Kwansei Gakuin University Repository - 関西学院大学リポジトリ
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きを習得できている生徒でも,成績は単調増加するわけではなく,何回かプラトー(高原状態)を経<br />
て,成績が上がっていった.その主な上昇の傾向は,滑らかに上昇していくのではなく,突如,す<br />
ごく良い成績となる傾向にあった.あまり成績が上昇しないから意欲を無くす生徒も多くいるが,<br />
このグラフを見せることにより,続けて練習するよう指導していった.<br />
・ 最後5回目に3種類の新しい問題を作成し,30分間のテストを行った.<br />
(3)ワードとエクセル<br />
授業回数:14時間<br />
使用教材:テキスト 『30時間でマスター Word & Excel 2003』(実教出版,2004 年)<br />
授業形態:個人学習<br />
授業目標:ワードとエクセルの基本操作の習得<br />
項 目:各時間習得内容を詳細に設定<br />
実践報告:<br />
・ 生徒全員が利用できる提示用フォルダ内に各時間習得内容が記載されたファイル「1 学期 Word 評価<br />
ポイント&作成アドバイス」,「1 学期 Excel 評価ポイント&作成アドバイス」をおき,それを参考<br />
にしながら生徒は自らその指示に従って課題を完成させるシステムをとった.評価するとき,生徒<br />
にすでにどのようなところを採点するか連絡しているので,とても明確に採点することが可能であ<br />
った.<br />
・ この教材内容は,とても熱心に取り組むことができた.しかし一方で,経験の差が大きく影響を及<br />
ぼし,設定した1時間ごとの作業目標を短時間で達成するものもいれば,数時間かかってようやく<br />
仕上げる生徒もいた.これら遅進生に対する対処方法は,放課後のメディア教室の利用,また,人<br />
数に応じて昼休みのメディア教室の開放で対処した.<br />
・ ワードとエクセルに関する35分間テストを行った.約 260 名の生徒が 40 点以上の得点を取る一方<br />
で,1桁台の生徒も存在している.この生徒たちに対する対応が,今後の課題である.<br />
人数<br />
100<br />
90<br />
80<br />
70<br />
60<br />
50<br />
40<br />
30<br />
20<br />
10<br />
0<br />
得点分布<br />
1 2 3 1 2 2 2 1 3 1 1 4 4 1 2<br />
8 4 3 3<br />
24<br />
9 6<br />
12 15 15 22<br />
18<br />
15<br />
11<br />
6 17 20 23 25 28 30 34 36 38 40 42 44 46 48 50<br />
点数<br />
33<br />
20<br />
89<br />
クラス 平均<br />
A 44.1<br />
B 45.6<br />
C 42.4<br />
D 43.2<br />
E 45.6<br />
F 42.3<br />
G 44.9<br />
総計 44.0