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JAEA-Research-2010-034.pdf:16.23MB - JAEAの研究開発成果 ...

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<strong>JAEA</strong>-<strong>Research</strong> <strong>2010</strong>-034<br />

5.2 支保工の条件設定<br />

5.2.1 熱特性<br />

支保工の熱物性値はコンクリート標準示方書(土木学会、1996)より、表 5.2-1 に示す値を設<br />

定した。<br />

表 5.2-1 コンクリート支保工の熱特性の設定値<br />

比熱 熱伝導率 線膨張係数<br />

1.05 kJ・kg -1 ・K -1<br />

2.56 W・m -1 ・K -1<br />

1.00×10 -5 K -1<br />

5.2.2 物理・力学特性<br />

支保工に関する物理・力学特性については、TRU2 次レポートにおいて軟岩系岩盤に対する吹<br />

き付けコンクリート(W/C=45%)の仕様条件が表 5.2-2 のようにに整理されており(電気事業連合<br />

会・核燃料サイクル開発機構、2005)、これに準じて設定した。但し、弾性係数については Ca 溶<br />

脱量に伴う力学特性の変化を考慮するため、表 5.2-2 のもと式(3.4-20)を用いた Ca 溶出率 0%の弾<br />

性係数を算定した表 3.4-5 の値を使用した。また、ポアソン比については、コンクリート標準示<br />

方書では、弾性範囲内であれば一般的に 0.2 としており(土木学会、1996)、これに準じた。<br />

表 5.2-2 軟岩系岩盤に対する吹き付けコンクリートの仕様<br />

水セメント比 単位セメント量<br />

骨材容積<br />

割合<br />

45% 367 kg・m -3 67 vol% 13% 2.62 g・cm -3 43 N・mm -2 24.1 kN・m -3<br />

配合<br />

空隙率 真密度 圧縮強度 単位体積重量<br />

5.2.3 水理特性<br />

支保工の固有透過度については、弾性係数と同様に Ca 溶脱量に伴う水理特性の変化を考慮す<br />

る。THMC モデルでは、3 つの支保工劣化関数が利用可能であることは 3.3.2 で述べたが、そのう<br />

ち、Ca 溶出率 0%の初期透水係数が最も高い式(3.3-33)を使用することとした。W/C=45%の吹き付<br />

けコンクリートを想定して算定した固有透過度を表 5.2-3 に示す。<br />

表 5.2-3 コンクリート支保工の固有透過度の設定値<br />

水セメント比 透水係数 固有透過度<br />

W/C �p 係数a 係数b k K<br />

45% 23.88% 0.565 23.88 1.02×10 -10 cm・s -1 9.32×10 -18 m 2<br />

ペースト空隙率<br />

不飽和水分特性については van Genuchten 式で定義することとし、モルタルに対して得られて<br />

いる室内試験結果(藤崎ほか、2008)を用いる。室内試験に供したモルタルの間隙率は 0.334 で<br />

あるが、ここでは表 5.2-2 に示した吹き付けコンクリートに対しても、モルタルで得られている<br />

不飽和水理特性が同様に適用できると仮定した。表 5.2-4 に van Genuchten パラメータを整理し、<br />

図 5.2-1 に水分特性曲線を示す。<br />

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