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台湾のGHS分類基準について

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台 湾 のGHS 分 類 基 準 について<br />

中 央 労 働 災 害 防 止 協 会 労 働 衛 生 調 査 分 析 センター<br />

日 本 ケミカルデータベース㈱<br />

技 術 顧 問 佐 野 弘<br />

作 者 提 及 日 本 以 往 用 GHS 建 議 書 失 敗 經 驗 , 期 望 我 國 不 要 重<br />

蹈 覆 轍 交 換 意 見 。<br />

本 文 之 中 譯 文 、 將 在 近 期 中 刊 登 在 本 協 會 月 刊


台 湾 のGHS 分 類 基 準 について<br />

中 央 労 働 災 害 防 止 協 会 労 働 衛 生 調 査 分 析 センター<br />

日 本 ケミカルデータベース㈱ 技 術 顧 問<br />

佐 野<br />

弘<br />

1. 国 連 GHS 勧 告 に 示 された 危 険 有 害 性 区 分 については、”Building block approach” ( 選 択 可 能<br />

方 式 )によって、 各 国 はそれぞれの 国 のシステムにGHSを 全 面 的 に 採 用 する 必 要 は 必 ずしもなく、<br />

どの 部 分 を 取 り 入 れるかは 各 国 で 自 由 に 選 択 することができる。(§1.1.3.1.5)<br />

このままであれば、GHSの 目 的 である 世 界 的 調 和 にはならないことになるが、 最 近 の 動 きをみると、<br />

新 しく 法 規 制 でGHSシステムを 採 用 する 国 は、Building block approachにより 危 険 有 害 性 区 分<br />

の 選 択 的 採 用 を 行 うが、その 内 容 はEUが2008 年 にREACH 関 連 のCPL 規 則 (EU) 1272/2008で<br />

選 択 したシステムに 収 斂 しつつある。<br />

2. 国 連 GHS 勧 告 では、いくつかの 危 険 有 害 性 区 分 に 対 して、 混 合 物 分 類 基 準 となる “Cut-off value<br />

/concentration limits”( 管 制 値 / 濃 度 限 界 値 )が 示 されている。 各 国 所 管 官 庁 は、 混 合 物 の 分 類<br />

に 考 慮 すべき 濃 度 の 限 界 値 としての “Cut-off value” ( 管 制 値 )と、 混 合 物 の 基 準 値 としての<br />

“Concentration limits” ( 濃 度 限 界 )を 選 択 しなければならない。<br />

国 連 勧 告 で2つの“Cut-off value/concentration limits” が 示 されている 危 険 有 害 性 区 分 に<br />

ついて、EUは2008 年 にREACH 関 連 規 則 の 中 で、 混 合 物 の 分 類 のための“Concentration<br />

limits”( 濃 度 限 界 )として、いずれも 高 い 方 の 数 値 を 採 用 した。また、EUは2つの“Cut-off<br />

value/concentration limits” の 内 、 低 い 方 の 数 値 を “Cut-off value”( 管 制 値 )とし、 濃 度<br />

限 界 以 下 の 濃 度 で 混 合 物 中 に 存 在 する 成 分 でGHSの 危 険 有 害 性 に 該 当 するものについては、<br />

その 物 質 の 名 称 、 分 類 区 分 および 濃 度 をMSDSに 記 載 することを 求 めている。<br />

現 時 点 でGHSを 法 規 制 の 中 に 取 り 入 れようとしている 国 ( 韓 国 、マレーシア、シンガポール)では、<br />

EUとほぼ 同 じ 方 式 の 混 合 物 分 類 濃 度 限 界 “Concentration limits” を 選 択 しようとしている。<br />

2


3. 日 本 は、2006 年 に 労 働 安 全 衛 生 法 にGHSシステムを 取 れた 段 階 では、 “Cut-off value/<br />

concentration limits” について、 国 としての 方 針 を 何 も 決 めないでスタートした。 厚 生 労 働 省 は<br />

労 働 安 全 衛 生 法 の 裾 切 り 値 (Cut-off value)は 定 めたが、 混 合 物 の 分 類 基 準 (concentration<br />

limits) は、 事 業 者 の 自 己 責 任 による 選 択 に 任 せたので、 各 社 の 混 合 物 製 品 のGHS 分 類 に 混 乱<br />

が 生 じた。 各 社 は 二 つの 基 準 値 の 内 、 低 い 方 の 数 値 を 安 全 サイドとして 分 類 濃 度 限 界 に 採 用 して、<br />

各 社 製 品 のGHS 分 類 およびそれに 基 づくラベル・MSDSの 作 成 を 行 った。<br />

日 本 も、GHS 分 類 基 準 の 世 界 的 な 調 和 の 方 向 と、 自 国 の 企 業 の 国 際 的 な 競 争 力 を 考 慮 して、2008<br />

年 にGHS 分 類 の 基 準 となる 標 準 規 格 (JIS)を 制 定 し、 分 類 に 考 慮 すべき 濃 度 “Cut-off value”と<br />

混 合 物 分 類 ののど 限 界 “concentration limits” はEUとほぼ 同 じ 方 式 を 採 用 することとした。<br />

2009 年 に 新 しい「GHS 分 類 JIS」が 発 行 されると、 日 本 の 企 業 は、すべての 製 品 についてGHS 分 類<br />

とラベル・MSDSの 見 直 しを 行 わなければならない。<br />

4. 台 湾 は、2008 年 に「 危 険 物 と 有 害 物 表 示 及 び 周 知 規 則 ( 略 称 “ 新 周 知 規 則 ”)」 を 改 正 して、 危 険<br />

有 害 物 質 の 分 類 ・ 表 示 にGHSのシステムを 取 り 入 れたが、GHSの 基 準 として 民 国 国 家 規 格 CNS<br />

15030-Z1051に 基 づいている。<br />

民 国 国 家 規 格 CNS15030-Z1051は、GHS 勧 告 改 訂 2 版 に 対 応 しているが、 Cut-off value/<br />

concentration limits” の 選 択 については、 所 管 官 庁 が 決 めるとしたGHS 勧 告 書 の 文 書 のままで、<br />

国 としての 管 制 値 / 濃 度 限 界 についての 方 針 が 示 されていない。<br />

このままでGHSシステムが 実 施 されると、 混 合 物 のGHS 分 類 および 表 示 ・MSDS 作 成 に 関 して、<br />

2006 年 に 日 本 が 経 験 したことと 同 じ 混 乱 が 生 じることとなる。 他 の 国 よりも 厳 しい 基 準 を 設 定 した<br />

ことにより 自 国 の 企 業 が 国 際 的 な 競 争 力 において 不 利 な 状 況 になることを 避 けることと、GHS 分 類<br />

基 準 の 世 界 的 な 調 和 の 方 向 に 合 わせた 管 制 値 と 濃 度 限 界 の 設 定 が 必 要 である。<br />

3


E U<br />

・EUはREACH 規 則 (2007 年 6 月 から 実 施 ) の 中 でGHSに 対 応 する。<br />

Regulation (EC) No 1907/2006 of the European Parliament and of the Council of 18 December<br />

2006, concerning the Registration, Evaluation, Authorisation and Restriction of Chemicals<br />

(REACH), establishing a European Chemicals Agency, amending Directive 1999/45/EC and<br />

repealing Council Regulation (EEC) No 793/93 and Commission Regulation (EC) No 1488/94 as<br />

well as Council Directive 76/769/EEC and Commission Directives 91/155/EEC, 93/67/EEC,<br />

93/105/EC and 2000/21/EC. OJ L 396, 30.12.2006, p. 1–849 (EN)<br />

・GHS 対 応 規 則 (CLP 規 則 2008 年 12 月 欧 州 議 会 ・ 理 事 会 で 承 認 )<br />

Regulation (EC) No 1272/2008 of the European Parliament and of the Council of 16 December<br />

2008 on classification, labelling and packaging of substances and mixtures, and amending<br />

and repealing Directive 67/548/EEC and 1999/45/EC, and amending Regulation (EC)<br />

No 1907/2006. (Dec. 31 2008)<br />

http://eur-ex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=OJ:L:2008:353:0001: 1355:EN:PDF<br />

・GHSガイダンスドキュメント(RIP 3.6 保 留 中 )<br />

RIP 3 : 産 業 界 のためのテクニカルドキュメント<br />

RIP 3.6: Guidance on Classification and Labeling under Global Harmonized System.<br />

“Building block” による 分 類 区 分 の 選 択<br />

・CLP 規 則 でEUは “ 混 合 物 分 類 限 界 値 ” の 選 択 の 方 針 を 示 した。<br />

ラベル 表 示 およびSDS 作 成 方 法<br />

4


EU CLP 規 則 (REGULATION (EC) No 1272/2008) 第 2 条 定 義<br />

-31 ‘cut-off value’ means a threshold of any classified impurity, additive<br />

or individual constituent in a substance or in a mixture, above which<br />

threshold these shall be taken into account for determining if the<br />

substance or the mixture, respectively, shall be classified;<br />

カットオフ 値 (cut-off value)は、その 閾 値 より 上 で、 物 質 / 混 合 物 の 分 類 を 決 定<br />

するために 考 慮 しなければならない、その 物 質 / 混 合 物 中 のあらゆる 分 類 された<br />

不 純 物 / 添 加 物 / 個 別 成 分 の 閾 値 ;<br />

-32 ‘concentration limit’ means a threshold of any classified<br />

impurity, additive or individual constituent in a substance or in a<br />

mixture that may trigger classification of the substance or the mixture,<br />

respectively;<br />

濃 度 限 界 (concentration limit)は、 物 質 / 混 合 物 の 分 類 に 導 く 物 質 / 混 合 物 中<br />

のあらゆる 分 類 された 不 純 物 / 添 加 物 / 個 別 成 分 の 閾 値 ;<br />

訳 :「JETOC 特 別 資 料 No. 256」 平 成 21 年 3 月<br />

5


“Building block”による 分 類 区 分 の 選 択<br />

採 用 しない 区 分 : 可 燃 性 液 体 区 分 4、<br />

急 性 毒 性 区 分 5、<br />

皮 膚 刺 激 性 区 分 3、<br />

吸 引 性 呼 吸 器 有 害 性 区 分 2、<br />

水 生 環 境 有 害 性 急 性 区 分 2、 区 分 3。<br />

追 加 する 区 分 : オゾン 層 破 壊 物 質 。<br />

“ 混 合 物 分 類 限 界 値 ”の 選 択<br />

・SDS 危 険 有 害 性 分 類 とラベル 表 示 の 分 類 のための 濃 度 限 界 値 は 同 一 水 準 を 採 用<br />

・ 二 つの 水 準 がある 有 害 性 区 分 は、 全 て 高 い 方 の 水 準 を 採 用<br />

呼 吸 器 感 作 性 ・ 皮 膚 感 作 性 、<br />

発 がん 性 区 分 2、<br />

生 殖 毒 性 区 分 1、 区 分 2、 追 加 区 分<br />

特 定 標 的 臓 器 毒 性 ( 単 回 暴 露 ・ 反 復 暴 露 ) 区 分 1、 区 分 2<br />

・ 二 つのカットオフ 値 / 濃 度 限 界 値 がある 有 害 性 区 分 で、その 区 分 に 該 当 する 物 質 が、 二 つの<br />

水 準 の 中 間 の 濃 度 で 混 合 物 に 含 まれる 場 合 には、 有 害 物 質 が 含 まれる 旨 の 注 意 書 きをSDS<br />

に 入 れる。<br />

6


“Building block” による 分 類 区 分 の 選 択<br />

GHS 勧 告<br />

E U<br />

EU CLP 規 則<br />

急 性 毒 性 区 分 1 区 分 2 区 分 3 区 分 4 区 分 5 区 分 1 区 分 2 区 分 3 区 分 4<br />

皮 膚 腐 食 性 / 刺 激 性 区 分 1 区 分 2 区 分 3 区 分 1 区 分 2<br />

眼 損 傷 性 / 眼 刺 激 性 区 分 1 区 分 2A 区 分 2B 区 分 1 区 分 2<br />

呼 吸 器 感 作 性 区 分 1 区 分 1<br />

皮 膚 感 作 性 区 分 1 区 分 1<br />

生 殖 毒 性 変 異 原 性 区 分 1A 区 分 1B 区 分 2 区 分 1A 区 分 1B 区 分 2<br />

発 がん 性 区 分 1A 区 分 1B 区 分 2 区 分 1A 区 分 1B 区 分 2<br />

生 殖 毒 性 区 分 1A 区 分 1B 区 分 2 追 加 区 分 区 分 1A 区 分 1B 区 分 2 追 加 区 分<br />

TOST( 単 回 暴 露 ) 区 分 1 区 分 2 区 分 3 区 分 1 区 分 2 区 分 3<br />

TOST( 反 復 暴 露 ) 区 分 1 区 分 2 区 分 1 区 分 2<br />

吸 引 性 呼 吸 器 有 害 性 区 分 1 区 分 2 区 分 1<br />

水 生 環 境 毒 性 ・ 急 性 区 分 1 区 分 2 区 分 3 区 分 1<br />

水 生 環 境 毒 性 ・ 慢 性 区 分 1 区 分 2 区 分 3 区 分 4 区 分 1 区 分 2 区 分 3 区 分 4<br />

(オゾン 層 破 壊 物 質 ) 区 分 1


日 本<br />

行 政<br />

関 係 省 庁 連 絡 会 議<br />

GHS 国 連 勧 告 の 翻 訳<br />

( 1 st Ver.)<br />

( 1 St Rev.)<br />

( 2 nd Rev.)<br />

標 準 GHS 分 類 実 施<br />

厚 生 労 働 省<br />

(’04/5)<br />

(’06/5)<br />

(’08/3)<br />

GHS 分 類 マニュアル<br />

技 術 指 針 ( 単 一 化 学 品 )<br />

(’05/4)<br />

安 衛 法 改 正 (’06/12 施 行 )<br />

モデルMSDS 作 成 ・ 公 開<br />

混 合 物 SDS 作 成 セミナー<br />

経 産 省 ・ 厚 労 省 ・ 環 境 省<br />

GHS 分 類 基 準 の 策 定<br />

(’05/5-’06/6)<br />

(’06/7)<br />

(’05/12-’06/6)<br />

(’08/3)<br />

日 化 協 ・ 規 格 協 会<br />

MSDS JIS Z 7250-2005 改 正<br />

ラベル JIS Z 7251-2006 制 定<br />

日 化 協<br />

分 類 ・ 表 示 ・MSDS 作 成 指 針 作 成<br />

( 単 一 化 学 品 ・ 混 合 物 )<br />

事 業 者<br />

GHS 分 類 実 施<br />

( 単 一 化 学 品 ・ 混 合 物 )<br />

ラベル 変 更<br />

協 会 ・ 事 業 者<br />

(’06/3)<br />

ラベル 要 素 ( 絵 表 示 、 注 意 喚 起 語 、 危 険<br />

有 害 性 情 報 、 注 意 書 き)<br />

MSDS 修 正<br />

日 化 協 ・ 規 格 協 会<br />

GHS 分 類 JIS Z 7252-2009 制 定<br />

日 化 協<br />

GHS 分 類 ガイダンス 作 成<br />

(’09 年 9 月 )<br />

(’09 年 6 月 )


日 本 工 業 規 格 (JIS)<br />

改 訂 JIS 規 格<br />

「 化 学 物 質 等 安 全 データシート<br />

(MSDS) 第 1 部 : 内 容 及 び 項 目 の 順 序 」<br />

(JIS Z 7250 : 2005)<br />

2005 年 度 12 月 発 行<br />

新 規 JIS 規 格<br />

「GHSに 基 づく 化 学 物 質 等 の<br />

表 示 」<br />

(JIS Z 7251 : 2006)<br />

2006 年 3 月 発 行<br />

新 規 JIS 規 格<br />

「GHSに 基 づく 化 学 物 質 等 の<br />

分 類 方 法 」<br />

(JIS Z 7252 : 2009)<br />

2009 年 9 月 発 行 予 定<br />

JIS<br />

GHSに 基 づく 化 学 物 質 等 の 分 類 方 法<br />

JIS Z XXXX – 2009<br />

平 成 21 年 6 月 日 制 定<br />

日 本 工 業 標 準 調 査 会 審 議<br />

( 日 本 企 画 協 会 発 行 )<br />

( 日 本 語 版 、 英 語 版 ) ( 日 本 語 版 )<br />

9


GHS 分 類 ガイダンスの 作 成<br />

「GHS 分 類 マニュアル」 (GHS 関 係 省 庁 連 絡 会 議 編 ) (2006 年 2 月 改 訂 版 )<br />

+<br />

「GHS 分 類 にかかる 技 術 上 の 指 針 」 (GHS 関 係 省 庁 連 絡 会 議 専 門 家 Gr.) (2005 年 12 月 )<br />

+<br />

「 国 連 GHS 勧 告 ( 改 訂 2 版 )」 (GHS 省 庁 連 絡 会 議 訳 ) (2008 年 3 月 )<br />

+<br />

「GHS 分 類 JIS 標 準 化 原 案 」 (GHS 分 類 基 準 等 の 基 盤 調 査 事 業 報 告 平 成 19 年 度 経 済 産 業 省 委 託 )<br />

“GHS 分 類 ガイダンス” (2009 年 6 月 公 開 予 定 )<br />

「 政 府 向 けGHS 分 類 ガイダンス」 ( 単 一 化 学 物 質 )<br />

「 企 業 向 けGHS 分 類 ガイダンス」 ( 単 一 化 学 物 質 ・ 混 合 物 )<br />

GHS 分 類 マニュアル 等 作 成 検 討 委 員 会 平 成 20 年 度 経 済 産 業 省 委 託 事 業<br />

(オブザーバーとして 環 境 省 ・ 厚 生 労 働 省 ・ 日 本 化 学 工 業 協 会 が 参 加 )<br />

10


「GHS 分 類 標 準 規 格 」の 内 容<br />

GHS 分 類 JIS 標 準 化 原 案<br />

三 菱 総 合 研 究 所 「GHS 分 類 基 準 等 の 基 盤 調 査 事 業 報 告 」( 平 成 19 年 度 経 済 産 業 省 委 託 )<br />

http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/03kanri/H19_GHS_report(standardization).pdf<br />

↓<br />

「GHSに 基 づく 化 学 物 質 等 の 分 類 方 法 」 (JIS Z 7252 : 2009)<br />

日 本 規 格 協 会 2009 年 6 月 発 行 予 定<br />

(GHS 勧 告 第 2 部 ( 物 理 化 学 的 危 険 性 )の 部 分 は 含 まれない)<br />

「GHSに 基 づく 化 学 物 質 等 の 分 類 方 法 」(JIS Z 7252-2009)<br />

“Building block approach” の 適 用 : 危 険 有 害 性 区 分 の 選 択<br />

急 性 毒 性 区 分 5、<br />

皮 膚 腐 食 性 / 刺 激 性 区 分 3、<br />

吸 引 性 呼 吸 器 有 害 性 区 分 2<br />

→ 採 用 しない<br />

11


“Building block” による 分 類 区 分 の 選 択<br />

GHS 勧 告<br />

日 本<br />

GHS 分 類 JIS<br />

急 性 毒 性 区 分 1 区 分 2 区 分 3 区 分 4 区 分 5 区 分 1 区 分 2 区 分 3 区 分 4<br />

皮 膚 腐 食 性 / 刺 激 性 区 分 1 区 分 2 区 分 3 区 分 1 区 分 2<br />

眼 損 傷 性 / 眼 刺 激 性 区 分 1 区 分 2A 区 分 2B 区 分 1 区 分 2A 区 分 2B<br />

呼 吸 器 感 作 性 区 分 1 区 分 1<br />

皮 膚 感 作 性 区 分 1 区 分 1<br />

生 殖 毒 性 変 異 原 性 区 分 1A 区 分 1B 区 分 2 区 分 1A 区 分 1B 区 分 2<br />

発 がん 性 区 分 1A 区 分 1B 区 分 2 区 分 1A 区 分 1B 区 分 2<br />

生 殖 毒 性 区 分 1A 区 分 1B 区 分 2 追 加 区 分 区 分 1A 区 分 1B 区 分 2 追 加 区 分<br />

TOST( 単 回 暴 露 ) 区 分 1 区 分 2 区 分 3 区 分 1 区 分 2 区 分 3<br />

TOST( 反 復 暴 露 ) 区 分 1 区 分 2 区 分 1 区 分 2<br />

吸 引 性 呼 吸 器 有 害 性 区 分 1 区 分 2 区 分 1<br />

水 生 環 境 毒 性 ・ 急 性 区 分 1 区 分 2 区 分 3 区 分 1<br />

水 生 環 境 毒 性 ・ 慢 性 区 分 1 区 分 2 区 分 3 区 分 4 区 分 1 区 分 2 区 分 3 区 分 4


「GHSに 基 づく 化 学 物 質 等 の 分 類 方 法 」(JIS Z 7252-2009) 濃 度 限 界 の 選 択 1<br />

急 性 毒 性 混 合 物 の 分 類 基 準<br />

・ 混 合 物 そのものの 毒 性 データが 得 られる 場 合 : 物 質 の 判 定 基 準 を 適 用 する。<br />

・ 混 合 物 そのものの 急 性 毒 性 試 験 データが 利 用 できないが、 類 似 物 質 について 十 分 な<br />

データ 存 在 する 場 合 の 混 合 物 の 分 類 :「つなぎの 原 則 」 を 適 用 する。<br />

急 性 毒 性 に 適 用 できる「つなぎの 原 則 」<br />

「 希 釈 」、「 製 造 バッチ」、「 有 害 性 の 高 い 混 合 物 の 濃 縮 」<br />

「 一 つの 危 険 有 害 性 区 分 内 での 内 挿 」、「 本 質 的 に 類 似 した 混 合 物 」、「エアゾール」<br />

・ 混 合 物 の 成 分 に 基 づく 混 合 物 の 分 類 ( 加 算 式 )<br />

(a) 毒 性 未 知 の 成 分 が10% 以 下 の 場 合<br />

100<br />

ATEmix = ∑ Ci<br />

ATEi<br />

n<br />

(b) 毒 性 未 知 の 成 分 が10%を 超 える 場 合<br />

100‐(∑C unknown if > 10%)<br />

ATEmix<br />

= ∑<br />

計 算 式 により 求 められた 混 合 物 のATEmix ( 急 性 毒 性 推 定 値 )により 分 類 を 行 う。 ATEは、 物 質 又 は 混 合 物<br />

成 分 の 分 類 のために 次 の 値 を 用 いる:<br />

(i) 利 用 可 能 なLD50 / LC50<br />

(ii) 範 囲 試 験 の 結 果 により 換 算 表 から 適 切 に 得 られた 変 換 値 、または<br />

(iii) 成 分 の 分 類 区 分 に 関 連 して 換 算 表 から 得 られる 適 切 な 変 換 値<br />

混 合 物 の「 考 慮 すべき 成 分 」とは、1% 以 上 の 濃 度 で 存 在 するものである。ただし1%より 低 い 濃 度 で 存 在<br />

する 成 分 が、なお 急 性 毒 性 についての 分 類 に 関 係 する 可 能 性 はないという 条 件 が 必 要 である。<br />

n<br />

Ci<br />

ATEi<br />

13


「GHSに 基 づく 化 学 物 質 等 の 分 類 方 法 」(JIS Z 7252-2009) 濃 度 限 界 の 選 択 2<br />

皮 膚 腐 食 性 / 刺 激 性<br />

・ 混 合 物 の 全 成 分 についてまたは 一 部 の 成 分 だけについてデータが 利 用 できる 場 合 の 混 合 物 の 分 類<br />

[ 混 合 物 を 分 類 するための 成 分 濃 度 ]<br />

各 成 分 の 合 計 による 分 類<br />

[ 加 成 方 式 が 適 用 できない 混 合 物 の 成 分 の 濃 度 ]<br />

混 合 物 を 分 類 するための 成 分 濃 度<br />

皮 膚 腐 食 性<br />

皮 膚 刺 激 性<br />

区 分 1 区 分 2<br />

皮 膚 区 分 1 ≧5%


「GHSに 基 づく 化 学 物 質 等 の 分 類 方 法 」(JIS Z 7252-2009) 濃 度 限 界 の 選 択 3<br />

眼 に 対 する 重 篤 な 損 傷 性 / 眼 刺 激 性<br />

・ 混 合 物 の 全 成 分 についてまたは 一 部 の 成 分 だけについてデータが 利 用 できる 場 合 の 混 合 物 の 分 類<br />

[ 混 合 物 を 分 類 するための 成 分 濃 度 ]<br />

[ 加 成 方 式 が 適 用 できない 混 合 物 の 成 分 の 濃 度 ]<br />

眼 不 可 逆 性 影 響<br />

眼 可 逆 性 影 響<br />

区 分 1 区 分 2<br />

眼 または 皮 膚 区 分 1 ≧3%


「GHSに 基 づく 化 学 物 質 等 の 分 類 方 法 」(JIS Z 7252-2009) 濃 度 限 界 の 選 択 4<br />

皮 膚 感 作 性 / 呼 吸 器 感 作 性<br />

・ 混 合 物 の 全 成 分 についてまたは 一 部 の 成 分 だけについてデータが 利 用 できる 場 合 の 混 合 物 の 分 類<br />

成 分 の 分 類 :<br />

混 合 物 の 分 類 基 準 となる 濃 度 限 界<br />

皮 膚 感 作 性 物 質<br />

呼 吸 器 感 作 性 物 質<br />

すべての 物 理 的 状 態 固 体 / 液 体 気 体<br />

皮 膚 感 作 性 物 質 ≧1.0%( 注 記 1) - -<br />

呼 吸 器 感 作 性 物 質 - ≧1.0%( 注 記 1) ≧0.2%( 注 記 1)<br />

( 注 記 1) 皮 膚 感 作 性 物 質 成 分 または 呼 吸 器 感 作 性 物 質 成 分 が0.1% 以 上 の 濃 度 で 混 合 物 中 に 存 在 する 場 合 には、<br />

MSDSに 当 該 皮 膚 感 作 性 物 質 成 分 または 呼 吸 器 感 作 性 物 質 成 分 に 関 する 情 報 (GHS 区 分 情 報 を 含 む)<br />

と、その 含 有 率 を 示 すものとする。<br />

16


「GHSに 基 づく 化 学 物 質 等 の 分 類 方 法 」(JIS Z 7252-2009) 濃 度 限 界 の 選 択 5<br />

生 殖 細 胞 変 異 原 性<br />

・ 混 合 物 の 全 成 分 についてまたは 一 部 の 成 分 だけについてデータが 利 用 できる 場 合 の 混 合 物 の 分 類<br />

成 分 の 分 類 :<br />

混 合 物 の 分 類 基 準 となる 濃 度 限 界<br />

区 分 1 変 異 原 性 物 質<br />

区 分 2 変 異 原 性 物 質<br />

区 分 1 変 異 原 性 物 質 ≧0.1% -<br />

区 分 2 変 異 原 性 物 質 - ≧1.0%<br />

注 記 上 の 表 の 濃 度 限 界 は, 気 体 ( 体 積 / 体 積 単 位 ) 及 び, 固 体 と 液 体 ( 重 量 / 重 量 単 位 )にも 適 用 する。<br />

17


「GHSに 基 づく 化 学 物 質 等 の 分 類 方 法 」(JIS Z 7252-2009) 濃 度 限 界 の 選 択 6<br />

発 がん 性<br />

・ 混 合 物 の 全 成 分 についてまたは 一 部 の 成 分 だけについてデータが 利 用 できる 場 合 の 混 合 物 の 分 類<br />

成 分 の 分 類 :<br />

混 合 物 の 分 類 基 準 となる 濃 度 限 界 :<br />

区 分 1 発 がん 性 物 質<br />

区 分 2 発 がん 性 物 質<br />

区 分 1 発 がん 性 物 質 ≧0.1% -<br />

区 分 2 発 がん 性 物 質 - ≧1.0%( 注 記 1)<br />

( 注 記 1) 区 分 2の 発 がん 性 物 質 成 分 が0.1% 以 上 の 濃 度 で 混 合 物 中 に 存 在 する 場 合 には、MSDSに 当 該<br />

発 がん 性 物 質 成 分 情 報 (GHS 区 分 情 報 を 含 む)と、その 含 有 率 を 示 すものとする。<br />

18


「GHSに 基 づく 化 学 物 質 等 の 分 類 方 法 」(JIS Z 7252-2009) 濃 度 限 界 の 選 択 7<br />

生 殖 毒 性<br />

・ 混 合 物 の 全 成 分 についてまたは 一 部 の 成 分 だけについてデータが 利 用 できる 場 合 の 混 合 物 の 分 類<br />

成 分 の 分 類 :<br />

区 分 1<br />

生 殖 毒 性 物 質<br />

区 分 1 生 殖 毒 性 物 質 ≧0.3%( 注 1)<br />

混 合 物 の 分 類 基 準 となる 濃 度 限 界 :<br />

区 分 2<br />

生 殖 毒 性 物 質<br />

区 分 2 生 殖 毒 性 物 質 ≧3.0%( 注 1)<br />

授 乳 に 対 するまた<br />

は 授 乳 を 介 した 影<br />

響 の 追 加 区 分<br />

授 乳 期 または 授 乳 を 通 して<br />

の 影 響 のための 追 加 区 分<br />

≧0.3%( 注 1)<br />

( 注 記 1) 区 分 1および 区 分 2の 生 殖 毒 性 成 分 あるいは 授 乳 に 対 するまたは 授 乳 を 通 しての 影 響 のための 追 加 区 分<br />

に 分 類 される 物 質 成 分 が0.1% 以 上 の 濃 度 で 混 合 物 中 に 存 在 する 場 合 には、MSDSに 当 該 生 殖 毒 性 成 分<br />

あるいは 授 乳 に 対 するまたは 授 乳 を 通 しての 影 響 のための 追 加 区 分 に 分 類 される 物 質 成 分 に 関 する 情 報<br />

(GHS 区 分 情 報 を 含 む)と、その 含 有 率 を 示 すものとする。<br />

19


「GHSに 基 づく 化 学 物 質 等 の 分 類 方 法 」(JIS Z 7252-2009) 濃 度 限 界 の 選 択 8<br />

特 定 標 的 臓 器 毒 性 ( 単 回 暴 露 )<br />

・ 混 合 物 の 全 成 分 についてまたは 一 部 の 成 分 だけについてデータが 利 用 できる 場 合 の 混 合 物 の 分 類<br />

成 分 の 分 類<br />

混 合 物 の 分 類 基 準 となる 濃 度 限 界 :<br />

区 分 1 区 分 2<br />

区 分 1 標 的 臓 器 毒 性 物 質 ≧10% ( 注 記 1) 1.0%≦ 成 分


「GHSに 基 づく 化 学 物 質 等 の 分 類 方 法 」(JIS Z 7252-2009) 濃 度 限 界 の 選 択 9<br />

特 定 標 的 臓 器 毒 性 ( 反 復 暴 露 )<br />

・ 混 合 物 の 全 成 分 についてまたは 一 部 の 成 分 だけについてデータが 利 用 できる 場 合 の 混 合 物 の 分 類<br />

成 分 の 分 類<br />

混 合 物 の 分 類 基 準 となる 濃 度 限 界 :<br />

区 分 1 区 分 2<br />

区 分 1 標 的 臓 器 毒 性 物 質 ≧10% ( 注 記 1) 1.0%≦ 成 分


「GHSに 基 づく 化 学 物 質 等 の 分 類 方 法 」(JIS Z 7252-2009) 濃 度 限 界 の 選 択 10<br />

吸 引 性 呼 吸 器 有 害 性<br />

・ 混 合 物 の 全 成 分 についてまたは 一 部 の 成 分 だけについてデータが 利 用 できる 場 合 の 混 合 物 の 分 類<br />

区 分 1: 区 分 1に 分 類 される 物 質 を10%またはそれ 以 上 含 み、かつ40℃で 測 定 した 動 粘 性 率 が<br />

20.5 mm 2 /s 以 下 である 混 合 物<br />

22


「GHSに 基 づく 化 学 物 質 等 の 分 類 方 法 」(JIS Z 7252-2009) 濃 度 限 界 の 選 択 11<br />

水 生 環 境 有 害 性<br />

・ 混 合 物 の 全 成 分 についてまたは 一 部 の 成 分 だけについてデータが 利 用 できる 場 合 の 混 合 物 の 分 類<br />

(A) 急 性 毒 性 または 慢 性 毒 性 に 分 類 された 成 分 の 加 算 式 (additivity formula)により 求 められた 毒 性 計 算 値<br />

(LC 50<br />

、EC 50<br />

)により 分 類 する。<br />

( 急 性 毒 性 )<br />

∑Ci<br />

L ( E ) C 50m<br />

= ∑<br />

(B) 急 性 毒 性 または 慢 性 毒 性 に 分 類 された 成 分 の 加 算 法 (summation method)による 分 類 。<br />

分 類 される 成 分 の 合 計<br />

n<br />

Ci<br />

L ( E ) C 50i<br />

[ 改 定 3 版 で 追 加 ]<br />

( 慢 性 毒 性 )<br />

混 合 物 の 分 類<br />

急 性 1×M a ≧25% 急 性 1<br />

(M×10× 急 性 1)+ 急 性 2 ≧25% 急 性 2<br />

(M×100× 急 性 1)+(10× 急 性 2)+ 急 性 3 ≧25% 急 性 3<br />

分 類 される 成 分 の 合 計<br />

混 合 物 の 分 類<br />

慢 性 1×M a ≧25% 慢 性 1<br />

(M×10× 慢 性 1)+ 慢 性 2 ≧25% 慢 性 2<br />

(M×100× 慢 性 1)+(10× 慢 性 2)+ 慢 性 3 ≧25% 慢 性 3<br />

慢 性 1+ 慢 性 2+ 慢 性 3+ 慢 性 4 ≧25% 慢 性 4<br />

注 a M: 毒 性 乗 率<br />

23


台 湾<br />

・ 毒 物 化 学 物 質 管 理 法 (1986 年 11 月 26 日 施 行 ) 第 17 条<br />

「 毒 性 化 学 物 質 の 容 器 、 包 装 、 取 扱 場 所 、 施 設 における 表 示 及 び 物 質 安 全 資 料 表 設 置 要 点<br />

( 略 称 “ 改 正 要 点 ”)」 (1998 年 5 月 5 日 施 行 、2000 年 2 月 改 正 )<br />

・ 労 工 安 全 衛 生 法 (1974 年 4 月 16 日 施 行 ) 第 5 条 ・ 第 7 条<br />

「 危 険 物 と 有 害 物 表 示 及 び 周 知 規 則 ( 略 称 “ 新 周 知 規 則 ”)」 (2008 年 10 月 改 正 )<br />

分 類 ・ 表 示 は “ 改 正 要 点 ” “ 新 周 知 規 則 ”とも 民 国 国 家 規 格 CNS15030-Z1051に 基 づいている。<br />

民 国 国 家 規 格 CNS15030-Z1051はGHS 勧 告 改 訂 2 版 に 対 応 している(2008 年 12 月 改 訂 )。<br />

・ “ 周 知 規 則 ” 改 正 公 布 、 分 類 ・ 表 示 にGHS 方 式 を 採 用 (2007 年 10 月 19 日 ) 。<br />

施 行 :2008 年 12 月 31 日 。<br />

分 類 区 分 :GHS 勧 告 改 訂 2 版 と 同 じ。 混 合 物 分 類 の 濃 度 限 界 に 関 する 台 湾 としての 選 択 を<br />

行 っていない。<br />

対 象 物 質 : 毒 物 化 学 物 質 管 理 法 の 毒 性 化 学 物 質 ( 約 250 種 ) 及 びこれらを 含 む 混 合 物 。<br />

労 工 安 全 衛 生 法 ( 周 知 規 則 ): 危 険 物 ・ 有 害 物 及 びこれらを 含 む 混 合 物 。<br />

・ “ 周 知 規 則 ” 「 第 1 段 階 優 先 適 用 物 質 」(1062 物 質 )の 指 定 (2008 年 12 月 31 日 公 告 )。<br />

ただし、 適 用 には2009 年 末 までの 猶 予 期 間 を 認 める 指 導 がされている。<br />

24


台 湾 「 民 国 国 家 規 格 化 学 品 分 類 及 標 示 CNS15030-Z1051」<br />

総 則<br />

CNS15030<br />

爆 炸 物<br />

CNS15030-1<br />

易 燃 氣 體<br />

CNS15030-2<br />

易 燃 氣 膠 (エアゾール) CNS15030-3<br />

氧 化 性 ( 酸 化 性 ) 氣 體 CNS15030-4<br />

高 壓 氣 體<br />

CNS15030-5<br />

易 燃 液 體<br />

CNS15030-6<br />

易 燃 固 體<br />

CNS15030-7<br />

自 反 應 物 質<br />

CNS15030-8<br />

發 火 性 液 體<br />

CNS15030-9<br />

發 火 性 固 體<br />

CNS15030-10<br />

自 熱 ( 自 然 発 火 性 ) 物 質 CNS15030-11<br />

禁 水 性 物 質<br />

CNS15030-12<br />

氧 化 性 ( 酸 化 性 ) 液 體 CNS15030-13<br />

氧 化 性 ( 酸 化 性 ) 固 體 CNS15030-14<br />

有 機 過 氧 化 物 CNS15030-15<br />

金 属 腐 蝕 物<br />

CNS15030-16<br />

急 毒 性 物 質<br />

CNS15030-17<br />

腐 蝕 / 刺 激 皮 膚 物 質 CNS15030-18<br />

嚴 重 損 傷 / 刺 激 眼 晴 性 CNS15030-19<br />

呼 吸 道 或 皮 膚 過 敏 物 質 CNS15030-20<br />

生 殖 細 胞 致 突 変 性 物 質 CNS15030-21<br />

致 癌 物 質<br />

CNS15030-22<br />

生 殖 毒 性 物 質 CNS15030-23<br />

特 定 標 的 器 官 系 統 毒 性 物 質 - 単 一 暴 露<br />

CNS15030-24<br />

特 定 標 的 器 官 系 統 毒 性 物 質 - 重 複 暴 露<br />

CNS15030-25<br />

吸 入 性 危 害 物 質 CNS15030-26<br />

水 環 境 之 危 険 物 質 CNS15030-27<br />

注 ) 台 湾 GHS 対 応 国 家 規 格 はGHS 勧 告 改 訂 2 版 対 応<br />

( 2006 年 10 月 公 布 、2008 年 12 月 改 訂 )<br />

25


台 湾 民 国 国 家 規 格 CNS15030-Z1051<br />

発 がん 性<br />

民 国 国 家 規 格 CNS15030-Z1051の「 混 合 物 成 分 臨 界 値 /<br />

濃 度 限 界 」の 表 の 注 釈 は、ほとんど 国 連 GHS 勧 告 の 公 式<br />

中 国 語 訳 塩 のままであり、 国 の 主 管 当 局 としての 選 択 が<br />

なされていない。<br />

このままでは、 混 合 物 の 分 類 を 行 うための 濃 度 限 界 ( 分<br />

類 基 準 )が 示 されていない。<br />

国 連 GHS 勧 告 改 訂 2 版<br />

和 文 訳 と 中 国 語 訳<br />

注 記 1: 区 分 2 の 発 がん 性 物 質 成 分 が0.1%と1%の 間 の 濃 度 で 混 合 物 中 に 存 在 する<br />

場 合 には、すべての 規 制 所 管 官 庁 は、 製 品 のSDS に 関 する 情 報 を 要 求 する。<br />

しかしながら、ラベル 警 告 を 求 めるかどうかはそれぞれの 判 断 ( 任 意 )となる。<br />

一 部 所 管 官 庁 は 成 分 が0.1%と1%の 間 で 混 合 物 中 に 存 在 する 場 合 にラベル<br />

表 示 を 選 択 するであろうが、 他 の 所 管 官 庁 は、 通 常 、このような 場 合 には<br />

ラベル 表 示 を 要 求 しないであろう。<br />

注 記 2: 区 分 2 発 がん 性 物 質 成 分 が≧1%の 濃 度 で 混 合 物 中 に 存 在 する 場 合 、 一 般 に<br />

SDS とラベルの 両 方 が 期 待 される。<br />

30


台 湾 民 国 国 家 規 格 CNS15030-Z1051<br />

生 殖 毒 性<br />

国 連 GHS 勧 告 改 訂 2 版<br />

和 文 訳 と 中 国 語 訳<br />

注 記 1: 区 分 1 生 殖 毒 性 成 分 あるいは 授 乳 に 対 するまたは 授 乳 を 介 した 影 響 のための 追 加<br />

区 分 に 分 類 される 物 質 が0.1%と0.3%の 間 の 濃 度 で 混 合 物 に 存 在 する 場 合 には、<br />

すべての 規 制 所 管 官 庁 は、 製 品 のSDSに 情 報 の 記 載 を 要 求 することになろう。<br />

しかし、ラベルへの 警 告 表 示 は 任 意 となろう。 一 部 の 規 制 所 管 官 庁 は、 成 分 が<br />

0.1%と0.3%の 間 で 混 合 物 に 存 在 する 場 合 に 表 示 を 選 択 するであろうが、 他 の<br />

所 管 官 庁 は、 通 常 、この 場 合 に 表 示 を 要 求 しないことになろう。<br />

注 記 2: 区 分 1 生 殖 毒 性 成 分 あるいは 授 乳 に 対 するまたは 授 乳 を 介 した 影 響 のための 追 加<br />

区 分 に 分 類 される 物 質 が≧0.3%の 濃 度 で 混 合 物 に 存 在 する 場 合 には、 一 般 に<br />

SDS とラベル 表 示 の 両 方 に 記 載 することになろう。<br />

注 記 3: 区 分 2 生 殖 毒 性 成 分 が0.1%と3.0%の 間 の 濃 度 で 混 合 物 に 存 在 する 場 合 には、<br />

すべての 規 制 所 管 官 庁 は、 製 品 のSDS に 情 報 の 記 載 を 要 求 することになろう。<br />

しかし、 表 示 は 任 意 である。 一 部 の 規 制 所 管 官 庁 は、 成 分 が0.1%と3.0%の 間 で<br />

混 合 物 に 存 在 する 場 合 に 表 示 を 選 択 するであろうが、 他 の 所 管 官 庁 は、 通 常 、<br />

この 場 合 には 表 示 を 要 求 しないことになろう。<br />

注 記 4: 区 分 2 生 殖 毒 性 成 分 が≧3.0%の 濃 度 で 混 合 物 に 存 在 する 場 合 には、 一 般 にSDS<br />

と 表 示 の 両 方 に 記 載 することになろう。<br />

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