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JAEA-Review-2010-014.pdf:27.34MB - 日本原子力研究開発機構

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<strong>JAEA</strong>-<strong>Review</strong> <strong>2010</strong>-014<br />

水量および研究坑道内の総湧水量の変化が対応していないことが確認できる。そこで,定期的に行って<br />

いる手動での湧水量の計測結果と主立坑の WR1 の計測結果を比較したところ,両者の間に大きな違い<br />

があり,2008 年 7 月 14 日以降については,主立坑の WR1の湧水量が正しく計測できていない事が確認<br />

された。この原因の一つとして,研究坑道内で排水に用いられているホースでの目詰まりが確認されてい<br />

ることから,主立坑の WR1 と熱線式流量計を連結しているホースにも同様の現象が起こっていることが想<br />

定される。100m ごとに設置している電磁流量計(深度 200m における換気立坑では超音波式流量計)の<br />

計測値と,その流量計へつながる熱線式流量計の総和と算出したい集水リングに連結する熱線式流量<br />

計の計測値の比を乗じることで集水リングの湧水量を算出した。例として以下に,深度 100m までの集水リ<br />

ングの湧水量の計算式を示す。<br />

QWR1’= {QWR1 / (QWR1+ QWR2 + QWR3 + QWR4)}×QMG3 (4.1.3)<br />

QWR1’:算出された主立坑の WR1の湧水量<br />

QWR1~QWR4:熱線式流量計による湧水量の計測値 QWR1+ QWR2 + QWR3 + QWR4:熱線式流量計から求められる湧水量の総和 QMG3:電磁流量計 MG3 による湧水量の計測値<br />

以上の方法で計算した主立坑および換気立坑に設置した集水リングに集まる湧水量を図 4.1.3-4,図<br />

4.1.3-5 に示す。<br />

湧水量(m 3 d -1 )<br />

湧水量(m 3 d -1 )<br />

90<br />

60<br />

30<br />

0<br />

2008年4月 2008年6月 2008年9月 2008年12月 2009年3月<br />

250<br />

200<br />

150<br />

100<br />

50<br />

WR1 WR2 WR3 WR4 WR5 WR6 WR6(1) WR7 WR8<br />

図 4.1.3-4 主立坑における集水リングに集まる湧水量<br />

WR1 WR2 WR3 WR4 WR5 WR6 WR7 WR8<br />

0<br />

2008年4月 2008年6月 2008年9月 2008年12月 2009年3月<br />

図 4.1.3-5 換気立坑における集水リングに集まる湧水量<br />

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