ライプツィヒ 音楽の町 - Leipzig: Richard Wagner - Jubiläumsjahr ...

2010 年
シューマン
生 誕 200 年
ライプツィヒ
音 楽 の 町

ライプツィヒ、 音 楽 の 響 きに 満 ちた 町
バッハ 音 楽 祭
音 楽 は 人 の 心 に 深 い 感 動 を 与 え 満 たしてくれ
る 芸 術 です。ライプツィヒでは 街 路 に、 広 場 に、
コンサートホーに、 有 名 な 作 曲 家 や 音 楽 家 の
活 動 した 場 所 に、 至 る 所 に 音 楽 の 力 が 感 じら
れます。この 地 で 生 活 し 活 動 し、 音 楽 史 に 名 を
残 した 音 楽 家 が 多 数 います。トーマスカントル
であったヨハン・セバスチャン・バッハ、ゲヴァ
ントハウスのカペルマイスターであったフェリ
ックス・メンデルスゾーン=バルトルディ、クラ
ラ・シューマンとロベルト・シューマン、リヒャ
ルト・ワーグナー、エドヴァルド・グリーク、アル
ベルト・ロルツィング、グスタフ・マーラー、ハ
ンス・アイスラーといった 偉 大 な 音 楽 家 たちで
す。ライプツィヒの 豊 かな 音 楽 遺 産 のひとつに
ゲヴァントハウス 管 弦 楽 団 があり、 現 在 の 音 楽
トーマス 教 会 にてライプツィヒ・ゲヴァ
ントハウス 管 弦 楽 団 とトーマス 合 唱 団
監 督 は 国 際 的 人 気 の 高 い 指 揮 者 リッカルド・シャイーです。そして800 年 の 歴 史 をも
つ 世 界 的 に 有 名 なトーマス 教 会 合 唱 団 も 市 の 音 楽 遺 産 です。
音 楽 が 生 きている 町
ライプツィヒでは 音 楽 が 息 づいています。オペラ、バレエや 喜 歌 劇 、 夏 のオルガン 週 間
や 国 際 的 に 有 名 なバッハ 音 楽 祭 、あるいはジャズフェスティバルや 気 楽 に 楽 しめる
「クラシック・エアレーベン 音 楽 祭 」などの 場 でその 情 熱 が 感 じられます。 文 字 通 り
「 音 楽 の 首 都 」ライプツィヒで、 最 高 のオーケストラとソリストが 音 楽 を 愛 する 人 々と
出 会 うのです。
クルト・マズア
クルト・マズアはほぼ30 年 にわたりゲヴァントハウスのカペルマイスタ
ー( 楽 長 )として 活 躍 し、ライプツィヒの 音 楽 、 文 化 、 政 治 に 深 く 係 わって
きた。1991 年 に 国 際 メンデルスゾーン 基 金 を 創 設 。 現 在 、ライプツィヒ
名 誉 市 民 でゲヴァントハウス 管 弦 楽 団 名 誉 指 揮 者 。
1942-1944 ブレスラウで 音 楽 学 校 に 学 ぶ
1946-1948 ライプツィヒ 音 楽 大 学 に 学 ぶ
1970-1996 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス 管 弦 楽 団 カペルマイスター
1991-2002 ニューヨーク・フィルハーモニック 音 楽 監 督
2000-2007 ロンドン・フィルハーモニー 管 弦 楽 団 首 席 指 揮 者
2002 年 よりパリのフランス 国 立 管 弦 楽 団 の 音 楽 監 督
クルト・マズアは 新 ゲヴァントハウス 再 建 に 深 く 関 わり、1981 年 に 落 成 した。1989 年 の 非 暴 力 平 和 革 命
を 訴 えたマズアの 行 動 は 人 々の 記 憶 に 残 っている。

ゲヴァントハウス 管 弦 楽 団
ゲヴァントハウス 管 弦 楽 団
ゲヴァントハウス 「 真 の 喜 びとは 真 面 目 なもの」
真 の 喜 びは 何 よりも 大 切 である、というラテン 語 の 箴 言 がゲヴァントハウスのモット
ーです。 有 名 なゲヴァントハウス 管 弦 楽 団 の 演 奏 会 場 であるこのコンサートホールは
国 際 的 なトップクラスのホールです。 世 界 中 から 毎 年 約 50 万 人 の 音 楽 ファンがゲヴ
ァントハウスを 訪 れます。1743 年 にライプツィヒの 商 人 が 結 成 したヨーロッパ 最 古
の 市 民 オーケストラで、 楽 団 の 名 前 は18 世 紀 末 にできた 紡 織 組 合 の 商 館 のホール
に 由 来 します。 伝 説 的 な 名 声 は 歴 代 の 名 指 揮 者 によって 築 き 上 げられたものです。 古
くはヨハン・アダム・ヒラーからフェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディ、 最 近 で
はアルトゥール・ニキシュからクルト・マズーア、ヘルベルト・ブロムシュテット、そして
現 在 のリッカルド・シャイーの 名 が 挙 げら
れます。
ゲヴァントハウス 管 弦 楽 団
ゲヴァントハウス 管 弦 楽 団 は 世 界 で 最 も
有 名 なオーケストラのひとつです。ゲヴァ
ントハウスはベートーベン、ブラームス、
ブルックナーといった 著 名 な 作 曲 家 の 傑
作 を 数 多 く 初 演 して 来 ました。 楽 団 はゲ
ヴァントハウスで「 大 コンサート」を 公 演
しますが、ライプツィヒ 歌 劇 場 の 楽 団 で
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス
あり、トーマス 教 会 でカンタータの 演 奏
も 行 います。 楽 団 はシーズン 中 にライプツィヒの3 会 場 、および 世 界 公 演 旅 行 におい
て200 回 以 上 の 演 奏 会 を 行 います。 現 在 の 第 19 代 ゲヴァントハウス 管 弦 楽 団 の 首 席
指 揮 者 カペルマイスターは、スター 指 揮 者 のリッカルド・シャイーです。
リッカルド・シャイー
1953 年 にミラノの 音 楽 一 家 に 生 まれる。 父 は 作 曲 家 。ピエトロ・グ
アリーノとフランコ・フェラーラに 師 事 し、1970 年 にミラノでデビュ
ー。1974 年 より 世 界 の 大 きな 歌 劇 場 で 活 躍 。
1982-1989 ベルリン 放 送 交 響 楽 団 の 首 席 指 揮 者
1986-1993 ボローニャ・コムナーレ 劇 場 の 音 楽 監 督
1988-2004 アムステルダムのコンセルトヘボウ 管 弦 楽 楽 団 の 首 席
指 揮 者
1999-2005 ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ 交 響 楽 団 の 音 楽 監 督
2005 年 9 月 よりライプツィヒ・ゲヴァントハウス 管 弦 楽 団 のカペルマイスター
2009 年 2 月 2 日 、リッカルド・シャイーはゲヴァントハウスにおいてライプツィヒ・メンデルスゾーン 賞 の 音 楽
部 門 賞 を 受 ける

偉 大 な 音 楽 家 のゆかりの 場 所
メンデルスゾーン・ハウス
メンデルスゾーン・ハウス
フェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディはヨーロッパの 音 楽 史 に 影 響 を 与
え、 同 時 にライプツィヒから 影 響 を 受 けました。ゲヴァントハウス 管 弦 楽 団 を 一 流 の
オーケストラに 育 てたのはメンデルスゾーンの 業 績 です。さらにメンデルスゾーンは
バッハを 再 発 見 しました。1829 年 に 上 演 したマタイ 受 難 曲 が「バッハのルネッサン
ス」の 幕 開 けとなりました。1843 年 にドイツで 最 初 の「 音 楽 院 」を 創 設 し、この 音 楽
院 は 現 在 もメンデスルゾーンの 名 前 を 冠 しています。ゴルトシュミート 通 りにあるメ
ンデルスゾーンの 家 にはシューマンやワーグナーといった 当 時 の 有 名 人 たちが 集 い
ました。メンデルスゾーン・ハウスは 偉 大 な 作 曲 家 メンデルスゾーンを 記 念 する 現 在
世 界 でただ 一 つの 博 物 館 です。
エドヴァルド・グリーク 出 会 いの 場 所
エドヴァルド・グリークは1858 年 にライプツィヒ 音 楽 院 に 入 学 し、この 町 と 深 くか
かわってきました。ここでブラームスやチャイコフスキーに 巡 り 合 ったことが 彼 の 生
涯 に 大 きな 影 響 を 与 えました。ライプツィヒでグリークの 初 期 の 作 品 が 生 まれてい
ます。 彼 の 楽 譜 の 出 版 をしていたC.F.ペータースの 家 はタール 通 り10 番 地 にあり、
グリークはここによく 滞 在 しましたが、この 場 所 に 現 在 グリークの 作 品 が 展 示 され
ています。
リヒャルト・ワーグナーはライプツィヒっ 子
1813 年 5 月 22 日 、ワーグナーはライプツィヒに 生 まれました。1828 年 より 旧 ニコ
ライ 学 校 に 通 い、1831 年 からライプツィヒ 大 学 で 音 楽 の 勉 強 を 始 め、 当 時 のトー
マスカントルのテオドール・ヴァインリッヒに 師 事 し、この 頃 音 楽 家 になる 決 心 をし
ました。
フェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディ
1809 年 2 月 3 日 、ハンブルクの 有 名 なユダヤ 人 の 裕 福 な 家 に 生 まれる。
バッハとは 異 なり、メンデルスゾーンの 作 品 は 生 存 中 にもっとも 多 く 演 奏
された。
1818 デビュー、その 後 多 くの 演 奏 旅 行 を 行 う
1833 デュッセルドルフの 音 楽 監 督
1835-1847 年 ライプツィヒ・ゲヴァントハウスのカペルマイスター
1843 ドイツで 最 初 の 音 楽 院 をライプツィヒに 開 校
メンデルスゾーン=バルトルディは1847 年 11 月 4 日 にライプツィヒで 亡 くなった。メンデルスゾーン・ハウ
スは 唯 一 残 るメンデスルゾーン 関 連 の 住 居 で、 現 在 博 物 館 と 音 楽 サロンとなっている。メンデルスゾーン
により、 没 後 百 年 たってほぼ 忘 れ 去 られていたヨハン・セバスチャン・バッハが 再 発 見 され 演 奏 されるよ
うになった。

グラッシ 楽 器 博 物 館
シューマン 記 念 年 2010
ロベルト・シューマンとクララ・ヴィークは19
世 紀 におけるライプツィヒの 伝 説 的 な 相 愛
のカップルでした。1840 年 、 当 時 すでにピア
ニストとして 名 を 成 していたクララと 無 名 の
作 曲 家 シューマンはインゼル 通 りに 移 り 住
みました。「 春 の 交 響 曲 」とピアノ 協 奏 曲 イ 短
調 第 一 楽 章 はここで 生 まれました。 音 楽 家
夫 妻 のかつての 住 居 で 現 在 は 記 念 館 となっ
ているシューマン・ハウスでは 展 示 とコンサ
ートがあります。
シューマン・ハウス
グラッシ 楽 器 博 物 館
楽 器 の 収 集 では 最 大 級 の 博 物 館 です。ライプツィヒ 大 学 付 属 の 楽 器 博 物 館 では
楽 器 の 仕 組 みと16 世 紀 からの 製 造 法 の 展 示 を 見 ることができます。 約 5000 点
を 数 える 貴 重 な 展 示 物 には、 世 界 最 古 のクラヴィコード(1543 年 製 )や 原 形 を 保
っている 世 界 最 古 のハンマークラヴィーア(1726 年 製 )があります。 音 響 実 験 室
ではいくつかの 楽 器 を 試 してみることができます。
クララとロベルト・シューマン
才 能 に 恵 まれた 女 流 ピアニストと 作 曲 の 巨 匠 の 道 がライプツィヒでひ
とつになった。1819 年 、クララはライプツィヒに 誕 生 。 教 育 熱 心 な 父 は
娘 を 天 才 児 として 教 育 し 世 に 出 し、クララは 早 くからヨーロッパでピア
ニストとして 頭 角 を 現 した。
若 きロベルト・シューマンはクララの 父 にピアノを 習 い、1840 年 9 月 12
日 にライプツィヒでクララと 結 婚 した。この 結 婚 は 二 人 にとって 成 功 へ
の 礎 となるものであったが、ロベルト・シューマンは 指 を 痛 めてピアニス
トとしての 道 を 閉 ざされる。
1843 年 、メンデルスゾーンはロベルト・シューマンをライプツィヒのドイツ 最 初 の 音 楽 院 の 作 曲 科 教 授 とし
て 招 聘 し、 勇 気 を 与 えた。クララはロベルト・シューマンの 作 品 を 深 く 理 解 して 演 奏 し、そのため 二 人 は 今 日
でも 高 い 評 価 を 得 ている。

ライプツィヒの 楽 譜 シュプール
グリーク 出 会 いの 場 所
ライプツィヒの 楽 譜 のルート
ライプツィヒほど 有 名 な 作 曲 家 の 仕 事 場 や 住 居 が 多 くある 町 は 世 界 にありませ
ん。いたる 所 に 音 楽 ゆかりのスポットがあります。 現 在 の 生 き 生 きとした 音 楽 の
町 の 礎 石 を 築 いた 輝 かしい 過 去 に 出 会 います。ライプツィヒの 楽 譜 シュプール
市 民 団 体 は、 豊 かな 音 楽 の 宝 物 をもっと 分 かりやすく 体 験 できるようにという
目 的 を 掲 げて 活 動 しています。3コースの 音 楽 の 道 ができました。そのうち2 本
は 徒 歩 のコース(ライプツィヒ 楽 譜 シュプール、およびライプツィヒ 楽 譜 ボーゲ
ン)で、 残 る1 本 はサイクリングコース(ライプツィヒ 楽 譜 サイクリング)と 名 付 け
られています。「ライプツィヒ 楽 譜 シュプール」は 長 さ5.1キロで、 市 中 心 部 の 重
要 な 音 楽 名 所 旧 跡 を 結 ぶコースです。このコースは2010 年 に 開 設 予 定 です。 音
が 出 るステンレス 鋼 の 帯 がライプツィヒの 街 中 に 埋 め 込 まれ、ライプツィヒの 音
楽 の 伝 統 を 伝 えます。
ライプツィヒの 楽 譜 シュプール

ショッピングモールで 演 奏
音 楽 の 町 ライプツィヒの 名 前 を 国 際 的 に 高 めるために、 市 民 団 体 はユネスコ
世 界 文 化 遺 産 登 録 を 目 指 して 運 動 を 展 開 しています。
1 新 ゲヴァントハウス
2 メンデルスゾーン・ハウス
3 グリーク 出 会 いの 場 所
4 旧 ペータース 音 楽 図 書 館
5 グラッシ 音 楽 博 物 館
6 旧 ヨハニス 墓 地
7 シューマン・ハウス
8 グラーフィッシェス・フィアテル/ 音 楽 出
版 社 界 隈
9 ワーグナー 記 念 碑
10 ライプツィヒ 歌 劇 場
11 ニコライ 学 校
12 ニコライ 教 会
13 旧 市 庁 舎
14 造 形 美 術 館
15 コフェ・バウム「アラビアコーヒーの 木 」
16 かつてのホテル・ド・ザクセ
17 トーマス 教 会
18 バッハ 資 料 館 とバッハ 博 物 館
19 クララ・ヴィーク 生 家 の 所 在 地
20 旧 音 楽 院 の 所 在 地
21 最 初 のゲヴァントハウスの 所 在 地
22 パウリヌム 大 学 大 講 堂 と 大 学 礼 拝 堂 聖
パウリ(2009 年 まで 建 設 工 事 )
23 MDRクーブス 中 部 ドイツ 放 送 交 響 楽
団 の 会 場

ライプツィヒ、 音 楽 の 響 きに 満 ちた 町
バッハ 音 楽 祭
音 楽 は 人 の 心 に 深 い 感 動 を 与 え 満 たしてくれ
る 芸 術 です。ライプツィヒでは 街 路 に、 広 場 に、
コンサートホーに、 有 名 な 作 曲 家 や 音 楽 家 の
活 動 した 場 所 に、 至 る 所 に 音 楽 の 力 が 感 じら
れます。この 地 で 生 活 し 活 動 し、 音 楽 史 に 名 を
残 した 音 楽 家 が 多 数 います。トーマスカントル
であったヨハン・セバスチャン・バッハ、ゲヴァ
ントハウスのカペルマイスターであったフェリ
ックス・メンデルスゾーン=バルトルディ、クラ
ラ・シューマンとロベルト・シューマン、リヒャ
ルト・ワーグナー、エドヴァルド・グリーク、アル
ベルト・ロルツィング、グスタフ・マーラー、ハ
ンス・アイスラーといった 偉 大 な 音 楽 家 たちで
す。ライプツィヒの 豊 かな 音 楽 遺 産 のひとつに
ゲヴァントハウス 管 弦 楽 団 があり、 現 在 の 音 楽
トーマス 教 会 にてライプツィヒ・ゲヴァ
ントハウス 管 弦 楽 団 とトーマス 合 唱 団
監 督 は 国 際 的 人 気 の 高 い 指 揮 者 リッカルド・シャイーです。そして800 年 の 歴 史 をも
つ 世 界 的 に 有 名 なトーマス 教 会 合 唱 団 も 市 の 音 楽 遺 産 です。
音 楽 が 生 きている 町
ライプツィヒでは 音 楽 が 息 づいています。オペラ、バレエや 喜 歌 劇 、 夏 のオルガン 週 間
や 国 際 的 に 有 名 なバッハ 音 楽 祭 、あるいはジャズフェスティバルや 気 楽 に 楽 しめる
「クラシック・エアレーベン 音 楽 祭 」などの 場 でその 情 熱 が 感 じられます。 文 字 通 り
「 音 楽 の 首 都 」ライプツィヒで、 最 高 のオーケストラとソリストが 音 楽 を 愛 する 人 々と
出 会 うのです。
クルト・マズア
クルト・マズアはほぼ30 年 にわたりゲヴァントハウスのカペルマイスタ
ー( 楽 長 )として 活 躍 し、ライプツィヒの 音 楽 、 文 化 、 政 治 に 深 く 係 わって
きた。1991 年 に 国 際 メンデルスゾーン 基 金 を 創 設 。 現 在 、ライプツィヒ
名 誉 市 民 でゲヴァントハウス 管 弦 楽 団 名 誉 指 揮 者 。
1942-1944 ブレスラウで 音 楽 学 校 に 学 ぶ
1946-1948 ライプツィヒ 音 楽 大 学 に 学 ぶ
1970-1996 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス 管 弦 楽 団 カペルマイスター
1991-2002 ニューヨーク・フィルハーモニック 音 楽 監 督
2000-2007 ロンドン・フィルハーモニー 管 弦 楽 団 首 席 指 揮 者
2002 年 よりパリのフランス 国 立 管 弦 楽 団 の 音 楽 監 督
クルト・マズアは 新 ゲヴァントハウス 再 建 に 深 く 関 わり、1981 年 に 落 成 した。1989 年 の 非 暴 力 平 和 革 命
を 訴 えたマズアの 行 動 は 人 々の 記 憶 に 残 っている。

ゲヴァントハウス 管 弦 楽 団
ゲヴァントハウス 管 弦 楽 団
ゲヴァントハウス 「 真 の 喜 びとは 真 面 目 なもの」
真 の 喜 びは 何 よりも 大 切 である、というラテン 語 の 箴 言 がゲヴァントハウスのモット
ーです。 有 名 なゲヴァントハウス 管 弦 楽 団 の 演 奏 会 場 であるこのコンサートホールは
国 際 的 なトップクラスのホールです。 世 界 中 から 毎 年 約 50 万 人 の 音 楽 ファンがゲヴ
ァントハウスを 訪 れます。1743 年 にライプツィヒの 商 人 が 結 成 したヨーロッパ 最 古
の 市 民 オーケストラで、 楽 団 の 名 前 は18 世 紀 末 にできた 紡 織 組 合 の 商 館 のホール
に 由 来 します。 伝 説 的 な 名 声 は 歴 代 の 名 指 揮 者 によって 築 き 上 げられたものです。 古
くはヨハン・アダム・ヒラーからフェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディ、 最 近 で
はアルトゥール・ニキシュからクルト・マズーア、ヘルベルト・ブロムシュテット、そして
現 在 のリッカルド・シャイーの 名 が 挙 げら
れます。
ゲヴァントハウス 管 弦 楽 団
ゲヴァントハウス 管 弦 楽 団 は 世 界 で 最 も
有 名 なオーケストラのひとつです。ゲヴァ
ントハウスはベートーベン、ブラームス、
ブルックナーといった 著 名 な 作 曲 家 の 傑
作 を 数 多 く 初 演 して 来 ました。 楽 団 はゲ
ヴァントハウスで「 大 コンサート」を 公 演
しますが、ライプツィヒ 歌 劇 場 の 楽 団 で
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス
あり、トーマス 教 会 でカンタータの 演 奏
も 行 います。 楽 団 はシーズン 中 にライプツィヒの3 会 場 、および 世 界 公 演 旅 行 におい
て200 回 以 上 の 演 奏 会 を 行 います。 現 在 の 第 19 代 ゲヴァントハウス 管 弦 楽 団 の 首 席
指 揮 者 カペルマイスターは、スター 指 揮 者 のリッカルド・シャイーです。
リッカルド・シャイー
1953 年 にミラノの 音 楽 一 家 に 生 まれる。 父 は 作 曲 家 。ピエトロ・グ
アリーノとフランコ・フェラーラに 師 事 し、1970 年 にミラノでデビュ
ー。1974 年 より 世 界 の 大 きな 歌 劇 場 で 活 躍 。
1982-1989 ベルリン 放 送 交 響 楽 団 の 首 席 指 揮 者
1986-1993 ボローニャ・コムナーレ 劇 場 の 音 楽 監 督
1988-2004 アムステルダムのコンセルトヘボウ 管 弦 楽 楽 団 の 首 席
指 揮 者
1999-2005 ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ 交 響 楽 団 の 音 楽 監 督
2005 年 9 月 よりライプツィヒ・ゲヴァントハウス 管 弦 楽 団 のカペルマイスター
2009 年 2 月 2 日 、リッカルド・シャイーはゲヴァントハウスにおいてライプツィヒ・メンデルスゾーン 賞 の 音 楽
部 門 賞 を 受 ける

ヨハン・セバスチャン・バッハ、その 遺 産 と 弟 子
トーマス 合 唱 団
バッハ 資 料 館 とバッハ 博 物 館
ヨハン・セバスチャン・バッハはライプツィヒに27 年 間 (1723-1750) 住 み 活 動
しました。トーマス 教 会 広 場 にあるバッハ 資 料 館 がバッハの 遺 産 を 保 存 研 究 する
中 心 機 関 で、 世 界 中 から 音 楽 研 究 家 が 訪 れます。 付 属 のバッハ 博 物 館 は 現 在 2 年
を 掛 けて 増 改 築 中 ですが、 生 誕 325 年 に 当 たる2010 年 3 月 のバッハの 誕 生 日 に
再 開 します。 新 たなコンセプトで 完 成 する 博 物 館 は、マルチメディアやインタラク
ティブ 情 報 技 術 を 駆 使 してバッハの 生 涯 と 作 品 を 展 示 します。 毎 年 開 催 されるバ
ッハ 音 楽 祭 が 音 楽 行 事 のハイライトとなります。この 国 際 的 な 音 楽 祭 ではトーマ
ス 教 会 や 旧 市 庁 舎 などの 特 別 な 場 所 を 使 って100 以 上 の 演 奏 会 が 開 かれます。
トーマス 教 会 合 唱 団
トーマス 教 会 合 唱 団 は 音 楽 の 町 ライプツィヒの 最 も 古 い 文 化 財 ということがで
きます。マイセン 辺 境 伯 は1212 年 に「 聖 トーマス 教 会 付 属 アウグスティン 派 修 道
院 」を 建 立 し、そのとき 生 まれた 少 年 合 唱 団 は 激 動 の 時 を 経 て 現 在 世 界 的 に 有
名 になりました。2012 年 には 創 立 800 年 を 祝 います。 今 日 でも 合 唱 団 員 は 全 寮
制 の 生 活 を 送 りトーマス 学 校 に 通 学 しています。トーマスカントルのゲオルク・ク
リストフ・ビラーの 指 導 のもとに 少 年 合 唱 団 は 教 会 音 楽 の 維 持 に 努 め、なかんず
バッハの 遺 産 を 大 切 に 守 っています。
トーマス 教 会
週 に3 回 、トーマスカントルのゲオルク・クリストフ・ビラー 指 揮 によるトーマス 教
会 合 唱 団 のモテットとバッハのカンタータの 素 晴 らしい 演 奏 を 教 会 で 聴 くことが
できます。この 教 会 ほどバッハに 近 いところは 他 にありません。800 年 の 歴 史 を 誇
るトーマス 教 会 の 内 陣 に 偉 大 な 作 曲 家 でトーマスカントルであったバッハの 墓 が
あるのです。
ヨハン・セバスチャン・バッハ
1685 年 3 月 21 日 、アイゼナッハの 有 名 な 音 楽 一 族 であるバッハ 家 に 生
まれ、 音 楽 の 環 境 の 中 で 育 った。しかし 幼 い 時 に 両 親 を 亡 くし、 兄 ヨハ
ン・クリストフに 引 き 取 られ 音 楽 教 育 を 受 ける。
1700 リューネブルクのミヒャエル 教 会 学 校 の 奨 学 生 となる
1703-1717 アルンシュタット、ミュールハウゼン、ワイマールでオル
ガニストとして 活 動
1717-1723 ケーテンで 宮 廷 オルガニスト、 室 内 音 楽 士 、 後 に 首 席
奏 者 兼 宮 廷 楽 長
1723-1750 ライプツィヒのトーマス・カントル 兼 市 音 楽 監 督 として 活 躍
J.S.バッハによる 数 々の 宗 教 音 楽 の 傑 作 作 品 の 中 で、ヨハネ 受 難 曲 、マタイ 受 難 曲 、 復 活 祭 および
クリスマスオラトリオはライプツィヒで 作 曲 された。バッハは 最 盛 期 の27 年 間 をライプツィヒで 送
り、1750 年 7 月 28 日 ライプツィヒで 没 した。

五 感 が 喜 ぶライプツィヒ!
ライプツィヒ・ユース 交 響 楽 団
ゲーテの「ファウスト」の 町 、シラーの「 歓 喜 の 歌 」の 町 にようこそ、ヴィルコメン!ラ
イプツィヒは 音 楽 家 だけではなく 文 学 者 や 哲 学 者 、 美 術 家 にも 住 みやすい 所 でし
た。ライプツィヒは 重 要 な 見 本 市 と 商 業 の 中 心 でしたから、その 開 放 性 が 大 きな 魅
力 だったのでしょう。このオープンでダイナミックな 雰 囲 気 は 現 在 もライプツィヒの
特 色 です。コンサートを 野 外 で 楽 しむ、 昔 の 紡 績 工 場 にできたギャラリーやアトリエ
を 見 る、あるいは 閉 店 時 間 のないト
レンディなパブで 過 ごす...ライプツ
ィヒには 他 の 都 市 にはないバラエテ
ィに 富 むカルチャーがあります。ラ
イプツィヒでは 満 足 のゆくショッピ
ングを 楽 しくできます。 入 念 に 修 復
されたモールを 散 策 し、 小 さな 専 門
店 やデパートを 覗 いてみましょう。
休 憩 は 伝 統 的 なコーヒーハウスで、
あるいは 屋 外 のカフェで 街 の 賑 わ
いを 観 察 しながら 一 杯 のコーヒー
を 注 文 して 下 さい。ザクセン 地 方 の
人 々のコーヒー 好 きはドイツ 中 に 知
られています。
メードラー・パッサージュでお 買 い 物
リヒャルト・ワーグナー
リヒャルト・ワーグナーは1813 年 5 月 22 日 にライプツィヒで 誕 生 。 少 年
時 代 をドレスデンで 過 ごし、1827 年 、ライプツィヒに 戻 り 旧 ニコライ 学
校 とトーマス 学 校 で 学 ぶ。ライプツィヒのゲヴァントハウスの 演 奏 会 で
ワーグナーはベートーベンの 作 品 に 感 動 し、 音 楽 家 を 志 す。
1831 ライプツィヒ 大 学 で 音 楽 を 学 び、トーマス・カントルのクリステ
ィアン・テオドル・ヴァインリッヒに 師 事
1843 ザクセン 王 国 宮 廷 劇 場 指 揮 者
1849 三 月 革 命 に 参 加 し、 追 われてチューリッヒに 亡 命
1860 初 めてドイツに 戻 る
1860 年 後 もリヒャルト・ワーグナーは 故 郷 ライプツィヒで 活 動 し、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス
における「マイスタージンガー」の 初 演 では 自 ら 指 揮 をとった。

ライプツィヒ 滞 在 パッケージ
ライプツィヒ 全 景
個 人 用 プラン:「 妙 なる 響 きライプツィヒ」
内 容 ( 期 間 : 通 年 の 日 曜 、 公 演 プログラムによる)
2 泊 / 朝 食 付 き、 市 内 提 携 ホテル 利 用
メンデルスゾーン・ハウス 音 楽 サロンの 日 曜 コンサート、
および 博 物 館 見 学
ロベルト・シューマンなど 有 名 な 音 楽 家 がよく 訪 れたカ
フェ・レストラン「アラビアコーヒーの 木 」でコーヒー(コ
ーヒー1 杯 とケーキ)
展 示 「ザクセンの300 年 のコーヒー 文 化 史 」 見 学
市 内 観 光 地 図
ダブルルーム 一 人
99 €より
シングルルーム 一 人
134 €より
グループ 用 プラン(20 名 以 上 ):「 音 楽 の 町 ライプツィヒ」
内 容 ( 期 間 : 通 年 )
2 泊 / 朝 食 付 き、 市 内 の 中 級 ホテル 利 用
徒 歩 によるガイド 付 き 市 内 観 光 ( 所 要 2 時 間 半 )。テーマ
は「 音 楽 の 町 ライプツィヒ」。ニコライ 教 会 におけるオル
ガン 演 奏 を 含 む
アウアーバッハスケラーをガイド 付 き 見 学 した 後 、コー
ヒー 休 憩
メフィストケーキとメフィストチョコ
メンデルスゾーン・ハウスの 案 内 付 見 学
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスやライプツィヒ 歌 劇 場 の
チケットの 斡 旋
市 内 観 光 地 図
ダブルルーム 一 人
155 €より
シングルルーム 一 人
210 €より
チケット 料 金 加 算
予 約 および 問 い 合 わせは 下 記 ライプツィヒ 観 光 局 まで
Leipzig Tourismus und Marketing GmbH · ライプツィヒ 観 光 局
Richard-Wagner-Str. 1
D - 04109 Leipzig, Germany
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表 紙 :トーマス 教 会 前 バッハ 記 念 碑 の 下 で 月 曜 コンサート
写 真 :バッハ 資 料 館 、バーダー、ベルント・ホッホムート・イベントマネジメント、ブルゾシ
ュカ、ゲヴァントハウス、グラッシ 楽 器 博 物 館 、ライプツィヒ 観 光 局 (シュミット、モテス)、
ヨーゼフ・ベック、メンデルスゾーン・ハウス、プンクトゥム(ツァイエン)、 市 歴 史 博 物 館 、ト
ランジット、ツヴィカウのロベルト・シューマン・ハウス(シューマンのポートレートはヨーゼ
フ・クリーフーバー)、 中 部 ドイツ 放 送 局