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Veritas Cluster Server リリー スノート

Veritas™ Cluster Server リリースノート: Solaris - Symantec

Veritas™ Cluster Server リリースノート: Solaris - Symantec

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<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>この 文 書 では 以 下 の 項 目 について 説 明 しています。■■■■■■■■■■■■■■この<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>についてコンポーネント 製 品 の<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong><strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> についてSymantec Operations Readiness Tools について重 要 な<strong>リリー</strong>ス 情 報6.0 で 導 入 された 変 更 点VCS のシステム 必 要 条 件サポート 対 象 外修 正 済 みの 問 題既 知 の 問 題ソフトウェアの 制 限 事 項マニュアルの 誤 記マニュアルVBS(Virtual Business Services)に 関 する 新 機 能


4第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>この<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>についてこの<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>についてこの<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>には Solaris 対 応 の VCS(<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>)6.0 に 関 する 重 要な 情 報 が 記 載 されています。VCS をインストールまたはアップグレードする 前 に、この<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>をすべてお 読 みください。<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>に 記 載 された 情 報 は、VCS の 製 品 マニュアルに 記 載 の 情 報 に 優 先 します。これは『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>』の マニュアルバージョン: 6.0.0 です。 始めに、このガイドの 最 新 版 を 使 っていることを 確 認 してください。 最 新 の 製 品 ドキュメントはシマンテック 社 の Web サイトで 利 用 可 能 です。https://sort.symantec.com/documentsコンポーネント 製 品 の<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>この<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>に 加 え、コンポーネント 製 品 の<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>を 確 認 してから 製 品 をインストールしてください。マニュアルはソフトウェアメディアの 次 の 場 所 で、PDF 形 式 で 利 用 可 能 です。/product_name/docsシマンテック 社 はファイルをシステムの /opt/VRTS/docs ディレクトリにコピーすることをお 勧 めします。この<strong>リリー</strong>スは、 次 のコンポーネント 製 品 の<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>を 含 んでいます。■<strong>Veritas</strong> Storage Foundation <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>(6.0)<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> についてVCS エージェントについてシマンテック 社 の <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>(VCS)では、 物 理 環 境 と 仮 想 環 境 で 動 作 するミッションクリティカルなアプリケーションに 対 し、 高 可 用 性 (HA)とディザスタリカバリ(DR)がもたらされます。VCS によって、アプリケーション、インフラストラクチャ、またはサイトにエラーが 発 生 した 際 にも、 継 続 的 なアプリケーションの 可 用 性 が 保 証 されます。VCS 付 属 エージェントは、クラスタのキーリソースを 管 理 します。 付 属 エージェントの 実 装と 設 定 は、プラットフォームごとに 異 なります。付 属 エージェントについて 詳 しくは『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 付 属 エージェントリファレンスガイド』を 参 照 してください。<strong>Veritas</strong> High Availability Agent Pack により、 各 種 のアプリケーション、データベース、サードパーティ 製 のストレージソリューションに 高 可 用 性 を 提 供 するエージェントにアクセ


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>Symantec Operations Readiness Tools について5スできます。Agent Pack は Symantec TM Operations Readiness Tools(SORT)から 入手 できます。SORT について 詳 しくは、https://sort.symantec.com/home を 参 照 してください。 開 発 中 のエージェントと、シマンテック 社 のコンサルティングサービスから 入 手 できるエージェントについては、この 製 品 の 購 入 先 にお 問 い 合 わせください。VCS では、カスタムエージェントの 作 成 が 可 能 なフレームワークが 提 供 されます。<strong>Veritas</strong>High Availability Agent Pack、 付 属 エージェント、エンタープライズエージェントがニーズに 合 っていないときに、エージェントを 作 成 してください。カスタムエージェントの 作 成 について 詳 しくは『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> エージェント 開 発者 ガイド』を 参 照 してください。また、シマンテック 社 のコンサルティングサービスを 通 して、カスタムエージェントもご 要 望 いただけます。カスタムエージェントのコンパイルについてC++ で 開 発 されたカスタムエージェントは、Oracle Solaris Studio を 使 ってコンパイルする 必 要 があります。libvcsagfw.so in usr/lib のレイアウトは 次 のとおりです。/usr/lib/libvcsagfw.so --> . /libvcsagfw.so.2古 いコンパイラでコンパイルされたカスタムエージェントを 使 うと、VCS 6.0 でそのエージェントが 機 能 しない 場 合 があります。カスタムエージェントでスクリプトを 使 う 場 合 は、ScriptAgent へのリンクを 継 続 します。VCS 5.0 以 降 用 に 作 成 されたエージェントでは、Script50Agent を 使 います。Symantec Operations Readiness Tools についてSORT(Symantec Operations Readiness Tools)は、 最 も 時 間 のかかる 管 理 タスクの 一部 を 自 動 化 して 単 純 化 する Web サイトです。SORT により、データセンターをさらに 効 率的 に 管 理 し、シマンテック 製 品 を 最 大 限 に 活 用 できるようになります。SORT によって 実 行 できるようになる 操 作 は、 次 のとおりです。次 のインストールまたはアップグレードのための 準備■■■■製 品 のインストールとアップグレートの 必 要 条 件 (オペレーティングシステムバージョン、メモリ、ディスク 容 量 、アーキテクチャを 含 む)を 一 覧 表 示 する。シマンテック 製 品 をインストールまたはアップグレードする 準 備 ができているかどうかを 判 断 するためにシステムを 分 析 する。中 央 リポジトリから 最 新 のパッチ、マニュアル、 高 可 用 性 エージェントをダウンロードする。ハードウェア、ソフトウェア、データベース、オペレーティングシステムの 最 新 の 互 換 性 リストにアクセスする。


6第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>重 要 な<strong>リリー</strong>ス 情 報リスクの 管 理効 率 の 向 上■■■■■■中 央 リポジトリにあるパッチ、アレイ 固 有 のモジュール (ASL、APM、DDI、DDL)、 高 可 用 性 エージェントの 変 更 について 自 動 電 子 メール 通 知 を 取 得 する。システムと 環 境 におけるリスクを 識 別 して 軽 減 する。何 百 ものシマンテックエラーコードの 説 明 と 解 決 策 を 表 示 する。製 品 のバージョンとプラットフォームに 基 づいてパッチを 検 索 してダウンロードする。インストール 済 みのシマンテック 製 品 とライセンスキーを 一 覧 表 示する。環 境 をチューニングして 最 適 化 する。メモ: SORT の 機 能 の 一 部 はすべての 製 品 で 使 用 できません。SORT へは 追 加 料 金 なしでアクセスできます。SORT にアクセスするには、 次 に 移 動 してください。https://sort.symantec.com重 要 な<strong>リリー</strong>ス 情 報■■■この<strong>リリー</strong>スに 関 する 重 要 な 更 新 については、シマンテック 社 テクニカルサポート Webサイトの 最 新 TechNote を 確 認 してください。http://www.symantec.com/docs/TECH164885この<strong>リリー</strong>スで 利 用 可 能 な 最 新 のパッチについては、 次 を 参 照 してください。http://sort.symantec.com/このハードウェア 互 換 性 リストにはサポートされているハードウェアの 情 報 が 記 されており、 定 期 的 に 更 新 されます。サポートされているハードウェアの 最 新 情 報 については、 次 の URL を 参 照 してください。http://www.symantec.com/docs/TECH170013Storage Foundation and High Availability Solutions をインストール、またはアップグレードする 前 に、 最 新 の 互 換 性 リストをチェックして、ハードウェアとソフトウェアの互 換 性 を 確 認 してください。6.0 で 導 入 された 変 更 点この 項 では <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 6.0 の 変 更 点 の 一 覧 を 示 します。インストールとアップグレードに 関 する 変 更6.0 の 製 品 インストーラには、 次 の 変 更 点 が 含 まれています。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点7Solaris 10 のFlash アーカイブを 使 用 する 製 品 配 備 のサポートStorage Foundation and High Availability スイート 製 品 および Solaris 10 オペレーティングシステムを、JumpStart と 組 み 合 わせてインストールする 場 合 には、Flash アーカイブを 使 用 できます。詳 しくは『インストールガイド』を 参 照 してください。インストーラは、 重 複 する VCS クラスタ ID を 検 出 し、 自 動 的 にクラスタ ID を 生 成 できるインストーラは 重 複 した VCS クラスタ ID を 検 出 し、 未 使 用 の 1 つを 選 択 するようメッセージを 表 示 するようになりました。また、インストール 時 に 未 使 用 の ID を 生 成 することもできます。インストーラは 製 品 バージョンと Hotfix を 調 べることができる既 存 の 製 品 のバージョンについては、インストールの 前 後 で installer コマンドを -versionオプションとともに 使 って 調 べることができます。 現 在 のバージョンの 製 品 をインストールした 後 は、/opt/VRTS/install ディレクトリの showversion スクリプトを 使 ってバージョン情 報 を 見 つけることができます。これらのコマンドを 用 いると、 次 の 情 報 を 確 認 できます。■■■<strong>リリー</strong>スされているすべての Storage Foundation and High Availability Suite 製品 のインストール 済 みバージョン必 要 であるのに 見 つからないパッケージまたはプラットフォームに 適 用 されるパッチインストールされた 製 品 の SORT からの 利 用 可 能 な 更 新 (パッチまたは Hotfix を 含む)製 品 に 応 じて、スクリプトは 4.0 以 降 のバージョンを 識 別 できます。インストーラの postcheck オプションの 使 用インストーラの postcheck オプションを 使 えば、インストール 関 連 の 問 題 を 診 断 し、トラブルシューティングに 関 する 情 報 を 得 ることができます。ローリングアップグレードの 改 良ローリングアップグレード 手 順 が 合 理 化 され 簡 易 化 されました。パッケージの 更 新この<strong>リリー</strong>スでのパッケージに 関 する 変 更 を 次 に 示 します。■製 品 インストーラスクリプト 用 の 新 しい VRTSsfcpi60 パッケージ


8第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点■■VRTSsfcpi60 パッケージがこの<strong>リリー</strong>スで 導 入 されました。VRTSsfcpi60 パッケージは <strong>Veritas</strong> 製 品 のインストール、 設 定 、アップグレードでインストーラが 使 用 するインストーラスクリプトとライブラリを 含 んでいます。新 しい VRTSvbs パッケージVRTSvbs パッケージは、Virtual Business Services 設 定 の <strong>Veritas</strong> OperationsManager で 管 理 されているホスト 上 の VBS コマンドラインインターフェースを 有 効 にします。詳 しくは、『 仮 想 ビジネスサービス 可 用 性 のユーザーズガイド』を 参 照 してください。VRTSvcsag パッケージの 変 更/etc/VRTSvcs/conf/types.cf と 様 々なサンプル 設 定 は、VRTSvcs パッケージの代 わりに、VRTSvcsag パッケージにパッケージされています。これは、 属 性 の 変 更 を必 要 とする 付 属 エージェントでの Hotfix のインストールを 容 易 にするためです。詳 しくは、『インストールガイド』を 参 照 してください。VCS エンジンに 関 する 変 更サービスグループの 依 存 関 係 における 複 数 の 子 のサポート1 つのサービスグループに、 複 数 の 子 サービスグループの 依 存 関 係 を 設 定 できるようになりました。すべての 子 の 依 存 関 係 は、オンラインになる 親 サービスグループに 対 して 満たされる 必 要 があります。 複 数 の 子 の 設 定 でサポートされない 依 存 関 係 タイプは「onlinelocal hard」と「offline local」です。-propagate オプションは、 依 存 関 係 ツリーにグローバルまたはリモートの 依 存 関 係 が 含 まれていると、 使 うことができません。詳 しくは、『 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。サービスグループの 依 存 関 係 のサービスグループをオンラインまたはオフラインにするための 単 一 コマンドラインオプションサービスグループの 依 存 関 係 に 親 サービスグループがある 場 合 、 各 グループを 手 動 でオンラインにしなくても、 単 一 のコマンドで、ボトムアップで 依 存 関 係 のツリー 全 体 をオンラインにできます。オンライン 操 作 のため、コマンドは、 依 存 関 係 ツリーの 最 下 位 のサービスグループからサービスグループをオンラインにし 始 めます。 同 様 に、サービスグループの依 存 関 係 に 子 サービスグループがある 場 合 、 各 グループを 手 動 でオフラインにしなくても、 単 一 のコマンドで、トップダウンで 依 存 関 係 のツリー 全 体 をオフラインにできます。オフライン 操 作 のため、コマンドは、 依 存 関 係 ツリーの 最 上 位 からサービスグループをオフンラインにします。サービスグループをオンラインまたはオフラインにするには、それぞれ 次 のコマンドを 使用 します。■hagrp -online -propagate -sys


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点9■hagrp -offline -propagate -sys メモ: -propagate オプションは、 依 存 関 係 ツリーにグローバルまたはリモートの 依 存 関 係が 含 まれていると、 使 うことができません。hagrp -online で -propagate オプションを 使 うと、すべての 必 須 の 子 サービスグループは、VCS によって 自 動 的 にオンライン 状 態 になります。 同 様 に、hagrp -offline で-propagate オプションを 使 うと、すべての 必 須 の 親 サービスグループは、VCS によって自 動 的 にオフライン 状 態 になります。幅 広 い 受 信 者 に 通 知 を 送 信 する 能 力リソース、リソースタイプ、サービスグループ、システムまたはクラスタの 所 有 者 以 外 のユーザーを、リソース、リソースタイプ、サービスグループ、またはクラスタに 関 連 するイベントの 通 知 の 受 信 者 として 設 定 できます。通 知 の 受 信 者 を 設 定 するには 次 の 属 性 を 使 用 します。■■■■■IMF に 関 する 変 更ResourceRecipientsTypeRecipientsGroupRecipientsSystemRecipients<strong>Cluster</strong>Recipients登 録 済 みの 受 信 者 は、 属 性 で 指 定 したレベルと 等 しいかそれより 大 きい 重 要 度 のイベントについての 通 知 を 受 け 取 ります。 詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド』を参 照 してください。VCS クラスタのすべてのノードでシングルユーザーを 指 定 する 機能VCS 設 定 に admin などのホスト 名 を 指 定 せずにユーザーを 追 加 し、 管 理 者 権 限 を 割 り当 てることができます。admin ユーザーはホスト 固 有 の 信 用 証 明 を 使 ってログインし、 任意 の 管 理 操 作 を 実 行 できます。そのため、VCS 設 定 で admin@host1、admin@host2 などの 同 じ「admin」ユーザーを複 数 回 追 加 する 必 要 はありません。 一 度 追 加 されると、ユーザーはクラスタ 内 のどのノードからも 操 作 できます。この<strong>リリー</strong>スには、IMF(Intelligent Monitoring Framework)への 次 の 変 更 が 含 まれています。


10第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点IMF がデフォルトで 有 効 になり、 新 しいエージェントがサポートされるIMF(Intelligent Monitoring Framework) 機 能 が、IMF を 利 用 できるすべてのエージェントに 対 してデフォルトで 有 効 になります。次 のエージェントは VCS 6.0 で IMF 対 応 です。■Zone■ DB2udb(PRON IMF のサポートのみを 提 供 )■■SybaseSybaseBkエージェント 用 の 自 動 化 されたスクリプトによる IMF の 有 効 化 と 無効 化VCS は、VCS が 実 行 または 停 止 されている 場 合 に、エージェントの IMF を 有 効 または 無効 にするための /opt/VRTSvcs/bin/haimfconfig スクリプトを 提 供 します。 付 属 エージェント、エンタープライズエージェント、カスタムエージェントを 含 むすべての IMF 対 応のエージェントの 有 効 と 無 効 を 切 り 替 えるためにこのスクリプトを 使 うことができます。クラスタの 各 ノードでユーティリティを 一 度 実 行 する 必 要 があります。メモ: 自 動 化 されたスクリプトは、エージェントが 現 在 のノードで 動 作 している 場 合 はエージェントを 再 起 動 し、ユーザーの 確 認 後 に IMF を 有 効 にします。IMF を 使 った 同 時 性 違 反 の 防 止 (PCV)新 しい IMF ベースの 予 防 的 な PCV 機 能 を 使 うと、VCS は、 同 じ VCS フェールオーバーサービスグループが、クラスタ 内 の 複 数 のノードでオンラインになることを 防 げるようになります。 通 常 、VCS はそうした 同 時 性 違 反 を 発 生 後 に 検 出 します。この 機 能 は、アプリケーションリソースに 対 してのみ 利 用 でき、デフォルトでは 無 効 になります。詳 しくは、『 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。カスタムエージェントでの AMF サポートのサポートプラグインスクリプトベースのカスタムエージェントは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> エージェント 開 発 者ガイド』に 記 載 された 手 順 に 従 うことによって、IMF 機 能 を 利 用 できるようになりました。amfstat ユーティリティの 拡 張amfstat ユーティリティは、AMF ドライバがサポートできる 新 しいイベントタイプを 表 示 するように 拡 張 されました。 詳 しくは、amfstat の man ページを 参 照 してください。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点11VCS トリガ 関 連 の 変 更この<strong>リリー</strong>スには、VCS トリガに 関 する 次 の 変 更 があります。■VCS はサービスグループやリソースに 固 有 のトリガスクリプトを 実 行 できます。そのため、 複 数 のオブジェクトに 対 するトリガスクリプトが、 単 一 のトリガスクリプトにマージされる 必 要 はありません。■■■TriggersEnabled 属 性 を 使 うことで、 各 システムの nofailover、postonline、postoffline の 各 トリガを 有 効 にできます。1 つのトリガに 対 して 複 数 のスクリプトを 実 行 できます。トリガスクリプトは、T という 専 用 の 命 名 法 を 使 ってトリガディレクトリ 内 にインストールする 必 要 があります。VCSは、T の 順 序 でトリガスクリプトを 実 行 します。例 : preonline ディレクトリに T00preonline、T01preonline、T02preonline の 各スクリプトがある 場 合 、T00preonline スクリプトが 最 初 に 実 行 され、T01preonlineが 次 に 実 行 され、T02preonline が 最 後 に 実 行 されます。エージェントは、RestartLimit が 設 定 されている 場 合 にエラーがあったリソースを 再起 動 します。エージェントがリソースを 再 起 動 するたびに、TriggerResRestart 属 性が 1 に 設 定 されている、または RESRESTART が TriggersEnabled 属 性 に 指 定 されている 場 合 、VCS は resrestart トリガを 呼 び 出 します。それ 以 外 の 場 合 、VCSは resstatechange トリガを 呼 び 出 します。 詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理者 ガイド』を 参 照 してください。注 意 : resstatechange の 使 用 は、 再 起 動 が 非 推 奨 であることを 示 します。 以 降 の<strong>リリー</strong>スでは、リソースの 再 起 動 を 示 すために resrestart トリガのみを 使 う 必 要 があります。新 しい 属 性ここでは、VCS 6.0、5.1SP1、VCS 5.1、VCS 5.0MP3 で 導 入 された 属 性 について 説 明 します。VCS 6.0 で 導 入 された 属 性クラスタレベルの 属 性■■EnableVMAutoDiscovery: 仮 想 マシンの 自 動 検 出 の 有 効 と 無 効 を 切 り 替 えます。デフォルトでは、 仮 想 マシンの 自 動 検 出 は 無 効 になります。SystemRebootAction: フリーズしているサービスグループがシステムの 再 ブート 時に 無 視 されるかどうかを 判 断 します。サービスグループ 属 性


12第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点■■■■■OnlineClearParent: この 属 性 がサービスグループに 対 して 有 効 であり、サービスグループがオンラインになる、またはオンラインであることが 検 出 されたときに、VCS は、online local、online global、online remote などのすべての online local タイプの親 グループのエラーをクリーンアップします。ProPCV: ProPCV が 有 効 化 されたリソースに 対 し、サービスグループが 同 時 性 違 反を 予 防 的 に 防 止 されるかどうかを 示 します。TriggerPath: トリガのパスをカスタマイズすることを 可 能 にします。TriggerResRestart: リソースが 再 起 動 した 場 合 、 再 起 動 トリガを 呼 び 出 すかどうかを判 断 します。TriggersEnabled: 特 定 のトリガがノードで 有 効 化 されているかどうかを 判 断 します。リソースタイプ 属 性 :■AdvDbg: 拡 張 デバッグのアクティブ 化 を 有 効 にします。Zpool エージェント 属 性■■■DeviceDir: zpool import コマンドがデバイスまたはファイルを 検 索 する 必 要 があるディレクトリを 指 定 します。FailMode: 破 局 的 なプール 障 害 の 場 合 のシステムの 挙 動 を 制 御 します。この 属 性 の値 は、ZFS ストレージプールをインポートするときに failmode オプションとして 使 われます。 可 能 な 値 は、wait、continue、または panic です。ForceOpt: この 属 性 が 有 効 で( 値 が 1 に 設 定 されている 場 合 )、 次 のコマンドが 失 敗する 場 合 、-f オプション 付 きで 再 度 次 のコマンドを 実 行 します。■■■offline エントリポイントの zpool exportclean エントリポイントの zpool exportonline エントリポイントの zpool import■ForceRecoverOpt: この 属 性 が 有 効 で( 値 が 1 に 設 定 されている 場 合 )、zpoolimport コマンドが 失 敗 した 場 合 、-F オプション 付 きで 再 度 zpool import コマンドを 実 行 します。LDom エージェント 属 性 :■■Memory: LDom に 割 り 当 てるメモリの 容 量 を 指 定 します。新 しい 属 性 について 詳 しくは、『 付 属 エージェントリファレンスガイド』を 参 照 してください。RemoveLDomConfigForMigration: 有 効 化 されている 場 合 、エージェントはオフラインの 間 にシステムから LDom 設 定 を 削 除 し、CfgFile 属 性 が 設 定 されているときの操 作 を 消 去 します。 論 理 ドメインのドメイン 移 行 が 計 画 されている 場 合 、この 属 性 を 有効 にする 必 要 があります。これは、 移 行 のためのターゲットノードに 論 理 ドメイン 設 定がある 場 合 、ドメイン 移 行 は 実 行 できないからです。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点13■■■■■IPAddress: サイト 間 フェールオーバー 後 に、このサイトで 排 他 的 な IP のゾーンに 対して 割 り 当 てられる IP アドレスです。エージェントは、Device がデバイスキーの 値 である /etc/hostname.Device ファイルのゾーンルート 内 に IP アドレスを 書 き 込 みます。Netmask: サイト 間 フェールオーバー 後 に、このサイトで 排 他 的 な IP のゾーンで 使 われるネットマスクです。エージェントは、/etc/netmasks ファイルのゾーンルート 内 にネットマスクを 書 き 込 みます。Gateway(デフォルトルーター): このサイトでこのゾーンによって 使 われるデフォルトゲートウェイです。DNS: このサイトのゾーン 内 で 使 うためのドメイン 名 です。ConfigureNetwork: LDom エージェントがゲストドメインの network-bootargumentsPROM 変 数 を 設 定 する 場 合 に 指 定 します。Sybase エージェントの 属 性 :■ Quorum_dev: クォーラムバイスは、クラスタメンバーシップの 管 理 、クラスタ 設 定 データの 保 存 、サーバーインスタンスとノード 間 で 共 有 される 情 報 の 格 納 を 行 います。クォーラムバイスは、クラスタのすべてのノードがアクセス 可 能 なディスクである 必 要 があります。 完 全 修 飾 のクォーラムデバイス 名 を 指 定 してください。メモ: この 属 性 は、クラスタエディションに 対 してのみ 指 定 する 必 要 があります。 例 :/dev/vx/rdsk/Sybase_install_dg/quorum_vol。■■■■interfaces_File: Sybase インスタンスのインターフェースファイルの 場 所 を 指 定 します。この 属 性 が 設 定 されると、isql セッションに 接 続 するときに [-I interfaces file] オプションが 使 われます。この 属 性 が 設 定 されていない 場 合 は、エージェントは -I オプションを 使 いません。ShutdownWaitLimit: shutdown with wait コマンドを 発 行 した 後 、Sybase インスタンスの 停 止 をエージェントが 待 つ 最 大 秒 数 を 指 定 します。この 時 間 が 経 過 すると、エージェントは 必 要 に 応 じて kill -15 コマンドの 発 行 を 試みます。DelayAfterOnline: Online エントリポイントが 完 了 してから、 次 の 監 視 サイクルが 呼び 出 されるまでの 経 過 秒 数 を 指 定 します。DelayAfterOffline: Offline エントリポイントが 完 了 してから、 次 の 監 視 サイクルが 呼び 出 されるまでの 経 過 秒 数 を 指 定 します。SybaseBk エージェント 属 性 :■interfaces_File: Sybase インスタンスのインターフェースファイルの 場 所 を 指 定 します。この 属 性 が 設 定 されると、isql セッションに 接 続 するときに [-I inerfaces file] オプションが 使 われます。この 属 性 が 設 定 されていない 場 合 は、エージェントは -I オプションを 使 いません。Oracle エージェント 属 性


14第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点■DBName: データベース 名 を 指 定 します。この 属 性 は、ポリシー 管 理 されたデータベースのみで 必 要 になります。この 属 性 の 値 は、データベース 名 に 設 定 する 必 要 があります。■ManagedBy: データベースが 管 理 者 によって 管 理 されるか、またはポリシーによって管 理 されるかを 指 定 します。この 属 性 のデフォルト 値 は ADMIN です。その 値 を 明 示的 に 設 定 する 必 要 はありません。ポリシーによって 管 理 される RAC データベースでは、この 属 性 に POLICY を 設 定 する 必 要 があります。DiskGroupSnap エージェントの 属 性 :■FDType: ファイアドリルのために 使 われる 設 定 を 指 定 します。この 属 性 の 可 能 な 値は、Bronze と Gold(デフォルト)です。Zone エージェントの 属 性 :■■DeleteVCSZoneUser: セキュリティ 保 護 されないクラスタで 有 効 化 した 場 合 、Zoneエージェントは、offline エントリポイントと clean エントリポイント 中 のローカルゾーンとグローバルゾーンとの 間 のパスワードなしの 通 信 のために 作 成 された VCS Zone ユーザーを 削 除 します。DeleteVCSZoneUser はデフォルトでは 無 効 になります。DROpts: この 属 性 の 値 は、Zone エージェントのディザスタリカバリオプションを 定 義する 次 のキーから 構 成 されます。■■■■■■■DNSDomainDNSSearchPathDNS<strong>Server</strong>sGatewayDeviceIPAddressNetmask■ホスト 名DR 設 定 では、これらの 1 つ 以 上 のキーが 設 定 されている 場 合 、リソースは DR が 有効 化 されていると 認 識 されます。すべてのキーがデフォルト 値 ("")のままの 場 合 、リソースがディザスタリカバリ 設 定 にあっても、リソースは DR が 有 効 化 されていません。VCS 5.1SP1 で 導 入 された 属 性アプリケーションエージェントの 属 性■EnvFile: この 属 性 は、StartProgram、StopProgram、MonitorProgram、CleanProgram を 実 行 する 前 に 供 給 される 必 要 がある 環 境 ファイルを 指 定 します。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点15■ UseSUDash: この 属 性 は、StartProgram、StopProgram、MonitorProgram、CleanProgram の 実 行 中 にエージェントが su - user -c または suuser -c を 実 行 する 必 要 があることを 指 定 します。RemoteGroup エージェントの 属 性■ReturnIntOffline: この 属 性 には 次 の 3 つの 値 のいずれかを 設 定 できます。これらの 値 は 相 互 に 排 他 的 ではなく、 互 いに 組 み 合 わせて 使 うことができます。ReturnIntOffline 属 性 が 機 能 するためには、IntentionalOffline 属 性 を 1 に 設 定する 必 要 があります。■■■RemotePartial: リモートサービスグループが ONLINE|PARTIAL 状 態 のときに、RemoteGroup リソースが IntentionalOffline を 返 すようにします。RemoteOffline: リモートサービスグループが OFFLINE 状 態 のときに、RemoteGroup リソースが IntentionalOffline を 返 すようにします。RemoteFaulted: リモートサービスグループが OFFLINE|FAULTED 状 態 のときに、RemoteGroup リソースが IntentionalOffline を 返 すようにします。DiskGroup エージェントの 属 性■ Reservation: SCSI-3 予 約 を 有 効 にするかどうかを 決 定 します。 詳 しくは、『 付 属 エージェントリファレンスガイド』を 参 照 してください。SCSI-3 ディスク 予 約 をサポートするためには、ディスクが SCSI-3 に 準 拠 していることを 確 認 する 必 要 があります。ディスクグループのすべてのディスクが SCSI-3 準 拠 でない 場 合 、そのディスクグループに 対 する 予 約 コマンドは 失 敗 します。Reservation属 性 はこの 問 題 の 解 決 に 役 立 ちます。Reservation 属 性 には、 次 の 3 つの 値 のいずれかを 設 定 できます。■■■<strong>Cluster</strong>Default: クラスタレベルの UseFence 属 性 の 値 に 応 じて、SCSI-3 予 約 を使 って、または 使 わずにディスクグループがインポートされます。SCSI3: ディスクグループは SCSI-3 予 約 を 使 ってインポートされます。NONE: ディスクグループは SCSI-3 予 約 を 使 わずにインポートされます。エージェントはクラスタレベルの UseFence 属 性 を 無 視 します。メモ: 非 SCSI-3 フェンシングの 場 合 、DiskGroup タイプのすべてのリソースでこの 属性 を NONE に 設 定 する 必 要 があります。IP エージェントの 属 性■ExclusiveIPZone: IP リソースを 排 他 的 IP ゾーン 用 に 設 定 する 必 要 があるときは、この 属 性 の 値 を 1 に 設 定 します。このとき、 有 効 な ContainerInfo をサービスグループで 設 定 する 必 要 もあります。IP リソースは、 排 他 的 IP ゾーンの 内 部 のインターフェースで 仮 想 IP アドレスを 監 視 します。IPMultiNICB エージェントの 属 性


16第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点■Options: この 属 性 の 値 は、ifconfig コマンドのオプションとして 使 われます。たとえば、この 属 性 の 値 を「deprecated」に 設 定 すると、IPMultiNICB リソースのオンライン化 処 理 中 に「deprecated」オプションがインターフェースに 対 して 設 定 されます。NFS エージェントの 属 性■CleanRmtab: mount デーモンを 起 動 する 前 に /etc/rmtab ファイルを 消 去 するには、CleanRmtab の 値 を 1 に 設 定 します。NFSRestart エージェントの 属 性■Lower: サービスグループ 内 での NFSRestart リソースの 位 置 を 定 義 します。NFSRestart リソースを Share リソースよりも 下 の 位 置 にするには、 値 を 1 にする 必 要があります。NFSRestart リソースがリソース 依 存 関 係 ツリーの 最 上 位 に 位 置 する 場合 、このリソースの Lower 属 性 の 値 は 0 です。NIC エージェントの 属 性■ExclusiveIPZone: NIC リソースを 排 他 的 IP ゾーン 用 に 設 定 するときは、この 属 性 の値 を 1 に 設 定 します。このとき、 有 効 な ContainerInfo をサービスグループで 設 定 する 必 要 もあります。NIC リソースは 排 他 的 IP ゾーンの 内 部 のネットワークインターフェースを 監 視 します。NotifierSourceIP エージェントの 属 性■NotifierSourceIP: Notifier がパケットの 送 信 に 使 う 必 要 があるインターフェースを 指定 します。この 属 性 は 文 字 列 /スカラーです。DNS 解 決 可 能 な IP アドレス、または/etc/hosts ファイルに 定 義 された IP アドレスを 指 定 する 必 要 があります。Samba<strong>Server</strong> エージェントの 属 性■■PidFile: Samba デーモン(smbd)の PID ファイルの 絶 対 パス。 名 前 またはパスがデフォルトと 異 なる Samba 設 定 ファイルを 使 う 場 合 、この 属 性 は 必 須 です。SocketAddress: Samba デーモン(smbd)が 接 続 をリスニングする IPv4 アドレス。1つのノードで 複 数 の Samba<strong>Server</strong> リソースを 設 定 する 場 合 、この 属 性 は 必 須 です。Zone エージェントの 属 性■■RunFsck: この 属 性 の 値 が 1 の 場 合 、Zone エージェントは vxfs ファイルシステムに関 してシステムの 一 貫 性 を 検 査 します。エージェントは、ゾーンの xml ファイルで 定義 されたすべての vxfs ファイルシステムに 対 して fsck -y コマンドを 使 います。このファイルの 場 所 は /etc/zones です。Zone エージェントの OnlineTimeout のデフォルト 値 を 調 整 して、ゾーンをオンラインにする 前 に fsck コマンドを 実 行 するための 十分 な 時 間 を Zone エージェントが 確 保 できるようにします。DetachZonePath: 無 効 にした 場 合 、ゾーンリソースのオフライン 化 およびクリーニング 処 理 中 に Zone エージェントはゾーンルートの 切 断 をスキップします。DetachZonePath はデフォルトで 有 効 (1)です。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点17■ ForceAttach: 無 効 にした 場 合 、ゾーンリソースのオンライン 化 処 理 中 に Zone エージェントは -F オプションを 使 わずに ZonePath を 接 続 します。ForceAttach はデフォルトで 有 効 (1)です。Oracle エージェントの 属 性■DBAUser: sysdba 権 限 を 持 つデータベースユーザーまたは sysasm 権 限 を 持 つASM ユーザー。■ DBAPword: DBAUser のパスワードの 暗 号 化 された 値 。ASMInst エージェントの 属 性■MonitorOption: 診 断 監 視 を 有 効 または 無 効 にします。NetBios エージェントの 属 性■PidFile: Samba デーモン(nmbd)の PID ファイルの 絶 対 パス。 名 前 またはパスがデフォルトと 異 なる Samba 設 定 ファイルを 使 う 場 合 、この 属 性 は 必 須 です。Sybase エージェントの 属 性■Run_<strong>Server</strong>File: この 属 性 は、Sybase インスタンスの RUN_SERVER ファイルの 場所 を 指 定 します。この 属 性 を 指 定 しない 場 合 、Sybase サーバーインスタンスの 起 動中 、このファイルのデフォルトの 場 所 がアクセスされます。クラスタレベルの 属 性■■■■AutoAddSystemToCSG: サービスグループが 確 認 される 場 合 に、 新 しくクラスタに 結合 または 追 加 されたシステムが <strong>Cluster</strong>Service サービスグループの SystemList に追 加 されるかどうかを 示 します。 値 1(デフォルト)は、 新 しいシステムが <strong>Cluster</strong>Serviceの SystemList に 追 加 されることを 示 します。 値 0 は、 新 しいシステムが <strong>Cluster</strong>Serviceの SystemList に 追 加 されないことを 示 します。CounterMissTolerance: CounterInterval の CounterMissTolerance の 間 隔 でGlobalCounter が 更 新 されない 場 合 、GlobalCounter が 最 後 に 更 新 されてから 経過 した CounterMissAction(CounterMissTolerance と CounterInterval の 積 )の時 間 に 応 じて VCS がこの 問 題 を 報 告 したのち、CounterMissAction が 実 行 されます。CounterMisstolerance のデフォルト 値 は 20 です。CounterMissAction: CounterInterval の CounterMissTolerance の 間 隔 でGlobalCounter が 更 新 されないと、そのたびに CounterMissAction で 定 義 された処 理 が 実 行 されます。CounterMissAction に 設 定 できる 値 は LogOnly と Trigger の 2 つです。LogOnly は、エンジンログと SysLog にメッセージを 記 録 します。Trigger は、commstar ファイルを 収 集 するデフォルトの 処 理 を 持 つトリガを 呼 び 出 します。CounterMissAction のデフォルト 値 は LogOnly です。PreferredFencingPolicy: ネットワーク 分 割 の 発 生 時 に 存 続 するサブクラスタを 決 定するための I/O フェンシング 競 合 ポリシー。 有 効 な 値 は Disabled、System、Groupのいずれかです。


18第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点Disabled: 優 先 フェンシングは 無 効 です。コーディネーションポイントの 獲 得 処 理 の間 、フェンシングドライバは、 最 もノード 数 が 多 いサブクラスタを 優 先 します。System: コーディネーションポイントの 獲 得 処 理 の 間 、フェンシングドライバは、アーキテクチャ、CPU 数 、またはメモリ 容 量 を 基 準 に、 他 のシステムよりも 能 力 が 高 いと 判断 したシステムを 優 先 します。VCS はシステムレベル 属 性 の FencingWeight を 使 ってノードの 重 みを 計 算 します。Group: コーディネーションポイントの 獲 得 処 理 の 間 、フェンシングドライバは、 優 先 度が 高 いサービスグループが 存 在 するノードを 優 先 します。VCS はグループレベル 属性 の Priority を 使 ってノードの 重 みを 判 定 します。リソースタイプ 属 性■■■IMF: IMF 対 応 のエージェントがインテリジェントなリソース 監 視 を 実 行 する 必 要 があるかどうかを 指 定 します。この 属 性 は、Mode、MonitorFreq、RegisterRetryLimit の 3 つのキーを 持 つ 関 連型 属 性 です。■■■Mode: リソースの 状 態 に 基 づいて IMF 監 視 を 実 行 するかどうかを 定 義 します。Mode の 値 は 0、1、2、3 のいずれかです。デフォルトは 0 です。MonitorFreq: エージェントが monitor エージェント 関 数 を 呼 び 出 す 頻 度 を 指 定します。デフォルトは 1 です。RegisterRetryLimit: エージェントがリソースの 登 録 を 試 みる 最 大 の 回 数 を 定 義します。デフォルトは 3 です。IMFRegList: 属 性 のリストを 格 納 します。これらの 属 性 の 値 は、 通 知 対 象 として IMFモジュールに 登 録 されます。IMFRegList 属 性 に 定 義 された 属 性 が 変 更 されると、リソースが 登 録 済 みであればそのリソースが IMF から 登 録 解 除 されます。IMFRegListが 未 定 義 の 場 合 、ArgList に 定 義 されたいずれかの 属 性 が 変 更 されると、リソースがIMF から 登 録 解 除 されます。AlertOnMonitorTimeouts: この 属 性 に 指 定 した 回 数 だけ 連 続 して 監 視 が 失 敗 すると、VCS はユーザーに SNMP 通 知 を 送 信 します。VCS 5.1 で 導 入 された 属 性VCS 5.1 では、 次 の 新 しい 属 性 が 導 入 されました。 詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。リソースタイプ 属 性 :■■■ContainerOpts: コンテナの 環 境 でエージェントの 動 作 を 指 定 します。CleanRetryLimit: リソースを ADMIN_WAIT 状 態 に 移 行 する 前 に clean 機 能 を 再試 行 する 回 数 です。EPClass: online エントリポイント 以 外 のエージェント 機 能 (エントリポイント)のスケジュールクラスを 制 御 できます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点19■■■■EPPriority: online エントリポイント 以 外 のエージェント 機 能 (エントリポイント)のスケジュール 優 先 度 を 制 御 できます。FaultPropogation: VCS が、リソースに 障 害 が 発 生 した 場 合 に 親 リソースにも 障 害 を伝 播 してサービスグループ 全 体 をオフラインにするかどうかを 指 定 します。OnlineClass: オンラインエージェント 機 能 (エントリポイント)のスケジュールクラスを 制御 できます。OnlinePriority: オンラインエージェント 機 能 (エントリポイント)のスケジュール 優 先 度を 制 御 できます。サービスグループレベルの 属 性■ContainerInfo: サービスグループが 管 理 するコンテナについての 情 報 を 指 定 します。クラスタレベルの 属 性■■■CID: CID は 汎 用 一 意 識 別 子 をクラスタに 提 供 します。DeleteOnlineResource: オンラインリソースを 削 除 できるかどうかを 定 義 します。HostMonLogLvl: HostMonitor 機 能 の 動 作 を 制 御 します。VCS 5.0 MP3 で 導 入 された 属 性VCS 5.0 MP3 では、 次 の 属 性 が 導 入 されています。リソースタイプ 属 性 :■■■FaultPropagation: VCS が、リソースに 障 害 が 発 生 した 場 合 に 親 リソースにも 障 害 を伝 播 してサービスグループ 全 体 をオフラインにするかどうかを 指 定 します。AgentFile: エージェントバイナリの 名 前 とパスを 入 力 します。エージェントバイナリがデフォルトの 場 所 にインストールされていない 場 合 に 使 用 します。AgentDirectory: エージェントバイナリとスクリプトがあるディレクトリのパスを 入 力 します。エージェントバイナリがデフォルトの 場 所 にインストールされていない 場 合 に 使 用します。クラスタレベルの 属 性■■■■DeleteOnlineResource: オンラインリソースを 削 除 できるかどうかを 定 義 します。HostMonLogLvl: HostMonitor デーモンの 動 作 を 制 御 します。この 属 性 はクラスタを 起 動 するときに 設 定 します。 実 行 中 のクラスタではこの 属 性 を 変 更 できません。EngineShutdown: hastop コマンドをより 細 かく 制 御 できます。BackupInterval: VCS が 設 定 ファイルのバックアップを 作 成 する 間 隔 を 分 単 位 で 設定 します。


20第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点■■■OperatorGroups: クラスタに 対 する Operator 権 限 を 持 つ、オペレーティングシステムのユーザーアカウントグループのリストです。AdministratorGroups: クラスタに 対 する 管 理 者 権 限 を 持 つ、オペレーティングシステムのユーザーアカウントグループのリストです。Guests: クラスタに 対 する Guest 権 限 を 持 つユーザーのリスト。システムレベルの 属 性■EngineVersion: VCS のメジャー、マイナー、 保 守 パッチ、ポイントパッチのバージョンを 定 義 します。サービスグループレベルの 属 性■■■■TriggerResFault: リソースに 障 害 が 起 きた 場 合 に、VCS が resfault トリガを 呼 び 出すかどうかを 定 義 します。AdministratorGroups: サービスグループに 対 する 管 理 者 権 限 を 持 つ、オペレーティングシステムのユーザーアカウントグループのリストです。OperatorGroups: サービスグループに 対 する Operator を 持 つ、オペレーティングシステムのユーザーアカウントグループのリストです。Guests: サービスグループに 対 する Guest を 持 つユーザーのリスト。VCS 付 属 エージェントの 変 更 点この 項 では VCS の 付 属 エージェントに 関 する 変 更 点 について 説 明 します。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド』と『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 付 属 エージェントリファレンスガイド』を 参 照 してください。Windows DNS サーバーのサポートDNS エージェントは、その 設 定 の 中 で Windows DNS サーバーをサポートするようになりました。 新 しい 属 性 UseGSSAPI が、この 機 能 のために DNS エージェントの 設 定 に 追加 されています。この 属 性 の 使 用 方 法 と、DNS エージェントを Windows DNS サーバーを 使 って 設 定 するための 追 加 の 要 件 について 詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 付 属 エージェントリファレンスガイド』を 参 照 してください。DNS エージェントでの Windows DNS サーバーの DNS 清 掃 のサポート現 在 DNS エージェントは、リソースレコードの 日 数 経 過 と 清 掃 を 避 けるため、 設 定 されたWindows DNS サーバーに 対 して 定 期 的 な 更 新 要 求 を 送 信 するように 設 定 できるようになりました。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点21Solaris LDom の DR のサポートの 追 加LDom エージェントは、エージェントが LDom を 開 始 するときに 適 用 されるクラスタ(サブネット) 固 有 のネットワークパラメータを 受 け 入 れるよう 拡 張 されています。 主 に 次 のものがあります。■■■■■IPAddressNetmaskゲートウェイ(デフォルトルーター)DNSConfigureNetworkSolaris Zone の DR のサポートの 追 加Zone エージェントは、エージェントが Zone を 開 始 するときに 適 用 されるクラスタ(サブネット) 固 有 のネットワークパラメータを 受 け 入 れるよう 拡 張 されています。これらは 主 に Zoneの DNS の 設 定 です。また、Zone エージェントは、 排 他 的 IP ゾーンの 場 合 に、ゾーンの基 本 IP アドレスを 設 定 します。RVGPrimary エージェントは、 新 しいプライマリのポストロールの 変更 から RDS にある 他 のセカンダリにレプリケーションを 開 始 するセカンダリ RVG の 移 行 またはテイクオーバーに 成 功 した 後 、RVGPrimary エージェントは 新 しいプライマリからの RDS にある 他 のセカンダリへのレプリケーションを 自 動 的 に 開始 します。RVGPrimary エージェントが 複 数 のセカンダリセットアップでどのように 動 作 するかについて 詳 しくは、『SF Replication Administrator’s Guid』を 参 照 してください。キャンパスクラスタファイアドリル 設 定 の 簡 略 化キャンパスクラスタファイアドリルの 設 定 が、 新 しい 属 性 FDType を 導 入 することで 簡 略 化されました。ファイアドリルのタイプは、 他 の 属 性 に 対 して 特 定 の 値 を 指 定 するのでなく、この 属 性 を 設 定 するだけで 制 御 できます。キャンパスクラスタ 設 定 でファイアドリルを 実 行 するには、グローバルクラスタオプション(GCO)のライセンスをインストールする 必 要 があります。DiskGroup エージェントの 動 作 の 変 更DiskGroup エージェントに 影 響 がある 変 更 は 次 のとおりです。■PanicSystemOnDGLoss 属 性 の 型 がブール 値 から 整 数 に 変 わります。PanicSystemOnDGLoss 属 性 は 現 在 次 の 値 を 受 け 入 れるようになりました。0: システムを 停 止 しない


22第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点1: ディスクグループが 無 効 な 状 態 に 移 行 する、または 監 視 のタイムアウトのためにディスクグループのリソースにエラーが 発 生 が 発 生 した 場 合 、システムを 停 止 する2: ディスクグループが 無 効 な 状 態 に 移 行 する 場 合 にシステムを 停 止 する3: 監 視 のタイムアウトのためにディスクグループリソースにアラーが 発 生 した 場 合 、システムを 停 止 する■ 監 視 エージェント 機 能 は、MonitorReservation 属 性 が 0 に 設 定 されている 場 合 、クラスタ 全 体 の 属 性 UseFence の 値 が SCSI3 に 設 定 されている 場 合 、ディスクグループが SCSI 予 約 なしにインポートされたことが 検 出 された 場 合 、DiskGroup リソースを含 むサービスグループをオフラインに 移 行 します。Application エージェントの 拡 張Application エージェントは 次 のように 拡 張 されました。■■StartProgram、StopProgram、MonitorProgram、CleanProgram に 対 するディスク 共 有 をサポートするようにエージェントが 拡 張 されました。MonitorProgram に 対 する 0(ONLINE)と 1(OFFLINE)のリターンコードについて、Unix スタイルを 認 識 するようにエージェントが 拡 張 されました。Apache エージェントの 拡 張Apache エージェントは 次 のように 拡 張 されています。■■■httpDir 属 性 は、バイナリの 絶 対 パス(バイナリ 名 を 含 む)を 指 定 できるように 拡 張 されました。ディレクトリ 名 のみを 指 定 した 場 合 、エージェントはデフォルトのバイナリ 名 はhttpd であると 見 なします。httpDir ディレクトリ 内 の Apache ベンチマークバイナリがデフォルト 名 を 使 わない 場合 、エージェントは 代 替 バイナリ 名 ab2 を 認 識 し、 詳 細 監 視 を 実 行 します。IBM HTTP サーバー 7.0 に 対 応 するための Apache エージェントバージョンの 解 析が 強 化 されました。Zone エージェントはゾーンをオンラインにする 間 マイルストーンを有 効 にするブート 状 態 が Zone エージェントで 指 定 されているとき、Zone エージェントは 指 定 済 みのブート 状 態 を 有 効 にするために svcadm enable -r を 実 行 する 必 要 があります。Zone が 共 有 ディスクにあり、bootstate を 無 効 にする 場 合 、Zone は 他 のノードでエラーになり、ブート 状 態 は 無 効 になるので、そのノードでも 同 様 にエラーになります。そのため、Zone エージェントは svcadm enable -r を 実 行 する 必 要 があります。Zone エージェントは、ゾーンがすでに 有 効 化 されていない 場 合 、ゾーンをオンラインにする 間 にマイルストーンを 有 効 にします。 次 のオプションによって、すべての 依 存 関 係 にあるサービスが 有 効 になります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点23zlogin ; svcadm enable -r preonline_ipc トリガの 拡 張VCS preonline_ipc トリガは、グループをオンラインにする 前 に 特 定 のチェックを 実 行する 機 能 ですが、IP リソース 以 外 のリソースに 対 しては 動 作 しませんでした。現 在 、preonline_ipc トリガはシステムで 次 のタイプのリソースをサポートするように 拡 張されました。■■■IPIPMultiNICIPMultiNICBSolaris 10 でのサポート 強 化 のための Zpool エージェントの 拡 張Enahnced Zpool エージェントは、 様 々な zpool の 問 題 に 対 処 するための 次 の 属 性 が導 入 されて 強 化 されました。■■■■DeviceDirFailModeForceOptForceRecoverOptVCS エージェントのエントリポイントのタイムアウトに 対 する 最 初 のエラーデータの 取 り 込 みエントリポイントのタイムアウトをデバッグするために、 新 しい AdvDbg 属 性 が 導 入 されました。この 属 性 によって VCS が 強 化 されるのは、プロセススタック、プロセスツリー、エントリポイントのタイムアウト 時 のコアなどの 一 部 の 情 報 についてです。これは、エントリポイントのタイムアウト 時 のシナリオをトラブルシューティングするために 役 立 ちます。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> エージェント 開 発 者 ガイド』を 参 照 してください。Zone エージェントに 対 する IMF の 有 効 化Zone エージェントは、 現 在 リソースの 状 態 変 化 を 即 時 に 検 出 するための IMF の 機 能 を利 用 できるようになりました。また、リソースの 状 態 の 定 期 的 な 監 視 が 大 幅 に 削 減 されるため、エージェントの CPU の 占 有 域 が 削 減 されます。詳 しくは、『 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。


24第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点Zpool エージェントの 動 作 の 変 更VCS 6.0 以 前 、ストレージプールが VCS 外 部 でオンラインになり、zpool の altrootpath設 定 が 設 定 されていない 場 合 、Zpool エージェントは ONLINE 状 態 を 返 しました。Zpoolエージェントは、UNKNOWN を 返 すように 修 正 されました。altrootpath を 設 定 するには、zpool をエクスポートし、リソースをオンラインにする 必 要 があります。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 付 属 エージェントリファレンスガイド』を 参 照 してください。Network エージェントの 変 更NetMask 属 性 は 次 のエージェントの 必 須 属 性 です。■■■■IPIPMultiNICIPMultiNICAIPMultiNICBデータベースエージェントに 関 する 変 更DB2 エージェントに 関 する 変 更■■■DB2 用 の VCS エージェントは、 非 MPP 用 の PROM モードと MPP 設 定 モードで、オンライン Db2 プロセスのインテリジェントなリソース 監 視 をサポートするようになりました。VCS 6.0 よりも 前 の<strong>リリー</strong>スでは、ソースノードから 高 速 相 互 接 続 /スイッチ 設 定 を 使 用したターゲットのノードへのパーティションの 移 動 の 場 合 には、スイッチ 名 エントリがdb2nodes.cfg 設 定 ファイルで 更 新 されませんでした。VCS 6.0 <strong>リリー</strong>スでは、DB2エージェントによりスイッチ 名 が 設 定 ファイル 中 で 正 しく 更 新 されます。DB2 エージェントの 追 加 された IMF サポートとして、 現 在 DB2 エージェントは、リソースの 状 態 変 化 を 即 時 に 検 出 するための IMF の 機 能 を 利 用 するようになりました。また、リソースの 状 態 の 定 期 的 な 監 視 が 大 幅 に 削 減 されるため、エージェントの CPU の占 有 域 が 削 減 されます。詳 しくは、『 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。Oracle エージェントの 変 更 点■■Oracle 用 の VCS のエージェントに 2 つの 新 しい 属 性 DBName と ManagedBy が 追加 されました。VCS agent for Oracle には、StartUpOpt 属 性 と ShutDownOpt 属 性 についての追 加 オプションがあります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点25■■StartUpOpt 属 性 で、 追 加 の 起 動 オプションとして SRVCTLSTART_RO が 導 入されました。ShutDownOpt 属 性 で、 追 加 のシャットダウンオプションとして、SRVCTLSTOP_TRANSACT、SRVCTLSTOP_ABORT、およびSRVCTLSTOP_IMMEDIATE が 導 入 されました。■■■■Oracle 用 の VCS のエージェントで、ポリシーによって 管 理 されるデータベースのサポートが 導 入 されました。VCS agent for Oracle の ASM インスタンスで、 次 の 追 加 の 起 動 オプションが 導 入 されました。■■■■STARTUP_MOUNTSTARTUP_OPENSRVCTLSTART_MOUNTSRVCTLSTART_OPENVCS agent for Oracle の ASM インスタンスで、 次 の 追 加 のシャットダウンオプションが 導 入 されました。■SRVCTLSTOPOracle バージョン 11.2.0.2 では、VCS 用 の Oracle エージェントで、Oracle の 再 起動 設 定 の srvctl ユーティリティを 使 う 起 動 オプションとシャットダウンオプションがサポートされます。Sybase エージェントの 変 更 点<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> agent for Sybase では、 次 の 機 能 が 新 しく 追 加 または 拡 張 されています。■■■Sybase と SybaseBk 向 けの VCS エージェントでは、インテリジェントなリソース 監 視がサポートされるようになりました。VCS 6.0 <strong>リリー</strong>スでは、インテリジェントな 監 視 フレームワーク(IMF)がデフォルトで 有効 になります。haimfconfig スクリプトは、Sybase と SybaseBk のエージェントの IMFを 有 効 または 無 効 にするために 使 うことができます。Sybase エージェントは、 現 在 リソースの 状 態 変 化 を 即 時 に 検 出 するための IMF の 機 能 を 利 用 できるようになりました。また、リソースの 状 態 の 定 期 的 な 監 視 が 大 幅 に 削 減 されるため、エージェントのCPU の 占 有 域 が 削 減 されます。詳 しくは、『 管 理 者 ガイド』と『Agent for Sybase のインストールおよび 設 定 ガイド』を参 照 してください。Sybase エージェントは、Sybase ASE Enterprise Edition のサポートに 加 え、SybaseASE <strong>Cluster</strong> Edition をサポートするように 拡 張 されました。Sybase ASE <strong>Cluster</strong>


26第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点Edition の 場 合 、VCS agent for Sybase は、Sybase Adaptive <strong>Server</strong> の VCS クラスタ 内 での 可 用 性 を 高 めます。■Sybase エージェントでは、 次 の 新 しい 属 性 が 導 入 されています。■ Quorum_dev■ interfaces_File■ ShutdownWaitLimit(デフォルト 値 60)■ DelayAfterOnline(デフォルト 値 10)■ DelayAfterOffline(デフォルト 値 2)■SybaseBk エージェントでは、 次 の 新 しい 属 性 が 導 入 されています。■interfaces_File■ToleranceLimit 属 性 のデフォルト 値 は Sybase エージェントでは 1 に 設 定 されます。■ DetailMonitor 属 性 は VCS 6.0 では 推 奨 されなくなりました。 代 わりに、Sybase エージェントの LevelTwoMonitorFreq 属 性 を 使 用 できます。LevelTwoMonitorFreq属 性 のデフォルト 値 は 0(ゼロ)です。■■■■$SYBASE の 長 いパス 名 の 制 限 が 解 除 されました。VCS 6.0 <strong>リリー</strong>スでは、VCS <strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)を 使 うことで、Sybaseと SybaseBk のエージェントはデフォルトでパスワードを 暗 号 化 します。Sybase とSybaseBk のエージェントは、プレーンテキストと 暗 号 化 パスワードの 両 方 をサポートします。 必 要 に 応 じて、コマンドラインを 使 う、または 設 定 ファイルを 編 集 することで、エージェント 属 性 にプレーンテキストの 値 を 指 定 できます。Sybase エージェントは「shutdown with nowait」の 代 わりに 使 われる Sybasedataserver のシャットダウン 中 に、 新 しいタイムアウトオプションを 使 います。SybaseASE Enterprise Edition の 場 合 、shutdown コマンドのこのタイムアウトオプションは、12.5.4 と 15.0.2 以 降 のバージョンのためにサポートされます。Sybase ASE <strong>Cluster</strong> Edition の 場 合 、shutdown コマンドのこのタイムアウトオプションは、15.5 ESD #1 以 降 のバージョンのためにサポートされます。Solaris ゾーン 環 境 の 場 合 、 物 理 から 仮 想 へのフェールオーバーをサポートするように、ContainerInfo の 属 性 を 確 認 するために Sybase と SybaseBk のエージェントが更 新 されます。セキュアモードでの VCS クラスタに 関 する 変 更この<strong>リリー</strong>スでは、セキュアクラスタのインストールと 設 定 がかなり 簡 単 になりました。この 単純 化 されたセキュアクラスタ 設 定 モデルを 使 用 すれば、クラスタを 簡 単 にセキュアクラスタに 変 換 することができます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点27新 しいアーキテクチャは 埋 め 込 み VxAT に 基 づいています。これにより、セキュリティコンポーネントは VCS パッケージの 一 部 としてインストールされます。ルートブローカーはもはや、 新 しいアーキテクチャの 単 一 障 害 点 ではありません。VRTSat の 別 個 のパッケージへの 依 存 関 係 はありません。VCS ホストにすでにログオンしているルート 以 外 のユーザーが、パスワードを 入 力 するように 促 されることはなくなりました。さらに、クラスタレベルユーザー 機 能 が、セキュアクラスタのユーザー 管 理 を 単 純 化 するために 導 入 されました。詳 しくは『インストールガイド』および『 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。LLT への 変 更この<strong>リリー</strong>スには、LLT に 関 する 次 の 新 機 能 と 変 更 が 含 まれています。■■■LLT リンク 障 害 のより 高 速 な 検 出LLT には、オペレーティングシステムのリンク 停 止 の 通 知 機 能 を 使 って LLT リンク 障害 をすぐに 検 出 する 機 能 があります。LLT は、VLAN のタグ 付 け(IEEE 802.1Q)をサポートするようになりました。lltconfig コマンドには、 次 の 新 しいオプションがあります。■ -Qこのオプションを 使 ってリンクを「 非 表 示 」に 設 定 できます。LLT は、リンク 障 害 のより 高 速 な 検 出 を 有 効 にする 場 合 に、このタイプのリンクを 必 要 とします。■ -jLLT リンク 障 害 検 出 レベルを 設 定 するためにこのオプションを 使 うことができます。■コマンドはまた 新 しいタイマーパラメータ linkstable を 含 んでいます。このパラメータは、 高 速 リンク 障 害 検 出 を 有 効 にした 場 合 に、LLT がローカルノードの 任 意のリンクのリンク 停 止 イベントを 処 理 する 前 に 待 つ 時 間 を 指 定 します。このlinkstable は、ときどき 障 害 になるリンクにより 無 駄 にメンバーシップが 変 化 するのを 防 ぐことができます。■ -Nこのオプションは、 使 用 されているすべてのクラスタ ID をリスト 表 示 します。■ -Mこのオプションは、 現 在 ロードされている LLT のモジュールのバージョン 情 報 を 表示 します。詳 しくは、lltconfig のマニュアルページを 参 照 してください。llttab ファイルは 次 の 変 更 を 含 んでいます。■■hidden新 しいキーワード hidden は、リンクが、 高 速 リンク 障 害 検 出 を 有 効 にした 場 合 にLLT が 使 う 非 表 示 のリンクであることを 示 します。set-linkfaildetectlevel


28第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点■■この 新 しいコマンドオプションを /etc/llttab ファイルで 使 用 し、LLT リンク 障 害検 出 のレベルを 設 定 することができます。リンク 利 用 率 の 統 計 は、パフォーマンス 関 連 の 問 題 の 根 本 原 因 を 分 析 できるように 拡張 されました。ARP キャッシュの 定 期 的 な 消 去 は 無 効 になりました。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> インストールガイド』および『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。GAB への 変 更この 項 では、この<strong>リリー</strong>スでの GAB に 関 連 する 新 機 能 と 変 更 について 説 明 します。アプリケーションの 可 用 性 を 確 保 するためのさらなる GAB と I/Oフェンシングの 統 合VxFEN モジュールが 決 定 を 実 装 する 前 のスプリットブレインの 状 況 の 場 合 に、GAB は、スプリットブレイン 後 の 結 合 を 解 決 しようと 試 みることがあります。GAB は 1 つを 除 きすべての 結 合 しているサブクラスタを 削 除 します。この 動 作 によりクラスタ 全 体 が 停 止 することがあります。このシナリオを 避 けるため、GAB はフェンシングモジュールに 優 先 順 位 を 設定 するようになりました。本 <strong>リリー</strong>スの GAB と I/O フェンシングの 統 合 によって、GAB がサブクラスタの 結 合 を 開 始する 前 に I/O フェンシングモジュールの 決 定 がまだ 保 留 中 の 場 合 、GAB は iofence メッセージを 遅 らせます。GAB の 待 ち 時 間 は、どの VxFEN が 遅 延 値 を 計 算 して GAB に 渡すかに 基 づき、VxFEN のチューニングパラメータ panic_timeout_offst の 値 によって 変わります。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。GAB はポートに 加 えて 名 前 でクライアントを 認 識 できるカーネルクライアントが GAB API を 初 期 化 するとき、クライアント 名 の 文 字 列 を 定 義 できるようになりました。GAB は、クライアント 名 を 登 録 することで、GAB ポートが 登 録 される 前でもクライアントを 追 跡 できます。また、GAB は、LLT ポートを 登 録 するとき、LLT にクライアント 名 の 情 報 を 渡 します。lltstat -p コマンドも、 使 用 中 のポートの 状 態 の 詳 細 を 表示 するときに、GAB のクライアント 名 を 表 示 します。この 機 能 は GAB カーネルクライアントにのみ 適 用 できます。HAD のような、ユーザーサイトの GAB クライアントには 適 用 できません。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点29I/O フェンシングに 関 する 変 更gabconfig コマンドの 新 しい -C オプションgabconfig のコマンドの -C オプションは、GAB に 登 録 されている GAB クライアントの 名前 を 一 覧 表 示 します。-C オプションを -a オプションとともに 使 用 すると、ポートメンバーシップの 詳 細 とともにクライアント 名 が 一 覧 表 示 されます。ここでは、I/O フェンシングに 関 するこの<strong>リリー</strong>スでの 新 機 能 と 変 更 点 について 説 明 します。非 SCSI3 フェンシングのサポートSCSI-3 PR をサポートしない 環 境 では、 非 SCSI-3 フェンシングが、 設 定 可 能 な 時 間(loser_exit_delay、デフォルトは 55)だけ 勝 者 側 を 遅 延 させることによって 適 度 なデータ 保 護 を 提 供 します。また、 敗 者 側 を 速 やかにパニック 状 態 にするようにフェンシングコンポーネントが 強 化 されました。これらの 機 能 強 化 により、データ 破 損 の 可 能 性 を 大 幅 に 低減 することができます。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> インストールガイド』および『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。インストーラがオンラインクラスタでフェンシング 設 定 間 の 移 行 をサポートインストーラを 使 って、ディスクベースとサーバーベースのフェンシング 設 定 の 間 で 移 行できるようになりました。また、 同 じインストーラオプションを 使 って、オンラインクラスタで 任意 の I/O フェンシング 設 定 のコーディネーションポイントを 置 換 できます。インストーラはvxfenswap スクリプトを 内 部 的 に 使 います。また、これらの I/O フェンシングの 再 設 定 操 作 を 実 行 するために、 応 答 ファイルを 使 うことができます。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。I/O フェンシングの 競 争 の 間 の RACER ノード 再 選 のサポートネットワーク 分 割 の 際 、VxFEN モジュールは、サブクラスタの 代 わりのコーディネーションポイントを 得 るべく 競 争 するために、 各 サブクラスタの 最 も 低 いノードを RACER ノードとして 選 びます。 他 の SPECTATOR ノードは、RACER ノードがフェンシングを 行 うのを 待 ちます。以 前 の<strong>リリー</strong>スでは、I/O フェンシングの 競 争 は、 次 のとおり 単 一 の RACER ノードに 完 全に 依 存 していました。


30第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点■ RACER ノードがコーディネーションポイントの 大 半 に 到 達 できなければ、RACER ノードの VxFEN のモジュールは LOST_RACE メッセージを 送 信 し、LOST_RACE メッセージを 受 信 したサブクラスタのすべてのノードもパニックになります。■アービトレーションの 間 に RACER ノードがパニックになると、サブクラスタのSPECTATOR ノードは、RACER ノードが 競 争 に 負 けたと 見 なし、SPECTATOR ノードもパニックになります。新 しい RACER ノード 再 選 機 能 によって、VxFEN モジュールは、サブクラスタ 内 でノードID が 次 に 小 さいノードを RACER ノードとして 再 選 します。この 機 能 により、コーディネーションポイントに 対 してサブクラスタが 競 争 を 続 ける 機 会 が 最 適 化 されます。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。CP サーバーの 複 数 の 仮 想 IP アドレスのサポートCP サーバーにアクセスするために 複 数 のネットワークパス( 仮 想 IP アドレス)を 設 定 できるようになりました。CP サーバーは 複 数 の 仮 想 IP アドレスで 応 答 準 備 します。あるネットワークパスが 障 害 になっても、CP サーバーは 再 起 動 を 必 要 とせず、 他 の 利 用 可 能 な 仮想 IP アドレスの 1 つで 応 答 準 備 し 続 けます。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> インストールガイド』および『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。CP サーバーの Quorum エージェントのサポート複 数 の 仮 想 IP アドレスのサポートを 使 うと、Quorum エージェントを 使 用 して、CP サーバーサービスグループのフェールオーバーポリシーを 設 定 できるようになりました。Quorumリソースがオンラインのままになるためにオンラインであることが 必 要 な IP リソースの 最 小数 を 指 定 できます。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> インストールガイド』および『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。GAB は、フェンシングが 有 効 な 状 態 で、 一 部 のクラスタノードが 利用 不 能 なときに 自 動 的 にクラスタをシーディングできる以 前 の<strong>リリー</strong>スでは、クラスタ 内 の 一 部 のノードが 動 作 していない 場 合 、 既 存 のスプリットブレインのリスクを 避 けるため、GAB ポートは 起 動 しません。そのような 場 合 、コマンドgabconfig -x を 使 って 手 動 で GAB ポートを 起 動 し、GAB をシーディングできます。ただしクラスタの I/O フェンシングを 有 効 していた 場 合 には、I/O フェンシングはクラスタ 内の 既 存 のスプリットブレインを 処 理 できます。この<strong>リリー</strong>スでは、I/O フェンシングのこの 機 能 が 拡 張 され、 自 動 的 に 次 のように GAB をシーディングできます。■クラスタのいくつかのノードが 起 動 していない 場 合 、GAB ポート(ポート a)はクラスタのすべてのメンバーノードで 起 動 します。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点31■コーディネーションポイントに、 任 意 の 非 メンバーノードからのキーがなければ、I/Oフェンシング(GAB ポート b)も 起 動 します。この 新 機 能 はデフォルトでは 無 効 になっています。I/O フェンシングが 有 効 モードで 設 定されているクラスタでは、GAB のこの 自 動 シーディング 機 能 を 手 動 で 有 効 にする 必 要 があります。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。引 き 続 き、gabconfig -x コマンドを 使 って 手 動 でクラスタをシーディングすることができます。ノードを 段 階 的 に 終 了 した 場 合 、ピアノードでは I/O フェンシングの競 争 条 件 がトリガされない以 前 の<strong>リリー</strong>スでは、 段 階 的 にノードを 終 了 すれば、その I/O フェンシングキーはコーディネーションポイントから 消 去 されました。しかし、 残 っているサブクラスタの 競 争 が、ノードの 段 階 的 な 終 了 でデータディスクから 登 録 を 削 除 することを 妨 げました。この 操 作 の 間に、サブクラスタがコーディネーションポイントへアクセスできなくなって、RACER がコーディネーションポイントへの 競 争 で 敗 れると、クラスタ 全 体 がパニックに 陥 ることがありました。この<strong>リリー</strong>スでは、この 動 作 は 変 わりました。ノードを 段 階 的 に 終 了 させるとき、そのノードの CVM または 他 のクライアントは、VxFEN のモジュールが 設 定 解 除 される 前 に 停 止 します。それで、キーはデータディスクからすでにクリアされています。 残 っているサブクラスタが、 段 階 的 に 終 了 しているノードのキーをコーディネーションポイントからクリアしようとして、キーをクリアすることができなくても、パニックが 発 生 することはありません。仮 想 化 のサポートに 関 連 する 変 更ここでは、この<strong>リリー</strong>スの 仮 想 化 に 伴 う 変 更 の 一 覧 を 示 します。メモリの Dynamic Reconfiguration をサポートするための LDomエージェントの 拡 張Oracle VM server for SPARC で、 論 理 ドメインに 対 するメモリ 割 り 当 ての DynamicReconfiguration がサポートされます。シマンテック 社 は、LDOM エージェントでのこの機 能 をサポートするため、 新 しい 属 性 メモリを 追 加 しました。LDOM ゲストドメインの DR のサポートLDom エージェントは、エージェントが LDom をブートするときに 適 用 されるクラスタ(サブネット) 固 有 のネットワークパラメータを 受 け 入 れるよう 拡 張 されています。これらは 主 にIP アドレス、ネットマスク、ゲートウェイ(デフォルトのルーター)、DNS です。


32第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点Solaris での 仮 想 化 のサポート次 の 新 しい 仮 想 化 機 能 が Solaris に 導 入 されました。■■■LDom ドメイン 移 行 のサポート: 現 在 LDom エージェントは、LDom 移 行 (ウォーム 移行 とライブ 移 行 )を 検 出 し、それに 応 じて LDom のリソース 状 態 を 変 更 するようになりました。代 替 I/O ドメインのサポート: LDom ゲストに 対 して I/O ドメインをサポートするため、新 しいエージェント AlternateIO が 導 入 されました。複 数 のゾーンを 単 一 の VCS ユーザーが 管 理 できるようにするための Zone エージェントのサポート: VCS 環 境 内 の 複 数 のゾーンを 管 理 するため、 単 一 の VCS ユーザーを 使 用 できるようになりました。 単 一 の VCS クラスタ 内 の 各 ゾーンを 管 理 するために、個 別 の VCS ユーザーを 用 意 する 必 要 はなくなりました。hazonesetup コマンドは、これをサポートするように 拡 張 されました。 詳 しくは、hazonesetup コマンドの 使 用 方 法を 参 照 してください。Oracle VM <strong>Server</strong>(OVM) for SPARC に 対 するドメイン 移 行 サポートOracle VM <strong>Server</strong> for SPARC 環 境 で 論 理 ドメイン 移 行 (OVM 2.0 でのウォーム 移 行 とOVM 2.1 でのライブ 移 行 )に 対 するサポートが 追 加 されました。LDom エージェントは 移行 される 論 理 ドメインを 検 出 し、それに 応 じて VCS のリソース 状 態 を 変 更 します。ドメイン 移 行 に 対 してサポートされる 設 定 について 詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> Storage Foundationand High Availability 仮 想 化 ガイド』を 参 照 してください。ゲストドメインへの 複 数 I/O ドメインのサポートの 追 加アクセスストレージを 用 いる 論 理 ドメインと、 複 数 I/O ドメインからのネットワークサービスのサポートが 追 加 されました。プライマリドメインと 代 替 I/O ドメインからのストレージとネットワークサービスを 監 視 するため、 新 しいエージェント AlternateIO が 追 加 されました。 現在 の<strong>リリー</strong>スでは、ゲストドメインに 対 して 2 つの I/O ドメインのみがサポートされます。サポート 対 象 の 設 定 について 詳 しくは、『 仮 想 化 ガイド』は 参 照 してください。AlternateIOエージェントについて 詳 しくは、『 付 属 エージェントリファレンスガイド』を 参 照 してください。パラレルサービスグループを 設 定 するため、Parallel オプションがhazonesetup コマンドに 追 加 されたhazonesetup コマンドは、パラレルゾーンの 場 合 にローカライズされたゾーンの 名 前 属性 を 設 定 しません。パラレルサービスグループを 設 定 するため、Parallel オプションがhazonesetup コマンドに 追 加 されました。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点33新 しい 引 数 を 扱 う 更 新 された hazonesetup コマンドの 構 文更 新 された hazonesetup 構 文 は、 次 に 対 処 します。■■■■hazonesetup コマンドからのゾーンに 対 するユーザー 名 の 受 け 入 れをサポートします。いつでも 必 要 な 時 の VCS ゾーンユーザーに 対 するパスワードの 更 新 をサポートします。ユーザー 名 が hazonesetup に 渡 されない 場 合 、デフォルトのユーザ 名 でユーザーを 作 成 します。パラレルゾーンサービスグループの 設 定 をサポートします。hazonesetup コマンドの 新 しい 構 文 は 次 のとおりです。# /opt/VRTS/bin/hazonesetup [-t] -g -r -z [-u ] -p [-a] [-l] -s 各 オプションの 説 明-t-g sg_name-r res_name-z zone_name-u user_name-p password-a-lVCS ゾーンユーザーのパスワードを 更 新 します。VCS 設 定 で 作 成 されるゾーンサービスグループの 名 前 。VCS 設 定 で 作 成 されるゾーンリソースの 名 前 。システムで 設 定 されたゾーンの 名 前 。ローカルゾーンとグローバルゾーンとの 間 のパスワードなし 通 信 のために使 われる、VCS ユーザーの 名 前 。ユーザー 名 が 指 定 されない 場 合 、デフォルトユーザ 名 と 見 なされます。パスワードなし 通 信 のために 使 われる VCS ユーザーのパスワード。グループの AutoStartList を 設 定 します。パラレルサービスグループを 設 定 します。-l が 指 定 されない 場 合 、デフォルトでフェールオーバーサービスグループが 作 成 されます。-s systemsゾーンサービスグループを 設 定 する 必 要 があるシステムのカンマ(,) 区 切りのリスト( 例 : sys1,sys2,...)。SFHA Solutions 6.0 の<strong>リリー</strong>スでのライセンス 供 与 の 変 更Storage Foundation and High Availability Solutions 6.0 では、ライセンス 供 与 が 次のように 変 わります。


34第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点■■■■■<strong>Cluster</strong> File System のライセンスは 廃 止 されます。CFS のカスタマは、StorageFoundation <strong>Cluster</strong> File System High Availability(SFCFS HA) 機 能 を 使 用 する資 格 を 与 えられます。VVR オプションは <strong>Veritas</strong> Replicator オプションに 名 前 が 変 更 されます。このオプションは、VVR(ボリュームベースのレプリケーション)と、 新 しいファイルベースのレプリケーションのソリューションを 含 んでいます。VVR Enterprise ライセンスは 廃 止 されます。この 機 能 を 使 用 するには、StorageFoundation Enterprise を 使 い、<strong>Veritas</strong> Replicator オプションを 追 加 してください。VVR Enterprise のカスタマは、Storage Foundation Enterprise と Replicator オプションを 使 用 する 資 格 を 与 えられます。VCS のライセンスは、 完 全 なクラスタ 機 能 、および 一 部 のスタート/ストップ 機 能 を 有 効にします。Storage Foundation Enterprise CFS for Oracle RAC(Linux/x64)のカスタマは、Storage Foundation Enterprise for Oracle RAC(Linux/x64)を 使 用 する 資 格 を与 えられます。標 準 およびエンタープライズのライセンスには 次 の 機 能 が 含 まれています。■■■圧 縮 機 能 は 標 準 ライセンスで 利 用 できます。SmartTier 機 能 は 標 準 ライセンスで 利 用 できるようになりました。重 複 排 除 機 能 は Solaris SPARC のエンタープライズライセンスで 利 用 できます。次 の 製 品 は、この<strong>リリー</strong>スには 含 まれています。■■■■■■■■■■■■Dynamic Multi-PathingVirtualStoreStorage Foundation BasicStorage Foundation StandardStorage Foundation Enterprise<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong><strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> HA/DRStorage Foundation Standard HA: <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> および StorageFoundation StandardStorage Foundation Enterprise HA: Storage Foundation Enterprise および<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>Storage Foundation Enterprise HA/DRStorage Foundation Enterprise <strong>Cluster</strong> File System HAStorage Foundation Enterprise <strong>Cluster</strong> File System HA/DR


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点35■ Storage Foundation Enterprise for Oracle RAC■■■Storage Foundation Enterprise HA/DR for Oracle RACStorage Foundation Enterprise for Sybase ASE CEStorage Foundation Enterprise HA/DR for Sybase CEHA: 高 可 用 性HA/DR: 高 可 用 性 と 障 害 回 復<strong>Veritas</strong> Replicator オプションは、Dynamic Multi-Pathing と <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>を 除 く Storage Foundation and High Availability のすべての 製 品 に 追 加 できます。製 品 、 機 能 、およびオプションは、オペレーティングシステムとプラットフォームによって 異なる 場 合 があることにご 注 意 ください。サポート 対 象 のプラットフォームについて 詳 しくは、製 品 のマニュアルを 参 照 してください。VxExplorer のトラブルシューティングアーカイブの 収 集 の 拡 張製 品 マニュアルに 関 する 変 更SORT(Symantec Operations Readiness Tools)データコレクタには VxExplorer のアーカイブを 収 集 し、 送 信 するための 機 能 が 含 まれています。このアーカイブは、 問 題 診断 とトラブルシューティングのためにシマンテック 社 のテクニカルサポートに 送 付 することができます。VxExplorer はカスタマのデータを 収 集 しません。従 来 の VxExplorer スクリプトは、 異 なる 方 式 で 動 作 するようになりました。スクリプトを 実行 すると、 指 定 されたローカルホスト 上 の SORT データコレクタが -vxexplorer オプション 付 きで 起 動 されます。データコレクタを 使 用 して VxExplorer のアーカイブを 収 集 する 方 法 について 詳 しくは、次 を 参 照 してください。www.symantec.com/docs/HOWTO32575Storage Foundation and High Availability Solutions 6.0 <strong>リリー</strong>スには、 製 品 マニュアルに 関 する 次 の 変 更 点 が 含 まれています。表 1-1 は、この<strong>リリー</strong>スで 導 入 されたマニュアルのリストです。表 1-1新 しいマニュアル新 しいマニュアル<strong>Veritas</strong> Storage Foundation インストールガイド注 意<strong>Veritas</strong> Storage Foundation のインストールとアップグレードに 関 する 情 報 。


36第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点新 しいマニュアル<strong>Veritas</strong> Storage Foundation 管 理 者 ガイド<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and HighAvailability <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong><strong>Veritas</strong> Storage Foundation and HighAvailability Solutions ソリューションガイド注 意<strong>Veritas</strong> Storage Foundation の 管 理 に 関 する情 報 。<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and HighAvailability ユーザー 向 けの<strong>リリー</strong>ス 特 定 の 情報 。<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and HighAvailability Solutions のソリューションと 使 用例 。<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and HighAvailability Solutions トラブルシューティングガイド<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and HighAvailability Solutions のトラブルシューティング 情 報 。Symantec VirtualStore <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong><strong>Veritas</strong> Storage Foundation for Sybase ASECE <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong><strong>Veritas</strong> Storage Foundation for Sybase ASECE インストールガイド<strong>Veritas</strong> Storage Foundation for Sybase ASECE 管 理 者 ガイドVirtual Business Services–Availability ユーザーズガイドSymantec VirtualStore の<strong>リリー</strong>ス 特 定 の 情 報 。<strong>Veritas</strong> Storage Foundation for Sybase ASECE の<strong>リリー</strong>ス 特 定 の 情 報 。<strong>Veritas</strong> Storage Foundation for Sybase ASECE のインストールに 関 する 情 報 。<strong>Veritas</strong> Storage Foundation for Sybase ASECE の 管 理 に 関 する 情 報 。Virtual Business Service に 関 する 情 報 。このマニュアルはオンラインで 参 照 できます。表 1-2 は、この<strong>リリー</strong>スで 廃 止 されたマニュアルのリストです。表 1-2廃 止 されたマニュアル廃 止 されたマニュアル<strong>Veritas</strong> File System 管 理 者 ガイド<strong>Veritas</strong> Volume Manager 管 理 者 ガイド注 意内 容 は、『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation 管 理 者ガイド』と『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation <strong>Cluster</strong>File System High Availability 管 理 者 ガイド』に 含 まれています。内 容 は、『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation 管 理 者ガイド』と『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation <strong>Cluster</strong>File System High Availability 管 理 者 ガイド』に 含 まれています。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>VCS のシステム 必 要 条 件37廃 止 されたマニュアル<strong>Veritas</strong> Storage Foundation 拡 張 機 能 管 理 者ガイド<strong>Veritas</strong> Volume Manager トラブルシューティングガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> Agents for <strong>Veritas</strong>Volume Replicator 設 定 ガイド<strong>Veritas</strong> Volume Replicator 計 画 およびチューニングガイド<strong>Veritas</strong> Volume Replicator Advisor ユーザーズガイド注 意内 容 は、『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation andHigh Availability Solutions ソリューションガイド』に 含 まれています。内 容 は、『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation andHigh Availability Solutions トラブルシューティングガイド』に 含 まれています。内 容 は、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 付 属 エージェントリファレンスガイド』に 含 まれています。内 容 は、『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation andHigh Availability Solutions のレプリケーションの 管 理 者 ガイド』に 含 まれています。内 容 は、『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation andHigh Availability Solutions のレプリケーションの 管 理 者 ガイド』に 含 まれています。表 1-3 は、バイナリにバンドルされなくなったマニュアルのリストです。これらのマニュアルはオンラインで 参 照 できます。表 1-3オンラインのマニュアルマニュアル<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> エージェント 開 発 者 ガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> アプリケーションノート: Dynamic Reconfiguration of Oracle Sun <strong>Server</strong>s<strong>Veritas</strong> File System プログラマーズリファレンスガイドVCS のシステム 必 要 条 件ここでは、VCS のシステム 必 要 条 件 を 説 明 します。次 の 情 報 は、VCS クラスタに 適 用 されます。SF Oracle RAC のインストールには 適 用 されません。VCS では、クラスタ 内 のすべてのノードが 同 じプロセッサアーキテクチャを 使 用 し、 同 じオペレーティングシステムを 実 行 していることが 必 須 です。たとえば、クラスタ 内 のノードで Solaris を 実 行 している 場 合 は、すべてのノードで SolarisSPARC または Solaris x64 を 実 行 する 必 要 があります。VCS では、クラスタ 内 のすべてのノードが 同 じプロセッサアーキテクチャを 使 用 し、クラスタ 内 のすべてのノードが 同 じ VCS バージョンを 実 行 していることが 必 須 です。オペレー


38第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>VCS のシステム 必 要 条 件ハードウェア 互 換 性 リストティングシステムがクラスタ 内 の VCS バージョンでサポートされている 場 合 に 限 り、クラスタ 内 の 各 ノードで 別 バージョンのオペレーティングシステムを 実 行 できます。p.38 の 「ハードウェア 互 換 性 リスト」 を 参 照 してください。p.38 の 「サポート 対 象 Solaris オペレーティングシステム 」 を 参 照 してください。このソフトウェアがサポートしているハードウェアは、 互 換 性 リストとして 定 期 的 に 更 新 されます。サポートされているハードウェアの 最 新 情 報 については、 次 の URL を 参 照 してください。http://www.symantec.com/docs/TECH170013<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> のインストールまたはアップグレードを 行 う 前 に、 最 新 の 互 換 性リストを 参 照 して、ご 使 用 になるハードウェアとソフトウェアのサポート 状 態 を 確 認 ください。サポート 対 象 Solaris オペレーティングシステムこの 項 は、この<strong>リリー</strong>スの <strong>Veritas</strong> 製 品 のサポート 対 象 オペレーティングシステムを 一 覧表 示 します。表 1-4 では、この<strong>リリー</strong>スのサポート 対 象 のオペレーティングシステムを 示 しています。表 1-4サポート 対 象 のオペレーティングシステムオペレーティングシステムSolaris 10Solaris 10レベルアップデート 8、9、10アップデート 8、9、10チップセットSPARCx64VCS のサポート 対 象 ソフトウェアVCS は 次 の Volume Manager とファイルシステムをサポートします。■<strong>Veritas</strong> Storage Foundation (SF): <strong>Veritas</strong> Volume Manager(VxVM)と <strong>Veritas</strong>File System(VxFS)VCS 6.0 は 次 のバージョンの SF をサポートしています。■ SF 6.0■ VxVM 6.0 と VxFS 6.0■SF5.1SP1■VxFS 5.1SP1 を 使 用 した VxVM 5.1SP1


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>サポート 対 象 外39メモ: VCS は、 製 品 のアップグレードを 促 進 するために、 前 バージョンの SF と 次 バージョンの SF をサポートします。サポートされる VCS エージェントエージェントがサポートするエンタープライズアプリケーションとソフトウェアのためのエージェントを 表 1-5 に 一 覧 で 示 します。表 1-5エンタープライズアプリケーションのための VCS エージェントでサポートされるソフトウェアエージェント(Agent)アプリケーションアプリケーションのバージョンSolaris のバージョンDB2DB2 Enterprise<strong>Server</strong> Edition9.1, 9.5, 9.7SPARC: Solaris 10x64: Solaris 10OracleOracle10gR2、11gR1、11gR2SPARC: Solaris 10x64: Solaris 10SybaseSybase Adaptive<strong>Server</strong> Enterprise12.5.x、15.xSPARC: Solaris 10x64: Solaris 10サポート 対 象 外詳 しくは、エージェントの『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> インストールガイド』を 参 照 してください。エージェントがサポートする VCS アプリケーションエージェントとソフトウェアのリストについては、シマンテック 社 の Web サイトにある <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> Agents SupportMatrix を 参 照 してください。VCS 製 品 のこの<strong>リリー</strong>スでは、 次 の 機 能 がサポートされません。■この<strong>リリー</strong>スでは、いくつかのマニュアルが 非 推 奨 になっています。p.35 の 「 製 品 マニュアルに 関 する 変 更 」 を 参 照 してください。サポートされなくなったエージェントとコンポーネント次 の 項 目 は VCS のサポート 対 象 外 になりました。■設 定 ウィザード


40第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>サポート 対 象 外■ Campus<strong>Cluster</strong> エージェント■■■■■■■■■■■NFSLock エージェントNFSRestart エージェントを 使 用 すると、NFS ロックレコードに 高 可 用 性 が 提 供 されます。nfs_restart トリガNFSRestart エージェントを 使 用 すると、NFS ロックレコードに 高 可 用 性 が 提 供 されます。ServiceGroupHB エージェントこの<strong>リリー</strong>スで、ディスクハートビートはサポート 対 象 外 。I/O フェンシングの 使 用 を 推奨 します。SANVolume エージェントVRTSWebAppOracle 8.0.x、Oracle 8.1.x、Oracle 9i - Oracle エージェントではサポート 対 象 外 です。VCS マニュアルパッケージ(VRTSvcsdc)VCS マニュアルパッケージ(VRTSvcsdc)は 推 奨 していません。ソフトウェアディスクには、VCS のマニュアルが PDF 形 式 で 収 められています(cluster_server/docs ディレクトリ)。シマンテック 社 では、 適 切 なマニュアルを 参 照 できるよう、ユーザーのシステムの/opt/VRTS/docs ディレクトリにマニュアルのデータをディスクからコピーしておくことをお 勧 めします。『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> Agents for <strong>Veritas</strong> Volume Replicator 設 定 ガイド』は 推奨 されておらず、この 内 容 は『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and High AvailabilitySolutions Replication 管 理 者 ガイド』と『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 付 属 エージェントリファレンスガイド』で 取 り 扱 われます。hahbsetup ツール。このツールを 必 要 とするサポート 対 象 の 機 能 がないため、このツールは 削 除 されました。VRTSutil パッケージ。このパッケージはサポート 対 象 外 になりました。Solaris 8 と Solaris 9 のブランドゾーンは、SFHA 設 定 に 対 してサポート 対 象 外 になりました。非 推 奨 属 性非 推 奨 の Oracle エージェント 属 性 は 次 のとおりです。■ AgentDebug■ DetailMonitor非 推 奨 の Mount エージェント 属 性 は 次 のとおりです。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題41■ SecondLevelMonitor■SecondLevelTimeout非 推 奨 の Host Monitor 属 性 は 次 のとおりです。■CPUUsageMonitoring: この 属 性 は、Host Monitor エージェントによる CPU の 使 用状 況 の 監 視 の 無 効 化 に 使 うことはできなくなりました。Sybase エージェントの 属 性 は 次 のとおりです。■DetailMonitor修 正 済 みの 問 題ここでは、この<strong>リリー</strong>スで 修 正 されたインシデントについて 説 明 します。製 品 に 関 連 する 修 正 済 みのインシデントの 完 全 な 一 覧 については、 対 応 する<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>を 参 照 してください。p.104 の 「マニュアル」 を 参 照 してください。LLT、GAB、I/O フェンシングの 解 決 済 みの 問 題表 1-6 に、LLT、GAB、I/O フェンシングに 関 する 解 決 済 みの 問 題 を 示 します。表 1-6インシデント251593225109802495020244240224370222426664説 明LLT、GAB、I/O フェンシングの 解 決 済 みの 問 題[GAB] gabconfig ioctl の 動 作 は、GAB がすでに 設 定 されていれば EALREADYを 返 すように 変 更 されました。[フェンシング] VRTSvxfen のパッケージをアンインストールしても、ポート b はメンバーシップにとどまり、VxFEN のモジュールはロードされます(SMF サービスを無 効 にしなかった 場 合 )。[フェンシング] フェンシングモードを「scsi3」から「customized」に 変 更 するためvxfenswap コマンドを 実 行 し、vxfenswap が 確 認 を 求 めたときにロールバックを 選 択 した 場 合 には、vxfend は 終 了 しません。[LLT]: ウェイクアップ 呼 び 出 しを 削 減 することにより、lltd の CPU 消 費 を 削 減 しました。[フェンシング] ディスクポリシーが 変 更 されたとき、 同 じディスクグループに 対 しては vxfenswap コマンドを 実 行 しません。[フェンシング] vxfenswap コマンドを 実 行 してカスタマイズモードから scsi3 モードに 移 行 するとき、vxfend は 終 了 しません。


42第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題インシデント2411652238632523697422351011233791623113612253321225247022184482209664220307021618162112742説 明[GAB] GAB では、メッセージをキューに 入 れる 前 に、64KB の 最 大 メッセージサイズに 関 して 行 うチェックが 追 加 されました。[フェンシング] フェンシングの 設 定 が 失 敗 し、vxfenadm は、ページ 0x83 で SCSI照 会 データが 96 バイトを 超 えているすべての LUN について、 同 じシリアル 番 号を 表 示 します。[フェンシング] いったん 特 定 のモード(たとえばカスタマイズモード)の vxfenconfig-c が EFAULT(「1036 設 定 できません...」)を 返 した 場 合 、その 後 異 なるモード(たとえば scsi3 モード)で vxfenconfig -c を 実 行 すると、 必 ずエラー EBADMSG(「1050 モードが 一 致 しません...」)で 失 敗 します。[フェンシング] vxfenswap ユーティリティは、バックグラウンドの 他 のノードで 実 行された vxfenconfig コマンドの 終 了 ステータスを 正 しくチェックしません。vxfenconfig プロセスが 何 らかの 理 由 で 成 功 しなかった 場 合 、このことが 原 因 で、vxfenswap ユーティティがずっとハングアップしているように 見 えることがあります。[フェンシング] フェンシングのシャットダウンスクリプトは、クライアントが 登 録 中 のためフェンシングが 設 定 解 除 に 失 敗 した 場 合 、フェンシングモジュールの 停 止 を再 試 行 しません。[フェンシング] フェンシングが 実 行 中 で CoordPoint リソースが 設 定 されていた 場合 、エンジンログには、フェンシングの 詳 細 が 5 分 ごとに 記 録 されます。[フェンシング] 起 動 時 にどのコーディネーションポイントも 利 用 できない 場 合 には、フェンシングは 開 始 しません。[フェンシング] 標 準 照 会 または 様 々な ID タイプを 使 用 する 拡 張 照 会 を 使 用 して、フェンシングライブラリにシリアル 番 号 を 強 制 的 に 取 得 させるオプションが 提 供 されました。[VxCPS] cpsadm コマンドは、LLT が CP サーバーをホストするシングルノードクラスタにインストールされていない、または 設 定 され 廷 内 場 合 には 失 敗 します。[VxCPS]single_cp=1 の 場 合 で、vxfend_A.log で 警 告 メッセージの 書 式 設 定 が必 要 な 場 合 でも、3 つのディスクを 使 用 したフェンシングの 設 定 は 成 功 します。[フェンシング] 64 ノードクラスタのフェンシングの 設 定 は 失 敗 します。フェンシングは 最 初 33 のノードでのみ 動 作 します。[フェンシング] システムベースかグループベースの 優 先 フェンシングポリシーを 設定 した 場 合 、 優 先 されるフェンシングが 大 規 模 なクラスタで 期 待 どおりに 動 作 しません。[VxCPS] ロケール 設 定 が 異 なる 複 数 のノードでの 設 定 後 にサーバーベースのI/O フェンシングが 起 動 しません。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題43インシデント2100896208594120762401973713196595419439931907648説 明[フェンシング] vxfenswap を 使 用 するサーバーベースからのディスクベースへ 移行 が 成 功 しても、エラーメッセージが 出 されます。[VxCPS] コーディネーションポイントサーバー(CP サーバー)は 単 一 の 仮 想 IP のみにバインドし、 同 じアドレスで 応 答 準 備 します。この 仮 想 IP への 接 続 を 確 立 できない 場 合 、アプリケーションクラスタは CP サーバーにアクセスできません。そのため、 別 のサブネットを 経 由 するクライアントが 別 の IP を 介 して CP サーバーに 接続 できる 場 合 でも、CP サーバーの 仮 想 IP が 存 在 するサブネットの 問 題 が 原 因 で接 続 に 失 敗 する 場 合 は、CP サーバーにアクセスできません。[VxCPS] サーバーベースの I/O フェンシング(カスタマイズフェンシングモード)を 使 うアプリケーションクラスタを 再 設 定 するとき、インストーラは 再 設 定 の 前 にアプリケーションクラスタ 情 報 を CP サーバーから 削 除 しません。その 結 果 、アプリケーションクラスタを 再 設 定 し、 同 じ CP サーバーを 使 ってカスタマイズモードのI/O フェンシングを 設 定 しようとすると、アプリケーションクラスタに 対 するサーバーベースのフェンシングの 再 設 定 が 失 敗 します。[フェンシング] CP サーバーのエージェント 用 のエージェント XML ファイルがありません。[フェンシング] ネットワーク 分 割 時 に、 各 サブクラスタの 最 下 位 ノードがそのサブクラスタを 代 表 してコーディネーションポイントを 獲 得 しようとします。 最 下 位 ノードが過 半 数 のコーディネーションポイントと 通 信 できないか、または 最 下 位 ノード 自 体が 獲 得 中 に 予 期 せずパニック 状 態 になった 場 合 、そのサブクラスタのすべてのノードがパニック 状 態 になります。[VxCPS] CoordPoint エージェントは cat /etc/vxfen_mod データで engine_A.logをいっぱいにします。[VxCPS] コーディネーションポイントエージェントは、アクセスできない CP サーバーの 詳 細 情 報 をログに 記 録 しません。CP サーバーにアクセスできないとき、エージェントは CP サーバーの UUID または 仮 想 IP をエンジンログに 記 録 しません。付 属 エージェントの 解 決 した 問 題表 1-7 は、 付 属 エージェントに 関 する 解 決 した 問 題 の 一 覧 です。表 1-7インシデント246635付 属 エージェントの 解 決 した 問 題説 明IPMultiNICB エージェントは OSPA(Outsourcing Source PacketAddress) 機 能 をサポートしません。OSPA は nddip_enable_group_ifs コマンドを 使 って 設 定 できます。


44第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題インシデント426856196795720172662019198206497421015102101530210155922105622427461250049192387721619812355424説 明MultiNICB モニターが PID を cookie に 保 存 せず、 監 視 サイクルごとに /proc ディレクトリを 走 査 します。 他 にも 多 くのプロセスをシステムで 実 行 している 場 合 、このことが 原 因 で CPU 負 荷 が 増加 します。MultiNICB エージェントは、CheckConfig 属 性 が 0 に 設 定 されている 場 合 でも 基 底 インターフェースを 非 推 奨 としますが、これは不 適 切 です。hashadow が 高 可 用 性 デーモン(HAD)モジュールを 再 起 動 した 後 に、Share エージェントが ONLINE のリソースを OFFLINEと 報 告 します。MultiNICB が、 制 御 外 のインターフェースが 同 じサブネット 内 で設 定 されているかどうかをチェックしません。Application エージェントが、clean エントリポイントの 間 に 未 初期 化 ポインタを 削 除 しようとし、コアファイルをダンプします。Mount エージェントが、ループバックマウントをオフラインにする前 にそれらのマウントをマウント 解 除 しません。FSCK(ファイルシステムのチェックコマンド)が 必 要 なローカルゾーン VxFS マウントが 原 因 で、ゾーンがオンラインになりません。Zone エージェントがマルチユーザーマイルストーンを 検 証 しません。日 本 語 ロケールで、VolumeSet メッセージがエンジンログに 表示 されません。IPv6 設 定 では、 異 なるサブネットがあるシステムで 設 定 されたインターフェース(MultiNICB の 制 御 下 にない)がある 場 合 、MultiNICB リソースが 不 明 として 報 告 されることがあります。ネットワークエージェントの Address 属 性 と NetMask 属 性 に 対し、 健 全 性 チェックが 実 行 される 必 要 があります。hanotify を 使 うエージェントは、vcs.mib ファイルと vcs_trapdファイル 内 に、 対 応 するエントリが 必 要 です。halogin の halogin コマンドは、オンラインの 間 に 排 他 的 IPゾーンの 場 合 に 失 敗 することがあります。IP リソースがオンラインの 間 、VCS の 制 御 外 でインターフェースのネットマスクが 変 更 されたときに、IP エージェントによって 警 告がログに 記 録 される 必 要 があります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題45インシデント229877823586132423836242384224274612476898221260015399272255688225577225931762371672説 明Zone エージェントは、ゾーンのシャットダウンが 実 行 された 後 、ゾーンがまだ 動 作 中 かどうかを 調 べません。IgnoreLinkStatus 属 性 を 0 に 設 定 した 場 合 、MultiNICB エージェントによって、リンクの 状 態 がテストされます。ただし、MultiNICB エージェントは、 特 定 のバージョンのネットワークドライバをサポートしないため、リンクテストは 失 敗 することがあります。IP エージェントは、システムコールのエラー 時 のデバッグメッセージをログに 記 録 します。GCO セットアップでは、IPMultiNIC リソースは、 対 応 するMultiNICA リソースの 状 態 を 検 出 するために、 特 定 のコマンドを正 常 に 使 えないことがあります。その 結 果 、その IPMultiNIC リソースはオンラインになりません。MultiNICB エージェントは、MultiNICB のリソース 制 御 下 にないインターフェースが、MultiNICB のリソース 制 御 下 にあるインターフェースと 同 じネットワークにないことを 確 認 します。この 確 認 が、IPv6 コードでは 適 切 に 行 われません。特 定 の VCS エージェントが、P2V 情 報 の ContainerInfo 属 性を 確 認 できません。その 結 果 、このエージェントは、 設 定 されたリソースをオンラインにできないことがあります。 影 響 を 受 けるエージェントには、Application、IP、IPMultiNICB、Mount、ASMInst、Oracle、Netlsnr、Sybase、SybaseBk が 含 まれます。Phantom リソースを NFS 設 定 で 使 うときに、Phantom リソースが 任 意 に FAULTED 状 態 になります。ターゲットリソースが 削 除 された 後 に 再 追 加 されるときに、 依 存 関係 があるリソースの ArgListValues が 正 しく 設 定 されません。DNS エージェントは、リソースレコードがすでに DNS サーバーにある 場 合 、 更 新 の 要 求 を 送 信 しないようにする 必 要 があります。DNS リソースは、クラスタの 再 起 動 後 の 自 動 起 動 ノードでオンラインになる 必 要 があります。DiskGroup エージェントの online エントリポイントは、シリアルスプリットブレインの 場 合 には vxdg インポートコマンドからの 正 しいリターンコードを 待 機 する 必 要 があります。IMF モードは、PRON 監 視 のみがサポートされるため、DB2 エージェントに 対 しては 2 に 設 定 します。 現 在 、このモードは 3 に 設定 されます。


46第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題インシデント237964924897582514438241696022585532423977241545424366562324342243861623939392195572説 明Apache エージェントは、「httpd」バイナリと 同 様 に、 非 デフォルトのバイナリ 名 (httpd2)をサポートする 必 要 があります。Apache エージェントは、ユーザーのシェルが csh で env ファイル 属 性 が 設 定 されている 場 合 、リソースをオンラインにできません。Apache エージェントのサポート 対 象 に、ベンチマークツール「ab」と 同 様 に「ab2」も 追 加 してください。VCS 5.1SP1 以 降 に 対 し、CleanProgram 属 性 の 値 を 設 定 しないと、Application エージェントは、clean エントリポイント 中 のリソースのクリーンアップのため、StopProgram 属 性 を 使 います。この 動 作 によって、エージェント 設 定 が 無 効 になることがあります。クラスタが「UseFence = SCSI3」と 設 定 されているにもかかわらず、VCS でフェンシングされないオンラインのままのディスクグループが、 任 意 のアクションまたはメッセージなしで、 手 動 でインポートされます。Application エージェントは、 存 在 しないユーザーが 設 定 されていると、 正 しく 動 作 しません。Application エージェントの Monitor エントリポイントは、MonitorProgram が 存 在 しないときに OFFLINE を 報 告 する 必要 がありますが、 存 在 しても 実 行 可 能 でないときは、UNKNOWNを 報 告 する 必 要 があります。IP エージェントのインターフェースで 設 定 されるネットマスクが、VCS の 制 御 外 で 変 わるとき、VCS は 警 告 メッセージを 示 す 必 要があります。GCO 環 境 では、DNS リソースのフェールオーバーが 原 因 で、DNS サーバーに 重 複 したリソースレコードが 発 生 します。IPv6 の 設 定 は、 特 定 の 状 況 が 発 生 したときに、MultiNICB エージェントが MultiNICB リソースの 状 態 を 誤 って UNKNOWN と 報告 します。 該 当 する 条 件 は、MultiNICB の 制 御 下 にあるインターフェースが、MultiNICB エージェントの 制 御 下 にないインターフェースのサブネット 以 外 のサブネットにあるときです。IBM HTTP サーバー 7.0 に 対 応 するための Apache エージェントバージョンの 解 析 を 修 正 してください。RemoteGroup リソースの ControlMode 属 性 を 設 定 した 場 合 、リソースがリモートクラスタとの 接 続 性 を 失 うと、オフラインになることに 失 敗 します。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題47インシデント241069424852122517606251556621670842216662222266122392462511012231398423233152916412406655説 明Application エージェントの online と offline エントリポイントで実 行 している 間 、「sh: setenv: not found」というエラーがエンジンログに 示 されます。Application エージェントの monitor エントリポイントは、MonitorProcesses 属 性 に 指 定 された 値 の 80 番 目 の 文 字 がスペースであると 機 能 しません。Solaris ゾーン 環 境 では、VCS ノードの 物 理 から 仮 想 (P2V)へのフェールオーバーのリソースを 設 定 すると、 設 定 されたリソースがオンラインになりません。nfs マウントリソースの 内 部 ゾーンは、NFS サーバーの NFS サービスが 無 効 であるときにフェールオーバーしません。ストレージへのすべてのパスが 接 続 されていないときに、zpool リソースがオンラインのままになります。LDom リソースは、 制 御 ドメインが 適 切 な 手 順 を 経 てシャットダウンされたときに、clean エントリポイントを 呼 び 出 します。Zpool エージェントへの zpool インポートの -d オプションのサポートを 追 加 してください。LDom リソースは、はデバイスの 名 前 の 付 け 方 が 変 わった 場 合に、オンラインになりません。マウントリソースの online エントリポイントは、NFS ファイルシステムの 場 合 には fuser -k コマンドを 実 行 する 必 要 があります。Application リソースは、PID ファイルが 指 定 されている 場 合 にゾーン 内 部 でオンラインになりません。MonitorProcesses 属 性 を 設 定 するときに、79 文 字 を 超 えるプロセス 名 を 指 定 した 場 合 、Application エージェントはプロセスを検 出 できません。VxVM バージョン 5.1 が VCS バージョン 5.1SP1 とインストールされるときに、DiskGroup リソースの online エントリポイントは、「ERROR: vxdefault list autostartvolumescommand failed」というエラーメッセージをログに 記 録 します。Application リソースの 監 視 タイプが PID ファイルまたはMonitorProgram の 場 合 、propcv アクションエントリによってエンジンログ 内 にエラーメッセージが 示 されます。


48第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題VCS エンジンの 解 決 した 問 題表 1-8 は、VCS エンジンに 関 する 解 決 した 問 題 の 一 覧 です。表 1-8インシデント17655941829709197965620816762128536211010819484442085292217345521824622194478219560922107182244182VCS エンジンの 解 決 した 問 題説 明VCS だけでなくサービス 管 理 機 能 (SMF)で VxAT を 設 定 した 状態 で shutdown -i6 -g0 -y コマンドを 実 行 すると、SMF はVCS を MAINTENANCE 状 態 とマーク 付 けします。日 本 語 ロケールで、 一 部 のメッセージが 適 切 に 表 示 されません。デフォルトのスケジュールクラスを Fair Share Scheduler に 設 定した 場 合 、ルート 以 外 のユーザーが hastatus -sum コマンドの 出 力 を 確 認 できません。ブランドゾーンで hastatus -sum コマンドが 機 能 しません。VCS 5.1SP1 パッチのアンインストール 中 にエラーメッセージが 表示 されます。最 終 的 にリモートクラスタに 接 続 するときに VCS エンジンがメッセージをログに 記 録 します。クラスタアドレス 属 性 が NULL に 変 更 された 場 合 、 無 効 な IP アドレスメッセージが 表 示 されます。SFSYBASECE: ase と vxfend の 依 存 関 係 の 問 題 に 対 し、resstatechange スクリプトを 提 供 してください。IState の hares -wait コマンドが 動 作 しません。VCS_GAB_TIMEOUT は、30,000 ms から 300,000 ms の 間 の値 を 取 得 するように 制 限 されます。ExternalStateChange 属 性 をリソースのレベルに 上 書 きしている 間 に HAD がコアをダンプします。システムがシミュレータの RUNNING 状 態 に 切 り 替 えているときに、シミュレータのコアダンプが 発 生 します。グループがオンラインに 移 行 する 間 、 非 Critical リソースがエラーになると、VCS サービスグループの 状 態 が STARTING|PARTIALのままになります。hacf -verify コマンドで、main.cf ファイルが 空 のときに、 構 文 エラーが 表 示 されます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題49インシデント22520992276242228571622961732330981234587923717862398808240023424067432411865241676124773022479006説 明VCS で、パラレルの「ローカル 以 外 」の 親 グループが 自 動 起 動 しません。パラレル SG のオンラインコマンドが、-any フラグを 使 って 特 定 のシナリオで 実 行 されると、コマンドは 失 敗 します。サービスグループは、それらに FAULTED 状 態 の 永 続 的 リソースと 非 永 続 的 リソースの 組 合 せがあると、 再 起 動 に 失 敗 します。フェールオーバーのポリシーは、SystemZone 内 のノードが 停 止または 再 ブートされるとき、AutoFailover = 2 と SystemZones を考 慮 しません。ノードが SystemList に 追 加 または 削 除 される 場 合 、リソースについての 通 知 を、サービスグループの SystemList にすでに 存在 するノードで 動 作 するエージェントに 送 信 しない 必 要 があります。VCS が、フェンシングの 重 みの 計 算 値 に 1 を 追 加 しないようにする 必 要 があります。グループが 完 全 にオフラインではない 場 合 でも、ContainerInfo属 性 の 更 新 を 許 可 する 必 要 があります。ファイル 記 述 子 のソフト 制 限 が、vcsenv ファイルで 指 定 されません。リソースの 状 態 が、クラスタ 内 の 他 のノードから 見 たときに、パニック 状 態 のノードの「OFFLINE|UNABLE TO OFFLINE」のままになります。永 続 的 リソースは、hagrp -modify コマンドを 使 ってシステムがグループに 追 加 されたときに、FAULTED でなく OFFLINE として報 告 されます。応 答 しない NFS マウントがシステムにあると、エージェントのエントリポイントがタイムアウトになることがあります。HAD が 99% を 超 える CPU 時 間 を 消 費 します。 複 数 の ha コマンドが pollsys() でハングアップします。サービスグループが、ノードパニックでフェールオーバーしません。エラーがあったリソースのパスにあるリソースを VCS がオフラインにするときに(グループの PathCount がまだ 正 の 値 のとき)、すでにオフラインのリソースについて、エンジンが 2 度 目 のメッセージを 受 信 すると、エンジンはコアダンプします。


50第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題インシデント24820352488867251998819740162279856207741421983352204343221691422206772341239235493523880522197899説 明VxFEN の 起 動 前 に HAD が 停 止 します。HAD は、サービスグループかリソースがオフラインになる、または VCS によって 別 のクラスタにフェールオーバーするときに、リソースの 状 態 変 化 の 確 認 応 答 メッセージの 送 信 に 失 敗 します。「start cluster」を 使 う Simulator Launch Pad からクラスタを 開始 できません。VCS はフェールオーバー 後 にグループをオンラインにできません。親 サービスグループが、エラーからのリカバリ 後 に 子 サービスグループが 再 開 されたときに、 再 起 動 できません。グループレベルとリソースレベルの ContainerInfo 属 性 について 表 示 される 値 が 一 致 しません。hares -display コマンドを 使 う ResourceInfo 属 性 の 値 の 表 示 に問 題 があります。「online local firm」 依 存 関 係 がある 子 サービスグループにOnOnly リソースがある 場 合 、 親 サービスグループはフェールオーバーしません。同 時 性 違 反 あり、サービスグループが 単 一 ノードでオフラインになってフラッシュされるときに、IntentOnline 属 性 が 誤 ってゼロに 設 定 されます。RemoteGroup エージェントは、VCSAPI_LOG_LEVEL がゼロ 以外 の 値 に 設 定 されると、クラッシュします。グループレベルの 管 理 者 権 限 があるユーザーが、サービスグループの 操 作 を 実 行 できません。hacli -cmd コマンドが HAD コアダンプをトリガします。PreOnline スクリプトの whyonlining パラメータについて、MANUAL は 手 動 でのオンラインと 対 応 し、FAULT はフェールオーバーと 手 動 での 切 り 替 えの 両 方 に 対 応 します。しかし、サービスグループが 手 動 で 切 り 替 えられるときに、PreOnline スクリプトの whyonlining パラメータは、MANUAL として 示 されます。ローカルで 依 存 関 係 がある 子 サービスグループには、 親 サービスグループのシステムリスト 内 のシステムと 同 じ、すべてのシステムが 常 にある 必 要 があります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題51インシデント2202616248641425215352558997229248124349532527123239989522057472329486説 明ノードが 再 ブートするときに、サービスグループが 他 のすべての場 所 でオンラインであるにもかかわらず、サービスグループのIntentOnline 属 性 が 2 に 設 定 されます。これが、 後 でサービスグループで AutoStartList 属 性 が 考 慮 される 原 因 になります。GAB が 無 効 化 されているときに、シングルノード、またはスタンドアロン VCS クラスタの 実 行 中 に、GAB エラーがログに 記 録 されます。無 効 なキーに 対 する hares -modify -delete コマンドで0 のコードが 返 されます。システムにエラーが 発 生 したときに、CurrentLimits 属 性 がクラスタ 内 のシステムで 正 しく 更 新 されません。VRTSvcs アンインストール 前 スクリプトで、 誤 った HAD プロセスが 検 出 されます。VRTSgab パッケージの VRTSvcs パッケージの 依 存 関 係 を 削 除してください。liblltdb ライブラリの 静 的 なリンクを 削 除 してください。子 サービスグループに 対 する hagrp -switch コマンドは、2つ 以 上 の 親 サービスグループがクラスタ 内 の 代 替 システムでオンラインの 場 合 に 失 敗 します。VCS サービスのデフォルト 名 は、vcs から vcs app に 変 わりました。preonline トリガの whyonlining パラメータは、SYSFAULT に設 定 される 必 要 があります。インストール 関 連 の 解 決 された 問 題表 1-9インシデント21665992494592インストール 関 連 の 解 決 された 問 題説 明クラスタがセキュアモードですでに 動 作 しているため、インストーラはサーバーベースのフェンシングの 設 定 中 に 無 限 ループに 入 ります。/opt/VRTSvcs/bin/vcsenv ファイルは、VRTSvcs パッケージをインストールするときに 上 書 きされます。


52第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題インシデント25567972431884説 明VCS Simulator は、 正 常 にインストールされた 場 合 でも、Program File の 下に 列 挙 されません。安 全 なクラスタでの VCS 5.1SP1RP1 から VCS 6.0 への VCS のアップグレード 後 、VCS 5.1SP1RP1 で 作 成 されたゾーンユーザーはログオンできません。コマンドによってパスワードの 入 力 を 促 すメッセージが 表 示 されます。エンタープライズエージェントの 解 決 した 問 題表 1-10 は、エンタープライズエージェントに 関 する 解 決 した 問 題 の 一 覧 です。表 1-10インシデント2194773212479322025132203201223453022718852318317233649623438162348684エンタープライズエージェントの 解 決 した 問 題説 明Sybase エージェントは、80 文 字 を 超 えるプロセスコマンドラインを 適 切 に検 出 します。ASMInst リソースの StartUpOpt 属 性 に 対 し、 追 加 のオプションを 提 供してください。Sybase データサーバーのシャットダウン 時 のタイムアウトオプションのサポートを 追 加 してください。VCS cluster manager(Java コンソール)は、Sybase と SybaseBK のエージェントパスワードを 暗 号 化 しません。DB2 サービスグループをオンラインにした 後 で、DB2 エージェントは、IMFの PRON 監 視 のための db2sysc プロセスの 登 録 に 失 敗 します。Netlsnr リソースの MonitorMethod 属 性 は、Listener 属 性 を 設 定 しないと、IMF 値 を 反 映 しません。Oracle のデータベースは、LD_LIBRARY_PATH の 先 頭 に$Oracle_home/lib ライブラリが 設 定 されることを 必 要 とします。DB2 エージェントは、 正 しくない 特 定 のパーティションに 対 し、db2nodes.cfg のスイッチ 名 を 更 新 します。スイッチ 名 がホストのために 更新 される 必 要 があります。Oracle 11gR2 のポリシー 管 理 データベース 環 境 のサポートを 追 加 してください。MPP と 非 MPP モードでの IMF との DB2 の PRON サポートが 追 加 される 必 要 があります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題53インシデント239268824037702407334248089025333202554938219477323688482508115253040925121812530402説 明Oracle エージェントのための 読 み 取 り 専 用 モードのデータベースを 開 始するための、SRVCTL READ ONLY オプションを 提 供 してください。Sybase エージェントスクリプトが、cat コマンドで 正 しくないパスを 設 定 します。Sybase エージェントの clean スクリプトが、 削 除 対 象 に 正 しくない IPC オブジェクトタイプを 選 択 します。Sybase エージェントの WaitForRecovery 属 性 を 有 効 にした 後 、 回 復 状態 が 誤 って 不 明 として 示 されます。コンテナの 中 で 設 定 される Oracle リソースは、コンテナが DOWN 状 態にあるときは、オフライン 状 態 になる 必 要 があります。IMF モードは、PRON 監 視 のみがサポートされるため、DB2 エージェントに 対 しては 2 に 設 定 します。 現 在 、このモードは 3 に 設 定 されます。Sybase エージェントでプロセスのフィルタ 処 理 に 発 生 する、80 文 字 の 制限 を 解 決 してください。IMF が、Solaris ゾーン 内 で 実 行 されているインスタンスの PRON 監 視 のための db2sysc プロセスを 登 録 できません。物 理 から 仮 想 へのフェールオーバーをサポートするときに、Sybase エージェントで 問 題 が 発 生 します。Sybase エージェントは、ゾーンがオフライン 状 態 にあるときに、AMF へのユーザー 情 報 の 登 録 を 行 わないようにする 必 要 があります。物 理 から 仮 想 へのフェールオーバーをサポートするときに、Oracle エージェントで 問 題 が 発 生 します。IMF のオフライン 登 録 が、Oracle とリスナーのリソースがコンテナの 中 で設 定 されているときに、コンテナがオフラインの 場 合 に 適 切 に 行 われません。日 本 語 ロケールに 関 連 して 解 決 した 問 題表 1-11インシデント17152581825966には、この<strong>リリー</strong>スで 日 本 語 ロケールについて 解 決 された 問 題 が 含まれています。説 明日 付 文 字 列 パラメータを 使 用 する 一 部 のログメッセージが、 英 語 以 外 のロケールで 正 しく 出 力 されないことがあります。


54第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題インシデント1416136165256217867472075471説 明gcoconfig スクリプトは 英 語 のエラーメッセージを 表 示 します。hahbsetup コマンドは 英 語 でメッセージと 警 告 を 表 示 します。hares -action コマンドが 英 語 で 出 力 を 表 示 します。ja_JP.PCK ロケールのリスナー 起 動 メッセージがエンジンログで 正 しく 表示 されないことがあります。ライブアップグレードに 関 して 修 正 された 問 題表 1-12インシデント2096925ライブアップグレードに 関 して 修 正 された 問 題説 明次 のエージェントのうちのどれかが 動 作 している 場 合 、ライブアップグレード 中 に 代 替 ディスクから VRTSvcsea パッケージを 削 除 すると、 失 敗 します。■■■■■■■ASMDGASMInstDB2udbNetLsnrOracleSybaseSybaseBkエージェントフレームワークで 解 決 した 問 題表 1-13は、エージェントフレームワークに 関 する 解 決 した 問 題 の 一 覧 です。表 1-13インシデント1539927エージェントフレームワークで 解 決 した 問 題説 明ターゲットリソースが 削 除 され、 再 追 加 される 場 合 に、 依 存 リソースの ArgListValues 属 性 値 が 正 しく 設 定 されないことがある


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題55AMF ドライバに 関 連 する 解 決 した 問 題表 1-14インシデント2507061239239023862802323310230172522555352238441221344721653042145014説 明AMF カーネルの 解 決 した 問 題amfstat の 出 力 では、argv0 フラグの 値 が、AMF ドライバからコピーされるときに 破 損 します。VCS 制 御 外 の AMF を 設 定 解 除 した 場 合 、「[/dev/amf] を 開 けません: そのようなデバイスは 存 在 しません」というエラーメッセージが 連 続 してログに 記 録 されます。AMF: モジュールバージョンが 1.0 から 2.0 に 更 新 されました。プロセスベースのエージェントが、AMF でのオフライン 監 視 のためのオンライン処 理 の 登 録 を 許 可 されることがあります。まれなケースとして、システムコールが AMF ドライバに 入 ると 同 時 に、AMF ドライバが 設 定 解 除 されると、ノードにパニックが 発 生 します。Mount エージェントが IMF を 使 用 してタイプ VxFS のマウントを 監 視 する 場 合 、Mount エージェントが 動 作 している 間 は AMF ドライバをアンロードできません。imf_register エントリポイント(PRON)で 誤 って「db2sysc」プロセスが 検 出 されます。特 別 なケースとして、reaper の 登 録 解 除 中 に、amfregister コマンドが 不 要なメッセージを 返 します。imf_register エントリポイントで、amfregister.xml から 読 み 込 まれた 値 は、それぞれの 登 録 後 に 消 去 される 必 要 があります。ユーザーが VCS 制 御 外 の AMF からのイベントを 登 録 解 除 した 場 合 、VCS はそのイベントの AMF からの 状 態 変 更 通 知 を 取 得 しません。<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>: 5.1 SP1 RP1 で 解 決 した 問 題このセクションでは、5.1SP1RP1 <strong>リリー</strong>スの <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> で 修 正 されたインシデントについて 説 明 します。表 1-15<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 5.1 SP1 RP1 で 解 決 した 問 題修 正 済 みの問 題1949294説 明fdsetup は、「-」などの 文 字 を 含 んだディスク 名 を 正 しく 解 析 できるようになりました。


56第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題修 正 済 みの問 題1949303201153621599912172181217559921796522184205219447322034302205556220556322055672208416220890122093372210281説 明fdsetup は、RVG に 含 まれないボリュームを 許 可 しなくなりました。これにより、RVGSnapshot エージェントの 失 敗 の 考 えられる 原 因 が 修 正 されます。db2udb エージェントの 追 加 された IMF サポート。日 本 語 システムで <strong>Veritas</strong> Storage Foundation for Oracle RAC を 設 定 した 後 、engine_A.log ファイルのメッセージの 問 題 が 解 決 されました。日 本 語 システムで <strong>Veritas</strong> Storage Foundation for Oracle RAC を 設 定 した 後 、engine_A.log ファイルの CAVF エージェントの AMF 関 連 のメッセージの 問 題が 解 決 されました。64 ノードクラスタのフェンシング 設 定 の 問 題 を 解 決 しました。db2udb エージェントの monitor スクリプトは、 空 の 属 性 値 を 処 理 できるようになりました。親 サービスグループに、 子 のサービスグループへの online local firm 依 存 関 係がある 場 合 、 親 サービスグループがフェールオーバーしないという HAD の 問 題 を修 正 しました。静 的 な 属 性 をリソースのレベルに 上 書 きしている 間 、HAD はコアをダンプしなくなりました。haping の 問 題 を 修 正 しました。マルチホームレコードに 対 して OffDelRR=1 の 場 合 、すべての A/AAAA レコードを 削 除 しないという、DNS エージェントのオフライン EP の 問 題 を 解 決 しました。clean EP は、OffDelRR=1 の 場 合 にリソースレコードを 正 しく 削 除 するようになりました。属 性 が master.vfd に 設 定 されている 場 合 、DNS エージェントが DNS サーバーへの 問 い 合 わせに 失 敗 するという 問 題 を 解 決 しました。Zone エージェントは、BootState 属 性 が multi-user-server に 設 定 されている場 合 に、ネットワークサービスを 正 しく 開 始 するようになりました。RVGSnapshot エージェントの 問 題 を 解 決 しました。VCSAPI のログレベルがゼロ 以 外 の 値 に 設 定 されている 場 合 に RemoteGroupエージェントがクラッシュするという VCSAPI の 問 題 を 解 決 しました。MonitorTimeStats が 不 正 確 に 303 秒 を 断 続 的 に 表 示 するという、エージェントフレームワークの 問 題 を 解 決 しました。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題57修 正 済 みの問 題221372522145392218556223086922326332241419説 明BootState が 設 定 されている 場 合 にシステムサービスの 一 部 が 開 始 しなかったZone エージェントの 問 題 を 解 決 しました。ノードを 再 ブートすると、グループがどこか 別 の 場 所 でオンラインであっても、グループの IntentOnline が 2 に 設 定 されるという 問 題 を 解 決 しました。これにより、グループは、autostartlist を 使 い、フェールオーバーを 実 行 しませんでした。シングルノードクラスタに LLT がインストールされていないか 設 定 されていない 場合 に、cpsadm コマンドが 時 々 失 敗 するという 問 題 を 解 決 しました。VCS GUI に IPMutliNICB リソースの UseMpathd 属 性 が 表 示 されるというIPMultiNICB.xml ファイルの 問 題 を 解 決 しました。オフラインのゾーンリソースがすべての VCS ゾーンユーザーを 削 除 するという Zoneエージェントの 問 題 を 解 決 しました。ルートブローカーが VCS ノードではない 安 全 な 環 境 で halogin が 動 作 しないという 問 題 を 解 決 しました。<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>: 5.1 SP1 RP2 で 解 決 した 問 題表 1-16 は、<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 5.1 SP1 RP2 で 解 決 したインシデントを 示 します。表 1-16<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 5.1 SP1 RP2 で 解 決 した 問 題修 正 済 みの問 題242374024238192533303252847525283172516807説 明プロセスの AMF へのオフラインの 登 録 は、プロセスが 動 作 している 場 合 でも 成 功します。システムは AMF ドライバをアンロードできません。Zone が「DOWN」 状 態 の 場 合 にローカルゾーンの 内 部 で 設 定 された Oracle リソースがオフライン 状 態 になるように、Oracle エージェントを 修 正 しました。preonline_ipc で IPMultiNIC/IPMultiNICB タイプをサポートするようにpreonline_ipc を 修 正 しました。アプリケーションエージェントがメッセージ「Resource(app_res): Output of thecompleted operation (monitor)」を 連 続 的 にログに 出 力 というエージェントフレームワークの 問 題 を 修 正 しました。物 理 から 仮 想 へのフェールオーバーをサポートするように、Application エージェントの 問 題 を 修 正 しました。


58第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題修 正 済 みの問 題2514514251392825128402511385250811424916352485202248304424773722477296247728024772682476897243989524397722439695説 明Apache に、ab に 加 えてベンチマークツール ab2 のサポートを 追 加 しました。物 理 から 仮 想 へのフェールオーバーをサポートするように、Mount エージェントの問 題 を 修 正 しました。物 理 から 仮 想 へのフェールオーバーをサポートするように、Application エージェントの 問 題 を 修 正 しました。オンラインスクリプトが、データベースが 復 旧 する 前 にデータベースをオンラインとしてマークするという、Sybase の 問 題 を 修 正 しました。物 理 から 仮 想 へのフェールオーバーをサポートするように、Sybase エージェントの問 題 を 修 正 しました。5.1 SF が 使 われている 場 合 に ERROR メッセージをスローする DiskGroup の 問題 を 修 正 しました。psargs の 80 番 目 の 文 字 が 空 白 であるとモニタが 障 害 になる Application エージェントの 問 題 を 修 正 しました。「Resource.C」の check_failover 関 数 のアサート「gp->activecount()->gets32GL(nodename) == 0¥」で、「HAD」が SIGSEGV でクラッシュする VCS の 問 題 を 修 正 しました。ウェイクアップの 呼 び 出 しを 減 らすことで、lltd の CPU 消 費 を 削 減 しました。ノードがパニックになった 場 合 に Application サービスグループがフェールオーバーしない VCS の 問 題 を 修 正 しました。同 時 性 違 反 の 後 のシステムの 再 ブート 時 に Application リソースがフェールオーバーしないという VCS の 問 題 を 修 正 しました。物 理 から 仮 想 へのフェールオーバーをサポートするように Zone エージェントを 修正 しました。物 理 から 仮 想 へのフェールオーバーをサポートするように、IP エージェントの 問 題を 修 正 しました。自 身 のクラスタノードを 重 複 したクラスタの 一 部 として 報 告 する lltconfig の 問 題 を修 正 しました。ネットワーク 割 り 込 み 後 に wac リソースのオフライン 化 に 失 敗 するという VCS の 問題 を 修 正 しました。ユーザーが VXFEN を 有 効 にしないことを 選 択 した 場 合 でも VXFEN モジュールがロードされる VCS の 問 題 を 修 正 しました。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題59修 正 済 みの問 題243826124347822433347242746424266632426572242399024238382416956241684224118602411858241165324078722407755説 明scsi raw から scsi dmp ポリシーへのオンライン 移 行 を 実 行 しない vxfen の 問 題 を修 正 しました。Group が 現 在 オフラインでない 場 合 でも ContainerInfo 属 性 の 更 新 を 許 可 するVCS の 問 題 を 修 正 しました。ユーザーがローカルゾーンで 設 定 されている 場 合 でも、グローバルゾーンのホームディレクトリで 特 定 のユーザーを 探 す Application エージェントの 問 題 を 修 正 しました。IPv4 と IPv6 のデュアルスタックをサポートするように Multinic エージェントを 拡 張しました(IPv6 の 問 題 )。カスタマイズされたモードから scsi3 モードへの OCPR 時 に、vxfend が 終 了 しないという vxfen の 問 題 を 修 正 しました。システムが hagrp -modify コマンドを 使 用 してグループに 追 加 される 場 合 、 永 続 リソースが OFFLINE(FAULTED ではない)と 報 告 される VCS の 問 題 を 修 正 しました。実 在 しないユーザーが 設 定 されている 場 合 に 正 しく 動 作 しないという Applicationエージェントの 問 題 を 修 正 しました。障 害 時 に DEBUG メッセージではなく ERROR メッセージをログに 記 録 するようにIP エージェントが 拡 張 されました。CleanProgram が 定 義 されていない 場 合 に CleanProgram を 呼 び 出 さないようにApplication エージェントを 修 正 しました。HAD が 99% 以 上 の CPU 時 間 を 消 費 するという VCS の 問 題 を 修 正 しました。 複数 の ha コマンドが pollsys() でハングアップします。サービスグループの 切 り 替 えが 失 敗 する VCS の 問 題 を 修 正 しました。各 種 の VCS サービスグループが 切 り 替 えに 失 敗 するエージェントフレームワークの 問 題 を 修 正 しましたGAB で MAX メッセージのサイズのチェックを 追 加 しました。Application がオンラインまたはオフラインのときの、Application エージェントのシェルエラー「sh: setenv: not found」エラーを 修 正 しました。async-signal 関 数 呼 び 出 しが、 信 号 ハンドラからと、fork と exec の 間 から 削 除 され、エージェントが 障 害 になるという、エージェントフレームワークの 問 題 を 修 正 しました。


60第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題修 正 済 みの問 題2407653240761724076122406748240539124038512403782240363324004852400330239989823988072394176238632623825922382583説 明AMF モジュールの 強 制 的 なアンロードの 場 合 に、「vxfs」/「ext3」のモジュール 参照 カウントが 正 しく 処 理 されるように、AMF の 問 題 が 修 正 されました。インストール 後 に VCS SMF の 依 存 関 係 がクリーンになるように 修 正 しました。インストール 後 に AMF SMF の 依 存 関 係 がクリーンになるように 修 正 しました。AMF がオフラインモニタ 用 にすでにオンラインになっているプロセスの AMF への登 録 を 許 可 するという AMF の 問 題 を 修 正 しました。arp ack パケットにノード 名 を 含 めるように LLT を 修 正 しました。モジュールがロードされているものの 設 定 されていないと 表 示 される、AMF の 状 態の 問 題 を 修 正 しました。cat コマンドを 使 う 代 わりにファイルをオープンして 読 み 込 むように Sybase エージェントスクリプトが 拡 張 されました。Group が 完 全 にオフラインでない 場 合 でも、すでに 設 定 されていなければContainerInfo 属 性 の 更 新 を 許 可 するようにエージェントフレームワークが 拡 張 されました。モード A が EFAULT を 返 した 場 合 、モード B での 以 降 のすべての vxfenconfig-c の 実 行 がエラー EBADMSG で 失 敗 するという、vxfen vxfenconfig -c の 問 題 を修 正 しました。whyonlining が 文 書 化 されているとおりに 動 作 しない preonline トリガの 問 題 を 修正 しました。「online-global-soft」 依 存 関 係 を 持 つ 他 のノードで、2 つ 以 上 の 親 グループがオンラインの 場 合 に、 子 グループの hagrp -switch が 失 敗 するという VCS の 問 題 を修 正 しました。/opt/VRTSvcs/bin/vcsenv でファイル 記 述 子 のソフト 制 限 を 設 定 するように VCSを 修 正 しました。vxfenswap プロセスがハングアップし、「ps -ef」で 一 方 のノードで「vxfenconfig-o modify」と 表 示 され 他 方 のノードでは 表 示 されない 問 題 を 修 正 しました。ページ 0x83 の SCSI 照 会 データが 96 バイト 以 上 あるすべての LUN について、vxfenadm が 同 じシリアル 番 号 を 表 示 するという vxfen の 問 題 を 修 正 しました。hares -display を 使 用 して、SRDF リソースの「ResourceInfo」 属 性 を 表 示 する 際の 問 題 を 修 正 しました。CP サーバーがアクセス 可 能 ではない 場 合 に、エンジンのログにコーディネーションポイントの 情 報 を 出 力 しない CP エージェントの 問 題 を 修 正 しました。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題61修 正 済 みの問 題23825592382493238246323824602382452238238423823802382335237343123720722371652236772123667012366201235861623549322330980説 明CP サーバーからディスクかへのコーディネーションポイントの 移 行 中 にオンライン移 行 が 失 敗 する vxfen の 問 題 を 修 正 しました。子 サービスグループとの online local firm 依 存 関 係 がある 場 合 に、 親 サービスグループがフェールオーバーしない VCS の 問 題 を 修 正 しました。CPS 優 先 フェンシングのシステムポリシーの 境 界 条 件 (10000)に 達 した 場 合 、HADの 重 み(1)が 追 加 されない VCS の 問 題 を 修 正 しました。メッセージ「configuring fencing is successful with 3 disks even whensingle_cp=1」が 表 示 される vxfen の 問 題 を 修 正 しました。configure_cps.pl スクリプトを 使 って CP サーバーを 設 定 解 除 する 際 の CPS の 構文 エラーの 問 題 を 修 正 しました。インストール 後 に VXFEN SMF の 依 存 関 係 がクリーンになるように 修 正 しました。インストール 後 に GAB SMF の 依 存 関 係 がクリーンになるように 修 正 しました。2 つのノードで 同 じフェンシングディスクを 選 択 しない vxfentsthdw の 問 題 を 修 正しました。インストール 後 に LLT SMF の 依 存 関 係 がクリーンになるように 修 正 しました。現 在 の 作 業 ディレクトリを 取 得 できない 場 合 にコアをダンプする「hacf」の 問 題 を 修正 しました。下 位 の MultiNICA リソースがグローバルサービスグループにある 場 合 に、そのリソースをプローブできないという、IPMultiNIC エージェントの 問 題 を 修 正 しました。id コマンドの 出 力 文 字 列 全 体 ではなく、ユーザーの uid と gid のみを 比 較 するように、Oracle 用 の owner.vfd ファイルを 修 正 しました。Start/Stop/Monitor/Clean プログラムで 共 有 ディスクをサポートするように Zoneエージェントを 拡 張 しました。コーディネーションポイントの 大 半 が 利 用 可 能 な 場 合 、フェンシングの 開 始 が 強 化されました。IgnoreLinkStatus が 無 効 になっている 場 合 にベースモードの nxge インターフェースについて、MultiNICB の 問 題 を 修 正 しました。システム 上 で had のコアダンプをトリガする「hacli -cmd」の 問 題 を 修 正 しました。ノードが SystemList に 追 加 または 削 除 される 場 合 、HAD が 既 存 のノードで 動 作するエージェントにリソーススナップショットを 送 信 するという、VCS の 問 題 を 修 正 しました。


62第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題修 正 済 みの問 題2330045233004123233122318334231706723017312298775229617222766222275376227188222533492393939説 明ネットワークエラーが 発 生 したときに、クラスタ 全 体 を 復 旧 させないとそのリソースを復 旧 できないという、RemoteGroup エージェントの 問 題 を 修 正 しました。グループの 依 存 関 係 がパラレル 親 グループをオンラインにしない VCS の 問 題 を 修正 しました。MonitorProcesses 属 性 に 79 文 字 よりも 長 い 文 字 列 が 設 定 されている 場 合 に、エージェントが 監 視 に 失 敗 するという、Application エージェントの 問 題 を 修 正 しました。データベースの $Oracle_home/lib ライブラリが、LD_LIBRARY_PATH の 中で、/usr/lib よりも 前 の 先 頭 にあることが 必 要 であるという、Oracle の 問 題 を 修 正 しました。pid ファイルが 指 定 されている 場 合 、アプリケーションリソースがゾーン 内 部 でオンラインにならないという、Application エージェントの 問 題 を 修 正 しました。システム 停 止 時 に 不 正 なミューテックスによる amf_lock() のパニックの 問 題 を 修 正しました。パラレルゾーンのサービスグループの 設 定 で、ローカライズされたゾーン 名 を 設 定するという hazonesetup コマンドの 問 題 を 修 正 しました。SystemZone 内 のノードが 停 止 または 再 ブートされる 場 合 、フェールオーバーのポリシーが AutoFailover = 2 と SystemZones を 考 慮 しないという、VCS の 問 題 を 修正 しました。RamSan DMP デバイスを 使 って SCSI-3 フェンシングを 設 定 するように vxfen の問 題 を 修 正 しました。指 定 されていない 場 合 にデフォルトの BootState(マルチユーザー)を 使 用 するように Zone エージェントを 拡 張 しました。Netlsnr リソースで Listener 属 性 を 設 定 しないと、MonitorMethod 属 性 が IMF値 を 反 映 しないという、Netlsnr の 問 題 を 修 正 しました。ネットマスクが VCS の 外 部 で 変 更 された 場 合 に、 警 告 メッセージをログに 記 録 するよう IP エージェントを 拡 張 しました。IBM HTTP サーバー 7.0 に 対 応 するための Apache エージェントバージョンの 解析 が 強 化 されました。5.1 SP1 PR2 <strong>リリー</strong>スで 解 決 された 問 題ここでは、5.1SP1PR2 <strong>リリー</strong>スで 解 決 されたインシデントについて 説 明 します。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題63表 1-17インシデント222067421879182211333219868222080175.1SP1PR2 <strong>リリー</strong>スで 解 決 された 問 題説 明VCSAPI のログレベルがゼロ 以 外 の 値 に 設 定 されている 場 合 、RemoteGroup エージェントがクラッシュします。静 的 な 属 性 をリソースのレベルに 上 書 きしている間 に HAD がコアをダンプします。子 サービスグループに online local firm 依 存関 係 がある 場 合 、 親 サービスグループはフェールオーバーしません。フェンシングが 3 台 のディスクを 使 用 して 設 定 されている 場 合 、single_cp=1 であっても、 警 告メッセージを vxfend_A.log に 記 録 する 必 要 があります。ResourceInfo の 表 示 は 20 文 字 に 制 限 されており、20 文 字 の 制 限 を 超 えた 場 合 、すべてのキー 値 が 表 示 されません。そのため、20 文 字 の制 限 に 収 まる 完 全 なキー 値 のみが 表 示 されます。既 知 の 問 題このセクションでは、この<strong>リリー</strong>スの 既 知 の 問 題 について 説 明 します。製 品 に 関 連 する 既 知 の 問 題 の 完 全 な 一 覧 については、 対 応 する<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>を 参 照 してください。p.104 の 「マニュアル」 を 参 照 してください。ストレージが 無 効 なときに NFS クラスタ I/O が 失 敗 するNFS クラスタからの I/O は 共 有 ディスクまたは 共 有 ストレージに 保 存 されます。NFS クラスタに 接 続 された 共 有 ディスクまたは 共 有 ストレージが 無 効 なとき、NFS クライアントからの I/O は 失 敗 し、I/O エラーが 起 きます。回 避 策 : アプリケーションが 終 了 ( 失 敗 / 停 止 )した 場 合 は、アプリケーションを 再 起 動 します。


64第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題インストール 関 する 問 題このセクションでは、インストール 時 とアップグレード 時 の 既 知 の 問 題 について 説 明 します。アップグレードの 途 中 でインストーラを 停 止 した 後 、アップグレードを 再 開 すると、サービスグループがフリーズすることがある(2591399)サービスグループは、 製 品 のインストーラを 使 用 してアップグレードを 開 始 し、インストーラがいくつかのプロセスを 停 止 した 後 でインストーラを 停 止 し、それからアップグレードを再 開 すると、フリーズします。回 避 策 : アップグレードが 完 了 した 後 で、サービスグループを 手 動 でアンフリーズしてください。サービスグループを 手 動 でアンフリーズするには1 フリーズしたサービスグループすべてをリストします。# hagrp -list Frozen=12 フリーズしているサービスグループをすべてアンフリーズします。# haconf -makerw# hagrp -unfreeze service_group -persistent# haconf -dump -makeroVRTSvlic の 手 動 アップグレードパッケージの 手 動 アップグレードでキーレス 製 品 レベルが 失 われる [2115662]VRTSvlic パッケージを 手 動 でアップグレードすると、vxkeyless を 使 って 設 定 した 製 品レベルが 失 われることがあります。vxkeyless display コマンドの 出 力 は 正 しく 表 示 されません。これを 防 ぐには、VRTSvlic パッケージの 手 動 アップグレード 中 に 次 の 手 順 を実 行 します。1. キーレスライセンス 付 与 の 対 象 としてノードで 設 定 されている 製 品 のリストを 書 き 留 めます。# vxkeyless display2. 製 品 レベルを NONE に 設 定 します。# vxkeyless set NONE3. VRTSvlic パッケージをアップグレードします。# pkgrm VRTSvlic


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題65この 手 順 で 依 存 関 係 が 報 告 されることがありますが、この 依 存 関 係 は 安 全 に 上 書 きできます。# pkgadd -d VRTSvlic.pkg4. 手 順 1 で 書 き 留 めた 製 品 のリストを 復 元 します。# vxkeyless set product[|,product]VRTSvlic のアップグレード 後 にキーレスライセンスが 残 る 問 題[2141446]5.1 からより 新 しいバージョンの VCS へのアップグレード 後 に、キーレスライセンスがシステムに 残 っていることがあります。その 結 果 、VOM サーバーが 設 定 されていない 場 合 に、定 期 的 な 事 前 通 知 がログに 記 録 される 可 能 性 があります。これは、VCS の 5.1SP1 以 降 のバージョンへアップグレードする 前 にキーレスライセンスを 使 用 している 場 合 に 起 こります。アップグレード 後 に 実 際 のキーをインストールし、vxkeyless set NONE を 実 行 します。この 場 合 、キーレスライセンスが 完 全 に 削 除 されず、2 カ 月 後 に 警 告 メッセージがログに 記 録 される 可 能 性 があります(VOM サーバーが設 定 されていない 場 合 )。 製 品 の 機 能 への 影 響 はありません。この 問 題 を 解 決 するには、 次 の 手 順 を 実 行 します。1. キーレスライセンス 付 与 の 対 象 としてノードで 設 定 されている 製 品 のリストを 書 き 留 めます。リストを 表 示 するには、vxkeyless display を 実 行 します。2. 次 のコマンドを 使 って 製 品 レベルを NONE に 設 定 します。# vxkeyless set NONE3. システムに 残 っているキーレスライセンスを 見 つけて 削 除 します。このためには、/etc/vx/licenses/lic に 格 納 されている 各 キーについて、 次 の 手 順 を 実 行します。■■次 のコマンドを 使 って、キーの VXKEYLESS 機 能 が 有 効 かどうかを 確 認 します。# vxlicrep -k | grep VXKEYLESSVXKEYLESS 機 能 が 有 効 になっている 場 合 にのみキーを 削 除 します。メモ: 検 索 を 実 行 するとき、 拡 張 子 .vxlic を 検 索 文 字 列 に 含 めないでください。4. 次 のコマンドを 使 って、 以 前 の 製 品 リストを 復 元 します。# vxkeyless set product1[|,product]


66第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題VCS のアップグレードまたはアンインストール 時 にモジュールのアンロードが 失 敗 することがあるVCS をアップグレードまたはアンインストールするとき、 一 部 のモジュールのアンロードに失 敗 し、 次 のようなエラーメッセージが 表 示 されることがあります。fdd failed to stop on node_namevxfs failed to stop on node_nameこの 問 題 は、サブクラスタ 内 のどれか 1 つまたはすべてのノードで 起 きる 可 能 性 があります。回 避 策 : アップグレードまたはアンインストールの 完 了 後 、インストーラが 提 示 する 手 順 に従 って 問 題 を 解 決 してください。セキュア WAC 通 信 は 明 示 的 に 無 効 にされる 必 要 がある [2392568]VCS がセキュアモードで 設 定 されている WAC が 安 全 に 通 信 している 場 合 、VCS のセキュリティを 無 効 にすると、VCS セキュリティが 無 効 にされた WAC は、 成 功 しないまま 安全 に 通 信 するよう 試 行 し 続 けます。そのため、VCS セキュリティを 無 効 にしたときは、WACセキュリティを 明 示 的 に 無 効 にする 必 要 があります。回 避 策 : 回 避 策 はありません。セキュア WAC 通 信 は 明 示 的 に 無 効 にされる 必 要 があります。ローカルゾーンの Solaris システムに VRTSvlic パッケージをインストールすると、エラーメッセージが 表 示 される [2555312]installed 状 態 のローカルゾーンがある Solaris システムに VRTSvlic パッケージのインストールを 試 みると、システムで 次 のエラーメッセージが 表 示 されます。cp: cannot create /a/sbin/vxlicinst: Read-only file systemcp: cannot create /a/sbin/vxlicrep: Read-only file systemcp: cannot create /a/sbin/vxlictest: Read-only file system回 避 策 : Solaris システムでは、VRTSvlic パッケージをインストールする 前 に、すべての非 グローバルゾーンが 開 始 されており、running 状 態 であることを 確 認 してください。Web インストーラにクラスタからノードを 削 除 するオプションがないWeb インストーラで、クラスタからノードを 削 除 するためのオプションが 提 供 されません。回 避 策 : クラスタから 手 動 でノードを 削 除 してください。Web インストーラまたは CPI から使 用 できる、ノードを 削 除 するためのオプションはありません。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題67ブラウザがまだ 開 いている 場 合 、 最 初 のセッション 後 に、 同 じ URLに 対 する 認 証 が Web インストーラで 求 められない [2509330]VCS のインストールまたは 設 定 のいずれかの 後 、Web インストーラのウィンドウを 閉 じ、 同じブラウザに 別 のウィンドウが 開 いている 場 合 、 後 続 のセッションでの 認 証 を 要 求 するメッセージが Web インストーラで 表 示 されません。Web インストーラから 段 階 的 にログアウトするためのオプションがないので、ブラウザが Web インストーラに 使 われている 限 り、インストーラのセッションはシステムで 開 いたままになります。ただし、これは URL 固 有 の 問 題 であり、 後 続 の 操 作 を 実 行 するために 同 じ URL を 使 うときにのみ 発 生 します。そのため、この 目 的 で 別 の URL を 使 えば、ブラウザは Web インストーラにアクセスするたびに、 毎 回 認 証 のためのメッセージを 表 示 します。回 避 策 : Web インストーラへのアクセスのために、 別 の URL を 使 うことができます。JumpStart によって Flash アーカイブをインストールした 場 合 、 新しいシステムは 再 ブート 時 にメンテナンスモードに 入 る(2379123)Flash アーカイブをカプセル 化 ルートディスクのゴールデンホストで 作 成 し、この Flashアーカイブを JumpStart で 別 のホストにインストールした 場 合 、 新 しいシステムは、 最 初の 再 ブート 時 にメンテナンスモードに 入 ります。この 問 題 は、Flash アーカイブの 事 前 定 義 済 みルートディスクミラーのために 発 生 します。アーカイブを、クローンシステム( 異 なるハードディスクドライブを 持 っている 可 能 性 がある)に 適 用 すると、 新 しくクローンされたシステムは、 再 ブート 時 のルートディスクミラー 化でスタックすることがあります。回 避 策 : カプセル 化 ルートディスクのないゴールデンホストで Flash アーカイブを 作 成 してください。Flash アーカイブを 作 成 する 前 に vxunroot を 実 行 して、ミラー 化 されたルートディスクをクリーンアップしてください。VCS Zone ユーザーは、VCS 6.0 へのアップグレード 後 に 追 加 する必 要 があるZone リソースを 含 む 設 定 を 次 の<strong>リリー</strong>スから VCS 6.0 にアップグレードする 場 合 がこれに該 当 します。■■Zone エージェントの DeleteVCSZoneUser 属 性 が 1 に 設 定 されている VCS5.1SP1RP1 以 降 の VCS <strong>リリー</strong>スVCS 5.1SP1 以 前 の VCS <strong>リリー</strong>ス次 の 問 題 が 発 生 することがあります。Zone エージェントの offline または clean のエントリポイントによって VCS Zone ユーザーが 設 定 から 削 除 されます。VCS 6.0 へのアップグレード 後 、VCS Zone ユーザーを 設 定 に追 加 する 必 要 があります。VCS Zone ユーザーは、アップグレード 後 に 新 しい 構 文 でhazonesetup ユーティリティを 実 行 することで 追 加 できます。Solaris の hazonesetup


68第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題ユーティリティについて 詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and High AvailabilitySolutions 仮 想 化 ガイド』を 参 照 してください。Solaris について 詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> StorageFoundation and High Availability Solutions 仮 想 化 ガイド』を 参 照 してください。<strong>Veritas</strong> 製 品 を 6.0 にアップグレードするときの sfmh-discovery問 題 (2622987)ホストが VOM に 報 告 していなくても、6.0 へのアップグレード 前 に sfmh-discovery が 実行 されていると、アップグレード 後 に sfmh-discovery を 起 動 できない 可 能 性 があります。回 避 策 :ホストが VOM に 報 告 していない 場 合 は、6.0 へのアップグレード 前 に sfmh-discoveryを 手 動 で 停 止 してください。クロック 同 期 問 題 があると 不 正 確 なサーバー 名 が 表 示 されることがある(2627076)Web ベースのインストーラでクラスタをインストールするとき、クロック 同 期 問 題 のために 使用 システムを NTP サーバーと 同 期 するよう 選 択 すると、 使 用 するサーバーの 名 前 ではなく NTP サーバーの 名 前 がメッセージに 表 示 されることがあります。回 避 策 :VCS の 操 作 上 の 問 題このメッセージは 無 視 してください。 製 品 は 正 しいサーバーにインストールされています。リソース 値 の 設 定 の 問 題 [1848959]ArgListValues の 値 の 数 が 425 個 より 多 いリソースを 設 定 する 場 合 、そのリソースを 管 理するエージェントは 次 のようなメッセージをログに 記 録 します。VCS WARNING V-16-2-13806 Thread(1437547408) ArgListValues overflow;Cannot append values more than upper limit of (425).通 常 、リソースの ArgListValues の 値 の 数 は 425 個 を 超 えてはなりません。ただし、キーリスト、アソシエーション、またはベクトル 型 の 属 性 がリソースタイプの ArgList に 含 まれる場 合 があります。これらの 属 性 は 複 数 の 値 を 取 ることができるため、ArgListValues 内 のリソース 値 が 425 を 超 える 可 能 性 があります。TCP トラフィックを 遮 断 するようファイアウォールが 設 定 されたシステムでは、 一 部 の VCS コンポーネントが 動 作 しないファイアウォールがインストールされたシステムで VCS をインストールおよび 設 定 した 場合 、 次 の 問 題 が 起 きることがあります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題69■ GCO(グローバルクラスタオプション)を 使 ってディザスタリカバリを 設 定 した 場 合 、リモートクラスタ(セタンダリサイトのクラスタ)の 状 態 は「initing」と 表 示 されます。■■CP サーバーを 使 うようにフェンシングを 設 定 した 場 合 、フェンシングクライアントは CPサーバーへの 登 録 に 失 敗 します。サーバー 間 の 信 頼 関 係 の 設 定 は 失 敗 します。回 避 策 :■■必 要 なポートとサービスがファイアウォールによって 遮 断 されないことを 確 認 してください。VCS によって 使 われるポートとサービスの 一 覧 については、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong><strong>Server</strong> インストールガイド』を 参 照 してください。VCS によって 必 要 な TCP ポートが 遮 断 されないようにファイアウォールポリシーを 設定 してください。 必 要 な 設 定 については、それぞれのファイアウォールまたは OS のベンダー 文 書 を 参 照 してください。SMF をサポートするために VCS をアップグレードするときに、 古 いlegacy_run サービスが 現 れる [2431741]Solaris 10 システムに VCS 5.0MPx がインストールされている 場 合 、VCS は、 開 始 するサービスの 管 理 のために RC スクリプトを 使 います。VCS のために SMF をサポートする任 意 のバージョンに VCS をアップグレードする 場 合 、SMF サービスに 加 え、これらの RCスクリプトに 対 して 古 い legacy_run サービスが 表 示 されます。回 避 策 : これらのレガシーサービスを 削 除 するには、 次 の 2 つの 方 法 があります。■svccfg -s smf/legacy_run を 使 って svccfg コンソールを 開 き、レガシーサービスを 削 除 します。次 に 例 を 示 します。svccfg -s smf/legacy_runsvc:/smf/legacy_run> listpg *rc2_d_S70llt framework NONPERSISTENTrc2_d_S92gab framework NONPERSISTENTsvc:/smf/legacy_run> delpg rc2_d_S70lltsvc:/smf/legacy_run> delpg rc2_d_S92gabsvc:/smf/legacy_run> exit■システムを 再 起 動 します。


70第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題AlternateIO リソースがある VCS クラスタノードで hastop -all コマンドを 実 行 し、StorageSG にサービスグループがあると、ノードがLEAVING 状 態 のままになることがあるAlternateIO リソースが 設 定 された VCS クラスタノードで、StorageSG 属 性 に Zpool、VxVM、または CVMVolDG の 各 リソースがあるサービスグループが 含 まれると、「hastop-local」または「hastop -all」コマンドによってノードが「LEAVING」 状 態 のままになることがあります。この 問 題 は、 代 替 の I/O ドメインのシナリオにおいて、LDom リソースが 含 まれるサービスグループと、 論 理 ドメインにエクスポートされるストレージリソースが 含 まれるサービスグループの 間 に 依 存 関 係 がないことが 原 因 で 発 生 します。このシナリオでは、VCS はリソースを 使 う 論 理 ドメインを 停 止 する 前 に、ストレージサービスグループを 停 止 するように 試 みることがあります。回 避 策 : hastop -local コマンドまたは hastop -all コマンドを 発 行 する 前 に、LDomサービスグループを 停 止 してください。システムメッセージの 中 の 文 字 が 失 われる [2334245]特 定 のコマンドに 応 じ、 特 に 長 いシステムメッセージが 表 示 される 場 合 、メッセージ 中 の文 字 が 失 われることがあります。回 避 策 : 回 避 策 はありません。VCS エンジンに 関 する 問 題CPU 使 用 率 が 非 常 に 高 いと、HAD による GAB へのハートビートの 送 信 が 失 敗 する 場 合 があるCPU 使 用 率 が 100% に 非 常 に 近 いと、HAD による GAB へのハートビートの 送 信 が 失敗 する 場 合 があります。 [1818687]engine_A.log ファイルにホスト 名 が 見 つからないGUI は engine_A.log ファイルを 読 み 込 みません。GUI は engine_A.ldf ファイルを 読 み取 り、そのメッセージ ID を 取 得 し、 次 に 適 切 なロケール( 日 本 語 または 英 語 )の bmc ファイルのメッセージをクエリーします。bmc ファイルにシステム 名 が 存 在 しないため、それらは 失 われているものとして 読 み 込 まれます。 [1736295]


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題71エージェントフレームワークが hares -action コマンドを 拒 否 することがあるプローブ 対 象 のリソースが 無 効 化 された 後 に 有 効 化 されるとき、エージェントがそのリソースを 正 常 に 監 視 するまでの 間 、エージェントフレームワークが hares -action コマンドを 拒 否 することがあります。uuidconfig.pl -clus -display -use_llthost コマンドの 実 行 時 に 文字 破 損 が 発 生 する [2350517]パスワードなしの ssh または rsh が 設 定 されていない 場 合 、 英 語 以 外 のロケールのuuidconfig.pl コマンドを 使 用 すると、パスワードの 入 力 を 促 すメッセージを 表 す 英 語以 外 の 文 字 列 の 代 わりに、 文 字 化 けした 文 字 が 表 示 されることがあります。回 避 策 : 回 避 策 はありません。TriggerPath の 先 頭 または 末 尾 に 複 数 のスラッシュがあると、トリガが 実 行 されない [2368061]TriggerPath 属 性 で 指 定 するパスの 先 頭 または 末 尾 に、 複 数 の「¥」 文 字 を 含 めることはできません。回 避 策 : パスの 先 頭 または 末 尾 から、 余 分 な「¥」 文 字 を 削 除 してください。EngineRestarted に 誤 った 値 があるノードで、サービスグループが 自 動 起 動 しない [2397532]HAD が hashadow プロセスで 再 起 動 されるときに、すべてのサービスグループがプローブされるまでの 間 、EngineRestarted 属 性 の 値 が 一 時 的 に 1 に 設 定 されます。すべてのサービスグループがプローブされると、 値 はリセットされます。 別 のノードの HAD がほぼ 同 時 に 開 始 された 場 合 、EngineRestarted 属 性 の 値 がリセットされない 可 能 性 があります。そのため、サービスグループは、EngineRestarted 属 性 の 値 の 不 一 致 により、 新しいノードで 自 動 起 動 されません。回 避 策 : EngineRestarted が 1 に 設 定 されたノードで VCS を 再 起 動 してください。最 上 位 のリソースが 無 効 になると、グループがオンラインにならない [2486476]依 存 関 係 がない 最 上 位 のリソースが 無 効 になり、その 後 で 他 のリソースがオンラインにならない 場 合 、 次 のメッセージが 表 示 されます。VCS NOTICE V-16-1-50036 There are no enabledresources in the group cvm to online回 避 策 : 無 効 になった 最 上 位 のリソースの 子 リソースをオンラインにしてください。


72第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題NFS リソースが 再 起 動 されたときに、 予 想 外 にオフラインになりエラーが 報 告 される [2490404]エージェントプロセスが HAD によって 複 数 回 再 起 動 され、エージェントプロセスのうちの1 つのみが 有 効 で、 残 りのプロセスは 外 部 で 終 了 または 停 止 されずに 中 止 された 場 合 、VCS はリソース 操 作 を 実 行 しません。エージェントプロセスが 実 行 中 の 場 合 でも HAD はそれを 認 識 せず、そのためどのようなリソース 操 作 も 実 行 しません。回 避 策 : 強 制 的 にエージェントプロセスを 停 止 してください。子 グループがオンラインのノードで、 親 グループがオンラインにならない [2489053]これは、 親 グループの AutostartList に、 子 グループがオンラインであるノードエントリが含 まれていない 場 合 に 起 こります。回 避 策 : システム 名 を 指 定 することで 親 グループをオンラインにし、その 後 で hargp-online [parent group] -any コマンドを 使 って 親 グループをオンラインにしてください。VCS が LEAVING 状 態 にあるときに、temp 属 性 を 修 正 できない[2407850]ローカルノードが LEAVING 状 態 にある 場 合 、temp 属 性 を 修 正 するための ha コマンドが 拒 否 されます。回 避 策 : 別 のノードからコマンドを 実 行 するか、 設 定 の 読 み 取 り 書 き 込 みを 有 効 にしてください。セキュリティ 保 護 された WAC とセキュリティ 保 護 されていない WACが 接 続 されている 場 合 、engine_A.log は 5 秒 間 隔 でログを 受 信する [1539646]GCO 内 の 2 つ WAC は、 常 にセキュアモードまたは 非 セキュアモードのどちらかで 開 始される 必 要 があります。セキュリティ 保 護 された WAC 接 続 とセキュリティ 保 護 されていない WAC 接 続 があると、ログメッセージが engine_A.log ファイルに 送 信 されます。回 避 策 : WAC が GCO 内 の 両 方 のクラスタでセキュアモードまたは 非 セキュアモードのどちらかで 実 行 中 であることを 確 認 してください。Oracle グループはセカンダリクラスタでファイアドリルグループがオンラインになっている 場 合 にはオンラインにならない [2556835]ローカルクラスタでパラレルグローバルサービスグループの 障 害 が 発 生 し、ローカルクラスタ 内 にフェールオーバーターゲットが 見 つからなかった 場 合 、リモートクラスタへのサービスグループのフェールオーバーが 試 みられます。しかし、リモートクラスタでサービスグ


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題73ループのファイアドリルがオンラインになっている 場 合 には、オフラインローカルの 依 存 関係 に 対 する 違 反 となるので、グローバルサービスグループはリモートクラスタにフェールオーバーすることができません。回 避 策 : リモートクラスタのファイアドリルサービスグループをオフラインにして、サービスグループをオンラインにしてください。障 害 回 復 のシナリオで、フェールオーバーの 際 に、セカンダリサイトの Oracle サービスグループで 障 害 が 発 生 する [2558903]Oracle サービスグループは、プライマリサイトで 災 害 が 発 生 したとき、DR サイトでオンラインになることができません。このことは、サービスグループの AutoFailover 属 性 が 1 に設 定 されていて、DR サイトの 対 応 するサービスグループのファイアドリルがオンラインになっている 場 合 に、 発 生 します。ファイアドリルサービスグループは、DR サイト 上 でオンラインのままになっている 可 能 性 があります。回 避 策 : Oracle(または 任 意 のデータベース)リソースを 含 んでいるサービスグループで障 害 が 発 生 した 場 合 、DR サイトでファイアドリルがオンラインになっている 間 の 自 動 DRフェールオーバーが 試 行 された 後 で、ファイアドリルサービスグループを 手 動 でオフラインにしてください。それから、DR サイトの Oracle サービスグループをオンラインにすることを 試 みてください。POSTONLINE トリガと POSTOFFLINE トリガはデフォルトでは 有 効にならない [2567387]VCS 6.0 以 前 、POSTONLINE トリガと POSTOFFLINE トリガはデフォルトで 有 効 になりました。そのため、サービスグループがオンラインになると、 常 にトリガが 実 行 されました。VCS 6.0 では、VCS 6.0 にアップグレードする 時 に、 常 に 明 示 的 に POSTONLINE トリガと POSTOFFLINE トリガを 有 効 にする 必 要 があります。または、アップグレード 後 にトリガを 実 行 するには、 次 のように 操 作 します。1 アップグレード 前 に、/etc/sysconfig/vcs に vcs_start = 0 を 設 定 します。これにより、HAD がアップグレード 後 開 始 されなくなります。2 VCS 6.0 に 既 存 の VCS をアップグレードします。3 /etc/sysconfig/vcs に vcs_start = 1 を 設 定 します。4 hastart を 使 って 各 ノードの VCS を 開 始 します。5 必 要 なグループに 対 し、main.cf の TriggersEnabled を 次 のように 設 定 します。TriggersEnabled @={POSTONLINE, POSTOFFLINE}トリガ 動 作 の 例 :


74第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題group scriptfileonoff (SystemList = { vcssx235 = 0, vcssx236 = 1 }AutoStartList = { vcssx235, vcssx236 }TriggersEnabled @vcssx235 = { POSTONLINE })MyFileOnOff MFileOnOff (PathName = "/tmp/mf1")MyFileOnOff MFileOnOff1 (PathName = "/tmp/mf2"2 つの Cmd<strong>Server</strong> インスタンスがノードで 実 行 されている[2399292]2 つの Cmd<strong>Server</strong> インスタンスが 1 つのノードで 実 行 されていることがあります。1 つはIPv4 のインスタンスで、もう 1 つは IPv6 です。これが 機 能 に 影 響 することはありません。回 避 策 : 回 避 策 はありません。フラッシュ 操 作 と 強 制 的 なフラッシュ 操 作 後 に、サービスグループがオンラインにならないことがある [2616779]オフライン 操 作 が 正 常 に 行 われなかったサービスグループでフラッシュ 操 作 と 強 制 的 なフラッシュ 操 作 が 実 行 された 後 に、サービスグループがオンラインになることに 失 敗 する場 合 があります。回 避 策 : オフライン 操 作 が 正 常 に 行 われなかった 場 合 、 通 常 のフラッシュ 操 作 の 代 わりに、force flush コマンドを 使 ってください。 通 常 のフラッシュ 操 作 がすでに 実 行 されている 場 合 、-any オプションを 使 ってサービスグループを 開 始 します。付 属 エージェントに 関 する 問 題ゾーン 内 で 実 行 するエントリポイントが 完 全 に 取 り 消 されない[1179695]エントリポイントを 取 り 消 すと、zlogin プロセスのみが 取 り 消 されます。ゾーン 内 で 実 行 するスクリプトのエントリポイントは zlogin コマンドを 使 って fork されます。しかし、zloginコマンドは Solaris ゾーンのコンテキストで 実 行 する sh コマンドを fork します。このシェルプロセスおよびそのファミリーは zlogin プロセスのグループ ID を 継 承 せず、 代 わりに 新 しいグループ ID を 取 得 します。そのため、エージェントフレームワークがシェルプロセスの 子 または 孫 を 追 跡 することは 困 難 であり、このことが zlogin プロセスのみの 取 り 消しにつながります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題75回 避 策 : Oracle は、ローカルゾーンのエントリポイントスクリプトを 実 行 するために 開 始 された zlogin プロセスのすべての 子 を 強 制 終 了 する API またはしくみを 提 供 する 必 要 があります。Linux NFS でエクスポートされたディレクトリを Solaris の MountエージェントでマウントできないSolaris の Mount エージェントはマウントディレクトリをマウントします。この 時 点 で、LinuxNFS でエクスポートされたディレクトリをマウントしようとすると、マウントに 失 敗 して 次 のエラーが 表 示 されます。nfs mount: mount: : Not ownerこれは、システムの NFS のデフォルトバージョンが Solaris と Linux で 一 致 しないことが原 因 です。この 問 題 は、Mount リソースの MountOpt 属 性 の 値 を vers=3 に 設 定 することによって回 避 できます。例root@north $ mount -F nfs south:/test /logo/nfs mount: mount: /logo: Not ownerroot@north $Mount nfsmount ()MountPoint = "/logo"BlockDevice = "south:/test"FSType = nfsMountOpt = "vers=3"ノードからのすべてのストレージパスが 無 効 な 場 合 に zpool コマンドがループに 陥 るSolaris Zpool エージェントは、zpool コマンドを 実 行 して zpool のインポートとエクスポートを 行 います。ストレージへのすべてのパスが 無 効 な 場 合 、zpool コマンドは 応 答 しません。それどころか、zpool export コマンドがループに 陥 り、zpool をエクスポートしようとします。この 状 態 は、ストレージパスが 復 元 され、zpool が 消 去 されるまで 続 きます。その 結果 、Zpool エージェントのオフライン 化 とクリーンプロシージャが 失 敗 し、サービスグループは 他 のノードにフェールオーバーできません。回 避 策 : ストレージパスを 復 元 し、 保 留 中 のすべてのコマンドが 正 常 に 実 行 されるようにzpool clear コマンドを 実 行 する 必 要 があります。これにより、サービスグループは 別 のノードにフェールオーバーできるようになります。


76第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題グローバルゾーンからファイルシステムと 共 にゾーンの 停 止 が 試行 された 場 合 、ゾーンが 停 止 状 態 のままになる [2291200]ファイルシステムをマウント 解 除 せずにゾーンが 停 止 された 場 合 、そのゾーンは 停 止 状 態に 移 行 し、zoneadm コマンドで 停 止 されません。回 避 策 : ファイルシステムをグローバルゾーンから 手 動 でマウント 解 除 した 後 で、ゾーンを停 止 してください。VxFS の 場 合 、グローバルゾーンからのファイルシステムのマウント 解除 には、 次 のコマンドを 使 います。VxFSMountLock が 1 のときにマウント 解 除 するには、 次 のコマンドを 使 います。umount -o mntunlock=VCS /VxFSMountLock が 1 のときに 強 制 的 にマウント 解 除 するには、 次 のコマンドを 使 います。# umount -f -o mntunlock=VCS /VxFSMountLock が 0 のときにマウント 解 除 するには、 次 のコマンドを 使 います。# umount /VxFSMountLock が 0 のときに 強 制 的 にマウント 解 除 するには、 次 のコマンドを 使 います。# umount -f /ゾーンを 停 止 するには、 次 のコマンドを 使 います。# zoneadm -z haltProcess エージェントと ProcessOnOnly エージェントは 複 数 の 空白 が 含 まれる 属 性 値 を 拒 否 する [2303513]Process エージェントと ProcessOnOnly エージェントは、 複 数 の 空 白 で 区 切 られている引 数 の 属 性 値 を 受 け 入 れません。 引 数 属 性 は、プロセスの 引 数 のセットを 指 定 します。スクリプトがプロセスを 制 御 する 場 合 は、そのスクリプトが 引 数 として 渡 されます。 複 数 の 引数 を 区 切 るには、 単 一 の 空 白 を 使 用 する 必 要 があります。 引 数 の 間 に 複 数 のスペースを挿 入 したり、 属 性 の 先 頭 や 末 尾 にスペースを 挿 入 したりすることはできません。この 属 性は 80 文 字 以 内 にする 必 要 があります。回 避 策 : 引 数 の 属 性 値 を 区 切 る 場 合 には、 単 一 の 空 白 のみを 使 用 してください。 引 数 の属 性 値 の 間 の 複 数 の 空 白 や、 後 続 の 空 白 文 字 は 避 けてください。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題77ストレージの 接 続 が 失 われた 場 合 、zpool コマンドがハングアップし、 再 ブートまでメモリに 残 る [2433609]zpool の FailMode 属 性 が continue または wait に 設 定 され、 下 位 のストレージが 利 用可 能 でなければ、zpool コマンドはハングアップし、 次 の 再 ブートまでメモリに 残 ります。これは、ディスクへのストレージの 接 続 性 が 失 われ、zpool コマンドがハングアップし、 停止 や 強 制 終 了 できない 場 合 に 起 こります。monitor エントリポイントによって 実 行 されたzpool コマンドはメモリに 残 ります。回 避 策 : この 問 題 に 対 する 推 奨 される 回 避 策 はありません。Application エージェントは、envfile が 設 定 されシェルが csh の状 態 で、ユーザーを root として 処 理 できない [2584285]Application エージェントは、envfile が 設 定 されシェルが csh の 状 態 のとき、ユーザーを root として 処 理 できません。Application エージェントは、root ユーザーに 対 してStart/Stop/Monitor/Clean の 各 プログラムを 実 行 するために、system コマンドを 使います。これにより、Start/Stop/Monitor/Clean の 各 プログラムは sh シェルで 実 行 されるため、root ユーザーに csh シェルがあり、EnvFile がそれに 応 じて 記 述 されているときに、エラーが 発 生 します。回 避 策 : root ユーザーのシェルとして csh を 設 定 しないでください。 代 わりに、root のシェルとして sh を 使 います。設 定 された MountPoint パスにスペースが 含 まれている 場 合 、Mount リソースに 対 する IMF 登 録 に 失 敗 する [2442598]Mount リソースの 設 定 された MountPoint パスにスペースが 含 まれている 場 合 、Mountエージェントはリソースを 正 しくオンラインにできますが、ONLINE 監 視 のための IMF 登録 に 失 敗 します。これは、AMF ドライバが、パス 内 のスペースをサポートしていないために 発 生 します。 先 頭 と 末 尾 のスペースはエージェントによって 処 理 され、IMF 監 視 はこうしたリソースに 対 して 実 行 できます。回 避 策 : シマンテック 社 では、パス 内 にスペースがあるリソースに 対 する IMF 監 視 をオフにすることをお 勧 めします。リソースに 対 する IMF 監 視 の 無 効 化 に 関 する 情 報 は、『<strong>Veritas</strong><strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。zoneadm が 同 時 に 呼 び 出 されると、ゾーンのリソースのオフラインに 失 敗 することがある [2353542]ゾーン EP のオフラインには、ゾーンをオフラインにするために zoneadm コマンドが 使 われます。そのため、zoneadm が 複 数 のゾーンに 対 して 同 時 に 呼 び 出 されると、コマンドが失 敗 することがあります。これは、Oracle バグ 6757506 によるもので、このバグが 原 因で、zoneadm コマンドの 複 数 のインスタンス 間 で 競 合 状 態 が 発 生 し、 次 のメッセージが 表示 されます。


78第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題zoneadm: failed to get zone name: Invalid argument回 避 策 : 回 避 策 はありません。hazonesetup スクリプトを 使 っている 間 に 変 わったパスワードが、すべてのゾーンには 適 用 されない [2332349]複 数 のゾーンに 対 して 同 じユーザー 名 を 使 う 場 合 、1 つのゾーンのパスワードを 更 新 しても、 他 のゾーンのパスワードが 更 新 されません。回 避 策 : 複 数 のゾーンのために 使 われる VCS ユーザーのパスワードを 更 新 するときに、すべてのゾーンのパスワードを 更 新 してください。MultiNICB エージェントがリンクベースの 検 出 とプローブベースの検 出 を 予 想 どおりに 実 行 できないことがある [2509232]リソース 状 態 のプローブベースの 検 出 を 実 行 するように MultiNICB エージェントを 設 定できないことがあります。MultiNICB エージェントは、LinkTestRatio 属 性 を 1 に 設 定 し、IgnoreLinkStatus 属性 を 0(ゼロ)に 設 定 することで、リンクベースの 検 出 とプローブベースの 検 出 を 実 行 するように 設 定 できます。ただし、これらの 値 を 設 定 すると、エージェントはリソース 状 態 の 識別 のための ICMP 要 求 の 送 信 に 失 敗 することがあります。その 結 果 、エージェントは 誤 ったリソース 状 態 を 報 告 し、プローブベースの 検 出 が 失 敗 することがあります。回 避 策 : LinkTestRatio 属 性 を 2 に 設 定 します。MultiNICB エージェントは、 監 視 周 期が 交 互 に 繰 り 替 えされる 毎 に、ICMP 要 求 を 送 信 し、 正 しいリソース 状 態 を 識 別 できるようになります。少 ないトラフィックのため、NIC エージェントで 誤 ったインターフェース 状 態 が 報 告 されることがある [2512592]PingOptimize が 1 に 設 定 され、NetworkHosts が 指 定 されていないときに、インターフェースの 健 全 性 を 報 告 するために、NIC エージェントはパケットカウントに 依 存 します。インターフェースのトラフィックが 十 分 でないと、NIC エージェントはインターフェースの誤 った 状 態 を 報 告 することがあります。回 避 策 : 次 の 回 避 策 のうちのいずれかで 問 題 が 解 決 するはずです。■■PingOptimize = 0 を 設 定 します。これにより、NIC エージェントは、インターフェースにトラフィックがない 時 はいつでもブロードキャストアドレスに ping を 実 行 します。NetworkHosts の 有 効 な 値 を 設 定 します。これにより、 状 態 の 健 全 性 を 調 べるため、NIC のエージェントは NetworkHosts に ping を 実 行 するようになります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題79ネットワークケーブルが 抜 かれた 場 合 、RemoteGroup エージェントがフェールオーバーしない [2588807]ネットワークケーブルが 抜 かれた 場 合 、ControlMode が OnOff に 設 定 されたのRemoteGroup リソースは、クラスタの 別 のノードにフェールオーバーしないことがあります。RemoteGroup リソースがリモートクラスタに 接 続 できない 場 合 、このリソースの 状 態は UNKNOWN になります。回 避 策 :■リモートクラスタに 接 続 し、RemoteGroup リソースをオフラインにすることを 試 してください。■ リモートクラスタに 接 続 できず、ローカルサービスグループを 停 止 したい 場 合 、RemoteGroup リソースの ControlMode オプションを MonitorOnly に 変 更 します。その 後 、RemoteGroup リソースをオフラインにすることを 試 します。リソースがオフラインになった 後 は、リソースの ControlMode オプションを OnOff に 変 更 します。サービスグループでの 同 時 違 反 [2555306]ストレージの 接 続 が 失 われるか、VxDMP 以 下 のすべてのパスが 無 効 化 され、PanicSystemOnDGLoss が 0 に 設 定 されている 場 合 、Volume リソースの 同 時 性 違 反 とデータ 破 損 が 起 きることがあります。これは 次 の 場 合 に 発 生 します。■■クラスタ 環 境 または 設 定 では、クラスタ 全 体 の 属 性 UseFence が SCSI3 に 設 定 されており、サービスグループに Volume リソースと、PanicSystemOnDGLoss 属 性 が 0(ゼロ)に 設 定 されている DiskGroup リソースが 含 まれる 場 合 。ストレージの 接 続 が 失 われるか、VxDMP 以 下 のすべてのパスが 無 効 化 され、VCSがサービスグループにフェールオーバーする 場 合 。サービスグループがエラーになり DG が 手 動 でデポートされていないノードでストレージ 接 続 がリストアされた 場 合 、サービスグループのフェールオーバー 中 にディスクグループがデポートされないと、ボリュームが 開 始 されることがあります。そのため、ボリュームリソースは 両 方 のノードで 状 態 をオンラインとして 表 示 し、その 結 果 同 時 性 違 反 が 発 生 します。これはデータ破 損 の 原 因 となることがあります。回 避 策 : ストレージ 接 続 のリストア 後 、ディスクグループがすぐにデポートされることを 確 認してください。ディスクグループリソースが 設 定 され、PanicSystemOnDGLoss 属 性 が 必 要 に 応 じて 1または 2 に 設 定 されているときは、 常 にボリュームリソースを 設 定 することをお 勧 めします。Coordpoint エージェントがエラー 状 態 のままになる [2555191]Coordpoint エージェントが、rfsm が 再 生 中 の 状 態 になることを 検 出 するために、エラー状 態 のままになります。


80第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題回 避 策 : エラーを 解 決 し、フェンシングを 再 設 定 してください。コンテナで 実 行 されるアプリケーションに 対 し、 同 時 性 違 反 (PCV)の 防 止 がサポートされない [2536037]コンテナで 実 行 されるアプリケーションに 対 し、そのリソースが IMF に 登 録 されていない場 合 、VCS は 類 似 の 機 能 を 使 います。そのため、このときリソースをオフラインにするための IMF 制 御 がありません。 同 じリソースが 複 数 のノードでオンラインになると、エージェントは 検 出 してエンジンに 報 告 します。エンジンはリソースをオフラインにするためにオフライン 監 視 を 使 います。そのため、 同 じリソースが 複 数 のノードで 同 時 にオンラインになることを 検 出 する 前 にタイムラグが 生 じた 場 合 でも、VCS はリソースをオフラインにします。PCV は、Solaris のローカルゾーン 内 部 で 実 行 中 のアプリケーションに 対 して 機 能 しません回 避 策 : 回 避 策 はありません。NFS に 対 する IPv6 サポートがない [2022174]IPv6 は NFS に 対 してサポートされません。回 避 策 : 回 避 策 はありません。Netmask の 値 が 16 進 の IPMultiNIC の 場 合 、Monitor プログラムはリソースを UNKNOWN に 変 更 しない [2583526]IPMultNIC タイプのリソースの 場 合 、Netmask 属 性 の 値 が 16 進 形 式 で 指 定 されていると、Monitor プログラムはリソースの 状 態 を UNKNOWN に 変 更 しません。NetMask 属 性 の 値 が 16 進 形 式 で 指 定 されているときに、Monitor はリソースの 状 態 を遷 移 しません。そのため、コード 関 連 エラーがログに 記 録 されることがあります。回 避 策 : 回 避 策 はありません。共 有 リソースが 予 想 外 にオフラインになることが 原 因 で、サービスグループがフェールオーバーする [1939398]NFSRestart リソースがオフラインになり、UseSMF 属 性 が 1 に 設 定 されていると、 共 有 リソースが 予 想 外 にオフラインになり、フェールオーバーが 起 こります。NFSRestart リソースがオフラインになるときに、NFS デーモンは 停 止 します。UseSMF属 性 が 1 に 設 定 されていると、エクスポートされたファイルシステムは 利 用 不 能 になり、そのために 共 有 リソースは 予 想 外 にオフラインになります。回 避 策 : 共 有 リソースの ToleranceLimit の 値 に、1 を 超 える 値 を 設 定 してください。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題81Mount エージェントでループバックマウントのすべてのシナリオがサポートされない [2604471]VCS 制 御 下 のマウントポイントの 場 合 、マウントポイントに 対 してループバックマウントを 作成 できます。たとえば、マウントポイント /mntpt が /a にループバックマウントとしてマウントされ、/a が /b にループバックマウントとしてマウントされると、マウントリソースのオフラインとオンラインに 失 敗 します。回 避 策 : マウントポイント /mntpt を /b にループバックマウントとしてマウントしてください。MonitorProgram に 実 行 権 限 がない 場 合 、Application リソースの 状 態 が OFFLINE として 報 告 される [2612140]MonitorProgram コマンドが 実 行 されたときに、 実 行 権 限 がない 場 合 、Application エージェントによって、リソースの 状 態 が UNKNOWN でなく OFFLINE として 報 告 されます。回 避 策 : MonitorProgram コマンドに 実 行 権 限 があることを 確 認 してください。NFS クライアントでネットワークスプリットブレインによる I/O エラーが 報 告 される [2564517]ネットワークスプリットブレインが 起 きると、エラーが 発 生 したノードがパニックになることがあります。したがって、リソースのいくつか(IP リソースなど)がエラーが 発 生 したノードでまだオンラインであるため、またはエラーが 発 生 したノードのディスクグループが 無 効 にされても、 同 じノードの IP リソースがオンラインのままであるため、フェールオーバーノードのサービスグループはオンラインへの 移 行 に 失 敗 することがあります。回 避 策 : サービスグループ 内 の 各 システムの DiskGroup リソースを 含 むサービスグループに 対 し、preonline トリガを 設 定 してください。1 preonline_ipc トリガを /opt/VRTSvcs/bin/sample_triggers/VRTSvcs から/opt/VRTSvcs/bin/triggers/preonline/ に T0preonline_ipc としてコピーします。# cp /opt/VRTSvcs/bin/sample_triggers/VRTSvcs/preonline_ipc/opt/VRTSvcs/bin/triggers/preonline/T0preonline_ipc2 サービスグループに 対 して PREONLINE トリガを 有 効 にします。# hagrp -modify TriggersEnabled PREONLINE-sys


82第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題VCS 6.0 への 完 全 アップグレード 後 、アップグレード 前 にエージェントがオンラインだった 場 合 、エージェントはオンラインになることに 失 敗 する [2618482]NFSRestart、DNS、LDom、Project の 各 タイプのリソースは、VCS 6.0 への 完 全 アップグレード 前 にオンラインだった 場 合 、アップグレード 後 自 動 的 にはオンラインになりません。回 避 策 : アップグレード 前 にオンラインだったリソースは、アップグレード 後 に 手 動 でオンラインにしてください。無 効 な Netmask の 値 によってコードエラーが 表 示 されることがあるIP リソース 属 性 に 無 効 な Netmask の 値 を 指 定 した 場 合 、リソースをオンラインにしようとするときに、 次 のようなコードエラーが 表 示 されることがあります。==================================Illegal hexadecimal digit 'x' ignored at/opt/VRTSperl/lib/site_perl/5.12.2/Net/Netmask.pm line 78.ifconfig: : bad address==============================================回 避 策 : 有 効 な Netmask の 値 を 指 定 したことを 確 認 してください。VCS データベースエージェントに 関 する 問 題診 断 監 視 が VCS agent for Oracle と 連 携 して 機 能 しない[2101570、1985055]Oracle 社 が 提 供 する 診 断 用 API の 非 互 換 性 が 原 因 で、Oracle エージェントでの 診 断監 視 が Oracle agent for VCS で 機 能 しません。解 決 策 : MonitorOption 属 性 を 0 に 設 定 して、 診 断 監 視 を 無 効 にします。VCS agent for Oracle に 対 して 計 画 的 オフラインが 機 能 しない[1805719]診 断 監 視 に 関 する 問 題 が 原 因 で、 意 図 的 なオフラインが VCS agent for Oracle に 対 して 機 能 しません。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題83init スクリプト 内 に、ohasd のエントリがあることの 確 認 [1985093]プロセスが 強 制 終 了 したか、またはコンピュータが 再 ブートされるときにプロセスが 自 動 的に 再 起 動 するように、ohasd プロセスの init スクリプトにエントリがあることを 確 認 してください。回 避 策 : ohasd プロセスの 再 起 動 。/etc/inittab ファイルに ohasd process を 追 加して、プロセスの 強 制 終 了 時 またはマシンの 再 ブート 時 に 必 ず、このプロセスが 自 動 的 に再 起 動 するようにします。ASMInstAgent が ASM ディスクグループの ASM インスタンスに対 して pfile/spfile を 持 つことをサポートしないASMInstAgent は、ASM ディスクグループの ASM インスタンスに 対 して pfile/spfile を持 つことをサポートしません。回 避 策 :デフォルトの $GRID_HOME/dbs ディレクトリに pfile/spfile のコピーを 入 れておき、ASMインスタンスの 起 動 中 にこれが 選 択 されるようにします。VCS agent for ASM: 診 断 監 視 が ASMInst エージェントでサポートされないASMInst エージェントは 診 断 監 視 をサポートしません。回 避 策 : MonitorOption 属 性 を 0 に 設 定 します。特 定 の Oracle エラーに 指 定 された NOFAILOVER アクションOracle 用 <strong>Veritas</strong> High Availability エージェントでは、 詳 細 監 視 時 に 検 出 された Oracleエラーの 処 理 が 改 善 されています。このエージェントは、Oracle エラーとそれに 対 するアクションの 一 覧 で 構 成 された 参 照 ファイル oraerror.dat を 使 います。アクションについて、 詳 しくは『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> Agent for Oracle インストールおよび 設 定 ガイド』を 参 照 してください。現 在 、この 参 照 ファイルでは、 次 の Oracle エラーが 起 きた 場 合 の 対 応 策 としてNOFAILOVER アクションが 指 定 されています。ORA-00061, ORA-02726, ORA-6108, ORA-06114NOFAILOVER の 場 合 、エージェントはリソースの 状 態 を OFFLINE に 設 定 し、サービスグループをフリーズします。エージェントを 停 止 し、oraerror.dat ファイルを 編 集 して、NOFAILOVER アクションを 環 境 に 応 じた 適 切 なアクションに 変 更 することもできます。エージェントを 再 起 動 すると、 変 更 が 有 効 になります。


84第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題ASM インスタンスが ASMDG リソースのオフライン 後 に VxVM ボリュームをマウント 解 除 しないASMInstance リソースが 別 々のパラレルサービスグループの 一 部 としである 設 定 では、ASMDG リソースがオフラインになった 後 でも ASM インスタンスがボリュームをマウント 解除 しません。このため、Volume リソースをオフラインにできません。この 問 題 は、VxVMボリュームを ASM ディスクグループとして 使 用 しているときに 起 きます。 [918022]回 避 策 : ASMDG リソースが 設 定 されている 場 合 は、ASMInstance リソースをフェールオーバーサービスグループの 一 部 として 設 定 します。エージェントフレームワークに 関 する 問 題「hares -action」コマンド 使 用 中 の 英 語 テキスト(1786742)説 明 : hares -action の 出 力 が、 設 定 済 みのロケールの 言 語 ではなく 英 語 のテキストで 表示 されます。解 決 策 : ありません。エージェントフレームワークが 依 存 属 性 の 前 後 のスペースを 処 理できないエージェントフレームワークでは、 依 存 リソースのターゲットリソース 属 性 名 にスペースを使 用 できません。回 避 策 : 依 存 リソースのターゲットリソース 属 性 名 の 先 頭 と 末 尾 にスペースを 入 れないでください。エージェントフレームワークはサービススレッドがエントリポイント内 でハングアップした 場 合 に 検 出 しない [1511211]まれに、エージェントフレームワークはすべてのサービススレッドが C エントリポイント 内 でハングアップした 場 合 に 検 出 しません。この 場 合 、それらを 正 常 に 取 り 消 さないことがあります。回 避 策 : エージェントのサービススレッドがハングアップした 場 合 、kill 信 号 を 送 信 して、エージェントを 再 起 動 します。 次 のコマンドを 実 行 します。kill -9 hung agent's pid。haagent -stop コマンドはこの 状 況 で 機 能 しません。リソースをオンラインとオフラインにする 間 の IMF 関 連 のエラーメッセージ [2553917]AMF に 登 録 されたリソースに 対 し、hagrp -offline または hagrp -online を 明 示 的に、または 一 括 処 理 で 実 行 してリソースをそれぞれオフラインまたはオンラインにする 場合 、どちらのときにも IMF でエラーメッセージが 表 示 されます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題85表 示 されるエラーは 想 定 される 動 作 であり、IMF 機 能 にまったく 影 響 しません。回 避 策 : 回 避 策 はありません。Live Upgrade に 関 する 問 題Solaris 10 Update 10 への Live Upgrade を 実 行 した 後 、 代 替 ブートの 環 境 からのブートが 失 敗 することがある(2370250)設 定 に、クラスタ 内 の CFS としてマウントされている 共 有 ディスクグループ 内 のボリュームが 含 まれている 状 況 で、vxlustart コマンドを 使 用 してサポート 対 象 の Solaris バージョンから Solaris 10 Update 10 への Live Upgrade を 実 行 した 場 合 、 代 替 ブート 環 境 からのブートに 失 敗 することがあります。回 避 策 :vxlufinish コマンドを 実 行 します。システムを 再 ブートする 前に、/altroot.5.10/etc/vfstab ディレクトリ 内 にある、CFS としてマウントされる 共 有ディスクのすべてのボリュームのエントリを 手 動 で 削 除 してください。Solaris 10 Update 10 への Live Upgrade はゾーンが 存 在 する 場合 に 失 敗 する(2521348)ゾーンが 存 在 する 場 合 に vxlustart コマンドを 使 用 して Solaris 10 Update 7 5.1SP1から Solaris 10 Update 10 に SFCFSHA Live Upgrade を 実 行 すると、 次 のエラーメッセージを 出 して 失 敗 します。ERROR: Installation of the packages from this media of the media failed;pfinstall returned these diagnostics:Processing default locales- Specifying default locale (en_US.ISO8859-1)Processing profileERROR: This slice can't be upgraded because of missing usr packages forthe following zones:ERROR:ERROR:zone1zone1ERROR: This slice cannot be upgraded because of missing usr packagesfor one or more zones.The Solaris upgrade of the boot environment failed.これは Solaris の luupgrade コマンドを 使 用 した 場 合 に 発 生 する 既 知 の 問 題 です。回 避 策 : この 問 題 の 可 能 な 回 避 策 があるかどうか、Oracle の 情 報 を 確 認 してください。


86第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題Sparc では Solaris 9 から Solaris 10 Update 10 への LiveUpgrade に 失 敗 することがある(2424410)Sparc 上 での Solaris 9 から Solaris 10 Update 10 への Live Upgrade は、 次 のエラーにより 失 敗 することがあります。Generating file list.Copying data from PBE to ABE .99% of filenames transferredERROR: Data duplication process terminatedunexpectedly.ERROR: The output is .29794 KilledFixing zonepaths in ABE.Unmounting ABE .100% of filenames transferredReverting state of zones in PBE.ERROR: Unable to copy file systems from boot environment to BE .ERROR: Unable to populate file systems on boot environment .Removing incomplete BE .ERROR: Cannot make file systems for boot environment .これは Solaris の lucreate コマンドを 使 用 した 場 合 に 発 生 する 既 知 の 問 題 です。回 避 策 : この 問 題 の 可 能 な 回 避 策 があるかどうか、Oracle の 情 報 を 確 認 してください。日 本 語 ロケールの VCS に 関 する 問 題この 項 では 日 本 語 ロケールの VCS 6.0 に 関 する 問 題 について 説 明 します。hares -action コマンドが 英 語 で 出 力 を 表 示 する [1786742]hares -action コマンドが 英 語 で 出 力 を 表 示 します。文 字 破 損 の 問 題文 字 破 損 は、インストーラがフランスロケールの HIASCII オプションを 使 って 実 行 される場 合 に 発 生 します。 [1539754, 1539747]回 避 策 : 回 避 策 はありません。ゾーン 内 のメッセージがローカライズされていないロケールが Solaris ゾーンに 対 して 正 しく 設 定 されません。そのため、ゾーン 内 でローカライズされたメッセージを 表 示 できないことがあります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題87回 避 策 : 回 避 策 はありません。hamsg を 使 って 表 示 されるローカライズされた 文 字 があるシステムメッセージが、 正 しく 表 示 されないことがあるhamsg を 使 ってシステムメッセージを 表 示 する 場 合 、メッセージに 英 語 とローカライズされた 文 字 の 組 合 せがあると、メッセージが 正 しく 表 示 されないことがあります。 [2405416]回 避 策 : 回 避 策 はありません。ただし、VCS ログファイルで 英 語 のメッセージを 表 示 できます。グローバルクラスタに 関 する 問 題LLT に 関 する 問 題グローバルクラスタ 環 境 のセキュリティ 保 護 されたサイトで、エンジンログファイルが 著 しく 多 くのログメッセージを 受 け 取 る [1539646]1 つのサイトで WAC プロセスがセキュアモードで 動 作 し、 別 のサイトがセキュアモードを使 用 していない 場 合 、セキュリティ 保 護 されたサイトのエンジンログファイルは 5 秒 ごとにログを 取 得 します。回 避 策 : グローバルクラスタの 2 つの WAC のプロセスは、セキュアモードか 非 セキュアモードのいずれかで 常 に 起 動 される 必 要 があります。セキュリティ 保 護 された WAC 接 続と、セキュリティ 保 護 されていない WAC 接 続 により、エンジンログファイルが 上 のメッセージでいっぱいになります。ファイアドリルサービスグループがセカンダリサイトでオフラインになる 前 にアプリケーショングループがプライマリサイトでオンライン化 を 試 みる(2107386)ファイアドリルサービスグループがオフライン 化 を 試 みる 間 に、アプリケーションサービスグループがプライマリサイトでオンラインになると、アプリケーショングループで 障 害 が 発生 します。回 避 策 : アプリケーションサービスグループがプライマリサイトでオンラインになる 前 に、ファイアドリルサービスグループがセカンダリサイトで 完 全 にオフラインになるようにします。ここでは、LLT に 関 するこの<strong>リリー</strong>スでの 既 知 の 問 題 について 説 明 します。LLT ポートの 統 計 で recvbytes よりも 大 きい recvcnt が 示 されることがある(1788315)パケットを 受 信 するたびに、LLT は 次 の 変 数 を 増 分 します。


88第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題■ recvcnt(パケットごとに 1 ずつ 増 加 )■ recvbytes(すべてのパケットのパケットサイズのみ 増 加 )これらの 変 数 は 両 方 とも 整 数 です。 一 定 のトラフィックでは、recvbytes はすぐに MAX_INTに 達 してロールオーバーします。これにより recvbytes の 値 が recvcnt の 値 よりも 小 さくなることがあります。これは LLT の 機 能 に 影 響 しません。LLT は 大 きいクラスタ 設 定 のノードに 正 しくないポートレベル 接 続を 宣 言 することがある(1809827)ポートがクラスタのノードで 頻 繁 に 登 録 、 登 録 解 除 されると、LLT はポートレベルの 接 続が 別 のピアノードに 存 在 すると 宣 言 することがあります。これはポートがピアノードに 登 録されていなくても、 一 部 の 極 端 なケースで 発 生 します。GAB に 関 する 問 題ここでは、GAB に 関 するこの<strong>リリー</strong>スでの 既 知 の 問 題 について 説 明 します。GAB クライアントを 初 期 化 解 除 する 間 、「gabdebug -RGabTestDriver」のコマンドはログに refcount 値 2 を 記 録 する(2536373)-nodeinit オプションで gtx ポートを 登 録 解 除 した 後 、gabconfig -C コマンドはrefcount として 1 を 表 示 します。しかし GAB クライアントを 初 期 化 解 除 するために 強 制的 な deinit オプション(gabdebug -R GabTestDriver)を 実 行 すると、 次 のようなメッセージがログに 記 録 されます。GAB INFO V-15-1-20239Client GabTestDriver with refcount 2 forcibly deinited on user requestrefcount 値 は 内 部 的 に 1ずつ 増 やされます。しかし、refcount 値 は 2 と 表 示 されます。これは、gabconfig -C コマンドの 出 力 と 矛 盾 しています。再 設 定 時 にパニックが 発 生 する(2590413)クラスタの 再 設 定 の 際 、GAB のブロードキャストプロトコルと、シーケンス 要 求 パスとの 間で、 競 合 状 態 が 発 生 します。この 条 件 は 非 常 に 狭 いウインドウ 期 間 で 発 生 するものですが、 生 じると、GAB のマスターでパニックが 発 生 します。I/O フェンシングに 関 する 問 題ここでは、I/Oフェンシングに 関 するこの<strong>リリー</strong>スでの 既 知 の 問 題 について 説 明 します。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題89vxfen サービスのタイムアウト 問 題 による Solaris 10 ノードの 再ブートの 遅 延 (1897449)shutdown -i6 -g0 -y コマンドを 使 ってノードを 再 ブートすると、 次 のエラーメッセージが 表 示 されることがあります。svc:/system/vxfen:default:Method or service exittimed out. Killing contract 142svc:/system/vxfen:default:Method "/lib/svc/method/vxfen stop"failed due to signal Kill.このエラーは、VCS が I/O フェンシングの 停 止 を 試 みるときに vxfen クライアントが 引 き続 きアクティブになっていることが 原 因 で 発 生 します。その 結 果 、vxfen stop サービスがタイムアウトになり、システムの 再 ブートを 遅 らせます。回 避 策 : 次 の 手 順 を 実 行 して、この vxfen stop サービスのタイムアウトエラーが 起 きないようにします。vxfen stop サービスのタイムアウトエラーが 起 きないようにするには1 VCS を 停 止 します。クラスタ 内 の 任 意 のノードで、 次 のコマンドを 実 行 します。# hastop -all2 システムを 再 ブートします。# shutdown -i6 -g0 -yCP サーバーが 利 用 不 能 な IP アドレスを 繰 り 返 しログに 記 録 する(2530864)コーディネーションポイントサーバー(CP サーバー)が、vxcps.conf ファイルに 記 されている、またはコマンドラインから 動 的 に 追 加 された、どの IP アドレスからも 応 答 を 受 けなかった 場 合 、CP サーバーは、 障 害 を 示 すため、 定 期 的 な 間 隔 でログにエラーを 記 録 します。ログの 記 録 は、IP アドレスが 正 常 にバインドされるまで 続 きます。CPS ERROR V-97-51-103 Could not create socket for host10.209.79.60 on port 14250CPS ERROR V-97-1400-791 Coordination point server could notopen listening port = [10.209.79.60]:14250Check if port is already in use.回 避 策 : cpsadm コマンドの rm_port アクションを 使 用 して、 問 題 となっている IP アドレスを、 応 答 を 待 機 している IP アドレスのリストから 削 除 してください。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。


90第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題クラスタノードが CP サーバーに 登 録 されていなくてもフェンシングポート b が 数 秒 間 可 視 になる(2415619)クラスタノードが CP サーバーに 登 録 されていない 状 態 で、コーディネーションポイントサーバー(CP サーバー)の 情 報 をクラスタノードの vxfenmode に 設 定 し、フェンシングを 開 始すると、フェンシングポート b が 数 秒 間 可 視 になり、それから 消 えます。回 避 策 : この 問 題 を 解 決 するには、CP サーバーにクラスタノードとユーザーの 情 報 を 手動 で 追 加 してください。または、インストーラを 使 用 することもできます。インストーラは 設定 時 に、クラスタノードとユーザーの 情 報 をCP サーバーに 追 加 するからです。cpsadm コマンドは LLT がアプリケーションクラスタで 設 定 されていない 場 合 には 失 敗 する(2583685)cpsadm コマンドは、cpsadm コマンドを 実 行 するアプリケーションクラスタノードで LLT が設 定 されていなければ、コーディネーションポイントサーバー (CP サーバー)と 通 信 できません。 次 のようなエラーが 表 示 されます。# cpsadm -s 10.209.125.200 -a ping_cpsCPS ERROR V-97-1400-729 Please ensure a valid nodeid usingenvironment variableCPS_NODEIDCPS ERROR V-97-1400-777 Client unable to communicate with CPS.ただし、CP サーバー 上 で cpsadm コマンドを 実 行 すれば、CP サーバーをホストしているノードで LLT が 設 定 されていなくても、この 問 題 は 起 こりません。CP サーバーノード 上 のcpsadm コマンドは、LLT が 設 定 されていなければ、 常 に LLT ノード ID が 0 であると 想定 します。CP サーバーとアプリケーションクラスタ 間 のプロトコルに 従 えば、アプリケーションクラスタノード 上 で cpsadm を 実 行 した 場 合 、cpsadm はローカルノードの LLT ノード ID を CPサーバーに 送 信 する 必 要 があります。しかし、LLT が 一 時 的 に 設 定 解 除 されていた 場合 、またはノードが LLT が 設 定 されないシングルノード VCS 設 定 である 場 合 には、cpsadmコマンドは LLT ノード ID を 取 得 できません。そのような 状 況 では、cpsadm コマンド 失 敗します。回 避 策 : CPS_NODEID 環 境 変 数 を 255 に 設 定 してください。cpsadm コマンドは、LLT から LLT ノード ID を 取 得 できなかった 場 合 には、CPS_NODEID 変 数 を 読 み 込 んで、 続 行します。I/O フェンシングが 起 動 していないときに、svcs が VxFEN がオンラインであると 表 示 する(2492874)Solaris 10 SMF では、サービスの 状 態 を、サービスの 開 始 メソッドが 返 す 終 了 コードに 基づいて 判 断 します。VxFEN の 開 始 メソッドは、vxfen-startup をバックグラウンドで 実 行し、 終 了 コード 0 を 返 します。そのため、vxfen-startup スクリプトが 起 動 後 にエラーで 終


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題91了 しても、そのことは SMF まで 伝 わりません。この 動 作 のため、svcs コマンドは VxFENの 状 態 を 間 違 って 表 示 することがあります。回 避 策 : I/O フェンシングが 動 作 しているかどうかを 確 認 するには、vxfenadm コマンドを使 用 してください。CP サーバーにクラスタの 詳 細 が 存 在 しない 場 合 、VxFEN は 既 存のスプリットブレインについてのメッセージを 出 して、 失 敗 する(2433060)サーバーベースの I/O フェンシングを 開 始 するとき、ノードがクラスタに 参 加 せず、ログファイルに 次 のようなエラーメッセージを 記 録 することがあります。/var/VRTSvcs/log/vxfen/vxfen.log ファイルVXFEN vxfenconfig ERROR V-11-2-1043Detected a preexisting split brain. Unable to join cluster./var/VRTSvcs/log/vxfen/vxfen.log ファイルoperation failed.CPS ERROR V-97-1400-446 Un-authorized user cpsclient@galaxy,domaintype vx; not allowing actionアプリケーションクラスタの vxfend デーモンは、コーディネーションポイントサーバー (CPサーバー)に 対 して、GAB のメンバーシップに 属 するクラスタメンバーが CP サーバーに登 録 されているかチェックするようにとのクエリーを 出 します。アプリケーションクラスタが何 らかの 理 由 で CP サーバーに 接 触 できなかった 場 合 、フェンシングは CP サーバー 上の 登 録 を 判 断 できず、 予 防 的 にすでにスプリットブレインが 発 生 していると 想 定 します。回 避 策 : アプリケーションの VxFEN を 開 始 する 前 に、クラスタ 名 、UUID、ノード、 権 限 といったクラスタ 詳 細 が CP サーバーに 追 加 されていること 確 認 してください。vxfenswap ユーティリティは RSH の 制 限 事 項 によるコーディネーションポイントの 検 証 エラーを 検 出 しない(2531561)vxfenswap ユーティリティは、コーディネーションポイントの 検 証 のため、クラスタの 各 ノード 上 で RSH または SSH により vxfenconfig -o modify コマンドを 実 行 します。RSHを 使 用 して(-n オプションを 付 けて)vxfenswap コマンドを 実 行 した 場 合 、RSH はノードのコーディネーションポイントの 検 証 エラーを 検 出 しません。vxfenswap はこのポイントから、 検 証 がすべてのノードで 成 功 だったように 続 行 します。しかし 後 の 段 階 で、VxFEN ドライバへの 新 しいコーディネーションポイントのコミットを 試 みるときに 失 敗 します。エラーの 後 には、 全 体 の 操 作 をロールバックし、ゼロ 以 外 のエラーコードを 返 して 正 常 に 終 了 します。SSH を 使 用 して(-n オプションなしで)vxfenswap を 実 行 した 場 合 には、SSH はコーディネーションポイントの 検 証 エラーを 正 しく 検 出 し、 全 体 の 操 作 をすぐにロールバックします。


92第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題回 避 策 : SSHで(-n オプションなしで)vxfenswap ユーティリティを 使 用 してください。フェンシングが 再 ブート 後 にノードの 1 つで 起 動 しない(2573599)VxFEN の 設 定 解 除 でカーネルでの 処 理 が 完 了 していないときに VxFEN の 起 動 を 試 みた 場 合 、/var/VRTSvcs/log/vxfen/vxfen.log ファイルに 次 のエラーが 出 されます。VXFEN vxfenconfig ERROR V-11-2-1007 Vxfen already configuredただし、gabconfig -a コマンドの 出 力 にはポート b は 表 示 されません。vxfenadm -dコマンドは 次 のエラーを 表 示 します。VXFEN vxfenadm ERROR V-11-2-1115 Local node is not a member of cluster!回 避 策 : しばらくしてから 再 び VxFEN を 開 始 してください。CP サーバーをセキュアモードで 6.0 にアップグレードした 後 にcpsadm コマンドが 失 敗 する(2478502)cpsadm コマンドは、コーディネーションポイントサーバー(CP サーバー)をセキュアモードで 6.0 にアップグレードした 後 に 失 敗 することがあります。 古 い VRTSat パッケージ をシステムから 削 除 していないと、cpsadm コマンドは、システムに 存 在 するその 古 いセキュリティバイナリを 読 み 込 みます。インストーラが CP サーバーで cpsadm コマンドを 実 行 し、VCS クラスタ(アプリケーションクラスタ)を 追 加 またはアップグレードすると、インストーラも失 敗 します。回 避 策 : CP サーバーのすべてのノードで 次 の 手 順 を 実 行 します。■cpsadm という 名 前 を cpsadmbin に 変 更 します。# mv /opt/VRTScps/bin/cpsadm /opt/VRTScps/bin/cpsadmbin■次 の 内 容 で、ファイル /opt/VRTScps/bin/cpsadm を 作 成 します。#!/bin/shEAT_USE_LIBPATH=”/opt/VRTScps/lib”export EAT_USE_LIBPATH/opt/VRTScps/bin/cpsadmbin "$@"■新 しいファイルに 次 の 権 限 を 与 えます。# chmod 755 /opt/VRTScps/bin/cpsadm


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題93サーバーベースのフェンシングはデフォルトポートが 指 定 されていない 場 合 に 間 違 って 起 動 する(2403453)フェンシングをカスタマイズモードで 設 定 した 場 合 には、デフォルトのポートを 指 定 しなくても、フェンシングは 起 動 します。しかし、vxfenconfig -l コマンドではポート 番 号 が 出力 されません。回 避 策 : 少 なくとも 1 台 の CP サーバーでカスタマイズされたフェンシングを 使 用 する 場合 には、/etc/vxfenmode ファイル 内 に「port=」の 設 定 を 残 しておいてください。ポートのデフォルト 値 は 14250 です。セキュアな CP サーバーは IP アドレスとして 127.0.0.1 を 使 用 するローカルホストとは 接 続 しない(2554981)cpsadm コマンドは、IP アドレスとして 127.0.0.1 を 使 用 するローカルホストでは、セキュアな CP サーバーに 接 続 しません。回 避 策 : CP サーバーで 設 定 され、ローカルノードと 関 連 付 けられているいずれかの 仮 想IP を 使 用 して、セキュアな CP サーバーに 接 続 してください。30 秒 の 間 隔 をカスタマイズできない(2551621)vxcpserv プロセスは、 起 動 時 に IP アドレスにバインドすることができなかった 場 合 、30秒 間 隔 でその IP アドレスへのバインドを 試 みます。この 間 隔 は 設 定 可 能 ではありません。回 避 策 : 回 避 策 はありません。configure_cps.pl スクリプトで CPSSG を 設 定 する 際 に NIC リソースが 間 違 った 名 前 で 作 成 される(2585229)configure_cps.pl スクリプトが 作 成 する NIC リソースの 名 前 は、たとえば、m 番 目 のVIP を n 番 目 の NIC にマップしていて、m と n とが 必 ずしも 同 じでない 場 合 には、 正 しいものにはなりません。この 場 合 、CPSSG は 問 題 なく 動 作 し 続 けますが、configure_cps.pl で CPSSG を 設 定 解 除 しようとすると、 失 敗 します。回 避 策 : CPSSG を 設 定 解 除 するためには、VCS の 設 定 から CPSSG の 設 定 を 削 除 する必 要 があります。CP サーバーの 設 定 は、SFHA クラスタにホストされている CP サーバーのセキュアな 信 用 証 明 の 設 定 中 に、 失 敗 する(2621029)configure_cps.pl ユーティリティを 使 う CP サーバーの 設 定 は、SFHA クラスタでホストされている CP サーバーのセキュアな 信 用 証 明 を 設 定 しているときに、 失 敗 します。 次のエラーが 出 ることがあります。


94第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題Creating softlink to credential directory /etc/VRTScps/db/CPSERVERon node nodename.Unable to connect to node nodename using /usr/bin/ssh.Please configure ssh communication and retry. Exiting.回 避 策 : 次 のオプションを 使 用 することができます。■■configure_cps.pl ユーティリティを 実 行 する 前 に、root ユーザーのデフォルトシェルを KSH または bash に 変 更 します。クラスタの 各 ノードで configure_cps.pl ユーティリティを 実 行 した 後 に、 次 の 手 順を 実 行 します。■手 動 で 古 い 信 用 証 明 ディレクトリまたはソフトリンクを 削 除 します。 次 に 例 を 示 します。# rm -rf /var/VRTSvcs/vcsauth/data/CPSERVER■信 用 証 明 ディレクトリの 共 有 場 所 への 新 しいソフトリンクを 作 成 します。# ln -s path_of_CP_server_credential_directory ¥/var/VRTSvcs/vcsauth/data/CPSERVER■CPSSG サービスグループを 起 動 します。# hagrp -online CPSSG -anyIMF(Intelligent Monitoring Framework)に 関 する 問 題Firedrill セットアップ 作 成 中 の 登 録 エラー [2564350]Firedrill setup ユーティリティを 使 って Firedrill セットアップを 作 成 している 間 、VCSで 次 のエラーが 発 生 します。AMF amfregister ERROR V-292-2-167Cannot register mount offline eventFiredrill 操 作 中 に、VCS はエンジンログに IMF 登 録 エラーと 関 連 するエラーメッセージを 記 録 することがあります。これは、ファイアドリルサービスグループに、IMF を 介 して 同 じMountPoint を 監 視 する 2 番 目 の CFSMount リソースがあるために 起 こります。 同 じMountPoint のオンラインまたはオフラインのイベントを 両 方 のリソースが 登 録 しようとするために、 結 果 的 に 1 つの 登 録 に 失 敗 します。回 避 策 : 回 避 策 はありません。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題95ゾーンが 準 備 完 了 状 態 または 停 止 状 態 にあるときに、IMF はゾーンをエラーにしない [2290883]ゾーンが 準 備 完 了 状 態 または 停 止 状 態 にあるときに、IMF はゾーンをエラーにしません。ゾーンが 準 備 完 了 状 態 または 停 止 状 態 にあるかどうかを、IMF は 検 出 しません。Ready状 態 では、 実 行 中 のゾーン 内 で 動 作 しているサービスはありません。回 避 策 : ゾーンをオフラインにしてから、 再 起 動 してください。ゾーンが 保 守 状 態 に 入 るときに、IMF がゾーンの 状 態 を 検 出 しない [2534980]IMF は 状 態 の 変 更 を 検 出 しません。ただし、 次 のサイクルでは、Zone 監 視 によって 状 態の 変 更 が 検 出 されます。回 避 策 : 回 避 策 はありません。エンジンログが、AMF とのマウントオフライン 登 録 の 数 に 比 例 したメッセージでいっぱいになる [2619778]特 定 のエラー 条 件 において、AMF に 登 録 されるすべてのマウントオフラインイベントが 同時 に 通 知 されます。これにより、 登 録 されるマウントオフラインイベントごとに、 次 のメッセージがエンジンログに 出 力 されます。 VCS INFO V-16-2-13717(vcsnode001) Output of the completed operation(imf_getnotification)==============================================Cannot continue monitoring eventGot notification for group: cfsmount221==============================================これはこのエラー 条 件 での 予 想 どおりの 動 作 です。メッセージを 別 にすれば、VCS ソリューションの 機 能 には 影 響 がありません。回 避 策 : 回 避 策 はありません。haimfconfig コマンドを 使 っているときに、Pearl のエラーが 発 生するhaimfconfig コマンドを 使 っているときに、 次 の Pearl のエラーが 発 生 します。Pearl errors seen while using haimfconfig command


96第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題このエラーは、 型 固 有 の 設 定 ファイルのために main.cf で 指 定 されている 絶 対 パスが 原因 です。 現 在 、haimfconfig では main.cf の 型 固 有 の 設 定 ファイルのための 絶 対 パスをサポートしていません。回 避 策 : 実 際 のパスを 実 際 のファイル 名 に 置 き 換 え、ファイルを 絶 対 パスの 場 所 から/etc/VRTSvcs/conf/config ディレクトリにコピーしてください。たとえば、OracleTypes.cf が main.cf にインクルードされる 場 合 、 次 のようになります。include "/etc/VRTSagents/ha/conf/Oracle/OracleTypes.cf"これは main.cf で 次 のように 置 換 する 必 要 があります。include "OracleTypes.cf"<strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)に 関 連 する 問 題このセクションでは、<strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)に 関 連 する 問 題 について 説 明します。<strong>Cluster</strong> Manager の 一 部 の 機 能 がファイアウォールセットアップで動 作 しない [1392406]<strong>Cluster</strong> Manager と VCS クラスタ 間 でファイアウォール 構 成 を 使 用 した 特 定 の 環 境 では、<strong>Cluster</strong> Manager が 次 のエラーメッセージで 失 敗 します。V-16-10-13 Could not create CmdClient. Command <strong>Server</strong>may not be running on this system.回 避 策 : すべてのクラスタノードで 14150 番 のポート 開 いてください。VCS <strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)は、Sybase と SybaseBKのエージェントパスワードを 暗 号 化 しない [2379510]isvcsagencrypt フラグが Sybase.xml ファイルと SybaseBk.xml ファイルで True に 設定 されている 場 合 、 属 性 値 は 暗 号 化 されます。ただし、Sybase エージェントと SybaseBkエージェントのパスワード 属 性 には、Sybase.xml ファイルと SybaseBk.xml ファイルにTrue と 設 定 する isvcsagentcrypt フラグがありません。回 避 策 : Sybase エージェントと SybaseBk エージェントは、デフォルトでパスワードを 暗 号化 するように 修 正 されました。その 結 果 、VCS <strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)を 使 って 属 性 を 設 定 している 場 合 は、パスワードを 暗 号 化 する 必 要 はなくなりました。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項97Virtual Business Service(VBS)に 関 する 問 題共 有 サービスグループと、 別 個 のコントローラがある VirtualBusiness Service に 対 する 障 害 の 伝 播 [2407832]障 害 の 伝 播 が、 共 有 サービスグループと、 別 個 のコントローラがある 特 定 の 設 定 に 対 して動 作 しないことがあります。回 避 策 : 回 避 策 はありません。所 属 するサービスグループに、local firm 依 存 関 係 がある 複 数 の子 がある 場 合 、Virtual Business Service を 開 始 できない[2490098]所 属 するサービスグループに、local firm 依 存 関 係 がある 複 数 の 子 がある 場 合 、VirtualBusiness Service を 開 始 できません。これは、<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>(VCS)が 依 存 関係 の 伝 播 をサポートしないために 発 生 します。回 避 策 : 依 存 する VCS グループを、 依 存 関 係 なしで Virtual Business Service にプル型 で 転 送 してください。Virtual Business Service では、VCS 依 存 関 係 が 認 識 され、それらは Virtual Business Service の soft 依 存 関 係 として 扱 われます。ソフトウェアの 制 限 事 項このセクションでは、この<strong>リリー</strong>スのソフトウェアの 制 限 事 項 について 説 明 します。コンポーネントまたは 製 品 に 関 連 するソフトウェアの 制 限 事 項 の 完 全 な 一 覧 については、対 応 する<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>を 参 照 してください。p.104 の 「マニュアル」 を 参 照 してください。VCS エンジンに 関 する 制 限 事 項VCS が HostMonitor オブジェクト 名 を 使 用 するユーザー 定 義 のVCS オブジェクトを 削 除 するmain.cf ファイルに 次 のオブジェクトを 定 義 し、それが HostMonitor デーモンの 予 約 語を 使 用 している 場 合 、VCS は VCS エンジンが 起 動 したときにそれらのオブジェクトを 削 除します。[1293092]■■■VCShmg として 定 義 したすべてのグループとそのすべてのリソースHostMonitor として 定 義 したすべてのリソースタイプと、そのリソースタイプに 該 当 するすべてのリソースVCShm として 定 義 したすべてのリソース


98第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項付 属 エージェントに 関 する 制 限 事 項ホストが 切 断 された 場 合 にネットワークサービスを 使 用 したプログラムが 応 答 を 停 止 することがあるホストがネットワークから 切 断 された 場 合 、ネットワークサービスを 使 用 したプログラム(たとえば、NIS、NFS、RPC または TCP ソケットのリモートホスト 接 続 )が 応 答 を 停 止 することがあります。この 種 のプログラムをエージェントのエントリポイントとして 使 用 した 場 合 、ネットワークの 切 断 によってエントリポイントが 応 答 を 停 止 してタイムアウトになる 可 能 性 があります。たとえば、NIS マップをクライアントとして 使 うように 設 定 されたホストでは、ネットワークから 切 断 されると、ps -ef などの 基 本 的 なコマンドがハングアップする 可 能 性 があります。ユーザーはローカルに 作 成 することをお 勧 めします。ローカルユーザーを 反 映 するには、次 のように 設 定 します。/etc/nsswitch.confVolume エージェントの clean によりボリュームのリソースが 停 止する 可 能 性 があるFaultOnMonitorTimeouts 属 性 が、 監 視 のタイムアウト 後 、Volume エージェントの cleanエントリポイントを 呼 び 出 すと、vxvol -f stop コマンドが 実 行 されます。このコマンドは、まだマウントされているボリュームも 含 め、すべてのボリュームを 強 制 的 に 停 止 します。PidFiles を 使 用 してアプリケーションリソースを 監 視 する 際 に 誤 った 同 時 性 違 反 が 発 生 するアプリケーションによって 作 成 される PID ファイルには、Application エージェントによって 監 視 されるプロセスの PID が 含 まれます。これらのファイルは、アプリケーションを 実 行しているノードがクラッシュした 後 も 存 在 する 場 合 があります。ノードの 再 起 動 時 、PID ファイルにリストされている PID が、ノードで 実 行 されている 他 のプロセスに 割 り 当 てられる 場合 があります。そのため、Application エージェントが PidFiles 属 性 のみを 使 用 してリソースを 監 視 している 場 合 は、 実 行 中 のプロセスを 検 出 して、 誤 って 同 時 性 違 反 と 見 なされることがあります。その 結 果 、VCS の 制 御 下 にない 一 部 のプロセスが 停 止 される 場 合 があります。VCS の StartVolumes 属 性 の 値 に 関 係 なくディスクグループ 内 のボリュームが 自 動 的 に 起 動 するディスクグループがインポートされるときに、ディスクグループ 内 のボリュームは、VCS での StartVolumes 属 性 の 値 にかかわらず、 自 動 的 に 起 動 します。この 動 作 は、<strong>Veritas</strong>Volume Manager のシステムレベル 属 性 autostartvolumes の 値 が On に 設 定 されている 場 合 に 発 生 します。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項99回 避 策 : ディスクグループのインポート 後 にディスクグループ 内 のボリュームを 自 動 的 に起 動 させたくない 場 合 は、システムレベルで AutoStartVolumes 属 性 を OFF に 設 定 します。LDom リソースのオンライン 化 の 失 敗 [2517350]ブートディスクが、 仮 想 ディスクマルチパスグループ(mpgroup)の 一 部 であるゲストドメイン 内 で 設 定 され、 仮 想 ディスクへのプライマリパスが 使 用 できない 場 合 、LDom リソースのオンライン 化 に 失 敗 します。これは、ゲストドメインをブートするときに、 仮 想 ディスクマルチパスグループの 一 部 である仮 想 ディスク 用 に 存 在 する 他 のデバイスパスの 再 試 行 を 許 可 しない、Oracle VM サーバーの 制 限 事 項 が 原 因 です。回 避 策 : なし。WPAR Zone エージェントが Directory Online イベントのためにIMF に 登 録 されるDirectory Online イベントは、WPAR のルートディレクトリ 監 視 します。WPAR のルートディレクトリの 親 ディレクトリが 削 除 される、または 別 の 場 所 に 移 動 されると、AMF は WPARエージェントに 通 知 しません。WPAR の 次 の 監 視 サイクルでこの 変 更 が 検 出 され、リソースの 状 態 がオフラインとして 報 告 されます。LDom リソースは、プライマリドメインが 適 切 な 手 順 を 経 てシャットダウンされたときに、clean エントリポイントを 呼 び 出 すLDom エージェントは、プライマリドメインが 停 止 したときに、ゲストドメインを 停 止 するようにゲストドメインの 障 害 ポリシーを 設 定 します。そのため、プライマリドメインがシャットダウンされると、ゲストドメインは 停 止 します。さらに、プライマリドメインがシャットダウンされると、ldmd デーモンが 突 然 停 止 し、LDom 設 定 が 読 み 取 れなくなります。これらの 操 作 は、VCS の 制 御 下 になく、VCS は clean エントリポイントを 呼 び 出 すことがあります。回 避 策 : 回 避 策 はありません。VCS データベースエージェントに 関 する 制 限 事 項DB2 RestartLimit の 値依 存 関 係 のない 複 数 の DB2 リソースがすべて 同 時 に 起 動 したときには、 互 いに 干 渉 し合 ったり、 競 合 したりする 傾 向 があります。これは、DB2 に 関 する 既 知 の 問 題 です。DB2 エージェントの RestartLimit のデフォルト 値 は 3 です。この 値 を 大 きくすると、DB2リソースの 再 起 動 範 囲 が 広 がります(リソースのオンライン 化 が 失 敗 した 後 )。これにより、DB2 リソースがすべて 同 時 に 起 動 する 確 率 が 低 くなります。 [1231311]


100第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項VCS agent for Oracle の 計 画 的 オフライン 機 能 の 制 限 事 項計 画 的 オフライン 後 に、Oracle リソースで 障 害 が 発 生 しません。VCS agent for Oracle の 計 画 的 オフライン 機 能 では、 診 断 監 視 を 有 効 にする 必 要 があります。エージェントは Oracle の 診 断 API を 使 用 して、データベースの 状 態 を 検 出 します。API がデータベースの 正 常 終 了 を 戻 すと、エージェントはリソースの 状 態 をINTENTIONAL OFFLINE とマーク 付 けします。 後 で Oracle エージェントのオンライン 機能 が 成 功 しない 場 合 、エージェントはリソースを FAULTED とマーク 付 けしません。エージェントが 各 監 視 サイクルの 間 に API からデータベースの 状 態 を 正 常 終 了 として 受 け 取るため、 状 態 は INTENTIONAL OFFLINE のままになります。 [1805719]グローバルクラスタに 関 する 制 限 事 項■■■グローバルクラスタに 設 定 するクラスタアドレスは、 名 前 解 決 が 可 能 な 仮 想 IP のみを設 定 できます。グローバルクラスタの 設 定 時 に、 仮 想 IP をハートビートに 使 う 場 合 は、その 仮 想 IPアドレスは、DNS に 登 録 する 必 要 があります。グローバルクラスタ 設 定 で、クラスタの 合 計 数 は 4 を 超 えることができません。Symm ハートビートエージェントを 設 定 した 場 合 は、すべてのホストが 停 止 しているときでもクラスタの 障 害 発 生 は 宣 言 されません。Symm エージェントは、2 つの Symmetrix アレイ 間 のリンクを 監 視 するために 使 われます。クラスタのすべてのホストが 停 止 しているが、ローカルストレージとリモートストレージの 間 のレプリケーションリンクを Symm エージェントが 確 認 できる 場 合 、エージェントはハートビートを ALIVE と 報 告 します。このため、DR サイトはプライマリサイトの 障 害 発 生 を 宣 言 しません。混 在 スタック 環 境 の 5.0MP3 からのグローバルクラスタのアップグレードを 実 行 すると、エンジンがハングアップする [1820327](IPv4 と IPv6 が 使 用 中 である) 混 在 スタック VCS 環 境 を 5.0MP3 から 5.1SP1 にアップグレードしようとすると、HAD がハングアップすることがあります。回 避 策 : 5.0MP3 からのアップグレードを 実 行 するときは、システムで IPv6 アドレスがplumb されていないことを 確 認 します。ゾーンルートが VxFS 共 有 ストレージにある 場 合 、VCS インストーラを 使 って VCS をインストールまたはアップグレードする [1215671]ゾーンルートが <strong>Veritas</strong> File System(VxFS)にある 場 合 は、VCS インストーラプログラムを 使 って VCS をインストールまたはアップグレードする 必 要 があります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項101クラスタ 内 のシステムは 同 じシステムロケール 設 定 が 必 要VCS は、 異 なるシステムロケールを 持 つシステムのクラスタ 化 には 対 応 していません。クラスタ 内 のすべてのシステムは、 同 一 のロケールに 設 定 する 必 要 があります。DiskGroupSnap エージェントに 関 する 制 限 事 項DiskGroupSnap エージェントには 次 の 制 限 があります。■ DiskGroupSnap エージェントは 階 層 化 ボリュームをサポートしません。 [1368385]■DiskGroupSnap リソースに 対 して Bronze 設 定 を 使 用 する 場 合 は、 次 の 場 合 にセカンダリサイトでデータの 一 貫 性 が 失 われる 可 能 性 があります。[1391445]■■ファイアドリルサービスグループがオンラインになった 後 で、ファイアドリルを 実 行中 にプライマリサイトで 災 害 が 発 生 した 場 合 。ファイアドリルサービスグループがオフラインになった 後 で、セカンダリサイトのディスクが 同 期 されているときにプライマリサイトで 災 害 が 発 生 した 場 合 。シマンテック 社 では DiskGroupSnap リソースに 対 しては Gold 設 定 を 使 用 することを推 奨 します。<strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)の 制 限 事 項この 項 では、<strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)の 制 限 事 項 について 説 明 します。<strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)バージョン 5.1 以 前 のバージョンは、VCS 6.0 セキュアクラスタを 管 理 できないVCS 5.1 よりも 前 のバージョンの <strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)は、VCS 6.0 セキュアクラスタの 管 理 には 使 えません。<strong>Cluster</strong> Manager は 最 新 バージョンのものを 使 うことをお 勧 めします。<strong>Cluster</strong> Manager のアップグレード 方 法 については、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> インストールガイド』を 参 照 してください。ホストのファイルに IPv6 エントリがある 場 合 、<strong>Cluster</strong> Manager が機 能 しない/etc/hosts ファイルに IPv6 エントリが 含 まれている 場 合 、VCS <strong>Cluster</strong> Manager は、VCS エンジンへの 接 続 に 失 敗 します。回 避 策 : /etc/hosts ファイルから IPv6 エントリを 削 除 します。


102第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項VCS Simulator では I/O フェンシングをサポートしていないSimulator を 実 行 するとき、UseFence 属 性 がデフォルトの「None」に 設 定 されていることを 確 認 してください。<strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)からのサポートの 制 限VCS 6.0 で 導 入 された 機 能 が、Java コンソールで 予 想 どおりに 動 作 しないことがあります。ただし、シミュレータの CLI オプションでは、すべての VCS 6.0 機 能 がサポートされます。すべての 新 機 能 はすでに <strong>Veritas</strong> Operations Manager(VOM)でサポートされているため、VOM を 使 うことをお 勧 めします。ただし、Java コンソールでは、VCS 6.0 より前 の<strong>リリー</strong>スの 機 能 を 予 想 どおりに 使 用 し 続 けることができます。セキュアクラスタに 接 続 するために 必 要 なポートの 変 更 [2615068]セキュアクラスタに 接 続 するためには、デフォルトポートは 2821 から 14149 に 変 更 する必 要 があります。[ログイン] ダイアログボックスの [ 拡 張 設 定 ] を 選 択 し、セキュアクラスタログインを IP: 2821 から IP: 14149 に 変 更 します。I/O フェンシングに 関 する 制 限 事 項この 項 では、I/O フェンシングに 関 するソフトウェアの 制 限 事 項 について 説 明 します。VxFEN が RACER ノードの 再 選 をアクティブ 化 する 場 合 の 優 先 フェンシングの 制 限 事 項優 先 フェンシング 機 能 は、より 小 さいサブクラスタを 遅 延 させることで、より 重 みが 大 きいかより 大 きなサブクラスタを 優 先 します。この 小 さなサブクラスタの 遅 延 は、より 大 きなサブクラスタの 初 期 RACER ノードが 競 争 を 完 了 できる 場 合 のみ 有 効 です。 何 らかの 原 因 で 初期 RACER ノードが 競 争 を 完 了 できず、VxFEN ドライバがレーサー 再 選 アルゴリズムをアクティブ 化 した 場 合 、 小 さいサブクラスタの 遅 延 はレーサーの 再 選 のために 要 する 時 間で 相 殺 され、より 重 みが 小 さいかより 小 さなサブクラスタが 競 争 に 勝 つ 可 能 性 があります。この 制 限 事 項 は 好 ましくありませんが、 容 認 できます。I/O フェンシングが 設 定 されたクラスタでのシステムの 停 止I/O フェンシング 機 能 は、クラスタ 相 互 接 続 の 障 害 、つまり、「スプリットブレイン」によって引 き 起 こされるデータ 破 損 を 防 ぎます。 相 互 接 続 障 害 がもたらす 可 能 性 のある 問 題 と I/Oフェンシングが 提 供 する 保 護 については、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド』を 参照 してください。SCSI-3 ベースのフェンシングを 使 用 したクラスタでは、データディスクとコーディネータディスクの 両 方 に SCSI-3 PR キーを 配 置 することにより、I/O フェンシングがデータ 保 護を 実 装 します。CP サーバーベースのフェンシングを 使 用 したクラスタでは、データディスクに SCSI-3 PR のキーを 配 置 し、CP サーバーに 類 似 の 登 録 を 配 置 することによって、


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>マニュアルの 誤 記103マニュアルの 誤 記I/O フェンシングがデータ 保 護 を 実 装 します。VCS 管 理 者 は、I/O フェンシングによって保 護 されるクラスタを 利 用 する 場 合 に 必 要 になるいくつかの 操 作 上 の 変 更 点 を 知 っておく 必 要 があります。 特 定 のシャットダウン 手 順 によりコーディネーションポイントとデータディスクからキーを 確 実 に 削 除 し、その 後 のクラスタの 起 動 における 潜 在 的 な 問 題 を 防 ぐことができます。shutdown コマンドではなく、reboot コマンドを 使 うと、シャットダウンスクリプトがバイパスされ、コーディネーションポイントとデータディスクにキーが 残 る 可 能 性 があります。 再 起動 とその 後 の 起 動 イベントの 順 序 によっては、クラスタがスプリットブレイン 状 態 の 可 能 性について 警 告 し、 起 動 に 失 敗 する 場 合 があります。回 避 策 : 一 度 に 1 つのノードで shutdown -rコマンドを 使 い、 各 ノードでシャットダウンが完 了 するのを 待 ちます。VRTSvxvm をアンインストールすると、VxFEN が dmp のディスクポリシーと SCSI3 モードで 設 定 された 場 合 問 題 が 生 じる(2522069)VxFEN を dmp のディスクポリシーと SCSI3 モードで 設 定 した 場 合 、コーディネータディスクの DMP ノードが、システム 停 止 時 またはフェンシングアービトレーションの 間 にアクセスされることがあります。VRTSvxvm パッケージ をアンインストールした 後 では、DMPのモジュールはもはやメモリに 読 み 込 まれません。VRTSvxvm が パッケージ アンインストールされたシステムでは、VxFEN がシステム 停 止 時 またはフェンシングアービトレーションの 間 に DMP デバイスにアクセスすると、システムパニックが 発 生 します。以 下 では、マニュアルバージョン: 6.0.0 の 製 品 マニュアルの 補 足 や 修 正 について 説 明 します。これらの 追 加 または 修 正 は、シマンテック 社 のサポート Web サイトからダウンロードできる 新 しいバージョンの 製 品 マニュアルや Symantec Operations Readiness Tools(SORT)では 適 用 済 みである 場 合 があります。そのコンポーネントまたは 製 品 に 関 するマニュアルの 誤 記 については、 対 応 する<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>を 参 照 してください。p.104 の 「マニュアル」 を 参 照 してください。p.5 の 「Symantec Operations Readiness Tools について」 を 参 照 してください。<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 付 属 エージェントリファレンスガイドトピック: MultiNICA エージェントの 属 性Device 属 性 の 説 明 として、 次 の 事 項 も 述 べる 必 要 があります。Device 属 性 はシステムごとにローカライズされ、 異 なる 基 本 IP アドレスを 持 つ 必 要 があります(「IPMultiNIC エージェント」の「 設 定 例 : IPMultiNIC と MultiNICA エージェント」に 説 明 されているとおり)。


104第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>マニュアル<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> インストールガイド「Live Upgrade を 使 用 したアップグレード」の 章 のすべての 例 で、vcslustart コマンドの 代 わりに vxlustart コマンドを 使 ってください。VCS は 製 品 のアップグレードを 促 進 する 目 的 で 前 バージョンの SF と 次 バージョンの SFをサポートするため、「VCS のサポート 対 象 ソフトウェア」に 記 載 された 注 意 をお 読 みください。<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and High Availability 仮 想 化 ガイド次 の 誤 記 は、『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and High Availability 仮 想 化 ガイド』に 適用 されます。「<strong>Veritas</strong> File System を 使 って 非 グローバルゾーンから OracleDisk Manager ファイルへのアクセスを 可 能 にするには、 次 の 手 順を 実 行 します。」で 手 順 がいくつか 不 足 しているこの 手 順 は 第 2 章 「Storage Foundation and High Availability ソリューションによるSolaris ゾーンのサポート」の「<strong>Veritas</strong> extension for Oracle Disk Manager」セクションにあります」。の 次 の 手 順 が 不 足 しています。4 vxfsldlic サービスを 有 効 にします。これを 行 うには、Solaris グローバルゾーンで 次のコマンドを 使 います。# mkdir /zones/zone_name/root/var/svc/manifest/system/vxfs# cp /var/svc/manifest/system/vxfs/vxfsldlic.xml ¥/zones/zone_name/root/var/svc/manifest/system/vxfs5 ローカルゾーンで /lib を 継 承 しない 場 合 は、 次 のコマンドを 入 力 してください:# cp /lib/svc/method/vxfsldlic /zones/zone_name/root/lib/svc/method6. Solaris ローカルゾーンで 次 のコマンドを 入 力 します。# svccfg import /var/svc/manifest/system/vxfs/vxfsldlic.xml# svcadm enable vxfsldlic7 vxodm サービスを 有 効 にします:# svcadm enable vxodmマニュアルマニュアルはソフトウェアメディアの /product_name/docs ディレクトリで PDF の 形 式 で利 用 可 能 です。 追 加 マニュアルはオンラインで 入 手 できます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>マニュアル105マニュアルセットシマンテック 社 では、インストールガイドや<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>などの 適 切 な 情 報 を、ユーザーのシステムの /opt/VRTS/docs ディレクトリにコピーして 参 照 できるようにしておくことをお勧 めします。マニュアルの 最 新 版 を 使 用 していることを 確 認 してください。マニュアルのバージョンは 各ガイドの 2 ページ 目 に 記 載 されています。マニュアルの 発 行 日 付 は、 各 マニュアルのタイトルページに 記 載 されています。 最 新 の 製 品 マニュアルはシマンテック 社 の Web サイトで 入 手 できます。http://sort.symantec.com/documents表 1-18 は <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> に 関 するマニュアルのリストです。表 1-18マニュアル 名<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> のマニュアルファイル 名<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> インストールガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong><strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 付 属 エージェントリファレンスガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> エージェント 開 発 者 ガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> アプリケーションノート:Dynamic Reconfiguration for Oracle <strong>Server</strong>s<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> Agent for DB2 インストールおよび 設 定 ガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> Agent for Oracle インストールおよび 設 定 ガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> Agent for Sybase インストールおよび 設 定 ガイドvcs_install_60_sol.pdfvcs_notes_60_sol.pdfvcs_admin_60_sol.pdfvcs_bundled_agents_60_sol.pdfvcs_agent_dev_60_unix.pdfvcs_dynamic_reconfig_60_sol.pdfvcs_db2_agent_60_sol.pdfvcs_oracle_agent_60_sol.pdfvcs_sybase_agent_60_sol.pdf表 1-19 は、<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and High Availability Solutions 製 品 のマニュアルのリストです。


106第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>VBS(Virtual Business Services)に 関 する 新 機 能表 1-19マニュアル 名<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and High Availability Solutions 製 品 のマニュアルファイル 名<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and High AvailabilitySolutions ソリューションガイド<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and High AvailabilitySolutions 仮 想 化 ガイドsfha_solutions_60_sol.pdfsfha_virtualization_60_sol.pdfVOM(<strong>Veritas</strong> Operations Manager)を 使 用 して <strong>Veritas</strong> Storage Foundation andHigh Availability 製 品 を 管 理 する 場 合 は、 次 の Web サイトにある VOM 製 品 のマニュアルを 参 照 してください。http://sort.symantec.com/documentsマニュアルページ<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and High Availability Solutions 製 品 のマニュアルページは、/opt/VRTS/man ディレクトリにインストールされています。man(1) コマンドで <strong>Veritas</strong> Storage Foundation マニュアルページを 参 照 できるように、MANPATH 環 境 変 数 を 設 定 します。■Bourne シェルまたは Korn シェル(sh または ksh)の 場 合 は、 次 のコマンドを 入 力します。MANPATH=$MANPATH:/opt/VRTS/manexport MANPATH■C シェル(csh または tcsh)の 場 合 は、 次 のコマンドを 入 力 します。setenv MANPATH ${MANPATH}:/opt/VRTS/manman(1)のマニュアルページを 参 照 してください。VBS(Virtual Business Services)に 関 する 新 機 能VOM 3.x <strong>リリー</strong>ス 以 降 、Virtual Business Service(VBS) 機 能 によって、VOM BusinessEntity(BE)の 機 能 が 使 用 できるように 拡 張 されました。VOM BE では、 今 後 VOM 4.1 <strong>リリー</strong>スと SFHA 6.1 <strong>リリー</strong>スで Virtual Business Service(VBS)と 呼 ばれるアプリケーションエンティティタイプがサポートされます。Virtual Business Service を 使 うことで、ユーザーは 異 機 種 混 在 、クラスタ 間 、 複 数 階 層 のアプリケーション 定 義 して 管 理 することが 可能 になります。 各 層 はサービスグループで 表 され、サービスグループは 個 別 の VCS クラ


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>VBS(Virtual Business Services)に 関 する 新 機 能107スタまたは ApplicationHA ノードで 構 成 されることがあります。VBS は VCS HA またはDR と ApplicationHA の 上 に 構 築 され、 物 理 環 境 と 仮 想 環 境 全 体 にわたりビジネスサービスの 可 用 性 を 提 供 します。オプションで、このアプリケーション 層 (サービスグループ)は、 設 定 可 能 な 依 存 関 係 タイプやエラーアクションとリンクできます。VBS の 順 序 付 けられた 開 始 または 停 止 操 作VBS では、クリック 1 回 によって、または 単 一 のコマンドラインインターフェースを 介 して、ビジネスサービス 全 体 を 順 序 付 けて 開 始 または 停 止 できます。アプリケーションが VMWare仮 想 マシンでホストされている 場 合 、Virtual Business Service が 起 動 または 停 止 されたときに 仮 想 マシンが 自 動 的 に 起 動 または 停 止 されるように、 仮 想 マシンを 設 定 できます。CLI を 介 した VBS 操 作 の 実 行 機 能VBS の DR サポート所 属 する 任 意 の 階 層 クラスタの 任 意 のノードから、CLI を 使 って Virtual Business Serviceを 操 作 できます。そのため、VOM CS は VBS の 設 定 後 は 省 略 可 能 です。VBS では、VCS DR 上 に 構 築 された 総 合 的 な DR ソリューションが 提 供 されます。DR は、VBS に 1 つまたは 複 数 の GCO サービスグループを 設 けることに 基 づいてサポートされます。堅 ろうな 障 害 管 理 のための VBS サポートVBS では、 子 サービスグループにエラーが 発 生 した、またはリカバリするときに、サービスグループ(アプリケーション 層 )の 停 止 、 開 始 、 再 起 動 などの 設 定 可 能 なアクションでの 堅ろうな 障 害 管 理 が 提 供 されます。3 種 類 の 依 存 関 係 (つまり soft、firm、restart)が VBS内 で 設 定 されるサービスグループ 間 でサポートされます。Virtual Business Service の 安 全 なアクセス 制 御CLI による VBS での 操 作 は、 所 属 する 階 層 の root ユーザーに 対 してのみ 許 可 されます。VOM を 介 した 操 作 では、 役 割 に 基 づくアクセス 制 御 (RBAC)がサポートされます。VBS で 実 行 される 操 作 の 監 査 証 跡VBS で 実 行 されるすべてのユーザー 操 作 は、 監 査 証 跡 とログによって 簡 単 に 追 跡 できます。


108第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>VBS(Virtual Business Services)に 関 する 新 機 能

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