System Generator for DSP リファレンス ガイド - Xilinx

Single Port RAM
Single Port RAM
このブロックは、[Xilinx Blockset] の [Control Logic]、 [Memory]、 [Index] ライブラリにリストさ
れています。
ブロック インターフェイス
ザイ リンクスの Single Port RAM ブ ロ ッ ク は、 データ入力ポー ト と データ出力
ポー ト が 1 つずつ付いた ラ ンダム アクセス メモリ (RAM) をインプリ メント しま
す。
このブロックには、 出力ポートが 1 つ と ア ド レ ス用、 入力データ用、 書き込みイ ネーブル (WE) 用
の入力ポー ト が 3 つ含まれます。 値はワー ド で格納 さ れ、 すべてのワー ド が同じ演算タ イ プ、 幅、 2
進小数点にな り ます。
Single Port RAM ブロックは、ブロッ ク メモリか分散メモリ リソースのいずれかを使用して FPGA
にインプリ メン トできます。 データ ワードはそれぞれ 1 つのアドレスに関連付けられ、アドレスは
0 ~ d-1 の範囲の符号な し の整数にする必要があ り ます。d は、RAM の深さ (RAM のワード数) を
表します。 メ モ リ の最後を読み飛ばす と 、 シ ミ ュ レーシ ョ ンでエ ラーにな り ますが、 ブ ロ ッ ク メモ
リ を イ ンプ リ メ ン ト する場合は、 指定し たア ド レ ス範囲を超えていて も、 ハー ド ウ ェ アで読み出す
ことができます。 初期の RAM コンテンツは、 ブロック パラ メータから指定できます。
書き込みイ ネーブル信号はブール型にする必要があ り ます。データ入力の値は、こ の書き込みイ ネー
ブル ポー ト が 1 の場合にア ド レ ス入力で指定し た メ モ リ ロケーションに書き込まれます。 書き込
み中の出力は、 イ ンプ リ メ ン ト する メ モ リ に よ っ て異な り ます。
出力ポー ト のビヘイ ビ アは、選択し た書き込みモー ド に よ って異な り ます。 WE ポー ト が 0 の場合、
出力ポー ト はア ド レ ス ラ イ ンで指定し た ロ ケーシ ョ ンの値にな り ます。
ブロック パラ メータ
ブロッ ク パラ メータのダイアログ ボックスは、 Simulink モデル内のア イ コ ンをダブルク リ ッ クす
る と 表示されます。
このブロックのパラメータを次に示します。
• [Depth] : メ モ リ に格納で き る ワー ド 数を指定し ます。 正の値しか指定で き ません。
• [Initial value vector] : メ モ リ の初期コ ンテンツ を指定し ます。 ベクタ長がメモリの深さよ り も
大き い場合、 深 さ よ り も大きい イ ンデ ッ ク ス が付いた値が無視さ れます。 深さがベクタ長よ り
も大きい場合は、ベクタ長よ り も大きい値のアドレスのメモリ ロケーションが 0 に初期化さ れ
ます。 初期値は、 データ ポー ト で指定さ れた精度に従って、 必要であればサチュ レー ト さ れ、
丸められます。
• [Write Mode] : WE がアサート されたと きのメモ リ ビヘイ ビ アを指定し ます。 サポー ト される
モード は [Read before write]、[Read after write]、[No read on write] です。 [Read before write]
にする と 、 出力値には書き込み前の メ モ リ のス テー ト が反映さ れます。 [Read after write] にす
ると、出力値には書き込み後のメモリのステートが反映されます。 [No read on write] にする
と 、 出力値は、 ア ド レ スや メ モ リ のステー ト が変わって も同じ値のま まにな り ます。 これらの
モード は、デバイ スによ って使用でき る もの と できないものがあ り ます。 詳細は、こ のセ ク シ ョ
ンの 「書き込みモー ド 」 および 「ハー ド ウ ェ アの注意点」 を参照し て く だ さ い。
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リリース 9.2.00 2007 年 8 月
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