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例 JIS K 6892(四ふっ化エチレン樹脂ペースト押出成形粉試験方法)の場合<br />

5.7.4 計算<br />

次の式によって長さの寸法変化率 Lv(%)及び外径の寸法変化率 Dv(%)を算出する。測定はそれぞ<br />

れ 3 個の試験片について行い,長さの変化率は 3 個の平均値で,また外径は 1 本につき 3 か所の測<br />

定を行い,9 個の算術平均値で表す。<br />

L v<br />

Dv<br />

L − L<br />

=<br />

L<br />

0<br />

0<br />

1 ×<br />

D − D<br />

=<br />

D<br />

1 0 ×<br />

0<br />

100<br />

100<br />

ここに, L0: 焼成前の試験片の長さ(mm)<br />

L1: 焼成後の試験片の長さ(mm)<br />

D0: 金型の内径(mm)<br />

D1: 焼成後の試験片の外径(mm)<br />

b) 計算値及び測定値の処理は,要求される精度又は形式試験,受渡試験,工程管理用試験など規格の目<br />

的によって,有効数字の桁数を決める。数値の丸め方は,JIS Z 8401 によるのがよい。<br />

また,この丸め方は,2 度にわたって丸めてはならない。また,安全性の要求などによって一定方<br />

向へ丸める場合は,JIS Z 8401 による必要はない。<br />

例 12.251 → 12.25 → 12.2 -------------- ×<br />

c) 臭覚,視覚,触覚,味覚など官能検査は,正確な計測ができないため,できる限り標準見本等によっ<br />

て具体的に規定するとよい(JIS Z 9080,TS Z 0024 参照)。<br />

e) 測定値の信頼性を表すために測定値の不確かさを記載することが望ましい。不確かさを求めるために<br />

それぞれの不確かさの因子(標準物質,温度・湿度,測定器,繰返し性など)を明らかにし,合成標<br />

準不確かさを規定する。<br />

4.3.10 試験報告書<br />

試験報告書は,取引のときの証明書又は管理保存用としても使用できるよう規定することが望ましい。<br />

規定事項は,必要に応じて次の項目について規定する(例参照)。<br />

- 測定者,試験年月日,気温,相対湿度,大気圧など<br />

- 計測器等の種類<br />

- 試験条件<br />

- 試験の結果<br />

- 当該規格に基づいて実施した旨の記述(規格番号等)<br />

- その他特記すべき事項<br />

なお,これらを分かりやすくした表形式で記述してもよい。<br />

例 プラスチックの硬さ試験方法の場合<br />

9 試験報告書<br />

試験報告書には,次の事項を含めなければならない。<br />

a) 規格番号<br />

b) 試験材料を識別する詳細<br />

c) 試験片の内容,寸法及び作製方法<br />

d) 状態調節及び試験環境条件<br />

この手引は,著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

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