17.08.2015 Views

Veritas Storage Foundation and High Availability リリース ノート

Veritas Storage Foundation™ and High ... - SORT - Symantec

Veritas Storage Foundation™ and High ... - SORT - Symantec

SHOW MORE
SHOW LESS

You also want an ePaper? Increase the reach of your titles

YUMPU automatically turns print PDFs into web optimized ePapers that Google loves.

<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong><strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>Solaris6.0


<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>このマニュアルで 説 明 するソフトウェアは、 使 用 許 諾 契 約 に 基 づいて 提 供 され、その 内 容 に 同 意 する 場 合 にのみ 使 用 することができます。製 品 バージョン: 6.0マニュアルバージョン: 6.0.0法 的 通 知 と 登 録 商 標Copyright © 2010 copyright; Symantec Corporation.All rights reserved.Symantec、Symantec ロゴ、<strong>Veritas</strong>、<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong>、Comm<strong>and</strong>Central、NetBackup、Enterprise Vault、LiveUpdate は、Symantec Corporation または 同 社 の 米 国 およびその 他 の 国 における 関 連 会 社 の 商 標 または 登 録 商 標 です。その 他 の 会 社 名 、 製 品 名 は 各 社 の登 録 商 標 または 商 標 です。本 書 に 記 載 の 製 品 は、ライセンスに 基 づいて 配 布 され、 使 用 、コピー、 配 布 、 逆 コンパイル、リバースエンジニアリングはそのライセンスによって 制 限 されます。 本 書 のいかなる 部 分 も、SymantecCorporation とそのライセンサーの 書 面 による 事 前 の 許 可 なく、いかなる 形 式 、 方 法 であっても 複 製することはできません。本 書 は「 現 状 有 姿 のまま」 提 供 され、 商 品 性 、 特 定 目 的 への 適 合 性 、 不 侵 害 の 黙 示 的 な 保 証 を 含む、すべての 明 示 的 または 黙 示 的 な 条 件 、 表 明 、 保 証 は、この 免 責 が 法 的 に 無 効 であるとみなされない 限 り、 免 責 されるものとします。Symantec Corporation は、 本 書 の 供 給 、 性 能 、 使 用 に 関 係 する 付 随 的 または 間 接 的 損 害 に 対 して 責 任 を 負 わないものとします。 本 書 に 記 載 の 情 報 は、 予 告 なく変 更 される 場 合 があります。ライセンス 対 象 ソフトウェアと 関 連 書 類 は、FAR 12.212 の 規 定 によって 商 業 用 コンピュータソフトウェアとみなされ、 場 合 に 応 じて、FAR 52.227-19「Commercial Computer Software - RestrictedRights」、DFARS 227.7202「Rights in Commercial Computer Software or CommercialComputer Software Documentation」、その 後 継 規 制 の 規 定 により 制 限 された 権 利 の 対 象 となります。 米 国 政 府 によるライセンス 対 象 ソフトウェアと 関 連 書 類 の 使 用 、 修 正 、 複 製 の<strong>リリース</strong>、 実 演 、表 示 または 開 示 は、 本 使 用 許 諾 契 約 の 条 項 に 従 ってのみ 行 われるものとします。弊 社 製 品 に 関 して、 当 資 料 で 明 示 的 に 禁 止 、あるいは 否 定 されていない 利 用 形 態 およびシステム構 成 などについて、これを 包 括 的 かつ 暗 黙 的 に 保 証 するものではありません。また、 弊 社 製 品 が 稼動 するシステムの 整 合 性 や 処 理 性 能 に 関 しても、これを 暗 黙 的 に 保 証 するものではありません。これらの 保 証 がない 状 況 で、 弊 社 製 品 の 導 入 、 稼 動 、 展 開 した 結 果 として 直 接 的 、あるいは 間 接 的に 発 生 した 損 害 等 についてこれが 補 償 されることはありません。 製 品 の 導 入 、 稼 動 、 展 開 にあたっては、お 客 様 の 利 用 目 的 に 合 致 することを 事 前 に 十 分 に 検 証 および 確 認 いただく 前 提 で、 計 画 および 準 備 をお 願 いします。


<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong><strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>この 文 書 では 以 下 の 項 目 について 説 明 しています。■■■■■■■■■■■■■この<strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>についてコンポーネント 製 品 の<strong>リリース</strong><strong>ノート</strong><strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> についてSymantec Operations Readiness Tools について重 要 な<strong>リリース</strong> 情 報6.0 で 導 入 された 変 更 点サポートされなくなった 機 能システム 必 要 条 件修 正 済 みの 問 題既 知 の 問 題ソフトウェアの 制 限 事 項マニュアルの 誤 記マニュアル


4第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>この<strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>についてこの<strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>についてこの<strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>には Solaris 対 応 の SFHA(<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong><strong>Availability</strong>)6.0 に 関 する 重 要 な 情 報 が 記 載 されています。SFHA をインストールまたはアップグレードする 前 に、この<strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>をすべてお 読 みください。<strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>に 記 載 された 情 報 は、SFHA の 製 品 マニュアルに 記 載 の 情 報 に 優 先 します。これは『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>』の マニュアルバージョン: 6.0.0 です。 始 めに、このガイドの 最 新 版 を 使 っていることを 確 認 してください。 最 新 の 製 品 ドキュメントはシマンテック 社 の Web サイトで 利 用 可 能 です。https://sort.symantec.com/documentsコンポーネント 製 品 の<strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>この<strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>に 加 え、コンポーネント 製 品 の<strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>を 確 認 してから 製 品 をインストールしてください。マニュアルはソフトウェアメディアの 次 の 場 所 で、PDF 形 式 で 利 用 可 能 です。/product_name/docsシマンテック 社 はファイルをシステムの /opt/VRTS/docs ディレクトリにコピーすることをお 勧 めします。この<strong>リリース</strong>は、 次 のコンポーネント 製 品 の<strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>を 含 んでいます。■■<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>(6.0)<strong>Veritas</strong> Cluster Server <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>(6.0)<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> について<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> には <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> と <strong>Veritas</strong>Cluster Server が 含 まれています。<strong>Veritas</strong> Cluster Server は <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 製品 に 高 可 用 性 の 機 能 を 追 加 します。製 品 をインストールする 前 に、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>』をお 読 みください。製 品 をインストールするには、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> インストールガイド』の 指 示 に 従 ってください。HA のインストールについては、『<strong>Veritas</strong> Cluster Server <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>』も 読 んでください。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>Symantec Operations Readiness Tools について5Symantec Operations Readiness Tools についてSORT(Symantec Operations Readiness Tools)は、 最 も 時 間 のかかる 管 理 タスクの 一部 を 自 動 化 して 単 純 化 する Web サイトです。SORT により、データセンターをさらに 効 率的 に 管 理 し、シマンテック 製 品 を 最 大 限 に 活 用 できるようになります。SORT によって 実 行 できるようになる 操 作 は、 次 のとおりです。次 のインストールまたはアップグレードのための 準備■■■■製 品 のインストールとアップグレートの 必 要 条 件 (オペレーティングシステムバージョン、メモリ、ディスク 容 量 、アーキテクチャを 含 む)を 一 覧 表 示 する。シマンテック 製 品 をインストールまたはアップグレードする 準 備 ができているかどうかを 判 断 するためにシステムを 分 析 する。中 央 リポジトリから 最 新 のパッチ、マニュアル、 高 可 用 性 エージェントをダウンロードする。ハードウェア、ソフトウェア、データベース、オペレーティングシステムの 最 新 の 互 換 性 リストにアクセスする。リスクの 管 理効 率 の 向 上■■■■■■中 央 リポジトリにあるパッチ、アレイ 固 有 のモジュール (ASL、APM、DDI、DDL)、 高 可 用 性 エージェントの 変 更 について 自 動 電 子 メール 通 知 を 取 得 する。システムと 環 境 におけるリスクを 識 別 して 軽 減 する。何 百 ものシマンテックエラーコードの 説 明 と 解 決 策 を 表 示 する。製 品 のバージョンとプラットフォームに 基 づいてパッチを 検 索 してダウンロードする。インストール 済 みのシマンテック 製 品 とライセンスキーを 一 覧 表 示する。環 境 をチューニングして 最 適 化 する。メモ: SORT の 機 能 の 一 部 はすべての 製 品 で 使 用 できません。SORT へは 追 加 料 金 なしでアクセスできます。SORT にアクセスするには、 次 に 移 動 してください。https://sort.symantec.com重 要 な<strong>リリース</strong> 情 報■■この<strong>リリース</strong>に 関 する 重 要 な 更 新 については、シマンテック 社 テクニカルサポート Webサイトの 最 新 TechNote を 確 認 してください。http://www.symantec.com/docs/TECH164885この<strong>リリース</strong>で 利 用 可 能 な 最 新 のパッチについては、 次 を 参 照 してください。


6第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点http://sort.symantec.com/■このハードウェア 互 換 性 リストにはサポートされているハードウェアの 情 報 が 記 されており、 定 期 的 に 更 新 されます。サポートされているハードウェアの 最 新 情 報 については、 次 の URL を 参 照 してください。http://www.symantec.com/docs/TECH170013<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions をインストール、またはアップグレードする 前 に、 最 新 の 互 換 性 リストをチェックして、ハードウェアとソフトウェアの互 換 性 を 確 認 してください。6.0 で 導 入 された 変 更 点SFHA 関 連 の 変 更この 項 では <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 6.0 の 変 更 点 の 一 覧を 示 します。SFHA(<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong>)には、 基 本 製 品 の 6.0 に 加 えられた 新 機 能 と 変 更 点 が 組 み 込 まれています。<strong>Veritas</strong> File System に 関 する 変 更6.0 の <strong>Veritas</strong> File System には、 次 の 変 更 点 が 含 まれています。Solaris SPARC でのデータ 重 複 排 除Solaris SPARC では、ファイルシステムにおいて、 後 処 理 として 定 期 的 な 重 複 排 除 を 実行 できます。 継 続 的 なコストなしに 重 複 したデータを 除 去 できます。この 機 能 にはエンタープライズライセンスが 必 要 です。『 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。ファイル 圧 縮ファイルは 圧 縮 して、 使 用 されるスペースを 減 らすことができます。ファイルのアクセシビリティは 保 持 されます。 圧 縮 は、アプリケーションに 対 しては 透 過 的 です。 圧 縮 ファイルの見 た 目 と 操 作 性 は、 圧 縮 されていないファイルとほぼ 同 じです。 圧 縮 ファイルは 同 じ 名 前を 持 ち、 圧 縮 されていないファイルと 同 様 に 読 み 取 りと 書 き 込 みができます。『 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。デフォルトのディスクレイアウトバージョンは 9この<strong>リリース</strong>では、ディスクレイアウトバージョン 9 がデフォルトのバージョンとなっており、次 の 機 能 のサポートを 有 効 にします。■ファイル 圧 縮


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点7■ データの 重 複 排 除『 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。マルチスレッドシン 再 生パフォーマンスの 向 上 のため、マルチスレッドシン 再 生 操 作 を 実 行 できます。fsadm_vxfs(1M)および vxfs_ts_reclaim(3)の 各 マニュアルページを 参 照 してください。<strong>Storage</strong> Checkpoint<strong>Storage</strong> Checkpoint に 対 し、 次 の 変 更 が 加 えられました。■デフォルトで Removable <strong>Storage</strong> Checkpoint を 作 成 するよう、<strong>Veritas</strong> File System(VxFS)ファイルシステムを 調 整 できます。vxtunefs(1M)のマニュアルページを 参 照 してください。■■VxFS は、 十 分 なスペースがない 場 合 、 操 作 を 失 敗 する 代 わりに、Removable <strong>Storage</strong>Checkpoint の 削 除 を 試 みるようになりました。<strong>Storage</strong> Checkpoint はファイルシステムの 可 視 性 を 改 善 しました。ckptautomnt マウントオプションによって、すべての <strong>Storage</strong> Checkpoint は、ディレクトリのリストに 表示 されない .checkpoint という 特 殊 な 名 前 を 持 つファイルシステムのルートディレクトリ 内 のディレクトリを 介 して、 自 動 的 にアクセス 可 能 になります。このディレクトリの 中には、ファイルシステムの 各 <strong>Storage</strong> Checkpoint のディレクトリがあります。これらの各 ディレクトリは、 対 応 する <strong>Storage</strong> Checkpoint にマウントされたものとして 動 作 します。ただし、 一 部 の 例 外 は 除 きます。『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。パーティションディレクトリ通 常 、 大 量 の 並 行 スレッドがファイルシステム 内 の 1 つのディレクトリにアクセスやアップデートを 行 うと、このファイルシステムでは、このスレッドのための 非 常 に 長 い 待 ち 時 間 が発 生 します。この 機 能 では、ディレクトリをパーティション 分 割 して、ファイルシステムのディレクトリのパフォーマンスを 向 上 します。 任 意 のディレクトリがチューニング 可 能 なしきい 値を 超 えると、ディレクトリの i ノードに 排 他 ロックを 実 行 して、エントリを 異 なるハッシュディレクトリにそれぞれ 再 分 散 します。これらのハッシュディレクトリは、ユーザーの 名 前 空 間 やオペレーティングシステムからは 確 認 できません。この 機 能 は、すべての 新 規 作 成 、 削除 、 検 索 スレッドに 対 して、それぞれのハッシュディレクトリ(ターゲットの 名 前 により 決 定 )を 検 索 し、そのディレクトリで 操 作 を 実 行 します。これにより、 親 ディレクトリの i ノードと 他のハッシュディレクトリでは、アクセスが 妨 げられなくなり、ファイルシステムのパフォーマンスが 大 幅 に 向 上 します。『 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。


8第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点拡 張 書 き 込 み 用 の 遅 延 割 り 当 てローカルマウントの 拡 張 書 き 込 みのパフォーマンスは、 遅 延 割 り 当 てによって 向 上 しました。これは 適 用 可 能 なすべての 書 き 込 みでデフォルトでオンになっています。『 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。ソースファイルシステムの NFS v3 上 の VxFS ファイルシステムへの 移 行NFS は、ネットワーク 接 続 ストレージソリューションで 最 もよく 使 用 されるファイルシステムの 1 つで、UNIX 環 境 で 使 用 される 標 準 ファイル 共 有 機 構 の 1 つです。この 機 能 は、ソースファイルシステムを、 既 存 の NFS v3 ソリューション 上 の VxFS ファイルシステムに 移 行することを 可 能 にします。『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions ソリューションガイド』を 参 照 してください。vxfsconvert は 付 加 的 な <strong>Veritas</strong> File System のディスクレイアウトバージョンをアップグレードできるvxfsconvert コマンドは VxFS のディスクレイアウトバージョン 4 および 5 をアップグレードできます。Network File System での FileSnap の 作 成既 存 のファイルから 拡 張 子 「::snap:vxfs:」を 持 つ 新 しいファイルへのハードリンクを 作 成することによって、NFS(Network File System) 上 で FileSnap を 作 成 できます。『 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。空 き 領 域 の 断 片 化 解 消fsadm コマンドで -C オプションを 指 定 して、ファイルシステムの 空 き 領 域 の 断 片 化 を 最 小化 できるようになりました。これは、 指 定 済 みのデバイス 内 に、より 大 きな 空 き 容 量 チャンクを 生 成 することを 試 みます。fsadm 断 片 化 チェックの 向 上fsadm コマンドの 断 片 化 チェック 機 能 には、 現 在 、ファイル 断 片 化 インデックスと 空 き 領 域断 片 化 インデックスが 組 み 込 まれています。 両 方 のインデックスの 範 囲 は 0 から 100 で、それぞれファイル 断 片 化 と 空 き 領 域 断 片 化 の 程 度 を 示 します。これにより、ファイルシステムの 断 片 化 を 解 消 するかどうかを 判 断 できます。<strong>Veritas</strong> Volume Manager に 関 する 変 更6.0 の <strong>Veritas</strong> Volume Manager(VxVM)には、 次 の 変 更 点 が 含 まれています。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点9同 期 タスクのリカバリこの<strong>リリース</strong>では、VxVM は 次 のコマンドのプレックスの 同 期 を 追 跡 します。vxplex att、vxassist mirror、vxsnap addmir、vxsnap reattach、vxsnap restore。システムがクラッシュした 場 合 、または vxconfigd デーモンが 失 敗 した 場 合 、VxVM は 同 期 タスクに自 動 リカバリを 提 供 します。システムがリカバリされると、VxVM は 失 敗 した 時 点 から 同 期を 再 開 します。 同 期 はバックグラウンドで 行 われるため、ボリュームには 遅 延 は 発 生 しません。<strong>Veritas</strong> Volume Manager ディスクの 安 全 な 削 除機 密 データを 含 むディスクを 廃 止 するとき、ディスクの 残 りのデータを 破 壊 する 必 要 がある 場 合 があります。この<strong>リリース</strong>では、VxVM は、データがリカバリされる 可 能 性 を 最 小 にするため、ディスク 上 のデータを 細 断 する 機 能 を 提 供 します。ディスクの 細 断 操 作 を 指 定すると、VxVM は、 既 存 のディスクラベルを 含 めディスク 全 体 を 細 断 します。 細 断 操 作 の後 、ディスクがエラー 状 態 になるのを 防 ぐため、VxVM はディスク 上 の 新 しい 空 のラベルに 書 き 込 みます。VxVM 細 断 操 作 は、1、3、または 7 パスで、アドレス 指 定 可 能 なブロックすべてをデジタルパターンで 上 書 きします。注 意 : 細 断 すると、ボリューム 内 のデータはすべて 失 われます。 情 報 が 別 のストレージメディアにバックアップされて 検 証 されているか、または 情 報 がすでに 不 要 になっているかどうかを 確 認 します。ディスクの 細 断 について 詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照してください。最 大 サイズのボリュームの 作 成以 前 の<strong>リリース</strong>では、<strong>Veritas</strong> Volume Manager は 最 大 サイズのボリュームの 作 成 に 2段 階 の 方 法 が 用 意 されていました。vxassist maxsize コマンドを 実 行 し、 所 定 の 制 約条 件 で 作 成 されるボリュームの 最 大 サイズを 調 べる 必 要 がありました。 次 に、vxassistmake コマンドを 実 行 し、vxassist maxsize コマンドで 特 定 したボリュームサイズを 最 大サイズとして 指 定 する 必 要 がありました。この<strong>リリース</strong>では、1 つのコマンドで 最 大 サイズのボリュームを 作 成 できます。vxassistmake コマンドに maxsize キーワードを 指 定 して 実 行 します。vxassist コマンドで、 作 成可 能 な 最 大 サイズのボリュームが 作 成 され、このときに、 指 定 したその 他 の 割 り 当 て 属 性が 考 慮 に 含 められます。<strong>Veritas</strong> Volume Manager と Oracle ASM ディスクの 共 存ASM(Automatic <strong>Storage</strong> Management)ディスクは、Oracle Automatic <strong>Storage</strong>Management ソフトウェアで 使 用 されるディスクです。<strong>Veritas</strong> Volume Manager(VxVM)と Oracle ASM ディスクは、Oracle ASM ディスクを Oracle ASM タイプのディスクとして認 識 することで 共 存 します。VxVM は ASM ディスクが 上 書 きされないように、 上 書 きする可 能 性 がある 操 作 から 保 護 します。VxVM は、ASM ディスクを ASM 形 式 のディスクとし


10第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点て 分 類 、 表 示 します。ASM ディスクは 初 期 化 できません。また、ASM ディスクを 上 書 きする 可 能 性 がある VxVM 操 作 を 実 行 することはできません。VxVM と ASM ディスクの 共 存 について 詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 管 理者 ガイド』を 参 照 してください。VxVM チューニングパラメータの 変 更vxtune コマンドは、<strong>Veritas</strong> Volume Manager のチューニングパラメータの 値 を 表 示 または 修 正 するために 使 われます。この<strong>リリース</strong>では、vxtune コマンドは 拡 張 され、 強 化 されています。vxtune コマンドには、 次 の 新 しい 機 能 があります。■■■■■<strong>Veritas</strong> Volume Replicator と Cluster Volume Manager のチューニングパラメータを 含 む、<strong>Veritas</strong> Volume Manager のチューニングパラメータの 拡 張 リストが 管 理されます。チューニングパラメータに 対 してテンプレート 形 式 が 提 供 されます。テンプレート 機 能を 使 用 することで、チューニングパラメータのリストをファイルにエクスポートし、 必 要 に応 じて 値 を 修 正 し、インポートコマンドを 使 ってチューニングパラメータを 再 ロードできます。コマンド 出 力 が 拡 張 されています。 出 力 に 現 在 の 値 、デフォルトの 値 、 新 しい 値 が 有効 になるために 再 ブートが 必 要 かどうかが 表 示 されるようになりました。 任 意 で、チューニングパラメータの 説 明 を 表 示 できます。チューニングパラメータの 値 が 再 ブート 後 も 保 持 されます。VxVM コンポーネント 別 にチューニングパラメータが 分 類 されます。チューニングパラメータを 一 覧 表 示 またはエクスポートするコンポーネントを 分 類 の 中 から 指 定 します。コンポーネントは 次 のとおりです。■■■■basevm基 本 のコア VxVM 機 能fmrFlashSnap の 機 能cvmCluster Volume Managervvr<strong>Veritas</strong> Volume Replicatorインスタントスナップショット(バージョン 20)のDCO(データ 変 更 オブジェクト)ボリュームのレイアウトの 変 更この<strong>リリース</strong>では、インスタントスナップショットの I/O パフォーマンスと 拡 張 性 を 向 上 させるため、DCO(データ 変 更 オブジェクト)ボリュームのレイアウトが 変 更 されました。レイアウトの 変 更 は、インスタントスナップショットの 管 理 方 法 を 変 更 しません。 目 に 見 える 唯 一 の影 響 は、I/O パフォーマンスが 向 上 することです。ある 場 合 には、DCO ボリュームのサイ


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点11ズも 増 加 します。 以 前 の<strong>リリース</strong>の 場 合 と 同 様 に、「vxsnap prepare」を 使 用 してインスタントスナップショット 用 の DCO を 作 成 します。または、「vxassist make」によってボリュームを 作 成 する 際 に、「logtype=dco dcoversion=20」を 指 定 します。( 以 前 にバージョン 20 DCO と 呼 ばれていた)インスタントスナップショット DCOは、 事 前 割り 当 てストレージ 上 のマップの 動 的 作 成 を 使 用 するようになりました。ダーティリージョンログ(DRL)のマップサイズは、ボリュームサイズに 依 存 しません。DCO ボリュームの 作 成 中に drlmapsz を 使 用 して 設 定 できます。<strong>Veritas</strong> Volume Manager の 管 理 I/O の 調 整この<strong>リリース</strong>では、<strong>Veritas</strong> Volume Manager(VxVM)は 管 理 I/O の 調 整 機 能 を 提 供 します。 重 い I/O 負 荷 がかかっている 間 、VxVM は 管 理 処 理 を 行 うために 作 成 する I/Oを 調 整 します。この 動 作 によって、 管 理 のための I/O がアプリケーションの I/O のパフォーマンスに 影 響 しないようにすることができます。アプリケーション I/O の 負 荷 がより 軽 いときには、VxVM は 管 理 I/O 操 作 の 使 用 帯 域 幅 を 増 やします。VxVM は、ストレージで 検 出 された 負 荷 に 基 づいて、 自 動 的 に 管 理 タスクの I/O 調 整 を行 います。 現 在 、I/O 調 整 は、ATOMIC_COPY を 使 用 し、1 つのコピー 先 ミラーを 含 む複 製 操 作 でサポートされています。I/O 調 整 は 透 過 的 で、コマンドの 書 式 や 出 力 の 変 更はありません。 次 のコマンドがサポートされています。■■■■■■■■■■■vxassist mirrorvxassist snapcreatevxevacvxplex attvxplex cpvxplex mvvxprintvxsnap addmirvxsnap reattachvxsd mvvxtune管 理 I/O 操 作 は、I/O のメモリを 独 立 したメモリプールから 割 り 当 てます。 調 整 可 能 なパラメータである vol_max_adminio_poolsz によって、このプールの 最 大 サイズを 調 整 できます。vol_max_adminio_poolsz パラメータの 調 整 について 詳 しくは <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong><strong>Foundation</strong> のチューニングガイド を 参 照 してください。


12第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点<strong>Veritas</strong> コマンドに 対 するコマンド 入 力 補 完 機 能<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> では、 現 在 <strong>Veritas</strong> VolumeManager(VxVM)コマンドと Dynamic Multi-Pathing(DMP)コマンドに 対 するコマンド入 力 補 完 機 能 がサポートされています。この<strong>リリース</strong>では、コマンド 入 力 補 完 機 能 は bashシェルでのみサポートされます。シェルは、bash バージョン 2.4 以 降 である 必 要 があります。この 機 能 を 使 うには、サポート 対 象 の VxVM コマンドまたは DMP コマンドの 入 力 時 にTab キーを 押 します。コマンドは 可 能 なかぎり 補 完 されます。 選 択 肢 があるときに、コマンド 入 力 補 完 機 能 によって、コマンドに 関 する 次 の 有 効 なオプションが 表 示 されます。 表 示された 値 のうちの 1 つを 入 力 します。カッコに 囲 まれた 値 は、ユーザー 指 定 の 値 を 示 します。メモ: プラットフォーム 固 有 のオプションは、この<strong>リリース</strong>のコマンド 入 力 補 完 機 能 ではサポートされません。コマンド 完 了 をサポートするコマンドは、 次 のとおりです。■■■■■■■■■■■■■■■■■vxassistvxdiskvxplexvxprintvxsnapvxstatvxtunevxcachevxconfigdvxtaskvxreattachvxdmpadmvxddladmvxvolvxcdsconvertvxresizevxdctl


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点13■■■■■■■vxsdvxdisksetupvxdiskunsetupvxrecovervxeditvxdgvxclustadmvxdisk -o thin list コマンドは VxFS ファイルシステムが 使 用 しているディスク 容量 を 示 すようになったvxdisk -o thin list コマンドは、VxFS ファイルシステムが 使 用 しているディスク 容 量を 示 すようになりました。<strong>Veritas</strong> Dynamic Multi-Pathing (DMP) に 関 連 する 変 更この 項 では、<strong>Veritas</strong> DMP(Dynamic Multi-Pathing)に 関 連 するこの<strong>リリース</strong>での 変 更について 説 明 します。テンプレートによる Dynamic Multi-Pathing のチューニング<strong>Veritas</strong> Dynamic Multi-Pathing(DMP)には、 処 理 効 率 を 最 適 化 するために 設 定 できる 複 数 のチューニングパラメータや 属 性 があります。この<strong>リリース</strong>では、DMP は 1 回 の 操作 で 複 数 のチューニングパラメータと 属 性 を 更 新 できるテンプレートメソッドを 導 入 しています。テンプレートは DMP 設 定 の 全 部 か 一 部 を 表 し、ホストのパラメータと 属 性 の 値 を 示します。チューニングパラメータの 表 示 や 操 作 を 行 うには、ファイルに DMP チューニングパラメータの 設 定 値 をダンプできます。 必 要 に 応 じて、パラメータと 属 性 を 編 集 します。その 後 、ホストにテンプレートファイルをロードして、1 回 の 操 作 ですべての 値 を 更 新 します。テンプレートによる DMP のチューニングについて 詳 しくは、『<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong><strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions チューニングガイド』を 参 照 してください。vxdmpadm config コマンドを 使 って、DMP 設 定 ファイルを 管 理 できます。vxdmpadm(1M)マニュアルページを 参 照 してください。ALUA アレイへの DMP サポートの 変 更この<strong>リリース</strong>では、DMP の ALUA アレイへのサポートが 改 良 されました。DMP は、ALUA規 格 のほとんど 実 装 を 効 率 的 に 処 理 するようになりました。 拡 張 には 次 が 含 まれています。■DMP はALUA アレイが A/A-A、A/A または A/P-F のどれであるかを 検 出 するようになりました。


14第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点■■■DMP はノードがクラスタから 取 られるときに、アレイの 状 態 を 正 しく 処 理 します。エンクロージャレベル 属 性 の failoverpolicy は、 内 部 的 に 設 定 されるようになりました。DMP は ALUA アレイのスタンバイ 状 態 と 利 用 不 能 LUN 状 態 を 処 理 します。DMP は LUN の 所 有 権 の 変 更 を 監 視 します。DMP は LUN の 現 在 の 状 態 に 応 じてI/O 負 荷 を 移 動 することができます。DMP はストレージデバイスサーバーの「 電 源 切 れ 時 の 持 続 」 機 能 を 検 出 するこの<strong>リリース</strong>では、DMP はストレージデバイスサーバーに「 電 源 切 れ 時 の 持 続 」 機 能 がある 場 合 に、それを 検 出 するようになりました。Oracle の Sun <strong>Storage</strong> 7310 などの 一 部 のアレイでは、 電 源 サイクル、コントローラの 再 ブート、および 同 様 の 操 作 において、この 機能 を 使 用 して 持 続 的 な 予 約 と 登 録 を 保 持 します。DMP は、デバイスがこの 機 能 をサポートしていることを 検 出 すると、SPC-3 仕 様 に 従 って、REGISTER、REGISTER AND IGNORE EXISTING KEY サービスアクションで 送 信される PERSISTENT RESERVE OUT パラメータデータの APTPL( 電 源 切 れ 時 の 持 続をアクティブ 化 )ビットを 1 に 設 定 します。APTPL が 1 に 設 定 されている 場 合 、 持 続 予 約 (PR)キーは、アレイコントローラのテイクオーバーまたはフェールバック 操 作 で 保 持 されます。Dynamic Multi-Pathing(DMP) は <strong>Veritas</strong> Operations Manager からの 拡 張属 性 を 検 出 し、 報 告 する<strong>Veritas</strong> Operations Manager(VOM)を 使 用 していて、 中 央 管 理 サーバーを 設 定 している 場 合 には、DMP のデバイス 検 出 層 (DDL)は 管 理 下 のホストの 拡 張 属 性 を 取 得 することができます。DDL は、VOM データベースの 帯 域 からこれらの 付 加 的 な 属 性 を 入 手 します。DMP は vxdisk -p list コマンドの 出 力 としてこれらの 属 性 を 表 示 します。『 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。DMP の 拡 張この<strong>リリース</strong>では、DMP が 次 のように 拡 張 されました。■■■vxdmpadm enable コマンドと vxdmpadm disable コマンドは、コマンドラインで 指 定された 複 数 のコントローラを 受 け 入 れるようになりました。加 えて、 指 定 されたコントローラとポート ID ペア 間 のパスの 有 効 と 無 効 を 切 り 替 えることができるようになりました。HBA のコントローラとアレイポートの 両 方 を 指 定 した 場 合 、DMP は、ストレージエリアネットワーク(SAN)の 特 定 の 部 分 の I/O を 無 効 にします。vxdmpadm stat errord コマンドと vxdmpadm stat restored コマンドは 廃 止 されます。復 元 タスクの 状 態 を 参 照 するには、vxdmpadm gettune コマンドを 使 ってください。■DMP からパスを 除 くこと、または 含 めることは 廃 止 されました。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点15■■■DMP からパスを 除 いて、VxVM から 除 かなかった 場 合 、サポート 外 の 設 定 になることがあります。DMP からパスを 除 く、または 含 めるコマンド 操 作 は、 廃 止 されました。VxVM からパスを 除 く、または 含 めることは 可 能 です。 廃 止 されるコマンドは 次 の 通 りです。vxdmpadm exclude dmpvxdmpadm include dmpvxdiskadm: Suppressing or including devices for VxVM コマンドの DMPオプションvxddladm list devices コマンドは、デバイスがスキップされても ASL 名 を 表 示 するようになりました。vxddladm status eventsource は、vxesd デーモンの 状 態 を 示 すために 追 加 されました。vxscsiinq 診 断 ユーティリティは、 引 数 として 16 進 ページ 番 号 を 取 るように 拡 張 されました。レプリケーションと 関 連 する 変 更<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions 6.0 は、レプリケーションと 関 連 する 次 の 変 更 を 含 んでいます。vvrcheck 設 定 ユーティリティ現 在 のレプリケーションの 状 態 を 表 示 し、 設 定 の 異 常 を 検 出 して 報 告 し、 表 示 ツールで使 うことのできる 統 計 ファイルを 作 成 する 設 定 ユーティリティ /etc/vx/diag.d/vvrcheckが 提 供 されます。vvrcheck では、 見 つからないデーモン、 有 効 なライセンス、ネットワークのリモートホストに 対 する 診 断 チェックも 実 行 します。 詳 しくは、vvrcheck(1M) のマニュアルページを 参 照 してください。VVR 用 の SmartMoveプライマリとセカンダリ 間 の 初 回 の 同 期 は、autosync オプションを 使 って 実 行 されます。ボリューム 同 期 のための autosync は、VxFS からの SmartMove API を 使 用 して、プライマリとセカンダリ 間 のデータ 同 期 だけを 行 うようになりました。これにより、 初 回 の autosyncのパフォーマンスが 向 上 します。ただしこれは、ボリュームでのファイルシステムの 使 用 状況 に 依 存 しています。この 機 能 はまた、ストレージ 領 域 をデータ 専 用 で 使 う、セカンダリサイト 上 で 設 定 されているシンプロビジョニングの LUN にも 役 立 ちます。『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions のレプリケーションの管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。VVR のシンプロビジョニングと 再 生 サポートストレージの 再 生 が、VxFS ファイルシステムを 使 用 している VVR ボリュームで 可 能 になりました。セカンダリ RVG 上 のボリュームに 相 当 するストレージは、プライマリボリュームが


16第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点再 生 されるとき 自 動 的 に 再 生 されます。 既 存 の vxdisk reclaim または fsadm -R コマンドも、 同 様 に VVR オブジェクトの 再 生 を 行 います。ストレージ 再 生 を 動 作 させるためには、プライマリ RVG のボリュームをマウントする 必 要 があります。『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions のレプリケーションの管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。VVR の 圧 縮 の 有 効 化VVR を 圧 縮 すれば、プライマリから 1 つ 以 上 のセカンダリホストに 対 し、ネットワークで 圧縮 形 式 のデータを 送 ることができます。 圧 縮 すれば、ネットワーク 帯 域 の 消 費 が 減 るので、利 用 可 能 な 帯 域 幅 が 狭 い、または 帯 域 を 複 数 のアプリケーションで 共 有 しているようなシナリオで 役 に 立 ちます。 圧 縮 オプションは、CLI を 使 用 して、システム 単 位 、またはセカンダリ 単 位 で 有 効 にできます。『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions のレプリケーションの管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。レプリケーションのパフォーマンスの 向 上レプリケーションのパフォーマンスは、セカンダリログの 導 入 によって 向 上 しました(データボリュームへ 書 き 込 む 前 に、セカンダリ SRL の I/O にログを 記 録 します)。この 機 能 を 動作 させるための 主 要 な 要 件 は、セカンダリとプライマリの 両 方 に、 同 じサイズの SRL があることです。セカンダリの SRL はプライマリからの I/O をステージングするために 使 用 され、データボリュームへの 書 き 込 みを 並 列 にします。これにより、VVR と CVR の 両 方 のレプリケーションのパフォーマンスが 向 上 します。6.0 では、この 機 能 はデフォルトで 有 効 になっています。レプリケーションのパフォーマンスを 最 大 にするために 増 やすことができる、レプリケーション 固 有 の 他 のチューニングパラメータもあります。『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions のレプリケーションの管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。8 ノードクラスタアプリケーションのサポート共 有 ディスクグループの 環 境 で、VVR は、8 ノードクラスタアプリケーションのレプリケーションをサポートします。 以 前 の<strong>リリース</strong>では、サポートは 4 ノードクラスタアプリケーションに 制 限 されていました。次 のような 改 善 により、8 ノードサポートへの 拡 張 が 有 効 になります。■■■メッセージ 処 理 の 向 上 により、ログ 所 有 者 が 毎 秒 ごとにさらに 多 くのメッセージを 処 理できるようになって、アプリケーションスループットが 改 善 した。セカンダリのログ 録 機 能 はレプリケーションのパフォーマンスを 改 善 した。CPU 使 用 率 を 向 上 し、ログ 所 有 者 に、クラスタ 内 の 他 のノードからの 要 求 を 処 理 するため、より 多 くの CPU サイクルを 提 供 できるようになった。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点17■ VVR での 最 大 未 実 行 I/O の 上 限 が 大 きくなった。『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions のレプリケーションの管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。SFDB ツールと 関 連 した 変 更以 下 では、6.0 での SFDB(<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Databases)ツールと 関 連 した 変 更について 説 明 します。データベースクローンの 領 域 最 適 化 スナップショットのサポート<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Databases(SFDB)ツールを 使 えば、Oracle データベースの領 域 最 適 化 スナップショットを 作 成 し、それらのスナップショットを 使 用 してデータベースのクローンを 作 成 することができます。SFDB のツールは、この 操 作 で <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong>の 下 位 の 機 能 を 使 用 します。『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong>: <strong>Storage</strong> And <strong>Availability</strong> Management for OracleDatabases』を 参 照 してください。SmartTier の OEM との 統 合SmartTier に 関 連 する 次 の 情 報 は、Oracle Enterprise Manager(OEM)レポートで 表示 できるようになりました。■■層 ごとのストレージ 割 り 当 てと 空 き 容 量層 ごとのデータファイルが 占 めているスペースこれは、テーブルまたはインデックスのようなデータベースオブジェクトを 移 動 するとき、データファイルの 一 部 が 層 の 間 で 移 動 される 場 合 に 有 用 です。Cached ODM アドバイザ(dbed_codm_adm)の 拡 張Cached ODM アドバイザコマンド dbed_codm_adm を 使 用 すれば、Cached ODM を 有 効にするのにどのデータファイルが 適 しているかを 決 定 する 助 けとなる、 様 々なレポートを生 成 できます。Cached ODM アドバイザが 生 成 するレポートは、Oracle AutomaticWorkload Repository(AWR)からの 履 歴 データを 使 用 するように 拡 張 されました。『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong>: <strong>Storage</strong> And <strong>Availability</strong> Management for OracleDatabases』を 参 照 してください。DR サイト 上 のデータベースクローンの 領 域 最 適 化 スナップショットのサポートディザスタリカバリ(DR)サイトの 領 域 最 適 化 スナップショットを 作 成 するのに、レプリケートされた 環 境 の <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Databases(SFDB)ツールを 使 用 することができます。この 機 能 を 使 えば、プライマリサイトのデータベースを DR のサイトでレプリケートしている 設 定 において、DR のサイトの Oracle データベースのクローンを 作 成 することができます。


18第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong>: <strong>Storage</strong> And <strong>Availability</strong> Management for OracleDatabases』を 参 照 してください。各 種 の PITC 操 作 を 実 行 できる 単 一 の CLIOracle データベースの 各 種 PITC 操 作 を 実 行 するのに、 新 しい SFDB コマンド vxsfadmを 使 用 することができます。 vxsfadm には 次 の 利 点 があります。■■■同 種 のコマンドラインで 複 数 の 操 作 を 実 行 できる使 用 例 ベースの 機 能拡 張 されたエラー 処 理『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong>: <strong>Storage</strong> And <strong>Availability</strong> Management for OracleDatabases』を 参 照 してください。データベースクローンのファイルレベルのスナップショットのサポート<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Databases(SFDB)ツールを 使 えば、Oracle データベースのファイルレベルのスナップショットを 作 成 し、それらのスナップショットに 基 づいて 1 つまたは 複 数 のクローンを 作 成 することができます。SFDB のツールは、この 操 作 で <strong>Storage</strong><strong>Foundation</strong> の 下 位 の 機 能 を 使 用 します。『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong>: <strong>Storage</strong> And <strong>Availability</strong> Management for OracleDatabases』を 参 照 してください。拡 張 された 認 証 サポート<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Databases(SFDB)ツールの 認 証 サポートは、この<strong>リリース</strong>で 拡張 されました。SFDB ツールの 認 証 を 設 定 するのに sfae_auth_op を 使 うことができます。『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong>: <strong>Storage</strong> And <strong>Availability</strong> Management for OracleDatabases』を 参 照 してください。VCS(<strong>Veritas</strong> Cluster Server) 関 連 の 変 更続 く 項 では、LLT、GAB、I/O フェンシングなどの VCS カーネルコンポーネントや、セキュアモードのクラスタに 関 連 する 変 更 について 説 明 します。VCS に 関 連 する 変 更 について 詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> Cluster Server <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>』を 参 照してください。セキュアモードでの SFHA クラスタに 関 する 変 更この<strong>リリース</strong>では、セキュアクラスタのインストールと 設 定 がかなり 簡 単 になりました。この 単純 化 されたセキュアクラスタ 設 定 モデルを 使 用 すれば、クラスタを 簡 単 にセキュアクラスタに 変 換 することができます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点19新 しいアーキテクチャは 埋 め 込 み VxAT に 基 づいています。これにより、セキュリティコンポーネントは SFHA パッケージの 一 部 としてインストールされます。ルートブローカーはもはや、 新 しいアーキテクチャの 単 一 障 害 点 ではありません。VRTSat の 別 個 のパッケージへの 依 存 関 係 はありません。SFHA ホストにすでにログオンしているルート 以 外 のユーザーが、パスワードを 入 力 するように 促 されることはなくなりました。さらに、クラスタレベルユーザー 機 能 が、セキュアクラスタのユーザー 管 理 を 単 純 化 するために 導 入 されました。詳 しくは『インストールガイド』および『 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。LLT への 変 更この<strong>リリース</strong>には、LLT に 関 する 次 の 新 機 能 と 変 更 が 含 まれています。■■■LLT リンク 障 害 のより 高 速 な 検 出LLT には、オペレーティングシステムのリンク 停 止 の 通 知 機 能 を 使 って LLT リンク 障害 をすぐに 検 出 する 機 能 があります。LLT は、VLAN のタグ 付 け(IEEE 802.1Q)をサポートするようになりました。lltconfig コマンドには、 次 の 新 しいオプションがあります。■ -Qこのオプションを 使 ってリンクを「 非 表 示 」に 設 定 できます。LLT は、リンク 障 害 のより 高 速 な 検 出 を 有 効 にする 場 合 に、このタイプのリンクを 必 要 とします。■ -jLLT リンク 障 害 検 出 レベルを 設 定 するためにこのオプションを 使 うことができます。■コマンドはまた 新 しいタイマーパラメータ linkstable を 含 んでいます。このパラメータは、 高 速 リンク 障 害 検 出 を 有 効 にした 場 合 に、LLT がローカルノードの 任 意のリンクのリンク 停 止 イベントを 処 理 する 前 に 待 つ 時 間 を 指 定 します。このlinkstable は、ときどき 障 害 になるリンクにより 無 駄 にメンバーシップが 変 化 するのを 防 ぐことができます。■ -Nこのオプションは、 使 用 されているすべてのクラスタ ID をリスト 表 示 します。■ -Mこのオプションは、 現 在 ロードされている LLT のモジュールのバージョン 情 報 を 表示 します。詳 しくは、lltconfig のマニュアルページを 参 照 してください。llttab ファイルは 次 の 変 更 を 含 んでいます。■■hidden新 しいキーワード hidden は、リンクが、 高 速 リンク 障 害 検 出 を 有 効 にした 場 合 にLLT が 使 う 非 表 示 のリンクであることを 示 します。set-linkfaildetectlevel


20第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点■■この 新 しいコマンドオプションを /etc/llttab ファイルで 使 用 し、LLT リンク 障 害検 出 のレベルを 設 定 することができます。リンク 利 用 率 の 統 計 は、パフォーマンス 関 連 の 問 題 の 根 本 原 因 を 分 析 できるように 拡張 されました。ARP キャッシュの 定 期 的 な 消 去 は 無 効 になりました。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> インストールガイド』および『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。GAB への 変 更この 項 では、この<strong>リリース</strong>での GAB に 関 連 する 新 機 能 と 変 更 について 説 明 します。アプリケーションの 可 用 性 を 確 保 するためのさらなる GAB と I/O フェンシングの統 合VxFEN モジュールが 決 定 を 実 装 する 前 のスプリットブレインの 状 況 の 場 合 に、GAB は、スプリットブレイン 後 の 結 合 を 解 決 しようと 試 みることがあります。GAB は 1 つを 除 きすべての 結 合 しているサブクラスタを 削 除 します。この 動 作 によりクラスタ 全 体 が 停 止 することがあります。このシナリオを 避 けるため、GAB はフェンシングモジュールに 優 先 順 位 を 設定 するようになりました。本 <strong>リリース</strong>の GAB と I/O フェンシングの 統 合 によって、GAB がサブクラスタの 結 合 を 開 始する 前 に I/O フェンシングモジュールの 決 定 がまだ 保 留 中 の 場 合 、GAB は iofence メッセージを 遅 らせます。GAB の 待 ち 時 間 は、どの VxFEN が 遅 延 値 を 計 算 して GAB に 渡すかに 基 づき、VxFEN のチューニングパラメータ panic_timeout_offst の 値 によって 変わります。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照してください。GAB はポートに 加 えて 名 前 でクライアントを 認 識 できるカーネルクライアントが GAB API を 初 期 化 するとき、クライアント 名 の 文 字 列 を 定 義 できるようになりました。GAB は、クライアント 名 を 登 録 することで、GAB ポートが 登 録 される 前でもクライアントを 追 跡 できます。また、GAB は、LLT ポートを 登 録 するとき、LLT にクライアント 名 の 情 報 を 渡 します。lltstat -p コマンドも、 使 用 中 のポートの 状 態 の 詳 細 を 表示 するときに、GAB のクライアント 名 を 表 示 します。この 機 能 は GAB カーネルクライアントにのみ 適 用 できます。HAD のような、ユーザーサイトの GAB クライアントには 適 用 できません。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点21gabconfig コマンドの 新 しい -C オプションgabconfig のコマンドの -C オプションは、GAB に 登 録 されている GAB クライアントの 名前 を 一 覧 表 示 します。-C オプションを -a オプションとともに 使 用 すると、ポートメンバーシップの 詳 細 とともにクライアント 名 が 一 覧 表 示 されます。I/O フェンシングに 関 する 変 更ここでは、I/O フェンシングに 関 するこの<strong>リリース</strong>での 新 機 能 と 変 更 点 について 説 明 します。I/O フェンシングの 競 争 の 間 の RACER ノード 再 選 のサポートネットワーク 分 割 の 際 、VxFEN モジュールは、サブクラスタの 代 わりのコーディネーションポイントを 得 るべく 競 争 するために、 各 サブクラスタの 最 も 低 いノードを RACER ノードとして 選 びます。 他 の SPECTATOR ノードは、RACER ノードがフェンシングを 行 うのを 待 ちます。以 前 の<strong>リリース</strong>では、I/O フェンシングの 競 争 は、 次 のとおり 単 一 の RACER ノードに 完 全に 依 存 していました。■ RACER ノードがコーディネーションポイントの 大 半 に 到 達 できなければ、RACER ノードの VxFEN のモジュールは LOST_RACE メッセージを 送 信 し、LOST_RACE メッセージを 受 信 したサブクラスタのすべてのノードもパニックになります。■アービトレーションの 間 に RACER ノードがパニックになると、サブクラスタのSPECTATOR ノードは、RACER ノードが 競 争 に 負 けたと 見 なし、SPECTATOR ノードもパニックになります。新 しい RACER ノード 再 選 機 能 によって、VxFEN モジュールは、サブクラスタ 内 でノードID が 次 に 小 さいノードを RACER ノードとして 再 選 します。この 機 能 により、コーディネーションポイントに 対 してサブクラスタが 競 争 を 続 ける 機 会 が 最 適 化 されます。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照してください。非 SCSI3 フェンシングのサポートSCSI-3 PR をサポートしない 環 境 では、 非 SCSI-3 フェンシングが、 設 定 可 能 な 時 間(loser_exit_delay、デフォルトは 55)だけ 勝 者 側 を 遅 延 させることによって 適 度 なデータ 保 護 を 提 供 します。また、 敗 者 側 を 速 やかにパニック 状 態 にするようにフェンシングコンポーネントが 強 化 されました。これらの 機 能 強 化 により、データ 破 損 の 可 能 性 を 大 幅 に 低減 することができます。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> インストールガイド』および『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。


22第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点GAB は、フェンシングが 有 効 な 状 態 で、 一 部 のクラスタノードが 利 用 不 能 なときに 自 動 的 にクラスタをシーディングできる以 前 の<strong>リリース</strong>では、クラスタ 内 の 一 部 のノードが 動 作 していない 場 合 、 既 存 のスプリットブレインのリスクを 避 けるため、GAB ポートは 起 動 しません。そのような 場 合 、コマンドgabconfig -x を 使 って 手 動 で GAB ポートを 起 動 し、GAB をシーディングできます。ただしクラスタの I/O フェンシングを 有 効 していた 場 合 には、I/O フェンシングはクラスタ 内の 既 存 のスプリットブレインを 処 理 できます。この<strong>リリース</strong>では、I/O フェンシングのこの 機 能 が 拡 張 され、 自 動 的 に 次 のように GAB をシーディングできます。■■クラスタのいくつかのノードが 起 動 していない 場 合 、GAB ポート(ポート a)はクラスタのすべてのメンバーノードで 起 動 します。コーディネーションポイントに、 任 意 の 非 メンバーノードからのキーがなければ、I/Oフェンシング(GAB ポート b)も 起 動 します。この 新 機 能 はデフォルトでは 無 効 になっています。I/O フェンシングが 有 効 モードで 設 定されているクラスタでは、GAB のこの 自 動 シーディング 機 能 を 手 動 で 有 効 にする 必 要 があります。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照してください。引 き 続 き、gabconfig -x コマンドを 使 って 手 動 でクラスタをシーディングすることができます。インストーラがオンラインクラスタでフェンシング 設 定 間 の 移 行 をサポートインストーラを 使 って、ディスクベースとサーバーベースのフェンシング 設 定 の 間 で 移 行できるようになりました。また、 同 じインストーラオプションを 使 って、オンラインクラスタで 任意 の I/O フェンシング 設 定 のコーディネーションポイントを 置 換 できます。インストーラはvxfenswap スクリプトを 内 部 的 に 使 います。また、これらの I/O フェンシングの 再 設 定 操 作 を 実 行 するために、 応 答 ファイルを 使 うことができます。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照してください。CP サーバーの 複 数 の 仮 想 IP アドレスのサポートCP サーバーにアクセスするために 複 数 のネットワークパス( 仮 想 IP アドレス)を 設 定 できるようになりました。CP サーバーは 複 数 の 仮 想 IP アドレスで 応 答 準 備 します。あるネットワークパスが 障 害 になっても、CP サーバーは 再 起 動 を 必 要 とせず、 他 の 利 用 可 能 な 仮想 IP アドレスの 1 つで 応 答 準 備 し 続 けます。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> インストールガイド』および『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点23CP サーバーの Quorum エージェントのサポート複 数 の 仮 想 IP アドレスのサポートを 使 うと、Quorum エージェントを 使 用 して、CP サーバーサービスグループのフェールオーバーポリシーを 設 定 できるようになりました。Quorumリソースがオンラインのままになるためにオンラインであることが 必 要 な IP リソースの 最 小数 を 指 定 できます。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> インストールガイド』および『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照 してください。ノードを 段 階 的 に 終 了 した 場 合 、ピアノードでは I/O フェンシングの 競 争 条 件 がトリガされない以 前 の<strong>リリース</strong>では、 段 階 的 にノードを 終 了 すれば、その I/O フェンシングキーはコーディネーションポイントから 消 去 されました。しかし、 残 っているサブクラスタの 競 争 が、ノードの 段 階 的 な 終 了 でデータディスクから 登 録 を 削 除 することを 妨 げました。この 操 作 の 間に、サブクラスタがコーディネーションポイントへアクセスできなくなって、RACER がコーディネーションポイントへの 競 争 で 敗 れると、クラスタ 全 体 がパニックに 陥 ることがありました。この<strong>リリース</strong>では、この 動 作 は 変 わりました。ノードを 段 階 的 に 終 了 させるとき、そのノードの CVM または 他 のクライアントは、VxFEN のモジュールが 設 定 解 除 される 前 に 停 止 します。それで、キーはデータディスクからすでにクリアされています。 残 っているサブクラスタが、 段 階 的 に 終 了 しているノードのキーをコーディネーションポイントからクリアしようとして、キーをクリアすることができなくても、パニックが 発 生 することはありません。ユーザーにわかりやすい 単 位 での 値 の 入 力 と 表 示<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> は、ユーザーにわかりやすい 単 位 での 値 の 表 示 と 入 力 をサポートするようになりました。次 のコマンドは、ユーザーにわかりやすい 単 位 を 表 示 するように 修 正 されました。■■■■■■■■■diskusgfffsadmfsckptadmfsvoladmvxdg freevxdisk listvxdisk -o thin listvxdisk -o thin,fssize list


24第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点■■■■■■■■■vxdmpadm iostat showvxedquotavxmemstatvxprintvxquotvxquotavxrepquotavxstatvxtune詳 しくはマニュアルページを 参 照 してください。vxlist で SFHA の 情 報 を 表 示 するvxlist コマンドは、SFHA の 設 定 を 統 合 して 表 示 する、 新 しい 表 示 コマンドです。vxlistコマンドは、<strong>Veritas</strong> Volume Manager(VxVM)と <strong>Veritas</strong> File System(VxFS)からの情 報 を 統 合 します。vxlist コマンドは 情 報 表 示 のために 各 種 のオプションを 提 供 しています。たとえば、ファイルシステム 情 報 にボリューム、ディスクグループおよびその 他 の 情報 を 含 めて 表 示 するには、コマンドを 次 の 形 式 で 使 用 します。 以 前 の<strong>リリース</strong>では、 次 の情 報 を 取 得 するには、 少 なくとも 2 つのコマンドを 実 行 する 必 要 がありました。# /opt/VRTSsfmh/bin/vxlist fsTY FS FSTYPE SIZE FREE %USED DEVICE_PATH MOUNT_POINTfs / ext3 65.20g 51.70g 17% /dev/sda1 /fs mnt vxfs 19.84g 9.96g 49% /dev/vx/dsk/bardg/vol1 /mntvxlist コマンドのヘルプを 表 示 するには、 次 のコマンドを 入 力 してください。# vxlist -Hvxlist(1m) マニュアルページを 参 照 してください。SFHA Solutions 6.0 の<strong>リリース</strong>でのライセンス 供 与 の 変 更<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions 6.0 では、ライセンス 供 与 が 次のように 変 わります。■Cluster File System のライセンスは 廃 止 されます。CFS のカスタマは、<strong>Storage</strong><strong>Foundation</strong> Cluster File System <strong>High</strong> <strong>Availability</strong>(SFCFS HA) 機 能 を 使 用 する資 格 を 与 えられます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点25■■■■VVR オプションは <strong>Veritas</strong> Replicator オプションに 名 前 が 変 更 されます。このオプションは、VVR(ボリュームベースのレプリケーション)と、 新 しいファイルベースのレプリケーションのソリューションを 含 んでいます。VVR Enterprise ライセンスは 廃 止 されます。この 機 能 を 使 用 するには、<strong>Storage</strong><strong>Foundation</strong> Enterprise を 使 い、<strong>Veritas</strong> Replicator オプションを 追 加 してください。VVR Enterprise のカスタマは、<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> Enterprise と Replicator オプションを 使 用 する 資 格 を 与 えられます。VCS のライセンスは、 完 全 なクラスタ 機 能 、および 一 部 のスタート/ストップ 機 能 を 有 効にします。<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> Enterprise CFS for Oracle RAC(Linux/x64)のカスタマは、<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> Enterprise for Oracle RAC(Linux/x64)を 使 用 する 資 格 を与 えられます。標 準 およびエンタープライズのライセンスには 次 の 機 能 が 含 まれています。■■■圧 縮 機 能 は 標 準 ライセンスで 利 用 できます。SmartTier 機 能 は 標 準 ライセンスで 利 用 できるようになりました。重 複 排 除 機 能 は Solaris SPARC のエンタープライズライセンスで 利 用 できます。次 の 製 品 は、この<strong>リリース</strong>には 含 まれています。■■■■■■■■■■■■■■Dynamic Multi-PathingVirtualStore<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> Basic<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> St<strong>and</strong>ard<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> Enterprise<strong>Veritas</strong> Cluster Server<strong>Veritas</strong> Cluster Server HA/DR<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> St<strong>and</strong>ard HA: <strong>Veritas</strong> Cluster Server および <strong>Storage</strong><strong>Foundation</strong> St<strong>and</strong>ard<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> Enterprise HA: <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> Enterprise および<strong>Veritas</strong> Cluster Server<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> Enterprise HA/DR<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> Enterprise Cluster File System HA<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> Enterprise Cluster File System HA/DR<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> Enterprise for Oracle RAC<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> Enterprise HA/DR for Oracle RAC


26第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点■ <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> Enterprise for Sybase ASE CE■<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> Enterprise HA/DR for Sybase CEHA: 高 可 用 性HA/DR: 高 可 用 性 と 障 害 回 復<strong>Veritas</strong> Replicator オプションは、Dynamic Multi-Pathing と <strong>Veritas</strong> Cluster Serverを 除 く <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> のすべての 製 品 に 追 加 できます。製 品 、 機 能 、およびオプションは、オペレーティングシステムとプラットフォームによって 異なる 場 合 があることにご 注 意 ください。サポート 対 象 のプラットフォームについて 詳 しくは、製 品 のマニュアルを 参 照 してください。インストールとアップグレードに 関 する 変 更6.0 の 製 品 インストーラには、 次 の 変 更 点 が 含 まれています。installsfha スクリプトと uninstallsfha スクリプトが 使 用 可 能 になったstorage_foundation_high_availability ディレクトリにある installsfha スクリプトとuninstallsfha スクリプトを 使 用 して、<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 製 品を 直 接 インストール、アンインストール、または 設 定 できるようになりました。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> インストールガイド』を参 照 してください。一 部 のアップグレードパスではカプセル 化 解 除 が 不 要カプセル 化 解 除 は、 特 定 のアップグレードパスでは 不 要 になりました。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> インストールガイド』を参 照 してください。ブートディスクをアップグレード 中 にカプセル 化 し、ミラー 化 する 場合 のバックアップブートディスクグループの 作 成5.1 SP(Service Pack)1 またはそれ 以 降 の<strong>リリース</strong>からアップグレードする 場 合 、インストーラは、ミラー 化 されたブートディスクグループを 分 割 してバックアップディスクグループを 作 成 することができます。アップグレードが 失 敗 した 場 合 には、このバックアップを 使 うことができます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点27メモ: Solaris x64 オペレーティングシステムで、5.1 SP1 <strong>リリース</strong>から 6.0 <strong>リリース</strong>にアップグレードする 際 に、ミラー 化 されたブートディスクグループをインストーラに 分 割 させたい場 合 には、まず 5.1 SP1 RP(ローリングパッチ)1 <strong>リリース</strong>にアップグレードする 必 要 があります。ミラー 化 されたブートディスクグループを 分 割 する 必 要 がない 場 合 には、5.1 SP1 <strong>リリース</strong>から 6.0 <strong>リリース</strong>に 直 接 アップグレードできます。Solaris 10 のFlash アーカイブを 使 用 する 製 品 配 備 のサポート<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> スイート 製 品 および Solaris 10 オペレーティングシステムを、JumpStart と 組 み 合 わせてインストールする 場 合 には、Flash アーカイブを 使 用 できます。詳 しくは『インストールガイド』を 参 照 してください。インストーラは、 重 複 する VCS クラスタ ID を 検 出 し、 自 動 的 にクラスタ ID を 生 成 できるインストーラは 重 複 した VCS クラスタ ID を 検 出 し、 未 使 用 の 1 つを 選 択 するようメッセージを 表 示 するようになりました。また、インストール 時 に 未 使 用 の ID を 生 成 することもできます。インストーラは 製 品 バージョンと Hotfix を 調 べることができる既 存 の 製 品 のバージョンについては、インストールの 前 後 で installer コマンドを -versionオプションとともに 使 って 調 べることができます。 現 在 のバージョンの 製 品 をインストールした 後 は、/opt/VRTS/install ディレクトリの showversion スクリプトを 使 ってバージョン情 報 を 見 つけることができます。これらのコマンドを 用 いると、 次 の 情 報 を 確 認 できます。■■■<strong>リリース</strong>されているすべての <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Suite 製品 のインストール 済 みバージョン必 要 であるのに 見 つからないパッケージまたはプラットフォームに 適 用 されるパッチインストールされた 製 品 の SORT からの 利 用 可 能 な 更 新 (パッチまたは Hotfix を 含む)製 品 に 応 じて、スクリプトは 4.0 以 降 のバージョンを 識 別 できます。インストーラの postcheck オプションの 使 用インストーラの postcheck オプションを 使 えば、インストール 関 連 の 問 題 を 診 断 し、トラブルシューティングに 関 する 情 報 を 得 ることができます。


28第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点ローリングアップグレードの 改 良ローリングアップグレード 手 順 が 合 理 化 され 簡 易 化 されました。チューニングパラメータの 変 更 では 応 答 ファイルの 使 用 が 可 能デフォルト 以 外 の 製 品 とシステムチューニングパラメータの 設 定 には、チューニングパラメータのテンプレートファイルを 使 うことができます。このファイルを 使 うと、I/O ポリシーのようなチューニングパラメータの 設 定 や、インストール 中 または 後 でのネーティブマルチパスの 切 り 替 えを 行 うことができます。詳 しくは『インストールガイド』を 参 照 してください。パッケージの 更 新この<strong>リリース</strong>でのパッケージに 関 する 変 更 を 次 に 示 します。■■製 品 インストーラスクリプト 用 の 新 しい VRTSsfcpi60 パッケージVRTSsfcpi60 パッケージがこの<strong>リリース</strong>で 導 入 されました。VRTSsfcpi60 パッケージは <strong>Veritas</strong> 製 品 のインストール、 設 定 、アップグレードでインストーラが 使 用 するインストーラスクリプトとライブラリを 含 んでいます。Solaris SPARC で 製 品 データの 重 複 を 排 除 する 新 しい VRTSfsadv パッケージSolaris SPARC では、VRTSfsadv パッケージがこの<strong>リリース</strong>で 導 入 されました。VRTSfsadv パッケージはデータの 重 複 排 除 機 能 のライブラリを 含 んでいます。詳 しくは、『インストールガイド』を 参 照 してください。VxExplorer のトラブルシューティングアーカイブの 収 集 の 拡 張SORT(Symantec Operations Readiness Tools)データコレクタには VxExplorer のアーカイブを 収 集 し、 送 信 するための 機 能 が 含 まれています。このアーカイブは、 問 題 診断 とトラブルシューティングのためにシマンテック 社 のテクニカルサポートに 送 付 することができます。VxExplorer はカスタマのデータを 収 集 しません。従 来 の VxExplorer スクリプトは、 異 なる 方 式 で 動 作 するようになりました。スクリプトを 実行 すると、 指 定 されたローカルホスト 上 の SORT データコレクタが -vxexplorer オプション 付 きで 起 動 されます。データコレクタを 使 用 して VxExplorer のアーカイブを 収 集 する 方 法 について 詳 しくは、次 を 参 照 してください。www.symantec.com/docs/HOWTO32575製 品 マニュアルに 関 する 変 更<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions 6.0 <strong>リリース</strong>には、 製 品 マニュアルに 関 する 次 の 変 更 点 が 含 まれています。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>6.0 で 導 入 された 変 更 点29表 1-1 は、この<strong>リリース</strong>で 導 入 されたマニュアルのリストです。表 1-1新 しいマニュアル新 しいマニュアル<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> インストールガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 管 理 者 ガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong><strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong><strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong><strong>Availability</strong> Solutions ソリューションガイド注 意<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> のインストールとアップグレードに 関 する 情 報 。<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> の 管 理 に 関 する情 報 。<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong><strong>Availability</strong> ユーザー 向 けの<strong>リリース</strong> 特 定 の 情報 。<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong><strong>Availability</strong> Solutions のソリューションと 使 用例 。<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong><strong>Availability</strong> Solutions トラブルシューティングガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong><strong>Availability</strong> Solutions のトラブルシューティング 情 報 。Symantec VirtualStore <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong><strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Sybase ASECE <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong><strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Sybase ASECE インストールガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Sybase ASECE 管 理 者 ガイドVirtual Business Services–<strong>Availability</strong> ユーザーズガイドSymantec VirtualStore の<strong>リリース</strong> 特 定 の 情 報 。<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Sybase ASECE の<strong>リリース</strong> 特 定 の 情 報 。<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Sybase ASECE のインストールに 関 する 情 報 。<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Sybase ASECE の 管 理 に 関 する 情 報 。Virtual Business Service に 関 する 情 報 。このマニュアルはオンラインで 参 照 できます。表 1-2 は、この<strong>リリース</strong>で 廃 止 されたマニュアルのリストです。表 1-2廃 止 されたマニュアル廃 止 されたマニュアル<strong>Veritas</strong> File System 管 理 者 ガイド注 意内 容 は、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 管 理 者ガイド』と『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> ClusterFile System <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 管 理 者 ガイド』に 含 まれています。


30第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>サポートされなくなった 機 能廃 止 されたマニュアル<strong>Veritas</strong> Volume Manager 管 理 者 ガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 拡 張 機 能 管 理 者ガイド<strong>Veritas</strong> Volume Manager トラブルシューティングガイド<strong>Veritas</strong> Cluster Server Agents for <strong>Veritas</strong>Volume Replicator 設 定 ガイド<strong>Veritas</strong> Volume Replicator 計 画 およびチューニングガイド<strong>Veritas</strong> Volume Replicator Advisor ユーザーズガイド注 意内 容 は、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 管 理 者ガイド』と『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> ClusterFile System <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 管 理 者 ガイド』に 含 まれています。内 容 は、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong><strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions ソリューションガイド』に 含 まれています。内 容 は、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong><strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions トラブルシューティングガイド』に 含 まれています。内 容 は、『<strong>Veritas</strong> Cluster Server 付 属 エージェントリファレンスガイド』に 含 まれています。内 容 は、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong><strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions のレプリケーションの 管 理 者 ガイド』に 含 まれています。内 容 は、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong><strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions のレプリケーションの 管 理 者 ガイド』に 含 まれています。表 1-3 は、バイナリにバンドルされなくなったマニュアルのリストです。これらのマニュアルはオンラインで 参 照 できます。表 1-3オンラインのマニュアルマニュアル<strong>Veritas</strong> Cluster Server エージェント 開 発 者 ガイド<strong>Veritas</strong> Cluster Server アプリケーション<strong>ノート</strong>: Dynamic Reconfiguration of Oracle Sun Servers<strong>Veritas</strong> File System プログラマーズリファレンスガイドサポートされなくなった 機 能SFHA 製 品 のこの<strong>リリース</strong>では、 次 の 機 能 がサポートされません。■■この<strong>リリース</strong>では、いくつかのマニュアルが 非 推 奨 になっています。p.28 の 「 製 品 マニュアルに 関 する 変 更 」 を 参 照 してください。ディスクレイアウトバージョン 4 および 5 はサポートされなくなりました。ディスクレイアウトバージョン 4 または 5 のファイルシステムを 作 成 したり、マウントしたりすることはで


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>システム 必 要 条 件31きません。この<strong>リリース</strong>をインストールした 後 には、vxfsconvert ユーティリティを 使 用して、ディスクレイアウトをバージョン 7 以 降 にアップグレードすることができます。vxfsconvert(1M)マニュアルページを 参 照 してください。■ディスクレイアウトバージョン 6 は 非 推 奨 です。ディスクレイアウトバージョン 6 のファイルシステムは、ローカルマウントだけが 行 えます。また、 実 行 できる 唯 一 の 操 作 は、vxupgrade ユーティリティを 使 用 してディスクレイアウトをサポート 対 象 のバージョンへアップグレードすることです。バージョン 6 からデフォルトの 最 新 のレイアウトバージョンにアップグレードすることをお 勧 めします。ディスクレイアウトバージョン 6 で 新 しいファイルシステムを 作 成 することはできません。ファイルシステムをディスクレイアウトバージョン 6 からそれより 新 しいバージョンにアップグレードした 場 合 には、アップグレード 操 作 の 完 了 後 、ファイルシステムをクリーンにマウント 解 除 してから、 再 度 マウントする 必 要 があります。vxupgrade(1M)マニュアルページを 参 照 してください。サポート 対 象 外 となった <strong>Veritas</strong> SFDB(<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> forDatabases)ツールの 機 能SFDB(<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Databases)ツールの 次 の 機 能 は、この<strong>リリース</strong>ではサポートされなくなりました。■■■FlashSnap の 逆 再 同 期チェックポイントポリシーとチェックポイントクォータクローンとロールバックの 対 話 モードCluster Volume Manager(CVM)は Sun クラスタではもはやサポートされないこの<strong>リリース</strong>では、Cluster Volume Manager(CVM)はもはやSun をサポートしません。Solaris 8 および Solaris 9 のブランドゾーンは SFHA 設 定 でもはやサポートされないシステム 必 要 条 件Solaris 8 および Solaris 9 のブランドゾーンは、この<strong>リリース</strong>の SFHA の 設 定 ではもはやサポートされなくなりました。ここでは、この<strong>リリース</strong>のシステムの 必 要 条 件 について 説 明 します。


32第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>システム 必 要 条 件サポート 対 象 Solaris オペレーティングシステムこの 項 は、この<strong>リリース</strong>の <strong>Veritas</strong> 製 品 のサポート 対 象 オペレーティングシステムを 一 覧表 示 します。表 1-4 では、この<strong>リリース</strong>のサポート 対 象 のオペレーティングシステムを 示 しています。表 1-4サポート 対 象 のオペレーティングシステムオペレーティングシステムSolaris 10Solaris 10レベルアップデート 8、9、10アップデート 8、9、10チップセットSPARCx64ハードウェア 互 換 性 リスト(HCL)このハードウェア 互 換 性 リストにはサポートされているハードウェアの 情 報 が 記 されており、 定 期 的 に 更 新 されます。<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions をインストール、またはアップグレードする 前 に、 最 新 の 互 換 性 リストをチェックして、ハードウェアとソフトウェアの 互 換 性 を 確 認 してください。サポートされるハードウェアの 最 新 情 報 については、 次 の URL を 参 照 してください。http://www.symantec.com/docs/TECH170013特 定 の <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 設 定 の 必 要 条 件 について 詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> Cluster Serverインストールガイド』を 参 照 してください。データベース 環 境 でサポートされる SF 機 能<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 製 品 の 機 能 は 次 のデータベース 環 境 でサポートされます。表 1-5データベース 環 境 でサポートされる SF 機 能<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 機 能DB2OracleSybaseOracle Disk Manager、Cached Oracle DiskManagerいいえはいいいえQuick I/O、Cached Quick I/Oはいはいはい同 時 I/Oはいはいはい<strong>Storage</strong> CheckpointはいはいはいFlashsnapはいはいはいSmartTierはいはいはい


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題33<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 機 能DB2OracleSybaseDatabase <strong>Storage</strong> CheckpointいいえはいいいえDatabase FlashSnapいいえはいいいえSmartTier for Oracleいいえはいいいえ<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Databases(SFDB)ツールの Database Checkpoints、DatabaseFlashsnap、SmartTier for Oracle は Oracle データベース 環 境 でのみサポートされます。サポートされている <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 製 品 と 単 一 インスタンス Oracle のバージョンの 最 新 情 報 については、 次 を 参 照 してください。http://www.symantec.com/docs/DOC4039ハードウェアとソフトウェアの 互 換 性 を 確 認 するには、 現 在 の Oracle マニュアルを 確 認 してください。<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> メモリの 必 要 条 件サポートされるノードの 数修 正 済 みの 問 題シマンテック 社 はオペレーティングシステムの 最 小 必 要 条 件 よりも 2 GB 多 いメモリを 推 奨します。SFHA では、 最 大 64 ノードのクラスタ 設 定 がサポートされます。ここでは、この<strong>リリース</strong>で 修 正 されたインシデントについて 説 明 します。製 品 に 関 連 する 修 正 済 みのインシデントの 完 全 な 一 覧 については、 対 応 する<strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>を 参 照 してください。p.111 の 「マニュアル」 を 参 照 してください。インストールとアップグレードに 関 連 した 解 決 済 みの 問 題ここでは、インストールとアップグレードに 関 連 していて、この<strong>リリース</strong>で 解 決 されたインシデントについて 記 します。


34第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題表 1-6インシデント19526592070448217345921857072313718237015423701562371882インストールとアップグレードに 関 連 した 解 決 済 みの 問 題説 明1 つのノードでシステムチェックが 失 敗 しても、CPI は 残 りのシステムでのインストールに 進 むことを 許 可 します。実 行 中 のクラスタにノードを 追 加 しても、セキュアモードで 失 敗 することはなくなりました。クラスタがセキュア CPS を 使 用 している 場 合 、 新 しいノードで GAB を 開 始 した 後 でも、インストーラが 失 敗 することはなくなりました。リモートノードに ssh で 接 続 することができなくても、インストーラは vxfen の開 始 時 にハングすることはなくなりました。ノード 間 に 5 秒 を 超 えるクロックのずれがあった 場 合 、インストーラはクロックを 同 期 するためのオプションを 提 供 するようになりました。インストーラには、インストールされているすべてのパッケージのバージョンを 示 す -version オプションが 追 加 されました。-version オプションは、RU のアップグレードを 含 む 異 なるバージョンの組 み 合 せがある 場 合 に、パッケージのバージョンを 検 出 して 表 示 します。インストーラは、バージョンチェックの 呼 び 出 しを 容 易 にする、/opt/VRTS/install/showversion スクリプトを 提 供 するようになりました。<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Databases(SFDB)ツールの 修 正 済 みの 問 題表 1-7には、この<strong>リリース</strong>で 解 決 された、<strong>Veritas</strong> SFDB(<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> forDatabases)ツールの 問 題 点 が 記 されています。表 1-7修 正 済 みの 問 題18406721469310SFDB ツールの 解 決 された 問 題説 明複 数 のディスクグループ 環 境 でスナップショット 操 作 が 失 敗 した 場 合 は、dbed_vmsnap はすべてのボリュームを 再 接 続 しません。データベースが FlashSnap 操 作 の 間 にフェールオーバーした 場 合 には、各 種 のエラーメッセージが 表 示 されます。SFDB ツール: 5.1 SP1 RP1 で 修 正 された 問 題SFDB には 5.1 SP1 RP1 で 解 決 された 問 題 はありません。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題35SFDB ツール: 5.1 SP1 RP2 で 修 正 された 問 題表 1-8 では、SFDB(<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Databases)ツールの 5.1 SP1 RP2 で 修正 されたインシデントについて 説 明 します。表 1-8修 正 済 みの問 題2395192説 明<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Databases(SFDB)ツールの 修 正 済みの 問 題IDLE ソケットに 対 して 読 み 書 きを 行 っている 際 に vxdbed がループする<strong>Veritas</strong> File System の 修 正 済 みの 問 題このセクションでは、この<strong>リリース</strong>の <strong>Veritas</strong> File System で 修 正 されたインシデントについて 説 明 します。表 1-9インシデント2565400252888825288192527578252617425154592515380249230424865892481984<strong>Veritas</strong> File System の 修 正 済 みの 問 題説 明CFS ファイルシステムの DSMC (TSM) バックアップでは 読 み 込み 性 能 がよくありませんでした。CFS のマウントは、I/O パスのエラーからのリカバリの 後 で 失 敗 します。VxFS のスレッドは 警 告 メッセージを 出 します。vx_bhash_rele() でパニックが 起 きました。オフセットの 計 算 が 間 違 っていて、レプリケーションの 機 能 に 影 響しました。mount コマンドは、e1466351 の 修 正 後 にもハングアップします。ff_vxfs のエラー、V-3-24347、30701385 のプログラム 限 度 を超 えました。ファイルの 作 成 直 後 に find または ls コマンドを 実 行 すると、ファイルエントリが 2 回 表 示 されます。スレッドは、vx_ireuse_steal() の 背 後 でブロックされました。400 の 共 有 を 作 成 すると、ファイルシステムはハングアップします。


36第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題インシデント242956624124882399228238760923848312371710233747023324602316793230793323006822296107229080022895222282201227187822465792246127説 明497 日 経 過 すると、 内 部 バッファキャッシュでメモリリークが 生 じます(lbolt のラップオーバー)。ページキャッシュの 最 適 化 が 有 効 でなければ、 共 有 エクステントのファイル 先 読 みが 無 効 になりません。切 り 捨 てアップサイズの 更 新 が 見 つかりません。ユーザーのクォータの 破 損 。vx_softcnt_flush() からの iput() で VxFS パニックが 生じ、ファイルシステムの fsck を 完 了 した 後 に、 再 ブートが 実 行 されます。ユーザーのクォータ 情 報 の 破 損 。ファイルシステムの 縮 小 の 過 程 において、ファイルシステムは iノードを 使 い 果 たします。一 部 のシステムでは vxedquota が 遅 くなります。ファイルを 削 除 した 後 には、df コマンドの 完 了 に 10 秒 かかります。インテントログと 類 似 の、RCQ のオンラインサイズ 調 整 をサポートします。fsppadm query で I/O temp の 問 題 が 発 生 します。fsppadm query の 結 果 で 適 用 可 能 ではない 操 作 が 表 示 されます。ilist HOLE の 調 査 。fsppadm query コマンド 出 力 での 時 間 とサイズの 問 題 。ディスクレイアウトバージョン 7 のローカル VxFS ファイルシステムをバックアップしている 間 に、vxdump がコアダンプします。fsmigadm start コマンドでの 警 告 メッセージ。いっぱいになったファイルシステムを fsadm で 拡 張 しているときに getblk() でパニックが 起 きます。マウントは、IAU の 複 数 のブロックを、 並 列 で 読 み 込 みます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題37インシデント22303512226762221328222039172200631219289521845282180476217248521523372074806206155420611771475345説 明SF 5.1SP1 のインストール 後 に、Solaris 10 システムは、「 不 正 なトラップ: NULL ポインタの 参 照 解 除 のため、モジュール「vxfs」でtype=31 rp=2a1001c6e40 addr=28 mmu_fsr=0 が 発 生 」というエラーで 8 回 パニックを 起 こしました。vx_ntran のオーバーフローにより、 多 くのバッファフラッシュが起 こります。SVM ボリュームのファイルシステムを 拡 張 できませんODM を 使 用 する Oracle 10g でのパフォーマンスの 問 題 。クローンのプッシュには 固 定 エクステントサイズを 使 用 してください。また、トランザクションごとの 最 大 プッシュを 64k から 256k に増 やしてください。競 合 状 態 の 可 能 性 があると、ACL の 設 定 または 取 得 時 にパニックが 起 きます。fsck は 重 複 したディレクトリエントリを 持 っている 破 損 したディレクトリブロックの 修 復 に 失 敗 します。vx_iupdat_clustblks() でのシステムパニック。メタデータは O_SYNC フラグ 付 きの write() の 後 、 正 しく 更 新 されませんでした。/dev/odm/* の 666 権 限 。dm_punch_hole() 要 求 はページを 無 効 にしません。ある 種 の 最 適 化 の 要 求 。fsadm -de コマンドは「 不 良 なファイル 番 号 」エラーを 出 します。write() システムコールは 10 秒 以 上 ハングアップします。<strong>Veritas</strong> File System: 5.1 SP1 RP1 で 修 正 済 みの 問 題このセクションでは、この<strong>リリース</strong>の <strong>Veritas</strong> File System で 修 正 されたインシデントについて 説 明 します。


38第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題表 1-10<strong>Veritas</strong> File System の 修 正 済 みの 問 題修 正 済 みの問 題19292212030119216282221692732177253217814721845282194618222162322557862228311説 明vxrepquota がユーザー 名 とグループ 名 を 8 文 字 に 切 り 捨 ていた 問 題 が 解 決 されました。間 違 った 書 式 の XML ファイルを 分 析 するときに fsppadm がコアダンプしていた問 題 が 解 決 されました。ufs からの vxfs へのオンライン 移 行 の 間 に、df コマンドはゼロ 以 外 の 戻 り 値 を 返 します。オンライン 移 行 の 際 、 移 行 中 のファイルシステムの nfs エクスポートは、システムパニックの 原 因 となります。ディスクレイアウトバージョン 4 または 5 を 使 用 してファイルシステムをマウントする際 、レイアウトバージョン 4 と 5 のマウントは vxupgrade の 目 的 でのみサポートされていることを 示 す 警 告 メッセージが 表 示 されます。IFSOC ファイルのリンクは 正 しく vx_dotdot_op() を 呼 び 出 すようになり、i ノード破 損 の 原 因 が 修 正 されました。fsck は 重 複 したディレクトリエントリを 持 っている 破 損 したディレクトリブロックの 修復 に 失 敗 しなくなりました。vxfs 上 に 存 在 するソケットファイルのリンク 操 作 は、ファイルシステムの fsck フラグが 間 違 って 設 定 されることの 原 因 となります。vx_idelxwri_timelag のデフォルト 値 を 用 いる delxwri_ilist スピンロックによるパフォーマンス 低 下 を 修 正 しました。ファイル 名 の 不 正 な 文 字 列 の 比 較 が 原 因 で、fsck を 完 全 に 正 常 実 行 することができませんでした。ZFS から VxFS への 大 部 分 オンラインでの 移 行 がサポートされるようになりました。<strong>Veritas</strong> File System: 5.1 SP1 RP2 の 修 正 済 みの 問 題表 1-11 は、<strong>Veritas</strong> File System 5.1 SP1 RP2 で 解 決 したインシデントを 示 します。表 1-11<strong>Veritas</strong> File System の 修 正 済 みの 問 題修 正 済 みの問 題2529356説 明cfs.stress.enterprise はアサート f:vx_iget:1a にヒットします。(2340953)


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題39修 正 済 みの問 題2508164説 明ファイルシステムはカスタマが 400 の 共 有 を 作 成 するとハングアップします。(2481984)2494464LM stress.S3 テストはアサート「vx_ino_update:2」にヒットします。(2247387)2486597スレッドは vx_ireuse_steal の 背 後 で 遮 断 されます。(2486589)2482337vx_inactive() を 経 由 する vx_common_msgprint() でパニックが 発 生 します。(2431674)2480949(2480935)2478237fsppadm: エラー: V-3-26626: /vx/fsvm のメッセージ 引 数 リストが 長 すぎると、ファイル 変 更 ログ IOTEMP および ACCESSTEMP インデックスの 作 成 が 失 敗 します。CFS stress+reconfig テストはアサート「f:vx_do_filesnap:1b」にヒットします。(2384861)2439526LM Conformance->fsmig->migvops テストは 失 敗 します。(2333907)2427281(2413172)2427269AXA Rosenburg for Filestore レプリケーションで 報 告 された、 優 先 度 1 の 問 題があります。この 問 題 は VxFS に 関 係 しているようです。切 り 捨 てアップサイズの 更 新 が 見 つかりません。(2399228)2426039(2412604)2425429(2422574)2420060(2403126)2418819データの 生 成 後 に、ホームディレクトリのユーザーソフトリミット numspace クォータを 設 定 すると、 動 作 しません。ホームディレクトリのクォータをオンにした 後 、あるノードを 再 ブートすると、そのノードはファイルシステムをマウントできなくなります。cfs の 回 復 は、プライマリノードでは 予 定 どおり 終 了 せず、1 つのスレーブが 残 った状 態 になります。fsadm を 通 した 空 き 容 量 の 断 片 化 解 消 機 能 が 追 加 されました。(2283893)


40第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題修 正 済 みの問 題2412181説 明新 しい fsadm -C はハングアップしました。(2372093)2412179ユーザーのクォータが 破 損 します。(2387609)2412177ユーザーのクォータ 情 報 は 5.1SP1 で 破 損 します。(2371710)2412029(2384831)2407896(2407895)2406572ファイルシステムの fsck のフル 実 行 後 に 再 ブートを 行 うと、vxfs はvx_softcnt_flush() からの iput() でパニックを 起 こします。不 正 なアドレスが 原 因 で、atomic_add_32_nv によりシステムでパニックが 発 生 するqdetails のパフォーマンスは 8 月 16 日 にダウングレードしました。(2146573)2402643fsck で、pass2c はパフォーマンスの 拡 張 を 必 要 とします。(2399178)2386483(2374887)2373565(2283315)2368738(2368737)2360821(1956458)2360819(2337470)2360817ファイルシステムへのアクセスはハングアップしました。ファイルシステムは、ノードの 再 ブートの 後 で fsck をフル 実 行 するようマークされます。cfs-stress_S5 は、アサート「f:vx_reorg_emap:10 via vx_extmap_reorg」にヒットします。RCQ 処 理 コードは、 破 損 した 間 接 ブロックを 見 つけた 場 合 、FULLFSCK フラグを設 定 する 必 要 があります。変 更 されたブロックに 対 する fsckpt_fbmap は、ダウンストリームチェックポイントのILIST の 穴 にマップされた i ノードが 原 因 で、ENXIO で 失 敗 します。ファイルシステムの 縮 小 処 理 で、ファイルシステムが i ノードからはみ 出 ます。ファイルシステムのバージョンは 5.0MP4HF* です。一 部 のシステムでは vxedquota が 遅 くなります。(2332460)


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題41修 正 済 みの問 題2341007説 明fsppadm クエリーの IOTemp について 疑 問 が 出 されています。(2300682)2340834vx_copy_getemap_structs で 非 アライン 参 照 フォールトが 発 生 します。(2302426)2340831スレッドは vx_rwsleep_rec_lock_em でスタックします。(2272072)2340825ilist HOLE の 調 査 。(2290800)2340817(2192895)2340811VxFS 5.0MP3RP4 は、ACL の 設 定 または 取 得 の 際 にパニックを 起 こします。おそらく 競 合 状 態 が 生 じています。メタデータは O_SYNC フラグ 付 きの write() の 後 、 正 しく 更 新 されませんでした。(2172485)2340799vx_unlockmap() はヌルの ml_tranp のためパニックを 起 こします。(2059611)2340741(2282201)2329893レイアウト 7 のローカルの VxFS ファイルシステムのバックアップの 際 に vxdumpがコアダンプしました。vxi_bcache_maxkbyte と vx_bc_bufhwm との 間 に 矛 盾 がありました。(2316094)2329887EAU の 委 任 のタイムアウト。(2253938)2320044(2419989)2311490ncheck -i は、-o device/block/sector を 使 用 した 場 合 、 出 力 を 指 定 された i ノードに 限 定 しません。dm_punch_hole 要 求 はページを 無 効 にしません。(2074806)2296277適 用 可 能 ではない 操 作 が fsppadm のクエリー 結 果 で 表 示 されます。(2296107)


42第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題修 正 済 みの問 題2280552説 明fsadm でファイルシステム 全 体 を 拡 張 すると、getblk() でパニックが 起 きます。(2246579)2280386(2061177)2275543(1475345)2271886fsadm -de コマンドは、5.0MP3RP1 のファイルシステムでは「 不 正 なファイル 番 号 」エラーを 出 します。write() システムコールは、11.23 の VxFS 3.5 では、10 秒 以 上 ハングアップしますfsmigadm start コマンドでの 警 告 メッセージ。(2271878)2257904ファイル 削 除 後 の df -h は 10 秒 かかります。(2251223)2255786(2253617)2249658LM ストレスは、「run_fsck : フル fsck を 正 常 に 実 行 できませんでした」エラーを 表示 して、 中 断 しました。vx_sched' は CPU リソースを 必 要 以 上 に 使 用 します。(2220300)2248489vx_ntran のオーバーフローにより、 多 くのバッファフラッシュが 起 こります。(2226762)2247299vx_event_wait() は 繰 り 返 しハングアップを 起 こします。(2161379)2243063ディレクトリ 内 にファイルが 多 数 あるとハングアップします。(1949445)2243061(1296491)2240442(2230351)2169326(2169324)ベースクラスタがマウントされているベースファイルシステムを 強 制 的 にマウント 解除 すると、ネストマウントの 実 行 中 にパニックが 発 生 します。SF 5.1SP1 のインストール 後 に、Solaris 10 システムは、「 不 正 なトラップ: NULL ポインタの 参 照 解 除 のため、モジュール「vxfs」で type=31 rp=2a1001c6e40 addr=28mmu_fsr=0 が 発 生 」というエラーで 8 回 パニックを 起 こしました。5.1SP1 sol_sprac テストの LM-stress_S5 は、アサート「f:vx_idelxwri_off:5a vaivx_trunc_tran」にヒットします。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題43<strong>Veritas</strong> Volume Manager の 修 正 済 みの 問 題このセクションでは、この<strong>リリース</strong>の <strong>Veritas</strong> Volume Manager で 修 正 されたインシデントについて 説 明 します。このリストには <strong>Veritas</strong> Volume Replicator と Cluster VolumeManager の 修 正 済 みの 問 題 が 記 載 されています。表 1-12インシデント259555725887672578336256101225608432536667253301525272892524936251310125105232495332249518624893502484685<strong>Veritas</strong> Volume Manager の 修 正 済 みの 問 題説 明「sysctl -a」を 複 数 実 行 すると、OS のパニックが 生 じました。EMC BCV の 確 立 操 作 または 分 割 操 作 の 前 後 で 発 生 した DMPイベントのメッセージは 抑 制 されます。cdsdisk 形 式 ではディスク 障 害 が 起 きました。フェールオーバークラスタの VxVM 操 作 は、パブリックリージョンの disk_offset の 矛 盾 を 起 こします。4 ノードセットアップでスレーブの 1 つを 再 ブートすると、スレーブノードで I/O がハングアップします。システムは volcvmdg_delete_msg_receive と voldiodone のxmfree の 後 でパニックを 起 こします。Powerpath/SVM によって 制 御 されるディスクは、vxdisk リストの出 力 で SVM としてタグ 付 けされません。2 つのサイトの 両 方 で data/dco plex 障 害 が 発 生 した 後 では、 両方 のサイトが 切 断 され、 広 い 範 囲 の I/O クラスタが 停 止 します。プロセスファイルテーブルがいっぱいであることを vxconfigd が検 出 すると、ディスクグループは 無 効 になりました。ユーザーデータがディスクラベル 情 報 を 破 壊 しました。「vxclustadm setmaster」を 実 行 すると、I/O はマスターとスレーブの 両 方 でハングアップします。vxcdsconvert は、 変 換 するディスクのプライベートリージョンが1 MB 未 満 の 場 合 には 壊 れます。メモリフロー 制 御 による TCP プロトコルの I/O 調 整 。volkmsg_cb_t、vol_fsvm_info_t は VVR のプライマリノードで漏 洩 しました。完 了 処 理 で、1 つのスレッドが、 別 のスレッドが sio_fsvm_privにアクセスする 前 にそれを 解 放 するといった 状 況 が 生 じると、2 つの vol_subdisk sio の 間 で 競 合 状 態 が 発 生 します。


44第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題インシデント24843342483053244506624419372440349243842624320062431470242887524286312425722242555124252592421067241980324194862419348説 明dmp_stats_is_matching_group はパニックを 起 こします。マスターノードのメモリが 不 足 します。プライマリの vol_rv_service_message_start のパニック。vxconfigrestore のプリコミットは awk エラーを 起 こして 失 敗 します。DCO ボリュームは、 制 限 される「サイト」のリストで「alloc=site:xxxx」が 指 定 されていた 場 合 でも、 任 意 の「サイト」に 拡 大 することがあります。ddi_path_list のパスには、EFI でないにもかかわらず EFI フラグが 追 加 されます。kio のキャッシュが 設 定 された 保 留 中 の 読 み 込 みのカウントは、読 み 込 みオブジェクトがトランザクションでロックされていると、 減らされません。vxpfto は vxdisk を 呼 び 出 すときに DM 名 を 使 用 しますが、vxdisk はまず DA 名 への 照 合 を 行 うため、 破 損 が 生 じます。両 方 のノードで I/O 処 理 が 生 じていて(DCM フラッシュの 開 始 を待 機 していて)スレーブノードでクラッシュが 生 じると、マスターの再 設 定 はハングアップします。すべてのディスクグループで 同 じフェンスキーを 使 用 することが許 可 されます。ディスクサイズが 2 TB 以 上 だと、vxsd 移 動 操 作 が 失 敗 しました。マスターとスレーブの 両 方 で I/O 処 理 が 生 じていると、スレーブノードの 再 ブートの 際 に、I/O が 6 分 またはそれ 以 上 ハングアップします。vxdg は、VE_DDL_PROPERTY との 結 合 を 行 うと、リスト 内 でプロパティが 見 つからずに 失 敗 します。vxconfigd はプライマリの 両 方 のノードでハングアップします。Pinnacle セカンダリマスターは、 自 動 同 期 の 際 、nmcom_send_tcp でパニックを 起 こします。名 前 付 けスキームを 変 更 すると、データが 破 損 します。DMP のパニック。DMP の 再 構 成 と ioctl による DMP のパススルーの 間 で 競 合 状 態 が 発 生 します。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題45インシデント241390424116982410845241050624076992407192240629224006542396293239043123895542388725238799323861202379029237501123675642365951説 明動 的 な LUN 再 設 定 の 実 行 中 に、 複 数 の 問 題 が 見 られます。I/O はマスターとスレーブの 両 方 でハングアップします。XIV アレイを 用 いるクラスタ 環 境 では、 多 くの「 予 約 競 合 」メッセージが 出 されます。ddi_pathname_to_dev_t を 使 用 すると、システムがハングアップします。/etc/default/vxassist ファイルが wantmirror=ctlr を 含 んでいると、vxassist がコアダンプします。アプリケーション I/O は、CVM の 再 設 定 と、ログ 所 有 者 の 変 更 プロトコルが 競 合 すると、ハングアップします。vol_subdisksio_delete はパニックを 起 こします。無 効 な array.info ファイルは、vxdmpadm コマンドをハングアップさせることがあります。I/O の 読 み 込 み 時 に、sanboot は vxconfigd のコアダンプを 起こして 失 敗 しました。DCM から SRL ログモードへの 移 行 中 、 自 動 同 期 の 最 後 で VVRvxio はパニックを 起 こします。vxdg listssbinfo の 出 力 は 正 しくありません。APM を 読 み 込 むように 試 みた 場 合 、dmp_get_dmpsymbols でパニックが 発 生 します。libvxpp.so を 含 める、または 除 去 すると、vxconfigd は 無 効 モードに 入 ります。CVM マスターのテイクオーバー 障 害 の 状 況 でトリアージを 支 援するため、 診 断 ログ 追 加 の 要 求 が 強 化 されました。エンクロージャ 名 の 変 更 が、エンクロージャのすべてのデバイスに 及 びません。ユーザーはアクティブな rpool に 関 係 なく、dmp_native_supportの 有 効 と 無 効 を 切 り 替 えられます。5.1SP1 へのアップグレード 以 来 、vxvm-udev.sh が 原 因 でブート 時 間 が 長 くなっていました。設 定 の 更 新 の 際 、エラー V-5-1-10128、 予 期 しないカーネルエラーで、Growto が 失 敗 します。


46第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題インシデント23642532359814235779823575072356744235629323493522346470234418623392512337353233723323347572334544説 明VVR で、VVR セカンダリのカーネルメモリは、SO スナップショットの 使 用 中 にリークします。vxconfigbackup はエラーを 適 切 に 処 理 できません。CVR で、vol_ru_update 構 造 体 が 解 放 されないためにメモリリークが 発 生 しました。NR( 準 備 できていない) 状 態 のデバイスが 多 数 存 在 している 場 合には、NMI がトリガされ、DMP が 継 続 的 に 多 数 の pathdisable/enable イベントを 生 成 するため、サーバーはパニックを起 こします。VxVM スクリプトデーモンはそれ 自 体 の 重 複 インスタンスを 許 可しません。DMP スタックは vxdmpread -> uphysio でハングアップします。単 一 パス I/O モード 環 境 での LUN のプロビジョニング 中 に、データの 破 損 が 発 生 します。LUN をループから 除 外 した 後 に 含 めると、 巨 大 なメモリリークが発 生 します。CCT で、ボリューム 回 復 は BADLOG 状 態 の DCO を 持 つボリュームから needsync フラグを 解 除 しないため、ノード 結 合 が 失 敗 します。2 TB を 超 えるボリュームの Newfs は、DKIOCGMEDIAINFO とDKIOCGETEFI の ioctl の 失 敗 のために、 失 敗 します。vxdmpadm include vxvm dmpnodename=は、 要 求 されたものとともに、 除 外 されているすべての dmpnodeを 含 めます。vxdmpadm exclude vxvm dmpnodename=は、TPD デバイスを 無 効 にしません。vxconfigd のメモリ 消 費 は、 多 くの DMP_IDLE と DMP_UNIDLEイベントが 発 生 すると、 増 加 します。CVM 環 境 では、vxconfigd レベルの 結 合 は、マスターが「VE_NO_JOINERS」エラーを 並 列 のスレーブジョイナーに 返 した場 合 、ハングアップします。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題47インシデント233453423344852324507232392523227522320917231770323175402316297231302122996702291226229117622865592270880説 明CVM 環 境 では、vxconfigd レベルの 結 合 は、マスターが「VE_NO_JOINERS」エラーを 結 合 しているノードに 返 し、 新 しい設 定 でクラスタ nidmap が 変 更 されていた 場 合 、ハングアップします。CVM 再 設 定 が 進 行 中 または 保 留 中 のときに、マスターノードのvxconfigd を 再 起 動 すると、 共 有 ディスクグループは 無 効 になります。vxrelayout(1M)コマンドの man ページは 正 しくありません。rootdisk がカプセル 化 されており、install-db がある 場 合 には、システムブート 時 に 明 確 な 警 告 が 表 示 されます。vxconfigd の 再 起 動 時 には NR のデバイスに 対 して 重 複 した DAレコードが 見 つかります。シン 再 生 LUN 上 のボリュームとディスクを 削 除 すると、vxconfigdがコアダンプし、ディスクグループの 設 定 が 失 われます。Vxesd または Vxconfigd はファイル 記 述 子 を 漏 洩 します。DMP デバイスドライバが 読 み 込 み 解 除 するとき、カーネルヒープの 破 損 のためシステムパニックが 発 生 します。ブート 時 に、「デバイスが 使 用 中 」というエラーメッセージが 表 示 されます。Sun クラスタでは、CVM スレーブは 再 ブートの 後 で 結 合 に 失 敗しました。EFI の LUN で 作 成 されたディスクグループは、VxVM バージョン 5.1SP1 以 降 を 使 用 する 場 合 、ブート 時 に 自 動 インポートされません。1 TB を 超 える CDS ディスクでは、ブロックレベルの 破 損 を 避 けるため、バックアップラベルの 書 き 込 みがスキップされます。vxrootadm は、LANG=ja ではダンプデバイスを 正 しく 設 定 しません。アレイコントローラの 再 ブート 後 にカーネルヒープの 破 損 を 検 出するとパニックが 発 生 します。MAXFLI GA のパッケージから Solaris 10 にインストールされるlibvxsci.so のバイナリには、Solaris 10 固 有 のコードが 含 まれていません。


48第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題インシデント22684082257678225397022535522252680224873022451212240056223361122327892230716223037722285312227923222681322267712220926説 明vxdiskadm 17-2 を 使 って powerpath ディスクのパスを 無 効 にすると、ディスクがエラー 状 態 に 入 ります。ブートディスクがカプセル 化 されていることを 誤 って 判 断 するため、vxinstall は 失 敗 します。プライベートリージョン I/O のためにディスク 単 位 の maxiosizeをサポートします。vxsfdefault_parse.y は、vxsf_getdefault (*val) 関 数 でリークします。vxtask の 異 常 終 了 ではタスクが 正 しくクリーンアップされません。vxdg import コマンドは、(vxdg から 分 岐 する)vxrecover デーモンが 標 準 エラーストリームを 閉 じないため、ハングアップします。Rlinks は NAT 設 定 では 接 続 できません。vxdg move トランザクションは 完 了 せず、バックアップは 失 敗 します。HDS は E3 がサポートされているかどうかを 確 認 するために、USP-V および VSP(R700) 用 の ASL に 対 してページ 00 のチェックを 要 求 します。E3 がサポートされている 場 合 には、E3 の 照 会を 発 行 し、R700 のアレイ 名 が Hitachi VSP と 設 定 されることを 要求 します。NetApp Metro クラスタをサポートします。SVM の VxVM への 移 行 では、/etc/lvm/md.cf が 解 除 されないために 変 換 されません。相 違 ベースの 同 期 は、ボリューム/RVG サイズが 1 TB より 大 きいと 失 敗 します。cvm master vxconfigd プロセスは vol_klog_lock でハングアップします。エンクロージャ 名 の 名 前 変 更 は 永 続 的 になりません。VVR で、データポートを 指 定 した 場 合 、rlink は UDP プロトコルでは 接 続 解 除 のままになります。vxdiskadd または vxdiskadm を 使 用 して VM のディスクを 設 定できません。vxprivutil -D set ' コマンドは、vxprivutil コマンドが 永続 的 にハングアップする 原 因 となります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題49インシデント221749522165152215262221525622127842209391220510822027102201149220105622006702199496219725421969182196480219449221934292192612説 明EFI にラベルがない 状 況 をキャッチすれば、 意 味 のある 警 告 メッセージを 印 刷 できます。元 のオフセットを 使 用 した 場 合 、vxunreloc はブートディスクを 破損 します。Netapp の iSCSI LUN は、VEA GUI によって 初 期 化 している 間にエラー 状 態 に 入 ります。Oracle F5100 のフラッシュ HBA をサポートします。VM のデバイス 無 効 化 とディスク 再 設 定 処 理 が 拡 張 されました。vxdisk init のエラーは、Solaris 10 の 1 TB 超 のデバイスでは、ディスクラベルをスライスタイプから EFI タイプに 変 更 します。vxconfigd はすべての LUN を 単 一 の dmpnode にまとめます。VVR で、 SRL から DCM へのフラッシュの 間 、コマンドはハングアップせず、 適 切 なエラーを 出 します。DMP は、HBA の 障 害 に 続 いて SCSI 不 正 要 求 を 受 け 取 ると、I/O のサービスのためにすべての 可 能 性 を 試 みます。DCO の 作 成 では、「デフォルト」ファイルで 指 定 された 領 域 サイズを 考 慮 に 入 れません。vxattachd はディスクグループがインポート 済 みでなければディスクを 回 復 しません。「サイトミラー」のキャンパスクラスタ 機 能 では、データの 破 損 が 発生 します。thinrclm ディスクのボリュームを 作 成 する 際 、vxassist コマンドではオプション「logtype=none」が 動 作 しません。キャッシュサイズを 指 定 するスナップショットの 作 成 は、ディスクグループのアラインメントが 考 慮 に 入 れられていないため、 失 敗 します。ディスク 初 期 化 は、devintf_disk_geom_raw が RAW ジオメトリから 得 た 間 違 ったシリンダー 数 が 報 告 されるため、 失 敗 します。VxVM-ASM の 共 存 が 有 効 になりました。vxconfigd が 再 起 動 され、ある devlist から 別 の devlist への 移行 が 発 生 した 場 合 、I/O ポリシーは 保 存 されません。XP ASL は EVA の LUN を 要 求 します。


50第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題インシデント21916932190020218859021839842181631217660121687202165394216514121601992158438215428721528302148851説 明vxdmpadm native list コマンドは、 出 力 もエラーも 表 示 しません。dmp_deamon は、1M の 連 続 的 なメモリページングを 適 用 しますが、これは 大 きすぎます。DCL オブジェクト 上 の 読 み 込 み 用 スレーブノードが 取 得 する ilockは、 読 み 込 みが 完 了 する 前 にノードがマスターになると、I/O のハングアップを 起 こすことがあります。システムは、DMP の I/O 統 計 を 更 新 しているときに 競 合 が 発 生すると、パニックを 起 こします。ストライプ 化 ミラーボリュームは、-oallowspansites と DRL が 設定 されているサイトを 越 えて 増 加 することはできません。SRDF-R2 デバイスは、デバイスが 書 き 込 み 禁 止 モードだと、エラー 状 態 になります。無 効 な ASL が 削 除 されました。間 違 ったディスクが 選 択 されてディスクグループがインポートされます。 元 のディスクグループを 破 棄 した 後 、useclonedev オプションを 使 わずにディスクグループをインポートすると、クローンのディスクではなく、 元 のディスクを 含 むディスクグループがインポートされます。I/O のヒントが VxFS によって 渡 されると、VxVM は b_clock_ticksを 0 にリセットします。マスターのテイクオーバーは、 次 のマスターが 共 有 ディスクグループをインポートできなかった 場 合 、 失 敗 します。500 ボリュームの vxsnap restore 操 作 を 行 うと、ゴミ 文 字 列 が 出力 され、いずれかの 時 点 でコアがダンプされます。「VxVM vxdmp V-5-3-1062 dmp_restore_node: 不 安 定 なパス」メッセージをトリガしている、NR( 準 備 できていない)デバイスの 処 理 が 改 善 されました。多 重 レベルクローンディスクの 環 境 では、 正 規 のディスクグループのインポートは 正 しく 処 理 され、ディスクグループのインポートが 失 敗 した 場 合 には 正 しいエラーメッセージが 報 告 されます。vxdisk resize は、アレイコンソールから 物 理 的 に 拡 張 されたディスクのサイズ 変 更 に 失 敗 しました。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題51インシデント214873821447752139179213604621335032121183210815221055472104887210292921008652092921208800720824502081043説 明vxvm-sysboot によって 呼 び 出 される vxdmpadm はシステムブートの 間 に 強 制 終 了 されます。フェールオーバーポリシー「ローカル」は、VxVM のアップグレードでは 保 存 されません。LUN の 複 製 では、SSB のチェックは 無 効 です。CVM スクリプトでは、 付 加 的 な 情 報 をログに 記 録 し、ハングアップのケースを 処 理 できる 必 要 があります。エンクロージャの 名 前 を 変 更 すると、dmpevents.log は「エンクロージャのモードがプライベートからプライベートに 変 わった」と報 告 します。installmp、installrp、および patchadd を 使 用 すると、 部 分 的にインストールされた 状 態 、または 使 用 不 能 という 状 態 になります。vxconfigd は、システムの 再 ブート 時 に、 設 定 で NR( 準 備 できていない)になっているデバイスがあると、 無 効 状 態 になります。tagmeta 情 報 レコードは、DGSJ 操 作 の 際 にクリーンアップされないため、 数 回 反 復 した 後 で、DGSJ 操 作 が 長 時 間 遅 延 する 原因 となります。クローンデバイスで 必 要 な vxdg のエラーメッセージの 改 善 のため、 矛 盾 した dgid を 報 告 し、「- o updateid」の 実 行 を 提 案 するようになりました。vxdmp コントロールからの 除 外 と 包 含 のサポートを 中 止 するため、 設 定 内 で vxdiskadm のオプション 17:4/5/6/7 および18:4/5/6/7 を 指 定 することは 行 わず、17:8 および 18:8 を 修 正するようになりました。vxconfigd のメモリリーク。vxrecover が 拡 張 されました。 可 能 な 場 合 には、DCO プレックスの 接 続 が 実 装 されます。DMP のセカンダリパスだけを 回 復 させる 可 能 性 。エラーの 場 合 には、vxdisk resize はより 有 意 なエラーメッセージを 表 示 するようになります。cvmtc を 実 行 している 間 に clist_next で vxconfigd がコアダンプします。


52第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題インシデント2080730207056120389282033909202461720154672008721200066119595131940052186900218292851675599146888514312231426480説 明更 新 後 の VxVM または vxdmp のファイル 内 容 の 除 外 は、vxdiskadm および vxdmpadm と 一 貫 して 行 われるようになりました。クローンデバイスに 関 するディスクグループインポートのエラーメッセージが 改 善 されました。古 いバージョンのディスクグループの 作 成 は 失 敗 します。SFRAC 設 定 では、A/PG アレイ Fujitsu ETERNUS3000 のセカンダリパスを 無 効 にした 後 で、I/O はハングアップします。/kernel/drv/vxio.conf の volpagemod_max_memsz 設 定 は、システムブート 時 には 無 視 されます。VxVM マッププロバイダのパフォーマンスが 向 上 しました。DMAPI の dm_h<strong>and</strong>le_to_path() libxdsm.a 呼 び 出 しは、kill-9 によって、セッションとアクセス 権 を 残 したまま 中 断 できました。拡 張 された noreonline でのインポート 中 のディスクグループの名 前 変 更 は、スレーブが、マスターが 送 信 する 情 報 ではなく、ディスクグループのキャッシュに 保 存 されたプライベートリージョンのヘッダー 情 報 を 使 用 するため、 失 敗 します。スレーブノードにインポートされるディスクグループの -onoreonline オプションは 伝 播 します。ゾーンおよびノードリーブから HBA のエイリアスを 削 除 した 後 、結 合 を 行 うと、マスター 上 の vxconfigd はハングアップします。マスタースレーブ 間 通 信 のために vold レベルでの 循 環 型 バッファを 導 入 しました。ディスクに 一 意 のネーティブ 名 を 割 り 当 てる 際 、vxconfigd がコアダンプします。DDL および ASL でのメモリリーク。vxbrk_rootmir スクリプトは 完 了 せず、vxprivutil を 呼 び 出 した後 でハングアップします。ボリュームセットを 同 期 するときにリモートディスクグループとボリュームセット 名 が 指 定 されていると、vradmin syncvol およびsyncrvg は 動 作 しません。VOLCVM_CLEAR_PR() ioctl は、 呼 び 出 し 側 に DMP が 返 すエラーを 伝 えません。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題53インシデント1192166説 明vxdg -n [newdg] deport [origdg] はメモリリークを 起 こします。<strong>Veritas</strong> Volume Manager: 5.1 SP1 RP1 で 修 正 済 みの 問 題このセクションでは、この<strong>リリース</strong>の <strong>Veritas</strong> Volume Manager で 修 正 されたインシデントについて 説 明 します。表 1-13<strong>Veritas</strong> Volume Manager 5.1 SP1 RP1 で 修 正 済 みの 問 題修 正 済 みの問 題2160199214868221816312133503220067021916932080730212998921294772194492215843821666822088007説 明今 後 のマスターが 共 有 DG をインポートできないために、マスターのテイクオーバーがエラーになります。SUN バグ ID は 6988420 です。スレーブノードのマスター 選 択 でコマンドノード 転 送 がハングアップし、マスターノードのマスターが 更 新 されます。DRL に -oallowspansites を 使 って、ストライプ 化 ミラーボリュームをサイト 間 で 拡大 できません。エンクロージャの 名 前 を 変 更 すると、エンクロージャのモードがプライベートからプライベートに 変 わったことを 示 す 報 告 が dmpevents.log に 記 録 されます。ディスクグループがインポート 済 みでない 場 合 、vxattachd でディスクがリカバリされません。vxdmpadm native list コマンドで 出 力 とエラーが 表 示 されません。vxdiskadm と vxdmpadm を 使 うと、 更 新 後 の vxvm 除 外 ファイルと vxdmp 除 外ファイルの 内 容 に 整 合 性 が 確 保 される 必 要 があります。pref_bit が LUN に 対 して 設 定 されていない 場 合 、EVA ASL でエラーメッセージが 報 告 される 必 要 があります。サイズ 変 更 操 作 に vxdisk reclaim コマンドでエラーが 発 生 します。VxVM-ASM 共 存 が 有 効 化 されます。500 個 のボリュームに 対 する vxsnap のリストア 操 作 で 意 味 のない 文 字 列 が 出 力 され、 場 合 によってコアダンプします。fsvm ミラー 読 み 取 りインターフェース 中 にプレックスから 読 み 取 る 前 に、プレックスがアクティブであることを 確 認 するためのチェックが 必 要 です。DMP のセカンダリパスのみが 回 復 される 可 能 性 があります。


54第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題修 正 済 みの問 題21885902015467182928522268132227923217248821839842038928197056020824501869002142648021055472201149195951319400522199496説 明DCL オブジェクトでの 読 み 取 りのために SLAVE ノードによって 取 得 した ilock が、読 み 取 りの 完 了 前 にそのノードが MASTER になると、I/O がハングアップする 原因 になることがあります。SF 5.1 VxVM Mapping Provider での NetBackup 6.5.5 のパフォーマンス 向 上が 有 効 になりました。重 複 しないネーティブ 名 をディスクに 割 り 当 てる 間 に、vxconfigd でコアダンプが出 力 されます。VVR: データポートが 指 定 されている 場 合 に、Rlinks が UDP プロトコルと 切 断 されたままになる 問 題 は 解 決 されました。エンクロージャ 名 の 変 更 が 永 続 的 ではありません。FMR: dco バージョン 0 のリストア 操 作 で 既 存 のスナップショットミラーが 同 期 しません。DMP I/O 統 計 情 報 の 更 新 中 に、 競 合 状 態 が 原 因 でシステムパニックが 発 生 します。5.1 SP1 以 前 のバージョンのディスクグループを 作 成 できません。vxconfigd がアイドル 状 態 の(コマンドを 転 送 していない)ときにスレーブが 停 止 し、コマンド 転 送 が 進 行 中 であると、マスターで vxconfigd のコアダンプが 出 力 されます。エラーが 発 生 したときに、vxdisk のサイズ 変 更 で 意 味 のあるエラーメッセージが 出力 される 必 要 があります。マスタースレーブ 間 通 信 に 対 する vold レベルでの 循 環 バッファが 導 入 されました。DMP で 返 されるエラーを VOLCVM_CLEAR_PR ioctl が 呼 び 出 し 元 に 伝 播 しません。DGSJ 操 作 中 に tagmeta 情 報 レコードがクリーンアップされず、わずかな 反 復 後に DGSJ 操 作 が 大 幅 に 遅 延 する 結 果 になります。SCSI の 不 正 な 要 求 を 受 け 取 り、その 結 果 HBA エラーが 発 生 したときに、I/O を 処理 するために DMP であらゆる 可 能 性 が 試 行 される 必 要 があります。ディスクグループインポートの -o noreonline オプションがスレーブノードに 伝 播 されます。ゾーンから HBA のエイリアスを 削 除 し、ノードの 切 断 と 結 合 の 後 、マスターでvxconfigd がハングアップします。「サイトミラー」キャンパスクラスタ 機 能 でデータ 破 損 が 見 られます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題55修 正 済 みの問 題2234844221521621418202211283214873820621902130744212118321649062209391説 明asm2vxfs 変 換 でエラーが 発 生 します。vxkprint で TP 関 連 の 値 が 報 告 されません。Solaris opetron での 2 番 目 の 分 割 後 、vxrootadm:boot エントリが 作 成 されません。ブートディスクがカプセル 化 された 51SP1 パッチの 削 除 後 、システムがメンテナンスモードに 切 り 替 わります。vxvm-sysboot によって 呼 び 出 される vxdmpadm が、システムブートの 間 に 強 制終 了 されます。rootdg または backupdg に RVG があると、vxrootadm の 分 割 または 結 合 操 作に 失 敗 します。1 TB ディスクは sol9u7 のエラー 状 態 として 示 され、vxdisksetup もエラーになります。installmp/rp/patchadd の 結 果 、 部 分 的 にインストールされた 状 態 で 使 用 できなくなります。Sol10U9 で luupgrade コマンドの 新 しいオプションをサポートするように、vxlustartスクリプトを 拡 張 する 必 要 があります。vxdisk init のエラーによって、Solaris 10 の 1 TB 未 満 のデバイスのディスクラベルが sliced から EFI の 種 類 に 修 正 されます。<strong>Veritas</strong> Volume Manager: 5.1 SP1 RP2 で 修 正 済 みの 問 題表 1-14 は、<strong>Veritas</strong> Volume Manager 5.1 SP1 RP2 で 解 決 したインシデントを 示 します。表 1-14<strong>Veritas</strong> Volume Manager 5.1 SP1 RP2 で 修 正 済 みの 問 題修 正 済 みの問 題248060024403492431470説 明I/O サイズが 512 K より 大 きく、32 を 超 えるスレッドが 並 行 して 書 き 込 みを 行 った 場合 、I/O はマスターノードで 恒 久 的 にハングアップします。DCO ボリュームは、 制 限 される「サイト」のリストで「alloc=site:xxxx」が 指 定 されていた 場 合 でも、 任 意 の「サイト」に 拡 大 することがあります。vxpfto は vxdisk を 呼 び 出 すときに DM 名 を 使 用 しますが、vxdisk はまず DA 名へのマッチを 行 うので、 破 損 が 生 じます。


56第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題修 正 済 みの問 題2431423242887524286312425722242555124248332421067241934824139042411698241084524087712407192240629224006542396293238799323861202385680説 明CVRで、DCM の I/O エラーの 後 に vol_mv_commit_check がパニックを 起 こします。両 方 のノードで I/O 処 理 が 生 じていて(DCM フラッシュの 開 始 を 待 機 していて)スレーブノードでクラッシュが 生 じると、マスターの 再 設 定 はハングアップします。すべてのディスクグループで 同 じフェンスキーを 使 用 することが 許 可 されます。vxsd 移 動 操 作 は 2 TB 超 のディスクサイズでは 失 敗 しました。I/O は、スレーブノードの 再 ブート 時 にマスターとスレーブ 両 方 で I/O 操 作 があると、6 分 間 ハングアップします。autosync と deport の 実 行 中 、プライマリのログ 所 有 者 が ted アサートnmcom_send_msg_tcp にヒットします。vxconfigd はプライマリの 両 方 のノードでハングアップします。DMP のパニック。DMP の 再 構 成 と ioctl による DMP のパススルーの 間 で 競 合 状態 が 発 生 します。動 的 な LUN 再 設 定 の 実 行 中 に、 複 数 の 問 題 が 見 られます。マスターとスレーブ 両 方 へ I/O 操 作 があった 場 合 、VVR で I/O がハングアップします。XIV アレイでは、 多 くの「 予 約 競 合 」メッセージが 出 されます。vxconfigd がすべてのストレージデバイスをスキャンせず、 発 見 しません。 一 部 のストレージデバイスはスキップされます。アプリケーション I/O は、CVM の 再 設 定 と、ログ 所 有 者 の 変 更 プロトコルが 競 合 すると、ハングアップします。vol_subdisksio_delete() はパニックを 起 こします。無 効 な array.info ファイルは、vxdmpadm コマンドをハングアップさせることがあります。I/O のロード 時 に、sanboot は vxconfigd のコアダンプを 起 こして 失 敗 しました。libvxpp.so を 含 める、または 除 くことをテストしている 間 、vxconfigd は 無 効 モードに 入 ります。CVM マスターのテイクオーバー 障 害 の 状 況 でトリアージを 支 援 するため、 診 断 ログ 追 加 の 要 求 が 強 化 されました。VVRで、vol_rv_async_childdone+1147 で vxio がパニックを 起 こします。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題57修 正 済 みの問 題238315823790292369786236595123642532359814235779823575072356744234935223464702337694233735323345342323925232275223209172317703説 明VVRで、vol_rv_mdship_srv_done+680 で vxio がパニックを 起 こします。エンクロージャ 名 の 変 更 が、エンクロージャのすべてのデバイスに 及 びません。VVR で、NM_ERR_HEADR_IO 付 近 でデッドループが 起 きます。設 定 の 更 新 の 際 、エラー V-5-1-10128、 予 期 しないカーネルエラーで、Growtoが 失 敗 します。VVR で、VVR セカンダリのカーネルメモリは、SO スナップショットの 使 用 中 にリークします。vxconfigbackup はエラーを 適 切 に 処 理 できません。CVR で、vol_ru_update 構 造 体 が 解 放 されないためにメモリリークが 発 生 しました。NR( 準 備 できていない) 状 態 のデバイスが 多 数 存 在 している 場 合 には、NMI がトリガされ、DMP が 継 続 的 に 多 数 の path disable/enable イベントを 生 成 するため、サーバーはパニックを 起 こします。VxVM スクリプトデーモンはそれ 自 体 の 重 複 インスタンスを 許 可 しません。単 一 パス I/O モード 環 境 での LUN のプロビジョニング 中 に、データの 破 損 が 発 生します。LUN をループから 除 外 した 後 に 含 めると、 巨 大 なメモリリークが 発 生 します。TP で、2 TB 超 の LUN に 対 し、「vxdisk -o thin list」はサイズ 0 を 表 示 します。vxdmpadm include vxvm dmpnodename= は、 要 求 されたものとともに、 除 外 されているすべての dmpnode を 含 めます。CVM 環 境 では、vxconfigd レベルの 結 合 は、マスターが「VE_NO_JOINERS」エラーを 結 合 しているノードに 返 し、 新 しい 設 定 でクラスタ nidmap が 変 更 されていた 場 合 、ハングアップします。rootdisk がカプセル 化 されており、install-db がある 場 合 には、システムブート 時に 明 確 な 警 告 が 表 示 されます。vxconfigd の 再 起 動 時 には NR のデバイスに 対 して 重 複 した DA レコードが 見 つかります。シン 再 生 LUN 上 のボリュームとディスクを 削 除 すると、vxconfigd がコアダンプし、ディスクグループの 設 定 が 失 われます。Vxesd または Vxconfigd はファイル 記 述 子 を 漏 洩 します。


58第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題修 正 済 みの問 題231629722996702286559226331722576782255182225397022535522249113224873022422682240056223708922327892228531220510822047522200670説 明ブート 時 に、「デバイスが 使 用 中 」というエラーメッセージが 表 示 されます。EFI の LUN で 作 成 されたディスクグループは、VxVM バージョン 5.1SP1 以 降 を使 用 する 場 合 、ブート 時 に 自 動 インポートされません。アレイコントローラの 再 ブート 後 にカーネルヒープの 破 損 を 検 出 するとパニックが 発生 します。クローンで、dgid によるディスクグループのインポートに 関 し、 元 のディスクグループが 破 棄 され、クローンディスクが 存 在 するようになる 場 合 について、マニュアルではっきり 文 書 化 される 必 要 があります。ブートディスクがカプセル 化 されていることを 誤 って 判 断 するため、vxinstall が 失敗 します。CLARiiON アレイの 誤 設 定 の 処 理 は、ある HBA を 通 して 1 つのフェイルオーバーモード、 別 の HBA からは 異 なった 値 を 報 告 します。プライベートリージョン I/O のためにディスク 単 位 の maxiosize をサポートします。vxsfdefault_parse.y は、vxsf_getdefault (*val) 関 数 でリークします。vol_ru_recover_primlog_done は、ダミー 更 新 が MAX_WRITE より 大 き 場 合 、SRL から 読 み 込 むべきものとして 同 じ 開 始 アドレスを 返 します。vxdg import コマンドは、(vxdg から 分 岐 する)vxrecover デーモンが 標 準 エラーストリームを 閉 じないため、ハングアップします。voldrl_unlog でパニックが 生 じます。vxdg move トランザクションは 完 了 せず、バックアップは 失 敗 します。vxrecover は、 関 連 付 けられたキャッシュボリュームのリカバリが 完 了 する 前 に、データボリュームのリカバリを 開 始 することがあります。NetApp Metro クラスタをサポートします。cvm master vxconfigd プロセスは vol_klog_lock() でハングアップします。SVS で、vxconfigd はすべての LUN を 単 一 の dmpnode にまとめます。hpdisk フォーマットでは、 複 数 の VM コマンドが、 成 功 しているにもかかわらず「GPT エントリチェックサム 不 一 致 」エラーメッセージをスローします。vxattachd はディスクグループがインポート 済 みでなければディスクをリカバリしません。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題59修 正 済 みの問 題219725421969182196480219468521934292190020216539421542872152830214477521391792094672203390924846852369177説 明thinrclm ディスクのボリュームを 作 成 する 際 、vxassist コマンドではオプション「logtype=none」が 動 作 しません。キャッシュサイズを 指 定 するスナップショットの 作 成 は、ディスクグループのアラインメントが 考 慮 に 入 れられていないため、 失 敗 します。ディスク 初 期 化 は、devintf_disk_geom_raw が RAW ジオメトリから 得 た 間 違 ったシリンダー 数 が 報 告 されるため、 失 敗 します。アレイ 側 のスイッチポートを 無 効 にし、 再 び 有 効 にすると、vxconfigd デーモンはコアダンプします。vold が 再 起 動 され、ある devlist から 別 の devlist への 移 行 が 発 生 した 場 合 、IOポリシーは 保 存 されません。dmp_deamon は、1M の 連 続 的 なメモリページングを 適 用 しますが、これは 大 きすぎます。クローンで、 間 違 ったディスクが 選 択 されてディスクグループがインポートされます。元 のディスクグループを 破 棄 した 後 、dgname を 指 定 する useclonedev オプションを 使 わずにクローンデバイスをインポートしようとすると、 元 のディスクを 含 むディスクグループがインポートされます。「VxVM vxdmp V-5-3-1062 dmp_restore_node: 不 安 定 なパス」メッセージをトリガしている、NR( 準 備 できていない)デバイスの 処 理 が 改 善 されました。多 重 レベルクローンディスクの 環 境 では、 正 規 のディスクグループのインポートは正 しく 処 理 され、ディスクグループのインポートが 失 敗 した 場 合 には 正 しいエラーメッセージが 報 告 されます。フェールオーバーポリシー「ローカル」は、5.1RP1 からのアップグレードでは 保 存されません。LUN コピーの 際 には SSB チェックが 無 効 になります。CVRで、 マスターの vxconfigd は、8 名 のユーザーの cvr ストレスを 受 けた 状 態で 再 構 成 を 実 行 すると、ハングアップします。SFRAC 設 定 では、A/PG アレイ Fujitsu ETERNUS3000 のセカンダリパスを 無 効にした 後 で、I/O はハングアップします。「 完 了 」 処 理 中 に、1 つのスレッドが、 別 のスレッドが sio_fsvm_priv にアクセスする 前 にそれを 解 放 するといった 状 況 が 生 じると、2 つの vol_subdisk sio の 間 で 競合 状 態 が 発 生 します。DDL の do_diskio 機 能 は 2 TB より 大 きいオフセットを 処 理 できます。


60第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題修 正 済 みの問 題23464702339251232066922911762270880226840822576782244210223071622263042216515221526222152562196480217925921468332108152説 明LUN を vxdmpadm を 使 用 するループから 除 外 した 後 に 含 めると、 巨 大 なメモリリークが 発 生 します。2 TB を 超 えるボリュームの Newfs は、DKIOCGMEDIAINFO と DKIOCGETEFIの ioctl の 失 敗 のために、 失 敗 します。Solaris では SDS から VxVM への 変 換 は 失 敗 します。vxrootadm は、LANG=ja ではダンプデバイスを 正 しく 設 定 しません。Solaris 10 SPARC では、2 TB より 大 きいサイズの EFI ラベル 付 きディスクのディスク 容 量 は、2 TB に 切 り 捨 てられますvxdiskadm 17-2 を 使 って powerpath のディスクのパスを 無 効 にすると、ディスクがエラー 状 態 に 入 ります。ブートディスクがカプセル 化 されていることを 誤 って 判 断 するため、vxinstall が 失敗 します。vxdisksetup は EFI セットアップ 時 に CLI によって 渡 されたデフォルトパラメータでは 失 敗 しました。SVM の VxVM への 移 行 では、/etc/lvm/md.cf がクリアされないために 変 換 されません。Solaris 9 では、1 TB 超 の ufs ファイルシステムは 作 成 できません。元 のオフセットを 使 用 した 場 合 、vxunreloc はブートディスクを 破 損 することがあります。Netapp の iSCSI LUN は、VEA GUI によって 初 期 化 している 間 にエラー 状 態 に入 ります。新 しい HBA で Oracle X4470 サーバー 上 の Oracle F5100 のフラッシュアレイがサポートされます。1 TB 未 満 のディスクサイズでは、VxVM cdsdisk のレイアウト 初 期 化 は 失 敗 します。DMP の SCSI バイパスは、2 TB 超 の I/O を 処 理 するために 拡 張 される 必 要 があります。vxmirror 操 作 は、「デバイス 上 には UFS FS があります」というエラーで 失 敗 します。vxconfigd は、システムの 再 ブート 時 に、 設 定 で NR( 準 備 できていない)になっているデバイスがあると、 無 効 状 態 になります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題61修 正 済 みの問 題2064490206315217913971675599説 明1 TB 超 の CDS ディスクで vxcdsconvert が 動 作 することを 確 認 しました。xml 関 連 のエラーのために vxbootadm は 失 敗 しました。VVR で、RU のスレッドは、セカンダリに START_UPDATE メッセージを 繰 り 返 し送 信 して、スピンし 続 けます。DDL および ASL でメモリリークが 生 じます。LLT、GAB、I/O フェンシングの 解 決 済 みの 問 題表 1-15 に、LLT、GAB、I/O フェンシングに 関 する 解 決 済 みの 問 題 を 示 します。表 1-15インシデント25159322510980249502024424022437022242666424116522386325説 明LLT、GAB、I/O フェンシングの 解 決 済 みの 問 題[GAB] gabconfig ioctl の 動 作 は、GAB がすでに 設 定 されていれば EALREADYを 返 すように 変 更 されました。[フェンシング] VRTSvxfen のパッケージをアンインストールしても、ポート b はメンバーシップにとどまり、VxFEN のモジュールはロードされます(SMF サービスを無 効 にしなかった 場 合 )。[フェンシング] フェンシングモードを「scsi3」から「customized」に 変 更 するためvxfenswap コマンドを 実 行 し、vxfenswap が 確 認 を 求 めたときにロールバックを 選 択 した 場 合 には、vxfend は 終 了 しません。[LLT]: ウェイクアップ 呼 び 出 しを 削 減 することにより、lltd の CPU 消 費 を 削 減 しました。[フェンシング] ディスクポリシーが 変 更 されたとき、 同 じディスクグループに 対 しては vxfenswap コマンドを 実 行 しません。[フェンシング] vxfenswap コマンドを 実 行 してカスタマイズモードから scsi3 モードに 移 行 するとき、vxfend は 終 了 しません。[GAB] GAB では、メッセージをキューに 入 れる 前 に、64KB の 最 大 メッセージサイズに 関 して 行 うチェックが 追 加 されました。[フェンシング] フェンシングの 設 定 が 失 敗 し、vxfenadm は、ページ 0x83 で SCSI照 会 データが 96 バイトを 超 えているすべての LUN について、 同 じシリアル 番 号を 表 示 します。


62第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>修 正 済 みの 問 題インシデント236974223510112337916231136122533212252470221844822096642203070216181621127422100896説 明[フェンシング] いったん 特 定 のモード(たとえばカスタマイズモード)の vxfenconfig-c が EFAULT(「1036 設 定 できません...」)を 返 した 場 合 、その 後 異 なるモード(たとえば scsi3 モード)で vxfenconfig -c を 実 行 すると、 必 ずエラー EBADMSG(「1050 モードが 一 致 しません...」)で 失 敗 します。[フェンシング] vxfenswap ユーティリティは、バックグラウンドの 他 のノードで 実 行された vxfenconfig コマンドの 終 了 ステータスを 正 しくチェックしません。vxfenconfig プロセスが 何 らかの 理 由 で 成 功 しなかった 場 合 、このことが 原 因 で、vxfenswap ユーティティがずっとハングアップしているように 見 えることがあります。[フェンシング] フェンシングのシャットダウンスクリプトは、クライアントが 登 録 中 のためフェンシングが 設 定 解 除 に 失 敗 した 場 合 、フェンシングモジュールの 停 止 を再 試 行 しません。[フェンシング] フェンシングが 実 行 中 で CoordPoint リソースが 設 定 されていた 場合 、エンジンログには、フェンシングの 詳 細 が 5 分 ごとに 記 録 されます。[フェンシング] 起 動 時 にどのコーディネーションポイントも 利 用 できない 場 合 には、フェンシングは 開 始 しません。[フェンシング] 標 準 照 会 または 様 々な ID タイプを 使 用 する 拡 張 照 会 を 使 用 して、フェンシングライブラリにシリアル 番 号 を 強 制 的 に 取 得 させるオプションが 提 供 されました。[VxCPS] cpsadm コマンドは、LLT が CP サーバーをホストするシングルノードクラスタにインストールされていない、または 設 定 され 廷 内 場 合 には 失 敗 します。[VxCPS]single_cp=1 の 場 合 で、vxfend_A.log で 警 告 メッセージの 書 式 設 定 が必 要 な 場 合 でも、3 つのディスクを 使 用 したフェンシングの 設 定 は 成 功 します。[フェンシング] 64 ノードクラスタのフェンシングの 設 定 は 失 敗 します。フェンシングは 最 初 33 のノードでのみ 動 作 します。[フェンシング] システムベースかグループベースの 優 先 フェンシングポリシーを 設定 した 場 合 、 優 先 されるフェンシングが 大 規 模 なクラスタで 期 待 どおりに 動 作 しません。[VxCPS] ロケール 設 定 が 異 なる 複 数 のノードでの 設 定 後 にサーバーベースのI/O フェンシングが 起 動 しません。[フェンシング] vxfenswap を 使 用 するサーバーベースからのディスクベースへ 移行 が 成 功 しても、エラーメッセージが 出 されます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題63インシデント208594120762401973713196595419439931907648説 明[VxCPS] コーディネーションポイントサーバー(CP サーバー)は 単 一 の 仮 想 IP のみにバインドし、 同 じアドレスで 応 答 準 備 します。この 仮 想 IP への 接 続 を 確 立 できない 場 合 、アプリケーションクラスタは CP サーバーにアクセスできません。そのため、 別 のサブネットを 経 由 するクライアントが 別 の IP を 介 して CP サーバーに 接続 できる 場 合 でも、CP サーバーの 仮 想 IP が 存 在 するサブネットの 問 題 が 原 因 で接 続 に 失 敗 する 場 合 は、CP サーバーにアクセスできません。[VxCPS] サーバーベースの I/O フェンシング(カスタマイズフェンシングモード)を 使 うアプリケーションクラスタを 再 設 定 するとき、インストーラは 再 設 定 の 前 にアプリケーションクラスタ 情 報 を CP サーバーから 削 除 しません。その 結 果 、アプリケーションクラスタを 再 設 定 し、 同 じ CP サーバーを 使 ってカスタマイズモードのI/O フェンシングを 設 定 しようとすると、アプリケーションクラスタに 対 するサーバーベースのフェンシングの 再 設 定 が 失 敗 します。[フェンシング] CP サーバーのエージェント 用 のエージェント XML ファイルがありません。[フェンシング] ネットワーク 分 割 時 に、 各 サブクラスタの 最 下 位 ノードがそのサブクラスタを 代 表 してコーディネーションポイントを 獲 得 しようとします。 最 下 位 ノードが過 半 数 のコーディネーションポイントと 通 信 できないか、または 最 下 位 ノード 自 体が 獲 得 中 に 予 期 せずパニック 状 態 になった 場 合 、そのサブクラスタのすべてのノードがパニック 状 態 になります。[VxCPS] CoordPoint エージェントは cat /etc/vxfen_mod データで engine_A.logをいっぱいにします。[VxCPS] コーディネーションポイントエージェントは、アクセスできない CP サーバーの 詳 細 情 報 をログに 記 録 しません。CP サーバーにアクセスできないとき、エージェントは CP サーバーの UUID または 仮 想 IP をエンジンログに 記 録 しません。既 知 の 問 題インストール 関 する 問 題このセクションでは、この<strong>リリース</strong>の 既 知 の 問 題 について 説 明 します。製 品 に 関 連 する 既 知 の 問 題 の 完 全 な 一 覧 については、 対 応 する<strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>を 参 照 してください。p.111 の 「マニュアル」 を 参 照 してください。このセクションでは、インストール 時 とアップグレード 時 の 既 知 の 問 題 について 説 明 します。


64第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題アップグレードの 途 中 でインストーラを 停 止 した 後 、アップグレードを 再 開 すると、サービスグループがフリーズすることがある(2591399)サービスグループは、 製 品 のインストーラを 使 用 してアップグレードを 開 始 し、インストーラがいくつかのプロセスを 停 止 した 後 でインストーラを 停 止 し、それからアップグレードを再 開 すると、フリーズします。回 避 策 : アップグレードが 完 了 した 後 で、サービスグループを 手 動 でアンフリーズしてください。サービスグループを 手 動 でアンフリーズするには1 フリーズしたサービスグループすべてをリストします。# hagrp -list Frozen=12 フリーズしているサービスグループをすべてアンフリーズします。# haconf -makerw# hagrp -unfreeze service_group -persistent# haconf -dump -makeroターゲットシステムのルートディスクがカプセル 化 されている 場 合にはフラッシュアーカイブのインストールはサポートされないシマンテック 社 は、マスターシステムのルートディスクがカプセル 化 されている 場 合 、フラッシュアーカイブを 使 用 した SFHA インストールをサポートしません。インストールを 開 始 する 前 にターゲットシステムのルートディスクがカプセル 化 が 解 除 されていることを 確 認 してください。EULA の 変 更 (2161557)すべての EULA の 場 所 が 変 わりました。英 語 EULA は /product_dir/EULA/en/product_eula.pdf にあります日 本 語 と 中 国 語 の EULA はそれぞれの 言 語 で 次 の 場 所 にあります:日 本 語 EULA は /product_dir/EULA/ja/product_eula.pdf にあります中 国 語 EULA は /product_dir/EULA/zh/product_eula.pdf にあります


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題65<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> HA のアップグレードまたはアンインストールでモジュールアンロードエラーが 発 生 する 場 合 がある(2159652)<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> HA をアップグレードまたはアンインストールするとき、 一部 のモジュールが 次 のメッセージと 類 似 のエラーメッセージでアンロードに 失 敗 する 場 合があります。fdd を node_name で 停 止 できませんでしたvxfs を node_name で 停 止 できませんでした問 題 はサブクラスタのいずれか 1 つまたはすべてのノードで 発 生 することがあります。回 避 策 : アップグレードまたはアンインストールが 完 了 した 後 、インストーラから 提 供 される指 示 に 従 って 問 題 を 解 決 してください。製 品 の 移 行 時 にインストーラがディスク 容 量 の 使 用 を 過 大 予 想 する(2088827)インストーラはすべての 製 品 パッケージとパッチが 必 要 とする 容 量 を 表 示 します。 移 行 時に 一 部 のパッケージはすでにインストールされていて、 移 行 時 に 一 部 のパッケージは 削除 されます。これがディスク 容 量 を 解 放 します。インストーラは 実 際 に 必 要 とするよりも 多 くの 容 量 を 要 求 します。回 避 策 : ディスク 容 量 がインストーラが 要 求 するよりも 少 ないが 実 際 に 必 要 とするよりも 多い 場 合 は、-nospacecheck オプションを 付 けてインストーラを 実 行 してください。VRTSacclib パッケージは 非 推 奨 のパッケージである(2032052)VRTSacclib パッケージは 非 推 奨 です。インストール、アンインストールとアップグレードについては、 次 の 点 に 注 意 してください。■■■新 規 インストール: VRTSacclib をインストールしないでください。アップグレード: 古 い VRTSacclib をアンインストールし、 新 しい VRTSacclib をインストールしてください。アンインストール: VRTSacclib を 無 視 します。設 定 なしで 5.0 MP3 をインストールしてから 6.0 にアップグレードすると、インストーラが 続 行 できません(2016346)設 定 なしで 5.0MP3 をインストールした 場 合 、6.0 にアップグレードできません。このアップグレードパスはサポートされません。回 避 策 : 5.0 MP3 をアンインストールし、 次 に 6.0 をインストールしてください。


66第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題Solaris 10 Update 10 への Live Upgrade を 実 行 した 後 、 代 替 ブートの 環 境 からのブートが 失 敗 することがある(2370250)設 定 に、クラスタ 内 の CFS としてマウントされている 共 有 ディスクグループ 内 のボリュームが 含 まれている 状 況 で、vxlustart コマンドを 使 用 してサポート 対 象 の Solaris バージョンから Solaris 10 Update 10 への Live Upgrade を 実 行 した 場 合 、 代 替 ブート 環 境 からのブートに 失 敗 することがあります。回 避 策 :vxlufinish コマンドを 実 行 します。システムを 再 ブートする 前に、/altroot.5.10/etc/vfstab ディレクトリ 内 にある、CFS としてマウントされる 共 有ディスクのすべてのボリュームのエントリを 手 動 で 削 除 してください。Solaris 10 Update 10 への Live Upgrade はゾーンが 存 在 する 場合 に 失 敗 する(2521348)ゾーンが 存 在 する 場 合 に vxlustart コマンドを 使 用 して Solaris 10 Update 7 5.1SP1から Solaris 10 Update 10 に SFCFSHA Live Upgrade を 実 行 すると、 次 のエラーメッセージを 出 して 失 敗 します。ERROR: Installation of the packages from this media of the media failed;pfinstall returned these diagnostics:Processing default locales- Specifying default locale (en_US.ISO8859-1)Processing profileERROR: This slice can't be upgraded because of missing usr packages forthe following zones:ERROR:ERROR:zone1zone1ERROR: This slice cannot be upgraded because of missing usr packagesfor one or more zones.The Solaris upgrade of the boot environment failed.これは Solaris の luupgrade コマンドを 使 用 した 場 合 に 発 生 する 既 知 の 問 題 です。回 避 策 : この 問 題 の 可 能 な 回 避 策 があるかどうか、Oracle の 情 報 を 確 認 してください。Sparc では Solaris 9 から Solaris 10 Update 10 への LiveUpgrade に 失 敗 することがある(2424410)Sparc 上 での Solaris 9 から Solaris 10 Update 10 への Live Upgrade は、 次 のエラーにより 失 敗 することがあります。Generating file list.Copying data from PBE to ABE .99% of filenames transferredERROR: Data duplication process terminatedunexpectedly.


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題67ERROR: The output is .29794 KilledFixing zonepaths in ABE.Unmounting ABE .100% of filenames transferredReverting state of zones in PBE.ERROR: Unable to copy file systems from boot environment to BE .ERROR: Unable to populate file systems on boot environment .Removing incomplete BE .ERROR: Cannot make file systems for boot environment .これは Solaris の lucreate コマンドを 使 用 した 場 合 に 発 生 する 既 知 の 問 題 です。回 避 策 : この 問 題 の 可 能 な 回 避 策 があるかどうか、Oracle の 情 報 を 確 認 してください。ロケール 変 更 後 、vxconfig デーモンを 再 起 動 する(2417547)vxconfig デーモンを 使 用 するノードのロケールを 変 更 した 場 合 、vxconfig デーモンを再 起 動 する 必 要 があります。vxconfig デーモンはブート 時 に 開 始 します。ロケールを 変更 した 場 合 、デーモンを 再 起 動 する 必 要 があります。回 避 策 :『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> Cluster File System <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 管 理 者 ガイド』の「vxconfigd デーモンのリカバリ」を 参 照 してください。ルータビリティを 有 効 にした 状 態 で <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong>5.1 Service Pack 1 Rolling Patch 2 から 6.0 にアップグレードすると 失 敗 する(2581313)カプセル 化 されたルートディスクを 使 用 して、<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> (SF) 5.1Service Pack (SP) 1 Rolling Patch (RP) 2 から 6.0 にアップグレードしようとすると、 失 敗します。これは、<strong>Veritas</strong> Volume Manager(VxVM)のインストール 後 スクリプトが initrdデーモンを 開 始 できないからです。回 避 策 : カプセル 化 ルートディスクを 使 用 して 5.1 SP1 RP2 から 6.0 にアップグレードするには、アップグレードに 先 立 って、システムに nash ユーティリティを 再 インストールする必 要 があります。カプセル 化 ルートディスクを 使 用 して 5.1 SP1 RP2 から 6.0 にアップグレードするには1 ルートディスクをカプセル 化 します。2 nash ユーティリティを 再 インストールします。3 SF 6.0 <strong>リリース</strong>にアップグレードします。


68第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題カプセル 化 ルートディスクを 使 用 して 5.1SP1 から 6.0 にのアップグレードする 際 に、デポートされたディスクグループでターゲットディスクグループ 名 が 使 用 されていた 場 合 には、ルートミラーの 分 割が 失 敗 する(2280560)カプセル 化 ルートディスクを 使 用 して SFHA 5.1 SP1 から SFHA 6.0 へアップグレードする 際 に、 分 割 操 作 のターゲットディスクグループ 名 が、 既 存 のデポートされたディスクグループで 使 用 されていた 場 合 には、ルートミラーの 分 割 が 失 敗 します。回 避 策 :分 割 操 作 のターゲットには、 異 なるディスクグループ 名 を 指 定 してください。JumpStart によって Flash アーカイブをインストールした 場 合 、 新しいシステムは 再 ブート 時 にメンテナンスモードに 入 る(2379123)Flash アーカイブをカプセル 化 ルートディスクのゴールデンホストで 作 成 し、この Flashアーカイブを JumpStart で 別 のホストにインストールした 場 合 、 新 しいシステムは、 最 初の 再 ブート 時 にメンテナンスモードに 入 ります。この 問 題 は、Flash アーカイブの 事 前 定 義 済 みルートディスクミラーのために 発 生 します。アーカイブを、クローンシステム( 異 なるハードディスクドライブを 持 っている 可 能 性 がある)に 適 用 すると、 新 しくクローンされたシステムは、 再 ブート 時 のルートディスクミラー 化でスタックすることがあります。回 避 策 : カプセル 化 ルートディスクのないゴールデンホストで Flash アーカイブを 作 成 してください。Flash アーカイブを 作 成 する 前 に vxunroot を 実 行 して、ミラー 化 されたルートディスクをクリーンアップしてください。GPT ラベルのパーティション 数 が 9 を 超 えると vdc_open() が 失 敗する(2557072)GPT ラベルのパーティション 数 が 9 を 超 えると、vdc_open() 呼 び 出 しが 失 敗 します。回 避 策 : この 問 題 に 対 する 回 避 策 はありません。<strong>Veritas</strong> 製 品 を 6.0 にアップグレードするときの sfmh-discovery問 題 (2622987)ホストが VOM に 報 告 していなくても、6.0 へのアップグレード 前 に sfmh-discovery が 実行 されていると、アップグレード 後 に sfmh-discovery を 起 動 できない 可 能 性 があります。回 避 策 :ホストが VOM に 報 告 していない 場 合 は、6.0 へのアップグレード 前 に sfmh-discoveryを 手 動 で 停 止 してください。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題69クロック 同 期 問 題 があると 不 正 確 なサーバー 名 が 表 示 されることがある(2627076)Web ベースのインストーラでクラスタをインストールするとき、クロック 同 期 問 題 のために 使用 システムを NTP サーバーと 同 期 するよう 選 択 すると、 使 用 するサーバーの 名 前 ではなく NTP サーバーの 名 前 がメッセージに 表 示 されることがあります。回 避 策 :このメッセージは 無 視 してください。 製 品 は 正 しいサーバーにインストールされています。Comm<strong>and</strong>Central と <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> をインストールするときの 誤 ったアンインストールエラーメッセージ(2628165)<strong>Veritas</strong> Comm<strong>and</strong>Central Management Server 製 品 を Solaris マシンにインストールし、 次 いでそのマシンに <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> ソフトウェアをインストールしようとすると、VRTSsfmh がアンインストールされることを 示 す 次 の 誤 ったメッセージが 表 示 されることがあります。CPI WARNING V-9-40-3866 The VRTSsfmh package on hostnamewill be uninstalled.Note that the system hostname is reportingto the following management servers:ccs://hostname回 避 策 :この 誤 ったメッセージは 無 視 してください。LLT に 関 する 問 題ここでは、LLT に 関 するこの<strong>リリース</strong>での 既 知 の 問 題 について 説 明 します。LLT ポートの 統 計 で recvbytes よりも 大 きい recvcnt が 示 されることがある(1788315)パケットを 受 信 するたびに、LLT は 次 の 変 数 を 増 分 します。■ recvcnt(パケットごとに 1 ずつ 増 加 )■ recvbytes(すべてのパケットのパケットサイズのみ 増 加 )これらの 変 数 は 両 方 とも 整 数 です。 一 定 のトラフィックでは、recvbytes はすぐに MAX_INTに 達 してロールオーバーします。これにより recvbytes の 値 が recvcnt の 値 よりも 小 さくなることがあります。


70第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題これは LLT の 機 能 に 影 響 しません。LLT は 大 きいクラスタ 設 定 のノードに 正 しくないポートレベル 接 続を 宣 言 することがある(1809827)ポートがクラスタのノードで 頻 繁 に 登 録 、 登 録 解 除 されると、LLT はポートレベルの 接 続が 別 のピアノードに 存 在 すると 宣 言 することがあります。これはポートがピアノードに 登 録されていなくても、 一 部 の 極 端 なケースで 発 生 します。GAB に 関 する 問 題ここでは、GAB に 関 するこの<strong>リリース</strong>での 既 知 の 問 題 について 説 明 します。GAB クライアントを 初 期 化 解 除 する 間 、「gabdebug -RGabTestDriver」のコマンドはログに refcount 値 2 を 記 録 する(2536373)-nodeinit オプションで gtx ポートを 登 録 解 除 した 後 、gabconfig -C コマンドはrefcount として 1 を 表 示 します。しかし GAB クライアントを 初 期 化 解 除 するために 強 制的 な deinit オプション(gabdebug -R GabTestDriver)を 実 行 すると、 次 のようなメッセージがログに 記 録 されます。GAB INFO V-15-1-20239Client GabTestDriver with refcount 2 forcibly deinited on user requestrefcount 値 は 内 部 的 に 1ずつ 増 やされます。しかし、refcount 値 は 2 と 表 示 されます。これは、gabconfig -C コマンドの 出 力 と 矛 盾 しています。再 設 定 時 にパニックが 発 生 する(2590413)クラスタの 再 設 定 の 際 、GAB のブロードキャストプロトコルと、シーケンス 要 求 パスとの 間で、 競 合 状 態 が 発 生 します。この 条 件 は 非 常 に 狭 いウインドウ 期 間 で 発 生 するものですが、 生 じると、GAB のマスターでパニックが 発 生 します。I/O フェンシングに 関 する 問 題ここでは、I/Oフェンシングに 関 するこの<strong>リリース</strong>での 既 知 の 問 題 について 説 明 します。vxfen サービスのタイムアウト 問 題 による Solaris 10 ノードの 再ブートの 遅 延 (1897449)shutdown -i6 -g0 -y コマンドを 使 ってノードを 再 ブートすると、 次 のエラーメッセージが 表 示 されることがあります。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題71svc:/system/vxfen:default:Method or service exittimed out. Killing contract 142svc:/system/vxfen:default:Method "/lib/svc/method/vxfen stop"failed due to signal Kill.このエラーは、VCS が I/O フェンシングの 停 止 を 試 みるときに vxfen クライアントが 引 き続 きアクティブになっていることが 原 因 で 発 生 します。その 結 果 、vxfen stop サービスがタイムアウトになり、システムの 再 ブートを 遅 らせます。回 避 策 : 次 の 手 順 を 実 行 して、この vxfen stop サービスのタイムアウトエラーが 起 きないようにします。vxfen stop サービスのタイムアウトエラーが 起 きないようにするには1 VCS を 停 止 します。クラスタ 内 の 任 意 のノードで、 次 のコマンドを 実 行 します。# hastop -all2 システムを 再 ブートします。# shutdown -i6 -g0 -yCP サーバーが 利 用 不 能 な IP アドレスを 繰 り 返 しログに 記 録 する(2530864)コーディネーションポイントサーバー(CP サーバー)が、vxcps.conf ファイルに 記 されている、またはコマンドラインから 動 的 に 追 加 された、どの IP アドレスからも 応 答 を 受 けなかった 場 合 、CP サーバーは、 障 害 を 示 すため、 定 期 的 な 間 隔 でログにエラーを 記 録 します。ログの 記 録 は、IP アドレスが 正 常 にバインドされるまで 続 きます。CPS ERROR V-97-51-103 Could not create socket for host10.209.79.60 on port 14250CPS ERROR V-97-1400-791 Coordination point server could notopen listening port = [10.209.79.60]:14250Check if port is already in use.回 避 策 : cpsadm コマンドの rm_port アクションを 使 用 して、 問 題 となっている IP アドレスを、 応 答 を 待 機 している IP アドレスのリストから 削 除 してください。詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 管 理 者 ガイド』を 参 照してください。


72第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題クラスタノードが CP サーバーに 登 録 されていなくてもフェンシングポート b が 数 秒 間 可 視 になる(2415619)クラスタノードが CP サーバーに 登 録 されていない 状 態 で、コーディネーションポイントサーバー(CP サーバー)の 情 報 をクラスタノードの vxfenmode に 設 定 し、フェンシングを 開 始すると、フェンシングポート b が 数 秒 間 可 視 になり、それから 消 えます。回 避 策 : この 問 題 を 解 決 するには、CP サーバーにクラスタノードとユーザーの 情 報 を 手動 で 追 加 してください。または、インストーラを 使 用 することもできます。インストーラは 設定 時 に、クラスタノードとユーザーの 情 報 をCP サーバーに 追 加 するからです。cpsadm コマンドは LLT がアプリケーションクラスタで 設 定 されていない 場 合 には 失 敗 する(2583685)cpsadm コマンドは、cpsadm コマンドを 実 行 するアプリケーションクラスタノードで LLT が設 定 されていなければ、コーディネーションポイントサーバー (CP サーバー)と 通 信 できません。 次 のようなエラーが 表 示 されます。# cpsadm -s 10.209.125.200 -a ping_cpsCPS ERROR V-97-1400-729 Please ensure a valid nodeid usingenvironment variableCPS_NODEIDCPS ERROR V-97-1400-777 Client unable to communicate with CPS.ただし、CP サーバー 上 で cpsadm コマンドを 実 行 すれば、CP サーバーをホストしているノードで LLT が 設 定 されていなくても、この 問 題 は 起 こりません。CP サーバーノード 上 のcpsadm コマンドは、LLT が 設 定 されていなければ、 常 に LLT ノード ID が 0 であると 想定 します。CP サーバーとアプリケーションクラスタ 間 のプロトコルに 従 えば、アプリケーションクラスタノード 上 で cpsadm を 実 行 した 場 合 、cpsadm はローカルノードの LLT ノード ID を CPサーバーに 送 信 する 必 要 があります。しかし、LLT が 一 時 的 に 設 定 解 除 されていた 場合 、またはノードが LLT が 設 定 されないシングルノード VCS 設 定 である 場 合 には、cpsadmコマンドは LLT ノード ID を 取 得 できません。そのような 状 況 では、cpsadm コマンド 失 敗します。回 避 策 : CPS_NODEID 環 境 変 数 を 255 に 設 定 してください。cpsadm コマンドは、LLT から LLT ノード ID を 取 得 できなかった 場 合 には、CPS_NODEID 変 数 を 読 み 込 んで、 続 行します。I/O フェンシングが 起 動 していないときに、svcs が VxFEN がオンラインであると 表 示 する(2492874)Solaris 10 SMF では、サービスの 状 態 を、サービスの 開 始 メソッドが 返 す 終 了 コードに 基づいて 判 断 します。VxFEN の 開 始 メソッドは、vxfen-startup をバックグラウンドで 実 行し、 終 了 コード 0 を 返 します。そのため、vxfen-startup スクリプトが 起 動 後 にエラーで 終


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題73了 しても、そのことは SMF まで 伝 わりません。この 動 作 のため、svcs コマンドは VxFENの 状 態 を 間 違 って 表 示 することがあります。回 避 策 : I/O フェンシングが 動 作 しているかどうかを 確 認 するには、vxfenadm コマンドを使 用 してください。CP サーバーにクラスタの 詳 細 が 存 在 しない 場 合 、VxFEN は 既 存のスプリットブレインについてのメッセージを 出 して、 失 敗 する(2433060)サーバーベースの I/O フェンシングを 開 始 するとき、ノードがクラスタに 参 加 せず、ログファイルに 次 のようなエラーメッセージを 記 録 することがあります。/var/VRTSvcs/log/vxfen/vxfen.log ファイルVXFEN vxfenconfig ERROR V-11-2-1043Detected a preexisting split brain. Unable to join cluster./var/VRTSvcs/log/vxfen/vxfen.log ファイルoperation failed.CPS ERROR V-97-1400-446 Un-authorized user cpsclient@node1,domaintype vx; not allowing actionアプリケーションクラスタの vxfend デーモンは、コーディネーションポイントサーバー (CPサーバー)に 対 して、GAB のメンバーシップに 属 するクラスタメンバーが CP サーバーに登 録 されているかチェックするようにとのクエリーを 出 します。アプリケーションクラスタが何 らかの 理 由 で CP サーバーに 接 触 できなかった 場 合 、フェンシングは CP サーバー 上の 登 録 を 判 断 できず、 予 防 的 にすでにスプリットブレインが 発 生 していると 想 定 します。回 避 策 : アプリケーションの VxFEN を 開 始 する 前 に、クラスタ 名 、UUID、ノード、 権 限 といったクラスタ 詳 細 が CP サーバーに 追 加 されていること 確 認 してください。vxfenswap ユーティリティは RSH の 制 限 事 項 によるコーディネーションポイントの 検 証 エラーを 検 出 しない(2531561)vxfenswap ユーティリティは、コーディネーションポイントの 検 証 のため、クラスタの 各 ノード 上 で RSH または SSH により vxfenconfig -o modify コマンドを 実 行 します。RSHを 使 用 して(-n オプションを 付 けて)vxfenswap コマンドを 実 行 した 場 合 、RSH はノードのコーディネーションポイントの 検 証 エラーを 検 出 しません。vxfenswap はこのポイントから、 検 証 がすべてのノードで 成 功 だったように 続 行 します。しかし 後 の 段 階 で、VxFEN ドライバへの 新 しいコーディネーションポイントのコミットを 試 みるときに 失 敗 します。エラーの 後 には、 全 体 の 操 作 をロールバックし、ゼロ 以 外 のエラーコードを 返 して 正 常 に 終 了 します。SSH を 使 用 して(-n オプションなしで)vxfenswap を 実 行 した 場 合 には、SSH はコーディネーションポイントの 検 証 エラーを 正 しく 検 出 し、 全 体 の 操 作 をすぐにロールバックします。


74第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題回 避 策 : SSHで(-n オプションなしで)vxfenswap ユーティリティを 使 用 してください。フェンシングが 再 ブート 後 にノードの 1 つで 起 動 しない(2573599)VxFEN の 設 定 解 除 でカーネルでの 処 理 が 完 了 していないときに VxFEN の 起 動 を 試 みた 場 合 、/var/VRTSvcs/log/vxfen/vxfen.log ファイルに 次 のエラーが 出 されます。VXFEN vxfenconfig ERROR V-11-2-1007 Vxfen already configuredただし、gabconfig -a コマンドの 出 力 にはポート b は 表 示 されません。vxfenadm -dコマンドは 次 のエラーを 表 示 します。VXFEN vxfenadm ERROR V-11-2-1115 Local node is not a member of cluster!回 避 策 : しばらくしてから 再 び VxFEN を 開 始 してください。サーバーベースのフェンシングはデフォルトポートが 指 定 されていない 場 合 に 間 違 って 起 動 する(2403453)フェンシングをカスタマイズモードで 設 定 した 場 合 には、デフォルトのポートを 指 定 しなくても、フェンシングは 起 動 します。しかし、vxfenconfig -l コマンドではポート 番 号 が 出力 されません。回 避 策 : 少 なくとも 1 台 の CP サーバーでカスタマイズされたフェンシングを 使 用 する 場合 には、/etc/vxfenmode ファイル 内 に「port=」の 設 定 を 残 しておいてください。ポートのデフォルト 値 は 14250 です。セキュアな CP サーバーは IP アドレスとして 127.0.0.1 を 使 用 するローカルホストとは 接 続 しない(2554981)cpsadm コマンドは、IP アドレスとして 127.0.0.1 を 使 用 するローカルホストでは、セキュアな CP サーバーに 接 続 しません。回 避 策 : CP サーバーで 設 定 され、ローカルノードと 関 連 付 けられているいずれかの 仮 想IP を 使 用 して、セキュアな CP サーバーに 接 続 してください。30 秒 の 間 隔 をカスタマイズできない(2551621)vxcpserv プロセスは、 起 動 時 に IP アドレスにバインドすることができなかった 場 合 、30秒 間 隔 でその IP アドレスへのバインドを 試 みます。この 間 隔 は 設 定 可 能 ではありません。回 避 策 : 回 避 策 はありません。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題75configure_cps.pl スクリプトで CPSSG を 設 定 する 際 に NIC リソースが 間 違 った 名 前 で 作 成 される(2585229)configure_cps.pl スクリプトが 作 成 する NIC リソースの 名 前 は、たとえば、m 番 目 のVIP を n 番 目 の NIC にマップしていて、m と n とが 必 ずしも 同 じでない 場 合 には、 正 しいものにはなりません。この 場 合 、CPSSG は 問 題 なく 動 作 し 続 けますが、configure_cps.pl で CPSSG を 設 定 解 除 しようとすると、 失 敗 します。回 避 策 : CPSSG を 設 定 解 除 するためには、VCS の 設 定 から CPSSG の 設 定 を 削 除 する必 要 があります。CP サーバーの 設 定 は、SFHA クラスタにホストされている CP サーバーのセキュアな 信 用 証 明 の 設 定 中 に、 失 敗 する(2621029)configure_cps.pl ユーティリティを 使 う CP サーバーの 設 定 は、SFHA クラスタでホストされている CP サーバーのセキュアな 信 用 証 明 を 設 定 しているときに、 失 敗 します。 次のエラーが 出 ることがあります。Creating softlink to credential directory /etc/VRTScps/db/CPSERVERon node nodename.Unable to connect to node nodename using /usr/bin/ssh.Please configure ssh communication <strong>and</strong> retry. Exiting.回 避 策 : 次 のオプションを 使 用 することができます。■■configure_cps.pl ユーティリティを 実 行 する 前 に、root ユーザーのデフォルトシェルを KSH または bash に 変 更 します。クラスタの 各 ノードで configure_cps.pl ユーティリティを 実 行 した 後 に、 次 の 手 順を 実 行 します。■手 動 で 古 い 信 用 証 明 ディレクトリまたはソフトリンクを 削 除 します。 次 に 例 を 示 します。# rm -rf /var/VRTSvcs/vcsauth/data/CPSERVER■信 用 証 明 ディレクトリの 共 有 場 所 への 新 しいソフトリンクを 作 成 します。# ln -s path_of_CP_server_credential_directory ¥/var/VRTSvcs/vcsauth/data/CPSERVER■CPSSG サービスグループを 起 動 します。# hagrp -online CPSSG -any


76第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題CP サーバーをセキュアモードで 6.0 にアップグレードした 後 にcpsadm コマンドが 失 敗 する(2478502)cpsadm コマンドは、コーディネーションポイントサーバー(CP サーバー)をセキュアモードで 6.0 にアップグレードした 後 に 失 敗 することがあります。 古 い VRTSat パッケージ をシステムから 削 除 していないと、cpsadm コマンドは、システムに 存 在 するその 古 いセキュリティバイナリを 読 み 込 みます。インストーラが CP サーバーで cpsadm コマンドを 実 行 し、SFHA クラスタ(アプリケーションクラスタ)を 追 加 またはアップグレードすると、インストーラも 失 敗 します。回 避 策 : CP サーバーのすべてのノードで 次 の 手 順 を 実 行 します。■cpsadm という 名 前 を cpsadmbin に 変 更 します。# mv /opt/VRTScps/bin/cpsadm /opt/VRTScps/bin/cpsadmbin■次 の 内 容 で、ファイル /opt/VRTScps/bin/cpsadm を 作 成 します。#!/bin/shEAT_USE_LIBPATH=”/opt/VRTScps/lib”export EAT_USE_LIBPATH/opt/VRTScps/bin/cpsadmbin "$@"■新 しいファイルに 次 の 権 限 を 与 えます。# chmod 755 /opt/VRTScps/bin/cpsadm<strong>Veritas</strong> SF の 既 知 の 問 題ここでは、この<strong>リリース</strong>の <strong>Veritas</strong> SF(<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong>)における 既 知 の 問 題 について 説 明 します。一 部 の dbed DST コマンドが 非 POSIX ロケールで 正 しく 動 作 しない(2138030)一 部 の dbed DST コマンドは 非 POSIX ロケール 設 定 で 正 しく 動 作 しません。回 避 策 : /etc/profile ファイルで 環 境 変 数 LANG=C をシステムレベルで 設 定 してください。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題77IPv6 環 境 のインスタンス 作 成 時 およびインスタンス 削 除 時 にdb2icrt コマンドおよび db2idrop コマンドがセグメンテーション 違反 のエラーを 返 す(1602444)純 粋 な IPv6 環 境 に IBM DB2 db2icrt コマンドを 使 って DB2 データベースインスタンスを 作 成 すると、db2icrt コマンドがセグメンテーション 違 反 のエラーメッセージを 返 します。 次 に 例 を 示 します。$ /opt/ibm/db2/V9.5/instance/db2icrt -a server -u db2fen1 db2inst1/opt/ibm/db2/V9.5/instance/db2iutil: line 4700: 26182 Segmentation fault$ {DB2DIR?}/instance/db2isrv -addfcm -i ${INSTNAME?}また、db2idrop コマンドもセグメンテーション 違 反 を 返 しますが、db2idrop コマンドの 発行 後 にインスタンスは 正 常 に 削 除 されます。 次 に 例 を 示 します。$ /opt/ibm/db2/V9.5/instance/db2idrop db2inst1/opt/ibm/db2/V9.5/instance/db2iutil: line 3599:7350 Segmentation fault$ {DB2DIR?}/instance/db2isrv -remove -s DB2_${INSTNAME?} 2> /dev/nullDBI1070IProgram db2idrop completed successfully.これは DB2 9.1、9.5、9.7 で 発 生 します。この 問 題 は IBM 側 の 問 題 として 確 認 されています。このセグメンテーションに 関 する 問 題は、IBM 社 によって 修 正 されて、Hotfix が 提 供 される 予 定 です。IBM 社 が Hotfix を 提 供 するまでは、デュアルスタックで 通 信 することで、セグメンテーション 違 反 のエラーメッセージを 回 避 できます。デュアルスタック 環 境 で 通 信 するには◆IPv6 ホスト 名 を IPv4 ループバックアドレスとして /etc/hosts ファイルに 追 加 します。 次 に 例 を 示 します。127.0.0.1 swlx20-v6または127.0.0.1 swlx20-v6.punipv6.com127.0.0.1 は IPv4 ループバックアドレスです。swlx20-v6 と swlx20-v6.punipv6.com は IPv6 ホスト 名 です。


78第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題Solaris 9 システムからリモートの Solaris 10 システムに 対 してSFHA パッケージのインストールまたは 削 除 を 実 行 するとブートに失 敗 する(1747640)pkgadd、patchadd、pkgrm、patchrm のいずれかのコマンドで -R rootpath オプションを 使 って、Sparc Solaris 9 システムからリモートの Solaris 10 システムに 対 して <strong>Storage</strong><strong>Foundation</strong> のパッケージまたはパッチのインストールまたは 削 除 を 実 行 すると、 次 の 問題 が 発 生 します。通 常 、SFHA パッケージを Solaris 10 システムでインストールまたは 削 除 する 場 合 、パッケージスクリプトがブートアーカイブを 更 新 します。しかし、ローカルシステムが Solaris 9であり、リモートシステムが Solaris 10 である 場 合 、スクリプトによる Solaris 10 システム上 のブートアーカイブの 更 新 は 失 敗 します。メモ: Solaris Live Upgrade を 使 って SFHA をアップグレードすれば、ブートアーカイブは 正 しく 同 期 されます。回 避 策 : ブートを 切 り 替 えるには、ブートアーカイブを 手 動 で 消 去 します。SUN ブートプロセスは、ブートアーカイブが 非 同 期 であることを 検 出 し、 対 応 方 法 に 関 する 手 順 を 表 示します。次 に 例 を 示 します。WARNING: The following files in / differ from the boot archive:stale //kernel/drv/sparcv9/vxportalstale //kernel/drv/vxportal.confstale //kernel/fs/sparcv9/vxfs...new /kernel/drv/vxlo.SunOS_5.10new /kernel/drv/vxlo.confchanged /kernel/drv/vxspec.SunOS_5.9changed /kernel/drv/vxspec.confThe recommended action is to reboot to the failsafe archive to correctthe above inconsistency.To accomplish this, on a GRUB-based platform,reboot <strong>and</strong> select the "Solaris failsafe" option from the boot menu.On an OBP-based platform, reboot then type "boot -F failsafe".Thenfollow the prompts to update the boot archive.Alternately, to continuebooting at your own risk, you may clear the service by running:"svcadm clear system/boot-archive"


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題79Oracle 11gR1 が 純 粋 な IPv6 環 境 で 動 作 しないことがある(1819585)Oracle 11gR1 を 純 粋 な IPv6 環 境 で 実 行 する 場 合 に 問 題 が 発 生 します。dbca などのツールはデータベース 作 成 中 にハングアップすることがあります。回 避 策 : Oracle 11gR1 が 純 粋 な IPv6 環 境 を 完 全 にはサポートしていないため、この 問題 の 回 避 策 はありません。Oracle 11gR2 <strong>リリース</strong>は 純 粋 な IPv6 環 境 で 動 作 する 可 能 性がありますが、まだテストおよび<strong>リリース</strong>されていません。Sybase ASE のバージョン 15.0.3 では 特 定 の Solaris バージョンでセグメンテーション 違 反 が 発 生 する(1819595)Sybase ASE 15.0.3 は、 純 粋 な IPv6 環 境 の Solaris SPARC 10 Update 6 でセグメンテーション 違 反 を 発 生 します。ただし、Sybase ASE 15.0.3 は Solaris SPARC 10 Update5 では 動 作 します。純 粋 な IPv6 環 境 の Solaris SPARC 10 Update 6 で Sybase ASE 15.0.3 GA を 実 行 すると、セグメンテーション 違 反 のメッセージが 表 示 されることがあります。 次 に 例 を 示 します。Building Adaptive Server 'CDGV240AIPV6':Writing entry into directory services...Directory services entry complete.Building master device...Segmentation Fault - core dumpedTask failedServer 'CDGV240AIPV6' was not created.これは、Sybase に 関 する 既 知 の 問 題 です。Solaris 10 Update 6 以 降 をサポートするSybase Adaptive Server Enterprise Suite のバージョン 15.0.3 ESD 1 を 使 用 してください。 詳 しくは、Sybase Product Download Center の ESD 1 に 関 する 情 報 を 参 照 してください。一 部 のオブジェクトが VOM GUI に 表 示 されない(1821803)SF スタックを 5.0MP3RP2 から 5.1 にアップグレードした 後 、ボリュームは SFM GUI の[ボリューム(Volumes)]タブに 表 示 されず、 共 有 ディスクグループは[Disgroup]タブに[ 専 用 (Private)]と[デポート 済 み(Deported)]として 表 示 されます。回 避 策 :この 既 知 の 問 題 を 解 決 するには◆VRTSsfmh 2.1 がインストールされている 各 管 理 ホストで、 次 のコマンドを 実 行 します:# /opt/VRTSsfmh/adm/dclisetup.sh -U


80第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題オフホストノードが CVM クラスタの 一 部 ではない 場 合 に RAC のオフホストクローンを 実 行 するとエラーメッセージを 受 け 取 る(1834860)これは 既 知 の 問 題 で、オフホストノードが CVM クラスタの 一 部 ではない 場 合 に RAC のオフホストクローンを 作 成 しようとすると 表 示 されます。 次 のようなエラーメッセージが 表 示 されます。Cannot open file /etc/vx/vxdba/rac11g1/.DB_NAME(No such file or directory).SFORA vxreptadm ERROR V-81-8847 Cannot get filename from sidfor 'rac11g1', rc=-1.SFORA vxreptadm ERROR V-81-6550 Could not connect to repositorydatabase.VxVM vxdg ERROR V-5-1-582 Disk group SNAP_rac11dg1: No such diskgroup SFORAvxsnapadm ERROR V-81-5623 Could not get CVM information forSNAP_rac11dg1.SFORA dbed_vmclonedb ERROR V-81-5578 Import SNAP_rac11dg1 failed.回 避 策 : 現 時 点 で、この 既 知 の 問 題 に 対 する 回 避 策 はありません。ただし、オフホストノードが CVM クラスタの 一 部 であれば、RAC のオフホストクローンは 正 常 に 動 作 します。また、dbed_vmclonedb コマンドはプライマリデータベースの init.ora パラメータファイル 内 の LOCAL_LISTENER および REMOTE_LISTENER をサポートしていません。DB2 データベースが VOM Web コンソールで 表 示 されない(1850100)SF 5.1 にアップグレードすると、DB2 データベースが VOM Web コンソールで 表 示 されなくなります。これは SF 5.1 Patch 1 <strong>リリース</strong>で 修 正 される 予 定 です。回 避 策 : ホストが SF 5.1 にアップグレードされている 場 合 は、VOM DB2-Hotfix(HF020008500-06.sfa)の 再 インストールが 必 要 です。 配 備 フレームワークを 使 って、 管理 対 象 ホストで DB2 の Hotfix(HF020008500-06.sfa)を 再 インストールします。この 問 題 を 解 決 するには1 Web GUI で[Settings]、[Deployment]の 順 に 移 動 します。2 [HF020008500-06 hotfix]を 選 択 します。3 [Install]をクリックします。4 Hotfix の 再 インストール 中 に force オプションを 指 定 します。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題81DST(Dynamic <strong>Storage</strong> Tiering) 配 置 ポリシーの 作 成 時 にボリュームの 配 置 クラスタグが VEA GUI で 表 示 されない(1880622)ボリュームに 対 してボリュームセットを 構 築 する 前 にそのボリュームに 配 置 クラスタグを 設定 しなかった 場 合 、SmartTier 配 置 ポリシーの 作 成 時 にボリュームの 配 置 クラスタグはVEA(<strong>Veritas</strong> Enterprise Administrator)GUI で 表 示 されません。回 避 策 : VEA GUI で 配 置 クラスタグを 表 示 するには、ボリュームセットの 構 築 前 にボリュームにタグを 設 定 する 必 要 があります。ボリュームにタグを 設 定 する 前 にボリュームセットを構 築 した 場 合 、vxsvc を 再 起 動 して GUI でタグが 表 示 されるようにします。x86 上 の Solaris 10 Update 10 と Hitachi Data Systems のストレージでは、NULL ポインタの 参 照 解 除 でパニックが 発 生 する(2616044)x86 上 の Solaris 10 Update 10 の 制 限 のため、サーバーが Hitachi Data のストレージに 接 続 されている 場 合 、ブートサイクル 時 の NULL ポインタの 参 照 解 除 が 原 因 で、 次 のスタックトレースでパニックが 発 生 します。fffffe8000988570 unix:die+da ()fffffe8000988650 unix:trap+5e6 ()fffffe8000988660 unix:cmntrap+140 ()fffffe8000988870 scsi_vhci:hds_sym_path_get_opinfo+62 ()fffffe8000988920 scsi_vhci:vhci_update_pathinfo+5b ()fffffe80009889a0 scsi_vhci:vhci_pathinfo_online+2df ()fffffe8000988a10 scsi_vhci:vhci_pathinfo_state_change+202 ()fffffe8000988a70 genunix:i_mdi_pi_state_change+148 ()fffffe8000988ab0 genunix:mdi_pi_online+32 ()fffffe8000988b20 fcp:ssfcp_online_child+ff ()fffffe8000988b90 fcp:ssfcp_trigger_lun+2b0 ()fffffe8000988bc0 fcp:ssfcp_hp_task+88 ()fffffe8000988c40 genunix:taskq_thread+295 ()fffffe8000988c50 unix:thread_start+8 ()詳 しくは、Oracle のバグ ID 7079724 を 参 照 してください。回 避 策 : システムパニックを 避 けるため、サーバー 上 で Solaris I/O のマルチパスを 無 効にしてください。


82第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題サーバーで Solaris I/O のマルチパスを 無 効 にするには1 Solaris I/O のマルチパスを 無 効 にします。# stmsboot -d2 サーバーを 再 ブートします。# reboot<strong>Veritas</strong> Volume Manager に 関 連 する 既 知 の 問 題以 下 は、この<strong>リリース</strong>での <strong>Veritas</strong> Volume Manager の 既 知 の 問 題 です。<strong>Veritas</strong> Volume Manager(VxVM)は 特 定 のシナリオの 下 で 偽 のシリアルスプリットブレインを 報 告 することがある(1834513)VxVM は 次 のすべての 条 件 が 満 たされるときに 偽 のシリアルスプリットブレインを 検 出 し、報 告 することがあります:■■クラスタに 共 有 ストレージを 提 供 する 1 つ 以 上 のアレイの 電 源 が 切 られている 場 合アレイの 電 源 が 切 られているときに、 同 時 に 内 部 トランザクションが 必 要 である 操 作(VxVM 設 定 コマンドなど)が 開 始 される 場 合このようなシナリオの 場 合 、ディスクグループのインポートは 失 敗 し、スプリットブレインエラーが 起 きます。vxsplitlines の 出 力 は 0 か 1 プールを 示 します。回 避 策 :この 状 況 からリカバリするには1 設 定 コピーからディスクメディア 識 別 子 (dm_id)を 取 得 します。# /etc/vx/diag.d/vxprivutil dumpconfig device-pathdm_id はシリアルスプリットブレイン ID(ssbid)でもあります2 状 況 からリカバリするには 次 のコマンドで dm_id を 使 ってください。# /etc/vx/diag.d/vxprivutil set device-path ssbid=dm_idvxdisk -f init がパブリックリージョンの 内 容 の 一 部 を 上 書 きすることがある(1190117)以 前 の VxVM バージョンによってディスクが 初 期 化 された 場 合 、または 32 MB の 新 しいデフォルト 値 よりも 小 さいプライベートリージョンでディスクが 定 義 された 場 合 、パブリックリージョンデータは 上 書 きされます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題83回 避 策 :ディスクを 初 期 化 する 際 に、privoffset、puboffset、publen、privlen の 長 さを 明 示 的 に指 定 します。再 レイアウト 操 作 はディスクグループに 余 りにも 多 くのディスクがあると 失 敗 する(2015135)約 300 個 を 超 える LUN またはディスクを 含 んでいるディスクグループで 再 レイアウト 操 作を 試 みると、 次 のエラーで 失 敗 する 場 合 があります。Cannot setup spaceLUN を 1 TB を 超 えるサイズに 拡 張 しようとすると、 失 敗 して 適 切な 拡 張 サイズが 示 される(2123677)この 問 題 は、1 TB 未 満 の LUN で 動 的 LUN 拡 張 を 実 行 し、1 TB を 超 えるサイズに 拡 張すると 発 生 します。 拡 張 後 に、VxVM(<strong>Veritas</strong> Volume Manager)は 進 行 中 の I/O に 失敗 し、パブリックリージョンのサイズがもとのサイズにリセットされます。vxdisk sc<strong>and</strong>isksコマンドの 実 行 後 は、VxVM は LUN の 適 切 な 拡 張 サイズを 示 しません。この 問 題 は、 基盤 となる Solaris の 問 題 が 原 因 です。Sun バグ ID 6929449 と Sun バグ ID 6912703 を参 照 してください。回 避 策 : この 問 題 に 対 する 回 避 策 はありません。CDS ディスクで 共 存 の 確 認 が 失 敗 する 場 合 がある<strong>Veritas</strong> Volume Manager(VxVM)5.1 SP1 では、VxVM に、1 TB を 超 えるディスクでの CDS(Cross-platform Data Sharing)をサポートする 機 能 が 備 わっています。VxVMは、SUN VTOC Table を 使 って、1 TB までのデバイスで cdsdisk レイアウトを 初 期 化 します。VxVM は、GPT(GUID Partition Table)を 使 って、1 TB を 超 えるデバイスでcdsdisk レイアウトを 初 期 化 します。初 期 化 に SUN VTOC Table が 使 われるレイアウトでは( 通 常 はディスクサイズが 1 TB を超 えることがなかった 場 合 )、AIX の 共 存 ラベルはセクタ 7 にあり、VxVM ID ブロック(HP共 存 ラベルとも 呼 ばれる)はセクタ 16 にあります。初 期 化 に GPT が 使 われるレイアウトでは( 通 常 はディスクサイズが 現 時 点 で 1 TB を 超 えている 場 合 、または 以 前 に 超 えていた 場 合 )、AIX の 共 存 ラベルはセクタ 55 にあり、VxVMID ブロック(HP 共 存 ラベルとも 呼 ばれる)はセクタ 64 にあります。 結 果 として、AIX ユーティリティは、GPT を 使 って 初 期 化 された cdsdisk を 有 効 な VxVM ディスクとして 認 識 できません。シマンテック 社 は IBM とサードパーティの OEM と 連 携 して、これらのユーティリティでの 共 存 の 確 認 を 強 化 しています。回 避 策 : この 問 題 に 対 する 回 避 策 はありません。


84第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題シン LUN の 代 替 ブートディスクグループからボリュームを 削 除 するとディスクの 再 生 がトリガされる(2080609)シン LUN 上 の 代 替 ブートディスクグループからボリュームを 削 除 すると、この 操 作 によってシン 再 生 がトリガされ、これによりディスクをブート 可 能 にするために 必 要 な 情 報 が 削 除される 場 合 があります。VxVM は bootdg 下 のディスクでは 再 生 を 実 行 しないため、この問 題 は 現 在 のブートディスクには 影 響 しません。回 避 策 : vxedit コマンドを 使 って 代 替 ブートディスクグループからボリュームまたはプレックスを 削 除 する 場 合 は、-n オプションを 指 定 して、シン 再 生 がトリガされないようにします。次 に 例 を 示 します。# vxedit -g diskgroup -rfn rm volumenameリストアデーモンの 間 隔 の 長 さが 原 因 で、アレイの 接 続 の 復 元 後に 一 部 のパスで I/O が 失 敗 する(2091619)アレイへの 接 続 性 がパスで 失 われた 場 合 、パスは 失 敗 する 可 能 性 があるものとしてマーク 付 けされ、I/O で 使 われなくなります。 接 続 性 の 復 元 後 にリストアデーモンがパスをプローブすると、リストアデーモンはパスが 復 元 されたことを 検 出 します。リストアデーモンはパスを I/O で 使 えるようにします。リストアデーモンは、チューニングパラメータdmp_restore_interval で 設 定 された 間 隔 でパスをプローブします。dmp_restore_interval パラメータを 大 きい 値 に 設 定 した 場 合 、 次 の 間 隔 までパスは I/Oで 使 用 できません。<strong>Veritas</strong> Volume Manager 制 御 からカプセル 化 された SAN ブートディスクのプライマリパスを 除 外 するとシステム 再 ブートが 失 敗 する(1933631)VxVM の 制 御 下 からアレイのプライマリパスを 除 外 し、 次 にシステムを 再 ブートすると、システムブートは 失 敗 します。複 数 のプライマリパスを 持 つカプセル 化 された SAN ブートデバイスがある 場 合 、 問 題 は最 初 のプライマリパスを 除 外 するときに 起 きます。SAN ブートデバイスを 設 定 するとき、プライマリパスはブートデバイスとして 設 定 されます。 一 般 に、SAN ブートデバイスの 最 初 のパスは SAN のブート 中 に 最 初 に 設 定 されたパスに 対 応 します。 別 のプライマリパスがブートデバイスとして 設 定 されていても、VxVM 制 御 から 最 初 のデバイスを 除 外 するとブートは 失 敗 します。回 避 策 :ブートデバイスが VxVM 制 御 から 除 外 されるとき、それに 応 じて OS のブートデバイスシーケンスを 変 更 してください。Solaris SPARC システムでは、eeprom boot-device コマンドを 使 ってブートデバイスシーケンスを 設 定 してください。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題85Solaris x86-64 システムでは、eeprom bootpath コマンドを 使 ってブートデバイスシーケンスを 設 定 してください。VxVM 6.0 へのアップグレード 後 にエンクロージャ 属 性 の 変 更 が 永続 的 にならない(2082414)VxVM(<strong>Veritas</strong> Volume Manager)6.0 は、5.1 SP1 より 前 の<strong>リリース</strong>のアレイ 名 とは 異 なる 複 数 のアレイ 名 を 含 んでいます。そのため、 以 前 の<strong>リリース</strong>から VxVM 6.0 にアップグレードした 場 合 、エンクロージャ 属 性 の 変 更 が 永 続 的 にならないことがあります。これらのアレイに 設 定 されたエンクロージャ 属 性 は、VxVM 6.0 にアップグレードした 後 でデフォルト 値 にリセットされる 場 合 があります。 問 題 を 解 決 するには、エンクロージャ 属 性 を 手 動で 再 設 定 してください。表 1-16は 新 しいアレイ 名 を 持 つ 日 立 製 アレイを 示 します。表 1-16以 前 の 名 前TagmaStore-USPTagmaStore-NSCTagmaStoreUSPV新 しいアレイ 名 の 日 立 製 アレイ新 しい 名 前Hitachi_USPHitachi_NSCHitachi_USP-VTagmaStoreUSPVM< 新 しい 追 加 >Hitachi AMS2300 Series アレイHitachi_USP-VMHitachi_R700新 しいアレイ 名 はモデル 番 号 8x に 基 づいています。例 として、AMS_100、AMS_2100、AMS_2300、AMS_2500 などがあります。さらに、エンクロージャ XIV および 3PAR の ASL(Array Support Library)は、GUI で示 されている 値 に 対 応 するために、 報 告 されるキャビネットシリアル 番 号 を 16 進 から 10進 に 変 換 するようになりました。キャビネットシリアル 番 号 が 変 更 されたため、これらのアレイに 設 定 されたエンクロージャ 属 性 は、VxVM 6.0 にアップグレードした 後 でデフォルト 値にリセットされる 場 合 があります。 問 題 を 解 決 するには、エンクロージャ 属 性 を 手 動 で 再 設定 してください。キャビネットシリアル 番 号 は 次 のエンクロージャで 変 更 されています:■■IBM XIV Series アレイ3PAR アレイ


86第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題vxsnap addmir コマンドは I/O 負 荷 が 重 い 場 合 に 失 敗 することがある(2441283)vxsnap addmir コマンドは I/O 負 荷 が 重 い 場 合 に 失 敗 して、 複 数 のエラーを 出 すことがあります。回 避 策 :vxsnap addmir コマンドを 再 実 行 します。フェールオーバーを 開 始 したノードをクラスタから 切 り 離 す 場 合 、プライマリパスへのフェールバックが 起 きない(1856723)CVM が 非 A/A ストレージで 設 定 されるとき、ノードがすべてのプライマリパスを 通 してストレージへのアクセスを 失 う 場 合 、クラスタ 内 のすべてのノードがセカンダリパスに 切 り 替わります。プロトコルを 起 こしたノードをクラスタから 切 り 離 す 場 合 、また、クラスタ 内 のその他 すべてのノードがプライマリパスを 正 常 であると 判 断 している 場 合 、プライマリパスへのフェールバックは 起 こりません。vxconfigd がノードで 実 行 していなかったとき、CVM スレーブノードでデータディスクへのストレージ 接 続 が 失 われた 場 合 の 問 題(2562889)vxconfigd がノードで 実 行 していなかったとき、CVM スレーブノードでデータディスクへのストレージ 接 続 が 失 われた 場 合 、このノードで vxconfigd を 起 動 すると、 次 の 問 題 が発 生 することがあります。■■■接 続 解 除 されたストレージの 共 有 ディスクグループは、スレーブノードのみでdgdisabled とマークされます。共 有 ディスクグループは、その 他 のクラスタノードに 対 して 使 用 可 能 ですが、VxVMの 設 定 変 更 などのトランザクションは 共 有 ディスクグループでは 行 えません。このような 共 有 ディスクグループのデポートを 試 行 すると 失 敗 します。回 避 策 :次 のいずれかの 回 避 策 を 使 用 します。■■不 良 なスレーブノードを CVM クラスタから 削 除 し、ストレージ 接 続 を 復 元 し、ノードをクラスタに 再 結 合 します。CVM マスターノードで vxconfigd を 再 起 動 します。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題87vxassist maxsize オプションは、ディスクグループに siteconsistentフラグが 設 定 されている 場 合 、 指 定 された 制 約 の 下 で 作 成 できるボリュームの 最 大 サイズを 報 告 しない(2563195)vxassist maxsize オプションは、ディスクグループに siteconsistent フラグが 設 定 されている 場 合 、 指 定 された 制 約 の 下 で 作 成 できるボリュームの 最 大 サイズを 報 告 しません。 次 のエラーが 報 告 されます。# vxassist -g dgname maxsizeVxVM vxassist ERROR V-5-1-752 No volume can be created within the givenconstraints回 避 策 :vxassist make コマンドにサイズを 明 示 的 に 指 定 してください。マルチパスルートディスクのカプセル 化 は dmpnode の 名 前 とパス 名 のうちのいずれかが 同 じでなければ 失 敗 する(2607706)マルチパスルートディスクのカプセル 化 は dmpnode の 名 前 とパス 名 のうちのいずれかが 同 じでなければ 失 敗 します。次 に 例 を 示 します。dmpnode:sdhパス: sda sdb回 避 策 :カプセル 化 コマンド(vxencap)を 実 行 する 前 に、 次 のコマンドを 実 行 します。# vxddladm assign namesvxcdsconvert ユティリティが、マスターノードでのみサポートされる(2616422)vxcdsconvert ユーティリティは、クラスタのスレーブノードからではなく、マスターノードからのみ 実 行 する 必 要 があります。vxconfigd をすべてのノードで 再 起 動 したとき、CVM スレーブノード 上 のディスク 状 態 に 問 題 が 発 生 する(2615680)CVM マスターノードとスレーブノードがストレージアクセスを 失 い、vxconfigd がすべてのノードで 再 起 動 されるとき、CVM スレーブノードのディスク 状 態 は 無 効 として 表 示 します。回 避 策 :


88第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題この 問 題 を 回 避 するには1 ストレージ 接 続 を 復 元 します。2 ディスクグループをデポートします。3 ディスクグループをインポートします。アレイ 側 から 優 先 パスを 変 更 すると、セカンダリパスがアクティブになる(2490012)EVA アレイでは、DMP は 優 先 ビットが 変 更 されないことを 必 要 とします。 優 先 ビットが 変更 されると、 次 のような 問 題 が 発 生 することがあります。アレイ 側 から LUN の 優 先 パスを変 更 し、ホストからディスク 検 出 (vxdisk sc<strong>and</strong>isks)を 実 行 すると、LUN ではセカンダリパスがアクティブになります。回 避 策 :この 問 題 を 回 避 するには1 LUN の 優 先 ビットを 設 定 します。2 ディスク 検 出 を 再 び 実 行 します。# vxdisk sc<strong>and</strong>isks<strong>Veritas</strong> File System の 既 知 の 問 題この 項 では、<strong>Veritas</strong> File System(VxFS)のこの<strong>リリース</strong>での 既 知 の 問 題 について 説 明します。NFS 上 で 同 じターゲット 名 で 複 数 回 FileSnap を 作 成 すると「ファイルが 存 在 します」エラーが 発 生 することがある「ファイルが 存 在 します」エラーは、NFS クライアントのキャッシュ 動 作 の 結 果 として 発 生 します。リンク 操 作 が 成 功 しているので、NFS クライアントは、file2::snap:vxfs: といった 指 定 されたターゲット 名 でファイルが 作 成 されていると 仮 定 します。その 結 果 、NFS クライアントはこの 名 前 でファイルをキャッシュに 保 存 します。回 避 策 : スナップショットが 作 成 された 後 で、ターゲットファイルを 削 除 します。これにより、NFS のクライアントに、 強 制 的 にキャッシュから 名 前 を 削 除 させます。 次 に 例 を 示 します。# ln file1 file2::snap:vxfs:# rm file2::snap:vxfs:


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題89小 さいファイルシステムで 遅 延 した 割 り 当 てを 有 効 にするとファイルシステムが 無 効 になることがある(289313)小 さいファイルシステム( 約 100 MB)で 遅 延 した 割 り 当 てを 有 効 にすると、ファイルシステムが 無 効 になることがあります。この 場 合 、 次 のエラーメッセージが 出 て、システムコンソールログに 表 示 されます。mesg 001: V-2-1: vx_nospace - file_system file system full(size block extent)回 避 策 : vxtunefs コマンドで、ファイルシステムの 遅 延 した 割 り 当 てを 無 効 にしてください。遅 延 した 割 り 当 ては、マルチボリュームファイルシステムのボリュームの 1 つの 使 用 率 が 100% 近 くになっていると、 他 のボリュームに 空 き 容 量 があっても、 自 動 的 にオフになることがある(2438367)遅 延 した 割 り 当 ては、マルチボリュームファイルシステムのボリュームの 1 つの 使 用 率 が100% 近 くになっていると、ファイルシステムの 他 のボリュームに 空 き 容 量 があっても、 自動 的 にオフになることがあります。回 避 策 : ボリュームに 十 分 な 空 き 容 量 ができれば、 遅 延 した 割 り 当 ては 自 動 的 に 再 開 します。vx_worklist_lk() のミューテックスの 競 合 は 1 つの CPU を 100%まで 使 用 することがある(2104505)vx_worklist_lk() 呼 び 出 しでのミューテックスの 競 合 は、1 つの CPU を 100% まで 使用 することがあります。回 避 策 : この 問 題 に 対 する 回 避 策 はありません。パーティションディレクトリおよび <strong>Storage</strong> Checkpoints が 存 在 するファイルシステムでディスクレイアウトバージョン 8 を 9 にアップグレードすると、 読 み 取 り 専 用 ファイルシステムであるとのエラーメッセージが 返 されることがある(2583201)パーティションディレクトリおよび <strong>Storage</strong> Checkpoints が 存 在 するファイルシステムでディスクレイアウトバージョン 8 を 9 にアップグレードすると、 読 み 取 り 専 用 ファイルシステムであるとのエラーメッセージが 返 されることがあります。パーティションディレクトリに 関 連した 問 題 は、ディスクレイアウトバージョン 9 に 新 しいハッシュ 関 数 があるために 生 じます。<strong>Storage</strong> Checkpoint に 関 連 した 問 題 は、アップグレード 中 に、<strong>Storage</strong> Checkpoint が読 み 取 り 専 用 とマークされるために 生 じます。回 避 策 : ディスクレイアウトバージョン 8 の VxFS ファイルシステムをバージョン 9 にアップグレードする 前 に、このエラーメッセージを 避 けるため、 次 の 手 順 に 従 ってください。


90第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題システムエラーメッセージを 避 けるには1 パーティションディレクトリ 機 能 が 有 効 になっている 場 合 には、pdir_enable チューニングパラメータを 0 に 設 定 して、 機 能 を 無 効 にします。vxtunefs(1M)のマニュアルページを 参 照 してください。2 アップグレードの 前 にすべての <strong>Storage</strong> Checkpoint を 削 除 します。fsckptadm(1M)のマニュアルページを 参 照 してください。CDS(cross-platform data sharing)を 使 用 して、32,000 以 上 のnlink を 持 つファイルシステムを 変 換 すると、vx_maxlink およびmaxlink_enable チューニングパラメータが 更 新 されない(2589193)CDS を 使 用 して、32,000 以 上 の nlink を 持 つファイルシステムを 変 換 すると、 変 換 プロセスは、ターゲットファイルシステム 上 の vx_maxlink および maxlink_enable チューニングパラメータを 更 新 しません。回 避 策 :CDS による 変 換 が 完 了 した 後 で、vx_maxlink および maxlink_enable チューニングパラメータの 値 を 確 認 してください。 変 換 前 にファイルシステムが 32,000 以 上 のnlink を 持 っていた 場 合 には、ファイルシステムをマウントする 前 に、ターゲットファイルシステムのこれらのチューニングパラメータを 更 新 してください。重 複 排 除 はエラー 110 で 失 敗 することがある(2591473)ある 場 合 には、データ 重 複 排 除 は 次 の 例 のようなメッセージを 出 して 失 敗 します。Saving Status Node Type Filesystem---------------------------------------------------------------------00% FAILED node01 MANUAL /data/fs12011/10/26 01:38:58 End full scan with errorさらに、 重 複 排 除 のログには 次 の 例 のようなエラーが 記 録 されます。2011/10/26 01:35:09 DEDUP_ERROR AddBlock failed. Error = 110これらのエラーは、 空 き 容 量 の 少 ない 状 態 で 重 複 排 除 処 理 が 実 行 されたこと、そして 完了 するにはより 多 くの 空 き 容 量 が 必 要 であることを 示 しています。回 避 策 : ファイルシステムで、より 多 くの 容 量 を 空 けてください。vxresize はファイルシステムの 縮 小 の 際 「ブロックが 現 在 使 用 中 」エラーで 失 敗 する(2437138)vxresize の 縮 小 操 作 は、ファイルシステム 上 でアクティブな I/O が 進 行 中 で、 縮 小 目 標サイズがファイルシステムの 現 在 の 使 用 状 況 に 近 いときに 失 敗 します。 次 の 例 のようなメッセージが 表 示 されます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題91UX:vxfs fsadm: ERROR: V-3-20343: cannot shrink /dev/vx/rdsk/dg1/vol1 -blocks are currently in use.VxVM vxresize ERROR V-5-1-7514 Problem running fsadm comm<strong>and</strong> for volumevol1, in diskgroup dg1回 避 策 :I/O が 停 止 した 後 で 縮 小 操 作 を 再 実 行 してください。ls、du および find を 使 用 するとシステムがハングアップする(2584531)システムは ls、du、または find コマンドを 使 用 するとハングアップすることがあります。ハングアップは 次 のスタックで 発 生 します。schedule_timeoutvx_igetvx_dirlookvx_lookupdo_lookupdo_path_lookup回 避 策 : この 問 題 に 対 する 回 避 策 はありません。100% いっぱいになっているファイルシステムを 展 開 するとパニックが 発 生 することがある(2599590)100% いっぱいになっているファイルシステムを 展 開 すると、 次 のスタックトレースでパニックが 発 生 することがあります。bad_kern_reference()$cold_vfault()vm_hndlr()bubbledown()vx_logflush()vx_log_sync1()vx_log_sync()vx_worklist_thread()kthread_daemon_startup()回 避 策 : この 問 題 に 対 する 回 避 策 はありません。システム 起 動 時 にコンソールで 警 告 メッセージが 表 示 されることがある(2354829)システム 起 動 時 に、システムコンソールで 次 のメッセージが 表 示 されることがあります。


92第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題WARNING: couldn't allocate SDT table for module vxfsWARNING: couldn't allocate FBT table for module vxfsLoading smf(5) service descriptions: 2/2これらの 警 告 は、SDT および FBT DTrace のプローブが、VxFS モジュールでは 利 用 できないことを 示 しています。それでも VxFS のモジュールは 正 しくロードされており、 動 作します。Dtrace SDT/FBT には、サポートできるモジュールサイズの 制 限 があります。VxFSのモジュールは Dtrace がサポートできるサイズを 超 えているので、SDT および FBTDtrace のプローブは VxFS では 動 作 しないことがあります。回 避 策 : この 問 題 に 対 する 回 避 策 はありません。レプリケーションの 既 知 の 問 題ここでは、<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> のこの<strong>リリース</strong>でのレプリケーションの 既 知 の 問 題 について 説 明 します。vradmin syncvol コマンドと IPv6 アドレスの 互 換 性 (2075307)vradmin syncvol コマンドは、 圧 縮 形 式 の IPv6 アドレスでは 機 能 しません。IPv6 環 境では、vradmin syncvol コマンドを 実 行 するときに 圧 縮 形 式 の IPv6 アドレスを 使 ってターゲットホストを 指 定 すると、 次 のエラーメッセージが 表 示 されてコマンドは 失 敗 します。# vradmin -s -full syncvol vol1 fe80::221:5eff:fe49:ad10:dg1:vol1VxVM VVR vradmin ERROR V-5-52-420 Incorrect format for syncvol.また、vradmin addsec コマンドを 実 行 するときに 圧 縮 された IPv6 アドレスを 使 ってセカンダリホストを 指 定 した 場 合 も、hostname としてターゲットを 指 定 しても vradmin syncvolコマンドは 失 敗 します。回 避 策 : vradmin addsec コマンドと vradmin syncvol コマンドを 使 うときは、 圧 縮 された IPv6 アドレスを 指 定 せず、 代 わりにホスト 名 を 使 ってください。もとのプライマリとバンカー 間 のレプリケーションを 開 始 するRVGPrimary エージェント 操 作 がフェールバック 中 に 失 敗 する(2054804)もとのプライマリとバンカー 間 のレプリケーションを 開 始 する RVGPrimary エージェント 操作 はフェールバック 中 (ディザスタリカバリの 後 に 再 びもとのプライマリに 移 行 するとき)に失 敗 し、 次 のエラーメッセージが 表 示 されます。VxVM VVR vxrlink ERROR V-5-1-5282 Error getting information fromremote host. Internal Error.この 問 題 は、バンカー 設 定 によるグローバルクラスタ 化 で、バンカーレプリケーションがストレージプロトコルを 使 って 設 定 されている 場 合 に 起 きます。バンカーディスクグループが


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題93バンカーホストにインポートされる 前 にセカンダリが 復 帰 し、セカンダリクラスタのRVGPrimary エージェントによってバンカー 再 生 を 初 期 化 するときにこの 問 題 が 発 生 します。回 避 策 :この 問 題 を 解 決 するには1 フェールバックを 行 う 前 に、バンカー 再 生 が 完 了 している、または 中 止 されていることを 確 認 します。2 フェールバックの 後 、バンカーディスクグループをデポートして、もとのプライマリにインポートします。3 VCS の 制 御 外 からレプリケーション 操 作 を 開 始 してみます。プライマリクラスタのシステムのいくつかでアプリケーションサービスグループが 設 定 されていて、ClusterFailoverPolicy が「AUTO」に 設 定 されている 場 合 、バンカー 再 生 が 行 われない (2047724)グローバルクラスタがアプリケーションサービスグループをフェールオーバーするまでの時 間 が、VVR がプライマリの 障 害 に 関 連 する 設 定 変 更 を 検 出 するまでの 時 間 より 短 い 場合 があります。これは、ClusterFailoverPolicy 属 性 の 値 が Auto に 設 定 され、プライマリクラスタのノードのサブセットで AppGroup が 設 定 されている 場 合 に、バンカー 化 されグローバルにクラスタ 化 された 設 定 で 起 きる 可 能 性 があります。これにより、フェールオーバーサイトに 障 害 が 起 きると RVGPrimary がオンラインになります。 次 のようなメッセージが VCS エンジンのログに 記 録 されます。RVGPrimary:RVGPrimary:online:Diskgroup bunkerdgname could not beimported on bunker host hostname. Operation failed with error 256<strong>and</strong> message VxVM VVR vradmin ERROR V-5-52-901 NETWORK ERROR: Remoteserver unreachable... Timestamp VCS ERROR V-16-2-13066 (hostname)Agent is calling clean for resource(RVGPrimary) because the resourceis not up even after online completed.回 避 策 :この 問 題 を 解 決 するには◆設 定 にバンカーノードが 含 まれている 場 合 は、RVGPrimary リソースのOnlineRetryLimit 属 性 をゼロ 以 外 の 値 に 設 定 します。


94第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題以 前 のプライマリ 選 択 操 作 が 実 行 されていないか 正 常 に 完 了 していないため、RVGPrimary エージェントが 新 しいプライマリサイトでアプリケーションサービスグループをオンラインにできない 場 合 がある (2043831)プライマリ 選 択 設 定 で、 以 前 に 作 成 されたインスタントスナップショットの 存 在 のため、RVGPrimary エージェントが 新 しいプライマリサイトでアプリケーションサービスグループをオンラインにできない 場 合 があります。これは 新 しいプライマリを 選 ぶためにElectPrimary コマンドを 実 行 しない 場 合 、または 以 前 の ElectPrimary コマンドが 正常 に 完 了 しなかった 場 合 に 起 きることがあります。回 避 策 : vxrvg -g dg -P snap_prefix snapdestroy rvg コマンドを 使 用 して 手 動でインスタントスナップショットを 破 棄 します。アプリケーションサービスグループをクリアし、手 動 でオンラインにします。セカンダリに 作 成 された VxFS ファイルシステムを 含 むスナップショットボリュームを 読 み 書 きモードでマウントできず、グローバルクラスタサイトのフェールオーバー 後 に 新 しいプライマリで VxFSファイルシステムを 読 み 書 きモードでマウントすると 失 敗 することがある(1558257)問 題 1セカンダリで VxFS ファイルシステムを 含 むレプリケートデータボリュームのスナップショットを 作 成 するために vradmin ibc コマンドを 使 うと、スナップショットボリュームを 読 み 書きモードでマウントできずに 次 のエラーが 起 きることがあります。UX:vxfs mount: ERROR: V-3-21268: /dev/vx/dsk/dg/snapshot_volumeis corrupted. needs checkingこれは、vradmin ibc コマンドを 実 行 する 前 にファイルシステムが 停 止 されていないために、ファイルシステムを 含 むスナップショットボリュームの 整 合 性 が 失 われている 可 能 性 があることが 原 因 です。問 題 2グローバルクラスタサイトのフェールオーバー 後 、 新 しいプライマリサイトで VxFS ファイルシステムを 含 むレプリケートデータボリュームを 読 み 書 きモードでマウントすると、 次 のエラーで 失 敗 することがあります。UX:vxfs mount: ERROR: V-3-21268: /dev/vx/dsk/dg/data_volumeis corrupted. needs checkingこれは 一 般 的 に、グローバルクラスタサイトのフェールオーバーよりも 前 にもとのプライマリサイトでファイルシステムが 停 止 されていないために、 新 しいプライマリサイトでファイルシステムの 整 合 性 が 失 われている 可 能 性 があることが 原 因 です。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題95回 避 策 : 次 の 回 避 策 によってこれらの 問 題 を 解 決 します。問 題 1 の 場 合 、セカンダリのスナップショットボリュームで fsck コマンドを 実 行 して、スナップショットに 存 在 するファイルシステムの 整 合 性 を 復 元 します。次 に 例 を 示 します。# fsck -F vxfs /dev/vx/dsk/dg/snapshot_volume問 題 2 の 場 合 、 新 しいプライマリサイトのレプリケートデータボリュームで fsck コマンドを実 行 して、データボリュームに 存 在 するファイルシステムの 整 合 性 を 復 元 します。次 に 例 を 示 します。# fsck -F vxfs /dev/vx/dsk/dg/data_volumeIPv6 専 用 環 境 の RVG で、データボリュームまたは SRL の 名 前 にコロンを 使 用 できない問 題 : VVR を IPv6 専 用 環 境 の 6.0 <strong>リリース</strong>にアップグレードすると、RVG、データボリューム、SRL の 名 前 にコロンが 指 定 されている 場 合 、vradmin コマンドが 動 作 しないことがあります。また、VVR を IPv6 専 用 環 境 にアップグレードすると、RVG、ボリューム、SRL の名 前 にコロンが 含 まれている 場 合 、vradmin createpri がコアダンプを 出 力 することがあります。回 避 策 : VVR の 設 定 で、ボリューム、SRL、RVG の 名 前 にコロンを 指 定 しないようにします。ログ 所 有 者 の 変 更 後 、 非 ログ 所 有 者 ノードで vradmin コマンドが失 敗 することがある(1810827)3 つ 以 上 のノードで 構 成 される SFCFS 環 境 または SFRAC 環 境 で 共 有 ディスクグループのレプリケーションに VVR を 使 用 すると、ログ 所 有 者 の 変 更 によって vradmin コマンドが 一 部 またはすべてのクラスタノードで 使 えなくなることがまれに 発 生 します。そのような場 合 、vradmin repstatus コマンドおよび vradmin printrvg コマンドによる 出 力 の「Config Errors:」のセクションに 次 のメッセージが 表 示 されます。vradmind not reachable on cluster peerまた、その 他 すべての vradmin コマンド(vradmin printvol を 除 く)が 次 のエラーで 失敗 します。"VxVM VVR vradmin ERROR V-5-52-488 RDS has configuration error relatedto the master <strong>and</strong> logowner."これは 内 部 の 通 信 サブシステムの 欠 陥 によるもので、 今 後 の<strong>リリース</strong>で 解 決 される 予 定 です。


96第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題回 避 策 : 次 のコマンドを 使 ってすべてのクラスタノードで vradmind を 再 起 動 します。# /etc/init.d/vras-vradmind.sh stop# /etc/init.d/vras-vradmind.sh startvradmin コマンドが 動 作 している 間 、vradmind が 一 時 的 にハートビートを 失 うことがある(2162625、2275444)この 問 題 は VVR を 管 理 するために vradmin コマンドを 使 った 場 合 に 起 きることがあります。vradmin コマンドの 実 行 中 、vradmind が 一 時 的 にハートビートを 失 って、 次 のエラーメッセージを 表 示 して 終 了 することがあります。VxVM VVR vradmin ERROR V-5-52-803 Lost connection to host host;terminating comm<strong>and</strong> execution.回 避 策 :この 問 題 を 解 決 するには1 アプリケーション I/O の 作 業 負 荷 とネットワーク 環 境 に 応 じて、RDS のすべてのホストで /etc/vx/vras/vras_env の IPM_HEARTBEAT_TIMEOUT 変 数 をコメント 解 除し、 値 をより 大 きな 値 に 増 やしてください。 次 の 例 はタイムアウト 値 を 120 秒 に 増 加 します。export IPM_HEARTBEAT_TIMEOUTIPM_HEARTBEAT_TIMEOUT=1202 新 しい IPM_HEARTBEAT_TIMEOUT 値 を 有 効 にするために、RDS のすべてのホストの vradmind を 再 起 動 します。RDS のすべてのホストで 次 のように 入 力 してください。# /etc/init.d/vras-vradmind.sh stop# /etc/init.d/vras-vradmind.sh startvxassist の 再 レイアウトで DCM が 削 除 される(2162522)DCM があるストライプボリュームにカラムを 追 加 する 再 レイアウトを 実 行 すると、DCM は削 除 されます。これが 起 こったことを 示 すメッセージはありません。DCM を 置 換 するには、次 を 入 力 します。#vxassist -g diskgroup addlog vol logtype=dcm


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題97vxassist 操 作 と vxresize 操 作 が、RVG に 関 連 付 けられている 階層 化 ボリュームで 動 作 しない(2162579)この 問 題 は、RVG に 関 連 付 けられておりストライプ 化 ミラーのレイアウトがあるボリュームでサイズ 変 更 操 作 を 試 みると 発 生 します。回 避 策 :RVG に 関 連 付 けられている 階 層 化 ボリュームをサイズ 変 更 するには1 アプリケーションを 一 時 停 止 または 停 止 してください。2 RLINK が 最 新 になるまで 待 ってください。 次 を 入 力 します。# vxrlink -g diskgroup status rlink3 影 響 を 受 ける RVG を 停 止 します。 次 を 入 力 します。# vxrvg -g diskgroup stop rvg4 RVG からのボリュームの 関 連 付 けを 解 除 します。 次 を 入 力 します。# vxvol -g diskgroup dis vol5 ボリュームをサイズ 調 整 してください。この 例 では、ボリュームは 10 GB に 増 加 します。 次 を 入 力 します。# vxassist -g diskgroup growto vol 10G6 データボリュームを RVG に 関 連 付 けます。 次 を 入 力 します。# vxvol -g diskgroup assoc rvg vol7 RVG を 起 動 します。 次 を 入 力 します。# vxrvg -g diskgroup start rvg8 アプリケーションを 再 開 または 開 始 してください。データ 変 更 マップをミラー 化 するための 余 分 な LUN がない 場 合 プライマリディスクグループの 作 成 は 失 敗 する(2478684)十 分 なディスク 容 量 があっても、データ 変 更 マップ(DCM)をミラー 化 するための 余 分 なLUN がない 場 合 には、プライマリディスクグループの 作 成 は 失 敗 します。回 避 策 : プライマリディスクグループを 作 成 する 前 に、ディスクグループに LUN を 追 加 します。


98第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題verifydata 操 作 はバージョン 5.1 と 6.0 の 間 のレプリケートに 失敗 する(2360713)<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 5.1 を 実 行 しているホストと <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 6.0 を 実 行 しているホストからなる、クロスバージョン VVR 環 境 でレプリケートを 行 うと、vradmin verifydataコマンドは 次 のエラーを 出 して 失 敗 します。VxVM VVR vxrsync ERROR V-5-52-2222 [from host]: VxVM in.vxrsyncdERROR V-5-36-2125 Server volume access error during [assign volids]volume path: [/dev/vx/dsk/dg/snapshot_volume] reason: [this could bebecause a target volume is disabled or an rlink associated with atarget volume is not detached during sync operation].回 避 策 : この 問 題 には 2 つの 回 避 策 があります。■■<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 5.1 を 実 行 しているホストを <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 5.1SP1 またはそれ 以 降 にアップグレードして、vradmin verifydata コマンドを 再 実 行 します。『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions のレプリケーションの 管 理 者 ガイド』の「セカンダリ 上 のデータの 検 証 」セクションに 記 されている、オフラインの 検 証 の 手 順 に 従 います。この 処 理 では、セカンダリが 最 新 であると 確 認 すること、レプリケーションを 一 時 停 止 すること、および vradmin syncrvg コマンドを-verify オプションを 付 けて 実 行 することを 必 要 とします。VVR のログ 所 有 者 が CVM スレーブノード 上 にあるとレプリケーションがハングアップする(2405943)共 有 ディスクグループ 環 境 で VVR を 非 同 期 レプリケーションに 使 用 すると、プライマリサイトにあるクラスタのいずれかのノードがログ 所 有 者 として 選 択 されます。ログ 所 有 者 ノードが 下 位 CVM クラスタのスレーブノード 上 にある 場 合 、ログ 所 有 者 以 外 のノードから 高 負荷 の I/O が 行 われると、レプリケーションがハングアップする 可 能 性 があります。これは 内部 の 欠 陥 によるもので、 今 後 の<strong>リリース</strong>で 解 決 される 予 定 です。回 避 策 : VVR のログ 所 有 者 が 常 に CVM マスターノードに 存 在 するように、RVGLogOwnerエージェントの PreOnline トリガを 有 効 にします。 手 順 について 詳 しくは、『<strong>Veritas</strong> ClusterServer 付 属 エージェントリファレンスガイド』 の RVGLogowner エージェントの 注 意 のセクションを 参 照 してください。RVG 内 のデータボリュームを 連 結 からストライプ 化 ミラーへ 再 レイアウトできない(2162537)この 問 題 は RVG に 関 連 付 けられているデータボリュームで 再 レイアウト 操 作 を 試 み、ターゲットのレイアウトがストライプ 化 ミラーのときに 発 生 します。回 避 策 :


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題99RVG 内 のデータボリュームを 連 結 からストライプ 化 ミラーへ 再 レイアウトするには1 アプリケーションを 一 時 停 止 または 停 止 してください。2 RLINK が 最 新 になるまで 待 ってください。 次 を 入 力 します。# vxrlink -g diskgroup status rlink3 影 響 を 受 ける RVG を 停 止 します。 次 を 入 力 します。# vxrvg -g diskgroup stop rvg4 RVG からのボリュームの 関 連 付 けを 解 除 します。 次 を 入 力 します。# vxvol -g diskgroup dis vol5 ボリュームをストライプ 化 ミラーへ 再 レイアウトします。 次 を 入 力 します。# vxassist -g diskgroup relayout vol layout=stripe-mirror6 データボリュームを RVG に 関 連 付 けます。 次 を 入 力 します。# vxvol -g diskgroup assoc rvg vol7 RVG を 起 動 します。 次 を 入 力 します。# vxrvg -g diskgroup start rvg8 アプリケーションを 再 開 または 開 始 してください。<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Databases(SFDB)ツールの 既 知 の 問題この<strong>リリース</strong>の <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 製 品 では、 次 の 既 知 の 問 題 が 確 認 されています。純 粋 な IPv6 環 境 でセカンダリホスト 関 連 の 操 作 が 失 敗 する 可 能性 がある(2625708)純 粋 な IPv6 設 定 において、 名 前 解 決 が DNS ではなく /etc/hosts を 使 用 するように設 定 されている 場 合 、vxsfadm で --secondary_host オプションを 使 用 するか、dbed_vmchecksnap で 同 等 の -t オプションを 使 用 すると、 次 のエラーメッセージを 表 示して 失 敗 する 可 能 性 があります。SFDB vxsfadm ERROR V-81-0161 The given secondary host is not reachable.


100第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題Action: Specify a different secondary host, or remove the -t optionif the secondary host is not running at this time.回 避 策次 の 回 避 策 のいずれかを 使 用 します。■■DNS サーバーが 使 用 可 能 な 場 合 は、hosts ファイルの 代 わりに DNS を 使 用 するように 名 前 解 決 を 設 定 します。--secondary_host オプションは 使 用 しないでください。オフホスト 操 作 の 場 合 、このオプションは 必 須 ではありません。オフホスト 操 作 は、このオプションを 指 定 しなくても 完 全 にサポートされます。dbed_update または vxsfadm は 純 粋 な IPv6 環 境 では 失 敗 することがある(2619958)純 粋 な IPv6 環 境 では、dbed_update または vxsfadm コマンドは 次 のエラーを 出 して 失敗 することがあります。SFDB vxsfadm ERROR V-81-0685Oracle instance SIDB does not seem to be running回 避 策localhost には IPv4 アドレスが 設 定 されていることを 確 認 してください。この IP は、 他 のホストから 到 達 可 能 である 必 要 はありません。localhost の IPv4 アドレスを 設 定 するには◆root で 次 のコマンドを 実 行 します。# ifconfig lo0 plumbDatabase <strong>Storage</strong> Checkpoint のマウント 解 除 が、デバイスが 使用 中 であるとして 失 敗 することがある(2591463)場 合 によっては、Database <strong>Storage</strong> Checkpoint を 使 用 してクローンされたデータベースがシャットダウンしているときに、 次 のようなエラーが 発 生 することがあります。SFAE Error:0457: Failed to unmount device/dev/vx/dsk/datadg/datavol:Ckpt_1317707593_rw_1317708154.Reason: VxFS returned error : umount: /tmp/clonedb/data: device is busy


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題101回 避 策クローンデータベースが 使 用 中 とされている 場 合 には、Oracle ユーザーとして 強 制 的 にシャットダウンしてから、マウント 解 除 操 作 を 再 試 行 してください。間 違 ったホスト 名 が 指 定 されると 間 違 ったエラーメッセージが 出 される(2585643)vxsfadm の -r オプションで 間 違 ったホスト 名 を 指 定 すると、コマンドは 次 のいずれかのようなエラーメッセージを 出 して 失 敗 します。FSM Error: Can't use string ("") as a HASH ref while "strict refs"in use at /opt/VRTSdbed/lib/perl/DBED/SfaeFsm.pm line 776.SFDB vxsfadm ERROR V-81-0609 Repository locationis invalid.これらのエラーメッセージでは 意 味 が 不 明 です。回 避 策vxsfadm の -r オプションには、リポジトリデータベースを 備 えているホスト 名 を 指 定 してください。FlashSnap の 検 証 がスナップショットが 分 割 できないことと 報 告 する(2534422)FlashSnap の 検 証 操 作 は、データボリュームとアーカイブログボリュームのミラーが 同 じディスクのセットを 共 有 している 場 合 、 次 のエラーを 出 して 失 敗 します。SFAE Error:0642: <strong>Storage</strong> for diskgroup oradatadg is not splittable.回 避 策データボリュームのスナップショットプレックスとアーカイブログボリュームのスナップショットプレックスが、 別 々のディスクのセットに 存 在 すること 確 認 してください。SmartTier コマンドを 使 用 しようとすると 失 敗 する(2332973)dbdst_preset_policy または dbdst_file_move のような SmartTier コマンドを 実 行しようとすると、 次 のエラーが 出 て 失 敗 します。fsppadm: ERROR: V-3-26551: VxFS failure on low level mechanismwith message - Device or resource busyこのエラーは、そのファイルシステムで、dbdst_obj_move のようなサブファイル SmartTierコマンドが 実 行 されていた 場 合 に 発 生 します。


102第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題この 問 題 に 対 する 回 避 策 はありません。ファイルベース SmartTier とサブファイルSmartTier を 同 時 に 使 用 することはできません。dbed_vmclonedb はいったんクローンを 作 成 した 後 では 新 しいクローン SID 値 を 無 視 する(2580318)スナッププランを 使 用 して FlashSnap のクローンを 作 成 した 後 に、dbed_vmclonedb を使 用 して 同 じスナッププランからさらにクローンを 作 成 しようとしても、new_sid で 指 定 した新 しい SID ではなく、 元 のクローン SID が 使 用 されます。また、この 問 題 は、スナッププランを 再 同 期 し、 新 しいクローン SID を 指 定 しないでスナップショットを 再 度 作 成 し、それから 新 しい SID でクローンを 作 成 しようとした 場 合 にも 生 じます。回 避 策次 のいずれかの 回 避 策 を 実 行 してください。■■スナップショットを 再 同 期 した 後 、dbed_vmchecksnap -o remove コマンドを 使 用 してスナッププランを 削 除 します。その 後 で 新 しいスナッププランを 作 成 すれば 新 しいクローン SID を 使 用 できます。このスナッププランは 同 じ 名 前 にすることもできます。それから、スナッププランを 使 用 して 他 のスナップショットを 作 成 できます。スナップショットを 再 度 作 成 し、スナップショット 操 作 で 使 用 するクローン SID を 指 定 して、 新 しいクローン SID でクローン 操 作 を 行 えるようにするには、vxsfadm コマンドを使 用 します。層 に 対 して 特 定 の 名 前 を 使 用 しようとするとエラーが 発 生 する(2581390)層 に 対 して 特 定 の 名 前 を 使 用 しようと 試 みると、 次 のエラーメッセージが 表 示 されます。SFORA dbdst_classify ERROR V-81-6107 Invalid Classname BALANCEこのエラーは、 次 の 名 前 が 予 約 されていて、SmartTier の 層 の 名 前 として 許 可 されないために 生 じます。■■■BALANCECHECKPOINTMETADATA回 避 策予 約 名 ではない SmartTier のクラス 名 を 使 用 してください。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題103ユーザー 認 証 が 失 敗 する(2579929)ユーザー 認 証 で 使 用 される sfae_auth_op -o auth_user コマンドが、 次 のエラーメッセージを 出 して 失 敗 します。SFDB vxsfadm ERROR V-81-0384 Unable to store credentials for 操 作 を 再 試 行 すると、 次 のエラーメッセージを 出 して 失 敗 します。SFDB vxsfadm ERROR V-81-0372 AT broker failed to start:認 証 設 定 が、 厳 密 な umask 値 を 使 用 して 実 行 された 可 能 性 があります。その 場 合 、root以 外 のユーザーは、 必 要 なファイルやディレクトリにアクセスすることができなくなります。回 避 策認 証 設 定 を 実 行 していない 場 合 には、sfae_auth_op -o setup または sfae_auth_op-o import_broker_config コマンドを 実 行 する 前 に、umask をそれほど 厳 密 ではない 値 に 設 定 してください。umask をそれほど 厳 密 ではない 値 に 設 定 するには◆次 のコマンドを 使 います。# umask 022すでに 認 証 設 定 を 実 行 していた 場 合 には、 次 の 手 順 を 実 行 してください。すでに 認 証 設 定 を 実 行 していた 場 合 に 問 題 を 解 決 するには1 認 証 ブローカーが 実 行 中 の 場 合 は、 停 止 します。# /opt/VRTSdbed/at-broker/bin/sfaeatd.sh stop2 root 以 外 のユーザーが 読 み 取 ることができるように、 必 要 なディレクトリとファイルの権 限 を 変 更 します。# chmod o+r /etc/vx/vxdbed/admin.properties# chmod o+rx /var/vx/vxdba/auth/users# find /opt/VRTSdbed/at-broker -type d -exec chmod o+rx {} ¥;クローン 操 作 の 失 敗 は 予 期 しない 状 態 のクローンデータベースを残 すことがある(2512664)クローン 操 作 が 失 敗 すると、 予 期 しない 状 態 のクローンデータベースが 残 る 場 合 があります。クローン 操 作 を 再 試 行 しても、うまくいかないことがあります。


104第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>既 知 の 問 題回 避 策再 試 行 がうまくいかない 場 合 には、 使 用 した PITC の 方 法 に 応 じて、 以 下 の 処 理 のいずれかを 実 行 してください。■■■FlashSnap の 場 合 には、スナップショットを 再 同 期 し、クローン 操 作 を 再 試 行 します。FileSnap と Database <strong>Storage</strong> Checkpoint の 場 合 には、クローンを 破 棄 して、クローンを 再 作 成 します。領 域 最 適 化 スナップショットの 場 合 には、スナップショットを 破 棄 して、 新 しいスナップショットを 作 成 します。これらの 回 避 策 を 実 行 しても 再 試 行 に 成 功 しなかった 場 合 には、シマンテック 社 のサポートにお 問 い 合 わせください。FlashSnap の 再 同 期 は 既 存 の 領 域 最 適 化 スナップショットがある場 合 には 失 敗 する(2479901)既 存 の 領 域 最 適 化 スナップショットがある 場 合 に FlashSnap の 再 同 期 操 作 を 試 みると、再 同 期 操 作 は 次 のエラーにより 失 敗 します。Error: VxVM vxdg ERROR V-5-1-4597 vxdg join FS_oradg oradg faileddatavol_snp : Record already exists in disk grouparchvol_snp : Record already exists in disk group回 避 策まず 領 域 最 適 化 スナップショットを 破 棄 し、それから FlashSnap の 再 同 期 操 作 を 実 行 してください。<strong>Veritas</strong> SFDB(<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Databases)ツールの 5.0xから 6.0 へのアップグレード(2184482)SFHA または SF for Oracle RAC のバージョン 5.0 を SFHA または SF for Oracle RACのバージョン 6.0 にアップグレードすると、sfua_rept_migrate コマンドによってエラーメッセージが 表 示 されます。SFHA バージョン 5.0 から SFHA 6.0 にアップグレードする 際 に、S*vxdbms3 起 動 スクリプトは NO_S*vxdbms3 に 名 前 変 更 されます。sfua_rept_upgrade では S*vxdbms3起 動 スクリプトが 必 要 です。このため、sfua_rept_upgrade が 実 行 されると、S*vxdbms3起 動 スクリプトが 見 つからず、 上 記 のエラーメッセージが 表 示 されます。/sbin/rc3.d/S*vxdbms3 not foundSFORA sfua_rept_migrate ERROR V-81-3558 File:is missing.SFORA sfua_rept_migrate ERROR V-81-9160 Failed to mount repository.


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項105回 避 策sfua_rept_migrate を 実 行 する 前 に、 起 動 スクリプト 名 NO_S*vxdbms3 を S*vxdbms3に 変 更 します。クローンコマンドは、PFILE エントリの 値 が 複 数 の 行 にわたっている 場 合 、 失 敗 します(1764885)init.ora ファイルで log_archive_dest_1 が 1 行 に 収 まっている 場 合 はdbed_vmclonedb は 機 能 しますが、log_archive_dest_1 が 複 数 の 行 にわたっている場 合 は dbed_vmcloneb は 失 敗 します。回 避 策この 問 題 に 対 する 回 避 策 はありません。Oracle データベース 11g R1 と 11g R2 では 診 断 監 視 がサポートされない [1985055]ソフトウェアの 制 限 事 項Oracle データベース 11g R1 と 11g R2 では 診 断 監 視 がサポートされません。回 避 策 : Oracle リソースの MonitorOption 属 性 を 0 に 設 定 します。このセクションでは、この<strong>リリース</strong>のソフトウェアの 制 限 事 項 について 説 明 します。コンポーネントまたは 製 品 に 関 連 するソフトウェアの 制 限 事 項 の 完 全 な 一 覧 については、対 応 する<strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>を 参 照 してください。p.111 の 「マニュアル」 を 参 照 してください。<strong>Veritas</strong> Volume Manager ソフトウェアの 制 限 事 項この<strong>リリース</strong>の <strong>Veritas</strong> Volume Manager のソフトウェアの 制 限 事 項 を 次 に 示 します。マルチパス 化 されたディスクの 変 換1 TB 未 満 のマルチパス 化 されたディスクを VTOC ラベルから EFI ラベルに 変 換 する 場合 は、パスごとに format -e コマンドを 実 行 する 必 要 があります。たとえば、ノードにc1t2d0s2 と c2tsd0s2 の 2 つのパスがある 場 合 は、2 つのパスそれぞれについて format-e コマンドを 実 行 する 必 要 があります。


106第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項NetApp ストレージに 接 続 された 環 境 の DMP 設 定パスリストアの 時 間 帯 を 最 小 化 し、NetApp ストレージに 接 続 された 環 境 の 高 可 用 性 を 最大 化 するには、 次 の DMP チューニングパラメータを 設 定 します:表 1-17パラメータ 名定 義新 しい 値デフォルト 値dmp_restore_internalDMP リストアデーモンのサイクル60 秒 。300 秒 。dmp_path_ageDMP パスエージングのチューニングパラメータ120 秒 。300 秒 。変 更 は 再 ブート 後 も 変 化 しません。チューニングパラメータを 変 更 するには1 次 のコマンドを 発 行 してください:# vxdmpadm settune dmp_restore_internal=60# vxdmpadm settune dmp_path_age=1202 新 しい 設 定 を 検 証 するには、 次 のコマンドを 使 ってください:# vxdmpadm gettune dmp_restore_internal# vxdmpadm gettune dmp_path_age<strong>Veritas</strong> File System ソフトウェアの 制 限 事 項6.0 <strong>リリース</strong>の <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> ソフトウェアの 制 限 事 項 を 次 に 示 します。ディレクトリのファイル 数 制 限 の 推 奨 事 項VxFS パフォーマンスを 最 大 化 するには、 同 じディレクトリ 内 部 のファイルが 100,000 個を 超 えないようにしてください。 代 わりに 複 数 のディレクトリを 使 います。vxlist コマンドは 1 EB 以 上 の 数 値 を 正 しく 表 示 できないvxlist コマンド、および vxlist と 同 じライブラリを 使 う 他 のすべてのコマンドは、1 EB以 上 の 数 値 を 正 しく 表 示 できません。拡 張 書 き 込 み 機 能 での 遅 延 した 割 り 当 ての 制 限 事 項拡 張 書 き 込 み 機 能 での 遅 延 した 割 り 当 てには、 次 の 制 限 事 項 が 適 用 されます。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項107■■■■ファイルデータをディスクにすぐに 書 き 込 む 必 要 がある 場 合 には、そのファイルでの遅 延 した 割 り 当 ては 無 効 になります。そのような 例 としては、ダイレクト I/O、 同 時 I/O、FDD/ODM アクセス、 同 期 I/O があります。遅 延 した 割 り 当 ては、メモリマップファイルではサポートされません。遅 延 した 割 り 当 ては、BSD クォータではサポートされません。BSD クォータがファイルシステムで 有 効 になると、 遅 延 した 割 り 当 てはそのファイルシステムでは 自 動 的 に 無効 になります。遅 延 した 割 り 当 ては、クラスタファイルシステムの 共 有 マウントではサポートされません。NetBackup FlashBackup はファイル 圧 縮 機 能 と Solaris SPARCのデータ 重 複 排 除 機 能 をサポートしないNetBackup の FlashBackup 機 能 を、ファイル 圧 縮 機 能 および Solaris SPARC のデータ 重 複 排 除 機 能 を 組 み 合 わせて 使 用 することはできません。FlashBackup はディスクレイアウトバージョン 8 および 9 をサポートしていないからです。NetBackup 7.1 以 前 を 使 用 して 圧 縮 ファイルをバックアップすると、ファイルの 復 元 の 際 、 圧 縮 されていない 状 態 に 戻 るNetBackup 7.1 以 前 の<strong>リリース</strong>は、ファイル 圧 縮 機 能 をサポートしていません。NetBackup7.1 または 以 前 の<strong>リリース</strong>を 使 用 して 圧 縮 ファイルをバックアップした 場 合 、 復 元 の 際 、ファイルは 圧 縮 されていない 状 態 に 戻 ります。os_sol;os_lin;os_hpux レプリケーションソフトウェアの 制 限 事 項次 は <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> のこの<strong>リリース</strong>でのレプリケーションソフトウェアの 制 限 事 項 です。共 有 環 境 でのレプリケーション現 在 、レプリケーションのサポートは 8 ノードクラスタアプリケーションに 限 定 されています。IPv6 ソフトウェアの 制 限 事 項VVR は、 次 の Internet Protocol 設 定 をサポートしていません。■IPv6 専 用 ノードには IPv4 アドレスが 設 定 されていないことから、VVR はこれら 2 つのノード 間 の 通 信 を 確 立 できないため、IPv4 専 用 ノードから IPv6 専 用 ノードおよびIPv6 専 用 ノードから IPv4 専 用 ノードへのレプリケーション 設 定 はサポートされません。


108第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項■■■IPv4 アドレスがプライマリ RLINK の local_host 属 性 に 指 定 され、 同 じ RLINK のremote_host 属 性 に IPv6 アドレスが 指 定 されているレプリケーション 設 定 はサポートされません。IPv6 アドレスがプライマリ RLINK の local_host 属 性 に 指 定 され、 同 じ RLINK のremote_host 属 性 に IPv4 アドレスが 指 定 されているレプリケーション 設 定 はサポートされません。同 じクラスタ 内 に IPv4 専 用 と IPv6 専 用 のノードが 混 在 するか、クラスタ 内 のすべてのノードが IPv4 専 用 でリモートクラスタ 内 のすべてのノードが IPv6 専 用 であるようなCVM および VVR のクラスタでは IPv6 はサポートされません。■ VVR は IPv4 および IPv6 のアドレス 変 換 を 行 う Edge ルーターおよび NAT-PT ルーターをサポートしません。VVR による <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> の 異 なるバージョンにわたるレプリケーションのサポートVVR は <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 6.0 と <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> の 以 前 のメジャー<strong>リリース</strong>(5.0と 5.1SP1) 間 のレプリケーションをサポートします。 異 なるバージョン 間 のレプリケーションは、バージョン 150、160、および 170 のディスクグループのみでサポートされています。プライマリホストとセカンダリホストの 両 方 で、サポートされるバージョンのディスクグループを 使 用 する 必 要 があります。I/O フェンシングに 関 する 制 限 事 項この 項 では、I/O フェンシングに 関 するソフトウェアの 制 限 事 項 について 説 明 します。VxFEN が RACER ノードの 再 選 をアクティブ 化 する 場 合 の 優 先 フェンシングの 制 限 事 項優 先 フェンシング 機 能 は、より 小 さいサブクラスタを 遅 延 させることで、より 重 みが 大 きいかより 大 きなサブクラスタを 優 先 します。この 小 さなサブクラスタの 遅 延 は、より 大 きなサブクラスタの 初 期 RACER ノードが 競 争 を 完 了 できる 場 合 のみ 有 効 です。 何 らかの 原 因 で 初期 RACER ノードが 競 争 を 完 了 できず、VxFEN ドライバがレーサー 再 選 アルゴリズムをアクティブ 化 した 場 合 、 小 さいサブクラスタの 遅 延 はレーサーの 再 選 のために 要 する 時 間で 相 殺 され、より 重 みが 小 さいかより 小 さなサブクラスタが 競 争 に 勝 つ 可 能 性 があります。この 制 限 事 項 は 好 ましくありませんが、 容 認 できます。I/O フェンシングが 設 定 されたクラスタでのシステムの 停 止I/O フェンシング 機 能 は、クラスタ 相 互 接 続 の 障 害 、つまり、「スプリットブレイン」によって引 き 起 こされるデータ 破 損 を 防 ぎます。 相 互 接 続 障 害 がもたらす 可 能 性 のある 問 題 と I/Oフェンシングが 提 供 する 保 護 については、『<strong>Veritas</strong> Cluster Server 管 理 者 ガイド』を 参照 してください。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>ソフトウェアの 制 限 事 項109SCSI-3 ベースのフェンシングを 使 用 したクラスタでは、データディスクとコーディネータディスクの 両 方 に SCSI-3 PR キーを 配 置 することにより、I/O フェンシングがデータ 保 護を 実 装 します。CP サーバーベースのフェンシングを 使 用 したクラスタでは、データディスクに SCSI-3 PR のキーを 配 置 し、CP サーバーに 類 似 の 登 録 を 配 置 することによって、I/O フェンシングがデータ 保 護 を 実 装 します。VCS 管 理 者 は、I/O フェンシングによって保 護 されるクラスタを 利 用 する 場 合 に 必 要 になるいくつかの 操 作 上 の 変 更 点 を 知 っておく 必 要 があります。 特 定 のシャットダウン 手 順 によりコーディネーションポイントとデータディスクからキーを 確 実 に 削 除 し、その 後 のクラスタの 起 動 における 潜 在 的 な 問 題 を 防 ぐことができます。shutdown コマンドではなく、reboot コマンドを 使 うと、シャットダウンスクリプトがバイパスされ、コーディネーションポイントとデータディスクにキーが 残 る 可 能 性 があります。 再 起動 とその 後 の 起 動 イベントの 順 序 によっては、クラスタがスプリットブレイン 状 態 の 可 能 性について 警 告 し、 起 動 に 失 敗 する 場 合 があります。回 避 策 : 一 度 に 1 つのノードで shutdown -rコマンドを 使 い、 各 ノードでシャットダウンが完 了 するのを 待 ちます。VRTSvxvm をアンインストールすると、VxFEN が dmp のディスクポリシーと SCSI3 モードで 設 定 された 場 合 問 題 が 生 じる(2522069)VxFEN を dmp のディスクポリシーと SCSI3 モードで 設 定 した 場 合 、コーディネータディスクの DMP ノードが、システム 停 止 時 またはフェンシングアービトレーションの 間 にアクセスされることがあります。VRTSvxvm パッケージ をアンインストールした 後 では、DMPのモジュールはもはやメモリに 読 み 込 まれません。VRTSvxvm が パッケージ アンインストールされたシステムでは、VxFEN がシステム 停 止 時 またはフェンシングアービトレーションの 間 に DMP デバイスにアクセスすると、システムパニックが 発 生 します。<strong>Veritas</strong> SFDB(<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> for Databases)ツールのソフトウェアの 制 限 事 項この<strong>リリース</strong>の SFDB ツールソフトウェアの 制 限 事 項 は 次 のとおりです。Oracle RAC 環 境 の Oracle Data Guardデータベースのスナップショットと Database <strong>Storage</strong> Checkpoint は Data Guard とOracle RAC 環 境 でサポートされません。Oracle 11.1.0.6 を 使 っている 場 合 のアップグレードOracle バージョン 11.1.0.6 を 実 行 していて、<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 製 品 を 6.0 にアップグレードする 場 合 : 6.0 に 移 行 する 前 に、Oracle のバイナリとデータベースをバージョン11.1.0.7 にアップグレードしてください。


110第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>マニュアルの 誤 記vxsfadm の 並 列 実 行 はサポートされない(2515442)vxsfadm コマンドで 一 度 に 実 行 できるのは、1 つのインスタンスだけです。 一 度 に vxsfadmの 複 数 のインスタンスを 実 行 することはサポートされていません。データベースの 構 造 変 更 中 の PITC 作 成 はサポートされていない(2496178)SFDB のツールは、 表 領 域 の 追 加 やドロップ、データファイルの 追 加 やドロップのような、データベースの 構 造 変 更 の 進 行 中 に PITC を 作 成 することはサポートしていません。ただし、いったん PITC を 作 成 しておけば、そのクローンは、データベースの 状 態 には 関わりなくいつでも 作 成 できます。Solaris x64 でサポートされない <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong><strong>Availability</strong> の 機 能次 の <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> の 機 能 は、Solaris SPARC でサポートされ、Solaris x64 でサポートされません。■マニュアルの 誤 記以 下 では、マニュアルバージョン: 6.0.0 の 製 品 マニュアルの 補 足 や 修 正 について 説 明 します。これらの 追 加 または 修 正 は、シマンテック 社 のサポート Web サイトからダウンロードできる 新 しいバージョンの 製 品 マニュアルや Symantec Operations Readiness Tools(SORT)では 適 用 済 みである 場 合 があります。そのコンポーネントまたは 製 品 に 関 するマニュアルの 誤 記 については、 対 応 する<strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>を 参 照 してください。p.111 の 「マニュアル」 を 参 照 してください。p.5 の 「Symantec Operations Readiness Tools について」 を 参 照 してください。<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 管 理 者 ガイド次 に 示 すのは、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 管 理 者 ガイド』の正 誤 表 です。「ディスクレイアウト」の 付 録 の 「VxFS バージョン 9 ディスクレイアウト」のセクション次 のテキストは 削 除 してください。


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>マニュアル111ディスクレイアウトバージョン 8 では、グループクォータがサポートされています。ページ x の「<strong>Veritas</strong> File System のクォータファイルについて」 参 照 してください。<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 仮 想 化 ガイド次 の 誤 記 は、『<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 仮 想 化 ガイド』に 適用 されます。「<strong>Veritas</strong> File System を 使 って 非 グローバルゾーンから OracleDisk Manager ファイルへのアクセスを 可 能 にするには、 次 の 手 順を 実 行 します。」で 手 順 がいくつか 不 足 しているこの 手 順 は 第 2 章 「<strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> ソリューションによるSolaris ゾーンのサポート」の「<strong>Veritas</strong> extension for Oracle Disk Manager」セクションにあります」。の 次 の 手 順 が 不 足 しています。4 vxfsldlic サービスを 有 効 にします。これを 行 うには、Solaris グローバルゾーンで 次のコマンドを 使 います。# mkdir /zones/zone_name/root/var/svc/manifest/system/vxfs# cp /var/svc/manifest/system/vxfs/vxfsldlic.xml ¥/zones/zone_name/root/var/svc/manifest/system/vxfs5 ローカルゾーンで /lib を 継 承 しない 場 合 は、 次 のコマンドを 入 力 してください:# cp /lib/svc/method/vxfsldlic /zones/zone_name/root/lib/svc/method6. Solaris ローカルゾーンで 次 のコマンドを 入 力 します。# svccfg import /var/svc/manifest/system/vxfs/vxfsldlic.xml# svcadm enable vxfsldlic7 vxodm サービスを 有 効 にします:# svcadm enable vxodmマニュアルマニュアルはソフトウェアメディアの /product_name/docs ディレクトリで PDF の 形 式 で利 用 可 能 です。 追 加 マニュアルはオンラインで 入 手 できます。シマンテック 社 では、インストールガイドや<strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>などの 適 切 な 情 報 を、ユーザーのシステムの /opt/VRTS/docs ディレクトリにコピーして 参 照 できるようにしておくことをお勧 めします。


112第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>マニュアルマニュアルセットマニュアルの 最 新 版 を 使 用 していることを 確 認 してください。マニュアルのバージョンは 各ガイドの 2 ページ 目 に 記 載 されています。マニュアルの 発 行 日 付 は、 各 マニュアルのタイトルページに 記 載 されています。 最 新 の 製 品 マニュアルはシマンテック 社 の Web サイトで 入 手 できます。http://sort.symantec.com/documents表 1-18 は <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> に 関 するマニュアルのリストです。表 1-18マニュアル 名<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> のマニュアルファイル 名<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong><strong>リリース</strong><strong>ノート</strong><strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong>インストール/ 設 定 ガイドsfha_notes_60_sol.pdfsfha_install_60_sol.pdf表 1-19 は <strong>Veritas</strong> Cluster Server に 関 するマニュアルのリストです。表 1-19マニュアル 名<strong>Veritas</strong> Cluster Server のマニュアルファイル 名<strong>Veritas</strong> Cluster Server インストールガイド<strong>Veritas</strong> Cluster Server <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong><strong>Veritas</strong> Cluster Server 管 理 者 ガイド<strong>Veritas</strong> Cluster Server 付 属 エージェントリファレンスガイド<strong>Veritas</strong> Cluster Server エージェント 開 発 者 ガイド<strong>Veritas</strong> Cluster Server アプリケーション<strong>ノート</strong>:Dynamic Reconfiguration for Oracle Servers<strong>Veritas</strong> Cluster Server Agent for DB2 インストールおよび 設 定 ガイド<strong>Veritas</strong> Cluster Server Agent for Oracle インストールおよび 設 定 ガイドvcs_install_60_sol.pdfvcs_notes_60_sol.pdfvcs_admin_60_sol.pdfvcs_bundled_agents_60_sol.pdfvcs_agent_dev_60_unix.pdfvcs_dynamic_reconfig_60_sol.pdfvcs_db2_agent_60_sol.pdfvcs_oracle_agent_60_sol.pdf


第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>マニュアル113マニュアル 名<strong>Veritas</strong> Cluster Server Agent for Sybase インストールおよび 設 定 ガイドファイル 名vcs_sybase_agent_60_sol.pdf表 1-20 は <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> に 関 するマニュアルのリストです。表 1-20マニュアル 名<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> のマニュアルファイル 名<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong><strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> インストールガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> 管 理 者 ガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong>: <strong>Storage</strong> <strong>and</strong><strong>Availability</strong> Management for Oracle Databases<strong>Veritas</strong> File System プログラマーズリファレンスガイドsf_notes_60_sol.pdfsf_install_60_sol.pdfsf_admin_60_sol.pdfsf_adv_ora_60_sol.pdfvxfs_ref_60_sol.pdf表 1-21 は、<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions 製 品 のマニュアルのリストです。表 1-21マニュアル 名<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions 製 品 のマニュアルファイル 名<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong>Solutions ソリューションガイド<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong>Solutions 仮 想 化 ガイドsfha_solutions_60_sol.pdfsfha_virtualization_60_sol.pdf<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong>Solutions のレプリケーションの 管 理 者 ガイドsf_replication_admin_60_sol.pdfVOM(<strong>Veritas</strong> Operations Manager)を 使 用 して <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong><strong>High</strong> <strong>Availability</strong> 製 品 を 管 理 する 場 合 は、 次 の Web サイトにある VOM 製 品 のマニュアルを 参 照 してください。http://sort.symantec.com/documents


114第 1 章 <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> <strong>リリース</strong><strong>ノート</strong>マニュアルマニュアルページ<strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> <strong>and</strong> <strong>High</strong> <strong>Availability</strong> Solutions 製 品 のマニュアルページは、/opt/VRTS/man ディレクトリにインストールされています。man(1) コマンドで <strong>Veritas</strong> <strong>Storage</strong> <strong>Foundation</strong> マニュアルページを 参 照 できるように、MANPATH 環 境 変 数 を 設 定 します。■Bourne シェルまたは Korn シェル(sh または ksh)の 場 合 は、 次 のコマンドを 入 力します。MANPATH=$MANPATH:/opt/VRTS/manexport MANPATH■C シェル(csh または tcsh)の 場 合 は、 次 のコマンドを 入 力 します。setenv MANPATH ${MANPATH}:/opt/VRTS/manman(1)のマニュアルページを 参 照 してください。

Hooray! Your file is uploaded and ready to be published.

Saved successfully!

Ooh no, something went wrong!