System Generator for DSP リファレンス ガイド - Xilinx

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1. 最初のシ ミ ュ レーシ ョ ン サイクルで、 xl_state 関数は指定し た精度で ス テー ト 変数を初期化し
ます。
2. 次のシ ミ ュ レーシ ョ ン サイクルで、xl_state 関数は最後の ク ロ ッ ク サイクルから残っているス
テー ト 値を取 り 出し、 その値を指定し た精度で対応する変数に代入し ます。
ステート変数の値は、 v = xl_state(init, precision) で返されます。 最初の入力引数 init は初期値、 2
つ目の引数 precision は こ のス テー ト 変数の精度を表し ます。 precision は、{type, nbits, binpt} また
は {type, nbits, binpt, quantization,overflow} のセル配列型にで き ます。 precision は、xfix 型の数に
もできます。
ベク タ のオブジェ ク ト は、 v = xl_state(init, precision, maxlen) で返さ れま す。 ベク タ は、 init で初期
化さ れ、 最大 maxlen までの長さになり ます。 ベク タ は、 init で初期化さ れる ので、 たと えば、 v =
xl_state(zeros(1, 8), prec, 8) では 0 が 8 つのベク タ が作成さ れ、v = xl_state([], prec, 8) では最大長 8
の空のベク タ が作成さ れ、v = xl_state(0, prec, 8) では最大長 8 の 0 が 1 つのベク タ が作成さ れま す。
ベクタ型のステート変数は、両端 (フロント エンドがアド レス 0 のエレ メ ン ト 、 バッ ク エンドが長
さ - 1 のエレ メ ン ト) で終わる キ ューです。
ベク タ には、 次の計算式が使用で き ます。
val = v(idx); アドレス idx のエレ メ ン ト の値を返し ます。
v(idx) = val; アドレス idx のエレ メ ン ト に val を代入します。
f = v.front; フロント エンドの値を返します。 ベクタが空の
場合は、 エ ラ ーにな り ます。
v.push_front(val); val をフロント エンド まで押し出し、 ベク タの
長さを 1 増加し ます。 ベ ク タ がフルの場合は、
エラーになり ます。
v.pop_front; フロント エンドから 1 つエレ メ ン ト を取 り 出
し、 ベクタの長さを 1 削減し ます。 ベ ク タ が空
の場合は、 エラーにな り ます。
b = v.back; バック エンドの値を返します。 ベクタが空の場
合は、 エラーにな り ます。
v.push_back(val); val をバッ ク エンド まで押し出し、 ベク タの長
さを 1 増加し ます。 ベ ク タ がフルの場合は、 エ
ラーになり ます。
v.pop_back; バック エンドから 1 つエレ メ ン ト を取 り 出し、
ベクタの長さを 1 削減し ます。 ベ ク タ が空の場
合は、 エラーにな り ます。
v.push_front_pop_back(val); val をフロント エンド ま で押し 出し 、 バッ ク エ
ンド からエレメ ント を 1 つ取り 出し ま す。 シフト
演算で、 ベク タ の長さ は変わり ま せん。 これを実
行する 場合は、 ベク タ を 空にはでき ま せん。
full = v.full; ベクタがフルの場合は true を、 それ以外の場合
は false を返し ます。
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リリース 9.2.00 2007 年 8 月