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JAEA-Review-2010-014.pdf:27.34MB - 日本原子力研究開発機構

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two shafts depth (m)<br />

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<strong>JAEA</strong>-<strong>Review</strong> <strong>2010</strong>-014<br />

Main shaft Vebtilation shaft 04ME01<br />

図 4.1.3-17 研究所用地内の地下水位および立坑掘削深度<br />

2)モデル化・解析<br />

①水理地質構造モデルの構築および地下水流動解析<br />

水理地質構造モデルの妥当性確認およびその更新に関わる方法論を整備することを目的として,水<br />

理地質構造モデルの構築および地下水流動解析を継続的に実施している。<br />

具体的には,地表および研究坑道から掘削したボーリング孔での長期水圧モニタリングなどから得ら<br />

れる情報に基づきサイトスケールおよびブロックスケールの水理地質構造モデルのキャリブレーションを<br />

行うとともに,このモデルに基づく地下水流動解析を実施した。さらに,研究坑道の掘削に伴う地下水位<br />

分布や水頭分布の変化,研究坑道における湧水量や湧水区間などを予測評価するために,更新された<br />

水理地質構造モデルを用いて地下水流動解析を実施した。これらは,研究坑道の設計・施工への情報<br />

提供および研究坑道の掘削に伴う地下水流動場の変化を用いたモデルキャリブレーションに必要な調<br />

査項目や仕様を抽出すること(第 2 段階での調査計画策定への情報提供)を目的としたものである。<br />

これまで,第 2 段階における調査研究では,研究坑道掘削時の湧水量が計測されてきているとともに,<br />

それに関連した水圧変化が周辺ボーリング孔で観測されている。この水圧変化は,研究坑道掘削に伴う<br />

比較的長期間のトレンドを有する変化と,発破や一時的な湧水量の増加に伴う短期間の変化が認められ<br />

ている。また,地震による影響も観測されている。さらには,地表での高精度傾斜計による研究坑道掘削<br />

に伴う地表面の微小な変位が観測されている。<br />

2008 年度は,これらのデータに基づき水理地質構造モデルのキャリブレーションを実施した。具体的<br />

には,2007 年度の地質・地質構造に関する調査研究において更新された地質構造モデル(Substage200<br />

モデル)を基に水理地質構造モデルを構築し(図 4.1.3-18),研究坑道を深度 300m まで掘削した際の研<br />

究坑道への湧水量や水圧低下量の観測値を用いてモデルのキャリブレーションを行った。キャリブレー<br />

ションの際には,土岐花崗岩中の不連続構造の透水性や,覆工コンクリートなどの人工構造物やグラウト<br />

などの様々な影響を受けていると考えられる研究坑道近傍の透水性(スキン効果)に着目した。<br />

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192.00<br />

191.00<br />

190.00<br />

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188.00<br />

187.00<br />

186.00<br />

185.00<br />

04ME01 Water level (m)

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