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16.02.2013 Aufrufe

ld ─ Load 書式 : (qp) ldsz.ldtype.ldhint r 1 = [r 3 ] no_base_update_form M1 (qp) ldsz.ldtype.ldhint r 1 = [r 3 ], r 2 reg_base_update_form M2 (qp) ldsz.ldtype.ldhint r 1 = [r 3 ], imm 9 imm_base_update_form M3 (qp) ld16.ldhint r 1 , ar.csd = [r 3 ] sixteen_byte_form, no_base_update_form M1 (qp) ld16.acq.ldhint r 1 , ar.csd = [r 3 ] sixteen_byte_form, acquire_form, no_base_update_form M1 (qp) ld8.fill.ldhint r 1 = [r 3 ] fill_form, no_base_update_form M1 (qp) ld8.fill.ldhint r 1 = [r 3 ], r 2 fill_form, reg_base_update_form M2 (qp) ld8.fill.ldhint r 1 = [r 3 ], imm 9 fill_form, imm_base_update_form M3 説明 : sz バイ ト からなる値が、 GR r3 の値によ って指定されるアド レスから始まるメモリ位置 か ら読み込 ま れる。 次に、 こ の値がゼ ロ拡張 さ れ、 GR r1 に格納される。 sz コンプリー タの値を表 2-32 に示す。 後述のア ド バン ス ド ・ ロ ー ド の場合を除いて、 GR r1 に対応す る NaT ビッ トがクリアされる。 ldtype コンプリータで特殊なロード操作を指定する。 そ れらの操作については、 表 2-33 で説明している。 sixteen_byte_form では、 2 つの 8 バイ ト値が 16 バイ ト のメモリ読み込みとして 1 回で ロード される。 最下位アドレスの値は GR r1 に格納 さ れ、 最上位ア ド レ スの値は Compare and Store Data アプ リ ケーシ ョ ン ・ レジスタ (AR[CSD]) に格納される。 この sixteen_byte_form では、 none と acq のみがロー ド ・ タ イプ と してサポー ト される。 fill_form では、 8 バイ ト の値がロー ド され、 UNAT アプ リ ケーシ ョ ン ・ レジスタの特定 ビッ トがターゲット ・レジスタのNaT ビッ トにコピーされる。 この命令は、 スピルした レジスタと Nat のペアをロー ド する場合に使用される。 詳細は、 第 1 巻、 第 1 部の 4.4.4 項 「コン ト ロール ・ スペキュレーシ ョ ン」 を参照のこ と。 ベー ス更新形式では、 CR r3 の値が符号付き即値 (imm9 ) または GR r2 の値に加算され、 その結果が GR r3 に戻される。 このベース ・ レジスタの更新はロー ド 後に行われ、 ロー ド・アドレスには影響しない。reg_update_form では、 GR r2 に対応する NaT ビットが セッ ト されている場合は、 GR r3 に対応する NaT ビ ッ ト がセ ッ ト さ れ、 フ ォ ル ト は発生 しない。 ld16 命令では、 ベー ス ・ レ ジ ス タ の更新はサポ ー ト さ れていない。 表 2-32. sz コンプリータ 表 2-33. ロード・タイプ sz コンプリータ アクセスされるバイト数 1 1 バイト 2 2 バイト 4 4 バイト 8 8 バイト ldtype コンプリータ 意味 特殊 Load 操作 none 通常のロード s スペキュレー ティブ・ロード 特定の例外を、フォルトを発生させないでデファーする ( 据え置かせる ) ことができる。例外をデファーする ( 据え置く ) と、ターゲット・レジ スタの NaT ビットがセットされる。NaT ビットは後でデファード ( 据え 置き ) の検出に利用される。 3:134 第 3 巻 : 命令リファレンス ld

ld 表 2-33. ロード・タイプ(続き) ldtype コンプリータ a アドバンスド・ ロード sa スペキュレー ティブ・アドバ ンスド・ロード c.nc チェック・ロー ド - クリアなし c.clr チェック・ロー ド - クリアあり c.clr.acq 順序付けされた チェック・ロー ド - クリアあり acq 順序付けされた ロード bias バイアスされた ロード 意味 特殊 Load 操作 ALAT にエントリが追加される。それにより、以降の命令でストアの衝 突の有無を確認できる。参照されたデータ・ページに非スペキュレー ティブ属性があった場合は、ターゲット・レジスタの NaT ビットがクリ アされ、プロセッサによって、ターゲット・レジスタに対する ALAT エ ントリが存在しないことが保証される。ALAT エントリが存在しないと いうことを利用して、後でデファード ( 据え ) または衝突を検出する。 ALAT にエントリが追加され、特定の例外を据え置かせることができる。 例外を据え置くと、ターゲット・レジスタの NaT ビットがセットされ、 プロセッサによって、ターゲット・レジスタに対する ALAT エントリが 存在しないことが保証される。ALAT エントリが存在しないことを利用 して、後でデファード ( 据え ) または衝突を検出する。 ALAT を検索して一致するエントリが探され、見つかった場合は、ロー ドは実行されず、ターゲット・レジスタは変更されない。指定されてい る場合には、ALAT のヒットまたはミスに関わらず、ベース・レジスタ の更新が実行される。ALAT エントリの一致の有無に関わらず、必要に 応じて ALAT ルックアップを失敗させることができる。見つからなかっ た場合は、ロードが実行され、参照されたデータ・ページに非スペキュ レーティブ属性がない場合は、エントリが ALAT に追加される。非スペ キュレーティブ属性があった場合は、ALAT エントリは割り当てられな い。 ALAT が検索されて一致するエントリが探され、見つかった場合は、そ のエントリが削除され、ロードは実行されず、ターゲット・レジスタは 変更されない。指定されている場合には、ALAT のヒットまたはミスに 関わらず、ベース・レジスタ更新が実行される。ALAT エントリの一致 の有無に関わらず、ALAT ルックアップを必要に応じて失敗させること ができる。見つからなかった場合は、クリア・チェック・ロードの動作 は通常のロードと同様になる。 このタイプの動作は、ALAT ルックアップ ( および、ALAT エントリが見 つからなかった場合、結果のロード ) が acquire ( 取得 ) のセマンティッ クスを使用して実行される以外は、順序付けなしのクリア形式と同じで ある。 acquire のセマンティックスを使用して順序付けされたロードが実行され る。 アクセスされるキャッシュ・ラインの排他的所有権を取得するよう指示 するヒントが提示される。 順序付け されたロ ー ド 、 バイアス さ れた ロ ー ド 、 スペキ ュ レ ー テ ィ ブ ・ ロ ー ド 、 ア ド バ ンス ド ・ ロー ド、 チェ ッ ク ・ ロー ドの詳細は、 第 1 巻、 第 1 部の 4.4.4 項 「コン ト ロー ル ・ スペキュ レーシ ョ ン」 と 第 1 巻、 第 1 部の 4.4.5 項 「データ ・ スペキュレーシ ョ ン」 を参照。 順序付け さ れたロ ー ド の詳細は、 第 1 巻、 第 1 部の 4.4.7 項 「メモリ ・ アクセス 順序」 を参照。 バイアス されたロ ー ド の詳細は、 第 1 巻、 第 1 部の 4.4.6 項 「メモリ階層 の制御 と 整合性」 を参照。 メモ リ 属性の詳細は、 第 2 巻、 第 1 部の 4.4 節 「メモリ属性」 を参照のこ と。 非スペキ ュ レ ーテ ィ ブ ・ ロ ー ド ・ タ イプについては、 GR r3 に対応する NaT ビットが1 の場合は、 レ ジス タ NaT 参照 (Register NaT Consumption) フォルトが発生する。 スペキュ レーティブ・ ロードおよびスペキュレーティブ・アドバンスド ・ ロードでは、 フォルト は発生せず、 例外がデフ ァ ー される ( 据え置かれる )。 ベース更新の計算では、 GR r2 に 対応す る NaT ビッ トが1 の場合、 GR r3 に対応する NaT ビッ トが1 に設定され、 フ ォル トは発生しない。 第 3 巻 : 命令リファレンス 3:135

ld<br />

表 2-33. ロード・タイプ(続き)<br />

ldtype<br />

コンプリータ<br />

a アドバンスド・<br />

ロード<br />

sa スペキュレー<br />

ティブ・アドバ<br />

ンスド・ロード<br />

c.nc チェック・ロー<br />

ド - クリアなし<br />

c.clr チェック・ロー<br />

ド - クリアあり<br />

c.clr.acq 順序付けされた<br />

チェック・ロー<br />

ド - クリアあり<br />

acq 順序付けされた<br />

ロード<br />

bias バイアスされた<br />

ロード<br />

意味 特殊 Load 操作<br />

ALAT にエントリが追加される。それにより、以降の命令でストアの衝<br />

突の有無を確認できる。参照されたデータ・ページに非スペキュレー<br />

ティブ属性があった場合は、ターゲット・レジスタの NaT ビットがクリ<br />

アされ、プロセッサによって、ターゲット・レジスタに対する ALAT エ<br />

ントリが存在しないことが保証される。ALAT エントリが存在しないと<br />

いうことを利用して、後でデファード ( 据え ) または衝突を検出する。<br />

ALAT にエントリが追加され、特定の例外を据え置かせることができる。<br />

例外を据え置くと、ターゲット・レジスタの NaT ビットがセットされ、<br />

プロセッサによって、ターゲット・レジスタに対する ALAT エントリが<br />

存在しないことが保証される。ALAT エントリが存在しないことを利用<br />

して、後でデファード ( 据え ) または衝突を検出する。<br />

ALAT を検索して一致するエントリが探され、見つかった場合は、ロー<br />

ドは実行されず、ターゲット・レジスタは変更されない。指定されてい<br />

る場合には、ALAT のヒットまたはミスに関わらず、ベース・レジスタ<br />

の更新が実行される。ALAT エントリの一致の有無に関わらず、必要に<br />

応じて ALAT ルックアップを失敗させることができる。見つからなかっ<br />

た場合は、ロードが実行され、参照されたデータ・ページに非スペキュ<br />

レーティブ属性がない場合は、エントリが ALAT に追加される。非スペ<br />

キュレーティブ属性があった場合は、ALAT エントリは割り当てられな<br />

い。<br />

ALAT が検索されて一致するエントリが探され、見つかった場合は、そ<br />

のエントリが削除され、ロードは実行されず、ターゲット・レジスタは<br />

変更されない。指定されている場合には、ALAT のヒットまたはミスに<br />

関わらず、ベース・レジスタ更新が実行される。ALAT エントリの一致<br />

の有無に関わらず、ALAT ルックアップを必要に応じて失敗させること<br />

ができる。見つからなかった場合は、クリア・チェック・ロードの動作<br />

は通常のロードと同様になる。<br />

このタイプの動作は、ALAT ルックアップ ( および、ALAT エントリが見<br />

つからなかった場合、結果のロード ) が acquire ( 取得 ) のセマンティッ<br />

クスを使用して実行される以外は、順序付けなしのクリア形式と同じで<br />

ある。<br />

acquire のセマンティックスを使用して順序付けされたロードが実行され<br />

る。<br />

アクセスされるキャッシュ・ラインの排他的所有権を取得するよう指示<br />

するヒントが提示される。<br />

順序付け されたロ ー ド 、 バイアス さ れた ロ ー ド 、 スペキ ュ レ ー テ ィ ブ ・ ロ ー ド 、 ア ド バ<br />

ンス ド ・ ロー ド、 チェ ッ ク ・ ロー ドの詳細は、 第 1 巻、 第 1 部の 4.4.4 項 「コン ト ロー<br />

ル ・ スペキュ レーシ ョ ン」 と 第 1 巻、 第 1 部の 4.4.5 項 「データ ・ スペキュレーシ ョ ン」<br />

を参照。 順序付け さ れたロ ー ド の詳細は、 第 1 巻、 第 1 部の 4.4.7 項 「メモリ ・ アクセス<br />

順序」 を参照。 バイアス されたロ ー ド の詳細は、 第 1 巻、 第 1 部の 4.4.6 項 「メモリ階層<br />

の制御 と 整合性」 を参照。 メモ リ 属性の詳細は、 第 2 巻、 第 1 部の 4.4 節 「メモリ属性」<br />

を参照のこ と。<br />

非スペキ ュ レ ーテ ィ ブ ・ ロ ー ド ・ タ イプについては、 GR r3 に対応する NaT ビットが1<br />

の場合は、 レ ジス タ NaT 参照 (Register NaT Consumption) フォルトが発生する。 スペキュ<br />

レーティブ・ ロードおよびスペキュレーティブ・アドバンスド ・ ロードでは、 フォルト<br />

は発生せず、 例外がデフ ァ ー される ( 据え置かれる )。 ベース更新の計算では、 GR r2 に<br />

対応す る NaT ビッ トが1 の場合、 GR r3 に対応する NaT ビッ トが1 に設定され、 フ ォル<br />

トは発生しない。<br />

第 3 巻 : 命令リファレンス 3:135

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