System Generator for DSP リファレンス ガイド - Xilinx

ROM
R
このブロックは、[Xilinx Blockset] の [Control Logic]、 [Memory]、 [Index] ライブラリにリストさ
れています。
ザイ リンクスの ROM ブロッ クは、 シングル ポー ト の読み出し専用 メ モ リ (ROM)
です。
値はワードで格納され、すべてのワードが同じ演算タイプ、幅、2 進小数点にな り
ます。 各ワードは、 調度 1 つのア ド レ スに該当し ます。 アドレスは、0 ~ d1 の符号
な し の固定小数点型の値にな り ます。d は、ROM の深さ (ワード数) を表します。 メ
モリ コンテンツは、 ブロック パラ メータから指定できます。 このブロックには、 メモリ アドレス
用の入力ポー ト が 1 つ と 、 データ出力用の出力ポー ト が 1 つ含まれます。 アドレス ポー ト は、 符号
な し の固定小数点型にな り ます。 このブロッ クは、 分散メモリかブロッ ク メモリのどちらかのザイ
リンクス LogiCORE を使用してインプ リ メ ン ト されます。
Virtex-4、 Virtex-5、 Spartan3A DSP デバイ スにシングル ポー ト ROM ブロックをインプリ メン ト
する場合は、 次の設定を し てお く と 、 最速の タ イ ミ ング パフ ォーマン ス を達成で き ます。
ブロック パラ メータ
• [Provide reset port for output register] をオフにします。
• [Depth] には、 16,384 未満の値を指定し ます。
• [Latency] は 2 またはそれ以上の値に設定し ます。
ブロッ ク パラ メータのダイアログ ボックスは、 Simulink モデル内のア イ コ ンをダブルク リ ッ クす
る と 表示されます。
[Basic] タブ
[Basic] タブからは、 次のよ うなパラ メータを設定できます。
• [Depth] : 格納で き る ワー ド 数を指定し ます。 正の値しか指定で き ません。
• [Initial value vector] : 初期値を指定し ます。 ベクタ長が ROM の深さ よ り も大き い場合、 こ の
ベ ク タ の後に続 く エ レ メ ン ト は削除 さ れます。 ROM の深さ がベク タ長よ り も大きい場合、 こ
の ROM の後続ワー ド は 0 に設定されます。 初期値ベ ク タは、 ROM の指定 さ れたデータ精度
に従ってサチュ レー ト されるか、 丸められます。
• [Memory Type] : 分散 RAM またはブロック RAM を使用する かど う かを指定し ます。
• [Provide reset port for output register] : オンにする と、ブロ ッ ク ROM の出力レジス タの リ セ ッ
ト ポー ト にア クセスでき る よ う にな り ます。 リセット ポー ト は、ブロ ッ ク ROM のレイテンシ
が 1 に設定さ れてい る場合にのみ使用で き ます。
• [Initial value for output register] : 出力レ ジ ス タの初期値を指定し ます。 初期値は、 ROM の指
定されたデータ精度に従ってサチュレート されるか、 丸められます。 こ の初期値を設定する オ
プシ ョ ンは、 Virtex-II、 Virtex-II Pro、 Spartan-3、 Virtex-4、 Virtex-5、 Spartan-3A DSP デバ
イ スでのみ使用で き ます。
[Output Type] タブ
[Output Type] タブからは、 次のよ うなパラ メータを設定できます。
• [Word type] : データ を符号付き にする か符号な し にする か指定し ます。
• [Number of bits] : メモリ ワードのビッ ト数を指定します。
278 japan.xilinx.com System Generator for DSP リファレンス ガイ ド
リリース 9.2.00 2007 年 8 月