System Generator for DSP リファレンス ガイド - Xilinx

R
関数
• [Rate] : 最大 ド ッ プ ラー周波数 (FDMAX) からチャネル サンプル周波数 (FS) までのインター
ポレーシ ョ ン レー ト を指定し ます。 次のよ う に算出されます。
[Internal] タブ
• [Datapath Width in Bits] : すべての内部データパスの幅を指定し ます。
• [Transmit Multiply Binary Point] : RT 乗算ブロ ッ ク の出力での 2 進小数点の位置を 指定し ま す。
• [Fading Multiply Binary Point] : フ ェージング乗算ブ ロ ッ ク の出力での 2 進小数点の位置を指
定します。
• [Receive Multiply Binary Point] : RR 乗算ブロ ッ ク の出力での 2 進小数点の位置を 指定し ま す。
• [Covariance Matrix Binary Point] : 共分散マト リ ッ ク ス 係数の 2 進小数点の位置を 指定し ま す。
• [Random Seed] : 位相 ノ イ ズ乱数発生器の 61 ビッ ト (16 桁の 16 進数) シー ド を指定し ます。
モデルには、 パ ラ メ ータ生成用に、 次の 2 つの MATLAB 関数が含まれています。
create_r_la
create_r_la(M,P,phi0,d,lambda,AS) 関数では、 参考資料 1 に記述されている よ う に、 操作ベク タか
ら共分散マ ト リ ッ ク スが生成されます。
• M : 配列内のアンテナ数を指定し ます (送信ま たは受信)。
• P : マ ト リ ッ ク スの生成用に統合する ラ ンダム パスの数を指定します (50,000 で良好な結果が
得られます)。
• phi0 : 送信 (送信配列) または 受信 (受信配列) の平均角度を、 ラ ジアンで指定し ます。
• d : アンテナ間隔を、 ベース ラ イ ンに沿ったアンテナ位置のベク タ と し て指定し ます。 この値が
ス カ ラ値 と し て指定された場合は、 エレ メ ン ト がベース ラ イ ンの起点の周囲に等間隔に分散さ
れた等間隔 リ ニア アレイ (ULA) と見なされます。
• lambda : 波長を メ ー ト ルで指定し ます。
• AS : 平均角度の角拡散を ラ ジアンで指定し ます。
たとえばエレメント間隔が 2GHz で λ/2、 角拡散が 15°の 3 つのエレ メ ン ト の ULA にマ ト リ ッ ク
ス を作成する場合は、 次の よ う にな り ます。
lambda=2.0e9/2.99e8;
create_r_la(3,50000,0,lambda/2,lambda,15*(2*pi/360))
calc_path_data
calc_path_data(spec_type,spec_fd) 関数では、 モデルのスペ ク ト ル データ が生成されます。
• spec_type : モデルの各物理パスのスペ ク ト ル タ イ プを指定し ます。 この値は、MR × MT × N
の多次元配列であ る必要があ り ます。 各エレ メ ン ト で、 物理パスのスペク ト ル タ イ プが指定さ
れます。
394 japan.xilinx.com System Generator for DSP リファレンス ガイ ド
リリース 9.2.00 2007 年 8 月