Formcoordinator ユーザーズガイド - ソフトウェア - Fujitsu

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10.4 Webアプリケーション作成時の性能改善のヒント Webアプリケーションを作成するときに、性能を改善するための手助けになる情報を紹介します。 10.4.1 Webブラウザに送信するデータの圧縮 Webサーバの機能として、送信するデータを圧縮する機能があるときは、データを圧縮して送信することで性能を改善で きる場合があります。 例: OutputStream os = null; OutputDataBuilder odb = new OutputDataBuilder(request, "電子フォーム名"); // Webブラウザの受け付けることができるエンコードを調べます。 String acont = request.getHeader("Accept-Encoding"); if (acont.indexOf("gzip") != -1) { os = new GZIPOutputStream(response.getOutputStream()); response.setHeader("Content-Encoding", "gzip"); } else { os = response.getOutputStream(); } // HTMLデータの生成を行い、Webブラウザへ送信します。 odb.write(os); os.flush(); os.close(); ただし、JSPの場合は、HTMLデータの生成はJSPで行われているため、この方法は使用できません。 このため、WebサーバなどでHTMLデータの圧縮を行う必要があります。 Webサーバにこの種の設定があれば設定してください。 なければ、フィルタリングアプリケーションを作成して、Webブラウザへ送信するHTMLデータを圧縮するようにしてくださ い。 - 157 -

第11章 セキュリティについて この章では、Formcoordinatorを使用するうえでの、セキュリティに関する補足や留意点などについて説明します。 11.1 サーバ側でのセキュリティについて サーバ側でのセキュリティに関する補足や留意点について説明します。 11.1.1 サーバの配置について Formcoordinatorは、生成したHTMLデータをWebブラウザ上で表示するため、Webブラウザから参照可能なサーバにイ ンストールする必要があります。 Formcoordinatorを使用したシステムをインターネット上で運用する場合は、イントラネット上で運用する場合に比べて、 サーバの配置に関して配慮する必要があります。 インターネット上で運用する場合は、次に示すどちらかの方法でサーバを配置して、サーバの配置に関して配慮してくだ さい。 a. DMZ上に配置したWebサーバにFormcoordinatorをインストールする b. ファイアウォール内に配置したWebサーバ/アプリケーションサーバにFormcoordinatorをインストールして、Webサー バ/アプリケーションサーバはリバースプロキシなどによってインターネットと接続する どちらの方法でも、Formcoordinatorは問題なく動作します。 a.の場合、Webサーバがインターネットから直接参照できるため、アタックされやすいです。アタックされた場合、システム の書き換えなどが行われるおそれがあります。 b.の場合、Webサーバ/アプリケーションサーバが外部から直接参照できないため、アタックされにくいです。 このため、運用時のサーバの配置としては、b.をお勧めします。 11.1.2 サーバで公開するURLについて インターネット/イントラネットに関係なく、Webサーバ/アプリケーションサーバで公開するURLは必要最低限のものだけに しておく必要があります。Formcoordinatorでは、HTMLデータを表示する際に必要な部品をWebブラウザから参照する ために、Windows の場合は「フレームワークのインストールフォルダ¥cllib 」 を 、 Solaris およびLinux の場合は 「Formcoordinatorのインストールディレクトリ/cllib」を、「/FormCDN/cllib」のURLとして公開する必要があります。 Webサーバ/アプリケーションサーバによっては、Windowsの場合は「フレームワークのインストールフォルダ」を、Solaris およびLinuxの場合は「Formcoordinatorのインストールディレクトリ」を、仮想ディレクトリ「/FormCDN」として公開すること で、Webブラウザからは「/FormCDN/cllib」を参照することができるようになります。この場合、公開する必要のないフォル ダも公開してしまう可能性があります。このような設定を行った場合は、cllibフォルダ以外のフォルダに対して適切な設定 を行い、外部から参照できないようにする必要があります。 Formcoordinatorでクライアント印刷を使用する場合、電子フォームを公開する必要があります。この場合、公開する電子 フォームはクライアント印刷に使用するものだけにしてください。なお、公開に必要なファイルは、次に示すファイルだけ です。 ・ 電子フォーム名.pmd ・ 電子フォーム名.ovd(オーバレイを設定した場合にだけ作成されるファイルです) (注) 「電子フォーム名」は電子フォームデザイナで電子フォームを保存したときの名前 です。 11.1.3 サーバ・Webブラウザ間の通信の安全性を高めるには インターネット/イントラネットに関係なく、次に示す場合にはSSLを使用することをお勧めします。 ・ 機密性の高い情報を扱う場合 ・ 接続先の確認が必要な場合 ・ 接続しているクライアントを確認したい場合 - 158 -

第11章 セキュリティについて<br />

この章では、<strong>Formcoordinator</strong>を使用するうえでの、セキュリティに関する補足や留意点などについて説明します。<br />

11.1 サーバ側でのセキュリティについて<br />

サーバ側でのセキュリティに関する補足や留意点について説明します。<br />

11.1.1 サーバの配置について<br />

<strong>Formcoordinator</strong>は、生成したHTMLデータをWebブラウザ上で表示するため、Webブラウザから参照可能なサーバにイ<br />

ンストールする必要があります。<br />

<strong>Formcoordinator</strong>を使用したシステムをインターネット上で運用する場合は、イントラネット上で運用する場合に比べて、<br />

サーバの配置に関して配慮する必要があります。<br />

インターネット上で運用する場合は、次に示すどちらかの方法でサーバを配置して、サーバの配置に関して配慮してくだ<br />

さい。<br />

a. DMZ上に配置したWebサーバに<strong>Formcoordinator</strong>をインストールする<br />

b. ファイアウォール内に配置したWebサーバ/アプリケーションサーバに<strong>Formcoordinator</strong>をインストールして、Webサー<br />

バ/アプリケーションサーバはリバースプロキシなどによってインターネットと接続する<br />

どちらの方法でも、<strong>Formcoordinator</strong>は問題なく動作します。<br />

a.の場合、Webサーバがインターネットから直接参照できるため、アタックされやすいです。アタックされた場合、システム<br />

の書き換えなどが行われるおそれがあります。<br />

b.の場合、Webサーバ/アプリケーションサーバが外部から直接参照できないため、アタックされにくいです。<br />

このため、運用時のサーバの配置としては、b.をお勧めします。<br />

11.1.2 サーバで公開するURLについて<br />

インターネット/イントラネットに関係なく、Webサーバ/アプリケーションサーバで公開するURLは必要最低限のものだけに<br />

しておく必要があります。<strong>Formcoordinator</strong>では、HTMLデータを表示する際に必要な部品をWebブラウザから参照する<br />

ために、Windows の場合は「フレームワークのインストールフォルダ¥cllib 」 を 、 Solaris およびLinux の場合は<br />

「<strong>Formcoordinator</strong>のインストールディレクトリ/cllib」を、「/FormCDN/cllib」のURLとして公開する必要があります。<br />

Webサーバ/アプリケーションサーバによっては、Windowsの場合は「フレームワークのインストールフォルダ」を、Solaris<br />

およびLinuxの場合は「<strong>Formcoordinator</strong>のインストールディレクトリ」を、仮想ディレクトリ「/FormCDN」として公開すること<br />

で、Webブラウザからは「/FormCDN/cllib」を参照することができるようになります。この場合、公開する必要のないフォル<br />

ダも公開してしまう可能性があります。このような設定を行った場合は、cllibフォルダ以外のフォルダに対して適切な設定<br />

を行い、外部から参照できないようにする必要があります。<br />

<strong>Formcoordinator</strong>でクライアント印刷を使用する場合、電子フォームを公開する必要があります。この場合、公開する電子<br />

フォームはクライアント印刷に使用するものだけにしてください。なお、公開に必要なファイルは、次に示すファイルだけ<br />

です。<br />

・ 電子フォーム名.pmd<br />

・ 電子フォーム名.ovd(オーバレイを設定した場合にだけ作成されるファイルです)<br />

(注) 「電子フォーム名」は電子フォームデザイナで電子フォームを保存したときの名前<br />

です。<br />

11.1.3 サーバ・Webブラウザ間の通信の安全性を高めるには<br />

インターネット/イントラネットに関係なく、次に示す場合にはSSLを使用することをお勧めします。<br />

・ 機密性の高い情報を扱う場合<br />

・ 接続先の確認が必要な場合<br />

・ 接続しているクライアントを確認したい場合<br />

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