System Generator for DSP リファレンス ガイド - Xilinx

R
LockableSharedMemory (const std::string & name, unsigned start_address
= 0, int nwords = INHERIT, int word_size = INHERIT, double timeout_sec =
15.0)
マッ チング ベース ク ラス (SharedMemory) コ ン ス ト ラ ク タ に似ていま すが、 ロ ッ ク (mutex) セマ
ン ティ ク ス 付き の共有メ モリ が作成さ れま す。 LockableSharedMemory ク ラスは、SharedMemory
クラスを acquireLock() および releaseLock() メ ソ ッ ドを使用して拡張します。
~LockableSharedMemory () [virtual]
メンバー関数
使用法はベース クラス (SharedMemory) デス ト ラ ク タ とほぼ同じですが、LockableSharedMemory
デス ト ラ ク タ ではロ ッ ク が保持さ れていれば解放さ れます。
virtual bool couldBlockOnReadOrWrite () const [inline, virtual]
戻り値
read() または write() への呼び出しがブロ ッ ク (read/write 呼び出しへの timeout_sec パラ メー
タが NEVER に設定されている場合) ま たはタ イ ムア ウ ト する可能性のあ る場合は True。 メモ
リを作成していない SharedMemory オブジ ェ ク ト が、 反対側にあ る LockableSharedMemory
または SharedMemoryProxy と し て作成 さ れた メ モ リ を参照する場合があ り ます。 いずれの場
合も、 read/write 呼び出し がブロ ッ クする可能性があ り ます。 SharedMemory オブジェ ク ト が
LockableSharedMemory に接続さ れてい る場合は、 読み出し操作および書き込み操作で
acquireLock および releaseLock セマンテ ィ ク ス が暗示的に強制されます。
SharedMemory から再インプリ メント されます。
bool acquireLock (double timeout_sec = NEVER) [virtual]
ロ ッ ク の取得を試みます。
パラ メータ
timeout_sec : acquireLock 操作を試みる時間を秒単位で指定し ます。
返される内容
timeout_sec 秒以内に ロ ッ ク が取得で き た場合は True、 それ以外は False が返されます。
timeout_sec が NEVER に設定されてい る場合は True が返されるか、 何も返されません。
bool acquireLock (callback function, void * arg, double timeout_sec =
NEVER) [virtual]
ロ ッ ク の取得を試み、 取得された場合は、 処理中のほかのユーザーが ロ ッ ク を解放する ために使用
で き る コールバ ッ ク 関数を設定し ます。 ユーザー アプ リ ケーシ ョ ンでは、 通常はこのメ ソ ッ ド を使
用しないでください。 このメ ソ ッ ドは、複数のメモ リ クライアントが 1 つのス レ ッ ド にあ り 、 こ の
メ ソ ッ ド を使用しなければデッ ド ロ ッ クになる可能性がある、System Generator の内部アプ リ ケー
シ ョ ンで使用し ます。
パラ メータ
function : ロ ッ ク が必要なほかの共有メ モリ クライアント によって起動されるコールバック
関数。
456 japan.xilinx.com System Generator for DSP リファレンス ガイ ド
リリース 9.2.00 2007 年 8 月