JAEA-Review-2010-014.pdf:27.34MB - 日本原子力研究開発機構
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<strong>JAEA</strong>-<strong>Review</strong> <strong>2010</strong>-014<br />
図 2.4-4 研究所用地における第 1 段階から第 2 段階にいたる調査研究の進め方 6)<br />
それぞれの空間スケールにおいて,繰り返しアプローチを適用して調査研究を合理的に進めていくた<br />
めには,繰り返しアプローチにおける「調査」→「データの解釈」→「モデル化・解析」の具体的な道すじを<br />
示すことが重要と考えられる。本計画では,海外のサイト特性調査の事例 7) を参考にして,第 2 段階にお<br />
ける個別目標および課題の達成に向けた,調査から概念化/モデル化/シミュレーションに至る系統的<br />
なデータの流れを記述・整理した統合化データフロー 8) を構築し,この統合化データフローに基づいて調<br />
査研究を進めている。図 2.4-5 に第 2 段階の調査研究のために構築した統合化データフローの例を示<br />
す。<br />
この統合化データフローは,地下施設の設計・施工および安全評価の観点から整理した調査研究の<br />
個別目標と課題に対して,第 1 段階の調査研究の成果に加えて,坑道内から想定される調査の種類と組<br />
み合わせ,取得するデータの種類,データの解釈および異なる分野で得られた情報の統合など,実際の<br />
作業の流れに沿って基本的な調査研究の進め方を示したものである。調査研究の進展に伴って蓄積さ<br />
れた科学的・技術的知見を踏まえて統合化データフローの妥当性を評価し,さらにその最適化および詳<br />
細化を段階的に図ることにより,地層処分にとって重要な地質環境特性を理解するための体系化された<br />
調査・評価技術が整備されることになる。<br />
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