問勬 題匑 について、われわれに 与拜 えられたような 光捄 が 与拜 えられてはいなかったのである。 彼 ら<br />

は、その 時 代 に 輝脮 いた 光捄 にだけ 責掅 任厃 があった。そしてわれわれは、われわれの 時 代 に 輝脮 く<br />

光捄 に 責掅 任厃 がある。もしわれわれが、 神卡 の 言匟 葉挺 のあかしを 離掤 れ、 先匪 祖脽 たちが 教卝 えたものであ<br />

るからとい う 理 由厩 で 偽兖 りの 教卝 理 を 受匃 け 入 れるならば、われわれは、バビロンにくだされ<br />

た 罪 の 宣傪 告卪 を 受匃 ける。われわれはその 憎 むべき 酒儀 を 飲儍 んでいることになるのである。<br />

永 遠 の 責掅 め 苦 の 教卝 理 を 嫌膅 悪捰 する 多匭 くの 人 々は、これと 反卬 対 の 誤儶 りに 追挵 い 込匸 まれる。 聖脩<br />

書危 に 神卡 は 愛 と 憐穳 れみに 満掫 ちたお 方 として 示単 されているので、 被挀 造挝 物匵 を 永 遠 の 焦儐 熱 地 獄晳 に 投匐<br />

げ 込匸 むとは 信勼 じることができないのである。しかし、 魂 はもともと 不勘 死拎 であると 信勼 じられ<br />

ているので、 全 人 類 はついには 救 われると 結医 論厱 するほかはないのである。 聖脩 書危 に 恐傁 ろしい<br />

ことが 記卌 されていても、それは 単 に 人 を 服傕 従 させるためのおどしであって、 文卽 字捐 どおりに<br />

実 現勶 はしないと 思卩 っている 人 が 多匭 い。こうして、 罪 人 は 利匏 己偻 的 な 快儜 楽掱 を 楽掱 しみ、 神卡 の 律傢 法<br />

を 無叄 視拹 しても、ついには 神卡 の 恵 みにあずかることができるということになる。 神卡 の 恵 みに<br />

つけ 込匸 んだこのような 教卝 理 は、 神卡 の 正匁 義拣 を 無叄 視拹 し、 兜肉 の 心升 を 喜 ばせ、 大 胆绺 に 罪 を 犯 させる<br />

ようになる。<br />

万勦 人 は 救 われると 信勼 じる 人 々が、 魂 を 破挐 滅脛 に 陥肿 れるこの 教卝 理 を 支匣 持匛 するために、 聖脩 書危<br />

をどのように 曲儞 解卆 するかを 示単 すためには、 彼 ら 自 身拴 が 言匟 っていることを 引匂 用 すれば 十厝 分 で<br />

あろう。 事 故採 のために 即腖 死拎 したところの、 神卡 を 信勼 じていなかった 一 青捘 年 の 葬繙 式厚 において、<br />

普僁 遍贻 救 済匡 論厱 者 [ユニバーサリスト]の 牧肧 師 は、ダビデに 関 する 次卙 の 聖脩 句繯 を 引匂 用 した。「 彼 は、<br />

アムノンが 死拎 んだのを 見 て、アムノンに 関 しては 気勴 持匛 ちが 落叉 ち 着挄 いた」[サムエル 下 13:<br />

39・ 英捼 語指 訳胲 ]。 説拿 教卝 者 は 次卙 のように 言匟 った。「わたしは、 罪 のうちにこの 世匒 を 去掇 る 人 々、<br />

酩 酊 状叔 態拟 のまま 死拎 ぬ 人 、その 着挄 物匵 に 罪 の 赤捭 いしみを 残拑 したままで 死拎 ぬ 人 、または、この 青捘<br />

年 のように、 信勼 仰纝 を 告卪 白换 せず、 宗儲 教卝 生 活卹 の 経 験挧 を 持匛 たないで 死拎 ぬ 人 の 運卞 命挻 について、よく<br />

質拾 問勬 を 受匃 ける。われわれは 聖脩 書危 でもって 満掫 足拒 している。 聖脩 書危 の 解卆 答掬 が、 恐傁 ろしい 問勬 題匑 に 解卆<br />

決 を 与拜 える。アムノンは、 非 常拤 に 罪 深捫 かった。 彼 は 悔繛 い 改匳 めなかった。そして、 酒儀 に 酔绷 い、<br />

酩 酊 状叔 態拟 のまま 殺掮 された。ダビデは、 神卡 の 預 言匟 者 であった。 彼 は、アムノンが 来勵 世匒 におい<br />

て、 幸 福厹 になるか 不勘 幸 になるかを 知半 っていたにちがいない。 彼 の 心升 境挌 についてなんと 言匟 わ<br />

369


れているであろうか。『 王掣 は 心升 に、アブサロムに 会 うことを、せつに 望捬 んだ。 彼 はアムノ<br />

ンが 死拎 んだのを 見 て、アムノンに 関 しては 気勴 持匛 ちが 落叉 ち 着挄 いたからである。』<br />

この 言匟 葉挺 から、どんな 結医 論厱 が 得千 られるであろうか。ダビデは 永 遠 の 苦 しみを 信勼 じてい<br />

なかったのではなかろうか。われわれはそう 考卛 える。そして、 最勞 後 には 普僁 遍贻 的 な 純儻 潔昔 と 平匊<br />

和匄 が 来勵 るという、さらに 喜 ばしくさらに 高 尚縎 で 慈暆 愛 にあふれた 仮儵 説拿 を 支匣 持匛 するところの、<br />

輝脮 かしい 論厱 証卨 をここに 発 見 するのである。 彼 は、 自 分 の 息僢 子 が 死拎 んだのを 見 て、 気勴 持匛 ちが<br />

落叉 ち 着挄 いた。それは、なぜであるか。それは、 彼 が 予匨 言匟 的 眼繿 をもって、 輝脮 かしい 将 来勵 をな<br />

がめ、 息僢 子 がすべての 誘儬 惑 から 遠 く 引匂 き 離掤 され、 束僓 縛旸 から 解卆 放择 されて、 罪 の 汚儢 れから 清捲 め<br />

られ、そして、 十厝 分 に 清捲 めと 光捄 を 与拜 えられた 後 で、 昇 天拦 して、 天拦 の 喜 びにあずかっている<br />

霊绳 魂 の 群儈 れに 入 れられるのを 見 ることができたからである。 彼 の 唯繴 一 の 慰縺 めは、 彼 の 愛 す<br />

る 息僢 子 が、 現勶 在厪 の 罪 と 苦 悩肘 の 状叔 態拟 から 取勚 り 去掇 られて、 聖脩 霊绳 の 高 貴揂 ないぶきが 彼 の 暗肨 くなっ<br />

た 心升 にそそがれるところに 行 き、 彼 の 心升 が 天拦 の 知半 恵 と 永 遠 の 愛 の 喜 びに 対 して 開 かれて、<br />

こうして、 清捲 い 性勯 質拾 を 与拜 えられて、 天拦 の 嗣 業 の 休 息僢 と 交卦 わりに 入 ることであった。<br />

こう 考卛 える 時 に、 天拦 国 の 救 いは、 人 間 がこの 地 上 でなし 得千 ることや、 今 心升 を 変厭 化 させ<br />

ること、あるいは、 今 何挬 を 信勼 じ、どんな 信勼 仰纝 を 告卪 白换 するかなどによらないと、われわれが<br />

信勼 じていることも、 理 解卆 してもらえるであろう。」 こうして、キリストの 牧肧 師 と 称胃 して<br />

いる 人 が、エデンでへびが 言匟 った「あなたがたは 決 して 死拎 ぬことはないでしょう。」「そ<br />

れを 食挱 べると、あなたがたの 目 が 開 け、 神卡 のように 善 悪捰 を 知半 る 者 となる」という 偽兖 りをく<br />

り 返拮 している。 彼 は、 極掄 悪捰 の 罪 人 たち、すなわち、 人 を 殺掮 し、 盗僌 み、 姦贊 淫 を 行 う 人 々が、<br />

死拎 後 、 永 遠 の 祝腛 福厹 にあずかる 準厜 備厵 をすることができるというのである。<br />

この 聖脩 書危 の 曲儞 解卆 者 は、 何挬 を 根捏 拠 にして、こういう 結医 論厱 に 達挾 するのであろうか。それは、<br />

神卡 の 摂昊 理 に 対 するダビデの 服傕 従 をあらわしている 1 つの 文卽 章肐 からである。「 王掣 は 心升 に、ア<br />

ブサロムに 会 うことを、せつに 望捬 んだ。 彼 はアムノンが 死拎 んだのを 見 て、アムノンに 関 し<br />

ては 気勴 持匛 ちが 落叉 ち 着挄 いたからである。」 彼 の 激 しい 悲胳 哀暈 は、 時 がたつにつれて、やわらげ<br />

られ、その 思卩 いは、 死拎 んだ 息僢 子 から、 生 きている 息僢 子 に、すなわち、 自 分 の 犯 罪 の 当勠 然掍 の<br />

罰脖 を 恐傁 れて 逃偹 亡 した 息僢 子 に 向匇 けられたのであった。ところが、これが、 近卐 親捧 相 姦贊 の 罪 を 犯<br />

し、 酒儀 に 酔绷 ったアムノンが、 死拎 んだ 時 に 直卟 ちに 幸 福厹 な 住卫 居 に 移挔 され、そこで 清捲 められて、<br />

罪 のない 天拦 使却 たちとの 交卦 わりに 入 る 準厜 備厵 をするということの、 証卨 拠 だというのである。こ<br />

れは、まことに、 兜肉 の 心升 を 満掫 足拒 させるのに 都匙 合 のよい 快儜 い 作单 り 話匋 である。これは、サタン<br />

自 身拴 が 作单 り 出 した 教卝 義拣 であって、 効捓 果卵 的 にサタンの 働掴 きをしている。こういう 教卝 えがある<br />

のであるから、 罪 悪捰 が 満掫 ちても 驚脚 くにはあたらないのである。<br />

この 1 人 の 偽兖 教卝 師 の 行 ったことは、 他 の 多匭 くの 人 々のしていることの 一 例捁 である。 多匭<br />

くの 場 合 、 聖脩 書危 本 来勵 の 解卆 釈脂 とは 全 く 正匁 反卬 対 の 意勪 味控 となるような 数包 語指 を、 文卽 脈旜 を 無叄 視拹 して 聖脩<br />

書危 から 切卲 り 離掤 す。そして、このようにして 切卲 り 離掤 された 聖脩 句繯 が 曲儞 解卆 されて、 神卡 の 言匟 葉挺 に 基匼<br />

370


づかない 教卝 理 の 証卨 拠 に 用 いられる。 酒儀 に 酔绷 ったアムノンが、 天拦 国 にいる 証卨 拠 として 引匂 用 さ<br />

れた 証卨 言匟 は、 酒儀 に 酔绷 う 者 は 神卡 の 国 をつぐことはないという、 明 確卾 で 否 定 することのできな<br />

い 聖脩 書危 の 言匟 葉挺 に 全 く 相 反卬 する 推掙 論厱 にすぎない[Ⅰコリント 6:10 参厴 照儠 ]。このようにして、<br />

疑卧 う 人 々、 信勼 じない 人 々、 懐斺 疑卧 論厱 者 たちは、 真卢 理 を 偽兖 りにしてしまうのである。そして、<br />

多匭 くの 人 々が、 彼 らの 詭 弁 に 欺繏 かれて、 兜肉 の 生 活卹 に 安勣 んじ、 惰趌 眠縔 をむさぼっている。<br />

もしだれでも、 死拎 ねばすぐその 魂 が 天拦 に 行 くのなら、 生 きているよりは、 死拎 んだほう<br />

が 望捬 ましく 思卩 われることであろう。こうしたことを 信勼 じた 結医 果卵 、 自 分 の 生 命挻 を 断友 ったもの<br />

も 多匭 いのである。 困傮 難挚 や 悩肘 みや 失拽 望捬 に 陥肿 った 場 合 、もろい 生 命挻 の 糸腍 を 断友 ち 切卲 って、 永 遠 の<br />

世匒 界化 の 幸 福厹 へと 舞 いあがることが、いかにもやさしいことのように 思卩 われるのである。<br />

神卡 の 律傢 法 を 犯 す 者 は 必厧 ず 罰脖 を 受匃 けるということは、 神卡 がみ 言匟 葉挺 の 中 にはっきりと 証卨 拠<br />

を 与拜 えておられる。 神卡 は 恵 み 深捫 いお 方 であるから、 罪 人 を 罰脖 するようなことはなさらない<br />

と 思卩 い 込匸 んでいる 者 は、ただカルバリーの 十厝 字捐 架繳 をながめて 見 るとよい。 汚儢 れのない 神卡 の<br />

み 子 の 死拎 が、「 罪 の 支匣 払掾 う 報匔 酬脿 は 死拎 である」ことと、 神卡 の 律傢 法 を 犯 せばそれに 相 当勠 する 報匔<br />

いがあることとの、 証卨 拠 である。 罪 のないキリストが、 人 のために 罪 となられた。 罪 を 負拆<br />

い、 天拦 父 のみ 顔 をかくされて 見 ることができず、ついに、キリストの 心升 臓億 は 破挐 裂脧 し、その<br />

生 命挻 は 砕 かれたのである。こうした 犠腻 牲繉 は、すべて、 罪 人 が 贖 われるために 払掾 われたので<br />

ある。 他 のどんな 方 法 によっても、 人 は 罪 の 刑傃 罰脖 から 救 われることはできない。このよう<br />

な 価卒 を 払掾 って 備厵 えられた 贖 いにあずかることを 拒兘 否 する 者 は、 犯 した 罪 の 刑傃 罰脖 を 自 分 の 身拴<br />

に 負拆 わなければならない。<br />

普僁 遍贻 救 済匡 論厱 者 [ユニバーサリスト]が、 幸 福厹 な 聖脩 天拦 使却 として 天拦 国 に 入 れている、 不勘 信勼 仰纝 の<br />

者 や 悔繛 い 改匳 めない 人 々について、 聖脩 書危 はさらになんと 教卝 えているかを 考卛 えてみよ<br />

う。 「かわいている 者 には、いのちの 水匍 の 泉 から 価卒 なしに 飲儍 ませよう」[ 黙縹 示単 録捎 21:。<br />

この 約 束僓 は、かわく 者 にだけ 与拜 えられている。 命挻 の 水匍 の 必厧 要勥 を 感厤 じ、 他 のすべてのものを<br />

失拽 ってもそれを 求卍 める 者 だけが、 満掫 たされるのである。「 勝 利匏 を 得千 る 者 は、これらのもの<br />

を 受匃 け 継 ぐであろう。わたしは 彼 の 神卡 となり、 彼 はわたしの 子 となる」[ 同 21:。ここに<br />

も、 条厬 件卅 が 明 示単 されている。すべてのものを 受匃 け 継 ぐためには、 罪 に 抵脏 抗 して 勝 利匏 しなけ<br />

ればならないのである。<br />

主勢 は、 預 言匟 者 イザヤによって、こう 言匟 われる。「 正匁 しい 人 に 言匟 え、 彼 らはさいわいで<br />

あると。 彼 らはその 行 いの 実 を 食挱 べるからである。」「 悪捰 しき 者 はわざわいだ、 彼 は 災 を<br />

うける。その 手 のなした 事 が 彼 に 報匔 いられるからである」[イザヤ 3:10、。 また、「 罪<br />

びとで 100 度 悪捰 をなして、なお 長 生 きするものがあるけれども、 神卡 をかしこみ、み 前 に<br />

恐傁 れを いだく 者 には 幸 福厹 があることを、わたしは 知半 っている。しかし 罪 人 には 幸 福厹 がな<br />

い」と 賢繞 者 は 言匟 っている[ 伝捱 道匠 の 書危 8:12、。そしてパウロも、 次卙 のように 証卨 言匟 している。<br />

罪 人 は、「 神卡 の 正匁 しいさばきの 現勶 れる 怒腹 りの 日 のために 神卡 の 怒腹 りを、 自 分 の 身拴 に 積捑 んでい<br />

371


るのである。」「 神卡 は、おのおのに、そのわざにしたがって 報匔 いられる。」「 悪捰 を 行 うす<br />

べての 人 には、…… 患 難挚 と 苦 悩肘 とが 与拜 えられ[る]」[ローマ 21:5、6、。<br />

「すべて 不勘 品厍 行 な 者 、 汚儢 れたことをする 者 、 貪 欲僼 な 者 、すなわち、 偶旦 像僕 を 礼脊 拝旟 する 者<br />

は、キリストと 神卡 との 国 をつぐことができない」[エペソ 5;。「すべての 人 と 相 和匄 し、<br />

また、 自 らきよくなるように 努 めなさい。きよくならなければ、だれも 主勢 を 見 ることはで<br />

きない」[ヘブル 12:。「いのちの 木匓 にあずかる 特厣 権勻 を 与拜 えられ、また 門挋 をとおって 都匙 に<br />

はいるために、 自 分 の 着挄 物匵 を 洗腂 う 者 たちは、さいわいである。 犬腽 ども、まじないをする 者 、<br />

姦贊 淫 を 行 う 者 、 人 殺掮 し、 偶旦 像僕 を 拝旟 む 者 、また、 偽兖 りを 好捆 みかつこれを 行 う 者 はみな、 外勭 に<br />

出 されている」[ 黙縹 示単 録捎 22:14、。<br />

神卡 は、 神卡 の 品厍 性勯 と 神卡 が 罪 を 処叀 理 される 方 法 とを、 人 間 に 宣傪 言匟 された。「 主勢 、 主勢 、あわ<br />

れみあり、 恵 みあり、 怒腹 ることおそく、いつくしみと、まこととの 豊掿 かなる 神卡 、いつくし<br />

みを 千収 代 までも 施厇 し、 悪捰 と、とがと、 罪 とをゆるす 者 、しかし、 罰脖 すべき 者 をば 決 してゆ<br />

るさず」[ 出 エジプト 34:6、。「 主勢 は…… 悪捰 しき 者 をことごとく 滅脛 ぼされます。」「 罪<br />

を 犯 す 者 どもは 共厗 に 滅脛 ぼされ、 悪捰 しき 者 の 子 孫繜 は 断友 たれる」[ 詩纛 篇 145:20、37:。 神卡 の<br />

政 府匕 の 権勻 力 と 権勻 威胙 とが、 反卬 逆 を 鎮昼 圧 するために 用 いられる。しかし、あらゆる 応厸 報匔 ・ 処叀 罰脖<br />

の 執儨 行 は、 恵 み 深捫 く 忍旖 耐脾 強勮 い、 慈暆 悲胳 に 富挛 んだお 方 としての 神卡 の 品厍 性勯 と 完 全 に 調 和匄 するので<br />

ある。<br />

神卡 は、どんな 人 の 意勪 志 または 判匯 断友 をも 強勮 制勧 なさらない。 神卡 は、 奴 隷趵 的 服傕 従 をお 喜 びに<br />

ならない。 神卡 は、 神卡 のみ 手 に 造挝 られたものたちが、 愛 するにふさわしいお 方 として 神卡 を 愛<br />

するよう 望捬 まれる。 神卡 は、 彼 らが、 神卡 の 知半 恵 と 正匁 義拣 と 慈暆 愛 とをよく 悟縖 った 上 で、 神卡 に 従 う<br />

ことを 望捬 まれる。そして、 神卡 のこうした 性勯 質拾 について 正匁 しい 理 解卆 を 持匛 つものはみな、 神卡 の<br />

特厣 性勯 に 感厤 嘆昍 して 神卡 に 引匂 きつけられ、 神卡 を 愛 するようになるのである。<br />

救 い 主勢 が 教卝 え、 模掌 範儤 を 示単 された、 思卩 いやりと 憐穳 れみと 愛 の 原募 則 は、 神卡 のみこころと 品厍<br />

性勯 の 写捂 しである。キリストは、ご 自 分 は 天拦 父 から 受匃 けたもののほかは 何挬 も 教卝 えないと 宣傪 言匟<br />

された。 神卡 の 政 府匕 の 原募 則 は、「あなたの 敵育 を 愛 せ」という 救 い 主勢 の 教卝 えと 完 全 に 調 和匄 して<br />

いる。 神卡 は 悪捰 人 を 処叀 罰脖 されるが、それは 宇偩 宙脶 の 幸 福厹 のためであり、 刑傃 罰脖 が 下 される 本 人 た<br />

ちの 幸 福厹 のためでさえあるのである。 神卡 は、 神卡 の 政 府匕 の 律傢 法 と 神卡 の 品厍 性勯 の 正匁 しさとに 調 和匄<br />

させることができるなら、 彼 らを 幸 福厹 にしたいと 望捬 まれる。 神卡 は 彼 らを、ご 自 分 の 愛 のし<br />

るしで 取勚 り 巻僲 き、 神卡 の 律傢 法 の 知半 識掟 を 彼 らに 与拜 え、 憐穳 れみの 招偠 きを 発 して 彼 らを 追挵 われる。<br />

しかし、 彼 らは、 神卡 の 愛 を 軽 んじ、 神卡 の 律傢 法 を 無叄 効捓 にし、 神卡 の 憐穳 れみを 拒兘 むのである。 彼<br />

らは、 絶傉 えず 神卡 の 賜 物匵 を 受匃 けながら、 与拜 え 主勢 である 神卡 のみ 名匷 を 汚儢 す。 彼 らは、 神卡 が 彼 らの<br />

罪 を 憎 まれることを 知半 って、 神卡 を 憎 むのである。 神卡 は、 彼 らの 強勮 情午 を 長 く 忍旖 ばれる。しか<br />

し、ついに、 彼 らの 運卞 命挻 が 決 まる 決 定 的 な 時 が 来勵 る。その 時 、 神卡 は、このような 反卬 逆 者 た<br />

372


ちをご 自 分 の 側卷 に 縛旸 りつけられるであろうか。 彼 らに、 神卡 のみこころを 行 うように 強勮 制勧 さ<br />

れるであろうか。<br />

サタンを 指匦 導拗 者 とし、その 力 に 支匣 配括 されてきた 者 は、 神卡 の 前 に 出 る 用 意勪 がない。 高 慢纁 、<br />

欺繏 瞞 、 放择 蕩 、 残拑 酷昰 が、 彼 らの 性勯 質拾 になってしまった。 彼 らは、 天拦 国 に 入 って、この 地 上 で<br />

軽 べつし 憎 んでいた 人 々と、 永 遠 に 住卫 むことができるであろうか。 真卢 理 は、 偽兖 りを 言匟 う 人<br />

には 決 して 好捆 まれない。 柔肛 和匄 は、 自 尊胛 心升 や 誇縷 りを 満掫 足拒 させない。 純儻 潔昔 は、 腐纄 敗反 した 人 には<br />

受匃 け 入 れられない。 無叄 我 の 愛 は、 利匏 己偻 的 な 者 には、 魅纡 力 あるものと 思卩 われない。この 地 上<br />

の 利匏 己偻 的 利匏 益捍 に 全 く 心升 を 奪傤 われている 者 に、 天拦 は、どんな 楽掱 しみを 与拜 えることができるで<br />

あろうか。<br />

一 生 神卡 に 反卬 逆 していた 者 が、 仮儵 に 急双 に 天拦 国 に 移挔 さ れて、そこにいつもみなぎっている<br />

高 尚縎 な 清捲 い 完 全 な 状叔 態拟 を 目 撃掐 したとしよう。どの 人 の 心升 も 愛 に 満掫 たされ、どの 顔 も 喜 びに<br />

輝脮 き、 神卡 と 小 羊旴 をほめたたえる 美捜 しい 音 楽掱 が 聞挈 こえ、み 座 に 座 しておられるお 方 の 顔 から<br />

は、 贖 われた 者 たちの 上 に 絶傉 えず 光捄 が 照儠 り 輝脮 いている。 神卡 に 対 して 憎 しみを 抱 き、 真卢 理 と<br />

聖脩 潔昔 を 憎 んでいた 者 たちが、ここで、 天拦 の 群儈 れに 加匎 わって 賛僮 美捜 の 歌 を 歌 うことができるで<br />

あろうか。 果卵 たして 彼 らは、 神卡 と 小 羊旴 の 栄 光捄 に 耐脾 え 得千 るであろうか。いや、それはできな<br />

いのである。 彼 らには、 天拦 国 のために 準厜 備厵 をするように 幾继 年 もの 恵 みの 期勡 間 が 与拜 えられて<br />

いた。にもかかわらず、 彼 らは 純儻 潔昔 を 愛 するように 心升 の 訓肢 練 をしなかった。 彼 らは、 天拦 国<br />

の 言匟 語指 を 学 ばなかったので、 今 となってはもうおそすぎるのである。 神卡 に 反卬 逆 した 生 活卹 が、<br />

彼 らを 天拦 にふさわしくない 者 にしてしまった。 天拦 の 純儻 潔昔 と 聖脩 潔昔 と 平匊 和匄 とは、 彼 らにとって<br />

は 責掅 め 苦 となるであろう。 神卡 の 栄 光捄 は、 焼催 き 尽能 くす 火 となるであろう。 彼 らはその 清捲 い 場<br />

所勰 から 逃偹 れたいと 願傿 うであろう。 彼 らを 贖 うために 死拎 なれたお 方 の 顔 を 避 けるために、 滅脛<br />

亡 を 歓脒 迎 するであろう。 悪捰 人 の 運卞 命挻 は、 彼 ら 自 身拴 の 選 択僨 によってきまるのである。 彼 らが<br />

天拦 から 除揄 外勭 されるのは、 彼 らが 自 ら 進勺 んでそうするのであり、 神卡 の 正匁 義拣 と 憐穳 れみによるの<br />

である。<br />

大 いなる 日 の 炎縉 は、ノアの 洪斬 水匍 の 水匍 のように、 悪捰 人 たちは 直卟 すことができないという、<br />

神卡 の 裁拍 断友 を 宣傪 言匟 する。 彼 らには、 神卡 の 権勻 威胙 に 服傕 従 する 気勴 持匛 ちがない。 彼 らの 意勪 志 は 反卬 逆 に<br />

用 いられてきた。そのために、 死拎 に 臨 んで、 彼 らの 思卩 想挹 の 流及 れを 反卬 対 の 方 向匇 にむけ、 背 反卬<br />

から 服傕 従 へ、 憎 しみから 愛 へと 変厭 えるには、もはやおそ 過厢 ぎるのである。 神卡 は、 殺掮 人 者<br />

カインの 生 命挻 を 助捉 けることによって、 罪 人 を 生 かしてかってきままな 罪 の 生 活卹 を 続勸 けさせ<br />

る 結医 果卵 がどうなるかという 実 例捁 を、 世匒 界化 に 示単 された。カインの 教卝 えと 模掌 範儤 の 影挼 響捳 によって、<br />

彼 の 子 孫繜 の 大 群儈 衆 は 罪 に 誘儬 われ、ついに「 人 の 悪捰 が 地 にはびこり、すべてその 心升 に 思卩 いは<br />

かることが、いつも 悪捰 い 事 ばかり」になった。「 時 に 世匒 は 神卡 の 前 に 乱 れて、 暴偷 虐纨 が 地 に 満掫<br />

ちた」[ 創傦 世匒 記卌 6:5、。<br />

373


神卡 は、 世匒 界化 を 憐穳 れんで、ノアの 時 代 の 悪捰 い 住卫 民 たちを 一 掃线 された。 神卡 は、 憐穳 れみのう<br />

ちに、ソドムの 堕秐 落叉 した 住卫 民 たちを 滅脛 ぼされた。 悪捰 を 行 う 人 々は、サタンの 欺繏 瞞 の 力 によ<br />

って、 共厗 鳴胯 と 賞 賛僮 をかちえ、こうして 常拤 に 他 の 人 々を 反卬 逆 に 引匂 き 入 れている。カインの 時<br />

代 、ノアの 時 代 、そして、アブラハムとロトの 時 代 においてそうであった。われわれの 時<br />

代 においても 同 様捞 である。 神卡 が、 神卡 の 恵 みを 拒兘 否 する 人 々を 最勞 終厖 的 に 滅脛 ぼされるのは、 宇偩<br />

宙脶 に 対 する 憐穳 れみからである。<br />

「 罪 の 支匣 払掾 う 報匔 酬脿 は 死拎 である。しかし 神卡 の 賜 物匵 は、わたしたちの 主勢 キリスト・イエス<br />

における 永 遠 のいのちである」[ローマ 6:。 義拣 人 の 嗣 業 は 生 命挻 であるが、 悪捰 人 が 受匃 ける<br />

ものは 死拎 である。モーセは、イスラエルに 次卙 のように 宣傪 言匟 した。「 見 よ、わたしは、きょ<br />

う、 命挻 とさいわい、および 死拎 と 災 をあなたの 前 においた」[ 申捩 命挻 記卌 30:。この 聖脩 句繯 の 中 で<br />

言匟 われている 死拎 は、アダムに 宣傪 告卪 された 死拎 ではない。なぜなら、 全 人 類 が 彼 の 罪 の 報匔 いを<br />

受匃 けているからである。 永 遠 の 生 命挻 と 対 照儠 されているのは、「 第匌 二华 の 死拎 」である。<br />

アダムの 罪 のために、 死拎 は 全 人 類 に 及 んだ。だれでも 同 じように 墓斳 に 下 って 行 く。そ<br />

して、 救 いの 計匧 画厐 が 設勳 けられたことによって、すべての 者 が、 墓斳 からよみがえらせられる<br />

のである。「 正匁 しい 者 も 正匁 しくない 者 も、やがてよみがえる。」「アダムにあってすべて<br />

の 人 が 死拎 んでいるのと 同 じように、キリストにあってすべての 人 が 生 かされるのである」<br />

[ 使却 徒傣 行 伝捱 24:15、Ⅰコリント 15:。しかし、よみがえらせられる 2 種捶 類 の 人 々は、は<br />

っきりと 区厅 別厌 されている。「 墓斳 の 中 にいる 者 たちがみな 神卡 の 子 の 声拨 を 聞挈 き、 善 をおこなっ<br />

た 人 々は、 生 命挻 を 受匃 けるためによみがえり、 悪捰 をおこなった 人 々は、さばきを 受匃 けるため<br />

によみがえって、それぞれ 出 てくる 時 が 来勵 るであろう」[ヨハネ 5:28、。 復挴 活卹 に「あず<br />

かるにふさわしい」 者 たちは、「さいわいな 者 であり、また 聖脩 なる 者 である。」「この 人<br />

たちに 対 しては、 第匌 二华 の 死拎 はなんの 力 もない」[ 黙縹 示単 録捎 20:。しかし、 悔繛 い 改匳 めと 信勼 仰纝 に<br />

よって 許 しを 受匃 けなかった 人 々は、 罪 の 刑傃 罰脖 すなわち、「 罪 の 支匣 払掾 う 報匔 酬脿 」を 受匃 けなけれ<br />

ばならない。<br />

彼 らは、「そのしわざに 応厸 じて」 長 さと 激 しさの 異 なる 刑傃 罰脖 を 受匃 けるが、ついには、<br />

第匌 二华 の 死拎 に 終厖 わる。 罪 のうちにある 罪 人 を 救 うことは、 神卡 の 正匁 義拣 と 憐穳 れみからいって 不勘 可參<br />

能印 なために、 神卡 は 罪 人 からその 存掑 在厪 を 剥禗 奪傤 される。 彼 は 罪 のゆえに、 生 きる 権勻 利匏 を 喪旈 失拽 し、<br />

生 きるにふさわしくないことを 証卨 明 したのである。 霊绳 感厤 を 受匃 けた 筆僜 者 は 言匟 っている。「 悪捰<br />

しき 者 はただしばらくで、うせ 去掇 る。あなたは 彼 の 所勰 をつぶさに 尋繄 ねても 彼 はいない。」<br />

また 別厌 の 筆僜 者 は 宣傪 言匟 する。 彼 らは「かつてなかったようになる」[ 詩纛 篇 37:10、オバデヤ。<br />

彼 らは、 辱既 めを 受匃 けて、 希傩 望捬 のない 永 遠 の 滅脛 びに 沈腉 むのである。<br />

こうして、 罪 と 罪 の 結医 果卵 であるあらゆる 災 いと 破挐 滅脛 が 終厖 わりを 告卪 げる。 詩纛 篇 記卌 者 は、<br />

「あなたは、…… 悪捰 しき 者 を 滅脛 ぼし、 永 久挸 に 彼 らの 名匷 を 消拔 し 去掇 られました。 敵育 は 絶傉 えはて<br />

て、とこしえに 滅脛 び」と 言匟 っている[ 詩纛 篇 9:5、。 黙縹 示単 録捎 の 中 で、ヨハネは、 永 遠 の 世匒 界化<br />

374


を 予匨 見 し、 不勘 調 和匄 な 音 が 1 つもない 全 宇偩 宙脶 の 賛僮 美捜 の 歌 を 聞挈 いている。 天拦 地 のすべての 被挀 造挝<br />

物匵 が、 神卡 に 栄 光捄 を 帰 していた[ 黙縹 示単 録捎 5:13 参厴 照儠 ]。その 時 には、 永 遠 の 刑傃 罰脖 を 受匃 けて 苦<br />

しみながら 神卡 を 汚儢 す 失拽 われた 魂 などいないのである。 地 獄晳 の 哀暈 れな 魂 の 叫经 びが、 救 われた<br />

者 の 歌 に 混 じることなどないのである。<br />

死拎 者 に 意勪 識掟 があるという 教卝 理 は、 霊绳 魂 不勘 滅脛 という 根捏 本 的 な 誤儶 りに 基匼 づくものである。<br />

そしてこの 教卝 理 は、 永 遠 の 責掅 め 苦 という 教卝 えと 同 様捞 、 聖脩 書危 の 教卝 えに 反卬 するものであり、 理<br />

性勯 の 命挻 じるところにも、 人 間 の 慈暆 悲胳 の 心升 にも、 相 反卬 するものである。 一 般 に 信勼 じられてい<br />

るところによれば、 贖 われて 天拦 にある 者 たちは、 地 上 で 起招 きるすべてのことを、そして 特厣<br />

に、 彼 らがあとに 残拑 してきた 友掻 人 たちの 生 活卹 を、よく 知半 っているというのである。しかし、<br />

死拎 者 が、 生 きている 人 々の 悩肘 みを 知半 り、 自 分 の 愛 する 者 たちの 罪 を 目 撃掐 し、 彼 らが 人 生 の<br />

あらゆる 悲胳 哀暈 、 失拽 望捬 、 苦 悩肘 に 耐脾 えるのを 見 ることが、どうして 幸 福厹 の 源 となり 得千 ようか。<br />

地 上 の 友掻 人 たちの 上 をさまよう 者 に、 天拦 国 の 喜 びがどれだけ 味控 わえようか。<br />

また、 息僢 が 絶傉 えるとすぐに、 悔繛 い 改匳 めなかった 者 の 魂 は 地 獄晳 の 炎縉 の 中 に 投匐 げ 込匸 まれる<br />

という 考卛 えは、なんと 嫌膅 悪捰 すべきものであろうか。 自 分 たちの 友掻 人 が、 不勘 用 意勪 のまま 墓斳 に<br />

くだり、 永 遠 の 苦 悩肘 に 陥肿 るのを 見 る 人 々は、どんなに 激 しい 苦 しみを 味控 わうことであろう<br />

か。このような 悲胳 惨绨 なことを 考卛 えて、 気勴 が 狂旆 ったものも 多匭 いのである。 こうしたことに<br />

ついて、 聖脩 書危 はなんと 言匟 っているであろうか。ダビデは、 人 間 が 死拎 んだならば、 意勪 識掟 はな<br />

いと 言匟 明 している。「その 息僢 が 出 ていけば 彼 は 土拋 に 帰 る。その 日 には 彼 のもろもろの 計匧 画厐<br />

は 滅脛 びる」[ 詩纛 篇 146:。ソロモンも 同 じ 証卨 言匟 をしている。「 生 きている 者 は 死拎 ぬべき 事<br />

を 知半 っている。しかし 死拎 者 は 何挬 事 をも 知半 らない。」「その 愛 も、 憎 しみも、ねたみも、す<br />

でに 消拔 えうせて、 彼 らはもはや 日 の 下 に 行 われるすべての 事 に、 永 久挸 にかかわることがな<br />

い。」「あなたの 行 く 陰纖 府匕 [よみ]には、わざも、 計匧 略傎 も、 知半 識掟 も、 知半 恵 もないからである」<br />

[ 伝捱 道匠 の 書危 9:5、6、。<br />

ヒゼキヤの 祈绗 りに 答掬 えて、 彼 の 生 命挻 が 15 年 延 ばされた 時 、 感厤 謝儑 にあふれた 王掣 は、 神卡 の<br />

大 いなる 憐穳 れみに 対 して 賛僮 美捜 の 言匟 葉挺 をささげた。 彼 は、この 歌 の 中 で、 彼 の 大 きな 喜 びの<br />

理 由厩 を 挙拷 げている。「 陰纖 府匕 は、あなたに 感厤 謝儑 することはできない。 死拎 はあなたをさんびす<br />

ることはできない。 墓斳 にくだる 者 は、あなたのまことを 望捬 むことはできない。ただ 生 ける<br />

者 、 生 ける 者 のみ、きょう、わたしがするように、あなたに 感厤 謝儑 する」[イザヤ 38:18、。<br />

一 般 にゆきわたっている 神卡 学 は、 死拎 んだ 義拣 人 は 天拦 国 の 喜 びにあずかり、 朽 ちることのない<br />

舌暎 で 神卡 を 賛僮 美捜 していると 言匟 うのである。しかし、ヒゼキヤは 死拎 にあたって、そのような 輝脮<br />

かしい 期勡 待挊 を 持匛 つことはできなかった。 彼 の 言匟 葉挺 と 詩纛 篇 記卌 者 の 証卨 言匟 は 一 致 している。「 死拎<br />

においては、あなたを 覚 えるものはなく、 陰纖 府匕 においては、だれがあなたをほめたたえる<br />

ことができましょうか。」「 死拎 んだ 者 も、 音 なき 所勰 に 下 る 者 も、 主勢 をほめたたえること<br />

はない」[ 詩纛 篇 6:5、115:。<br />

375


ペテロは、ペンテコステの 日 に、ダビデについて、「 彼 は 死拎 んで 葬繙 られ、 現勶 にその 墓斳<br />

が 今 日 に 至儖 るまで、わたしたちの 間 に 残拑 っている。」「ダビデが 天拦 に 上 ったのではない」<br />

と 言匟 明 した[ 使却 徒傣 行 伝捱 2:29、。ダビデが 復挴 活卹 の 時 まで 墓斳 の 中 にとどまっているという 事<br />

実 は、 義拣 人 は 死拎 んだ 時 に 天拦 に 行 くのではないということを 証卨 明 している。 復挴 活卹 を 経 ること<br />

によってはじめて、そしてキリストの 復挴 活卹 の 事 実 の 功僵 績 によって、ダビデは、ついに 神卡 の<br />

右 に 座 すことができるのである。<br />

パウロも 言匟 っている。「もし 死拎 人 がよみがえらないなら、キリストもよみがえらなか<br />

ったであろう。もしキリストがよみがえらなかったとすれば、あなたがたの 信勼 仰纝 は 空参 虚縚 な<br />

ものとなり、あなたがたは、いまなお 罪 の 中 にいることになろう。そうだとすると、キリ<br />

ストにあって 眠縔 った 者 たちは、 滅脛 んでしまったのである」[Ⅰコリント 15:16~。もしも、<br />

4000 年 にわたって、 義拣 人 が 死拎 ぬと 直卟 接捴 天拦 国 に 行 っていたとするならば、パウロはどうし<br />

て、もし 復挴 活卹 がないならば「キリストにあって 眠縔 った 者 たちは、 滅脛 んでしまった」という<br />

ことができたのであろうか。もしも、 義拣 人 が 死拎 ぬとすぐに 天拦 国 に 行 ったのであれば、 復挴 活卹<br />

は 必厧 要勥 ないはずである。<br />

殉程 教卝 者 ティンダルは、 死拎 者 の 状叔 態拟 について 次卙 のように 言匟 明 した。「わたしは、 彼 らが<br />

すでにキリストのような、あるいは、 神卡 に 選 ばれた 天拦 使却 たちのような、 完 全 な 栄 光捄 に 入 っ<br />

ているとは 考卛 えていないことを、はっきり 申捩 し 上 げる。わたしは 信勼 仰纝 の 上 から、そうは 思卩<br />

わないのである。なぜならば、もしそうであるとすると、 兜肉 体 の 復挴 活卹 を 説拿 くことはむだで<br />

あるとしか 思卩 われないからである。」 1 死拎 ねば 不勘 死拎 の 祝腛 福厹 にあずかるという 希傩 望捬 のために、<br />

聖脩 書危 の 復挴 活卹 の 教卝 理 が 一 般 に 軽 視拹 されるようになったということは、 否 定 できない 事 実 であ<br />

る。アダム・クラーク 博 士厨 は、この 傾傧 向匇 について、 次卙 のように 言匟 った。<br />

「 復挴 活卹 の 教卝 義拣 は、 現勶 代 よりは 初匘 期勡 のキリスト 者 たちの 間 で、はるかに 重匤 要勥 視拹 されてい<br />

たように 思卩 われる。これはどうしてであろうか。 使却 徒傣 たちは 絶傉 えずそれを 力 説拿 し、それに<br />

よって、 熱 心升 、 従 順 、 快儜 活卹 であるようにと、 信勼 者 たちを 激 励繭 していた。それだのに、 今 日<br />

の 彼 らの 後 継 者 たちは、そのことをほとんど 言匟 わない。 使却 徒傣 たちが 説拿 教卝 したことを 信勼 者 た<br />

ちは 信勼 じた。われわれが 説拿 教卝 することを、われわれの 聴傏 衆 は 信勼 じるのである。 福厹 音 の 教卝 義拣<br />

の 中 で、これほど 強勮 調 されているものはない。しかるに、 現勶 代 の 説拿 教卝 のやり 方 の 中 で、こ<br />

れほど 軽 々しく 扱僻 われている 教卝 理 は、ほかにないのである。」 2<br />

このような 状叔 態拟 が 続勸 いて、ついに、 復挴 活卹 の 輝脮 かしい 真卢 理 はほとんど 隠僸 され、キリスト<br />

教卝 世匒 界化 から 見 失拽 われてしまった。こうして、ある 指匦 導拗 的 な 宗儲 教卝 的 著兆 作单 家匝 は、Ⅰテサロニケ<br />

4:13~18 のパウロの 言匟 葉挺 を 注挅 解卆 して、 次卙 のように 言匟 うのである。「 主勢 の 再卭 臨 という 疑卧<br />

わしい 教卝 理 の 代 わりに、 義拣 人 は 祝腛 福厹 された 不勘 死拎 が 与拜 えられるという 教卝 理 が、 実 際匶 にわれわ<br />

れに 慰縺 めを 与拜 える。われわれが 死拎 ぬ 時 に 主勢 が 来勵 られるのである。われわれはそれを 待挊 ち 望捬<br />

376


み、 見 守捿 っていなければならない。 死拎 者 は、すでに 栄 光捄 に 入 っている。 彼 らは、 審拥 判匯 と 祝腛<br />

福厹 を 受匃 けるためにラッパが 鳴胯 るのを 待挊 たないのである。」<br />

しかし、イエスは、 弟胱 子 たちのもとを 去掇 るにあたって、 彼 らがすぐにご 自 分 のところ<br />

に 来勵 るであろうとは 言匟 われなかった。「あなたがたのために、 場 所勰 を 用 意勪 しに 行 く。」<br />

「そして、 行 って、 場 所勰 の 用 意勪 ができたならば、またきて、あなたがたをわたしのところ<br />

に 迎 えよう」と 彼 は 言匟 われた[ヨハネ 14:2、。パウロはさらに 次卙 のように 言匟 っている。<br />

「すなわち、 主勢 ご 自 身拴 が 天拦 使却 のかしらの 声拨 と 神卡 のラッパの 鳴胯 り 響捳 くうちに、 合 図掛 の 声拨 で、<br />

天拦 から 下 ってこられる。その 時 、キリストにあって 死拎 んだ 人 々が、まず 最勞 初匘 によみがえり、<br />

それから 生 き 残拑 っているわたしたちが、 彼 らと 共厗 に 雲胖 に 包儣 まれて 引匂 き 上 げられ、 空参 中 で 主勢<br />

に 会 い、こうして、いつも 主勢 と 共厗 にいるであろう。」そして、 彼 は、「これらの 言匟 葉挺 をも<br />

って 互僆 に 慰縺 め 合 いなさい」とつけ 加匎 えている[Ⅰテ サロニケ 4:16~。<br />

こうした 慰縺 めの 言匟 葉挺 と、 前 に 引匂 用 した 普僁 遍贻 救 済匡 論厱 者 の 牧肧 師 の 言匟 葉挺 とは、なんと 大 きな<br />

相 違挆 があることであろう。 後 者 は、 死拎 者 がどんなに 罪 深捫 くあっても、 地 上 で 息僢 を 引匂 き 取勚 っ<br />

た 時 天拦 使却 たちの 間 に 迎 え 入 れられたと 言匟 って、 友掻 を 失拽 って 悲胳 しむ 人 々を 慰縺 めた。しかし、<br />

パウロは、 兄胆 弟胱 たちに、 来勵 たるべき 主勢 の 再卭 臨 を 示単 し、その 時 に、 墓斳 の 束僓 縛旸 が 解卆 かれて、<br />

「キリストにあって 死拎 んだ 人 々」が 永 遠 の 生 命挻 によみがえると 言匟 っている。<br />

だれでも、 祝腛 福厹 された 者 の 住卫 居 に 入 り 得千 る 前 に、 調 査匀 され、その 品厍 性勯 と 行 為 が、 神卡 の<br />

前 で 吟 味控 されねばならない。すべての 者 は、 天拦 の 書危 物匵 に 記卌 されたことに 従 ってさばかれ、<br />

その 行 為 に 従 って 報匔 いを 受匃 ける。この 審拥 判匯 は、 死拎 ぬ 時 に 行 われるのではない。パウロの 次卙<br />

の 言匟 葉挺 に 注挅 意勪 したい。「 神卡 は、 義拣 をもってこの 世匒 界化 をさばくためにその 日 を 定 め、お 選 び<br />

になったかたによってそれをなし 遂脎 げようとされている。すなわち、このかたを 死拎 人 の 中<br />

からよみがえらせ、その 確卾 証卨 をすべての 人 に 示単 されたのである」[ 使却 徒傣 行 伝捱 17:。 使却 徒傣 パ<br />

ウロは、ここで、ある 一 定 の 時 ——その 当勠 時 にあっては、まだ 将 来勵 のことであったが——<br />

が、この 世匒 の 審拥 判匯 の 時 として 定 められていることを、はっきりと 述掃 べた。<br />

ユダは、その 同 じ 時 のことについて、 次卙 のように 言匟 っている。「 主勢 は、 自 分 たちの 地<br />

位匱 を 守捿 ろうとはせず、そのおるべき 所勰 を 捨腇 て 去掇 った 御 使却 たちを、 大 いなる 日 のさばきのた<br />

めに、 永 久挸 にしばりつけたまま、 暗肨 やみの 中 に 閉僔 じ 込匸 めておかれた。」そしてまた、 彼 は<br />

エノクの 言匟 葉挺 を 引匂 用 している。「 見 よ、 主勢 は 無叄 数包 の 聖脩 徒傣 たちを 率厾 いてこられた。それは、<br />

すべての 者 にさばきを 行 うためで」ある[ユダ 6、14、。また、ヨハネは 言匟 っている。<br />

「 死拎 んでいた 者 が、…… 御 座 の 前 に 立 っているのが 見 えた。かずかずの 書危 物匵 が 開 かれ<br />

た。…… 死拎 人 は……この 書危 物匵 に 書危 かれていることにしたがって、さばかれた」[ 黙縹 示単 録捎<br />

20:。<br />

377


しかし、もし 死拎 者 がすでに 天拦 国 の 祝腛 福厹 にあずかっているのであれば、あるいは 地 獄晳 の<br />

炎縉 に 苦 しめられているのであれば、 将 来勵 の 審拥 判匯 は 何挬 のために 必厧 要勥 なのであろうか。これら<br />

の 重匤 大 な 点勷 に 関 する 神卡 の 言匟 葉挺 の 教卝 えは、あいまいでもなければ 矛旁 盾绮 してもいない。それは<br />

普僁 通 の 人 の 頭挓 で 理 解卆 できるのである。 率厾 直卟 な 心升 の 持匛 ち 主勢 であれば、こうした 一 般 の 説拿 に、<br />

知半 恵 と 正匁 当勠 性勯 を 認卉 めることができるであろうか。 義拣 人 は、 長 期勡 間 にわたって 神卡 のみ 前 に 住卫<br />

みながら、 審拥 判匯 の 時 に 調 査匀 を 受匃 けて、そのあとで、「 宜绦 [よ]いかな、 善 かつ 忠儮 なる<br />

僕腔 、…… 汝 の 主勢 人 の 歓脒 喜 に 入 れ」[ 文卽 語指 訳胲 ]と 賞 賛僮 されるのであろうか。 悪捰 人 は、 刑傃 罰脖 の 場<br />

から 引匂 き 出 されて、 全 地 の 審拥 判匯 主勢 から、「のろわれた 者 どもよ、わたしを 離掤 れて、 悪捰 魔斴 と<br />

その 使却 たちとのために 用 意勪 されている 永 遠 の 火 にはいってしまえ」という 宣傪 告卪 を 受匃 けるの<br />

であろうか[マタイ 25:21、。ああ、なんというあざけり、 神卡 の 知半 恵 と 正匁 義拣 に 対 するなん<br />

と 恥時 ずべき 非 難挚 であろう。<br />

霊绳 魂 不勘 滅脛 説拿 は、ローマが 異 教卝 から 借 りてきて、キリスト 教卝 の 中 に 織掼 り 込匸 んだ 偽兖 りの 教卝<br />

理 の 1 つである。マルチン・ルターは、これを「ローマ 法 王掣 の 教卝 書危 というはきだめの 一 部<br />

をなす、 奇纟 怪晞 な 作单 り 話匋 」であると 言匟 っている。 3 伝捱 道匠 の 書危 の 中 にある「 死拎 者 は 何挬 事 をも 知半<br />

らない」というソロモンの 言匟 葉挺 に 注挅 を 加匎 えて、ルターはこう 言匟 っている。「これは、 死拎 者<br />

には 感厤 覚 がないというもう 1 つの 証卨 拠 である。 義拣 務勲 もなければ、 科 学 も、 知半 識掟 も、 知半 恵 も<br />

ないとソロモンは 言匟 っている。 死拎 者 は 全 く 何挬 も 感厤 じないで 眠縔 っていると、ソロモンは 判匯 断友<br />

している。 死拎 者 は、 日 も 年 も 数包 えることなく 横叅 たわっている。しかし 目 がさめる 時 には、<br />

ほんの 一 瞬腗 眠縔 ったか 眠縔 らなかったか、というほどにしか 思卩 わないであろう。」 4<br />

死拎 ねば、 義拣 人 は 天拦 に 行 き、 悪捰 人 は 罰脖 せられるというようなことは、 聖脩 書危 のどこにも 書危<br />

いてない。 父 祖脽 たちや 預 言匟 者 たちは、そめような 確卾 証卨 を 残拑 さなかった。キリストと 弟胱 子 た<br />

ちは、そのような 暗肨 示単 は 何挬 も 与拜 えなか った。 死拎 人 は、すぐに 天拦 に 行 くものではないと、<br />

聖脩 書危 に 明 らかに 教卝 えられている。 彼 らは 復挴 活卹 まで 眠縔 っていると 記卌 されている[Ⅰテサロニ<br />

ケ 4:14、ヨブ 14:10~12 参厴 照儠 ]。 銀勨 のひもが 切卲 れ、 金 の 皿腬 が 砕 ける 時 に、 人 の 思卩 いは<br />

なくなるのである[ 伝捱 道匠 の 書危 12:6 参厴 照儠 ]。 墓斳 に 下 る 者 は、 何挬 も 言匟 わない。 日 の 下 に 行 わ<br />

れることは 何挬 事 も 知半 らない[ヨブ 14:21 参厴 照儠 ]。 疲膂 れた 義拣 人 たちにとって、それは 幸 福厹 な<br />

休 息僢 である。 時 は、 長 かろうと 短 かろうと、 彼 らにとってはほんの 一 瞬腗 間 にすぎない。 彼<br />

らは 眠縔 っているのである。そして、 神卡 のラッパによって 呼 び 起招 こされて、 輝脮 く 不勘 死拎 が 与拜 え<br />

られるのである。「ラッパが 響捳 いて、 死拎 人 は 朽 ちない 者 によみがえらされ、……この 朽 ち<br />

るものが 朽 ちないものを 着挄 、この 死拎 ぬものが 死拎 なないものを 着挄 るとき、 聖脩 書危 に 書危 いてある<br />

言匟 葉挺 が 成勱 就 するのである。『 死拎 は 勝 利匏 にのまれてしまった』」[Ⅰコリント 15:52~。 深捫<br />

い 眠縔 りから 目 ざめた 時 に、 彼 らは、 考卛 えることをやめたそのところから 考卛 え 始卿 める。 最勞 後<br />

の 感厤 覚 は 死拎 の 苦 痛僎 であった。 最勞 後 の 思卩 いは、 自 分 は 死拎 の 力 に 屈縿 するのだ、ということであ<br />

った。しかし、 彼 らが、 墓斳 から 起招 きあがる 時 に、 彼 らの 最勞 初匘 の 喜 ばしい 思卩 いは、「 死拎 よ、<br />

378


おまえの 勝 利匏 は、どこにあるのか。 死拎 よ、おまえのとげは、どこにあるのか」という 勝 利匏<br />

の 叫经 び 声拨 となってひびくのである[ 同 15:。<br />

379


第匌 34 章 悪 霊<br />

聖脩 書危 に 示単 されている 聖脩 天拦 使却 たちの 奉旊 仕捸 は、キリストに 従 うすべての 者 にとって、 最勞 も<br />

大 きな 慰縺 めとなる 貴揂 重匤 な 真卢 理 である。しかし、この 点勷 に 関 する 聖脩 書危 の 教卝 えは、 一 般 の 神卡 学<br />

の 誤儶 りによって 不勘 明 瞭 にされ、 曲儞 解卆 されてきた。 最勞 初匘 は 異 教卝 の 哲脼 学 からの 借 り 物匵 で、 大 背<br />

教卝 の 暗肨 黒 の 間 にキリスト 教卝 の 信勼 仰纝 の 中 に 混 入 した 霊绳 魂 不勘 滅脛 の 教卝 えが、 聖脩 書危 にはっきり 教卝 え<br />

られている「 死拎 者 は 何挬 事 をも 知半 らない」という 真卢 理 に、 取勚 って 代 わった。「 仕捸 える 霊绳 であ<br />

って、 救 いを 受匃 け 継 ぐべき 人 々に 奉旊 仕捸 するため、つかわされた」のは、 死拎 んだ 者 の 霊绳 であ<br />

ると、 多匭 くの 人 々は 信勼 じるようになった。しかも、 人 間 界化 に 死拎 が 入 る 前 から 天拦 使却 たちは 存掑<br />

在厪 し、 人 間 の 歴偡 史 と 関 係厂 があったという 聖脩 書危 のあかしがあるにもかかわらず、 人 々はそう<br />

信勼 じているのである。<br />

死拎 んでも 人 には 意勪 識掟 があるという 教卝 え、 特厣 に、 死拎 んだ 者 の 霊绳 が 生 きている 者 に 仕捸 える<br />

ためにもどってくるという 信勼 仰纝 は、 近卐 代 心升 霊绳 術挘 [ 降 神卡 術挘 ]への 道匠 を 備厵 えた。もし 死拎 んだ 者 が、<br />

神卡 と 聖脩 天拦 使却 たちとの 前 に 出 ることを 許 され、また 彼 らが 前 に 持匛 っていたものよりはるかに<br />

優历 れた 知半 識掟 を 持匛 つ 特厣 権勻 が 与拜 えられるなら、 彼 らは 生 きている 者 を 啓繡 発 し 教卝 えるために、 地<br />

上 に 帰 って 来勵 ないはずがないのではないか。 一 般 の 神卡 学 者 たちが 教卝 えるように、もし 死拎 ん<br />

だ 者 の 霊绳 が 地 上 の 友掻 人 たちの 周 りをさまよっているなら、 彼 らはその 友掻 人 たちと 連 絡僇 を 取勚<br />

り、 悪捰 事 を 戒儦 め、あるいは 悲胳 しみを 慰縺 めないはずがないのではないか。 死拎 んでも 人 には 意勪<br />

識掟 があると 信勼 ずる 者 は、 栄 化 した 霊绳 によって 伝捱 えられる 天拦 来勵 の 光捄 として 彼 らに 与拜 えられる<br />

ものを、どうして 拒兘 むことができようか。ここに、 神卡 聖脩 なものとみなされている 経 路挢 [チ<br />

ャンネル]があって、サタンはこの 経 路挢 を 通 じて 目 的 を 達挾 成勱 するために 働掴 いているのであ<br />

る。<br />

サタンの 命挻 令傂 を 行 う 堕秐 落叉 天拦 使却 たちが、 霊绳 界化 からの 使却 者 として 現勶 れる。 生 きている 者 が<br />

死拎 んだ 者 と 連 絡僇 できるようにすると 公勗 言匟 しながら、 悪捰 の 君 は、 生 きている 者 の 精 神卡 にその<br />

魅纡 惑 的 な 感厤 化 力 を 働掴 かすのであ る。 サタンは 人 々の 前 に、 彼 らの 死拎 んだ 友掻 人 たちの 姿掋 を<br />

現勶 す 力 を 持匛 っている。その 偽兖 者 は 完 全 である。 見 なれた 表勖 情午 や 言匟 葉挺 や 声拨 の 調 子 などが、 信勼<br />

じられないほどの 正匁 確卾 さをもって 再卭 現勶 される。 多匭 くの 者 は、 自 分 たちの 愛 する 者 が 天拦 の 無叄<br />

上 の 幸 福厹 を 味控 わっていると 信勼 じて 慰縺 められる。そして 危捦 険叁 を 少厮 しも 感厤 じないで、「 惑 わす<br />

霊绳 と 悪捰 霊绳 の 教卝 え」に 耳脥 を 傾傧 けるのである。<br />

死拎 んだ 者 が 実 際匶 に 自 分 たちと 交卦 わるためにもどって 来勵 ると 人 々が 信勼 じるようになると、<br />

サタンは、 備厵 えのないまま 墓斳 にくだった 者 たちを 出 現勶 させる。 彼 らは、 自 分 たちは 天拦 では<br />

幸 福厹 であり、 高 い 地 位匱 さえ 占 めていると 公勗 言匟 する。そしてこのようにして、 正匁 しい 者 と 悪捰<br />

い 者 との 間 に 違挆 いはないという 誤儶 謬 が 広南 く 教卝 えられる。 霊绳 界化 から 来勵 たと 称胃 する 者 たちは、<br />

380


時 には 注挅 意勪 や 警厺 告卪 を 語指 って、それがそのとおりになることがある。そこで 信勼 頼 を 得千 ると、<br />

彼 らは 聖脩 書危 の 信勼 仰纝 を 直卟 接捴 侵兓 害县 するような 教卝 えを 持匛 ち 出 す。 地 上 にある 友掻 人 たちの 幸 福厹 に 対<br />

する 深捫 い 関 心升 を 装 いながら、 彼 らは 最勞 も 危捦 険叁 な 誤儶 謬 をそれとなくほのめかす。 彼 らが 幾继 つ<br />

かの 真卢 理 を 語指 り、また 時 には 未 来勵 のできごとを 預 言匟 することができるという 事 実 から、 彼<br />

らの 言匟 葉挺 には 信勼 ぴょう 性勯 があるように 見 える。そして 彼 らの 偽兖 りの 教卝 えは、あたかも 聖脩 書危<br />

の 最勞 も 神卡 聖脩 な 真卢 理 であるかのように、 大 衆 によってたやすく 承偢 認卉 され、 盲 目 的 に 信勼 じられ<br />

る。 神卡 の 律傢 法 は 退挖 けられ、 恵 みのみ 霊绳 は 軽 べつされ、 契 約 の 血傔 は 清捲 くないものとみなされ<br />

る。 霊绳 たちはキリストの 神卡 性勯 を 否 定 し、 創傦 造挝 主勢 さえ 自 分 たちと 同 じ 水匍 準厜 に 置厒 く。このよう<br />

に 新 しい 変厭 装 の 下 に、 大 反卬 逆 者 サタンは、 天拦 において 始卿 まり、 地 上 において 6000 年 近卐 く<br />

続勸 いている、 神卡 に 対 する 彼 の 戦勛 いを、 依傟 然掍 として 続勸 けるのである。<br />

多匭 くの 者 は、 心升 霊绳 現勶 象拺 を、 全 く 霊绳 媒 の 欺繏 きやからくりであると 説拿 明 しようと 努 める。<br />

しかし、ごまかしをほんものと 信勼 じさせた 場 合 がたびたびあったことは 事 実 だが、 一 方 超捪<br />

自 然掍 的 な 力 の 著兆 しい 現勶 れもまたあったのである。 近卐 代 心升 霊绳 術挘 はコツコツたたく 不勘 思卩 議 な 音<br />

[ラッピング]から 始卿 まったのであるが、その 音 は 人 間 のごまかしや 欺繏 きによるのではなく、<br />

悪捰 天拦 使却 たちの 直卟 接捴 の 働掴 きであった。 彼 らはこのようにして、 魂 を 滅脛 ぼすのに 最勞 も 効捓 果卵 的 な<br />

惑 わしの 1 つを 持匛 ち 込匸 んだのである。 多匭 くの 者 は、 心升 霊绳 術挘 は 単 なる 人 間 のごまかしである<br />

という 信勼 念挡 によってわなにかかる。というのは、 超捪 自 然掍 的 と 思卩 わないではいられないよう<br />

な 現勶 象拺 に 直卟 面卥 した 場 合 、 彼 らは 欺繏 かれ、それを 神卡 の 偉昖 大 な 力 として 承偢 認卉 するようになって<br />

しまうからである。<br />

こうした 人 たちは、サタンとその 代 理 者 たちとによって 行 われる 不勘 思卩 議 なことについ<br />

ての、 聖脩 書危 のあかしを 見 落叉 としているのである。パロの 魔斴 術挘 師 たちが 神卡 のみ 業 のまねをす<br />

ることができたのは、サタンの 助捉 けによってであった。パウロは、キリストの 再卭 臨 の 前 に<br />

は 同 じようなサタンの 力 の 現勶 れがあるであろうと 証卨 言匟 している。 主勢 の 来勵 臨 に 先匪 だって、<br />

「あらゆる 偽兖 りの 力 と、しるしと、 不勘 思卩 議 と、また、あらゆる 不勘 義拣 の 惑 わし」を 行 う「サ<br />

タンの 働掴 き」がある[Ⅱテサロニケ 2:9、。また 使却 徒傣 ヨハネは、 終厖 わりの 時 代 に 現勶 れる、<br />

奇纟 跡僡 を 行 う 権勻 力 を 描胦 写捂 して、「また、 大 いなるしるしを 行 って、 人 々の 前 で 火 を 天拦 から 地<br />

に 降 らせることさえした。さらに、 先匪 の 獣 の 前 で 行 うのを 許 されたしるしで、 地 に 住卫 む 人<br />

々を 惑 わした」と 述掃 べている[ 黙縹 示単 録捎 13:13、。ここにされているのは 単 なる 詐縱 欺繏 ではな<br />

い。サタンの 代 理 者 たちが 人 の 目 をごまかして 行 うようなことによってではなく、 実 際匶 に<br />

彼 らが 行 う 力 をもっているその 奇纟 跡僡 によって、 人 々は 欺繏 かれるのである。<br />

長 い 間 その 熟绅 達挾 した 能印 力 を 欺繏 瞞 の 働掴 きに 注挅 いできた 暗肨 黒 の 君 は、あらゆる 階 層 あらゆ<br />

る 状叔 況捵 の 人 々に、 彼 の 誘儬 惑 を 巧绾 妙胄 に 当勠 てはめる。 彼 は、 教卝 養傞 のある 上 品厍 な 人 々に 向匇 かって<br />

は、 心升 霊绳 術挘 をいっそう 洗腂 練 された 知半 的 なものとして 示単 す。こうして 彼 は、 多匭 くの 人 々を 自<br />

分 のわなに 引匂 き 込匸 むことに 成勱 功僵 する。 心升 霊绳 術挘 が 与拜 える 知半 恵 は、 使却 徒傣 ヤコブが「 上 から 下 っ<br />

381


てきたもの ではなくて、 地 につくもの、 兜肉 に 属傍 するもの、 悪捰 魔斴 的 なもの」と 述掃 べたもの<br />

である[ヤコブ 3:。しかし 大 欺繏 瞞 者 サタンは、 隠僸 すことが 最勞 もよく 彼 の 目 的 にかなう 時<br />

には、このことを 隠僸 すのである。 荒僚 野 の 試去 みの 時 、キリストの 前 に 天拦 の 使却 いの 輝脮 きを 装 っ<br />

て 現勶 れることができたサタンは、 人 々の 前 に 光捄 の 天拦 使却 として 最勞 も 魅纡 惑 的 な 様捞 子 をもって 来勵<br />

る。 彼 は 高 尚縎 なテーマを 示単 すことによって 理 性勯 に 訴挰 える。また 彼 は、うっとりさせるよう<br />

な 光捄 景拲 をもって 空参 想挹 力 を 楽掱 しませる。また 愛 と 慈暆 悲胳 とを 雄接 弁 に 描胦 いて 愛 情午 を 呼 び 起招 こす。<br />

彼 は 人 々の 空参 想挹 を 高 く 飛 躍儆 させ、 人 々が 自 分 たちの 知半 恵 に 大 きな 誇縷 りを 持匛 つように 導拗 き、<br />

そしてついには 心升 の 中 で 永 遠 なるお 方 を 軽 べつするようにさせる。 世匒 の 救 い 主勢 を 非 常拤 に 高<br />

い 山 に 連 れて 行 き、そのお 方 の 前 に 地 上 のすべての 国 々とその 栄 華兛 を 示単 すことができたこ<br />

の 力 ある 者 は、 神卡 の 力 によって 守捿 られていないすべての 者 の 感厤 覚 を 誤儶 らせるような 方 法 で、<br />

人 々に 誘儬 惑 を 仕捸 掛児 けるのである。<br />

サタンは、エデンでエバを 欺繏 いたように、へつらったり、 禁 じられた 知半 識掟 への 欲僼 望捬 を<br />

かき 立 てたり、 自 己偻 を 高 める 野 心升 を 起招 こさせたりして、 今 も 人 々を 欺繏 くのである。 彼 が 堕秐<br />

落叉 したのは、こうした 悪捰 を 心升 に 抱 いたためであった。そして、 彼 は、これらによって、 人<br />

類 を 破挐 滅脛 させようとしている。「あなたがた[は]…… 神卡 のように 善 悪捰 を 知半 る 者 となる」と<br />

彼 は 言匟 った[ 創傦 世匒 記卌 3:。 心升 霊绳 術挘 は、「 人 間 は 進勺 歩 する 生 物匵 である。 人 間 はその 誕胎 生 の 時<br />

から、 永 遠 に 向匇 かい 神卡 に 向匇 かって 進勺 歩 するように 運卞 命挻 づけられている」と 教卝 える。また、<br />

「 心升 を 判匯 断友 する 者 は、 各厰 人 の 心升 それ 自 身拴 であって、 他 の 何挬 者 でもない。」「その 判匯 断友 は 正匁<br />

しい。なぜならば、それは 自 己偻 の 判匯 断友 だからである。…… 王掣 座 は、あなたの 内 にある」と<br />

も 言匟 う。ある 心升 霊绳 術挘 の 教卝 師 は、 彼 のうちに「 霊绳 的 意勪 識掟 」が 起招 きた 時 に、「 同 胞繟 よ、すべて<br />

の 者 は、 堕秐 落叉 しない 半博 神卡 半博 人 であった」と 言匟 った。また 他 の 者 は、「 正匁 しく 完 全 な 人 間 は、<br />

だれでもキリストである」と 言匟 っている。<br />

こうしてサタンは、 崇暒 敬肭 の 真卢 の 対 象拺 である 無叄 限拘 の 神卡 の 義拣 と 完 全 、また、 人 間 の 到肑 達挾 す<br />

べき 真卢 の 標 準厜 である 神卡 の 律傢 法 の 完 全 な 義拣 の 代 わりに、 罪 深捫 く 誤儶 りやすい 人 間 自 身拴 を、 崇暒 敬肭<br />

の 唯繴 一 の 対 象拺 とし、 判匯 断友 の 唯繴 一 の 規厶 準厜 、 品厍 性勯 の 標 準厜 とした。これは、 進勺 歩 ではなくて、 退挖<br />

歩 である。 ながめることによって 変厭 化 するということは、 知半 的 方 面卥 においても 霊绳 的 方 面卥<br />

においても 1 つの 法 則 である。 心升 は、いつも 考卛 えていることに 次卙 第匌 に 順 応厸 するものである。<br />

それは、 日 ごろから 愛 し 尊胛 敬肭 しているものに、 同 化 していくのである。 人 は、 自 分 が 立 て<br />

た 純儻 潔昔 、 善 良拖 、または 真卢 理 の 標 準厜 よりも 高 きに 達挾 することは 決 してない。もし 自 分 が 最勞 高<br />

の 理 想挹 であれば、それ 以匆 上 の 高 尚縎 なものに 到肑 達挾 することは 決 してできない。いや、かえっ<br />

て 常拤 に 下 へ 下 へと 落叉 ちていくのである。ただ 神卡 の 恵 みだけが、 人 間 を 高 める 力 を 持匛 ってい<br />

る。 人 間 は、そのままにしておけば、 必厧 然掍 的 に 堕秐 落叉 していくのである。<br />

心升 霊绳 術挘 は、 放择 縦脷 で 快儜 楽掱 を 愛 好捆 し、 兜肉 欲僼 的 な 人 々には、 教卝 養傞 があって 知半 的 な 人 々に 対 す<br />

るほど 巧绾 妙胄 に 偽兖 装 しなくてもよい。 彼 らは、その 低拯 劣縆 な 形捊 態拟 の 中 に、 彼 らの 好捆 みに 合 った<br />

382


ものを 見 つける。サタンは、 人 間 の 性勯 質拾 のあらゆる 弱傽 さの 徴僦 候 をよく 調 べ、それぞれが 犯<br />

しやすい 罪 に 注挅 目 し、 悪捰 の 傾傧 向匇 を 満掫 足拒 させる 機務 会 に 欠 けることのないように 注挅 意勪 を 払掾 う。<br />

サタンは 人 々を、それ 自 身拴 は 正匁 当勠 であるものに 過厢 度 に 陥肿 らせ、 不勘 節儊 制勧 によって、 彼 らの 兜肉<br />

体 的 、 精 神卡 的 、 道匠 徳 的 能印 力 を 低拯 下 させる。 彼 は、 人 々に 情午 欲僼 をほしいままにさせ、こうし<br />

て 人 間 の 性勯 質拾 全 体 を 獣 的 なものにして、これまでに 幾继 千収 の 人 々を 破挐 滅脛 させ、また 今 も 破挐 滅脛<br />

に 陥肿 れつつあるのである。そして 彼 は、 彼 の 働掴 きを 完 成勱 させるために、 霊绳 たちを 通 して、<br />

「 真卢 の 知半 識掟 は、 人 間 をしてすべての 律傢 法 を 超捪 越掳 したものとする」、「 存掑 在厪 するものは、す<br />

べて 正匁 しい」、「 神卡 は、 罪 に 定 めることはない」、そして、「 犯 した 罪 はすべて 無叄 罪 であ<br />

る」と 言匟 うのである。<br />

このようにして、 欲僼 望捬 が 最勞 高 の 律傢 法 であって、 自 由厩 は 放择 縦脷 であり、 人 間 はただ 自 分 に<br />

対 する 責掅 任厃 しかな いと、 人 々が 考卛 えるようになれば、 至儖 るところに 腐纄 敗反 と 堕秐 落叉 がはびこ<br />

っても 不勘 思卩 議 ではないのである。 多匭 くの 者 は、 兜肉 の 心升 のおもむくままに 自 由厩 な 行 動 をする<br />

ことを 許 す 教卝 えを、 熱 心升 に 受匃 け 入 れるのである。 彼 らは、 兜肉 の 欲僼 をほしいままにし、 心升 と<br />

魂 の 能印 力 は、 動 物匵 的 な 傾傧 向匇 に 従 属傍 するものとなる。そしてサタンは、キリストの 弟胱 子 であ<br />

ると 称胃 する 幾继 千収 の 人 々を 彼 の 網儯 の 中 に 捕 らえて 勝 ち 誇縷 るのである。<br />

しかし、だれも 心升 霊绳 術挘 の 偽兖 りの 主勢 張挗 に 欺繏 かれる 必厧 要勥 はない。 神卡 は、わなを 見 つけるこ<br />

とができるのに 十厝 分 な 光捄 を、 世匒 の 人 々に 与拜 えておられる。すでに 示単 したように、 心升 霊绳 術挘 の<br />

いちばん 根捏 底 にある 教卝 えは、 聖脩 書危 の 最勞 も 明 瞭 な 言匟 葉挺 に 相 反卬 するものである。 聖脩 書危 には、 死拎<br />

者 は 何挬 事 も 知半 らない、 彼 らの 思卩 いは 滅脛 びた、 彼 らは 日 の 下 に 行 われるどんなことにもかか<br />

わりがない、 彼 らは 地 上 にいる 愛 する 者 たちの 喜 びや 悲胳 しみを 知半 ることはないと、はっき<br />

り 述掃 べられている。<br />

さらに 神卡 は、いわゆる 死拎 者 の 霊绳 との 交卦 通 と 称胃 するものを、すべてはっきりと 禁 じてお<br />

られる。ヘブル 人 の 時 代 にも、 今 日 の 心升 霊绳 術挘 者 と 同 様捞 に、 死拎 者 と 交卦 通 すると 主勢 張挗 するある<br />

種捶 の 人 々がいた。しかし、 他 の 世匒 界化 から 来勵 たといわれている「 口卶 よせの 霊绳 」が、 聖脩 書危 には<br />

「 悪捰 鬼纯 の 霊绳 」と 断友 言匟 されている[ 民 数包 記卌 25:1~3、 詩纛 篇 106:28、Ⅰコリント 10:20、<br />

黙縹 示単 録捎 16:14 を 比发 較脘 せよ]。 口卶 よせの 霊绳 を 呼 ぶことは 神卡 が 忌 みきらわれるものと 明 言匟 さ<br />

れ、 死拎 の 刑傃 罰脖 をもって 厳 しく 禁 じられていた[レビ 19:31、20:27 参厴 照儠 ]。 口卶 よせとい<br />

う 名匷 称胃 そのものは、 今 日 では 軽 べつされている。 人 が 悪捰 霊绳 と 交卦 わることができるという 主勢<br />

張挗 は、 暗肨 黒 時 代 の 作单 り 話匋 と 考卛 えられている。しかし 心升 霊绳 術挘 は、 幾继 十厝 万勦 、いや 幾继 百掸 万勦 の 信勼 者<br />

をもち、 科 学 者 たちの 仲傫 間 にも 入 り 込匸 み、 諸 教卝 会 に 侵兓 入 し、 議 会 の 好捆 意勪 を 得千 、 王掣 室掂 にまで<br />

も 侵兓 入 している。この 巨 大 な 欺繏 瞞 は、 昔繕 罪 とされ、 禁 じられていた 口卶 よせが、 新 しく 変厭 装<br />

して 復挴 活卹 したものにすぎないのである。<br />

もし 心升 霊绳 術挘 の 真卢 の 性勯 質拾 についてほかの 証卨 拠 がないとしても、 霊绳 というものが 義拣 と 罪 と<br />

を 区厅 別厌 せず、キリストの 最勞 も 気勴 高 く 純儻 潔昔 な 使却 徒傣 たちとサタンの 最勞 も 堕秐 落叉 したしもべたちと<br />

383


を 区厅 別厌 することをしないということだけで、キリスト 者 たちにとっては 十厝 分 であろう。ど<br />

んな 卑赐 劣縆 な 人 間 であっても、 天拦 にいて 非 常拤 にあがめられているということを 示単 して、サタ<br />

ンは 世匒 の 人 々に 向匇 かって 次卙 のように 言匟 うのである。「あなたがたがどんなに 悪捰 くても、か<br />

まわない。 神卡 と 聖脩 書危 を 信勼 じようと 信勼 じまいと 問勬 題匑 ではない。あなたがたが 好捆 むように 生 活卹<br />

しなさい。 天拦 はあなたがたの 家匝 なのだ。」 心升 霊绳 術挘 者 たちは、 事 実 上 次卙 のように 宣傪 言匟 してい<br />

るのである。「すべて 悪捰 を 行 うものは 主勢 の 目 に 良拖 く 見 え、かつ 彼 に 喜 ばれる。また、さば<br />

きを 行 う 神卡 はどこにあるか」[マラキ 2:。 神卡 のみ 言匟 葉挺 には、「わざわいなるかな、 彼 ら<br />

は 悪捰 を 呼 んで 善 といい、 善 を 呼 んで 悪捰 といい、 暗肨 きを 光捄 とし、 光捄 を 暗肨 しとし」と 言匟 われて<br />

いる[イザヤ 5:。<br />

使却 徒傣 たちの 姿掋 を 装 った 偽兖 りの 霊绳 は、 使却 徒傣 たちが 地 上 にいる 時 聖脩 霊绳 のさしずのままに 書危<br />

いたものと 矛旁 盾绮 することを 教卝 える。 彼 らは 聖脩 書危 が 神卡 から 出 たものであることを 否 定 し、こ<br />

うしてキリスト 者 の 望捬 みの 土拋 台卤 を 破挐 壊傓 し、 天拦 への 道匠 を 照儠 らす 光捄 を 消拔 し 去掇 る。サタンは、 聖脩<br />

書危 は 単 なる 作单 り 話匋 であるとか、 少厮 なくとも 人 類 の 初匘 期勡 にはふさわしい 書危 であったが、 今 日<br />

では 軽 く 見 過厢 ごすか、すたれたものとして 捨腇 ててしまってよい 本 だと、 世匒 の 人 々に 信勼 じさ<br />

せている。そして 彼 は 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 代 わりに、 心升 霊绳 現勶 象拺 を 持匛 ち 出 す。ここに 完 全 にサタン<br />

の 支匣 配括 下 にある 経 路挢 がある。そして 彼 はこの 方 法 によって、 自 分 の 思卩 うままに 世匒 の 人 々に<br />

信勼 じさせることができる。サタンとその 従 者 たちをさばく 書危 を、 彼 は 自 分 の 思卩 いのままに<br />

陰纖 に 隠僸 す。 彼 は 世匒 の 救 い 主勢 を、ただの 人 間 にしてしまう。ちょうど、イエスの 墓斳 の 番挤 をし<br />

ていたローマの 番挤 兵掝 たちが、イエスの 復挴 活卹 を 否 認卉 するよう 祭脫 司 や 長 老偽 たちから 教卝 え 込匸 まれ<br />

て、 偽兖 りの 報匔 告卪 を 言匟 い 広南 めたように、 心升 霊绳 術挘 の 信勼 者 たちは、われわれの 救 い 主勢 イエスの 生<br />

涯昗 にはなんの 奇纟 跡僡 もなかったかのように 見 せかけようとする。こうして、イエスを 後 方 に<br />

押 しのけて、 自 分 たち 自 身拴 の 奇纟 跡僡 に 注挅 意勪 を 引匂 き、それがキリストの 業 よりもはるかに 優历 れ<br />

ている と 宣傪 言匟 するのである。<br />

心升 霊绳 術挘 はたしかに 今 ではその 外勭 形捊 を 変厭 え、 不勘 都匙 合 な 点勷 を 隠僸 して、キリスト 教卝 の 装 いを<br />

とっている。しかしその 主勢 張挗 は、 長 年 にわたって、 講僂 壇绵 や 出 版價 物匵 を 通 して 公勗 表勖 され、その<br />

中 に 真卢 の 性勯 質拾 が 表勖 されてきた。これらの 教卝 えは、 否 定 することも 隠僸 すこともできな<br />

い。 心升 霊绳 術挘 は 現勶 在厪 の 形捊 においてさえ、 以匆 前 よりも 容卣 認卉 すべき 性勯 質拾 のものではないどころ<br />

か、 実 際匶 にはもっと 巧绾 妙胄 な 欺繏 瞞 であるためにいっそう 危捦 険叁 である。それは 以匆 前 にはキリス<br />

トと 聖脩 書危 を 非 難挚 していたが、 今 はこの 両厥 者 を 受匃 け 入 れると 公勗 言匟 している。しかし、 生 まれ<br />

変厭 わっていない 心升 を 喜 ばすような 方 法 で 聖脩 書危 が 解卆 釈脂 され、 他 方 、 聖脩 書危 の 厳 粛施 で 重匤 大 な 数包 々<br />

の 真卢 理 が 力 ないものとされている。 愛 は 神卡 の 第匌 一 のご 性勯 質拾 としてくり 返拮 し 説拿 明 されてはい<br />

るが、 善 と 悪捰 をほとんど 区厅 別厌 しない 弱傽 々しい 感厤 傷偟 主勢 義拣 に 堕秐 している。 神卡 の 正匁 義拣 、 罪 に 対 す<br />

る 神卡 の 非 難挚 、 神卡 の 聖脩 なる 律傢 法 の 諸 要勥 求卍 は、すべて 無叄 視拹 されている。 人 々は 十厝 戒儦 は 死拎 文卽 であ<br />

ると 考卛 えるように 教卝 えられる。 喜 ばせ 魅纡 惑 するような 作单 り 話匋 が 人 々の 感厤 情午 をとらえ、 聖脩 書危<br />

384


を 自 分 たちの 信勼 仰纝 の 基匼 盤 とするのを 拒兘 否 させようとする。 以匆 前 と 同 じにキリストは 実 際匶 に<br />

は 拒兘 まれているのであるが、サタンは 人 々を 盲 目 にしてその 惑 わしが 見 分 けられないよう<br />

にしているのである。<br />

心升 霊绳 術挘 の 欺繏 瞞 的 な 力 と、その 影挼 響捳 を 受匃 けることの 危捦 険叁 性勯 を、 正匁 しく 認卉 めている 者 はほ<br />

とんどいない。 多匭 くの 者 は、 単 に 好捆 奇纟 心升 を 満掫 足拒 させるために 心升 霊绳 術挘 に 手 を 出 す。 彼 らはそ<br />

れをほんとうに 信勼 じているのではない。かえって 霊绳 の 支匣 配括 に 服傕 することを 思卩 うと 恐傁 怖繍 で 満掫<br />

たされる。しかし 彼 らは、 禁 じられた 地 に 危捦 険叁 を 顧僖 みないで 入 っていく。そして 強勮 大 な 破挐<br />

壊傓 者 が、 彼 らの 意勪 志 に 反卬 して 彼 らの 上 にその 力 を 働掴 かすのである。 彼 らが 1 度 でもその 心升<br />

をサタンの 命挻 令傂 に 従 わせる 気勴 になると、サタンは 彼 らをとりこにする。サタンの 魅纡 惑 的 な<br />

魔斴 力 を、 自 分 の 力 で 断友 ち 切卲 ることは 不勘 可參 能印 である。 信勼 仰纝 の 熱 心升 な 祈绗 りに 答掬 えて 与拜 えられる<br />

神卡 の 力 だけが、これらの 捕 らえられた 魂 を 解卆 放择 できるのである。<br />

罪 深捫 い 性勯 質拾 をほしいままにしたり、 知半 っている 罪 を 故採 意勪 に 抱 いている 者 はみな、サタ<br />

ンの 誘儬 惑 を 招偠 く。 彼 らは 自 分 を 神卡 から、また 神卡 のみ 使却 いの 守捿 護厽 から 引匂 き 離掤 している。 悪捰 魔斴<br />

が 彼 らを 惑 わす 時 に、 彼 らは、 守捿 ってくれるものもなく、 容卣 易 にそのえじきとなる。この<br />

ようにしてサタンの 力 に 身拴 をゆだねる 者 は、 自 分 たちの 道匠 がどこで 終厖 わるかを 悟縖 らないの<br />

である。 彼 らを 征纴 服傕 してしまうと、 誘儬 惑 者 サタンは、ほかの 者 を 滅脛 びにおびきよせる 手 先匪<br />

として 彼 らを 用 いる。 預 言匟 者 イザヤはこう 言匟 っている。「もし 人 なんじらにつげて 巫 女匩<br />

および 魔斴 術挘 者 のさえずるがごとくささやくがごとき 者 にもとめよといわば、 民 はおのれの<br />

神卡 にもとむべきにあらずや。いかで 活卹 者 [いけるもの]のために 死拎 者 にもとむることをせん<br />

といえ。ただ 律傢 法 [おきて]と 証卨 詞旅 [あかし]とを 求卍 むべし、 彼 らの 言匟 うところこの 言匟 にかな<br />

わずば 晨 光捄 [しののめ]あらじ」[イザヤ 8:19、20・ 文卽 語指 訳胲 ]。もし 人 々が、 人 間 の 性勯 質拾 や<br />

死拎 人 の 状叔 態拟 について 聖脩 書危 の 中 に 明 らかに 述掃 べられている 真卢 理 を 喜 んで 受匃 け 入 れていたら、<br />

心升 霊绳 術挘 の 主勢 張挗 や 現勶 象拺 の 中 に、 力 としるしと 偽兖 りの 不勘 思卩 議 とを 伴僀 ったサタンの 働掴 きを 認卉 める<br />

であろう。しかし 多匭 くの 人 々は、 兜肉 の 思卩 いに 都匙 合 のよい 自 由厩 を 放择 棄 したり、 愛 好捆 している<br />

罪 を 捨腇 てたりするよりはむしろ、 光捄 に 目 を 閉僔 じ、 警厺 告卪 も 顧僖 みないで 突 き 進勺 んでいく。する<br />

とサタンは、 彼 らの 周 りにわなを 仕捸 掛児 け、 彼 らを 捕 らえてしまうのである。 彼 らが「 自 分<br />

らの 救 となるべき 真卢 理 に 対 する 愛 を 受匃 けいれなかった」から、「そこで 神卡 は、 彼 らが 偽兖 り<br />

を 信勼 じるように、 迷偧 わす 力 を 送拡 」られるのである[Ⅱテサロニケ 2:10、。<br />

心升 霊绳 術挘 の 教卝 えに 反卬 対 する 者 は、ただ 人 間 だけではなくサタンと 悪捰 天拦 使却 たちを 攻 撃掐 して<br />

いるのである。 彼 らは、もろもろの 支匣 配括 と、 権勻 威胙 と、 天拦 上 にいる 悪捰 の 霊绳 との 戦勛 いに 入 った<br />

のである。サタンは、 天拦 の 使却 いの 力 によって 撃掐 退挖 されないかぎり、 一 歩 も 退挖 却 しようとは<br />

しない。 神卡 の 民 は、 救 い 主勢 がなさったように、「…… と 書危 いてある」という 言匟 葉挺 をもっ<br />

てサタンに 対 抗 することができる。サタンは 今 もキリストの 時 と 同 様捞 に 聖脩 書危 を 引匂 用 できる<br />

385


ので、 自 分 の 惑 わしを 支匣 持匛 するために、 聖脩 書危 の 教卝 えを 悪捰 用 するであろう。この 危捦 険叁 な 時 に<br />

立 とうとする 者 は、 聖脩 書危 のあかしを 自 分 で 理 解卆 しなければならない。<br />

多匭 くの 者 は、 愛 する 兜肉 親捧 や 友掻 人 の 姿掋 をしてもっとも 危捦 険叁 な 異 端健 の 説拿 を 唱脆 える 悪捰 霊绳 たち<br />

に 直卟 面卥 するであろう。これらの 来勵 訪掶 者 たちは、われわれの 最勞 も 感厤 じやすい 同 情午 に 訴挰 え、 自<br />

分 の 主勢 張挗 を 支匣 持匛 するために 奇纟 跡僡 を 行 う。われわれは、 死拎 んだ 者 は 何挬 事 をも 知半 らない、この<br />

ように 現勶 れる 者 は 悪捰 鬼纯 の 霊绳 である、という 聖脩 書危 の 真卢 理 によって 彼 らに 抵脏 抗 する 用 意勪 がなけ<br />

ればならない。<br />

今 われわれの 前 には、「 地 上 に 住卫 む 者 たちをためすために、 全 世匒 界化 に 臨 もうとしてい<br />

る 試去 練 の 時 」がある[ 黙縹 示単 録捎 3:。 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 上 に 信勼 仰纝 を 堅儕 く 打占 ち 立 てていない 者 はみ<br />

な、 欺繏 かれて 敗反 北勾 する。サタンは 人 の 子 らを 支匣 配括 するために「あらゆる 不勘 義拣 の 惑 わしを 行<br />

い」、 彼 の 惑 わしは 絶傉 えず 増匲 大 する。しかしサタンは、ただ 人 々がその 誘儬 惑 に 自 分 から 負拆<br />

けるときだけその 相 手 を 獲僠 得千 することができる。 真卢 理 の 知半 識掟 を 熱 心升 に 求卍 め、 服傕 従 によって<br />

魂 を 清捲 めるために 励繭 み、こうしてその 戦勛 いに 備厵 えて 自 分 にできるところを 行 っている 者 は、<br />

真卢 理 の 神卡 が 確卾 かな 保 護厽 者 であられることを 見 いだす。「 忍旖 耐脾 についてのわたしの 言匟 葉挺 をあ<br />

なたが 守捿 ったから、わたしも……あなたを 防拌 ぎ 守捿 ろう」と 救 い 主勢 は 約 束僓 しておられる[ 同<br />

3:。 主勢 は、ご 自 分 に 頼 る 魂 が 1 人 でもサタンに 打占 ち 負拆 かされるままにしておくくらいな<br />

ら、ご 自 分 の 民 を 守捿 るために 天拦 からすべての 天拦 使却 を 遣傛 わしたいと 思卩 っておられる。<br />

預 言匟 者 イザヤは、 神卡 のさばきの 時 に 自 分 は 安勣 全 であると 考卛 えさせるような 恐傁 ろしい 惑<br />

わしが 悪捰 人 たちに 臨 むことについて、 次卙 のように 描胦 写捂 している。「われわれは 死拎 と 契 約 を<br />

なし、 陰纖 府匕 [よみ]と 協匞 定 を 結医 んだ。みなぎりあふれる 災 の 過厢 ぎる 時 にも、それはわれわれ<br />

に 来勵 ない。われわれはうそを 避 け 所勰 となし、 偽兖 りをもって 身拴 をかくしたからである」[イ<br />

ザヤ 28:。ここに 描胦 写捂 されている 種捶 類 の 人 々の 中 には、かたくなな 悔繛 い 改匳 めない 心升 を 持匛<br />

ち、 罪 人 に 刑傃 罰脖 はないと 信勼 じて 自 分 を 慰縺 めている 者 たちが 含捋 まれている。 すなわち 彼 ら<br />

は、 人 間 はどんなに 堕秐 落叉 しようと 問勬 題匑 ではなく、すべて 天拦 にあげられ、 神卡 の 使却 いのように<br />

なるのだと 信勼 じているのである。 特厣 に、 死拎 と 契 約 をなし、 陰纖 府匕 [よみ]と 協匞 定 を 結医 んだ 者 と<br />

は、 天拦 が 悩肘 みの 時 に 義拣 人 のために 守捿 りとして 与拜 えた 真卢 理 を 捨腇 て、サタンが 代 わりに 提卖 供挿 し<br />

た 偽兖 りの 避 け 所勰 、すなわち 心升 霊绳 術挘 の 惑 わしの 主勢 張挗 を 受匃 け 入 れる 者 のことである。<br />

現勶 代 人 の 盲 目 は、 言匟 い 表勖 しようのないほど 驚脚 くべきものである。 幾继 千収 の 人 々が 神卡 のみ<br />

言匟 葉挺 を、 信勼 じる 価卒 値捛 がないものとして 拒兘 み、サタンの 惑 わしを 非 常拤 な 確卾 信勼 をもって 受匃 け 入<br />

れる。 懐斺 疑卧 主勢 義拣 者 や 嘲 笑傷 家匝 たちは、 預 言匟 者 たちと 使却 徒傣 たちの 信勼 仰纝 を 強勮 く 主勢 張挗 する 者 の 頑繷 固<br />

さを 攻 撃掐 する。そして、キリストと 救 いの 計匧 画厐 について、また 真卢 理 を 拒兘 む 者 の 上 に 臨 む 刑傃<br />

罰脖 について、 聖脩 書危 に 厳 粛施 に 宣傪 言匟 されていることを、 公勗 然掍 と 嘲 笑傷 して 気勴 をまぎらわす。 彼 ら<br />

は、 神卡 のご 要勥 求卍 を 認卉 めてその 律傢 法 の 要勥 求卍 に 従 うような、 狭腷 く 弱傽 く 迷偧 信勼 的 な 精 神卡 を 大 いにあ<br />

われんでいるかのような 態拟 度 を 取勚 る。 彼 らは 実 際匶 、あたかも 死拎 と 契 約 をなし、 陰纖 府匕 [よみ]<br />

386


と 協匞 定 を 結医 んだかのように、すなわち、あたかも 自 分 たちと 神卡 の 刑傃 罰脖 との 間 に、 通 ること<br />

も 突 き 抜掽 けることもできない 壁儿 を 打占 ち 立 ててしまったかのように、 大 いなる 確卾 信勼 を 示単 す。<br />

彼 らの 恐傁 怖繍 を 引匂 き 起招 こすことができるものは 何挬 もない。 彼 らは、 完 全 に 誘儬 惑 者 に 屈縿 服傕 し、<br />

それと 緊 密偾 に 結医 合 し、その 精 神卡 をすっかり 吹胈 き 込匸 まれているので、 誘儬 惑 者 のわなを 断友 ち 切卲<br />

る 力 も 気勴 力 もない。<br />

サタンは 世匒 界化 を 惑 わす 最勞 後 の 努 力 をなすために、 長 い 間 準厜 備厵 してきた。 彼 の 働掴 きの 基匼<br />

礎脔 は、エデンにおいてエバに 与拜 えた 保 証卨 「あなたがたは 決 して 死拎 ぬことはないでしょう。<br />

それを 食挱 べると、あなたがたの 目 が 開 け、 神卡 のように 善 悪捰 を 知半 る 者 となることを、 神卡 は<br />

知半 っておられるのです」という 言匟 葉挺 におかれている[ 創傦 世匒 記卌 3:4、。サタンは、 心升 霊绳 術挘 の<br />

発 展捯 の 中 に、その 惑 わしの 傑 作单 のための 道匠 を 少厮 しずつ 備厵 えてきた。 彼 はまだ 自 分 の 陰纖 謀纠 を<br />

完 成勱 してはいない。<br />

それは 最勞 後 の 残拑 りの 時 に 達挾 成勱 されるのである。 預 言匟 者 はこう 言匟 っている。「また 見 る<br />

と、……かえるのような 3 つの 汚儢 れた 霊绳 が 出 て 来勵 た。これらは、しるしを 行 う 悪捰 霊绳 の 霊绳 で<br />

あって、 全 世匒 界化 の 王掣 たちのところに 行 き、 彼 らを 召昨 集厦 したが、それは、 全 能印 なる 神卡 の 大 い<br />

なる 日 に、 戦勛 いをするためであった」[ 黙縹 示単 録捎 16:13、。み 言匟 葉挺 を 信勼 じる 信勼 仰纝 によって、<br />

神卡 の 力 に 守捿 られている 者 を 除揄 いて、 全 世匒 界化 は、この 惑 わしの 隊 列偱 の 中 にまきこまれる。 人<br />

々は 致 命挻 的 な 安勣 心升 感厤 へと 急双 速捠 に 誘儬 い 込匸 まれているので、 神卡 の 怒腹 りが 降 下 して 初匘 めて 目 をさ<br />

ますのである。<br />

主勢 なる 神卡 は 言匟 われる。「『わたしは 公勗 平匊 を、 測 りなわとし、 正匁 義拣 を、 下 げ 振捽 りとする。<br />

ひょうは 偽兖 りの 避 け 所勰 を 滅脛 ぼし、 水匍 は 隠僸 れ 場 を 押 し 倒 す。』その 時 あなたが 死拎 とたてた 契<br />

約 は 取勚 り 消拔 され、 陰纖 府匕 [よみ]と 結医 んだ 協匞 定 は 行 われない。みなぎりあふれる 災 の 過厢 ぎると<br />

き、あなたがたはこれによって 打占 ち 倒 される」[イザヤ 28:17、。<br />

387


第匌 35 章 良 心升 の 自 由厩 の 危 機務<br />

今 日 ローマ・カトリック 教卝 は、プロテスタントから、 過厢 去掇 の 時 代 よりもはるかに 好捆 感厤<br />

をもってみられている。カトリック 主勢 義拣 が 優历 勢厕 ではなくて、カトリック 教卝 会 が 勢厕 力 を 得千 る<br />

ために 融匜 和匄 的 な 態拟 度 をとっている 国 々においては、 改匳 革挙 主勢 義拣 の 教卝 会 を 法 王掣 教卝 から 区厅 別厌 する<br />

教卝 理 に 対 して、ますます 関 心升 が 薄儱 らいできている。 結医 局拈 われわれは、 主勢 要勥 な 点勷 では 今 まで<br />

考卛 えられてきたほど 広南 く 隔绔 たってはいない、われわれの 側卷 のわずかな 譲僯 歩 によってローマ<br />

とのより 良拖 い 理 解卆 がもたらされるであろう、という 意勪 見 が 有卻 力 になってきている。 高 い 犠腻<br />

牲繉 を 払掾 って 贈胞 った 良拖 心升 の 自 由厩 に、プロテスタントが 高 い 価卒 値捛 を 置厒 いた 時 代 があった。 彼 ら<br />

は 子 供挿 たちに 法 王掣 教卝 をきらうように 教卝 え、ローマと 一 致 しようとすることは 神卡 に 対 して 不勘<br />

忠儮 実 であると 主勢 張挗 した。しかし 今 日 表勖 明 される 意勪 見 は、なんとはなはだしく 異 なっている<br />

ことであろう。<br />

法 王掣 教卝 の 擁繗 護厽 者 たちは、この 教卝 会 が 中 傷偟 されてきたと 言匟 い、プロテスタント 側卷 はこの<br />

主勢 張挗 を 認卉 める 傾傧 向匇 がある。 多匭 くの 者 は、 無叄 知半 と 暗肨 黒 の 時 代 に 教卝 会 の 統拇 治匮 の 特厣 徴僦 であった 憎<br />

むべき 行 為 や 不勘 合 理 をもって、 今 日 の 教卝 会 をさばくのは 正匁 しくない、と 主勢 張挗 する。 彼 らは<br />

法 王掣 制勧 の 恐傁 ろしい 残拑 酷昰 な 行 為 を、 野 蛮秀 な 時 代 の 結医 果卵 であると 弁 解卆 し、 近卐 代 文卽 明 の 影挼 響捳 がこ<br />

の 教卝 会 の 考卛 えを 変厭 えたと 弁 護厽 する。これらの 人 々は、この 高 慢纁 な 権勻 力 によって 800 年 の<br />

間 無叄 謬 説拿 が 唱脆 えられたことを 忘脨 れてしまったのであろうか。この 主勢 張挗 は 捨腇 てられるどころ<br />

か、19 世匒 紀 に 入 って、 以匆 前 にもまして 積捑 極掄 的 に 主勢 張挗 されたのである。ローマ 教卝 会 は、<br />

「 教卝 会 はこれまで 決 して 誤儶 ったことはなかった、また 聖脩 書危 によれば、これからも 決 して 誤儶<br />

りを 犯 すことはないのである」と 主勢 張挗 しているのだから、 過厢 去掇 にそのやり 方 を 支匣 配括 してい<br />

た 主勢 義拣 をどうして 放择 棄 することがあるだろうか。 1<br />

カトリック 教卝 会 は 無叄 謬 の 主勢 張挗 を 決 してやめないであろう。この 教卝 会 は、その 教卝 義拣 に 反卬<br />

対 する 者 を 迫 害县 するために 行 ったすべてのことを、 正匁 しいと 主勢 張挗 する。とすれば、 機務 会 が<br />

あったら 同 じ 行 為 をくり 返拮 すのではなかろうか。 現勶 在厪 諸 国 家匝 の 政 府匕 によって 課挜 せられてい<br />

る 数包 々の 拘縅 束僓 が 取勚 り 除揄 かれ、ローマが 以匆 前 の 権勻 力 を 取勚 りもどす 時 、たちまち 圧 制勧 と 迫 害县 が<br />

復挴 活卹 するであろう。 ある 有卻 名匷 な 著兆 述掃 家匝 は、 良拖 心升 の 自 由厩 に 関 する 法 王掣 政 治匮 の 態拟 度 について、<br />

またその 政 策北 の 成勱 功僵 が 特厣 にアメリカ 合 衆 国 を 脅肺 かす 危捦 険叁 について、 次卙 のように 語指 ってい<br />

る。<br />

「アメリカ 合 衆 国 におけるローマ・カトリック 教卝 を 恐傁 れることは、 頑繷 迷偧 である、ある<br />

いは 幼膇 稚斧 であると 見 なしがちな 者 が 多匭 い。このような 者 は、ローマ・カトリックの 性勯 格卺 と<br />

態拟 度 の 中 にわれわれの 自 由厩 な 制勧 度 に 敵育 するものがあることを 全 然掍 見 ていないか、それとも、<br />

388


この 教卝 会 の 発 展捯 の 中 に 不勘 吉捀 なものをなんら 見 いだしていないかである。そこでまず、 米 国<br />

政 府匕 の 基匼 本 的 な 原募 則 のうちのいくつかを、カトリック 教卝 会 の 原募 則 と 比发 較脘 してみたい。<br />

アメリカ 合 衆 国 の 憲 法 は、 良拖 心升 の 自 由厩 を 保 証卨 している。これ 以匆 上 貴揂 重匤 で 根捏 本 的 なもの<br />

はない。 法 王掣 ピオ 9 世匒 は、1854 年 8 月 15 日 の 回 勅質 の 中 で『 良拖 心升 の 自 由厩 を 擁繗 護厽 するとい<br />

う 不勘 合 理 で 誤儶 った 教卝 理 あるいはたわごとは、きわめて 有卻 害县 な 誤儶 謬 、すなわち、 国 家匝 にとっ<br />

てほかの 何挬 よりも 恐傁 れねばならない 病挶 毒兙 である』と 言匟 った。 同 じ 法 王掣 は、1864 年 12 月<br />

8 日 の 回 勅質 の 中 で、『 良拖 心升 の 自 由厩 と、 宗儲 教卝 上 の 礼脊 拝旟 の 自 由厩 を 主勢 張挗 する 者 』また『 教卝 会 は 暴偷<br />

力 を 用 いてはならないと 主勢 張挗 するすべての 者 』をのろった。<br />

米 国 におけるローマの 穏昳 やかな 態拟 度 は、 心升 の 変厭 化 を 意勪 味控 するのではない。この 教卝 会 は<br />

自 分 が 無叄 力 であるところでは 寛繘 大 である。オコンナー 司 教卝 は、『カトリックの 世匒 界化 に 危捦 険叁<br />

を 及 ぼすことなく 反卬 対 政 策北 を 実 施厇 できるようになるまで、 信勼 教卝 の 自 由厩 をがまんしているに<br />

すぎない』と 言匟 っている。……セントルイスの 大 司 教卝 は、かつて 次卙 のように 語指 った。<br />

『 異 端健 や 不勘 信勼 仰纝 は 犯 罪 である。だから、たとえばイタリアやスペインのように、すべ<br />

ての 人 がカトリック 教卝 徒傣 であって、カトリック 教卝 がその 国 の 法 律傢 の 不勘 可參 欠 な 一 部 となって<br />

いるキリスト 教卝 国 においては、こうしたことは 他 の 犯 罪 と 同 様捞 に 処叀 罰脖 される』。カトリッ<br />

ク 教卝 会 のすべての 枢 機務 卿 、 大 司 教卝 、 司 教卝 が、 法 王掣 に 対 して、 忠儮 誠肬 の 宣傪 誓绒 を 行 うが、その 中<br />

に 次卙 のような 言匟 葉挺 がある。『われわれの 上 記卌 の 主勢 [ 法 王掣 ]、またはその 後 継 者 に 対 する 異 端健<br />

者 、 分 離掤 者 、 反卬 逆 者 たちは、 私捔 が 全 力 をあげて 迫 害县 し 阻縝 止厙 する。』」 2<br />

ローマ・カトリック 教卝 会 の 中 に 真卢 のキリスト 者 たちがいることは 事 実 である。この 教卝<br />

会 の 幾继 千収 の 者 は、 自 分 たちに 与拜 えられている 最勞 善 の 光捄 に 従 って 神卡 に 仕捸 えている。 彼 らは、<br />

神卡 の 言匟 葉挺 を 手 に 入 れることが 許 されていない。だから 彼 らは、 真卢 理 に 気勴 がつかないのであ<br />

る。 彼 らは、 生 きた、 心升 からの 奉旊 仕捸 と、 単 なる 形捊 式厚 や 儀腝 式厚 のくり 返拮 しとの 間 の、 著兆 しい 相<br />

違挆 に 気勴 づいたことがなかった。うわべだけの、 満掫 たされない 信勼 仰纝 の 中 で 教卝 育挞 されたこれら<br />

の 人 々を、 神卡 はやさしい 憐穳 れみをもってごらんになる。 神卡 は、 彼 らをとりまいている 濃兌 い<br />

暗肨 黒 に 光捄 が 射 し 込匸 むようにされる。 神卡 がイエスのうちにある 真卢 理 を 彼 らに 示単 されるので、<br />

やがて 多匭 くの 者 が 神卡 の 民 とともに 立 つのである。<br />

しかし 1 つの 制勧 度 としてのローマ・カトリックは、この 教卝 会 の 歴偡 史 上 のどの 時 代 にお<br />

いてもそうであったように、 今 日 でもキリストの 福厹 音 と 調 和匄 するものではない。プロテス<br />

タント 教卝 会 は 大 いなる 暗肨 黒 の 中 にある。そうでなければ、 彼 らは 時 のしるしを 見 分 けるは<br />

ずである。ローマ 教卝 会 の 計匧 画厐 や 運卞 営協 方 式厚 には 遠 大 なものがある。この 教卝 会 は、 再卭 び 世匒 界化 を<br />

支匣 配括 するために、また 迫 害县 を 復挴 活卹 させるために、またプロテスタントが 行 ったすべてのこ<br />

とを 無叄 効捓 にするために、 激 しい 決 定 的 な 戦勛 いの 準厜 備厵 として、その 感厤 化 力 を 広南 げ、その 勢厕 力<br />

を 強勮 めようと、あらゆる 手 段掀 を 用 いている。カトリック 教卝 は 至儖 るところに 地 歩 を 占 めつつ<br />

389


ある。プロテスタント 諸 国 において、カトリックの 教卝 会 や 礼脊 拝旟 堂傾 が 数包 をましているのを 見<br />

られよ。 米 国 において、カトリック 教卝 の 大 学 や 神卡 学 校厛 が 人 気勴 を 集厦 め、プロテスタントに<br />

広南 く 後 援拶 されているのを 見 られよ。 英捼 国 における 儀腝 式厚 主勢 義拣 の 発 展捯 や、カトリック 教卝 会 へ 入<br />

るために 新 教卝 から 脱傰 落叉 する 者 が 多匭 いことを 見 られよ。こうした 事 柄兄 は、 福厹 音 の 純儻 粋暋 な 原募 則<br />

を 尊胛 ぶすべての 者 が 憂旨 慮傼 しなければならないことである。<br />

プロテスタントは 法 王掣 制勧 によけいな 手 出 しをし、 後 援拶 してきた。 彼 らは、 法 王掣 教卝 徒傣 自<br />

身拴 が 見 て 驚脚 き、 理 解卆 しかねるような 妥縞 協匞 と 譲僯 歩 をしてきた。 人 々は 法 王掣 制勧 の 真卢 の 性勯 格卺 、<br />

またこの 教卝 会 が 支匣 配括 権勻 を 得千 た 時 心升 配括 される 危捦 険叁 に 対 して 目 を 閉僔 じている。 政 治匮 的 また 宗儲 教卝<br />

的 自 由厩 に 対 するこの 最勞 も 危捦 険叁 な 敵育 の 進勺 出 に 反卬 対 するように、 人 々は 目 覚 める 必厧 要勥 があ<br />

る。<br />

多匭 くのプロテスタントは、カトリックの 宗儲 教卝 は 魅纡 力 がなく、その 礼脊 拝旟 は 退挖 屈縿 で、 無叄 意勪<br />

味控 な 儀腝 式厚 のくり 返拮 しであると 思卩 っている。この 点勷 彼 らはまちがっている。ローマ・カトリ<br />

ック 教卝 は、 偽兖 りに 基匼 づいているとはいえ、 粗昴 野 で 見 苦 しい 欺繏 瞞 ではない。カトリック 教卝 会<br />

の 礼脊 拝旟 は、きわめて 印偝 象拺 的 な 儀腝 式厚 である。その 豪僘 華兛 で 荘绩 厳 な 儀腝 式厚 は、 人 々の 感厤 覚 を 魅纡 了傒 し、<br />

理 性勯 と 良拖 心升 の 声拨 を 沈腉 黙縹 させるのである。 目 は 魅纡 せられる。 壮昂 麗暗 な 教卝 会 堂傾 、 堂傾 々たる 行 列偱 、<br />

金 色 の 祭脫 壇绵 、 宝肮 石厈 をちりばめた 聖脩 遺 物匵 の 箱脬 、えりぬきの 絵胅 画厐 、そして、 精 巧绾 な 彫绥 刻傋 などが、<br />

美捜 を 愛 する 心升 を 魅纡 了傒 する。 耳脥 もまた 恍 惚稸 とさせられる。その 音 楽掱 は 絶傉 妙胄 無叄 比发 である。オル<br />

ガンの 豊掿 かな 音 色 が、 聖脩 歌 隊 の 多匭 くの 歌 声拨 と 相 和匄 して、 大 聖脩 堂傾 の 高 い 円 天拦 井匿 と 円 柱兀 の 立 ち<br />

並 ぶ 通 廊结 に 響捳 き 渡据 り、 人 々の 心升 に 畏穴 敬肭 と 尊胛 崇暒 の 念挡 を 起招 こさずにはいないのである。<br />

こうした 外勭 見 上 の 壮昂 麗暗 さと 虚縚 飾兇 と 儀腝 式厚 は、 罪 に 悩肘 む 魂 の 渇 望捬 を 満掫 たすように 見 せかけ<br />

るものにすぎず、 内 面卥 の 腐纄 敗反 を 示単 すものである。キリストの 宗儲 教卝 は、 人 々の 受匃 けをよくす<br />

るためのそういった 呼 びものを 必厧 要勥 としない。 真卢 のキリスト 教卝 は、 十厝 字捐 架繳 から 輝脮 く 光捄 に 照儠<br />

らされて、 実 に 純儻 潔昔 で 美捜 しく 見 えるので、その 真卢 価卒 を 高 めるためのなんの 外勭 面卥 的 装 飾兇 も 必厧<br />

要勥 ではないのである。 神卡 が 価卒 値捛 を 認卉 められるのは、 聖脩 潔昔 の 美捜 であり、 柔肛 和匄 でおだやかな 精<br />

神卡 の 美捜 である。すぐれた 文卽 体 は、 必厧 ずしも 純儻 粋暋 で 高 尚縎 な 思卩 想挹 を 示単 すものではない。 芸備 術挘 上<br />

の 高 尚縎 な 観掺 念挡 、 微脀 妙胄 に 洗腂 練 された 趣脺 味控 は、 現勶 世匒 的 で 兜肉 欲僼 的 な 心升 の 中 にもよくある。これら<br />

はしばしばサタンに 用 いられて、 人 々に、 魂 の 必厧 要勥 を 忘脨 れさせ、 将 来勵 と 永 遠 の 生 命挻 を 見 失拽<br />

わせ、 無叄 限拘 の 援拶 助捉 者 であられる 神卡 から 離掤 れさせ、 現勶 世匒 のためだけに 生 きるようにさせるの<br />

である。<br />

形捊 式厚 的 な 宗儲 教卝 は、 生 まれ 変厭 わらない 心升 にとって 魅纡 力 がある。カトリック 教卝 会 の 礼脊 拝旟 の<br />

虚縚 飾兇 や 儀腝 式厚 は、 魅纡 惑 的 な 力 を 持匛 っており、それによって 多匭 くの 者 が 欺繏 かれる。そして 彼 ら<br />

はローマ 教卝 会 をほんとうの 天拦 の 門挋 と 見 るようになる。その 足拒 を 真卢 理 の 土拋 台卤 の 上 に 堅儕 く 置厒 い<br />

て、その 心升 を 神卡 のみ 霊绳 によって 新 たにする 者 でなければ、 法 王掣 制勧 の 影挼 響捳 に 耐脾 えることはで<br />

きない。キリストについての 経 験挧 的 知半 識掟 を 持匛 っていない 幾继 千収 の 者 は、 力 のない 形捊 だけの 敬肭<br />

390


虔 さを 受匃 け 入 れるようになる。そのような 宗儲 教卝 こそ 大 衆 が 望捬 むところのものなのである。<br />

カトリック 教卝 会 は 罪 を 赦费 す 権勻 威胙 があると 主勢 張挗 しているために、 信勼 者 たちは 罪 を 犯 してもか<br />

まわないと 思卩 うようになる。また、それなしには 教卝 会 の 赦费 しは 与拜 えられないという 告卪 解卆 の<br />

儀腝 式厚 は、 悪捰 を 承偢 認卉 するのにも 役叓 立 っている。 堕秐 落叉 した 人 間 の 前 にひざまずき、 心升 の 中 の 隠僸<br />

れた 思卩 想挹 や 思卩 いを 打占 ち 明 けて 告卪 白换 する 者 は、 自 分 の 人 格卺 を 汚儢 し、その 魂 のあらゆる 気勴 高 い<br />

性勯 質拾 を 堕秐 落叉 させているのである。 人 間 は、 自 分 の 生 活卹 の 罪 を 司 祭脫 —— 誤儶 りがあり、 罪 深捫 く、<br />

死拎 すべき 者 で、しばしば 酒儀 と 放择 蕩 のために 腐纄 敗反 した 人 間 ——に 告卪 白换 することによって、 品厍<br />

性勯 の 標 準厜 は 低拯 下 し、 彼 はそのために 汚儢 されるのである。 神卡 に 関 する 彼 の 観掺 念挡 は、 堕秐 落叉 した<br />

人 間 の 姿掋 に 下 落叉 する。なぜなら、 司 祭脫 が 神卡 の 代 理 として 立 つからである。 人 間 が 人 間 に 行<br />

うこの 下 劣縆 な 告卪 白换 は、 世匒 界化 を 汚儢 して 最勞 後 の 破挐 滅脛 に 陥肿 れている 罪 悪捰 の 多匭 くが 流及 れ 出 た 秘兕 密偾 の<br />

泉 である。しかし、 放择 縦脷 を 愛 する 者 にとっては、 心升 を 神卡 に 開 くよりは、 同 じ 人 間 に 告卪 白换 す<br />

るほうが 好捆 ましいのである。<br />

人 間 の 性勯 質拾 として、 罪 を 捨腇 てるよりは 苦 行 をするほうが、 好捆 みに 合 うのである。 兜肉 の<br />

欲僼 を 十厝 字捐 架繳 につけるよりは、 麻胔 布偵 といらくさと 皮脦 膚暖 をすりむく 鎖肽 によって 兜肉 体 を 苦 しめる<br />

ほうが、やさしいのである。 兜肉 の 心升 は、キリストのくびきに 服傕 すよりはむしろ、 重匤 いくび<br />

きであっても 自 分 から 進勺 んで 負拆 おうとするのである。 ローマ 教卝 会 とキリスト 初匘 臨 当勠 時 の<br />

ユダヤ 教卝 会 の 間 には、 著兆 しい 類 似胤 点勷 がある。ユダヤ 人 は、 神卡 の 律傢 法 のすべての 戒儦 めをひ<br />

そかに 踏 みにじっていながら、 外勭 面卥 的 にはその 戒儦 めを 厳 格卺 に 守捿 り、それに 苛趑 酷昰 な 要勥 求卍 と 言匟<br />

い 伝捱 えを 付厏 け 加匎 えて、 服傕 従 することを 苦 痛僎 とし 重匤 苦 しいものとしていた。ユダヤ 人 たちが<br />

律傢 法 をあがめると 公勗 言匟 したように、カトリック 教卝 徒傣 も、 十厝 字捐 架繳 をあがめると 主勢 張挗 している。<br />

彼 らは、キリストの 苦 悩肘 の 象拺 徴僦 を 高 める 一 方 において、それが 表勖 しているところの 主勢 を、<br />

その 生 活卹 において 拒兘 否 しているのである。<br />

カトリック 教卝 徒傣 は、その 教卝 会 、 祭脫 壇绵 、 衣胼 服傕 に 十厝 字捐 架繳 をつける。 至儖 るところに、 十厝 字捐 架繳<br />

のしるしが 見 られる。 至儖 るところで、それは、 外勭 面卥 的 に 崇暒 敬肭 され、 高 められている。しか<br />

し、キリストの 教卝 えは、 多匭 くの 無叄 意勪 味控 な 伝捱 説拿 、 偽兖 りの 解卆 釈脂 、 厳 格卺 な 規厶 則 の 下 に 埋僤 もれてい<br />

る。 頑繷 迷偧 なユダヤ 人 に 関 する 救 い 主勢 の 言匟 葉挺 は、ローマ・カトリック 教卝 会 の 指匦 導拗 者 たちに、<br />

いっそう 大 きな 迫 力 をもって 当勠 てはまる。「また、 重匤 い 荷免 物匵 をくくって 人 々の 肩胥 にのせる<br />

が、それを 動 かすために、 自 分 では 指匦 1 本 も 貸 そうとはしない」[マタイ 23:。 良拖 心升 的 な<br />

人 々が、 怒腹 った 神卡 の 復挴 讐穑 に 絶傉 えずおののいているにもかかわらず、 教卝 会 の 高 位匱 にある 者 た<br />

ちの 多匭 くは、ぜいたくな 暮儋 らしをして、 享 楽掱 をほしいままにしているのである。<br />

聖脩 画厐 像僕 や 聖脩 遺 物匵 の 崇暒 敬肭 、 聖脩 徒傣 たちへの 祈绗 り、また 法 王掣 崇暒 拝旟 は、 人 々の 心升 を 神卡 と 神卡 のみ<br />

子 から 引匂 き 離掤 すサタンの 策北 略傎 である。サタンは、 人 々を 滅脛 ぼしてしまうために、 救 いを 見<br />

いだすことのできる 唯繴 一 のお 方 から 彼 らの 関 心升 をそらそうと 努 めている。 彼 は、「すべて<br />

重匤 荷免 を 負拆 うて 苦 労排 している 者 は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを 休 ませてあげよ<br />

391


う」と 言匟 われたお 方 に 代 わることができる 何挬 かの 対 象拺 物匵 に、 人 々を 向匇 かわせるのである<br />

[マタイ 11:。<br />

サタンは、 神卡 のご 品厍 性勯 、 罪 の 性勯 質拾 、また 大 争拫 闘 において 問勬 題匑 となっている 真卢 の 論厱 争拫 点勷<br />

について、 誤儶 解卆 させようとたえず 努 力 している。サタンの 詭 弁 によって 神卡 の 律傢 法 に 対 する<br />

義拣 務勲 は 弱傽 められ、 人 々は 罪 を 犯 すことをなんとも 思卩 わなくなる。 同 時 にサタンは、 人 々が<br />

愛 をもって 神卡 を 見 るより、 恐傁 れと 憎 しみをもって 見 るようにと、 神卡 に 関 して 誤儶 った 考卛 えを<br />

抱 かせようとする。サタンは 自 分 自 身拴 の 固 有卻 の 品厍 性勯 である 残拑 酷昰 さを 創傦 造挝 主勢 におしつける。<br />

それは 宗儲 教卝 組匢 織掼 に 織掼 り 込匸 まれ、 礼脊 拝旟 の 様捞 式厚 の 中 に 表勖 現勶 されている。このようにして 人 々の<br />

心升 の 目 はとざされ、サタンは、 神卡 と 戦勛 うために 彼 らを 自 分 の 手 先匪 として 獲僠 得千 する。 神卡 の 属傍<br />

性勯 についての 誤儶 った 考卛 え 方 によって、 異 教卝 の 国 民 は、 神卡 の 恩繥 恵 を 得千 るためには 人 間 の 犠腻 牲繉<br />

が 必厧 要勥 であると 信勼 じるようになった。そしてさまざまな 形捊 の 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 のもとに、 恐傁 るべき<br />

残拑 酷昰 な 行 為 が 行 われてきた。<br />

ローマ・カトリック 教卝 会 は、 異 教卝 とキリスト 教卝 との 形捊 式厚 を 結医 合 したものであり、 異 教卝<br />

と 同 じに 神卡 のご 品厍 性勯 をまちがって 伝捱 え、 異 教卝 におとらないほど 残拑 酷昰 でいまわしい 慣脹 習 を 用<br />

いてきた。ローマ 法 王掣 の 至儖 上 権勻 時 代 には、 教卝 会 の 教卝 理 に 対 する 同 意勪 を 強勮 制勧 するために 拷稷 問勬<br />

の 道匠 具 があった。 教卝 会 の 主勢 張挗 に 譲僯 歩 しない 者 のためには 火 刑傃 柱兀 があった。 審拥 判匯 においては<br />

っきりさせられるまでは 決 してわからないほどの 規厶 模掌 の 虐纨 殺掮 があった。 教卝 会 の 高 僧 たちは、<br />

彼 らの 主勢 人 であるサタンの 下 で、その 犠腻 牲繉 者 に 死拎 を 与拜 えることなく 最勞 大 の 苦 痛僎 を 与拜 える 方<br />

法 を 発 明 しようと 苦 心升 した。 多匭 くの 場 合 、 恐傁 ろしい 拷稷 問勬 は、 人 間 の 耐脾 久挸 力 の 限拘 界化 までくり<br />

返拮 された。そして 犠腻 牲繉 者 は 力 がつき 果卵 てて、 死拎 を 快儜 い 解卆 放择 として 喜 んで 迎 えるのであっ<br />

た。<br />

これがローマ 教卝 会 の 反卬 対 者 たちの 運卞 命挻 であった。また 教卝 会 の 信勼 者 に 対 しては、 考卛 えら<br />

れるかぎりのあらゆる 悲胳 痛僎 な 形捊 において、むち 打占 ちや 飢 餓赭 や 身拴 体 の 苦 行 などによる 訓肢 練 を<br />

した。ざんげ 者 は、 天拦 の 神卡 の 恩繥 恵 を 得千 るために 自 然掍 の 法 則 を 犯 すことによって、 神卡 の 律傢 法<br />

を 犯 していた。 彼 らは、 神卡 が 人 間 の 地 上 の 生 涯昗 を 祝腛 福厹 し 喜 ばせるために 作单 られたきずなを、<br />

断友 ち 切卲 るように 教卝 えられた。 自 然掍 な 愛 情午 を 抑 圧 し、 同 胞繟 に 対 するあらゆる 同 情午 の 思卩 いと 心升<br />

情午 を、 神卡 に 敵育 するものとしておさえつけようとむなしい 努 力 をして 一 生 を 送拡 った 無叄 数包 の 犠腻<br />

牲繉 者 が、 墓斳 地 に 横叅 たわっている。 神卡 のことを 聞挈 いたことのない 人 々の 間 でではなく、キ<br />

リスト 教卝 世匒 界化 の 中 心升 とその 全 域挦 において、 幾继 百掸 年 の 長 きにわたってあらわされたサタン<br />

の 徹僿 底 的 残拑 酷昰 さを 知半 ろうと 思卩 えば、ローマ・カトリック 教卝 会 の 歴偡 史 を 見 さえすればよいの<br />

である。この 巨 大 な 欺繏 瞞 の 組匢 織掼 を 通 して、 悪捰 の 君 サタンは、 神卡 の 栄 えを 汚儢 し、 人 間 を 悲胳 惨绨<br />

に 陥肿 れる 彼 の 計匧 画厐 を 成勱 し 遂脎 げる。そして、サタンが 姿掋 を 変厭 えて、 教卝 会 の 指匦 導拗 者 たちによっ<br />

て 自 分 の 目 的 を 達挾 成勱 するのを 見 るときに、われわれは、 彼 がなぜ 聖脩 書危 を 非 常拤 にきらうかと<br />

いう 理 由厩 を、よく 理 解卆 できるのである。もし 聖脩 書危 を 読傊 むならば、 神卡 の 慈暆 悲胳 と 愛 とがよく 理<br />

392


解卆 される。 神卡 はこのような 重匤 荷免 を 何挬 1 つ 人 間 に 負拆 わせられないことがわかる。 神卡 がお 求卍 め<br />

になるものは、 砕 けた 悔繛 いた 心升 、へりくだって 服傕 従 する 精 神卡 だけである。<br />

キリストは、 天拦 にふさわしくなるために 男卂 も 女匩 も 修 道匠 院协 の 中 に 閉僔 じ 込匸 もるというよう<br />

な 手 本 は、ご 自 分 の 一 生 をとおして 1 つもお 与拜 えになってはいない。キリストは、 愛 と 同<br />

情午 が 抑 制勧 されなければならないとは 決 してお 教卝 えにならなかった。 救 い 主勢 の 心升 は 愛 にあふ<br />

れていた。 人 は 道匠 徳 的 完 全 さに 近卐 づくにつれて、その 感厤 覚 は 鋭繾 くなり、 罪 をいっそう 鋭繾 く<br />

感厤 ずるようになり、 苦 しむ 者 に 対 する 同 情午 がますます 深捫 くなる。 法 王掣 はキリストの 代 理 者<br />

であると 主勢 張挗 しているが、 彼 の 品厍 性勯 はわれらの 救 い 主勢 のご 品厍 性勯 とどのようにくらべること<br />

ができるであろうか。 天拦 の 王掣 としての 尊胛 敬肭 を 自 分 に 示単 さないからといって、キリストが 人<br />

々を 牢 獄晳 や 拷稷 問勬 台卤 に 渡据 されたということがあっただろうか。ご 自 分 を 受匃 け 入 れない 者 を 死拎<br />

に 定 めるみ 声拨 が 聞挈 かれただろうか。 主勢 がサマリヤの 村匾 で 人 々に 侮贔 辱既 を 受匃 けられた 時 、 使却 徒傣<br />

ヨハネは 怒腹 りに 満掫 たされて、「 主勢 よ、いかがでしょう。 彼 らを 焼催 き 払掾 ってしまうように、<br />

天拦 から 火 をよび 求卍 めましょうか」とたずねた。イエスはこの 弟胱 子 を 憐穳 れみをもってごらん<br />

になり、「 人 の 子 は、 人 の 命挻 を 滅脛 ぼすために 来勵 たのでなく、 救 うために 来勵 たのだ」と 言匟 わ<br />

れて、 彼 の 粗昴 暴偷 な 精 神卡 を 戒儦 められた[ルカ 9:54、56 英捼 語指 訳胲 参厴 照儠 ]。キリストによってあ<br />

らわされた 精 神卡 と、その 自 称胃 代 理 者 の 精 神卡 との 間 には、なんという 違挆 いがあることだろ<br />

う。<br />

現勶 在厪 ローマ 教卝 会 は、その 恐傁 ろしい 残拑 虐纨 行 為 の 記卌 録捎 を 弁 解卆 しながら 隠僸 し、 世匒 界化 にもっと<br />

もらしい 顔 を 見 せている。この 教卝 会 はキリストのような 衣胼 を 装 っている。しかし 教卝 会 は 変厭<br />

わっていない。 過厢 去掇 に 存掑 在厪 した 法 王掣 制勧 のあらゆる 原募 則 は、 今 日 も 保 持匛 されている。 最勞 も 暗肨<br />

い 時 代 に 案匽 出 された 数包 々の 教卝 理 は、 今 もなお 支匣 持匛 されている。だれも 欺繏 かれてはならない。<br />

今 日 プロテスタントが 尊胛 敬肭 しようとしている 法 王掣 制勧 は、 宗儲 教卝 改匳 革挙 の 時 代 に 世匒 界化 を 支匣 配括 して<br />

いたのと 同 じものである。その 時 神卡 の 民 は、 自 分 の 生 命挻 の 危捦 険叁 をおかして、この 教卝 会 の 悪捰<br />

を 暴偷 露腒 するために 立 ち 上 がったのであった。 教卝 会 は、かつて 王掣 たちや 諸 侯 たちの 上 に 君 臨<br />

し、 神卡 の 大 権勻 を 主勢 張挗 した 時 と 同 じ 誇縷 りと 尊胛 大 不勘 遜 な 心升 を 持匛 っている。 今 日 もこの 教卝 会 の 精<br />

神卡 は、かつて 人 間 の 自 由厩 を 押 しつぶし、いと 高 き 者 の 聖脩 徒傣 たちを 殺掮 した 時 と 同 じに 残拑 酷昰 で<br />

あり、 専掭 横叅 である。<br />

法 王掣 制勧 はまさしく、 預 言匟 の 中 でこのようになると 言匟 われているとおりのもの、すなわ<br />

ち 終厖 末拢 時 代 の 背 教卝 である[Ⅱテサロニケ 2:3、4 参厴 照儠 ]。 自 分 の 目 的 を 達挾 成勱 するのに 最勞 も<br />

都匙 合 のよい 性勯 格卺 を 身拴 に 装 うことが、この 教卝 会 の 方 針拏 の 1 つである。しかしカメレオンのよ<br />

うに 変厭 わりやすい 外勭 見 の 下 に、この 教卝 会 はへびのような 不勘 変厭 の 毒兙 を 隠僸 している。「 異 端健 者<br />

もしくは 異 端健 の 嫌膅 疑卧 ある 者 との 誓绒 約 は 守捿 ってはならない」と 教卝 会 は 明 言匟 している。 3 1000<br />

年 にわたるその 記卌 録捎 が、 聖脩 徒傣 の 血傔 によって 書危 かれているこの 権勻 力 が、 今 日 キリストの 教卝 会<br />

の 一 部 として 承偢 認卉 されてよいであろうか。<br />

393


カトリック 教卝 は 以匆 前 ほどプロテスタントと 広南 く 隔绔 たってはいないという 主勢 張挗 が、プロ<br />

テスタントの 諸 国 において 唱脆 えられてきたことには、 理 由厩 がないわけではない。そこには<br />

変厭 化 があったのである。しかしその 変厭 化 は、 法 王掣 制勧 の 中 にあったのではない。なるほどカ<br />

トリック 教卝 は、 今 日 存掑 在厪 しているプロテスタントによく 類 似胤 している。それはプロテスタ<br />

ントが、 宗儲 教卝 改匳 革挙 者 の 時 代 以匆 後 、ひどく 堕秐 落叉 してしまったからである。<br />

プロテスタント 諸 教卝 会 は 世匒 の 関 心升 を 求卍 めたために、 誤儶 った 愛 がその 目 を 見 えなくした。<br />

彼 らはどんな 悪捰 の 中 にも 善 いものがあると 信勼 ずることは 正匁 しいことである、と 思卩 い 込匸 んで<br />

いる。だからその 必厧 然掍 的 な 結医 果卵 として、ついにはすべての 善 いものの 中 に 悪捰 なるものを 信勼<br />

ずるようになるのである。かつて 聖脩 徒傣 たちに 伝捱 えられた 信勼 仰纝 を 守捿 って 立 とうとしないで、<br />

彼 らは 今 や、いわばローマに 対 して 無叄 情午 な 意勪 見 を 抱 いていたことを 陳縜 謝儑 し、 自 分 たちがか<br />

たくなであったことに 対 して 赦费 しを 求卍 めているのである。<br />

大 多匭 数包 の 者 は、 法 王掣 制勧 に 対 して 好捆 意勪 をもっていない 人 たちでさえ、この 教卝 会 の 権勻 力 と<br />

影挼 響捳 からくる 危捦 険叁 をほとんど 理 解卆 していない。 多匭 くの 者 は、 中 世匒 をおおっていた 知半 的 道匠 徳<br />

的 暗肨 黒 は、 法 王掣 制勧 の 教卝 義拣 、 迷偧 信勼 、 圧 制勧 を 広南 げるのに 役叓 立 ったが、 現勶 代 のすぐれた 知半 性勯 や、<br />

知半 識掟 の 普僁 及 、また 宗儲 教卝 問勬 題匑 に 関 する 自 由厩 の 増匲 大 は、 不勘 寛繘 容卣 や 専掭 制勧 政 治匮 の 復挴 興掰 を 押 しとどめ<br />

ている、と 主勢 張挗 する。この 文卽 明 の 時 代 にそのような 事 態拟 が 存掑 在厪 するというような 考卛 え 方 は、<br />

嘲 笑傷 される。 知半 的 、 道匠 徳 的 、 宗儲 教卝 的 な 大 きな 光捄 がこの 時 代 に 輝脮 いているということは 事 実<br />

である。 神卡 の 聖脩 なるみ 言匟 葉挺 が 開 かれて、 天拦 よりの 光捄 が 世匒 界化 を 照儠 らしてきた。しかし、いっ<br />

そう 大 きな 光捄 が 与拜 えられれば 与拜 えられるほど、それを 曲儞 解卆 し、 拒兘 む 者 の 暗肨 黒 はますますひ<br />

どくなるということを 忘脨 れてはならない。<br />

祈绗 りをもって 聖脩 書危 を 研挣 究捨 する 時 、プロテスタントは 法 王掣 制勧 の 本 性勯 を 知半 り、 法 王掣 制勧 を 嫌膅<br />

悪捰 し、それを 避 けるようになる。しかし 多匭 くの 者 は、 自 分 では 賢繞 いと 思卩 っているために、<br />

真卢 理 に 導拗 かれるために 謙旎 遜 に 神卡 を 求卍 める 必厧 要勥 を 感厤 じていない。 彼 らは 自 分 たちの 進勺 歩 を 誇縷<br />

っているが、 聖脩 書危 も 神卡 の 力 も 知半 らない。 彼 らは 自 分 たちの 良拖 心升 を 沈腉 黙縹 させる 何挬 かの 手 段掀 が<br />

どうしてもほしいので、 最勞 も 霊绳 的 ではないもの、 最勞 も 自 尊胛 心升 を 傷偟 つけないものを 求卍 める。<br />

彼 らが 願傿 うものは、 神卡 を 覚 える 方 法 として 通 用 して、その 実 は 神卡 を 忘脨 れる 方 法 である。 法<br />

王掣 制勧 はこれらすべての 欲僼 求卍 によくかなっている。それはほとんど 全 世匒 界化 を 包儣 含捋 する 2 種捶 類<br />

の 人 々—— 自 分 の 功僵 績 によって 救 われようとする 者 と、 罪 の 中 にあって 救 われようとする<br />

者 ——のために 用 意勪 されている。ここにその 権勻 力 の 秘兕 けつがある。<br />

知半 的 大 暗肨 黒 の 時 代 は 法 王掣 制勧 の 成勱 功僵 に 都匙 合 がよかったように 見 られてきた。しかし 大 い<br />

なる 知半 的 進勺 歩 の 時 代 もその 成勱 功僵 にとって 同 じく 都匙 合 がよいことが、 実 際匶 に 示単 されるであろ<br />

う。 神卡 のみ 言匟 葉挺 もなく、 真卢 理 の 知半 識掟 もなかった 過厢 去掇 の 時 代 には、 人 々の 目 は 欺繏 かれ、 幾继 千収<br />

の 者 は、 自 分 たちの 足拒 もとに 張挗 られた 網儯 が 見 えないでわなに 捕 らえられた。 今 の 時 代 には、<br />

「 偽兖 りの 知半 識掟 」である 人 間 的 思卩 索肞 のはなやかな 光捄 に 目 をくらまされている 人 が 多匭 い。 彼 ら<br />

394


は 網儯 に 気勴 づかず、 目 隠僸 しされたようにたやすくそれに 入 り 込匸 んでしまう。 神卡 は、 人 間 の 知半<br />

的 能印 力 がその 造挝 り 主勢 からの 賜 物匵 とみなされ、 真卢 理 と 義拣 の 奉旊 仕捸 に 用 いられるよう 計匧 画厐 なさっ<br />

た。しかし、 人 々が 高 慢纁 と 野 望捬 を 抱 き、 神卡 のみ 言匟 葉挺 よりも 自 分 自 身拴 の 説拿 を 高 める 時 、 知半 識掟<br />

は 無叄 知半 よりも 大 きな 害县 を 与拜 え 得千 るのである。こうして、 聖脩 書危 の 信勼 仰纝 の 基匼 礎脔 を 覆繆 す 現勶 代 の 偽兖<br />

りの 知半 識掟 は、 知半 識掟 の 抑 圧 が 暗肨 黒 時 代 に 法 王掣 制勧 拡 大 強勮 化 の 道匠 を 開 くのに 成勱 功僵 したように、 人<br />

々の 喜 ぶ 形捊 式厚 をもった 法 王掣 制勧 が 受匃 け 入 れられる 道匠 を 備厵 えることに 成勱 功僵 するのである。<br />

教卝 会 の 制勧 度 と 慣脹 習 に 対 して 国 家匝 の 支匣 持匛 を 得千 るために 目 下 米 国 で 進勺 行 している 運卞 動 にお<br />

いて、プロテスタントはカトリック 教卝 徒傣 の 例捁 にならっている。いやそればかりか、 彼 らは<br />

法 王掣 制勧 が 旧 世匒 界化 において 失拽 った 至儖 上 権勻 を、プロテスタント・アメリカにおいて 再卭 び 得千 るた<br />

めの 戸叐 を 開 いているのである。そしてこの 運卞 動 にもっと 重匤 大 な 意勪 義拣 を 与拜 えるものは、そこ<br />

に 企十 図掛 されている 主勢 要勥 な 目 的 が 日 曜腵 日 遵穒 守捿 ——ローマ 法 王掣 制勧 に 始卿 まり、この 教卝 会 がその 権勻<br />

威胙 のしるしとして 主勢 張挗 する 慣脹 習 ——の 強勮 制勧 であるという 事 実 である。プロテスタント 諸 教卝<br />

会 にゆきわたり、 法 王掣 制勧 がかつて 行 った 日 曜腵 日 尊胛 重匤 の 働掴 きと 同 じことをするようプロテス<br />

タント 教卝 会 を 導拗 いているものは、 法 王掣 制勧 の 精 神卡 、すなわち、 世匒 俗晐 的 習 慣脹 への 一 致 の 精 神卡 、<br />

神卡 の 戒儦 めよりも 人 間 の 言匟 い 伝捱 えを 尊胛 重匤 する 精 神卡 である。<br />

もし 読傊 者 が、まもなく 起招 ころうとしている 戦勛 いにおいて 用 いられる 手 段掀 を 理 解卆 したけ<br />

れば、 過厢 去掇 の 時 代 に 同 じ 目 的 のためにローマが 用 いた 手 段掀 の 記卌 録捎 をたどるだけでよい。 法<br />

王掣 制勧 とプロテスタントが 合 同 して、 彼 らの 教卝 義拣 を 拒兘 む 者 をどのように 扱僻 うかを 知半 りたいな<br />

らば、ローマが 安勣 息僢 日 とその 擁繗 護厽 者 たちに 対 して 表勖 した 精 神卡 を 見 ればよい。 世匒 俗晐 の 権勻 力<br />

に 支匣 持匛 された 勅質 令傂 、 宗儲 教卝 会 議 、 教卝 会 礼脊 典胟 などによって、 異 教卝 の 祭脫 日 がキリスト 教卝 界化 に 高 い<br />

地 位匱 を 獲僠 得千 していった。 日 曜腵 日 遵穒 守捿 を 強勮 いる 最勞 初匘 の 法 令傂 は、コンスタンティヌスによって<br />

制勧 定 された 法 律傢 であった[ 紀 元區 321 年 ]。この 法 令傂 は、 町 の 住卫 民 には「この 尊胛 ぶべき 太挲 陽傘<br />

の 日 」に 休 むことを 要勥 求卍 したが、 農捝 民 には 農捝 業 に 従 事 することを 許 した。 実 質拾 的 には 異 教卝<br />

の 法 令傂 であったけれども、それは 皇 帝胰 がキリスト 教卝 を 名匷 目 上 受匃 け 入 れた 後 、 皇 帝胰 によって<br />

施厇 行 されたのである。<br />

勅質 令傂 は 神卡 の 権勻 威胙 に 十厝 分 に 代 わり 得千 るものとならなかったので、 王掣 侯 の 寵 遇胾 を 求卍 めた 司<br />

教卝 で、コンスタンティヌスの 特厣 別厌 な 友掻 人 であり、 追挵 従 者 であったエウセビウスは、キリス<br />

トが 安勣 息僢 日 を 日 曜腵 日 に 移挔 されたという 主勢 張挗 を 持匛 ち 出 した。この 新 しい 教卝 理 を 証卨 明 するのに、<br />

聖脩 書危 のあかしは 1 つも 示単 されなかった。エウセビウス 自 身拴 も 無叄 意勪 識掟 のうちにその 誤儶 りを 認卉<br />

め、この 変厭 更 の 真卢 の 創傦 始卿 者 を 指匦 摘 している。「 安勣 息僢 日 になすべき 義拣 務勲 はどんなことでもす<br />

べて、われわれが 主勢 の 日 に 移挔 した」と 彼 は 言匟 っている。 4 しかし、 根捏 拠 がないにもかかわ<br />

らず、 日 曜腵 日 についての 議 論厱 は、 人 々に 主勢 の 安勣 息僢 日 を 大 胆绺 にふみにじらせた。 世匒 の 尊胛 敬肭 を<br />

受匃 けたいと 願傿 う 者 はすべて、この 俗晐 受匃 けのする 祭脫 日 を 受匃 け 入 れた。<br />

395


法 王掣 制勧 が 確卾 立 されるにつれて、 日 曜腵 日 尊胛 重匤 の 運卞 動 が 続勸 けられた。 一 時 は、 人 々は 教卝 会<br />

に 出 席 しない 時 には 畑偯 仕捸 事 に 従 事 し、 第匌 7 日 は 依傟 然掍 として 安勣 息僢 日 とみなされていた。しか<br />

し、 変厭 更 は 着挄 々と 成勱 し 遂脎 げられた。 聖脩 職厯 にある 者 は、 日 曜腵 日 にはどんな 民 事 紛兗 争拫 の 判匯 決 を<br />

することも 禁 じられた。その 後 まもなく、どんな 階 級揁 の 者 でも、すべての 人 は、 自 由厩 人 は<br />

罰脖 金 、 奴 隷趵 はむち 打占 ちの 刑傃 罰脖 をもって、 通 常拤 の 労排 働掴 をやめさせられた。 後 に、 金 持匛 ちはそ<br />

の 財拉 産勩 の 半博 分 の 没纹 収厓 をもって 罰脖 せられることが 命挻 令傂 された。そしてついには、なお 強勮 情午 な<br />

らば、 彼 らを 奴 隷趵 にするという 法 令傂 がでた。 下 層 階 級揁 の 人 々は、 一 生 の 間 追挵 放择 の 刑傃 罰脖 を 受匃<br />

けるのであった。<br />

奇纟 跡僡 も 利匏 用 された。いろいろな 不勘 思卩 議 な 話匋 の 1 つとして、ある 農捝 夫挕 が 日 曜腵 日 に 畑偯 を 耕绌<br />

そうとして、 鉄捹 片僗 ですきをみがいていたら、その 鉄捹 片僗 が 彼 の 手 にしっかりとくっついたの<br />

で、2 年 の 間 彼 は「ひどい 痛僎 みと 恥時 」をこらえて、それを 身拴 につけていたということが 伝捱<br />

えられた。 5 のちに 法 王掣 は、 教卝 区厅 司 祭脫 に、 日 曜腵 日 を 犯 す 者 たちを 訓肢 戒儦 し、 彼 らが 自 分 自 身拴<br />

や 隣胐 人 の 上 に 大 きな 災 害县 を 招偠 くことがないように 教卝 会 へ 行 って 祈绗 りをささげるよう 勧僊 める<br />

ことを 命挻 じた。 教卝 会 会 議 は、 日 曜腵 日 に 働掴 いていた 者 たちが 雷膃 に 打占 たれたから、この 日 は 安勣<br />

息僢 日 に 違挆 いない、という 論厱 法 を 持匛 ち 出 した。これは、その 後 も 広南 く 用 いられ、 新 教卝 徒傣 さえ<br />

採 用 したものである。 高 位匱 聖脩 職厯 者 たちは、「この 日 を 彼 らがなおざりにすることを、 神卡 が<br />

どんなに 嫌膅 悪捰 されるか 明 らかである」と 言匟 った。さらに、 司 祭脫 や 聖脩 職厯 者 たち、 王掣 侯 や 貴揂 族<br />

たち、そしてすべての 忠儮 実 な 人 々は、「この 日 の 栄 誉縃 を 回 復挴 し、キリスト 教卝 のために、 今<br />

後 ますます 熱 心升 に 遵穒 守捿 するよう、 彼 らは 全 力 をあげて、 努 力 し 配括 慮傼 すること」が 要勥 請捥 され<br />

た。 6<br />

会 議 の 決 議 に 基匼 づく 布偵 告卪 では 不勘 十厝 分 なことがわかると、 教卝 会 は、 人 心升 に 恐傁 怖繍 を 与拜 えて<br />

日 曜腵 日 に 労排 働掴 をやめるように 強勮 制勧 する 法 令傂 を 発 布偵 するよう、 政 府匕 当勠 局拈 に 懇縨 請捥 した。ローマ<br />

で 開 かれた 宗儲 教卝 会 議 においては、 従 来勵 のすべての 決 定 について、さらに 大 きな 強勮 制勧 力 と 厳<br />

格卺 さが 再卭 確卾 認卉 された。それらはまた 教卝 会 法 の 中 に 加匎 えられ、ほとんど 全 キリスト 教卝 国 にわ<br />

たって 政 府匕 当勠 局拈 によって 施厇 行 された。 7 日 曜腵 日 遵穒 守捿 に 関 して 聖脩 書危 上 の 権勻 威胙 がないことはな<br />

お、 少厮 なからぬ 困傮 惑 を 引匂 き 起招 こした。 人 々は、 太挲 陽傘 の 日 をあがめるために「7 日 目 はあな<br />

たの 神卡 、 主勢 の 安勣 息僢 である」という 神卡 の 明 白换 な 宣傪 言匟 を 退挖 ける 自 分 たちの 教卝 師 の 権勻 威胙 に、 疑卧 問勬<br />

を 抱 いた。 聖脩 書危 の 証卨 言匟 がないのを 補拙 うために、ほかの 工卋 夫挕 が 必厧 要勥 となった。12 世匒 紀 の 終厖<br />

わりごろ 英捼 国 の 教卝 会 を 訪掶 れたある 熱 心升 な 日 曜腵 日 擁繗 護厽 者 は、 真卢 理 の 忠儮 実 な 証卨 人 たちの 抵脏 抗 を<br />

受匃 けた。<br />

そしてその 働掴 きはほとんど 効捓 果卵 がなかったので、 彼 はしばらくその 国 を 離掤 れ、 自 分 の<br />

教卝 えを 強勮 要勥 するなんらかの 手 段掀 を 考卛 案匽 した。 彼 がもどってきた 時 、その 欠 陥肿 は 補拙 われ、そ<br />

の 後 の 働掴 きに 大 きな 成勱 功僵 をおさめた。 彼 は、 神卡 ご 自 身拴 からのものであると 称胃 する 1 巻僲 の 巻僲<br />

き 物匵 を 持匛 ってきた。それには 日 曜腵 日 遵穒 守捿 に 必厧 要勥 な 命挻 令傂 が 書危 かれていて、それに 服傕 従 しない<br />

396


者 を 恐傁 れさせるような 恐傁 ろしい 脅肺 しが 付厏 け 加匎 えられていた。この 貴揂 重匤 な 文卽 書危 ——それが 支匣<br />

持匛 する 制勧 度 と 同 様捞 悪捰 質拾 な 偽兖 物匵 ——は、 天拦 から 降 下 したもので、エルサレムのゴルゴタの 聖脩<br />

シメオン 寺捇 院协 の 祭脫 壇绵 の 上 で 発 見 されたものであると 言匟 われた。しかし 実 際匶 は、ローマにあ<br />

る 法 王掣 の 宮厳 殿脟 が、それを 生 んだ 出 所勰 である。 教卝 会 の 勢厕 力 と 繁光 栄 を 進勺 展捯 させるための 詐縱 欺繏 や<br />

偽兖 造挝 行 為 は、どの 時 代 においても、 法 王掣 制勧 によって 合 法 とみなされてきたのである。<br />

この 巻僲 き 物匵 は、 土拋 曜腵 日 の 午拕 後 3 時 から 月 曜腵 日 の 日 の 出 まで、 労排 働掴 を 禁 じていた。そし<br />

て、その 権勻 威胙 は、 多匭 くの 奇纟 跡僡 によって 確卾 証卨 されたと 言匟 われていた。 定 められた 時 間 が 過厢 ぎ<br />

ても 働掴 いていた 人 は、 体 がまひしたと 言匟 い 伝捱 えられた。 粉腲 屋厡 が 穀暙 物匵 をひこうとしたところ、<br />

粉腲 の 代 わりに 血傔 が 吹胈 き 出 し、 水匍 は 勢厕 いよく 流及 れているにもかかわらず、 水匍 車区 は 動 かないの<br />

であった。また、 生 パンをオーブンに 入 れた 婦偫 人 は、オーブンは 非 常拤 に 熱 かったにもかか<br />

わらず、それを 出 してみたら 生 であった。また、 別厌 の 婦偫 人 は、 生 パンを 焼催 くために 3 時 に<br />

用 意勪 したが、それを 月 曜腵 日 までとっておくことにしたところ、 次卙 の 日 、それが 神卡 の 力 によ<br />

って、パンの 形捊 にこねられ 焼催 かれているのを 見 つけた。 土拋 曜腵 日 の 午拕 後 3 時 以匆 後 にパンを 焼催<br />

いた 人 は、 翌背 朝厁 パンをさいたところ、そこから 血傔 が 流及 れ 出 た。このような 途 方 もない 迷偧 信勼<br />

的 な 作单 りごとによって、 日 曜腵 日 の 擁繗 護厽 者 たちは、その 神卡 聖脩 さを 確卾 立 しようとしたのであっ<br />

た。 8<br />

英捼 国 におけると 同 様捞 に、スコットランドにおいても、 昔繕 からの 安勣 息僢 日 の 一 部 を 日 曜腵 日<br />

と 結医 合 することによって、 日 曜腵 日 をもっと 尊胛 ぶことを 確卾 立 した。しかし、 聖脩 く 守捿 るべき 時<br />

間 は、いろいろと 異 なっていた。スコットランド 王掣 の 勅質 令傂 は、「 土拋 曜腵 日 は、 正匁 午拕 から 神卡 聖脩<br />

なものとする」ことを 宣傪 言匟 し、その 時 間 から 月 曜腵 日 の 朝厁 までは、だれも 世匒 俗晐 の 仕捸 事 に 従 事<br />

してはならなかった。 9 しかし、 日 曜腵 日 の 神卡 聖脩 を 確卾 立 するためにあらゆる 努 力 をしている<br />

にもかかわらず、カトリックの 聖脩 職厯 者 たちは、 安勣 息僢 日 の 神卡 聖脩 な 権勻 威胙 と、それに 取勚 って 代 わ<br />

った 制勧 度 が 人 間 から 出 たものであることとを、 公勗 然掍 と 認卉 めた。16 世匒 紀 に、 法 王掣 庁厘 会 議 は<br />

次卙 のように 明 白换 に 宣傪 言匟 した。「すべてのキリスト 者 は、 第匌 7 日 が 神卡 によって 聖脩 別厌 され、ユ<br />

ダヤ 人 のみならず、 神卡 を 礼脊 拝旟 するように 見 せかけるすべての 者 によって 受匃 け 入 れられ、 守捿<br />

られてきたことを 覚 えねばならない。しかし、われわれキリスト 者 は、 彼 らの 安勣 息僢 日 を 主勢<br />

の 日 に 変厭 えたのである。」 10 神卡 の 律傢 法 に 不勘 正匁 な 変厭 更 を 加匎 えていた 者 たちは、 自 分 たちの 行<br />

為 の 性勯 質拾 を 知半 らなかったのではなかった。 彼 らは 故採 意勪 に 自 らを 神卡 の 上 に 置厒 いたのであ<br />

る。<br />

自 分 たちと 一 致 しないものに 対 するローマ 教卝 会 の 方 針拏 についての 著兆 しい 例捁 は、そのあ<br />

る 者 たちが 安勣 息僢 日 遵穒 守捿 者 であったワルド 派挩 [ワルデンセス]への 長 期勡 間 にわたる 残拑 忍旖 な 迫 害县<br />

の 中 にみられた。ほかにも 第匌 4 条厬 の 戒儦 めに 対 する 忠儮 誠肬 のゆえに、 同 様捞 な 方 法 で 苦 しみを 受匃<br />

けた 者 たちがあった。エチオピアとアビシニアの 教卝 会 の 歴偡 史 は 特厣 に 意勪 義拣 がある。 暗肨 黒 時 代<br />

の 暗肨 やみの 中 で、 中 央 アフリカのキリスト 者 たちは 世匒 界化 から 見 落叉 とされ 忘脨 れられて、 幾继 世匒<br />

397


紀 にもわたって 自 分 たちの 信勼 仰纝 を 実 践 する 自 由厩 を 享 受匃 した。しかし、ついにローマ 教卝 会 が<br />

彼 らの 存掑 在厪 を 知半 り、まもなくアビシニアの 皇 帝胰 はだまされて 法 王掣 をキリストの 代 理 者 と<br />

し て 承偢 認卉 した。 続勸 いてその 他 の 譲僯 歩 が 行 われた。 最勞 もきびしい 刑傃 罰脖 の 下 に、 安勣 息僢 日 の 遵穒<br />

守捿 を 禁 ずる 法 令傂 が 発 布偵 された。 11 しかし、まもなく 法 王掣 の 暴偷 政 は 非 常拤 に 耐脾 えがたいくびき<br />

となったので、アビシニア 人 は 自 分 たちの 首匹 からそれを 断友 ち 切卲 る 決 心升 をした。 恐傁 ろしい 戦勛<br />

いの 後 、ローマ 教卝 徒傣 たちは 国 外勭 に 追挵 放择 され、 昔繕 からの 信勼 仰纝 が 回 復挴 された。 教卝 会 は 自 分 たち<br />

の 自 由厩 を 喜 んだ。そしてローマの 惑 わしと 狂旆 信勼 と 専掭 制勧 権勻 力 に 関 して 学 んだ 教卝 訓肢 を 決 して 忘脨<br />

れなかった。 彼 らはその 孤縩 立 した 地 域挦 で、 他 のキリスト 教卝 国 に 知半 られないでいることに 満掫<br />

足拒 していた。<br />

アフリカの 教卝 会 は、カトリック 教卝 会 が 完 全 に 背 信勼 する 前 に 守捿 っていたように、 安勣 息僢 日<br />

を 守捿 っていた。 彼 らは、 神卡 の 戒儦 めに 従 って 7 日 目 を 守捿 っていたが、 教卝 会 の 習 慣脹 に 従 って、<br />

日 曜腵 日 に 仕捸 事 をすることを 避 けていた。ローマは、 至儖 上 権勻 を 獲僠 得千 するに 及 んで、 神卡 の 安勣 息僢<br />

日 をふみにじって 教卝 会 自 身拴 の 日 を 高 めた。しかし、アフリカの 諸 教卝 会 は、1000 年 近卐 くの<br />

間 隠僸 されていて、この 背 信勼 に 加匎 わらなかった。ローマの 権勻 力 下 に 陥肿 ってからは、 彼 らは、<br />

真卢 の 安勣 息僢 日 を 捨腇 てて 偽兖 りの 安勣 息僢 日 を 高 めるよう 強勮 制勧 された。しかし 彼 らは、 独捌 立 を 回 復挴 す<br />

るや 否 や、 第匌 4 条厬 の 戒儦 めの 服傕 従 に 立 ちかえった。<br />

過厢 去掇 のこうした 記卌 録捎 は、 真卢 の 安勣 息僢 日 とその 擁繗 護厽 者 たちに 対 するローマ 教卝 会 の 敵育 意勪 と、<br />

この 教卝 会 が 作单 りあげた 制勧 度 に 尊胛 敬肭 を 払掾 わせるために 教卝 会 が 用 いた 数包 々の 手 段掀 を、はっきり<br />

あらわしている。 神卡 のみ 言匟 葉挺 には、ローマ・カトリックとプロテスタントが 日 曜腵 日 を 高 め<br />

るために 協匞 力 する 時 、これらの 光捄 景拲 がくり 返拮 されるということが 教卝 えられている。 黙縹 示単 録捎<br />

13 章肐 の 預 言匟 には、 小 羊旴 のような 角偰 をもつ 獣 によって 象拺 徴僦 された 権勻 力 が、「 地 と 地 に 住卫 む<br />

人 々」に、 法 王掣 権勻 ——そこでは「ひょうに 似胤 て」いる 獣 によって 象拺 徴僦 されている——を 礼脊<br />

拝旟 させるということが、はっきり 述掃 べられている。2 つの 角偰 を 持匛 つその 獣 は、また「 獣 の<br />

像僕 を 造挝 ることを、 地 に 住卫 む 人 々に」 語指 る。さらにそれは、「 小 さき 者 にも、 大 いなる 者 に<br />

も、 富挛 める 者 にも、 貧縏 しき 者 にも、 自 由厩 人 にも、 奴 隷趵 にも」すべての 人 々に、 獣 のしるし<br />

を 受匃 けるように 命挻 じる[ 黙縹 示単 録捎 13:11~。 米 国 が 小 羊旴 のような 角偰 をもつ 獣 によって 象拺 徴僦 さ<br />

れた 権勻 力 であることと、ローマ 教卝 会 が 自 分 の 至儖 上 権勻 を 特厣 に 承偢 認卉 するものであると 主勢 張挗 する<br />

日 曜腵 日 遵穒 守捿 を 米 国 が 強勮 制勧 する 時 に、この 預 言匟 が 成勱 就 するということとは、すでに 明 らかに<br />

された。しかし、 法 王掣 制勧 に 忠儮 順 の 意勪 を 表勖 すのは 米 国 だけではない。かつてローマ 教卝 会 の 支匣<br />

配括 を 承偢 認卉 した 国 々におけるローマ 教卝 会 の 影挼 響捳 力 は、なお 破挐 壊傓 されずに 強勮 く 残拑 っている。そ<br />

して 預 言匟 にはその 権勻 力 の 回 復挴 が 予匨 告卪 されている。「その 頭挓 の 1 つが、 死拎 ぬほどの 傷偟 を 受匃 け<br />

たが、その 致 命挻 的 な 傷偟 もなおってしまった。そこで 全 地 の 人 々は 驚脚 きおそれて、その 獣 に<br />

従 」った[ 同 13:。<br />

398


死拎 ぬほどの 傷偟 を 受匃 けたとは、1798 年 の 法 王掣 権勻 の 失拽 墜旂 をさしている。この 後 、「その 致<br />

命挻 的 な 傷偟 もなおってしまった。そこで、 全 地 の 人 々は 驚脚 きおそれて、その 獣 に 従 」ったと<br />

預 言匟 者 は 言匟 う。パウロは「 不勘 法 の 者 」が 再卭 臨 の 時 まで 存掑 続勸 するということをはっきり 述掃 べ<br />

ている[Ⅱテサロニケ 2:3~8 参厴 照儠 ]。 時 の 終厖 わりに 至儖 るまで、 彼 はその 惑 わしの 働掴 きを<br />

続勸 けるのである。また 黙縹 示単 録捎 記卌 者 は 法 王掣 権勻 に 関 して、「 地 に 住卫 む 者 で、ほふられた 小 羊旴 の<br />

いのちの 書危 に、その 名匷 ……をしるされていない 者 はみな、この 獣 を 拝旟 むであろう」と 述掃 べ<br />

ている[ 黙縹 示単 録捎 13:。 旧 大 陸 においても 新 大 陸 においても、ローマ 教卝 会 の 権勻 威胙 だけに 基匼 づ<br />

いている 日 曜腵 日 制勧 度 をあがめることによって、 人 々は 法 王掣 制勧 に 忠儮 順 の 意勪 を 表勖 明 するのであ<br />

る。<br />

19 世匒 紀 の 半博 ば 以匆 来勵 、 米 国 の 預 言匟 研挣 究捨 者 たちは、このあかしを 世匒 に 発 表勖 してきた。 今 日<br />

起招 こっている 数包 々のできごとの 中 に、その 預 言匟 の 成勱 就 に 向匇 かっての 急双 速捠 な 進勺 展捯 が 見 られる。<br />

神卡 からの 命挻 令傂 に 代 えてそこを 補拙 うために 奇纟 跡僡 を 捏 造挝 した 法 王掣 教卝 の 指匦 導拗 者 たちと 同 じに、プ<br />

ロテスタントの 教卝 師 たちも、 日 曜腵 日 遵穒 守捿 には 神卡 の 権勻 威胙 があると 主勢 張挗 するが、やはり 同 じよ<br />

うに、 聖脩 書危 上 の 証卨 拠 に 欠 けている。 日 曜腵 安勣 息僢 日 の 違挆 反卬 に 対 して 人 々に 神卡 のさばきが 臨 むと<br />

いう 主勢 張挗 がくり 返拮 されるであろう。すでにそうした 主勢 張挗 が 始卿 まっている。そ して 日 曜腵 日<br />

遵穒 守捿 を 強勮 制勧 する 運卞 動 は 確卾 実 に 勢厕 力 を 得千 てきている。<br />

ローマ 教卝 会 の 抜掽 け 目 なさと 狡焛 滑儼 さには 驚脚 くべきものがある。この 教卝 会 は、 何挬 が 起招 こる<br />

かを 読傊 みとることができる。 法 王掣 教卝 は、プロテスタント 教卝 会 が 偽兖 りの 安勣 息僢 日 を 承偢 認卉 して 忠儮<br />

順 を 表勖 していることや、 過厢 去掇 に 法 王掣 教卝 自 身拴 が 用 いたのと 同 じ 手 段掀 で、プロテスタント 教卝 会<br />

がそれを 強勮 制勧 する 準厜 備厵 をしていることを 見 て、 時 機務 を 待挊 っている。 真卢 理 の 光捄 を 拒兘 む 者 たち<br />

が、ローマ 教卝 会 が 起招 こした 1 つの 制勧 度 をあがめるために、この 無叄 謬 を 自 称胃 する 権勻 力 の 助捉 け<br />

を 求卍 める 時 が 来勵 るであろう。ローマ 教卝 会 がこの 働掴 きにおいて、すぐプロテスタント 教卝 会 に<br />

助捉 けの 手 をさしのべるであろうことは、 想挹 像僕 にかたくない。 教卝 会 に 服傕 従 しない 者 をどう 取勚<br />

り 扱僻 うべきかを、 法 王掣 教卝 の 指匦 導拗 者 たち 以匆 上 によく 知半 っている 者 はいないであろう。<br />

ローマ・カトリック 教卝 会 は 全 世匒 界化 にわたって 根捏 を 張挗 り、 法 王掣 庁厘 の 支匣 配括 下 にあってその<br />

利匏 害县 に 役叓 立 つよう 計匧 画厐 されている 一 大 組匢 織掼 を 形捊 成勱 している。 全 世匒 界化 のあらゆる 国 において、<br />

聖脩 餐 にあずかる 幾继 千収 万勦 の 者 たちは、 法 王掣 に 対 する 忠儮 誠肬 を 堅儕 く 保 つように 教卝 えられている。<br />

国 籍僣 や 政 府匕 がどうであろうと、 彼 らは 教卝 会 の 権勻 威胙 をほかのいっさいのものの 上 にあるもの<br />

とみなさなければならない。 彼 らは 国 家匝 に 忠儮 誠肬 を 誓绒 うかもしれないが、その 背 後 には、ロ<br />

ーマに 対 する 服傕 従 の 誓绒 約 があって、 教卝 会 の 利匏 益捍 に 反卬 する 場 合 には、 国 家匝 に 対 するどんな 誓绒<br />

いも 破挐 ってもよいことになっている。<br />

歴偡 史 は、 教卝 会 がたくみに 根捏 気勴 よく 国 事 に 入 り 込匸 む 努 力 を 続勸 け、1 度 足拒 場 を 得千 てしまうと、<br />

王掣 侯 や 人 民 を 破挐 滅脛 させてでも 教卝 会 自 身拴 の 目 的 を 進勺 めることを 証卨 明 している。1204 年 に、<br />

法 王掣 インノセント 3 世匒 は、アラゴン 王掣 ペドロ 2 世匒 にむりやり 次卙 のような 異 常拤 な 誓绒 約 を 強勮<br />

399


制勧 した。「わたくしアラゴン 王掣 ペドロは、わが 主勢 なる 法 王掣 インノセント 及 びその 正匁 統拇 なる<br />

後 継 者 並 びにローマ 教卝 会 に 対 して、 絶傉 えず 忠儮 実 かつ 従 順 であること、また、カトリックの<br />

信勼 仰纝 を 擁繗 護厽 し、 異 端健 に 堕秐 落叉 した 者 を 迫 害县 して、 法 王掣 に 対 するわが 国 の 服傕 従 を 保 つことを、<br />

ここに 明 言匟 し、 約 束僓 する。」 12 このことは、「 法 王掣 が 皇 帝胰 を 廃 することは 合 法 である」、<br />

「 法 王掣 は 不勘 正匁 な 統拇 治匮 者 の 臣元 下 には、その 王掣 に 対 する 忠儮 誠肬 を 免僧 ずることができる」、という<br />

法 王掣 権勻 に 関 する 主勢 張挗 と 一 致 している。 13<br />

また、ローマ 教卝 会 は 決 して 変厭 わらないということがこの 教卝 会 の 自 慢纁 の 種捶 であることを<br />

忘脨 れてはならない。グレゴリー7 世匒 やインノセント 3 世匒 の 主勢 義拣 は、 今 なおローマ・カトリ<br />

ック 教卝 の 主勢 義拣 である。そして 教卝 会 がもしひとたび 権勻 力 を 持匛 つならば、 過厢 去掇 の 場 合 と 同 じ 勢厕<br />

力 をもって、その 主勢 義拣 を 行 動 に 移挔 すであろう。プロテスタントが 日 曜腵 日 をあがめる 運卞 動 に<br />

おいて、ローマ 教卝 会 の 助捉 けを 受匃 け 入 れようと 企十 てる 時 、 彼 らは 自 分 たちのしていることが<br />

わからないのである。 プロテスタントが 自 分 たちの 目 的 の 達挾 成勱 に 夢肟 中 になっている 間 に、<br />

ローマ 教卝 会 は、その 権勻 力 を 再卭 び 確卾 立 して、 失拽 われた 至儖 上 権勻 を 回 復挴 することをねらっている<br />

のである。 教卝 会 が 国 家匝 の 権勻 力 を 用 いたり、 支匣 配括 したりするような、また 宗儲 教卝 上 の 制勧 度 が 国<br />

家匝 の 法 律傢 によって 強勮 制勧 されるような、すなわち、 教卝 会 と 国 家匝 の 権勻 威胙 が 良拖 心升 を 支匣 配括 するよう<br />

な、そのような 原募 則 が 米 国 にひとたび 確卾 立 されるならば、この 国 におけるローマ 教卝 会 の 勝<br />

利匏 は 確卾 実 なものとなる。 神卡 のみ 言匟 葉挺 はこのさし 迫 った 危捦 険叁 について 警厺 告卪 を 与拜 えてきた。<br />

これが 顧僖 みられないならば、プロテスタントの 世匒 界化 は、ローマ 教卝 会 の 目 的 が 実 際匶 に 何挬 であ<br />

ったかを 知半 った 時 には、もはや 手 遅 れになってそのわなを 逃偹 れることができないであろう。<br />

ローマ 教卝 会 は 黙縹 々としてその 勢厕 力 をのばしつつある。その 教卝 えは 議 会 に、 教卝 会 に、また 人<br />

々の 心升 に 影挼 響捳 を 及 ぼしている。 法 王掣 制勧 は 堂傾 々たる 大 建厼 造挝 物匵 を 築傀 き 上 げているが、その 奥傱 ま<br />

った 部 屋厡 では 昔繕 の 迫 害县 がくり 返拮 されるであろう。 自 分 が 手 を 下 す 時 が 来勵 たら 自 分 自 身拴 の 目<br />

的 を 押 し 進勺 めるために、 教卝 会 は、ひそかに、そしてあやしまれないように、 勢厕 力 をのばし<br />

つつある。この 教卝 会 が 何挬 よ りも 望捬 むものは、 有卻 利匏 な 立 場 である。そしてこれはすでに 教卝<br />

会 に 与拜 えられつつある。われわれはローマ 教卝 会 の 真卢 の 目 的 が 何挬 であるかをまもなく 見 、か<br />

つ 感厤 じるであろう。 神卡 のみ 言匟 葉挺 を 信勼 じ、それに 従 う 者 はだれでも、そのことによって 非 難挚<br />

と 迫 害县 を 受匃 けるであろう。<br />

400


第匌 36 章 困 った 時 の<br />

天拦 における 大 争拫 闘 のその 最勞 初匘 から、 神卡 の 律傢 法 を 覆繆 すことがサタンの 目 的 であった。 彼<br />

が 創傦 造挝 主勢 に 対 する 反卬 逆 を 始卿 めたのは、この 目 的 を 達挾 成勱 するためであった。そしてサタンは、<br />

天拦 から 追挵 放择 されたけれども、この 地 上 で 同 じ 戦勛 いを 続勸 けてきた。 人 を 欺繏 き、それによって<br />

神卡 の 律傢 法 を 犯 すようにさせることこそ、サタンが 着挄 々と 追挵 い 求卍 めてきた 目 的 である。この<br />

ことは、 律傢 法 全 体 を 廃 することによって 成勱 し 遂脎 げられても、あるいはまた、 戒儦 めの 1 つを<br />

拒兘 むことによって 成勱 し 遂脎 げられても、 最勞 終厖 的 な 結医 果卵 は 同 じである。「その 1 つの 点勷 」でも<br />

犯 す 者 は、 律傢 法 全 体 に 対 する 軽 べつをあらわすのであり、その 影挼 響捳 と 手 本 は 罪 に 味控 方 する<br />

ものであって、「 全 体 を 犯 したことになる」のである[ヤコブ 2:。<br />

神卡 の 戒儦 めを 軽 べつするために、サタンは 聖脩 書危 の 教卝 えを 曲儞 解卆 し、そうすることによって、<br />

聖脩 書危 を 信勼 ずると 告卪 白换 する 幾继 千収 もの 人 たちの 信勼 仰纝 に 誤儶 謬 を 混 ぜてきた。 真卢 理 と 誤儶 謬 の 最勞 後 の<br />

大 争拫 闘 は、 長 い 間 続勸 いてきた 神卡 の 律傢 法 に 関 する 論厱 争拫 の 最勞 後 の 戦勛 いにほかならない。われわ<br />

れは 今 や、この 戦勛 い、すなわち、 人 のおきてと 主勢 の 戒儦 めとの 間 の、また、 聖脩 書危 の 宗儲 教卝 と 作单<br />

り 話匋 や 言匟 い 伝捱 えの 宗儲 教卝 との 間 の、 戦勛 いに 入 っているのである。<br />

この 戦勛 いにおいて 真卢 理 と 正匁 義拣 に 対 抗 して 結医 束僓 する 勢厕 力 が、 今 活卹 発 に 働掴 いている。 苦 難挚<br />

と 血傔 の 大 きな 犠腻 牲繉 を 払掾 ってわれわれに 伝捱 えられてきた 聖脩 なる 神卡 のみ 言匟 葉挺 は、ほとんど 尊胛 重匤<br />

されていない。 聖脩 書危 はどんな 人 の 手 にも 入 るが、それを 真卢 に 人 生 の 道匠 しるべとして 受匃 け 入<br />

れる 人 は 少厮 ない。 不勘 信勼 仰纝 は 単 に 世匒 の 中 ばかりでなく、 教卝 会 内 にも 驚脚 くほど 広南 くゆきわたっ<br />

ている。 多匭 くの 人 は、キリスト 教卝 信勼 仰纝 の 支匣 柱兀 そのものになっている 教卝 理 を 否 定 するように<br />

さえなっている。<br />

霊绳 感厤 を 受匃 けた 記卌 者 たちによって 書危 かれている、 創傦 造挝 の 偉昖 大 な 事 実 、 人 類 の 堕秐 落叉 、 贖 い、<br />

神卡 の 律傢 法 の 永 遠 性勯 などの 大 真卢 理 が、 自 称胃 キリスト 教卝 界化 の 大 部 分 の 人 たちによって、 全 体 的<br />

に、あるいは 部 分 的 に 受匃 け 入 れられなくなっている。 知半 恵 と 自 主勢 性勯 を 誇縷 る 幾继 千収 もの 人 々が、<br />

聖脩 書危 に 絶傉 対 的 信勼 頼 を 置厒 くことを 弱傽 さの 証卨 拠 と 考卛 え、 聖脩 書危 の 揚胚 げ 足拒 を 取勚 ったり、 最勞 も 重匤 要勥 な<br />

真卢 理 を 抽纶 象拺 化 したり 言匟 い 抜掽 けたりすることを、 優历 れた 才纞 能印 や 学 識掟 の 証卨 拠 だと 思卩 っている。<br />

神卡 の 律傢 法 が 変厭 更 されたとか 廃 されたとかいうことを、 信勼 者 たちに 教卝 えている 牧肧 師 や、 学 生<br />

たちに 教卝 えている 教卝 授 、 教卝 師 が 多匭 い。そして、 律傢 法 の 要勥 求卍 がなお 有卻 効捓 であり、 字捐 義拣 通 りに<br />

従 わなければならないものであるとみなす 人 々は、 嘲 笑傷 と 侮贔 べつにしか 値捛 しないと 思卩 われ<br />

ている。<br />

人 々は 真卢 理 を 否 定 することによって、その 著兆 者 であ られる 神卡 を 否 定 している。 彼 らは<br />

神卡 の 律傢 法 を 踏 みつけることによって、 律傢 法 の 制勧 定 者 であられる 神卡 の 権勻 威胙 を 否 定 している。<br />

偽兖 りの 教卝 理 や 理 論厱 という 偶旦 像僕 を 刻傋 むことは、 木匓 や 石厈 の 偶旦 像僕 を 刻傋 むのと 同 じに 容卣 易 である。<br />

401


サタンは、 神卡 の 属傍 性勯 を 誤儶 り 伝捱 えることによって、 人 々に 神卡 についての 誤儶 った 品厍 性勯 を 想挹 像僕 さ<br />

せるのである。 多匭 くの 人 々にとって、 主勢 の 代 わりに 哲脼 学 的 偶旦 像僕 が 王掣 位匱 を 占 めている。 一 方 、<br />

み 言匟 葉挺 の 中 に、キリストの 中 に、そして 創傦 造挝 のみ 業 の 中 に 啓繡 示単 されている 生 ける 神卡 を 礼脊 拝旟<br />

する 人 は、 少厮 数包 にすぎない。 幾继 千収 もの 人 々は、 自 然掍 を 神卡 格卺 化 していながら、 自 然掍 の 神卡 を 否<br />

定 している。 形捊 こそ 違挆 うが、 偶旦 像僕 崇暒 拝旟 は、 今 日 のキリスト 教卝 界化 にも、 古挃 代 イスラエルのエ<br />

リヤの 時 代 にあったのと 同 じように 存掑 在厪 している。 自 ら 賢繞 人 と 称胃 する 多匭 くの 人 々、 哲脼 学 者 、<br />

詩纛 人 、 政 治匮 家匝 、ジャーナリストたちの 神卡 、 洗腂 練 された 上 流及 社 会 、 多匭 くの 大 学 、はては 幾继 つ<br />

かの 神卡 学 校厛 などの 神卡 も、フェニキヤの 太挲 陽傘 神卡 バアルとほとんど 変厭 わるところがない。<br />

キリスト 教卝 界化 で 受匃 け 入 れられている 誤儶 謬 ほど、 天拦 の 神卡 の 権勻 威胙 に 大 胆绺 に 打占 撃掐 を 与拜 えるも<br />

のはなく、また、 神卡 の 律傢 法 はもはや 人 間 を 拘縅 束僓 しないという、 急双 速捠 に 力 を 増匲 しつつある 近卐<br />

代 的 教卝 理 ほど、 理 性勯 の 命挻 令傂 に 真卢 っ 向匇 から 反卬 しており、 結医 果卵 の 有卻 害县 なものはない。どの 国 も<br />

みな 法 律傢 があって、これを 尊胛 重匤 しこれに 服傕 従 することが 要勥 求卍 される。 法 律傢 がなければ 政 府匕<br />

は 存掑 在厪 することができない。 天拦 地 の 創傦 造挝 主勢 に、 自 ら 造挝 られた 被挀 造挝 物匵 を 治匮 める 律傢 法 がないな<br />

どということが、 想挹 像僕 できるであろうか。 国 を 統拇 治匮 し、 市 民 の 権勻 利匏 を 擁繗 護厽 する 法 律傢 に、 従<br />

う 義拣 務勲 がないとか、 法 律傢 は 人 民 の 自 由厩 を 制勧 限拘 するからそれに 従 う 必厧 要勥 はないなどと、かり<br />

に 著兆 名匷 な 牧肧 師 たちが、 公勗 然掍 と 教卝 えるとしたらどうだろう。このような 人 たちはいつまで 講僂<br />

壇绵 に 立 つことを 許 されるだろうか。しかし 州拰 や 国 家匝 の 法 律傢 を 無叄 視拹 することは、あらゆる 政<br />

府匕 の 基匼 礎脔 であるこれらの 聖脩 なる 戒儦 めをふみにじるよりも 重匤 い 罪 科 であろうか。<br />

国 々がその 法 律傢 を 廃 し、 人 民 の 好捆 きかってにさせるということはあり 得千 ないが、まし<br />

て、 宇偩 宙脶 の 支匣 配括 者 なる 神卡 が、その 戒儦 めを 無叄 効捓 にし、 不勘 義拣 な 者 を 罪 に 定 め 従 う 者 を 義拣 とする<br />

規厶 準厜 なしにこの 世匒 を 放择 置厒 されるなどということは、 考卛 えられもしないことである。 神卡 の 律傢<br />

法 を 無叄 にした 結医 果卵 を 知半 りたいだろうか。その 実 験挧 は 試去 みられた。フランスにおいて、 無叄 神卡<br />

論厱 が 支匣 配括 的 な 勢厕 力 となった 時 に 演 じられた 光捄 景拲 は、 恐傁 るべきものであった。 神卡 が 課挜 せられ<br />

た 拘縅 束僓 を 投匐 げ 捨腇 てることは、 最勞 も 残拑 酷昰 な 暴偷 君 サタンの 支匣 配括 を 受匃 け 入 れることであるという<br />

ことが、そのとき 世匒 界化 に 証卨 明 された。 義拣 の 標 準厜 が 廃 される 時 に、 悪捰 の 君 がこの 地 上 に 権勻 力<br />

を 打占 ち 立 てる 道匠 が 開 かれる。<br />

神卡 の 戒儦 めが 拒兘 絶傉 されるところではどこでも、 罪 がもはやいまわしく 思卩 えなくなり、 義拣<br />

は 慕趩 わしいものではなくなる。 神卡 の 統拇 治匮 に 服傕 従 することを 拒兘 む 者 は、 自 らを 治匮 めるのに 全<br />

く 不勘 適 当勠 な 者 となる。 彼 らの 有卻 害县 な 教卝 えを 通 して、 不勘 従 順 の 精 神卡 が、もともと 支匣 配括 される<br />

ことを 喜 ばない 子 供挿 や 青捘 年 たちの 心升 に 植 え 付厏 けられ、 無叄 法 で 放择 縦脷 な 社 会 が 生 じる。 多匭 くの<br />

人 々は、 神卡 のご 要勥 求卍 に 従 う 人 たちの 信勼 心升 深捫 さを 嘲 笑傷 しながら、サタンの 惑 わしを 熱 心升 に 受匃<br />

け 入 れる。 彼 らは 欲僼 情午 をほしいままにし、かつて 異 教卝 徒傣 たちの 上 にさばきを 招偠 いた 罪 にふ<br />

ける。<br />

402


人 々に 神卡 の 戒儦 めを 軽 んじるように 教卝 えるものは、 不勘 従 順 の 種捶 をまき、 不勘 従 順 を 刈绚 り 入<br />

れる。 神卡 の 律傢 法 によって 課挜 せられている 拘縅 束僓 を 全 部 取勚 り 去掇 るならば、 人 間 の 法 律傢 もまもな<br />

く 無叄 視拹 されるであろう。 神卡 は 不勘 正匁 な 慣脹 習 、 貪 欲僼 、 虚縚 偽兖 、 詐縱 取勚 を 禁 じておられるので、 人 々<br />

は 自 分 たちが 世匒 俗晐 的 に 繁光 栄 する 道匠 の 障揃 害县 として、 神卡 の 戒儦 めをやすやすとふみにじる。しか<br />

し、これらの 戒儦 めを 追挵 い 払掾 った 結医 果卵 は、 彼 らの 予匨 期勡 しなかったものとなるであろう。もし<br />

法 律傢 に 拘縅 束僓 されないならば、 違挆 反卬 を 恐傁 れる 必厧 要勥 があろうか。 財拉 産勩 はもはや 安勣 全 ではなくな<br />

る。 人 々は 力 ずくで 隣胐 人 の 持匛 ち 物匵 を 手 に 入 れ、 最勞 も 強勮 い 者 が 最勞 も 富挛 める 者 になる。 生 命挻 そ<br />

のものが 尊胛 重匤 されなくなる。 結医 婚肶 の 誓绒 約 は、もはや 家匝 族 を 守捿 る 神卡 聖脩 なとりでとしての 用<br />

をなさなくなる。 力 を 持匛 っている 者 が、もし 望捬 むなら、 隣胐 人 の 妻像 を 腕肙 ずくで 取勚 るようにな<br />

る。 第匌 5 条厬 は 第匌 4 条厬 とともに 廃 される。 子 供挿 たちは、 親捧 の 生 命挻 を 取勚 ることで 自 分 の 堕秐 落叉<br />

した 心升 の 願傿 いを 達挾 成勱 できるならば、そうすることを 恐傁 れなくなる。 文卽 明 社 会 は 強勮 奪傤 者 、 暗肨<br />

殺掮 者 の 大 群儈 と 化 し、 平匊 和匄 、 休 息僢 、 幸 福厹 は 地 上 から 消拔 滅脛 してしまう。<br />

人 間 は 神卡 のご 要勥 求卍 に 従 うことから 解卆 放择 されているという 教卝 えが、すでに 道匠 徳 的 義拣 務勲 の<br />

力 を 弱傽 め、 世匒 に 不勘 法 の 水匍 門挋 を 開 いてしまった。 無叄 法 、 放择 蕩 、 堕秐 落叉 が、 押 し 寄 せる 潮脞 のよう<br />

に、われわれの 上 に 流及 れ 込匸 んできている。 家匝 庭僃 においてもサタンは 働掴 いている。サタンの<br />

旗充 は、キリスト 者 と 称胃 する 家匝 庭僃 にもひるがえっている。ねたみ、 中 傷偟 、 偽兖 善 、 不勘 和匄 、 競挂 争拫 、<br />

争拫 い、 聖脩 なる 信勼 頼 に 対 する 裏傈 切卲 り、 兜肉 欲僼 の 放择 縦脷 がある。 社 会 生 活卹 の 土拋 台卤 であり 骨儴 組匢 みであ<br />

る 宗儲 教卝 的 原募 則 と 教卝 理 の 全 体 系揀 が、ひとかたまりとなってよろめき、 今 にも 崩偼 壊傓 しそうに 見<br />

える。 凶晧 悪捰 きわまる 犯 罪 者 が、 投匐 獄晳 されたような 場 合 でも、 何挬 かうらやまれるほどの 手 柄兄<br />

を 立 てたかのように、 贈胞 り 物匵 を 受匃 けたり 注挅 目 を 集厦 めたりすることがしばしばある。 彼 らの<br />

性勯 格卺 と 犯 罪 行 為 が、 大 々 的 に 宣傪 伝捱 される。 新 聞挈 は 悪捰 徳 の 詳肠 細 を 報匔 道匠 し、こうして 他 の 人 々<br />

に、 詐縱 欺繏 や 強勮 奪傤 や 殺掮 人 を 行 うことを 教卝 え 込匸 む。<br />

そしてサタンは、 自 分 の 邪旇 悪捰 な 計匧 略傎 が 成勱 功僵 したことに 狂旆 喜 するのである。 悪捰 徳 の 蔓 延 、<br />

理 由厩 のない 残拑 忍旖 な 殺掮 傷偟 、あらゆる 種捶 類 あらゆる 程损 度 の 不勘 節儊 制勧 と 不勘 正匁 行 為 の 恐傁 るべき 増匲 加匎 を<br />

見 る 時 、 神卡 をおそれる 者 たちはみな 目 覚 めて、この 悪捰 の 潮脞 流及 をとどめるにはどうしたらよ<br />

いかを 考卛 えてみなければならない。 裁拍 判匯 所勰 は 腐纄 敗反 している。 支匣 配括 者 たちは 利匏 益捍 と 享 楽掱 を<br />

求卍 めて 行 動 している。 不勘 節儊 制勧 によって 多匭 くの 人 の 能印 力 がくもらされ、そのためサタンは 彼<br />

らをほとんど 完 全 に 支匣 配括 している。 法 曹易 界化 は 堕秐 落叉 し、 買挍 収厓 され、だまされている。 飲儍 酒儀 、<br />

歓脒 楽掱 、 欲僼 情午 、ねたみ、あらゆる 種捶 類 の 不勘 正匁 が、 為 政 者 たちの 中 に 現勶 れている。「 公勗 平匊 はう<br />

しろに 退挖 けられ、 正匁 義拣 ははるかに 立 つ」[イザヤ 59:。<br />

ローマの 主勢 権勻 下 にゆきわたった 不勘 法 と 霊绳 的 暗肨 黒 は、 教卝 会 が 聖脩 書危 を 抑 圧 したための 避 け<br />

られぬ 結医 果卵 であった。しかし、 宗儲 教卝 自 由厩 の 時 代 において 福厹 音 のあかあかとした 光捄 のもとで、<br />

不勘 信勼 仰纝 が 広南 がり、 神卡 の 律傢 法 が 退挖 けられ、その 結医 果卵 堕秐 落叉 が 生 じた 原募 因 は、どこに 見 いだされ<br />

るであろうか。サタンは、もはや 聖脩 書危 を 遠 ざけておくことによって 世匒 界化 を 支匣 配括 することが<br />

403


できなくなったので、 同 じ 目 的 を 達挾 成勱 するために 違挆 った 手 段掀 に 訴挰 えている。 聖脩 書危 に 対 する<br />

信勼 仰纝 を 破挐 壊傓 することは、 聖脩 書危 そのものを 破挐 壊傓 するのと 同 様捞 に 彼 の 目 的 に 役叓 立 つのである。<br />

神卡 の 律傢 法 はもはや 拘縅 束僓 力 がないという 信勼 仰纝 を 導拗 入 することによって、 彼 は、ちょうど 戒儦 め<br />

に 全 く 無叄 知半 である 場 合 と 同 じほど 効捓 果卵 的 に 人 々を 導拗 いて 罪 を 犯 させるのである。そしてサ<br />

タンは 現勶 在厪 も、 昔繕 の 時 代 と 同 様捞 に、 教卝 会 を 通 して 自 分 の 計匧 画厐 を 進勺 めようと 働掴 いている。 今<br />

日 の 宗儲 教卝 団卄 体 は、 聖脩 書危 の 中 に 明 白换 に 示単 されている 俗晐 受匃 けのしない 真卢 理 に 耳脥 を 傾傧 けようとし<br />

ない。そしてその 真卢 理 と 対 抗 するために、 懐斺 疑卧 論厱 の 種捶 を 広南 くまくことになった 解卆 釈脂 と 立 場<br />

を 採 用 した。<br />

彼 らは、 人 間 は 本 来勵 不勘 死拎 であって 死拎 後 も 意勪 識掟 があるというカトリック 教卝 の 誤儶 謬 に 固 執儨<br />

して、 心升 霊绳 術挘 の 惑 わしに 対 する 唯繴 一 の 防拌 備厵 を 拒兘 んできた。 永 遠 に 苦 しめられるという 教卝 え<br />

は、 多匭 くの 人 々に、 聖脩 書危 に 対 する 信勼 仰纝 を 失拽 わせた。そしてまた、 第匌 4 条厬 の 要勥 求卍 が 人 々に 示単<br />

される 時 、 第匌 7 日 安勣 息僢 日 の 遵穒 守捿 が 命挻 じられていることがわかる。すると 一 般 の 多匭 くの 教卝 師<br />

たちは、あまり 守捿 りたくない 義拣 務勲 から 逃偹 れる 唯繴 一 の 道匠 として、 神卡 の 律傢 法 はもはや 拘縅 束僓 力 を<br />

持匛 っていないと 宣傪 言匟 する。このようにして 彼 らは、 律傢 法 も 安勣 息僢 日 もともに 捨腇 て 去掇 るのであ<br />

る。 安勣 息僢 日 の 改匳 革挙 の 運卞 動 が 広南 がるにつれて、 第匌 4 条厬 の 要勥 求卍 を 無叄 効捓 にするため 神卡 の 律傢 法 を 退挖<br />

けることが、ほとんど 世匒 界化 的 になる。 宗儲 教卝 界化 の 指匦 導拗 者 たちの 教卝 えは、 不勘 信勼 仰纝 への 道匠 、 心升 霊绳<br />

術挘 への 道匠 、そして 神卡 の 律傢 法 に 対 する 軽 べつへの 道匠 を 開 いてきた。だから、 今 日 のキリスト<br />

教卝 界化 に 存掑 在厪 する 不勘 法 の 恐傁 るべき 責掅 任厃 は、これらの 指匦 導拗 者 たちにあるのである。<br />

ところがこの 階 層 の 人 たちは、 急双 速捠 に 広南 がっている 堕秐 落叉 は、 主勢 としていわゆる「キリ<br />

スト 教卝 的 安勣 息僢 日 」を 汚儢 すことにその 原募 因 があるのだから、 日 曜腵 日 遵穒 守捿 を 強勮 制勧 することが 社<br />

会 道匠 徳 を 大 いに 向匇 上 させるであろうと 主勢 張挗 する。この 主勢 張挗 が 特厣 に 強勮 調 されるのは、 真卢 の 安勣<br />

息僢 日 の 教卝 理 が 最勞 も 広南 く 宣傪 べ 伝捱 えられてきたアメリカにおいてである。アメリカにおいては、<br />

最勞 も 目 だった 重匤 要勥 な 道匠 徳 的 改匳 革挙 の 1 つである 禁 酒儀 禁 煙腥 運卞 動 が、しばしば 日 曜腵 日 遵穒 守捿 運卞 動 と<br />

結医 びつけられる。 日 曜腵 日 遵穒 守捿 運卞 動 の 主勢 張挗 者 たちは、 自 分 たちは 社 会 の 最勞 高 の 利匏 益捍 を 促傌 進勺 す<br />

るためにほねおっていると 称胃 し、 彼 らとの 協匞 力 を 拒兘 む 者 は、 禁 酒儀 禁 煙腥 運卞 動 と 改匳 革挙 の 敵育 であ<br />

ると 非 難挚 される。しかし、 誤儶 謬 を 助捉 長 する 運卞 動 が、それ 自 体 は 善 である 働掴 きと 結医 合 してい<br />

るからといって、その 誤儶 謬 を 支匣 持匛 してよいということにはならない。われわれは、 健掕 全 な<br />

食挱 物匵 にまぜることによって 毒兙 を 隠僸 すことはできても、それが 毒兙 であることには 変厭 わりない<br />

のである。それどころか、 毒兙 と 気勴 づかれないために、それだけいっそう 危捦 険叁 なものとな<br />

る。<br />

虚縚 偽兖 を、それをもっともらしく 見 えるようにさせるに 足拒 るだけの 真卢 理 と 結医 合 させるこ<br />

とが、サタンの 策北 略傎 の 1 つである。 日 曜腵 日 遵穒 守捿 運卞 動 の 指匦 導拗 者 たちは、 人 々が 必厧 要勥 としてい<br />

る 改匳 革挙 を 提卖 唱脆 し、 聖脩 書危 と 調 和匄 している 諸 原募 則 を 提卖 唱脆 するかもしれない。しかし、その 中 に、<br />

神卡 の 律傢 法 に 矛旁 盾绮 する 要勥 求卍 が 含捋 まれているかぎり、 主勢 のしもべたちは 彼 らと 手 をつなぐこと<br />

404


はできない。 彼 らが 神卡 の 戒儦 めを 捨腇 てて 人 間 の 戒儦 めを 置厒 いたことは、どんな 理 由厩 によっても<br />

正匁 当勠 化 できないのである。 サタンは、 霊绳 魂 不勘 滅脛 と 日 曜腵 日 の 神卡 聖脩 化 という 2 つの 重匤 大 な 誤儶<br />

りを 通 して、 人 々を 彼 の 欺繏 瞞 のもとに 引匂 き 入 れる。 前 者 は 心升 霊绳 術挘 の 基匼 礎脔 を 置厒 き、 後 者 はロ<br />

ーマとの 親捧 交卦 のきずなを 作单 り 出 す。 合 衆 国 の 新 教卝 徒傣 は、 率厾 先匪 して、 心升 霊绳 術挘 と 手 を 結医 ぶため<br />

に 淵绶 を 越掳 えて 手 を 差挽 しのべる。 彼 らはまた、ローマの 権勻 力 と 握儙 手 するために 深捫 淵绶 を 越掳 えて<br />

手 を 差挽 し 出 す。この 三勫 重匤 の 結医 合 による 勢厕 力 下 に、アメリカはローマの 例捁 にならって 良拖 心升 の<br />

権勻 利匏 をふみにじるのである。<br />

心升 霊绳 術挘 が 現勶 代 の 名匷 ばかりのキリスト 教卝 をますますそっくりまねるようになるにつれて、<br />

それは 人 々をだまし、わなにかけるのに、いっそう 大 きな 力 を 持匛 つようになる。サタン 自<br />

身拴 も、 近卐 代 的 な 形捊 態拟 に 応厸 じて 姿掋 を 変厭 える。 彼 は 光捄 の 天拦 使却 を 装 って 現勶 れる。 心升 霊绳 術挘 を 通 して<br />

奇纟 跡僡 が 行 われ、 病挶 人 はいやされ、 否 定 することのできない 多匭 くの 不勘 思卩 議 なことが 行 われる。<br />

そして 悪捰 霊绳 が 聖脩 書危 に 対 する 信勼 仰纝 を 告卪 白换 し、 教卝 会 の 諸 制勧 度 に 敬肭 意勪 をあらわすので、そうした<br />

霊绳 の 働掴 きは 神卡 の 力 の 現勶 れとして 受匃 け 入 れられる。<br />

現勶 在厪 は 自 称胃 キリスト 者 と 不勘 敬肭 虔 な 人 たちとの 間 の 区厅 別厌 がほとんどわからない。 教卝 会 員<br />

は 世匒 の 人 々が 愛 するものを 愛 し、すぐに 彼 らといっしょになるので、サタンはこの 人 たち<br />

を 一 体 として 結医 合 させ、すべての 人 を 心升 霊绳 術挘 の 味控 方 に 引匂 き 入 れることによって、 自 分 の 立<br />

場 を 強勮 化 しようと 決 意勪 している。カトリック 教卝 徒傣 は、 奇纟 跡僡 を 真卢 の 教卝 会 の 1 つの 確卾 証卨 として<br />

誇縷 っているので、 不勘 思卩 議 なことを 行 うこの 力 に 容卣 易 にだまされる。また 新 教卝 徒傣 も、 真卢 理 の<br />

たてを 投匐 げ 捨腇 ててしまったので、 同 じように 惑 わされるであろう。 旧 教卝 徒傣 、 新 教卝 徒傣 、それ<br />

に 世匒 俗晐 の 人 たちもみな 同 じように、 力 のない 形捊 だけの 敬肭 虔 を 受匃 け 入 れるであろう。そして<br />

彼 らはこの 合 同 の 中 に、 全 世匒 界化 を 改匳 心升 させるための 一 大 運卞 動 と、 長 く 待挊 ち 望捬 んでいた 福厹 千収<br />

年 期勡 の 先匪 触僾 れを 認卉 めるのである。<br />

サタンは 心升 霊绳 術挘 を 通 して 人 々の 病挶 気勴 をいやし、もっと 高 尚縎 な 新 しい 信勼 仰纝 を 提卖 供挿 すると<br />

称胃 して、 人 類 の 恩繥 人 のように 見 せかける。だが 同 時 に 彼 は 破挐 壊傓 者 として 働掴 く。 彼 の 誘儬 惑 は<br />

多匭 くの 人 々を 破挐 滅脛 に 導拗 く。 不勘 節儊 制勧 が 理 性勯 を 王掣 座 から 追挵 い 出 し、 兜肉 欲僼 の 放择 縦脷 、 争拫 い、 流及 血傔 が<br />

続勸 く。サタンは 戦勛 争拫 を 喜 ぶ。なぜなら 戦勛 争拫 は、 魂 の 最勞 悪捰 の 激 情午 をかきたて、 悪捰 と 流及 血傔 に 染偦<br />

まった 犠腻 牲繉 者 たちを 永 遠 に 葬繙 り 去掇 ってしまうからである。 国 々が 互僆 いに 戦勛 争拫 を 起招 こすよう<br />

に 煽 動 するのがサタンの 目 的 である。なぜなら、そうすることによって 人 々の 心升 を、 神卡 の<br />

日 に 立 つ 備厵 えの 働掴 きからそらすことができ るからである。<br />

サタンはまた、 備厵 えのできていない 魂 を 自 分 の 収厓 穫 として 取勚 り 入 れるために、 自 然掍 力<br />

を 通 しても 働掴 く。 彼 は 自 然掍 の 実 験挧 室掂 の 秘兕 密偾 を 研挣 究捨 してきたので、 神卡 が 許 される 範儤 囲 内 で 自<br />

然掍 を 支匣 配括 するため 全 力 を 用 いる。 彼 がヨブを 試去 みることを 許 された 時 、どんなに 速捠 やかに、<br />

家匝 畜昸 の 群儈 れやしもべたちや 家匝 や 子 供挿 たちが 取勚 り 去掇 られ、またたく 間 に 事 件卅 があいついで 起招<br />

こったことだろう。 被挀 造挝 物匵 を 保 護厽 し、 破挐 壊傓 者 の 力 から 守捿 られるのは 神卡 である。しかし、<br />

405


キリスト 教卝 界化 が 主勢 の 律傢 法 をないがしろにしてきたため、 主勢 は、なすと 仰纝 せになったことを<br />

そのとおりなさるであろう。すなわち、 主勢 は 地 上 から 祝腛 福厹 を 取勚 り 去掇 り、 神卡 の 律傢 法 に 反卬 逆 し<br />

ている 者 たち、また 人 にそうするように 教卝 えたり 強勮 制勧 したりしている 者 たちから、 保 護厽 の<br />

み 手 を 取勚 り 除揄 かれるであろう。<br />

サタンは、 神卡 が 特厣 に 保 護厽 されないすべての 者 に 対 する 支匣 配括 力 を 持匛 っている。 彼 は、 自<br />

分 のたくらみを 押 し 進勺 めるために、ある 者 たちには 恩繥 恵 と 繁光 栄 を 与拜 える。そして、 他 の 者<br />

たちには 災 いをもたらして、 人 々に、 彼 らを 悩肘 ませているのは 神卡 だと 信勼 じさせようとす<br />

る。<br />

サタンは 人 々に 対 し、あらゆる 病挶 気勴 をいやすことのできる 偉昖 大 な 医挨 師 のようにみせか<br />

けながら、 他 方 では 病挶 気勴 や 災 害县 を 生 じさせ、ついには 人 口卶 の 多匭 い 都匙 市 が 破挐 滅脛 して 荒僚 廃 する。<br />

彼 は 今 も 活卹 動 している。 海匈 や 陸 における 事 故採 や 災 害县 、 大 火 災 、 激 しい 突 風掵 、すさまじい<br />

降 雹 、あらし、 洪斬 水匍 、たつまき、 津捾 波 、 地 震傹 など、あらゆる 場 所勰 に 幾继 多匭 の 形捊 でサタンは 力<br />

をふるっている。 彼 は 取勚 り 入 れまぎわの 収厓 穫 を 全 滅脛 させ、ききんと 困傮 窮晦 を 引匂 き 起招 こす。 彼<br />

は 空参 気勴 を 恐傁 るべき 病挶 毒兙 で 汚儢 染偦 させ、 幾继 千収 人 もの 人 が 悪捰 疫晒 で 死拎 ぬ。これらのできごとはます<br />

ますひんぱんになり、 悲胳 惨绨 なものになる。 破挐 滅脛 は 人 間 にも、 動 物匵 にもおよぶ。「 地 は 悲胳 し<br />

み、 衰斠 え、…… 天拦 も 地 と 共厗 にしおれはてる。 地 はその 住卫 む 民 の 下 に 汚儢 された。これは 彼 ら<br />

が 律傢 法 にそむき、 定 めを 犯 し、とこしえの 契 約 を 破挐 ったからだ」[イザヤ 24:4、。<br />

しかもこの 大 欺繏 瞞 者 サタンは、 神卡 に 仕捸 える 者 たちがこれらの 災 害县 を 引匂 き 起招 こしている<br />

のだと、 人 々に 説拿 く。 天拦 の 神卡 の 不勘 興掰 を 引匂 き 起招 こしてきた 人 たちは、すべての 災 いを、 神卡 の<br />

戒儦 めに 服傕 従 することによって 絶傉 えず 違挆 反卬 者 たちへの 譴 責掅 となっている 人 たちのせいにする。<br />

日 曜腵 安勣 息僢 日 を 犯 すことは 神卡 を 怒腹 らせることであり、この 罪 が 災 害县 をもたらすのであって、<br />

それは 日 曜腵 日 遵穒 守捿 がきびしく 実 施厇 されねばやまない、と 宣傪 言匟 される。また、 第匌 4 条厬 の 要勥 求卍<br />

を 主勢 張挗 して 日 曜腵 日 尊胛 重匤 を 傷偟 つける 者 は 民 を 悩肘 ます 者 であって、 神卡 の 恩繥 寵 とこの 世匒 における<br />

繁光 栄 とを 妨绋 げている、と 宣傪 言匟 される。このようにして、 昔繕 神卡 のしもべに 向匇 けられた 非 難挚 が、<br />

同 じようにもっともらしい 理 由厩 のもとにくり 返拮 される。「アハブはエリヤを 見 たとき、 彼<br />

に 言匟 った、『イスラエルを 悩肘 ます 者 よ、あなたはここにいるのですか。』 彼 は 答掬 えた、<br />

『わたしがイスラエルを 悩肘 ますのではありません。あなたと、あなたの 父 の 家匝 が 悩肘 ました<br />

のです。あなたがたが 主勢 の 命挻 令傂 を 捨腇 て、バアルに 従 ったためです』」[ 列偱 王掣 紀 上 18:17、。<br />

民 衆 の 怒腹 りは 偽兖 りの 非 難挚 によってかきたてられるので、 彼 らは 神卡 の 使却 者 たちに 対 して、 背<br />

信勼 のイスラエルがエリヤに 対 してとったのと 同 じような 態拟 度 をとるであろう。<br />

心升 霊绳 術挘 を 通 して 現勶 される 奇纟 跡僡 の 力 は、 人 間 に 従 うよりは 神卡 に 従 うことを 選 ぶ 人 たちに<br />

不勘 利匏 な 影挼 響捳 を 与拜 える。いろいろな 霊绳 からの 伝捱 達挾 は、 神卡 は 日 曜腵 日 を 拒兘 絶傉 する 者 たちにそのま<br />

ちがいを 悟縖 らせるために 自 分 たちを 送拡 られたのだと 宣傪 言匟 し、 国 家匝 の 法 律傢 は 神卡 の 律傢 法 と 同 様捞<br />

に 遵穒 守捿 しなければならないと 断友 言匟 する。 霊绳 たちはまた、 世匒 の 中 が 非 常拤 に 悪捰 くなったことを<br />

406


嘆昍 き、 道匠 徳 的 に 堕秐 落叉 している 状叔 態拟 は 日 曜腵 日 の 冒纍 涜穬 に 原募 因 があるという 宗儲 教卝 家匝 たちの 証卨 言匟 を<br />

支匣 持匛 する。 彼 らのあかしを 信勼 じようとしないすべての 者 に 対 して、ますます 激 しい 怒腹 りが<br />

引匂 き 起招 こされる。<br />

サタンが 神卡 の 民 との 最勞 後 の 大 争拫 闘 に 用 いる 手 段掀 は、 天拦 において 大 争拫 闘 を 開 始卿 した 時 に<br />

用 いたものと 同 じである。 彼 は 神卡 の 統拇 治匮 の 安勣 定 を 推掙 進勺 しようとしているのだと 公勗 言匟 しなが<br />

ら、 一 方 においてはこれを 転厷 覆繆 するためにひそかにあらゆる 努 力 を 傾傧 けた。そして 自 分<br />

が 達挾 成勱 しようとこのように 努 力 している 働掴 きを、 忠儮 実 な 天拦 使却 たちのせいにした。 同 じよう<br />

な 欺繏 瞞 の 手 段掀 が、ローマ 教卝 会 の 歴偡 史 の 特厣 徴僦 であった。 天拦 の 神卡 の 代 理 者 として 行 動 している<br />

と 公勗 言匟 しながら、 自 らを 神卡 の 上 に 置厒 き、 神卡 の 律傢 法 を 変厭 えようと 望捬 んだ。ローマの 支匣 配括 下 に<br />

あって、 福厹 音 に 対 して 忠儮 誠肬 であったために 死拎 刑傃 にされた 人 たちは、 悪捰 を 行 う 者 と 宣傪 言匟 され、<br />

サタンの 味控 方 とののしられた。そして 彼 らに 非 難挚 を 浴脓 びせ、 人 々にも 彼 ら 自 身拴 にも 最勞 悪捰 の<br />

犯 罪 人 と 思卩 わせるために、あらゆる 手 段掀 がとられた。 今 も 同 じである。サタンは、 神卡 の 戒儦<br />

めを 守捿 る 者 たちを 滅脛 ぼそうとする 一 方 では、この 人 たちが 律傢 法 の 違挆 反卬 者 として、また 神卡 を<br />

汚儢 し 世匒 にさばきを 招偠 く 者 として 非 難挚 されるように 計匧 る。<br />

神卡 は 決 して 意勪 志 や 良拖 心升 を 強勮 制勧 されない。しかし、 他 の 方 法 で 誘儬 惑 できない 者 を 自 分 の<br />

自 由厩 にしようとするサタンの 常拤 套 手 段掀 は、 残拑 酷昰 な 強勮 制勧 である。サタンは、 脅肺 迫 と 強勮 制勧 によ<br />

って 良拖 心升 を 支匣 配括 し、 自 分 に 服傕 従 させようと 努 める。それを 実 現勶 するためには、 宗儲 教卝 と 政 治匮<br />

の 当勠 局拈 を 通 じて 働掴 き、 神卡 の 律傢 法 に 反卬 抗 して 人 間 の 法 律傢 を 強勮 制勧 するよう 働掴 きかける。<br />

聖脩 書危 の 安勣 息僢 日 をあがめる 者 は、 法 と 秩膈 序胺 の 敵育 であり、 社 会 の 道匠 徳 的 抑 制勧 を 破挐 り、 無叄 政<br />

府匕 と 堕秐 落叉 とを 引匂 き 起招 こし、 神卡 のさばきを 地 上 に 招偠 く 者 であるといって 攻 撃掐 される。 彼 らの<br />

良拖 心升 的 な 信勼 念挡 は、 強勮 情午 、 頑繷 迷偧 、 権勻 威胙 に 対 する 侮贔 べつであると 宣傪 告卪 される。 彼 らは 政 府匕 に 対<br />

して 忠儮 誠肬 を 尽能 くさないといって 告卪 発 される。 神卡 の 律傢 法 への 義拣 務勲 を 否 定 する 牧肧 師 たちは、 国<br />

家匝 の 権勻 威胙 に 服傕 従 する 義拣 務勲 は 神卡 によって 定 められたものであると 講僂 壇绵 から 主勢 張挗 する。 立 法 府匕<br />

や 裁拍 判匯 所勰 においては、 神卡 の 戒儦 めを 守捿 る 者 たちについて 虚縚 偽兖 の 訴挰 えがなされ、 有卻 罪 の 宣傪 告卪 が<br />

くだされる。 彼 らの 言匟 葉挺 は 誤儶 って 解卆 釈脂 され、 彼 らの 動 機務 は 最勞 も 悪捰 質拾 なものに 作单 りあげられ<br />

る。<br />

プロテスタントの 諸 教卝 会 が、 神卡 の 律傢 法 を 擁繗 護厽 している 明 白换 な 聖脩 書危 の 論厱 拠 を 退挖 ける 時 、<br />

彼 らは、 聖脩 書危 によっては 覆繆 すことのできないような 信勼 仰纝 を 持匛 った 人 々を、 沈腉 黙縹 させたいと<br />

望捬 むであろう。 彼 らは 目 をおおって 事 実 を 見 ようとしないが、 実 は、 彼 らはほとんどのキ<br />

リスト 教卝 界化 が 行 っていること、つまり 法 王掣 教卝 の 安勣 息僢 日 の 要勥 求卍 を 認卉 めることを、 良拖 心升 的 に 拒兘<br />

否 する 人 々を 迫 害县 するようになる 道匠 を 選 びつつあるのである。<br />

教卝 会 と 国 家匝 の 高 官厑 たちは、すべての 階 級揁 の 人 々に 日 曜腵 日 を 尊胛 重匤 させるために、 結医 束僓 し<br />

て 買挍 収厓 や 説拿 得千 や 強勮 制勧 を 行 うであろう。 神卡 の 権勻 威胙 の 欠 如绲 は、 圧 制勧 的 な 法 令傂 によって 補拙 われる。<br />

407


政 治匮 的 腐纄 敗反 は、 正匁 義拣 を 愛 し 真卢 理 を 尊胛 ぶ 思卩 いを 破挐 壊傓 しつつある。そして 自 由厩 の 国 アメリカに<br />

おいてさえ、 為 政 者 や 議 員 たちは 民 衆 の 歓脒 心升 を 買挍 うために、 日 曜腵 日 遵穒 守捿 を 強勮 制勧 する 法 律傢 を<br />

求卍 める 大 衆 の 要勥 求卍 に 屈縿 服傕 する。 非 常拤 に 大 きな 犠腻 牲繉 を 払掾 って 得千 られた 良拖 心升 の 自 由厩 は、もはや<br />

尊胛 重匤 されなくなる。まもなく 起招 ころうとしている 争拫 闘 において、われわれは 預 言匟 者 の 言匟 葉挺<br />

の 成勱 就 を 見 るのである。「 龍僞 は、 女匩 に 対 して 怒腹 りを 発 し、 女匩 の 残拑 りの 子 ら、すなわち、 神卡<br />

の 戒儦 めを 守捿 り、イエスのあかしを 持匛 っている 者 たちに 対 して、 戦勛 いをいどむために、 出 て<br />

行 った」[ 黙縹 示単 録捎 12:。<br />

408


第匌 37 章 ただ 1 つの 牙 城 —— 聖 書危<br />

「ただ 律傢 法 [おきて]と 証卨 詞旅 [あかし]とを 求卍 むべし、 彼 らの 言匟 うところこの 言匟 にかなわず<br />

ば 晨 光捄 [しののめ]あらじ」[イザヤ 8:20・ 文卽 語指 訳胲 ]。 神卡 の 民 には、 偽兖 りの 教卝 師 の 感厤 化 と 暗肨<br />

黒 の 霊绳 の 欺繏 瞞 的 な 力 に 対 する 防拌 壁儿 として、 聖脩 書危 がさし 示単 されている。サタンは、 人 が 聖脩 書危<br />

の 知半 識掟 を 得千 るのを 妨绋 げるためにはあらゆる 手 段掀 を 用 いる。なぜなら 聖脩 書危 の 明 白换 な 言匟 葉挺 は 彼<br />

の 欺繏 瞞 を 暴偷 露腒 するからである。 神卡 の 働掴 きが 復挴 興掰 されるたびに 悪捰 の 君 は 奮绝 起招 していっそう 激<br />

しく 働掴 く。 彼 は 今 やキリストとその 信勼 徒傣 たちに 対 する 最勞 後 の 闘 争拫 に 最勞 大 の 努 力 を 傾傧 けて<br />

いる。まもなく 最勞 後 の 大 いなる 欺繏 瞞 がわれわれの 前 に 展捯 開 されようとしている。 反卬 キリス<br />

トがわれわれの 目 の 前 で 驚脚 くべき 業 を 行 うのである。 偽兖 物匵 があまりにも 本 物匵 によく 似胤 てい<br />

るために、 聖脩 書危 による 以匆 外勭 には 両厥 者 の 見 分 けは 不勘 可參 能印 である。すべての 言匟 説拿 や 奇纟 跡僡 は、 聖脩<br />

書危 のあかしによって 吟 味控 されなければならない。<br />

神卡 の 戒儦 めのすべてに 従 おうと 努 力 する 者 は、 反卬 対 と 嘲 笑傷 にあうであろう。 彼 らは 神卡 の<br />

うちにある 時 にのみ 立 つことができる。 彼 らは 目 の 前 にある 試去 練 に 耐脾 えるためには、み 言匟<br />

葉挺 の 中 に 示単 されている 神卡 のみこころを 理 解卆 しなければならない。 彼 らは、 神卡 のご 品厍 性勯 、 統拇<br />

治匮 、 御 目 的 について 正匁 しい 理 解卆 を 持匛 ち、それに 従 って 行 動 する 時 にのみ、 神卡 をあがめるこ<br />

とができる。 聖脩 書危 の 真卢 理 によって 心升 を 堅儕 固 にした 人 たち 以匆 外勭 には、だれも 最勞 後 の 大 争拫 闘 に<br />

耐脾 え 抜掽 くことはできない。わたしは 人 に 従 うより 神卡 に 従 うべきかという 鋭繾 い 質拾 問勬 が、 一 人<br />

一 人 に 臨 むであろう。その 決 定 の 時 は 今 目 の 前 に 迫 っている。われわれの 足拒 は、 変厭 わるこ<br />

とのない 神卡 のみ 言匟 葉挺 という 岩 の 上 に、しっかり 立 っているだろうか。われわれは、 神卡 の 戒儦<br />

めとイエスを 信勼 じる 信勼 仰纝 をとりでとして、 堅儕 く 立 つ 用 意勪 ができているだろうか。<br />

救 い 主勢 は 十厝 字捐 架繳 におかかりになる 前 に、 弟胱 子 たちに、ご 自 分 が 殺掮 され、 墓斳 からよみが<br />

えられることを 説拿 明 された。そして 天拦 使却 たちがその 場 にいて、 主勢 のみ 言匟 葉挺 を 頭挓 と 心升 に 深捫 く<br />

印偝 象拺 づけた。しかし、 弟胱 子 たちは、この 世匒 においてローマのくびきから 解卆 放择 されることを<br />

期勡 待挊 していたので、 彼 らの 望捬 みの 中 心升 である 主勢 が 不勘 名匷 誉縃 な 死拎 を 受匃 けられなければならない<br />

という 思卩 いに 耐脾 えられなかった。 彼 らが 覚 えていなければならなかったみ 言匟 葉挺 は、その 心升<br />

から 消拔 えさり、 試去 練 の 時 がやって 来勵 た 時 には 備厵 えができていなかった。イエスの 死拎 は、ま<br />

るで 主勢 がなんの 予匨 告卪 もしておられなかったかのように、 彼 らの 望捬 みを 徹僿 底 的 に 打占 ち 砕 いた<br />

のであった。キリストのみ 言匟 葉挺 によって 弟胱 子 たちに 将 来勵 がはっきり 示単 されていたように、<br />

われわれにも 将 来勵 のことが 預 言匟 の 中 にはっきり 示単 されている。 恩繥 恵 期勡 間 の 終厖 わりに 関 係厂 の<br />

あるできごとと、 悩肘 みの 時 のために 備厵 える 働掴 きとが、はっきり 示単 されている。しかし 多匭 く<br />

の 人 々は、 全 然掍 啓繡 示単 を 受匃 けなかったかのように、これらの 重匤 要勥 な 真卢 理 を 理 解卆 していない。<br />

サタンは、 彼 らに 救 いに 至儖 る 知半 恵 を 与拜 えるような 感厤 化 をことごとく 奪傤 い 去掇 ろうとうかがっ<br />

ているので、 彼 らは 悩肘 みの 時 に 備厵 えができていない。<br />

409


非 常拤 に 重匤 大 であるために、 中 空参 を 飛 ぶ 聖脩 天拦 使却 たちによって 宣傪 べ 伝捱 えられたと 表勖 現勶 され<br />

ているほど 重匤 要勥 な 警厺 告卪 を、 神卡 が 人 々にお 送拡 りになる 時 、 神卡 は 理 性勯 を 持匛 つ 者 がすべてこのメ<br />

ッセージに 耳脥 を 傾傧 けるように 求卍 めておられる。 獣 とその 像僕 を 拝旟 むことに 対 して 宣傪 告卪 されて<br />

いる 恐傁 るべきさばき[ 黙縹 示単 録捎 14:9~11 参厴 照儠 ]について 知半 る 時 、だれでもみな、 獣 の 印偝 と<br />

は 何挬 か、それを 受匃 けないようにするにはどうすればよいかということを 学 ぶために、 熱 心升<br />

に 預 言匟 を 研挣 究捨 するようになるはずである。しかし 大 部 分 の 人 々は、 真卢 理 を 聞挈 くことから 耳脥<br />

をそらし、 作单 り 話匋 へと 向匇 かってしまう。 使却 徒傣 パウロは 終厖 末拢 の 時 代 を 予匨 見 して、「 人 々が 健掕<br />

全 な 教卝 に 耐脾 えられなくな」ると 言匟 明 した[Ⅱテモテ 4:。その 時 がちょうど 到肑 来勵 している。<br />

多匭 くの 人 々は 聖脩 書危 の 真卢 理 を 好捆 まない。なぜなら 真卢 理 は、 罪 深捫 い、 世匒 を 愛 する 心升 の 欲僼 望捬 を、<br />

妨绋 げるからである。そしてサタンは、 彼 らの 好捆 む 偽兖 りを 提卖 供挿 するのである。<br />

しかし 神卡 はこの 地 上 に、 聖脩 書危 、そしてただ 聖脩 書危 だけをすべての 教卝 理 の 基匼 準厜 、すべての<br />

改匳 革挙 の 基匼 礎脔 として 保 持匛 する 1 つの 民 を、お 持匛 ちになるであろう。 学 識掟 者 の 意勪 見 、 科 学 の 推掙<br />

論厱 、 教卝 会 会 議 の 定 めた 信勼 条厬 や 決 議 [これらは、 教卝 会 の 数包 が 多匭 くてその 主勢 張挗 も 違挆 うように、<br />

おびただしい 数包 にのぼって 内 容卣 も 千収 差挽 万勦 別厌 である]、 大 衆 の 声拨 、——これらのうちの 1 つ<br />

であれ 全 部 であれ、それをもって 信勼 仰纝 上 の 事 柄兄 に 関 する 賛僮 否 の 根捏 拠 と 見 なしてはならない。<br />

どんな 教卝 理 や 戒儦 めでも、それを 受匃 け 入 れる 前 に、「 主勢 はこう 言匟 われる」という 明 日 な 事 実<br />

をその 裏傈 づけとして 要勥 求卍 すべきである。<br />

サタンはいつも、 神卡 の 代 わりに 人 間 に 注挅 意勪 を 向匇 けさせようと 努 力 している。 彼 は、 人<br />

々が 自 分 で 聖脩 書危 を 探僙 って 自 分 の 義拣 務勲 を 学 ばないで、 監叆 督挠 や 牧肧 師 や 神卡 学 者 を 案匽 内 者 とする<br />

ように 導拗 く。そうする 時 に、サタンはこれらの 指匦 導拗 者 たちの 心升 を 支匣 配括 することによって、<br />

大 衆 を 意勪 のままに 感厤 化 することができるのである。<br />

キリストがいのちのみ 言匟 葉挺 を 語指 りにこられた 時 、 一 般 の 人 々は 喜 んでそれを 聞挈 いた。<br />

そして 多匭 くの 者 が、 祭脫 司 や 役叓 人 たちでさえ、 主勢 の 言匟 われることを 信勼 じた。しかし、 祭脫 司 長<br />

と 民 の 有卻 力 者 たちは、キリストの 教卝 えを 非 難挚 し 否 認卉 することを 決 心升 していた。 彼 らは、キ<br />

リストに 対 する 言匟 いがかりを 見 つけようとする 努 力 がことごとく 失拽 敗反 し、キリストの 言匟 葉挺<br />

に 伴僀 う 神卡 の 力 と 知半 恵 の 感厤 化 を 感厤 じないではいられなかったにもかかわらず、なお 自 分 自 身拴<br />

の 偏旌 見 の 中 に 閉僔 じこもった。 彼 らは、キリストの 弟胱 子 にならないではいられなくなること<br />

をおそれて、キリストがメシヤであることの 最勞 も 明 白换 な 証卨 拠 を 退挖 けた。これらイエスの 反卬<br />

対 者 たちは、 人 々が 子 供挿 の 時 から 尊胛 敬肭 するように 教卝 えられ、 彼 らの 権勻 威胙 には 絶傉 対 に 従 うよ<br />

うに 習 慣脹 づけられていた、その 者 たちであった。 人 々は、「なぜわれわれの 役叓 人 たちや 学<br />

者 たちはイエスを 信勼 じないのだろうか。もしこの 人 がキリストであるなら、こうした 敬肭 虔<br />

な 人 たちがこの 人 を 受匃 け 入 れないことがあろうか」と 問勬 うた。ユダヤ 民 族 に 彼 らの 贖 い 主勢<br />

を 拒兘 否 させたのは、このような 教卝 師 たちの 影挼 響捳 であった。 これらの 祭脫 司 や 役叓 人 たちを 動<br />

かした 精 神卡 は、 今 日 もなお、 深捫 い 敬肭 虔 を 表勖 明 する 多匭 くの 人 々に 見 られる。 彼 らは、 今 の 時<br />

410


代 のための 特厣 別厌 な 真卢 理 について、 聖脩 書危 のあかしを 調 べることを 拒兘 んでいる。 彼 らは 自 分 た<br />

ちが 多匭 数包 であることや、 富挛 や、 人 気勴 を 指匦 摘 し、 真卢 理 の 擁繗 護厽 者 に 対 しては、 世匒 からかけ 離掤 れ<br />

た 信勼 仰纝 を 持匛 つ 少厮 数包 、 貧縏 困傮 、 不勘 人 気勴 な 者 として、 軽 べつの 目 で 見 るのである。<br />

キリストは、 学 者 やパリサイ 人 たちがほしいままにした、 権勻 力 の 不勘 当勠 な 掌晽 握儙 が、ユダ<br />

ヤ 人 の 離掤 散偶 をもって 終厖 わるのではないことを 予匨 見 された。キリストは、 人 間 の 権勻 威胙 があが<br />

められて 良拖 心升 を 支匣 配括 し、それが 各厰 時 代 の 教卝 会 にとって 恐傁 るべき 災 いになることを、 預 言匟 の<br />

眼繿 をもってごらんになった。そして 学 者 やパリサイ 人 に 対 して 向匇 けられた 彼 の 恐傁 るべき 非<br />

難挚 や、 盲 目 的 な 指匦 導拗 者 に 追挵 従 しないようにとの 民 たちに 対 する 彼 の 警厺 告卪 は、 後 の 時 代 に 対<br />

する 訓肢 戒儦 として 記卌 録捎 に 残拑 された。<br />

ローマ 教卝 会 は 聖脩 書危 を 解卆 釈脂 する 権勻 利匏 を、 聖脩 職厯 者 のものとして 保 留 している。 神卡 の 言匟 葉挺 は、<br />

聖脩 職厯 者 だけが 説拿 明 することができるという 理 由厩 のもとに、 一 般 の 人 々には 与拜 えられていな<br />

い。 宗儲 教卝 改匳 革挙 によって 聖脩 書危 は 万勦 人 のものとなったが、ローマが 主勢 張挗 したのと 全 く 同 じ 原募 則<br />

が、プロテスタント 諸 教卝 会 の 多匭 くの 人 々が 自 分 で 聖脩 書危 を 探僙 究捨 するのを 妨绋 げている。 彼 らは、<br />

教卝 会 によって 解卆 釈脂 されたものとして 聖脩 書危 の 教卝 えを 受匃 け 入 れるように 教卝 えられる。そのため<br />

に、どんなに 聖脩 書危 の 中 にはっきり 示単 されていても、 自 分 たちの 信勼 条厬 に 反卬 するものや、 自 分<br />

たちの 教卝 会 によって 確卾 立 されている 教卝 えに 反卬 するものは、あえて 受匃 け 入 れようとしない 人<br />

々が 何挬 千収 といるのである。<br />

聖脩 書危 には 偽兖 教卝 師 に 対 する 警厺 告卪 が 満掫 ちているにもかかわらず、 多匭 くの 人 たちはこのよう<br />

にしてすぐに 自 分 たちの 魂 を 牧肧 師 に 預 けてしまう。 今 日 、 信勼 仰纝 を 告卪 白换 する 幾继 千収 の 人 たちは、<br />

牧肧 師 からそう 教卝 えられたということ 以匆 外勭 には、 自 分 の 信勼 じる 信勼 仰纝 の 要勥 点勷 について 理 由厩 を 説拿<br />

明 することができない。 彼 らは 救 い 主勢 の 教卝 えにほとんど 注挅 意勪 を 払掾 わず、 牧肧 師 たちの 言匟 葉挺 に<br />

全 面卥 的 な 信勼 頼 を 置厒 いている。<br />

しかし、 牧肧 師 は 絶傉 対 に 誤儶 りを 犯 さない 者 であろうか。われわれは、 彼 らが 光捄 を 掲傲 げる<br />

者 であるということを、 神卡 のみ 言匟 葉挺 によって 知半 らないかぎり、 自 分 の 魂 を 彼 らの 指匦 導拗 にゆ<br />

だねることがどうしてできようか。 世匒 の 踏 みならされた 道匠 から 踏 み 出 す 精 神卡 的 な 勇腅 気勴 が 欠<br />

けているため、 多匭 くの 人 々は 学 識掟 者 の 道匠 に 従 い、 自 ら 調 べるのに 無叄 精 であるため、 絶傉 望捬 的<br />

なまでに 誤儶 謬 の 鎖肽 につながれている。 彼 らは、 今 の 時 代 のための 真卢 理 が 聖脩 書危 の 中 に 明 白换 に<br />

示単 されていることを 認卉 め、み 言匟 葉挺 に 伴僀 う 聖脩 霊绳 の 力 を 感厤 じていながら、 牧肧 師 たちに 反卬 対 され<br />

るままに 光捄 にそむいてしまう。 理 性勯 と 良拖 心升 では 確卾 信勼 していながら、これらの 欺繏 かれた 人 た<br />

ちは、あえて 牧肧 師 と 違挆 った 考卛 え 方 をしようとしないで、 自 分 自 身拴 の 判匯 断友 と、 自 分 たちの<br />

永 遠 の 利匏 益捍 を、 他 人 の 不勘 信勼 仰纝 や 誇縷 りや 偏旌 見 の 犠腻 牲繉 にしてしまうのである。<br />

サタンが 人 間 の 影挼 響捳 力 を 通 してとりこを 縛旸 りつけようと 働掴 く 方 法 は、たくさんある。<br />

サタンは、 愛 情午 という 絹 ひもで、 多匭 くの 人 々をキリストの 十厝 字捐 架繳 の 反卬 対 者 たちに 結医 びつけ<br />

411


ることによって、 彼 らを 自 分 の 側卷 に 確卾 保 する。この 愛 着挄 が 親捧 子 の 間 であろうと、 夫挕 婦偫 の 間<br />

であろうと、 社 交卦 的 なものであろうと、 結医 果卵 は 同 じである。 真卢 理 の 反卬 対 者 たちが 良拖 心升 を 支匣<br />

配括 しようと 影挼 響捳 力 を 及 ぼすので、 彼 らの 支匣 配括 下 に 捕 らえられている 魂 は、 義拣 務勲 に 関 する 自<br />

分 自 身拴 の 確卾 信勼 に 従 うだけの 勇腅 気勴 や 独捌 立 心升 をもっていない。<br />

真卢 理 と 神卡 の 栄 光捄 とは、 切卲 り 離掤 すことができない。われわれは、 手 近卐 に 聖脩 書危 を 持匛 ってい<br />

ながら、 誤儶 った 見 解卆 をもって 神卡 をあがめることはできない。 多匭 くの 人 々は、 生 活卹 さえ 正匁 し<br />

ければ、 何挬 を 信勼 じているかは 問勬 題匑 ではないと 主勢 張挗 する。しかし 生 活卹 は 信勼 仰纝 によって 形捊 造挝 ら<br />

れる。 光捄 と 真卢 理 が 手 近卐 にありながら、それを 聞挈 き、それを 見 る 特厣 権勻 を 利匏 用 するのを 怠旒 るな<br />

ら、われわれは 事 実 上 それを 拒兘 絶傉 し、 光捄 よりもやみを 選 んでいることになる。<br />

「 人 が 見 て 自 分 で 正匁 しいとする 道匠 があり、その 終厖 りはついに 死拎 にいたる 道匠 となるもの<br />

がある」[ 箴 言匟 16:。 神卡 のみこころを 知半 るあらゆる 機務 会 がある 時 に、 知半 らないということ<br />

は 誤儶 謬 や 罪 の 言匟 いわけにならない。 人 は 旅傯 をしていて、それぞれの 行 く 先匪 を 示単 す 道匠 標 のあ<br />

る 別厌 れ 道匠 にさしかかる。もし 彼 が 道匠 標 を 無叄 視拹 して、 自 分 に 正匁 しいと 見 える 道匠 を 選 ぶなら、<br />

彼 がどんなにまじめであっても、 自 分 がまちがった 道匠 を 歩 いていることにおそらく 気勴 づく<br />

であろう。<br />

神卡 は、われわれが 神卡 の 教卝 えに 通 じ、 神卡 が 求卍 めておられることを 自 分 で 知半 ることができ<br />

るようにと、み 言匟 葉挺 をわれわれにお 与拜 えになっている。 律傢 法 学 者 がイエスのところに 来勵 て、<br />

「 何挬 をしたら 永 遠 の 生 命挻 が 受匃 けられましょうか」と 尋繄 ねた。 救 い 主勢 は 聖脩 書危 を 引匂 用 しながら、<br />

「 律傢 法 にはなんと 書危 いてあるか。あなたはどう 読傊 むか」と 言匟 われた。 知半 らなかったという<br />

ことは、 若拊 い 者 にも 年 寄 りにも 言匟 いわけにはならないし、また 神卡 の 律傢 法 を 犯 した 当勠 然掍 の 刑傃<br />

罰脖 から 免僧 れさせるものでもない。なぜなら 彼 らは、 律傢 法 とその 原募 則 、その 要勥 求卍 について 忠儮<br />

実 に 書危 いているものを、 手 に 持匛 っているからである。 正匁 しい 意勪 図掛 があったというだけでは<br />

足拒 りない。 人 は 自 分 が 正匁 しいと 思卩 うことや 牧肧 師 が 正匁 しいと 言匟 うことをするだけでは 不勘 十厝 分<br />

である。 自 分 の 魂 の 救 いにかかわる 問勬 題匑 である 以匆 上 、 人 は 自 分 で 聖脩 書危 を 探僙 究捨 しなければな<br />

らない。 彼 の 確卾 信勼 がどんなに 強勮 くても、 牧肧 師 は 何挬 が 真卢 理 かを 知半 っているといくら 彼 が 信勼 頼<br />

していても、それは 彼 の 土拋 台卤 とはならない。 彼 は 天拦 への 旅傯 路挢 におけるすべての 道匠 標 を 示単 す<br />

地 図掛 を 持匛 っているのであるから、 何挬 事 も 臆秲 測 によるべきではない。<br />

聖脩 書危 から 真卢 理 を 学 び、その 光捄 に 歩 み、そして 他 人 にも 自 分 の 模掌 範儤 に 従 うように 励繭 ます<br />

ことは、すべて 理 性勯 のある 者 の 第匌 一 にして 最勞 高 の 義拣 務勲 である。われわれは 日 々 熱 心升 に 聖脩 書危<br />

を 研挣 究捨 し、すべての 思卩 想挹 を 熟绅 考卛 し、 聖脩 句繯 と 聖脩 句繯 を 対 照儠 すべきである。われわれは 神卡 の 前 で<br />

自 分 で 答掬 えるのであるから、 神卡 の 助捉 けによって 自 分 で 自 分 の 考卛 えを 定 めなければならな<br />

い。<br />

412


聖脩 書危 の 中 に 最勞 も 明 白换 に 示単 されている 真卢 理 が、 学 者 たちによって 疑卧 いと 暗肨 黒 に 包儣 まれて<br />

きた。 彼 らは、 偉昖 大 な 知半 恵 を 持匛 っているように 見 せかけながら、 聖脩 書危 にはそこに 用 いられ<br />

ている 言匟 葉挺 に 現勶 れていない 神卡 秘兕 的 で 霊绳 的 な 隠僸 れた 意勪 味控 があると 教卝 える。これらの 人 々は 偽兖<br />

教卝 師 である。イエスが「あなたがた……は、 聖脩 書危 も 神卡 の 力 も 知半 らないからではないか」と<br />

言匟 われたのは、こういう 種捶 類 の 人 々に 向匇 かってであった[マルコ 12:。 聖脩 書危 の 言匟 葉挺 は、 象拺<br />

徴僦 や 比发 喩 が 用 いられていないかぎり、その 明 瞭 な 意勪 味控 に 従 って 解卆 釈脂 さるべきである。キリ<br />

ストは「 神卡 のみこころを 行 おうと 思卩 う 者 であれば、だれでも、わたしの 語指 っているこの 教卝<br />

えが……わかるであろう」と 約 束僓 された[ヨハネ 7:。もし 人 々が、 聖脩 書危 をその 書危 いてあ<br />

るとおりに 受匃 け 取勚 りさえすれば、もし 人 々を 誤儶 らせ、その 心升 を 混 乱 させるような 偽兖 教卝 師 が<br />

いないならば、 現勶 在厪 誤儶 謬 の 中 に 迷偧 って いる 幾继 千収 もの 人 々をキリストの 囲 いの 中 に 導拗 き、<br />

天拦 使却 たちを 喜 ばせるような 働掴 きが 成勱 し 遂脎 げられるであろう。<br />

われわれは 聖脩 書危 の 研挣 究捨 に 知半 能印 の 全 力 を 注挅 ぎ、 人 間 として 及 ぶかぎり、 神卡 の 深捫 い 事 柄兄 を<br />

悟縖 るために 理 解卆 力 を 働掴 かせねばならない。しかし 幼膇 な 子 のような 従 順 と 服傕 従 が、 学 ぶ 者 の<br />

真卢 の 精 神卡 であることを 忘脨 れてはならない。 聖脩 書危 の 難挚 解卆 なところは、 哲脼 学 上 の 問勬 題匑 を 把繖 握儙 す<br />

るのに 用 いるのと 同 じ 方 法 では 決 して 解卆 決 されない。 多匭 くの 人 々が 科 学 の 領振 域挦 に 入 る 時 に<br />

抱 いているような、 自 分 を 頼 みとする 心升 をもって 聖脩 書危 の 研挣 究捨 にたずさわるべきではなく、<br />

祈绗 りのうちに 神卡 により 頼 む 思卩 いと、みこころを 知半 りたいというまじめな 願傿 いをもってなす<br />

べきである。「わたしは 有卻 る」という 偉昖 大 なお 方 から 知半 識掟 を 得千 るために、 謙旎 遜 ですなおな<br />

精 神卡 をもってみもとに 行 かねばならない。そうでないと、 悪捰 天拦 使却 たちはわれわれが 真卢 理 か<br />

ら 感厤 銘腧 を 受匃 けないように、われわれの 頭挓 をくもらせ、 心升 をかたくなにする。<br />

聖脩 書危 の 中 で、 学 者 たちが 不勘 可參 解卆 であると 断友 言匟 し、また 重匤 要勥 でないものとして 見 のがし<br />

ている 多匭 くの 部 分 は、キリストの 学 校厛 で 教卝 えられた 者 にとっては 慰縺 めと 教卝 訓肢 に 満掫 ちている。<br />

多匭 くの 神卡 学 者 が 神卡 のみ 言匟 葉挺 について 明 快儜 な 理 解卆 を 持匛 っていない 1 つの 理 由厩 は、 彼 らが 自 分<br />

の 実 行 したくない 真卢 理 に 対 しては 目 を 閉僔 じてしまうからである。 聖脩 書危 の 真卢 理 に 対 する 理 解卆<br />

は、 研挣 究捨 に 払掾 われる 知半 力 によるよりは、むしろ 誠肬 実 な 意勪 図掛 と、 義拣 を 熱 心升 に 追挵 い 求卍 める 心升 と<br />

にかかっているのである。<br />

聖脩 書危 は 祈绗 りなしに 研挣 究捨 すべきではない。 聖脩 霊绳 だけが、 理 解卆 しやすい 事 柄兄 の 重匤 要勥 性勯 を 感厤<br />

じさせ、あるいは 理 解卆 の 困傮 難挚 なものを 曲儞 解卆 しないように 守捿 る。われわれがみ 言匟 葉挺 の 美捜 しさ<br />

に 心升 をひかれ、その 警厺 告卪 に 戒儦 められ、み 約 束僓 によって 活卹 気勴 づけられ、 力 づけられるように、<br />

心升 を 備厵 えさせて 神卡 のみ 言匟 葉挺 を 理 解卆 させるのが、 天拦 使却 たちの 働掴 きである。われわれは 詩纛 篇 記卌<br />

者 の「わたしの 目 を 開 いて、あなたのおきてのうちのくすしき 事 を 見 させてください」と<br />

いう 訴挰 えを、 自 分 のものとしなければならない[ 詩纛 篇 119:。 試去 みがしばしば 抵脏 抗 できな<br />

いもののように 見 えるのは、 祈绗 りと 聖脩 書危 研挣 究捨 を 怠旒 っているために、 試去 みられている 者 が 神卡<br />

のみ 約 束僓 をすぐに 思卩 いだすことができず、 聖脩 書危 という 武叇 器捙 をもってサタンに 対 抗 すること<br />

413


ができないからである。しかし 天拦 使却 たちは、 神卡 の 事 柄兄 を 喜 んで 学 ぼうとする 人 々のまわり<br />

にいて、 緊 急双 の 場 合 には 必厧 要勥 な 真卢 理 を 思卩 い 起招 こさせる。こうして、「 敵育 が 洪斬 水匍 のように 押<br />

し 寄 せるときに、 主勢 の 霊绳 はそれに 向匇 かって 旗充 をあげられる」[イザヤ 59:19・ 英捼 語指 訳胲 ]。<br />

イエスは、「 助捉 け 主勢 、すなわち、 父 がわたしの 名匷 によってつかわされる 聖脩 霊绳 は、あな<br />

たがたにすべてのことを 教卝 え、またわたしが 話匋 しておいたことを、ことごとく 思卩 い 起招 させ<br />

るであろう」と 弟胱 子 たちに 約 束僓 された[ヨハネ 14:。しかし、 危捦 機務 の 時 に、 神卡 のみ 霊绳 がわ<br />

れわれにキリストの 教卝 えを 思卩 い 起招 こさせてくださるためには、それをあらかじめ 心升 の 中 に<br />

たくわえておかねばならない。ダビデは「わたしはあなたにむかって 罪 を 犯 すことのない<br />

ように、 心升 のうちにみ 言匟 葉挺 をたくわえました」と 言匟 った[ 詩纛 篇 119:。<br />

自 分 の 永 遠 の 利匏 益捍 を 重匤 んずる 者 はみな、 懐斺 疑卧 論厱 の 侵兓 入 に 対 して 警厺 戒儦 しなければならな<br />

い。 真卢 理 の 柱兀 そのものが 攻 撃掐 されるであろう。 現勶 代 の 不勘 信勼 仰纝 の 風掵 刺儒 や 誰昑 弁 —— 狡焛 猾焨 で 有卻<br />

害县 な 教卝 え——が 届僪 かないところに 身拴 を 置厒 くことは、 不勘 可參 能印 である。サタンはその 誘儬 惑 をあ<br />

らゆる 階 級揁 に 適 合 させる。 彼 は、 無叄 学 の 者 には 冗 談挫 と 嘲 笑傷 をもって 攻 撃掐 し、 教卝 育挞 ある 者 に<br />

は 科 学 的 な 反卬 対 論厱 や 哲脼 学 的 な 推掙 論厱 をもって 対 抗 するが、どちらも 聖脩 書危 に 対 する 不勘 信勼 と 軽 べ<br />

つ 心升 をかきたてようとねらっている。 経 験挧 の 浅肜 い 青捘 年 でさえ、あえてキリスト 教卝 の 根捏 本 原募<br />

理 に 関 して 懐斺 疑卧 をほのめかす。しかもこうした 青捘 年 の 不勘 信勼 仰纝 は、それ 自 体 は 浅肜 薄儱 なもので<br />

あっても、 影挼 響捳 力 をもっている。 多匭 くの 者 はこのようにして 父 祖脽 たちの 信勼 仰纝 をあざわらい、<br />

恵 みのみ 霊绳 を 侮贔 るように 導拗 かれる。 神卡 の 誉縃 れとなり 世匒 の 祝腛 福厹 となると 思卩 われた 多匭 くの 人 々<br />

の 生 涯昗 が、 不勘 信勼 仰纝 の 汚儢 れた 空参 気勴 を 吸肯 うことによってそこな われてきた。 人 間 の 理 性勯 によ<br />

る 高 慢纁 な 結医 論厱 に 頼 って、rl 分 たちは 神卡 の 知半 恵 の 助捉 けなしに 聖脩 なる 神卡 秘兕 を 説拿 明 し、 真卢 理 に 到肑<br />

達挾 できると 思卩 う 者 はみな、サタンのわなにかかるのである。<br />

われわれは 世匒 界化 歴偡 史 の 最勞 も 厳 粛施 な 時 代 に 生 存掑 している。 地 上 のおびただしい 数包 の 人 々<br />

の 運卞 命挻 が、 決 定 されようとしている。われわれ 自 身拴 の 将 来勵 の 幸 福厹 も、 他 の 魂 の 救 いも、 今<br />

われわれが 歩 いている 道匠 にかかっている。われわれは 真卢 理 のみ 霊绳 によって 導拗 かれる 必厧 要勥 が<br />

ある。キリストに 従 う 者 はみな、「 主勢 よ、わたしは 何挬 をしたらよいでしょうか」と 熱 心升 に<br />

たずねるべきである。われわれは 祈绗 りと 断友 食挱 をもって 主勢 の 前 にへりくだり、 主勢 のみ 言匟 葉挺 に<br />

ついて、 特厣 にさばきの 光捄 景拲 について 瞑 想挹 する 必厧 要勥 がある。われわれは 今 、 神卡 のことについ<br />

て、 深捫 い、 生 きた 経 験挧 を 求卍 めなければならない。 一 刻傋 もむだにはできない。われわれの 周<br />

囲 には 重匤 大 な 事 件卅 が 起招 こっており、われわれはサタンの 魔斴 法 の 働掴 いている 場 にいるのであ<br />

る。 神卡 の 見 張挗 り 人 たちよ、 眠縔 ってはいけない。 敵育 は 近卐 くに 忍旖 び 込匸 んでいて、あなたが 気勴 を<br />

ゆるめて 眠縔 気勴 を 催 すならば、いつでも 飛 びかかってえじきにしようと 待挊 ち 構拧 えている。<br />

多匭 くの 者 は、 神卡 の 前 における 自 分 の 真卢 の 姿掋 について 欺繏 かれている。 彼 らは 自 分 たちは<br />

悪捰 事 を 行 っていないと 喜 んでいるが、 神卡 が 彼 らに 要勥 求卍 され、しかも 彼 らが 実 行 することを<br />

怠旒 った、 善 にして 高 潔昔 な 行 為 のことを 数包 えるのを 忘脨 れている。 彼 らは 神卡 の 園挷 の 木匓 であるだ<br />

414


けでは 十厝 分 ではない。 彼 らは 実 を 結医 ぶことによって 神卡 のご 期勡 待挊 に 答掬 えなければならない。<br />

自 分 を 力 づけてくれる 神卡 の 恵 みを 通 してなすことができたはずの 善 行 をしなかった 責掅 任厃 を、<br />

神卡 は 問勬 われる。 彼 らは 地 をふさぐものとして 天拦 の 書危 に 記卌 録捎 される。<br />

しかし、この 種捶 の 人 の 場 合 も、 全 く 絶傉 望捬 的 というわけではない。 神卡 の 恵 みを 軽 視拹 し、<br />

神卡 の 恵 みを 悪捰 用 したこれらの 人 々に、 忍旖 耐脾 深捫 い 愛 の 神卡 のみ 心升 は、「『 眠縔 っている 者 よ、 起招<br />

きなさい。 死拎 人 のなかから、 立 ち 上 がりなさい。そうすれば、キリストがあなたを 照儠 すで<br />

あろう。』そこで、あなたがたの 歩 きかたによく 注挅 意勪 して、…… 今 の 時 を 生 かして 用 いな<br />

さい。 今 は 悪捰 い 時 代 なのである」と 訴挰 えておられる[エペソ 5:14~。 試去 みの 時 が 来勵 ると、<br />

神卡 のみ 言匟 葉挺 を 自 分 の 人 生 の 尺晠 度 としてきた 人 たちが、はっきりわかるであろう。 夏 には 常拤<br />

緑允 樹 とほかの 木匓 々との 間 に 著兆 しい 違挆 いがないが、 冬儥 のこがらしが 吹胈 く 時 になると、 常拤 緑允 樹<br />

は 変厭 わらないが、ほかの 木匓 々は 葉挺 が 落叉 ちて 裸 になる。そのように、 現勶 在厪 は 心升 に 偽兖 りのある<br />

信勼 者 と 真卢 のキリスト 者 との 見 分 けがつかないが、しかしその 違挆 いが 明 らかになる 日 が、 今<br />

まさにわれわれに 臨 もうとしている。 反卬 対 が 起招 こり、 頑繷 迷偧 と 偏旌 狭腷 が 再卭 び 吹胈 きまくり、 迫 害县<br />

の 火 が 燃 やされる 時 に、 二华 心升 の 偽兖 善 者 たちは 動 揺肝 して 信勼 仰纝 を 放择 棄 するであろう。しかし 真卢<br />

のキリスト 者 は 岩 のように 堅儕 く 立 ち、 繁光 栄 の 日 よりも 信勼 仰纝 が 強勮 くなり、 望捬 みはいっそう 明<br />

るくなるであろう。<br />

詩纛 篇 記卌 者 は、 次卙 のように 言匟 っている。「わたしはあなたのあかしを 深捫 く 思卩 う。」「わ<br />

たしはあなたのさとしによって 知半 恵 を 得千 ました。それゆえ、わたしは 偽兖 りのすべての 道匠 を<br />

憎 みます」[ 詩纛 篇 119:99、。「 知半 恵 を 求卍 めて 得千 る 人 、 悟縖 りを 得千 る 人 はさいわいである。」<br />

「 彼 は 水匍 のほとりに 植 えた 木匓 のようで、その 根捏 を 川勜 にのばし、 暑斟 さにあっても 恐傁 れること<br />

はない。その 葉挺 は 常拤 に 青捘 く、ひでりの 年 にも 憂旨 えることなく、 絶傉 えず 実 を 結医 ぶ」[ 箴 言匟 3:<br />

13、エレミヤ 17:。<br />

415


第匌 38 章 最勞 終厖 警厺 告卪<br />

「この 後 、わたしは、もうひとりの 御 使却 が、 大 いなる 権勻 威胙 を 持匛 って、 天拦 から 降 りて 来勵<br />

るのを 見 た。 地 は 彼 の 栄 光捄 によって 明 るくされた。 彼 は 力 強勮 い 声拨 で 叫经 んで 言匟 った、『 倒 れ<br />

た、 大 いなるバビロンは 倒 れた。そして、それは 悪捰 魔斴 の 住卫 む 所勰 、あらゆる 汚儢 れた 霊绳 の 巣縲<br />

く つ、また、あらゆる 汚儢 れた 憎 むべき 鳥 の 巣縲 くつとなった。』」「わたしはまた、もう<br />

ひとつの 声拨 が 天拦 から 出 るのを 聞挈 いた、『わたしの 民 よ。 彼 女匩 から 離掤 れ 去掇 って、その 罪 にあ<br />

ずからないようにし、その 災 害县 に 巻僲 き 込匸 まれないようにせよ』」[ 黙縹 示単 録捎 18:1、2、。<br />

この 聖脩 句繯 は、 黙縹 示単 録捎 14 章肐 [8 節儊 ]の 第匌 二华 天拦 使却 によってなされたバビロンは 倒 れたという<br />

宣傪 言匟 が、くり 返拮 して 行 われる 時 を 指匦 し 示単 すものであり、それとともに、この 使却 命挻 が 1844<br />

年 の 夏 に 最勞 初匘 に 宣傪 言匟 されて 以匆 来勵 、バビロンを 構拧 成勱 する 諸 団卄 体 に 入 り 込匸 んできた 腐纄 敗反 につい<br />

て 述掃 べている。ここに、 宗儲 教卝 界化 の 恐傁 るべき 状叔 態拟 が 描胦 かれている。 真卢 理 を 拒兘 否 するごとに、<br />

人 々の 心升 はますます 暗肨 く、ますますかたくなになり、ついには 不勘 信勼 にこりかたまってしま<br />

う。 彼 らは、 神卡 がお 与拜 えになった 警厺 告卪 を 無叄 視拹 して、 十厝 戒儦 の 戒儦 めの 1 つをふみにじりつづけ、<br />

ついには、それをきよく 守捿 る 人 々を 迫 害县 するようになるのである。キリストは、 彼 の 言匟 葉挺<br />

と 彼 の 民 とに 浴脓 びせられた 侮贔 辱既 によって、 無叄 視拹 されている。 心升 霊绳 術挘 の 教卝 えが 教卝 会 に 受匃 け 入<br />

れられるに 従 って、 兜肉 の 心升 の 抑 制勧 が 取勚 り 除揄 かれ、 信勼 仰纝 の 表勖 明 は、 最勞 も 卑赐 しい 不勘 正匁 を 隠僸 すた<br />

めのおおいとなるであろう。 霊绳 の 現勶 れを 信勼 じることは、 惑 わす 霊绳 と 悪捰 霊绳 の 教卝 えに 対 して 扉晲<br />

を 開 くことになり、こうして、 悪捰 天拦 使却 の 影挼 響捳 が 教卝 会 内 に 及 んでくる。<br />

この 預 言匟 に 示単 された 時 のバビロンについて、「 彼 女匩 の 罪 は 積捑 り 積捑 って 天拦 に 達挾 しており、<br />

神卡 はその 不勘 義拣 の 行 いを 覚 えておられる」と 宣傪 言匟 されている[ 黙縹 示単 録捎 18:。バビロンはその<br />

罪 のます 目 を 満掫 たし、 破挐 滅脛 するばかりになっている。 しかし 神卡 は、まだバビロンの 中 に<br />

ご 自 分 の 民 を 持匛 っておられる。そして、 神卡 の 刑傃 罰脖 が 下 る 前 に、これらの 忠儮 実 な 人 々を 呼 び<br />

出 して、 彼 らがその 罪 にあずからず、「その 災 害县 に 巻僲 き 込匸 まれないように」しなければな<br />

らないのである。そこで、この 天拦 使却 —— 天拦 から 下 って 来勵 、 栄 光捄 をもって 地 を 照儠 らし、 力 強勮<br />

い 声拨 でバビロンの 罪 を 知半 らせる 天拦 使却 ——によって 象拺 徴僦 されているところの 運卞 動 が 起招 こる。<br />

この 天拦 使却 のメッセージと 関 連 して、「わたしの 民 よ。 彼 女匩 から 離掤 れ 去掇 れ」という 呼 びかけ<br />

が 聞挈 かれる。これらの 布偵 告卪 は、 第匌 三勫 天拦 使却 の 使却 命挻 とともに、 地 上 の 住卫 民 に 与拜 えられる 最勞 後 の<br />

警厺 告卪 なのである。<br />

世匒 界化 は、 恐傁 ろしい 結医 果卵 をもたらす 問勬 題匑 に 直卟 面卥 しようとしている。 地 の 権勻 力 者 たちは、<br />

合 同 して 神卡 の 戒儦 めに 逆 らって 戦勛 い、「 小 さき 者 にも、 大 いなる 者 にも、 富挛 める 者 にも、 貧縏<br />

しき 者 にも、 自 由厩 人 にも、 奴 隷趵 にも、すべての 人 々に」、 偽兖 りの 安勣 息僢 日 を 守捿 ることによっ<br />

て 教卝 会 の 習 慣脹 に 従 うよう 命挻 じるのである[ 黙縹 示単 録捎 13:。これに 従 わない 者 はすべて、 法 律傢<br />

416


上 の 刑傃 罰脖 を 受匃 ける。そして、ついには、 彼 らは 死拎 刑傃 に 値捛 する 者 であると 宣傪 告卪 される。 他 方 、<br />

創傦 造挝 主勢 の 安勣 息僢 日 を 守捿 ることを 命挻 じる 神卡 の 律傢 法 は、それに 対 する 服傕 従 を 要勥 求卍 し、その 戒儦 めを<br />

犯 すすべての 者 に 神卡 の 怒腹 りを 警厺 告卪 する。 こうして 問勬 題匑 点勷 が 明 らかに 示単 されるとともに、<br />

だれでも 神卡 の 律傢 法 をふみにじって 人 間 の 法 令傂 に 従 うものは、 獣 の 刻傋 印偝 を 受匃 ける。 彼 は、 神卡<br />

の 代 わりに 服傕 従 することを 選 んだその 権勻 力 に 対 する 忠儮 誠肬 のしるしを 受匃 けるのである。 天拦 よ<br />

りの 警厺 告卪 は 次卙 のとおりである。「おおよそ、 獣 とその 像僕 とを 拝旟 み、 額厀 や 手 に 刻傋 印偝 を 受匃 ける<br />

者 は、 神卡 の 怒腹 りの 杯 に 混 ぜものなしに 盛 られた、 神卡 の 激 しい 怒腹 りのぶどう 酒儀 を 飲儍 」む[ 黙縹<br />

示単 録捎 14:9、。<br />

しかし、 真卢 理 が 人 の 心升 と 良拖 心升 に 明 らかに 示単 され、そしてそれが 拒兘 否 された 上 でなけれ<br />

ば、だれ 1 人 として 神卡 の 怒腹 りを 受匃 けることはない。 現勶 代 に 対 する 特厣 別厌 な 真卢 理 を 聞挈 く 機務 会 が<br />

これまでになかった 者 が 大 勢厕 いる。 第匌 4 条厬 の 戒儦 めに 従 うべきことの 真卢 の 意勪 味控 が、まだ 彼 ら<br />

に 示単 されていない。 すべての 人 の 心升 を 見 ぬき、あらゆる 動 機務 を 探僙 られるお 方 は、 真卢 理 を<br />

知半 りたいと 願傿 っている 者 をだれ 1 人 として、 争拫 闘 の 論厱 点勷 について 欺繏 かれるままにしてはお<br />

かれない。 法 令傂 は、 盲 目 的 に 人 々に 強勮 制勧 されることはない。すべての 者 は、 賢繞 明 な 決 断友 を<br />

下 すに 十厝 分 なだけの 光捄 が 与拜 えられるのである。 安勣 息僢 日 は、 特厣 に 論厱 争拫 点勷 となっている 真卢 理<br />

であるか ら、 忠儮 誠肬 の 大 試去 金 石厈 となる。 最勞 後 の 試去 練 が 人 々を 襲脁 う 時 、 神卡 に 仕捸 える 者 と 神卡 に<br />

仕捸 えない 者 の 区厅 別厌 が 明 らかになる。 第匌 4 条厬 の 戒儦 めに 反卬 して、 国 家匝 の 法 律傢 に 従 って 偽兖 りの 安勣<br />

息僢 日 を 守捿 ることは、 神卡 に 敵育 対 する 権勻 力 に 忠儮 誠肬 を 尽能 くすという 表勖 明 であり、 一 方 、 神卡 の 戒儦 め<br />

に 従 って 真卢 の 安勣 息僢 日 を 守捿 ることは、 創傦 造挝 主勢 に 対 する 忠儮 誠肬 の 証卨 拠 である。 一 方 は、 地 上 の 権勻<br />

力 に 服傕 従 するしるしを 受匃 け 入 れることによって、 獣 の 刻傋 印偝 を 受匃 け、 他 方 は、 神卡 の 権勻 威胙 に 対<br />

する 忠儮 誠肬 のしるしを 選 んで、 神卡 の 印偝 を 受匃 けるのである。<br />

これまで、 第匌 三勫 天拦 使却 の 使却 命挻 の 真卢 理 を 伝捱 えた 者 は、 単 に 人 騒胻 がせな 者 としか 思卩 われない<br />

ことがよくあった。 米 国 において 宗儲 教卝 的 不勘 寛繘 容卣 が 勢厕 いを 増匲 し、 教卝 会 と 国 家匝 が 結医 束僓 して、 神卡<br />

の 戒儦 めを 守捿 る 者 を 迫 害县 する、という 彼 らの 予匨 告卪 は、なんの 根捏 拠 もないばかげたことである<br />

と 評掲 されてきた。この 国 は 宗儲 教卝 自 由厩 の 擁繗 護厽 者 であったのだから、これ 以匆 外勭 の 何挬 ものにもな<br />

り 得千 ない、と 確卾 信勼 をもって 宣傪 言匟 されてきた。しかし、 日 曜腵 日 遵穒 守捿 を 強勮 制勧 する 問勬 題匑 が 広南 く 論厱<br />

じられるとき、 長 い 間 疑卧 われ 信勼 じられなかった 事 件卅 が 近卐 づいてくるのがわかり、 第匌 三勫 天拦 使却<br />

の 使却 命挻 は、 今 までになかったような 結医 果卵 をもたらすことであろう。<br />

神卡 は、どの 時 代 においても、 世匒 俗晐 と 教卝 会 の 罪 を 責掅 めるために、ご 自 分 のしもべたちを<br />

遣傛 わされた。しかし 人 々は、 自 分 たちに 対 し 耳脥 ざわりの 良拖 いことが 語指 られることを 望捬 み、<br />

純儻 粋暋 な、ありのままの 真卢 理 は 受匃 け 入 れないのである。 多匭 くの 改匳 革挙 者 たちは、その 仕捸 事 を<br />

始卿 めたときに、 教卝 会 と 国 家匝 の 罪 を 非 難挚 するのに、きわめて 慎儃 重匤 を 期勡 した。 彼 らは、 真卢 のキ<br />

リスト 者 の 生 活卹 の 模掌 範儤 を 示単 すことによって、 人 々を 聖脩 書危 の 教卝 理 に 引匂 きもどそうとした。し<br />

かし、 神卡 の 霊绳 がエリヤに 臨 み、 悪捰 王掣 と 背 信勼 の 民 を 譴 責掅 させられたのと 同 じように、 彼 らに<br />

417


も 神卡 の 霊绳 が 与拜 えられた。 彼 らは、 聖脩 書危 の 明 白换 な 言匟 葉挺 、すなわち、これまで 伝捱 えることを 躊<br />

躇 していた 教卝 理 を、 伝捱 えずにはおれなくなった。 彼 らは、 真卢 理 と、 魂 をおびやかす 危捦 険叁 と<br />

を、 熱 心升 に 宣傪 言匟 せずにはおられなくなった。 彼 らは、その 結医 果卵 がどうなろうと、 主勢 が 彼 ら<br />

に 与拜 えられたその 言匟 葉挺 を 語指 った。そして、 人 々はその 警厺 告卪 を 聞挈 かなければならなかっ<br />

た。<br />

第匌 三勫 天拦 使却 の 使却 命挻 も、このようにして 宣傪 布偵 される。それが 非 常拤 な 力 で 伝捱 えられる 時 が 来勵<br />

るならば、 主勢 は 謙旎 遜 な 器捙 を 通 して 働掴 かれ、 主勢 の 奉旊 仕捸 に 献僑 身拴 した 人 々の 心升 を 導拗 かれる。 働掴 き<br />

人 は、 学 歴偡 ではなくて、 聖脩 霊绳 を 注挅 がれることによって 資 格卺 を 与拜 えられる。 信勼 仰纝 と 祈绗 りの 人<br />

は、 聖脩 なる 熱 意勪 に 燃 えて 出 て 行 き、 神卡 から 与拜 えられる 言匟 葉挺 を 宣傪 言匟 せざるをえなくなる。バ<br />

ビロンの 罪 は 暴偷 露腒 される。 教卝 会 の 法 令傂 を 政 権勻 によって 強勮 制勧 することの 恐傁 るべき 結医 果卵 、 心升 霊绳<br />

術挘 の 侵兓 入 、 法 王掣 権勻 のひそかではあるが 急双 速捠 な 発 展捯 などが、みな 暴偷 露腒 される。これらの 厳 粛施<br />

な 警厺 告卪 によって、 人 々は 動 かされる。こうした 言匟 葉挺 を 聞挈 いたことのない 者 が、 幾继 千収 となく<br />

耳脥 を 傾傧 ける。バビロンとは、その 誤儶 りと 罪 のために、また、 天拦 からの 真卢 理 を 拒兘 んだために<br />

倒 れた 教卝 会 である、ということを 聞挈 いて、 彼 らは 驚脚 くのである。 人 々が、 彼 らのかつての<br />

教卝 師 たちのところへ 行 って、これらのことは 真卢 実 であるかと、 熱 心升 に 尋繄 ねるときに、 牧肧 師<br />

たちは、 作单 り 話匋 を 語指 り、 耳脥 ざわりの 良拖 いことを 予匨 言匟 し、 彼 らの 恐傁 怖繍 と 目 ざめた 良拖 心升 をしず<br />

めようとする。しかし、 多匭 くの 人 々は、 単 なる 人 間 の 権勻 威胙 に 満掫 足拒 せずに、はっきりした<br />

「 主勢 はこう 言匟 われる」という 言匟 葉挺 を 要勥 求卍 するので、 一 般 教卝 会 の 牧肧 師 たちは、 昔繕 のパリサイ<br />

人 のように、 自 分 たちの 権勻 威胙 が 疑卧 われたことを 怒腹 って、そのメッセージはサタンから 出 た<br />

ものであると 非 難挚 し、 罪 を 愛 する 群儈 衆 を 煽 動 して、その 宣傪 布偵 者 たちをあざけり、 迫 害县 する<br />

のである。<br />

争拫 闘 が 新 しい 分 野 に 及 び、ふみにじられた 神卡 の 律傢 法 に 人 々の 心升 が 向匇 けられる 時 、サタ<br />

ンは 騒胻 ぎ 出 す。 使却 命挻 に 伴僀 う 力 は、それに 反卬 抗 する 人 々を 怒腹 らせるだけである。 牧肧 師 たちは、<br />

その 光捄 が 彼 らの 群儈 れの 上 に 輝脮 かないようにと、ほとんど 超捪 人 的 な 力 で、それをさえぎろう<br />

とする。 彼 らは、あらゆる 手 段掀 に 訴挰 えて、これら の 重匤 大 な 問勬 題匑 に 関 する 討挎 論厱 を 圧 迫 しよ<br />

うとする。 教卝 会 は、 政 権勻 の 強勮 大 な 権勻 力 に 訴挰 える。そして、この 働掴 きにおいて、カトリック<br />

とプロテスタントは 提卖 携掠 する。 日 曜腵 休 業 運卞 動 が、ますます 大 胆绺 に、ますます 断友 固 として 推掙<br />

進勺 されるにつれて、 戒儦 めを 守捿 る 人 々に 対 して 法 令傂 が 発 布偵 される。 彼 らは、 罰脖 金 や 投匐 獄晳 をも<br />

って 脅肺 かされる。そして、ある 者 は 有卻 力 な 地 位匱 によって、また 他 の 者 は 報匔 賞 や 便 宜绦 の 提卖 供挿<br />

によって、 信勼 仰纝 を 放择 棄 するよう 勧僊 誘儬 される。しかし 彼 らは、 断友 固 として、「われわれが 誤儶<br />

っていることを 神卡 の 言匟 葉挺 によって 示単 してほしい」と 答掬 えるのである。これは、 同 様捞 の 状叔 況捵<br />

の 下 でルターが 行 ったのと 同 じ 訴挰 えである。 法 廷腾 に 呼 び 出 された 者 たちは、 真卢 理 の 力 強勮 い<br />

弁 明 をする。そして、それを 聞挈 く 者 の 中 には、 神卡 のすべての 戒儦 めを 守捿 るという 立 場 をとる<br />

418


ように 導拗 かれる 者 が 出 てくる。こうして、 他 の 方 法 ではこれらの 真卢 理 を 知半 ることができな<br />

い 幾继 千収 という 人 々の 前 に、 光捄 がもたらされるのである。<br />

神卡 の 言匟 葉挺 に 良拖 心升 的 に 従 うことは、 反卬 逆 と 見 なされる。サタンに 目 をくらまされた 親捧 は、<br />

信勼 仰纝 を 持匛 つ 子 供挿 を 残拑 酷昰 無叄 情午 に 扱僻 う。 主勢 人 や 女匩 主勢 人 は、 戒儦 めを 守捿 るしもべを 虐纨 げる。 愛 情午 は、<br />

冷偭 ややかになる。 子 供挿 たちは 勘红 当勠 されて、 家匝 から 追挵 い 出 される。パウロの 言匟 葉挺 は、 文卽 字捐 通<br />

り 成勱 就 する。「キリスト・イエスにあって 信勼 心升 深捫 く 生 きようとする 者 は、みな、 迫 害县 を 受匃<br />

ける」[Ⅱテモテ 3:。 真卢 理 の 擁繗 護厽 者 たちが、 日 曜腵 安勣 息僢 日 を 尊胛 ぶことを 拒兘 む 時 、 投匐 獄晳 され<br />

る 者 もあれば、 追挵 放择 される 者 もあり、また 奴 隷趵 として 扱僻 われる 者 もいる。 人 間 的 に 考卛 えて、<br />

今 そうしたことはありえないように 思卩 われる。しかし、 神卡 の 霊绳 の 抑 制勧 が 人 々から 除揄 かれ、<br />

彼 らが 神卡 の 戒儦 めを 憎 むサタンの 支匣 配括 下 に 陥肿 る 時 、 異 様捞 な 事 態拟 が 展捯 開 するのである。 神卡 に 対<br />

する 恐傁 れと 愛 が 取勚 り 除揄 かれる 時 、 人 の 心升 は、はなはだ 残拑 酷昰 になりうるのである。<br />

あらしが 迫 って 来勵 る 時 、 第匌 三勫 天拦 使却 の 使却 命挻 を 信勼 じると 公勗 言匟 していながら、 真卢 理 に 従 うこ<br />

とによって 清捲 められていなかった 多匭 くの 者 が、その 信勼 仰纝 を 棄 てて 反卬 対 の 側卷 に 加匎 わる。 彼 ら<br />

は、 世匒 俗晐 と 結医 合 し、その 精 神卡 を 抱 くことによって、ほとんど 同 じ 見 方 で 物匵 事 を 見 るように<br />

なっている。そして、 試去 練 が 来勵 ると、 彼 らはすぐに、 安勣 易 で 一 般 うけのする 側卷 を 選 ぶので<br />

ある。かつては 真卢 理 を 喜 んだところの、 才纞 能印 ある 雄接 弁 な 人 々は、その 力 を 用 いて 他 の 人 々<br />

を 欺繏 き 迷偧 わす。 彼 らは、 以匆 前 の 兄胆 弟胱 たちにとって、 最勞 も 苦 い 敵育 となる。 安勣 息僢 日 遵穒 守捿 者 が 法<br />

廷腾 に 呼 び 出 されて、 信勼 仰纝 について 答掬 える 時 に、これらの 背 教卝 者 たちは、サタンの 最勞 も 強勮 力<br />

な 手 先匪 となって、 彼 らを 中 傷偟 し 非 難挚 する。そして、 偽兖 りの 報匔 告卪 やあてこすりによって、 彼<br />

らに 対 する 権勻 力 者 たちの 怒腹 りをかき 立 てる。<br />

この 迫 害县 の 時 に、 主勢 のしもべたちの 信勼 仰纝 が 試去 みられる。 彼 らは、 神卡 と 神卡 の 言匟 葉挺 だけに<br />

頼 って、 忠儮 実 に 警厺 告卪 を 発 してきた。 神卡 の 霊绳 が 彼 らの 心升 を 動 かして、 彼 らに 語指 らせたのであ<br />

る。 彼 らは、 聖脩 なる 熱 意勪 と 神卡 の 強勮 い 力 に 刺儒 激 されて、 主勢 が 彼 らに 与拜 えられた 言匟 葉挺 を 人 々に<br />

語指 ることの 結医 果卵 などは 少厮 しも 考卛 えに 入 れずに、 彼 らの 義拣 務勲 の 遂脎 行 に 取勚 りかかった。 彼 らは、<br />

現勶 世匒 の 利匏 益捍 を 考卛 えたり、 名匷 声拨 や 生 命挻 を 保 とうとしたりはしなかった。しかし、 反卬 対 と 非 難挚<br />

のあらしが 彼 らに 襲脁 いかかる 時 、ある 者 は、 驚脚 きのあまり、「もしわれわれの 言匟 葉挺 の 結医 果卵<br />

を 予匨 知半 していたら、われわれは 黙縹 っていたであろうに」と 叫经 ぶであろう。 彼 らは 困傮 難挚 に 取勚<br />

り 囲 まれる。サタンは 激 しい 誘儬 惑 をもって 彼 らを 攻 撃掐 する。 彼 らが 手 がけた 仕捸 事 は、とう<br />

てい 彼 らの 能印 力 では 成勱 し 遂脎 げられないように 思卩 われる。 彼 らは 滅脛 亡 に 脅肺 かされる。 彼 らを<br />

活卹 気勴 づけた 熱 は 去掇 った。しかし 彼 らは 引匂 き 返拮 すことができない。その 時 彼 らは、 自 分 たち<br />

の 全 くの 無叄 力 さを 悟縖 り、 全 能印 者 のもとに 逃偹 れて 力 を 求卍 める。 彼 らは、 自 分 たちが 語指 った 言匟<br />

葉挺 が、 自 分 たちの 言匟 葉挺 ではなくて、 警厺 告卪 せよと 命挻 じられた 主勢 のものであったことを 思卩 い 出<br />

す。 神卡 が 彼 らの 心升 に 真卢 理 を 入 れられた。そして 彼 らは、それを 宣傪 べ 伝捱 えざるをえなかった<br />

のである。<br />

419


過厢 去掇 の 時 代 の 神卡 の 人 々は、この 同 じ 試去 練 にあった。ウィクリフ、フス、ルター、ティ<br />

ンダル、バクスター、ウェスレーたちは、すべての 教卝 理 は 聖脩 書危 によって 吟 味控 さ れるべき<br />

で、 聖脩 書危 が 認卉 めないものはすべて 拒兘 否 すると 宣傪 言匟 した。 迫 害县 はこれらの 人 々に 対 して、 情午<br />

け 容卣 赦费 なく 猛縭 威胙 をふるった。しかし 彼 らは、 真卢 理 を 伝捱 えることをやめなかった。 教卝 会 史 上<br />

の 各厰 時 代 は、その 時 代 の 神卡 の 民 の 必厧 要勥 に 応厸 じた 特厣 別厌 な 真卢 理 の 展捯 開 によってそれぞれ 特厣 徴僦 づ<br />

けられている。 新 しい 真卢 理 はみな、 憎 悪捰 と 圧 迫 を 押 しきって 進勺 んだ。 真卢 理 の 光捄 を 受匃 けた 人<br />

々は、 誘儬 惑 と 試去 練 にあった。 主勢 は、 危捦 急双 の 場 合 には、 人 々に 特厣 別厌 な 真卢 理 をお 与拜 えになる。<br />

いったいだれが、それを 布偵 告卪 することを 拒兘 むことができようか。 主勢 はこ 自 分 のしもべたち<br />

に、 最勞 後 の 憐穳 れみの 招偠 きを 世匒 に 提卖 示単 するよう 命挻 じられる。 彼 らは、 黙縹 っていることができ<br />

ない。もし 黙縹 っていれば、 彼 らの 魂 が 危捦 機務 に 瀕 するのである。キリストの 使却 者 たちは、 結医<br />

果卵 には 関 係厂 しない。 彼 らは 自 分 たちの 義拣 務勲 を 遂脎 行 して、 結医 果卵 は 神卡 にゆだねなければならな<br />

い。<br />

反卬 対 がますます 激 しくなるにつれて、 神卡 のしもべたちは 再卭 び 困傮 惑 する。というのは、<br />

彼 らには、 自 分 たちが 危捦 機務 をもたらしたように 思卩 われるからである。しかし、 良拖 心升 と 神卡 の<br />

言匟 葉挺 は、 彼 らの 道匠 が 正匁 しいことを 保 証卨 してくれる。そして、 試去 練 は 続勸 いても、 彼 らにはそ<br />

れに 耐脾 える 力 が 与拜 えられる。 争拫 いは、いよいよ 切卲 迫 し 激 化 する。しかし 彼 らの 信勼 仰纝 と 勇腅 気勴<br />

は、 危捦 機務 とともに 高 揚胚 する。 彼 らのあかしはこうである。「われわれは、 世匒 の 歓脒 心升 を 買挍 う<br />

ために 聖脩 なる 律傢 法 を 分 かち、ある 部 分 を 重匤 要勥 であるとし、 他 の 部 分 を 重匤 要勥 でないとして、<br />

神卡 の 言匟 葉挺 に 手 を 入 れるようなことはしない。われわれが 仕捸 える 主勢 は、われわれを 救 うこと<br />

がおできになる。キリストは 地 上 の 諸 権勻 力 を 征纴 服傕 された。だからわれわれは、すでに 征纴 服傕<br />

された 世匒 界化 を 恐傁 れることがあろうか。」 さまざまな 形捊 の 迫 害县 は、サタンが 存掑 在厪 し、キリ<br />

スト 教卝 が 生 きた 力 を 持匛 っているかぎり 存掑 続勸 する 原募 則 の、 展捯 開 である。 暗肨 黒 の 軍拚 勢厕 の 反卬 対 を<br />

受匃 けることなしに、 神卡 に 仕捸 えることができる 者 はいない。 悪捰 天拦 使却 たちは、 彼 の 影挼 響捳 によっ<br />

て 彼 らの 手 から 獲僠 物匵 が 奪傤 われることを 恐傁 れて、 彼 を 攻 撃掐 する。 彼 の 模掌 範儤 によって 譴 責掅 を 受匃<br />

けた 悪捰 人 たちは、 悪捰 天拦 使却 たちと 力 を 合 わせて、 魅纡 力 的 な 誘儬 惑 をもって 彼 を 神卡 から 引匂 き 離掤 そ<br />

うとする。それでも 成勱 功僵 しなければ、 今 度 は 強勮 制勧 的 な 力 を 用 いて 良拖 心升 に 強勮 いるのであ<br />

る。<br />

しかし、 天拦 の 聖脩 所勰 において、イエスが 人 間 の 仲傫 保 者 としておられるかぎり、 聖脩 霊绳 の 抑<br />

制勧 力 が 支匣 配括 者 と 国 民 に 及 んでいるのである。それは 今 なお、ある 程损 度 国 家匝 の 法 律傢 を 支匣 配括 し<br />

ている。このような 法 律傢 がなかったならば、 世匒 界化 の 状叔 態拟 は 現勶 在厪 よりはるかに 悪捰 化 していた<br />

ことであろう。この 世匒 の 支匣 配括 者 の 多匭 くは、サタンの 有卻 力 な 手 下 であるが、 神卡 もまた 国 家匝 の<br />

指匦 導拗 者 たちの 中 に、ご 自 分 の 代 表勖 者 を 持匛 っておられる。 敵育 はそのしもべたちを 動 かして、<br />

神卡 の 働掴 きをはなはだしく 阻縝 止厙 するような 法 案匽 を 提卖 出 するが、 主勢 を 恐傁 れる 政 治匮 家匝 たちは、 聖脩<br />

天拦 使却 に 動 かされて、このような 提卖 案匽 に 断友 固 として 反卬 対 する。こうして、 数包 名匷 の 者 が、 悪捰 の<br />

420


強勮 力 な 潮脞 流及 を 阻縝 止厙 するのである。 真卢 理 の 敵育 たちの 反卬 対 は、 第匌 三勫 天拦 使却 の 使却 命挻 がその 働掴 きを 遂脎<br />

行 するために、 抑 制勧 される。 最勞 後 の 警厺 告卪 が 発 せられる 時 、それは、 今 主勢 の 働掴 きの 器捙 になっ<br />

ているこれらの 有卻 力 者 たちの 注挅 意勪 をひく。そして、 彼 らの 中 のある 者 は、それを 受匃 け 入 れ、<br />

神卡 の 民 とともに 立 って、 悩肘 みの 時 を 通 過厢 するのである。<br />

第匌 三勫 天拦 使却 の 使却 命挻 の 宣傪 布偵 に 協匞 力 する 天拦 使却 は、その 栄 光捄 で 全 地 を 照儠 らすのである。ここに、<br />

全 世匒 界化 的 で 比发 類 のない 力 を 持匛 った 働掴 きが 子 告卪 されている。1840 年 から 44 年 に 至儖 る 再卭 臨<br />

運卞 動 は、 神卡 の 力 の 輝脮 かしいあらわれであった。 第匌 一 天拦 使却 の 使却 命挻 は、 世匒 界化 の 各厰 伝捱 道匠 地 に 伝捱 え<br />

られた。そしてある 国 々においては、16 世匒 紀 の 宗儲 教卝 改匳 革挙 以匆 来勵 どの 国 にもなかったような<br />

大 いなる 宗儲 教卝 的 関 心升 が 引匂 き 起招 こされた。しかし、 第匌 三勫 天拦 使却 の 最勞 後 の 警厺 告卪 下 における 大 運卞 動<br />

は、これをはるかに 超捪 えるものとなるのである。<br />

その 働掴 きは、ペンテコステの 日 の 働掴 きに 似胤 ている。 福厹 音 の 開 始卿 にあたって、 貴揂 重匤 な 種捶<br />

を 発 芽绊 させるために、 聖脩 霊绳 が 注挅 がれて「 前 の 雨僟 」が 与拜 えられたように、その 終厖 わりにおい<br />

て、 収厓 穫 を 実 らせるために、「 後 の 雨僟 」が 与拜 えられるのである。「この 故採 にわれらエホ<br />

バをしるべし、 切卲 にエホバを 知半 ることを 求卍 むべし。エホバはあしたの 光捄 のごとく 必厧 ずあら<br />

われいで、 雨僟 のごとくわれらにのぞみ、 後 の 雨僟 のごとく 地 をうるおしたもう」[ホセア 6:<br />

3・ 文卽 語指 訳胲 ]。「シオンの 子 らよ、あなたがたの 神卡 、 主勢 によって 喜 び 楽掱 しめ。 主勢 はあなたが<br />

たを 義拣 とするために 秋掞 の 雨僟 〔 前 の 雨僟 —— 英捼 語指 訳胲 。 以匆 下 同 じ〕を 賜 い、またあなたがたのた<br />

めに 豊掿 かに 雨僟 を 降 らせ、 前 のように、 秋掞 の 雨僟 〔 前 の 雨僟 〕と 春捖 の 雨僟 〔 後 の 雨僟 〕とを 降 らせら<br />

れる」[ヨエル 2:。「 神卡 がこう 仰纝 せになる。 終厖 りの 時 には、わたしの 霊绳 をすべての 人 に<br />

注挅 こう。」「そのとき、 主勢 の 名匷 を 呼 び 求卍 める 者 は、みな 救 われるであろう」[ 使却 徒傣 行 伝捱 2:<br />

17、。<br />

福厹 音 の 大 いなる 働掴 きは、その 開 始卿 を 示単 した 神卡 の 力 のあらわれより 劣縆 るもので 終厖 わるこ<br />

とはない。 福厹 音 の 開 始卿 にあたって 秋掞 の 雨僟 [ 前 の 雨僟 ]となって 成勱 就 した 預 言匟 は、その 終厖 局拈 にお<br />

いて、 春捖 の 雨僟 [ 後 の 雨僟 ]となって 再卭 び 成勱 就 するのである。これが、 使却 徒傣 ペテロが 待挊 望捬 した<br />

「 慰縺 め〔 原募 文卽 では refeshing[ 活卹 気勴 づけ、 回 復挴 の 意勪 ]〕の 時 」である。 彼 は 次卙 のように 言匟 っ<br />

た。「だから、 自 分 の 罪 をぬぐい 去掇 っていただくために、 悔繛 い 改匳 めて 本 心升 に 立 ちかえりな<br />

さい。それは、 主勢 のみ 前 から 慰縺 めの 時 がきて、……イエスを、 神卡 がつかわして 下 さるため<br />

である」[ 使却 徒傣 行 伝捱 3:19、。<br />

神卡 のしもべたちは、きよい 献僑 身拴 の 喜 びに 顔 を 輝脮 かせ、 天拦 からの 使却 命挻 を 伝捱 えるために、<br />

ここかしこと 奔 走掘 する。 全 世匒 界化 の 幾继 千収 の 声拨 によって、 警厺 告卪 が 発 せられる。 奇纟 跡僡 が 行 われ、<br />

病挶 人 はいやされ、しるしと 不勘 思卩 議 が 信勼 じる 者 に 伴僀 う。サタンもまた、 偽兖 りの 不勘 思卩 議 を 行 い、<br />

人 々の 前 で 天拦 から 火 を 降 らすことさえする[ 黙縹 示単 録捎 13:13 参厴 照儠 ]。こうして、 地 上 の 住卫 民<br />

は、 立 場 を 明 らかにしなければならなくなる。 使却 命挻 は、 議 論厱 によるよりも、 神卡 の 霊绳 の 深捫<br />

い 感厤 動 によって 伝捱 えられる。 論厱 拠 はすでに 示単 された。 種捶 はまかれた。そして 今 、それが 生<br />

421


えて、 実 を 結医 ぶのである。 伝捱 道匠 者 によって 配括 布偵 された 文卽 書危 は、その 感厤 化 を 及 ぼした。 し<br />

かし、 感厤 動 を 受匃 けた 人 々の 多匭 くは、 真卢 理 を 十厝 分 に 理 解卆 して、それに 服傕 従 することを、 妨绋 げ<br />

られていた。けれども、 今 、 光捄 は 至儖 るところにゆきわたり、 真卢 理 は 明 らかにされ、 神卡 の 忠儮<br />

実 な 子 供挿 たちは、 彼 らを 束僓 縛旸 していたかせを 絶傉 ち 切卲 るのである。 家匝 族 関 係厂 、 教卝 会 関 係厂 は、<br />

もはや 彼 らを 止厙 める 力 がない。 真卢 理 は 他 の 何挬 物匵 よりも 尊胛 いのである。 諸 勢厕 力 が 力 を 結医 集厦 し<br />

て 真卢 理 に 反卬 対 するにもかかわらず、 多匭 くの 者 が 主勢 の 側卷 に 立 つのである。<br />

422


第匌 39 章 アナーキー<br />

「その 時 あなたの 民 を 守捿 っている 大 いなる 君 ミカエルが 立 ちあがります。また 国 がは<br />

じまってから、その 時 にいたるまで、かつてなかったほどの 悩肘 みの 時 があるでしょう。し<br />

かし、その 時 あなたの 民 は 救 われます。すなわちあの 書危 に 名匷 をしるされた 者 は 皆脰 救 われま<br />

す」[ダニエル 12:。<br />

第匌 三勫 天拦 使却 の 使却 命挻 が 閉僔 じられると、もはや 地 の 罪 深捫 い 住卫 民 のための 憐穳 れみの 嘆昍 願傿 はなさ<br />

れない。 神卡 の 民 はその 働掴 きを 成勱 し 遂脎 げたのである。 彼 らは「 後 の 雨僟 」と「 主勢 のみ 前 から」<br />

来勵 る「 慰縺 め」を 受匃 けて、 自 分 たちの 前 にある 試去 みの 時 に 対 する 準厜 備厵 ができた。 天拦 使却 たちは、<br />

天拦 をあちらこちらへと 急双 ぎまわっている。1 人 の 天拦 使却 が 地 から 戻 ってきて、 自 分 の 働掴 きが<br />

終厖 わったことを 告卪 げる。すなわち、 最勞 後 の 試去 みが 世匒 界化 に 臨 み、 神卡 の 戒儦 めに 忠儮 実 であること<br />

を 示単 した 者 はみな、「 生 ける 神卡 の 印偝 」を 受匃 けたのである。その 時 イエスは 天拦 の 聖脩 所勰 でのと<br />

りなしをやめられる。イエスはご 自 分 の 手 をあげて、 大 声拨 で「 事 はすでに 成勱 った」と 仰纝 せ<br />

になる。そして、イエスが「 不勘 義拣 な 者 はさらに 不勘 義拣 を 行 い、 汚儢 れた 者 はさらに 汚儢 れたこと<br />

を 行 い、 義拣 なる 者 はさらに 義拣 を 行 い、 聖脩 なる 者 はさらに 聖脩 なることを 行 うままにさせよ」<br />

と 厳 粛施 に 宣傪 言匟 されると、 天拦 使却 の 全 軍拚 はその 冠縍 をぬぐ[ 黙縹 示単 録捎 22:。どの 人 の 判匯 決 も、 生<br />

か 死拎 かに 決 まった。キリストはご 自 分 の 民 のために 贖 いをなさり、 彼 らの 罪 を 消拔 し 去掇 られ<br />

た。キリストの 民 の 数包 は 満掫 たされ、「 国 と 主勢 権勻 と 全 天拦 下 の 国 々の 権勻 威胙 」とは、 今 まさに 救<br />

いを 相 続勸 する 者 に 与拜 えられようとしており、イエスは 王掣 の 王掣 、 主勢 の 主勢 として 統拇 治匮 されるの<br />

である。<br />

イエスが 聖脩 所勰 を 去掇 られると、 暗肨 黒 が 地 の 住卫 民 をおおう。その 恐傁 ろしい 時 に、 義拣 人 は 仲傫<br />

保 者 なしに 聖脩 なる 神卡 のみ 前 に 生 きなければならない。 悪捰 人 の 上 に 置厒 かれていた 抑 制勧 が 取勚<br />

り 除揄 かれ、サタンは 最勞 後 まで 悔繛 い 改匳 めない 者 を 完 全 に 支匣 配括 する。 神卡 の 忍旖 耐脾 は 終厖 わった。 世匒<br />

は 神卡 の 憐穳 れみを 拒兘 み、その 愛 をさげすみ、その 律傢 法 をふみにじってきた。 悪捰 人 は 恩繥 恵 期勡 間<br />

の 限拘 界化 を 越掳 えた。 頑繷 強勮 に 拒兘 まれてきた 神卡 のみ 霊绳 は、ついに 取勚 り 去掇 られた。 彼 らは 神卡 の 恵 み<br />

の 守捿 りを 失拽 って、 悪捰 魔斴 に 対 する 防拌 備厵 が 全 くない。その 時 サタンは、 地 の 住卫 民 を 大 いなる 最勞<br />

後 の 悩肘 みに 投匐 げ 入 れる。 神卡 の 天拦 使却 たちが 人 間 の 激 情午 の 激 しい 風掵 を 抑 えるのをやめると、 争拫<br />

いの 諸 要勥 素 がことごとく 解卆 き 放择 たれる。 全 世匒 界化 は、 昔繕 のエルサレムを 襲脁 ったものよりもっ<br />

と 恐傁 ろしい 破挐 滅脛 に 巻僲 き 込匸 まれる。<br />

ただ 1 人 の 天拦 使却 が、エジプト 人 の 長 子 をみな 殺掮 しにして、 国 じゅうを 嘆昍 きで 満掫 たした。<br />

ダビデが 民 を 数包 えて、 神卡 にそむいた 時 、1 人 の 天拦 使却 が 恐傁 ろしい 破挐 滅脛 を 引匂 き 起招 こして、 彼 の<br />

罪 を 罰脖 した。 神卡 がお 命挻 じになる 時 に 聖脩 天拦 使却 たちによって 行 使却 されるのと 同 じ 破挐 壊傓 力 が、 神卡<br />

423


のお 許 しになる 時 には 悪捰 天拦 使却 たちによっても 行 使却 される。 勢厕 力 はすでにととのっていて、<br />

あらゆるところに 荒僚 廃 を 広南 げようと、 神卡 の 許 しを 待挊 つばかりである。<br />

神卡 の 律傢 法 を 尊胛 ぶ 者 は、 世匒 に 災 いをもたらす 者 として 非 難挚 されてきた。そして 彼 らは、<br />

地 球原 を 災 いで 満掫 たしているところの、 恐傁 ろしい 自 然掍 の 猛縭 威胙 と 人 間 どうしの 争拫 いと 流及 血傔 の 原募<br />

因 とみなされる。 最勞 後 の 警厺 告卪 に 伴僀 う 力 が、 悪捰 人 たちを 激 怒腹 させた。 彼 らの 怒腹 りはメッセー<br />

ジを 受匃 け 入 れたすべての 人 に 向匇 かって 燃 え 上 がり、サタンは 憎 悪捰 と 迫 害县 の 精 神卡 をいっそう<br />

強勮 くあおりたてる。 神卡 のご 臨 在厪 が 最勞 後 的 にユダヤ 国 民 から 取勚 り 去掇 られた 時 、 祭脫 司 と 民 は<br />

それを 知半 らなかった。サタンの 支匣 配括 下 にあって、 最勞 も 恐傁 ろしい 悪捰 意勪 に 満掫 ちた 激 情午 に 支匣 配括 さ<br />

れながら、 彼 らはなお 自 分 たちが 神卡 に 選 ばれた 者 であると 考卛 えていた。 神卡 殿脟 の 奉旊 仕捸 は 続勸 け<br />

られ、 犠腻 牲繉 は 汚儢 れた 祭脫 壇绵 にささげられていた。 神卡 の 愛 されたみ 子 の 血傔 を 流及 すという 罪 を 犯<br />

し、そのしもべたちや 使却 徒傣 たちを 殺掮 そうとする 民 に、 神卡 の 祝腛 福厹 が 毎傭 日 求卍 められていた。<br />

同 じように、 聖脩 所勰 での、 取勚 り 消拔 すことのできない 判匯 決 が 発 表勖 され、 世匒 界化 の 運卞 命挻 が 永 遠<br />

に 定 まっても、 地 上 の 住卫 民 はそれを 知半 らないであろう。 宗儲 教卝 の 形捊 式厚 は、 神卡 のみ 霊绳 が 最勞 後 的<br />

に 取勚 り 去掇 られてしまった 民 によって 続勸 けられる。そして、 悪捰 の 君 が 自 分 の 悪捰 だくみを 成勱 し<br />

遂脎 げるために 彼 らに 吹胈 き 込匸 む 悪捰 魔斴 的 な 熱 心升 さは、 神卡 に 対 する 熱 心升 さと 似胤 ているであろ<br />

う。<br />

安勣 息僢 日 がキリスト 教卝 世匒 界化 全 体 の 特厣 別厌 な 論厱 争拫 点勷 となり、 宗儲 教卝 と 政 治匮 の 当勠 局拈 者 が 結医 束僓 して<br />

日 曜腵 日 遵穒 守捿 を 強勮 要勥 する 時 、 少厮 数包 の 者 は、 世匒 間 の 要勥 求卍 に 屈縿 することを 断友 固 として 拒兘 むために、<br />

全 世匒 界化 ののろいの 的 となる。 教卝 会 の 制勧 度 と 国 家匝 の 法 律傢 に 反卬 対 の 立 場 をとる 少厮 数包 者 は 赦费 すべ<br />

からざる 者 であり、 全 世匒 界化 が 混 乱 と 無叄 法 の 状叔 態拟 に 陥肿 るよりも、 彼 らが 苦 しみを 受匃 けるほう<br />

がよいと 主勢 張挗 される。 同 じ 議 論厱 が 1800 年 前 〔 注挅 ・ 著兆 者 の 執儨 筆僜 当勠 時 から〕に、「 民 の 役叓 人<br />

たち」によってキリストに 対 してなされた。 陰纖 険叁 なカヤパは、「ひとりの 人 が 人 民 に 代 っ<br />

て 死拎 んで、 全 国 民 が 滅脛 びないようになるのがわたしたちにとって 得千 だ」と 言匟 った[ヨハネ<br />

11:。この 議 論厱 は 決 定 的 なものに 思卩 われ、ついに、 第匌 4 条厬 の 戒儦 めにある 安勣 息僢 日 を 聖脩 とす<br />

る 者 に 対 して 法 令傂 が 発 せられ、 彼 らは 最勞 も 重匤 い 刑傃 罰脖 に 相 当勠 する 者 として 非 難挚 される。そし<br />

て 人 々は、 一 定 期勡 間 ののちには 彼 らを 殺掮 してもよい 自 由厩 が 与拜 えられる。 旧 世匒 界化 のカトリッ<br />

ク 教卝 と 新 世匒 界化 の 背 教卝 的 新 教卝 とは、 神卡 の 戒儦 めの 全 部 を 尊胛 ぶ 者 たちに 対 して、 同 じような 手 段掀<br />

をとるであろう。<br />

その 時 神卡 の 民 は、ヤコブの 悩肘 みの 時 として 預 言匟 者 によって 描胦 かれている 悩肘 みと 苦 しみ<br />

の 場 面卥 に 投匐 げ 入 れられる。「 主勢 はこう 仰纝 せられる、われわれはおののきの 声拨 を 聞挈 いた。 恐傁<br />

れがあり、 平匊 安勣 はない。……なぜ、どの 人 の 顔 色 も 青捘 く 変厭 っているのか。 悲胳 しいかな、そ<br />

の 日 は 大 いなる 日 であって、それに 比发 べるべき 日 はない。それはヤコブの 悩肘 みの 時 である。<br />

しかし 彼 はそれから 救 い 出 される」[エレミヤ 30:5~。 エサウの 手 からの 救 出 を 熱 心升 に<br />

424


祈绗 り 求卍 めたヤコブの 苦 悶 の 夜 [ 創傦 世匒 記卌 32:24~30 参厴 照儠 ]は、 悩肘 みの 時 の 神卡 の 民 の 経 験挧 をあ<br />

らわしている。<br />

ヤコブは、エサウに 与拜 えられることになっていた 父 の 祝腛 福厹 を 欺繏 瞞 によって 得千 たために、<br />

兄胆 の 恐傁 ろしい 脅肺 迫 におびえて、 命挻 からがら 逃偹 げ 出 したのであった。 彼 は、 長 年 の 流及 浪償 の 生<br />

活卹 のあとで、 神卡 の 命挻 令傂 によって、 妻像 子 と 家匝 畜昸 を 連 れて 故採 郷偮 へと 出 発 した。 国 境挌 についた 時 、<br />

彼 は、エサウが 勇腅 士厨 の 一 隊 を 率厾 いて 近卐 づいているという 知半 らせを 受匃 けて、 恐傁 怖繍 に 満掫 たされ<br />

た。エサウが 復挴 讐穑 の 念挡 に 燃 えていることは、 疑卧 う 余 地 がなかった。ヤコブの 一 族 は、 武叇 装<br />

も 防拌 備厵 もないので、 今 にも 暴偷 力 と 虐纨 殺掮 の 無叄 力 な 犠腻 牲繉 になるかと 思卩 われた。ヤコブは 不勘 安勣 と<br />

恐傁 怖繍 に 襲脁 われた 上 に、 重匤 苦 しい 自 責掅 の 念挡 にかられた。というのは、このような 危捦 険叁 をもた<br />

らしたのは、 彼 自 身拴 の 罪 であったからである。 彼 の 唯繴 一 の 希傩 望捬 は、 神卡 の 憐穳 れみにすがるこ<br />

とであった。 彼 の 唯繴 一 の 防拌 備厵 は、 祈绗 りでなければならなかった。しかもなお、 彼 は、 兄胆 に<br />

対 して 行 った 罪 悪捰 の 償 いのためと、 切卲 迫 した 危捦 険叁 を 避 けるために、 自 分 としてできること<br />

はすべてなしたのである。そのように、キリスト 者 も、 悩肘 みの 時 に 近卐 づくにつれて、 人 々<br />

の 前 で 自 分 たちの 立 場 を 明 らかにし、 偏旌 見 を 取勚 り 去掇 り、そして 良拖 心升 の 自 由厩 を 脅肺 かす 危捦 険叁 を<br />

避 けるために、 全 力 を 尽能 くさなければならない。<br />

ヤコブは、 家匝 族 の 者 が 彼 の 苦 悩肘 を 見 ないように、 彼 らを 送拡 り 出 してから、1 人 残拑 って<br />

神卡 に 懇縨 願傿 した。 彼 は 自 分 の 罪 を 告卪 白换 し、 彼 に 対 する 神卡 の 憐穳 れみを 感厤 謝儑 するとともに、 深捫 く<br />

へりくだった 心升 で、 彼 の 先匪 祖脽 に 与拜 えられた 契 約 と、ベテルにおける 夜 の 幻星 の 中 で、また 流及<br />

浪償 の 地 において、 彼 に 与拜 えられた 約 束僓 とが、 行 われることを 嘆昍 願傿 した。 彼 の 生 涯昗 の 危捦 機務 が<br />

やってきていた。すべてが 危捦 うくなった。 暗肨 黒 と 孤縩 独捌 の 中 で、 彼 は 祈绗 りつづけ、 神卡 の 前 に<br />

身拴 を 低拯 くしつづけた。<br />

突 然掍 、1 つの 手 が 彼 の 肩胥 におかれた。 彼 は、 敵育 が 彼 の 生 命挻 をねらっているのだと 考卛 える。<br />

そして、 必厧 死拎 になって 敵育 と 闘 う。 夜 が 明 けようとする 時 、この 見 知半 らぬ 人 は 超捪 人 的 な 力 を<br />

あらわす。 彼 が 触僾 れると、 頑繷 強勮 なヤコブはまひしたようになる。そしてヤコブは 力 を 失拽 っ<br />

て 倒 れ、この 不勘 思卩 議 な 敵育 の 首匹 にすがって、 涙繽 ながらに 懇縨 願傿 する。ヤコブは、 今 、 自 分 が 闘<br />

っていたお 方 が、 契 約 の 天拦 使却 であられることを 知半 る。 彼 は 体 の 自 由厩 を 失拽 い、 激 しい 痛僎 みを<br />

感厤 じながらも、 彼 の 願傿 いを 放择 棄 しない。 彼 は 自 分 の 罪 のために、 長 い 聞挈 悩肘 み、 自 責掅 の 念挡 に<br />

かられ、 苦 しみに 耐脾 えてきた。 今 彼 は、それが 赦费 されたという 確卾 証卨 を 得千 なければならない。<br />

天拦 からの 来勵 訪掶 者 は、 今 にも 立 ち 去掇 ろうとするように 見 える。しかしヤコブは、 彼 にすがっ<br />

て、 祝腛 福厹 を 求卍 める。<br />

天拦 使却 は、「 夜 が 明 けるからわたしを 去掇 らせてください」と 言匟 うが、ヤコブは、「わた<br />

しを 祝腛 福厹 してくださらないなら、あなたを 去掇 らせません」と 叫经 ぶのである。なんという 確卾<br />

信勼 、なんという 堅儕 忍旖 不勘 抜掽 の 精 神卡 が、ここにあらわされていることであろう。もしもこれが、<br />

高 慢纁 で 僣 越掳 な 要勥 求卍 であったならば、ヤコブは 直卟 ちに 滅脛 ぼされたことであろう。しかし 彼 の<br />

425


要勥 求卍 は、 自 分 の 弱傽 さと 無叄 価卒 値捛 なことを 告卪 白换 しながらも、 契 約 を 果卵 たされる 神卡 の 憐穳 れみに 信勼<br />

頼 する 者 の 確卾 信勼 であった。<br />

「 彼 は 天拦 の 使却 と 争拫 って 勝 」った[ホセア 12:。この 罪 深捫 く、 誤儶 りを 犯 した 人 間 は、へり<br />

くだりと 悔繛 い 改匳 めと 自 己偻 放择 棄 とによって、 天拦 の 君 と 闘 って 勝 ったのである。 彼 はそのふる<br />

える 手 で、 神卡 の 約 束僓 をしっかりとつかんだ。その 時 、 無叄 限拘 の 愛 のお 方 は、 罪 人 の 願傿 いを 退挖<br />

けることがおできにならなかった。 彼 の 勝 利匏 の 証卨 拠 、そして 彼 の 模掌 範儤 にならう 他 の 人 々へ<br />

の 励繭 ましの 証卨 拠 として、 彼 の 名匷 が、 彼 の 罪 を 思卩 い 起招 こさせるものから、 彼 の 勝 利匏 を 記卌 念挡 す<br />

るものへと 変厭 えられた。 そして、ヤコブが 神卡 と 争拫 って 勝 ったということは、 彼 が 人 にも<br />

勝 つという 保 証卨 であった。 彼 はもはや 兄胆 の 怒腹 りに 直卟 面卥 することを 恐傁 れなかった。なぜなら、<br />

主勢 が 彼 の 防拌 御 だからであった。<br />

サタンは 神卡 の 天拦 使却 たちの 前 でヤコブを 訴挰 え、 彼 は 罪 を 犯 したのであるから 自 分 には 彼<br />

を 滅脛 ぼす 権勻 利匏 があると 主勢 張挗 して、エサウに 働掴 きかけて 彼 のほうへと 向匇 かわせていた。そし<br />

て、ヤコブの 長 い 苦 闘 の 夜 の 間 、サタンは、 彼 に 自 分 の 罪 を 思卩 い 起招 こさせて、 失拽 望捬 に 陥肿 れ、<br />

彼 が 神卡 にすがっているその 手 を 引匂 き 離掤 そうとした。ヤコブはほとんど 絶傉 望捬 しそうになった。<br />

しかし 彼 は、 天拦 からの 助捉 けがなければ 自 分 は 滅脛 びるしかないことを 知半 っていた。 彼 は、 自<br />

分 の 大 きな 罪 を 心升 から 悔繛 い 改匳 め、 神卡 の 憐穳 れみをこい 求卍 めた。 彼 はその 目 的 をすてようとは<br />

せず、しっかりと 天拦 の 使却 いを 捉赤 え、 苦 悶 の 叫经 びをあげて 熱 烈绡 に 懇縨 願傿 し、ついに 勝 利匏 したの<br />

であった。<br />

サタンは、エサウを 動 かしてヤコブに 立 ち 向匇 かわせたように、 悩肘 みの 時 に、 悪捰 人 たち<br />

を 煽 動 して 神卡 の 民 を 滅脛 ぼそうとする。そして 彼 は、ヤコブを 訴挰 えたように、 神卡 の 民 に 対 す<br />

る 非 難挚 を 申捩 し 立 てる。 彼 は、 世匒 界化 を 自 分 の 手 中 にあるものと 考卛 えている。しかし 神卡 の 戒儦 め<br />

を 守捿 る 小 さな 群儈 れが、 彼 の 主勢 権勻 に 反卬 抗 しているのである。もし 彼 が、 彼 らを 地 上 から 一 掃线<br />

することができるなら、 彼 の 勝 利匏 は 完 全 なものとなる。 彼 は、 天拦 使却 が 彼 らを 守捿 っているの<br />

を 見 て、 彼 らの 罪 が 赦费 されたことを 推掙 測 するが、 彼 らの 調 査匀 が 天拦 の 聖脩 所勰 において 決 定 され<br />

たことは 知半 らない。サタンは、 自 分 が 彼 らを 誘儬 惑 して 犯 させた 罪 を 正匁 確卾 に 知半 っている。そ<br />

して 彼 は、それらを 神卡 の 前 に 大 きく 誇縷 張挗 して 示単 し、この 人 々は 自 分 と 同 様捞 に 神卡 の 恵 みから<br />

当勠 然掍 除揄 外勭 されるべきであると 主勢 張挗 する。 主勢 が、 彼 らの 罪 を 赦费 しながら、サタンとその 使却 い<br />

たちを 滅脛 ぼすことは、 正匁 当勠 ではないと 彼 は 宣傪 言匟 するのである。サタンは 彼 らを、 自 分 のえ<br />

じきであると 主勢 張挗 し、 滅脛 ぼすために 自 分 の 手 に 与拜 えられるべきであると 要勥 求卍 する。<br />

サタンが、 神卡 の 民 をその 罪 のゆえに 責掅 める 時 に、 主勢 はサタンが、 彼 らを 極掄 限拘 まで 試去 み<br />

ることを 許 される。 神卡 に 対 する 彼 らの 信勼 頼 、 彼 らの 信勼 仰纝 と 堅儕 実 さとが、 激 しく 試去 みられる。<br />

彼 らは、 過厢 去掇 をふりかえると、 望捬 みを 失拽 ってしまう。なぜなら、その 全 生 涯昗 の 中 に、よい<br />

ところをほとんど 見 ることができないからである。 彼 らは、 自 分 たちの 弱傽 さと 無叄 価卒 値捛 とを<br />

十厝 分 に 自 覚 している。サタンは、 彼 らの 状叔 態拟 は 絶傉 望捬 的 で、 彼 らの 汚儢 れたしみは 洗腂 い 去掇 るこ<br />

426


とができないと 思卩 わせて、 彼 らを 恐傁 怖繍 に 陥肿 れようとする。サタンは、 彼 らの 信勼 仰纝 をくじい<br />

て、 彼 らを 彼 の 誘儬 惑 に 負拆 けさせ、 神卡 に 対 する 忠儮 誠肬 を 放择 棄 させようと 望捬 むのである。<br />

神卡 の 民 は、 彼 らを 滅脛 ぼそうとする 敵育 に 取勚 り 囲 まれるが、しかし 彼 らの 味控 わう 苦 悩肘 は、<br />

真卢 理 のために 受匃 ける 迫 害县 を 恐傁 れてのものではない。 彼 らは、 自 分 たちがすべての 罪 を 悔繛 い<br />

改匳 めているかどうか、また、 自 分 たちの 中 の 何挬 かのあやまちによって、「 全 世匒 界化 に 臨 もう<br />

としている 試去 錬赔 の 時 に、あなたを 防拌 ぎ 守捿 ろう」という 救 い 主勢 の 約 束僓 の 成勱 就 を 妨绋 げるのでは<br />

ないか、ということを 恐傁 れるのである[ 黙縹 示単 録捎 3:。もし 彼 らが、 赦费 しの 確卾 証卨 を 持匛 つこと<br />

ができるならば、 拷稷 問勬 も 死拎 をもいとわないであろう。しかし 万勦 一 、 赦费 しに 値捛 しない 者 であ<br />

ることがわかって、 自 分 自 身拴 の 品厍 性勯 の 欠 陥肿 のゆえに 生 命挻 を 失拽 うようなことがあれば、それ<br />

は 神卡 の 聖脩 なるみ 名匷 を 辱既 しめることになってしまう。<br />

彼 らは、 至儖 るところに 反卬 逆 の 陰纖 謀纠 を 聞挈 き、 暴偷 動 が 活卹 発 に 起招 きるのを 見 る。そして 彼 ら<br />

の 心升 の 中 には、この 大 いなる 背 教卝 が 終厖 わるように、そして 悪捰 人 たちのよこしまが 終厖 わるよ<br />

うにという、 強勮 烈绡 な 願傿 望捬 と 熱 望捬 が 起招 こる。しかし、 彼 らが、 反卬 逆 の 活卹 動 をとどめるよう 神卡<br />

に 祈绗 っていながらも、 自 分 自 身拴 には 悪捰 の 大 きな 潮脞 流及 に 抵脏 抗 する 力 も 押 し 返拮 す 力 もないこと<br />

を 感厤 じて、 激 しい 自 責掅 の 念挡 にかられる。もし 彼 らが、 彼 らの 全 能印 力 を 常拤 にキリストの 奉旊 仕捸<br />

に 用 いていたならば、そして 力 から 力 へと 進勺 んでいたならば、サタンの 勢厕 力 はこれほど 優历<br />

勢厕 な 力 をもって 襲脁 ってはこないだろうと、 彼 らは 感厤 じるのである。<br />

彼 らは、 彼 らの 多匭 くの 罪 をこれまで 悔繛 い 改匳 めたことを 指匦 し 示単 して、 神卡 の 前 で 彼 らの 心升<br />

を 悩肘 まし、「わたしの 保 護厽 にたよって、わたしと 和匄 らぎをなせ、わたしと 和匄 らぎをなせ」<br />

という 救 い 主勢 の 約 束僓 をこい 求卍 める[イザヤ 27:。 彼 らの 信勼 仰纝 は、 祈绗 りが 直卟 ちに 答掬 えられな<br />

いからと 言匟 って、なくなってしまわない。 激 しい 不勘 安勣 、 恐傁 怖繍 、 苦 悩肘 に 苦 しみながらも、 彼<br />

らは 祈绗 り 求卍 めることをやめない。 彼 らは、ヤコブが 天拦 使却 をつかまえたように、 神卡 の 力 を 捕<br />

らえる。そして、「わたしを 祝腛 福厹 してくださらないなら、あなたを 去掇 らせません」と 彼 ら<br />

は 心升 の 中 で 叫经 ぶのである。<br />

もしヤコブが、 欺繏 瞞 によって 長 子 の 特厣 権勻 を 得千 た 罪 をあらかじめ 悔繛 い 改匳 めていなかった<br />

ならば、 神卡 は、 彼 の 祈绗 りを 聞挈 き、 憐穳 れみ 深捫 く 彼 の 生 命挻 を 保 つことを、なさらなかったであ<br />

ろう。そのように、 悩肘 みの 時 においても、 神卡 の 民 は、 恐傁 怖繍 と 苦 悩肘 にさいなまれている 時 、<br />

まだ 告卪 白换 していない 罪 を 思卩 い 出 すならば、 彼 らは 圧 倒 されてしまうことであろう。 絶傉 望捬 が<br />

彼 らの 信勼 仰纝 を 断友 ち 切卲 り、 彼 らは 神卡 に 救 いを 求卍 める 確卾 信勼 が 持匛 てなくなることであろう。しか<br />

し、 彼 らは、 自 分 たちが 無叄 価卒 値捛 なことを 深捫 く 感厤 じてはいるが、 告卪 白换 すべき 罪 を 隠僸 してはい<br />

ない。 彼 らの 罪 は、 前 もってさばかれて、 消拔 し 去掇 られている。 彼 らは、 罪 を 思卩 い 出 すこと<br />

ができない。<br />

427


神卡 は 人 生 の 小 さなことにおける 不勘 忠儮 実 を 見 のがされると、サタンは 多匭 くの 者 に 思卩 い 込匸<br />

ませている。しかし、 主勢 は、ご 自 分 が、 悪捰 を 是肔 認卉 することも 大 目 に 見 ることもなさらない<br />

かたであることを、ヤコブの 取勚 り 扱僻 いにおいて 示単 された。 罪 の 言匟 いわけをしたり、 隠僸 した<br />

りして、それを 告卪 白换 せず、 赦费 されないまま、 天拦 の 書危 に 残拑 しておく 者 は、みなサタンに 負拆 け<br />

てしまうのである。 口卶 でりっぱなことを 言匟 い、 栄 誉縃 ある 地 位匱 にあればあるほど、その 人 々<br />

の 行 動 は、 神卡 の 目 には 嘆昍 かわしいものであり、 大 いなる 敵育 サタンの 勝 利匏 はいっそう 確卾 実 な<br />

のである。 神卡 の 日 のための 準厜 備厵 を 遅 らせる 者 は、 悩肘 みの 時 やそれ 以匆 後 においては、 準厜 備厵 す<br />

ることができない。こうした 人 々は、すべて 絶傉 望捬 である。<br />

なんの 準厜 備厵 もせずに、 最勞 後 の 恐傁 るべき 争拫 闘 に 当勠 面卥 するこれらの 自 称胃 キリスト 者 たちは、<br />

絶傉 望捬 して、 激 しい 苦 悶 の 叫经 びをあげて 彼 らの 罪 を 告卪 白换 する。そして 悪捰 人 たちは、 彼 らの 苦<br />

悩肘 をながめて 勝 ち 誇縷 るのである。このような 告卪 白换 は、エサウやユダの 告卪 白换 と 同 じ 性勯 質拾 のも<br />

のである。これをなすものは、 罪 そのものではなくて、 罪 の 結医 果卵 を 悲胳 しむのである。 彼 ら<br />

は 真卢 の 悔繛 い 改匳 めをしておらず、 悪捰 に 対 する 嫌膅 悪捰 感厤 がない。 彼 らは 刑傃 罰脖 を 恐傁 れて 罪 を 認卉 める<br />

のである。そして、 昔繕 のパロのように、 刑傃 罰脖 が 取勚 り 除揄 かれるとまた 天拦 に 反卬 抗 するのであ<br />

る。<br />

ヤコブの 生 涯昗 はまた、 欺繏 かれ、 試去 みられ、 罪 に 陥肿 れられても、 真卢 に 悔繛 い 改匳 めて 神卡 に 立<br />

ちかえった 者 を、 神卡 は 見 捨腇 てられないという 保 証卨 でもある。サタンはこのような 人 々を 滅脛<br />

ぼそうとするが、 神卡 は 天拦 使却 を 遣傛 わして、 危捦 機務 の 時 に 彼 らを 慰縺 め、 保 護厽 されるのである。サ<br />

タンの 攻 撃掐 は、 激 しく、 断友 固 たるもので、 彼 の 欺繏 瞞 は 恐傁 るべきものである。しかし、 主勢 の<br />

目 はご 自 分 の 民 に 向匇 けられ、その 耳脥 は 彼 らの 叫经 びを 聞挈 かれる。 彼 らの 苦 悩肘 は 大 きく、 炉脻 の<br />

火 は 彼 らを 焼催 き 尽能 くすように 思卩 われる。しかし、 金 を 吹胈 き 分 ける 者 であられる 神卡 は、 彼 ら<br />

を 火 で 練 った 金 として 取勚 り 出 される。この 最勞 も 激 しい 試去 練 の 時 における、 神卡 のその 子 供挿 た<br />

ちに 対 する 愛 は、 彼 らの 最勞 も 輝脮 かしい 繁光 栄 の 時 と 同 じように、 強勮 く、やさしいのである。<br />

しかし、 彼 らは、 火 の 炉脻 に 投匐 げ 入 れられる 必厧 要勥 がある。キリストの 姿掋 が 完 全 に 反卬 映 される<br />

ように、 彼 らの 世匒 俗晐 的 なところが 焼催 きつくされねばならない。<br />

われわれの 前 にある 苦 悩肘 と 苦 悶 の 時 は、 疲膂 労排 と 遅 延 と 飢 えに 耐脾 えることのできる 信勼 仰纝 、<br />

すなわち、 激 しく 試去 みられても 落叉 胆绺 しない 信勼 仰纝 を 要勥 求卍 する。その 時 に 備厵 えるために、すべ<br />

ての 者 に 恩繥 恵 期勡 間 が 与拜 えられている。ヤコブは、 断友 固 として 屈縿 しなかったために 勝 利匏 した。<br />

彼 の 勝 利匏 は、しきりに 願傿 い 求卍 める 祈绗 りに 力 があるということの 実 証卨 である。 彼 のように 神卡<br />

の 約 束僓 をしっかりとつかみ、 彼 のように 熱 心升 で 忍旖 耐脾 強勮 い 者 はみな、 彼 が 勝 利匏 したように 勝<br />

利匏 するのである。 自 分 をすて、 神卡 の 前 で 心升 を 悩肘 まし、 神卡 の 祝腛 福厹 を 求卍 めて 熱 心升 に 祈绗 り 続勸 け<br />

ようとしない 者 は、それを 受匃 けることができない。 祈绗 りによる 神卡 との 格卺 闘 ——このことを<br />

知半 っている 人 がなんと 少厮 ないことであろう。 熱 烈绡 な 願傿 いをもって、 心升 から 神卡 によりすがり、<br />

全 力 を 注挅 ぎ 出 す 人 がなんと 少厮 ないことであろう。 嘆昍 願傿 者 の 上 に、 言匟 葉挺 では 表勖 現勶 することの<br />

428


できない 絶傉 望捬 の 波 が 押 し 寄 せる 時 に、 確卾 固 不勘 動 の 信勼 仰纝 をもって 神卡 の 約 束僓 にすがる 者 が、な<br />

んと 少厮 ないことであろう。<br />

今 、 少厮 ししか 信勼 仰纝 を 働掴 かせていない 者 は、サタンの 欺繏 瞞 の 力 と 良拖 心升 を 強勮 制勧 する 法 令傂 の<br />

下 に 屈縿 してしまう 危捦 険叁 が 多匭 分 にある。そして、たとい 彼 らが 試去 練 に 耐脾 え 得千 ても、 常拤 に 神卡 に<br />

信勼 頼 する 習 慣脹 を 養傞 ってこなかったために、 悩肘 みの 時 には、さらに 大 きな 苦 難挚 と 苦 悩肘 に 陥肿 る<br />

ことであろう。 彼 らは、 自 分 たちが 学 ぶことを 怠旒 っていた 信勼 仰纝 の 教卝 訓肢 を、 恐傁 るべき 失拽 望捬 の<br />

もとにあって 学 ばなければならなくなる。<br />

われわれは 今 、 神卡 の 約 束僓 を 試去 すことによって、 神卡 をよく 知半 らなければならない。 天拦 使却<br />

は 心升 からの 熱 心升 な 祈绗 りをすべて 記卌 録捎 している。われわれは、 神卡 との 交卦 わりを 怠旒 るよりも、<br />

利匏 己偻 的 な 満掫 足拒 を 求卍 めることをやめるべきである。 神卡 の 是肔 認卉 の 下 にある 最勞 低拯 の 貧縏 困傮 、 最勞 大 の<br />

自 己偻 犠腻 牲繉 は、 是肔 認卉 のない 富挛 、 栄 誉縃 、 安勣 楽掱 、 友掻 情午 にまさっている。われわれは、 時 間 をかけ<br />

て 祈绗 らなければならない。もしわれわれが 世匒 俗晐 のことに 心升 を 奪傤 われているならば、 主勢 は、<br />

金 、 家匝 屋厡 、 肥儺 えた 土拋 地 などの 偶旦 像僕 を、われわれから 取勚 り 去掇 ることによって、われわれに 時<br />

間 をお 与拜 えになるかもしれない。<br />

もし 青捘 年 が、 神卡 の 祝腛 福厹 を 求卍 めることができる 道匠 のほかには、どんな 道匠 に 入 ることをも<br />

拒兘 むならば、 罪 に 誘儬 われることはない。 世匒 界化 に 最勞 後 の 厳 粛施 な 警厺 告卪 を 伝捱 える 使却 命挻 者 たちが、<br />

冷偭 淡繦 で 無叄 気勴 力 で 怠旒 惰趌 な 態拟 度 でなくて、ヤコブのように、 熱 烈绡 に、 信勼 仰纝 をもって 神卡 の 祝腛 福厹 を<br />

祈绗 り 求卍 めるならば、「わたしは 顔 と 顔 をあわせて 神卡 を 見 たが、なお 生 きている」と 言匟 うこ<br />

とのできる 多匭 くの 場 所勰 を 見 いだすであろう[ 創傦 世匒 記卌 32:。 天拦 は 彼 らを、 神卡 と 人 とに 勝 つ 力<br />

をもった 王掣 子 たちとみなすのである。<br />

「かつてなかったほどの 悩肘 みの 時 」が、まもなくわれわれの 前 に 展捯 開 する。それだか<br />

らわれわれには、1 つの 経 験挧 —— 今 われわれが 持匛 っておらず、また 多匭 くの 者 が 怠旒 けて 持匛 と<br />

うとしない 経 験挧 ——が 必厧 要勥 なのである。 現勶 実 の 困傮 難挚 というものは、 予匨 想挹 したほどではない<br />

ということがしばしばある。しかし、われわれの 前 にある 危捦 機務 の 場 合 は、そうではない。<br />

どんなに 生 々しく 描胦 写捂 しても、この 試去 練 の 激 しさには、とうてい 及 ばない。この 試去 練 の 時<br />

に、 人 間 は、みな、 自 分 で 神卡 の 前 に 立 たなければならない。「 主勢 なる 神卡 は 言匟 われる、わた<br />

しは 生 きている、たといノア、ダニエル、ヨブがそこにいても、 彼 らはそのむすこ 娘繂 を 救<br />

うことができない。ただその 義拣 によって 自 分 の 命挻 を 救 いうるのみである」[エゼキエル<br />

14:。<br />

今 、われわれの 大 祭脫 司 がわれわれのために 贖 いをしておられる 間 に、われわれは、キ<br />

リストにあって 完 全 になることを 求卍 めなければならない。 救 い 主勢 は、その 思卩 いにおいてさ<br />

え、 誘儬 惑 の 力 に 屈縿 服傕 されなかった。サタンは、 人 々の 心升 の 中 に、なんらかの 足拒 場 を 見 つけ<br />

る。 心升 の 中 に 罪 の 欲僼 望捬 があると、サタンはそれを 用 いて 誘儬 惑 の 力 を 現勶 す。しかし、キリス<br />

429


トはご 自 身拴 について、「この 世匒 の 君 が 来勵 る……。だが、 彼 はわたしに 対 して、なんの 力 も<br />

ない」と 宣傪 言匟 された[ヨハネ 14:。サタンは、 神卡 の 子 の 中 に、 彼 に 勝 利匏 を 得千 させるなんの<br />

すきも 見 つけることができなかった。 神卡 のみ 子 は、 天拦 父 の 戒儦 めを 守捿 られた。そして、サタ<br />

ンが 自 分 に 有卻 利匏 に 活卹 用 することのできる 罪 が、 彼 の 中 にはなかった。これが、 悩肘 みの 時 を<br />

耐脾 えぬく 人 々のうちになければならない 状叔 態拟 なのである。<br />

われわれが、キリストの 贖 罪 の 血傔 を 信勼 じることによって、 罪 を 捨腇 て 去掇 らなければなら<br />

ないのは、 現勶 世匒 においてである。われわれの 尊胛 い 救 い 主勢 は、われわれが 彼 と 結医 合 して、わ<br />

れわれの 弱傽 さを 彼 の 力 に、われわれの 無叄 知半 を 彼 の 知半 恵 に、われわれの 無叄 価卒 値捛 さを 彼 の 功僵 績<br />

に 結医 びつけるよう 招偠 いておられる。 神卡 の 摂昊 理 は、われわれがイエスの 柔肛 和匄 と 謙旎 遜 を 学 ぶ 学<br />

校厛 である。 主勢 はわれわれの 前 に、われわれが 選 ぶ 安勣 易 で 楽掱 しく 思卩 われる 道匠 ではなくて、<br />

人 生 の 真卢 の 目 的 を、 常拤 に 置厒 かれる。われわれの 品厍 性勯 を 天拦 の 型捗 に 形捊 造挝 るために 神卡 が 用 いられ<br />

る 手 段掀 に、われわれは 協匞 力 しなければならない。このことを 怠旒 ったり、 遅 らせたりする 者<br />

は、 必厧 ず 魂 を 最勞 も 恐傁 ろしい 危捦 険叁 にさらすことになるのである。<br />

使却 徒傣 ヨハネは 幻星 の 中 で、 大 きな 声拨 が 天拦 でこう 叫经 ぶのを 聞挈 いた。「 地 と 海匈 よ、おまえた<br />

ちはわざわいである。 悪捰 魔斴 が、 自 分 の 時 が 短 いのを 知半 り、 激 しい 怒腹 りをもって、おまえた<br />

ちのところに 下 ってきたからである」[ 黙縹 示単 録捎 12:。 天拦 の 声拨 にこう 叫经 ばせる 光捄 景拲 は、 実 に<br />

恐傁 ろしいものである。サタンの 怒腹 りは、 彼 の 時 が 短 くなるにつれて 増匲 し 加匎 わり、 欺繏 瞞 と 破挐<br />

壊傓 の 働掴 きは、 悩肘 みの 時 に 最勞 高 潮脞 に 達挾 する。<br />

まもなく、 超捪 自 然掍 的 な 恐傁 ろしい 光捄 景拲 が、 奇纟 跡僡 を 働掴 く 悪捰 鬼纯 たちの 力 のしるしとして 天拦 に<br />

現勶 れるであろう。 悪捰 霊绳 たちは 地 の 王掣 たちのところと 全 世匒 界化 とに 出 て 行 って、 彼 らを 欺繏 瞞 の<br />

中 に 閉僔 じ 込匸 め、 天拦 の 統拇 治匮 に 対 するサタンの 最勞 後 の 闘 争拫 に 加匎 わるようにかり 立 てる。これら<br />

の 手 先匪 によって、 為 政 者 も 国 民 も 一 様捞 に 欺繏 かれる。 自 分 はキリストであると 称胃 する 者 たち<br />

が 現勶 れ、 世匒 の 贖 い 主勢 のものである 称胃 号 と 礼脊 拝旟 とを 要勥 求卍 する。 彼 らは 不勘 思卩 議 ないやしの 奇纟 跡僡<br />

を 行 い、 聖脩 書危 のあかしとは 相 反卬 する 啓繡 示単 を 天拦 から 受匃 けたと 公勗 言匟 する。<br />

欺繏 瞞 の 一 大 ドラマの 最勞 後 を 飾兇 る 一 幕 として、サタンはキリストを 装 うであろう。 教卝 会<br />

は、 救 い 主勢 の 来勵 臨 を 教卝 会 の 望捬 みの 完 成勱 として 期勡 待挊 していると 長 い 間 公勗 言匟 してきた。 今 や 大<br />

欺繏 瞞 者 は、キリストがおいでになったように 見 せかける。 地 上 のあちらこちらで、サタン<br />

は、 黙縹 示単 録捎 の 中 でヨハネが 述掃 べている 神卡 のみ 子 についての 描胦 写捂 に 似胤 た、まばゆく 輝脮 く 威胙 厳<br />

ある 者 として 人 々の 中 に 現勶 れる[ 黙縹 示単 録捎 1:13~15 参厴 照儠 ]。<br />

彼 をとりまいている 栄 光捄 は、これまで 人 間 の 目 が 見 たどんなものも 及 ばない「キリス<br />

トがこられた、キリストがこられた」という 勝 利匏 の 叫经 びが、 空参 中 に 鳴胯 り 響捳 く。 人 々が 彼 を<br />

あがめてその 前 にひれ 伏胹 すと、 彼 は 両厥 手 をあげて、キリストが 地 上 におられた 時 に 弟胱 子 た<br />

ちを 祝腛 福厹 されたように、 彼 らに 祝腛 福厹 を 宣傪 言匟 する。 彼 の 声拨 は 柔肛 らかく 穏昳 やかで、しかも 美捜 し<br />

430


い 調 べに 満掫 ちている。やさしい 同 情午 のこもった 調 子 で、 彼 は、 救 い 主勢 が 語指 られたのと 同 じ<br />

祝腛 福厹 に 満掫 ちた 天拦 の 真卢 理 を 幾继 つか 述掃 べる。 彼 は 人 々の 中 の 病挶 人 をいやし、それから、キリス<br />

トらしくみせかけながら、 安勣 息僢 日 を 日 曜腵 日 に 変厭 えたことを 主勢 張挗 し、すべての 人 に 対 して、<br />

自 分 が 祝腛 福厹 した 日 を 聖脩 とするようにと 命挻 じる。 彼 は、あくまでも 第匌 7 日 をきよく 守捿 り 続勸 け<br />

る 者 は、 光捄 と 真卢 理 とをもって 彼 らに 遣傛 わされたわたしの 天拦 使却 たちの 言匟 うことを 聞挈 かないで、<br />

わたしの 名匷 を 冒纍 瀆 している 者 だと 宣傪 言匟 する。これは 強勮 力 な、ほとんど 圧 倒 的 な 惑 わしであ<br />

る。 魔斴 術挘 師 シモンに 欺繏 かれたサマリヤ 人 のように、 多匭 くの 人 々は、 小 さい 者 から 大 きい 者<br />

にいたるまで、これらの 魔斴 術挘 に 心升 を 奪傤 われて、この 人 こそは「『 大 能印 』と 呼 ばれる 神卡 の 力 」<br />

であると 言匟 う[ 使却 徒傣 行 伝捱 8:。<br />

しかし、 神卡 の 民 は 欺繏 かれない。このにせキリストの 教卝 えは 聖脩 書危 と 一 致 していない。 彼<br />

の 祝腛 福厹 は、 獣 とその 像僕 を 拝旟 む 者 、すなわち、 神卡 のまじりけのない 怒腹 りがその 上 に 注挅 がれる<br />

と 聖脩 書危 が 断友 言匟 しているその 人 々に 対 して、 宣傪 言匟 されているからである。<br />

さらに、サタンにはキリストの 来勵 臨 のありさまをまねることは 許 されない。 救 い 主勢 は<br />

この 点勷 についての 惑 わしに 対 してご 自 分 の 民 に 警厺 告卪 し、 再卭 臨 のありさまをはっきりと 予匨 告卪<br />

された。「にせキリストたちや、にせ 預 言匟 者 たちが 起招 って、 大 いなるしるしと 奇纟 跡僡 とを 行<br />

い、できれば、 選 民 をも 惑 わそうとするであろう。……だから、 人 々が『 見 よ、 彼 は 荒僚 野<br />

にいる』と 言匟 っても、 出 て 行 くな。また『 見 よ、へやの 中 にいる』と 言匟 っても、 信勼 じるな。<br />

ちょうど、いなずまが 東 から 西勽 にひらめき 渡据 るように、 人 の 子 も 現勶 れるであろう」[マタ<br />

イ 24:24~27、31、25:31、 黙縹 示単 録捎 1:7、Ⅰテサロニケ 4:16、17 参厴 照儠 ]。この 来勵<br />

臨 はまねることが 不勘 可參 能印 である。それは 世匒 界化 じゆうに 知半 られ、 全 世匒 界化 の 人 々が 目 撃掐 するの<br />

である。<br />

聖脩 書危 を 熱 心升 に 研挣 究捨 し、 真卢 理 の 愛 を 受匃 けたものだ けが、 世匒 界化 をとりこにする 強勮 力 な 惑 わ<br />

しから 守捿 られる。 聖脩 書危 のあかしによって、これらの 者 は 欺繏 瞞 者 サタンの 変厭 装 を 見 破挐 る。す<br />

べての 人 に 試去 みの 時 がやってくる。 試去 みのふるいによって、ほんもののキリスト 者 が 明 ら<br />

かにされる。 神卡 の 民 は、 自 分 の 感厤 覚 的 証卨 拠 に 屈縿 しないほど、 今 神卡 のみ 言匟 葉挺 に 固 く 立 ってい<br />

るだろうか。こうした 危捦 機務 においても、 彼 らは 聖脩 書危 に、しかも 聖脩 書危 だけにすがりつくだろ<br />

うか。サタンは、できることなら、 彼 らがその 日 に 立 つ 備厵 えをするのを 妨绋 げようとする。<br />

サタンは 彼 らの 道匠 をふさぎ、この 世匒 の 宝肮 で 彼 らを 迷偧 わせ、 重匤 くて 疲膂 れさせる 荷免 を 負拆 わせて、<br />

その 心升 をこの 世匒 の 煩趿 いでいっぱいに 満掫 たし、 試去 みの 日 が 盗僌 人 のように 彼 らを 襲脁 うようにと、<br />

事 を 運卞 ぶであろう。<br />

キリスト 教卝 国 のさまざまな 為 政 者 たちが、 戒儦 めを 守捿 る 者 たちを 抑 圧 するために 出 した<br />

法 令傂 によって、 政 府匕 の 保 護厽 が 取勚 り 除揄 かれ、 彼 らが 彼 らの 滅脛 亡 を 願傿 う 者 たちの 手 にまかされ<br />

ると、 神卡 の 民 は 都匙 市 や 村匾 から 逃偹 れ、 群儈 れを 作单 って 最勞 も 荒僚 れ 果卵 てた 寂 しい 場 所勰 に 住卫 む。 多匭 く<br />

の 者 は 山 のとりでに 避 難挚 所勰 を 見 つける。ピエモンテの 谷卼 間 のキリスト 者 たちのように、 彼<br />

431


らは 地 の 高 い 所勰 を 隠僸 れ 家匝 とし、 岩 のとりでを 神卡 に 感厤 謝儑 する[イザヤ 33:16 参厴 照儠 ]。しかし、<br />

あらゆる 国 のあらゆる 階 級揁 の 人 々が、 身拴 分 の 高 い 者 も 低拯 い 者 も、 富挛 んだ 者 も 貧縏 しい 者 も、<br />

黒 人 も 白换 人 も、 大 勢厕 の 者 が 最勞 も 不勘 当勠 で 残拑 酷昰 なとらわれの 身拴 に 突 き 落叉 とされる。 神卡 に 愛 され<br />

ている 者 たちが、 疲膂 れきった 日 々を 送拡 り、 鎖肽 につながれ、 牢 獄晳 の 格卺 子 の 中 に 閉僔 じ 込匸 められ、<br />

死拎 刑傃 の 宣傪 告卪 を 受匃 ける。ある 者 は 暗肨 くいまわしい 土拋 牢 の 中 で、 餓赭 死拎 するままに 放择 置厒 されてい<br />

るように 見 える。 彼 らのうめきを 聞挈 く 人 間 の 耳脥 はなく、 彼 らを 助捉 けようとする 人 間 の 手 は<br />

ない。<br />

この 試去 みの 時 に、 主勢 はご 自 分 の 民 をお 忘脨 れになるだろうか。 主勢 は、 洪斬 水匍 前 の 世匒 界化 に 刑傃<br />

罰脖 がくだった 時 、 忠儮 実 なノアをお 忘脨 れになっただろうか。 平匊 地 の 町 を 焼催 き 尽能 くすために 火<br />

が 天拦 からくだった 時 、ロトをお 忘脨 れになっただろうか。エジプトで 偶旦 像僕 礼脊 拝旟 者 たちに 囲 ま<br />

れていたヨセフをお 忘脨 れになっただろうか。イゼベルがエリヤをバアルの 預 言匟 者 と 同 じ 運卞<br />

命挻 にすると 誓绒 って 彼 を 脅肺 かした 時 、 主勢 はエリヤをお 忘脨 れになっただろうか。<br />

牢 獄晳 の 暗肨 く 陰纖 うつな 穴肼 にあったエレミヤをお 忘脨 れになっただろうか。 火 の 炉脻 の 中 の 3<br />

人 の 人 物匵 を、あるいはライオンの 穴肼 の 中 のダニエルを、お 忘脨 れになっただろうか。<br />

「シオンは 言匟 った、『 主勢 はわたしを 捨腇 て、 主勢 はわたしを 忘脨 れられた』と。『 女匩 がその<br />

乳腤 のみ 子 を 忘脨 れて、その 腹腏 の 子 を、あわれまないようなことがあろうか。たとい 彼 らが 忘脨<br />

れるようなことがあっても、わたしは、あなたを 忘脨 れることはない。 見 よ、わたしは、た<br />

なごころにあなたを 彫绥 り 刻傋 んだ。……』」[イザヤ 49:14~。 万勦 軍拚 の 主勢 は 言匟 われた、「あ<br />

なたがたにさわる 者 は、 彼 の 目 の 玉掩 にさわるのである」[ゼカリヤ 2:。<br />

敵育 が 彼 らを 牢 獄晳 に 投匐 げ 入 れても、 土拋 牢 の 壁儿 は 彼 らの 魂 とキリストとの 交卦 わりを 断友 ち 切卲<br />

ることはできない。 彼 らのあらゆる 弱傽 さを 見 、あらゆる 試去 みを 知半 っておられるお 方 は、 地<br />

上 のすべての 権勻 力 にまさっておられる。そして 天拦 使却 は 寂 しい 独捌 房儉 に 彼 らを 訪掶 れ、 天拦 よりの<br />

光捄 と 平匊 安勣 を 伝捱 える。 牢 獄晳 は 宮厳 殿脟 のようになる。それは 信勼 仰纝 に 富挛 む 者 がそこに 住卫 んでいて、<br />

パウロとシラスがピリピの 獄晳 屋厡 の 中 で 真卢 夜 中 に 祈绗 りをささげ 賛僮 美捜 の 歌 声拨 をあげた 時 のよう<br />

に、 陰纖 うつな 壁儿 が 天拦 の 光捄 で 照儠 らされるからである。 神卡 の 民 を 抑 圧 し 滅脛 ぼそうと 計匧 る 者 た<br />

ちの 上 に、 神卡 の 刑傃 罰脖 がくだる。 悪捰 人 に 対 して 神卡 が 長 い 間 忍旖 耐脾 されたので、 人 々は 大 胆绺 に 罪<br />

を 犯 している。しかし、 彼 らに 刑傃 罰脖 がくだるのが 長 い 間 延 ばされているということは、そ<br />

の 刑傃 罰脖 が 確卾 実 なものでないとか、 恐傁 るべきものでないという 理 由厩 には 決 してならない。<br />

「 主勢 はペラジム 山 で 立 たれたように 立 ちあがり、ギベオンの 谷卼 で 憤 られたように 憤 ら<br />

れて、その 行 いをなさる。その 行 いは 類 のないものである。またそのわざをなされる。そ<br />

のわざは 異 なったものである」[イザヤ 28:。 憐穳 れみ 深捫 いわれらの 神卡 にとって、 罰脖 すると<br />

いうことは 異 なったわざである。「 主勢 なる 神卡 は 言匟 われる、わたしは 生 きている。わたしは<br />

悪捰 人 の 死拎 を 喜 ばない」[エゼキエル 33:。 主勢 は「あわれみあり、 恵 みあり、 怒腹 ることお<br />

432


そくいつくしみと、まこととの 豊掿 かなる 神卡 、…… 悪捰 と、とがと、 罪 とをゆるす 者 」である。<br />

しかし 主勢 は、「 罰脖 すべき 者 をば 決 してゆるさず」、「 主勢 は 怒腹 ることおそく、 力 強勮 き 者 、 主勢<br />

は 罰脖 すべき 者 を 決 してゆるされない 者 」である[ 出 エジプト 34:6、7、ナホム 1:。<br />

主勢 は、ふみにじられたご 自 分 の 律傢 法 の 権勻 威胙 を、 義拣 の 恐傁 るべきわざによって 擁繗 護厽 される。<br />

罪 人 を 待挊 ち 受匃 けている 報匔 復挴 がどんなに 厳 しいものであるかは、 主勢 が 刑傃 罰脖 の 執儨 行 に 気勴 が 進勺 ま<br />

れないことから 判匯 断友 することができる。 主勢 が 長 く 忍旖 ばれ、 神卡 の 御 目 にその 罪 悪捰 の 升 目 が 満掫<br />

たされるまではお 打占 ちにならない 国 民 も、ついには 憐穳 れみの 混 じらない 怒腹 りの 杯 を 飲儍 むの<br />

である。<br />

キリストが 聖脩 所勰 における 彼 のとりなしをやめられる 時 、 獣 とその 像僕 を 拝旟 み、その 刻傋 印偝<br />

を 受匃 ける 者 たちに 警厺 告卪 された、 混 ぜもののない 怒腹 りが 注挅 がれる[ 黙縹 示単 録捎 14:9、10 参厴 照儠 ]。<br />

神卡 がイスラエルを 救 い 出 そうとされた 時 に、エジプトにくだった 災 いは、 神卡 の 民 の 最勞 後 の<br />

救 出 の 直卟 前 に 世匒 界化 にくだるもっと 恐傁 ろしくもっと 広南 範儤 囲 に 及 ぶ 刑傃 罰脖 と 類 似胤 した 性勯 格卺 のもの<br />

であった。 黙縹 示単 録捎 の 記卌 者 は、その 恐傁 ろしい 災 いを 描胦 写捂 して 次卙 のように 言匟 っている。「 獣 の<br />

刻傋 印偝 を 持匛 つ 人 々と、その 像僕 を 拝旟 む 人 々とのからだに、ひどい 悪捰 性勯 のでき 物匵 ができた。」<br />

「 海匈 は 死拎 人 の 血傔 のようになって、その 中 の 生 き 物匵 がみな 死拎 んでしまった。」「 川勜 と 水匍 の 源<br />

と[は]……みな 血傔 になった。」このような 刑傃 罰脖 は 恐傁 ろしいものであるが、 神卡 の 正匁 義拣 は 完 全<br />

に 擁繗 護厽 されるのである。 神卡 の 天拦 使却 は、 次卙 のように 叫经 ぶ。「このようにお 定 めになったあな<br />

たは、 正匁 しいかたであります。 聖脩 徒傣 と 預 言匟 者 との 血傔 を 流及 した 者 たちに、 血傔 をお 飲儍 ませにな<br />

りましたが、それは 当勠 然掍 のことであります」[ 黙縹 示単 録捎 16:2~。 彼 らは、 神卡 の 民 を 死拎 に 定<br />

めることによって、 彼 ら 自 身拴 の 手 で 血傔 を 流及 したのと 全 く 同 じ 罪 を 犯 したのである。 同 様捞 に、<br />

キリストは、 彼 の 時 代 のユダヤ 人 に、アベルの 時 代 からのすべての 聖脩 徒傣 たちの 血傔 を 流及 した<br />

罪 があると 言匟 われた。それは、 彼 らが、 預 言匟 者 たちを 殺掮 した 人 々と 同 じ 精 神卡 を 持匛 ち、 同 じ<br />

ことをしようとしていたからである。<br />

それに 続勸 く 災 いにおいて、「 太挲 陽傘 は 火 で 人 々を 焼催 くことを 許 された。 人 々は、 激 しい<br />

炎縉 熱 で 焼催 かれた」[ 同 16:8、。 預 言匟 者 たちは、この 恐傁 るべき 時 の 地 上 の 状叔 態拟 を 次卙 のよう<br />

に 描胦 写捂 している。 「 地 は 悲胳 しむ。これは 穀暙 物匵 が 荒僚 れはて……るためである。…… 野 のす<br />

べての 木匓 はしぼんだ。それゆえ 楽掱 しみは 人 の 子 らからかれうせた。」「 種捶 は 土拋 の 下 に 朽 ち、<br />

倉 は 荒僚 れ……る。……いかに 家匝 畜昸 はうめき 鳴胯 くか。 牛肩 の 群儈 れはさまよう。 彼 らには 牧肧 草傠 が<br />

ないからだ。…… 水匍 の 流及 れがかれはて、 火 が 荒僚 野 の 牧肧 草傠 を 焼催 き 滅脛 ぼしたからである。」<br />

「『その 日 には 宮厳 の 歌 は 嘆昍 きに 変厭 り、しかばねがおびただしく、 人 々は 無叄 言匟 でこれを 至儖 る<br />

所勰 に 投匐 げ 捨腇 てる』と 主勢 なる 神卡 は 言匟 われる」[ヨエル 1:10~12、17~20、アモス 8:。<br />

これらの 災 いは、 全 世匒 界化 的 なものではない。さもないと、 地 上 の 住卫 民 は 全 く 滅脛 ぼされ<br />

てしまうであろう。しかし、それでもこれは、 人 類 史 上 かつてなかった 恐傁 ろしい 災 いであ<br />

る。 恩繥 恵 期勡 間 の 終厖 了傒 する 前 に 人 々の 上 にくだった 刑傃 罰脖 には、 憐穳 れみが 混 じっていた。キリ<br />

433


ストのとりなしの 血傔 によって、 罪 人 はその 罪 にふさわしい 罰脖 を 受匃 けずにすんだのである。<br />

しかし、 最勞 後 の 刑傃 罰脖 においては、 憐穳 れみを 混 じえずに 怒腹 りが 注挅 がれるのである。<br />

その 日 に、 多匭 くの 人 々は、 長 い 間 軽 べつしてきた 神卡 の 憐穳 れみの 保 護厽 を 受匃 けたいと 願傿 う。<br />

「 主勢 なる 神卡 は 言匟 われる、『 見 よ、わたしがききんをこの 国 に 送拡 る 日 が 来勵 る、それはパンの<br />

ききんではない、 水匍 にかわくのでもない、 主勢 の 言匟 葉挺 を 聞挈 くことのききんである。 彼 らは 海匈<br />

から 海匈 へさまよい 歩 き、 主勢 の 言匟 葉挺 を 求卍 めて、こなたかなたへはせまわる、しかしこれを 得千<br />

ないであろう』」[アモス 8:11、。<br />

神卡 の 民 は 苦 難挚 を 免僧 れるわけではない。 彼 らは 迫 害县 と 苦 しみにあい、 窮晦 乏织 に 耐脾 え、 食挱 物匵<br />

の 不勘 足拒 に 苦 しむのであるが、 滅脛 びるままにほうっておかれたりはしない。エリヤを 養傞 われ<br />

た 神卡 は、ご 自 分 の 献僑 身拴 的 な 子 供挿 たちを 1 人 も 見 捨腇 てられない。 彼 らの 頭挓 の 毛肵 までも 数包 え<br />

られるお 方 が、 彼 らを 保 護厽 し、ききんの 時 にあって 満掫 ち 足拒 らせられる。 悪捰 人 たちが 飢 えと<br />

疫晒 病挶 のために 死拎 んでいく 時 に、 天拦 使却 は 義拣 人 を 守捿 り、その 必厧 要勥 を 満掫 たすのである。「 正匁 しく<br />

歩 む 者 」には、 次卙 のような 約 束僓 が 与拜 えられている。<br />

「そのパンは 与拜 えられ、その 水匍 は 絶傉 えることがない。」「 貧縏 しい 者 と 乏织 しい 者 とは 水匍<br />

を 求卍 めても、 水匍 がなく、その 舌暎 がかわいて 焼催 けているとき、 主勢 なるわたしは 彼 らに 答掬 える、<br />

イ ス ラ エ ル の 神卡 な る わ た し は 彼 ら を 捨腇 て る こ と が な い 」 [ イ ザ ヤ 33 : 15 、 16 、<br />

41:。 「いちじくの 木匓 は 花挮 咲绰 かず、ぶどうの 木匓 は 実 らず、オリブの 木匓 の 産勩 はむなしくな<br />

り、 田 畑偯 は 食挱 物匵 を 生 ぜず、おりには 羊旴 が 絶傉 え、 牛肩 舎縂 には 牛肩 がいなくなる。」しかし、 主勢 を<br />

恐傁 れる 者 たちは、「 主勢 によって 楽掱 しみ、わが 救 いの 神卡 によって 喜 ぶ」[ハバクク 3:<br />

17、。<br />

「 主勢 はあなたを 守捿 る 者 、 主勢 はあなたの 右 の 手 をおおう 陰纖 である。 昼腮 は 太挲 陽傘 があなたを<br />

撃掐 つことなく、 夜 は 月 があなたを 撃掐 つことはない。 主勢 はあなたを 守捿 って、すべての 災 を 免僧<br />

れさせ、またあなたの 命挻 を 守捿 られる。」「 主勢 はあなたをかりゅうどのわなと、 恐傁 ろしい 疫晒<br />

病挶 から 助捉 け 出 されるからである。 主勢 はその 羽 をもって、あなたをおおわれる。あなたはそ<br />

の 翼纐 の 下 に 避 け 所勰 を 得千 るであろう。そのまことは 大 盾绮 、また 小 盾绮 である。あなたは 夜 の 恐傁<br />

ろしい 物匵 をも、 昼腮 に 飛 んでくる 矢働 をも 恐傁 れることはない。また 暗肨 やみに 歩 きまわる 疫晒 病挶 を<br />

も、 真卢 昼腮 に 荒僚 す 滅脛 びをも 恐傁 れることはない。たとい 1000 人 はあなたのかたわらに 倒 れ、<br />

万勦 人 はあなたの 右 に 倒 れても、その 災 はあなたに 近卐 づくことはない。あなたはただ、その<br />

目 をもって 見 、 悪捰 しき 者 の 報匔 いを 見 るだけである。あなたは 主勢 を 避 け 所勰 とし、いと 高 き 者<br />

をすまいとしたので、 災 はあなたに 臨 まず、 悩肘 みはあなたの 天拦 幕 に 近卐 づくことはない」<br />

[ 詩纛 篇 121:5~7、91:3~。<br />

しかし、 人 間 の 目 から 見 るならば、 神卡 の 民 は、むかしの 殉程 教卝 者 たちのように、まもな<br />

くその 血傔 をもってあかしに 印偝 を 押 さなければならないように 思卩 われる。 彼 ら 自 身拴 、 主勢 が 彼<br />

434


らを 離掤 れて、 彼 らを 敵育 の 手 に 渡据 されたのではないかと 恐傁 れ 始卿 める。それは、 恐傁 ろしい 苦 悩肘<br />

の 時 である。 彼 らは、 昼腮 も 夜 も 神卡 に 救 いを 叫经 び 求卍 める。 悪捰 人 たちは 勝 ち 誇縷 り、あざけりの<br />

叫经 びをあげて、「おまえたちの 信勼 仰纝 は、どうなったのか。もしおまえたちが 神卡 の 民 である<br />

ならば、 神卡 はどうしてわれわれの 手 から、おまえたちを 助捉 け 出 さないのか」と 言匟 うのであ<br />

る。<br />

しかし、 待挊 ち 望捬 む 人 々は、カルバリーの 十厝 字捐 架繳 上 で 死拎 に 瀕 しておられるイエスを 思卩 い<br />

出 し、 祭脫 司 長 や 司 たちがあざけり 叫经 んで、「 他 人 を 救 ったが、 自 分 自 身拴 を 救 うことができ<br />

ない。あれがイスラエルの 王掣 なのだ。いま 十厝 字捐 架繳 からおりてみよ。そうしたら 信勼 じよう」<br />

と 言匟 うのを 思卩 い 出 すのである[マタイ 27:。すべての 者 はヤコブのように、 祈绗 りのうちに<br />

神卡 と 格卺 闘 している。 彼 らの 顔 は、 内 面卥 の 苦 闘 をあらわしている。どの 顔 も 青捘 ざめている。<br />

それでも 彼 らは、 熱 烈绡 な 懇縨 願傿 をやめないのである。<br />

もし 人 々の 目 が 開 かれて、 天拦 の 幻星 を 見 ることができたならば、 力 強勮 い 天拦 使却 の 一 団卄 が、<br />

キリストの 忍旖 耐脾 の 言匟 葉挺 を 守捿 る 者 たちの 周 りに 駐脄 屯賫 しているのを 見 るであろう。 天拦 使却 たちは、<br />

優历 しい 同 情午 の 念挡 をもって、 彼 らの 苦 悩肘 を 見 つめ、 彼 らの 祈绗 りを 聞挈 くのである。 彼 らは、 人<br />

々を 危捦 機務 から 救 出 せよという 指匦 揮肫 官厑 の 言匟 葉挺 を 待挊 っている。しかし、 彼 らは、もう 少厮 し 待挊 た<br />

なければならない。 神卡 の 民 は、 杯 を 飲儍 み、バプテスマを 受匃 けなければならない。 彼 らにと<br />

っては 非 常拤 な 苦 痛僎 である 遅 延 そのものが、 彼 らの 懇縨 願傿 に 対 する 最勞 上 の 応厸 答掬 である。 彼 らが<br />

主勢 に 信勼 頼 して、 主勢 がお 働掴 きになるのを 待挊 とうとする 時 、 彼 らは、これまで 彼 らの 宗儲 教卝 経 験挧<br />

において、あまりにもわずかしか 働掴 かせてこなかった 信勼 仰纝 と 希傩 望捬 と 忍旖 耐脾 を 働掴 かせるように<br />

導拗 かれるのである。しかしそれでも、 選 民 のために、 悩肘 みの 時 は 短 くされる。「まして 神卡<br />

は、 日 夜 叫经 び 求卍 める 選 民 のために、 正匁 しいさばきをしてくださら……[ない]ことがあろう<br />

か。あなたがたに 言匟 っておくが、 神卡 はすみやかにさばいてくださるであろう」[ルカ 18:<br />

7、。 終厖 末拢 は、 人 々が 予匨 期勡 しているよりも 速捠 く 来勵 る。 麦旗 は 集厦 められ、 東 にされて、 神卡 の 倉<br />

におさめられる。 毒兙 麦旗 は 束僓 ねられて、 滅脛 びの 火 で 焼催 かれる。<br />

天拦 の 歩 哨 たちは、 忠儮 実 に 任厃 務勲 に 服傕 し、 警厺 戒儦 を 続勸 ける。 戒儦 めを 守捿 る 人 々を 死拎 刑傃 にすると<br />

いう 全 般 的 布偵 告卪 は、その 日 時 を 定 めているにもかかわらず、 敵育 たちは、ある 場 合 には 法 令傂<br />

の 時 期勡 を 早拱 めて、 定 められた 時 よりも 前 に 彼 らの 命挻 を 取勚 ろうとする。しかし、すべての 忠儮<br />

実 な 人 々の 周 りに 駐脄 屯賫 している 力 強勮 い 警厺 護厽 者 たちを 通 り 過厢 ぎることは、だれにもできな<br />

い。 なかには、 町 や 村匾 から 逃偹 げる 途 中 に 襲脁 われる 者 たちもいる。しかし、 彼 らに 向匇 かっ<br />

てあげられた 剣腚 は、 折傝 れてわらのように 力 なく 落叉 ちる。また 他 の 者 たちは、 軍拚 人 の 姿掋 をし<br />

た 天拦 使却 たちによって 守捿 られる。<br />

いつの 時 代 においても、 神卡 は、 聖脩 天拦 使却 たちによって、 神卡 の 民 を 救 出 し 解卆 放择 してこられ<br />

た。 天拦 使却 たちは、 人 間 の 事 柄兄 に 活卹 発 に 関 与拜 してきたのである。 彼 らはいなずまのように 輝脮<br />

く 衣胼 を 着挄 て 現勶 れた。 彼 らは 旅傯 人 の 身拴 なりをした 人 間 としてやって 来勵 た。 天拦 使却 たちは 人 間 の<br />

435


姿掋 をとって、 神卡 の 人 たちに 現勶 れた。 彼 らは、 疲膂 労排 しているかのように、 昼腮 ごろかしの 木匓 の<br />

下 で 休 んだ。 彼 らは、 人 々の 家匝 庭僃 でもてなしを 受匃 けた。 彼 らは 行 き 暮儋 れた 旅傯 人 の 案匽 内 をし<br />

た。 彼 らは、 自 分 たちの 手 で、 祭脫 壇绵 に 火 を 点勷 じた。 彼 らは 牢 獄晳 の 扉晲 を 開 いて、 主勢 のしもべ<br />

たちを 自 由厩 にした。 彼 らは 天拦 の 武叇 具 を 身拴 につけて、 救 い 主勢 の 墓斳 から 石厈 を 転厷 がすためにやっ<br />

て 来勵 た。<br />

天拦 使却 たちは、しばしば、 人 間 の 姿掋 をとって、 義拣 人 たちの 集厦 まりの 中 にいる。また 彼 ら<br />

は、ソドムにやって 来勵 たように、 悪捰 人 たちの 集厦 まりを 訪掶 れて、 彼 らの 行 為 を 記卌 録捎 し、 彼 ら<br />

が 神卡 の 忍旖 耐脾 の 限拘 界化 を 越掳 えたかどうかを 決 定 するのである。 主勢 は 憐穳 れみを 喜 ばれる。それゆ<br />

えに、 真卢 心升 から 主勢 に 仕捸 えるわずかの 者 のために、 災 害县 を 抑 制勧 し、 多匭 くの 人 々の 平匊 穏昳 な 生 活卹<br />

を 引匂 き 延 ばしておられるのである。 神卡 にそむく 罪 人 たちは、 自 分 たちがあざけり 圧 迫 して<br />

いる 少厮 数包 の 忠儮 実 な 人 々のおかげで、 自 分 たちは 生 きていられるのだということに、 少厮 しも<br />

気勴 づいてはいないのである。<br />

この 世匒 の 統拇 治匮 者 たちは 知半 らないでいるが、 彼 らの 会 議 において、しばしば 天拦 使却 が 演 説拿<br />

者 であった。 人 間 の 目 が 彼 らをながめ、 人 間 の 耳脥 が 彼 らの 訴挰 えを 聞挈 いた。 人 間 のくちびる<br />

が 彼 らの 提卖 案匽 に 反卬 対 し、 彼 らの 勧僊 告卪 をあざけった。 人 間 の 手 が 彼 らを 侮贔 辱既 し 乱 暴偷 を 働掴 いた。<br />

議 会 や 法 廷腾 において、これら 天拦 の 使却 者 たちは、 人 類 歴偡 史 に 精 通 していることを 示単 した。 彼<br />

らは、 最勞 も 有卻 能印 で 最勞 も 雄接 弁 な 弁 護厽 者 よりも 巧绾 みに、 圧 迫 された 人 々のために 訴挰 えることが<br />

できたのである。 彼 らは、 神卡 の 働掴 きをはなはだしく 遅 延 させ 神卡 の 民 を 非 常拤 な 苦 しみに 陥肿 れ<br />

るような 策北 略傎 を 挫 折傝 させ、 害县 悪捰 を 阻縝 止厙 した。 危捦 機務 と 苦 難挚 の 時 に、「 主勢 の 使却 は 主勢 を 恐傁 れる 者<br />

のまわりに 陣 をしいて 彼 らを 助捉 けられる」のである[ 詩纛 篇 34:。<br />

神卡 の 民 は、 熱 烈绡 な 渇 望捬 を 抱 いて、 来勵 たるべき 彼 らの 王掣 のしるしを 待挊 望捬 する。「 今 は 夜<br />

のなんどきですか」と、 夜 回 りが 問勬 われると、なんのためらいもなく「 朝厁 がきます、 夜 も<br />

またきます」と 答掬 える[イザヤ 21:11、。 山 頂脢 の 雲胖 間 に 光捄 がきらめいている。やがて、 主勢<br />

の 栄 光捄 があらわれる。 義拣 の 太挲 陽傘 がまさに 輝脮 き 出 ようとしている。 朝厁 と 夜 がともに 近卐 づいて<br />

いる。それは、 義拣 人 には、 永 遠 の 昼腮 の 開 始卿 であり、 悪捰 人 には、 永 遠 の 夜 の 幕 がおろされ<br />

る。<br />

祈绗 りのうちに 神卡 と 格卺 闘 している 者 たちが、 神卡 の 前 に 嘆昍 願傿 していると、 見 えないものか<br />

ら 彼 らをさえぎっていた 幕 が、ほとんど 除揄 かれたように 思卩 われる。 天拦 は、 永 遠 の 日 のあけ<br />

ぼのに 輝脮 き、「あなたがたの 忠儮 誠肬 を 保 ち 続勸 けよ。 援拶 助捉 は 与拜 えられる」と 言匟 う 言匟 葉挺 が、 天拦 使却<br />

の 歌 のメロディーのように 耳脥 に 聞挈 こえる。 全 能印 の 勝 利匏 者 であられるキリストは、ご 自 分 の<br />

疲膂 れた 兵掝 士厨 たちに、 永 遠 の 栄 光捄 の 冠縍 をさし 出 される。そして、 彼 の 声拨 が、 開 かれた 門挋 から<br />

聞挈 こえてくる。「 見 よ、わたしはあなたがたと 共厗 にいる。 恐傁 れてはならない。わたしは、<br />

あなたがたのすべての 悲胳 しみを 知半 っている。わたしは、あなたがたの 悲胳 しみをになった。<br />

あなたがたが 戦勛 っている 敵育 は、わたしがすでに 戦勛 った 敵育 なのだ。わたし はあなたがたの<br />

436


ために 戦勛 った。そして、あなたがたは、わたしの 名匷 によって、 勝 ち 得千 て 余 りあるのであ<br />

る。」<br />

尊胛 い 救 い 主勢 は、われわれが 助捉 けを 必厧 要勥 とするちょうどその 時 に、 助捉 けをお 送拡 りになる。<br />

天拦 への 道匠 は、 彼 の 足拒 跡僡 によって 清捲 められている。われわれの 足拒 を 傷偟 つけるとげは、どれも<br />

彼 の 足拒 を 傷偟 つけたものである。われわれが 負拆 わせられる 十厝 字捐 架繳 は、すべて、われわれに 先匪<br />

だって 彼 が 負拆 われたものである。 主勢 は、 魂 に 平匊 和匄 をもたらすための 準厜 備厵 として、 争拫 闘 が 臨<br />

むことを 許 されるのである。 悩肘 みの 時 は、 神卡 の 民 にとって 恐傁 ろしい 試去 練 である。しかしそ<br />

れは、すべての 忠儮 実 な 信勼 者 にとって、 上 を 見 上 げ、 主勢 をとりまく 約 束僓 のにじを 信勼 仰纝 によっ<br />

て 見 る 時 である。<br />

「 主勢 にあがなわれた 者 は、 歌 うたいつつ、シオンに 帰 ってきて、そのこうべに、とこ<br />

しえの 喜 びをいただき、 彼 らは 喜 びと 楽掱 しみとを 得千 、 悲胳 しみと 嘆昍 きとは 逃偹 げ 去掇 る。『わた<br />

しこそあなたを 慰縺 める 者 だ。あなたは 何挬 者 なれば、 死拎 ぬべき 人 を 恐傁 れ、 草傠 のようになるべ<br />

き 人 の 子 を 恐傁 れるのか。……あなたの 造挝 り 主勢 、 主勢 を 忘脨 れて、なぜ、しえたげる 者 が 滅脛 ぼそ<br />

うと 備厵 えをするとき、その 憤 りのゆえに 常拤 にひねもす 恐傁 れるのか。しえたげる 者 の 憤 りは<br />

どこにあるか。 身拴 をかがめている 捕 われ 人 は、すみやかに 解卆 かれて、 死拎 ぬことなく、 穴肼 に<br />

くだることなく、その 食挱 物匵 はつきることがない。わたしは 海匈 をふるわせ、その 波 をなりど<br />

よめかすあなたの 神卡 、 主勢 である。その 名匷 を 万勦 軍拚 の 主勢 という。わたしはわが 言匟 葉挺 をあなたの<br />

口卶 におき、わが 手 の 陰纖 にあなたを 隠僸 した』」[イザヤ 51:11~。<br />

「それゆえ、 苦 しめる 者 、 酒儀 にではなく 酔绷 っている 者 よ、これを 聞挈 け。あなたの 主勢 、<br />

おのが 民 の 訴挰 えを 弁 護厽 されるあなたの 神卡 、 主勢 はこう 言匟 われる、『 見 よ、わたしはよろめか<br />

す 杯 をあなたの 手 から 取勚 り 除揄 き、わが 憤 りの 大 杯 を 取勚 り 除揄 いた。あなたは 再卭 びこれを 飲儍 む<br />

ことはない。わたしはこれをあなたを 悩肘 ます 者 の 手 におく。 彼 らはさきにあなたにむかっ<br />

て 言匟 った、「 身拴 をかがめよ、われわれは 越掳 えていこう」と。そしてあなたはその 背 を 地 の<br />

ようにし、ちまたのようにして、 彼 らの 越掳 えていくにまかせた』」[ 同 51:21~。<br />

神卡 の 目 は、 各厰 時 代 を 見 通 して、 地 上 の 勢厕 力 の 総匫 攻 撃掐 が 起招 こる 時 神卡 の 民 が 直卟 面卥 しなけれ<br />

ばならない 危捦 機務 に 注挅 がれる。 彼 らは、 捕 われた 流及 浪償 の 民 のように、 飢 えや 暴偷 力 によって 死拎<br />

ぬのではないかと 恐傁 れる。しかし、イスラエル 人 の 前 で 紅縠 海匈 を 分 けられた 聖脩 なる 神卡 は、そ<br />

の 大 いなる 力 をあらわして、 彼 らを 捕 われの 身拴 からもどされるのである。「 万勦 軍拚 の 主勢 は 言匟<br />

われる、 彼 らはわたしが 手 を 下 して 事 を 行 う 日 に、わたしの 者 となり、わたしの 宝肮 となる。<br />

また 人 が 自 分 に 仕捸 える 子 をあわれむように、わたしは 彼 らをあわれむ」[マラキ 3:。こ<br />

の 時 、キリストの 忠儮 実 な 証卨 人 たちの 血傔 が 流及 されたとしても、それは、 殉程 教卝 者 の 血傔 のように<br />

神卡 のために 収厓 穫 をもたらすためにまかれる 種捶 とはならないのである。<br />

437


彼 らの 忠儮 誠肬 は、 他 の 人 々に 真卢 理 を 悟縖 らせるあかしとはならない。なぜなら、 強勮 情午 な 心升<br />

は、 寄 せてくる 憐穳 れみの 波 を 拒兘 み 続勸 けて、それらが 2 度 とかえって 来勵 ないようにしてしま<br />

ったからである。 今 義拣 人 が、むざむざ 敵育 の 餌 食挱 になるならば、それは 暗肨 黒 の 君 の 勝 利匏 にな<br />

ってしまう。そこで 詩纛 篇 記卌 者 は「 主勢 [は] 悩肘 みの 日 に、その 仮儵 屋厡 のうちにわたしを 潜繐 ませ、<br />

その 幕 屋厡 の 奥傱 にわたしを 隠僸 [される]」と 言匟 っている[ 詩纛 篇 27:。キリストも 言匟 われた。<br />

「さあ、わが 民 よ、あなたのへやにはいり、あなたのうしろの 戸叐 を 閉僔 じて、 憤 りの 過厢 ぎ 去掇<br />

るまで、しばらく 隠僸 れよ。 見 よ、 主勢 はそのおられる 所勰 を 出 て、 地 に 住卫 む 者 の 不勘 義拣 を 罰脖 せら<br />

れる」[イザヤ 26:20、。 彼 が 来勵 られるのを 忍旖 耐脾 して 待挊 つ 者 たち、その 名匷 が 命挻 の 書危 に 記卌 さ<br />

れている 者 たちの 救 出 は、 実 に 輝脮 かしいものとなる。<br />

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第匌 40 章 大 きな 救 い<br />

人 間 の 法 律傢 による 保 護厽 が、 神卡 の 律傢 法 を 尊胛 ぶ 者 たちから 取勚 り 去掇 られると、 彼 らを 滅脛 ぼそ<br />

うとする 運卞 動 が、あちこちの 国 で、いっせいに 起招 こる。 法 令傂 に 定 められた 時 が 近卐 づくにつ<br />

れて、 人 々は、この 憎 い 教卝 派挩 を 根捏 こそぎにしようとたくらむ。 一 夜 のうちに 決 定 的 な 打占 撃掐<br />

を 与拜 えて、 異 議 と 非 難挚 の 声拨 を、 全 く 沈腉 黙縹 させようということが 決 定 される。<br />

神卡 の 民 は、 独捌 房儉 の 中 にいる 者 たちもあれば、 森捒 林掚 や 山 々の 寂 しい 隠僸 れ 家匝 にいる 者 たち<br />

もあるが、なおも 神卡 の 保 護厽 を 求卍 めて 祈绗 っている。 一 方 、いたるところで、 武叇 装 した 集厦 団卄 が<br />

悪捰 天拦 使却 の 軍拚 勢厕 にかりたてられて 殺掮 害县 の 準厜 備厵 をしている。 絶傉 体 絶傉 命挻 の 今 こそ、イスラエルの<br />

神卡 が、ご 自 分 の 選 民 を 救 うために 手 を 下 されるのである。 主勢 は 言匟 われる。「あなたがたは、<br />

聖脩 なる 祭脫 を 守捿 る 夜 のように 歌 をうたう。また…… 主勢 の 山 にきたり、イスラエルの 岩 なる 主勢<br />

にまみえる 時 のように 心升 に 喜 ぶ。 主勢 はその 威胙 厳 ある 声拨 を 聞挈 かせ、 激 しい 怒腹 りと、 焼催 きつく<br />

す 火 の 炎縉 と、 豪僘 雨僟 と、 暴偷 風掵 と、ひょうとをもってその 腕肙 の 下 ることを 示単 される」[イザヤ<br />

30:29、。<br />

かちどきや、あざけりや、のろいの 声拨 をあげながら、 悪捰 人 たちの 群儈 れが、 今 にもその<br />

えじきに 飛 びかかろうとするその 時 、 見 よ、 夜 の 暗肨 黒 以匆 上 の 深捫 いやみが、 地 をおおうので<br />

ある。 続勸 いて、 神卡 のみ 座 からの 栄 光捄 に 輝脮 くにじが 天拦 にかかり、 祈绗 っているどの 群儈 れをも 取勚<br />

り 囲 むように 見 える。 怒腹 り 狂旆 った 群儈 衆 が、 急双 に 引匂 き 止厙 められる。 彼 らのあざ 笑傷 いの 叫经 びが<br />

消拔 える。なんのために 殺掮 気勴 だっていたのかも 忘脨 れられる。 彼 らは、 恐傁 ろしい 予匨 感厤 におのの<br />

きながら 神卡 の 契 約 の 象拺 徴僦 を 見 つめ、その 圧 倒 的 な 輝脮 きから 隠僸 れたいと 願傿 う。<br />

神卡 の 民 には、「 上 を 見 なさい」というはっきりした 音 楽掱 のような 声拨 が 聞挈 こえてくる。<br />

彼 らが 目 を 天拦 に 向匇 けると、 約 束僓 のにじが 見 える。 大 空参 をおおっていた 黒 い、 怒腹 ったよう<br />

な 雲胖 が 裂脧 けて、 彼 らは、ステパノのようにじっと 天拦 を 見 つめて、 神卡 の 栄 光捄 と、 人 の 子 がそ<br />

のみ 座 にすわっておられるのを 見 る。イエスのこうごうしいお 姿掋 の 中 に、 十厝 字捐 架繳 の 恥時 を 忍旖<br />

ばれた 時 の 傷偟 跡僡 を、 彼 らは 認卉 める。そして、 主勢 が 天拦 父 と 聖脩 天拦 使却 たちの 前 で、「あなたがわ<br />

たしに 賜 わった 人 々が、わたしのいる 所勰 に 一 緒肎 にいるようにして 下 さい」と 願傿 われるのを、<br />

主勢 のくちびるから 聞挈 くのである[ヨハネ 17:。「きよく、 傷偟 なく、 汚儢 れのない 者 たちがや<br />

ってくる。 彼 らは、わたしの 忍旖 耐脾 のことばを 守捿 った。 彼 らは、 天拦 使却 たちとともに 歩 くこと<br />

ができる」と 言匟 われる 音 楽掱 のような 勝 利匏 に 満掫 ちたみ 声拨 が、 再卭 び 聞挈 こえてくる。すると、 信勼<br />

仰纝 を 固 く 保 ってきた 者 たちの 青捘 ざめふるえていたくちびるが、 勝 利匏 の 叫经 びをあげる。 神卡 が、<br />

ご 自 分 の 民 を 救 うためにその 力 をあらわされるのは、 真卢 夜 中 である。 太挲 陽傘 がその 力 強勮 い 光捄<br />

を 放择 って 現勶 れる。しるしと 不勘 思卩 議 とがあとからあとから 現勶 れる。 悪捰 人 たちはこの 光捄 景拲 を、<br />

恐傁 れと 驚脚 きとをもってながめる。 一 方 義拣 人 たちは、 自 分 たちの 救 いの 前 兆授 を 厳 粛施 な 喜 びで<br />

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迎 える。 自 然掍 界化 の 万勦 物匵 は、それぞれの 軌纀 道匠 からはずれたように 見 える。 川勜 の 流及 れは 止厙 まる。<br />

黒 い 厚掖 い 雲胖 が 現勶 れて、 互僆 いに 衝胓 突 する。この 怒腹 ったような 天拦 の 真卢 ん 中 に、 一 か 所勰 言匟 うに 言匟<br />

われぬ 栄 光捄 に 満掫 ちた 澄斵 んだ 空参 間 があって、そこから 神卡 のみ 声拨 が、 多匭 くの 水匍 の 音 のように 聞挈<br />

こえてきて、「 事 はすでに 成勱 った」と 告卪 げるのである[ 黙縹 示単 録捎 16:。<br />

その 声拨 が 天拦 と 地 とを 震傹 動 させる。 大 地 震傹 が 起招 こる。「それは 人 間 が 地 上 にあらわれて<br />

以匆 来勵 、かつてなかったようなもので、それほどに 激 しい 地 震傹 であった」[ 同 16:。 大 空参 は、<br />

開 いたり、 閉僔 じたりするように 見 える。 神卡 のみ 座 からの 栄 光捄 が、ひらめき 渡据 るように 見 え<br />

る。 山 々は、 風掵 にゆらぐ 葦贾 のように 揺肝 れ、ゴツゴツした 岩 があたり 一 面卥 に 飛 び 散偶 る。 嵐脸 が<br />

近卐 づいているようなうなり 声拨 がする。 海匈 は 荒僚 れ 狂旆 っている。 強勮 風掵 のかん 高 い 音 が、 破挐 壊傓 行<br />

為 に 従 事 している 悪捰 鬼纯 らの 声拨 のように 聞挈 こえる。<br />

全 地 は 海匈 の 波 のように 隆儁 起招 し 揺肝 れ 動 く。 地 の 表勖 面卥 は 砕 け 散偶 る。 地 の 基匼 そのものが 崩偼 れ<br />

つつあるように 見 える。 山 脈旜 は 沈腉 下 していく。 人 々の 住卫 んでいる 島勹 々が 消拔 えていく。 罪 悪捰<br />

に 満掫 ちてソドムのようになってしまった 海匈 港掉 は、 怒腹 った 水匍 にのまれてしまう。 神卡 は 大 いな<br />

るバビロンを 思卩 い 起招 こし、「これに 神卡 の 激 しい 怒腹 りのぶどう 酒儀 の 杯 を 与拜 えられ」る。「1<br />

タラントの 重匤 さほど」の 大 きな 雹 が、 破挐 壊傓 の 働掴 きをしている[ 同 16:19、。おごり 高 ぶっ<br />

ていた 地 上 の 諸 都匙 市 が 低拯 くされる。 世匒 の 偉昖 大 な 人 たちが、 自 分 たちに 栄 光捄 を 帰 するために<br />

巨 額厀 の 富挛 を 費厔 やして 建厼 てた 堂傾 々たる 宮厳 殿脟 が、 彼 らの 目 の 前 で 崩偼 れ 去掇 る。 牢 獄晳 の 壁儿 は 砕 けて<br />

落叉 ち、 信勼 仰纝 のためにつながれていた 神卡 の 民 が 解卆 放择 される。<br />

墓斳 が 開 かれる。「 地 のちりの 中 に 眠縔 っている 者 のうち、 多匭 くの 者 は 目 をさますでしょ<br />

う。そのうち 永 遠 の 生 命挻 にいたる 者 もあり、また 恥時 と、 限拘 りなき 恥時 辱既 をうける 者 もあるで<br />

しょう」[ダニエル 12:。 第匌 三勫 天拦 使却 の 使却 命挻 を 信勼 じて 死拎 んだ 者 はみな、 栄 化 されて 墓斳 から 現勶<br />

れ、 神卡 がご 自 分 の 律傢 法 を 守捿 った 者 たちと 結医 ばれる 平匊 和匄 の 契 約 を 聞挈 くのである。「 彼 を 刺儒 し<br />

とおした 者 たち」[ 黙縹 示単 録捎 1:、キリストの 死拎 の 苦 しみをあざ 笑傷 った 者 たち、そして、キ<br />

リストの 真卢 理 とその 民 とに 対 して 最勞 も 激 しく 反卬 対 した 者 たちは、 栄 光捄 をまとわれたキリス<br />

トをながめるために、また、 忠儮 実 で 従 順 な 者 たちに 与拜 えられる 誉縃 れを 見 るために、よみが<br />

えらせられる。<br />

重匤 苦 しい 雲胖 がなお 空参 をおおっている。しかし、 時 おり 太挲 陽傘 がすきまから 現勶 れ、それが<br />

主勢 の 報匔 復挴 の 目 のようである。 恐傁 ろしいいなずまが 天拦 からひらめき、 地 球原 を 一 面卥 の 炎縉 で 包儣 む<br />

ように 見 える。 恐傁 ろしい 雷膃 鳴胯 を 圧 して、 神卡 秘兕 的 なおそるべき 声拨 が、 悪捰 人 たちの 運卞 命挻 を 宣傪 告卪<br />

する。この 時 語指 られる 言匟 葉挺 は、すべての 者 に 理 解卆 されるわけではないが、 偽兖 教卝 師 たちには、<br />

それがはっきり 理 解卆 される。ついさっきまでは、 向匇 こう 見 ずで、 高 慢纁 で、 反卬 抗 的 で、 神卡 の<br />

戒儦 めを 守捿 る 民 を 残拑 酷昰 にあしらって 勝 ち 誇縷 っていた 者 たちが、 今 はもうあわてふためき、 恐傁<br />

れおののいている。 彼 らの 泣縦 き 叫经 ぶ 声拨 は、 自 然掍 界化 の 物匵 音 を 越掳 えて 聞挈 こえてくる。 悪捰 鬼纯 たち<br />

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は、キリストの 神卡 性勯 を 認卉 めて、キリストの 力 の 前 に 震傹 えあがり、 一 方 人 々は、 憐穳 れみをこ<br />

い 求卍 めて、 目 も 当勠 てられないような 恐傁 怖繍 のうちにはいつくばる。<br />

昔繕 の 預 言匟 者 たちは、 神卡 の 日 の 聖脩 なる 幻星 を 見 て 言匟 った。「あなたがたは 泣縦 き 叫经 べ。 主勢 の<br />

日 が 近卐 づき、 滅脛 びが 全 能印 者 から 来勵 るからだ」[イザヤ 13:。「あなたは 岩 の 間 にはいり、<br />

ちりの 中 にかくれて、 主勢 の 恐傁 るべきみ 前 と、その 威胙 光捄 の 輝脮 きとを 避 けよ。その 日 には 目 を<br />

あげて 高 ぶる 者 は 低拯 くせられ、おごる 人 はかがめられ、 主勢 のみ 高 くあげられる。これは、<br />

万勦 軍拚 の 主勢 の 1 日 があって、すべて 誇縷 る 者 と 高 ぶる 者 、すべておのれを 高 くする 者 と 得千 意勪 な<br />

者 とに 臨 むからである。」「その 日 、 人 々は 拝旟 むためにみずから 造挝 ったしろがねの 偶旦 像僕 と、<br />

こがねの 偶旦 像僕 とを、もぐらもちと、こうもりに 投匐 げ 与拜 え、 岩 のほら 穴肼 や、がけの 裂脧 け 目 に<br />

はいり、 主勢 が 立 って 地 を 脅肺 かされるとき、 主勢 の 恐傁 るべきみ 前 と、その 威胙 光捄 の 輝脮 きとを 避 け<br />

る」[イザヤ 2:10~12、20、。<br />

雲胖 の 切卲 れ 目 から、 暗肨 黒 とは 対 照儠 的 に、4 倍 も 輝脮 きを 増匲 した 1 つの 星 が 光捄 る。この 星 は、<br />

忠儮 実 な 者 には、 望捬 みと 喜 びとを 語指 るが、 神卡 の 律傢 法 を 犯 した 者 たちには、きびしさと 怒腹 りと<br />

を 語指 る。キリストのためにすべてを 犠腻 牲繉 にした 者 たちは、 主勢 の 仮儵 屋厡 の 奥傱 に 隠僸 されているか<br />

のように、 今 は 安勣 全 である。すでに 彼 らは 試去 みられ、 世匒 界化 と 真卢 理 を 軽 べつする 人 々との 前<br />

で、 自 分 たちのために 死拎 なれたお 方 に 対 する 忠儮 誠肬 心升 を 証卨 明 したのである。 死拎 に 直卟 面卥 しても<br />

なお 忠儮 誠肬 心升 を 固 く 保 ち 続勸 けた 者 たちの 上 に、 驚脚 くべき 変厭 化 が 起招 きた。 彼 らは、 悪捰 鬼纯 と 化 し<br />

た 人 々の 暗肨 黒 と 恐傁 怖繍 の 圧 制勧 から、 突 然掍 救 い 出 された。さっきまで 青捘 ざめ、 不勘 安勣 に 閉僔 ざされ<br />

て、やつれはてていた 彼 らの 顔 が、 今 は 驚脚 嘆昍 と 信勼 仰纝 と 愛 に 輝脮 いている。 彼 らの 声拨 は、 勝 利匏<br />

の 歌 となってあがる。「 神卡 はわれらの 避 け 所勰 また 力 である。 悩肘 める 時 のいと 近卐 き 助捉 けであ<br />

る。このゆえに、たとい 地 は 変厭 り、 山 は 海匈 の 真卢 中 に 移挔 るとも、われらは 恐傁 れない。たとい<br />

その 水匍 は 鳴胯 りとどろき、あわだつとも、そのさわぎによって 山 は 震傹 え 動 くとも、われらは<br />

恐傁 れない」[ 詩纛 篇 46:1~。<br />

このような 聖脩 なる 信勼 頼 の 言匟 葉挺 が 神卡 のみもとにのぼって 行 く 間 に、 雲胖 は 退挖 き、 両厥 側卷 の 暗肨<br />

い 怒腹 ったような 大 空参 とは 対 照儠 的 に、 言匟 うに 言匟 われぬ 栄 光捄 に 輝脮 く 星 空参 が 見 えてくる。 天拦 の 都匙<br />

の 栄 光捄 が、 開 かれた 門挋 から 流及 れ 出 る。 そのとき、 折傝 りたたんだ 2 枚儳 の 石厈 の 板偺 を 持匛 った 手<br />

が、 空参 中 に 現勶 れる。「 天拦 は 神卡 の 義拣 をあらわす、 神卡 はみずから、さばきぬしだからである」<br />

と 預 言匟 者 は 言匟 っている[ 詩纛 篇 50:。シナイ 山 から 雷膃 鳴胯 と 炎縉 の 中 で、 人 生 の 指匦 針拏 として 宣傪 言匟<br />

された 神卡 の 義拣 であるあの 聖脩 なる 律傢 法 が、 今 やさばきの 規厶 準厜 として 人 々に 示単 される。その 手<br />

が 石厈 の 板偺 を 開 くと、 火 のペンでしるされたかと 思卩 われる 十厝 戒儦 の 言匟 葉挺 が 見 える。その 言匟 葉挺 は、<br />

はっきり 書危 かれていて、だれでも 読傊 むことができる。 記卌 憶縪 が 呼 びさまされ、すべての 人 の<br />

心升 から 迷偧 信勼 と 異 端健 の 暗肨 黒 が 払掾 いのけられて、 簡儚 単 で 理 解卆 しやすく、 権勻 威胙 に 満掫 ちた 神卡 の 10<br />

の 言匟 葉挺 が、 地 上 の 全 住卫 民 の 前 に 示単 される。<br />

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神卡 の 聖脩 なる 要勥 求卍 をふみにじってきた 者 たちの 恐傁 怖繍 と 失拽 望捬 とは、 描胦 写捂 することができな<br />

い。 主勢 は 彼 らに 神卡 の 律傢 法 をお 与拜 えになった。 彼 らは、 自 分 たちの 品厍 性勯 をそれと 比发 較脘 して、<br />

まだ 悔繛 い 改匳 めて 改匳 革挙 する 機務 会 のあるうちに、 自 分 たちの 欠 点勷 を 知半 ることができたはずであ<br />

った。しかし、 世匒 の 支匣 持匛 を 受匃 けたいために、 彼 らは 律傢 法 の 教卝 えを 捨腇 て 去掇 り、またほかの 者<br />

にも、それを 犯 すように 教卝 えたのである。 彼 らは、 神卡 の 民 が 安勣 息僢 日 を 汚儢 すように 強勮 制勧 して<br />

きた。 今 となっては、 彼 らは 自 ら 軽 べつした 律傢 法 によって 罪 に 定 められるのである。 彼 ら<br />

は、もはや 弁 解卆 の 余 地 はないことを、 恐傁 ろしいまでにはっきりと 知半 る。 彼 らは、 自 分 たち<br />

が 仕捸 え 礼脊 拝旟 する 対 象拺 を 自 ら 選 んだのである。「その 時 あなたがたは、 再卭 び 義拣 人 と 悪捰 人 、 神卡<br />

に 仕捸 える 者 と 仕捸 えない 者 との 区厅 別厌 を 知半 るようになる」[マラキ 3:。<br />

神卡 の 律傢 法 の 反卬 対 者 たちは、 牧肧 師 からいちばん 小 さい 者 にいたるまで、 真卢 理 と 義拣 務勲 につ<br />

いて 新 たな 考卛 えを 抱 く。 彼 らは 第匌 4 条厬 の 安勣 息僢 日 が 生 ける 神卡 の 印偝 であることを 知半 るが、しか<br />

しもう 遅 い。 彼 らは 偽兖 の 安勣 息僢 日 の 真卢 の 性勯 質拾 を 知半 り、 自 分 たちがこれまで 砂儸 の 土拋 台卤 の 上 に 築傀<br />

いていたことを 知半 るが、もう 遅 いのである。 彼 らは、 自 分 たちが 神卡 と 戦勛 っていたことに 気勴<br />

づく。 牧肧 師 たちは 人 々を、 天拦 国 の 門挋 へ 導拗 くと 公勗 言匟 しながら、 滅脛 びに 導拗 いていたのである。<br />

聖脩 職厯 にある 者 の 責掅 任厃 がどんなに 恐傁 ろしいものであるか、また 彼 らの 不勘 忠儮 実 の 結医 果卵 がどんな<br />

に 恐傁 るべきものであるかは、 最勞 後 のさばきの 日 まで 知半 ることができない。たった 1 人 の 魂<br />

の 損措 失拽 でも、われわれがそれを 正匁 しく 評掲 価卒 できるのは、 永 遠 においてのみである。 悪捰 いし<br />

もべよ、わたしから 離掤 れ 去掇 れと 神卡 から 言匟 われる 者 の 運卞 命挻 は、 実 に 恐傁 ろしいものである。<br />

天拦 から 神卡 のみ 声拨 が 聞挈 こえて、イエスのこられる 日 と 時 とが 宣傪 言匟 され、 永 遠 の 契 約 が 神卡<br />

の 民 に 伝捱 えられる。どんな 雷膃 鳴胯 も 及 ぼぬとどろきをもって、 神卡 のみ 言匟 葉挺 が 地 上 になりひび<br />

く。 神卡 のイスラエルは、 耳脥 を 傾傧 け、 目 を 上 方 に 注挅 いで 立 っている。 彼 らの 顔 は 神卡 の 栄 光捄 に<br />

照儠 らされて、シナイ 山 から 帰 ってきた 時 のモーセの 顔 のように 輝脮 いている。 悪捰 人 たちは、<br />

彼 らを 見 つめることができない。 神卡 の 安勣 息僢 日 をきよく 守捿 ることによって 神卡 をあがめてきた<br />

者 たちに、 祝腛 福厹 が 宣傪 言匟 されると、 勝 利匏 の 力 強勮 い 叫经 びが 起招 こる。<br />

まもなく、 東 の 方 に、 人 の 手 の 半博 分 くらいの 大 きさの 小 さい 黒 雲胖 が 現勶 れる。それは、<br />

救 い 主勢 を 囲 んでいる 雲胖 で、 遠 くからは、 暗肨 黒 に 包儣 まれているように 見 える。 神卡 の 民 は、こ<br />

れが 人 の 子 のしるしであることを 知半 っている。 彼 らは、 厳 粛施 な 沈腉 黙縹 のうちに、その 雲胖 が 地<br />

上 に 近卐 づくのを 見 つめる。それは 次卙 第匌 に 明 るさと 輝脮 かしさを 増匲 し、ついには 大 きな 白换 い 雲胖<br />

となって、 下 のほうには 焼催 き 尽能 くす 火 のような 栄 光捄 が 輝脮 き、 上 のほうには 契 約 のにじがか<br />

かっている。イエスは、 偉昖 大 な 勝 利匏 者 としておいでになる。 今 度 は、 恥時 辱既 と 苦 悩肘 の 苦 い 杯<br />

を 飲儍 む「 悲胳 しみの 人 」ではなくて、 天拦 地 の 勝 利匏 者 として、 生 きている 者 と 死拎 んだ 者 とをさ<br />

ばくためにこられる。「 忠儮 実 で 真卢 実 な 者 」「 義拣 によってさばき、また 戦勛 うかたである。」<br />

そして「 天拦 の 軍拚 勢厕 が」 彼 に 従 う[ 黙縹 示単 録捎 19:11、。 数包 えることができないほどの 聖脩 天拦 使却<br />

の 群儈 れが、 天拦 の 聖脩 歌 を 歌 いながら 付厏 き 従 う。 大 空参 は、「 万勦 の 幾继 万勦 倍 、 千収 の 幾继 千収 倍 」もの、<br />

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輝脮 く 天拦 使却 たちで 満掫 たされたように 見 える。この 光捄 景拲 は、 人 間 のどんな 筆僜 によっても 描胦 くこ<br />

とができない。その 輝脮 かしさは、どんな 人 間 の 頭挓 でも 十厝 分 に 想挹 像僕 することはできない。<br />

「その 栄 光捄 は 天拦 をおおい、そのさんびは 地 に 満掫 ちた。その 輝脮 きは 光捄 のようであ」る[ハバ<br />

クク 3:3、。 生 きている 雲胖 が、さらに 近卐 づくと、すべての 目 は、いのちの 君 をながめる。<br />

いまはその 聖脩 なる 頭挓 を 傷偟 つけるいばらの 冠縍 はなく、その 聖脩 なる 額厀 には 栄 光捄 の 冠縍 がある。そ<br />

のみ 顔 は、 真卢 昼腮 の 太挲 陽傘 よりもまぶしく 輝脮 く。「その 着挄 物匵 にも、そのももにも、『 王掣 の 王掣 、<br />

主勢 の 主勢 』という 名匷 がしるされていた」[ 黙縹 示単 録捎 19:。<br />

イエスを 前 にして、「どの 人 の 顔 色 も 青捘 く 変厭 っている。」 神卡 の 恵 みを 拒兘 んだ 者 に、 永<br />

遠 の 絶傉 望捬 の 恐傁 怖繍 がおそってくる。「 心升 は 消拔 え、ひざは 震傹 え、……すべての 顔 は 色 を 失拽 った」<br />

[エレミヤ 30:6、ナホム 2:。 義拣 人 たちは、 震傹 えながら、「だれが 立 つことができよう<br />

か」と 叫经 ぶ。 天拦 使却 たちの 歌 はやみ、 恐傁 ろしい 沈腉 黙縹 のひと 時 がくる。すると、「わたしの 恵<br />

みはあなたに 対 して 十厝 分 である」というイエスのみ 声拨 が 聞挈 こえる。 義拣 人 たちの 顔 は 輝脮 き、<br />

どの 人 の 心升 も 喜 びに 満掫 たされる。そして、 天拦 使却 たちは、 前 よりも 調 子 を 高 めて 歌 い 始卿 め、<br />

ますます 地 上 へと 近卐 づいてくる。<br />

王掣 の 王掣 は、 燃 える 炎縉 に 包儣 まれて、 雲胖 に 乗拳 って 降 りて 来勵 られる。 天拦 は 巻僲 物匵 が 巻僲 かれるよ<br />

うに 消拔 えていき、 地 は、 王掣 の 王掣 の 前 に 震傹 え、すべての 山 と 島勹 とは、その 場 所勰 から 移挔 されて<br />

しまう。「われらの 神卡 は 来勵 て、もだされない。み 前 には 焼催 きつくす 火 があり、そのまわり<br />

には、はげしい 暴偷 風掵 がある。 神卡 はその 民 をさばくために、 上 なる 天拦 および 地 に 呼 ばわれる」<br />

[ 詩纛 篇 50:3、。 「 地 の 王掣 たち、 高 官厑 、 千収 卒克 長 、 富挛 める 者 、 勇腅 者 、 奴 隷趵 、 自 由厩 人 らはみな、<br />

ほら 穴肼 や 山 の 岩 かげに、 身拴 をかくした。そして、 山 と 岩 とにむかって 言匟 った、『さあ、わ<br />

れわれをおおって、 御 座 にいますかたの 御 顔 と 小 羊旴 の 怒腹 りとから、かくまってくれ。 御 怒腹<br />

りの 大 いなる 日 が、すでにきたのだ。だれが、その 前 に 立 つことができようか』」[ 黙縹 示単<br />

録捎 6:15~。<br />

あざけり 笑傷 う 声拨 はやんだ。 偽兖 りのくちびるは 沈腉 黙縹 させられた。「 騒胻 々しい 声拨 と 血傔 まみ<br />

れの 衣胼 」で 相 戦勛 う 戦勛 いの 騒胻 ぎ、 武叇 器捙 の 鳴胯 り 響捳 く 音 は 静 まる[イザヤ 9:5・ 英捼 語指 訳胲 ]。 今 聞挈<br />

こえてくるのは、 祈绗 りと 嘆昍 きと 悲胳 しみの 声拨 だけである。 少厮 し 前 まであざけり 笑傷 っていた 者<br />

たちが、「 御 怒腹 りの 大 いなる 日 が、すでにきたのだ。だれが、その 前 に 立 つことができよ<br />

うか」と 叫经 ぶ。 悪捰 人 たちは、 自 分 たちが 軽 べつし 拒兘 否 してきたおかたの 顔 を 見 るよりは、<br />

山 々の 岩 石厈 の 下 に 葬繙 られることを 願傿 う。<br />

死拎 者 の 耳脥 にも 通 るそのみ 声拨 を、 彼 らは 知半 っている。その 優历 しい 訴挰 えのみ 声拨 は、どんな<br />

にたびたび、 彼 らに 悔繛 い 改匳 めを 呼 びかけたことだろう。そのみ 声拨 は、 友掻 人 や 兄胆 弟胱 、そして<br />

贖 い 主勢 の、 心升 を 打占 つ 訴挰 えのうちに、 幾继 度 聞挈 かれたことだろう。その 恵 みを 拒兘 否 した 者 にと<br />

って、「あなたがたは 心升 を 翻 せ、 心升 を 翻 してその 悪捰 しき 道匠 を 離掤 れよ。……あなたはどうし<br />

て 死拎 んでよかろうか」と 長 い 間 訴挰 えてきたみ 声拨 ほど 非 難挚 に 満掫 ち、 心升 を 責掅 めるものはない<br />

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[エゼキエル 33:。ああ、むしろ、それが 見 知半 らぬ 人 の 声拨 であればよいだろうに。「わた<br />

しは 呼 んだが、あなたがたは 聞挈 くことを 拒兘 み、 手 を 伸 べたが、 顧僖 みる 者 はなく、かえって、<br />

あなたがたはわたしのすべての 勧僊 めを 捨腇 て、わたしの 戒儦 めを 受匃 けなかった」とイエスは 言匟<br />

われる[ 箴 言匟 1:24、。その 声拨 は、 彼 らが 消拔 し 去掇 ってしまいたいと 思卩 う 記卌 憶縪 —— 警厺 告卪 をあ<br />

ざけり、 招偠 きを 拒兘 み、 特厣 権勻 を 軽 んじた 記卌 憶縪 ——を 呼 び 起招 こす。<br />

そこには、キリストが 十厝 字捐 架繳 の 辱既 しめを 受匃 けられた 時 に、 彼 をあざけった 者 たちもい<br />

る。 大 祭脫 司 から 神卡 に 誓绒 って 答掬 えを 要勥 求卍 された 時 に、 苦 難挚 のうちにあられた 主勢 が、「あなた<br />

がたは、 間 もなく、 人 の 子 が 力 ある 者 の 右 に 座 し、 天拦 の 雲胖 に 乗拳 って 来勵 るのを 見 るであろう」<br />

と 厳 粛施 に 宣傪 言匟 された 言匟 葉挺 を 思卩 い 起招 こして、 彼 らは 身拴 震傹 いする[マタイ 26:。 彼 らは、 今 、<br />

栄 光捄 のうちにあられる 人 の 子 をながめているが、これから、 人 の 子 が 力 ある 者 の 右 に 座 ら<br />

れるのを 見 るのである。<br />

わたしは 神卡 の 子 であるとのキリストの 宣傪 言匟 をあざけった 者 たちは、 今 は 何挬 も 言匟 えない。<br />

そこには、イエスの 王掣 の 称胃 号 をあざけって、あざ 笑傷 う 兵掝 士厨 たちに 命挻 じてイエスに 冠縍 をかぶ<br />

らせたヘロデもいる。 不勘 敬肭 な 手 で 紫纑 の 衣胼 を 着挄 せ、その 尊胛 い 額厀 にいばらの 冠縍 をかぶらせ、な<br />

んの 抵脏 抗 もなさらないみ 手 に 偽兖 の 笏 を 持匛 たせ、 嘲 笑傷 しながら 礼脊 拝旟 のまねをして 神卡 を 汚儢 した、<br />

その 当勠 人 たちがいる。いのちの 君 を 打占 ち、つばをはきかけた 者 たちは、 今 、キリストの 射<br />

るような 視拹 線拓 から 顔 をそむけ、そのご 臨 在厪 の 圧 倒 的 な 栄 光捄 から 逃偹 げようとする。イエスの<br />

手 と 足拒 に 釘赗 を 打占 った 者 たちや、その 脇優 腹腏 を 刺儒 した 兵掝 士厨 は、 恐傁 怖繍 と 後 悔繛 とに 打占 ち 震傹 えてその<br />

傷偟 跡僡 を 見 る。<br />

祭脫 司 たち、 為 政 者 たちは、 恐傁 ろしいばかりにはっきりと、カルバリーのできごとを 思卩<br />

い 起招 こす。 悪捰 魔斴 のように 勝 ち 誇縷 った 気勴 持匛 ちで、 頭挓 を 振捽 りながら「 他 人 を 救 ったが、 自 分 自<br />

身拴 を 救 うことができない。あれがイスラエルの 王掣 なのだ。いま 十厝 字捐 架繳 からおりてみよ。そ<br />

うしたら 信勼 じよう。 彼 は 神卡 にたよっているが、 神卡 のおぼしめしがあれば、 今 、 救 ってもら<br />

うがよい」と 叫经 んだことを 思卩 い 出 して、 彼 らは 震傹 えあがる[マタイ 27:42、。<br />

彼 らは、 主勢 人 のぶどう 園挷 の 実 を 納 めることを 拒兘 んで、 主勢 人 のしもべたちを 辱既 しめ、 主勢<br />

人 の 子 を 殺掮 した 農捝 夫挕 たちについての 救 い 主勢 のたとえ 話匋 を、はっきり 思卩 い 起招 こす。 彼 らは、<br />

また、ぶどう 園挷 の 主勢 人 は「 悪捰 人 どもを 皆脰 殺掮 しに」するであろうと、 彼 ら 自 身拴 が 言匟 い 放择 った<br />

宣傪 告卪 を 思卩 い 出 す。これらの 不勘 忠儮 実 な 人 々の 罪 と 刑傃 罰脖 の 中 に、 祭脫 司 や 長 老偽 たちは、 自 分 たち<br />

の 歩 んだ 道匠 と、 自 分 たちの 受匃 けるべき 運卞 命挻 とを 認卉 める。そして 今 や、 彼 らの 断友 末拢 魔斴 の 苦 悩肘<br />

の 叫经 びがあがる。「 十厝 字捐 架繳 につけよ、 十厝 字捐 架繳 につけよ」とエルサレムの 町 じゅうに 響捳 いた<br />

叫经 びよりも、さらに 大 きな 声拨 で、「 彼 は 神卡 のみ 子 だ! 彼 は 真卢 のメシヤだ!」という 恐傁 ろし<br />

い、 絶傉 望捬 的 な 嘆昍 きの 声拨 があがる。 彼 らは 王掣 の 王掣 のみ 前 から 逃偹 げようとする。 自 然掍 界化 の 変厭 動<br />

のためにできた 地 のほら 穴肼 の 奥傱 深捫 くに 隠僸 れようとするが、むだである。<br />

444


だれでも 真卢 理 を 拒兘 む 者 の 一 生 には、いつかは、 良拖 心升 が 目 覚 め、 偽兖 善 的 な 生 活卹 をふりか<br />

えって 苦 しみ、 魂 がとりかえしのつかない 後 悔繛 に 悩肘 まされる 時 がある。けれども、そうし<br />

たことは、「 恐傁 慌 が、あらしのように…… 臨 」み、「 災 が、つむじ 風掵 のように 臨 」むその<br />

日 の 激 しい 後 悔繛 とは、とうていくらべられない[ 箴 言匟 1:。キリストとキリストの 忠儮 実 な<br />

民 とを 殺掮 そうとした 人 々は、 今 、その 人 たちの 上 に 栄 光捄 が 宿 っているのを 見 る。 彼 らは、<br />

自 分 たちが 恐傁 怖繍 に 襲脁 われている 最勞 中 に、 聖脩 徒傣 たちが 喜 ばしい 声拨 で、「 見 よ、これはわれわ<br />

れの 神卡 である。わたしたちは 彼 を 待挊 ち 望捬 んだ。 彼 はわたしたちを 救 われる」と 叫经 ぶのを 聞挈<br />

く[イザヤ 25:。<br />

地 がよろめき、いなずまがひらめき、 雷膃 がとどろく 真卢 っただ 中 で、 神卡 のみ 子 の 声拨 が、<br />

眠縔 っている 聖脩 徒傣 たちを 呼 び 起招 こす。イエスは 義拣 人 たちの 墓斳 をごらんになり、それから 両厥 手<br />

を 天拦 のほうへ 上 げて、「 目 ざめよ、 目 ざめよ、 目 ざめよ。ちりの 中 に 眠縔 る 者 たちよ、 起招 き<br />

よ」と 呼 ばれる。 地 の 全 面卥 にわたって、 死拎 者 はその 声拨 を 聞挈 き、 聞挈 く 者 は 生 きる。そして、<br />

全 地 に、あらゆる 国 民 、 部 族 、 国 語指 、 民 族 からなる 大 群儈 の 足拒 音 が 鳴胯 り 響捳 く。「 死拎 よ、おま<br />

えの 勝 利匏 は、どこにあるのか。 死拎 よ、おまえのとげは、どこにあるのか」と 叫经 びながら、<br />

彼 らは 死拎 の 獄晳 屋厡 から、 不勘 死拎 の 栄 光捄 をまとって 現勶 れる[Ⅰコリント 15:。そして、 生 きてい<br />

た 聖脩 徒傣 たちとよみがえった 聖脩 徒傣 たちとはともに 声拨 をあわせて、 勝 利匏 の 長 い 喜 びの 叫经 びをあ<br />

げる。<br />

どの 人 もみな、 墓斳 に 入 った 時 と 同 じ 身拴 長 で 墓斳 から 現勶 れる。よみがえった 群儈 衆 の 中 に 立<br />

っているアダムは、 背 が 高 く 堂傾 々たる 容卣 姿掋 で、 神卡 のみ 子 より 少厮 し 低拯 いだけである。 彼 は 後<br />

世匒 の 人 々とは、 著兆 しい 対 照儠 を 示単 している。この 点勷 からでも、 人 類 の 大 きな 退挖 化 がわかる。<br />

しかし、どの 人 もみな、 永 遠 の 若拊 さの 新 鮮掏 さと 活卹 力 にあふれてよみがえる。 世匒 の 初匘 めに、<br />

人 は、 品厍 性勯 だけでなく、 容卣 貌趚 や 姿掋 も 神卡 のみかたちにかたどって 創傦 造挝 された。 罪 のために 神卡<br />

のかたちはそこなわれ、ほとんど 消拔 えてしまったが、キリストは、その 失拽 われたものを 回<br />

復挴 するためにこられた。キリストは、わたしたちの 卑赐 しい 体 を 造挝 り 変厭 えて、ご 自 身拴 の 栄 光捄<br />

の 体 に 似胤<br />

たものとしてくださる。1 度 罪 に 汚儢 されてしまって 美捜 を 失拽 い、 死拎 ぬべき、 朽 ち 果卵 てるべき<br />

ものとなった 体 が、 完 全 な、 美捜 しい、 不勘 死拎 のものとなる。すべての 傷偟 や 醜越 さは、 墓斳 の 中 に<br />

残拑 される。 贖 われた 者 は、 長 い 間 失拽 われていたエデンのいのちの 木匓 に 再卭 び 近卐 づくことを 許<br />

され、 最勞 初匘 の 栄 光捄 に 輝脮 く 人 類 の 完 全 な 背 丈脭 に「 成勱 長 する」のである[マラキ 4:2・ 英捼 語指<br />

訳胲 ]。 罪 ののろいの 最勞 後 の 痕 跡僡 が 取勚 り 除揄 かれ、キリストに 忠儮 実 に 仕捸 える 者 たちは、 知半 的 に<br />

も、 霊绳 的 にも、 身拴 体 的 にも、 主勢 の 完 全 な 姿掋 を 反卬 映 して、「われらの 神卡 、 主勢 のうるわしさ」<br />

を 着挄 て 現勶 れる。ああ、なんというすばらしい 贖 いであろう。これこそ 長 い 間 、 語指 り、 熱 望捬<br />

し、 熱 心升 な 期勡 待挊 をもって 瞑 想挹 してきたが、しかし 決 して 十厝 分 には 理 解卆 できなかったことで<br />

あった。<br />

445


生 きている 義拣 人 たちは、「またたく 間 に、 一 瞬腗 にして」 変厭 えられる。 彼 らは、 神卡 のみ<br />

声拨 によって 栄 化 された。 今 や 彼 らは 不勘 死拎 の 者 とされて、よみがえった 聖脩 徒傣 たちとともに、<br />

空参 中 において 主勢 に 会 うために 引匂 き 上 げられる。 天拦 使却 たちは、「 天拦 のはてからはてに 至儖 るま<br />

で、 四捡 方 からその 選 民 を 呼 び 集厦 める。」 小 さい 子 供挿 たちは、 天拦 使却 たちに 抱 かれてきて、 母<br />

親捧 の 腕肙 に 返拮 される。 長 く 死拎 に 別厌 れていた 友掻 人 たちは 再卭 会 して、もう 永 久挸 に 別厌 れることなく、<br />

喜 びの 歌 をうたいながら、ともに 神卡 の 都匙 へと 上 っていく。<br />

雲胖 の 車区 の 両厥 側卷 には 翼纐 があって、その 下 には、 生 きた 輪捃 がある。そして 車区 が 上 に 進勺 むに<br />

つれて、 輪捃 は「 聖脩 なるかな」と 叫经 び、 翼纐 も、 動 きながら「 聖脩 なるかな」と 叫经 ぶ。そして、<br />

付厏 き 従 う 天拦 使却 たちは、「 聖脩 なるかな、 聖脩 なるかな、 聖脩 なるかな、 主勢 なる 全 能印 の 神卡 」と 叫经 ぶ。<br />

車区 が、 新 エルサレムに 向匇 かって 進勺 むにつれて、 贖 われた 者 たちは「ハレルヤ!」と 叫经<br />

ぶ。 神卡 の 都匙 に 入 る 前 に、 救 い 主勢 は、ご 自 分 に 従 う 者 たちに、 勝 利匏 の 象拺 徴僦 を 与拜 え、 王掣 族 の<br />

しるしを 授 けてくださる。 輝脮 く 行 列偱 は、 主勢 なるイエスの 周 りに 四捡 角偰 形捊 をつくる。イエスの<br />

お 姿掋 は、 聖脩 徒傣 たちや 天拦 使却 たちよりも 高 く 堂傾 々としており、そのお 顔 からは、 慈暆 悲胳 深捫 い 愛 の<br />

輝脮 きが、 彼 らの 上 にあふれ 出 ている。 数包 えきれないほど 多匭 くの、あがなわれた 者 たちの 視拹<br />

線拓 は、すべてイエスの 上 にそそがれ、「 顔 だちは、そこなわれて 人 と 異 なり、その 姿掋 は 人<br />

の 子 と 異 なっていた」お 方 の 栄 光捄 を、すべての 目 がながめる。 勝 利匏 者 の 頭挓 には、イエスご<br />

自 身拴 が 右 の 手 で、 栄 光捄 の 冠縍 をかぶらせてくださる。すべての 者 のために、その 人 の「 新 し<br />

い 名匷 」と「 主勢 に 聖脩 なる 者 」ということばが 刻傋 まれた 冠縍 がある[ 黙縹 示単 録捎 2:。すべての 者 の<br />

手 には、 勝 利匏 者 のしゅろの 枝胿 と 輝脮 く 立 琴 とが 授 けられる。そして、 指匦 揮肫 する 天拦 使却 たちが 合<br />

図掛 の 音 をかき 鳴胯 らすと、すべての 者 の 手 はたくみに 立 琴 をかなで、すばらしい 音 楽掱 の 美捜 し<br />

い 調 べがわき 起招 こる。すべての 者 の 心升 は、 言匟 葉挺 に 言匟 いあらわすことのできない 感厤 激 に 心升 が<br />

ふるえ、すべての 声拨 は、「わたしたちを 愛 し、その 血傔 によってわたしたちを 罪 から 解卆 放择 し、<br />

わたしたちを、その 父 なる 神卡 のために、 御 国 の 民 とし、 祭脫 司 として 下 さったかたに、 世匒 々<br />

限拘 りなく 栄 光捄 と 権勻 力 とがあるように」と 感厤 謝儑 の 賛僮 美捜 をささげる[ 黙縹 示単 録捎 1:5、。<br />

贖 われた 群儈 衆 の 前 には、 聖脩 都匙 がある。イエスは、 真卢 珠晁 の 門挋 を 広南 くあけられる。そして、<br />

真卢 理 を 守捿 ってきた 諸 国 の 民 がその 中 へ 入 る。そこに 彼 らは、 神卡 のパラダイス、すなわちア<br />

ダムが 罪 を 犯 す 前 のふるさとを 見 る。その 時 、 人 間 の 耳脥 が 今 まで 聞挈 いたどんな 音 楽掱 よりも<br />

豊掿 かな 美捜 しいあの 声拨 が、「あなたがたの 戦勛 いは 終厖 わった。」「わたしの 父 に 祝腛 福厹 された 人<br />

たちよ、さあ、 世匒 の 初匘 めからあなたがたのために 用 意勪 されているみ 国 を 受匃 けつぎなさい」<br />

と 言匟 われる。<br />

ここで、「あなたがわたしに 賜 わった 人 々が、わたしのいる 所勰 に 一 緒肎 にいるようにし<br />

て 下 さい」と 弟胱 子 たちのために 祈绗 られた 救 い 主勢 の 祈绗 りが 成勱 就 する。キリストは、ご 自 分 の<br />

血傔 によって 贖 われた 者 たちを、「その 栄 光捄 のまえに 傷偟 なき 者 として、 喜 びのうちに」 父 の<br />

前 に 示単 し[ユダ、「わたしはここにおります。そして、あなたがわたしに 下 さった 子 供挿 た<br />

446


ちもおります。」「あなたがわたしに 下 さったものを、わたしは 守捿 りました」 と 言匟 われ<br />

る。ああ、なんという 驚脚 嘆昍 すべき 贖 いの 愛 であろう。 無叄 限拘 なるお 方 であられる 天拦 父 が、 贖<br />

われた 者 たちをごらんになって、 罪 による 不勘 調 和匄 が 消拔 え、 罪 ののろいが 除揄 かれ、 人 性勯 が 再卭<br />

び 神卡 性勯 と 調 和匄 して、そこに 神卡 のみかたちをごらんになる 時 の、その 喜 びはどんなであろ<br />

う。<br />

ことばに 言匟 い 表勖 すことのできない 愛 をもって、イエスは 忠儮 実 な 者 たちを 主勢 の 喜 びに 迎<br />

え 入 れてくださる。 救 い 主勢 の 喜 びは、ご 自 身拴 の 苦 悩肘 と 屈縿 辱既 とによって 救 われた 魂 を、 栄 光捄<br />

のみ 国 において 見 ることである。そして、 贖 われた 者 たちは、この 祝腛 福厹 された 人 々の 中 に、<br />

自 分 たちの 祈绗 りや 働掴 きや 愛 のこもった 犠腻 牲繉 によってキリストに 導拗 かれた 人 々があるのを 見<br />

て、 主勢 の 喜 びにともにあずかる 者 となる。 彼 らが 大 いなる 白换 いみ 座 のまわりに 集厦 まって、<br />

自 分 がキリストに 導拗 いた 人 たちを 見 、そして、その 導拗 かれた 人 たちがまたほかの 者 を 導拗 き、<br />

その 人 たちがさらにほかの 人 たちを 導拗 いて、すべての 者 が 休 息僢 の 港掉 に 入 れられたことを 見<br />

る 時 、 彼 らは 言匟 うに 言匟 われぬ 歓脒 喜 に 心升 が 満掫 たされ、 自 分 たちの 冠縍 をイエスの 足拒 もとに 投匐 げ<br />

出 して、 永 遠 に 尽能 きることのない 年 月 にわたってイエスを 賛僮 美捜 するのである。<br />

贖 われた 人 々が、 神卡 の 都匙 に 迎 え 入 れられる 時 に、 喜 ばしい 賛僮 美捜 の 叫经 びが 空参 に 響捳 きわた<br />

る。 今 、2 人 のアダムが 会 おうとしているのである。 神卡 のみ 子 は、 立 って 手 を 広南 げ、 人 類<br />

の 祖脽 先匪 を 抱 こうとしておられる。 神卡 のみ 子 が、この 人 を 創傦 造挝 された。その 彼 が 創傦 造挝 主勢 に 罪<br />

を 犯 した。そして、 彼 の 罪 のために、 救 い 主勢 の 体 に 十厝 字捐 架繳 の 傷偟 が 負拆 わされたのである。ア<br />

ダムは、 残拑 酷昰 な 釘赗 のあとを 見 て、 主勢 の 胸胬 にはよりかからず、 恥時 じいって 主勢 の 足拒 もとにひれ<br />

伏胹 し、「ほふられた 小 羊旴 こそは……さんびを 受匃 けるにふさわしい」と 叫经 ぶのである。 救 い<br />

主勢 は、やさしく 彼 を 抱 き 起招 こして、 彼 が 長 い 間 追挵 放择 されていたエデンの 故採 郷偮 をもう 1 度 見<br />

るようにとお 命挻 じになる。<br />

エデンを 追挵 放择 されてからの、アダムの 地 上 の 生 涯昗 は、 悲胳 しみに 満掫 ちたものであった。<br />

木匓 の 葉挺 が 落叉 ち、 犠腻 牲繉 の 動 物匵 がささげられるのを 見 、 自 然掍 の 美捜 が 傷偟 つけられ、 人 間 の 純儻 潔昔 が<br />

汚儢 されるのを 見 るたびに、 彼 は 自 分 の 罪 をまざまざと 思卩 い 出 した。 彼 は、 罪 悪捰 がふえひろ<br />

がるのを 目 撃掐 し、 警厺 告卪 の 声拨 をあげると、それに 答掬 えて、 罪 の 起招 こりは 彼 自 身拴 のせいである<br />

とののしられて、 恐傁 ろしい 良拖 心升 の 呵 責掅 に 悩肘 まされた。 彼 は 1000 年 近卐 くもの 間 、 身拴 を 低拯 く<br />

して、 罪 の 刑傃 罰脖 を 耐脾 え 忍旖 んだ。 彼 は、 心升 から 自 分 の 罪 を 悔繛 い 改匳 めて、 約 束僓 された 救 い 主勢 の<br />

功僵 績 に 信勼 頼 し、 復挴 活卹 の 希傩 望捬 をもって 死拎 んだ。 神卡 のみ 子 は、 人 間 の 失拽 敗反 と 堕秐 落叉 とを 順 われた。<br />

そして 今 、 贖 罪 の 働掴 きによって、アダムに 最勞 初匘 の 主勢 権勻 が 返拮 されたのである。<br />

彼 は、 喜 びのあまり 我 を 忘脨 れて、かつて 自 分 の 楽掱 しみであった 木匓 々、まだ 罪 を 犯 さず<br />

喜 びに 満掫 ちていた 時 に、 自 分 で 実 を 集厦 めたその 木匓 々をながめる。 彼 は、 自 分 の 手 で 整拪 えた<br />

ぶどうの 木匓 、かつて 愛 し 育挞 てた 花挮 々を 見 る。 彼 の 心升 は、この 光捄 景拲 が 現勶 実 であることを 悟縖 る。<br />

これが 回 復挴 されたエデンであること、 彼 が 追挵 放择 された 時 よりももっと 美捜 しくなったエデン<br />

447


であることを 彼 は 悟縖 るのである。 救 い 主勢 は、 彼 を 命挻 の 木匓 に 導拗 き、その 輝脮 く 実 をとって、ア<br />

ダムに 食挱 べるようお 命挻 じになる。 彼 は 周 りを 見 渡据 す。<br />

そして、 贖 われた 彼 の 家匝 族 の 大 群儈 集厦 が、 神卡 のパラダイスに 立 っているのを 見 る。その<br />

時 、 彼 は、 自 分 の 輝脮 く 冠縍 をイエスの 足拒 もとに 投匐 げ 出 して、 彼 の 胸胬 によりすがり、 贖 い 主勢 を<br />

抱 きしめるのである。 彼 は 黄腓 金 の 立 琴 をかなでる。そして 天拦 の 丸掆 天拦 井匿 に、「ほふられ、よ<br />

みがえられた 小 羊旴 は、さんびを 受匃 けるにふさわしい」という 勝 利匏 の 歌 がこだまする。アダ<br />

ムの 家匝 族 は、その 旋 律傢 に 合 わせて 声拨 をあげ、 彼 らの 冠縍 を 救 い 主勢 の 足拒 もとに 投匐 げ 出 し、 崇暒 敬肭<br />

の 念挡 をもって 彼 の 前 にひざまずくのである。 アダムが 堕秐 落叉 した 時 に 涙繽 を 流及 し、イエスが<br />

復挴 活卹 後 、み 名匷 を 信勼 じるすべての 者 のために 墓斳 を 開 いて、 天拦 に 昇 られた 時 に 喜 んだ 天拦 使却 たち<br />

が、この 再卭 会 を 目 撃掐 する。 今 彼 らは、 階 罪 の 働掴 きの 完 成勱 を 目 撃掐 し、 賛僮 美捜 の 歌 に 彼 らの 声拨 を<br />

合 わせるのである。<br />

み 座 の 前 の、 水匍 晶斾 のように 透儧 きとおった 海匈 、あの、 火 のまじったガラスの 海匈 —— 神卡 の<br />

栄 光捄 でまばゆく 輝脮 いているところ——の 上 に、「 獣 とその 像僕 とその 名匷 の 数包 字捐 とにうち 勝 っ<br />

た 人 々が」 集厦 まっている。シオンの 山 の 小 羊旴 とともに、 人 々の 間 から 贖 われた 彼 ら、すな<br />

わち、14 万勦 4 千収 が、「 神卡 の 立 琴 を 手 にして」 立 つのである。また、 大 水匍 のとどろきのよ<br />

うな、 激 しい 雷膃 鳴胯 のような、「 琴 をひく 人 が 立 琴 をひく 音 」のようなものが 聞挈 こえる。そ<br />

して、 彼 らは、み 座 の 前 で 新 しい 歌 をうたう。この 歌 は、14 万勦 4 千収 以匆 外勭 のものは、だれ<br />

も 学 ぶことができない。それは、モーセと 小 羊旴 の 歌 、すなわち、 救 いの 歌 である。14 万勦<br />

4 千収 のほかは、だれもその 歌 を 学 ぶことができない。なぜなら、それは 彼 らの 体 験挧 —— 他<br />

のどの 群儈 れもしたことのない 体 験挧 ——の 歌 だからである。「 小 羊旴 の 行 く 所勰 へは、どこへで<br />

もついて 行 く。」 彼 らは、 地 上 から、 生 きている 者 の 間 から、 天拦 に 移挔 された 者 たちで、<br />

「 神卡 と 小 羊旴 とにささげられる 初匘 穂腢 」とみなされる[ 黙縹 示単 録捎 15:2、3、14:1~。「 彼 らは<br />

大 きな 患 難挚 をとおってきた 人 たちであって」、 国 が 始卿 まって 以匆 来勵 かつてなかったほどの 悩肘<br />

みの 時 を 通 ってきた。 彼 らは、ヤコブの 悩肘 みの 時 の 苦 しみに 耐脾 えた。 彼 らは、 神卡 の 最勞 後 の<br />

刑傃 罰脖 がくだる 中 を、 仲傫 保 者 なしで 立 った。<br />

しかし 彼 らは、「その 衣胼 を 小 羊旴 の 血傔 で 洗腂 い、それを 白换 くした」ために、 救 われた。<br />

「 彼 らの 口卶 には 偽兖 りがなく、 彼 らは」 神卡 の 前 に、「 傷偟 のない 者 であった。」「それだから<br />

彼 らは、 神卡 の 御 座 の 前 におり、 昼腮 も 夜 もその 聖脩 所勰 で 神卡 に 仕捸 えているのである。 御 座 にいま<br />

すかたは、 彼 らの 上 に 幕 屋厡 を 張挗 って 共厗 に 住卫 まわれるであろう。」 彼 らは、 地 上 が 飢 饉 と 疫晒<br />

病挶 で 荒僚 廃 し、 太挲 陽傘 が 激 しい 熱 で 人 々を 焼催 くのを 目 撃掐 した。そして、 彼 ら 自 身拴 も、 苦 しみ、<br />

飢 えかわいたのであった。しかし、「 彼 らは、もはや 飢 えることがなく、かわくこともな<br />

い。 太挲 陽傘 も 炎縉 暑斟 も、 彼 らを 侵兓 すことはない。 御 座 の 正匁 面卥 にいます 小 羊旴 は 彼 らの 牧肧 者 となっ<br />

て、いのちの 水匍 の 泉 に 導拗 いて 下 さるであろう。また 神卡 は、 彼 らの 目 から 涙繽 をことごとくぬ<br />

ぐいとって 下 さるであろう」[ 黙縹 示単 録捎 7:14~。<br />

448


各厰 時 代 において、 救 い 主勢 の 選 びを 受匃 けた 人 々は、 試去 練 の 学 校厛 で 教卝 育挞 され、 訓肢 練 された。<br />

彼 らは、 地 上 ではせまい 道匠 を 歩 んだ。 彼 らは 苦 難挚 の 炉脻 で 清捲 められた。 彼 らは、イエスのた<br />

めに、 反卬 対 、 憎 悪捰 、 中 傷偟 に 耐脾 えた。 彼 らは、 激 しい 争拫 闘 の 中 でイエスに 従 った。 彼 らは、<br />

自 己偻 犠腻 牲繉 に 耐脾 え、 苦 い 失拽 望捬 をも 経 験挧 した。 彼 らは、 自 分 自 身拴 の 悲胳 痛僎 な 経 験挧 によって、 罪 の<br />

邪旇 悪捰 さを 知半 り、その 力 、そのとが、その 悲胳 惨绨 を 知半 った。そして 彼 らは、 罪 を 嫌膅 悪捰 する。 彼<br />

らは、 自 分 たちが 罪 から 救 い 出 されるために 払掾 われた 無叄 限拘 の 犠腻 牲繉 を 悟縖 る 時 に、おのずから<br />

心升 はへりくだり、 堕秐 落叉 したことのない 者 たちには 味控 わうことのできない 感厤 謝儑 と 賛僮 美捜 に、 心升<br />

が 満掫 たされるのである。 彼 らは、 多匭 く 赦费 されたゆえに、 多匭 く 愛 するのである。 彼 らは、キ<br />

リストの 苦 難挚 にともにあずかったことによって、 彼 の 栄 光捄 にもともにあずかるにふさわし<br />

い 者 とされるのである。<br />

神卡 の 相 続勸 人 たちは、 屋厡 根捏 裏傈 、あばらや、 牢 獄晳 、 刑傃 場 、 山 々、 砂儸 漠 、 地 のほら 穴肼 、 海匈 の<br />

洞纏 窟秈 などから 出 て 来勵 た。 彼 らは、この 地 上 では、「 無叄 一 物匵 になり、 悩肘 まされ、 苦 しめられ<br />

た。」 幾继 百掸 万勦 という 人 々が、サタンの 欺繏 瞞 的 主勢 張挗 に 服傕 することを 断友 固 として 拒兘 んだために、<br />

汚儢 名匷 を 着挄 せられて 墓斳 にくだっていった。<br />

彼 らは、 人 間 の 法 廷腾 において、 最勞 悪捰 の 一 犯 罪 人 であると 宣傪 告卪 された。しかし 今 、「 神卡<br />

はみずから、さばきぬし……である」[ 詩纛 篇 50:。 今 、 地 上 の 判匯 決 はくつがえされる。 神卡<br />

は、「その 民 のはずかしめを…… 除揄 かれる」[イザヤ 25:。「 彼 らは『 聖脩 なる 民 、 主勢 にあ<br />

がなわれた 者 』ととなえられ」る。 主勢 は「 灰绑 にかえて 冠縍 を 与拜 え、 悲胳 しみにかえて 喜 びの 油<br />

を 与拜 え、 憂旨 いの 心升 にかえて、さんびの 衣胼 を 与拜 え」られる[ 同 62:12、61:。 彼 らは、も<br />

はや、 弱傽 く、 苦 しめられ、 追挵 い 散偶 らされ、 圧 迫 される 人 々ではない。これからは、 彼 らは<br />

いつまでも 主勢 とともにいるのである。 彼 らは、 地 上 のどんな 栄 誉縃 ある 人 も 着挄 たことのない<br />

美捜 しい 衣胼 を 着挄 て、み 座 の 前 に 立 つ。 彼 らは、 地 上 のどんな 王掣 もかぶったことのない 輝脮 かし<br />

い 王掣 冠縍 をかぶる。 痛僎 みとなげきの 時 は、 永 遠 に 過厢 ぎ 去掇 った。 栄 光捄 の 王掣 が、すべての 者 の<br />

顔 から 涙繽 をぬぐいとってくださった。 悲胳 しみの 原募 因 はすべて 取勚 り 去掇 られた。 彼 らは、しゅ<br />

ろの 枝胿 を 振捽 りかざしながら、 美捜 しく 澄斵 んで 調 和匄 のとれた 賛僮 美捜 の 歌 を 歌 い 出 す。すべての 者<br />

が、その 調 べに 和匄 して 歌 い、 賛僮 美捜 の 歌 は、 天拦 の 丸掆 天拦 井匿 に 満掫 ちあふれるのである。「 救 は、<br />

御 座 にいますわれらの 神卡 と 小 羊旴 からきたる。」 天拦 の 住卫 民 はみな、この 賛僮 美捜 の 言匟 葉挺 に 答掬 える。<br />

「アァメン、さんび、 栄 光捄 、 知半 恵 、 感厤 謝儑 、ほまれ、 力 、 勢厕 いが、 世匒 々 限拘 りなく、われらの<br />

神卡 にあるように、アァメン」[ 黙縹 示単 録捎 7:10、。<br />

この 世匒 においては、われわれは、 贖 いという 驚脚 嘆昍 すべきテーマについてほんの 初匘 歩 の<br />

ことしか 理 解卆 できない。 辱既 しめと 栄 光捄 、いのちと 死拎 、 公勗 平匊 と 憐穳 れみとが、 十厝 字捐 架繳 において<br />

出 会 ったことを、われわれの 有卻 限拘 な 理 解卆 力 でどんなに 熱 心升 に 探僙 り 調 べてみても、そしてわ<br />

れわれの 知半 力 のかぎりを 尽能 くしてみても、われわれはその 意勪 味控 を 十厝 分 につかむことはでき<br />

ない。 贖 いの 愛 の 長 さ、 広南 さ、 深捫 さ、 高 さは、かすかにしか 理 解卆 されない。 贖 いの 計匧 画厐<br />

449


は、 贖 われた 者 たちが、 見 られているように 見 、 知半 られているように 知半 る 時 においてさえ、<br />

十厝 分 には 理 解卆 されない。そして、 永 遠 にわたって、 新 しい 真卢 理 がたえず 示単 されて、 心升 は 驚脚<br />

きと 喜 びに 満掫 たされるのである。 地 上 の 嘆昍 き、 痛僎 み、 誘儬 惑 は 終厖 わり、その 原募 因 は 除揄 かれて<br />

も、 神卡 の 民 は、 自 分 たちの 救 いのためにどんな 価卒 が 払掾 われたかということについて、はっ<br />

きりした 理 解卆 を 持匛 ち 続勸 けるのである。<br />

キリストの 十厝 字捐 架繳 は、 永 遠 にわたって、 贖 われた 者 たちの 科 学 となり 歌 となる。 栄 光捄<br />

につつまれたキリストのうちに、 彼 らは、 十厝 字捐 架繳 につけられたキリストを 見 る。 広南 大 な 空参<br />

間 に、 数包 えきれないほどの 諸 世匒 界化 を、その 力 によって 創傦 造挝 し、 支匣 えておられるお 方 、 神卡 の<br />

愛 するみ 子 、 天拦 の 大 君 、ケルビムや 輝脮 くセラピムが 喜 んであがめるお 方 、そのお 方 が、 堕秐<br />

落叉 した 人 類 を 救 うために 身拴 を 卑赐 しくされたことは、 決 して 忘脨 れられることがない。また 彼<br />

が、 罪 の 苦 痛僎 と 恥時 とを 負拆 われ、 天拦 父 からはそのみ 顔 を 隠僸 されて、ついには 失拽 われた 世匒 界化 の<br />

苦 悩肘 がその 心升 臓億 を 破挐 裂脧 させて、カルバリーの 十厝 字捐 架繳 上 でその 命挻 を 絶傉 たれたことは、 決 して<br />

忘脨 れられることがない。 諸 世匒 界化 の 創傦 造挝 者 、すべての 運卞 命挻 の 決 定 者 が、 人 類 に 対 する 愛 から、<br />

ご 自 分 の 栄 光捄 を 捨腇 てて、ご 自 分 を 卑赐 しくされたことは、いつまでも 宇偩 宙脶 の 驚脚 嘆昍 と 称胃 賛僮 の 的<br />

となる。 救 われた 諸 国 民 が、 贖 い 毛肵 を 見 て、そのみ 顔 に 天拦 父 の 永 遠 の 栄 光捄 が 輝脮 いているの<br />

をながめる 時 、また、 永 遠 から 永 遠 にいたるイエスのみ 座 をながめ、イエスのみ 国 には 終厖<br />

わりがないことを 知半 る 時 、 彼 らはどっと 歓脒 喜 の 歌 声拨 をあげて、「ほふられた 小 羊旴 、ご 自 身拴<br />

の 尊胛 い 血傔 によって、わたしたちを 神卡 に 贖 って 下 さったおかたは、 賛僮 美捜 を 受匃 けるにふさわし<br />

い、 賛僮 美捜 を 受匃 けるにふさわしい」と 叫经 ぶのである。<br />

十厝 字捐 架繳 の 奥傱 義拣 は、 他 のすべての 奥傱 義拣 を 説拿 明 する。カルバリーから 流及 れ 出 る 光捄 に 照儠 らし<br />

て 見 る 時 、われわれのうちに 恐傁 怖繍 と 畏穴 敬肭 の 念挡 を 満掫 たした 神卡 の 属傍 性勯 は、 美捜 しい、 人 を 引匂 きつ<br />

けるものに 見 える。 憐穳 れみ、やさしさ、 父 としての 愛 情午 が、 聖脩 潔昔 、 公勗 平匊 、 力 と 入 りまじっ<br />

て 見 える。われわれは、 高 くかかげられた 神卡 のみ 座 の 威胙 光捄 をながめる 一 方 では、 神卡 のご 品厍<br />

性勯 の 恵 み 深捫 い 憐穳 れみを 見 て、「われらの 父 よ」というあの 永 遠 に 続勸 く 称胃 号 の 意勪 味控 を、いま<br />

までになく 理 解卆 するのである。 限拘 りない 知半 恵 を 持匛 っておられる 神卡 は、われわれの 救 いの<br />

ためには、み 子 の 死拎 よりほかに 方 法 を 考卛 え 出 すことがおできにならなかった。この 犠腻 牲繉 に<br />

対 する 報匔 いは、きよく 幸 福厹 で 不勘 死拎 の 身拴 となって 贖 われた 者 たちを、 地 に 住卫 まわせるという<br />

喜 びである。 救 い 主勢 が 悪捰 の 権勻 力 と 戦勛 われた 結医 果卵 は、 贖 われた 者 たちに 与拜 えられる 喜 びであ<br />

り、 永 遠 にわたって 神卡 にみ 栄 えを 帰 することである。 魂 にはこのように 大 きな 価卒 値捛 がある<br />

ので、 天拦 父 は、 払掾 われた 価卒 に 満掫 足拒 される。そして、キリストご 自 身拴 も、その 大 きな 犠腻 牲繉 の<br />

実 をごらんになって 満掫 足拒 されるのである。<br />

450


451


第匌 41 章 地 球原 の 荒 廃<br />

「 彼 女匩 の 罪 は 積捑 り 積捑 って 天拦 に 達挾 しており、 神卡 はその 不勘 義拣 の 行 いを 覚 えておられ<br />

る。…… 彼 女匩 が 混 ぜて 入 れた 杯 の 中 に、その 倍 の 量挪 を、 入 れてやれ。 彼 女匩 が 自 ら 高 ぶり、<br />

ぜいたくをほしいままにしたので、それに 対 して、 同 じほどの 苦 しみと 悲胳 しみとを 味控 わわ<br />

せてやれ。 彼 女匩 は 心升 の 中 で『わたしは 女匩 王掣 の 位匱 についている 者 であって、やもめではない<br />

のだから、 悲胳 しみを 知半 らない』と 言匟 っている。それゆえ、さまざまの 災 害县 が、 死拎 と 悲胳 しみ<br />

とききんとが、1 日 のうちに 彼 女匩 を 襲脁 い、そして、 彼 女匩 は 火 で 焼催 かれてしまう。 彼 女匩 をさ<br />

ばく 主勢 なる 神卡 は、 力 強勮 いかたなのである。 彼 女匩 と 姦贊 淫 を 行 い、ぜいたくをほしいままにし<br />

ていた 地 の 王掣 たちは、…… 彼 女匩 のために 胸胬 を 打占 って 泣縦 き 悲胳 しみ、 …『ああ、わざわいだ、<br />

大 いなる 都匙 、 不勘 落叉 の 都匙 、バビロンは、わざわいだ。おまえに 対 するさばきは、 一 瞬腗 にして<br />

きた』」[ 黙縹 示単 録捎 18:5~。<br />

「 彼 女匩 の 極掄 度 のぜいたくによって 富挛 を 得千 た」 地 上 の 商叏 人 たちは、「 彼 女匩 の 苦 しみに 恐傁<br />

れをいだいて 遠 くに 立 ち、 泣縦 き 悲胳 しんで 言匟 う、『ああ、わざわいだ、 麻胔 布偵 と 紫纑 布偵 と 緋稃 布偵 を<br />

まとい、 金 や 宝肮 石厈 や 真卢 珠晁 で 身拴 を 飾兇 っていた 大 いなる 都匙 は、わざわいだ。これほどの 富挛 が、<br />

一 瞬腗 にして 無叄 に 帰 してしまうとは』」[ 黙縹 示単 録捎 18:3、15~。 これが、 神卡 の 怒腹 りの 日 に、<br />

バビロンにくだる 刑傃 罰脖 である。バビロンの 悪捰 は 満掫 ちた。その 時 は 来勵 た。 滅脛 亡 の 時 は 熟绅 し<br />

た。<br />

神卡 のみ 声拨 が 神卡 の 民 を 捕 われの 身拴 からかえされる 時 に、 人 生 の 大 きな 争拫 闘 においてすべ<br />

てを 失拽 った 人 々に、 恐傁 るべき 覚 醒禊 が 起招 こる。 恵 みの 期勡 間 が 続勸 いていた 時 、 彼 らは、サタン<br />

の 欺繏 瞞 に 目 をくらまされ、 自 分 たちの 罪 の 行 為 を 正匁 当勠 化 していた。 金 持匛 ちは 自 分 たちは 貧縏<br />

しい 人 々に 優历 越掳 していると 誇縷 っていた。しかし 彼 らは、 神卡 の 律傢 法 を 犯 してその 富挛 を 得千 たの<br />

であった。 彼 らは、 飢 えた 者 に 食挱 べさせ、 裸 の 者 に 着挄 せ、 正匁 義拣 を 行 い、 憐穳 れみを 愛 するこ<br />

とを、 怠旒 っていた。<br />

彼 らは、 自 分 を 高 めることを、そして 人 々の 尊胛 敬肭 を 受匃 けることを 求卍 めていた。ところ<br />

が 今 、 彼 らは、 彼 らを 偉昖 大 にしていたすべてのものをはぎ 取勚 られて、 何挬 も 持匛 たず、なんの<br />

防拌 備厵 もないのであった。 彼 らは、 自 分 たちが 創傦 造挝 主勢 よりも 好捆 んだ 偶旦 像僕 が 破挐 壊傓 されるのを 見<br />

て、 恐傁 れおののく。 彼 らは、 地 上 の 富挛 と 快儜 楽掱 のためにその 魂 を 売匉 り 渡据 してしまい、 神卡 に 対<br />

して 富挛 もうとしなかった。そのために、 彼 らの 生 涯昗 は 失拽 敗反 であった。 彼 らの 快儜 楽掱 は、 今 、<br />

苦 いものとなり、 彼 らの 財拉 宝肮 は 朽 ちる。 一 生 かかって 得千 たものが、 一 瞬腗 のうちに 吹胈 き 払掾 わ<br />

れる。 金 持匛 ちは、 自 分 たちの 豪僘 壮昂 な 邸繋 宅挭 が 破挐 壊傓 され、 金 銀勨 が 四捡 散偶 するのを 見 て 悲胳 しむ。し<br />

かし、 彼 らの 悲胳 しみは、 自 分 たちが 偶旦 像僕 とともに 滅脛 びるという 恐傁 怖繍 のために、 沈腉 黙縹 にかわ<br />

る。<br />

452


悪捰 人 たちは、 無叄 念挡 の 思卩 いに 満掫 たされる。それは、 彼 らが 神卡 と 同 胞繟 とを 無叄 視拹 した 罪 深捫 さ<br />

のためではなく、 神卡 が 彼 らに 勝 利匏 されたためである。 彼 らは、 結医 果卵 がこうした 状叔 態拟 である<br />

ことを 悲胳 しむ、しかし、 彼 らは、その 罪 悪捰 を 悔繛 いるのではない。 彼 らは、できれば 勝 利匏 を<br />

収厓 めようとして、ありとあらゆる 手 段掀 を 講僂 じるのである。<br />

世匒 の 人 々は、 彼 らが 嘲 笑傷 、 愚 弄稭 し、 撲儹 滅脛 しようとしたその 当勠 人 たちが、 疫晒 病挶 、 嵐脸 、 地<br />

震傹 にも 耐脾 えてなんの 害县 も 受匃 けないのを 見 る。 神卡 の 律傢 法 を 犯 す 者 には 焼催 きつくす 火 であられ<br />

るかたが、 神卡 の 民 にとっては 安勣 全 な 隠僸 れ 場 なのである。 人 々の 歓脒 心升 を 得千 るために 真卢 理 を<br />

犠腻 牲繉 にした 牧肧 師 は、 今 、 自 分 の 教卝 えがどんな 性勯 質拾 のもので、どんな 影挼 響捳 を 及 ぼしたかを 見<br />

る。 彼 が 講僂 壇绵 に 立 った 時 も、 道匠 を 歩 いた 時 も、 人 生 のさまざまな 場 合 に 人 々と 交卦 わった 時<br />

も、 全 能印 の 神卡 の 目 が 彼 とともにあったことが 明 らかになる。 人 々を 偽兖 りの 避 難挚 所勰 に 休 ませ<br />

るように 導拗 いたすべての 心升 の 思卩 い、 書危 いたすべての 文卽 字捐 、 語指 ったすべての 言匟 葉挺 、すべての<br />

行 動 は、 種捶 まきであった。そして 今 、 哀暈 れな 失拽 われた 魂 にとりかこまれて、 彼 は その 収厓<br />

穫 を 見 るのである。<br />

「 彼 らは 手 軽 に、わたしの 民 の 傷偟 をいやし、 平匊 安勣 がないのに、『 平匊 安勣 、 平匊 安勣 』と 言匟 っ<br />

ている。」「あなたがたは 偽兖 りをもって 正匁 しい 者 の 心升 を 悩肘 ました。わたしはこれを 悩肘 まさ<br />

なかった。またあなたがたは 悪捰 人 が、その 命挻 を 救 うために、その 悪捰 しき 道匠 から 離掤 れようと<br />

する 時 、それをしないように 勧僊 める」と 主勢 は 言匟 われる[エレミヤ 8:11、エゼキエル<br />

13:。<br />

「わが 牧肧 場 の 羊旴 を 滅脛 ぼし 散偶 らす 牧肧 者 はわざわいである。…… 見 よ、わたしはあなたが<br />

たの 悪捰 しき 行 いによってあなたがたに 報匔 いる。」「 牧肧 者 よ、 嘆昍 き 叫经 べ、 群儈 れのかしらたち<br />

よ、 灰绑 の 中 にまろべ。あなたがたのほふられる 日 、 散偶 らされる 日 が 来勵 たからだ。…… 牧肧 者<br />

には、のがれ 場 なく、 群儈 れのかしらたちは 逃偹 げる 所勰 がない」[エレミヤ 23:1、2、25:<br />

34、。<br />

牧肧 師 たちと 人 々は、 自 分 たちが 神卡 との 正匁 しい 関 係厂 を 持匛 ってこなかったことを 悟縖 る。 彼<br />

らは、 自 分 たちが、すべて 公勗 正匁 で 義拣 である 律傢 法 の 創傦 始卿 者 に 反卬 逆 してきたことを 知半 る。 神卡 の<br />

戒儦 めを 破挐 棄 したことが、 無叄 数包 の 罪 悪捰 、 不勘 和匄 、 憎 悪捰 、 不勘 正匁 の 原募 因 となり、ついに 地 上 は 一 大<br />

戦勛 場 、 腐纄 敗反 の 巣縲 くつとなった。これが、 真卢 理 を 拒兘 み、 誤儶 りを 信勼 じることを 選 んだ 者 の 目 に<br />

写捂 る 光捄 景拲 である。 神卡 に 従 わず、 忠儮 誠肬 を 保 たなかった 人 々が、 永 遠 に 失拽 ったもの、すなわち<br />

永 遠 の 生 命挻 に 対 して 感厤 じる 渇 望捬 は、 言匟 葉挺 では 表勖 現勶 することができない。 世匒 からその 才纞 能印 と<br />

雄接 弁 をもてはやされて 崇暒 拝旟 された 人 々は、 今 、そうしたものの 真卢 相 を 見 る。 彼 らは、 罪 に<br />

よって 何挬 を 失拽 ったかを 悟縖 る。そして 彼 らは、 自 分 たちが 軽 べつし、あざ 笑傷 っていた 忠儮 実 な<br />

人 々の 足拒 もとにひれ 伏胹 して、 彼 らが 神卡 に 愛 されていたことを 認卉 める。<br />

453


人 々は、 今 まで 自 分 たちが 欺繏 かれていたことを 知半 る。 彼 らは、 破挐 滅脛 に 陥肿 ったことを 互僆<br />

いに 責掅 め 合 う。しかし 彼 らはみな 一 致 して、 最勞 も 激 しい 非 難挚 を 牧肧 師 たちに 浴脓 びせる。 不勘 忠儮<br />

実 な 牧肧 師 たちは、 耳脥 ざわりの 良拖 いことを 言匟 ってきた。 彼 らは、 聴傏 衆 に、 神卡 の 律傢 法 を 無叄 視拹 さ<br />

せ、 律傢 法 を 聖脩 く 守捿 る 人 々を 迫 害县 させた。 今 、これらの 教卝 師 たちは、 絶傉 望捬 して、 自 分 たちの<br />

欺繏 瞞 行 為 を 世匒 の 前 に 告卪 白换 する。 群儈 衆 は 激 しい 怒腹 りに 燃 える。「われわれは 失拽 われてしまっ<br />

た!われわれの 滅脛 びの 原募 因 はあなたがただ」と 彼 らは 叫经 ぶ。 そして 彼 らは、 偽兖 りの 教卝 師<br />

たちにつめ 寄 る。かつて 彼 らを 最勞 も 賞 賛僮 していたその 人 々が、 最勞 も 恐傁 ろしいのろいの 言匟 葉挺<br />

を 浴脓 びせるのである。かつて 彼 らに 栄 冠縍 を 与拜 えたその 手 が、 彼 らを 滅脛 ぼすためにあげられ<br />

る。 神卡 の 民 を 滅脛 ぼすために 用 いられることになっていた 剣腚 が、 今 、その 敵育 を 滅脛 ぼすために<br />

用 いられる。 至儖 るところに、 争拫 闘 と 流及 血傔 が 起招 こる。<br />

「 叫经 びは 地 の 果卵 にまで 響捳 きわたる。 主勢 が 国 々と 争拫 い、すべての 兜肉 なる 者 をさばき、 悪捰<br />

人 をつるぎに 渡据 すからである」[エレミヤ 25:。 大 争拫 闘 は、6000 年 にわたって 続勸 いてき<br />

た。 神卡 のみ 子 と 天拦 使却 たちは、 人 類 に 警厺 告卪 し、 啓繡 発 し、そして 救 いをもたらすために、 悪捰 魔斴<br />

の 力 と 闘 ってきた。 今 や、すべての 者 が 決 定 を 下 した。すなわち、 悪捰 人 は、 神卡 に 反卬 抗 する<br />

サタンの 戦勛 いに、 完 全 に 加匎 叕担 した。 神卡 が、ふみにじられたご 自 分 の 律傢 法 の 権勻 威胙 を 擁繗 護厽 され<br />

る 時 が 来勵 たのである。 今 や 争拫 闘 は、サタンとの 争拫 闘 だけでなく、 人 間 との 争拫 闘 ともなる。<br />

「 主勢 が 国 々と 争拫 い」「 悪捰 人 をつるぎに 渡据 すからである。」<br />

「その 中 で 行 われているすべての 憎 むべきことに 対 して 嘆昍 き 悲胳 しむ 人 々」に、 救 いの<br />

しるしがつけられた。 今 や、エゼキエルの 幻星 の 中 で、その 手 に 滅脛 ぼす 武叇 器捙 を 持匛 った 人 々に<br />

命挻 令傂 が 与拜 えられたように、 死拎 の 天拦 使却 が 出 て 行 く。「 老偽 若拊 男卂 女匩 をことごとく 殺掮 せ。しかし 身拴<br />

にしるしのある 者 には 触僾 れるな。まずわたしの 聖脩 所勰 から 始卿 めよ。」「そこで、 彼 らは 宮厳 の<br />

前 にいた 老偽 人 から 始卿 めた」と 預 言匟 者 は 言匟 っている[エゼキエル 9:1~。 滅脛 びの 働掴 きは、 人<br />

々の 霊绳 的 保 護厽 者 と 称胃 してきた 人 々から 始卿 められる。 偽兖 りの 夜 回 りがまず 第匌 一 に 倒 れる。あ<br />

われんだり 助捉 けたりする 者 はない。 老偽 若拊 男卂 女匩 がみな 滅脛 ぼされる。<br />

「 主勢 はそのおられる 所勰 を 出 て、 地 に 住卫 む 者 の 不勘 義拣 を 罰脖 せられる。 地 はその 上 に 流及 され<br />

た 血傔 をあらわして、 殺掮 された 者 を、もはやおおうことがない」[イザヤ 26:。「エルサレ<br />

ムを 攻 撃掐 したもろもろの 民 を、 主勢 は 災 をもって 撃掐 たれる。すなわち 彼 らはなお 足拒 で 立 って<br />

いるうちに、その 兜肉 は 腐纄 れ、 目 はその 穴肼 の 中 で 腐纄 れ、 舌暎 はその 口卶 の 中 で 腐纄 れる。その 日 に<br />

は、 主勢 は 彼 らを 大 いにあわてさせられるので、 彼 らはおのおのその 隣胐 り 人 を 捕 らえ、 手 を<br />

あげてその 隣胐 り 人 を 攻 める」[ゼカリヤⅠ4:12、。 自 分 たち 自 身拴 の 激 しい 怒腹 りによる 争拫<br />

いと、 神卡 の、あわれみを 混 じえない 怒腹 りの 恐傁 るべき 降 下 によって、 地 の 悪捰 しき 住卫 民 たちは、<br />

聖脩 職厯 者 も 為 政 者 も 民 衆 も、 金 持匛 ちも 貧縏 しい 人 も、 地 位匱 の 高 い 者 も 低拯 い 者 も、 倒 れてしまう。<br />

「その 日 、 主勢 に 殺掮 される 人 々は、 地 のこの 果卵 から、かの 果卵 に 及 ぶ。 彼 らは 悲胳 しまれず、 集厦<br />

められず、また 葬繙 られずに、 地 のおもてに 糞稟 土拋 となる」[エレミヤ 25:。<br />

454


キリストがこられる 時 、 悪捰 人 は、 全 地 の 表勖 面卥 から 一 掃线 される。すなわち、 主勢 イエスの<br />

口卶 の 息僢 によって 殺掮 され、 来勵 臨 の 輝脮 きによって 滅脛 ぼされる。キリストはご 自 分 の 民 を 神卡 の 都匙<br />

へ 連 れて 行 かれ、 地 には 住卫 民 がいなくなる。「 見 よ、 主勢 はこの 地 をむなしくし、これを 荒僚<br />

れすたれさせ、これをくつがえして、その 民 を 散偶 らされる。」「 地 は 全 くむなしくされ、<br />

全 くかすめられる。 主勢 がこの 言匟 葉挺 を 告卪 げられたからである。」「これは 彼 らが 律傢 法 にそむ<br />

き、 定 めを 犯 し、とこしえの 契 約 を 破挐 ったからだ。それゆえ、のろいは 地 をのみつくし、<br />

そこに 住卫 む 者 はその 罪 に 苦 しみ、また 地 の 民 は 焼催 かれ」る[イザヤ 24:1、3、5、。 全 地<br />

は 荒僚 涼暐 たる 荒僚 野 のように 見 える。 地 震傹 によって 破挐 壊傓 された 都匙 市 や 村匾 落叉 の 廃 墟 、 根捏 こそぎに<br />

された 木匓 々、 海匈 から 投匐 げ 出 されたり、 地 中 から 引匂 き 裂脧 かれたごつごつした 岩 石厈 が、 地 の 表勖<br />

面卥 にちらばっている。 一 方 、 広南 いほら 穴肼 は、 山 々がその 基匼 から 裂脧 けてしまった 跡僡 を 示単 して<br />

いる。<br />

ここで、 贖 罪 の 日 の 最勞 後 の 厳 粛施 な 務勲 めに 予匨 表勖 されていた 事 件卅 が 起招 こる。 至儖 聖脩 所勰 におけ<br />

る 務勲 めが 完 了傒 して、イスラエルの 罪 が、 罪 祭脫 の 血傔 によって 聖脩 所勰 から 除揄 かれた 時 に、アザゼ<br />

ルの 山 羊旴 が 生 きたまま 主勢 の 前 に 連 れて 来勵 られた。そして、 大 祭脫 司 は、 会 衆 の 前 で、「イス<br />

ラエルの 人 々のもろもろの 悪捰 と、もろもろのとが、すなわち、 彼 らのもろもろの 罪 をその<br />

上 に 告卪 白换 し」た[レビ 16:。それと 同 様捞 に、 天拦 の 聖脩 所勰 における 贖 罪 の 働掴 きが 完 了傒 した 時 に、<br />

神卡 と 天拦 使却 たちと 贖 われた 人 々の 群儈 れとの 前 で、 神卡 の 民 の 罪 が、サタンの 上 におかれるので<br />

ある。 彼 が 神卡 の 民 に 犯 させたすべての 罪 悪捰 の 責掅 任厃 が、 彼 にあることが 宣傪 言匟 される。<br />

アザゼルの 山 羊旴 が、 人 里 離掤 れた 地 に 送拡 り 出 されたように、サタンは、 住卫 む 者 もいない<br />

荒僚 涼暐 たる 荒僚 野 と 化 した 地 上 に 追挵 放择 される。 黙縹 示単 録捎 の 記卌 者 は、サタンが 追挵 放择 されることと、<br />

地 が 混 乱 した 荒僚 廃 状叔 態拟 になることを 預 言匟 し、この 状叔 態拟 が 1000 年 続勸 くことを 宣傪 言匟 している。<br />

主勢 の 再卭 臨 の 光捄 景拲 と 悪捰 人 の 滅脛 亡 について 述掃 べたあとで、 預 言匟 には、 続勸 いてこう 言匟 われている。<br />

「またわたしが 見 ていると、ひとりの 御 使却 が、 底 知半 れぬ 所勰 のかぎと 大 きな 鎖肽 とを 手 に 持匛 っ<br />

て、 天拦 から 降 りてきた。 彼 は、 悪捰 魔斴 でありサタンである 龍僞 、すなわち、かの 年 を 経 たへび<br />

を 捕 らえて 1000 年 の 間 つなぎおき、そして、 底 知半 れぬ 所勰 に 投匐 げ 込匸 み、 入 り 口卶 を 閉僔 じてそ<br />

の 上 に 封脐 印偝 し、1000 年 の 期勡 間 が 終厖 るまで、 諸 国 民 を 惑 わすことがないようにしておいた。<br />

その 後 、しばらくの 間 だけ 解卆 放择 されることになっていた」[ 黙縹 示単 録捎 20:1~。<br />

「 底 知半 れぬ 所勰 」という 言匟 葉挺 が、 混 乱 と 暗肨 黒 の 状叔 態拟 にある 地 球原 を 象拺 徴僦 していることは、<br />

ほかの 聖脩 句繯 によって 明 らかである。 地 球原 の「はじめ」の 状叔 態拟 について、 聖脩 書危 には、「 地 は<br />

形捊 なく、むなしく、やみが 淵绶 のおもてにあり」と 言匟 われている[ 創傦 世匒 記卌 1:2〔ここで「 淵绶 」<br />

と 訳胲 されている 言匟 葉挺 は、 黙縹 示単 録捎 20:1~3 で「 底 知半 れぬ 所勰 」と 訳胲 されている 言匟 葉挺 と 同 じで<br />

ある〕]。 預 言匟 には、 地 が、 少厮 なくとも 部 分 的 に、この 状叔 態拟 にもどるということが 教卝 えら<br />

れている。 預 言匟 者 エレミヤは、 神卡 の 大 いなる 日 を 待挊 ち 望捬 んでこう 宣傪 言匟 している。「わたし<br />

は 地 を 見 たが、それは 形捊 がなく、またむなしかった。 天拦 をあおいだが、そこには 光捄 がなか<br />

455


った。わたしは 山 を 見 たが、みな 震傹 え、もろもろの 丘側 は 動 いていた。わたしは 見 たが、 人<br />

はひとりもおらず、 空参 の 鳥 はみな 飛 び 去掇 っていた。わたしは 見 たが、 豊掿 かな 地 は 荒僚 れ 地<br />

となり、そのすべての 町 は、 主勢 の 前 に、その 激 しい 怒腹 りの 前 に、 破挐 壊傓 されていた」[エレ<br />

ミヤ 4:23~。<br />

ここが、サタンと 悪捰 天拦 使却 たちが、1000 年 の 間 住卫 むところとなる。サタンは、 地 球原 に 制勧<br />

限拘 されているから、 他 世匒 界化 に 近卐 づいて、 決 して 堕秐 落叉 したことのない 者 たちを 試去 み 悩肘 ますこ<br />

とはできない。こういう 意勪 味控 で、サタンはつながれるのである。 彼 が 働掴 きかけることので<br />

きる 者 が、だれもいなくなってしまうのである。 幾继 世匒 紀 にもわたって 彼 のただ 1 つの 楽掱 し<br />

みであった 欺繏 瞞 と 破挐 壊傓 の 行 為 が、 全 くできなくなるのである。<br />

預 言匟 者 イザヤは、サタンが 滅脛 びるときを 予匨 見 して、 次卙 のように 叫经 んでいる。「 黎 明 の<br />

子 、 明 けの 明 星 よ、あなたは 天拦 から 落叉 ちてしまった。もろもろの 国 を 倒 した 者 よ、あなた<br />

は 切卲 られて 地 に 倒 れてしまった。あなたはさきに 心升 のうちに 言匟 った、『わたしは 天拦 にのぼ<br />

り、わたしの 王掣 座 を 高 く 神卡 の 星 の 上 におき、……いと 高 き 者 のようになろう。』しかしあ<br />

なたは 陰纖 府匕 [よみ]に 落叉 され、 穴肼 の 奥傱 底 に 入 れられる。あなたを 見 る 者 はつくづくあなたを<br />

見 、あなたに 目 をとめて 言匟 う、『この 人 は 地 を 震傹 わせ、 国 々を 動 かし、 世匒 界化 を 荒僚 野 のよう<br />

にし、その 都匙 市 をこわし、 捕 らえた 者 をその 家匝 に 解卆 き 帰 さなかった 者 であるのか』」[イ<br />

ザヤ 14:12~。<br />

サタンの 反卬 逆 の 働掴 きは、6000 年 の 間 、「 地 を 震傹 わせ」た。 彼 は、「 世匒 界化 を 荒僚 野 のよう<br />

にし、その 都匙 市 をこわし」た。 彼 は、「 捕 らえた 者 をその 家匝 に 解卆 き 帰 さなかった。」<br />

6000 年 の 間 、 神卡 の 民 は、 彼 の 牢 獄晳 に 入 れられてきた。そして 彼 は、 彼 らを 永 久挸 に 捕 らえ<br />

ておこうとした。しかし、キリストは、 彼 の 鎖肽 を 断友 ち 切卲 って、 補拙 われている 人 々を 解卆 放择 さ<br />

れたのである。 今 となっては、 悪捰 人 たちでさえ、サタンの 力 の 及 ぼないところにおかれ<br />

ている。サタンは 悪捰 天拦 使却 たちとだけ 取勚 り 残拑 され、 罪 がもたらしたのろいの 結医 果卵 を 悟縖 る。<br />

「もろもろの 国 の 王掣 たちは 皆脰 尊胛 いさまで、 自 分 の 墓斳 に 眠縔 る。しかしあなたは 忌 みきらわれ<br />

る 月 足拒 らぬ 子 のように、 墓斳 のそとに 捨腇 てられ、……あなたは 自 分 の 国 を 滅脛 ぼし、 自 分 の 民<br />

を 殺掮 したために、 彼 らと 共厗 に 葬繙 られることはない」[イザヤ 14:18~。<br />

1000 年 の 間 、サタンは、 荒僚 れ 果卵 てた 地 上 をさまよい 歩 いて、 自 分 が 神卡 の 律傢 法 に 反卬 逆 し<br />

た 結医 果卵 をながめる。この 間 のサタンの 苦 しみは 非 常拤 なものである。サタンは、 堕秐 落叉 して 以匆<br />

来勵 、たえず 働掴 き 続勸 けて、 反卬 省匚 するひまがなかった。ところが 今 は、 力 を 奪傤 われ、 最勞 初匘 に 天拦<br />

の 政 府匕 に 反卬 逆 して 以匆 来勵 自 分 がどんな 事 をしてきたかを 熟绅 考卛 させられる。そして 彼 は、 恐傁 ろ<br />

しい 将 来勵 を 思卩 ってふるえおののく。その 時 には 彼 は、 自 分 が 行 ったすべての 悪捰 のために 苦<br />

しまねばならず、また、 自 分 が 他 の 者 に 犯 させた 罪 に 対 して 罰脖 を 受匃 けねばならないのであ<br />

る。<br />

456


第匌 一 と 第匌 二华 の 復挴 活卹 の 間 の 1000 年 間 に、 悪捰 人 の 審拥 判匯 が 行 われる。 使却 徒傣 パウロは、この<br />

審拥 判匯 を、 再卭 臨 に 続勸 いて 起招 こる 事 件卅 として 指匦 し 示単 す。「だから、 主勢 がこられるまでは、 何挬 事<br />

についても、 先匪 走掘 りをしてさばいてはいけない。 主勢 は 暗肨 い 中 に 隠僸 れていることを 明 るみに<br />

出 し、 心升 の 中 で 企十 てられていることを、あらわにされるであろう」[Ⅰコリント 4:。ダ<br />

ニエルは、 日 の 老偽 いたる 者 がきて、「いと 高 き 者 の 聖脩 徒傣 のために 審拥 判匯 をおこなった」と 言匟<br />

っている[ダニエル 7:。この 時 義拣 人 は、 王掣 、また 祭脫 司 として 支匣 配括 する。ヨハネは、 黙縹 示単<br />

録捎 の 中 で 次卙 のように 言匟 っている。「また 見 ていると、 数包 多匭 くの 座 があり、その 上 に 人 々が<br />

すわっていた。そして、 彼 らにさばきの 権勻 が 与拜 えられていた。」「 彼 らは 神卡 とキリストと<br />

の 祭脫 司 となり、キリストと 共厗 に 1000 年 の 間 、 支匣 配括 する」[ 黙縹 示単 録捎 20:4、。パウロが、<br />

「 聖脩 徒傣 は 世匒 をさばく」と 予匨 見 したのは、この 時 のことを 指匦 しているのである[Ⅰコリント<br />

6:。 彼 らはキリストと 共厗 に 悪捰 人 を 審拥 き、その 行 為 を 法 規厶 の 書危 すなわち 聖脩 書危 と 照儠 らし 合 わ<br />

せ、それぞれのなしたわざに 従 って、すべての 者 に 判匯 決 を 下 す。その 時 、 悪捰 人 は、それぞ<br />

れのわざに 応厸 じて、 受匃 けねばならない 苦 しみが 定 められる。そして、それが、 死拎 の 書危 の 彼<br />

らの 名匷 のところに 記卌 録捎 される。<br />

サタンと 悪捰 天拦 使却 たちも、キリストとその 民 によってさばかれる。パウロは、「あなた<br />

がたは 知半 らないのか、わたしたちは 御 使却 をさえさばく 者 である」と 言匟 っている[ 同 6:。<br />

また、ユダは、「 主勢 は、 自 分 たちの 地 位匱 を 守捿 ろうとはせず、そのおるべき 所勰 を 捨腇 て 去掇 った<br />

御 使却 たちを、 大 いなる 日 のさばきのために、 永 久挸 にしばりつけたまま、 暗肨 やみの 中 に 閉僔 じ<br />

込匸 めておかれた」と 言匟 っている[ユダ。<br />

1000 年 の 終厖 わりに 第匌 二华 の 復挴 活卹 がある。その 時 に、 悪捰 人 はよみがえらせられる。そして、<br />

「 記卌 された 審拥 判匯 」の 執儨 行 を 受匃 けるために、 神卡 の 前 に 現勶 れる。こうして、 黙縹 示単 録捎 の 記卌 者 は、<br />

義拣 人 の 復挴 活卹 を 描胦 写捂 したあとで、「それ 以匆 外勭 の 死拎 人 は、1000 年 の 期勡 間 が 終厖 るまで 生 きかえ<br />

らなかった」と 言匟 っている[ 黙縹 示単 録捎 20:。そしてイザヤは、 悪捰 人 について、「 彼 らは 囚昉 人<br />

が 土拋 ろうの 中 に 集厦 められるように 集厦 められて、 獄晳 屋厡 の 中 に 閉僔 ざされ、 多匭 くの 日 を 経 て 後 、<br />

罰脖 せられる」と 宣傪 言匟 しているのである[イザヤ 24:。<br />

457


第匌 42 章 大 争 闘 の 終厖 結医<br />

千収 年 期勡 の 終厖 わりに、キリストは 再卭 び 地 上 に 帰 ってこられる。 主勢 は 贖 われた 大 群儈 衆 を 伴僀<br />

い、 天拦 使却 たちを 従 えてこられる。 彼 は、 恐傁 るべき 威胙 光捄 をもっておくだりになる 時 、 死拎 んだ<br />

悪捰 人 たちに、さばきの 執儨 行 を 受匃 けるためによみがえるよう 命挻 じられる。 彼 らは、 海匈 の 砂儸 の<br />

ように、 無叄 数包 の 大 群儈 となって 現勶 れる。 第匌 一 の 復挴 活卹 の 時 によみがえらせられた 人 たちと 比发 較脘<br />

して、なんという 相 違挆 であろう。 義拣 人 たちは 朽 ちることのない 若拊 さと 美捜 しさを 着挄 せられて<br />

いた。ところがこの 悪捰 人 たちは 病挶 気勴 と 死拎 の 跡僡 を 帯 びている。<br />

この 大 群儈 衆 のすべての 眼繿 が、 神卡 のみ 子 の 栄 光捄 にそそがれる。 悪捰 人 たちはいっせいに、<br />

「 主勢 のみ 名匷 によってこられるおかたに、 祝腛 福厹 あれ」と 叫经 ぶ。このような 言匟 葉挺 は、イエスに<br />

対 する 愛 から 出 るのではない。 彼 らは 真卢 理 の 力 に 迫 られて、この 言匟 葉挺 をしぶしぶ 口卶 から 出<br />

すのである。 悪捰 人 たちは、 墓斳 に 下 った 時 と 同 じように、キリストに 対 する 憎 悪捰 と 反卬 逆 精 神卡<br />

をもって 現勶 れてくる。 彼 らは、 過厢 去掇 の 生 涯昗 の 欠 点勷 を 除揄 くための 新 しい 恩繥 恵 期勡 間 を 与拜 えられ<br />

るのではない。たとえ 与拜 えられても、なんの 益捍 もないであろう。 罪 の 一 生 は、 彼 らの 心升 を<br />

やわらげなかった。たとえ 第匌 二华 の 恩繥 恵 期勡 間 が 与拜 えられたとしても、 第匌 一 の 恩繥 恵 期勡 間 の 場 合<br />

と 同 じように、 神卡 のご 要勥 求卍 を 回 避 し、 神卡 に 対 する 反卬 逆 を 引匂 き 起招 こすだけであろう。<br />

キリストはオリブ 山 におくだりになる。そこはキリストが 復挴 活卹 後 昇 天拦 された 場 所勰 であ<br />

り、また 天拦 使却 たちが、 主勢 の 再卭 臨 について 約 束僓 をくりかえしたところである。 預 言匟 者 はこう<br />

言匟 っている。「あなたがたの 神卡 、 主勢 はこられる、もろもろの 聖脩 者 と 共厗 にこられる。」「そ<br />

の 日 には 彼 の 足拒 が、 東 の 方 エルサレムの 前 にあるオリブ 山 の 上 に 立 つ。そしてオリブ 山 は、<br />

非 常拤 に 広南 い 1 つの 谷卼 によって、 東 から 西勽 に 2 つに 裂脧 け、」「 主勢 は 全 地 の 王掣 となられる。<br />

その 日 には、 主勢 ひとり、その 名匷 1 つのみとなる」[ゼカリヤ 14:5、4、。<br />

新 エルサレムが、 目 もくらむばかりに 光捄 り 輝脮 いて 天拦 からくだり、きよめられて 受匃 け 入<br />

れ 準厜 備厵 の 整拪 った 場 所勰 に 落叉 ち 着挄 くと、キリストは、ご 自 分 の 民 や 天拦 使却 たちとともに、その 聖脩<br />

なる 都匙 にお 入 りになる。 今 やサタンは、 主勢 権勻 をめざして 最勞 後 の 大 いなる 戦勛 いの 準厜 備厵 をす<br />

る。 力 を 奪傤 われ、 欺繏 瞞 の 働掴 きができないようにされていた 間 は、 悪捰 の 君 は、みじめな、 意勪<br />

気勴 消拔 沈腉 したありさまであった。しかし 今 、 悪捰 人 たちがよみがえり、しかもその 大 群儈 が 自 分<br />

の 味控 方 であることを 知半 って、 彼 は 望捬 みをとりもどし、 大 争拫 闘 に 負拆 けてはならないと 決 心升 す<br />

る。 彼 は、 滅脛 びる 者 たちの 全 軍拚 を 自 分 の 旗充 下 に 集厦 め、 彼 らを 通 して 自 分 の 計匧 画厐 を 遂脎 行 しよ<br />

うとする。 悪捰 人 たちはサタンのとりこである。キリストを 拒兘 んだことによって、 彼 らは 反卬<br />

逆 の 指匦 導拗 者 の 支匣 配括 を 受匃 け 入 れたのである。 彼 らは 簡儚 単 にサタンのそ そのかしを 受匃 け 入 れ、<br />

その 命挻 令傂 に 従 う。しかもサタンは、 昔繕 と 変厭 わらないずるさで、 自 分 がサタンであるとは 認卉<br />

めない。 彼 は、 自 分 がこの 世匒 界化 の 正匁 当勠 な 君 であるのに 無叄 法 にもその 継 承偢 権勻 を 奪傤 われたのだ<br />

458


と 主勢 張挗 する。 彼 はその 欺繏 いた 部 下 に 対 して、 自 分 が 贖 い 主勢 であると 主勢 張挗 し、 彼 らを 墓斳 から<br />

よみがえらせたのは 自 分 の 力 であって、 自 分 は 残拑 酷昰 な 暴偷 政 から 彼 らを 救 い 出 そうとしてい<br />

るのだと 言匟 う。キリストのお 姿掋 が 見 えなくなると、サタンはこれらの 主勢 張挗 を 裏傈 書危 きするた<br />

めに 不勘 思卩 議 な 業 を 行 う。 彼 は、 弱傽 い 者 を 強勮 くし、すべての 者 に 彼 自 身拴 の 精 神卡 と 力 を 吹胈 き 込匸<br />

む。サタンは、 彼 らを 指匦 揮肫 して 聖脩 徒傣 たちの 陣 営協 を 襲脁 い、 神卡 の 都匙 を 占 領振 しようと 提卖 案匽 する。<br />

彼 は 悪捰 魔斴 らしい 大 満掫 悦昦 をもって、 死拎 からよみがえらされた 無叄 数包 の 大 群儈 衆 を 指匦 さし、その 指匦<br />

導拗 者 として、 聖脩 都匙 を 破挐 壊傓 し 王掣 座 と 王掣 国 を 奪傤 還僉 することが 十厝 分 できると 宣傪 言匟 する。<br />

この 大 群儈 の 中 には、ノアの 洪斬 水匍 前 に 生 存掑 していた 長 寿胗 の 種捶 族 がいる。それはりっぱな<br />

体 格卺 と 偉昖 大 な 知半 能印 をもった 人 たちで、 堕秐 落叉 天拦 使却 の 支匣 配括 に 身拴 をゆだねて、あらゆる 技叒 量挪 と 知半<br />

識掟 を 自 分 自 身拴 を 高 めるためにだけ 用 いてきた 人 たちである。それはまた、すばらしい 芸備 術挘<br />

の 作单 品厍 によって、 世匒 の 人 々からその 天拦 才纞 を 偶旦 像僕 視拹 されながら、その 残拑 酷昰 さと 邪旇 悪捰 な 発 明 が<br />

地 上 を 汚儢 し、 神卡 のみかたちを 汚儢 したため、 神卡 によって 地 から 一 掃线 された 人 たちである。<br />

そこには、 諸 国 を 征纴 服傕 した 王掣 侯 や 将 軍拚 たち、 戦勛 場 においてかつて 敗反 れたことのない 勇腅<br />

士厨 たち、 近卐 づいただけで 諸 国 を 戦勛 慄 させた 高 慢纁 で 野 心升 満掫 々たる 戦勛 士厨 たちがいる。 死拎 によっ<br />

ても 彼 らは 変厭 化 を 経 験挧 しなかった。 彼 らが 墓斳 から 出 て 来勵 た 時 、 彼 らの 考卛 えはその 停 止厙 して<br />

いたところから 動 き 始卿 める。 彼 らは、 彼 らが 倒 れた 時 に 彼 らを 支匣 配括 していたのと 同 じ 征纴 服傕<br />

欲僼 によって 行 動 する。<br />

サタンは 悪捰 天拦 使却 たちと 相 談挫 し、それからさらに 王掣 侯 、 征纴 服傕 者 、 有卻 力 者 たちと 相 談挫 する。<br />

彼 らは、 味控 方 の 勢厕 力 と 数包 をながめて、これにくらべれば 聖脩 都匙 の 中 の 軍拚 勢厕 は 少厮 数包 だから 打占 ち<br />

負拆 かすことができると 断友 言匟 する。 彼 らは 新 エルサレムの 富挛 と 栄 光捄 を 手 に 入 れようと 計匧 画厐 を<br />

たてる。 全 員 は 直卟 ちに 戦勛 闘 準厜 備厵 を 開 始卿 する。 熟绅 練 した 技叒 術挘 者 たちは 兵掝 器捙 の 製拸 作单 にとりかか<br />

る。 作单 戦勛 成勱 功僵 で 有卻 名匷 な 軍拚 事 指匦 導拗 者 たちは、 好捆 戦勛 的 な 群儈 衆 を 指匦 揮肫 していくつもの 軍拚 団卄 に 分 け<br />

る。<br />

ついに 進勺 軍拚 命挻 令傂 が 出 され、 無叄 数包 の 大 軍拚 が 行 進勺 を 開 始卿 する。これは 地 上 のどんな 征纴 服傕 者<br />

によっても 召昨 集厦 されたことのない 大 軍拚 であり、この 地 上 で 戦勛 争拫 が 始卿 まって 以匆 来勵 各厰 時 代 の 軍拚<br />

勢厕 を 合 わせてもなお 比发 較脘 することのできないほどの 大 軍拚 である。 最勞 も 強勮 力 な 戦勛 士厨 であるサ<br />

タンは 自 ら 先匪 頭挓 の 軍拚 を 率厾 い、 悪捰 天拦 使却 たちもこの 最勞 後 の 戦勛 いに 勢厕 力 を 集厦 中 する。 王掣 侯 や 将 軍拚<br />

がサタンにつづき、 群儈 衆 は 大 軍拚 団卄 となって 従 い、 各厰 軍拚 団卄 にはそれぞれ 指匦 揮肫 官厑 が 任厃 命挻 されて<br />

いる。 密偾 集厦 した 部 隊 は、 軍拚 隊 らしく 秩膈 序胺 整拪 然掍 として、 破挐 壊傓 されてでこぼこになっている 地<br />

上 を 神卡 の 都匙 に 向匇 かって 進勺 軍拚 する。イエスのご 命挻 令傂 によって 新 エルサレムの 門挋 は 閉僔 じられ、<br />

サタンの 大 軍拚 は 都匙 を 包儣 囲 して、 突 撃掐 の 態拟 勢厕 をとる。 今 、キリストは、 再卭 び 敵育 から 見 える<br />

ところに 姿掋 を 現勶 される。 聖脩 都匙 の 上 はるか 高 く、 光捄 り 輝脮 く 純儻 金 の 基匼 の 上 にみ 座 がある。その<br />

み 座 の 上 に 神卡 のみ 子 が 座 し、その 周 りを 神卡 のみ 国 の 民 がかこんでいる。キリストの 力 と 威胙<br />

光捄 は、 言匟 葉挺 や 文卽 字捐 で 描胦 写捂 することができない。 永 遠 にいます 父 なる 神卡 の 栄 光捄 が、み 子 をお<br />

459


おっている。その 臨 在厪 の 輝脮 きは 聖脩 都匙 に 満掫 ち、 門挋 の 外勭 にあふれ、さらにまた 全 地 にあふれて<br />

いる。<br />

み 座 のいちばん 近卐 くには、かつてサタンの 業 に 熱 心升 であったが、 火 の 中 からの 燃 えさ<br />

しのように 取勚 り 出 されて、 深捫 い 熱 心升 な 信勼 仰纝 をもって 救 い 主勢 に 従 ってきた 者 たちがいる。そ<br />

の 次卙 には、 虚縚 偽兖 と 不勘 信勼 仰纝 のただ 中 にあってキリスト 者 の 品厍 性勯 を 完 成勱 した 者 たち、キリスト<br />

教卝 界化 が 神卡 の 律傢 法 は 無叄 効捓 であると 宣傪 言匟 した 時 にも 律傢 法 を 尊胛 重匤 した 人 たち、さらに、 各厰 時 代 に<br />

わたり、 信勼 仰纝 のために 殉程 教卝 した 無叄 数包 の 人 たちがいる。そしてその 向匇 こうには、「あらゆる<br />

国 民 、 部 族 、 民 族 、 国 語指 のうちから、 数包 えきれないほどの 大 ぜいの 群儈 衆 が、 白换 い 衣胼 を 身拴<br />

にまとい、しゅろの 枝胿 を 手 に 持匛 って、 御 座 と 小 羊旴 との 前 に」 立 っている[ 黙縹 示単 録捎 7:。 彼<br />

らの 戦勛 いは 終厖 わり、 彼 らの 勝 利匏 は 獲僠 得千 された。 彼 らは 走掘 るべき 行 程损 を 走掘 り、ほうびをもら<br />

った。 彼 らの 手 にあるしゅろの 葉挺 は 勝 利匏 の 象拺 徴僦 であり、 白换 い 衣胼 は、 今 は 彼 らのものとなっ<br />

ているキリストの 汚儢 れなき 義拣 を 示単 している。<br />

贖 われた 者 たちは、「 救 は、 御 座 にいますわれらの 神卡 と 小 羊旴 からきたる」と 賛僮 美捜 の 歌<br />

声拨 をあげるが、それは 大 空参 に 反卬 響捳 をくりかえす[ 黙縹 示単 録捎 7:。 天拦 使却 とセラピムとは 声拨 を 合<br />

わせて 賛僮 美捜 する。 贖 われた 者 たちは、サタンの 力 と 悪捰 意勪 を 見 たとき、キリストの 力 以匆 外勭 の<br />

どんなものも 彼 らを 勝 利匏 者 にすることはできなかったことを、これまでになかったほど 知半<br />

った。 輝脮 く 大 群儈 衆 の 中 には、だれ 1 人 、 自 分 自 身拴 の 力 と 善 行 で 勝 利匏 したかのように 救 いを<br />

自 分 の 手 柄兄 にする 者 はいない。 自 分 のしたことや 苦 しんだことについては 一 言匟 もふれない<br />

で、どの 歌 の 主勢 旨腄 もどの 賛僮 美捜 の 基匼 調 音 も、「 救 いはわれらの 神卡 と、 小 羊旴 のものである」と<br />

いうのである。<br />

天拦 と 地 の 全 住卫 民 が 集厦 合 している 前 で、 神卡 のみ 子 の 最勞 終厖 的 な 戴贃 冠縍 式厚 が 行 われる。そして<br />

今 や、 王掣 の 王掣 なるイエスは、 最勞 高 の 威胙 厳 と 力 とをもって、 神卡 の 政 府匕 に 反卬 逆 した 者 に 宣傪 告卪 を<br />

くだし、 神卡 の 律傢 法 を 犯 し、またその 民 を 迫 害县 した 者 たちにさばきを 執儨 行 される。このこと<br />

について 神卡 の 預 言匟 者 はこう 言匟 っている。「また 見 ていると、 大 きな 白换 い 御 座 があり、そこ<br />

にいますかたがあった。 天拦 も 地 も 御 顔 の 前 から 逃偹 げ 去掇 って、あとかたもなくなった。また、<br />

死拎 んでいた 者 が、 大 いなる 者 も 小 さき 者 も 共厗 に、 御 座 の 前 に 立 っているのが 見 えた。かず<br />

かずの 書危 物匵 が 開 かれたが、もう 1 つの 書危 物匵 が 開 かれた。これはいのちの 書危 であった。 死拎 人<br />

はそのしわざに 応厸 じ、この 書危 物匵 に 書危 かれていることにしたがって、さばかれた」[ 黙縹 示単 録捎<br />

20:11、。<br />

記卌 録捎 の 書危 が 開 かれ、イエスの 日 が 悪捰 人 たちの 上 にそそがれるやいなや、 彼 らはこれま<br />

でに 犯 した 罪 の 1 つ 1 つを 意勪 識掟 する。 彼 らは、 自 分 たちがどこで 純儻 潔昔 と 聖脩 潔昔 の 道匠 から 足拒<br />

をふみはずしたか、 高 慢纁 と 反卬 逆 のためにどんなに 神卡 から 離掤 れてその 律傢 法 を 犯 したかという<br />

ことを 悟縖 る。 罪 にふけることによって 誘儬 惑 をますます 魅纡 力 的 にしたこと、 祝腛 福厹 を 悪捰 用 した<br />

こと、 神卡 の 使却 者 たちを 軽 べつしたこと、 警厺 告卪 を 拒兘 んだこと、 神卡 の 恩繥 恵 を、 頑繷 固 な 悔繛 い 改匳 め<br />

460


ない 心升 で 拒兘 絶傉 したこと——すべてのことが、ちょうど 火 の 文卽 字捐 で 書危 かれているかのように<br />

現勶 される。<br />

み 座 の 上 に 十厝 字捐 架繳 が 現勶 される。そしてちょうどパノラマの 光捄 景拲 のように、アダムの 誘儬<br />

惑 と 堕秐 落叉 の 場 面卥 、 救 いの 大 いなる 計匧 画厐 における 1 歩 1 歩 が、 次卙 々に 示単 される。 救 い 主勢 が<br />

いやしい 身拴 分 としてお 生 まれになったこと、 質拾 素 で 従 順 なその 幼膇 年 時 代 、ヨルダン 川勜 での<br />

バプテスマ、 断友 食挱 と 荒僚 野 の 試去 み、 天拦 の 最勞 も 尊胛 い 祝腛 福厹 を 人 々に 示単 されたその 公勗 生 涯昗 、 愛 と 恵<br />

みの 行 為 に 満掫 ちた 日 々、 寂 しい 山 の 中 での 夜 通 しの 祈绗 り、 恵 みの 行 為 に 対 してしっとと 憎<br />

悪捰 と 悪捰 意勪 とによる 陰纖 謀纠 をもって 報匔 いられたこと、 全 世匒 界化 の 罪 の 重匤 荷免 におしつぶされそうな<br />

ゲッセマネにおける 恐傁 るべき 神卡 秘兕 的 な 苦 悩肘 、 残拑 忍旖 な 暴偷 徒傣 の 手 に 売匉 り 渡据 されたこと、あの 恐傁<br />

怖繍 の 夜 の 恐傁 ろしい 諸 事 件卅 、すなわちいちばん 愛 された 弟胱 子 たちにも 捨腇 てられ、 無叄 抵脏 抗 の 囚昉<br />

人 として、 荒僚 々しくエルサレムの 通 りを 引匂 き 立 てられて 行 ったこと、 神卡 のみ 子 がアンナス<br />

の 前 で 手 柄兄 顔 に 見 せ 物匵 にされ、 大 祭脫 司 の 邸繋 宅挭 とピラトの 法 廷腾 で 審拥 問勬 を 受匃 け、 卑赐 怯禸 で 残拑 酷昰 な<br />

ヘロデの 前 で 嘲 笑傷 され、 侮贔 辱既 され、 拷稷 問勬 を 受匃 け、ついには 死拎 罪 の 宣傪 告卪 を 受匃 けられたこ<br />

と、——こうしたすべてのことが、ありありと 描胦 き 出 される。<br />

そして 今 、 動 揺肝 する 群儈 衆 の 前 に、 最勞 後 の 光捄 景拲 が 現勶 される。すなわち、 苦 難挚 を 耐脾 え 忍旖 ば<br />

れる 主勢 が、カルバリーへの 道匠 をたどって 行 かれる 姿掋 、 天拦 の 大 君 が 十厝 字捐 架繳 につけられ、 高 慢纁<br />

な 祭脫 司 たちや 嘲 笑傷 している 暴偷 徒傣 たちが、 息僢 もたえだえの 神卡 のみ 子 の 苦 悩肘 をあざけっている<br />

光捄 景拲 、 超捪 自 然掍 的 な 暗肨 黒 、 世匒 の 救 い 主勢 が 息僢 を 引匂 き 取勚 られた 瞬腗 間 に、 地 が 揺肝 れ 動 き、 岩 が 裂脧 け、<br />

墓斳 が 開 いたことなど、そうした 最勞 後 の 光捄 景拲 が 示単 されるのである。<br />

恐傁 るべき 光捄 景拲 が、 起招 こったとおりにそのまま 示単 される。サタンとその 悪捰 天拦 使却 及 びその<br />

民 たちは、 自 分 たちのしわざであるその 光捄 景拲 から 顔 をそむける 力 はない。 一 人 一 人 が、 自<br />

分 の 演 じた 役叓 割厎 を 思卩 い 出 す。イスラエルの 王掣 イエスを 殺掮 そうとして、ベツレヘムの 罪 なき<br />

幼膇 児 たちを 殺掮 させたヘロデ、バプテスマのヨハネの 血傔 について 責掅 めを 負拆 うべき 卑赐 劣縆 なヘロ<br />

デヤ、 優历 柔肛 不勘 断友 で 無叄 節儊 操僺 なピラト、 嘲 弄稭 している 兵掝 士厨 たち、「その 血傔 の 責掅 任厃 は、われわれ<br />

とわれわれの 子 孫繜 の 上 にかかってもよい」と 叫经 んだ 祭脫 司 たちや 役叓 人 たちや 狂旆 気勴 のようにな<br />

った 群儈 衆 ——こうした 人 々はみな、 自 分 たちの 罪 がどんなに 凶晧 悪捰 なものであったかを 見 る。<br />

彼 らは、 太挲 陽傘 よりも 強勮 い 光捄 を 放择 つ 主勢 のみ 顔 の 威胙 光捄 からかくれようとするがむだである。 一<br />

方 贖 われた 者 たちは、その 冠縍 を 救 い 主勢 の 足拒 もとに 投匐 げ、「 主勢 はわれらのために 死拎 なれた」<br />

と 叫经 ぶ。<br />

贖 われた 群儈 衆 の 中 には、 雄接 々しいパウロや 熱 心升 なペテロ、 愛 し 愛 されたヨハネなどキ<br />

リストの 使却 徒傣 たちや、 真卢 実 な 心升 の 持匛 ち 主勢 であったその 兄胆 弟胱 たちがおり、 彼 らとともに 大 勢厕<br />

の 殉程 教卝 者 たちがいる。 一 方 城拝 壁儿 の 外勭 には、あらゆる 恥時 ずべきもの 忌 むべきものとともに、<br />

かつて 彼 らを 迫 害县 し、 投匐 獄晳 し、 殺掮 した 者 たちがいる。かつて 聖脩 徒傣 たちを 責掅 めさいなみ、 彼<br />

らの 極掄 度 の 苦 悶 を 見 て 悪捰 魔斴 のような 喜 びを 味控 わった 残拑 忍旖 非 道匠 なネロもいて、 自 分 がかつて<br />

461


迫 害县 した 人 々が 高 められ、 歓脒 喜 するありさまを 見 る。またネロの 母 もそこにいて、 自 分 自<br />

身拴 の 行 為 の 結医 果卵 を 見 、 自 分 の 悪捰 い 品厍 性勯 がそのまま 息僢 子 に 遺 伝捱 したこと、また 自 分 の 感厤 化 と<br />

手 本 とによって 激 情午 がますますひどくなり、 世匒 を 戦勛 慄 させるような 犯 罪 の 実 を 結医 んだこと<br />

を 知半 る。<br />

そこにはまた、キリストの 大 使却 であると 公勗 言匟 しながら、 神卡 の 民 の 良拖 心升 を 支匣 配括 しようと<br />

して、 拷稷 問勬 台卤 や 土拋 牢 や 火 刑傃 柱兀 を 使却 用 した 法 王掣 教卝 の 司 祭脫 や 高 僧 たちがいる。 神卡 よりも 自 分 を<br />

高 くし、 僣 越掳 にもいと 高 きお 方 の 律傢 法 を 変厭 更 しようとした、 高 慢纁 な 法 王掣 たちもいる。 こ<br />

うした 偽兖 りの 教卝 会 指匦 導拗 者 たちは、 神卡 に 対 して 申捩 し 開 きをしなければならないが、できるこ<br />

とならそれを 免僧 れたいと 願傿 う。 彼 らは 全 知半 全 能印 の 神卡 が、ご 自 分 の 律傢 法 を 非 常拤 に 大 事 になさ<br />

るお 方 であり、また 罰脖 すべき 者 を 決 してお 赦费 しにならない 方 であることを 悟縖 るが、もう 手<br />

遅 れである。 今 彼 らは、キリストが 苦 難挚 のうちにあるご 自 分 の 民 と 利匏 害县 を 1 つになさった<br />

ことを 知半 り、また、「わたしの 兄胆 弟胱 であるこれらの 最勞 も 小 さい 者 のひとりにしたのは、す<br />

なわち、わたしにしたのである」との 主勢 ご 自 身拴 のみ 言匟 葉挺 の 力 を 身拴 に 感厤 じるのである[マタ<br />

イ 25:。<br />

全 世匒 界化 の 悪捰 人 たちは、 天拦 の 政 府匕 に 対 する 大 反卬 逆 という 罪 名匷 のもとに 神卡 の 法 廷腾 に 告卪 訴挰 さ<br />

れる。 彼 らを 弁 護厽 する 者 もなければ、 言匟 いわけの 余 地 もない。こうして 永 遠 の 死拎 の 宣傪 告卪 が<br />

彼 らに 下 される。 罪 の 価卒 は 高 尚縎 な 独捌 立 や 永 遠 の 生 命挻 ではなくて、 奴 隷趵 状叔 態拟 、 滅脛 亡 、 死拎 で<br />

あることが、 今 すべての 人 に 明 らかになる。 悪捰 人 たちは、 自 分 たちの 反卬 逆 の 生 涯昗 によって<br />

何挬 を 失拽 ったかを 見 る。 彼 らは、 永 遠 の 重匤 い 栄 光捄 をあふれるばかりに 提卖 供挿 された 時 にはそれ<br />

を 軽 べつしたが、 今 はそれがなんと 望捬 ましいものにみえることだろう。 失拽 われた 魂 は、<br />

「これはみなわたしのものになったかもしれなかったのに、わたしは 自 分 でそれを 遠 ざけ<br />

てしまった。ああ、とんでもない 迷偧 いだった。わたしは 平匊 和匄 と 幸 福厹 と 名匷 誉縃 を、 不勘 幸 と 不勘 名匷<br />

誉縃 と 絶傉 望捬 とにとりかえてしまった」と 叫经 ぶ。どの 人 も 自 分 が 天拦 から 除揄 外勭 されることが 正匁 し<br />

いことを 認卉 める。 彼 らは 自 らの 生 活卹 によって、「この 人 〔イエス〕が 王掣 になるのをわれわ<br />

れは 望捬 んでいない」と 宣傪 言匟 したのであった。<br />

魅纡 せられたかのように、 悪捰 人 たちは 神卡 のみ 子 の 戴贃 冠縍 式厚 をながめた。 彼 らは、 神卡 のみ 子<br />

がそのみ 手 に、 自 分 たちが 今 まで 軽 べつし 違挆 反卬 してきた 神卡 の 律傢 法 の 板偺 を 持匛 っておられるの<br />

を 見 る。また、 救 われた 者 たちがいっせいに 驚脚 嘆昍 と 喜 びと 賛僮 美捜 の 声拨 をあげるのを 見 る。そ<br />

してその 歌 声拨 の 波 が 城拝 外勭 の 群儈 衆 にまで 押 し 寄 せると、 全 部 の 者 が 異 口卶 同 音 に、「 全 能印 者 に<br />

して 主勢 なる 神卡 よ。あなたのみわざは、 大 いなる、また 驚脚 くべきものであります。 万勦 民 の 王掣<br />

よ、あなたの 道匠 は 正匁 しく、かつ 真卢 実 であります」と 絶傉 叫经 し、ひれ 伏胹 していのちの 君 を 拝旟 す<br />

るのである[ 黙縹 示単 録捎 15:。<br />

サタンはキリストの 栄 光捄 と 威胙 厳 とを 見 てまひしたようになる。かつては 守捿 護厽 のケルブ<br />

であった 彼 は、 自 分 がどこから 落叉 ちたかを 思卩 い 出 す。 光捄 り 輝脮 くセラフ、「 黎 明 の 子 、 明 け<br />

462


の 明 星 」が、なんと 変厭 わり、なんと 堕秐 落叉 したことであろう。かつては 尊胛 敬肭 されていた 会 議<br />

から、 彼 は 永 遠 に 除揄 外勭 されてしまったのである。 彼 は、 今 は 別厌 の 天拦 使却 が 神卡 の 栄 光捄 をおおっ<br />

て 天拦 父 のそばに 立 っているのを 見 る。 彼 は、 背 が 高 く 威胙 厳 に 満掫 ちた 容卣 姿掋 の 1 人 の 天拦 使却 がキ<br />

リストの 頭挓 に 冠縍 をのせるのを 見 、この 天拦 使却 の 高 い 地 位匱 に 自 分 が 立 つはずであったことを 知半<br />

る。<br />

サタンが 罪 を 抱 かず 純儻 潔昔 であった 時 のふるさと、 神卡 に 対 してつぶやき、キリストをね<br />

たむようになるまでは 彼 のものであった 平匊 和匄 と 満掫 足拒 が、サタンの 記卌 憶縪 によみがえる。 非 難挚 、<br />

反卬 逆 、 天拦 使却 たちの 同 情午 と 支匣 持匛 を 得千 るための 欺繏 瞞 、 神卡 が 赦费 しをお 与拜 えになることができた 時<br />

に、あくまでも 心升 をかたくなにして、もとの 状叔 態拟 に 立 ちかえる 努 力 をしなかったこと、す<br />

べてがまざまざと 目 の 前 に 浮 かぶ。 彼 は、 自 分 が 人 々の 中 でした 働掴 きとその 結医 果卵 —— 人 と<br />

人 との 間 の 敵育 意勪 、 生 命挻 の 恐傁 るべき 破挐 壊傓 、 諸 王掣 国 の 興掰 亡 、 王掣 位匱 の 転厷 覆繆 、 暴偷 動 と 闘 争拫 と 革挙 命挻 の<br />

連 続勸 ——を 思卩 い 起招 こす。 彼 はまた、 自 分 が 絶傉 えずキリストのみ 業 に 反卬 対 し、 人 類 をますま<br />

す 堕秐 落叉 させようと 努 めてきたことを 思卩 い 出 す。 彼 は、 自 分 のどんな 悪捰 らつな 計匧 略傎 も、イエ<br />

スに 信勼 頼 をおく 者 たちを 滅脛 ぼす 力 がなかったことを 知半 る。サタンは、その 労排 苦 の 実 である<br />

自 分 の 王掣 国 を 見 る 時 、ただ 失拽 敗反 と 破挐 滅脛 だけを 見 る。 彼 は 群儈 衆 に、 神卡 の 都匙 はやすやすと 奪傤 取勚<br />

することができると 信勼 じさせてきた。しかし 彼 は、それが 偽兖 りであることを 知半 っている。<br />

大 争拫 闘 の 進勺 展捯 につれて、サタンは 何挬 度 も 敗反 北勾 し、 降 参厴 させられた。 彼 は 永 遠 なる 神卡 の 力 と<br />

威胙 厳 とを、 身拴 にしみて 知半 っているのである。<br />

この 大 反卬 逆 者 のねらいは 常拤 に、 自 分 を 正匁 当勠 化 して、 反卬 逆 の 責掅 任厃 が 神卡 の 統拇 治匮 にあること<br />

を 証卨 明 することであった。この 目 的 のために、サタンはその 絶傉 大 な 知半 力 を 注挅 いできた。 彼<br />

は 慎儃 重匤 に、 組匢 織掼 的 に 行 動 し、 長 い 間 にわたって 進勺 展捯 してきた 大 争拫 闘 について、 自 分 の 立 場<br />

からの 説拿 明 を 驚脚 くほど 巧绾 みに 行 って、 多匭 くの 人 々に 信勼 じさせてきた。 幾继 千収 年 にわたり、<br />

この 陰纖 謀纠 のかしらは、 偽兖 りを 真卢 理 にみせかけてきた。しかし、 反卬 逆 がついに 打占 ち 破挐 られ、<br />

サタンの 経 歴偡 と 品厍 性勯 が 明 るみに 出 される 時 が、 今 きた。 大 欺繏 瞞 者 サタンが、キリストを 王掣<br />

位匱 から 退挖 け、 神卡 の 民 を 滅脛 ぼし、 神卡 の 都匙 を 占 領振 しようと、 最勞 後 の 努 力 をすることにおいて、<br />

彼 の 正匁 体 が 完 全 に 暴偷 露腒 された。サタンと 協匞 力 してきた 者 たちも、 彼 の 働掴 きが 全 く 失拽 敗反 した<br />

ことを 知半 る。キリストに 従 う 者 たちと 忠儮 実 な 天拦 使却 たちは、 神卡 の 統拇 治匮 に 対 するサタンの 陰纖 謀纠<br />

の 全 容卣 を 見 る。サタンは 全 宇偩 宙脶 の 憎 悪捰 の 的 となる。<br />

サタンは、 自 分 から 進勺 んで 反卬 逆 したことによって、 自 分 が 天拦 に 適 しない 者 になったこ<br />

とを 知半 る。 彼 は 神卡 と 戦勛 うために 自 分 の 能印 力 を 訓肢 練 してきた。 彼 にとっては、 天拦 の 純儻 潔昔 と 平匊<br />

和匄 と 調 和匄 とはこの 上 ない 苦 痛僎 となるであろう。 神卡 の 憐穳 れみと 正匁 義拣 に 対 するサタンの 非 難挚 は、<br />

今 こそ 沈腉 黙縹 させられた。 彼 が 主勢 に 浴脓 びせようと 努 めてきた 非 難挚 は、 全 部 彼 自 身拴 に 向匇 けられ<br />

る。そして 今 、サタンはひれふして、 自 分 の 上 にくだった 判匯 決 が 正匁 しいことを 認卉 める。<br />

463


「 主勢 よ、あなたをおそれず、 御 名匷 をほめたたえない 者 が、ありましょうか。あなただ<br />

けが 聖脩 なるかたであり、あらゆる 国 民 はきて、あなたを 伏胹 し 拝旟 むでしょう。あなたの 正匁 し<br />

いさばきが、あらわれるに 至儖 ったからであります」[ 黙縹 示単 録捎 15:。 長 年 にわたって 争拫 われ<br />

てきた 真卢 理 と 誤儶 謬 のすべての 問勬 題匑 が、 今 明 らかにされた。 反卬 逆 の 結医 果卵 、すなわち 神卡 の 律傢 法<br />

を 廃 することの 結医 果卵 が、すべての 知半 的 被挀 造挝 物匵 の 目 の 前 で 明 らかになった。 神卡 の 統拇 治匮 と 対 照儠<br />

的 なサタンの 支匣 配括 が 行 われた 結医 果卵 が、 全 宇偩 宙脶 の 前 に 公勗 開 された。サタン 自 身拴 の 行 為 が、 彼<br />

を 罪 に 定 めたのである。 神卡 の 知半 恵 と 正匁 義拣 といつくしみとが、 完 全 に 擁繗 護厽 される。 大 争拫 闘 に<br />

おける 神卡 のすべての 処叀 置厒 は、ご 自 分 の 民 の 永 遠 の 幸 福厹 のために、そして 神卡 の 創傦 造挝 されたす<br />

べての 世匒 界化 の 幸 福厹 のために 行 われたものであることが 明 らかになる。<br />

「 主勢 よ、あなたのすべてのみわざはあなたに 感厤 謝儑 し、あなたの 聖脩 徒傣 はあなたをほめま<br />

つるでしょう」[ 詩纛 篇 145:。 罪 の 歴偡 史 は、 神卡 が 創傦 造挝 されたすべての 者 の 幸 福厹 が 神卡 の 律傢 法<br />

の 存掑 在厪 と 結医 びついていることを、 永 遠 にわたってあかしする。 大 争拫 闘 のいっさいの 事 実 が<br />

明 らかになると、 全 宇偩 宙脶 は、 忠儮 誠肬 な 者 も 反卬 逆 者 も、 異 口卶 同 音 に、「 万勦 民 の 王掣 よ、あなたの<br />

道匠 は 正匁 しく、かつ 真卢 実 であります」と 言匟 明 する。<br />

人 類 のために 天拦 父 とみ 子 によって 払掾 われた 大 犠腻 牲繉 が、 全 宇偩 宙脶 の 前 に 明 らかにされた。<br />

今 こそキリストがご 自 分 の 正匁 当勠 な 地 位匱 を 占 め、すべての 支匣 配括 、 権勻 威胙 、また 唱脆 えられるあら<br />

ゆる 名匷 にまさってあがめられる 時 が 来勵 た。キリストが 恥時 をもいとわないで 十厝 字捐 架繳 に 耐脾 えら<br />

れたのは、ご 自 分 の 前 に 置厒 かれた 喜 びのため、すなわち、 多匭 くの 子 らを 栄 えに 入 らせるた<br />

めであった。その 悲胳 しみと 恥時 は 想挹 像僕 できないほど 大 きかったが、しかし 喜 びと 栄 光捄 はそれ<br />

よりも 大 きいのである。キリストは、 贖 われた 者 たちがご 自 分 のみかたちに 回 復挴 され、そ<br />

のおのおのの 心升 に 神卡 の 完 全 なお 姿掋 を 宿 し、その 顔 に 王掣 なる 神卡 のみかたちを 反卬 映 するのを 見<br />

られる。 主勢 は、ご 自 分 の 魂 の 苦 しみの 結医 果卵 が、 彼 らの 上 に 現勶 れているのをごらんになって<br />

満掫 足拒 される。そして 主勢 は、 義拣 人 の 群儈 れにも 悪捰 人 の 群儈 れにも 聞挈 こえる 声拨 で、「 見 よ、わたし<br />

の 血傔 をもって 贖 ったものを。わたしが 彼 らのために 苦 難挚 を 受匃 け、 彼 らのために 死拎 んだのは、<br />

永 遠 に 彼 らをわたしの 前 におらせるためである」と 主勢 は 宣傪 言匟 される。そして、み 座 の 周 囲<br />

の 白换 い 衣胼 をまとった 者 たちが、「ほふられた 小 羊旴 こそは、 力 と、 富挛 と、 知半 恵 と、 勢厕 いと、<br />

ほまれと、 栄 光捄 と、さんびとを 受匃 けるにふさわしい」と 賛僮 美捜 する 歌 声拨 があがる[ 黙縹 示単 録捎<br />

5:。<br />

サタンは、 神卡 の 正匁 義拣 を 認卉 めて、キリストの 主勢 権勻 の 前 にひれふさずにはいられなかった<br />

にもかかわらず、 彼 の 品厍 性勯 はもとのままである。 反卬 逆 の 精 神卡 は、 奔 流及 のように、 再卭 び 爆 発<br />

する。 狂旆 気勴 の 思卩 いに 満掫 たされて、 彼 は 大 争拫 闘 に 負拆 けまいと 決 心升 する。 天拦 の 王掣 に 対 して 最勞 後<br />

の 必厧 死拎 の 戦勛 いをする 時 が 来勵 た。 彼 は 部 下 たちの 真卢 ん 中 にとび 込匸 んで 行 って、 自 分 自 身拴 の 怒腹<br />

りを 彼 らに 吹胈 き 込匸 み、 直卟 ちに 戦勛 いに 奮绝 起招 させようとする。<br />

464


しかし、サタンが 反卬 逆 におびき 入 れた 無叄 数包 の 群儈 衆 の 中 で、サタンの 主勢 権勻 を 承偢 認卉 する 者<br />

は 1 人 もいない。サタンの 権勻 力 は 終厖 わりを 告卪 げたのである。 悪捰 人 たちは、サタンを 奮绝 起招 さ<br />

せたのと 同 じ 神卡 に 対 する 憎 悪捰 の 念挡 に 燃 えているが、しかし 自 分 たちの 立 場 が 絶傉 望捬 的 である<br />

ことと、 主勢 に 勝 つことができないこととを 知半 っている。 彼 らの 怒腹 りはサタンと、サタンの<br />

欺繏 瞞 の 手 先匪 であった 者 たちとに 向匇 けられる。 彼 らは 悪捰 鬼纯 のような 怒腹 りに 満掫 たされて、 彼 ら<br />

にとびかかる。<br />

主勢 はこう 言匟 われる、「あなたは 自 分 を 神卡 のように 賢繞 いと 思卩 っているゆえ、 見 よ、わた<br />

しは、もろもろの 国 民 の 最勞 も 恐傁 れている 異 邦傗 人 をあなたに 攻 めこさせる。 彼 らはつるぎを<br />

抜掽 いて、あなたが 知半 恵 をもって 得千 た 麗暗 しいものに 向匇 かい、あなたの 輝脮 きを 汚儢 し、あなたを<br />

穴肼 に 投匐 げ 入 れる。」「このゆえに、おおうことをなすところのケルブよ、われ…… 火 の 石厈<br />

の 間 より 汝 を 滅脛 ぼし 去掇 るべし……われ 汝 を 地 になげうち 汝 を 王掣 たちの 前 に 置厒 きて 観掺 物匵 とな<br />

らしむべし…… 汝 を 見 る 者 の 目 の 前 にて 汝 を 地 に 灰绑 となさん…… 汝 は 人 のおそれとなり、<br />

限拘 りなくうせはてん」[エゼキエル 28:6~8、16~19・ 文卽 語指 訳胲 ]。<br />

「すべて 戦勛 場 で、 歩 兵掝 のはいたくつと、 血傔 にまみれた 衣胼 とは、 火 の 燃 えくさとなって<br />

焼催 かれる。」「 主勢 はすべての 国 にむかって 怒腹 り、そのすべての 軍拚 勢厕 にむかって 憤 り、 彼 ら<br />

をことごとく 滅脛 ぼし、 彼 らをわたして、ほふらせられた。」「 主勢 は 悪捰 しき 者 の 上 に 炭脗 火 と<br />

硫 黄腓 とを 降 らせられる。 燃 える 風掵 は 彼 らがその 杯 にうくべきものである」[イザヤ 9:5、<br />

34:2、 詩纛 篇 11:。 火 が 天拦 の 神卡 のみもとからくだる。 地 はくずれる。 地 の 深捫 いところに<br />

隠僸 されていた 武叇 器捙 が 引匂 き 出 される。 焼催 き 尽能 くす 炎縉 が、 地 のすべての 裂脧 け 目 から 吹胈 き 出 す。<br />

岩 石厈 そのものが 火 になる。「 炉脻 のように 燃 える 日 」が 来勵 たのである。「 天拦 体 は 焼催 けてくず<br />

れ、 地 とその 上 に 造挝 り 出 されたものも、みな 焼催 きつくされる」[マラキ 4:1、Ⅱペテロ<br />

3:。 地 の 表勖 面卥 は、ちょうど 溶纅 けたか たまり、 巨 大 な 沸 騰纻 する 火 の 池 のように 見 える。そ<br />

れは 神卡 を 敬肭 わない 者 たちの、 刑傃 罰脖 と 滅脛 びの 時 である。「 主勢 はあだをかえす 日 をもち、シオ<br />

ンの 訴挰 えのために 報匔 いられる 年 をもたれる」[イザヤ 34:。<br />

悪捰 人 はこの 地 上 で 報匔 いを 受匃 ける。「 万勦 軍拚 の 主勢 は 言匟 われる、 見 よ、 炉脻 のように 燃 える 日<br />

が 来勵 る。……その 来勵 る 日 は、 彼 らを 焼催 き 尽能 して、 根捏 も 枝胿 も 残拑 さない」[マラキ 4:。 一 瞬腗<br />

のうちに 滅脛 ぼされる 者 もあり、 多匭 くの 日 の 間 苦 しむ 者 もある。みな「 彼 らの 行 いにしたが<br />

って」 罰脖 せられる。 義拣 人 の 罪 はサタンに 移挔 されたので、サタンは 自 分 自 身拴 の 反卬 逆 の 罪 だけ<br />

でなく、 神卡 の 民 に 犯 させたすべての 罪 のために 苦 しむ。 彼 の 受匃 ける 刑傃 罰脖 は、 彼 がだました<br />

者 たちの 刑傃 罰脖 よりずっと 重匤 い。サタンの 欺繏 きによって 堕秐 落叉 した 者 たちがすべて 滅脛 びたのち<br />

も、 彼 はまだ 生 き 残拑 って 苦 しみを 受匃 ける。きよめの 火 によって、 悪捰 人 たちは 根捏 も 枝胿 もつい<br />

に 滅脛 ぼされた。サタンが 根捏 であり、サタンに 従 う 者 たちが 枝胿 である。 律傢 法 の 刑傃 罰脖 は 全 部 く<br />

だり、 正匁 義拣 の 要勥 求卍 は 果卵 たされた。 天拦 と 地 はこれを 見 て、 主勢 の 義拣 を 宣傪 言匟 する。<br />

465


サタンの 破挐 壊傓 の 働掴 きは、 永 久挸 に 終厖 わりを 告卪 げた。6000 年 の 間 、 彼 は 自 分 の 意勪 志 を 実 行<br />

し、 地 を 災 いで 満掫 たし、 全 宇偩 宙脶 を 悲胳 しませてきた。 被挀 造挝 物匵 全 体 が 共厗 にうめき、 共厗 に 産勩 みの<br />

苦 しみをしてきた。 今 や 神卡 の 被挀 造挝 物匵 は、サタンの 存掑 在厪 と 誘儬 惑 から 永 久挸 に 解卆 放择 された。「 全<br />

地 はやすみを 得千 、 穏昳 やかになり、ことごとく 声拨 をあげて 歌 う」[イザヤ 14:。 賛僮 美捜 と 勝 利匏<br />

の 歌 が、 忠儮 誠肬 な 全 宇偩 宙脶 からわき 起招 こる。「 大 群儈 衆 の 声拨 、 多匭 くの 水匍 の 音 、また 激 しい 雷膃 鳴胯 の<br />

ようなもの」が、「ハレルヤ、 全 能印 者 にして 主勢 なるわれらの 神卡 は、 主勢 なる 支匣 配括 者 であられ<br />

る」というのが 聞挈 こえる[ 黙縹 示単 録捎 19:。<br />

地 は 滅脛 亡 の 火 をもって 包儣 まれたが、 義拣 人 は 聖脩 都匙 の 中 に 安勣 全 にいた。 第匌 一 の 復挴 活卹 にあず<br />

かった 者 たちには、 第匌 二华 の 死拎 はなんの 力 もない。 神卡 は 悪捰 人 たちにとっては 焼催 き 尽能 くす 火 で<br />

あるが、 神卡 の 民 にとっては 日 であり、 盾绮 である [ 黙縹 示単 録捎 20 :6、 詩纛 篇 84:11 参厴<br />

照儠 ]。 「わたしはまた、 新 しい 天拦 と 新 しい 地 とを 見 た。 先匪 の 天拦 と 地 とは 消拔 え 去掇 り、 海匈 もな<br />

くなってしまった」[ 黙縹 示単 録捎 21:。 悪捰 人 たちを 焼催 き 尽能 くす 火 が 地 をきよめる。あらゆる 災<br />

いの 跡僡 は 一 掃线 される。 地 獄晳 の 火 が 永 遠 に 燃 え 続勸 けて、 贖 われた 者 たちの 前 に 罪 のおそるべ<br />

き 結医 果卵 をいつまでも 示単 す、などというようなことはないのである。<br />

思卩 い 出 させるものがただ 1 つある。われわれの 救 い 主勢 は、 永 遠 に 十厝 字捐 架繳 の 傷偟 跡僡 をとど<br />

められるのである。 主勢 の 傷偟 ついたみ 頭挓 に、その 脇優 腹腏 に、その 手 と 足拒 に、 罪 の 残拑 酷昰 なしわざ<br />

の 唯繴 一 の 跡僡 がある。 預 言匟 者 ハバククは 栄 光捄 のキリストを 見 て、「その 光捄 は 彼 の 手 〔 脇優 腹腏 —<br />

— 英捼 語指 訳胲 〕からほとばしる。かしこにその 力 を 隠僸 す」と 言匟 っている[ハバクク 3:。 人 類<br />

を 神卡 に 和匄 らがせる 真卢 紅縠 の 血傔 潮脞 がほとばしり 出 た、 主勢 の 突 き 通 された 脇優 腹腏 ——そこに 救 い 主勢<br />

の 栄 光捄 があり、そこに 主勢 の 力 が 隠僸 されている。 主勢 は 贖 いの 犠腻 牲繉 によって、「 救 いを 施厇 す 力<br />

ある」おかたとなられたので、 神卡 のあわれみをあなどった 者 たちに 対 しては、 強勮 い 態拟 度 で<br />

さばきを 執儨 行 されたのである。 救 い 主勢 の 屈縿 辱既 のしるしこそは、 救 い 主勢 の 最勞 高 の 栄 誉縃 である。<br />

カルバリーの 傷偟 跡僡 は 永 遠 にわたって、 主勢 への 賛僮 美捜 を 示単 し、 主勢 の 力 を 宣傪 言匟 する。<br />

「 羊旴 の 群儈 れのやぐら、シオンの 娘繂 の 山 よ、 以匆 前 の 主勢 権勻 はあなたに 帰 ってくる」[ミカ<br />

4:。 炎縉 の 剣腚 によってアダムとエバがエデンからしめ 出 されて 以匆 来勵 、 聖脩 徒傣 たちが 待挊 ちこが<br />

れていたところの、「 神卡 につける 者 が 全 くあがなわれ」る 時 がきた[エペソ 1:。もとも<br />

と 人 にその 王掣 国 として 与拜 えられたのに、サタンの 手 に 売匉 り 渡据 され、 長 い 間 強勮 力 な 敵育 に 占 領振<br />

されてきた 地 が、 大 いなる 贖 いの 計匧 画厐 によって 再卭 びもどされたのである。 罪 によって 失拽 わ<br />

れたいっさいのものは 回 復挴 された。「 天拦 を 創傦 造挝 された 主勢 、すなわち 神卡 であってまた 地 をも<br />

造挝 り 成勱 し、これを 堅儕 くし、いたずらにこれを 創傦 造挝 されず、これを 人 のすみかに 造挝 られた 主勢<br />

はこう 言匟 われる」[イザヤ 45:。 地 上 が 贖 われた 者 たちの 永 遠 のすみかとなる 時 、 地 を 創傦<br />

造挝 された 時 の 神卡 の 最勞 初匘 の 目 的 が 達挾 成勱 される。「 正匁 しい 者 は 国 を 継 ぎ、とこしえにその 中 に<br />

住卫 むことができる」[ 詩纛 篇 37:。<br />

466


未 来勵 の 嗣 業 をあまりにも 物匵 質拾 的 なものに 思卩 わせはしないかとの 恐傁 れから、それをわれ<br />

われの 住卫 まいとして 見 るようにと 教卝 えられている 真卢 理 そのものを 霊绳 的 なものにしてしまう<br />

人 が 多匭 い。 キリストは 弟胱 子 たちに、わたしはあなたがたのために 父 の 家匝 に 住卫 むところを<br />

備厵 えに 行 くのだとはっきり 言匟 われた。 神卡 のみ 言匟 葉挺 の 教卝 えを 受匃 け 入 れる 者 は、 天拦 の 住卫 まいに<br />

ついて 全 く 無叄 知半 ではない。しかもなお、「 目 がまだ 見 ず、 耳脥 がまだ 聞挈 かず、 人 の 心升 に 思卩 い<br />

浮 びもしなかったことを、 神卡 は、ご 自 分 を 愛 する 者 たちのために 備厵 えられた」のである<br />

[Ⅰコリント 2:。 人 間 の 言匟 葉挺 では、 義拣 人 の 受匃 ける 報匔 いを 十厝 分 に 描胦 写捂 することはできない。<br />

それは 見 るものだけがわかるであろう。 限拘 りある 人 知半 では、 神卡 のパラダイスの 栄 光捄 を 理 解卆<br />

することができない。<br />

聖脩 書危 の 中 では、 救 われた 者 の 嗣 業 が「ふるさと」と 呼 ばれている[ヘブル 11:14~16<br />

参厴 照儠 ]。そこでは 天拦 の 大 牧肧 者 イエスが、ご 自 分 の 群儈 れを 生 ける 水匍 の 源 に 連 れて 行 ってくだ<br />

さる。いのちの 木匓 は 月 ごとにその 実 を 結医 び、その 葉挺 は 万勦 民 のために 用 いられる。 水匍 晶斾 のよ<br />

うに 透儧 きとおった 川勜 が 永 遠 に 流及 れ、そのそばにはゆれ 動 く 木匓 々が、 主勢 に 贖 われた 者 たちの<br />

ために 備厵 えられた 道匠 の 上 に 影挼 を 投匐 げている。 広南 々とひろがった 平匊 野 の 果卵 ては、 美捜 しい 丘側 と<br />

なって 盛 りあがり、 神卡 の 山 々が 高 くそびえ 立 っている。この 平匊 和匄 な 平匊 原募 に、また 生 ける 流及<br />

れのほとりに、 久挸 しい 年 月 の 間 旅傯 人 であり 寄 留 者 であった 神卡 の 民 が、その 住卫 まいを 見 いだ<br />

すのである。<br />

「わが 民 は 平匊 和匄 の 家匝 におり、 安勣 らかなすみかにおり、 静 かな 休 み 所勰 におる。」「 暴偷 虐纨<br />

は、もはやあなたの 地 に 聞挈 かれず、 荒僚 廃 と 滅脛 亡 は、もはやあなたの 境挌 のうちに 聞挈 かれず、<br />

あなたはその 城拝 壁儿 を『 救 』ととなえ、その 門挋 を『 誉縃 』ととなえる。」「 彼 らは 家匝 を 建厼 てて、<br />

それに 住卫 み、ぶどう 畑偯 を 作单 って、その 実 を 食挱 べる。 彼 らが 建厼 てる 所勰 に、ほかの 人 は 住卫 まず、<br />

彼 らが 植 えるものは、ほかの 人 が 食挱 べない……わが 選 んだ 者 は、その 手 のわざをながく 楽掱<br />

しむからである」[イザヤ 32:18、60:18、65:21、。<br />

そこにおいて、「 荒僚 野 と、かわいた 地 とは 楽掱 しみ、さばくは 喜 びて 花挮 咲绰 き、」「いと<br />

すぎは、いばらに 代 って 生 え、ミルトスの 木匓 は、おどろに 代 って 生 える」[イザヤ 35:1、<br />

55:。「おおかみは 小 羊旴 と 共厗 にやどり、ひょうは 子 やぎと 共厗 に 伏胹 し、…… 小 さいわらべ<br />

に 導拗 かれ、」「 彼 らはわが 聖脩 なる 山 のどこにおいても、そこなうことなく、やぶることが<br />

ない」と 神卡 は 言匟 われる[イザヤ 11:6、。 天拦 のふんい 気勴 の 中 では、 苦 痛僎 は 存掑 在厪 することが<br />

できない。もはや 涙繽 はなく、 葬繙 式厚 の 行 列偱 も 喪旈 章肐 もない。「もはや、 死拎 もなく、 悲胳 しみも、<br />

叫经 びも、 痛僎 みもない。 先匪 のものが、すでに 過厢 ぎ 去掇 ったからである」[ 黙縹 示単 録捎 21:。「そこ<br />

に 住卫 む 者 のうちには、『わたしは 病挶 気勴 だ』と 言匟 う 者 はなく、そこに 住卫 む 民 はその 罪 がゆる<br />

される」[イザヤ 33:。<br />

そこには 栄 化 された 新 しい 地 の 首匹 都匙 、 新 エルサレムがある。それは「 王掣 の 手 にある 麗暗<br />

しい 冠縍 」「あなたの 神卡 の 手 にある 王掣 の 冠縍 」である[イザヤ 62:。「その 都匙 の 輝脮 きは、 高 価卒<br />

467


な 宝肮 石厈 のようであり、 透儧 明 な 碧趎 玉掩 のようであった。」「 諸 国 民 は 都匙 の 光捄 の 中 を 歩 き、 地 の<br />

王掣 たちは、 自 分 たちの 光捄 栄 をそこに 携掠 えて 来勵 る」[ 黙縹 示単 録捎 21:11、。「わたしはエルサレ<br />

ムを 喜 び、わが 民 を 楽掱 しむ」と 主勢 は 言匟 われる[イザヤ 65:。「 見 よ、 神卡 の 幕 屋厡 が 人 と 共厗 に<br />

あ り 、 神卡 が 人 と 共厗 に す み 、 人 は 神卡 の 民 と な り 、 神卡 自 ら 人 と 共厗 に い ま 」 す [ 黙縹 示単 録捎<br />

21:。 神卡 の 都匙 には「 夜 は、もはやない。」 休 みの 必厧 要勥 な 者 や、 休 みをほしいと 思卩 う 者 は<br />

だれもいない。 神卡 のみこころを 行 い、そのみ 名匷 を 賛僮 美捜 するのに、 疲膂 れることがない。いつ<br />

も 朝厁 のすがすがしさを 感厤 じ、それは 決 して 尽能 きることがない。「あかりも 太挲 陽傘 の 光捄 も、い<br />

らない。 主勢 なる 神卡 が 彼 らを 照儠 」らされるからである[ 黙縹 示単 録捎 22:。 太挲 陽傘 の 光捄 線拓 の 代 わりに、<br />

目 にまぶしくない 光捄 が 与拜 えられるが、その 明 るさは 今 の 真卢 昼腮 の 輝脮 きよりもはるかにまさっ<br />

ている。 神卡 と 小 羊旴 の 栄 光捄 は、 衰斠 えることのない 光捄 をもって 神卡 の 都匙 に 満掫 ちあふれる。 贖 わ<br />

れた 者 たちは、 太挲 陽傘 のない、しかもとこしえの 昼腮 の 光捄 の 中 を 歩 むのである。 「わたしは、<br />

この 都匙 の 中 には 聖脩 所勰 を 見 なかった。 全 能印 者 にして 主勢 なる 神卡 と 小 羊旴 とが、その 聖脩 所勰 なのであ<br />

る」[ 黙縹 示単 録捎 21:。 神卡 の 民 は 天拦 父 とみ 子 とに 自 由厩 に 交卦 わる 特厣 権勻 がある。「わたしたちは、<br />

今 は、 鏡纲 に 映 して 見 るようにおぼろげに 見 ている」[Ⅰコリント 13:。われわれは 神卡 のみ<br />

姿掋 が、 自 然掍 界化 のみ 業 と 人 間 に 対 する 神卡 の 取勚 り 扱僻 いとに 反卬 映 しているのを、ちょうど 鏡纲 の 中<br />

に 見 るように 見 ている。しかしその 時 には、 中 間 にうすぐらい 幕 をはさまずに、 顔 と 顔 と<br />

を 合 わせて 神卡 を 見 る。われわれは 神卡 のみ 前 に 立 ち、そのみ 顔 の 栄 光捄 を 見 るのである。そこ<br />

では 贖 われた 者 たちは、「 完 全 に 知半 られているように、 完 全 に 知半 る」のである。 神卡 ご 自 身拴<br />

が 魂 にうえつけられた 愛 と 同 情午 とは、そこで 最勞 も 真卢 実 な、 最勞 も 美捜 しいものとして 発 揮肫 され<br />

る。 聖脩 者 たちとのきよい 交卦 わり、 聖脩 なる 天拦 使却 たち、 及 びその 衣胼 を 小 羊旴 の 血傔 で 洗腂 って 白换 くし<br />

た 各厰 時 代 の 忠儮 実 な 者 たちとの、むつまじい 社 会 生 活卹 、「 天拦 と 地 の 全 家匝 族 」を 1 つに 結医 びつ<br />

ける 聖脩 なるきずな——こうしたものが、 贖 われた 者 たちの 幸 福厹 となる[エペソ 3:15・ 英捼<br />

語指 訳胲 ]。<br />

そこでは、 不勘 死拎 の 者 たちが、 創傦 造挝 力 の 驚脚 異 、 贖 いの 愛 の 奥傱 義拣 を、 永 遠 に 尽能 きない 喜 び<br />

をもって 研挣 究捨 する。 人 を 誘儬 惑 して 神卡 を 忘脨 れさせるような、 残拑 酷昰 で 欺繏 瞞 的 な 敵育 はもういない。<br />

すべての 才纞 能印 が 発 達挾 し、すべての 能印 力 が 増匲 大 する。 知半 識掟 を 獲僠 得千 するのに、 頭挓 脳 を 疲膂 れさせ<br />

たり、 精 力 を 使却 いきってしまったりするようなことはない。そこではどんな 大 きな 企十 画厐 も<br />

実 行 され、どんな 遠 大 な 抱 負拆 も 達挾 成勱 され、どんな 大 望捬 も 実 現勶 される。そしてそれでもなお、<br />

越掳 えるべき 新 しい 高 いところ、 感厤 嘆昍 すべき 新 しい 驚脚 異 、 理 解卆 すべき 新 しい 真卢 理 、 頭挓 と 心升 と<br />

体 の 能印 力 を 呼 び 起招 こす 新 たな 対 象拺 が 現勶 れてくる。<br />

宇偩 宙脶 のすべての 宝肮 は、 贖 われた 神卡 の 民 が 研挣 究捨 するために 開 放择 される。 死拎 ぬべき 人 間 と<br />

いう 拘縅 束僓 をうけないで、 彼 らは、はるかに 遠 い 他 世匒 界化 —— 人 間 の 悲胳 惨绨 な 光捄 景拲 を 見 て 悲胳 しみ<br />

に 身拴 を 震傹 わせ、1 人 の 魂 が 救 われた 知半 らせに 歓脒 喜 の 歌 をひびかせた 他 世匒 界化 ——へ、 疲膂 れも<br />

覚 えず 飛 行 する。 言匟 葉挺 では 言匟 い 尽能 くすことのできない 喜 びをもって、 地 上 の 子 らは、 他 世匒<br />

468


界化 の 住卫 民 たちの 喜 びと 知半 恵 にあずかる。 世匒 々にわたって 神卡 のみ 手 の 業 を 熟绅 視拹 して 得千 られた<br />

知半 識掟 と 悟縖 りの 宝肮 に、 彼 らは 共厗 にあずかる。くもりのない 目 をもって、 彼 らは 創傦 造挝 の 栄 光捄 を<br />

見 つめる。すなわち、もろもろの 太挲 陽傘 や 星 や 天拦 体 が、おのおのその 定 められた 軌纀 道匠 を 通 っ<br />

て、 神卡 のみ 座 の 周 囲 を 運卞 行 しているのを 見 るのである。 最勞 も 小 さなものから 最勞 も 大 きなも<br />

のに 至儖 るまで、すべてのものの 上 に、 創傦 造挝 主勢 のみ 名匷 が 書危 きしるされ、すべてのものらの 中<br />

に 神卡 の 力 の 富挛 が 示単 されている。<br />

永 遠 の 年 月 が 経 過厢 するにつれて、 神卡 とキリストについてますます 豊掿 かでますます 輝脮 か<br />

しい 啓繡 示単 がもたらされる。 知半 識掟 が 進勺 歩 していくように、 愛 と 尊胛 敬肭 と 幸 福厹 も 増匲 していく。 人<br />

々は 神卡 について 学 べば 学 ぶほど、ますます 神卡 のご 品厍 性勯 に 感厤 嘆昍 するようになる。イエスが 彼<br />

らの 前 に、 贖 いの 富挛 と、サタンとの 大 争拫 闘 における 驚脚 くべき 功僵 績 とをお 示単 しになると、 贖<br />

われた 者 たちの 心升 はいっそう 熱 烈绡 な 献僑 身拴 の 念挡 に 燃 え 立 ち、いよいよ 喜 びに 満掫 たされて 黄腓 金<br />

の 立 琴 をかき 鳴胯 らし、 万勦 の 幾继 万勦 倍 、 千収 の 幾继 千収 倍 の 声拨 が 1 つになり、 賛僮 美捜 の 一 大 コーラスと<br />

なって 盛 りあがる。<br />

「また、わたしは、 天拦 と 地 、 地 の 下 と 海匈 の 中 にあるすべての 造挝 られたもの、そして、<br />

それらの 中 にあるすべてのものの 言匟 う 声拨 を 聞挈 いた、『 御 座 にいますかたと 小 羊旴 とに、さん<br />

びと、ほまれと、 栄 光捄 と、 権勻 力 とが、 世匒 々 限拘 りなくあるように』」[ 黙縹 示単 録捎 5:。 大 争拫 闘<br />

は 終厖 わった。もはや 罪 はなく 罪 人 もいない。 全 宇偩 宙脶 はきよくなった。 調 和匄 と 喜 びのただ 1<br />

つの 脈旜 拍縯 が、 広南 大 な 大 宇偩 宙脶 に 脈旜 打占 つ。いっさいを 創傦 造挝 されたお 方 から、いのちと 光捄 と 喜 び<br />

とが、 無叄 限拘 に 広南 がっている 空参 間 に 流及 れ 出 る。 最勞 も 微脀 細 な 原募 子 から 最勞 大 の 世匒 界化 に 至儖 るまで、<br />

万勦 物匵 は、 生 物匵 も 無叄 生 物匵 も、かげりのない 美捜 しさと 完 全 な 喜 びをもって、 神卡 は 愛 であると 告卪<br />

げる。<br />

469


終 わりを 見 越 して

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