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75<br />

資料6<br />

1 2008年の改正<br />

JIS Z 8301 の最近の改正<br />

Z8301の2005年の改正では,ISO/IEC 専門業務用指針-第2部 国際規格の構成及び作成の規則(以下,<br />

ISO/IEC専門業務用指針という。)をほぼ全面的に採り込んだため,規格利用者にとって使いづらい面が生<br />

じた。このため,2008年には,ISO/IEC専門業務用指針を基礎にしつつ,規格の構成及び内容について使い<br />

やすさ,理解しやすさなどの観点から全般的に見直し,改正を行った。さらに,新JISマーク制度等の規格<br />

適合性評価を円滑に実施していく上で有用な“製品規格のまとめ方”を附属書として新たに採り入れた。<br />

2008年の主な改正点を,表1及び表2に示す。<br />

表 1-規格の作成に関わる改正点<br />

項目 2005 年版 2008 年版 説明<br />

1 一般原<br />

則(規格の<br />

一貫性)<br />

2 適用範<br />

囲の記載<br />

方法<br />

3 引用規<br />

格の記載<br />

方法<br />

4 試験方<br />

法の記載<br />

方法<br />

一般原則(規格の一貫 ISO/IEC 専門業務用指針に合わせ<br />

性)について規定(4.4) て,規格の一貫性を保つべき項目と<br />

。<br />

して,“e) 文献の引用方法”及び“o)<br />

化学分析方法”を追加した(4.4)。<br />

製品規格又は加工技<br />

術を定める規格で適合<br />

性評価を意図しない規<br />

格の場合には,適用範囲<br />

に注記でその旨を記載<br />

するよう規定[6.2.2 f)]。<br />

国際規格を基礎にし<br />

て作成した規格におい<br />

て,対応国際規格で引用<br />

している国際規格に対<br />

応する JIS が制定されて<br />

いるが,この規格におけ<br />

る引用の規定内容が対<br />

応国際規格で引用して<br />

いる規定内容と技術的<br />

差異がある場合は,対応<br />

国際規格のとおりに記<br />

載する方法だけの規定<br />

であった[6.2.3 c)3)]。<br />

危険な物品,機器又は<br />

方法を用いなければな<br />

らない場合には,適切な<br />

警告文を記載するよう<br />

に規定(6.3.6.1)。<br />

左記の規定を削除した(6.2.2)。 新 JIS マーク制度では,通常の JIS マ<br />

ーク以外に,特定側面 JIS マーク制度も<br />

構築され,これの適用の場合も考慮し,<br />

削除した。<br />

左記の場合においては,対応国際<br />

規格のとおりに記載する方法に加<br />

え,国際規格の規定内容は引用せず<br />

に JIS の規定内容を引用した場合の<br />

記載方法について追加した。その方<br />

法は,JIS の番号及び名称だけを記<br />

載し,注記で対応国際規格で引用し<br />

ている国際規格の番号及び規格の<br />

名称並びに JIS と国際規格との対応<br />

の程度を記載することはしない。引<br />

用規格には,側線又は点線の下線を<br />

付す[6.2.3 c)3)]。<br />

規格利用者の安全性の確保のた<br />

め規格に警告文を記載する場合の<br />

例示を追加した(6.3.6.1)。<br />

この手引は,著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。<br />

-<br />

-<br />

警告文の記載例<br />

警告 この規格に基づいて試験を行う者<br />

は,通常の実験室での作業に精通<br />

していることを前提とする。この<br />

規格は,その使用に関連して起こ<br />

る全ての安全上の問題を取り扱お<br />

うとするものではない。この規格<br />

の利用者は,各自の責任において<br />

安全及び健康に対する適切な措置<br />

をとらなければならない。

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