Synology DiskStation ユーザーガイド DSM 4.0 ベース

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20.08.2013 Views

iSCSI 38 章 4:ストレージスペースの管理 用語説明 Synology DiskStation ユーザーガイド DSM 4.0 ベース iSCSI は、データストレージ装置に対するストレージネットワーク標準を基にしたインターネットプロトコル です。IP ネットワークに SCSI コマンドを送ると、iSCSI は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネ ットワーク(WAN)、またはインターネット経由でデータを転送できます。 iSCSI を使うと、ストレージサーバーのスペースがクライアントのオペレーションシステムによりローカルデ ィスクとして処理されます。実際は、ディスクに転送されるすべてのデータはネットワーク経由でストレージ サーバーに転送されます。 iSCSI Target と LUN SCSI テクノロジーでは、LUN(論理装置番号)は、物理的な SCSI デバイス(「Target」と呼ぶ)の一部であ る個別の SCSI アドレス(論理的な)を示します。 iSCSI 環境は、SCSI ハードディスクへの接続をエミュレートします。iSCSI Target は、接続インタフェースの ようなものであり、LUN は必然的に番号が付けられたディスクドライブです。iSCSI Target が iSCSI 開始プロ グラム(クライアント)により接続されると、iSCSI Target にマップされたすべての LUN は事実上クライアン トのオペレーションシステムに取り付けられます。したがって、開始プログラムはあたかも SCSI または IDE ハードドライブのように iSCSI LUN のファイルシステムを管理することができます。 iSCSI Target を作成する: 1 [作成] ボタンをクリックします。 2 名前、IQN などを含む iSCSI Target の情報と、CHAP 認証を有効にするかどうかを入力します。 3 [次へ] をクリックします。 4 iSCSI LUN マッピングを設定します。[新規 iSCSI LUN 作成] または [既存の iSCSI LUN をマッピング] を選 択します。 注:iSCSI LUN の詳細は、40 ページの「ストレージマネージャで iSCSI LUN を管理」を参照してください。 5 [次へ] をクリックします。 6 [戻る] をクリックして修正する、または [適用] をクリックして設定を確定します。 用語説明 IQN:IQN(iSCSI Qualified Name)は、iSCSI Target に対する固有の名前です。別のサーバーの iSCSI Target IQN と衝突しない名前にします。IQN は、最大 128 文字で、文字(大文字小文字を区別する)、数 字、コロン、ダッシュ、ドットが使用できます。推奨される名前の形式は、iqn.[日付].[ドメイン]:[デバイス識 別子] です。例:iqn.2000-04.com.synology:storage.diskarray.1。 CHAP 認証:CHAP を選択すると、サーバーは、クライアントを識別できるようになります。相互 CHAP で は、クライアントとサーバーが互いに認証し合います。ユーザー名は、1~12 の文字または数字で構成し、パ スワードは、12~16 の文字または数字で構成します。 iSCSI Target を削除する: iSCSI Target やマッピングした iSCSI LUN を削除できます。iSCSI LUN を削除すると、iSCSI LUN 上のすべて のデータも削除されます。 1 削除する iSCSI Target を選択します。 2 [削除]をクリックします。 3 マップした iSCSI LUN も削除する場合は、[マップした iSCSI LUN も削除する] を選択して、削除する対象を 選択します。 4 OK をクリックします。

iSCSI Target を編集する 1 編集する iSCSI Target を選択します。 2 [編集]をクリックします。 3 希望する内容に設定を編集します。[OK] をクリックして、変更を保存します。 39 章 4:ストレージスペースの管理 用語説明 Synology DiskStation ユーザーガイド DSM 4.0 ベース CRC チェックサム:CRC チェックサムを有効にすると、データ転送中にエラーが発生したかどうか確認でき ます。 マルチセッション:ひとつまたは複数の開始プログラムによる複数のセッションから同時に同じ iSCSI Target への接続を可能にします。ファイルの破損や予期しないデータ損失から守るためには、VMware Virtual Machine File System(VMFS)や Oracle Cluster File System(OCFS)などの共有ファイルシステムまたはク ラスタシステムを採用することを強く推奨します。 マスキング:マスキングすると、iSCSI Target が特定の iSCSI 開始プログラムの IQN から排他的にアクセス できるようになります。 iSCSI Target を有効/無効にする: 1 有効/無効にする iSCSI Target を選択します。 2 [有効] または [無効] をクリックします。 iSNS サーバーに iSCSI Target を登録する: 1 [iSNS] をクリックします。 2 [iSNS を有効にする]を選択します。 3 iSNS サーバーフィールドに iSNS サーバーの IP アドレスを入力します。 4 OK をクリックします。 iSNS 用語説明 iSNS(Internet Storage Name Service)は通常、複雑なストレージ配置のローカルエリアネットワークに使用 され、IT スタッフはストレージの検出と iSCSI デバイスの管理を簡単に行うことができます。DiskStation のす べての iSCSI Target をネットワークの iSNS サーバーに登録することができます。

iSCSI Target を編集する<br />

1 編集する iSCSI Target を選択します。<br />

2 [編集]をクリックします。<br />

3 希望する内容に設定を編集します。[OK] をクリックして、変更を保存します。<br />

39 章 4:ストレージスペースの管理<br />

用語説明<br />

<strong>Synology</strong> <strong>DiskStation</strong> <strong>ユーザーガイド</strong><br />

<strong>DSM</strong> <strong>4.0</strong> <strong>ベース</strong><br />

CRC チェックサム:CRC チェックサムを有効にすると、データ転送中にエラーが発生したかどうか確認でき<br />

ます。<br />

マルチセッション:ひとつまたは複数の開始プログラムによる複数のセッションから同時に同じ iSCSI Target<br />

への接続を可能にします。ファイルの破損や予期しないデータ損失から守るためには、VMware Virtual<br />

Machine File System(VMFS)や Oracle Cluster File System(OCFS)などの共有ファイルシステムまたはク<br />

ラスタシステムを採用することを強く推奨します。<br />

マスキング:マスキングすると、iSCSI Target が特定の iSCSI 開始プログラムの IQN から排他的にアクセス<br />

できるようになります。<br />

iSCSI Target を有効/無効にする:<br />

1 有効/無効にする iSCSI Target を選択します。<br />

2 [有効] または [無効] をクリックします。<br />

iSNS サーバーに iSCSI Target を登録する:<br />

1 [iSNS] をクリックします。<br />

2 [iSNS を有効にする]を選択します。<br />

3 iSNS サーバーフィールドに iSNS サーバーの IP アドレスを入力します。<br />

4 OK をクリックします。<br />

iSNS<br />

用語説明<br />

iSNS(Internet Storage Name Service)は通常、複雑なストレージ配置のローカルエリアネットワークに使用<br />

され、IT スタッフはストレージの検出と iSCSI デバイスの管理を簡単に行うことができます。<strong>DiskStation</strong> のす<br />

べての iSCSI Target をネットワークの iSNS サーバーに登録することができます。

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