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中性点クランプ型 3 レベルインバータのコンデンサ ... - 長岡技術科学大学

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SPC-11-032<br />

中 性 点 ェメンルハ 型 3 ヤベパャ゜ンルバーヴタのコカンルデンルサキ 最暷 小 容 量 設 計 法沵<br />

*<br />

田 中 孝 明<br />

伊 東朁 淳浐 一 ( 長 岡 技 術 科 学 大 学 )<br />

Optimal Design of Capacitance Volume for a Neutral-Point-Clamped Three-Level Inverter<br />

Takaaki Tanaka * , Jun-ichi Itoh, (Nagaoka University of Technology)<br />

A problem of Neutral-point-clamped-inverters is voltage fluctuation of the neutral point capacitor. At this<br />

measure, various suppression methods for the voltage fluctuation have been proposed. However, the suppression<br />

methods are constrained by voltage limitation of the inverter and load power factor. Hence, capacitance value to<br />

keep the neutral point voltage is larger than the that of ideal value.<br />

In this paper, we discuss the minimum value of the neutral point capacitor when the voltage fluctuation<br />

suppression method is applied with voltage command saturation. The relationship among the input and output<br />

voltage conditions and capacitance value in static state are shown clearly. In addition, the optimal design of<br />

capacitance value basis on this analysis is proposed. The validity of the design method is confirmed by<br />

experimental results.<br />

キーワード: 中 性 点 ェメンルハ 型 ,゜ンルバーヴタ, 中 性 点 電 位 ,コカンルデンルサキ 容 量 , 設 計<br />

(Neutral-point-clamped, Inverter, Neutral point voltage, Capacitance, Design)<br />

1. はじめに<br />

中 性 点 ェメンルハ 型 3 ヤベパャ゜ンルバーヴタ [1] ( 以 下 は 3 ヤベパャ<br />

゜ンルバーヴタと 記 す。)は 3 ヤベパャの 相 電 圧 を 出 力 可 能 である<br />

ことから 高 調 波沿 を 低 減浦 できる 利 点 を 持 つ。この 利 点 により<br />

1ネィャタの 小 型 化 ,2キホモア 周 波沿 数 をさげても 高 調 波沿<br />

の 発 生 を 2 ヤベパャ゜ンルバーヴタと 同 程 度 に 抑 制 できる,3 低<br />

耐 圧 素 子 を 用 いて 高 い 電 圧 を 出 力 できることから, 鉄 道 車<br />

両 などのペーヴタチメ゜ノや UPS に 用 いられてきた [2][3] 。その<br />

一 方 で 3 ヤベパャの 出 力 に 必 要 な 中 性 点 電 圧 は 2 つのコカンルデ<br />

ンルサキを 直 列 に 接 続 し,その 中 点 する。 負 荷 や 出 力 条曵 件 によ<br />

って, 中 性 点 電 圧 は 出 力 周 波沿 数 の 3 倍 で 脈 動 し,これは 高<br />

調 波沿 や 負 荷 がペーヴタの 場 合 はトャェ 脈 動 が 発 生 する 原 因 と<br />

なる。この 対 策 としては 中 性 点 電 圧 の 脈 動 を 抑 制 する 制 御<br />

( 以 下 は 脈 動 抑 制 制 御 と 記 す。) の 適 用 が 有暼 用 である [4~7] 。<br />

これまでに 種 々の 脈 動 抑 制 制 御 法沵 が 提 案 されているが,<br />

それらの 原 理 は 2 つに 大 別 できる。1 つはキホモア 比 較 変 調<br />

に 適 用 可 能 な 方 式 である [4] [6] 。 本曓 方 式 は 各 相 電 圧 指 令 値 に 適<br />

切 なゼュ 相 電 圧 指 令 値 を 重 畳 することで 本曓 来曹 流泴 れるはずの<br />

中 性 点 電 流泴 を 抑 制 することで 中 性 点 電 圧 脈 動 を 抑 制 する。<br />

もう 一 つは 空 間 ベパェトャ 変 調 に 適 用 可 能 な 方 式 である [5] [7] 。<br />

本曓 方 式 は 中 性 点 電 圧 を 用 いる 出 力 ベパェトャの 内 , 出 力 に 対<br />

しては 同 じベパェトャであっても 中 性 点 に 流泴 れる 電 流泴 の 方 向<br />

が 逆 である 対 のベパェトャを 利 用 する。このベパェトャの 時昷 間<br />

比 を 調 節 することで 脈 動 抑 制 制 御 を 実 現 する。<br />

しかしながら,いずれの 方 式 も 変 調 率 や 力 率 の 値 によっ<br />

ては 電 圧 変 動 を 補 償 できず,すべての 電 圧 ヤンルジで 完 全 に<br />

中 点 電 位 を 抑 制 できない。したがって, 電 圧 脈 動 の 抑 制 の<br />

観 点 からコカンルデンルサキ 容 量 を 経 験 的 に 大 きく 設 計 する 必 要 が<br />

ある。また,この 電 圧 脈 動 幅 は 変 調 率 や 負 荷 力 率 , 負 荷 電<br />

流泴 といった 入 出 力 条曵 件 によって 大 きく 異 なり,3 ヤベパャ゜ンル<br />

バーヴタをペーヴタチメ゜ノに 適 用 する 場 合 を 例 にとるとその<br />

使 用 用 途 によって 必 要 なコカンルデンルサキ 容 量 が 大 きく 異 なる。<br />

ただし, 必 要 以 上 のコカンルデンルサキ 容 量 の 増 加 は 不 必 要 なコカス<br />

トや 回 路 体 積 の 増 加 を 招 く。したがって, 入 出 力 条曵 件 に 応<br />

じたコカンルデンルサキ 容 量 設 計 法沵 が 必 要 である。<br />

筆 者 らはこれまでに 文 献 [4]で 提 案 されたキホモア 比 較 変<br />

調 ベパーヴスの 脈 動 抑 制 制 御 法沵 を 適 用 した 場 合 の 中 性 点 電 圧 の<br />

解 析 手 法沵 を 用 いて, 定 常 状 態 における 入 出 力 条曵 件 とコカンルデ<br />

ンルサキ 容 量 の 理 論 的 に 示 した [8] 。 本曓 論 文 では,3 ヤベパャ゜ンルバ<br />

ーヴタのコカンルデンルサキ 容 量 最暷 小 化 を 目 的 として,これまで 検 討<br />

した 解 析 結 果 を 基 に, 実 験 を 行 い, 実 験 により 妥 当 性 を 確矴<br />

認 する。さらにこの 関 係 を 用 いて PM ペーヴタを i d = 0 で 制 御<br />

した 場 合 の 速 度 -トャェィーヴノ(NT 線 図 ) 上 で, 動 作 ポ゜<br />

ンルトを 定 義 し, 各 動 作 ポ゜ンルトにおけるコカンルデンルサキ 容 量 設<br />

計 指 針 を 示 す。<br />

まず, 出 力 周 波沿 数 の 3 倍 で 発 生 する 中 性 点 電 位 変 動 の 抑<br />

制 制 御 法沵 について 述 べ, 次 に 電 圧 飽 和 や 負 荷 力 率 , 動 作 条曵<br />

1/6


件 を 考 慮 したコカンルデンルサキの 決 定 方 法沵 を 示 す。 最暷 後 に 1kW の<br />

試 作 機 により 検 討 した 理 論 限 界 と 実 験 結 果 との 比 較 を 行<br />

い, 妥 当 性 について 示 す。<br />

2. 3 レベルインバータ<br />

〈2・1〉 主 回 路 構 成<br />

図 1 に 3 ヤベパャ゜ンルバーヴタの 回 路 構 成 を 示 す。3 ヤベパャの<br />

相 電 圧 を 得 るために 各 相 に 2 つのス゜ッセス 素 子 Q 2x ,Q 3x と<br />

ェメンルハダ゜アーヴチ D 1x ,D 2x (x は u, v, w のいずれかを 意 味<br />

する。) が 追 加 されている。これらのス゜ッセス 素 子 を 介 して<br />

2 つのコカンルデンルサキの 中 点 から 得 られる 中 性 点 電 圧 を 適 切 な<br />

タ゜ミンルエで 負 荷 に 供 給 することで, 高 調 波沿 の 少 ない 入 出<br />

力 波沿 形 が 得 られる。さらに,1 アーヴムあたり 4 つのス゜ッセス<br />

素 子 が 直 列 接 続 された 構 成 となることから, 従 来曹 の 2 ヤベパ<br />

ャ゜ンルバーヴタと 比 較 して 各 ス゜ッセス 素 子 の 耐 圧 を 半 減浦 でき<br />

る 利 点 も 持 つ。3 ヤベパャ゜ンルバーヴタの PWM 方 式 は 多 数 存 在<br />

するが,ここではマッポーヴメ 変 調 を 用 いる [9] 。<br />

〈2・2〉 脈 動 抑 制 制 御<br />

図 2 に 電 圧 利 用 率 の 向 上 を 図 るために 出 力 周 波沿 数 の 3<br />

倍 高 調 波沿 を 注泃 入 した 各 相 電 圧 指 令 値 と v np の 波沿 形 を 示 す。シ<br />

ミュヤーヴシミンル 条曵 件 は 変 調 率 a=1.00, 負 荷 力 率 cosθ=0.80,<br />

相 電 流泴 I u =10A,コカンルデンルサキ 容 量 C=200µF である。 図 2(a)よ<br />

り 中 性 点 電 圧 は 出 力 周 波沿 数 の 3 倍 で 脈 動 していることを 確矴<br />

認 できる。この 脈 動 を 抑 制 するために 文 献 [4]に 示 されてい<br />

る 脈 動 抑 制 制 御 を 適 用 する。D u0 , D v0, D w0 を 各 相 の 中 性 点 に<br />

接 続 されたス゜ッセスのデュ-ティ,i u , i v , i w を 各 相 の 電 流泴 値<br />

とすれば, 中 性 点 電 流泴 i np は(1) 式 にて 表 せる。<br />

Fig. 1. Circuit configuration of 3-level<br />

inverter.<br />

(a) Without suppression control.<br />

i<br />

np<br />

Du0 × iu<br />

+ Dv0<br />

× iv<br />

+ Dw0<br />

× iw<br />

= ........................... (1)<br />

ここで,v u * , v v * , v w * を 各 相 電 圧 指 令 ,v 0 * を 各 相 電 圧 指 令 に<br />

重 畳 するアネセッセト 値 とし,キホモア 周 波沿 数 が 出 力 周 波沿 数<br />

に 比 べ, 十 分 高 いとすれば,D u0 , D v0, D w0 は(2) 式 にて 表 せる。<br />

⎧D<br />

⎪<br />

⎨D<br />

⎪<br />

⎪D<br />

⎩<br />

u0<br />

v0<br />

w0<br />

= 1 − v<br />

= 1 − v<br />

*<br />

u<br />

*<br />

v<br />

= 1 − v<br />

*<br />

w<br />

+ v<br />

+ v<br />

*<br />

0<br />

*<br />

0<br />

+ v<br />

*<br />

0<br />

................................................. (2)<br />

(2) 式 を(1) 式 に 代 入 することで 中 性 点 を 流泴 れる 電 流泴 i np の<br />

(3) 式 が 得 られる。(3) 式 を 解 いて i np = 0 となる v * 0 を 各 相 電 圧<br />

指 令 に 重 畳 することで 脈 動 抑 制 制 御 を 実 現 する。<br />

i<br />

* *<br />

* *<br />

* *<br />

( 1−<br />

vu<br />

+ v0 ) × iu<br />

+ ( 1−<br />

vv<br />

+ v0<br />

) × iv<br />

+ ( 1−<br />

vw<br />

+ v0<br />

) iw<br />

np<br />

=<br />

×<br />

... (3)<br />

図 2(b)に 脈 動 抑 制 制 御 を 適 用 した 場 合 の 中 性 点 電 圧 のシ<br />

ミュヤーヴシミンル 波沿 形 を 示 す。 電 圧 脈 動 幅 ∆v np は 30V から 20V<br />

程 度 に 抑 制 されている。しかし, 完 全 にゼュとはなってい<br />

*<br />

ない。この 残 存 した 脈 動 は i np をゼュにするために 必 要 な v 0<br />

を 重 畳 した 相 電 圧 指 令 が゜ンルバーヴタ 出 力 電 圧 限 界 値 を 超 え<br />

ることに 起 因 する。つまり, 変 調 率 が 高 いとき, 電 圧 脈 動<br />

は 完 全 には 抑 制 できなくなり,さらなる 抑 制 にはコカンルデンル<br />

サキ 容 量 を 大 きく 設 計 する 必 要 がある。<br />

(b) With suppression control.<br />

Fig. 2. The effect of voltage fluctuation<br />

suppression control<br />

(Upper: Each phase voltage command,<br />

Lower: Neutral point voltage)<br />

3. コンデンサの 最 小 容 量 設 計 法<br />

〈3・1〉 入 出 力 条 件 とコンデンサ 容 量 の 関 係<br />

脈 動 抑 制 制 御 を 適 用 しても 変 調 率 a や 負 荷 力 率 cosθとい<br />

った 入 出 力 条曵 件 によっては 中 性 点 電 圧 v np の 脈 動 を 完 全 には<br />

抑 制 できない。 本曓 節 では 2.2 で 述 べた 脈 動 抑 制 制 御 を 適 用 し<br />

た 場 合 において 所 望曇 の 電 圧 脈 動 幅 ∆v np に 抑 制 可 能 な 最暷 小 の<br />

2/6


コカンルデンルサキ 容 量 設 計 指 針 について 議 論 する。<br />

定 常 状 態 において,v np の DC 成 分 は 一 定 値 であるが,1<br />

周 期曋 内 でみると 出 力 周 波沿 数 の 3 倍 で 脈 動 が 生 じる。 中 性 点<br />

電 位 v np は(3) 式 を 積 分 することで 求 まり,(4) 式 となる [4] 。<br />

v<br />

np<br />

dt ........................................................(4)<br />

v np が 出 力 周 波沿 数 f inv の 3 倍 の 周 期曋 関 数 であることに 着眴 目 す<br />

ると,∆v np は(4) 式 の i np の 項 を 絶 対 値 とおき 1 / 6f inv で 定 積 分<br />

をすることで 導 出 できる。(5) 式 にその 結 果 を 記 す。ここでω<br />

は 出 力 角 周 波沿 数 ,C は 片 側 の DC モンルェコカンルデンルサキである。<br />

∆v<br />

np<br />

C<br />

∫<br />

1<br />

=<br />

C<br />

i<br />

np<br />

1/ 6 f inv<br />

∫0<br />

i<br />

np<br />

dt ...............................................(5)<br />

しかし,(5) 式 中 の 積 分 部 分 は 絶 対 値 を 含 み 非 線 形 である<br />

ため, 代 数 計 算 により 解 を 求 めることは 困 難 である。そこ<br />

で, 積 分 部 分 を 無 次 元 化 した 係 数 にて 表 すと,(6) 式 が 得 ら<br />

れる [4] [8] 。<br />

Fig.3. Charge coefficient k(a, cosθ) : Relation among charge<br />

coefficient and power factor of load and modulation index.<br />

Table.1. Definition of normalized value.<br />

Normalized value<br />

Standard value<br />

= 1 )<br />

2I<br />

ω / 6<br />

uv<br />

2Iuv<br />

∆v<br />

np<br />

= inp/<br />

2Iuv<br />

dϕ k(<br />

a, cosθ<br />

)<br />

2Cω<br />

∫ =<br />

.........(6)<br />

0<br />

2Cω<br />

ここで I uv は 線 間 電 流泴 ,ϕは 出 力 位 相 角 ,そして k(a,cosθ)<br />

は 電 荷 係 数 と 定 義 し,(5) 式 の 積 分 結 果 を 無 次 元 化 して 得 ら<br />

れる 値 である。<br />

図 3 に 電 荷 係 数 k(a,cosθ)と 変 調 率 a 及 び 力 率 cosθの 関 係<br />

を 示 す。 変 調 率 は 相 電 圧 指 令 (v * u )の 最暷 大 値 / 負 荷 力 率 と 定 義<br />

する。 電 荷 係 数 は 変 調 率 及 び 力 率 の 関 数 となり, 力 率 が 高<br />

いほど, 変 調 率 が 小 さいほど, 電 位 変 動 は 小 さくなる。<br />

(6) 式 をキホパシタンルスについて 解 くことで, 所 望曇 の 電 圧<br />

変 動 範 囲 を 実 現 する 負 荷 力 率 と 変 調 率 に 応 じたコカンルデンルサキ<br />

最暷 小 容 量 を 求 めると,(7) 式 となる。なお,(7) 式 は 表 1 に 記<br />

す 標 準 値 で 規 格 化 して 表 記 している。<br />

Y<br />

pu<br />

I<br />

=<br />

2∆v<br />

uv_pu<br />

np_pu<br />

k<br />

(a, cosθ<br />

............................................... (7)<br />

(7) 式 に k(a,cosθ)を 代 入 するで 定 常 状 態 の 任 意 の 負 荷 条曵 件<br />

に 応 じて 所 望曇 のΔv np に 抑 制 可 能 な DC モンルェコカンルデンルサキ 容<br />

量 がアチミッセタンルス Y pu より 求 めることができる。<br />

例 として, 動 作 点 を 負 荷 力 率 0.9, 変 調 率 a=1.1,とし,<br />

定 格 電 流泴 時昷 の 電 位 変 動 を 10% 以 下 にできる 最暷 小 のキホパシ<br />

タンルスを 設 計 する( 図 3 中 の 破瞴 線 の 交 点 )と,アチミッセタンルス<br />

Y pu は 61.3%(=313µF@ 10kW,200Vrms, 50Hz 出 力 時昷 )となる。<br />

〈3・2〉 モータの 動 作 点 を 考 慮 した 設 計 法<br />

3.1 章 にて 変 調 率 a, 力 率 cosθ, 相 電 流泴 I u そして 所 望曇 の 中<br />

性 点 電 圧 変 動 幅 Δv np を 与 えることで 必 要 なコカンルデンルサキ 最暷 小<br />

容 量 を 設 計 できる 方 法沵 を 示 した。ここでは,ペーヴタ 駆 動 用<br />

途 に 3 ヤベパャ゜ンルバーヴタを 適 用 したことを 想 定 し,トャェ T<br />

とペーヴタ 回 転 数 N そしてΔv np からコカンルデンルサキ 最暷 小 容 量 を 設<br />

計 する 手 順 を 示 す。ここでは, 一 例 として, 永 久 磁矺 石瞘 ペーヴ<br />

タ(PM ペーヴタ)を i d = 0 で 制 御 した 場 合 を 検 討 する。<br />

図 4 に PM ペーヴタ 1 相 分 の 等 価 回 路 とベパェトャ 図 を 示 す。<br />

ここで e u は 速 度 起 電 力 ,L は 電 機 子 巻 線 の 自 己 ゜ンルダェタ<br />

∆v np_pu<br />

V uv_pu<br />

I uv_pu<br />

Y pu<br />

ンルス,V は 相 電 圧 実 効 値 ,p は 極 対 数 である。 図 4 より,(6)<br />

式 中 と PM ペーヴタの 各 パメベーヴタの 関 係 は(8)から(11) 式 に<br />

て 定 義 できる。ここでΦ'は 各 相 電 機 子 巻 線 磁矺 束曳 鎖 交 数 で2 軸<br />

変 換 後 の 値 をΦとする。<br />

2 2V<br />

a =<br />

V<br />

............................................................ (8)<br />

ω = πpN / 30 .......................................................... (9)<br />

T = pΦ<br />

i q<br />

∴<br />

T<br />

I u<br />

= ..................................................... (10)<br />

3 pΦ<br />

cosθ<br />

=<br />

in<br />

u<br />

( e + RI )<br />

u<br />

e + RI<br />

u<br />

u<br />

2<br />

u<br />

⎛ πpN<br />

⎞<br />

+ ⎜ LI<br />

u ⎟<br />

⎝ 30 ⎠<br />

2<br />

....................... (11)<br />

一 方 ,e u は(12) 式 にて 定 義 できるので,(10) 式 と(12) 式 を(11)<br />

式 に 代 入 して,(13) 式 が 得 られる。<br />

V in<br />

Line voltage rating: V uv_n [Vrms]<br />

Line current rating: I uv_n [Arms]<br />

I uv_n / V uv_n<br />

(a) Equivalent circuit for single phase (b) Phaser vector<br />

Fig.4. The state of PM motor when i d = 0 control<br />

3/6


dφ'<br />

πpN<br />

πpN<br />

e u<br />

= = Φ ' = Φ .................................(12)<br />

dt 30 30<br />

cosθ<br />

=<br />

⎛ πpN<br />

⎜ Φ +<br />

⎝ 30<br />

πpN<br />

Φ +<br />

30<br />

RT<br />

pΦ<br />

2<br />

RT ⎞ ⎛ πNLT<br />

⎞<br />

⎟ + ⎜ ⎟<br />

pΦ<br />

⎠ ⎝ 30Φ<br />

⎠<br />

2<br />

................ (13)<br />

Table.2. PM motor parameters for design example.<br />

Rating output Pr<br />

800 W<br />

Rating speed Nr<br />

2000 rpm<br />

Armature resistance R<br />

0.425 Ω<br />

Armature Self-inductance L 0.00378H<br />

Armature Flux linkage Φ 0.233 V・s/rad<br />

Armature pairs of poles p 2<br />

Rating Torque Tr<br />

3.82N・m<br />

Rating armature current of q axis 8.20A<br />

さらに 相 電 圧 実 効 値 Vu は,(13) 式 を 整 理 することで 求 ま<br />

り(14) 式 となる。<br />

2<br />

⎛ πpN<br />

RT ⎞ ⎛ πNLT<br />

⎞<br />

V u<br />

=<br />

⎜ Φ + + ⎜ ⎟<br />

30<br />

⎟<br />

.....................(14)<br />

⎝ pΦ<br />

⎠ ⎝ 30Φ<br />

⎠<br />

(14) 式 を(8) 式 に 代 入 することで 変 調 率 とペーヴタパメベーヴ<br />

タの 関 係 が 得 られ,(15) 式 となる。<br />

2<br />

2 2<br />

a =<br />

V<br />

in<br />

⎛ πpN<br />

⎜ Φ +<br />

⎝ 30<br />

⎞<br />

⎟<br />

Φ ⎠<br />

RT<br />

p<br />

2<br />

⎛ πNLT<br />

⎞<br />

+ ⎜ ⎟<br />

⎝ 30Φ<br />

⎠<br />

2<br />

............... (15)<br />

以 上 より 3.1 章 にて 使 用 したパメベーヴタと i d = 0 制 御 時昷 の<br />

PM ペーヴタのパメベーヴタの 関 係 式 (9)(10)(13)(15)が 得 られた。<br />

図 5 に 速 度 -トャェィーヴノ(NT 線 図 )を 示 す。A 点 は 始 動<br />

時昷 を 表 しており,B 点 は 定 格 電 力 点 ,C 点 は 高 速 系 負 荷 条曵 件<br />

である。 以 下 に 各 動 作 点 においてひつようとされるコカンルデ<br />

ンルサキ 容 量 について 検 討 する。コカンルデンルサキ 容 量 はΔv np が 最暷 大<br />

となる 条曵 件 で 設 計 されるため,そのような T と N を 明 らか<br />

にする。(6) 式 から 明 らかなようにΔv np は 周 波沿 数 が 低 いほど,<br />

そして 電 流泴 が 大 きいほど 増 加 する 傾 向 にある。そこで, 低<br />

速 大 トャェとなる A 点 , 高 速 低 トャェとなる B 点 ,そして<br />

高 速 大 トャェとなる C 点 のいずれかでΔv np が 最暷 大 となる 可<br />

能 性 が 高 い。<br />

これらの 式 を 用 いて 表 2 に 記 すペーヴタパメベーヴタを 使 用<br />

した 場 合 に V in =220V,f inv =10kHz でΔv np を 10% 以 下 に 抑 制<br />

可 能 なコカンルデンルサキ 最暷 小 容 量 の 設 計 を 行 う。ABC 点 における<br />

出 力 周 波沿 数 の 3 倍 での 電 圧 脈 動 幅 Δv np は(6) 式 より 求 まり,<br />

0V@A 点 (a = 0.140, cosθ = 0.995),0V @B 点 (a = 1.03, cosθ =<br />

1.00),1.39V@C 点 (a = 1.07, cosθ = 0.992)となる。したが<br />

って, 誘 導 機 に 比 べて PM ペーヴタは 力 率 を 高 く 維 持 できるこ<br />

とから 変 調 率 が 高 くても 電 圧 脈 動 を 良 く 抑 制 でき,3 ヤベパャ<br />

゜ンルバーヴタを 適 用 しやすいといえる。また, 以 上 の 検 討 よ<br />

り,PM ペーヴタ 駆 動 においてはコカンルデンルサキを 設 計 する 際 は,<br />

C 点 ( 最暷 高 速 の 軽 負 荷 領 域 )にて 設 計 すればよいことがわわか<br />

る。ただし,Δv np の 定 義 は 出 力 周 波沿 数 の 3 倍 での 電 圧 脈 動<br />

のみを 表 し,ス゜ッセスンルエモハャは 考 慮 していない。ス゜<br />

ッセスンルエモハャの 最暷 大 値 max[Δv np_sw ]は(16) 式 にて 定 義 でき<br />

る。<br />

[ v ]<br />

2I<br />

u<br />

∆<br />

np sw ............................................(16)<br />

Cf<br />

inv<br />

max<br />

_<br />

=<br />

(6) 式 と(16) 式 の 和 が 中 性 点 電 圧 変 動 幅 となることから, 所<br />

望曇 の 中 性 点 電 圧 変 動 幅 に 抑 制 可 能 なコカンルデンルサキ 容 量 C は<br />

Fig.5. Speed torque curve for capacitor design.<br />

Table.3. Simulation condition.<br />

Input voltage V in 200[V]<br />

Output power P 1.0[kW]<br />

Output frequency f inv 50[Hz]<br />

Switching frequency f sw 10[kHz]<br />

DC link capacitance C 100[µF]<br />

Load<br />

R-L<br />

(17) 式 にて 求 まる。<br />

C<br />

2I<br />

( k<br />

uv ( a,cosθ<br />

)<br />

π<br />

= ω<br />

2<br />

( ∆v + ∆v )<br />

np<br />

+ 4 )<br />

...................................... (17)<br />

np _ sw<br />

(17) 式 より,コカンルデンルサキ 容 量 は 16.1µF となる。<br />

4. シミュレーション 及 び 実 験 結 果<br />

3 章 で 記 したコカンルデンルサキ 容 量 設 計 指 針 の 検 証 を 行 うため<br />

に 1kW 負 荷 の 実 機 を 試 作 した。 表 3 に 試 作 機 の 仕 様 を 示 す。<br />

図 6 の 各 波沿 形 は 上 から 中 性 点 電 圧 v np ,u 相 電 圧 v u ,u 相 電<br />

流泴 i u である。ただし,v u と v np に 関 してはィッセトアネ 周 波沿 数<br />

1kHz のューヴパスネィャターヴ(LPF) 通 過 後 の 波沿 形 である。 変 調<br />

率 a は 1.0 で 相 抵 抗 は 11.5Ωに 固 定 した 上 で 負 荷 ゜ンルダェタ<br />

ンルスを 調 節 し cosθを 0.847 とした。 図 6(a)よりこの 条曵 件 では<br />

中 性 点 電 圧 は 30V 程 度 で 脈 動 している。この 電 圧 脈 動 を 抑<br />

制 するために 2.2 章 に 記 した 脈 動 抑 制 制 御 を 試 作 機 に 適 用<br />

する。 図 6(b)にその 結 果 を 示 す。 中 性 点 電 圧 の 脈 動 は 6V 程<br />

度 に 抑 制 されている 事 を 確矴 認 できる。<br />

本曓 試 作 機 を 用 いて 3.1 章 に 示 した DC モンルェコカンルデンルサキ 容<br />

量 設 計 指 針 の 実 機 検 証 を 行 う。コカンルデンルサキ 容 量 は 所 望曇 の 中<br />

性 点 電 圧 変 動 幅 Δv np を(7) 式 に 代 入 することで 求 まるが,こ<br />

こではコカンルデンルサキ 容 量 を 一 定 値 とし,その 代 わわりに 変 数 と<br />

4/6


(a) Without suppression control<br />

(a)<br />

Simulation waveforms<br />

(b) With suppression control<br />

Fig.6. Result of suppression control.(a :1.0, cosθ: 0.847).<br />

なるΔv np を 評 価 することで,(7) 式 の 妥 当 性 を 検 証 する。<br />

図 7 に 負 荷 力 率 0.855 で 変 調 率 1.0 の 条曵 件 で 測浴 定 した 波沿 形<br />

を 記 す。それぞれの 波沿 形 は 1kHz のューヴパスネィャターヴを<br />

通 過 した 後 の 波沿 形 であり, 上 から 中 性 点 電 圧 ,u-v 線 間 電 圧<br />

である。 図 7(a)はシミュヤーヴシミンル 波沿 形 で(b)は 実 験 波沿 形 で<br />

ある。 実 験 波沿 形 は 波沿 形 に 乱 れが 生 じているが,これはシミ<br />

ュヤーヴシミンルには 考 慮 されていない 電 流泴 検 出 誤 差 やデッセチ<br />

タ゜ム 等 の 影 響 によるものである。 図 7(a)と(b)に 示 されて<br />

いるΔv np は 出 力 周 波沿 数 の 3 倍 で 脈 動 する 中 性 点 電 圧 変 動 幅<br />

であり,この 値 を 測浴 定 し 計 算 結 果 と 比 較 を 行 う。<br />

図 8 に 力 率 の 変 化 に 応 じたΔv np の 推 移 を 示 す。ここでは,<br />

変 調 率 は 1.0 に 固 定 し, 負 荷 ゜ンルダェタンルスのみを 変 化 させ<br />

力 率 を 変 えている。 実 線 は(6) 式 より 求 めた 計 算 結 果 で, 三<br />

角 印 はシミュヤーヴシミンル 結 果 , 丸 印 は 実 験 結 果 を 表 す。シ<br />

ミュヤーヴシミンルと 計 算 の 結 果 はよく 一 致 しているが 実 験 結<br />

果 については 差 が 見 られる。これは, 計 算 やシミュヤーヴシ<br />

ミンルでは 考 慮 されていない,デッセチタ゜ムや 電 流泴 検 出 誤 差<br />

等 が 影 響 しているものと 考 えられる。<br />

同 様 にして, 図 9 に 変 調 率 の 変 化 に 応 じたΔv np の 推 移 を<br />

示 す。ここでは, 力 率 は 0.85 に 固 定 されている。 計 算 結 果<br />

によると 変 調 率 0.92 以 下 ではΔv np を 完 全 に 抑 制 でき,それ<br />

以 上 ではΔv np が 増 加 し, 変 調 率 1.15 では 36V 程 度 に 達 する。<br />

計 算 結 果 とシミュヤーヴシミンル 結 果 はよく 一 致 している。し<br />

かし 実 験 結 果 については 2 種 類 の 差 が 見 られる。 変 調 率 1.0<br />

以 上 では 差 が 生 じており,この 原 因 としては 前 述 と 同 じ 事<br />

が 考 えられる。 変 調 率 が 0.95 以 下 では 計 算 結 果 では 電 圧 脈<br />

動 が 完 全 に 抑 制 されるはずにも 関 わわらず, 実 験 結 果 では 脈<br />

動 が 発 生 している。<br />

(b) Experimental waveforms<br />

Fig.7. The waveforms of neutral point voltage and output<br />

voltage when the modulation index a is 1.0 and Power factor<br />

cosθ is 0.855.<br />

図 10 に 本曓 現 象 を 詳 しく 知瞍 るために 変 調 率 0.80 における 実<br />

験 波沿 形 を 示 す。゜ンルバーヴタの 出 力 電 流泴 が 歪 んでいるが,こ<br />

れは 中 性 点 電 位 が 平 均 的 に 負 に 偏 っていることに 起 因 す<br />

る。 実 験 結 果 では 本曓 来曹 中 性 点 電 圧 の 平 均 値 は 100V に 設 定 し<br />

ているが,マ゜ヂス 側 に 偏 っている。これは, 本曓 稿 で 取 り<br />

上 げる 脈 動 抑 制 制 御 では 中 性 点 電 圧 の 検 出 を 用 いないため<br />

定 常 的 な 電 圧 偏 差 に 対 しては 効 果 がないためである。 定 常<br />

的 なアンルバメンルスは 例 えば 文 献 [10][11]に 詳 細 されている 方<br />

法沵 を 導 入 することにより 解 消洑 できると 考 えられる。<br />

5. まとめ<br />

3 ヤベパャ゜ンルバーヴタは 中 性 点 電 圧 が 脈 動 する 問 題 がある<br />

ため,これまでに 種 々の 中 性 点 電 圧 制 御 法沵 が 提 案 されてい<br />

る。しかしながら,いずれの 方 式 も 変 調 率 や 力 率 の 値 によ<br />

っては 電 圧 変 動 を 完 全 には 抑 制 できず, 更暬 なる 電 圧 脈 動 の<br />

抑 制 の 為 にはコカンルデンルサキ 容 量 を 大 きく 設 計 する 必 要 があ<br />

る。 不 必 要 なコカストや 回 路 体 積 の 増 加 を 避 けるためには 最暷<br />

小 のコカンルデンルサキ 容 量 設 計 法沵 が 必 要 である。 本曓 稿 ではキホモ<br />

ア 比 較 変 調 に 適 用 可 能 な 中 性 点 電 圧 の 脈 動 抑 制 制 御 を 適 用<br />

した 場 合 におけるコカンルデンルサキ 最暷 小 容 量 設 計 法沵 について 議 論<br />

5/6


能 であることが 示 された。<br />

今 後 は 提 案 した 設 計 法沵 をペーヴタの 加 速 時昷 などの 過 渡浫 状 態<br />

にまで 拡 張 し,ペーヴタを 負 荷 とした 実 機 による 検 証 を 行 う。<br />

Fig. 8. Relationship between power factor and the voltage<br />

fluctuation of neutral point with simulation results.<br />

Fig. 9. Relationship between modulation factor and the<br />

voltage fluctuation of neutral point with simulation results.<br />

文<br />

(1) Akira Nabae, Isao Takahashi, Hirofumi Akagi : “A New<br />

Neutral-Point-Clamped PWM Inverter”, IEEE Trans., Vol.IA-17,<br />

No.5 pp.518-523 (1981)<br />

(2) 江 口 直 也 , 藤 平 龍 彦 : “パワョーヴエ゠ヤェトュッェスとパワョーヴ 半 導 体 の<br />

シヂジーヴによる 技 術 の 強 化 ”, 富 士 時昷 報 , Vol.83, No.1 pp.14-18<br />

(2010)<br />

(3) 中 沢沖 洋泒 介 , 内 藤 治没 夫 : “NPC ゜ンルバーヴタのパャス 幅 制 限 による 波沿 形<br />

ひずみをなくす PWM 方 式 と 中 性 点 電 位 制 御 ”, 電 学 論 D, Vol.116,<br />

No.4 pp.412-419 (1996)<br />

(4) 小 笠 原 悟 司 , 小 沢沖 直 , 赤 木曐 泰泊 文 :「 中 性 点 ェメンルハ 形 PWM ゜ンルバーヴ<br />

タの 中 性 点 電 位 変 動 の 解 析 」, 電 学 論 D,Vol.113,No.1 pp.41-48<br />

(1993)<br />

(5) 川 畑 隆 夫 , 小 山 正 人 , 玉 井 伸 三 , 藤 井 俊 行 , 打 田 良 平 :「GTO の 最暷 小<br />

パャス 幅 の 影 響 と 中 性 点 電 圧 制 御 を 考 慮 した 3 ヤベパャ゜ンルバーヴタの<br />

変 調 法沵 」, 電 学 論 D,Vol.113,No.7 pp.865-873 (1993)<br />

(6) 上 園 恵 一 , 霍 斌 , 宮 下 一 郎 :「3 ヤベパャ゜ンルバーヴタの 制 御 方 法沵 」, 東朁<br />

洋泒 電 機 技 報 ,Vol. 巻 数 ,No.90 pp.2-8 (1995)<br />

(7) 霍 斌 , 宮 下 一 郎 , 曽暴 根 悟 :「3 ヤベパャ゜ンルバーヴタの 中 性 点 電 位 変 動 を<br />

抑 制 した 空 間 ベパェトャ PWM 波沿 形 生 成 法沵 」, 電 学 論 D,Vol.116,No.1<br />

pp.42-49 (1996)<br />

(8) 田 中 孝 明 , 伊 東朁 淳浐 一 :「 中 性 点 ェメンルハ 形 3 ヤベパャ゜ンルバーヴタのコカンル<br />

デンルサキ 容 量 設 計 指 針 」, 第 20 回 電 気 学 会 東朁 京 支 部 新 潟 支 所 研瞦 究 発 表<br />

会 予 稿 集 ,Ⅳ-02 p.18 (2010)<br />

(9) Rangarajan M. Tallam, Rajendra Naik, Thomas A. Nondahl:”A<br />

Carrier-based PWM Scheme for Neutral-Point Voltage Balancing<br />

in Three-Level Inverters” , IEEE Trans. , Vol.41 , No.6<br />

pp.1734-1743 (2005)<br />

(10) 福 田 昭昧 治没 , 松朊 本曓 泰泊 雅 , 佐 川 哲 :「 中 性 点 ェメンルハ 形 PWM コカンルバーヴタ<br />

のペデモンルエと 最暷 適 ヤギュヤーヴタを 用 いた 中 性 点 電 位 制 御 」, 電 学 論<br />

D,Vol.119,No.1 pp.109-196 (1999)<br />

(11) 神 谷 茂 , 鈴 木曐 研瞦 , 大 沢沖 博 , 橋 井 眞 :「3 ヤベパャ゜ンルバーヴタ 中 性 点 電 流泴<br />

の 直 流泴 分 の 解 析 と 中 性 点 電 位 の 抑 制 制 御 法沵 」, 電 気 学 会 全 国 大 会 ,<br />

516,pp.561-562 (1993)<br />

献<br />

Fig.10. Simulation result (Modulation index a : 0.8,Power<br />

factor cosθ: 0.847).<br />

した。<br />

まず, 定 常 状 態 における 入 出 力 条曵 件 とコカンルデンルサキ 容 量 の<br />

関 係 を 明 らかにした。 次 に,1kW 負 荷 の 実 機 を 試 作 し,こ<br />

の 関 係 が 実 験 結 果 とよく 一 致 することを 確矴 認 した。この 関<br />

係 に 基 づいて,PM ペーヴタに id = 0 制 御 を 適 用 した 場 合 に<br />

おいて,トャェと 回 転 数 そして 所 望曇 の 中 性 点 電 圧 変 動 幅 を<br />

与 えることで 最暷 小 のコカンルデンルサキ 容 量 を 設 計 できる 方 法沵 を 示<br />

した。 実 際 のペーヴタパメベーヴタを 用 いて 計 算 した 結 果 , 負<br />

荷 力 率 が 0.99 以 上 であり, 中 性 点 電 圧 脈 動 を 十 分 に 抑 制 可<br />

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