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Creative Professional Emulator X2リファレンスマニュアル

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1 - イントロダクション & インストール<br />

Preferences 設定<br />

Pre-roll (seconds)(プリロール)<br />

この重要な設定は、サウンドバンクがロードされる際にそれぞれのサンプルの何秒<br />

分を RAM に読み込むかを設定します。この設定はディスクストリーミング設定とあ<br />

わせて、<strong>Emulator</strong> X のパフォーマンスに大きく影響します。また選択できるパラ<br />

メータは使用するサンプル数と <strong>Emulator</strong> X 用に割り当てられた RAM の量の設定に<br />

よって変化します。<br />

Pre-roll を少なめに設定した場合、大きなサンプルなどではより頻繁にディスクアク<br />

セスすることになります。 頻繁なディスクアクセスは同時に使用しているソフトウェ<br />

アとディスクの転送レートにも因りますが、コンピュータシステムにより大きな負<br />

荷を与えることになります。Pre-roll を大きくした場合、使用するシステム RAM と<br />

バンクロードの時間は増えますが、発音数とパフォーマンスが改善されます。Preroll<br />

量を十分に大きくした場合、サウンドバンク全体がシステム RAM にロードされ、<br />

結果ディスクストリーミングは発生しなくなります。<br />

Sample Buffers(サンプルバッファ)<br />

この設定は <strong>Emulator</strong> X 用に確保する RAM の量(別の言い方をすると RAM キャッ<br />

シュ内で保持されるバンク内の完全なサンプルの最大数)をコントロールします。<br />

サンプルは演奏された時点でハードディスクから RAM へと読み出されますが、これ<br />

らのサンプルを再び演奏した時点でまだ RAM 上に残っていれば再度ハードディスク<br />

から読み出さずにすみます。ここではディスクアクセスを少なくするための RAM<br />

キャッシュのサイズを設定します。<br />

パフォーマンスと発音数をシステムに最適化する<br />

<strong>Emulator</strong> X の同時発音数は、以下の例を含む様々な要因によって決定されます。<br />

Pre-roll設定(ストリーミングが有効の場合)<br />

Sample Buffers 設定(ストリーミングが有効の場合)<br />

CPU Cap設定 — <strong>Emulator</strong> X が使用できる CPU リソースの量<br />

サンプルのビットデプス — 16 または 24bit(24bit で発音数はより少なくな<br />

ります)<br />

オーディオハードウェアのサンプリング周波数 — 44.1kHz ~ 96kHz(低いサ<br />

ンプリング周波数は CPU 負荷を軽減します)<br />

Ultra-High Precision Interpolation 設定と高ポール数のフィルターを使用する<br />

ことで、発音数はより少なくなります<br />

コンピュータのスピード — CPU 速度、RAM およびハードディスクのアクセ<br />

スタイム<br />

フィルターによる発音数の増減<br />

フィルターなし フィルターによる CPU 負荷はありません<br />

2 ポール 他の 1/2 サンプルを演奏するのに匹敵する CPU 負荷がかかります<br />

4 ポール 他の 3/4 サンプルを演奏するのに匹敵する CPU 負荷がかかります<br />

6 ポール もう 1 サンプルを演奏するのに匹敵する CPU 負荷がかかります<br />

(発音数は半分になります)<br />

12 ポール もう 2 サンプルを演奏するのに匹敵する CPU 負荷がかかります<br />

(発音数は 1/3 になります)<br />

シンセサイズパラメータもまた CPU パワーを消費します。プリセットを作成 / エ<br />

ディットする時にモジュレーションパッチコードを使用する場合、パッチコードの<br />

半分だけを接続していても CPU に負荷がかかりますので、使用していないパッチ<br />

コードはソース、デスティネーションともに "Off" にして下さい。<br />

Tip: サウンドのオー<br />

ディションや新しいバン<br />

クを作成する時は、Preroll<br />

タイムを減らすこと<br />

でより速くロードされる<br />

ようになります。<br />

重厚なシーケンスなどを<br />

演奏する場合は、Pre-roll<br />

タイムを増やします。<br />

Tip: RAM を追加する<br />

ことで、比較的安価かつ<br />

簡単にパフォーマンスを<br />

改善することができます。<br />

より多くの RAM があれ<br />

ば、Pre-roll と Sample<br />

Buffers の値を増やして<br />

ディスクアクセスを減ら<br />

すことができます。<br />

22 <strong>Emulator</strong> X2 リファレンスマニュアル

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