12.07.2015 Views

ARM Developer Suite Installation and License Management Guide

ARM Developer Suite Installation and License Management Guide

ARM Developer Suite Installation and License Management Guide

SHOW MORE
SHOW LESS
  • No tags were found...

Create successful ePaper yourself

Turn your PDF publications into a flip-book with our unique Google optimized e-Paper software.

<strong>ARM</strong> デベロッパスイートインストール / ライセンス 管 理 ガイドCopyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved.リリース 情 報本 書 の 改 訂 履 歴 は 以 下 の 通 りです。改 訂 履 歴日 付発 行変 更 内 容2000 年 11 月 A ADS リリース 1.12001 年 11 月 B ADS リリース 1.2著 作 権®または のマークが 付 いた 言 葉 およびロゴは、<strong>ARM</strong> 社 が 所 有 する 登 録 商 標 または 商 標 です。 本 書に 記 載 されている 他 の 製 品 名 は、 各 社 の 所 有 する 商 標 です。本 書 に 記 載 されている 情 報 の 全 部 または 一 部 、ならびに 本 書 で 紹 介 する 製 品 は、 著 作 権 所 有 者 の文 書 による 事 前 の 許 可 を 得 ない 限 り、 手 段 や 形 態 を 問 わず、 転 用 ・ 複 製 することを 禁 じます。本 書 に 記 載 されている 製 品 は、 今 後 も 継 続 的 に 開 発 ・ 改 良 の 対 象 となります。 本 書 に 含 まれる 製品 およびその 利 用 方 法 についての 情 報 は、<strong>ARM</strong> が 利 用 者 の 利 益 のために 提 供 するものです。したがって 当 社 では、 製 品 の 市 販 性 または 利 用 の 適 切 性 を 含 め、 暗 示 的 ・ 明 示 的 に 関 係 なく 一 切 の 責任 を 負 いません。本 書 は、 本 製 品 の 利 用 者 をサポートすることだけを 目 的 としています。 本 書 に 記 載 されている 情報 の 使 用 、 情 報 の 誤 りまたは 省 略 、あるいは 本 製 品 の 誤 使 用 によって 発 生 したいかなる 損 失 ・ 損傷 についても、<strong>ARM</strong> 社 は 一 切 責 任 を 負 いません。ii Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


目 次3.3 上 級 ユーザ 向 けの 情 報 .................................................................................. 3-6第 4 章第 5 章第 6 章サーバソフトウェア4.1 Windows サーバにサーバソフトウェアをインストールする....................... 4-24.2 UNIX/Linux サーバにサーバソフトウェアをインストールする ................... 4-34.3 サーバソフトウェアの 実 行 .......................................................................... 4-4ユーティリティ5.1 使 用 可 能 なユーティリティ .......................................................................... 5-25.2 Windows 環 境 でのユーティリティの 実 行 .................................................... 5-65.3 UNIX/Linux 環 境 でのユーティリティの 実 行 ................................................ 5-85.4 ユーティリティに 関 するその 他 の 情 報 ........................................................ 5-9トラブルシューティング6.1 重 要 事 項 のまとめ......................................................................................... 6-26.2 問 題 と 解 決 策 ................................................................................................ 6-46.3 よく 寄 せられる 質 問 とその 回 答 ................................................................... 6-96.4 その 他 の 情 報 .............................................................................................. 6-10用 語 集iv Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


序 章本 章 では、ADS バージョン 1.2 インストール / ライセンス 管 理 ガイドについて 概 説 します。 本 章 は 以 下 のセクションから 構 成 されています。• 本 書 について:P. vi• ご 意 見 ・ご 質 問 :P. x<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. v


序 章本 書 について本 書 では、コンピュータにインストールしなければならないソフトウェアと、そのインストール 方 法 について 説 明 します。また、<strong>ARM</strong> デベロッパスイート(ADS)に 収 録されているアプリケーションソフトウェアの 使 用 を 管 理 する GLOBEtrotter, Inc のFLEXlm ライセンス 管 理 システムについても 説 明 します。対 象 読 者本 書 はシステム 管 理 者 にも 役 立 ちます。システム 管 理 者 は 本 書 を 参 考 にして、 必 要 に応 じて ADS をインストールし、ライセンスを 管 理 し、ADS ユーザからの 質 問 に 答 えることができます。このような 場 合 、ADS ユーザは 本 書 の 中 で 関 心 のある 部 分 だけに 目を 通 すとよいでしょう。しかし 実 際 には、ADS ユーザが 自 ら ADS をインストールすることがほとんどです。ユーザ 自 らが 必 要 なライセンスを 取 得 し、 直 面 する 問 題 の 解 決 策 を 探 すことになります。もし、お 客 様 がこのようなユーザである 場 合 には、 本 書 を 注 意 深 くお 読 み 下 さい。本 書 に 記 載 されている 内 容 には、 特 定 のオペレーティングシステムだけに、あるいは特 定 の 種 類 のライセンスだけに 適 用 される 情 報 があります。したがって、 記 載 されている 情 報 がお 客 様 のケースに 合 ったものかどうかを 必 ず 確 認 して 下 さい。本 書 の 構 成本 書 は 以 下 の 章 で 構 成 されています。第 1 章第 2 章第 3 章第 4 章インストールするものADS CD-ROM に 収 録 されている 全 てのソフトウェア、その 目 的 、ハードディスク 上 の 保 存 場 所 について 説 明 します。ADS およびライセンスのインストールADS のインストール 方 法 、 一 時 ライセンスの 作 成 方 法 、 正 式 ライセンスの 取 得 方 法 について 説 明 します。ライセンス 管 理ADS ソフトウェアの 使 用 を 管 理 する FLEXlm ライセンス 管 理 システムについて 説 明 します。また、FLEXlm の 中 で 全 ての ADS ユーザに 必 要 となる 部 分 のインストール 方 法 についても 説 明 します。サーバソフトウェアFLEXlm サーバソフトウェアをインストールして 使 用 する 必 要 がある 場合 は、この 章 をお 読 み 下 さい。フローティングライセンスを 使 用 しない場 合 は 必 ずしも 読 む 必 要 はありません。vi Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


序 章第 5 章第 6 章用 語 集ユーティリティFLEXlm ライセンス 管 理 システムの 中 で 使 用 可 能 な 数 々のユーティリティプログラムについて 説 明 します。トラブルシューティング起 こりうる 問 題 とその 解 決 策 について 説 明 します。また、よく 寄 せられる 質 問 とその 回 答 も 掲 載 しています。本 書 で 使 用 している 専 門 用 語 の 定 義 をアルファベット 順 に 説 明 します。表 記 規 則本 書 では 以 下 の 表 記 規 則 を 用 いています。italic重 要 用 語 、 専 門 用 語 、 相 互 参 照 、 引 用 箇 所 を 斜 体 で 記 載 しています。boldメニュー 名 などのインタフェース 要 素 を 太 字 で 記 載 しています。<strong>ARM</strong> プロセッサシグナル 名 にも 使 用 しています。また、 必 要 に応 じて 記 述 内 の 専 門 用 語 にも 太 字 を 用 いています。monospace コマンド、ファイル 名 、プログラム 名 、ソースコードなど、キーボードから 入 力 可 能 なテキストを 示 しています。monospace コマンドまたはオプションに 使 用 可 能 な 略 語 を 示 しています。コマンド 名 またはオプション 名 を 全 て 入 力 しなくても、 下 線 部 分 の文 字 だけを 入 力 してこれらを 指 定 することができます。monospace italic コマンドおよび 関 数 への 引 数 で、 特 定 の 値 に 置 き 換 えることが 可能 なものを 示 しています。monospace boldサンプルコード 以 外 に 使 用 される 言 語 キーワードを 示 しています。参 考 資 料このセクションでは、<strong>ARM</strong> プロセッサファミリの 開 発 コードに 関 する 補 足 情 報 を 提 供している <strong>ARM</strong> 社 の 出 版 物 を 紹 介 します。<strong>ARM</strong> は 自 社 出 版 物 の 定 期 的 な 更 新 ・ 修 正 を 行 っています。 最 新 の 正 誤 表 と 追 補 情 報 については、http://www.arm.com をご 覧 下 さい。また、<strong>ARM</strong> によく 寄 せられる 質 問 とその 回 答 については、http://www.arm.com/DevSupp/Sales+Support/faq.html をご 覧 下 さい。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. vii


序 章<strong>ARM</strong> の 出 版 物ADS 1.2 に 収 録 されているコンポーネントに 関 しては、 以 下 の 付 属 資 料 を 参 照 して 下さい。• 製 品 説 明 書 (<strong>ARM</strong> DUI 0064)• CodeWarrior IDE <strong>Guide</strong>(<strong>ARM</strong> DUI 0065)• AXD/armsd デバッガガイド(<strong>ARM</strong> DUI 0066)• ADS アセンブラガイド(<strong>ARM</strong> DUI 0068)• ADS コンパイラ / ライブラリガイド(<strong>ARM</strong> DUI 0067)• ADS リンカ / ユーティリティガイド(<strong>ARM</strong> DUI 0151)• ADS デバッグターゲットガイド(<strong>ARM</strong> DUI 0058)• ADS デベロッパガイド(<strong>ARM</strong> DUI 0056)<strong>ARM</strong> デベロッパスイートには、 上 記 の 他 に 以 下 の 資 料 が 収 録 されています。• <strong>ARM</strong> Applications Library Programmer's <strong>Guide</strong>(<strong>ARM</strong> DUI 0081)。DynaText 形 式 とPDF 形 式 で install_directory\PDF\apps_lib.pdf に 収 録 されています。• <strong>ARM</strong> Architecture Reference Manual(<strong>ARM</strong> DDI 0100)。DynaText 形 式 と PDF 形 式でinstall_directory\PDF\DDI0100E_<strong>ARM</strong>_<strong>ARM</strong>.pdfに 収 録 されています。• <strong>ARM</strong> ELF 仕 様 書 (SWS ESPC 0003)。PDF 形 式 でinstall_directory\PDF\specs\<strong>ARM</strong>ELF.pdf に 収 録 されています。• TIS DWARF 2 仕 様 書 。PDF 形 式 でinstall_directory\PDF\specs\TIS-DWARF2.pdf に 収 録 されています。• <strong>ARM</strong>/Thumb ® Procedure Call St<strong>and</strong>ard (ATPCS) Specification(SWS ESPC0002)。PDF形 式 で install_directory\PDF\specs\ATPCS.pdf に 収 録 されています。<strong>ARM</strong> の 他 の 製 品 には、それぞれ 以 下 の 資 料 が 収 録 されています。• <strong>ARM</strong> トレースデバッグツールユーザガイド(<strong>ARM</strong> DUI 0118)。<strong>ARM</strong> トレースデバッグツールに 収 録 されています。• Angel デバッグプロトコル。AFS に 収 録 されています。• Angel デバッグプロトコルメッセージ。AFS に 収 録 されています。viii Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


序 章また、<strong>ARM</strong> 製 品 の 関 連 情 報 については、 以 下 の 資 料 を 参 照 して 下 さい。• <strong>ARM</strong> Reference Peripheral Specification(<strong>ARM</strong> DDI 0062)• ご 使 用 中 のハードウェアデバイスに 関 する <strong>ARM</strong> データシートまたはテクニカルリファレンスマニュアル<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. ix


序 章ご 意 見 ・ご 質 問<strong>ARM</strong> 社 では、ADS のインストール、ライセンス 管 理 ならびに 本 書 に 関 するご 意 見 ・ご質 問 をお 待 ちしています。ADS のインストールまたはライセンス 管 理 に 関 するご 意 見 ・ご 質 問ADS のインストールまたはライセンス 管 理 に 関 するご 意 見 ・ご 質 問 がございましたら、製 品 購 入 元 までご 連 絡 下 さい。その 際 、 迅 速 かつ 適 切 な 対 応 をさせて 頂 くために、 以下 の 情 報 をご 用 意 下 さい。• ご 使 用 になっている 製 品 のリリース 情 報• ハードウェアプラットフォーム、オペレーティングシステムのタイプ、バージョンなど、ご 使 用 になっているプラットフォームについての 詳 しい 情 報• 当 初 の 目 的 と、 実 際 に 起 こったことに 関 する 詳 しい 説 明• コマンドラインオプションを 含 め、 使 用 した 全 てのコマンド• 問 題 を 例 示 するサンプル 出 力• バージョン 番 号 、ビルド 番 号 などを 含 め、ご 使 用 になっているツールのバージョン 情 報本 書 に 関 するご 意 見 ・ご 質 問本 書 に 関 するご 意 見 ・ご 質 問 がございましたら、 電 子 メールに 以 下 の 情 報 をご 記 入 の上 、errata@arm.com までお 寄 せ 下 さい。• 資 料 名• 資 料 番 号• ご 意 見 ・ご 質 問 のあるページ 番 号• 問 題 点 の 簡 潔 な 説 明補 足 または 改 善 すべき 点 についてのご 提 案 もお 待 ちしています。x Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


第 1 章インストールするもの本 章 では、<strong>ARM</strong> デベロッパガイド(ADS)バージョン 1.2 のインストール CD-ROM に収 録 されている 全 てのソフトウェアについて 概 説 します。それぞれの 目 的 に 必 要 となるソフトウェアと、ハードディスクに 保 存 される 通 常 の 場 所 についても 記 載 しています。 本 章 は 以 下 のセクションから 構 成 されています。• 対 応 プラットフォーム:P. 1-2• ADS CD-ROM の 内 容 :P. 1-4• ファイルの 選 択 :P. 1-7• ファイルの 保 存 場 所 :P. 1-9• ライセンス 管 理 ソフトウェア:P. 1-10<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 1-1


インストールするもの1.1 対 応 プラットフォームこのセクションでは、 以 下 の 環 境 で ADS 1.2 を 動 作 させるのに 必 要 なハードウェア 要件 およびソフトウェア 要 件 について 説 明 します。• Microsoft Windows• SunSPARC ワークステーション• HP ワークステーション:P. 1-3• Linux:P. 1-3フローティングライセンスの ADS ライセンス 管 理 には、 関 連 する 全 てのコンピュータに TCP/IP ソフトウェアをインストールして 構 成 し、 実 行 する 必 要 があります。1.1.1 Microsoft WindowsADS 1.2 は、 少 なくとも 以 下 のハードウェア 要 件 およびソフトウェア 要 件 を 満 たしている Windows 環 境 で 動 作 します。• Pentium 搭 載 IBM 互 換 PC• 32MB RAM• 75MB のディスク 空 き 容 量 ( 最 小 インストールの 場 合 )• CD-ROM ドライブ(ネットワーク 上 の CD-ROM ドライブも 可 )• 以 下 のいずれかのオペレーティングシステム— Windows NT バージョン 4— Windows ME— Windows 2000— Windows 98— Windows 95PDF 形 式 のオンラインマニュアルを 閲 覧 するには、Adobe Acrobat Reader をインストールする 必 要 があります。Acrobat Reader は ADS 1.2 に 収 録 されています。オンラインマニュアルは、DynaText 形 式 でも 閲 覧 できます。(DynaText ビューワは、ADS のインストール 時 にインストールされます。)1.1.2 SunSPARC ワークステーションADS 1.2 は、 少 なくとも 以 下 のハードウェア 要 件 およびソフトウェア 要 件 を 満 たすSunSPARC ワークステーションの UNIX 環 境 で 動 作 します。• Sun SPARC 互 換 機• 87MB のディスク 空 き 容 量 ( 最 小 インストールの 場 合 )• CD-ROM ドライブ(ネットワーク 上 の CD-ROM ドライブも 可 )• AXD を 正 しく 動 作 させるために CDE 環 境 が 必 要 です。• AXD は UltraSPARC マシンでの 動 作 に 合 わせて 最 適 化 されています。1-2 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


インストールするもの• 以 下 のいずれかのオペレーティングシステム— Solaris 2.6— Solaris 7— Solaris 81.1.3 HP ワークステーションADS 1.2 は、 少 なくとも 以 下 のハードウェア 要 件 およびソフトウェア 要 件 を 満 たす HPワークステーションの UNIX 環 境 で 動 作 します。• HP シリーズ 9000 モデル 7xx• 87MB のディスク 空 き 容 量 ( 最 小 インストールの 場 合 )• CD-ROMドライブ(ネットワーク 上 の CD-ROM ドライブも 可 )• オペレーティングシステムは HP-UX 10.20 以 上 が 必 要 です。1.1.4 LinuxADS 1.2 は、Linux RedHat 6.2 または Linux RedHat 7.1 の Linux 環 境 で 動 作 します。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 1-3


インストールするもの1.2 ADS CD-ROM の 内 容ADS CD-ROM は 2 種 類 あります。• Windows 用 のインストール CD 1 枚• UNIX および Linux 用 のインストール CD 1 枚ADS を 動 作 させる 予 定 のコンピュータ 全 てに ADS をインストールする 必 要 があります。 各 コンピュータには 必 ず 対 応 する CD-ROM を 使 用 するようにして 下 さい。ADS のインストールに 必 要 なファイルの 多 くが CD-ROM のルートディレクトリに 保 存されています。 追 加 ファイルは 他 のディレクトリに 保 存 されています。1.2.1 Windows 用 CD-ROM のディレクトリ 構 造Microsoft の Joliet フォーマットに 準 拠 しているこの CD-ROM には、PC ワークステーションに ADS 1.2 をインストールするために 必 要 な 全 てのファイルが 収 められています。この CD-ROM は 以 下 のディレクトリとファイルから 構 成 されています。Windows 用 インストールプログラムsetup.exe CD-ROM に 収 録 されている 製 品 の 全 てまたは 一 部 をインストールし、ユーザ 環 境 を 設 定 します。Windows 用 インストールファイル\ ルートディレクトリにある 圧 縮 データファイルには、Windows NT、Windows 95、Windows 98、WindowsME、Windows 2000 に 対 応 した PC ホスティングツールが 収 録 されています。\demoADS のインタラクティブなデモソフトが 収 録 されています。文 書 ディレクトリ\PDFADS 1.2 の 説 明 書 が Adobe PDF 形 式 で 収 録 されています。\HTMLRogue Wave C++ライブラリの 説 明 書 が HTML 形 式 で収 録 されています。ライセンス 管 理\flexlm ライセンス 管 理 ツールが 収 録 されています。\licenses ライセンスパッケージファイルが 収 録 されています。license.txt ADS ライセンス 契 約 のテキスト 文 書 です。license_request_form.txt正 式 ライセンスの 申 請 フォームです。アプリケーションのソース\apps_lib 特 殊 な 数 学 ルーチンおよびデジタル 信 号 処 理 (DSP)のソースコードライブラリが 収 録 されています。\Examples サンプルプロジェクトのソースコードが 収 録 されています。1-4 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


インストールするもの1.2.2 UNIX/Linux 用 CD-ROM のディレクトリ 構 造この CD-ROM には、UNIX または Linux ワークステーションに ADS 1.2 をインストールするために 必 要 な 全 てのファイルが 収 録 されています。この CD-ROM は ISO9660 レベル 1 規 格 に 準 拠 しており、 以 下 のディレクトリとファイルから 構 成 されています。インストールスクリプトinstall.sh CD-ROM から 製 品 の 全 てまたは 一 部 をインストールします。usrsetup.sh インストール 後 に 環 境 変 数 を 設 定 します。また、このスクリプトには 以 下 の3つのサポートファイルが用 意 されています。• env.ads.xxx.csh• env.ads.xxx.sh• qdsptype.cshsetports.sh ポートのパーミッションを 設 定 して、リモートデバッグを 可 能 にします。armdtins.csh DynaText ドキュメントブラウザをインストールします(このブラウザは install.sh に 呼 び 出 されます)。UNIX または Linux の 共 有 ファイルcommon UNIX または Linux へのインストールに 必 要 な 共 有 ファイルが収 録 されています。bin.tarバイナリコードが 収 録 されています。armfpa.tar <strong>ARM</strong> 浮 動 小 数 点 演 算 (FPA)サポートコードが 収 録 されています。examples.tar <strong>ARM</strong> プロセッサファミリ 向 けコードの記 述 方 法 を 例 証 するサンプルプログラムが 収 録 されています。html.tar Rogue Wave C++ ライブラリの 文 書 が 収録 されています。include.tar C/C++ ライブラリ 用 の C/C++ ヘッダファイルが 収 録 されています。lib.tarリンク 可 能 なC/C++ライブラリが 収 録 されています。onlinbks.tar DynaText ブラウザで 閲 覧 可 能 なオンラインブック 版 の ADS 文 書 が 収 録 されています。pdf.tarAdobe Acrobat Reader で 閲 覧 可 能 な PDF形 式 の ADS 文 書 が 収 録 されています。dtext41.tarDynaText ドキュメントブラウザが 収 録 されています。apps_lib <strong>ARM</strong> アプリケーションライブラリのソースコードが 収 録 されています。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 1-5


インストールするものUNIX/Linux のホスト 固 有 のファイルhpux 以 下 を 含 む PA-RISC HP-UX 10.20 ホスティングファイルが 収録 されています。acroread.tar Adobe Acrobat Reader バージョン 4.0bin.tarADS 実 行 可 能 ファイルSource.tar ADU グラフィカルデバッガと 共 に 使 用する 場 合 に 必 要 な <strong>ARM</strong>ulator リビルドキットwindu.tar ADS のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)ツールに 使 用 されるランタイムサポートファイルsolaris Sun Solaris ホスティングファイルが 収 録 されています。ファイル 名 は HP-UX と 同 じです。linux Redhat Linux ホスティングファイルが 収 録 されています。ファイル 名 は HP-UX と 同 じです。ライセンス 管 理/licenses/flexlmlicense.txtlicreq.txtライセンス 管 理 ファイルが 収 録 されています。サポートされている 全 ての <strong>ARM</strong> プラットフォーム用 のライセンス 管 理 ツールが 収 録 されています。ADS ライセンス 契 約 のテキスト 文 書 です。正 式 ライセンスの 申 請 フォームです。1-6 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


インストールするもの1.3 ファイルの 選 択P. 2-2「Windows 版 ADS 1.2」と P. 2-7「UNIX/Linux 版 ADS 1.2」で 説 明 しているインストールプロセスでは、インストールするファイルグループを 選 択 することができます。以 下 のインストールタイプのいずれかを 選 択 するように 促 すメッセージが 表 示 されます。Compact( ( 最 小 ) 文 書 およびソースコードをインストールしない 最 小 限 の 作 業ツールキットがインストールされます。Custom(カスタム)(カスタム)インストールするコンポーネントファイルを 自 由 に 選 択 できます。Full( ( 完 全 ) 使 用 可 能 な 全 てのコンポーネントがインストールされます。Typical( ( 標 準 ) オンラインマニュアルおよびサンプルを 含 む 標 準 ADS 製 品 がインストールされます。表 1-1は、 各 タイプを 選 択 したときにインストールされるADSファイルを 示 しています。表 1-1 インストールされる ADS ファイルADS コンポーネント / ファイル最 小カスタム 完 全標 準プログラムファイル( 約 55MB)○ – ○ ○• 実 行 可 能 ファイル– 選 択 可 – –• Cライブラリ、ビッグエンディアン – 選 択 可 – –• Cライブラリ、リトルエンディアン – 選 択 可 – –• C++ライブラリ、ビッグエンディアン – 選 択 可 – –• C++ライブラリ、リトルエンディアン – 選 択 可 – –• インクルードファイル– 選 択 可 – –• ヘルプファイル– 選 択 可 – –サンプルファイル( 約 5MB) × 選 択 可 ○ ○オンラインマニュアル( 約 80MB)• HTML 文 書• DynaText 文 書• PDF 形 式 のみの 文 書リビルドキット( 約 1MB)• <strong>ARM</strong>ulator 拡 張 キット• <strong>ARM</strong> FPA ソースアプリケーションライブラリ( 約 10MB)• ソース• 文 書文 書 、PDF a ( 約 45MB)×–––×––×–––選 択 可選 択 可選 択 可–選 択 可選 択 可–選 択 可選 択 可○–––○––○––○–––×––×––× 選 択 可 ○ ×a. これは、DynaText ファイルでも 提 供 している 文 書 の PDF 版 です。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 1-7


インストールするものインストールした 後 で 不 要 であることが 判 明 したファイルがあれば、インストーラを再 び 呼 び 出 して、 不 要 なファイルを 削 除 することができます。完 全 インストール 以 外 のインストールを 行 った 場 合 でも、 後 でインストーラを 呼 び 出して 足 りないファイルを 追 加 することができます。Windows 環 境 でファイルを 追 加 または 削 除 するには、 以 下 を 参 照 して 下 さい。• Windows 版 ADS 1.2 のアンインストール:P. 2-4• Windows 版 ADS 1.2 の 再 インストール:P. 2-4UNIX/Linux 環 境 でファイルを 追 加 または 削 除 するには、 以 下 を 参 照 して 下 さい。• UNIX/Linux 版 ADS 1.2 のアンインストール:P. 2-11• UNIX/Linux 版 ADS 1.2 の 再 インストール:P. 2-111-8 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


インストールするもの1.4 ファイルの 保 存 場 所インストール 作 業 中 、コンピュータのハードディスクにデフォルトで 作 成 されるインストールディレクトリの 名 前 が 表 示 されます。このインストールディレクトリには 多数 のサブディレクトリがあります。デフォルトディレクトリの 名 前 またはパスに 不 都 合 がある 場 合 には、 別 のインストールディレクトリを 指 定 することができます。ADS 1.2 インストールディレクトリおよびそのサブディレクトリには 必 要 なファイルのほとんどが 収 録 されていますが、 他 のアプリケーションの 場 合 と 同 様 にインストール 作 業 中 に 他 の 既 存 のシステムファイルまたは 新 しく 作 成 されたシステムファイルのいくつかにエントリが 追 加 されます。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 1-9


インストールするもの1.5 ライセンス 管 理 ソフトウェアADS 1.2 は FLEXlm ライセンス 管 理 ソフトウェアを 使 用 してライセンス 管 理 を 行 っています。ADS のインストール 作 業 を 進 める 際 、ADS が 入 っていた 箱 のラベルに 印 刷 されているライセンス 管 理 番 号 を 入 力 するように 求 められます。 番 号 を 正 しく 入 力 すると、一 時 ライセンスファイルが 作 成 され、ADS を 期 間 限 定 で 使 用 することができるようになります。この 期 間 中 、<strong>ARM</strong> Limited から 正 式 ライセンスファイルを 取 得 することができます。Windows 環 境 で ADS 1.2 をインストールする 場 合 、インストール 作 業 の 最 後 に、<strong>ARM</strong><strong>License</strong> Wizard( 図 1-1 参 照 )が 表 示 されます。図 1-1 <strong>ARM</strong> <strong>License</strong> Wizard<strong>ARM</strong> <strong>License</strong> Wizard では 以 下 の 作 業 を 行 うことができます。• 一 時 ライセンスのインストール• 正 式 ノードロックライセンスの 申 請• 受 け 取 った 正 式 (ノードロックまたはフローティング)ライセンスのインストール[Next] ボタンをクリックすると、P. 1-11 図 1-2 の 画 面 が 表 示 されます。1-10 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


インストールするもの図 1-2 <strong>ARM</strong> <strong>License</strong> Wizard の 画 面 2ADS 1.2 のインストール 後 も、[ スタート ] → [ プログラム ] → [<strong>ARM</strong> <strong>Developer</strong> <strong>Suite</strong>v1.2] → [<strong>ARM</strong> <strong>License</strong> Wizard] を 選 択 して <strong>ARM</strong> <strong>License</strong> Wizard を 実 行 すれば、ADS のライセンス 管 理 をいつでも 行 うことができます。ADS 1.2 を UNIX/Linux 環 境 でインストールする 場 合 は、<strong>ARM</strong> <strong>License</strong> Wizard は 利 用 できません。UNIX/Linux 環 境 でのライセンス 管 理 については、P. 2-7「UNIX/Linux 版 ADS1.2」を 参 照 して 下 さい。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 1-11


インストールするもの1-12 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


第 2 章ADS およびライセンスのインストール本 章 では、ADS のインストール 方 法 について 詳 しくご 説 明 します。また、 一 時 ライセンスの 作 成 方 法 、 正 式 ライセンスの 取 得 方 法 、ADS のアンインストールおよび 再 インストール 方 法 も 説 明 します。 本 章 は 以 下 のセクションから 構 成 されています。• Windows 版 ADS 1.2:P. 2-2• UNIX/Linux 版 ADS 1.2:P. 2-7• 正 式 ライセンスの 取 得 :P. 2-12• インストール 後 の 手 順 :P. 2-17<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 2-1


ADS およびライセンスのインストール2.1 Windows 版 ADS 1.2このセクションでは 以 下 について 説 明 します。• Windows 版 ADS 1.2 のインストール• Windows 版 ADS 1.2 のアンインストール:P. 2-4• Windows 版 ADS 1.2 の 再 インストール:P. 2-42.1.1 Windows 版 ADS 1.2 のインストールADS の 旧 バージョンがインストールされている 場 合 には、ADS バージョン 1.2 をインストールする 前 に 旧 バージョンを 削 除 しておくことを 強 く 推 奨 します。また、<strong>ARM</strong> ソフトウェア 開 発 ツールキット(SDT)の 旧 バージョンを 削 除 しておくことも 推 奨 します。Windows 版 ADS 1.2 をインストールするには:1. CD-ROM ドライブに CD を 挿 入 します。オートランデモプログラムが 自 動 的 に 起動 します。(オートランデモプログラムが 起 動 しない 場 合 は、CD-ROM の 最 上 位ディレクトリにある setup.exe を 実 行 して 下 さい。)2. デモプログラムの [Install] ボタンをクリックします。3. 使 用 している PC に ADS の 旧 バージョンがインストールされている 場 合 は、それを 通 知 するメッセージが 表 示 され、ユーザの 判 断 を 待 ちます。[Yes] ボタンをクリックして 次 に 進 みます。4. 「Welcome」 画 面 が 表 示 されたら、[Next] をクリックします。ライセンス 契 約 のウィンドウが 表 示 されます。インストール 作 業 を 継 続 するには、ライセンス 契 約 の 条 件 に 同 意 する 必 要 があります。ADS 1.2 をインストールすると、<strong>ARM</strong> ライセンス 契 約 の 条 件 に 同 意 したものとみなされます。5. [Yes] をクリックしてソフトウェアをインストールします。<strong>ARM</strong> ライセンス 契 約 に 同 意 したくない 場 合 は、[No] をクリックして 下 さい。<strong>ARM</strong>ライセンス 契 約 に 同 意 しない 場 合 は ADS 1.2 を 使 用 することはできません。 本 製品 を 購 入 元 に 返 品 して 下 さい。ライセンス 契 約 に 同 意 すると、インストーラがインストール 先 のディレクトリを選 択 するように 促 すメッセージを 表 示 します。デフォルトのディレクトリにインストールする 場 合 は、[Next] をクリックして 下 さい。デフォルトのディレクトリを 変 更 したい 場 合 は、[Browse] ボタンをクリックして、ADS をインストールしたいディレクトリを 選 択 して 下 さい。6. Windows のインストーラに、インストールタイプを 選 択 するように 求 められます(P. 1-7「ファイルの 選 択 」 参 照 )。インストールタイプに「カスタム」を 選 択 した 場 合 には、インストールする 製 品 コンポーネントを 選 択 することができます。選 択 したコンポーネントの 容 量 がハードディスクの 空 き 容 量 よりも 多 い 場 合 には、エラーメッセージが 表 示 されます。2-2 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


ADSおよびライセンスのインストールその 後 も、プログラムフォルダや CodeWarrior IDE ファイルの 関 連 付 けを 選 択 をするように 促 すダイアログボックスが 表 示 されます。デフォルト 値 のままにしておくか、 新 しい 値 を 入 力 して 下 さい。インストーラが 今 回 のインストールで 選 択 された 設 定 を 一 覧 表 示 します。7. [Next] をクリックしてインストールを 開 始 するか、[Back] をクリックして 設 定 を変 更 します。ディスクにソフトウェアがコピーされると、<strong>ARM</strong> <strong>License</strong> Wizard が表 示 されます。8. <strong>ARM</strong> <strong>License</strong> Wizard を 使 用 して、 一 時 ライセンスをインストールします(ライセンス 管 理 ソフトウェアの 詳 細 については、P. 3-2「ライセンスの 種 類 」 参 照 )。 次の 画 面 で、 選 択 肢 の [Install <strong>License</strong>] を 選 択 します。一 時 ライセンス 番 号 を 入 力 します。 番 号 は ADS が 入 っていた 箱 のラベルに 次 の形 式 で 印 刷 されています。armlmd-ads-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxx(x は 数 字 )。スペースは 入 れずに、マイナス(-) 文 字 を 忘 れずに 入 力 して 下 さい。[<strong>License</strong>File to be Installed] フィールドは 空 白 にしておいて 下 さい。[Next] ボタンをクリックします。ライセンスのアップデートを 希 望 するかどうかが 尋 ねられます。[Next] ボタンをクリックします。[Finish] ボタンをクリックします。9. Windows インストーラは、CodeWarrior IDE および AXD に 必 要 な OCX を 自 動 的に 登 録 します。これで ADS のインストールは 完 了 します。OCX ドライバの 登 録 中 に、 必 要 に 応 じて comctl32.dll ファイルの 新 しいバージョンがインストールされます。インストーラがこの 作 業 を 行 った 場 合 は、ワークステーションを 再 起 動 する 必 要 があります。インストーラは、インストール 作業 の 終 わりに 再 起 動 を 行 うかどうかを 尋 ねます。OCX ドライバを 再 登 録 する 必 要 がある 場 合 ( 保 存 場 所 を 変 更 した 場 合 など)は、ADSインストールディレクトリ 内 の \binサブディレクトリからバッチファイルregister.bat を 実 行 することで 再 登 録 できます(P. 6-7「 初 期 設 定 の 不 履 行 」参 照 )。10. 一 時 ライセンスの 有 効 期 間 は 最 長 45 日 です。 一 時 ライセンスの 有 効 期 間 が 過 ぎた 後 も ADS の 使 用 を 続 ける 場 合 には、 正 式 ライセンスを 申 請 する 必 要 があります(P. 2-12「 正 式 ライセンスの 取 得 」 参 照 )。注本 リリースに 関 するその 他 の 重 要 情 報 は、ADS 1.2 インストールディレクトリ 内 のreadme.txt ファイルに 保 存 されています。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 2-3


ADS およびライセンスのインストール2.1.2 Windows 版 ADS 1.2 のアンインストールADS 1.2 をアンインストールする 前 に、ADS 1.2 のコンポーネントで 実 行 中 のものがないことを 確 認 する 必 要 があります。ツールバーを 確 認 し、 最 小 化 した 状 態 で 実 行 中 のADS プログラムがあればそれを 閉 じます。その 後 、 以 下 の 2 つの 方 法 で ADS 1.2 をアンインストールすることができます。• [ スタート ] → [ 設 定 ] → [ コントロールパネル ] → [ アプリケーションの 追 加 と削 除 ] → [<strong>ARM</strong> <strong>Developer</strong> <strong>Suite</strong>] の 順 に 選 択 します。• インストール CD-ROM の 最 上 位 ディレクトリにある setup.exe を 実 行 し、 最初 に 表 示 された 画 面 で [Remove] を 選 択 します。インストーラを 再 実 行 して 他 のコンポーネントが 追 加 された 場 合 には、それらもアンインストールされます。インストール 内 容 にユーザ 自 身 が(サンプルプログラムのコンパイルなどにより) 追 加 したファイルがある 場 合 、これらのファイルはアンインストールされませんが 手 動 で 削 除 することができます。注ADS をアンインストールしても ADS のバイナリディレクトリは 指 定 した PATH から 削除 されません。PATH は 手 動 でリセットすることができます。Win9x プラットフォームで ADS をインストールしている 間 に、 環 境 変 数 の 設 定 およびPATH の 指 定 を 行 う autoexec.bat ファイルが 更 新 されます。アンインストールの 際 、これらの 変 数 とパスはそのまま 残 ります。その 結 果 、インストールを 何 回 も 行 うとautoexec.bat が 肥 大 化 し、ついにはシステムの 起 動 時 に PC が 環 境 スペースを 使 い 果たしてしまい、 環 境 変 数 を 登 録 できなくなることがあります。この 問 題 を 回 避 するには、Windows 9x コンピュータから ADS をアンインストールした 後 に autoexec.bat ファイルを 手 動 で 編 集 し、ADS に 関 連 したコマンドを 削 除 する 必 要 があります。2.1.3 Windows 版 ADS 1.2 の 再 インストールWindows インストーラを 使 用 して、ADS 1.2 の 再 インストール、 他 のコンポーネントの追 加 、 既 にインストールされたコンポーネントの 削 除 を 行 うことができます。Windowsインストーラ(P. 2-5 図 2-1 参 照 )を 表 示 させるには、インストール CD-ROM の 最 上位 ディレクトリにある setup.exe を 実 行 して 下 さい。2-4 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


ADSおよびライセンスのインストール以 下 の 3 つのオプションから 1 つを 選 択 して 下 さい。図 2-1 [ コンポーネントの 追 加 ] ダイアログ• コンポーネントを 追 加 または 削 除 するには、Modify を 選 択 します。• 既 にインストールされているコンポーネントを 再 インストールするには、[Repair] を 選 択 します。• ADS をアンインストールするには、[Remove] を 選 択 します。選 択 したら [Next] ボタンをクリックして 下 さい。既 にインストールしている 内 容 を 修 正 する 場 合 は、P. 2-6 図 2-2 のダイアログボックスから、 削 除 またはインストールするコンポーネントを 選 択 することができます。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 2-5


ADS およびライセンスのインストール図 2-2 コンポーネントの 選 択 ダイアログインストールまたは 削 除 したいコンポーネントを 以 下 の 手 順 で 指 定 します。1. 必 要 なコンポーネントのチェックボックスにチェックを 入 れます。まだインストールされていなければ、 選 択 したコンポーネントがインストールされます。2. 不 要 なコンポーネントのチェックボックスからチェックを 外 します。これらのコンポーネントはインストールされず、 既 にインストールされている 場 合 には 削 除されます。3. 全 てのチェックボックスに 必 要 な 設 定 を 終 えた 後 、[Next] ボタンをクリックして下 さい。2-6 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


ADSおよびライセンスのインストール2.2 UNIX/Linux 版 ADS 1.2このセクションでは 以 下 について 説 明 します。• UNIX/Linux 版 ADS 1.2 のインストール• ユーザセットアップと OCX の 登 録 :P. 2-9• UNIX/Linux 版 ソフトウェアライセンスのインストール:P. 2-10• UNIX/Linux 版 ADS 1.2 のアンインストール:P. 2-11• UNIX/Linux 版 ADS 1.2 の 再 インストール:P. 2-112.2.1 UNIX/Linux 版 ADS 1.2 のインストール本 バージョンをインストールする 前 に、ADS の 旧 バージョンを 削 除 する 必 要 があります。また、<strong>ARM</strong> ソフトウェア 開 発 ツールキット(SDT)の 旧 バージョンを 削 除 しておくことを 推 奨 します。ADS 1.2 をインストールすると、<strong>ARM</strong> ライセンス 契 約 の 条 件 に 同 意 したものとみなされます。<strong>ARM</strong> ライセンス 契 約 の 条 件 に 同 意 したくない 場 合 は、ADS 1.2 のインストールまたはその 使 用 は 認 められません。 本 製 品 を 購 入 元 まで 返 品 して 下 さい。ADS 1.2 をインストールするには:1. CD-ROM ドライブに CD を 挿 入 します。2. スーパーユーザでログオンします。a. シェルプロンプトで su コマンドを 入 力 します。b. マシンに root パスワードを 入 力 します。Password: root_password3. 以 下 のコマンドから 適 切 なコマンドを 入 力 して、CD をロードします。• Sunのコンピュータでは、 以 下 のコマンドを 入 力 します。volcheck• HPのコンピュータでは、 以 下 のコマンドを 入 力 します。mount -r -F cdfs -o cdcase cdrom-device /cdrom例 :mount -r -F cdfs -o cdcase /dev/dsk/c1t2d0 /cdrom• Linuxのコンピュータでは、 一 般 に 以 下 のコマンドを 入 力 します。mount /mnt/cdrom4. 以 下 のコマンドを 入 力 して、スーパーユーザモードからログアウトします。exit<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 2-7


ADS およびライセンスのインストール5. CD-ROM の 最 上 位 ディレクトリに 移 動 します。cd /cdrom/ads126. インストールスクリプトを 実 行 します。sh install.shインストールスクリプトプロンプトに 従 って、ADS をインストールします。7. ADS に 使 用 される 環 境 変 数 の 設 定 と OCX コントロールの 登 録 を 行 うusrsetup.sh スクリプトファイルを 実 行 するために 必 要 な 要 件 が 表 示 されます(P. 2-9「ユーザセットアップと OCX の 登 録 」 参 照 )。以 下 に 挙 げる 状 況 に 応 じて 必 要 な 作 業 を 行 います。• システム 管 理 者 としてユーザのために ADS をインストールしても、 自 分 で実 行 することがない 場 合 には、 環 境 変 数 の 設 定 も OCX コントロールの 登録 も 行 う 必 要 はありません。ただしユーザには、ADS を 使 用 する 前 に 環 境変 数 を 設 定 し、OCX コントロールを 登 録 する 必 要 があることを 伝 えておくと 良 いでしょう。• コンピュータネットワークのサーバに ADS をインストールし、そのネットワーク 上 のワークステーションで 自 ら ADS を 使 用 する 場 合 、 現 時 点 ではそのサーバ 上 に 環 境 変 数 を 設 定 して OCX コントロールを 登 録 する 必 要 はありません。ただし、ワークステーションには 後 で 登 録 ・ 設 定 を 行 う 必 要 があります。• コンピュータに ADS をインストールし、 自 分 自 身 がそのコンピュータでADS を 実 行 する 場 合 は、 環 境 変 数 の 設 定 と OCX コントロールの 登 録 を 行う 必 要 があります。これは 後 で 行 うこともできますが、この 設 定 ・ 登 録 が完 了 するまでは ADS を 使 用 することはできません。8. ADS 1.2 をすぐに 使 用 したい 場 合 には、 一 時 ライセンス(P. 2-10「UNIX/Linux 版ソフトウェアライセンスのインストール」 参 照 )をインストールします。9. 一 時 ライセンスの 有 効 期 間 が 過 ぎた 後 も ADS 1.2 の 使 用 を 続 ける 場 合 は、 正 式 ライセンスを 申 請 する 必 要 があります(P. 2-12「 正 式 ライセンスの 取 得 」 参 照 )。注本 リリースに 関 するその 他 の 重 要 情 報 は、ADS インストールディレクトリ 内 のreadme.txt ファイルに 保 存 されています。2-8 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


ADSおよびライセンスのインストール2.2.2 ユーザセットアップと OCX の 登 録ADS のインストール 完 了 後 、ADS ユーザとして 環 境 変 数 の 設 定 と OCX コントロールの 登 録 を 行 う 必 要 があります。どのユーザも、ADS を 使 用 する 前 に 以 下 の 作 業 を 行 う必 要 があります。1. ADS がインストールされているコンピュータ、または 同 じネットワーク 上 にある他 の UNIX/Linux コンピュータで、カレントディレクトリを ADS インストールディレクトリに 設 定 します。2. usrsetup.sh スクリプトファイルを 実 行 します。これで ADS の 使 用 を 許 可 する 環 境 変 数 が 設 定 されました。その 後 の 使 用 目 的 に 応 じた 環 境 変 数 の 保 存 方 法 は、 使 用 している UNIX/Linux シェルの 種 類 と、 環 境 をすぐにセットアップしたいか 次 回 のログオン 時 にセットアップしたいかどうかによって 異 なります。SH または KSH(Bourne シェルまたは K シェル)ユーザの 場 合 は、 以 下 のコマンドを入 力 します。. $HOME/.profileあるいは、ads.profile ファイルを 別 に 作 成 した 場 合 は、 以 下 のコマンドを 入 力 します。. $HOME/ads.profileCSH または TCSH(C シェルまたは T シェル)ユーザの 場 合 は、.cshrc ファイルを 以下 のコマンドで 指 定 します。source $HOME/.cshrcあるいは、ads.cshrc ファイルを 別 に 作 成 した 場 合 は、 以 下 のコマンドを 入 力 して.cshrc ファイルを 指 定 します。source $HOME/ads.cshrcこれらの 環 境 変 数 を 設 定 する 必 要 があるのは 1 度 だけです。 環 境 変 数 の 設 定 時 に、OCXコントロールを 登 録 したいかどうかが 尋 ねられます。OCX コントロールを 登 録 しない限 りは ADS を 使 用 できません。OCX コントロールを 登 録 するには、register.sh という 名 前 のファイルに 保 存 されているスクリプトを 実 行 します。スクリプトの 実 行 は、ユーザの 許 可 に 基 づいて 自 動 的 に 行 われます。このスクリプトファイル register.sh は、その 後 も 何 回 か 実 行 しなければならない場 合 があります。 複 数 台 ある UNIX/Linux ワークステーションのうちの 1 台 で ADS を実 行 したい 場 合 は、 各 ワークステーションでスクリプトファイル register.sh を 実行 しない 限 り ADS を 使 用 することはできません。register.shを 問 題 なく 実 行 するには、DISPLAY 環 境 変 数 を 正 しく 設 定 する 必 要 があります。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 2-9


ADS およびライセンスのインストール2.2.3 UNIX/Linux 版 ソフトウェアライセンスのインストールADS 1.2 は FLEXlm ライセンス 管 理 ソフトウェアを 使 用 してライセンス 管 理 を 行 っています。 以 下 の 手 順 に 従 って 一 時 ライセンスファイルを 作 成 すると、ADS を 期 間 限 定 で使 用 することができるようになります。この 期 間 中 、<strong>ARM</strong> Limited から 正 式 ライセンスファイルを 取 得 することができます。一 時 ライセンスのインストールADS は、 環 境 変 数 <strong>ARM</strong>HOME の 内 容 からライセンスファイルを 検 出 します。<strong>ARM</strong>HOMEが、ADS 1.2 をインストールした 最 上 位 のディレクトリの 完 全 なパス 名 を 指 していることを 確 認 して 下 さい(この 変 数 は usrsetup.sh スクリプトによって 設 定 されます)。このディレクトリには licenses という 名 前 のサブディレクトリがあります。一 時 ライセンスをインストールするには:1. ADS をクライアントマシンにインストールします。2. ディレクトリを $<strong>ARM</strong>HOME/licenses ディレクトリに 変 更 します。3. 以 下 の lmutil プログラムを 実 行 します。lmutil lminstall次 に、ライセンスファイルを 出 力 するパスを 入 力 します。4. リターンキーを 押 し、デフォルトのファイル 名 を 選 択 します。このファイル 名 には、 作 成 日 に 基 づいた 名 前 が 使 用 されます。 例 えば、 一 時 ライセンスを 2001 年9 月 1 日 に 作 成 した 場 合 は、20010901.lic というファイル 名 で 保 存 されます。5. 一 時 ライセンス 番 号 を 入 力 します。一 時 ライセンスは、<strong>ARM</strong> デベロッパスイートソフトウェアが 入 っていた 箱 に 貼り 付 けられているラベルに、 以 下 の 形 式 で 印 刷 されています。armlmd-ads-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx は 数 字 を 表 します。この 一 時 ライセンス 番 号 を 箱 に 記 載 されている 通 りに 正 確 に 入 力 フィールドに入 力 します。スペースは 入 れずに、マイナス(-) 文 字 を 忘 れずに 入 力 して 下 さい。6. リターンキーを 押 します。ライセンスコードが 有 効 であることが 確 認 されると、Good というメッセージが 表 示 されます。7. リターンキーを 2 回 押 します。これでデータが 読 み 込 み 可 能 な 部 分 ライセンスに変 換 され、ディスクに 保 存 されます。8. 以 下 のコマンドを 入 力 します。cat package.dat 20010901.lic > license.dat20010901.lic はステップ 4 で 作 成 したファイルの 名 前 になります。これで、 完全 な 一 時 ライセンスが 作 成 されます。2-10 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


ADSおよびライセンスのインストール正 式 ライセンス一 時 ライセンスの 有 効 期 間 は 最 長 45 日 です。 一 時 ライセンスを 正 式 ライセンスに 切 り替 える 場 合 は、P. 2-12「 正 式 ライセンスの 取 得 」の 指 示 に 従 って 下 さい。2.2.4 UNIX/Linux 版 ADS 1.2 のアンインストールUNIX または Linux コンピュータから ADS 1.2 をアンインストールする 場 合 は、ADS インストールディレクトリおよびそのサブディレクトリを 全 て 削 除 して 下 さい。2.2.5 UNIX/Linux 版 ADS 1.2 の 再 インストールUNIX または Linux コンピュータに ADS 1.2 を 再 インストールするには、P. 2-7「UNIX/Linux 版 ADS 1.2 のインストール」で 説 明 しているインストール 手 順 を 繰 り 返 します。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 2-11


ADS およびライセンスのインストール2.3 正 式 ライセンスの 取 得ADS 1.2 を 継 続 的 に 使 用 するには、 一 時 ライセンスの 有 効 期 間 が 過 ぎる 前 に 正 式 ライセンスを 取 得 し、これをインストールする 必 要 があります。正 式 ライセンスには 2 種 類 あります。• フローティング( 別 名 カウンテッド):Windows/UNIX/Linux ワークステーション対 応• ノードロック:Windows ワークステーションのみに 対 応詳 細 については、P. 3-2「ライセンスの 種 類 」を 参 照 して 下 さい。フローティングライセンスを 申 請 するには、お 客 様 のライセンス 管 理 が 1 台 のサーバまたは 3 台 のサーバのどちらで 管 理 されているのかを 知 る 必 要 があります。 詳 細 については、P. 3-4「 考 え 得 るコンフィギュレーション」を 参 照 して 下 さい。Windows ワークステーションのユーザは、UNIX/Linux ワークステーションのユーザと正 式 ライセンスの 申 請 方 法 が 若 干 異 なります。 正 式 ライセンスを 申 請 するには、「Windows ユーザ」または P. 2-13「UNIX/Linux ユーザ」を 参 照 して 下 さい。P. 2-13「 必 要 な 情 報 」では、 正 式 ライセンス 申 請 時 に 必 要 となる 情 報 の 取 得 方 法 について 説 明 します。P. 2-15「ノードロック 正 式 ライセンスファイルのインストール」では、 正 式 ライセンスファイルをインストールして 使 用 する 準 備 ができた 後 の 手 順 を 説 明 します。2.3.1 Windows ユーザノードロックライセンスまたはフローティングライセンスを 申 請 することができます。どちらのライセンスが 必 要 であるかがはっきりしない 場 合 は、P. 3-2「ライセンスの 種 類 」を 参 照 して 下 さい。正 式 ライセンスは、 以 下 のどちらの 方 法 でも 申 請 することができます。• テキストエディタを 使 用 して ADS インストールディレクトリにあるlicense_request_form.txt という 名 前 のファイルをコピーして 必 要 な 情 報を 記 入 し、その 申 請 書 を <strong>ARM</strong> 社 宛 てに 電 子 メールで 送 信 します。• <strong>ARM</strong> <strong>License</strong> Wizard を 使 用 して、 必 要 事 項 を 全 て 記 入 した 申 請 書 を 含 むファイルを 作 成 し、そのファイルを <strong>ARM</strong> 社 宛 てに 電 子 メールで 送 信 します。<strong>ARM</strong> <strong>License</strong> Wizard でライセンス 申 請 書 を 作 成 するには、2 番 目 に 表 示 される 画 面(P. 1-11 図 1-2 参 照 )で [Create <strong>License</strong> Request Form] を 選 択 し、[Next] ボタンをクリックします。P. 2-13 図 2-3 が 示 すダイアログは、 必 要 事 項 の 入 力 を 促 す 3 つの 画 面 の 中で 最 初 に 表 示 される 画 面 です。2-12 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


ADSおよびライセンスのインストール図 2-3 ノードロック 正 式 ライセンス 申 請 書 の 作 成「 必 要 な 情 報 」では、 申 請 書 記 入 時 に 必 要 となる 情 報 と、その 情 報 の 見 つけ 方 について説 明 します。<strong>ARM</strong> の 電 子 メールアドレスは 申 請 書 に 記 されています。2.3.2 UNIX/Linux ユーザ正 式 ライセンスを 取 得 するにはシステム 管 理 者 に 連 絡 する 必 要 があります。システム管 理 者 は、ADS インストールディレクトリにある license_request_form.txt というファイル 名 のライセンス 申 請 書 に 必 要 事 項 を 記 入 して、そのファイルを <strong>ARM</strong> 社 宛てに 電 子 メールで 送 信 して 下 さい。しばらくすると 正 式 ライセンスが 送 られてきます。システム 管 理 者 は、1 台 のライセンスサーバ(または 3 台 のライセンスサーバ)およびADS がインストールされている 各 ワークステーションに 正 式 ライセンスをインストールする 必 要 があります。システム 管 理 者 が 必 要 とする 情 報 とその 情 報 の 見 つけ 方 については、「 必 要 な 情 報 」を参 照 して 下 さい。2.3.3 必 要 な 情 報Windows コンピュータでライセンスを 申 請 する 場 合 は、<strong>ARM</strong> <strong>License</strong> Wizard を 使 用 することができます。この Wizard を 使 用 すると、いくつかの 必 要 な 情 報 が 自 動 的 に 入 力されます。Windows コンピュータでない 場 合 は、ライセンス 申 請 書 のコピーを 作 成 して、これに必 要 な 情 報 を 記 入 する 必 要 があります。ライセンス 申 請 書 は、license_request_form.txt という 名 前 のファイルに 保 存 されています。正 式 ライセンスの 申 請 に 必 要 となる 情 報 は、 以 下 の 通 りです。End User Name/Company/Phone/E-Mail address(エンドユーザ 名 / 会 社 名 / 電 話 番 号 /電 子 メールアドレス)お 客 様 のお 名 前 、 会 社 名 、 電 話 番 号 、 電 子 メールアドレス<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 2-13


ADS およびライセンスのインストールTelephone/E-mail address( ( 電 話 番 号 / 電 子 メールアドレス)会 社 の 所 在 地 ( 郵 便 番 号 、 国 名 を 含 む)Serial number, product name <strong>and</strong> version(シリアル 番 号 、 製 品 名 、バージョン)これらの 情 報 は ADS が 入 っていた 箱 に 印 刷 されています。ADS のシリアル 番 号 と 一 時 ライセンスのキー 番 号 を 混 同 しないように 注 意 して 下 さい。 一 時 ライセンスキー 番 号 は、armlmd-ads- で 始 まります。この 番号 も 箱 に 印 刷 されています。Type of <strong>License</strong>(ライセンスの 種 類 )Node Locked または Floating <strong>License</strong> のどちらかを 選 択 します。Hostid for a node-locked license(ノードロックライセンス 用 hostid)ノードロックライセンスを 申 請 する 場 合 は、お 客 様 のコンピュータのhostid を 入 力 します。hostid は、ネットワークカードがある 場 合 は、ネットワークカードの 物 理 アドレスから 取 得 します。ネットワークカードがない 場 合 は、ハードディスクのシリアル 番 号 となります。hostid をネットワークカードの 物 理 アドレスから 取 得 した 後 でネットワークカードを 変 更 する 場 合 には、 新 規 のライセンスを 申 請 する 必 要 があります。hostid にハードディスクのシリアル 番 号 を 使 用 した 後 でハードディスクを 変 更 する 場 合 は、 新 規 のライセンスを 申 請 する 必 要 があります。ネットワークに 接 続 するたびに 異 なるネットワークカードを 使 用 するノート PC の 場 合 には、ハードディスクのシリアル 番 号 を hostid として使 用 することで、ADS をいつでも 使 用 することができます。コンピュータの hostid を 確 認 する 方 法 については、P. 6-4「Hostid」を 参照 して 下 さい。Hostname <strong>and</strong> hostid for floating licenses with a single server(1 台 のサーバでフローティングライセンスを 申 請 する 場 合 のホスト 名 および hostid)1 台 のサーバで 管 理 するフローティングライセンスを 申 請 する 場 合 には、ライセンスサーバとなるコンピュータのホスト 名 および hostid を 入 力 します。コンピュータのホスト 名 を 確 認 する 方 法 については、P. 6-4「ホスト 名 」を 参 照 して 下 さい。コンピュータの hostid を 確 認 する 方 法 については、P. 6-4「Hostid」を 参 照 して 下 さい。Hostnames <strong>and</strong> hostids for floating licenses with a redundant server set( ( 複 数 のサーバでフローティングライセンスを 申 請 する 場 合 のホスト 名 および hostid)3 台 のサーバで 管 理 するフローティングライセンスを 申 請 する 場 合 には、ライセンスサーバとなる 3 台 のコンピュータのホスト 名 および hostid をそれぞれ 入 力 します。コンピュータのホスト 名 を 確 認 する 方 法 については、P. 6-4「ホスト 名 」を 参 照 して 下 さい。コンピュータの hostid を 確 認 する 方 法 については、P. 6-4「Hostid」を 参 照 して 下 さい。<strong>License</strong> Request Filename(ライセンス 申 請 ファイル 名 )ライセンス 申 請 書 が 作 成 されると、このファイルに 保 存 されます。パスまたはファイル 名 は、 自 由 に 変 更 できます。2-14 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


ADSおよびライセンスのインストール2.3.4 ノードロック 正 式 ライセンスファイルのインストールノードロック 正 式 ライセンスを 申 請 する 場 合 は、<strong>ARM</strong> 社 から 受 け 取 った 正 式 ライセンスファイルを 使 用 して、ADS インストールディレクトリ 内 の licenses サブディレクトリにある license.dat という 名 前 のライセンスファイルをインストールします。この 作 業 は <strong>ARM</strong> <strong>License</strong> Wizard を 使 用 して 以 下 の 手 順 で 行 うことができます。1. [ スタート ] → [ プログラム ] → [<strong>ARM</strong> <strong>Developer</strong> <strong>Suite</strong> v1.2] → [<strong>ARM</strong> <strong>License</strong>Wizard] の 順 で 選 択 します。2. [Next] ボタンをクリックします。3. [Install <strong>License</strong>] が 選 択 されていることを 確 認 し、[Next] ボタンをクリックします。4. [Browse] ボタンを 使 用 して、 受 け 取 った 正 式 ライセンスファイルの 保 存 場 所 を 検索 し、そのファイルを 選 択 した 後 、[Next] ボタンをクリックします。5. [<strong>License</strong> File List] から ...ADSv1_2\licenses\license.dat(...ADSv1_2は ADS インストールディレクトリ)を 選 択 し、[Next] ボタンをクリックします。6. [Finish] ボタンをクリックします。これで、 正 式 にライセンス 管 理 される ADS ツールを 使 用 できます。2.3.5 フローティング 正 式 ライセンスのインストール正 式 フローティングライセンスファイルは、 各 ADS ワークステーションおよび 各 ライセンスサーバにインストールする 必 要 があります。通 常 は、<strong>ARM</strong> 社 から 受 け 取 った 正 式 ライセンスファイルを 使 用 して、ADS ワークステーションの ADS インストールディレクトリ 内 の licenses サブディレクトリに 収 録 されている license.dat という 名 前 のライセンスファイルをインストールします。<strong>ARM</strong> 製 品 の 複 数 のライセンスを 取 得 している 場 合 、またはライセンスファイルを 別 の場 所 に 保 存 したい 場 合 には、これらのライセンスファイルの 名 前 を 保 持 するように 環境 変 数 <strong>ARM</strong>LMD_LICENSE_FILE を 設 定 する 必 要 があります。例 外 的 に、ライセンスファイルに 別 の 名 前 を 付 け、ワークステーション 上 の 別 の 場 所に 保 存 できる 場 合 があります。このような 場 合 には、ライセンスファイルのパスと 名前 を 環 境 変 数 <strong>ARM</strong>LMD_LICENSE_FILE で 定 義 する 必 要 があります(P. 6-6「ライセンスが 検 出 されない」 参 照 )。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 2-15


ADS およびライセンスのインストールWindows ワークステーションワークステーションが Windows 環 境 で 動 作 している 場 合 、<strong>ARM</strong> <strong>License</strong> Wizard を 使 用して 以 下 の 手 順 で 正 式 ライセンスをインストールすることができます。1. [ スタート ] → [ プログラム ] → [<strong>ARM</strong> <strong>Developer</strong> <strong>Suite</strong> v1.2] → [<strong>ARM</strong> <strong>License</strong>Wizard] の 順 で 選 択 します。2. [Next] ボタンをクリックします。3. [Install <strong>License</strong>] が 選 択 されていることを 確 認 し、[Next] ボタンをクリックします。4. [Browse] ボタンを 使 用 して、 受 け 取 った 正 式 ライセンスファイルの 保 存 場 所 を 検索 し、そのファイルを 選 択 した 後 、[Next] ボタンをクリックします。5. [<strong>License</strong> File List] から ...ADSv1_2\licenses\license.dat(...ADSv1_2は ADS インストールディレクトリ)を 選 択 し、[Next] ボタンをクリックします。6. [Finish] ボタンをクリックします。UNIX/Linux ワークステーションUNIX/Linux ワークステーションで ADS を 実 行 する 場 合 には、 以 下 の 手 順 で 手 動 でインストールする 必 要 があります。1. ADS インストールディレクトリ 内 の licenses サブディレクトリにあるlicense.dat という 名 前 のファイルに、 受 け 取 ったライセンスファイルの 内 容を 保 存 します。ADS を 実 行 する 1 台 の UNIX/Linux コンピュータには、フローティングライセンスが 必要 です。UNIX または Linux コンピュータで FLEXlm サーバソフトウェアと ADS アプリケーションソフトウェアの 両 方 を 実 行 することも 認 められています。ライセンス 管 理 サーバフローティングライセンスを 持 つワークステーションからライセンス 管 理 された ADSの 機 能 が 呼 び 出 されると、ワークステーションはライセンスファイルにリストされているサーバに 許 可 を 求 めます。FLEXlm サーバソフトウェアは、ライセンスファイルにリストされている 各 サーバにインストールして 実 行 する 必 要 があります。 各 サーバは、ローカルファイルシステム 上 のライセンスファイルに 対 してアクセス 権 を 所 有 する 必要 があります。ライセンスサーバに 正 式 ライセンスをインストールするには、FLEXlm ライセンス 管 理ソフトウェアと 同 じディレクトリに 正 式 ライセンスファイルのコピーを 置 きます。コンピュータがライセンス 管 理 サーバとしてのみ 機 能 している 場 合 は、ADS をインストールする 必 要 はありません。2-16 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


ADSおよびライセンスのインストール2.4 インストール 後 の 手 順FLEXlm ライセンスサーバを 管 理 する 情 報 を 含 め、FLEXlm に 関 する 詳 しい 説 明 については、 本 書 の 以 降 の 章 を 参 照 して 下 さい。ADS を 構 成 するコンポーネントの 説 明 および 付 属 文 書 については、 製 品 説 明 書 を 参 照して 下 さい。SDT 2.50/2.51 または ADS 1.0/1.0.1/1.1 からアップグレードする 場 合 は、 製 品 説 明 書 の「 相 違 点 」の 章 に 目 を 通 し、 数 々のリリース 間 での 変 更 点 と 互 換 性 の 有 無 について 確 認することを 推 奨 します。既 存 の SDT プロジェクトを ADS に 移 行 したい 場 合 は、 製 品 説 明 書 の 第 4 章 で、ビルドオプションの 修 正 方 法 と 一 般 的 な 問 題 の 解 決 方 法 を 確 認 して 下 さい。ADS を 初 めて 使 用 する 場 合 は、 製 品 説 明 書 の 第 3 章 に 記 載 している ADS ツールチェインの 説 明 を 参 照 して 下 さい。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 2-17


ADS およびライセンスのインストール2-18 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


第 3 章ライセンス 管 理本 章 では、FLEXlm ライセンス 管 理 ソフトウェアによる ADS の 管 理 方 法 と、ADS の 全ユーザに 必 要 な FLEXlm 構 成 要 素 のインストール 方 法 について 説 明 します。 本 章 は 以下 のセクションから 構 成 されています。• ライセンスの 種 類 :P. 3-2• 考 え 得 るコンフィギュレーション:P. 3-4• 上 級 ユーザ 向 けの 情 報 :P. 3-6<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 3-1


ライセンス 管 理3.1 ライセンスの 種 類インストールしたどの ADS も、 以 下 のいずれかのライセンスを 保 持 している 有 効 なライセンスファイルへのアクセス 権 を 持 っている 必 要 があります。以 下 の 3 種 類 のライセンスは、 通 常 license.dat ファイルに 保 存 されています。• 一 時 ライセンス• ノードロックライセンス• フローティングライセンス:P. 3-33.1.1 一 時 ライセンスADS をインストールすると、 一 時 ライセンスを 作 成 するオプションもインストールされます。 一 時 ライセンスは、 厳 密 に 45 日 間 を 超 えない 期 間 だけ 有 効 です。一 時 ライセンスの 目 的 は、 正 式 ライセンスの 申 請 、 取 得 、インストールを 完 了 するまで 待 つことなく、ユーザがすぐに ADS を 使 用 できるようにすることです。3.1.2 ノードロックライセンスノードロックライセンスは、1 台 の 特 定 のコンピュータに 対 して ADS を 使 用 する 許 可を 与 えます。ADS を 1 台 の 特 定 のコンピュータだけで 実 行 できれば 良 い 場 合 には、ノードロックライセンスで 十 分 です。ノードロックライセンスは、Windows 環 境 のみで 使 用 できます。UNIX/Linux コンピュータで ADS を 実 行 するには、フローティングライセンスをインストールする 必 要 があります。コンピュータは、ネットワークカードのアドレスまたはハードディスクのシリアル 番号 によって 識 別 されます。PC ネットワークカードへのノードロックネットワークカードのアドレスをノードロックライセンス 用 hostid として 使 用 するには、システムを 以 下 のように 構 成 する 必 要 があります。Windows NT/2000以 下 のいずれかをインストールしている 必 要 があります。• SNMP サービス• NETBEUI 転 送 プロトコル• NW Link(IPX/SPX) 転 送 プロトコルWindows 95/98/ME以 下 のいずれかをインストールしている 必 要 があります。• NETBEUI 転 送 プロトコル• NW Link(IPX/SPX) 転 送 プロトコル3-2 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


ライセンス 管 理上 記 に 指 定 されている 条 件 が 満 たされていない 場 合 には、ネットワークカード ID が 返されない、あるいは 誤 った ID が 返 されます。3.1.3 フローティングライセンスフローティングライセンスは、 時 にはカウンテッドライセンスとも 呼 ばれ、より 柔 軟性 のあるライセンスです。ネットワーク 上 の 任 意 の 数 のコンピュータに ADS をインストールすることが 可 能 であり、 許 可 されている 同 時 ユーザ 数 に 達 するまでは、FLEXlmはそのネットワークに 接 続 されているどのコンピュータでのアプリケーションの 起 動も 許 可 します。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 3-3


ライセンス 管 理3.2 考 え 得 るコンフィギュレーション以 下 の 方 法 で、ADS を 任 意 の 数 のコンピュータにインストールすることができます。ノードロックADS がインストールされている 各 コンピュータは、そのコンピュータのネットワークアドレスまたはハードディスクのシリアル 番 号 に 対 してのみ 有 効 な 固 有 のライセンスファイルを 持 ちます。ノードロックライセンスは、Windows コンピュータのみで 使 用 できます。フローティング:1 台 のサーバFLEXlm サーバソフトウェアをインストールし、 正 式 ライセンスファイルのコピーで 呼 び 出 すことで、1 台 のコンピュータをライセンス 管 理 サーバとして 機 能 させます。同 じネットワーク 上 にあれば、 他 の 何 台 のコンピュータにも ADS をインストールすることができます。 各 コンピュータは 正 式 ライセンスファイルのローカルコピーを 保 持 し、このコピーを 使 用 してライセンス 管 理サーバの 場 所 を 探 します。サーバが 故 障 した 場 合 には、 全 てのコンピュータで ADS を 実 行 できなくなります。フローティング:3 台 のサーバ1 台 のサーバを 使 用 する 場 合 のコンフィギュレーションと 似 ていますが、FLEXlm サーバソフトウェアを 3 台 のコンピュータにインストールして実 行 し、 各 コンピュータで 正 式 ライセンスファイルを 持 ちます。このコンフィギュレーションでは、1 台 のライセンスサーバが 故 障 したとしても、 他 の 2 台 が 機 能 している 限 り ADS を 実 行 し 続 けることが 可 能です。ライセンス 管 理 サーバと ADS ワークステーションは、 以 下 の 例 外 を 除 き、Windows、UNIX、Linux が 混 在 する 環 境 で 実 行 することができます。注Windows 95/98/ME 環 境 でのライセンス 管 理 サーバの 運 用 はサポートされていません。FLEXlm サーバソフトウェアは、ADS を 実 行 するネットワーク 上 の 1 台 または 3 台 のコンピュータが、フローティングライセンスでライセンス 管 理 サーバとして 機 能 する場 合 にのみ、これらのコンピュータにインストールする 必 要 があります。P. 3-5 例 3-1 は、 典 型 的 なノードロックライセンスを 示 しています。このライセンスでは、80ff12fe という hostid の 値 で 識 別 された 1 台 の 特 定 のコンピュータで、 指 定された ADS ツールを 使 用 することができます。3-4 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


ライセンス 管 理例 3-1 典 型 的 なノードロックライセンスINCREMENT armasm armlmd 1.2 permanent uncounted 8C7A2E4645ABA898ADE8 \HOSTID=80ff12fe ISSUER="<strong>ARM</strong> Limited"INCREMENT compiler armlmd 1.2 permanent uncounted \4CAEBE16C038EF8B7A6D HOSTID=80ff12fe ISSUER="<strong>ARM</strong> Limited"INCREMENT armulate armlmd 1.2 permanent uncounted \0CAADE76FE86A5DB4C0E HOSTID=80ff12fe ISSUER="<strong>ARM</strong> Limited"INCREMENT axd armlmd 1.2 permanent uncounted 2CEA6E06A31B21E99CE4 \HOSTID=80ff12fe ISSUER="<strong>ARM</strong> Limited"INCREMENT fromelf armlmd 1.2 permanent uncounted 2C8A2E06D45D8CA81BEC \HOSTID=80ff12fe ISSUER="<strong>ARM</strong> Limited"INCREMENT armlink armlmd 1.2 permanent uncounted 6C2A9E268A71C496A9C2 \HOSTID=80ff12fe ISSUER="<strong>ARM</strong> Limited"INCREMENT codewarrior armlmd 1.2 permanent uncounted \9C0A0EE60D4651C673D0 HOSTID=80ff12fe ISSUER="<strong>ARM</strong> Limited"INCREMENT armsd armlmd 1.2 permanent uncounted CC1A7736C638D61B194A \HOSTID=80ff12fe ISSUER="<strong>ARM</strong> Limited"例 3-2 は、 典 型 的 なフローティングライセンスを 示 しています。このライセンスでは、ネットワーク 上 の 限 定 された 台 数 のワークステーションで、 指 定 された ADS ツールを使 用 することができます。 各 ワークステーションがライセンスサーバから 実 行 許 可 を取 得 します。例 3-2 典 型 的 なシングルサーバのフローティングライセンスSERVER license1.somedomain.com 785f2170 8224VENDOR armlmdUSE_SERVERINCREMENT armasm armlmd 1.2 permanent 10 8C7AFE76C560543E02C9 \ISSUER="<strong>ARM</strong> Limited"INCREMENT compiler armlmd 1.2 permanent 10 FCBA0EA68EB14B3FCB0E \ISSUER="<strong>ARM</strong> Limited"INCREMENT armulate armlmd 1.2 permanent 10 9CCA5EA616115A993BDD \ISSUER="<strong>ARM</strong> Limited"INCREMENT axd armlmd 1.2 permanent 10 BC2A1E9693307585B75D \ISSUER="<strong>ARM</strong> Limited"INCREMENT fromelf armlmd 1.2 permanent 10 FCEA2E76905A58AE82B5 \ISSUER="<strong>ARM</strong> Limited"INCREMENT armlink armlmd 1.2 permanent 10 6C4A1ED68EDA5884A41F \ISSUER="<strong>ARM</strong> Limited"INCREMENT codewarrior armlmd 1.2 permanent 10 5CFABED6DB2F9BAE2A31 \ISSUER="<strong>ARM</strong> Limited"INCREMENT armsd armlmd 1.2 permanent 10 AC7A4E060E5B22957AE1 \ISSUER="<strong>ARM</strong> Limited"<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 3-5


ライセンス 管 理3.3 上 級 ユーザ 向 けの 情 報FLEXlm に 詳 しいユーザには、<strong>ARM</strong> の 本 ソフトウェアの 実 装 に 関 する 以 下 の 情 報 が 役立 つかもしれません。• ライセンス 管 理 ソフトウェアは、Windows、UNIX、Linux のどの 環 境 でも 実 行 することができます。• <strong>ARM</strong> のベンダーデーモンプログラムは 次 の 通 りです。Windowsarmlmd.exeUNIX または Linux armlmd• ADS を 実 行 しているコンピュータのデフォルトのライセンスファイルは 以 下 の通 りです。Windows$<strong>ARM</strong>HOME\licenses\license.datUNIX または Linux $<strong>ARM</strong>HOME/licenses/license.dat• ライセンス 管 理 サーバには、FLEXlm サーバソフトウェアをインストールする 必要 があります。ADS をインストールすると、このソフトウェアがデフォルトでインストールされます。• FLEXlm ライセンス 管 理 サーバを 設 定 する 場 合 には、 各 サーバ 上 の FLEXlm サーバソフトウェアと 同 じディレクトリにライセンスファイルのコピーを 保 存 することを 推 奨 します。3.3.1 FLEXlm によるライセンスファイルの 検 出 方 法<strong>ARM</strong> ライセンス 管 理 ソフトウェアが 検 索 する 場 所 は、 環 境 変 数<strong>ARM</strong>LMD_LICENSE_FILE に 保 存 されています。これらの 位 置 は、LM_LICENSE_FILEに 指 定 されている 位 置 、 汎 用 FLEXlm 環 境 変 数 、<strong>ARM</strong> ソフトウェアが 想 定 するデフォルト 位 置 のどこよりも 先 に 検 索 されます。Windows 環 境 では、ライセンスファイルの 位 置 を、レジストリHKEY_LOCAL_MACHINE\Software\FLEXlm <strong>License</strong> Manager\<strong>ARM</strong>LMD_LICENSE_FILE に 保 存 することが可 能 ですが、 必 ずしもここに 保 存 しなければならないわけではありません。このレジストリエントリが 存 在 する 場 合 は、 環 境 変 数 <strong>ARM</strong>LMD_LICENSE_FILE に 指 定 された 位置 の 後 、かつ 環 境 変 数 LM_LICENSE_FILE に 指 定 された 位 置 の 前 に、レジストリに 記録 されている 位 置 が 検 索 されます。3.3.2 FLEXlm を 複 数 の 製 品 で 使 用 するFLEXlm は、 広 く 使 用 されているライセンス 管 理 製 品 です。そのため、 既 に FLEXlmを 使 用 している 複 数 の 製 品 を 使 用 している 場 合 が 考 えられます。FLEXlm に 関 する 詳しい 情 報 については、ADS インストール CD-ROM の flexlm サブディレクトリに 保存 されている enduser.pdf ファイルを 参 照 して 下 さい。FLEXlm ソフトウェアの 最新 バージョンは、 以 前 のバージョンを 使 用 してビルドしたベンダーデーモンにも 使 用することができます。3-6 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


ライセンス 管 理<strong>ARM</strong> が ADS 1.2 で 使 用 している FLEXlm のバージョンは 7.2 です。<strong>ARM</strong>LMD は、FLEXlmバージョン 7.2 以 上 を 必 要 とします。 現 在 の ADS ライセンスファイルで、ADS の 現 在のバージョンだけではなく、ADS の 旧 バージョンも 使 用 することができます。全 く 同 じライセンスサーバを 2 つ 以 上 の 製 品 で 使 用 し、これをライセンスファイル 内の SERVER 行 で 指 定 している 場 合 には、これらのライセンスファイルを 1 つのライセンスファイルに 結 合 することができます(「ライセンスファイルの 結 合 」 参 照 )。 各 製品 ごとのライセンスファイルに 異 なるライセンスサーバが 使 用 されている 場 合 には、別 々のライセンスファイルを 使 用 する 必 要 があります(「 個 別 のライセンスファイル」参 照 )。ライセンスファイルの 結 合以 下 の 場 合 に 限 り、 個 々のライセンスファイルを 1 つのライセンスファイルに 結 合 することができます。• 各 ライセンスファイル 内 の SERVER 行 数 が 同 じである 場 合• あるファイルに 含 まれる 各 SERVER 行 の hostid フィールドが、 残 りのファイルに 含 まれる 各 SERVER 行 の hostid フィールドと 完 全 に 一 致 する 場 合1 つのライセンスファイルを 使 用 して LMGRD の 1 つのインスタンスだけを 実 行 したい場 合 には、 互 換 性 のあるライセンスファイルを 結 合 することも 考 えられますが、ライセンスファイルを 個 別 に 管 理 していても、パフォーマンスへの 影 響 はほとんどありません。いくつかの 製 品 のライセンスファイルを 結 合 するには:1. テキストエディタを 使 用 して、1 つのライセンスファイルの 内 容 を 新 しいファイルにコピーします。2. 他 のライセンスファイルの 内 容 を 新 しいファイルの 最 後 に 追 加 します。3. 新 しいファイルで、 同 一 SERVER 行 の 1 組 だけを 残 し、その 他 を 全 て 削 除 します。4. 結 合 したライセンスファイルを 保 存 します。5. ライセンスファイルが 複 数 のベンダーから 提 供 されている 場 合 には、 結 合 したライセンスファイルのコピーを 各 ベンダーのデフォルトのライセンスファイル 保存 場 所 に 配 置 することを 推 奨 します。個 別 のライセンスファイルライセンス 管 理 された 製 品 が 複 数 ある 場 合 、 以 下 の 理 由 からそれらのライセンスには互 換 性 がないことがあります。• 一 方 のライセンスが 1 台 のサーバを 使 用 するように 設 定 され(SERVER 行 が 1 行しかない)、 他 方 のライセンスが 冗 長 サーバを 使 用 するように 設 定 されている(SERVER 行 が 複 数 行 ある)。• 複 数 のライセンスが 異 なるサーバを 使 用 するように 設 定 されている( 複 数 のライセンスファイルで 指 定 されるサーバの hostids が 完 全 に 同 じではない)。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 3-7


ライセンス 管 理ライセンスに 互 換 性 がない 場 合 はライセンスファイルを 別 々に 保 存 し、 各 ライセンスファイルの LMGRD の 単 独 コピーを 実 行 する 必 要 があります。これによるパフォーマンスへの 影 響 はほとんどありません。注FLEXlm 6.0 以 上 では、 各 ソフトウェアベンダーがそれぞれのライセンスファイルを 検出 するための 固 有 の 環 境 変 数 を 使 用 することが 許 されています。xxx がベンダーライセンスデーモンの 名 前 である 場 合 、 環 境 変 数 の 名 前 は xxx_LICENSE_FILE になります。<strong>ARM</strong> Limited のベンダーデーモンは <strong>ARM</strong>LMD となり、<strong>ARM</strong>LMD_LICENSE_FILE が<strong>ARM</strong> ソフトウェアの 環 境 変 数 となります。FLEXlm のベンダーデーモンは、ベンダー固 有 の 環 境 変 数 を 検 索 します。3-8 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


第 4 章サーバソフトウェア本 章 では、FLEXlm サーバソフトウェアのインストールとその 使 用 について 説 明 します。フローティングライセンスを 使 用 しない 場 合 は FLEXlm サーバソフトウェアは 必要 ありませんので、 本 章 を 読 み 飛 ばしても 問 題 はありません。 本 章 は 以 下 のセクションから 構 成 されています。• Windows サーバにサーバソフトウェアをインストールする:P. 4-2• UNIX/Linux サーバにサーバソフトウェアをインストールする:P. 4-3• サーバソフトウェアの 実 行 :P. 4-4<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 4-1


サーバソフトウェア4.1 Windows サーバにサーバソフトウェアをインストールするフローティングライセンスの 下 で ADS を 使 用 するには、 事 前 に FLEXlm サーバソフトウェアを 1 台 または 3 台 のサーバにインストールし、これを 実 行 する 必 要 があります。注Windows 95/98/MEマシンのライセンスサーバとしての 使 用 はサポートされていません。Windows サーバには 以 下 の 手 順 でサーバソフトウェアをインストールします。1. ADS CD-ROM の flexlm\win32 ディレクトリに 収 録 されているファイルを、サーバの C:\flexlm ディレクトリにコピーします。2. PATH に C:\flexlm を 追 加 します。3. <strong>ARM</strong> 社 から 取 得 したフローティングライセンスが 含 まれている license.datファイルを、 各 サーバの C:\flexlm ディレクトリと、ADS がインストールされている 各 コンピュータの ADS インストールディレクトリのサブディレクトリ\licenses にコピーします。フローティングライセンスを 取 得 するには、P. 2-12「 正 式 ライセンスの 取 得 」を 参 照 して 下 さい。4-2 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


サーバソフトウェア4.2 UNIX/Linux サーバにサーバソフトウェアをインストールするフローティングライセンスの 下 で ADS を 使 用 するには、 事 前 に FLEXlm サーバソフトウェアを 1 台 または 3 台 のサーバにインストールし、これを 実 行 する 必 要 があります。以 下 は、サポートされている UNIX/Linux プラットフォームの 最 低 バージョンと、 各 プラットフォームに 適 したソフトウェアが 保 存 されているADS CD-ROMのサブディレクトリです。Solaris 2.6HP-UX 10.20Redhat Linux 6.1flexlm/solarisflexlm/hpuxflexlm/linuxどのディレクトリにも、サーバソフトウェアは TAR ファイル 形 式 で flexlm.tar という 名 前 のファイルに 保 存 されています。UNIX/Linux サーバには 以 下 の 手 順 でサーバソフトウェアをインストールします。1. 適 切 なディレクトリに 保 存 されている TAR ファイルを、ライセンスサーバマシンにコピーします。 保 存 先 のディレクトリは、PATH に 含 まれている 必 要 があります。2. ライセンスサーバマシンで、 以 下 のコマンドを 入 力 してファイルを 解 凍 します。tar xvf flexlm.tar3. ソフトウェアを 解 凍 した 後 、makelinks.sh スクリプトを 実 行 します。 解 凍 したソフトウェアが 保 存 されているディレクトリに 移 動 し、 以 下 のコマンドを 入 力します。sh ./makelinks.sh4. <strong>ARM</strong> 社 から 取 得 したフローティングライセンスが 含 まれているファイルのコピーには、FLEXlm サーバまたは ADS ユーザワークステーションとして 動 作 するどのコンピュータでもアクセスできるようにしておく 必 要 があります。フローティングライセンスを 取 得 するには、P. 2-12「 正 式 ライセンスの 取 得 」を 参 照 して 下 さい。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 4-3


サーバソフトウェア4.3 サーバソフトウェアの 実 行フローティングライセンスで ADS を 実 行 するには、その 前 にサーバソフトウェアを 実行 する 必 要 があります。サーバが 1 台 しかない 場 合 には、そのサーバで FLEXlm サーバソフトウェアを 実 行 する 必 要 があります。3 台 のサーバを 使 用 する 冗 長 モデルでは、 少 なくとも 2 台 のサーバで 常 時 FLEXlm サーバソフトウェアを 実 行 している 必 要 があります。3 台 のサーバには、Windows、UNIX、Linux コンピュータを 組 み 合 わせて 使 用 することができます。4.3.1 Windows サーバの 設 定 と 起 動Windows サーバでライセンスサーバソフトウェアを 設 定 し、 起 動 するには:1. ADS インストールディレクトリ 内 の \bin サブディレクトリにあるlmtools.exe を 実 行 します。2. 図 4-1 が 示 す [Configuration using Services] オプションを 選 択 します。図 4-1 [Configuration using Services] の 選 択3. [Configure Services] タブをクリックし、P. 4-5 図 4-2 が 示 すダイアログボックスを表 示 させます。この 例 では、 標 準 的 なパスが 入 力 された 状 態 のダイアログボックスを 示 しています。4-4 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


サーバソフトウェア図 4-2 サーバセットアップダイアログ4. 必 要 なファイルを 指 定 するパスを 入 力 するか、[Browse] ボタンをクリックしてファイルの 保 存 場 所 を 探 し、ファイルを 選 択 します。ここでは 以 下 のファイルのパスを 指 定 する 必 要 があります。• 実 行 可 能 ファイル lmgrd.exe• ライセンスファイル license.dat• ログファイル debug.log5. サーバの 起 動 時 に 自 動 的 にサーバソフトウェアを 実 行 させたい 場 合 には、[UseServices] チェックボックスをクリックし、 次 に [Start Server at Power Up] チェックボックスをクリックします。6. [Save Service] ボタンをクリックします。7. メッセージが 表 示 されたら、[FLEXlm <strong>License</strong> Manager] サービスの 保 存 を 確 定 します。8. [Start/Stop/Reread] タブをクリックし、[FLEXlm <strong>License</strong> Manager] サービスが 選 択されていることを 確 認 します。9. [Start Server] ボタンをクリックすると、ライセンスサーバソフトウェアの 実 行 が開 始 されます。この 作 業 で 何 らかの 問 題 が 生 じた 場 合 には、 第 6 章 「トラブルシューティング」を 参照 して 下 さい。サーバセットアップダイアログのさらに 詳 しい 説 明 については、ADS1.2 インストール CD-ROM に PDF 形 式 で 収 録 されている FLEXlm End Users <strong>Guide</strong> の「<strong>License</strong> Administration Tools for Windows」のセクションを 参 照 して 下 さい。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 4-5


サーバソフトウェア4.3.2 UNIX/Linux サーバの 起 動UNIX/Linux サーバでライセンスサーバソフトウェアを 起 動 するには、ライセンスサーバソフトウェアが 保 存 されているディレクトリに 移 動 し、 以 下 のコマンドを 入 力 します。nohup lmgrd -c license_file_name -l logfile_name &上 記 において:license_file_nameライセンスファイルが 保 存 されている 場 所 への 正 しいパス 名 を 指 定 します。logfile_nameログファイルが 保 存 される 場 所 への 正 しいパス 名 を 指 定 します。ライセンスサーバの 起 動 後 は、 以 下 を 入 力 することによってライセンスサーバからの出 力 を 表 示 させることができます。cat logfile_nameこの 作 業 で 何 らかの 問 題 が 発 生 した 場 合 には、 第 6 章 「トラブルシューティング」、または ADS 1.2 インストール CD-ROM に PDF 形 式 で 保 存 されている FLEXlm End Users<strong>Guide</strong> を 参 照 して 下 さい。4-6 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


第 5 章ユーティリティ本 章 では、FLEXlm ライセンス 管 理 システムの 一 部 として 提 供 されている 様 々なユーティリティプログラムについて 説 明 します。 本 章 は 以 下 のセクションから 構 成 されています。• 使 用 可 能 なユーティリティ:P. 5-2• Windows 環 境 でのユーティリティの 実 行 :P. 5-6• UNIX/Linux 環 境 でのユーティリティの 実 行 :P. 5-8• ユーティリティに 関 するその 他 の 情 報 :P. 5-9<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 5-1


ユーティリティ5.1 使 用 可 能 なユーティリティこのセクションでは、ライセンス 管 理 者 向 けに 提 供 されているユーティリティについて 説 明 します。これらのプログラムの 実 行 方 法 については、 以 下 のセクションを 参 照して 下 さい。• Windows 環 境 でのユーティリティの 実 行 :P. 5-6• UNIX/Linux 環 境 でのユーティリティの 実 行 :P. 5-85.1.1 lmcksumlmutil lmcksum [-k] [-c license_file_path]lmutil lmcksum ユーティリティは、ライセンスファイルのチェックサムを 実 行 します。このユーティリティを 使 用 して、ライセンスファイルに 入 力 エラーがないかどうかをチェックすることができます。lmutil lmcksum はファイル 全 体 のチェックサムに 加 え、1 行 単 位 のチェックサムも 表 示 します。ライセンスファイルに cksum=nn 属性 が 含 まれている 場 合 は、 誤 りのある 行 が 自 動 的 に 通 知 されます。このユーティリティは、 特 にライセンスを 書 面 で 受 け 取 って 内 容 をファイルに 入 力 した 場 合 に、データ 入 力 エラーがないかどうかを 調 べるときに 役 立 ちます。-k チェックサムを 大 文 字 と 小 文 字 を 区 別 して 実 行 します。-c license_file_pathこのパラメータが 指 定 されていない 場 合 、このユーティリティは ADS インストールディレクトリの licenses サブディレクトリにあるlicense.datというファイルを 検 査 します。 他 のファイルを 検 査 するには、-c スイッチを 使 用 して 検 査 したいファイルを 指 定 します。5.1.2 lmdiaglmutil lmdiag [-c license_file_list] [-n] [feature]このユーティリティを 使 用 することにより、ライセンスを 確 認 できないときに 問 題 の原 因 を 分 析 することができます。-c license_file_listlicense.dat というファイルは、デフォルトで 検 査 されます。 他 のファイルを 検 査 するには -c スイッチを 使 用 して 下 さい。ファイルリストを指 定 する 場 合 、UNIX ではコロンを、Windows ではセミコロンを 区 切 子として 使 用 して 下 さい。-n 非 インタラクティブモードで 実 行 されます。feature指 定 された 機 能 のみを 診 断 します。 機 能 を 指 定 しない 場 合 、ライセンスファイルの 全 ての 行 が 検 査 されます。lmdiag プログラムは、 先 ず 指 定 された 機 能 の 検 査 を 試 みます。これに 失 敗 すると、その 理 由 が 表 示 されます。5-2 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


ユーティリティlmutil lmdiag がライセンスサーバに 接 続 できないという 理 由 で 検 査 が 失 敗 した 場合 は、 拡 張 接 続 診 断 を 実 行 することができます。この 診 断 では、ライセンスファイル 内に 記 載 されているポート 番 号 の 妥 当 性 が 検 査 されます。lmutil lmdiag は、 応 答 する全 てのポートのポート 番 号 を 表 示 し、lmgrd プロセスにあるポート 番 号 を 通 知 します。lmutil lmdiagは、 指 定 された 機 能 のarmlmdデーモンを 検 出 すると、ライセンスファイルで 使 用 すべき 正 しいポート 番 号 を 表 示 します。5.1.3 lmdownlmutil lmdown [-c license_file_list] [-vendor name] [-q] [-all]このプログラムを 使 用 すると、 全 ノードの 全 ライセンスデーモン(lmgrd、および 全てのベンダーデーモン)を 正 しくシャットダウンすることができます。-c license_file_listシャットダウンするファイルのパスを 指 定 します。 複 数 のパスを 指 定 する 場 合 は、UNIX ではコロンを、Windows ではセミコロンを 区 切 子 として 使 用 して 下 さい。-vendor nameベンダー 名 を 指 定 すると、そのベンダーデーモンのみがシャットダウンされ、lmgrd はシャットダウンされません。-q Are you sure? というメッセージとプロンプトを 表 示 させたくない 場合 に 指 定 します。-all複 数 のサーバを 指 定 すると、 全 てのサーバがシャットダウンされます。サーバをシャットダウンするとライセンスが 失 われるため、-p -2 スイッチで lmgrdを 起 動 し、lmutil lmdown の 実 行 権 限 をライセンス 管 理 者 だけに 制 限 することを 推奨 します。ライセンス 管 理 者 は lmgrd -x lmdown を 使 用 して lmdown をディセーブルできます。1 つのベンダーデーモンを 停 止 させ、 再 始 動 させるには、lmutil lmdown -vendorname を 使 用 した 後 で lmreread -vendor name を 使 用 します。5.1.4 lmhostidlmutil lmhostid [-n] [vsn]このプログラムは、コンピュータの hostid を 返 します。この hostid は FLEXlm に 使 用 される hostid であり、ネットワークカードがあればそのネットワークカードアドレス、なければハードディスクのシリアル 番 号 となります。-n ヘッダなしで hostid を 表 示 します。vsnWindows C: \driveのボリュームシリアル 番 号 に 基 づくhostidを 表 示 します。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 5-3


ユーティリティ5.1.5 lmremovelmutil lmremove [-c license_file_list] feature user user_host displayこのユーティリティを 使 用 して、 特 定 の 機 能 に 関 する 1 ユーザライセンスを 削 除 することができます。 例 えば、あるユーザがソフトウェアを 実 行 しているときにホストがクラッシュすると、そのユーザのライセンスが 承 認 されたままの 状 態 で 残 り、 他 のユーザが 使 用 できなくなる 場 合 があります。lmremove を 使 用 してそのライセンスを 解 放することで、 他 のユーザが 使 用 できるようになります。-c license_file_nameデフォルトのファイルの 代 わりに 使 用 するライセンスファイルの 完 全 なパス 名 を 指 定 します。feature. ユーザが 使 用 している 機 能 の 名 前 を 指 定 します。user ユーザの 名 前 を 指 定 します。user_host ユーザがログインしているホストの 名 前 を 指 定 します。display ユーザが 作 業 しているディスプレイの 名 前 を 指 定 します。lmutil lmstat -a の 出 力 から、user、user_host、ならびに display の 情 報 を 得ることができます。lmremove によってライセンスが 削 除 されるときにアプリケーションがアクティブになっていると、 次 回 のアプリケーションのイベントで 同 じライセンスが 再 承 認 されます。5.1.6 lmrereadlmutil lmreread [-c license_file_list] [-vendor name] [-all]このユーティリティは、ライセンスデーモンにライセンスファイルを 再 度 読 み 込 ませ、追 加 された 新 しいベンダーデーモンを 起 動 します。 既 存 の 全 てのデーモンに 対 し、ライセンスファイルを 再 度 読 み 込 んでライセンス 情 報 に 変 更 がないかどうかをチェックするように 指 示 を 送 ります。-c license_file_listlicense.datファイルはデフォルトで 再 度 読 み 込 まれます。 他 のファイルを 再 度 読 み 込 ませるには、-c スイッチを 使 用 します。ファイルリストを 指 定 する 場 合 、UNIX ではコロンを、Windows ではセミコロンを 区 切子 として 使 用 して 下 さい。-vendor nameベンダー 名 を 指 定 すると、そのベンダーデーモンのみがライセンスファイルを 再 度 読 み 込 みます。 指 定 したベンダーデーモンが 実 行 されていない 場 合 には、lmgrd がこれを 起 動 します。-all 複 数 の lmgrd を 指 定 すると、それら 全 てに 再 読 み 込 みが 指 示 されます。ライセンス 管 理 者 は lmgrd -x lmreread を 使 用 して lmutil lmreread をディセーブルできます。lmutil lmreread を 実 行 しても、サーバホスト 名 とポート 番 号 がライセンスファイルから 再 度 読 み 込 まれることはありません。これらの 項 目 への 変 更 を 有 効 にするには、lmgrd を 再 起 動 する 必 要 があります。5-4 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


ユーティリティ1 つのベンダーデーモンを 停 止 させ、 再 始 動 させるには、lmutil lmdown -vendorname を 使 用 した 後 で lmutil lmreread -vendor name を 使 用 します。5.1.7 lmstatlmutil lmstat [-a] [-A] [-c license_file_list] [-f [feature]] [-S [vendor]]このユーティリティを 使 用 して、ネットワーク 上 で 発 生 する 以 下 を 含 むライセンス 関連 活 動 のステータスを 監 視 することができます。• 実 行 中 のデーモン• 個 々の 機 能 を 使 用 するユーザ• 特 定 のベンダーデーモンに 処 理 される 機 能 を 使 用 するユーザ以 下 は 任 意 で 追 加 できる 引 数 です。-a 全 ての 情 報 を 表 示 します。-A 全 ての 有 効 なライセンスをリスト 表 示 します。-c license_file_list指 定 された 全 てのライセンスファイルを 使 用 します。-f [feature] 特 定 機 能 を 使 用 するユーザをリスト 表 示 します。-S [vendor] 特 定 ベンダーの 機 能 を 使 用 する 全 ユーザをリスト 表 示 します。5.1.8 lmverlmutil lmver filenameこのユーティリティは、 特 定 のライブラリまたはバイナリファイルの FLEXlm バージョンを 通 知 します。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 5-5


ユーティリティ5.2 Windows 環 境 でのユーティリティの 実 行製 品 CD-ROM の flexlm ディレクトリには、 各 種 プラットフォームに 対 応 したライセンス 管 理 ユーティリティと <strong>ARM</strong> ベンダーデーモン(armlmd)が 保 存 されているサブディレクトリがあります。これらのプログラムは、ADS のインストール 時 に ADS インストールディレクトリの bin サブディレクトリにコピーされます。5.2.1 GUI インタフェースGUI インタフェースを 使 用 することにより、FLEXlm ユーティリティを 簡 単 に 呼 び 出 すことができます。 図 5-1 が 示 す GUI を 起 動 するには、ADS インストールディレクトリの \bin サブディレクトリに 保 存 されているプログラム lmtools を 実 行 し、[Configuration using Services] オプションを 選 択 します。図 5-1 Lmtools のメインウィンドウ各 タブをクリックしながら、 使 用 できる 機 能 を 確 認 して 下 さい。 例 えば、[Utilities] タブをクリックすると、P. 5-7 図 5-2 が 示 すウィンドウが 表 示 されます。5-6 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


ユーティリティ図 5-2 [Utilities] ウィンドウ5.2.2 コマンドラインインタフェースFLEXlm ユーティリティは MS-DOS コマンドを 入 力 して 呼 び 出 すこともできます。 実際 には 全 てのユーティリティが 1 つの 実 行 可 能 プログラム lmutil に 保 存 されているため、lmutil を 実 行 するときに 実 行 したいユーティリティの 名 前 を 引 数 として 指 定 することができます。 例 :lmutil lmcksum -c license_file_name以 下 の 引 数 は 全 てのユーティリティに 使 用 することができます。-v バージョンを 表 示 した 後 、 終 了 します。-verbose 検 出 された 全 てのエラーに 関 する 詳 細 情 報 を 表 示 します。-c l_file 特 定 のライセンスファイルだけに 作 用 します。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 5-7


ユーティリティ5.3 UNIX/Linux 環 境 でのユーティリティの 実 行製 品 CD-ROM の flexlm ディレクトリには、 各 種 プラットフォームに 対 応 したライセンス 管 理 ユーティリティと <strong>ARM</strong> ベンダーデーモン(armlmd)が 保 存 されているサブディレクトリがあります。これらのプログラムは、ADS のインストール 時 に ADS インストールディレクトリのサブディレクトリにコピーされます(P. 2-7「UNIX/Linux 版ADS 1.2」 参 照 )。実 際 には 全 てのライセンスツールが 1 つの 実 行 可 能 プログラム lmutil に 保 存 されており、このプログラムの 動 作 は argv[0] の 値 によって 決 定 されます。5.3.1 ショートネームのリンクmakelinks.sh スクリプトを 実 行 することにより、ショートネームを 使 用 してユーティリティを 実 行 できます。 例 えば、lmutil lmver の 代 わりに lmver と 入 力 することができます。5.3.2 必 要 とされる 特 権lmdown、lmremove、lmreread は 特 権 コマンドです。-p 2 スイッチで lmgrd を 起 動した 場 合 には、これら 3 つのユーティリティは、ライセンス 管 理 者 でなければ 実 行 できません。ライセンス 管 理 者 は、UNIX または Linux の lmadmin グループのメンバ、またはこのグループが 存 在 しない 場 合 は、グループ 0 のメンバとなります。また、lmgrd -x を 使 用 すると、lmutil lmdown と lmutil lmremove をディセーブルできます。5.3.3 全 ユーティリティに 共 通 の 引 数以 下 の 引 数 は 全 てのユーティリティに 使 用 することができます。-v バージョンを 表 示 した 後 、 終 了 します。-verbose 検 出 された 全 てのエラーに 関 する 詳 細 情 報 を 表 示 します。-c l_file 特 定 のライセンスファイルだけに 作 用 します。5-8 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


ユーティリティ5.4 ユーティリティに 関 するその 他 の 情 報FLEXlm ユーティリティプログラムに 関 するさらに 詳 しい 説 明 については、ADSCD-ROM に PDF 形 式 で 保 存 されている FLEXlm End Users <strong>Guide</strong> を 参 照 して 下 さい。FLEXlm のエラーメッセージに 関 する 詳 しい 説 明 については、 引 数 -verbose を 追 加して、エラーを 発 生 させたコマンドを 繰 り 返 し 実 行 してみて 下 さい(P. 5-8「 全 ユーティリティに 共 通 の 引 数 」 参 照 )。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 5-9


ユーティリティ5-10 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


第 6 章トラブルシューティング本 章 では、 最 初 にいくつかの 重 要 事 項 をまとめ、 次 に 考 え 得 る 問 題 とその 解 決 策 について 説 明 します。よく 寄 せられる 質 問 とその 回 答 もいくつか 掲 載 しています。 本 章 は以 下 のセクションから 構 成 されています。• 重 要 事 項 のまとめ:P. 6-2• 問 題 と 解 決 策 :P. 6-4• よく 寄 せられる 質 問 とその 回 答 :P. 6-9• その 他 の 情 報 :P. 6-10<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 6-1


トラブルシューティング6.1 重 要 事 項 のまとめこのセクションでは、 本 書 のこれまでの 章 で 説 明 したいくつかの 重 要 事 項 をまとめます。6.1.1 提 供 されている CD-ROMADS を 購 入 する 際 に、 以 下 のどちらの CD-ROM を 使 用 するかを 選 択 して 下 さい。• Windows 版 ADS:MS Windows が 動 作 するコンピュータにインストールします。• UNIX/Linux 版 ADS:UNIX または Linux が 動 作 するコンピュータにインストールします。各 コンピュータには、 必 ず 対 応 する CD-ROM を 使 用 して 下 さい。6.1.2 ライセンス 管 理ライセンス 管 理 は 以 下 の 3 つのコンフィギュレーションで 行 うことができます。• ノードロックライセンスで、MS Windwos が 動 作 する 1 台 のコンピュータで ADSを 使 用 する。• MS Windows、UNIX、Linux のいずれかが 動 作 する 1 台 のコンピュータをライセンスサーバとして 機 能 させ、MS Windows、UNIX、Linux のいずれかが 動 作 している 同 一 ネットワーク 上 の 複 数 のコンピュータにおける ADSの 使 用 を 管 理 する。• MS Windows、UNIX、Linux のいずれかが 動 作 している 3 台 のコンピュータが 相 互に 通 信 を 行 いながら、MS Windows、UNIX、Linux のいずれかが 動 作 している 同 一ネットワーク 上 の 複 数 のコンピュータにおける ADS の 使 用 を 共 同 で 管 理 する。6.1.3 ライセンスの 種 類提 供 されているライセンスには 以 下 の 2 種 類 があります。• 一 時 ライセンス• 正 式 ライセンス通 常 は、ADS をコンピュータにインストールすると、 一 時 ライセンスもインストールされます。 一 時 ライセンスを 使 用 することにより、 限 定 期 間 の 間 は 使 用 可 能 な ADS の全 ての 機 能 を 利 用 できます。一 時 ライセンスの 有 効 期 間 が 過 ぎた 後 も ADS を 継 続 して 使 用 する 場 合 には、 正 式 ライセンスを 申 請 ・ 取 得 し、インストールする 必 要 があります。 正 式 ライセンスをインストールすると、 決 められた 台 数 のコンピュータで、 決 められた ADS の 機 能 をいつでも使 用 することができます。6-2 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


トラブルシューティング6.1.4 ファイルのタイムスタンプFLEXlm は、システムクロックの 変 更 によって 一 時 ライセンスの 使 用 期 間 が 延 長 されていないことを 確 認 するために、いくつかのチェックを 行 います。このチェックの 結 果 、現 在 のシステムの 日 時 よりも 後 の 日 時 を 含 むファイルが 検 出 されると、 動 作 上 の 問 題が 発 生 することがあります。6.1.5 必 要 なソフトウェアADS を 実 行 するには 以 下 が 必 要 です。ADS ソフトウェアADS ソフトウェアは ADS を 実 行 する 全 てのコンピュータにインストールする 必 要 があります。ライセンスファイル ライセンスファイルは ADS を 実 行 する 全 てのコンピュータと、ライセンス 管 理 サーバとして 機 能 するコンピュータにインストールする 必 要 があります。ライセンス 管 理 ソフトウェアライセンス 管 理 サーバとして 機 能 するコンピュータに FLEXlm ライセンス 管 理 ソフトウェアをインストールし、プログラムlmgrd.exe を 実 行 する 必 要 があります。最 も 単 純 なケースとしては、ADS ソフトウェア、ライセンスファイル、FLEXlm ライセンス 管 理 ソフトウェアを 1 台 のスタンドアロンコンピュータにインストールすることが 考 えられます。一 般 的 には、ADS ソフトウェアとライセンスファイルを TCP/IP ネットワーク 上 の 複 数のコンピュータにインストールし、FLEXlm ライセンス 管 理 ソフトウェアとライセンスファイルを 同 一 ネットワーク 上 の1 台 または3 台 のコンピュータにインストールします。通 常 、ADS ライセンスファイルには license.dat という 名 前 を 付 け、ADS インストールディレクトリの licenses サブディレクトリに 保 存 します。ADS にはCodeWarrior IDE が 同 梱 されており、このプログラムの 使 用 も Metrowerks 社 が 提 供 している license.dat という 名 前 の 別 のライセンスファイルで 管 理 されています。このCodeWarrior IDE のライセンスファイルは ADS インストールディレクトリに 保 存 され、ADS の 一 部 として 自 動 的 にインストールされます。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 6-3


トラブルシューティング6.2 問 題 と 解 決 策以 下 のセクションでは、ADS および FLEXlm のインストール 中 または 実 行 中 に 起 こりうる 問 題 とその 解 決 策 について 説 明 します。• ホスト 名• Hostid• ハードディスクのシリアル 番 号 :P. 6-5• サーバとの 通 信 :P. 6-5• ライセンスが 検 出 されない:P. 6-6• ライセンス 期 限 切 れの 警 告 :P. 6-7• 初 期 設 定 の 不 履 行 :P. 6-7• Windows 9x プラットフォームで 環 境 スペースが 不 足 する:P. 6-86.2.1 ホスト 名FLEXlm サーバとして 機 能 させる 1 台 または 3 台 のコンピュータのホスト 名 が 必 要 です。ホスト 名 とは、ネットワーク 上 のコンピュータを 識 別 するための 名 前 です。Windowsが 動 作 しているコンピュータのホスト 名 を 検 出 するには、 以 下 の 順 に 選 択 して 下 さい。[ スタート ] → [ 設 定 ] → [ コントロールパネル ] → [ ネットワーク ] → [ 識 別 情 報 ]あるいは、 以 下 の MS-DOS コマンドを 入 力 して 下 さい。ipconfig /all完 全 なホスト 名 が、「ホスト 名 」とラベル 付 けされた 文 字 列 で 表 示 されます。この 中 で、ホスト 名 の 最 初 の 部 分 (1 番 目 のピリオドより 前 の 部 分 )のみが 必 要 となります。6.2.2 Hostid以 下 の hostid が 必 要 です。• 使 用 しているコンピュータ• FLEXlm サーバとして 機 能 するコンピュータコンピュータの hostid は、ネットワークカードがある 場 合 はネットワークカードの 物理 アドレス、なければハードディスクのシリアル 番 号 から 取 得 します。FLEXlm ソフトウェアがインストールされているコンピュータの hostid を 探 す 最 も 簡 単な 方 法 としては、MS-DOS ウィンドウを 開 き、 以 下 のコマンドを 入 力 します。lmutil lmhostidこのコマンドを 入 力 すると、ネットワークカードがある 場 合 はその 物 理 アドレスに 基づく hostid が、なければハードディスクのシリアル 番 号 に 基 づく hostid が 返 されます。6-4 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


トラブルシューティング別 の 方 法 として、 以 下 のコマンドを 入 力 してネットワークカードの 物 理 アドレスを 検出 することもできます。ipconfig /allhostid は、 全 てのハイフンを 除 いた 物 理 アドレスの 文 字 列 です。ノート PC では、ネットワークに 接 続 するたびに 異 なるネットワークカードを 使 用 する場 合 があります。このような 場 合 には、ハードディスクのシリアル 番 号 を hostid として 使 用 することで、ADS をいつでも 使 用 することができます(P. 6-5「ハードディスクのシリアル 番 号 」 参 照 )。6.2.3 ハードディスクのシリアル 番 号ネットワークカードがない Windows コンピュータに ADS をインストールする 場 合 、hostid はハードディスクのシリアル 番 号 から 取 得 します。唯 一 サポートされている hostid の 取 得 方 法 は、FLEXlm ソフトウェアがインストールされていることを 確 認 し、MS-DOS ウィンドウを 開 き、 以 下 のコマンドを 入 力 する 方 法です。lmutil lmhostid -vsnハードディスクのシリアル 番 号 を 検 出 し、それを hostid に 変 換 する 他 の 方 法 を 使 用 しても、 全 ての 状 況 で 正 しい 結 果 が 得 られるとは 限 りません。6.2.4 サーバとの 通 信フローティングライセンスで ADS を 実 行 する 場 合 には、 使 用 しているワークステーションが FLEXlm サーバソフトウェアを 実 行 しているサーバと 通 信 できなければなりません。 通 信 しているかどうかが 疑 わしい 場 合 には、このアプリケーション 内 のFLEXlm ルーチンが、ライセンスファイル 内 に 指 定 されているサーバとポートへの TCP接 続 を 確 立 できていない 可 能 性 があります。この 原 因 としては 以 下 が 考 えられます。• アプリケーションプログラムが 間 違 ったライセンスファイルを 参 照 している。• ライセンスファイルで 指 定 されているサーバマシンがダウンしている。• ライセンスファイルで 指 定 されているベンダーデーモンが 実 行 されていない。• ライセンスファイル 内 に 指 定 されているホスト 名 がシステムに 認 識 されていない。• クライアントマシンとサーバマシン 間 のネットワークがダウンしている。• 1つのライセンスファイルに、FLEXlm v1.5(またはそれよりも 前 のバージョン)と v2.1(またはそれ 以 上 のバージョン)のベンダーデーモンを 混 在 させ、コマンドラインオプション -b を 使 用 しないで lmgrd を 実 行 した。• TCP が 使 用 しているマシンで 動 作 していない。この 問 題 を 解 決 するには:1. lmdiag ユーティリティの 実 行 を 試 みます(この 目 的 で 使 用 するように 設 計 されています)。2. アプリケーションが 適 切 なライセンスファイルを 使 用 していることを 確 認 します。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 6-5


トラブルシューティング3. クライアントから 指 定 されたサーバマシンに 対 し、TCP を 使 用 する telnet などの 別 のコマンドを 実 行 することによって、サーバが 稼 動 中 であり、 接 続 可 能 状 態にあることを 確 認 します。4. ベンダーデーモンが 実 行 されていることを 検 証 します(サーバで ps を 使 用 することでこれを 検 出 できます)。ベンダーデーモンの 再 起 動 については、P. 4-4「サーバソフトウェアの 実 行 」を 参 照 して 下 さい。5. ライセンスログファイルを 検 査 して、 報 告 されている 問 題 がないか、 特 にベンダーデーモンが 中 断 したことを 示 すメッセージがないかどうかを 確 認 します。6. サーバマシンから lmstat -a を 実 行 し、ベンダーデーモンが 動 作 していることを 検 証 します。7. クライアントマシンから lmstat -a を 実 行 し、クライアントからネットワークを 経 由 したベンダーデーモンへの 接 続 が 確 立 されているかどうかを 検 証 します。8. telnet hostname portnum の 使 用 を 試 みます。hostname と portnum には、ライセンスファイルのSERVER 行 に 指 定 されているものと 同 じ 内 容 を 指 定 します。6.2.5 ライセンスが 検 出 されないAXD を 実 行 しようとすると、 以 下 のメッセージが 表 示 されることがあります。A license for the feature 'axd' could not be checked out.Reason: No such feature exists.この 場 合 の 原 因 としては、 有 効 なライセンスファイルを 検 出 できないという 理 由 が 考えられます。Windows が 動 作 しているコンピュータであれば、[<strong>ARM</strong> <strong>License</strong> Wizard] を 使 用 して 正 式ライセンスファイルをインストールして 下 さい。UNIX/Linux が 動 作 しているコンピュータの 場 合 には、 正 式 ライセンスをユーザ 自 身 でインストールする 必 要 があります(P. 2-12「 正 式 ライセンスの 取 得 」 参 照 )。デフォルトでは、Windowsのライセンスファイル 名 は$<strong>ARM</strong>HOME\licenses\license.dat、UNIX/Linuxのライセンスファイル 名 は$<strong>ARM</strong>HOME/licenses/license.datとなります。$<strong>ARM</strong>HOME は、ADS のインストールディレクトリです。ライセンスファイルに 別 の 名 前 をつけている 場 合 、あるいは 別 のディレクトリに 保 存している 場 合 には、 環 境 変 数 <strong>ARM</strong>LMD_LICENSE_FILE をライセンスファイルの 完 全 なパス 付 きのファイル 名 に 設 定 する 必 要 があります(P. 3-6「FLEXlm によるライセンスファイルの 検 出 方 法 」 参 照 )。以 下 は、ライセンスファイルの 検 索 時 に ADS で 使 用 される 基 本 的 なアルゴリズムを 示しています。if (<strong>ARM</strong>LMD_LICENSE_FILE env-var set){Search <strong>ARM</strong>LMD_LICENSE_FILE for feature.if (feature found){Stop searching}}if (LM_LICENSE_FILE env-var set){6-6 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


トラブルシューティングSearch LM_LICENSE_FILE for feature.if (feature found){Stop searching}if (<strong>ARM</strong>HOME env-var set){Search $<strong>ARM</strong>HOME\licenses\license.dat}else{Search $<strong>ARM</strong>HOME/licenses/license.datif (feature found){Stop searching}Search c:\arm\licenses\license.datSearch /opt/arm/licenses/license.datif (feature found){Stop searching}}Print error saying that license was not found.(Windows)(UNIX or Linux)(Windows)(UNIX or Linux)6.2.6 ライセンス 期 限 切 れの 警 告一 時 ライセンスの 有 効 期 限 日 の 7 日 前 から、ADS を 実 行 するたびに 警 告 メッセージが表 示 されます。この 警 告 メッセージには、ADS を 使 用 できる 残 りの 日 数 が 表 示 されます。ADS を 継 続 して 使 用 する 場 合 には、 一 時 ライセンスの 有 効 期 限 が 切 れる 前 に 正 式ライセンスをインストールする 必 要 があります。6.2.7 初 期 設 定 の 不 履 行最 初 に 必 要 な 全 OCX ファイルを 登 録 しないまま AXD をコンピュータで 実 行 しようとすると、 警 告 メッセージが 表 示 されます。このメッセージの 内 容 と 次 に 行 うべき 作 業は、コンピュータで Windows、UNIX、Linux のどれが 動 作 しているかによって 異 なります。初 期 設 定 の 不 履 行 :Windows :の 場 合AXD を 実 行 しようとするときに、OCX ファイルが P. 2-2「Windows 版 ADS 1.2 のインストール」で 説 明 した 手 順 で 登 録 されていない 場 合 には、 以 下 のメッセージが 表 示 されます。Router Init FailedOCX ファイルを 登 録 するには、ADS インストールディレクトリの \bin サブディレクトリに 移 動 して、register.bat を 実 行 します。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 6-7


トラブルシューティング初 期 設 定 の 不 履 行 :UNIX/Linux :の 場 合AXD を 実 行 しようとするときに、OCX ファイルが P. 2-9「ユーザセットアップと OCXの 登 録 」で 説 明 した 手 順 で 登 録 さていない 場 合 には、 以 下 のメッセージが 表 示 されます。AXD initialization failed. Ensure all the relevant OCXs are registered.OCX ファイルを 登 録 するには、ADS インストールディレクトリの /bin サブディレクトリに 移 動 して、register.sh を 実 行 します。6.2.8 Windows 9x プラットフォームで 環 境 スペースが 不 足 するWindows 9x プラットフォームで ADS のインストールとアンインストールを 繰 り 返 すと、 手 動 で PATH をリセットし、AUTOEXEC.BAT ファイルを 編 集 する 必 要 が 生 じる 場合 があります。 詳 細 については、P. 2-4「Windows 版 ADS 1.2 のアンインストール」の最 後 にある「 注 」を 参 照 して 下 さい。6-8 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


トラブルシューティング6.3 よく 寄 せられる 質 問 とその 回 答このセクションでは、ADS または FLEXlm のインストールと 実 行 に 関 連 してよく 寄 せられる 質 問 とその 回 答 を 紹 介 します。QLMHOSTID プログラムを 検 出 できない。AQAQAQAUNIX または Linux を 使 用 している 場 合 には、FLEXlm ソフトウェアを 解凍 したディレクトリにある makelinks.sh スクリプトを 実 行 していない 可 能 性 があります。このスクリプトは lmutil プログラムへの 一 連 のリンクを 作 成 し、その 中 に lmhostid へのリンクが 含 まれています。Windows ではこのコマンドは 使 用 できません。 代 わりに lmutillmhostid を 入 力 して 下 さい。P. 6-4「Hostid」も 参 照 して 下 さい。ADSアプリケーションはどのようにライセンスファイルを 検 出 するのか。ADS アプリケーションは、$<strong>ARM</strong>HOME\licenses\license.dat ファイルを 検 索 します。$<strong>ARM</strong>HOME の 値 は、インストールプログラムによって ADS ソフトウェアが 保 存 されている 最 上 位 ディレクトリになるように 設 定 されます。ライセンスファイルを 別 の 場 所 に 保 存 するにはどうしたらよいか。環 境 変 数 $<strong>ARM</strong>LMD_LICENSE_FILE または $LM_LICENSE_FILE を 設 定することで、ADS ライセンスファイルの 保 存 場 所 を 書 き 換 えることができます。これらの 環 境 変 数 は、1 つ 以 上 のファイル 名 またはディレクトリ 名 を 保 持 するように 設 定 することができます。ディレクトリ 名 を 指 定する 場 合 は、 最 後 のスラッシュ 文 字 を 入 れないように 注 意 して 下 さい。ファイルおよびディレクトリは、 有 効 なライセンスが 検 出 されるまで 順番 に 検 索 されます。ディレクトリ 名 が 検 出 されると、そのディレクトリ内 で 拡 張 子 .lic の 付 いたファイルが 検 索 されます。$<strong>ARM</strong>LMD_LICENSE_FILEの 内 容 は、$LM_LICENSE_FILEの 内 容 よりも先 に 検 索 されます。$<strong>ARM</strong>LMD_LICENSE_FILE は、ライセンス 管 理 される <strong>ARM</strong> ソフトウェアだけが 読 み 込 みます。$LM_LICENSE_FILE は、ライセンス 管 理 される 全 てのソフトウェアによって 読 み 込 まれます。ライセンスファイルはクライアントマシンごとに 保 存 する 必 要 があるか。通 常 はその 必 要 があります。しかし、シングルフローティングライセンスサーバを 使 用 する 場 合 は、 環 境 変 数 <strong>ARM</strong>LMD_LICENSE_FILE を 使 用して、そのライセンスサーバのポートとサーバ 名 を 指 定 することができます。例 えば、ライセンスサーバが licserver1 というマシンで 動 作 し、ポート 番 号 7000 を 使 用 していることを 指 定 するには、<strong>ARM</strong>LMD_LICENSE_FILE に 7000@licserver1 を 設 定 します。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. 6-9


トラブルシューティング6.4 その 他 の 情 報本 章 は、ADS およびライセンス 管 理 用 の FLEXlm に 関 する 問 題 と 質 問 に 焦 点 を 置 いています。ソフトウェアのインストールに 関 する 詳 しい 説 明 については、MS Windows、UNIX、Linux の 各 説 明 書 を 参 照 して 下 さい。FLEXlm に 関 する 詳 しい 情 報 については、ADSCD-ROM に PDF 形 式 で 収 録 されている FLEXlm End Users <strong>Guide</strong> を 参 照 して 下 さい。6-10 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


用 語 集この 用 語 集 では、 記 号 と 数 字 で 始 まる 用 語 を 後 にして、 各 用 語 をアルファベット 順 で説 明 します。ADS <strong>ARM</strong> デベロッパスイート 参 照 。<strong>ARM</strong> <strong>Developer</strong> <strong>Suite</strong>(<strong>ARM</strong> デベロッパスイート)支 援 文 書 およびサンプルを 含 み、<strong>ARM</strong> ファミリの RISC プロセッサ 用 アプリケーションを 記 述 してデバッグするためのアプリケーションスイート。Debugger(デバッガ)Deprecated( 廃 止 予 定 )FLEXlmHost(ホスト)別 のアプリケーションの 実 行 を 監 視 • 制 御 するアプリケーション。 通 常 はアプリケーションプログラムフロー 内 のエラーを 検 出 する 目 的 で 使 用 します。廃 止 予 定 のオプションまたは 機 能 は、 使 用 しないことを 強 く 推 奨 します。 廃 止 予 定 のオプションおよび 機 能 は、 本 製 品 の 今 後 のバージョンではサポートされません。ADS(<strong>ARM</strong> デベロッパスイート 参 照 )の 使 用 を 管 理 するためのライセンス 管 理 ソフトウェアです(ライセンス 管 理 ソフトウェア 参 照 )。本 書 では、ADS または FLEXlm などのアプリケーションソフトウェアを 実 行 するコンピュータを 意 味 します。 他 の 文 書 では、データその 他 のサービスを 別 のコンピュータに 提 供 するコンピュータを 意 味 することがあります。IDE 統 合 開 発 環 境 参 照 。<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. Glossary-1


用 語 集Integrated development environment( ( 統 合 開 発 環 境 (IDE))( ))))CodeWarrior IDE は IDE の 一 例 であり、イメージ 作 成 プロセスとファイル 管 理 プロセスの 自 動 化 機 能 を 提 供 します。<strong>License</strong> management software(ライセンス 管 理 ソフトウェア)ソフトウェアアプリケーションプログラムの 使 用 を 管 理 するソフトウェア。 例 えば、あるプログラムは 1 台 の 指 定 されたコンピュータで 使 用 を 許 可 されることも、ネットワーク 上 の 限 定 数 のユーザによる 同 時 使 用 を 許 可 されることもあります。FLEXlm も 参 照 して 下 さい。Permanent license( 正 式 ライセンス)正 式 ライセンスを 取 得 すると、 最 初 の 一 時 ライセンスの 有 効 期 限 が 過 ぎた 後 も ADS(<strong>ARM</strong> デベロッパスイート 参 照 )を 継 続 して 使 用 することができます(ライセンス 管 理ソフトウェア 参 照 )。Platform(プラットフォーム)Script(スクリプト)最 低 要 件 を 満 たした 特 定 機 種 のコンピュータハードウェアと、 特 定 のリリース 以 上 の特 定 のオペレーティングシステムを 組 み 合 わせたもの。一 連 のデバッガコマンドを 指 定 するファイル。obey コマンドを 使 用 して、コマンドラインインタフェースに 発 行 することができます。このファイルを 発 行 することで 個 々のコマンドを 入 力 せずに 済 むため、 一 連 のコマンドを 繰 り 返 し 入 力 したいときに 特 に役 立 ちます。SDT ソフトウェア 開 発 ツールキット 参 照 。Software Development Toolkit(ソフトウェア 開 発 ツールキット(SDT))))))ソフトウェア 開 発 ツールキットは 今 もサポートされている <strong>ARM</strong> 製 品 の 一 つですが、 現在 は ADS がこれに 取 って 代 わっています(ADS デベロッパスイート 参 照 )。Temporary license( 一 時 ライセンス)一 時 ライセンスを 使 用 すると、 期 間 は 限 定 されていますが、ADS(<strong>ARM</strong> デベロッパスイート 参 照 )をインストールしてすぐに 使 用 することができます。この 一 時 ライセンスの 有 効 期 間 内 に 正 式 ライセンスを 取 得 すると、ADS を 継 続 して 使 用 することができます。ライセンス 管 理 ソフトウェアも 参 照 して 下 さい。Glossary-2 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00


IndexThe items in this index are listed in alphabetical order, with symbols <strong>and</strong> numerics appearing at the end. The references givenare to page numbers.AAbout this book viAdministrator’s utilities 5-2ADS CD-ROM 1-4ADS installationunder Linux 2-7under UNIX 2-7under Windows 2-2Advanced information 3-6Ansers to questions 6-9Applying for a permanent license 2-12Audience, intended viBBook, about this viCCD-ROM contents 1-4Commentson documentation xon products xComputer configurations 3-4Counted license 3-3DDestinations of installed files 1-9Directoriesfor installed files 1-9on UNIX or Linux CD-ROM 1-5on Windows CD-ROM 1-4EEnvironment variables 3-6, 6-6FFAQs 6-9Feedback xFilesdestination of installed 1-9selecting for installation 1-7Finding a license file 3-6, 6-6FLEXlmmultiple licensed products 3-6utilities 5-2, 5-6, 5-8versions 3-6FLEXlm server softwareinstalling on Linux server 4-3installing on UNIX server 4-3installing on Windows server 4-2starting on Linux server 4-6starting on UNIX server 4-6starting on Windows server 4-4when it is required 4-4Floating license 3-3<strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. Index-1


IndexGGlossary Glossary-1HHostid 6-4HP workstation requirements 1-3IInstallinga permanent license 2-15ADS under Linux 2-7ADS under UNIX 2-7ADS under Windows 2-2temporary license under Linux 2-10temporary license under UNIX 2-10temporary license under Windows2-3Intended audience viL<strong>License</strong>counted 3-3finding 3-6, 6-6floating 3-3information required 2-13installing a permanent 2-15node-locked 3-2obtaining a permanent 2-12temporary 3-2to use multiple products 3-6<strong>License</strong> managementquestions 6-9software 4-4LinuxADS installation 2-7requirements 1-3lmchecksum utility 5-2lmdiag utility 5-2lmdown utility 5-3lmhostid utility 5-3lmremove utility 5-4lmreread utility 5-4lmstat utility 5-5lmver utility 5-5NNode-locked license 3-2OOCX files, registering 2-3PPermanent licenseinstalling 2-15obtaining 2-12Platforms, supported 1-2Problems <strong>and</strong> their solutions 6-4Publications, related viiQQuestions <strong>and</strong> their answers 6-9RReadership, expected viRegistering OCX drivers 2-3ReinstallingADS for UNIX or Linux 2-11ADS for Windows 2-4Related publications viiRequirements, hardware <strong>and</strong> software1-2, 6-2SSearching for a license 3-6, 6-6Selecting files to install 1-7Server <strong>and</strong> workstation configurations3-4Server softwareinstalling on Linux server 4-3installing on UNIX server 4-3installing on Windows server 4-2starting on Linux server 4-6starting on UNIX server 4-6starting on Windows server 4-4when it is required 4-4Solutions to problems 6-4Structure of this book viSubject matter of chapters viSummary of requirements 6-2SunSPARC requirements 1-2Supported platforms 1-2TTemporary license 3-2Terminology Glossary-1UUninstallingADS for UNIX or Linux 2-11ADS for Windows 2-4UNIXADS installation 2-7requirements 1-2, 1-3Utilities 5-2lmchecksum 5-2lmdiag 5-2lmdown 5-3lmhostid 5-3lmremove 5-4lmreread 5-4lmstat 5-5lmver 5-5running under UNIX or Linux 5-8running under Windows 5-6WWindowsADS installation 2-2requirements 1-2Workstation <strong>and</strong> server configurations3-4Index-2 Copyright © 2000, 2001 <strong>ARM</strong> Limited. All rights reserved. <strong>ARM</strong> DUI0139BJ-00

Hooray! Your file is uploaded and ready to be published.

Saved successfully!

Ooh no, something went wrong!