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2.169. キホウキタケ 235[6] 今 関 六 也 、1974.カラー⽇ 本 のキノコ(⼭ 溪 カラーガイド 64).⼭と 溪 ⾕ 社 、 東 京 .ISBN 9-784-63502-664-2[7] Substrate role in the accumulation of heavy metals insporocarps of wild fungi.Biometals. 2009 Oct;22(5):835-41. Epub 2009 Mar 312.167.8 参 考 文 献• 今 関 六 也 『⽇ 本 のきのこ⼭ 渓 カラー 名 鑑 』(⼭と 渓 ⾕ 社 )2.167.9 関 連 項 目して 規 制 され、 採 取 ・ 所 持 ・ 販 売 が 禁 じられている。なお2005 年 10 ⽉、 内 閣 総 理 ⼤⾂ 官 邸 ⽞ 関 脇 のシラカシ の 根 元 に 4cm ほどの 本 種 が 数 本 発 ⽣しているのが 発 ⾒された。もちろん 本 来 この 国 に⾃⽣しているキノコであるので、このような 場 所 での発 ⽣が 確 認 されること⾃ 体 は 何 ら 不 ⾃ 然 なことではない。これを⽬にした 当 時 の 内 閣 総 理 ⼤⾂⼩ 泉純 ⼀ 郎 が「⾷べられるのかね? 東 京 でキノコか、⾯⽩いね」と 語 ったことが 報 道 で 取 り 上 げられた。2.168.3 中 毒 症 状 と 対 処2.167.10 外 部 リンク• ニガクリタケ きのこ 図 鑑• ニガクリタケ2.168 ヒカゲシビレタケヒカゲシビレタケは、ハラタケ⽬モエギタケ 科 シビレタケ 属 のキノコ である。2.168.1 概 説本 種 は1977 年 に 毒 キノコ 研 究 の 第 ⼀⼈ 者 、 横 ⼭和 正 により 新 種 記 載 された。 本 種 の⼦ 実 体 は 傘 が直 径 1-5cm 程 度 であり、 茶 褐 ⾊。 粘 性 はない。 幼菌 時 は 釣 鐘 型 で、⽣⻑すると 傘 が 開 く。 夏 から 秋にかけて⽇ 陰 の 道 端 や 林 などに 束 ⽣する。 後 述 の通 り 催 幻 覚 性 の 毒 キノコである。⽇ 本 では 本 州 のみで 分 布 が 確 認 されており、 特 に 温 暖 な 地 ⽅に 多い。⾒た⽬には⾷ 菌 のような⾊・ 形 態 であるため、間 違 って⾷べてしまう 事 故 が 多 い。シロシビンを含 む 本 属 は 傷 つけると、その 部 分 が 暗 い⻘ に 変 ⾊するという 特 徴 があるので、 誤 ⾷を 防 ぐ⽬ 安 にするとよい。な お、 本 種 と ご く 近 縁 絵 の オ オ シ ビ レ タ ケPsilocybe subaeruginascens は⼈ 家 周 辺 に⽐ 較 的 普 通に⽣えているキノコであり、ナラタケ によく 似 ているために、⼤ 量 に 採 取 したナラタケの 中 に 本 種が 混 じったまま 味 噌 汁 に⼊れて⼀ 家 が 中 毒 した 例が 報 告 されるなど 誤 ⾷が 多 い。しかし 味 は 極 めて不 味 いといわれている。摂 取 して 30 分 〜 1 時 間 ほど 後 に 酔 ったような 興奮 状 態 となって、 吐 き 気 を 伴 う 不 快 感 、めまい、幻 聴 、 幻 覚 、⿇ 痺 、⼿⾜のしびれといった 症 状 が 出る。 中 毒 状 態 は 通 常 4 〜 6 時 間 程 度 持 続 するが、めまい 等 の 症 状 がしばらく 残 る 場 合 もある。 脳 の 中枢 神 経 における 伝 達 物 質 の⼀つであるセロトニン とシロシビンは 分 ⼦ 構 造 が 似 ているため、セロトニン 受 容 体 に 作 ⽤して 以 上 のような 症 状 を 引き 起 こすと 考 えられている。シロシビンの 毒 性 に痙 攣 や 昏 睡 を 引 き 起 こすといった 危 険 性 は 少 ないが、しかしこの 仲 間 のキノコを⾷べてショック 死したというケースもあり * [1]、また、 精 神 錯 乱 による 無 謀 ⾏ 動 や⾃ 傷 ⾏ 為 を 起 こすこともあるため、興 味 本 位 の 喫 ⾷は 厳 に 慎 むべきである。誤 ⾷した 際 の 特 別 な 治 療 は 必 要 ないが、 多 量 に⾷べて 重 篤 な 中 毒 に 陥 った 場 合 には 鎮 静 剤 を 投 与し、 患 者 から⽬を 離 さないことが⼤ 切 である。2.168.4 脚 注[1] 出 典 :⼩ 宮 ⼭ 勝 司 著 「きのこ」244 ⾴(2000 年 、 永岡 書 店 )2.169 キホウキタケキホウキタケ(⻩ 箒 茸 、 学 名 Ramaria flava)はラッパタケ 科 ホウキタケ 属 のキノコ。2.169.1 特 徴2.168.2 規 制 対 象 種本 種 はシビレタケ 属 の 中 でも 催 幻 覚 性 成 分 のシロシビン の 含 有 率 が⾮ 常 に⾼い。いわゆるマジックマッシュルーム の⼀ 種 として 知 られており、⿇ 薬及 び 向 精 神 薬 取 締 法 で⿇ 薬 原 料 植 物 及 び⿇ 薬 と⽇ 本 、ヨーロッパに 分 布 する。 夏 から 秋 にツガ、モミ などの 林 の 地 上 に 発 ⽣する。⼦ 実 体 はレモン⾊、 成 熟 すると 硫 ⻩⾊で 根 元 は⽩⾊。⾁は⽩⾊で傷 をつけると⾚くなる。 胞 ⼦ 紋 は⻩⼟⾊。 胞 ⼦は⻑ 楕 円 形 。 縦 に 裂 けることの 可 否 、⼦ 実 体 の 伸 び⽅など、 類 似 種 が 多 数 報 告 されており、 分 類 が 待たれる。

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