JAEA-Evaluation-2010-005-CD.pdf:6.17MB - 日本原子力研究開発機構

事後評価用資料(超重元素核化学研究グループ)
1.研究テーマ名
核化学的手法を用いた超重元素の価電子状態に関する研究
平成 17 年 10 月‐平成 22 年 3 月(実施期間)
2.研究グループ名
超重元素核化学研究グループ
リーダー氏名 職位 永目諭一郎(研究主席)
職員 氏名 職位 塚田和明 (研究主幹)
浅井雅人 (研究副主幹)
西中一朗 (研究副主幹)(17 年 10 月-20 年 3 月、2.5 年)
佐藤哲也 (研究員) (20 年 4 月より 2 年)
任期付研究員 氏名(従事期間)豊嶋厚史(19 年 10 月より 2.5 年)
博士研究員 氏名(従事期間)市川隆敏(17 年 10 月-18 年 3 月、0.5 年)
豊嶋厚史(17 年 10 月-19 年 9 月 31 日、2 年)
笠松良崇(18 年 4 月-21 年 3 月、3 年)
Li Zijie (20 年 4 月より 2 年)
佐藤 望(21 年 4 月より 1 年)
3.研究予算の実績
運営費交付金(千円)
17 年度下期 18 年度 19 年度 20 年度 21 年度
6,470
外部資金(科研費)
29,800 20,000 13,260 15,200
17 年度 18 年度 19 年度 20 年度 21 年度
5,400 1,400 2,800 3,100
科研費以外の外部資金(名称)
17 年度 18 年度 19 年度 20 年度 21 年度
2,100(機構内 1,200(機構内
萌芽研究) 萌芽研究)
4.研究目的・意義
周期表上で原子番号の上限に位置する超重元素は加速器を使って人工的に合成される。
地球上にはいくつの元素が存在できるのか、元素の周期表はどこまで延長できるのか。ま
た新しく発見されてくる超重元素はどのような性質を示し、周期表のどの位置に入るのか。
そして周期表はどのような構造になるのか。超重元素の安定性は超重核の核(殻)構造と密
接に関連し、化学的性質は大きな原子核電荷と電子との強い相互作用を受けて特徴的な性
質を示すことが予想されている。このような背景をもとに、周期表で第 7 周期に位置する
超重元素の化学的、核的性質を明かにする研究を進める。
超重元素は重イオン加速器を使って人工的に合成されるが、生成量はきわめて少なく1