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2.127. コトヒラシロテングタケ 1932.126.1 特 徴北 半 球 温 帯 域 に 分 布 。 夏 から 秋 に 広 葉 樹 林 、 針 葉樹 林 、およびその 混 合 林 内 の 地 上 に 発 ⽣する。 中型 で、 傘 は 褐 ⾊ 系 、⽩⾊から 灰 ⾊の 粉 状 のいぼを散 布 する。 柄 はほとんど⽩⾊で、 上 部 に⽩⾊の 溝線 がはっきりしたつばを 持 ち、 基 部 は 灰 ⾊から 灰褐 ⾊のつぼの 破 ⽚が 付 く。ナタネ 臭 がある。2.126.2 食 毒可 ⾷だが 美 味 ではないとする⽂ 献 、 有 毒 とする⽂献 が 存 在 するため、⾷べることは 避 けた⽅がよい。2.126.3 その 他南 ⽅ 熊 楠 の 菌 類 図 譜 にヘビキノコらしき 記 載 がある。2.126.4 参 考 文 献• 本 郷 次 雄 監 修 幼 菌 の 会 編 『カラー 版 きのこ 図鑑 』 家 の 光 協 会 、2001 年 ISBN 4259539671• 前 川 ⼆ 太 郎 監 修 トマス・レソェ 著 『 世 界 きのこ 図 鑑 』 新 樹 社 、2005 年 ISBN 4787585401• 本 郷 次 雄 、 上 ⽥ 俊 穂 監 修 『きのこ』⼭と 渓 ⾕社 、2006 年 ISBN 4635060640• 今 関 六 也 ほか 編 『⽇ 本 のきのこ』⼭と 渓 ⾕ 社 、1988 年 ISBN 4635090205• 萩 原 博 光 解 説 ワ タ リ ウ ム 美 術 館 編 集 『 南⽅ 熊 楠 菌 類 図 譜 』 新 潮 社 、2007 年 ISBN9784103055518かさの 裏 ⾯ひだはやや 密 で 柄 に 離 ⽣し、⽐ 較 的 幅 狭 くてクリーム⾊を 呈 し、 縁 はいくぶん 粉 状 をなす。 柄 は⻑さ 10 - 14cm、 径 1-1.8cm、なかほどより 上 に⽐較 的 脱 落 しやすく⽩いつば( 薄 くてもろく、 綿 くず 状 膜 質 で、 上 ⾯には 放 射 状 に 配 列 した 微 細 な 条溝 をあらわす)を 備 え、つばより 下 の 表 ⾯は 消 え去 りやすい 綿 くず 状 の 付 着 物 をこうむり、 基 部 は急 に 膨 らんでやや 球 状 となり、 膨 ⼤ 部 の 縁 には⽩⾊の 粒 状 物 ( 外 被 膜 の 破 ⽚)を 着 けることがあり、中 空 である。胞 ⼦ 紋 は 純 ⽩⾊を 呈 する。 胞 ⼦ は 広 楕 円 形 〜やや⻑い 楕 円 形 で 無 ⾊・ 薄 壁 、 内 部 に⼀ 個 の 油 滴 を含 み、ヨウ 素 溶 液 で 淡 ⻘ 灰 ⾊に 染 まる(アミロイド 性 )。ひだの 縁 およびつばの 上 ⾯には、 嚢 状 〜 円筒 状 でしばしば 短 く 細 い 脚 部 を 備 えた 無 性 細 胞 が存 在 する。 担 ⼦ 器 の 基 部 や 菌 ⽷ の 隔 壁 部 には、 通常 はかすがい 連 結 を 有 する。また、 外 被 膜 の 組 織には、 通 常 の 菌 ⽷のほかにソーセージ 状 〜 球 嚢 状に 膨 れた 細 胞 が 多 数 混 在 している。2.127.2 生 態2.127 コトヒラシロテングタケコトヒラシロテングタケ( 琴 平 ⽩ 天 狗 茸 Amanitakotohiraensis)は、テングタケ 科 テングタケ 属 に 属するキノコ の⼀ 種 である。2.127.1 形 態夏 〜 秋 、おもにブナ 科 の 広 葉 樹 (コナラ・スダジイ・ツブラジイ・マテバシイ・アラカシ・シラカシ・アカガシ・クリ など)の 林 、もしくはそれらに 針 葉 樹 が 混 じった 林 の 地 上 に、 孤 ⽣ないし 散 ⽣する。おそらく、 樹 ⽊の 細 根 から 栄 養 を 得 る 外 ⽣菌 根 菌 のひとつであろうと 推 定 されている。2.127.3 分 布かさは 半 球 形 からほぼ 平 らに 開 き、 径 6-10cm 程 いまのところ⽇ 本 * [1] および 中 国 ( 江 蘇 省 ・ 安 徽度 、 湿 った 時 にはやや 粘 性 を 帯 びるが 乾 きやすく、 省 ・ 湖 南 省 * [2])からしか 記 録 がないが、ブナ 科 の乾 くと 絹 ⽷のような 光 沢 をあらわし、ほぼ⽩⾊の 樹 種 が 分 布 している 地 ⽅であれば、 上 記 以 外 の 国地 に 同 ⾊の 外 被 膜 の 破 ⽚( 平 たいかさぶた 状 で⽐ からも 将 来 は⾒ 出 される 可 能 性 がある。⽇ 本 国 内較 的 薄 く、 不 規 則 な 多 ⾓ 形 をなす)が 散 在 し、 周 における 分 布 域 については、 少 なくとも 本 州 では縁 部 には 条 溝 を⽣じない。⾁は 薄 くて⽩⾊を 呈 し、 各 地 に 普 通 に 産 するもののようである * [3] * [4]。な傷 つけても 変 ⾊することはなく、ほとんど 無 味 で お、 本 種 のタイプ 標 本 は⾹ 川 県 琴 平 町 の 琴 平 ⼭あるが、カルキ に 似 た 不 快 な 刺 激 臭 がある。⽔ 酸 で 採 集 されたもので、 和 名 および 種 ⼩ 名 も 基 準 産化 カリウム を 滴 下 しても、 呈 ⾊ 反 応 は⽰さない。 地 の 名 にちなんで 与 えられている * [1]。

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