横浜市高密度強震計ネットワークの記録に基づく 地盤 ... - 日本地震工学会
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応 答 スペクトルの 増 幅 度<br />
10<br />
1<br />
AVS(10)<br />
0.1~0.15(s)<br />
相 関 係 数 r = 0.35<br />
100 1000<br />
地 盤 の 平 均 S 波 速 度 (m/s)<br />
応 答 スペクトルの 増 幅 度<br />
10<br />
1<br />
AVS(10)<br />
0.15~0.2(s)<br />
相 関 係 数 r = 0.35<br />
100 1000<br />
地 盤 の 平 均 S 波 速 度 (m/s)<br />
応 答 スペクトルの 増 幅 度<br />
10<br />
1<br />
AVS(10)<br />
0.2~0.3(s)<br />
相 関 係 数 r = 0.43<br />
100 1000<br />
地 盤 の 平 均 S 波 速 度 (m/s)<br />
応 答 スペクトルの 増 幅 度<br />
10<br />
1<br />
AVS(10)<br />
0.3~0.4(s)<br />
相 関 係 数 r = 0.55<br />
100 1000<br />
地 盤 の 平 均 S 波 速 度 (m/s)<br />
応 答 スペクトルの 増 幅 度<br />
10<br />
1<br />
AVS(10)<br />
0.4~0.6(s)<br />
相 関 係 数 r = 0.61<br />
100 1000<br />
地 盤 の 平 均 S 波 速 度 (m/s)<br />
応 答 スペクトルの 増 幅 度<br />
10<br />
1<br />
相 関 係 数 r = 0.73 0.6~0.8(s)<br />
AVS(20)<br />
100 1000<br />
地 盤 の 平 均 S 波 速 度 (m/s)<br />
応 答 スペクトルの 増 幅 度<br />
10<br />
1<br />
AVS(30)<br />
0.8~1.0(s)<br />
相 関 係 数 r = 0.76<br />
100 1000<br />
地 盤 の 平 均 S 波 速 度 (m/s)<br />
応 答 スペクトルの 増 幅 度<br />
10<br />
1<br />
AVS(30)<br />
1.0~1.5(s)<br />
相 関 係 数 r = 0.68<br />
100 1000<br />
地 盤 の 平 均 S 波 速 度 (m/s)<br />
応 答 スペクトルの 増 幅 度<br />
10<br />
1<br />
AVS(30) 1.5~2.0(s)<br />
相 関 係 数 r = 0.60<br />
100 1000<br />
地 盤 の 平 均 S 波 速 度 (m/s)<br />
応 答 スペクトルの 増 幅 度<br />
10<br />
1<br />
AVS(30) 2.0~3.0(s)<br />
相 関 係 数 r = 0.57<br />
100 1000<br />
地 盤 の 平 均 S 波 速 度 (m/s)<br />
図 18 応 答 スペクトルの 増 幅 度 と 平 均 S 波 速 度 との 関 係<br />
( 各 周 期 帯 で 相 関 の 高 い 平 均 S 波 速 度 の 深 さを 使 用 )<br />
4. 既 往 の 結 果 との 比 較<br />
表 7および8に、 最 大 加 速 度 および 最 大 速 度 に 対 する 地 盤 増 幅 度 に 関 する 既 往 の 結 果 と 本 研 究 による 結<br />
果 を 比 較 して 示 す。ここで、 最 適 深 さとは、 異 なる 深 さまでの 地 盤 の 平 均 S 波 速 度 と 地 盤 増 幅 度 との 相<br />
関 を 検 討 した 際 に、より 高 い 相 関 を 示 す 平 均 S 波 速 度 に 対 応 する 深 さのことである。 表 7に 示 す 最 大 加 速<br />
度 の 場 合 、 川 上 ・ 他 (2004) 7) の 結 果 は 最 適 深 さを30mと 決 めて 解 析 しているので 除 外 すると、 多 くの 研 究<br />
で 最 適 深 さは10m 前 後 であり、 本 研 究 の 結 果 と 対 応 している。 勾 配 bについては、 相 関 係 数 が0.5を 下 回<br />
るものを 除 くと、 既 往 の 結 果 は-0.42~-0.58の 範 囲 にある。 本 研 究 の 結 果 -0.48は 既 往 の 結 果 と 整 合 してい<br />
る。<br />
最 大 速 度 に 対 する 地 盤 増 幅 度 については、 最 適 深 さは30mのものが 多 いが、 川 瀬 ・ 松 尾 (2004) 6) では10m<br />
としている。しかし、 彼 らの 結 果 で、 周 期 毎 の 地 盤 増 幅 度 についての 最 適 深 さは、 周 期 0.2~0.3 秒 程 度 で<br />
10m、 周 期 0.3~1 秒 程 度 で20m、 周 期 1~3 秒 程 度 で100mであり、 本 研 究 の 結 果 と 大 きな 相 違 はない。 解<br />
析 に 用 いられた 記 録 はM4.5~7.3の 地 震 によるもので、そのうち 約 85%はM5.5 以 下 の 地 震 である 16) 。 本 研<br />
究 でも、Mが 小 さい 場 合 には、 短 周 期 でスペクトルが 卓 越 するために、 図 6に 示 したように 最 大 速 度 に 対<br />
する 増 幅 度 はAVS(10)とより 高 い 相 関 を 示 しており、 川 瀬 ・ 松 尾 (2004) 6) の 結 果 もこの 影 響 を 受 けて 最 適<br />
深 さが10mとなった 可 能 性 が 考 えられる。<br />
勾 配 bについては、 本 研 究 の 結 果 は-0.53であるが、 既 往 の 研 究 では-0.71~-0.88の 範 囲 にある。また、<br />
3.3で 示 した 応 答 スペクトルに 対 する 増 幅 率 も、 最 大 速 度 と 相 関 の 高 い 周 期 0.4~1 秒 17) で、-0.6~-0.9 程 度<br />
と 絶 対 値 は 比 較 的 大 きな 値 を 示 している。 本 研 究 の 結 果 は、M6.0~7.2の8 地 震 の 記 録 によるが、その3/4<br />
の6 地 震 はM6.0~6.5のもので、M6.5を 越 えるものが 少 ない。このことが 本 研 究 で 勾 配 bが 比 較 的 小 さく<br />
なった 原 因 のひとつと 推 測 され、Mのより 大 きな 地 震 の 記 録 に 対 する 勾 配 bの 絶 対 値 については 今 後 さら<br />
に 検 討 を 加 える 必 要 があろう。<br />
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