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JAEA-Review-2010-014.pdf:27.34MB - 日本原子力研究開発機構

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<strong>JAEA</strong>-<strong>Review</strong> <strong>2010</strong>-014<br />

12 月 7 日実施)に伴う湧水の影響と考えられる。他方,MSB-4 号孔の区間 6(土岐夾炭累層)および区間<br />

7(花崗岩)においても 9 月頃に水頭の低下が認められた。これは MSB-4 号孔での水頭低下は深度 300m<br />

アクセス坑道掘削のための先行ボーリング孔掘削(2008 年 9 月 24 日~2008 年 10 月 23 日実施)に伴う<br />

湧水の影響のためと考えられる。これらのことは,それぞれのボーリング孔において両方のイベントの影<br />

響を受けていないことから,主立坑沿いの断層の両側で水理学的な応答が異なることと整合的である。<br />

図 4.1.4-5 MSB-2 号孔および MSB-4 号孔での水頭分布<br />

MSB-2 号孔および MSB-4 号孔での水質モニタリング結果の一部について,図 4.1.4-6 に示す。水質<br />

モニタリングは MP システムを利用してバッチ式採水を実施し,地下水試料を採取,分析している。<br />

MSB-2 号孔,MSB-4 号孔それぞれにおいて,研究坑道掘削の影響で間隙水圧が低下し,採水できない<br />

区間が生じているため,水圧観測を実施している全区間での水質モニタリングはできていない。水質モニ<br />

タリングの結果,ナトリウムイオン濃度については MSB-2 号孔の区間 1 以外の全てのモニタリング区間に<br />

おいて変化が見られた。また,塩化物イオン濃度についても,Na-Cl 型地下水が分布する両孔の区間 4<br />

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