12.04.2013 Views

kobo-8

kobo-8

kobo-8

SHOW MORE
SHOW LESS

You also want an ePaper? Increase the reach of your titles

YUMPU automatically turns print PDFs into web optimized ePapers that Google loves.

71<br />

4.2 事例<br />

〔事例 8〕 JIS S 6007 の場合<br />

6 懸案事項<br />

今回の改正に当たって懸案事項として残された事項は,次のとおりである。<br />

a) 黒板面の性能項目で,白墨の付きやすさ・白墨の落ちやすさについて,“むらがないこと”・“鮮明<br />

でなければならない”という規定文を,定量化して規定できるかについて検討する。<br />

b) “付着性”及び“耐光性”で,この規格で規定した方法以外の合理的な方法があるかについて検討<br />

する。<br />

c) 黒板の色彩で,標準色からの“ずれ“(範囲),弱視者への対応などについては,次回の検討課題と<br />

した。<br />

d) 黒板塗料での付着性,耐候性,はくぼくの付きやすさ及び落ちやすさなど具体的な性能値を数値化<br />

して規定できるかについて検討する。<br />

e) 接着剤で,その主成分,接着強さ及びその定量的な性能など具体的な数値を数値化して規定できる<br />

かについて検討する。<br />

f) 黒板面の外観試験で,証明用光源は具体的な証明光源が規定できるかを検討する。<br />

g) 鏡面光沢度に関する試験方法で,75 度鏡面光沢度による試験と 60 度鏡面光沢度による試験との比<br />

較データをとり,60 度鏡面光沢度による試験が採用できるかを検討する。<br />

〔事例 9〕 JIS Z 2354 の場合<br />

6 懸案事項<br />

現在,超音波標準試験片(STB)の材質評価において,直接接触法を用いて材料の減衰測定を行っ<br />

ているが,熟練者が特別な注意を払って実施しているのが実情である。今後は,測定者の技量に依存<br />

しないような電磁超音波センサ(E M A T )を用いる方法を適用すべきであり,そのための規定が必要<br />

である。このため,電磁超音波センサ(E M A T )を利用する装置の開発状況について調査を行ったが,<br />

現在のところ簡便なものがないため,この規格に電磁超音波センサ(E M A T )を用いた測定方法を規<br />

定することができなかった。本件に関しては,次回の改正の際に取り入れることを考慮して,今後も<br />

調査を続けることとした。<br />

5 その他の解説事項<br />

5.1 記載の要点<br />

次のような事項について,特に解説に記載する必要があると考えられるものがあれば記載する。<br />

a) 参考文献に記載した,規格,その他の文書に関する特記事項。<br />

b) 附属書(規定)及び附属書(参考)についての経緯,取扱い及び必要あれば内容の補足説明。<br />

将来,廃止する予定のため,附属書(規定)及び附属書(参考)として記載した場合には,できれば廃止<br />

の目標時期,準備体制など。さらに,将来 JIS 化に向けて検討している事項など(事例 10 参照)。<br />

c) その規格に関わる周辺技術の説明。<br />

d) 規格の本体・附属書(規定)ばかりでなく,附属書(参考)及び解説に記載した事項について,参照する<br />

とよい参考文献。<br />

上記の参考文献には,国際規格,EN 規格,海外規格などが該当し,その概要を説明するのがよい。<br />

e) 前回の改正時などに解説で記載されていた事項で,特に重要と思われる事項について,継続して記載<br />

する場合には,“その他の解説事項”の箇条に記載する(事例 1 1 参照)。<br />

この手引は,著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

Hooray! Your file is uploaded and ready to be published.

Saved successfully!

Ooh no, something went wrong!