System Generator for DSP リファレンス ガイド - Xilinx

R
PicoBlaze Microcontroller
このブロックは、[Xilinx Blockset] の [Control Logic] および [Index] ライブラリにリストされてい
ます。
PicoBlaze Microcontroller ブロックは、 PicoBlaze マクロを使用して 8 ビット
のエンベデッ ド マイクロコン ト ローラをインプリ メン ト します。
このブロックでは、PicoBlaze 2 と PicoBlaze 3 の 2 バージョ ンがサポート さ れま
す。 PicoBlaze 2 では Virtex-II が、 PicoBlaze 3 では Virtex-II、 Virtex-II Pro、
Spartan-3、 Virtex-4 がサポート さ れます。 PicoBlaze 2 マク ロ では、 42 の命令と
32 個の 8 ビット 汎用レジスタ、 256 個の直接ま たは間接的なアド レ ス ポート と
1 つのマス ク 可能割り 込みが提供さ れま す。 PicoBlaze 3 では、 53 の命令、 16 個
の 8 ビッ ト 汎用レジスタ、256 個の直接ま たは間接的なアド レ ス ポート と 1 つのマス ク 可能割り 込み
に加え、 STORE およ び FETCH 命令を 使用し てアク セス 可能な 64 バイ ト の内部ス ク ラ ッ チ パッ ド
メモリも提供されます。 PicoBlaze2 エンベデッ ド コ ント ロ ーラ と その命令セッ ト に関する 詳細は、ア
プリ ケーショ ン ノ ート XAPP627 (http://japan.xilinx.com/bvdocs/appnotes/xapp627.pdf) を参照してく
ださ い。
通常は、1024 X 8 ビッ トのブロック ROM 1 つにプ ロ グ ラ ム を保存で き ます。 このブロッ ク と ROM
は次の図のよ う 接続されます。
ブロック インターフェイス
どちらのバージ ョ ンのブロ ッ クにも入力ポートが 4 つ含まれます。 8 ビッ トのデータ ポー ト
in_port が INPUT 命令中に読み出し を行います。 この値は 32 個のいずれのレジス タにも転送でき
ます。 プログラムは、 brk ポー ト を 1 に設定する と 中断されます。 プ ロ セ ッ サは、 rst を 1 に設定す
ると リセッ ト されます。 リセッ ト をすると、 レジスタの内容が一掃され、 プロセッサがアドレス 0
で命令を実行し始め る よ う にな り ます。8 ビ ッ ト の入力ポー ト instr には PicoBlaze 命令が入力さ れ
ます。
PicoBlaze 2 ブロックには、 出力ポートが 5 つ含まれます。 PicoBlaze 3 ブロックには、 出力ポート
が 6 つ含まれます。 8 ビ ッ トの出力ポート out_port が OUTPUT 命令中に書き込みを行います。
port_id 出力は、 読み出し/書き込み中に読み出される (書き込まれる) 値のロ ケーシ ョ ンを識別し ま
す。 出力ポー ト rs (read strobe) および ws (write strobe) は、 読み出し (INPUT) または書き込み
(OUTPUT) のどちらが実行されるかを示します。 addr はプ ロ セ ッ サで実行 さ れる次の命令のア ド
レスを示します。 プロセッサは、 内部にプログラムを保存できません。 出力ポー ト addr は、 次に実
行さ れる命令の ロ ケーシ ョ ン を指定し ます。 int_ack ポー ト (PicoBlaze 3 のみ) は、 いつ割 り 込み
サービ ス ルーチン を開始する かを示し ます (プログラム カウンタを 0x3FF に設定し ます)。
ブロック パラ メータ
次は、 PicoBlaze Microcontroller ブロックに特有のパラ メータです。
• [Version] : [PicoBlaze 2] または [PicoBlaze 3] を指定し ます。
266 japan.xilinx.com System Generator for DSP リファレンス ガイ ド
リリース 9.2.00 2007 年 8 月