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c) 共同実験等を行う場合には,共同実験を行う前に予備検討を行う。予備検討では,大まかな精度の値<br />
及び規格として合理的であるか(試験操作の容易性,試験所要時間及び経済性)をあらかじめ確認す<br />
る。また,予備検討には,提案者以外の第三者にも試験を行ってもらい,不備があれば改良すること<br />
が望ましい。<br />
d) 共同実験の準備,共同実験,実験結果の報告,実験結果の解析などは,JIS Z 8402 の規格群などを参<br />
照するとよい。<br />
例 JIS B 9064(工業用ミシンの騒音レベル測定方法)の場合<br />
4.4 測定点の位置<br />
測定点の位置は,座り作業であると立ち作業であるとにかかわらず,次のとおりとする。<br />
a) はん(汎)用ミシン及びサイクルミシンの場合は,図 1~4 に示すように,針落ち中心か<br />
ら 45°,450 mm の位置にマイクロホンを置き,マイクロホンを針落ち中心に向ける。<br />
b) 自動機の場合は,図 5 に示すように,縫製作業者の位置,方向で,針落ちから 45°,800 mm<br />
の位置にマイクロホンを置き,マイクロホンを針落ち中心に向ける。<br />
注記 1 ミシン自体が,その中心を移動するものについては,測定する代表的縫パタ<br />
ーンの中心位置を針落ち中心としてマイクロホンを設置する。<br />
注記 2 上記測定点の位置が縫製作業者の実際の位置と異なる場合は,新たにその位<br />
4.5 騒音レベルの測定<br />
4.5.1 ミシンによる分類<br />
置を設置し,測定結果に明記しておく。<br />
ミシンによる分類は,次による。<br />
a) はん(汎)用ミシン 運転状態における定常騒音の騒音レベル又は等価騒音レベルを測定<br />
する。自動逆送り装置,自動糸切装置,自動糸払い装置,空環糸切装置などの付属装置を<br />
もつミシンの場合は必要に応じて,運転時にそれらの装置を作動させた状態での等価騒音<br />
レベルも測定する。<br />
b) サイクルミシン 1 サイクル中の変動騒音の等価騒音レベルを測定する。<br />
c) 自動機 縫パターン動作中の等価騒音レベルを測定する。<br />
4.5.2 測定者は,騒音レベルを測定するに当たって,測定点の位置を確認し,騒音をさえぎっ<br />
たり,マイクロホンに影響を与えることのないよう十分注意しなければならない。<br />
4.5.3 騒音レベルの測定は 3 回行い,各回ごとの,騒音計の指示の平均値をもって測定する。<br />
注記 平均値は,小数点以下第 1 位を 2 捨 3 入して 0.5 dB 刻みで表示する。<br />
4.3.9 試験結果の表し方(計算方法,測定値の処理,試験方法の精度及び不確かさを含める。)<br />
試験結果の表し方は,次によるのがよい。<br />
a) 試験結果を計算式(量の関係で表す式がよい。)で表す場合は,数学的に正しく記載し,次による(例<br />
参照)。<br />
- 結果を表す単位<br />
- 計算式(量の名称を用いない。)<br />
- 式の代数記号の意味<br />
- 量記号の説明<br />
- 結果を表す小数位又は有効数字<br />
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