Kwansei Gakuin University Repository - 関西学院大学リポジトリ
Kwansei Gakuin University Repository - 関西学院大学リポジトリ
Kwansei Gakuin University Repository - 関西学院大学リポジトリ
You also want an ePaper? Increase the reach of your titles
YUMPU automatically turns print PDFs into web optimized ePapers that Google loves.
点となる形式(グループ得点形式)を取ったので,いじめられている生徒が発見すれば,いじめてい<br />
る生徒にも得点があるため,互いに協力し合ったように考えられる.<br />
・ パズルの問題は,とても生徒の食いつきがよく,他の授業でもその問題を考えているくらい熱中し<br />
ていた.解答が出た場合,グループの生徒にも披露することも良かったように考えられる.<br />
・ どの生徒がどの問題を受け持つか,今後の得点とも絡んでくるため真剣に取り組むことができた.<br />
(2)エクセルによるレジ問題<br />
授業回数:2回<br />
使用教材:自主教材<br />
授業形態:グループ学習<br />
授業内容:レジ問題の意味<br />
授業目標:レジ問題を解決するためにはどのような情報が必要か,どのように解決すると良いか,問題<br />
形成<br />
項 目:普段目にするレジのようすから,問題を形成していき,何が問題なのか明確にする.また,<br />
ある程度,問題が形成すると,ある仮説のもとにシミュレーションを行い処理速度を求め,<br />
どのような配列が最適か検討する.<br />
実践報告:<br />
・ 内容がとても具体的なものであったため,何が問題なのか,何を問題としているのか詳細について<br />
の説明は極力控えるような授業を行った.そのため,1時間目はグループ内で討論しあって検討す<br />
るような体制となった.教師としては,とても不安感を抱く授業となった.しかし,2時間目から<br />
は教師に頼ることをあきらめ,理解している生徒がリーダー役となって説明するようになった.<br />
・ 理解しだすと,本当に集中して取り組むようになった.最後のレポートにも書かれているように,<br />
どのような振り分けが最適なのか,ゲーム感覚でとても楽しむ取り組むことができた.この単元に<br />
かける授業時数も,2時間は少なすぎ,グリッドの授業の動機付けともかかわるため4時間くらい<br />
は来年度必要であろう.<br />
・ 並ばせ方の例をヒントとして与えたが,この点に関しても授業時数を増やすことが可能であれば,<br />
生徒に考察させると良いように思う.<br />
(3)人間グリッド<br />
授業回数:1回<br />
使用教材:自主教材<br />
授業形態:グループ学習<br />
授業内容:レジ問題の考え方と仮定をPCに移植<br />
授業目標:レジ係を node,購入物を演算子,客を数式,客の振り分け係を head node に対応つけを理解<br />
し,どの数式をどの node へ振り分けると最も速く処理を完了することが可能であるのか考<br />
察する.また,ネットワークを通し数式が送られることを体験する.この実習では,数式の<br />
流れ方を理解するため,演算をPCにさせるのではなく,生徒自らが計算し問題の内容をよ<br />
り深めさせる.<br />
項 目:<br />
・ 与えられた数式を,ネットワークを利用して,異なる node へ振り分けることが初めての経験でとて<br />
28