JAEA-Review-2010-014.pdf:27.34MB - 日本原子力研究開発機構
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体積変化領域<br />
解析モデル<br />
体積変化領域:Δν<br />
<strong>JAEA</strong>-<strong>Review</strong> <strong>2010</strong>-014<br />
図 5.1.3-1.解析モデルおよび順解析結果(地表面傾斜量)<br />
断層がない場合<br />
傾斜計<br />
断層がない場合<br />
- 95 -<br />
断層<br />
Vertical fault<br />
断層がある場合<br />
ケース(a) ケース(b) 図中→は過大に<br />
推定された体積変化領域<br />
図 5.1.3-2.逆解析結果<br />
④財団法人 電力中央研究所:瑞浪超深地層研究所周辺の水理・物質移動特性評価に関する研究<br />
地下水の滞留時間を推定する手法の構築を目的として,研究所用地周辺のボーリング孔を利用して,<br />
地下水の採取および地下水中の放射性元素( 3H, 14C, 36Cl)や希ガス濃度の測定を行った。2008 年度は<br />
地下水の流出域に位置するボーリング孔(MSB-4 号孔:図 4.1.3-6,DH-12 号孔:付録図 A-1)を対象と<br />
して調査を行った。その結果,以下のことが明らかとなった。<br />
・ 地下水流動の上流側から下流側に向かうにつれ,地下水の 14C 年代が古くなる。<br />
・ 地下水中の 3He/ 4He 比から算出した年代と 14C 年代を比較した結果,両者が概ね一致する。<br />
以上のことより,地下水中の放射性同位体を利用した年代測定は,独立に実施した地下水流動解析<br />
結果の妥当性を確認するために有効な手法であると考えられる。<br />
また,岩盤中での物質移行特性を把握するための手法の構築を目的として,瑞浪超深地層研究所で<br />
の適用試験の実施に向けた技術情報の交換を実施し,試験位置などの検討を行った。