Nero SoundTrax
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マニュアル<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong>
著作権および商標情報<br />
本マニュアルと記載されたその内容のすべては、国際著作権およびその他の知的所有権によって保護されており、<strong>Nero</strong> AG および<br />
その子会社、系列会社、またはライセンサーに著作権が帰属します。無断転載を禁止します。<strong>Nero</strong> AG の書面による明確な許可な<br />
しに、本文書の一部または全部の複製、配布、または複写を禁止します。すべての商標名、商標、およびサービスマーク(あるい<br />
はそのいずれか)はそれぞれの所有者に帰属します。この文書で言及する登録商標は、特に情報を提供する目的でのみ記載されて<br />
います。<strong>Nero</strong> AG は、保証の範囲を超える一切の請求を許す範囲で拒否します。<strong>Nero</strong> AG は、文書の内容の正確さに関して、いか<br />
なる責務も負わないものとします。本文書、および提供するソフトウェアの内容は、事前の予告なしに変更される場合がありま<br />
す。<strong>Nero</strong> Suites の一部のアプリケーションには、サードパーティの製造元によって開発された技術が必要です。これらのいくつか<br />
は本スイートにトライアル版として組み込まれています。これらの技術の当該バージョンを制限なしで使用するには、オンライン<br />
で無料でアクティベートするか、アクティベーションファックスを送信する必要があります。その後、サードパーティの製造元に<br />
よってライセンスされる技術をアクティベートし、<strong>Nero</strong> 12 または <strong>Nero</strong> 12 Platinum で無制限に使用できるようにするために必要<br />
なデータが <strong>Nero</strong> から提供されます。したがって、インターネット接続が可能な環境、またはファックス機が必要です。ご自身が<br />
著作権を所有している場合や、著作権の所有者から使用許諾されていない限り、著作権のある素材を複製、コピー、修正、または<br />
配布した場合、著作権法または国際著作権法に違反し、損害賠償またはその他の賠償の支払いを科せられる可能性があります。ご<br />
自身の権限が明確でない場合は法律の専門家にご相談ください。<br />
Copyright © 2013 <strong>Nero</strong> AG and its licensors. All rights reserved.<br />
<strong>Nero</strong>、<strong>Nero</strong> BackItUp、<strong>Nero</strong> Burn、<strong>Nero</strong> Burning ROM、<strong>Nero</strong> CoverDesigner、<strong>Nero</strong> Digital、<strong>Nero</strong> Express、<strong>Nero</strong> Kwik Media、<br />
<strong>Nero</strong> Kwik Backup、<strong>Nero</strong> Kwik Blu-ray、<strong>Nero</strong> Kwik Burn、<strong>Nero</strong> Kwik DVD、<strong>Nero</strong> Kwik Faces、<strong>Nero</strong> Kwik MobileSync、<strong>Nero</strong> Kwik<br />
Move it, <strong>Nero</strong> Kwik Play、<strong>Nero</strong> Kwik Photobook、<strong>Nero</strong> Kwik Places、<strong>Nero</strong> Kwik Sync、<strong>Nero</strong> Kwik Themes、<strong>Nero</strong> Kwik Tuner、<br />
<strong>Nero</strong> MediaStreaming、<strong>Nero</strong> Recode、<strong>Nero</strong> RescueAgent、<strong>Nero</strong> SmartDetect、<strong>Nero</strong> Simply Enjoy、<strong>Nero</strong> SmoothPlay、<strong>Nero</strong><br />
StartSmart、<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong>、<strong>Nero</strong> Surround、<strong>Nero</strong> Video、<strong>Nero</strong> Video Express、<strong>Nero</strong> WaveEditor Burn-At-Once、<br />
LayerMagic、Liquid Media、SecurDisc、SecurDisc のロゴ、Superresolution、UltraBuffer は <strong>Nero</strong> AG の商標または登録商標で<br />
す。<br />
Gracenote、CDDB、MusicID、MediaVOCS、Gracenote のロゴとロゴタイプ、および "Powered by Gracenote" ロゴは、米国およ<br />
び/またはその他の国における Gracenote の登録商標または商標です。<br />
本製品の一部の機能はドルビーラボラトリーズのライセンスの下で製造されています。Dolby、Pro Logic、およびダブル D 記号は<br />
ドルビーラボラトリーズの登録商標です。Confidential unpublished works. Copyright 2011 Dolby Laboratories. All rights reserved.<br />
米国特許: 5,956,674、5,974,380、6,487,535 およびその他米国およびその他の国の特許発行済みおよび申請中。DTS、DTS の記<br />
号、DTS およびその記号は共に DTS, Inc. の登録商標です。また DTS Digital Surround、DTS 2.0+Digital Out、および DTS のロゴ<br />
は DTS, Inc. の商標です。製品にはソフトウェアが含まれます。© DTS, Inc. All Rights Reserved.<br />
Adobe、Acrobat、Reader、Premiere、AIR、Flash は Adobe Systems, Incorporated の商標または登録商標です。Apple、Apple<br />
TV、iTunes、iTunes Store、iPad、iPod、iPod touch、iPhone、Mac、および QuickTime は、米国およびその他の国における<br />
Apple Inc. の登録商標です。AMD App Acceleration、AMD Athlon、AMD Opteron、AMD Sempron、AMD Turion、ATI Catalyst、<br />
ATI Radeon、ATI、 Remote Wonder、TV Wonder は Advanced Micro Devices, Inc. の商標または登録商標です。Bluetooth は<br />
Bluetooth SIG, Inc. 社が所有する商標です。Blu-ray Disc、Blu-ray、Blu-ray 3D、BD-Live、BONUSVIEW、BDXL、AVCREC、およ<br />
びそれぞれの ロゴは Blu-<br />
ray Disc Association の商標です。Check Point は Check Point Software Technologies Ltd. の登録商標です。FaceVACS および<br />
Cognitec は、Cognitec Systems GmbH の登録商標または商 標です。DivX および DivX Certified は DivX 社の登録商標です。DVB<br />
は DVB Project の登録商標です。3GPP は European Telecommunications Standards Institute (ETSI) の商標です。Facebook は<br />
Facebook, Inc. 社の登録商標です。Google、Android および YouTube は、Google, Inc. 社の商標です。LightScribe は Hewlett-<br />
Packard Development Company, L.P. の登録商標です。Ask と Ask.com は IAC Search & Media の登録商標です。IEEE は Institute<br />
of Electrical and Electronics Engineers, Inc. の登録商標です。Intel, Intel Core, Intel Quick Sync Video, Intel XScale, Pentium はIntel<br />
Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。Philips は Koninklijke Philips Electronics.N.V. の 登録商標で<br />
す。Linux は Linus Torvalds の登録商 標です。InstallShield は Macrovision Corporation の登録商標です。ActiveX、ActiveSync、<br />
Aero、Authenticode、DirectX、DirectShow、Internet Explorer、Microsoft、MSN、Outlook、Windows、Windows Mail、Windows<br />
Media、Windows Media Player、Windows Mobile、 Windows.NET、Windows Server、Windows Vista、Windows XP、<br />
Windows 7、Windows 8、Xbox、Xbox 360、PowerPoint、Visual C++、Silverlight、Silverlight ロゴ、Windows Vista スタート ボタ<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 2
ン、および Windows ロゴは、米国およびその他に国における Microsoft Corporation の商標または登録商 標です。My Space は<br />
MySpace, Inc. の登録商標です。NVIDIA、GeForce、Forceware、CUDA は NVIDIA の商標または登録商標です。このプログラムに<br />
は OpenSSL Toolkit で使用するために OpenSSL Project によって開発されたソフトウェアが含まれています。<br />
(http://www.openssl.org/)\Open SSL is copyright © 1998-2005 The OpenSSL Project。無断転載を禁止します。本製品は Eric Young<br />
(eay@cryptsoft.com)氏によって作成された暗号化ソフトウェアを含んでいます。本製品は Tim Hudson(tjh@cryptsoft.com)氏<br />
によって作成された暗号化ソフトウェアを含んでいます。Cryptographic software inside Open SSL is copyright © 1995-1998<br />
Eric Young (eay@cryptsoft.com)。無断転載を禁止します。CompactFlash は SanDisk Corporation の登録商標です。Sony、メモリ<br />
ースティック、PlayStation、PSP はソニー株式会社の商標または登録商標です。AVCHD、AVCHD Lite および AVCHD<br />
Progressive はソニー株式会社およびパナソニック株式会社の商標です。HDV はソニー株式会社と日本ビクター株式会社(JVC)<br />
の商標です。MP3 SURROUND、MP3 PROおよび各ロゴはThomson S.A.の商標です。Unicode は Unicode, Inc. の登録商標です。<br />
USB ロゴは Universal Serial Bus Implementers Corporation の商標です。UPnPは UPnP Implementers Corporationの登録商標で<br />
す。Vimeo は Vimeo, LLC の商標です。Yahoo! および Flickr は、Yahoo! Inc. の登録商標です。Labelflashはヤマハ株式会社の商標<br />
です。<br />
その他の製品およびブランド名は個々の所有者の商標であり、所有者による提携、後援、または是認を示すものではありません。<br />
<strong>Nero</strong> AG は予告なく仕様書を変更する権利を留保します。ソフトウェアのインストール時に本契約書の内容に同意することを条件<br />
に本製品を使用可能です。www.nero.com<br />
<strong>Nero</strong> AG, Im Stoeckmaedle 18, 76307 Karlsbad, Germany<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 3
目次<br />
目次<br />
1 はじめに 7<br />
1.1 このマニュアルについて 7<br />
1.2 このアプリケーションについて 8<br />
1.3 必要動作環境 8<br />
2 プログラムを起動する 9<br />
2.1 用語 10<br />
2.2 設定 10<br />
2.2.1 プロジェクト設定 11<br />
2.2.1.1 [オーディオ設定]タブ 11<br />
2.2.1.2 [一般]タブ 12<br />
2.2.1.3 [テンポとメーター]タブ 13<br />
2.2.2 設定 14<br />
2.2.2.1 [一般]タブ 14<br />
2.2.2.2 [保存/出力設定]タブ 15<br />
2.2.2.3 [表示]タブ 17<br />
2.2.2.4 [フォルダ]タブ 18<br />
2.2.2.5 [VST プラグイン]タブ 19<br />
2.2.2.6 [DirectX プラグイン]タブ 20<br />
2.2.3 デバイス設定 21<br />
2.2.4 オーディオフォーマット設定 22<br />
2.2.4.1 [デコーダ]タブ 22<br />
2.2.4.2 [エンコーダ]タブ 24<br />
2.2.4.3 [コンバータ]タブ 25<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 4
目次<br />
3 ユーザーインターフェース 26<br />
3.1 テンプレート 26<br />
3.2 サラウンドプロジェクト 27<br />
3.3 メイン画面 28<br />
3.3.1 メニューバー 29<br />
3.3.2 ツールバー 30<br />
3.3.3 マスタートラックエリア 32<br />
3.3.4 [適用可能なエフェクト]エリア 33<br />
3.3.5 トラックエリア 33<br />
3.3.6 プロジェクトエリア 34<br />
3.3.7 トラック表示エリア 35<br />
3.3.8 <strong>Nero</strong> MediaBrowser 35<br />
3.4 エフェクトチェーン 40<br />
3.4.1 プラグイン 40<br />
3.4.2 ツール 40<br />
3.4.3 エフェクト 41<br />
3.4.4 拡張 43<br />
3.5 <strong>Nero</strong> SoundBox 44<br />
3.5.1 ビートエディタ 47<br />
3.5.2 シーケンサ 47<br />
3.5.3 テキスト II スピーチ 49<br />
3.5.4 アンビエンス 49<br />
3.6 <strong>Nero</strong> ScratchBox 50<br />
3.6.1 ターンテーブル 51<br />
3.6.2 ミキシングコンソール 52<br />
3.6.3 [ツール]エリア 53<br />
4 インポートと録音 55<br />
4.1 オーディオを録音する 55<br />
4.1.1 録音コンソール 55<br />
4.1.2 オーディオファイルを録音する 57<br />
4.1.3 レコードまたはカセットから録音する 58<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 5
目次<br />
4.2 オーディオ CD をインポートする 63<br />
5 トラックを編集する 64<br />
5.1 クリップを挿入する 64<br />
5.2 トラックにセクションを追加する 65<br />
5.3 クロスフェードを適用する 67<br />
5.3.1 クロスフェードを作成する 67<br />
5.3.2 クロスフェードのプロパティを編集する 67<br />
5.4 エフェクトおよび拡張オプションを適用する 69<br />
5.5 <strong>Nero</strong> ScratchBox クリップを作成する 70<br />
5.6 ボリュームカーブを作成する 71<br />
5.7 サラウンドサウンド分布を変更する 72<br />
5.8 パンカーブを作成する 73<br />
5.9 エフェクトチェーンを作成する 74<br />
5.10 エフェクトチェーンテンプレートを作成または使用する 75<br />
5.11 エフェクトグループを作成する 76<br />
5.12 トラックにエフェクトグループカーブを追加する 77<br />
6 ファイルをエクスポートしてイメージを作成する 79<br />
6.1 プロジェクトをオーディオファイルにエクスポートする 79<br />
6.2 オーディオ CD イメージを作成する 79<br />
7 技術的な情報 82<br />
7.1 対応形式 82<br />
7.1.1 オーディオ形式とコーデック 82<br />
8 用語集 83<br />
9 お問い合わせ 85<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 6
1 はじめに<br />
1.1 このマニュアルについて<br />
はじめに<br />
このマニュアルは、<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> での作業方法を知りたいと思う、すべてのユーザーに<br />
向けた構成になっています。内容はプロセスベースになっており、特定の目的を達成する方<br />
法を、手順ごとに説明してあります。<br />
このマニュアルを効果的に活用するために、以下の表記ルールに注意してください。<br />
1. 最初に、…<br />
OK<br />
「」を参照してく<br />
ださい。<br />
必ず守っていただきたい、警告、前提条件、または指示を示します。<br />
補足的な情報や、注意メッセージを示します。<br />
行頭の番号は、必要な操作を示します。番号順に、操作を実行してく<br />
ださい。<br />
途中結果を示します。<br />
結果を示します。<br />
プログラムインターフェースに表示される、テキストの一部またはボ<br />
タンを示します。これらは、太字で表記されます。<br />
他章への参照を示します。リンクと同様に動作し、下線付きの赤色文<br />
字で表記されます。<br />
[…] コマンドを入力するための、キーボードショートカットを表します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 7
1.2 このアプリケーションについて<br />
はじめに<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> はオーディオミックスおよびオーディオ CD プロジェクトを作成するため<br />
のプロ品質のアプリケーションです。 マルチトラックプロジェクトにオーディオファイル<br />
をインポートできることはもちろん、LP レコードやカセットをコンピュータにコピーする<br />
こともできます。 取り込んだファイルを編集したりさまざまなエフェクトを適用してか<br />
ら、オーディオファイルやオーディオ CD イメージを作成できます。 ウィザードやテンプ<br />
レートは、<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> が提供するさまざまなオプションに役立ちます。 さらに、<strong>Nero</strong><br />
ScratchBox が統合されているので、その使いやすいミキシングやスクラッチの機能を利用<br />
できます。<br />
1.3 必要動作環境<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> は <strong>Nero</strong> Free Tools の一部で、<strong>Nero</strong> 社の Web サイト(www.nero.com)の<br />
[ダウンロード]セクションからダウンロードしてインストールできます。<br />
無料の <strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> のシステム要件は、 <strong>Nero</strong> 12 と同じです。 <strong>Nero</strong> 12 および他のす<br />
べての <strong>Nero</strong> 製品のシステム要件について詳しくは、<strong>Nero</strong> の Web サイトの[サポート]セ<br />
クションで確認することができます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 8
2 プログラムを起動する<br />
ユーザーインターフェース<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> を起動するには、インストールされている製品や使用しているオペレーテ<br />
ィング システムなどの状況に応じていくつかの方法があります。<br />
▬ Windows 7 およびそれ以前のバージョンの Windows では、次の場所から <strong>Nero</strong><br />
<strong>SoundTrax</strong> を起動できます。<br />
▬ [スタート]([スタート]アイコン)>[(すべての)プログラム]>[<strong>Nero</strong>]><br />
[<strong>Nero</strong> 12]>[ <strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> ]<br />
▬ <strong>Nero</strong> 12 Welcome Application( )( <strong>Nero</strong> 12 を使用している場合)<br />
Welcome Application では、主な使用事例、および <strong>Nero</strong> が提供しているチュー<br />
トリアルやその他の役立ちそうな Web サイトへのリンクに関する情報を提供し<br />
ています。<br />
Welcome Application を起動するには、デスクトップの[<strong>Nero</strong> 12]アイコン(<br />
)をクリックするか(Windows 7 以前)、アプリケーション選択画面で[<br />
<strong>Nero</strong> 12]タイルを選択します(Windows 8)。<br />
▬ Windows 8 では、次の場所から <strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> を起動できます。<br />
▬ <strong>Nero</strong> 12 タイル(Windows 8 スタイルユーザーインターフェイス)または[<strong>Nero</strong> 12]<br />
デスクトップアイコン(デスクトップユーザーインターフェイス)(<strong>Nero</strong> 12 を使用し<br />
ている場合)<br />
▬ <strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> タイル(Windows 8 スタイルユーザーインターフェイス)(<strong>Nero</strong> 12<br />
をインストールせずに <strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> を使用している場合)<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 9
2.1 用語<br />
2.2 設定<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 固有の用語を以下に示します。<br />
▬ クリップとは、単一のオーディオファイルを表します。<br />
ユーザーインターフェース<br />
▬ トラックとは、単一のオーディオトラックを表します。 トラックには複数のクリップ<br />
を連続して含めることができます。 トラックごとに音量やエフェクトが設定されてい<br />
ます。<br />
▬ チャンネルとは、クリップに含まれるオーディオ情報(たとえば、左チャンネルや右<br />
チャンネル)を表します。<br />
▬ プロジェクトとは、既存のオーディオファイルを追加し、それらのファイルを編集して<br />
から、それらを完成したオーディオファイルとしてエクスポートするプロセスのことで<br />
す。 プロジェクトはプロジェクトファイルに適用したすべての変更とともに保存でき、<br />
あとで再度開くことができます。 プロジェクトファイルの拡張子は *.npf (<strong>Nero</strong> プロジ<br />
ェクトファイル)です。 プロジェクトファイル自体にはオーディオファイルは含まれて<br />
いません。使用されているオーディオファイルへのリンク、ミックスおよびエフェクト<br />
設定のみが含まれています。<br />
概要<br />
プロジェクトの目的は、複数のトラックを含むオーディオファイルを作成、編集<br />
することです。トラックには複数のクリップが含まれており、さらにクリップに<br />
はオーディオが複数のチャンネルに記録されています。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> はニーズに合わせて設定できます。 このために、[設定]、[プロジェク<br />
ト設定]、[デバイス設定]、および[オーディオフォーマット設定]が利用できます。<br />
メニューバーの[オプション]から各設定ウィンドウを開くことができます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 10
2.2.1 プロジェクト設定<br />
ユーザーインターフェース<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> の[プロジェクト設定]ウィンドウのさまざまなタブで、プロジェクトタ<br />
イトルやアーティスト名などのオーディオ設定や一般設定を定義できます。 さらに、ミュ<br />
ージックプロジェクトのテンポとビートも定義できます。<br />
このウィンドウを開くには、メニューバーで[オプション]>[プロジェクト設定]を選択<br />
します。<br />
2.2.1.1 [オーディオ設定]タブ<br />
[オーディオ設定]タブでは、次の設定オプションが使用できます。<br />
ドロップダウンメニュー<br />
録音サンプルレート<br />
ドロップダウンメニュー<br />
録音ビット深度<br />
[オーディオ設定]タブ<br />
サンプルレートを指定します。 サンプルレートとは、一定間隔<br />
で信号をスキャンする頻度です。<br />
初期設定レートは[44100]です。<br />
ビット深度を指定します。 ビット深度とは、振動を捕捉する精<br />
度のことです。<br />
標準設定は、[16 ビット(CD および DAT)]です。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 11
2.2.1.2 [一般]タブ<br />
ユーザーインターフェース<br />
[チャンネル]エリアでは、トラックエリアで使用できるチャンネル数を指定します。 次<br />
のオプションボタンが使用できます。<br />
ステレオ 2 チャンネルです。 初期設定ではこの項目が選択されています。<br />
5.1 チャンネルサラ<br />
ウンド<br />
7.1 チャンネルサラ<br />
ウンド<br />
以下も合わせてご覧下さい:<br />
✒ サラウンドプロジェクト →27<br />
6 チャンネルサラウンドです。<br />
8 チャンネルサラウンドです。<br />
[一般]タブ<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 12
[一般]タブでは、次の設定オプションが使用できます。<br />
入力フィールド<br />
プロジェクト長<br />
入力フィールド<br />
プロジェクトタイトル<br />
入力フィールド<br />
アーティスト名<br />
入力エリア<br />
情報<br />
チェックボックス<br />
自動的に CD トラック分<br />
割を追加する<br />
2.2.1.3 [テンポとメーター]タブ<br />
プロジェクトの長さを分で指定します。<br />
プロジェクトのタイトルを指定します。<br />
アーティストの名前を指定します。<br />
プロジェクトの情報を入力します。<br />
ユーザーインターフェース<br />
同じトラックの 2 つのオーディオクリップの間にショートスト<br />
ップを挿入します。<br />
[テンポとメーター]タブ<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 13
2.2.2 設定<br />
2.2.2.1 [一般]タブ<br />
[テンポとメーター]タブでは、次の入力フィールドが使用できます。<br />
ビート/分 プロジェクトのテンポ(ビート/分)を指定します。<br />
ビート/小節 プロジェクトの小節ごとのビート数を指定します。<br />
ユーザーインターフェース<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> の[設定]ウィンドウでは、それぞれのタブで出力設定と保存設定を定義<br />
したり、表示とプラグインを設定したりできます。 さらに、音楽ファイルを保存する標準<br />
エクスポートファイル形式とフォルダなどの一般設定も定義できます。<br />
このウィンドウを開くには、メニューバーで[オプション]>[設定]を選択します。<br />
[一般]タブでは、次の設定オプションが使用できます。<br />
チェックボックス<br />
取り消しの回数制限設定<br />
[一般]タブ<br />
取り消すことができる作業回数を、入力フィールドで指定<br />
した値に制限します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 14
入力フィールド<br />
最大取り消し回数<br />
入力フィールド<br />
CD トラック分割の時間 -<br />
初期設定値(秒)<br />
ドロップダウンメニュー<br />
2.2.2.2 [保存/出力設定]タブ<br />
初期設定出力ファイル形式<br />
取り消すことができる作業回数を指定します。<br />
ユーザーインターフェース<br />
新規 CD トラック分割の一時停止継続時間を指定します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> がオーディオファイルをエクスポートする<br />
ときの初期設定のファイル形式を指定します。<br />
[保存/出力設定]タブでは、次の設定オプションが使用できます。<br />
チェックボックス<br />
低量子化ビット数へ変換する場合<br />
ディザリングを使用する<br />
[保存/出力設定]タブ<br />
変換時にオーディオ音質を高くするノイズシェーピン<br />
グを有効にします。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 15
ドロップダウンメニュー<br />
ノイズシェーピングフィルタ<br />
ドロップダウンメニュー<br />
サラウンドオーディオの再生方法<br />
ユーザーインターフェース<br />
ノイズシェーピングの形式を指定します。<br />
[IIR フィルタ(二次)]: Infinite Duration Impulse<br />
Response。 IIR フィルタを使用します。 IIR フィル<br />
タは、無限長の持続したインパルス応答を行います。<br />
一般に、FIR フィルタよりも優れた主観的オーディオ<br />
品質を達成しますが、聞いてわかる範囲外では、干渉<br />
エネルギーのレベルは高くなります。 2 次とは音が<br />
12dB で減衰されるという意味です。<br />
[FIR フィルタ(3 タップ)]: 有限インパルス応<br />
答。 FIR フィルタを使用します。 FIR フィルタは、<br />
保証された有限長のパルス応答を有します。初期設<br />
定ではこの項目が選択されています。<br />
サラウンドオーディオの再生方法を指定します。<br />
[マルチチャンネルオーディオ(サラウンドサウン<br />
ド)]: すべてのチャンネルでサラウンドオーディオ<br />
を再生します。<br />
[<strong>Nero</strong> Headphone(バーチャルサラウンド)を使用<br />
したステレオ]: ヘッドフォン用に生成されるバーチ<br />
ャルサラウンドエフェクトを用いて、ステレオにフィ<br />
ルタされたサラウンドオーディオを再生します。<br />
[<strong>Nero</strong> VirtualSpeakers(バーチャルサラウンド)を<br />
使用したステレオ]: スピーカー用に生成されるバー<br />
チャルサウンドエフェクトを用いて、ステレオにフィ<br />
ルタされたサラウンドオーディオを再生します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 16
2.2.2.3 [表示]タブ<br />
[表示]タブで使用できるチェックボックスは、次のとおりです。<br />
メインウィンドウに収まるように自動<br />
的にトラック表示サイズを合わせる<br />
オーディオクリップのパスを表示<br />
ユーザーインターフェース<br />
[表示]タブ<br />
トラック表示の高さがメインウィンドウに収まる<br />
ように自動的にトラック表示を拡大します。<br />
ファイル名に加えて、トラック表示にクリップパ<br />
スを表示します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 17
2.2.2.4 [フォルダ]タブ<br />
[フォルダ]タブでは、次の設定オプションが使用できます。<br />
入力フィールド<br />
入力フィールド<br />
一時フォルダ<br />
ピークファイルフォルダ<br />
入力フィールド<br />
ボタン<br />
マイミュージックフォルダ<br />
ユーザーインターフェース<br />
[フォルダ]タブ<br />
一時ファイルを保存するフォルダを指定します。フォ<br />
ルダは、十分な空き容量があるドライブに置く必要が<br />
あります。<br />
ピークファイルを保存するフォルダを指定します。<br />
ピークファイルとは、オーディオファイルを迅速に開<br />
くために <strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> で使用されるキャッシュフ<br />
ァイルのことです。 フォルダは、十分な空き容量が<br />
あるドライブに置く必要があります。<br />
[マイミュージック]フォルダを指定します。<br />
それぞれのファイル用にフォルダを選択するダイアロ<br />
グボックスを開きます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 18
チェックボックス<br />
2.2.2.5 [VST プラグイン]タブ<br />
常に「マイミュージック」フォル<br />
ダからファイルを開くダイアログ<br />
を開始<br />
ユーザーインターフェース<br />
[ファイルを開く]ダイアログボックスを開いたとき<br />
に、[マイミュージックフォルダ]入力フィールドで<br />
指定したフォルダが必ず最初に表示されるようになり<br />
ます。<br />
[VST プラグイン]タブでは次の設定オプションが使用できます。<br />
表示エリア<br />
インストール済みVSTプラグイン<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
削除<br />
プラグインの追加<br />
[VST プラグイン]タブ<br />
現在インストール済みの VST プラグインを表示しま<br />
す。<br />
選択した VST プラグインを削除します。<br />
[ファイルを開く]ダイアログウィンドウを開きま<br />
す。 新規の VST プラグインをインストールします。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 19
チェックボックス<br />
ボタン<br />
サブフォルダを含む<br />
フォルダスキャン<br />
2.2.2.6 [DirectX プラグイン]タブ<br />
ユーザーインターフェース<br />
指定したフォルダとサブフォルダで新しい VST プラ<br />
グインを検索します。<br />
[ファイルを開く]ダイアログウィンドウを開きま<br />
す。 指定したフォルダで新しい VST プラグインを<br />
検索します。<br />
[DirectX プラグイン]タブでは次の設定オプションが使用できます。<br />
表示エリア<br />
インストールされている<br />
ボタン<br />
DirectXプラグイン<br />
プラグイン無効<br />
[DirectX プラグイン]タブ<br />
現在インストール済みの DirectX プラグインを表示しま<br />
す。<br />
マークされた DirectX プラグインを無効にします。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 20
ボタン<br />
2.2.3 デバイス設定<br />
DirectXプラグインをスキャン<br />
DirectXプラグインをすばやく検索します。<br />
ユーザーインターフェース<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> の[デバイス設定]ウィンドウでは、オーディオの入出力を設定できま<br />
す。<br />
このウィンドウを開くには、メニューバーで[オプション]>[デバイスセッティング]<br />
を選択します。<br />
[デバイス設定]ウィンドウ<br />
[オーディオ入力]エリアでは、次のドロップダウンメニューが使用できます。<br />
デバイス オーディオ入力用のオーディオデバイスを指定します。<br />
[オーディオ出力]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。<br />
ドロップダウン<br />
メニュー<br />
デバイス<br />
オーディオ出力用のオーディオデバイスを指定します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 21
入力フィールド<br />
レイテンシ<br />
2.2.4 オーディオフォーマット設定<br />
2.2.4.1 [デコーダ]タブ<br />
ユーザーインターフェース<br />
オーディオ信号をカード入力からカード出力へ変換するための、サウン<br />
ドカードのディレイタイムを指定します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> の[オーディオフォーマット設定]ウィンドウでは、それぞれのタブでデ<br />
コーダ、エンコーダ、およびコンバータの定義を実行できます。<br />
このウィンドウを開くには、メニューバーで[オプション]>[オーディオフォーマット設<br />
定]を選択します。<br />
[デコーダ]タブでは次の設定オプションが使用できます。<br />
表示エリア<br />
デコーダのプラグイン<br />
使用できるデコーダを表示します。<br />
[デコーダ]タブ<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 22
ボタン<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
設定する<br />
情報<br />
上へ移動<br />
下へ移動<br />
アーティスト/タイトル情<br />
報ソース<br />
ユーザーインターフェース<br />
ウィンドウが開き、選択したデコーダの追加設定ができます。<br />
このボタンは、一部のデコーダでは使用できません。<br />
[情報]ウィンドウが開き、選択したデコーダの情報が表示さ<br />
れます。<br />
このボタンは、一部のデコーダでは使用できません。<br />
デコーダを 1 つ上の項目に移動します。<br />
デコーダを 1 つ下の項目に移動します。<br />
[アーティスト/タイトル情報の取得]ウィンドウが開き、アー<br />
ティストやタイトルの情報ソースを指定できます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 23
2.2.4.2 [エンコーダ]タブ<br />
[エンコーダ]タブでは次の設定オプションが使用できます。<br />
表示エリア<br />
エンコーダのプラグイ<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
ン<br />
設定する<br />
情報<br />
アーティスト/タイトル<br />
情報ソース<br />
使用できるエンコーダを表示します。<br />
ユーザーインターフェース<br />
[エンコーダ]タブ<br />
ウィンドウが開き、選択したエンコーダの追加設定ができます。<br />
このボタンは、一部のエンコーダでは使用できません。<br />
[情報]ウィンドウが開き、選択したエンコーダの情報を表示で<br />
きます。<br />
このボタンは、一部のエンコーダでは使用できません。<br />
[アーティスト/タイトル情報の取得]ウィンドウが開き、アー<br />
ティストやタイトルの情報ソースを指定できます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 24
2.2.4.3 [コンバータ]タブ<br />
[コンバータ]タブでは次の設定オプションが使用できます。<br />
表示エリア<br />
コンバータのプラグイ<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
ン<br />
設定する<br />
情報<br />
アーティスト/タイトル<br />
情報ソース<br />
使用できるコンバータを表示します。<br />
ユーザーインターフェース<br />
[コンバータ]タブ<br />
ウィンドウが開き、選択したコンバータの追加設定ができます。<br />
このボタンは、一部のコンバータでは使用できません。<br />
[情報]ウィンドウが開き、選択したコンバータの情報を表示で<br />
きます。<br />
このボタンは、一部のコンバータでは使用できません。<br />
[アーティスト/タイトル情報の取得]ウィンドウが開き、アー<br />
ティストやタイトルの情報ソースを指定できます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 25
3 ユーザーインターフェース<br />
3.1 テンプレート<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> を開始すると、プロジェクトテンプレートを選択できます。<br />
次のメニューアイコンが表示されます。<br />
テンプレート<br />
ユーザーテンプレー<br />
ト<br />
ユーザーインターフェース<br />
タスク選択ウィンドウ<br />
CD ミックス、ステレオ、およびサラウンドプロジェクトなど、頻繁<br />
に使用するプロジェクトのテンプレートが用意されています。<br />
ユーザーが作成したプロジェクトのテンプレートが用意されていま<br />
す。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 26
ウィザード<br />
ユーザーインターフェース<br />
LP レコードやカセットを録音するウィザードが開きます。 <strong>Nero</strong><br />
<strong>SoundTrax</strong> ウィザードを使用すると、LP レコードやカセットから<br />
曲を取り込み、すばやく簡単にオーディオ CD イメージとして保存<br />
できます。 ウィザードには、スクラッチなどの雑音をイコライズし<br />
て、最適な録音品質を得るために使用するフィルタが用意されてい<br />
ます。<br />
最近使ったファイル 最近使ったファイルを表示します。<br />
既存のプロジェクト<br />
を開く...<br />
[開く]ウィンドウが開き、既存のプロジェクトにアクセスできま<br />
す。<br />
以下も合わせてご覧下さい:<br />
✒ レコードまたはカセットから録音する →58<br />
3.2 サラウンドプロジェクト<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> では、5.1 や 7.1 のサラウンドプロジェクトを作成できます。 この 2 つの<br />
数値は、それぞれ 5 スピーカー + サブウーファー、および 7 スピーカー + サブウーファー<br />
のサラウンドステムでの再生に対応します。<br />
2 種類のサラウンドプロジェクトに加えて、<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> ではスピーカーの台数を選択<br />
できます。<br />
▬ すべてのスピーカーで 1 つのサウンドトラックを処理するプロジェクト。<br />
▬ すべてのスピーカーで別々のチャンネルを受信するプロジェクト。<br />
また、自動的に生成された LFE チャンネルをプロジェクトに挿入できます。<br />
サラウンドプロジェクトの各トラックは、他のトラックとまったく同様の方法で編集できま<br />
す。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 27
3.3 メイン画面<br />
ユーザーインターフェース<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> を起動してテンプレートを選択すると、メイン画面が表示されます。 <strong>Nero</strong><br />
<strong>SoundTrax</strong> で実行できるすべての作業は、メイン画面から始まります。<br />
メイン画面は次のエリアに分かれています。<br />
1 メニューバーとツールバー<br />
2 マスタートラック設定<br />
3 適用可能なエフェクト<br />
4 トラック<br />
5 プロジェクト<br />
6 トラック表示<br />
メインウィンドウ<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 28
3.3.1 メニューバー<br />
メニューバーでは、次のメニューが使用できます。<br />
ファイル<br />
編集<br />
表示<br />
挿入<br />
ユーザーインターフェース<br />
[ファイル]メニューを開きます。このメニューには、ファイルを開く、<br />
保存する、閉じるなど Windows と同様のファイル関連機能が含まれてい<br />
ます。 さらに、テンプレートの挿入や呼び出しができるほか、CD トラッ<br />
クや <strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> で作成されたトラックをオーディオファイルとして<br />
エクスポートできます。<br />
[編集]メニューを開きます。このメニューには、トラック表示のファイル<br />
を切り取る、コピーする、削除するなど Windows と同様のファイル編集機<br />
能が含まれています。 さらに、<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> で作成したトラックの音符<br />
をつなぐこともできます。<br />
[表示]メニューを開きます。このメニューを使用して、メニューバーやツ<br />
ールバーの個別調整、プロジェクト表示の拡大や縮小ができます。 プロジェ<br />
クトの時間形式の変更もできます。<br />
[挿入]メニューを開きます。このメニューを使用して、<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong><br />
で作成されたトラックに、オーディオファイル、オーディオループ、<br />
SoundBox クリップ、および ScratchBox クリップを挿入できます。 また、<br />
オーディオ CD からトラックをインポートしたり、LFE トラックを自動生成<br />
したり、エフェクトチェーンにエフェクトを追加したり、適用可能なエフェ<br />
クトグループを作成したりできます。<br />
オーディオ [オーディオ]メニューを開きます。このメニューを使用して、オーディオ<br />
ファイルを録音、インポート、および再生できます。<br />
トラック<br />
[トラック]メニューを開きます。このメニューを使用して、トラックを挿<br />
入、削除できます。 また、トラックにさまざまなエフェクトカーブを追加し<br />
たり、トラックプロパティを変更したりできます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 29
3.3.2 ツールバー<br />
ツール<br />
オプション<br />
ヘルプ<br />
ユーザーインターフェース<br />
[ツール]メニューを開きます。このメニューを使用して、オーディオ CD<br />
イメージを作成したり([CD に書き込み])、他の <strong>Nero</strong> アプリケーショ<br />
ンを開いたし、アナログオーディオトラックを録音するためのウィザードを<br />
選択したりできます。<br />
[オプション]メニューを開きます。このメニューを使用して、プロジェク<br />
ト、接続デバイス、およびオーディオ形式の一般設定や特別設定を指定でき<br />
ます。<br />
[ヘルプ]メニューを開きます。このメニューを使用して、オンラインヘル<br />
プを呼び出したり、バージョン番号その他の登録データを表示したりできま<br />
す。<br />
ツールバーでは、次のボタンが使用できます。<br />
新規プロジェクトを作成します。<br />
既存のプロジェクトを開きます。<br />
プロジェクトを保存します。<br />
選択した範囲を切り取り、クリップボードに保存します。<br />
選択した部分をコピーし、クリップボードに保存します。<br />
選択した位置にクリップボードの内容を貼り付けます。<br />
選択したクリップを削除します。<br />
直前の動作を取り消して前の状態に戻ります。<br />
取り消した直前の動作を元に戻します。<br />
プロジェクトにズームインします。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 30
プロジェクトからズームアウトします。<br />
ユーザーインターフェース<br />
選択した部分が画面全体に表示されるように、プロジェクトにズームインします。<br />
プロジェクト全体が表示されるように、プロジェクトからズームアウトします。<br />
選択したトラックの後に新規トラックを挿入します。<br />
<strong>Nero</strong> MediaBrowser を開きます。このツールを使って、メディアファイルの検索、<br />
表示、アクセスを簡単に実行し、プロジェクトに追加できます。<br />
[開く]ウィンドウを開き、選択した位置にオーディオファイルを挿入します。<br />
[オーディオ CD レコーダー]ウィンドウを開きます。プロジェクトのオーディオ<br />
CD イメージを作成できます。<br />
このボタンは、プロジェクトに少なくとも 1 つのクリップが含まれている場合にの<br />
み使用可能です。<br />
編集するために選択したクリップを開きます。<br />
クリップがオーディオファイルの場合は、 <strong>Nero</strong> WaveEditor が開きます。 クリップ<br />
が SoundBox クリップまたは ScratchBox クリップの場合は、それぞれのツールが開<br />
きます。<br />
このボタンは、クリップを選択しているときにのみ使用できます。<br />
選択したクリップを同一の開始位置にそろえます(一番左側の開始位置が使用されま<br />
す)。<br />
このボタンは、複数のクリップを選択しているときにのみ使用できます。<br />
[追加または削除ボタン]メニューを開きます。このメニューでツールバーのボタン<br />
を追加または削除して、ツールバーをカスタマイズできます。<br />
<strong>Nero</strong> MediaBrowser とメディアライブラリは <strong>Nero</strong> Kwik Media に付随し、同時に<br />
インストールされます。詳細情報は <strong>Nero</strong> Kwik Media マニュアルを参照してくだ<br />
さい。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 31
3.3.3 マスタートラックエリア<br />
ユーザーインターフェース<br />
<strong>Nero</strong> WaveEditor は、 <strong>Nero</strong> 12 とともには自動的にインストールされません。た<br />
だし、www.nero.com の[ダウンロード]セクションまたは <strong>Nero</strong> ControlCenter<br />
から無料でダウンロードし、 <strong>Nero</strong> 12 とともに使用すできます。詳細な説明は、<br />
<strong>Nero</strong> WaveEditor のユーザーマニュアルを参照してください。<br />
[マスター]エリアでは、プロジェクトに挿入するすべてのトラックに適用される設定を定<br />
義できます。<br />
[マスター]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。<br />
表示エリア<br />
スライダ<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
サラウンドサウンドの分布を表示します。<br />
プロジェクトのすべてのトラックの音量を調整します。<br />
[エフェクトチェーンエディタ - マスター]ウィンドウが開きます。すべ<br />
てのトラックに割り当て可能なエフェクトチェーンを作成できます。<br />
[プロジェクト設定]ウィンドウを開きます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 32
3.3.4 [適用可能なエフェクト]エリア<br />
ユーザーインターフェース<br />
[適用可能なエフェクト]エリアでは、特定のトラックに後で適用可能なエフェクトチェー<br />
ンを作成できます。<br />
3.3.5 トラックエリア<br />
[適用可能なエフェクト]エリアでは、次のボタンが使用できます。<br />
[適用可能なエフェクトグループ]ウィンドウが開きます。 ここで、エフェ<br />
クトグループを作成、編集できます。<br />
トラックエリアでは、挿入したトラックが表示されます。 また、そのトラック設定を編集<br />
できます。<br />
トラックエリアでは、次の設定オプションが使用できます。<br />
入力エリア<br />
スライダ<br />
表示フィール<br />
ド<br />
ボタン<br />
/<br />
サラウンドサウンド(さまざまなチャンネルやスピーカーでの音量分布)<br />
を変更します。<br />
トラックの音量を調整します。<br />
音量レベルを視覚化します。<br />
トラックを再生、停止します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 33
ボタン<br />
ボタン<br />
3.3.6 プロジェクトエリア<br />
ユーザーインターフェース<br />
[エフェクトチェーンエディタ - トラック]ウィンドウが開きます。ここ<br />
で、トラックのエフェクトチェーンの作成や編集ができます。<br />
[トラック設定]ウィンドウを開きます。 ここで、トラック設定の編集が<br />
できます。<br />
プロジェクトエリアは、周波数セクションとツールバーに分かれています。<br />
周波数セクションでは、すべてのトラックの周波数が重なって表示されます。 プロジェク<br />
トの表示方法は赤色の角括弧で変更できます。<br />
プロジェクトエリアでは、次のボタンが使用できます。<br />
[録音設定]ウィンドウが開きます。<br />
カーソルが置かれているポイントからプロジェクトを再生します。<br />
最初からプロジェクトを再生します。<br />
プロジェクトまたは強調表示した部分をエンドレスループで再生します。<br />
プロジェクトの再生を一時停止します。<br />
再生を停止します。<br />
プロジェクトの先頭にカーソルを設定します。<br />
カーソルを逆方向へすばやく移動します。<br />
カーソルを順方向へすばやく移動します。<br />
プロジェクトの最後にカーソルを設定します。<br />
音量を調整します。<br />
テンポを BMP 単位で指定します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 34
3.3.7 トラック表示エリア<br />
ユーザーインターフェース<br />
トラック表示エリアでは、挿入したオーディオクリップのチャンネル周波数が表示されま<br />
す。 オーディオクリップは、個別かつ異なる色で表示されます。<br />
トラック表示内でマウスの右ボタンをクリックすると、コンテキストメニューが開きます。<br />
オーディオクリップをクリックすると、そのクリップのコンテキストメニューが開きます。<br />
ここで、クリップの削除、選択、コピー、切り取りができます。 さらに、<strong>Nero</strong><br />
WaveEditor を起動したり、出力チャンネルを選択したり、クリップをグループ化したりで<br />
きます。<br />
<strong>Nero</strong> WaveEditor は、 <strong>Nero</strong> 12 とともには自動的にインストールされません。た<br />
だし、www.nero.com の[ダウンロード]セクションまたは <strong>Nero</strong> ControlCenter<br />
から無料でダウンロードし、 <strong>Nero</strong> 12 とともに使用すできます。詳細な説明は、<br />
<strong>Nero</strong> WaveEditor のユーザーマニュアルを参照してください。<br />
トラックをクリックすると、そのトラックのコンテキストメニューが開きます。 ここで、<br />
さまざまな種類のクリップを挿入、削除、およびコピーしたり、無効にしたりできます。<br />
さらに、エフェクト、エフェクトチェーン、トラック分割、CD インデックス、およびラベ<br />
ルを挿入できます。<br />
3.3.8 <strong>Nero</strong> MediaBrowser<br />
<strong>Nero</strong> MediaBrowser は、メディアファイルの検索、表示、アクセスを簡単に実行し、プロ<br />
ジェクトに追加するために使用できるツールです。<br />
<strong>Nero</strong> MediaBrowser を使用すれば、 <strong>Nero</strong> Kwik Media によってインデックス付けされたす<br />
べてのメディアファイルを含むメディアライブラリにアクセスできます。<strong>Nero</strong><br />
MediaBrowser は <strong>Nero</strong> の複数のアプリケーション内でアクセスできるように設計されてい<br />
ます。<br />
<strong>Nero</strong> MediaBrowser とメディアライブラリは <strong>Nero</strong> Kwik Media に付随し、同時に<br />
インストールされます。詳細情報は <strong>Nero</strong> Kwik Media マニュアルを参照してくだ<br />
さい。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 35
ユーザーインターフェース<br />
<strong>Nero</strong> MediaBrowser は アイコンから開くことができます。<strong>Nero</strong> MediaBrowserはデス<br />
クトップ上内を自由に移動できますが、<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> の一部です。<br />
<strong>Nero</strong> MediaBrowser には、関連する <strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> プロジェクトで実際に使用できるメデ<br />
ィアファイルのみが表示されます。メディアファイルをプロジェクトに追加するには、<br />
<strong>Nero</strong> MediaBrowser 内でメディアファイルを選択し、[追加]ボタンをクリックします。<br />
<strong>Nero</strong> MediaBrowser<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 36
ユーザーインターフェース<br />
<strong>Nero</strong> MediaBrowser の参照は参照タスクバーから始まります。カテゴリ([写真とビデ<br />
オ]、および[音楽])は、 <strong>Nero</strong> Kwik Media と同じ分類になっています。カテゴリごと<br />
にそれぞれ検索バーがあります。同時に検索できるのは 1 つのカテゴリ内のみです。カテ<br />
ゴリの 1 つをクリックすると、その下に対応する参照エリアが表示されます。<br />
各カテゴリには異なる項目が表示されます。一覧の上部にある項目の 1 つ(たとえば、<br />
[タイムライン])をクリックすると、 <strong>Nero</strong> Kwik Media 内で対応するタブをクリックし<br />
たときと同じ項目が表示されます。一覧の下部にあるコレクションの 1 つをクリックする<br />
と、 <strong>Nero</strong> Kwik Media 内で作成されたコレクションコンテンツが表示されます。<strong>Nero</strong><br />
MediaBrowser 内で一覧の項目の 1 つをクリックすると、該当するコンテンツが下部のコン<br />
テンツエリアに表示されます。<br />
<strong>Nero</strong> Kwik Media と同じスクロールバーが使用されます。これは標準スクロールバーかダイ<br />
ナミックスクロールバーのいずれかです。<br />
[写真とビデオ]カテゴリには、次の項目が表示されます。<br />
項目<br />
項目<br />
項目<br />
タイムライン<br />
顔<br />
検索<br />
コレクション<br />
マーク/レート<br />
作成日ごとに時系列で分類されたすべての写真およびビデオが表示さ<br />
れます。<br />
<strong>Nero</strong> Kwik Media の上部タスクバーの[タイムライン]を参照できま<br />
す。<br />
人物の顔が検出され、名前がアルファベット順で一覧表示された、す<br />
べての写真が表示されます。確認されていない、または名前が付けら<br />
れていない顔は表示されません。顔はスタックにグループ化され、ス<br />
タックの 1 つをダブルクリックすることでアクセスできます。<br />
<strong>Nero</strong> Kwik Media の上部タスクバーの[顔]を参照できます。<br />
クエリーを作成できる既存のタグがすべて表示されます。<br />
<strong>Nero</strong> Kwik Media の上部タスクバーの[検索]を参照できます。<br />
現在マークまたはレートがつけられているコンテンツが表示されま<br />
す。<br />
<strong>Nero</strong> Kwik Media のサイドバーの[マーク/レート]を参照できます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 37
コレクション<br />
最近追加/最近変更<br />
コレクション<br />
アルバム<br />
コレクション<br />
人物グループ<br />
ユーザーインターフェース<br />
最近追加された、または変更されたコンテンツが表示されます。<br />
<strong>Nero</strong> Kwik Media のサイドバーの[最近追加/最近変更]を参照できま<br />
す。<br />
スマートアルバムとユーザーが作成したアルバムのコンテンツが表示<br />
されます。<br />
<strong>Nero</strong> Kwik Media のサイドバーの[写真とビデオのアルバム]を参照<br />
できます。<br />
ユーザーが作成した人物のグループのコンテンツが表示されます。<br />
/ アイコンを使って、すべての写真と顔のみの表示とを切り替<br />
えることができます。<br />
<strong>Nero</strong> Kwik Media のサイドバーの[顔]を参照できます。<br />
[音楽]カテゴリには、次の項目が表示されます。<br />
項目<br />
項目<br />
項目<br />
項目<br />
アルバム<br />
アーティスト<br />
ジャンル<br />
タイトル<br />
すべてのオーディオトラックがアルバムごとにアルファベット順で並<br />
べ替えられて表示されます。<br />
<strong>Nero</strong> Kwik Media の上部タスクバーの[アルバム]を参照できます。<br />
すべてのオーディオトラックがアーティストごとにアルファベット順<br />
で並べ替えられて表示されます。<br />
<strong>Nero</strong> Kwik Media の上部タスクバーの[アーティスト]を参照できま<br />
す。<br />
すべてのオーディオトラックがジャンルごとにアルファベット順で並<br />
べ替えられて表示されます。<br />
<strong>Nero</strong> Kwik Media の上部タスクバーの[ジャンル]を参照できます。<br />
すべてのオーディオトラックがタイトルごとにアルファベット順で並<br />
べ替えられて表示されます。<br />
<strong>Nero</strong> Kwik Media の上部タスクバーの[タイトル]を参照できます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 38
コレクション<br />
マーク/レート<br />
コレクション<br />
最近追加/最近再生<br />
コレクション<br />
プレイリスト<br />
ユーザーインターフェース<br />
現在マークまたはレートがつけられているコンテンツが表示されま<br />
す。<br />
<strong>Nero</strong> Kwik Media のサイドバーの[マーク/レート]を参照できます。<br />
最近追加された、または再生されたコンテンツが表示されます。<br />
<strong>Nero</strong> Kwik Media のサイドバーの[最近追加/最近変更]を参照できま<br />
す。<br />
ユーザーが作成したプレイリストのコンテンツが表示されます。<br />
<strong>Nero</strong> Kwik Media のサイドバーの[プレイリスト]を参照できます。<br />
上部タスクバーの ボタンをクリックすると、[オプション]ウィンドウが表示されま<br />
す。このオプションは <strong>Nero</strong> Kwik Media を直接参照します。次の設定オプションが表示さ<br />
れます。<br />
ライブラリ<br />
すべてのモニターされたフォルダーが個々の[監視するフォルダま<br />
たはドライブ]エリアに表示されます。メディアフォルダーを追加<br />
する場合は、[手動追加]ボタンをクリックして、ナビゲーション<br />
ツリーから目的のフォルダーを選択します。[自動追加]ボタンを<br />
クリックすると、コンピュータ上の新しいメディアフォルダーを<br />
<strong>Nero</strong> Kwik Media が検索します。このアプリケーションの監視リス<br />
トからフォルダーを削除するには、一覧されているフォルダー上に<br />
マウスポインタを合わせて、 ボタンをクリックします。<br />
また、ファイルやフォルダーを <strong>Nero</strong> Kwik Media にドラッグするこ<br />
ともできます。ウィンドウが自動的に開き、フォルダーをライブラ<br />
リに追加するかどうか確認するメッセージが表示されます。<br />
[他のライブラリ]エリアでは、外部の(iTunes など)を選択し、<br />
<strong>Nero</strong> Kwik Media のナビゲーションツリーに項目として一覧表示で<br />
きます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 39
3.4 エフェクトチェーン<br />
3.4.1 プラグイン<br />
3.4.2 ツール<br />
ユーザーインターフェース<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> では、エフェクトはエフェクトチェーンにまとめられます。 複数のエフェ<br />
クトで構成されているエフェクトチェーンを、特定のトラックやマスタートラックに割り当<br />
てることができます。 エフェクトは順番に適用されます(たとえば、サウンド抑制、音量<br />
変更、リバーブエフェクトの順)。 作成したエフェクトチェーンは、エフェクトチェーン<br />
テンプレートとして保存できます。<br />
また、エフェクトチェーンを定義したり、エフェクトグループカーブとしてエフェクトチェ<br />
ーンをトラックに割り当てたりすることも可能です。 エフェクトグループカーブを使用す<br />
ると、トラック全体にわたってエフェクトグループの強度を調整できます。<br />
エフェクトチェーンをまとめる場合は、プラグイン、ツール、エフェクト、および拡張から<br />
選択できます。 [エフェクトチェーンエディタ]ウィンドウを開くには、マスターエリア<br />
またはトラックエリアの ボタンをクリックします。<br />
[プラグイン]では、次の設定オプションが使用できます。<br />
DirectX 設定 [設定]ウィンドウの[DirectX プラグイン]タブを開きます。<br />
VST 設定 [設定]ウィンドウの[VST プラグイン]タブを開きます。<br />
[ツール]では、次の設定オプションが使用できます。<br />
ディエッサー 声や歌の録音時のシビランスレベルを自動的に下げます。<br />
ダイナミックプロ<br />
セッサ<br />
イコライザ<br />
物理用語のラウドネス(音量知覚)に相当します。<br />
サウンド周波数をイコライズし、ベース音と高音の音質を修正できま<br />
す(サウンドデザイン)。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 40
3.4.3 エフェクト<br />
カラオケフィルタ<br />
ノイズゲート<br />
ユーザーインターフェース<br />
両方のトラックにある同一の周波数を除去します。 曲の中で、両方の<br />
トラックに同一のボーカルが存在することが頻繁にあるため、これを<br />
削除します。<br />
信号送信時のソフトセグメントを軽減します。 バックグラウンドノイ<br />
ズなどの軽減に使用します。<br />
ピッチチューン 特に再生速度やピッチを変更するときに、ピッチチューンを使用しま<br />
す。<br />
ステレオプロセッ<br />
サ<br />
左右のオーディオチャンネルの設定をしたり、人工ステレオを生成し<br />
たりします。<br />
時間修正 再生速度の設定を指定します。<br />
変遷 楽節のピッチや再生速度を変更します。<br />
[エフェクト]では、次の設定オプションが使用できます。<br />
コーラス いくつかのわずかに歪んだ信号を元の信号に追加します。<br />
コンボリューションリ<br />
バーブ<br />
ディレイ<br />
ディストーション<br />
ドップラー<br />
コンボリューションを用いて、実際のサウンドの記述をコンピュ<br />
ータシステムでオーディオ信号に変換します。<br />
入力信号のディレイコピーを 1 つ以上出力し、エコーに似たサウ<br />
ンドを作成します。<br />
信号に歪みを発生させます。 一般的にはエレキギターで使用され<br />
ています。<br />
通過しているノイズソースと、その結果生じる特殊な聴覚特性を<br />
シミュレーションします。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 41
フランジャー<br />
ラウドネス<br />
ユーザーインターフェース<br />
入力信号をコピーして、(位相変換された)コピーを元の信号に<br />
返します。 類似の位相変換エフェクトとの主な違いは、コピーし<br />
た信号を入力信号にフィードバックする点です。 フィードバック<br />
は細かく調整できます。<br />
聞こえる音量を記述します。 このエフェクトを使用して、最大許<br />
容振幅を超えずに聞こえる音量を上げることができます。<br />
低音質 低いサンプルレートをシミュレートして、低音質を生成します。<br />
変調<br />
マルチタップディレイ<br />
フェーザー<br />
ピッチベンド<br />
シュードリバース<br />
再アナログ<br />
選択可能な制御信号を使用して信号を変調します。 振幅変調や周<br />
波数変調をサポートしています。<br />
それぞれのエコーや 1 つの反響を生成し、同時に生成可能なエコ<br />
ーの数を記述します。 タップをベースにしたディレイエフェクト<br />
です。<br />
入力信号をコピーし、可変帯域消去フィルタでフィルタします。<br />
次に再生された信号は元の信号に対して位相変位されます。 フラ<br />
ンジャーエフェクトに似ています。<br />
スピードカーブの力を借りてオーディオファイルの長さ全体のピ<br />
ッチを変更します。 オーディオファイルの長さは変更することも<br />
そのまま維持することも可能です。<br />
ファイルが逆向きに再生されたような印象を生み出します。ただ<br />
し、逆転はフラグメントのみであり、ファイルは正しい方向で再<br />
生されています。<br />
ノイズを用いた人工的なエージングなどの干渉エフェクトを挿入<br />
することで、複数のエフェクトオプションを提供します。<br />
リバーブ ファイルにリバーブエフェクトを加えます。<br />
スタッター<br />
カットアウトや繰り返しを使用してスタッターエフェクトを作成<br />
します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 42
3.4.4 拡張<br />
拡張サラウンド<br />
サラウンドリバーブ<br />
ボイス変調<br />
ワウワウ<br />
ユーザーインターフェース<br />
拡張サラウンドサウンド設定を行います。 サラウンドオーディオ<br />
プロジェクトを編集している場合にのみ使用できます。<br />
ルームサウンドを変更します。 音楽ファイルに人工的に別の環境<br />
を割り当てることができます。 部屋の奥行き、広さ、高さ、表面<br />
素材やその他のパラメータを指定できます。<br />
楽曲内のボイスを変調します。 たとえば、ピッチを変更できま<br />
す。<br />
主にエレキギターのサウンドに影響を与えるために使用します。<br />
ワウワウという名前は、このエフェクトを加えたときの音から来<br />
ています。<br />
[拡張]では、次の設定オプションが使用できます。<br />
帯域補完 高周波と低周波のハーモニーを生成可能にします。<br />
カメラディノイザ<br />
DC オフセット修正<br />
グラフィックディスプレイを搭載したビデオカメラで頻繁に発<br />
生するハムノイズを削除(または削減)します。<br />
スピーカーに障害となる DC コンポーネントを自動的に削除し<br />
ます。<br />
ディクリッカー ポップ音を除去します。 強度は手動で調整できます。<br />
ディクリッパー<br />
デジタルとアナログのサチュレーションから発生するパラサイ<br />
トノイズとディストーションを除去します。<br />
ハム削減 ハムを削除します。<br />
フィルタツールボックス フィードバックやイレギュラリティを抑えるフィルタのセット<br />
です。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 43
3.5 <strong>Nero</strong> SoundBox<br />
ユーザーインターフェース<br />
ノイズ削減 アナログ信号の保存時に不要なノイズを削減します。<br />
<strong>Nero</strong> SoundBox では、オーディオクリップを作成できます。 [ビートエディタ]、[シー<br />
ケンサ]、および[アンビエンス]エリアでさまざまなリズム、音楽形式、および楽器を利<br />
用できます。 さらに、音楽に合わせてコンピュータで話すテキストを[テキスト II スピー<br />
チ]入力したり、オーディオクリップにバックグラウンドノイズを追加したりできます。<br />
[<strong>Nero</strong> SoundBox]ウィンドウを開くには、メニューバーで[挿入]>[SoundBox クリッ<br />
プ]を選択します。<br />
<strong>Nero</strong> SoundBox<br />
<strong>Nero</strong> SoundBox インターフェースのさまざまなセクションには、共通の一般的なコンポー<br />
ネントが用意されています。 また、<strong>Nero</strong> SoundBox 内のすべてのエリアに適用できる一般<br />
設定が <strong>Nero</strong> SoundBox インターフェースで使用できます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 44
次の設定オプションが使用できます。<br />
ボタン<br />
ジョグダイヤル<br />
スライダ<br />
表示エリア<br />
ドロップダウンメニュー<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
表示エリア<br />
ボタン<br />
セクションのオンとオフを切り替えます。<br />
エフェクトの強度を指定します。<br />
エフェクトの音量を指定します。<br />
ユーザーインターフェース<br />
サラウンドサウンド分布を指定します。 このエレメントは、<br />
ボタンをクリックすると表示されます。<br />
選択用のさまざまなプロファイルとテンプレートを表示しま<br />
す。<br />
選択したプロファイルのすべてのパターンを新しいウィンド<br />
ウで開きます。<br />
メジャーの内容(リズムやメロディー)を、選択したメジャ<br />
ーにコピーします。<br />
リズムパターンを指定します。 パターンは 4 つのメジャーに<br />
分かれています。<br />
テンプレートまたはプロファイルを保存します。 これは、い<br />
つでも再使用できます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 45
ボタン<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
入力フィールド<br />
テンポ<br />
ドロップダウンメニュー<br />
量子化<br />
ドロップダウンメニュー<br />
表示エリア<br />
バー<br />
テンプレートまたはプロファイルを削除します。<br />
<strong>Nero</strong> SoundBox クリップの再生を開始します。<br />
ユーザーインターフェース<br />
<strong>Nero</strong> SoundBox クリップの再生を一時停止します。<br />
<strong>Nero</strong> SoundBox クリップ全体をリピートします。<br />
<strong>Nero</strong> SoundBox クリップのアクティブな部分のみをリピート<br />
します。<br />
<strong>Nero</strong> SoundBox クリップの再生を停止します。<br />
<strong>Nero</strong> SoundBox クリップのテンポを指定します。<br />
メジャーをさらに分割します。<br />
パターンビューで最大 4 つのバーを表示し、バーを編集可能<br />
にします。 そのため、メジャーが同一であっても必ず連続再<br />
生されるわけではありません。<br />
室内のサウンド分布をグラフィック表示します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 46
3.5.1 ビートエディタ<br />
ユーザーインターフェース<br />
[ビートエディタ]では、さまざまなミュージカルディレクションのリズムを作成できま<br />
す。 パターンでは、各パーカッションのビートをバーごとに指定します。<br />
[パターン]エリアでは、次のボタンが使用できます。<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
クリア<br />
ランダム<br />
パターンをクリアします。<br />
パターンをランダムに選択します。<br />
[エフェクト]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。<br />
ジョグダイヤル<br />
ブースト<br />
ジョグダイヤル<br />
ピッチ<br />
ドロップダウン<br />
メニュー<br />
3.5.2 シーケンサ<br />
ミュージカルデ<br />
ィレクション<br />
選択したプロファイルの強度を指定します。<br />
プロファイルのピッチに作用します。<br />
ミュージカルディレクションを指定します。 メニューの下の項目は、ミ<br />
ュージカルディレクションによって変わります。 項目には通常選択する<br />
パーカッションが表示されます。 それぞれのパーカッションのコンテキ<br />
ストメニューで、ある楽器と別の楽器を入れ替えることができます。<br />
[シーケンサ]エリアでは、それぞれのトーンを編集できます。<br />
パターンでは、特定のバーのトーンを指定します。 パターンに挿入する前にトーンを確認<br />
するには、キーボードをクリックしてトーンを聞きます。<br />
[アクセント]エリアでは、サンプルのメーター内のボックスを 1 回クリックして、トー<br />
ンを割り当てることができます。 ダブルクリックすると、ボックスが緑色になり、トーン<br />
の周波数レベルが 1 ステップでなくトーン全体にわたってリニアに変化します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 47
ユーザーインターフェース<br />
[スライド]エリアでは、トーンにプロパティを割り当て、基本のトーンを次のトーンへ流<br />
れるように調整して、トーンが変わる場所で音の切れ目を作らないようにできます。その結<br />
果、「スライドさせた」トーンの最後のピッチは、次のトーンのピッチと同一になります。<br />
[パターン]エリアでは、次のボタンが使用できます。<br />
クリア パターンを削除します。<br />
ランダム パターンをランダムに選択します。<br />
[エフェクト]エリアでは、次のジョグダイヤルが使用できます。<br />
ディケイ トーンの長さを指定します。<br />
ディストーション トーンをディストーションし、音量が大きくなったような印象を与え<br />
ます。<br />
カットオフ<br />
トーンを生成する最大周波数を指定します。 ダイヤルの値を大きくす<br />
るほど、生成するトーンに含まれる周波数が上がります。<br />
レゾナンス トーンにレゾナンスを加えます。<br />
サウンド さまざまなパラメータを使用してサウンドを変更します。<br />
[シーケンサ]エリアでは、次のボタンが使用できます。<br />
トーンをグラフィック表示します。<br />
ポリフォニーとモノフォニーを切り替えます。 ポリフォニーは複数のト<br />
ーンを同時に再生します。 モノフォニーは時間単位で 1 つのピッチをオ<br />
ンにします。<br />
特徴的な楽器のサウンドを含む WAVE ファイルを選択するドロップダ<br />
ウンメニューを開きます。 バス、ギター、ピアノ、フルート、サクソフ<br />
ォーンを選択できます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 48
3.5.3 テキスト II スピーチ<br />
3.5.4 アンビエンス<br />
ユーザーインターフェース<br />
[テキスト II スピーチ]エリアでは、テキストボックスにテキストを入力できます。<br />
次の設定オプションが使用できます。<br />
ジョグダイヤル<br />
時間<br />
ジョグダイヤル<br />
ピッチ<br />
ジョグダイヤル<br />
エンベロープ<br />
オプションボタン<br />
通常、ロボット、ささやき<br />
チェックボックス<br />
ラッパー<br />
入力フィールド<br />
I'm the box…<br />
再生速度を変更します。<br />
スピーチのピッチに作用します。<br />
ピッチを変更せずに、ボイスフォルマントを変更します。 ジ<br />
ョグダイヤルの値を高く設定するほど、高いボイスフォルマ<br />
ントが削除されます。<br />
再生時の音量を設定します。<br />
発音形式を指定します。<br />
スピーチに変換するテキストを指定します。<br />
[アンビエンス]エリアでは、プロファイルを選択し、サウンドのバックグラウンドノイズ<br />
として取り込むことができます。<br />
次の設定オプションが使用できます。<br />
ジョグダイヤル<br />
強さ/音量<br />
バックグラウンドノイズの音量と強度を指定します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 49
ドロップダウンメニュー<br />
3.6 <strong>Nero</strong> ScratchBox<br />
ユーザーインターフェース<br />
既存のプロファイルを選択します。 [強さ]ジョグダイヤルと<br />
[音量]ジョグダイヤルを調整して、インポートしたプロファ<br />
イルを適合させます。<br />
<strong>Nero</strong> ScratchBox では、オーディオクリップをトラックに挿入できます。 [<strong>Nero</strong><br />
ScratchBox]ウィンドウを開くには、メニューバーで[挿入]>[ScratchBox クリップ]<br />
を選択します。<br />
<strong>Nero</strong> ScratchBox は、オーディオファイルを再生できる 2 つの仮想ターンテーブル(1)で<br />
構成されています。 たとえば、[ミキシングコンソール]エリア(3)でプロのようにオー<br />
ディオファイルをミックスしたり、[ツール]エリア(5)でさまざまなエフェクトを使用<br />
したオーディオファイルを処理したり、オーディオファイルをスクラッチしたりできます。<br />
<strong>Nero</strong> ScratchBox<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 50
3.6.1 ターンテーブル<br />
ユーザーインターフェース<br />
ファイル選択エリア(4)では、ターンテーブルで再生するファイルを選択できます。ここ<br />
では、Windows と同様のフォルダ構造が表示されます。ピークファイルビュー(2)では、<br />
オーディオファイルがピークファイルとして表示されます。<br />
ターンテーブルでは、オーディオファイルを再生、編集できます。次の設定オプションが使<br />
用できます。<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
ジョグダイヤル<br />
ボタン<br />
オーディオファイルの再生を開始します。<br />
オーディオファイルの再生を停止します。<br />
オーディオファイルの再生を一時停止します。<br />
ループの開始位置を指定します。<br />
ループの終了位置を指定します。<br />
オーディオファイルの指定したループを再生します。<br />
オーディオファイルの開始時と終了時に再生速度を変更します。<br />
わずかに速度を落として再生します。 LP レコードを手で押さえ<br />
た状況をシミュレートします。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 51
ボタン<br />
表示フィールド<br />
スライダ<br />
表示フィールド<br />
3.6.2 ミキシングコンソール<br />
ユーザーインターフェース<br />
わずかに速度を上げて再生します。 LP レコードを手で加速した<br />
状況をシミュレートします。<br />
オーディオファイルの名前を表示します。<br />
オーディオファイルの再生速度を変更します。<br />
オーディオファイルの再生速度の加速度または減速度をパーセン<br />
ト値で指定します。<br />
ミキシングコンソールでは、ターンテーブルでのオーディオファイルの再生を変更できま<br />
す。<br />
次の設定オプションが使用できます。<br />
スライダ<br />
表示フィールド<br />
スライダ<br />
オーディオ出力全体の音量を指定します。<br />
「分あたりのビート数」を表示します。<br />
2 つのオーディオファイルのメーターが一致し、2 つのファイルを<br />
調和のとれた状態でミックスできる場合に点灯します。<br />
それぞれのターンテーブルの再生音量を表示します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 52
スケール<br />
ボタン<br />
自動 DJ<br />
ジョグダイヤル<br />
ボタン<br />
スライダ<br />
3.6.3 [ツール]エリア<br />
再生をグラフィックで表示します。<br />
ユーザーインターフェース<br />
あるオーディオファイルから別のオーディオファイルへの自動クロ<br />
スフェードを作動します。<br />
高音、中音、低音の強度を調整します。<br />
高音、中音、低音のフェードインおよびフェードアウトを行いま<br />
す。<br />
両方のターンテーブルの再生をミックスします。<br />
[ツール]エリアでは、サンプルエフェクトを選択してターンテーブルで再生できます。<br />
さらに、ターンテーブルの再生を録音したり、<strong>Nero</strong> Scratch Editor での録音に追加されたス<br />
クラッチを編集したり、ミキシングコンソールのアクションを録音したりできます。<br />
[ツール]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
両方のオーディオファイルの再生を録音します。 このボタンが有効に<br />
なった後で実行するそれぞれのサウンドアクションを録音します。<br />
録音を早送りします。<br />
録音を巻き戻します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 53
表示フィールド<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
ボタン<br />
ハードウェアラー<br />
ボタン<br />
ン<br />
ScratchEditor<br />
録音の進行状況を表示します。<br />
ループを表示します。<br />
ユーザーインターフェース<br />
サンプルサウンド、スクラッチ、およびエフェクトを表示します。<br />
DJ ハードウェアのコントロールエレメントと、 ScratchBox のコント<br />
ロールエレメントとの接続を確立します。<br />
このボタンは、DJ ハードウェアが接続されているときにのみ有効で<br />
す。<br />
[<strong>Nero</strong> Scratch Editor]ウィンドウを開きます。<br />
<strong>Nero</strong> Scratch Editor には、各ターンテーブルのカーブが表示されま<br />
す。 通常の再生速度では、カーブは y 軸に沿って 100 %で直線的<br />
に動きます。<br />
スクラッチは、偏差のカーブとして正と負のパーセント値で表示され<br />
ます。 負の偏差はオーディオファイルが逆向きに再生されていること<br />
を意味し、正の偏差はオーディオファイルが早送りで再生されている<br />
ことを意味します。<br />
そのため、x 軸は時間を表し、y 軸はある時点でのオーディオファイ<br />
ルの再生速度を表します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 54
4 インポートと録音<br />
4.1 オーディオを録音する<br />
4.1.1 録音コンソール<br />
インポートと録音<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> では、サウンドカードに接続したさまざまな外部ソース(マイク、レコー<br />
ドプレーヤー、カセットテープレコーダーなど)からオーディオを録音できます。すべての<br />
録音は、[録音コンソール]ウィンドウでモニタリングします。<br />
[録音コンソール]ウィンドウは、ツールバーの ボタンから開きます。<br />
[録音コンソール]ウィンドウ<br />
[録音コンソール]ウィンドウの[オーディオ入力設定]エリアでは、次の設定オプション<br />
が使用できます。<br />
グラフ<br />
レベルメーター<br />
録音音量をデジベル単位で表示します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 55
スライダ<br />
録音音量<br />
ドロップダウンメニュ<br />
ー<br />
オーディオ入力ライン<br />
チェックボックス<br />
デジタルモニタリング<br />
チェックボックス<br />
信号を検知するまで録<br />
音を一時停止する<br />
チェックボックス<br />
20 秒の無音が続いたら<br />
ボタン<br />
録音を停止する<br />
ターゲットファイルの<br />
変更<br />
録音の音量を指定します。<br />
オーディオ入力を指定します。<br />
インポートと録音<br />
録音中のサウンド内容を聞くことができるようにオーディオソー<br />
スのサウンドをオンにします。<br />
選択したオーディオ入力から信号が検出されるまで、録音を一時<br />
停止します。<br />
選択したオーディオ入力から信号が検知されなくなって 20 秒が<br />
経過すると、録音を一時停止します。<br />
[名前を付けて保存]ウィンドウを開きます。ここでは、保存先<br />
のディスクドライブ、およびターゲットファイルの名前と形式を<br />
変更できます。 録音を開始する前のみ使用できます。<br />
[ナビゲーション]エリアでは、次の設定オプションが使用できます。<br />
ボタン<br />
表示フィールド<br />
ボタン<br />
位置<br />
維持<br />
オーディオファイルを録音します。<br />
録音位置を表示します。<br />
[録音コンソール]ウィンドウを閉じ、録音をトラック表示に挿入し<br />
ます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 56
ボタン<br />
閉じる<br />
4.1.2 オーディオファイルを録音する<br />
インポートと録音<br />
[録音コンソール]ウィンドウを閉じます。 録音は保存されません。<br />
次の要件を必ず満たしてください。<br />
▲ マイクなどのキャプチャデバイスが、サウンドカードの入力端子に接続されている<br />
こと。<br />
オーディオファイルを録音するには、次の手順を実行します。<br />
1. メイン画面の ボタンをクリックします。<br />
➟ [録音設定]ウィンドウが開きます。<br />
2. [ビット深度]ドロップダウンメニューでビット深度を選択します。<br />
3. モノラルで録音するには、[ステレオ録音]チェックボックスをオフにします。<br />
4. 録音したファイルを保存するフォルダを変更するには、 ボタンをクリックし、ター<br />
ゲットファイルの保存先フォルダを選択します。<br />
5. [OK]ボタンをクリックします。<br />
➟ [録音コンソール]ウィンドウが開きます。<br />
6. [オーディオ入力ライン]ドロップダウンメニューから録音入力を選択します。<br />
7. 録音音量を変更すると音質がどのように変わるかを聞いて確認する場合は、[デジタル<br />
モニタリング]チェックボックスをオンにします。<br />
8. キャプチャデバイスで再生を開始します。<br />
9. [レベルメーター]の表示の大部分が黄色の範囲に入るまで、[録音音量]スライダー<br />
を動かします。<br />
10. 録音入力時に信号を検知するまで録音を一時停止するには、[信号を検知するまで録音<br />
を一時停止する]チェックボックスをオンにします。<br />
20 秒間信号を検知しなかったときに録音を一時停止するには、[20 秒の無音が続いたら録<br />
音を停止する]をオンにします。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 57
インポートと録音<br />
11. ターゲットファイルを変更するには、[ターゲットファイルの変更]ボタンをクリック<br />
し、オーディオファイルの保存先フォルダを選択します。<br />
12. ボタンをクリックします。<br />
➟ システムによって録音が開始されます。<br />
13. 録音を停止するには、 ボタンをクリックします。<br />
14. [維持]ボタンをクリックします。<br />
➟ 録音がトラック表示に挿入されます。<br />
➡ オーディオファイルが録音されました。<br />
4.1.3 レコードまたはカセットから録音する<br />
次の要件を必ず満たしてください。<br />
▲ レコードプレーヤーまたはカセットレコーダーが、サウンドカードの入力端子に接続<br />
されていること。<br />
LP レコードまたはカセットから録音するには、次の手順を実行します。<br />
1. メニューバーで[ツール]>[ウィザード]>[LP から CD ウィザード]または[カ<br />
セットから CD ウィザード]をクリックします。<br />
➟ [LP to CD ウィザード]ウィンドウまたは[カセットから CD ウィザード]ウィンド<br />
ウの[録音コンソール]画面が開きます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 58
インポートと録音<br />
[録音コンソール]画面<br />
2. 録音音量を変更すると音質がどのように変わるかを聞いて確認する場合は、[デジタル<br />
モニタリング]チェックボックスをオンにします。<br />
3. キャプチャデバイスで再生を開始します。<br />
4. [レベルメーター]の表示の大部分が黄色の範囲に入るまで、[録音音量]スライダー<br />
を動かします。<br />
レベルメーターの赤色の範囲が多くなると、オーディオ品質が低下します。<br />
5. 録音入力時に信号を検知するまで録音を一時停止するには、[信号を検知するまで録音<br />
を一時停止する]チェックボックスをオンにします。<br />
カセットの片面が終端まで到達したなどの理由で、録音入力時に 20 秒間信号を検知しなか<br />
ったときに録音を一時停止するには、[20 秒の無音が続いたら録音を停止する]をオンに<br />
します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 59
インポートと録音<br />
6. ターゲットファイルを変更するには、[ターゲットファイルの変更]ボタンをクリック<br />
し、オーディオファイルの保存先フォルダを選択します。<br />
7. ボタンをクリックします。<br />
➟ システムによって録音が開始されます。<br />
8. キャプチャを停止するには、 ボタンをクリックします。<br />
9. [次へ]ボタンをクリックします。<br />
➟ [自動トラック検出]画面が表示されます。<br />
[自動トラック検出]画面<br />
10. ポーズのデシベル値に達するまで[ポーズの限界値]ジョグダイヤルを回します。<br />
11. [ポーズの最小時間]テキストボックスにポーズの最小継続時間を入力します。<br />
➟ <strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> では、オーディオファイルに曲間を検出すると、自動的にポーズを<br />
挿入します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 60
インポートと録音<br />
12. [トラックの最小時間]テキストボックスにトラックの最小継続時間を入力します。<br />
13. [検出]ボタンをクリックします。<br />
➟ 録音されたトラックが自動的に検出されます。 検出されたトラックはそれぞれの画面<br />
に表示されます。<br />
14. [次へ]ボタンをクリックします。<br />
➟ [ノイズ削減]画面が表示されます。<br />
[ノイズ削減]画面<br />
15. ヒス音、クラックル音、ハム音などのバックグラウンドノイズを削除するためのしきい<br />
値が目的の値になるまで、[ディノイザレベル]スライダーを動かします。<br />
16. LP レコードの録音時に発生する低周波信号を削除するためのしきい値が目的の値になる<br />
まで、[ディランブルレベル]スライダーを動かします。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 61
インポートと録音<br />
ディランブルフィルタでは、録音の一部であるバス周波数を削除することもでき<br />
ます。 そのため、スライダーのしきい値を高く設定しすぎてはいけません。<br />
17. LP レコードの録音時に発生するパチパチという音を削除するためのしきい値が目的の値<br />
になるまで、[ディクリッカレベル]スライダーを動かします。<br />
18. LP レコードの録音時にバックグラウンドで発生するパチパチという音を削除するための<br />
しきい値が目的の値になるまで、[ディクラッカレベル]スライダーを動かします。<br />
19. [プレビュー]ボタンをクリックします。<br />
➟ ノイズが削減された状態で録音を再生します。<br />
20. [停止]ボタンをクリックして、プレビューを停止します。<br />
21. [次へ]ボタンをクリックします。<br />
➟ [CD 編集]画面が表示されます。<br />
[CD 編集]画面<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 62
インポートと録音<br />
22. プロジェクトのオーディオ CD イメージをすぐに作成する場合は、[プロジェクトを今<br />
すぐ書き込む]チェックボックスをオンにします。<br />
23. <strong>Nero</strong> CoverDesigner を起動するには、[<strong>Nero</strong> CoverDesigner を起動]チェックボック<br />
スをオンにします。<br />
24. それぞれのトラック間で一時停止するには、[停止]オプションボタンを選択します。<br />
複数のトラックを相互に実行するには、[クロスフェード]オプションボタンを選択しま<br />
す。<br />
25. [完了]ボタンをクリックします。<br />
➡ これで、LP レコードまたはカセットの録音は完了です。<br />
4.2 オーディオ CD をインポートする<br />
オーディオ CD から CD トラックをインポートするには、次の手順を実行します。<br />
1. オーディオ CD を CD ドライブに挿入します。<br />
2. メニューバーで[オーディオ]>[オーディオ CD からインポート]をクリックします。<br />
➟ [オーディオ CD のインポート]ウィンドウが表示されます。<br />
3. [CD-ROM デバイス]ドロップダウンメニューで、オーディオ CD を挿入するドライブを<br />
選択します。<br />
4. インポートしたオーディオファイルを保存するフォルダを指定するには、 ボタンをク<br />
リックし、インポートした CD トラックを保存するフォルダをディレクトリツリーで選択<br />
します。<br />
5. インポートするすべての CD トラックをリストボックスから選択します。<br />
選択リストで複数の項目を選択するには、[Shift]キーを押しながら項目をクリ<br />
ックします。<br />
6. [OK]ボタンをクリックします。<br />
➡ これで、オーディオ CD から CD トラックへのインポートは完了です。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 63
5 トラックを編集する<br />
トラックを編集する<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> では、オーディオクリップを挿入し、さまざまなエフェクトや拡張オプシ<br />
ョンを適用して、トラックを編集できます。<br />
次の要件を必ず満たしてください。<br />
▬ トラック表示エリアにトラックを挿入し、必要に応じてトラックのプロパティを変更し<br />
5.1 クリップを挿入する<br />
て、トラックをさらに編集できるように準備しておくこと。<br />
初期設定では、トラック表示エリアにトラックが 1 つ挿入されています。このト<br />
ラックが削除されているか、またはトラック表示エリアに追加のトラックを挿入<br />
する場合は、メニューバーで[トラック]>[トラックの挿入]をクリックしま<br />
す。<br />
クリップをトラックに挿入するには、次の手順を実行します。<br />
1. オーディオクリップまたはオーディオループをトラックに挿入するには、次の手順を実行<br />
します。<br />
1. トラック表示エリアでコンテキストメニューを開き、[オーディオファイルの挿入]<br />
または[オーディオループの挿入]をクリックします。<br />
➟ ウィンドウが開きます。<br />
2. 挿入するオーディオファイルを選択します。<br />
3. [開く]ボタンをクリックします。<br />
➟ オーディオファイルがピークファイルとしてトラックに挿入されます。<br />
<strong>Nero</strong> MediaBrowser とメディアライブラリは <strong>Nero</strong> Kwik Media に付随し、同時に<br />
インストールされます。詳細情報は <strong>Nero</strong> Kwik Media マニュアルを参照してくだ<br />
さい。<br />
2. オーディオファイルをキャプチャし、すぐにオーディオクリップとしてトラックに挿入す<br />
る場合:<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 64
トラックを編集する<br />
1. トラック表示エリアでコンテキストメニューを開き、[オーディオクリップの録音]を<br />
クリックします。<br />
2. 必要な設定を行い、録音が完了したら[維持]ボタンをクリックします。<br />
➟ トラックにオーディオクリップが自動的に挿入されます。<br />
3. ScratchBox クリップまたは SoundBox クリップを挿入するには、次の手順を実行します。<br />
1. トラック表示エリアでコンテキストメニューを開き、[ScratchBox クリップの挿入]ま<br />
たは[SoundBox クリップの挿入]をクリックします。<br />
➟ 該当するウィンドウが表示されます。<br />
2. クリップを作成して、ウィンドウを閉じます。<br />
➟ トラックにクリップが自動的に挿入されます。<br />
➡ これで、トラックへのクリップの挿入は完了です。<br />
5.2 トラックにセクションを追加する<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> では、CD トラック分割、CD インデックス、およびラベルを挿入して、オ<br />
ーディオトラックにセクションを追加できます。 プロジェクトを 1 つの大きなオーディオ<br />
ファイルとして保存、書き込みするのではなく、プロジェクトからオーディオファイルを個<br />
別に作成して CD に書き込む場合には、これらのオプションが特に役立ちます。<br />
トラックにセクションを追加するには、次の手順を実行します。<br />
1. CD トラック分割を挿入するには、次の手順を実行します。<br />
1. CD トラック分割を挿入する位置を、トラック表示エリアでクリックして指定します。<br />
2. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[CD トラック分<br />
割の挿入]をクリックします。<br />
➟ トラックに CD トラック分割が挿入されます。<br />
3. CD トラック分割のプロパティを編集するには、CD トラックのアイコンを右クリック<br />
して[プロパティ]をクリックします。<br />
➟ [トラック分割プロパティ]ウィンドウが開きます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 65
トラックを編集する<br />
4. 必要に応じて、トラック分割の正確な位置およびこの CD トラックの前に挿入されるポ<br />
ーズの長さを指定します。また、[タイトル]と[アーティスト]の各入力フィールド<br />
にそれぞれの情報を入力します。<br />
5. [OK]ボタンをクリックします。<br />
➟ これで、CD トラック分割のプロパティの編集は完了です。<br />
2. CD インデックスを挿入するには、次の手順を実行します。<br />
1. CD インデックスを挿入する位置を、トラック表示エリアでクリックして指定します。<br />
2. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[CD インデック<br />
スの挿入]をクリックします。<br />
➟ トラックに CD インデックスが挿入されます。<br />
3. CD インデックスのプロパティを編集するには、CD インデックスのアイコンを右クリ<br />
ックして[プロパティ]をクリックします。<br />
➟ [インデックスプロパティ]ウィンドウが開きます。<br />
4. CD インデックスの正確な位置を指定します。<br />
5. [OK]ボタンをクリックします。<br />
➟ これで、CD インデックスのプロパティの編集は完了です。<br />
3. ラベルを挿入するには、次の手順を実行します。<br />
1. ラベルを挿入する位置を、トラック表示エリアでクリックして指定します。<br />
2. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[ラベルの挿入]<br />
をクリックします。<br />
➟ [ラベルプロパティ]ウィンドウが開きます。<br />
3. ラベルの正しい位置を指定し、[タイトル]入力フィールドにタイトルを入力します。<br />
4. [OK]ボタンをクリックします。<br />
➟ トラックにラベルが挿入されます。<br />
➡ これでトラックへのセクションの追加は完了です。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 66
5.3 クロスフェードを適用する<br />
トラックを編集する<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> では、2 つのオーディオファイル間のクロスフェードを作成できます(音<br />
の切れ目なく 2 つのオーディオファイルをつなぎ合わせるなど)。 クロスフェードを適用<br />
すると、あるオーディオファイルから他のオーディオファイルへの移行がスムースに行われ<br />
るため、オーディオミックスを作成する場合に適しています。<br />
5.3.1 クロスフェードを作成する<br />
オーディオファイル間のクロスフェードを作成するには、次の手順を実行します。<br />
1. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[オーディオファ<br />
イルの挿入]をクリックします。<br />
➟ ウィンドウが開きます。<br />
2. 挿入するオーディオファイルを選択します。<br />
3. [開く]ボタンをクリックします。<br />
➟ オーディオファイルがピークファイルとしてトラックに挿入されます。<br />
4. 上で説明した手順に従って、2 番目のオーディオファイルを同じトラックに挿入します。<br />
<strong>Nero</strong> MediaBrowser とメディアライブラリは <strong>Nero</strong> Kwik Media に付随し、同時に<br />
インストールされます。詳細情報は <strong>Nero</strong> Kwik Media マニュアルを参照してくだ<br />
さい。<br />
5. 2 番目のオーディオファイルをドラッグして 1 番目のオーディオファイルの上に重ねま<br />
す。<br />
➟ 2 つのオーディオファイルが重なった部分に赤い X 印が表示されます。<br />
➡ これで、2 つのオーディオファイル間のクロスフェードの作成は完了です。<br />
5.3.2 クロスフェードのプロパティを編集する<br />
クロスフェードの作成後、クロスフェードエリア(2 つのオーディオファイルが重なってい<br />
る部分)のプロパティを編集できます。<br />
クロスフェードのプロパティを編集するには、次の手順を実行します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 67
1. クロスフェードエリアの赤い X 印を右クリックします。<br />
➟ コンテキストメニューが表示されます。<br />
2. クロスフェード方式を適用するには、目的の方式をクリックします。<br />
トラックを編集する<br />
3. クロスフェードエリアで 2 つのオーディオファイルのテンポを合わせるには、次の手順を<br />
実行します。<br />
1. [テンポを合わせる]をクリックします。<br />
➟ [クロスフェードテンポ]ウィンドウが開きます。<br />
2. 2 つのオーディオファイル間でスムースな移行が行われるようにするには、[トランジ<br />
ション内で徐々にテンポを変更]オプションボタンを選択します。<br />
3. 2 つのオーディオファイル間の移行をそれほどスムースにしない場合には、[トランジ<br />
ション内のテンポスケールを固定]オプションボタンを選択します。<br />
4. クロスフェードエリアのテンポ(BPM 単位)を手動で指定するには、[共通テンポ]<br />
スライダーを目的の位置に動かします。<br />
5. [OK]ボタンをクリックします。<br />
➡ これで、クロスフェードのプロパティの編集は完了です。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 68
5.4 エフェクトおよび拡張オプションを適用する<br />
エフェクトおよび拡張オプションを適用するには、次の手順を実行します。<br />
トラックを編集する<br />
1. ボリュームカーブまたはパンカーブをトラックに挿入するには、次の手順を実行します。<br />
1. メニューバーで[トラック]>[ボリュームカーブの追加]または[パンカーブの追<br />
加]をクリックします。<br />
➟ トラックにカーブが挿入されます。<br />
2. カーブの編集を続行します。<br />
2. サウンド変更をトラックに挿入するには、次の手順を実行します。<br />
1. 左側のトラックエリアにある[エフェクトチェーンを編集]ボタンをクリックします。<br />
➟ [エフェクトチェーンエディタ]ウィンドウが開きます。<br />
2. 目的のサウンド変更をエフェクトチェーンに追加します。<br />
3. トラックのエフェクトチェーンを編集するには、次の手順を実行します。<br />
1. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[トラックエフェ<br />
クトとチェーンを編集]をクリックします。<br />
➟ [エフェクトチェーンエディタ - トラック]ウィンドウが開きます。<br />
2. トラックのエフェクトチェーンを編集します。<br />
4. 適用可能なエフェクトグループカーブを追加するには、次の手順を実行します。<br />
1. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[適用可能なエフ<br />
ェクトカーブの追加]をクリックします。<br />
➟ [エフェクトグループカーブの追加]ウィンドウが開きます。<br />
2. エフェクトグループカーブを 1 つ選択して、[OK]ボタンをクリックします。<br />
➟ トラックにエフェクトグループカーブが挿入されます。<br />
5. トラックを無効にするには、トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニュー<br />
を開き、[トラック無効]をクリックします。<br />
➟ トラックは無効になります。 ピークファイルは非表示になります。<br />
➡ これで、トラックの編集は完了です。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 69
5.5 <strong>Nero</strong> ScratchBox クリップを作成する<br />
<strong>Nero</strong> ScratchBox クリップを作成するには、次の手順を実行します。<br />
トラックを編集する<br />
1. <strong>Nero</strong> ScratchBox の左下隅にあるファイルシステムからオーディオファイルを選択しま<br />
す。<br />
2. ターンテーブルの 1 つにファイルをドラッグします。<br />
➟ ターンテーブル上の表示フィールドにオーディオファイル名が表示されます。<br />
3. オーディオファイルでループを定義するには、次の手順を実行します。<br />
1. オーディオファイルの再生を開始します。<br />
2. ループの開始位置で、 ボタンをクリックします。<br />
3. ループの終了位置で、 ボタンをクリックします。<br />
4. ボタンをクリックして、定義したループを再生します。<br />
4. 再生速度を少し落とすかまたは上げるには、ターンテーブルの[マイナス]ボタンまた<br />
は[プラス]ボタンをクリックします。<br />
5. 再生速度を常時加速するには、ターンテーブルのスライダーを上に動かします。<br />
➟ スライダー上部にある赤色のフィールドに、加速量がパーセント値で表示されます。<br />
6. 再生速度を常時減速するには、ターンテーブルのスライダーを下に動かします。<br />
➟ スライダー上部にある赤色のフィールドに、減速量がパーセント値で表示されます。<br />
7. オーディオファイル再生の開始時と終了時に徐々にフェードインおよびフェードアウト<br />
させるには、ターンテーブルのスライダーを右に動かします。<br />
8. オーディオファイルから高音、中音、または低音を完全にフィルタするには、それぞれ<br />
のトーンの横にあるスイッチ を右に動かします。<br />
➟ スイッチが赤色に点灯します。<br />
9. あるオーディオファイルから別のオーディオファイルへ自動的にクロスフェードするに<br />
は、ミキシングコンソールの[オートマチック DJ]スライダー を右に動かします。<br />
10. あるオーディオファイルから別のオーディオファイルへ手動でクロスフェードするには、<br />
ミキシングコンソールのスライダーを目的のターンテーブルの方向に動かします。<br />
11. どちらかの再生音量を変更するには、それぞれの垂直スライダーを動かします。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 70
トラックを編集する<br />
12. 両方のオーディオファイルの音量を変更するには、ミキシングコンソールのスライダーを<br />
動かします。<br />
13. ツールエリアからループを再生するには、ループアイコンをターンテーブルにドラッグし<br />
ます。<br />
14. ツールエリアのサンプルスクラッチを使用するには、目的の数字のボタンをクリックしま<br />
す。<br />
➟ 左側のターンテーブルでは 1 から 3 までのスクラッチを、右側のターンテーブルでは<br />
4 から 6 までのスクラッチを使用します。<br />
15. サンプルサウンドおよびサンプルエフェクトを使用するには、ツールエリアの左下または<br />
右下で目的の数字のボタンをクリックします。<br />
16. 再生を録音するには、 ボタンをクリックし、オーディオファイルの再生を開始しま<br />
す。<br />
➟ 録音中に実行するアクションもすべて録音されます。<br />
17. 録音を停止するには、 ボタンをクリックします。<br />
18. 録音したスクラッチを後処理するには、次の手順を実行します。<br />
1. ツールエリアの[スクラッチエディタ]ボタンをクリックします。<br />
➟ [<strong>Nero</strong> Scratch Editor]ウィンドウが開きます。<br />
2. それぞれのターンテーブルの再生カーブをクリックし、スクラッチによって表示される<br />
ハンドルを動かしてスクラッチを変更します。<br />
3. [<strong>Nero</strong> Scratch Editor]ウィンドウを閉じます。<br />
➟ 変更が反映されます。<br />
➡ これで、<strong>Nero</strong> ScratchBox クリップの作成は完了です。<br />
5.6 ボリュームカーブを作成する<br />
ボリュームカーブを使用して、トラック全体の音量を変化させることができます。<br />
ボリュームカーブを作成するには、次の手順を実行します。<br />
1. 音量を変更するトラックを選択します。<br />
2. メニューバーで[トラック]>[ボリュームカーブの追加]をクリックします。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 71
トラックを編集する<br />
➟ トラックにボリュームカーブが表示されます。 0 から 100 までのパーセント値で示さ<br />
れた音量の目盛りが、トラックの左側に表示されます。<br />
3. カーブの開始点(左隅にある正方形のボックス)を、目的の初期音量になるまで動かしま<br />
す。<br />
4. 音量を変更するボリュームカーブをクリックして、四角形のボックスを上下に動かしま<br />
す。<br />
5. ボリュームカーブのポイント指定がすべて完了するまで、これまでの操作を繰り返しま<br />
す。<br />
6. 特定のカーブポイントを削除するには、削除するカーブポイントを右クリックしてコンテ<br />
キストメニューを開き、[カーブポイントの削除]を選択します。<br />
7. カーブポイントの設定をより厳密に定義するには、次の手順を実行します。<br />
1. カーブポイントを右クリックし、表示されたコンテキストメニューから[カーブポイン<br />
トの編集]を選択します。<br />
➟ [カーブポイントの編集]ウィンドウが開きます。<br />
2. [タイムライン位置]エリアで、カーブポイントの目的の位置を、[分]と[秒]の入<br />
力フィールドに入力します。<br />
3. [値]エリアで、[音量]テキストボックスに目的の音量をデシベル単位で入力しま<br />
す。<br />
4. [OK]ボタンをクリックします。<br />
➡ これで、ボリュームカーブの作成およびトラックへのボリュームカーブの追加は完<br />
了です。<br />
5.7 サラウンドサウンド分布を変更する<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> では、トラックの再生中に別々の出力レベルをスピーカーに割り当てるこ<br />
とができます。 これによってサウンドの中心を変更し、サウンドが「移動」しているかの<br />
ような効果が生まれます。 トラックでキーポイントを作成すると、サウンドの移動をそれ<br />
以降の再生でも再使用できるようになります。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 72
サラウンドサウンド分布を変更するには、次の手順を実行します。<br />
トラックを編集する<br />
一般には、ドットをスピーカーから遠ざけるほど、スピーカーからのサウンドは<br />
柔らかくなります。 緑色のドットをスピーカーに近づけるほど、サウンドは大き<br />
くなります。<br />
ドットを右方向に動かすと右側のスピーカーからのサウンドが大きくなり、ドッ<br />
トを左方向に動かすと左側のスピーカーからのサウンドが大きくなります。<br />
ドットをどちらかのスピーカーの上隅に置くと、そちら側のスピーカーだけが鳴<br />
り、反対側のスピーカーは完全にミュートされます。 スピーカーの 1 つをダブ<br />
ルクリックしてスピーカーを黄色に変えても、同じ効果を生むことができます。<br />
1. トラックセクションの[サラウンドサウンド分布]フィールドで、マウスボタンを押した<br />
ままで緑色のドットをクリックして動かします。<br />
➟ ドットの移動はトラック表示エリア内のキーポイントでマークされます。 このキーポ<br />
イントは、点線と線の最上部にあるひし形で構成されます。<br />
2. トラックでキーポイントを移動するには、キーポイントの最上部にあるひし形をクリック<br />
して左右に移動します。<br />
3. トラックでキーポイントを削除するには、キーポイントの最上部にあるひし形をクリック<br />
して、キーボードの[Delete]キーを押します。<br />
5.8 パンカーブを作成する<br />
➡ これで、トラックのサラウンドサウンド分布の変更は完了です。<br />
パンカーブを使用して、トラック全体にわたって、それそれのチャンネルの音量を変化させ<br />
ることができます。 たとえば、始めはステレオの右チャンネルよりも左チャンネルの音を<br />
大きくして、移動をシミュレートできます。<br />
パンカーブを作成するには、次の手順を実行します。<br />
1. 音量分布を変更するトラックを選択します。<br />
2. メニューバーで[トラック]>[パンカーブの追加]をクリックします。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 73
トラックを編集する<br />
➟ トラックにパンカーブが表示されます。 0 から 100 までのパーセント値で示された音<br />
量の目盛りが、トラックの左側に表示されます。 カーブの開始位置は、一様な音量分<br />
布を示す 0 になります。<br />
3. カーブの開始位置(左隅にある四角形のボックス)を、目的の初期分布になるまで動かし<br />
ます。<br />
4. 音量分布を変更する場所のボリュームカーブをクリックして、四角形のボックスを上下に<br />
動かします。<br />
5. パンカーブのポイント指定がすべて完了するまで、これまでの操作を繰り返します。<br />
6. 特定のカーブポイントを削除するには、削除するカーブポイントを右クリックしてコンテ<br />
キストメニューを開き、[カーブポイントの削除]を選択します。<br />
7. カーブポイントの設定をより厳密に定義するには、次の手順を実行します。<br />
1. カーブポイントを右クリックし、表示されたコンテキストメニューから[カーブポイン<br />
トの編集]を選択します。<br />
➟ [カーブポイントの編集]ウィンドウが開きます。<br />
2. [タイムライン位置]エリアで、カーブポイントの目的の位置を[分]と[秒]の入力<br />
フィールドに入力します。<br />
3. [値]エリアで、[パン]テキストボックスに目的のパンをパーセント値で入力しま<br />
す。<br />
4. [OK]ボタンをクリックします。<br />
➡ これで、パンカーブの作成およびトラックへのパンカーブの追加は完了です。<br />
5.9 エフェクトチェーンを作成する<br />
エフェクトチェーンを作成するには、次の手順を実行します。<br />
1. すべてのトラックにエフェクトチェーンを作成するには、メニューバーで[挿入]>[エフ<br />
ェクト情報]>[マスターエフェクトチェーン]をクリックします。<br />
2. 特定のトラックにエフェクトチェーンを作成するには、メニューバーで[挿入]>[エフェ<br />
クト情報]>[トラックエフェクトチェーン]をクリックします。<br />
➟ [エフェクトチェーンエディタ]ウィンドウが開きます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 74
トラックを編集する<br />
3. [追加]ボタンをクリックして、表示されたメニューから目的のエフェクトを選択しま<br />
す。<br />
➟ 選択したエフェクトによっては、別のコントロールエレメントが表示されます。<br />
4. 必要に応じて、その他の設定を行います。<br />
以降の設定は、ユーザーが選択したエフェクトに依存するため、ここでは詳しい<br />
説明はしません。<br />
5. 目的のエフェクトをすべて追加するまで、これまでの操作を繰り返します。<br />
6. [閉じる]ボタンをクリックします。<br />
7. エフェクトチェーンを削除するには、削除するエフェクトチェーンがあるトラックの空白<br />
エリアで右クリックして、表示されたコンテキストメニューから[トラックエフェクトと<br />
チェーンを編集]を選択します。<br />
➡ これで、エフェクトチェーンの作成は完了です。<br />
5.10 エフェクトチェーンテンプレートを作成または使用する<br />
自分でエフェクトチェーンテンプレートを作成するか、または定義済みのエフェクトチェー<br />
ンを使用するには、次の手順を実行します。<br />
1. すべてのトラックのエフェクトチェーンを作成するには、メニューバーで[挿入]>[エフ<br />
ェクト情報]>[マスターエフェクトチェーン]をクリックします。<br />
特定のトラックのエフェクトチェーンを作成するには、メニューバーで[挿入]>[エフェ<br />
クト情報]>[トラックエフェクトチェーン]をクリックします。<br />
➟ [エフェクトチェーンエディタ]ウィンドウが開きます。<br />
2. [追加]ボタンをクリックして、表示されたメニューから目的のエフェクトを選択しま<br />
す。<br />
➟ 選択したエフェクトによっては、別のコントロールエレメントが表示されます。<br />
3. 定義済みのテンプレートを使用するには、ウィンドウの左下隅にあるドロップダウンメニ<br />
ューから目的のテンプレートを選択します。<br />
4. テンプレートを作成するには、次の手順を実行します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 75
1. 必要に応じて、その他の設定およびエフェクトを定義します。<br />
トラックを編集する<br />
2. ウィンドウの左下隅にあるドロップダウンメニューにテンプレート名を入力します。<br />
3. ボタンをクリックします。<br />
➟ これで、エフェクトテンプレートの保存は完了です。<br />
5. テンプレートを削除するには、次の手順を実行します。<br />
1. ウィンドウの左下隅にあるドロップダウンメニューからテンプレートを選択します。<br />
2. ボタンをクリックします。<br />
➟ これで、テンプレートの削除は完了です。<br />
➟ [エフェクトチェーンエディタ]ウィンドウを閉じると、選択したテンプレートの設定<br />
が反映されます。<br />
➡ これで、自分のエフェクトチェーンテンプレートの作成、または定義済みのエフェ<br />
クトチェーンテンプレートの選択は完了です。<br />
5.11 エフェクトグループを作成する<br />
エフェクトグループを作成、編集するには、次の手順を実行します。<br />
1. メニューバーで[挿入]>[エフェクト情報]>[適用可能なエフェクトグループ]をクリ<br />
ックします。<br />
➟ [適用可能なエフェクトグループ]ウィンドウが開きます。<br />
2. [グループの追加]ボタンをクリックします。<br />
➟ 新規グループがテーブルに表示されます。<br />
3. 新規に作成したグループを選択します。<br />
4. [チェーンを編集]ボタンをクリックします。<br />
➟ [エフェクトチェーンエディタ - トラック]ウィンドウが開きます。<br />
5. [追加]ボタンをクリックして、表示されたメニューから目的のエフェクトを選択しま<br />
す。<br />
➟ 選択したエフェクトによっては、別のコントロールエレメントが表示されます。<br />
6. 必要に応じて、その他の設定を行います。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 76
トラックを編集する<br />
以降の設定は、ユーザーが選択したエフェクトに依存するため、ここでは詳しい<br />
説明はしません。<br />
7. 目的のエフェクトをすべて追加するまで、これまでの操作を繰り返します。<br />
8. [閉じる]ボタンをクリックします。<br />
9. エフェクトグループを削除するには、テーブルから目的のエフェクトグループを選択し、<br />
[削除]ボタンをクリックします。<br />
➡ これで、エフェクトグループの編集は完了です。<br />
5.12 トラックにエフェクトグループカーブを追加する<br />
次の要件を必ず満たしてください。<br />
▲ エフェクトグループはあらかじめ作成しておくこと。<br />
エフェクトグループをトラックに追加するには、次の手順を実行します。<br />
1. エフェクトグループカーブを割り当てるトラックを選択します。<br />
2. トラック表示エリアを右クリックしてコンテキストメニューを開き、[適用可能なエフェ<br />
クトカーブの追加]をクリックします。<br />
➟ [エフェクトグループカーブの追加]ウィンドウが開きます。<br />
3. 目的のエフェクトグループを選択します。<br />
4. [OK]ボタンをクリックします。<br />
➟ トラックにエフェクトグループカーブが挿入されます。 0 から 100 までのパーセント<br />
値で示された音量の目盛りが、トラックの左側に表示されます。<br />
5. カーブの開始点(左隅にある正方形のボックス)を、目的の初期分布になるまで動かしま<br />
す。<br />
6. エフェクトを変更する場所のエフェクトグループカーブをクリックして、目的の強度にな<br />
るまで四角形のボックスを上下に動かします。<br />
7. エフェクトグループカーブのポイント指定がすべて完了するまで、これまでの操作を繰り<br />
返します。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 77
トラックを編集する<br />
8. 特定のカーブポイントを削除するには、削除するカーブポイントを右クリックしてコンテ<br />
キストメニューを開き、[カーブポイントの削除]を選択します。<br />
9. カーブポイントの設定をより厳密に定義するには、次の手順を実行します。<br />
1. カーブポイントを右クリックし、コンテキストメニューから[カーブポイントの編集]<br />
を選択します。<br />
➟ [カーブポイントの編集]ウィンドウが開きます。<br />
2. [タイムライン位置]エリアで、カーブポイントの目的の位置を[分]と[秒]のテキ<br />
ストボックスに入力します。<br />
3. [値]エリアで、[音量]テキストボックスに目的の音量をデシベル単位で入力しま<br />
す。<br />
4. [OK]ボタンをクリックします。<br />
➡ これで、トラックへのエフェクトグループカーブの追加は完了です。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 78
ファイルをエクスポートしてイメージを作成する<br />
6 ファイルをエクスポートしてイメージを作成する<br />
6.1 プロジェクトをオーディオファイルにエクスポートする<br />
プロジェクトをオーディオファイルとして保存するには、次の手順を実行します。<br />
1. メニューバーで[ファイル]>[オーディオファイルにエクスポート]をクリックします。<br />
➟ [名前を付けて保存]ウィンドウが開きます。<br />
2. オーディオファイルを保存するフォルダを選択します。<br />
3. [ファイル名]入力フィールドにファイル名を入力し、ファイルを保存するオーディオ形<br />
式を選択します。<br />
以降の設定は、ユーザーが選択したエフェクトに依存するため、ここでは詳しい<br />
説明はしません。<br />
4. オーディオ形式の設定を追加するには、次の手順を実行します。<br />
1. [オプション]ボタンをクリックします。<br />
➟ ウィンドウが開きます。<br />
2. 必要に応じて、その他の設定を行います。<br />
3. [OK]ボタンをクリックします。<br />
5. [保存]ボタンをクリックします。<br />
➡ これで、オーディオファイルとしてのプロジェクトの保存は完了です。<br />
6.2 オーディオ CD イメージを作成する<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> ではプロジェクトのオーディオ CD イメージを作成できます。このイメー<br />
ジファイルから オーディオ CD を書き込むために、<strong>Nero</strong> Burning ROM または <strong>Nero</strong><br />
Express を使用できます。<br />
オーディオ CD イメージを作成するには、次の手順を実行します。<br />
1. メニューバーで[ツール]>[CD に書き込み]をクリックします。<br />
➟ [オーディオ CD レコーダー]ウィンドウが開きます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 79
ファイルをエクスポートしてイメージを作成する<br />
2. [ボリュームレベル平均化]エリアで、適切な平均化オプションを選択します。<br />
1. 音量を平均化しない場合には、[平均化しない]オプションボタンを選択します。<br />
2. 各トラックの平均音量に基づいて CD トラックの音量を個別に平均化する場合には、<br />
[各トラックを別々に平均化]オプションボタンを選択します。<br />
3. すべてのトラックの平均音量に基づいて CD 全体の音量を平均化する場合には[全体<br />
を平均化]オプションボタンを選択します。<br />
3. 平均化を選択した場合、目的のデシベル値になるまで[平均化レベル]スライダーを動<br />
かします。<br />
4. CD テキストを追加する場合、[タイトルと CD-<br />
TEXT]エリアにタイトルとアーティストを入力します。<br />
5. すべてのトラックに同一のアーティスト情報を追加するには、次の手順を実行します。<br />
1. [すべて選択]ボタンをクリックします。<br />
2. [プロパティ]ボタンをクリックします。<br />
➟ [CD トラックプロパティ]ウィンドウが開きます。<br />
3. 該当する入力フィールドに、CD トラックに共通のアーティストを入力します。<br />
4. [OK]ボタンをクリックします。<br />
6. 特定のトラックにタイトルとアーティストを追加するには、次の手順を実行します。<br />
1. [CD トラックリスト]エリアで目的のトラックを選択します。<br />
2. [プロパティ]ボタンをクリックします。<br />
➟ [CD トラックプロパティ]ウィンドウが開きます。<br />
3. 該当する入力フィールドに CD トラックのタイトルを入力します。<br />
4. 該当する入力フィールドに CD トラックのアーティストを入力します。<br />
5. [OK]ボタンをクリックします。<br />
6. タイトルとアーティストを追加する各トラックに対して、この作業を繰り返します。<br />
7. [OK]ボタンをクリックします。<br />
➟ [書き込み状況]ウィンドウが開きます。オーディオファイルの準備中です。<br />
➟ すべてのオーディオファイルが準備されるとすぐに[名前をつけて保存]ウィンドウが<br />
開きます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 80
ファイルをエクスポートしてイメージを作成する<br />
8. 目的のフォルダを選択し、[ファイル名]入力フィールドにファイル名を入力します。<br />
9. [保存]ボタンをクリックします。<br />
➟ [書き込み状況]ウィンドウが再度表示され、書き込み処理が始まります。 書き込み<br />
の進行状況は進行状況バーで確認できます。<br />
10. 書き込み処理のログを保存または印刷する場合は、[保存]ボタンまたは[印刷]ボタン<br />
をクリックします。<br />
11. 書き込みプロセスのログファイルを保存または印刷しない場合は、[閉じる]ボタンをク<br />
リックします。<br />
➡ これでオーディオ CD イメージの作成は完了です。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 81
7 技術的な情報<br />
7.1 対応形式<br />
7.1.1 オーディオ形式とコーデック<br />
▬ アドバンストオーディオコーディング(ACC) - インポートのみ<br />
▬ オーディオ交換ファイル形式(AIFF、AIF)<br />
▬ ドルビーデジタル(AC3)<br />
▬ MP3 および mp3PRO(MP3)<br />
▬ Moving Picture Experts Group-1 オーディオレイヤー 3(MP3)<br />
▬ Moving Picture Experts Group-4(MP4)<br />
▬ <strong>Nero</strong> AAC コーディック(MP4)<br />
▬ OGG Vorbis(OGG、OGM)<br />
▬ リソース交換ファイル形式 WAVE(WAV、WAVE)<br />
▬ Windows Media オーディオ(WMA)<br />
▬ <strong>Nero</strong> WaveEditor ファイル(NWF)<br />
▬ <strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> のプロジェクトファイル(NPF)<br />
技術的な情報<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 82
8 用語集<br />
FIR フィルタ<br />
用語集<br />
フィルタとは、入力信号を転送機能にリンクさせ、この変更された信号をその転送機能の出<br />
力で使用できるようにするシステムです。 Finite Pulse Response によるフィルタ(FIR フ<br />
ィルタ)では、出力信号は、入力信号を部分的にバッファしたいくつかの値で構成されてい<br />
ます。<br />
IIR フィルタ<br />
フィルタとは、入力信号を転送機能にリンクさせ、この変更された信号をその転送機能の出<br />
力で使用できるようにするシステムです。 Infinite Pulse Response(IIR フィルタ)では、<br />
入力値の他に、出力信号のバッファされた値が使用されます。<br />
LFE チャンネル<br />
低周波エフェクト(Low Frequency Effect)チャンネルは、帯域幅が大幅に削減された特別<br />
な低周波チャンネルを通じて低周波サウンドを伝送するために使用されます。帯域幅は、<br />
20 Hz から 100 Hz までの低音域の周波数に制限されています。LFE チャンネルは、さまざ<br />
まなマルチチャンネルサウンドシステムで使用されます。帯域幅が制限されているので、マ<br />
ルチチャンネルサウンドシステムという意味のフルチャンネルとは見なされず、サフィック<br />
ス "1" が付くチャンネル(たとえば、5.1)になります。<br />
サンプルレート<br />
サンプルレートとは、信号が時間間隔ごとにサンプルされる頻度です。 秒単位のサンプリ<br />
ング値で測定されます。 サンプルレートを上げるほど測定の精度が高くなり、音質が良く<br />
なります。<br />
ノイズシェーピング<br />
ノイズシェーピングは、デジタル信号のノイズを一定の周波数範囲に集中させるプロセスで<br />
す。ノイズは、信号処理に関係のない周波数範囲に移されます。その後、この周波数範囲は<br />
さまざまなフィルタを使って取り除かれ、ノイズは抑制されます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 83
ビット深度<br />
用語集<br />
ビット深度は、振動をキャプチャする精度を表します。ビット深度が大きいほど、キャプチ<br />
ャの精度とオーディオ品質は向上します。<br />
周波数<br />
周波数は、電場または磁場の秒当たりの振動を表します。オーディオファイルでは、周波数<br />
はピッチの上昇と共に増加します。単位はヘルツ(Hz)です。 最大の大きさの振動ことを<br />
振幅といいます。<br />
<strong>Nero</strong> <strong>SoundTrax</strong> 84
9 お問い合わせ<br />
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