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Veritas Cluster Server リリー スノート

Veritas™ Cluster Server リリースノート: Linux - Symantec

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<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>Linux6.0


<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>このマニュアルで 説 明 するソフトウェアは、 使 用 許 諾 契 約 に 基 づいて 提 供 され、その 内 容 に 同 意 する 場 合 にのみ 使 用 することができます。製 品 バージョン: 6.0マニュアルバージョン: 6.0.0法 的 通 知 と 登 録 商 標Copyright © 2012 Symantec Corporation. All rights reserved.Symantec、Symantec ロゴ、<strong>Veritas</strong>、<strong>Veritas</strong> Storage Foundation、CommandCentral、NetBackup、Enterprise Vault、LiveUpdate は、Symantec Corporation または 同 社 の 米 国 およびその 他 の 国 における 関 連 会 社 の 商 標 または 登 録 商 標 です。その 他 の 会 社 名 、 製 品 名 は 各 社 の登 録 商 標 または 商 標 です。本 書 に 記 載 の 製 品 は、ライセンスに 基 づいて 配 布 され、 使 用 、コピー、 配 布 、 逆 コンパイル、リバースエンジニアリングはそのライセンスによって 制 限 されます。 本 書 のいかなる 部 分 も、SymantecCorporation とそのライセンサーの 書 面 による 事 前 の 許 可 なく、いかなる 形 式 、 方 法 であっても 複 製することはできません。本 書 は「 現 状 有 姿 のまま」 提 供 され、 商 品 性 、 特 定 目 的 への 適 合 性 、 不 侵 害 の 黙 示 的 な 保 証 を 含む、すべての 明 示 的 または 黙 示 的 な 条 件 、 表 明 、 保 証 は、この 免 責 が 法 的 に 無 効 であるとみなされない 限 り、 免 責 されるものとします。Symantec Corporation は、 本 書 の 供 給 、 性 能 、 使 用 に 関 係 する 付 随 的 または 間 接 的 損 害 に 対 して 責 任 を 負 わないものとします。 本 書 に 記 載 の 情 報 は、 予 告 なく変 更 される 場 合 があります。ライセンス 対 象 ソフトウェアと 関 連 書 類 は、FAR 12.212 の 規 定 によって 商 業 用 コンピュータソフトウェアとみなされ、 場 合 に 応 じて、FAR 52.227-19「Commercial Computer Software - RestrictedRights」、DFARS 227.7202「Rights in Commercial Computer Software or CommercialComputer Software Documentation」、その 後 継 規 制 の 規 定 により 制 限 された 権 利 の 対 象 となります。 米 国 政 府 によるライセンス 対 象 ソフトウェアと 関 連 書 類 の 使 用 、 修 正 、 複 製 の<strong>リリー</strong>ス、 実 演 、表 示 または 開 示 は、 本 使 用 許 諾 契 約 の 条 項 に 従 ってのみ 行 われるものとします。弊 社 製 品 に 関 して、 当 資 料 で 明 示 的 に 禁 止 、あるいは 否 定 されていない 利 用 形 態 およびシステム構 成 などについて、これを 包 括 的 かつ 暗 黙 的 に 保 証 するものではありません。また、 弊 社 製 品 が 稼動 するシステムの 整 合 性 や 処 理 性 能 に 関 しても、これを 暗 黙 的 に 保 証 するものではありません。これらの 保 証 がない 状 況 で、 弊 社 製 品 の 導 入 、 稼 動 、 展 開 した 結 果 として 直 接 的 、あるいは 間 接 的に 発 生 した 損 害 等 についてこれが 補 償 されることはありません。 製 品 の 導 入 、 稼 動 、 展 開 にあたっては、お 客 様 の 利 用 目 的 に 合 致 することを 事 前 に 十 分 に 検 証 および 確 認 いただく 前 提 で、 計 画 および 準 備 をお 願 いします。


<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>この 文 書 では 以 下 の 項 目 について 説 明 しています。■■■■■■■■■■■■■■■■この<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>についてコンポーネント 製 品 の<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong><strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> についてSymantec Operations Readiness Tools について重 要 な<strong>リリー</strong>ス 情 報6.0 で 導 入 された 変 更 点VCS 5.1SP1PR2 で 導 入 された 変 更VCS 5.1SP1PR3 で 導 入 された 変 更VCS のシステム 必 要 条 件サポート 対 象 外修 正 済 みの 問 題既 知 の 問 題ソフトウェアの 制 限 事 項マニュアルの 誤 記マニュアルVBS(Virtual Business Services)に 関 する 新 機 能


4第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>この<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>についてこの<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>についてこの<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>には Linux 対 応 の VCS(<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>)6.0 に 関 する 重 要 な情 報 が 記 載 されています。VCS をインストールまたはアップグレードする 前 に、この<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>をすべてお 読 みください。<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>に 記 載 された 情 報 は、VCS の 製 品 マニュアルに 記 載 の 情 報 に 優 先 します。これは『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>』の マニュアルバージョン: 6.0.0 です。 始めに、このガイドの 最 新 版 を 使 っていることを 確 認 してください。 最 新 の 製 品 ドキュメントはシマンテック 社 の Web サイトで 利 用 可 能 です。https://sort.symantec.com/documentsコンポーネント 製 品 の<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>この<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>に 加 え、コンポーネント 製 品 の<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>を 確 認 してから 製 品 をインストールしてください。マニュアルはソフトウェアメディアの 次 の 場 所 で、PDF 形 式 で 利 用 可 能 です。/product_name/docsシマンテック 社 はファイルをシステムの /opt/VRTS/docs ディレクトリにコピーすることをお 勧 めします。この<strong>リリー</strong>スは、 次 のコンポーネント 製 品 の<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>を 含 んでいます。■<strong>Veritas</strong> Storage Foundation <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>(6.0)<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> についてVCS エージェントについてシマンテック 社 の <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>(VCS)では、 物 理 環 境 と 仮 想 環 境 で 動 作 するミッションクリティカルなアプリケーションに 対 し、 高 可 用 性 (HA)とディザスタリカバリ(DR)がもたらされます。VCS によって、アプリケーション、インフラストラクチャ、またはサイトにエラーが 発 生 した 際 にも、 継 続 的 なアプリケーションの 可 用 性 が 保 証 されます。VCS 付 属 エージェントは、クラスタのキーリソースを 管 理 します。 付 属 エージェントの 実 装と 設 定 は、プラットフォームごとに 異 なります。付 属 エージェントについて 詳 しくは『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 付 属 エージェントリファレンスガイド』を 参 照 してください。<strong>Veritas</strong> High Availability Agent Pack により、 各 種 のアプリケーション、データベース、サードパーティ 製 のストレージソリューションに 高 可 用 性 を 提 供 するエージェントにアクセ


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>Symantec Operations Readiness Tools について5スできます。Agent Pack は Symantec TM Operations Readiness Tools(SORT)から 入手 できます。SORT について 詳 しくは、https://sort.symantec.com/home を 参 照 してください。 開 発 中 のエージェントと、シマンテック 社 のコンサルティングサービスから 入 手 できるエージェントについては、この 製 品 の 購 入 先 にお 問 い 合 わせください。VCS では、カスタムエージェントの 作 成 が 可 能 なフレームワークが 提 供 されます。<strong>Veritas</strong>High Availability Agent Pack、 付 属 エージェント、エンタープライズエージェントがニーズに 合 っていないときに、エージェントを 作 成 してください。カスタムエージェントの 作 成 について 詳 しくは『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> エージェント 開 発者 ガイド』を 参 照 してください。また、シマンテック 社 のコンサルティングサービスを 通 して、カスタムエージェントもご 要 望 いただけます。Symantec Operations Readiness Tools についてSORT(Symantec Operations Readiness Tools)は、 最 も 時 間 のかかる 管 理 タスクの 一部 を 自 動 化 して 単 純 化 する Web サイトです。SORT により、データセンターをさらに 効 率的 に 管 理 し、シマンテック 製 品 を 最 大 限 に 活 用 できるようになります。SORT によって 実 行 できるようになる 操 作 は、 次 のとおりです。次 のインストールまたはアップグレードのための 準備■■■■製 品 のインストールとアップグレートの 必 要 条 件 (オペレーティングシステムバージョン、メモリ、ディスク 容 量 、アーキテクチャを 含 む)を 一 覧 表 示 する。シマンテック 製 品 をインストールまたはアップグレードする 準 備 ができているかどうかを 判 断 するためにシステムを 分 析 する。中 央 リポジトリから 最 新 のパッチ、マニュアル、 高 可 用 性 エージェントをダウンロードする。ハードウェア、ソフトウェア、データベース、オペレーティングシステムの 最 新 の 互 換 性 リストにアクセスする。リスクの 管 理効 率 の 向 上■■■■■■中 央 リポジトリにあるパッチ、アレイ 固 有 のモジュール (ASL、APM、DDI、DDL)、 高 可 用 性 エージェントの 変 更 について 自 動 電 子 メール 通 知 を 取 得 する。システムと 環 境 におけるリスクを 識 別 して 軽 減 する。何 百 ものシマンテックエラーコードの 説 明 と 解 決 策 を 表 示 する。製 品 のバージョンとプラットフォームに 基 づいてパッチを 検 索 してダウンロードする。インストール 済 みのシマンテック 製 品 とライセンスキーを 一 覧 表 示する。環 境 をチューニングして 最 適 化 する。


6第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>重 要 な<strong>リリー</strong>ス 情 報メモ: SORT の 機 能 の 一 部 はすべての 製 品 で 使 用 できません。SORT へは 追 加 料 金 なしでアクセスできます。SORT にアクセスするには、 次 に 移 動 してください。https://sort.symantec.com重 要 な<strong>リリー</strong>ス 情 報■■■6.0 で 導 入 された 変 更 点この<strong>リリー</strong>スに 関 する 重 要 な 更 新 については、シマンテック 社 テクニカルサポート Webサイトの 最 新 TechNote を 確 認 してください。http://www.symantec.com/docs/TECH164885この<strong>リリー</strong>スで 利 用 可 能 な 最 新 のパッチについては、 次 を 参 照 してください。http://sort.symantec.com/このハードウェア 互 換 性 リストにはサポートされているハードウェアの 情 報 が 記 されており、 定 期 的 に 更 新 されます。サポートされているハードウェアの 最 新 情 報 については、 次 の URL を 参 照 してください。http://www.symantec.com/docs/TECH170013Storage Foundation and High Availability Solutions をインストール、またはアップグレードする 前 に、 最 新 の 互 換 性 リストをチェックして、ハードウェアとソフトウェアの互 換 性 を 確 認 してください。この 項 では <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 6.0 の 変 更 点 の 一 覧 を 示 します。インストールとアップグレードに 関 する 変 更6.0 の 製 品 インストーラには、 次 の 変 更 点 が 含 まれています。Linux の yum を 使 用 する 製 品 インストールのサポート<strong>Veritas</strong> 製 品 は、yum を 使 用 してインストールできるようになりました。yum によるインストールは、Red Hat Enterprise Linux 5 および 6 でサポートされています。詳 しくは『インストールガイド』を 参 照 してください。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点7インストーラは、 重 複 する VCS クラスタ ID を 検 出 し、 自 動 的 にクラスタ ID を 生 成 できるインストーラは 重 複 した VCS クラスタ ID を 検 出 し、 未 使 用 の 1 つを 選 択 するようメッセージを 表 示 するようになりました。また、インストール 時 に 未 使 用 の ID を 生 成 することもできます。インストーラは 製 品 バージョンと Hotfix を 調 べることができる既 存 の 製 品 のバージョンについては、インストールの 前 後 で installer コマンドを -versionオプションとともに 使 って 調 べることができます。 現 在 のバージョンの 製 品 をインストールした 後 は、/opt/VRTS/install ディレクトリの showversion スクリプトを 使 ってバージョン情 報 を 見 つけることができます。これらのコマンドを 用 いると、 次 の 情 報 を 確 認 できます。■■■<strong>リリー</strong>スされているすべての Storage Foundation and High Availability Suite 製品 のインストール 済 みバージョン必 要 であるのに 見 つからないRPMsまたはプラットフォームに 適 用 されるパッチインストールされた 製 品 の SORT からの 利 用 可 能 な 更 新 (パッチまたは Hotfix を 含む)製 品 に 応 じて、スクリプトは 4.0 以 降 のバージョンを 識 別 できます。インストーラの postcheck オプションの 使 用インストーラの postcheck オプションを 使 えば、インストール 関 連 の 問 題 を 診 断 し、トラブルシューティングに 関 する 情 報 を 得 ることができます。ローリングアップグレードの 改 良ローリングアップグレード 手 順 が 合 理 化 され 簡 易 化 されました。パッケージの 更 新この<strong>リリー</strong>スでのパッケージに 関 する 変 更 を 次 に 示 します。■■製 品 インストーラスクリプト 用 の 新 しい VRTSsfcpi60 RPMVRTSsfcpi60 RPMがこの<strong>リリー</strong>スで 導 入 されました。VRTSsfcpi60 RPMは <strong>Veritas</strong>製 品 のインストール、 設 定 、アップグレードでインストーラが 使 用 するインストーラスクリプトとライブラリを 含 んでいます。新 しい VRTSvbs RPMVRTSvbs RPMは、Virtual Business Services 設 定 の <strong>Veritas</strong> Operations Managerで 管 理 されているホスト 上 の VBS コマンドラインインターフェースを 有 効 にします。詳 しくは、『 仮 想 ビジネスサービス 可 用 性 のユーザーズガイド』を 参 照 してください。


8第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点■ VRTSvcsag RPMの 変 更/etc/VRTSvcs/conf/types.cf と 様 々なサンプル 設 定 は、VRTSvcs RPMの 代 わりに、VRTSvcsag RPMにパッケージされています。これは、 属 性 の 変 更 を 必 要 とする 付属 エージェントでの Hotfix のインストールを 容 易 にするためです。詳 しくは、『インストールガイド』を 参 照 してください。Linux のカーネルベースの 仮 想 マシン(KVM)のサポートStorage Foundation and High Availability Solutions は KVM(カーネルベースの 仮想 マシン) 環 境 を 拡 張 する 設 定 を 提 供 します。Storage Foundation and High AvailabilitySolutions 6.0 製 品 は、RHEL(Red Hat Enterprise Linux)6.1 ディストリビューションでサポートされています。Storage Foundation and High Availability Solutions 製 品 は KVM ゲスト 仮 想 マシンに 次 の 機 能 を 提 供 します。■ストレージの 可 視 性■■■■ストレージ 管 理高 可 用 性クラスタのフェールオーバーレプリケーションサポート実 装 の 情 報 は、 次 を 参 照 してください。『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and High Availability Solutions VirtualizationGuide for Linux』を 参 照 してください。VCS エンジンに 関 する 変 更サービスグループの 依 存 関 係 における 複 数 の 子 のサポート1 つのサービスグループに、 複 数 の 子 サービスグループの 依 存 関 係 を 設 定 できるようになりました。すべての 子 の 依 存 関 係 は、オンラインになる 親 サービスグループに 対 して 満たされる 必 要 があります。 複 数 の 子 の 設 定 でサポートされない 依 存 関 係 タイプは「onlinelocal hard」と「offline local」です。-propagate オプションは、 依 存 関 係 ツリーにグローバルまたはリモートの 依 存 関 係 が 含 まれていると、 使 うことができません。詳 しくは、『 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点9サービスグループの 依 存 関 係 のサービスグループをオンラインまたはオフラインにするための 単 一 コマンドラインオプションサービスグループの 依 存 関 係 に 親 サービスグループがある 場 合 、 各 グループを 手 動 でオンラインにしなくても、 単 一 のコマンドで、ボトムアップで 依 存 関 係 のツリー 全 体 をオンラインにできます。オンライン 操 作 のため、コマンドは、 依 存 関 係 ツリーの 最 下 位 のサービスグループからサービスグループをオンラインにし 始 めます。 同 様 に、サービスグループの依 存 関 係 に 子 サービスグループがある 場 合 、 各 グループを 手 動 でオフラインにしなくても、 単 一 のコマンドで、トップダウンで 依 存 関 係 のツリー 全 体 をオフラインにできます。オフライン 操 作 のため、コマンドは、 依 存 関 係 ツリーの 最 上 位 からサービスグループをオフンラインにします。サービスグループをオンラインまたはオフラインにするには、それぞれ 次 のコマンドを 使用 します。■■hagrp -online -propagate -sys hagrp -offline -propagate -sys メモ: -propagate オプションは、 依 存 関 係 ツリーにグローバルまたはリモートの 依 存 関 係が 含 まれていると、 使 うことができません。hagrp -online で -propagate オプションを 使 うと、すべての 必 須 の 子 サービスグループは、VCS によって 自 動 的 にオンライン 状 態 になります。 同 様 に、hagrp -offline で-propagate オプションを 使 うと、すべての 必 須 の 親 サービスグループは、VCS によって自 動 的 にオフライン 状 態 になります。幅 広 い 受 信 者 に 通 知 を 送 信 する 能 力リソース、リソースタイプ、サービスグループ、システムまたはクラスタの 所 有 者 以 外 のユーザーを、リソース、リソースタイプ、サービスグループ、またはクラスタに 関 連 するイベントの 通 知 の 受 信 者 として 設 定 できます。通 知 の 受 信 者 を 設 定 するには 次 の 属 性 を 使 用 します。■■■■■ResourceRecipientsTypeRecipientsGroupRecipientsSystemRecipients<strong>Cluster</strong>Recipients登 録 済 みの 受 信 者 は、 属 性 で 指 定 したレベルと 等 しいかそれより 大 きい 重 要 度 のイベントについての 通 知 を 受 け 取 ります。 詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド』を参 照 してください。


10第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点IMF に 関 する 変 更VCS クラスタのすべてのノードでシングルユーザーを 指 定 する 機能VCS 設 定 に admin などのホスト 名 を 指 定 せずにユーザーを 追 加 し、 管 理 者 権 限 を 割 り当 てることができます。admin ユーザーはホスト 固 有 の 信 用 証 明 を 使 ってログインし、 任意 の 管 理 操 作 を 実 行 できます。そのため、VCS 設 定 で admin@host1、admin@host2 などの 同 じ「admin」ユーザーを複 数 回 追 加 する 必 要 はありません。 一 度 追 加 されると、ユーザーはクラスタ 内 のどのノードからも 操 作 できます。この<strong>リリー</strong>スには、IMF(Intelligent Monitoring Framework)への 次 の 変 更 が 含 まれています。IMF がデフォルトで 有 効 になり、 新 しいエージェントがサポートされるIMF(Intelligent Monitoring Framework) 機 能 が、IMF を 利 用 できるすべてのエージェントに 対 してデフォルトで 有 効 になります。次 のエージェントは VCS 6.0 で IMF 対 応 です。■ DB2udb(PRON IMF のサポートのみを 提 供 )■■SybaseSybaseBkエージェント 用 の 自 動 化 されたスクリプトによる IMF の 有 効 化 と 無効 化VCS は、VCS が 実 行 または 停 止 されている 場 合 に、エージェントの IMF を 有 効 または 無効 にするための /opt/VRTSvcs/bin/haimfconfig スクリプトを 提 供 します。 付 属 エージェント、エンタープライズエージェント、カスタムエージェントを 含 むすべての IMF 対 応のエージェントの 有 効 と 無 効 を 切 り 替 えるためにこのスクリプトを 使 うことができます。クラスタの 各 ノードでユーティリティを 一 度 実 行 する 必 要 があります。メモ: 自 動 化 されたスクリプトは、エージェントが 現 在 のノードで 動 作 している 場 合 はエージェントを 再 起 動 し、ユーザーの 確 認 後 に IMF を 有 効 にします。IMF を 使 った 同 時 性 違 反 の 防 止 (PCV)新 しい IMF ベースの 予 防 的 な PCV 機 能 を 使 うと、VCS は、 同 じ VCS フェールオーバーサービスグループが、クラスタ 内 の 複 数 のノードでオンラインになることを 防 げるようになり


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点11ます。 通 常 、VCS はそうした 同 時 性 違 反 を 発 生 後 に 検 出 します。この 機 能 は、アプリケーションリソースに 対 してのみ 利 用 でき、デフォルトでは 無 効 になります。詳 しくは、『 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。カスタムエージェントでの AMF サポートのサポートプラグインスクリプトベースのカスタムエージェントは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> エージェント 開 発 者ガイド』に 記 載 された 手 順 に 従 うことによって、IMF 機 能 を 利 用 できるようになりました。amfstat ユーティリティの 拡 張amfstat ユーティリティは、AMF ドライバがサポートできる 新 しいイベントタイプを 表 示 するように 拡 張 されました。 詳 しくは、amfstat の man ページを 参 照 してください。VCS トリガ 関 連 の 変 更この<strong>リリー</strong>スには、VCS トリガに 関 する 次 の 変 更 があります。■VCS はサービスグループやリソースに 固 有 のトリガスクリプトを 実 行 できます。そのため、 複 数 のオブジェクトに 対 するトリガスクリプトが、 単 一 のトリガスクリプトにマージされる 必 要 はありません。■■■TriggersEnabled 属 性 を 使 うことで、 各 システムの nofailover、postonline、postoffline の 各 トリガを 有 効 にできます。1 つのトリガに 対 して 複 数 のスクリプトを 実 行 できます。トリガスクリプトは、T という 専 用 の 命 名 法 を 使 ってトリガディレクトリ 内 にインストールする 必 要 があります。VCSは、T の 順 序 でトリガスクリプトを 実 行 します。例 : preonline ディレクトリに T00preonline、T01preonline、T02preonline の 各スクリプトがある 場 合 、T00preonline スクリプトが 最 初 に 実 行 され、T01preonlineが 次 に 実 行 され、T02preonline が 最 後 に 実 行 されます。エージェントは、RestartLimit が 設 定 されている 場 合 にエラーがあったリソースを 再起 動 します。エージェントがリソースを 再 起 動 するたびに、TriggerResRestart 属 性が 1 に 設 定 されている、または RESRESTART が TriggersEnabled 属 性 に 指 定 されている 場 合 、VCS は resrestart トリガを 呼 び 出 します。それ 以 外 の 場 合 、VCSは resstatechange トリガを 呼 び 出 します。 詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理者 ガイド』を 参 照 してください。注 意 : resstatechange の 使 用 は、 再 起 動 が 非 推 奨 であることを 示 します。 以 降 の<strong>リリー</strong>スでは、リソースの 再 起 動 を 示 すために resrestart トリガのみを 使 う 必 要 があります。


12第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点新 しい 属 性ここでは、VCS 6.0、5.1SP1、VCS 5.1、VCS 5.0MP3 で 導 入 された 属 性 について 説 明 します。VCS 6.0 で 導 入 された 属 性DNS エージェントの 属 性■■■UseGSSAPI: 設 定 されている DNS サーバーが Windows の DNS サーバーの 場 合にこの 属 性 を 使 います。この 属 性 が 1 に 設 定 されている 場 合 、エージェントは nsupdateコマンドで「-g」オプションを 使 います。RefreshInterval: この 属 性 は、DNS エージェントが DNS サーバーのリソースレコード(RR)の 更 新 の 試 行 を 開 始 するまでの 時 間 間 隔 を 秒 単 位 で 表 します。CleanRRKeys: この 属 性 は、オンラインエージェント 機 能 に 対 し、 新 しいレコードを 追加 する 前 に、 設 定 されたキーの 既 存 のすべての DNS レコードをクリーンアップするように 指 示 するために 使 います。デフォルト 値 (0)では、この 動 作 は 無 効 です。クラスタレベルの 属 性■■EnableVMAutoDiscovery: 仮 想 マシンの 自 動 検 出 の 有 効 と 無 効 を 切 り 替 えます。デフォルトでは、 仮 想 マシンの 自 動 検 出 は 無 効 になります。SystemRebootAction: フリーズしているサービスグループがシステムの 再 ブート 時に 無 視 されるかどうかを 判 断 します。サービスグループ 属 性■■■■■OnlineClearParent: この 属 性 がサービスグループに 対 して 有 効 であり、サービスグループがオンラインになる、またはオンラインであることが 検 出 されたときに、VCS は、online local、online global、online remote などのすべての online local タイプの親 グループのエラーをクリーンアップします。ProPCV: ProPCV が 有 効 化 されたリソースに 対 し、サービスグループが 同 時 性 違 反を 予 防 的 に 防 止 されるかどうかを 示 します。TriggerPath: トリガのパスをカスタマイズすることを 可 能 にします。TriggerResRestart: リソースが 再 起 動 した 場 合 、 再 起 動 トリガを 呼 び 出 すかどうかを判 断 します。TriggersEnabled: 特 定 のトリガがノードで 有 効 化 されているかどうかを 判 断 します。リソースタイプ 属 性 :■AdvDbg: 拡 張 デバッグのアクティブ 化 を 有 効 にします。Sybase エージェントの 属 性 :■ Quorum_dev: クォーラムバイスは、クラスタメンバーシップの 管 理 、クラスタ 設 定 データの 保 存 、サーバーインスタンスとノード 間 で 共 有 される 情 報 の 格 納 を 行 います。クォー


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点13ラムバイスは、クラスタのすべてのノードがアクセス 可 能 なディスクである 必 要 があります。 完 全 修 飾 のクォーラムデバイス 名 を 指 定 してください。メモ: この 属 性 は、クラスタエディションに 対 してのみ 指 定 する 必 要 があります。 例 :/dev/vx/rdsk/Sybase_install_dg/quorum_vol。■■■■interfaces_File: Sybase インスタンスのインターフェースファイルの 場 所 を 指 定 します。この 属 性 が 設 定 されると、isql セッションに 接 続 するときに [-I interfaces file] オプションが 使 われます。この 属 性 が 設 定 されていない 場 合 は、エージェントは -I オプションを 使 いません。ShutdownWaitLimit: shutdown with wait コマンドを 発 行 した 後 、Sybase インスタンスの 停 止 をエージェントが 待 つ 最 大 秒 数 を 指 定 します。この 時 間 が 経 過 すると、エージェントは 必 要 に 応 じて kill -15 コマンドの 発 行 を 試みます。DelayAfterOnline: Online エントリポイントが 完 了 してから、 次 の 監 視 サイクルが 呼び 出 されるまでの 経 過 秒 数 を 指 定 します。DelayAfterOffline: Offline エントリポイントが 完 了 してから、 次 の 監 視 サイクルが 呼び 出 されるまでの 経 過 秒 数 を 指 定 します。SybaseBk エージェント 属 性 :■interfaces_File: Sybase インスタンスのインターフェースファイルの 場 所 を 指 定 します。この 属 性 が 設 定 されると、isql セッションに 接 続 するときに [-I inerfaces file] オプションが 使 われます。この 属 性 が 設 定 されていない 場 合 は、エージェントは -I オプションを 使 いません。Oracle エージェント 属 性■■DBName: データベース 名 を 指 定 します。この 属 性 は、ポリシー 管 理 されたデータベースのみで 必 要 になります。この 属 性 の 値 は、データベース 名 に 設 定 する 必 要 があります。ManagedBy: データベースが 管 理 者 によって 管 理 されるか、またはポリシーによって管 理 されるかを 指 定 します。この 属 性 のデフォルト 値 は ADMIN です。その 値 を 明 示的 に 設 定 する 必 要 はありません。ポリシーによって 管 理 される RAC データベースでは、この 属 性 に POLICY を 設 定 する 必 要 があります。DiskGroupSnap エージェントの 属 性 :■FDType: ファイアドリルのために 使 われる 設 定 を 指 定 します。この 属 性 の 可 能 な 値は、Bronze と Gold(デフォルト)です。VCS 5.1SP1 で 導 入 された 属 性アプリケーションエージェントの 属 性■EnvFile: この 属 性 は、StartProgram、StopProgram、MonitorProgram、CleanProgram を 実 行 する 前 に 供 給 される 必 要 がある 環 境 ファイルを 指 定 します。


14第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点■ UseSUDash: この 属 性 は、StartProgram、StopProgram、MonitorProgram、CleanProgram の 実 行 中 にエージェントが su - user -c または suuser -c を 実 行 する 必 要 があることを 指 定 します。RemoteGroup エージェントの 属 性■ReturnIntOffline: この 属 性 には 次 の 3 つの 値 のいずれかを 設 定 できます。これらの 値 は 相 互 に 排 他 的 ではなく、 互 いに 組 み 合 わせて 使 うことができます。ReturnIntOffline 属 性 が 機 能 するためには、IntentionalOffline 属 性 を 1 に 設 定する 必 要 があります。■■■RemotePartial: リモートサービスグループが ONLINE|PARTIAL 状 態 のときに、RemoteGroup リソースが IntentionalOffline を 返 すようにします。RemoteOffline: リモートサービスグループが OFFLINE 状 態 のときに、RemoteGroup リソースが IntentionalOffline を 返 すようにします。RemoteFaulted: リモートサービスグループが OFFLINE|FAULTED 状 態 のときに、RemoteGroup リソースが IntentionalOffline を 返 すようにします。DiskGroup エージェントの 属 性■ Reservation: SCSI-3 予 約 を 有 効 にするかどうかを 決 定 します。 詳 しくは、『 付 属 エージェントリファレンスガイド』を 参 照 してください。SCSI-3 ディスク 予 約 をサポートするためには、ディスクが SCSI-3 に 準 拠 していることを 確 認 する 必 要 があります。ディスクグループのすべてのディスクが SCSI-3 準 拠 でない 場 合 、そのディスクグループに 対 する 予 約 コマンドは 失 敗 します。Reservation属 性 はこの 問 題 の 解 決 に 役 立 ちます。Reservation 属 性 には、 次 の 3 つの 値 のいずれかを 設 定 できます。■■■<strong>Cluster</strong>Default: クラスタレベルの UseFence 属 性 の 値 に 応 じて、SCSI-3 予 約 を使 って、または 使 わずにディスクグループがインポートされます。SCSI3: ディスクグループは SCSI-3 予 約 を 使 ってインポートされます。NONE: ディスクグループは SCSI-3 予 約 を 使 わずにインポートされます。エージェントはクラスタレベルの UseFence 属 性 を 無 視 します。メモ: 非 SCSI-3 フェンシングの 場 合 、DiskGroup タイプのすべてのリソースでこの 属性 を NONE に 設 定 する 必 要 があります。LVMVolumeGroup エージェントの 属 性■EnableLVMTagging: この 属 性 の 値 が 1 に 設 定 されている 場 合 は、この 属 性 で LVMタグ 付 けを 有 効 にすることができます。デフォルトでは、この 属 性 の 値 は「0」です。そのため、LVMTagging は 無 効 になっています。NFSRestart エージェントの 属 性


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点15■Lower: サービスグループ 内 での NFSRestart リソースの 位 置 を 定 義 します。NFSRestart リソースを Share リソースよりも 下 の 位 置 にするには、 値 を 1 にする 必 要があります。NFSRestart リソースがリソース 依 存 関 係 ツリーの 最 上 位 に 位 置 する 場合 、このリソースの Lower 属 性 の 値 は 0 です。MultiNICA エージェントの 属 性■Mii: この 属 性 が 1 に 設 定 されている 場 合 、エージェントは ethtool と Mii のハードウェアレジスタを 使 ってネットワークカードの 健 全 性 を 判 断 します。NotifierSourceIP エージェントの 属 性■NotifierSourceIP: Notifier がパケットの 送 信 に 使 う 必 要 があるインターフェースを 指定 します。この 属 性 は 文 字 列 /スカラーです。DNS 解 決 可 能 な IP アドレス、または/etc/hosts ファイルに 定 義 された IP アドレスを 指 定 する 必 要 があります。Samba<strong>Server</strong> エージェントの 属 性■■■PidFile: Samba デーモン(smbd)の PID ファイルの 絶 対 パス。 名 前 またはパスがデフォルトと 異 なる Samba 設 定 ファイルを 使 う 場 合 、この 属 性 は 必 須 です。SocketAddress: Samba デーモン(smbd)が 接 続 をリスニングする IPv4 アドレス。1つのノードで 複 数 の Samba<strong>Server</strong> リソースを 設 定 する 場 合 、この 属 性 は 必 須 です。SambaTopDir: Samba デーモンとバイナリの 親 パス。ASMInst エージェントの 属 性■MonitorOption: 診 断 監 視 を 有 効 または 無 効 にします。NetBios エージェントの 属 性■PidFile: Samba デーモン(nmbd)の PID ファイルの 絶 対 パス。 名 前 またはパスがデフォルトと 異 なる Samba 設 定 ファイルを 使 う 場 合 、この 属 性 は 必 須 です。Sybase エージェントの 属 性■Run_<strong>Server</strong>File: この 属 性 は、Sybase インスタンスの RUN_SERVER ファイルの 場所 を 指 定 します。この 属 性 を 指 定 しない 場 合 、Sybase サーバーインスタンスの 起 動中 、このファイルのデフォルトの 場 所 がアクセスされます。クラスタレベルの 属 性■■AutoAddSystemToCSG: サービスグループが 確 認 される 場 合 に、 新 しくクラスタに 結合 または 追 加 されたシステムが <strong>Cluster</strong>Service サービスグループの SystemList に追 加 されるかどうかを 示 します。 値 1(デフォルト)は、 新 しいシステムが <strong>Cluster</strong>Serviceの SystemList に 追 加 されることを 示 します。 値 0 は、 新 しいシステムが <strong>Cluster</strong>Serviceの SystemList に 追 加 されないことを 示 します。CounterMissTolerance: CounterInterval の CounterMissTolerance の 間 隔 でGlobalCounter が 更 新 されない 場 合 、GlobalCounter が 最 後 に 更 新 されてから 経過 した CounterMissAction(CounterMissTolerance と CounterInterval の 積 )の


16第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点■■時 間 に 応 じて VCS がこの 問 題 を 報 告 したのち、CounterMissAction が 実 行 されます。CounterMisstolerance のデフォルト 値 は 20 です。CounterMissAction: CounterInterval の CounterMissTolerance の 間 隔 でGlobalCounter が 更 新 されないと、そのたびに CounterMissAction で 定 義 された処 理 が 実 行 されます。CounterMissAction に 設 定 できる 値 は LogOnly と Trigger の 2 つです。LogOnly は、エンジンログと SysLog にメッセージを 記 録 します。Trigger は、commstar ファイルを 収 集 するデフォルトの 処 理 を 持 つトリガを 呼 び 出 します。CounterMissAction のデフォルト 値 は LogOnly です。PreferredFencingPolicy: ネットワーク 分 割 の 発 生 時 に 存 続 するサブクラスタを 決 定するための I/O フェンシング 競 合 ポリシー。 有 効 な 値 は Disabled、System、Groupのいずれかです。Disabled: 優 先 フェンシングは 無 効 です。コーディネーションポイントの 獲 得 処 理 の間 、フェンシングドライバは、 最 もノード 数 が 多 いサブクラスタを 優 先 します。System: コーディネーションポイントの 獲 得 処 理 の 間 、フェンシングドライバは、アーキテクチャ、CPU 数 、またはメモリ 容 量 を 基 準 に、 他 のシステムよりも 能 力 が 高 いと 判断 したシステムを 優 先 します。VCS はシステムレベル 属 性 の FencingWeight を 使 ってノードの 重 みを 計 算 します。Group: コーディネーションポイントの 獲 得 処 理 の 間 、フェンシングドライバは、 優 先 度が 高 いサービスグループが 存 在 するノードを 優 先 します。VCS はグループレベル 属性 の Priority を 使 ってノードの 重 みを 判 定 します。リソースタイプ 属 性■IMF: IMF 対 応 のエージェントがインテリジェントなリソース 監 視 を 実 行 する 必 要 があるかどうかを 指 定 します。この 属 性 は、Mode、MonitorFreq、RegisterRetryLimit の 3 つのキーを 持 つ 関 連型 属 性 です。■■■Mode: リソースの 状 態 に 基 づいて IMF 監 視 を 実 行 するかどうかを 定 義 します。Mode の 値 は 0、1、2、3 のいずれかです。デフォルトは 0 です。MonitorFreq: エージェントが monitor エージェント 関 数 を 呼 び 出 す 頻 度 を 指 定します。デフォルトは 1 です。RegisterRetryLimit: エージェントがリソースの 登 録 を 試 みる 最 大 の 回 数 を 定 義します。デフォルトは 3 です。■■IMFRegList: 属 性 のリストを 格 納 します。これらの 属 性 の 値 は、 通 知 対 象 として IMFモジュールに 登 録 されます。IMFRegList 属 性 に 定 義 された 属 性 が 変 更 されると、リソースが 登 録 済 みであればそのリソースが IMF から 登 録 解 除 されます。IMFRegListが 未 定 義 の 場 合 、ArgList に 定 義 されたいずれかの 属 性 が 変 更 されると、リソースがIMF から 登 録 解 除 されます。AlertOnMonitorTimeouts: この 属 性 に 指 定 した 回 数 だけ 連 続 して 監 視 が 失 敗 すると、VCS はユーザーに SNMP 通 知 を 送 信 します。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点17VCS 5.1 で 導 入 された 属 性VCS 5.1 では、 次 の 新 しい 属 性 が 導 入 されました。 詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。リソースタイプ 属 性 :■■■■■■CleanRetryLimit: リソースを ADMIN_WAIT 状 態 に 移 行 する 前 に clean 機 能 を 再試 行 する 回 数 です。EPClass: online エントリポイント 以 外 のエージェント 機 能 (エントリポイント)のスケジュールクラスを 制 御 できます。EPPriority: online エントリポイント 以 外 のエージェント 機 能 (エントリポイント)のスケジュール 優 先 度 を 制 御 できます。FaultPropogation: VCS が、リソースに 障 害 が 発 生 した 場 合 に 親 リソースにも 障 害 を伝 播 してサービスグループ 全 体 をオフラインにするかどうかを 指 定 します。OnlineClass: オンラインエージェント 機 能 (エントリポイント)のスケジュールクラスを 制御 できます。OnlinePriority: オンラインエージェント 機 能 (エントリポイント)のスケジュール 優 先 度を 制 御 できます。クラスタレベルの 属 性■■■CID: CID は 汎 用 一 意 識 別 子 をクラスタに 提 供 します。DeleteOnlineResource: オンラインリソースを 削 除 できるかどうかを 定 義 します。HostMonLogLvl: HostMonitor 機 能 の 動 作 を 制 御 します。VCS 5.0 MP3 で 導 入 された 属 性VCS 5.0 MP3 では、 次 の 属 性 が 導 入 されています。リソースタイプ 属 性 :■■■FaultPropagation: VCS が、リソースに 障 害 が 発 生 した 場 合 に 親 リソースにも 障 害 を伝 播 してサービスグループ 全 体 をオフラインにするかどうかを 指 定 します。AgentFile: エージェントバイナリの 名 前 とパスを 入 力 します。エージェントバイナリがデフォルトの 場 所 にインストールされていない 場 合 に 使 用 します。AgentDirectory: エージェントバイナリとスクリプトがあるディレクトリのパスを 入 力 します。エージェントバイナリがデフォルトの 場 所 にインストールされていない 場 合 に 使 用します。クラスタレベルの 属 性■DeleteOnlineResource: オンラインリソースを 削 除 できるかどうかを 定 義 します。


18第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点■■■■■■HostMonLogLvl: HostMonitor デーモンの 動 作 を 制 御 します。この 属 性 はクラスタを 起 動 するときに 設 定 します。 実 行 中 のクラスタではこの 属 性 を 変 更 できません。EngineShutdown: hastop コマンドをより 細 かく 制 御 できます。BackupInterval: VCS が 設 定 ファイルのバックアップを 作 成 する 間 隔 を 分 単 位 で 設定 します。OperatorGroups: クラスタに 対 する Operator 権 限 を 持 つ、オペレーティングシステムのユーザーアカウントグループのリストです。AdministratorGroups: クラスタに 対 する 管 理 者 権 限 を 持 つ、オペレーティングシステムのユーザーアカウントグループのリストです。Guests: クラスタに 対 する Guest 権 限 を 持 つユーザーのリスト。システムレベルの 属 性■EngineVersion: VCS のメジャー、マイナー、 保 守 パッチ、ポイントパッチのバージョンを 定 義 します。サービスグループレベルの 属 性■■■■TriggerResFault: リソースに 障 害 が 起 きた 場 合 に、VCS が resfault トリガを 呼 び 出すかどうかを 定 義 します。AdministratorGroups: サービスグループに 対 する 管 理 者 権 限 を 持 つ、オペレーティングシステムのユーザーアカウントグループのリストです。OperatorGroups: サービスグループに 対 する Operator を 持 つ、オペレーティングシステムのユーザーアカウントグループのリストです。Guests: サービスグループに 対 する Guest を 持 つユーザーのリスト。VCS 付 属 エージェントの 変 更 点この 項 では VCS の 付 属 エージェントに 関 する 変 更 点 について 説 明 します。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド』と『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 付 属 エージェントリファレンスガイド』を 参 照 してください。Windows DNS サーバーのサポートDNS エージェントは、その 設 定 の 中 で Windows DNS サーバーをサポートするようになりました。 新 しい 属 性 UseGSSAPI が、この 機 能 のために DNS エージェントの 設 定 に 追加 されています。この 属 性 の 使 用 方 法 と、DNS エージェントを Windows DNS サーバーを 使 って 設 定 するための 追 加 の 要 件 について 詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 付 属 エージェントリファレンスガイド』を 参 照 してください。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点19DNS エージェントでの Windows DNS サーバーの DNS 清 掃 のサポート現 在 DNS エージェントは、リソースレコードの 日 数 経 過 と 清 掃 を 避 けるため、 設 定 されたWindows DNS サーバーに 対 して 定 期 的 な 更 新 要 求 を 送 信 するように 設 定 できるようになりました。RVGPrimary エージェントは、 新 しいプライマリのポストロールの 変更 から RDS にある 他 のセカンダリにレプリケーションを 開 始 するセカンダリ RVG の 移 行 またはテイクオーバーに 成 功 した 後 、RVGPrimary エージェントは 新 しいプライマリからの RDS にある 他 のセカンダリへのレプリケーションを 自 動 的 に 開始 します。RVGPrimary エージェントが 複 数 のセカンダリセットアップでどのように 動 作 するかについて 詳 しくは、『SF Replication Administrator’s Guid』を 参 照 してください。NIC エージェントの ethtool のサポートLinux NIC エージェントと MultiNICA エージェントでは、VCS 5.1 <strong>リリー</strong>スから、ethtoolベースのデバイス 状 態 の 監 視 がサポートされるようになりました。キャンパスクラスタファイアドリル 設 定 の 簡 略 化キャンパスクラスタファイアドリルの 設 定 が、 新 しい 属 性 FDType を 導 入 することで 簡 略 化されました。ファイアドリルのタイプは、 他 の 属 性 に 対 して 特 定 の 値 を 指 定 するのでなく、この 属 性 を 設 定 するだけで 制 御 できます。キャンパスクラスタ 設 定 でファイアドリルを 実 行 するには、グローバルクラスタオプション(GCO)のライセンスをインストールする 必 要 があります。DiskGroup エージェントの 動 作 の 変 更DiskGroup エージェントに 影 響 がある 変 更 は 次 のとおりです。■PanicSystemOnDGLoss 属 性 の 型 がブール 値 から 整 数 に 変 わります。PanicSystemOnDGLoss 属 性 は 現 在 次 の 値 を 受 け 入 れるようになりました。0: システムを 停 止 しない1: ディスクグループが 無 効 な 状 態 に 移 行 する、または 監 視 のタイムアウトのためにディスクグループのリソースにエラーが 発 生 が 発 生 した 場 合 、システムを 停 止 する2: ディスクグループが 無 効 な 状 態 に 移 行 する 場 合 にシステムを 停 止 する3: 監 視 のタイムアウトのためにディスクグループリソースにアラーが 発 生 した 場 合 、システムを 停 止 する■ 監 視 エージェント 機 能 は、MonitorReservation 属 性 が 0 に 設 定 されている 場 合 、クラスタ 全 体 の 属 性 UseFence の 値 が SCSI3 に 設 定 されている 場 合 、ディスクグルー


20第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点プが SCSI 予 約 なしにインポートされたことが 検 出 された 場 合 、DiskGroup リソースを含 むサービスグループをオフラインに 移 行 します。Application エージェントの 拡 張Application エージェントは 次 のように 拡 張 されました。■■StartProgram、StopProgram、MonitorProgram、CleanProgram に 対 するディスク 共 有 をサポートするようにエージェントが 拡 張 されました。MonitorProgram に 対 する 0(ONLINE)と 1(OFFLINE)のリターンコードについて、Unix スタイルを 認 識 するようにエージェントが 拡 張 されました。Mount エージェントの 拡 張Mount エージェントは、ext4 ファイルシステムと xfs ファイルシステムをサポートするようになりました。Apache エージェントの 拡 張Apache エージェントは 次 のように 拡 張 されています。■■■httpDir 属 性 は、バイナリの 絶 対 パス(バイナリ 名 を 含 む)を 指 定 できるように 拡 張 されました。ディレクトリ 名 のみを 指 定 した 場 合 、エージェントはデフォルトのバイナリ 名 はhttpd であると 見 なします。httpDir ディレクトリ 内 の Apache ベンチマークバイナリがデフォルト 名 を 使 わない 場合 、エージェントは 代 替 バイナリ 名 ab2 を 認 識 し、 詳 細 監 視 を 実 行 します。IBM HTTP サーバー 7.0 に 対 応 するための Apache エージェントバージョンの 解 析が 強 化 されました。VCS エージェントのエントリポイントのタイムアウトに 対 する 最 初 のエラーデータの 取 り 込 みエントリポイントのタイムアウトをデバッグするために、 新 しい AdvDbg 属 性 が 導 入 されました。この 属 性 によって VCS が 強 化 されるのは、プロセススタック、プロセスツリー、エントリポイントのタイムアウト 時 のコアなどの 一 部 の 情 報 についてです。これは、エントリポイントのタイムアウト 時 のシナリオをトラブルシューティングするために 役 立 ちます。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> エージェント 開 発 者 ガイド』を 参 照 してください。Network エージェントの 変 更NetMask 属 性 は 次 のエージェントの 必 須 属 性 です。■■IPIPMultiNIC


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点21■■IPMultiNICAIPMultiNICBデータベースエージェントに 関 する 変 更DB2 エージェントに 関 する 変 更■■■DB2 用 の VCS エージェントは、 非 MPP 用 の PROM モードと MPP 設 定 モードで、オンライン Db2 プロセスのインテリジェントなリソース 監 視 をサポートするようになりました。VCS 6.0 よりも 前 の<strong>リリー</strong>スでは、ソースノードから 高 速 相 互 接 続 /スイッチ 設 定 を 使 用したターゲットのノードへのパーティションの 移 動 の 場 合 には、スイッチ 名 エントリがdb2nodes.cfg 設 定 ファイルで 更 新 されませんでした。VCS 6.0 <strong>リリー</strong>スでは、DB2エージェントによりスイッチ 名 が 設 定 ファイル 中 で 正 しく 更 新 されます。DB2 エージェントの 追 加 された IMF サポートとして、 現 在 DB2 エージェントは、リソースの 状 態 変 化 を 即 時 に 検 出 するための IMF の 機 能 を 利 用 するようになりました。また、リソースの 状 態 の 定 期 的 な 監 視 が 大 幅 に 削 減 されるため、エージェントの CPU の占 有 域 が 削 減 されます。詳 しくは、『 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。Oracle エージェントの 変 更 点■■Oracle 用 の VCS のエージェントに 2 つの 新 しい 属 性 DBName と ManagedBy が 追加 されました。VCS agent for Oracle には、StartUpOpt 属 性 と ShutDownOpt 属 性 についての追 加 オプションがあります。■■StartUpOpt 属 性 で、 追 加 の 起 動 オプションとして SRVCTLSTART_RO が 導 入されました。ShutDownOpt 属 性 で、 追 加 のシャットダウンオプションとして、SRVCTLSTOP_TRANSACT、SRVCTLSTOP_ABORT、およびSRVCTLSTOP_IMMEDIATE が 導 入 されました。■■Oracle 用 の VCS のエージェントで、ポリシーによって 管 理 されるデータベースのサポートが 導 入 されました。VCS agent for Oracle の ASM インスタンスで、 次 の 追 加 の 起 動 オプションが 導 入 されました。■■■STARTUP_MOUNTSTARTUP_OPENSRVCTLSTART_MOUNT


22第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点■SRVCTLSTART_OPEN■■VCS agent for Oracle の ASM インスタンスで、 次 の 追 加 のシャットダウンオプションが 導 入 されました。■SRVCTLSTOPOracle バージョン 11.2.0.2 では、VCS 用 の Oracle エージェントで、Oracle の 再 起動 設 定 の srvctl ユーティリティを 使 う 起 動 オプションとシャットダウンオプションがサポートされます。Sybase エージェントの 変 更 点<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> agent for Sybase では、 次 の 機 能 が 新 しく 追 加 または 拡 張 されています。■■■■Sybase と SybaseBk 向 けの VCS エージェントでは、インテリジェントなリソース 監 視がサポートされるようになりました。VCS 6.0 <strong>リリー</strong>スでは、インテリジェントな 監 視 フレームワーク(IMF)がデフォルトで 有効 になります。haimfconfig スクリプトは、Sybase と SybaseBk のエージェントの IMFを 有 効 または 無 効 にするために 使 うことができます。Sybase エージェントは、 現 在 リソースの 状 態 変 化 を 即 時 に 検 出 するための IMF の 機 能 を 利 用 できるようになりました。また、リソースの 状 態 の 定 期 的 な 監 視 が 大 幅 に 削 減 されるため、エージェントのCPU の 占 有 域 が 削 減 されます。詳 しくは、『 管 理 者 ガイド』と『Agent for Sybase のインストールおよび 設 定 ガイド』を参 照 してください。Sybase エージェントは、Sybase ASE Enterprise Edition のサポートに 加 え、SybaseASE <strong>Cluster</strong> Edition をサポートするように 拡 張 されました。Sybase ASE <strong>Cluster</strong>Edition の 場 合 、VCS agent for Sybase は、Sybase Adaptive <strong>Server</strong> の VCS クラスタ 内 での 可 用 性 を 高 めます。Sybase エージェントでは、 次 の 新 しい 属 性 が 導 入 されています。■■Quorum_devinterfaces_File■ ShutdownWaitLimit(デフォルト 値 60)■ DelayAfterOnline(デフォルト 値 10)■ DelayAfterOffline(デフォルト 値 2)■■SybaseBk エージェントでは、 次 の 新 しい 属 性 が 導 入 されています。■ interfaces_FileToleranceLimit 属 性 のデフォルト 値 は Sybase エージェントでは 1 に 設 定 されます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点23■ DetailMonitor 属 性 は VCS 6.0 では 推 奨 されなくなりました。 代 わりに、Sybase エージェントの LevelTwoMonitorFreq 属 性 を 使 用 できます。LevelTwoMonitorFreq属 性 のデフォルト 値 は 0(ゼロ)です。■■■$SYBASE の 長 いパス 名 の 制 限 が 解 除 されました。VCS 6.0 <strong>リリー</strong>スでは、VCS <strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)を 使 うことで、Sybaseと SybaseBk のエージェントはデフォルトでパスワードを 暗 号 化 します。Sybase とSybaseBk のエージェントは、プレーンテキストと 暗 号 化 パスワードの 両 方 をサポートします。 必 要 に 応 じて、コマンドラインを 使 う、または 設 定 ファイルを 編 集 することで、エージェント 属 性 にプレーンテキストの 値 を 指 定 できます。Sybase エージェントは「shutdown with nowait」の 代 わりに 使 われる Sybasedataserver のシャットダウン 中 に、 新 しいタイムアウトオプションを 使 います。SybaseASE Enterprise Edition の 場 合 、shutdown コマンドのこのタイムアウトオプションは、12.5.4 と 15.0.2 以 降 のバージョンのためにサポートされます。Sybase ASE <strong>Cluster</strong> Edition の 場 合 、shutdown コマンドのこのタイムアウトオプションは、15.5 ESD #1 以 降 のバージョンのためにサポートされます。セキュアモードでの VCS クラスタに 関 する 変 更この<strong>リリー</strong>スでは、セキュアクラスタのインストールと 設 定 がかなり 簡 単 になりました。この 単純 化 されたセキュアクラスタ 設 定 モデルを 使 用 すれば、クラスタを 簡 単 にセキュアクラスタに 変 換 することができます。新 しいアーキテクチャは 埋 め 込 み VxAT に 基 づいています。これにより、セキュリティコンポーネントは VCS パッケージの 一 部 としてインストールされます。ルートブローカーはもはや、 新 しいアーキテクチャの 単 一 障 害 点 ではありません。VRTSat の 別 個 のパッケージへの 依 存 関 係 はありません。VCS ホストにすでにログオンしているルート 以 外 のユーザーが、パスワードを 入 力 するように 促 されることはなくなりました。さらに、クラスタレベルユーザー 機 能 が、セキュアクラスタのユーザー 管 理 を 単 純 化 するために 導 入 されました。詳 しくは『インストールガイド』および『 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。LLT への 変 更この<strong>リリー</strong>スには、LLT に 関 する 次 の 新 機 能 と 変 更 が 含 まれています。■ LLT は、VLAN のタグ 付 け(IEEE 802.1Q)をサポートするようになりました。■ lltconfig コマンドには、 次 の 新 しいオプションがあります。■ -Nこのオプションは、 使 用 されているすべてのクラスタ ID をリスト 表 示 します。■ -Mこのオプションは、 現 在 ロードされている LLT のモジュールのバージョン 情 報 を 表示 します。


24第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点詳 しくは、lltconfig のマニュアルページを 参 照 してください。詳 しくは、llttab のマニュアルページを 参 照 してください。■■リンク 利 用 率 の 統 計 は、パフォーマンス 関 連 の 問 題 の 根 本 原 因 を 分 析 できるように 拡張 されました。ARP キャッシュの 定 期 的 な 消 去 は 無 効 になりました。■NIC の MAC アドレスが 変 更 されると、LLT は 直 ちに 新 しい MAC アドレス 情 報 を 取 得します。また、その 変 更 についてピアノードを 更 新 します。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> インストールガイド』および『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。GAB への 変 更この 項 では、この<strong>リリー</strong>スでの GAB に 関 連 する 新 機 能 と 変 更 について 説 明 します。アプリケーションの 可 用 性 を 確 保 するためのさらなる GAB と I/Oフェンシングの 統 合VxFEN モジュールが 決 定 を 実 装 する 前 のスプリットブレインの 状 況 の 場 合 に、GAB は、スプリットブレイン 後 の 結 合 を 解 決 しようと 試 みることがあります。GAB は 1 つを 除 きすべての 結 合 しているサブクラスタを 削 除 します。この 動 作 によりクラスタ 全 体 が 停 止 することがあります。このシナリオを 避 けるため、GAB はフェンシングモジュールに 優 先 順 位 を 設定 するようになりました。本 <strong>リリー</strong>スの GAB と I/O フェンシングの 統 合 によって、GAB がサブクラスタの 結 合 を 開 始する 前 に I/O フェンシングモジュールの 決 定 がまだ 保 留 中 の 場 合 、GAB は iofence メッセージを 遅 らせます。GAB の 待 ち 時 間 は、どの VxFEN が 遅 延 値 を 計 算 して GAB に 渡すかに 基 づき、VxFEN のチューニングパラメータ panic_timeout_offst の 値 によって 変わります。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。GAB はポートに 加 えて 名 前 でクライアントを 認 識 できるカーネルクライアントが GAB API を 初 期 化 するとき、クライアント 名 の 文 字 列 を 定 義 できるようになりました。GAB は、クライアント 名 を 登 録 することで、GAB ポートが 登 録 される 前でもクライアントを 追 跡 できます。また、GAB は、LLT ポートを 登 録 するとき、LLT にクライアント 名 の 情 報 を 渡 します。lltstat -p コマンドも、 使 用 中 のポートの 状 態 の 詳 細 を 表示 するときに、GAB のクライアント 名 を 表 示 します。この 機 能 は GAB カーネルクライアントにのみ 適 用 できます。HAD のような、ユーザーサイトの GAB クライアントには 適 用 できません。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点25I/O フェンシングに 関 する 変 更gabconfig コマンドの 新 しい -C オプションgabconfig のコマンドの -C オプションは、GAB に 登 録 されている GAB クライアントの 名前 を 一 覧 表 示 します。-C オプションを -a オプションとともに 使 用 すると、ポートメンバーシップの 詳 細 とともにクライアント 名 が 一 覧 表 示 されます。ここでは、I/O フェンシングに 関 するこの<strong>リリー</strong>スでの 新 機 能 と 変 更 点 について 説 明 します。インストーラがオンラインクラスタでフェンシング 設 定 間 の 移 行 をサポートインストーラを 使 って、ディスクベースとサーバーベースのフェンシング 設 定 の 間 で 移 行できるようになりました。また、 同 じインストーラオプションを 使 って、オンラインクラスタで 任意 の I/O フェンシング 設 定 のコーディネーションポイントを 置 換 できます。インストーラはvxfenswap スクリプトを 内 部 的 に 使 います。また、これらの I/O フェンシングの 再 設 定 操 作 を 実 行 するために、 応 答 ファイルを 使 うことができます。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。I/O フェンシングの 競 争 の 間 の RACER ノード 再 選 のサポートネットワーク 分 割 の 際 、VxFEN モジュールは、サブクラスタの 代 わりのコーディネーションポイントを 得 るべく 競 争 するために、 各 サブクラスタの 最 も 低 いノードを RACER ノードとして 選 びます。 他 の SPECTATOR ノードは、RACER ノードがフェンシングを 行 うのを 待 ちます。以 前 の<strong>リリー</strong>スでは、I/O フェンシングの 競 争 は、 次 のとおり 単 一 の RACER ノードに 完 全に 依 存 していました。■ RACER ノードがコーディネーションポイントの 大 半 に 到 達 できなければ、RACER ノードの VxFEN のモジュールは LOST_RACE メッセージを 送 信 し、LOST_RACE メッセージを 受 信 したサブクラスタのすべてのノードもパニックになります。■アービトレーションの 間 に RACER ノードがパニックになると、サブクラスタのSPECTATOR ノードは、RACER ノードが 競 争 に 負 けたと 見 なし、SPECTATOR ノードもパニックになります。新 しい RACER ノード 再 選 機 能 によって、VxFEN モジュールは、サブクラスタ 内 でノードID が 次 に 小 さいノードを RACER ノードとして 再 選 します。この 機 能 により、コーディネーションポイントに 対 してサブクラスタが 競 争 を 続 ける 機 会 が 最 適 化 されます。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。


26第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点CP サーバーの 複 数 の 仮 想 IP アドレスのサポートCP サーバーにアクセスするために 複 数 のネットワークパス( 仮 想 IP アドレス)を 設 定 できるようになりました。CP サーバーは 複 数 の 仮 想 IP アドレスで 応 答 準 備 します。あるネットワークパスが 障 害 になっても、CP サーバーは 再 起 動 を 必 要 とせず、 他 の 利 用 可 能 な 仮想 IP アドレスの 1 つで 応 答 準 備 し 続 けます。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> インストールガイド』および『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。CP サーバーの Quorum エージェントのサポート複 数 の 仮 想 IP アドレスのサポートを 使 うと、Quorum エージェントを 使 用 して、CP サーバーサービスグループのフェールオーバーポリシーを 設 定 できるようになりました。Quorumリソースがオンラインのままになるためにオンラインであることが 必 要 な IP リソースの 最 小数 を 指 定 できます。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> インストールガイド』および『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。GAB は、フェンシングが 有 効 な 状 態 で、 一 部 のクラスタノードが 利用 不 能 なときに 自 動 的 にクラスタをシーディングできる以 前 の<strong>リリー</strong>スでは、クラスタ 内 の 一 部 のノードが 動 作 していない 場 合 、 既 存 のスプリットブレインのリスクを 避 けるため、GAB ポートは 起 動 しません。そのような 場 合 、コマンドgabconfig -x を 使 って 手 動 で GAB ポートを 起 動 し、GAB をシーディングできます。ただしクラスタの I/O フェンシングを 有 効 していた 場 合 には、I/O フェンシングはクラスタ 内の 既 存 のスプリットブレインを 処 理 できます。この<strong>リリー</strong>スでは、I/O フェンシングのこの 機 能 が 拡 張 され、 自 動 的 に 次 のように GAB をシーディングできます。■■クラスタのいくつかのノードが 起 動 していない 場 合 、GAB ポート(ポート a)はクラスタのすべてのメンバーノードで 起 動 します。コーディネーションポイントに、 任 意 の 非 メンバーノードからのキーがなければ、I/Oフェンシング(GAB ポート b)も 起 動 します。この 新 機 能 はデフォルトでは 無 効 になっています。I/O フェンシングが 有 効 モードで 設 定されているクラスタでは、GAB のこの 自 動 シーディング 機 能 を 手 動 で 有 効 にする 必 要 があります。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。引 き 続 き、gabconfig -x コマンドを 使 って 手 動 でクラスタをシーディングすることができます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点27ノードを 段 階 的 に 終 了 した 場 合 、ピアノードでは I/O フェンシングの競 争 条 件 がトリガされない以 前 の<strong>リリー</strong>スでは、 段 階 的 にノードを 終 了 すれば、その I/O フェンシングキーはコーディネーションポイントから 消 去 されました。しかし、 残 っているサブクラスタの 競 争 が、ノードの 段 階 的 な 終 了 でデータディスクから 登 録 を 削 除 することを 妨 げました。この 操 作 の 間に、サブクラスタがコーディネーションポイントへアクセスできなくなって、RACER がコーディネーションポイントへの 競 争 で 敗 れると、クラスタ 全 体 がパニックに 陥 ることがありました。この<strong>リリー</strong>スでは、この 動 作 は 変 わりました。ノードを 段 階 的 に 終 了 させるとき、そのノードの CVM または 他 のクライアントは、VxFEN のモジュールが 設 定 解 除 される 前 に 停 止 します。それで、キーはデータディスクからすでにクリアされています。 残 っているサブクラスタが、 段 階 的 に 終 了 しているノードのキーをコーディネーションポイントからクリアしようとして、キーをクリアすることができなくても、パニックが 発 生 することはありません。仮 想 化 のサポートに 関 連 する 変 更仮 想 化 サポートここでは、この<strong>リリー</strong>スの 仮 想 化 に 伴 う 変 更 の 一 覧 を 示 します。Linux の 新 しい KVMGuest エージェントKVMGuest エージェントは、Linux カーネルベースの 仮 想 マシン(KVM ゲスト)を 監 視し、KVM ゲストをオンラインおよびオフラインにします。KVMGuest エージェントは virshコマンドを 使 います。KVM ゲストを 監 視 して 可 用 性 を 高 めるためにこのエージェントを 使 うことができます。このエージェントは 仮 想 化 サポートの 一 部 として 追 加 されています。VCS は、Red Hat KVM(カーネルベースの 仮 想 マシン)を 使 って 作 成 された 仮 想 マシンまたはゲスト 中 にインストールして 実 行 できます。 次 のクラスタ 設 定 がサポートされます。■■■■同 じまたは 異 なる 物 理 ホスト 上 の VM ゲスト(VM-VM)にまたがる VCS クラスタ - アプリケーションの 可 用 性 のためVM ゲスト 内 のリソース 監 視 を 使 用 しない 物 理 コンピュータ(PM-PM)にまたがる VCSクラスタ - 仮 想 マシンの 可 用 性 のためVM ゲスト 内 のリソース 監 視 を 使 用 した 物 理 コンピュータ(PM-PM)にまたがる VCS クラスタ - 仮 想 マシンとアプリケーションの 可 用 性 のため物 理 コンピュータと VM ゲストにまたがる VCS クラスタ(KVM および <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong><strong>Server</strong> クラスタ 構 成 への 追 加 設 定 )次 の 表 は、KVM でサポートされる 構 成 のシステムの 必 要 条 件 を 示 したものです。


28第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点表 1-1KVM サポート 対 象 設 定 のシステム 必 要 条 件ホストのサポート 対 象 OS バージョンVM ゲストのサポート 対 象 OSハードウェアの 必 要 条 件RHEL 6 Update 1RHEL 6 Update 1完 全 な 仮 想 化 が 有 効 にされている CPUSFHA Solutions 6.0 の<strong>リリー</strong>スでのライセンス 供 与 の 変 更Storage Foundation and High Availability Solutions 6.0 では、ライセンス 供 与 が 次のように 変 わります。■■■■■<strong>Cluster</strong> File System のライセンスは 廃 止 されます。CFS のカスタマは、StorageFoundation <strong>Cluster</strong> File System High Availability(SFCFS HA) 機 能 を 使 用 する資 格 を 与 えられます。VVR オプションは <strong>Veritas</strong> Replicator オプションに 名 前 が 変 更 されます。このオプションは、VVR(ボリュームベースのレプリケーション)と、 新 しいファイルベースのレプリケーションのソリューションを 含 んでいます。VVR Enterprise ライセンスは 廃 止 されます。この 機 能 を 使 用 するには、StorageFoundation Enterprise を 使 い、<strong>Veritas</strong> Replicator オプションを 追 加 してください。VVR Enterprise のカスタマは、Storage Foundation Enterprise と Replicator オプションを 使 用 する 資 格 を 与 えられます。VCS のライセンスは、 完 全 なクラスタ 機 能 、および 一 部 のスタート/ストップ 機 能 を 有 効にします。Storage Foundation Enterprise CFS for Oracle RAC(Linux/x64)のカスタマは、Storage Foundation Enterprise for Oracle RAC(Linux/x64)を 使 用 する 資 格 を与 えられます。標 準 およびエンタープライズのライセンスには 次 の 機 能 が 含 まれています。■■■圧 縮 機 能 は 標 準 ライセンスで 利 用 できます。SmartTier 機 能 は 標 準 ライセンスで 利 用 できるようになりました。重 複 排 除 機 能 はエンタープライズライセンスで 利 用 できます。次 の 製 品 は、この<strong>リリー</strong>スには 含 まれています。■■■■■Dynamic Multi-PathingVirtualStoreStorage Foundation BasicStorage Foundation StandardStorage Foundation Enterprise


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点29■ <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>■■■■■■■■■■<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> HA/DRStorage Foundation Standard HA: <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> および StorageFoundation StandardStorage Foundation Enterprise HA: Storage Foundation Enterprise および<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>Storage Foundation Enterprise HA/DRStorage Foundation Enterprise <strong>Cluster</strong> File System HAStorage Foundation Enterprise <strong>Cluster</strong> File System HA/DRStorage Foundation Enterprise for Oracle RACStorage Foundation Enterprise HA/DR for Oracle RACStorage Foundation Enterprise for Sybase ASE CEStorage Foundation Enterprise HA/DR for Sybase CEHA: 高 可 用 性HA/DR: 高 可 用 性 と 障 害 回 復<strong>Veritas</strong> Replicator オプションは、Dynamic Multi-Pathing と <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>を 除 く Storage Foundation and High Availability のすべての 製 品 に 追 加 できます。製 品 、 機 能 、およびオプションは、オペレーティングシステムとプラットフォームによって 異なる 場 合 があることにご 注 意 ください。サポート 対 象 のプラットフォームについて 詳 しくは、製 品 のマニュアルを 参 照 してください。VxExplorer のトラブルシューティングアーカイブの 収 集 の 拡 張SORT(Symantec Operations Readiness Tools)データコレクタには VxExplorer のアーカイブを 収 集 し、 送 信 するための 機 能 が 含 まれています。このアーカイブは、 問 題 診断 とトラブルシューティングのためにシマンテック 社 のテクニカルサポートに 送 付 することができます。VxExplorer はカスタマのデータを 収 集 しません。従 来 の VxExplorer スクリプトは、 異 なる 方 式 で 動 作 するようになりました。スクリプトを 実行 すると、 指 定 されたローカルホスト 上 の SORT データコレクタが -vxexplorer オプション 付 きで 起 動 されます。データコレクタを 使 用 して VxExplorer のアーカイブを 収 集 する 方 法 について 詳 しくは、次 を 参 照 してください。www.symantec.com/docs/HOWTO32575


30第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点製 品 マニュアルに 関 する 変 更Storage Foundation and High Availability Solutions 6.0 <strong>リリー</strong>スには、 製 品 マニュアルに 関 する 次 の 変 更 点 が 含 まれています。表 1-2 は、この<strong>リリー</strong>スで 導 入 されたマニュアルのリストです。表 1-2新 しいマニュアル新 しいマニュアル<strong>Veritas</strong> Storage Foundation インストールガイド<strong>Veritas</strong> Storage Foundation 管 理 者 ガイド<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and HighAvailability <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong><strong>Veritas</strong> Storage Foundation and HighAvailability Solutions ソリューションガイド注 意<strong>Veritas</strong> Storage Foundation のインストールとアップグレードに 関 する 情 報 。<strong>Veritas</strong> Storage Foundation の 管 理 に 関 する情 報 。<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and HighAvailability ユーザー 向 けの<strong>リリー</strong>ス 特 定 の 情報 。<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and HighAvailability Solutions のソリューションと 使 用例 。<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and HighAvailability Solutions トラブルシューティングガイド<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and HighAvailability Solutions のトラブルシューティング 情 報 。<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and HighAvailability Solutions 仮 想 化 ガイドSymantec VirtualStore <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong><strong>Veritas</strong> Storage Foundation for Sybase ASECE <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong><strong>Veritas</strong> Storage Foundation for Sybase ASECE インストールガイド<strong>Veritas</strong> Storage Foundation for Sybase ASECE 管 理 者 ガイドVirtual Business Services–Availability ユーザーズガイド<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and HighAvailability Solutions の 仮 想 化 に 関 する 情報 。Symantec VirtualStore の<strong>リリー</strong>ス 特 定 の 情 報 。<strong>Veritas</strong> Storage Foundation for Sybase ASECE の<strong>リリー</strong>ス 特 定 の 情 報 。<strong>Veritas</strong> Storage Foundation for Sybase ASECE のインストールに 関 する 情 報 。<strong>Veritas</strong> Storage Foundation for Sybase ASECE の 管 理 に 関 する 情 報 。Virtual Business Service に 関 する 情 報 。このマニュアルはオンラインで 参 照 できます。表 1-3 は、この<strong>リリー</strong>スで 廃 止 されたマニュアルのリストです。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>VCS 5.1SP1PR2 で 導 入 された 変 更31表 1-3廃 止 されたマニュアル廃 止 されたマニュアル<strong>Veritas</strong> File System 管 理 者 ガイド<strong>Veritas</strong> Volume Manager 管 理 者 ガイド<strong>Veritas</strong> Storage Foundation 拡 張 機 能 管 理 者ガイド<strong>Veritas</strong> Volume Manager トラブルシューティングガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> Agents for <strong>Veritas</strong>Volume Replicator 設 定 ガイド<strong>Veritas</strong> Volume Replicator 計 画 およびチューニングガイド<strong>Veritas</strong> Volume Replicator Advisor ユーザーズガイド注 意内 容 は、『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation 管 理 者ガイド』と『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation <strong>Cluster</strong>File System High Availability 管 理 者 ガイド』に 含 まれています。内 容 は、『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation 管 理 者ガイド』と『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation <strong>Cluster</strong>File System High Availability 管 理 者 ガイド』に 含 まれています。内 容 は、『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation andHigh Availability Solutions ソリューションガイド』に 含 まれています。内 容 は、『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation andHigh Availability Solutions トラブルシューティングガイド』に 含 まれています。内 容 は、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 付 属 エージェントリファレンスガイド』に 含 まれています。内 容 は、『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation andHigh Availability Solutions のレプリケーションの 管 理 者 ガイド』に 含 まれています。内 容 は、『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation andHigh Availability Solutions のレプリケーションの 管 理 者 ガイド』に 含 まれています。表 1-4 は、バイナリにバンドルされなくなったマニュアルのリストです。これらのマニュアルはオンラインで 参 照 できます。表 1-4オンラインのマニュアルマニュアル<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> エージェント 開 発 者 ガイド<strong>Veritas</strong> File System プログラマーズリファレンスガイドVCS 5.1SP1PR2 で 導 入 された 変 更このセクションでは、VCS 5.1SP1PR2 で 導 入 された 変 更 について 説 明 します。


32第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>VCS 5.1SP1PR3 で 導 入 された 変 更Red Hat Enterprise Linux 6 のサポートを 追 加この<strong>リリー</strong>スで、Red Hat Enterprise Linux(RHEL6)のサポートが 追 加 されました。NFSv4 エクスポート 関 連 の 変 更RHEL6 よりも 前 の NFSv4 エクスポートでは、OS は NFS クライアントにエクスポートされた 擬 似 ファイルシステムのルートを 割 り 当 てませんでした。そのため、 共 有 のリソースの 1つで fsid=0 オプションを 指 定 し、 共 有 パスをルートにする 必 要 がありました。RHEL6 では、これは 必 須 ではありません。デフォルトでは、「/」が、NFS クライアントにエクスポートされる 擬 似 ファイルシステムのルートです。VCS 5.1SP1PR3 で 導 入 された 変 更インストールと 設 定 の 単 純 化VMware View の 統 合このセクションでは、VCS 5.1SP1PR3 で 導 入 された 変 更 について 説 明 します。VirtualStore のインストーラが 単 純 化 され、 典 型 的 なインストールモードを 使 用 できます。また、すべての VirtualStore ノードに VMware PERL SDK をインストールする 必 要 はなくなりました。クローンウィザードには、 仮 想 マシンのクローンを VMware View プールに 自 動 的 にインポートするオプションがあります。クローン 作 成 後 の 仮 想 マシンの 電 源 投 入 機 能クローンウィザードには、 仮 想 マシンのクローンを 作 成 した 後 でその 電 源 を 入 れるオプションがあります。複 数 の VirtualStore クラスタのサポートVirtualStore クラスタごとに 1 つ、 複 数 の VirtualStore プラグインは、 単 一 の vCenterサーバーでサポートされません。単 一 の vCenter サーバーに 登 録 された 複 数 の VirtualStore クラスタはサポートされます。VCS のシステム 必 要 条 件ここでは、VCS のシステム 必 要 条 件 を 説 明 します。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>VCS のシステム 必 要 条 件33次 の 情 報 は、VCS クラスタに 適 用 されます。SF Oracle RAC のインストールには 適 用 されません。VCS では、クラスタ 内 のすべてのノードが 同 じプロセッサアーキテクチャを 使 用 し、 同 じバージョンのオペレーティングシステムを 実 行 していることが 必 須 です。ただし、ノード 間で 特 定 の RHEL または OEL バージョンの 更 新 レベルが 異 なっていたり、 特 定 の SLESバージョンのサービスパックレベルが 異 なっていてもかまいません。メモ: VCS をインストールするシステムはターゲットシステムと 同 じ Linux の 配 布 を 実 行 する 必 要 があります。ハードウェア 互 換 性 リストp.33 の 「ハードウェア 互 換 性 リスト」 を 参 照 してください。p.33 の 「サポート 対 象 Linux オペレーティングシステム 」 を 参 照 してください。このソフトウェアがサポートしているハードウェアは、 互 換 性 リストとして 定 期 的 に 更 新 されます。サポートされているハードウェアの 最 新 情 報 については、 次 の URL を 参 照 してください。http://www.symantec.com/docs/TECH170013<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> のインストールまたはアップグレードを 行 う 前 に、 最 新 の 互 換 性リストを 参 照 して、ご 使 用 になるハードウェアとソフトウェアのサポート 状 態 を 確 認 ください。サポート 対 象 Linux オペレーティングシステムこの 項 は、この<strong>リリー</strong>スの <strong>Veritas</strong> 製 品 のサポート 対 象 オペレーティングシステムを 一 覧表 示 します。表 1-5 では、この<strong>リリー</strong>スのサポート 対 象 のオペレーティングシステムを 示 しています。表 1-5サポート 対 象 のオペレーティングシステムオペレーティングシステムレベルカーネルのバージョンチップセットRed Hat Enterprise Linux 66.12.6.32-131.0.15.el664 ビット x86、EMT*/Opteron 4.1 の64 ビットのみRed Hat Enterprise Linux 5アップデート 5、6、72.6.18-194.el52.6.18-238.el52.6.18-274.el564 ビット x86、EMT*/Opteron 4.1 の64 ビットのみ


34第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>VCS のシステム 必 要 条 件オペレーティングシステムレベルカーネルのバージョンチップセットSUSE Linux Enterprise 11SP12.6.32.12-0.764 ビット x86、EMT*/Opteron 4.1 の64 ビットのみSUSE Linux Enterprise 10SP42.6.16.60-0.85.164 ビット x86、EMT*/Opteron 4.1 の64 ビットのみOracle Enterprise Linux 6**6.12.6.32-131.0.15.el664 ビット x86、EMT*/OpteronOracle Enterprise Linux 5**アップデート5、6、72.6.18-194.el52.6.18-238.el564 ビット x86、EMT*/Opteron2.6.18-274.el5* 拡 張 メモリテクノロジ** RHEL 互 換 モードのみ。メモ: 64 ビットオペレーティングシステムのみサポートされます。ご 使 用 のシステムが、より 古 いバージョンの Red Hat Enterprise Linux、SUSE LinuxEnterprise <strong>Server</strong> または Oracle Enterprise Linux を 実 行 している 場 合 は、<strong>Veritas</strong> ソフトウェアをインストールする 前 にそれらをアップグレードしてください。オペレーティングシステムのアップグレードと 再 インストールについて 詳 しくは、Red Hat、SUSE、またはOracle のマニュアルを 参 照 してください。シマンテック 社 では、Oracle、Red Hat、および SUSE によって 配 布 されるカーネルバイナリのみをサポートします。シマンテック 社 製 品 は、 前 述 のカーネルとパッチの 後 続 <strong>リリー</strong>ス 適 用 後 でも 動 作 します。ただし、その 場 合 は、オペレーティングシステムがカーネルの ABI(アプリケーションバイナリインターフェース) 互 換 を 維 持 していることが 条 件 です。VCS に 必 要 な Linux RPMVCS をインストールまたはアップグレードするシステムで、 次 のオペレーティングシステム固 有 の RPM をインストールしてください。VCS は、 次 の RPM が ABI との 互 換 性 を 維 持する 前 提 で、 次 の RPM のすべてのアップデートをサポートします。表 1-6 に、 各 Linux オペレーティングシステムで VCS が 必 要 とする RPM の 一 覧 を 示 します。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>VCS のシステム 必 要 条 件35表 1-6必 要 な RPMオペレーティングシステムRHEL 5必 要 な RPMcompat-libstdc++-33-3.2.3-61.x86_64.rpmglibc-2.5-49.i686.rpmglibc-2.5-49.x86_64.rpmksh-20100202-1.el5.x86_64.rpmlibgcc-4.1.2-48.el5.x86_64.rpmlibgcc-4.1.2-48.el5.i386.rpmlibstdc++-4.1.2-48.el5.i386.rpmpam-0.99.6.2-6.el5_4.1.x86_64.rpmRHEL 6compat-libstdc++-33-3.2.3-69.el6.x86_64.rpmcompat-libstdc++-296-2.96-144.el6.i686.rpmglibc-2.12-1.7.el6.x86_64.rpmglibc-2.12-1.7.el6.i686.rpmksh-20100621-2.el6.x86_64.rpmlibgcc-4.4.4-13.el6.i686.rpmlibgcc-4.4.4-13.el6.x86_64.rpmlibstdc++-4.4.4-13.el6.x86_64.rpmpam-1.1.1-4.el6.x86_64.rpmSLES 10glibc-2.4-31.81.11.x86_64.rpmglibc-32bit-2.4-31.81.11.x86_64.rpmksh-93t-13.17.19.x86_64.rpmlibgcc-4.1.2_20070115-0.32.53.x86_64.rpmlibstdc++-4.1.2_20070115-0.32.53.x86_64.rpmpam-0.99.6.3-28.23.15.x86_64.rpm


36第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>VCS のシステム 必 要 条 件オペレーティングシステムSLES 11必 要 な RPMglibc-2.11.1-0.17.4.x86_64.rpmglibc-32bit-2.11.1-0.17.4.x86_64.rpmksh-93t-9.9.8.x86_64.rpmlibgcc43-32bit-4.3.4_20091019-0.7.35.x86_64.rpmlibgcc43-4.3.4_20091019-0.7.35.x86_64.rpmlibstdc++33-3.3.3-11.9.x86_64.rpmlibstdc++43-32bit-4.3.4_20091019-0.7.35.x86_64.rpmVCS のサポート 対 象 ソフトウェアVCS は 次 の Volume Manager とファイルシステムをサポートします。■■■LVM2、RAW ディスク、VxVM における ext2、ext3、reiserfs、NFS、bind。LVM2 および RAW ディスクにおける ext4 と xfs<strong>Veritas</strong> Storage Foundation (SF): <strong>Veritas</strong> Volume Manager(VxVM)と <strong>Veritas</strong>File System(VxFS)VCS 6.0 は 次 のバージョンの SF をサポートしています。■ SF 6.0■ VxVM 6.0 と VxFS 6.0■SF5.1SP1■VxFS 5.1SP1 を 使 用 した VxVM 5.1SP1メモ: VCS は、 製 品 のアップグレードを 促 進 するために、 前 バージョンの SF と 次 バージョンの SF をサポートします。サポートされる VCS エージェントエージェントがサポートするエンタープライズアプリケーションとソフトウェアのためのエージェントを 表 1-7 に 一 覧 で 示 します。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>サポート 対 象 外37表 1-7エンタープライズアプリケーションのための VCS エージェントでサポートされるソフトウェアエージェント(Agent)アプリケーションアプリケーションのバージョンLinux のバージョンDB2DB2 Enterprise<strong>Server</strong> Edition9.1, 9.5, 9.79.5, 9.7RHEL5、OLE5、SLES10SLES119.7RHEL6、OLE6OracleOracle10gR2、11gR1、11gR2RHEL 5、SLES10、SLES 11、OEL5SybaseSybase Adaptive<strong>Server</strong> Enterprise12.5.x、15.xRHEL5、RHEL6SLES10、SLES11、OEL5、OEL6サポート 対 象 外詳 しくは、エージェントの『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> インストールガイド』を 参 照 してください。エージェントがサポートする VCS アプリケーションエージェントとソフトウェアのリストについては、シマンテック 社 の Web サイトにある <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> Agents SupportMatrix を 参 照 してください。VCS 製 品 のこの<strong>リリー</strong>スでは、 次 の 機 能 がサポートされません。■この<strong>リリー</strong>スでは、いくつかのマニュアルが 非 推 奨 になっています。p.30 の 「 製 品 マニュアルに 関 する 変 更 」 を 参 照 してください。サポートされなくなったエージェントとコンポーネント次 の 項 目 は VCS のサポート 対 象 外 になりました。■■■■設 定 ウィザードCampus<strong>Cluster</strong> エージェントSANVolume エージェントVRTSWebApp


38第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題■■■■■Oracle 8.0.x、Oracle 8.1.x、Oracle 9i - Oracle エージェントではサポート 対 象 外 です。VCS マニュアルパッケージ(VRTSvcsdc)VCS マニュアルパッケージ(VRTSvcsdc)は 推 奨 していません。ソフトウェアディスクには、VCS のマニュアルが PDF 形 式 で 収 められています(cluster_server/docs ディレクトリ)。シマンテック 社 では、 適 切 なマニュアルを 参 照 できるよう、ユーザーのシステムの/opt/VRTS/docs ディレクトリにマニュアルのデータをディスクからコピーしておくことをお 勧 めします。『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> Agents for <strong>Veritas</strong> Volume Replicator 設 定 ガイド』は 推奨 されておらず、この 内 容 は『<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and High AvailabilitySolutions Replication 管 理 者 ガイド』と『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 付 属 エージェントリファレンスガイド』で 取 り 扱 われます。hahbsetup ツール。このツールを 必 要 とするサポート 対 象 の 機 能 がないため、このツールは 削 除 されました。VRTScutil RPM。この RPM はサポートされません。非 推 奨 属 性非 推 奨 の Oracle エージェント 属 性 は 次 のとおりです。■■AgentDebugDetailMonitor非 推 奨 の Mount エージェント 属 性 は 次 のとおりです。■■SecondLevelMonitorSecondLevelTimeout非 推 奨 の Host Monitor 属 性 は 次 のとおりです。■CPUUsageMonitoring: この 属 性 は、Host Monitor エージェントによる CPU の 使 用状 況 の 監 視 の 無 効 化 に 使 うことはできなくなりました。Sybase エージェントの 属 性 は 次 のとおりです。■DetailMonitor修 正 済 みの 問 題ここでは、この<strong>リリー</strong>スで 修 正 されたインシデントについて 説 明 します。製 品 に 関 連 する 修 正 済 みのインシデントの 完 全 な 一 覧 については、 対 応 する<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>を 参 照 してください。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題39p.90 の 「マニュアル」 を 参 照 してください。LLT、GAB、I/O フェンシングの 解 決 済 みの 問 題表 1-8 に、LLT、GAB、I/O フェンシングに 関 する 解 決 済 みの 問 題 を 示 します。表 1-8インシデント25159322495020244240224370222426664241165223863252369742235101123379162311361説 明LLT、GAB、I/O フェンシングの 解 決 済 みの 問 題[GAB] gabconfig ioctl の 動 作 は、GAB がすでに 設 定 されていれば EALREADYを 返 すように 変 更 されました。[フェンシング] フェンシングモードを「scsi3」から「customized」に 変 更 するためvxfenswap コマンドを 実 行 し、vxfenswap が 確 認 を 求 めたときにロールバックを 選 択 した 場 合 には、vxfend は 終 了 しません。[LLT]: ウェイクアップ 呼 び 出 しを 削 減 することにより、lltd の CPU 消 費 を 削 減 しました。[フェンシング] ディスクポリシーが 変 更 されたとき、 同 じディスクグループに 対 しては vxfenswap コマンドを 実 行 しません。[フェンシング] vxfenswap コマンドを 実 行 してカスタマイズモードから scsi3 モードに 移 行 するとき、vxfend は 終 了 しません。[GAB] GAB では、メッセージをキューに 入 れる 前 に、64KB の 最 大 メッセージサイズに 関 して 行 うチェックが 追 加 されました。[フェンシング] フェンシングの 設 定 が 失 敗 し、vxfenadm は、ページ 0x83 で SCSI照 会 データが 96 バイトを 超 えているすべての LUN について、 同 じシリアル 番 号を 表 示 します。[フェンシング] いったん 特 定 のモード(たとえばカスタマイズモード)の vxfenconfig-c が EFAULT(「1036 設 定 できません...」)を 返 した 場 合 、その 後 異 なるモード(たとえば scsi3 モード)で vxfenconfig -c を 実 行 すると、 必 ずエラー EBADMSG(「1050 モードが 一 致 しません...」)で 失 敗 します。[フェンシング] vxfenswap ユーティリティは、バックグラウンドの 他 のノードで 実 行された vxfenconfig コマンドの 終 了 ステータスを 正 しくチェックしません。vxfenconfig プロセスが 何 らかの 理 由 で 成 功 しなかった 場 合 、このことが 原 因 で、vxfenswap ユーティティがずっとハングアップしているように 見 えることがあります。[フェンシング] フェンシングのシャットダウンスクリプトは、クライアントが 登 録 中 のためフェンシングが 設 定 解 除 に 失 敗 した 場 合 、フェンシングモジュールの 停 止 を再 試 行 しません。[フェンシング] フェンシングが 実 行 中 で CoordPoint リソースが 設 定 されていた 場合 、エンジンログには、フェンシングの 詳 細 が 5 分 ごとに 記 録 されます。


40第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題インシデント225332122524702218448220966422091442203070217812621618162139883説 明[フェンシング] 起 動 時 にどのコーディネーションポイントも 利 用 できない 場 合 には、フェンシングは 開 始 しません。[フェンシング] 標 準 照 会 または 様 々な ID タイプを 使 用 する 拡 張 照 会 を 使 用 して、フェンシングライブラリにシリアル 番 号 を 強 制 的 に 取 得 させるオプションが 提 供 されました。[VxCPS] cpsadm コマンドは、LLT が CP サーバーをホストするシングルノードクラスタにインストールされていない、または 設 定 され 廷 内 場 合 には 失 敗 します。[VxCPS]single_cp=1 の 場 合 で、vxfend_A.log で 警 告 メッセージの 書 式 設 定 が必 要 な 場 合 でも、3 つのディスクを 使 用 したフェンシングの 設 定 は 成 功 します。[VxCPS] CP サーバーを configure_cps.pl スクリプトを 使 って 設 定 解 除 している間 に、 構 文 エラーが 出 されます。[フェンシング] 64 ノードクラスタのフェンシングの 設 定 は 失 敗 します。フェンシングは 最 初 33 のノードでのみ 動 作 します。[GAB ] GAB は、メモリ 不 足 の 状 況 で 原 子 的 なメモリ 割 り 当 てができない 場 合 には失 敗 します。これは 典 型 的 には 割 り 当 ての 少 ない 仮 想 マシンの 設 定 で 生 じます。[フェンシング] システムベースかグループベースの 優 先 フェンシングポリシーを 設定 した 場 合 、 優 先 されるフェンシングが 大 規 模 なクラスタで 期 待 どおりに 動 作 しません。[GAB] RHEL5 Update 5 またはそれ 以 降 では、 次 のようなメッセージがコンソールに 繰 り 返 し 表 示 されます。INFO: task gablogd:22812 blocked for more than 120seconds."echo 0 > /proc/sys/kernel/hung_task_timeout_secs"disables this message.211274221008962085941[VxCPS] ロケール 設 定 が 異 なる 複 数 のノードでの 設 定 後 にサーバーベースのI/O フェンシングが 起 動 しません。[フェンシング] vxfenswap を 使 用 するサーバーベースからのディスクベースへ 移行 が 成 功 しても、エラーメッセージが 出 されます。[VxCPS] コーディネーションポイントサーバー(CP サーバー)は 単 一 の 仮 想 IP のみにバインドし、 同 じアドレスで 応 答 準 備 します。この 仮 想 IP への 接 続 を 確 立 できない 場 合 、アプリケーションクラスタは CP サーバーにアクセスできません。そのため、 別 のサブネットを 経 由 するクライアントが 別 の IP を 介 して CP サーバーに 接続 できる 場 合 でも、CP サーバーの 仮 想 IP が 存 在 するサブネットの 問 題 が 原 因 で接 続 に 失 敗 する 場 合 は、CP サーバーにアクセスできません。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題41インシデント20762401973713説 明[VxCPS] サーバーベースの I/O フェンシング(カスタマイズフェンシングモード)を 使 うアプリケーションクラスタを 再 設 定 するとき、インストーラは 再 設 定 の 前 にアプリケーションクラスタ 情 報 を CP サーバーから 削 除 しません。その 結 果 、アプリケーションクラスタを 再 設 定 し、 同 じ CP サーバーを 使 ってカスタマイズモードのI/O フェンシングを 設 定 しようとすると、アプリケーションクラスタに 対 するサーバーベースのフェンシングの 再 設 定 が 失 敗 します。[フェンシング] CP サーバーのエージェント 用 のエージェント XML ファイルがありません。付 属 エージェントの 解 決 した 問 題表 1-9 は、 付 属 エージェントに 関 する 解 決 した 問 題 の 一 覧 です。表 1-9インシデント19238772212600153992722556882255772259317623716722379649付 属 エージェントの 解 決 した 問 題説 明hanotify を 使 うエージェントは、vcs.mib ファイルと vcs_trapdファイル 内 に、 対 応 するエントリが 必 要 です。Phantom リソースを NFS 設 定 で 使 うときに、Phantom リソースが 任 意 に FAULTED 状 態 になります。ターゲットリソースが 削 除 された 後 に 再 追 加 されるときに、 依 存 関係 があるリソースの ArgListValues が 正 しく 設 定 されません。DNS エージェントは、リソースレコードがすでに DNS サーバーにある 場 合 、 更 新 の 要 求 を 送 信 しないようにする 必 要 があります。DNS リソースは、クラスタの 再 起 動 後 の 自 動 起 動 ノードでオンラインになる 必 要 があります。DiskGroup エージェントの online エントリポイントは、シリアルスプリットブレインの 場 合 には vxdg インポートコマンドからの 正 しいリターンコードを 待 機 する 必 要 があります。IMF モードは、PRON 監 視 のみがサポートされるため、DB2 エージェントに 対 しては 2 に 設 定 します。 現 在 、このモードは 3 に 設定 されます。Apache エージェントは、「httpd」バイナリと 同 様 に、 非 デフォルトのバイナリ 名 (httpd2)をサポートする 必 要 があります。


42第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題インシデント24897582514438225855324239772415454232434225797732296386231847023542442393939222278124229802406655説 明Apache エージェントは、ユーザーのシェルが csh で env ファイル 属 性 が 設 定 されている 場 合 、リソースをオンラインにできません。Apache エージェントのサポート 対 象 に、ベンチマークツール「ab」と 同 様 に「ab2」も 追 加 してください。クラスタが「UseFence = SCSI3」と 設 定 されているにもかかわらず、VCS でフェンシングされないオンラインのままのディスクグループが、 任 意 のアクションまたはメッセージなしで、 手 動 でインポートされます。Application エージェントは、 存 在 しないユーザーが 設 定 されていると、 正 しく 動 作 しません。Application エージェントの Monitor エントリポイントは、MonitorProgram が 存 在 しないときに OFFLINE を 報 告 する 必要 がありますが、 存 在 しても 実 行 可 能 でないときは、UNKNOWNを 報 告 する 必 要 があります。GCO 環 境 では、DNS リソースのフェールオーバーが 原 因 で、DNS サーバーに 重 複 したリソースレコードが 発 生 します。Mount エージェントが RHEL6U1 と SLES11SP1 タイプで「バインド」fs をマウントしません。IP エージェントは、0.0.0.0 の 代 わりに、 有 効 なブロードキャストアドレスを 設 定 する 必 要 があります。IP エージェントのインターフェースで 設 定 されるネットマスクが、VCS の 制 御 外 で 変 わるとき、VCS は 警 告 メッセージを 示 す 必 要があります。NFS サービスグループが、preonline_ipc トリガのエラーのためにフェールオーバーしません。IBM HTTP サーバー 7.0 に 対 応 するための Apache エージェントバージョンの 解 析 を 修 正 してください。IP エージェントが、フェールオーバー 後 に 正 しい ARP(ARPREPLY タイプ)を 送 信 できません。オンライン 完 了 後 の Process リソースの 監 視 が、プロセスが 適 切に 実 行 されていると 見 えるにもかかわらず、エラーになります。Application リソースの 監 視 タイプが PID ファイルまたはMonitorProgram の 場 合 、propcv アクションエントリによってエンジンログ 内 にエラーメッセージが 示 されます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題43VCS エンジンの 解 決 した 問 題表 1-10 は、VCS エンジンに 関 する 解 決 した 問 題 の 一 覧 です。表 1-10インシデント1948444208529221734552182462219447821956092210718224418222520992276242228571622961732330981VCS エンジンの 解 決 した 問 題説 明クラスタアドレス 属 性 が NULL に 変 更 された 場 合 、 無 効 な IP アドレスメッセージが 表 示 されます。SFSYBASECE: ase と vxfend の 依 存 関 係 の 問 題 に 対 し、resstatechange スクリプトを 提 供 してください。IState の hares -wait コマンドが 動 作 しません。VCS_GAB_TIMEOUT は、30,000 ms から 300,000 ms の 間 の値 を 取 得 するように 制 限 されます。ExternalStateChange 属 性 をリソースのレベルに 上 書 きしている 間 に HAD がコアをダンプします。システムがシミュレータの RUNNING 状 態 に 切 り 替 えているときに、シミュレータのコアダンプが 発 生 します。グループがオンラインに 移 行 する 間 、 非 Critical リソースがエラーになると、VCS サービスグループの 状 態 が STARTING|PARTIALのままになります。hacf -verify コマンドで、main.cf ファイルが 空 のときに、 構 文 エラーが 表 示 されます。VCS で、パラレルの「ローカル 以 外 」の 親 グループが 自 動 起 動 しません。パラレル SG のオンラインコマンドが、-any フラグを 使 って 特 定 のシナリオで 実 行 されると、コマンドは 失 敗 します。サービスグループは、それらに FAULTED 状 態 の 永 続 的 リソースと 非 永 続 的 リソースの 組 合 せがあると、 再 起 動 に 失 敗 します。フェールオーバーのポリシーは、SystemZone 内 のノードが 停 止または 再 ブートされるとき、AutoFailover = 2 と SystemZones を考 慮 しません。ノードが SystemList に 追 加 または 削 除 される 場 合 、リソースについての 通 知 を、サービスグループの SystemList にすでに 存在 するノードで 動 作 するエージェントに 送 信 しない 必 要 があります。


44第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題インシデント23458792398808240023424067432411865241676124773022479006248203524888672519988207741421983352204343説 明VCS が、フェンシングの 重 みの 計 算 値 に 1 を 追 加 しないようにする 必 要 があります。ファイル 記 述 子 のソフト 制 限 が、vcsenv ファイルで 指 定 されません。リソースの 状 態 が、クラスタ 内 の 他 のノードから 見 たときに、パニック 状 態 のノードの「OFFLINE|UNABLE TO OFFLINE」のままになります。永 続 的 リソースは、hagrp -modify コマンドを 使 ってシステムがグループに 追 加 されたときに、FAULTED でなく OFFLINE として報 告 されます。応 答 しない NFS マウントがシステムにあると、エージェントのエントリポイントがタイムアウトになることがあります。HAD が 99% を 超 える CPU 時 間 を 消 費 します。 複 数 の ha コマンドが pollsys() でハングアップします。サービスグループが、ノードパニックでフェールオーバーしません。エラーがあったリソースのパスにあるリソースを VCS がオフラインにするときに(グループの PathCount がまだ 正 の 値 のとき)、すでにオフラインのリソースについて、エンジンが 2 度 目 のメッセージを 受 信 すると、エンジンはコアダンプします。VxFEN の 起 動 前 に HAD が 停 止 します。HAD は、サービスグループかリソースがオフラインになる、または VCS によって 別 のクラスタにフェールオーバーするときに、リソースの 状 態 変 化 の 確 認 応 答 メッセージの 送 信 に 失 敗 します。「start cluster」を 使 う Simulator Launch Pad からクラスタを 開始 できません。グループレベルとリソースレベルの ContainerInfo 属 性 について 表 示 される 値 が 一 致 しません。hares -display コマンドを 使 う ResourceInfo 属 性 の 値 の 表 示 に問 題 があります。「online local firm」 依 存 関 係 がある 子 サービスグループにOnOnly リソースがある 場 合 、 親 サービスグループはフェールオーバーしません。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題45インシデント22169142220677234123923549352388052219789922026162486414252153525589972292481243495325271232399895説 明同 時 性 違 反 あり、サービスグループが 単 一 ノードでオフラインになってフラッシュされるときに、IntentOnline 属 性 が 誤 ってゼロに 設 定 されます。RemoteGroup エージェントは、VCSAPI_LOG_LEVEL がゼロ 以外 の 値 に 設 定 されると、クラッシュします。グループレベルの 管 理 者 権 限 があるユーザーが、サービスグループの 操 作 を 実 行 できません。hacli -cmd コマンドが HAD コアダンプをトリガします。PreOnline スクリプトの whyonlining パラメータについて、MANUAL は 手 動 でのオンラインと 対 応 し、FAULT はフェールオーバーと 手 動 での 切 り 替 えの 両 方 に 対 応 します。しかし、サービスグループが 手 動 で 切 り 替 えられるときに、PreOnline スクリプトの whyonlining パラメータは、MANUAL として 示 されます。ローカルで 依 存 関 係 がある 子 サービスグループには、 親 サービスグループのシステムリスト 内 のシステムと 同 じ、すべてのシステムが 常 にある 必 要 があります。ノードが 再 ブートするときに、サービスグループが 他 のすべての場 所 でオンラインであるにもかかわらず、サービスグループのIntentOnline 属 性 が 2 に 設 定 されます。これが、 後 でサービスグループで AutoStartList 属 性 が 考 慮 される 原 因 になります。GAB が 無 効 化 されているときに、シングルノード、またはスタンドアロン VCS クラスタの 実 行 中 に、GAB エラーがログに 記 録 されます。無 効 なキーに 対 する hares -modify -delete コマンドで0 のコードが 返 されます。システムにエラーが 発 生 したときに、CurrentLimits 属 性 がクラスタ 内 のシステムで 正 しく 更 新 されません。VRTSvcs アンインストール 前 スクリプトで、 誤 った HAD プロセスが 検 出 されます。VRTSgab パッケージの VRTSvcs パッケージの 依 存 関 係 を 削 除してください。liblltdb ライブラリの 静 的 なリンクを 削 除 してください。子 サービスグループに 対 する hagrp -switch コマンドは、2つ 以 上 の 親 サービスグループがクラスタ 内 の 代 替 システムでオンラインの 場 合 に 失 敗 します。


46第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題インシデント22057472329486説 明VCS サービスのデフォルト 名 は、vcs から vcs app に 変 わりました。preonline トリガの whyonlining パラメータは、SYSFAULT に設 定 される 必 要 があります。インストール 関 連 の 解 決 された 問 題表 1-11インシデント20613382494592インストール 関 連 の 解 決 された 問 題説 明大 きい 番 号 のプロセスリソースをオンラインにするとシステムがシステムリソース 不 足 になります。/opt/VRTSvcs/bin/vcsenv ファイルは、VRTSvcs パッケージをインストールするときに 上 書 きされます。エンタープライズエージェントの 解 決 した 問 題表 1-12 は、エンタープライズエージェントに 関 する 解 決 した 問 題 の 一 覧 です。表 1-12インシデント212479322025132203201223453022718852336496エンタープライズエージェントの 解 決 した 問 題説 明ASMInst リソースの StartUpOpt 属 性 に 対 し、 追 加 のオプションを 提 供してください。Sybase データサーバーのシャットダウン 時 のタイムアウトオプションのサポートを 追 加 してください。VCS cluster manager(Java コンソール)は、Sybase と SybaseBK のエージェントパスワードを 暗 号 化 しません。DB2 サービスグループをオンラインにした 後 で、DB2 エージェントは、IMFの PRON 監 視 のための db2sysc プロセスの 登 録 に 失 敗 します。Netlsnr リソースの MonitorMethod 属 性 は、Listener 属 性 を 設 定 しないと、IMF 値 を 反 映 しません。DB2 エージェントは、 正 しくない 特 定 のパーティションに 対 し、db2nodes.cfg のスイッチ 名 を 更 新 します。スイッチ 名 がホストのために 更新 される 必 要 があります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題47インシデント23438162348684239268824037702407334248089025549382367719説 明Oracle 11gR2 のポリシー 管 理 データベース 環 境 のサポートを 追 加 してください。MPP と 非 MPP モードでの IMF との DB2 の PRON サポートが 追 加 される 必 要 があります。Oracle エージェントのための 読 み 取 り 専 用 モードのデータベースを 開 始するための、SRVCTL READ ONLY オプションを 提 供 してください。Sybase エージェントスクリプトが、cat コマンドで 正 しくないパスを 設 定 します。Sybase エージェントの clean スクリプトが、 削 除 対 象 に 正 しくない IPC オブジェクトタイプを 選 択 します。Sybase エージェントの WaitForRecovery 属 性 を 有 効 にした 後 、 回 復 状態 が 誤 って 不 明 として 示 されます。IMF モードは、PRON 監 視 のみがサポートされるため、DB2 エージェントに 対 しては 2 に 設 定 します。 現 在 、このモードは 3 に 設 定 されます。selinux が 有 効 化 されたときに、Oracle エージェントで 発 生 する 仮 想 ファイアドリルの 問 題 が 解 決 される 必 要 があります。AMF ドライバに 関 連 する 解 決 した 問 題表 1-13インシデント250706124865012392390238628023233102301725説 明AMF カーネルの 解 決 した 問 題amfstat の 出 力 では、argv0 フラグの 値 が、AMF ドライバからコピーされるときに 破 損 します。ユーザーが AMF ドライバでのマウントオンライン 監 視 イベントを 登 録 しようとすると、ノードにパニックが 発 生 します。VCS 制 御 外 の AMF を 設 定 解 除 した 場 合 、「[/dev/amf] を 開 けません: そのようなデバイスは 存 在 しません」というエラーメッセージが 連 続 してログに 記 録 されます。AMF: モジュールバージョンが 1.0 から 2.0 に 更 新 されました。プロセスベースのエージェントが、AMF でのオフライン 監 視 のためのオンライン処 理 の 登 録 を 許 可 されることがあります。まれなケースとして、システムコールが AMF ドライバに 入 ると 同 時 に、AMF ドライバが 設 定 解 除 されると、ノードにパニックが 発 生 します。


48第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題インシデント22555352238441221344721653042145014説 明Mount エージェントが IMF を 使 用 してタイプ VxFS のマウントを 監 視 する 場 合 、Mount エージェントが 動 作 している 間 は AMF ドライバをアンロードできません。imf_register エントリポイント(PRON)で 誤 って「db2sysc」プロセスが 検 出 されます。特 別 なケースとして、reaper の 登 録 解 除 中 に、amfregister コマンドが 不 要なメッセージを 返 します。imf_register エントリポイントで、amfregister.xml から 読 み 込 まれた 値 は、それぞれの 登 録 後 に 消 去 される 必 要 があります。ユーザーが VCS 制 御 外 の AMF からのイベントを 登 録 解 除 した 場 合 、VCS はそのイベントの AMF からの 状 態 変 更 通 知 を 取 得 しません。<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>: 5.1 SP1 RP1 で 解 決 した 問 題このセクションでは、5.1SP1RP1 <strong>リリー</strong>スの <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> で 修 正 されたインシデントについて 説 明 します。表 1-14<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 5.1 SP1 RP1 で 解 決 した 問 題修 正 済 みの問 題1949294194930320115362159991217218121796522184205説 明fdsetup は、「-」などの 文 字 を 含 んだディスク 名 を 正 しく 解 析 できるようになりました。fdsetup は、RVG に 含 まれないボリュームを 許 可 しなくなりました。これにより、RVGSnapshot エージェントの 失 敗 の 考 えられる 原 因 が 修 正 されます。db2udb エージェントの 追 加 された IMF サポート。日 本 語 システムで <strong>Veritas</strong> Storage Foundation for Oracle RAC を 設 定 した 後 、engine_A.log ファイルのメッセージの 問 題 が 解 決 されました。日 本 語 システムで <strong>Veritas</strong> Storage Foundation for Oracle RAC を 設 定 した 後 、engine_A.log ファイルの CAVF エージェントの AMF 関 連 のメッセージの 問 題が 解 決 されました。db2udb エージェントの monitor スクリプトは、 空 の 属 性 値 を 処 理 できるようになりました。親 サービスグループに、 子 のサービスグループへの online local firm 依 存 関 係がある 場 合 、 親 サービスグループがフェールオーバーしないという HAD の 問 題 を修 正 しました。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題49修 正 済 みの問 題21944732205556220556322055672208675220890122093372214539221744622185562218561221995522207492241419説 明静 的 な 属 性 をリソースのレベルに 上 書 きしている 間 、HAD はコアをダンプしなくなりました。マルチホームレコードに 対 して OffDelRR=1 の 場 合 、すべての A/AAAA レコードを 削 除 しないという、DNS エージェントのオフライン EP の 問 題 を 解 決 しました。clean EP は、OffDelRR=1 の 場 合 にリソースレコードを 正 しく 削 除 するようになりました。属 性 が master.vfd に 設 定 されている 場 合 、DNS エージェントが DNS サーバーへの 問 い 合 わせに 失 敗 するという 問 題 を 解 決 しました。NIC/MultiNICA モニタでブロードキャスト ping の 戻 り 値 を 確 認 するようになりました。これにより、MultiNic リソースがリンクオプション 設 定 を 使 用 した IPv6 でFAULTED 状 態 になる 潜 在 的 な 1 つの 原 因 が 解 決 しました。RVGSnapshot エージェントの 問 題 を 解 決 しました。VCSAPI のログレベルがゼロ 以 外 の 値 に 設 定 されている 場 合 に RemoteGroupエージェントがクラッシュするという VCSAPI の 問 題 を 解 決 しました。ノードを 再 ブートすると、グループがどこか 別 の 場 所 でオンラインであっても、グループの IntentOnline が 2 に 設 定 されるという 問 題 を 解 決 しました。これにより、グループは、autostartlist を 使 い、フェールオーバーを 実 行 しませんでした。VRTSvcsag のインストールが 失 敗 する 原 因 となる 問 題 を 修 正 しました。シングルノードクラスタに LLT がインストールされていないか 設 定 されていない 場合 に、cpsadm コマンドが 時 々 失 敗 するという 問 題 を 解 決 しました。MonitorTimeStats が 不 正 確 に 303 秒 を 断 続 的 に 表 示 するという 問 題 を 解 決 しました。VCS Steward を 使 用 してもスプリットブレイン 状 態 が 発 生 する 問 題 を 解 決 しました。<strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)が Oracle エージェントの DBAPword 属 性 を暗 号 化 しない 問 題 を 解 決 しました。ルートブローカーが VCS ノードではない 安 全 な 環 境 で halogin が 動 作 しないという 問 題 を 解 決 しました。<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>: 5.1 SP1 RP2 で 解 決 した 問 題表 1-15 は、<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 5.1 SP1 RP2 で 解 決 したインシデントを 示 します。


50第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題表 1-15<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 5.1 SP1 RP2 で 解 決 した 問 題修 正 済 みの問 題2416842241165324077552407653240674824057802405391240385124037822403633240048524003302399898239880723941762386326説 明_had は 99% を 超 える CPU 時 間 を 消 費 します。 複 数 の ha コマンドが pollsys()でハングアップします。GAB に 最 大 メッセージサイズのチェックを 追 加 しました。Application エージェントと Netlsnr エージェントが 失 敗 します。AMF モジュールの 強 制 アンロード 時 に、「vxfs」/「ext3」のモジュール 参 照 カウントが 正 しく 処 理 されません。すでにオンラインになっているプロセスを、オフラインモニタ 用 に AMF に 登 録 できます。ケーブルの 引 き 抜 きテストは、Mii が 0 に 設 定 されていると 失 敗 します。LLT: arp ack パケットにはノードのノード 名 が 含 まれている 必 要 があります。AMF の 状 態 が、モジュールがロードされているものの 設 定 されていないと 表 示 されます。Sybase エージェントスクリプトは、Linux の cat コマンドで 正 しくないパスを 設 定 しています。グループが 完 全 にオフラインではない 場 合 でも、ContainerInfo 属 性 の 更 新 を 許可 する 必 要 があります。いったんモード A の vxfenconfig -c が EFAULT(「1036 Unable to configure...」)を 返 した 場 合 、モード B の 以 降 のすべての vxfenconfig -c の 実 行 がエラーEBADMSG(「1050 Mismatched modes...」)で 失 敗 します。whyonlining が、VCS 5.1SP1 でアドバタイズされたように 動 作 しません。2 つ 以 上 の 親 グループが 順 番 にオンラインになる 場 合 、 子 グループの hagrp-switch が 5.0MP3RP2 以 降 で 失 敗 します。VCS は /opt/VRTSvcs/bin/vcsenv のファイル 記 述 子 についてソフト 制 限 を 設 定する 必 要 があります。vxfenswap プロセスがハングし、「ps -ef」で 一 方 のノードで「vxfenconfig -omodify」と 表 示 され 他 方 のノードでは 表 示 されません。「vxfenswap -a cancel」は、スタック 操 作 を 強 制 終 了 します。フェンシングを 設 定 できず、vxfenadm は、ページ 0x83 で SCSI 照 会 データが 96バイトを 超 えているすべての LUN について 同 じシリアル 番 号 を 表 示 します。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題51修 正 済 みの問 題238259223824932382463238233523810832372483237207223662012354932233098023300452330041231833423017312287061227662222718822253441説 明hares -display を 使 用 して、SRDF リソースの「ResourceInfo」 属 性 を 表 示 する 問題 。子 サービスグループに online local firm 依 存 関 係 がある 場 合 、 親 サービスグループはフェールオーバーしません。CPS 優 先 フェンシングでシステムポリシーの 境 界 条 件 (10000)に 達 した 場 合 、hadの 重 み(1)が 追 加 されません。vxfentsthdw は 2 つのノードで 同 じフェンシングディスクを 選 択 しません。ブロードキャストアドレス 0.0.0.0 が IP エージェントによって 設 定 されます。Samba<strong>Server</strong>Agent が FileStore 5.7 上 でコアダンプを 生 成 します。「hacf」のユーザーコア。コーディネーションポイントの 大 半 が 利 用 可 能 な 場 合 、フェンシングの 開 始 が 強 化されました。hacli -cmd は、5.1SP1RP1 システムでコアダンプします。ノードが SystemList に 追 加 または 削 除 される 場 合 、リソースについての 通 知 を、グループの SystemList にすでに 存 在 するノードで 動 作 するエージェントに 送 信 しない 必 要 があります。ネットワーク 障 害 時 に RemoteGroup リソースがオフラインになりません。VCS グループの 依 存 関 係 は、SF 5.0MP3 RP2 の SF5.1SP1 へのアップグレード後 、パラレル 親 グループをオンラインにしません。Oracle では、そのデータベースの $Oracle_home/lib ライブラリが、LD_LIBRARY_PATH で /usr/lib の 前 の 先 頭 にある 必 要 があります。システム 停 止 時 に 不 正 なミューテックスにより amf_lock() がパニックになります。amf を 有 効 にするとき、cfsmount エージェントは 正 常 に 開 始 できません。AMF ドライバへの 基 本 イベント 登 録 は 失 敗 します。RamSan DMP デバイスを 使 って SCSI-3 フェンシングを 設 定 できません。MonitorMethod 属 性 は、Netlsnr リソースの Listener 属 性 を 設 定 しないと、IMF値 を 反 映 しません。VCS は、NetMask 属 性 が 設 定 されていない 場 合 、 正 しいデフォルトのネットマスクを 設 定 する 必 要 があります。


52第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題修 正 済 みの問 題25284752509515248396424833142483044247737224772962477280243977224382612426663242657224239902382559238246023824522367721説 明VCS5.x の preonline_ipc で IPMultiNIC タイプと IPMultiNICB タイプがサポートされます。Options 属 性 とクラス B アドレスが 使 われると、リソースはオフラインになることに 失敗 します。オンライン 直 後 の Process リソースの 監 視 が、プロセスが 適 切 に 実 行 されていると見 えるにもかかわらず、エラーになります。多 数 の Oracle インスタンスが 実 行 中 のときに、Oracle エージェントがコアダンプします。 対 象 は 50 個 程 度 の 場 合 です。check_failover 関 数 の「Resource.C」で、「gp->activecount()->gets32GL(nodename) == 0¥」に 対 してアサートが 発 生 するときに、「had」が SIGSEGV でクラッシュします。LLT: ウェイクアップ 呼 び 出 しを 削 減 することにより、「lltd」の CPU 消 費 を 削 減 。アプリケーションサービスグループは、ノードパニックでフェールオーバーしません。アプリケーションリソースは、 同 時 性 違 反 後 のシステム 再 ブート 時 にフェールオーバーしません。Solaris 10 の SFHA5.1RP2 でネットワーク 割 り 込 みの 後 、wac のリソースがオフラインになりません。scsi raw から scsi dmp ポリシーへのオンライン 移 行 の 実 行 失 敗 。カスタマイズされたモードから scsi3 モードへの OCPR で、vxfend は 終 了 しません。永 続 的 リソースは、hagrp -modify コマンドを 使 ってシステムがグループに 追 加 されたときに、FAULTED でなく OFFLINE として 報 告 されます。Application エージェントは、 存 在 しないユーザーが 設 定 されていると、 正 しく 動 作しません。オンライン 移 行 が、メッセージ「pI/O fencing does not appear to be configuredon nodeq」で 失 敗 します。single_cp=1 の 場 合 で、vxfend_A.logo で 警 告 メッセージの 書 式 設 定 が 必 要 な 場合 でも、3 つのディスクを 使 用 したフェンシングの 設 定 は 成 功 します。configure_cps.pl script を 使 用 して CP サーバーを 設 定 解 除 している 間 に 構 文 エラーが 発 生 します。owner.vfd を 修 正 することで、 仮 想 ファイアドリルに 対 する SELinux の permissiveまたは enforcing が 有 効 化 されます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>修 正 済 みの 問 題53修 正 済 みの問 題236670123662012364875233004725113852439695242657224118602407755240551424003302382452237207222961722393939説 明VCS 属 性 の 変 数 の 使 用 状 況 に 関 するクエリーコーディネーションポイントの 大 半 が 利 用 可 能 な 場 合 、フェンシングの 開 始 を 許 可します。RHEL 環 境 をサポートするために 付 属 エージェントが 拡 張 されます。VCS 共 有 エージェントのホスト 名 の 比 較 では、 大 文 字 と 小 文 字 が 区 別 されます。Sybase オンラインスクリプトは、データベースがリカバリする 前 に、データベースをオンラインとしてマークを 付 けます。ユーザーが VXFEN を 有 効 にしないことを 選 択 したにもかかわらず、VXFEN モジュールがロードされます。永 続 的 リソースは、hagrp -modify コマンドを 使 ってシステムがグループに 追 加 されたときに、FAULTED でなく OFFLINE として 報 告 されます。各 種 VCS サービスグループの 切 り 替 えにエラーが 発 生 します。Application エージェントと Netlsnr エージェントが 失 敗 します。システム 停 止 時 に 不 正 なミューテックスにより amf_lock() がパニックになります。whyonlining が、VCS 5.1SP1 でアドバタイズされたように 動 作 しません。configure_cps.pl script を 使 用 して CP サーバーを 設 定 解 除 している 間 に 構 文 エラーが 発 生 します。「hacf」のユーザーコア。フェールオーバーのポリシーは、SystemZone 内 のノードが 停 止 または 再 ブートされるとき、AutoFailover = 2 と SystemZones を 考 慮 しません。IBM HTTP サーバー 7.0 に 対 応 するための Apache エージェントバージョンの 解析 が 強 化 されました。5.1 SP1 PR2 <strong>リリー</strong>スで 解 決 された 問 題ここでは、5.1SP1PR2 <strong>リリー</strong>スで 解 決 されたインシデントについて 説 明 します。


54第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題表 1-16インシデント222067421879182211333219868222080175.1SP1PR2 <strong>リリー</strong>スで 解 決 された 問 題説 明VCSAPI のログレベルがゼロ 以 外 の 値 に 設 定 されている 場 合 、RemoteGroup エージェントがクラッシュします。静 的 な 属 性 をリソースのレベルに 上 書 きしている間 に HAD がコアをダンプします。子 サービスグループに online local firm 依 存関 係 がある 場 合 、 親 サービスグループはフェールオーバーしません。フェンシングが 3 台 のディスクを 使 用 して 設 定 されている 場 合 、single_cp=1 であっても、 警 告メッセージを vxfend_A.log に 記 録 する 必 要 があります。ResourceInfo の 表 示 は 20 文 字 に 制 限 されており、20 文 字 の 制 限 を 超 えた 場 合 、すべてのキー 値 が 表 示 されません。そのため、20 文 字 の制 限 に 収 まる 完 全 なキー 値 のみが 表 示 されます。既 知 の 問 題このセクションでは、この<strong>リリー</strong>スの 既 知 の 問 題 について 説 明 します。製 品 に 関 連 する 既 知 の 問 題 の 完 全 な 一 覧 については、 対 応 する<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>を 参 照 してください。p.90 の 「マニュアル」 を 参 照 してください。LVMLogicalVolume リソースを 含 む VCS サービスグループのフェールオーバーでのクライアント 上 の 無 効 な NFS ファイルハンドルLVM ボリュームグループの VCS サービスグループはフェールオーバー 後 に 自 動 的 にオンラインになります。しかし、 無 効 な NFS ファイルハンドルのエラーにより、クライアントアプリケーションで 障 害 や 割 り 込 みが 発 生 することがあります。回 避 策 : サービスグループフェールオーバーでのクライアント 上 の 無 効 な NFS ファイルハンドルを 回 避 するには、Share リソースの Options 属 性 に「fsid=」を 指 定 します。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題55ストレージが 無 効 なときに NFS クラスタ I/O が 失 敗 するNFS クラスタからの I/O は 共 有 ディスクまたは 共 有 ストレージに 保 存 されます。NFS クラスタに 接 続 された 共 有 ディスクまたは 共 有 ストレージが 無 効 なとき、NFS クライアントからの I/O は 失 敗 し、I/O エラーが 起 きます。回 避 策 : アプリケーションが 終 了 ( 失 敗 / 停 止 )した 場 合 は、アプリケーションを 再 起 動 します。ネーティブ LVM ボリュームのゲスト VM の 移 行 により、libvirtd プロセスが 突 然 終 了 することがある [2582716]ゲスト VM イメージがネーティブ LVM ボリュームにあるときに、 管 理 者 が 開 始 したゲストの 移 行 により、libvirtd プロセスが 突 然 終 了 することがあります。回 避 策 : libvird プロセスを 手 動 で 開 始 してください。インストール 関 する 問 題このセクションでは、インストール 時 とアップグレード 時 の 既 知 の 問 題 について 説 明 します。アップグレードの 途 中 でインストーラを 停 止 した 後 、アップグレードを 再 開 すると、サービスグループがフリーズすることがある(2591399)サービスグループは、 製 品 のインストーラを 使 用 してアップグレードを 開 始 し、インストーラがいくつかのプロセスを 停 止 した 後 でインストーラを 停 止 し、それからアップグレードを再 開 すると、フリーズします。回 避 策 : アップグレードが 完 了 した 後 で、サービスグループを 手 動 でアンフリーズしてください。サービスグループを 手 動 でアンフリーズするには1 フリーズしたサービスグループすべてをリストします。# hagrp -list Frozen=12 フリーズしているサービスグループをすべてアンフリーズします。# haconf -makerw# hagrp -unfreeze service_group -persistent# haconf -dump -makero


56第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題手 動 のアップグレードでソフトリンクが 削 除 される 問 題VRTSvlic RPM の 手 動 のアップグレード(5.1 から 6.0)を 実 行 中 に、 以 前 のインストール時 に 作 成 された 一 部 のソフトリンクが 削 除 されます。その 結 果 、 指 定 したパスに vxkeylessバイナリが 見 つかりません。これを 避 けるには、--nopreun オプションを 使 用 します。例 : rpm -Uvh --nopreun VRTSvlic-3.02.60.007-0.x86_64.rpmVRTSvlic の 手 動 アップグレードRPMの 手 動 アップグレードでキーレス 製 品 レベルが 失 われる [2115662]VRTSvlic RPM を 手 動 でアップグレードすると、vxkeyless を 使 って 設 定 した 製 品 レベルが 失 われることがあります。vxkeyless display コマンドの 出 力 は 正 しく 表 示 されません。これを 防 ぐには、VRTSvlic RPM の 手 動 アップグレード 中 に 次 の 手 順 を 実 行 します。1. キーレスライセンス 付 与 の 対 象 としてノードで 設 定 されている 製 品 のリストを 書 き 留 めます。# vxkeyless display2. 製 品 レベルを NONE に 設 定 します。# vxkeyless set NONE3. VRTSvlic RPM をアップグレードします。# rpm -Uvh --nopreun VRTSvlic-3.02.60.007-0.x86_64.rpm4. 手 順 1 で 書 き 留 めた 製 品 のリストを 復 元 します。# vxkeyless set product[|,product]VCS スタックを VCS 5.1 より 前 のバージョンからアップグレードしているときは、MultiNICA IPv4RouteOptions 属 性 の 再 設 定 が 必 要です。5.1SP1 の MultiNICA エージェントは 現 在 、デフォルトで ip コマンドを 使 います。 経 路の 設 定 に 関 する ip コマンドと ifconfig コマンドの 動 作 の 違 いために、MultiNICA は、新 しいアクティブなデバイスのために 経 路 をフラッシュして 戻 します。MultiNICA リソースの 設 定 で ifconfig コマンドを 使 う 予 定 がない 場 合 は( 下 の 表 を 参 照 )、MultiNICA リソースの 定 義 で IPv4RouteOptions 属 性 を 設 定 する 必 要 があります。メモ: RouteOptions 値 が route コマンドで 使 われるのに 対 して、IPv4RouteOptions 値は ip route コマンドで 使 われます。これらの 2 つの 属 性 に 設 定 される 値 は、 対 応 するコマンドによって 大 幅 に 異 なります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題57表 1-17属 性 を 設 定 するかどうかと、アップグレード 中 に 実 行 する 必 要 のある処 理オプションRouteOptionsまたはIPv4AddrOptions、あるいはその 両方IPv4RouteOptionsコメントアップグレード中 に 実 行 する 必要 のある 処 理設 定 済 み設 定 が 必 要 な 場合 と 必 要 でない 場合 がある設 定 が 必 要 な 場合 と 必 要 でない 場合 があるこの 場 合 は、ifconfig コマンドが 使 われます。RouteOptions が設 定 されている 場合 、この 属 性 値 はroute コマンドを使 って 経 路 を 追 加または 削 除 するために 使 われます。IPv4RouteOptionsを 設 定 する 必 要 はない。未 設 定設 定 が 必 要 な 場合 と 必 要 でない 場合 がある設 定 する 必 要 があるOptions 属 性 が設 定 されているため、IPv4RouteOptions値 は 無 視 されます。この 場 合 は、ip コマンドが 使 われます。 ip routeコマンドを 使 って経 路 を 追 加 または削 除 するには、IPv4RouteOptionsを 設 定 して 使 う 必要 があります。Options 属 性 が設 定 されていないため、RouteOptions 値は 無 視 されます。IPv4RouteOptionsを 設 定 し、デフォルトゲートウェイのIP を 設 定 します。この 属 性 の 値 は 通常 、 次 のようになります。IPv4RouteOptions= “default viagateway_ip”次 に 例 を 示 します。IPv4RouteOptions= “default via192.168.1.1”


58第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題VRTSvlic のアップグレード 後 にキーレスライセンスが 残 る 問 題[2141446]5.1 からより 新 しいバージョンの VCS へのアップグレード 後 に、キーレスライセンスがシステムに 残 っていることがあります。その 結 果 、VOM サーバーが 設 定 されていない 場 合 に、定 期 的 な 事 前 通 知 がログに 記 録 される 可 能 性 があります。これは、VCS の 5.1SP1 以 降 のバージョンへアップグレードする 前 にキーレスライセンスを 使 用 している 場 合 に 起 こります。アップグレード 後 に 実 際 のキーをインストールし、vxkeyless set NONE を 実 行 します。この 場 合 、キーレスライセンスが 完 全 に 削 除 されず、2 カ 月 後 に 警 告 メッセージがログに 記 録 される 可 能 性 があります(VOM サーバーが設 定 されていない 場 合 )。 製 品 の 機 能 への 影 響 はありません。この 問 題 を 解 決 するには、 次 の 手 順 を 実 行 します。1. キーレスライセンス 付 与 の 対 象 としてノードで 設 定 されている 製 品 のリストを 書 き 留 めます。リストを 表 示 するには、vxkeyless display を 実 行 します。2. 次 のコマンドを 使 って 製 品 レベルを NONE に 設 定 します。# vxkeyless set NONE3. システムに 残 っているキーレスライセンスを 見 つけて 削 除 します。このためには、/etc/vx/licenses/lic に 格 納 されている 各 キーについて、 次 の 手 順 を 実 行します。■■次 のコマンドを 使 って、キーの VXKEYLESS 機 能 が 有 効 かどうかを 確 認 します。# vxlicrep -k | grep VXKEYLESSVXKEYLESS 機 能 が 有 効 になっている 場 合 にのみキーを 削 除 します。メモ: 検 索 を 実 行 するとき、 拡 張 子 .vxlic を 検 索 文 字 列 に 含 めないでください。4. 次 のコマンドを 使 って、 以 前 の 製 品 リストを 復 元 します。# vxkeyless set product1[|,product]VRTSvcsag RPM のインストール 時 の SELinux のエラーRHEL 5 SELinux が 有 効 なマシンへの VRTSvcsag RPM のインストール 時 に、 次 のSELinux のエラーが 表 示 されることがあります。/usr/sbin/semodule: Failed on /opt/VRTSvcs/bin/selinux/vcsag.pp!このエラーは、SELinux パッケージの 不 適 切 なインストールのために 発 生 します。その 結果 、SELinux コマンドが 正 しく 機 能 しないことがあります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題59回 避 策 : SELinux パッケージを 再 インストールし、init または fixfiles メソッドのいずれかでファイルシステムのラベルを 付 け 直 してください。セキュア WAC 通 信 は 明 示 的 に 無 効 にされる 必 要 がある [2392568]VCS がセキュアモードで 設 定 されている WAC が 安 全 に 通 信 している 場 合 、VCS のセキュリティを 無 効 にすると、VCS セキュリティが 無 効 にされた WAC は、 成 功 しないまま 安全 に 通 信 するよう 試 行 し 続 けます。そのため、VCS セキュリティを 無 効 にしたときは、WACセキュリティを 明 示 的 に 無 効 にする 必 要 があります。回 避 策 : 回 避 策 はありません。セキュア WAC 通 信 は 明 示 的 に 無 効 にされる 必 要 があります。Web インストーラにクラスタからノードを 削 除 するオプションがないWeb インストーラで、クラスタからノードを 削 除 するためのオプションが 提 供 されません。回 避 策 : クラスタから 手 動 でノードを 削 除 してください。Web インストーラまたは CPI から使 用 できる、ノードを 削 除 するためのオプションはありません。ブラウザがまだ 開 いている 場 合 、 最 初 のセッション 後 に、 同 じ URLに 対 する 認 証 が Web インストーラで 求 められない [2509330]VCS のインストールまたは 設 定 のいずれかの 後 、Web インストーラのウィンドウを 閉 じ、 同じブラウザに 別 のウィンドウが 開 いている 場 合 、 後 続 のセッションでの 認 証 を 要 求 するメッセージが Web インストーラで 表 示 されません。Web インストーラから 段 階 的 にログアウトするためのオプションがないので、ブラウザが Web インストーラに 使 われている 限 り、インストーラのセッションはシステムで 開 いたままになります。ただし、これは URL 固 有 の 問 題 であり、 後 続 の 操 作 を 実 行 するために 同 じ URL を 使 うときにのみ 発 生 します。そのため、この 目 的 で 別 の URL を 使 えば、ブラウザは Web インストーラにアクセスするたびに、 毎 回 認 証 のためのメッセージを 表 示 します。回 避 策 : Web インストーラへのアクセスのために、 別 の URL を 使 うことができます。ブラウザが 開 いたままの 場 合 、Web インストーラは 最 初 のセッションの 後 で 認 証 を 要 求 しない(2509330)VCS をインストールまたは 設 定 し、Web インストーラを 閉 じた 後 でも、 他 のブラウザウィンドウが 開 いていた 場 合 には、Web インストーラはその 後 のセッションで 認 証 を 要 求 しません。Web インストーラからログアウトするオプションはないため、システム 上 でブラウザが開 いている 限 り、セッションは 開 いたままになります。回 避 策 : すべてのブラウザウィンドウを 閉 じて、ブラウザセッションを 終 了 し、その 後 でもう一 度 ログインしてください。


60第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題マスターノードのカーネルのアップグレードの 終 了 後 、スレーブノードの cvm グループがオンラインにならない(2439439)あるノードでカーネルのアップグレードが 正 常 に 終 了 した 後 では、 別 のノードの cvm グループはオンラインになりません。回 避 策 : ローリングアップグレードを 実 行 する 前 に、クラスタが JEOPARDY 状 態 になっていないか 確 認 してください。<strong>Veritas</strong> 製 品 を 6.0 にアップグレードするときの sfmh-discovery問 題 (2622987)ホストが VOM に 報 告 していなくても、6.0 へのアップグレード 前 に sfmh-discovery が 実行 されていると、アップグレード 後 に sfmh-discovery を 起 動 できない 可 能 性 があります。回 避 策 :ホストが VOM に 報 告 していない 場 合 は、6.0 へのアップグレード 前 に sfmh-discoveryを 手 動 で 停 止 してください。クロック 同 期 問 題 があると 不 正 確 なサーバー 名 が 表 示 されることがある(2627076)Web ベースのインストーラでクラスタをインストールするとき、クロック 同 期 問 題 のために 使用 システムを NTP サーバーと 同 期 するよう 選 択 すると、 使 用 するサーバーの 名 前 ではなく NTP サーバーの 名 前 がメッセージに 表 示 されることがあります。回 避 策 :VCS の 操 作 上 の 問 題このメッセージは 無 視 してください。 製 品 は 正 しいサーバーにインストールされています。SLES10 上 のミラーボリュームに 対 して、LVMLogicalVolume のonline エントリポイントが 応 答 を 停 止 し、タイムアウトする[2077294]LVMLogicalVolume は、lvchange コマンドを 使 って 論 理 ボリュームをアクティブにします。ミラーボリュームの 場 合 、lvchange コマンドがスクリプトを 介 して 呼 び 出 されると、そのコマンド 自 体 が 応 答 を 停 止 します。これにより、online エントリポイントがタイムアウトし、LVMLogicalVolume リソースの online エントリポイントが 応 答 を 停 止 します。これはSLES10 に 関 する 問 題 です。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題61LVM SG の 移 行 が、 状 態 が 無 効 になっているすべてのパスで 失 敗する [2081430]ディスクへのすべてのパスを 無 効 にした 場 合 、LVM2 vg コマンドは 応 答 を 停 止 し、ディスクへの 少 なくとも 1 つのパスが 復 元 されるまで 待 機 します。LVMVolumeGroup エージェントは LVM2 コマンドを 使 っているため、この 動 作 により LVMVolumeGroup エージェントのonline エントリポイントと offline エントリポイントがタイムアウトし、clean EP が 無 期 限 にわたって 応 答 を 停 止 します。このため、サービスグループは 別 のノードにフェールオーバーできません。回 避 策 : 少 なくとも 1 つのパスを 復 元 する 必 要 があります。ネーティブ LVMVG を VCS の 制 御 外 でインポートしてアクティブにすると、SG が PARTIAL 状 態 になります。VCS を 起 動 する 前 に LVM ボリュームグループをインポートしてアクティブにすると、LVMLogicalVolume リソースはオンラインになりますが、LVMVolumeGroup がオフラインのままになります。これにより、サービスグループが PARTIAL 状 態 に 置 かれます。回 避 策 : VCS を 起 動 する 前 に VCS LVMVolumeGroup リソースを 手 動 でオフラインにするか、またはこのリソースを 非 アクティブにしてボリュームグループをエクスポートする 必 要 があります。TCP トラフィックを 遮 断 するようファイアウォールが 設 定 されたシステムでは、 一 部 の VCS コンポーネントが 動 作 しないファイアウォールがインストールされたシステムで VCS をインストールおよび 設 定 した 場合 、 次 の 問 題 が 起 きることがあります。■ GCO(グローバルクラスタオプション)を 使 ってディザスタリカバリを 設 定 した 場 合 、リモートクラスタ(セタンダリサイトのクラスタ)の 状 態 は「initing」と 表 示 されます。■■CP サーバーを 使 うようにフェンシングを 設 定 した 場 合 、フェンシングクライアントは CPサーバーへの 登 録 に 失 敗 します。サーバー 間 の 信 頼 関 係 の 設 定 は 失 敗 します。回 避 策 :■■必 要 なポートとサービスがファイアウォールによって 遮 断 されないことを 確 認 してください。VCS によって 使 われるポートとサービスの 一 覧 については、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong><strong>Server</strong> インストールガイド』を 参 照 してください。VCS によって 必 要 な TCP ポートが 遮 断 されないようにファイアウォールポリシーを 設定 してください。 必 要 な 設 定 については、それぞれのファイアウォールまたは OS のベンダー 文 書 を 参 照 してください。


62第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題VCS エンジンに 関 する 問 題CPU 使 用 率 が 非 常 に 高 いと、HAD による GAB へのハートビートの 送 信 が 失 敗 する 場 合 があるCPU 使 用 率 が 100% に 非 常 に 近 いと、HAD による GAB へのハートビートの 送 信 が 失敗 する 場 合 があります。 [1818687]エージェントフレームワークが hares -action コマンドを 拒 否 することがあるプローブ 対 象 のリソースが 無 効 化 された 後 に 有 効 化 されるとき、エージェントがそのリソースを 正 常 に 監 視 するまでの 間 、エージェントフレームワークが hares -action コマンドを 拒 否 することがあります。TriggerPath の 先 頭 または 末 尾 に 複 数 のスラッシュがあると、トリガが 実 行 されない [2368061]TriggerPath 属 性 で 指 定 するパスの 先 頭 または 末 尾 に、 複 数 の「¥」 文 字 を 含 めることはできません。回 避 策 : パスの 先 頭 または 末 尾 から、 余 分 な「¥」 文 字 を 削 除 してください。EngineRestarted に 誤 った 値 があるノードで、サービスグループが 自 動 起 動 しない [2397532]HAD が hashadow プロセスで 再 起 動 されるときに、すべてのサービスグループがプローブされるまでの 間 、EngineRestarted 属 性 の 値 が 一 時 的 に 1 に 設 定 されます。すべてのサービスグループがプローブされると、 値 はリセットされます。 別 のノードの HAD がほぼ 同 時 に 開 始 された 場 合 、EngineRestarted 属 性 の 値 がリセットされない 可 能 性 があります。そのため、サービスグループは、EngineRestarted 属 性 の 値 の 不 一 致 により、 新しいノードで 自 動 起 動 されません。回 避 策 : EngineRestarted が 1 に 設 定 されたノードで VCS を 再 起 動 してください。最 上 位 のリソースが 無 効 になると、グループがオンラインにならない [2486476]依 存 関 係 がない 最 上 位 のリソースが 無 効 になり、その 後 で 他 のリソースがオンラインにならない 場 合 、 次 のメッセージが 表 示 されます。VCS NOTICE V-16-1-50036 There are no enabledresources in the group cvm to online回 避 策 : 無 効 になった 最 上 位 のリソースの 子 リソースをオンラインにしてください。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題63NFS リソースが 再 起 動 されたときに、 予 想 外 にオフラインになりエラーが 報 告 される [2490404]エージェントプロセスが HAD によって 複 数 回 再 起 動 され、エージェントプロセスのうちの1 つのみが 有 効 で、 残 りのプロセスは 外 部 で 終 了 または 停 止 されずに 中 止 された 場 合 、VCS はリソース 操 作 を 実 行 しません。エージェントプロセスが 実 行 中 の 場 合 でも HAD はそれを 認 識 せず、そのためどのようなリソース 操 作 も 実 行 しません。回 避 策 : 強 制 的 にエージェントプロセスを 停 止 してください。子 グループがオンラインのノードで、 親 グループがオンラインにならない [2489053]これは、 親 グループの AutostartList に、 子 グループがオンラインであるノードエントリが含 まれていない 場 合 に 起 こります。回 避 策 : システム 名 を 指 定 することで 親 グループをオンラインにし、その 後 で hargp-online [parent group] -any コマンドを 使 って 親 グループをオンラインにしてください。VCS が LEAVING 状 態 にあるときに、temp 属 性 を 修 正 できない[2407850]ローカルノードが LEAVING 状 態 にある 場 合 、temp 属 性 を 修 正 するための ha コマンドが 拒 否 されます。回 避 策 : 別 のノードからコマンドを 実 行 するか、 設 定 の 読 み 取 り 書 き 込 みを 有 効 にしてください。セキュリティ 保 護 された WAC とセキュリティ 保 護 されていない WACが 接 続 されている 場 合 、engine_A.log は 5 秒 間 隔 でログを 受 信する [1539646]GCO 内 の 2 つ WAC は、 常 にセキュアモードまたは 非 セキュアモードのどちらかで 開 始される 必 要 があります。セキュリティ 保 護 された WAC 接 続 とセキュリティ 保 護 されていない WAC 接 続 があると、ログメッセージが engine_A.log ファイルに 送 信 されます。回 避 策 : WAC が GCO 内 の 両 方 のクラスタでセキュアモードまたは 非 セキュアモードのどちらかで 実 行 中 であることを 確 認 してください。Oracle グループはセカンダリクラスタでファイアドリルグループがオンラインになっている 場 合 にはオンラインにならない [2556835]ローカルクラスタでパラレルグローバルサービスグループの 障 害 が 発 生 し、ローカルクラスタ 内 にフェールオーバーターゲットが 見 つからなかった 場 合 、リモートクラスタへのサービスグループのフェールオーバーが 試 みられます。しかし、リモートクラスタでサービスグ


64第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題ループのファイアドリルがオンラインになっている 場 合 には、オフラインローカルの 依 存 関係 に 対 する 違 反 となるので、グローバルサービスグループはリモートクラスタにフェールオーバーすることができません。回 避 策 : リモートクラスタのファイアドリルサービスグループをオフラインにして、サービスグループをオンラインにしてください。POSTONLINE トリガと POSTOFFLINE トリガはデフォルトでは 有 効にならない [2567387]VCS 6.0 以 前 、POSTONLINE トリガと POSTOFFLINE トリガはデフォルトで 有 効 になりました。そのため、サービスグループがオンラインになると、 常 にトリガが 実 行 されました。VCS 6.0 では、VCS 6.0 にアップグレードする 時 に、 常 に 明 示 的 に POSTONLINE トリガと POSTOFFLINE トリガを 有 効 にする 必 要 があります。または、アップグレード 後 にトリガを 実 行 するには、 次 のように 操 作 します。1 アップグレード 前 に、/etc/default/vcs に vcs_start = 0 を 設 定 します。これにより、HAD がアップグレード 後 開 始 されなくなります。2 VCS 6.0 に 既 存 の VCS をアップグレードします。3 /etc/default/vcs に vcs_start = 1 を 設 定 します。4 hastart を 使 って 各 ノードの VCS を 開 始 します。5 必 要 なグループに 対 し、main.cf の TriggersEnabled を 次 のように 設 定 します。TriggersEnabled @={POSTONLINE, POSTOFFLINE}トリガ 動 作 の 例 :group scriptfileonoff (SystemList = { vcssx235 = 0, vcssx236 = 1 }AutoStartList = { vcssx235, vcssx236 }TriggersEnabled @vcssx235 = { POSTONLINE })MyFileOnOff MFileOnOff (PathName = "/tmp/mf1")MyFileOnOff MFileOnOff1 (PathName = "/tmp/mf2"2 つの Cmd<strong>Server</strong> インスタンスがノードで 実 行 されている[2399292]2 つの Cmd<strong>Server</strong> インスタンスが 1 つのノードで 実 行 されていることがあります。1 つはIPv4 のインスタンスで、もう 1 つは IPv6 です。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題65これが 機 能 に 影 響 することはありません。回 避 策 : 回 避 策 はありません。フラッシュ 操 作 と 強 制 的 なフラッシュ 操 作 後 に、サービスグループがオンラインにならないことがある [2616779]オフライン 操 作 が 正 常 に 行 われなかったサービスグループでフラッシュ 操 作 と 強 制 的 なフラッシュ 操 作 が 実 行 された 後 に、サービスグループがオンラインになることに 失 敗 する場 合 があります。回 避 策 : オフライン 操 作 が 正 常 に 行 われなかった 場 合 、 通 常 のフラッシュ 操 作 の 代 わりに、force flush コマンドを 使 ってください。 通 常 のフラッシュ 操 作 がすでに 実 行 されている 場 合 、-any オプションを 使 ってサービスグループを 開 始 します。付 属 エージェントに 関 する 問 題I/O パスの 障 害 発 生 時 に LVM 論 理 ボリュームが 自 動 アクティブ 化される [2140342]I/O パスの 障 害 発 生 時 に LVM 論 理 ボリュームが 自 動 アクティブ 化 されます。これにより、VCS エージェントは「 同 時 性 違 反 」エラーを 報 告 し、リソースグループを 一 時 的 にオフラインまたはオンラインにします。これはネーティブ LVM の 動 作 に 原 因 があります。回 避 策 : この 問 題 を 回 避 するには、LVM タグ 付 けオプションを 有 効 にします。KVM 仮 想 化 ゲストを 開 始 するか KVMGuest リソースの online が開 始 された 後 システムがパニックになる [2337626]システムは、KVM ゲストが 開 始 されるか、KVMGuest リソースの online が 開 始 されるとパニックになります。この 問 題 はまれにしか 発 生 しません。この 問 題 は、libvirtd プロセスのファイル 記 述 子 のリークが 原 因 で 発 生 します。libvirtdプロセスのファイル 記 述 子 の 最 大 のファイルオープン 限 度 は 1024 です。KVM ゲストが開 始 されるとき、1024 を 超 えるファイル 記 述 子 がオープンされることがあります。そのため、 最 大 のファイルオープン 限 度 を 超 えた 場 合 、KVM ゲストを 開 始 するか、 新 しいファイルをオープンしようとすると、システムがパニックになります。VCS は、libvirtd プロセスのファイル 記 述 子 のリークを 疑 うため、この 動 作 を 制 御 できません。回 避 策 : この 問 題 の 確 実 な 解 決 策 はありません。ただし、libvirtd プロセスによってオープンされているファイルの 数 を、/proc//fd/ で 確 認 できます。ファイル 数 が 1000 を 超 えている 場 合 は、 次 のコマンドで libvirtd を 再 起 動 してください。/etc/init.d/libvirtd restart


66第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題KVMGuest の monitor エントリポイントは、 破 損 したゲスト、または OS にインストールされた 内 部 ゲストがない 場 合 でもリソースをONLINE と 報 告 する [2394235]VCS KVMGuest の monitor エントリポイントは、ゲスト 内 部 のオペレーティングシステムが 破 損 しているか、ゲストにオペレーティングシステムがインストールされていない 場 合 でも、リソースの 状 態 を ONLINE として 報 告 します。VCS KVMGuest エージェントは、ゲストの 状 態 を 判 断 するために virsh ユーティリティを 使 います。ゲストが 開 始 されるとき、virsh ユーティリティは 実 行 中 のゲストの 状 態 を 実 行 中 として 報 告 します。この 実 行 状 態に 基 づいて、VCS KVMGuest エージェントの monitor エントリポイントは、ONLINE としてリソースの 状 態 を 報 告 します。オペレーティングシステムがゲスト 中 にインストールされていないか、インストールされているオペレーティングシステムが 壊 れた 場 合 でも、virsh ユーティリティはまだゲストを 実行 中 として 報 告 します。そのため、VCS もリソースの 状 態 を ONLINE として 報 告 します。Red Hat KVM がゲスト 中 のオペレーティングシステムの 状 態 を 提 供 しないので、VCS はオペレーティングシステムの 状 態 に 基 づいてゲストの 状 態 を 検 出 できません。回 避 策 : この 既 知 の 問 題 の 回 避 策 はありません。SLES11 上 で reiserfs ファイルシステムを 使 用 した 場 合 、LVM の論 理 ボリュームが 動 かないことがある [2120133]LVM の 論 理 ボリュームは、 論 理 ボリュームを 含 んでいるサービスグループがクラスタノードの 間 で 連 続 的 に 切 り 替 えられた 場 合 、SLES11 上 で reiserfs ファイルシステムを 使 用すると 動 作 しなくなることがあります。この 問 題 は 次 の 場 合 に 発 生 します。■■reiserfs ファイルシステムを 使 用 している LVM 論 理 ボリュームを 使 用 したサービスグループの 連 続 的 な 切 り 替 え 時 。SLES11 上 で reiserfs ファイルシステムを 使 用 した 場 合 のみ。■ SLES11 上 のデバイスマッパーの 動 作 が 原 因 。ただし、 問 題 は 一 貫 していません。デバイスマッパーは、 論 理 ボリュームを 処 理 している間 に 停 止 し、 論 理 ボリュームのハングアップを 引 き 起 こします。このような 場 合 、LVM2 コマンドは 論 理 ボリュームの 消 去 にも 失 敗 します。LVM2 コマンドがハングアップした 論 理ボリュームをアクティブ 解 除 できないため、VCS はこの 状 況 に 対 処 できません。解 決 策 : この 状 況 で 論 理 ボリュームが 動 かなくなったシステムを 再 起 動 する 必 要 があります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題67KVMGuest リソースが 手 動 で 開 始 されたときに、フェールオーバーターゲットノードでオンラインになる [2394048]VCS KVMGuest リソースは、VM ゲストが 手 動 で 開 始 されたときに、そのリソースがプライマリノードでオンラインであっても、フェールオーバーターゲットノードでオンラインになります。Red Hat KVM(カーネルベースの 仮 想 マシン)では、 同 じゲストイメージを 使 って 複 数 のノードでゲストを 開 始 できます。ゲストイメージはクラスタファイルシステムに 存 在 しています。ゲストイメージがクラスタファイルシステムに 格 納 されている 場 合 、すべてのクラスタノードで 同 時 に 利 用 可 能 になります。ゲストイメージを 使 ってクラスタファイルシステムでゲストを 開 始 することで、VCS のKVMGuest リソースが 特 定 のノードでゲストをオンラインにしたときに、 同 じゲストを 他 のノードで 手 動 で 開 始 しても、Red Hat KVM ではこの 実 行 が 防 止 されません。ただし、この特 定 のゲストが VCS 制 御 下 にあるため、リソースがパラレルサービスグループ 設 定 にない 限 り、リソースが 複 数 のノードで 同 時 に ONLINE になることを VCS が 許 可 しません。VCS は、この 同 時 性 違 反 を 検 出 し、2 番 目 のノードのゲストを 停 止 します。メモ: この 問 題 は、CVM RAW ボリュームでも 発 生 します。回 避 策 : VCS では 回 避 策 は 必 要 ありません。VCS の 同 時 性 違 反 の 機 構 によって、このシナリオは 適 切 に 処 理 されます。Application エージェントは、envfile が 設 定 されシェルが csh の状 態 で、ユーザーを root として 処 理 できない [2584285]Application エージェントは、envfile が 設 定 されシェルが csh の 状 態 のとき、ユーザーを root として 処 理 できません。Application エージェントは、root ユーザーに 対 してStart/Stop/Monitor/Clean の 各 プログラムを 実 行 するために、system コマンドを 使います。これにより、Start/Stop/Monitor/Clean の 各 プログラムは sh シェルで 実 行 されるため、root ユーザーに csh シェルがあり、EnvFile がそれに 応 じて 記 述 されているときに、エラーが 発 生 します。回 避 策 : root ユーザーのシェルとして csh を 設 定 しないでください。 代 わりに、root のシェルとして sh を 使 います。単 一 のサービスグループに 多 数 のリソースを 設 定 した 場 合 、DiskReservation エージェントが clean を 呼 び 出 すことがある[2336391]単 一 のサービスグループに 多 数 の DiskReservation リソース(400 個 を 超 えるリソース)を 設 定 し、サービスグループをオフラインにしようとすると、DiskReservation エージェントが clean を 呼 び 出 すことがあります。


68第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題単 一 のサービスグループ 設 定 に 400 個 を 超 える DiskReservation リソースがあり、 同 数の Mount リソースがあると、このサービスグループをオフラインにすることで、DiskReservation エージェントで clean エントリポイントの 呼 び 出 しが 発 生 することがあります。この 問 題 は、150 個 程 度 のリソースを 設 定 した 場 合 には 発 生 しません。回 避 策 : 回 避 策 はありません。設 定 された MountPoint パスにスペースが 含 まれている 場 合 、Mount リソースに 対 する IMF 登 録 に 失 敗 する [2442598]Mount リソースの 設 定 された MountPoint パスにスペースが 含 まれている 場 合 、Mountエージェントはリソースを 正 しくオンラインにできますが、ONLINE 監 視 のための IMF 登録 に 失 敗 します。これは、AMF ドライバが、パス 内 のスペースをサポートしていないために 発 生 します。 先 頭 と 末 尾 のスペースはエージェントによって 処 理 され、IMF 監 視 はこうしたリソースに 対 して 実 行 できます。回 避 策 : シマンテック 社 では、パス 内 にスペースがあるリソースに 対 する IMF 監 視 をオフにすることをお 勧 めします。リソースに 対 する IMF 監 視 の 無 効 化 に 関 する 情 報 は、『<strong>Veritas</strong><strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。ボリュームが VCS の 外 部 でマウント 解 除 された 場 合 、DiskGroupエージェントはリソースをオフラインにできないumount -l コマンドを 使 ってボリュームが VCS の 外 部 でマウント 解 除 された 場 合 、DiskGroup エージェントはリソースをオフラインにできません。サービスグループには DiskGroup、Volume、Mount の 各 リソースが 含 まれ、このサービスグループはオンラインです。ボリュームは、VxFSMountLock が 有 効 化 された Mountリソースによってマウントされています。umount -l システムコマンドを 使 ってボリュームを手 動 でマウント 解 除 しようとすると、マウントポイントがなくなりますが、ファイルシステムのロックがそのまま 残 ります。ボリュームはマウントがロックされているために 停 止 できず、したがってディスクグループをインポートできません。これが 原 因 で、ディスクグループリソースが UNABLE から OFFLINE 状 態 になります。また、 再 度 ファイルシステムのマウントを試 行 すると、マウントはすでにロックされているために 失 敗 します。この 問 題 は、Linux のファイルシステムの 動 作 が 原 因 で 起 こります。回 避 策 : マウントロックが 有 効 化 されているときは、VxFS ファイルシステムをマウント 解 除するために umount -l コマンドを 使 わないでください。 代 わりに、まず/opt/VRTS/bin/fsadm コマンドを 使 ってマウントポイントをロック 解 除 し、 次 にファイルシステムをマウント 解 除 してください。ネットワークケーブルが 抜 かれた 場 合 、RemoteGroup エージェントがフェールオーバーしない [2588807]ネットワークケーブルが 抜 かれた 場 合 、ControlMode が OnOff に 設 定 されたのRemoteGroup リソースは、クラスタの 別 のノードにフェールオーバーしないことがありま


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題69す。RemoteGroup リソースがリモートクラスタに 接 続 できない 場 合 、このリソースの 状 態は UNKNOWN になります。回 避 策 :■リモートクラスタに 接 続 し、RemoteGroup リソースをオフラインにすることを 試 してください。■ リモートクラスタに 接 続 できず、ローカルサービスグループを 停 止 したい 場 合 、RemoteGroup リソースの ControlMode オプションを MonitorOnly に 変 更 します。その 後 、RemoteGroup リソースをオフラインにすることを 試 します。リソースがオフラインになった 後 は、リソースの ControlMode オプションを OnOff に 変 更 します。サービスグループでの 同 時 違 反 [2555306]ストレージの 接 続 が 失 われるか、VxDMP 以 下 のすべてのパスが 無 効 化 され、PanicSystemOnDGLoss が 0 に 設 定 されている 場 合 、Volume リソースの 同 時 性 違 反 とデータ 破 損 が 起 きることがあります。これは 次 の 場 合 に 発 生 します。■■クラスタ 環 境 または 設 定 では、クラスタ 全 体 の 属 性 UseFence が SCSI3 に 設 定 されており、サービスグループに Volume リソースと、PanicSystemOnDGLoss 属 性 が 0(ゼロ)に 設 定 されている DiskGroup リソースが 含 まれる 場 合 。ストレージの 接 続 が 失 われるか、VxDMP 以 下 のすべてのパスが 無 効 化 され、VCSがサービスグループにフェールオーバーする 場 合 。サービスグループがエラーになり DG が 手 動 でデポートされていないノードでストレージ 接 続 がリストアされた 場 合 、サービスグループのフェールオーバー 中 にディスクグループがデポートされないと、ボリュームが 開 始 されることがあります。そのため、ボリュームリソースは 両 方 のノードで 状 態 をオンラインとして 表 示 し、その 結 果 同 時 性 違 反 が 発 生 します。これはデータ破 損 の 原 因 となることがあります。回 避 策 : ストレージ 接 続 のリストア 後 、ディスクグループがすぐにデポートされることを 確 認してください。ディスクグループリソースが 設 定 され、PanicSystemOnDGLoss 属 性 が 必 要 に 応 じて 1または 2 に 設 定 されているときは、 常 にボリュームリソースを 設 定 することをお 勧 めします。CVM 環 境 の FireDrill の VVR セットアップが CFSMount エラーで失 敗 することがある [2564411]Java コンソールまたは hagrp -online コマンドによって FireDrill サービスグループをオンラインにしようとすると、CFSMount リソースが FAULTED 状 態 になることがあります。回 避 策 : fsck コマンドを 実 行 してください。エンジンログからこれらのコマンドを 見 つけることができます。


70第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題Coordpoint エージェントがエラー 状 態 のままになる [2555191]Coordpoint エージェントが、rfsm が 再 生 中 の 状 態 になることを 検 出 するために、エラー状 態 のままになります。回 避 策 : エラーを 解 決 し、フェンシングを 再 設 定 してください。RVGsnapshot エージェントが、vxvset を 使 って 作 成 されたボリュームセットと 連 携 して 動 作 しない [2553505]RVGsnapshot エージェントが、vxvsetを 使 って 作 成 されたボリュームセットと 連 携 して 動作 しません。これは、VVR 環 境 の FireDrill の 間 に 発 生 します。回 避 策 : 回 避 策 はありません。VCS が Monitor プログラムを 検 出 しない 場 合 、engine_A.log にメッセージが 記 録 されない [2563080]サービスグループがオンラインで KVM ゲストの Monitor プログラムを VCS が 検 出 できない 場 合 、engine_A.log にメッセージは 記 録 されません。回 避 策 : リソース 状 態 が 不 明 な 場 合 も、エージェントログログファイルのメッセージを 参 照してください。NFS に 対 する IPv6 サポートがない [2022174]IPv6 は NFS に 対 してサポートされません。回 避 策 : 回 避 策 はありません。VCS 6.0 への 完 全 アップグレード 後 、アップグレード 前 にエージェントがオンラインだった 場 合 、エージェントはオンラインになることに 失 敗 する [2618482]NFSRestart、DNS、LogicalVolumeGroup の 各 タイプのリソースは、VCS 6.0 への 完 全アップグレード 前 にオンラインだった 場 合 、アップグレード 後 自 動 的 にはオンラインになりません。回 避 策 : アップグレード 前 にオンラインだったリソースは、アップグレード 後 に 手 動 でオンラインにしてください。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題71VCS データベースエージェントに 関 する 問 題診 断 監 視 が VCS agent for Oracle と 連 携 して 機 能 しない[2101570、1985055]Oracle 社 が 提 供 する 診 断 用 API の 非 互 換 性 が 原 因 で、Oracle エージェントでの 診 断監 視 が Oracle agent for VCS で 機 能 しません。解 決 策 : MonitorOption 属 性 を 0 に 設 定 して、 診 断 監 視 を 無 効 にします。VCS agent for Oracle に 対 して 計 画 的 オフラインが 機 能 しない[1805719]診 断 監 視 に 関 する 問 題 が 原 因 で、 意 図 的 なオフラインが VCS agent for Oracle に 対 して 機 能 しません。init スクリプト 内 に、ohasd のエントリがあることの 確 認 [1985093]プロセスが 強 制 終 了 したか、またはコンピュータが 再 ブートされるときにプロセスが 自 動 的に 再 起 動 するように、ohasd プロセスの init スクリプトにエントリがあることを 確 認 してください。回 避 策 : ohasd プロセスの 再 起 動 。/etc/inittab ファイルに ohasd process を 追 加して、プロセスの 強 制 終 了 時 またはマシンの 再 ブート 時 に 必 ず、このプロセスが 自 動 的 に再 起 動 するようにします。SLES11 プラットフォーム 上 の Oracle エージェントに 対 する 診 断 監視 なし [1938167]Oracle エージェントは、SLES11 プラットフォーム 上 の 診 断 監 視 をサポートしていません。ASMInstAgent が ASM ディスクグループの ASM インスタンスに対 して pfile/spfile を 持 つことをサポートしないASMInstAgent は、ASM ディスクグループの ASM インスタンスに 対 して pfile/spfile を持 つことをサポートしません。回 避 策 :デフォルトの $GRID_HOME/dbs ディレクトリに pfile/spfile のコピーを 入 れておき、ASMインスタンスの 起 動 中 にこれが 選 択 されるようにします。VCS agent for ASM: 診 断 監 視 が ASMInst エージェントでサポートされないASMInst エージェントは 診 断 監 視 をサポートしません。


72第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題回 避 策 : MonitorOption 属 性 を 0 に 設 定 します。特 定 の Oracle エラーに 指 定 された NOFAILOVER アクションOracle 用 <strong>Veritas</strong> High Availability エージェントでは、 詳 細 監 視 時 に 検 出 された Oracleエラーの 処 理 が 改 善 されています。このエージェントは、Oracle エラーとそれに 対 するアクションの 一 覧 で 構 成 された 参 照 ファイル oraerror.dat を 使 います。アクションについて、 詳 しくは『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> Agent for Oracle インストールおよび 設 定 ガイド』を 参 照 してください。現 在 、この 参 照 ファイルでは、 次 の Oracle エラーが 起 きた 場 合 の 対 応 策 としてNOFAILOVER アクションが 指 定 されています。ORA-00061, ORA-02726, ORA-6108, ORA-06114NOFAILOVER の 場 合 、エージェントはリソースの 状 態 を OFFLINE に 設 定 し、サービスグループをフリーズします。エージェントを 停 止 し、oraerror.dat ファイルを 編 集 して、NOFAILOVER アクションを 環 境 に 応 じた 適 切 なアクションに 変 更 することもできます。エージェントを 再 起 動 すると、 変 更 が 有 効 になります。ASM インスタンスが ASMDG リソースのオフライン 後 に VxVM ボリュームをマウント 解 除 しないASMInstance リソースが 別 々のパラレルサービスグループの 一 部 としである 設 定 では、ASMDG リソースがオフラインになった 後 でも ASM インスタンスがボリュームをマウント 解除 しません。このため、Volume リソースをオフラインにできません。この 問 題 は、VxVMボリュームを ASM ディスクグループとして 使 用 しているときに 起 きます。 [918022]回 避 策 : ASMDG リソースが 設 定 されている 場 合 は、ASMInstance リソースをフェールオーバーサービスグループの 一 部 として 設 定 します。エージェントフレームワークに 関 する 問 題過 負 荷 下 でエージェントがハートビートに 失 敗 することがある[2073018]過 負 荷 下 でエージェントが VCS エンジンとのハートビートに 失 敗 することがあります。この 問 題 は、エージェントがタスクを 実 行 するための 十 分 な CPU を 獲 得 できず、エージェントのハートビートが AgentReplyTimeout 属 性 に 設 定 されている 時 間 を 超 えた 場 合 に発 生 することがあります。そのため、VCS エンジンはエージェントを 停 止 し、 再 起 動 します。VCS エンジンはエージェントを 停 止 し、 再 起 動 すると、ログを 生 成 します。回 避 策 : システムの 負 荷 が 高 くなっている 可 能 性 があることに 気 付 いた 場 合 、 次 の 回 避 策を 実 行 できます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題73■ AgentReplyTimeout 属 性 の 値 を 大 きな 値 に 設 定 します。■AgentClass 属 性 と AgentPriority 属 性 を 使 用 して、エージェントのスケジュールクラスとスケジュール 優 先 度 を 高 くして、エージェントの CPU 不 足 を 回 避 します。エージェントフレームワークが 依 存 属 性 の 前 後 のスペースを 処 理できないエージェントフレームワークでは、 依 存 リソースのターゲットリソース 属 性 名 にスペースを使 用 できません。回 避 策 : 依 存 リソースのターゲットリソース 属 性 名 の 先 頭 と 末 尾 にスペースを 入 れないでください。エージェントフレームワークはサービススレッドがエントリポイント内 でハングアップした 場 合 に 検 出 しない [1511211]まれに、エージェントフレームワークはすべてのサービススレッドが C エントリポイント 内 でハングアップした 場 合 に 検 出 しません。この 場 合 、それらを 正 常 に 取 り 消 さないことがあります。回 避 策 : エージェントのサービススレッドがハングアップした 場 合 、kill 信 号 を 送 信 して、エージェントを 再 起 動 します。 次 のコマンドを 実 行 します。kill -9 hung agent's pid。haagent -stop コマンドはこの 状 況 で 機 能 しません。リソースをオンラインとオフラインにする 間 の IMF 関 連 のエラーメッセージ [2553917]AMF に 登 録 されたリソースに 対 し、hagrp -offline または hagrp -online を 明 示 的に、または 一 括 処 理 で 実 行 してリソースをそれぞれオフラインまたはオンラインにする 場合 、どちらのときにも IMF でエラーメッセージが 表 示 されます。表 示 されるエラーは 想 定 される 動 作 であり、IMF 機 能 にまったく 影 響 しません。回 避 策 : 回 避 策 はありません。グローバルクラスタに 関 する 問 題グローバルクラスタ 環 境 のセキュリティ 保 護 されたサイトで、エンジンログファイルが 著 しく 多 くのログメッセージを 受 け 取 る [1539646]1 つのサイトで WAC プロセスがセキュアモードで 動 作 し、 別 のサイトがセキュアモードを使 用 していない 場 合 、セキュリティ 保 護 されたサイトのエンジンログファイルは 5 秒 ごとにログを 取 得 します。


74第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題LLT に 関 する 問 題回 避 策 : グローバルクラスタの 2 つの WAC のプロセスは、セキュアモードか 非 セキュアモードのいずれかで 常 に 起 動 される 必 要 があります。セキュリティ 保 護 された WAC 接 続と、セキュリティ 保 護 されていない WAC 接 続 により、エンジンログファイルが 上 のメッセージでいっぱいになります。ファイアドリルサービスグループがセカンダリサイトでオフラインになる 前 にアプリケーショングループがプライマリサイトでオンライン化 を 試 みる(2107386)ファイアドリルサービスグループがオフライン 化 を 試 みる 間 に、アプリケーションサービスグループがプライマリサイトでオンラインになると、アプリケーショングループで 障 害 が 発生 します。回 避 策 : アプリケーションサービスグループがプライマリサイトでオンラインになる 前 に、ファイアドリルサービスグループがセカンダリサイトで 完 全 にオフラインになるようにします。ここでは、LLT に 関 するこの<strong>リリー</strong>スでの 既 知 の 問 題 について 説 明 します。LLT は 結 合 された NIC が 起 動 するときに 検 出 しないことがある(2604437)LLT が 結 合 された NIC で 設 定 されていて、その 結 合 された NIC が ifconfig コマンドで停 止 されたとき、LLT は 対 応 するリンクをダウンとマークします。 結 合 された NIC がifconfig コマンドで 再 び 起 動 されたとき、LLT はこの 変 更 を 検 出 せず、リンクをアップとマークしません。回 避 策 : すべてのポートを 閉 じ、LLT を 再 起 動 し、それからポートを 再 び 開 いてください。LLT 接 続 は NIC 上 で vlan を 設 定 したときには 構 成 できない(2484856)LLT リンクを 設 定 するのにすでに 使 用 された NIC 上 では、vlan を 設 定 するとき にLLT接 続 は 構 成 されません。回 避 策 : 後 ほど vlan を 設 定 する 場 合 には、LLT を 設 定 するとき llttab ファイルに NICの MAC アドレスを 指 定 しないでください。すでに 指 定 済 みの NIC の MAC アドレスがある 場 合 には、MAC アドレスを llttab ファイルから 削 除 し、ファイルを 更 新 してから LLTを 再 起 動 します。LLT ポートの 統 計 で recvbytes よりも 大 きい recvcnt が 示 されることがある(1788315)パケットを 受 信 するたびに、LLT は 次 の 変 数 を 増 分 します。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題75■ recvcnt(パケットごとに 1 ずつ 増 加 )■ recvbytes(すべてのパケットのパケットサイズのみ 増 加 )これらの 変 数 は 両 方 とも 整 数 です。 一 定 のトラフィックでは、recvbytes はすぐに MAX_INTに 達 してロールオーバーします。これにより recvbytes の 値 が recvcnt の 値 よりも 小 さくなることがあります。これは LLT の 機 能 に 影 響 しません。LLT は 大 きいクラスタ 設 定 のノードに 正 しくないポートレベル 接 続を 宣 言 することがある(1809827)ポートがクラスタのノードで 頻 繁 に 登 録 、 登 録 解 除 されると、LLT はポートレベルの 接 続が 別 のピアノードに 存 在 すると 宣 言 することがあります。これはポートがピアノードに 登 録されていなくても、 一 部 の 極 端 なケースで 発 生 します。GAB に 関 する 問 題ここでは、GAB に 関 するこの<strong>リリー</strong>スでの 既 知 の 問 題 について 説 明 します。GAB クライアントを 初 期 化 解 除 する 間 、「gabdebug -RGabTestDriver」のコマンドはログに refcount 値 2 を 記 録 する(2536373)-nodeinit オプションで gtx ポートを 登 録 解 除 した 後 、gabconfig -C コマンドはrefcount として 1 を 表 示 します。しかし GAB クライアントを 初 期 化 解 除 するために 強 制的 な deinit オプション(gabdebug -R GabTestDriver)を 実 行 すると、 次 のようなメッセージがログに 記 録 されます。GAB INFO V-15-1-20239Client GabTestDriver with refcount 2 forcibly deinited on user requestrefcount 値 は 内 部 的 に 1ずつ 増 やされます。しかし、refcount 値 は 2 と 表 示 されます。これは、gabconfig -C コマンドの 出 力 と 矛 盾 しています。再 設 定 時 にパニックが 発 生 する(2590413)クラスタの 再 設 定 の 際 、GAB のブロードキャストプロトコルと、シーケンス 要 求 パスとの 間で、 競 合 状 態 が 発 生 します。この 条 件 は 非 常 に 狭 いウインドウ 期 間 で 発 生 するものですが、 生 じると、GAB のマスターでパニックが 発 生 します。I/O フェンシングに 関 する 問 題ここでは、I/Oフェンシングに 関 するこの<strong>リリー</strong>スでの 既 知 の 問 題 について 説 明 します。


76第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題CP サーバーが 利 用 不 能 な IP アドレスを 繰 り 返 しログに 記 録 する(2530864)コーディネーションポイントサーバー(CP サーバー)が、vxcps.conf ファイルに 記 されている、またはコマンドラインから 動 的 に 追 加 された、どの IP アドレスからも 応 答 を 受 けなかった 場 合 、CP サーバーは、 障 害 を 示 すため、 定 期 的 な 間 隔 でログにエラーを 記 録 します。ログの 記 録 は、IP アドレスが 正 常 にバインドされるまで 続 きます。CPS ERROR V-97-51-103 Could not create socket for host10.209.79.60 on port 14250CPS ERROR V-97-1400-791 Coordination point server could notopen listening port = [10.209.79.60]:14250Check if port is already in use.回 避 策 : cpsadm コマンドの rm_port アクションを 使 用 して、 問 題 となっている IP アドレスを、 応 答 を 待 機 している IP アドレスのリストから 削 除 してください。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。クラスタノードが CP サーバーに 登 録 されていなくてもフェンシングポート b が 数 秒 間 可 視 になる(2415619)クラスタノードが CP サーバーに 登 録 されていない 状 態 で、コーディネーションポイントサーバー(CP サーバー)の 情 報 をクラスタノードの vxfenmode に 設 定 し、フェンシングを 開 始すると、フェンシングポート b が 数 秒 間 可 視 になり、それから 消 えます。回 避 策 : この 問 題 を 解 決 するには、CP サーバーにクラスタノードとユーザーの 情 報 を 手動 で 追 加 してください。または、インストーラを 使 用 することもできます。インストーラは 設定 時 に、クラスタノードとユーザーの 情 報 をCP サーバーに 追 加 するからです。cpsadm コマンドは LLT がアプリケーションクラスタで 設 定 されていない 場 合 には 失 敗 する(2583685)cpsadm コマンドは、cpsadm コマンドを 実 行 するアプリケーションクラスタノードで LLT が設 定 されていなければ、コーディネーションポイントサーバー (CP サーバー)と 通 信 できません。 次 のようなエラーが 表 示 されます。# cpsadm -s 10.209.125.200 -a ping_cpsCPS ERROR V-97-1400-729 Please ensure a valid nodeid usingenvironment variableCPS_NODEIDCPS ERROR V-97-1400-777 Client unable to communicate with CPS.ただし、CP サーバー 上 で cpsadm コマンドを 実 行 すれば、CP サーバーをホストしているノードで LLT が 設 定 されていなくても、この 問 題 は 起 こりません。CP サーバーノード 上 の


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題77cpsadm コマンドは、LLT が 設 定 されていなければ、 常 に LLT ノード ID が 0 であると 想定 します。CP サーバーとアプリケーションクラスタ 間 のプロトコルに 従 えば、アプリケーションクラスタノード 上 で cpsadm を 実 行 した 場 合 、cpsadm はローカルノードの LLT ノード ID を CPサーバーに 送 信 する 必 要 があります。しかし、LLT が 一 時 的 に 設 定 解 除 されていた 場合 、またはノードが LLT が 設 定 されないシングルノード VCS 設 定 である 場 合 には、cpsadmコマンドは LLT ノード ID を 取 得 できません。そのような 状 況 では、cpsadm コマンド 失 敗します。回 避 策 : CPS_NODEID 環 境 変 数 を 255 に 設 定 してください。cpsadm コマンドは、LLT から LLT ノード ID を 取 得 できなかった 場 合 には、CPS_NODEID 変 数 を 読 み 込 んで、 続 行します。CP サーバーにクラスタの 詳 細 が 存 在 しない 場 合 、VxFEN は 既 存のスプリットブレインについてのメッセージを 出 して、 失 敗 する(2433060)サーバーベースの I/O フェンシングを 開 始 するとき、ノードがクラスタに 参 加 せず、ログファイルに 次 のようなエラーメッセージを 記 録 することがあります。/var/VRTSvcs/log/vxfen/vxfen.log ファイルVXFEN vxfenconfig ERROR V-11-2-1043Detected a preexisting split brain. Unable to join cluster./var/VRTSvcs/log/vxfen/vxfen.log ファイルoperation failed.CPS ERROR V-97-1400-446 Un-authorized user cpsclient@galaxy,domaintype vx; not allowing actionアプリケーションクラスタの vxfend デーモンは、コーディネーションポイントサーバー (CPサーバー)に 対 して、GAB のメンバーシップに 属 するクラスタメンバーが CP サーバーに登 録 されているかチェックするようにとのクエリーを 出 します。アプリケーションクラスタが何 らかの 理 由 で CP サーバーに 接 触 できなかった 場 合 、フェンシングは CP サーバー 上の 登 録 を 判 断 できず、 予 防 的 にすでにスプリットブレインが 発 生 していると 想 定 します。回 避 策 : アプリケーションの VxFEN を 開 始 する 前 に、クラスタ 名 、UUID、ノード、 権 限 といったクラスタ 詳 細 が CP サーバーに 追 加 されていること 確 認 してください。vxfenswap ユーティリティは RSH の 制 限 事 項 によるコーディネーションポイントの 検 証 エラーを 検 出 しない(2531561)vxfenswap ユーティリティは、コーディネーションポイントの 検 証 のため、クラスタの 各 ノード 上 で RSH または SSH により vxfenconfig -o modify コマンドを 実 行 します。RSH


78第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題を 使 用 して(-n オプションを 付 けて)vxfenswap コマンドを 実 行 した 場 合 、RSH はノードのコーディネーションポイントの 検 証 エラーを 検 出 しません。vxfenswap はこのポイントから、 検 証 がすべてのノードで 成 功 だったように 続 行 します。しかし 後 の 段 階 で、VxFEN ドライバへの 新 しいコーディネーションポイントのコミットを 試 みるときに 失 敗 します。エラーの 後 には、 全 体 の 操 作 をロールバックし、ゼロ 以 外 のエラーコードを 返 して 正 常 に 終 了 します。SSH を 使 用 して(-n オプションなしで)vxfenswap を 実 行 した 場 合 には、SSH はコーディネーションポイントの 検 証 エラーを 正 しく 検 出 し、 全 体 の 操 作 をすぐにロールバックします。回 避 策 : SSHで(-n オプションなしで)vxfenswap ユーティリティを 使 用 してください。フェンシングが 再 ブート 後 にノードの 1 つで 起 動 しない(2573599)VxFEN の 設 定 解 除 でカーネルでの 処 理 が 完 了 していないときに VxFEN の 起 動 を 試 みた 場 合 、/var/VRTSvcs/log/vxfen/vxfen.log ファイルに 次 のエラーが 出 されます。VXFEN vxfenconfig ERROR V-11-2-1007 Vxfen already configuredただし、gabconfig -a コマンドの 出 力 にはポート b は 表 示 されません。vxfenadm -dコマンドは 次 のエラーを 表 示 します。VXFEN vxfenadm ERROR V-11-2-1115 Local node is not a member of cluster!回 避 策 : しばらくしてから 再 び VxFEN を 開 始 してください。CP サーバーをセキュアモードで 6.0 にアップグレードした 後 にcpsadm コマンドが 失 敗 する(2478502)cpsadm コマンドは、コーディネーションポイントサーバー(CP サーバー)をセキュアモードで 6.0 にアップグレードした 後 に 失 敗 することがあります。 古 い VRTSat RPM をシステムから 削 除 していないと、cpsadm コマンドは、システムに 存 在 するその 古 いセキュリティバイナリを 読 み 込 みます。インストーラが CP サーバーで cpsadm コマンドを 実 行 し、VCSクラスタ(アプリケーションクラスタ)を 追 加 またはアップグレードすると、インストーラも 失 敗します。回 避 策 : CP サーバーのすべてのノードで 次 の 手 順 を 実 行 します。■cpsadm という 名 前 を cpsadmbin に 変 更 します。# mv /opt/VRTScps/bin/cpsadm /opt/VRTScps/bin/cpsadmbin■次 の 内 容 で、ファイル /opt/VRTScps/bin/cpsadm を 作 成 します。#!/bin/shEAT_USE_LIBPATH=”/opt/VRTScps/lib”


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題79export EAT_USE_LIBPATH/opt/VRTScps/bin/cpsadmbin "$@"■新 しいファイルに 次 の 権 限 を 与 えます。# chmod 755 /opt/VRTScps/bin/cpsadmサーバーベースのフェンシングはデフォルトポートが 指 定 されていない 場 合 に 間 違 って 起 動 する(2403453)フェンシングをカスタマイズモードで 設 定 した 場 合 には、デフォルトのポートを 指 定 しなくても、フェンシングは 起 動 します。しかし、vxfenconfig -l コマンドではポート 番 号 が 出力 されません。回 避 策 : 少 なくとも 1 台 の CP サーバーでカスタマイズされたフェンシングを 使 用 する 場合 には、/etc/vxfenmode ファイル 内 に「port=」の 設 定 を 残 しておいてください。ポートのデフォルト 値 は 14250 です。セキュアな CP サーバーは IP アドレスとして 127.0.0.1 を 使 用 するローカルホストとは 接 続 しない(2554981)cpsadm コマンドは、IP アドレスとして 127.0.0.1 を 使 用 するローカルホストでは、セキュアな CP サーバーに 接 続 しません。回 避 策 : CP サーバーで 設 定 され、ローカルノードと 関 連 付 けられているいずれかの 仮 想IP を 使 用 して、セキュアな CP サーバーに 接 続 してください。30 秒 の 間 隔 をカスタマイズできない(2551621)vxcpserv プロセスは、 起 動 時 に IP アドレスにバインドすることができなかった 場 合 、30秒 間 隔 でその IP アドレスへのバインドを 試 みます。この 間 隔 は 設 定 可 能 ではありません。回 避 策 : 回 避 策 はありません。configure_cps.pl スクリプトで CPSSG を 設 定 する 際 に NIC リソースが 間 違 った 名 前 で 作 成 される(2585229)configure_cps.pl スクリプトが 作 成 する NIC リソースの 名 前 は、たとえば、m 番 目 のVIP を n 番 目 の NIC にマップしていて、m と n とが 必 ずしも 同 じでない 場 合 には、 正 しいものにはなりません。この 場 合 、CPSSG は 問 題 なく 動 作 し 続 けますが、configure_cps.pl で CPSSG を 設 定 解 除 しようとすると、 失 敗 します。回 避 策 : CPSSG を 設 定 解 除 するためには、VCS の 設 定 から CPSSG の 設 定 を 削 除 する必 要 があります。


80第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題6.0 での <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> Agents for <strong>Veritas</strong> Volume Replicatorの 既 知 の 問 題6.0 <strong>リリー</strong>スの <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> Agents for <strong>Veritas</strong> Volume Replicator の 新 しい 既 知 の 問 題 は 次 のとおりです。fdsetup は、「-」などの 文 字 を 含 んだディスク 名 を 正 しく 解 析 できない(1949294)fdsetup は、「-」などの 文 字 を 含 んだディスク 名 を 正 しく 解 析 できません。IMF(Intelligent Monitoring Framework)に 関 する 問 題Firedrill セットアップ 作 成 中 の 登 録 エラー [2564350]Firedrill setup ユーティリティを 使 って Firedrill セットアップを 作 成 している 間 、VCSで 次 のエラーが 発 生 します。AMF amfregister ERROR V-292-2-167Cannot register mount offline eventFiredrill 操 作 中 に、VCS はエンジンログに IMF 登 録 エラーと 関 連 するエラーメッセージを 記 録 することがあります。これは、ファイアドリルサービスグループに、IMF を 介 して 同 じMountPoint を 監 視 する 2 番 目 の CFSMount リソースがあるために 起 こります。 同 じMountPoint のオンラインまたはオフラインのイベントを 両 方 のリソースが 登 録 しようとするために、 結 果 的 に 1 つの 登 録 に 失 敗 します。回 避 策 : 回 避 策 はありません。haimfconfig コマンドを 使 っているときに、Pearl のエラーが 発 生するhaimfconfig コマンドを 使 っているときに、 次 の Pearl のエラーが 発 生 します。Pearl errors seen while using haimfconfig commandこのエラーは、 型 固 有 の 設 定 ファイルのために main.cf で 指 定 されている 絶 対 パスが 原因 です。 現 在 、haimfconfig では main.cf の 型 固 有 の 設 定 ファイルのための 絶 対 パスをサポートしていません。回 避 策 : 実 際 のパスを 実 際 のファイル 名 に 置 き 換 え、ファイルを 絶 対 パスの 場 所 から/etc/VRTSvcs/conf/config ディレクトリにコピーしてください。たとえば、OracleTypes.cf が main.cf にインクルードされる 場 合 、 次 のようになります。include "/etc/VRTSagents/ha/conf/Oracle/OracleTypes.cf"


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>既 知 の 問 題81これは main.cf で 次 のように 置 換 する 必 要 があります。include "OracleTypes.cf"<strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)に 関 連 する 問 題このセクションでは、<strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)に 関 連 する 問 題 について 説 明します。テンプレートを 読 み 込 んでいる 間 <strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)がエラーを 表 示 することがある(1433844)[ツール(Tools)]>[テンプレート(Templates)]メニューから <strong>Cluster</strong> Manager のテンプレートビューにアクセスできます。VCS クラスタセットアップで Storage Foundation を 設定 してある 場 合 、<strong>Cluster</strong> Manager がテンプレートを 読 み 込 むときに 次 のエラーが 起 きることがあります。VCS ERROR V-16-10-65 Could not load :-/etc/VRTSvcs/Templates/DB2udbGroup.tf回 避 策 : このエラーは 無 視 してください。<strong>Cluster</strong> Manager の 一 部 の 機 能 がファイアウォールセットアップで動 作 しない [1392406]<strong>Cluster</strong> Manager と VCS クラスタ 間 でファイアウォール 構 成 を 使 用 した 特 定 の 環 境 では、<strong>Cluster</strong> Manager が 次 のエラーメッセージで 失 敗 します。V-16-10-13 Could not create CmdClient. Command <strong>Server</strong>may not be running on this system.回 避 策 : すべてのクラスタノードで 14150 番 のポート 開 いてください。VCS <strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)は、Sybase と SybaseBKのエージェントパスワードを 暗 号 化 しない [2379510]isvcsagencrypt フラグが Sybase.xml ファイルと SybaseBk.xml ファイルで True に 設定 されている 場 合 、 属 性 値 は 暗 号 化 されます。ただし、Sybase エージェントと SybaseBkエージェントのパスワード 属 性 には、Sybase.xml ファイルと SybaseBk.xml ファイルにTrue と 設 定 する isvcsagentcrypt フラグがありません。回 避 策 : Sybase エージェントと SybaseBk エージェントは、デフォルトでパスワードを 暗 号化 するように 修 正 されました。その 結 果 、VCS <strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)を 使 って 属 性 を 設 定 している 場 合 は、パスワードを 暗 号 化 する 必 要 はなくなりました。


82第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項Virtual Business Service(VBS)に 関 する 問 題共 有 サービスグループと、 別 個 のコントローラがある VirtualBusiness Service に 対 する 障 害 の 伝 播 [2407832]障 害 の 伝 播 が、 共 有 サービスグループと、 別 個 のコントローラがある 特 定 の 設 定 に 対 して動 作 しないことがあります。回 避 策 : 回 避 策 はありません。所 属 するサービスグループに、local firm 依 存 関 係 がある 複 数 の子 がある 場 合 、Virtual Business Service を 開 始 できない[2490098]所 属 するサービスグループに、local firm 依 存 関 係 がある 複 数 の 子 がある 場 合 、VirtualBusiness Service を 開 始 できません。これは、<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong>(VCS)が 依 存 関係 の 伝 播 をサポートしないために 発 生 します。回 避 策 : 依 存 する VCS グループを、 依 存 関 係 なしで Virtual Business Service にプル型 で 転 送 してください。Virtual Business Service では、VCS 依 存 関 係 が 認 識 され、それらは Virtual Business Service の soft 依 存 関 係 として 扱 われます。ソフトウェアの 制 限 事 項このセクションでは、この<strong>リリー</strong>スのソフトウェアの 制 限 事 項 について 説 明 します。コンポーネントまたは 製 品 に 関 連 するソフトウェアの 制 限 事 項 の 完 全 な 一 覧 については、対 応 する<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>を 参 照 してください。p.90 の 「マニュアル」 を 参 照 してください。VCS のインストールとアップグレードに 関 する 制 限 事 項リモートシステムからインストーラを 使 う 場 合 は、リモートシステムのオペレーティングシステムとアーキテクチャが、ターゲットシステムと 同 じである 必 要 がある [589334]リモートシステムからインストーラを 使 用 する 場 合 は、リモートシステムのオペレーティングシステムとアーキテクチャが、VCS をインストールしようとしているターゲットシステムと 同 じである 必 要 があります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項83VCS エンジンに 関 する 制 限 事 項VCS が HostMonitor オブジェクト 名 を 使 用 するユーザー 定 義 のVCS オブジェクトを 削 除 するmain.cf ファイルに 次 のオブジェクトを 定 義 し、それが HostMonitor デーモンの 予 約 語を 使 用 している 場 合 、VCS は VCS エンジンが 起 動 したときにそれらのオブジェクトを 削 除します。[1293092]■■■VCShmg として 定 義 したすべてのグループとそのすべてのリソースHostMonitor として 定 義 したすべてのリソースタイプと、そのリソースタイプに 該 当 するすべてのリソースVCShm として 定 義 したすべてのリソース付 属 エージェントに 関 する 制 限 事 項ホストが 切 断 された 場 合 にネットワークサービスを 使 用 したプログラムが 応 答 を 停 止 することがあるホストがネットワークから 切 断 された 場 合 、ネットワークサービスを 使 用 したプログラム(たとえば、NIS、NFS、RPC または TCP ソケットのリモートホスト 接 続 )が 応 答 を 停 止 することがあります。この 種 のプログラムをエージェントのエントリポイントとして 使 用 した 場 合 、ネットワークの 切 断 によってエントリポイントが 応 答 を 停 止 してタイムアウトになる 可 能 性 があります。たとえば、NIS マップをクライアントとして 使 うように 設 定 されたホストでは、ネットワークから 切 断 されると、ps -ef などの 基 本 的 なコマンドがハングアップする 可 能 性 があります。ユーザーはローカルに 作 成 することをお 勧 めします。ローカルユーザーを 反 映 するには、次 のように 設 定 します。/etc/nsswitch.confVolume エージェントの clean によりボリュームのリソースが 停 止する 可 能 性 があるFaultOnMonitorTimeouts 属 性 が、 監 視 のタイムアウト 後 、Volume エージェントの cleanエントリポイントを 呼 び 出 すと、vxvol -f stop コマンドが 実 行 されます。このコマンドは、まだマウントされているボリュームも 含 め、すべてのボリュームを 強 制 的 に 停 止 します。


84第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項PidFiles を 使 用 してアプリケーションリソースを 監 視 する 際 に 誤 った 同 時 性 違 反 が 発 生 するアプリケーションによって 作 成 される PID ファイルには、Application エージェントによって 監 視 されるプロセスの PID が 含 まれます。これらのファイルは、アプリケーションを 実 行しているノードがクラッシュした 後 も 存 在 する 場 合 があります。ノードの 再 起 動 時 、PID ファイルにリストされている PID が、ノードで 実 行 されている 他 のプロセスに 割 り 当 てられる 場合 があります。そのため、Application エージェントが PidFiles 属 性 のみを 使 用 してリソースを 監 視 している 場 合 は、 実 行 中 のプロセスを 検 出 して、 誤 って 同 時 性 違 反 と 見 なされることがあります。その 結 果 、VCS の 制 御 下 にない 一 部 のプロセスが 停 止 される 場 合 があります。Mount エージェントの 制 限 事 項Mount エージェントには 次 の 制 限 があります。■■Mount エージェントはブロックデバイスをシステムの 唯 一 のマウントポイントにマウントします。ブロックデバイスがマウントされた 後 、エージェントは 別 のデバイスを 同 じマウントポイントにマウントできません。Mount エージェントは 次 のものをサポートしません。■■■SLES11SP1 上 の ext4 ファイルシステムVxVM で 設 定 された ext4 ファイルシステムVxVM で 設 定 された xfs ファイルシステムShare エージェントの 制 限 事 項Share エージェントが 正 しく 監 視 するには、/var/lib/nfs/etab ファイルがシステムの 再ブート 時 に 消 去 されることを 確 認 します。Share エージェントのクライアントは、 一 体 化 したフェールオーバーを 確 実 にするために 完 全 修 飾 ホスト 名 を 指 定 する 必 要 があります。DiskReservation エージェントのドライバの 必 要 条 件VRTSvcsdr パッケージには scsiutil ユーティリティが 付 属 しています。DiskReservationエージェントは scsiutil ユーティリティによってサポートされるドライバのみをサポートします。VCS の StartVolumes 属 性 の 値 に 関 係 なくディスクグループ 内 のボリュームが 自 動 的 に 起 動 するディスクグループがインポートされるときに、ディスクグループ 内 のボリュームは、VCS での StartVolumes 属 性 の 値 にかかわらず、 自 動 的 に 起 動 します。この 動 作 は、<strong>Veritas</strong>Volume Manager のシステムレベル 属 性 autostartvolumes の 値 が On に 設 定 されている 場 合 に 発 生 します。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項85IMF に 関 する 制 限 事 項回 避 策 : ディスクグループのインポート 後 にディスクグループ 内 のボリュームを 自 動 的 に起 動 させたくない 場 合 は、システムレベルで AutoStartVolumes 属 性 を OFF に 設 定 します。■Linux で、「bind」ファイルシステムタイプに 対 する IMF 登 録 はサポートされません。■ SLES11 SP1 と RHEL6.1 の 場 合 :■■BlockDevice を 複 数 の MountPoint にマウント 可 能 なリソースに 対 しては、IMFを 有 効 にしないでください。FSType 属 性 の 値 が nfs の 場 合 、「nfs」ファイルシステムタイプに 対 する IMF 登録 はサポートされません。VCS データベースエージェントに 関 する 制 限 事 項DB2 RestartLimit の 値依 存 関 係 のない 複 数 の DB2 リソースがすべて 同 時 に 起 動 したときには、 互 いに 干 渉 し合 ったり、 競 合 したりする 傾 向 があります。これは、DB2 に 関 する 既 知 の 問 題 です。DB2 エージェントの RestartLimit のデフォルト 値 は 3 です。この 値 を 大 きくすると、DB2リソースの 再 起 動 範 囲 が 広 がります(リソースのオンライン 化 が 失 敗 した 後 )。これにより、DB2 リソースがすべて 同 時 に 起 動 する 確 率 が 低 くなります。 [1231311]VCS agent for Oracle の 計 画 的 オフライン 機 能 の 制 限 事 項計 画 的 オフライン 後 に、Oracle リソースで 障 害 が 発 生 しません。VCS agent for Oracle の 計 画 的 オフライン 機 能 では、 診 断 監 視 を 有 効 にする 必 要 があります。エージェントは Oracle の 診 断 API を 使 用 して、データベースの 状 態 を 検 出 します。API がデータベースの 正 常 終 了 を 戻 すと、エージェントはリソースの 状 態 をINTENTIONAL OFFLINE とマーク 付 けします。 後 で Oracle エージェントのオンライン 機能 が 成 功 しない 場 合 、エージェントはリソースを FAULTED とマーク 付 けしません。エージェントが 各 監 視 サイクルの 間 に API からデータベースの 状 態 を 正 常 終 了 として 受 け 取るため、 状 態 は INTENTIONAL OFFLINE のままになります。 [1805719]グローバルクラスタに 関 する 制 限 事 項■グローバルクラスタに 設 定 するクラスタアドレスは、 名 前 解 決 が 可 能 な 仮 想 IP のみを設 定 できます。グローバルクラスタの 設 定 時 に、 仮 想 IP をハートビートに 使 う 場 合 は、その 仮 想 IPアドレスは、DNS に 登 録 する 必 要 があります。


86第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項■ グローバルクラスタ 設 定 で、クラスタの 合 計 数 は 4 を 超 えることができません。■Symm ハートビートエージェントを 設 定 した 場 合 は、すべてのホストが 停 止 しているときでもクラスタの 障 害 発 生 は 宣 言 されません。Symm エージェントは、2 つの Symmetrix アレイ 間 のリンクを 監 視 するために 使 われます。クラスタのすべてのホストが 停 止 しているが、ローカルストレージとリモートストレージの 間 のレプリケーションリンクを Symm エージェントが 確 認 できる 場 合 、エージェントはハートビートを ALIVE と 報 告 します。このため、DR サイトはプライマリサイトの 障 害 発 生 を 宣 言 しません。Security-Enhanced Linux は SLES 配 布 でサポートされないVCS は、SLES10 および SLES11 上 では Security-Enhanced Linux(SELinux)をサポートしません。 [1056433]クラスタ 内 のシステムは 同 じシステムロケール 設 定 が 必 要VCS は、 異 なるシステムロケールを 持 つシステムのクラスタ 化 には 対 応 していません。クラスタ 内 のすべてのシステムは、 同 一 のロケールに 設 定 する 必 要 があります。ディスクグループの VxVM サイトがキャンパスクラスタ 内 のノードをファイアドリルで 再 ブートした 後 も 切 断 されたままであるDiskGroupSnap リソースをオンラインにしたときに、DiskGroupSnap エージェントが 定義 されたターゲットのディスクグループからサイトを 切 断 します。DiskGroupSnap エージェントは VCS action エントリポイントを 起 動 して、VxVM コマンドを 実 行 し、サイトを 切 断 します。ここで 使 うコマンドは、ディスクグループがインポートされるノード 上 、すなわちプライマリサイトで 実 行 する 必 要 があります。ファイアドリルサービスグループまたはディスクグループがオンラインになっているノードをシャットダウンしようとした 場 合 、ノードは LEAVING 状 態 に 変 わります。VCS エンジンはノード 上 のすべてのサービスグループをオフラインにすることを 試 み、すべての actionエントリポイントの 要 求 を 拒 否 します。このため、DiskGroupSnap エージェントはアクションを 起 動 し、ファイアドリルサイトをターゲットのディスクグループに 再 接 続 できません。エージェントは、ノードが leaving 状 態 になっていることを 示 すメッセージを 記 録 し、ロックファイルを 削 除 します。エージェントの 監 視 機 能 からは、リソースがオフライン 状 態 にあることが 示 されます。ノードの 再 起 動 後 もディスクグループサイトが 切 断 状 態 になっています。 [1272012]回 避 策 :ノードをシャットダウンする 前 、またはローカルに VCS 停 止 する 前 に、hagrp -offlineコマンドを 使 ってファイアドリルサービスグループをオフラインにする 必 要 があります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項87ノードが 再 起 動 した 場 合 は、プライマリサイトでインポートされたディスクグループにファイアドリルサイトを 手 動 で 再 接 続 する 必 要 があります。セカンダリノードがクラッシュまたは 再 起 動 した 場 合 は、 次 のコマンドを 使 って、プライマリサイトでインポートされたターゲットディスクグループにファイアドリルサイトを 手 動 で 再 接続 する 必 要 があります: /opt/VRTSvcs/bin/hares -action $targetres joindg-actionargs $fdsitename $is_fenced -sys $targetsysDiskGroupSnap エージェントに 関 する 制 限 事 項DiskGroupSnap エージェントには 次 の 制 限 があります。■ DiskGroupSnap エージェントは 階 層 化 ボリュームをサポートしません。 [1368385]■DiskGroupSnap リソースに 対 して Bronze 設 定 を 使 用 する 場 合 は、 次 の 場 合 にセカンダリサイトでデータの 一 貫 性 が 失 われる 可 能 性 があります。[1391445]■■ファイアドリルサービスグループがオンラインになった 後 で、ファイアドリルを 実 行中 にプライマリサイトで 災 害 が 発 生 した 場 合 。ファイアドリルサービスグループがオフラインになった 後 で、セカンダリサイトのディスクが 同 期 されているときにプライマリサイトで 災 害 が 発 生 した 場 合 。シマンテック 社 では DiskGroupSnap リソースに 対 しては Gold 設 定 を 使 用 することを推 奨 します。パニック 後 にシステムが 再 ブートするVCS カーネルモジュールがシステムパニックを 発 行 する 場 合 、システムの 再 ブートが 必要 です。[293447]サポート 対 象 Linux カーネルでは 自 動 的 に(CPU) 処 理 を 停 止 しません。Linux の「panic」カーネルパラメータを 0 以 外 の 値 に 設 定 し、 強 制 的 にシステムを 再ブートします。/etc/sysctl.conf ファイルの 最 後 に 次 の 2 行 を 追 加 します。# force a reboot after 60 secondskernel.panic = 60<strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)の 制 限 事 項この 項 では、<strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)の 制 限 事 項 について 説 明 します。<strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)バージョン 5.1 以 前 のバージョンは、VCS 6.0 セキュアクラスタを 管 理 できないVCS 5.1 よりも 前 のバージョンの <strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)は、VCS 6.0 セキュアクラスタの 管 理 には 使 えません。<strong>Cluster</strong> Manager は 最 新 バージョンのものを 使 うことをお 勧 めします。


88第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項<strong>Cluster</strong> Manager のアップグレード 方 法 については、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> インストールガイド』を 参 照 してください。ホストのファイルに IPv6 エントリがある 場 合 、<strong>Cluster</strong> Manager が機 能 しない/etc/hosts ファイルに IPv6 エントリが 含 まれている 場 合 、VCS <strong>Cluster</strong> Manager は、VCS エンジンへの 接 続 に 失 敗 します。回 避 策 : /etc/hosts ファイルから IPv6 エントリを 削 除 します。VCS Simulator では I/O フェンシングをサポートしていないSimulator を 実 行 するとき、UseFence 属 性 がデフォルトの「None」に 設 定 されていることを 確 認 してください。KDE デスクトップの 使 用<strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)の 一 部 のメニューとダイアログボックスは、KDE デスクトップでは、 正 しいサイズではなく、 整 列 されずに 表 示 されることがあります。KDE デスクトップでコンソールの 機 能 が 動 作 し、 正 しく 表 示 するには、Sawfish ウィンドウマネージャを 使 います。Sawfish ウィンドウマネージャを 明 示 的 に 選 択 する 必 要 があります。これはKDE デスクトップでデフォルトウィンドウマネージャとして 表 示 が 想 定 される 場 合 でも 該 当します。<strong>Cluster</strong> Manager(Java コンソール)からのサポートの 制 限VCS 6.0 で 導 入 された 機 能 が、Java コンソールで 予 想 どおりに 動 作 しないことがあります。ただし、シミュレータの CLI オプションでは、すべての VCS 6.0 機 能 がサポートされます。すべての 新 機 能 はすでに <strong>Veritas</strong> Operations Manager(VOM)でサポートされているため、VOM を 使 うことをお 勧 めします。ただし、Java コンソールでは、VCS 6.0 より前 の<strong>リリー</strong>スの 機 能 を 予 想 どおりに 使 用 し 続 けることができます。セキュアクラスタに 接 続 するために 必 要 なポートの 変 更 [2615068]セキュアクラスタに 接 続 するためには、デフォルトポートは 2821 から 14149 に 変 更 する必 要 があります。[ログイン] ダイアログボックスの [ 拡 張 設 定 ] を 選 択 し、セキュアクラスタログインを IP: 2821 から IP: 14149 に 変 更 します。I/O フェンシングに 関 する 制 限 事 項この 項 では、I/O フェンシングに 関 するソフトウェアの 制 限 事 項 について 説 明 します。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項89VxFEN が RACER ノードの 再 選 をアクティブ 化 する 場 合 の 優 先 フェンシングの 制 限 事 項優 先 フェンシング 機 能 は、より 小 さいサブクラスタを 遅 延 させることで、より 重 みが 大 きいかより 大 きなサブクラスタを 優 先 します。この 小 さなサブクラスタの 遅 延 は、より 大 きなサブクラスタの 初 期 RACER ノードが 競 争 を 完 了 できる 場 合 のみ 有 効 です。 何 らかの 原 因 で 初期 RACER ノードが 競 争 を 完 了 できず、VxFEN ドライバがレーサー 再 選 アルゴリズムをアクティブ 化 した 場 合 、 小 さいサブクラスタの 遅 延 はレーサーの 再 選 のために 要 する 時 間で 相 殺 され、より 重 みが 小 さいかより 小 さなサブクラスタが 競 争 に 勝 つ 可 能 性 があります。この 制 限 事 項 は 好 ましくありませんが、 容 認 できます。I/O フェンシングが 設 定 されたクラスタでのシステムの 停 止I/O フェンシング 機 能 は、クラスタ 相 互 接 続 の 障 害 、つまり、「スプリットブレイン」によって引 き 起 こされるデータ 破 損 を 防 ぎます。 相 互 接 続 障 害 がもたらす 可 能 性 のある 問 題 と I/Oフェンシングが 提 供 する 保 護 については、『<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド』を 参照 してください。SCSI-3 ベースのフェンシングを 使 用 したクラスタでは、データディスクとコーディネータディスクの 両 方 に SCSI-3 PR キーを 配 置 することにより、I/O フェンシングがデータ 保 護を 実 装 します。CP サーバーベースのフェンシングを 使 用 したクラスタでは、データディスクに SCSI-3 PR のキーを 配 置 し、CP サーバーに 類 似 の 登 録 を 配 置 することによって、I/O フェンシングがデータ 保 護 を 実 装 します。VCS 管 理 者 は、I/O フェンシングによって保 護 されるクラスタを 利 用 する 場 合 に 必 要 になるいくつかの 操 作 上 の 変 更 点 を 知 っておく 必 要 があります。 特 定 のシャットダウン 手 順 によりコーディネーションポイントとデータディスクからキーを 確 実 に 削 除 し、その 後 のクラスタの 起 動 における 潜 在 的 な 問 題 を 防 ぐことができます。shutdown コマンドではなく、reboot コマンドを 使 うと、シャットダウンスクリプトがバイパスされ、コーディネーションポイントとデータディスクにキーが 残 る 可 能 性 があります。 再 起動 とその 後 の 起 動 イベントの 順 序 によっては、クラスタがスプリットブレイン 状 態 の 可 能 性について 警 告 し、 起 動 に 失 敗 する 場 合 があります。回 避 策 : 一 度 に 1 つのノードで shutdown -rコマンドを 使 い、 各 ノードでシャットダウンが完 了 するのを 待 ちます。VRTSvxvm をアンインストールすると、VxFEN が dmp のディスクポリシーと SCSI3 モードで 設 定 された 場 合 問 題 が 生 じる(2522069)VxFEN を dmp のディスクポリシーと SCSI3 モードで 設 定 した 場 合 、コーディネータディスクの DMP ノードが、システム 停 止 時 またはフェンシングアービトレーションの 間 にアクセスされることがあります。VRTSvxvm RPM をアンインストールした 後 では、DMP のモジュールはもはやメモリに 読 み 込 まれません。VRTSvxvm が RPM アンインストールされたシステムでは、VxFEN がシステム 停 止 時 またはフェンシングアービトレーションの 間 にDMP デバイスにアクセスすると、システムパニックが 発 生 します。


90第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>マニュアルの 誤 記マニュアルの 誤 記以 下 では、マニュアルバージョン: 6.0.0 の 製 品 マニュアルの 補 足 や 修 正 について 説 明 します。これらの 追 加 または 修 正 は、シマンテック 社 のサポート Web サイトからダウンロードできる 新 しいバージョンの 製 品 マニュアルや Symantec Operations Readiness Tools(SORT)では 適 用 済 みである 場 合 があります。そのコンポーネントまたは 製 品 に 関 するマニュアルの 誤 記 については、 対 応 する<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>を 参 照 してください。p.90 の 「マニュアル」 を 参 照 してください。p.5 の 「Symantec Operations Readiness Tools について」 を 参 照 してください。<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 付 属 エージェントリファレンスガイドトピック: MultiNICA エージェントの 属 性Device 属 性 の 説 明 として、 次 の 事 項 も 述 べる 必 要 があります。Device 属 性 はシステムごとにローカライズされ、 異 なる 基 本 IP アドレスを 持 つ 必 要 があります(「IPMultiNIC エージェント」の「 設 定 例 : IPMultiNIC と MultiNICA エージェント」に 説 明 されているとおり)。<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> インストールガイドVCS は 製 品 のアップグレードを 促 進 する 目 的 で 前 バージョンの SF と 次 バージョンの SFをサポートするため、「VCS のサポート 対 象 ソフトウェア」に 記 載 された 注 意 をお 読 みください。マニュアルマニュアルはソフトウェアメディアの /product_name/docs ディレクトリで PDF の 形 式 で利 用 可 能 です。 追 加 マニュアルはオンラインで 入 手 できます。シマンテック 社 では、インストールガイドや<strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>などの 適 切 な 情 報 を、ユーザーのシステムの /opt/VRTS/docs ディレクトリにコピーして 参 照 できるようにしておくことをお勧 めします。マニュアルの 最 新 版 を 使 用 していることを 確 認 してください。マニュアルのバージョンは 各ガイドの 2 ページ 目 に 記 載 されています。マニュアルの 発 行 日 付 は、 各 マニュアルのタイトルページに 記 載 されています。 最 新 の 製 品 マニュアルはシマンテック 社 の Web サイトで 入 手 できます。http://sort.symantec.com/documents


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>マニュアル91マニュアルセット表 1-18 は <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> に 関 するマニュアルのリストです。表 1-18マニュアル 名<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> のマニュアルファイル 名<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> インストールガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong><strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 管 理 者 ガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> 付 属 エージェントリファレンスガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> エージェント 開 発 者 ガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> Agent for DB2 インストールおよび 設 定 ガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> Agent for Oracle インストールおよび 設 定 ガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> Agent for Sybase インストールおよび 設 定 ガイドvcs_install_60_lin.pdfvcs_notes_60_lin.pdfvcs_admin_60_lin.pdfvcs_bundled_agents_60_lin.pdfvcs_agent_dev_60_unix.pdfvcs_db2_agent_60_lin.pdfvcs_oracle_agent_60_lin.pdfvcs_sybase_agent_60_lin.pdf表 1-19 は、<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and High Availability Solutions 製 品 のマニュアルのリストです。表 1-19マニュアル 名<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and High Availability Solutions 製 品 のマニュアルファイル 名<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and High AvailabilitySolutions ソリューションガイド<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and High AvailabilitySolutions 仮 想 化 ガイドsfha_solutions_60_lin.pdfsfha_virtualization_60_lin.pdfVOM(<strong>Veritas</strong> Operations Manager)を 使 用 して <strong>Veritas</strong> Storage Foundation andHigh Availability 製 品 を 管 理 する 場 合 は、 次 の Web サイトにある VOM 製 品 のマニュアルを 参 照 してください。http://sort.symantec.com/documents


92第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>マニュアルマニュアルページ<strong>Veritas</strong> Storage Foundation and High Availability Solutions 製 品 のマニュアルページは、/opt/VRTS/man ディレクトリにインストールされています。man(1) コマンドで <strong>Veritas</strong> Storage Foundation マニュアルページを 参 照 できるように、MANPATH 環 境 変 数 を 設 定 します。■Bourne シェルまたは Korn シェル(sh または ksh)の 場 合 は、 次 のコマンドを 入 力します。MANPATH=$MANPATH:/opt/VRTS/manexport MANPATH■C シェル(csh または tcsh)の 場 合 は、 次 のコマンドを 入 力 します。setenv MANPATH ${MANPATH}:/opt/VRTS/manman(1)のマニュアルページを 参 照 してください。マニュアルページは、セクション 1、1M、3N、4、4M に 分 かれており、man(1) 設 定 ファイル /etc/man.config を 編 集 してこれらのページを 表 示 します。man(1) 設 定 ファイルを 編 集 するには1 man コマンドでマニュアルページにアクセスしている 場 合 は、ユーザーのシェルでLC_ALL を「C」に 設 定 し、ページが 正 しく 表 示 されるようにします。export LC_ALL=C詳 しくは、Red Hat Linux のサポート Web サイトのインシデント 82099 を 参 照 してください。2 /etc/man.config に 次 の 行 を 追 加 します。MANPATH /opt/VRTS/man別 の man パスもこの 設 定 ファイルに 指 定 されています。3 新 しいセクション 番 号 を 追 加 します。 特 定 の 行 を 変 更 します。MANSECT1:8:2:3:4:5:6:7:9:tcl:n:l:p:o目 的MANSECT1:8:2:3:4:5:6:7:9:tcl:n:l:p:o:3n:1m


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>VBS(Virtual Business Services)に 関 する 新 機 能93VBS(Virtual Business Services)に 関 する 新 機 能VOM 3.x <strong>リリー</strong>ス 以 降 、Virtual Business Service(VBS) 機 能 によって、VOM BusinessEntity(BE)の 機 能 が 使 用 できるように 拡 張 されました。VOM BE では、 今 後 VOM 4.1 <strong>リリー</strong>スと SFHA 6.1 <strong>リリー</strong>スで Virtual Business Service(VBS)と 呼 ばれるアプリケーションエンティティタイプがサポートされます。Virtual Business Service を 使 うことで、ユーザーは 異 機 種 混 在 、クラスタ 間 、 複 数 階 層 のアプリケーション 定 義 して 管 理 することが 可能 になります。 各 層 はサービスグループで 表 され、サービスグループは 個 別 の VCS クラスタまたは ApplicationHA ノードで 構 成 されることがあります。VBS は VCS HA またはDR と ApplicationHA の 上 に 構 築 され、 物 理 環 境 と 仮 想 環 境 全 体 にわたりビジネスサービスの 可 用 性 を 提 供 します。オプションで、このアプリケーション 層 (サービスグループ)は、 設 定 可 能 な 依 存 関 係 タイプやエラーアクションとリンクできます。VBS の 順 序 付 けられた 開 始 または 停 止 操 作VBS では、クリック 1 回 によって、または 単 一 のコマンドラインインターフェースを 介 して、ビジネスサービス 全 体 を 順 序 付 けて 開 始 または 停 止 できます。アプリケーションが VMWare仮 想 マシンでホストされている 場 合 、Virtual Business Service が 起 動 または 停 止 されたときに 仮 想 マシンが 自 動 的 に 起 動 または 停 止 されるように、 仮 想 マシンを 設 定 できます。CLI を 介 した VBS 操 作 の 実 行 機 能VBS の DR サポート所 属 する 任 意 の 階 層 クラスタの 任 意 のノードから、CLI を 使 って Virtual Business Serviceを 操 作 できます。そのため、VOM CS は VBS の 設 定 後 は 省 略 可 能 です。VBS では、VCS DR 上 に 構 築 された 総 合 的 な DR ソリューションが 提 供 されます。DR は、VBS に 1 つまたは 複 数 の GCO サービスグループを 設 けることに 基 づいてサポートされます。堅 ろうな 障 害 管 理 のための VBS サポートVBS では、 子 サービスグループにエラーが 発 生 した、またはリカバリするときに、サービスグループ(アプリケーション 層 )の 停 止 、 開 始 、 再 起 動 などの 設 定 可 能 なアクションでの 堅ろうな 障 害 管 理 が 提 供 されます。3 種 類 の 依 存 関 係 (つまり soft、firm、restart)が VBS内 で 設 定 されるサービスグループ 間 でサポートされます。Virtual Business Service の 安 全 なアクセス 制 御CLI による VBS での 操 作 は、 所 属 する 階 層 の root ユーザーに 対 してのみ 許 可 されます。VOM を 介 した 操 作 では、 役 割 に 基 づくアクセス 制 御 (RBAC)がサポートされます。


94第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Cluster</strong> <strong>Server</strong> <strong>リリー</strong><strong>スノート</strong>VBS(Virtual Business Services)に 関 する 新 機 能VBS で 実 行 される 操 作 の 監 査 証 跡VBS で 実 行 されるすべてのユーザー 操 作 は、 監 査 証 跡 とログによって 簡 単 に 追 跡 できます。

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