31.07.2015 Views

7Zobww

7Zobww

7Zobww

SHOW MORE
SHOW LESS

Create successful ePaper yourself

Turn your PDF publications into a flip-book with our unique Google optimized e-Paper software.

2.29. クリタケ 51実 体 を 構 成 する 菌 ⽷の 隔 壁 部 にはかすがい 連 結が 存 在 する。2.28.3 生 態夏 から 秋 に、ブナ 科 の 広 葉 樹 が 多 い 林 内 の 地 上に 孤 ⽣または 点 々と 発 ⽣する。[4]“Red List of Threatened Fungi in Norway”. Fungiflora1998. 2008 年 9 ⽉ 5 ⽇ 閲 覧 。[5] Marcel Bon (1987). The Mushrooms and Toadstools ofBritain and North Western Europe. Hodder and Stoughton.ISBN 0 340 39935 X.[6] Thomas Laessoe (1998). Mushrooms (flexi bound).Dorling Kindersley. ISBN 0-7513-1070-0.2.28.4 分 布2.28.9 参 考 文 献北 半 球 温 帯 以 北 に 分 布 するが、ヨーロッパではむしろまれな 菌 に 属 する * [1]。 北 ⽶でも、⻄ 部 ではまれであるという。⽇ 本 では 各 地 に 産 する。クリイロイグチはモスクワ 市 やロシア 連 邦 のレッドデータブックに 掲 載 されており、その 他 ノルウェーやモンテネグロなどのいくつかの 国 でもレッドリスト⼊りをはたしている。 * [2] * [3] * [4]2.28.5 類 似 種ビ ロー ド ク リ イ ロ イ グ チ(Gyroporus punctatusLar.N.Vassiljeva)は、しばしばクリイロイグチと混 同 されているが、⼦ 実 体 が⼩ 形 であること・かさの 表 ⽪ 構 造 が 異 なる(かさのほとんど 全 体 に渡 って、 菌 ⽷が⽴ち 上 がった 柵 状 構 造 をなす)こと・⼦ 実 体 を 構 成 する 菌 ⽷にかすがい 連 結 が 少 ないことなどの 点 で 区 別 されている。また、クリイロイグチモドキ(G. longicystidiatus Nagasawa & Hongo)は⼦ 実 体 がより⼤きく、かさや 柄 がより⾚みの 強い⾁ 桂 褐 ⾊を 呈 する 点 や、⾮ 常 に⻑⼤な 縁 シスチジア(⻑さ 50μ m 以 上 に 達 する)を 備 える 点 などにおいて 異 なっている。2.28.6 食 . 毒 性野 ⽣では 秋 から 晩 秋 に 広 葉 樹 、 特 にクリ、コナラ、⾷⽤になり、⽐ 較 的 ⾼ 級 なきのことして 位 置 づけ ナラ の 切 り 株 や 倒 ⽊などの 上 に 群 ⽣する⾷ 菌 。スられている。 幼 菌 はナッツのような⾵ 味 があって ギ、ヒノキ を 植 林 した 後 の 林 の⼟ 中 の 埋 もれ⽊か⾮ 常 においしいという。しかしながら、フランス らも 発 ⽣する。 傘 は 茶 褐 ⾊からレンガ⾊で 3 - 8 セの 菌 学 者 ボン Marcel Bon は 有 毒 である 疑 いあり、 ンチ・メートル、ひだ は 胞 ⼦ の 成 熟 に 伴 って⻩⽩と 述 べている * [5]。また、ポルトガルの 沿 岸 には、 ⾊のち 紫 褐 ⾊に 変 化 する。 地 中 で 繁 殖 した 菌 が 切毒 性 の 強 い 菌 株 もあるとの 報 告 もある * [6]。 り 株 等 にぶつかると、⼦ 実 体 を 発 ⽣させる 性 質 がある * [1]。「ヤマドリモタシ」と 呼 ぶ 地 域 もある。2.28.7 関 連 項 目• 今 関 六 也 ・ 本 郷 次 雄 ( 編 著 )、1989. 原 ⾊⽇ 本 新菌 類 図 鑑 (Ⅱ). 保 育 社 . ISBN 978-45863007612.28.10 外 部 リンク• Taxonomic studies of Japanese boletes Ⅰ. Thegenera Boletinellus, Gylodon, and Gyloporus. ⻑ 沢栄 史 -⽇ 本 産 イグチ 類 の 分 類 学 的 研 究 1.ミダレアミイグチ 属 ・ハンノキイグチ 属 およびクリイロイグチ 属 .• Index Fungorum Synonyms• healing-mushrooms.net Description and medicinalproperties2.29 クリタケクリタケ( 栗 茸 、Hypholoma sublateritium(Fr.)Quél)はハラタケ⽬モエギタケ 科 モエギタケ 亜 科 クリタケ 属 のキノコ である。2.29.1 概 要北 半 球 温 帯 以 北 に 広 く 分 布 する。2.28.8 脚 注 ・ 参 照[1] David Arora (1986). Mushrooms Demystified. Ten SpeedPress. ISBN 0-89815-169-4.[2]“Каштановий Гриб”. Red Book of Moscow Oblast.2008 年 9 ⽉ 5 ⽇ 閲 覧 。[3]“The Provisory Red List of Endangered Macromycetes ofMontenegro (PDF)”. Montenegrin Mycological Center.2008 年 9 ⽉ 5 ⽇ 閲 覧 。2.29.2 食 用 ( 要 注 意 )主 に 炒 め 物 、 天 ぷら、カレーライス、まぜご 飯 などにして⾷されている。ただし、 近 年 有 毒 成 分 が⾒つかり、 海 外 では 有 毒 とされている。 過 ⾷は 厳 禁であり、 注 意 を 要 する。 毒 成 分 はネマトリン、ネマトロン、ハイフォロミンA,B * [2]。類 似 の 可 食 キノコ エノキタケ、ナメコ

Hooray! Your file is uploaded and ready to be published.

Saved successfully!

Ooh no, something went wrong!