ＩＰカメラ／クライアント 相互接続試験実施要領 - CIAJ 一般社団法人 ...

2/10HATS-M-106-V1.0相 互 接 続 試 験 実 施 実 施 要 領 改 版 履 歴(IPカメラ/クライアント 相 互 接 続 試 験 実 施 要 領 )版 改 訂 年 月 日 改 訂 内 容 担 当2011/1/25 初 版 作 成 外 村本 書 は、HATS 推 進 会 議 が 著 作 権 を 保 有 しています。内 容 の 一 部 又 は 全 部 を HATS 推 進 会 議 の 許 諾 を 得 ることなく 複 製 、 転 載 、 改 変 、 転 用 及 びネットワーク 上 での 送 信 、 配 布 を 行 うことを 禁 止 します。

3/10HATS-M-106-V1.0目次1 . 背 景 及 び 目 的 ..................................................................................................... 41-1 . 背 景 ............................................................................................................... 41-2 . 目 的 .............................................................................................................. 41-3 . 相 互 接 続 試 験 の 範 囲 ......................................................................................... 52 . 試 験 仕 様 ............................................................................................................ 62-1 . 準 拠 すべき 標 準 ................................................................................................ 62-2 事 前 確 認 試 験 ....................................................................................................... 63 . 相 互 接 続 試 験 の 実 施 方 法 ................................................................................... 73-1 . 試 験 環 境 ........................................................................................................... 73-2 . 実 施 方 法 ........................................................................................................... 83-3 . 試 験 手 順 ........................................................................................................... 83-4 . 試 験 結 果 のとりまとめ ..................................................................................... 93-5 . 試 験 項 目 ........................................................................................................... 93-6 .オプショナル 試 験 項 目 ( 参 考 )........................................................................ 94 . 結 果 の 取 扱 いと 今 後 の 検 討 課 題 ...................................................................... 104-1 . 結 果 の 取 扱 ......................................................................................................104-2 .その 他 .............................................................................................................10

4/10HATS-M-106-V1.01. 背 景 及 び 目 的1-1. 背 景セキュリティ 意 識 の 高 まりと 情 報 通 信 技 術 の 急 速 な 展 開 に 伴 い、 主 に 監 視 目 的 で 使 用 される IP カメラの 利 用 が拡 大 している。 しかし 現 状 では、この IP カメラを 製 品 化 しているメーカーが、それぞれ 独 自 のプロトコルを 採用 しているために、 特 徴 のある 機 材 を 利 用 したい 場 合 や、メーカー 間 をまたいで 採 用 したいシステムインテグレーターにとっては、 新 たなソフトウエア 開 発 や 複 数 種 類 のプロトコルへの 対 応 の 必 要 性 が 生 じるなど、 不 利 益 な状 態 であった。この 状 態 を 打 開 し、セキュリティシステムの 利 用 者 にとっては 機 材 採 用 の 自 由 度 の 向 上 と、 利 便 性 確 保 をおこない、またメーカーとしては、アナログカメラから IP カメラへの 市 場 発 展 の 機 会 創 出 のために、このプロトコルの 標 準 化 を 推 し 進 める 必 要 がある。その 健 全 な 標 準 化 を 推 し 進 めるためには、 想 定 される 機 器 間 での 相 互 接 続 に 関 するさまざまな 課 題 を 解 決 し、その 成 果 を 標 準 仕 様 にフィードバックする 必 要 もある。1-2. 目 的上 記 背 景 に 基 づいて、 円 滑 な IP カメラシステムの 利 用 を 促 進 するためには、 各 製 品 間 での 相 互 接 続 性 の 確 保 が必 要 不 可 欠 である。本 「 実 施 要 領 」は 上 記 の 状 況 の 中 で 各 社 の 製 造 する 機 器 間 での 必 要 最 低 限 の 相 互 接 続 性 を 確 認 するために 実 施すべき 相 互 接 続 試 験 の 内 容 、 手 順 について 規 定 するものである。今 後 、 本 「 実 施 要 領 」に 基 づき( 社 団 法 人 ) 情 報 通 信 ネットワーク 産 業 協 会 が 事 務 局 を 務 める「マルチメディア 通 信 相 互 接 続 試 験 実 施 連 絡 会 」 等 において、 具 体 的 な 相 互 接 続 試 験 が 実 施 され、 各 製 品 間 の 相 互 接 続 性 の 確 保が 図 られるが、その 結 果 、 我 が 国 における IP カメラの 本 格 的 な 展 開 に 向 けた 環 境 の 整 備 が 進 展 するとともに、 検討 の 進 められている 標 準 自 体 の 実 効 性 も 高 められ、 新 たな 機 能 追 加 を 策 定 していく 場 合 の 参 考 として 活 用 されることが 期 待 される。

5/10HATS-M-106-V1.01-3. 相 互 接 続 試 験 の 範 囲本 「 実 施 要 領 」による 相 互 接 続 試 験 の 対 象 は、ONVIF が 制 定 した「ONVIF Core Specification, ver1.02」に基 づいた 機 器 を 範 囲 とする。相 互 接 続 試 験 では、 主 に 機 器 のネットワーク 内 での 自 動 発 見 から、 通 信 の 開 始 、 映 像 情 報 の 受 信 と 映 像 の 表 示 までの1 対 1での 接 続 として 良 好 な 動 作 ができることを 確 認 する。現 段 階 では、 相 互 接 続 試 験 に 関 して、 同 仕 様 の 全 てを 包 含 するものではなく、 実 際 上 最 も 必 要 な 相 互 接 続 性 の 試 験実 施 について 規 定 するものであり、 今 後 必 要 に 応 じて 随 時 充 足 していくものである。本 実 施 要 領 では、ONVIF 仕 様 で 規 定 する NVT に 相 当 する 機 器 を IP カメラ、NVC に 相 当 する 機 器 をクライアントと 表 記 する。

6/10HATS-M-106-V1.02. 試 験 仕 様2-1. 準 拠 すべき 標 準1) ONVIF Core Specification, ver1.022) ONVIF Test Specification, ver1.02.22-2 事 前 確 認 試 験相 互 接 続 試 験 に 参 加 する IP カメラ 端 末 は、 事 前 に 10/100BASE-T のローカルエリアネットワークに 接 続 し、3 章 で 規 定 される 試 験 環 境 にて、 別 途 ONVIF から 提 供 される 最 新 バージョンの「ONVIF Test Tool」を 使 用 して 自 社 端 末 で 正 常 動 作 することを 確 認 しておくことが 望 ましい。

7/10HATS-M-106-V1.03. 相 互 接 続 試 験 の 実 施 方 法3-1. 試 験 環 境(1) 本 試 験 にあたっては、 通 常 運 用 されるローカルエリアネットワークとは 切 り 離 したプライベートな 環 境を 使 用 することとする。(2) 試 験 における 機 器 間 の 接 続 を 図 3.1 と 図 3.2 に 示 す。IP カメラ10/100BASE-T(LAN)クライアント図 3.1 機 器 間 の 接 続IP カメラ10/100BASE-T(LAN)クライアントDHCP/DNS/NTP図 3.2 外 部 サーバーを 利 用 した 機 器 間 の 接 続(3) 試 験 LAN には 試 験 に 供 する 端 末 を 接 続 する。 このとき、 本 試 験 に 供 されない 別 の 複 数 の 端 末 が 同 一 のLAN 上 に 接 続 されていてもよいが、 使 用 帯 域 などにお 互 いの 影 響 が 出 ないように 注 意 すること。

8/10HATS-M-106-V1.03-2. 実 施 方 法(1) 予 め 申 し 合 わせた 期 日 に、 本 章 で 規 定 する 手 順 により 実 施 する。(2) 接 続 の 組 み 合 わせは 参 加 各 社 の IP カメラと、クライアントとの 総 当 りとする。但 し、 原 則 として IP カメラ/クライアントの 両 方 の 試 験 を 希 望 する 場 合 には、 自 社 機 種 間 の相 互 接 続 試 験 は、 参 加 社 の 責 任 に 於 いて 既 に 完 了 しているものとし、 組 み 合 わせには 含 めない。3-3. 試 験 手 順まずクライアントの 電 源 を 投 入 し、 正 常 に 動 作 が 開 始 してから、IP カメラの 電 源 を 投 入 する。(1) クライアントから IP カメラを 自 動 発 見 する(2) クライアントから IP カメラに 対 して 能 力 の 問 い 合 わせを 行 う(3) クライアントから IP カメラに 対 して 必 要 な 設 定 を 行 う(4) クライアントから IP カメラに 対 して、ストリーミングの 送 信 要 請 をおこなう(5) クライアントでストリーミングを 受 信 し、 正 しくデコードできることを 確 認 する次 に、IP カメラとクライアントの 電 源 投 入 順 を 入 れ 替 えて、 上 記 と 同 様 な 動 作 を 確 認 する(1) クライアントから IP カメラを 自 動 発 見 する(2) クライアントから IP カメラに 対 して 能 力 の 問 い 合 わせを 行 う(3) クライアントから IP カメラに 対 して 必 要 な 設 定 を 行 う(4) クライアントから IP カメラに 対 して、ストリーミングの 送 信 要 請 をおこなう(5) クライアントでストリーミングを 受 信 し、 正 しくデコードできることを 確 認 する詳 細 な 試 験 の 項 目 、 内 容 に 関 しては、 別 紙 1の IP カメラ 接 続 試 験 チェックシートに 規 定 する

9/10HATS-M-106-V1.03-4. 試 験 結 果 のとりまとめ試 験 終 了 後 は IP カメラ 及 びクライアント 双 方 で 結 果 を 確 認 の 上 、クライアント 側 が 別 紙 1の IP カメラ 接 続試 験 チェックシートに 記 入 する。また、 試 験 中 に 何 らかのエラーが 認 められた 場 合 は、 支 障 ない 範 囲 で 状 況 ( 現象 ・ 原 因 ・ 処 置 など)をチェックシートに 記 入 することが 望 ましい。なお、 試 験 の 再 実 施 を 希 望 する 場 合 には、その 旨 をチェックシート MEMO 欄 に 記 入 する。3-5. 試 験 項 目本 「 実 施 要 領 」においては、 以 下 のように 正 常 状 態 での 通 信 の 試 験 項 目 を 規 定 し、 通 信 途 中 でのモード 変 更による 確 認 や、 追 加 機 能 などはオプション 試 験 とする。(1)IP カメラの 自 動 発 見 手 順WS Discovery による 自 動 発 見 を 確 認 する。(2)IP カメラ 機 器 の 外 部 制 御能 力 に 適 合 したプロファイルの 設 定 をクライアント 機 器 から 実 施 をし、その 設 定 が 完 了 できているかを 確 認 する。(3)ビデオストリーミングの 確 認上 記 の 設 定 に 従 って、サーバー 機 器 から 正 しく RTSP によるストリーミングが 送 信 することを 確 認 し、これをクライアント 側 で 受 信 、デコードし、 正 しく 映 像 が 表 示 できることを 確 認 する。(4)ビデオストリーミングの 停 止 / 再 開 (オプション)必 要 に 応 じて、ストリーミングの 停 止 と 再 開 ができることが 確 認 できることが 望 ましい。また、 機 器 がサポートしていれば、この 停 止 した 時 に 別 なプロファイルに 切 り 替 えて 再 開 できることが 確 認 できると 望 ましい。(5)イベントの 登 録 と 通 知イベントの 登 録 と 通 知 ができることを 確 認 する。3-6.オプショナル 試 験 項 目 ( 参 考 )PTZ の 機 能 など、オプショナルな 機 能 をお 互 いが 能 力 を 有 していることが 判 明 している 機 器 間 においては、これらの 接 続 性 の 試 験 を 行 うことが 望 ましい。オプショナル 試 験 の 実 施 については、 今 後 の 端 末 能 力 の 向 上 と 密 接 に 関 係 することにより、 要 望 が 出 た 時 点 で検 討 するものとする

10/10HATS-M-106-V1.04. 結 果 の 取 扱 いと 今 後 の 検 討 課 題4-1. 結 果 の 取 扱相 互 接 続 試 験 参 加 の 各 社 から 提 出 された 試 験 結 果 は、 事 務 局 で 取 りまとめられた 後 、 適 宜 公 開 することを原 則 とする。また、 試 験 手 順 、 方 法 、 場 所 、 結 果 などの 記 録 を 残 すことにより、 今 後 の 試 験 の 効 率 化 を 図 る。相 互 接 続 試 験 は、ONVIF の 仕 様 書 で MUST または MUST if supported として 規 定 された 機 能 を、IP カメラとクライアントの 双 方 で 確 認 する。IP カメラ/クライアント 間 で、 規 定 のシーケンスの 動 作 が 確 認 されたときに、 結 果 「 良 」と 判 断 するものとする。相 互 接 続 試 験 の 実 施 に 伴 い、 本 相 互 接 続 試 験 実 施 要 領 についての 要 望 や 見 直 しの 要 求 が 発 生 した 場 合 には、マルチメディア 通 信 相 互 接 続 試 験 実 施 連 絡 会 に 対 して 適 宜 検 討 を 要 請 することができる。 それを 受 けて、 連 絡 会 では 適 宜 審 議 を 実 施 する。4-2.その 他試 験 により 確 認 された 標 準 規 定 内 容 の 問 題 等 については、 適 宜 標 準 化 活 動 へのフィードバックを 検 討 する。