Veritas Storage Foundation and High Availability リリース ノート

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72第 1 章 Veritas Storage Foundation and High Availability リリースノート既 知 の 問 題クラスタノードが CP サーバーに 登 録 されていなくてもフェンシングポート b が 数 秒 間 可 視 になる(2415619)クラスタノードが CP サーバーに 登 録 されていない 状 態 で、コーディネーションポイントサーバー(CP サーバー)の 情 報 をクラスタノードの vxfenmode に 設 定 し、フェンシングを 開 始すると、フェンシングポート b が 数 秒 間 可 視 になり、それから 消 えます。回 避 策 : この 問 題 を 解 決 するには、CP サーバーにクラスタノードとユーザーの 情 報 を 手動 で 追 加 してください。または、インストーラを 使 用 することもできます。インストーラは 設定 時 に、クラスタノードとユーザーの 情 報 をCP サーバーに 追 加 するからです。cpsadm コマンドは LLT がアプリケーションクラスタで 設 定 されていない 場 合 には 失 敗 する(2583685)cpsadm コマンドは、cpsadm コマンドを 実 行 するアプリケーションクラスタノードで LLT が設 定 されていなければ、コーディネーションポイントサーバー (CP サーバー)と 通 信 できません。 次 のようなエラーが 表 示 されます。# cpsadm -s 10.209.125.200 -a ping_cpsCPS ERROR V-97-1400-729 Please ensure a valid nodeid usingenvironment variableCPS_NODEIDCPS ERROR V-97-1400-777 Client unable to communicate with CPS.ただし、CP サーバー 上 で cpsadm コマンドを 実 行 すれば、CP サーバーをホストしているノードで LLT が 設 定 されていなくても、この 問 題 は 起 こりません。CP サーバーノード 上 のcpsadm コマンドは、LLT が 設 定 されていなければ、 常 に LLT ノード ID が 0 であると 想定 します。CP サーバーとアプリケーションクラスタ 間 のプロトコルに 従 えば、アプリケーションクラスタノード 上 で cpsadm を 実 行 した 場 合 、cpsadm はローカルノードの LLT ノード ID を CPサーバーに 送 信 する 必 要 があります。しかし、LLT が 一 時 的 に 設 定 解 除 されていた 場合 、またはノードが LLT が 設 定 されないシングルノード VCS 設 定 である 場 合 には、cpsadmコマンドは LLT ノード ID を 取 得 できません。そのような 状 況 では、cpsadm コマンド 失 敗します。回 避 策 : CPS_NODEID 環 境 変 数 を 255 に 設 定 してください。cpsadm コマンドは、LLT から LLT ノード ID を 取 得 できなかった 場 合 には、CPS_NODEID 変 数 を 読 み 込 んで、 続 行します。I/O フェンシングが 起 動 していないときに、svcs が VxFEN がオンラインであると 表 示 する(2492874)Solaris 10 SMF では、サービスの 状 態 を、サービスの 開 始 メソッドが 返 す 終 了 コードに 基づいて 判 断 します。VxFEN の 開 始 メソッドは、vxfen-startup をバックグラウンドで 実 行し、 終 了 コード 0 を 返 します。そのため、vxfen-startup スクリプトが 起 動 後 にエラーで 終

第 1 章 Veritas Storage Foundation and High Availability リリースノート既 知 の 問 題73了 しても、そのことは SMF まで 伝 わりません。この 動 作 のため、svcs コマンドは VxFENの 状 態 を 間 違 って 表 示 することがあります。回 避 策 : I/O フェンシングが 動 作 しているかどうかを 確 認 するには、vxfenadm コマンドを使 用 してください。CP サーバーにクラスタの 詳 細 が 存 在 しない 場 合 、VxFEN は 既 存のスプリットブレインについてのメッセージを 出 して、 失 敗 する(2433060)サーバーベースの I/O フェンシングを 開 始 するとき、ノードがクラスタに 参 加 せず、ログファイルに 次 のようなエラーメッセージを 記 録 することがあります。/var/VRTSvcs/log/vxfen/vxfen.log ファイルVXFEN vxfenconfig ERROR V-11-2-1043Detected a preexisting split brain. Unable to join cluster./var/VRTSvcs/log/vxfen/vxfen.log ファイルoperation failed.CPS ERROR V-97-1400-446 Un-authorized user cpsclient@node1,domaintype vx; not allowing actionアプリケーションクラスタの vxfend デーモンは、コーディネーションポイントサーバー (CPサーバー)に 対 して、GAB のメンバーシップに 属 するクラスタメンバーが CP サーバーに登 録 されているかチェックするようにとのクエリーを 出 します。アプリケーションクラスタが何 らかの 理 由 で CP サーバーに 接 触 できなかった 場 合 、フェンシングは CP サーバー 上の 登 録 を 判 断 できず、 予 防 的 にすでにスプリットブレインが 発 生 していると 想 定 します。回 避 策 : アプリケーションの VxFEN を 開 始 する 前 に、クラスタ 名 、UUID、ノード、 権 限 といったクラスタ 詳 細 が CP サーバーに 追 加 されていること 確 認 してください。vxfenswap ユーティリティは RSH の 制 限 事 項 によるコーディネーションポイントの 検 証 エラーを 検 出 しない(2531561)vxfenswap ユーティリティは、コーディネーションポイントの 検 証 のため、クラスタの 各 ノード 上 で RSH または SSH により vxfenconfig -o modify コマンドを 実 行 します。RSHを 使 用 して(-n オプションを 付 けて)vxfenswap コマンドを 実 行 した 場 合 、RSH はノードのコーディネーションポイントの 検 証 エラーを 検 出 しません。vxfenswap はこのポイントから、 検 証 がすべてのノードで 成 功 だったように 続 行 します。しかし 後 の 段 階 で、VxFEN ドライバへの 新 しいコーディネーションポイントのコミットを 試 みるときに 失 敗 します。エラーの 後 には、 全 体 の 操 作 をロールバックし、ゼロ 以 外 のエラーコードを 返 して 正 常 に 終 了 します。SSH を 使 用 して(-n オプションなしで)vxfenswap を 実 行 した 場 合 には、SSH はコーディネーションポイントの 検 証 エラーを 正 しく 検 出 し、 全 体 の 操 作 をすぐにロールバックします。

72第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題クラスタノードが CP サーバーに 登 録 されていなくてもフェンシングポート b が 数 秒 間 可 視 になる(2415619)クラスタノードが CP サーバーに 登 録 されていない 状 態 で、コーディネーションポイントサーバー(CP サーバー)の 情 報 をクラスタノードの vxfenmode に 設 定 し、フェンシングを 開 始すると、フェンシングポート b が 数 秒 間 可 視 になり、それから 消 えます。回 避 策 : この 問 題 を 解 決 するには、CP サーバーにクラスタノードとユーザーの 情 報 を 手動 で 追 加 してください。または、インストーラを 使 用 することもできます。インストーラは 設定 時 に、クラスタノードとユーザーの 情 報 をCP サーバーに 追 加 するからです。cpsadm コマンドは LLT がアプリケーションクラスタで 設 定 されていない 場 合 には 失 敗 する(2583685)cpsadm コマンドは、cpsadm コマンドを 実 行 するアプリケーションクラスタノードで LLT が設 定 されていなければ、コーディネーションポイントサーバー (CP サーバー)と 通 信 できません。 次 のようなエラーが 表 示 されます。# cpsadm -s 10.209.125.200 -a ping_cpsCPS ERROR V-97-1400-729 Please ensure a valid nodeid usingenvironment variableCPS_NODEIDCPS ERROR V-97-1400-777 Client unable to communicate with CPS.ただし、CP サーバー 上 で cpsadm コマンドを 実 行 すれば、CP サーバーをホストしているノードで LLT が 設 定 されていなくても、この 問 題 は 起 こりません。CP サーバーノード 上 のcpsadm コマンドは、LLT が 設 定 されていなければ、 常 に LLT ノード ID が 0 であると 想定 します。CP サーバーとアプリケーションクラスタ 間 のプロトコルに 従 えば、アプリケーションクラスタノード 上 で cpsadm を 実 行 した 場 合 、cpsadm はローカルノードの LLT ノード ID を CPサーバーに 送 信 する 必 要 があります。しかし、LLT が 一 時 的 に 設 定 解 除 されていた 場合 、またはノードが LLT が 設 定 されないシングルノード VCS 設 定 である 場 合 には、cpsadmコマンドは LLT ノード ID を 取 得 できません。そのような 状 況 では、cpsadm コマンド 失 敗します。回 避 策 : CPS_NODEID 環 境 変 数 を 255 に 設 定 してください。cpsadm コマンドは、LLT から LLT ノード ID を 取 得 できなかった 場 合 には、CPS_NODEID 変 数 を 読 み 込 んで、 続 行します。I/O フェンシングが 起 動 していないときに、svcs が VxFEN がオンラインであると 表 示 する(2492874)Solaris 10 SMF では、サービスの 状 態 を、サービスの 開 始 メソッドが 返 す 終 了 コードに 基づいて 判 断 します。VxFEN の 開 始 メソッドは、vxfen-startup をバックグラウンドで 実 行し、 終 了 コード 0 を 返 します。そのため、vxfen-startup スクリプトが 起 動 後 にエラーで 終

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