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卒業論文 - 桜美林大学

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できる 制 度 である。しかし、この 制 度 も、 個 人 にむけて 細 かい 情 報 も 届 く 内 容 となってい<br />

るが、あまりその 情 報 が 私 たちに 広 まっていないことが 問 題 であると 考 えた。 様 々な 国 際<br />

交 流 活 動 に 参 加 できるという 情 報 を、より 多 くの 人 に 伝 え、 参 加 しようとするきっかけを<br />

作 っていくと 良 いのではないだろうか。より 市 民 に 身 近 になるには、メディアとしては 前<br />

述 したが、ホームページだけではなく、カウンシルが 活 用 しているモバイルサイトを 使 っ<br />

ての 基 金 の 事 業 やボランティアの 情 報 提 供 などを 試 みるのも 望 ましいと 考 える。<br />

その 他 、 基 金 は 政 府 による 組 織 で、 各 国 際 交 流 団 体 をまとめるという 役 割 ももちろんあ<br />

るが、その 存 在 自 体 をまず 市 民 に 伝 えていき、 市 民 にとっての 身 近 な 存 在 となり、 様 々な<br />

情 報 を 各 団 体 のメディアとなって 市 民 と 繋 っていく 必 要 があると 考 える。 基 金 や 各 団 体 の<br />

ことを 市 民 が 知 らないままでいるのは 国 際 文 化 交 流 の 促 進 にも 国 際 理 解 にも 繋 がらないと<br />

考 える。 基 金 やその 他 の 政 府 による 国 際 文 化 交 流 の 主 体 は「ワンワールドフェスティバル」<br />

のように 企 業 や NGO との 連 携 などを 活 かしながら、 今 以 上 に 広 い 世 代 にわたって情 報 公 開<br />

をしていくとよいのではないかと 考 える。<br />

そして、 何 より 基 金 のような 政 府 による 大 きな 国 際 交 流 機 関 のことをより 多 くの 一 般 市<br />

民 の 人 々に 知 ってもらうことが 大 切 だと 考 える。 今 後 さらに 一 般 市 民 の 国 際 文 化 交 流 事 業<br />

への 参 加 の 通 した「 異 文 化 理 解 の 楽 しさ」を、より 多 くの 人 、とくに 筆 者 と 同 世 代 の 学 生<br />

に 知 ってもらい、 共 に 今 後 の 国 際 社 会 への 若 者 の 参 加 に 役 立 てていけることが 望 ましい。<br />

一 部 の 人 だけではなく、より 広 い 範 囲 で 気 軽 に 国 際 文 化 交 流 、 異 文 化 理 解 をしていくため<br />

にも、 基 金 をはじめとする 大 きな 国 際 交 流 機 関 の 動 きに 期 待 したいと 考 えている。<br />

終 章<br />

本 論 を 通 して、 日 本 の 国 際 文 化 交 流 は 第 二 次 世 界 大 戦 後 、その 主 体 や 活 動 内 容 を 多 様 化<br />

させてきたことがわかった。その 他 、 日 本 の 政 府 による 国 際 文 化 交 流 機 関 である 国 際 交 流<br />

基 金 は 様 々な 事 業 分 野 において、 国 内 外 の 人 々に 情 報 提 供 をしていることや、 同 様 の 機 関<br />

であるブリティッシュ・カウンシルは 独 自 の 事 業 で、 英 語 の 学 習 者 に 対 してインターネッ<br />

トを 使 った 情 報 提 供 に 特 に 力 を 入 れようとしていることなどがわかった。そして、 今 後 の<br />

主 な 課 題 として 挙 げた、 日 本 の 国 際 文 化 交 流 事 業 への 市 民 参 加 の 増 加 に 対 しては、 特 に 若<br />

者 をターゲットにした 広 報 活 動 、 情 報 提 供 の 強 化 が 望 ましいという 考 えを 出 した。 国 際 文<br />

化 交 流 の 主 体 は、 今 や 個 人 のレベルにまで 広 がっており、 一 人 ひとりが 今 以 上 に 国 際 社 会<br />

の 中 に 生 きていると 実 感 すべき 時 代 となった。 今 後 、 日 本 の 政 府 による 国 際 文 化 交 流 機 関<br />

は、その 国 際 文 化 交 流 の 主 役 になる 個 人 一 人 ひとりにむけ 情 報 発 信 し、 私 たちにとってよ<br />

り 身 近 な 存 在 になることが 必 要 であると 考 えた。<br />

今 後 の 研 究 課 題 としては、 国 際 文 化 交 流 活 動 を 実 際 に 行 う 市 民 の 現 状 について 調 査 する<br />

事 を 挙 げたい。 事 業 を 主 催 する 市 民 の 意 見 や 実 態 、その 活 動 内 容 、 課 題 などを 調 べ、より<br />

参 加 しやすい 国 際 文 化 交 流 の 活 動 とは 何 かについて、さらに 研 究 していきたいと 考 える。<br />

そして 筆 者 は、この 研 究 を 通 じ、 今 後 の 日 本 での 国 際 文 化 交 流 を 私 たちにとって 身 近 なも<br />

のにしていき、より 多 くの 人 の 海 外 文 化 への 理 解 に 繋 げていきたいと 考 える。<br />

[ 参 考 文 献 ]<br />

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