JAEA-Evaluation-2010-005-CD.pdf:6.17MB - 日本原子力研究開発機構

Dr. Tomasz
GOWOREK
41
42
井口 道生
Dr. Arokiasamy
Joseph Francis
(フランシス・ア
43
ロキアサミ)博
士
(客員研究員)
Dr. Easan
Sivaniah
44 (イーサン シバ
ニア) 博士
45
46
47
48
49
Prof. Jean-Paul
Jay-Gerin
(客員研究員)
Dr. Peter Mö
ller
ポーランド
日本
アメリカ
イギリス
フランス
アメリカ
Dr. Mikhail Itkis
(ミハイル イト
キス) ロシア連邦
Dr. Tsang-Lang
Lin
(ツァン ラン リ
ン)
台湾
Prof. Dr. Otto
Glatter
(オットー グ
ラッター) 博士 オーストリア
49名
Maria Curie-
Sklodowska
University
名誉教授
7
平成19年11月5日
(月)~平成19年11
月11日(日)(7日間)
米国アルゴンヌ国立 平成19年11月3日
研究所
(土)~平成19年1
名誉主任研究員 7 1月25日(日)23日
間
ブルックヘブン国立
研究所 環境科学研
究部 次長
7
平成19年12月4日
(火)~平成19年12
月11日(火)(8日間)
イギリス国 リーズ大 平成19年11月22日
学
(木)(1日間)
講師 (Lecturer) 6
Department of
Nuclear Medicine and
Radiobiology
Faculty of Medicine
and Health Sciences,
University of
Sherbrooke
Professor
7
平成20年1月14日
(月)~平成20年2月
3日(日)(21日間)
アメリカ ロスアラモ 平成19年12月26日
ス国立研究所 上級 (水)~平成19年12
研究員 7 月28日(金)(3日間)
合同原子核研究所
(Joint Institute for
Nuclear Research)副
所長, 教授
台湾国 国立Tsing-
Hua大学 教授
オーストリア国 Graz
大学 教授
7
7
7
平成20年3月24日
(月)~平成20年4月
3日(木)(11日間)
平成20年3月4日
(火)(1日間)
平成20年3月27日
(木)~平成20年3月
28日(金)(2日間)
専門家招へ
い
専門家招へ
い
専門家招へ
い
専門家招へ
い
専門家招へ
い
専門家招聘
(国内から
の招聘)
外国人研究
者招へい制
度
専門家招聘
(国内から
の招聘)
専門家招聘
(国内から
の招聘)
Goworek博士は、陽電子を用いた個体物性研究に関する顕著な業績を納め、現在も活発に研究を続けている。この度、同博士を当セン
ターへ招へいして、講演・討論を依頼し、当所における当該研究及び関連研究の進展に資することとしたい。
原子力機構の研究開発・評価委員会の先端基礎研究・評価委員会委員長として、平成19年11月12日(月)から11月14日(水)まで先端基礎研究・評
価委員会を開催し、先端基礎研究に関する中間評価を実施する。
また、評価委員会に先立ち、平成19年11月6日(火)から9日(金)まで先端基礎研究センターが主催する「ASR2007 International Symposium on
“Charged Particle and Photon Interactions with Matter”」(第7回先端基礎研究国際シンポジウム-荷電粒子及びフォトンと物質との相互作用-)に
総括討論者として出席し、会議の総括を行う。
先端基礎研究センターにおいて、微生物による重元素の化学状態変化機構の解明研究に関する討議を行う。
Sivaniah博士はこれまで 、(1)塗料と濡れ(接着)、 (2)ブロック共重合と金属微粒子のナノコンポジット、(3)環境調和型生分解性プラスチックの合成等、
高分子合成及び物性両面に係わる様々な問題に関して成果をあげている実験家である。同博士が現在精力的に研究を展開している「生分解性高分
子塗料の人工合成」の問題は、「物質科学と生命科学の橋渡し」という本研究グループが掲げる研究テーマとも大いに関連がある。そこで同博士を機
構へ招聘して講演・討論を依頼し、同時に機構で行われた生体超分子系における実験結果に対しても、活発な議論を交わすことにより、本グループ研
究の進展を図ることが期待できる。また、被招聘者が主宰する研究グループと本研究グループとの共同研究計画について議論する。被招聘者との先
端基礎研究センターにおけるこれらの交流は、強相関超分子系に関する研究の推進を図る上で重要な意味を持つものである。
Jay-Gerin教授は、放射線化学はもとより放射線生物学の広い分野で活発に研究を続けている。この度、同教授を当センターへ招へい
して、講演・討論を依頼し、当所における当該研究及び関連研究の進展に資することとしたい。
Möller博士は原子核構造の専門家で、同氏の提唱する有限レンジの液滴模型(Finite Range Droplet Model)は、原子核の質量、変形度、崩壊半減期、
核分裂障壁、準位密度等多くの物理量を定量的に予測可能な模型として世界で広く知られている。最近では質量数が170から330の5254核種に対し
て5次元のポテンシャルエネルギー表面を計算し、それを元に核分裂に関する詳細な性質を導出した。計算したグリッド点は、1つの原子核に対して5
00万点という超高精度計算である。今回、Möller博士を招聘して、同氏の核分裂に関する最新の研究成果についての講演をしていただくとともに、原
子力機構における原子核研究グループメンバーと核分裂分野の研究に関して、今後の協力体制や研究方針について議論する。
Itkis教授は、ロシア・ドブナにある合同原子核研究所(Joint Institute for Nuclear Research)のフレーロフ核反応研究所(Flerov Laboratory of
Nuclear Reactions)の所長として重元素の核化学(重元素合成、重元素の核的・化学的性質、核分裂機構)研究に長年従事してきており、この分野に
おける世界の第1人者であるとともに指導的立場にある。最近は超重元素領域の核融合・核分裂研究を精力的に進め、核融合過程における準核分裂
という新しい核反応事象を見出している。また2006年からは合同原子核研究所副所長の要職に就き、ロシア全体の原子核関連研究の指導的立場に
もある。
同教授を招聘し、研究情報交換や原子力機構における超重元素研究の現状や今後の計画などを議論することで多大な貢献が期待できる。
Lin博士は、これまで小角中性子散乱・小角X線散乱を用いてアミロイドペプチド/脂質混合系およびDNA/合成高分子混合系において発現する複合
体構造の解明に関する研究を精力的に行っており、多くの成果を得てきている。これらの研究テーマは強相関超分子系という本グループが掲げる研
究テーマと関連が深く、同博士を機構へ招聘して講演・討論を依頼し、活発な議論を交わすことにより、機構で行われた超分子系における中性子小角
散乱実験と理論との比較・検証を行い、本グループ研究の進展を図ることが期待できる。また、被招聘者が主宰する研究グループと本研究グループと
の共同研究計画について議論する。被招聘者との先端基礎研究センターにおけるこれらの交流は、中性子散乱を積極的に用いる研究の推進を図る
上で重要な意味を持つものである。
Glatter博士は、X線小角散乱装置とその解析手法の開発に長年携わってきており、この分野に造詣の深い第一人者として広く認知されている研究者
である。また中性子およびX線小角散乱装置を用いた物質研究も精力的に展開している。同博士を機構へ招聘して講演・討論を依頼するとともに、本
グループが主体となって改造に携わった原子力機構・研究用原子炉JRR-3内の中性子小角散乱装置SANS-J-IIに関して意見を交換し、有益な助言を
得ることにより、装置およびグループ研究の進展に役立てるものと期待できる。また、被招聘者が主宰する研究グループと本研究グループとの共同研
究計画について議論する。被招聘者との先端基礎研究センターにおけるこれらの交流は、中性子散乱を積極的に用いる研究の推進を図る上で重要
な意味を持つものである。