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広域環境モニタリングのための航空機を用いた 放射性物質拡散状況調査

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3.3 OYO システム<br />

JAEA-Technology 2012-036<br />

OYO システムのブロック図を Fig. 3-3 に示す。本システムは、物理探査用に使用されてきたシ<br />

ステムであり、応用地質株式会社が所有している。本システムは、物理探査用であるが、γ線を<br />

測定できるシステムであったため、今回の作業に使用した。検出部は、PICODAS 社 (Canada)、<br />

システムとして SINTREX 社 (Canada) の製品を利用している。検出器は、4 システムの中で一番<br />

大型であるが、ノイズ低減のため、低エネルギー側の計数をカットしており、線源効率は NUSTEC<br />

システム及び FUGRO システムと同程度になっている。位置データは GPS で採取している。本シ<br />

ステムの検出器は機外搭載型であり、NUSTEC システムと同様に搭載できる機体が航空法の修理<br />

改造検査に合格していなければならず、機体は専用機 (中日本航空 AS350B3) となる。本システ<br />

ムには、機体の位置情報をリアルタイムに表示できる機能がないため、別のアシスト PC により<br />

位置を確認しながらフライトする。<br />

Fig. 3-3 Block diagram of OYO system<br />

3.4 FUGRO システム<br />

FUGRO システムのブロック図を Fig. 3-4 に示す。本システムは、オーストラリアのフグロエア<br />

ボーン社が所有するシステムであり、東日本の測定時に投入した。検出部は、EXPLORANIUM 社<br />

(Canada) の製品を利用している。本システムは、機内据え付け型であり、基底に遮蔽がなければ、<br />

機体を選ばない。また、位置情報は GPS で採取できるが、機体の位置情報をリアルタイムに表示<br />

できる機能がないため、別のアシスト PC により位置を確認しながらフライトする。<br />

Fig. 3-4 Block diagram of FUGRO system<br />

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